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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

2112OS5:2023/02/28(火) 10:28:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ef2c10f70e7b5bb21ed2196c5549512e4da60c7
冷戦時代の対ソ最前線基地「売却は誤り」、ノルウェーで買い戻しの声…[世界秩序の行方]第2部 侵略1年<2>
2/26(日) 5:02配信
ロシアのウクライナ侵略で激変したのは、欧州の安全保障情勢だ。

【写真】ロシアがバレンツ海で行った極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の発射実験

(写真:読売新聞)

 冷戦時代に米ソ対立の最前線だった北極圏。ノルウェー北部トロムソ郊外で2月、海に面した高さ270メートルの岸壁に掘られた洞窟で、訓練中のオランダ軍輸送艦が出入りを繰り返していた。洞窟内に全長340メートルの艦船ドックがあり、アリの巣のように張り巡らされたトンネルに弾薬庫や司令室が並ぶ。

 1950年から本格的な建設が始まった洞窟の名称はオラフスバン基地。北大西洋条約機構(NATO)がソ連海軍の監視に使い、かつては存在自体が秘密だった。冷戦終結20年後の2009年にノルウェー政府は基地閉鎖を決め、民間に売却した。「ロシアの脅威は低減した」として売却を決断したのは当時のノルウェー首相で、現在はNATO事務総長のイェンス・ストルテンベルグ氏だった。

 ノルウェー国会ではロシアによるウクライナ侵略が始まって以降、「脅威を読み間違えた」と政府に基地の買い戻しを求める声が噴出している。ウクライナ危機以前から訓練場所として契約するオランダ軍以外にも、NATOとして基地を利用できるようにする可能性を探っている。

 「NATOは、我々の抗議にもかかわらず、着実に拡大している」

 ロシアのプーチン大統領は昨年2月のウクライナ侵攻直後の演説で、こう述べた。

 ウクライナの激しい抵抗で戦争は長期化し、プーチン氏の思惑に反してNATO加盟国はロシアの隣にまで迫っている。昨年5月に申請したフィンランドとスウェーデンの加盟が実現すれば、北極圏と接する8か国のうち7か国がNATO加盟国となる。

 ロシアは北極圏を「戦略的重要地域」とし、旧ソ連軍の基地の修復や砕氷船の増強に力を入れてきた。ロシア北方艦隊の本部はバレンツ海につながるコラ半島にあり、保有する核搭載可能な潜水艦11隻のうち8隻が拠点としているとされる。

 北欧2か国がNATO加盟を申請した後、露軍は北極海へとつながるバレンツ海で極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」の発射実験を行った。核搭載が可能な無人原子力潜水艇「ポセイドン」の発射試験もちらつかせる。

 反対に冷戦終了後に北極圏への軍事的な投資を削減したNATO加盟国は、今になってロシア軍への対応を迫られている。米英や北欧諸国は潜水艦戦力とともに、ロシアの潜水艦を監視する哨戒機も増強する。

 ノルウェー海軍元中将のケテル・オルソン氏は「冷戦時代に伯仲した北極圏の軍事的優位性は今、ロシアにある。追いつくには3〜5年が必要だ」と指摘する。極寒の海の緊張が、再び高まっている。


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