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欧州情勢・西洋事情

614チバQ:2015/07/12(日) 15:39:21
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2015071202000122.html
綱渡り「チプラス戦術」 与党内にも亀裂 政権運営に暗雲

2015年7月12日 朝刊


 【パリ=渡辺泰之】財政危機のギリシャで十一日、議会(定数三〇〇)が圧倒的な賛成多数で、金融支援の前提として政府が欧州連合(EU)側に提出した財政再建策を承認。一部与党議員の造反にもかかわらず野党勢力を取り込む形で支援再開への最初の関門を突破したチプラス首相の「瀬戸際戦術」が功を奏した。しかし、自らの「反緊縮」の公約とはかけ離れた再建策には国民の反発も強く、EU側との交渉の行方によっては政権が行き詰まる恐れもある。
 チプラス氏は先月末、EU側との交渉の最終局面で国民投票を突然持ち出し、EUが求める緊縮策への反対世論をあおった。五日の国民投票で反対票が六割を占めると、今度はEUの要求をほとんど丸のみした財政再建策を九日に提出、ユーロ離脱を避けたい親EU派の野党勢力の支持を取り付けるという、左右両派を巧みに操る綱渡りの戦術を続けている。
 チプラス氏が国民投票という「賭け」(欧州メディア)に出たのは、寄り合い所帯の与党・急進左派連合内にくすぶる首相批判を民意を盾に封じ込め、政権基盤を固める狙いだったともみられる。国民投票の後では与野党幹部を集めて、EU側との交渉に向け協力を求めた。十一日の採決では、財政再建策への賛成が二五一、反対三二と大差がついた。
 だが、急進左派連合の最左派に属するラファザニス・エネルギー相が「財政再建策は党の基本政策と矛盾している」として棄権するなど、与党内の亀裂が表面化した。急進左派連合は今年一月の総選挙で、「反緊縮」を掲げて政権を奪った経緯があるためだ。
 ギリシャは今後、EU側との交渉で、再建策と引き換えに債務の軽減措置を求めるとみられる。
 パリ政治学院のシルバン・カンヌ教授(欧州問題)は「交渉で成果があれば、チプラス氏は与党や国民向けにアピールでき、批判をかわすことが可能になる」とするが、債務軽減にはEU内に反発も根強く、道のりは険しい。


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