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欧州情勢・西洋事情

1609チバQ:2016/11/29(火) 20:22:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00000081-san-eurp
仏大統領選 ルペン氏勢い、阻止なるか 「トランプ氏勝利」極右に追い風

産経新聞 11/29(火) 7:55配信

 フランス大統領選は、中道・右派候補にフィヨン元首相が決まり、極右政党「国民戦線」(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)の勢いを止められるか否かが最大の焦点となった。

 ■「保守回帰」もろ刃の剣

 フィヨン氏圧勝の要因は、FN台頭を意識して、大きく右寄りの政策を打ち出したこと。「公務員50万人削減」「消費増税」に加え、カトリック教徒にもアピールし、地方の保守層票を掘り起こした。

 一方、「保守回帰」はもろ刃の剣だ。大統領選の決選投票で勝つには、左派からも支持獲得が必要。だが、左派系リベラシオン紙(電子版)は27日、フィヨン氏は「公約の一部放棄」をしなければ、左派への支持拡大は無理との論説を掲載した。

 今のフランスは、フィヨン氏の中道・右派、FNが各3割程度の支持率で、どの党も過半数には達しない。オランド大統領の支持率は1桁台で、第1回投票での敗退が濃厚。この場合、左派票の行方が決選投票の勝負を決める。

 過去、FNが決選投票に進んだのは一度だけ。2002年の大統領選で、ルペン氏の父の初代党首が、左派候補の乱立に乗じて、当時の社会党ジョスパン首相を破る番狂わせを演じた。だが、この時は現職のシラク大統領が「フランス民主主義の危機だ」と訴え、左派も「極右排除」で団結した。

 だが、現在のFNは当時とは大きく異なる。父親時代は「反ユダヤ主義」だったのが、今は「反イスラム系移民」。度重なるテロの惨事で、ルペン氏の「イスラム過激派の国籍を剥奪せよ」との主張は国民に浸透した。

 FNの主張のもう一つの柱は、「単一通貨ユーロ」への反対。「ユーロ導入で潤ったのはドイツだけだ。フランスの産業は破壊された」の主張で、本来は左派票田である労働者層の支持を獲得した。労働者層のルペン支持率は30〜50%にのぼるとされ、米大統領選で「怒る白人」がトランプ氏を支持したのと同じ構図がフランスでも進行する。決選投票の相手がフィヨン氏では、特にくら替えは起こりにくい。

 ■信用できない世論調査

 フィヨン氏は今回こそ「改革」を掲げたが、サルコジ政権で5年間首相を務め、大きな成果を残せなかった。何より、任期中に警察官を1万人以上削減したことは、攻撃材料になる。ルペン氏は予備選後、ツイッターで、「フィヨン氏はイスラム主義と戦わず、治安を守れなかった」と簡単に切り捨てた。

 FNは1972年にルペン氏の父が第二次大戦中の親ナチス派残党らと創設。人種差別政党として、長く異端視された。ルペン氏は2011年の党首就任後、父を党指導部から追放。「公務員増員」「年金受給開始年齢の60歳への引き下げ」といった「大きな政府」政策で左派のお株を奪った。地方選で女性や若者候補を多数擁立し、ソフト路線を演出した。

 27日の世論調査では、ルペン氏とフィヨン氏が決選投票に進んだ場合、フィヨン氏に投票するとした人が67%。だが、フランスの世論調査は、「フィヨン氏は予備選で3位以下」と予想するなど、信用性は大きく揺らいでいる。「トランプ氏の勝利はルペン氏の追い風になる」と見る人は8割を占める。(三井美奈)


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