したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

欧州情勢・西洋事情

1654チバQ:2016/12/06(火) 20:23:11
http://www.sankei.com/world/news/161206/wor1612060022-n1.html
2016.12.6 09:29
【伊国民投票】
首相辞意 伊混迷、出口見えず 各陣営、駆け引き激化
 【ローマ=宮下日出男】国民投票で憲法改正が否決されたことを受け、レンツィ首相が辞意を表明したイタリアでは、2018年に予定された総選挙が前倒しされる可能性もあり、各陣営の駆け引きが激化するのは必至だ。政治の混迷に懸念が強まるが、その出口は見通せない。

 レンツィ氏の辞任後、まずカギを握るのがマッタレッラ大統領の判断。各党と協議するが、議会を解散せず後任首相を指名した上、審議中の17年予算への対応などに任務を限った暫定内閣の発足を模索するとされる。この場合、総選挙は前倒しされても来年の遅い時期との観測もある。

 政策の継続性を踏まえ、大統領が暫定内閣の首相にレンツィ氏を再指名する可能性も指摘されている。だが、レンツィ氏はこれまでに拒否する姿勢を見せており、候補としてはパドアン経済財務相らの名前も取り沙汰されている。いずれにしろ、組閣に向けた協議は難航する可能性もある。

 下院最大野党の「五つ星運動」、反移民や反ユーロを掲げる地域政党「北部同盟」は早期の総選挙を求める。イタリアでは与党の中道左派、民主党が13年の総選挙で勝利したが、レンツィ氏、レッタ前首相は首相候補として選挙を戦わずに就任した経緯があり、「選挙で選ぶべきだ」との意見は強い。ただ、大統領は政治混乱回避のため、早期選挙には消極的とされる。

 早期選挙回避の背景には、選挙制度の問題もある。同国では下院の改正選挙法が7月に施行。従来、過半数の議席が配分される対象は得票率首位の「政党連合」だったが、新制度では4割以上を得票するなどした単独政党に変わったためだ。

 現在、民主党と五つ星運動は支持率で競り合っており、選挙結果次第で新制度が五つ星運動に有利に働くとの見方は強く、各党は制度の再変更が必要だとの認識だ。ただ、「五つ星運動」阻止の動きをあからさまに取れば国民の政治不信を招き、同党の勢いが増す可能性もある。



【用語解説】五つ星運動

 イタリアの著名コメディアン、ベッペ・グリッロ氏が2009年に立ち上げた市民参加型の政治運動。汚職撲滅などを掲げて既存政党に対抗して13年の総選挙で躍進。現在、下院の最大野党で上院では第2野党。今年6月の地方選挙ではローマ、トリノの両市長を制した。欧州連合(EU)に批判的で、単一通貨ユーロ離脱の是非を問う国民投票の実施を目指している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板