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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ
1
:
とはずがたり
:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど
新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。
前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA
2329
:
OS5
:2024/10/20(日) 22:55:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bc4681a232b55104bb1e634c5c9c7a096a5b1e6
元ウラジオストク市長侵攻作戦へ 収賄罪で服役中、契約書に署名
10/20(日) 19:46配信
共同通信
モスクワの裁判所に出廷したプシカリョフ元ウラジオストク市長=2019年4月(タス=共同)
【モスクワ共同】ロシア紙コメルサントは20日、かつて極東ウラジオストクの市長を務め、収賄罪などで有罪判決が確定し服役中のイーゴリ・プシカリョフ受刑者(49)が、ウクライナへの特別軍事作戦に参加する国防省との契約書に署名したと報じた。受刑者の弁護士が認めた。
2008年に市長に就任したプシカリョフ受刑者は16年に拘束され、在職中に多額の賄賂を受領したなどとして19年に懲役15年の判決を受けた。
ウラジオストク市は新潟市と姉妹都市提携を結ぶなど日本海沿岸の日本の自治体と長く交流の歴史があり、プシカリョフ受刑者は多くの市長らと会談を重ねた。
2330
:
OS5
:2024/10/21(月) 13:13:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/fbb67349b6bb12b9dfce12330cdc52cd3b2382e1
モルドバ大統領選、決選投票の見通し EU加盟は賛否拮抗
10/21(月) 11:18配信
毎日新聞
投票所で票を投じるモルドバのサンドゥ大統領=キシナウで2024年10月20日、ロイター
東欧の旧ソ連構成国モルドバで20日、大統領選(任期4年)と欧州連合(EU)への加盟方針を憲法に明記するかを問う国民投票が行われ、即日開票された。大統領選は親欧米派の現職、サンドゥ氏が首位を固めたものの過半数の確保は難しい情勢で、11月3日に決選投票となる可能性が高い。EU加盟については賛否が拮抗(きっこう)している。
選挙を巡っては、モルドバへの影響力を維持したいロシアが買収や偽情報の拡散などを行って介入した疑惑が強まっている。選挙の結果次第では、現政権を後押ししてきた欧米との間で対立が先鋭化する可能性もある。
モルドバ選管によると、暫定投票率は51・6%で、国民投票の成立に必要な3割を超えた。大統領選には過去最多の11人が乱立し、開票率が95%を超えた時点で、サンドゥ氏の得票率が4割を超えた。親露派政党の支援を受ける元検事総長のストイアノグロ氏が2位で、3割弱の支持を集めている。
モルドバ当局は今回の選挙で、ロシアが9月だけでも1500万ドル(約22億円)を投じて13万人の有権者を買収した疑いがあると指摘。欧米各国も関係者を制裁対象に指定するなどして批判を強めていた。サンドゥ氏は選挙介入について、外国の影響を受けた犯罪組織が最大30万票を買収しようとする「前例のない攻撃」をしたと非難し、「結果が出るのを待ち、断固たる決断で対応する」と述べた。【キシナウ岡大介】
2331
:
OS5
:2024/10/21(月) 17:21:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024102100596&g=int
モルドバ大統領選、11月決選へ 苦戦の現職「ロシアが工作」主張
時事通信 外信部2024年10月21日14時34分配信
21日、モルドバの首都キシナウにある選挙事務所で、記者会見に臨むサンドゥ大統領(AFP時事)
21日、モルドバの首都キシナウにある選挙事務所で、記者会見に臨むサンドゥ大統領(AFP時事)
ウクライナの隣国モルドバで20日、大統領選(任期4年)の投開票が行われた。開票率9割以上の暫定結果によると、親欧米派の現職サンドゥ大統領(52)が得票率38%でリードしているが、当選に必要な過半数に届かず、決着は11月3日の決選投票に持ち越される見通しとなった。ロイター通信が伝えた。
旧ソ連構成国モルドバは、ロシアの侵攻を受けたウクライナと共に欧州連合(EU)加盟を申請した。6月に加盟交渉が始まったが、国民は親欧米派と親ロ派に二分。苦戦を強いられたサンドゥ氏は、モルドバを勢力圏にとどめたいロシアを念頭に、外国勢力による大規模な買収工作が行われた「明白な証拠がある」と主張した。
2332
:
OS5
:2024/10/26(土) 12:12:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bac5ff3907734b06cd26713216ac2cd0a63788a
親ロシアか親欧米か…ジョージアで決戦の議会選挙 与党勝利ならEU加盟遠のく可能性
10/26(土) 8:54配信
産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で26日、議会選(定数150)の投票が行われる。ジョージアが親ロシア路線と親欧米路線のどちらに進むかを方向付ける重要な選挙になると見込まれており、国際的関心が高い。親露傾向を強める与党「ジョージアの夢」と、親欧米路線への回帰を訴える野党勢力との激戦が予想されている。開票結果次第では、抗議デモなど混乱が起きる可能性もある。
議会選に先立ち、「夢」と対立する親欧米派のズラビシビリ大統領は「この選挙は今後の国家の命運を分けるものだ」と訴えた。ジョージアでは大統領は象徴的存在にとどまり、実質的な権限は議会が握っている。
議会選は得票率に応じて各党の議席数が決まる比例代表制で行われる。得票率5%未満の党は議席割り当ての対象外となる。
2008年にロシアの軍事侵攻を受けたジョージアは「反露」を一種の国是としてきた。12年から政権を担う「夢」も親欧米路線をとり、ジョージアは昨年12月に「欧州連合(EU)加盟候補国」の地位を得た。ただ、近年はウクライナ侵略に伴う対露制裁に参加しないなど、ロシアとの関係回復を模索する動きも目立っている。
ジョージアは今年6月、外国から資金提供を受ける団体を規制する「反スパイ法」を施行。今月には同性婚や性別適合手術の禁止などを定めた「LGBT規制法」も成立した。「夢」は議会選に先立ち、選挙監視団体の弱体化や保守層からの支持拡大を狙い、両法を制定したとの観測が強い。
ロシアでは反スパイ法とLGBT規制法に類似した法律が弾圧に使われていることを背景に、EUは「夢」による両法の制定は強権主義だと非難。EU加盟手続きの一時停止を発表した。
野党勢力も両法を「ロシア法」と称して批判。「『夢』が勝利すれば、ジョージアの民主主義は失われ、EU加盟も不可能になる」と訴えている。
野党側が実施した事前の投票先調査では、「夢」が34%で首位に立った一方、18%で2位となった野党連合「統一」など親欧米派勢力への支持は計53%に上った。この調査によれば、野党連立による政権交代が起きる可能性がある。ただ、与党側による投票先調査では、「夢」が60%になったとも報じられている。
米シンクタンク「戦争研究所」は21日、「ロシアか欧米か」と題したリポートを公表。今回の議会選を「ジョージア独立以来、最も重要な選挙となる可能性が高い」と評価した。リポートによると、ロシアは「夢」が勝利した場合、南カフカス地域での影響力回復や反欧米主義の広がりをアピールするのに選挙結果を利用する可能性がある。(小野田雄一)
2333
:
OS5
:2024/10/27(日) 14:41:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/c875fb1dd1b634d5f2f32da75e7f3dbc70bc4b8d
ジョージアで議会選、親露・強権色強める与党「勝利」の公算 EU加盟遠のく
10/27(日) 11:05配信
産経新聞
投票所で投票用紙を数える選挙管理委員会のメンバーたち=26日、ジョージアのトビリシ(AP)
南カフカス地方の旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で26日、議会選(定数150)が行われた。同国が親ロシア路線と親欧米路線のどちらに進むかを方向付ける重要選挙と位置付けられ、国際的関心を集めた。中央選管の発表によると、親露色を強める与党「ジョージアの夢」が過半数を得票して勝利する見通し。親欧米路線への回帰を訴えた野党側は開票不正が起きたとし、抗議活動を行うと表明した。
議会選は得票率に応じて各党に議席数が割り当てられる比例代表制で行われた。得票率5%未満だった党は議席割り当ての対象外となる。
中央選管の発表によると、開票率約80%の時点で、「夢」が約54%を得票。親欧米派の主要野党4党は計約38%となっている。投票率は約59%。
2008年にロシアの軍事侵攻を受けたジョージアは反露を一種の「国是」としてきた。「夢」も12年の政権獲得後、親欧米政策を進め、昨年12月にはジョージアの「欧州連合(EU)加盟候補国」の地位獲得を達成した。ただ、近年はウクライナ侵略に伴う対露制裁に参加しないなど、親露傾向も強めていた。
「夢」のオーナーであるイワニシュビリ元首相はロシアで財を成した大富豪。同氏はジョージア国内の親露分離派地域、南オセチアとアブハジアを巡る領土問題の解決を視野に、対露関係の改善を図ろうとしているとの観測も出ている。
さらに、「夢」は議会選に先立ち、外国から資金提供を受けて活動する団体を規制する「反スパイ法」と、性的少数者(LGBTなど)の権利を制限する「LGBT規制法」を制定した。両法は類似した法律がロシアで施行され、政治・言論弾圧の手段として使われている。EUは「夢」の強権化を批判し、加盟手続きの一時停止を発表。野党側も「『夢』が勝利すればEU加盟が不可能になる」と訴えていた。
議会選で「夢」の勝利が発表される見通しとなったことで、EUとジョージアは関係悪化が避けられず、同国のEU加盟はさらに不透明になる。
米シンクタンク「戦争研究所」は議会選に先立ち、「ロシアか欧米か」と題するリポートを公表。今回の議会選は「ジョージア独立以来、最も重要な選挙となる可能性が高い」と評価していた。「夢」が勝利した場合、ロシアと「夢」が接近し、ウクライナ侵略以降に欧米が進めてきたロシア孤立政策の打撃になるとも指摘していた。(小野田雄一)
2334
:
OS5
:2024/10/27(日) 14:41:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a19f5dd3845971c75f1d312f6cbafcf863607d6
与野党とも「勝利」主張 ジョージア議会選、結果巡り混乱も
10/27(日) 14:33配信
時事通信
26日、トビリシで、ジョージア(グルジア)議会選の出口調査結果に反応する事実上の与党トップ、イワニシビリ元首相(中央)(AFP時事)
旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で26日投票が行われた議会選(定数150、任期4年)は即日開票され、リードするロシアに融和的な与党「ジョージアの夢」と、後を追う親欧米派の野党の双方が「勝利」を主張する異例の事態となった。
現地メディアなどが伝えた。
中央選管の暫定結果によると、与党の得票率は53%。野党はこの暫定結果を認めないと反発しており、混乱が広がる恐れがある。
これに先立つ各種出口調査結果では、与党の得票率は、政権系テレビが報道したもので56%、与党に批判的なテレビの情報で41〜42%とされていた。
ロシアに近いといわれる大富豪イワニシビリ元首相が率いる与党側は、出口調査結果を受けてすぐさま、花火を打ち上げて勝利を祝った。親欧米派のズラビシビリ大統領はX(旧ツイッター)で「(親ロシア派による)不正があったにもかかわらず、在外投票分が反映されていない段階で、親欧米派が得票率52%で勝利した」と投稿した。
ジョージアでは投票当日、親欧米派の野党の事務所や政治家が襲撃される事件が相次いだ。野党側は、与党支持者の仕業だと訴えている。
2335
:
OS5
:2024/11/03(日) 19:52:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/320e765ac831326dc7b4f5bd5c32f5fcc8b25e25
東欧モルドバで大統領選の決選投票始まる 親欧米派と親ロシア派が争う、接戦の公算
11/3(日) 18:42配信
産経新聞
東欧の旧ソ連構成国モルドバで3日、大統領選(任期4年)の決選投票が始まった。2期目を目指す親欧米派のサンドゥ現大統領と、親ロシア派政党に支援された元検事総長、ストヤノグロ氏が争う。接戦になるとの観測が強い。4日までに大勢が判明する見通し。
モルドバでは親欧米派と親露派の政治勢力による政権交代が相次いできた。ストヤノグロ氏が勝利すれば、サンドゥ氏が進めてきた欧州統合路線を見直す可能性がある。
10月20日に実施された1回目の投票では、11人の候補者中、サンドゥ氏が得票率42・4%で首位となり、ストヤノグロ氏が26%で2位につけた。当選には過半数の得票が必要で、決着は決選投票に持ち越されていた。(小野田雄一)
2336
:
OS5
:2024/11/03(日) 21:24:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2e98794eada4168f20c0ef9a0d26c04cf9b3d48
モルドバ大統領選挙の決選投票 親欧米派現職と親ロシア派支援候補の争い 日本時間4日夕方にも勝者判明の見通し
11/3(日) 20:50配信
2
コメント2件
TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN
ウクライナの隣国、旧ソ連のモルドバで大統領選挙の決選投票が行われています。新欧米派の現職と親ロシア派が支援する候補の争いとなっています。
モルドバで3日、大統領選挙の決選投票が始まりました。
先月の大統領選挙では、EU=ヨーロッパ連合加盟を目指す現職のサンドゥ大統領がおよそ42%、親ロシア派政党の支援を受けた元検事総長ストヤノグロ氏がおよそ26%の得票と、いずれも当選に必要な過半数を得られず決着がつきませんでした。
また、大統領選挙と同時に行われたEU加盟の是非を問う国民投票では「加盟に賛成」が過半数となりましたが、非常に僅差でした。
一連の投票をめぐってはロシアによる介入が指摘されていて、モルドバ当局は日本円にしておよそ60億円が有権者に配られたと発表しています。
決選投票は即日開票され、日本時間の4日夕方にも勝者が判明する見通しです。
TBSテレビ
2337
:
OS5
:2024/11/04(月) 09:44:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d10c5ba6a4f3efe884d3ec1239e0d7d8250ae12
モルドバ大統領選の決選投票、親欧州派の現職が勝利宣言
11/4(月) 9:13配信
AFP=時事
モルドバ大統領選決選投票の暫定開票結果が公表されたのを受け喜ぶマイア・サンドゥ現大統領。首都キシナウで(2024年11月3日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】モルドバで3日、大統領選の決選投票が行われた。開票がほぼ終わった段階で、親欧州派のマイア・サンドゥ(Maia Sandu)現大統領が得票率約54%で、親ロシア派の政党の支持を受ける元検事総長のアレクサンドル・ストイアノグロ(Alexandr Stoianoglo)氏を上回った。サンドゥ氏は「正義が勝利した」と宣言した。
【写真8枚】モルドバのサンドゥ大統領
モルドバは、戦争で荒廃したウクライナと欧州連合(EU)に挟まれた小国。今回の大統領選は、旧ソ連構成国として、親欧州路線を維持するか、再びモスクワの影響下に戻るかを決するものとなった。
約2週間前にはEU加盟の是非を問う国民投票が実施され、僅差で賛成が反対を上回った。
開票結果がほぼ出そろったのを受け、サンドゥ大統領は「モルドバ、あなたは勝利した。きょう、親愛なる国民の皆さん、あなた方は歴史書に叙述されるに値する民主主義の教訓をもたらした。自由と真実、正義が勝利した」と述べた。
先週末に実施され、与党が勝利したジョージアの議会選挙同様、モルドバの大統領選でもロシアの干渉が疑われたが、ロシアはこれを否定している。
モルドバ当局は3日、「攻撃や挑発、不安定化の試み」があったと報告。
警察は、ロシアが同国在住のモルドバ市民をベラルーシやアゼルバイジャン、トルコへ「組織的に移送」し、これらの国のモルドバ公館で投票できるようにしたとの疑惑を調査していると明らかにした。
当局によると、在外投票もサイバー攻撃や偽の爆弾予告の標的となった。【翻訳編集】 AFPBB News
2338
:
OS5
:2024/11/04(月) 18:17:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/682f47dd3295023fa09719b93d5df7f3dfefc4c4
親欧米派のサンドゥ現大統領が親露派破る モルドバ大統領選、欧州統合路線継続へ
11/4(月) 17:33配信
産経新聞
東欧の旧ソ連構成国モルドバで3日、大統領選(任期4年)の決選投票が行われた。中央選管によると、2期目を目指した親欧米派のサンドゥ現大統領が55・4%の得票率で、親ロシア派政党に支援された元検事総長、ストヤノグロ氏(得票率44・6%)に勝利した。投票率は54・3%。サンドゥ氏の再選で、モルドバが欧州統合路線を継続することが決まった。
サンドゥ氏は4日、「われわれは団結と民主主義、尊厳ある未来への責任を示した。自由で希望を持つ国民に奉仕できることを誇りに思う」とX(旧ツイッター)に投稿し、勝利を宣言した。
隣国ウクライナのゼレンスキー大統領はサンドゥ氏の勝利を祝福した。サンドゥ氏はロシアによるウクライナ侵略を非難し、ウクライナとの団結を訴えてきた。
サンドゥ政権高官のセクリエル氏は開票に先立ち、「(サンドゥ氏の敗北を狙う)ロシアによる大規模な選挙干渉を確認している」とXに投稿。「選挙結果がゆがむ可能性が非常に高い」とも指摘した。一方、露国営タス通信によると、ストヤノグロ氏も投票終了後、「サンドゥ氏陣営による選挙違反があった」と主張した。モルドバでは国外在住の国民が多い中、中央選管が欧米諸国に多数の投票所を開設した一方、ロシアには2カ所しか開設しなかったことを問題視したという。
モルドバでは親欧米派と親露派の政治勢力による政権交代が繰り返されてきた。2020年の前回選で親露派候補に勝ち、22年にモルドバの「欧州連合(EU)加盟候補国」の地位獲得を実現したサンドゥ氏は選挙戦で「国の未来は欧州にある」と訴えてきた。これに対し、ストヤノグロ氏は「モルドバにとってロシアも重要だ」と対露関係の改善を掲げていた。
先月20日に実施された1回目の投票では、11人の候補者中、サンドゥ氏が得票率42・4%で首位となり、ストヤノグロ氏が26%で2位につけた。当選には過半数の得票が必要で、決着は決選投票に持ち越されていた。
1回目の投票後、サンドゥ氏陣営は、ロシアと親露派が有権者を買収してサンドゥ氏への反対票を投じさせた証拠があると主張。ロシアは介入を否定した。(小野田雄一)
2339
:
OS5
:2024/11/28(木) 07:55:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/df00ed9dc884dd9dfd0d1c8e315e7c90a954aeac
来月14日に新大統領選出 与党候補は元サッカー選手 ジョージア
11/27(水) 20:16配信
時事通信
ジョージア与党が大統領候補に指名したカベラシビリ議員=2018年2月、トビリシ(AFP時事)
旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)議会は26日、親欧米派のズラビシビリ大統領の任期(6年)満了に伴う大統領選を12月14日に実施すると決めた。
ロシアに融和的な与党「ジョージアの夢」が主導した憲法改正で、今回から国民の直接選挙から議員による間接選挙に変更。与党が新大統領選出を強行する公算が大きい。
現地からの報道によると、ジョージアの夢は27日、与党系のカベラシビリ議員を大統領候補に指名した。カベラシビリ氏は、イングランドのマンチェスター・シティーに所属したこともある元サッカー選手。
2340
:
OS5
:2024/12/02(月) 16:34:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/00ed22f8ec29e869b437a5fd6a03030820441b5e
ジョージア首都の抗議デモ、数万人規模に 首相は議会選やり直し拒否
12/2(月) 11:04配信
AFP=時事
ジョージアの首都トビリシの議会前で、政府の欧州連合加盟交渉中断決定に抗議するデモで国旗を掲げる参加者たち(2024年12月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ジョージアで1日、欧州連合(EU)加盟交渉の中断決定に対する抗議デモが4日目に突入した。首都トビリシの議会前でのデモ参加者は数万人規模に膨れ上がった。
10月に行われた議会選で、ロシア寄りとされる与党「ジョージアの夢」が勝利したが、親欧米派の野党は選挙の不正を主張。以来、混乱が深まっていたところに先月末、イラクリ・コバヒゼ首相がEU加盟交渉を2028年まで停止すると発表したのを契機に、トビリシなど都市部で抗議の波が広がった。
野党は開会した新議会をボイコットしており、親欧米派のサロメ・ズラビシビリ大統領は今回の選挙を「違憲」と主張。憲法裁判所を通じて選挙無効を訴えている。
内務省は抗議デモでこれまでに約150人が逮捕されたと発表しているが、弁護士団体は200人としている。
AFPの取材班によると1日夕には、親欧米派の数万人が議会前に集結。機動隊が催涙ガスや放水砲を使用し解散させようとしたが、抗議集会は深夜まで続いた。付近では一部の参加者に避難場所を提供する教会もあった。
民衆は、コバヒゼ首相が議会選のやり直しを拒否し、「10月26日の議会選に基づく組閣は完了した」と宣言したことで、怒りを一段と募らせている。
与党は今週、主に儀礼的な役割とされる大統領職に、同国の元サッカー代表選手で極右のミハイル・カベラシビリ氏を指名した。
しかし、ズラビシビリ大統領は11月30日のAFPとの独占インタビューで、議会選のやり直しが実施されるまで辞任しないと明言した。
欧州議会は議会選の結果を認めておらず、「重大な不正行為」の調査と選挙のやり直し、さらにコバヒゼ首相を含むジョージア高官への制裁を求めている。【翻訳編集】 AFPBB News
2341
:
OS5
:2024/12/05(木) 08:37:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/9156e0d44e3aba2e1b260e4b1765936fdf46921f
ジョージア当局、野党幹部ら相次ぎ逮捕 暴徒襲撃も、衝突激化の恐れ
12/5(木) 7:43配信
朝日新聞デジタル
ジョージアの首都トビリシで2024年12月4日未明、EU加盟交渉の停止への抗議デモに参加するガスマスクを着用した人々=ロイター
大規模な反政権デモが続く旧ソ連構成国のジョージアで4日、警察が野党事務所などを一斉に捜索し、指導者らの逮捕に踏み切った。ただ、議会選の不正疑惑や欧州連合(EU)加盟交渉の停止をめぐり親欧米派の市民は、「親ロシア」と批判する政権への反発を強めており、衝突が一段と激しくなる恐れがある。
地元メディアによると、警察は野党や活動家らの事務所を捜索。「組織的な暴力や破壊行為」などの疑いで複数の幹部を逮捕した。首都トビリシでは、政権支持派とみられる暴徒が野党指導者らを襲撃し、警察も加わったという。
地下鉄の駅では、警察がデモ参加者を検査し、ガスマスクなどの装備を押収。警察はデモ隊に対して催涙ガスを使用しており、反発した一部の参加者が拘束された。
朝日新聞社
2342
:
OS5
:2024/12/10(火) 22:46:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/516e46350044afd139c9eb1b9a73c9c369e302bf
ロシア亡命のアサド氏、モスクワなどに約20の高級マンション所有…経済制裁下で親族が資産移転か
12/10(火) 17:52配信
読売新聞オンライン
8日、ダマスカスで、倒されたハフェズ・アサド氏の像を踏む反体制派の戦闘員=AP
タス通信は9日、シリア大統領の座を追われ、ロシアへの亡命が伝えられたバッシャール・アサド氏について、在露シリア大使館が「確かにモスクワにいる」と認めたと報じた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、アサド氏はモスクワ市内や郊外に少なくとも約20件の高級マンションを親族らの名義で所有している。現在は所有物件のいずれかに身を置いている可能性がある。英紙デイリー・メール(電子版)は、アサド氏は英国生まれの妻との間に3人の子供がおり、行動を共にしているとみられると伝えた。
FTによると、所有マンションは2013〜19年に購入され、当時の価格で計4000万ドル(約60億円)相当に上る。モスクワ中心部の物件は1243平方メートルの広さがあるという。親族らは、米欧の経済制裁を受けているアサド氏の代わりに資産を管理し、一族の資産を国外に移す役割を果たしてきた模様だ。
ロシアは、14年のウクライナの政変で国を追われたビクトル・ヤヌコビッチ氏ら親露派政治家の逃亡先となってきた。露メディアによると、露下院議員から「アサド氏に市民権を与えるべきだ」との主張が出ているという。
2343
:
OS5
:2024/12/13(金) 20:46:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fd1490e8eb64f5a5f213f19a943332a9e558502
ジョージアで新大統領選出へ 親露与党候補が勝利確実の情勢、強権化進む恐れ
12/13(金) 19:00配信
産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で14日、大統領選(任期5年)が行われる。同国では強権・親ロシア色を強める与党「ジョージアの夢」が欧州連合(EU)加盟交渉の凍結を発表した11月末以降、親欧米派の野党や国民の抗議デモが続いてきた。野党側は抗議の一環として今回の大統領選に候補者を擁立していないため、「夢」が擁立したサッカー選手出身の前国会議員で、唯一の候補者となったカベラシビリ氏の選出が確実な情勢だ。
ジョージアの大統領は従来、国民の直接選挙で選出されてきたが、今回から国会議員や地方議員らで構成する選挙人300人の投票で選出する。大統領は権限が議会より小さい儀礼的存在だが、「夢」はカベラシビリ氏を新大統領に据えて政権基盤を盤石にする構えだ。
親欧米派のズラビシビリ現大統領が退任することで、「夢」の強権化がさらに進む恐れもある。ズラビシビリ氏は「夢」に対抗するため任期満了後も大統領を続けると表明しており、ジョージアの政治混乱はなお続きそうだ。
「夢」は昨年末、ジョージアの「EU加盟候補国」の地位獲得を実現した。しかし、今年に入って10月の議会選対策を主眼とし、外国から資金提供を受けて活動する団体を規制する反スパイ法と、性的少数者(LGBTなど)の権利を制限する法律を成立させた。
両法は類似した法律がロシアで政治・人権弾圧の手段として使われていることから、EUは「夢」の強権化を非難し、加盟手続きの一時停止を発表。親欧米派の野党や国民も「EU加盟を遠ざける」と反発した。
「夢」の勝利が発表された10月の議会選でもEUや野党側は選挙不正が起きたと主張。「夢」出身のコバヒゼ首相は11月末、これに反発する形で「2028年までEU加盟交渉を凍結する」と表明した。(小野田雄一)
2344
:
OS5
:2024/12/14(土) 19:29:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0bec52ddac992e02bdcd6d5001887688d27c78ba
モルドバが60日間の非常事態宣言へ、ロシアから天然ガス停止の恐れ…「住民を人質」と非難
12/14(土) 17:03配信
読売新聞オンライン
モルドバ地図
ロイター通信によると、旧ソ連構成国モルドバの議会は13日、ロシアからの天然ガスの供給が止まる恐れがあるとして、16日から60日間にわたる非常事態宣言を発令すると決めた。モルドバ政府は、ロシアのプーチン政権を「ガスや電気がない状態に置き去りにし、住民を人質にしている」と非難している。
モルドバはウクライナ経由で年間約20億立方メートルの露産ガスの供給を受け、ロシア系住民が実効支配するモルドバ東部「沿ドニエストル共和国」の発電に利用してきた。ただ、ウクライナが年末に終了する露大手ガスプロムとの輸送契約を延長しないと表明していた。
モルドバ側の説明によると、露側はルーマニア経由などでガスを代替輸送できるにもかかわらず、モルドバ側に対し供給条件として負債の支払いを求めるなど供給が不透明な状態に陥っているという。
モルドバでは親欧米のマイア・サンドゥ大統領が11月の大統領選の決選投票で再選を果たした。ロシア側が選挙に介入したとして、モルドバ政府や欧米諸国が批判を続けていた。
2345
:
OS5
:2024/12/15(日) 08:03:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aeb1026e1c79e68945c15d620eb7541687ec9a6
ジョージア新大統領に親露派のカベラシビリ氏が選出 新欧米派との対立で政治混乱長期化も
12/14(土) 20:35配信
産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で14日、大統領選(任期5年)が行われ、強権・親ロシア色を強めるコバヒゼ政権の与党「ジョージアの夢」が擁立したサッカー選手出身の前国会議員、カベラシビリ氏が当選した。
同国では与党が欧州連合(EU)加盟交渉の凍結を発表した11月末以降、親欧米派の野党や国民の抗議デモが続いてきた。今回の大統領選で野党側は抗議の一環として候補者を擁立せず、カベラシビリ氏が唯一の候補者となっていた。与党はカベラシビリ氏を新大統領に据えて政権基盤を盤石にする構えだ。
親欧米派のズラビシビリ現大統領が退任することで、与党の強権化がさらに進む恐れもある。ズラビシビリ氏は任期満了後も大統領を続けると表明しており、政治混乱は続く可能性がある。
与党は今年、外国から資金提供を受けて活動する団体を規制する反スパイ法と、性的少数者(LGBTなど)の権利を制限する法律を施行。野党やEUが批判していた。
ジョージアの大統領は従来、国民の直接選挙で選出されてきたが、今回から国会議員らで構成する選挙人300人の投票で選出されることとなった。(小野田雄一)
2346
:
OS5
:2024/12/15(日) 21:42:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/932788e4325714165d888d40ed068f2a9f6b9e71
ジョージア市民「ロシアと闘うとき」 連夜の反政権デモ、広がる混乱
12/15(日) 19:30配信
朝日新聞デジタル
大統領選で当選を決めたカベラシビリ氏を「ウソつきの敗者だ」と批判するビラを掲げる抗議デモの参加者=2024年12月14日、トビリシ、中川仁樹撮影
南コーカサスの旧ソ連構成国ジョージアで14日、与党候補が選ばれた大統領選への抗議デモが行われ、親欧米派の市民が深夜まで大通りを埋めた。ジョージアは欧州連合(EU)加盟候補国だが、親欧米派は与党を「親ロシア派」と批判して抗議活動を連日続けている。混乱収束の見通しは立っていない。
大統領選は同日、議会議員らが投票し、与党「ジョージアの夢」が擁立した元サッカー選手のカベラシビリ氏が当選した。ロイター通信によると、「欧米の情報機関がジョージアをロシアと戦争させようとしている」と繰り返し発言している人物だという。
親欧米派は、同日朝から議会周辺で抗議活動に集まった。友人と参加した学生のナタさん(20)は「選挙結果は認められない。いまは闘うときだ。与党、そしてロシアと」と訴えた。
朝日新聞社
2347
:
OS5
:2024/12/24(火) 21:06:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/61d6ffa0606be26172267a1da7b9e58eec913c2e
親欧米派サンドゥ大統領が2期目就任 東欧モルドバ、エネルギー危機への対処課題
12/24(火) 19:30配信
産経新聞
ウクライナに接する東欧の旧ソ連構成国モルドバで24日、11月の大統領選決選投票で勝利した親欧米派のサンドゥ大統領(52)の2期目の就任式が開かれた。就任式でサンドゥ氏は「民主主義や基本的人権、自由を全力で守ることを誓う」と表明した。サンドゥ氏は今回の任期で欧州連合(EU)加盟に向けたプロセスを加速させる見通し。
サンドゥ氏の直近の課題はエネルギー危機への対処になる。モルドバは従来、ウクライナ経由でロシア産天然ガスを輸入してきた。ただ、今月末にウクライナとロシア間の天然ガス通過契約が失効することでガス供給が止まり、電力不足が起きる恐れがある。モルドバは今月、非常事態宣言を出し、政府によるエネルギー管理を強化した。
ロイター通信によると、サンドゥ氏は19日の記者会見で「ロシアはウクライナ経由とは別ルートでのガス供給が可能であるにもかかわらず、代替ルートによる供給を拒否している」としてロシアを非難した。(小野田雄一)
2348
:
OS5
:2024/12/27(金) 22:58:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f349ea912380439cb790a5e2dad5bb54ec09ebc
カザフ旅客機墜落、ロシア軍の防空システム「パーンツィリ」の攻撃か…航空管制との通信も妨害
12/27(金) 20:16配信
読売新聞オンライン
25日、カザフスタン西部アクタウ付近に墜落した旅客機の残骸=ロイター
カザフスタン西部アクタウでアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落した事故で、調査に関わるアゼルバイジャン当局の複数の関係者は、旅客機がロシア軍の防空ミサイルで撃墜されたとの見方を示した。ロイター通信が26日に報じた。
【動画】墜落した機体に残る多数の「穴」
25日、カザフスタン西部に墜落した旅客機の残骸に開いた穴=ロイター
アゼルバイジャン当局の予備調査では、旅客機は25日、当初の目的地だった露南部グローズヌイ付近で露軍の防空システム「パーンツィリ」の攻撃を受けた。無人機を無力化するロシアの電子戦兵器の影響で、旅客機は航空管制との通信も妨害されていたという。攻撃を受けた後、アクタウまで飛行して緊急着陸を試みたが、地面に激突した。この日朝、グローズヌイなどでウクライナ軍の無人機攻撃があったとされる。
墜落した旅客機の後部には、多数の小さな穴が開いていた。米CNNによると、米政府関係者も露軍が撃墜した可能性があるとみている。
2349
:
OS5
:2024/12/28(土) 15:31:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/a91571e294fdd2bc446fed2ddea060caa2dcb75f
「撃墜」報道受けロシア便の休止相次ぐ 「空の安全」懸念が現実に
12/28(土) 11:00配信
朝日新聞デジタル
カザフスタン西部アクタウ近郊で墜落したアゼルバイジャン航空の機体。カザフスタン・マンギスタウ州が2024年12月25日公開した映像から=AP
ウクライナ侵攻を進めるロシアで「空の安全」への懸念が現実のものになってきた。ロイター通信などが、カザフスタンで墜落したロシア行きのアゼルバイジャン航空機が、ロシアの地対空ミサイル誤射で撃墜されたとの見方を報道。複数の航空会社が相次いでロシア便を運休する事態になっている。
ロシアのインタファクス通信によると、アゼルバイジャン航空は28日から、ロシア南部を中心に10路線が運休となる。アゼルバイジャン運輸当局が、事故の暫定的な調査が終わるまでの措置だという。モスクワなどへの運航は続ける。
カザフスタンのカザク・エアも28日から1カ月間、ロシア中部のエカテリンブルクへの便を休止。「ロシア便のリスク評価の結果を受け、乗客乗員の安全確保のための措置」としている。イスラエルのエルアル航空も1週間、モスクワ便を休止すると発表。フライドバイ航空も一部で同様の対応をしている。
朝日新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/3741e34d911aef1b3c2d15810233d021f84cc40d
アゼルバイジャン航空の旅客機墜落、ロシアの責任追及する声高まる…旧ソ連圏での求心力低下か
12/28(土) 7:01配
読売新聞オンライン
26日、カザフスタン西部に墜落した旅客機の残骸を調べる専門家=カザフスタン非常事態省提供、ロイター
カザフスタンで墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機はロシア軍の防空ミサイルに被弾した可能性が濃厚となり、ロシアの責任を追及する声が高まっている。誤射と確定した場合、旧ソ連構成国に対するロシアの求心力が低下しそうだ。
【動画】カザフスタンで墜落した旅客機に多数の穴…アゼルバイジャン消息筋、「ロシアが撃墜した」(ロイター)
アゼルバイジャンの通信社トゥランによると、旅客機が露軍の防空ミサイル攻撃を受けたとする当局の予備調査の結果を受け、同国のラシム・ムサベコフ議員は「ロシアは謝罪すべきだ」と強調した。防空システムが稼働していたのであれば、民間機の立ち入り制限措置が必要だったと指摘し、「刑事責任を問わねばならない」と述べた。
露メディアによると、旅客機が墜落した25日朝、グローズヌイ付近などにウクライナ軍の無人機が飛来していた。露軍の防空システムが旅客機と無人機を誤認した可能性がある。
墜落で死亡した38人にはロシアのほか、アゼルバイジャンやカザフスタンの国民が含まれていた。いずれも旧ソ連構成国だ。露メディアは乗客の証言として、旅客機はグローズヌイで2回着陸を試みたが失敗し、3回目に後方で爆発音と振動があったと伝えた。
両政府は現時点でロシアの責任を追及していない。英BBCアゼルバイジャン語版は「両国は恐らく証拠を確保しているが、ロシアが責任を認めるのを待っている」とロシアの顔を立てているとの見方を示した。ロシアが対応を取らなければ、プーチン露政権と一定の距離を保つアゼルバイジャンでは非難が高まることも想定される。
ロシアは現時点で露軍の関与を認めていない。露航空当局は事故原因について、機体に鳥が衝突する「バードストライク」が発生したと発表した。プーチン露大統領は25日、旧ソ連構成国でつくる独立国家共同体(CIS)の非公式首脳会議で「死傷者とその家族に哀悼の意を表する」と述べたが、その後は発言が報じられていない。
露軍の攻撃を裏付ける決定的な証拠が出ない限り、ロシアは旧ソ連構成国を刺激しないように事態の沈静化を待つとみられる。
イスラエル紙エルサレム・ポストによると、旅客機墜落を受け、エルアル・イスラエル航空は26日、来週まで同国中部テルアビブ―モスクワ間の運航を休止すると発表した。
2350
:
OS5
:2024/12/28(土) 21:14:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/7700b96e563d5f8dd23499576e79635f4d8b755b
アゼルバイジャン検察がロシア入り 墜落の原因究明めぐり強まる圧力
12/28(土) 20:48配信
朝日新聞デジタル
カザフスタン西部アクタウ近郊で2024年12月25日、墜落したアゼルバイジャン航空の機体=ロシアのSNSから
カザフスタンでロシア行きのアゼルバイジャン航空機が墜落した事故の原因究明をめぐり、ロシアへの圧力が強まっている。ロシアメディアによると、アゼルバイジャンの検察官が捜査のためロシアに入っている。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領とカザフスタンのトカエフ大統領が27日に電話で協議。ロシアのタス通信によると、トカエフ氏は「事故の全容を多面的、客観的に解明するために全力を尽くす」と約束した。
この旅客機は25日、ロシア・チェチェン共和国のグロズヌイに向かっていたが、機体にトラブルが発生し、カザフスタン西部で墜落した。機体の残骸や目撃者の証言から、ロシアの地対空ミサイルに撃墜されたとの見方が強まっている。
アゼルバイジャンのナビエフ・デジタル開発運輸相は27日、「乗客や乗務員はグロズヌイ上空を飛行中に爆発音を聞いたと報告した。現時点では外部の影響を受けたと考える根拠がある」と述べ、ミサイルが原因の可能性をにじませた。同国の検察官は27日、グロズヌイに入ったという。
カザフスタン当局によると、ロシア側は「機内で酸素ボンベが爆発した」と伝えていた。ナビエフ氏は「利害関係者からの情報だ」とし、確認を急ぐ考えを示した。
朝日新聞社
2351
:
OS5
:2024/12/30(月) 17:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e1fe2728f68acca53ad49d718532612d0a86d70
旅客機は「ロシア上空での攻撃で墜落」とアゼルバイジャン大統領 「露は罪認めよ」と非難も
12/29(日) 21:55配信
産経新聞
カザフスタン西部アクタウ近郊で起きたアゼルバイジャン航空機の墜落で、同国のアリエフ大統領は29日、同機が「ロシア上空で地上から攻撃を受けて損傷し、操縦不能になったとの事実が確立されつつある」と表明した。「ロシアは自身の罪を認めるべきだ」とも述べ、露軍の防空ミサイルの誤射が墜落要因になったとの見方を示した。現地メディアが伝えた。
アリエフ氏は、露当局が墜落要因として鳥との衝突説や機内でのボンベ爆発説を唱えたとし、「ロシアは問題をもみ消そうとしている」と非難。また、同機が電波妨害により操縦が困難になっていたことも墜落の一因になったと指摘した。
露軍は当時、ウクライナのドローン(無人機)攻撃を受け、防空システムや電波妨害装置を稼働させていたとされる。
一方、原因調査を主導するカザフのボズンバエフ副首相は28日、現地メディアのインタビューに「調査チームにロシアの専門家2人も参加している」と明らかにした。同氏は一方で「誰も調査に干渉しようとしていない」と述べ、ロシアの参加にかかわらず調査は客観的に行われるとした。
これに先立ち、タス通信は26日、カザフ当局者が「墜落原因の調査はカザフ当局が行っており、ロシアやアゼルバイジャンは参加できない」と話したと伝えていた。(小野田雄一)
https://news.yahoo.co.jp/articles/592dd133116f1869f1670d86dadd43645f779702
アゼルバイジャン機墜落「露軍が撃墜」説が支配的に 事実ならロシアに大打撃
12/27(金) 8:20配
産経新聞
カザフスタン西部アクタウ近郊で起きたアゼルバイジャン航空機の墜落は、同機がロシア軍の防空ミサイルで撃墜されたとの観測が支配的になりつつある。仮に同機が露軍によって撃墜されたことが確認された場合、ロシアが受ける政治的打撃は大きい。原因究明に乗り出したカザフ政府などが今後、どのような調査結果を示すかが焦点となる。
欧州の国際テレビ局「ユーロニュース」は26日、アゼルバイジャン政府筋が同機について「露軍の地対空ミサイルで撃墜された」と話したと報道。アゼルバイジャンメディアも26日、同国政府筋が同様の暫定調査結果を明かしたと伝えた。
墜落は25日に発生。同機はアゼルバイジャンの首都バクーから露南部チェチェン共和国グロズヌイに向かっていたが、グロズヌイの空港から「濃霧」を理由に着陸を拒否され、アクタウに向かった。これと前後して機体トラブルが起き、アクタウ近郊で墜落した。墜落で乗員乗客67人のうち機長を含む38人が死亡した。
機長は機体トラブルについて「鳥の群れと衝突した」と地上に報告。これを受け、アゼルバイジャン航空は当初、同機が鳥と衝突して墜落したとする暫定的な見方を示した。
ただ、墜落後の機体は尾翼などに弾痕のような無数の穴が開いていることが確認された。機体トラブルの発生後に乗客が機内から撮影した動画にも、主翼部分が損傷した様子が映っていた。穴は防空ミサイルが付近で爆発した航空機に残る痕跡と酷似していると指摘され、撃墜説が浮上した。
さらに、チェチェン当局が墜落に先立ち「ウクライナ軍のドローン(無人機)を防空システムで撃退している」としてグロズヌイの空港の発着を一時停止していたことや、アゼルバイジャン航空が墜落原因の判明までグロズヌイへの飛行を禁止したことも、同機が露軍の防空ミサイルで撃墜されたとの観測を補強した。
露軍事メディアは、機体トラブルが発生したのはグロズヌイの空港から18キロ離れた上空2400メートルの場所で、付近に露軍の防空システムが配備されていたと報告。「機長は機体付近で防空ミサイルが爆発した衝撃を鳥の衝突と勘違いした可能性がある」とした。
露独立系メディアは「グロズヌイの空港は『濃霧』を理由に墜落機に着陸を拒否したが、本当の理由はドローン攻撃だった可能性がある」と指摘。アゼルバイジャンメディアも、ロシア側が誤射を隠蔽するため同機をカスピ海に墜落させる意図で対岸のアクタウへの飛行を命じたと伝えた。
今回の墜落の犠牲者はロシア人のほか、アゼルバイジャン人やカザフ人らロシアが友好国とする旧ソ連諸国の国民だ。仮に露軍の防空ミサイルが墜落原因だったとする調査結果が出ればロシアには大打撃となる。
ロシアを巡っては2014年、ウクライナ東部紛争で、ロシアと一体の親露派武装勢力が露製地対空ミサイルの誤射でマレーシア航空機を撃墜する事件が起きていた。(小野田雄一)
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OS5
:2024/12/30(月) 18:00:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/db3e819828cc0f9486949ba132548533d09650d9
ジョージアでロシア寄り新大統領就任 「正当性ない」と新欧米派現職
12/30(月) 11:25配信
AFP=時事
ジョージア議会で就任宣誓を行うミハイル・カベラシビリ新大統領(中央、2024年12月29日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ジョージアで29日、ロシア寄りとされる与党「ジョージアの夢」の支持を受ける元サッカー代表選手で、極右のミハイル・カベラシビリ氏が大統領に就任した。
ジョージアでは10月の議会選をめぐり、親欧米派の野党が不正を主張。欧州連合(EU)加盟交渉の中断決定に対する抗議デモが続いており、政治的対立の激化が予想される。
極右的な姿勢とLGBTQ(性的少数者)に対する侮辱的な言説で知られるカベラシビリ氏は、議会での宣誓後、「わが国の伝統、価値観、国民的アイデンティティー、家族の神聖さ、そして信仰」をたたえると述べた。
一方、「ジョージアの夢」が不正を行ったとされる議会選のやり直しを要求している親欧米派のサロメ・ズラビシビリ大統領は、カベラシビリ氏の就任には「正当性がない」と宣言。
大統領宮殿で支持者を前に演説したズラビシビリ氏は「私はこの場所を去るが、『ジョージアの夢』との闘いは継続する」「私はこれからも唯一の正当な大統領だ」と語った。
その後、数千人規模の抗議デモは議会に向かった。一部はカベラシビリ氏がサッカー選手だったことに絡め、レッドカードを掲げた。【翻訳編集】 AFPBB News
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OS5
:2024/12/30(月) 18:05:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/00d75d073baf0a2cab157e44c2587059ee3480ec
現職と元教育相が決選投票へ クロアチア大統領選
12/30(月) 9:37配信
共同通信
29日、クロアチア大統領選の最初の結果発表後、支持者に手を振るミラノビッチ大統領=ザグレブ(ロイター=共同)
【ロンドン共同】クロアチアで29日大統領選が実施され、選挙管理委員会によると、中道左派、社会民主党の現職ミラノビッチ大統領が最多の約49%の支持を獲得した。2位は約19%のプリモラツ元教育・科学相で、過半数を得票した候補がいなかったため、両氏が来年1月12日の決選投票に進むことが決まった。ロイター通信などが報じた。
ミラノビッチ氏は欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)によるウクライナ支援に否定的で、中道右派のクロアチア民主同盟を率いるプレンコビッチ首相と対立してきた。プリモラツ氏はクロアチア民主同盟が支持する。
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OS5
:2024/12/30(月) 22:27:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/84057707cdaf3c984ccaf2c5a58e8601f4b9e7b3
アゼル大統領、ロシアが撃墜と断言 旅客機墜落で「問題隠蔽」と非難
12/30(月) 8:30配信
毎日新聞
旅客機墜落を受けて会議を開くアゼルバイジャンのアリエフ大統領=バクーで2024年12月25日、アゼルバイジャン大統領府・AP
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は29日、カザフスタン西部で墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機について、ロシアによって撃墜されたと断言し、「ロシア側は明らかにこの問題を隠蔽(いんぺい)しようとしていた」と非難した。アゼルの国営放送のインタビューに答えた。
アリエフ氏はその後、ロシアのプーチン大統領と2日続けてとなる電話協議を行い、旅客機の墜落に関する議論を続けた。
旅客機の墜落を巡っては、複数のメディアなどがロシアの防空システムによる被弾の可能性を指摘していたが、アリエフ氏は28日にプーチン氏と電話協議した際には「外部からの影響で墜落した」と指摘するにとどめ、ロシアを名指しすることはなかった。一夜明けて、ロシアを非難する姿勢に転じた。アゼル国内でロシアへの不満が高まっている点を考慮したとみられる。
アゼル大統領府によると、アリエフ氏はインタビューで、旅客機が目的地の露南部グロズヌイ付近で電磁波の影響で制御不能になったことが判明しているとし、地上からの攻撃で尾翼が深刻な損傷を受けたとも述べた。これまでロシア側が墜落の原因について、鳥との衝突や機体の設備上の問題を主張してきたと指摘。「明白な事実を否定し、人々を欺こうとする試みは無意味でばかげている」と訴えた。
また、ロシアに対しては首脳間の電話協議前日の27日に、アゼル側に謝罪し、罪を認め、責任者を処罰し、賠償金を支払うように伝えたことも明らかにした。両政府の発表を見る限りでは、プーチン氏は電話協議で墜落の責任を認めない形で謝罪したが、アリエフ氏は29日のインタビューで、謝罪されたとの認識を表明。その上で、「(自身が求めている)条件はすべて正当なものだ。我々の条件が受け入れられることを願っている」と訴えた。【モスクワ山衛守剛】
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OS5
:2025/01/02(木) 08:17:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/45a09e1d7bb1198edc4dbbb50f48d80df5262a9a
ロシアがガス供給止めて親ロ派地域で暖房停止 モルドバへの圧力裏目
1/2(木) 6:00配信
朝日新聞デジタル
2024年12月、ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館を訪問したロシアのプーチン大統領。スプートニク提供=AP
ロシアが1日、旧ソ連構成国のモルドバへの天然ガス供給を停止したところ、同国内で親ロシア系住民の分離独立派が支配する「沿ドニエストル」地域の住宅で暖房が止まる事態になった。モルドバ政府の支配地域は、主にルーマニアからガス供給を受けて現時点では問題ないとみられ、ガスを使ったロシアの圧力が裏目に出た形だ。
沿ドニエストルのエネルギー会社が住民に出した通知によると、1日午前に暖房や調理向けのガス供給が停止し、ガスの栓を閉めるように求めている。供給再開の時期は書かれていない。
沿ドニエストルの住民は「朝からお茶も沸かせなくなった」と嘆いている。英紙ガーディアンによると、同社は住民に、「暖かい服を着て、家族が一つの部屋に集まり、窓やベランダのドアに毛布や厚手のカーテンを掛け、電気ヒーターを利用する」よう呼びかけているという。
ロシアはウクライナ経由で沿ドニエストルに年間約20億立方メートルの天然ガスを供給してきたが、ウクライナが通過契約を延長せず、1日に供給が止まった。
朝日新聞社
2356
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OS5
:2025/01/02(木) 19:10:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b3037393515a1f959b0b79dd4471693dea7b3ae
ロシア、ウクライナに「もし勝利」でも大損失が確実 地政学・軍事・経済の全てで〝赤字〟
1/2(木) 15:28配信
産経新聞
ロシア国旗
ロシアによるウクライナ侵略の早期終結を掲げるトランプ次期米大統領は1月20日の新政権発足後、本格的にロシアとウクライナに停戦を働きかける見通しだ。仮に一部のウクライナ領の実効支配をロシアに認める条件で停戦が成立すれば、ロシアは一定の「勝利」を収める形となる。ただ、その場合でも、過去約3年間にわたる侵略戦争でロシアが払った代償は地政学、軍事、経済の全ての面で膨大で、差し引きで言えば大赤字が確実だ。
【画像】ウクライナ新兵器「ドラゴンドローン」…2200度の溶解鉄降らせる
■一部領土で実効支配を受忍も
トランプ氏の停戦案の一部には、現在の前線を停戦ラインとして紛争を凍結させることが含まれているとされる。そうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は最近、北大西洋条約機構(NATO)からウクライナの安全が保証されるのであれば、占領下にある一部領土についてロシアの実効支配を受忍することは可能だとの考えを表明。「停戦には全領土からの露軍の撤退が必要だ」としてきた従来の立場を緩和した。
これに対してプーチン露大統領は、ウクライナがNATO加盟方針を放棄して「中立化」することや、ウクライナ南部クリミア半島と東・南部4州をロシアに割譲することを停戦条件に掲げている。ただ、プーチン氏は24年秋以降、詳細への言及は避けつつも、ロシアには「合理的な妥協」を行う用意があるとも発言。ウクライナのNATO加盟や既存占領地の放棄は容認しないとしても、現在の前線で停戦することには同意する可能性がある。
この場合、ロシアは事実上、ウクライナ領の一部を獲得し、軍事作戦の開始当初に掲げた「ウクライナ東部のロシア系住民の保護」という目標の一つを達成する形となる。
しかし、仮にロシアが一部ウクライナ領の支配という「利益」を得たとしても、そのために被った損失は多岐にわたる。
その一つは地政学的損失だ。ロシアは早期にウクライナを降伏させることに失敗し、軍事大国としての威信に傷が付いた。また、従来は中立を維持していた隣国フィンランドとスウェーデンのNATO加盟を招き、露欧間の戦略海域であるバルト海は「NATOの海」と化してしまった。
■「勢力圏」を相次いで喪失
ロシアはウクライナ侵略戦争に専心した結果、旧来の「勢力圏」も相次いで喪失した。
23年9月、南カフカス地方の旧ソ連構成国アゼルバイジャンが、隣国アルメニアに実効支配される係争地ナゴルノカラバフの奪還作戦を行った。ロシアはアルメニアと軍事同盟を結んでいるが、ウクライナ侵略戦争で余力がないためにアゼルバイジャンを止められず、アルメニアの敗北を容認せざるを得なかった。この結果、アルメニアはロシアに不信感を募らせ、ロシアとの同盟関係を事実上停止した。
24年12月には、ロシアを後ろ盾としてきたシリアのアサド政権が反体制派の攻勢を受けて崩壊した。ロシアがシリア国内に租借してきた海軍基地と空軍基地の先行きは不透明になった。シリアの新政権が両基地の租借契約解除に動いた場合、ロシアは地中海地域に持つ唯一の軍事拠点を失うことになり、軍事的影響力の低下は避けられない。
アルメニアとシリアの情勢に共通するのは、ロシアが現地に駐留させていた部隊を引き抜いてウクライナに投入した結果、アゼルバイジャンやシリア反体制派への抑止力が低下していたことだと分析されている。「ロシアは頼むに値しない国だ」とのイメージが付けば、「非欧米諸国の結集による欧米陣営への対抗」というロシアの世界戦略には大打撃となる。
12月にはアゼルバイジャン航空機の墜落も発生した。ロシア人のほか、アゼルバイジャン人やカザフスタン人ら計38人が犠牲になった。仮に露軍の防空ミサイル誤射で墜落したことが確認されれば、旧ソ連圏でのロシアのイメージはいっそう悪化する。
2357
:
OS5
:2025/01/02(木) 19:10:36
■軍再建には膨大な費用と期間
ウクライナ侵略に伴ってロシアが被った軍事的損失も膨大だ。ロシアは自軍の損害の全体像を公表していないが、米欧諸国やウクライナ、専門家らの分析を総合すると、戦死者だけで少なくとも10万人を超えているとみられる。負傷者はその数倍に上る見通しだ。
さらに、ロシアは黒海艦隊の旗艦「モスクワ」など主力艦の多くをウクライナ軍の攻撃で喪失。旧ソ連時代から備蓄してきた数千両とされる戦車もかなりの部分を失ったとの観測が強い。仮に停戦に至った場合でも、ロシアが軍再建のために相当な期間と費用をつぎ込まざるを得ないのは確実だ。
■軍需偏重でインフレ、政策金利21%
ロシアが受けた経済的損失も大きい。ロシアは侵略で欧米諸国などから大規模な経済制裁を科され、先進技術のサプライチェーン(供給網)から切り離された。重要な外貨獲得源だった石油や天然ガスなどエネルギー資源の輸出では、主要顧客だった欧州が購入を大幅に減少させた。ロシアは中国やインドへの輸出を拡大しているが、足元を見られて割引価格での販売を強いられており、対欧州輸出の減収分を補えていないとみられている。
ロシアの国内景気は軍需生産の拡大で活況を呈し、賃金も上昇しているが、その反動としてインフレが加速している。露中銀によると、24年のインフレ率は9%を超える可能性がある。中銀はインフレを抑えるために24年秋、政策金利を21%に引き上げた。借入金を抱える企業は高金利のために利益を出すのが難しくなっており、銀行借り入れによる新規投資にも慎重になっている。
ウクライナ侵略がどのような形で決着しようと対露制裁は続く公算が大きい。現在の露経済を支える軍需産業も消耗品の武器・弾薬を製造しているのであり、富の蓄積にはなりがたい。
ある露経済の専門家は「停戦後、ロシアが平時の経済に戻る際にはハードランディングが起きる可能性が高い」と予測した。(小野田雄一)
2358
:
OS5
:2025/01/09(木) 21:41:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/c38555752a7115b18e512c174239cf75cda15e85
ロシア同盟国がEU加盟検討へ アルメニアの「脱ロシア」現実味
1/9(木) 18:40配信
朝日新聞デジタル
モスクワで2024年10月、会談に臨むロシアのプーチン大統領(左)とアルメニアのパシニャン首相=ロイター
ロシアの同盟国アルメニアの政府は9日の会議で、欧州連合(EU)への加盟交渉の開始に向けた法案を決定した。ロシアのタス通信などが伝えた。今後、議会が可決すれば、EUとの加盟交渉を始めるという。アルメニアは隣国アゼルバイジャンとの紛争で、ロシアが軍事支援しなかったと不満を募らせていた。
報道によると、法案は親欧米政党などが提案。今月末に議会で議論される予定だという。
パシニャン首相は「EU加盟方針の決定には国民投票が必要だ」とし、その前にEU側と加盟に向けた計画を協議する必要があるとしており、法案が可決されれば、「脱ロシア」の現実味が増すことになる。
朝日新聞社
2359
:
OS5
:2025/01/15(水) 11:36:33
>>2358
https://news.yahoo.co.jp/articles/0510adcce271b566a84cec8168ea7d9332b434dc
アルメニアが米国と「戦略パートナー憲章」締結 旧ソ連構成国、ロシア離れ続く
1/15(水) 10:57配信
産経新聞
南カフカス地方の旧ソ連構成国アルメニアのミルゾヤン外相は14日、訪問先の米ワシントンでブリンケン米国務長官と会談した。両外相は経済面や安全保障面などでの両国関係の強化を定めた「戦略パートナーシップ憲章」に署名した。アルメニアはロシアと同盟関係にあるが、近年はロシアとの不和を背景に欧米への接近を加速させている。今回の憲章の締結も、アルメニアのロシア離れの動きの一環だとみられる。
会談で、ブリンケン氏は「米国とアルメニアが強力なパートナーになることは両国だけでなく南カフカス地方の安定の向上のために良いことだ」と強調。ミルゾヤン氏も「複雑な地政学的状況を乗り切るために両国関係の格上げは適切かつ不可欠だ」と応じた。
アルメニアは露主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)と「ユーラシア経済連合」(EAEU)の加盟国。ただ、近年は係争地ナゴルノカラバフを巡る隣国アゼルバイジャンとの紛争を巡り、「軍事支援の義務を果たさず、アルメニアの敗北を容認した」とロシアとCSTOを批判し、昨年、CSTO参加の凍結を表明した。
さらに、アルメニア政府は今月、同国が欧州連合(EU)加盟プロセスを開始することを定める法案を承認。今後、議会での審議にかけるとしている。
一方、ロシアはアルメニアによる対露批判は不当だと反発。アルメニアが2023年、ウクライナ侵略を巡る戦争犯罪容疑でプーチン露大統領に逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)への加盟を決めたことにも反発した。
ラブロフ露外相は14日の年頭記者会見で、EAEU加盟国であるアルメニアがEU加盟を目指すのは不適切だとする考えを表明。アルメニアは欧米に接近するのではなく、ロシアなど近隣国との関係を強化すべきだとの認識も示した。
タス通信によると、CSTO高官も14日、アルメニアと米国の戦略パートナーシップに言及し、「他国に安全保障上の脅威を与えるべきではない」と主張した。(小野田雄一)
2360
:
OS5
:2025/01/15(水) 21:51:22
https://www.globalnote.jp/post-1339.html
027 41,205マルタ
033 35,016キプロス
(34 33,899日本)
038 32,673【旧ユーゴ】スロベニア
041 31,063チェコ
042 30,138エストニア
045 26,998リトアニア
046 24,468スロバキア
047 23,176ラトビア
050 22,132ハンガリー
052 22,086ポーランド
054 21,521【旧ユーゴ】クロアチア
061 18,425ルーマニア
066 15,765ブルガリア
=====EU加盟の壁=================
(68 13,739ロシア)
072 13,236【EU加盟候補国】トルコ
077 11,696【EU加盟候補国】【旧ユーゴ】モンテネグロ
081 11,352【EU加盟候補国】【旧ユーゴ】セルビア
086 08,299【EU加盟候補国】アルバニア
087 08,173【EU加盟候補国】(旧ソ連)ジョージア(グルジア)
088 08,126【EU加盟申請 】(旧ソ連)アルメニア
>>2359
089 08,063【EU加盟候補国】【旧ユーゴ】北マケドニア
092 07,810【EU加盟候補国】【旧ユーゴ】ボスニア・ヘルツェゴビナ
102 06,642【EU加盟候補国】(旧ソ連)モルドバ
108 05,922【EU加盟申請 】【旧ユーゴ】コソボ
114 05,241【EU加盟候補国】【旧ソ連】ウクライナ
2361
:
OS5
:2025/01/19(日) 22:10:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4429f61d92c61cb8e7c136e0aea11987b72e118
「ゆっくり見て回っても、1時間程度」 欧州にバチカン市国より「小さな国」設立の可能性 アルバニア首相が「新国」設立を国連総会で発表
1/19(日) 12:02配信
東洋経済オンライン
センターの入り口には、アルバニアの赤い国旗とベクタシ教団のシンボルが並べて掲げられている(写真:筆者撮影)
2024年9月21日 。東南ヨーロッパにある四国の1.5倍ほどしかない小さな国、アルバニアに激震が走った。首相が「バチカン市国を参考に、イスラム神秘主義の一派であるベクタシ教団の主権国家を設立する」と国連総会で発表したからだ。
この宣言は、市民や多くの宗教団体にとって寝耳に水。もしこの提案が承認されれば、世界一小さい国はバチカン市国から更新されることになる。
だが、本当にこの計画は実現するのか。新国家の中心地「ベクタシワールドセンター」の様子を、世界100カ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員、草薙由莉が取材した。
【写真でみる】“新国家”の本拠地となるベクタシワールドセンター
■「ベクタシ教団」の本拠地、アルバニア
そもそも、この新国家の主権者といわれる「ベクタシ教団(Bektashism)」とは、イスラム教シーア派の分派であると一般に説明されている、神秘主義教団である。しかし、その教義を見てみると、キリスト教や土着信仰からも影響を受けている。
例えば、彼らはキリスト教と同様に告解(罪の告白)の習慣を持つのと同時に、死後の魂は再び現世に転生すると信じている。それゆえに、アルバニア国内の多数派であるスンニ派ムスリムからは、イスラム教徒ではないと見なされることも多い。
教団の歴史はとても複雑で、その起源は1248年のオスマン帝国にまで遡る。指導者たちはたびたび宗教弾圧の憂き目にあい、エジプトやアルバニアなどへの亡命を余儀なくされた。
しかし、逆境の中でその教えはだんだんと広まり、今では全世界におよそ700万人の信者がいるといわれている。そして、その信者のほとんどがここアルバニアに集結している。
ベクタシ教団の中心地であるアルバニアは、バルカン半島に位置している小国だ。国の東側は山岳地帯であり、西側はアドリア海に面している。アドリア海の対岸にあるのがイタリアだ。
アルバニアは文化的にもイタリアの影響を深く受けており、今回の新国家建設もバチカン市国を参考にして提案されたものだ。
■ヨーロッパで唯一のイスラム国家
またアルバニアは、約400年間にわたってオスマン帝国に支配されてきた。その影響により、アルバニアの人口の56.9%がムスリム(主にスンニ派)である。キリスト教が多数派であるヨーロッパの中で唯一、アルバニアだけがイスラム協力機構の加盟国である。
この激動の歴史の中で、アルバニアはさまざまな文化を包摂してきた。この国を歩いていると、なにか「文化のパッチワーク」と呼びたくなるような、独特な雰囲気を感じることがある。
例えば、アルバニアの地方都市ベラトでは人々が集う大広場に、イスラム教のモスクとキリスト教系の東方正教会の大聖堂が並んで建っている。
モスクを案内してくれたムスリムの男性は、「僕はこの広場のハーモニーが好きなんだよ」と語ってくれた。異なる宗教の施設が、場所を隔てられることなく共存している。この宗教における寛容さが、アルバニアという国の大きな魅力なのだ。
でもなぜ、この国でわざわざ一宗教だけを優遇するような、新国家設立計画が進んでいるのだろうか。
2362
:
OS5
:2025/01/19(日) 22:10:46
■いざ「ベクタシワールドセンター」へ
ベクタシ教団の本拠地である「ベクタシワールドセンター」は、アルバニアの首都ティラナの中心部からおよそ3km、ダジティ山のふもとにある。ほかのイスラム教の宗派と異なり、ベクタシ教団はモスクを持たない。そのためここは「センター」と名づけられている。
壁で囲まれた敷地の中には、礼拝のためのビルディングや、テッケと呼ばれる社会奉仕活動のための集会所、指導者の墓廟などが建てられている。
その奥には、敷地の3分の2を占める広大な庭園が広がる。この敷地がそのまま新たな宗教国家になると発表されている。
その面積はわずか0.11平方kmで、バチカン市国の4分の1程度。国家ができたとしても、700万人もの信者がここに移り住めるとは想像しにくい。
雄大なダジティ山に近づくにつれ、だんだん瀟洒なイタリアンレストランの数が減っていく。どうやらワールドセンターは家族連れが住む、団地のようなエリアに建てられているらしい。
ようやく見えてきた大きな門をくぐると、モザイクタイルで綺麗に舗装された広大な敷地が目の前に現れた。今まで歩いてきた混沌とした道とのギャップに驚いてしまう。
■コーランを読み上げる声が響く
意外なことに、センター内はしんとしていて、男性が朗々とコーランを読み上げている声だけがどこかから響いている。警備員の案内通り進んでいくと、突如目の前に巨大な大理石造りの緑色の宮殿が現れた。
ガラス張りの扉を覗くと、広間に信者のためのいすがずらっと並んでいるのが見えた。実はこれがベクタシ教団の特徴の1つである。
アルバニア市民の大多数を占めるイスラム教スンニ派では、男性と女性は別々の入り口からモスクに入り、別々に祈りを捧げることになっている。しかしベクタシ教団は、男女は同じ場所で祈ることができる。
スンニ派との違いはそれだけではない。ベクタシ教団では、飲酒や水タバコ以外の喫煙が許されており、女性もヒジャブと呼ばれるスカーフで肌を隠さなくてもよいとされている。また、ベクタシ信者の子どもは必ずしもベクタシ教団に入信する必要はなく、自由に宗教を選ぶことができる。
先ほどの祈りの声は、ワールドセンターの横に立っている施設から聞こえてくる。入ろうとすると、どこからか男性が走ってきて止められてしまった。
「もし新国家について知りたいことがあるなら、公式ホームページをチェックしてくれ」。彼はうんざりしているという態度で、にべもなくそう言った。市民への対応でもう疲れ切っているのかもしれなかった。
■センターの裏側に広がる庭園
ところで、先ほどから祈りの声に交じって、どこからか牛のような鳴き声が聞こえてくるのが気になっていた。聞けば家畜を庭で飼っているのだという。施設の裏側には、丁寧に手入れされた庭園が広がっており、イスラム教の平和の象徴であるオリーブの木や、バラが植えられている。
結局、ゆっくり写真を撮りながら見て回っても、1時間程度で網羅できてしまった。不思議なことに、活気のある市内のモスクとは異なり、ワールドセンターではほとんど誰とも出会わなかった。
別日に訪問したときも、がらんとしていた。信者ですらここへ熱心に通っていないのであれば、なおさら、なぜここに新国家を建国しようというのか、疑問が湧く。
2363
:
OS5
:2025/01/19(日) 22:11:04
■この国で新国家を設立する意図とは?
アルバニアのエディ・ラマ首相によれば、このミニ国家は「穏健主義、寛容、平和的共存の新たな中心地となる」のだという。
しかしなぜ、為政者自らが進んで別国家を国内に建設しようとしているのだろうか。しかも、この国の多数派であるイスラム教スンニ派のためではなく、人口の2%しかいないベクタシ教団のために。
前述のように、アルバニアではすでに異なる宗教が調和しながら世俗的に信仰されている。ベクタシ教団だけを優遇することは、むしろこの宗教的寛容さにひびを入れることになりかねないのではないか。
ベクタシ教団の宗教的指導者ババ・モンディは、「すべての決定は愛と優しさをもって下される」「ベクタシ教団は国家を持つに値する」と述べている。しかし、教団にとってなぜ新国家が必要なのか、その理由についてはまったく説明されていない。
降ってわいた新国発表に、一般市民だけではなく、当のベクタシ信徒の間ですら困惑の声が広がっている。
北マケドニア出身のアルバニア人女性はこう語る。「あまりにも突然発表されて、ベクタシ信者すらまだ状況をのみ込めていないかもしれない。『よくわからないけど、国がもらえるというなら、まあもらっておくか』くらいの気持ちかもね。設立の意図もよくわからないし、すべてが宙ぶらりんになっていて、変なシチュエーションだね」。
■「この国家を望んでいません」という声も
また、アメリカの大手掲示板サイトRedditでは、このニュースが発表された直後から賛否両論、さまざまな意見が飛び交った。
「新たな観光地が生まれるかもしれない」「アルバニアの宗教的寛容性が国際的に認知されるいい機会になる」「宗教的マイノリティのための自治区を作ることに賛成」という意見もあるが、コメントの多くはこのアイデアに難色を示している。
同サイトのユーザーは、「私たちベクタシの人間も、特にこの国家を望んでいません。タックスヘイブンとして利用される可能性もあるし、今まで存在しなかった宗教間の亀裂が生じているように感じます」とコメントしている。
あるアルバニアの批評家は、このニュースが政治的腐敗から国民の目をそらさせるための目くらましかもしれないと述べる。
しかし、これら多くの意見のどれもが臆測の域を出ないのは、誰からも理にかなった説明がなされていないからだ。
新国家設立には多くのハードルがある。そもそも他国から承認されるのか、どのように法律を制定するのか。しかし一番の難関は、国民の声にどう向き合っていくか、なのかもしれない。
草薙 由莉 :ライター
2364
:
OS5
:2025/01/24(金) 11:14:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/e60b75b75ab7dd23eb55a08289a4cdcb853e27b2
ベラルーシ、26日に大統領選 ルカシェンコ氏7選確実 混乱の「前轍」踏まえ徹底管理
1/24(金) 10:14配信
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産経新聞
ロシアの同盟国ベラルーシで26日、大統領選(任期5年)が投開票される。5人が候補者登録されているが、「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ現大統領(70)の7選が確実。ルカシェンコ氏は反体制派の大規模デモを招いた前回大統領選の「反省」を踏まえ、選挙を徹底的に管理した上で圧勝を演出し、自身の統治の正当性を誇示する構えだ。
ルカシェンコ氏は今回選で、現在のベラルーシが欧米諸国からの軍事的脅威という「炎に囲まれている」と危機意識を強調。ロシアと協力した国防力の強化や経済発展などを掲げている。
2020年の前回選では、経済低迷などでルカシェンコ政権打倒の機運が高揚。政権側は反体制派の有力な出馬予定者を「要件不適格」との理由で次々と選挙から排除した。しかし、排除された各陣営は、政権側が「脅威にならない」とみて出馬を容認した女性候補、チハノフスカヤ氏の下に集結。選挙は接戦になるとの観測が広がった。
だが、政権側はルカシェンコ氏の「圧勝」を発表。この結果、開票不正を疑う国民の大規模デモが起きた。政権側はデモを武力鎮圧し、欧米諸国から言論・人権弾圧だとして制裁を科された。
政権側は今回、前回選の轍(てつ)を踏まないよう専心している。政権側が今回、ルカシェンコ氏のほかに出馬を容認した4人のうち3人は親政権派の人物で、当選を目指していない。唯一、リベラル派として出馬を認めた女性候補、コノパツカヤ氏も知名度が低く、ルカシェンコ氏の対抗馬とはみなされていない。
政権側は前回選の後、反体制派を弾圧して壊滅させ、影響力を奪った。さらにルカシェンコ氏は今回選に先立ち、「暴動が起きた場合は警察や軍を投入する」と警告。ベラルーシでは現在、5年前のような政権打倒ムードは高まっていない。
欧州連合(EU)の立法機関、欧州議会は今月下旬、今回のベラルーシ大統領選が「形式的な偽りの選挙」だとし、EUは結果を承認すべきではないとする決議を採択。ベラルーシが反体制派の国民ら1200人以上を政治犯として不当に投獄しているとも非難した。(小野田雄一)
2365
:
OS5
:2025/01/26(日) 12:16:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff8e47efcc9f2d8a036a01cc8bcf43177a3c1874
ベラルーシ大統領選 反体制派封殺で強権ルカシェンコ氏が7選へ
1/26(日) 5:30配信
毎日新聞
ベラルーシのルカシェンコ大統領=ロシア北西部レニングラード州で2024年12月25日、スプートニク通信・ロイター
ロシアの同盟国ベラルーシで26日、大統領選が実施される。民主主義の形骸化が進み、強権統治を30年以上続ける現職ルカシェンコ氏の7選が確実だ。政権は2020年8月の前回選挙では、不正を訴える市民らの大規模デモを弾圧した。今回は有力な対抗馬を完全に排除して選挙戦に臨み、圧勝で「国民の信任」を演出したい狙いとみられる。野党指導者からは「偽りの選挙だ」と批判の声が上がっている。
【写真まとめ】立候補者の情報を記した掲示で、中央に記載されたルカシェンコ氏
今回の大統領選では、ルカシェンコ氏のほかに、国会議員ら男性3人と実業家の女性1人が立候補した。政権に批判的な立場をとる候補はおらず、対抗馬は事実上不在だ。
ルカシェンコ氏は1994年から政権の座に君臨し、「欧州最後の独裁者」とも称される。前回選挙では、政権批判で人気を集めた映像ブロガーのセルゲイ・チハノフスキー氏が出馬を模索したが事前に逮捕され、代わって立候補した妻のスベトラーナ・チハノフスカヤ氏が支持を広げた。
中央選管はルカシェンコ氏の6選を発表したが、不正を訴える10万人規模の抗議デモが連日続き、治安部隊が鎮圧に動いた。チハノフスカヤ氏は選挙後、隣国リトアニアへの出国を余儀なくされた。
前回選挙前のルカシェンコ氏は、経済面などで自国に強い影響力を持つロシアとのバランスを取るため、欧米との関係構築に動いていた。だが、選挙後の市民への弾圧を巡り、批判する欧米と対立した。
政権発足以降で最大とみられる国内での抗議活動の高まりを受け、ロシアに再接近し、軍事援助などを求めた。プーチン露政権はルカシェンコ氏への支持を表明し、政治危機を利用してベラルーシへの影響力を拡大。現在に至る両国の関係強化のきっかけとなった。
ロシアが22年2月にウクライナへの「特別軍事作戦」を開始して以降は、ベラルーシはこれを支持し、露軍の拠点にもなっている。一方で援軍は送っていない。
ロシアの在外・独立系メディア「メドゥーザ」は、ベラルーシでは厳しい言論統制などによって、前回選挙以降の約4年半で数万人が拘束され、数十万人が国を離れたと批判。また、今回の選挙では、再び大規模な抗議活動が起きないよう政権が「あらゆる努力」をしていると指摘する。
国外で野党指導者としての活動を続けるチハノフスカヤ氏は21日、ロイター通信のインタビューで、ルカシェンコ氏について「いかなる民主的正当性もない」と述べ、選挙は「偽りだ」と非難した。【モスクワ山衛守剛】
2366
:
OS5
:2025/01/27(月) 11:47:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8917bfec4b5dfa21a7fc640b46bea57a6a8cea2
ベラルーシ大統領選、強権ルカシェンコ氏が7選 欧米は正当性疑問視
1/27(月) 11:45配信
毎日新聞
報道陣の取材に応じるベラルーシのルカシェンコ大統領=ミンスクで2025年1月26日、AP
ロシアの同盟国ベラルーシで26日、大統領選が投開票され、現職のルカシェンコ大統領が連続7選を決めた。任期は5年で、ルカシェンコ氏が初当選した1994年以来の強権政治がさらに続く見通しとなった。反体制派は厳しい取り締まりを受けており、欧米などは正当性がないとして認めない態度を示している。
【写真特集】立候補者の情報を記した掲示で、中央に記載されたルカシェンコ氏
中央選挙管理委員会が27日に発表した開票の中間結果によると、ルカシェンコ氏の得票率は86・82%だった。大統領選では有力な対抗馬が完全に排除され、ルカシェンコ氏以外に国会議員ら男女4人が立候補したが、政権に批判的な候補はおらず、いずれも得票率は4%以下だった。
2020年に実施された前回の大統領選では、ルカシェンコ氏の6選が発表された後、選挙の不正を訴える10万人規模の抗議デモが連日行われ、政権がこれを徹底的に弾圧。これまでに数万人の市民が拘束されたとされ、反体制派の指導者らは投獄されるか、国外への逃亡を余儀なくされた。今回の選挙も治安当局の厳しい監視下で実施された。
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会は26日、「選挙は見せかけであり、自由でも公正でもなかった」とする声明を発表。「前例のない人権弾圧や政治参加の制限が正当性を奪っており、全く信頼性がない」と批判した。
一方、ルカシェンコ氏は26日、開票に先だって実施した記者会見で「EUで我々の選挙が認められるかどうかは好みの問題だ。まったくどうでもいい」と反論した。その上で「私にとって重要なのはベラルーシの人々が選挙を認め、無事に完了することだ」と述べた。【モスクワ山衛守剛】
2367
:
OS5
:2025/01/29(水) 16:39:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc9a306dbd457e526539c72697d98949f4cf2e7c
セルビア首相が辞任 駅の屋根崩落事故きっかけに反政権デモ拡大
1/29(水) 14:55配信
毎日新聞
辞任を表明するセルビアのブチェビッチ首相=ベオグラードで2025年1月28日、ロイター
東欧セルビアのブチェビッチ首相が28日、反政権デモの拡大を受け辞任した。北部ノビサドで昨年11月に発生した駅の屋根の崩落事故をきっかけに始まった抗議活動が、数万人規模の全土的なデモに発展していた。
事故では15人が死亡した。セルビアでは中国の投資で、首都ベオグラードとハンガリーの首都ブダペストを結ぶ高速鉄道の建設計画が進む。駅はその計画の一環で近年改修されたが、「政府の汚職でずさんな工事が行われた」と野党などから批判が上がっていた。
この工事に関する情報開示などを求める抗議運動が、学生らを中心とした大規模な反政府デモに発展。11月に建設・運輸・インフラ相と貿易相が辞任し、12月には事故の責任を問われた政府職員ら13人が起訴されたが、大規模なデモが国内各地で続き、大学の閉鎖も起きていた。
ロイター通信によると、ブチェビッチ氏は28日「(事態の)緊張を緩和するためにこの手段を取った」と述べた。
セルビアでは、2017年に就任したブチッチ大統領が中国やロシアと親密な関係を築き、国内ではメディアの抑圧など強権的な政治手法を取る。24年5月に首相に就任したブチェビッチ氏はブチッチ氏の側近として知られる。【ベルリン五十嵐朋子】
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OS5
:2025/02/16(日) 22:25:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/589287828e6c0202001ba4bd19264d380a6d3586
親ロ派地域アブハジアで首長選 デモで辞任受け ジョージア
2/16(日) 19:09配信
時事通信
15日、アブハジアの中心都市スフミで投票する「大統領」候補グンバ氏(EPA時事)
旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)北西部の親ロシア派支配地域アブハジアで15日、首長選が行われた。
【写真】13日、ジョージア・トビリシで同国と欧州連合(EU)の旗を掲げるデモ隊
昨年11月に「大統領」のブジャニヤ氏が反政権デモで辞任した事態を受けたもので、5人が立候補。16日発表の暫定結果で「副大統領」だったグンバ氏が約46%を得票したものの過半数に達せず、2位候補との間で3月1日に決選投票が実施される見通しとなった。
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OS5
:2025/02/21(金) 15:42:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9a063d7e28451b2d2973838916a0926577fb6f2
トランプ氏、ゼレンスキー氏に「いら立ち」 停戦交渉巡り批判の応酬
2/21(金) 7:20配信
毎日新聞
米ホワイトハウスで開かれたレセプションで発言するトランプ大統領=2025年2月20日、ロイター
ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は20日、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた交渉を巡り、トランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に対して「いら立っている」と語った。ホワイトハウスで開かれた大統領報道官の記者会見に同席して答えた。
トランプ氏は米露の協議に反発するゼレンスキー氏を「選挙で選ばれていない独裁者」などと批判している。一方、ゼレンスキー氏もトランプ氏は「偽情報の中に生きている」と反論し、応酬となっている。
ウォルツ氏は「いら立ち」の理由として、「(ウクライナの首都)キーウから出てきた暴言のいくつかは、トランプ氏を侮辱するもので受け入れがたいものだった」と指摘した。さらに、ベッセント米財務長官が軍事支援の継続と引き換えにレアアース(希土類)に関する「ディール(取引)」を提案したことにも言及。「米国がウクライナの鉱物資源や資源に共同で投資する歴史的な機会を提供した」とし、米国の投資はウクライナの長期的な安全保障になると強調して交渉に戻るよう求めた。
ウォルツ氏は、トランプ氏が24日にフランスのマクロン大統領、27日に英国のスターマー首相とそれぞれ会談すると正式に発表した。欧州諸国とは意思疎通を続けているとし、米露の交渉過程で欧州との連携が不十分だという見方を否定した。
同時に、北大西洋条約機構(NATO)の加盟国に対する不満も示した。加盟国の3分の1が、防衛費支出を国内総生産(GDP)比で最低2%にするという2014年の約束を果たしていないと批判。今年6月のNATO首脳会議までに達成する必要があるとした。さらに、トランプ氏が主張するGDP比5%への引き上げに触れ、「欧州はパートナーとして、自国の防衛のために取り組みを加速させる必要がある」と語った。【ワシントン西田進一郎】
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OS5
:2025/02/24(月) 08:59:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c42f042d27ba64824eb46bc6938632e82fe40df
侵攻3年、ウクライナ窮地 戦場で劣勢、頭越しの停戦交渉 ゼレンスキー氏「平和実現なら辞任」
2/24(月) 0:46配信
時事通信
ウクライナのゼレンスキー大統領=19日、キーウ(キエフ)(AFP時事)
【キーウ時事】ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で3年。
国際社会は外交と制裁を駆使し、ロシアのプーチン大統領による「力による現状変更」を阻止しようとしてきたが、戦況はロシア優位に傾いている。1月に発足したトランプ米政権はロシア寄りの姿勢を鮮明にし、ウクライナの頭越しにロシアと停戦交渉を開始。ウクライナは軍事・外交両面で窮地に立たされている。
【地図で見る】ウクライナ戦況マップ
ウクライナのゼレンスキー大統領は22日のビデオ演説で「正義が空虚な言葉であってはならない」と述べ、国家主権や領土の一体性を守る重要性を改めて訴えた。さらに、23日の記者会見では「ウクライナが平和になり、私が辞任する必要があるなら、その用意がある。北大西洋条約機構(NATO)加盟と引き換えでもいい」と語った。
ウクライナでは今も東・南部の前線で地上戦が続き、全土がドローンやミサイル攻撃にさらされる。両国の戦死傷者は100万人を超えたとされ、民間人1万人以上も犠牲になった。
ウクライナは昨年8月、戦局の転換を狙いロシア西部クルスク州に攻め込んだが、ロシアは北朝鮮から1万人以上とされる「援軍」を受けて対抗。逆にウクライナ東部で占領地を拡大している。
プーチン氏に追い風となっているのが、停戦を自らの手柄にしようと前のめりなトランプ大統領の存在だ。米ロは今月12日に首脳電話会談、18日にはサウジアラビアで高官協議を実施した。トランプ政権はウクライナのNATO加盟に否定的見方を示すなど、ゼレンスキー氏が停戦の前提条件とする「安全の保証」を確約していない。
蚊帳の外に置かれたゼレンスキー氏は「ウクライナ抜きで戦争を終える決定はできない」と反発。「トランプ氏は偽情報の空間に住んでいる」と批判したが、これがさらなる怒りを招いた。トランプ氏は21日、米FOXニュースのラジオ番組で、停戦交渉へのゼレンスキー氏出席が「重要だと思わない」と発言した。米国が支援の見返りに要求するレアアース(希土類)供与について、ゼレンスキー氏が首を縦に振らなかったことにも不満を示した。
一方、昨年の大統領選で勝利し通算5期目に入ったプーチン氏は、言論統制を強化し、国民の反戦デモを封じている。ロシアの祝日「祖国防衛者の日」に合わせた23日のビデオ演説では「特別軍事作戦(侵攻)の全ての参加者の不屈の精神と勝利への決意に感謝する」と述べ、余裕をのぞかせた。
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OS5
:2025/03/02(日) 19:34:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc0b872e64040ab60141a57860b3505c940898f3
アブハジア首長選、グンバ氏が勝利宣言 ジョージア親ロ派地域
3/2(日) 14:23配信
時事通信
1日、アブハジアの中心都市スフミで、首長選の決選投票に一票を投じる男性(EPA時事)
旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)北西部の親ロシア派支配地域アブハジアで1日、首長選の決選投票が行われた。
タス通信などによると「副大統領」だったバドラ・グンバ氏が約62%を得票し、支持者を前に「勝利宣言」した。
昨年11月に「大統領」のブジャニヤ氏が反政権デモで辞任した事態を受けた。先月15日の第1回投票では、首位のグンバ氏が約46%を得票したものの過半数に達していなかった。
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OS5
:2025/03/08(土) 23:22:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd9867292ae168cbe2de5d27d925afdcc85fbcd4
ゼレンスキー大統領の国内求心力高まる…トランプ氏との会談決裂後、「信頼する」68%に上昇
3/8(土) 19:51配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
ロシアの侵略を受けるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が国内で求心力を高めている。2月末の米国のトランプ大統領との会談決裂を、国内世論は「主張すべきことを主張した」と評価した模様だ。米露首脳は大統領選の実施を求め、「ゼレンスキー氏は選挙に勝てない」と根拠なく訴えてきたが、思惑は外れつつあるようだ。
【動画】ゼレンスキー氏とトランプ氏の口論
ゼレンスキー氏=ロイター
キーウ国際社会学研究所が7日公表した世論調査結果によると、2月14日〜3月4日に行った調査でゼレンスキー氏を「信頼する」と回答したのは、2月上旬の前回調査から10ポイント上昇して67%。「信頼しない」の29%を大きく上回った。
2月28日の米ウクライナ首脳会談では、トランプ氏がゼレンスキー氏に「あなたにカード(切り札)は一切ない。我々に感謝するべきだ」と声を荒らげた。調査結果では、会談決裂後のデータ(3月1〜4日)は「信頼する」が68%まで上昇したという。
2022年2月の侵略開始後に圧倒的支持を集めたゼレンスキー氏は、徐々に支持率を下げていたが、今回持ち直した。同研究所のアントン・フルシェツキー所長は、トランプ政権の言動を「ウクライナ人はウクライナ全体への攻撃と受け止めている」と分析。ウクライナ社会が団結する様子が見てとれるという。
プーチン露政権は、昨年5月の任期満了に伴う大統領選が戦時下で延期されたため、ゼレンスキー氏に正統性はないと主張してきた。トランプ氏は同調し、ゼレンスキー氏を「選挙なき独裁者」と非難し、支持率は「4%」と根拠なく主張。親露派政権樹立を目指すロシアに寄り添うように、大統領選実施を求めてきた。
米政権内には、ゼレンスキー氏が米国提案の和平案に同意しなければ「身を引くべきだ」との主張もあり、米側は、トランプ政権に協力姿勢を示すウクライナ野党幹部らとの接触を図っている模様だ。
米メディア「ポリティコ」は6日、トランプ政権高官が、ウクライナのポロシェンコ前大統領率いる野党幹部やティモシェンコ元首相らとそれぞれ秘密裏に会談したと報じた。両氏は前ウクライナ軍総司令官のザルジニー駐英大使らとともに次期大統領選候補に挙がる。
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OS5
:2025/03/10(月) 23:39:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0872d7f0f49414adb9c1419aec923ea3ef350a9
ロシアで「経済危機」報道相次ぐ 高金利で新車・住宅販売激減 プーチン氏が停戦狙う背景
3/10(月) 11:22配信
1398
コメント1398件
産経新聞
佐々木正明
さんが推薦中
ロシアのプーチン大統領
ロシアのメディアが最近、国内経済の先行きに暗雲が立ち込めつつあると相次いで報じ始めた。ウクライナ侵略に伴う年10%近くのインフレを抑制しようと露中銀は政策金利を21%という異例の高さに設定しており、これが個人消費や企業活動を圧迫しているという。プーチン政権がトランプ米政権との連携を通じてウクライナ侵略戦争の早期終結を狙う背景にも、足元に忍び寄る経済危機への焦りがあるとみられる。
【実際の写真】モスクワ市内にある朝鮮料理店のメニュー表。インフレを受けて値段のシールが何度も張り替えられている
■ローン組めず、広がる買い控え
露有力紙「独立新聞」は2月上旬、「ロシアの自動車市場を待ち受ける連鎖倒産」と題した記事を掲載した。記事は、景気指標の一つである自動車販売台数に関し、業界団体の分析などに基づいて、今年の国内の新車販売台数が昨年比20%減の130万台程度になる可能性があると伝えた。また、新車のうち60万〜70万台が売れ残っており、在庫は昨年の2倍に上っているとした。
中古車の販売台数も毎年減少が続いており、今年も昨年比で5〜15%減となる650万〜600万台にとどまる見込みだという。
業界団体トップは独立新聞に「市場縮小の主な要因は、高金利による買い控えの広がりだ」と説明し、多くの消費者が高い金利でローンを抱えることを恐れて財布のひもを締めていると指摘した。
同様の問題は住宅市場でも起きている。独立新聞の昨年12月の報道によると、露大手コンサル会社は「2025年の新築物件販売数は24年比で19〜35%減少する」と予測した。
さらに、親政権紙イズベスチヤは2月末、高金利を要因として、昨年の住宅ローン滞納額が前年比63%増となる計950億ルーブル(約1600億円)に上り、過去最高になったと報じた。銀行はローンが不良債権化することに警戒感を強めており、1月に承認したローンは申請全体のわずか5%だったという。
経済紙ベドモスチも1月、多くの産業分野で金利支払いの負担が増大しており、「露経済は企業倒産の大規模増加リスクに直面している」と露シンクタンクが分析していることを伝えた。
■企業活動に支障も利下げできず
プーチン政権も高金利が経済の足かせとなりつつあることは認識している。
実際、昨年末には露中銀が政策金利を24%まで引き上げるとの観測が強まったが、プーチン大統領が利上げに否定的な発言をしたことを受けて見送られたと報じられた。
また、ノバク副首相は昨年秋、露鉄鋼大手セベルスタリのモルダショフ会長から「現在の高金利では事業を拡大するよりも銀行預金する方がもうかる」と苦言を呈された。モルダショフ氏は「インフレ抑制のための高金利がむしろ企業の生産活動を低下させ、インフレを加速させるリスクになっている」とも指摘した。
レシェトニコフ経済発展相も今年1月、高金利などにより「露経済に冷却の兆候が見え始めている」と危機感を隠さなかった。
しかし、金利を引き下げてインフレのさらなる加速を招けば、ただでさえ物価上昇に苦しんでいる年金生活者や低所得者層に政権への不満が高まることが確実視されている。政権側としても安易な利下げには乗り出せないのが実情だ。
■制裁に強気発言を繰り返したプーチン氏
ロシアでインフレが進んだ要因は、対露経済制裁による物流の複雑化▽国外への投資や資金移動が制限されたことによる国内のカネあまり▽軍需産業の過熱▽軍に人員を取られていることによる労働力不足と賃金増-といった複合的なものだと分析されている。いずれもウクライナ戦争に関連しており、仮に今後、戦争が終結すれば、インフレは徐々に緩和されるとみられている。
プーチン氏はこれまで「制裁で欧米はロシア以上に痛みを受けている」と繰り返し述べ、「露経済は制裁に適応した」とも主張してきた。しかし現実には、露メディアが伝えているように、バイデン前米政権や欧州諸国が発動した制裁が着実に露経済をむしばみつつある。ロシアの余力は低下している。
そうした状況のロシアにとって、ウクライナのゼレンスキー大統領とトランプ米大統領による2月28日の首脳会談が決裂し、両国関係が極度に悪化したことは僥倖(ぎょうこう)となった。ロシアは今後、自身が勝者となる形での戦争終結と制裁の解除を狙い、トランプ政権との接触を活発化させていく見通しだ。(小野田雄一)
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OS5
:2025/03/16(日) 10:03:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/2eddaa37889a605c85c047663485833537fa57c5
10万人超の反政府デモ 学生主導、腐敗批判 セルビア
3/16(日) 9:07配信
時事通信
15日、東欧セルビアの首都ベオグラードで、反政府デモに参加する人々(AFP時事)
【ベルリン時事】東欧セルビアの首都ベオグラードで15日、大規模な反政府デモが行われ、当局は約10万7000人が参加したと推定した。
昨年11月に北部ノビサド駅の屋根が改修直後に崩落し15人が死亡した事故の責任を追及する動きが、権威主義的だと指摘されるブチッチ大統領統治下の政治腐敗を批判する抗議活動に拡大している。
現地からの報道によると、抗議を主導する学生らは駅改修に関する全資料の公開などを要求。活動は3カ月以上続いており、これまでにブチェビッチ首相が辞任表明に追い込まれた。デモ参加者は「うそや汚職、不正がはびこっている。われわれは自由な社会を待ち望んでいる」と訴えた。
ブチッチ氏は大規模デモに先立ち、「圧力には屈しない。街頭デモに国のルールを決めさせはしない」と強気の姿勢を示した。駅改修は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一環で行われていた。
2375
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OS5
:2025/04/17(木) 22:01:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d5b2328465ce5851cf97b8b64f3f3b779775559
ロシア、クルスク州前知事を逮捕 国境防衛予算横領の疑い
4/17(木) 8:52配信
AFP=時事
ロシア・モスクワのメシチャンスキー地区裁判所での公判前勾留審問中、被告人席に立つクルスク州のアレクセイ・スミルノフ前知事。同裁判所提供の動画より(2025年4月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシア西部クルスク州の前知事と前副知事が、対ウクライナ国境防衛に割り当てられた予算10億ルーブル(約17億円)以上を横領した疑いで逮捕された。当局が16日に発表した。
アレクセイ・スミルノフ前知事(51)とアレクセイ・デドフ前副知事(48)は、2024年8月にウクライナ軍がクルスク州に越境攻撃を仕掛けた際の同州の責任者だった。
ロシア内務省のイリーナ・ボルク報道官はテレグラムで、「総額10億ルーブルを超える予算の横領に関する犯罪捜査の一環として」2人が拘束されたと述べた。
ボルク報道官によると、予算はウクライナと国境を接するクルスク州に防衛施設を建設するため、地元の政府支援を受けた開発業者に割り当てられたものだった。
モスクワのメシチャンスキー地区裁判所は、スミルノフ前知事が公判前に少なくとも2か月間勾留されると述べた。
スミルノフ容疑者は2024年5月から12月までクルスク州の知事を務めた。ウクライナ軍が同州の複数の集落に侵入した際には、住民に対して状況は制御下にあると説明。ウクライナ軍の越境攻撃への対応をめぐり批判を浴びていた。
これを受けてウラジーミル・プーチン大統領はクルスク州に新しい危機管理者が必要だとして、12月にスミルノフ前知事を親クレムリン派のアレクサンドル・ヒンシュテイン議員に交代させた。【翻訳編集】 AFPBB News
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OS5
:2025/07/08(火) 07:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/68e546c46af8fcf8f5842bdd46f0c1346a5465ca
ロシア前運輸相が自殺、プーチン氏による解任直後 連邦捜査委が確認
7/7(月) 20:35配信
ロイター
ロシアのプーチン大統領は7日、スタロボイト運輸相を解任した。5月撮影の提供写真(2025年 ロイター)
[モスクワ 7日 ロイター] - ロシア連邦捜査委員会は7日、スタロボイト前運輸相が自殺したとみられると明らかにした。プーチン大統領はこの日、同氏を解任していた。
連邦捜査委によると、スタロボイト氏の遺体が自家用車内で銃創を負った状態で発見された。
スタロボイト氏の解任は予想外で、プーチン大統領は解任理由を明らかにしていない。
スタロボイト氏はクルスク州知事を務めた後、2024年5月に運輸相に起用された。クルスク州では、スタロボイト氏の後任だったスミルノフ前知事らが防衛予算横領の疑いで逮捕されており、運輸業界関係者は、運輸産業の問題ではなく、クルスク州の汚職に関連して、スタロボイト氏の立場が数カ月前から疑問視されていたと語った。
スタロボイト氏の後任の運輸相代理には、ノブゴロド州知事を務めたアンドレイ・ニキチン氏が指名された。ニキチン氏はプーチン大統領との会談で、物流の停滞を解消するため、運輸産業のデジタル化に取り組むと述べた。
ロシアの運輸業界では、航空会社がスペア部品の不足に直面。ロシア鉄道は高金利で利払い費が急増している。
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OS5
:2025/07/14(月) 09:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/f540ff684ae9056338c61f8f7b8fbfbff7a42ade
独立派台頭、虐殺否定論はびこる 民族融和の理想遠く ボスニア和平30年
7/14(月) 7:10配信
時事通信
分離独立運動を率いるドディク氏のポスターを掲げる支持者ら=2月26日、ボスニア・ヘルツェゴビナ北部バニャルカ(AFP時事)
【ベルリン時事】「第2次大戦後の欧州で最悪の虐殺」と呼ばれるスレブレニツァ事件(1995年)が起きたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の和平合意から今年で30年。
主要3民族のうち、セルビア人勢力の間で分離独立派が台頭し、事件を巡り「集団虐殺ではなかった」との否定論がはびこっている。民族対立は先鋭化し、融和を目指した和平の理想とはほど遠い現実に直面している。
「われわれには力強い国家が必要だ。(イスラム教徒の)ボスニャク人やクロアチア人ではなく、セルビアとともにその基盤を作りたい」。ボスニアを構成する「セルビア人共和国」を率いるドディク大統領は今月6日の演説で、隣国セルビアとの統合が最終目標だと言い切った。
紛争に区切りを付けた95年のデートン合意は、セルビア人共和国と、ボスニャク系とクロアチア系が統治する「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」にそれぞれ高度な自治を認め、分断が固定化された。融和の機運は乏しく、「国造りの失敗」(米シンクタンク)との見方がもっぱらだ。
紛争末期にセルビア人勢力が東部スレブレニツァで8300人以上のボスニャク人を殺害した事件について、国際司法裁判所は民族排除を目的とした「ジェノサイド(集団殺害)」と認定した。しかし事件から30年の節目を迎えた今月11日、セルビアのブチッチ大統領は「恐ろしい犯罪」との位置付けにとどめた。
こうした虐殺を矮小(わいしょう)化する動きに対し、ボスニャク人代表者は同日行われた事件の追悼式で「30年間ウソや否定論を聞き続けてきた」と語り、いら立ちをあらわにした。
ただ、ボスニアは統一した国家として欧州連合(EU)加盟を目指しており、汚職対策などで一定の成果が出るなど融和の芽は残っている。セルビア系の分離運動を率いるドディク氏を巡っては今年2月、和平合意を監視する国際機関の決定に背いたとして、禁錮1年と6年間の職務禁止の一審判決が下され、分離運動にも転機が訪れている。
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OS5
:2025/07/17(木) 17:40:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/da691d215253a88fde362a17ad3c0f0aaec075e1
ウクライナ新内閣発足へ 首相、第1副首相ともに30代 人事判明
7/17(木) 8:10配信
朝日新聞
ウクライナの新しい首相になるスビリデンコ氏(左)。第1副首相になるフェドロウ氏(右)とともに面会したゼレンスキー大統領が2025年7月15日、SNSに投稿した
ロシアの全面侵攻を受けるウクライナの新しい内閣が17日、発足する。最高会議(国会)で与党「国民のしもべ」の会派トップを務めるアラハミヤ氏が16日、ゼレンスキー大統領らとの会合の結果として、人事の全容をSNSで発表した。
首相は第1副首相兼経済相だったユリヤ・スビリデンコ氏(39)が務め、第1副首相兼デジタル変革相にミハイロ・フェドロウ氏(34)が就く。2020年から首相を担ってきたデニス・シュミハリ氏(49)は国防相になる。外相はアンドリー・シビハ氏(50)が留任する。
ゼレンスキー氏は16日夜の演説で「新政権の最初の6カ月で、ウクライナ製の武器の割合を(全体の)50%にする必要がある」と強調。現在は「40%近く」という。
朝日新聞社
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