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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1983とはずがたり:2022/09/07(水) 10:12:16
ウクライナ反転攻勢意気込む 「ヘルソン州だけでなく全方面に」
https://mainichi.jp/articles/20220906/k00/00m/030/268000c
毎日新聞 2022/9/6 19:01(最終更新 9/6 19:01) 1310文字

 ウクライナのゼレンスキー大統領は5日に放映された番組で、ロシアに占拠された地域の奪還作戦について「(南部)ヘルソン州だけではなく、全ての方面で展開している」と述べた。ロシアは今月11日に占領地域での自国への併合の是非を問う住民投票の実施を模索してきたが、ウクライナの反転攻勢を受けて延期に追い込まれた。ウクライナの反撃とロシアの苦戦が顕著になっている。

 ゼレンスキー氏は5日放映された米ABCニュースとのインタビューで、被占領地域の奪還について「非常に難しい任務だが、(達成するのは)時間の問題に過ぎない」と発言。ウクライナ軍は8月末に南部の奪還作戦に着手したことを宣言していた。この日の発言は、進行中の作戦が東部やロシアに強制編入されている南部クリミアにも及ぶことをにじませたとみられる。

ウクライナ
 ロシアは今月11日に予定する自国の統一地方選に合わせ、ウクライナ東部ルガンスク、ドネツク両州や南部ヘルソン、ザポロジエ両州の占領地域で、ロシアへの併合の是非を問う住民投票を計画したとみられてきた。しかし5日になり、ヘルソン州に設置された「軍民行政府」幹部のストレモウソフ氏が治安上の理由を挙げ、延期する意向を表明。他州の占領地域でも住民投票が延期されるとみられる。

 ヘルソン州では情報機関の州幹部が裏切ったこともあり、今年2月にロシアが侵攻を開始すると、早い段階で大部分の地域が占領下に置かれた。その後は社会保障費がロシアの通貨ルーブルで支払われてきたほか、ロシアのパスポートが供与されるなど、プーチン政権が支配地域を自国へ組み込むための施策を進めてきた模様だ。

 しかし、高機動ロケット砲システム(HIMARS)など米国製兵器の供与が進んだこともあり、ウクライナ軍はロシアが利用してきた州内のインフラへの攻撃を激化し、一部集落の奪還に成功。米シンクタンク「戦争研究所」は今月4日、「ウクライナ軍がロシアの兵たんや指揮系統を混乱させようとする中、反転攻勢のペースは日々、劇的に変わる可能性が大きい」との分析を明かしている。

 ヘルソン州では、ロシア側に寝返った要人を暗殺しようとする事例も相次ぐ。8月30日には、与党所属議員でありながらもロシア側に転じたアレクセイ・コバレフ氏が射殺された。ロシアの英字紙モスクワ・タイムズによると、ロシアの占領地域では同月にロシア側要人の暗殺を試みた事案が9件起こり、3件だった7月から急増。占領下でレジスタンスが起こっているほか、ウクライナ軍が関与している可能性も取り上げられている。

 隣接するクリミアでも8月に入ってから、ロシアの軍施設で爆発が相次いで発生しており、ウクライナ軍による計画的な攻撃ではないかと推測されている。

 苦戦が伝えられるロシア軍では、給与支払いや装備品配備などが恒常的に遅れている模様だ。英国防省が4日に明かした情勢分析では、ロシア軍内部での士気や規律の低下を取り上げている。兵力不足も顕著になっており、国内の愛国主義的勢力などは、総動員令の発令を求めている。ただしロシア軍は8月下旬、兵員の定数を13万7000人増員すると発表し、立て直しを図る構えを示した。【大前仁】

1984とはずがたり:2022/09/08(木) 23:12:42
【社説】プーチン露大統領に焦燥の兆し
新たな脅しとイランや北朝鮮からの兵器調達は追い詰められている証拠
https://jp.wsj.com/articles/russias-ukraine-setbacks-11662611824
By The Editorial Board
2022 年 9 月 8 日 13:39 JST

 ロシアの対ウクライナ戦争は、ウクライナ側にわずかに有利な展開になったようだ。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が新たな脅しをかけていることと、ロシアが従来は兵器を供与してきた国々からの兵器調達に奔走していることは、それを示す一つの兆候だ。

 ロシアは2月の電撃作戦が早期の勝利で終わると予想していたが、紛争はこう着状態となり、ウクライナは現在、ロシアの兵たんを破壊し、領土を取り戻すために南部で反転攻勢に出ている。ロシアは軍需物資の備蓄を取り崩さざるを得なくなった。特にスマート兵器の補充に苦労しているのは、西側諸国による制裁で、最新兵器に使われるコンピューターチップなどの部品の対ロ輸出が禁止されているためだ。

 こうして、世界最悪のならず者国家であるイランと北朝鮮を相手にした、ロシア政府の「物乞い作戦」が始まった。米情報当局者らは5日、「深刻な供給不足」を緩和するため北朝鮮がロシアを支援していると記者団に語った。これは、イランがロシア政府にドローン(無人機)を供給しているという先月の報道に続くものだ。大国の地位を主張する国は通常、必要とする国々に兵器を提供するが、その逆はない。

 プーチン氏は7日、ロシアのエネルギー輸出をさらに減らす可能性を示唆したほか、黒海を通じたウクライナ産の穀物輸出を容認するという、自らが結んだ合意の破棄をも辞さない姿勢を示した。このことからも、プーチン氏の不安の度合いを測ることができる。ロシアは最近、パイプライン「ノルドストリーム1」を通じた欧州への天然ガス供給を停止した。プーチン氏は供給停止を延長して、その対象に石油と石油精製品を加えるとの脅しをかけた。同氏は寒い冬に向かう欧州の指導者にさらなる政治的圧力をかけたいと考えている。しかし、そのような供給停止はどんなものであれ、戦費となるロシア政府の収入にも打撃を与える。

 穀物に関して言うと、プーチン氏は今夏、ロシアが世界の食料不足の責任を問われないようにするために、ウクライナからの輸出を容認する合意を締結した。同氏は7日、西側諸国が途上国への食料供給を口実に、さまざまな面で自分たちを利するために合意を利用しているのは「あからさまな詐欺」だと非難した。

 しかし、プーチン氏は食料の市場がグローバルであることや、穀物輸出合意の目的の一つが、供給拡大を通じた食料価格の押し下げだったことを分かっている。価格が低下すれば、貧しい国々にも恩恵が及ぶ。プーチン氏はウクライナ産穀物の輸出を本当に停止させれば、それが引き起こす苦難について、責任を問われることになる。

 プーチン氏がウクライナ産穀物の輸出を本当に阻止した場合には、米国はプーチン氏に対し、ウクライナ産穀物輸送船の艦船による護衛を、有志連合諸国が検討するだろうと警告することも可能だ。同様の計画は、1980年代にイランの脅威への対策としてペルシャ湾から石油を運び出すタンカーを護衛するという形で、実施されたことがある。ロシア軍が人員と物資の不足に苦しむ中、平和的な護衛任務を遂行している西側諸国の船舶への威嚇に、プーチン氏が乗り気になるとは考えられない。

 ウクライナでの戦争の終結までの道のりは遠い。そしてプーチン氏は、残虐行為と脅しをエスカレートさせるかもしれない。しかしロシア政府のから騒ぎぶりは、ウクライナ側の抵抗とウクライナへの外国の支援の効果が表れていることを示している。プーチン氏が侵攻を継続するならば、ウクライナと最前線に位置する北大西洋条約機構(NATO)諸国に対するその策略を止めるためには、最新兵器の供給を続けることが極めて重要となる。ウクライナだけでなく、ロシアもまた苦しい状況にある。

1985チバQ:2022/09/12(月) 17:34:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022091200127&g=int
北東部の要衝「解放」 ロシア軍、撤退もインフラ破壊か―ウクライナ
2022年09月12日06時59分

ウクライナのゼレンスキー大統領=9日、キーウ(EPA時事)
ウクライナのゼレンスキー大統領=9日、キーウ(EPA時事)


 【ベルリン時事】反転攻勢を続けるウクライナ軍が、今春からロシア軍に占領されていた北東部ハリコフ州の要衝イジュームに入ったもようだ。AFP通信によると、ゼレンスキー大統領は11日、イジュームや近郊のバラクレヤなどを「解放」したと表明。親ロシア派幹部やロシア国営テレビも「撤退」を認めている。ウクライナにとって大きな戦果となる一方、ロシアの打撃は小さくない。


 イジュームは州都ハリコフと東部ドネツク州を結ぶ幹線道路が通る交通の重要拠点。10日にはウクライナ軍部隊が市の標識の前で青黄2色の国旗を掲げる動画がインターネット上で広まったほか、バラクレヤがほぼ「解放」されたとウクライナ軍幹部が宣言する動画も公表された。
 これまでハリコフ州での苦戦に言及してこなかったロシア国防省は10日、ドネツク州を解放するため「バラクレヤとイジュームの部隊の配置転換を行った」と発表。撤退を事実上認めた。
 ロシア軍は撤退の一方で、各地でインフラを破壊しているもようだ。ロイター通信によると、ハリコフ州のシネグボフ知事は11日、州都ハリコフやその周辺で、ロシア軍の攻撃によって停電や水道の停止が発生したと明らかにし、「占領者どもが重要インフラに打撃を与えた」と糾弾した。

1986チバQ:2022/09/12(月) 17:40:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d95d509ea8f067023315ffd83872f814783626c3
ウクライナ軍、東部ハルキウ州で「東京都の1・4倍」奪還…露軍「敗走」か
9/12(月) 11:52配信


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読売新聞オンライン
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領=AP

 【キーウ=梁田真樹子】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日のビデオ演説で、ウクライナ軍が東部ハルキウ州の反転攻勢で、露軍が占領下で軍事拠点にしていたイジュームなどを奪還したと宣言した。ウクライナの大統領府顧問は11日、露軍が報復としてハルキウ州の火力発電所など重要施設を攻撃し、大規模停電を起こしたと非難した。

9日、ウクライナ東部ハルキウで、ロシア軍の攻撃により大きな被害を受けた商業施設(ロイター)

 露軍は2月24日の侵略開始当初から、ドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)の全域制圧を主要な侵攻目的に位置付け、イジュームは出撃拠点だった。

 ウクライナ軍のワレリー・ザルジニー総司令官は11日、SNSで、ウクライナ軍がハルキウ州で露軍から「3000平方キロ・メートル以上を奪還した」と強調した。奪還した面積は東京都の約1・4倍に相当することになる。

11日、ウクライナ東部ハルキウ州で破壊されたロシア軍戦車のそばを歩くウクライナ兵士(AP)

 ウクライナ軍参謀本部は11日、露軍がルハンスク州北西部の集落を放棄したと発表した。露軍は7月にルハンスク州の全域制圧を宣言していたが、ウクライナ軍の攻勢が及んでいる可能性がある。

 露国防省は10日、ハルキウ州の要衝イジュームから部隊を「再配置」したと発表し、計画的な撤退だと主張した。これに対し、米政策研究機関「戦争研究所」は露軍の「敗走だ」と指摘した。ハルキウ州の占領地喪失は、露軍にとっては4月の首都キーウ周辺からの撤退に匹敵する「痛手」となる。

 ロシア語の独立系ニュースサイト「メドゥーザ」は11日、プーチン露政権がウクライナ軍による東部や南部での反攻を受け、ウクライナで占領した地域を一方的にロシアに併合するための住民投票を「無期延期」にすることを決めたと報じた。

 一方、11日のハルキウ州などでの広範囲な停電に関し、ウクライナ大統領府長官は11日、停電はドネツク州など5州に及び、断水している州もあることを明らかにした。

1987チバQ:2022/09/13(火) 19:05:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8f938cb9d1875bb3f170c04f35dc82c05a85792
アゼルバイジャン・アルメニア間で再び軍事衝突 戦闘拡大の恐れも
9/13(火) 10:05配信
南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアとアゼルバイジャンは13日未明、両国の国境地帯で軍事衝突が起きたと発表した。両国は相手側による挑発が発端だと主張した。タス通信が伝えた。銃撃や砲撃の応酬で死傷者が出ているという。両国の仲介役を担ってきたロシアはウクライナ侵攻に追われており、戦闘は拡大する恐れがある。

タスによると、アルメニア政府は13日、パシニャン首相が軍事同盟を結ぶロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、衝突の情報を共有したと発表した。

両国間では2020年秋、係争地ナゴルノカラバフ自治州を巡る大規模な紛争が発生。両国に影響力を持つロシアの仲介で停戦が成立したが、その後も双方が相手側の攻撃を報告するなど緊張が続いてきた。

アルメニアは今年3月下旬にも、アゼルバイジャン軍が同自治州のアルメニア側支配地域に侵入したと非難。この際もロシアの介入によって、本格的な戦闘の再開は回避された。

ただ、ロシアは同自治州に駐留させていた停戦監視部隊の一部をウクライナ戦線に送ったとされ、ロシアの停戦維持能力の低下を指摘する声も出ている。

1988チバQ:2022/09/13(火) 20:26:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/0465ead0879bb59f3d466d2c9f3f031413e49cc4
ナゴルノめぐり再び衝突 アルメニア兵49人死亡
9/13(火) 19:49配信
AFP=時事
ナゴルノカラバフに残された、アルメニア軍に属するとされる車両(2020年11月30日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】アルメニアのニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相は13日、アゼルバイジャン軍との衝突で少なくとも49人の自国軍兵士が死亡したと明らかにした。係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)をめぐる紛争としては2020年以降で最悪の衝突となった。


 首相は議会で「現時点で(兵士)49人の死亡が確認されているが、残念ながらこれは最終的な数字ではない」と述べた。

 首相によると、アゼルバイジャン側が12日夜から激しい砲撃を行った後、戦闘は落ち着いているという。

 アルメニアは13日、アゼルバイジャン軍が自国に侵攻しようとしているとして、世界各国の指導者に支援を呼び掛けた。

 アゼルバイジャン国防省は、自軍はアルメニア側の挑発行為に対応しているだけだと説明。民間インフラを攻撃しているとのアルメニア側の主張を否定した。

 同省は今回の衝突で自軍兵士にも犠牲者が出ているとしているが、数字は発表していない。

 アルメニア系住民が多く住むナゴルノカラバフをめぐっては、1990年代と2020年に両国間で紛争が勃発した。

 1991年のソビエト連邦崩壊を受け、ナゴルノカラバフのアルメニア系住民がアルメニアへの編入を求め、独立を宣言したことをきっかけに戦闘に発展。この戦闘で約3万人が死亡したとされる。

 2020年秋の軍事衝突では、6週間の戦闘で6500人以上が死亡した。

 ロシアの仲介で停戦合意が結ばれ、アルメニアが数十年にわたり実効支配していた土地をアゼルバイジャンに引き渡した。また、ロシアが約2000人の停戦監視部隊を展開した。【翻訳編集】 AFPBB News

1989チバQ:2022/09/14(水) 07:33:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/b32e4171f1c689c91b5bda73465ab82290b4745e
ウクライナ、2週間足らずで「茨城県」相当の領土奪還…ロシア軍に動揺か
9/13(火) 22:43配信



【キーウ=梁田真樹子】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は12日夜にビデオ演説し、ロシアの侵略に反転攻勢に出ているウクライナ軍が9月初旬以降、「東部と南部の6000平方キロ・メートルを解放した」と明らかにした。ロイター通信によると、米軍高官は12日、東部ハルキウ周辺から撤退した露軍がロシア側に越境したとの見方を示した。露軍に動揺が広がっているとみられる。

【動画】ウクライナ軍、ドローン使いロシア艦艇2隻を破壊

 ウクライナ軍は2週間足らずの期間で、茨城県に匹敵する面積の領土を奪還したことになる。ゼレンスキー氏は「我々の軍の展開は続いている」と強調した。また、ウクライナ軍の報道官は12日、南部ヘルソン州に限っても、過去2週間の反攻で約500平方キロ・メートルを奪還したと発表した。

 ウクライナの国防次官は13日、SNSなどを通じ、今月6日以降、ハルキウ州で300か所以上の町や集落を「解放」し、その面積は約3800平方キロ・メートルに及ぶと明らかにした。ウクライナ軍は12日、同州に近いドネツク州の都市も新たに奪還したとしている。

 米軍高官は12日、露軍がハルキウ周辺から、装備を置き去りにして撤退したとの見方も示した。「ロシア(軍部隊)の混乱した指揮と統制を示している可能性がある」と指摘した。

 米政策研究機関「戦争研究所」も12日、露軍がヘルソン州の州都ヘルソンの北西約15キロ・メートルに位置する重要拠点に車両4台を放棄して撤退した可能性を示し、ウクライナ軍の反攻が「露軍の士気や軍事的な能力に重大な影響を与え続けている」との認識も示した。

 一方、11日にウクライナ側が奪還を宣言したハルキウ州の要衝イジュームでは、市議が12日、露軍の攻撃で少なくとも住民1000人が死亡したとの見解を示した。ウクライナ軍参謀本部は13日、奪還した地域では「露軍による戦争犯罪が毎日、最大で200件確認されている」と述べた。

 国際原子力機関(IAEA)は12日、南部ザポリージャ原子力発電所について、近隣の火力発電所とつなぐ非常用の送電線3本のうち2本目が復旧したと発表した。ただ、IAEAのグロッシ事務局長は「原発の安全、保安状況は依然として不安定だ」と強調した。

1990とはずがたり:2022/09/15(木) 09:45:03
https://twitter.com/karategin/status/1570063621316812808
露探【円谷猪四郎】
@karategin
アゼルは両者をキレさせない範囲で有利な国境画定≒アルメニアを削るつもりなのだろう。アルメニアには気の毒だが、軍事バランスが逆な時に妥協してカラバフ西側の占領地を返しておけば、国境をもっと東の方に引けていたかもしれない。

トルコ・ロシア首脳、アルメニアとアゼルバイジャン情勢巡り協議へ
https://jp.reuters.com/article/azerbaijan-armenia-turkey-russia-idJPL6N30L0BR
ロイター編集

1 分で読む
トルコ政府高官は14日、エルドアン大統領(写真)とロシアのプーチン大統領が16日にウズベキスタンで行う予定の会談で、アルメニアとアゼルバイジャンの情勢を巡り協議すると明らかにした。7日撮影(2022年 ロイター/Marko Djurica)

[アンカラ 14日 ロイター] - トルコ政府高官は14日、エルドアン大統領とロシアのプーチン大統領が16日にウズベキスタンで行う予定の会談で、アルメニアとアゼルバイジャンの情勢を巡り協議すると明らかにした。

旧ソ連構成国のアゼルバイジャンとアルメニアの間では軍事衝突が発生し、13日には両国の兵士100人近くが死亡した。

当局者は「アゼルバイジャンとアルメニア二国間の問題を解消するため、トルコはすでに接触を開始した。これ以上拡大する前に終わらせる必要がある」と述べた。

その上で「トルコは引き続きアゼルバイジャンを支持する」という立場を強調した。

エルドアン大統領とプーチン大統領の会談は、ウズベキスタンのサマルカンドで開かれる上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせ行われる。

1991とはずがたり:2022/09/15(木) 09:49:51

https://twitter.com/karategin/status/1570143512292917248
露探【円谷猪四郎】
@karategin
テレグラムでカザフスタンが来年から集団安保条約機構での活動を停止するとの情報が流れたが、議会はこれを否定。ただアゼルとの友好関係もあるため、アルメニアへの派兵には反対とのこと

https://twitter.com/karategin/status/1570090126398705664
露探【円谷猪四郎】
@karategin
露は実質アルメニアへの救援を拒否しているとの記事

https://twitter.com/karategin/status/1569677776013373441
露探【円谷猪四郎】
@karategin

9月13日
あとロシアはいかに思ったより強くないのが分かったにせよ隣に住んでる反社みたいなものなので、今すぐ消えてなくなるような状況でもないと正面から喧嘩など売れない。なので完全に露をキレさせない範囲でアルメニアを叩いている
午後10:21 ・ 2022年9月13日

https://twitter.com/kamipapa_ro/status/1570095934956261376
かみぱぱ
@kamipapa_ro
アゼルバイジャン軍がワザとか誤射かはわからんけどロシア軍車両やっちゃってるの草

どうなるんかなこれ??

午前2:03 ・ 2022年9月15日

1992とはずがたり:2022/09/15(木) 09:53:12
https://twitter.com/HosakaSanshiro/status/1570165289915908097
Sanshiro Hosaka
@HosakaSanshiro
・カザフスタンは2023年からロシア盟主の集団安全保障条約のメンバーシップを一時停止(トルコの他、中国からも安全保障上何らかの確約を得ているか)。
・アゼルは対アルメニアで攻勢。アルメニアはモスクワに無理な軍事支援を要請。
・ルカシェンコは、ウクライナの独立記念日にお祝いのメッセージ。
午前6:39 ・ 2022年9月15日


Sanshiro Hosaka
@HosakaSanshiro
カザフがロシアの準属国なったと判断したのは半年前。その後の大変動は、露がウクライナに全面侵攻したからではなく、ウクライナが頑強に抵抗・攻勢に出て露の敗北・戦後の弱体化が決定的になっているから。ユーラシアの地図を変えたのは核兵器国ロシアではなく、中規模国ウクライナの戦う意思だった。
午前6:39 ・ 2022年9月15日


https://twitter.com/HosakaSanshiro/status/1554930015673806849
Sanshiro Hosaka
@HosakaSanshiro
アゼルバイジャンが、アルメニア側砲撃による自軍兵士死亡を口実に攻撃開始、ナゴルノ・カラバフの高台陣地をいくつか制圧。2020年に調停役となり「平和維持軍」を派遣したロシアはアゼルを停戦違反と非難。2020年と同じでアゼルはロシアが何もしない(今回はできない)ことを知っている。

午前5:39 ・ 2022年8月4日

https://twitter.com/HosakaSanshiro/status/1502761188672823297
Sanshiro Hosaka
@HosakaSanshiro
2月24日以降の衝撃が凄すぎてカザフのことすっかり忘れていたが、何かが起こっている。プーチン支援のクーデターでナザルバエフ派を一掃したトカエフ。だが幽閉状態にあったナザルバエフが突如トルコでエルドアンと会談。背景:先週からプーチンはカザフにウクライナに派兵するよう圧力をかけている。


午前6:39 ・ 2022年3月13日

1993とはずがたり:2022/09/15(木) 10:05:08
カザフ(⇔国内親露派)・アゼルバイジャン(⇔アルメニア)・グルジア(ジョージア)(⇔アブハジア・南オセチア)・ウクライナ(⇔ルハンシク・ドネツ)・モルドバ(⇔沿ドニエストル)辺りが旧ソ連内の反露国(⇔親露国・地域)。

1994とはずがたり:2022/09/16(金) 18:32:08
https://twitter.com/karategin/status/1570702624932102144
露探【円谷猪四郎】
@karategin
タジク?クルグズ間の国境紛争もはや銃撃戦では済まず、重火器を用いた本格的な戦闘になっている模様

2022年9月16日4:06 午後2時間前更新
キルギス・タジク国境紛争激化、重火器投入 民間人の死者も
ロイター編集
https://jp.reuters.com/article/kyrgyzstan-tajikistan-border-idJPKBN2QH0IG
1 分で読む


[ビシュケク 16日 ロイター] - 中央アジアの旧ソ連構成国、キルギスとタジキスタンの国境で今週始まった軍事衝突が激化している。両国は16日、戦車や迫撃砲などの重火器を使用したと互いに非難した。一連の衝突で民間人を含む少なくとも3人が死亡、27人が負傷している。

キルギスの国境警備隊は、数カ所の前哨基地が16日早朝にタジキスタン軍の砲撃を受け、国境地帯の至る所で衝突が発生したと発表した。タジキスタン軍は戦車や装甲兵員輸送車、迫撃砲を使用していると指摘した。

これに対しタジキスタンは、キルギス軍が「重火器」を使って前哨基地1カ所と7つの村を砲撃したと非難した。国境近くのイスファラでは民間人1人が死亡し、3人が負傷したという。キルギスは一晩で11人が負傷したと報告した。

キルギス政府は、両国の外相が衝突について協議したと明らかにしたが、国境警備隊は、2つの停戦合意がすでに破られていると述べた。

国境に接する両国の州知事が停戦交渉をする予定という。

1995とはずがたり:2022/09/16(金) 18:44:47
フェルガナ盆地周辺
http://geo.d51498.com/SilkRoad-Lake/2917/ussr/ferghana.html
ウズベキスタン領&タジキスタン領&キルギス領

1991年8月31日 キルギスとウズベキスタンがソ連から独立を宣言。フェルガナ盆地周辺に飛び地が出現
1991年9月9日 タジキスタンも独立を宣言

ソ連が解体して、中央アジアに「なんとかスタン」という国が続々と誕生したが、国境線が奇妙にクネクネ入り込んでいるのが、ウズベキスタンとタジキスタン、キルギス(キルギスタン)が境を接するフェルガナ盆地一帯だ。フェルガナ盆地はウズベキスタン領だが、本土との間は山岳地帯で隔絶され、平野を通って本土へ行くならタジキスタン領を通らなくてはならない。また盆地の周囲には各国の飛び地が散在していて、キルギス領内にタジキスタンの飛び地2つ(ヴォルフ、ジャンヤウル)と、ウズベキスタンの飛び地が4つ(ソフ、カラチャ、シャイマルダン、ジャンガイル)あり、ウズベキスタン領内にもタジキスタンの飛び地(サルヴァン)と、キルギスの飛び地(バラク)がある。
これらの飛び地はスターリンがソ連の指導者だった1936年、ロシアからカザフ(現在のカザフスタン)とキルギスが分離した時に形成された。フェルガナ盆地南側の山岳地帯であるオシュ地区は、1920年代から30年代にかけて「反革命ゲリラ」の拠点だったため、ソ連軍が直接占領していた。ゲリラが平定された後、遊牧民主体のキルギス領のうち農地に適した谷沿いの一角が、農民主体のタジキスタンやウズベキスタンに組み入れられた。ソ連時代はどこに帰属しようとソ連国内には変わりがないからたいした問題はなかったが、ソ連が崩壊して各共和国が独立すると、国境線や飛び地の帰属をめぐって紛争が続いている。

特にキルギス西南部のオシュ地区は、他国の飛び地が入り乱れているため、密輸や麻薬取引の拠点となり、イスラム系反政府ゲリラの拠点にもなっている。数年前にキルギスにいた日本人のNGO技術者が誘拐される事件が起きたが、犯行グループはタジキスタンの領内から進入してきたウズベキスタンの反政府ゲリラ(IMU=ウズベキスタン・イスラム運動)で、身代金の交渉はアフガニスタンでやったらしい。軍や警察が入りにくい飛び地は反政府活動の拠点にはもってこいの存在だ。

このため、キルギスは飛び地の併合を主張し、逆にウズベキスタンやタジキスタンは飛び地と本土との間を割譲するよう要求しているが、ウズベキスタンは「ゲリラの侵入阻止」を理由に、99年から飛び地の周囲に地雷を設置してしまった。さすがに国際的な非難を浴びて2004年末から地雷の撤去を始めたが、これまでに住民数十人と家畜数百頭が犠牲になったという。飛び地の住民はもちろん周辺に住む遊牧民のキルギス人も犠牲になり、キルギス側はウズベキスタンに賠償を求めている。

1996チバQ:2022/09/17(土) 19:41:44
https://www.sankei.com/article/20220917-7VEEKWMUV5JBBBDTCTQ7PW3MHA/
ウクライナ侵攻に中印が一線、露は支持得られず 上海協力機構の首脳会議閉幕
2022/9/17 19:34
三塚 聖平
森 浩
国際
欧州・ロシア
アジア
中国・台湾

ロシアと中国が主導する上海協力機構(SCO)がウズベキスタンで開いていた首脳会議は16日、「多極的な国際秩序」の強化を盛り込んだ「サマルカンド宣言」を採択し、閉幕した。米欧への対抗に向けて結束を示したが、ウクライナ侵攻の長期化に対する中国とインドの懸念も垣間見え、プーチン露大統領が侵攻への支持取り付けという期待通りの成果を得られたとは言いがたい。

際立った露の孤立
サマルカンド宣言は「米国一極」の国際秩序を念頭に「多極性の強化」を目指すことを強調し、「イデオロギー的な手法による国際問題の解決を排除する」とした。会議ではオブザーバー国のイランの正式加盟に向けた覚書が調印され、ベラルーシを正式加盟させる手続き開始を決定。エジプトやサウジアラビアなど3カ国を新たに対話パートナーにすることも決めた。


プーチン氏はSCOについて世界で「役割が拡大している」と成果を誇った。閉幕後の記者会見では、露軍がウクライナ東部ハリコフ州や南部ヘルソン州で攻勢にさらされている状況については、「目標達成に向けて進んでいる」と主張。露軍には余力が残っているとし、「ウクライナの反攻がどう終わるか見守ろう」と余裕のそぶりもみせた。

ただ、サマルカンド宣言には米欧側への直接的な非難やウクライナに関する文言はなく、ロシアの孤立をかえって際立たせた。


発表文はウクライナに一言も触れず
中国の習近平国家主席は16日の首脳会議で「いかなる口実による他国の内政干渉にも共同で反対すべきだ」と加盟国の協調の重要性を強調した。だが、中国は米国への対抗上、緊密な対露関係を誇示しつつも、本格的な対立に巻き込まれて孤立化などするのは避けたい。ウクライナを巡る習氏の「懸念」にプーチン氏は15日の首脳会談で理解を示した。

中露首脳は2月の会談で友好関係に「上限はない」との共同声明を発表した。今回は共同声明もなく、中国外務省が発表した首脳会談の発表文は「ウクライナ」に関して一言も触れていなかった。


インドは日米欧に一定の配慮
プーチン氏は16日、インドのモディ首相と会談し、「ウクライナでの紛争を早く終わらせるために全てのことをしている」と述べたが、モディ氏は「今は戦争の時代ではない。問題解決に重要なのは対話と外交」とたしなめた。

インドはこれまで対露制裁を科す日米欧とは一線を画してきた。ロシアとは武器輸入などを通じて伝統的に関係が深く、ロシアを批判すれば、ロシアが中印の国境紛争で中国に加勢しかねないと警戒するためだ。SCOでは一時観測も上がった中印首脳会談は実現せず、冷却した中印関係が改めて鮮明となった。


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モディ氏がプーチン氏に「公式の場での最も辛辣(しんらつ)」(英メディア)な発言をしたのは、対中牽制(けんせい)で連携の重みが増す日米欧に一定の配慮を示したといえる。世界的な物価高を受け、モディ氏には戦争長期化が国内経済に与える影響も懸案だ。(北京 三塚聖平、シンガポール 森浩)

1997チバQ:2022/09/18(日) 09:55:45
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022091700140&g=int
戦死者212人、プーチン氏自制訴え アルメニアとアゼルバイジャンに―ナゴルノカラバフ
2022年09月17日05時53分

16日、ウズベキスタン・サマルカンドで会うアゼルバイジャンのアリエフ大統領(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)
16日、ウズベキスタン・サマルカンドで会うアゼルバイジャンのアリエフ大統領(左)とロシアのプーチン大統領(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は16日、係争地ナゴルノカラバフをめぐって再び交戦した旧ソ連構成国アルメニアとアゼルバイジャンの両首脳と個別に協議し、自制を呼び掛けた。インタファクス通信によると、自国側の戦死者について、アルメニア側は135人、アゼルバイジャン側は77人と発表。双方で計212人に上っている。


 13日に再燃した紛争は沈静化に向かっている。上海協力機構(SCO)首脳会議のためウズベキスタン滞在中のプーチン氏は、アルメニアにとどまったパシニャン首相と電話会談。パシニャン氏は「国境地帯は比較的静かだが、アゼルバイジャンの攻撃により情勢は緊張したままだ」と相手側を非難した。
 プーチン氏は、ウズベクを訪れたアゼルバイジャンのアリエフ大統領と対面で協議。「情勢悪化を非常に懸念している。アルメニア側にも同じことを伝えた」と説明した。対するアリエフ氏は、ロシアの仲介に謝意を表明した上で「もう2日間ほど停戦が守られている。これは(双方が)大規模な紛争を望んでいない証拠だ」として緊張緩和を約束した。

1998とはずがたり:2022/09/20(火) 19:53:23
2022年9月18日日曜日
ポーランド、ロシア領迂回の運河開通―【私の論評】NATO艦隊がヴィスワ潟湖を利用できることになれば、ロシアとしては心穏やかではない(゚д゚)!
https://yutakarlson.blogspot.com/2022/09/nato.html?spref=tw

1999とはずがたり:2022/09/20(火) 19:53:39
南ウクライナ原発に攻撃 「核テロ」とロシア非難
https://news.yahoo.co.jp/articles/8eb1fc9d00826c8c9191e981e7e8e9ecb089b21f
9/19(月) 9:28配信

2000チバQ:2022/09/22(木) 18:58:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb5b6a5f8cfaa067f2cdcc063b6d5a84e3e92b87
プーチン大統領への抗議デモ参加者に軍への召喚状を渡す ロシア報道
9/22(木) 16:31配信

朝日新聞デジタル
モスクワで21日、部分的な動員令に抗議するデモ参加者を拘束する機動隊=AP

 ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は22日、プーチン大統領が発表した「部分的な動員令」に反対し、警察署に拘束されたデモ参加者に軍への召喚状が手渡されたと報じた。

【画像】プーチン氏が出した「本気」カード 小泉悠さんが語る動員の真の狙いとは

 モスクワの複数の警察署では、召喚状が拘束者に直接手渡されたという。別の警察署では、近く召喚状が手渡されることになる、と拘束者に告げられているという。

 メドゥーザによると、ある拘束者は、召喚状への署名を拒否すれば刑事事件で立件されることになる、と脅されたという。

 プーチン氏は21日、「我が軍が対峙(たいじ)するのは事実上、西側集団の全戦争マシンだ」などと述べ、軍務経験がある予備役の市民を招集することを明らかにしていた。

朝日新聞社

2001チバQ:2022/09/22(木) 19:00:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d8f552071d3f6c7056d6a2eb5942a04c5705959
兵士不足のロシア軍は「刑務所で囚人をスカウト」 戦場に送られた3000人は全滅の異常事態 この冬に敗れる可能性
9/22(木) 11:03配信

デイリー新潮
モスクワでテレビ演説するロシアのプーチン大統領

 ニュースサイト「TBS NEWS DIG」は21日、「【速報】プーチン大統領がロシアで部分的動員を表明 ロシア編入に向けた住民投票は『結果を支持する』」との記事を配信、YAHOO! ニュースのトピックスに転載された。担当記者が言う。


 ***

「ロシアのウラジミール・プーチン大統領(69)は日本時間の21日午後3時ごろに国民向けの演説を行い、“部分的動員”を表明しました。テレビ朝日は『現在、予備役にあって、特に軍隊への勤務経験や軍事的な専門性を持っている市民が動員の対象になる』と報じています」

 ウクライナに侵攻したロシア軍が苦戦している。そのため国内の保守派が「戦局の打開に向け国家総動員の体制が必要」と訴えていた。だが、実際に実施されると国民の強い反発を招く可能性が高いとも言われていた。

「プーチン大統領は『予備役に限る』と言明したため、“部分的総動員”と報じられたわけです。ロシア国民が反発しないよう折衷案的な政策を発表した可能性があります。ですが、国内では反対のデモや、国外に脱出する動きも出ているようです」(同・記者)

 プーチン大統領は核兵器の使用にも言及し、「これは、はったりではない」と強気の姿勢を見せた。

 とはいえ、改めて浮かび上がるのは、ロシア軍の苦境だ。もともとイギリスの国防省などが「ロシア軍は兵員不足が深刻」という分析を相次いで発表していた。

 おまけに、ロシアの民間軍事会社が刑務所の囚人に対し、釈放と報酬を条件に“志願兵”の勧誘を行っているという驚きのニュースも報じられた。

 ロシア軍がウクライナに侵攻を開始したのは今年2月のことだったが、早くも5月には兵員の不足が報じられている。

「囚人兵」の報道
「5月28日、ロシア政府は『志願兵の年齢上限を撤廃した』と発表しました。従来、志願兵の年齢は、ロシア人なら18歳から40歳、外国人は18歳から30歳と定められていたのです。この上限を法改正で撤廃したのですが、ロシアの一部メディアは『体力などを考慮し、50歳までの入隊志願者を受け入れる方針』と報じました」(同・記者)

 この時点でロシア軍は、国内での兵員補充に支障を来していたようだ。アメリカのシンクタンクも「50〜60歳代の志願兵を中心とした部隊が極東ロシアで編制された」と指摘している。ウクライナに兵力を集中させる必要から、国内が手薄になったのだろう。

「兵士の年齢を考えると、50歳や60歳は立派な“高齢者”です。そんな年齢層の兵士で部隊を構成するというだけでも驚きましたが、7月に入ると更に驚愕の報道が飛び込んできました。ロシアの独立系メディアが『サンクトペテルブルクの刑務所で、民間軍事会社ワグネルが、囚人に対して志願兵の勧誘を行っている』と伝えたのです」(同・記者)

 9月、この報道の信憑性が裏付けられた。BBCが「民間軍事会社のトップが刑務所で兵士を募集している動画が流出」と報じ、《検証の結果、この動画を本物と判断》したと伝えたのだ。

残酷な結末
「ワグネルはプーチン政権に近い軍事会社として知られています。ロシアの独立系メディアは、同社が囚人に『6カ月間の兵役で、釈放と20万ルーブル(約47万円)の報酬』を約束したと報じました。BBCが入手した動画でも、ワグネルの最高幹部が『6カ月働けば自由になる』と囚人に呼びかけている姿が収められていたそうです」(同・記者)

 その背景として、まずはロシア軍がウクライナで甚大な戦死者を出していることが挙げられるようだ。

「ロシア軍は現在に至るまで、1000人単位の戦死者しか発表していません。一方、ウクライナ軍は、5月の時点で3万人の戦死者が出たとする分析を発表しました。また、アメリカの国防総省は8月、ロシア軍の戦死者は7〜8万人と推計しています」(同・記者)

 兵員不足は深刻で、囚人を“勧誘”しているのではなく、実際は“強制”だという指摘もある。いずれにしても、彼らを待っていたのは、まさに残酷な現実だったようだ。

「ロシアに受刑者の支援団体があり、独立系メディアの取材に応じたのです。団体の分析によると、ワグネルと契約を結んだ囚人は約3000人。10日間から2週間の訓練で前線に送られたものの、ほぼ全員が戦死したと結論づけています」(同・記者)

2002チバQ:2022/09/22(木) 19:00:44
傭兵との違い
 兵員不足の原因として、徴兵忌避の問題も大きいようだ。ロシアでは18歳から27歳の男性に1年間の兵役が課せられている。

「ウクライナ侵攻では、こうした兵士も『演習に参加する』というウソの命令で最前線に送られたと報道されています。戦場で塗炭(とたん)の苦しみを味わっているのは間違いなく、悲惨な状況は口コミでロシア国内にも伝わっているようです。ロイターは7月、『徴兵拒否の若者が相次いでいる』と報じ、徴兵を避けるため国外に脱出した若者のインタビュー記事を配信しました」(同・記者)

 ある軍事ジャーナリストは「ロシア軍の現状は、あまりにも我々の常識とは違うことばかりで、言葉を失ってしまうほどです」と言う。

「囚人の志願兵を傭兵のように受け止めている向きもあるようですが、傭兵と民間軍事会社では求められる役割が異なります。前者は、戦力不足に苦しむ正規軍が経験豊富な外国人兵士などを雇用し、実際に戦闘行為を行わせます。一方の民間軍事会社は、本来、最前線で戦うことはありません」

 傭兵は、戦場の経験が豊富であるが故に、訓練する必要がない。即戦力だからこそ“商品価値”を持つ。

 対して民間軍事会社の実情は、「強力に武装した警備会社」というイメージのほうが正確だという。補給部隊や駐屯地の警備が主な任務だ。

能力不足の懸念
「ロシアの囚人には、兵士としての経験を持つ者も、持たない者もいます。しかし、傭兵のような“戦争のプロ”ではありません。ロシア軍が新兵訓練を担当するなら、まだ整合性があります。ところが報道によると、民間軍事会社が訓練も行うというのです。果たして彼らがそんなノウハウを持っているのか、疑問視せざるを得ません」(同・軍事ジャーナリスト)

 そもそも囚人は、法律を破って刑務所に服役していたのだ。心を入れ替えて更生しようとする者もいるだろうが、ならず者も少なくないだろう。

 そんな囚人に、いくら釈放と報酬という“ニンジン”をぶら下げたとしても、戦場で上官の命令に従うのだろうか? 

「軍律に従うかどうかだけでなく、囚人の“知的水準”も懸念されます。現代の戦争はハイテク化が進み、最前線の兵士でも電子機器を操作できるだけの教育を受けているほうが理想的です」(同・軍事ジャーナリスト)

 例えば、正規のウクライナ兵でも、高機動ロケット砲システム「HIMARS」を扱うため隣国のポーランドで研修を受けた。ロシアの囚人に、そんなことが可能だとは思えない。

冬将軍
 本当に軍隊を支えるのは、勤勉な兵士と下士官だという。だが、今のロシア軍は、新兵の補充にさえ汲々としている印象だ。

「序盤のキーフ攻略戦では、ロシア軍の下士官や前線の将校の抗命が相次ぎ、将軍レベルが最前線で督戦するという異常事態が出現しました。一時期、ロシア軍が長距離からのロケット攻撃に切り替えたのも、陸上部隊が動かなかったからでしょう。この士気低下が、一朝一夕に変わるとは思えません」(同・軍事ジャーナリスト)

 本来は最前線でリーダー役を務める下士官や将校でさえ厭戦ムードが高まり、脱走も日常化している──こうした報道が事実なら、囚人の新兵を前線に送ったとしても戦力として機能することはないだろう。

 冬の訪れが現実のものになっていくが、気温が低下するにつれ戦局が変化する可能性があるという。

 もともとロシア軍は冬に強かった。フランスのナポレオン一世(1769〜1821)がロシアを攻めた「1812年ロシア戦役」でも、ナチスドイツの侵略による「独ソ戦」(1941〜1945)でも、ロシアは“冬将軍”を味方に付けた。

2003チバQ:2022/09/22(木) 19:01:00
戦況が一変!?
「果たして今のロシア軍は冬将軍を味方にできるのか、はなはだ疑問と言わざるを得ません。装備は劣悪、士気は低く、兵員不足も深刻です。ウクライナ軍も兵員不足は同じですが、NATO(北大西洋条約機構)軍が提供した最新鋭の装備を持ち、士気は旺盛です。これまで、冬はウクライナ軍に不利と言われてきましたが、実際に寒くなると全く違う戦況になるかもしれません」(同・軍事ジャーナリスト)

 自衛隊OBからは「特にロシア陸軍が、あれほど軍隊としての体を成していないとは考えもしなかった。俺たちの血反吐を吐くような猛訓練は必要なかったのか……」という奇妙な嘆きも漏れているという。

註:参考記事は以下の通り

◆【速報】プーチン大統領 予備兵などロシア国民の部分的動員を発表 21日から 「これは、はったりではない」(テレ朝news・9月21日)

◆ロシア軍志願兵 年齢上限を撤廃 ウクライナ侵攻 兵力不足深刻化か(東京新聞・5月30日

◆露軍、兵補充難航か 米英分析 50〜60代の部隊も(読売新聞・7月14日)

◆ロシアの雇い兵組織「ワグネル」が刑務所で募集 動画が流出(BBC NEWS JAPAN
・電子版・9月17日)

◆ロシア軍兵力、13万人増枠 大統領令 「大規模動員、困難」見方も(朝日新聞・8月27日)

◆焦点:「ウクライナで戦いたくない」、徴兵忌避するロシアの若者(ロイター・電子版・7月22日)

デイリー新潮編集部

新潮社

2004チバQ:2022/09/22(木) 19:18:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ce6afa07c454a0dd67ee6fc0439e71cebfa5c63
航空券急騰、5倍の70万円便も 動員令のロシア、国外脱出の動き加速
9/22(木) 15:32配信


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毎日新聞
モスクワの国際空港に駐機されたアエロフロート・ロシア航空の航空機=2020年3月4日、ロイター

 「戦争にノーを」――。ウクライナ侵攻を巡りロシアのプーチン大統領が部分的動員令を出したことで、ロシアでは21日、抗議活動が多くの都市に広がった。招集を逃れるため国外脱出を目指す人も相次いでおり、ロシア発の航空便は価格が高騰。治安当局が取り締まりを強化する中、ロシア国内に動揺はどこまで広がるのか、国際社会の注目が集まっている。


 AP通信などによると、モスクワでは21日、繁華街の通りに多くの市民が集まり、手をたたきながら「戦争反対」「プーチンを前線に送れ」などと声を張り上げた。だが、すぐに警官隊が取り締まりを始め、開始から15分で少なくとも十数人が拘束されたという。

 欧米メディアの記者がツイッターに投稿した動画では、デモ隊がスローガンを叫ぶ声が響く中、ヘルメットをかぶった警官隊が数人がかりで参加者を持ち上げたり、腕を押さえたりしながら、次々と連行していく様子が映されている。デモに加わった女性はAP通信に「私は何も恐れていない。自分の子供の命をあげるつもりはない。デモをしても何もならないだろうが、自分の考えを表明することは市民の義務だ」と訴えた。

 ロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏は21日、「犯罪的な戦争は明らかに深みにはまり、(状況が)悪化している。プーチンはできるだけ多くの人を巻き込もうとしている。何万人もの人々に血を塗りつけようとしている」と批判し、抗議活動を呼びかけた。

 部分的動員令をきっかけに、国外脱出をはかる動きも加速している。ロシア人がビザ(査証)なしで行けるトルコやアゼルバイジャンなどへ向かう便は21日、次々に満席となった。トルコ航空のウェブサイトでは、22日午前の時点でモスクワ発イスタンブール行きの片道航空券(エコノミークラス)は27日まで売り切れとなっている。28日は約20万円で売られているが、この便は部分的動員令の発令前は約5万円だった。ロイター通信によると、アラブ首長国連邦ドバイ行きは平均の約5倍の約70万円に高騰した便もあるという。旅行関係者はロイターに「出国禁止を恐れる人のパニック需要が起きている」と話した。

 こうした中、脱出をはかるロシア人に対して国境を閉じる動きも出始めた。ロイターによると、バルト3国は21日、動員逃れが理由だとしても、ロシア人を難民として受け入れることはないと明らかにした。ロシアと国境を接するバルト3国とポーランドは19日、経済制裁の一環としてロシア人観光客の受け入れ禁止を発表していた。ラトビアのリンケービッチ外相はツイッターで「安全上の理由から、ラトビアは動員を逃れるロシア人に人道的その他のビザを発行することはない」と投稿。エストニアのレインサル外相はロイターに「ロシア国民が義務を拒否したり、あるいはそうしたいと考えたりすることが、別の国で難民となる条件を満たすことにはならない」と述べた。【金子淳】

2005チバQ:2022/09/24(土) 21:05:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e9a177c30fea25c1ae9124e7ad5584c21c232d2

「戦争に行くか、投獄か」 ロシア、逮捕のデモ参加者に選択強要
9/24(土) 6:32
【AFP=時事】ロシアの予備役動員令に抗議するデモに参加したミハイル・スエチンさん(29)は、拘束されることは予測していたが、まさか自分が反対している軍への入隊を命じられるとは思いもしなかった。


 ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が21日、国民に向けたテレビ演説で、第2次世界大戦(World War II)以来となる動員令を発表すると、国内では抗議が巻き起こった。

 首都モスクワでこれまでにも反政権デモに参加してきたスエチンさんはAFPの電話取材に、「いつものように逮捕され、警察に連行され、出廷させられることは覚悟していた。ところが、『お前はあす戦争に行く』と言われ驚いた」と語った。

 独立系人権団体「OVDインフォ(OVD-Info)」によると、21日に国内各地で行われたデモでは、1300人以上が逮捕された。モスクワの少なくとも15か所の警察署では、拘束された男性が徴兵用紙を手渡されたという。

 大統領府のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は翌朝の記者会見で、こうした手続きは「法律違反ではない」と擁護した。

 動員令発表の前日には、招集令状を拒否した人や脱走兵への処罰を強化する法案がロシア議会を通過。まだ新法として成立はしていないが、違反者に5〜15年の懲役刑を科す内容となっている。

■「戦争に行くか、10年間投獄か」

 警察署に連行されたスエチンさんは一人で部屋に連れて行かれ、翌日に徴兵事務所に出頭することを求める令状に署名するよう圧力をかけられた。警察官は、「これに署名してあす戦争に行くか、10年間投獄されるかのどちらかだ」と脅したという。

 スエチンさんは弁護士の助言に従い、署名を拒否。翌朝5時ごろに釈放された。だが警察は、重大事件を担当するロシア連邦捜査委員会に対し本件を通知するとし、スエチンさんは「非常にまずい」状況に置かれると警告した。

 だが、招集に応じた人の未来がこれよりも明るいわけではない。

 先週18歳になったばかりの大学生アンドレイさんは、モスクワでのデモで拘束された後、軍に招集された。

 アンドレイさんはAFPに対し、警察署では署名を拒否する人々が警官から「脅迫」を受けていたと証言。「自分が逃げられないのは明らかだった」ことから、徴兵事務所への出頭を誓約する文書に署名してしまったと語った。

■両親には伝えず

 ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は21日、学生は動員しないと約束しており、大学に入学したばかりのアンドレイさんは招集されないはずだった。「ロシアは無限の可能性を秘めた国だとはよく言ったものだ」とアンドレイさんは皮肉った。

 22日の徴兵事務所への出頭には応じないことにしたが、今は弁護士を探しているところで、今後どうするかは分からないという。

 両親には、心配をかけたくないとの理由でまだ打ち明けていない。「自分がどうなるのかがより見えてきたら、言うと思う」 【翻訳編集】 AFPBB News

2006とはずがたり:2022/09/24(土) 21:37:52
ロシア国境に出国待ちの長い車列、予備役招集から逃れようと隣国目指す
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4dece76d5d569126975f413702d677e2665377a
9/23(金) 13:46配信
BBC News
デイヴィッド・モロイ、フィラン・チャタジー(BBCニュース)

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ侵攻をめぐり予備役の「部分的な動員令」を発動したことを受け、ロシアの国境沿いには22日、招集を回避するために出国しようとする人たちの行列ができた。

プーチン大統領が21日に発表した部分的動員令では、軍務経験がある予備役約30万人を招集する計画。

ロシア政府は戦闘年齢の男性たちが逃亡しているという報道は、内容が誇張されたものだとしている。

しかし、ジョージアとの国境には、戦争から逃れようとする男性を含む車列が何キロにもわたって続いている。

男性の1人は名前を伏せてBBCのレイハン・デミトリー記者の取材に応じ、プーチン大統領の発表直後、パスポートをつかみ、ほかには何も持たずに国境に向かったと話した。男性は戦地に送られる可能性があるという。

一部の目撃者によると、ヴェルフヌイ・ラルス検問所の車列は約5キロは続いていた可能性がある。別のグループは国境を越えるのに7時間かかったと話した。現地撮影の映像では渋滞が続く中、車やトラックから一時的に離れる運転手の姿が確認できる。

ジョージアはロシア人がビザなしで入国できる数少ない隣国の1つ。ロシアと1300キロにわたり国境を接するフィンランドに渡航する際には、ビザが必要となる。フィンランドでも夜間の交通量の増加が報告されているが、同区に当局は管理可能な範囲だったとしている。

ロシア人が空路で移動可能なトルコ・イスタンブールやセルビア・ベオグラード、ドバイなどへ向かう航空券は、部分的動員令が発表された直後から価格が急騰し、一部の路線は完売した。トルコのメディアは、片道航空券の売り上げが大きく伸びたと報じている。ビザが不要な目的地へ向かうフライトには数千ユーロかかる可能性がある。

ドイツのナンシー・フェーザー内相は22日、招集から逃れたロシア人をドイツが受け入れる可能性を示した。内相は、「厳しい弾圧」を受ける恐れがある逃亡者はそれぞれ個別に、身元検査をしたうえで保護することになると述べた。

一方でリトアニア、ラトヴィア、エストニア、チェコ共和国はこうしたロシア人の保護は行わないとし、ドイツとは異なる考えを示した。

■拘束者も招集か

部分的動員令の発動を受け、首都モスクワやサンクトペテルブルクなどロシアの主要都市では21日に抗議行動が起き、1300人の逮捕者が出たと報告されている。

また、抗議行動に参加して拘束された人の中には、警察署での勾留中に招集令状を手渡されたとの報道もある。ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は報道について問われると、そうした行為は法律違反ではないと述べた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は22日、毎晩定例のビデオ演説で、動員に抵抗するようロシア人に求めた。

ロシア人が戦死していることに言及し、「もっと人数を増やしたいのか?  嫌なのか?  だったら抗議するんだ。反撃しろ。逃げろ。そうでなければウクライナ側の捕虜になることになる」と述べた。

部分的動員令をめぐり、ロシア国内ではいつになく強い反発が起きている。

イギリス国防省は21日朝の戦況報告で、「この限定的な動員でさえ、一部のロシア国民にはきわめて不評となるはず」だと指摘した。

「プーチンは必要のきわめて高い戦闘力を生み出すために、相当の政治的リスクを受け入れている。この動きは事実上、ウクライナで戦う志願兵を使い果たしたことを認めたことになる」と、国防省は見方を示した。

国防省はさらに、たとえ動員が成功しても、新しい部隊の戦闘態勢が整うまでにあと数カ月はかかるとしている。

ロシア当局は動員の対象を軍務経験者に限定し、広範な徴兵は行わないとしている。

しかしロシア国内では、正式発表よりも大規模な動員になるのではないかとの憶測も流れている。

欧州に拠点を移したロシアの独立系リベラル紙「ノーヴァヤ・ガゼータ」は、プーチン氏の部分的動員令には機密扱いの追加文章が含まれており、その内容が隠されていると報じた。

機密扱いの部分には、現在報じられている30万人ではなく最大100万人の招集を可能とすることが記されていると、同紙は政府関係筋の話として伝えた。

2007とはずがたり:2022/09/24(土) 21:38:10
>>2007
■<解説>「自分で腕の骨も足の骨も折る。招集を回避するためなら何でもする」――オリーシャ・ゲラシメンコ、リーザ・フォクト(BBCニュース)

セルゲイさん(仮名)にはすでに招集がかかっている。

26歳の博士課程の学生で、講師も務めるセルゲイさんは、プーチン氏の演説前夜、食料品の配達を待っていた。

しかし、自宅にやって来たのは私服姿の男2人だった。署名するよう軍事書類を渡された。

ロシア政府は兵役を終えた、特別な技術や戦闘経験のある人だけが招集されると説明していた。

しかし、セルゲイさんには軍務経験はない。

ロシアでは招集から逃れれば犯罪行為とみなされるため、セルゲイさんの義父は心配している。

義父は国営の石油会社で働いている。数時間後、会社の人事から合法的な軍務免除について連絡があった。

しかしほとんどのロシア人男性はその対象にならないため、招集を避ける策をそれぞれが模索している

モスクワに住むヴィチャスラフさんは、友人たちと共に、医療関係者のツテを頼り、健康上の理由を作れないか画策している。

「精神疾患があったり、薬物依存の治療を受けているとするのが、安くて効果的かもしれない。ただかもしれない」とヴィチャスラフさんは言う。

「薬でふらふらになって運転中に逮捕されれば、うまくいけば免許を取り上げられて、治療を受けさせられる。確実ではないが、もしかするとこれで(徴兵が)避けられるかもしれない」

ヴィチャスラフさんの義理の兄弟は、招集令状が届けられたときに不在だった。母親が目にした令状は、9月19日から23日の間に軍務につくよう命令する内容だった。

「彼は今では部屋に閉じこもって、鍵を閉めて出てこない。3歳と1歳の小さい子供が2人いるのに、どうすればいいんだ」

カリーニングラード在住の別の男性はBBCに、徴兵を避けるためなら何でもすると話した。

「自分で腕の骨も足の骨も折る。これを避けるためなら何でもする」

(英語記事 Russians flee to border after military call-up )

2008とはずがたり:2022/09/27(火) 15:07:15
女性群衆が警官包囲 「ウクライナに居座り」と非難 ロシア各地
https://news.yahoo.co.jp/articles/674e885ba271385f0379a90a24ac62a65574bab9
9/26(月) 13:34配信
時事通信

 ロシア南部ダゲスタン共和国で25日、予備役を対象とした部分動員令に抗議する群衆が、取り締まる警官を包囲したり、道路を封鎖したりした。

 人権団体や独立系メディアが通信アプリ「テレグラム」で伝えた映像によると、中心地マハチカラでは女性の姿が目立ち、うち1人は「ロシアはウクライナに居座っている」と侵攻を露骨に非難。警官隊が威嚇射撃する騒動になった。

 21、24両日に都市部を中心に全土で呼び掛けられた反戦デモとは別の抗議行動で、軍・治安機関以外に安定した職が少なく、既に戦死傷者を多数出している地方に不満がくすぶっていることを示した。極東サハ共和国ヤクーツクでも、女性の群衆が輪になって警官数人を取り囲んだ。

 人権団体が把握する拘束者はマハチカラで100人、ヤクーツクで24人だが、実際にはそれ以上の可能性がある。

2009とはずがたり:2022/09/27(火) 15:07:37
ウクライナ軍、東部前線でロシア軍を撃退
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d47a81ba3908a3d29f3cd6b1e81581d5dd6e320
9/26(月) 13:13配信
CNN.co.jp

濃いピンク色はロシアの推定支配地域、薄いピンク色はロシアの推定進軍地域、ピンク色の点線はロシアの支配が主張されている地域、青色の点線はウクライナの反攻が主張されている地域を指す。データは米東部時間9月22日午後3時時点のもの。「推定」とは米シンクタンク戦争研究所(ISW)が信頼できる独自に検証可能な情報を有していること、「主張」とは支配や反攻があるとの情報筋からの発言があるもののISWがその証明や反証をできていないことを意味する

(CNN) ウクライナ軍は25日、東部のウクライナが実効支配する地域の東端に近いクラマトルスク市の近郊で、ロシア軍を撃退したと明らかにした。

【映像】ロシア軍ヘリを撃墜、ウクライナが動画公開

ウクライナ軍は声明で、ソレダルなどの集落がある地域でロシア軍の攻撃を撃退したと明らかにした。

ウクライナ軍はまた、ザポリージャ州の東部で、ロシア軍の兵器などを火砲で攻撃したと発表した。

ウクライナ軍参謀本部によれば、ザポリージャ州のロシア軍施設に攻撃を行った結果、フリアイポレの地域でロシア軍の兵器や軍用装備品約10基を破壊したほか、トクマク市の近郊では弾薬庫を備えた地対空ミサイル「S300」を破壊した。

2010とはずがたり:2022/09/28(水) 16:15:17
ペルソナ・ノン・グラータ=好ましからざる人物=PNG

ロシア情報機関が日本領事を拘束 “スパイ活動”主張し国外退去求める 日本大使館は抗議
9/27(火) 0:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c70749f9f292981d2cb5ac0a3dd83529d546e83a
TBS NEWS DIG Powered by JNN

ロシアの情報機関・連邦保安局は、スパイ活動をしていたとして極東ウラジオストクの日本総領事館の領事を拘束したと発表しました。

ロシア連邦保安局は26日、極東ウラジオストクの日本総領事館の領事がスパイ活動を行っていたとして拘束し、「ペルソナ・ノン・グラータ=好ましからざる人物」として宣告したと発表しました。

領事について「ロシアとアジア太平洋地域の特定の国との協力関係の現状や、欧米の制裁による極東の経済状況への影響など、非公開の情報を金銭を提供して入手した」と主張しています。

ロシア外務省は日本大使館の幹部を召喚して抗議し、48時間以内の国外退去を通告したと発表しました。

これに対し、モスクワの日本大使館は領事の特権を定めた「ウィーン条約に明白に違反するもので極めて遺憾である」とし、「ロシア外務省に厳しく抗議した」とコメントしています。

TBSテレビ

2011とはずがたり:2022/09/28(水) 19:32:09

「日本の戦争犯罪に時効なし」 ロシア外相、歴史でけん制
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092800967&g=int
2022年09月28日18時49分

 タス通信によると、ロシアのラブロフ外相は28日、第2次大戦の歴史をめぐり「日本の軍国主義の犯罪は時効がないものであり、忘れてはならない」と表明した。モスクワの外務省外交アカデミーで「軍国主義日本の犯罪」と題して開かれた国際会議にメッセージを寄せた。

予備役動員と住民投票が生む危険なエスカレーション プーチン氏の頭をよぎる「悪魔の選択」【解説委員室から】

 ロシアによるウクライナ侵攻開始後、欧米と協調してロシア制裁を強化する日本に対し、歴史問題を持ち出してけん制したとみられる。ロシア軍の「戦争犯罪」の疑いが広く伝えられる中、ロシアの国内世論や学界の動揺を抑えようと、批判の矛先を日本に向けさせる狙いもありそうだ。
 日ロ関係をめぐっては、ロシア側が26日、在ウラジオストク日本総領事館の領事を一時拘束し、48時間以内の国外退去を通告。日本側が強く抗議するなど、悪化の一途をたどっている。
 ラブロフ氏は日本について「残念なことに、アジア太平洋地域の国々への侵略に対する反省の弁がない一方、全く根拠のないばかげたロシア非難が聞こえてくる」と指摘。「歴史に対するこうしたアプローチは、国連中心の世界秩序を損なうもので、受け入れられない」と主張した。

2012チバQ:2022/09/29(木) 23:52:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/5af996c9765ec38af894b626eb9e7d6841f53c6b
ロシア編入の“住民投票” 暫定結果は“9割賛成”も… 投票箱は“透明”で選挙委員が戸別訪問も
9/28(水) 22:04配信
ウクライナ東部と南部で行われたロシア編入に向けた“住民投票”を巡り、親ロシア派は暫定結果として、「約9割が編入に賛成している」と発表しました。しかし、投票を巡り、正当性を疑問視する声が相次いでいます。投票所に設置された投票箱は“透明”で、さらに選挙委員が戸別訪問し、投票用紙を集めていました。
     ◇

ウクライナ側は、ウクライナの4つの地域で行われたロシア編入に向けた“住民投票”の動きを捉えたとする映像を公開しました。女性が住宅の扉を激しくたたき、その隣には武装した兵士がいました。

親ロシア派は27日、“住民投票”の暫定結果を発表し、「約9割がロシアへの編入に賛成した」と発表しました。しかし、ウクライナ側は「ロシア側が住民を銃で脅して、投票させている」と主張するなど、投票の正当性を疑問視する声があがっています。

投票用紙に記入するスペースには周囲の視線を遮るついたてが設置されていますが、その隣の投票箱は“透明”です。これでは、どちらに票を入れたのか、丸見えです。

ドネツクでは、選挙委員が住宅の外で「住民投票! 投票したい人はいますか」と、投票を呼びかけ、さらに家の中まで戸別訪問し、投票用紙を集めていました。

選挙委員
「『ドネツク人民共和国』のロシア編入に賛成ですか?」

住民
「はい」

選挙委員
「私は背中を向けるので、あなたの意思で投票してください」

“住民投票”を巡り、ゼレンスキー大統領は27日、「占領地でのこの茶番劇は、『住民投票の模倣』とさえ呼べません」と自身のSNSで述べました。

27日、国連安全保障理事会も対応を協議する会合を開き、アメリカ国連大使は「偽りの住民投票だ」と非難する決議案を提出すると表明しています。

しかし、プーチン大統領は、最終的な結果を受けて、これらの地域のロシア併合に踏み切る考えです。

     ◇

一方、2014年、ロシアに併合されたクリミアでは、徴兵され、戦地へ向かう人々の姿がありました。

――みんな気分はどう?

ロシアに動員された予備役
「素晴らしい!」

ウクライナが反転攻勢を続ける中、プーチン大統領は部分的な動員令を決定しました。ロシア国内でも、今回、徴兵されるのは戦闘経験がほとんどない予備役のため、戸惑いが広がっています。


「みんな怖がっている」


「生きて無事に帰ってきます。大丈夫です」

男性の徴兵が決まったため、急きょ婚姻届を提出したというカップルがいました。新郎を見送る新婦の目には、大粒の涙が浮かんでいました。

2013チバQ:2022/09/29(木) 23:52:29
    ◇

徴兵を避けるため、国外へ脱出する動きも続いています。

ロシアから脱出した男性
「プーチンのために戦いたくないし、若くして死にたくないです」

フィンランドには、先週末にかけて約1万7000人のロシア人が入国したといいます。

国外脱出への動きが広がる中、ロシア独立系メディアは「近いうちに、徴兵年齢の男性の出国が禁止される見込み」と報じており、混乱が広がる可能性もありそうです。

2014チバQ:2022/09/29(木) 23:53:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/779db99db9928ceb3e884903ae95a15f9527026e
ウクライナ4州の親ロシア派支配地域、プーチン大統領が「併合条約」あす調印
9/29(木) 19:28配信


読売新聞オンライン
タス通信によると、ロシアの大統領報道官は29日、プーチン大統領が30日にモスクワの大統領府で、ウクライナ東・南部4州の親露派支配地域を一方的に併合する「条約」に調印すると明らかにした。プーチン氏は演説もする予定だ。


 調印式は、モスクワ入りしている4州の親露派トップと、30日午後3時(日本時間30日午後9時)から上下両院の議員らを招いて行われる。23〜27日に実施された「住民投票」で併合支持が「多数を占めた」とする結果を踏まえたものだ。調印後、上下両院に条約の批准を求める見通しだ。

 調印に先立ち、南部ヘルソン、ザポリージャ両州の親露派がウクライナから一方的に独立することも承認するとみられる。東部ルハンスク、ドネツク両州の親露派は既に独立を宣言し、プーチン氏が2月、承認していた。

 30日には大統領府付近で祝賀集会も予定されており、特設ステージの設営が進んでいる。タス通信などによると、露上下両院は10月3、4両日に関連法案を審議する予定だ。米欧各国は「偽りの投票だ」などとして、併合を認めない立場だ。ロシアがウクライナ領土を併合するのは、2014年のクリミア以来となる。

 一方、露独立系世論調査機関レバダ・センターは28日、プーチン大統領の支持率が77%となり、8月調査から6ポイント下がったと発表した。プーチン氏が21日に部分的動員を発令した影響とみられる。調査は22〜28日に行われた。プーチン氏の支持率が80%を割り込んだのは3月以降、初めてだ。不支持率も6ポイント増の21%となった。

 ウクライナ東部ルハンスク州の知事は28日、SNSを通じ、動員で招集されたばかりのロシア兵が最前線へ投入されていると明らかにした。十分な訓練が行われていないことを示すもので、SNSでは訓練施設の劣悪な環境に関する投稿も相次いでいる。

2015チバQ:2022/09/30(金) 00:02:27

4231 :チバQ :2022/09/30(金) 00:01:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b174a5b4e401c8442e52460b31cb30bac6402571
ジョージア国境、渋滞20キロ 徴兵逃れ、自転車買って越境も
9/28(水) 7:11配信



時事通信
ロシアとジョージア(グルジア)の国境付近の渋滞を捉えた衛星画像=25日撮影、米民間企業マクサー・テクノロジーズ提供(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領が部分動員令を出した後、陸路で出国を試みる国民の車がジョージア(グルジア)国境に殺到している。

 報道によると、26日時点で20キロ以上の渋滞が発生。かつての交戦相手国に逃げ込む形になる上、ウクライナ侵攻を支持する「Z」マーク付きの車もあったという。

 車が立ち往生する中、自転車などでの越境も許可された。独立系放送局「ドシチ」の取材では、ロシア側住民が出国希望者に自転車を5万ルーブル(約12万4000円)で販売。使用後にジョージア側住民が5000ルーブル(約1万2400円)で買い取り、再びロシア側に運び込む「ビジネス」が見られたという。

 インターネットには、混乱収拾のため連邦保安局(FSB)の装甲車や国家親衛隊(旧内務省軍)のトラックが続々と現場に到着する物々しい映像が投稿された。警察は国境検問所に臨時の「徴兵事務所」を設置する方針を明らかにしており、動員の対象者らに招集令状を交付し、徴兵逃れの波を食い止めたい考えとみられる。

 ロシアは2008年、ジョージアに軍事介入し、親ロシア派支配地域を一方的に独立させた。

2016チバQ:2022/09/30(金) 00:05:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/772783eb2147079271803aa77d7490206becd83a
ロシア南部で住民と警察衝突、100人拘束 「動員」に抗議続く
9/26(月) 11:57配信



毎日新聞
ロシア南部ダゲスタン共和国の幹線道路を塞ぐ地元住民ともみ合う警察=人権団体「OVDインフォ」が投稿した動画から

 ウクライナへの侵攻を続けるロシア政府が部分的動員令を発動したことに反発し、ロシア国内では25日も抗議運動が続いた。南部ダゲスタン共和国では住民と警察が衝突している模様で、人権団体「OVDインフォ」の調べでは100人以上が拘束される混乱が起きている。


 ネット交流サービス(SNS)にはダゲスタン共和国の主要都市マハチカラで女性が警官たちに対し「なぜ、我々の子供たちを連れていくのか? 誰が攻撃されたのか? 我々がウクライナを攻撃したのではないか」などと叫んだ後、「戦争をやめるべきだ」と連呼している動画が上げられている。

 またOVDインフォが通信アプリ「テレグラム」に投稿した動画では、ダゲスタン共和国の村落で住民が道路を遮断し、軍の招集対象となる男性たちを探そうとする警官を妨害している。いらだつ警官たちが、上空に威嚇射撃している様子も映されている。

 南部カフカス地方にあるダゲスタン共和国の住民はイスラム教徒が多数を占めており、生活水準が高くない。英BBCの調査によると、ウクライナ紛争開始後には少なくとも301人のダゲスタン共和国出身の兵士が死亡しており、首都モスクワ出身者の10倍に上るという。今回の紛争では多くの少数民族の兵士が前線に出されたうえに犠牲になっているとの見方が広がっている。【大前仁】

2017チバQ:2022/09/30(金) 10:06:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdbf48f1c4007414fd3c248fffb2ed63b2d24903
プーチン氏、動員令で混乱「過ち」認める 100万人招集検討か
9/30(金) 4:17配信


毎日新聞
オンラインによる安全保障会議に出席したプーチン露大統領=モスクワで2022年9月29日、スプートニク通信・ロイター

 ロシアのプーチン大統領は29日、ウクライナ侵攻に関連して発令した部分的動員令が混乱を引き起こしていることに触れ、「全ての過ちは修正されなければならない」と語った。招集対象となり得る男性らが近隣諸国などに出国する事態が続いていることから、大統領自らが過ちを認めた形だ。


 ロシア大統領府のサイトによると、プーチン氏は29日に開かれた「安全保障会議」の冒頭発言で、医師や高い専門知識を持つ人たちも軍に招集されていると指摘し、「なぜなのだ?」と問いただした。一方で従軍を志願した人たちが受け入れられなかった事例もあるとして「冷静かつ迅速に、細部まで、しっかりと調べるべきだ」と述べ、会議出席者を注意した。

 ウクライナに侵攻したロシア軍の苦戦が続いていることから、プーチン氏は21日に部分的動員令を発令した。国防省は約30万人を動員すると説明しているが、独立系メディアの報道などによると、100万人規模の招集が検討されている可能性もあるという。また、都市部を中心に抗議運動も断続的に起きており、ロシア国内の混乱が収まっていない。【大前仁】

2018名無しさん:2022/09/30(金) 13:57:22
デートの後ホテルへ 22歳 ギャップがやばい巨乳保育士 性欲のままに喘ぐ裏の顔 ちょうどヤリたい体
http://dambo.mydns.jp/uploader/file/Pp19230.zip.html

2019チバQ:2022/10/02(日) 18:10:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e744e7b3f62ab9a0cb5bd8c38a056e68b2910a9
親欧米の首相与党勝利へ ロシア系野党は大敗 ラトビア議会選
10/2(日) 13:32配信


時事通信
1日、リガで、議会選の結果を受け笑顔を見せるラトビアのカリンシュ首相(AFP時事)

 【ベルリン時事】バルト3国のラトビアで1日、議会選(一院制、定数100)が行われた。


 公共放送LSMの出口調査によると、米国生まれのカリンシュ首相率いる親欧米の中道右派「新統一」が大幅に議席を増やし、第1党になる見通しとなった。

 ロシアの脅威や安全保障が争点となり、対ロシアで強硬路線を取る新統一が支持を集めた。出口調査によると、同党の得票率は22.5%。2018年の前回選挙では7%弱だった。

 ラトビアは、人口の4分の1ほどがロシア系。野党ながら第1党だったロシア系住民を代表する政党「調和」は、議席を獲得できる得票率の5%にも届かず、大敗したもようだ。同党はロシアのウクライナ侵攻を批判し、従来の支持者が離れたとみられる。

 AFP通信によると、カリンシュ氏は「北大西洋条約機構(NATO)加盟国として、国防への投資を続ける」と強調した。

2020チバQ:2022/10/02(日) 18:21:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/cff17729cf89599eeaf746c9b66a4fa995ff73b8
ロシア、国際民間航空機関の理事国に再選されず 「シカゴ条約違反」
10/2(日) 9:10配信 カナダ・モントリオールで開かれている国際民間航空機関(ICAO)の総会で1日、理事会(36カ国)メンバーの選挙が行われ、ウクライナに侵攻したロシアは再選されなかった。投票総数の170票の過半数にあたる86票を6票下回った。
 ロイター通信によると、ウクライナのカナダ大使は、ロシアがウクライナの空港を爆撃するなどウクライナの主権空域を侵害しており、「加盟国は国際民間航空条約(シカゴ条約)の重大な違反に対処する必要がある」と訴えた。ロシア代表は「(投票結果は)政治的だ」と反発した。

 ICAOは、国際航空の発展や安全向上を目的とする国連の専門機関。ロイター通信によると、ウクライナ侵攻で米欧から制裁を受けたロシアは、国外からリースされた航空機数百機を没収したとして、この問題でも批判を受けていた。今回の選挙で日本は150票を得て再選された。【ニューヨーク隅俊之】

2021チバQ:2022/10/02(日) 19:25:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66958d48ba084fe808b592b1f0c151a24c092c7
ウクライナ、東部拠点を奪還 ロシアは原発所長拘束 弾薬不足、改めて露呈
10/2(日) 7:00配信


時事通信
ウクライナ南部ザポロジエ市郊外で、ミサイル攻撃により損傷した車を調べる警察官=9月30日(AFP時事)

 【ワルシャワ時事】ウクライナ軍は1日、ロシア軍の占領下にある東部ドネツク州リマンをほぼ包囲し、市街地に突入した。


 リマンはロシア軍の後方支援・輸送拠点。兵士5000人以上が退路を断たれたとされていたが、ロシア側がその後「撤退」を発表した。9月30日にドネツクを含むウクライナ東・南部4州併合を宣言したばかりのプーチン政権にとっては、大きな痛手となる。

 ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は「包囲の恐れが高まったことから、部隊はより有利な戦線へ撤退した」と述べた。ただ、撤退という用語を使うのは異例。9月上旬に北東部ハリコフ州イジュムから撤退した際は「配置転換」と説明していた。

 ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は通信アプリ「テレグラム」で、リマンのロシア軍部隊は撤退を進言したが、軍上層部が当初これを却下したと指摘。「(ロシア軍の)一部は包囲を突破したり、降伏したりしようとしている」と明らかにしていた。

 一方、ウクライナの原子力企業エネルゴアトムは、南部ザポロジエ原発のムラショフ所長がロシア側に拘束されたと発表した。30日夕に原発を出て市街地に向かっていた際、「車から連れ出され、目隠しをされた上で連行された」としており、拘束場所や安否は不明という。

 原発の近くに位置するザポロジエ市郊外では同日、民間の車列に対するミサイル攻撃があり、ウクライナ当局によれば少なくとも市民30人が死亡した。英国防省は戦況報告で、長距離の防空ミサイルが攻撃に使われた可能性が高いと分析した。

 同省は「これは航空機やミサイル迎撃を目的とする高価な兵器であり、ロシア軍の保有数も限られている」と指摘。「対地攻撃に使った背景には、長距離精密攻撃用ミサイルを含む弾薬の不足があるのはほぼ間違いない」との見方を示した。

2022チバQ:2022/10/04(火) 20:07:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/da13920012860beef7a5fdbdbe25f5183d9fb416
ロシア併合、手続き完了 「住民投票」発表から2週間 ウクライナ東・南部4州
10/4(火) 16:49配信


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時事通信
3日、モスクワのロシア大統領府で、閣僚と面会するプーチン大統領(左)(AFP時事)

 ロシア上院は4日、ウクライナ東・南部4州の「併合条約」の批准法案を可決した。

 プーチン大統領が署名して法が成立。既にサンクトペテルブルクの憲法裁判所による2日の「合憲」判断や、下院での3日の批准を済ませており、ロシア側の法的手続きがすべて完了する。国際社会の懸念は無視される格好となった。



 親ロシア派がロシアによる併合に向けた「住民投票」実施を9月20日に発表して丸2週間。プーチン政権としては、あらかじめ計画したシナリオに沿ってスピード決定し、停戦交渉に応じないウクライナ側に圧力をかける狙いがあるとみられる。マトビエンコ上院議長は「真の偉大なる祖国ロシアへの復帰」は民意だと主張した。

2023チバQ:2022/10/06(木) 10:25:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f173393a677bd84e209817f5ff0af27e278b395
プーチン氏、チェチェン首長を上級大将に昇級
10/6(木) 5:46配信


AFP=時事
ロシア南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長。サウジアラビア・リヤドで(2019年10月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ロシア南部チェチェン(Chechen)共和国のラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)首長(46)は5日、ロシア軍で3番目に高い上級大将の称号を授与されたと発表した。


 カディロフ氏はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の支持者で、ロシアのウクライナ侵攻も全面的に支持。元軍人の同氏が統治するチェチェン共和国では、人権侵害が横行している。

 同氏はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、プーチン氏から「個人的に」決定を知らされたと投稿。自身にとって「大きな名誉」だとした。

 ロシア軍は現在ウクライナで苦戦を強いられているが、カディロフ氏は「特別軍事作戦を速やかに終了させるため、あらゆること」を行うと誓った。チェチェンからは、同氏の私兵団として悪名高い民兵組織「カディロフツィ(Kadyrovtsi)」を含む部隊がウクライナでロシア正規軍と共に戦っている。

 カディロフ氏はこれまで、ウクライナで極端な戦術を用いるよう繰り返し呼び掛けてきた。今週には、ロシア軍がウクライナ東部リマン(Lyman)撤退を強いられたことを受け、低出力核兵器の使用検討を提言。さらに、自身の14〜16歳の息子3人をウクライナの前線に送ると表明した。【翻訳編集】 AFPBB News

2024チバQ:2022/10/06(木) 10:26:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/b80e967e15c0687ffbf588c4951053fa6463c772
苦戦続くロシア軍 強硬姿勢の私兵部隊と正規軍の対立鮮明に
10/5(水) 18:44配信


毎日新聞
ウクライナのロシア支配地域にある射撃場で訓練を受ける、動員されたばかりのロシア軍の新兵ら=ウクライナ東部ドネツク州で2022年10月4日、ロイター

 ウクライナに侵攻するロシア軍が苦戦を続ける中、正規軍と私兵・雇い兵の対立が鮮明になっている。強硬姿勢の私兵部隊などから強まる正規軍への批判を考慮し、プーチン露大統領もウクライナ戦線を指揮していた司令官の更迭に踏み切った模様だ。またロシアが部分的動員令を発動してから2週間が経過したが、出国する人が後を絶たず混乱は収まっていない。


 ウクライナ軍は1日に東部ドネツク州のリマンを奪還した後も周辺で攻勢を続けるほか、南部ヘルソン州でもロシアに占拠されていた集落を相次いで解放している。特に鉄道路線の要衝となるリマンの陥落がロシア側に与えた衝撃は大きかったとみられる。

 プーチン氏に近く、ウクライナ戦線に私兵部隊を送っている露南部チェチェン共和国のカディロフ首長は1日、通信アプリ「テレグラム」に投稿。ウクライナ東部戦線を担当していたラピン中央軍管区司令官に言及し「私ならば、ラピンを一兵卒に降格させて、恥を拭わせるためにライフルを与えて最前線に送り出す」と批判した。雇い兵を組織する民間軍事会社「ワグネル」を設立した新興実業家のプリゴジン氏も同調する書き込みを投稿している。

 3日になると、同じくウクライナ東部戦線の指揮を担っていたジュラブリョフ西部軍管区司令官が解任されたと報じられた。米シンクタンク「戦争研究所」は、プーチン氏が作戦失敗の責任を同司令官に転嫁し、ロシア国内で高まる不満をそらすための人事であるとの見方を示した。後任にはベルドニコフ中将が任命されたという。

 ロシアでは9月下旬にも補給作戦を担当していたブルガコフ国防次官が解任されたと報じられており、軍幹部の解任や更迭が相次いでいる。

 カディロフ、プリゴジン両氏による軍批判を受けて、戦争研究所は「プーチン氏がジレンマに陥っている」と指摘。ウクライナでの軍事作戦を継続するためには、プーチン政権として正規軍だけではなく、カディロフ氏の私兵組織やワグネルの兵力にも頼らねばならなくなっているからだと分析している。

 ウクライナ戦線で劣勢が続く中、ロシア政府が部分的動員令を発動してから5日で2週間となった。徴兵を逃れるロシア人男性が相次いで出国しており、隣国カザフスタンのメディアによると、アフメトジャノフ内相は4日、この期間に20万人以上のロシア国民が入国し、14万7000人が出国したと説明している。

 4日付のフォーブス誌ロシア語版(電子版)はロシア大統領府の関係者の話として、自国からの出国者が約100万人に達すると報道。60万人から70万人とみなす別の大統領府関係者の見立ても紹介している。出国先の内訳は言及されていないが、これまでフィンランドに少なくとも6万人、ジョージア(グルジア)に5万人以上、欧州連合(EU)全般に6万6000人の出国が伝えられている。

 ロシア国防省は部分的動員令の対象が30万人規模になると説明したが、その後の独立系メディアの報道などにより、対象が100万人から120万人規模になるとの観測が広がり、混乱に拍車をかけた。そのためプーチン氏が9月29日の安全保障会議で、医師や専門性の高い職に就く人も招集されるなどの「問題」が起きていたことを認め、「過ち」を正すように指示して、混乱の収拾に努めているが、出国する人は途絶えていない模様だ。

 またロシア大統領府は5日、プーチン氏が4日にロシア議会が承認したウクライナ東・南部4州を「併合」する「条約」の批准書や「併合」に関連する法案に署名したことを明らかにした。これにより、4州をロシア領に取り込む法的な手続きが完了したと主張しているが、ウクライナをはじめとした国際社会は併合の正当性を認めていない。【大前仁、ロンドン篠田航一】

2025チバQ:2022/10/06(木) 10:27:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a54bac7e5a764df1724f04c9284563d69414190
「成功はリマンにとどまらない」ゼレンスキー氏が奪還拡大へ決意…ロシアでは戦況悪化に批判の声
10/3(月) 22:46配信


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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【キーウ=川上大介】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2日夜のビデオ演説で、ロシアのプーチン大統領が一方的に併合「条約」を結んだウクライナ東・南部4州で露軍からの奪還地域を広げる決意を示した。ウクライナ軍の反転攻勢が加速する中、ロシアでは戦況悪化に対する批判の声が公然と出始めている。

【写真特集】ウクライナ侵略で残された犬や猫たち

1日、ロシア軍の攻撃が続く中、ウクライナ東部ドネツク州を歩くウクライナ軍兵士=ロイター

 ゼレンスキー氏は、南部ヘルソン州の二つの集落をロシア軍から奪還したと発表した。ロイター通信は3日、同州の親露派関係者の話として、ウクライナ軍が同州のドニプロ川西岸沿いで露軍の前線を突破して数十キロ・メートル前進し、複数の集落を奪還したと報じた。

 ゼレンスキー氏は、ロシアが4州併合を宣言した後にウクライナ軍が東部ドネツク州北方の要衝リマンを奪還したことにも触れ、「兵士らの成功はリマンにとどまらない」と強調した。

 ウクライナ軍の東部方面部隊の報道官は2日、地元テレビに対し、リマンの東約10キロ・メートルにある集落を奪還したうえで東方へ進軍し、ルハンスク州内の都市で露軍を攻撃していると説明した。今後、ウクライナ軍の反攻がルハンスク州でも激しくなるとみられる。

 一方、ロシア南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長は1日、SNSを通じ、リマンを巡り「動員された兵士などを配備したが、必要な通信や弾薬を確保しなかった」などと司令官を非難し、解任を求めた。ロシアの元軍人で政権与党の議員は2日、政権寄りのテレビ番組で、司令官が上層部に「ウソ」の報告を行っていることが戦況の悪化につながっていると暴露した。

 露憲法裁判所は2日、プーチン氏が9月30日に署名したウクライナ4州を一方的にロシアへ併合する「条約」を合憲と判断した。これを受け、プーチン氏は2日、4州併合に関する法案を露下院に提出。下院は3日、「条約」の批准を全会一致で承認し、法案も可決した。上院で4日に審議した後、プーチン氏の署名で「条約」の批准手続きが完了する見通しだ。

 プーチン政権は法案に基づき、実効支配の既成事実を積み重ねようとしている。2025年までにロシアの経済関連制度を併合地域に適用し、来年1月以降はウクライナの通貨フリブニャの流通を停止する。4州の軍部隊を露軍に取り込み、南部ザポリージャ州のザポリージャ原子力発電所も露政府の管理下に置くとしている。

2026チバ:2022/10/07(金) 09:19:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb52c5cbe4b161050dcfeba38eea6255d9ec878f
ロシアの予備役動員「2週間で21万3千人」…都市部の抗議行動を警戒、貧しい地方で招集
10/6(木) 22:28配信
 ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵略の兵員補充のため発令した予備役の部分的動員に関し、ロシアの独立系調査団体は5日、発令から2週間で少なくとも21万3000人が動員されたとの独自調査を発表した。「動員対象は予備役全体の約1%」と露国防省は説明していたが、5%超の地域もあった。抗議行動が拡大する恐れが低い地方から重点的に招集している可能性が浮上している。

【図表】地域差くっきり、ロシア予備役の動員者割合

 調査したのは、露軍の動向を調べる独立系団体「CIT」と調査報道が専門の「IStories」。動員の実務を担う80以上の州や共和国などのうち、実態が把握できた53の地方政府の情報を分析した。動員数はさらに多いとみられる。

 セルゲイ・ショイグ国防相は動員を発令した際、今回の動員では軍務経験を持つ約30万人が対象で、1年間の兵役を経験するなどした予備役約2500万人の1%にすぎないと語っていた。しかし、今回の独自推計に基づく分析では、3割超の18地域で1・5%以上となった。

 調査では大都市と地方の格差が明らかになった。首都モスクワは0・8%にとどまったのに対し、東シベリアのクラスノヤルスク地方では5・5%に相当する約2万8000人が動員され、農作業の労働力不足に陥っている。

 ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部クリミアのセバストポリでも4%に上った。露側の「市長」は、健康診断を行わずに徴兵の可否を判断していると認めた。

 貧しい地方からの招集が目立つ実態も浮かんだ。動員された予備役の比率が高い地域の多くが、ロシアの平均所得を下回った。ロシアの経済学者は「抗議行動が活発にならないような地方の貧困地域を狙い撃ちしている」と指摘する。

 モンゴル系住民が多数を占めるシベリアのブリヤート共和国やイスラム教徒が多い南部ダゲスタン共和国といった少数民族の居住地域も招集者が多いことが確認された。CITなどは動員の実態に関し「不公平で差別的だ」と分析し、動員は戦場で犠牲者が出る限り続くとの見方を示した。

 一方、プーチン政権内では動員の混乱の責任を押しつけ合う動きが続いている。プーチン氏は5日、学生の招集を猶予する方針を発表した際、露国防省の対応の遅れが原因だと説明した。

 ウクライナでの戦況悪化に関し、国防省や軍指導部の対応を批判した南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長は5日、露軍で3番目に高い「大将」に昇級したことを明らかにした。プーチン氏が侵略を巡る失敗の責任を国防省や軍参謀本部に転嫁しようとしているとの見方が出ている。

2027チバQ:2022/10/08(土) 10:45:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/17f79a08490415e3f535ac898264af2283781624
ロシア軍、司令官また解任 ウクライナ戦線劣勢の責任取らされたか
10/8(土) 8:40配信
 ロシアのニュースサイト「RBC」は7日、ロシア軍東部軍管区のチャイコ司令官が解任されたと報じた。3日には西部軍管区の司令官も交代している。ウクライナ戦線での劣勢の責任を取らされる形で、相次いで更迭された可能性がある。

 RBCによると、東部軍管区の新たな司令官にはムラドフ中将が任命された。この軍管区は通常は極東を拠点とするが、ウクライナ侵攻後は、多くの部隊がウクライナでの作戦に従事しているという。

 一方、英国防省は7日、侵攻開始以降、ウクライナ軍がロシア軍から主力戦車440両以上、装甲車約650両を奪取したとする分析結果を示した。ウクライナ軍が配備している戦車の半数以上が奪取したものである可能性があるという。同省は、ロシア軍が撤退や降伏の際に自軍の戦車などを破壊せずに置き去りにしていることは、兵士らの「訓練状態の悪さと戦闘規律の低さ」を反映していると指摘した。【ブリュッセル岩佐淳士】

2028チバQ:2022/10/08(土) 10:48:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7ce534680c597427a010076428934ea13d7e129
プーチン氏、混乱で非認める 動員・軍の立て直し急務 ウクライナ4州併合1週間
10/7(金) 7:13配信
 ロシアのプーチン大統領が9月末、実効支配するウクライナ東・南部4州の「併合条約」に調印して7日で1週間となる。

 苦戦の中で目に見える「成果」を急いだ形だが、並行して国内で進めるのが軍の立て直しだ。「見切り発車」の動員令で反戦デモや国外退避が相次ぐなど混乱に陥っており、プーチン氏も珍しく国民の前で非を認めた。

 「多くの問題が生じている」。29日、最高意思決定機関である安全保障会議の冒頭、プーチン氏は調印式を翌日に控えた併合条約ではなく、喫緊の課題である動員問題を取り上げた。

 30万人動員が発表された21日、対象者は「経験豊富な予備役」とされた。しかし、各地では未経験の若者や重病患者、子育て中の女性にも招集令状が届いたと報告された。大統領令に「地方首長が動員を進める」と規定されており、プーチン氏の顔色をうかがう知事らが手当たり次第の「ノルマ達成」を急いだ結果とみられる。

 インターネット上には「訓練なしにウクライナに送られる」と告発する予備役の声や、ロシア軍の劣悪な住環境の映像が流出し、若者の徴兵忌避に拍車をかけた。こうした背景から、プーチン氏は29日、「過ちをすべて正し、繰り返してはならない」「追加訓練も行わなければならない」と厳重注意した。

 「20万人以上が集まった」。ショイグ国防相は4日の報告で招集が順調であるとアピールした。この日、米経済誌フォーブス(ロシア語版)は「動員令から2週間で約70万人が国外に脱出した」と伝えており、国内の動揺を抑える狙いがあるとみられる。

 ただ、目標通りの動員を進めたところで、欧米の武器支援を受けて反撃に出るウクライナ軍を前に、戦況を変えられる保証はない。ロシア軍が9月上旬に北東部ハリコフ州から撤退したことで、担当する西部軍管区トップ(大将)の更迭が報じられた。10月に入ると東部ドネツク州の拠点リマンを「併合後のロシア領」として初めて失い、やはり中央軍管区司令官が糾弾された。

 プロの軍人が責任を負わされる一方、出世しているのがプーチン氏に忠誠を誓う政治家だ。「核兵器使用」を主張する強硬派で、ノルマを超える動員を達成した南部チェチェン共和国の独裁者カディロフ首長は5日、「大将」の階級を受けたと明らかにした。

2029チバQ:2022/10/08(土) 11:26:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2370456bfedc4c9a7e7ad41165a77d93ec8f160
ロシア国民70万人出国か 国防相「予備役動員で20万人が入隊」
10/5(水) 9:34配信
ウクライナ侵略を続けるロシアのプーチン大統領が導入した予備役を徴兵する「部分的動員」を巡り、ショイグ国防相は4日、軍高官らとのオンライン会議に出席し、現時点で20万人以上の招集兵が露軍に加わったと発表した。一方、米経済誌「フォーブス」のロシア版は同日、露大統領府筋の話として、9月21日の部分的動員の発表以降、60万〜70万人の露国民がロシアから出国したと伝えた。

部分的動員について、露国防省は30万人の予備役を招集すると説明。ロシアは招集兵を、併合を宣言したウクライナ東・南部4州の「防衛」に回すほか、各地の国境警備部隊やシリアなどに駐留している国外派遣部隊を前線に投入するための交代要員として活用するとの観測が出ている。

ショイグ氏は10月4日の会議で、招集兵は国内各地の演習場で訓練を受けた後に戦地に派遣すると説明。しかし米当局者は、訓練を1日受けただけの招集兵が前線に投入された事例があり、既に戦死者も出ているとの見方を示している。

招集兵は銃などの武器を除く医療用品などを自前で調達するよう命じられているとも伝えられ、露軍の統制の乱れが指摘されている。米シンクタンク「戦争研究所」は、練度と士気が低い招集兵を動員しても、露軍が劣勢を打開できる保証はないと分析している。

動員を逃れようとする露国民の出国も続いている。フォーブス・ロシア版は4日、露国民の主な出国先は欧州連合(EU)圏のフィンランドやエストニア、南カフカス地方のジョージア(グルジア)、中央アジアのカザフスタン、モンゴルなどだと指摘した。

カザフ内務省は4日、9月21日以降に露国民約20万人が入国し、うち14万7000人が既に出国したと発表した。タス通信が伝えた。

2030チバQ:2022/10/08(土) 11:27:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/c64953a59f91025cd55e6d36d97fb82539700310
旧ソ連諸国で衝突相次ぐ 背景にロシアの威信低下か
10/3(月) 20:57配信



南カフカス地方と中央アジアの旧ソ連構成国の間で9月中旬、相次いで大規模な衝突が発生した。旧ソ連圏の盟主を自任するロシアは地域の不安定化を危惧し、情勢の正常化を呼び掛けたが、緊張は現在も続く。ロシアがウクライナ侵攻に苦戦し、威信を低下させたことが相次ぐ衝突の要因となった可能性がある。

南カフカスのアゼルバイジャンとアルメニアは9月13日未明、双方が国境地帯での相手側からの攻撃を発表。タス通信によると、アルメニアは19日、民間人5人を含む207人の死者・行方不明者が出たと報じた。アゼルバイジャンは同国軍人80人が死亡したと表明。衝突は数日後に沈静化に向かったが、9月末にもアルメニアがアゼルバイジャンからの攻撃で自国兵3人が死亡したと発表した。

両国間では2020年に係争地ナゴルノカラバフ自治州を巡る大規模紛争が発生。停戦合意の成立後も散発的に衝突が起きてきた。

9月中旬の衝突を巡っては、20年の紛争で優勢を得ながらロシアの仲介でやむなく停戦に応じたアゼルバイジャンが、ウクライナ侵攻に追われるロシアの隙を突いたものだとの観測が出ている。アゼルバイジャンは今年3月にもナゴルノカラバフのアルメニア側支配地域に進軍したとされる。

中央アジアのキルギスとタジキスタンの国境地帯でも9月14日、治安当局間の銃撃戦が発生。戦闘は17日まで続いた。キルギスは19日、59人の死者を発表。タジクは41人が死亡したとした。両国間では民族対立などで過去にも衝突が起きてきたが、今回の衝突は近年で最大規模となった。

プーチン露大統領は、同時期のウズベキスタンでの上海協力機構(SCO)首脳会議などを通じ、衝突した4カ国の首脳と協議。対話での解決を求めつつも、中立的な立場に終始した。

ロシアは自身が主導する「集団安全保障条約機構」(CSTO)を通じてアルメニア、キルギス、タジクと同盟を結ぶ一方、アゼルバイジャンとも友好関係にある。紛争当事国の一方に肩入れするのは避けたいのが本音だ。ウクライナ侵攻に追われ、介入する余力にも乏しい。事実、アルメニアは今回の衝突でCSTOに介入を求めたが、CSTOは事実上拒否した。

タスによると、同国では18日、CSTO脱退を求めるデモが発生。ロシアの求心力の低下が浮き彫りになった。

一方、ブリンケン米国務長官は19日、アルメニア、アゼルバイジャン両外相とニューヨークで会談した。露メディアからは「米国はロシアの代わりに調停を主導し、ロシアの影響力をそごうとしている」と警戒する見方も出ている。

2031とはずがたり:2022/10/08(土) 18:10:51
プーチン露大統領、70歳誕生日にCIS会合開き「祝福」を演出
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b45fb409d5be1774ef89d1484bf3be63d2f173d
10/7(金) 17:49配信
産経新聞

ロシアのプーチン大統領は7日、70歳の誕生日を迎えた。ロシアは同日、旧ソ連構成国でつくる「独立国家共同体(CIS)」の非公式首脳会合を開催。ウクライナを侵略して4州の併合を宣言したロシアに対し、友好国とされてきた各国の間でも距離を置く動きが広がる中、ロシアは旧ソ連諸国の指導者からプーチン氏が祝福される光景を演出し、国際的に孤立したとの印象を払拭する狙いだ。

プーチン氏は例年、各国の指導者から誕生日を祝福されてきた。昨年は中国の習近平国家主席から祝電を受け取ったほか、岸田文雄首相やトルコのエルドアン大統領らからも電話で祝福された。ペスコフ露大統領報道官は当時、「プーチン氏は一日中、受話器を手放せなかった」と述べた。

タス通信によると、ペスコフ氏は6日、今年も「一連の国際電話」が予定されていると説明。中央アジア・カザフスタンで14日に予定されるCIS首脳会議に先立ち、非公式の首脳会合を7日に露北西部サンクトペテルブルクで開催するとも明らかにしていた。

ロシアが国際社会との連帯を強調する背景には、ウクライナでの軍事作戦や4州併合が各国の理解を得られていないことへの危機感がある。併合を巡り、ロシアと良好な関係を持つトルコやイランも不支持を表明。中国も明確な意思表示を避けている。露メディアによると、現時点で支持したのは北朝鮮だけという。

先に開かれた露主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」や、中露主導の「上海協力機構」の首脳会議でも、プーチン氏は作戦への支持を集められなかった。

プーチン氏は7日のCIS首脳会合を通じ、作戦や併合を巡るロシアの立場への理解を改めて求めるとみられるが、各国の支持を得られる可能性は低い。

2032とはずがたり:2022/10/08(土) 18:11:54
クリミアとロシア南部結ぶ「クリミア大橋」で大火災
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221008/k10013852981000.html
2022年10月8日 17時00分

8年前、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部のクリミアとロシア南部を結ぶ「クリミア大橋」で8日、大きな火災が起きました。
現地からの映像や写真では、橋から大きな炎が上がっている様子が分かります。

ロシアの治安機関などでつくる「国家反テロ委員会」は「トラックが爆発して、列車の燃料タンクに引火した」と指摘していて、ロシア大統領府のペスコフ報道官によりますと、プーチン大統領は政府委員会を設置し、原因究明を急ぐよう指示を出したということです。

「クリミア大橋」は4年前に完成し、クリミアを一方的に併合したロシアにとって、戦略的に最も重要なインフラの一つとされています。
ウクライナのポドリャク大統領府顧問は8日「クリミア大橋」で火災が発生したあと、ツイッターに「違法なものはすべて破壊されなければならない。盗まれたものはすべてウクライナに返還されなければならない」と投稿しました。

その一方で、火災にウクライナ側が直接、関与したかどうかは明らかにしていません。

2033とはずがたり:2022/10/08(土) 18:12:19
2022年10月8日4:28 午後2時間前更新
クリミアとロシア結ぶ橋で爆発か、ウクライナ「違法物は破壊」
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-crimea-idJPKBN2R304H
ロイター編集

1 分で読む
 ロシアが2014年に併合したウクライナ南部のクリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋で10月8日早朝、火災が発生した。ロシア通信(RIA)は燃料輸送列車が炎上したと報じたが、ウクライナメディアは爆発があったと伝えた。写真は火の手が上がる橋の様子。(ロイター 2022年)

[キーウ(キエフ) 8日 ロイター] - ロシアが2014年に併合したウクライナ南部のクリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋で8日早朝、火災が発生した。ロシア通信(RIA)は燃料輸送列車が炎上したと報じたが、ウクライナメディアは爆発があったと伝えた。

ウクライナの大統領顧問は直接の関与には言及せず、これは「始まり」で「違法な物は全て破壊する必要がある」などとツイッターで表明した。

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この橋はクリミアをロシアにつなぐ自動車と鉄道の専用橋で2018年に開通した。火災を受けて通行できない状態だという。

報道によると、現地当局は燃料輸送タンクが燃えていると話したが、原因には触れていない。

2034とはずがたり:2022/10/08(土) 21:54:23

すげえわ,ウクライナ。

クリミア橋火災、犯罪捜査を開始 ロシア当局
https://www.afpbb.com/articles/-/3427922
2022年10月8日 17:28 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]

【10月8日 AFP】(更新、写真追加)ロシア当局は8日、2014年にウクライナから併合したクリミア(Crimea)半島とロシア本土を結ぶ自動車・鉄道橋のクリミア橋(Crimean Bridge)で自動車爆弾による火災が発生したと発表した。

 国内メディアは国家テロ対策委員会の話として、「本日(8日)午前6時7分(日本時間同午後0時7分)にクリミア橋の道路側で自動車爆弾が爆発し、クリミア行きの燃料輸送列車7両で火災が発生した」と報じた。

 ロシアの捜査委員会は同日、クリミア橋での「トラック爆破」事件に関する犯罪捜査を開始したと発表。

「これまでに入ってきた情報によると、けさ、(ロシア南部)タマン(Taman)半島側からのクリミア橋の道路部分でトラックが爆破され、クリミア行きの燃料輸送列車7両で火災が発生」し、「2車線の一部が崩落した」と明らかにした。

 ソーシャルメディアに投稿された動画には、巨大な橋が炎上し、一部が海に落下する様子が捉えられている。

 捜査委員会は、現場に捜査官を派遣し、「事件のあらゆる状況を調べ、犯罪に関与した人物の特定に努める」考えを表明した。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の肝煎りで建設されたクリミア橋は2018年に開通し、特にウクライナ南部で戦闘中のロシア兵への物資や部隊の輸送に活用されていた。

 ロシアは、クリミア橋が攻撃された場合はウクライナに報復すると警告していた。(c)AFP

2035チバQ:2022/10/08(土) 21:58:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8522f7bcf73dca9bc971a2d8a062cad4e365c17
クリミア橋の爆発、一部崩れ落ちる ウクライナが工作仕掛けたか
10/8(土) 20:30配信

朝日新聞デジタル
クリミア半島の東部とロシア本土を結ぶクリミア橋で8日、炎があがった=ロイター

 2014年にロシアが一方的に併合し、実効支配を続けるウクライナ南部クリミア半島とロシアを結ぶ「クリミア橋」で8日早朝、大きな爆発が起きた。橋は閉鎖され、プーチン大統領が原因について調査委員会の設立を命令した。複数のウクライナ・メディアは、ウクライナの治安機関が工作を仕掛け、爆発させたと伝えている。

 ロシア国営ノーボスチ通信によると、同国の連邦捜査委員会は同日、爆発で3人が死亡したと発表した。

 クリミア半島はロシアが併合後、軍備を増強。2月からのウクライナ侵攻ではウクライナ南部を占領したロシア軍に兵員、兵器を補給する重要拠点になってきた。クリミア橋はロシア本土と結ぶ唯一の橋で、通行が不可能になれば、南部でウクライナ軍の反転攻勢にさらされているロシア軍は大きな打撃を受ける。

 ノーボスチ通信が伝えた捜査委員会の発表では、橋を通行中のトラックが突然爆発。併設された鉄道で、貨物列車が運搬中の七つの燃料タンクに爆発の炎が燃え移ったという。橋の道路は一部崩れ落ちた。

朝日新聞社

2036チバQ:2022/10/08(土) 21:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/022bd613ee681bc04224645cd2a23bc00cd04e1f
プーチン政権内部で陰口「ウクライナへの執着強すぎる」、直接異議唱える側近も…米メディア
10/8(土) 20:45配信

読売新聞オンライン
プーチン露大統領(ロイター)

 米紙ワシントン・ポストは7日、ロシアのプーチン大統領に対し、側近の一人がウクライナ侵略の進め方について直接異議を唱えたとする情報を米情報機関が入手したと報じた。露大統領報道官は情報の内容自体は否定しつつ、政権内に「見解の相違がある」と認めた。ウクライナ軍の反転攻勢により露軍は劣勢で、米バイデン政権は「政権中枢の混乱を示す兆候」として注視しているという。


 この側近が侵略作戦の進め方についてプーチン氏に直接、不満を伝えたのはここ数週間の出来事という。バイデン米大統領には、側近の実名も伝えられたという。

 欧州の高官が同紙に語ったところによると、プーチン氏のウクライナへの執着が強すぎることに対する陰口も政権内部で増えているという。プーチン氏を政権から引きずり降ろす兆しは確認されていないという。

 政権の動向に詳しいカーネギー財団のタチアナ・スタノバヤ研究員は最近、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」で、プーチン氏が「核の脅し」を強め、兵員補充のため部分的動員を発令したことで、政権内部や露社会で「どこまでプーチン氏についていくべきか」という問いかけが始まっているとの見方を示した。

 露有力紙RBCなどによると、ウクライナ侵略作戦に参加している露軍東部軍管区の司令官が解任され、ルスタム・ムラドフ中将に交代した。東部ハルキウ州などでウクライナ軍に占領地を奪われた責任を問われたとみられる。

 侵略に参加している露軍西部軍管区の司令官も最近、更迭されている。

2037チバQ:2022/10/10(月) 21:01:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/71742bc46368cc858e688656b7d02955031519d5
ロシアで報復求める声が強まる…誕生日翌日の大橋爆発にプーチン氏はメンツ失う
10/10(月) 8:47配信


読売新聞オンライン
8日、ウクライナ首都キーウで、火が上がるクリミア大橋を描いた作品を背に写真を撮る人々=ロイター

 ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土をつなぐ「クリミア大橋」で8日に発生した爆発を巡り、ロシア国内ではウクライナへの報復を求める声が強まっている。タス通信によると、露大統領報道官は9日、プーチン大統領が安全保障会議を10日に開催することを明らかにした。対応を本格的に検討するとみられる。


◆守りを強化
 露下院のレオニード・スルツキー国際問題委員長は8日、SNSで「ウクライナによる攻撃と確認されれば、対応は強烈でなければならない」と述べた。野党「公正ロシア」のセルゲイ・ミロノフ党首も「特殊軍事作戦」と称する侵略を「戦争状態」に切り替えるべきだと主張し「退路はない。報復の時だ」と訴えた。


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(写真:読売新聞)

 メドベージェフ前大統領も7月、クリミア大橋を攻撃されれば核兵器で報復する可能性を示唆していた。

 プーチン氏は8日、情報機関に大橋の安全確保を命じる大統領令に署名した。大橋を安全保障上の重要施設と位置付け、「連邦保安局」(FSB)に警備を徹底させるという守りの強化の意味合いが強い。露本土からクリミアに向かう送電線や天然ガスのパイプラインの警備強化の指示も、併せて盛り込まれた。

◆誕生日翌日
 クリミア大橋を巡っては、ウクライナ側は再三、攻撃する可能性を示唆。露メディアは5月、上空や海中など約20種の方法で警戒態勢を敷いているため、攻撃は「不可能だ」と強調していた。プーチン氏の肝いりで建設された大橋の爆発は、70歳の誕生日の翌日に起きた。プーチン氏としてはメンツを失った格好だ。

 それでも目に付く慎重姿勢には、クリミア大橋が被害を受けたという防衛上の失態、戦況への影響を内外で過大視されたくないとの思惑があるようだ。安全確保の命を受けたのは、露軍ではなく、テロ対策を担うFSBだ。鉄道橋と自動車道の通行再開も、見切り発車の印象は否めない。鉄道は旅客車両が先行し、自動車道も軍の重装備を輸送するトラックの通行は認められていない。露軍の補給は鉄道への依存度が高いとされており、英国防省は9日、クリミア大橋の輸送量は「大幅に減少する」と指摘した。

 クリミア大橋の損傷は、ウクライナ軍の反転攻勢で南部ヘルソン州の占領地を奪還されている露軍にとって中長期的な痛手になる公算が大きい。露軍としては、補給路遮断を重視するウクライナ側が今後もクリミア大橋を標的とすることへの強い警戒感もあるようだ。

2038チバQ:2022/10/10(月) 21:35:11
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_7E37GKXHFFL25LRVITMMLLG7P4.html
「象徴」の橋爆発 プーチン氏威厳に傷も 治安機関に対策の全権
2022/10/09 22:08産経新聞

「象徴」の橋爆発 プーチン氏威厳に傷も 治安機関に対策の全権

(産経新聞)

ロシアのプーチン大統領は8日、ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島と露本土を結ぶ「クリミア橋」での爆発を受け、治安機関の連邦保安局(FSB)に橋が架かるケルチ海峡の通行安全の確保を命じる大統領令に署名した。同橋はロシアにとり安全保障上の重要インフラであり、橋を喪失して軍事的・政治的に打撃を受ける事態を警戒しているとみられる。

FSBにはケルチ海峡間の輸送路や電力・ガス供給網の安全強化に必要な措置を講じる全権を与えた。露政府にも必要な対応を取るよう命じた。プーチン氏はこれに先立ち、爆発に関する調査委員会の設置も政府に指示している。

タス通信によると、クリミア橋ではトラックが爆発し、3人が死亡。当局はトラック所有者を露南部在住の男だと特定し、捜査を開始した。橋は片側車線が部分的に崩落したが、8日中には無傷だった車線を使って通行が再開。鉄道橋で列車の運行も再開した。

クリミア橋は、2014年にクリミアを併合したプーチン政権が本土との間の物資輸送を担ってきたフェリーの代替として19年までに建設。全長は約19キロ。ロシアはウクライナ侵攻後、露本土とクリミアをつなぐ陸上の回廊を確保したが、橋は依然、南部に展開する部隊の主要な増援・補給路となっているとされる。

露軍はこのため橋を失えば、南部戦線でさらに苦戦を迫られる可能性がある。英国防省は9日、橋の通行が一部再開しても、輸送力への影響は「深刻」との分析を公表した。

橋は8月にウクライナがクリミアの露軍拠点を相次いで攻撃した際、地元住民の露本土への避難路ともなった。クリミアで物資不足が進み、住民が不満を強める可能性もある。

一方、ウクライナ国防省は橋の爆発について、4月に同国軍の攻撃を受け沈没した露黒海艦隊旗艦「モスクワ」を引き合いに「クリミアでのロシアの悪名高い力の象徴『モスクワ』とケルチ橋(クリミア橋)が破壊された。次は何だ?」と投稿。ウクライナのメディアは同国治安機関「ウクライナ保安庁」による特殊作戦による爆破との情報があるとも報じた。

露政権は爆発の原因について調査中だとしてコメントを避けている。クリミア橋はプーチン氏の肝煎りで建設されただけに、戦闘で劣勢を強いられる中、爆破がウクライナ側の攻撃によるものとなれば、プーチン氏の威厳はさらに傷つくことになりそうだ。

2039チバQ:2022/10/11(火) 22:29:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/61af094323045158255a3df23fe4cefc2981b257
ロシア軍の「報復」続く、連日のミサイル攻撃…ウクライナほぼ全土で空襲警報
10/11(火) 21:27配信


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読売新聞オンライン
10日、ロシア軍による攻撃を受けたキーウ市内で、炎上する車両(ロイター)

 【キーウ=川上大介】ウクライナ軍参謀本部などによると、ロシア軍は10日、ウクライナの首都キーウなど全土の20か所以上に80発以上のミサイル攻撃や無人機による空爆を行った。11日も西部リビウなどにミサイルを発射した。プーチン露大統領は、「クリミア大橋」で8日に起きた爆発への「報復」と主張している。

【動画】キーウ市内に露軍ミサイルが着弾し爆発、炎上

10日、ロシア軍による攻撃を受けたキーウ市内で、炎上する車両(ロイター)

 反転攻勢を強めるウクライナ軍に対し、劣勢の露軍が対抗措置を示したもので、戦闘激化で民間人の犠牲者が増加する恐れがある。

 露国防省は11日、「高精度の長距離兵器」を使用し、ウクライナ国内のエネルギーや軍事関連の施設への攻撃を続行したと発表した。ウクライナでは11日朝からほぼ全土で空襲警報が作動した。西部リビウの市長は11日、露軍のミサイル攻撃の影響で市内の約30%が停電していると明らかにした。南部ザポリージャでも集合住宅などが標的になった。

 ウクライナ大統領府によると、露軍の10日の攻撃では、少なくとも23人が死亡し、100人が負傷した。

 キーウは10日、今年6月下旬以来となるミサイル攻撃に見舞われた。市当局などによると、市内4地区にミサイルが着弾し、集合住宅45棟、教育関連施設6棟など計約70棟が損壊。7人が死亡、49人がけがをした。

 ウクライナの情報機関の保安局(SBU)本部の近くや、ドイツ大使館の領事部門がある建物などにもミサイルが着弾した。

 プーチン氏は10日の安全保障会議で、クリミア大橋の爆発が「ウクライナの情報機関によるテロ行為だ」と指摘し、報復開始を宣言。「我々の領土へのテロ攻撃を継続すれば、ロシアの反応は自国への脅威のレベルに応じて厳しくなる」とも語り、攻撃激化を警告した。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は10日のビデオ演説で、「ウクライナを脅すことはできない」と述べ、露軍に屈しない考えを強調した。

 米ホワイトハウスのジョン・カービー戦略広報調整官は10日、米CNNに対し、クリミア大橋の爆発が起きる前から、ロシアが今回の攻撃の準備をしていたとの見方を示した。

2040とはずがたり:2022/10/12(水) 08:42:11
プーチン政権内部で陰口「ウクライナへの執着強すぎる」、直接異議唱える側近も…米メディア
2022年10月8日 20時45分
https://news.livedoor.com/article/detail/22992050/
読売新聞オンライン
プーチン露大統領(ロイター)

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 米紙ワシントン・ポストは7日、ロシアのプーチン大統領に対し、側近の一人がウクライナ侵略の進め方について直接異議を唱えたとする情報を米情報機関が入手したと報じた。

 露大統領報道官は情報の内容自体は否定しつつ、政権内に「見解の相違がある」と認めた。ウクライナ軍の反転攻勢により露軍は劣勢で、米バイデン政権は「政権中枢の混乱を示す兆候」として注視しているという。

 この側近が侵略作戦の進め方についてプーチン氏に直接、不満を伝えたのはここ数週間の出来事という。バイデン米大統領には、側近の実名も伝えられたという。

 欧州の高官が同紙に語ったところによると、プーチン氏のウクライナへの執着が強すぎることに対する陰口も政権内部で増えているという。プーチン氏を政権から引きずり降ろす兆しは確認されていないという。

 政権の動向に詳しいカーネギー財団のタチアナ・スタノバヤ研究員は最近、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」で、プーチン氏が「核の脅し」を強め、兵員補充のため部分的動員を発令したことで、政権内部や露社会で「どこまでプーチン氏についていくべきか」という問いかけが始まっているとの見方を示した。

 露有力紙RBCなどによると、ウクライナ侵略作戦に参加している露軍東部軍管区の司令官が解任され、ルスタム・ムラドフ中将に交代した。東部ハルキウ州などでウクライナ軍に占領地を奪われた責任を問われたとみられる。

 侵略に参加している露軍西部軍管区の司令官も最近、更迭されている。

2041とはずがたり:2022/10/12(水) 08:45:30

ウズベキスタンの北朝鮮レストラン、総責任者も脱北
2022年10月08日
https://dailynk.jp/archives/150289

中央アジアのウズベキスタンの首都・タシュケントにある北朝鮮レストラン「ネゴヒャン」の女性従業員ら5人が脱北したが、その中にはレストランの総責任者も含まれていたと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。
(参考記事:ウズベキスタンの北朝鮮レストラン女性従業員5人が脱北)

5人のうち、1人は5月、もう1人は6月、残りの3人は8月に脱北したとされる。タシュケント在住の複数の韓国人の証言によると、最後に発った3人に総責任者が含まれていたとのことだ。

ネゴヒャンでは、ホールでサービングする従業員が5人、厨房で働く従業員が2?3人いたが、総責任者はサービングも兼ねていた。

現地在住の韓国人は、「総責任者は5月と6月に従業員らが脱北してしまったことで、責任を問われるのを恐れている様子だった」とし、「8月に(北朝鮮に)帰国することになりそうだ」「帰国すれば取り調べが待っている」という話を、複数の韓国人にしていたと伝えた。

また、脱北事件がきっかけとなり、保衛部(秘密警察)の監視を受けていたとも伝えた。ただし、監視は恒常的なものではなかったようだ。通常、脱北事件が起きれば、責任者らは早急に帰国させられる。しかし北朝鮮は現在、国境を封鎖し、自国民でも帰国を許していないため、現地に留め置かれた。これが結果的に残り3人の脱北につながった。

2042チバQ:2022/10/15(土) 16:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c811f6740a598d8a8325f2d222e836742a52b10
国民動員ほぼ完了 ウクライナと対話用意 ロシア大統領
10/14(金) 22:29配信



時事通信
14日、アスタナで記者会見するロシアのプーチン大統領(EPA時事)

 ロシアのプーチン大統領は14日、カザフスタンの首都アスタナでの記者会見で、ウクライナ侵攻のための国民の予備役動員がほぼ完了しつつあるという認識を明らかにした。


 9月21日の部分動員令が徴兵忌避や反戦デモを引き起こしたことを受け、国内の混乱を収束させる狙いとみられる。

 プーチン氏は「(目標の)30万人のうち22万2000人が既に動員済みだ」と説明。今後2週間で完了するとの見通しを示した。さらに「追加動員は計画されていない」とも述べ、事実上の総動員ではないかと疑う見方を否定した。

 さらに、ロシア軍が苦戦する中、ウクライナとの対話に「われわれは常にオープンだ」と強調。プーチン氏との対話の可能性を否定するゼレンスキー政権に交渉に応じるよう訴えた。「ウクライナを破壊することを(軍事作戦の)目標に掲げていない」とも主張した。

 11月のインドネシア・バリ島での20カ国・地域首脳会議(G20サミット)について、プーチン氏は出席を示唆しつつ「まだ最終決定していない」と表明。米ロ首脳会談の可能性を問われると「(バイデン米大統領に)質問しなければならない。私は必要があるとは思わない」と語った。バイデン氏も先に「会談する正当な理由はない」と慎重な姿勢を示している。

2043チバQ:2022/10/15(土) 16:33:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b57adf8ef5db9ee1ad6b1a8076eb8191eddd42c2
訓練なく2週間で戦死 予備役「無言の帰郷」 ロシア
10/15(土) 7:18配信
 ウクライナ侵攻で苦戦するロシア軍を支えるべく、プーチン大統領が9月21日に予備役の部分動員令を出してから3週間余りが過ぎた。

【図解】ウクライナとロシアの戦力比較

 目標とする30万人のうち「20万人以上が集まった」(ショイグ国防相)とされる。一方で、動員からわずか約2週間で「無言の帰郷」を遂げる若者らの例が伝えられており、十分な訓練を受けないまま戦地に送られている実態が明らかになりつつある。

 「残念ながら徴兵事務所が5人の死亡を確認した」。中部チェリャビンスク州は13日、地元メディアにこう説明。「1人当たり追加の弔慰金100万ルーブル(約230万円)が支払われる」とも述べた。

 英BBC放送はうち3人を特定。知人らに取材したところ、訓練なしに前線に配置された疑いのあることが分かった。9月26〜29日に招集された後、早くも今月3日にウクライナ東部ルガンスク州に。その後、南部のヘルソン、ザポロジエ両州に送られ、9日に家族が死亡告知書を受け取った。動員に伴う死者の「公式発表」はこれが初めてという。

 一方、当局が不都合と見なして隠蔽(いんぺい)を図るケースもあるようだ。ロシア中部スベルドロフスク州の28歳男性は9月28日に招集され、数日後にウクライナに派遣。今月10日に戦死し、インターネット交流サイト(SNS)で情報が伝えられた。徴兵事務所は母親に「生きている」と説明したが、妻がSNSで事実と確認した。

 「訓練なしに送られる」という告発は以前からあり、プーチン氏は9月29日の時点で「追加訓練も行わなければならない」と厳命した。ただ、その頃に招集された予備役が約2週間で死亡していることに鑑みると、命令は守られていない可能性が極めて高い。ロシア軍の人員補充が「待ったなし」であることの裏返しとも言える。

 SNSには、第2の都市サンクトペテルブルクの弁護士や28歳のモスクワ市職員も戦死したと投稿された。

 独立系メディアは12日、ロシア当局の内部情報として、侵攻が始まった2月下旬以降のロシア軍の損害が、死傷者と行方不明者を合わせて計9万人以上に上るとみられると報じている。

2044チバQ:2022/10/16(日) 16:12:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/939e021c0931a8854f763966f04655fe0d0307d5
ウクライナ南部州都、近く奪還か ロシア「大敗北」も、動員急ぐ
10/16(日) 7:06配信
 ロシアのプーチン政権がウクライナ侵攻で「併合」を宣言した南部ヘルソン州をめぐる戦闘が、今月に入って激しさを増している。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は14日、欧米の国防当局者の見通しとして「ウクライナ軍が(早ければ今月後半にも)州都ヘルソン市を奪還する可能性がある」と報道。ロシアにとって「大敗北」(米国防総省)になるという見方もある。

 「指導部に支援を求めたい」。ヘルソン州を支配する親ロシア派幹部は13日、ウクライナ軍の反撃が続いているとして、希望する住民にロシア本土への避難を呼び掛けるとともに、プーチン政権に協力を要請した。訴えはロシア国営テレビでも放映された。

 現地でロシア軍が劣勢であると暗に認めた格好。FTがウクライナ軍による早期奪還の可能性を伝えたのはそのためだ。折しも、ロシア本土と2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島を結ぶ橋が今月8日に爆破され、地続きであるヘルソン州へのロシア軍の補給ルートが損害を被ったと指摘されている。

 プーチン大統領は9月末、東・南部4州の「併合条約」に調印し、うちヘルソン州全域は「ロシア領」という立場。東部ドネツク、ルガンスク両州の州都は14年から親ロシア派を通じて実効支配。残る南部ザポロジエ州の州都はウクライナ軍が死守しており、今年2月からの侵攻の結果、ロシア軍が「戦果」として制圧している州都はヘルソン市だけだ。

 ヘルソン市を失えば、プーチン氏にとっては苦戦どころか、敗北の象徴となる。9月21日の部分動員令で予備役30万人を大急ぎで招集し、その一部を訓練が不十分なままヘルソン州などに投入する背景には、こうした切羽詰まった事情があるとみられる。

 併合に至る前に米紙ニューヨーク・タイムズは、プーチン氏がロシア軍幹部から進言されたヘルソン州からの撤退を拒否したと報道。「ロシア領」に併合したのはトップ判断で、ウクライナ軍の奪還を許せば、責任論に発展しかねない。ロシアの著名ジャーナリストは政権にとって「決戦」を意味すると通信アプリで警告している。

2045とはずがたり:2022/10/16(日) 22:23:28
タジク大統領「属国扱いやめよ」 異例のロシア批判
2022/10/15 08:53
https://www.sankei.com/article/20221015-WDNHMJBTAVMK3KHRTY45ZORMDI/

中央アジアの旧ソ連構成国、タジキスタンのラフモン大統領は14日、カザフスタンの首都アスタナで開かれたロシアと中央アジア5カ国の首脳会議で、プーチン露大統領に対し、「旧ソ連時代のように中央アジア諸国を扱わないでほしい」と述べ、タジクは属国扱いではない対等な国家関係を望んでいると表明した。会議の公開部分の発言をタジクメディアが伝えた。

ロシアが「勢力圏」とみなす旧ソ連諸国の首脳が、公の場でロシアに批判的な発言をするのは異例。ウクライナ侵略を受け、旧ソ連諸国の多くがロシアから一定の距離を置こうとする動きを強めており、ラフモン氏の発言はそうした傾向の表れである可能性がある。

ラフモン氏は「旧ソ連時代、中央アジアの小国は(ソ連指導部から)関心を向けられていなかった」と指摘。「ロシアはタジクを食糧面や貿易面で支援してくれているが、その半面、対等な態度も示していない」と述べた。「多額の資金援助はいらない。われわれを尊重してほしい」と語り、ロシアは旧ソ連時代のような小国軽視の政策をとるべきではないと訴えた。

会議ではカザフのトカエフ大統領も、旧ソ連圏での国境問題は「平和的手段で解決されるべきだ」と述べ、ウクライナ侵略に否定的な考えを示した。

ロシアと中央アジア5カ国の首脳会議は、14日にアスタナで開かれた旧ソ連構成国でつくる独立国家共同体(CIS)の首脳会議に合わせて実施された。

2046チバQ:2022/10/18(火) 17:17:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbecac4f5ffe9b510342474f2a84169c03d8e1f3
タジク大統領、プーチン氏に注文 最貧国が「名演説」 「物乞いではない」
10/18(火) 13:31配信


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時事通信
ロシアのプーチン大統領(左)とタジキスタンのラフモン大統領=2018年9月、ドゥシャンベ(AFP時事)

 旧ソ連圏の関係を巡り、中央アジアのタジキスタン首脳が、ロシアのプーチン大統領に注文を付けた「名演説」が話題となっている。

【図解】中央アジア

 ウクライナ侵攻で、プーチン氏がイエスマンに囲まれているのではないかと懸念が浮き彫りになる中、歯に衣(きぬ)を着せぬ直言はロシアでも注目を集めた。独立系メディアは珍しく演説の全文を紹介した。

 「小さな民族だが、歴史も文化もある。尊重してほしい」「われわれは物乞いではない」。発言の主はタジクのラフモン大統領。14日にカザフスタンの首都アスタナで開かれた第1回ロシア・中央アジア首脳会議で、優しい語り口ながらも約8分間、プーチン氏に耳を傾けさせた。

 ラフモン氏は、プーチン氏と同じ1952年10月生まれの70歳。タジク内戦中の94年から大統領を務め、国家指導者としてはプーチン氏の先輩だ。中央アジアの他の4カ国は近年、大統領が交代したばかりで、ソ連共産党活動を経験している「たたき上げ」の大物はラフモン氏だけという事情もある。

 タジクは旧ソ連を構成した15カ国の中で最貧国のままだ。演説では、ソ連時代に中央アジアが経済発展から取り残されたことを挙げ「そのような政策を取ってほしくないというのがわれわれの願いだ」と訴えた。ウクライナ領の占領地を一方的に「併合」するなど、他国軽視が目立つロシアに、あくまで対等な関係を求めたものとみられる。

 くしくも今月15日、ロシアのウクライナ国境近くの軍演習場で乱射が発生し、タジク人が容疑者と伝えられた。旧ソ連圏の民族共存はプーチン政権の課題だ。

 5月9日の対ドイツ戦勝記念行事は近年、ウクライナ危機や新型コロナウイルス禍で、来賓は少ないが、ラフモン氏は2021年に参加してロシアの顔を立てた。この年参加した外国首脳はラフモン氏ただ一人で、今年はゼロ。今のところこの行事に参加した「最後の外国賓客」だ。「小さな民族」とはいえ、プーチン氏も一目置くリーダーとして存在感を示している。

2047チバQ:2022/10/22(土) 09:38:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/41631d593c606b33a90a634d9b407f4b30ba1cf4ウクライナ「ヘルソン州88集落解放」 州都攻防迫る
10/22(土) 9:22配信


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産経新聞
ウクライナ国旗

ウクライナ軍は21日、ロシアが一方的に併合を宣言した南部ヘルソン州でこれまでに計88カ所の集落をロシア軍から奪還し、住民約1万2千人を解放したと発表した。ウクライナメディアが伝えた。ゼレンスキー大統領は同日のビデオ声明で、南部や東部で激戦が続いているが、「われわれが主導権を保持している」と反攻の進展を強調した。

【写真】19日、ウクライナ・ヘルソン州で、避難のために集まった住民ら

ヘルソン州でウクライナ軍は、州内を流れるドニエプル川に架かる橋を米高機動ロケット砲システム「ハイマース」で破壊。州都ヘルソン市など同川西岸地域では最大2万5千人の露軍部隊が補給を断たれ、孤立しているとされる。露軍のスロビキン総司令官は同川西岸地域を放棄する可能性を示唆。同州の親露派勢力も住民や行政機関を同川東岸地域に退避させた。今後、ヘルソン市を巡る攻防が本格化する見通しだ。

ヘルソン市はロシアが併合を宣言した東・南部4州の州都のうち、ウクライナ侵略の開始後に露軍が制圧した唯一の都市。同市を喪失した場合、併合の稚拙さが浮き彫りとなり、プーチン政権への打撃は必至だ。

一方、ロシアの同盟国でウクライナの北方に位置するベラルーシがウクライナ侵略への参戦を示唆している問題で、英国防省は21日、現時点でロシアとベラルーシにウクライナ北部に侵攻する戦力はなく、ウクライナ軍の注意を北方にひきつけて戦力の分散を狙った陽動戦術の可能性が高いとする分析を公表した。米シンクタンク「戦争研究所」も20日、同様の見方を示し、「ロシアがウクライナ北部に再侵攻する可能性は低い」と指摘した。

これに対し、ウクライナ軍参謀本部高官は20日、「北方での再侵攻の脅威は残っている」と指摘し、警戒を続ける考えを示した。同国メディアが伝えた。

2048チバQ:2022/10/30(日) 20:14:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1a13f783abf641c21ebd2cf80ad970f9baa0628ウクライナ4州併合から1カ月 ロシア「同化」に躍起も既に綻び
10/30(日) 18:59配信


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産経新聞
ロシアによるウクライナ4州の一方的な併合宣言から30日で1カ月となった。「併合後も状況は何も変わっていない」との住民の不満も聞こえる中、プーチン露政権は4州の「同化政策」を進めて併合の既成事実化を急ぐとともに、4州に戒厳令を導入して「防衛力」を強化する構えだ。だが、領土奪還を目指すウクライナ軍の攻勢が続いており、併合には既に綻(ほころ)びも見え始めている。

ロシアが併合を宣言したのは、2014年から親露派勢力が主要部を実効支配してきたドネツク、ルガンスクの東部2州と、今年2月の侵略開始後に占領下に置いたヘルソン、ザポロジエの南部2州の支配地域。

「住民は併合後すぐに生活が良くなると期待していたが、現実は違った。ロシアの銀行ATMが増えたくらいだ」。ドネツク州に住む女性は27日、電話取材にそう述べた。自宅に水が供給されるのは併合前と変わらず2〜3日に1回、数時間のみ。例年なら既に稼働している住宅用の暖房もほとんど切れているという。

この女性によると、住民らは同州の州都ドネツクを「女性の王国」と揶揄(やゆ)している。男性住民の多くが軍に動員され、残った男性も動員を避けるために外出を控えたり、他の地域に脱出したりし、路上に姿がないためだという。

ロシアは今後、住民に利益を実感させることで、併合の正当化を図る思惑だとみられる。併合宣言後、ロシアは中央省庁や国営メディアの支部を4州に設置。住民への露旅券の配布▽ロシア産天然ガスの供給▽ウクライナ・フリブナから露ルーブルへの通貨転換▽露年金制度の導入▽4州と露国内の教育制度の統合▽道路・住宅の再建-などの施策を相次いで発表した。

その一方で、ウクライナ軍の反撃を背景に、ロシアは4州に20日から戒厳令を導入。移動や通信の自由など住民の私権を制限し、行政権を軍に移管した。志願住民でつくるとうたう民兵組織「領土防衛隊」の創設も発表し、4州が奪還される事態を防ぐ構えだ。

ただ、ロシアは併合宣言直後、ドネツク州の要衝リマンをウクライナに奪還された。東部2州で今後、露軍の劣勢が続くとの観測が強い。ヘルソン州でもロシアは10月、州都ヘルソンなどドニエプル川西岸地域から行政機関や住民を東岸地域に退避させた。今後もロシアによる4州の支配が維持されるかは不透明だ。

2049チバQ:2022/11/06(日) 21:08:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/8252803680d44fef9ed0003faff9c2ac4af06809
ロシア軍、前線兵士の離脱防ぐ「阻止部隊」も配備か…予備役動員は「継続」
11/6(日) 12:04配信

読売新聞オンライン
部分的動員で動員されたロシアの予備役兵(10月31日、露ロストフ州で)=ロイター

 ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナ侵略への兵員を補充するため発令した予備役の部分的動員で31万8000人を動員したことを明らかにした。30万人の目標に到達したとして動員の「完了」を宣言した10月末から1万8000人を上積みした計算となる。動員が目立たない形で継続していると指摘される。


 プーチン氏がモスクワで開かれたボランティアとの懇談で明かした。上積みの理由に「志願兵の増加」を挙げ、約4万9000人がウクライナで戦闘任務に就いているとも説明した。

 ロシアの独立系ネットメディア「BAZA」は2日、中部ウファの住民が今月17日に徴兵事務所へ出頭するよう命じた招集令状を受け取ったと報じた。露大統領報道官は1日、「第2波はない」と再度の動員を否定したが、年内か来年3月にも第2波が始まる兆候が相次いで伝えられている。

 別の独立系メディアによると、露当局が運営する動員に関する電話相談は2日、相談者に対し「動員完了には大統領令が必要」との見解を示したという。プーチン氏は動員完了に必要な大統領令を出していない。意図的に「口約束」にとどめ、世論の反発を招かずに動員を続けようとしているとの見方が強まっている。

 4日には、志願兵を正規軍の兵士と同等に扱う改正法と、強盗や殺人など重大犯罪で服役中の受刑者の動員を可能にする改正法がそれぞれ成立した。

 一方、英国防省は4日、露軍が前線の自軍兵士の後退や離脱を防ぐため、後方で銃を構えて監視する「阻止部隊」の配備を始めたとの分析を示した。旧ソ連の独裁者スターリンが、第2次世界大戦のナチス・ドイツとの戦闘で「一歩もひくな」をスローガンに導入した手法として知られる。前線での士気低下が一段と深刻化している模様だ。

 プーチン氏は4日、一方的に併合した南部ヘルソン州の州都ヘルソン一帯の情勢に関し「住民は最も危険な戦闘地帯から避難する必要がある」と述べ、苦戦を自ら認めた。ウクライナ軍は、露軍が市街戦に持ち込もうとしている可能性を警戒しており、ヘルソンを放棄するのかどうか引き続き慎重に見極める構えだ。

2050チバQ:2022/11/08(火) 16:08:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/48401d345c4c1cd9aeef4d25d4e1bdf4f647c992
ロシア軍の戦死者、同士打ちが「全体の60%」…指揮命令系統の混乱で頻発か
11/7(月) 22:38配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 ロシアのウクライナ侵略作戦に露軍側で参戦している東部ドネツク州の部隊幹部は5日、今年5月中旬以降の戦死者の多くが同士打ちが原因との見方をSNSで示した。露軍部隊は様々な勢力で構成されており、米政策研究機関「戦争研究所」は5日、相互の連携不足と司令官の相次ぐ交代に伴う指揮命令系統の混乱が、同士打ちを頻発させているとの分析を明らかにした。


 この幹部はロシアが9月末にドネツク州を一方的に併合する前から露軍と共闘してきた。幹部は、移動ルートに別の部隊が埋設した地雷を踏んで複数の戦死者が出た例を挙げた。9月中旬には東部ルハンスク州で、露軍部隊同士が銃撃戦となり21人が死亡し、50人超が負傷したと伝えられている。

 米CBSニュースによると、米軍の第2次世界大戦とベトナム戦争での同士打ちによる戦死者数は全体の最大約14%とされ、戦場での同士打ちは珍しくない。ただ、この幹部は、ウクライナ侵略での露軍側の同士打ちは「全体の60%と言う人もいる」とし、はるかに高い可能性を指摘した。

 露国防省は9月下旬、戦死者「5937人」と発表し、露軍の戦死や負傷などによる戦闘不能者は「9万人超」に達していると指摘される。露軍は同士打ちについて言及していない。

 露軍の指揮命令系統は、揺らぎ続けているようだ。英国防省は6日、侵略作戦の主要な司令官の一人だった露軍中央軍管区のアレクサンドル・ラピン司令官が解任され、アレクサンドル・リンコフ少将が司令官代行に任命された可能性があると指摘した。

 一方、プーチン露大統領が9月21日に発令した予備役の部分的動員に基づいて、招集された動員兵の犠牲も目立ち始めている。

 ロシアの独立系メディアによると、露南西部ボロネジの予備役で編成された1個大隊約570人が11月初めにルハンスク州の最前線に投入され、ウクライナ軍の砲撃などで500人超が死亡した。

 動員兵は投入後、塹壕(ざんごう)を掘るよう指示されたが、スコップが数えるほどしかなく素手で掘ったという。大隊はほぼ全滅したものの将校は砲撃開始後に後方に退却した。

2051チバQ:2022/11/09(水) 17:33:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/871e8d50c5af4d9f6a98bcbb9e4ca26b85634e5d
ロシア「戦略的撤退」検討か ウクライナ南部、米は交渉視野
11/9(水) 7:12配信

時事通信
ウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン=5月20日(AFP時事)

 ロシアが一方的に「併合」したウクライナ南部ヘルソン州で、ロシア軍の州都撤退が近いと言われる中、米ロ双方が今後の現実的なシナリオを検討し始めたもようだ。



 ロシア側は「戦略的撤退」のアピールを早くも模索。ウクライナを支援する米側は、停戦交渉を排除すべきでないとゼレンスキー政権に働き掛けているとみられる。

 「(約300年前の大北方戦争で)ピョートル大帝はいったん撤退したが、最終的にスウェーデンに勝利した」。独立系メディア「メドゥーザ」が7日に伝えたところでは、ロシア大統領府はこの歴史観に焦点を当てて報道するようメディアに通達を出した。

 政権に近い学者は最近、プーチン大統領との会合で、歴史上の撤退について力説。ウクライナでの劣勢に重ね合わせたとささやかれた。

 メドゥーザによると、大統領府が報道管制を強めているのは、州都ヘルソンからの撤退が現実味を帯びていることが背景にある。政権高官がかねて「ロシアは永遠にここにいる」と吹聴していたこともあり、国民に「敗北」と見なされれば、プーチン氏への批判につながりかねない。

 世論対策としては、戦略的撤退と人命尊重の二つを強調し、軟着陸を図る考え。大統領府関係者は「撤退は好ましくないが、十分あり得る」と認識しているという。

 一方、バイデン米政権は、ウクライナ南部情勢を節目の一つと捉えているもようだ。イタリア紙レプブリカは、米国と北大西洋条約機構(NATO)当局者が「ヘルソン解放」後に停戦交渉のチャンスが生まれるとみていると伝えた。

 米紙ワシントン・ポストも今月初旬、米側がゼレンスキー政権に対し、ロシアと交渉に臨む「用意」だけでも対外的に示すよう水面下で打診していると報じた。ただ、ウクライナ側は民間人への攻撃を受け、態度を硬化させている。

2052チバQ:2022/11/10(木) 22:09:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/3df312ed2a85695da5c8128827675f51ea0872b7
ヘルソン撤退は補給線の維持断念が理由、ロシア軍司令官
11/10(木) 19:35配信


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CNN.co.jp
ヘルソン州北部の前線を巡回するウクライナ軍兵士=7日

(CNN) ウクライナ侵攻作戦を仕切るロシア軍のスロビキン総司令官は9日、ウクライナ南部ヘルソン州を流れるドニプロ川西岸からのロシア軍撤退に関連し、「ヘルソン市や隣接する複数の集落が現在陥っている戦況では十分な補給や必要な機能維持などが見込めない」ことが理由になったとの見解を示した。

【映像】ロシア軍ヘリを撃墜、ウクライナが動画公開

ロシア国防省が明らかにした。ドニプロ川東岸への撤退命令はロシアのショイグ国防相とスロビキン総司令官がモスクワで持った会談で下されたとした。

同省によると、総司令官はウクライナ軍はヘルソンの学校、病院や民間人に攻撃を加えていると主張。その上でロシア軍はヘルソン市へ向かう方面でのウクライナ軍の攻勢の試みの阻止に成功していたとも言い添えた。

スロビキン氏は総司令官に任命された際、困難な選択肢が求められるであろうとも予想していた。

総司令官は「ウクライナ軍が今年8月から10月にかけてヘルソンで失った兵員は9500人以上」とも説明。ロシア側の損失より7〜8倍多いとも付け加えたが、この主張の独自の立証はあり得ない状況となっている。

ウクライナ軍はヘルソン州への反攻でドニプロ川に架かる橋の機能を奪い、ロシア軍の補給線を攻撃するなどの戦術を展開。このため西岸地域に位置するロシアの占領地の防御は一層困難になっていた。

ウクライナ軍は最近、2カ所の前線で突破を果たし、ヘルソン市へにじり寄ってもいた。これに対しロシア軍は同川東岸にある陣地の強化を始めていた。

2053チバQ:2022/11/11(金) 11:58:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e3a2bdad03ca86a12489f99433c48e0898e88a3
「防衛強化」か「敗北」か ロシアがヘルソン撤退決定 ウクライナ情勢、今後に影響
11/11(金) 7:07配信


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時事通信
ロシア軍のウクライナ侵攻を統括するスロビキン総司令官(左)とプーチン大統領=2017年12月、モスクワ(EPA時事)

 ロシアが一方的に「併合」したウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市から、プーチン政権が9日、ロシア軍を撤退させると決めた。

 表向きの理由は、州を分断するドニエプル川まで後退した上での「防衛の強化」。ただ、9月上旬の北東部ハリコフ州の要衝イジュム撤退に匹敵する「敗北」で、今後の情勢に影響を与えそうだ。

 プーチン大統領は9月下旬、欧米の武器支援を受けるウクライナ軍を前にロシア軍が苦戦する中、「偽の住民投票」(欧米)を経て、ヘルソン州を含む東・南部4州の併合を宣言。ロシアの「歴史的領土」と呼んで防衛を命じるとともに、多大な戦死者を埋め合わせるため、予備役30万人を動員していた。

 国際社会は認めていないが、プーチン政権としては「ロシア領」を失った格好。その点が強調されれば、ロシア国民の支持を失いかねない。独立系メディアによると、大統領府は撤退の「見せ方」を研究し、国内メディアに対して「戦略的撤退」と「人命尊重」の双方をアピールするよう通達を出していた。

 もっとも、ヘルソン市からの撤退は、州全域からの撤退は意味しない。併合前に米紙ニューヨーク・タイムズが伝えたところでは、プーチン氏はヘルソン市からの撤退を進言された際、拒否していた。ヘルソン州は、ロシアが支配するクリミア半島への「玄関口」に当たる。ヘルソン市を失った後、いずれヘルソン州全域が欠けることになれば、東・南部のアゾフ海沿岸の「陸の回廊」が機能しなくなる。

 撤退を進言したスロビキン総司令官は、軍を立て直すため10月上旬に任命された。ドニエプル川に架かる橋をウクライナ軍が次々と破壊する中、両岸を支配するのは困難。今回は「河岸を防衛線とするのが最も合理的」として戦略的撤退を提案しており、狙いは残るヘルソン州の大半の防衛態勢の強化だ。

 戦闘員を派遣する強硬派もこの態勢を支持している。民間軍事会社「ワグネル」創設者プリゴジン氏は「責任ある決定」、南部チェチェン共和国のカディロフ首長は「正しい選択」と称賛した。

 やはりロシアが併合した東部ドネツク州の港湾都市マリウポリ市でも、似たような動きがある。英国防省は8日の戦況報告で、ロシアがウクライナ軍からの攻撃に備え、市を囲うように「竜の歯」と呼ばれる戦車用の障害物を構築していると説明した。冬季に万全の防衛態勢を整えるとともに、陸の回廊を死守する構えのようだ。

2054チバQ:2022/11/11(金) 11:59:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/f06ae5a3f5441f8b5f4faa477f88ec736547eba2
南部ヘルソン「焦土作戦」か ロシア軍、撤退でインフラ破壊
11/11(金) 7:18配信


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時事通信
かつてロシア軍に占領されていたウクライナ南部ヘルソン州の村=3日、アルハンゲリスコエ(AFP時事)

 ロシアが一方的に「併合」したウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市で、9日に撤退命令を受けたロシア軍が、電気や暖房などのインフラを破壊した疑いがあることが分かった。

 地元メディアが10日、住民の話として伝えた。

 ウクライナ軍が奪還してもインフラを利用できないようにする「焦土作戦」を行っている可能性がある。撤退に伴い、地雷を敷設しているとの情報も出ている。

2055とはずがたり:2022/11/11(金) 18:14:29
こういう神秘的な世界がソ連を生き抜いたのは或る種感慨深いが,まあロシア正教は地獄に落ちるべきではないか。ギリシャ正教の正統派はウクライナ正教会が継げば良い。

プーチン大統領が首席エクソシストに任命される キリル総主教「ウクライナがサタンの支配下に」
東スポWEB / 2022年10月28日 15時36分
https://news.infoseek.co.jp/article/tospo_958615714928377856/?tpgnr=world

ロシア正教会のキリル総主教がプーチン大統領を「首席エクソシスト」に任命し、「反キリストに対する闘士」と呼んだ。複数の欧米メディアが28日までに報じている。

英エクスプレス紙によると、キリル総主教がプーチン大統領を首席エクソシストに任命したと声明を出したという。この声明は、「ウクライナがサタンの支配下にあり、キリスト教を放棄した。だから、悪魔払いのためにプーチン大統領がウクライナと戦っている」として、宗教的な面で戦争を正当化しようというわけだ。

エクソシストは映画の世界のオカルト話ではない。実際にキリスト教、特にカトリック教会では、悪魔に憑りつかれた人から悪魔を追い出すエクソシストという役職が過去から現在に至るまで存在する。他宗教からキリスト教に改宗した人などがメンタルをおかしく際、悪魔払いという儀式を行うことで不安を取り去るというカウンセリング的な意味があるという説もある。

また、ロシア安全保障会議のアレクセイ・パブロフ氏は「ウクライナ人はロシア正教を放棄し、サタン教など何百もの悪魔の宗教を信じている。これは悪魔に憑りつかれているからだ。特殊軍事作戦の継続によって、ウクライナを〝脱サタン化〟しなければならない」と主張し、宗教を持ち出し、ウクライナ侵攻を正当化しようとしている。

もちろん、デイリー・メール紙は「ウクライナに悪魔を支持する何百もの宗教が存在する証拠はありません」と報じている。

ロシア人の7割がロシア正教を信仰しているといわれている。ロシア国内では、部分的動員令への反発からプーチン批判が出始めている。プーチン氏にエクソシストの肩書をつけることで、ウクライナ侵攻を〝聖戦〟と定義し、戦争を正当化しようというわけだ。

2056チバQ:2022/11/14(月) 11:47:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/c90df5b33f2740f0217ef797c94267c442b3d855
ロシア、唯一占領の州都「放棄」 プーチン氏、求心力低下も
11/12(土) 7:10配信


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時事通信
前線付近で軍用車両に乗るウクライナの兵士=7日、ウクライナ南部ヘルソン州(EPA時事)

 【ワルシャワ時事】ウクライナ南部ヘルソンは、2月の軍事侵攻開始以降、ロシア軍が占領できた唯一の州都だった。

 プーチン政権は9月にヘルソン州を含む東・南部4州の「併合」を一方的に宣言したが、その後は東部ドネツク州リマンを奪還されるなど敗戦続き。ヘルソンまで「放棄」を余儀なくされたことで、国内におけるプーチン大統領の求心力低下につながる可能性がある。

 ロシア国防省がヘルソンからの撤退完了を発表した後、インターネットには「ロシアは永遠にここにいる」と記された看板をヘルソン市民が取り壊す動画が出回った。

 ヘルソンは、ロシアが2014年に併合したクリミア半島の北西に位置する。ロシア軍は侵攻開始から1週間足らずでヘルソンを制圧。それ以降は南部戦線の拠点としていた。

 プーチン氏の元顧問セルゲイ・マルコフ氏は通信アプリ「テレグラム」で「ヘルソンの放棄はソ連崩壊以降、ロシアにとって最大の敗北だ」と批判。「この大敗の政治的影響は非常に大きい」と語った。

 ウクライナ側にとって、ヘルソン奪還が大きな戦果であるのは間違いない。ただ、ロシア軍がドニエプル川東岸に防衛線を敷けば、川を越えて攻め込むのは容易ではない。ロシアは西岸のヘルソン市を失っても、ヘルソン州の大半とアゾフ海に面する海岸線を支配下に置き続けることになる。

2057チバQ:2022/11/20(日) 20:33:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/77d0b8b92ad050878106c3c60812931b0ee40ff0
カザフで20日に大統領選 現職トカエフ氏が基盤強化へ
11/19(土) 20:33配信
 中央アジアの旧ソ連構成国カザフスタンで20日、前倒しの大統領選が行われる。

 2019年に初代のナザルバエフ前大統領から権力を継承した現職トカエフ氏は本来、任期が24年までだった。今年1月の反政府デモの混乱の中でナザルバエフ派を一掃しており、当選は揺るぎない情勢だ。改めて国民の信任を得ることで、権力基盤の強化を図るもようだ。

 トカエフ氏以外に5人が立候補しているが、自由な選挙は演出にすぎず、実質は「馬1頭のレース」(米政府系放送局)とみられている。トカエフ氏は9月、憲法改正に伴って任期制限を修正する大統領令に署名し、連続2期10年を1期7年に変えた。ただ、適用はこれからで、自身は再出馬できると見なした。

 中ロに挟まれた地政学上の要衝であるカザフは、ロシアと緊密な関係を築きつつ、ウクライナ侵攻については批判的だ。トカエフ氏は6月のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで、ロシアのプーチン大統領を前に、ウクライナ東部ドンバス地方の「独立」を認めないと発言。9月からの徴兵忌避でロシア国民がカザフに逃げ込むと「身の安全を保証する」とかばった。

 一方、ロシアとバランスを取るべく、中国が主導する経済圏構想「一帯一路」を支持している。トカエフ氏は旧ソ連外務省の中国語研修組出身。中国もカザフを重視し、習近平国家主席は9月、新型コロナウイルスの世界的大流行後初の外遊先としてカザフを訪れた。

2058チバQ:2022/11/21(月) 14:43:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/0648850ae540d95ba079012fa04781ff9e73b5c0
現職トカエフ氏、圧勝確実 反政府デモ拘束者も カザフ大統領選
11/21(月) 13:34配信


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時事通信
20日、カザフスタン南部アルマトイで拘束されるデモ参加者(AFP時事)

 中央アジアの旧ソ連構成国カザフスタンの大統領選は20日に投票が締め切られ、21日未明に発表された出口調査によると、現職のトカエフ氏(69)が得票率約80%以上で圧勝が確実になった。

 投票率は暫定結果で約70%。

 米政府系メディアによると、カザフ各地で反政権デモが起きて約30人が拘束されたほか、最大都市の南部アルマトイで「公正な選挙」を訴えた10人も拘束された。

 トカエフ氏は本来、任期が2024年までだった。今年1月、ソ連崩壊後から政権の座にあったナザルバエフ前大統領を含む一派を失脚させており、自身の権力基盤の強化を図ろうと、選挙を前倒しした。

 今回、任期制限を連続2期10年から1期7年に修正した。過去の任期はリセットされるという理屈で再出馬し、他の5人の候補と大統領の座を争った。

 トカエフ氏の新たな任期は29年まで。20日に投票後、記者団に「権力の独占は禁止される。21年間に大統領3人が誕生する」と述べた。ただ、カザフでは政権が都合よく憲法を解釈したり改正したりしており、トカエフ政権も長期化する可能性がある。

2059チバQ:2022/11/21(月) 19:52:05
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20221121k0000m030204000c.html
トカエフ・カザフスタン大統領が再選 中国・欧米との関係拡大へ
2022/11/21 18:13毎日新聞

トカエフ・カザフスタン大統領が再選 中国・欧米との関係拡大へ

大統領選で1票を投じるトカエフ大統領=カザフスタンの首都アスタナで2022年11月20日、カザフスタン大統領府提供・AP

(毎日新聞)

 中央アジアのカザフスタンで20日、大統領選が投開票され、トカエフ大統領(69)が再選を決めた。カザフスタンは旧宗主国のロシアと関係を維持してきたが、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、対露関係を冷却化させている。トカエフ政権は2期目で従来以上に中国や欧米諸国などとの関係拡大を進める構えとみられる。

 大統領選には6人が出馬。中央選挙管理委員会は21日、トカエフ氏が得票率81%に達し、再選されたと発表した。

 トカエフ氏は外交官出身。首相や上院議長などを経て2019年に初代大統領ナザルバエフ氏の退任に伴い大統領に就任した。当初は実権を持たない存在と目された。だが今年1月に国内で起きた暴動を利用して、実力者のナザルバエフ氏を政界引退に追い込んだ。19年にナザルバエフ氏の功績をたたえて首都の名称を同氏の名前であるヌルスルタンに改称していたが、今年9月には以前の名称のアスタナに戻す動きも主導。権力基盤を強化している。

 ウクライナ侵攻では、トカエフ政権の対露姿勢に変化が生じた。ウクライナ戦線への派兵要請を拒んだと報じられ、6月にはプーチン大統領が同席した経済会合で、ウクライナ東部の親露派勢力が独立国を自称する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」について国家承認しないと明言。10月に開催された旧ソ連諸国の首脳会合ではウクライナ侵攻をめぐり「もっぱら平和的な手段で解決されるべきだ」と発言した。「トカエフ氏だけではなくカザフスタンの政治エリートもロシアと距離を取ろうと試みている」(西側外交筋)との分析が出ている。

 6月以降は、カザフスタンからロシア南部を経由する石油パイプラインが「技術上の理由」で一時的に利用できなくなった。ロシアがカザフスタンに圧力をかけたとの見方も出ている。ロシアのプーチン政権はカザフスタンで1月に暴動が起きた際、ロシアが主導する軍事機構「集団安全保障条約機構」の軍を送り、沈静化を手助けしていた。プーチン氏が、ウクライナ侵攻に加勢しないトカエフ氏に立腹した可能性がある。

 カザフスタンは前政権時代から豊富な地下資源の輸出を通じ、ロシアに加えて中国や欧米、日本との関係構築に取り組んできた。米中央情報局(CIA)の統計によると、19年の輸出先は上位から順に中国13%、イタリア12%、ロシア10%。輸入元はロシア34%、中国24%。トカエフ政権は今後、中国や欧州の国々との関係をさらに強化する方針だとみられている。

 トカエフ氏は9月、憲法改正によって2期10年だった大統領任期を1期7年に変更し、24年の予定だった大統領選を今年に繰り上げ実施することも決めた。事実上の「終身大統領」だったナザルバエフ政権による統治が弊害を及ぼした面もあったことから、改革をアピールする狙いがあった模様だ。【大前仁】

2060チバQ:2022/11/21(月) 19:53:07
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-221121X642.html現職トカエフ氏が圧勝=反政権デモで拘束者も―カザフ大統領選
2022/11/21 17:20時事通信

 中央アジアの旧ソ連構成国カザフスタンで20日に実施された大統領選で、中央選管が21日に発表した暫定結果によると、現職のカシムジョマルト・トカエフ氏(69)が得票率81.31%で圧勝した。投票率は69.44%。

 米政府系メディアによると、カザフ各地で反政権デモが起きて数十人が拘束されたほか、最大都市の南部アルマトイで「公正な選挙」を訴えた10人も拘束された。

 トカエフ氏は本来、任期が2024年までだった。今年1月、ソ連崩壊後から政権の座にあったナザルバエフ前大統領を含む一派を失脚させており、自身の権力基盤の強化を図ろうと、選挙を前倒しした。

 今回、任期制限を連続2期10年から1期7年に修正した。過去の任期はリセットされるという理屈で再出馬し、他の5人の候補と大統領の座を争った。

 トカエフ氏の新たな任期は29年まで。20日に投票後、記者団に「権力の独占は禁止される。21年間に大統領3人が誕生する」と述べた。ただ、カザフでは政権が都合よく憲法を解釈したり改正したりしており、トカエフ政権も長期化する可能性がある。 

カザフスタン

2061とはずがたり:2022/11/25(金) 16:34:00
ロシア、ヘルソン州からの撤退に反対していた親露派幹部を「謀殺」か 不審な点が多く…ウクライナ側はFSBの関与を指摘1/1ページ
2022.11/11 15:30
https://www.zakzak.co.jp/article/20221111-ICCWLPQEW5MUTMJDFNWTMHZQFM/
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ストレモウソフ氏
ストレモウソフ氏

ロシア軍が撤退命令を出したウクライナ南部ヘルソン州で、親露派「行政府」幹部、ストレモウソフ氏が9日に死亡した「事故」が波紋を広げている。当局は「交通事故」と発表したが、撤退に反対していたストレモウソフ氏の死には不審な点が多く、ロシアの諜報機関が絡んだ「謀殺説」まで流れている。

親露派幹部は9日の事故についてSNSで「ストレモウソフ氏の乗った車が危険な運転をしていたトラックを避けるのに失敗し、事故を起こした」と書き込んだ。

しかし、事故現場とされる画像では、ストレモウソフ氏が乗っていたとされる装甲車両が爆破されたかのように大破しており、ただの事故なのか、疑問視する見解もSNSで上がった。

また、暫定知事のサリド氏がストレモウソフ氏に弔意を示した動画が、「事故」に関するニュースの2時間前に収録されていたとの指摘もある。

ヘルソン州をめぐってはロシアのショイグ国防相は9日、同州のドニエプル川の西岸地域から軍を撤退させる命令を出した。


SNS上で戦況などを発信していたストレモウソフ氏は、以前からヘルソン撤退に猛反対していることで知られた。同日朝にも「状況はロシア軍の完全な制御下にある」と述べ、撤退命令を批判していた。



ウクライナ側の幹部はSNS、ロシアの諜報機関、連邦保安庁(FSB)が事故に見せかけてストレモウソフ氏を殺害したとの見方を示した。

2063チバQ:2022/11/28(月) 19:53:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/e488b9ad35cff6a33cc38c5e2f071059096dc0ef
インフラ攻撃激化で被害甚大 厳寒、ウクライナ軍に有利か
11/28(月) 19:52配信


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時事通信
ウクライナのゼレンスキー大統領=26日、キーウ(キエフ)(EPA時事)

 【ロンドン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は27日夜のビデオ演説で、ロシア軍が「新たな攻撃を計画している」と警告した。

 具体的には触れていないが、ロシアは発電施設などを標的に執拗(しつよう)に攻撃を続け、ウクライナ全土で電気や暖房の供給不足が深刻化。厳しい冷え込みが予想される中、インフラ攻撃が一段と激化すれば、住民生活への甚大な影響は避けられない。

 ゼレンスキー氏は「テロリスト(ロシア軍)が新たな攻撃を計画しているのは確実だ。彼らはミサイルを手にしている限り、残念だが(攻撃を)やめない」と指摘。「(寒さが厳しくなる)来る週はこれまでと同様に厳しいものになる」とし、互いに支え合って団結するよう促した。

 首都キーウ(キエフ)では27日、降雪があり、気温も氷点下前後まで低下。今週半ばからは最高気温が0度以下の日が当面続くという予報だ。そうした中、前線で苦戦するロシアは、ミサイル攻撃によるインフラ破壊を通じて電力危機を意図的に引き起こす「冬の兵器化」を続行。住民らは十分な暖房のない生活を強いられており、攻撃強化で状況のさらなる悪化が懸念される。

 一方、戦況に関しては、冬の寒さはウクライナ側に有利に働くとの見方もある。英軍事専門家マイケル・クラーク氏は27日、スカイニューズ・テレビとのインタビューで「氷点下の気温が続き、地面が凍る。塹壕(ざんごう)にいる兵士には凍死者も出る」とする一方、「(西側の支援で)より良い装備を持ち、ロジ面も充実し、良い食料を得られる」ウクライナ部隊の方が、これらに乏しいロシア軍より善戦する可能性が高いと予想した。

2064チバQ:2022/11/28(月) 20:04:32
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/762970/?rct=n_localelection
<深層 2023函館市長選>⑤ 工藤氏、経済界から推薦
11/19 05:00
 直近2回の函館市長交代は、市役所出身の現職に元部下が挑んだ選挙で起こった。次の選挙はどうか。情勢を組織、政策、戦術の三つの「S」から読み解く。

 まずは組織から。大泉潤・元函館市保健福祉部長の後援会長には佐々木馨・道教育大名誉教授が就いた。「函館の歴史的風土を守る会」会長など複数の文化団体の代表を務める。後援会の幹事には函館視覚障害者福祉協議会の島信一朗理事長と五島軒(函館)の若山豪社長が名を連ねた。

 39歳の若山氏は「函館・道南の未来を考える若手経営者の会」を4月に立ち上げ、発足式では菅義偉前首相があいさつした。同会の9月例会には大泉氏も姿を見せており、大泉氏支援を明言する会員もいる。後援会の構成からは「文化」「福祉」「若手経営者」のキーワードが浮かび上がる。

 工藤寿樹市長の後援会は室田晴康会長(整骨院経営)、成沢茂幹事長(成沢機器社長)ら、早稲田大や函館ラ・サール高の同窓生が中心だ。10月の市政報告会には函館商工会議所の久保俊幸会頭、函館建設業協会の森川基嗣会長ら約500人が出席し、組織力を示した。

 工藤氏と大泉氏は共に函館商工会議所の政治団体「日本商工連盟函館地区連盟」に推薦を依頼。同連盟は今月1日、工藤氏の推薦を決めた。記者会見で久保会頭は「外国人観光客が年間50万人来る原動力になった」と工藤氏をたたえ、「立候補しないならあおるつもりはないが、するならわれわれも一生懸命やる。年齢のことを言う人もいるが、感性が若い」と話した。

 函館建設業協会も、工藤氏に推薦を出した。大泉氏へは理容や飲食などの業界団体が推薦を決めている。



 次回は2人と政党の関係に着目します。全編はこちらで読めます。

2065チバQ:2022/11/29(火) 11:47:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bc7a821dbe62d1c130812fb4b9811b1009c67e2
ベラルーシ外相は心臓発作 地元紙が死因報道
11/28(月) 18:27配信
共同通信
23日、アルメニア・エレバンでロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」の関連会合に出席したベラルーシのマケイ外相(タス=共同)

 ベラルーシ紙「ナーシャ・ニーワ」電子版は28日までに、26日に64歳で急死した同国のマケイ外相の死因は心臓発作とみられると報じた。同紙によるとマケイ氏は、首都ミンスク郊外の自宅で心筋梗塞を起こしたが、深刻に受け止めず、医師に連絡を取らなかったため命を落としたという。

 マケイ氏は2012年8月から外相を務めていた。国営ベルタ通信によると、ルカシェンコ大統領は26日、遺族に哀悼の意を表した。ベラルーシ外務省は27日、マケイ氏の告別式が29日に営まれると発表した。

2066チバQ:2022/12/07(水) 15:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a0e6e49669a349cbffa02e6f93ec16fc0c39a6e
ウクライナ無人機攻撃で露本土被害、プーチン政権に衝撃…「防空網に不備」批判も
12/7(水) 6:53配信

ロシア南部サラトフ州のエンゲルス軍用飛行場の衛星画像(4日)=(c)Maxar Technologies、ロイター

 ロシアの首都モスクワの南東約200キロ・メートルに位置するリャザン州と、南部サラトフ州の飛行場が、ウクライナの無人機(ドローン)によるとみられる攻撃を受けたことは、プーチン政権に大きな衝撃を与えた。露軍は5日、報復としてウクライナのエネルギー施設などにミサイル攻撃を展開したが、露国内では防空網の不備への批判も出ている。


 これまでウクライナ軍による露領内への越境攻撃は、国境付近や港湾などにとどまっていた。露西部カルーガ州の軍用飛行場で10月7日、無人機の墜落が伝えられたが、ウクライナの関与はわかっていない。

 今回の攻撃について、ウクライナ政府の公式な発表はないが、米政策研究機関「戦争研究所」は5日、両軍用飛行場への攻撃について「ウクライナ軍による攻撃だった可能性が高い」との見方を示した。

 ウクライナ政府高官は5日、米紙ニューヨーク・タイムズに、無人機はウクライナ領内から離陸し、ロシアに潜入した特殊部隊の協力も得たと語った。

 攻撃を受けたリャザン州のジャーギレボ軍用飛行場はウクライナの最前線から約500キロ・メートル離れ、サラトフ州のエンゲルス軍用飛行場は最前線から約700キロ・メートルの距離がある。

 ウクライナ軍が使っているトルコ製攻撃型無人機「TB2」の航続距離は約150キロ・メートルとされ、届かない距離だ。露国防省は旧ソ連の無人機を改造した無人機が攻撃に使われたと指摘しており、旧ソ連の偵察用無人機「Tu(ツポレフ)141」の誘導機能を強化し、攻撃用に改造したとの見方が出ている。

 ウクライナの国営兵器輸出企業は4日、最大航続距離1000キロ・メートルの攻撃型無人機の開発が最終段階にあることを明らかにしており、ウクライナ軍は無人機に注力しているとみられる。

 今回、攻撃を受けた軍用飛行場はウクライナのエネルギー施設などをミサイル攻撃する戦略爆撃機の拠点で、ウクライナの大統領府顧問は5日、無人機を「未確認飛行物体(UFO)」に例え、「他国に向けて(ミサイルを)発射すれば、UFOが発射地点に戻ってくる」とSNSに投稿した。
 露本土の軍事施設が攻撃を受けたことはロシアにとって大きな脅威で、露大統領府は6日、プーチン大統領が安全保障会議を招集したと発表した。

 露元国防省当局者らが運営する軍事SNS「Rybar」は無人機による攻撃について、「通常の防空システムが機能すれば防げたはずだ」と問題視しており、露軍やプーチン政権への批判が強まる可能性がある。

2067チバQ:2022/12/13(火) 17:07:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/402570f98634b8fb40de485c0b568519e014f877
逃げ腰のプーチン氏、行事の中止・延期相次ぐ 侵攻苦戦、説明できず
12/13(火) 8:00配信

朝日新聞デジタル
モスクワで2021年12月23日、「大記者会見」に出席するロシアのプーチン大統領=ロシア大統領府提供

 ロシアのプーチン大統領が今年、年末恒例の「大記者会見」を中止することになった。ウクライナ侵攻の苦戦が目立つ中、国内外に政策を示すための恒例行事がいくつも中止されたり実施時期が不透明となったりしており、説明責任から逃げている形だ。ただ、今後も状況を打開できる見通しはなく、苦しい立場が続く可能性が高い。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、大記者会見について、「新年まではない」と述べ、今年は見送る方針を示した。

 大記者会見は、ロシアの地方メディアや外国メディアも参加し、プーチン氏が数時間かけて質問に答える「名物行事」。中止は過去10年で初めてとなる。

 ペスコフ氏は「大統領は外国訪問時などに(報道陣と)話をしている」と釈明したが、詳しい理由は明らかにしなかった。

 プーチン氏の恒例行事では、国民の質問に答える「直接対話」もまだ実施されていない。昨年は6月に開かれた。ペスコフ氏は今年5月、年内に行うと述べていたが、中止となる公算が大きい。やはり年内に実施するとしていた大統領が政策の方針を示す年次教書演説も、いまだに日程が決まっていない。

朝日新聞社

2068チバQ:2022/12/22(木) 16:34:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/afb54f5329e0bfe64f9dde33294fd27413841af6
ロシア元副首相が負傷 ウクライナ軍が東部ドネツクのホテル砲撃
12/22(木) 15:57配信

毎日新聞
ロシアのウクライナ侵攻が続く中、破壊された家屋=東部ドネツク州で2022年12月20日、ロイター

 ロシアが侵攻を続けるウクライナ東部ドネツク州ドネツクで、ロシアのロゴジン元副首相と、同州の一部を実効支配する親露派武装勢力「ドネツク人民共和国」のホツェンコ首相が21日、ウクライナ軍による砲撃で負傷した。ロイター通信がロシアメディアを引用して報じた。

 ロイターによると、2人はウクライナ軍がドネツク郊外のホテルを砲撃した際に負傷。ホツェンコ氏の詳しい容体は伝えられていないが、ロゴジン氏の命に別条はないという。ロゴジン氏は親露派支配地域に軍事的な助言を行うためウクライナ入りしていたとみられる。【畠山哲郎】

2069OS5(旧チバQ):2023/01/05(木) 16:48:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8447b0d6ba456959d5139df58248db0a8abc7da
燃料争奪、あえぐ小国[世界秩序の行方]第1部 攻防経済<3> 
1/5(木) 13:14配信
読売新聞オンライン
 資源大国ロシアによるウクライナ侵略で、世界のエネルギー秩序は再構築を迫られている。

脱ロシア依存、なりふり構わぬ調達先開拓
 海上輸送の大動脈・北海に面したドイツ北部ウィルヘルムスハーフェンで昨年12月、ドイツ初の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地が完成した。整備表明からわずか10か月。基地近くまで近づいた遊覧船で記者会見したショルツ首相は「我々の安全保障にとり、相当に重要な貢献になる。これがドイツの新しいスピード感だ」と笑顔を見せた。

 ドイツはこれまで、ガス輸入の55%を陸続きで安価なロシア産に依存していた。だが、対露制裁を機にロシアからガス供給を絞られ、脱露産ガスにかじを切った。

 中東・カタールから年200万トンのLNGを15年輸入する長期契約を交わすなど調達先の掘り起こしに奔走する。なりふりかまわぬドイツの調達は世界的なエネルギー争奪戦に拍車をかけ、ガス価格高騰の一因とも指摘される。

まき備蓄…小国に深刻な電気代高騰
電気代を節約するため、まきを買いだめしたアゴン・ウクシニさん(2022年12月16日、北マケドニア北部クマノボで)=笹子美奈子撮影

 東欧の小国・北マケドニアでは、「脱電力」の動きが広がる。

 北部クマノボのアゴン・ウクシニさん(28)の自宅の庭には、昨年夏に買いだめした6立方メートルのまきが山と積まれていた。まき代は前年の2.5倍にはね上がったが、3歳の娘はこの冬4度も風邪を引き、暖房は欠かせない。

 まきを燃料にするのは、エアコンより費用負担が小さいためだ。電気代はこの1年で1.5倍に急騰した。ウクライナ危機でロシアから欧州に供給されるガスの量が絞られた影響が直撃している。

 出稼ぎ先のドイツは欧州一の経済力を背景に、電気・ガス代に上限を設けるなど総合的なエネルギー料金対策に2000億ユーロ(約28兆円)の財政出動を決めた。北マケドニアの財政は乏しく、エネルギー危機対応の支援は生活弱者が主な対象だ。「資本主義の世界だからしょうがない。我々のような小国は身を守るすべがない」。ウクシニさんはため息をついた。

 イタリアのエネルギー調査会社のダビデ・タバレリ氏は「東欧・バルカン諸国のエネルギー危機はEU(欧州連合)主要国よりかなり深刻だ。経済が脆弱で、地理的に近いロシアのガスに依存する国が多い」と指摘する。燃料が不足しても、大国のように代替輸入先を確保するのも難しい。小国や途上国にしわ寄せがいく構図だ。

痛い「誤算」…脱炭素でガス調達削減
 中東に大きく依存し、欧州に比べればロシアへの依存度が比較的少ない日本も、エネルギー戦略の見直しが急務となっている。

 経済産業省幹部は「調達するガス全体の半分をロシアから買うような会社がいつの間にかできていた」と語り、ロシア依存のリスクを軽視していたことを認める。広島ガスが約5割、東邦ガスは約2割のLNGをロシア産に依存するようになっていたのだ。

 エネルギー調達の難しさは、脱炭素も複雑に絡む。東京電力と中部電力が折半出資するJERAは、年間500万トン超のLNGをカタールから調達する契約を2021年末に打ち切った。脱炭素化で需要減が進むと判断したためだが、「誤算」を悔やむ声もある。

 資源小国の日本は、ロシアからの供給途絶リスクにさらされる一方、一気に脱露産ガスにかじを切れないジレンマを抱える。

2070OS5(旧チバQ):2023/01/09(月) 20:41:54
https://www.tokyo-np.co.jp/article/224235?rct=world
ロシアの一方的な「クリスマス停戦」が終了 「防衛」名目で砲撃続行、ウクライナに責任転嫁の恐れ
2023年1月8日 19時56分
正教のクリスマスに当たる7日、礼拝に参加するプーチン氏(右)=モスクワで(AP)
正教のクリスマスに当たる7日、礼拝に参加するプーチン氏(右)=モスクワで(AP)

 ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が、正教のクリスマスに合わせて一方的に定めた36時間の停戦期間が8日午前零時(日本時間同日午前6時)に終わった。停戦は実現しないまま、ロシア側は「防衛」と称して砲撃を継続。「ウクライナ政府が停戦を破った」と糾弾しており、戦火拡大の責任を転嫁する恐れがある。(ヨーロッパ総局)
 ロシア軍は8日、「停戦期間」の満了を受け、南部ザポロジエ州や東部ハリコフ州などで大規模な砲撃を実施。東部ドネツク州クラマトルスクでウクライナ軍兵舎を破壊し「600人以上を殺害した」と主張した。ウクライナ軍が先月31日、同州マケエフカでロシア軍兵舎を破壊したことに対する報復の「成功」を示す狙いとみられるが、ウクライナ側の実際の被害状況は不明。
 タス通信によると政権の実力者、キリエンコ大統領府第1副長官は8日、「プーチン大統領より与えられた任務は達成される。勝利は必然的だ」と語った。
 ロシア国防省は「停戦期間」に、ドネツク州や南部ヘルソン州でウクライナ軍から攻撃を受けたため「撃退した」と主張し、ロシア軍は停戦を続けているとの見解を示していた。ただウクライナ政府によると、ドネツク州バフムトなどではロシア軍の砲撃で2人の死者も出ており「停戦と言って攻撃する姿勢はロシアの本質」(ポドリャク大統領府長官顧問)との批判が上がっている。
 プーチン氏は5日、ロシア正教会トップで盟友のキリル総主教の意向を受け、「クリスマス停戦」を発表。発効の見込みは当初からなく、西欧に倣って12月25日にクリスマスを祝うことを容認したウクライナ正教会への意趣返しとの見方も出ていた。
 一方、ウクライナ侵攻の拠点にもなっているベラルーシの国防省は6日、軍事同盟に基づきロシアから軍用車両が到着したと発表した。ルカシェンコ大統領も、ウクライナとポーランドに隣接する西部ブレスト州の演習場を視察した。ウクライナに対して軍事支援を続ける北大西洋条約機構(NATO)へのけん制とみられる。

2071OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 19:52:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011001025&g=int
ウクライナ東部でロシア軍攻勢 激戦地近郊、大半支配か―英分析
2023年01月10日19時57分

ウクライナ東部ドネツク州ソレダルへの攻撃で立ち上る煙=5日、同州バフムトから撮影(ロイター時事)
ウクライナ東部ドネツク州ソレダルへの攻撃で立ち上る煙=5日、同州バフムトから撮影(ロイター時事)


 【ブリュッセル時事】英国防省は10日、ロシアによるウクライナ侵攻で激戦が続く同国東部ドネツク州のバフムト近郊ソレダルについて、ロシア軍と同国の民間軍事会社「ワグネル」が4日間にわたって侵攻し「大半を支配している公算が大きい」との分析を公表した。
 英国防省はツイッターで、ロシア側によるソレダル攻撃の目的を「バフムトを包囲し、ウクライナの通信網を寸断しようとしている可能性が高い」と強調。また、戦闘は使われなくなった岩塩坑のトンネルの入り口でも起きており、「双方とも、背後への侵入にトンネルが利用されることを懸念しているのだろう」と説明した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は9日の動画で、「ソレダルの近くでは、土地全体が占領者の死体と空爆の傷痕に覆われている」と述べ、同地での戦闘は「非常に困難な状況にある」との認識を示した。

2072OS5(旧チバQ):2023/01/11(水) 19:53:11

https://www.jiji.com/jc/article?k=2023011001044&g=int
アルメニア、ロシア主導の軍事演習拒否 係争地巡る不満で
2023年01月10日20時19分
 アルメニアのパシニャン首相は10日、同国で今年予定されているロシア主導の集団安全保障条約機構(CSTO)の軍事演習を拒否する考えを示した。タス通信によると、記者会見で「現状で演習を行うことは不適切だとアルメニア国防省がCSTOに書面で通知した」と述べた。

 親ロシア国家のアルメニアは2020年、係争地ナゴルノカラバフを巡る隣国アゼルバイジャンとの紛争に敗北し、支配地域を喪失。最近もナゴルノカラバフと本土を結ぶ陸路「ラチン回廊」が封鎖されたと訴え、展開するロシア平和維持部隊が「機能していない」(パシニャン氏)と不満を募らせていた。

2073OS5(旧チバQ):2023/01/12(木) 13:45:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/69f6306b29e95e6b11d034d23b22f77b8a7a5565
ウクライナ侵攻、総司令官交代 東部激戦の中で「更迭説」も ロシア
1/12(木) 13:33配信
 ロシアのショイグ国防相は11日、ウクライナ侵攻を統括する総司令官のポストを格上げし、現職のスロビキン航空宇宙軍総司令官(上級大将)からゲラシモフ参謀総長(同)に移す人事を決めた。

 2月で開始から1年となる「特別軍事作戦」は今後、軍制服組トップが直接指揮する形となる。

 西側諸国の兵器支援を受けるウクライナ軍の強い抵抗で、戦況はこう着。昨年9月に一方的に「併合」を宣言したものの全域を制圧できていない東部ドネツク州では現在、拠点都市バフムトを巡る激戦が続いており、プーチン大統領は軍の態勢固めで局面転換を図る考えとみられる。

 もっとも、ロシア軍の作戦が順調なら総司令官の交代は不必要だったとも言える。昨年10月に任命されたスロビキン氏は今回、ゲラシモフ総司令官に次ぐナンバー2に降格されており、ウクライナのメディアは「プーチン氏がスロビキン氏を更迭した」という見出しで伝えた。

 ロシア国防省は声明で、指揮のレベルを上げるのは「解決すべき課題の規模の拡大や、軍内部の緊密な連携の必要性」などが理由と説明した。昨年秋からの劣勢で軍内部が混乱し、相対的に民間軍事会社「ワグネル」やチェチェン部隊の存在感が高まる中、ロシア軍の主導権を取り戻す狙いもあるもようだ。

 ワグネルは10日、単独でバフムト近郊の町ソレダルを「掌握した」(創設者のプリゴジン氏)と主張。しかし、国防省は11日、最精鋭の空挺(くうてい)部隊を投入したことを認めている。先の東方正教の「クリスマス停戦」は、部隊再編成の時間稼ぎに使われた可能性もある。

2074OS5(旧チバQ):2023/01/12(木) 19:44:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/65591324d0230229a1bc9bbf9c6f5edab26dc5af
ロシア軍、制服組トップが「特別軍事作戦」統括司令官に 異例の人事
1/12(木) 19:17配信


毎日新聞
ゲラシモフ参謀総長=モスクワで2022年12月21日、ロイター

 ロシア国防省は11日、ゲラシモフ参謀総長をウクライナへの攻撃を続ける「特別軍事作戦」の統括司令官に任命したことを発表した。軍を統括する制服組トップが、個別作戦の責任者を兼ねる異例の人事といえる。ウクライナでの軍事作戦の総司令官は頻繁に交代して、好転しない戦況が反映されている形だ。

 露国防省は特別軍事作戦を担当する副司令官3人も発表し、このうち一人にスロビキン前司令官を充てた。声明で「特別軍事作戦における指導部の増強は任務の拡大、部隊間で密接に連絡を取る必要性、部隊を管轄する際の質と効率の向上に関係している」と言明。総員体制を敷いて軍事作戦を継続する姿勢を鮮明にしている。

 スロビキン氏は10月に司令官に就いてから約3カ月で、形の上では降格となった。ロシアメディアでは今回の発表に先立ち、10月に解任されたラピン元司令官も近く特別軍事作戦で地上軍を統括する司令官に就くと報じられていた。ウクライナの前線で苦戦が続く中、ロシア軍はどのような指揮体制が機能するのかを模索し続けている模様だ。

 ウクライナ東部ドネツク州マケエフカでは今月1日未明、同地に駐留するロシア軍部隊の兵舎が砲撃されて、公式発表で83人が死亡。この際には大量の弾薬が保管されている施設の近くに駐留していたことが判明するなど、軍の不手際が問題視された。一部では制服組トップのゲラシモフ氏の責任を問う声も上がっていた。だが今回、プーチン政権は軍の指導部を維持することを優先したとみられる。

2075OS5(旧チバQ):2023/01/13(金) 18:32:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/a64e5df2c78d851cb2792bc6ff4e59025c3bd670
東部戦線で重大局面 ロシア包囲、ウクライナは抵抗 「侵攻」総司令官交代
1/13(金) 7:07配信


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時事通信
ウクライナ東部ドネツク州バフムトから眺めた黒煙を上げる近郊の町ソレダル=5日(ロイター時事)

 ロシアが一方的に「併合」を宣言したウクライナ東部ドネツク州の拠点都市バフムトを巡り、両国軍の戦闘が重大局面を迎えている。

【地図で見る】ウクライナ戦況マップ

 半年近く攻防戦が展開されたが、ここ数日間で戦況が急変。ロシア国防省は11日、バフムト近郊の町ソレダルを南北から包囲したと主張した。ウクライナは「戦闘は続いている」(ゼレンスキー大統領)と抵抗の構えを崩さないが、陥落は時間の問題という見方もある。

 ロシア軍がソレダルを攻略すれば、バフムトの戦いが激化するのは必至。欧米の追加兵器支援を待つウクライナ軍が、多大な人的損害を被る恐れもありそうだ。

 プーチン政権は昨年7月、東部2州のうちルガンスク州全域を制圧。残るドネツク州に戦力を集中させたが、バフムト周辺の前線がこう着し、これより西方に進軍できなかった。先にはウクライナ軍が死守する事実上の州都クラマトルスクがある。バフムト攻防戦は東部戦線の行方を決定付けることから、両国軍とも重視していた。

 「プーチンのシェフ」の異名を取る実業家プリゴジン氏は10日、自身が創設した民間軍事会社「ワグネル」が「自力でソレダル全域を掌握した」と主張。一方、ロシア国防省は11日、精鋭の空挺(くうてい)部隊が主力になっていると指摘した。米シンクタンクの戦争研究所は9日、プリゴジン氏の意図について「戦果を繰り返しアピールし、国内でワグネルの評価を高めようとしている」と分析した。

 こうした中、ショイグ国防相は11日、ウクライナ侵攻を統括してきたスロビキン総司令官の交代を決定。制服組トップのゲラシモフ参謀総長が新たな総司令官として「特別軍事作戦」を指揮することになった。劣勢でワグネルなどの存在感が高まる中、ロシア軍が主導権を取り戻した上で「決戦」に備える意図があるとみられる。

2076OS5(旧チバQ):2023/01/16(月) 07:50:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/e99ed9df1b73d4402b7ccb37022319434d83e4c9
「我々は見捨てられた」 ソレダルのウクライナ軍兵士、厳しい状況語る
1/13(金) 17:11配信
(CNN) ウクライナ東部の激戦地ソレダルで戦うウクライナ軍兵士の男性が12日、CNNの取材に応じ、現地の厳しい状況を伝えた上で「我々は見捨てられた」との心境を吐露した。


CNNは安全上の理由からこの兵士の身元を明かさない。

この兵士は「我々は撤退しようとしたが、ロシア人は既にそこにいる。今日撤退命令が出なければ、引き上げる猶予はなくなりそうだ」と述べ、「撤退する予定だと告げられていたが、我々は今見捨てられた」と語った。

この男性によると、食料は尽き、水は残りわずか。弾薬はまだあるが、負傷兵がいるという。

「最後に退避があったのは3日前だった」「最後まで持ちこたえろとの命令を受けた。戦闘音から判断すると、近くにいた我々の部隊は撤退したか、撤退を命令された」

「我々はできる限り長く持ちこたえる。だが、誰でも疲労し、いつかは限界が来る。これほど長い期間、高い士気を保って耐えるのは不可能だ」

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」はソレダル全域を掌握したと主張した。SNS「テレグラム」に投稿されCNNが位置を確認した動画には、ソレダル北端にいるワグネルの部隊が映っている。

一方、ウクライナの第46独立空中強襲旅団は12日、ソレダルで「反撃中」だと主張。「ここ数日後退していたが、わずかながら前進した」「鉄道の駅や鉱山は我々のものだ。支援を待っている。ソレダルはウクライナの町だ」と述べた。

2077OS5:2023/01/18(水) 20:43:39
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASR1L61Y6R1LUHBI01K.html
キーウ近郊でヘリ墜落、内務相や幼児ら15人死亡 現場近くに幼稚園
2023/01/18 18:38朝日新聞

キーウ近郊でヘリ墜落、内務相や幼児ら15人死亡 現場近くに幼稚園

ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で2023年1月18日、ヘリコプターが墜落した現場=ロイター

(朝日新聞)

 ウクライナの首都キーウ近郊で18日朝、非常事態庁のヘリコプターが墜落し、炎上した。警察当局によると、ヘリに搭乗していたモナスティルスキー内相や内務省第1次官ら同省幹部が死亡。墜落現場近くには幼稚園があり、園児3人も亡くなった。死者は巻き込まれた幼稚園関係者も含め、少なくとも15人にのぼるという。ウクライナ当局は、墜落は事故との見方を強めている。

 警察当局の発表によると、ヘリが墜落したのはキーウ市の東の境界に接するブロバリ市の住宅地。内相を含め計9人が搭乗しており、全員が死亡したという。墜落後、広範囲で火災が広がった。

 キーウ市周辺では、17日夜から霧が広がっていた。ヘリは墜落直前、きわめて低い高度で飛行しているのが目撃されていた。現場からのSNSでは、墜落直後に燃え上がる幼稚園の建物の映像も伝えられた。(キーウ=喜田尚)

2078とはずがたり:2023/01/22(日) 18:22:44
ロシア前大統領、軍需企業に警告 国の注文に応じなければ「刑事責任」…
https://www.sankei.com/article/20230111-JIWP67TISVK2XPSHKEV6M2DXFI/
2023/1/11 07:19

ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は10日、北西部サンクトペテルブルクの戦車修理工場を視察した。侵攻したウクライナでの軍事作戦を念頭に、軍に必要な兵器を早急に供給するよう求め、要求に応えられなかった場合は刑事罰が科されると警告した。タス通信が伝えた。

ロシア通信によると、プーチン大統領は昨年9月、国防に関する国との契約に違反した場合は最高で懲役10年を科す刑法改正に署名した。

メドベージェフ氏は、欧米がウクライナへの軍事支援を強化していると指摘。「われわれはもっと早く、粘り強く、より効果的に対応しなければならない」と強調した。

その上で、国が要求した期限までに注文に応じられない事態が繰り返されれば「刑事責任を問われることを警告しておく」と述べた。(共同)

2079とはずがたり:2023/01/22(日) 18:23:11
露前大統領、岸田首相に「切腹」要求
https://www.sankei.com/article/20230114-AN2EPNVEVRKGJL6GMWRZG33O7U/
2023/1/14 19:40

ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は14日、ウクライナでのロシアの核使用は「人類に対する敵対行為」になると警告した岸田文雄首相とバイデン米大統領の共同声明について「とてつもない恥で、コメントすらできない妄想」と非難した。恥をそそぐには岸田氏が「閣議で切腹するしかない」と述べ、強く反発した。

通信アプリの投稿でメドベージェフ氏は、核兵器を使用した唯一の国は米国であり、その被害を受けたのが日本であることを岸田氏は「完全に無視し、米大統領に謝罪を求めることもしなかった」と指摘した。(共同)

2080OS5:2023/01/22(日) 21:23:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/f563b3962757f98ebf20a9af771824f5391f304b
南部ザポロジエ州でも攻防激化 親露派「前線ほぼ全域で戦闘」
1/21(土) 9:48配信


産経新聞
ロシア国旗

ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ南部ザポロジエ州の親露派武装勢力幹部、ロゴフ氏は20日、「州内で戦闘の激しさが急激に高まっている」と交流サイト(SNS)上で指摘した。また、露軍が州内の4集落を制圧したとも主張。露軍が全域の制圧を狙う東部ドネツク州に加え、南部でも戦闘が激化しているとみられる。

【写真】ウクライナ軍の攻撃で破壊されたとするロシア軍陣地

ザポロジエ州は現在、露軍が面積の6割超を占領下に置く一方、州都ザポロジエはウクライナ軍が保持。ここ数カ月間、両国軍は前線での砲撃の応酬を続けているが、ともに目立った前進は達成していない。

国営ロシア通信によると、ロゴフ氏は20日、「州内の前線のほぼ全域で戦闘が起きている。こうしたことは過去になかった」と指摘。「昨秋まで高かったウクライナ軍の士気が低下している」とも述べ、ウクライナ軍の防衛線が「破綻し始めている」と主張した。

一方、ウクライナ大統領府長官顧問を辞職したアレストビッチ氏は20日、ユーチューブ番組で、ザポロジエ州での露軍の攻勢は限定的だと指摘。露軍の狙いはウクライナ軍を後退させて自身の陣地を守ることだとし、「ザポロジエ市が陥落する恐れはない」との見通しを示した。

露軍は最終的にザポロジエ州全域の制圧を目指しているとされる。ウクライナ軍は同州の要衝メリトポリを奪還し、露軍の支配下にあるドニエプル川東岸地域への進出路を確保する戦略だとみられている。

2081OS5:2023/01/22(日) 21:23:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8e38ca2178f6f081f827d9ae2669ee461025db5
ウクライナ支援会合 ドイツ、戦車見送り 「装備点検する」
1/21(土) 9:43配信

産経新聞
【パリ=三井美奈】ドイツ政府は20日、ウクライナへの軍事支援をめぐり駐ドイツ米空軍基地で行われた支援国会合で、焦点となっていた主力戦車レオパルト2の供与を見送った。米国も、主力戦車エイブラムスの供与には踏み切らなかった。

ピストリウス独国防相はレオパルト2供与の是非について、記者団に「いつ決めるかは今日は言えない」と述べた。提供可能な車両を調べるため、再点検を指示したと明かした。ドイツに対しては、ウクライナのほか、英国やポーランドがレオパルト2供与を決めるよう強く要求していたが、ピストリウス氏は、戦車供与は同盟国の合意に至っていないと強調した。

ポーランドのラウ外相は「ウクライナ人の血が流れる。ドイツのためらいの代償だ。いま行動することが必要だ」と、ツイッターでドイツを批判した。ポーランドは自国が保有するレオパルト2を供与する意欲を示していたが、戦車の外国移転には製造国であるドイツの承認が必要なため、当面は実現できなくなった。

会合を主催したオースティン米国防長官は記者会見で、参加国が相次いで支援強化を表明したと述べ、「ウクライナ支援への決意のあらわれ」と成果を強調した。ドイツは戦車供与について、米国と歩調を合わせたい姿勢を示していた。

ドイツ国内ではレオパルト2供与への不安が強く、先週の世論調査では、46%が供与に反対し、賛成(42%)を上回っている。

2082OS5:2023/01/24(火) 10:45:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d272c8d27040985926c64d3870ce42bff03c9ac4
「露軍、東部で近く大規模攻勢も」 ウクライナ軍高官
1/24(火) 9:54配信
ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー少将は、最激戦地である東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)で「露軍が2月か3月に大規模な攻勢をかける」との観測を示した。同氏は根拠として、ドンバスで露軍に部隊を再編成している兆候があることに加え、露軍の総司令官に新たに任命されたゲラシモフ参謀総長がプーチン露大統領から3月までにドンバス全域の制圧を命じられているとする諜報結果を挙げた。

スキビツキー氏のインタビューでの発言をウクライナメディアが23日伝えた。同氏はまた、露軍が戦術を変更しているとも指摘。露軍は侵攻開始当初、600〜800人の大隊戦術群(BTG)単位で行動していたが、現在はより機能的な140〜160人単位で行動していると説明した。囚人らで構成される露民間軍事会社(PMC)「ワグネル」部隊が損害も顧みずに突入を繰り返していることも顕著だとした。

ワグネル部隊は東部ドネツク州の要衝バフムト方面に投入され、近郊のソレダルを制圧したと主張。ただ、損害も大きいとされ、米シンクタンク「戦争研究所」は22日、ワグネルはバフムトの制圧には失敗したとの分析を示した。

ワグネルを巡り、囚人らを支援する露人権団体は23日までに、囚人5万人が参加したが、現在、前線にいるのは1万人に過ぎず、残りは戦死や負傷、逃亡、投降したとの見方を示した。

一方、ウクライナの治安機関「ウクライナ保安庁」(SBU)は23日、昨秋にロシアがウクライナ東・南部4州で一方的に実施した露併合への賛否を問う「住民投票」で「選挙管理委員」を務めたとして、敵への協力罪に問われた南部ヘルソン州の住民に対し、ウクライナの裁判所が禁錮5年の実刑判決を言い渡したと発表した。ウクライナメディアによると、「住民投票」を巡ての初の判決。

2083OS5:2023/01/25(水) 18:18:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/73e723408bae009ff3fea11027ae38886a27b2fd
ブルガリア、4月に総選挙 2年間で5回目
1/25(水) 11:08配信

時事通信
投票するブルガリアの有権者=2022年10月、ソフィア(AFP時事)

 【ソフィアAFP時事】ブルガリアのラデフ大統領は24日、総選挙の投票日を4月2日に決めたと発表した。

 記者団を前に「2月3日に国会を解散する」と述べた。

 ブルガリアは昨年10月に総選挙を行ったばかり。過去2年間で5回目となる。連立政権の樹立失敗と崩壊を繰り返してきたが、4月の総選挙後も同じことになり、秋にまた総選挙だと言われている。

2084OS5:2023/01/26(木) 10:17:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/f685aa6fd536a730c3300e923a1e9bf8c515f5e0
侵攻下、覚悟の更迭 汚職脱却と信頼回復を優先 ウクライナ
1/26(木) 7:05配信
 ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ロシアによる侵攻下、大規模な政権人事に踏み切った。

 実態は、対策道半ばの汚職問題を背景とした更迭劇。弱さをさらけ出すことは「敵国を利する」と疑問視する声もある中、欧州連合(EU)加盟候補国として旧態依然の体質から脱却する覚悟を示した形だ。

 焦点の主力戦車など、西側諸国の支援を継続的に受けるためにも、信頼回復が最優先と見なした可能性がある。

 ロシア独立系メディア「メドゥーザ」によると、解任されたのは11人で、そのうち多くは不祥事で足をすくわれた。

 中でも注目は、兵士向け食材調達で「小売価格の2〜3倍」(現地メディア)という不自然な契約を結んだとされる国防省。巨額の「差額」の行方は不明だ。兵士が命懸けで戦う中、高官が私腹を肥やす印象を抱かれ、シャポワロフ国防次官が辞任に追い込まれた。

 国防省の信頼が低下すれば、士気に影響しかねない。ゼレンスキー氏は「聖域」なくメスを入れた格好で、汚職疑惑を暴いた調査報道にも謝意を示した。ただ「トカゲの尻尾切り」の懸念は残っている。

 また、動員令で男性が原則出国できない中、「戦争犯罪」捜査を担う最高検ナンバー2のシモネンコ氏は、スペインで休暇を過ごしたと報じられ、更迭された。

 政権中枢では、ティモシェンコ大統領府副長官の「高級車」趣味が批判された。昨年、米国から人道支援用に供与されたスポーツ用多目的車(SUV)で「マイカー通勤」。戦時下の首都キーウ(キエフ)でドイツのポルシェを運転していたと伝えられ、24日の解任につながった。

 「不祥事を問題視している場合かと反論する人には、今はポルシェを乗り回している場合かと問い直してほしい」。現地メディア「ウクラインスカ・プラウダ」記者はこう訴えていた。

2085とはずがたり:2023/01/26(木) 21:20:44
森サン一流の嗅覚がそっち側に何かを嗅ぎつけてるという一点に意味があるな〜。どんな情報が入ってきてるのかは興味ある。

森元首相、日本のウクライナ支援「こんなに力入れちゃっていいのか」
https://mainichi.jp/articles/20230125/k00/00m/030/267000c
毎日新聞 2023/1/25 19:52(最終更新 1/26 02:59) 273文字

 森喜朗元首相は25日夜、東京都内の会合で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの日本政府の支援について、「こんなに力入れちゃっていいのか」と懸念を示した。政府はロシアの侵攻を「国際秩序の根幹を揺るがす暴挙」(岸田文雄首相)と位置付け、ウクライナ支援や対露制裁に取り組んでおり、森氏の発言は物議を醸す可能性がある。

 森氏は戦況について「ロシアが負けるということは、まず考えられない」と指摘。「(ロシアとの関係を)せっかくここまで積み立ててきているのに」とも述べた。森氏はプーチン露大統領と親交があり、日露関係の改善・強化に長年取り組んできた。【李舜】

2086OS5:2023/01/27(金) 08:52:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee3293aa3fbc77f5e2a4c9af15514e5df7b0ecb8
戦車供与、地上戦激化へ ロシア反発、背景に独ソ戦 ウクライナ侵攻
1/27(金) 7:12配信
 ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、米国とドイツが主力戦車を供与すると発表し、西側諸国の兵器支援は新たな段階に入った。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は歓迎する一方、ロシアのプーチン政権は「極めて危険な決定」(ネチャエフ駐ドイツ大使)と反発。多大な死傷者を出している地上戦は、さらに激しさを増しそうだ。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は26日、兵器支援は「紛争への直接関与」と警告。一方で「特別軍事作戦」という位置付けは変えず、西側諸国との全面戦争を避けたい考えもにじませた。

 ドイツとロシアは第2次大戦の独ソ戦で、史上最悪の地上戦を繰り広げ、市民を含む双方の計約3000万人が死亡。ロシアは19世紀のナポレオン戦争(祖国戦争)に続く「大祖国戦争」と位置付けており、戦車供与を巡るドイツの慎重姿勢にも影響した。

 くしくもロシアは、ウクライナ侵攻の理由について「非武装化」「中立化」から「祖国防衛」にすり替えを図り、長期戦に布石を打った。プーチン大統領は18日、80年前のレニングラード包囲戦で「多くの欧州諸国が封鎖に参加し、罪を犯した」と独自の歴史観を披露。今回の侵攻も「(西側諸国が仕掛けた)戦争を終わらせるためだ」と主張した。

 一方、主力戦車として「最も成功したモデル」(英シンクタンク)とされるドイツの「レオパルト2」を前に、ロシアが最新の兵器で応じられるかは不透明だ。

 プーチン政権は戦意高揚の「プロパガンダ」(英国防省)を狙い、初の実戦として少数のT14主力戦車の展開を検討中とされている。ただ、英国防省は25日の戦況報告で、T14の「不十分な状態」を理由にロシアは投入に迷いがあるようだと分析した。

 東部ドネツク州では激しい攻防が続く中、ロシアの「頼みの綱」は民間軍事会社「ワグネル」だ。戦車戦ではなく、捨て身の突撃作戦で、重要拠点バフムト近郊の製塩業の町ソレダルを制圧した。独立系メディアによると、元受刑者の戦闘員約5万人のうち残る兵力は約1万人とされ、人的損害は甚大だ。

 米CNNテレビは24日、ロシアが20万人の追加動員を検討中だと報じた。ペスコフ氏は否定に追われたが、人数が伏せられた昨年9月の動員令が今も有効だという見解を表明している。

2087OS5:2023/01/28(土) 08:30:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4391722a35bc26ed1af814b8c30ce04739ac90b
ワグネルより正規軍、ロシアが精鋭「空挺軍」集中投入…総司令官交代で積極攻勢に
1/28(土) 7:23配信 ロシア軍が年明け以降、精鋭の空挺(くうてい)軍を、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトなど激戦地に投入している。制服組トップのワレリー・ゲラシモフ参謀総長の総司令官就任を機に、戦況を好転させるための集中投入のようだ。これまでの主戦力だった露民間軍事会社「ワグネル」の雇い兵に代わり、正規軍を再び重視し始めたとの指摘も出ている。

【動画】道路に置かれた地雷に気づかなかった?…ロシア軍の戦車が爆発

ワグネル依存 転換
(写真:読売新聞)

 バフムト防衛にあたるウクライナ軍部隊の報道官は25日、露軍がバフムト市内に侵入しようと試みており、1日に40回近い戦闘があったと指摘した。露軍はここへ来て、バフムト攻防戦での積極攻勢が目立つ。

 その背景にあるのが、空挺軍の投入とみられている。地元ニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」は今月下旬、「1月2日に空挺軍の兵士がバフムトに入ってから砲撃の質が一変した」と伝え、露軍の戦法が効率的になったと指摘した。

 露軍はドネツク州の全域制圧への足がかりをつかむため、バフムト攻略を約半年前から試みてきた。本来はパラシュート降下などによる緊急展開が専門である空挺軍を歩兵として、カギとなる戦闘に従事させているとみられる。空挺軍は陸海空軍から独立した存在で、侵略前は4万5000人規模とされてきた。陥落させたばかりの近郊ソレダルの攻略にも加わり、投入は効力を発揮している模様だ。

 米政策研究機関「戦争研究所」は25日、露軍指導部が、兵員補充のため依存してきたワグネルよりも正規軍を重視した用兵を進めていると指摘。今月11日に総司令官にゲラシモフ氏が就任したことが関係しているとの分析を明らかにした。

 露軍は、ドネツク州との州境に近くウクライナ軍が領土奪還を目指すルハンスク州クレミンナの戦線にも最近、空挺軍の兵士を派遣している。重要な戦場には空挺軍を投入する方針を鮮明にしているようだ。

 ゲラシモフ氏の就任と同時の、セルゲイ・スロビキン前総司令官ら3人の副司令官の任命は大規模攻撃に向けた布陣とみられている中、戦争研究所は露軍の大規模攻撃はドンバス地方(ドネツク、ルハンスク両州)の制圧を最優先するとの見方を示している。
 ただ、空挺軍主体の用兵が今後も効果を上げるかどうかは不透明だ。英国防省は24日、空挺軍で経験豊富なミハイル・テプリンスキー司令官が最近、解任されたとする分析を明らかにした。空挺軍の展開を巡るゲラシモフ氏との意見対立が原因とみられている。

 露軍では、昨年秋に実施した予備役の部分的動員で招集した30万人超のうち、約15万人は最前線に未投入とされている。ただ、露軍は兵員と装備の不足で侵略当初のような大隊戦術グループ(BTG=推計900人規模)を中心とした大規模な攻撃は不可能になっている。空挺軍の集中投入も効果は限定的とみられる。

2088チバQ:2023/01/28(土) 21:45:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/450a045bfd36171e3a56dd48d6a18da1f4cee132
ドネツク州で激戦続く ロシア軍、損害度外視で攻勢か
1/28(土) 9:15配信
ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官は27日、最前線である東部ドネツク州の要衝バフムトや同州西部の小都市ウグレダルで、両市の制圧を狙うロシア軍と防衛するウクライナ軍の戦闘が続いていると発表した。ウクライナ国防省は、露軍が3月までに同州全域の制圧をプーチン大統領から命じられ、損害を度外視して攻勢を強めているとの観測を示している。

ウクライナのゼレンスキー大統領は同日のビデオ声明で、ウグレダルとバフムト周辺の戦況は「特に深刻だ」と指摘。「露軍を止められるのは力だけだ」と述べ、国際社会による軍事支援の重要性を強調した。

チェレバティ氏によると、ウグレダル周辺で露軍は過去24時間に322回の砲撃を実施。58回の近接戦闘が起き、ウクライナ軍が露軍兵約300人を死傷させ、戦車と歩兵戦闘車計7両を破壊したとした。バフムト方面でも露軍を撃退し続けているとした。

一方、同州の親露派武装勢力幹部は27日、露国営テレビで「ウグレダルの一角を露軍が占拠した」と主張した。タス通信が伝えた。

英国防省は27日の戦況分析で、露軍がウグレダル方面で実質的な前進を遂げた可能性は極めて低いと指摘。ロシア側は優勢を強調するために戦果を誇張している可能性があるとした。

ウグレダルは露本土とウクライナ南部クリミア半島を結ぶ回廊の北方に位置。露軍は同市を掌握することで、支配下に置く回廊の安全性を高める思惑だとみられている。

2089OS5:2023/01/30(月) 00:33:23
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASR1Y6WRHR1YUHBI01K.html
ロシアの「ワグネル」戦闘員、4千人以上が死亡か 米シンクタンク
2023/01/29 21:02朝日新聞

ロシアの「ワグネル」戦闘員、4千人以上が死亡か 米シンクタンク

ロシア・サンクトペテルブルクに開設した拠点の「ワグネルセンター」で2022年11月4日、記念撮影する訪問者たち=ロイター

(朝日新聞)

 米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)は28日の戦況分析で、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が疲弊しているとの見方を示した。ワグネルは、今月までのウクライナ東部ドネツク州ソレダルの制圧戦で、中心を担ったとされる。

 ISWは、ワグネルの戦闘員が昨年11月下旬〜12月上旬にソレダルに近い同州バフムート近郊で亡くなった1千人を含む、計4千人以上が死亡、1万人以上が負傷したとする米政府関係者の話にふれ、ソレダルの制圧後は特段成果をあげていないことからワグネルが「疲弊」しているとみる。攻防が続いているバフムート付近には、ロシア軍が投入されているとも分析した。

2090OS5:2023/02/01(水) 09:51:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed606d01190de094606ea01c0c145765757f6f4f
脱出したワグネル元指揮官、前線での過酷な扱いを振り返る CNN単独インタビュー
1/31(火) 20:09配信
(CNN) ロシアの民間軍事会社ワグネルの傭兵(ようへい)だったアンドレイ・メドベージェフ氏(26)が30日、CNNの単独インタビューに応じ、ウクライナで傭兵への過酷な扱いを目の当たりにしたことで最終的に脱出を決意したと明らかにした。

ノルウェーの首都オスロからインタビューに応じたメドベージェフ氏は、ワグネルの戦闘員はほぼ何も指示を与えられず戦闘に投入されることが多く、消極的な新兵に対する扱いは容赦ないものだったと振り返った。

メドベージェフ氏はロシアから北極圏の国境を越えてノルウェー入りし、現在はノルウェーで亡命を求めている。

メドベージェフ氏は「ワグネルは戦いたくない者を1カ所に集め、新人の目の前で射殺した」と証言。「戦闘を拒んだ囚人2人を連れてきて皆の前で射殺し、研修生が掘った塹壕(ざんごう)に埋めたこともある」と明らかにした。

CNNはメドベージェフ氏の証言について独自に確認できていない。ワグネルにコメントを求めたものの、返答はない。

以前にロシア軍で軍務に服した経験があるというメドベージェフ氏は、自ら志願してワグネルに加入。昨年7月の契約から10日足らずでウクライナに入り、ドネツク州の前線の街バフムートで従軍した。

ワグネルでは創設者ドミトリー・ウトキン氏とオリガルヒ(新興財閥)エフゲニー・プリゴジン氏の2人に直接報告する立場にあったという。

メドベージェフ氏はプリゴジン氏のことを「悪魔」と形容。「もし彼がロシアの英雄なら、自ら銃を取って兵士と共に走っていただろう」と指摘した。

プリゴジン氏は先日、メドベージェフ氏がワグネルの一員として従軍したことを確認し、「囚人を不適切に扱おうとした罪で訴追されるべきだった」と述べていた。

メドベージェフ氏はCNNに対し、ウクライナでの戦闘中、自分が何をしていたかには触れたくないと語った。

ワグネルには戦術が乏しく、兵士たちはその場その場で計画を立てている状況だった。「本当の意味での戦術は皆無で、敵の位置について指示を受けただけだった。どう行動すべきか明確な命令はなかった」

思い切って脱出し国境を越えた時のことについては、「少なくとも10回」にわたり拘束の手を逃れ、ロシア軍の銃弾をかわしながら逃げたと説明。白の迷彩で周囲の風景に溶け込み、凍った湖の上を通ってノルウェー入りしたと振り返った。

兵士らが「大砲の餌」にされる様子を目の当たりにし、派遣後6日目にはもう二度と出征したくないという気持ちになっていたと、メドベージェフ氏は振り返る。

当初の部下は10人だったが、囚人の動員が始まると、その数は増えていった。「死者が増え、さらに多くの人員が投入された。最終的には多数の要員を指揮することになった。人数を数えるのは不可能だった。絶えず入れ替わりがあった。死者が出ると新たな囚人が投入され、死者が増えるにつれ、さらに多くの囚人が投入された」(メドベージェフ氏)

自身の体験を証言する気になった理由については、プリゴジン氏とロシアのプーチン大統領を裁きにかける助けになりたいからだと言い添えた。

やはりワグネルから脱出し、カメラの前で撲殺されたエフゲニー・ヌージン氏と同じ運命になるのが怖くないのかとの質問には、ヌージン氏の死で脱出への思いが強まったと説明。

「私に言えるのは、あの件で脱出への思いが一段と強まったということだけだ」と語った。

2091OS5:2023/02/01(水) 09:52:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8e255615822d0a533ba874a43e889277e742e54
ロシア・ウクライナ、節目巡り心理戦 大規模攻勢「2月24日説」
2/1(水) 7:09配信

時事通信
戦死したウクライナ兵を悼む人々=1月30日、東部ドネツク州スラビャンスク(AFP時事)

 【キーウ時事】ロシアのウクライナ侵攻は2月に差し掛かり、24日の丸1年の節目が間近に迫る。


 プーチン政権が一方的に「併合」した東・南部の戦闘と並行し、双方のどちらが戦争の長期化に耐え得るかを巡る心理戦が展開されている。ロシア軍による都市部への空爆や砲撃が続き、民間人の死傷にも歯止めがかからない状況だ。

 「プーチン政権は新たな大規模攻勢を準備し、2〜3月にも踏み切る可能性がある」。米ブルームバーグ通信は1月27日、クレムリン(大統領府)関係者の話を伝えた。昨年秋から劣勢と撤退が続く中、戦局の主導権をウクライナから取り戻すのが狙いという。

 侵攻1年の節目に攻勢があるとウクライナ側で警戒されてきたが、今回の報道は「クレムリンが認めた」という点で異例だ。ウクライナ国家安全保障・国防会議のダニロフ書記も2月24日説について「彼らが言う通りで、秘密でも何でもない」と指摘した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は、敵軍撤退を柱とする10項目の和平案を国際社会に提示。実現に向け、国連本部での「平和サミット」開催を目指すが、ロシア包囲網の強化が目的なのは明らかだ。ロシア側が攻勢の準備をほのめかす背景には、ウクライナの計画を頓挫させる思惑もありそうだ。

 「ロシアは長期化させ、われわれの戦力を消耗させようとしている」。ゼレンスキー氏は1月29日の動画でこう述べ、西側諸国の兵器支援を急ぐよう訴えた。本命視するドイツ製の主力戦車「レオパルト2」は保有国から順次引き渡される予定だが、運用が難しい米国の主力戦車「エイブラムス」は今年中に間に合わない可能性もあると伝えられている。

2092OS5:2023/02/01(水) 09:52:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1de09ec900faec80c96be3721310ffc079367e3
ロシアの狙いは「消耗戦」 支援加速を要請 ウクライナ大統領
1/30(月) 7:11配信


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時事通信
ウクライナのゼレンスキー大統領=29日、キーウ(キエフ)(ウクライナ大統領府提供・AFP時事)

 ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、「ロシアは(東部ドネツク州などで)戦争を長期化させ、われわれの戦力を消耗させようとしている」と警鐘を鳴らした。

 米独両政府が25日に主力戦車供与を決定したことを踏まえ、西側諸国は兵器支援を加速させる必要があると主張した。動画メッセージで語った。

 英国防省の発表によると、主力戦車「チャレンジャー2」の供与を決めている英国に29日、ウクライナ戦車部隊の要員が必要な訓練を受けるため到着した。ロシア軍が近く仕掛ける恐れがあるとされる大規模な攻勢への備えを急ぐ。

2093とはずがたり:2023/02/02(木) 14:20:15
ウクライナ東部で激戦続く 露側「集落制圧」と主張
産経ニュース / 2023年1月20日 19時47分
https://news.infoseek.co.jp/article/sankein__world_europe_4XS4DJGASVKF7BGDJBSP23WWPE/?tpgnr=world

ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍参謀本部は20日、東部ドネツク州の要衝バフムトや近郊の都市ソレダルで露軍を撃退したと発表した。一方、タス通信によると、露軍側で参戦している露民間軍事会社(PMC)「ワグネル」トップのプリゴジン氏は19日、ソレダルに続いてバフムト近郊の集落クレシチェエフカを同社部隊が制圧したと主張した。ウクライナ側はソレダルやクレシチェエフカの陥落を認めておらず、情報が錯綜(さくそう)しているが、激戦が続いているもようだ。

一方、ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領は19日、首都ミンスクでラブロフ露外相と会談した。ベラルーシ国営ベルタ通信によると、ルカシェンコ氏は、米欧がウクライナを利用し、ロシアだけでなくベラルーシにも圧力をかけようとしていると主張した一方で、「私にとってうれしい驚きは、ウクライナが(米欧の意図に)抵抗していることだ。ウクライナはベラルーシを挑発していない」と述べた。



ルカシェンコ氏は従来、ベラルーシの対ウクライナ参戦を否定する一方、「挑発」を受けた場合は対処すると表明。ウクライナや米欧は、ロシアが政治的圧力やウクライナからの攻撃をでっち上げる「偽旗作戦」を用い、ベラルーシを参戦させる恐れがあると警戒してきた。ルカシェンコ氏の発言は、ロシアからの参戦圧力をかわす意図に基づくものである可能性がある。

一方、複数の露メディアは19日、首都モスクワにある露国防省や商業施設などの屋上に防空システム「パンツィーリ(鎧)」が設置されたとする複数の写真や動画が交流サイト(SNS)上に投稿されたと報じた。ウクライナ側による攻撃に備えたものである可能性があるが、真偽は現時点で不明。

2094とはずがたり:2023/02/02(木) 14:20:48
「ロシアに安全地帯なくなる」 ウクライナ、報復攻撃強化を示唆
https://www.sankei.com/article/20221208-SPE6WTQFMZI3NBBUANWBFRTMRU/
2022/12/8 12:00

ウクライナ政府顧問は、ロシア内陸の空軍基地への無人機(ドローン)攻撃に絡み「ロシアに安全地帯はなくなるだろう」と警告し、ロシアからインフラ施設への攻撃を繰り返し受ける中、遠隔攻撃での報復を強化する可能性を示唆した。7日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)が伝えた。

政府顧問は「攻撃は繰り返し行える。距離に制限はなく、近くシベリアを含むあらゆるロシア内部の標的を攻撃できるようになる」と強調した。

ウクライナ側はロシアの空軍基地への攻撃を正式には表明していないが、ポドリャク大統領府長官顧問が関与をにおわせていた。

ウクライナから遠く離れたロシア本土が攻撃されたことについて、西側の防衛関係者は「ロシア軍は自信を喪失し、どう安全を確保するかを考えざるを得ないだろう」と指摘した。


ロシアはミサイルやドローンを使って、ウクライナの電力インフラなどへの攻撃を続けている。(共同)

2095とはずがたり:2023/02/02(木) 14:21:38
ウクライナで広がるロシア語離れ 「敵国、占領者の言葉」は嫌だ
https://www.sankei.com/article/20230201-SDRTRRMRV5LYROKZ5MC3MHQMOQ/?ownedutm_source=owned%20site&ownedutm_medium=referral&ownedutm_campaign=ranking&ownedutm_content=%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%A7%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E8%AA%9E%E9%9B%A2%E3%82%8C%E3%80%80%E3%80%8C%E6%95%B5%E5%9B%BD%E3%80%81%E5%8D%A0%E9%A0%98%E8%80%85%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%91%89%E3%80%8D%E3%81%AF%E5%AB%8C%E3%81%A0
2023/2/1 17:00
佐藤 貴生

ロシア語が得意なウクライナ人の間で、ウクライナ語の学習熱が高まっている。帝政時代からロシアの支配下に置かれたウクライナでは2カ国語が共存し、日常的にロシア語を話す人も少なくない。しかし、侵略を受けて「敵国の言葉は話したくない」と考える人が増えている。宗教や歴史認識など多方面で進む「脱露」の動きの一環だ。

講師「どんな時にロシア語が出てきてしまうのですか」

生徒「たとえば子供を叱るときです」

2096とはずがたり:2023/02/02(木) 14:22:08

ロシア大統領府、軍とワグネルの対立否定
https://www.afpbb.com/articles/-/3447303?cx_part=related_yahoo
2023年1月17日 9:32 発信地:モスクワ/ロシア [ ウクライナ ロシア・CIS ]

【1月17日 AFP】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)のドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は16日、同国軍と民間軍事会社ワグネル(Wagner)が、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州ソレダル(Soledar)制圧をめぐる功名争いで対立しているとの臆測を否定した。

 ペスコフ氏は記者団に対し、そうした見方はメディアや軍事ブロガーによるでっち上げだと一蹴。ロシア軍もワグネルも「祖国のために戦っている」と述べた。


 ロシア軍とワグネルの反目がことさらに取り沙汰されるようになったのは、同社の創設者エフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が11日、同社の部隊がソレダル全域を制圧したと主張して以降。

 国防省は直ちに同氏の主張を否定し、13日にソレダル「解放」を発表。これに対しプリゴジン氏は、国防省がワグネルから勝利を奪おうとしていると反発していた。(c)AFP

2097OS5:2023/02/06(月) 21:52:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/445c17f0d7de4b30df9b1697084edcf39cdb5c1e
ウクライナ国防相、近く交代へ 汚職対策アピールか
2/6(月) 18:16配信
産経新聞
ウクライナのゼレンスキー大統領の政権与党「国民のしもべ」幹部のアルハミア氏は5日、米欧諸国との兵器供与交渉に携わってきたレズニコフ国防相を近く交代させると交流サイト(SNS)で発表した。アルハミア氏は「(ロシアとの)戦争が人事を決定する。時間と情勢は(人事の)強化と再編成を必要としている」と説明した。

ウクライナ国防省を巡っては最近、軍需品の納品などに関する汚職疑惑が相次いで浮上し、国防次官らが辞任する事態に発展していた。ゼレンスキー政権は、軍事支援の継続と将来的な欧州連合(EU)加盟に向け、米欧側から求められている汚職対策の進展を示したい考えだとみられる。

アルハミア氏によると、レズニコフ氏は戦略産業相として閣内にとどまり、後任の国防相に国防省のブダノフ情報総局長を就ける案が検討されている。

レズニコフ氏は5日、「人事は大統領の専権事項だが、何の提案も受け取っていない」と述べ、自身の人事情報が独り歩きしていることに不快感を表明。戦略産業相としての必要知識がないとし、指名されても拒否する考えを示した。同国メディアが伝えた。

2098OS5:2023/02/06(月) 21:54:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf2fe742a5aa81da526fef7fe50f9c3b9e5c1170
ウクライナ国防相辞任へ 汚職で引責、士気に影響も
2/6(月) 7:17配信


時事通信
5日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)で記者会見するレズニコフ国防相(AFP時事)

 ウクライナ国防省の汚職疑惑に絡み、レズニコフ国防相が引責辞任し、後任に同省情報総局のブダノフ長官が就く見通しとなった。


 現地メディアが5日、与党議員らの情報として伝えた。報道に先立ち、レズニコフ氏本人は同日の記者会見で「永遠に居座る者はいない。人事を決めるのはゼレンスキー大統領だ」と辞任を示唆していた。

 ロシアの侵攻を受ける中、ウクライナ国防省は最近、兵士向け食材調達で小売価格の2〜3倍という不自然な契約を結んだ疑惑が報じられ、国防次官が更迭されていた。省内の混乱が現場の部隊に波及すれば、士気や戦況に微妙な影響を及ぼす可能性もある。

 一方、レズニコフ氏は記者会見で、米政府が供与する長距離ロケット弾について「ロシア(本土)への攻撃に使わないとパートナー国に説明している。標的は占領地域のロシア軍のみだ」と述べた。ロシアが実効支配する南部クリミア半島への攻撃は排除していないもようだ。

 ロシアは核兵器による威嚇を継続。クリミア半島に長距離ロケット弾が撃ち込まれれば「ウクライナ全域が炎上する」(メドベージェフ前大統領)と報復を警告するなど反発している。

2099OS5:2023/02/07(火) 08:01:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/3944b76b0278aa232ab68d791801b3c4b714a92a
ウクライナ国防相辞任へ 汚職疑惑で引責 撲滅難しく
2/6(月) 19:28配信
毎日新聞
ウクライナ国旗=ゲッティ

 ロシアの侵攻を受けるウクライナのレズニコフ国防相が近く辞任し、後任に軍情報部門トップのブダノフ氏が就く見通しとなった。ウクライナでは1月下旬に軍の食料調達に関する汚職疑惑が発覚し、国防省のシャポワロフ次官らが解任された。レズニコフ氏の辞任はこの問題での引責とみられる。戦況への直接的な影響はない模様だが、ウクライナで汚職撲滅が進まない状況を浮き彫りにしている。

 国防相交代の観測については、政権与党「人民のしもべ」の幹部、アラハミア最高会議議員が5日、通信アプリ「テレグラム」への投稿で明かした。

 弁護士出身のレズニコフ氏は2021年11月に国防相に就任。ロシアの侵攻開始後は、兵器支援を受ける米国や欧州諸国との交渉の最前線に立ってきた。ただし、国防相を辞任してもゼレンスキー大統領の信頼を失うことはないとみられる。アラハミア氏は投稿で、レズニコフ氏が戦略産業相に転じると記した。内相や治安局トップも交代する見通しだという。

 1991年にソ連から独立して以来、ウクライナ国内では汚職の広がりが深刻な社会問題となってきた。23年1月下旬には人道支援用の自動車を流用したとして批判されていたティモシェンコ大統領府副長官が辞任に追い込まれ、汚職容疑で逮捕されていたロジンスキー副地域領土インフラ開発相も解任された。【モスクワ大前仁】

2100OS5:2023/02/11(土) 22:26:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d0a82d5017c005e601a16077fc9e519c2dda8cc
モルドバ政府が総辞職 親欧米派大統領、国民不満解消図る
2/11(土) 9:56配信


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産経新聞
ロイター通信などによると、東欧の旧ソ連構成国モルドバのガブリリツァ首相は10日、辞意を表明した。親欧米派のサンドゥ大統領も辞任を承認し、内閣の総辞職が決まった。サンドゥ氏は後任の首相にレチャン元内相を指名した。同国ではロシアによるウクライナ侵略を背景としたインフレの加速などに国民の不満が高まっており、サンドゥ氏は政府を刷新して求心力の回復を図りたい構えだ。

ガブリリツァ氏は同日の記者会見で、政府の功績としてモルドバが昨年6月に欧州連合(EU)から「加盟候補国」に認められたことを挙げた。その上で「モルドバを欧州の国とするために国民は団結すべきだ」と呼び掛けた。レチャン氏は「欧州との統合プロセスを推進する」と表明した。

サンドゥ氏は2020年の大統領選で、親露派のドドン前大統領に勝利。盟友であるガブリリツァ氏は21年8月に首相に就任した。

モルドバは国内にロシア系住民が実効支配する親露分離派地域「沿ドニエストル」を抱えるほか、議会内にも親露派勢力が存在。モルドバのEU入りを阻もうとするロシアと連携し、サンドゥ政権に圧力を掛けているとされる。

2101OS5:2023/02/11(土) 22:29:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f95f3254aef254e883fd9741ee274e18587651dd
プーチン大統領、21日に年次報告 侵攻開始から1年控え
2/11(土) 17:34配信


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毎日新聞
ロシアのプーチン大統領

 ロシアメディアによると、ペスコフ露大統領報道官は10日、プーチン大統領が21日に議会上下両院で年次報告に臨むことを明らかにした。経済紙RBK(電子版)はプーチン氏が翌22日にモスクワ市内の競技場で支持者集会を開く見通しだとも報道。ウクライナへの侵攻開始から1年となる24日を控え、プーチン政権は国民の幅広い層に向け、軍事作戦継続への支持を訴える模様だ。

【写真特集】記者が見た戦禍の日常

 ロシア大統領は毎年、年次報告するように義務づけられているが、プーチン氏は2022年に報告に臨まなかった。ウクライナ侵攻で苦戦が続くことから避けたとみられるが、侵攻開始から1年の節目を迎え、国民に現状を報告し、士気を高揚させる狙いとみられる。

 プーチン政権はしばしばモスクワの競技場で集会を開き、重要な問題に関して、国民に支持を訴えてきた。ウクライナ侵攻を始めた直後の22年3月には、この競技場でウクライナ南部のクリミアを一方的に併合してから8年を祝う集会を開いていた。

 ロシアでは2月23日が「国防の日」という休日であるほか、今年は24日が振り替え休日となっている。政権は直前の21、22両日に政治日程を設定して、侵攻開始から1年に臨む構えのようだ。【モスクワ大前仁】

2102OS5:2023/02/12(日) 21:33:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad356d5f25dc052c20b49de73ba2f43012182d47
モルドバ首相辞任 破壊工作警告の中、内閣崩壊
2/11(土) 23:44配信

時事通信
辞意を表明したモルドバのガブリリツァ首相=1月27日、キシナウ(EPA時事)

 【キシナウAFP時事】モルドバのガブリリツァ首相は10日、辞意を表明した。

 サンドゥ大統領は辞表を受理し、レチャン元内相を後任に指名した。国会で近く承認手続きが行われる。情報機関がロシアによる破壊工作を警告する中での内閣崩壊となった。

 ガブリリツァ氏は「支持と信頼」の欠如を辞任の理由に挙げたが、詳細には口をつぐんだ。サンドゥ氏は「多くの困難がある中で自己を犠牲にして内閣を率いてくれた」とねぎらった。

2103OS5:2023/02/14(火) 11:33:26
https://www.iza.ne.jp/article/20230120-CYLIJ7DGTFO6HMORYJJVJDFRGE/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
プーチン氏「引退説」現実味、追放恐れ後継者指名か 「とどまればクーデターのリスク、八方塞がり」 〝ポスト・プーチン〟「結局プリゴジン氏では」専門家
2023/1/20 11:25
ウクライナ侵攻で国内外の批判が高まるロシアのウラジーミル・プーチン大統領(70)をめぐり、「引退」情報が西側メディアで飛び交っている。権力の座から追放されることを恐れて2024年3月の大統領選に出馬せず、後継者を指名する計画があるというのだ。プーチン氏が出馬するとの報道もあるが、どちらを選ぶのか。

ペスコフ大統領報道官は19日、プーチン氏がロシア正教の「主の洗礼祭」に当たる同日未明、モスクワ郊外で水浴をしたと明らかにした。例年、映像や写真を公開しているが、今年は公開の予定はないという。


露有力紙コメルサント(電子版)は13日、プーチン氏が大統領選に向けて立候補準備を進めていると報じた。しかし、クレムリン(大統領府)の元スピーチライターで、イスラエルに亡命しているアッバス・ガリャモフ氏の見方は全く異なる。

ガリャモフ氏の証言を報じた英紙デイリー・ミラー(電子版)などによると、プーチン氏は、軍事的敗北や人気急落で追放されるリスクを冒すよりも、後継者を選び、自身は黒海沿岸のリゾート地にある「宮殿」で終身上院議員として過ごす計画を立てているという。



政権中枢では民間軍事会社「ワグネル」を率いるエフゲニー・プリゴジン氏の台頭が警戒されているとした。

こうした情報について「信憑(しんぴょう)性のある話だ」と話すのは、筑波大学の中村逸郎名誉教授。プーチン政権の現状について「経済畑からも軍事畑からも、『もはやプーチン氏を支えられない』という空気が流れている。プーチン氏は20年以上も権力を掌握してきた分、悪事や内実を暴露されるリスクがあり、政権を降りることを恐れている。だが、とどまればクーデターのリスクもあり、八方塞がりだ」との見方を示す。

「ポスト・プーチン」としてこれまで有力視されてきたのは、プリゴジン氏ら強硬派勢力のほか、ドミトリー・メドベージェフ前大統領や、セルゲイ・キリエンコ大統領府第1副長官らだ。


だが、前出のガリャモフ氏は、プーチン氏は後継者として、モスクワ市のセルゲイ・ソビャニン市長や、ミハイル・ミシュスチン首相ら「忠実な部下」を指名する可能性が高いと指摘する。

プーチン氏は00年から08年まで大統領を2期務めた後、いったん首相に就き、12年に再び大統領に就いた。現在は、憲法改正で6年となった任期の2期目だが、24年の大統領選に出馬して勝てば、さらに2期12年務めることも可能だ。

「ポスト・プーチン」について中村氏は次のように予測した。



「プーチン氏が身の安全を確保するため、先手を打ってプリゴジン氏を後継者に指名する可能性もある。キリエンコ氏は行政手腕もあり、最もプーチン氏に近いが、プリゴジン氏に対抗できるほどの力があるかは不透明だ。いずれにしてもプーチン氏自身は『弱体化するロシア』の象徴的存在になりつつあることは間違いない」

2104OS5:2023/02/14(火) 21:49:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/9034e31b2001c83b23d2d35d9eb63b85a9c9b636
モルドバ大統領「ロシアがクーデター計画」…ウクライナとの類似性指摘も
2/14(火) 11:08配信


読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 ウクライナの隣国モルドバのマイア・サンドゥ大統領は13日、ロシアがモルドバでクーデターを計画していると指摘した。


 サンドゥ氏は記者会見で、軍事訓練を受けたロシア、ベラルーシ、セルビアなどの外国人が非武装の市民を装って政府機関の建物を攻撃して人質を取り、ロシアが支配する非合法政府に体制を転換する計画をロシアが企てていると述べた。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日の欧州連合(EU)首脳会議で、ロシアの情報機関によるモルドバ破壊計画を傍受したと語っていた。米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は13日、「深く懸念している。ロシアならやりかねない」と述べた。

 旧ソ連のモルドバは2020年12月にサンドゥ氏が大統領に就任後、親欧米路線を加速している。昨年5月には、親露派のイーゴリ・ドドン前大統領が国家反逆容疑で自宅軟禁を受けるなど、両派の対立が続いており、ウクライナとの類似性を指摘する見方もある。

2105とはずがたり:2023/02/15(水) 21:00:38
2022年9月14日3:39 午後5ヶ月前更新
キルギス・タジク国境で衝突、2人死亡 ロシア調停の用意表明
ロイター編集
https://jp.reuters.com/article/kyrgyzstan-tajikistan-border-idJPKBN2QF0EY

[ビシュケク 14日 ロイター] - 中央アジアの旧ソ連構成国、キルギスとタジキスタンの国境警備隊が14日衝突し、双方の当局者によると少なくとも2人が死亡した。

両国はロシアの同盟国で国内にロシア軍の基地を持つ。ただ国境問題を巡って頻繁に衝突しており、昨年は全面戦争寸前まで緊張が高まった。

タジキスタンは、キルギスの国境警備隊が先に前哨基地に発砲・砲撃したと主張。治安当局によると、国境のタジキスタン側で国境警備隊員少なくとも2人が死亡し、民間人5人を含む11人が負傷した。

キルギスの当局者によると、少なくとも兵士2人と民間人2人が負傷。ウズベキスタン、およびタジキスタンと国境を接する南部のバトケン州の2カ所で交戦があったと明らかにした。

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2106OS5:2023/02/24(金) 13:03:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/89e0721b78900b5795c1e41fd3e379f7f82a3159
キーウ訪問に壁 「必ず行くんだ」焦る岸田首相
2/23(木) 14:18配信
 バイデン米大統領がウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、先進7カ国(G7)首脳でキーウ入りしていないのは岸田文雄首相だけとなった。日本政府は昨春から水面下で現地入りを模索してきたものの、警備や情報の秘匿などハードルは高く、実現に至っていない。G7議長国としての責務もあり、5月のG7広島サミット前に訪問できるか、官邸内には焦りの色がにじむ。

「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 「日本だとこうはいかないんだよな…」。20日夜、バイデン大統領の電撃訪問の一報を耳にした政府高官は、思わずうなった。

 昨年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻以降、G7首脳は次々とキーウ入りし、国際社会の連帯を誇示してきた。昨年4月に当時のジョンソン英首相が、同6月には仏独伊3カ国の首脳が相次いで現地入りするのを横目に、首相は度々、「日本の本気度が問われている。必ず行くんだ」と周囲に漏らしていた。

 ただ、情報管理が高いハードルとして立ちはだかった。首相や閣僚が国会開会中に海外出張する際、衆参両院の議院運営委員会に事前報告し、了承を得るのが慣例。衆院事務局によると、1958年の第30回国会から続く古いしきたりだが、この慣例が破られた例はほとんどないという。

 裏を返せば、国会閉会中は事前報告の必要がない。実際に首相は臨時国会を終えた昨年末の訪問を模索したが、極秘裏に進めた計画を一部報道機関がつかんだことで立ち消えになった。

 今回のバイデン大統領による訪問も、徹底した情報統制によって実現した。「メディアの協力が完全に得られない限り、キーウ訪問は成り立たない」と官邸幹部は神経をとがらせる。

 安全確保も難題だ。自衛隊法には、要人警護のために自衛隊を海外派遣する規定がない。友好国の協力を取り付ける案も検討したが、見通しは立っていない。

 ウクライナ情勢はG7広島サミットの最重要議題だけに、首相は今なお、サミット前のキーウ訪問に前のめりだ。首相側近も「実現すれば議長国としての責務を果たすだけでなく、『外交の岸田』も存分にアピールできる」と意気込む。

 首相腹心の木原誠二官房副長官は21日夜、報道番組でこう力を込めた。「率直に申し上げて、ハードルは高い。行くからには失敗は許されず、万全にやらなければならない」

 (岩谷瞬)

西日本新聞

2107OS5:2023/02/24(金) 23:02:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f0a1786ccd35547b2958bf7784e26927ed5a810長引く避難、自立できない 日本滞在 言葉と就職の壁
2/24(金) 21:58配信


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産経新聞
避難民らが集まったフォーラムで、就労環境について解説した避難民のウリバチョバ・イリーナさん(右)=18日、東京都新宿区(外崎晃彦撮影)

ロシアによる侵略から24日で1年がたち、ウクライナ避難民の日本滞在が長期化する中、いまなお「言葉」と「就職」の壁が立ちはだかり、生活の安定や今後の展望を見えづらくしている。仕事面では、祖国での資格や経験を生かせないミスマッチも顕在化。母親世代は子育てとの両立にも難渋しており、支援する自治体側には新たな対応が求められている。

【グラフで見る】避難民にとって言葉と就職の問題は…

ウクライナ北東部の街から昨年4月、千葉県に逃れてきたウリバチョバ・イリーナさん(40)はすぐに、異国で仕事を探すことが「そんなに簡単ではない」と痛感した。

避難民は「特定活動」の在留資格で就労が認められているが、日本で取得した資格が求められる職種も少なくない。祖国で弁護士資格を持ち、大学で法律を教えていたイリーナさんも、弁護士活動はできない。

得意の英語を生かせる職場を見つけようともしたが、「やはり日本語が使えないことには難しかった」。現在働く東京都内の国際法律事務所で、同胞の避難民の困りごとをサポートする業務に就くまでに、3カ月かかったという。

イリーナさんは「働かせてもらい本当にありがたい」と感謝し、今後を見据え、日本語を猛勉強している。ただ、在留資格の特例は戦況に左右される上、1年ごとに更新許可が必要になるなど課題は多く、「長期間の生活設計を立てることは難しい」と憂える。

出入国在留管理庁によると、日本に滞在するウクライナ避難民は2185人(今月15日時点)。昨年11月23日時点で1849人が特定活動の資格を持っているが、厚生労働省によると、就職したのは264人(14・3%)にとどまる。

日本財団が昨年11〜12月、18歳以上の避難民750人に行ったアンケートでも厳しい現実が浮かぶ。「働いている」と答えた293人(39・1%)のうち、233人(79・5%)が短時間のパートタイム。日常会話以上の日本語ができるのは130人(17・3%)に限られるという。

一方、戦争終結が見通せない中、「しばらく」と「できるだけ長く」を合わせ、日本滞在を望む避難民が491人(65・5%)を占め、就労と言葉の課題が重みを増している。深刻なのが、希望職種と紹介される仕事のミスマッチだ。

避難民の相談などに応じてきた日本YMCA同盟執行理事の横山由利亜さんは「祖国でのキャリアを生かせず、単純労働をあてがわれて悩む避難民は多い。仕事が安定しないため日本での生活に展望が見えず、不安を訴える避難民は少なくない」と打ち明ける。

サポートする自治体側の立場も苦しい。「日本語ができなければ、どうしても単純労働を紹介することしかできない」。避難民支援を行う東京都生活文化スポーツ局の小野由紀担当部長はこう話す。

女性が全体の7割以上、18歳未満が約2割という避難民特有の事情も抱え、子育てとの両立が就職の障壁になるケースもある。

東京都台東区の都営住宅に小学生のグレゴリー君(9)と暮らしているルブキナ・オクサナさん(50)は現在無職。日本語を流暢(りゅうちょう)に話せるが、それでも希望に合う職が見つからないという。

日本語がほとんど話せず、学校の友人も少ないグレゴリー君を放課後に一人にはできず、短時間・近所での仕事を探さざるを得ない。「自宅近くで探すと選択肢がほぼなくなる」とため息を漏らす。

昨年3月の来日後、紹介された電話応対の仕事は通勤時間などの折り合いがつかず、飲食店での皿洗いも長続きしなかった。「支援金に頼らずに自立したいが、全く見通しが立たない」と戸惑いを話す。

横山さんは「当初一律でよかった支援も、今は日本語レベル、子供や仕事の有無、年齢の違いなど課題が個別化し、それぞれに合う支援が求められる段階になってきた」と分析する。一方で「自国の戦禍と先行きの見えない生活の不安を抱えながら、環境に適応することの難しさは誰にも共通することを忘れてはならない」とも話している。(外崎晃彦、深津響)

2108OS5:2023/02/24(金) 23:03:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b181c20d208ba6f7508cf0071ab98376b927ade「早く終わって」「戦い続ける」 侵攻1年、祈り・憤るキーウ
2/24(金) 20:28配信

毎日新聞
ロシアによる侵攻開始から1年を迎えたウクライナの首都キーウ(キエフ)の朝。中心部にある独立広場周辺ではウクライナ軍兵士の姿も見られた=キーウで2023年2月24日、鈴木一生撮影

 徹底抗戦への決意を固める兵士。平和を祈る大学生――。ロシアによる軍事侵攻から1年を迎えた24日朝、ウクライナの首都キーウ(キエフ)では市民たちがそれぞれの思いを胸に、激動の1年を振り返った。


 キーウ中心部にある「独立広場」には、戦争で命を落とした兵士や民間人の名前が書かれた小さな国旗が並ぶ。その数は日を追うごとに増えている。「この1年を静かに振り返ろうと思って来た。困難な年だった」。早朝に1人で広場を訪れた大学生のルボフ・バフタルさん(19)は、そう話すと目に涙を浮かべた。

 バフタルさんは、侵攻が始まる直前に南部ヘルソン州からキーウに引っ越したという。同州はプーチン露大統領が昨年9月末に一方的に併合を宣言した4州の一つで、現地では激しい戦いが続く。「家族は無事だが、実家はもう無くなった。この戦争の結果、ウクライナ人がお互いを思いやるようになった。とにかく早く戦争が終わってほしい」と祈るように話した。

 この日を機に、ロシアが再び大規模な侵攻に踏み切るのではないかと懸念する人も多い。自営業のパブロ・サクンさん(43)は「子供の学校でも欠席する生徒が多いと聞いている」と声を落とす。侵攻1年の節目の意味について尋ねると「重要な日だが、ロシアの侵攻は(南部クリミア半島がロシアに「併合」された)2014年から続いている。1年ではない」と強調した。

 広場周辺では武装したウクライナ軍兵士の姿も見られた。ウクライナ東部ドネツク州の最激戦地バフムトで任務につくビタリさん(32)は無人航空機(ドローン)の訓練でキーウに滞在するが、訓練が終わればすぐにバフムトに戻るという。「ロシアに対しては今は憎しみしかない。家族、友人、文化、ウクライナの全てを守るために戦う」。戦争の見通しについては「今は何も考えないようにする。ロシアを追い出すまで戦い続けるだけだ」と語気を強めた。【キーウ鈴木一生】

2109OS5:2023/02/24(金) 23:03:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f4c62f9a725fbe3108139b2e621f6ec3c6726d8
「生きているのがやっと」 ロシア包囲の製鉄所で暮らした記憶
2/24(金) 17:00配信

朝日新聞デジタル
タチアナさん(右)と夫のイーホルさん=2023年2月18日、キーウ、牛尾梓撮影

 ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリにある「アゾフスターリ製鉄所」はロシア軍に包囲され、300人を超える市民が2カ月間にわたって地下シェルターで生活した。電気も水道も断たれるなか、攻撃にさらされ続けた日々。いまもその過酷な記憶を抱えながら生きる人に、話を聞いた。


■キーウ、タチアナさん(26)

 昨年3月、住んでいたマリウポリのアパートに、ロシア軍のミサイルが着弾しました。リュックサック一つに入る荷物と毛布2枚だけを持ち、着の身着のまま製鉄所に逃げました。

 結婚式で使ったリングピローは、一針一針自分で縫った思い出の品なのでリュックに詰めました。でも、子どもの頃の写真など私の思い出のほぼ全てが焼けてなくなってしまいました。

 国連の関与による退避が始まり、5月1日、製鉄所から脱出できました。それまでの2カ月間は、思い出したくもない記憶です。

 市が用意した非常食は、最初は1人1日1個あったのが、3日で1個になり6日で1個になり。水でふやかして、おなかを満たしました。ボランティアを買って出て、製鉄所を抜け出して町の食料品店から缶詰などを取りに行ってくれる男性もいました。でも、食べ物を自分たちだけ独占してしまう人もいて、全員が生きているのがやっとでした。人間がそんな状態ですから、連れてきた2匹の犬のうち1匹は死にました。

朝日新聞社

2110OS5:2023/02/26(日) 23:57:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/13f60a5fa4c210a7e462f5773de40979eaf74dc1
「同一民族」、違い歴然 ロシア人とウクライナ人 失敗の裏にプーチン氏の誤解〔深層探訪〕
2/26(日) 7:00配信

時事通信
ロシアのプーチン大統領=22日、モスクワ(AFP時事)

 両国民は一つの民族―。ロシアのプーチン大統領は2021年7月、自国とウクライナの「歴史的一体性」に関する論文を発表した。これを下敷きに「口実」をこしらえ、昨年2月24日に踏み切ったのが、今回の侵略戦争だった。権力の座に20年間以上君臨し、自国のみならず隣国の民意もコントロールできると読み誤っていたことが、電撃作戦の「失敗の本質」ではないか。

【写真】民族衣装で団結(アテネで行進するウクライナ人女性ら)

 ◇動揺する侵略国
 プーチン政権は14年にウクライナ南部クリミア半島を併合し、ロシア人は愛国心を高揚させた。一方、領土を奪われたウクライナ人は8年間で強くなったと言われる。さらに侵攻で、苦難の1年間を経験した。

 ウクライナの首都キーウ(キエフ)ではもはや、空襲警報は日常茶飯事。今月20日のバイデン米大統領の訪問時も鳴り響いたほどだった。整然と地下鉄駅などに身を寄せる人、警報に慣れて避難しない人もいるが、共通してうかがえるのは「ロシアのファシスト」(キーウ市民)の脅しに屈しないという姿勢だ。

 プーチン氏が第2次大戦の「戦勝国」と今でも誇るロシアではどうか。22日朝、国内でラジオから耳慣れない音とメッセージが流れ、動揺が広がった。

 「注意、注意、ミサイル攻撃の恐れ」。西はウクライナ国境付近から東はシベリアまでの10都市。「空襲警報」はソーシャルメディアでロシア全土に拡散した。非常事態省はすぐさま「ラジオ局へのサイバー攻撃の結果、誤情報が流された」と発表。しかし、昨年12月に内陸奥深くの空軍基地がウクライナ軍の攻撃を受けており、ロシア国民は現実味を帯びる空爆の恐怖をかみしめた。

 ◇恐怖で操れるか
 スパイ出身で冷静沈着な印象もあったプーチン氏は、クリミア併合の「成功体験」で目が曇ったようだ。14年のロシアの軍事介入開始から「偽の住民投票」を経て併合に至るまで1カ月弱。今回の侵攻も楽観的なシナリオに依拠し、ゼレンスキー大統領が逃げれば、ウクライナ国民は自分になびくと信じていた節がある。

 ところが両国民は「一つの民族」ではなかった。プーチン氏が「歴史的領土」と言い張る南部ヘルソン市では昨年3月、占領軍を歓迎しない市民が抗議デモを展開。「ロシアは永遠にここにいる」と宣伝されたが、同11月にウクライナ軍が奪還し、市民は歓喜に沸いた。

 プーチン政権は国内で反体制派指導者に毒物を盛ったり、反戦デモを弾圧したりした結果、保守的で政治変革に無関心な多数派に「戦時大統領」を支持させることに成功した。ウクライナでも空爆で恐怖を味わわせれば、民心を操れると考えた可能性がある。

 ◇隣国の信頼失う
 モスクワの名所「雀(すずめ)が丘」では22日、防空兵器のレーダー稼働が伝えられた。この高台から眼下に見えるのはルジニキ競技場。ここで官製集会を開いたプーチン氏は、自分が誰よりも命を守られながら「国民全員が祖国の防衛者だ」と戦争協力を呼び掛けた。500ルーブル(約900円)の謝礼を受け取り、歓声を上げたロシア国民は何を考えたのか。

 ウクライナ人が選挙で政権交代できる社会を持つのは、ロシア人との決定的な差だと言われる。侵攻はあだとなり、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)に接近し、南部オデッサ市では都市の礎を築いたロシア皇帝エカテリーナ2世の銅像が撤去された。そして、プーチン氏は「隣人」の信頼を完全に失っている。(キーウ時事)

2111OS5:2023/02/28(火) 10:27:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2d54cb291a716478f33bfa7265f6e833f1fb17
「偽情報」自撮りで撃退、ウクライナ「心守る戦い」[世界秩序の行方]第2部 侵略1年<3>
2/28(火) 5:03配信

読売新聞オンライン
 偽情報を流して敵の思考を混乱させ、情勢分析を誤らせて有利な状況を作り出そうとする「認知戦」。ロシアのウクライナ侵略によって、その戦いの一端が明るみに出た。


 昨年2月24日、ロシア軍が迫る首都キーウ近郊など各地に多数のドローン(無人機)が飛来した。兵士や住民のスマートフォンは、次々とメッセージを受信した。

 〈大統領は国外に出た。武器を捨て、家に帰れ〉

ロシアのウクライナ侵略が始まった翌日、首都キーウで撮影した動画に政府高官と共に映るゼレンスキー大統領(昨年2月25日)=ロイター

 ロシア軍がドローンを送信機に使って偽情報をばらまいたと、中立国オーストリア軍参謀本部でウクライナ情勢を分析するマルクス・ライスナー大佐(44)は語る。戦わずして敵の戦意を喪失させる狙いだ。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが拡散した偽情報に即応した。翌25日夜にキーウの大統領府外で、政権幹部5人そろって自撮りした動画をネットに投稿した。「首相も大統領も、ここにいる。我々は独立と国を守る」と訴えた。

 デジタル技術の普及で戦火の情報が瞬時に世界を駆けめぐる時代。情報で人々の心理に影響を与える認知をめぐる攻防は、戦局にも影響を与えている。

 ウクライナ軍は昨年9月、東部ハルキウ州の大半を短期間で奪還した。露軍の防衛線を戦車で突破後、後続の歩兵部隊を小集落に散らし、ウクライナ国旗を立てる動画を両軍兵士が使うSNSのテレグラムで次々に投稿した。露軍は、占領地から敗走した。

 ライスナー氏は「包囲されたかのような動画を見て、露軍はパニックに陥った」とみる。ウクライナ軍による巧みな「認知戦術」が効果を発揮した例だ。

 ロシアは2014年にウクライナ南部クリミアを併合した際、サイバー攻撃で混乱をつくり、SNSで偽情報を広める認知戦で優位に立った。その後も、ウクライナ国民の約3割を占めるロシア語の話者を狙い、ゼレンスキー政権が「ネオナチと薬物中毒者」に支配されているなどというプロパガンダを強めた。

 昨年2月の侵略直前、露情報機関の連邦保安局(FSB)は、ウクライナで住民の意識調査を行った。ゼレンスキー政権を信用しない人が67%、国のために戦わない人が40%だった。調査を入手した英王立防衛安全保障研究所(RUSI)の報告書は、「この結果からプーチン政権はウクライナの体制崩壊が可能と判断した」と分析する。

 プーチン氏は侵略から2日目の昨年2月25日、ウクライナ軍兵士に「権力を奪取せよ」と呼びかけ、クーデターをたきつけた。

 それから1年、高まったのは、露軍の残虐行為に直面したウクライナの人たちの「国を守る」という決意だ。ロシアは認知戦に敗北しつつある。

2112OS5:2023/02/28(火) 10:28:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ef2c10f70e7b5bb21ed2196c5549512e4da60c7
冷戦時代の対ソ最前線基地「売却は誤り」、ノルウェーで買い戻しの声…[世界秩序の行方]第2部 侵略1年<2>
2/26(日) 5:02配信
ロシアのウクライナ侵略で激変したのは、欧州の安全保障情勢だ。

【写真】ロシアがバレンツ海で行った極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の発射実験

(写真:読売新聞)

 冷戦時代に米ソ対立の最前線だった北極圏。ノルウェー北部トロムソ郊外で2月、海に面した高さ270メートルの岸壁に掘られた洞窟で、訓練中のオランダ軍輸送艦が出入りを繰り返していた。洞窟内に全長340メートルの艦船ドックがあり、アリの巣のように張り巡らされたトンネルに弾薬庫や司令室が並ぶ。

 1950年から本格的な建設が始まった洞窟の名称はオラフスバン基地。北大西洋条約機構(NATO)がソ連海軍の監視に使い、かつては存在自体が秘密だった。冷戦終結20年後の2009年にノルウェー政府は基地閉鎖を決め、民間に売却した。「ロシアの脅威は低減した」として売却を決断したのは当時のノルウェー首相で、現在はNATO事務総長のイェンス・ストルテンベルグ氏だった。

 ノルウェー国会ではロシアによるウクライナ侵略が始まって以降、「脅威を読み間違えた」と政府に基地の買い戻しを求める声が噴出している。ウクライナ危機以前から訓練場所として契約するオランダ軍以外にも、NATOとして基地を利用できるようにする可能性を探っている。

 「NATOは、我々の抗議にもかかわらず、着実に拡大している」

 ロシアのプーチン大統領は昨年2月のウクライナ侵攻直後の演説で、こう述べた。

 ウクライナの激しい抵抗で戦争は長期化し、プーチン氏の思惑に反してNATO加盟国はロシアの隣にまで迫っている。昨年5月に申請したフィンランドとスウェーデンの加盟が実現すれば、北極圏と接する8か国のうち7か国がNATO加盟国となる。

 ロシアは北極圏を「戦略的重要地域」とし、旧ソ連軍の基地の修復や砕氷船の増強に力を入れてきた。ロシア北方艦隊の本部はバレンツ海につながるコラ半島にあり、保有する核搭載可能な潜水艦11隻のうち8隻が拠点としているとされる。

 北欧2か国がNATO加盟を申請した後、露軍は北極海へとつながるバレンツ海で極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の発射実験を行った。核搭載が可能な無人原子力潜水艇「ポセイドン」の発射試験もちらつかせる。

 反対に冷戦終了後に北極圏への軍事的な投資を削減したNATO加盟国は、今になってロシア軍への対応を迫られている。米英や北欧諸国は潜水艦戦力とともに、ロシアの潜水艦を監視する哨戒機も増強する。

 ノルウェー海軍元中将のケテル・オルソン氏は「冷戦時代に伯仲した北極圏の軍事的優位性は今、ロシアにある。追いつくには3〜5年が必要だ」と指摘する。極寒の海の緊張が、再び高まっている。

2113OS5:2023/02/28(火) 10:29:06
旧東側 ロシア離れの30年

NATO加盟 脱・「緩衝地帯」
 ロシアにとって、西方からの脅威は特別な意味を持つ。19世紀前半にフランスのナポレオン、20世紀前半にナチス・ドイツの侵略で甚大な被害を受けたロシアは、西欧との間に影響力を行使できる「緩衝地帯」を求めたがる。

 ロシアのウクライナ侵略は、米欧各国による北大西洋条約機構(NATO)が緩衝地帯を越え、対ロシア包囲網を築いているという妄想で引き起こされた面がある。プーチン大統領の思惑に反し、ウクライナ危機でNATOの東方への拡大はさらに進んだ。

スロバキア中部レシュチに新設されたNATO即応部隊の拠点(昨年10月))=酒井圭吾撮影

 NATOは昨年、ロシアを刺激しないために部隊配置を避けていたブルガリア、ルーマニア、ハンガリー、スロバキアの東欧4か国に前線展開する「即応部隊」の拠点を作った。

 昨年10月、スロバキア中部レシュチに新設された即応部隊の基地がメディアに公開された。ドイツ軍が主導し、米国とオランダ、チェコ、スロバキア軍など1100人が半年交代で展開する。地対空ミサイルシステム「パトリオット2」が5〜10基、配備されていた。

 冷戦時代にソ連軍兵舎として使われた施設は、NATO軍が実弾を使った銃撃戦の訓練所として使っている。スロバキア駐在ドイツ軍司令官のディルク・クラウゼ大佐は「東への抑止力を示すのが我々の任務だ」と述べた。

フィンランド東部イマトラで、静まりかえるロシア国境ゲート(13日)=酒井圭吾撮影

 冷戦時代、ソ連の隣国のフィンランドはNATOなどの軍事同盟に属さず、ソ連と一定の友好関係を保っていた。大国の意向に配慮して国家生存を図る小国の外交手法は「フィンランド化」と呼ばれた。

 そのフィンランドが伝統的な中立政策をかなぐり捨てた。昨年5月、隣国スウェーデンとともにNATO加盟を申請した。

 フィンランド東部イマトラ。今年2月、ロシアに通じる国境ゲートは静まりかえっていた。フィンランド国境警備隊によると、ロシアのウクライナ侵略開始前は、1日最大1万5000台の車両が入国した。反露姿勢に転じたフィンランドがビザ発給を制限し、今はわずか200台程度しか通過しない。

 今年春には、国境1300キロの一部に高さ3メートルのフェンス建設を始める。国境警備隊のカリ・ケンピネン隊長は「国民の安全を守るための措置」と説明した。

 冷戦終了後、ソ連は解体され、東西ドイツが統一した。ソ連の衛星国だった東欧各国は次々に西側との関係を強めた。

 NATOは東方へと拡大した。1999年にポーランド、チェコ、ハンガリーが加盟。2004年にはソ連の一部だったエストニアなどバルト3国までもが米欧との軍事同盟の一部となった。

2114OS5:2023/02/28(火) 10:29:22
プーチン氏 介入強める
 ソ連崩壊後のロシアは経済的に混乱したが、00年に大統領となったプーチン氏は資源輸出の拡大で国力を回復させた。プーチン氏はNATO拡大へのいらだちを隠さなくなった。

 07年のミュンヘン安全保障会議で、プーチン氏は声を荒らげた。

 「NATO拡大は、欧州の安全保障と無関係だ。相互信頼を損なう深刻な挑発行為だ」

 ロシアがNATO加盟を希望する旧ソ連から独立した国への介入を強めるようになったのは、この頃からだ。08年にはジョージアに軍事介入し、14年にはウクライナ南部クリミアを併合した。

 「事態がこのようになった今、ウクライナのNATO加盟は適切だ」

 国際政治学者でリアリストの代表格であるヘンリー・キッシンジャー元米国務長官(99)は今年1月、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)にオンラインで出席し、こう語った。勢力均衡を重視するキッシンジャー氏はかつて、ウクライナは中立的な緩衝地帯であるべきだと主張していた。

 ロシア軍とウクライナ軍の一進一退の攻防の行方は見えない。だが、NATOとロシアが対立する最前線は、着実に東へと動いている。

日本も連携 「台湾」見据え
 ロシアによるウクライナ侵略を契機に、日本にとって、中露への脅威認識を共有するNATOとの連携は重要性を増している。中国が覇権主義的な行動を強める中、日本政府は台湾有事も見据え、NATOのインド太平洋地域への関与拡大に向けて積極的に動いている。

 岸田首相は昨年6月、日本の首相として初めてNATO首脳会議に出席した。ウクライナ侵略を踏まえて「欧州とアジアの安全保障は不可分だ」と訴え、欧州と共にウクライナ支援や対露制裁の強化に取り組む決意を示した。

 首相を突き動かしたのは、台湾有事への危機感だ。台湾有事が発生し、紛争が長期化すれば、武器・弾薬など各国からの支援が必須となる。NATOの支援を得るため、関係強化は不可欠だとの認識がある。

 首相の思いに呼応するように、今年1月にはNATOのストルテンベルグ事務総長が来日した。首相と会談後の共同記者発表で、事務総長は「欧州で今日起こっていることは、アジアで起こりかねない」と指摘。NATOとしてインド太平洋地域への関与を強めていく姿勢を鮮明にした。

 価値観を共有する日NATOは、これまでの海洋安全保障などでの協力に加え、宇宙やサイバー空間を通じた偽情報の流布など、新たな領域に関わる協力でも利害が一致している。

 日本は欧州連合(EU)をはじめとする欧州各国とも安保協力を強化している。首相は1月の欧州歴訪で、日英伊3か国で戦闘機を共同開発していくことを確認したほか、英国とは、自衛隊と英軍の共同訓練をしやすくする「円滑化協定」(RAA)に署名した。日本の外務省幹部は「NATOとEU、2国関係をそれぞれ強化すれば、欧州との重層的な安保協力が可能になる」と強調している。

2115OS5:2023/02/28(火) 10:29:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c79a1069a583591fdcc24383a94b1a2088c171e4
「露が戦場で核検討」、情報で一気に緊張…米は直接警告[世界秩序の行方]第2部 侵略1年<1>
2/25(土) 5:00配信
 ロシア軍によるウクライナ侵略から、24日で1年がたった。核兵器を持った大国ロシアの暴挙で、世界秩序はどう変わったか。第2部はウクライナ危機が世界に与えた影響を追う。

【動画】ウクライナ侵略から1年、隣国ポーランドで地元市民や避難民が抗議デモ

 <ロシア軍幹部がウクライナで小型の戦術核兵器を使う案を協議した>

 昨年10月中旬、こうした情報が米ホワイトハウスと国防総省を駆け巡った。ロシア軍が持つ戦術核兵器は広島型原爆の6倍以上の爆発威力を持つ。

 西側外交筋によると、ロシアが無人の北極海で威嚇のために使用するなどといった臆測はあったが、この時は「ウクライナの進軍を阻止するために戦場で使用を検討している」という具体的な情報もあった。一気に緊張が走った。

 これに先立つ9月、プーチン露大統領はウクライナ東・南部4州の「併合」を一方的に発表した。ウクライナ軍は10月に入ると、東部ドネツク州の要衝リマンを奪還するなど4州で反転攻勢を強めていた。

 ロシアの「軍事ドクトリン」は、通常兵器による攻撃であっても、自国の存続が脅かされる場合に核兵器の使用を認めている。「併合」された4州がロシア領土になったとみなしたプーチン氏が、核の使用に踏み切る「レッドライン」を越えたように見えた。

 米露間には、冷戦期から有事の際のホットラインがある。米国は危機の回避に向け、素早く動いた。

 オースティン国防長官は10月21、23の両日、セルゲイ・ショイグ露国防相と電話会談した。米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長も24日、露軍のワレリー・ゲラシモフ参謀総長と電話で話した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、一連の会談で露側は軍事ドクトリンに触れたという。ホワイトハウスで対露政策に携わった複数の元政府高官は「ロシアが核を使えば、米国は通常兵器で軍事介入に踏み切るオプションを示したはずだ」と口をそろえる。

 ロシアの核をめぐる機密情報は、日本政府にも伝えられた。同盟国も巻き込んでロシアの核使用を封じる「包囲網」が必要との判断からだ。

 オーストラリアを訪問中だった岸田首相は10月22日の日豪首脳による共同記者発表で、事前に用意した原稿を大幅に修正した。

 「ロシアがウクライナでの核兵器使用を示唆していることは、極めて憂慮すべき事態だ。仮に核兵器が使用されれば、それは人類に対する敵対行為だ」

 <ウクライナでの核兵器使用>と限定したのは、核使用の兆候を日本も共有していたことを示す。

 その後、切迫した脅威は解消した。大きな理由は、プーチン氏が友好関係を保つ中国に配慮している点にあるとみられる。

 ウクライナ侵攻開始直前に会談した中国の習近平国家主席とプーチン氏は「無制限の友好」をうたった。中国は内政不干渉を理由に中立的な立場を取っていたが、核使用が現実味を帯びてから対応が変わった。

 11月4日に習氏は北京でドイツのショルツ首相と会談し、「国際社会は核兵器の使用や脅しに対し共に反対すべきだ」と発言した。その後も、中国要人が会談で「核の使用に反対」と繰り返し強調している。

 オバマ政権の国家安全保障会議(NSC)上級部長でロシアとの核軍縮交渉に関わったリン・ラステン氏は「習氏は水面下でもプーチン氏に伝えただろう。中国との関係に大きく依存するプーチン氏にはこたえたはずだ」と分析する。

 プーチン氏は、米露間の核軍縮枠組み「新戦略兵器削減条約(新START)」の履行停止を表明し、核戦力を増強する方針も示している。ウクライナとの攻防の行方次第では、核の使用を検討する可能性は消えない。その時に西側各国は再び、薄氷を踏むような対応を迫られることになる。

2116とはずがたり:2023/03/06(月) 20:42:11

親露派としてはムネオが突出しているけど森喜も負けちゃいないねぇ〜

森元首相、日本のウクライナ支援「こんなに力入れちゃっていいのか」
https://mainichi.jp/articles/20230125/k00/00m/030/267000c
毎日新聞 2023/1/25 19:52(最終更新 1/26 02:59) 有料記事 273文字

 森喜朗元首相は25日夜、東京都内の会合で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの日本政府の支援について、「こんなに力入れちゃっていいのか」と懸念を示した。政府はロシアの侵攻を「国際秩序の根幹を揺るがす暴挙」(岸田文雄首相)と位置付け、ウクライナ支援や対露制裁に取り組んでおり、森氏の発言は物議を醸す可能…

2117OS5:2023/03/07(火) 14:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c602e000b60ec35db7b362b5c5af35f9da680f7
チハノフスカヤ氏に禁錮15年 ベラルーシ反政権派の象徴
3/7(火) 0:03配信

時事通信
スベトラーナ・チハノフスカヤ氏=1月17日、スイス・ダボス(EPA時事)

 ベラルーシの首都ミンスクの裁判所は6日、反政権派の象徴で、バルト3国の隣国リトアニアに脱出しているスベトラーナ・チハノフスカヤ氏(40)に対し、被告人不在のまま禁錮15年(求刑同19年)を言い渡した。

 国営ベルタ通信が伝えた。

 チハノフスカヤ氏は2020年の大統領選に反政権派の統一候補として出馬。ルカシェンコ大統領が一方的に当選を宣言したことを受け、選挙での不正を訴えたものの、投票の数日後に国外に逃れた。ベラルーシ当局は、抗議デモを呼び掛けて権力掌握を図ろうとした罪でチハノフスカヤ氏を起訴していた。

 チハノフスカヤ氏は判決後、ツイッターへの投稿で「自分の判決ではなく、無実のまま拘束、収監されている数千人のことを考えている」と表明。人々を解放するため、活動を継続する姿勢を示した。

2118OS5:2023/03/08(水) 21:33:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023030800202&g=int
大規模抗議デモ、警官が排除 「外国スパイ」法案巡り―ジョージア
2023年03月08日06時20分

7日、トビリシで、にらみ合うデモ隊とジョージア(グルジア)の警官隊(AFP時事)

 旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)議会は7日、外国から資金を受けた法人を規制する「外国エージェント(スパイ)」法案を第1読会(3段階審議の1番目)で可決した。これを受け、首都トビリシで抗議デモが膨れ上がり、一部が暴徒化、警官隊が催涙ガスなどで排除した。


 訪米中のズラビシビリ大統領は事態を重く見て、予定した会談などを中止。デモ隊に理解を示し、法案に拒否権を行使すると約束した。

2119OS5:2023/03/10(金) 07:22:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/eaa4b58b8fe7f61c0fdf186da166807643dba415
ジョージア与党、「外国スパイ法案」撤回 親欧米派はデモ継続
3/10(金) 0:12配信


時事通信
ジョージア(グルジア)の首都トビリシで、鉄柵が築かれた議会前=9日(AFP時事)

 旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)の首都トビリシで連日続くデモを巡り、与党「ジョージアの夢」などは9日、抗議の発端となった「外国エージェント(スパイ)」法案を撤回すると発表した。

 だが、親欧米派を中心としたデモ隊はかねて与党への不信感を募らせており、9日夜も議会前に集まるよう呼び掛けた。

 法案は外国から資金を受けた法人を公表する内容で、強権的なロシアのプーチン政権をまねたとされる。言論の自由を損ない、欧州連合(EU)加盟への道も閉ざすとして、親欧米派が猛反発していた。7日にズラビシビリ大統領が法案への拒否権行使を約束した後も、一度付いたデモの火は収まっていない。

2120OS5:2023/03/12(日) 17:06:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc8364a00f41a59ec77247891250367867344de
「分断させているのは国家」 隣国の平和願うベラルーシ市民
3/11(土) 19:02配信

AFP=時事
ベラルーシ・ザスラブリの正教会の前を歩く人(2023年2月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】ベラルーシの首都ミンスク郊外の静かな町。住民が冬の日差しの中、正教会の教会へと続く凍った道を慎重に歩いて行く。宗教的な祝日を前に、多くの人はロシアとウクライナという自分たちと関わりが深い隣国に平和が訪れるよう祈った。


 夫を新型コロナウイルスで亡くしたオリガ・フィリポビッチさん(35)は娘を見ながら「平和を祈っている」と話した。「この状況にはみんな心を痛めている」

 ロシアに経済的にも政治的にも依存するベラルーシでは、自国の兵士もウクライナに派遣されるのではないかと懸念する声がある。

 長年にわたり権力の座に就くアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は先に、脅威を感じたらウクライナへの攻撃に加わる構えはあると発言している。

 ベラルーシで取材したAFP記者は、一般市民はウクライナ・ロシア両国に同情的で、紛争に巻き込まれることを恐れている印象を受けた。

 無力に感じている人も多い。

 フィリポビッチさんは「私たちは小国で、大したことはできない」と話した。

 第2次世界大戦(World War II)を生き延びた祖母と一緒にニュースを見ることがある。「ロシアとウクライナの映像が流れると、祖母は涙を流す。それを見て私も泣いてしまう」

 ベラルーシ政府はウクライナ政府を批判し、ロシア政府を擁護している。だが、AFP記者には、ベラルーシ市民の間には、ロシア市民の間にあるような反ウクライナ感情は感じられなかった。

 ウクライナ侵攻はある意味、ルカシェンコ氏の権力を強化した。同国が平和なのは同氏のおかげだとの声も一部で上がっている。

 産休が明け職探しをしているユリヤ・スカチコさん(32)は「周りは大変なことになっているが、ここは安全だ」と話した。「政府のおかげで安心して暮らせる」

 ただ、ベラルーシが参戦し、ロシアのように動員が行われることを恐れている。「息子を戦争に送るために育てているのではないかと心配したくない。全てが良くなることを願っている」

2121OS5:2023/03/12(日) 17:06:39
■「そもそも起こるべきではなかった」
 ミンスクの公園で釣りをしていたエフゲニー・ペレステレフさん(64)は、ベラルーシ参戦について心配しているかと聞くと、「もちろん」と答えた。ウクライナ侵攻は「そもそも起こるべきではなかった」と言う。

 ペレステレフさんは旧ソ連時代に徴兵され、ウクライナのオデーサ(Odessa)港にいた。ウクライナに暮らす元同僚の兵士たちと今もつながりがある。「私たちは仲たがいなんかしていない。分断させているのは国家だ」と訴える。

 ベラルーシ南部はウクライナと1000キロ以上の国境を接している。その国境は、1年にわたり封鎖されている。

 だが、両国民の多くはもう片方の国に親戚がいる。この侵攻でベラルーシが担った役割について受け入れ難く思っている人も多い。

 16世紀に建造された町の教会前で、高齢女性2人が氷で滑らないよう支え合っていた。

 ワレンチナ・ラプコさん(72)は「(侵攻について)私に聞くべきではない」「私はウクライナ人だから」と明らかに動揺しながら言った。

 元会計士のラプコさんは19歳からベラルーシに住んでいる。

 ウクライナの首都キーウで暮らすきょうだいに毎日電話をかける。厳格な情報統制が敷かれているベラルーシでは情報の入手も楽ではない。

 ラプコさんの30年来の同僚で親友のエカテリーナ・ロコシナさんは数十年間ベラルーシに住んでいるが、ロシア出身だ。

「彼女はウクライナ人、私はロシア人。みんな心配している」とロコシナさん。「心配していない人なんて一人もいない」「みんな平和を望んでいる」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

2122OS5:2023/03/12(日) 17:07:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/73a15248797358a7295f5f45e9b3c1141c3e4fa0
ジョージア与党、法案撤回 「外国資金監視」巡りデモ拡大
3/10(金) 17:40配信
南カフカス地方の旧ソ連構成国、ジョージア(グルジア)で起きた大規模な抗議デモで、同国の政権与党「ジョージアの夢」は9日、デモの発端となった「外国の代理人」法案を撤回すると発表した。社会の安定の回復に向けた措置としている。ジョージア内務省も同日、デモで拘束した130人以上の全員を釈放すると表明した。タス通信などが伝えた。

デモを主導した野党側の要求を与党側が受け入れた形で、デモは収束に向かった。ただ、野党側は今後も前倒し議会選の実施などを求めていく方針を示しており、不安定化した政治情勢は尾を引く可能性がある。

法案は、外国から一定の運営資金を受け取っている団体やメディアを、スパイと同義の「外国の代理人」に指定し、国の監視下に置くとする内容。外国勢力の内政干渉を防ぐことが趣旨とされ、7日の議会審議で与党側の賛成多数により基本採択された。

しかし、外国の代理人法は、同様の法律が施行されているロシアでは政権に批判的な組織への弾圧に使われていることから、同じ事態がジョージアでも起きることを危惧した野党や国民らが反発。同法の成立で言論統制が強まれば、同国が目指す欧州連合(EU)加盟の障害になる可能性も指摘され、野党側は首都トビリシで7日から法案撤回を求めるデモを開始した。デモには少なくとも数千人以上が参加したとされる。

治安当局は放水などでデモの沈静化を図り、9日未明までにデモ隊130人以上を拘束した。デモ隊、当局側双方に負傷者が出た。

ジョージアではロシアによる軍事侵攻を受けた2008年以降、与野党とも親欧米路線を政治姿勢の基調としているが、欧米諸国との距離感を巡って見解の対立が起きている。

2123OS5:2023/03/13(月) 21:14:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/1385e524f003d94b9d24a010c2bf4f1ac349438b
ロシア国防省、ワグネルとの対立最高潮に 意図的に犠牲拡大か
3/13(月) 19:43配信

朝日新聞デジタル
ロシアのサンクトペテルブルク郊外の墓地で2022年12月24日、ウクライナへの侵攻で死亡した、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員の葬儀に出席するワグネルの創設者プリゴジン氏=AP

 米シンクタンク戦争研究所(ISW)は12日、ロシア国防省と同国の民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏の対立が最高潮に達しているとの分析を公表した。


 ワグネルは激戦が続くウクライナ東部バフムートで多大な死傷者を出しているとみられる。ISWは、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長ら軍の主流派が政権への影響力を強めようとするプリゴジン氏を警戒し、ワグネルへの弾薬の供給を制限することなどで意図的に犠牲を拡大させ、同氏の力をそごうとしている可能性があるとみている。

 ISWは「国防省はバフムートの戦場でワグネルの排除を優先しており、それが進軍ペースを低下させているとみられる」と指摘している。

朝日新聞社

2124チバQ:2023/03/15(水) 07:05:59
4642 OS5 2023/03/13(月) 12:40:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/12c572952cf53936adab1013155728d8605f03bc
モルドバで親ロ派数千人デモ 警官隊と衝突、54人拘束
3/13(月) 7:02配信


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時事通信
12日、モルドバの首都キシナウで、親ロシア派野党「ショル」が動員した抗議デモ(AFP時事)

 ウクライナに隣接する旧ソ連構成国モルドバの首都キシナウで12日、親ロシア派野党が数千人の抗議デモを動員し、参加者が警官隊と衝突した。

 モルドバ当局は「ロシアの情報機関がデモを通じ、状況を不安定化させようとしている」と指摘。現地からの報道によると、54人が拘束された。一部はナイフなどを所持していたという。

 サンドゥ大統領は2月、「モルドバ破壊工作」の情報がウクライナから寄せられたと確認し、詳細を公表。米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も今月10日、「ロシアはモルドバ政府を弱体化させようとしており、親ロ派政権の樹立が最終的な目的だ」と警鐘を鳴らした。懸念された事態が現実となった形だ。

 デモ参加者は12日、数十台のバスで組織的にキシナウに集結。警察が通行を阻んだところ、下車して徒歩で中心部へ移動した。ロシアの天然ガス供給削減に伴う苦境を背景に「冬の公共料金3カ月分の無償化」を要求。さらに、欧州連合(EU)加盟路線を加速させる親欧米派のサンドゥ政権退陣と、議会解散・総選挙まで迫った。

2125OS5:2023/03/16(木) 15:58:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/9606bc832b049d84eaa55861646b6102771cb2ef
ロシア離れ進む若者、夢はEU加盟 ジョージア
3/16(木) 14:08配信
AFP=時事
ジョージア・トビリシの議会近くで行われた抗議デモの参加者に放水する機動隊(2023年3月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】旧ソ連構成国ジョージアの首都トビリシで先週、「外国の代理人」法案に抗議する大規模デモが行われ、大勢の若者が参加した。一部が暴徒化し、機動隊が催涙ガスや放水銃を使用したがひるむことなくデモを続けた理由について、AFPの取材に応じた若者は、欧州との関係を強化すべきだという確固たる信念を挙げた。

【写真】「We are Europe」と書かれたプラカードを掲げたデモ隊

 議会は第1読会で7日、外国とつながりのあるメディアやNGOを「外国の代理人」に指定して登録義務を課す法案を可決。同様の法律がロシアで反体制派の取り締まりに利用されているとして抗議デモが広がった。

 こうした動きを受けて与党「ジョージアの夢」は10日、法案を正式に取り下げた。デモ隊は議会の外で歓声を上げ、「We are Europe(私たちは欧州)」と書かれたプラカードを掲げた。

 20歳の男子学生は、「法案成立が取り下げられ、国民が勝利し、欧州の未来のために闘い続けることができうれしい」と語った。「私たち世代は民主的で自由なジョージアで生まれ育った。平和と自由を守りたい」

 さらに、今回の抗議デモは特定政党への支持から起こったものではなく、市民社会が活発であることの表れだと主張した。「私たちの世代はあらゆる政党から距離を置こうとしている」という。

 ロシア政府は10日、外国勢力がジョージアで「クーデターを企てている」と非難した。

 しかし、若年層に親欧州派が多いジョージアで、ロシアの影響力は弱まっているようにみえる。

 収監中のミヘイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)元大統領は、法案成立を阻止したデモ隊を称賛した。

 欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)加盟の意思は憲法にも盛り込まれており、世論調査では国民の約80%が加盟を支持している。

「私たちは欧州に属していて、EU加盟国となるべく少しずつ進んでいる」とソーシャルワーカーの女性(32)は話した。

■「ロシアは監獄」
 デモ隊に漂う雰囲気は、2014年にウクライナの親ロシア派政権の崩壊を招いた「マイダン(Maidan)革命」時のキーウをほうふつとさせた。

 ジョージアは、巨大な隣国ロシアによる侵攻をたびたび受けてきた。

 ロシアは2008年、ジョージアに軍事介入した後、南オセチア(South Ossetia)とアブハジア(Abkhazia)の親ロシア派2地域の独立を承認し、軍を駐留させた。

 これにより、NATO加盟はジョージアにとって一層の緊急課題となった。

 昨年、ロシアがウクライナに侵攻した直後、同国、モルドバと共にジョージアはEU加盟申請を行った。しかし、国内の政治改革が優先されるべきだとして加盟候補国の認定は見送られた。

 ジョージアのEU加盟はロシアおよび旧ソ連時代の過去との決別であり、個人の自由と経済発展には不可欠と見なすデモ参加者も多い。

「欧州は自由。ロシアは監獄みたいだ」と、EUの旗に身を包んだ15歳の男子生徒は話した。

 ドイツ・ミュンヘン(Munich)でジョージア名誉領事の元秘書の女性(34)は、「私たちはロシアのものは一切受け入れない。ソ連に戻りたいとも思わない。それに尽きる」と話した。

「できるだけ早く、EUの加盟候補国として認めてもらいたい」 【翻訳編集】 AFPBB News

2126とはずがたり:2023/03/19(日) 00:16:38
>東部と南部からの攻撃を想定し、北部ベラルーシ側からの侵攻を想定していなかったウクライナ軍。
これなのに東部と南部は広大な土地を奪われキーウは死守出来たんだな。。

軍事侵攻あの日何が?重なった“想定外”とキーウ攻防の舞台裏
2023年2月21日 20時48分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230221/amp/k10013985891000.html

ロシア軍がウクライナに向けてミサイルを発射し、国境を越え始めた1年前の2月24日。欧米メディアは「首都キーウは72時間で陥落し、ウクライナは降伏するだろう」と盛んに報じていた。

しかし、ウクライナは持ちこたえる。いったいその時、何が起きていたのか?

今回、ゼレンスキー大統領を支える側近たちがNHKの取材に応じ、侵攻開始直後の緊迫した舞台裏を証言。危うい瞬間が幾度もあったことがわかってきた。

ウクライナ、そして世界を大きく揺るがすことになったこの戦争の原点に迫る。
(NHKスペシャル『ウクライナ大統領府 軍事侵攻・緊迫の72時間』取材班)

隣国ベラルーシからの想定外の侵攻
2月24日未明。

100発以上のミサイルがウクライナ各地に打ち込まれ、地上からは国境沿いに集結していた最大19万のロシア軍が、ウクライナに向けて侵攻を始めた。

ゼレンスキー大統領は、すぐさま自らの携帯電話から国民に向けて、「平静を保つように」とのメッセージを発信した。

しかし、実はこの時、ゼレンスキー大統領たちは想定外の事態に直面していた。

隣国ベラルーシからの攻撃だった。

実は侵攻の2日前、ベラルーシのフレニン国防相と電話で話をしていた。

侵攻前の2月10日から、ロシアとベラルーシの合同軍事演習がウクライナの国境近くで行われていた。

当初、演習は10日間の予定だったものの、その期間を過ぎても撤収の動きが見られなかったため、直接ベラルーシ側に意図を確認しようとしたのだ。

このときベラルーシの国防相が「ベラルーシ側からの侵略はありえない」と確約したこともあり、ウクライナ軍は首都防衛の部隊もふくめ、主力部隊のほとんどをロシアとの国境に近い東部や南部に送っていた。

ベラルーシ国境からキーウまでは直線距離で80キロ。

突如、キーウは陥落の危機に直面した。

首都陥落の危機
プーチン大統領の侵攻開始宣言からおよそ6時間後、ベラルーシからおよそ40機のロシア軍のヘリコプターが奇襲攻撃をかけてきた。

狙われたのは首都防衛の重要拠点「アントノフ空港」。

キーウ郊外にあり、ゼレンスキー大統領が執務をおこなう大統領府まではおよそ30キロ。
ちなみにここは、世界最大の輸送機「ムリーヤ」の母港であり、あらゆるサイズの航空機の受け入れが可能。

ここを奪われれば、ロシア軍の大型輸送機によって次々と部隊が送り込まれ、キーウの防衛は絶望的になる。

不意を突かれたウクライナ軍。

空港の監視カメラには、ロシア軍の攻撃に一方的にさらされ、ほとんど反撃できていない様子が記録されていた。

このとき空港を守っていたのは経験の浅い兵士ばかりだった。

一方、空港を奇襲したのはロシア軍の精鋭、空挺部隊だった。

彼らは空港の構造を調べ上げてきたようで、まっさきに管制塔を占拠した。

侵攻開始からおよそ11時間が経過した午後4時には、アントノフ空港はロシア軍の支配下に置かれた。

2127とはずがたり:2023/03/19(日) 00:16:53
>>2126-2127
武器支援を求めるウクライナ、ロシアを刺激したくない欧米
侵攻が始まってから12時間40分。

ゼレンスキー大統領は、初めてカーキ色のTシャツを着て現れた。

そして、国際社会に対する憤りをあらわにした。

ボロディミル・ゼレンスキー大統領
「ヨーロッパ、そして自由世界の指導者のみなさん。いま私たちを強力に支援してくれなければ、明日、戦争があなたのドアをノックすることになるでしょう」
時折、手をテーブルに打ち付けながら、強い口調で訴えたゼレンスキー大統領。

実はその憤りには背景があった。

9年前、ロシアはウクライナの領土の一部であるクリミア半島を一方的に併合。

脅威に直面したウクライナは、アメリカやヨーロッパの国々に軍事面での支援を求めてきた。

しかし、いつも大きな壁が立ちはだかっていた。ロシアを刺激したくないという欧米の姿勢だった。

欧米諸国のその姿勢は、軍事侵攻が始まっても変わらなかった。

緊迫の72時間と、その後の泥沼
東部と南部からの攻撃を想定し、北部ベラルーシ側からの侵攻を想定していなかったウクライナ軍。

ロシア軍は、戦略的に重要な拠点を次々と攻撃し、初日の夜には首都キーウに間近に迫っていた。

侵攻初日にして、すでに首都キーウは陥落の危機に陥っていた。

そして翌日以降、事態はさらに緊迫度を増していく。

キーウ市内への戦車部隊の侵入と、市街戦。

ロシア工作員によるゼレンスキー大統領の暗殺の企て。

ロシアからの降伏勧告と、欧米からの首都脱出の提案。

だが3日目に入り、ロシア軍の動きに異変が現れる。

ウクライナ軍の強い反撃による、ロシア軍の侵攻速度の低下だった。

その理由のひとつに、ウクライナ軍の秘密作戦と、ロシア軍の誤算があったことがわかってきた。

実は侵攻当初、ロシア軍はミサイル攻撃によって、ウクライナ軍の主要な防空システムを破壊しつくす計画だった。

だが、侵攻を予期したウクライナ軍が、1か月ほど前から戦闘機や防空ミサイルなどを通常の配備地点から秘密裏に移動させたことで、ロシア軍の当初計画に狂いが生じていたのだ。

ウクライナの安全保障部門のトップは秘密作戦の一端をこう証言する。

オレクシー・ダニロフ国家安全保障・国防会議書記
「敵が予想もしないような、とてつもない作業が行われました。最初の頃、敵は狂ったようにミサイル攻撃を行ったとき、彼はこの攻撃でわれわれにとどめを刺せたと信じていました。しかし、敵は重要ではない場所にミサイルを発射していただけなのです」
こうしたいくつもの誤算が重なり、短期間で首都を陥落させウクライナを降伏に追い込むというロシア側の当初計画は、失敗に追い込まれていった。

4月初旬、ロシア軍はキーウ周辺から撤退。

そして、ロシア軍はあらためて戦力を東部と南部に集中させ、領土を面的に広げていく作戦に出ることになる。

今に続く、出口の見えない戦いは、こうして始まった。

2128とはずがたり:2023/03/19(日) 00:20:52
岸田首相「関心持ち捜査注視」 プーチン大統領に逮捕状
共同通信 / 2023年3月18日 20時29分
https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2023031801000999/?tpgnr=poli-soci
写真写真を拡大する
共同記者会見する岸田首相(右)とドイツのショルツ首相=18日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は18日、ウクライナ侵攻を巡り国際刑事裁判所(ICC)がロシアのプーチン大統領に戦争犯罪容疑で逮捕状を出したことに関し「捜査の進展を重大な関心を持って注視していく」と述べた。ドイツとの政府間協議後の共同記者会見で述べた。

 日本政府は先進7カ国(G7)議長国として対ロ制裁の強化を主導する立場。ICCの対応はプーチン氏の行為を糾弾する政治的メッセージとして重要な意味があると受け止めている。

 外務省幹部は、ロシアによるウクライナ侵攻が長引く中で「国際社会として、制裁の継続に加え、ロシアの行為は犯罪行為だとのメッセージを送る意義は大きい」と述べた。

2129OS5:2023/03/25(土) 19:23:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/259464460c78bbd5fa4f60275bbc64b2c3f13eb1
ウクライナ激戦地バフムト、市民1万人が今も 砲撃で移動できず
3/25(土) 8:26配信
毎日新聞
ウクライナ東部ドネツク州バフムトの街を歩く住民=2月24日、ロイター

 赤十字国際委員会(ICRC)は24日、ウクライナとロシアが戦闘を続けるウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムト近郊に約1万人の市民が残り、激しい砲火にさらされていると明らかにした。多くが高齢者や障害者だという。ロイター通信が報じた。


 ICRCの職員がウクライナ東部からオンラインで記者会見し、現地は激しい砲撃にさらされ、人々は移動できずに一日中シェルターの中にいると説明した。多くの家の屋根は吹き飛び、アパートは銃弾の穴だらけだという。

 ICRCは22日の声明で、職員がバフムト近郊のコンスタンチノフカ、チャシブヤールなどに入り、食料や水のほか、衛生用品や太陽光ランプなどを配布していると明らかにしていた。現地では、学校や病院も激しく損壊しているという。ICRCはロシア、ウクライナの双方が国際法を守り、市民を標的にせず、人道支援物資の搬入ルートを確保するよう求めている。

 バフムトはドネツク州内の主要都市へ続く幹線道路が交差しており、戦略上の重要拠点とされる。ロシア側は3月上旬にバフムトの包囲を進め、陥落寸前の状況だったが、ウクライナ軍の司令官は23日、ロシア側の勢いが「失われつつある」として、反転攻勢を予告している。【エルサレム三木幸治】

2130OS5:2023/03/25(土) 19:24:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/494da0b35d009c1d941bc859244b05d6f870931f
ブルガリア、戦争特需で潤う ウクライナに弾薬、工場は人手不足 ロシアと微妙な歴史
3/24(金) 7:07配信
時事通信
老舗のブルガリア兵器メーカー「アーセナル」の工場前=13日、中部カザンラク(AFP時事)

 【カザンラク(ブルガリア)AFP時事】ロシアによるウクライナ侵攻で、ブルガリアが戦争特需に沸いている。


 軍需品の輸出が昨年は40億ユーロ(約5700億円)に上り、侵攻前の3倍になったとみられている。ただ、口をつぐむ人も多い。

 ◇ガンズ・アンド・ローゼズ
 弾薬工場の中心地、ブルガリア中部カザンラクは化粧品などに使われるバラの産地で有名だ。美しいバラ園が延々と続くのどかな土地に、弾薬生産ブームが到来し、ここ1年は米ロックバンドの名前にちなみ「ガンズ・アンド・ローゼズ」の街と異名で呼ばれている。

 ブルガリアの老舗の兵器メーカー「アーセナル」はカザンラクの工場だけで7000人を雇用している。海辺のリゾートでの休暇など特典を付けて工場労働者を募集しないと間に合わないほど人手が足りない。

 ブルガリアは欧州連合(EU)の最貧国の一つだ。ウクライナ侵攻前は、仕事を求めて若い労働者の国外流出が止まらなかったが、今は戻ってくるようになっている。

 工場の前で取材に応じた新人の女性労働者は「雇われた時、最低でもこれから5年は毎日忙しいくらいの注文が既に入っていると言われた」と証言した。「私はまだ働き始めて1週間だが、私より新人がもう3人もいる」と新しい工員が日々増える職場の様子を話してくれた。

 ◇沈黙の好景気
 ただ、女性は名前を明かすことはかたくなに拒んだ。アーセナル社もAFP通信の取材要請に応じていない。

 ブルガリアはオスマン帝国からの独立に際しロシア帝国の支援を受けた歴史があり、カザンラクもかつてはソ連軍のための生産現場だった。こうした経緯から今もウクライナに直接、弾薬を輸出することをためらう。ルーマニアやポーランドに輸出されてからウクライナに送り込まれてきた。

 1989年に東西冷戦が終わるとカザンラクには不況が訪れた。しかし「ブルガリア製カラシニコフ銃」で知られる安くて頑丈な兵器への需要は中東で高まるようになり、2010年代に徐々に息を吹き返した。

 4月に総選挙を控えるブルガリアで、ウクライナへの弾薬供給は非常に微妙な話題だ。かつての共産主義者の流れをくむ親ロシア派はもちろん、台頭する極右集団もウクライナ支援に強く反対する。

 ブルガリアを最近訪ねて兵器産業を回ったブルトン欧州委員(域内市場担当)も少なからず目立たない動きを強いられた。昨年6月に退陣に追い込まれたペトコフ前首相は親欧州派で「侵攻直後のウクライナ軍を支えた弾薬の3分の1は、ブルガリア産だったはずだ」とドイツ誌に強調。EUへの貢献を誇示できない悔しさを訴えている。

2131OS5:2023/03/25(土) 19:55:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4bda92ca4c1acb08013198218e069966e8f3d58
ロシア軍は「極端な消耗」、バフムート攻撃「ほぼ停滞」 英国防省
3/25(土) 17:12配信

朝日新聞デジタル
2023年3月8日、ウクライナ東部バフムート付近の前線で、ロシア軍陣内に向けて発砲するウクライナ軍の装甲車両=AP

 英国防省は25日朝、ロシア軍による東部ドネツク州の激戦地バフムートへの攻撃が「ほぼ停滞している」との戦況分析を公表した。主因は、ロシア軍の「極端な消耗」の結果とみられるという。

 ロシア軍は、作戦の焦点を、バフムートの南に位置するアウディイウカなどの方面に移した様子もあるという。この動向について、英国防省は、ロシア軍が1月以降の攻勢で決定的な成果を得られなかったことから、より防衛的な作戦に戻ったことを示唆している、と分析した。

 また、英国防省は、ロシア軍の攻撃の「停滞」の背景には、ロシア国防省と、最前線に戦闘員を出してきたロシアの民間軍事会社ワグネルの間の「緊張」もありそうだ、と指摘した。ロシア側での両者の対立は繰り返し伝えられている。

朝日新聞社

2132OS5:2023/03/28(火) 09:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/841bc11a1338e2d9e227bc2a53a5aee61b095081
プーチン氏、逮捕恐れる 8月の南ア行き焦点 外遊制限で「逃げ」印象に苦慮
3/27(月) 7:06配信

時事通信
ロシアのプーチン大統領=21日、モスクワ(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は今年、外遊を大きく制限される。

 ウクライナ侵攻を巡って国際刑事裁判所(ICC)に逮捕状を出され、123の加盟国・地域を訪れた場合に理論上、逮捕される可能性があるためだ。存在感を示したい国際会議の出席を見送れば「逃げている」という印象を内外に抱かれかねず、対応に苦慮しそうだ。


 ◇BRICS重視
 当面の焦点は、南アフリカで8月に開かれる新興5カ国(BRICS)首脳会議。プーチン政権は、米国「一極支配」に対抗する「多極主義」の舞台として、中ロ主導の上海協力機構(SCO)と並んでBRICSを重視する。ウクライナを支援する西側諸国を「代理戦争」の敵と見なす中、けん制のためにも南ア行きは外せない。

 南アはICC加盟国。ロイター通信などによると、ラマポーザ大統領の報道官は19日、逮捕に関する「法的義務は認識している」と公式見解を表明した。同時に「首脳会議までの間、さまざまな利害関係者と連絡を密にしていく」とも述べ、事前調整でプーチン氏が逮捕されるリスクをゼロにしたいというロシアへの配慮を示した。

 南アのパンドール国際関係・協力相も22日、ICCの逮捕状発付にかかわらず、BRICS首脳会議へのプーチン氏の招待は有効だと確認。政府内だけでなくロシア側とも「今後の対応を協議する」と約束した。

 南アは「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の一角で、ウクライナ侵攻で「中立」を堅持。ロシアに制裁を科す西側諸国と距離を置いている。プーチン政権は1月にラブロフ外相を派遣したほか、2月に極超音速巡航ミサイルを装備したフリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」を寄港させ、中ロと南アの3カ国で海上合同軍事演習を実施した。

 ◇中印は非加盟
 ロシアの独立系メディアによれば、クレムリン(大統領府)では、逮捕状の発付を「想定外」と捉えている。外遊時に「どう安全を確保すればいいのか分からない」と悲観的な空気も漂った。

 こうした中、ロシアとしては、BRICS首脳会議には展望が開けた形だ。前例ができれば、9月のインドでの20カ国・地域首脳会議(G20サミット)参加も不可能ではなくなる。インドはICC非加盟国だ。

 同じくICC非加盟の中国の習近平国家主席は、今月20日から3日間訪ロ。今年計画している経済圏構想「一帯一路」の国際協力サミットフォーラムを念頭に、プーチン氏に訪中するよう招請した。逮捕状の「無効」を訴える立場からも、プーチン氏は訪問に前向きとみられる。

 ただ、南アは依然としてICC加盟国であり、逮捕のリスクがゼロになったわけではない。ウクライナのクレバ外相は24日、インターネット交流サイト(SNS)で「政治的同盟国の南アがプーチン氏を拒めないのは分かる」と指摘。その上で「逮捕状を完全に無視できるとは思わない」と揺さぶりを掛けた。招待して加盟国の義務を果たすか、プーチン氏の訪問を認めないか、選択を迫ったもようだ。

2133OS5:2023/04/08(土) 00:05:19
https://www.sankei.com/article/20230407-6WRONUPX5BL4XPFKHBKJN6QVA4/
ロシア、東部の司令官解任か 制圧に失敗「異常に多くの犠牲」と批判拡大
2023/4/7 07:05
英国防省は6日、ロシア国防省がウクライナ東部の侵攻作戦に当たるムラドフ司令官を解任した可能性が高いとの分析を発表した。東部ドネツク州南部のウグレダルの制圧に繰り返し失敗し、ここ数カ月で「異常に多くの犠牲を出した」と指摘した。

ムラドフ氏への批判は公にも上がり、解任されたとの見方が交流サイト(SNS)で出ていた。英国防省は解任したとしても「ロシアは東部制圧の目標達成に失敗し続けるだろう」と分析した。

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は6日、ロシアとウクライナ双方の激しい損失が指摘されるドネツク州のバフムトを巡り「敵はどこにも去っていない」と通信アプリで述べ、ウクライナ軍が市内で防衛を続けているとの認識を示した。(共同)

2134とはずがたり:2023/04/16(日) 19:36:02
勝てないなら臥薪嘗胆を確約せよと提唱しただけなのか?
「ウクライナはかつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だ」ってのはプーチンの思想に真っ向から反するようには見えるんだけど。

https://twitter.com/japanes74436093/status/1647436769724596224
MASANOBU SATO
@japanes74436093
アメリカ戦争研究所(ISW)4月15日情報
プリゴジンがロシアに、ウクライナとの戦争を終わらせるよう求めたという欧米の報道は不正確である。
彼はウクライナを倒すか、一時的なロシアの敗北の後に、ロシア国家主義者の再興で将来の勝利を得る決戦を約束するようロシアに求めた。

産経ニュース
ワグネルトップ「停戦すべき時が来た」 露軍の敗北にも言及
2023/4/15 08:04
https://www.sankei.com/article/20230415-BOXHFLN7LVM7XHNLJHYYJYBFJ4/

ロシアによるウクライナ侵略で、露軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は14日、「プーチン政権は軍事作戦の終了を宣言すべき時だ」とする声明を交流サイト(SNS)上で発表した。同氏はまた、露軍は「東部ドネツク州全域の制圧」とする主目標を達成できそうもない上、ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性があるとも警告した。

ワグネルの部隊は最激戦地の東部ドネツク州バフムトを巡る攻防で露軍側の主力を担当。プリゴジン氏は、露軍側の戦力低下を認識し、作戦の終結を求めた可能性がある。ただ、プーチン政権は「軍事作戦は目標達成まで続ける」としており、現時点で停戦に動く可能性は低いとみられる。

プリゴジン氏は声明で、ロシアはウクライナ領の重要地域を占領し、露本土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な「戦果」を達成したと指摘。侵攻開始から1年に当たる今年2月24日時点の前線を停戦ラインとすべきだと主張した。停戦しない場合、露軍はウクライナ軍の反攻で占領地域を奪還され、威信も失う恐れがあると指摘。「ウクライナはかつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だ」とも述べ、「ウクライナはロシアの一部だ」とするプーチン露大統領の持論に暗に異を唱えた。

一方、ドネツク州のキリレンコ知事は14日、同州の中心都市スラビャンスクの集合住宅などに露軍のミサイルが着弾し、2歳の子供を含む民間人8人が死亡したと交流サイト(SNS)上で発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領は「邪悪な国家が再びその本性を表した」と非難。「ウクライナは国内にロシアの痕跡を一つも残さない。全ての敵を罰さずにはおかない」と表明した。

2135OS5:2023/04/21(金) 00:02:16
https://www.sankei.com/article/20230419-WP4E7WD5K5L2BBCTW6KEKOC3BA/
ロシア軍、激戦地バフムト空爆強化 兵力集中か
2023/4/19 07:44
ウクライナのシルスキー陸軍司令官は18日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトで空爆と砲撃を一層強化し、街を「廃虚にしている」とする声明を発表した。英国防省は、ロシア軍が州都ドネツク周辺での攻撃を縮小させ、兵力をバフムトの戦闘に集中させる可能性を指摘した。

バフムトはドネツク州の主要都市へと通じる幹線道路上に位置し、ウクライナ軍は防衛を重視してきた。シルスキー氏は18日の声明で「バフムトの戦いは続く」と述べた。だがロシア軍の制圧地域が広がる中でウクライナ軍は補給に問題が生じているとされ、一部撤退の動きも伝えられ始めている。

英国防省の分析によると、バフムトではロシア軍と民間軍事会社ワグネルの部隊が少しずつ前進を続けている。


ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、バフムト南方の激戦地アブデーフカを訪れ、前線で戦う部隊を激励。映像を公開し、激しく崩壊した住宅の様子を紹介した。(共同)

2136OS5:2023/04/24(月) 09:59:45
https://www.sankei.com/article/20230423-QRX3F65PPRKN7BVKSJ7KXISBQE/
ウクライナ前線の補給拠点ルポ 5歳児も燃料手作り
2023/4/23 19:42
渡辺 浩生
【ドニプロ(ウクライナ東部)=渡辺浩生】ウクライナ中部の大都市ドニプロは東・南部のロシア軍との戦闘地域に近い要所だ。ここでは前線に物資を届ける活動を市民が支えている。軍の補給や人道活動の拠点であるゆえに露軍の標的となり今年1月には40人以上が死亡する攻撃も起きた。人々は、国と自由を愛する心を兵士と共有しながら、勝利に向けそれぞれの責任を果たそうとしていた。

「私にできることで役に立ちたい」。ドニプロ市役所のケアマネジャーだったリュドミラ・チェルケスさん(29)は、ロシアがウクライナに本格侵略を開始した昨年2月24日の夜、慈善団体「TAPSウクライナ」への参加を決めた。

米国に国際本部があるTAPS(=生還者のための悲劇支援プログラムの略)はウクライナで2018年に活動開始し、東部の親露武装勢力との戦闘で戦死した兵士の遺族を支援してきた。本拠地がドニプロにあり、人員募集開始を侵略当日に知ったリュドミラさんは好きな英語とSNS(交流サイト)投稿がネットワークに生かせると考えた。

今、TAPSは活動を拡大し、前線の兵士たちの衣食住に不可欠な物資を届けている。例えば空き缶入りの固形燃料。塹壕で体や食料を温める。すでに4万5千個届けた。「5歳の子供から85歳までが手作りしている」。ドニエプル川沿いにあるオフィスで、リュドミラさんは説明した。

懐炉、ドライシャワー、廃車の部品を使った防弾チョッキ、布切れで作った偽装網まで、前線の要望に応じて試作し実用化。トラックでスタッフが前線に直接届ける。砲撃に遭うなど危険の伴う作業だ。


「勝って泣きたい」
オフィスの一角には退却した露軍が残した旧式の装備品とTAPSの物資を一緒に展示するミニ博物館が併設。「ウクライナの兵士に届けられる物がいかに人の知恵と思いが通ったものかを見せたい」と発案者のミコラ・ブラニィさん(28)。

大学院でウクライナ史を研究していたが、やはり昨年2月にTAPSにはせ参じた。公共サービスの多くを市民社会が担うウクライナで民間が軍を支援するのは普通のことだという。

リュドミラさんの故郷は約1年前から露軍の占領下にあるマリウポリ。多くの友人が戦場にいる。「戦争に勝ったら1週間泣き通してその後パーティーでお祝いしたい」と目を潤ませた。

死者の分まで生きる
露軍の攻撃により一部が倒壊した建物の前で「亡くなった知人の分まで強く生きたい」と話すスタニャさん=ウクライナ東部ドニプロ
露軍の攻撃により一部が倒壊した建物の前で「亡くなった知人の分まで強く生きたい」と話すスタニャさん=ウクライナ東部ドニプロ
ドニプロから一番近い前線の南東部ザポロジエまで車で1時間半、東部の激戦地バフムトにも約3時間で着く。軍の補給基地や占領地の住民の救出などの人道支援拠点が集結する。それだけに市街は露軍の標的になってきた。

1月14日午後、露軍が発射した空対地ミサイルが市内の9階建て集合住宅を直撃、子供6人を含む46人が犠牲になる悲劇となった。


3カ月が過ぎた現場を訪れると、崩壊部分がむき出しのままの建物を見つめる女性がいた。近くの別の住宅に暮らすスタニャ・カラシンコさん(29)。生後6カ月の長女ポリーナちゃんと一緒だった。

「娘が病気になったり、つらいことがあったりするとここに来る。思い煩うことは何もないと思えるの」

破壊された7階で高校の1年先輩のマリアさん、その真上の部屋で高校の体育教諭だったミハイルさんと2人の知人を亡くした。1月14日は正教会の新年にあたる祝日。マリアさんは避難先の南部オデッサから両親の住まいを夫と訪ね、攻撃に巻き込まれた。

「2人にはまだまだ生きたい人生があったはず。彼らの分まで強く生きるしかない」。スタニャさんは攻撃後もドニプロを動かず、自分に言い聞かせてきた。


「子供たちがしたいことを普通にできる国に。住民が助け合い、困っている国を助けられるウクライナにしたい」。スタニャさんが話し終えると乳母車のポリーナちゃんが目覚めて笑った。

2137OS5:2023/05/02(火) 00:01:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b875dd7103e1c1a3b6580cd2375bdfc443a9c35
大統領任期数をゼロにリセット、続投可能に…ウズベクで改憲案承認確実視
5/1(月) 8:01配信
【モスクワ=工藤武人】中央アジアのウズベキスタンで憲法改正の是非を問う国民投票が4月30日、実施された。改憲案は2期目のシャフカト・ミルジヨエフ大統領(65)の任期数をゼロに戻し、2040年までの続投を可能にする内容を含んでいる。旧ソ連圏で改憲に合わせて、これまでの任期をリセットし、続投を可能にする手法は20年にロシアが始めた。ウズベキスタンはベラルーシに次いで3か国目となる。

 ウズベキスタン中央選挙管理委員会によると、投票率は締め切り前に80%を超え、投票は成立した。投票者の過半数の賛成で改憲が承認される。

 改憲案は「法に基づく社会国家」を前面に打ち出し、16年に初就任したミルジヨエフ氏が掲げる改革路線を強調する内容だ。投票は一括して改憲案への賛否を問う形で実施され、承認が確実視されている。

 大統領の任期は現在、1期5年で「連続2期まで」と定められており、26年に任期が満了するミルジヨエフ氏は、次期大統領選に立候補できない。このため、改憲案では任期を7年に延長し、「連続2期まで」とする一方、改憲時の大統領の任期数をリセットする。これにより、ミルジヨエフ氏は連続4期、大統領にとどまることが可能になる。現在の任期を7年にする可能性も取りざたされている。

 一連の手続きは、2000年からプーチン大統領が実権を握るロシアや、1994年からアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が君臨するベラルーシでの改憲手続きを踏襲する形だ。

 ミルジヨエフ氏は、ソ連時代末期から約27年間、ウズベキスタンを強権統治したイスラム・カリモフ前大統領の急死を受け、大統領に就任した。野党勢力からはミルジヨエフ氏が「新たな独裁体制を構築しようとしている」との批判も噴出している。

2138OS5:2023/05/08(月) 17:22:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4706b7029a96e47fbd425dd8873b74b23ab1eea
「戦えば自由」と入隊、戦場で捨て駒に ワグネル「囚人戦闘員」証言
5/8(月) 17:00配信
 ロシアによるウクライナ侵攻で、激戦地バフムートなどでの戦闘に参加しているロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員5人が、ウクライナ中部ドニプロの収容施設で取材に応じた。ウクライナ軍の捕虜となっている5人全員が受刑者で、刑務所でワグネルの勧誘を受けて前線で戦った。朝日新聞はウクライナの情報機関・保安庁の取材許可を得て、取材に応じるとの同意を受刑者本人から得た。

【写真】自由を求めて刑務所からにワグネルに入隊した男性。前線で「人体のツナミ」を見たという。

 ロシア・シベリア出身の受刑者の男性(47)によると、服役していたロシア中部の刑務所では、「ワグネルが刑務所で受刑者を勧誘し、ウクライナで戦えば自由になれる」とのうわさが流れていたという。

 「私はワグネルを待っていた」と話した男性。昨年10月に560人の受刑者が刑務所内の運動場に集められた。ワグネルの創設者であるエフゲニー・プリゴジン氏が現れ、6カ月の契約後は自由になり、犯罪歴も消えるなどと勧誘してきたという。男性は生き残れば「家に帰れる」と即座に同意した。

 取材に応じた5人の受刑者は、犯罪歴があるとロシアでは仕事に就けないということをこぼし、戦闘員に転じた動機を説明。だが、短期間のお粗末な訓練の後に送り込まれたウクライナの激戦地では、ワグネルが受刑者の戦闘員を捨て駒のように扱う悲惨な状況を目の当たりにして、二度と前線には戻りたくないとの心情もあらわにした。

 軍隊経験のあった47歳の受刑者は、ウクライナ東部ドネツク州バフムート近郊に送られた。ウクライナ軍の攻撃を受けて一緒にいた9人のうち8人が死亡したという。同じ部隊の8割ほどが死亡したとの状況も証言した。

 ウクライナに派遣されたワグネルの戦闘員は4万〜5万人とみられ、そのうち受刑者が多くを占めるとみられる。米政府は3万人以上が死傷していると推計している。プリゴジン氏はロシア国防省との対立が指摘され、弾薬不足などを訴えている。5日にはバフムートからワグネルを10日に撤退させると明らかにしている。(ドニプロ〈ウクライナ中部〉=杉山正)

朝日新聞社

2139OS5:2023/05/08(月) 17:22:52
https://www.asahi.com/articles/ASR3J4CF0R3JUHBI01J.html?oai=ASR5763X3R54UHBI041&ref=yahoo
「つまりは犬死に」前線に動員されたロシア軍兵士?プーチン氏に懇願
有料記事ウクライナ情勢

星井麻紀2023年3月16日 15時00分
ロシア軍が侵攻するウクライナの前線に送られたロシア軍の動員兵とみられる男性たちが、窮状を訴えている動画がネット上に投稿されて拡散している。なかにはロシアのプーチン大統領に問題を訴えるものもある。ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍は捨て身の攻撃で前進を続ける。動画の真偽は定かではないが、武器も訓練もなく突撃させられる動員兵の間で、現状への不安と不満が渦巻いている可能性がある。

「戦いたいなら自分たちで戦え。我々はタクシーで帰る」「突撃するくらいなら刑務所に入れてくれ」

 ロシアの独立系メディアのSNSに8日に投稿された動画には、迷彩服姿の男性たちが怒声をあげる様子が映し出されていた。男性たちに取り囲まれているのは上官とみられる男性だった。

 動画につけられた説明によると、声を荒らげているのは、バルト海に面したロシアの飛び地、カリーニングラードでロシア軍に動員されたという男性たち。自殺行為同然の突撃を強いられることや、ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派の部隊が協力的でないこと、そして突撃を拒否した同僚が自殺したことなどを訴えていた。

動員兵? 次々明らかになる前線の悲惨な状況
 SNSに投稿された別の動画…

2140OS5:2023/05/09(火) 11:29:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/a72c59c2ab3c558b9ff8226b978c59f45f43d278
7月9日に前倒し大統領選 改憲で「終身」化 ウズベキスタン
5/8(月) 22:05配信

時事通信
ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領=2日、ベルリン(AFP時事)

 中央アジアのウズベキスタンのミルジヨエフ大統領(65)は8日、2026年に予定されている大統領選を今年7月9日に前倒しする大統領令に署名した。

 タス通信が伝えた。ウズベクでは最近、独裁色を強めるミルジヨエフ氏が事実上の「終身大統領」に就くことを可能にする憲法改正の国民投票が行われ、9割の賛成で承認された。大統領選はこれを踏まえて実施される。

2141OS5:2023/05/15(月) 19:50:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f230567bc3c619345714859fea17943c158c53bb
ロシア軍司令官2人死亡、バフムトでウクライナ前進か
5/15(月) 3:19配信
 ロシア国防省は14日、ウクライナ東部バフムト近郊で旅団長ら軍幹部2人がウクライナ軍の攻撃により死亡したと発表した。バフムトではウクライナ軍が本格的な反攻に転じたとの見方が強まっており、戦闘が激化しているとみられる。


 露国防省の発表によると、死亡したのは現地で指揮を執っていた旅団長と別の部隊の副司令官。いずれもウクライナ軍の攻撃を受け、撃退を試みていたという。

 バフムトではウクライナが少しずつ進軍している模様だ。ウクライナのマリャル国防次官は13日、通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナ軍がバフムト郊外の2方面で前進を続けていると明らかにした。

 米シンクタンク「戦争研究所」は13日、「ウクライナ軍がバフムト地域で反攻を続けている」との分析を公表。推計では約17平方キロを奪還したという。英国防省も13日、ウクライナ軍が1キロ前進したとの見方を示した。

 一方、ウクライナ各地ではロシアの攻撃による民間人の被害も続いている。ウクライナメディアによると、東部ハリコフ州の村では14日、砲撃により50〜60代の男女が死亡。南部ザポロジエ州でも砲撃で4人が負傷した。南部ヘルソン州の村では不発弾が爆発し、少なくとも5人が死亡した。【カイロ金子淳】

2142OS5:2023/05/16(火) 22:12:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20230516k0000m030012000c.html
ロシア側支配のルガンスクで爆発 親露派幹部が重傷、暗殺未遂か
2023/05/16 03:41毎日新聞

ロシア側支配のルガンスクで爆発 親露派幹部が重傷、暗殺未遂か

ウクライナ・ルガンスク州で起きた爆発で、破損した車とアパート=2023年5月15日、ロイター

(毎日新聞)

 ロシアが侵攻を続けるウクライナ東部のルガンスク州で15日、爆発があり、同州を実効支配する親露派武装勢力「ルガンスク人民共和国」の「内相」を務めるイーゴリ・コルネット氏が重傷を負った。コルネット氏の暗殺を狙った事件の可能性がある。独DPA通信などがロシアメディアの情報として伝えた。

 報道によると、爆発はコルネット氏が滞在していたとみられるルガンスク市中心部の理髪店で起きたという。少なくとも市民1人が死亡し、コルネット氏のボディーガード3人を含む数人が負傷したという。

 親露派武装勢力は2014年からウクライナ東部ルガンスク州とドネツク州の一部を実効支配してきた。プーチン露大統領は22年9月、両州とウクライナ南部2州のロシアへの併合を一方的に宣言した。【ベルリン念佛明奈】

2143OS5:2023/05/23(火) 10:41:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b281461ad942270e1bd028ef94ad9287d9521c2c
「親欧米はモルドバを殺す」「ロシアの脅迫下で暮らさぬ道を」…ウクライナ隣国で国民分断
5/22(月) 20:39配信
 ウクライナに隣接するモルドバのマイア・サンドゥ大統領は21日、首都キシナウで2030年までの欧州連合(EU)加盟への支持を呼びかける大規模集会を開いた。ロシアが接近する野党ショルも地方の3都市で、外交路線を問う国民投票の実施を呼びかける集会を開催し、社会の亀裂を象徴する形になった。

21日、キシナウの広場で開かれた集会で、EUやモルドバの旗を掲げる人々=AP

 サンドゥ氏が開いた集会にはEUの欧州議会のロベルタ・メツォラ議長も出席し、大統領府によると約8万人が参加した。サンドゥ氏は「国民は、モルドバが欧州の辺境としてロシアの脅迫や貧困、汚職の下で暮らすことがない道を選んだ」などとして欧州統合を推進すべきだと訴えた。EU加盟を国是とする憲法改正などを盛り込んだ決議も採択した。

 一方、ショルが開いた集会は、サンドゥ氏の親欧米路線が「モルドバを殺している」と批判した。モルドバでは2月にロシアによるクーデター計画が取りざたされるなど政情不安が続く。自治権が認められている南部ガガウズ自治区では14日の首長選決選投票の結果、ショル所属の首長が誕生した。ロシアがサンドゥ政権との対立をあおる可能性が取りざたされている。

2144OS5:2023/05/23(火) 10:42:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0c9003fce61e58e271b738fb9ce86a54e87be0e
ロシア領内で戦闘、反政権ロシア人部隊が侵入か ウクライナは否定
5/23(火) 1:11配信

朝日新聞デジタル
「自由ロシア軍団」が2023年5月22日、自らのSNSに投稿した映像。ロシアのプーチン政権の転覆を呼びかけている=テレグラムから

 ウクライナと隣接するロシア南部ベルゴロド州の国境付近で22日、ウクライナ側から侵入した部隊とロシア軍による戦闘が発生した模様だ。ロシア側は「ウクライナ軍による破壊工作」と非難する一方、ウクライナ政府高官は関与を否定。反プーチン政権派のロシア人組織による単独行動の可能性があるが、詳細はまだ不明な点が多い。


 ベルゴロド州のグラトコフ知事が22日、SNSに「ウクライナ軍の破壊工作部隊が(国境地帯の)グライボロンスキー地区に侵入した」と投稿した。ロシア軍がロシア連邦保安局(FSB)などとともに応戦しているとも主張した。負傷者が数人いるという。

 ロシアのペスコフ大統領報道官は「破壊工作者の殲滅(せんめつ)を進めている」とし、プーチン大統領が報告を受けたと明らかにした。ロシア国営タス通信が報じた。

 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「ウクライナはベルゴロド州での出来事を注視しているが、何の関係もない」とツイッターで関与を否定。一方、反プーチン政権を掲げ、ウクライナ側で戦うロシア人の軍事組織「自由ロシア軍団」がSNSで、ロシア領内に侵入したと投稿。国境付近のロシア側の集落を「完全に解放した」と主張している。

朝日新聞社

2145OS5:2023/05/23(火) 10:43:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/bdcec3d7fea1647aac3d6757d13e57927430a205
ワグネル「バフムート完全支配」、ロシア国防省も「解放」を宣言
5/21(日) 19:06配信

朝日新聞デジタル
建物の上でロシアと民間軍事会社「ワグネル」の旗を振るワグネルの戦闘員たち。コンコルド提供=2023年5月20日、ロイター

 ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムートをめぐり、この地でロシアの主力だった民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は20日、バフムートを完全に支配したとの声明を出した。ロシア国防省も「解放を完了」と宣言。プリゴジン氏はワグネルが25日から撤退を始め、バフムートを正規軍に引き渡すとしている。


 プリゴジン氏はSNSに投稿した動画の声明で「ワグネルだけでバフムートを制圧した」と強調。国防省は「正規軍の砲撃・航空支援を受けたワグネルによって解放された」とした。ロシア国営ノーボスチ通信によると、プーチン大統領はワグネルと正規軍の両方を「称賛した」という。

 これに対し、ウクライナ軍は、バフムートが完全制圧されたことを否定。広島を訪れているウクライナのゼレンスキー大統領は21日、「バフムートはきょうの時点では占領されていない」とする一方、「(バフムートは激しい戦闘で破壊され)何も残っていない。悲劇だ」とも語った。

 バフムートをめぐる戦闘は昨夏から続き、双方が多くの死傷者を出した。ワグネルはロシア各地の刑務所から恩赦と引き換えに募った受刑者の戦闘員を大量に投入。今年に入ってウクライナ東部の周辺都市の制圧を進め、3月末には市内に侵入して95%を支配したとしていた。

 プリゴジン氏は今後について、バフムートの実効支配は正規軍に任せてワグネルの部隊を撤退させ、休息と新たな任務に備えた準備に入るとした。同氏はこれまで必要な武器・弾薬が与えられないとして国防省、軍を激しく批判。郊外の守備に就いた正規軍の一部が後退すると「逃走だ」「バフムートが包囲される」などと非難していた。

 バフムートはドネツク州の交通の要所。しかし、激しい消耗戦に米国は戦略的価値は高くないとしてウクライナに一時撤退を勧めたとされるが、ウクライナ軍はロシア軍の消耗を狙って防衛戦を継続していた。

朝日新聞社

2146OS5:2023/05/23(火) 14:09:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/251610?rct=world
CIS首脳会議、開催せず モルドバ、ロシアと決別姿勢
2023年5月22日 15時53分 (共同通信)
 21日、モルドバの首都キシナウで行われた欧州連合(EU)加盟実現を求める集会で国旗や欧州旗を振る参加者(ゲッティ=共同)
 21日、モルドバの首都キシナウで行われた欧州連合(EU)加盟実現を求める集会で国旗や欧州旗を振る参加者(ゲッティ=共同)

 旧ソ連モルドバの親欧米派のサンドゥ大統領は21日までに、モルドバでは旧ソ連諸国で構成する「独立国家共同体(CIS)首脳会議は今後、開催されない」と地元メディアに述べた。モルドバでは6月に欧州連合(EU)加盟国と近隣諸国の連合体「欧州政治共同体(EPC)」の首脳会合が開催予定で、ロシアと決別する姿勢を強めている。
 サンドゥ氏は、CISを主導するロシアはモルドバの主権を尊重していないと指摘。ロシアとの戦略的パートナーシップに疑問を呈した。レチャン首相は17日、CIS議会間総会からの脱退手続き開始の文書作成を指示。政府はCISの枠組みで署名した二つの合意破棄も決定した。(共同)

2147OS5:2023/05/23(火) 16:07:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fbc0cd57005ddde56d597c2e8a31feb66f73db8
領土紛争で譲歩に言及 条件付き、実現不透明 アルメニア
5/23(火) 13:33配信
時事通信
22日、エレバンで記者会見するアルメニアのパシニャン首相(AFP時事)

 アルメニアのパシニャン首相は22日、自国系住民が暮らす係争地ナゴルノカラバフについて、対立する隣国アゼルバイジャン領と認める可能性に言及した。

 長年の領土紛争の解決に道を開くシナリオと言えるが、条件を付けており、実現は不透明。国内の反発は必至で、対応によってはパシニャン氏が足をすくわれる恐れもある。

 首都エレバンでの記者会見の発言内容をタス通信が伝えた。パシニャン氏は、アゼルバイジャンのアリエフ大統領とのモスクワでの会談を25日に控えている。ロシアはナゴルノカラバフに平和維持部隊を派遣しており、関係国が互いに譲歩を引き出すための外交が活発化している。

 2020年秋に再燃した紛争でアゼルバイジャンが事実上勝利し、アルメニアは支配地域の多くを失った。最近、ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトとアルメニア本土を結ぶ回廊をアゼルバイジャンが封鎖し、緊張が激化している。

 パシニャン氏はこれを念頭に、現地のアルメニア系住民の「安全の確保」を条件として、ナゴルノカラバフを含むアゼルバイジャンの領土一体性を認める立場を示した。ただ、詳細はステパナケルトのアルメニア系勢力とアゼルバイジャンが詰めるべきだと訴え、自身の責任回避も図っている。

2148OS5:2023/05/23(火) 21:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/9200ad7bf9abe4d6de796e31f207bb72c6e01a5e
アルメニア、係争地でアゼルバイジャンの主権容認へ 平和条約に意欲
5/23(火) 12:45配信

毎日新聞
ナゴルノカラバフ

 タス通信などによると、旧ソ連アルメニアのパシニャン首相は22日、係争地ナゴルノカラバフについて、現住しているアルメニア系住民の安全が確保されるのならば、敵対してきたアゼルバイジャンの主権を認める考えを表明した。アゼルバイジャンとの平和条約締結への意欲も示している。

 パシニャン氏は25日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領とモスクワで会談を予定しており、関連する問題を協議する。アルメニアとアゼルバイジャンは、6月1日にもモルドバの首都キシナウで話し合う予定。帰属問題を解決し、平和条約を結べば、地域の緊張緩和に寄与するのは確実だ。

 アルメニアとアゼルバイジャンは、共にソ連の共和国だった時代からナゴルノカラバフの帰属を巡って衝突を繰り返してきた。近年はアゼルバイジャンが優位な状況を築いていることから、パシニャン氏は同地に住むアルメニア系住民の安全を第一にして、譲歩を検討している模様だ。

 ソ連時代のナゴルノカラバフはアルメニア系住民が多数派を占めたが、アゼルバイジャン共和国の管轄下に置かれた。1980年代末期になると、同地のアルメニア系住民がアルメニア共和国への編入を要求。アルメニアとアゼルバイジャンの衝突に発展し、推定で1万8000人超の死者を出した末に、アルメニアがナゴルノカラバフで実効支配を確立した。

 一方で2020年秋に再発した衝突では、アゼルバイジャンが有利に戦闘を進め、ナゴルノカラバフの一部地域の支配権を回復した。この時はロシアが仲介役となり、現地に平和維持部隊を派遣するなどして事態を収拾させた。しかし、現在はウクライナで続ける「特別軍事作戦」に注力していることもあり、ナゴルノカラバフ紛争で重しの役割を担いにくくなっていた。【モスクワ大前仁】

2149OS5:2023/05/23(火) 21:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/afc6965f5c558fba19374a4a7032dbe3cdbf1d6d
アルメニア、ロシア主導の安保機構脱退を示唆
5/23(火) 10:40配信

AFP=時事
アルメニアの首都エレバンで記者会見するニコル・パシニャン首相(2023年5月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】アルメニアのニコル・パシニャン(Nikol Pashinyan)首相は22日、ロシアが主導する旧ソ連圏の集団安全保障条約機構(CSTO)から脱退する可能性を示唆した。アゼルバイジャンからの軍事的脅威に直面しているアルメニアは、ロシアの安全保障協力が得られないことに不満を募らせている。


 パシニャン氏は首都エレバンでの記者会見で、CSTOが条約に基づく防衛協力義務を果たさないなら「脱退の可能性を排除しない」と表明。「地域の安全保障システムが機能していないため、西側のパートナーと協議を始めた」と述べた。

 アルメニア、アゼルバイジャン両国は、アゼルバイジャン内の係争地で、アルメニア系住民が多数を占めるナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)をめぐり、1990年代と2020年に2度にわたって軍事衝突した。

 アルメニアは昨年も、自国の飛び地をアゼルバイジャンが占拠していると主張。軍事侵略に当たるとしてCSTOに支援を要求したが、実現しなかった。【翻訳編集】 AFPBB News

2150OS5:2023/05/23(火) 21:51:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b281461ad942270e1bd028ef94ad9287d9521c2c
「親欧米はモルドバを殺す」「ロシアの脅迫下で暮らさぬ道を」…ウクライナ隣国で国民分断
5/22(月) 20:39配信
 ウクライナに隣接するモルドバのマイア・サンドゥ大統領は21日、首都キシナウで2030年までの欧州連合(EU)加盟への支持を呼びかける大規模集会を開いた。ロシアが接近する野党ショルも地方の3都市で、外交路線を問う国民投票の実施を呼びかける集会を開催し、社会の亀裂を象徴する形になった。

21日、キシナウの広場で開かれた集会で、EUやモルドバの旗を掲げる人々=AP

 サンドゥ氏が開いた集会にはEUの欧州議会のロベルタ・メツォラ議長も出席し、大統領府によると約8万人が参加した。サンドゥ氏は「国民は、モルドバが欧州の辺境としてロシアの脅迫や貧困、汚職の下で暮らすことがない道を選んだ」などとして欧州統合を推進すべきだと訴えた。EU加盟を国是とする憲法改正などを盛り込んだ決議も採択した。

 一方、ショルが開いた集会は、サンドゥ氏の親欧米路線が「モルドバを殺している」と批判した。モルドバでは2月にロシアによるクーデター計画が取りざたされるなど政情不安が続く。自治権が認められている南部ガガウズ自治区では14日の首長選決選投票の結果、ショル所属の首長が誕生した。ロシアがサンドゥ政権との対立をあおる可能性が取りざたされている。

2151OS5:2023/05/26(金) 13:26:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/526c91f2517a834ac1b93a4d235b95d7196b7e41
旧ソ連首脳、プーチン氏面前で口論 ナゴルノ・カラバフ紛争で前進も
5/26(金) 8:30配信

朝日新聞デジタル
ロシアのプーチン大統領、アゼルバイジャンのアリエフ大統領との会談に出席したアルメニアのパシニャン首相=2023年5月25日、ロイター

 アゼルバイジャン領の係争地ナゴルノ・カラバフ地域をめぐって衝突してきた旧ソ連のアルメニアとアゼルバイジャンの両首脳が25日、ロシアのプーチン大統領を交えてモスクワで会談した。プーチン氏は「事態は解決に向けて前進している」と述べ、近く再び協議することで合意したが、両首脳がプーチン氏の面前で公然と批判し合う一幕もあった。


 アルメニアのパシニャン首相は22日、現地のアルメニア系住民の安全が保証されることを条件に、アゼルバイジャンの主権を認めると発言し、アゼルバイジャン側に大きく譲歩する姿勢を示していた。

 これに対しアゼルバイジャンのアリエフ大統領は、3者会談の直前にあったプーチン氏との個別会談で、「格段に和平合意に至りやすくなった」と述べ、問題の解決に向けて期待を示した。3カ国はモスクワで「1週間後」に、副首相級で再度会談することになった。

 一方、会談に先立って開かれた、ロシアが主導する経済圏構想「ユーラシア経済連合」の首脳会議では、パシニャン氏がアルメニアとナゴルノ・カラバフを結ぶ唯一の幹線道路をアゼルバイジャンが閉鎖したことについて、招待国として出席したアリエフ氏を批判。口論を続ける両氏をプーチン氏がなだめる場面もみられた。

 パシニャン氏とアリエフ氏は6月1日にモルドバで、マクロン仏大統領とショルツ独首相を交えて会談する予定。

朝日新聞社

2152OS5:2023/05/29(月) 19:13:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/88f3e36be6827ec55e0768f6c3b2d5ed7757417a
「併合」4州、ロシアが地方選挙実施へ法案…国境を「ゆがめた」地図には罰則
5/29(月) 17:16配信
 ロシア上院は24日、ロシアが一方的に併合したウクライナの東・南部4州で州知事と地方議会選挙の実施を可能とする改正法案を可決した。今秋に「地方選」を行い、併合領土との一体性を誇示する狙いがあるとみられる。

ドネツク州バハムト近郊で砲撃するウクライナ軍=AP

 昨年10月に「戒厳令」が発令されたドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4州では、ロシアの法律で選挙や住民投票を実施できない。改正案は9月に予定される地方選を行うためのもので、戒厳令下でも中央選挙管理委員会と国防省、情報機関の連邦保安局(FSB)の3者が協議し、選挙を行うことが可能となる。法案は下院で18日に通過しており、プーチン大統領の署名で発効する。ウクライナ軍は近く本格的な領土奪還作戦に出るとみられ、実際に選挙を行うことができるかは不透明だ。

 下院では、ロシアの「領土保全」に反する地図を禁止する法案も審議されている。独立系メディアのメドゥーザなどによると、地図の作製者が国境を「意図的にゆがめた」場合に罰金を科す内容などが検討されており、併合されたウクライナ領土や北方領土などが対象に浮上しているという。

2153OS5:2023/05/29(月) 19:14:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/dcd3435d6f3e76b2dc7e6a0307ee2ba409f5eb6f
バーガー店の3倍で命懸ける? 「高給」強調し、志願兵を大募集―ロシア
5/29(月) 10:00配信
 ロシアのプーチン政権が「特別軍事作戦」と呼ぶウクライナとの戦争が長期化する中、首都モスクワで2023年4月に静かな異変が起きた。旧ソ連の対ドイツ戦勝記念日(5月9日)の準備が始まり、若者が電動キックボードを乗り回す中、大半の飲食店の入り口付近に「志願兵募集」のポスターが一斉に貼られたのだ。

戦地へ派遣が前提
 「われわれの職業は祖国防衛」―。こう訴えるポスターには、自動小銃やドローン、救急キットを持った兵士3人が描かれる。屋外の広告は従来も散見されたが、ここに来て「戦時体制」が隅々まで可視化されてきた。

 地下鉄駅前や大型商業施設では、給与水準を強調するリーフレットの配布も始まった。手に取ってページを開くと、手当の事細かな金額と共に、生々しい軍務の一端が記されている。まず目に飛び込むのは「契約サイン(入隊)時の一時金」19万5000ルーブル(約34万2000円)という金額だ。

 読み進めると、ウクライナでの特別軍事作戦(SVO)にほぼ特化した志願兵の募集と分かる。入隊した場合、戦地を意味する「SVOゾーン」派遣に向けた訓練期間中、基本給に物価調整の「モスクワ勤務手当」を加算した月9万〜10万ルーブル(約15万8000〜17万6000円)が支給。SVOゾーンに派遣されると、月給は20万4000ルーブル(約35万8000円)以上に跳ね上がる。

「成功報酬」細かく
マクドナルドの後継店「フクースナ・イ・トーチカ」=2022年6月、モスクワ(AFP時事)

 ちなみに、米ハンバーガーチェーン「マクドナルド」の後継店「フクースナ・イ・トーチカ」の給与水準は、月168時間の労働に賞与を含めて6万3000ルーブル(約11万円)で、戦地の月給はその3倍に上る。ただ、ロシアは貧富の 差や地域格差が激しく、命懸けの仕事に見合う「高給」かどうかは評価が分かれるだろう。

 リーフレットには、特別軍事作戦の「成功報酬」も記されている。SVOゾーンで攻勢時は8000ルーブル(約1万4000円)の日当を支給。突撃部隊に加わって1キロ前進するごとに5万ルーブル(約8万8000円)が加算され、ウクライナ軍の兵器を奪取または破壊した際はさらに5万ルーブル以上を支給するとうたっている。

 東部ドネツク州バフムトの激戦で知られたように、ロシアは民間軍事会社ワグネルが突撃部隊を編成した。ところが「捨て身」の作戦で多大な戦死傷者を出したとされる。プーチン政権が目指すドンバス地方の制圧に、兵員の補充が必須であることは明らかだ。

18歳から可
 22年9月に出された予備役30万人の部分動員令では、徴兵忌避が相次いで国内が混乱した。プーチン政権は、北欧2カ国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟することをにらみ、ロシア軍の総兵力を23年初めの115万人から150万人に増強する方針で、志願兵募集のキャンペーンはこの流れで始まった。

志願兵募集の広告前を通り過ぎる若者=2022年9月、サンクトペテルブルク(AFP時事)

 現行の制度で18〜27歳を対象とする兵役義務(1年)はあるが、原則として戦地へは送れない。来年の大統領選前に部分動員令の「第2弾」を出すのも政治的リスクが大きい。そのため、政権としてまずは、前線で戦える志願兵の「掘り起こし」を図っているとみられる。

 兵役経験がなくても18歳ですぐ志願できるよう、上下両院は4月に改正法案を可決した。モスクワで募集が強化されたのはちょうどこの頃だ。

2154とはずがたり:2023/05/29(月) 21:39:36

ウクライナ軍、ロシア西部州の集落を砲撃=知事
https://news.yahoo.co.jp/articles/d61010d16f4838ffc49a45eca35749985e09b0b3
5/29(月) 19:16配信
ロイター

[モスクワ 29日 ロイター] - ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は29日、国境付近の一部の集落がウクライナ軍の砲撃を同時に受けていると述べた。

同知事が通信アプリ「テレグラム」に掲載した声明によると、国境の町の二つの産業施設が砲撃を受け、従業員4人が負傷したほか、複数の集落で停電が起きている。

ベルゴロド州は、ロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナ軍の攻撃を繰り返し受けている。

ウクライナ政府がロシア領内やウクライナのロシア占領地域への攻撃を公に認めることはほとんどないが、地上攻撃の準備でインフラを破壊していることは認めている。


ウクライナが石油施設をドローン攻撃、砲撃で2人死亡=ロシア
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ace81e6ce0702eec56887602e8b0f07da40116d
5/29(月) 8:11配信
ロイター

[モスクワ 27日 ロイター] - ウクライナが27日、ロシア国内の石油パイプライン施設をドローン(無人機)で攻撃したと、ロシア当局とメディアが明らかにした。また、ウクライナからの砲撃で少なくとも2人が死亡したという。

ドローン攻撃をここ数週間で強めているウクライナは、ロシア領内への攻撃を正式には認めていない。ウクライナ国防省から今回の攻撃についてコメントを得られていない。

ロシア紙コメルサントによると、モスクワの北西に位置するトベリ州で、2機のドローンが世界最大級の石油パイプライン「ドルジバ」に供給する施設を攻撃した。

地元当局によると、ウクライナとの国境から約500キロ離れたエロヒノ村近くにドローンが墜落した。

ドルジバはソ連時代に建設され、日量200万バレル以上の送油能力を持つが、ウクライナ侵攻を受けて欧州がロシア産エネルギーへの依存を低下しようとする中で利用が減少している。

一方、ロシア・ベルゴロド州のグラトコフ知事は、ウクライナの砲撃により少なくとも1人が死亡し、15歳の少女と17歳の少年を含む3人が負傷したと発表。送電線も被害を受けたとしている。

クルスク州でも砲撃により建設作業員1人が死亡したと、地元知事が明かした。

2155OS5:2023/06/05(月) 11:40:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bf118954dc317fb8a56cbb7b470e91927fbe7ed
コソボ、セルビア系のデモ激化 NATO主導治安部隊に負傷者
6/4(日) 16:25配信
 旧ユーゴスラビアのコソボ北部で、アルバニア系市長の誕生に反発するセルビア系住民のデモ活動が激化し、北大西洋条約機構(NATO)が主導する国際治安部隊(KFOR)の隊員にも負傷者が出るなど混乱が広がっている。


 KFORの発表によると、5月29日の衝突で、イタリア部隊11人とハンガリー部隊19人の計30人が負傷した。ロイター通信によると、セルビア系住民52人も負傷した。NATOのストルテンベルグ事務総長は同30日、KFORに新たに700人を派遣する方針を表明した。

 2008年にセルビアからの独立を宣言したコソボでは、アルバニア系住民が約90%を占める。ただ、北部地域ではセルビア系が多数派で政府と対立してきた。

 今回、衝突が激化した背景にあるのが北部地域で4月に実施された市長選だ。セルビア系住民は要求する自治権拡大が実現していないとして投票をボイコット。その結果、4自治体でアルバニア系の市長が誕生し、反発する住民が5月26日に警察と衝突するなど対立が激化した。

 ロイターによると、コソボのオスマニサドリウ大統領は「セルビアが北部の『犯罪組織』を支援している」と批判。セルビアのブチッチ大統領は、コソボ側が4自治体の市長を引き揚げれば緊張緩和につながると話したという。

 フランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相は今月1日、欧州政治共同体(EPC)の首脳会合に参加するため訪問したモルドバで、コソボとセルビアの両大統領との4者会談を行い、セルビア系住民も参加して選挙をやり直すよう求めた。【ベルリン念佛明奈】

2156OS5:2023/06/05(月) 11:40:33
https://mainichi.jp/articles/20221002/k00/00m/030/039000c?inb=ys
ロシアかEUか はざまを生き抜くセルビアのエネルギー政策
宮川裕章
国際

速報

欧州
毎日新聞 2022/10/4 05:00(最終更新 10/6 11:04)

 ロシアと結びつきが強く、一方で欧州連合(EU)への加盟を目指しているセルビアが、ロシア産天然ガスに大きく依存しつつ、ガス供給元の多様化も模索する「両にらみ」の外交を展開している。その背景を探った。【ベオグラードで宮川裕章】

水面下でロシアと外交協力
 米ニューヨークの国連総会に出席したセルビアのセラコビッチ外相とロシアのラブロフ外相は9月23日、両国の2023、24年の外交関係に関する合意文書を交わした。詳細は明らかにされていないが、欧米諸国の大半がロシアの外交関係者との接触を避ける中、EU加盟に向けた候補国であるセルビアが取った背信行動であるとして、EUで波紋を広げている。

 セラコビッチ氏は同25日の記者会見で「2国間関係に関する実務的な文書で、安全保障とは関係がない」と火消しに回ったが、欧州委員会高官は26日、合意文書について「セルビアとロシアの根強い関係を示すサインだ」としたうえで、「EUへの加盟が、EUの外交への調和を意味することをセルビアは理解しているはずだ」とけん制した。欧州議会のビオラ・フォンクラモン議員はツイッターに「セルビアがウクライナへ侵攻する国との協力文書に署名したことは由々しき事態だ」と投稿し、EU加盟へのプロセスの停止の可能性にも言及した。

 セルビアはこれま…

2157OS5:2023/06/07(水) 18:03:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/9018064ecd8d77538eb5d17ff5082ca393b335ce
安保理選挙でベラルーシ大敗 非常任理事国の東欧枠はスロベニアに
6/7(水) 11:18配信
毎日新聞
ニューヨークの国連本部=和田浩明撮影

 国連安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国のうち、5カ国を選ぶ選挙が6日に国連総会で行われた。東欧枠では、欧州連合(EU)加盟国のスロベニアが、ロシアのウクライナ侵攻を支持するベラルーシを破って選出された。

 非常任理事国10カ国は、地域ごとに枠が割り当てられる。半数は毎年改選され、連続での再選は認められない。今回、東欧枠はスロベニアとベラルーシの一騎打ちとなり、193カ国からなる総会での無記名投票で153対38と大差がついた。

 ベラルーシは2007年に今回の選挙への出馬を表明した。ルカシェンコ大統領の強権的な長期政権に欧州で懸念が強まる中、スロベニアは当初40年代前半に検討していた時期を大幅に前倒しし、21年12月に出馬を表明した。

 シンクタンク「国際危機グループ」の国連担当部長、リチャード・ゴーワン氏は取材に、「ベラルーシのためにロビー活動をしたロシアは、無記名投票でより多くの国がベラルーシを支持することに期待したのだと思う」との見方を示し、「(38票という得票数は)国連総会におけるロシアの影響力が依然として限定的であることを示している」と分析した。

 その他の地域では候補が事前に絞り込まれ、アジア・太平洋枠で韓国、アフリカ枠ではアルジェリアとシエラレオネ、中南米枠ではガイアナがそれぞれ選出された。任期は来年1月から2年間。アルバニア、ブラジル、ガボン、ガーナ、アラブ首長国連邦の5カ国が今年末で任期を終える。

 24年末まで非常任理事国を務める日本は、32年に行われる選挙に立候補する方針を明らかにしている。

 ゴーワン氏は、来年から日韓が同時に非常任理事国となることについて、「対北朝鮮制裁をめぐる外交で、両国の連携をより密にする好機になるだろう」と指摘した。【ニューヨーク八田浩輔】

2158OS5:2023/06/07(水) 21:20:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20230607k0000m030068000c.html
安保理選挙でベラルーシ大敗 非常任理事国の東欧枠はスロベニアに
2023/06/07 11:17毎日新聞

安保理選挙でベラルーシ大敗 非常任理事国の東欧枠はスロベニアに

ニューヨークの国連本部=和田浩明撮影

(毎日新聞)

 国連安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国のうち、5カ国を選ぶ選挙が6日に国連総会で行われた。東欧枠では、欧州連合(EU)加盟国のスロベニアが、ロシアのウクライナ侵攻を支持するベラルーシを破って選出された。

 非常任理事国10カ国は、地域ごとに枠が割り当てられる。半数は毎年改選され、連続での再選は認められない。今回、東欧枠はスロベニアとベラルーシの一騎打ちとなり、193カ国からなる総会での無記名投票で153対38と大差がついた。

 ベラルーシは2007年に今回の選挙への出馬を表明した。ルカシェンコ大統領の強権的な長期政権に欧州で懸念が強まる中、スロベニアは当初40年代前半に検討していた時期を大幅に前倒しし、21年12月に出馬を表明した。

 シンクタンク「国際危機グループ」の国連担当部長、リチャード・ゴーワン氏は取材に、「ベラルーシのためにロビー活動をしたロシアは、無記名投票でより多くの国がベラルーシを支持することに期待したのだと思う」との見方を示し、「(38票という得票数は)国連総会におけるロシアの影響力が依然として限定的であることを示している」と分析した。

 その他の地域では候補が事前に絞り込まれ、アジア・太平洋枠で韓国、アフリカ枠ではアルジェリアとシエラレオネ、中南米枠ではガイアナがそれぞれ選出された。任期は来年1月から2年間。アルバニア、ブラジル、ガボン、ガーナ、アラブ首長国連邦の5カ国が今年末で任期を終える。

 24年末まで非常任理事国を務める日本は、32年に行われる選挙に立候補する方針を明らかにしている。

 ゴーワン氏は、来年から日韓が同時に非常任理事国となることについて、「対北朝鮮制裁をめぐる外交で、両国の連携をより密にする好機になるだろう」と指摘した。【ニューヨーク八田浩輔】

2159OS5:2023/06/07(水) 22:20:34
https://www.sankei.com/article/20230607-5Y243UYKQBPCDPYUC2PNVE7EYU/
「全て水に浮かんだ」 ダム決壊のウクライナ被害拡大も
2023/6/7 20:09
桑村 朋
【キーウ(キエフ)=桑村朋】ロシアが占拠するウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所で6日に起きたダム決壊は、ドニエプル川の周辺地域に大規模な浸水被害を引き起こした。水位上昇は7日にピークとなる見通しで、被害はさらに広がる恐れがある。

激流に流される民家、救命ボートで懸命に避難する市民-。交流サイト(SNS)には生々しい様子が相次いで投稿された。ある動画では市民が避難中、「ドーン」という露軍の攻撃とみられる爆撃音が聞こえ、「避難する人まで殺すのか」と批判が相次いだ。


ダムから約60キロ下流の州都ヘルソンでは水位が最大3・5メートル上昇し、住民が荷物を手に水をかき分けながら避難。50代女性はロイター通信に「自宅の家具、冷蔵庫、食料など全てが水に浮かんだ」と語った。

クレバ大統領府副長官はSNSで、露占領地は援助がなく危機的状況だと明かした。水面から屋根しか見えない建物もあり、「住民は屋根に座って救助を待っている。人、自然、生命への犯罪だ」と非難した。


またダム下流の動物園はフェイスブックで「約300匹の動物が死んだ。生き残ったのは白鳥とアヒルだけだ」と投稿。逃げ遅れた動物も多かったようだ。他にも、戦闘の前線近くにあった地雷が流されたとの情報もあるなど、今後の被害拡大が懸念される。

2160OS5:2023/06/08(木) 18:06:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/557370623cd93d3a990e4a188a001d245914fa95
ダム決壊で全土給電に脅威なし、広大な農地冠水か ウクライナ
6/8(木) 16:25配信
(CNN) ウクライナ南部ヘルソン州のロシア占領地にあるカホウカ・ダムの決壊で広範な被害の発生が懸念される中、同国エネルギー省は8日までに、全国的な電力供給態勢に関しては脅威が生じるような状況にはなっていないとの判断を示した。

【映像】ウクライナ南部でダム決壊

ただ、全国規模の給電能力に直接的な影響はないものの、洪水発生などを受け地域によっては供給に支障が出ることも考えられると声明で述べた。声明は6日時点のもので、深刻な規模のダム決壊は同日になって判明していた。

洪水により、ヘルソン州では住民約1万2000人が停電に襲われたとし、給水が滞る可能性にも触れた。危機管理対策の予防措置を準備しているともした。

また、ウクライナ農業省はダム決壊により農地約1万ヘクタールの冠水を想定。この数字はあくまでウクライナが押さえるドニプロ川右岸のみのものとし、左岸では「数倍以上の規模になるだろう」とも見込んだ。

ウクライナ南部の田畑などが「不毛地帯」と化す恐れがあるともした。ヘルソン州の灌漑(かんがい)システムの94%が水源を失うとし、中南部ザポリージャ州では74%、中部ドニプロペトロウスク州では30%の水準になると分析した。

ドニプロ川はウクライナ南東部を貫く主要な水資源で、下流には多くの都市や町が位置する。ロシア侵攻前には約30万人の人口を擁していたヘルソン市も含まれる。

ロイター通信によると、この川の流れをせき止めるカホウカ貯水池は約18立方キロメートルの水量を持つとされる。その大きさは米ユタ州のグレートソルト湖とほぼ同じ。

ダムの高さは約30メートルで、長さは約3.2キロ。ドニプロ川沿いに六つあるダムの一つで、ウクライナ南東部の多数の地域やロシアが2014年に強制併合したウクライナ南部クリミア半島の水がめとなっている。

同川の上流にありロシア軍が占領を続けるザポリージャ原子力発電所もダムの貯水池に水を頼っている。

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2161OS5:2023/06/11(日) 00:25:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/7564736aa28cae91eaaa82b8568af1be75cfffb8
ダム決壊で「逃げ場がない」 露占領地のウクライナ住民に危機
6/10(土) 20:25配信


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産経新聞
【キーウ(キエフ)=桑村朋】ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所で起きたダム決壊による洪水で、ドニエプル川東・南側のロシア占領地の住民に危機が迫っている。ロシアが救助活動や食料提供を十分行っていない可能性がある上、「避難」を口実に住民がロシア国内に移送される恐れが出ている。

【写真】ダム決壊で浸水したウクライナ南部ヘルソン州の住宅街

■安全な飲用水少なく、停電も

「ロシア人は屋根で助けを待つ人を救助せず、水や食料もろくに渡していない」

州都ヘルソン市でボランティアを行うNGO職員、オクサナ・ポモヒイ氏(59)=同市在住=は露占領地の住民から得たという情報を明かした。病院も収容能力の限界が近いという。

ドニエプル川周辺では水位が5メートル超となった場所もあり、安全な飲用水が少なく停電なども発生している。救助が難航しているのはウクライナ統治下の地域でも同じだ。

しかし露占領地では、ロシアのパスポート(旅券)がなければ街を離れることが許されない。露側が街を封鎖し、救助用ボートを撤去したとの情報もあり、ポモヒイ氏は「逃げ場がない状態だ」と現地の友人を心配する。

■露軍、避難中も攻撃

ボランティアを装った私服のウクライナ軍人が露占領地の一部住民を退避させたというが、「露軍は避難中も関係なく攻撃し、複数人が負傷した」と同氏。赤十字など国際組織も動けないという。

ロシアが占領する地域で9人の死亡が確認されたオレシキ市のリシチュク市長は地元メディアに、「市内は90%水没した。完全に水没した自治体もある」と被害が広がる恐れを示唆。水位が低下する中、遺体が水面に浮上しているとの情報も寄せられているという。

ウクライナのゼレンスキー大統領は9日に発表した声明で、避難中も攻撃を加えるロシアに対し、「世界中のどのテロリストもやったことがない悪行」だと批判。「占領者たちは完全に人々を見捨てた。地球上で最大の災害であり、野蛮人だ」と非難した。

■住民を露国内へ移送も

国連のブラウン人道調整官は8日、ウクライナのクレバ外相との会談で、支援要員を露占領地に派遣する考えを示した。ただ、露側から「安全の保証は確約されていない」とも述べ、困難な状況を示唆した。

一方、露メディアによると、露非常事態省の幹部は8日、占領地の避難所が収容者の上限を超えれば、被災住民を別の地域に移動させる可能性に言及。避難を名目に住民らがロシア国内に移送される恐れも出てきた。ヘルソン州でロシアが一方的に任命した「州知事代理」は10日、交流サイト(SNS)にこれまでに約6千人が避難したと公表。すでに一部が州外へ移送された可能性もある。

2162OS5:2023/06/14(水) 11:44:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea494968764a23deaec0afa798230d68da93f92a
ウクライナで70万人が水不足 流出した油は黒海に ダム決壊1週間
6/13(火) 15:21配信

毎日新聞
ダム決壊で浸水した地域の住民に救援物資を届けるウクライナ軍兵士ら=ウクライナ南部ヘルソン州で2023年6月12日、ロイター

 ウクライナ南部ヘルソン州にあるカホフカ水力発電所のダムが決壊してから13日で1週間がたった。決壊の影響は農業、漁業、工業など多方面にわたり、約70万人の住民が飲料水不足にさらされている。環境汚染も拡大している。


 ウクライナ農業食料省によると、決壊によりウクライナ側が保持するドニエプル川西岸だけで農地約1億平方メートル超が浸水し、ロシアが占拠する東岸では、被害はその数倍に及ぶと推定されている。洪水の影響でヘルソン州や周辺のザポロジエ州、東部ドニエプロペトロフスク州のかんがい用水が枯渇し、50億平方メートルの農地が干上がる可能性もあるという。

 ウクライナ政府はこれまでにドニエプル川西岸に住む1万7000人以上を避難させたが、ロシアが占拠する東岸では一時2万5000人が現地にとどまったとみられる。AP通信によると、国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は9日、洪水の影響で「70万人が飲料水を必要としている」と述べた。またグリフィス氏は「世界有数の穀倉地帯での洪水は、ほぼ必然的に穀物輸出の減少につながる」として世界的な穀物価格の高騰への懸念を表明した。

 漁業にも影響が出ている。ウクライナ当局によると、洪水の影響で約9万5000トン分の魚類が死んだ。損失額は約40億フリブナ(約151億2000万円)に達すると推定される。このほか製造工程で水を使う鉄鋼業など他の産業にも被害が及んでいる。

 環境への被害も拡大している。ウクライナ環境保護・天然資源省によると、ダムに貯蔵されていた油150トンがドニエプル川に流出。破壊された建物などの残骸の一部とともに黒海に流れ込んでいる。ロシア軍がドニエプル川東岸に設置していた地雷や爆発物も流され、南部オデッサ州に漂着したものもあった。

 同省によると、周辺の動物園では300匹以上の動物が溺れ死に、16万羽の鳥や2万匹の野生動物が生息地を失うなど、危機にさらされているという。

 ダムの決壊は6日未明に起きた。ルーマニアの地震観測所が午前2時54分ごろ、ダム周辺での爆発を示す振動を検知した。米メディアによると、米国の偵察衛星がダム周辺で爆発によるとみられる赤外線を探知したとの米政府関係者の証言もあり、事故ではなく人為的な爆破による決壊との見方が強まっている。

 情報機関のウクライナ保安局(SBU)は9日、ロシア兵2人の通話を傍受したとする音声を公開し、ロシア側の関与を示す証拠だと主張した。ロシア側はウクライナによる破壊工作だと非難している。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、国際刑事裁判所(ICC)が決壊の調査に乗り出したと明らかにした。一方、ストリレツ環境保護・天然資源相は12日、ロシアが占拠し、稼働を停止しているザポロジエ原発へ冷却水を供給する貯水池の水位は安定していると述べた。ウクライナ原子力当局によると、貯水池には十分な量の水が確保されており、地下水源からの取水も可能という。【ブリュッセル宮川裕章】

2163OS5:2023/06/21(水) 18:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/756b0efbdacaf17bdaf3d56eba680f0ffb04eacf
ウクライナ観光大打撃 南部リゾートは「ゴーストタウン」
6/21(水) 16:20配信
ロシアの侵略が続くウクライナで、戦争前まで一大産業だった「観光」が大打撃を受けている。戦時下で外国人の入国が難しい中、一部地域で観光再開の動きもみられるが、露軍の攻撃を受けて再建が全く見通せない観光地も少なくない。(ウクライナ南部オデッサ州ザトカ=桑村朋)

港湾都市オデッサから南西約60キロのザトカは黒海に面する国内有数のリゾート地だ。ホテルや別荘が立ち並び、人気観光地だったクリミア半島の併合後は国内外の観光客が押し寄せた。だが、5月末に訪れると、人の気配が消え、「ゴーストタウン」と化していた。

「ロシアのミサイルが何度も飛来し、1年でほぼ全員が町を離れた」と語るのは、ホテルの元警備員、ビクターさん(53)。本来、初夏には多くの人であふれるが、10人もいない。「収入はほぼゼロ。先が見通せない」と嘆く。

ドニエストル川河口にあるザトカは穀物輸出に使う港や隣国モルドバに通じる橋があり、交通の要衝でもある。当初、オデッサ制圧を狙った露軍は昨年3〜8月、この橋を狙い周辺を集中攻撃。ミサイルがホテルや民家に何度も着弾し、数十人の死傷者も出た。

露軍はなお標的として狙ってくる。海岸は機雷も敷設され危険な状態。がれき撤去すら進まず、約1年前のミサイル跡や建物の残骸は今も生々しく残る。激戦地ドネツク州マリンカ出身の住人、ワレンティナさん(65)は「ロシアは人の人生などどうでもいいのだろう」と怒りを語った。

世界銀行によると、昨年2月からの1年間で、ウクライナの文化・観光の被害総額は約26億ドル(約3700億円)、観光業の損失は約32億ドルと推計される。ウクライナ政府観光局のリプトゥガ会長は「新型コロナウイルス禍で苦しんだ矢先に戦争が始まった」と苦境を振り返る。

国から補助金もなく廃業した観光業者は多い。だがリプトゥガ氏は「優先すべきは軍や病院、子供。観光ではない」と語る。戦前はロシア人が主要顧客だった観光の形を変える必要があるとし、「観光は戦後復興の鍵となる。勝利後、国際社会に幅広く支援を求めたい」と語った。

一方、比較的安全な西部では観光再開の動きも。地元メディアによると、古都リビウやイバノフランコフスク州の山岳リゾートでは国内客が増加する。リビウ州のコジツキー知事は今月6日、リビウ空港再開の可能性に言及。人道目的の運用で欧州連合(EU)と協議中といい、民間機が飛ぶ可能性が出てきた。

ただ、昨年8月にはある旅行会社がキーウ近郊のブチャなどをめぐるツアーを発表したが、「否定的反応があった」と後に撤回。戦時下の観光再開は依然、困難を極めている。

2164OS5:2023/06/24(土) 17:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa850032fb700b4fa63957fa60186b13279371bc
ワグネル創設者が「正義の行進」宣言 ロシア軍と武力衝突の可能性
6/24(土) 13:26配信

毎日新聞
ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、プリゴジン氏=2023年4月8日、AP

 ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、プリゴジン氏は23日、通信アプリ「テレグラム」で、ウクライナ侵攻に加わるワグネル部隊の拠点がロシア軍の攻撃を受けたと批判し、「正義の行進」を行うと宣言した。24日には部隊をロシア南部ロストフ州入りさせたと表明。タス通信によると、連邦保安庁(FSB)は23日、プリゴジン氏が「武装反乱を呼びかけた」として捜査を開始した。

 ワグネルはウクライナ侵攻の前線に部隊を送っているが、プリゴジン氏は侵攻戦略をめぐってショイグ露国防相を激しく非難し、ロシア内部での対立が先鋭化していた。報道によると、FSBはワグネルの兵士にプリゴジン氏の拘束を呼びかけ、モスクワの警備体制が強化されているが、ロシア軍とワグネル部隊の武力衝突に発展する可能性も出てきた。

 プリゴジン氏は24日の投稿で、部隊がウクライナ国境に近いロストフ州に入ったと明らかにした。ロイター通信などによると、ロシア軍に対して「徹底的にやる準備はできている」と述べた。また、ワグネルの兵士を妨害するために配置されたロシア軍兵士が道を譲ったと主張。「我々の部隊はあらゆる場所で国境を越えている」とした上で「邪魔するものはすべて破壊する」と警告した。

 タス通信などによると、モスクワ市内では24日、警備体制が強化された。ロストフ州のゴルベフ知事も同日、住民に中心部に近づかないよう呼びかけた。ペスコフ大統領報道官によると、プーチン大統領もプリゴジン氏の発言を含む現在の状況について説明を受けており、ペスコフ氏は「必要な措置が取られる」と語った。ただし、プリゴジン氏はプーチン氏に対する直接的な批判はしていない。武装反乱の扇動の罪は禁錮12年から20年が科される可能性がある。

 プリゴジン氏は23日、ロシア軍の攻撃で多数の兵士が死亡したと主張。ロシア国防相は「事実ではない」と否定する声明を発表した。プリゴジン氏は「この残虐行為にどう対応するか決める。次は我々の番だ」と述べ、「我々の若者を破壊した者は罰せられる」と訴えた。さらに「我々には2万5000人(の兵士)がいる。なぜこの国に混迷が生じているのかを明らかにする」と強調していた。

 プリゴジン氏はこれまでも国防省を非難している。今月11日には国防省が全ての志願兵に対し月内に同省と契約を結ぶよう命じたことを受け、「ショイグ(露国防相)は軍を適切に管理できていない」と語り、ワグネルは命令を拒否すると表明。23日の投稿では、ロシアがウクライナに対し「特別軍事作戦」を始めた理由について「ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)とともに攻めてくるというストーリーを国防省がでっち上げ、国民や大統領をあざむいた」と主張した。【金子淳(カイロ)、松岡大地】

2165OS5:2023/06/24(土) 17:11:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c3095c5d999596f6866509e82f9926bedb59053
プーチン大統領、プリゴジン氏は「国家反逆にあたる」…緊急演説で厳しく糾弾
6/24(土) 17:01配信

読売新聞オンライン
プーチン大統領=ロイター

 ロイター通信などによると、ウクライナ侵略に参加する露民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏(62)は24日、露情報機関「連邦保安局」(FSB)が武装反乱を扇動した容疑で自身への捜査を開始したことを受け、ワグネルの部隊をロシア南部ロストフ州入りさせた。州都ロストフ・ナ・ドヌーにある露軍の南部軍管区司令部などを制圧下に置き、プーチン露大統領への面会などを要求しているとされる。プーチン氏は同日、緊急のテレビ演説を行い、「国家反逆にあたる」と、厳しく糾弾した。国家防衛のために必要な指示を軍に与えたとし、「武装反乱を準備している者は罰せられる」と、強調した。

2166OS5:2023/06/25(日) 08:19:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/99332d4893a650ae56d77ebdcd23ee5a18ead7a0
【速報】「ワグネル」プリゴジン氏が声明を発表「我々は引き返す」モスクワ進軍を断念
6/25(日) 2:59配信
武装蜂起したロシア「ワグネル」のプリゴジン氏が先ほど、声明を出し「我々は引き返す」とモスクワへの進軍を断念し、野営地へ帰還すると発表しました。

 プリゴジン氏は24日、SNSで声明を発表し「我々はモスクワの200キロ手前まで来た。ロシアの血が流される責任を理解し、隊列の向きを変える」と述べました。

 首都モスクワへの進軍を断念したとみられます。

 プリゴジン氏は武装蜂起の前に野営していた場所へ帰還すると述べましたが具体的にどこへ戻るかは明らかにしていません。

テレビ朝日



https://news.yahoo.co.jp/articles/77f7e596fde5bd0ccd48aff52e330610dd7cd9fd
プーチン氏、ルカシェンコ大統領に謝意 プリゴジン氏の進軍停止で
6/25(日) 5:22配信

朝日新聞デジタル
2023年6月24日、モスクワで国民に向けて演説するロシアのプーチン大統領=AP

 ロシア軍への反乱を宣言していた民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏がモスクワへの進軍を停止すると表明したことを受け、ベラルーシ大統領府は24日夜、ロシアのプーチン大統領が、ベラルーシのルカシェンコ大統領に感謝を伝えたと発表した。AFP通信が伝えた。


 ベラルーシ大統領府によると、プリゴジン氏は、部隊の移動を停止するというルカシェンコ氏の提案を受け入れた。大統領府は声明で「ベラルーシの大統領は、ロシア大統領にワグネル指導層との交渉結果を詳細に伝えた」と説明した。

朝日新聞社

2167OS5:2023/06/25(日) 08:37:34
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20230625-567-OYT1T50057.html
プリゴジン氏がベラルーシに出国へ、「反乱」収拾か…衝突回避でプーチン氏譲歩の可能性
2023/06/25 05:51読売新聞

プリゴジン氏がベラルーシに出国へ、「反乱」収拾か…衝突回避でプーチン氏譲歩の可能性

24日、ロストフ・ナ・ドヌーの軍事施設から撤収するワグネル戦闘員=ロイター 【読売新聞社】

(読売新聞)

 タス通信によると、ロシアの大統領報道官は24日、露民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏に対する武装反乱を扇動した容疑での捜査が中止される見通しを明らかにした。プリゴジン氏はベラルーシに出国するとも述べた。ロシアの同盟国ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が仲介役を務めたという。

 報道官の発言に先立ちプリゴジン氏は自身のSNSで、ワグネルの戦闘員に対し、モスクワへの進軍を停止するよう命じたと明らかにしていた。

 ワグネルの部隊は24日、南部ロストフ州の州都ロストフ・ナ・ドヌーの軍事施設を掌握し、モスクワに向け前進していた。プリゴジン氏による反乱は収拾する見通しになった。

 プーチン大統領は24日、国民向けのテレビ演説で、武装蜂起の開始を宣言したプリゴジン氏を「裏切り」と非難し、厳しく処罰すると宣言していた。プーチン氏がモスクワでの本格的な武力衝突を避けるためプリゴジン氏に譲歩した可能性がある。

 露軍側はワグネルとの戦闘でヘリコプターなどを撃墜され死者も出ているとみられており、プーチン氏の対応に一部で不満が噴出している。ロストフ州のメディアによるとワグネルの部隊はロストフ・ナ・ドヌーから撤退準備を進めているという。

2168OS5:2023/06/26(月) 08:17:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f87a59aaf62541ceecf12cdcf8c2ae32dea879e
反乱のプリゴジン氏、処遇は? ロシア・ベラルーシ両首脳が議論か
6/26(月) 7:26配信


 ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏による反乱中止から一夜明けた25日、ベラルーシのルカシェンコ大統領は、同盟関係にあるロシアのプーチン大統領と電話で協議した。ベラルーシ国営ベルタ通信が、ベラルーシ大統領府の話として伝えた。議題は明らかにされていないが、プリゴジン氏の処遇について議論した可能性がある。

 2人の電話協議は24日に続いて2日連続。ルカシェンコ氏は、プーチン氏とプリゴジン氏の仲介役となり、モスクワへ進軍する部隊を撤収させた。

 プリゴジン氏については、ロシアのペスコフ大統領報道官がベラルーシに出国すると語っていた。だが、反乱を中止した24日夜以降、その動静は明らかになっていない。

 プリゴジン氏の広報担当はロシアメディアに「(同氏とは)連絡していない」とする一方で、「彼は『みなさんによろしく』と言っており、普通の連絡ができるようになれば、質問に答えるだろう」と語った。

 プリゴジン氏をめぐっては様々な臆測が飛び交う。

 ウクライナ情報当局者は25日、プリゴジン氏が撤退に際し、ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ軍参謀総長の解任を約束されていた可能性を示した。ウクライナの現地メディア「ウクライナ・プラウダ」が伝えた。この当局者は、プリゴジン氏が実際にベラルーシに出国することにも疑念を持っているという。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、米国のバイデン大統領やカナダのトルドー首相、ポーランドのドゥダ大統領と相次いで電話協議を行った。夜のビデオ演説では、プリゴジン氏の反乱を念頭に「ロシアの侵略が長引くほど、ロシア自身の地位が低下する。その表れとして、ロシアの侵略(の対象)は母港に戻りつつある」と述べた。

 米国務省のブリンケン長官は25日、一連の混乱について「軍指導部への直接的な挑戦、ウクライナ侵略というロシアの行いに対する強烈な批判であり、戦争の前提そのものへの疑問だ」と米CBSに語り、プーチン政権内部に「深い亀裂」が生じているとの見方を示した。

 一方、ウクライナ東部などでは、25日もウクライナ軍の反転攻勢が続いた。

 ウクライナ軍報道官は同日、激戦地バフムート近郊でウクライナ軍が、約600メートル〜1キロにわたって前進を続けたと指摘。過去24時間でロシア側の死者数は186人に上り、ロシア軍の戦車1両、戦闘車両1両、ドローン4機などが破壊されたとした。(ブリュッセル=玉川透、ロンドン=杉山正)

朝日新聞社

2169OS5:2023/06/26(月) 11:47:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ed1cf9ed799b1b43afffa9f93545bd393029012
プリゴジン氏の居場所分からず ベラルーシには短期滞在か
6/26(月) 11:07配信
 ロシアで反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏を巡り、南部ロストフナドヌーで最後に姿が確認された24日夜(日本時間25日朝)以降、居場所が分かっていない。

 プーチン政権は同氏のベラルーシへの出国を認めたことを明らかにしているが、時期や方法、現地での処遇などは不明だ。

 ベラルーシの国営ベルタ通信によると、反乱の収拾に向けて仲介役を務めた同国のルカシェンコ大統領とプーチン大統領が25日朝、電話会談した。両首脳の電話会談は24日に続いて2日連続。

 プリゴジン氏は24日夜、ルカシェンコ氏との協議を受け、モスクワ進軍停止を発表。ワグネルが一時占拠したロストフナドヌーの南部軍管区司令部を車で離れる様子が報じられたが、それ以降の動静は伝えられていない。同氏自身は、ベラルーシへの出国などプーチン政権との合意事項について言及していない。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、欧州の情報機関当局者らは「もしプリゴジン氏がベラルーシに行くとしても、クレムリン(ロシア大統領府)からの報復の可能性を恐れて長くは滞在しない」と推測しているという。

2170OS5:2023/06/28(水) 13:32:28
https://www.sankei.com/article/20230627-VRWRVVCK3BM6NOJW57ZFHW6GSE/
<独自>ウクライナに新幹線導入構想 脱ロシアと復興に副首相意欲
2023/6/27 16:02
ロシアによる侵略で国内の鉄道網を破壊されたウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相が、「新幹線」整備による復興の意向を示していたことが27日、分かった。日本政府関係者が産経新聞に明らかにした。新幹線の海外輸出には、地元ニーズの調整など困難が多い。だが、ウクライナは、日本の最先端高速鉄道システム導入を契機に、戦後復興とロシアの影響力排除を加速させたい考えとみられる。協力の模索は、日本主導の復興支援にもつながる。

クブラコフ氏は、三重県志摩市で6月16〜18日の先進7カ国(G7)交通相会合に参加。斉藤鉄夫国土交通相も18日に同氏と会談し、南部ヘルソン州のダム決壊の復旧に向けた技術的支援などを表明した。


世界の鉄道のレール間の幅(軌間)は大きく分けると、「標準軌」(1435ミリ)と、それより広い「広軌」、狭い「狭軌」がある。主にロシアやウクライナなど旧ソ連の国々は1520ミリの広軌、欧州の多くの国々や日本の新幹線は標準軌、日本の多くの在来線は1067ミリの狭軌が採用されている。

このため、鉄道で欧州からウクライナに行く場合、国境の駅で標準軌の台車から広軌の台車に交換する必要があり、その作業だけでも相当の時間を要する。軌間を合わせることは互いの物資輸送を円滑にし、輸送力の向上につながる。

逆にロシアと軌間が同じだったため、人や物資が次々と運び込まれて侵攻を容易にしたとの反省もあり、クブラコフ氏はG7会合で「(軌間が同じ)線路がつながっているから攻め込まれる」と訴えたという。

ウクライナは、破壊されていない区間も含めて全土の鉄道を欧州規格で整備し直す考えを示しており、G7各国も会合で支援を表明した。関係者によると、行われた協議の中でクブラコフ氏から「日本の新幹線の技術を学んで鉄道の高速化を図りたい」との趣旨の発言があったという。


ただ、新幹線の場合、軌間は欧州と同じだが、安定性などの観点からレールや車輪の形状などで基準が異なる可能性が高い。それに新幹線と同様のダイヤを作るのであれば、速度が遅い在来線と同じ線路を走るのではメリットが失われる。


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また、新幹線システムは台湾で実績があるが、導入を検討したインドネシアは中国からの調達に転換、インドでは土地収用で停滞するなど困難も多い。日本政府関係者はウクライナでの新幹線整備について、「現時点で全く具体的な話にはなっていない」としながら、将来の協力実現の可能性についても排除をしていない。

2171OS5:2023/06/28(水) 18:23:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/d102dbf0df53a2b5cb5198460566b1093699e9bc
プリゴジン氏、ベラルーシ生活は不自由な可能性 すぐアフリカ行きも
6/28(水) 7:00配信

朝日新聞デジタル
ロシアのショイグ国防相らへの批判を展開するプリゴジン氏=2023年5月5日にSNSに投稿された動画から

 ロシアで反乱を企てた民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏がベラルーシに到着したと、同国のルカシェンコ大統領が27日に認めた。同国国営ベルタ通信が伝えた。プリゴジン氏は24日夜にロシア南部から撤収後、所在が不明だった。ただ、今後、どのような処遇を受けるかは不透明だ。


 ワグネルについては、ロシアのプーチン大統領が26日、「希望者はベラルーシに行ける」と話した。ルカシェンコ氏も27日、「安全は保証する」と述べた。ただ、「もう少し我々といたいなら可能だが、費用は彼らの負担だ」と強調し、短期滞在となる考えを示した。

 ベラルーシ国内でのワグネルの活動についても、「(ワグネル戦闘員の)募集センターの必要はない」「宿営地をつくる予定はなく、彼らが望めば割り当てる」と述べ、制限を設ける可能性を示唆した。

 プリゴジン氏の今後については、アフリカに拠点を移すという見方もある。ロシアのラブロフ外相は26日に公開された国営メディアとのインタビューで、ワグネルのアフリカ諸国への軍事支援について、「今後も続く」と述べた。アフリカ諸国での影響力拡大を狙う政権にとって「ワグネル的」な存在は欠かせず、より政権が関与する形で存続する可能性もある。

朝日新聞社

2172OS5:2023/06/29(木) 00:03:45
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20230628-567-OYT1T50219.html
ワグネル反乱、期待していたロシア軍高官らの支持得られず撤収か…プリゴジン氏誤算
2023/06/28 20:58読売新聞

ワグネル反乱、期待していたロシア軍高官らの支持得られず撤収か…プリゴジン氏誤算

プリゴジン氏=ロイター 【読売新聞社】

(読売新聞)

 米紙ニューヨーク・タイムズは27日、複数の米政府当局者の話として、ロシア軍高官が露民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏による反乱計画を事前に把握していたと報じた。プリゴジン氏は関係が良好な軍高官らの幅広い支持を得られると判断し、反乱に及んだ可能性があるが、軍高官は賛同せず、撤収に追い込まれた。

 報道によると、事前把握した軍高官は、ウクライナ侵略作戦を担当するセルゲイ・スロビキン副司令官。スロビキン氏はプリゴジン氏と近い関係にあるとされるが、今年1月に侵略作戦の総司令官から副司令官に降格となった。プーチン露大統領が両氏のパイプを警戒したことが一因とされる。

 プリゴジン氏による蜂起宣言の直後、スロビキン氏はワグネルの戦闘員に自制を呼びかけ、プーチン氏への忠誠をアピールした形となった。プリゴジン氏にとっては誤算だった可能性がある。

 一方、反乱収拾の仲介役を務めたベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は27日、プーチン氏やプリゴジン氏との交渉の内幕を明らかにした。プリゴジン氏に対し、モスクワに進軍すれば「途中で虫けらのように潰される」と忠告したという。

 ベラルーシの独立系軍事監視団体「ガユン」は、プリゴジン氏が27日、ベラルーシの首都ミンスクにあるルカシェンコ氏の公邸で同氏と長時間会談したとの分析を明らかにした。

2173OS5:2023/06/29(木) 09:45:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/b83c3d274f334d22cd75a9e66b18f87efb745cb0
岸田首相、閣僚に個別指示、領袖と会食…支持率下落で引き締め
6/28(水) 18:29配信

産経新聞
官邸に入る岸田文雄首相=28日午前、首相官邸(酒巻俊介撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)が、閣僚への個別指示や派閥領袖との会食を重ねている。28日には党内で非主流派に位置付けられる二階俊博元幹事長と昼食をともにした。マイナンバーカードを巡る混乱などで内閣支持率が下落したことを踏まえ、政府・与党を引き締める狙いが透ける。


「国会が終わっても引き続き緊張感を持って取り組んでほしい」

首相は27日の閣議後、出席した閣僚と個別に面会し、担当分野に関する指示を出した。面会後、斉藤鉄夫国土交通相は「『夏の自然災害に緊張感を持つように』とのことだった」と記者団に明かした。

マイナカードの混乱で首相は支持率の下落に直面している。首相の選択肢には秋の衆院解散・総選挙もあるとささやかれており、これ以上の失点を重ねたくないのが本音だ。政府高官は「『気を抜くな』という首相のメッセージだ」と語った。

27日夜には首相を支える主流派の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と会食し、翌28日には約8カ月ぶりに二階氏との会食にも臨んだ。領袖らと意思疎通を図り、支持率下落で動揺する党内を沈静化する狙いがあるとみられる。

首相は今夏にも内閣改造・党役員人事を断行する見通しだ。人事構想を本格化する前に、有力閣僚や領袖の腹を探った可能性もある。(永井大輔)

2174OS5:2023/06/29(木) 20:24:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/c38847f183a7660924c1c42a808c95c6c7c078f9
中央アフリカ、ワグネルの牙城 米「死と破壊」警告 ロシア、居座る構え
6/29(木) 7:07配信



時事通信
中央アフリカのトゥアデラ大統領=2019年10月、ロシア南部ソチ(EPA時事)

 「ロシア人がいる」。

 アフリカ各地で数年前から、銃を持った白人の目撃情報が伝えられている。ロシアで反乱を起こした民間軍事会社ワグネルは着々とアフリカに進出してきた。拠点の一つが、トゥアデラ政権の中央アフリカだ。

【写真】ロシアの民間軍事会社ワグネルの拠点

 ◇「教官」
 1960年にフランスから独立した中央アフリカでは、反乱が繰り返され、経済成長の糸口をつかめないまま今に至る。2013年、反政府勢力が首都バンギに攻め込みボジゼ政権が崩壊した後は、国土を掌握できる政権が生まれていない。イスラム教徒主体の反政府勢力「セレカ」と、キリスト教徒主体の武装勢力「アンチ・バラカ」に軍も交えた戦闘が続く中、16年に就任したトゥアデラ大統領が頼ったのはロシアだった。

 ロイター通信によると、実態はワグネルだが表向きは「教官」と呼ばれて中央アフリカに駐留するロシア人は約2000人と推計される。トゥアデラ氏の身辺警護はワグネル頼みで、事実上の親衛隊だ。圧倒的に性能が違う武器と問答無用の攻撃で反政府勢力を撃退し、少なくとも首都はトゥアデラ政権が確保できるようになった。

 中央アフリカはダイヤモンドや金の産出国だ。ロシアは、こうした利権を対価として得ているもようだ。ロシアもダイヤや金の産出国で、採掘の技術がある。絶えず先端技術を投じコスト削減を迫られる原油や天然ガスに比べ「掘ればいい」(外交筋)だけの天然資源の海外での獲得はロシアの国益に直結している。

 ◇反仏感情
 トゥアデラ政権を見て、他の国もロシア頼みに傾いてきた。20年のクーデターで権力を握ったマリの軍政も、ロシアの「教官」を呼び込み、駐留フランス軍を追い出した。アフリカ旧仏植民地では急速に反仏感情が広まる一方、ロシアの人気は高まっている。

 今回のワグネルの反乱を受け、米国務省のミラー報道官は26日、アフリカ諸国に対し「米国は繰り返し伝えてきた。ワグネルが入り込んだ国には、死と破壊が起きる」と訴えた。「市民を利用し、富をむさぼり、人権侵害にいそしむ」とも批判し、ワグネルと手を切るよう呼び掛けた。

 これに対しロシアのラブロフ外相は26日、国営テレビRTに登場し、欧州、とりわけフランスがアフリカを「見捨てていた」ことが問題の根本にあると主張。ロシアやワグネルは「政府首脳の安全を確実に守ってほしい」と頼まれただけで、中央アフリカでもマリでも「教官」は今後も仕事を続けると断言した。

2175OS5:2023/06/29(木) 21:25:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/c41db42fc125efe349ad53e5b109319174191db9
ワグネル反乱、アフリカに影響 独自の資金源も豊富
6/29(木) 20:33配信


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産経新聞
【キーウ(キエフ)=佐藤貴生】ロシアの民間軍事会社ワグネルとプーチン政権の対立は、ワグネルが暗躍してきたアフリカ諸国の情勢にも影響しそうだ。ワグネルは露軍の「別動隊」としてアフリカ諸国の内戦に介入するなどしてきたが、今後はプーチン政権の後ろ盾を失い、活動が難しくなる可能性がある。その半面、ワグネルは各国で地下資源の利権を有しており、独自の資金源で活動を続けられるとの見方もある。

【写真】プリゴジン氏の反乱に同調し、拘束されたとみられるスロビキン司令官

ロイター通信などによると、ワグネルはこの10年間で、アフリカの少なくとも8カ国と強固な関係を築いた。ワグネルは2020年と21年にクーデターが起きたマリで、政権を握った軍政と親密な関係を築いた。現地の政治評論家はロイターに、ワグネルとプーチン政権が対立すれば「マリは安全保障面で打撃を受ける」との懸念を示した。

中央アフリカでは、政府と武装勢力が入り乱れる形で内戦状態が続いた。ワグネルは18年以降、軍事顧問団などの名目で推定1500人規模の部隊を政権側に派遣した。リビア内戦でも19年頃から、東部を拠点とするハフタル司令官の側で最大約2千人とされる雇い兵が戦闘に加わった。

スーダンで4月に起きた軍と準軍事組織の戦闘でも、ワグネルは後者の側を支援してきたとされる。

プーチン大統領は27日、ワグネルの給与や報奨金に巨額の国費が投じられてきたと明らかにした。また、アフリカ諸国で活動するワグネル部隊には物資輸送や武器供与の面で露国防省の大きな支援があった。ワグネルのトップ、プリゴジン氏の武装反乱を受け、プーチン政権がワグネル支援を縮小する可能性はある。

ラブロフ露外相は26日、マリと中央アフリカの治安維持への協力に変化はないと発言。その半面、マリと中央アフリカには「軍事会社(ワグネル)との関係だけでなく、露政権との公式の接触もある」と述べ、今後のワグネルの活動には含みを残した。

マリには金、中央アフリカにはダイヤモンドやウラン、リビアには石油が豊富にある。ワグネルによる各国への軍事介入にはこうした地下資源を獲得する側面もあった。ワグネルが今後、政権の意向を離れて行動することも考えられ、プリゴジン氏自身が最終的にアフリカを拠点にするとの観測も根強い。

2176OS5:2023/07/02(日) 21:24:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6cf80890cb5e7d40e955140ee581d920dd89beb
ゼレンスキー氏、対露交渉は「クリミア奪還後」 原則的立場を強調
7/2(日) 17:08配信
産経新聞
ウクライナのゼレンスキー大統領(桐原正道撮影)

ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、同国侵略を続けるロシアとの停戦交渉について、ロシアの実効支配下にある南部クリミア半島を含む自国本来の領土を回復した後にのみ可能だとする認識を示した。中途半端な形での停戦を改めて否定した形。首都キーウ(キエフ)で同日行われたスペインのサンチェス首相との共同記者会見での発言内容をウクライナメディアが伝えた。

これに先立ち、米紙ワシントン・ポスト(電子版)は6月30日、ウクライナ側が同月にキーウを極秘訪問したバーンズ米中央情報局(CIA)長官に対し、反攻作戦で秋までに相当の領土を奪還し、クリミアを攻撃射程圏内に収めた上で年内にも対露交渉を始める計画を伝えたと報じていた。

報道が事実であれば、ゼレンスキー氏の今回の発言と矛盾する。ただ、反攻は欧米が期待したほどの成果を挙げていないとの見方も出る中、ゼレンスキー氏は原則的立場を強調することで、国際的な軍事支援の縮小や停戦圧力が強まる事態を防ぐ思惑だとみられる。

反攻の遅れを指摘する声に対し、ウクライナ軍のザルジニー総司令官はワシントン・ポストが30日に報じたインタビューで「反攻はショーではない」と反論。徐々にではあるが着実に前進していると強調した。

前線の戦況を巡り、ウクライナ軍参謀本部と露国防省は1日、反攻の主戦場である東部ドネツク州や南部ザポロジエ州で激戦が続いたとそれぞれ報告した。

2177OS5:2023/07/04(火) 08:27:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/34cb25eae1b073f4babd366d808e7b983f3bd57a
徐々に南進主張 温存戦略か、勢い欠く 反転攻勢1カ月・ウクライナ
7/4(火) 7:14配信

時事通信
ウクライナのマリャル国防次官=2022年12月、キーウ(キエフ)(AFP時事)

 【ベルリン時事】ウクライナ軍の反転攻勢が始まって1カ月。

 ウクライナは作戦の着実な進展を主張している。マリャル国防次官は3日、通信アプリ「テレグラム」で、南部ザポロジエ州のメリトポリとベルジャンシク方面に向かって「1週間で28.4平方キロを解放した」と発表、徐々に南進していると説明した。ビリニュスで11、12の両日開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議までに成果を示したいところだ。

【地図で見る】ウクライナ戦況マップ

 ◇要衝トクマク
 ロシアのプーチン大統領は6月13日、クレムリン(大統領府)でロシア・メディアの従軍記者たちと会見し、ウクライナの反転攻勢は6月4日に始まったと述べた。戦果を誇示して対決姿勢を鮮明にしてきたが、同23日に民間軍事会社ワグネルの乱を迎えた。

 ただ、ウクライナ軍の反転攻勢も勢いを欠いているとみられている。南部戦線ではアゾフ海まで到達し、クリミア半島とロシア本土をつなぐ補給線の分断を狙うが、特にメリトポリとベルジャンシクへの進撃には不可欠の要衝トクマクへの進路をロシアの厳重な防御に阻まれ、開けていない。

 ロシアのショイグ国防相は7月3日、「どの方面でも、敵は目標に届いていない」と主張。旧ソ連のアフガニスタン侵攻時代の古い兵器をウクライナの占領地に持ち込んで、なりふり構わない防御態勢を敷いているとされる。

 ◇戦車隊控える
 ウクライナ軍は、突破口を開いた後、ロシアの占領地を奪回するための戦力を温存していると推測されている。レズニコフ国防相は2日、ツイッターに、ドイツ製戦車「レオパルト2」の動画を投稿。「数十両のレオパルトが、能力を見せつけるためにウクライナに来た。その時が来る!」と戦車部隊による新たな展開を示唆した。

 レズニコフ氏は6月28日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)とのインタビューでは、西側諸国の戦車部隊はまだ前線にほとんど投入されていないと説明していた。西側の報道では最近、反攻作戦の遅れが指摘されるようになっており、士気を高める狙いもありそうだ。

 対するロシア側は3日、レオパルト戦車16両を戦闘不能にしたと主張し、「過度な期待だったことは明らかだ」(ショイグ氏)と対抗意識をむき出しにした。

 独誌シュピーゲルは2日、もともと5月にポーランドに開設される予定だったレオパルト戦車の修理拠点が、同国とドイツの調整不足のため、まだ稼働していないと報じた。既に数両が修理を待っているとされ、立ち上げの遅れがウクライナ軍の作戦に支障を来しかねない状況だ。

2178とはずがたり:2023/07/04(火) 10:22:01
スロビキン露軍副司令官は依然不明 プーチン政権沈黙
2023/7/1 21:00
https://www.sankei.com/article/20230701-OAM7LL2ZPJPVHMWRR33BXNAZMQ/

米ブルームバーグ通信は6月30日、ロシアの民間軍事会社ワグネルに近いとされ、拘束情報が出るウクライナ侵攻のロシア軍副司令官、スロビキン航空宇宙軍総司令官の「所在は公に確認されていない」との関係者の話を伝えた。ワグネルの武装反乱には他の軍高官の関与も指摘され、ロシアの政治学者は「大規模捜査が始まった」と強調。反乱から1日で1週間を迎える中、軍中枢の責任追及に発展しそうだ。

スロビキン氏の行方について、ロシアの国防省や主要メディアは沈黙を守っている。

プーチン政権に近い政治学者マルコフ氏は「(ワグネル創設者)プリゴジン氏や、ワグネルに接触した司令官や将校全員が尋問を受ける」と説明。「スロビキン氏は国防省とワグネルの主な連絡窓口だったため最もよく(事情を)知っている」とも述べた。

一方、ブルームバーグは複数の関係者の話として、治安当局内でショイグ国防相の解任を求める声が強まっているとも伝えた。(共同)

ワグネル関与疑われるロシア軍幹部、なお姿見せず-国防相は反乱非難
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-03/RX82TADWRGG001
Bloomberg News
2023年7月4日 2:28 JST

ショイグ国防相、軍の忠誠を称賛-ワグネル反乱について初めて発言
ロシア軍副司令官のスロビキン氏、反乱収束の24日から消息不明に

ロシアの民間軍事会社ワグネルの武装蜂起を巡り尋問を受けたとされる軍幹部は、ショイグ国防相が出席した軍の最高幹部会議にも姿を見せなかった。この会議でショイグ氏は、ワグネルの反乱を非難した。

  この軍幹部はシリアでの冷酷な戦術から「アルマゲドン将軍」の異名をとり、ウクライナ戦争の副司令官を務めるセルゲイ・スロビキン氏(56)。同氏は先週、ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏との関係について数日間にわたり、明らかにされていない場所で聴取を受けたと、事情に詳しい関係者が述べていた。

ロシア当局、ワグネル反乱巡り軍最高幹部を尋問-拘束中と関係者

  ショイグ氏は3日、国営テレビが報じた国防省会合で「ロシアの状況を不安定化させようとした試み」は、軍が「誓いに忠実であり続けた」ために失敗したと主張。「この挑発行為」によるウクライナでの軍事作戦への影響はなかったとも語った。ショイグ氏がワグネルの反乱について公の場で発言したのは、これが初めて。

  ベラルーシのルカシェンコ大統領は先週、同国にプリゴジン氏が到着したと発言した。だが、プリゴジン氏は反乱を収束させた先月24日の夜以降、姿が確認されていない。

  ソーシャルメディアを通じた発信も途絶えていたが、3日にはワグネルと関係するテレグラムのチャンネルに、プリゴジン氏からとされる短い音声メッセージが投稿された。メッセージは裏切り者に対してロシア社会を動員することが反乱の目的だったと説明し、市民に支持を呼び掛けている。声の主がプリゴジン氏なのかどうか独立した検証はされていない。

  ロシア国防省はワグネルに対して1日までに同省の傘下に入る契約を結ぶよう迫り、これが反乱の引き金を引いた。ショイグ氏は会合で、国防省との契約に合意したワグネル戦闘員の数について言及することはなかった。プリゴジン氏はショイグ氏がワグネルを「破壊」しようとしていると非難していた。

  ロシアに残るプリゴジン氏の遺産が解体されようとしている別の兆しもある。同氏のメディア事業は整理手続きに入り、グループに属するウェブサイトは当局がアクセスを封鎖したと、ロシア紙イズベスチヤが6月30日に報じた。

  一方、ウクライナ軍はロシア軍に占領されている同国南部と東部の奪還を目指し反転攻勢を続けている。ロシアのプーチン大統領は昨年9月、同国軍が完全には支配していないにもかかわらずウクライナの4州を併合すると発表した。

  プーチン氏は3日、ロシア中央選挙管理委員長とのテレビ放送された会合で、ウクライナ併合地域での地方選挙を9月に実施する計画だとしつつ、状況が悪化すれば延期の可能性もあると語った。

原題:Russian General Still Missing as Defense Chief Slams Mutiny (2)(抜粋

2179とはずがたり:2023/07/04(火) 10:30:16
ロシア当局、ワグネル反乱巡り軍最高幹部を尋問-拘束中と関係者
ロシア当局、ワグネル反乱巡り軍最高幹部を尋問-拘束中と関係者

6/30(金) 2:50配信
Bloomberg

(ブルームバーグ): 四半世紀近くに及ぶプーチン体制にとって最大の脅威となった民間軍事会社ワグネルの反乱を巡り、ロシア当局は軍最高幹部の1人を尋問した。

事情に詳しい関係者によると、セルゲイ・スロビキン副司令官がワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏との関係について数日にわたり軍検察官の聴取を受けた。副司令官はある場所に拘束されているが、拘置所ではないという。関係者は注意を要する情報を話しているとして匿名を要請した。

スロビキン氏(56)はワグネルによる24日の反乱が収拾して以来、公の場に姿を現していない。プーチン大統領はこの反乱について、ロシアを「内戦」の瀬戸際に追いやったと述べていた。

プーチン氏は昨年10月、スロビキン氏をウクライナ戦争のロシア軍総司令官に指名。同氏はこの翌月にヘルソン市からのロシア軍撤退を指揮し、今年1月には総司令官がゲラシモフ軍参謀総長に交代されていた。

プリゴジン氏はスロビキン氏の軍事手腕を繰り返し高く評価する一方で、ゲラシモフ氏やショイグ国防相ら他の軍幹部を厳しく批判していた。

ワグネルの反乱を受けてスロビキン氏は24日、プリゴジン氏とワグネルに蜂起をやめ、プーチン氏の「意思と命令に従う」よう呼び掛ける動画を国防省のテレグラムに投稿した。これ以来、消息を絶っている。

インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領府報道官は29日の記者会見で、スロビキン氏が解任または拘束されたのかと問われたが、コメントを控え、国防省に照会するよう促したという。

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原題:Top Russian General Quizzed Over Mutiny Challenging Putin’s Rule(抜粋)
6/30(金) 2:50配信
Bloomberg

(ブルームバーグ): 四半世紀近くに及ぶプーチン体制にとって最大の脅威となった民間軍事会社ワグネルの反乱を巡り、ロシア当局は軍最高幹部の1人を尋問した。

事情に詳しい関係者によると、セルゲイ・スロビキン副司令官がワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏との関係について数日にわたり軍検察官の聴取を受けた。副司令官はある場所に拘束されているが、拘置所ではないという。関係者は注意を要する情報を話しているとして匿名を要請した。

スロビキン氏(56)はワグネルによる24日の反乱が収拾して以来、公の場に姿を現していない。プーチン大統領はこの反乱について、ロシアを「内戦」の瀬戸際に追いやったと述べていた。

プーチン氏は昨年10月、スロビキン氏をウクライナ戦争のロシア軍総司令官に指名。同氏はこの翌月にヘルソン市からのロシア軍撤退を指揮し、今年1月には総司令官がゲラシモフ軍参謀総長に交代されていた。

プリゴジン氏はスロビキン氏の軍事手腕を繰り返し高く評価する一方で、ゲラシモフ氏やショイグ国防相ら他の軍幹部を厳しく批判していた。

ワグネルの反乱を受けてスロビキン氏は24日、プリゴジン氏とワグネルに蜂起をやめ、プーチン氏の「意思と命令に従う」よう呼び掛ける動画を国防省のテレグラムに投稿した。これ以来、消息を絶っている。

インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領府報道官は29日の記者会見で、スロビキン氏が解任または拘束されたのかと問われたが、コメントを控え、国防省に照会するよう促したという。

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原題:Top Russian General Quizzed Over Mutiny Challenging Putin’s Rule(抜粋)

2180とはずがたり:2023/07/04(火) 10:30:27
ロシア当局、ワグネル反乱巡り軍最高幹部を尋問-拘束中と関係者
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8941a1704d7f5e79d0e8426e3a6c4055cd880f1
6/30(金) 2:50配信
Bloomberg

(ブルームバーグ): 四半世紀近くに及ぶプーチン体制にとって最大の脅威となった民間軍事会社ワグネルの反乱を巡り、ロシア当局は軍最高幹部の1人を尋問した。

事情に詳しい関係者によると、セルゲイ・スロビキン副司令官がワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏との関係について数日にわたり軍検察官の聴取を受けた。副司令官はある場所に拘束されているが、拘置所ではないという。関係者は注意を要する情報を話しているとして匿名を要請した。

スロビキン氏(56)はワグネルによる24日の反乱が収拾して以来、公の場に姿を現していない。プーチン大統領はこの反乱について、ロシアを「内戦」の瀬戸際に追いやったと述べていた。

プーチン氏は昨年10月、スロビキン氏をウクライナ戦争のロシア軍総司令官に指名。同氏はこの翌月にヘルソン市からのロシア軍撤退を指揮し、今年1月には総司令官がゲラシモフ軍参謀総長に交代されていた。

プリゴジン氏はスロビキン氏の軍事手腕を繰り返し高く評価する一方で、ゲラシモフ氏やショイグ国防相ら他の軍幹部を厳しく批判していた。

ワグネルの反乱を受けてスロビキン氏は24日、プリゴジン氏とワグネルに蜂起をやめ、プーチン氏の「意思と命令に従う」よう呼び掛ける動画を国防省のテレグラムに投稿した。これ以来、消息を絶っている。

インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領府報道官は29日の記者会見で、スロビキン氏が解任または拘束されたのかと問われたが、コメントを控え、国防省に照会するよう促したという。

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原題:Top Russian General Quizzed Over Mutiny Challenging Putin’s Rule(抜粋)

2181とはずがたり:2023/07/04(火) 10:47:49
ロシア軍のスロビキン上級大将、ワグネルのVIPメンバーか
https://news.yahoo.co.jp/articles/000a03b4cb2b2acd3c7ff4a02ef194568135e98e
6/30(金) 7:00配信
CNN.co.jp

セルゲイ・スロビキン氏

(CNN) ウクライナ侵攻の総司令官を一時務めたロシア軍のスロビキン上級大将は、ロシアの民間軍事会社ワグネルの秘密のVIPメンバーであったことが、独占的にCNNと共有された文書で明らかになった。

調査機関「ドシエセンター」が入手した文書では、スロビキン氏がワグネルの個人登録番号を持っていたことが示されている。同氏は、少なくとも30人のロシア軍や情報当局の高官らとともにリストに掲載されており、ドシエセンターはこうした高官らもワグネルのVIPメンバーだとしている。

スロビキン氏はワグネルを率いるエフゲニー・プリゴジン氏に反乱をやめるよう訴える動画を公開した6月24日以降、公の場に姿を現しておらず、所在は不明のままだ。

スロビキン氏は叙勲を受けたロシア空軍司令官で、シリア爆撃の冷酷な戦術から「ハルマゲドン大将」との異名を持つようになった。ハルマゲドンは世界の終末を意味する。

ワグネルはCNNの取材に応じなかった。金銭的な恩恵の有無など、VIPメンバーであることがどのような意味を持つのかは不明。

スロビキン氏がワグネルとつながりを持っていることは知られていたが、文書はロシア軍の高官らとワグネルの関係に疑問を投げかけている。

プリゴジン氏が主導した先週末の反乱では、ワグネルの戦闘員は事実上、ロシア軍の抵抗を受けることなくロシア南部ロストフナドヌーを掌握することができた。

2182とはずがたり:2023/07/04(火) 13:23:50
ワグネル武装反乱 “ロシア軍副司令官が事前把握” 米メディア
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230629/k10014112371000.html
2023年6月29日 15時47分

ロシアで起きた民間軍事会社ワグネルによる武装反乱について、アメリカの複数のメディアは、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍の副司令官が事前に計画を把握していたと報じました。

27日付けのアメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは、複数のアメリカ政府高官の話として、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍のスロビキン副司令官が、民間軍事会社ワグネルによる武装反乱について、事前に計画を把握していたと伝えました。

その上で、ロシア軍の複数の幹部が、ロシア国防省の指導部を力によって交代させようという、ワグネル代表のプリゴジン氏の試みを支持していた可能性を示す形跡があるとしています。

また、ウォール・ストリート・ジャーナルは28日、欧米の複数の政府高官の話として、プリゴジン氏がロシア軍の複数の幹部に武装反乱の意志を伝え、その中にスロビキン氏が含まれていた可能性があると報じました。

これについて、ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、記者団に対し「こうした問題は、多くの臆測やうわさが飛び交うが、これもその一例だろう」と述べ、否定しました。

スロビキン氏は、ワグネルが南部ロストフ州にある軍管区司令部の施設を掌握し首都モスクワへ進軍する中で、ワグネルの戦闘員に対し、反乱に加わらないよう呼びかけていました。

ただ、スロビキン氏は、プリゴジン氏に近いことで知られており、武装反乱の背景に軍内部の対立があった可能性をめぐって関心を集めています。
プリゴジン氏 ロシアの国防相らの拘束を計画か
ロシアで起きた民間軍事会社ワグネルによる武装反乱をめぐり、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは28日、欧米の複数の政府高官の話として、ワグネルの代表のプリゴジン氏がショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長の2人を拘束することを計画していたと報じました。

計画が実行される2日前にロシアの治安機関が把握したため、プリゴジン氏は計画の実行を早めようとしたと伝えています。

プリゴジン氏は、ウクライナへの軍事侵攻をめぐり「弾薬が不足している」などとして、ショイグ国防相と総司令官を務めるゲラシモフ参謀総長を名指しで非難するなど、対立を深めていました。

2183とはずがたり:2023/07/04(火) 13:24:05
ロシア当局、ワグネル反乱巡り軍最高幹部を尋問-拘束中と関係者
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8941a1704d7f5e79d0e8426e3a6c4055cd880f1
6/30(金) 2:50配信
Bloomberg

(ブルームバーグ): 四半世紀近くに及ぶプーチン体制にとって最大の脅威となった民間軍事会社ワグネルの反乱を巡り、ロシア当局は軍最高幹部の1人を尋問した。

事情に詳しい関係者によると、セルゲイ・スロビキン副司令官がワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏との関係について数日にわたり軍検察官の聴取を受けた。副司令官はある場所に拘束されているが、拘置所ではないという。関係者は注意を要する情報を話しているとして匿名を要請した。

スロビキン氏(56)はワグネルによる24日の反乱が収拾して以来、公の場に姿を現していない。プーチン大統領はこの反乱について、ロシアを「内戦」の瀬戸際に追いやったと述べていた。

プーチン氏は昨年10月、スロビキン氏をウクライナ戦争のロシア軍総司令官に指名。同氏はこの翌月にヘルソン市からのロシア軍撤退を指揮し、今年1月には総司令官がゲラシモフ軍参謀総長に交代されていた。

プリゴジン氏はスロビキン氏の軍事手腕を繰り返し高く評価する一方で、ゲラシモフ氏やショイグ国防相ら他の軍幹部を厳しく批判していた。

ワグネルの反乱を受けてスロビキン氏は24日、プリゴジン氏とワグネルに蜂起をやめ、プーチン氏の「意思と命令に従う」よう呼び掛ける動画を国防省のテレグラムに投稿した。これ以来、消息を絶っている。

インタファクス通信によると、ロシアのペスコフ大統領府報道官は29日の記者会見で、スロビキン氏が解任または拘束されたのかと問われたが、コメントを控え、国防省に照会するよう促したという。

2184とはずがたり:2023/07/05(水) 16:01:23
川の水が緑色に変色 市が注意呼びかけ 奈良 生駒
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230705/k10014119251000.html
2023年7月5日 14時46分

5日朝、奈良県生駒市を流れる竜田川などの水が、鮮やかな緑色に変色しているのが見つかりました。市によりますと今のところ人体に影響はないとみられるということですが、水に触れたり農業用に使ったりしないよう呼びかけています。
生駒市によりますと、5日朝5時すぎ、市内を流れる竜田川が緑色になっていると住民から連絡があり、職員が確認したところ、竜田川の水が広い範囲で鮮やかな緑色に変色しているのが見つかりました。

刺激臭などはなく、奈良県が水質の簡易検査を行ったところ毒性はないとみられるほか、魚が泳いでいる様子も確認できたことなどから、直ちに人体や生態系に影響はないとみられるということです。
上流側を調べたところ、竜田川に流れ込む「モチ川」から緑色の水が流れ込んでいて、モチ川沿いの柵などに赤色の物質が付着しているのが見つかりました。

この物質に水をかけると緑色に変色したということで、県や市はこの物質が原因と見て成分などを調べることにしています。

市は、安全性が確認できるまでは川の水に触れず、農業用としても使わないよう呼びかけています。
下流に住む男性「異常な緑色だった」
変色の発生源とみられるあたりから2キロほど下流側に住む男性は「家のすぐそばの川が朝起きたら緑になっていた。異常な緑色だったので危険物に見えて、工場で何かあったのかなと気になって上流まで見に来ました。色が変わっているだけで、においなどの異変は感じません」と話していました。

2185OS5:2023/07/06(木) 10:40:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/504c0c7d849e6acf4efb9401d041277e78a39e0e
ロシア、夏休み渋滞解消に軍艦も クリミア観光向け、不満緩和も狙う
7/5(水) 21:30配信

朝日新聞デジタル
2018年8月、分離派が支配するジョージア北部アブハジアでの軍事演習で、装甲車両を展開するロシアの大型揚陸艦=ロイター

 ロシアが、実効支配するクリミア半島に架かるクリミア橋の渋滞を解消するため、ロシア軍の軍艦を活用する可能性が出てきた。夏休みはロシア国民の最大の楽しみだ。プーチン政権には、渋滞解消に努力する姿勢を示し、国民の不満を和らげる狙いもあるとみられる。


 クリミア橋は、ロシアの領土と、ウクライナ南部のクリミア半島とを結んでいる。通行車両の検査強化に夏の観光シーズンが重なり、連日、数時間待ちの渋滞が発生している。ロシア軍艦の輸送は、7月中旬にも実現しそうだという。

 サベリエフ運輸相が4日、プーチン大統領も出席した政府のオンライン会議で報告した。活用を想定しているのは大型揚陸艦2隻。港がなくても兵士や戦車を上陸させられる軍艦だ。

朝日新聞社

2186OS5:2023/07/10(月) 10:56:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/34495749ea5355d59b22a46d7134a6490489007d
ウズベクで前倒し大統領選 現職「終身化」へ
7/10(月) 9:40配信


産経新聞
中央アジアの旧ソ連構成国、ウズベキスタンで9日、憲法改正に伴う前倒し大統領選が行われた。10日にも暫定開票結果が公表される見通し。2016年に同国大統領に就任し、現在2期目のミルジヨエフ大統領(65)ら4人が立候補したが、同氏の圧勝が確実な情勢。同氏は再選されれば、さらに大統領職を2期14年務められることになり、事実上の「終身大統領」への道が開かれる。

ウズベクでは今年4月、憲法改正の是非を問う国民投票が実施され、圧倒的多数の支持で承認された。ミルジヨエフ氏は5月、改憲成立を理由に前倒し大統領選の実施を決定していた。

改正憲法では、大統領の任期が5年から7年に延長された一方、「連続2期まで」とする任期制限は維持。ただ、改憲によりミルジヨエフ氏の過去の任期はリセットされ、大統領選出馬が可能となっていた。

2187OS5:2023/07/12(水) 08:55:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/2092b1fb2576d0cb900138423c737bb5deb2323d
ロシアが国連機関に立候補、選挙23回空転…白票の国に脅し「なぜ投票しなかった」
7/12(水) 5:00配信

読売新聞オンライン
[世界秩序の行方]第3部 国際機関<1>
 第2次大戦後の世界秩序の形成に大きく貢献してきたのが、国連を中心とした国際機関だ。ロシアによるウクライナ侵略などの世界情勢の変化によって、転機を迎えている国際機関の姿を追う。


 6月8日、米ニューヨークの国連本部で行われた国連主要機関「経済社会理事会(経社理)」の選挙結果に、ロシア国連代表部幹部は苦い表情を浮かべた。

 理事国の東欧枠の1議席をめぐって、ロシアと北マケドニアが激しく争い、昨年6月以降で23回目の投票となった。当選には出席国の3分の2の得票が必要となる。この日の当選ラインは123票だが、ロシアは102票、北マケドニアが82票。またしても理事国は決まらなかった。「永遠に決まらないのではないか」と語る国連関係者もいる。

 経社理は、教育や保健などの様々な分野の調査を民間活動団体(NGO)と連携して行っている。安全保障理事会(安保理)と比べると地味ではあるが、国連主要機関の一つだ。

 各国が持ち回りで理事国を務める慣例で、ロシアは3年前に出馬を決めた。選挙戦になったのは、ロシアによるウクライナ侵略を受け、昨年の理事国改選で西側諸国が急きょ北大西洋条約機構(NATO)加盟国の北マケドニアを対抗馬として擁立したためだ。

 理事国は今も空白のままだ。本来は懸案の審議にあてるべき時間が、決まる見込みのない選挙を繰り返す場と化している。

 「約束したはずだ。なぜ投票しなかった」

 選挙後、露国連代表部の幹部は「白票」を投じた中央アジアの国に脅しの電話を入れた。「エネルギー資源を含め、我が国が面倒を見ていると分かっているだろうな」

 経社理の理事国選挙の投票結果は公表されず、ロシアがこの中央アジアの国の投票結果を知ることはできないはずだ。ロシアは国連内の「内通者」から情報を得たとみられる。

 ある中央アジアの国の外交官は本紙の取材に「選挙については何も話せない」としつつ、「資源供給などでロシアは重要だが、ロシアの言いなりになれば、西側からは見放される」とジレンマを吐露した。
 国連機関の選挙では、各国間で「票の貸し借り」が公然と行われる。裏切りが起きないように、貸し借り証明の「口上書」を交わすこともある。理事国になれない事態はロシアの体面に関わる。

 ウクライナを侵略するロシアはこの1年余り、国連人権理事会の理事国資格を停止されたほか、国連児童基金(ユニセフ)の執行理事会選挙で落選するなど、重要ポストを失った。西側諸国がロシアの追放に動いたためだ。

 だが、安保理でのロシアの常任理事国の立場は不変だ。侵略を正当化する場として利用し、「拒否権」をちらつかせて影響力を行使している。

 北朝鮮による「軍事偵察衛星」の発射を受けた6月2日の安保理緊急会合。米国や日本の国連大使が、北朝鮮を非難したが、ロシアのアンナ・エフスティグニエワ国連次席大使は日米韓の軍事演習に触れ、「地域に破壊的な影響を与えている」とまくし立てた。

 ロシアの侵略以降、北朝鮮に関する安保理会合は10回以上開かれたが、何も決まらない状況が続く。北朝鮮が核実験や弾道ミサイル発射を繰り返し、強力な対北制裁決議案が採択された2016、17年とは対照的だ。ロシアとともに米国と対立する中国も同調し、非難決議の採択に反対している。

 16〜21年に国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員だった竹内舞子氏は、「北朝鮮はロシアが侵略している今が制裁のリスクが少ない好機とみて、核・ミサイル開発を加速させている」と指摘する。

2188OS5:2023/07/18(火) 09:24:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/43bdae309e64974fb819fd9247d4280ab8d9b87e
ロシア軍の補給ルート寸断、プーチン政権の威信失墜狙ったか…クリミア大橋攻撃
7/17(月) 23:14配信

読売新聞オンライン
17日、道路が損壊したクリミア大橋=Сrimea24tv提供、ロイター

 ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島と露本土を結ぶ「クリミア大橋」に対する17日の攻撃を巡り、露軍への大規模な反転攻勢を展開するウクライナ軍が露軍の補給妨害と、プーチン政権の威信失墜を狙ったとの見方が出ている。プーチン政権は黒海経由のウクライナ産穀物の輸出を巡る合意からの一時離脱を決め、余波は両国以外にも広がりそうだ。

【動画】激しく破壊されたクリミア大橋

(写真:読売新聞)

 17日の攻撃で道路橋は通行止めになった。クリミア大橋を通じた露軍の兵器、兵員、食料の補給は、鉄道が主に担っているものの、露軍に一定の打撃となっているとみられる。

 タス通信によると露大統領報道官は17日、プーチン大統領がクリミア大橋にマラト・フスヌリン副首相を派遣しており、同日中にオンライン形式で会合を開いて対応を協議すると明らかにした。

(写真:読売新聞)

 日本時間18日午前6時で失効するウクライナ産穀物の輸出を巡る合意に関しては「ロシアの要求が履行されれば速やかに復帰する」と述べ、自国産穀物と肥料の輸出拡大に向けた確約が得られれば復帰するとの立場を改めて説明した。

 ロシア外務省は17日、ウクライナ産穀物の輸出合意からの離脱理由を説明する声明で、船舶の安全な通航を確保する「回廊」をウクライナがロシアの民間・軍事施設に対する「テロ攻撃」に利用したと主張した。

 ウクライナ軍南部方面部隊の報道官は17日、地元テレビで、クリミア大橋の攻撃は露側が穀物合意からの離脱を正当化するための「自作自演」だったとの見方を示した。

 ただ、ウクライナ国営通信は「橋に到達するのは困難だったがようやく成し遂げた」とする関係者の声を交えながら、海軍と情報機関「保安局」(SBU)が関与したと報じている。

 ウクライナ軍が6月4日に始めた反攻は、露軍が地雷原や塹壕(ざんごう)などで事前に準備した重層的な防衛線に阻まれ、地上部隊は苦戦が続く。ウクライナ軍は、長射程兵器などで露軍占領地域の後方にある露軍拠点を攻撃して反撃能力を低下させる戦術に切り替えている。

 露国防省は9日にもクリミア大橋を狙ったミサイル攻撃を防いだと発表している。ウクライナ軍が、反攻でクリミアと露本土との分断を目指しているのは間違いなさそうだ。

2189OS5:2023/07/20(木) 18:58:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/39648bbae0586749d68b58205f26df30473cc153
ワグネルの囚人戦闘員、リゾート地で恩赦待ちか 独立系メディア報道
7/20(木) 18:00配信

朝日新聞デジタル
ウクライナ東部の激戦地バフムートで2023年5月、ロシア国旗を持つプリゴジン氏の背後に並ぶワグネル戦闘員ら。プリゴジン氏のビデオから=AP

 ロシアの独立系メディア「バージニエ・イストーリー」(重要な物語)は19日、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」関係者らの話として、刑務所で勧誘されウクライナで侵攻に加わった多数の囚人戦闘員が、ロシア・クラスノダール地方の黒海沿いのリゾート地アナパの複数のホテルに分宿し、恩赦の書類が届くのを待っていると報じた。


 ワグネル関係者は「(刑務所から戦闘員を勧誘して雇用する)プロジェクトは終了した」と説明。契約を解除し、政府から恩赦の書類が届き次第、囚人戦闘員らは解放されるという。囚人戦闘員らがアナパ周辺のホテルに滞在し、近く解放される予定であることは4人の囚人戦闘員の家族も認めた。さらに、希望すればワグネルとの契約を延長し、ベラルーシかアフリカに行くことができると持ちかけられた事例もあったという。

 「バージニエ・イストーリー」は囚人戦闘員の契約解除は順次続いているとも報じている。滞在先としてはアナパ北郊の三つのリゾートホテルの名前をあげ、約400人の囚人戦闘員がいるとした。記事では、囚人戦闘員とみられる大勢の男性が、くつろいだ様子でベランダやプールサイドに集まるホテルの写真も掲載された。

 バルト3国のラトビアに拠点を置くロシアの独立系メディア「メドゥーザ」などによると、ワグネルがロシア国内各地の刑務所を回り、除隊後の恩赦と引き換えにウクライナで戦う戦闘員を募集し始めたのは昨年夏だったとみられる。多くは激戦地のウクライナ東部バフムートでの戦闘に投入されたが、今年2月ごろにワグネルは募集を中止。代わってロシア国防省が直接受刑者の志願兵を採用するようになったとされる。

 ワグネル創設者のロシア人実業家エフゲニー・プリゴジン氏は今年5月のインタビューで、ワグネルは受刑者約5万人を戦闘員として採用し、2割が戦闘で死亡したと話していた。(喜田尚)

朝日新聞社

2190OS5:2023/07/23(日) 07:26:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5669e9082ed90f3335662bfa8a2d281f7abfca6d
プリゴジン氏の支持率急落 反乱1カ月、プーチン氏ほぼ無傷 ロシア
7/23(日) 7:11配信
時事通信
ロシア南部ロストフナドヌーで言い分を述べる民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏=ワグネル関連会社コンコルドが6月24日に投稿した動画より(AFP時事)

 ウクライナに侵攻するロシアの民間軍事会社ワグネルが武装反乱を起こして23日で1カ月となる。

 事態は丸1日で収束し、首謀した創設者プリゴジン氏は世論調査で支持率が急落。一方、侵攻停滞で保守層の軍・国防省への不信感が高まる中、権力バランスに変化も生じている。プーチン大統領のダメージは最小限にとどまったもようで、政権は来年の大統領選で圧勝するシナリオを堅持している。

 ◇イメージ悪化
 「目標は得票率80%超を実現すること」。独立系メディア「メドゥーザ」は18日、複数の当局者の話として、プーチン氏が大統領選で2018年の前回得票率(約77%)を上回るよう、政権が選挙対策を練っていると伝えた。戦時下で国民の愛国心が高まる一方、弾圧で反体制派の勢いが衰えているとはいえ強気な目標。背景には、保守層に人気のプリゴジン氏が6月の反乱で評判を落とし、プーチン氏の支持率がほぼ無傷だったという分析もあるとみられる。

 政権と一線を画す独立系世論調査機関レバダ・センターが今月1日までに、約1000人に「反乱後のイメージの変化」を尋ねたところ、プーチン氏は改善(19%)が悪化(10%)を上回った。対照的にプリゴジン氏は悪化(36%)が改善(5%)に比べて顕著で、批判の矛先を向けたショイグ国防相よりも人気を落とす結果となった。

 レバダ・センターが6月29日に公表した調査でも、プリゴジン氏の支持率は反乱前後で58%から29%に急落。捜査終結など政権の対応は甘いと言われるが、そもそも影響力の低下が甚だしいのが実情だ。

 プリゴジン氏は6月24日の南部ロストフナドヌー撤退時、歓声を上げる市民に取り囲まれたが、この光景に民意は反映されていないことになる。

 ◇元SPに存在感
 逆に存在感を増しているのは、国家親衛隊(旧内務省軍)のゾロトフ隊長だ。プーチン氏の元警護官(SP)で、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身。ワグネルの反乱後、プーチン氏が6月27日にクレムリン(大統領府)で軍・治安機関を集めて事態掌握をアピールした際、ゾロトフ氏がテレビカメラの前で経緯や対応を説明した。

 プーチン氏が6月29日、やはりクレムリンでプリゴジン氏やワグネル戦闘員と極秘会談した際も、軍・国防省は遠ざけられ、ゾロトフ氏が同席したと仏紙リベラシオンが伝えている。

 16年に創設された国家親衛隊は、主に反体制派のデモ鎮圧を担ってきた。今回の反乱では、ワグネルがモスクワに向けて行軍するのを防げなかった反省点もある。ただ、政権はゾロトフ氏の責任を追及せず。逆に、国家親衛隊を強化すべく戦車を配備する法案が19日に下院で可決された。

2191OS5:2023/07/26(水) 20:40:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d98bbb4077fd244c60961473489cbdbdbf0fa8d
ウクライナ大統領、公職者汚職「容認せず」 支援つなぎ留めへ引き締め
7/26(水) 20:05配信


時事通信
ウクライナのゼレンスキー大統領=19日、キーウ(キエフ)(EPA時事)

 【ロンドン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は25日のビデオ演説で、公職者による汚職や背信行為を一切容認しない決意を強調した。

 ウクライナでは最近、国会議員や高官の汚職疑惑が相次ぎ発覚。対ロシア反転攻勢の重大局面で西側諸国の支援機運に水を差しかねず、政府は腐敗一掃を加速させる必要に迫られている。

 ウクライナでは今月、南部オデッサの徴兵責任者が公金横領容疑で逮捕されたほか、南東部のロシア占領地でロシアに協力したとして、国会議員が反逆罪で訴追された。反攻で国外からの武器や多額の資金が必要な中、支援をつなぎ留めるためにゼレンスキー氏は国内の引き締めに躍起となっている。

2192OS5:2023/07/27(木) 07:48:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9973e7e431e1cb8acd64314eb37d49d3db97b7f
ワグネル反乱後にルーブル安加速 ロシア内政に懸念、低迷続く
7/27(木) 5:15配信

毎日新聞
ロシア南部ロストフ州から離れる露民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏=2023年6月24日、AP

 ロシアで6月下旬に起きた民間軍事会社「ワグネル」の反乱後、同国の通貨ルーブルが低迷している。7月6日には2022年3月以来の安値となる1ドル=93ルーブルをつけるなど、90ルーブル台で推移する。露政府は下落の原因として「輸出収入の減少と輸入の回復」などを挙げるが、反乱による内政不安定化への懸念も要因とみられている。通貨安はインフレ再燃につながる懸念があるため、露中央銀行は21日、昨年9月以降で初の利上げに踏み切った。


 ルーブルはロシアによるウクライナ侵攻直後の昨年3月、1ドル=130ルーブルを超える安値を記録した。その後は政府による外貨取引の規制強化などで持ち直し、昨年6月には50ルーブル台に回復したが、その後は緩やかな下落基調が続いていた。

 ワグネルの反乱が起きた6月24日以降、同26日の1ドル=83ルーブルから、7月4日には90ルーブルまで一気にルーブル安が進んだ。ロシアでは徴兵による人手不足などの影響で失業率が5月、歴史的低水準とされる3・2%を記録。労働市場の逼迫(ひっぱく)が、物価上昇圧力となっている。

 ロシアの物価上昇率は22年4月に18%を記録した。その後、露中銀の利上げで緩やかに低下し、現在は3%台に落ち着いている。だが、通貨下落がさらに進めば、インフレ再燃の可能性がある。【ブリュッセル宮川裕章】

2193OS5:2023/07/27(木) 08:10:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b414aa01c0cc9547c5aa304da0b5a3a8d7708918
穀物輸送、代替ルート急務 バルト海経由案も ウクライナ・黒海合意失効から1週間
7/27(木) 7:11配信

時事通信
ウクライナ南部オデッサ州イズマイル港に積み上がったトウモロコシの実=22日(AFP時事)

 【ベルリン時事】ウクライナ産穀物の主要輸出ルートだった黒海経由の輸送合意が18日に失効して1週間余り。

 合意から離脱したロシアは黒海周辺の港湾部を集中攻撃しており、代替ルートの構築が急務となっている。バルト海ルートの拡充案などが浮上しているが短期的な物流の改善は難しく、穀物価格の高騰で食の安全保障が脅かされている。

 代替ルートとして最も注目されているのは、南部の港湾都市オデッサから南西約200キロのイズマイルやレニなどドナウ川下流の内陸港湾部だ。ルーマニアとの国境を流れるドナウ川を使えば、ロシア軍の脅威にさらされにくくなる。

 ウクライナ穀物協会のミコラ・ホルバチョフ会長は「近い将来、輸送能力を月450万トンまで増やせる」との見方を示す。これは穀物合意の中で輸送された月平均約300万トンの実績を上回っており、有力な代替案と見込まれている。一方でロシアは24日未明、レニの穀物倉庫をドローンで攻撃。穀物輸送の阻止を徹底している。

 こうした中、バルト3国のリトアニアは同日、「バルト諸国を経由したバルト海路は実行可能で、長期的な代替ルートになり得る」との書簡を、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)ら宛てに送付したと発表した。ただ、バルト海まではポーランドを経由して陸路で運ぶことになるため、輸送インフラの増強や手続きの簡素化が必要。仮にバルト海路が実現しても、輸送能力の向上には時間がかかりそうだ。

 ポーランドなどウクライナ近隣の5カ国は、自国農業保護の観点から、ウクライナ産の小麦やトウモロコシなど4品目の輸入を制限しており、規制の終了期限を9月15日から年末に延期する構えだ。経由地として第三国向けの輸出には協力する姿勢だが、ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、「延期は絶対に受け入れられない」と批判。EUはウクライナの輸出を支える考えだが、調整にてこずっている。

2194OS5:2023/07/31(月) 17:56:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7bf663ec68d34974e959ec096af7d45d7104ab5
ワグネル西進の情報 「ハイブリッド攻撃の一歩」と警戒 ポーランド首相
7/30(日) 0:03配信
 ポーランドのメディアによると、同国のモラウィエツキ首相は29日、隣国ベラルーシを新たな拠点とするロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員「100人以上」が、ポーランド・リトアニア国境に向けて西進したという情報があると明らかにした。


 戦闘員がベラルーシ国境警備隊を装って不法移民を助けたり、戦闘員自ら不法移民に成り済ましてポーランドに入ったりする恐れがあるという。

 モラウィエツキ氏は記者会見で「現在、状況はより危険になっている」と指摘。「(軍事力と非軍事力を組み合わせた)ハイブリッド攻撃の一歩だ」と警戒感をあらわにした。

 ロシアの同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領は23日、ワグネルがポーランドの首都ワルシャワなどに「行きたがっている」と述べ、挑発に利用していた。ルカシェンコ政権は過去、隣国をけん制するため、中東などからの移民を意図的に国境へ送り付けた経緯がある。

 共に北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドとリトアニアの国境は約100キロで「スバルキ・ギャップ」と呼ばれる。有事にロシアに占領されれば、リトアニアなどバルト3国が孤立しかねず、戦略的要衝と見なされている。

2195OS5:2023/08/01(火) 17:58:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/460d016114556eb4fa920daadee34fe6b1b6fe72
モスクワ中心部にドローン攻撃 「怖くはない」市民と乏しい情報
8/1(火) 10:00配信
ウクライナで「特別軍事作戦」を続けているロシアだが、首都モスクワと近郊ではこの1カ月で5日も無人機(ドローン)攻撃を受けた。今月1日と7月30日未明には、首都のシンボルといえる商業地区が狙われた。ロシア政府はウクライナ軍の攻撃だと断定するが、ロシア国民は度重なるドローンの飛来をどう受け止めているのか。

【写真】窓がバキバキに…損壊したモスクワのビル

 モスクワの中心部に近い一角は「モスクワシティー」と呼ばれ、日本の総合商社も入居するオフィスビルが建ち並ぶ。インフラの近代化を進めるモスクワを象徴するエリアとされてきた。

 ◇動画や写真撮影「ここは市の象徴」

 7月30日の夕方、記者が最寄りの地下鉄駅から通りに出ると、正面にあるビルの中層階では窓ガラスが大きく壊れ、作業員が復旧作業にあたっていた。多くの通行人が立ち止まり、その様子を動画や写真に収めていた。

 30日未明の攻撃について、ロシア国防省はウクライナのドローン3機が飛来したが、1機をモスクワ郊外で迎撃し、残りの2機も電子妨害を試みて操縦できなくさせて、モスクワシティーの敷地内に墜落させたと主張。モスクワのソビャニン市長は二つのオフィスビルの表面が軽い損傷を負ったと説明し、タス通信によると、警備員1人が軽いけがをしたという。市西部にあるブヌコボ空港でも一時飛行が規制された。

 「怖いとは思わない。日曜日の早朝に、誰もいないオフィス街が狙われただけだから」。この一角で働く男性のアルチョムさん(25)に尋ねると、このような答えが返ってきた。

 ただし、モスクワシティーが攻撃されたと聞いた直後には、2001年に米ニューヨーク市の中心部にあるビルが攻撃され、多くの一般人が犠牲になった「同時多発テロ(9・11)」が思い浮かんだという。「モスクワシティーは市のシンボルといえるから、(ビルに飛行機が突っ込んだ)9・11のような出来事が起きたのかとも思った」と明かした。

 アルチョムさんの心配は杞憂(きゆう)に終わったが、7月24、28両日の未明にもモスクワシティー以外の場所がドローン攻撃に見舞われた。特に24日の攻撃では市南部の商業ビルにドローンが突っ込み、最上部の階が激しく損壊した。

 「自宅にいても大きな音が聞こえたから、爆発が起きたのではないかと思った」。このビルから遠く離れていない地域に住むという女性は、ドローン攻撃が起きたと思われる当時の様子を振り返った。一方で「怖いとは思わない」と断言する。なぜなのかと尋ねても、明確な理由を挙げずに「恐れてはいけないからだ」と言い切った。

 ウクライナは22年12月ごろからロシアへのドローン攻撃を始めた模様で、今年2月にはモスクワ州まで飛行させるようになった。5月に入ると、ロシア政府はモスクワ中心部の大統領府がウクライナ軍のドローン攻撃を受けたが、迎撃したと発表。その後は市内の建物が狙われる事例も珍しくなくなった。

 記者が話を聞いたモスクワ市民からは「5月末にドローンが飛んできた時には、自宅の窓から様子を目にしたし、爆発音も聞いた。今でも雷雨が始まる度に、ドローンによる爆発ではないかと思ってしまう」(40代半ばの男性)と攻撃を恐れる声も上がる。一部市民はドローン迎撃用の機器を購入し始めたとも報じられた。

 だが総合的に見ると、モスクワや近郊でパニックが広がっているわけではないようだ。記者がモスクワシティーを訪れた30日夕方には、通りを散策したり、たたずんだりする人たちが目についた。その理由の一つとして、先に紹介したアルチョムさんは一連のドローン攻撃が「まだシンボリックな攻撃に過ぎないからだ」と指摘する。一方で「この先も大きな被害を出すような攻撃が起きないことを願いたいのだが」とも述べた。

 ◇「はっきりしたことが分からない」

 多くの市民が比較的落ち着いて対応している点について、別の理由を指摘する人もいる。「なぜ怖くないのかと言えば、はっきりとしたことが分からないからだ」。タクシー運転手のダニールさんはこう打ち明ける。

 ロシア政府はドローン攻撃を受けたと発表する場合にも、詳しい時間帯や場所を説明しないことが多い。5月に大統領府が襲われたと発表された際には、虚偽情報ではないかと疑う見方も出ていたほどだ。

 ウクライナ軍が自国領からモスクワまでドローンを飛行させる場合、700キロ前後は飛ばさなければならないと言われている。そのため、プーチン政権に反対する勢力などが、ロシア国内から飛ばしているのではないかとの観測も、完全に消えたわけではない。

 はっきりとした経緯は不明なままだが、モスクワや近郊の市民にとってドローン攻撃が「すぐそこにある危機」になりつつある点は間違いなさそうだ。【モスクワ大前仁】

2196OS5:2023/08/24(木) 13:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e4f7b32c914998d27fe2d4cbb87c9f0ec9e495f
「プーチン氏のシェフ」の異名、世論工作も…死亡報道のプリゴジン氏
8/24(木) 5:56配信
毎日新聞
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏=モスクワで2023年4月8日、ロイター

 ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏(62)は、旧ソ連第2の都市レニングラード(現ロシア北西部サンクトペテルブルク)に生まれた。1980年代に強盗や詐欺などの罪に問われ、旧ソ連の刑務所で9年間を過ごしたと報じられている。ソ連が崩壊する90年代に釈放され、故郷でケータリングやレストラン経営を開始。当時、サンクトペテルブルク市長の側近だったプーチン氏と親交を深めたとされる。やがて傘下の企業が大統領府向けケータリングの大型契約を結ぶなどし、「プーチン氏のシェフ」の異名が付いた。


 ワグネルを創設したのは2014年。雇い兵部隊をウクライナ東部ドンバス(ドネツク、ルガンスク両州一帯)で始まった戦闘に送るようになった。内戦が続く中央アフリカやシリア、リビアなどにも部隊を送り、要人警護や軍事顧問などの仕事も請け負った。アフリカでは金鉱山などの利権を握っているとされ、利益の一部がプーチン氏周辺に流れているとの見方もある。

 22年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始後は、受刑者を雇い、ドネツク州の要衝バフムトなどの激戦地で戦闘を続けた。だが、ロシア正規軍の戦闘状況に再三不満を表明するなど、軍や国防省との間で確執が深まった。

 ソーシャルメディアを巧みに操り、世論工作などで国内での影響力を拡大した。傘下の企業は16年の米大統領選に介入したと断定され、米司法当局から18年に起訴された。プリゴジン氏は昨年11月、選挙介入は事実と認めている。【ブリュッセル宮川裕章】

2197OS5:2023/08/28(月) 18:45:01
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023082600351&g=int
ロシア、ワグネルの活動継続か プリゴジン氏亡き後も―アフリカでの権益維持へ・専門家
2023年08月27日07時03分


 【ニアメーAFP時事】ロシアの民間軍事会社ワグネルは2014年以降、同国政府の「下請け」としてアフリカ諸国に進出してきた。創設者のプリゴジン氏が搭乗機墜落で死亡したと伝えられるが、ロシア政府はワグネルがアフリカで進めてきた活動を継続するだろうと、専門家は予想している。
プリゴジン氏、従順な裏方から反乱首謀者に 「シェフ」「ラスプーチン」の異名―ウクライナ侵攻で肥大化

 ◇安保から資源まで
 ワグネルはリビアや中央アフリカ、マリに戦闘員を派遣し、安全保障分野で軍などに協力。偽情報流布や政情不安定化キャンペーンに携わるとともに、アフリカの一部諸国では鉱物資源開発といった商業活動も担ってきた。
 アフリカでの影響力拡大に向け、ロシアは現地の大使館のほか個人投資家、ロシア企業、テレビ、正教会なども駆使。そうした取り組みが、ワグネルの現地進出の推進力になったとされる。
 米シンクタンク「大西洋評議会」アフリカ部長のラマ・ヤド氏はAFP通信に、ワグネルの有無にかかわらず「ロシアはアフリカで、ビジネスや安保に絡む権益維持を望んでいる。それが第一の目標だ」と説明。中央アフリカの野党政治家ジョゼフ・ベンドゥンガ氏は「ワグネルはロシアによる『新植民地主義』の手段だった。やめる理由はない」と断言する。
 ◇代役は困難か
 とはいえ、ワグネルという込み入った組織を切り盛りするのは容易でない。米シンクタンク「ソウファン・センター」は「プリゴジン氏が取り仕切っていた複雑なシステムは、クレムリン(ロシア大統領府)すら真の意味では理解していないと、プーチン大統領自身が認めた」と指摘する。
 フリーの研究者ジョン・レヒナー氏は「アフリカでワグネルの要員を交代させるには、活動を継続できるだけの人脈と経験のある人物を見つける必要があるが、それはなさそうだ」と分析。ワグネルが中央アフリカで、改憲の是非を問う国民投票を実現させるまでに影響力を強めたことを挙げ「(ワグネルの)重要人物をポストにとどめることは、十分あり得る」との見方を示した。
 ◇軍政の「保険」
 それでも、プリゴジン氏の穴は簡単には埋まらない。調査報道を手掛けるロシアのジャーナリスト、デニス・コロトコフ氏は「適切な報酬を提示すれば大勢が手を挙げるだろうが、プリゴジン氏ほどの仕事は絶対にできない」とみる。
 ワグネルの動向は、受け入れ国の重大な関心事でもある。米国やフランスは、ワグネルがマリ軍事政権などの体制を維持する一種の保険として機能していると批判。レヒナー氏は、その役割を担う民兵組織が他にない以上、西側との協力を望まないアフリカ諸国にとって「ワグネルはいまだ唯一の選択肢だ」と指摘した。

2198OS5:2023/08/29(火) 07:14:29
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230828-OYT1T50128/

ゼレンスキー氏、ウクライナ議会選挙の延期に言及…来年の大統領選も念頭か
2023/08/28 11:10

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は27日放送のテレビインタビューで、10月に予定されている最高会議(議会)選挙について、戦時下での実施は不可能であるとの見解を示し、延期に言及した。来年3月の大統領選も延期するとの見方がある。

ゼレンスキー大統領(ロイター)
 ゼレンスキー氏は「選挙は、軍人や国外避難者を含めた全国民の投票権が保障された場合のみ可能だ。外国の選挙監視団も必要だ」と述べた。「権力を維持したいからではない」と強調し、3年以上は延期しない考えも述べた。ウクライナ政府は17日、ロシアの侵略開始を受けた戒厳令と総動員令を、11月15日まで90日間延長すると決めている。ニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」は、発言は大統領選も念頭に置いているとの見方を報じた。

2199OS5:2023/08/30(水) 08:42:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/727083f123d44457edbabdcb56b5b65c6411ad87
新興・途上国、欧米と対抗軸 中国主導、孤立回避探るロシア 拡大相次ぐ国際枠組み
8/30(水) 7:12配信

時事通信
BRICS首脳会議に出席する中国の習近平国家主席=24日、ヨハネスブルク(AFP時事)

 南アフリカで開かれていた新興5カ国(BRICS)首脳会議が24日、加盟国を2024年から6カ国増やすと決めた。

 上海協力機構(SCO)も7月、イランを加えたばかり。背景には、新興・途上国を影響圏内に置き欧米との対抗軸を構築したい中国やロシアの思惑がある。

 ◇真の多国間主義
 ヨハネスブルクで24日、BRICS首脳会議最終日の記者会見で、中国の習近平国家主席は「この加盟国拡大は歴史的だ」と絶賛した。拡大を主導したのは中国とみられている。拡大の意味について「発展する国々と連帯し協力を求めるBRICSの決意を示している」と解説した。

 BRICSに加わるのはアルゼンチン、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エジプト、エチオピア、サウジアラビアの6カ国。年明けの1月1日、BRICSは11カ国体制となる見通しだ。SCOもイランを加え9カ国体制。参加国の数だけなら先進7カ国(G7)を上回っている。

 習氏は23日にヨハネスブルクで行った演説で「世界は新たな変革期に入り、BRICSは国際情勢を形成する重要な勢力だ」と強調。「真の多国間主義の実践」と「小サークル結成への反対」を呼び掛けた。

 習政権は同盟・友好国を束ねて対中包囲網を形成する米国を「偽の多国間主義」と批判し、対義語として「真の多国間主義」を称揚する。「小サークル」は、G7など西側諸国の枠組みを批判する際に多用する表現だ。名指しこそ避けたものの、米国への対抗心をにじませつつ、BRICSの結束を促した。

 ◇露骨な綱引き
 一方、BRICS首脳会議初日の22日、ブラジルのルラ大統領は「G7や20カ国・地域(G20)、米国との対立軸になりたいのではない」と訴えた。新興・途上国の「グローバルサウス」の連携強化こそがBRICS拡大の目的だという。

 ただ、最終日の24日、記者会見したルラ氏は、反米国家イランの加盟に関し弁明に追われた。「問題なのは現在、政権を握っている人ではない。その国家の重要性だ。今回加盟が決まった各国の地政学的重要性を、どのBRICS加盟国も否定できない」と力説した。

 BRICS拡大をまず利用しそうなのはロシアだ。プーチン大統領は23日、BRICS首脳に「ロシアがウクライナで行っていることはたった一つの理由からだ。西側とその手下が(ウクライナ東部)ドンバス地方の住民に対し引き起こした戦争を終わらせたい」と持論を繰り返した。

 2014年以降のウクライナについて「世界の覇権を維持したい国々の欲望がウクライナに深刻な危機をもたらした」と泥沼化した紛争の責任を欧米に転嫁した。次のBRICS首脳会議はロシア中部カザンで来年10月に開かれる。新加盟国はロシアにとって、つかの間の応援団となりそうだ。

 ニューデリーで9月9、10の両日、首脳会議が開かれるG20へのアフリカ連合(AU)加盟も、どこが主導したか、露骨な綱引きが展開されている。日米両国は昨年中に支持し、議長国インドも6月、正式提案の方針を示した。しかし、ヨハネスブルクで習氏が24日、支持をアフリカ諸国首脳に直接伝えると、インドのモディ首相も27日、対抗してニューデリーに「AUを招待した」と演説している。

2200OS5:2023/09/04(月) 08:46:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/973f9596373b217d86b40c76753db2a8261efe94
ウクライナ大統領、レズニコフ国防相解任 後任にタタール系ウメロフ氏
9/4(月) 5:00配信
 ウクライナのゼレンスキー大統領は3日夜(日本時間4日未明)、国民向けの動画メッセージで、レズニコフ国防相の解任を決めたと明らかにした。

 後任には、ロシアに併合された南部クリミア半島の先住民族タタール系の政治家ルステム・ウメロフ氏(41)を充て、最高会議(議会)の承認を求める。

 ゼレンスキー氏は理由について「国防省は新しいアプローチや、違った形の軍・社会全体との協力が必要だ」と説明した。ロシアによる侵攻が長期化し、ウクライナ軍の反転攻勢に遅れが指摘される中、人事により国民の士気維持を期待しているとみられる。ウメロフ氏は、西側諸国との関係構築や、汚職が発覚した徴兵センターの信頼回復が課題となる。

 ウメロフ氏は、ソ連時代にクリミア半島からタタール系が強制移住させられた中央アジア・ウズベキスタン生まれ。著名なタタール人指導者ムスタファ・ジェミレフ氏の側近などを経て、2019年に最高会議議員。22年から国有財産基金トップも務めた。

 昨年2月の侵攻開始後間もなく、ロシアとの間で行われた停戦交渉のウクライナ代表団メンバー。ゼレンスキー氏やオレナ夫人の外遊に同行するなど、重要な役割を担ってきたとされる。

2201OS5:2023/09/05(火) 08:53:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ee219d76047ebcb1af3f3f508f89b5c6c2b1fca
ゼレンスキー氏、若手起用でイメージ刷新か 国防相解任めぐり
9/4(月) 21:00配信

朝日新聞デジタル
キーウのウクライナ大統領府で2022年11月16日、民営化を担う国有財産基金トップとして会議に出席するウメロウ氏。ウクライナ大統領府提供=ロイター

 ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、オレクシー・レズニコウ国防相(57)を解任し、後任に国有財産基金総裁を務めるルステム・ウメロウ氏(41)を起用する考えを明らかにした。国防省は今年初めから汚職や疑惑が報じられ、若いウメロウ氏の登用でイメージの刷新を図る狙いとみられる。

 レズニコウ氏はロシアによる侵攻開始前の2021年11月に国防相に任命された。弁護士で軍事経験はほぼなかったが、戦況がめまぐるしく変化する中で軍の指揮官らをまとめ、欧米各国からの軍事援助の確保に貢献してきた。

 ただ、国防省では今年1月、特定企業から相場よりはるかに高い価格で、軍が食料などを購入していたとの疑惑が報じられ、副大臣が辞任。レズニコウ氏の監督責任を問う声も出たが、当時は武器提供をめぐる支援国との交渉が微妙な時期。ゼレンスキー氏は交代のタイミングを計っていたが、6月に始まった反転攻勢も長期化が避けられない情勢となり、解任に踏み切ったとみられる。

朝日新聞社

2202OS5:2023/09/08(金) 15:39:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bd8fee7eb46648d83783826ce2575e42c947f57
ウクライナ4州で「偽りの選挙」 実効支配の既成事実化狙うロシア
9/8(金) 14:00配信
 ウクライナ侵攻を進めるロシアで8〜10日、統一地方選挙が実施され、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ4州でも行われる。公正に実施されるかどうかが疑問視され、「偽りの選挙」として欧米が批判するのは必至だ。プーチン政権はなりふり構わぬ姿勢で選挙の成果を誇示し、実効支配を既成事実化する考えだ。

 ロシアメディアによると、今回の統一地方選は、ウクライナ4州に加えて、モスクワ市や沿海地方など20以上の地域で、首長や議員らが選ばれる。

 中でも注目されるのが、昨年9月にロシアが併合宣言したウクライナ東部のドネツク、ルハンスク、中南部ザポリージャ、南部ヘルソンの4州で実施される「議会選挙」だ。昨年秋以降、ロシア軍は占領地を失うなど全域を掌握しておらず、ウクライナの反転攻勢も進む中での強行となる。

 現地からの報道によると、「安全のため」として、8月31日以降、4州で前倒しで投票が始まった。4州から避難した住民向けにロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島に投票所を設けるなど、選挙の「正当性」を懸命にアピールする。

朝日新聞社

2203OS5:2023/09/11(月) 09:13:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b11c862588d5940c264db9f731b9637ab511e3e
与党など現職首長全勝 ウクライナ「併合」州でも ロシア地方選
9/11(月) 7:00配信


時事通信
ロシアの占領下にあるウクライナ東部ドネツク州の投票所=9日、州都ドネツク(EPA時事)

 ウクライナ侵攻を続けるロシアで行われた統一地方選は10日開票され、直接投票による21の知事・首長選で、政権与党「統一ロシア」などの現職候補の全勝が確実となった。

 戦時下でリベラル派への弾圧が強まり、プーチン政権にとっては「無風」選挙。人口1000万人以上のモスクワ市もソビャニン市長が圧勝を決めた。

 プーチン政権は昨年秋に「併合」したウクライナ東・南部4州も「ロシア」と見なし、議会選を強行。選管当局は、4州の投票率が高く、統一ロシアの得票率が7〜8割だったと主張した。国際社会は「決して認められない」(松野博一官房長官)、「偽の選挙」(ウクライナ外務省)などと非難している。

 ロシア本土では、有権者の無関心とともに投票率が低下するのを避けるべく、多くの地方で投票が8〜10日の3日間行われ、電子投票も併用。プーチン大統領も9日、執務室でマウス操作で投票を済ませた。

2204OS5:2023/09/12(火) 07:39:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2193961a9eb39aa2d88a912431be84855db14cd
ウクライナ、東・南部で前進も 冬迫り、反撃可能は「残り45日」か
9/12(火) 3:11配信

毎日新聞
ウクライナ東部バフムト近郊で戦闘に従事するウクライナ兵=2023年9月4日、AP

 ウクライナのマリャル国防次官は11日、ロシア軍に対する反転攻勢が一定の進展を見せ、東部ドネツク州オピトネ村の一部などを奪還したと述べた。過去1週間で東部・南部を中心に領土奪還が進み、ドネツク州の要衝バフムト周辺の一部解放にも成功したという。ロイター通信などが伝えた。

 一方、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は10日、英BBC放送に「ウクライナ軍は着実に前進している」と述べる一方、反転攻勢が可能な期間は今後、年内は「30〜45日」しか残っていないとも指摘した。冬が近付けば寒さが厳しさを増し、作戦遂行が困難になるという。また、ウクライナの秋は雨が多いため、前線が泥でぬかるみ、兵士や武装車両の進軍に影響が出る可能性も報じられている。

 地元紙キーウ・ポストによると、こうした指摘に対しウクライナ軍情報機関トップのブダノフ国防省情報総局長は、「天候によって反転攻勢が停止することはない」と語った。【ロンドン篠田航一】

2205OS5:2023/09/19(火) 00:22:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/aab2f6c47a588fcb9de49e3ee8276e384cf2c667
ウクライナが要衝の村奪還 ロシア補給路への正確な砲撃が可能に
9/18(月) 23:01配信

朝日新聞デジタル
ウクライナ東部クリシチウカ村で2023年9月17日、国旗を掲げるウクライナ兵。同国司令官がSNSに投稿したビデオから=ロイター

 ウクライナ東部軍は17日、ロシア軍の支配下にある東部ドネツク州バフムートから南に3・5キロ離れたクリシチウカ村を完全に掌握したと明らかにした。ウクライナのニュースサイト「ウクライナ・プラウダ」が同日、伝えた。村を占領していたロシア軍と反転攻勢を続けるウクライナ軍との間で、9月に入り激しい戦闘が続いていた。


 ウクライナ東部軍の報道官は17日夜のテレビで、「今後の領土奪還に向けて橋頭堡(きょうとうほ)を得た」と述べ、クリシチウカ村奪還の意義を強調した。近くを走るバフムートへの補給路に対し、より正確な砲撃が可能になると説明。鉄道の争奪戦も続いているとした。

 一方、ウクライナの内閣は18日、6人の国防省次官全員と国防官房長を解任したと発表した。これまでたびたび戦況を伝えてきたハンナ・マリャル次官も含まれる。今月初めのレズニコウ前国防相の解任に伴う措置とされるが、一部メディアは「(国防省の)完全な刷新が進行中」と伝えた。(森岡みづほ、喜田尚)

朝日新聞社

2206OS5:2023/09/19(火) 00:23:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/705ae9321010e5789f4193c36f4ac8bd80683f83
東部2集落相次ぎ解放 ロシアの戦力分散 ウクライナ軍
9/18(月) 7:42配信
時事通信
ウクライナ東部ドネツク州の集落クリシチウカで国旗を掲げるウクライナ兵(大統領府関係者が17日公開)(AFP時事)

 【ベルリン時事】ウクライナ軍は17日、東部ドネツク州の要衝バフムト南方の集落クリシチウカをロシアの占領から解放したと発表した。

 15日にも別の集落アンドリーウカ奪還を表明。東部軍の報道官は「敵地深くまで容易に進み、正確に攻撃することが可能になる」と述べ、バフムト攻略に意欲を示した。

 米シンクタンク戦争研究所は17日の報告で、ウクライナ軍がバフムト方面での作戦を継続したことで、ロシア軍は東部の前線に主力の一部をくぎ付けにされたと指摘。ウクライナ軍が攻勢を仕掛ける南部ザポロジエ州の戦線で、ロシア軍が戦力を補強することを難しくしていると解説した。

 英国防省は18日、ザポロジエ州ロボティネ周辺に、ロシア軍が過去2週間、精鋭の空挺(くうてい)部隊を増派したとみられると説明。通常であれば総勢1万人規模が想定されるが、「兵力が著しく不足している可能性が高い」と分析した。空挺部隊は地上部隊を補強するため、歩兵として使われているという。

2207OS5:2023/09/19(火) 19:31:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac84744ded3fdf99c5227d975ebd5568b6ab83f1
ウクライナ、東欧3カ国をWTO提訴へ 穀物禁輸で報復措置示唆
9/18(月) 22:03配信

時事通信
 【ベルリン時事】ウクライナのカチカ通商代表は17日、米政治専門紙ポリティコとのインタビューで、ウクライナ産穀物の禁輸を独自に実施するポーランド、ハンガリー、スロバキアの東欧3カ国を世界貿易機関(WTO)に提訴する意向を表明した。

 報復措置も示唆しており、ウクライナ支援を打ち出してきた東欧諸国との間で緊張が高まりそうだ。

 欧州連合(EU)欧州委員会は15日、ウクライナ産穀物の輸出経由地となっている東欧5カ国に期限付きで認めていた禁輸措置を解除。しかし、ポーランドなど3カ国は独自に禁輸の継続を決めた。カチカ氏は「理不尽だ」と批判し、違法行為をただすと強調した。

 ポーランドは禁輸対象の拡大にも言及している。カチカ氏は「報復せざるを得ない」と述べ、ポーランド産の果物や野菜の輸入規制を示唆した。ポーランドでは来月総選挙を控えており、政権与党は、ウクライナ産穀物の流入を危惧する農家の保護をアピールしている。

2208OS5:2023/09/20(水) 12:34:00
https://www.asahi.com/articles/ASR9M75DJR9MUHBI02P.html
アゼルバイジャンが「対テロ作戦」 ナゴルノ紛争、再燃の恐れも
有料記事

2023年9月19日 22時30分
 アゼルバイジャン国防省は19日、アルメニアとの間で係争地となっているアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフで「対テロ作戦」を開始すると宣言した。ナゴルノ・カラバフをめぐっては2020年に大規模な軍事衝突があり、今回の作戦により紛争が再燃する恐れも出てきた。

 ナゴルノ・カラバフを巡っては20年11月、ロシアの仲介でアゼルバイジャンとアルメニアが停戦に合意し、ロシア軍が平和維持部隊を現地に展開することを決めた。今回、アゼルバイジャン国防省は、アルメニアがこの停戦合意に反してナゴルノ・カラバフに軍隊を駐留し、地雷を埋設して被害者が出ていると主張。アルメニア軍を撤退させ、軍事インフラを無力化すると発表した。民間人を避難させるため人道回廊を設置するという。

 ロシア国営ノーボスチ通信によると、アゼルバイジャン外務省は同日、この地域からのアルメニア軍の撤退と、アルメニア系住民組織の解散を要求。武力衝突を回避する唯一の方法だと述べたという。

 ロシア国営タス通信によると…

2209OS5:2023/09/20(水) 21:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2d198c9b033795305f1cf4426ebcc12a0acb144
アゼルバイジャン、アルメニア軍を攻撃 「対テロ措置」主張
9/19(火) 20:57配信

産経新聞
南カフカス地方アゼルバイジャンの国防省は19日、ロシアの同盟国で隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフ自治州で「局所的な対テロ措置」を開始したと発表した。高精度兵器による軍事目標の破壊が目標だとしている。アゼルバイジャン国防省はまた、アルメニア側から砲撃を受け、自国兵2人が負傷したとも主張した。両国の大規模な戦闘に発展するかは不明。

ともに旧ソ連構成国である両国と関係が深いロシアは停戦を求めた。

アゼルバイジャンのメディアは、同国軍が同自治州内のアルメニア軍の防空システムを長距離攻撃で破壊したとするビデオを公開した。一方、タス通信によると、アルメニア側は同自治州内への自国軍の配備を否定。「アゼルバイジャンによる侵略だ」と指摘した。

両国の間では2020年秋、同自治州を巡る大規模紛争が発生。ロシアの仲介で停戦したが、その後も散発的な衝突が起きてきた。

20年の紛争ではトルコを後ろ盾としたアゼルバイジャンが事実上勝利。同自治州内の実効支配地域の多くを失う形となったアルメニアはロシアの停戦仲介に不満を示し、最近はロシアとの疎遠化が目立っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9b8289455bbf7c2b73ba7a41af862041b702e653
アゼルバイジャン、対テロ戦闘開始を発表 ナゴルノカラバフへ攻撃
9/19(火) 21:00配信
毎日新聞
警備に当たるアルメニア兵=ナゴルノカラバフで2020年11月25日、AP

 旧ソ連のアゼルバイジャンは19日、係争地であるナゴルノカラバフを実効支配するアルメニア人勢力に向けた「対テロ戦闘」を始めたと発表した。アゼルバイジャンと、アルメニア人勢力を支援するアルメニアの間では、ソ連崩壊(1991年)前から断続的に戦闘が繰り返され、多くの死者を出してきた。

 アゼルバイジャン国防省は、ナゴルノカラバフに駐屯するアルメニア人勢力の部隊を無力化する目的で攻撃を始めたと主張。アゼルバイジャン政府は、攻撃開始に関連し、アルメニア人勢力が設置した地雷が爆発する事案が相次ぎ、内務省職員など6人が死亡したと説明している。インタファクス通信は、ナゴルノカラバフで市民2人が死亡、20人以上が負傷したと報じた。

 アルメニア政府は対応を協議するとともに、国連安全保障理事会に対し、この問題を取り上げるよう要求した。一方、ロシア外務省のザハロワ情報局長は声明で、アゼルバイジャン、アルメニアの両国に「即座に戦闘行為を停止し停戦ラインに戻る」よう呼びかけた。

 ソ連末期に始まったナゴルノカラバフ紛争では、3万人近くの犠牲者を出した。アゼルバイジャンとアルメニアは2020年秋に大規模な衝突を起こし、少なくとも7000人が死亡。この時はロシアが現地に駐留軍を派遣することで停戦にこぎ着けた。しかしロシアが22年2月、ウクライナで「特別軍事作戦」を始めたことで「力の空白」が生じ、ナゴルノカラバフを巡る衝突が起きやすくなっている。【モスクワ大前仁】

2210OS5:2023/09/20(水) 21:45:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/656fab98cf9a344faa7cb07dcacb8f982539b3fc
ナゴルノカラバフ、停戦決定 32人死亡、アゼルバイジャンが軍事作戦 アルメニア系が「降伏」
9/20(水) 5:59配信

時事通信
20日、ロシアの平和維持部隊により避難させられるナゴルノカラバフの住民ら=ロシア国防省提供の映像より。撮影場所不明(EPA時事)

 旧ソ連構成国アゼルバイジャンは19日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで軍事作戦を開始し、20日未明まで継続した。


 アルメニア側の地元当局は20日、ロシアの平和維持部隊の提案を受け、同日午後1時(日本時間午後6時)からの停戦入りを決めた。アルメニアの通信社アルメンプレスなどが伝えた。

 停戦はアゼルバイジャン国防省も確認した。双方の合意によると、アルメニア系勢力は武装解除に応じるとされ、ロシアのメディアは「降伏」を意味すると表現した。

 地元当局者によると、ナゴルノカラバフでは32人が死亡し、200人以上が負傷。ドローンなども投入されたとみられ、アゼルバイジャン国防省はアルメニア側の拠点60カ所以上を制圧したと発表していた。

 アゼルバイジャンは19日、アルメニア系勢力が仕掛けた地雷によって民間人が死亡したなどと主張し、作戦に着手。アゼルバイジャンのアリエフ政権は「武器を放棄し、軍事組織を解体しなければ、作戦を続ける」として、アルメニア系勢力に降伏を迫っていた。

 ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトでは攻撃で住宅などが破壊された。AFP通信によれば、16集落の7000人以上が避難を余儀なくされた。

 アルメニア系住民が多く住むナゴルノカラバフを巡り、アルメニアは2020年の交戦でアゼルバイジャンに敗北し、支配地域の多くを失った。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/490af0aa61a7755ae007f43a68c63506c1e0efeb
ナゴルノ紛争、再燃の恐れ 双方で計約30人死亡か
9/20(水) 9:43配信


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産経新聞
アゼルバイジャンが係争地「ナゴルノカラバフ自治州」をめぐり、隣国アルメニアに対して開始した「局所的な対テロ措置」で、19日までに双方の計30人近くが死亡したもようだ。両国の仲介役を自任してきたロシアは対応に苦慮している。

タス通信などによると、アルメニア側は19日、アゼルバイジャンの攻撃で民間人2人を含む27人が死亡し、200人以上が負傷したと発表。アゼルバイジャン側はアルメニア側の攻撃で民間人1人が死亡したとした。

米国やフランス、ドイツはアゼルバイジャンの軍事行動を非難。これに対し、アゼルバイジャンと友好関係にあるトルコは軍事行動を容認する立場を示した。

ロシアは停戦を呼びかけたものの、19日にプーチン大統領とアルメニアのパシニャン首相、アゼルバイジャンのアリエフ大統領との協議は行われなかったとみられている。

アゼルバイジャンは19日、「対テロ措置」の開始を表明した。自治州内にアルメニア側が設置した地雷で自国職員6人が死亡したうえ、アルメニア側からの砲撃で軍人2人が負傷したと主張した。

アゼルバイジャンはウクライナ侵略でロシアの余力が乏しいことや、ロシアとアルメニアの同盟関係の悪化を好機と見て軍事行動に踏み切った可能性がある。目標は自治州内のアルメニア軍部隊や兵器の排除だとし、民間施設は攻撃しないと主張した。

これに対し、アルメニアは自治州に軍を配備していないと反論。パシニャン首相は「われわれはいかなる無分別な行動もとらない」と現時点での応戦を否定した。パシニャン氏は自治州に停戦維持部隊を派遣しているロシアに役割を果たすよう求めつつ、ブリンケン米国務長官やフランスのマクロン大統領と協議し、事態解決への関与を求めた。

ナゴルノカラバフはアゼルバイジャン領だが、旧ソ連時代末期の1980年代後半、多数派のアルメニア系住民がアルメニアへの帰属変更を要求し、アゼルバイジャンとの大規模紛争が起きた。ロシアの支援を受けたアルメニア側が自治州の実効支配を確立する形で94年に停戦が成立した。

ただ、その後も衝突が続き、2020年秋には双方で計5千人以上が死亡する大規模紛争が発生。アルメニア側が敗勢となり、ロシアの仲介によりアルメニア側が実効支配地域の多くを失う形で停戦が成立した。だが、その後も衝突が散発的に起きてきた。

2211OS5:2023/09/20(水) 21:46:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b07c7d6014e0c8aa632b48faf35c67dd9f57c1
ナゴルノカラバフ、停戦合意 アルメニア側が事実上の敗北宣言 ロシアの平和維持軍が仲介
9/20(水) 21:03配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアが、領有権をめぐり戦闘状態にある「ナゴルノカラバフ問題」で、アゼルバイジャン軍とアルメニア側が停戦合意した。

ナゴルノカラバフの一部を実効支配しているアルメニア側が20日、日本時間午後6時をもって、停戦することでアゼルバイジャンと合意したと発表。

アルメニア側に駐留していたロシアの平和維持軍が仲介したという。

アルメニア側は「我々の兵力は不十分で、一部の地域で敵が高台や戦略的な道を制圧した」と事実上の敗北を宣言した。

今後、アルメニア側が実効支配していた地域の住民の処遇については、21日に双方で話し合われるということだ。

なお、ロシアのペスコフ大統領報道官によると、プーチン大統領とアルメニアのパシニャン首相は、電話会談する方向で調整している。

国際取材部

2212OS5:2023/09/20(水) 21:47:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ee2a728025113d9cf3b66ea0b93df29e4270aa8
未承認国家「アルツォフ共和国」が消滅の危機。アゼルバイジャン政府が「違法政権を解体しなければならない」と“対テロ作戦”を実施
9/20(水) 20:00配信

BuzzFeed Japan
アルメニアの首都エレバンで行われた抗議デモで「アルツォフ共和国」の国旗を掲げるデモ隊(2022年5月撮影)

旧ソ連地域にある自称国家「アルツォフ共和国」に消滅の危機が迫っています。

アゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ地域にある自称国家。隣国のアルメニアが支援するアルメニア人勢力が1990年代の戦争で勝利しました。

【地図はこちら】未承認国家「アルツォフ共和国」の支配地域

30年以上も独自の政権を樹立して「アルツォフ共和国」として実効支配していました。アゼルバイジャン政府の支配は、これまで及んでいませんでした。

アゼルバイジャンのアリエフ大統領が降伏要求
アゼルバイジャンは「アルツォフ共和国」の存在を認めず、アルメニア軍が国土を支配していると批判してきました。

アゼルバイジャン国防省は9月19日、ナゴルノ・カラバフ地域で国軍が「対テロ作戦」を実施したと発表しました。

軍事的な施設とインフラのみが対象となり、高精度な兵器で無力化していると主張しています。

付近の住民に対して「アルメニア軍の軍事施設に近づかず、アルメニア軍を支援しないように」と呼びかけています。

同国のアリエフ大統領はビデオメッセージのなかで「違法なアルメニア軍組織が白旗を掲げ、すべての武器を引き渡し、違法政権を解体しなければならない。そうなるまで、対テロ作戦を継続する」と述べています。

自称アルツォフ共和国とは?
ハフポスト日本版によると、ナゴルノ・カラバフ地域は伝統的にアルメニア系の住民が多く住む土地です。山梨県ぐらいの広さの山がちな土地に15万人程度が暮らしているとみられています。

旧ソ連が崩壊する3カ月前の1991年9月2日、アルメニア人勢力は隣国アルメニアの支援を受けて「ナゴルノ・カラバフ共和国」として独立を宣言しました。

1万7000人の死者を出し、100万人以上が難民になったとされる戦争の結果、アルメニア側がアゼルバイジャンを破り、そこから30年以上も独自の政権が支配していました。2017年以降は「アルツォフ共和国」という国名がメインで採用されています。国旗はアルメニアとほぼ同じ三色旗ですが「くの字」のような白線が加わっています。

ただし、支援しているとみられるアルメニアも含めて、どの国連加盟国からも国家承認を得られていません。

2度目の戦争で支配地域が大幅に減少。ウクライナ侵攻でロシアの支配力が薄まったことが原因?
英紙ガーディアンによると2020年には2度目の戦争が起き、44日間にわたる戦闘の結果、「アルツォフ共和国」の支配地域は大幅に減少。ロシアの仲介交渉による停戦交渉の結果、約2000人のロシア軍が平和維持軍として駐留しました。

同紙は「アゼルバイジャンの決定は、ウクライナへの高コストな侵略によってロシアが気を散らし消耗したことで、これまで勢力圏と見なしてきた旧ソ連の国々に対する支配力を失っていることを示唆している」と分析しています。

BuzzFeed Japan

2213OS5:2023/09/22(金) 18:22:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec7a9ef9e823fa71561388078a639837174f9e35
アルメニア首相「失言」響く 係争地をアゼルバイジャン領と認める 2度の敗北、ロシアも擁護せず
9/22(金) 7:07配信

時事通信
アルメニアのパシニャン首相=7月21日、エレバン(AFP時事)

 旧ソ連構成国アゼルバイジャンが係争地ナゴルノカラバフで「対テロ」名目で開始した軍事作戦は20日、アルメニア系勢力が降伏する形で丸1日で停戦に至った。

【ひと目でわかる】ナゴルノカラバフ

 同勢力と事実上一体であるアルメニアにとっては、支配地域の多くを喪失した2020年に続く2度目の敗北。係争地に関するパシニャン首相の「失言」が悪影響を及ぼしたという見方もある。

 ◇「主権」放棄
 パシニャン氏は今年5月の記者会見で、国際社会と同様にナゴルノカラバフを「アゼルバイジャン領」と認める可能性に言及した。アルメニア系住民の安全確保という条件付きだが、長年の領土紛争の中で大きな譲歩と見なされ、それまで主張してきた「主権」の放棄とも内外で受け止められた。

 折しも、ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトとアルメニアを結ぶ人道回廊は、軍事利用を疑うアゼルバイジャンによって封鎖され、住民は食料や医薬品の不足に苦しんでいた。アルメニアは、20年から平和維持部隊を展開し回廊の確保に責任を持つはずの同盟国ロシアの「機能不全」を訴え、プーチン政権への不満を隠さなくなった。

 アルメニアはロシアの一層の関与を引き出そうと「瀬戸際戦術」のような態度に出た。プーチン大統領に逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)加盟に向けた動きを開始。ロシア主導の軍事同盟に距離を置き、米国と軍事演習を行った。

 ◇内政問題
 一方のアゼルバイジャンは、ロシアとアルメニアの結束が弱まったのを「好機」と捉えた。軍事作戦が始まった19日、パシニャン氏はナゴルノカラバフ紛争の調停役3カ国のうち米仏と協議したが、プーチン氏との電話は20日にずれ込んだ。

 停戦合意は「ロシアの平和維持部隊」が仲介した。しかし、アルメニア側を擁護せず、撤退や武装解除など厳しい文言ばかりが並んだ。

 アルメニアが異例の「反ロ」路線を続ける中、プーチン氏は今月12日、パシニャン政権について「ナゴルノカラバフにアゼルバイジャンの主権が及ぶことを認めた」と揚げ足を取る発言を行った。

 ロシアのペスコフ大統領報道官も20日、今回の軍事作戦は「法的にアゼルバイジャンが自国領で行ったものだ」と突き放し、内政問題だと指摘。アルメニアをかばう姿勢は見られなかった。

2214OS5:2023/09/22(金) 21:27:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc64258e9df94f5a3c1ae251bc8f1ce25e327e5f
「武器送らず」発言火消し ポーランド、ウクライナ支援継続を強調
9/22(金) 5:51配信


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時事通信
ポーランドのドゥダ大統領=16日、ワルシャワ(EPA時事)

 【ベルリン時事】ポーランドのドゥダ大統領は21日、地元メディアで、ウクライナへの武器供与停止を表明したモラウィエツキ首相の発言について、「自国のために購入している新しい兵器は送らないという趣旨だろう」と述べ、火消しを図った。

【地図で見る】ウクライナ戦況マップ

 AFP通信が伝えた。

 ドゥダ氏は「最悪な形で解釈された」と語り、兵器の更新が進めば、現在使っているものを提供する用意があることも示唆。ロシアの占領地奪還を目指すウクライナへの支援を続ける姿勢を強調した。政府報道官は21日、「これまでに合意された武器や弾薬の供与は実行する」と説明した。

 モラウィエツキ氏は20日、「自国の兵器近代化を進めている最中なので、もうウクライナに武器は送らない」と述べた。ウクライナ産穀物の受け入れを巡り両国の対立が先鋭化する中での発言で、ウクライナ支援国の間に動揺が広がった。

2215OS5:2023/09/25(月) 19:01:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9bbaa1dedb7e6f4ee64b46578541d99ecb9bc06
ウクライナの親ロ派トップ承認 プーチン政権占領地の議会 「統一地方選」後、着々と既成事実化
9/24(日) 20:35配信

時事通信
ウクライナ東・南部4州トップとロシアのプーチン大統領(中央)=2022年9月、モスクワ(AFP時事)

 ロシアが占領するウクライナ東・南部4州で今月強行された「ロシア統一地方選」で誕生した、新たな「地方議会」が23日、現在の親ロシア派トップ4人をそれぞれ「知事・首長」として承認した。

 ロシアのメディアが伝えた。プーチン大統領は昨年秋の「併合」時、4人を「代行」として任命しただけだった。

 日本を含む先進7カ国(G7)はウクライナ侵攻のみならず、占領地の併合も選挙も認めていない。G7の外相らは「領土の違法な占拠を正当化しようとするための喧伝(けんでん)工作」と「統一地方選」を非難している。

 各「知事・首長」は、今回選ばれた各議会を通じ間接投票で選出する格好になっている。ウクライナの反転攻勢が続く南部ザポロジエ州では、バリツキー「知事」を承認した。

 ロシア連邦構成主体(地方)は中央に上院議員を送り込める。バリツキー氏は早速、ロシア国営宇宙企業ロスコスモスのロゴジン前社長を上院議員に選んだ。

 ロゴジン氏は政界でのキャリアが長く、下院議員や副首相などを歴任した。副首相時代の2015年には、メドベージェフ首相(当時)の北方領土訪問に日本政府が抗議したのを受け、SNSで「真の(日本の)男なら、伝統に従ってハラキリをして落ち着いたらいい。今は騒いでばかりいる」とやゆした人物だ。

 タス通信によると、ロゴジン氏は上院議員の課題として、ウクライナのゼレンスキー政権が死守している州都ザポロジエの「解放」を挙げた。ロゴジン氏は昨年、ロスコスモス社長を退いた後、ウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツクに滞在中に砲撃に巻き込まれて負傷している。

 23日はウクライナ東・南部4州のうち、ドネツク州(ロシア名ドネツク人民共和国)のプシリン氏が「首長」、東部ルガンスク州(同ルガンスク人民共和国)のパセチニク氏も「首長」、南部ヘルソン州ではサリド氏が「知事」として、それぞれ承認された。占領の既成事実化が着々と進められている。

2216OS5:2023/09/25(月) 19:07:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/45f9c1c5b40559c3430ae3197a87e766fd0e75c9
団結訴えも「疲れ」露呈 ウクライナ大統領の国連訪問
9/25(月) 7:05配信


時事通信
国連総会の一般討論演説を行うウクライナのゼレンスキー大統領=19日、ニューヨーク(EPA時事)

 【ニューヨーク時事】ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で1年7カ月。

 ウクライナの反転攻勢が重要局面に差し掛かる中、国を離れて国連総会に出席したゼレンスキー大統領は演説で「団結」を多用し、各国首脳に直接支援の継続を呼び掛けた。しかし「身内」であるはずのポーランドの反発を招くなど「支援疲れ」が露呈する結果となった。

 「欧州の一部の友人が、政治の場面では連帯を示しながらも、穀物(問題)ではスリラー劇を演じている。これはロシアの手助けとなる」。19日の一般討論演説でゼレンスキー氏は、多くの時間を割いて侵攻で各国が被る悪影響について説明。その上で「われわれは団結しなくてはならない」と訴えた。一方で、一部の東欧諸国が自国の農家保護のため、安価なウクライナ産穀物の輸入を禁じている現状への不満も口にした。

 これに猛反発したのが、来月に総選挙を控えるポーランドのモラウィエツキ首相だ。モラウィエツキ氏は20日、「もうウクライナに武器は送らない」と発言。同国のドゥダ大統領は直ちに火消しに動いたが、強力な支援国の一つであるポーランドとの亀裂は、長期化するウクライナ支援の難しさを浮き彫りにした。

 ゼレンスキー氏が国連を訪れ演説するのは侵攻後初めてだったが、「ウクライナ一色」だった昨年に比べて熱狂には陰りが見えた。支援の柱となっている米英仏のうち、首脳が出席して連帯を示したのはバイデン米大統領のみ。ゼレンスキー氏の演説中、議場に空席も目立った。

 それでもゼレンスキー氏は総会に併せて2国間会談も精力的に実施。新興・途上国「グローバルサウス」代表格で、ロシア寄りとも指摘されたブラジルのルラ大統領や、南アフリカのラマポーザ大統領らと個別会談した。戦闘継続には国際社会の幅広い支持が欠かせず、今回の対面外交を足掛かりに、関係強化につなげたい考えだ。

2217OS5:2023/09/26(火) 07:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/781541849f7a026deaf5617d9bb816df268299cd
ロシア黒海艦隊司令官を「殺害」 22日の攻撃で ウクライナ
9/25(月) 21:01配信

時事通信
クリミア半島の軍港都市セバストポリにあるロシア海軍黒海艦隊司令部から煙が上がる様子を撮影した衛星写真=22日(プラネット・ラボが23日提供)(AFP時事)

 ウクライナ軍は25日、ロシアが2014年に一方的に「併合」した南部クリミア半島の軍港都市セバストポリにあるロシア海軍黒海艦隊司令部への22日の攻撃で「艦隊司令官を殺害した」と発表した。


 声明で「司令官を含む将校34人を殺害した。その他に105人を負傷させた」と述べた。また「司令部は修理不能だ」と主張した。

 ウクライナ軍は司令部をミサイルで攻撃。当時はロシア海軍指導部の会合中だったとみられている。ウクライナ軍は当初、幹部ら数十人を死傷させたと指摘し、ロシア側も建物が損傷したと認めていた。

 ウクライナ南部では24日から25日にかけてロシア軍の大規模な空爆や砲撃、ドローン攻撃が相次ぎ、教育施設や港の穀物倉庫などが被害を受けた。南部ヘルソン州のプロクジン知事は通信アプリ「テレグラム」を通じ、2人が死亡したことを明らかにした。

2218OS5:2023/09/26(火) 08:00:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e3c5ed0ee5a7654820f83aa04cb752b2043984a
アルメニア系住民、大挙避難 「民族浄化」懸念で ナゴルノカラバフ
9/25(月) 20:33配信
時事通信
24日、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトから車で避難する人々(ロイター時事)

 【ステパナケルト・ロイター時事】アゼルバイジャンによる係争地ナゴルノカラバフでの軍事作戦勝利を受け、同地のアルメニア系住民が大挙して避難を始めた。

 迫害や民族浄化に対する懸念が高まっているためで、避難民は最終的に12万人に上るとも推計される。

 ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトでは24日、大きな荷物を積んだ車数十台がアルメニア本土につながるラチン回廊に向けて移動する様子が確認された。アルメニア当局は25日朝までに2900人以上の避難民が到着したと発表した。

 アゼルバイジャンはアルメニア系住民の権利保護を表明しているが、避難民は増加の一途をたどるとの見方が強い。アルメニアのパシニャン首相は「民族浄化を防ぐ効果的な仕組みが存在しなければ、自身の命とアイデンティティーを守る唯一の方策として故郷を離れる住民が増える可能性が高い」と指摘。ナゴルノカラバフのアルメニア系指導者も「(住民12万人の)99.9%はわれわれの歴史的土地を去ることを選択する」と語る。

 アゼルバイジャンは19日にナゴルノカラバフで「対テロ」を名目とした軍事作戦を実施。20日にアルメニア系勢力が停戦に合意し、事実上降伏した。アルメニア側は少なくとも200人が死亡、400人以上が負傷したと発表している。

2219OS5:2023/09/26(火) 18:09:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/f72d1420407c36d34c72f08d8b3a48475cd191f7
避難始めたアルメニア系住民「悪夢だった」「埋葬場所ないほどの死者」…ほぼ全員が移住望む
9/26(火) 7:51配信

読売新聞オンライン
24日、アルメニアに到着したナゴルノ・カラバフからの避難民=ロイター

 アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノ・カラバフに暮らすアルメニア系住民が、アゼルバイジャン軍の勝利を受けて避難を開始した。アルメニア政府は25日夕(日本時間25日夜)までに6650人が国境を越えてアルメニアに入ったと発表した。

 避難は、政府による迫害を恐れたためとみられる。アゼルバイジャンは昨年12月、ナゴルノ・カラバフとアルメニアを結ぶ唯一の道路である「ラチン回廊」を封鎖した。アルメニアは、閉鎖で約10か月間、現地に食料や燃料の供給ができなかったと主張している。

 ロイター通信によると約12万人いるとされるアルメニア系住民のほぼ全員が移住を望んでいるという。

 アルメニア系住民の「マス・エクソダス(大量脱出)」(ロイター通信)が本格化すれば、軍事行動に端を発したアゼルバイジャンによるナゴルノ・カラバフの再統合が一気に進む。

(写真:読売新聞)

 AP通信によると、アゼルバイジャン国境に近いアルメニアの町コルニゾルに避難した女性は「悪夢だった。言葉にできない。村は激しい砲撃を受け、ほぼ誰も残っていない」と回想した。当面、近くにある祖母の家に身を寄せるという。

 ロイター通信は、アゼルバイジャン軍の攻撃で「埋葬する場所もないほど死者が出た」との男性の証言を報じた。アルメニアの人権団体は少なくとも200人が死亡、400人以上が負傷したと伝えている。

 アルメニア系地元メディアは24日夕、小型バスに乗車した住民ら377人がアルメニアに入国したと報じた。住民らは複数の国境地点で今後の居住地や支援が必要かどうかなど、入国に関する登録を行っているという。

 ロイター通信によると、アルメニアのニコル・パシニャン首相は24日の国民向け演説で「政府はナゴルノ・カラバフの兄弟姉妹を全面的に受け入れる」と語った。演説で、今回の責任は「民族浄化を行うアゼルバイジャン」のほか、平和維持活動を担ったロシアにもあると訴えた。パシニャン氏は4万世帯の受け入れを準備しているというが、冬を前に居住地の確保などが課題になるとみられる。

 アルメニアではアルメニア系住民の保護を怠ったとして、パシニャン氏の辞職を求める抗議デモが続いている。24日にも首都エレバン中心部でデモがあった。

2220OS5:2023/09/26(火) 18:10:15
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230922-OYT1T50106/?ref=yahoo
アルメニアが国連監視団要請、アゼルバイジャンは「テロ対策」と軍事行動正当化…国連安保理緊急会合
2023/09/22 12:55

 【ニューヨーク=金子靖志】国連安全保障理事会は21日、アゼルバイジャン軍が隣国アルメニアとの係争地ナゴルノ・カラバフ自治州を攻撃した問題を受けて緊急会合を開いた。各国はアゼルバイジャン軍による攻撃を非難し、対話による解決を求めた。アルメニアは国連に人道支援のための監視団の派遣を要請した。

国連本部でアルメニアとアゼルバイジャンの紛争に関する会合を開く国連安全保障理事会(21日)=AP
 ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャン領内の自治州で、アルメニア系住民は独立を目指し、2020年にも軍事衝突が起きている。アゼルバイジャンは19日に軍事作戦を開始し、アルメニア系勢力が20日に事実上、降伏する形で停戦した。

アルメニアのアララト・ミルゾヤン外相(21日)=AP
 アルメニアのアララト・ミルゾヤン外相は会合で「軍事作戦は民族浄化が目的だ」と非難し、「国連の監視団の下、食料や医薬品などの即時支援を」と訴えた。これに対し、アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相は、アルメニアが「自治州内で違法な軍事化を進めていた」と指摘し、「国際法を順守した上での自国内のテロ対策だ」と軍事行動を正当化した。

アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相(21日)=AP
 停戦を仲介したロシアは、「停戦は我々の積極的な仲介によるものだ。(両国の)正常化に向けて主導的な役割を果たしていく」とアピールした。

2221OS5:2023/09/27(水) 10:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/220210aaf3822be50e777a29d63c7c13fddfcddf

ナゴルノ、情勢不安続く アルメニア系が敗北 27日で交戦3年
9/27(水) 7:07配信

時事通信
演説するアルメニアのパシニャン首相=24日、エレバン(アルメニア政府提供)(EPA時事)

 アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフで2020年9月、大規模な交戦が起きて27日で3年となる。

 当時、双方は約1カ月半で停戦に合意したが、その後も緊張は継続。節目を前にした今月19日、アゼルバイジャンが軍事作戦に踏み切り、現地のアルメニア系勢力は1日で事実上降伏した。アゼルバイジャンが軍事力で圧倒したものの、アルメニア側には不満が強く、情勢が安定するかどうかは不透明だ。

 ◇避難で混乱
 3年前の停戦を仲介したロシアのプーチン大統領によると、当時の交戦で双方の約5000人が死亡。アルメニア側は支配地域の多くを失い、敗北した。

 昨年12月からアルメニア本土とナゴルノカラバフ間の回廊が封鎖され、アルメニア系勢力の弱体化が進む中、アゼルバイジャンは今回、対テロ名目で攻撃。同勢力は20日、武装解除を含む停戦に応じた。アルメニア系住民の間では、「民族浄化」に対する懸念が高まり、本土への避難民が続出。アルメニア政府によると、26日時点で1万9000人に達した。

 混乱も生じており、住民が車で避難するため燃料の調達に集まっていたナゴルノカラバフの給油所で25日、爆発が発生。地元当局によれば、20人が死亡、280人以上が負傷した。

 アゼルバイジャンは20日の停戦合意に基づき、住民の権利と安全の保障を約束すると強調し、21、25両日にアルメニア系勢力と協議を重ねた。しかし、アルメニア側の不信感は消えていない。

 「20年11月の停戦合意に反し、住民は民族浄化の脅威に直面している」。アルメニアのパシニャン首相は24日、こう述べた上で「責任はアゼルバイジャンとロシア(平和維持部隊)にある」と非難した。

 ◇活発化する外交
 パシニャン氏とアゼルバイジャンのアリエフ大統領は10月5日、スペイン南部グラナダでの「欧州政治共同体」会合に合わせて会談する見通し。3年前の停戦がほごにされたことから、紛争を凍結するだけでなく、恒久的な和平へつなげられるかが課題となる。

 双方は後ろ盾を強化しようと、外交を活発化。同盟国ロシアから米国に接近するパシニャン氏は25日、首都エレバンを訪れた米国際開発局(USAID)のパワー局長と会い、避難民支援の約束を取り付けた。アリエフ氏も25日、アゼルバイジャンの飛び地ナヒチェワン自治共和国で「兄弟国」トルコのエルドアン大統領と会談した。

 ただ、アルメニアは20年に続く2度目かつ決定的な敗北を短期間で喫した。「歴史的領土」を巡って徹底的に抗戦しなかったため、パシニャン氏は国内で「裏切り者」と批判されている。抗議デモを続ける野党勢力はアリエフ氏との会談に期待できないとして、首相を辞任するようパシニャン氏に迫っている。

2222OS5:2023/09/28(木) 17:07:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/be4af5b0b2721481cee77daa8797faaf7b79a077アルメニア系勢力、解体宣言 「元首相」拘束、アゼルバイジャンが圧力 住民半数の6万人超避難
9/28(木) 16:03配信


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時事通信
 アゼルバイジャン国境警備隊は27日、係争地ナゴルノカラバフのアルメニア系勢力の「首相」だったルベン・バルダニャン氏(55)を拘束した。

 アゼルバイジャンは19〜20日の軍事作戦の結果、アルメニア系勢力に武装解除などを迫る停戦合意に応じさせており、今後の交渉でさらに優位に立つべく、圧力を強化。アルメニア系勢力「アルツァフ共和国」は28日、来年1月1日までに解体すると宣言した。

 アルメニア政府によると、ナゴルノカラバフから「民族浄化」を恐れて本土に避難するアルメニア系住民は28日、6万5000人を超え、人口の約半数に達している。

2223OS5:2023/09/28(木) 19:10:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef594dbf40aa8e9f63f851a38b7ebcb98c099c34
ウクライナ反攻、南部で前進 新たな集落に到達 ロシアは損耗拡大か
9/28(木) 13:38配信

産経新聞
ウクライナ国旗

ロシア軍に対するウクライナ軍の反攻で、露軍事メディア「ウォーゴンゾ」は28日までに、ウクライナ軍が反攻の主軸である南部ザポロジエ州で集落ノボプロコポフカ付近に到達したと交流サイト(SNS)で報告した。ノボプロコポフカは、ウクライナ軍が8月下旬に奪還した集落ロボティネから当面の奪還目標である小都市トクマクへの進出ルート上に位置。ウクライナ軍が南部で徐々に前進していることが示された。

【写真】ウクライナ東部ドネツク州のバフムトに向けて弾を発射する高機動ロケット砲システム「ハイマース」

米シンクタンク「戦争研究所」も26日付の戦況分析で、ノボプロコポフカ付近での戦闘に言及。露軍は練度の低い部隊を戦闘に投入し始めたとし、この地域で露軍の主力を担ってきた精鋭の空挺(くうてい)部隊の損耗拡大を示唆していると指摘した。

一方、東部ドネツク州の戦況に関し、ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、詳細への言及は避けつつ「ウクライナ軍が前進している。他の狙いも実現しつつある」とSNSで表明した。

ウクライナ軍は南部での反攻で、露軍支配下にあるアゾフ海沿岸の「陸の回廊」を分断し、露軍の補給路を断つことで南部一帯の解放を目指している。ウクライナ軍はアゾフ海沿岸の主要都市メリトポリやベルジャンスクの奪還に向け、両都市への進出ルート上に位置するトクマクを奪還したい考えだ。東部では、ドネツク州バフムト周辺で、この州の全域制圧を狙う露軍との戦闘を続けている。

2224OS5:2023/09/28(木) 19:12:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ad0b0a78cbe8081f7210c680fd10c53832fa9a
カラバフのアルメニア系「解散」宣言 紛争決着の可能性
9/28(木) 17:00配信


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産経新聞
アゼルバイジャンからの独立を主張するアルメニア系住民の行政府「ナゴルノカラバフ共和国」は28日、共和国を解散して来年1月1日までに存在を停止するとの「大統領令」を発表した。ソ連時代末期から続くアゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノカラバフ紛争が、アルメニア側敗北の形で最終決着する可能性が出てきた。

ナゴルノカラバフはアゼルバイジャンの自治州だが、アルメニア系が主要部分を実効支配してきた。アゼルバイジャンが今月19日、自治州に駐留するアルメニア軍を排除するためとして軍事行動を開始。アルメニアはロシアと同盟関係にあるが軍事支援を得られず、アルメニア側が20日に事実上降伏していた。

2225OS5:2023/09/28(木) 21:05:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/df49c95eb62716faf70d72442ff4988c05319eb5
ロシア、アルメニア敗北容認 ウクライナ侵略で余力なし カラバフ紛争
9/28(木) 20:13配信



産経新聞
アゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノカラバフ紛争が、アルメニア側の敗北で最終決着する可能性が出てきた。ナゴルノカラバフ自治州の主要部分を実効支配してきたアルメニア系住民の行政府「ナゴルノカラバフ共和国」が28日、来年1月1日までに解散すると宣言した。アルメニアは同盟関係にあるロシアを後ろ盾としてきたが、ウクライナ侵略で余力のないロシアは介入せず、敗北を容認した。

ナゴルノカラバフは旧ソ連アゼルバイジャン西部の自治州。ソ連時代末期、現地で多数派のアルメニア系住民がアルメニアへの帰属変更を求めてアゼルバイジャンと対立し、紛争に発展した。1994年、ロシアの軍事支援を受けたアルメニア側が自治州の実効支配を確立した状態で停戦。その後の和平交渉は膠着し、戦闘が散発してきた。

アゼルバイジャンは民族的にトルコと近い。近年は石油収入とトルコの軍事支援によって国力を増し、カラバフ奪還を狙ってきた。アゼルバイジャンは今月19〜20日、ロシアが介入に動けないことを見越してカラバフへの軍事作戦を行い、これが28日のアルメニア側の降伏宣言につながった。

アルメニアは露軍事基地を擁し、露主導の集団安全保障条約機構(CSTO)加盟国でもある。しかし、ロシアは2020年秋にカラバフで大規模衝突が起きた際も介入せず、アルメニアはカラバフで実効支配地域の多くを失った。ロシアはこの衝突を受けてカラバフに平和維持部隊を派遣したものの、今月のアゼルバイジャンの軍事行動を阻止できなかった。

20年の衝突後、ロシアへの不満を強めたアルメニアのパシニャン政権はしばしば対露関係の見直しに言及し、今月には米国との合同軍事演習も行っていた。

2226OS5:2023/09/29(金) 11:18:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d801456c45201e9495fcef816cdd39106a85830
アルメニア、国際刑事裁判所加盟に前進 対露関係さらに悪化も
9/29(金) 9:49配信

産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアの議会法務委員会は28日、同国が国際刑事裁判所(ICC)に加盟することを定める法案を可決し、本会議に送付した。タス通信が伝えた。アルメニアがICC加盟に向けて前進した形。アルメニアの同盟国ロシアは同日、プーチン大統領に逮捕状を出したICCへの加盟は容認できないとしてアルメニアに警告した。

アルメニアのICC加盟が実現した場合、係争地「ナゴルノカラバフ自治州」を巡るアルメニアとアゼルバイジャンの紛争を背景に緊張したロシアとアルメニアの関係がいっそう悪化する可能性が高い。

ナゴルノカラバフ情勢を巡り、アルメニアは28日、自治州から避難したアルメニア系住民が7万8千人に達したと発表した。アルメニア系勢力が主要部を実効支配してきた自治州では今月、軍事行動を実施したアゼルバイジャンが勝利を確定的とし、迫害を恐れた住民の脱出が続いている。

アルメニアは従来、アゼルバイジャンの戦争犯罪を追及するためとしてICC加盟を検討。パシニャン政権は昨年末、ICC加盟の合憲性に関する審査を憲法裁に求めた。アルメニア憲法裁が今年3月に加盟は合憲だと判断したことを受け、議会が批准の可否を審議してきた。ICC加盟は法務委員会に続き、本会議でも近く承認される公算が大きい。

一方、露外務省は「両国関係に最大の悪影響を与える」と加盟を見送るようアルメニアに警告した。

アルメニアは自治州を巡って2020年秋に起きたアゼルバイジャンとの大規模衝突の際、軍事介入を避けてアルメニア側の敗北を容認したロシアへの不満を強めた。パシニャン首相は最近、対露同盟関係の見直しに繰り返し言及。今月上旬には露主導の軍事演習への参加を見送り、米国との合同演習を実施した。

パシニャン氏は直近のアゼルバイジャンの軍事行動に際しても、停戦維持部隊を派遣しながら止められなかったロシアを批判した。

一方、ロシアはパシニャン氏の一連の言動に強い不快感を示している。ラブロフ露外相は27日、タス通信に「アルメニアには米国に依存しようとする政治家が多いが、米国がそうした国をどう扱ったか直近の歴史をよく考えるべきだ」と指摘。ロシアが侵略を続けるウクライナを暗に引き合いに出し、アルメニアを威圧した形だ。

2227OS5:2023/09/30(土) 20:50:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b8432ffeaed0e6f20780ae88ae3cc387140af13
アルメニア系避難民10万人 係争地ナゴルノカラバフから本土へ
9/30(土) 17:44配信



 アルメニア政府によると、アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフから本土へのアルメニア系避難民が30日、10万人に達した。

 現地の住民は約12万人とされ、アルメニアのパシニャン首相は先に「近くアルメニア系はいなくなる」という見通しを示している。

 一方、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は自国の元ナゴルノカラバフ住民について、29日時点で「既に2300人が帰郷し、年末までに5500人に達する」と説明した。長年の民族対立に拍車が掛かりかねない状況だ。

2228OS5:2023/10/01(日) 02:22:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/40bb91ee47ab26f8f90af00109ce66600a1124d8
ロシア兵に殺されないため「どの家も酒を置いている」…ウクライナ4州併合1年、略奪日常化
9/30(土) 23:38配信
読売新聞オンライン
 ロシアのプーチン政権がウクライナ東・南部4州を一方的に併合して、30日で1年となった。占領地域では露兵士による略奪が日常化し、住民たちは恐怖におびえながら暮らしている。

(写真:読売新聞)

 「どの家も、ロシア兵を落ち着かせるために飲ませる酒だけは少し置いている。自分が殺されないためだ」

 ドネツク州の農家ボフダン・アンドリエンコさん(60)は、そう証言した。「電話は危険すぎる」とSNSで取材に応じた。繰り返される露兵士による略奪で、家には金目のものはない。何もなければ殴られるため、酒を出すという。

ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部ドネツク州のマリウポリで、兵士が見守る中、投票用紙を受け取る有権者(9月10日)=AP

 ザポリージャ州の元住民はウクライナ住民にロシアの身分証取得を強制する「ロシア化」を証言した。

 ロシアは昨年9月30日、東部ドネツク、ルハンスク、南部ヘルソン、ザポリージャの4州の一方的な併合を宣言した。ウクライナは大規模な反転攻勢を始め、4州では今も戦闘が続いている。プーチン大統領は30日、ビデオ声明で「数百万人の住民が自らの判断で祖国とともにあることを選んだ」と述べ、併合を正当化した。

 プーチン氏は29日、年2回の徴兵のうち、秋季徴兵に関する法令に署名。タス通信によると、4州の住民も初めて対象となり、支配を強めるとみられる。(ワルシャワ 倉茂由美子)

2229OS5:2023/10/04(水) 08:17:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/54e18229c0b5e8c44ce9498e6442c1d20d9ff9b6
アルメニア系「元大統領」3人拘束 ナゴルノでアゼルバイジャン当局
10/4(水) 7:27配信
時事通信
 アゼルバイジャンのメディアは3日、同国当局がアルメニアとの係争地ナゴルノカラバフのアルメニア系勢力「アルツァフ共和国」の「大統領」経験者3人を拘束したと伝えた。

 3人はグカシャン氏(任期1997〜2007年)、サハキャン氏(同07〜20年)、ハルチュニャン氏(同20〜23年)。

2230OS5:2023/10/05(木) 00:10:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/a707ec71dbde51df29c925b831a2e8e31af2a711
ロシア同盟国アルメニア、ICC加盟へ プーチン氏入国なら逮捕義務
10/4(水) 19:57配信

朝日新聞デジタル
モスクワのクレムリンで2023年5月、アルメニアのパシニャン首相(右)と会談するプーチン大統領。スプートニク提供=ロイター

 ロシアの同盟国であるアルメニアの議会は3日、国際刑事裁判所(ICC)加盟に向けて国際条約を批准した。加盟すれば、ICCが逮捕状を出したロシアのプーチン大統領が入国した際には逮捕する義務が生じる。ロシアは「敵対的な決定だ」と強く反発しており、両国の亀裂が一段と深まる可能性がある。

【写真】プーチン大統領逮捕は「宣戦布告」 義務負う南ア、ICCと板挟み

 批准したのは、ICCの手続きなどを定めたローマ規程。ロシアのインタファクス通信によると、与党議員60人が賛成し、野党の22人が反対した。

 ICCは今年3月、ウクライナ侵攻後、ロシアが占領地の子どもを連れ去った戦争犯罪の責任があるとして、プーチン氏に対する逮捕状を出した。

 アルメニアは、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)や経済同盟「ユーラシア経済連合」の加盟国で、プーチン氏逮捕の義務を負うことになれば異例の事態だ。

朝日新聞社

2231OS5:2023/10/11(水) 07:47:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c4ca5b35fee2e4dacc4ed372f3d6d697de210c9
ロシア、人権理復帰に失敗 理事国選挙で落選 国連総会
10/11(水) 0:58配信
時事通信
ロシアのネベンジャ国連大使=4月3日、ニューヨーク(AFP時事)

 【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は10日、人権理事会の理事国選挙を行った。

 ウクライナ侵攻後、理事国から追放されたロシアが復帰を目指して立候補したが、東欧枠の2議席を争ったアルバニア、ブルガリア両国に敗れた。

 国連総会は昨年4月、ロシアのウクライナ侵攻が「重大で組織的な人権侵害」だとして、ロシアの理事国資格を停止する決議を日米など93カ国の賛成で採択。その後、チェコが残り任期を引き継いでいた。新たな任期は来年1月から3年間。

 人権理事会は47理事国で構成され、今回は15議席が改選となった。選挙は秘密投票で実施され、当選には絶対過半数(97カ国)が必要だったが、ロシアの得票は83にとどまった。

2232OS5:2023/10/11(水) 11:27:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/f305ed07db56145c0a011481ede644cc904fe0dc
ロシア、国連人権理の理事国選挙で落選 83票獲得で影響力示す
10/11(水) 11:06配信
毎日新聞
国連人権理事会の理事国選挙が行われた国連総会=米ニューヨークの国連本部で2023年10月10日(国連提供)

 国連総会(193カ国)は10日、ジュネーブに拠点を置く人権理事会の理事国47カ国のうち15カ国を改選する選挙を実施した。ウクライナ侵攻を理由に理事国から事実上追放されたロシアが復帰を目指して立候補したが落選した。日本はアジア太平洋枠から選出された。新たな理事国の任期は来年1月から3年。



 理事国は地域ごとに定数が決まっており、当選には全加盟国の過半数(97票以上)が必要になる。国連総会は昨年4月、ロシアの理事国資格を停止する決議を日米英仏など93カ国の賛成多数で採択していた。

 ロシアは東欧枠でアルバニア、ブルガリアと二つの改選議席を争い、無記名で行われた投票で83票を得た。ウクライナにおける「戦争犯罪」が非難される中、理事国への復帰は逃したものの一定の影響力を改めて示した形だ。ロシアは新興・途上国を中心とするグローバルサウスなどに支持を呼びかけていた。国連外交筋によると、穀物の提供を持ちかけた例もあった模様だ。

 一方、アジア太平洋枠の改選4議席は、事前に絞り込まれた日本、中国、インドネシア、クウェートが選出された。新疆ウイグル自治区での人権弾圧が指摘される中国は154票を得たが、4カ国で最も少なかった。国連は昨年、ウイグル族ら少数民族に対する「深刻な人権侵害」を指摘する報告書を公表している。

 中露の理事国入りに反対していた国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の国連担当、ルイ・シャルボノ氏は「アジア枠で競争があったなら、中国は落選した可能性を示唆しており、そうなるべきだった。国連の選挙における競争の重要性が浮き彫りになった」と分析した。【ニューヨーク八田浩輔】

2233OS5:2023/10/16(月) 09:53:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/8057cb6e64affff78efaf8d50c2840ffd5729b7b
アゼルバイジャン、カラバフ紛争の終結を宣言 中心都市に国旗掲揚
10/16(月) 8:27配信
産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は15日、隣国アルメニアとの係争地「ナゴルノカラバフ自治州」を訪れ、中心都市、ハンケンディ(アルメニア名・ステパナケルト)にアゼルバイジャン国旗を掲げた。同国メディアが伝えた。アリエフ氏は「今日は歴史的な日だ。カラバフはわれわれのものだ」と演説。30年間以上続いてきたカラバフ紛争の終結を事実上宣言した。

アゼルバイジャンは9月、自治州の奪還を目指して軍事行動を開始。自治州の主要部を実効支配してきたアルメニア系勢力「ナゴルノカラバフ共和国」は降伏し、年内に「共和国」を解体すると表明した。アゼルバイジャンによる統治の回復が確定的となり、自治州のアルメニア系住民12万人のうち大半が迫害を恐れアルメニアに避難した。

国際的にアゼルバイジャン領であるカラバフ自治州では1980年代後半、多数派のアルメニア系住民がアルメニアへの帰属変更を要求。両国の大規模紛争に発展した。ロシアの支援を受けたアルメニア側が自治州の実効支配を確立する形で94年に停戦が成立したが、その後も大小の衝突が散発的に起きてきた。

2234OS5:2023/10/17(火) 15:24:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/735891e1a6efcfd77f9ad6dc30b2442123f68d69
アゼルバイジャン自信深める 「アルメニア南部侵攻説」浮上 ナゴルノ奪還、大統領が国旗
10/17(火) 7:11配信


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時事通信
アゼルバイジャンの飛び地ナヒチェワン自治共和国を訪問したアリエフ大統領(左)とトルコのエルドアン大統領=9月25日、ナヒチェワン(トルコ大統領府提供)(AFP時事)

 アゼルバイジャン国営通信によると、アリエフ大統領は15日、アルメニア系勢力から9月に「奪還」した係争地ナゴルノカラバフの中心都市ステパナケルトを初めて訪れ、国旗を掲げた。

【ひと目でわかる】ナヒチェワン自治共和国

 米政治専門紙ポリティコは最近、自信を深めたアゼルバイジャンがアルメニア南部に侵攻する可能性があると報道。和平交渉は滞り、対立がさらに先鋭化するという観測が浮上している。

 ◇20年来の公約
 「われわれは30年以上、この日を待っていた」。アリエフ氏は、約12万人のアルメニア系住民の大半が去ったナゴルノカラバフに足を踏み入れ、自国民向けの演説で強調した。

 紛争はソ連時代の1988年に勃発。アルメニア系勢力が91年、アゼルバイジャンから分離独立を主張し、94年の停戦後も対立が続いた。2003年に父親から大統領の座を継承したアリエフ氏は、15日の演説で「就任当時、領土一体性を守ると公約した。過去20年間の課題を解決できたことをうれしく思う」と胸を張った。

 ただ、アリエフ氏の「野心」はナゴルノカラバフにとどまらないとの見方が強い。アルメニア南部の先にあるアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェワン自治共和国と本土をつなぐ回廊の確保が、未解決の課題として残っているためだ。

 ◇数週間で侵攻も
 ポリティコによると、ブリンケン米国務長官は3日、複数の民主党議員とナゴルノカラバフ情勢に関して電話協議。「アゼルバイジャンが今後数週間以内に、アルメニア南部へ侵攻する恐れがある」と警告したという。懸念が現実となるかは不明だが、仮に軍事占領すれば、アゼルバイジャンは本土とナヒチェワンを地続きにできる。

 飛び地までの「新たな回廊」建設は、アゼルバイジャンの勝利を受けた20年の停戦合意に盛り込まれた。ナゴルノカラバフについては以前から、アゼルバイジャンが主権を有すると国際社会で認められていたが、アルメニア南部への進軍は「侵略」にほかならない。

 アゼルバイジャンを支持する「兄弟国」トルコのエルドアン大統領が9月25日、ナヒチェワンを訪問しアリエフ氏と会ったことにも、アルメニアは警戒を強めている。アリエフ氏は今月12日、係争地に平和維持部隊を送るロシアのプーチン大統領と対面で会談したが、飛び地の問題が取り上げられたかは明らかでない。

2235OS5:2023/10/19(木) 14:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/829f249007d763ea6fb5b6e7edb4cbf21c07a4da
退潮隠せぬ一帯一路 プーチン氏と同席嫌う各国 円卓会議見送り・中国
10/19(木) 7:09配信

時事通信
18日、北京で巨大経済圏構想「一帯一路」国際協力サミットフォーラムに臨む中国の習近平国家主席(前列中央)ら(EPA時事)

 【北京時事】18日まで開かれた中国主導による巨大経済圏構想「一帯一路」国際協力サミットフォーラムは、構想が退潮傾向にあることを強く印象付けた。

【写真】巨大経済圏構想「一帯一路」を宣伝するモニター画面

 中国政府は、多くの国が一帯一路に参加していることを誇ってきた。しかし、今回は首脳級の参加者が減った可能性があり、首脳らが一堂に会する円卓会議も催されなかった。構想発表から10年の節目で開かれたにもかかわらず、習近平国家主席が目指した「大国外交」の演出は不発に終わった感が否めない。

 「ウィンウィンの精神こそ一帯一路の源泉だ」。18日の基調演説で習氏はこう語り、参加国との連帯を強調した。中国は自身が強い発言力を持つ一帯一路や新興5カ国(BRICS)、上海協力機構(SCO)といった枠組みを重視する。

 とりわけ、米国との対立をにらみ、一帯一路フォーラムではロシアのプーチン大統領の出席を重視してきた。2017年に初めて開催された時から、習氏はプーチン氏を「最重要ゲスト」として厚遇。開幕式では習氏に続いてプーチン氏が演説を行い、両氏が各国首脳を率いるような形で円卓会議の議場に入ることがお決まりの行事のようになっていた。

 だが、今回は雰囲気が大きく変化した。ウクライナ侵攻を続けるプーチン氏と同席することに二の足を踏む首脳がいたとみられ、円卓会議の開催は見送られた。

 出席者の顔触れにも変化があった。先進7カ国(G7)唯一の参加国で、離脱を検討しているイタリアは代表団の派遣すら報じられていない。欧州の首脳級で参加したのは、ロシアに融和的なハンガリーのオルバン首相ら少数だ。

 首脳級のフォーラム参加者は17年は29カ国、2回目の19年は約40カ国だった。しかし、中国政府は18日時点で参加国の内訳を公表していない。

 中国経済の失速により、一帯一路に参加する最大のメリットだった巨額の投融資の見通しは不透明になっている。米中対立の激化と中ロの接近も、関係国が一帯一路への関与を見直す要因になっているとみられる。

2236OS5:2023/10/19(木) 14:27:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101800991&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_edit_vb
「一帯一路」に期待と不安 中国の存在感拡大―東南アジア
2023年10月19日07時07分

 【北京時事】中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」が始動して10年。中国の経済成長を背景に、構想参加国との貿易額は1.7倍に拡大、通商面での相互依存が深まった。一方、多くの投資を受け入れてきた東南アジアでは、高まる中国の存在感に期待と不安が渦巻いている。

 中国政府のデータによると、加盟10カ国がすべて一帯一路に加わる東南アジア諸国連合(ASEAN)との貿易額は2014年から22年にかけて2倍超に増えた。
 中国国境に接するラオス北部のボーテンでは、中国資本による大規模な開発が進む。スーパーには中国製品が並び、価格表示は人民元。男性店員は流ちょうな中国語で「発展は中国のおかげだ」と話した。今年4月には両国を結ぶ高速鉄道が全面開業しており、「ビジネスはさらに上向く」と先行きを楽観する。
 ただ、高速鉄道の整備では、中国側が大半を拠出した。一帯一路を巡っては、17年にスリランカが対中債務の返済に行き詰まり、港湾の運営権を中国企業に譲り渡している。ラオスの首都ビエンチャンの女性会社員は「スリランカのようにならない保証はどこにあるのか」と語気を強めた。
 中国の影響力拡大は同国への反発も生んでいる。スリランカでは昨年、経済危機のあおりもあり、「親中派」政権が崩壊。現政権は対中関係の見直しを進めている。
 専門家は、1980年代に自動車などの輸出を急拡大させた日本に対し、欧米で警戒感が高まったケースに言及。日本企業は現地化などを進めて対応してきたと指摘し、「中国も参考にできるかもしれない」と話した。

2237OS5:2023/10/19(木) 17:10:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_BRH6QKABFFIATAAUWZSKMPJBSU.html
露、深まる中国依存 関係誇示も…債務拡大し「属国化」懸念
2023/10/18 22:11産経新聞

ロシアのプーチン大統領は18日の中露首脳会談で、両国の経済協力の発展に意欲を示した。ただし近年、ロシアの対中債務は拡大。ウクライナ侵略に伴う対露制裁はロシアの対中傾斜をさらに加速させた。露国内外では、中国に対するロシアの〝属国化〟が進んでいるとの観測が出ている。

「対等」演出に腐心

2014年、ウクライナ南部クリミア半島の併合を一方的に宣言し、欧米諸国の制裁下に置かれたロシアは、中国との経済協力に活路を模索。プーチン氏は17年、中国を訪問し、巨大経済圏構想「一帯一路」の実現に向けてロシアが貢献する意欲を表明した。

一帯一路などに基づく近年の中露協力には、北極圏での液化天然ガス(LNG)開発事業への中国の参画▽中露間で初の天然ガスパイプラインの稼働▽露極東アムール州と中国黒竜江省を結ぶ全長約1キロの橋の開通-などがある。

ロシアは長年、中露は対等だと演出することに腐心してきた。ロシアが下位に立てば、水面下で中国との勢力争いが続く中央アジア地域などでの自身の影響力低下に直結するためだ。

ロシアへの融資は不良債権化

だが、中国に対するロシアの立場は徐々に弱まっている。米研究機関は21年、ロシアが17年時点で1250億ドル(約18兆7千億円)の対中債務を抱えているとする分析を発表。米誌タイムは今年9月、中国はロシアに一帯一路向け資金の3分の1を融資してきたが、対露制裁でほぼ全額が不良債権化していると伝えた。

さらに、エネルギー輸出を主な国家歳入源とするロシアはウクライナ侵略後、対中輸出を増加させて欧州での減少分を補おうとしてきた。ただ、中国はロシアの足元を見て安値で買いたたいている。ロイター通信の9月の報道によると、パイプラインによるロシアの中国向け天然ガス価格は、欧州やトルコ向けに比べて5分の3程度だという。

対中依存度は北朝鮮に次ぐ2位

これらを背景にフランスのマクロン大統領は5月、「ロシアは侵略で孤立し、中国の属国になった」と指摘した。ロシアの著名国立大の高等経済学院も6月、「ロシアは中国に従属しつつあるのか」とする論考を発表。ロシアが対中依存度で北朝鮮に次ぐ世界2位になったデータがあると報告するなど、露国内にも過度な対中傾斜への危惧が強まっていることを示唆した。

2238OS5:2023/10/23(月) 10:29:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/34388af3602df043bb315270ee74b79c52447e5a
東部アブデエフカで激戦 ロシア軍攻勢も損害多数か
10/23(月) 8:44配信


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産経新聞
ウクライナ国旗

ロシアの侵略を受けるウクライナの国防省情報総局高官のユソフ氏は、露軍が東部ドネツク州都ドネツク近郊の都市アブデエフカの制圧を狙って攻撃を激化させていると発表した。ウクライナメディアが22日伝えた。

【写真】ウクライナ軍の攻撃で破壊されたとするロシア軍陣地

露軍は今月、アブデエフカへの攻勢を強化。ただ、ウクライナ軍に阻まれ、多くの損失を出しながら限定的な成果しか得られていないとの観測が強い。

ドネツク州全域の制圧を狙う露軍は同州バフムト制圧後、同市周辺でウクライナ軍に足止めされていることから、別の進軍ルートとしてアブデエフカの突破を狙っているとみられる。

アブデエフカを巡る戦闘について、米シンクタンク「戦争研究所」は21日、露軍が同市北西の地域でわずかに前進したもようだと指摘。ただ、「ここ数日間、ウクライナ軍は露軍の攻勢を撃退し、人員と装備に相当規模の損害を与えた可能性が高い」と分析した。

英国防省も23日、アブデエフカを巡る戦闘で露軍の損害がそれまでより90%増加していると指摘。侵略開始後の露軍の戦死者と戦線に復帰できない負傷者は計15万〜19万人だとする推計も公表した。

一方、南部戦線に関し、英BBC放送は21日、ウクライナ軍の現場部隊の話として、露軍占領下にある南部ヘルソン州ドニエプル川東岸地域にウクライナ軍が上陸し、「初めて強固な足場を確保した」と伝えた。一部の露軍事ブロガーもウクライナ軍の同川東岸への上陸を報告した。双方によると、ウクライナ軍部隊は東岸地域の集落クルインキに接近している。

これについて、ウクライナ軍南部方面部隊のグメニュク報道官は22日、地元テレビで同国軍の同川東岸への上陸を暗に認める一方、成果に言及するのは「時期尚早だ」と述べた。

2239OS5:2023/10/30(月) 21:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/787e92380a6e0c6748dccd138abdf9c3f53d4becロシア軍兵士、ウクライナ東部で相次ぎ投降…「犠牲いとわない攻撃」で士気低下か
10/30(月) 18:37配信


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読売新聞オンライン
 ウクライナメディアによると、ウクライナ軍報道官は29日、ロシア軍が攻勢を続けるウクライナ東部アウディーイウカで、露軍兵士の投降が相次いでいると明らかにした。報道官は「露軍の司令官は、威圧や暴力で兵士を無理やり戦わせている」と指摘した。

【動画】ウクライナの自爆型ドローン、ロシアの戦車に突入…追尾して2両撃破、隠された別の2両にも打撃

 アウディーイウカでは、露軍が犠牲をいとわない攻撃を展開し、今月10日以降だけで推計で5000人を超す死傷者が出ている。露軍では戦闘を拒否する兵士が続出し、報道官は「前日だけで約10人のロシア兵が投降した」と述べた。戦況を知らされないまま戦場に送り込まれている露軍兵士が多数いるという。

赤の広場でロシア国旗を振る若者=ロイター

 米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官も26日の記者会見で、露軍がアウディーイウカなどで「命令に従わない兵士を処刑しているという情報がある」と述べた。兵士たちは適切な装備や物資を与えられず、士気が低下しているという。

 在米露大使館はSNSへの投稿で、カービー氏の発言について「とんでもないウソだ」と反発した。

2240OS5:2023/10/31(火) 23:04:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/610634025525ba65027439a2703595cad93de031
モンテネグロ新首相に知日派 スパジッチ氏、EU加盟目指す
10/31(火) 21:03配信


時事通信
31日、ポドゴリツァで議会に出席するモンテネグロのミロイコ・スパジッチ新首相(AFP時事)

 【ベルリン時事】旧ユーゴスラビア構成国のモンテネグロで31日、欧州連合(EU)加盟を掲げるミロイコ・スパジッチ元財務・社会福祉相(36)が新首相に就任した。

 スパジッチ氏は大阪大と埼玉大に留学し、経済学を学んだ知日派。

 6月のモンテネグロ議会選挙でスパジッチ氏率いる親欧州政党「ヨーロッパ・ナウ」が第1党となったが、過半数に届かず連立協議を進めていた。連立にはロシア寄り政党が加わり、新政権は外交政策の調整に苦慮しそうだ。

 モンテネグロは2006年にセルビアからの独立を宣言。12年にEU加盟交渉を開始し、17年には北大西洋条約機構(NATO)に加盟した。

2241OS5:2023/11/05(日) 20:21:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e022c5798700d0ae432b998420e23bc12c0a096c
ロシアの受刑者、「特別軍人」として兵役登録容易に…前線派遣が加速する可能性
11/4(土) 19:42配信

読売新聞オンライン
10月30日、モスクワで治安当局のトップらと会談するロシアのプーチン大統領(中央)(AP)

 ロシア政府は3日、兵役登録の規定について、これまで原則、露国内で服役中の受刑者を対象外としていた項目を削除した。今後、受刑者は入隊事務所への出頭や健康診断などを受けずに「特別軍人」として兵役に登録できるという。

 受刑者は、6月に反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」が戦闘員として採用していた。露国防省もウクライナへの戦闘に参加させていると指摘されていたが、今回の規定変更で、前線への派遣が加速しそうだ。

 米紙ワシントン・ポストは先月、昨年2月のウクライナ侵攻開始時点で約42万人いた露国内の受刑者が、約26万人まで減ったと報じていた。

2242OS5:2023/11/05(日) 20:35:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/94f35eb920ba9954f784c5dff5361017c007cec1
ウクライナ政権と軍に不協和音 大統領、求心力低下を警戒
11/5(日) 15:08配信

共同通信

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ウクライナ国内の軍施設を視察するゼレンスキー大統領(右)とザルジニー総司令官=3日(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナの政権と軍の間で、対外発信や幹部人事に関して不協和音が生じている。十分な意思疎通を欠いていることがうかがわれ、失態が続けば政権の求心力低下につながる恐れもある。ゼレンスキー大統領は神経をとがらせているとみられる。

ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復するか? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身

 ウクライナ軍のザルジニー総司令官は英誌エコノミストへの1日の寄稿で「戦争は新たな段階に入りつつある。第1次世界大戦のような、変化の少ない消耗戦だ」と述べ、ロシアに有利な状況が生まれていると指摘した。

 この発言について、大統領府高官はウクライナメディアに「私が軍にいたら、前線で起きていることや今後の選択肢について報道機関に話したりしない」とけん制。軍最高司令官を兼ねるゼレンスキー氏も4日の記者会見で「膠着状態ではない」と述べ、ザルジニー氏の戦況分析を否定する形となった。

 ゼレンスキー氏が3日発表した特殊作戦軍の司令官人事では、交代となった前司令官が「理由が分からない。報道で(交代を)知った」と暴露した。


https://nordot.app/1093105762759540850?c=899922300288598016
ゼレンスキー政権内不和か 米誌タイム報道、波紋広がる
2023/11/03


 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領が対ロシア戦勝利に固執し、新たな戦略や方向性を打ち出すのが難しくなっているとの匿名の政権高官発言を米誌タイムが報じ、波紋を広げている。侵攻が長期化し、国際社会の支援継続が不透明さを増す中、政権内部の不和を示唆する内容。側近は火消しや発言者捜しに躍起になっている。

 記事は10月30日に公開された「ゼレンスキーの孤独な戦い」。ロシアやウクライナでの取材経験が豊富な記者によるゼレンスキー氏本人や複数の政権関係者へのインタビューを基にしている。

 ゼレンスキー氏は「私ほど勝利を信じている人間は誰もいない」と訴えたが、側近の一人は「大統領の頑固さが、戦略や方向性を示そうとする政権の努力に水を差している」と指摘。全土奪還にこだわるゼレンスキー氏に早期の停戦交渉入りを持ちかけることはタブー視されているという。

 また、ある高官は、侵攻当初に作戦会議で冗談を飛ばし周囲を和ませていたゼレンスキー氏が、最近は報告を聞き命令を出すと、すぐ退室するようになったと明かした。

© 一般社団法人共同通信社

2243OS5:2023/11/06(月) 21:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ba83516cf56fe06940afd074346f37baa5b4ed8
ウクライナ、戦時下の選挙に賛否 難題が山積、実現困難か
11/6(月) 19:22配信


共同通信
ウクライナ最高会議選挙で投票する男性=2019年7月、キーウ(ゲッティ=共同)

 【キーウ共同】ウクライナで、ロシアとの戦争中でも選挙で民意を問う是非についての議論が続いている。平時であれば大統領選が来年3月に予定されていたが、国内法は戒厳令下の選挙を禁じると規定。ウクライナを支援する欧米には選挙を促す意見があり、ゼレンスキー大統領は法改正の可能性に言及した。ただ難題は山積し、実現は困難との見方が大勢だ。

 8月にウクライナを訪れた米国のグラム上院議員(共和党)は「ウクライナが攻撃にさらされていても、自由で公正な選挙を行うことを望む」と述べ、政権の正統性を保つには選挙が必要だと主張した。欧州評議会の幹部も5月、選挙の確実な実施を呼びかけていた。

2244OS5:2023/11/07(火) 15:58:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf341609f796509c0de569d263036408882d8495
欧米への対抗強めるロシア ガザ情勢引き合いにウクライナ侵攻正当化
11/6(月) 16:32配信
毎日新聞
安全保障会議のメンバーらとの会合に臨むロシアのプーチン大統領=モスクワで2023年10月30日、スプートニク通信・AP

 ロシアのプーチン政権は、ウクライナでの「特別軍事作戦」が長期化する中、中東情勢を巡ってもイスラエル支持の欧米への対抗姿勢を強めている。パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘について、ロシアはパレスチナ寄りの立場を鮮明にし、露軍のウクライナでの戦闘を「欧米支配に対する共闘」と位置づけて非欧米諸国にアピールしている。

 「欧米が中東に望んでいるのは絶え間ない混沌(こんとん)だ」。プーチン露大統領は10月30日、政権内の会合でガザ情勢悪化の責任は欧米にあると指弾し、ガザ地区での民間人の犠牲を「決して正当化できない」と非難した。欧米が武器や資金を送って憎悪をあおっていると訴え、「ロシアが特別軍事作戦で戦っているのも、まさにこういう者たちだ」と主張した。

 ロシアはソ連時代から兵器供与などを通じてアラブ諸国との距離を縮め、ガザ地区を支配するイスラム組織ハマスとの関係も深い。また、イスラエルと敵対してハマスを支援するイランとは反米路線で一致し、軍事協力を強化している。

 一方で、ソ連崩壊前後に大勢のユダヤ系住民がイスラエルへ移住した経緯もあり、ロシアは同国とも友好関係を築いてきた。ロシアにとって、イスラエルは親米国家ながら対露経済制裁に参加せず、ウクライナへの軍事支援を控えるという貴重な存在だ。プーチン政権には関係の決定的な悪化を避けたい思惑もにじむ。

 10月下旬に露外務次官がハマス幹部とモスクワで会談した際、イスラエル外務省の抗議を受けた。これに対し、ザハロワ露外務省情報局長は、ロシアとイスラエルには「強固な2国間関係がある」と述べ、「ロシアはパレスチナ紛争で公平な調停者としての立場を維持している」と強調した。

 ただ、ロシア国内ではイスラム教徒が多い地域などで、反イスラエルの世論が高まっている。同29日には、南部ダゲスタン共和国の空港でイスラエルからの到着便を狙った暴動が発生。プーチン氏は、欧米の諜報(ちょうほう)機関がネット交流サービス(SNS)を通じて扇動したと主張して矛先をそらした。だが、かじ取り次第では一部地域の不安定化の可能性があり、危うさも抱えている。【山衛守剛】

2245OS5:2023/11/10(金) 10:59:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd78a8ad8bb87082cbdb8fb3566aebbc458e0ee4
ウクライナ、戒厳令と総動員令を来年2月まで延長…男性出国禁止も維持
11/10(金) 10:25配信
読売新聞オンライン
ゼレンスキー大統領(AP)

 ウクライナ最高会議(議会)などによると、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は9日、昨年2月のロシアによる侵略に伴い発令している戒厳令と総動員令を来年2月14日まで90日間、延長する法令に署名し、延長が正式決定した。延長は今回で9回目となった。18〜60歳の男性の出国を原則禁止する措置も維持される。

 戒厳令下での国政選挙は禁じられており、本来であれば10月に予定されていた議会選や、来年3月の実施が見込まれる大統領選は実施できないことになる。

2246OS5:2023/11/13(月) 09:40:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/55d1cc2ddf25a8930087568eae3d7c024a115318
東部ドネツク州で激戦続く 州都近郊で40回衝突
11/13(月) 8:50配信
産経新聞
ウクライナ国旗

ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍参謀本部は12日、東部や南部の前線で過去1日間に露軍との戦闘が80回起き、いずれも撃退したと発表した。うち計40回の戦闘が東部ドネツク州の州都ドネツク市近郊の小都市アブデーフカとマリインカ周辺で起きたほか、同州バフムト方面でも10回の戦闘が起きたという。露軍がドネツク州で攻勢を強めていることが改めて示された。

ウクライナ軍参謀本部の12日の発表によると、1日間で露軍に1100人の人的損害を与えたほか、戦車7両や装甲車32台を撃破した。一方、露国防省は12日、ドネツク市近郊での1日間の戦闘でウクライナ軍に250人の人的損害を与え、装甲車3台を破壊したと主張した。

露軍はウクライナ軍が6月に開始した反攻作戦で損耗したとみて、秋ごろからドネツク州などで攻勢を強化。狙いは、主目標とするドネツク州全域の制圧に向けた突破口を開く▽自身の実効支配下に置くドネツク市周辺からウクライナ軍を駆逐し、同市の安全を高める▽ウクライナ軍が反攻の主軸とする南部ザポロジエ州方面に兵力を集中させる事態を防ぐ-ことだとみられている。

ウクライナ軍参謀本部によると、露軍はアブデーフカの包囲を目指している。米シンクタンク「戦争研究所」や英国防省によると、露軍はアブデーフカ周辺で一定の前進に成功しているものの、相当の損害も受けている。ウクライナ軍のザルジニー総司令官も10日、「アブデーフカを巡る攻防で露軍は過去1カ月間に約1万人の人的損害を出した」と指摘した。

一方、ザポロジエ州方面では、8月下旬にウクライナ軍が奪還したロボティネ周辺で、前進を図るウクライナ軍と阻止しようとする露軍の戦闘が続いている。

2247OS5:2023/11/15(水) 19:25:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/b806fa185a8690821d9ed3ac0cad50fa09dbc994
アルメニア、露主導同盟の首脳会議欠席へ 「ロシア離れ」進む
11/15(水) 17:36配信



産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアのパシニャン首相は14日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談し、ベラルーシの首都ミンスクで23日に予定されているロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」の首脳会議に出席しないことを伝えた。タス通信が報じた。アルメニアのCSTO首脳会議の欠席は初という。最近顕著化しているアルメニアの「ロシア離れ」が改めて鮮明になった。

アルメニアはパシニャン氏の首脳会議欠席について「CSTO諸国の理解を望む」とする声明を出した。欠席理由は明らかにしなかった。ルカシェンコ氏はパシニャン氏に「結論を急がず、(CSTOの)結束を乱す行為は熟慮すべきだ」と再考を促したという。

ペスコフ露大統領報道官は14日、首脳会議は重要行事だとし、アルメニアの欠席は「遺憾だ」とした。

アルメニアは2020年秋に係争地「ナゴルノカラバフ自治州」を巡って起きた隣国アゼルバイジャンとの紛争で、アルメニアに不利な形での停戦を仲介したロシアに不満を強めた。

アルメニアは今年、CSTO合同軍事演習の自国開催を拒否。5月のCSTO国防相会合にも出席しなかった。9月にはベラルーシで行われたCSTO合同演習に参加せず、米国との合同演習を実施。さらに10月にはロシアの反発を無視する形で、プーチン露大統領に逮捕状を出している国際刑事裁判所(ICC)に加盟することを決定した。

2248OS5:2023/11/16(木) 19:20:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/e46c1087e9dddaca2f8dc7c18a250202b0ba9f20
アルメニア首相「他のパートナー探す」 ロシア離れ加速、欧米へ接近
11/16(木) 11:56配信

毎日新聞
議会で演説するアルメニアのパシニャン首相=アルメニアの首都エレバンで2022年9月13日、PAN Photo・ロイター

 旧ソ連アルメニアのパシニャン首相は15日、武器や装備を獲得するために「安全保障上のほかのパートナーを探す必要がある」と述べた。ロシア通信が伝えた。23日にベラルーシで開催されるロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)の首脳会議を欠席する意向をすでに明らかにしており、「ロシア離れ」を加速させている。


 アルメニア首相府によると、パシニャン氏は14日、ベラルーシのルカシェンコ大統領との電話協議で、CSTOの首脳会議に参加できないと伝えていた。これを受け、ペスコフ露大統領報道官は遺憾の意を表明。ロシア紙RBKによると、パシニャン氏は15日開催の国会で、CSTOが「アルメニアの安全保障上の要請に適切に対応していない」と指摘した。

 アルメニアは隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争で、CSTO加盟国であるにもかかわらずロシアの支援を得られなかったことに以前から不満を募らせていた。今年9月にアゼルバイジャンが大規模な軍事行動を起こした際もロシアは支援に動かず、アルメニア側は事実上、敗北した。

 ロシアとの距離を置く動きが顕著になっており、10月にはウクライナでの「特別軍事作戦」に絡みプーチン露大統領に逮捕状を出している国際刑事裁判所(ICC)の加盟に必要なローマ規定を批准。また、キルギスで開かれた旧ソ連諸国で構成する独立国家共同体(CIS)の首脳会議を欠席した。一方で、9月に米国と合同軍事演習を実施し、10月にはフランスと防空ミサイル購入の契約を結ぶなど欧米への接近を強めている。【山衛守剛】

2249OS5:2023/11/22(水) 14:17:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/54d1f5b446d1dd4261ac6784a8c58a78f682041b
東欧 ウクライナ国境を車体で「封鎖」相次ぐ トラック運転手ら不満
11/22(水) 5:19配信
毎日新聞
ポーランドとウクライナの国境付近で駐車されているウクライナのトラック=ポーランドで2023年11月19日、ロイター

 東欧のスロバキアで21日、トラック運転手らがウクライナとの国境検問所につながる道路を車体で封鎖した。ロイター通信が報じた。ロシアの侵攻を受けるウクライナの輸送業者は欧州連合(EU)への入域許可を特例として免除されているが、周辺国の運転手らの間で「仕事を奪われている」との不満が蓄積。ポーランドでも今月上旬以降、ウクライナとの3カ所の国境検問所につながる道路が封鎖され、約3000台が足止めされる事態になっている。欧州連合(EU)やウクライナ、周辺国が対応を協議している。


 報道によると、スロバキア東部の国境付近で21日昼ごろに道路の封鎖が始まった。運送業者の組合は関与しておらず、少数の運転手らによる独自の動きだとみられる。封鎖された道路は、スロバキアとウクライナの間で大型車両が通過できる唯一の検問所につながっており、一部を除いて越境が妨害されている。

 ポーランドやスロバキアの運送業者らは、ウクライナ側に対する特例措置の一部制限などを求めている。東欧諸国では、ウクライナ産穀物の流入による農業への打撃についても不満がくすぶっている。【ワシントン秋山信一】

2250OS5:2023/12/05(火) 11:57:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a05bb47594f717f192132b2d65ac758b3d78a28
ロシア軍少将が死亡か、ウクライナ侵略開始後「将官」7人目…死亡の状況は情報錯綜
12/5(火) 11:12配信

読売新聞オンライン
11月30日、ウクライナのキーウ近郊で対空砲を操作するウクライナ軍=ロイター

 ロイター通信によると、ロシア南西部ボロネジ州知事は4日、ウクライナに侵略しているロシア軍の少将が死亡したことをSNSで明らかにした。英BBCロシア語版などの集計によると、昨年2月の侵略開始後、露軍将官の死亡は7人目という。

 少将はウクライナ侵略に歩兵などの部隊を派遣している露海軍北方艦隊に所属する。少将が死亡した状況を巡っては情報が錯綜(さくそう)している。

 ウクライナの英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」などは、東部ハルキウ州イジューム周辺で地雷を踏んで死亡したと伝えている。少将が副司令官を務めていた部隊が配置された南部ヘルソン州ドニプロ川東岸で死亡したとの見方もある。

 露軍は侵略初期に将官を相次いで失った。兵士の士気低下などで、自ら前線での戦闘に参加し死亡した事例もあった。今年6月には南部ザポリージャ州で、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢に対する防衛戦を指揮していた少将が戦死した。

2251OS5:2023/12/06(水) 21:44:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/084460d5de6861a2898f62322222468eb9208291
北方領土から初のロシア本土便 択捉島から極東ウラジオストクに
12/6(水) 19:45配信



共同通信
択捉島・紗那の空港でウラジオストク行き便のチェックインをする乗客ら=6日(島民提供、共同)

 【モスクワ共同】ロシアが実効支配する北方領土・択捉島の紗那(ロシア名クリーリスク)から初めてとなるロシア本土への定期旅客便が6日、極東ウラジオストクに到着。北方領土便はこれまでサハリン島と結んできた。

 クリーリスク当局幹部は第1便出発前、島民の本土アクセス改善に加え、本土からの「新たな観光客に扉を開く」と期待を示した。乗客の主婦マリアさん(30)は「親戚を訪問し、クリスマス用の買い物をする」と話した。復路便は7日の予定。

 ロシアのオーロラ航空が運航し、機材は70席のボンバルディアDHC8―Q400。週1往復で、運賃はロシア政府の補助金を受けて片道2千ルーブル(約3千円)から。

2252OS5:2023/12/11(月) 10:34:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a3f8857e3edebcdd83b36d99c54e190f665f7b7
ウクライナ侵略、完遂の意思示す プーチン氏、大統領選出馬表明で
12/11(月) 7:23配信

産経新聞
ロシアのプーチン大統領が8日、来年3月の次期大統領選への出馬を表明したことは、戦闘の泥沼化にもかかわらずウクライナ侵略を目標達成まで続けるとする意思の表れだとみられる。選挙で圧勝を演出し、侵略やウクライナ東・南部4州の一方的な併合を「民意」として正当化する思惑もあるもようだ。

プーチン氏は8日、国内式典で出席者から大統領選への出馬を求められた。プーチン氏は過去に不出馬を検討したこともあるとした上で「だが今日、別の選択は許されない。大統領選に出馬するつもりだ」と述べた。「今日」とはウクライナ侵略が続いている現状を指すのは明白だ。当選すれば通算5期目となる。

プーチン氏は対ウクライナ戦の開始を宣言した昨年2月の演説で、ウクライナの親欧米派勢力の排除を意味する「非ナチス化」や北大西洋条約機構(NATO)加盟阻止を指す「非軍事化」を目標に掲げた。その後も「作戦は目標達成まで続ける」と繰り返してきたが、現時点で目標達成のめどは立っていない。

プーチン氏は面目にかけてもウクライナにロシアの要求を認めさせる必要に迫られており、大統領を続け、引き続き軍の指揮をとる意思を示したとみられる。ウクライナ軍の反攻が停滞し、占領地域を奪還されて自身の威信に傷がつく恐れが減退したことも、出馬表明を後押しした可能性がある。

ロシアは次期大統領選の投票を昨年9月に一方的に併合を宣言したウクライナ東・南部4州でも行うとしてきた。プーチン氏の勝利を併合の「正当性」をアピールする材料にも使う見通しだ。

2253OS5:2023/12/12(火) 08:52:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ccf4937deb9ad7acc5127ef320295108d4ff7d4
ポーランド下院、トゥスク元首相を新首相に選出 親EU路線に転換へ
12/12(火) 8:12配信


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産経新聞
【ロンドン=黒瀬悦成】ポーランド下院は11日、先の総選挙で過半数を獲得した野党勢力を率いるトゥスク元首相を新首相に選出した。トゥスク氏は組閣に着手し、早ければ13日にも同氏を首班とする連立政権が発足する。8年間にわたり強権政治を展開してきた保守系の「法と正義」(PiS)は野党に転落する。

10月15日実施の総選挙では、PiSが第1党となったものの過半数に届かなかった。ドゥダ大統領はPiSのモラウィエツキ首相に組閣を要請し、11月27日に新政権が樹立された。

だが、PiSと連立を組む政党は現れず、野党勢力はこの日、トゥスク氏を首相に選ぶのに先立って内閣信任投票を否決した。

トゥスク氏率いる「市民プラットフォーム」を基盤とする中道の野党連合「市民連立」は総選挙で第2党となり、中道連合の「第3の道」、「新左派」と合わせて過半数を確保。野党勢力は先月10日、連立政権を樹立する方針で正式合意していた。

トゥスク氏は2007〜14年にポーランド首相を経て、14〜19年に欧州連合(EU)大統領を務めた。同氏は、EUと対立してきたPiS政権の政策を転換し、EUとの協調路線を進める。

野党勢力は具体的な政策協定も締結し、エネルギー政策について従来の石炭火力重視を転換し、2030年までに全体の最大70%を風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーに切り替えるとしている。

野党勢力はまた、PiS政権下での厳格な人工妊娠中絶の規制といった社会政策を見直す方針だ。

また、PiS政権下で悪化したウクライナとの関係を修復し、ロシアに侵略されたウクライナに対する軍事・経済支援の強化に向けて欧州諸国と足並みをそろえていく見通しだ。

2254OS5:2023/12/18(月) 09:47:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/67db690559847082d6b9192c56cb140ab36bbc06
中道右派与党が勝利 野党結集及ばず セルビア議会選
12/18(月) 7:48配信

時事通信
 旧ユーゴスラビア構成国セルビアの国民議会(一院制、定員250)選挙が17日に投開票され、中道右派セルビア進歩党を中心とした連立与党が過半数を獲得する見通しとなった。

 5月に相次いで起きた銃乱射事件を受けて政府への批判が高まり、野党は「暴力への反対」を掲げて結集し不満の受け皿を目指したが、及ばなかった。

 出口調査に基づく現地からの報道によると、進歩党の得票率は単独で5割近く。野党連合は2割強だった。AFP通信によれば、進歩党のブチッチ大統領は記者団に「われわれは過半数を獲得する」と勝利に自信を示した。

2255OS5:2023/12/18(月) 18:06:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cbef9a091fd19063c6e53e334297422b7f90f43
ロシア与党、全会一致でプーチン氏推薦 「無所属」で大統領選に
12/18(月) 13:33配信
時事通信
17日、モスクワで開かれたロシアの政権与党「統一ロシア」党大会で演説するプーチン大統領(AFP時事)

 ロシアの政権与党「統一ロシア」は17日、モスクワで党大会を開き、来年3月の大統領選でプーチン大統領を推薦することを全会一致で決めた。


 プーチン氏は今月8日、通算5選を目指して出馬すると宣言。ウクライナ侵攻の中で圧勝が確実な「無風選挙」で、形式的な手続きが着々と進んでいる。党派を問わず国民の支持を集めるため、これまでと同様「無所属」で選挙に臨む。

 プーチン氏は演説で「ロシアが今後も主権を持った自主独立の大国であり続けるか、あるいは全く存在しなくなるかのどちらかだということを、決して忘れてはならない」と指摘。侵攻で激化した西側諸国との対立が、自国の存亡を懸けたものだと主張した。

 また「一部の国のように、ソーセージ(経済面の利益)と引き換えに主権を放棄して他国の衛星国になることはできない」と強調。西側諸国による制裁が続く中、自立した経済を目指す考えを表明した。

 大統領選は今月上旬、上院と中央選管が期日を決定したことを受けて選挙運動がスタート。統一ロシアに続いて政権に従順な「体制内野党」も、民主的選挙を演出する目的で候補を擁立するなどの対応を月内に確定する見通しだ。

 プーチン氏の推薦人団体は16日、モスクワのコンサートホールで会合を開き、同氏の無所属での立候補を支持すると全会一致で決定。推薦人には、ペスコフ大統領報道官の妻でフィギュアスケート・アイスダンス金メダリストのタチアナ・ナフカ氏らが名を連ねた。会合では、政権が重用する人気歌手シャマンさんを中心に国歌斉唱が行われた。

2256OS5:2023/12/19(火) 08:48:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b524bcc0d80db63ae9bf67eccdb42fb4b0124167
対立候補選び大詰め プーチン氏「無風」も競争不可欠 ロシア大統領選まで3カ月
12/19(火) 7:05配信

時事通信
ロシアのプーチン大統領=17日、モスクワ(AFP時事)

 ウクライナ侵攻を続けるロシアで、来年3月に行われる大統領選まで3カ月を切った。

 プーチン大統領(71)は今月8日に通算5選出馬を宣言し、18日に中央選管に正式に届け出た。事実上の無風選挙で「いかに圧勝するか」が焦点。それでも政権の正統性を主張するには形式的でも「競争」が不可欠で、対立候補の選定が大詰めを迎えている。


 ◇今回も無所属で
 「万歳」。16日に開かれた推薦人団体の会合で、プーチン氏の出馬が全会一致で支持されると、会場に歓声が響いた。政権与党「統一ロシア」は17日に推薦を決めた。

 西側諸国から「権威主義的」「独裁者」と批判されるプーチン氏にとって、得票数で「民意」を示すのが至上命令。それには対立候補との競争を演出して、投票率を引き上げる必要がある。さらに、超党派の支持を集めるため、今回も無所属で出馬する。

 ◇50歳未満は不可
 一方、圧勝へのお膳立ても抜かりない。独立系メディア「メドゥーザ」は8月、大統領府が対立候補の条件を「50歳以上」に設定したと報道。「プーチン氏が年寄りに見えないように」という配慮だ。

 プーチン氏が最初に大統領になったのは47歳。当時は若さが「売り」の一つだった。政権を批判してきた反体制派指導者ナワリヌイ氏(47)は、2018年の前回大統領選で立候補を却下され、今や獄中にあるが、年齢でも出馬の道を閉ざされることになる。

 ◇民主的とアピール
 13日付の経済紙ベドモスチは、政権に従う「体制内野党」の候補が固まりつつあると報道。最大野党・共産党は20年前に出馬したハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長(75)、極右・自由民主党は党首のスルツキー下院外交委員長(55)を月内の党大会で擁立する見通しという。

 左派「公正ロシア」は前回と同様、独自候補を立てずプーチン氏を推薦する方針だ。

 「対立候補と競い、国内法に合致する形で行われなければならない。内政干渉も阻止する」。プーチン氏は15日、体制内野党の幹部らと会談。ナワリヌイ氏ら反体制派弾圧で国際社会の批判を浴びる中でも「民主的な選挙」をアピールした。

2257OS5:2023/12/22(金) 09:48:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/284946fd6edba0548e66210e90d3073feed85745
ロシアで卵の価格が急騰、ばら売りに市民が行列…プーチン大統領が「政府の失敗」認め謝罪
12/22(金) 9:29配信

読売新聞オンライン
スーパーで卵を買い求める女性(13日、ロシア・サンクトペテルブルクで)=ロイター

 ロシアで鶏卵の価格が急騰し、プーチン政権が価格の沈静化に躍起になっている。鶏卵価格を巡っては、プーチン大統領が今月14日の国民との「テレビ対話」で「政府の失敗」を認めて陳謝したばかりだ。露政府は国民の不満がプーチン氏本人に向かわぬようにトルコなど周辺国から卵の輸入を増やすなど対応に追われている。

 独立系メディア「メドゥーザ」によると、今年11月の卵の全国平均価格は、前年同月比で40・3%値上がりした。地方都市では、卵が1個ずつばら売りされ、市民が行列を作っている。ロシアのウクライナ侵略に伴う米欧の経済制裁で家禽(かきん)用飼料の仕入れ先が限定され、生産コストが上昇したという。

 タス通信によると、露政府はトルコやアゼルバイジャンから輸入を拡大し、卵の輸入関税を半年間、ゼロにする措置を取ることを決めた。露当局は、一部の鶏卵業者が価格をつり上げるカルテルを結んだ疑惑があるとして捜査も開始しており、鶏卵業者に責任を転嫁する姿勢もにじむ。

2258OS5:2023/12/24(日) 19:22:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/686d4a205265829805c211e60b89fbf49ee4a430
シングルマザーの大統領選立候補を拒否、プーチン政権が支持の広がり危惧との見方
12/24(日) 17:15配信
読売新聞オンライン
エカテリーナ・ドゥンツォワ氏=ロイター

 ロシアの中央選挙管理委員会は23日、来年3月のロシア大統領選への出馬を目指していた無所属の女性候補エカテリーナ・ドゥンツォワ氏(40)の立候補届け出の受理を拒否した。ドゥンツォワ氏がSNSで明らかにした。

 AP通信によると、書類に人名の誤字など100以上の不備があったことが理由だという。ジャーナリストで子供3人を育てるシングルマザーのドゥンツォワ氏は「平和で友好的なロシア」の実現を訴えており、ウクライナ侵略に批判的な動員兵の母親や妻らの間で支持が広がることをプーチン政権が危惧したとの見方がある。

 ドゥンツォワ氏は中央選管の決定を不服として、最高裁に異議を申し立てる予定だ。リベラル系野党のヤブロコに対し、公認候補としての支援を要請するという。ただ、独立系メディア「メドゥーザ」によると、ヤブロコは今回の大統領選に候補者を擁立しない方針を示している。

 一方、タス通信によると、プーチン大統領の体制を容認する「体制内野党」で最大野党の共産党は23日、ニコライ・ハリトノフ下院議員(75)を候補に選出した。ハリトノフ氏は、選挙戦でプーチン氏の批判をしないと明言している。左派系野党「公正ロシア」は同日の党大会で、無所属で出馬するプーチン氏への支持を決めた。

 中央選管によると、23日までに29人が大統領選への立候補を届け出た。

2259OS5:2023/12/26(火) 16:34:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/88fbced9f9c0e3981d6d51ba55c49ef3a55ad9bf
セルビア首都でデモ、市議会に突入図る 「盗まれた」選挙に抗議
12/26(火) 15:36配信
(CNN) 東欧セルビアの首都ベオグラードで24日、数千人が集結する反政府デモが起きた。先に行われた総選挙の無効を求めている。国際的な監視団体はこの選挙を「不公正」なものとみなしていた。


デモ参加者らはベオグラードの市議会に入ろうと、旗棒や岩で建物の窓を破壊した。しかし暴徒鎮圧用シールドと催涙ガスを使用した警官隊がこれを撃退した。地元のCNN提携局N1が報じた。

N1によると、24日に発生したデモでは少なくとも35人が逮捕された。議会選と地方選の後、抗議デモは6日間連続で発生していた。

与党・セルビア進歩党は47%の得票率を記録し、解散総選挙に踏み切ったブチッチ大統領は10年に及ぶ自身の権力支配を強化した。セルビアは欧州連合(EU)加盟を目指す一方、ロシアとの緊密な結びつきを維持している。

国際的な監視団体によれば、今回の選挙は「不公正な状況」で行われた。具体的にはメディアの偏向、ブチッチ氏の不適切な影響力、そして「票の買収を含む有権者への威嚇と圧力」があったという。

中道左派の野党連合のメンバーも24日のデモに複数参加し、ブチッチ氏が選挙を盗んだと非難。結果を無効とするよう訴えた。

デモに呼応する形で行った24日夜の演説で、ブチッチ氏はセルビア国民に心配しないよう呼びかけた。「革命が起きることはない」というのがその理由だった。

またデモ参加者の誰も傷つけることのないよう、穏やかに対応していることを示唆した。セルビア国内のメディアが伝えた。

クレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官は25日、記者団の取材に答え、ベオグラードでの抗議デモは外国勢力により引き起こされているとの見方を示した。セルビアの不安定化が目的だとしたが、外国勢力を特定はせず、関与の証拠も示さなかった。

プーチン大統領は25日、ブチッチ氏に祝福のメッセージを送った。内容はセルビア国民の「平和と繁栄」を願うものとなっている。

2260OS5:2023/12/27(水) 23:43:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/adc0b4006c710534b315ed354f447610503a57cf
アルメニア・アゼルバイジャン首脳が会談 9月のナゴルノ紛争後初
12/27(水) 19:50配信


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時事通信
26日、ロシア・サンクトペテルブルクで、独立国家共同体(CIS)非公式首脳会議に参加したアルメニアのパシニャン首相(右)とアゼルバイジャンのアリエフ大統領(AFP時事)

 ロシア北西部サンクトペテルブルクで、独立国家共同体(CIS)非公式首脳会議に参加したアルメニアのパシニャン首相とアゼルバイジャンのアリエフ大統領が26日、個別に会談した。

 アゼルバイジャンが9月に係争地ナゴルノカラバフで軍事作戦を実施し、アルメニア系勢力が事実上降伏して以降、両首脳が会うのは初めて。

 インタファクス通信によると、アルメニア高官は「(アゼルバイジャン側と)和平に関する問題を協議した」と説明した。ロシアは会談の場所と機会の提供を通じて仲介した形で、同国のペスコフ大統領報道官は「(両首脳は)和平交渉の最終段階、平和条約の調整に向けて完全に用意ができている」と述べ、緊張緩和を歓迎した。

2261とはずがたり:2024/01/06(土) 20:03:39
ナワリヌイ氏、西シベリアの刑務所で見つかる 盟友「メールもない」
https://www.asahi.com/articles/ASRDT7QNSRDTUHBI02C.html?ref=tw_asahi
ウクライナ情勢
2023年12月25日 23時20分

 所在不明だったロシアの反政権派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が、ロシア西シベリア北部のヤマロ・ネネツ自治管区にある刑務所に収容されていることが25日わかった。ナワリヌイ氏の広報担当者がSNSで明らかにした。ナワリヌイ氏は12月6日から所在不明となり、同氏の弁護団が行方を捜していた。

 広報担当者はX(旧ツイッター)に「我々はナワリヌイ氏を見つけた。ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所にいる。今日、弁護士が彼と会った。アレクセイは元気だ」と投稿した。

 同自治管区は一部が北極圏に含まれる極寒地。ナワリヌイ氏の盟友のイワン・ジュダーノフ氏はXで「永久凍土の地域にある厳しい環境で、たどり着くのも難しい。受刑者向けのメールシステムもない」と投稿した。やはり盟友のレオニード・ボルコフ氏も「世界からの最大レベルの孤立だ」とした。

 ナワリヌイ氏はモスクワ東方の刑務所に収容されていたが、弁護士が面会を拒まれた後、所在が不明に。今年8月に「過激派組織の創設」などの罪で禁錮19年の判決を受け、より管理の厳しい刑務所に移されるとみられていた。

2262OS5:2024/01/22(月) 07:43:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/aca97dd669c7555e67ce73b161173f947d9ffca9
共産党、大統領選で存在感 戦争協力、政権に「従順」 レーニン没後100年・ロシア
1/22(月) 7:02配信

時事通信
21日、モスクワ「赤の広場」で、死去100年を迎えたレーニンの肖像(右)を掲げて献花式に臨む共産党支持者(AFP時事)

 ロシア革命を率いた旧ソ連最初の指導者レーニンが死去して21日で100年を迎えた。

 ソ連崩壊前に共産党一党独裁は消え、後継のロシア共産党は現在、政権に従順な最大の「体制内野党」に甘んじている。ただ、政権与党「統一ロシア」などの支持を受けたプーチン大統領の圧勝が確実視される今年3月の大統領選で独自候補を擁立するなど、一定の組織力と存在感を残している。

 ◇次点に警戒心
 「永久保存」処置が施されて1世紀となる遺体が安置されている、モスクワ「赤の広場」のレーニン廟(びょう)。共産党は節目の21日に献花を実施。これに先立つ声明で「レーニンの思想は不滅」「大義は生き続ける」と訴えた。

 党は今でこそプーチン政権を支え、ウクライナ侵攻は「勝つか負けるか」(ジュガーノフ委員長)が重要だと戦争協力している。しかし、1990年代は下院第1党としてエリツィン政権を脅かし、96年大統領選はジュガーノフ氏が次点の大接戦となった。

 今回出馬したハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長は、2004年大統領選で次点の候補。昨年12月の党大会で「少なくとも2位を目指す」と述べる一方、プーチン氏に勝つ意気込みかどうかをメディアに問われると「何とも言えない」と言葉を濁した。

 共産党はおおむね従順とはいえ、18年に年金改革反対の論陣を張るなど、いつ政権に歯向かうかは分からない。無所属候補として超党派で臨むプーチン氏の圧勝が予想される次期大統領選での得票数は、党勢を示す指標となる。独立系メディアは最近、選挙のコントロールを画策する政権が、2位の座を共産党ではなく極右・自由民主党の候補に与えたい意向と報道。共産党への警戒心が残ることをうかがわせた。

 ◇プーチン氏からは低評価
 「ロシア1000年の歴史で最も傑出した政治家・国家指導者の一人」。現地メディアは没後100年に際し、レーニンをこう描写した。政府系の世論調査でも「レーニンについて知らない」という回答は2%にすぎず、世代や党派を超えて評価されている。

 プーチン氏の祖父は、レーニンが最晩年に過ごしたモスクワ郊外の別荘で料理人を務めていたとされる。プーチン氏とレーニンのつながりを示す逸話が語られるのは、ロシア国民の「レーニン人気」を反映してのことだ。

 だが、欧米諸国から「ソ連復活をもくろんでいる」と指摘されることもあるプーチン氏自身のレーニンへの評価は低い。22年のウクライナ侵攻直前の演説では「レーニンがウクライナをつくった」と主張した。ウクライナは旧ロシア帝国の一部だったが、旧ソ連内で共和国の地位を得て、崩壊によって独立したという歴史観を展開。「ロシア固有の領土」だとして侵攻を正当化した経緯がある。

2263OS5:2024/01/29(月) 20:17:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee6c8242c8a3846de576195b2c4f52473c2b00fd
ロシア大統領選挙で唯一の反戦派「候補」、反プーチン支持集める…氷点下8度の中で署名の列
1/29(月) 17:48配信


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読売新聞オンライン
ナデジュジン氏=AP

 3月のロシア大統領選の立候補予定者で唯一ウクライナ侵略に反対する元下院議員ボリス・ナデジュジン氏(60)が、反政権派の支持をじわりと集めている。通算5選が確実視されるプーチン大統領の批判票の受け皿に押し上げようと、出馬に必要となる署名に訪れた人々の行列が連日各地にできた。露当局が出馬を認めるかどうかが焦点になる。

 ナデジュジン氏は中道右派政党「市民イニシアチブ」から擁立された。ウクライナ侵略は「致命的な誤りで破滅的な決定だ」と訴える。プーチン政権を批判し、2015年に暗殺されたボリス・ネムツォフ元第1副首相の顧問を務めていた。

氷点下に冷え込むモスクワで、反戦を訴えるナデジュジン氏の出馬を実現させようと署名する人々(22日)

 22日昼過ぎ、氷点下8度のモスクワ中心部。ナデジュジン氏の事務所前では約50人が行列をつくり、署名を待っていた。大学生のクリスティーナさん(20)とマリアさん(20)は「他に投票したい候補がいない」と危機感を抱いたという。

 ロシアではウクライナ侵略に関する抗議活動が原則禁じられ、露軍への批判も非合法化されている。署名は事実上「反戦リスト」になり、当局に報復される恐れがある。しかし、クリスティーナさんは「自分の声を届け、現状を変えたい」と語った。

 独立系世論調査機関レバダ・センターの昨年11月調査では、ウクライナ侵略を「支持する」との回答が74%を占めた。プーチン政権は侵略開始後、言論統制を強めており、ロシア社会で反戦を公言するのは容易ではない。

 それでも署名の輪が広がり、ナデジュジン氏の陣営は26日、約20万人の署名を集めたと発表した。出馬には10万人を上回るなど条件を満たした署名が必要で、1月末が提出期限となっている。中央選挙管理委員会が署名の有効性を検証し、出馬の可否を決める。

 大統領選は3月15〜17日の3日間、投票が行われる。プーチン氏は高い投票率の下で圧勝し、ウクライナ侵略への「国民の信任」をアピールしたい考えとみられる。投票率アップには一定の対抗馬が必要だが、ナデジュジン氏の出馬で反戦世論が極度に高まる事態もプーチン氏は容認できない。脅威と映れば、露当局が書類の不備などを理由に出馬を認めない可能性がささやかれる。
 年金生活者のウラジーミルさん(71)も、ナデジュジン氏の出馬に署名した。貧困にあえぎ、やむなく軍に志願して前線に向かった知人がいるという。「仮にナデジュジンが不出馬でも投票に行く。誰かが私の名前でプーチンに入れないよう無効票にする」と話した。

 プーチン氏批判の急先鋒(せんぽう)で収監中の反政権指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏らもナデジュジン氏を支援する。英紙フィナンシャル・タイムズは「ほとんどの反戦運動家が投獄されるか、亡命するか、死亡した。残された選択肢がナデジュジン氏だ」と指摘した。

2264OS5:2024/01/29(月) 23:14:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a76c66aaed3a1ada89e1ed8f0d05114bc2f1dbe
ウクライナ、武器調達を巡る59億円の汚職摘発 EU加盟に向け対策強化中
1/29(月) 10:50配信
ウクライナの情報機関である保安局(SBU)は1月28日、同国軍による総額約4000万ドル(59億円)相当の武器購入において汚職を摘発したと発表した。同国が目指している欧州連合(EU)加盟交渉には、汚職対策の強化など広範な法的・経済的基準を満たす必要がある。

ウクライナ保安局(SBU)は、武器購入を巡る汚職を摘発したと発表。その規模は約59億円だという。
SBUによると、国防省の現・元高官や武器製造会社が関与していた。
汚職は2022年8月、ロシアによる侵攻が始まってわずか半年の間に、武器製造会社リビウ・アーセナルとの迫撃砲弾10万発の契約で行われていた。資金は前払いで支払われ、一部は海外に送金されたが、武器は届かなかった。
声明によれば、5人が法的手続きの第1段階「嫌疑通知」を受け、容疑者の1人は国外へ出ようとして拘束された。
発表は28日に行われた。ロシアの侵攻を受け、疲れ切っているウクライナ国内からの反響は必至だ。
同国が望むEU加盟交渉や米国からの資金援助においては、汚職のまん延が問題視されている。
軍内部の腐敗は、ウクライナでは特に微妙な問題だ。昨年は、国防省の食料調達を巡る汚職疑惑で、レズニコフ国防相が監督責任を問われて解任された。

2265OS5:2024/02/01(木) 08:06:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/09e13ab424fdf9bfb2335c9a7b6de13ebaea2105
ゼレンスキー大統領、国民からの信頼厚い軍総司令官を解任か…後任の候補の陸軍司令官らは固辞
1/31(水) 10:54配信
読売新聞オンライン
ザルジニー総司令官=ロイター

 英紙フィナンシャル・タイムズと英BBCロシア語版などは30日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、軍制服組トップのワレリー・ザルジニー総司令官に別なポストを提示し、総司令官を解任する方針を直接伝達したと報じた。両氏はこれまでも不協和音が伝えられてきた。ザルジニー氏は代替ポストへの転出を拒否したとされており、曲折する可能性がある。

【写真】ウクライナのウメロフ国防相

 報道によると、ゼレンスキー氏は29日、ルステム・ウメロフ国防相を交えてザルジニー氏と会談し、解任する方針を伝えた。国防関連の顧問などへの就任を打診したという。ザルジニー氏の解任について、大統領府や国防省は発表していない。解任に伴う大統領令も出していない。

 後任には、国防省のキリロ・ブダノフ情報総局長やオレクサンドル・シルスキー陸軍司令官らが取りざたされているが、いずれも固辞しているという。

 ザルジニー氏は2021年7月に軍総司令官に就任し、翌22年2月に始まったロシアのウクライナ侵略への抵抗を指揮してきた。昨年12月の世論調査では、ザルジニー氏を信頼するとの回答が88%で、ゼレンスキー氏(62%)を上回るなど人気が高い。

2266OS5:2024/02/07(水) 16:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ea44a0d443c5116bbc76198d7e441ad9b8d55de
ウクライナ、敵に「国民の誇り」塩奪われる…露が岩塩鉱占領で輸出国から輸入国に
2/7(水) 7:00配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 【ヨハネスブルク=笹子美奈子】ロシアの侵略を受けるウクライナが、塩の純輸出国から輸入国に転落した。欧州有数の岩塩鉱がある東部ドネツク州の激戦地バフムト近郊ソレダルをロシア軍に占領されたためで、アフリカから安価な塩の輸入を始めた。塩の純輸入国だったロシアは生産量が増えたが、敵に塩を送る気配はなさそうだ。

 ウクライナはロシアによる侵略まで塩の純輸出国で、20か国以上に輸出していた。欧州最大級の製塩所があるソレダルの塩は、国内生産の90%以上を占めていた。ウクライナ国営通信などによると、ソレダル占領で製塩所が生産停止に陥り、西部ザカルパッチャ州の塩鉱床の開発を始めた。

 しかし、地質上の問題や財政難などで、運搬用のトンネル建設が頓挫。本格的な稼働には至らず、工事完了まであと1年かかる見込みだという。同州知事が昨年12月、地元メディアに明らかにしたところでは、ソレダルの生産停止後、ポーランドから一時輸入したが割高で、低価格なアフリカ産の輸入に切り替えた。ボルシチなどのスープが食卓に並ぶウクライナでは、味の決め手となる塩へのこだわりが強いという。米紙ニューヨーク・タイムズはソレダルについて「ウクライナ国民の誇りで、食卓の象徴の喪失」と伝えている。

 タス通信によると、ロシアの2023年の塩の生産量は前年比10・5%増で国内市場をまかなえる量となり、中国などの友好国への輸出を増やしたという。

2267OS5:2024/02/08(木) 09:06:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/55116ebf0ab82816f001e1a12e06c6b29c47b789
アゼルバイジャンで前倒し大統領選で現職アリエフ氏が「圧勝」で5選果たす
2/8(木) 8:48配信

産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国、アゼルバイジャンで7日、前倒し大統領選(任期7年)が行われた。タス通信によると、同国中央選管は7日夜、開票率約54%の時点で現職のアリエフ大統領(62)が約92%の票を獲得したとする暫定開票結果を発表。アリエフ氏が圧勝で5選を確実とした。発表された投票率は約77%だった。

大統領選にはアリエフ氏を含む計7人が出馬。アリエフ氏を除く6人の得票率はいずれも1〜2%程度にとどまった。

2003年から同国大統領を務めるアリエフ氏は昨年12月、本来は来年10月に予定された大統領選を前倒しで実施することを発表。隣国アルメニアとの長年の係争地「ナゴルノカラバフ自治州」を昨年秋に奪還し、国民からの支持が高まった中で再選を果たすことで、自身の政治基盤を盤石にする思惑が指摘された。

アゼルバイジャンは昨年9月、国際法上は同国領であるナゴルノカラバフ自治州で軍事作戦を行い、自治州の主要部を実効支配してきたアルメニア系住民の行政府「ナゴルノカラバフ共和国」に勝利。「共和国」を解散に追い込み、自治州の支配権を回復した。

2268OS5:2024/02/09(金) 22:49:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddbb7d51f649e90b90ebf51472cc3980c48f2411
ゼレンスキー氏、軍司令官を解任 笑顔の写真添え「円満」アピールも
2/9(金) 1:45配信

朝日新聞デジタル
ウクライナのゼレンスキー大統領が2024年2月8日、SNSに投稿したザルジニー司令官と握手する写真=ゼレンスキー氏のSNS投稿から

 ウクライナのゼレンスキー大統領は8日夜、ウクライナ軍トップのザルジニー司令官と面会したとSNSで発表した。「ザルジニー司令官に、我々のチームの一員として残ってくれることを提案した」と記し、司令官としては解任を決めたことを示唆した。

 ゼレンスキー氏は、ロシアによるウクライナへの全面侵攻が続いた2年間のザルジニー氏の働きについて謝意を伝えたと投稿。その上で「私たちは、ウクライナ軍が必要としている刷新や、誰が新たな指導部の一員になるかを話し合った。そうした刷新の時はいまだ」と書き込んだ。

 2人は昨年11月、戦況をめぐって対立が表面化。さらに最大50万人とされる追加動員についても意見の不一致が伝えられていた。

 投稿では、ザルジニー氏が提案された具体的な役職や、受諾したかについては触れられていない。ただ、ピースサインをするザルジニー氏と笑顔で握手する画像を添えており、「円満交代」をアピールした。(キーウ=藤原学思)

朝日新聞社

2269OS5:2024/02/10(土) 14:18:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/bda544c61c87d87c5c753a165fb6a54e9aa813b0
ウクライナ、結束にほころび 軍総司令官解任「ロシア利する」 権力闘争の指摘も
2/10(土) 7:15配信

時事通信
ウクライナのゼレンスキー大統領=1月22日、キーウ(キエフ)(EPA時事)

 【キーウ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、軍トップのザルジニー総司令官を解任した。

【写真】ウクライナ軍総司令官を解任されたザルジニー氏

 長らく続いていた政権と軍トップの反目に終止符を打った形だが、ロシアの軍事侵攻から間もなく2年となる中、ウクライナが誇る結束にほころびが生じつつある実態を露呈した。一部の国民や将兵が解任に反発するのは必至で、「ロシアを利するだけだ」と危惧する声も出ている。

 ◇不信が噴出
 「兵士を増員できないウクライナの国家機関と比べ、ロシアは追加動員で大きな優位性を謳歌(おうか)している」。ザルジニー氏は米CNNテレビ(電子版)に1日掲載された寄稿で、追加動員に後ろ向きな政権をこう批判した。

 ゼレンスキー氏は昨年12月、軍指導部から最大50万人の追加動員を提案されたが、支持しなかったと述べた。ザルジニー氏は「具体的数字を示して要請したことはない」とこれに反論。国民の不評を買う追加動員を巡り、責任の押し付け合いを演じた。

 両者の確執はかなり前から水面下で続いていたとされる。ゼレンスキー氏は特に、国民の人気が高いザルジニー氏の政治的野心を警戒していた。昨年6月に始めた反転攻勢が大きな成果を生まず、戦況が行き詰まったことで、蓄積した互いへの不信が噴き出たもようだ。

 ◇後任は「旧ソ連型」
 ゼレンスキー氏は8日の国民向け演説で「残念ながら、地上戦では目標達成に失敗した」と説明。その上で「南部戦線での停滞感や東部ドネツク州での苦戦が国民の士気に影響を与えている」として、軍首脳部の刷新が必要だと理解を求めた。

 ただ、こうした主張とは裏腹に、ロシアへの抵抗を指揮してきたザルジニー氏の退場により、国民や将兵の間に不安が広がる恐れがある。報道によれば、後任のシルスキー陸軍司令官は、ロシア軍の猛攻の末に制圧された東部バフムトの死守を主張し、多くの兵士を失った。兵士の間では「旧ソ連型の司令官」として人望がないとされる。

 ゼレンスキー氏は、解任は政局の問題ではないとも強調した。だが、次世代の政治家育成などを掲げるウクライナのNGO「国益擁護ネットワーク・ANTS」の共同創設者ワシル・セヒン氏は「ロシア侵攻当初は国全体が団結していたが、2年がたち、一部の政治家が権力争いに興じ始めた」と指摘。「不和が表面化し、大統領府への権力集中も進んでいる」と懸念を口にした。

2270OS5:2024/02/14(水) 21:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/a68d49e513379869371aff024af7073d0677c34a
書類の国名変更間に合わず、65万人が法的に中ぶらりんに 北マケドニア
2/14(水) 18:22配信

AFP=時事
きりに覆われた北マケドニアの首都スコピエの丘(2023年1月2日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】北マケドニアで13日、政府の不手際により、国名変更に伴う運転免許証など公的書類の変更手続きが間に合わず、市民約65万人が法的にあいまいな状態に陥った。

 北マケドニアは27年間、国名として使っていた「マケドニア」が自国の地域名だと主張してきた隣国ギリシャと対立していたが、2018年に国名を「北マケドニア」に変更することでギリシャと合意が成立した。

 運転免許証やパスポートなど公的な書類に記載されている旧国名「マケドニア」の有効期限は12日までとされていた。

 移行期間は長期にわたったものの、手続きは途中で何度も中止された。官僚主義的な制度と相まって、数万件の申請を処理する能力がなかったとみられ、政府機関には長蛇の列ができた。

 当局は今週、急いで期限延長を約束したが、旧国名の書類が国外で使えるかどうかは明らかにしていない。

 だが、タラト・ジャフェリ(Talat Xhaferi)暫定首相は、事態を重大視しない様子を見せ、13日の発表では「65万人全員がきょう外国に行く必要がないことを期待している」と述べた。

 ソーシャルメディアでは、政府の対応に対する不満が広がっている。あるユーザーはX(旧ツイッター)に、「政府は『そんな重要でない』ことなんて気にしていない」と書き込んだ。【翻訳編集】 AFPBB News

2271OS5:2024/02/16(金) 09:37:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/23214fff67bd1d953b67c572ac71e152da658cf8
プーチン氏、5選確実 長期政権で侵攻続行 ロシア大統領選まで1カ月
2/16(金) 7:05配信
時事通信
ロシアのプーチン大統領=14日、モスクワ(EPA時事)

 3月15日から3日間投票されるロシア大統領選が1カ月後に迫った。

 リベラル派を弾圧し、政権批判の芽を摘んだプーチン大統領(71)の通算5選は確実。2020年の憲法改正で任期がリセットされ、さらに2期12年の続投も可能だ。プーチン氏は、長期政権に道を開いた上で、ウクライナ侵攻を継続する構えだ。


 「投票用紙に掲載されるのは4人」。中央選管のパムフィロワ委員長は今月8日、唯一反戦を唱える独立系のナジェジディン元下院議員(60)の出馬は認められないと発表。ナジェジディン氏を除く4人の候補者の名前を記した投票用紙のデザインが翌日、公表された。

 プーチン氏以外に出馬を容認されたのは、最大野党・共産党のハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長(75)▽極右・自由民主党党首のスルツキー下院外交委員長(56)▽政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(39)―の3人。各党とも政権に従順な「体制内野党」と呼ばれ、プーチン氏の脅威になり得ない。

 プーチン氏は過去と同様、候補者討論会への不参加を決めた。ペスコフ大統領報道官は13日、「現職大統領は非常に多忙だ」と理由を説明し、「国民はプーチン氏の発言を毎日聞いている」と付け加えた。公務を伝える国営テレビの報道などで十分で、他候補と対等の立場で論戦を交わす必要はないと示唆した形だ。

 4人という候補者数は、メドベージェフ前大統領が当選した08年大統領選と並んで「過去最少」となる。ナジェジディン氏をはじめとする独立系は排除され、戦争に反対する声なき声はかき消された。リベラル票は行き場を失っている。

 18年の前回選挙で出馬を認められなかった反体制派指導者ナワリヌイ氏は、禁錮19年の判決を受けて収監中。有権者に対し、ボイコットせず、プーチン氏以外の候補に投票するようSNSで呼び掛けている。しかし、効果は限定的とみられ、逆に政権が目指す投票率アップに寄与しかねないというジレンマを抱える。

2272OS5:2024/02/18(日) 09:42:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/efce258a7ec1419cb8a44ed88bedbde323fc942d
政治生命、ロシアに懸ける 毒殺未遂・獄死のナワリヌイ氏 プーチン政権批判でカリスマ
2/18(日) 0:30配信

時事通信
ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏=2012年5月、モスクワ

 ロシア極北で獄死した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏は、通算3、4期目のプーチン政権批判の急先鋒(せんぽう)だった。


 2020年の毒殺未遂後、療養先ドイツにとどまるとみられたが、政治生命を懸け、拘束されると分かっていてあえて21年に帰国。「勇気、忍耐力、楽観主義」(人権団体)から一目置かれ、一定のカリスマを誇った。

 ◇虎の尾踏む
 プーチン大統領が首相から返り咲く12年、モスクワで大規模デモが吹き荒れた。クレムリン(大統領府)に近い会場に身長190センチ弱の男が姿を見せると、参加者は「ナワリヌイ氏だ」と声を弾ませた。

 ブロガーとして政権与党「統一ロシア」を「詐欺師と泥棒の党」と糾弾し、閉塞(へいそく)を感じる都市部の中間層から喝采を浴びた。既存メディアではなく、SNSを通じた情報発信は新しかった。反汚職を看板とした人気は「ポピュリスト」のそれだったと言える。

 13年モスクワ市長選に出馬を許され、クレムリンは国民の不満の「ガス抜き」に利用していたほど。しかし、批判の矛先を政権与党からプーチン氏周辺に向けてエスカレートさせ、虎の尾を踏む形となった。

 ロシアが14年にウクライナに軍事介入し、南部クリミア半島を一方的に「併合」すると、反戦がテーマの一つに。15年、戦争反対を唱えた盟友のネムツォフ元第1副首相が凶弾に倒れた。ナワリヌイ氏は暗殺現場を訪れたり、追悼デモを先導したりした。

 22年にウクライナへの本格侵攻が始まった際は既に獄中。ソ連崩壊の一因となったアフガニスタン侵攻と同じだ―。開戦直前にこう警告した上で「現実問題からロシア国民の関心をそらす」のが狙いだと主張した。

 ◇「諦めるな」と遺言
 プーチン氏が大統領1期目に就任したのは47歳。旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のスポーツマンで、若さと強さが「売り」だったが、1カ月後の大統領選で通算5選を目指す今は71歳だ。自分が失ったものを、47歳のナワリヌイ氏が持っていると感じたとしても不思議ではない。

 国際社会の非難にさらされるロシアの獄死事件は、内務省高官の巨額横領を暴露した弁護士マグニツキー氏(09年)以来。反体制派の死亡はネムツォフ氏暗殺以来で、プーチン氏は重い十字架を背負ったことになる。

 「諦めないでほしい」。ナワリヌイ氏は自身を追った22年公開の米ドキュメンタリー映画で「もし殺されたと仮定して、国民への遺言はあるか」と質問されてこう答えていた。ロシア人がこの言葉にどう反応するかが問われている。

2273OS5:2024/02/20(火) 07:19:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/722f8433c5e5c82e5c2e66309b015e22bb487155
ロシア野党、5万人規模のナワリヌイ氏追悼デモ計画 当局と衝突も
2/20(火) 6:26配信

朝日新聞デジタル
ロシア・サンクトペテルブルクで2024年2月16日、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の死去後、ソ連時代の政治弾圧の慰霊碑に置かれた花と同氏の写真=ロイター

 ロシアの中道右派政党「市民イニシアチブ」が19日、獄中で死去したロシアの反政権派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を追悼する5万人規模のデモ計画をモスクワ市に申請した。独立系メディアが伝えた。3月に予定されるデモ計画は拒否される公算が大きいが、実施されれば、同月中旬の大統領選を前に当局との衝突に発展する可能性がある。

【写真】「殺されても、あきらめないで」 ナワリヌイ氏、受賞映画で「遺言」

 デモは3月2日午後に実施される計画で、プーチン大統領の最大の政敵と呼ばれ、2015年にモスクワ中心部で射殺された野党指導者のボリス・ネムツォフ氏も追悼する。

 主催者には、書類の不備で大統領選への立候補を却下された女性ジャーナリストでリベラル系のエカテリーナ・ドゥンツォワ氏も名を連ねた。市民イニシアチブからはボリス・ナジェージュジン氏が大統領選への立候補を目指しているが、ロシア中央選管が今月、候補者登録を却下していた。

■当局「遺体の検査に14日間」

 ロシアでは反政権派への弾圧にもかかわらず、ナワリヌイ氏を追悼し、献花などをする動きが広がっている。警察も警戒を強め、人権団体OVDインフォによると、19日までに約400人が拘束された。

 モスクワ市がデモの開催申請を拒否しても、一部の支持者が強行し、当局と衝突する事態も予想される。大勢が拘束されれば、プーチン政権への批判がさらに高まることになる。

 一方、ナワリヌイ氏の報道担当者であるキラ・ヤルミシュ氏は19日、当局がナワリヌイ氏の母と弁護団に遺体の引き渡しを拒否し、「14日間、化学的な検査をする」と伝えたことをX(旧ツイッター)で明らかにした。

 ヤルミシュ氏は「殺人の痕跡を隠蔽(いんぺい)するために、ナワリヌイ氏の遺体を隠した。検査は見え透いたウソだ」と非難した。

朝日新聞社

2274OS5:2024/02/25(日) 20:52:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/079f8d067acfff6f8740b6650d38a71fef51fbf8
<ウクライナ侵攻2年>ウクライナでの「戦果」盛んにアピール プーチン氏、圧勝の5選狙う
2/23(金) 21:03配信

毎日新聞
戦略爆撃機の試乗飛行を終えた直後のロシアのプーチン大統領=露中部カザンで2月22日、スプートニク通信・ロイター

 ロシアのプーチン政権がウクライナへの軍事侵攻を始めてから24日で2年。前線ではロシアが攻勢に出る中、ウクライナは米国の軍事支援が滞るなど、苦しい状況にある。近い将来、この戦争は収束できるのか。

【写真特集】侵攻から2年 ウクライナは今

 プーチン大統領は3月半ばの露大統領選を見据え、戦果の誇示に努めている。そのさなか、政権にとって都合の良いタイミングで伝えられたのが、ウクライナ東部ドネツク州の要衝アブデーフカの制圧という「朗報」だった。

 アブデーフカは、ウクライナ軍が2014年から続いた親露派武装勢力との戦闘でも守り抜いてきた拠点だ。「抵抗の象徴」でもあったが、ウクライナ軍は今月17日に撤収を表明。プーチン氏は20日、ショイグ国防相に「疑う余地のない戦果だ」と語り、その様子を国営テレビなどが盛んに報じた。

 昨年2月に「特別軍事作戦」開始1年を迎えた当時、ロシア軍は各地の前線で苦戦を強いられており、政権は目立った行事を催さなかった。現在のプーチン氏の姿とは対照的だ。今月29日には年次教書演説が予定され、戦線での優勢を一層アピールするものとみられる。

 こうした姿からは、間近に迫る大統領選を圧倒的な得票で制したい思惑が透けて見える。今回の選挙には他に3人の立候補者がいるが、いずれも政権に協調的な「体制内野党」からの出馬。プーチン氏の通算5選が確実視されている。それでも、政権は国内での警戒感を緩めていない。

 大統領選では当初、ウクライナでの作戦継続を批判する元下院議員のナデジディン氏が立候補を目指していた。1月に候補登録へ必要な署名を集めた際には、モスクワなどで支持者らの長蛇の列ができ、異論を持つ人々の存在が可視化された。2月16日に反体制派指導者のナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で獄死すると、各地で追悼の動きが広がった。動員兵の早期帰還を訴える妻たちの活動も続く。

 政権は「危険」とみなす動きは封じる姿勢で、来る選挙を通じて体制強化を図る狙いとみられる。【モスクワ山衛守剛】

2275OS5:2024/02/25(日) 21:17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e067b1d57c63d05930fa8bbad355432f326137
ベラルーシ下院選、反政権派「茶番」 ルカシェンコ氏7選出馬へ
2/25(日) 20:41配信


時事通信
25日、ミンスクで記者団に向かって話すベラルーシのルカシェンコ大統領(左)=同国大統領府提供(AFP時事)

 旧ソ連構成国ベラルーシで25日、下院選(定数110)の投票が行われた。

 「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領の統治が1994年から30年間に及び、議会は政権の決定を承認するのみ。投獄や国外追放の形で弾圧されている反政権派は選挙に参加すらできず、「茶番」と非難している。

 ルカシェンコ氏は反政権派に反発。国営ベルタ通信によると、投票後に記者団に対し、2025年大統領選に7選出馬すると明言した。

2276OS5:2024/02/26(月) 08:19:04
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-_world_europe_S4M5W2ZBNJMUFDOBHWQY4ZNFX4.html
ウクライナ軍の戦死者「3万1000人」 ゼレンスキー大統領が異例の公表 負傷者数は「機密」
2024/02/26 01:43産経新聞

ロシアの侵略を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は25日、24日で3年目に入った露軍との戦いで、これまでにウクライナ軍の「3万1000人が戦死した」と明らかにした。25日に開かれた記者会見での発言をウクライナメディアが伝えた。

ウクライナ側が自軍の戦死者数に言及するのは、ポドリャク大統領府長官顧問が2022年12月に「約1万〜1万3000人だ」と明らかにして以来、初めてとみられる。

ゼレンスキー氏は、負傷者数は軍事機密だとした。露軍の損害については戦死者が18万人、負傷者が最大50万人だとする推計も公表。ウクライナ軍の損害の方がはるかに少ないと強調した。

2277OS5:2024/02/28(水) 09:38:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb7f9c94fcf1ecf6ae5c28a91e9a69648183445
眠らせない、懲罰房300日、100日連続でプーチン氏の演説聞かされる…ナワリヌイ氏のあまりに過酷な受刑生活 死因は最も「簡便」な病名
2/27(火) 11:02配信
47NEWS
2022年5月、収監先から映像を通じて裁判に出席したナワリヌイ氏(ロイター=共同)

 ロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏が2月16日、収監先の北極圏の刑務所で、47歳で死亡した。当局から死因について詳細な説明はなく、さまざまな臆測が流れるが、刑務所での過酷な環境が同氏の健康を損ない命を脅かしていたとの指摘が相次ぐ。ロシアの受刑者の人権問題にも厳しい目が向けられている。(共同通信=太田清)


ナワリヌイ氏が収監されていた刑務所=2023年12月、ロシア北部ヤマロ・ネネツ自治管区(ロイター=共同)

 ▽ウクライナ当局「死因は血栓症」

 焦点となっているのはナワリヌイ氏の死因。同氏は2020年8月、シベリアのトムスクからモスクワに向かう機内で体調不良を訴え、その後、ドイツの病院に移送。検査の結果、旧ソ連が化学兵器として開発した神経剤「ノビチョク」を使用した毒殺未遂だったとの疑いが強まった。

 このため、今回も暗殺だったのではとの見方もささやかれるが、国営メディア「ロシア・トゥデー」は死亡の直後、消息筋の話として死因は血栓症だと伝えた。当局はまた、刑務所を訪れた母親と弁護士に対して、死因は「突然死症候群」だと説明した。

 しかし、受刑者やその家族を支援するために設立された団体「服役するルーシ」メンバーのイワン・イワノフ氏は、人権・汚職問題を中心としたニュースを伝えるサイト「タキエ・ジェラ(ロシア語で『そういうことだ』の意)」に対し、「司法解剖もしないのに、死因を血栓症と断定することはできない。血栓症は刑務所当局にとり、最も簡便な診断だ」と主張。

モスクワでの集会に参加したナワリヌイ氏=2020年2月(ロイター=共同)

 さらに、ロシアの刑務所・拘束施設を運営する連邦刑執行庁元職員で人権活動家のアンナ・カレトニコワ氏はフェイスブックに、同庁の医師が「死因としての血栓症は(そうではないと)証明するのが難しく、どのような死亡例にも適用できる、万能で便利な病名だ」と話したことを紹介した。

 一方、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は2月25日、具体的な情報源は明らかにしなかったものの、ナワリヌイ氏の死因は血栓によるもので、自然死だったと語った。ある程度裏付けられた情報だとしている。ウクライナメディア、ウクラインスカ・プラウダが伝えた。

 ▽嫌がらせ

 ナワリヌイ氏やその弁護士の主張によると、収監された同氏は刑務所当局からさまざまな「嫌がらせ」を受けていた。

 最初に収監されたモスクワ東方ウラジーミル州の刑務所では、「逃亡の恐れのある」受刑者とされ、守衛が毎夜、1時間おきに見回りに来て顔を懐中電灯で照らし、大声で房内にいることを確認するため眠ることができなくなった。

 同氏は21年3月末、激しい背中の痛みと足の感覚のまひに襲われ、医師の受診を求めたが拒否されたためハンガーストライキを開始。健康状態は悪化し4月には、モスクワの医師ら30人超がナワリヌイ氏の受診を認めるよう求める公開書簡を発表。ようやく受診が実現した。

 23年1月にも高熱と激しいせきに苦しみ、投薬や入院を求めたが拒否され、500人近い医師らがプーチン大統領に対する公開書簡で、適切な医療提供を訴えた。同氏は結局回復したが、体重を7キロ減らすなど衰弱した。

 精神的な矯正措置も行われた。ナワリヌイ氏は23年7月、X(旧ツイッター)で、同年2月の議会でのプーチン大統領の演説を100日間連続強制的に聞かされたと語った。刑務所当局の目的は「社会に対する敬意ある態度を養成するため」だったという。

2278OS5:2024/02/28(水) 09:38:34
 ▽整然と実行された殺人

 22年6月に同じウラジーミル州にある警備態勢がより厳しい刑務所に移送された後、懲罰房に入れられることが頻発した。ナワリヌイ氏の広報担当者キーラ・ヤルムイシさんによると、その回数は計27回に及び、死亡の2日前に命じられた16日間の最後の懲罰房入りが終われば、計308日となるはずだった。

2022年1月、ナワリヌイ氏の収監に抗議して、ベルリンのロシア大使館前に設けられたロシアの懲罰房の実物大模型。中央に立つのはナワリヌイ氏の弟オレグ氏(ゲッティ=共同)

 ナワリヌイ氏側の主張によると、懲罰の対象となった「罪」はいずれも軽微なもので、これほどの回数の懲罰房入りの理由には当たらない。

 例を挙げると、「上着のボタンを留めない」「刑務所職員にきちんと自己紹介をしない」「廊下を歩く際に腕を後ろに回す規則を守らない」「同房者に猥雑な言葉で話しかけた」などの理由で、最大16日間の懲罰房入りを命じられたという。

 懲罰房は独房で十分な冷暖房もなく、特に昨年12月に移送された北極圏の刑務所では寒さが厳しかったことが想像できる。受刑者は睡眠以外は横になることを禁じられる。差し入れや面会、衣服など所持品の持ち込みは許されず、房外に出られるのは散歩のため1日1時間だけ。食事は1回10分間に制限される。「服役するルーシ」のイワノフ氏は「これは拷問に等しい」と批判する。

 ロシアの人権団体「OVDインフォ」はナワリヌイ氏の死後、「ナワリヌイ氏の死亡は計画的に、整然と実行された殺人だ。劣悪な環境の刑務所で、彼を毒殺したり暴力行為で殺害したりする必要はなかった。単に(彼が死ぬのを)待つだけで良かった」との声明を発表した。

 ▽はびこる暴力

 刑務所当局による受刑者に対する不当な措置はかねて問題となっていた。

 ロシア大統領の人権問題諮問機関メンバーで人権活動家のエバ・メルカチョワ氏によると、最高検察庁は2022年、全国の刑務所で483件の懲罰房処分が不法と認められ、1893件の懲戒措置が無効とされたことを明らかにした。

 同年中に刑務所職員が受刑者に「肉体的な力」を行使した例は3892回、催涙ガスや電気ショックなど「特殊材料」を使用した例は5482回に上り、うち207件が法令違反だったとされた。

 受刑者の死亡数が多いことも指摘されている。ロシアメディアRBKは21年4月、スイスのローザンヌ大学が欧州評議会に対し行った、ロシアの刑務所に関する報告を伝えた。2019年にロシアの刑務所で死亡した受刑者は2420人で、受刑者1万人当たりの指数で見ると、同評議会加盟国の中央値を2倍近く上回っていた。

 「服役するルーシ」は受刑者の死亡例の多くがストレスによる自殺に加え、結核やエイズなど刑務所内でまん延する疾病に対して十分な医療を受けられないことが原因であるとして、刑務所の環境改善を訴えている。

     ×     ×     ×

 アレクセイ・ナワリヌイ氏 モスクワ州出身の反体制活動家。改革派野党ヤブロコの党員となり政治活動を開始。その後、反汚職闘争基金を立ち上げ、プーチン政権や与党「統一ロシア」の幹部らの不正蓄財疑惑などを独自調査で暴き、インターネット上で告発。違法デモを呼びかけたなどとして何度も逮捕された。21年1月、治療を受けたドイツから帰国時に空港で当局に拘束された。モスクワの裁判所は同年2月、過去の経済事件の有罪判決の執行猶予手続きに違反したとして実刑適用を決め、刑務所に収監された。23年8月には、過激派団体を創設した罪などで新たに懲役19年を言い渡された。

2279OS5:2024/03/04(月) 21:01:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ccea867f979da3d3b93f3fc79900146bae82d6a
ナワリヌイ氏の墓に献花絶えず…政権寄りメディアは中傷プロパガンダ展開、「欧米が関与」の主張も
3/4(月) 20:12配信

読売新聞オンライン
3日、モスクワで、ナワリヌイ氏の墓に献花をする人々=ロイター

 ロシア北極圏の刑務所で2月に死亡した反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏のモスクワにある墓には1日の葬儀後、多くの人が献花に訪れている。

【動画】ナワリヌイ氏葬儀、教会近くに数千人の市民…モスクワ南東部

 露独立系メディアによると、3日には数百メートルの献花の列ができ、墓の周りが花で埋め尽くされた。「あなたは人々に希望を与えた」という感謝の言葉、「我々は屈しない」とプーチン政権への抵抗を続ける意思を示すメッセージを添えたものもあった。

 露国営メディアは、ナワリヌイ氏の葬儀についてほとんど報じていない。ロイター通信によると、ドミトリー・ペスコフ大統領報道官は4日、葬儀に関する記者の質問に「言うことは何もない」と答えた。

 プーチン政権に近いメディアは、ナワリヌイ氏を中傷するプロパガンダを展開している。死亡に欧米が関与したという荒唐無稽な主張も流れている。

2280OS5:2024/03/05(火) 07:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/eee39a2a89f3e089322ad1a5bad34c5b14ba6bff
「新顔」ダワンコフ氏が次点か リベラル票の受け皿に ロシア大統領選まで2週間
3/5(火) 7:06配信
時事通信
ロシア大統領選候補ダワンコフ氏の選対本部前を歩く人々=1月17日、モスクワ(EPA時事)

 ロシア大統領選は15〜17日の投票まで2週間を切った。

 ウクライナ侵攻が続く中、通算5選を目指すプーチン大統領の圧勝がほぼ確実な情勢で、誰が次点になるかに注目が集まっている。支持を広げているのは、4年前に誕生した政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(40)だ。

 「新しい人々の時代!」。候補者のポスターが珍しいモスクワで、ダワンコフ氏は資金を投じて異例の広告を掲示。2月末のプーチン氏による年次教書演説の直後には、国営テレビでダワンコフ氏のCMが流れた。

 大統領選は2008年と並んで過去最少となる4人の争いで、プーチン氏以外はいずれも政権に従順な「体制内野党」の候補。政権がコントロールする選管当局は、選挙に正統性を持たせるために形式的な「競争」を演出しつつ、反戦を訴えるリベラル派2人の立候補を認めなかった。その結果、行き場を失った票がダワンコフ氏に流れそうだ。

 こうした「新顔」はリベラル票などの「受け皿」とするために、プーチン政権が管理する選挙で毎回登場している。ダワンコフ氏は政権の影響下にあるが、2月上旬にリベラル派のナジェジディン氏の出馬が却下されると「公約を引き継ぐ」用意があることを示した。

 反体制派指導者ナワリヌイ氏の死亡についても、大統領選の候補者で最初に言及。「若くて強い人が獄死するのは悲劇だ」と同情を表明した。

 ウクライナ侵攻については「平和と(停戦)交渉」を求めると明言。ダワンコフ氏を「反戦候補」と見なさず、投票するか決めかねているリベラル派へのアピールを狙ったとみられる。ただ、プーチン氏もウクライナを揺さぶるため「停戦交渉」を示唆しており、両者の立場は決して矛盾していない。

 ナジェジディン氏は最近公表した世論調査結果で、立候補した場合の予想得票率は「プーチン氏82%、2位のナジェジディン氏10%」だったと指摘した。出馬できない現状では「プーチン氏85%、2位のダワンコフ氏9%」。自身の支持票の一部が流れ、ダワンコフ氏の得票率は2倍になると分析している。

2281OS5:2024/03/13(水) 02:36:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/476831d7f164912438f7da0d3ad23c139da53e65
極右の退潮顕著 世論調査出そろう ロシア大統領選
3/12(火) 20:32配信

時事通信
ロシア大統領選に立候補した(左から)ダワンコフ、プーチン、スルツキー、ハリトノフの4氏(AFP時事)

 ロシア大統領選(15〜17日投票)は11日、世論調査を公表できる期限を迎え、最後の結果が出そろった。

 政府系の2調査機関によると、事前予想の通り、プーチン大統領が得票率80%以上で4候補中トップ。むしろ注目されているのは今後の政界を占う2位以下の順位で、かつて一定の人気があったポピュリズム政党の極右・自由民主党の退潮が顕著だ。

 自由民主党の「顔」としてカリスマ性を誇ったジリノフスキー前党首は新型コロナウイルスに感染した末、2022年春に死去。今回は党首を継いだスルツキー下院外交委員長が出馬した。「ジリノフスキー氏の事業は生きている」と訴えたが、人気は伸び悩む。

 プーチン氏以外の3人は政権に従順な「体制内野党」の候補。ただ、選挙をコントロールする政権は最大野党・共産党の伸長を警戒しており、自由民主党を使ってけん制すべく「2位の座をスルツキー氏に与えたい考え」(独立系メディア)と伝えられていた。

 政府系の全ロシア世論調査センターによると、得票率予想は▽プーチン氏(82%)▽共産党のハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長(6%)▽政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(6%)▽スルツキー氏(5%)―の順番。

 やはり政府系の世論基金によれば▽プーチン氏(80.8%)▽ハリトノフ氏(5.7%)▽スルツキー氏(5.6%)▽ダワンコフ氏(4.6%)―と続く。リベラル派2人が立候補できず、行き場を失った票の一定数が「新顔」のダワンコフ氏に流れると分析されており、スルツキー氏には不利だ。

 政権が次点候補としてスルツキー氏を推しているとすれば、筋書き通りにいかない公算が大きい。プーチン氏の通算5選はほぼ確実としても、政権の「票読み」に疑問符が付くことになる。

2282OS5:2024/03/13(水) 02:37:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e22a640070e4b820043658fb09c7d9103549a1d6
プーチン氏「圧倒的支持」演出へ 15〜17日にロシア大統領選、ウクライナ侵略を正当化
3/12(火) 18:42配信
ロシアで15〜17日、2022年2月のウクライナ全面侵攻後で初めてとなる大統領選(任期6年)が行われる。反戦派の出馬予定者は事前に排除され、現職のプーチン大統領(71)を強く批判する候補者は不在。プーチン氏の通算5選が確実視されている。選挙はプーチン氏への圧倒的支持を演出し、ウクライナ侵略を民意として正当化するための「形式的儀式」となる見通しだ。

【グラフィックで見る】国際秩序を決める選挙イヤー

候補者は、政権与党「統一ロシア」の支援を受ける無所属のプーチン氏のほか、共産党のハリトノフ下院議員(75)▽極右の自由民主党のスルツキー党首(56)▽2020年設立の政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(40)-の4人。プーチン氏を除く3人は政権との対立を避ける「体制内野党」の候補で、もとより勝利を目指していない。

ロシアでは2月、過去に毒殺未遂に遭った反体制派指導者、ナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で獄死した。大統領選を巡っては、ウクライナ侵略に反対するナデジディン元下院議員が出馬を表明したものの、提出書類の不備を理由に候補者登録を認められなかった。

ウクライナ侵攻後、報道統制は極限まで進んでおり、政権に批判的な言動をする知識人らは軒並みスパイと同義の「外国の代理人」に指定されている。自由な政治競争は全く望めない状況だ。

露政府系「全露世論調査センター」の直近の調査によると、有権者の75%がプーチン氏に投票すると回答した。露独立系機関「レバダ・センター」の調査でもプーチン氏の支持率は86%に達する。

ただ、ロシアでは世論調査に応じるのは十数人に1人程度とされ、応じる人も政権に批判的な回答を避ける傾向がある。この前提の上で、プーチン氏の統治が安定を生んでいると考えたり、政権の保守路線に共鳴したりする人が多いことが高い支持率につながっている。公務員や国営企業の従業員、その家族など国民の約半数が国家財政に依存しているという社会構造も作用しているとみられる。

露国外に拠点を置く独立系露語メディア「メドゥーザ」によると、政権は投票率の最低目標を70%に設定。公務員や国営企業の従業員、統一ロシア党員といった人々を動員し、投票率を高めようとしている。ロシアの選挙では、当局による投票率や得票率の操作も長年疑われてきた。

今回の大統領選は、ロシアが22年9月に併合を宣言したウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州、南部ヘルソン、ザポロジエ両州の露軍占領地域でも投票が行われる。選挙実施を通じて4州併合の正当化と既成事実化を図る構えだ。

2283OS5:2024/03/13(水) 02:40:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd242aea49a5796bb9061c7e23c4ee57bc213b2b
アルメニア首相、ロシア主導の軍事同盟に「最後通告」 脱退に言及
3/12(火) 20:04配信

朝日新聞デジタル
アルメニアのパシニャン首相=ロイター

 アルメニアのパシニャン首相は12日の記者会見で、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)が、アルメニア領の防衛義務を果たさない場合は「脱退する」と語った。ロシアのインタファクス通信が伝えた。隣国アゼルバイジャンからの攻撃への支援がないと不満を募らせ、ロシア側に「最後通告」を突きつけた形だ。

 パシニャン氏は「アルメニアの領土がどこで、(CSTOの防衛の)責任範囲がどこかという問題が残っている」とロシア側に回答を求め、満足できなかった場合は脱退するとした。

 アルメニアは昨年、アルメニア系住民が実効支配していたアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフをアゼルバイジャンに奪還されたほか、同国軍に領土の一部を占領された。軍事支援の要請に応じないCSTOへの不満が高まり、すでに昨年後半から会議などへの参加を凍結。米欧への接近を図っている。

朝日新聞社jp/articles/cd242aea49a5796bb9061c7e23c4ee57bc213b2b

2284OS5:2024/03/21(木) 09:08:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/104eb678910fceca15b5f8a9869343c1ab46867a
プーチン時代30年へ 強権ロシアの「民主主義」 不安排除、ルールなき選挙〔深層探訪〕
3/21(木) 7:00配信
時事通信
公邸で大統領選の電子投票を行ったロシアのプーチン大統領=15日、モスクワ郊外(AFP時事)

 2000年の就任以来、ロシアを強権統治するプーチン大統領が通算5選を決めた。有権者から新たに託された任期は30年まで。ウクライナ侵攻中の言論弾圧で圧勝は予想されたが、不安要素を徹底的に排除し、西側諸国から見ればルールなき選挙戦を展開。この国のシステムが「民主主義」たり得るのか、大きな疑念を残した。

 ◇欧米より未熟
 勝つか敗れるかではなく、いかに勝つか―。15日付の独立新聞は社説で、政権がプーチン氏に従順な野党候補との「無風選挙」をお膳立てしたことを踏まえ、ロシアではいまだに圧勝か否かが関心事になっていると指摘。51%対49%の勝利でも「正統性」を保証する欧米の民主主義と比べて未熟だと、暗に批判した。

 そうした風潮が、プーチン氏の「過剰防衛」につながっているもようだ。政権は18年の前回大統領選で反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の出馬を認めず、20年の毒殺未遂を経て翌21年に投獄。今年2月に死に至らしめた。

 今回も中央選管は「反戦」を唱えるリベラル派のナジェジディン氏らの出馬を却下。国営テレビに公正な選挙報道の姿勢は見られず、プーチン氏の地方遊説だけを「公務」として放映し続けた。

 ロシアの選挙の実態は、共産党独裁のソ連時代と実質的には変わらない。体制が決めた候補を承認するだけの「信任投票」という意識が強く、今回の選挙でも国民の多くはプーチン氏に一票を投じた。モスクワ中心部で16日、朝の散歩がてら投票所に足を運んだ中年女性は「もちろんプーチン氏に入れた」と目を輝かせた。

 ◇組織票固めに宝くじ
 ただ、事前に勝者が分かっている選挙は有権者の関心と投票率の低下をもたらし、結果の正統性を損ないかねないジレンマも生じる。政権はこの大統領選から初めて電子投票を併用。期間も平日からの3日間に延ばし、組織票がフル稼働する仕組みとした。

 初日の15日朝には、電子投票が集中しシステム障害が発生。「前例のない数の投票希望者がいる」。当局は誇らしげだったが、不正に目を光らせる民間選挙監視団体「ゴロス」は「職場で強制的に投票が行われた」証拠だと非難した。

 「当選350万本」。予算が潤沢なモスクワでは、電子投票でポイント(金券)が付与される「宝くじ」を実施した。有権者700万人強の半分に行き渡る数で、初回は1000ルーブル(約1600円)の獲得を保証。買収まがいのキャンペーンを展開した。

 投票所に使われた公共施設内にはプーチン氏の肖像が掲げられた。これに関しては「特定候補」に肩入れしていると選挙監視員が問題視。写真を白い布で覆うケースが見られたが、それでも「選挙運動ではなく、国家の象徴だ」として撤去されなかった場所もある。

 ◇政権交代は未経験
 ロシアは選挙を通じた政権交代の経験がなく、プーチン氏もエリツィン元大統領に後継指名された。政権を脅かす政治家は立候補が認められず、反体制派はデモなどで意思表示するしかない。ロシアが侵攻するウクライナのゼレンスキー政権をプーチン氏は「ネオナチ」と決め付けるが、おおむね選挙ごとに大統領が代わる同国では民主主義が機能している。

 「(米大統領選は)ますます非文明化が進んでいる」。プーチン氏は国営メディアのインタビューで、民主党と共和党の対立で米社会が二分された選挙戦をこう表現。自身は国民の信任を得ているとでも言いたげに「米国の政治制度は民主的と言えない」と主張した。(時事)

2285OS5:2024/03/26(火) 23:47:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3942a4e60033c3a596b6404fddbd52f673e8f6f
旧ソ連最貧国タジキスタン、ロシア出稼ぎ100万人 IS浸透の過去
3/26(火) 20:00配信

朝日新聞デジタル
モスクワの裁判所で2024年3月24日、ガラス張りの被告人席に座る襲撃事件の容疑者=AP

 モスクワ郊外で130人以上が死亡したコンサート会場の襲撃事件で、容疑者の4人は中央アジア・タジキスタン出身とされる。タジキスタンは旧ソ連の最貧国で、ロシアに100万人以上の出稼ぎ労働者がいるという。以前は生活苦から過激派組織「イスラム国」(IS)に傾倒し、戦闘員に志願した若者も多かった。

 タジキスタンはソ連崩壊にともない1991年に独立した。日本の約40%の国土は9割以上が山岳地帯。人口は約1千万人で、80%以上がイラン系のタジク人。多くがイスラム教徒だ。

 92年、イスラム勢力などが旧共産党の体制派と対立して内戦状態になった。体制派のラフモン現大統領が権力を握り、いまも独裁体制を続けている。

 ロシア大統領府などによると、ロシア国内の出稼ぎ労働者は120万人で、ウズベキスタンに次ぐ多さだという。ロシアメディアによると、タジキスタンの国内総生産(GDP)の3割が、ロシアを中心に外国からの送金が占めるという。

 世界銀行によると、タジキスタンの2022年の1人当たりのGDPは1054ドル(約16万円)と、ロシアのわずか約7%、日本の3%だ。

朝日新聞社

2286OS5:2024/03/26(火) 23:48:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f36674d4c7b434d324c610ec9ff6664f9f4760f
プーチン氏、露銃乱射テロのウクライナ関与説に再び言及 新たに3人起訴 死者139人に
3/26(火) 9:34配信
産経新聞
ロシアのプーチン大統領(古厩正樹撮影)

ロシアの首都モスクワ近郊のコンサート施設で起きた銃乱射テロで、プーチン大統領は25日、治安当局高官らが出席するビデオ会議を開いた。プーチン氏はイスラム過激派が事件を実行したとした上で、「依頼主に関心がある」「(事件で)誰が利益を得たのか。悪行はキエフ政権(ウクライナ)による一連の企ての一環に過ぎないのかもしれない」などと述べ、事件の首謀者としてウクライナを疑う姿勢を改めて示した。


タス通信によると、露捜査当局は25日、実行犯としてテロ罪で既に起訴したタジキスタン国籍の男4人に住居や自動車を提供したとして、新たに男3人を同罪で起訴した。3人はロシアに在住するタジク出身の親子。父親はタジク国籍で、息子2人は露市民権を保持している。息子の一人は容疑を否認しているという。

また、捜査当局は同日、事件の死者数が139人に増えたと発表した。

事件ではイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出し、事件現場で実行犯が撮影したとする動画も公開した。一方、ウクライナは事件への関与を否定。米国もウクライナが関与した形跡はないとしている。

しかし、プーチン氏はこの日のビデオ会議で「中東情勢の解決に向けて努力しているロシアをイスラム過激派が攻撃対象とするのは疑わしい」などと発言。「反攻作戦に失敗したキエフ政権が国民にまだ負けていないとアピールするために」事件を組織した可能性があるとも主張した。

プーチン氏は23日にも、実行犯とウクライナの間で「国境通過のための窓口が用意されていた」と主張。ロシアは事件をウクライナに結び付け、国民のウクライナへの敵意をあおると同時に同国の信用を低下させる思惑だとみられる。

2287OS5:2024/03/31(日) 17:04:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/6eafd17d23ed53164c941b9e3114e6a2d23205b1
高官更迭続くウクライナ、政権内不和か 「ロシアと変わらぬ」危惧も
3/31(日) 11:38配信

毎日新聞
相次いで軍や政権の高官を交代させてきたウクライナのゼレンスキー大統領=トルコのイスタンブールで2024年3月8日、AP

 ロシアから侵攻されているウクライナでは、軍や政権の高官が相次いで更迭されている。2月にザルジニー軍総司令官が交代させられたことに続き、3月26日、ダニロフ国家安全保障国防会議書記も解任された。度重なる要職の交代は、政権内部の結束にほころびが生じている可能性も示す。

 ダニロフ氏は、ゼレンスキー大統領が議長を務め、主要閣僚が参加する国家安保国防会議を統括。大統領側近と位置づけられながらも、欧米諸国を相手にして歯にきぬ着せぬ物言いを続けてきた。

 2月下旬に毎日新聞の取材に応じた際にも「西側諸国はロシアを恐れ過ぎている」と発言。解任理由は明かされていないが、一連の発言が問題視されたともみられている。近く駐ノルウェー大使に転出するとも報じられている。

 今回の解任劇に先立ち、ゼレンスキー氏がザルジニー氏を更迭した背景には、その人気を脅威に感じていたとの指摘もある。2023年12月の世論調査で、ザルジニー氏の支持率は88%を記録し、ゼレンスキー氏の62%を上回った。

 2割弱の領土がロシアに占拠されている事態を踏まえ、ゼレンスキー政権は当初3月末に予定されていた大統領選を延期させた。今後、どこかの段階で選挙を実施する場合、ザルジニー氏が競争相手になるとの観測が消えていない。この点を考慮したのか、解任された後のザルジニー氏は駐英大使に任じられて、国内から遠ざけられる形となった。

 ザルジニー氏の解任を巡っては、戦況についてのメディアへの情報発信などで意見の相違があった可能性もある。

 ザルジニー氏は23年11月の英誌エコノミストのインタビューで、「戦況が行き詰まった」と発言したが、ゼレンスキー氏がすぐに否定。両者の不和が明るみに出た。

 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は同年12月、大統領府や軍関係者の証言を基に、国内への投資や支援を呼び込むために報道統制を強めて楽観的な戦況を伝えようとする大統領府と、より現実に即した情報発信を主張する軍との間に溝が生まれていると指摘していた。

 ゼレンスキー氏への権力の集中を懸念する声も出ている。ウクライナ最高会議(議会)野党のホンチャレンコ議員は23年12月の独有力誌シュピーゲルに「ウクライナではゼレンスキー氏とイエルマク大統領府長官の2人がすべてを決めている」と証言。首都キーウ(キエフ)のクリチコ市長は「私たちはいずれ、1人の男性の機嫌にすべてが左右されるようになり、もはやロシアと変わらなくなるだろう」と危惧した。

 国力で劣るウクライナがロシアへの抵抗を続けてこられた理由の一つには、国内が結束してきた点が挙げられている。一方でロシアによる侵攻開始以来、ウクライナ政府はテレビ局を統制下に置き、政権批判が生まれにくい状況となっている。【ブリュッセル宮川裕章】

2288OS5:2024/04/18(木) 09:36:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/0052a94d8f323c77aa79d81d2fbd5fc67b8a3314
親欧州与党が第1党 大統領派野党に勝利 クロアチア総選挙
4/18(木) 8:24配信

時事通信
 【ロンドン時事】旧ユーゴスラビアのクロアチアで17日、議会(一院制、定数151)選挙が行われた。

 ロイター通信が伝えた選挙管理委員会の暫定結果によると、親欧州派のプレンコビッチ首相率いる中道右派のクロアチア民主同盟が65議席で、第1党の座を維持する見通し。

 ミラノビッチ大統領が影響力を持つ野党の社会民主党が率いる中道左派連合は42議席。ミラノビッチ氏はウクライナへのさらなる支援に反対しており、政権を奪取すれば、ハンガリーやスロバキアなどロシア寄りの姿勢を見せる近隣諸国と足並みをそろえる可能性も指摘されていた。

2289OS5:2024/04/29(月) 20:13:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/19588af8901412ed9f7b64776ecd688194765373
ウクライナ軍総司令官、苦戦認める 「ロシア軍が複数方面で戦術的成功」
4/29(月) 7:16配
ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は28日、「露軍があらゆる前線で活発な攻勢を展開し、いくつかの方面で戦術的成功を収めている」とSNS(交流サイト)で発表し、自軍の苦戦を認めた。同氏は「過去1週間、各前線で激戦が続き、戦局は劇的に動いている」とも述べた。

【写真】ロシア軍の超音速戦略爆撃機「ツポレフ22M3」

米シンクタンク「戦争研究所」は25日、「米国の軍事支援が到着してウクライナ軍が戦力を回復させる前に、露軍が攻勢に出ている」と分析。シルスキー氏の発表はこれを裏付けた形だ。

シルスキー氏は、東部ドネツク州アブデーフカの北西方面が「最も困難な状況」にあるとし、この方面でウクライナ軍が後退していることを認めた。一方で、露軍のさらなる前進を防ぐために損耗した部隊の交代を進めていると説明した。

シルスキー氏は、現在の最大の焦点となっているドネツク州チャソフヤル方面も「激戦地のままだ」と述べた。チャソフヤルは、ウクライナ側が保持する同州の主要都市クラマトルスクやスラビャンスクを守る防衛線の一角。露軍がチャソフヤルを制圧した場合、主目標とするドネツク州全域の制圧に近づく。

シルスキー氏は、東部ハリコフ州や南部ザポロジエ州の戦況も緊迫しているものの、両方面では露軍に目立った前進を許していないとした。

ウクライナは現在、米軍事支援や今後の追加動員で戦力を回復させ、将来的な反撃につなげたい構えだ。ただ、専門家の間では、ウクライナはこれらの措置で劣勢を相当程度解消できるものの、優勢を得るまでには至らないとの見方が強い。

2290OS5:2024/05/01(水) 21:32:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f5c6be1bfa2c1880cacb570276f247cdf721781
ロシア、同盟国アルメニアの「離反」にいらだち 縮む影響圏、係争地から部隊撤収
5/1(水) 16:55配信



産経新聞
ロシア国旗

南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアに対する同盟国ロシアの影響力が急速に低下している。ロシアは4月、アルメニアが係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争でアゼルバイジャンに敗北したのを受け、カラバフに駐留させていた停戦維持部隊の撤収を余儀なくされた。アルメニアはロシアとの同盟解消を示唆する一方、欧米への接近を加速。ロシアはアルメニアの「離反」にいらだちを募らせている。


停戦維持部隊の撤収はペスコフ露大統領報道官が4月17日に発表。ペスコフ氏は理由を「地政学的現実の変化」だと説明した。

カラバフはアゼルバイジャン領だが、現地で多数派のアルメニア系住民がソ連末期に帰属変更を求め、両国が30年間以上にわたって対立してきた。2020年秋に両国の大規模衝突が起きた際、停戦を仲介したロシアは停戦維持部隊の現地駐留を両国に認めさせ、「勢力圏」とみなす南カフカスで影響力を拡大することに成功した。

しかし昨年9月、トルコの支援で軍備を増強したアゼルバイジャンが電撃的な作戦でカラバフを制圧。これによって露停戦維持部隊の存在意義は失われた形となっていた。

アルメニアのパシニャン首相は、加盟国支援の義務を果たさなかったとして露主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)とロシアを繰り返し批判。昨年11月のCSTO首脳会議を欠席した。

今年2月には「アルメニアはCSTOへの参加を凍結した」と述べ、ロシアのウクライナ侵略について不支持も明言。4月22日には「なぜ同盟にとどまる必要があるのかという国民の質問に私は答えられない」と、アルメニアがCSTOから離脱する可能性を示唆した。

パシニャン氏はロシアから距離を置く一方で欧米への接近を強めている。4月5日にはブリンケン米国務長官、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長らとブリュッセルで会談した。EUはアルメニアに今後4年間で2億7千万ユーロ(約453億円)を支援すると発表した。

こうした動きにロシアは反発している。露外務省のザハロワ報道官は4月、パシニャン氏の対露非難を「無根拠だ」と批判。アルメニアと欧米が軍事協力でも合意したとの報道があるとし、「アルメニアはロシアに釈明すべきだ。理想は(合意の)取り消しだ」と述べた。「欧米の狙いはロシアとアルメニアの関係破壊だ」とも主張した。

露下院のスルツキー国際問題委員長も4月、「パシニャン氏はアルメニアにウクライナの道を歩ませている」と述べ、ロシアがアルメニアに武力行使する可能性さえちらつかせた。

2291OS5:2024/05/07(火) 09:28:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7bfd190c197aadd7fd1ff76f88864a4c475236c
「外国の代理人」を選挙から排除、ロシア下院可決 現職は権限剝奪
5/7(火) 6:00配信

朝日新聞デジタル
キルギスの首都ビシケクで2023年10月、同国大統領との会談前に歓迎セレモニーに出席するロシアのプーチン大統領=AP

 ロシア下院は6日、ロシア語でスパイの意味がある「外国の代理人」に指定された個人に対し、国や地方自治体の選挙への立候補を禁じる法案を可決した。上院の採決後、プーチン大統領が署名して成立する。ロシアではウクライナ侵攻への反対を表明したジャーナリストらが指定されており、選挙から完全に排除されることになる。

 ロシア語では「外国の代理人」は、「米欧のスパイ」だと解釈される。立候補する人は必要な書類の提出前に、「外国の代理人」リストから削除される必要がある。現職の首長や議員に適用された場合は、法律の施行から180日以内にリストから削除されなければ、任期満了を待たずに解職となる。

 ロシアで「外国の代理人」制度が設けられたのは2012年。当初は「外国の金銭的支援」を受ける団体が対象だったが、その後、個人にも拡大。ウクライナ侵攻後の22年12月には「外国の影響下にある」だけで指定が可能になり、公務員などへの就職ができなくなった。

■政権批判を封じる手段

 政府は「外国の干渉を排除する狙い」と主張するが、実際は人権団体や独立系メディア、外国系メディアなどを対象に、政権批判を封じる手段として使われてきた。

 すでに3月の大統領選では、反戦を訴えた候補者は書類の不備などを理由に排除された。今後は「外国の代理人」に指定することで、反政権派を完全に選挙から排除し、強権体制を一段と固める可能性が高い。

朝日新聞社

2292OS5:2024/05/07(火) 19:59:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/94e8f2b72b7f737de850edffd80f56e0c4406727
ロシアのプーチン氏5期目就任 スターリン超え30年まで 運命「自国で決める」
5/7(火) 19:18配信

時事通信
7日、モスクワで就任宣誓を行うロシアのプーチン大統領(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は7日、通算5期目の就任宣誓を行った。

 ウクライナ侵攻が3年目に入った中で国内を引き締め、3月の大統領選で得票率約87%で圧勝。2030年までの新たな任期を全うすれば、首相時代(08〜12年)を含む権力掌握の期間は、独裁者スターリンの29年を超え、旧ソ連以来の指導者で最長となる。

 プーチン氏は就任演説で「ロシアの運命は自ら決める」と強調。侵攻や対ロシア制裁を念頭に「われわれは深刻な課題に直面している」とし、ロシアを信頼する国と関係を強化する一方、西側諸国との対話は拒否しないと述べた。

 就任式はモスクワの大クレムリン宮殿で実施。プーチン氏は20年から務めるミシュスチン首相の続投を提案し、近日中に下院で承認される見通し。プーチン政権の当面の課題は、侵攻を財政面で支えるための増税や兵士の追加動員だ。

 内閣の陣容については「骨格が維持される」(マトビエンコ上院議長)とみられているが、ラブロフ外相は在任が20年に及んでおり、いずれ後任人事が取り沙汰されそうだ。ショイグ国防相は側近が汚職容疑で最近拘束され、足元が揺らいでいる。

2293OS5:2024/05/09(木) 08:50:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebbab23aeec62b25eef984c9bb8dc912ae996a6d
アルメニア、ロシア主導の軍事同盟への資金拠出を停止 隠せぬ不信感
5/9(木) 5:00配信

朝日新聞デジタル
モスクワのクレムリンで2023年5月、会談に臨むロシアのプーチン大統領(左)とアルメニアのパシニャン首相=ロイター

 ロシアの同盟国アルメニアの外務省は8日、ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)への資金拠出を停止すると明らかにした。インタファクス通信が伝えた。アルメニアは隣国アゼルバイジャンとの紛争をめぐり、CSTOが支援しないことに不満を示しており、「ロシア離れ」が加速している。


 報道によると、アルメニア外務省は2024年のCSTOの予算への参加を「控える」という。すでに昨年末、CSTOの会議や演習への参加停止も決めていた。

 背景にある隣国アゼルバイジャンとの紛争では昨年、ソ連崩壊前後からアルメニア系住民が実効支配していたアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフを奪還された。

朝日新聞社

2294OS5:2024/05/09(木) 17:36:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fd9a665436dc931f1ed24eac785104a8098f841
北マケドニア総選挙、保守系野党が圧勝 EU加盟に影響の可能性も
5/9(木) 15:23配信

朝日新聞デジタル
2024年5月8日、北マケドニアの首都スコピエで、総選挙の勝利を祝うVMRO―DPMNEのフリスティヤン・ミツコスキ党首=AP

 欧州連合(EU)への加盟を目指すバルカン半島の北マケドニアで8日、議会総選挙(一院制、定数120)の投開票があり、保守系野党のVMRO―DPMNEが親EU与党の社会民主同盟に圧勝し、第一党となった。VMRO―DPMNEもEU加盟を掲げるが、加盟をめぐって対立してきた隣国ギリシャやブルガリアに対して厳しい姿勢を示しており、今後の加盟プロセスに影響を与える可能性もある。


 総選挙とあわせて投開票された大統領選でも、同党が支持するゴルダナ・シルヤノフスカ・ダフコワ氏(70)が現職のステボ・ペンダロフスキ氏(61)を破って初当選を果たした。同国で女性が大統領に就任するのは初めて。大統領の役割は儀礼的な職務にとどまる。

 2005年にEUの加盟候補国となった北マケドニアは、旧国名の「マケドニア」が自国の地域名だとするギリシャの反発を受け、19年に現在の国名に変更した。これによって20年に北大西洋条約機構(NATO)の加盟を果たし、22年に隣国のアルバニアとともにEUとの加盟交渉を開始していた。

 だが、今度はブルガリアが、交渉の条件として北マケドニアに住むブルガリア系住民を少数民族として認めるための憲法改正を行うよう要求。社会民主同盟は応じる姿勢を示していたが、VMRO―DPMNEは反対している。(イスタンブール=根本晃)

朝日新聞社

2295OS5:2024/05/10(金) 10:58:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2c9118aa15c2c6b8436c0401a3b147d1957543c
ゼレンスキー氏、警護局トップを解任 自らの「暗殺計画」と関連か
5/10(金) 7:44配信

朝日新聞デジタル
ゼレンスキー大統領らに対する暗殺計画で使われそうになっていたとみられる武器。ウクライナ保安局(SBU)が7日に公表した=SBUのウェブサイトから

 ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、要人の警備を担当する国家警備局のトップを解任する大統領令を出した。理由は明らかにされていないが、自らを含む複数の幹部に対する暗殺計画疑惑で、同局の大佐2人が逮捕されたことを受けての対応とみられる。


 解任されたのは、2019年から国家警備局長を務めていたセルヒー・ルディ氏。ウクライナ保安局(SBU)は7日、ロシア連邦保安局(FSB)と共謀してゼレンスキー氏やSBU長官らを暗殺する計画を立てていたとして、国家警備局の大佐2人を反逆やテロ準備の疑いで逮捕したと発表していた。

 ゼレンスキー氏の暗殺計画は、これまで何度も明らかになっている。3月にはイタリアの公共放送「RAI」のインタビューに対し、自らに対する暗殺計画について「10回以上あった」と述べていた。(キーウ=藤原学思)

朝日新聞社

2296OS5:2024/05/10(金) 15:07:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca4297d50bc53129f82366574eb7818fedfbf0f
ミシュスチン首相が続投 プーチン政権5期目内閣 ロシア
5/10(金) 14:38配信

時事通信
9日、モスクワの「赤の広場」で、言葉を交わすロシアのミシュスチン首相(左)とウォロジン下院議長(AFP時事)

 ロシアのウォロジン下院議長は10日、通算5期目入りしたプーチン大統領が、2020年から務めるミシュスチン首相の続投を提案したと明らかにした。

 下院は同日の本会議でミシュスチン氏本人からの報告を踏まえ、人事を承認。「内閣改造」は最小限にとどまる見通しだが、現在71歳のプーチン氏の後継体制を占う上で陣容が注目されている。

 マトビエンコ上院議長は先に「内閣の骨格は維持される」と説明。ラブロフ外相やショイグ国防相は当面留任するという見方が有力だ。

 プーチン氏は3月中旬の大統領選前のインタビューで、ミシュスチン氏の仕事ぶりに「非常に満足している」と評価。ウクライナ侵攻の中、増税に向けて調整に当たらせるとみられる。

2297OS5:2024/05/13(月) 08:50:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b21d76036b3a269d725abad547c6f595a95f950
ロシア、ショイグ国防相を交代へ 後任にベロウソフ第1副首相
5/13(月) 6:46配信


産経新聞
ロシアのプーチン大統領は12日、通算5期目の任期入りに伴う内閣改造の一環として、国防相にベロウソフ第1副首相を充てることを柱とした人事案を露上院に送付した。上院が12日、発表した。ベロウソフ氏は経済戦略の専門家として知られており、ウクライナ侵略を続けるロシアは「軍需経済」を推し進め、欧米主導の対露制裁に対抗していく思惑を鮮明にした。

人事案によると、ショイグ国防相はこれまでパトルシェフ氏が務めてきた国家安全保障会議書記に転じる。ラブロフ外相やナルイシキン対外情報局(SVR)長官、ボルトニコフ連邦保安局(FSB)長官ら他の国防・治安系省庁のトップは再任となる。パトルシェフ氏の処遇には言及されていない。人事案は近く上院で承認される見通し。 露憲法は副首相や経済・文化分野などの閣僚の人選権を首相と下院に与える一方、国防相や外相など重要閣僚に関しては大統領が上院と協議して任命すると規定。11日にはミシュスチン首相が、ベロウソフ氏の後任の第1副首相にマントゥロフ副首相兼産業貿易相を充て、技術開発や産業振興を指揮させるとする人事案を下院に送付していた。

2298OS5:2024/05/13(月) 09:44:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/53520d710629eb32c99e7a384772af95837516ba
ロシアのショイグ国防相、内閣改造で交代へ…側近の汚職スキャンダルが影響か
5/13(月) 4:29配信
 タス通信によると、通算5期目の任期に入ったロシアのプーチン大統領は12日、内閣改造で、セルゲイ・ショイグ国防相を交代させる方針を示した。後任にはアンドレイ・ベロウソフ第1副首相を充てる。ショイグ氏は先月、側近が収賄容疑で逮捕されていた。国防相の交代は、3年目を迎えるウクライナ侵略にも影響を及ぼしそうだ。


 ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記が退任し、ショイグ氏は、その後任に就く見通しだという。

 ショイグ氏は2012年から国防相を務めてきた。露民間軍事会社「ワグネル」創設者のエフゲニー・プリゴジン氏と対立し、一時、影響力低下が指摘されたが、ワグネル解体を経て、政権内で再び立場を強めていた。

 だが、先月、側近の1人であるティムール・イワノフ国防次官が収賄の疑いで逮捕された。国防省の業務に関する契約で不正な利益を得た疑いが持たれている。ショイグ氏の退任には、側近の汚職スキャンダルが影響した可能性がある。

 新たに国防相に就くベロウソフ氏は、2020年から副首相の筆頭である第1副首相を務めてきた。プーチン氏の側近で、経済の専門家として知られる。プーチン政権が取り組む経済の立て直しや国民生活の向上などを担ってきた。

2299OS5:2024/05/15(水) 11:09:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1efe9ab31eb4c5abe7a919397dddf3c23b832cd
ベロウソフ国防相任命 ショイグ氏後任、経済学者 ロシア
5/15(水) 8:11配信
時事通信
14日、モスクワで任命に当たり演説するロシアのベロウソフ新国防相(AFP時事)

 ロシアのプーチン大統領は14日、ショイグ氏後任の国防相に第1副首相だったベロウソフ氏を正式に任命した。


 上院は13、14両日、通算5期目就任に伴ってプーチン氏が提案した軍・治安機関などのトップ人事の協議を終えた。

 ベロウソフ氏は経済学者で、強大な軍事力を保有するロシアで異例の人事。経済発展相、大統領補佐官(経済担当)を歴任し、2020年からミシュスチン首相の内閣で第1副首相を務めた。米ブルームバーグ通信が関係者の話として伝えたところによると、ベロウソフ氏は国防相就任の要請に驚いたものの、長らく仕えるプーチン氏に心酔しているため同意したという。


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