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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

1566チバQ:2016/11/16(水) 12:58:19
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111600088&g=int

前内相が首相就任へ=NATO・EUとの関係重視-リトアニア














リトアニア次期首相候補に提案されたスクバルネリス前内相=15日、ビリニュス(AFP=時事)

 【ベルリン時事】バルト3国のリトアニアのグリバウスカイテ大統領は15日、次期首相候補としてスクバルネリス前内相(46)を議会に提案した。議会は近く承認する見通し。
 AFP通信によると、スクバルネリス氏は、北大西洋条約機構(NATO)が加盟国に求める国内総生産(GDP)比2%以上の国防費支出について「優先事項だ」と述べた。首相就任後はNATO、欧州連合(EU)との関係を重視していくとみられる。(2016/11/16-06:57)

1567とはずがたり:2016/11/16(水) 13:31:09
>>1566
バルト三国はEU及びNATOにとっての生命線(by松岡洋右)だと思われるが,今のところ対露恐怖から親欧州路線が揺るがないのは心強い。

ドイツ騎士団の入植等西欧の影響も強いのではないだろうか?ロシア系住民も多い様だがドイツとの協力を推し進めて欲しい所♪

ブルガリア・ハンガリー・ポーランド(>>1170>>1325>>1565)等欧州の価値観に対する懐疑が拡がる中,欧州,少なくともドイツは,はバルト三国への投資を増やしてちゃんと引き付けておく必要があるだろう。

辺境のハンガリーやポーランドは正直影響力低いがそれら(及び英米)に続いてオランダ・フランス・ドイツ辺りで極右が政権取ったら(取らない迄も政権入りしたら)統一された平和な欧州は終わりだなあ。。

1568チバQ:2016/11/17(木) 22:08:18
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20161116-567-OYT1T50093.html

仏大統領選、38歳マクロン前経済相が出馬表明
11月16日 22:16読売新聞

 【パリ=三好益史】来年春のフランス大統領選に向け、オランド政権で経済相を務めたエマニュエル・マクロン氏(38)が16日、無所属での立候補を表明した。

 若さを武器に高い支持率を誇り台風の目になる見通しだ。米大統領選での「トランプ現象」で勢いづく極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首も同日、選挙本部を始動させた。支持低迷でオランド大統領の再選が難しい中、選挙に向けた動きが本格化してきた。

 マクロン氏は16日、パリ郊外で記者会見し、「硬直した既存の政治を打破しフランスを立て直す」と述べ、経済立て直しなどに向け規制改革を進める考えを示した。欧州で大きな問題となっている中東などからの移民受け入れ問題については明言しなかった。

 マクロン氏は32歳で英金融ロスチャイルドグループの投資銀行で共同経営者になり、2014年に36歳で経済相に抜てきされた。

1569チバQ:2016/11/17(木) 22:08:29
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20161116-567-OYT1T50093.html

仏大統領選、38歳マクロン前経済相が出馬表明
11月16日 22:16読売新聞

 【パリ=三好益史】来年春のフランス大統領選に向け、オランド政権で経済相を務めたエマニュエル・マクロン氏(38)が16日、無所属での立候補を表明した。

 若さを武器に高い支持率を誇り台風の目になる見通しだ。米大統領選での「トランプ現象」で勢いづく極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首も同日、選挙本部を始動させた。支持低迷でオランド大統領の再選が難しい中、選挙に向けた動きが本格化してきた。

 マクロン氏は16日、パリ郊外で記者会見し、「硬直した既存の政治を打破しフランスを立て直す」と述べ、経済立て直しなどに向け規制改革を進める考えを示した。欧州で大きな問題となっている中東などからの移民受け入れ問題については明言しなかった。

 マクロン氏は32歳で英金融ロスチャイルドグループの投資銀行で共同経営者になり、2014年に36歳で経済相に抜てきされた。

1570チバQ:2016/11/17(木) 22:24:18
http://www.cnn.co.jp/world/35092378.html
仏の右翼政党党首、大統領選勝利に自信 トランプ氏当選で
2016.11.17 Thu posted at 20:33 JST
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フランス・ナンテール(CNN) フランスの右翼政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)は17日までに、米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利に触れ、米国民が自らの将来を取り戻したことを意味し、来春の仏大統領選でも同様のことが起きるだろうと予測した。
CNNとの会見で述べたもので、トランプ氏の当選は仏大統領選で自らが勝利する機会を広げたと強調。米大統領選の結果は「完全に不可能とみなされていたことを現実にした」とし、「結集すれば求めるものを得られることをフランス国民に自覚させた」と主張した。
トランプ氏の勝利は世界の野放図なグローバル化やエリート層が支配する政治に耐えられない人間に希望の兆候であるとも強調。米国が世界の警察官の役割を果たすという従来の理念に決別しようとするトランプ氏の姿勢をたたえた。
来年の大統領選で勝利した場合の施政方針にも触れ、フランスを栄誉ある時代の姿に再生させると言明。多文化主義に反対し、同国に来る人間は仏文化に融合しなければならないと主張。フランスを過去30年間では見られなかったような国にすると誓った。
フランスが加盟する欧州連合(EU)も全体主義的な政治システムに化していると非難し、国際社会で広範に進んでいる移住も世界各地に紛争を巻き起こしているとして糾弾した。
ルペン氏は来年4〜5月の大統領選で有力候補と目されている。2011年に父親でもあるFN創設者のジャンマリー・ルペン氏の政治路線に反発し、党首に就任。これ以降、人種差別や外国人排斥の主張が色濃かった党のイメージ払拭に努め、反EUや移民政策への批判などを前面に出す党是に転じた。

1571チバQ:2016/11/19(土) 10:47:06
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161117X664.html
オランド政権から候補乱立=「共倒れ」懸念も―フランス大統領選
11月17日 14:53時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けてマクロン前経済相(38)が立候補を表明し、オランド大統領が所属する与党・社会党などの左派陣営は候補者乱立に陥る懸念が強まった。大統領の不人気を背景に、陣営が結束する機運は高まらず、複数候補が「共倒れ」に終わる可能性も排除できない。

 「個人的な挑戦は拒否すべきだ」。マクロン氏が16日に出馬を宣言した直後、オランド大統領を支えるバルス首相は不快感をあらわにした。

 社会党は来年1月に予備選を実施して候補者を一本化する予定。しかし、「左右両陣営の結集」を掲げるマクロン氏は「自分は社会党の候補者ではない」と述べ、予備選を経由せず独自に本選へ出馬する意向を示した。結果として、左派支持層の票が分散し、右派の共和党や極右政党・国民戦線(FN)など野党を利する可能性がある。

 オランド大統領は失業問題やテロ続発が災いし、今年に入ってからは支持率が10%台に低迷。今夏には企業の意向で雇用条件を変えやすくする労働法改正を強行したことで、支持母体である労働組合の反発も招いた。

 陣営内で「オランド大統領では選挙を戦えない」という不満が強まる中、他の左派政党でも独自に候補者を擁立する動きが広がっている。大統領は11月下旬に終わる中道・右派陣営の大統領予備選の結果を見極めた上で、12月に態度を表明する考えを示している。

 国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)出席のためモロッコのマラケシュを訪問中のオランド大統領は15日、テレビの取材に「大切なのは結束だ」と述べ、マクロン氏出馬の動きをけん制。しかし、翌16日の記者会見では「この場で国内政局について話すつもりはない」と語っただけだった。

1572チバQ:2016/11/20(日) 11:42:15
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1611190038.html
仏大統領選に「トランプ・ショック」波及 中道・右派あす予備選第1回投票

11月19日 18:49産経新聞


 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月に行われるフランス大統領選で、中道・右派陣営は20日、統一候補を決める予備選の第1回投票を行う。同陣営の候補は本選でも当選が有力視されるが、トランプ次期米大統領の出現で極右政党が勢いづくフランスも「結果は予断できない」との見方が強まるなど、米国での波乱は仏大統領選の論戦にも影響を及ぼしている。

 予備選の立候補者は7人で、第1回投票の上位2人が27日の決選投票に臨む。これまでは、最有力とされるジュペ元首相(71)をサルコジ前大統領(61)追う構図だったが、最近は2人が支持率3割程度で拮抗(きっこう)しているほか、フィヨン元首相(62)が猛追するなど、混戦模様となりつつある。

 左派は社会党のオランド現政権の不人気で劣勢だ。このため、2回投票制の大統領選では中道・右派の候補と極右、国民戦線(FN)のルペン党首が決選投票に進み、最終的に中道・右派が制する公算が大きいとされ、中道・右派陣営の予備選での勝者は「次期大統領に最も近い」位置につけることになる。

 ただ、ここにきて波紋を広げているのが、米大統領選でのトランプ氏の勝利だ。既存政治への不満の強さを背景とした予想外の結果は世論調査の信頼性に疑問を抱かせた。仏政界の重鎮でもあるジュペ氏は「私はクリントン氏ではない」と危機感をあらわにし、米大統領選で敗れた民主党のクリントン候補と自身を重ねる見方の否定に躍起だ。

 これに対しサルコジ氏は、「投票で怒りを示すのは大衆迎合主義ではない」と主張。トランプ氏の勝利を「すばらしい」とし、既存政治に反発する有権者への浸透を図る一方、トランプ氏に対処できるのは自分自身だと訴える。

 フィヨン氏は、候補者らによるテレビ討論会での好印象などが追い上げにつながっているとされ、“第3の候補”としての存在感をアピールしている。

 一方、オランド大統領が再選出馬への態度を決めかねる中、8月に辞任したマクロン前経済相(38)が16日、無所属での出馬を正式表明した。投資銀行出身で議員など公選職の経験はないが、国民の人気が高い。米大統領選を念頭に「欧米の民主主義は危機にあり、変り映えのしない人に対処はできない」と主張。主流派陣営と一線を画す姿勢で台風の目となる可能性も指摘されている。

1573チバQ:2016/11/21(月) 20:26:18
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161121k0000m030059000c.html
<イタリア>首相に「逆風」 国民投票、既成政治批判強まる
11月20日 22:20毎日新聞

<イタリア>首相に「逆風」 国民投票、既成政治批判強まる
会見で記者の質問に答えるイタリアのレンツィ首相=ローマで2016年11月18日、AP
(毎日新聞)
 【ローマ福島良典】米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利を受け、憲法改正を巡って12月4日に実施されるイタリアの国民投票で、改憲反対派が勢いを増している。中道左派・民主党のレンツィ伊首相(41)が進める国会・行政改革の是非が問われるが、既成政治に対する不満が爆発した「トランプ・ショック」で、レンツィ氏への「逆風」が強まっている。

 国民投票は「国政選挙の洗礼」を受けていないレンツィ氏に対する事実上の信任投票だ。18日付イタリア各紙掲載の世論調査によると、反対派は米大統領選をはさんで急増し、賛成派を7〜12ポイント上回っている。

 反・欧州連合(EU)、反移民を掲げるイタリア北部の右翼政党「北部同盟」のサルビーニ書記長(43)は「今度は私たちの番だ」と気勢を上げている。既成政党批判を展開し、6月の地方選で躍進した新興政治勢力「五つ星運動」の創設者、ベッペ・グリッロ氏(68)は「(トランプ氏勝利で)世界は既に変わった」と自陣営議員に発破をかけた。

 ローマ社会科学国際自由大学(LUISS)のセバスティアーノ・マフェットーネ教授(政治哲学)は「改憲反対派である北部同盟や五つ星運動は、『世界的に広がっているトランプ陣営』の一角を形成しているのだ」と分析する。

 レンツィ氏がヒラリー・クリントン氏に肩入れしたことも不利に働いている。ベルルスコーニ元首相(80)率いる中道右派野党「フォルツァ・イタリア」のブルネッタ下院議員会長は「クリントン氏を支持する間違いをおかしたレンツィ氏は政治的に死に体だ」と政権攻撃を強めている。

 LUISS大学院のジョバンニ・オルシナ教授(現代史)は「トランプ氏勝利で『権威への抵抗』がお墨付きを得て、(政権の座にある)レンツィ氏に不利に働く可能性がある。北部同盟との連携を望むフォルツァ・イタリア内強硬派の声が強まる」と予測する。

 ◇ナポリ大学のエンリカ・アマトゥロ教授(社会学)の話

 「反権力・支配階級」の潮流は社会的な不平等の増大が原因だと思う。特にイタリアでは人口の3分の1が暮らす南部に貧困層の3分の2が集中し、貧困と失業の問題がより深刻だ。南部には「見捨てられた」という感情がある。南部住民にはレンツィ政権への反発が強く、「国民投票で首相を退陣させよう」と思っている。

1574チバQ:2016/11/21(月) 20:27:38
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161120X114.html
メルケル首相、4選出馬へ=党会合で意向表明―独
11月20日 22:28時事通信

 【ベルリン時事】DPA通信によると、ドイツのメルケル首相(62)は20日、自身が率いる中道右派与党・キリスト教民主同盟の会合で、来年秋の連邦議会(下院)選挙に党の首相候補として臨み、4選を目指す考えを明らかにした。在任期間は既に11年に及んでいるが、難民問題やテロの発生で先行き不透明感が強まる国内外の諸課題に、引き続き率先して取り組む方針だ。

 メルケル首相は20日夜(日本時間21日未明)に記者会見する予定。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000504-san-eurp
メルケル独首相が4選出馬正式表明 不安定な時代に「経験活かす」
産経新聞 11/21(月) 8:33配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのアンゲラ・メルケル首相(62)は20日、ベルリン市内で記者会見し、2017年秋に行われる見通しの連邦議会選挙で自身の保守系与党、キリスト教民主同盟の党首として、首相4期目を目指す意向を正式に表明した。「困難で不安定といえる時代であり、ドイツのために仕えたい」と決意を語った。

 メルケル氏は会見で、英国の欧州連合(EU)離脱決定や移民・難民問題のほか、トランプ次期政権での米国の行方や対露関係など欧州が直面する課題を指摘。その上で約11年に及ぶ首相としての経験を「生かしたい」と続投を決断した理由を述べた。

 欧米ではトランプ氏勝利を受け、保護主義や大衆迎合主義(ポピュリズム)の伸長が懸念されており、ドイツでも反難民を掲げる右派政党が台頭。メルケル氏は来年の選挙について「ドイツ統一後、これまでにない困難なものとなる」との認識を示した。

 メルケル氏は05年に首相に就任。債務危機対応などを通じ、「欧州の盟主」として存在感を高めた。先進7カ国(G7)では在任期間最長の首脳であり、選挙で勝利し、任期をまっとうすれば、戦後ドイツで歴代最長のコール独元首相の4期16年に並ぶことになる。

1575チバQ:2016/11/21(月) 20:33:35
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161121X138.html
サルコジ前大統領が敗退=フィヨン氏ら決選投票へ―仏右派大統領予備選
09:22時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けて、最大野党の共和党などの中道・右派陣営が候補者を決める予備選の第1回投票が20日行われた。首位となったフィヨン元首相(62)と2位に付けたジュペ元首相(71)が27日の決選投票に進む。返り咲きを目指したサルコジ前大統領(61)は3位となり敗退が決まった。

 サルコジ氏は「他候補を選んだ有権者の判断を尊重する」と敗北を認めるとともに、政界引退を表明。劣勢の予想を覆したフィヨン氏は「勝利への波が沸き起こった」と喜びをあらわにした。ジュペ氏は「戦いを続ける決意だ」と決選投票での挽回を目指す意向を強調した。

 選挙管理委員会が21日未明(日本時間同日午前)発表した開票率92%時点の結果によると、フィヨン氏が44.2%を得票し、大差で首位。ジュペ氏は28.5%、サルコジ氏は20.6%だった。

 右派陣営が本格的な予備選を実施したのは初めて。投票者数は2011年の前回左派予備選の266万人を大きく上回り、約400万人に達した。

 サルコジ氏は移民排除を強める政策を掲げ、相次ぐテロを背景に治安面の不安を抱える層から支持を集めた。しかし、タカ派的な言動が穏健派層から警戒され、最終盤でフィヨン氏に支持が集まった。右派予備選は一定の要件を満たせば党員以外も参加できるため、左派支持層は比較的考え方の近いジュペ氏に投票したとみられる。

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20161121-567-OYT1T50016.html
仏大統領選予備選、サルコジ氏決選投票に進めず
10:37読売新聞

 【パリ=三好益史】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党・共和党など右派の候補者を決める予備選の第1回投票が20日行われた。

 首位のフィヨン元首相(62)と2位のジュペ元首相(71)が27日の決選投票に進むことが決まった。

 予備選には7人が立候補。選挙管理委員会が発表した開票結果(開票率93%)によると、フィヨン氏の得票率は44・1%で、ジュペ氏(28・6%)を大きく引き離した。過半数に達した候補者がいなかったため、決選投票を行う。返り咲きを狙ったサルコジ前大統領(61)は3位(20・6%)にとどまり、決選投票に進めなかった。

 本選では、与党・社会党などの左派候補や極右政党・国民戦線のルペン党首などと争うことになる。世論調査では、与党への批判が強いため、共和党などの右派候補が勝利する可能性が高いとみられている。

1576チバQ:2016/11/21(月) 20:37:07
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161121k0000e030196000c.html
<仏大統領選>2元首相が決選投票へ サルコジ氏は引退表明
11:46毎日新聞

<仏大統領選>2元首相が決選投票へ サルコジ氏は引退表明
サルコジ氏=AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)に向け、最大野党・共和党など中道・右派の統一候補を決める予備選が20日、行われた。暫定開票結果によると、フィヨン元首相(62)が大差で首位となり、ジュペ元首相(71)が続いた。27日に両氏による決選投票が行われる。サルコジ前大統領(61)は敗退した。

 サルコジ氏は20日夜、敗戦の弁で、決選投票ではフィヨン氏を支持する意向と、政界引退を表明した。

 予備選には計7人が立候補。選挙管理委員会によると、21日午前2時(日本時間同日午前10時)現在、93%の開票所で開票が終わった時点で、得票率はサルコジ政権で首相を務めたフィヨン氏が44・1%、ジュペ氏が28・6%、サルコジ氏は20・6%で3位だった。

 ジュペ氏とサルコジ氏は、移民政策やテロ対策で激しい舌戦を繰り広げた。フィヨン氏は経済政策を中心に訴え、選挙戦最終盤で支持率トップになった。

 大統領選を巡っては、オランド政権で経済相を務め今年8月に辞任したマクロン氏(38)も16日、出馬を表明。最新の世論調査では、共和党の候補者が仏極右政党・国民戦線のルペン党首(48)とともに大統領選の決選投票に進むとみられる。

1577チバQ:2016/11/21(月) 20:43:24
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161121X196.html
サルコジ氏、返り咲きならず=「トランプ旋風」影響か―仏右派大統領予備選
14:37時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けた最大野党の共和党など中道・右派陣営の予備選では、フィヨン、ジュペ両元首相が27日の決選投票に進出し、強硬な移民政策を掲げて復権を目指したサルコジ前大統領は予想外の大敗を喫した。米大統領選で過激な発言を繰り返してきたトランプ氏が勝利したことを踏まえ、有権者が穏健な候補者を求めた可能性が指摘されている。

 サルコジ氏は選挙戦で、生活習慣が違うイスラム系の移民に仏社会への「同化」を求めるタカ派的な移民政策を主張。イスラム女性が肌を露出せずに海水浴を楽しめる全身水着「ブルキニ」の禁止や、移民が本国から家族を呼び寄せる制度の見直しを訴え、対立陣営幹部は「ミニ・トランプだ」と警戒感を隠さなかった。

 こうした政策はイスラム過激派による相次ぐテロを不安視する層から支持され、世論調査では直前まで決選進出が有力視された。半面、フィヨン氏も移民政策ではサルコジ氏と同じく強硬派とされるが、過激な発言は避け、実直な人柄を有権者にアピールする姿勢に終始した。

 仏紙レゼコーはフィヨン氏が最終盤に見せた急激な追い上げについて「トランプ氏との違いが際立ち、有権者の安定志向に合致した」と評する。

1578チバQ:2016/11/21(月) 20:49:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000007-jij_afp-int
サルコジ氏、仏大統領選レースから脱落 右派陣営2元首相が決戦に
AFP=時事 11/21(月) 10:07配信

サルコジ氏、仏大統領選レースから脱落 右派陣営2元首相が決戦に
来年の大統領選挙に向けた右派陣営の予備選に立候補した(左から)フランソワ・フィヨン元首相、アラン・ジュペ元首相、二コラ・サルコジ前大統領(2016年11月19日作成)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスで20日、来年のフランス大統領選挙に向けた右派陣営の予備選の第1回投票が実施され、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領は3位に終わり、屈辱的な敗北を喫した。

 予備選には7人が立候補。サルコジ政権で首相を務めたフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)氏が首位と番狂わせを演じ、2位にはアラン・ジュペ(Alain Juppe)元首相がつけた。

 開票作業をほぼ終えた時点で、得票率は産業界寄りのフィヨン氏が44%強、ジュペ氏が28%前後、サルコジ氏は21%弱にとどまっている。

 サルコジ氏は「私の信念のために情熱を込めて戦ったが、有権者を納得させられなかった」と支持者を前に敗北を認めた上で、今月27日の決選投票ではフィヨン氏の支持に回る考えを明らかにした。

 予想外の結果を受けて、フィヨン氏は決戦投票に有利な立場で臨むことになる。この決選投票で次期仏大統領の座が事実上決まるとの見方が強い。

 予備選の勝者は、来年5月の大統領選の決選投票で極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首と対決し、最終的には勝利するとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News

1579チバQ:2016/11/22(火) 21:25:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000119-mai-eurp
<仏大統領選>2元首相が野党決選へ サルコジ氏が引退表明
毎日新聞 11/21(月) 22:32配信

 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)に向けて20日実施された最大野党・共和党など中道・右派の統一候補を決める予備選。3位に終わったサルコジ前大統領(61)は同日夜、「公人としてよりも私人としての生活に情熱を注ぐ時が来た。みなさん、さようなら」と述べ、政界からの引退を表明した。

 首位はフィヨン元首相(62)で、ジュペ元首相(71)が2位につけ、両氏による決選投票が27日に行われる。来年の大統領選本選の決選投票は、27日の勝者と極右政党・国民戦線のルペン党首(48)の対決となることが有力視されている。

 7人が出馬した予備選で、選挙管理委員会によると、投票者数は約400万人。全投票所の95%で開票が終わった段階で、得票率はサルコジ政権下で首相を務めたフィヨン氏が44.1%▽ジュペ氏が28.6%▽サルコジ氏が20.6%。

 ジュペ氏とサルコジ氏は移民政策などを巡って舌戦を展開したが、経済政策に重点を置いたフィヨン氏が選挙戦最終盤で支持を広げた。調査会社「エラブ」が予備選投票者に行った調査では、候補者を選んだ基準について51%が「経済政策」と回答し、「安全保障・テロ対策」の35%と「移民政策」の27%を上回った。

 予備選は中道・右派の支持者以外でも一定条件を満たせば投票可能で、投票者数の約15%が左派の支持者と推計されており、左派支持層が強硬派のサルコジ氏を嫌い、中道寄りのジュペ氏に投じた可能性がある。サルコジ氏は、決選投票ではフィヨン氏を支持する意向。

1580チバQ:2016/11/22(火) 21:26:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000079-san-eurp
独首相、4選へ出馬 「盟主」期待も険しい道
産経新聞 11/22(火) 7:55配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのアンゲラ・メルケル首相(62)が20日、2017年秋に行われる見通しの連邦議会選挙で首相4期目を目指す意向を正式表明した。トランプ次期米大統領の出現や英国の欧州連合(EU)離脱決定で欧米の先行きに不透明感が漂う中、「欧州の盟主」としての安定感と指導力に期待が寄せられるが、道のりは険しさも増している。

 「この時代、私の全経験を生かさねば、人々の理解は得られないだろう」

 メルケル氏は20日の記者会見で続投の理由をこう説明した。英離脱問題やトランプ政権下の米国の行方、対ロシア関係など欧州を取り巻く状況は不確実性を増す。国を約11年間率いてきた身として、首相職を今、投げ出すことはできないとの責任感をにじませた。

 もともとメルケル氏の続投は既定路線と目されていた。ただ、表明は移民・難民流入問題の対応をめぐる対立で与党内の調整が難航し、早くとも12月初旬の(自身が率いる)保守系与党、キリスト教民主同盟の党大会とみられていた。予想外のトランプ氏の勝利がこの段階で表明する環境をつくりだした格好だ。

 欧米では米国が孤立主義を強め、大衆迎合主義(ポピュリズム)が伸長することへの不安が高まる。メルケル氏には「今や自由主義世界のリーダー」(英紙)との期待が上がり、17日に会談したオバマ米大統領は「これ以上信頼できるパートナーはいない。投票権があれば支持する」と称賛。

 05年に首相就任。ユーロ危機や移民流入、ウクライナ問題など相次ぐ危機の対応を主導し、欧州をかじ取りする主要な指導者として地位を確固とした。ただ、続投を目指す環境はこれまでになく厳しい。

 難民への「寛容策」は国内で反発も招いた。メルケル氏の支持率は5割超を保つが、3期目ピーク時の7割超から低下。自党の支持率も13年の前回総選挙の得票率から約10ポイント下落した。反難民を掲げる右派の大衆迎合政党が台頭する一方、今の連立相手を含め、左派系政党が「反メルケル」でまとまる可能性もある。

 メルケル氏は18日、米欧5カ国首脳と協議した。だが、出席者のうち、オバマ氏は去り、メイ英首相はEU離脱問題を抱える。オランド仏大統領は先行き不透明で、イタリア、スペインの首脳も政権は不安定だ。

 「責任は重大だが、タフだ」。オバマ氏はメルケル氏をこう激励したが、メルケル氏は20日、「経験が豊富でも、誰も一人では欧州の状況を上向きにはできない」と不安ものぞかせた。

1581チバQ:2016/11/22(火) 21:26:38
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00000079-san-eurp
独首相、4選へ出馬 「盟主」期待も険しい道
産経新聞 11/22(火) 7:55配信

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのアンゲラ・メルケル首相(62)が20日、2017年秋に行われる見通しの連邦議会選挙で首相4期目を目指す意向を正式表明した。トランプ次期米大統領の出現や英国の欧州連合(EU)離脱決定で欧米の先行きに不透明感が漂う中、「欧州の盟主」としての安定感と指導力に期待が寄せられるが、道のりは険しさも増している。

 「この時代、私の全経験を生かさねば、人々の理解は得られないだろう」

 メルケル氏は20日の記者会見で続投の理由をこう説明した。英離脱問題やトランプ政権下の米国の行方、対ロシア関係など欧州を取り巻く状況は不確実性を増す。国を約11年間率いてきた身として、首相職を今、投げ出すことはできないとの責任感をにじませた。

 もともとメルケル氏の続投は既定路線と目されていた。ただ、表明は移民・難民流入問題の対応をめぐる対立で与党内の調整が難航し、早くとも12月初旬の(自身が率いる)保守系与党、キリスト教民主同盟の党大会とみられていた。予想外のトランプ氏の勝利がこの段階で表明する環境をつくりだした格好だ。

 欧米では米国が孤立主義を強め、大衆迎合主義(ポピュリズム)が伸長することへの不安が高まる。メルケル氏には「今や自由主義世界のリーダー」(英紙)との期待が上がり、17日に会談したオバマ米大統領は「これ以上信頼できるパートナーはいない。投票権があれば支持する」と称賛。

 05年に首相就任。ユーロ危機や移民流入、ウクライナ問題など相次ぐ危機の対応を主導し、欧州をかじ取りする主要な指導者として地位を確固とした。ただ、続投を目指す環境はこれまでになく厳しい。

 難民への「寛容策」は国内で反発も招いた。メルケル氏の支持率は5割超を保つが、3期目ピーク時の7割超から低下。自党の支持率も13年の前回総選挙の得票率から約10ポイント下落した。反難民を掲げる右派の大衆迎合政党が台頭する一方、今の連立相手を含め、左派系政党が「反メルケル」でまとまる可能性もある。

 メルケル氏は18日、米欧5カ国首脳と協議した。だが、出席者のうち、オバマ氏は去り、メイ英首相はEU離脱問題を抱える。オランド仏大統領は先行き不透明で、イタリア、スペインの首脳も政権は不安定だ。

 「責任は重大だが、タフだ」。オバマ氏はメルケル氏をこう激励したが、メルケル氏は20日、「経験が豊富でも、誰も一人では欧州の状況を上向きにはできない」と不安ものぞかせた。

1582チバQ:2016/11/22(火) 22:04:52
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161123k0000m030068000c.html
<仏大統領選>野党候補、選出大詰め…与党現職は支持低迷
20:13毎日新聞

 【パリ賀有勇】来年春のフランスの大統領選に向けた最大野党・共和党など中道・右派の統一候補を決める決選投票が27日に行われる。オランド大統領(62)は共和党候補を見極めたうえで12月中に出馬を判断する方針で、まもなく大統領選の候補者が出そろう。

 20日の共和党予備選第1回投票では、フィヨン元首相(62)が得票率44%と大差で首位になり、ジュペ元首相(71)とともに決選投票に進んだ。敗退したサルコジ前大統領(61)はフィヨン氏支持を表明した。

 一方、与党・社会党のオランド氏は高い失業率やテロ対策への不満を背景に低支持率にあえぎ、窮地に立たされている。

 「身内」だったマクロン前経済相(38)が出馬を正式表明し、社会党が統一候補を決める来年1月の予備選には出馬せず、無所属の独立系として立候補する意向を示している。元投資銀行員のマクロン氏は若者を中心に人気が高く、社会党統一候補と左派支持層の票を食い合って、共倒れになる可能性が指摘されている。

 台風の目は極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)だ。欧州連合(EU)離脱を問う国民投票の実施や、移民の制限を掲げており、英国のEU離脱決定や「反移民」的な主張を繰り返すトランプ氏の米大統領選勝利で勢い付いている。ルペン氏は13日に放送された英BBCのインタビューで「(次は)ルペン大統領の誕生だ」と気勢を上げた。

 大統領選は第1回投票で過半数を獲得できなければ、上位2者による決選投票が行われる。各種世論調査では、ルペン氏の決選投票進出が有力視され、最終的に共和党候補が大統領になるとの結果が出ている。

 ただ、20日の共和党予備選で首位に立ったフィヨン氏は、同性婚カップルの養子の迎え入れに反対し、イスラム教徒の女性用水着「ブルキニ」の着用禁止を求めるなど保守色が濃い。このため、フィヨン氏が候補になれば「左派支持者は自宅に籠もるか、釣りに出かけるだろう」(仏誌ロブス)というように、中道寄りのジュペ氏よりも左派の支持を得にくく、ルペン氏に有利に働くとの見方もある。

 英国のEU離脱を問う国民投票や米大統領選では事前の世論調査を覆す結果となり、ルペン氏に対する危機感は与野党を問わず確実に高まっている。バルス仏首相は、大統領選でのルペン氏の当選が「あり得る」と発言。フィヨン陣営の広報官も「経済を立て直さなければ、ルペン大統領誕生は現実となる」と懸念を隠さない。

…………………………

仏大統領選第1回投票での与野党候補支持率

 ◇フィヨン氏が共和党候補の場合

(1)ルペン氏   29%

(2)フィヨン氏  20%

(3)マクロン氏  15%

(4)メランション氏13%

(左翼党元党首)

(5)オランド氏  10%

 ◇ジュペ氏が共和党候補の場合

(1)ルペン氏   30%

(2)ジュペ氏   26%

(3)マクロン氏  14%

(4)メランション氏13%

(5)オランド氏  9%

(調査会社IFOPが11月16〜17日に行った世論調査による)

1583チバQ:2016/11/22(火) 22:47:21
キリスト社会同盟(だっけ?)は保守政党ではないのか?
http://www.asahi.com/articles/ASJCN7L28JCNUHBI02L.html

 ドイツのメルケル首相が来秋の総選挙に首相候補として立つことを決めた。前回2013年の総選挙では選挙の2年前に立候補を表明し、党内の地盤を固めた。しかし、今回は難民受け入れをめぐって批判が高まる中、表明は来年にずれこむのではないかとの見方さえ出ていた。

 転機になったのは、米国の大統領選で、保護主義とナショナリズムを掲げるトランプ氏が勝利したことだ。シリアなどからの難民を受け入れたメルケル氏の決断を、トランプ氏は大統領選の期間中、欧州を崩壊に導く「大きな間違い」と激しく批判した。

 かたや欧州では、自由主義経済の牽引(けんいん)役だった英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めた。中道左派を代表するフランス社会党のオランド大統領の支持もおぼつかない。リベラリズムの守り手として、メルケル氏に対する期待が国内外で一気に高まっている。

1584名無しさん:2016/11/23(水) 15:10:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-00000025-asahi-int
サルコジ氏「さようなら」 大統領選予備選敗れ引退表明
朝日新聞デジタル 11/21(月) 10:02配信

 フランスのニコラ・サルコジ前大統領(61)が20日、政界を事実上引退する意向を表明した。来春の大統領選に向けた最大野党・共和党(中道右派)の予備選(第1回投票)で敗れたためだ。同党の候補者の座はフランソワ・フィヨン(62)、アラン・ジュペ(71)の両元首相が争う。決選投票は27日。

 予備選は党員以外も参加でき、約400万人が投票した。得票率は、21日午前5時時点でフィヨン氏が44・1%、ジュペ氏が28・6%で、サルコジ氏は20・6%にとどまった。

 サルコジ氏は開票半ばで記者会見して敗北を認め、「公人よりも私人としての生活に、より情熱を注ぐ時が来た。みなさん、さようなら」と語った。サルコジ氏は2012年に再選を阻まれて政界からいったん距離を取った後、17年の大統領選を目指して再起をはかっていた。決選ではフィヨン氏への支持を表明した。

 予備選は、長い政治経験を持ち安定感を誇るジュペ氏、「右」に強いサルコジ氏がリードしてきたが、両氏の間に位置するフィヨン氏が終盤に猛追した。第1回投票での4割超の得票に加え、サルコジ氏の支持を得て決選投票を優位に進めることになりそうだ。(パリ=青田秀樹)

朝日新聞社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161121-35092477-cnn-int
仏大統領選予備選、中道右派が決選投票へ サルコジ氏は敗退
CNN.co.jp 11/21(月) 10:45配信

(CNN) 来年4〜5月に予定される仏大統領選に向け、最大野党・共和党(中道右派)の候補を決める予備選が20日に投開票され、上位2氏の間で27日に決選投票が実施されることになった。

予備戦には7人が名乗りを上げていた。開票が4分3以上進んだ時点の得票率は、フィヨン元首相(62)が約44%、ジュペ元首相(71)が約28%。3位はサルコジ前大統領で20%だった。

サルコジ氏は敗北宣言の中で、フィヨン氏の支持に回るとの意向を示した。フィヨン氏はサルコジ前政権で首相を務めた人物だ。

オランド大統領が率いる社会党の支持率が低迷しているため、大統領選は共和党候補と、右翼・国民戦線(FN)のルペン党首との対決になる可能性が高い。

1585名無しさん:2016/11/23(水) 15:36:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161117-00000079-reut-asia
トランプ・プーチン・ルペントリオで世界平和へ=仏ルペン氏
ロイター 11/17(木) 15:59配信

[パリ 16日 ロイター] - フランス極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)は16日、来年の大統領選で自分が当選すれば、ドナルド・トランプ次期米大統領とプーチン・ロシア大統領とともに世界の指導者3人組が誕生し「世界平和のためになる」との考えを示した。

ルペン氏は、トランプ氏同様移民に反対の立場を取っており、フランスの政治指導者のなかで唯一、トランプ氏を支持した。

ルペン氏は、選挙対策本部の設置に当たり記者団に「歯止めのないグローバリゼーション、破壊的な超リベラリズム、民族国家と国境の消滅を拒否する世界的な動きが見られる」と語った。

また、フランス国境での検問を再開するとともに、欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を実施すると述べた。

1586チバQ:2016/11/24(木) 19:40:05
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161124X660.html
シュルツ欧州議会議長、ドイツ選挙出馬へ=外相や首相候補に推す声
18:45時事通信

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会のシュルツ議長(60)は24日、記者団に対し、2017年1月の任期末で退任し、出身国ドイツで同年秋に実施される連邦議会(下院)選挙に出馬する意向を明らかにした。

 シュルツ議長は12年に就任し、現在2期目。ドイツで来年大統領に就任するシュタインマイヤー外相の後任候補に挙がっているほか、4選出馬を表明したメルケル首相の対抗馬として、社会民主党の首相候補に推す声もある。

 シュルツ議長は「私の欧州のプロジェクトへの関与は揺るぎない。今後は国家のレベルから取り組みを続ける」と述べた。

1587チバQ:2016/11/24(木) 22:55:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00050018-yom-int
姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
読売新聞 11/24(木) 9:18配信

姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
スイス・チューリヒ行きの寝台列車に乗り込む人々(10月12日、独ベルリン中央駅で)=井口馨撮影
 【ベルリン=井口馨】欧州屈指の路線網を誇るドイツ鉄道が12月で寝台列車を全廃する。

 国際路線が大半で、高速バスや格安航空会社(LCC)との価格競争に敗れた。隣国のオーストリア国鉄が約半数の路線を継承するものの、日本同様、昔ながらの旅のスタイルが消えつつある。

 ドイツ鉄道の寝台列車は定期11路線で運行。西部ケルン―プラハ(チェコ)やベルリン―チューリヒ(スイス)、ケルン―ワルシャワ(ポーランド)などだ。

 2段ベッドの個室やシャワールームなどを備え、車掌が個別に朝食を届けてくれるなど行き届いたサービスがビジネスマンらに愛されてきたが、ドイツ鉄道は12月11日のダイヤ改正に合わせ、運行終了を決めた。

1588チバQ:2016/11/24(木) 22:55:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00050018-yom-int
姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
読売新聞 11/24(木) 9:18配信

姿消す寝台列車、独も…高速バスやLCCに敗れ
スイス・チューリヒ行きの寝台列車に乗り込む人々(10月12日、独ベルリン中央駅で)=井口馨撮影
 【ベルリン=井口馨】欧州屈指の路線網を誇るドイツ鉄道が12月で寝台列車を全廃する。

 国際路線が大半で、高速バスや格安航空会社(LCC)との価格競争に敗れた。隣国のオーストリア国鉄が約半数の路線を継承するものの、日本同様、昔ながらの旅のスタイルが消えつつある。

 ドイツ鉄道の寝台列車は定期11路線で運行。西部ケルン―プラハ(チェコ)やベルリン―チューリヒ(スイス)、ケルン―ワルシャワ(ポーランド)などだ。

 2段ベッドの個室やシャワールームなどを備え、車掌が個別に朝食を届けてくれるなど行き届いたサービスがビジネスマンらに愛されてきたが、ドイツ鉄道は12月11日のダイヤ改正に合わせ、運行終了を決めた。

1589チバQ:2016/11/24(木) 23:21:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-00000030-jij_afp-int
仏大統領選の有力候補赤っ恥、パンフで東西分断ドイツの地図使用
AFP=時事 11/24(木) 18:34配信

仏大統領選の有力候補赤っ恥、パンフで東西分断ドイツの地図使用
仏パリで演説する2017年大統領選挙に立候補したフランソワ・フィヨン元首相(2016年11月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】来年春のフランス大統領選挙に向けた右派陣営の第1回投票で首位となったフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)元首相の選挙パンフレットに、ドイツが東西に分断された地図が使われていたことが分かり、ドイツ国内でちょっとした話題を呼んでいる。

【関連写真】プーチン氏と親しく言葉を交わすフィヨン氏

 ドイツは26年前の1990年11月10日に統一された。ところが、フィヨン陣営が発行した大統領選マニフェストの59ページ目に掲載された欧州の地図には、西ドイツと東ドイツを分ける国境が記されていた。

 ドイツのメディア各社は23日、首相経験者のフィヨン氏のこの失態を面白おかしく報じた。

 ニュース専門テレビ局N24は「何かがおかしい」という見出しでからかい、保守系日刊紙ウェルト(Die Welt)は「恥ずかしい誤り」と指摘。また、ノイエ・プレッセ(Neue Presse)は「フィロン氏の政策綱領には、いまだ東ドイツが存在する」と伝え、冷戦時代が戻って来たとやゆした。

 ソーシャルメディア上でも、ロシアとの関係改善を掲げるフィヨン氏を皮肉って「プーチンが喜ぶね」という書き込みが見られた。フィヨン氏はロシアとより親密な関係を築くべきだと呼び掛け、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領への支持も公言している。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領は23日、テレビを通じて、仏大統領選の右派最有力候補となったフィヨン氏を「偉大なプロフェッショナル」とたたえている。

 仏右派陣営は今週末、フィヨン氏と中道派のアラン・ジュペ(Alain Juppe)氏との決選投票を行う。予備選の勝者は、来年5月の大統領選の決選投票で極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首と対決するとみられている。【翻訳編集】 AFPBB News

1590チバQ:2016/11/25(金) 22:40:15
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112500472&g=int
フィヨン氏先行、追うジュペ氏=27日に決選投票-仏大統領選の右派予備選


フランス大統領選右派予備選の決選投票に向けたテレビ討論を前に握手を交わすフィヨン元首相(左)とジュペ元首相=24日、パリ(EPA=時事)
 【パリ時事】来春のフランス大統領選に向けて、最大野党の共和党など右派・中道陣営が候補者を決める予備選の決選投票が27日、実施される。20日の第1回投票を大差で制したフィヨン元首相(62)が先行し、ジュペ元首相(71)が追う展開。左派や極右の他陣営が伸び悩む中、右派予備選の勝者が本選を制する可能性が高いとされ、事実上の大統領選の様相を呈している。
 「人工妊娠中絶に対する態度を明らかにしてほしい」。ジュペ氏は22日のラジオ番組で、キリスト教系の支持者を抱えるフィヨン氏が過去に中絶反対の立場を示したことを紹介した上で、こう呼び掛けた。実直な人柄をアピールしてきたフィヨン氏の「守旧派」的姿勢をあぶり出し、女性票を取り込む作戦だ。

 フランスで中絶は合法だが、キリスト教系グループの間で禁止を求める動きがあり、女性団体は警戒している。フィヨン氏は「個人の信条と政治は別だ」と中絶禁止には踏み込まない考えを示し、火消しに努めている。
 争点は外交問題にも及ぶ。フィヨン氏はウクライナ問題で悪化したロシアとの関係改善に前向きだが、ジュペ氏は慎重な立場。フィヨン氏が過激派組織「イスラム国」(IS)根絶のため、シリアのアサド政権との協力も視野に入れるのに対し、ジュペ氏は反対している。
 サルコジ前大統領ら7候補が出馬した第1回投票で、フィヨン氏は事前の予想を大幅に上回る44.1%の票を獲得。約2割の票を得ながら落選したサルコジ氏の支持も取り付け、さらに基盤を強めた。一方、首位が確実視されていたジュペ氏の得票率は28.6%にとどまった。
 右派予備選は一定の要件を満たせば党員以外も参加できるため、左派支持層の取り込みもカギとなる。ジュペ氏は、フィヨン氏に比べて寛容な移民政策や庶民に配慮した税制など左派支持層に受けのいい政策を掲げ、巻き返しに懸命だ。(2016/11/25-14:29)

1591チバQ:2016/11/26(土) 21:55:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161126-00000041-jij-eurp
極右大統領誕生に現実味=再決選投票まで1週間-オーストリア
時事通信 11/26(土) 14:33配信

極右大統領誕生に現実味=再決選投票まで1週間-オーストリア
オーストリアの極右・自由党候補のホーファー国民議会(下院)第3議長=5月24日、ウィーン(AFP=時事)
 【ベルリン時事】12月4日のオーストリア大統領選挙のやり直し決選投票まで1週間。

 極右・自由党候補のホーファー国民議会(下院)第3議長(45)が勝利するかが注目点だ。米大統領選でのトランプ氏当選がホーファー氏の追い風になるとの見方もあり、欧州連合(EU)初の極右政党出身の国家元首が誕生する可能性が現実味を帯びている。

 ホーファー氏は米大統領選の結果について地元紙に「大衆を大事にしなかったエリートは落選するということだ」と指摘。難民受け入れ制限など、「一般国民の声」に応える自由党の政策への自負をあらわにした。

 ホーファー氏の対立候補はリベラル系の前「緑の党」党首、ファンデアベレン氏(72)。米大統領選は「警鐘になった」と述べ、「右派の扇動的言説は市民の不安への持続的な解決策にはつながらない」と強調。大統領として社会の分断回避に取り組む決意を訴えている。

 オーストリアの大統領は儀礼的役割が中心。5月の決選投票ではファンデアベレン氏が僅差で勝利したが、開票作業の不備が明らかになり、投票やり直しが決まった。最近の世論調査では両候補の支持が伯仲し、結果は予断を許さない。 

 一方、連立政権を組む2大政党の社会民主党、国民党の各候補は第1回投票で惨敗。既成政治への国民の不満は強く、ポピュリズム的手法を取る自由党が政党別支持率でトップ。ホーファー氏も勢いに乗る。

 ホーファー氏はEUについて、一層の中央集権化やトルコ加盟という事態に至った場合、離脱を問う国民投票を行う可能性を示している。ホーファー氏が当選すれば、EUが揺さぶられることになりそうだ。

1592とはずがたり:2016/11/27(日) 12:39:13

メイ氏「EU離脱の準備順調」、メルケル氏に伝達
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161119-00000007-reut-n_ame
ロイター 11/19(土) 5:13配信

 11月18日、英国のメイ首相は、ドイツのメルケル首相に、EU離脱に向けた準備は進んでいると伝えた。写真はベルリンで同日撮影(2016年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ベルリン 18日 ロイター] - 英国のメイ首相は18日、ドイツのメルケル首相に対し、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)に向けた準備は予定通り進んでおり、法的な手続きを来年3月末までに開始すると伝えた。

ベルリンでの英独首脳会談前のメディア向け共同ブリーフィングで、メイ首相はメルケル首相に対して「作業は順調に進んでおり、2017年3月末あるいは、それ以前に(リスボン条約)50条発動の準備は整う」と伝えた。

メイ首相はEU離脱に関する発言を巡り、反離脱派の議員から英国政府が離脱戦略を用意していないの批判を繰り返し浴びている。ブレグジットに向けた手続き発動前に英議会の承認を得る必要があるという法的判断が出たことで、メイ首相の計画は遅れる可能性もある。英国政府は控訴したが、審理開始は12月初めになる予定だ。

メイ首相は「円滑で順序立った手順を踏み、英国だけでなく欧州各国にとっても有益な解を見出したい」と述べた。

メルケル首相は、EU離脱の正式な手続きが始まっていない段階であり、首脳会談ではブレグジットについて詳細な協議をすることはできないと述べた。

1593チバQ:2016/11/27(日) 23:42:39
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161128k0000m030118000c.html
<欧州の選択>トランプ氏勝利の影響は オーストリアと伊
23:39毎日新聞

 オーストリア大統領選とイタリア憲法改正の是非を問う国民投票は12月4日に投開票される。米大統領選以降初めての「欧州の選択」で、ドナルド・トランプ氏の勝利が影響するのか注目される。【ウィーン三木幸治、ローマ福島良典】

 ◇オーストリア大統領選…勢いづく極右側

 オーストリア大統領選は極右・自由党のノルベルト・ホーファー国民議会議員(45)と左派・緑の党出身のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン元党首(72)の一騎打ちだ。ホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初となる極右出身の「国家元首」が誕生する。直近の世論調査では、両者の支持率は互角だが、極右側はトランプ氏勝利に勢いづいている。

 主要な争点は難民・移民問題だ。ホーファー氏は国外での難民審査や難民手当の減額などを通じた難民らの排斥を主張。ファン・デア・ベレン氏は難民受け入れ人数の上限設定に反対するなど寛容な立場だ。

 オーストリアは1人当たり国民総所得が5万390ドル(2014年)と独、仏を上回るが、経済のグローバル化が進む中、失業率は昨年まで4年連続で悪化。特に地方では、難民らの流入で「職が奪われるのではないか」との懸念が強い。

 地方に住む労働者はホーファー氏、都市部の大卒者はファン・デア・ベレン氏を支持する傾向にある。政権を担う中道左派・社会民主党と中道右派・国民党はファン・デア・ベレン氏を支援している。

 ◇イタリア国民投票…レンツィ首相の信任投票

 イタリアの国民投票では、上院の権限・規模を縮小して非公選議会に改編し、地方に対する中央の権限を強化する国会・行政改革案の是非が問われる。米大統領選で浮き彫りになったポピュリズム(大衆迎合主義)旋風が波及するかが焦点だ。レンツィ首相(41)に対する事実上の信任投票で、否決なら辞任するとみられ、政治と経済の不安定化は必至だ。三つのシナリオが想定される。

 まず、トランプ氏勝利が追い風となり反対派が圧勝するケース。民主党党首のレンツィ氏は大打撃を受け、退陣する。新興政治団体「五つ星運動」創設者のベッペ・グリッロ氏(68)は26日、ローマで開いた反対派デモで「頭(理性)でなく腹(本能)で投票しろ」と国民の反エリート感情に訴えた。

 反ユーロ、移民排斥を掲げる右翼政党「北部同盟」のサルビーニ書記長(43)ら欧州連合(EU)に批判的な欧州懐疑派の声が強まる。

 小差で反対派が勝利した場合、レンツィ氏がマッタレッラ大統領に辞表を提出しても首相候補に再指名される可能性がある。中道右派野党「フォルツァ・イタリア」を率いるベルルスコーニ元首相(80)は大連立政権を視野にレンツィ氏と協力する用意を示唆している。

 賛成派が勝利した場合、レンツィ氏が政権基盤を強化し、反旗を翻したダレーマ元首相(67)ら民主党内左派少数派は離党を迫られる。総選挙は2018年の予定だが、レンツィ氏が早期選挙に打って出る可能性もある。

1594チバQ:2016/11/27(日) 23:43:48
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1611270030.html
右派、予備選決選投票を実施
19:24産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党の共和党など中道・右派の統一候補を選出する予備選の決選投票が27日行われた。保守色の強いフィヨン元首相(62)と穏健派のジュペ元首相(71)の一騎打ちで、いずれかが本選に進むことになる。

 投票は全国1万余りの投票所で行われた後、即日開票され、27日夜(日本時間28日未明)にも大勢が判明する見通しだ。

 世論調査では、20日の第1回投票で大差で首位に立ったフィヨン氏が2位のジュペ氏に対して優位を保っている。ただ、第1回投票ではジュペ氏が優勢とされた事前の予測が外れる結果ともなった。

 予備選には2ユーロを納め、規約に署名した有権者は誰でも投票可能で、第1回投票では予想を上回る400万人以上が参加した。

1595チバQ:2016/11/27(日) 23:44:30
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161127X977.html
フィヨン、ジュペ両氏が激突=大統領候補選出へ決選投票―仏右派陣営
16:14時事通信

 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党・共和党など右派・中道陣営が候補者を決める予備選の決選投票が27日、実施された。世論調査ではフィヨン元首相(62)がリードし、ジュペ元首相(71)が追う展開。即日開票され、同日夜(日本時間28日未明)に大勢が判明する見通しだ。

 移民排斥や欧州連合(EU)離脱などの過激な政策を掲げる極右政党・国民戦線(FN)が急速に台頭する中、中道寄りの政策を掲げるジュペ氏は25日のラジオで「FNを打ち負かすには、私の方が適している」と穏健派層に支持を訴えた。フィヨン氏は先週の第1回投票を大差で制した勢いに乗り、「私なら改革を力強く実現できる」と強調した。

 大統領選は来年4月23日に第1回投票を行い、上位2人が5月7日の決選投票に進出する。FNからはルペン党首が出馬。左派の与党・社会党は来年1月の予備選で候補者を決める。

 オランド政権の不人気を背景に、左派は失速気味。FNも本選で勝利するほどの勢いはなく、右派予備選の勝者が大統領に就任する可能性が高いとみられている。

1596チバQ:2016/11/27(日) 23:46:52
http://www.sankei.com/world/news/161126/wor1611260035-n1.html
2016.11.26 18:56
【仏大統領選】
中道・右派はフィヨン氏優位 27日に予備選決選投票、サルコジ氏の支持取り付け
 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党の共和党など中道・右派陣営の統一候補を選ぶ予備選の決選投票が27日行われる。保守色の強いフィヨン元首相(62)が第1回投票勝利の勢いを保ち、ジュペ元首相(71)に対して優位な情勢だ。

 社会党のオランド政権の支持率が落ち込む中、予備選の勝者は大統領選で最終的に極右「国民戦線」のルペン党首と対決することになると予想されている。

 フィヨン氏は公務員50万人の削減、同性婚者の養子縁組の制限などを掲げて大企業経営者や共和党保守派に支持を広げ、第1回投票で首位に立った。「2人のうちどちらに投票するか」を尋ねた23日公表の世論調査で、フィヨン氏の支持率は65%、ジュペ氏は35%だった。フィヨン氏は、第1回投票で落選したサルコジ前大統領の支持も取り付けた。

 一方、ジュペ氏は、「フランスは多文化の国ではない」と強調するフィヨン氏に対し、「われわれは肌の色も宗教も異なる。それが強み」と主張。フィヨン氏よりも緩やかな経済改革を訴え、中道派取り込みを狙っている。

1597チバQ:2016/11/27(日) 23:47:20
http://www.sankei.com/world/news/161126/wor1611260036-n1.html
2016.11.26 18:58

イタリア国民投票「反既成政治」側に勢い…レンツィ首相、苦境に 

 イタリアで12月4日、上院の権限縮小を柱とする憲法改正の是非を問う国民投票が行われる。改革を進めるレンツィ首相(41)に対する事実上の信任投票でもあり、英国の欧州連合(EU)離脱や米大統領選のトランプ氏勝利といった「反既成政治」の波に乗って反対派が勢いづいており、首相は苦境に陥っている。

 レンツィ氏は2014年の就任以降、政財界の古い体質の「解体」に挑んできた。しかし景気回復は進まず、失業率も高止まりが続いており、国民の反発が強まってきている。

 上院の権限縮小は、レンツィ氏の掲げる重要政策の一つ。イタリアでは上院が下院と同等の権限を持つため、法案通過を阻止するなど改革の足かせとなり、政治混乱の要因となってきたからだ。これに対し、既存政党を批判する新興の草の根組織「五つ星運動」をはじめとする野党は「首相の権限強化が狙いだ」と反対している。(共同)

1598チバQ:2016/11/27(日) 23:54:19
http://www.sankei.com/world/news/161127/wor1611270032-n1.html
2016.11.27 19:48

アイスランド企業が「アイスランド」を使えない! 英企業の商標権、アイスランド政府がEU提訴

 【レイキャビク=岡部伸】アイスランド政府は26日までに、英国で800店舗以上を展開する食品スーパー「アイスランドフーズ」に対し、同社が持つ「アイスランド」の商標権を無効とし、アイスランドの企業が自国名を使用できるよう求める訴えを欧州連合(EU)知的財産庁に起こした。

 アイスランド外務省は、「商標権を持つアイスランドフーズは、商品やサービスが競合しない場合でも、わが国の企業が社名あるいは商標の一部に『アイスランド』を使用しないよう求め、法的措置を講じて使用差し止めを図っている」との声明を発表した。

 アイスランド政府は、この商標が「定義において極めて広範であいまいで、わが国の企業が商品をアイスランド製と表現できなくさせている」と判断。アイスランドフーズと協議してきたが合意に至らず、アイスランドの国民や企業を代表して提訴に踏み切った。

 アイスランドフーズは英西部ウェールズに本部を置き、冷凍食品の品ぞろえで定評がある。

1599チバQ:2016/11/28(月) 18:16:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000005-jij-eurp
最有力候補にフィヨン氏=得票66%、右派予備選圧勝―仏大統領選

時事通信 11/28(月) 4:41配信








最有力候補にフィヨン氏=得票66%、右派予備選圧勝―仏大統領選


来年4〜5月のフランス大統領選に向けて、最大野党・共和党など右派・中道陣営は27日、予備選の決選投票を行い、フランソワ・フィヨン元首相(62)が大差で勝利した。フィヨン氏は最有力の大統領候補となる。


 【パリ時事】来年4〜5月のフランス大統領選に向けて、最大野党・共和党など右派・中道陣営は27日、予備選の決選投票を行い、フランソワ・フィヨン元首相(62)が大差で勝利した。

サルコジ氏、返り咲きならず=「トランプ旋風」影響か-仏右派大統領予備選

 右派陣営は本選で、オランド大統領が所属する与党・社会党を中心とする左派や極右野党などの他陣営に勝利する可能性が高いとみられ、フィヨン氏は最有力の大統領候補となる。

 予備選では先週の第1回投票を勝ち抜いたフィヨン氏とアラン・ジュペ元首相(71)が対決。選挙管理委員会が27日夜(日本時間28日午前)に発表した開票率約98%時点の結果によると、フィヨン氏が66.5%の票を獲得し、33.5%のジュペ氏を大きく引き離した。

 フィヨン氏は結果を受けて「私の行動が認められ、(劣勢とされた)事前の予想がすべて覆った」と勝利宣言。ジュペ氏は「フィヨン氏の勝利をたたえ、幸運を祈る」と敗北を認めた。

 右派陣営が本格的な大統領予備選を実施したのは初めて。2ユーロ(約240円)の参加費など一定の要件を満たせば他党支持者の投票も認め、参加者は2011年左派予備選の約280万人を大幅に上回る約430万人に達した。

 フィヨン氏はイスラム過激派による相次ぐテロを背景に、本国からの家族呼び寄せの制限など移民政策の厳格化を主張。企業負担軽減や対ロシア制裁の見直しといった経済重視の政策を掲げ、保守層を中心に支持を固めた。ジュペ氏は中道、左派層の取り込みを目指し、比較的寛容な移民政策や庶民に優しい税制を訴えたが及ばなかった。

 本選では来年4月23日に行われる第1回投票の上位2人が5月7日の決選投票に進む。大統領の任期は5年。社会党は来年1月の予備選で候補者を決定。急速に台頭する極右政党国民戦線(FN)からは、ルペン党首が出馬する。

1600チバQ:2016/11/28(月) 18:44:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000013-mai-eurp

<仏大統領選>中道・右派はフィヨン元首相 予備選

毎日新聞 11/28(月) 10:59配信

右派の伸長が取りざたされる欧州選挙


 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)候補者を選出する最大野党・共和党など中道・右派の予備選決選投票が27日に行われ、保守層の支持を着実に固めたフィヨン元首相(62)がジュペ元首相(71)に圧勝した。仏政局では、欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票の実施を掲げる極右政党・国民戦線のルペン党首(48)が、英国のEU離脱決定や移民への警戒感の高まりなどを追い風に勢い付いており、大統領選決選投票は、フィヨン氏とルペン氏が進む「右派VS極右」対決となる公算が大きくなった。

 選挙管理委員会によると、98%の投票所で開票が終わった時点で、フィヨン氏の得票率は約66.5%で、約33.5%のジュペ氏に大差を付けた。

 フィヨン氏は、公務員の50万人削減や法人税の減税などの構造改革と経済政策を前面に押し出して支持を広げた。また、移民政策の厳格化やイスラム教徒の女性用水着「ブルキニ」の規制、同性婚カップルの養子縁組の制限などを訴えて保守色を鮮明にし、寛容な移民政策などを掲げた中道寄りのジュペ氏を退けた。第1回投票で2割を得票しながら敗退した、より保守色の強いサルコジ前大統領(61)の支持も受けたことで得票を伸ばした。

 フィヨン氏は27日夜、「フランスはこれ以上低迷することには耐えられず、行動を起こす人物を必要としている」と、大統領選に向けた決意を述べた。

 予備選は2ユーロ(約240円)を支払うなどすれば、左派の有権者も投票可能で、投票者の約15%は左派の有権者だったとみられている。中道寄りのジュペ氏は左派の支持を取り込んだとみられるが、フィヨン氏には及ばなかった。

 支持率の低迷が続く左派与党・社会党のオランド大統領(62)は中道・右派の予備選の結果を踏まえ近く出馬を判断するとみられるが、左派には勢いはない。

1601チバQ:2016/11/28(月) 18:47:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000501-san-eurp
仏大統領選 中道・右派候補にフィヨン氏選出 決選投票で圧勝

産経新聞 11/28(月) 8:49配信

 【ベルリン=宮下日出男】来年4〜5月のフランス大統領選に向け、最大野党の共和党など中道・右派陣営の統一候補を選ぶ予備選の決選投票は27日、即日開票され、開票率約9割時点の集計によると、フランソワ・フィヨン元首相(62)が得票率約67%で、約33%のアラン・ジュペ元首相(71)に圧勝した。

 フィヨン氏は27日、「有権者は私に大切な価値を見いだした。私はその価値を守る」と勝利を宣言。一方、ジュペ氏は「フィヨン氏の偉大な勝利を祝福する」と敗北を認めた。

 中道・右派候補は、現職のオランド大統領の左派、社会党の支持率低迷で次期大統領に有力視される。ただ、大統領選の決選投票に進む公算が大きい極右政党、国民戦線のルペン党首はトランプ次期米大統領の出現で勢いづく可能性が指摘され、行方が注目される。

 フィヨン氏は2007〜12年、サルコジ前大統領下で首相を歴任。停滞中の経済活性化のため、公務員50万人削減などを掲げているほか、キリスト教など伝統的な「価値」を重視し、13年に合法化された同性婚者の養子縁組に対する制限なども訴えている。

 予備選は当初、優勢なジュペ氏を返り咲きを目指すサルコジ氏が追う展開だったが、フィヨン氏が終盤に猛追。20日の第1回投票では大差で首位となり、サルコジ氏が敗退した。

 社会党など左派は来年1月に予備選を予定。オランド氏は近く再選出馬を目指すか否かについて態度を明らかにするとみられる。大統領選にはオランド政権で経済相を務めたマクロン氏も無所属での出馬を表明している。

1602チバQ:2016/11/28(月) 20:21:19
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20161128013.html
デンマーク首相、連立政権樹立で合意 解散総選挙リスク低下
10:38ロイター

デンマーク首相、連立政権樹立で合意 解散総選挙リスク低下
 11月27日、デンマークのラスムセン首相は、自由同盟および保守党と連立政権樹立で合意したと明らかにした。これにより解散総選挙のリスクは低下した。フランス・パリエリゼ宮で10日撮影(2016年 ロイター/Jacky Naegelen)
(ロイター)
[コペンハーゲン 27日 ロイター] - デンマークのラスムセン首相は27日、自由同盟および保守党と連立政権樹立で合意したと明らかにした。これにより解散総選挙のリスクは低下した。

現政権は昨年の選挙以降、ラスムセン首相率いる自由党のみの単独少数政権となっている。

減税や移民、福祉政策をめぐる対立から、ここ数カ月間に政権を解散総選挙に追いやる動きが出ていたが、連立合意により政権維持が可能になった。

28日に発表される新政権は、現政権を支持する最大政党デンマーク国民党の支持が依然として必要。同党は新政権への参加を呼びかけられていない。

ラスムセン首相は記者会見で、新政権で防衛支出の拡大と住宅所有者および富裕層の税負担軽減を目指す方針を表明した。

1603チバQ:2016/11/28(月) 20:28:14
http://www.sankei.com/world/news/161128/wor1611280018-n1.html
2016.11.28 12:21
【仏大統領選】
「永遠の2番手」フィヨン氏が急浮上 手堅い実務型保守
 「永遠の2番手」と呼ばれたフランスの保守系野党、共和党所属のフランソワ・フィヨン元首相(62)が中道・右派の予備選を制し、大統領選の「大本命」に急浮上。詳細な公約を示し、激高することなくライバルと討論した姿勢が有権者の支持を集めた。

 自動車レースで有名な西部ルマン生まれ。パリ大で法学を修め、地元市長兼国民議会(下院)議員の秘書を務めた。同市長死去を受け、27歳と当時最年少の若さで下院議員に初当選。

 保守派のシラク元大統領の下、高等教育相や労働相を歴任。実務に手堅い手腕を発揮したが、サルコジ前大統領(61)、ジュペ元首相(71)らから「格下」の扱いも受けた。サルコジ政権の2007〜12年には5年間、首相を務め、常にサルコジ氏の「ワンマン政治」に振り回された。

 自ら立候補を表明すると、サルコジ氏の「金権腐敗」を指弾。「首相時代を共にした盟友」と呼ぶプーチン・ロシア大統領と交友が深い。(共同)

1604チバQ:2016/11/28(月) 20:29:28
http://www.sankei.com/world/news/161128/wor1611280028-n1.html
2016.11.28 19:10
【仏大統領選】
フィヨン氏、ルペン氏の勢い止められるか 「保守回帰」はアキレス腱にも
 フランス大統領選は、中道・右派候補にフィヨン元首相が決まり、極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首(48)の勢いを止められるか否かが最大の焦点となった。

 フィヨン氏圧勝の要因は、国民戦線台頭を意識して、大きく右寄りの政策を打ち出したこと。「公務員50万人削減」「消費増税」に加え、カトリック教徒にもアピールし、地方の保守層票を掘り起こした。

 一方、「保守回帰」はもろ刃の剣だ。大統領選の決選投票で勝つには、左派からも支持獲得が必要。だが、左派系リベラシオン紙(電子版)は27日、フィヨン氏は「公約の一部放棄」をしなければ、左派への支持拡大は無理との論説を掲載した。

 今のフランスは、フィヨン氏の中道・右派、国民戦線が各3割程度の支持率で、どの党も過半数には達しない。オランド大統領の支持率は一ケタ台で、第1回投票での敗退が濃厚。この場合、左派票の行方が決選投票の勝負を決める。

 過去、国民戦線が決選投票に進んだのは一度だけ。2002年の大統領選で、ルペン氏の父の初代党首が、左派候補の乱立に乗じて、当時の社会党ジョスパン首相を破る番狂わせを演じた。だが、この時は現職のシラク大統領が「フランス民主主義の危機だ」と訴え、左派も「極右排除」で団結した。

 だが、現在の国民戦線は当時とは大きく異なる。父親時代は「反ユダヤ主義」だったのが、今は「反イスラム系移民」。度重なるテロの惨事で、国民戦線のルペン氏の「イスラム過激派の国籍を剥奪せよ」との主張は国民に浸透した。

 国民戦線の主張のもう一つの柱は、「単一通貨ユーロ」への反対。「ユーロ導入に潤ったのはドイツだけだ。フランスの産業は破壊された」の主張で、本来は左派票田である労働者層の支持を獲得した。労働者層のルペン支持率は30〜50%にのぼるとされ、米大統領選で「怒る白人」がトランプ氏を支持したのと同じ構図がフランスでも進行する。決選投票の相手がフィヨン氏では、特に鞍替えは起こりにくい。

 フィヨン氏は今回こそ「改革」を掲げたが、サルコジ政権で5年間首相を務め、大きな成果を残せなかった。何より、任期中に警察官を1万人以上削減したことは、攻撃材料になる。ルペン氏は予備選後、ツイッターで、「フィヨン氏はイスラム主義と戦わず、治安を守れなかった」と簡単に切り捨てた。

 国民戦線は1972年にルペン氏の父が第二次大戦中の親ナチス派残党らと創設。人種差別政党として、長く異端視された。ルペン氏は2011年の党首就任後、父を党指導部から追放。「公務員増員」「年金受給開始年齢の60歳への引き下げ」といった「大きな政府」政策で左派のお株を奪った。地方選で女性や若者候補を多数擁立し、ソフト路線を演出した。

 27日の世論調査では、ルペン氏とフィヨン氏が決選投票に進んだ場合、フィヨン氏に投票するとした人が67%。だが、フランスの世論調査は、「フィヨン氏は予備選で3位以下」と予想するなど、信用性は大きく揺らいでいる。「トランプ氏の勝利はルペン氏の追い風になる」と見る人は8割を占める。(三井美奈)

1605チバQ:2016/11/29(火) 20:12:18
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161129-00010000-fsight-int
突然浮上「フランス大統領に一番近い男」フィヨンの危うさ

新潮社 フォーサイト 11/29(火) 15:36配信

 フランス大統領選にはハプニングがつきものだ。1995年には、最有力の首相バラデュールが失速して決選に残れなかった。2002年には、右翼ジャン=マリー・ルペンが決選に進出した。2012年には、一時隠居状態にあったオランドが復活して当選した……。

 2017年の大統領選も、その年をまだ迎える前から波乱ぶくみの展開となりつつある。11月20日と27日に実施された右派政党「共和主義者」(旧「大衆運動連合」)の予備選で、ほとんど誰も予想しなかった元首相フランソワ・フィヨンが勝ち抜き、党公認の大統領候補に決定した。現状では、大統領に最も近い男である。

1606チバQ:2016/11/29(火) 20:12:53
■地味だがまじめで政策通

「共和主義者」の公認争いは、長らく前大統領のニコラ・サルコジと元首相アラン・ジュペの間で繰り広げられていた。フィヨンは、その他大勢の1人としか見られていなかった。

 フィヨンに対する世論の評判は、決して悪くない。フランスの政治家には珍しく普通の大学出で、エリート養成校のグラン・ゼコールを出ておらず、エスタブリッシュメントとは見なされていない。まじめで政策通。サルコジ政権の5年間一貫して首相を務め、堅実で安定した仕事ぶりはそれなりに信頼された。

 ただ、いかんせん、地味である。派手なパフォーマンスを繰り広げる大統領サルコジの陰に隠れていた感は拭えない。2012年の社会党オランド政権誕生後は、野党となった「大衆運動連合」の党首を目指したが、党首選で接戦の末に勝ちが確定していないのに勝利宣言し、結局敗れるという失態を演じた。

『ル・パリジャン』紙の今年5月の世論調査でも、予備選の第1回投票でジュペとサルコジが残り、両者の決選でジュペが63%の支持を集めて勝利を収める、との筋書きが見えていた。フィヨンの話は全然なかった。

 しかし、その地味さがプラスに働いたとも言える。首相在任中も、批判を一手に引き受けたのは目立ちたがりの大統領で、フィヨンの評価にはあまり傷がつかなかった。2013年にジュペ陣営からすご腕のスタッフを引き抜き、その協力を得て「目立たないが着実」とのイメージを徐々に浸透させた。特に、予備選の運動期間に入って候補者討論で雄弁ぶりを発揮し、党内で多少評価が上がっていた。

 支持率は最後までジュペに及ばなかったのに、決選では3分の2の得票を収める圧勝ぶりだった。土壇場で大きな揺れが起きたといえる。


■「サルコジ以外なら誰でも」

 米大統領選でのトランプとクリントンの両候補は、どちらも好感度が低く、「不人気ぶりの争い」と言われた。同様の構図が、今回の「共和主義者」予備選にも当てはまる。

 サルコジは前回の大統領選に敗れた後、政界を引退したのにすぐ復帰し、党首に就任して再選を目指していた。しかし、いったん愛想を尽かした指導者を再び温かく迎えるほど、市民は甘くない。ニュース専門チャンネル『イーテレ』の5月の世論調査では、78%が「サルコジの立候補を望まない」と答えていた。その嫌われぶりは際立ち、「サルコジ以外なら誰でも」(Tout sauf Sarkozy)との言葉もささやかれた。

 そのような意識が、ジュペの高い支持率につながっていた。一時は元大統領シラクの後継と目されながらサルコジに先を越された彼の大復活を予想する声は少なくなかった。しかし、しょせん「サルコジでないから」という消極的な理由である。エリート然としたジュペはもともと、大衆人気に乏しく、誰か他に適当な人物がいれば失速する運命にあったといえる。

 そこでふと見ると、フィヨンがいる。サルコジやジュペよりもましじゃないか。フィヨン急浮上の背景には、そのような人々の意識があったと推察できる。


■ルペンの勝率は2割程度か

 フランスではあらゆる選挙が2回投票制である。来年の大統領選でも、まず4月23日の第1回投票で上位2位に入らなければ、5月7日の決選に進めない。

1607チバQ:2016/11/29(火) 20:13:21
 ほとんどの世論調査は今のところ、第1回投票をトップで通過するのが右翼「国民戦線」党首マリーヌ・ルペンであると、予想する。これに次ぐのは、恐らくフィヨンだろう。社会党は、現職大統領のオランドが支持率10%台と低迷し、諦めムードが出始めている。

 多くが今注目するのは、まだ38歳のエマニュエル・マクロン前経済相である。エリート校の国立行政学院(ENA)を卒業後、会計検査院、民間銀行、オランド政権のエリゼ宮(大統領府)スタッフを経て、今年8月まで経済相を務めていた。一時は社会党に属したことがあるものの、現在党員ではなく、立場としては左派とも右派とも言い難い。頭脳明晰、政策通で、偉ぶらない人柄も人気の理由となっている。ただ、支持率はまだ10%前後にとどまっており、決選進出を目指そうとすると相当なブームを巻き起こす必要がある。

 通常なら、このまま決選はルペン対フィヨンとなるだろう。フィヨンの政治的な立場はかなり右寄りの保守であり、自由貿易を擁護する一方、移民には厳しい。ルペンの移民排斥姿勢は言うまでもなく、強硬派同士の対決になる。常識的にはフィヨンが勝利するだろうが、左派や中道の支持層の多くは選挙にいかないだろうから、投票率が相当下がる。そうすると、ルペン当選という大ハプニングも現実味を帯びる。

 トランプの場合、3対7程度で当選の可能性がある、などと言われていた。3割程度はあったのであり、今回の米大統領選の結果も実はそれほど驚きでもない。ルペンの場合、筆者が推測するに2対8ほどではないか。つまり、トランプほどではないものの、当選の可能性を全く捨て去るわけにもいかない。2割程度は覚悟しておいた方がいい。


■プーチンの威厳とカリスマ性を称賛

 ただ、フィヨンが大統領になると一件落着、という訳でもなさそうだ。大きな懸念が残るのは、欧州の政治家の中でもとりわけ、彼はロシアの大統領プーチンと仲がいいことだ。フランス政界でも、プーチン政権の意向を最も尊重し、最もプーチン寄りの発言をする人物として知られている。

 フランスでロシア寄りというと、すぐにマリーヌ・ルペンが思い浮かぶ。かつて本欄でも報告したが(2014年6月17日「『欧州右翼』とプーチン政権『連携』の不気味さ」)、ルペンは頻繁にモスクワを訪問し、プーチン側近と会っていた。国民戦線はロシアのクリミア半島併合を支持し、ロシア側から資金援助も受けていた。

 ただ、フィヨンの親しさは、ルペンの比ではない。ルペンがモスクワで通常会うのはプーチン側近で下院議長を務めた対外情報庁長官ナルイシキンであり、プーチン本人と会ったとは伝えられていない。しかし、フィヨンは何度も会ったどころか、友人とも言えるつきあいを続けている。仏誌『ル・ポワン』によると、モスクワ近くのプーチンの別荘で、ごく親しい人しか入らない部屋にフィヨンは招かれており、南部ソチの邸宅でも一緒にビリヤードを楽しんだことがある。フィヨンは、プーチンの威厳とカリスマ性を称賛しているという。

 こうした関係を反映してか、ロシアのクリミア半島併合を受けた欧州連合(EU)の対ロ制裁にも、フィヨンは強く反対している。シリア情勢を巡っても「ロシアと連携すべきだ」と主張する。

 ロシア側からは、フランスの現状を歓迎する声が出ているという。『ル・モンド』紙によると、プーチンに近い政治家は「来年の(仏大統領選)決選にはロシア好みの候補者だけが残りそうだ。アトランティスト(親米主義者)はいない」とツイートした。ロシアの新聞は「フランスはロシア側に合流するだろう」と論じたという。

 ただ、もしフィヨンがそのような政策に走れば、EUの方針と大きく矛盾し、欧州各国の足並みの乱れにつながるだろう。プーチン政権への接近をうたう米トランプ新政権の対応ともからんで、フランスのフィヨン政権誕生は、情勢の流動化を招く危険性をはらんでいる。

朝日新聞「GLOBE」編集長 国末憲人

1608チバQ:2016/11/29(火) 20:20:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00000008-mai-int
<フランス大統領選>フィヨン氏一躍本命に 中道・右派

毎日新聞 11/29(火) 0:41配信

 【パリ賀有勇】来年4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)の候補者を選出する最大野党・共和党など中道・右派の予備選決選投票は27日、行われた。即日開票の結果、右派のフィヨン元首相(62)が中道寄りのジュペ元首相(71)に圧勝した。仏大統領選の「本命」に躍り出た形だ。極右政党・国民戦線のルペン党首(48)や近く出馬を判断する左派・社会党のオランド大統領(62)が後を追う構図が鮮明になった。

 予備選は、430万人以上が投票。98%の投票所で開票が終わった時点で、フィヨン氏が66.5%を得票し、33.5%だったジュペ氏を引き離した。

 フィヨン氏は公務員50万人の削減や法人税の減税、定年退職年齢の引き上げなどの構造改革と経済政策を前面に訴えている。一方で、国境管理の厳格化のため、域内を自由に移動できる「シェンゲン協定」の見直しを求めているほか、移民の家族呼び寄せや同性婚カップルの養子縁組の制限を主張。外交面では、ウクライナ問題を巡り関係が悪化したロシアとの関係修復や、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討のため、ロシアが支援するシリアのアサド政権と協力する可能性に言及するなど、ロシア寄りの政治姿勢を見せている。

 大統領選では過半数獲得候補がいない場合は上位2者による決選投票が行われる。敗れた候補者の支持者は決選投票で「次善」の選択を迫られる。共和党など中道・右派政党は今回初めて予備選を実施。与党社会党など左派陣営も来年1月に予備選を実施する予定。極右のルペン氏は予備選に参加せず、独自に出馬を表明している。

 フィヨン氏はルペン氏と共に大統領選の決選投票に進み、勝利する公算が大きいとみられているが、どこまで中道・左派票を取り込めるかは未知数だ。ルペン氏は27日、「私にとって良い挑戦者となると常に思っていた」と仏メディアに語り、対抗馬となったフィヨン氏を「歓迎」した。

 一方、オランド氏の支持率は10%程度に低迷。出馬の野心があるとされるバルス首相(54)のいずれかが候補者となったとしても、大統領選決選投票には進めないとの世論調査結果が出ている。

1609チバQ:2016/11/29(火) 20:22:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00000081-san-eurp
仏大統領選 ルペン氏勢い、阻止なるか 「トランプ氏勝利」極右に追い風

産経新聞 11/29(火) 7:55配信

 フランス大統領選は、中道・右派候補にフィヨン元首相が決まり、極右政党「国民戦線」(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)の勢いを止められるか否かが最大の焦点となった。

 ■「保守回帰」もろ刃の剣

 フィヨン氏圧勝の要因は、FN台頭を意識して、大きく右寄りの政策を打ち出したこと。「公務員50万人削減」「消費増税」に加え、カトリック教徒にもアピールし、地方の保守層票を掘り起こした。

 一方、「保守回帰」はもろ刃の剣だ。大統領選の決選投票で勝つには、左派からも支持獲得が必要。だが、左派系リベラシオン紙(電子版)は27日、フィヨン氏は「公約の一部放棄」をしなければ、左派への支持拡大は無理との論説を掲載した。

 今のフランスは、フィヨン氏の中道・右派、FNが各3割程度の支持率で、どの党も過半数には達しない。オランド大統領の支持率は1桁台で、第1回投票での敗退が濃厚。この場合、左派票の行方が決選投票の勝負を決める。

 過去、FNが決選投票に進んだのは一度だけ。2002年の大統領選で、ルペン氏の父の初代党首が、左派候補の乱立に乗じて、当時の社会党ジョスパン首相を破る番狂わせを演じた。だが、この時は現職のシラク大統領が「フランス民主主義の危機だ」と訴え、左派も「極右排除」で団結した。

 だが、現在のFNは当時とは大きく異なる。父親時代は「反ユダヤ主義」だったのが、今は「反イスラム系移民」。度重なるテロの惨事で、ルペン氏の「イスラム過激派の国籍を剥奪せよ」との主張は国民に浸透した。

 FNの主張のもう一つの柱は、「単一通貨ユーロ」への反対。「ユーロ導入で潤ったのはドイツだけだ。フランスの産業は破壊された」の主張で、本来は左派票田である労働者層の支持を獲得した。労働者層のルペン支持率は30〜50%にのぼるとされ、米大統領選で「怒る白人」がトランプ氏を支持したのと同じ構図がフランスでも進行する。決選投票の相手がフィヨン氏では、特にくら替えは起こりにくい。

 ■信用できない世論調査

 フィヨン氏は今回こそ「改革」を掲げたが、サルコジ政権で5年間首相を務め、大きな成果を残せなかった。何より、任期中に警察官を1万人以上削減したことは、攻撃材料になる。ルペン氏は予備選後、ツイッターで、「フィヨン氏はイスラム主義と戦わず、治安を守れなかった」と簡単に切り捨てた。

 FNは1972年にルペン氏の父が第二次大戦中の親ナチス派残党らと創設。人種差別政党として、長く異端視された。ルペン氏は2011年の党首就任後、父を党指導部から追放。「公務員増員」「年金受給開始年齢の60歳への引き下げ」といった「大きな政府」政策で左派のお株を奪った。地方選で女性や若者候補を多数擁立し、ソフト路線を演出した。

 27日の世論調査では、ルペン氏とフィヨン氏が決選投票に進んだ場合、フィヨン氏に投票するとした人が67%。だが、フランスの世論調査は、「フィヨン氏は予備選で3位以下」と予想するなど、信用性は大きく揺らいでいる。「トランプ氏の勝利はルペン氏の追い風になる」と見る人は8割を占める。(三井美奈)

1610チバQ:2016/11/29(火) 21:29:41
http://www.sankei.com/world/news/161129/wor1611290002-n1.html
2016.11.29 00:27
【英EU離脱】
英独立党の新党首にナットル氏 ファラージ氏の後任
 【ロンドン=岡部伸】6月の英国民投票で欧州連合(EU)離脱を主導した英独立党(UKIP)は28日、ファラージ暫定党首に代わる新党首に欧州議会議員、ポール・ナットル氏(39)を選んだ。

 UKIPはファラージ氏が党首を務めてきたが、離脱選択で目標を達したとして国民投票後に突然辞任。9月に同党の欧州議会議員、ダイアン・ジェームズ氏(56)が就任したが、「権限が十分与えられていない」と、選出からわずか18日で辞任したため改めて党首選が行われた。

 ファラージ氏はトランプ次期米大統領から次期米国大使に“推薦”を受けるなど影響力を保持しており、UKIP内で若手のナットル氏がどのような指導力を発揮するか注目される。

1611チバQ:2016/11/29(火) 21:30:33
http://www.sankei.com/world/news/161129/wor1611290006-n1.html
2016.11.29 10:03

オランダの極右自由党が議席倍増、第1党か 来春下院選で世論調査
 来年3月のオランダ下院選挙(定数150、比例代表制)に向けた民間機関の世論調査結果が27日発表され、極右の自由党が2012年の前回選挙で獲得した15議席の2倍以上の33議席を獲得し、第1党に躍進する勢いを示した。欧州メディアが28日、報じた。

 ルッテ首相率いる連立2党の議席は中道右派の自由民主党が25(前回選挙41)、中道左派の労働党は9(同39)。両党合わせても34議席で、自由党を上回れるか否か微妙になっている。

 自由党のウィルダース党首はポピュリズム的な手法でイスラム系移民の排斥や欧州連合(EU)離脱を訴え、人気を拡大させている。(共同)

http://www.afpbb.com/articles/-/3109498
オランダ極右政治家、支持率トップに 3月の総選挙で第1党躍進か
2016年11月29日 12:33 発信地:ハーグ/オランダ
【11月29日 AFP】来年3月に総選挙を控えたオランダで、反イスラムを掲げる極右・自由党(PVV)のヘルト・ウィルダース(Geert Wilders)党首が最大の支持を集めていることが、最新の世論調査で明らかになった。ウィルダース党首はヘイトスピーチ(差別的な憎悪表現)を行ったとして公判が開かれており、それが支持拡大につながっているもようだ。

 オランダの著名な世論調査員であるモーリス・デホンド(Maurice de Hond)氏が27日発表した最新の調査結果によると、現時点で下院選挙(定数150、比例代表制)が行われた場合、PVVが33議席を獲得して第1党に躍り出る。これに対してマルク・ルッテ(Mark Rutte)首相率いる中道右派の自由民主党(Liberal Party)は現在の41議席から25議席まで減らし、第2党に転落する。

 デホンド氏は世論調査を毎週実施している。米大統領選でドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が勝利して以来、欧州でもポピュリズム(大衆迎合主義)政党が支持を伸ばしており、今回の結果はそれを裏付けた形だ。

 現職下院議員のウィルダース氏は2014年の選挙集会でモロッコ人を侮辱したとして、特定の民族に対する憎悪の扇動や侮辱の罪に問われている。12月9日に予定される判決で有罪となれば、罰金5000ユーロ(約60万円)の支払いを命じられる可能性がある。

 デホンド氏は「トランプ氏の選挙以降、PVVへの票の流れが強くなり、ウィルダース氏の公判はその流れをさらに強めている」と分析している。(c)AFP

1612チバQ:2016/11/29(火) 21:31:02
http://news.livedoor.com/article/detail/12345658/
ベルギーとオランダ、領土交換=東京ドーム2個分縮小

2016年11月29日 6時8分 時事通信社
 【ブリュッセル時事】ベルギーとオランダは28日、オランダのマーストリヒト近くに位置する、マース川沿いの一部領土を交換することで合意した。交換によりベルギーの国土面積は東京ドーム2個分に相当する約10ヘクタール縮小する。実態に合わない国境線を見直すことで行政上の不都合を解消するのが狙い。

 両国国境は、船が航行しやすいようにマース川の改良工事が実施されたことなどの影響で入り組んだ状態となっていた。オランダが今回交換で得る無人の土地の一部はオランダと陸続きだが、ベルギー側からは川を船で渡る必要がある。このため、ベルギー警察の目が行き届かず、近年は「無法地帯」となり、薬物取引に利用されるなど問題化していた。

 ベルギーのレインデルス外相とオランダのクーンデルス外相は、アムステルダムで領土交換に関する文書に署名。レインデルス氏は「国境が平和的に変更できることを証明した」と胸を張った。

1613とはずがたり:2016/11/30(水) 14:56:52

2016年 10月 2日 09:39 JST
コラム:欧州にまん延する「国民投票恐怖症」
http://jp.reuters.com/article/column-eu-plebiphobia-idJPKCN12017C?sp=true

[28日 ロイター] - 欧州連合(EU)について語られる語彙(ごい)には、すでに聞き苦しい言葉やフレーズがあふれているが、新たに「国民投票恐怖症」という造語をそのなかに加える必要があるだろう。

一部の不安とは違い、国民投票への恐怖心には十分根拠がある。英国でEU離脱の是非を問う国民投票(ブレグジット)が6月に実施されたのに続き、この秋以降にハンガリーが移民問題で、イタリアが憲法改正をめぐり国民投票を予定している。

これら国民投票が、EUをさらに不安定化する可能性がある。さらに根本的なことを言えば、国民投票は、ブレグジットのような動きを阻止するのに必要とされる改革をまさに除外してしまうことになる。

国民投票のせいで、EUは北方のみならず、欧州中心部での拡大を阻まれている。直接民主制を標榜(ひょうぼう)するスイスは、EU加盟をめぐり、過去2回国民投票を実施している。その両方において加盟は可決されなかった。EU加盟への第一歩になることを恐れてか、1992年には欧州経済地域(EEA)への加盟も僅差で否決された。

その結果、スイス国民の生活が必ずしも楽になったわけではなかった。スイス政府は120に及ぶ二国間協定について交渉をしなくてはならなくなった。加盟した場合と比べ、単一市場へのアクセスは悪く、EU市民の自由な移動は認めているものの、移民数制限の是非を問う2014年の国民投票で賛成票が上回ったことで、この取り決めさえ危うくなっている。

国民投票はまた、ユーロ圏拡大の足かせにもなっている。不釣り合いな南欧の経済国がユーロ圏最初の加盟国として名を連ねた一方、困難に対し自国で対処可能な北欧2国は国民投票の結果、支持を得られず加盟することがかなわなかった。

デンマークはユーロ圏に加盟しなくてもよいとするオプトアウト(適用除外)の権利を有するが、同国政府は2000年にユーロ圏加盟の是非を問う国民投票を実施。結果は否決された。同様の国民投票が2003年にスウェーデンでも行われており、否決されている。以降、スウェーデンは非公式のオプトアウトを享受している。

EUと国民投票との関係が一段と険悪さを増しているのは、単なる偶然ではない。1972年以降、EU関連の国民投票は55回実施されている。そのうち46回は1992年以降に行われている。

1990年代初めには12カ国だったEU加盟国の数が2013年までに28カ国へと増えるなか、EUの統合ペースが加速するのに呼応するように、各国政府は国民投票の実施を求めるようになっていく。スイスが最も多く実施しており、その数は計8回に上る。この習慣は広がっており、EU加盟国28カ国のうち、国民投票を実施していないのはドイツを筆頭にベルギー、ブルガリア、キプロス、ポルトガルのわずか5カ国だけである。

1614とはずがたり:2016/11/30(水) 14:57:09
>>1613-1614
たいていの場合、国民投票は加盟をめぐって実施されることが多いが、EU加盟国間の関係を支配する条約の重大な変更について行われることもある。アイルランドの有権者は、EUが「ノー」という返事を受け入れないことを思い知らされた。同国は2度、EU基本条約(リスボン条約)の批准をめぐり国民投票を実施。1度目は否決されたが、いくつか小さな譲歩によって促され、2度目の投票で可決した。

しかしプレッシャーは小国には有効かもしれないが、もっと影響力のある国に対しては利かない。2005年には欧州憲法条約の批准をめぐり、フランスとオランダで相次いで国民投票が行われたが否決された。ただし、その計画の大要は2007年のリスボン条約に受け継がれている。EU設立国6カ国のうち仏蘭2カ国が欧州の統合を拒否したことは、2010年初めに発生したユーロ危機に対して抜本的な対応策を講じることの妨げとなった。

さらなる国民投票を警戒してか、メルケル独首相をはじめとするユーロ圏の指導者たちは、根本的な条約変更を必要とする改革を故意に回避。リスボン条約に小さな変更を加えることにより、ユーロ圏の金融安全網である「欧州安定メカニズム(ESM)」創設の法的課題を未然に防いだ。とはいえ、ESMはEUの法律というより国際法にのっとり創設された。既存の条約にとらわれ、ユーロ圏の不安定な基盤をてこ入れするための制度改革はそれ自体がその場しのぎのものだった。

さらに悪いことに、欧州のリーダーたちはもはやEU関連の国民投票だけを恐れているわけではない。とりわけ、12月に予定されている憲法改正の是非を問うイタリアの国民投票を懸念している。上院が不信任投票を通じて政権を転覆できないよう権限を弱める憲法改正案が支持されなければ、レンツィ首相は辞任すると公言しているためだ。銀行の不良債権問題ですでに揺れているユーロ圏3位の経済大国イタリアでは、レンツィ首相がもし退陣すれば政治不安が起きるだろう。

「国民投票恐怖症」はEUをマヒ状態に陥らせる恐れがある。ありがたくないことに、これは1980年代初めの欧州プロジェクトに見られた病的な症状と似ている。当時、EU理事会で決定されたことが加盟各国で相次ぎ否決されたため、いわゆる「ユーロスクレローシス(欧州硬化症)」と呼ばれる経済停滞に対処することができなかった。

こう着状態が打開されたのは1986年、単一市場の成立を可能にする単一欧州議定書が満場一致で調印されてからだ。現在、条約の修正には障害がある。それを取り除かない限り、EUはブレグジット以上の問題に直面することになるかもしれない。

1615チバQ:2016/11/30(水) 19:34:53
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1611300033.html
オランダ下院がブルカ限定禁止法案を可決、欧州で4例目
18:09産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】オランダ下院は11月29日、イスラム教徒の女性の衣装「ブルカ」着用を含め、顔をベールやマスクで覆うことを限定的に禁止する法案を賛成多数で可決した。上院を通過し、法案が成立すれば、国レベルでブルカ着用を禁止する欧州諸国として4例目になる。

 法案は昨年、政府が閣議決定。採決では定数150の下院で、ルッテ首相の与党、自由民主党を含む132人が賛成した。公共交通機関や教育、医療、政府機関施設が着用禁止の対象となる。違反すれば、最大410ユーロ(約4万9000円)の罰金が科される。

 政府は「治安対策」を着用禁止の狙いとし、公共の場全般で禁じる考えはないとしている。オランダのメディアによると、同国でブルカを着用する女性はわずかしかいないとされる。

 イスラム教徒など移民に反対する極右、自由党のウィルダース党首はAP通信に対し、法案可決を「正しい方向への一歩」と評価。同党が政権をとれば、全面禁止を目指すとした。最新の世論調査では、同党が来年3月の総選挙で第1党に躍進する可能性が指摘されている。

 欧州ではこれまでにフランスとベルギーが公共の場でのブルカ着用を禁止。ブルガリア議会も9月に禁止法案を可決しており、今後施行される見通し。

1616チバQ:2016/12/01(木) 03:12:45
http://www.sankei.com/world/news/161130/wor1611300028-n1.html
2016.11.30 16:59

ブレア元英首相、政界復帰?「ご意見番」として存在感発揮狙いか
 英政界を引退した労働党のブレア元首相(63)が復帰を狙っているとの臆測が出ている。メイ政権の閣僚と接触し、トランプ次期米大統領の娘婿とも会談。欧州連合(EU)離脱を巡り政府に助言を与え、キッシンジャー元米国務長官のような「ご意見番」となり、国際的に影響力のある存在になることを目指しているとの報道も出ている。

 英紙サンデー・タイムズによると、ブレア氏は自ら代表を務めるコンサルタント会社などを閉め、年明けに新たな研究所を設立する予定で、首相官邸や議会近くに事務所を探している。

 自身が積極的に関与してきた中東情勢についてメイ政権の閣僚と意見交換したほか、トランプ政権下でホワイトハウス入りがささやかれる娘婿ジャレッド・クシュナー氏と今月中旬に会談した。(共同)

1617チバQ:2016/12/01(木) 17:46:52
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161201-00000062-reut-eurp
ノルウェー連立内閣が崩壊危機、予算巡る政党間協議決裂

ロイター 12/1(木) 15:57配信

[オスロ 30日 ロイター] - ノルウェーで30日、2017年の予算を巡る政党間協議が決裂し、中道右派の連立内閣が崩壊の危機に瀕した。

与党の保守党と進歩党は2013年以来、少数政党であるキリスト教民主党と自由党の協力を得て減税や支出拡大を進め、原油安による景気悪化に対処してきた。

しかし17年予算に関する協議では二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる石油・ディーゼル税の引き上げ幅などについて各党が対立し、自由党とキリスト教民主党の党首が相次いで席を蹴る事態となった。

保守党党首であるソルベルグ首相はノルウェー通信(NTB)で「合意は非常に難しくなった」と述べた一方、12月5日の予算案採決までにはまだ時間があると付言した。

予算案への協力が得られない場合、首相は議会に信任投票を要請する可能性がある。

ノルウェー憲法は前倒し選挙を禁じているため、次の議会選挙は17年9月まで行えない。仮に信任動議が否決された場合、ソルベルグ首相は辞任し、野党労働党が政権を受け継ぐべきかどうかで複雑な交渉が始まりそうだ。

1618とはずがたり:2016/12/01(木) 21:55:19
>>1617
そんな規定があるんですね〜。
>ノルウェー憲法は前倒し選挙を禁じているため、次の議会選挙は17年9月まで行えない。

1620チバQ:2016/12/02(金) 17:57:46
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161202-00000001-jij_afp-int
オランド仏大統領、再選を断念 テレビ演説で表明

AFP=時事 12/2(金) 4:43配信

【AFP=時事】(更新)フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領(62)は1日、来年の大統領選に出馬しない意向を表明した。波乱に満ちた5年間の任期を経て、支持率が歴史的低水準となったことを受け、続投を断念した。

【写真】スマートフォンで演説を聞く人

 社会党(PS)党首のオランド氏は、首都パリ(Paris)の大統領府エリゼ宮(Elysee Palace)から神妙な面持ちでテレビ演説を行った。

「私は、立候補しないことを決めた。これからしばらくの間、私の唯一の責務は自国を率い続けていくことだけになる」と述べ、自身の再出馬をめぐる臆測にきっぱりと幕を引いた。

 オランド大統領の支持率は、主要政策の撤回やテロ事件、高失業率、私生活における醜聞の数々を経て、過去最低にまで低下していた。

 有権者に対する調査では、現時点で最有力候補と目されるのは右派の共和党候補のフランソワ・フィヨン(Francois Fillon)氏。その最大のライバルには、極右政党の国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首の名が取り沙汰されている。

 しかし全候補の名前はまだ出そろっておらず、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相(38)をはじめ、無所属の動きの見通しも不透明であることから、アナリストらは安易な予想は差し控えるべきだと警告している。【翻訳編集】 AFPBB News

1621チバQ:2016/12/02(金) 18:02:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161202-00000087-jij-eurp
親EU派、番狂わせで勝利=英下院補選で無名の新人

時事通信 12/2(金) 14:39配信

【ロンドン時事】英ロンドン郊外のリッチモンドパーク選挙区で1日、ザック・ゴールドスミス下院議員(保守党)の辞職に伴う補欠選挙が実施された。

 2日未明までの開票の結果、親欧州連合(EU)派のサラ・オルニー候補(自民党)が、保守党を離党して無所属で出馬したゴールドスミス氏らを破って当選した。

 ゴールドスミス氏はロンドンのヒースロー空港拡張計画を政府が承認したことに対し、環境保護の立場から反対して離党した。2015年の総選挙では圧勝したが、今回は無名の新人に敗北するという番狂わせとなった。

1622チバQ:2016/12/02(金) 18:04:16
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120200520&g=int

否決なら首相退陣か=反EU派台頭、金融危機も-イタリア国民投票、4日実施














イタリアのレンツィ首相=11月28日、ローマ(AFP=時事)

 【パリ時事】イタリアで4日、上院の権限を大幅に縮小する憲法改正の是非を問う国民投票が実施される。反対派がやや優勢な中、レンツィ首相は否決されれば退陣する意向を示唆しており、反欧州連合(EU)派の野党による政権交代が現実味を帯びている。政治の混乱を受けて金融危機が再燃する懸念もあり、市場も動向を注視する。
 「憲法をぶち壊そうとしている」。反EUを掲げる新興野党・五つ星運動幹部のディバッティースタ下院議員は11月下旬、中部フィレンツェで演説し、改憲を推進する首相を批判した。
 改憲案は内閣不信任などの権限を上院からなくすことが柱。イタリアでは上院と下院がほぼ同等の権限を持つが、両院の与野党の構成は一致しないことが多い。政権がしばしば上院の反対で窮地に陥り、短命内閣が続く一因となってきた。歴代政権は上院の権限削減を悲願としてきたが、発言力の低下を懸念する野党は猛反発している。
 レンツィ首相は2014年2月の就任以降高い支持率を誇ってきた。しかし、失業率の高止まりを背景に最近は人気が陰り気味。フィレンツェに住む音楽家の50代男性は「首相の強引な政治手法がさらなる批判を招き、『レンツィ下ろし』の動きが急速に広がってしまった」と安定しない政治を嘆く。
 現下院議員の任期は18年までだが、改憲案否決の場合は総選挙が前倒しされる可能性がある。野党が勢いづくのは必至で、五つ星運動などの政権獲得が視野に入る。同党はユーロ離脱の是非を問う国民投票を目指しており、英国のEU離脱決定に続く欧州統合への逆風となりかねない。(2016/12/02-14:53)

1623チバQ:2016/12/02(金) 18:05:18
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120100550&g=int

反極右の足並みそろわず=オーストリア大統領選
オーストリア大統領選の決選投票に進んだ自由党のホーファー候補=11月27日、ウィーン(AFP=時事)

 【ベルリン時事】4日のオーストリア大統領選決選投票で極右・自由党のホーファー候補が勝利するかどうかが注目される中、連立政権を組む2大政党の社会民主党と国民党は同候補の当選阻止で足並みがそろっていない。自由党は議会で既に一定の勢力を確保しており、社民、国民各党にとっては将来の連携も選択肢になり得るからだ。
 自由党は1950年代に発足し、過去に連立政権入りも経験。国民議会(下院、定数183)で現在、社民、国民両党に次ぐ38議席を持つ。難民に対する厳しい姿勢が好感され、政党別支持率でトップを走っており、専門家は「自由党は主要政党の一つと呼ぶべき状態だ」と指摘する。
 保守系の国民党は難民流入抑制を重視。政策的に自由党に近い面があり、国民党幹部からは「ホーファー支持」の声が上がっている。
 ケルン首相(社民党)も最近、自由党のシュトラッヘ党首との討論で「友好的」(地元メディア)態度が目立ち、両党接近の兆しという観測も出た。国民の2大政党離れが加速する中、自由党との協力が得策だと考えたとみられる。
 ホーファー氏は選挙戦で過激な反難民発言を控え、「国の安全を守ることが大切だ」と丁寧に訴えている。「極右」のイメージとは程遠いソフトな好印象が有権者に浸透しており、難民に寛容なリベラル系の対立候補ファンデアベレン氏と接戦を繰り広げている。
 大統領職は儀礼的役割が中心。だが、ホーファー氏が当選すれば、自由党が勢いを得て、次の議会選で大躍進する可能性もある。
 大統領選は5月に決選投票が行われ、ファンデアベレン氏が僅差で勝ったが、開票時の不備が見つかり、やり直しが決まった。(2016/12/01-14:44)

1624チバQ:2016/12/04(日) 14:32:07
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612040015.html
大接戦のオーストリア大統領選の決戦投票、極右とリベラル系候補の対決 4日夜に大勢判明
10:44産経新聞

 【ローマ=宮下日出男】オーストリア大統領選のやり直し決選投票が4日行われる。極右の自由党候補で国民議会(下院)第3議長のノルベルト・ホーファー氏(45)とリベラル系の緑の党前党首、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン氏(72)の対決は大接戦となっており、結果の行方は見通せない。

 投票は即日開票され、4日夜(日本時間5日朝)に大勢判明の見通し。僅差の場合、勝敗の判明は郵送票が開票される5日以降にずれ込む可能性がある。5月の決選投票では郵送票の開票の結果、ファン・デア・ベレン氏が逆転した。

 決選投票は米国のトランプ次期大統領選出後、欧州での大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力の伸長を測る機会とされ、来年の仏大統領選や独総選挙などの行方にも影響を与える可能性がある。反難民・移民や反エリートを掲げるホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初の「極右出身の国家元首」誕生となる。

1625チバQ:2016/12/04(日) 14:33:07
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161204k0000m030105000c.html
<伊・オーストリア>大衆迎合政党に勢い…両国民の選択は
01:17毎日新聞

<伊・オーストリア>大衆迎合政党に勢い…両国民の選択は
ナポリ市役所前でデモをする改憲反対派の市民=福島良典撮影
(毎日新聞)
 ◇伊国民投票・オーストリア大統領選…4日投票

 イタリア憲法改正の是非を問う国民投票とオーストリア大統領選挙が4日、投開票される。両国では経済格差や移民問題を背景に、ポピュリズム(大衆迎合主義)的な政党が発言力を強めている。「トランプ現象」に世界が揺れるなか、どんな選択が下されるのか。

 ◇「忘れられた地方」の怒り

 ◇ナポリ

 イタリア南部の主要都市ナポリ。窓に洗濯物を干したアパートがひしめく旧市街サニタ地区で11月30日、失業問題の討論会が開かれた。「憲法1条に『イタリアは労働に基礎を置く国』とあるが、南部には仕事がない。(サッカーなどの2部に相当する)『セリエB』扱いだ」。地元大学生のジェナロ・リッチリッロさん(21)がまくしたてた。

 主催した市民団体「組織化された失業者」の広報担当、ジノ・モンテレオーニさん(50)は長年、社会保障のない「闇労働」で臨時雇いの塗装作業員をしている。「ナポリは経済危機の影響をもろに受けてきた」と言う。

 「人口は全国の3分の1だが、貧困層の3分の2が集中している」(エンリカ・アマトゥロ・ナポリ大教授)とされる南部。世論調査によると、北部では改憲への賛否が拮抗(きっこう)するが、南部では反対(43%)が賛成(32%)を引き離している。

 デマジストリス・ナポリ市長は「レンツィ政権は北・中部に手厚く、南部をないがしろにしてきた」と指摘する。市役所前でデモをしていた学校職員のアンジェラさん(53)は「ナポリは世界一美しい都市なのに差別されてきた」と政府への不満を口にした。

 改憲案には中央集権化が盛り込まれており、反対運動には「地方の乱」の側面もある。「国が環境保護や都市計画で決定権を握り、地方から自治権を奪い去っていることへの抵抗だ」。ナポリのエレオノラ・デマヨ市議(28)が解説する。

 ナポリ西郊バニョリ地区。1990年代に操業を終えた製鉄工場の跡地が広がる。権限争いで国と市が対立し、再開発のめどが立たない。「国益の名の下に(政府によって)汚染者負担の原則がないがしろにされている」。市民団体「自由なバニョリ」のエドアルド・ソルジェさん(26)は「政府への異議申し立て」として反対票を投じるつもりだ。

 反対派の矛先は、国民投票の争点ではない欧州連合(EU)や移民にも向かう。ナポリ東郊の低所得層地区ポンティチェリの主婦、ロザリオ・アマートさん(47)は「ユーロ圏に入って、パンなどの物価が2倍になってから物事がうまくいかなくなった」と語る。

 移民家族が通りかかると、主婦のジョバンナ・バジーレさん(34)が「私は人種差別主義者ではないが、移民はホテル住まいで衣服を支給され、イタリア人が路頭に迷うのはおかしい」と主張した。

 南部の反発に危機感を強めるレンツィ首相はナポリで1日、「国は(南北で)二分され、南部には解決すべき課題がある」「国民投票は安定のための1票だ」と支持を訴えた。これまでの選挙では北・中部に比べ南部の投票率は低かった。南部の怒りが国民投票の結果を左右しそうだ。【ナポリ(イタリア南部)で福島良典】

1626チバQ:2016/12/04(日) 14:33:38
…………………………

 ◇経済・難民の不安背景

 ◇ウィーン

 「我々の将来への不安を一番よく考えてくれているのが自由党だ。トランプ氏のような存在だよ」。10月にトラック運転手の職を失い、ウィーンの職業安定所に通うアレックス・ボゾキさん(50)が強調する。ここ数年で景気が悪化し、時給7ユーロ(約850円)で1日15時間以上働いて家族を養っていた。次の仕事のめどは立っていない。

 オーストリア大統領選は極右・自由党のノルベルト・ホーファー国民議会議員(45)と左派・緑の党出身のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン元党首(72)が激しく争う。ホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初となる極右政党出身の「国家元首」だ。

 両者の支持層は全く異なる。5月に実施された決選投票の出口調査では、ホーファー氏は低賃金に苦しむ労働者の8割以上、中等教育だけを受けた人の5割以上から支持を受けた。逆にファン・デア・ベレン氏は事務職などホワイトカラーの6割、大卒の8割以上の支持を得た。地域別ではホーファー氏が地方、ファン・デア・ベレン氏は都市部で強い。

 大きな争点は経済と難民・移民問題だ。オーストリアは経済のグローバル化への対応が遅れ、経済成長率は2012年から0.7〜1.0%と低迷。失業率は4年連続上昇し、15年は5.7%と過去20年で最悪だった。

 自由党は中東などからの難民・移民の「排斥」を雇用問題と絡めて訴える。党のウィーン市議、ネマンヤ・ダムンヤノビッチ氏(44)は「移民らを受け入れるより、自国の失業者約50万人の仕事を探す方が先だ。我々は国民を守る義務がある」と強調する。

 一方、難民の受け入れに寛容なファン・デア・ベレン氏を支援する与党・社会民主党のカサリナ・クチャロビッツ副党首(33)は「政府は若者の職業訓練や雇用確保のためのインフラ投資などに力を入れているが、小さな一歩であり、状況改善には時間がかかる」とため息をついた。

 出口調査では「近い将来、生活水準が上がる」と希望を持つ人の約6割がファン・デア・ベレン氏、「生活水準が下がる」と感じる人の約7割がホーファー氏を支持した。「希望」と「不安」は、どちらが勝るのだろうか。【ウィーン三木幸治】

1627チバQ:2016/12/04(日) 14:35:22
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612030042.html
4日に憲法改正是非問うイタリア国民投票 ここにもトランプ現象
12月03日 17:34産経新聞

 【ローマ=宮下日出男】イタリアで4日、憲法改正の是非を問う国民投票が行われる。投票は事実上、レンツィ首相の信任投票とみなされ、ポピュリズム(大衆迎合主義)的な勢力は米国でのトランプ次期大統領登場の余勢を駆って反対運動を展開。劣勢に立たされる首相は否決の場合、退陣も辞さない構えで、イタリア政治が混迷する事態が懸念されている。

 「イエスなら国は強くなる。だが、ノーならこれまでのままだ」。投票キャンペーン最終日の2日、レンツィ氏は南部シチリア島で開かれた集会で憲法改正への支持を訴えた。

 憲法改正は上院改革が柱だ。上下両院がほぼ同じ権限を持つ現行制度は、短命政権が繰り返される同国政治の不安定さの一因とされてきた。改憲は、そうした状態の解消が目的で、上院は定数が3分の1以下の100に減り、公選議員でなく地方代表で構成する。内閣不信任や法案審議の権限も大幅に縮小される。

 イタリアでは戦前のファシスト政権の反省から戦後は権限の分散が重視されてきたため、上院の権限縮小に反発も強い。ただ、投票が信任投票の性格を強めたのは、レンツィ氏が実現に進退をかけると発言してきたためだ。その姿勢が揺れたこともあるが、最近も「国が今のままなら、もうゲームはしない」と否決の場合の辞任を示唆した。

 国内では経済低迷や高失業率が続き、労働市場改革などを実行してきたレンツィ政権には不満も渦巻く。国民投票は憲法改正よりも政権に対する「審判」との受け止め方も有権者には強く、改憲反対デモでは「レンツィは去れ」とのプラカードも掲げられた。

 主要野党は倒閣のため改憲反対で歩調をそろえる。既存政治批判で台頭する新興政党「五つ星運動」リーダー、グリッロ氏はトランプ氏勝利に「真の愚か者は知識人だ」とし、「頭でなく気持ちで行動しろ」と反対投票を主張。中道右派の「フォルツァ・イタリア」のベルルスコーニ元首相も「米国は(既存政治に)ノーと投票した」と訴えた。

 伊紙レプブリカが報じた世論調査では憲法改正への反対が41%で賛成は34%。レンツィ氏は2割以上を占める態度未定の有権者の取り込みを図ってきたが、苦しい状況とされる。レンツィ氏が辞任すれば、政治が混乱。2018年に予定される総選挙が前倒しされ、五つ星運動などが一段と勢いを増す可能性がある。

1628チバQ:2016/12/04(日) 14:35:51
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612030040.html
オーストリアのトランプ!? EU初の極右元首誕生か 4日に大統領選決選投票
12月03日 17:24産経新聞

 【ローマ=宮下日出男】オーストリアでは4日、大統領選挙の決選投票が実施される。極右、自由党候補のノルベルト・ホーファー氏(45)とリベラル系の緑の党前党首、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン氏(72)の一騎打ち。米国でのトランプ次期大統領選出が、欧州での右派ポピュリズム勢力の動向にどれほどの影響を与えるかが注目されている。

 今回は5月に行われた決選投票のやり直しとなる。当時はファン・デア・ベレン氏が薄氷の勝利を収めたが、不正開票で憲法裁判所が再実施を命じた。各種世論調査では両氏の支持率は「誤差の範囲の差」とされるほどの接戦状態だ。

 オーストリアは昨年、ドイツなどに向かう難民・移民の主要な経由国となったことで、国民に反移民感情が強まった。移民反対を主張し、欧州連合(EU)にも批判的なホーファー氏はこうした有権者の不満を吸収する一方、ファン・デア・ベレン氏は移民への寛容姿勢で対抗する。

 トランプ氏勝利についてホーファー氏は「有権者から離反したエリートは落選する」と強調。自身も既存政治勢力と一線を画し、追い風にしようともくろむ。一方、ファン・デア・ベレン氏は米大統領選を「欧州への警鐘」として、「反極右」の結集を呼びかける。

 ホーファー氏が勝てば、EUで初の「極右出身の国家元首」誕生となる。このため、欧州の他の極右勢力も「米国の次はオーストリアだ」(オランダ自由党のウィルダース党首)とその行方を注視している。

1629チバQ:2016/12/04(日) 14:46:09
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161203k0000m030121000c.html
<仏大統領選>右派対極右固まる オランド氏不出馬
12月02日 21:44毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランスのオランド大統領(62)は1日、来年4〜5月の大統領選(2回投票制)への出馬断念を表明した。支持率が低迷する自身が退くことで左派の団結を促した形だが、他の候補者でも大統領選での劣勢を立て直せるとの保証はなく、右派対極右の対決構図がより固まった。

 1日夜、テレビ演説を行った左派・社会党のオランド氏は「出馬しても(左派の)支持を結集できない」と不出馬の理由を硬い表情で説明した。

 オランド氏は、約10%で高止まりする失業率やイスラム過激派による相次ぐテロを背景に、支持率が10%程度と低迷。共和党(中道右派)のフィヨン元首相(62)や極右政党・国民戦線のルペン党首(48)の優位が伝えられる大統領選に出馬しても、勝算がないと判断したとみられる。

 現職大統領が再選出馬を断念するのは、1958年に発足した現在の政治体制(第5共和制)では初めて。

 演説でオランド氏は「公共サービスを損ない、格差を拡大させる」とフィヨン氏を批判。ルペン氏についても「極右は(自由貿易を批判するトランプ氏が勝利した)米大統領選に言及し、欧州連合からの離脱を訴えるが、保護主義は国を孤立させる」とけん制し、左派の結束を訴えた。

 社会党を中心とする左派は大統領選の統一候補を決める予備選を来年1月に実施する。

 演説後、左派支持層を対象に行われた予備選の投票先を問う世論調査では、立候補の可能性が高まっているバルス首相(54)が、モントブール元経済相(54)ら7候補者を抑えて首位となった。

 だが、オランド政権で経済相を務めたマクロン氏(38)も、予備選を経ずに大統領選に独自に立候補する考えを示している。

 別の世論調査の支持率では、フィヨン氏31%、ルペン氏24%、マクロン氏14%。バルス氏は9%と、オランド氏が左派候補になった場合を2ポイント上回っただけだった。候補者が代わっても左派陣営に勝機が薄い情勢は変わりそうもない。

1630チバQ:2016/12/04(日) 14:46:59
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612020045.html
【仏大統領選】オランド氏の出馬断念、欧州で左派退潮が鮮明に 緊縮に代わる政策打ち出せず、労組離れも追い打ち
12月02日 21:39産経新聞

 オランド大統領が2期目の出馬を断念したことにより、欧州で左派勢力の退潮が鮮明になった。

 オランド氏の支持率は10月には4%に下落した。戦後始まった第5共和制で、最も不人気な大統領として退陣する。だが、オランド政権だけでなく、欧州では英独、スペイン、イタリアと、1990年代に政権を担った左派勢力が軒並み不振にあえぐ。

 第1の原因は、ユーロ導入後、財政規律に縛られ、左派の看板である「大きな政府」政策がとれなくなったことだ。オランド政権は2012年の発足後、大企業・富裕層増税を実施したが、企業の国外流出を招き、早々に方針転換を迫られた。各国とも左派は、「緊縮」に代わる経済政策を打ち出せずにいる。

 さらに、支持基盤である労働組合の組織率の低下がある。労働組合が強いドイツでは1980年代、35%を超えたが、サービス産業などの台頭で18%に下落。フランスは現在8%で、日本(18%)を下回る。

 現在の左派は環境保護派、女性運動、同性婚の合法化を進める人権活動家など、さまざまな団体の寄せ集めだ。オランド政権は移民2世に多いイスラム過激派を押さえ込むため、「テロ犯の仏国籍剥奪」を提案したが、社会党内の人権派が猛反発し、撤回を迫られた。

 仏大統領選で台風の目となっている極右政党「国民戦線」は、労働者層の支持率が30〜50%。左派が移民流入に反発する労働者、低所得層から乖離(かいり)した隙間に入り込み、勢力を拡大している。(三井美奈)

1631チバQ:2016/12/04(日) 21:30:24
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120400075&g=int
大接戦、極右元首誕生も=大統領選の決選再投票-オーストリア
 【ベルリン時事】4日行われたオーストリア大統領選のやり直し決選投票は「反難民」を強調する極右・自由党のホーファー国民議会(下院)第3議長(45)と、難民受け入れに寛容な立場のリベラル系「緑の党」のファンデアベレン前党首(72)の接戦となっている。
トランプ旋風影響か=大統領選、4日再投票-オーストリア

 オーストリア大統領は儀礼的役割が中心で、政治の実権はない。だが、ホーファー氏が勝利すれば、欧州連合(EU)諸国で第2次大戦後初の極右政党出身の国家元首となり、欧州政治史上で大きな節目になる。
 ホーファー氏は「オーストリアが第一」のスローガンを掲げ、難民や移民から国の安全と伝統を守ると訴えてきた。語り口は穏やかで、従来の極右のイメージ払拭(ふっしょく)に一定程度成功。社会保障の充実なども重視しながら、支持層を広げてきた。

4日、ウィーンで記者団の取材に答えるオーストリア大統領候補のファンデアベレン前「緑の党」党首(EPA=時事)
 一方、ファンデアベレン氏は、オーストリアは欧州諸国の良き連携相手であり続けるべきだと強調。米大統領選に関しては「米国で顕在化した分断をわれわれの国民は望んでいない」と述べ、国民統合に尽力する決意を示してきた。
 オーストリアでは難民流入対策の不手際もあり、既存政治への国民の不満が強い。4月の第1回投票で、連立政権を組む2大政党の社会民主党と国民党の各候補が惨敗。政党支持率で自由党が首位を走り、勢いに乗る。(2016/12/04-16:10)

1632チバQ:2016/12/04(日) 21:55:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161203-00000034-jij-int
「永遠の2番手」ついにトップ=左右共に揺らぐ結束-仏大統領選〔深層探訪〕
時事通信 12/3(土) 8:27配信

「永遠の2番手」ついにトップ=左右共に揺らぐ結束-仏大統領選〔深層探訪〕
フランスのフィヨン元首相=27日、パリ(AFP=時事)
 来春のフランス大統領選に向け最大野党の共和党など右派・中道陣営が候補者を決めた27日の予備選決選投票は、地味な印象が強く「永遠の2番手」(仏メディア)と呼ばれてきたフィヨン元首相(62)が大逆転の勝利を果たした。今後の焦点はオランド大統領(62)を支えてきた左派の与党・社会党に移る。オランド氏やバルス首相(54)らの出馬が取り沙汰され、来年1月の社会党予備選まで激しい駆け引きが続きそうだ。

 ◇候補者乱立の懸念
 「戦うためにしっかり準備する」。バルス首相は27日付の仏日曜紙ジュルナルデュディマンシュで、社会党予備選出馬への意欲を隠さなかった。

 オランド大統領は、相次ぐテロや失業問題を背景に支持率が10%台に低迷。左派陣営内では「オランド氏では選挙を戦えない」と懸念が広がる。既に現政権で経済相を務めながら中道票を糾合した上で出馬をもくろむマクロン氏(38)ら大統領に不満を持つ複数の有力者が予備選を経ずに直接、本選に立候補する考えを示している。左派は候補者乱立になりかねない。

 オランド氏も1期で終わりたくない。しかし、こうした情勢で再選を目指すと言い出せない。出馬の是非については近く最終判断する考えだが、これまで自身を支えてきたバルス首相が出馬に踏み切れば状況は一層厳しくなる。27日には外遊先のアフリカ南部マダガスカルから「いかなる状況になろうとも結束しよう」と呼び掛け、バルス氏をけん制した。

 ◇中道に造反の動き
 サルコジ前大統領(61)を首相として支えてきたフィヨン氏は、当初はサルコジ氏の補佐役というイメージが強かったが、最終盤にかけて実直な人柄が有権者に浸透した。予備選の直前、米大統領選があり、移民政策などをめぐって過激な発言を繰り返したトランプ氏(70)が勝利した。この反動でフランスでは、それまで有力候補だったサルコジ氏のタカ派的な言動に警戒が強まり、フィヨン氏には追い風となった。

 フィヨン氏は予備選勝利を受け「大統領選で政権交代を果たせば輝かしい未来が待っている」と訴えた。ただ、右派・中道陣営も盤石ではない。

 フィヨン氏の対立候補ジュペ元首相(71)を推してきた中道政党・民主運動のバイル党首(65)は、フィヨン氏の経済政策は企業寄りで「国民に多くの問題をもたらす」と批判。自身の本選出馬も検討中とみられている。陣営の結束は左派だけの課題ではない。

 ◇余裕のルペン氏
 調査会社ハリス・インタラクティブが27日に発表した世論調査結果では、大統領選第1回投票でフィヨン氏に投票すると答えた人は26%。移民排斥など過激な政策で台頭する極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)は24%で2位だった。オランド氏はわずか9%だ。

 マクロン氏やバイル氏らも一定の支持を保つ。左右両陣営の分裂が続けばFNが「漁夫の利」を得て抜け出す可能性が高まる。右派予備選の結果発表後、ルペン氏はフィヨン氏が掲げた公務員大幅削減などの政策について「社会を破壊する最悪の公約だ」とこきおろした。フィヨン氏を「最良の対戦相手だ」と述べる余裕ものぞかせた。(パリ時事)

1633名無しさん:2016/12/04(日) 22:28:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161130-00000077-reut-eurp
ベルギーとオランダが領土交換へ、河川工事で生じた不合理解消
ロイター 11/30(水) 18:22配信

[ブリュッセル 29日 ロイター] - ベルギーとオランダが無人の領地の交換に合意し、ベルギーの面積が縮小、オランダの面積が拡大した。交換は、マース川の改良工事による河川変更に伴うもので、ベルギーが16ヘクタールの土地を提供し、3ヘクタールを受け取る。

1830年にベルギーがオランダから独立した際、国境はマース川に沿って設定された。だが1961年に航行環境改善のため河川をまっすぐに変更したことから、双方の領地が対岸に飛び地として残り、船でしか渡れない状態となった。

ベルギー外務省の広報担当者は、何らかの事件が発生した場合に警察が到達しにくいとし「この土地が引き続きベルギーに属するのは理にかなっていない」と述べた。

交換協定は28日に両国の外相が調印。国境は2018年初めに変更される公算が大きいとみられている。

1634とはずがたり:2016/12/05(月) 11:14:24
上院の力を削いで安定した政権を作るという懸案だったイタリアのまともな方向への改革が既存政治への反対ごときで葬り去られるのは皮肉でしか無い。残念だ。

<イタリア>憲法改正国民投票で敗北 レンツィ首相が辞意
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000010-mai-eurp
毎日新聞 12/5(月) 8:42配信

 【ローマ福島良典】国会改革を柱とする憲法改正の是非を巡りイタリアで4日投開票された国民投票で、改憲案を提示したレンツィ首相(41)は5日未明(日本時間同日朝)、敗北を認め、辞意を表明した。米大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利(11月)などで浮き彫りになった既成政治批判の高まりが、イタリアでも明らかになった。

 レンツィ氏は「反対派が勝利した。責任を取る」と述べ、5日中にも辞表を提出する意向を示した。

 国営テレビRAIの出口調査によると、反対票58〜60%に対し賛成票は40〜42%。

 レンツィ首相への事実上の信任投票となった今回の国民投票の対象になったのは、国会・行政改革のための改憲案。改正は1948年施行の憲法全139条のうち47条に及び、第二次世界大戦後にイタリアが王国から共和国になって以来、最も大がかりな改憲案だった。

1635とはずがたり:2016/12/05(月) 11:15:33
国民投票始まる 改憲、首相進退懸け ローマ社会科学国際自由大学 クリスティアン・ブラースベルク教授
http://mainichi.jp/articles/20161205/ddm/007/030/139000c
毎日新聞2016年12月5日 東京朝刊

投票時期首相に不利 ローマ社会科学国際自由大学(LUISS) クリスティアン・ブラースベルク教授
 イタリアでは伝統的にエリートへの懐疑心が根強い。レンツィ首相は国民の支持が得られると見込み、憲法上は必ずしも必要でない国民投票を選んだが、判断ミスだった。

 レンツィ氏が国民の支持を必要としたのは、総選挙の結果として樹立された政権ではないためだ。国民投票によって政権の「正統性」を取り付けようと思ったのだろう。

 1年前にはレンツィ氏の人気が高く、半年前でも可決の公算が大きかった。だが、経済が思うように上向かず、反対派に「塩」を送る結果になった。欧州連合(EU)からの離脱を選んだ英国民投票や、米大統領選でのトランプ氏勝利で「ポピュリスト(大衆迎合主義者)の勝利が可能」と証明され、反対派を勢いづけた。レンツィ氏にとって時期が悪い。

 否決の場合に早期総選挙にするか、暫定内閣を作って2018年まで待つかは、マッタレッラ大統領次第だ。来年春に総選挙となれば、新興政治団体「五つ星運動」は好位置に付けている。

 「五つ星」は中道右派と連立を組む可能性があり、長期的には、イタリアがユーロ圏やEUから離脱する方向へと漂流してしまう破局的なシナリオさえ頭をよぎってしまう。【聞き手・ローマ福島良典】

1636とはずがたり:2016/12/05(月) 11:45:41
大統領に左派 「難民排斥」右派敗北宣言
http://mainichi.jp/articles/20161205/ddm/007/030/141000c
毎日新聞2016年12月5日 東京朝刊

 オーストリア大統領選の決選投票は4日投開票され、難民保護を訴える左派・緑の党出身のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン元党首(72)が、難民・移民の排斥を主張した極右・自由党のノルベルト・ホーファー国民議会議員(45)を破り当選が確実になった。オーストリア放送協会が報じた。欧州連合(EU)初となる極右政党出身の大統領誕生は実現しなかった。同放送によると、開票率60%で…

1637チバQ:2016/12/05(月) 18:33:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000504-san-eurp
オーストリア大統領選、極右候補の敗北確実 リベラル系勝利と報道

産経新聞 12/5(月) 1:50配信

 【ローマ=宮下日出男】オーストリア大統領選のやり直し決選投票が4日行われた。オーストリア国営放送は世論調査機関の出口調査などの予測などに基づき、リベラル系の緑の党前党首、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン氏(72)が、極右の自由党候補で国民議会(下院)第3議長のノルベルト・ホーファー氏(45)を破り、勝利することが確実になったと報じた。

 投票は即日開票され、4日夜(日本時間5日朝)に大勢判明の見通し。僅差であれば、勝敗の確定は郵送票が開票される5日以降にずれ込む可能性があるとみられている。

 決選投票は米国のトランプ次期大統領選出後、欧州での大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力の伸長を測る機会とされ、来年の仏大統領選や独総選挙などの行方にも影響を与える可能性があるとみられている。ホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初の「極右出身の国家元首」誕生とみられていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000008-jij-eurp&pos=1
リベラル系候補が勝利=EU初の極右元首誕生阻止-オーストリア大統領選

時事通信 12/5(月) 2:04配信

【ベルリン時事】4日に行われたオーストリア大統領選のやり直し決選投票で、リベラル系の「緑の党」のファンデアベレン前党首(72)が同日夜(日本時間5日未明)、記者会見し、「何より親欧州で寛容な大統領になるよう努める」と述べ、事実上の勝利宣言を行った。

 
 対立候補の極右・自由党のホーファー国民議会(下院)第3議長(45)が勝てば、欧州連合(EU)初の「極右出身の国家元首」が誕生するところだったが、これを阻止した。

 ホーファー氏は自身のフェイスブックで、「ファンデアベレン氏の勝利を祝福する」と敗北を認めた。地元メディアが伝えた予測得票率によると、ファンデアベレン氏が約53%で、ホーファー氏に約7ポイントの差をつけた。

 オーストリアでは昨年以降、中東やアフリカから押し寄せた難民への警戒感や、難民問題の解決策を打ち出せないEUへの不満が高まり、「反難民」姿勢を取るホーファー氏への追い風になっていた。だが、英国のEU離脱決定や米大統領選でのトランプ氏当選で欧米の先行き不透明感が強まる中、有権者が安定を求めた可能性がある。

 フランスのバルス首相はツイッターで「ポピュリズムは欧州の運命ではない」と述べ、ファンデアベレン氏の勝利を歓迎。DPA通信によると、ドイツのシュタインマイヤー外相は「欧州のポピュリズムに対抗していく上で良い兆候だ」と語った。

 ただ、オーストリアの自由党は政党支持率でトップ。政権を担当する社会民主党、国民党に対する国民の支持離れが進んでおり、2018年予定の議会選で自由党が躍進する可能性が高いとみられている。

 オーストリア大統領は儀礼的役割が中心。大統領選は4月に第1回投票が行われ、ホーファー氏が首位だった。5月の決選投票では、ファンデアベレン氏が僅差でホーファー氏に勝利したが、開票手続きの不備が見つかり、投票やり直しとなった。

1638チバQ:2016/12/05(月) 18:36:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000071-jij-eurp
欧州各国、胸なで下ろす=極右候補が敗北―オーストリア大統領選

時事通信 12/5(月) 16:41配信

 【パリAFP=時事】4日のオーストリア大統領選決選投票で、極右・自由党の候補が敗れ、欧州連合(EU)各国から胸をなで下ろす発言が相次いでいる。

 「EU初の極右の国家元首」誕生は回避されたものの、にじむ危機感は隠せない。

 フランスのオランド大統領は「欧州と開かれた心が選択された」と評価。バルス首相も「ポピュリズムは欧州が陥る運命ではない」と訴えた。

 しかし、来年の仏大統領選で再選断念を表明したオランド氏と違い、決選投票進出が有力視されている極右・国民戦線(FN)のルペン党首は「勇敢に戦った自由党を祝福したい」と余裕の声明。自由党の支持率が高いことを念頭に「次の選挙は勝つでしょう」と予言した。

 一方、ドイツのシュタインマイヤー外相は「反ポピュリズムの吉兆だ」と歓迎。「現在の欧州が直面している特殊な状況を考えれば、吉報は待ち望まれていた」とも述べている。

 EUのトゥスク大統領も「困難な課題に直面している時に、欧州共通の解決策を見いだし、欧州の連帯を維持する上で不可欠なオーストリアの建設的な貢献が続くことになった」と評価した。EU欧州議会のシュルツ議長も「国家主義、反EU、内向きのポピュリズムの大敗に他ならない」と極右敗北の意義を強調している。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000029-mai-eurp
<オーストリア>「極右大統領」誕生せず 政権側勝利

毎日新聞 12/5(月) 11:22配信

 【ウィーン三木幸治】オーストリア大統領選の決選投票で、当選が確実となった左派・緑の党出身のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン元党首(72)が4日記者会見し、「この勝利はオーストリアが(右傾化から)変化している合図だ。党派を超えた多くの選挙運動が実を結んだ」と語り、勝利を喜んだ。

 決選投票では難民保護を訴えるファン・デア・ベレン氏と難民・移民の排斥を主張した極右・自由党のノルベルト・ホーファー国民議会議員(45)の一騎打ちとなった。

 内務省によると、開票率約85%でファン・デア・ベレン氏の得票率は51.7%、ホーファー氏は48.3%。ホーファー氏は自らのフェイスブックで「勝てなかったことは非常に悲しい」と投稿し、敗北を認めた。

 欧州連合(EU)初となる極右政党出身の大統領は誕生しなかった。

 オーストリアは低い経済成長率や失業率悪化に苦しむ中、昨年は約9万人が中東などから難民申請。今年も既に約3万人以上が申請しており、国民の反発が強まっていた。だがイスラム教徒「排斥」という極端な主張をするホーファー氏は「国家を分断する」などと敬遠され、穏健なファン・デア・ベレン氏が支持された形だ。

 オーストリアでは国政の実権は首相にあり、国民議会は連立政権を組む中道左派・社会民主党と中道右派・国民党が過半数を握っている。大統領は国民議会の解散などの権限があるが、選挙戦で両党から支援を受けたファン・デア・ベレン氏は政権と連携して職務を進めるとみられる。

 5月の決選投票ではファン・デア・ベレン氏が小差でホーファー氏を破ったが、自由党は「不在者投票の開票で不正があった」として憲法裁判所に提訴。裁判所は選挙やり直しを命じていた。

◆オーストリア大統領選の得票率◆

ファン・デア・ベレン氏 51.7%

ホーファー氏      48.3%

        (開票率約85%)

1639チバQ:2016/12/05(月) 18:37:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00010002-afpbbnewsv-int
オーストリア大統領選、反移民の極右候補が敗北

AFPBB News 12/5(月) 10:21配信

【12月5日 AFP】オーストリアで4日に行われた大統領選の決選投票で、緑の党(Greens)が支持する無所属のアレキサンダー・ファン・デア・ベレン(Alexander Van der Bellen)氏(72)が勝利を確実にした。極右政党・自由党(FPOe)のノルベルト・ホーファー(Norbert Hofer)氏(45)は敗北を認めた。

 公共放送の見通しでは、ファン・デア・ベレン氏が53.3%、反移民を掲げるホーファー氏が46.7%を得票している。

 英国の欧州連合(EU)離脱や米大統領選でのドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の衝撃的な勝利を受けて、欧州でも多くの国で反既成秩序の機運が勢いづいているだけに、ホーファー氏の敗北が確実になったことにEUの指導者らは安堵(あんど)しているだろう。

 ホーファー氏はフェイスブック(Facebook)に「うまくいかずに非常に残念だ」と投稿。「アレキサンダー・ファン・デア・ベレン氏の勝利を祝福し、オーストリアの全ての国民が一致団結し、協力することを求める」と表明した。

 1年近く続いた今回の選挙の公式結果は、5日に行われる郵便投票の集計を待って発表される予定。だが自由党は、投票終了直後に得票率の暫定予測が発表されてから数分のうちに敗北を認めた。映像はファン・デア・ベレン氏。4日撮影。(c)AFPBB News

1640チバQ:2016/12/05(月) 18:38:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000025-mai-eurp
<イタリア>「トランプ現象」波及 改憲反対派「民衆勝利」

毎日新聞 12/5(月) 11:00配信

【ローマ福島良典】憲法改正の是非を問う4日のイタリア国民投票で反対派が圧勝し、米大統領選(11月8日)でのドナルド・トランプ氏の勝利で表面化したポピュリズム(大衆迎合主義)の「トランプ現象」が南欧のイタリアに波及した。反対派を率いた新興政治団体「五つ星運動」は「民衆の勝利だ」と歓喜の雄たけびを上げ、早期総選挙を通じた政権奪取に意欲を見せている。

 反対派運動をけん引した「五つ星」のアレッサンドロ・ディバティスタ下院議員(38)は5日未明、否決を受け、下院で開いた記者会見で「これは『五つ星』だけの勝利ではない。市民が憲法改正を拒否したのだ」と強調した。

 ディバティスタ氏と共に「五つ星」の「首相候補」の一人と目されているルイジ・ディマイオ下院副議長(30)は「敗北したのは権力層の傲慢さだ」と指摘。「将来の『五つ星』政権」樹立のために「速やかな総選挙の実施を求める」と気勢を上げた。

 「五つ星」を創設した元コメディアンのベッペ・グリッロ氏(68)も自身のブログで「レンツィ(首相)よ、さらば」と記し、「五つ星」に有利とされる新選挙法で総選挙を即時実施するよう求めた。既成政党批判を繰り広げる「五つ星」は国民の政治不信や不満を吸収して2013年2月の総選挙で台頭し、今年6月の地方選でも躍進した。

 移民排斥や反ユーロを掲げる右翼政党「北部同盟」のサルビーニ書記長(43)も記者会見で「強大な権力に対する民衆の勝利だ」と力説した。ベルルスコーニ元首相(80)率いる中道右派「フォルツァ・イタリア」のブルネッタ下院議員会長は「レンツィ氏は間違いをおかした」と分析した。

 レンツィ氏が敗北宣言をした首相府の前では4日深夜から5日未明にかけ、反対派の活動家が「レンツィ(首相)は辞めろ」「憲法改正を望んだ者たちにさよならだ」などと書かれた幕や看板を持って反政府デモを繰り広げた。

1641チバQ:2016/12/05(月) 18:39:25
http://mainichi.jp/articles/20161202/k00/00m/030/079000c
「南北格差拡大」憲法改正案に懸念 ナポリ市長

毎日新聞2016年12月1日 20時33分(最終更新 12月1日 23時25分)

 レンツィ伊首相(41)の進める国会・行政改革案を巡る4日の憲法改正国民投票を控え、反対を表明している南部ナポリのルイジ・デマジストリス市長(49)が毎日新聞のインタビューに応じた。改憲案について「首相に大きな権限が与えられ、権力均衡が崩れる」と問題点を指摘。また、想定されている中央集権化によって「イタリアの(地域間)分断が起きる」と述べ、南北格差の拡大に懸念を表明した。【ナポリで福島良典】


 国民投票にかけられる改革案の柱は(1)上院の定数削減と権限縮小(2)地方から国への権限移行による中央集権化--の2点。レンツィ氏は国会と行政のスリム化による経済活性化を旗印に掲げている。


 だが、改編される新上院(定数100)が市町村長・州議員の代表らで構成される点について、デマジストリス氏は「1日16時間も働いている市長が法案審議のためにローマに行くことができるのか」と疑問を呈した。

 また、地方から国への権限移行について「中央政府の権限は国防、保健、司法などに限定し、他の分野は地方自治体に任せるべきだ」と主張した。

 イタリアには「豊かな北部」と「貧しい南部」の格差があり、世論調査によると、反対派は南部で多い。理由に関しデマジストリス氏は「レンツィ政権は南部のための労働・社会政策や、不平等是正のための努力をしてこなかった」と見る。

 改革案に沿って中央集権化が実行されれば「豊かな州が自治を強める一方、貧しい州は(中央政府の)保護監督下に置かれ、イタリアが(南北間でより)分断される」と警鐘を鳴らした。

ルイジ・デマジストリス氏

 1967年、ナポリ生まれ。ナポリ大法学部卒。検察官から欧州連合(EU)の欧州議会議員を経て2011年ナポリ市長に当選。今年6月に再選された。


ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161202/k00/00m/030/079000c#csidxf569578075f8e03bf76ced637f8eb2a
Copyright 毎日新聞

1642チバQ:2016/12/05(月) 18:40:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000010-mai-eurp
<イタリア>首相辞意 国民投票敗北、既成政治に批判

毎日新聞 12/5(月) 8:42配信

 【ローマ福島良典】国会改革を柱とする憲法改正を巡りイタリアで4日投票された国民投票は即日開票の結果、内務省の中間集計で反対が59.33%と賛成の40.67%を上回り、大差で改憲を否決した。改革を進めてきたレンツィ首相(41)は敗北を認め、辞任を発表した。米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利で浮き彫りになった既成政治批判の高まりがイタリアでも明らかになった。

 国民投票はレンツィ氏に対する事実上の信任投票だった。レンツィ氏は5日未明、「反対派が圧勝した。責任を取る」と敗北宣言し、マッタレッラ大統領に辞表を提出すると述べた。大統領が後継首相候補を指名するとみられるが、2018年2月予定の総選挙が来春に前倒しされる可能性が高まり、政局の流動化と経済の不安定化は必至だ。

 イタリアでは上下両院が同等の権限を持ち、国と州で政策分野が重なるため、改革の阻害要因になってきた。改憲案の柱は(1)上院(定数320)の規模と権限を縮小し、非公選の地方代表者議会(定数100)に改編(2)国と州が権限を分担していたエネルギーや交通・運輸などを国の専権にする中央集権化--だった。

 レンツィ氏は改革によるコスト削減や国会・行政の効率化を訴えたが、反対派が「中央・政府への権力集中は非民主的」と主張。欧州連合(EU)からの離脱を選んだ英国民投票やトランプ氏の勝利に象徴されるポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭が、既成政党批判を展開する新興政治団体「五つ星運動」ら反対派に「追い風」となった。

 改憲案は今年1月に上院、4月に下院が可決。憲法上、国民投票は必要なかったが、国政選挙の「洗礼」を受けていないレンツィ氏が改憲案可決による政権の正統性確保を目指した。

 レンツィ氏は14年2月に中部フィレンツェ市長から首相に就任。雇用創出や経済競争力の強化に努めたが、景気低迷や高い失業率に国民の不満が高まっていた。

 有権者数は在外投票分を含め約5070万人。投票率は66.01%。

 ◇イタリア国民投票にかけられた憲法改正案の骨子

・下院(定数630)と同等の権限を持つ上院(定数320)の規模と権限を縮小し、地方代表者らによる諮問機関的な非公選議会(定数100)に改編。

・中央政府と州で権限を分担していたエネルギー、戦略的インフラ、交通・運輸、港湾・空港、対外貿易、保健などを国の専権にし、中央集権化を推進。

・地方自治体のうち県を廃止し、州-大都市・市町村の2層構造に。

1643チバQ:2016/12/05(月) 18:41:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00010006-afpbbnewsv-int
イタリア国民投票、大差で否決 レンツィ首相が引責辞任

AFPBB News 12/5(月) 11:53配信

【12月5日 AFP】イタリアで4日、上院の権限を大幅に縮小する憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、内務省の予測などによると大差で否決される見通しとなった。マッテオ・レンツィ(Matteo Renzi)首相は5日未明、敗北は「火を見るよりも明らか」と述べ、辞意を表明した。

 国民投票はレンツィ首相の事実上の信任投票と受け止められていた。首相は記者会見で敗北を認めた後、「私の政府での経験はここで終わる」と述べた。

 内務省の予測では、ポピュリスト政党「五つ星運動(Five Star Movement)」率いる反対派陣営が投票者の59.5%を獲得して勝利した。

 投票率は70%近くと極めて高かった。今回の国民投票の意義や、関連する諸問題の重要性に対する国民の関心の高さを反映した形だ。

 レンツィ首相は、最後の閣議を開いた後、同日中にセルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)大統領に辞表を提出すると説明した。

 マッタレッラ大統領は新政権の樹立に向けた調整に入るが、樹立できなければ早期の選挙を命じることになる。

 専門家の間では、レンツィ首相の与党・民主党(PD)が多数派の暫定内閣が発足し、2018年春に予定される選挙まで行政の実務を担うとの見方が多い。暫定政権の首相にはピエトロ・カルロ・パドアン(Pietro Carlo Padoan)財務相が有力視されている。(c)AFPBB News

1644チバQ:2016/12/05(月) 18:42:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000065-jij-eurp
ポピュリズム、欧州を覆うか=仏独選挙に影響も―伊国民投票否決、分断の民意揺れる

時事通信 12/5(月) 16:27配信

【ローマ、ベルリン時事】イタリアで4日、憲法改正の是非を問う国民投票が否決され、欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取る野党は勢いを増している。

 政権を選択する選挙を来年に控えるフランスやドイツでも、既存政治と対決する勢力が台頭。英国のEU離脱決定や米大統領選でのトランプ氏勝利で勢いを増すポピュリズムの波が、このまま欧州を覆うのか。各国で警戒が広がる。

 ◇EU懐疑派に勢い? 
 「国民の勝利だ。われわれは政権を担う用意があり、速やかに総選挙を行うべきだ」。EUに懐疑的な立場を取るイタリアの右派野党・北部同盟のサルビーニ書記長は、国民投票の結果を受けてこう訴えた。

 北部同盟や新興野党「五つ星運動」などは、EUが強いる緊縮財政からの脱却を主張し、閉息感に包まれた国民の間で支持を広げている。国民投票の争点となった上院の権限を大幅に縮小する改憲には「政権の独裁を招く」と反対。とにかく現状を変えたいと願う有権者に、現政権の強化に手を貸す余裕はなく、レンツィ首相は辞任に追い込まれた。

 これら野党が目指すのは、欧州単一通貨ユーロ離脱の是非を問う国民投票実施だ。そのためには、次の総選挙で政権を奪う必要がある。今回の改憲をめぐる国民投票で示された勢いを取り込めば、あり得るシナリオにも見える。

 しかし、ローマに住む自営業の50代男性アントーニオさんは「EUから離脱すれば、国防などの面でマイナスが大きい」と話し、「反EU」機運の高まりに懸念を隠さない。国民投票賛否で分断された民意は揺れており、先行きは不透明だ。

 ◇オランダが試金石
 来年4〜5月に大統領選を実施するフランスでは、移民排斥に加え、英国に続くEU離脱を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が、決選投票進出をうかがう。イタリア国民投票での反対派勝利は、FNにとっても追い風。ツイッターに「国民が首相とEUを否定した」と書き込み、祝福のメッセージを寄せた。

 欧州最多の難民を受け入れるドイツでは、厳しい難民政策を求める新興政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、来年秋の連邦議会(下院)選での議席獲得をほぼ確実にしている。難民の急増やグローバル化に不安を抱く庶民の声を代弁し、主要政党の一角を占めかねない勢いだ。

 こうした中、2017年の欧州を占う試金石となるのが、3月のオランダ総選挙だ。極右・自由党のウィルダース党首は、トランプ旋風の欧州上陸が「オーストリアで証明される」と予言していた。4日のオーストリア大統領選決選投票で極右候補は敗れたが、同選挙で2大政党候補は第1回投票で敗退しており、既成政党を否定する潮流自体が止まったわけではない。極右の勢いに欧州の民意がどういう回答を出すか、これまで以上に注目を集めそうだ。

1645チバQ:2016/12/05(月) 19:52:20
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-161205X079.html
伊首相、敗北認め辞意=政治混乱、金融不安も―改憲否決、総選挙前倒しか・国民投票
10:46時事通信

伊首相、敗北認め辞意
5日未明、ローマで、国民投票で敗北したことを受けて記者会見するイタリアのレンツィ首相。「反対派の完勝だ。すべての責任を取る」と敗北を認め、辞意を表明した。【AFP=時事】
(時事通信)
 【ローマ時事】イタリアで4日、上院の権限を大幅に縮小する憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、内務省が5日未明(日本時間同日午前)に発表した暫定開票結果によると、賛成派の40.3%に対して反対派が60.7%の票を得て勝利を確実にした。レンツィ首相(41)は5日未明、テレビを通じて演説し「反対派の完勝だ。すべての責任を取る」と敗北を認め、辞意を表明した。イタリア政治は混乱に陥る恐れがある。

 経営不安に陥った国内金融機関の再建計画に不透明感が強まり、市場が動揺することも予想される。

 国民投票の結果を受け、欧州連合(EU)に対して懐疑的な立場を取る新興野党の「五つ星運動」などが勢いを増すのは必至だ。2018年春ごろに予定される総選挙が前倒しされる可能性もある。

1646チバQ:2016/12/05(月) 19:52:43
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1612050026.html
【伊国民投票】辞意のレンツィ首相「完敗だ」EU、金融市場に影響か
10:09産経新聞

 【ローマ=宮下日出男】イタリアで憲法改正の是非を問うため4日に実施された国民投票は即日開票された。中間集計によると、反対が59・5%に対し、賛成は40・5%となり、憲法改正は否決される見通しとなった。レンツィ首相(41)は5日未明、記者会見で「完敗だ。私は敗北の責任をとる」と述べ、辞意を表明した。

 国民投票は同国の改革に取り組むレンツィ氏への信任投票との位置づけられた。英国の欧州連合(EU)離脱決定やトランプ次期米大統領の選出を受け、既存政治に反発する大衆迎合主義(ポピュリズム)的な勢力の勢いを測る機会として注視されていた。

 レンツィ氏は5日にマッタレッラ大統領に辞意を伝達する。大統領は各党と協議の上、新首相を指名し、次回総選挙までの暫定内閣の発足を模索するとみられる。2018年に予定されている総選挙が前倒しされる可能性もある。

 憲法改正は下院と同等の権限を持つ上院の権限を縮小し、不安定な政治の要因とされる制度を改善することが目的。だが、レンツィ氏が進退をかけると発言したことで信任投票とされ、既存政治を批判する「五つ星運動」など主要野党が倒閣を目指し、反対運動を展開していた。

 レンツィ氏は14年に最年少首相として就任。労働市場改革などを実行してきた。政治状況が混乱したり、改革路線が挫折してユーロ圏第3位の経済規模を持つ同国の経済・財政に悪影響が出たりすれば、EUに打撃となる。

 イタリアでは国内3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナなど、巨額の不良債権を抱える銀行が経営再建を急ぐが、市場が動揺し、こうした取り組みにも影響が出れば、金融不安が広がる可能性がある。

1647チバQ:2016/12/05(月) 21:05:37
http://www.sankei.com/world/news/161205/wor1612050049-n1.html
2016.12.5 18:09
【英EU離脱】
議会承認めぐる最高裁審理始まる 来年1月にも判決 議会承認必要ならメイ政権戦略に狂い

【ロンドン=岡部伸】英最高裁判所は5日、欧州連合(EU)への離脱通知に議会の承認が必要かどうかを巡る審理を4日間の日程で始めた。判決は来年1月にも言い渡される見通し。

 承認が必要と判断されれば、来年3月末までにEUに離脱通知を行い、交渉に入るとのメイ首相の方針に大きな狂いが生じる可能性がある。残留派が多数を占める議会が離脱阻止に動くことも考えられる。

 原告は、議会承認なしにEU基本条約第50条を発動して離脱通知し、交渉開始を目指すメイ政権に反対する投資家たち。一審のロンドン高等法院判決は11月3日、投資家らの主張を認め、EUへの離脱通知前に議会承認が必要と判断し、政府は不服として最高裁に上訴した。最高裁は影響の大きさを考慮して、裁判官11人が全員で審理する異例の対応を取った。

 デーリー・テレグラフ紙によると、80人以上の議員が国民投票の再実施に賛同している。

http://www.sankei.com/world/news/161202/wor1612020023-n1.html
2016.12.2 11:10
【英EU離脱】
英担当閣僚、EU離脱後も予算拠出を検討、単一市場アクセス求め

【英EU離脱問題】

 英国のデービス欧州連合(EU)離脱担当相は1日、欧州単一市場へのアクセスを確保するためにEUへの予算拠出を検討する考えを下院で表明した。メイ首相は離脱交渉で英国にとって「最良の合意を目指す」としているが、離脱後も予算拠出が続くことになれば国内の反発は必至だ。

 英国内の離脱強硬派は「信じられない愚かな譲歩」と批判。英国内では、EUが掲げる「移動の自由」の原則を放棄して移民の流入を制限するか、単一市場へのアクセスを重視するかで議論が続いている。

 英メディアによると、デービス氏は1日に行った別の講演では「主要産業での労働力不足は誰も望んでいない」と指摘。移民制限を行わない姿勢も示した。EU非加盟国のノルウェーも単一市場へのアクセス維持のため、EUに一定の予算拠出を行っている。(共同)

1648チバQ:2016/12/05(月) 21:08:00
http://www.sankei.com/world/news/161205/wor1612050057-n1.html
2016.12.5 20:57
【伊国民投票】
欧州、大衆迎合の試練はまだ序章 仏独など主要国で来年以降、選挙相次ぐ

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 【ローマ=宮下日出男】イタリアの国民投票とオーストリアの大統領選決選投票は、欧米で強まるポピュリズム(大衆迎合主義)の動向を見極める機会として注目された。オーストリアでは欧州連合(EU)初の極右大統領誕生が回避された一方、イタリアでは既存の政治勢力に“ノー”が突きつけられた。仏独など主要国は来年、重要な選挙が控えており、欧州の試練はさらに続きそうだ。

 「みなさんの幸運を祈る」。5日未明、辞意表明したレンツィ伊首相は記者会見をこう締めくくった。一方、反対運動を展開した陣営は歓喜に沸く。「権力に対する庶民の勝利」。右派の地域政党、北部同盟はこう強調し、新興政党の五つ星運動は「体制を追い込んだのは市民」と評した。

 欧州では債務危機や難民・移民大量流入を受け、批判の矛先をEUや主流政党など、既存の政治勢力に向ける大衆迎合政党が躍進。英国のEU離脱決定やトランプ次期米大統領選出で「反既存」の潮流が強まる中、オーストリア大統領選で極右候補が敗北したのは、有権者の危機感の表れとも受け取れる。

 ただ、大衆迎合政党の代表格、仏極右の国民戦線のルペン党首はその「勇敢な戦いぶり」を称賛。イタリアの憲法改正の否決を受け「われわれは国民の自由への渇望に耳を傾けねばならない」と気勢を上げた。視野に入れるのは来年以降、欧州で相次ぐ選挙だ。

 来年3月に総選挙を控えるオランダでは極右、自由党が第1党を奪取する勢いだ。4〜5月に仏大統領選、秋には独総選挙が行われる。イタリアも2018年実施予定の総選挙が前倒しされる可能性があり、オーストリアでは極右政党が18年の総選挙に向け、支持率で首位を走る。

 正念場とみなされるのは仏大統領選だ。中道・右派候補のフィヨン元首相が決選投票でルペン氏を下すと予測されるが、番狂わせは否定しきれない。ルペン氏はEU離脱の国民投票を公約。離脱となれば「EUへの死の一撃」(元欧州外交官)となる。

 「欧州安定の要」と期待されるメルケル独首相も盤石ではない。支持率首位の首相の保守系与党も、反難民政党「ドイツのための選択肢」に票を奪われれば、左派系3党が政権をとる可能性がある。欧州には地殻変動が起きる可能性がくすぶる。

1649チバQ:2016/12/06(火) 19:22:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161206-00000014-jij-eurp
バルス首相が出馬表明=オランド氏後継目指す―フランス大統領選

時事通信 12/6(火) 5:56配信

【パリ時事】フランスのマニュエル・バルス首相(54)は5日、パリ郊外で演説し、「私はフランスのために尽くす力と意欲がある。すべてを国にささげる」と述べ、来年4〜5月に実施される大統領選挙への立候補を表明した。

 オランド大統領(62)が1日に再選出馬の断念を決断したことを受け、与党・社会党など左派を代表する後継候補の地位を目指す。

 バルス首相は6日以降に大統領に辞表を提出する見通し。後任首相にはサパン財務相やカズヌーブ内相、バローベルカセム教育相らが浮上している。

 バルス首相はオランド大統領を支えてきたが、大統領の不人気を背景に11月下旬ごろから出馬に前向きな意向を示していた。歯切れのよい発言や決断力に定評がある半面、賛否が分かれる治安対策や労働改革で強硬な姿勢を貫いたため、左派の一部には反発もある。

1650チバQ:2016/12/06(火) 19:22:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161206-00000005-mai-eurp
<イタリア国民投票>既成政治不信の波 EU正念場続く

毎日新聞 12/6(火) 0:27配信

 【ローマ福島良典、ブリュッセル八田浩輔、ロンドン三沢耕平】4日に投開票された国民投票で憲法改正を否決したイタリアでは5日未明、「反対派」を率いた新興政治団体「五つ星運動」の指導者たちが「小さなダビデが巨人・ゴリアテを倒した」と声を上げ、欧州連合(EU)離脱を決めた英国民投票(6月)やトランプ次期米大統領誕生(11月)に続くポピュリズム(大衆迎合主義)の勝利を祝った。

 レンツィ首相の狙いは短命内閣の続いた政治の安定と経済の活性化だったが、イタリア紙スタンパのマウリツィオ・モリナーリ代表は「貧困化した中産階級、失業中の若者、移民に脅かされていると感じる労働者ら『反抗の民』が反対票を投じた」と分析した。

 賛成票が反対票を上回ったのは20州のうち豊かな北部3州のみ。貧しい南部は反対票が7割前後を占めた。

 EUは争点ではなかったが、「五つ星」など反対陣営の大半はEU懐疑派だ。「イタリアがユーロ圏やEUから離脱する方向に漂流する破局的なシナリオ」(ローマ社会科学国際自由大学のクリスティアン・ブラースベルク教授)への懸念も出ている。

 イタリアに限らず欧州で左派・右派を問わず急進的な主張が受け入れられる背景には、中間層以下の閉塞(へいそく)感や若年層の高失業率などに起因した政治不信がある。

 欧州では2014年の欧州議会選挙で極右やポピュリズム勢力が従来の2倍以上の議席を獲得。英国では国民投票でEU離脱を決めた。こうした状況の中で、EUは17年に主要加盟国の大型選挙を続けて迎える。3月に総選挙を迎えるオランダでは、イスラム排斥を掲げる極右の自由党が支持率首位を争う。フランス大統領選では極右政党「国民戦線」のルペン党首が一定の支持を得ており、既成政党とEUの正念場は続く。

 一方、ユーロ圏3位の規模を誇るイタリア経済への不安もある。経済停滞の要因でもある銀行の不良債権問題だ。イタリア銀行(中央銀行)によると、不良債権の総額は3600億ユーロ(約44兆円)。レンツィ首相はその解消に向けて大手行の資本増強を進めてきたが、市場では「銀行救済プランが遅れる可能性がある」(在英エコノミスト)との懸念が出ている。

 イタリア以外にも南欧の銀行の多くが健全とはほど遠い状態にあり、不安が飛び火すれば欧州全体が危機に陥る可能性もある。

1651チバQ:2016/12/06(火) 19:22:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161206-00000003-mai-eurp&pos=1
<オーストリア大統領選>有権者、大衆迎合に反感 左派勝利

毎日新聞 12/6(火) 0:19配信

 【ウィーン三木幸治】4日に投開票されたオーストリア大統領選の決選投票で当選確実となった左派・緑の党出身のアレクサンダー・ファン・デア・ベレン元党首(72)が同日夜に記者会見し、英国の欧州連合(EU)離脱決定や米大統領選でのドナルド・トランプ氏勝利などポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭が指摘される中で「オーストリアは希望と変化のサインを示した」と語った。

 決選投票は難民保護を訴えるファン・デア・ベレン氏に、難民らの排斥を主張した極右・自由党のノルベルト・ホーファー国民議会議員(45)が挑んだが、EU初の極右政党出身の大統領は誕生しなかった。専門家は、米大統領選でのトランプ氏の勝利が「(ファン・デア・ベレン氏を有利にする)反ポピュリスト感情を生んだ」と指摘した。

 内務省によると、開票率約85%でファン・デア・ベレン氏の得票率は51.7%、ホーファー氏の得票率48.3%。

 ファン・デア・ベレン氏は記者会見で、5月の決選投票で約3万票だったホーファー氏との票差が「約30万票に広がった」と強調した。一方、ホーファー氏は地元メディアのインタビューに「この機会を生かせなくて残念だ。(2018年の)議会選でいい結果を出せるようにしたい」と述べた。また、ホーファー氏が所属する自由党のシュトラッヘ党首は「全ての政党がホーファー氏と対立し、ホーファー氏を『ナチス』と呼ぶなど中傷もあった。だが、大統領選で接戦に持ち込んだことは歴史的な快挙だ」と強調した。

 極右政党に詳しいオーストリア抵抗運動資料センターのベルンハルト・バイディンガー研究員は「トランプ氏の勝利に危機感を持った有権者が(極右の勝利を防ぐため)ファン・デア・ベレン氏に投票したとみられる」と分析した。

 5月の決選投票ではファン・デア・ベレン氏が小差でホーファー氏を破ったが、自由党は「不在者投票の開票で不正があった」として憲法裁判所に提訴。裁判所は、訴えの一部を認め、選挙やり直しを命じていた。

1652チバQ:2016/12/06(火) 20:07:14
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASJD611V0JD5UHBI04M.html
仏バルス首相、大統領選へ出馬表明 辞任し左派予備選へ
10:00朝日新聞

 フランスのバルス首相(54)は5日、来春の大統領選に立候補すると表明した。首相の職を6日に辞任したうえで、与党・社会党など左派が1月に開く予備選に出る。大統領選は最大野党・共和党と右翼・国民戦線(FN)が先行しており、社会党が第1回投票で敗退せぬよう「左派の力を結集したい」とした。

 自身の選挙区であるパリ郊外で演説し、「大統領の座に向けて立候補する。国のために全力を尽くす」とし、失業を減らすことを優先課題にあげた。社会党は2002年、FNに後れをとって大統領選の決選投票に進めなかったトラウマがある。バル

ス氏は党内の亀裂を認めたうえで、「左派を結集させるのが私の責任だ」とした。

 党内では、支持率が低迷するオランド大統領が再選を断念する一方で、反オランド派の元経済相らが予備選に名乗りを上げている。バルス氏は有力候補の一人だが、「党内のタカ派」とされ、オランド氏のもとで内閣を率いたことも攻撃材料にされる可能性がある。(青田秀樹)

http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20161206-567-OYT1T50062.html
仏首相、大統領選出馬へ…中道左派統一を目指す
10:47読売新聞

 【パリ=三好益史】フランスのバルス首相(54)は5日夕、仏北部エブリーで演説し、来春の大統領選挙に出馬する意向を表明した。

 オランド大統領(62)が今月1日、再選への出馬断念を表明しており、来年1月に行われる与党・社会党など中道左派の候補者を決める予備選で有力候補となる見通しだ。

 バルス氏は「私には団結させる責任がある」と述べ、オランド氏の政権運営を巡って対立する社会党内をまとめ、中道左派の統一候補を目指す考えを示した。6日にも首相を辞任し、選挙運動に専念する。

 予備選には、オランド政権を批判して更迭されたモントブール元経済相(54)らも出馬表明しているが、世論調査ではバルス氏が優勢となっている。ただ中道左派は、オランド政権の支持率低迷で本選での苦戦が予想されている。

1653チバQ:2016/12/06(火) 20:22:15
http://www.cnn.co.jp/world/35093304.html?ref=rss

バルス氏が大統領選出馬へ首相辞任、後任はカズヌーブ氏 仏
2016.12.06 Tue posted at 19:12 JST

(CNN) フランスのバルス首相は5日、来年春に予定される大統領選に出馬する意向を明らかにし、首相職からの辞任を表明した。
かつて市長を務めたパリ南郊エブリーでの記者会見で立候補を宣言した。バルス氏は同市長から下院議員、内相を経て首相に就任した。
出馬表明に続き、自立したフランスを築くのが目的だと強調。中国の習近平(シーチンピン)国家主席やロシアのプーチン大統領、米国のトランプ次期大統領、トルコのエルドアン大統領らに対して「不屈」の価値観を掲げる国を目指すと述べた。
与党・社会党内では、オランド大統領が再選を目指さないと明言している。バルス氏が予備選を制して同党の候補になれば、最大野党・共和党のフィヨン元首相、右翼・国民戦線(FN)のルペン党首と対決する可能性が高い。
大統領官邸は6日、首相の後任にカズヌーブ内相が決まったと発表した。

1654チバQ:2016/12/06(火) 20:23:11
http://www.sankei.com/world/news/161206/wor1612060022-n1.html
2016.12.6 09:29
【伊国民投票】
首相辞意 伊混迷、出口見えず 各陣営、駆け引き激化
 【ローマ=宮下日出男】国民投票で憲法改正が否決されたことを受け、レンツィ首相が辞意を表明したイタリアでは、2018年に予定された総選挙が前倒しされる可能性もあり、各陣営の駆け引きが激化するのは必至だ。政治の混迷に懸念が強まるが、その出口は見通せない。

 レンツィ氏の辞任後、まずカギを握るのがマッタレッラ大統領の判断。各党と協議するが、議会を解散せず後任首相を指名した上、審議中の17年予算への対応などに任務を限った暫定内閣の発足を模索するとされる。この場合、総選挙は前倒しされても来年の遅い時期との観測もある。

 政策の継続性を踏まえ、大統領が暫定内閣の首相にレンツィ氏を再指名する可能性も指摘されている。だが、レンツィ氏はこれまでに拒否する姿勢を見せており、候補としてはパドアン経済財務相らの名前も取り沙汰されている。いずれにしろ、組閣に向けた協議は難航する可能性もある。

 下院最大野党の「五つ星運動」、反移民や反ユーロを掲げる地域政党「北部同盟」は早期の総選挙を求める。イタリアでは与党の中道左派、民主党が13年の総選挙で勝利したが、レンツィ氏、レッタ前首相は首相候補として選挙を戦わずに就任した経緯があり、「選挙で選ぶべきだ」との意見は強い。ただ、大統領は政治混乱回避のため、早期選挙には消極的とされる。

 早期選挙回避の背景には、選挙制度の問題もある。同国では下院の改正選挙法が7月に施行。従来、過半数の議席が配分される対象は得票率首位の「政党連合」だったが、新制度では4割以上を得票するなどした単独政党に変わったためだ。

 現在、民主党と五つ星運動は支持率で競り合っており、選挙結果次第で新制度が五つ星運動に有利に働くとの見方は強く、各党は制度の再変更が必要だとの認識だ。ただ、「五つ星運動」阻止の動きをあからさまに取れば国民の政治不信を招き、同党の勢いが増す可能性もある。



【用語解説】五つ星運動

 イタリアの著名コメディアン、ベッペ・グリッロ氏が2009年に立ち上げた市民参加型の政治運動。汚職撲滅などを掲げて既存政党に対抗して13年の総選挙で躍進。現在、下院の最大野党で上院では第2野党。今年6月の地方選挙ではローマ、トリノの両市長を制した。欧州連合(EU)に批判的で、単一通貨ユーロ離脱の是非を問う国民投票の実施を目指している。

1655チバQ:2016/12/06(火) 20:23:36
http://www.sankei.com/world/news/161206/wor1612060009-n1.html
2016.12.6 09:26
【伊国民投票】
マッタレッラ大統領、レンツィ首相に辞職延期を要請 予算成立まで
【ローマ=宮下日出男】イタリアのレンツィ首相は5日、国民投票での憲法改正の否決を受け、マッタレッラ大統領と会談した。レンツィ氏は辞意を伝えたが、大統領は審議中の2017年予算案の成立まで首相にとどまるよう要請した。大統領府が発表した。

 予算案成立が今月内の期限からずれ込んだ場合、暫定予算案の編成など混乱が予想される。大統領は会談に先立ち「われわれは期限と義務を尊重せねばならない」と述べていた。

 大統領は週内にも予算案の成立を見届けた上でレンツィ氏の辞任を受理し、各党との協議を経て新首相を指名して組閣を要請する見通し。次期内閣は選挙法改正などに課題を限定した暫定政権となるもよう。

 国民投票で反対運動を展開した新興政党「五つ星運動」のリーダー、グリッロ氏は早期の総選挙実施を要求。右派地域政党、北部同盟もこれに同調した。

1656チバQ:2016/12/06(火) 21:09:35

http://www.asahi.com/articles/ASJD63JDMJD6UHBI00L.html?ref=goonews
イタリア3位の銀行が経営不安 政局混乱、増資が不透明
ロンドン=寺西和男2016年12月6日20時21分
 イタリア3位のモンテ・パスキ銀行の経営不安が高まっている。年末までに最大50億ユーロ(約6100億円)を増資する計画を進めているが、国民投票を受けた政局の混乱を受け、資金が十分に集まらないおそれが出ている。

 同行は多くの不良債権を抱え、7月に健全性を調べるストレステストで、景気が悪化すれば深刻な自己資本不足に陥ると指摘された。これを受け、最大285億ユーロの不良債権を処理するとともに、損失の穴埋めのために増資を進めている。

 モンテ・パスキは6日、過去に…


http://news.goo.ne.jp/article/reuters/business/reuters-20161206060.html
伊モンテ・パスキへの公的支援策を用意=関係筋
17:45ロイター

伊モンテ・パスキへの公的支援策を用意=関係筋
 12月6日、イタリア銀行大手、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)に対する公的支援を認める方策を用意しているが、今後数日の政治的情勢次第で決まるという。写真はミラノで1月撮影(2016年 ロイター/Stefano Rellandini)
(ロイター)
[ミラノ/ローマ 6日 ロイター] - イタリアの銀行大手、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)<BMPS.MI>をめぐる問題で、関係筋は6日、同行に対する公的支援を認める方策を用意していることを明らかにした。

モンテ・パスキは年末までに50億ユーロを調達する必要があるが、4日の国民投票で憲法改正案が否決され、レンツィ首相が辞意を表明したことから政治的不透明感が高まり、資金調達が難航している。

関係筋の一人によると、同行は予防的な資本増強策を模索しており、実施された場合、政府が公的資金を注入することになる。

別の関係筋二人は、公的資金注入を認める策を用意しており、実行するかどうかは今後数日の政治情勢で決まるとした。

公的資金が注入されれば、欧州の銀行救済規定に沿って、劣後債を保有する機関投資家に損失が生じる。

関係筋によれば、劣後債を保有する個人投資家は損失を免れるか、もしくは払い戻しを受ける。

イタリア財務省やモンテ・パスキのコメントは現時点で得られていない。

*内容を追加しました。

1657チバQ:2016/12/07(水) 20:25:24
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161207k0000e030179000c.html
<イタリア>「五つ星運動」政権獲得準備に着手 改憲反対派
10:25毎日新聞

<イタリア>「五つ星運動」政権獲得準備に着手 改憲反対派
首相候補に名前が挙がっている「五つ星運動」のルイジ・ディマイオ下院副議長(左)とアレッサンドロ・ディバティスタ下院議員=ローマで5日、AP
(毎日新聞)
 【ローマ福島良典】イタリア国民投票の憲法改正案否決で「来春に総選挙」の可能性が浮上したことを受け、改憲反対派を率いた新興政治団体「五つ星運動」が政権獲得の準備に着手した。改憲否決で浮き彫りになった既成政治批判、反権威の時流に乗り、政権の座を狙おうという戦略で、既に閣僚人事や政権公約作りの検討を始めている。

 2018年2月予定の総選挙を前倒しするかどうかはマッタレッラ大統領の判断。伊メディアによると、イタリアが来年の主要7カ国(G7)議長国であることなどから、マッタレッラ氏は可能なら早期選挙は避けたい意向だという。

 だが、アルファノ内相は5日、レンツィ首相との会談後、「来年2月に総選挙」との見方を示した。背景には、野党各党が早期選挙を要求する中、「与党・民主党だけ反対するのは政治的な自殺」(伊紙レプブリカ)というレンツィ氏側の危機感がある。

 こうした中、「五つ星」は7日、上下両院議員総会を開き、早期選挙を通じた政権獲得への協議を本格化させる。首相候補と目されているのはルイジ・ディマイオ下院副議長(30)とアレッサンドロ・ディバティスタ下院議員(38)だ。また、改憲反対運動を展開した有名学識経験者らが主要閣僚候補に挙がっているとされる。

 「五つ星」創設者の元コメディアン、ベッペ・グリッロ氏(68)は5日、自身のブログで「人々の生活」の改善を中心課題に据え、先端技術の活用による省エネや労働時間の半減に取り組む方針を表明。総選挙に向けて政権公約を決めるオンライン投票を支持者に呼びかけた。

 他党と連立を組まない独立独歩というこれまでの路線についても、政権奪取を視野に入れ、変更する可能性がある。伊紙メッサジェロなどによると、ベルルスコーニ元首相(80)の中道右派政党「フォルツァ・イタリア」や、反ユーロ、不法移民排斥を掲げるサルビーニ書記長(43)率いる右翼政党「北部同盟」と政策分野ごとに協力する選択肢が内部で検討され始めたという。

1658名無しさん:2016/12/07(水) 22:35:58
http://www.sankei.com/world/print/161205/wor1612050010-c.html
2016.12.5 01:47
オーストリア大統領選、極右候補の敗北確実 国営放送、リベラル系勝利と報道

 【ローマ=宮下日出男】オーストリア大統領選のやり直し決選投票が4日行われた。オーストリア国営放送は世論調査機関の出口調査などの予測などに基づき、リベラル系の緑の党前党首、アレクサンダー・ファン・デア・ベレン氏(72)が、極右の自由党候補で国民議会(下院)第3議長のノルベルト・ホーファー氏(45)を破り、勝利することが確実になったと報じた。

 投票は即日開票され、4日夜(日本時間5日朝)に大勢判明の見通し。僅差であれば、勝敗の確定は郵送票が開票される5日以降にずれ込む可能性があるとみられている。

 決選投票は米国のトランプ次期大統領選出後、欧州での大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力の伸長を測る機会とされ、来年の仏大統領選や独総選挙などの行方にも影響を与える可能性があるとみられている。ホーファー氏が勝てば、欧州連合(EU)初の「極右出身の国家元首」誕生とみられていた。

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1659名無しさん:2016/12/10(土) 15:05:43
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120700864&g=pol
対ロ制裁で難しい立場=北欧5カ国大使が会見

記者会見する北欧5カ国の大使。左からスウェーデンのローバック大使、ノルウェーのリーメスタ大使、アイスランドのヘイミソン大使、フィンランドのシウコサーリ大使、デンマークのスベイネ大使=7日午後、東京都千代田区の日本記者クラブ
 アイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの北欧5カ国の駐日大使が7日、東京都内の日本記者クラブで会見し、対ロシア政策や難民問題などについて、それぞれの国の立場を表明した。5カ国のうちアイスランドとノルウェーは欧州連合(EU)は非加盟だが、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島編入を受けたEUの対ロ制裁に同調。会見では、EUとロシアに挟まれた難しい立場をにじませた。(2016/12/07-20:32)

1660名無しさん:2016/12/10(土) 15:21:01
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120900919&g=pol
プーチン氏来日に理解求める=ウクライナ大統領と電話会談-安倍首相

 安倍晋三首相は9日、ウクライナのポロシェンコ大統領と電話会談した。首相は同国に軍事介入したロシアのプーチン大統領の来日に関し、「平和条約問題の進展を図るため、首脳間でじっくりと議論するつもりだ」と説明し、理解を求めた。
 首相は、ウクライナ東部での政府軍と親ロシア派の停戦を定めたミンスク合意の完全な履行を要請。ポロシェンコ大統領は、日本の支援への謝意を伝えるとともに、合意の完全履行に向けた決意を示した。(2016/12/09-21:20)

1661チバQ:2016/12/10(土) 18:23:18
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20161210k0000m030104000c.html
<オランダ>極右党首に有罪判決 外国人差別を扇動
12月09日 20:53毎日新聞

 【ブリュッセル八田浩輔】選挙運動で外国人への差別を扇動した罪に問われたオランダの極右政党、自由党のヘルト・ウィルダース党首(53)の裁判で、西部スキポールの裁判所は9日、刑事罰なしの有罪判決を言い渡した。検察側は罰金5000ユーロ(約60万円)を求刑していた。

 ウィルダース氏の弁護団は控訴の意向を示した。同様の罪に問われるのは2度目で、前回2011年は無罪判決が確定した。

 イスラム移民排斥を掲げる自由党は来年3月の総選挙で第1党をうかがう支持を集めている。ウィルダース党首は14年の地方選挙の応援演説で「モロッコ人が増えるのと減るのと、どちらがいいか」と尋ね、聴衆が「減らせ」と繰り返すと「そうしよう」などと応じた。オランダ刑法は、人種や宗教などを理由に公共の場で差別や憎悪をあおる表現を禁じており、差別的発言だと市民から告訴され、検察当局が起訴した。

 この日は出廷しなかったウィルダース氏はビデオ声明で、判決について「最大で最も人気のある野党の指導者を無力化する」試みと非難し、「私は声を上げ続ける」と強調した。現職下院議員であるウィルダース氏の被選挙権は維持され、来年3月の選挙には出馬する見通し。

1662名無しさん:2016/12/11(日) 00:24:15
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161208-00010002-jisin-ent
大人気『ドクターX』にポルトガル大使館が「非礼だ!」
女性自身 12/8(木) 6:01配信

「私、失敗しないので」

 米倉涼子(41)演じる天才外科医・大門未知子の決めゼリフ同様、失敗しない『ドクターX』。今シーズン放送された8回のうち7回が、視聴率20%超と民放ドラマでトップを独走。だが「公表されていないトラブルがある」と明かすのは、テレビ朝日関係者だ。

「10月27日放送の第3話にクレームがついた。ポルトガル大使館からだ」

 問題のシーンは「東帝大学病院」のVIPルームに入院した松下由樹(48)演じる須山三佐江が、食事をとるシーンだ。松下の首にナプキンとして巻かれたのはなぜかポルトガルの国旗。劇中で、それについての説明はなかった。

「高級感が必要なシーンなので『ゴージャスな布』と発注したら、なぜか美術部が用意したいくつかの布のなかに、『大きなポルトガルの国旗』があった。特に考えもなく使ったら、ポルトガル大使館から『国旗をこんな使い方するなんて』と抗議がきた」(同前)

 大使館に確認すると、抗議ではなく、「注意喚起」としたうえでこう答えた。

「放送翌日に日本在住のポルトガル人より情報が寄せられました。事実を確認したうえで、テレビ朝日にポルトガル大使名で、国旗の不適切な使用に関して注意喚起する書簡を送付しました。ポルトガルの国旗は、日本人にとっての日本国旗と同様に、ポルトガル国民にとって重要なものです」

 国旗を口を拭く布に使ったテレビ朝日は軽率だったというしかない。

「当該部分はすぐに修正。再放送やネット配信では国旗を映らなくしました」(前出・テレビ朝日関係者)

 これには大使館も、「対応の早さに大使はとても驚いておりました」という。

 テレビ朝日は本誌に事実を認め、「ポルトガル共和国及びポルトガル国民の皆様にお詫びします」と答えた。

「おそらく米倉さんの耳には入れていないはず。『ドクターX』は再放送やビデオ販売でも利益が期待できる優良コンテンツだけに、すばやい対応だった」(制作会社関係者)

 問題が起きても、対応には「失敗しない」のが人気の秘密。

(週刊FLASH 2016年12月20日号)

1663チバQ:2016/12/11(日) 14:25:50
http://www.asahi.com/articles/ASJD92RW4JD9UHBI009.html
イタリア次期首相は?与野党協議大詰め、候補に外相浮上

ローマ=山尾有紀恵

2016年12月10日21時31分

 イタリアのマッタレッラ大統領は10日、レンツィ首相の辞任を受けた対応を決めるための与野党協議を続けた。後任の首相候補には、ジェンティローニ外相らが浮上。同日には、早期解散総選挙を求める野党「五つ星運動」や「北部同盟」などとの協議があり、行方が注目される。

 マッタレッラ氏は同日に協議を終え、近く後任の首相を指名する見通し。レンツィ氏は9日にジェンティローニ氏と会談。伊メディアはジェンティローニ氏が次期首相に指名される可能性が高まっていると報じている。来年5月下旬にシチリア島タオルミナで開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、外交の連続性を意識しているものとみられる。

 与野党ともに、2018年の国会任期を待たずに解散総選挙になるとにらんでいる。憲法裁判所は昨年改正された選挙法の是非を来年1月以降に判断する予定で、大統領の判断次第では、最短で4月か、サミット後の6月にも総選挙になる可能性もある。(ローマ=山尾有紀恵)

1664チバQ:2016/12/11(日) 18:30:18
http://www.sankei.com/world/news/161211/wor1612110037-n1.html
2016.12.11 16:48

ルーマニアで上下院選 昨年11月に政権を手放した中道左派の社会民主党が優勢
 ルーマニアで11日、上院(選出136)と下院(選出330)の選挙が実施された。事前の世論調査では、政権腐敗への批判を受け、昨年11月に政権を手放した中道左派の社会民主党が支持率40%前後でリードしており、単独過半数を目指す。現在の実務内閣のチョロシュ首相を支持する中道右派の国民自由党は、司法改革や汚職対策を訴えるが、25%前後の支持率にとどまっている。

 ルーマニアは2013年から国内総生産(GDP)成長率が年3%を超え、今年も4%以上に達するとみられる。社民党は過去の自党政権下での経済成長を強調し、年金増額や社会保障負担の削減を主張、国民の支持を回復している。昨年、多数の犠牲者を出したナイトクラブの火災をきっかけに、社民党政権の腐敗に抗議する大規模デモが起き、同年11月にポンタ前首相が辞任、チョロシュ内閣が発足した。(共同)

1665とはずがたり:2016/12/12(月) 09:58:43
上院の権限縮小しろよなぁ

イタリア新首相にジェンティローニ外相、大統領が指名
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20161212/Reuters_newsml_KBN14013O.html
ロイター 2016年12月12日 07時15分 (2016年12月12日 09時06分 更新)

[ローマ 11日 ロイター] - イタリアのマッタレッラ大統領は11日、ジェンティローニ外相を次期首相に指名し、組閣を要請した。首相は、早急に組閣に向けた協議に入り、新政権が間もなく樹立される見通し。新政権は、国内銀行の不良債権問題や新たな選挙法の制定などに取り組むことになる。
4日に実施された国民投票では、上院の権限を大幅に縮小する憲法改正案が否決された。これを受けて、賛成を呼びかけていたレンツィ首相が引責辞任した。
経営状態が深刻な国内銀行3位のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)<BMPS.MI>は、増資計画を進めている。ただ、レンツィ首相辞任による政局混乱への不安から、計画がとん挫する懸念があり、公的資金注入の可能性も出てきている。
ジェンティローニ氏は、12日にも新閣僚のリストを提出する可能性がある。コリエーレ・デラ・セラ紙の解説者、マウリツィオ・カプララ氏は「ジェンティローニ氏の下で抜本的な変更がないということを市場が認識していることが重要だ」と語った。


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