したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

欧州情勢・西洋事情

550チバQ:2015/06/30(火) 22:07:09
http://www.47news.jp/47topics/e/266663.php
支援終了、デフォルトも ギリシャめぐるシナリオ
 欧州連合(EU)によるギリシャ向け金融支援の期限を30日に控え、資金繰りに苦しむギリシャは29日、預金流出を防ぐため銀行の営業を停止する異例の事態に追い込まれた。EUは財政再建策を受け入れなければ支援を延長しないとしており、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが高まっている。緊迫するギリシャ情勢の今後のシナリオを探った。
 ▽IMFへ返済
 直近でギリシャが支払わなければならないのは国際通貨基金(IMF)への債務約16億ユーロ(約2200億円)だ。支払期限は30日で、6月の支払い4回分を一本化した。IMFへの債務返済の一本化は1980年代半ばのザンビア以来で、これだけでも異例の措置。
 ギリシャにとってはこの返済期限を乗り切れるかどうかが最初の関門となる。IMFのラガルド専務理事は返済がなければ「7月1日にデフォルトになる」と警告した。
 ▽国民投票
 EUなどは年金の減額や付加価値税(日本の消費税に相当)の引き上げなど「痛みを伴う」財政再建策を求めている。
 支援協議の行き詰まりを打開するため、ギリシャのチプラス首相は27日、再建策への賛否を問う国民投票を7月5日に実施すると表明。チプラス首相が率いる急進左派連合(SYRIZA)が多数派を占める議会もこれを承認した。
 ギリシャの有権者の多くはEUが求める財政緊縮策に反対するチプラス首相に期待し、1月の総選挙でSYRIZAに投票した。 だが28日に発表された世論調査によると、再建策への賛否を問う国民投票が行われた場合、賛成票を投じると答えた人は47・2%で、反対票を投じると答えた33・0%を上回った。また、67・8%がユーロ圏残留を望んでいる。
 ▽支援延長も
 国民投票で反対派が上回れば、EUなどとの協議は再開のめどが立たなくなる。7月、8月には計約67億ユーロに及ぶ欧州中央銀行(ECB)所有のギリシャ国債の償還を控えており、資金調達ができなければデフォルトの恐れが強まる。デフォルトになると、資金が枯渇して公務員の給与や年金なども支払えなくなり、国民生活が大打撃を受ける可能性がある。
 銀行の経営が揺らぎ、民間企業の業績にも悪影響がある。最悪の場合、旧通貨ドラクマを復活させ、ユーロ圏を離脱することにもなりかねない。
 半面、賛成派が上回った場合にはEUなどとの対話の窓口が再開され、財政再建策を受け入れた上で、支援が延長される可能性が高い。
 ただ、EUの要求をのむことはチプラス政権の路線とは異なるため、ギリシャ野党の格好の攻撃材料になる。金融支援により財政危機はいったん落ち着きを取り戻すかもしれないが、政局が混乱する要因になり得る。(アテネ共同)
(共同通信)
2015/06/30 10:32


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板