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欧州情勢・西洋事情

1644チバQ:2016/12/05(月) 18:42:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161205-00000065-jij-eurp
ポピュリズム、欧州を覆うか=仏独選挙に影響も―伊国民投票否決、分断の民意揺れる

時事通信 12/5(月) 16:27配信

【ローマ、ベルリン時事】イタリアで4日、憲法改正の是非を問う国民投票が否決され、欧州連合(EU)に懐疑的な立場を取る野党は勢いを増している。

 政権を選択する選挙を来年に控えるフランスやドイツでも、既存政治と対決する勢力が台頭。英国のEU離脱決定や米大統領選でのトランプ氏勝利で勢いを増すポピュリズムの波が、このまま欧州を覆うのか。各国で警戒が広がる。

 ◇EU懐疑派に勢い? 
 「国民の勝利だ。われわれは政権を担う用意があり、速やかに総選挙を行うべきだ」。EUに懐疑的な立場を取るイタリアの右派野党・北部同盟のサルビーニ書記長は、国民投票の結果を受けてこう訴えた。

 北部同盟や新興野党「五つ星運動」などは、EUが強いる緊縮財政からの脱却を主張し、閉息感に包まれた国民の間で支持を広げている。国民投票の争点となった上院の権限を大幅に縮小する改憲には「政権の独裁を招く」と反対。とにかく現状を変えたいと願う有権者に、現政権の強化に手を貸す余裕はなく、レンツィ首相は辞任に追い込まれた。

 これら野党が目指すのは、欧州単一通貨ユーロ離脱の是非を問う国民投票実施だ。そのためには、次の総選挙で政権を奪う必要がある。今回の改憲をめぐる国民投票で示された勢いを取り込めば、あり得るシナリオにも見える。

 しかし、ローマに住む自営業の50代男性アントーニオさんは「EUから離脱すれば、国防などの面でマイナスが大きい」と話し、「反EU」機運の高まりに懸念を隠さない。国民投票賛否で分断された民意は揺れており、先行きは不透明だ。

 ◇オランダが試金石
 来年4〜5月に大統領選を実施するフランスでは、移民排斥に加え、英国に続くEU離脱を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が、決選投票進出をうかがう。イタリア国民投票での反対派勝利は、FNにとっても追い風。ツイッターに「国民が首相とEUを否定した」と書き込み、祝福のメッセージを寄せた。

 欧州最多の難民を受け入れるドイツでは、厳しい難民政策を求める新興政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、来年秋の連邦議会(下院)選での議席獲得をほぼ確実にしている。難民の急増やグローバル化に不安を抱く庶民の声を代弁し、主要政党の一角を占めかねない勢いだ。

 こうした中、2017年の欧州を占う試金石となるのが、3月のオランダ総選挙だ。極右・自由党のウィルダース党首は、トランプ旋風の欧州上陸が「オーストリアで証明される」と予言していた。4日のオーストリア大統領選決選投票で極右候補は敗れたが、同選挙で2大政党候補は第1回投票で敗退しており、既成政党を否定する潮流自体が止まったわけではない。極右の勢いに欧州の民意がどういう回答を出すか、これまで以上に注目を集めそうだ。


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