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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

2110OS5:2023/02/26(日) 23:57:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/13f60a5fa4c210a7e462f5773de40979eaf74dc1
「同一民族」、違い歴然 ロシア人とウクライナ人 失敗の裏にプーチン氏の誤解〔深層探訪〕
2/26(日) 7:00配信

時事通信
ロシアのプーチン大統領=22日、モスクワ(AFP時事)

 両国民は一つの民族―。ロシアのプーチン大統領は2021年7月、自国とウクライナの「歴史的一体性」に関する論文を発表した。これを下敷きに「口実」をこしらえ、昨年2月24日に踏み切ったのが、今回の侵略戦争だった。権力の座に20年間以上君臨し、自国のみならず隣国の民意もコントロールできると読み誤っていたことが、電撃作戦の「失敗の本質」ではないか。

【写真】民族衣装で団結(アテネで行進するウクライナ人女性ら)

 ◇動揺する侵略国
 プーチン政権は14年にウクライナ南部クリミア半島を併合し、ロシア人は愛国心を高揚させた。一方、領土を奪われたウクライナ人は8年間で強くなったと言われる。さらに侵攻で、苦難の1年間を経験した。

 ウクライナの首都キーウ(キエフ)ではもはや、空襲警報は日常茶飯事。今月20日のバイデン米大統領の訪問時も鳴り響いたほどだった。整然と地下鉄駅などに身を寄せる人、警報に慣れて避難しない人もいるが、共通してうかがえるのは「ロシアのファシスト」(キーウ市民)の脅しに屈しないという姿勢だ。

 プーチン氏が第2次大戦の「戦勝国」と今でも誇るロシアではどうか。22日朝、国内でラジオから耳慣れない音とメッセージが流れ、動揺が広がった。

 「注意、注意、ミサイル攻撃の恐れ」。西はウクライナ国境付近から東はシベリアまでの10都市。「空襲警報」はソーシャルメディアでロシア全土に拡散した。非常事態省はすぐさま「ラジオ局へのサイバー攻撃の結果、誤情報が流された」と発表。しかし、昨年12月に内陸奥深くの空軍基地がウクライナ軍の攻撃を受けており、ロシア国民は現実味を帯びる空爆の恐怖をかみしめた。

 ◇恐怖で操れるか
 スパイ出身で冷静沈着な印象もあったプーチン氏は、クリミア併合の「成功体験」で目が曇ったようだ。14年のロシアの軍事介入開始から「偽の住民投票」を経て併合に至るまで1カ月弱。今回の侵攻も楽観的なシナリオに依拠し、ゼレンスキー大統領が逃げれば、ウクライナ国民は自分になびくと信じていた節がある。

 ところが両国民は「一つの民族」ではなかった。プーチン氏が「歴史的領土」と言い張る南部ヘルソン市では昨年3月、占領軍を歓迎しない市民が抗議デモを展開。「ロシアは永遠にここにいる」と宣伝されたが、同11月にウクライナ軍が奪還し、市民は歓喜に沸いた。

 プーチン政権は国内で反体制派指導者に毒物を盛ったり、反戦デモを弾圧したりした結果、保守的で政治変革に無関心な多数派に「戦時大統領」を支持させることに成功した。ウクライナでも空爆で恐怖を味わわせれば、民心を操れると考えた可能性がある。

 ◇隣国の信頼失う
 モスクワの名所「雀(すずめ)が丘」では22日、防空兵器のレーダー稼働が伝えられた。この高台から眼下に見えるのはルジニキ競技場。ここで官製集会を開いたプーチン氏は、自分が誰よりも命を守られながら「国民全員が祖国の防衛者だ」と戦争協力を呼び掛けた。500ルーブル(約900円)の謝礼を受け取り、歓声を上げたロシア国民は何を考えたのか。

 ウクライナ人が選挙で政権交代できる社会を持つのは、ロシア人との決定的な差だと言われる。侵攻はあだとなり、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)に接近し、南部オデッサ市では都市の礎を築いたロシア皇帝エカテリーナ2世の銅像が撤去された。そして、プーチン氏は「隣人」の信頼を完全に失っている。(キーウ時事)


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