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欧州情勢・西洋事情

1648チバQ:2016/12/05(月) 21:08:00
http://www.sankei.com/world/news/161205/wor1612050057-n1.html
2016.12.5 20:57
【伊国民投票】
欧州、大衆迎合の試練はまだ序章 仏独など主要国で来年以降、選挙相次ぐ

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 【ローマ=宮下日出男】イタリアの国民投票とオーストリアの大統領選決選投票は、欧米で強まるポピュリズム(大衆迎合主義)の動向を見極める機会として注目された。オーストリアでは欧州連合(EU)初の極右大統領誕生が回避された一方、イタリアでは既存の政治勢力に“ノー”が突きつけられた。仏独など主要国は来年、重要な選挙が控えており、欧州の試練はさらに続きそうだ。

 「みなさんの幸運を祈る」。5日未明、辞意表明したレンツィ伊首相は記者会見をこう締めくくった。一方、反対運動を展開した陣営は歓喜に沸く。「権力に対する庶民の勝利」。右派の地域政党、北部同盟はこう強調し、新興政党の五つ星運動は「体制を追い込んだのは市民」と評した。

 欧州では債務危機や難民・移民大量流入を受け、批判の矛先をEUや主流政党など、既存の政治勢力に向ける大衆迎合政党が躍進。英国のEU離脱決定やトランプ次期米大統領選出で「反既存」の潮流が強まる中、オーストリア大統領選で極右候補が敗北したのは、有権者の危機感の表れとも受け取れる。

 ただ、大衆迎合政党の代表格、仏極右の国民戦線のルペン党首はその「勇敢な戦いぶり」を称賛。イタリアの憲法改正の否決を受け「われわれは国民の自由への渇望に耳を傾けねばならない」と気勢を上げた。視野に入れるのは来年以降、欧州で相次ぐ選挙だ。

 来年3月に総選挙を控えるオランダでは極右、自由党が第1党を奪取する勢いだ。4〜5月に仏大統領選、秋には独総選挙が行われる。イタリアも2018年実施予定の総選挙が前倒しされる可能性があり、オーストリアでは極右政党が18年の総選挙に向け、支持率で首位を走る。

 正念場とみなされるのは仏大統領選だ。中道・右派候補のフィヨン元首相が決選投票でルペン氏を下すと予測されるが、番狂わせは否定しきれない。ルペン氏はEU離脱の国民投票を公約。離脱となれば「EUへの死の一撃」(元欧州外交官)となる。

 「欧州安定の要」と期待されるメルケル独首相も盤石ではない。支持率首位の首相の保守系与党も、反難民政党「ドイツのための選択肢」に票を奪われれば、左派系3党が政権をとる可能性がある。欧州には地殻変動が起きる可能性がくすぶる。


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