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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1とはずがたり:2014/05/04(日) 19:49:37
東欧・ギリシャ正教・中央アジア・旧ソ連諸国・シベリアなど

新疆とかは大中華スレとは棲み分け微妙な感じで場合によってはこちらにも。

前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/?q=%A5%A6%A5%AF%A5%E9%A5%A4%A5%CA

1153チバQ:2019/03/29(金) 22:50:38
 ◇譲れない内政問題として

 それではなぜ? 再び不思議そうな表情を見せた男性に対し次のような説明を試みた。

 「北方領土問題は日本にとって内政問題だ。そしてモラル(道徳)の問題でもある」。日本が当時のソ連と平和条約交渉を始めてから六十数年たつ。政府が北方領土返還の必要性と意義を訴え続けたことにより、日本国内では譲れない問題へと発展していった。「ソ連が不法占拠したのだから、『法と正義』の原則に基づき返すべきだ」。今でも大多数の日本人が信じて疑わない。

 このような思考回路が定着した日本人にとって、北方領土とは「返還されるべき領土」である。また対露関係は常に領土問題というフィルターを通してでしか考えられなかった。これらの点を説明しない限り、男性に理解させることができないだろう。

 「なるほど、それならばわかる」

 意外にも?男性は納得した表情に変わった。なぜならば14年の編入が実現するまで、クリミア問題はロシア本土でも現地でも、重要な内政問題だったからだ。自らも「領土の返還」を唱えてきた手前、その論理立てはスッと入ってきたというのだ。

 ちなみに男性は旧ソ連諸国でロシア系住民が多い地域について、ロシア領に再編されるべきだと信じている。「ルースキーミール」(ロシアの世界)と呼ばれる思想だ。これまでもプーチン政権が自国の影響圏を拡大する戦略として、積極的に広めてきた。当然、北方領土の返還には反対している。「どうせ日本が単独で平和条約問題について判断できないに決まっている。アメリカが邪魔してくるだろうし」と鼻で笑った。

 今のロシアでは米国への嫌悪感がとどまるところをしらない。その同盟国である日本との間で平和条約を結べるのだろうか? 「無理に決まっているさ」と男性は繰り返した。

 ◇絡み合う「クリム」と「クリル」

 ロシアがクリミアを強制編入したことは、北方領土問題の行く手にも影響を与えている。クリミアを取り戻したことにより、愛国心を高めているロシア国民だ。北方領土問題についても、従来以上に譲歩しなくなっている。

 安倍晋三首相が1月にモスクワを訪れる前日には、市内で北方領土の返還に反対する集会が催された。会場で掲げられたプラカードには「我々のクリム(クリミア)」と書かれた下に「我々のクリル(北方領土)」とも記されていた。

 ただし別の側面も浮上している。クリミア編入の代償として、ロシアは欧米諸国との関係を決定的に悪化させた。外交の機軸を修正し、アジアや中東諸国との関係拡大に力を入れている。日本との平和条約交渉に踏み出したのも、その一環ではないだろうか。モスクワの外交サークルでは、このような指摘が出始めている。

 数年前のことだ。クリミア編入の余波を受け、主要7カ国(G7)がロシアへの締め付けを強める中、安倍政権は対露関係の改善に乗り出した。その時に二つのキーワードを使った発言を耳にしたことがある。「日本にとって『クリル』は『クリム』よりも重いんだ」。対露交渉チームの一人が言い切っていた。

 七十数年前に「クリム」で催された会談が「クリル」の問題の発端となった。そして「クリム」後の国際情勢が混迷としていく中、ロシアが日本に注ぐ視線にも変化が生じているのかもしれない。その点では「クリム」と「クリル」が複雑に絡んでいると言えるだろう。

 ヤルタ会談の開催地からは黒海が望める。暴風が吹き付ける中、大きな波が打ち寄せては引き、打ち寄せては引いていた。この先に平和条約交渉で大きな波が打ち寄せてくることはあるのだろうか。まだまだ先は見えてこない。【大前仁】

1154チバQ:2019/03/29(金) 22:51:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190325-00000084-mai-eurp
ウクライナ危機の現場を歩いた(4) 戦闘が奪った味覚 3月初旬@マリウポリ、ドネツク
3/25(月) 22:51配信 毎日新聞
ウクライナ危機の現場を歩いた(4) 戦闘が奪った味覚 3月初旬@マリウポリ、ドネツク
車の周りに集まり、ドネツクから届いた品々を受け取る人々=ウクライナ東南部マリウポリで2019年3月3日、大前仁撮影
 東南部の港湾都市マリウポリは、親露派組織が実効支配するドネツクを訪れる「入り口」の一つとなって久しい。バスや乗り合いタクシーが発着する広場では、奇妙な光景を目にした。

 車のトランクと後部ドアを開けた女性が大声で名前を呼んでは、近づく人に何かを渡していた。一瞬、物資を配給しているのかと思ったが、どうも様子が違う。名前を呼ばれた人たちは、渡された品々を手にして、足早に去っていく。のぞき込んでみると、手渡されたのはシーツやら枕やら、日常品が多いようだ。中にはワイングラスを箱から取り出し、壊れていないのかを確かめている女性も見かけた。

 「ドネツクから着の身着のままで逃げて来た人が多かった。だから現地の知り合いなどに頼んで、自宅に残された身の回りの品物をこちらに送ってもらう人が少なくないのよ」。こう話すのは、ドネツクからマリウポリまで迎えに来てくれた現地助手のヤナ・トカチェンコさん(41)だ。彼女の説明によると、車から取り出した品々を周囲に渡していた女性は一種の運び屋だという。

 ◇ドネツクで飲めなくなったコーヒー

 ヤナさんのようにマリウポリまで来られる人は、ドネツクでは手に入らない品々を購入して持ち帰る。私がマリウポリで彼女と落ち合い、打ち合わせを終えたのは午後9時過ぎだった。これから買い物に行ってくるというヤナさん。興味が湧いたから、何を買うのかを尋ねた。

 まずは、ドネツクでは入手できなくなった種類のコーヒーを買うという。ブランドや種類までは尋ねなかったが、ドネツクの店頭から消えた種類があるようだ。「このコーヒーを飲む度に、ウクライナ(の時代)を思い出すの」と言うヤナさん。ウクライナ政府がドネツクを統治していた5年前までを「歴史の一時」のように淡々と話す。この言葉遣いを耳にするだけでも、ウクライナ東部の人たちの現状認識が伝わってくる。「ドネツクはウクライナの領土であるべきだ」と話すヤナさんだが、行く末については甘い期待を抱いていないようだ。

 ヤナさんがコーヒー以外に買っていくというのが、リンゴと薬である。「今のドネツクでは以前のようなリンゴが手に入らなくなった」そうだ。薬の値段が高くなったし、種類も減っている。だからマリウポリに来る度に購入する生活を続けているという。

1155チバQ:2019/03/29(金) 22:51:47
◇米国は嫌いだけど、マクドナルドには禁断症状も

 「ドンマック」。ここは私がドネツクを訪れた際に、行ってみたかったハンバーガーチェーンである。欧米諸国が科した制裁により、マクドナルドが去った市内で16年から営業している。ドネツクなどウクライナ東部一帯は「ドンバス地方」と呼ばれる。その頭文字の「ドン」と、立ち去った「マック」を掛け合わせて名付けられた。音の響きも悪くないし、何よりもマクドナルドをまねした「開き直りぶり」がおかしくてたまらない。

 ウクライナ東部で続く戦闘について、その原因の一つをたどれば、ロシアと米国の対立に行き着く。冷戦後の米国は国力を落としたロシアを横目に、ウクライナでの影響力を拡大しようと試みてきた。例として真っ先に挙げられるのが2004年大統領選だ。親露派の与党候補だったヤヌコビッチ氏を当選とした選挙結果が不正に基づくものだという抗議運動「オレンジ革命」を受け、やり直し決選投票で親欧米派のユーシェンコ氏が当選した。そしてオレンジ革命は、欧米諸国やウクライナ中部・西部で「民主化運動」とたたえられた。だがドネツクなどウクライナ東部や、その後ろ盾だったロシアは「米国の介入」と捉えた。ヤヌコビッチ氏は10年大統領で当選したが、13年秋から政権に対する抗議運動が起こり、翌14年に政権が崩壊。この時も、東部では同じような見方が広がった。

 当然ながらドネツクでは米国への反感が根強い。それでも私がドンマックのエピソードが「面白い」と思ってしまうのは、米国を嫌う「感情」と、マクドナルドを好む「食欲」が分かれてしまう点である。

 同僚の真野森作記者は14年の戦闘発生当初から、現地の情勢を熱心に伝えてきた一人だ。かつて開店直後のドンマックを取材した真野記者によると、16歳の少女はマクドナルドの「禁断症状」が出てしまい、近くのロシアの都市まで食べに行っていたという。制裁下のドネツクでは一時期、コカコーラも姿を消していた。だから真野記者が一緒に仕事をしていた男性カメラマンは「ああコーラが飲みたい」と叫んでいたそうだ。(現在はコーラの販売が再開されているが、そこに至る詳しい経緯は分からない)

 このようなエピソードを聞くと、米国発のハンバーガーと炭酸飲料がいかにドネツクの人々の生活に浸透していたかが分かる。そして長引く戦闘の影響を受け、住民は「楽しみの一つ」を奪われた。その隙(すき)に入り込んだのがドンマックのようだ。

 ◇人気のない地元ハンバーガー

 ドネツクに着いてから2日目。取材の合間に「待望」のドンマックに足を運んだ。ДонМак。キリル文字を使ったロシア語ではこう表記する。ロゴを眺めると、Mの文字がひと際大きく、しかも黄色で強調されている。この点だけでも、米国発のバーガーチェーンをまねしていることが一目瞭然だ。

 ヤナさんと一緒に店の中へ。この店の味をじっくりと鑑賞したいから、大きいサイズを頼んだ。商品名はズバリ「ビックマック」だ。一緒に頼んだフライドポテトも真っ赤なパッケージに入れられて、大きなMの文字が記されていた。ここまで徹底されると妙に感心してしまう。

 食べてみた「ビックマック」はまあまあの味だった。ただし私は普段暮らしているロシアでもマクドナルドへはほとんど行かないから、オリジナルとの味を比べるすべは知らない。フライドポテトにもついつい手が伸びたのだが、「夕食に響いてしまう」と理性を働かせ、途中で手を止めた。ただし「ペプシコ」と言って出された炭酸飲料は、砂糖の味が強すぎておいしくなかった。

 「そんなに悪くないと思うんだけれども」。ヤナさんに感想を告げたのだが、首を横に振られた。かつてあったマクドナルドに比べると、味は落ちたという。彼女には13歳の一人娘がいるのだが「ドンマックに食べに行こうか。そう誘っても乗ってこないのよ。こういう店が子どもに好かれなかったら駄目じゃない」と言う。なるほど子どもたちの舌は正直なようだ。マクドナルドに去られドネツクでは、住民が模倣品で食べしのぎながらも、「本物」を恋しがっているようだった。

1156チバQ:2019/03/29(金) 22:52:06
◇スーパーからも消える欧米産品

 大通りを挟んだドンマックの向かいには、スーパーマーケットが建っていた。店の棚にはロシアの隣国であるベラルーシから輸入した乳製品やウオッカ、ビールが並ぶ。ヤナさんによると、ここ1〜2年でベラルーシ産の品物が増えてきたという。欧米やウクライナ本国からの食料品が消えていく中、ドネツクはどんどんとロシアの経済圏に組み込まれていくようだ。

 街中を歩く女性のタチアナさん(41)に尋ねてみると「ベラルーシ産の食品は悪くない」と肯定的だ。ウクライナ本国からの食料品については「全然恋しくない」とも言い切る。ヤナさんがコーヒーやリンゴを恋しがり、マリウポリに行くたびに購入しているのとは対照的だった。

 今後のドネツクではタチアナさんのような市民が増えていくのだろうか。そしてマクドナルドがあった時代の記憶がどんどんと薄れ、ドンマックの味が標準とされていくこともあり得るのだろうか。少なくとも近い将来に戦闘がやんで、「本物のマック」が戻ってくる見通しは立っていない。【大前仁】

1157チバQ:2019/03/29(金) 22:52:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190329-00000002-maiall-int
<ウクライナ危機の現場を歩いた>(5) ガタガタ道とやまない政治不信
3/29(金) 18:33配信 毎日新聞
<ウクライナ危機の現場を歩いた>(5) ガタガタ道とやまない政治不信
マリウポリからオデッサへ続く道路沿いでは風力発電施設も。付近では草木が茂り始めていた=ウクライナ南部で、大前仁撮影
 ウクライナで取材を始めて10日目。親露派組織が実効支配する東部ドネツクを早朝に出てウクライナ政府が統治するマリウポリに戻り、そこから一路、西南部の主要都市オデッサへ向かった。ドネツクの現地助手、ヤナ・トカチェンコさんから紹介された、男性のバディムさん(46)が運転する車で西へ走ること約630キロ。正午過ぎに東部マリウポリを出てから9時間近く走り続けた。

 アゾフ海に臨む港湾都市マリウポリは2014年夏、ドネツク一帯を実効支配する親露派から攻撃された記憶が新しい。市内とドネツクを結ぶ幹線道路だけではなく、オデッサまで延びる幹線道路でも所々に検問所が設けられていた。赤い日本のパスポートを差し出す度に、警備兵はけげんそうな表情に変わるが、質問されることはなかった。ウクライナの東南部に来ると、この国が戦時下に置かれていることを実感する。

 今回の出張では、ウクライナ軍がマリウポリに海軍基地を作るという計画について取材したかった。現地では関係者を見つけられないまま去ったのだが、幸いにも隣で運転するバディムさんは港湾関係の仕事に就いていたという。この計画について尋ねてみると「真剣に検討されていないだろう」と一蹴した。まずはマリウポリ港の水深が浅いことから、艦船が行き来するには適していないと指摘する。さらに独立後のウクライナでは経済難が続き、艦船を建造できるような企業が事実上破産してしまったという。

 ◇国民に嫌われる政商と政治家

 「ウクライナには艦船を買うようなお金もないんだ」。いつの間にかバディムさんは政治批判に転じた。独立後のウクライナでは「オリガルヒ」と呼ばれる政商が国の政治と経済を牛耳ってきたといわれる。「オリガルヒは十分なお金を持っている。あいつらをつるし上げれば、お金が出てくるだろう。そうすれば、基地を作ることだって、何だってできるはずだ」とバディムさんが続けた。ただし「そのような日は来ないだろうけれどもね」とあきらめ顔にもなった。

 ウクライナでは3月31日に大統領選の投開票日を控えている。現職のポロシェンコ大統領と国際社会でも知られるティモシェンコ元首相、コメディアンのゼレンスキー氏による三つどもえの選挙戦だ。1回目の投票で過半数を獲得する候補は出ず、上位2人による決選投票(4月21日予定)にもつれ込むと見られる。ゼレンスキー氏は既存政治家への不信を受けて支持を集めており、政治経験のない同氏に大統領職を任せるべきかの判断を国民は迫られている。そして今のウクライナでは、バディムさんのように政権や政治家への批判を始めると止まらない人が少なくない。

 車中の私はパソコンを開き、原稿の執筆を試みていたのだが、最大の「障害」は道路の状態だった。所々ででこぼこの道が続き、振動がひどく、原稿を打てなくなってしまう。こんな時にバディムさんの政権批判を再び聞いた。「この政権には怒りを感じているんだ。あいつらは盗品を売買する商人で、盗人で、賄賂を受け取っている連中なんだ。ここ数年間は何もしてこなかった。この道路の状態をみれば、わかるだろう」

1158名無しさん:2019/03/29(金) 22:52:40
 ◇改革が進んでいないわけではないようだが……

 14年6月に就任したポロシェンコ氏は多くの分野での改革を約束した。私も16、17両年、改革を担当していた大統領府副長官を取材し、「改革の進捗(しんちょく)」について説明を受けた。かつて地方自治体は税金をすべて中央政府に納め、改めて中央政府から予算を受け取っていたが、今ではこの分野の地方分権が進んだと聞く。査証(ビザ)のオンライン申請を受け付けるなど、各種の行政サービスも向上したそうだ。またポロシェンコ政権が「改革の痛み」として電気やガス料金を値上げしたことから、国民の反発を買っているとも指摘されている。改革が全く進んでいないわけではないようだ。

 しかし私がウクライナ各地で話を聞いた限りでは、大部分の国民が改革の進展に不満を抱いていた。「一部の改革は進んでいる」と答えた人たちですら、ポロシェンコ政権にとどまらず、ティモシェンコ氏をはじめとした既存政治家への不信感を隠そうとしなかった。政治家はオリガルヒの操り人形に過ぎず、その権益に反するような改革に踏み込まない――。多くの国民の疑いは解けていない。

 ガタガタ道が続いたのは、マリウポリからオデッサへの行程だけではなかった。ロシアが実効支配するクリミアを出て、中南部ヘルソン州からマリウポリへ向かう幹線道路もひどかった。オデッサに着いた翌日に西へ向かう道も舗装がひどい箇所が多かった。国が道路舗装などのインフラ整備に十分な予算を充てていないのか。もしくは予算自体が計上されていても、どこかにお金が流用されてしまっているのか。あちらこちらで舗装が悪い道に遭遇し続けた。

 この日も予期せぬ道のへこみに遭い、バディムさんが運転するマツダ車もガタンと揺れた時があった。「まったく、ひどいものだ。日本車のステアリング技術に救われたよ」。ぼやきが聞こえてきた。

 ◇肥沃な国土も生かし切れず

 ウクライナ国内でも土地が肥沃(ひよく)だといわれるのが、この日に通ったヘルソン州だ。マリウポリを出発してから数時間ぐらいたつと、どこまでも平らな土地が道の左右に広がっていた。「ウクライナは本当に豊かな国土を持っているんだね」。私はバディムさんに相づちを求めた。この国土と国の潜在性をきちんと生かしていない――。バディムさんからはこのような趣旨の答えが返ってきた。

 今回のウクライナ出張では、国の行く末に前向きな人とも出会っていた。「多くの知り合いが夢を求めてヨーロッパに行ってしまった。それでも僕はウクライナに未来があると信じている」。首都キエフのタクシー運転手、エフゲーニさん(35)はこう話していた。「ソ連時代のウクライナは『ソ連の食料庫』と呼ばれていた。農業の生産力を上げれば、きっと成長できるだろう」と力説していた。

 今、その肥沃なウクライナの大地を車で走っている。周囲を見渡すと、ところどころで草が生え始めている。長い冬が終わりを告げ、春の始まりを迎えたようだ。辛らつな発言が多かったバディムさんですら、うれしそうだ。「見てください。緑が顔を出している。春が始まっている」と。

 ソ連崩壊と独立から28年。この先、ウクライナという国にとっても「長い冬」が終わりを告げ、「春」が訪れる日はあるのだろうか。国の行く末を決める大統領選の投票日は、すぐそこまで来ている。【大前仁】

1159チバQ:2019/03/31(日) 18:31:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190331-00000011-jij-int
コメディー俳優首位、現職苦戦=31日、ウクライナ大統領選
3/31(日) 7:20配信 時事通信
コメディー俳優首位、現職苦戦=31日、ウクライナ大統領選
29日、キエフ郊外で舞台に出演するウクライナ大統領選候補のゼレンスキー氏
 【キエフ時事】ロシアによるクリミア半島の実効支配や親ロシア派との紛争が続くウクライナで31日、大統領選の投開票が行われる。

 ウクライナ情勢をめぐり欧米とロシアの対立が続く中、選挙結果は国際関係に影響を及ぼすが、世論調査では政治経験のないコメディー俳優のゼレンスキー氏(41)が首位を走り、現職のポロシェンコ大統領(53)やティモシェンコ元首相(58)を抑えたまま投票を迎える。

 調査会社レイティングが28日に発表した調査によると、「投票に行く」と答えた人の22.6%がゼレンスキー氏を支持。ポロシェンコ氏とティモシェンコ氏が同率の14.6%で続く。ただ、当選には過半数の得票が必要で、上位2人による4月21日の決選投票に進む公算が大きい。

 ゼレンスキー氏はテレビドラマで教師から突然大統領になって奮闘する役を演じて人気を得た。政治経験のなさを逆手にとって清新さをアピール。政治集会を開かず、インターネット交流サイト(SNS)を中心に支持を広げた。選挙戦最終盤の29日も舞台に出演し、「きょうは単なる公演。政治的宣伝はありません」とおどけた。

 一方で、ウクライナとロシアの緊張が続く「戦時」に外交・安全保障の素人であるゼレンスキー氏が当選する可能性が出ていることを危惧する声も出ている。同氏は公約で「ウクライナを平和にしなければならない。欧州連合(EU)のパートナーと共に戦争終結と占領された地の回復を目指す」と述べているが、具体的道筋は示していない。昨年11月のロシアによるウクライナ艦船拿捕(だほ)で乗組員の拘束は続いたままだ。

 陣営幹部は、ゼレンスキー氏が面会した外交団に政策に関して適切に受け答えしていると述べ、「反感や拒否を示されたことはない」と訴えているが、ウクライナを支援する欧米には不安がくすぶっているようだ。

1160チバQ:2019/04/01(月) 21:06:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00000108-jij-int
コメディー俳優と現職、決選投票へ=問われる対ロ姿勢-ウクライナ大統領選
4/1(月) 18:45配信 時事通信
コメディー俳優と現職、決選投票へ=問われる対ロ姿勢-ウクライナ大統領選
3月31日、キエフで、ウクライナ大統領選で首位の見通しとなり、笑顔を見せるコメディー俳優ゼレンスキー氏(EPA時事)
 【キエフ時事】3月31日投票のウクライナ大統領選で、中央選管が翌4月1日に発表した集計結果(開票率70%)によると、コメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー氏(41)が得票率30.5%で首位、現職のペトロ・ポロシェンコ大統領(53)が16.2%で2位となった。

 ゼレンスキー氏も当選に必要な過半数は得票できず、2人が4月21日の決選投票で争う見通しとなった。

 ゼレンスキー氏はテレビドラマで大統領役を演じ、人気を得た。政権の汚職体質や改革停滞に国民の不満が高まる中、政治経験はないが、清新なイメージを持つことから支持が広がった。決選投票まで勢いを維持できるかが注目される。

 ウクライナでは、ロシアによるクリミア半島の実効支配や親ロシア派との紛争が続く。決選投票はそれぞれ、ロシアへの姿勢が大きく問われそうだ。 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00000599-san-int
喜劇俳優と現職が決選へ ウクライナ大統領選 既存政治家に不満
4/1(月) 19:59配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】3月31日に行われたウクライナ大統領選(任期5年)は1日、開票率約75%の時点で、人気コメディアンのゼレンスキー氏(41)が約30%を得票して首位に立った。過半数を獲得する候補者はなく、同氏と、2位につけている現職のポロシェンコ氏(53)が決選投票に進む可能性が高い。

 政治経験の全くないゼレンスキー氏は、既存の政治家やエリート層への不満を背景に支持を集めている。テレビドラマで大統領役を演じて人気を博した同氏が、実際に大統領となることにも現実味が出てきた。

 開票作業の75%が終わった時点で、2位のポロシェンコ氏は得票率16%、ティモシェンコ元首相(58)は同13%となっている。4月21日に予定される決選投票では、ティモシェンコ氏ら3位以下の候補を支持した票がどう流れるかが焦点となる。

 ポロシェンコ氏は2014年、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合後に大統領に就いた。親欧米路線と厳しい対露政策を掲げたが、経済低迷や公職者の腐敗体質を克服できず、支持が伸び悩んだ。

 同氏は投票締め切り後、「プーチン(露大統領)が望んでいるのは、軟弱で経験不足、思想的に無定形のウクライナ大統領だ」と発言。決選投票を見据え、ゼレンスキー氏の支持層を牽制(けんせい)した。

 ゼレンスキー氏は、平凡な教師が大統領に選ばれ、汚職や新興財閥と闘う筋書きの連続ドラマで主人公を演じた。若く清廉なイメージで支持を集める一方、政策に不明瞭な点が多いことが不安視されてもいる。

 ゼレンスキー氏も親欧米派で、「クリミアや親露派武装勢力の支配地域を交渉で取り戻す」としている。プーチン氏と渡り合えるかは全く未知数だ。

1161チバQ:2019/04/01(月) 21:07:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190401-00000018-jij_afp-int
「チョコレート王 vs コメディー俳優」 ウクライナ大統領選、決選投票へ
4/1(月) 12:53配信 AFP=時事
「チョコレート王 vs コメディー俳優」 ウクライナ大統領選、決選投票へ
ウクライナ大統領選の決選投票に進むことが決まった現職のペトロ・ポロシェンコ大統領(左)とコメディアンのウォロディミル・ゼレンスキー氏(2019年3月31日作成)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナ大統領選の第1回投票が3月31日に行われ、現職のペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領(53)とコメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)氏(41)が、3週間後の決選投票に進む見通しとなった。

 出口調査の結果によると、第1回投票でのゼレンスキー氏の得票率は30%以上で、約18%のポロシェンコ氏を大きく引き離している。

■コメディアン、ゼレンスキー氏

 ゼレンスキー氏はすでにウクライナの大統領に選ばれている──人気テレビ番組「市民の召使い(Servant of the People)」の中でのことだ。

 今回の大統領選では当初、ゼレンスキー氏が勝つ見込みはないとみられていた。だが、既存の政治階級に不満を持つ人々の支持を得て、主力候補となった。

 支持者らはゼレンスキー氏が政界に新しい風を吹き込むと考えているが、専門家らは同氏のマニフェストは曖昧で、内戦状態が続く国家の命運を政治の初心者に賭けるべきではないと指摘する。

 ウクライナ中部の工業都市クリビーリーフ(Krivy Rig)の出身で2児の父。法律の学位を取得しながらもステージでのキャリアを選んだゼレンスキー氏は、俳優から米大統領になったロナルド・レーガン(Ronald Reagan)氏と比較されることもある。政策を訴える手段としては、記者会見よりもソーシャルメディアの動画を好んでいる。

 ゼレンスキー氏は、物議を醸しているウクライナのオリガルヒ(新興財閥)、イーゴリ・コロモイスキー(Igor Kolomoysky)氏の「手先」だとの批判も出ているが、ゼレンスキー氏はコロモイスキー氏との政治的結びつきを否定している。

 またウクライナのテレビ局は今年1月の調査報道で、ゼレンスキー氏とロシアとの商取引関係を指摘している。報道を受けてゼレンスキー氏は、ロシア企業が所有するキプロス企業の株式を保有していることを認め、これを売却することを誓った。

 ゼレンスキー氏は公約として、2015年にウクライナ政府と対立する同国東部の親ロシア派の間で和平に向けて交わされた「ミンスク合意」の履行を進めると述べている。だが、ゼレンスキー氏がロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に立ち向かうことができるのか疑問だとの指摘もある。一方でゼレンスキー氏は、ポロシェンコ政権が進める欧米との協調路線を維持すると表明している。

■チョコレート王、現職ポロシェンコ氏
 ポロシェンコ氏は2014年、欧米との協調と反汚職を訴えた民衆蜂起により、親ロシア派のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)氏が失脚した後の選挙で大統領に選ばれた。

 チョコレート会社で財を成した富豪のポロシェンコ氏は、第1期政権時には欧米との緊密な関係を築くことを主な政策として掲げていた。だが、汚職撲滅の成果はあまりみられず、生活水準の向上も実現されていないとの批判もある。

 ウクライナ南西部の小さな街ボルグラード(Bolgrad)出身のポロシェンコ氏は、キエフ国立大学(Kiev State University)で経済学を学んだ。4人の子どもがいる。

 1998年、議員に当選し政界へ進出。2000年には創設者の一人としてヤヌコヴィッチ氏の地域党(Regions Party)に加わったが4年後、ヤヌコヴィッチ氏が不正を行ったと言われる選挙後に同氏に反対する立場に変わった。

 その後、親友のビクトル・ユーシェンコ(Viktor Yushchenko)氏と組み、2004年の大統領選と民主化運動「オレンジ革命(Orange Revolution)」の中で同氏の当選を支え、ユーシェンコ政権で閣僚入りした。

 ウクライナのテレビ局が昨年、ポロシェンコ氏と家族がモルディブに所有する島での休日に50万ドル(約5550万円)を使ったと報じると、世間から大きな批判が巻き起こった。【翻訳編集】 AFPBB News

1162チバQ:2019/04/21(日) 23:22:26
https://special.sankei.com/f/international/article/20190420/0001.html
ウクライナ大統領選 コメディアンが大幅リード エリートへの不満吸収
2019.4.20
 【キエフ=小野田雄一】ウクライナ大統領選の決選投票が21日に行われる。世論調査によると、政治経験のない人気コメディアン、ゼレンスキー氏(41)が現職のポロシェンコ氏(53)を大差でリードしており、初当選する可能性が高まっている。両候補とも親欧米派だが、ウクライナへの軍事介入を続けるロシアについては、対処方針に一定の相違がある。

 ウクライナの世論調査機関「レイティング」が18日に公表した事前調査によると、回答者の52%がゼレンスキー氏に、19%がポロシェンコ氏に投票すると答えた。先月行われた第1回投票では、両氏の得票率がそれぞれ30%と16%だった。

1163名無しさん:2019/04/22(月) 17:30:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190422-00000017-jij-int
改名賛否両派、決選投票へ=北マケドニア大統領選
4/22(月) 7:45配信 時事通信
改名賛否両派、決選投票へ=北マケドニア大統領選
21日、スコピエで、笑顔を見せる北マケドニア大統領選の国名改名に批判的な候補、ゴルダナ・シルヤノフスカダフコバ氏(EPA時事)
 【ベルリン時事】旧ユーゴスラビア構成国の北マケドニア(旧マケドニア)で21日、大統領選の投票が行われたが、全3候補とも当選に必要な過半数に届かず、上位2人が5月5日の決選投票に進むことになった。

 隣国ギリシャとの合意を受け、2月に成立した国名変更後初の選挙だった。決選投票はギリシャとの合意を支持した与党系候補と、批判的だった野党系候補の一騎打ちとなる。

 開票率約98%の時点で、中道左派与党の社会民主同盟などが支持するステボ・ペンダロフスキ氏(56)の得票率が42.73%、中道右派野党・国家統一民主党が推すゴルダナ・シルヤノフスカダフコバ氏(63)が42.58%とほぼ並んだ。国名変更をめぐる国民の分断が反映される結果となった。

1164チバQ:2019/04/22(月) 17:32:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190422-00000020-asahi-int
TVドラマ通り?コメディアン大統領が誕生 ウクライナ
4/22(月) 11:24配信 朝日新聞デジタル
TVドラマ通り?コメディアン大統領が誕生 ウクライナ
出口調査の結果を受け笑みを浮かべるゼレンスキー氏(手前、左から3人目)=21日、キエフ、喜田尚撮影
 旧ソ連のウクライナで、政治経験ゼロのコメディータレントが劇場型戦術で現職を破り、21日の大統領選を制した。人口4400万、国土の広さで欧州連合(EU)最大のフランスをもしのぐウクライナ。当選確実となったボロディミル・ゼレンスキー氏(41)は「みんなで権力機構の刷新を」と訴え、経済停滞や政治の汚職に不満を募らせた有権者の心をつかんだ。

【写真】キエフで21日、決選投票後、支持者に語りかけるゼレンスキー氏=AP

 当選を確実にした21日夜の記者会見で早速、「渋滞を引き起こす(大統領の)車列はやめたい」と発言。人気のテレビドラマ「国民のしもべ」で演じる庶民感覚の大統領を連想させた。

 ドラマの中の「大統領」は元は普通の歴史教師だった。教室で生徒に腐敗批判の熱弁を振るう姿がSNSで拡散し、ほとんど偶然のように大統領に選ばれた。

 現実には2018年末に立候補表明。今年3月末の第1回投票でトップになり決選へ進むと、現職のペトロ・ポロシェンコ大統領(53)を世論調査で終始30ポイント以上リードした。

 選挙期間中、ドラマの新シリーズの放映が始まった。「規定外の選挙運動では」と物議を醸したが、ドラマと現実が同時進行するような異例の選挙戦となった。

朝日新聞社

1165チバQ:2019/04/22(月) 19:43:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019042200149&g=int
コメディー俳優が大統領に=決選投票で圧勝-ウクライナ
2019年04月22日11時21分



21日、キエフで、ウクライナ大統領選で圧勝する見通しとなり、笑顔で記者会見に臨むゼレンスキー氏(EPA時事)

 【キエフ時事】21日に行われたウクライナ大統領選決選投票は即日開票され、コメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー氏(41)が7割超を得票し、圧勝する見通しとなった。対立候補のペトロ・ポロシェンコ現大統領(53)も敗北を認めた。ロシアによるクリミア半島の実効支配や親ロシア派との紛争が続くウクライナを政治経験のない大統領が率いることになり、国際社会はゼレンスキー氏の手腕を注視することになりそうだ。
【特集】地球コラム〜国際ニュースの「ウラ」を読み解く〜

 中央選管によれば、開票率65%時点で、ゼレンスキー氏の得票率は73.0%。ポロシェンコ氏は24.6%で、大差がついた。調査機関「民主イニシアチブ」などの合同出口調査では、ゼレンスキー氏の得票率は73.0%。ポロシェンコ氏は25.5%だった。

 ゼレンスキー氏は出口調査発表後、記者会見し「すべてのウクライナ国民に感謝する。私はあなた方を裏切らないと約束する」と宣言した。東部の紛争解決のためフランスとドイツ、ロシア、ウクライナの4カ国の枠組みで協議を「再起動する」と強調。「停戦に向けて最後まで突き進む」と訴えた。
 また、紛争の捕虜や昨年11月のロシアによるウクライナ艦船拿捕(だほ)で拘束された乗組員の解放へ「全力を尽くす」と語った。

1166チバQ:2019/04/24(水) 13:52:51
https://www.sankei.com/world/news/190423/wor1904230037-n1.html
【ロシア深層】「政治士官」復活 軍離反を警戒 遠藤良介
2019.4.23 20:13国際欧州・ロシア
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ロシアのプーチン大統領(AP)
ロシアのプーチン大統領(AP)
 1990年公開の米映画「レッド・オクトーバーを追え!」(トム・クランシー原作)は、ソ連の最新原子力潜水艦の艦長らが、原潜を使って米国への亡命を図る筋書きだ。作品の序盤には「政治士官」という役職の男が登場し、その名をプーチンという。

 ソ連共産党のお目付け役であるプーチン政治士官は、艦長室に勝手に入ることもできる有力者として描かれている。艦長が原潜に出された作戦命令書を開封する際も、政治士官が同席する決まりだ。

 艦長は、自らの亡命計画の邪魔となるプーチンを事故に見せかけて殺害し、命令書を燃やす。「貴様だけは連れていけない…」

 政治士官の職はソ連軍に実在した。起源は17年のロシア革命後、共産政権がソビエト赤軍に派遣したコミッサール(委員)だ。赤軍は当初、旧帝政軍の士官を登用したため、コミッサールに指揮官を監視させたのである。コミッサール廃止後も、共産主義の徹底を図る目的でソ連末期まで政治士官が置かれた。

 その政治士官が昨年、ロシア軍に復活したから驚きだ。連隊や中隊など各層の部隊や艦艇に、軍政担当の副指揮官ポストが設けられ始めたのである。

 新・政治士官の職務は、将兵の「愛国心」を涵養(かんよう)し、国内外の情勢や大統領の政策を説明することだとされる。規律維持を目的としていた従来の隊内教育が拡充され、一気に政治色を帯びることになる。

 国防省には政治士官を統括する軍政総局が発足した。総局長は国防次官兼務のポストであり、この新組織がいかに重視されているかが分かる。ソ連時代に政治士官を養成した名門、軍政アカデミーも年内に復活する見通しだ。

 プーチン露政権が今になって政治士官を設けるのは、軍の引き締めを図るためにほかならない。

 2014年のウクライナ介入後、ロシアと米欧の対立は決定的となり、関係が改善する兆しはない。プーチン大統領は、軍備増強によって米国と張り合う方針だ。要である軍が揺らいでは元も子もなく、隊内でのプロパガンダ(政治宣伝)に力を入れる必要があると考えている。

 米欧との対決路線は経済を低迷させ、世論調査では「国が正しくない道を歩んでいる」と答える人が半数近くにのぼっている。プーチン氏には、軍が反体制運動に同調し、政権から離反することへの警戒感もある。ソ連崩壊後のロシアでは軍人による少なくとも3度の政権転覆計画があったことが知られており、決して絵空事ではない。

 政権は同時に、近年の反政権デモで中核となっている若年層の取り込みにも余念がない。

 16年には、児童生徒の軍事愛国主義団体「ユナルミヤ」(青少年軍の意)が創設され、すでに約35万人が参加している。政権は、第二次大戦での対ドイツ戦勝利から75年となる2020年5月までに、ユナルミヤの構成員を100万人にすることを目標にしている。

 支持率低下に直面するプーチン政権は、「外敵」に対抗する必要を訴え、「愛国心」をたきつけることでしか求心力を維持できない。そして、こうした政権の手法はいっそう経済を悪化させ、反政権機運を高める悪循環を招いていく。(外信部編集委員兼論説委員)

1167チバQ:2019/04/24(水) 14:18:22
http://news.livedoor.com/article/detail/16362906/
ユダヤ人似の人形燃やす、ポーランドのイースター行事に非難
2019年4月24日 2時47分 AFPBB News
ポーランド南東部プルフニクで、イースターの伝統行事でつるされたユダの人形(2019年4月19日撮影)。(c)Hubert Lewkowicz / AFP
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【AFP=時事】ポーランド南東部の町で先週、キリスト教の祝日イースター(Easter、復活祭)の昔の伝統を再現し、「典型的なユダヤ人に似せた」人形がつるされ焼かれたとの報道を受け、世界ユダヤ人会議(WJC)はこれを非難した。

 WJCのロバート・シンガー(Robert Singer)最高責任者(CEO)は21日、「反ユダヤ主義が露骨に示されたことに嫌悪と激しい怒り」を抱くと表明。「ユダヤ人は、想像を絶する暴力と苦しみをもたらした、昔の反ユダヤ主義の恐ろしい復活にひどく動揺している」と述べた。

 ポーランドのメディアが報じた写真や映像には、南東部の町プルフニク(Pruchnik)で聖金曜日(Good Friday、受難日)の19日、イエス・キリストの12使徒の一人でキリストを裏切ったユダ(Judas)の人形を子どもを含む住民が棒でたたく様子が捉えられている。

 耳の前に(正統派ユダヤ教徒の)髪のふさがあり、鼻の大きなこの人形は、その後頭部を切り落とされると、火を付けられ川へ放り込まれたという。

 18世紀にさかのぼるこの行事は、第2次世界大戦(World War II)まで定期的に行われ、現在は数か所の村で続けられている以外ほぼ廃止されている。地元メディアによると、プルフニクでも近年は行われていなかったとみられる。

 ポーランドでは最近、反ユダヤ主義をめぐる懸念が再浮上している。

【翻訳編集】AFPBB News

1168 チバQ:2019/04/27(土) 16:43:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190427-00000032-jij-int.view-000
対ロシア方針、欧米注視=勝利の俳優、柔軟姿勢か-ウクライナ大統領選〔深層探訪〕

4/27(土) 8:27配信��
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21日、キエフで、ウクライナ大統領選決選投票の出口調査結果を受け、笑顔で手を振るコメディー俳優のゼレンスキー氏(EPA時事)

 21日のウクライナ大統領選決選投票で政治経験のないコメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー氏(41)が現職のペトロ・ポロシェンコ大統領(53)に圧勝した。既存政治家への不満が高まる中、刷新を訴えて勝利したが、ロシアに併合されたクリミア半島の問題や親ロシア派との紛争など外交・安全保障の難題が山積している。欧州とロシアに挟まれたウクライナの状況は国際情勢を左右するため、欧米はゼレンスキー氏がどのようにロシアへ対応するか注視している。

 ◇米長官が電話
 「米国はウクライナの主権と領土の一体性を支持する」。決選投票直前の19日、ポンペオ米国務長官はポロシェンコ氏のほか、ゼレンスキー氏とも電話で話し、ウクライナ支持を伝えた。選挙結果が出る前に米国務長官が候補者と電話するのは異例とも言えるが、ゼレンスキー氏の対ロ方針を探る狙いもあったとみられる。フランスのマクロン大統領も12日、訪仏したゼレンスキー氏と会談し、東部の紛争などについて意見を交わした。

 ゼレンスキー氏は欧州統合路線を取るが、ポロシェンコ氏が対ロ強硬姿勢を前面に出していたのに対し、対ロ批判は抑えてきた印象だ。紛争解決に向けては「ロシアとの交渉は避けられない」と述べるなど一定の対話姿勢も見せる。

 ゼレンスキー氏は公約で「紛争終結と一時的に占領された領土回復を実現し、占領者に損害を償わせる」と表明したが、ロシアを名指ししていない。

 こうした姿勢のゼレンスキー氏が、外交巧者のロシアのプーチン大統領に押し込まれてしまうのではという懸念は欧米の間でくすぶっているもようだ。ゼレンスキー氏は19日の公開討論会で「人生で一度もプーチン氏と話したことはないし、紛争が始まってからはロシアに行っていない」とロシアとのつながりを否定した。

 ◇ロシアは歓迎
 一方、ロシアはポロシェンコ氏からゼレンスキー氏への交代を歓迎している。2014年のクリミア併合を機にロシアと欧米の関係は悪化し、対ロ制裁も続く。クリミア併合の熱狂も冷め、支持率も落ち込むプーチン氏がゼレンスキー氏との対話に乗り出す可能性はある。ロシアのペスコフ大統領報道官は今月、ゼレンスキー氏との対話に関し、「挑発的でさえなければ、プーチン大統領は対話にオープンだ」と語っている。

 ロシアは昨年11月にクリミア周辺海域でウクライナ艦船を拿捕(だほ)。乗組員の拘束を続けているが、ウクライナの研究機関「新欧州センター」のレオニド・リトラ上級研究員は「もしロシアがウクライナ大統領選後に乗組員を解放すれば、本心はともかくロシアが新大統領との対話と東部の紛争解決に前向きであると示すことができる」と指摘する。

 仮に乗組員が解放されれば、影響は2国間にとどまらない。プーチン氏とトランプ米大統領は昨年、アルゼンチンでの20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて会談を予定していたが、拿捕を受けて正式な会談は中止となった。リトラ氏は、解放なら「プーチン氏とトランプ氏の会談に向けた障害はなくなる」とも語り、米ロ関係が動きだす可能性にも言及した。(キエフ時事)

1169チバQ:2019/05/06(月) 22:28:34
https://www.asahi.com/articles/ASM5634RPM56UHBI006.html
北マケドニア大統領選、与党候補が当確 国名改称が争点
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ウィーン=吉武祐 2019年5月6日10時30分
 今年2月に国名を改めた北マケドニア(旧マケドニア)で5日、大統領選の決選投票があり、中道左派の与党連合が推す元大統領顧問で政治学者のステボ・ペンダロフスキ氏が、得票率51・7%で当選を確実にした。ギリシャとの合意に基づいて今年2月に国名改称に踏みきったことの是非が主要な争点となり、分断が尾を引く状況が鮮明になった。

 選挙戦では野党の中道右派が擁立した憲法学者シリャノフスカ・ダフコバ氏が、新国名の北マケドニアを使わないなどと、改称に異を唱える主張を展開した。4月21日の第1回投票ではペンダロフスキ氏とともに42%台の得票率で拮抗(きっこう)。いずれも過半数に達しなかったため決選投票に持ち越された。

 第1回投票で3位だった候補を支持していた少数派アルバニア系の動向が、上位2人による決選投票の結果を左右するとみられていた。

 ギリシャは、旧ユーゴスラビア…


https://digital.asahi.com/articles/ASM2W73K6M2WUHBI06F.html?rm=585
マケドニアの国名問題合意 ギリシャの背中押したのは?
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テッサロニキ=河原田慎一、スコピエ=吉武祐 2019年4月11日18時33分
 英雄アレクサンドロス大王が治めた「マケドニア」を国名にするかをめぐる、ギリシャと北マケドニア(旧マケドニア)の間の長年の問題が解決した。なぜ合意にこぎつけることができたのか。(テッサロニキ=河原田慎一、スコピエ=吉武祐)

 ギリシャ第2の都市テッサロニキがある北部は、マケドニア地方と呼ばれる。アレクサンドロス大王が生まれた古代マケドニア王国の都、ペラはテッサロニキから西に約40キロ。ギリシャ国民にとって大王は紀元前4世紀にギリシャ文明を東方へ広めた英雄だ。テッサロニキの広場には大王の像が立ち、地元住民は自らを「マケドニア人」と呼ぶ。

 隣国の北マケドニアも旧ユーゴスラビアを構成する共和国としてマケドニアを名乗り、1991年の独立で国名をマケドニアとした。これにギリシャは激しく反発。マケドニアの北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)への加盟に反対した。長年の外交問題だったが、両国は昨年6月に国名変更で合意。マケドニアは今年に入り、北マケドニアと改称した。

批判押し切ったギリシャ政権
 だが「マケドニア」の名が残るため、ギリシャ人の多くは納得していない。北マケドニア人を首都名から「スコピエ人」と呼んでいる。テッサロニキから国境まで約60キロだが、国境を越えてすぐ近くのカジノか、ギリシャより安いガソリンやたばこを買いに行くぐらい。交流は少ない。

ログイン前の続き ペラ近くの村に住むバシリス・クルティディスさん(47)は「マケドニア王国は海沿いに栄えた。スコピエに当時の名残はないはずで、後に住み始めたスラブ人がマケドニアを名乗るのはおかしい」。

 それでもギリシャのチプラス首相は解決に踏み切った。今後、ギリシャからの観光ルート開発への投資や、北マケドニアの大学生の受け入れなど、交流を進める見通しだ。

 テッサロニキにあるマケドニア大学のイオアニス・アルマコラス准教授(バルカン半島政治)は「左派のチプラス氏が愛国心を刺激する問題を持ち出して右派に揺さぶりをかけた結果」とみる。またギリシャには「バルカン半島各国への影響力を強める思惑もあった」と指摘する。

 今月2日、チプラス氏はギリシャ首相として初めてスコピエを訪れ、ザエフ首相と会談した。歴史的な合意を実行に移した両首脳が肩をたたき合ってスマホで「自撮り」する場面が報じられた。ザエフ氏は「我々は思い切った決断で全てが可能になることを欧州と世界に示した」と話した。

 マケドニアは2008年にNATO加盟をギリシャに阻止されてから西側と距離を置いてきた。保守系の前政権は、アレクサンドロス大王をイメージしたとされる巨像「馬上の戦士」など、ナショナリズムを強調する像や記念碑をスコピエ中心部に建てた。

1170チバQ:2019/05/06(月) 22:29:03

譲歩重ねたマケドニア政権
 ギリシャを刺激するこうした政策を捨て、路線転換を図ったのが、ザエフ首相率いる中道左派の現政権だ。小国として生きるにはNATO加盟で安全保障基盤を安定させ、EU加盟で経済的繁栄をめざす道しかないとの主張だ。

 政権発足間もない17年12月、ギリシャとの交渉が本格化する中、ザエフ氏は「我々はアレクサンドロス大王の唯一の後継者ではない」と発言。18年に入ると首都の玄関口「アレクサンドロス大王空港」を「スコピエ国際空港」に改名した。

 こうした譲歩を不快に思う国民は少なくなかった。ギリシャとの合意内容が公表されると、ギリシャ側に失うものがない「不平等条約」だと批判された。昨年9月末、国名変更の是非を問う国民投票は野党のボイコットで投票率が37%にとどまった。

 北マケドニアでは今年2月12日に新国名の使用を始めて以降、国境の看板の表示を変えるなどの作業が進み、目立った混乱は伝えられていない。今後、特産の「マケドニア・ワイン」など商品・ブランド名の扱いについて専門家を交えて議論する予定で、経済界が注目している。

 北マケドニアは4月21日に大統領選を控え、保守系候補は新しい国名を使わないと主張している。
EU、今後の試金石に
 EUは北マケドニアへの改名について「圧倒的多数が賛成した」と歓迎し、低投票率は不問に付した。国会で改名に反対した野党に対しては、NATO拡大を支える米国などによる切り崩しもあった模様だ。

 東西の勢力がせめぎ合うバルカン半島地域にあって、EUとしては勢力拡大と欧州の結束強化を示す契機。ロシアや中国の影響を抑えて各国を迎え入れたいところだ。北マケドニアはNATO加盟が認められ、EU加盟交渉入りの手続きも進む見通しだ。

 この地域は異なる民族、宗教の人々が住み、ユーゴ崩壊後は戦乱も経験し、国同士の対立が続いた。EUの拡大戦略では、二国間関係での対立解消を事実上の加盟条件としている。そのため今回の懸案解決は、セルビアなど対外関係で問題を抱える他国の加盟に向けた試金石の意味もある。

 EUはギリシャに対しても働きかけていたとみられる。債務危機下のギリシャに対しEUは10年から金融支援を続けてきたが、18年6月に150億ユーロ(約1兆9千億円)の支援を新たに決め、危機の終息を宣言した。国名変更の合意はその直前。金融支援との引き換えだった可能性がある。

1171チバQ:2019/05/13(月) 20:42:42
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190510-00000027-sasahi-int
中央アジア「独裁」第一世代、表舞台去るも…体制は大きく変わらない事情〈AERA〉
5/13(月) 17:00配信 AERA dot.
中央アジア「独裁」第一世代、表舞台去るも…体制は大きく変わらない事情〈AERA〉
AERA 2019年5月13日号より
 27年3カ月権力の座にあった大統領が辞任する。そんな大きなニュースがあった割には、静かな夜だったという。

 3月19日、カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ大統領(78)がテレビ演説で辞任を表明した。最大の都市、アルマトイで暮らす公務員女性の元には、夜7時過ぎからメッセンジャーアプリ「ワッツ・アップ」経由で次々にメッセージが入り始めた。「大統領がやめるらしい」。家路を急ぐ車のなかでラジオをつけると、すでに大きなニュースになっていた。

 ナザルバエフ前大統領はソ連時代の1989年、カザフスタン共産党の第1書記となり、91年の独立とともにカザフスタン共和国初代大統領に就いた。以来、ときに独裁と批判されながらも、選挙では常に圧倒的な得票率で再選されてきた。

「ニュースを聞いても最初は冗談としか思えなかった。辞任を喜ぶ人は大勢います。でも、そんな危険なことをわざわざ大声では叫びませんよ。街はいつも通りでした」(前出の女性)

 国内外で驚きをもって受け止められた辞任のニュースだが、「必ずしも予想外ではない」と、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターの宇山智彦教授(中央アジア政治)は言う。

「前大統領は長年の懸案だった仕事を片付けている印象がありました。代表的なのは、ロシア的なキリル文字で表記されていたカザフ語をラテン文字化したことでしょう。そして今年2月には、憲法に規定がない任期途中での辞任が可能なのか、憲法評議会に問い合わせています。政治課題を解決しつつ、機会をうかがっていたという印象です」

 91年、ソ連崩壊の直前に相次いで独立した中央アジア諸国には、共産党指導層出身の独裁者がズラリと並んだ。極端な個人崇拝に基づく統治を行ったトルクメニスタンのニヤゾフ前大統領(2006年死去)や反政府派を厳しく弾圧したウズベキスタンのカリモフ前大統領(16年死去)などは、国際的にも批判を浴びた。ナザルバエフ前大統領の辞任で、彼ら「第一世代」は表舞台から姿を消すことになる。

 だが、中央アジアから「独裁」が去ったわけではない。トルクメニスタンでは2代目のベルディムハメドフ大統領が先代に準ずる個人崇拝体制を築いているし、タジキスタンでは3代目で94年以来職にあるラフモン大統領が強大な権力を持つ。なぜ、独裁が続くのだろうか。

「ソ連崩壊の混乱のあと、中央アジア諸国は権威主義的な体制下で安定を回復しました。近隣のロシアや中国でも権威主義的な政治のもとで経済が発展しています。現地の多くの人々は自国の体制がおかしいとの認識を持ちづらいのです」(宇山教授)

 カザフスタンでも、退任したナザルバエフ前大統領がこれまで通り権勢をふるうとの見方が支配的だ。後任のトカエフ大統領は、初の大仕事として首都名を前大統領のファーストネームであるヌルスルタンに変更した。大統領でありながら、前大統領の忠実な部下のようにふるまっている。

 アルマトイの大学に留学中の井上日南子さん(21)によると、大学内にある前大統領の肖像画は撤去されず、新聞でも動静が大きく報じられているという。(編集部・川口穣)

※AERA 2019年5月13日号より抜粋

1172チバQ:2019/05/13(月) 20:45:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190513-00000013-jij_afp-int
リトアニア大統領選、2候補が決選投票へ 格差と貧困対策が焦点
5/13(月) 11:32配信 AFP=時事
リトアニア大統領選、2候補が決選投票へ 格差と貧困対策が焦点
リトアニアの首都ビリニュスで、大統領選挙の2日前に投票を行う経済専門家のギターナス・ナウセーダ候補と妻のディアナさん(2019年5月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】バルト3国のリトアニアで12日、ダイア・グリバウスカイテ(Dalia Grybauskaite)大統領の任期満了に伴う大統領選が行われ、経済専門家で政治経験のないギターナス・ナウセーダ(Gitanas Nauseda)氏(54)がトップに立った。2位に付けた元財務相のイングリダ・シモニテ(Ingrida Simonyte)氏(44)との決選投票が今月26日に行われる。格差と貧困対策が焦点になるとみられる。

 3位となり決選投票に進めなかった中道左派のサウリュス・スクバルネリス(Saulius Skvernelis)首相は、「これが政治家としての私に下された評価だ」と述べ、首相職を7月12日に辞する意向を示した。

 ほぼすべての開票作業が終わった時点での得票率は、政治的に中立の立場で福祉国家の建設を公約に掲げるナウセーダ氏が31.07 %、富裕層と教育水準の高い都市の有権者に人気のあるシモニテ氏が29.46%、農村地域の有権者の共感を集めるポピュリスト路線のスクバルネリス氏は20.72%だった。

 大統領選には9人が立候補していた。決選投票に進むナウセーダ氏、シモニテ氏はいずれも、隣国ロシアに対する防波堤としての欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)を強く支持している。

 AFPの取材に応じたビリニュス大学(Vilnius University)のラムーナス・ビルピシャウスカス(Ramunas Vilpisauskas)教授は、決選投票では「(12日の投票で)他の候補者たちに入った票が、特に左派から、ナウセーダ氏に集まる可能性が大きい」と分析した。【翻訳編集】 AFPBB News

1173チバQ:2019/05/16(木) 19:44:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00000586-san-int
ウクライナ新大統領、20日に就任へ 議会で決定
5/16(木) 18:55配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ最高会議(議会)は16日、4月21日に投開票された同国大統領選の決選投票で勝利した人気コメディアン、ゼレンスキー氏(41)の大統領就任式を5月20日に行うことを決めた。任期は5年間。

 ゼレンスキー氏は、政権の腐敗体質や経済低迷への国民の不満を背景に支持を拡大。決選投票では7割超の票を獲得し、現職のポロシェンコ氏に勝利した。

 2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合後、事実上の戦争状態にある隣国ロシアへの対処やウクライナ東部を実効支配する親露派勢力との紛争の解決策の模索、汚職対策や社会保障の充実などが当面の課題になるとみられている。

1174チバQ:2019/05/17(金) 10:32:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190516-00000092-kyodonews-int
ロシア、北方領土の特区拡大へ 日本との共同活動に優先
5/16(木) 13:12配信 共同通信
 【ウラジオストク共同】ロシア極東・北極圏発展省は15日、北方領土で実施している経済特区の事業を拡大すると発表した。色丹島のほか、千島列島北部のパラムシル島で実施し、新たな投資規模は水産や観光など4事業で総額6億6千万ルーブル(約11億2千万円)以上になる。ロシア通信が報じた。

 日ロ両政府が共同経済活動の実現への協議中に、ロシアが独自の開発を優先させる姿勢を鮮明にした。

 経済特区制度はロシア法に基づき、日本政府が反対する外国企業誘致などが目的。

 ロシア側は6月に予定のプーチン大統領訪日前に特区事業の拡大を発表し、日本側の対応を見極める狙いもあるとみられる。

1175チバQ:2019/05/21(火) 10:54:44


https://www.asahi.com/articles/ASM4Q5SRLM4QUHBI01Q.html?ref=yahoo
タレント大統領、「しもべ」の議席ゼロ 人気とは裏腹に
キエフ=喜田尚 2019年4月23日12時30分
キエフの選挙本部で21日、記者の質問に答えるボロディミル・ゼレンスキー氏=AFP時事

 ウクライナ大統領選の決選投票が21日行われ、コメディータレントのボロディミル・ゼレンスキー氏(41)が得票率70%超で、現職のペトロ・ポロシェンコ大統領(53)に圧勝した。政変にロシアが介入したウクライナ危機から5年。政治経験のない新人への期待は、立て直しの遅れに対する国民のいら立ちの表れだが、前途は楽観できない。(キエフ=喜田尚)

 22日午前の開票率94%の段階でゼレンスキー氏の得票率は73%。ソ連からの独立を問う国民投票と同時に行われた1991年12月の選挙でクラフチュク初代大統領が記録した62%を大きく超える。ポロシェンコ氏は24%にとどまった。

 ゼレンスキー氏は21日夜、投票締め切りと同時に出口調査の結果が発表されると、紙吹雪が舞う中で陣営スタッフらと抱き合い、「みなさんを落胆させないと約束する」と話した。マクロン仏大統領やトランプ米大統領が同氏に電話したのをはじめ、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長や欧州連合(EU)のトゥスク首脳会議常任議長らも書簡などで祝意を伝えた。

 ログイン前の続きゼレンスキー氏は既成政治家を批判し、政治の刷新を掲げた。決選投票では第1回投票の2倍以上の票を獲得。その地滑り的圧勝には、ポロシェンコ氏に対する批判票が大きく貢献したことは確実だ。

 2014年2月に親ロシア路線の大統領が市民の抗議で逃亡。反発したロシアが南部クリミア半島を併合し、ウクライナ危機が始まった。

 直後に就任したポロシェンコ氏は欧米各国の支援を受け改革を開始。しかし、財政再建策が国民生活を直撃する一方、汚職対策の歩みは遅く、紛争を短期間で終わらせる公約も果たせなかった。

 ゼレンスキー氏は候補者討論で前回自らポロシェンコ氏に投票したと明かし、「期待を裏切った」と責め立てた。現職に対する国民の落胆の代弁者を見事に演じきった。

ロシア、さっそく牽制
 だが、人気とは裏腹に新政権はポロシェンコ政権よりさらに厳しい環境に置かれることになる。

 閣僚の任命などで議会と大統領の力の均衡を図る現憲法下では、政権の骨格作りにも議会との協力が欠かせない。自身が出演するテレビドラマのタイトルと同名の自身の政党「国民のしもべ」は現在議席ゼロ。10月に予定される議会選に向け、世論調査で他党をリードするが、単独で過半数を確保するのは難しい。

 ポロシェンコ氏は21日夜の会見で現在議会第1党の自身の党が野党にまわることを示唆。一方、第1回投票で敗れたチモシェンコ元首相は返り咲きに意欲的とされるが、既成政治家を否定するゼレンスキー氏が安易な妥協に走れば国民の離反を招きかねない。

 ロシアは18日、ウクライナへの石油輸出を6月から許可制とすることを発表した。ロシアのプーチン大統領はポロシェンコ氏との対話を拒否。選挙期間中も批判を続けてきたが、同氏の敗北が決定的になり、ゼレンスキー氏に対する牽制(けんせい)に転じたとみられる。

 東部の一部を占拠する親ロシア派武装勢力との紛争では、停戦合意の履行を話し合うウクライナ、ロシア、ドイツ、フランスの4カ国首脳会談が16年10月以来開かれていない。ゼレンスキー氏は21日夜、この和平プロセスを重視する考えを強調したが、打開策の国連平和維持活動導入案も暗礁に乗り上げたままだ。ロシアが協議再開に応じるか全く見通せない。

 ゼレンスキー氏は「領土の一体性では妥協は一切しない」と明言する。カーネギー財団モスクワセンター「ロシア内政・政治機構研究プログラム」のアンドレイ・コレスニコフ代表は「プーチン氏はウクライナをコントロールできないことにいら立っている」と指摘。当面、ゼレンスキー氏が望む直接交渉は困難との見方を示す。

1176チバQ:2019/05/21(火) 10:55:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000003-asahi-int
タレント大統領、いきなり議会解散を宣言 ウクライナ
5/21(火) 0:36配信 朝日新聞デジタル
タレント大統領、いきなり議会解散を宣言 ウクライナ
20日、キエフの国会で開かれた大統領就任式で宣誓するゼレンスキー氏=ロイター
 4月のウクライナ大統領選で圧勝したコメディー俳優のゼレンスキー氏(41)が20日、議会で宣誓式に臨み、1991年にソ連から独立した同国の第6代大統領に就任した。ゼレンスキー氏は就任演説で既成政治との対決姿勢を強調して、いきなり「議会を解散する」と宣言。政局は波乱含みで、今夏にも前倒し議会選が行われる可能性が強まった。

【写真】キエフで20日、大統領就任式の前に支持者へあいさつするゼレンスキー氏=ロイター

 宣誓式が行われた議会前の公園には、徒歩で議会に入る同氏を見ようと大勢の支持者やファンが詰めかけた。ゼレンスキー氏は演説で東部での親ロシア派との紛争を止めることを第一の課題とする一方、「政府が問題を作り出している」と現内閣を強く批判した。

朝日新聞社

1177チバQ:2019/05/21(火) 10:57:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190520-00000084-mai-eurp
ウクライナ新大統領、ゼレンスキー氏就任 内政と対ロシアで課題多く
5/20(月) 20:37配信 毎日新聞
ウクライナ新大統領、ゼレンスキー氏就任 内政と対ロシアで課題多く
大統領就任式で国家を斉唱するゼレンスキー氏=キエフで20日、AP
 【モスクワ大前仁】4月のウクライナ大統領選で勝利したウラジーミル・ゼレンスキー氏(41)が20日、大統領に就任した。就任演説で「最重要課題は(同国東部)ドンバスでの戦闘を止めることだ」と述べ、2014年から続く親ロシア派との紛争の収拾に向けて取り組む方針を強調した。一方、演説では最高会議(国会)の解散にも言及し、内政面では波乱含みの始動となった。

【動画】圧勝が確実になり、喜ぶゼレンスキー氏

 ゼレンスキー氏は就任式で東部情勢について「我々が戦争を始めたわけではないが、終わらせなければならない」と言明。「(ロシアと)対話を始めるための最初の一歩は、全ウクライナ兵の捕虜を帰還させることだ」との考えを表明した。

 ロシアが東部の戦闘に介入している疑いが強いことから、ウクライナのポロシェンコ前政権は対露強硬路線をとっていた。これに対し、ゼレンスキー氏は大統領選挙で、多国間の枠組みを利用したロシアとの対話再開を主張。世論調査機関レイティング社の調査によると、75%の回答者がロシアとの直接対話を支持している。

 一方、ロシアは親露派組織が実効支配する東部の住民に対し、自国のパスポートを供与する手続きを簡素化するなど、早くもゼレンスキー政権を揺さぶっている。

 政治経験がないゼレンスキー氏は既存政治の変革を訴えて7割の得票で当選したが、自らが設立した政党「人民のしもべ」は最高会議に議席を持たない。最高会議選挙が10月下旬に予定されていることから、当面は議席を持つ各党と協調しながら、選挙に備える方針だとみられていた。

 しかし、ゼレンスキー氏は就任演説で解散について言及し、21日に最高会議執行部や各党幹部と面会する予定。最高会議選を前倒しにして、7月中旬にも実施されるとの観測も浮上している。一方で、フロイスマン首相は22日に閣議を開いた後で辞任する意向を表明し、反新政権の姿勢を示した。新政権と最高会議の間の駆け引きが激しくなっている格好だ。

1178チバQ:2019/05/22(水) 20:42:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000075-mai-int
ウクライナ議会選7月に前倒し ゼレンスキー大統領が自党に議席求め攻勢
5/22(水) 19:39配信 毎日新聞
ウクライナ議会選7月に前倒し ゼレンスキー大統領が自党に議席求め攻勢
ウクライナのゼレンスキー大統領=AP
 【モスクワ大前仁】ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、当初10月27日に予定されていた最高会議(国会)選挙を7月21日に繰り上げる大統領令に署名した。自党「人民のしもべ」が議席を持たないことから、早期に選挙を実施し、安定した政権運営を目指す構えだ。国内での支持を背景にして新大統領が攻勢をかけている。

【動画】圧勝が確実になり、喜ぶゼレンスキー氏

 大統領令の署名に先立ち、ゼレンスキー氏は21日、議会の各党指導部と会談し、「今の議会は国民の4%からしか支持を得ていない」と批判。国内で既存政治家への批判が根強い点を挙げて、顔ぶれの一新を訴えた。フロイスマン首相も22日の閣議後、内閣を総辞職する見通し。

 ゼレンスキー氏は4月の大統領選で7割の票を得て当選し、議会選に関する世論調査でも、自身の政党が30%の支持を得て他党を引き離す。当初はゼレンスキー氏が各党と協調路線を敷くともみられていたが、自身への支持が高い点を踏まえ、早期の選挙に打って出た格好だ。

1179とはずがたり:2019/05/24(金) 17:56:58
プーチンが密かに狙う北方領土「1島返還」
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https://www.jiji.com/jc/v4?id=foresight_00243_201810300001

1180チバQ:2019/05/26(日) 20:23:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190525-00000050-mai-int
ウクライナ、大統領就任1週間 議会との対決姿勢鮮明
5/25(土) 19:42配信 毎日新聞
ウクライナ、大統領就任1週間 議会との対決姿勢鮮明
大統領就任式で国家を斉唱するゼレンスキー氏=キエフで20日、AP
 【モスクワ大前仁】ウクライナのゼレンスキー大統領が就任してから27日で1週間を迎える。最高会議(議会)選挙を7月21日に前倒ししたほか、選挙制度改革にも着手し、政権主導で政界の「刷新」を図っている。議会は反発し、対立が鮮明化している。

 ゼレンスキー氏は就任翌日の21日、当初10月下旬に予定されていた議会選の前倒しを決める大統領令に署名した。政治経験がないゼレンスキー氏は政党「人民のしもべ」を設立したが議席を持たない。議会選に関する世論調査では他党への支持率を大きく引き離すことから、早期に議会選を実施し、議会での基盤づくりに乗り出した格好だ。

 また、汚職の温床と指摘されてきた不透明な選挙制度の改革案も提出。旧来の政治家らの利権に切り込む構えを示した。

 こうしたゼレンスキー氏の動きに議会側は反発している。選挙前倒しの大統領令に対し憲法裁判所に違法性を問う訴えを提出。また、選挙制度改革案については22日に否決した。

 ゼレンスキー氏は改革案否決後、自身のフェイスブックに「彼らは誤っている。(次の選挙で)打倒しなければ」と投稿し、全面対決を強調。ただ、ゼレンスキー氏にも財閥オーナーとの癒着の疑いがあり、議会側から反撃を受ける可能性もある。

 一方、ウクライナ東部で2014年から続く親ロシア派との紛争では、ゼレンスキー氏は多国間の枠組みを使い、ロシアとの対話再開を訴えている。ゼレンスキー氏の大統領就任に伴い、ロシアのプーチン大統領、ドイツのメルケル首相、フランスのマクロン大統領の3首脳は21日に電話で協議し、ウクライナ情勢で意見交換した。

1181チバQ:2019/06/10(月) 11:06:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00000003-jij_afp-int
カザフ大統領選 現職トカエフ氏の圧勝確実 野党デモで約500人拘束
6/10(月) 6:04配信 AFP=時事
カザフ大統領選 現職トカエフ氏の圧勝確実 野党デモで約500人拘束
カザフスタンの首都ヌルスルタン(旧アスタナ)で、抗議デモを行った野党支持者を拘束する警官(2019年6月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】中央アジア・カザフスタンで9日、約30年政権を握っていたヌルスルタン・ナザルバエフ(Nursultan Nazarbayev)前大統領の後継者を選ぶ大統領選挙が行われ、出口調査によると、前大統領自身が選んだ大統領代行カシムジョマルト・トカエフ(Kassym-Jomart Tokayev)氏の圧勝が確実となった。一方、野党支持者は同日大規模なデモを行い、内務省によると警察は参加者約500人を拘束した。

【写真全18枚】抗議デモを行った野党支持者を拘束する警官

 大統領選では候補者7人が争う中、トカエフ氏が70%近い得票率で当選することが確実視されている。

 だが同日の抗議デモで、参加者らは選挙は不正だとして投票のボイコットを呼び掛け、その規模は過去3年で最大となった。

 投票終了直後、内務省は約500人が拘束されたと発表。マラト・コジャエフ(Marat Kozhayev)副内務相は「無許可」の集会を開催したとして「過激分子」を非難した。最大都市アルマトイ(Almaty)ではAFPの記者2人も一時拘束され、1人は当局から撮影機材を押収された。

 当局は選挙期間中も野党に対する弾圧を強化。裁判所はデモ参加者に拘留の判決を下し、警察は野党の活動家らの自宅を強制捜査していた。【翻訳編集】 AFPBB News

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190610-00000009-asahi-int
カザフ大統領選、前職後継が勝利へ 集会で500人拘束
6/10(月) 10:21配信 朝日新聞デジタル
カザフ大統領選、前職後継が勝利へ 集会で500人拘束
カザフスタンの首都ヌルスルタン(旧アスタナ)で9日、反政府集会に参加した市民を拘束する警官隊=AP
 中央アジアのカザフスタンで9日、ナザルバエフ前大統領(78)の退任に伴う大統領選が行われ、複数の出口調査によると、後継指名を受けたトカエフ暫定大統領(66)が70%以上の得票で圧勝が確実となった。ナザルバエフ氏はソ連末期の1990年から同国大統領を務め、大統領の交代は同国では初めて。

 トカエフ氏は外交官出身。憲法の規定に基づき、3月に退任を大統領を退任したナザルバエフ氏に変わって上院議長から暫定大統領に就任していた。経済成長と政治的な安定を実現したナザルバエフ氏の路線を継承し、ロシアや中国、欧米と良好な関係を維持するバランス外交を重視する方針を示している。

 一方、首都ヌルスルタン(旧アスタナ)や南部のアルマトイでは同日、強権的なナザルバエフ体制の継承に反対する集会が開かれ、参加した市民ら約500人が警察に拘束された。同国内務省によると、集会は無許可で行われ、集会参加者の投石などで警察官3人が負傷したという。(ヌルスルタン〈旧アスタナ〉=石橋亮介)

朝日新聞社

1182チバQ:2019/06/10(月) 11:07:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190609-00000066-jij-int
大統領停職、混乱広がる=親ロ派、国外に「仲介」要請-モルドバ
6/9(日) 21:24配信 時事通信
大統領停職、混乱広がる=親ロ派、国外に「仲介」要請-モルドバ
憲法裁から停職を命じられた親ロシア派のドドン・モルドバ大統領=6日、サンクトペテルブルク(AFP時事)
 【モスクワ時事】旧ソ連構成国モルドバの憲法裁判所は9日、親ロシア派のドドン大統領の職務を停止し、大統領代行に親欧州の議会第2党・民主党のフィリプ首相を任命した。

 これを受けフィリプ氏は議会を解散し、9月6日に総選挙を実施する命令に署名した。ロシアのタス通信によると、ドドン氏は解散に反発し「国際社会の仲介」を求めており、今後混乱が拡大する恐れがある。

1183チバQ:2019/06/11(火) 15:20:28
https://news.livedoor.com/article/detail/16600206/
ロシア“反政権”記者を拘束 大手3紙が異例の抗議
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2019年6月11日 10時31分 テレ朝news
ロシア“反政権”記者を拘束 大手3紙が異例の抗議
写真拡大

 ロシアで当局の汚職疑惑を追及していた記者が違法薬物を販売していた容疑で拘束されました。ロシアの有力新聞3紙は共同で抗議声明を出しました。

 プーチン政権に批判的で当局の汚職疑惑の調査報道で知られるイワン・ゴルノフ記者(36)は6日、モスクワ市内で違法薬物を販売目的で所持していたとして拘束されました。捜査当局は自宅からもコカインなどが発見されたと発表しましたが、インタファクス通信によりますと、ゴルノフ記者は容疑を否認していて、手や爪からも薬物は検出されなかったということです。この件について10日、ロシアの大手3紙は1面で「事実無根だ」とする共同声明を発表しました。メディア統制が厳しいプーチン政権のもとで大手紙が反旗を翻すのは異例です。また、市民からも「言論の弾圧だ」と非難する声が上がっていて、12日にはロシア全土で大規模なデモが計画されています。

1184チバQ:2019/06/11(火) 22:59:45
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201906/CK2019060902000124.html
新大統領議会と対立鮮明 ウクライナ 既成勢力に対抗

2019年6月9日 朝刊


 【モスクワ=栗田晃】五月に就任したウクライナのゼレンスキー大統領の提案を、最高会議(議会)が相次いで拒否し、対立が鮮明になっている。ゼレンスキー氏側は、ポロシェンコ前大統領と対立し、ウクライナ国籍を剥奪された元ジョージア(グルジア)大統領を呼び戻すなどして、既成勢力に対抗している。

 ポロシェンコ氏率いる政党が最大会派である議会は、選挙制度改革など新大統領の提案をことごとく退けてきた。ゼレンスキー氏の求めに応じる形でグロイスマン首相が提出した、内閣退陣申請も否決した。

 自ら創設した政党「国民の公僕」がまだ議席を持たず議会の足場が弱いゼレンスキー氏は、五月の就任演説で議会解散を宣言。大統領選で圧勝した勢いのまま、議会選を七月二十一日に前倒しし、基盤固めを急ぐ。今月七日には会員制交流サイト(SNS)の動画で「議会は自分たちの仕事ぶりで、解散が正しかったと証明してくれた」と皮肉った。

 またゼレンスキー氏は五月末、元ジョージア大統領のサーカシビリ氏にウクライナ国籍を再び付与した。サーカシビリ氏はポロシェンコ政権時代に国籍を与えられ、南部オデッサ州知事を務めるなど重用されたが、ポロシェンコ氏とけんか別れし、追放されていた。ウクライナに戻ったサーカシビリ氏は「ゼレンスキー氏が私の助言を望むならば、協力する準備がある」と語った。

 ゼレンスキー氏の大統領府人事を巡り、一部財閥と癒着しているのではないかと批判も出ている。しかし、議会選に向けた最新の世論調査では、公僕党が四割の支持率でトップを独走し、追い風は続いている。

1185チバQ:2019/06/15(土) 23:24:43
>>1140-1142
>>1182
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00000035-asahi-int
モルドバ、親欧州派の前内閣が総辞職 二重権力解消へ
6/15(土) 20:17配信 朝日新聞デジタル
 親ロシア派の大統領と親欧州派の富豪の対立が続く東欧の旧ソ連国モルドバで、大統領派の政党と第3党の連立政権発足を認めていなかった前内閣が14日、総辞職した。これによって、8日の連立合意以来宙に浮いた形になっていた新内閣が稼働。二重権力状態が解消することになった。

 ロシアのインタファクス通信によると、前内閣の支持者らはテントを張るなどして続けていた政府庁舎の封鎖を解除した。

 ただ、憲法裁判所は連立政権成立を認めず、ドドン大統領の職務を停止。憲法裁に大統領代行に指名された前首相が議会解散とやり直し総選挙の実施を宣言しており、混乱と激しい与野党対立は今後も続きそうだ。

 モルドバでは、ドドン氏と親欧州派の大富豪プラホトニュク氏率いる民主党の前内閣が対立してきた。2月の総選挙でドドン氏の社会党が第1党に。今月8日にようやく別の親欧州派の第3党と連立合意にこぎ着け議会で承認されたが、憲法裁は期限が過ぎていたとして認めなかった。

 ドドン氏は憲法裁がプラホトニュク氏の影響下にあると主張している。プラホトニュク氏はロシア寄りのドドン氏を「国を売り渡すつもりだ」と批判するが、モルドバの正常化を望む欧州連合(EU)はモゲリーニ外交安全保障上級代表が新連立政権の成立を歓迎する声明を出した。(モスクワ=喜田尚)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00000131-kyodonews-int

モルドバ、野党が権力掌握 旧政権幹部ら国外脱出
6/15(土) 22:10配信 共同通信
 【モスクワ共同】欧州東南部のモルドバで、野党が樹立した連立新政権と旧与党民主党の政権が対立し「二重権力」状態になっていた政治危機は、14日から15日にかけて民主党政権が崩壊したことで、野党の新政府が権力をほぼ掌握した。同国を牛耳っていた民主党党首の富豪プラホトニュク氏ら党幹部らは次々と国外に脱出。9日から続いていたモルドバの政治危機は解決に向かった。

 モルドバの首都キシニョフからの報道によると、14日に米国のホーガン駐モルドバ大使が民主党本部を訪れ、米国が野党の新連立政権を支持すると表明した。

1186チバQ:2019/06/19(水) 16:55:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00000085-jij-int
親ロ対親欧、混乱収束か=富豪国外逃亡で新政権船出-モルドバ
6/18(火) 15:09配信 時事通信
親ロ対親欧、混乱収束か=富豪国外逃亡で新政権船出-モルドバ
モルドバのドドン大統領=14日、キシニョフ(EPA時事)
 【モスクワ時事】旧ソ連構成国モルドバで、親ロシア派のドドン大統領と、親欧州派の大富豪プラホトニュク氏の対立をめぐる混乱がいったん収束した。

 親ロ派を含む新連立政権を、プラホトニュク氏の影響下にある旧政権が認めず、二重権力状態になっていたが、旧政権の内閣が14日に総辞職し、プラホトニュク氏も国外に逃亡した。ただ、旧政権側は早期の総選挙を求めており、政情が安定するかは不透明だ。

 混乱収束を受け、新内閣のサンドゥ首相は「モルドバはついに自由になった」と宣言。「プラホトニュク氏が指示した不正行為は処罰なしで済まされることはない」と責任を追及する構えを見せた。

 2月の総選挙でドドン氏を支える親ロ派の社会党が議席を伸ばし、プラホトニュク氏が党首を務める民主党は第2党に転落した。その後、長く連立交渉が続き、社会党は今月8日、親欧州だが民主党を敵視する政治連合「ACUM」との連立を発表。ACUMのサンドゥ首相率いる新内閣が発足した。

 しかし、民主党はこれを認めず、民主党の訴えを受けた憲法裁が9日にドドン氏に停職を命じ、民主党のフィリプ首相(当時)を大統領代行に任命。ドドン氏らは「憲法裁はプラホトニュク氏の影響下にある」と反発し、街頭行動を呼び掛けた。緊張が高まる中、民主党は14日、「危機を回避するため」として下野を表明した。

1187チバQ:2019/06/23(日) 08:45:13


https://www.afpbb.com/articles/-/3231191?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3231395
デモ隊1万人が議会突入試みる ジョージア、ロ議員演説に怒り
2019年6月21日 6:55 発信地:トビリシ/ジョージア [ ジョージア ロシア ロシア・CIS ]
【6月21日 AFP】ジョージア(旧グルジア)の首都トビリシで20日、ロシア議員が議会の議長席から演説を行ったことに抗議する約1万人のデモ隊が、議会内に突入を試みた。

 現場のAFP記者によると、議長の辞任を求めるデモ隊が、機動隊の非常線を突破し、議会の中庭に侵入。デモ隊は機動隊に押し戻されたものの、一部は建物内への侵入を試み続けた。

 これに先立ちトビリシ中心部では、イラクリ・コバヒゼ(Irakli Kobakhidze)議長の辞任を要求するデモが行われ、数万人が参加していた。

 デモのきっかけとなったのは、正教徒が国民の多数を占める国々の議員が集まる「正統派的信仰に関する議会間集会(IAO)」の年次総会で、ロシア共産党のセルゲイ・ガブリロフ(Sergei Gavrilov)議員が議会の議長席から行った演説。断固とした親欧米寄りの立場を取るジョージアで同議員が行った議会演説は、国内で激しい反発を呼んだ。

 旧ソ連構成国であるジョージアは2008年、同国からの独立を主張するアブハジア(Abkhazia)と南オセチア(South Ossetia)の両地域をめぐり、ロシアと衝突。交戦はジョージアの敗北により短期間で終わったものの、多数の死傷者が出た。(c)AFP



https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190622-00000009-jij_afp-int
ロシア議員の議会発言に大規模抗議デモ、議会議長が辞任 ジョージア
6/22(土) 11:11配信 AFP=時事
ロシア議員の議会発言に大規模抗議デモ、議会議長が辞任 ジョージア
ジョージアの首都トビリシの議会前で抗議デモに参加した群衆(2019年6月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ジョージアの首都トビリシで20日にロシアの下院議員が議会(一院制)の議長席から演説したことに反発して起きた大規模な抗議デモで、警察がデモ隊にゴム弾や催涙ガスを発射して少なくとも240人が負傷した。これを受け、ジョージア議会議長は21日、辞任した。

 デモのきっかけとなったのは、正教徒が国民の多数を占める国々の議員が集まる「正統派的信仰に関する議会間集会(IAO)」の年次総会で、ロシア共産党のセルゲイ・ガブリロフ(Sergei Gavrilov)議員が議会の議長席から行った演説。親欧米寄りの立場を取るジョージアで同議員が行った議会演説は、国内で激しい反発を呼んだ。

 警察は群衆にゴム弾や催涙ガスを発射し、保健省によると少なくともデモ隊160人と警官80人が負傷した。警察発表によると305人が拘束された。野党指導者らは議会を解散し選挙が行われるまでデモを続ける姿勢を示している。

 今回の実力行使に対し、国際的な抗議が巻き起こっている。他方、ロシア政府は抗議デモを「ロシア嫌いの挑発」と非難している。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は21日、ジョージアでのデモ隊と警察との衝突を受け、ジョージアに乗り入れるロシアの航空便を来月8日から一時的に禁止する大統領令に署名した。

 ジョージア政府が欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指していることで、旧ソ連の構成国だったジョージアとロシアの関係は悪化していた。

 2008年8月、ジョージア政府は国内の複数の村を砲撃した南オセチア(South Ossetia)自治州の分離独立派に対する軍事作戦を実施した。これを受けてロシア軍はジョージア領内を攻撃。戦闘は5日間続き、ロシア軍はジョージア領内の広い範囲を占領した。

 双方の軍人と民間人に合わせて数百人の犠牲者が出た戦闘の後、ロシアは南オセチアと、同じくジョージアからの分離独立を求めていたアブハジア(Abkhazia)自治共和国を独立国家として承認。両地域に恒久的な軍事基地を置いた。

 ジョージア政府と欧米はこの動きを「不法な軍事占領」だとして批判している。【翻訳編集】 AFPBB News

1188とはずがたり:2019/06/29(土) 20:44:22

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G20を前に プーチン大統領「リベラルの理念は時代遅れ」 #nhk_news

1189チバQ:2019/07/20(土) 00:58:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190719-00000558-san-int
ウクライナ、大統領与党の過半数なるか 21日に議会選
7/19(金) 16:03配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ最高会議(議会)選が21日、投開票される。5月に就任したゼレンスキー大統領の与党「国民のしもべ」が勝利し、第1党を確保する見通しだ。ゼレンスキー氏としては、東部で続く親ロシア派武装勢力との紛争収束のほか、事実上の戦争状態にあるロシアのプーチン大統領と渡り合うための強固な政権基盤が不可欠で、与党が単独で過半数を獲得できるかが焦点となる。

 政治経験を持たないコメディアン出身のゼレンスキー氏は大統領選で、現職だったポロシェンコ氏を破って当選した。しかし、議会はポロシェンコ氏の支持勢力が多数派を占め、新党である国民のしもべの議席はゼロだった。ゼレンスキー氏は大統領就任後、政権人事で議会の承認を得られないなど、厳しい政権運営を強いられてきた。

 ウクライナの世論調査機関「レイティング」によると、18日発表の政党別支持率は「国民のしもべ」が49・5%で首位。以下、親露派政党「野党連合」(10・5%)▽ポロシェンコ氏の「欧州連帯」(7・7%)▽ティモシェンコ元首相の「祖国」(6・9%)▽人気歌手ワカルチュク氏の率いる新党「声」(5・9%)-などと続いた。

 国民のしもべは第1党を確保しそうな情勢だが、単独過半数を確保できない場合、「祖国」や「声」との連立政権を組むとの観測が出ている。
ウクライナ、大統領与党の過半数なるか 21日に議会選
7/19(金) 16:03配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ最高会議(議会)選が21日、投開票される。5月に就任したゼレンスキー大統領の与党「国民のしもべ」が勝利し、第1党を確保する見通しだ。ゼレンスキー氏としては、東部で続く親ロシア派武装勢力との紛争収束のほか、事実上の戦争状態にあるロシアのプーチン大統領と渡り合うための強固な政権基盤が不可欠で、与党が単独で過半数を獲得できるかが焦点となる。

 政治経験を持たないコメディアン出身のゼレンスキー氏は大統領選で、現職だったポロシェンコ氏を破って当選した。しかし、議会はポロシェンコ氏の支持勢力が多数派を占め、新党である国民のしもべの議席はゼロだった。ゼレンスキー氏は大統領就任後、政権人事で議会の承認を得られないなど、厳しい政権運営を強いられてきた。

 ウクライナの世論調査機関「レイティング」によると、18日発表の政党別支持率は「国民のしもべ」が49・5%で首位。以下、親露派政党「野党連合」(10・5%)▽ポロシェンコ氏の「欧州連帯」(7・7%)▽ティモシェンコ元首相の「祖国」(6・9%)▽人気歌手ワカルチュク氏の率いる新党「声」(5・9%)-などと続いた。

 国民のしもべは第1党を確保しそうな情勢だが、単独過半数を確保できない場合、「祖国」や「声」との連立政権を組むとの観測が出ている。

 一院制であるウクライナ最高会議の議席数は450で、任期は5年。半数が比例代表制で、残る半数が小選挙区制で選出される。2014年にロシアに併合されたクリミア半島や親露派武装勢力が実効支配する東部など投票ができない地域は欠員扱いとなり、今回の選挙では424議席が争われる。
 一院制であるウクライナ最高会議の議席数は450で、任期は5年。半数が比例代表制で、残る半数が小選挙区制で選出される。2014年にロシアに併合されたクリミア半島や親露派武装勢力が実効支配する東部など投票ができない地域は欠員扱いとなり、今回の選挙では424議席が争われる。

1190チバQ:2019/07/20(土) 23:42:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190719-00000560-san-int
ロシア、硬軟織り交ぜウクライナ揺さぶり 新大統領を見極めか
7/19(金) 16:40配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ロシアがウクライナに融和政策と強硬政策を平行して繰り出している。プーチン露大統領は今月、ウクライナのゼレンスキー大統領との初の電話会談に応じ、「人質交換」に合意。ウクライナへの経済制裁も緩和した。一方で、ウクライナへの圧力も強化。硬軟を織り交ぜたロシアの対ウクライナ政策には、ゼレンスキー氏を揺さぶり、政治手腕を見極めようとの狙いがあるようだ。

 プーチン氏は11日、ゼレンスキー氏との初の電話会談に臨んだ。会談はウクライナ側の要望をロシアが受け入れる形で実現。議題の中心は、両国が実質的な人質としている被告人や囚人らの交換だった。両国は会談後の16日、拘束者の交換に合意。交換人数や対象は今後、協議で決定される。

 プーチン氏は6月24日にも、露主導の「ユーラシア経済連合」加盟国へのウクライナ製品の輸出を許可する大統領令に署名し、ウクライナに対する経済制裁を実質的に緩和していた。

 ゼレンスキー氏は、ロシアとの全面対決を掲げたポロシェンコ前大統領と異なり、ロシアとの対話の必要性に言及している。ロシアの一連の融和政策の背景には、21日に議会選を控えたゼレンスキー氏の実績作りを手伝って“恩”を売り、将来の外交カードとしたいプーチン氏の思惑が見え隠れする。

 ロシアは、融和的政策と平行し、強硬姿勢を続ける構えも見せている。

 「人質交換」の合意を受け、ウクライナ側は、昨年11月のロシアによる艦艇拿捕(だほ)事件の際に拘束され、領海侵犯罪で訴追された海軍軍人24人の解放を優先させる意向を示した。しかしペスコフ露大統領報道官は17日、24人は交換の対象ではないと述べ、ウクライナの出はなをくじいた。

 さらにプーチン氏は同日、4月から始めた親露派勢力支配地域に住むウクライナ人を対象としたロシア国籍取得の簡易化政策について、支配地域の周辺に住むウクライナ人も対象に加えることを決定。同政策を批判してきたウクライナ側のさらなる反発を招いた。

 硬軟両様のロシアのウクライナ政策は、一部の問題で融和的姿勢を示したとしても、クリミア併合など核心的問題に関しては一切譲歩しない-とのプーチン氏の意思の表れといえそうだ。

1191チバQ:2019/07/21(日) 08:23:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190721-00000008-jij-eurp
大統領新党が第1党の公算=21日ウクライナ議会選
7/21(日) 7:48配信 時事通信
大統領新党が第1党の公算=21日ウクライナ議会選
ウクライナのゼレンスキー大統領=6月17日、パリ(AFP時事)
 【モスクワ時事】ロシアによるクリミア半島の実効支配や親ロシア派との紛争が続くウクライナで21日、最高会議(議会、定数450)選挙の投票が実施される。

 世論調査によると、コメディー俳優出身のゼレンスキー大統領の新党「国民の奉仕者」が第1党となる公算が大きく、ゼレンスキー氏の政権基盤の安定に向け、同党がどこまで議席数を伸ばせるかが焦点だ。

 調査会社レイティングが18日に発表した調査によれば、投票予定者の41.8%が「国民の奉仕者」を支持。2位以下は▽ロシア寄りの「野党連合」(8.8%)▽ポロシェンコ前大統領の「欧州連帯」(6.5%)▽ティモシェンコ元首相の「祖国」(5.8%)▽人気歌手が旗揚げした新党「声」(5%)-となっている。

 議席の半数は比例代表、残りは小選挙区で選出される。既存政治からの脱却を掲げる「国民の奉仕者」は候補者の多くが政治経験を持たないため、「小選挙区でどれだけ勝利できるのかは未知数」(外交筋)といい、単独過半数の獲得は難しいという見方がある。ゼレンスキー氏周辺は連立相手の候補として「声」や「祖国」を挙げている。

 ゼレンスキー氏は議会選で政権基盤を強化し、紛争収束に向けた取り組みを本格化したい考え。ゼレンスキー氏とロシアのプーチン大統領は11日に初めて電話会談。プーチン氏はゼレンスキー氏との直接対話を拒否しない姿勢を示している。

 一方で、ロシアはウクライナに対する揺さぶりも強めている。モスクワの裁判所は17日、昨年11月にロシアが拿捕(だほ)したウクライナ艦船の乗組員24人の拘束を10月まで延長。プーチン氏は17日にウクライナ東部の親ロ派住民のロシア国籍取得の簡素化に関し、対象となる住民を拡大する大統領令に署名した。

1192チバQ:2019/07/21(日) 21:56:00
https://www.sankei.com/world/news/190721/wor1907210011-n1.html
ウクライナ議会選、投票始まる 大統領与党の伸張焦点
2019.7.21 16:58
【モスクワ=小野田雄一】ウクライナの最高会議(議会、定数450)選は21日、投票が始まった。即日開票され、22日以降に大勢が判明する見通し。5月に就任したゼレンスキー大統領率いる新党で、現在は議会に議席を持たない「国民のしもべ」が第1党を確保する勢い。ただ、単独過半数を獲得できるかは微妙な情勢だ。

 政治経験を持たない喜劇俳優出身のゼレンスキー氏にとって、事実上の戦争状態にある隣国ロシアと対峙(たいじ)するためには、安定した政権基盤や幅広い国民の支持が不可欠。今回の議会選で、どこまで支持勢力を拡大させられるかが焦点となる。

 ゼレンスキー氏は汚職政治の撲滅などを掲げて大統領選で初当選。議会選でも新人を大量に擁立した。同党が単独過半数を獲得できなかった場合、同じ親欧米派の他党と連立政権を組むとの観測が出ている。

 ウクライナの世論調査機関「レイティング」によると、直近の政党別支持率は「国民のしもべ」が49・5%で首位。2位は親露派の「野党連合」(10・5%)で、ポロシェンコ前大統領の「欧州連帯」(7・7%)、ティモシェンコ元首相の「祖国」(6・9%)、人気歌手ワカルチュク氏の新党「声」(5・9%)が続いている。

 単独過半数を獲得できなかった場合の連立相手としては、「祖国」や「声」が有力視されている。ゼレンスキー氏側は「野党連合」との連立は明確に否定しているほか、大統領選で対決したポロシェンコ氏と連携する可能性も低いとみられている。

1193チバQ:2019/07/22(月) 07:05:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000015-jij-int
大統領新党が第1党=ロシアと交渉へ-ウクライナ議会選
7/22(月) 5:23配信 時事通信
大統領新党が第1党=ロシアと交渉へ-ウクライナ議会選
21日、キエフの党本部で、笑顔を見せるウクライナのゼレンスキー大統領(EPA時事)
 【モスクワ時事】21日投票のウクライナ最高会議(議会、定数450)選挙は即日開票され、複数の出口調査によると、5月に就任したゼレンスキー大統領の新党「国民の奉仕者」が4割超を獲得し、第1党に躍進することが確実になった。

 ただ、単独過半数の獲得は不透明な状況で、ゼレンスキー氏は人気歌手が率いる新党との連立の可能性に言及した。

 自党の躍進で政権基盤を強固にしたゼレンスキー氏は、東部で続く親ロシア派との紛争の収束に向けロシアのプーチン大統領と交渉し、山積する問題の解決に挑む。出口調査の結果を受け、ゼレンスキー氏は「主要な優先課題は停戦と捕虜の帰還、汚職撲滅だ」と訴えた。

1194チバQ:2019/07/22(月) 09:33:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000003-jij_afp-int
ウクライナ議会選、ゼレンスキー大統領の党が過去最高の得票率 出口調査
7/22(月) 8:55配信 AFP=時事
ウクライナ議会選、ゼレンスキー大統領の党が過去最高の得票率 出口調査
ウクライナの首都キエフにある「国民の奉仕者」選挙本部で、最高会議(議会)選後に演説するウォロディミル・ゼレンスキー大統領(2019年7月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナで21日、最高会議(議会、一院制、定数450)選挙の投票が行われた。出口調査によると、元コメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領率いる政党「国民の奉仕者(Servant of the People)」が、ソ連崩壊による1991年のウクライナ独立以降、同国の議会選に出た政党として過去最高の得票率を記録した。

【写真】ウクライナの首都キエフで、投票箱を開ける選挙管理委員

「国民の奉仕者」は、4月の大統領選挙で衝撃的な勝利を収めたゼレンスキー氏がかつて出演していたホームコメディー番組にちなんで名付けられた党で、3つの出口調査を合わせた結果によると、得票率は43.9%だった。親ロシア派の「野党プラットフォーム―生活党(Opposition Platform-For Life)」が11.5%で2位につけている。この出口調査は全議員の半数を選出する比例代表のみを対象としており、残りの議員を選ぶ小選挙区の結果が、ゼレンスキー氏がどのような形で政府を発足させるかを決める上で決定的な意味を持つ。

「国民の奉仕者」が過半数に達しない場合、ゼレンスキー氏は連立を組む必要があり、ロックスターのスビャトスラフ・バカルチュク(Svyatoslav Vakarchuk)氏率いる新党「声(Golos)」を連立相手に挙げている。同党の得票率は6.3%で、議席獲得に必要な得票率5%を超えている。

 午後8時(日本時間22日午前2時)の投票締め切り時点の投票率は49.7%だった。最終的な公式結果は22日に発表される。【翻訳編集】 AFPBB News

1195チバQ:2019/07/22(月) 10:58:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000570-san-int
ウクライナ議会選、大統領与党が勝利 政権基盤整う 連立政権樹立へ
7/22(月) 10:12配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ最高会議(議会、定数450)選は21日、投開票が行われた。出口調査によると、5月に就任したゼレンスキー大統領の率いる新党で、これまで議席を持たなかった「国民のしもべ」が約44%の支持を集め、第1党を確保することが確実となった。政治経験を持たない喜劇俳優出身のゼレンスキー氏にとって、政権安定運営への基盤が整った。大勢は22日中にも判明する見通し。

 ゼレンスキー氏は出口調査結果を受け、「私は国民を失望させない」と表明。公約としてきた汚職の撲滅や東部地域で続く親露派武装勢力との紛争の収束、事実上の戦争状態にある隣国ロシアに拘束されている国民の解放などを約束した。

 国民のしもべは単独過半数には達しなかった公算が大きく、ゼレンスキー氏は人気歌手ワカルチュク氏の率いる新党「声」に連立を提案。「声」側は「ワカルチュク氏を首相にする用意がある」などと表明した。今後、連立交渉が本格化するとみられる。

 出口調査では、「国民のしもべ」に続き、親露派政党「野党連合」が11・4%の支持を集めた。以下はポロシェンコ前大統領の「欧州連帯」(8・8%)▽ティモシェンコ元首相の「祖国」(7・4%)▽「声」(6・5%)-など。

 親欧米派のゼレンスキー氏は「野党連合」との連立は明確に否定。大統領選で対決したポロシェンコ氏と連携する可能性も低いとみられている。

1196チバQ:2019/07/22(月) 18:47:50
https://www.afpbb.com/articles/-/3236115
モスクワで2万2000人の大規模デモ、市議選独立系候補の登録拒否に抗議
2019年7月21日 9:17 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
【7月21日 AFP】ロシアの首都モスクワで20日、9月に実施予定の市議会選で独立系候補者の登録を当局が拒否したことに抗議するデモが行われ、2万2000人以上が参加した。

 デモはここ数年で最大の規模となり、一般のモスクワ市民に加え、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領批判の急先鋒として知られるアレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏らも参加した。


 ステージに上がって演説したナワリヌイ氏は、モスクワ市当局が7日以内に独立系候補者を登録しなければ、27日に市庁舎前でより規模の大きなデモを行うと述べた。(c)AFP/Nikolai Korzhov and Anna Smolchenko

1197チバQ:2019/07/23(火) 00:43:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000676-san-eurp
ウクライナ議会選 大統領与党が単独過半数へ 政権基盤整う
7/22(月) 23:35配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ウクライナ最高会議(議会、定数450)選は21日、投開票が行われた。開票の結果、5月に就任したゼレンスキー大統領の率いる新党で、これまで議席を持たなかった「国民のしもべ」が比例代表、小選挙区を合わせ計240〜250の議席を獲得し、単独過半数を確保する見通しだ。

 政治経験を持たない喜劇俳優出身のゼレンスキー氏にとって、政権安定運営への基盤が整った。同氏は出口調査の結果を受けて、「私は国民を失望させない」と表明した。また、公約としてきた汚職の撲滅や東部地域で続く親露派武装勢力との紛争の収束、事実上の戦争状態にある隣国ロシアに拘束されている国民の解放などを約束した。

 ゼレンスキー氏は21日、単独過半数を確保できなかった場合、同じ親欧米派と連立政権を組む可能性を示唆。しかし単独過半数が確保できる見通しとなったことで、陣営は「連立交渉は時期尚早だ」と表明した。

 開票率50%時点で、ゼレンスキー氏の「国民のしもべ」が42%超の票を集め首位。親露派政党「野党連合」が13%で続いた。以下はポロシェンコ前大統領の「欧州連帯」(8・6%)▽ティモシェンコ元首相の「祖国」(8%)▽人気歌手ワカルチュク氏が率いる新党「声」(6・4%)-など。

 ウクライナ最高会議の定数は450だが、2014年にロシアに併合されたクリミア半島や親露派武装勢力が実効支配する東部など投票ができない地域は欠員扱いとなり、今回の選挙では424議席が争われた。

1198チバQ:2019/07/23(火) 00:48:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190722-00000095-mai-eurp
ウクライナ議会選、大統領の党が過半数、確実に
7/22(月) 20:21配信 毎日新聞
ウクライナ議会選、大統領の党が過半数、確実に
ウクライナのゼレンスキー大統領=AP
 ウクライナでは21日、最高会議(1院制、定数450)選挙の投票が実施されて、即日開票の結果、ゼレンスキー大統領が率いる「人民のしもべ」が過半数になることが確実になった。4月の大統領選で7割の支持を得たゼレンスキー氏は議会でも安定勢力を築くことになった。

 ウクライナ議会は議席の半数ずつを比例代表制と小選挙区制で選ぶ。中央選管によると、比例代表では開票率67%で「人民のしもべ」が約42%を獲得し、小選挙区でも多くの議席を獲得する見通し。ゼレンスキー氏が設立した同党はこれまで議席を持たなかった。

 他党では▽親露派政党の「野党連合」(約13%)▽ポロシェンコ前大統領が率いる「ポロシェンコ連合」(約8%)▽ティモシェンコ元首相が率いる「祖国」(約8%)▽人気歌手バカルチュク氏が結党した「声」(約6%)――も議席獲得を確実にした。

 ウクライナでは汚職が撲滅されず改革の成果を得られないこともあり、ポロシェンコ氏など既存の政治家への不信感が止まらない。今回の選挙では「人民のしもべ」にとどまらず、新党の「声」も躍進した。今後は経済政策を担う首相選びなどが焦点になっていく。

 ゼレンスキー氏は汚職撲滅のほかにも、2014年から戦闘が続く東部情勢の安定化を主要課題に挙げている。東部情勢に介入してきたロシアを交えた多国間協議を再開させ、停戦実施や15年に結んだ停戦合意の実行などに取り組むとみられる。【モスクワ大前仁】

1199チバQ:2019/07/25(木) 13:17:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190725-00000016-jij_afp-int
ロシア野党指導者ナワリヌイ氏逮捕、政権への抗議抑える狙いか
7/25(木) 12:08配信 AFP=時事
ロシア野党指導者ナワリヌイ氏逮捕、政権への抗議抑える狙いか
ロシア・モスクワで、デモに関する規制に違反したとして30日間の拘留を言い渡され、警官に囲まれながら裁判所を後にする野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(2019年7月24日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシアで24日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)政権批判の急先鋒(せんぽう)として知られる野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が逮捕され、大規模デモを呼び掛けるなど集会やデモに関する規則に違反したとして、裁判所から30日間の拘留を言い渡された。政権への抗議の活発化を抑える狙いがあるものとみられている。


 ロシアでは、9月に行われる地方選への野党有力候補の立候補届け出を当局が拒否していることに対する抗議の声が高まっており、先週モスクワで行われたデモにはここ数年で最多となる2万2000人以上が参加した。

 プーチン大統領の支持率が下落する中、野党は9月に予定されているモスクワ市議会選への候補者擁立が難航しており、ナワリヌイ氏やその他の反政府系政治家たちは、市当局が野党候補を登録しなければ今月27日に市庁舎近くで大規模集会を行うと主張していた。政権に批判的な人たちからは、いいかげんな根拠で野党候補が届け出を拒否されているとの声も上がっている。

 ナワリヌイ陣営の選挙本部の取りまとめ役であるオレグ・ステパノフ(Oleg Stepanov)氏も逮捕され、裁判所から8日間の拘留を言い渡された。また、ナワリヌイ氏の支持者とモスクワ市民が選挙管理委員会の事務所前などでピケを張ったり集会を行ったりしたことを受け、選管当局への妨害として捜査も開始されている。【翻訳編集】 AFPBB News

1200チバQ:2019/07/26(金) 20:23:38
https://mainichi.jp/articles/20190726/k00/00m/030/203000c
人気歌手率いる新党、20議席前後を獲得 有名人の政界進出続くウクライナ
毎日新聞2019年7月26日 19時25分(最終更新 7月26日 19時52分)
 ウクライナで21日投開票された最高会議(議会)選挙で、人気歌手スビャトスラフ・バカルチュク氏(44)が率いる新党「声」が20議席前後の獲得を確実にし、注目されている。議会選では今年5月に大統領に就任したコメディアン出身のゼレンスキー氏が率いる新党が単独過半数を獲得する見込み。国民の間に強まる既存政治家への不信感を背景に、有名人の政界進出が続いている。

 バカルチュク氏は1994年から「オケアン・エルジ」というロックバンドのボーカルやソロの歌手として活動し、ウクライナにとどまらず、旧ソ連諸国で知られてきた。

 2007年に議会選に初当選し議員活動を始めたが、議会の内部闘争に嫌気が差したとして、08年に辞任。その後は音楽活動に戻る一方で、米スタンフォード大などで政治学を学んでいた。

 5月中旬に新党を結成し、今月21日の議会選に出馬。ロシアへの強硬姿勢を示す一方で、社会保障政策の拡大を訴えた。国政進出を果たし、「有権者が変革を求めて投票し、我々がその一部を担うことをうれしく思う」と語った。

 

 ウクライナでは00年代半ばから政権交代が相次いで実現しながら、度重なる改革の遅れが問題視されており、既得権益にとらわれない政治家を求める声が広がっている。【モスクワ大前仁】

1201チバQ:2019/07/29(月) 15:33:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190728-00050178-yom-int
長引く経済苦境で閉塞感「反プーチン集会」1300人拘束か
7/28(日) 19:07配信 読売新聞オンライン
 【モスクワ=畑武尊】ロシアの首都モスクワ中心部で27日、反プーチン政権の野党勢力が呼びかけたデモが行われ、主催者側によると市民1300人以上が警察当局に拘束された。野党勢力は来月3日にもデモを呼びかけている。

 9月に投票予定のモスクワ市議選について、市選管が野党勢力の候補の出馬を認めなかったことへの抗議から、警察発表で3500人以上の市民が集まりデモに発展した。

 集会は無許可だったため、警官隊は参加者を相次いで取り押さえ警察車両に連行した。参加者は「公正な選挙を」などとシュプレヒコールをあげた。警察当局はタス通信に対し1074人を拘束したと説明している。

 ロシアでは昨年の年金改革以来、プーチン大統領の支持率は停滞し、長引く経済苦境で国民の閉塞(へいそく)感は高まっている。大規模な抗議運動に発展することを恐れ、政権側は強権的に取り締まったとみられる。

 プーチン大統領の側近として知られるソビャニン・モスクワ市長は27日、ツイッターで「秩序を乱す団体はどうしようもない」と取り締まりを正当化した。

1202チバQ:2019/08/02(金) 09:32:56
https://digital.asahi.com/articles/ASM7Q7QBWM7QUHBI04F.html?rm=587
「当て馬」主婦、市長に当選 政治へあきらめ広がる街で
有料記事

ウスチイリムスク=石橋亮介 2019年7月31日10時00分
 今年3月、ロシアのシベリアにある小都市の市長選で、勝利が確実視されていた与党「統一ロシア」候補の市議会議長に、28歳の無名の「主婦」が勝利する番狂わせが起きた。このところ統一ロシアの支持率は低迷し、プーチン大統領の支持率もかつての勢いを失っていることもあり、国内で大きな話題になった。ロシアの田舎町で実際は何が起きたのか。現地を訪ねた。

衰退するシベリアの人口都市
 モスクワから東に約3800キロ。バイカル湖で知られるシベリアのイルクーツクから19人乗りのプロペラ機に乗り換え、タイガの森の上空を北に向かって約3時間飛ぶと、そこだけバリカンで森を刈り取ったようなウスチイリムスクの街が見えてくる。

 街の人口は約8万人。元は小さな村だったが、1960年代半ば、当時のソ連政府がダム建設とパルプ製造などの林業開発をめざし、ソ連共産党の青年組織「共産主義青年同盟」の若者を派遣して造成した人工都市だ。ソ連全土からさまざまな民族の優秀な若者が集められ、人口は最大で11万人を超えるまでに発展した。

 だが、ダムによる水力発電と林業以外の産業がない同市の経済はソ連崩壊の混乱で勢いを失い、今や人口の減少に歯止めがかからない。冬はマイナス50度にもなる厳しい気候と、大学などの高等教育機関の不足などで若者の流出が続き、存続すら危ぶまれる厳しい状況にある。

「技術的候補」の反逆

 ログイン前の続きそんな「限界都市」で3月、前職の退任に伴う市長選が行われ、野党の自由民主党から立候補したアンナ・ショキナ氏(28)が、統一ロシアから出馬したセルゲイ・ザツェピン市議会議長の得票を約6ポイント上回る44%を得票し当選した。ショキナ氏は大学を中退し、6歳(当時)の息子を育てるシングルマザー。同党地元支部の元役員だが公式な職歴はなく、候補者としての肩書は「主婦」だ。就職や役職に就く際に学歴が重視されるロシアでは異例で、モスクワでは翌日、ロシア政府発行のロシア新聞も「予想に反し主婦が当選」と報じた。

 同市もロシアの他の地域と同じく、年金の受給開始年齢の引き上げなどによる政府や統一ロシアへの反発は高まっている。だが、市内では他の都市で頻発した年金改革に対する抗議集会などは開かれず、市の与野党幹部らは「反発よりも、あきらめや政治への無関心の方が強かった」と振り返る。おとなしい市民の怒りに火をつけたのは、選挙が与党候補の当選が確実な「出来レース」になったことだった。

 選挙戦の始まる前、市民の間ではアナトリー・ドゥバス元市長ら野党の候補予定者が支持を集めていた。だが、同市の選挙管理委員会はドゥバス氏ら有力な野党候補の立候補を、「書類の不備」などを理由に却下。選挙に立てたのは、ザツェピン氏とショキナ氏のほかは、やはり無名の主婦(25)と女性店員(37)だけだった。地元の統一ロシア幹部は、「立候補の却下は、きちんとした書類を提出しなかった本人や野党の責任だ」と主張する。

1203チバQ:2019/08/02(金) 09:33:24
 ロシアでは、野党のボイコットなどで選挙が不成立になるのを防ぐため、与党に協力する野党などが「技術的候補」と呼ばれる、勝つ見込みのない候補を出馬させることが珍しくない。ショキナ氏を含む女性候補の3人は当初はこの「技術的候補」と見なされ、ショキナ氏自身も選挙戦のさなかに、「選挙なんて出たくなかったけど、党の義務で仕方なく出た。だから私の立候補は無視してほしい」などとSNSに書き込んでいた。市民の怒りは頂点に達していたが、それでも選挙戦は終盤までザツェピン氏の勝利が確実とみられていた。

 だが、投票日の数日前、立候補を却下されたドゥバス氏が動いた。ショキナ氏の支援を表明し、ショキナ氏が当選したら自らは副市長に就任すると宣言。統一ロシアに対する市民の反対票が、一気にショキナ氏に集中した。

 ショキナ氏に投票したアリョーナ・チェレパーノバさん(24)は、「統一ロシアは国民にとって悪いことばかり。ショキナが勝てば統一ロシアは困るでしょう」。モスクワの選挙監視団体「ゴロス」のアルカジー・リュバレフ氏は「政府は国民の声を無視し、政権が選んだ候補に市民が投票するものだと思っている。ショキナ氏が勝ったのではなく、統一ロシアが負けたのだ」と話す。

全国でも広がる不公平な選挙への怒り
写真・図版
モスクワ市議選で野党の有力候補の立候補が認められなかったことに抗議し、公平な選挙を求める集会に集まった市民ら=2019年7月20日、石橋亮介撮影

 野党候補が出馬を認められず、選挙が統一ロシアに有利に進められる例は全国でも相次いでいる。

 9月に予定されるモスクワ市議選では、立候補のために選管に提出する有権者の署名に違反があったとして有力な野党候補の届け出が軒並み受理されず、市民が猛反発。今月20日にモスクワ市内で開かれた抗議集会には2万人以上が参加し、27日には抗議のためにモスクワ市庁舎前に集まった市民ら600人以上が警察に拘束された。

 ロシア大統領府のペスコフ報道官は「(届け出の受理は)選挙管理委員会の問題。クレムリン(大統領府)は介入しない」と反論する。だが、市民の怒りはおさまらず、反政権ムードは高まる一方だ。統一ロシアは市民の反対票を恐れ、9月のモスクワ市議選では同党の候補が全員無所属で出馬する異常事態になっている。同時に行われる各地の知事選や地方議会選挙でも、無所属にくら替えする同党候補が続出している。

1204チバQ:2019/08/02(金) 09:33:35
 ウスチイリムスク共産党地区委員会のナタリア・シェスタコワ第1書記は「9月の選挙では、アーニャ(ショキナ氏の名前の愛称)の勝ちを見た全国の市民が、統一ロシアを勝たせないための反対票を投じるはずだ」と影響を予測する。

変化か、安定か
 昨年3月の大統領選。プーチン氏に投票した人々は口々に「90年代の混乱は二度とごめんだ」とプーチン氏の安定を支持した。

 ロシアはソ連崩壊前後の経済の混乱で極端なインフレや物不足に陥った。多くの国民が当時を悪夢として記憶している。ペレストロイカで民主化を進め、冷戦を終結させたと国外で評価されるゴルバチョフ元ソ連大統領がロシア国内でひどく嫌われているのも、ソ連の崩壊で混乱を招いた張本人と見なされているためだ。

 だが、ソ連崩壊の混乱を知らない若い世代の目には、今のロシアは安定よりも停滞に映る。市民の声に耳を貸さず、圧力を強める今の政権は確実に求心力を失いつつある。そうした不満が、中央政府の目が届きにくいウスチイリムスクで暴発し、予想外の結果に結びついた可能性がある。

写真・図版
統一ロシアのウスチイリムスク支部のイリーナ・ケトロバ事務局長=2019年7月16日、ウスチイリムスク、石橋亮介撮影

 「市民を反統一ロシアに走らせ、ショキナ氏を勝たせてしまったのは恥ずべきことだ」。同党ウスチイリムスク支部のイリーナ・ケトロバ事務局長は悔しさをにじませ、「今後の統一ロシアの候補者は、自分から人々の中に入って行き、対話で市民を納得させられる人物でなければならない」と力を込めた。

 今回の取材では、肝心のショキナ氏には会うことができなかった。事前にやりとりした市役所は前向きな返事をくれていたが、地元の自由民主党に「党も市長も取材は受けない」と拒否された。ショキナ氏はこれまで、ロシアメディアの取材にもほとんど応じていない。「技術的候補」を出しただけだったはずの同党にとっては想定外の事態に違いなく、行政経験のないショキナ氏の未熟さが露呈するのを恐れていると見られている。

 2014年には89%にまで達したプーチン氏の支持率はこのところ60%台で停滞し、一時の勢いはない。とはいえ、国内に脅威となる野党がいるわけではなく、ウスチイリムスクの市長選など政権にとっては痛くもかゆくもないだろう。だが、市民が反対票に込めた怒りや政治に対する絶望の気持ちは、確実に全国に広がっている。うっかり市長になってしまったショキナ氏が経験を積み、市民の期待に応えられる政治家に成長することができたら、それはきっと、政治への期待を失った市民の勇気になるはずだ。

 ショキナ氏が市長の任期を終える2024年は、プーチン大統領の後任を選ぶ大統領選も行われる予定だ。それまでに、自信を持って取材に応じてくれるようになったショキナ氏に会ってみたい。(ウスチイリムスク=石橋亮介)

1205チバQ:2019/08/12(月) 13:34:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190809-00000019-jij_afp-int
改革派から強硬派へ、プーチン氏の20年 スターリン以来の長期政権
8/9(金) 12:46配信 AFP=時事
改革派から強硬派へ、プーチン氏の20年 スターリン以来の長期政権
ロシア・モスクワで行われた会合で、握手をするウラジーミル・プーチン首相(当時、左)と大統領だったボリス・エリツィン大統領(当時、1999年8月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】20年前の今日、ボリス・エリツィン(Boris Yeltsin)大統領(当時)は、新たな首相にソ連国家保安委員会(KGB)元幹部のウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)氏を選んだ。短期間で首相の交代が相次いだ当時、ロシアでのプーチン氏の知名度はまだ高くなかった。

 エリツィン氏はこの頃、辞任を念頭に後継者を模索していた。ただ、20年が経過した今でもプーチン氏がロシアを統治し続け、世界で重要な役割を果たしていることを予測できた人はそう多くはないだろう。

 プーチン氏の支持率は、欧米諸国の指導者がうらやむほどの高水準を保っている。それでも、経済の行き詰まりと生活水準低下の影響を受け始めていることは否めない。

 首都モスクワで最近起きた抗議デモでは、数千人が身柄を拘束された。この規模で取り締まりが行われたのは2012年以来で、当時はプーチン氏の2回目の大統領就任に反対する人々が弾圧の対象となっていた。

 ロシア憲法に基づくと、プーチン氏にとっては今期が最後の大統領任期となる。だが、競合を排除し、大部分のメディアのコントロールを握った今、目ぼしい後継者は存在していない。

 こうした状況をめぐりアナリストらは、ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)以来の長期政権を確立したプーチン氏が、大統領の任期が切れる2024年に権力の座を完全に明け渡すことは考えにくいと指摘している。

■リベラルだったプーチン氏
 1999年12月31日に辞任したエリツィン氏の後継者を選ぶ大統領選でプーチン氏は当選した。当時の状況は今とは全く異なっていた。

 プーチン氏が大統領に初めて就任した当時、同氏のインタビューを頻繁に行っていた著名ジャーナリストのニコライ・スワニーゼ(Nikolai Svanidze)氏は、「ロシアは貧しく犯罪も多かったが、それでも民主的な自由主義国家だった」と語り、「プーチン氏は20年間権力の座にあり、あらゆる意味で制限がなくなった。実質的には皇帝だ」と付け加えた。

 政治アナリスト、コンスタンチン・カラチェフ(Konstantin Kalachev)氏も、当時のプーチン氏はリベラルな政治家で、欧米諸国と協力する意思を持っていたが、時間がたつにつれ保守的で敵対的な態度に変わっていった」「2000年代中頃までは、ロシアの政治活動もより活発だった。選挙での戦いも存在した」と指摘する。

 しかし、2004年にウクライナで起こった民主化運動「オレンジ革命(Orange Revolution)」を境にプーチン氏の態度が変わった。ロシア政府は、ロシアの旧ソ連衛星国に対する影響力をそぐため、外国政府がオレンジ革命を支援していたとの考えを持っている。

 これについてカラチェフ氏は、欧米諸国のロシアを見下す態度やイラク、リビアなどへの介入がプーチン氏を幻滅させたとAFPのインタビューで語った。

 だが、リベラルな考えを持つ人々は、最初からプーチン氏に対して懸念を抱いていた。プーチン氏が元KGBのスパイで、首相時代にチェチェン(Chechen)の分離独立派に対して厳しい弾圧を行ったためだ。

 それでも、チェチェン紛争制圧に対する断固とした対応は国民から支持され、プーチン氏は得票率53%で大統領に選ばれることとなった。

 プーチン氏の人気は依然として高い。国民の多くは、プーチン氏は旧ソ連の屈辱的な崩壊後、混乱していた90年代のロシアの威厳を回復した人物と考えているのだ。

■歴史的使命
 プーチン氏と側近らは、大統領の任期が切れた後も影響力を保持する方法を模索している──そう話すのは、アナリストでメディアコメンテーターのグリゴリー・ボフト(Gregory Bovt)氏だ。

 ただ、短期間首相になって憲法上の大統領の任期規定を回避するのではなく、新たな機関を設立するのではないかとボフト氏は考えている。「国を指導する共同体のようなものを設置し、プーチン氏が常にそのトップに就くことになるだろう」

 ただ、そのような機関の設置で、プーチン氏が日々の統治から遠ざかることも予想される。これについてボフト氏は、「プーチン氏はロシアを監視し続けるだろう…彼の任務は自身の歴史的使命を果たすことだ」と指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News

1206チバQ:2019/08/12(月) 13:35:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190810-00000544-san-eurp
露、デモ一転許可 5万人集結 モスクワ市議選の候補排除に抗議
8/10(土) 21:39配信 産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】モスクワ市議会選(定数45)での候補者排除に抗議するデモが10日、同市中心部で行われた。デモは5週末連続。これまでに参加者2000人以上が治安当局に拘束されたが、市当局は10日のデモ開催を許可し、態度を軟化させた。同市議選を含む9月8日の統一地方選では与党「統一ロシア」の苦戦が予想されており、プーチン政権は硬軟両構えでモスクワの抗議運動を収束させたい考えだ。

 民間グループの集計によると、10日の抗議集会には雨天の中で約5万人が参加。「プーチンは泥棒だ」「ロシアは自由になる」などと気勢をあげ、拘束された人々の釈放も求めた。

 一連のデモは7月、モスクワ市選管が反政権派の10人以上について、書類の不備を理由に候補者登録を拒否したことが発端だ。反政権派指導者ナワリヌイ氏の周辺者や、リベラル政党「ヤブロコ」のメンバーらが出馬を却下された。

 プーチン政権の「管理選挙」により、中央・地方の議会は与党および親大統領の「体制内野党」でほぼ固められてきた。中央集権の進んだロシアで地方議会に大きな役割はなく、これまでモスクワ市議選の候補者排除で大規模な抗議行動が起きることはなかった。

 7月20日のデモには推定2万2千人が参加。無許可だった7月27日と8月3日のデモでは計2000人以上が拘束された。

 経済低迷の長期化を背景に、ロシアではプーチン体制に対する倦怠(けんたい)感が蓄積している。政権が昨年夏、年金支給年齢の引き上げを発表したのを機に、プーチン大統領や政府の支持率は低下し、身近な問題をめぐる地方当局への抗議行動が頻発するようになった。

 9月8日には、モスクワ市議選以外に16の州や共和国で首長選が予定され、「統一ロシア」への逆風が吹いている。国営世論調査機関の7月のデータでは、同党の支持率は32%にとどまった。管理選挙への抗議運動が広がったり、与党の敗北が相次いだりすれば、政権への打撃となる。

 政治アナリストのミンチェンコ氏は「モスクワでのデモは現在の政治システムへの反発だ」と露メディアに指摘。インターネットの発達で「テレビ局を通じた政治宣伝」というプーチン政権の統治モデルが通用しなくなっていると分析した。「当局の不用意な行動は反発を呼び、本格的な政治危機を招く可能性がある」とも述べている。

1207チバQ:2019/08/20(火) 11:01:48
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00000006-mynavin-life
ロシアで最も有名な寝台列車「赤い矢号」ビジネス利用も
8/19(月) 11:09配信マイナビニュース
ロシアで最も有名な寝台列車「赤い矢号」ビジネス利用も
ロシアの寝台列車「赤い矢号」の外装。ロシア語で「赤い矢」と書かれてある(写真:マイナビニュース)
ロシアは世界最大の陸地面積を誇る国だけに、数多くの寝台列車が走っている。中でも最も有名な列車が、今回取り上げる「赤い矢号」。ロシアの首都モスクワと第2の都市サンクトペテルブルクを結ぶ。高速列車「サプサン号」も同じ区間で活躍しているが、「赤い矢号」の人気も根強いという。実際に乗車し、人気列車の実情を探ってみた。

【写真】「赤い矢号」の2等寝台

「赤い矢号」はモスクワ〜サンクトペテルブルク間約650kmを結ぶ寝台列車。前回紹介した高速列車「サプサン号」が同区間を約3時間40分で走破するのに対し、「赤い矢号」は約8時間を要する。ところが、2009年に「サプサン号」がデビューした後も、ロシア人の間で「赤い矢号」は根強い人気があるという。

ロシア国鉄のホームページによると、「赤い矢号」は1931年にデビューし、登場当初の車両は現在の赤色ではなく、青色だったという。現在の赤色になったのは第二次世界大戦後の1949年。デビュー当初から最上級の列車として扱われ、旧ソ連時代において、今日でも最高クラスにあたる「エスベー」を連結した最初の列車となった。速達性や快適性だけでなく、正確な運行でも知られ、1930年代でもほとんど遅れなかったようだ。

「赤い矢号」は伝統ある列車として、大切に扱われてきたことがわかる。同乗したロシア人に聞くと、「赤い矢号はロシアで最も有名な列車だ」と話していた。


2019年4月現在、サンクトペテルブルク発モスクワ行「赤い矢号」は、サンクトペテルブルク・モスコフスキー駅を23時55分に発車。モスクワ・レニングラード駅(モスクワ・レニングラーツキー駅)には7時55分に到着する。

乗車当日、筆者はサンクトペテルブルク・モスコフスキー駅に23時10分に着いたが、すでに「赤い矢号」がホームに入線していた。

ロシア国鉄のほとんどの客車は灰色をベースにした標準色だが、「赤い矢号」は赤色をベースに黄色の帯が入る特別塗装となっている。濃い赤色からは気品が感じられ、この列車が特別な存在であることを感じさせる。ホームには外国人観光客が想像以上に多い。「赤い矢号」はロシア国内だけでなく、世界中で知名度は高いようだ。


いつも通り車掌にパスポートとEチケットを見せ、車内に入る。筆者は二等車を予約しており、料金は4,098ルーブル(約7,000円)だった。

車内は4人用個室になっていて、ロシア国鉄の新車と同等の車内設備になっている。カーテンにはロシア語の「赤い矢号」の頭文字をデザインした刺しゅうが施されていた。テーブルにはパン、ヨーグルトと朝食用ボックスが置かれ、これらは料金に含まれている。テーブル下にはコンセントが2口あり、タブレットなどでエンターテインメントを楽しみながらの充電も可能だ。

また、以前に筆者が乗車したシベリア鉄道の長距離列車とは異なり、アメニティグッズが充実している点も特徴。小さいながらも靴べらが用意されていることには驚いた。

23時55分、「赤い矢号」はサンクトペテルブルク・モスコフスキー駅を静かに発車。その後、食堂車のスタッフから朝食の注文を聞かれたので、オムレツを注文する。

筆者が乗車した車両では、出張に向かうビジネスマンが多く乗っていた様子。サンクトペテルブルクを深夜に出発し、モスクワに朝ラッシュ時間帯に着くため、ビジネス特急としては最適な時間設定なのだろう。列車は70km/hほどの足取りで、一路モスクワへと向かう。モスクワ〜サンクトペテルブルク間は路盤が良いため、揺れは少ない。すでに深夜だったこともあり、寝床につくことにした。


起床したのは翌朝6時30分。モスクワ・レニングラード駅到着まであと1時間30分となっており、車内は慌ただしい。「赤い矢号」はノンストップなので、乗客全員がモスクワへと向かう。

身支度を整えると、昨日注文したオムレツとハムが入ったパックが配られ、ついでに50ルーブル(約90円)の紅茶を注文する。テーブルにあったパンとヨーグルトを一緒に食べると、なかなか充実した内容の朝食となった。したがって、乗車時からテーブルにあるヨーグルトやパンは、夜食として手をつけないことをおすすめしたい。


「赤い矢号」は定刻通り、7時55分にモスクワ・レニングラード駅に到着した。周辺にはカザン方面へ向かうカザンスキー駅やシベリア鉄道の終着駅であるヤロスラヴリ駅(ヤロスラフスキー駅)がある。地下鉄は豪華な装飾で知られるコムソモーリスカヤ駅に接続する。「赤い矢号」の乗客のほとんどが、足早にモスクワの中心地へと向かった様子だった。

新田浩之

1208 チバQ:2019/08/25(日) 00:57:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190823-00000073-mai-int
コソボ議会解散、総選挙へ コソボ戦犯法廷の聴取要請受け前首相辞任

8/23(金) 20:21配信��
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 東欧のコソボ議会(1院制、120議席)は22日、議会の解散を議決した。地元メディアによると、45日以内に総選挙が実施される予定で、選挙日は10月6日が有力視されている。今年7月、コソボ紛争時の戦争犯罪を裁くオランダ・ハーグの特別法廷から聴取を受けるよう要請されたとして、ハラディナイ首相(当時)が辞任。与野党から議会解散を求める声が上がっていた。【ウィーン三木幸治】

1209 チバQ:2019/08/25(日) 01:28:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190823-00000073-mai-int
コソボ議会解散、総選挙へ コソボ戦犯法廷の聴取要請受け前首相辞任

8/23(金) 20:21配信��
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 東欧のコソボ議会(1院制、120議席)は22日、議会の解散を議決した。地元メディアによると、45日以内に総選挙が実施される予定で、選挙日は10月6日が有力視されている。今年7月、コソボ紛争時の戦争犯罪を裁くオランダ・ハーグの特別法廷から聴取を受けるよう要請されたとして、ハラディナイ首相(当時)が辞任。与野党から議会解散を求める声が上がっていた。【ウィーン三木幸治】

1210 チバQ:2019/08/25(日) 01:42:28
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM8M0G2BM8LUHBI01G.html
ロシア、強まる「反プーチン」 統一選、与党候補ら苦戦

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モスクワ=石橋亮介
2019年8月24日15時0分

モスクワ市議選で野党候補らが出馬を拒否されたことに対する抗議集会。2万人以上が参加し、「選ぶのは私たちだ」などとシュプレヒコールをあげた=2019年7月20日、モスクワ、石橋亮介撮影


 ロシアで9月8日に行われる統一地方選を前に、プーチン政権への逆風が強まっている。生活水準の低下や強権的な統治に対する抗議運動が各地で起こり、政権が指名した知事候補らが苦戦。デモや集会を力で抑え込む強引な手法も批判を招き、政権の支持離れが加速しかねない状況だ。
 9月の統一地方選では、全国の16の州や共和国の知事選のほか、州・市議会選など50以上の選挙が一斉に行われる。地方選はこれまで多くの場合、政権与党の「統一ロシア」が勝利してきたが、反政権ムードの高まりで、各地で与党が苦境に立たされている。
 有力紙ベドモスチによると、知事選ではサハリン州など少なくとも5自治体で政権が推す候補が過半数をとれず、野党や無所属の候補との決選投票に持ち越される可能性がある。政権に批判的な野党や独立系の無所属候補らが、書類の不備を理由に市選管から出馬を認められず、市民が抗議のデモや集会を繰り返しているモスクワ市議選では、反政権票を恐れた与党候補が軒並み所属政党を隠して無所属で出馬し、結果的に与党候補が1人もいない異常事態となった。

対話しない政府

 反政権ムードの背景には、生活…

1211チバQ:2019/09/02(月) 10:53:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190901-00000041-jij-int
プーチン政権、逆風続く=統一地方選まで1週間-ロシア
9/1(日) 15:09配信時事通信
プーチン政権、逆風続く=統一地方選まで1週間-ロシア
8月31日、モスクワで行われた反政権のデモ行進
 【モスクワ時事】8日投票のロシア統一地方選まであと1週間に迫った。

 モスクワ市議選のほか、知事・首長選などが実施されるが、景気低迷や社会の閉塞(へいそく)感に加え、野党候補の出馬排除やデモ封じ込めといった強権的手法を取るプーチン政権への逆風が続き、与党系候補の苦戦も伝えられる。政権の求心力の一層の低下も招きかねない状況だ。

【写真特集】ロシアのプーチン大統領

 モスクワ市議選をめぐっては、市選管が多くの野党候補の届け出を「立候補に必要な有権者の署名に不備があった」と主張し、不受理としたことに反発が強まり、7月中旬からほぼ毎週末、抗議デモが行われている。8月31日もモスクワ市中心部で反政権のデモ行進が行われ、数千人が参加した。「プーチン(大統領)なきロシアを」「プーチンは泥棒だ」と気勢を上げた。

 参加した男性エンジニアのセルゲイさん(39)は「プーチン氏が登場してから約20年がたっている。こんなに長く権力を握り続けてはならない」と批判。「貧しさで食料も満足に買えない高齢者がいる。恥ずかしいことだ」と吐き捨てるように言った。

1212とはずがたり:2019/09/06(金) 09:27:59

千島2島に地対艦ミサイル配備へ ロ、北方領土防衛線が近く完成
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8D%83%E5%B3%B62%E5%B3%B6%E3%81%AB%E5%9C%B0%E5%AF%BE%E8%89%A6%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB%E9%85%8D%E5%82%99%E3%81%B8-%E3%83%AD%E3%80%81%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%A0%98%E5%9C%9F%E9%98%B2%E8%A1%9B%E7%B7%9A%E3%81%8C%E8%BF%91%E3%81%8F%E5%AE%8C%E6%88%90/ar-AAGHh7x
共同通信社 2019/09/02 21:19

 【ウラジオストク共同】ロシアが米国に対抗する核戦力の拠点とするオホーツク海への敵艦隊侵入を阻むため、北方領土と千島列島で進める2019年の軍備計画の概要が2日、判明した。千島列島で二つの島への新型地対艦ミサイル「バスチオン」(射程300キロ以上)配備を明記しており、極東カムチャツカ半島から北海道に至る「防衛線」を射程に収める計画が近く完成する。共同通信がロシア当局の内部文書を入手した。

 ロシアが実効支配する北方領土や千島列島を戦略的に重視し、実戦配備を急いでいる事実が裏付けられた。日ロ首脳会談を5日に控える中、平和条約交渉が一層難航する要因となりそうだ。

1213チバQ:2019/09/08(日) 22:44:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190907-00000029-jij-pol
停滞続く領土交渉=遠のく「総決算」-日ロ首脳、27回目の会談〔深層探訪〕
9/7(土) 8:32配信時事通信
停滞続く領土交渉=遠のく「総決算」-日ロ首脳、27回目の会談〔深層探訪〕
会談する安倍晋三首相(左)とロシアのプーチン大統領=5日、ロシア極東ウラジオストク(ロイター時事)
 【ウラジオストク時事】安倍晋三首相は5日、通算27回目となるロシアのプーチン大統領との会談で、北方領土問題を含む平和条約締結交渉の停滞を打開する道を探った。だが、「未来志向で作業する」ことを確認するにとどまり、具体的な前進は見られなかった。首相が目指す「戦後日本外交の総決算」は遠のくばかりだ。

 ◇しぼむ熱気
 「未来志向の取り組みや交流が今後の日ロ関係の礎を形作ると確信している」。首相は会談の冒頭、こう述べてプーチン氏の軟化を促した。だが、プーチン氏は平和条約に一切、触れなかった。

 日本政府は当初、プーチン氏を大阪市に迎えた6月の会談で交渉の進展を目指していた。参院選を控えていたためだが、ロシア側の態度は変わらず、政府内の気勢はそがれた。5日の会談に先立っては、政府関係者から「もう熱を感じない」「ロシアは何もない」などの声が漏れ、当日は両首脳による共同記者発表も行われなかった。

 首相は北方四島での共同経済活動に、なお活路を求める考えだ。日ロ両政府はごみの減容対策、観光ツアーなどの具体化を急いでおり、首相は会談で「合意事項が着実に実現している」との認識を示した。ただ、肝心の両国の法的立場を害さない「特別な制度」については、いまだに一致点を見いだせておらず、前途は不透明だ。

 両首脳は昨年12月の会談で、平和条約交渉の責任者に河野太郎、ラブロフ両外相を充てることを決めた。首相が11日に行う内閣改造に関し、政府・与党内では河野氏を交代させ、後任に茂木敏充経済再生担当相を起用する案が取り沙汰されている。政府関係者は「先のことを考えれば、交渉当事者が代わるのはハンディだ」との見方を示した。

 ◇ロシア、実効支配誇示
 会談が始まる前から、プーチン氏は「先制パンチ」を繰り出した。5日未明に、色丹島に開設した水産加工場の従業員とビデオ中継で対話し、「成功を祈る」と祝福した。

 両首脳は昨年11月、歯舞群島と色丹島の引き渡しを明記した1956年の日ソ共同宣言に基づき、交渉を加速させることで一致した。だが、ロシア軍は今年3月、国後、択捉両島で軍事演習を実施。8月にはメドベージェフ首相が択捉島を訪問した。色丹島の動きはこれらに続き、ロシア側が実効支配をアピールする狙いが透ける。

 こうした示威行動の背景には、プーチン政権への逆風があるとみられる。強権的な手法に反発が広がっており、世論調査で一昨年には50%を超えていた政権与党「統一ロシア」の支持率は8月末で32.6%まで下落。8日にはモスクワ市議選をはじめとした統一地方選が迫っており、領土問題で弱腰な姿勢を見せられない状況だ。

 首相は昨年、北方領土問題や北朝鮮による日本人拉致問題などの「総決算」を掲げ、自民党総裁選で3選を果たした。東方経済フォーラムでの演説では、平和条約締結を「歴史的使命」と位置付け、プーチン氏に歩み寄りを促した。だが、プーチン氏に前向きな変化はなく、再来年9月までの任期中の条約締結は依然、霧の中だ。

1214チバQ:2019/09/09(月) 06:35:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190908-00000009-jij-int
政権に逆風、与党系苦戦も=8日、ロシアで統一地方選
9/8(日) 7:10配信時事通信
政権に逆風、与党系苦戦も=8日、ロシアで統一地方選
ロシアのプーチン大統領=5日、ウラジオストク(EPA時事)
 【モスクワ時事】ロシア各地で8日、統一地方選が実施される。

 モスクワ市議選(定数45)や知事選などが行われるが、経済低迷に加え、野党勢力の封じ込めに強権的手法を取るプーチン政権への逆風が強まっており、与党系候補の苦戦も伝えられる。求心力が低下する政権の今後を占う選挙となりそうだ。

 モスクワ市議選をめぐっては、市選管が多くの野党勢力候補の届け出を「立候補に必要な有権者の署名の不備」を理由に不受理。反発した野党勢力は7月中旬以降、ほぼ毎週末に抗議デモを行い、8月10日は参加者約5万人と過去数年間で最大規模となった。

 政権は野党勢力の封じ込めに躍起となり、7月下旬には治安当局が無許可デモの参加者約1400人を拘束。デモを呼び掛けた野党関係者も相次いで拘束された。

 こうした圧力にもかかわらず、野党勢力は政権批判の高まりを追い風に対決姿勢を強めている。最近まで収監されていた野党勢力指導者ナワリヌイ氏は「(政権与党)統一ロシアには飽き飽きだ」と訴えて、与党系候補の勝利阻止に向けたキャンペーンをインターネット上で展開した。

 昨年にロシア政府が年金改革を発表して以降、統一ロシアの支持率は下落が続く。そのため今回の地方選では本来は与党所属の候補者が無所属で挑むケースが続出。モスクワ市議選での統一ロシアの候補はゼロ、知事選でもプーチン大統領が抜てきした複数の候補が無所属で出馬した。

 ロシアでは2021年に下院選を控えるが、24年に任期が切れるプーチン氏の退任後をめぐる議論を左右する重要な選挙と目されている。RBK紙は今回の地方選で与党が振るわなければ「政権は下院選の選挙制度改革の議論を始める可能性がある」と指摘。下院の議席は比例代表と小選挙区で半数ずつだが、今回の結果次第で比例代表の議席の大幅削減が検討されると報じた。

1215チバQ:2019/09/09(月) 16:50:55
https://digital.asahi.com/articles/ASM9715Z0M96UHBI04G.html?rm=419
「お前らだけは勝たせない」ロシア反体制派、窮余の一策
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モスクワ=石橋亮介 2019年9月9日15時30分
 ロシアで8日に行われた統一地方選で、反体制派が「賢い投票」と称して呼びかけた選挙戦略が波紋を呼んでいる。プーチン政権の与党「統一ロシア」以外で最も支持率の高い野党候補に票を集中させるもの。選挙から事実上排除されている反体制派の窮余の策だが、実質的に政権を支える「体制内野党」を後押しすることになるのではと、有権者の間でも賛否が割れている。

 呼び掛けたのは、反体制派の活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏。プーチン政権や「統一ロシア」の幹部の汚職疑惑を暴く動画を連日インターネットに公開し、「党派は関係ない。やつらに『おまえらだけは勝たせない』と告げるんだ!」と賛同を求めている。

 ロシアの野党勢力には、実質的にプーチン政権のコントロール下にあるロシア共産党などの「体制内野党」と、反プーチンの反体制派がある。反体制派は今回のモスクワ市議選や知事選で、書類の不備などを理由に選管から立候補が認められない例が相次ぎ、有権者が反発を強めている。

 ログイン前の続きナバリヌイ氏の戦略は、反政権票を「体制内」「体制外」を問わず最も当選の可能性が高い野党候補に集め、「統一ロシア」の候補を落選させる狙いだ。だが多くの選挙区で、有力な野党候補は「体制内野党」のため、プーチン政権にとって痛手とならないとの見方も根強い。

 たとえばモスクワ市議選では、「賢い投票」の対象の約7割はロシア共産党の候補が占める。そのため、「共産党とナバリヌイの支え合い」(大手紙コメルサント)と、戦略の是非を疑問視する声が出ている。

 反体制派の「賢い投票」戦術の背景には、昨年の大統領選の経験がある。ナバリヌイ氏は立候補が認められず、選挙のボイコットを呼び掛けたものの、プーチン氏は7割超の票を集め圧勝。ナバリヌイ氏は、「イデオロギーは今は何の意味も持たない。我々は体制内野党を利用するのだ」と訴えている。

 今回の選挙では、反政権ムードの広がりで各地で与党候補の苦戦が伝えられる。一方で、中央集権の進むロシアでは地方選挙への関心が低く、投票率が伸びず与党が優勢を保つとの予測もある。(モスクワ=石橋亮介)

1216チバQ:2019/09/10(火) 10:51:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000588-san-eurp
プーチン与党、首都モスクワで敗北 露地方選、全土では圧勝勢い
9/9(月) 22:36配信産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ロシアで8日、州や共和国といった連邦構成体(自治体)の首長や地方議員を選ぶ統一地方選が行われた。全国的にはプーチン政権の与党「統一ロシア」が16の首長選など主要選挙で圧勝の勢いだが、首都モスクワの市議会選では事実上の敗北を喫した。

 今回はサンクトペテルブルク特別市やサハリン(樺太)州など16の構成体で首長選が行われた。露主要メディアによると、統一ロシアが擁立した10人と、同党系の無所属候補6人がいずれも勝利する見通しとなっている。

 ロシアでは長引く経済低迷や年金支給開始年齢の引き上げなどを受けて政権と与党の支持率が低下。昨年9月の首長選では、統一ロシアが19連邦構成体のうち3構成体で敗北した。

 今回は、政権が支持基盤の弱い地域で大規模な投資計画を打ち出すなど、テコ入れを進めたことが奏功した。

 反体制派候補の排除をめぐって抗議デモが起きたモスクワ市議選(定数45)では、統一ロシア系の候補が9議席の獲得にとどまり、改選前の28議席から大幅に勢力を減らした。親大統領野党の共産党が13議席、リベラル政党「ヤブロコ」が4議席、親政権左派「公正ロシア」が3議席を獲得して躍進し、残りは無所属候補が占めた。

 今回の統一地方選では、プーチン長期体制や選挙不正に対するモスクワの抗議機運が、全国的な広がりを欠いている現状も浮き彫りになった。

1217チバQ:2019/09/10(火) 10:59:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000078-mai-eurp
ロシア統一地方選 知事や首長選は与党系が全勝
9/9(月) 18:48配信毎日新聞
ロシア統一地方選 知事や首長選は与党系が全勝
モスクワ市議選の候補者を吟味する有権者=モスクワで2019年9月8日、大前仁撮影
 ロシアで8日、統一地方選が実施された。16の連邦構成主体(州や共和国など)であった知事や首長選では与党・統一ロシア系の候補がすべて当選した。選管が大多数の野党や独立系候補の出馬を認めず、抗議運動が相次いだモスクワ市議選(定数45)では大きな混乱は起きなかった。ただし有権者の不満は解消されておらず、抗議運動は今後も続く見通しだ。

 長引く景気低迷や年金制度改革を受け、プーチン大統領や与党の支持率は低下。第2の都市サンクトペテルブルクや極東サハリン州などでは与党系候補の苦戦が伝えられていた。メドベージェフ首相が8月初旬、サハリン州が管轄する択捉島を訪れて経済振興策をアピールするなどテコ入れし、与党系候補が踏みとどまった格好だ。

 モスクワ市議選では与党系候補が過半数を獲得し、残り議席の多くも「体制内野党」といわれる共産党や公正ロシアの候補が占めた。一方、ソーシャルメディアを通じ、選挙違反が相次いだと伝えられており、投票率は21%にとどまった。

 選管が大多数の野党系候補らの出馬を認めなかったことについて、有権者からは「ひどい問題だ。モスクワ市長よりも上のレベルで決められたと思う」(65歳の女性)などの批判が出ている。野党勢力は14、15両日に抗議集会を計画している。【モスクワ大前仁】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000035-jij_afp-int
モスクワ市議選、野党勢力が躍進 与党「統一ロシア」は大苦戦
9/9(月) 18:40配信AFP=時事
モスクワ市議選、野党勢力が躍進 与党「統一ロシア」は大苦戦
ロシア首都モスクワで投票するウラジーミル・プーチン大統領(2019年9月8日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシアで8日行われた統一地方選挙は、注目の首都モスクワ市議会選(定員45)で独立系、共産党、リベラル系などの野党勢力が躍進し、与党「統一ロシア(United Russia)」が議席を大きく減らす結果となった。野党勢力の戦略的な選挙キャンペーンが功を奏した。地元メディアが報じた。

【関連写真】モスクワの投票所に到着したプーチン大統領

 共産党は13議席を獲得し、前回の5議席から大きく伸ばした。前回議席を獲得できなかったロシア統一民主党「ヤブロコ(Yabloko)」と左派「公正ロシア(Just Russia)」は、それぞれ3議席を得た。

 2014年の前回選挙では統一ロシアが単独で28議席を獲得し、与党勢力が38議席を占めていた。だが、支持率の低下している同党は今回、公認候補を立てずに選挙に臨んだ。

 インタファクスによれば、前回選挙で統一ロシアの候補として当選した議員は9人が議席を維持したが、同党モスクワ支部トップのアンドレイ・メテルスキー(Andrei Metelsky)氏は落選した。【翻訳編集】 AFPBB News

1218とはずがたり:2019/09/19(木) 20:32:41
一島も還ってきそうにないね。。

プーチンが密かに狙う北方領土「1島返還」
 フォーサイト-新潮社ニュースマガジン
https://www.jiji.com/jc/v4?id=foresight_00243_201810300001
名越 健郎

1219チバQ:2019/10/07(月) 10:02:31
https://www.asahi.com/articles/ASMB53D6XMB5UHBI00J.html
元タレント大統領板挟み 「トランプ氏圧力」無視できず
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モスクワ=喜田尚 2019年10月6日08時00分
 2020年の米大統領選をめぐり、同国の支援を受けるウクライナが揺れている。トランプ米大統領が、政敵のバイデン前副大統領のスキャンダルを調べるよう、ウクライナのゼレンスキー大統領に圧力をかけたとの疑惑が発覚。両国間のやりとりが次々と明らかにされ、発足したばかりのゼレンスキー政権の対応も問われている。

 トランプ氏への弾劾(だんがい)調査を進める米下院は3日、米国とウクライナの高官らが今年7〜9月にやり取りしていた通信記録を公開した。その内容からは、首脳会談の条件としてトランプ氏の要求受け入れを求める米側と、会談の確約を得ようとするウクライナ側の様子が浮かぶ。

 コメディー俳優出身で5月に就任したゼレンスキー氏には外交の経験がない。南部クリミア半島がロシアに併合され、東部でも親ロシア派勢力との紛争が続く中、まず求められたのが支援する欧米諸国との関係構築だったが、パイプが細く、トランプ氏との会談の約束もなかなか得られていなかった。

 ログイン前の続き通信記録によると、7月19日には、米国の駐ウクライナ代理大使が同僚に「最も大切なのは、ゼレンスキー氏が調査に協力すると発言することだ」と発信。その2日後には「ゼレンスキー氏は、ウクライナがワシントンの国内政治や(トランプ氏の)再選戦略の道具と見なされることに、敏感になっている」と伝えていた。

 7月25日の電話会談ではトランプ氏からバイデン氏の調査を求められ、ゼレンスキー氏は前向きに答えた。米国によって公表された電話記録によると、「次の検事総長は100%私側の人」などと語っていた。

 会談は9月末に実現したが、同時期に電話会談の内容が明らかになり、波紋が広がっている。「刷新」を掲げたゼレンスキー氏が今春の大統領選で圧勝できたのは、腐敗に対する国民の怒りがあったから。自らが改革を誓った司法を政治の道具にしていたとなると、支持離れを招くのは必至だ。ゼレンスキー氏は発覚以降、「ウクライナは独立国で、司法も独立」とくり返す。「大統領にはもともと捜査を命じる権限はなかった」との論理で事態を乗り切る構えだ。

 もっとも、弾劾調査を批判するトランプ氏の意向は無視できない。電話会談後に就任したリャボシャプカ検事総長は4日、バイデン氏の息子が役員だったウクライナのガス採掘会社の社長による資金洗浄疑惑を含め「過去の捜査」を検証すると述べた。

 トランプ氏が求めたのもこの会社への捜査に関連する調査だった。「副大統領だったバイデン氏が、ウクライナの検事総長の更迭を求めたのは、息子を検察の捜査から守るため」という見立てに基づいているが、この時期には欧米諸国の多くがウクライナ司法の一新を求めていたため、国内では「現実離れしている」との見方が強い。リャボシャプカ氏は「政治家の圧力はない」と断ったが、「検証」を約束すれば、トランプ氏の顔が立つとの思惑が働いた可能性がある。

 一方、トランプ氏に近づきすぎると、弾劾調査を進める民主党の信頼を失いかねない。トランプ氏は「ロシアと仲良くするのは良いことだ」が持論。対ロシア強硬路線のボルトン前大統領補佐官が9月に更迭されたこともあり、ウクライナが望む米国の対ロ制裁を維持するためには、民主党の圧力が必要だ。

 結果的に、ゼレンスキー政権は米国の2大政党の板挟みとなった形だ。クリムキン前外相は地元メディアに「米国政治の全プレーヤーにバランスのとれた対応をとることが重要だ」と話した。(モスクワ=喜田尚)

1220チバQ:2019/10/07(月) 11:07:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191007-00000021-kyodonews-int
コソボ議会選、野党が勝利 連立政権協議が焦点
10/7(月) 8:39配信共同通信
コソボ議会選、野党が勝利 連立政権協議が焦点
6日、コソボ・プリシュティナの投票所で、投票用紙を手にするハラディナイ首相(AP=共同)
 【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのコソボで6日、ハラディナイ首相の辞任、解散に伴う議会選(一院制、120議席)が行われ、即日開票された。選挙管理当局によると、82.69%の開票段階で「自己決定運動」が26.03%で首位、コソボ民主同盟が25.0%で続き、野党2党が連立与党を抑え勝利の勢い。

 民族派の連立与党のコソボ民主党は21.11%、コソボ未来連盟の政党連合は11.57%と苦戦。単独過半数の政党はない状況で、連立政権協議が焦点となる。自己決定運動は、国連や外国の内政への干渉に反発、汚職の追放などを訴えてきた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191007-00000018-jij-eurp
野党勝利、対セルビアで変化も=コソボ総選挙
10/7(月) 9:25配信時事通信
 【ベルリン時事】旧ユーゴスラビア構成国のコソボで6日、ハラディナイ前首相の辞任と議会(一院制、定数120)解散を受けた総選挙が行われた。

 「自己決定運動」と「コソボ民主同盟」の2野党が得票で1、2位を占め、連立与党各党を上回る見通しとなった。

 開票率95%の段階で、得票率は自己決定運動が約26%、民主同盟が25%。与党第1党のコソボ民主党は21%。

 各党とも単独過半数には届かず、連立協議に入る。懸案の隣国セルビアとの対立をめぐっては、2野党は前政権が昨年導入し、関係悪化の要因となったセルビアからの輸入品への高関税に批判的。政権交代が実現すれば、セルビアへの姿勢が変化する可能性がある。

1221チバQ:2019/10/23(水) 18:43:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191022-00000010-jij-eurp
来年4月に総選挙=北マケドニア
10/22(火) 6:52配信時事通信
来年4月に総選挙=北マケドニア
北マケドニアのザエフ首相=19日、スコピエ(EPA時事)
 【スコピエAFP時事】北マケドニア(旧マケドニア)のザエフ首相は20日、ペンダロフスキ大統領や各党有力者と協議した結果、前倒し総選挙の投票を来年4月12日に行うと発表した。

 北マケドニアの悲願である欧州連合(EU)加盟交渉入りは、18日のEU首脳会議でフランスの反対によって拒否され、来春また話し合うことになったが、その時期に合わせて選挙戦で北マケドニアの思いをぶつける。

1222チバQ:2019/11/08(金) 19:26:52
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102802000137.html
<プーチンとガス ロシアの資源政策> (上)対欧輸出網 太く長く

2019年10月28日 朝刊


建設が進むロシアと欧州を結ぶガスパイプライン「ノルドストリーム2」=8月撮影、「ノルドストリーム2AG」社提供

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 モスクワ郊外の町、その名もガゾプロボート(ガスパイプライン)。町の博物館に、直径三十センチほどのさびた鋼鉄パイプがある。ソ連時代、一九四六年に稼働したロシア最古の天然ガスパイプラインの一部だ。

 それから七十年余り。ガス輸送網はより太く、長く張り巡らされ、世界各地へ広がる。プーチン政権は、輸出政策を外交圧力に使っていると度々非難される。

 目下、政治と経済の思惑が交錯するのは、ロシアとドイツを結ぶパイプライン「ノルドストリーム2」だ。全長約千二百キロ。数カ月後の完成を目指し、工事は大詰めを迎えている。

 二〇一四年三月のロシアのウクライナ南部クリミア半島併合以降、欧米との関係は決定的に悪化。ウクライナ東部紛争も収束せず、対ロシア制裁は継続中だ。

モスクワ郊外のガス輸送博物館では、最新のパイプライン技術紹介(上)のほか、最古のパイプラインの一部も展示されている(下)=栗田晃撮影

写真
 その陰で、欧州のロシア産ガス依存は逆に高まる。ロシアの国営企業「ガスプロム」の欧州でのシェアは〇七年の26%から一七年には34%に増加。ノルドストリーム2でさらに拡大する見込み。欧州には域内の生産量減少と原子力、石炭からの燃料移行が進む中、背に腹はかえられない。

 米国は強く反発する。トランプ米大統領は昨年七月、「多くのエネルギーを輸入するドイツはロシアの人質だ」と批判。新たな対ロ制裁もちらつかせ、建設停止を働き掛ける。

 「政治的ではなく、経済プロジェクトだ」。プーチン大統領は十月にモスクワであった資源フォーラムで反論。米国の批判の裏に、自国の液化天然ガス(LNG)を売り込みたい狙いがあると示唆し、「米国からの供給では欧州の需要を満たせない」と言い切った。

 プーチン氏は、欧州側の「制裁疲れ」も見透かす。制裁後に半減した欧州連合(EU)とロシアの貿易高もここ二年は再び増加。ドイツ出身で、欧州ビジネス協会(本部モスクワ)理事長のフランク・シャウフ氏は「欧州とロシアは歴史的に、常に深い協力関係にあった」と主張。取材中、白紙の隅に「制裁」と書き、余白を指して「制裁の占める割合は大きくない。残った部分でビジネスもできる」と話した。

 一方で、制裁の契機となったウクライナでは、ノルドストリーム2の完成で、ロシアから欧州へ続く既存のガスパイプライン経由料を失う可能性がある。年内でロシアとの契約が切れるが、更新交渉はまとまっていない。ガス交渉で追い詰められる中、十月にあった東部紛争の和平交渉では、ロシアが求める親ロシア派支配地域の自治権確立につながる譲歩を迫られた。

 老練に駆け引きを仕掛けるプーチン氏は警告する。「経由がなくなれば、ウクライナへのガス供給もなくなる。無意味な政治闘争はやめて、国民のことを考えるべきだ」

 ◇ 

 国内総生産(GDP)が日本の三分の一程度のロシアを大国たらしめている要因の一つは軍事力、そしてエネルギーだ。中でも生産量世界二位の天然ガスは今後、輸出の柱になるとみられ、欧州へ、中国へ、トルコへとつながる巨大パイプラインが年末から相次いで稼働する。ガス政策から、プーチン大統領の政治手法を読み解く。 (モスクワ・栗田晃)

1223チバQ:2019/11/08(金) 19:27:06
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019102902000126.html
<プーチンとガス ロシアの資源政策> (中)にじむ北極への野心

2019年10月29日 朝刊


北極圏のロシア・ヤマル半島で建設されたLNG工場=2017年3月

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 六月末、大阪で開かれた日ロ首脳会談後。プーチン大統領は安倍晋三首相と、日ロ経済関係者による調印式を満足げに見守った。

 ロシアが北極圏で進める液化天然ガス(LNG)開発プロジェクト「アークティック(北極)LNG2」に、日本の三井物産と独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」(JOGMEC)が出資を決めた。四年後に生産開始予定のプロジェクトは総事業費三兆円で、そのうち、日本勢は10%の権益を得る。北方領土問題を含む平和条約交渉の進展が乏しい中、日ロ経済協力の成果とされた。

 世界の未発掘の天然ガスの三割が眠るとされる北極圏。プーチン氏は開発のため、トップセールスに取り組んだ。ロシア事業に携わる日本企業幹部は十年ほど前、当時首相だったプーチン氏から直接、投資の誘いを受けた。「プーチン氏が自ら紙に地図を描いて訴えかけ、熱意を感じた」と振り返る。

 二〇一七年には、北極圏で初の生産工場「ヤマルLNG」が稼働。地球温暖化によって、北極周辺を覆う氷が減り、南回りより航行時間が短縮できる「北極海航路」の実用可能性が広がった。ロシアは砕氷タンカーの技術を向上させ、アジア方面へのLNG販路拡大を見込む。

 北極圏では大国間の権益争いが激しさを増す。トランプ米大統領はデンマーク領グリーンランド買収を提案し、中国も影響力拡大に意欲を見せる。

 プーチン氏はかつて「北極は、何世紀もわれわれの主権下にあった不可欠なロシアの一部だ」と発言。北極圏開発で、他国に先んじようとする思惑がにじむ。シンクタンク「国家エネルギー安全保障基金」の主席専門員イーゴリ・ユシコフ氏(31)は「プーチン氏には(北極圏を開発した)ソ連時代への郷愁がある。経済的な利益より、政治的、戦略的に検討している」と分析する。

 資源や輸送路を守る名目で軍事力も拡大。ロシア国防省によると、一四年には北極圏を管轄する司令部を創設。二〇年までに六つの軍事基地を建設するとされる。一方、コンサルタント会社「ルスエナジー」のミハイル・クルチヒン氏(72)は「北極でのロシアの影響圏を確定させる戦略としては、時間も金もかかる基地建設より、外国のLNG投資の方が早く、効率的だ」と指摘する。

 ロシアの北極プロジェクトにはフランスや中国勢が投資、そして日本も加わった。ロシアは税制優遇を進め、北極圏への投資を歓迎する。皮肉にも、プーチン氏の領土的野心を、外国企業からの投資が支える構図となっている。

 (モスクワ・栗田晃、写真も)

1224チバQ:2019/11/08(金) 19:27:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019103002000161.html
<プーチンとガス ロシアの資源政策> (下)大統領周辺 巨万の富

2019年10月30日 朝刊


首都郊外のガス供給のないモスクワ州の村では、道の脇に燃料用の薪が積まれていた=栗田晃撮影

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 モスクワ中心部から車を走らせること一時間半。きらびやかな首都の街並みは、昼でも人通りのまばらな寒村の風景に変わる。

 資源大国のロシアだが、国内の村落地域の約四割は、家庭用ガスの供給網が未整備。そのうちの一つ、モスクワ州アガフォノボ村で聞くと、料理や暖房の燃料は主にガスボンベを自ら運んで補充するか、薪(まき)でまかなっているという。高齢化が進む村の住民たちにとっては重労働だ。

 天然ガスの輸出量が世界一のロシア。足元の国民が恩恵を感じる機会は少ないが、プーチン大統領の周辺は巨万の富を築く。昨年五月、国内最大銀行ズベルバンク傘下の投資銀行でアナリストを務める男性が、不透明な構図を暴露する報告書を作成。これがロシアの有力紙上に流出した。

 ガス輸出をほぼ独占する国営企業「ガスプロム」の発注事業に絡み、特定の企業に利益が集中することを批判する内容だった。

 プーチン氏はエネルギー産業に、信頼できる人物を配置。二〇〇一年からガスプロムの社長を務めるアレクセイ・ミレル氏(57)は、プーチン氏が一九九〇年代、サンクトペテルブルク市で勤務した時の部下だ。

 ガスプロムが発注するパイプライン建設を多く手掛けたのはプーチン氏の幼なじみの柔道仲間、アルカジー・ロテンベルク氏(67)が経営する建設会社。二〇〇八年に会社設立後、欧州や中国への輸送網整備を次々と請け負い、十年で売上高は三千億ルーブル(約五千四百億円)に達した。受注を分け合う別の建設会社を所有するゲンナジー・ティムチェンコ氏(66)も九〇年代からのプーチン氏の盟友だ。

 報告書が表に出た直後、アナリストの男性は解雇された。「不確実な情報を用い、倫理的な基準も侵害した」というのが理由。現在、米国で働く男性に取材を申し込んだが「コメントできない」との返答だった。

 受注が偏る状況を、ある資源コンサルタントは「入札なしの受注も多く、国家予算がプーチン氏の『お友達』に流れ込んでいる」と指摘。報告書に登場する人物たちは一四年のロシアによるクリミア半島併合以降、相次いで米国の制裁対象となった。政権との近さゆえの制裁にも、プーチン氏は「彼らは良い友人だが、ビジネスの利益を共有しているというのは誤った前提だ」と反論した。

 国際社会では癒着について非難されるが、ロシア国内ではこの話題はタブーとなる。プーチン氏の大統領就任から約二十年。強権支配で政敵の芽を摘み、社会の不公正さを追及する声は高まらない。アガフォノボ村で暮らす年金生活の男性(61)はあきらめ顔で話す。「もちろん不便だけど、住民が少なく、もうけにならないこんな村に国はガスを届けてくれないだろう」  (モスクワ・栗田晃)

1225チバQ:2019/11/18(月) 20:47:23
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019111800828&g=int
野党勢力、議席ゼロ 強権体制続く―ベラルーシ下院選
2019年11月18日17時54分



 【モスクワ時事】旧ソ連構成国のベラルーシで17日、下院(定数110)選の投票が行われた。ベラルーシは「欧州最後の独裁者」とも呼ばれるルカシェンコ大統領(65)が強権体制を敷いており、現地からの報道によると、すべての選挙区で与党系が勝利。野党勢力は議席を獲得できなかった。
17日、ミンスクで、取材に応じるベラルーシのルカシェンコ大統領(EPA時事)
17日、ミンスクで、取材に応じるベラルーシのルカシェンコ大統領(EPA時事)

 ルカシェンコ氏は最近、経済面などで統合を迫るロシアをけん制するため、欧州に接近する動きを見せているが、国内では野党勢力締め付けを緩める考えはないようだ。2016年9月の前回下院選では野党勢力2人が当選。しかし、この2人は今回、書類の不備を理由に出馬が許可されなかった。

1226チバQ:2019/11/23(土) 09:50:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191122-00000628-san-eurp
公約実現遠く支持率陰り 元喜劇俳優のウクライナ大統領就任半年
11/22(金) 22:36配信産経新聞
 【モスクワ=小野田雄一】ウクライナで元喜劇俳優のゼレンスキー氏が大統領に就任してから半年が過ぎた。公約に掲げた汚職撲滅や生活水準の向上で目立った成果は出ておらず、トランプ米大統領の「ウクライナ疑惑」も重なって支持率には陰りが見える。ゼレンスキー氏が「終止符を打つ」としてきたウクライナ東部紛争をめぐっては、来月9日に予定されるプーチン・ロシア大統領らとの会談が一つの山場となる。

 ■薄れゆく期待感

 ウクライナの独立系シンクタンク「ラズムコフセンター」が11月上旬に行った世論調査によると、「ゼレンスキー氏を信頼する」との回答は68%にとどまり、9月時点の80%から12ポイント低下した。「現政権は国の課題を解決できる」と考える回答者の割合も9月の41%から11月は29%に減った。

 支持率低下の背景には、就任から半年で当初の期待感が薄れたことに加え、政権に経験豊富な閣僚が少なく、公約実現の道筋が見えづらいことがある。

 政治経験の全くなかったゼレンスキー氏は今年春の大統領選で現職のポロシェンコ氏に圧勝した。ゼレンスキー氏は、ウクライナの宿弊である腐敗の撲滅、公共料金の値下げや賃上げによる生活水準向上、東部紛争終結を訴えて勝利した。

 ■経済も上向かず

 新政権の発足後、ウクライナ捜査当局は収賄や横領罪で官僚や中央銀行幹部らを起訴した。その半面、当局が“本丸”とみなすポロシェンコ氏や周辺については、国家権力乱用など10を超す容疑で捜査を続けているが訴追に至っていない。

 経済も上向いていない。天然ガス輸入価格の上昇を受け、11月のガス料金は前月比で14%超値上がりし、12月にはさらに20%高くなる見通しだ。

 トランプ米大統領が電話会談でゼレンスキー氏に対し、バイデン前米副大統領に関する調査を要求したとされる「ウクライナ疑惑」も逆風となった。ゼレンスキー氏は「(トランプ氏に)捜査介入を示唆した」と野党から批判を浴びる。

 ゼレンスキー氏が主導し、ウクライナ最高会議(議会)で審議されている農地売買の解禁法案も波紋を広げている。市場開放を求める国際通貨基金(IMF)の圧力も受け、政府は9月に法案を議会に提出した。野党は「外国資本に国土を売り渡す行為だ」などと法案を批判している。

 ■紛争解決へ山場

 ウクライナ東部では2014年以降、政府軍と、ロシアの支援を受ける親露派武装勢力の紛争が続く。プーチン氏との対話で東部紛争を解決するとしてきたゼレンスキー氏は12月9日、独仏首脳を交えてプーチン氏と初めて向き合う。

 露ウクライナはすでに実務者レベルで、(1)親露派が実効支配する地域で選挙を行う(2)その後、同地域に高度な自治権など「特別な地位」を与える-との工程表に合意した。その具体化に道筋を付けられるかが焦点だ。民族派や親欧米派は工程表について「ロシアを利する」と反発しており、ゼレンスキー氏は難しいかじ取りを迫られている。

最終更新:11/22(金) 22:36

1227チバQ:2019/11/25(月) 16:43:58
https://www.afpbb.com/articles/-/3256421
ルーマニア大統領選、新EU派の現職ヨハニス氏再選確実 出口調査
2019年11月25日 6:49 発信地:ブカレスト/ルーマニア [ ルーマニア ヨーロッパ ]
【11月25日 AFP】ルーマニアで24日、大統領選の決選投票が行われ、出口調査によると現職のクラウス・ヨハニス(Klaus Iohannis)大統領(60)が再選を確実にした。東欧の欧州連合(EU)加盟国であるルーマニアの親EU路線を裏付ける結果となった。

 出口調査によれば、元物理学教授で中道右派のヨハニス氏が64.8%から66.5%の得票率を獲得し、左派の社会民主党(PSD)党首のビオリカ・ダンチラ(Viorica Dancila)前首相を破った。

 ダンチラ氏の得票率は33.5%から35.2%で、30年前の1989年の共産主義崩壊以来、同国の政治を支配していたPSDとしては過去最低となった。

 ヨハニス氏は喜びをかみしめながら「私はルーマニア全国民のための大統領になることを約束する。現代的、欧州的で正常なルーマニアが今日、勝利した」と語った。同国で少数派のドイツ人家庭に育ったヨハニス氏は選挙戦で、汚職なしで機能する体制確立に尽力すると訴えてきた。

 今回の大統領選は、PSDの政治家らに有利とみられ議論を呼んだ司法改革に対する国民の怒りを背景に行われた。この改革をめぐり街頭では大規模な抗議デモが起こり、EUは懸念を表明していた。

 PSD率いる政権は先月行われた不信任投票で崩壊。今回の決戦投票で、数か月続いた政局の混迷に終止符が打たれることになる。(c)AFP/Mihaela RODINA, Julia ZAPPEI

1228チバQ:2019/11/29(金) 11:17:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191128-00000033-jij_afp-int
アルバニア地震 死者40人、負傷者650人に
11/28(木) 20:05配信AFP=時事
アルバニア地震 死者40人、負傷者650人に
アルバニア・ドゥラスで、地震で倒壊した建物のがれきの中に取り残されている生存者を捜す救助隊と消防隊(2019年11月28日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(写真追加)過去数十年で最も強いマグニチュード(M)6.4の地震に見舞われたアルバニアでは、夜間にさらに10人の遺体ががれきの中から見つかり、28日の時点での死者数は40人に達した。国防省が明らかにした。また保健・社会問題省によると、負傷者も約650人に上っており、うち少なくとも10人が重傷だという。

 地震は、26日未明に発生。アドリア海(Adriatic Sea)沿岸付近の複数の町では、多くの建物が全壊し、人々ががれきの下敷きとなった。

 国防省は「夜間にさらに10人の犠牲者が見つかり、死者数は40人に達した」と発表した。

 特に大きな被害を受けた港湾都市ドゥラス(Durres)とトゥマン(Thumane)の町では、欧州各地から駆け付けた専門家らの支援を得ながら、救助隊が休むことなく崩壊したアパートやホテルのがれきを撤去する作業に当たった。

 今もがれきの下敷きになっている恐れのある人の数は不明。

 同国内では多数の余震が続いており、それに伴ってパニックが生じ、捜索活動も一時中断を余儀なくされている。【翻訳編集】 AFPBB News

1229チバQ:2019/12/10(火) 17:21:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191210-00000545-san-eurp
露・ウクライナ、合意履行の順序で対立 紛争終結見通せず
12/10(火) 13:44配信産経新聞
 【パリ=小野田雄一】9日にパリで行われたロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による初の直接会談では、捕虜交換や停戦実現の合意など、ウクライナ東部紛争の終結に向けた一定の前進が示された。しかし、親露派武装勢力による東部の実効支配をどう解決するか-という最大の問題では双方の歩み寄りの困難さが改めて示され、紛争終結はなお楽観視できない情勢だ。

 ロシアは親露派政権が崩壊した14年2月のウクライナ政変を機に翌3月、同国南部クリミア半島を併合。東部でもロシアの支援を受けた親露派が蜂起し、ウクライナ軍との戦闘状態に入った。

 15年2月、ベラルーシの首都ミンスクで、プーチン露大統領とウクライナのポロシェンコ前大統領は「ミンスク合意」を締結。(1)東部で選挙を実施する(2)ウクライナは東部地域に高度な自治権など「特別な地位」の付与する(3)東部とロシア間の国境の管理権をウクライナに回復させる-ことなどが取り決められた。

 しかしその後も、ウクライナと親露派は互いの「合意違反」を非難し合い、合意の履行は進まなかった。現在は大規模な戦闘こそ起きていないものの、これまでに双方で1万3000人以上が死亡し、親露派は東部の実効支配を続けている。

 政治経験を持たない喜劇俳優出身のゼレンスキー氏は「ロシアとの対話による紛争終結」を掲げ、今年5月に大統領に就任。今秋以降、ロシアとの実質的な捕虜交換や前線からの兵力引き離しなどを進め、この日の会談にこぎつけた。

 ただ、両国の立場には溝も深い。東部での選挙へのロシアの干渉を懸念するゼレンスキー氏は「合意の履行順序を変更し、選挙に先立ってウクライナによる国境管理の回復が必要だ」との考えを示すが、ロシアは合意の完全順守を求めている。「選挙はウクライナ政府の管理下で実施されるべきだ」との同氏の主張にも、ロシアが同意することはないとみられている。

 ゼレンスキー氏は9日の会談後、「国境管理に関する問題は今日は解決できなかった」と説明。プーチン氏も「双方には合意の解釈をめぐる違いがある」と述べ、歩み寄りの困難さを改めて示唆した。

 ミンスク合意は当初からロシア側に有利な内容とされ、ウクライナ国内には「合意を履行すれば、実質的な独立地域を国内に抱えることになる」などとして破棄論も根強い。国内の民族派はロシアとの対話を進めるゼレンスキー氏への批判を強めている。公約とした生活水準の向上や経済再建も進まず、各種世論調査での政権支持率は軒並み下落傾向が続いている。

 ゼレンスキー氏は9日、「ウクライナは領土を譲らず、連邦制も取らない」と述べ、東部地域をめぐってロシアに譲歩しない姿勢を鮮明にした。しかしロシアが譲歩する可能性も低く、双方の対立が再び激化する恐れは消えていない。

1230チバQ:2019/12/10(火) 17:25:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191210-00000520-san-eurp
ウクライナ東部、年内に完全停戦 首脳会談で合意、親露派地域の扱いは解消できず
12/10(火) 10:22配信産経新聞
 【パリ=小野田雄一】ウクライナ東部で続く同国軍と親ロシア派武装勢力の紛争終結を協議するロシアとウクライナ、仲介役のフランス、ドイツの4カ国首脳会談が9日、仏パリで開かれた。4カ国枠組みによる首脳会談は2016年10月以来。プーチン露大統領とウクライナのゼレンスキー大統領による初の直接会談も行われ、年末までに停戦を完全実施することや捕虜交換などで合意した。ただ、親露派の実効支配地域の扱いをめぐる根本的な対立は解消されなかった。

 同日夕に始まった会談は深夜まで及んだ。会談後の共同記者会見などによると、15年2月にロシアと親露派、ウクライナ間で結ばれた「ミンスク合意」に基づく捕虜交換の今年中の完了▽親露派・ウクライナ軍双方の兵力の前線からの引き離しの継続▽次回の4カ国首脳会談の4カ月以内の実施-などで合意した。

 会見でマクロン仏大統領は「今日、多くのことが達成された」と評価。プーチン氏も「事態は正しい方向に進んでいる」とした。

 ただ、ミンスク合意の最大の焦点である親露派の実効支配地域の扱いをめぐっては進展がなかったもようだ。同合意では(1)停戦後に東部で選挙を行う(2)選挙後にウクライナは東部に高度な自治権など「特別な地位」を与える(3)東部とロシア間の国境の管理権をウクライナに回復させる-と規定。ウクライナ側には「特別な地位の付与は実質的な独立地域を国内に抱えることになる」「国境管理権の回復前に選挙を実施すればロシアによる選挙干渉を招く」との懸念がある。

 ゼレンスキー氏は会見で「ウクライナは領土を譲らず、連邦化もしない」と強調。国境管理権の回復をめぐる問題も「この日は解決できなかった」と明らかにした。プーチン氏も「ミンスク合意の一部には解釈の違いがある」と認めた。

 ウクライナ東部紛争は、親露派政権が崩壊した14年のウクライナ政変を機に、ロシアの支援を受けた親露派が武装蜂起して勃発。これまでに双方で1万3千人以上が死亡している。

1231チバQ:2019/12/31(火) 21:07:12
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019123000406&g=int
プーチン時代、20年に 大戦勝利重視、過去志向顕著―経済に不満・ロシア
2019年12月31日07時11分


ロシアのプーチン大統領=25日、モスクワ(EPA時事)
ロシアのプーチン大統領=25日、モスクワ(EPA時事)

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領がエリツィン大統領(当時)の電撃辞任により大統領代行に任命され、権力を握ってから31日で20年となる。長期政権に対する鬱憤(うっぷん)や経済低迷への不満が国民の間で募る中、プーチン氏はロシアの前身であるソ連の第2次大戦の勝利をたたえて求心力維持を図る姿勢を強めている。欧米との関係改善も進んでおらず、プーチン政権の2020年は停滞が続きそうだ。
 プーチン氏は12月、第2次大戦に関する自身の歴史認識をたびたび披露した。20日には旧ソ連構成国の首脳らの前で50分以上も持論を展開。24日の国防会議でも、ポーランドがナチス・ドイツの独裁者ヒトラーと「実際は結託していた」と述べ、ユダヤ人迫害に加担していたと主張した。ソ連の影響下にあった東欧でソ連軍をたたえる記念碑の撤去が相次いでいることについて「ヒトラーと対話したようなやからが今日、欧州をナチスから解放したソ連軍の記念碑を撤去している」と強く非難した。
ロシア大統領府が配布したソ連の対ドイツ戦勝75年をテーマにした2020年のカレンダー=29日、モスクワ
ロシア大統領府が配布したソ連の対ドイツ戦勝75年をテーマにした2020年のカレンダー=29日、モスクワ

 発言の背景には、20年5月にモスクワで開催される対ドイツ戦勝75年記念行事がある。プーチン政権は行事に並々ならぬ意欲を燃やしており、安倍晋三首相のほか、トランプ米大統領やマクロン仏大統領、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長らを招待。各国首脳を集めて大々的に行事を開催することで国内の求心力維持と対外関係の改善を図ろうとしている。
 第2次大戦の勝利を政権のよりどころとするプーチン氏の姿勢について、政治評論家フョードル・クラシェニンニコフ氏は有力紙ベドモスチに対し「20年間権力の座にあっても、プーチン氏は自らの内外政策を正当化する他のやり方を見つけられなかった」と指摘。「ロシアの未来のビジョンや自らの政権の業績を示すより、75年前の戦争の成果を守るために力を注ぐことを選んだ」と分析した。
 プーチン政権は北方領土の実効支配も「第2次大戦の結果」と主張している。政権が愛国心をあおる限り、新しい年も北方領土問題を含む日ロの平和条約締結交渉の進展は厳しそうだ。

1232チバQ:2020/01/08(水) 16:31:34
2846 :チバQ :2020/01/07(火) 10:14:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000033-kyodonews-int
クロアチア大統領選、元首相勝利 決選投票で現職抑え、安定化期待
1/6(月) 10:30配信共同通信
クロアチア大統領選、元首相勝利 決選投票で現職抑え、安定化期待
クロアチア大統領選の結果を受け、演説する社会民主党のゾラン・ミラノビッチ元首相=6日、ザグレブ(ゲッティ=共同)
 【ウィーン共同】旧ユーゴスラビアのクロアチアで5日、大統領選の決選投票が行われ、即日開票の結果、中道左派、社会民主党のゾラン・ミラノビッチ元首相(53)が、中道右派、クロアチア民主同盟の女性現職コリンダ・グラバルキタロビッチ氏を抑え勝利した。

 ミラノビッチ氏は「市民中心の普通の国」を掲げ、極右なども支持に回った現職に対抗。ユーゴ紛争の対立が残るセルビアやボスニア・ヘルツェゴビナとも協力的で、ミラノビッチ氏の勝利により、地域の融和と安定化に期待が高まりそうだ。

1233チバQ:2020/01/14(火) 09:18:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200113-00000019-kyodonews-int
アブハジア自治共和国大統領辞任 流血回避へロシア介入か
1/13(月) 10:08配信共同通信
 【モスクワ共同】ジョージア(グルジア)から一方的に独立を宣言しているアブハジア自治共和国のハジムバ大統領は12日、辞任すると表明した。大統領退陣を求めて首都スフミで抗議行動を強めていた野党勢力の要求に屈した。アブハジアに強い影響力を持つロシアが流血の事態を回避するため介入、ハジムバ氏退陣を実現させたようだ。

 アブハジア選挙管理委員会は同日、大統領選を3月22日に実施すると発表した。ハジムバ氏が出馬するかどうかは不明。

 アブハジアでは昨年9月の大統領選決選投票でハジムバ氏が僅差で野党党首を破ったが、最高裁が選挙結果を無効として新たな選挙実施を命じていた。

1234とはずがたり:2020/01/14(火) 15:27:06
野党も反ロシアって訳では無いのかな?

アブハジア自治共和国大統領辞任
流血回避へロシア介入か
https://this.kiji.is/589260084986250337?c=39550187727945729
2020/1/13 10:08 (JST)1/13 10:20 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 【モスクワ共同】ジョージア(グルジア)から一方的に独立を宣言しているアブハジア自治共和国のハジムバ大統領は12日、辞任すると表明した。大統領退陣を求めて首都スフミで抗議行動を強めていた野党勢力の要求に屈した。アブハジアに強い影響力を持つロシアが流血の事態を回避するため介入、ハジムバ氏退陣を実現させたようだ。

 アブハジア選挙管理委員会は同日、大統領選を3月22日に実施すると発表した。ハジムバ氏が出馬するかどうかは不明。

 アブハジアでは昨年9月の大統領選決選投票でハジムバ氏が僅差で野党党首を破ったが、最高裁が選挙結果を無効として新たな選挙実施を命じていた。

1235チバQ:2020/01/16(木) 09:17:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-00000001-mai-eurp
露次期首相にミシューシン氏指名 政界で無名に近い人物
1/16(木) 2:07配信毎日新聞
露次期首相にミシューシン氏指名 政界で無名に近い人物
ミハイル・ミシューシン連邦税務局長官=AP
 プーチン露大統領は15日、辞意を表明したメドベージェフ首相の後任として、ミハイル・ミシューシン連邦税務局長官を指名した。ロシア大統領府が同日、発表した。プーチン氏は2024年5月まで任期を残しているが、退任後をにらんだ動きを加速化させている格好だ。

 大統領府によると、プーチン氏は15日にミシューシン氏と面会し、次期首相に指名する意向を伝えたという。議会の承認を経て就任する。

 ミシューシン氏はロシア政界で無名に近い人物といえる。プーチン氏は税制に精通したミシューシン氏を登用することにより、経済政策に力を入れていく狙いとみられる。【モスクワ大前仁】

https://mainichi.jp/articles/20200116/k00/00m/030/004000c?inb=ys
露首相、内閣総辞職を表明 プーチン氏の任期後にらんだ動きか
毎日新聞2020年1月16日 00時27分(最終更新 1月16日 00時37分)
 ロシアのメドベージェフ首相は15日、内閣総辞職を表明した。また、プーチン大統領はメドベージェフ氏に対し、外交や国防問題を扱う安全保障会議で新たに設ける副議長に就任するよう提案したと発表した。プーチン氏の任期は2024年5月までで、今回の交代はプーチン氏の退任後をにらんだ動きの一つとみられる。

 今回の発表に先だってプーチン氏は15日に議会への年次報告演説を実施。下院に首相任命権を与えたり、他の政治機関に強い権限を持たせたりするために憲法を改正する必要があると訴えた。プーチン氏が24年に大統領を退任した後、下院議長などに転じて最高権力を維持するための下地作りを始めたのでは、との観測が出ている。プーチン氏は安全保障会議の議長も兼任している。

 プーチン氏は00年に大統領に初当選して2期8年を務め、08年から12年までは首相。同年に大統領に復帰した。憲法改正で大統領の任期が6年に延長されていたため、18年に再選されて現在は通算4期目の大統領職にある。ロシア国内では長期化する統治への倦怠(けんたい)感も出ていることから、プーチン氏は早めに退任後の体制作りに着手したともみられる。

 メドベージェフ氏は08年から12年まで第3代大統領を務めた後、プーチン氏と交代する形で首相に就いた。後任首相は明かされていない。【モスクワ大前仁】

1236チバQ:2020/01/16(木) 13:33:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/202001/CK2020010702000123.html
<民衆の叫び 世界を覆うデモ>(6)ロシア 愛国心、利用された

2020年1月7日 朝刊


モスクワで昨年5月9日にあった「不滅の連隊」で、父親の写真を手に参加したロシアのプーチン大統領(前列右から2人目)=タス・共同

写真
 首都モスクワの目抜き通りを埋めた人波は、いつ途切れるとも知れなかった。「ウラー(万歳)」と叫ぶ人々の胸に、思いが交錯する。親族を失った悲しみとファシズムに勝利した誇らしさと。

 昨年五月九日。旧ソ連がナチス・ドイツを倒した対独戦勝記念日に、戦没者と退役軍人の功績をしのぶ市民のパレード「不滅の連隊」がロシア全土で行われ、モスクワでは約七十万人が「赤の広場」などを練り歩いた。八年前に始まった愛国パレードは今や、国民的行事として根付いた。

 ロシアで第二次大戦の対独戦は「大祖国戦争」と呼ばれる。兵士だけで八百七十万人、民間人を含むと二千六百万人以上の死者を出し「戦争で無傷だった家庭はない」とさえいわれる。

 不滅の連隊は二〇一二年、西シベリアの都市トムスクで初めて行われた。当時は一握りの遺族が退役軍人の功績をたたえて自発的に行進した。これを国民の愛国心を鼓舞する一大官製運動に仕上げたのがプーチン政権だ。

 プーチン大統領は戦勝七十周年の節目となった一五年のパレードに初めて参加。戦死はしなかったが負傷した亡父の写真を持って先頭に立った。「父は自ら戦場を志願した」。プーチン氏は愛国者の姿をことさら強調した。その様子は国営テレビで中継され、政府系紙の一面も飾った。政権主導の愛国イベントになり、参加者の規模は年を追うごとに拡大していった。

 昨年は五百都市で参加者は一千万人規模となった。「曽祖父はドイツ兵に立ち向かい戦死しました」。赤の広場ではテレビ記者が向けたマイクに子どもがすらすらと応え、帰還しなかった父の遺影を抱き締めた女性はそっと目元を拭った。

 著名な民族派の評論家ニコライ・スタリコフ氏は「ロシア人の誰もが戦勝記念日に国民同士のつながりを強く意識するからだ」と盛り上がる理由を説く。

 デモの拡大に一役買ったのが黒とオレンジ色のしま模様の「ゲオルギー・リボン」だ。国営通信社が十五年前、大祖国戦争での国民の団結を市民に想起させようと配布、戦勝のシンボルとして人気を集めるようになった。

 モスクワでは昨夏、若者を中心に大規模な反政権デモが起きたが、プーチン政権は厳しく取り締まった。対照的に「不滅の連隊」でゲオルギー・リボンを胸元に飾る政府高官の姿からは、貧富の格差や政権への不満を「愛国心」でそらそうという思惑が透けてみえる。軍事評論家のアレクサンドル・ゴリツ氏は「官僚や政治家が、パレードをどこで何人規模で行うかなど、計画を(政権の指示通りに)こと細かく決めている」と指摘する。

 国民的キャンペーンになったことに違和感を覚える市民もいる。会社員のナタリアさん(28)は「大祖国戦争はロシアにとって神聖な記憶。政権のPRに使われるのはおかしい」と語るが、公の場での批判はタブーだ。幼児が軍服に身を包んで行進する様子を「カーニバル」とつぶやいた男性のツイッターは「非国民」とネット上でたたかれた。

 遺族の素朴な気持ちから始まり、いつしか政権に手綱を奪われた不滅の連隊。ゴリツ氏は冷ややかに分析する。「数年すれば市民は愛国心が政治家に利用されたことに気付く。そのとき(愛国)パレードの歴史も終わる」

 (モスクワで、小柳悠志)

1237チバQ:2020/01/17(金) 11:10:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200116-35148061-cnn-int

ロシア内閣が総辞職、プーチン氏の憲法改正案受け 権力維持に布石か


1/16(木) 10:30配信

CNN.co.jp



モスクワ(CNN) ロシアのメドベージェフ首相は15日、プーチン大統領が包括的な憲法改正を提案したことを受け、内閣総辞職を発表した。プーチン氏は改憲の提案により、大統領の任期満了後も権力を維持する布石を打った可能性がある。

プーチン氏は内閣の働きに感謝を示す一方、「全てが解決したわけではない」とも指摘。近い将来に各閣僚と会談する考えも明らかにした。総辞職する閣僚にはメドベージェフ首相自身も含まれる。

これに先立ち、プーチン氏は大統領の権限を縮小し、首相と議会の権限を強化する憲法改正案を提案していた。大統領の権限を議会に移すことで、ロシアで長年取り沙汰されていた権力構造の変化が起きる可能性がある。

プーチン氏の任期は2024年に終わる。批判派からは、プーチン氏が任期満了後も実権を維持するため、権限の強化された首相職に就任することなど、様々なシナリオを検討しているとの見方が出ている。

メドベージェフ氏は声明で、総辞職はプーチン氏の提案する改革に道を開くための措置だと示唆。プーチン氏の改憲案について「憲法条項の数々だけでなく、権力バランス全体にとって重大な変化」を示す内容だと指摘した。

ロシア大統領府によると、プーチン氏はメドベージェフ氏の後任にミハイル・ミシュスチン税務庁長官を指名した。

国営タス通信はボロディン下院議長の話として、下院が16日に次期首相についての審議と採決を行う予定だと報じている。

1238チバQ:2020/01/21(火) 11:17:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200121-00000506-san-eurp

プーチン露大統領、改憲法案を提出 猛スピードで権力機構を変更


1/21(火) 9:11配信

産経新聞



 【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領は20日、大統領や議会の権限見直しなどを含む憲法改定の法案を下院に提出した。下院は23日にも本格審議に入る。法案は、プーチン氏が15日の年次教書演説で提案した改憲に沿った内容。プーチン氏の大統領任期が2024年で切れるのをにらんだ国家権力機構の変更が、想定された以上の速度で進むことになる。

 法案は地方知事らで構成される大統領の諮問機関「国家評議会」について、「大統領が参加者を決定し、国家権力機関の機能調整や内外政策の方向を決定する」と新たに規定。プーチン氏が24年以降、新たな国家評議会のトップとして実権を保持するとの観測が強まりそうだ。

 法案にはこのほか、首相の任命権や閣僚の承認権を大統領から下院に移す▽大統領の任期を「連続2期まで」から「最大2期まで」に変更する▽大統領の専権事項だった情報機関トップらの任命に上院との協議を義務付ける-といった内容が盛り込まれている。

 プーチン氏は改憲に当たって国民の判断を仰ぐとしており、今後、国民投票の実施などについても議論されるとみられる。

1239チバQ:2020/01/21(火) 11:41:06
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200121-00325714-toyo-bus_all

動き出したプーチンによるポストプーチン戦略


1/21(火) 11:01配信

東洋経済オンライン







動き出したプーチンによるポストプーチン戦略


年次教書演説に向かうプーチン大統領(写真:ロシア、President's website)


 ロシア政局に激震が走った。1月15日、プーチン大統領は年次教書演説を行って、自らの3選の可能性を事実上排除し議会の権限を強化する憲法改正を、国民投票にかける考えを示した。そして、その日にメドベージェフ内閣を総辞職させた。ロシアの新聞には「プーチンによる1月革命」という見出しが躍った。メドベージェフ本人にとっても、閣僚たちにとっても晴天の霹靂だった。さらに、20日には早くも憲法改正草案を下院に提出した。

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 ロシアでは12月は31日まで働くが、新年の休暇、正月は長い。1月7日はロシア正教のクリスマス、14日が旧暦の正月である。旧暦の正月もロシア人にとっては大切だ。今年の休日は公式には8日までだが、14日までは休むのがロシア人一般の感覚だ。祝い酒の酔いも辛くなるというものだが、夏を求めてタイやエジプト、カリブ海で休暇を過ごす人も多い。1月のGDP(国内総生産)は12月に比べ半減する。

 だから大統領府が15日に年次教書演説を発表したのには、驚いた。閣僚や知事、議員の中にも海外休暇を短縮したり、キャンセルしたりした者も多かっただろう。年次教書演説は寝ぼけ眼で聞いていたロシアのエリートに活を入れる内容となった。
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 政治家としてのウラジーミル・プーチンの本質は天才的なポピュリストである。国民の気持ち、潜在的な欲求をつかみ取り、先手を打って政策をぶち上げ、世の中を動かす。

 ロシアの憲法改正では国民投票を必ずしも必要としない。しかし、敢えて国民投票にかけるのは、国民を扇動することでプロセスを主導的に動かすプーチン一流の手法だ。国民の変化への欲求を感じ取り、このまま停滞が続けば政治的に危険だと感じたため、自らポストプーチン体制への移行の幕を開けることに踏み出したのだろう。ロシアの政治プロセスを加速させる選択をした。
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■メドベージェフに対するプーチンの不満

 2018年3月の大統領選挙で、プーチンはロシア国民の生活を抜本的に改善する「ナショナルプロジェクト」を掲げて、76%という驚異的な得票率で当選した。これだけの支持が集まったのはプーチンの下での変化に期待したからだ。しかし、プーチンはメドベージェフ内閣を温存し、失望が広がった。さらに国民との対話なしに、突然、受給開始年齢を引き上げる年金改革に踏み切ったことは国民の広い階層に反発を広げ、大統領支持率の低下につながった。


 ドミトリー・メドベージェフは2008年にプーチンの後継として大統領に就任、メドベージェフ大統領とプーチン首相による双頭体制が始まった。その後2012年プーチン氏が大統領に復帰、メドベージェフ氏は大統領と首相のポスト交換する形で首相となった。双頭体制という権力のバランスはほどなくプーチン一強体制となった。プーチン&メドベージェフというコンビが10年以上続いてきたことで、ロシア政治は安定した。

 ただ、メドベージェフの周辺にはかつては体制内改革派が集結したが、その期待は2012年には裏切られ、次第に非効率的な指導者としての停滞が目立ってきた。
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 さらにプーチンがメドベージェフへの不満を募らせたのは、ナショナルプロジェクトに対して、面従腹背、「また親父さん、無理なバラマキを言っている」という姿勢であったことだろう。このままでは国民の信頼を完全に失う。プーチンの危機感がメドベージェフ更迭につながったのだろう。

1240チバQ:2020/01/21(火) 11:41:29

 ドミトリー・メドベージェフは2008年にプーチンの後継として大統領に就任、メドベージェフ大統領とプーチン首相による双頭体制が始まった。その後2012年プーチン氏が大統領に復帰、メドベージェフ氏は大統領と首相のポスト交換する形で首相となった。双頭体制という権力のバランスはほどなくプーチン一強体制となった。プーチン&メドベージェフというコンビが10年以上続いてきたことで、ロシア政治は安定した。

 ただ、メドベージェフの周辺にはかつては体制内改革派が集結したが、その期待は2012年には裏切られ、次第に非効率的な指導者としての停滞が目立ってきた。
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 さらにプーチンがメドベージェフへの不満を募らせたのは、ナショナルプロジェクトに対して、面従腹背、「また親父さん、無理なバラマキを言っている」という姿勢であったことだろう。このままでは国民の信頼を完全に失う。プーチンの危機感がメドベージェフ更迭につながったのだろう。


 プーチンは少子化対策のために家族への巨額のバラマキを計画している。正しい政策かどうかは別にして、そのバラマキによって経済を刺激して成長率3%を2021年にも達成したいとしている。徴税官としての有能さはよくわかったから、その能力を活かして、俺の言うとおりに、官僚的な手続きを排除して、国民に効率よくばらまけ、ということだろう。

■ミシュスチンは有能だがポストプーチンではない

 では、誰がポストプーチンの大統領になるのか?  そしてポストプーチンにおけるプーチンの立場は?  その問いへの明確な答えはまだ見えていない。
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 ミシュスチンのミッションはナショナルプロジェクトの実現にまい進することで、後継候補ではない。筆者は最初、2004年のフラトコフ、2007年のズブコフと同じ“つなぎ”の首相としての役割を担うのかと思った。彼らは政治的には無名なテクニカルな首相だった。

 だが、ミシュスチンはちょっと違う。プーチンはまさに有能な実務家として、彼の双肩にナショナルプロジェクトを委ねたのだ。今後のミシュスチン内閣がどのような成果を上げるかにもよるが、もしかしたらミシュスチンは本格的な首相でポストプーチン体制でも首相の任を継続させる意図があるのではないか。
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 では大統領の後継は誰なのか。プーチンが考える後継の条件は何だろうか。エリツィンに抜擢されたころの自分に照らし合わせているかもしれない。愛国者であること。安全保障と経済が分かること。大統領府と政府の少なくとも1つの要職を経験し、ロシアの権力の仕組みを理解し、動かせること。そして大統領として国民と対話ができて支持が得られること。

 かつてプーチンが2期目の任期が終わり、2008年に向かう中でメドベージェフとイワノフを副首相に登用して競わせたのと同様に、新内閣でプーチンが有望とみる中堅若手を重要閣僚に抜擢して競わせるかもしれない。私は、中央銀行総裁のエリヴィラ・ナビユリナや社会政策担当の副首相タチアナ・ゴリコワの可能性もあると考えてきた。この2人はプーチン好みの有能な官僚でしかも忠実だ。寝首をかくリスクはない。雷帝のあとは女帝で雪解けのイメージを出さないといけないだろう。これは半ば冗談だか。

1241チバQ:2020/01/21(火) 11:42:05

 プーチンは更迭したメドベージェフを安全保障会議の副議長というポストに据えた。新設したポストで担当は国防である。プーチンがメドベージェフを後継とする可能性はかなり低い。エリート及び国民のメドベージェフへの評価は否定的で、プーチンもそれを考慮するからだ。

 ただメドベージェフはプーチンにとって他の誰も持っていない価値、つまりすでに1期大統領を務めているという価値がある。ロシア憲法には大統領は「連続2期を超えて務めてはならない」という規定がある。プーチンは連続というこの規定を利用して2012年復帰したわけだが、今回の憲法改正ではこの「連続」という言葉を排除する改正を提案する。「大統領は2期を超えて務めてはならない」。プーチンが2024年に退陣すればその後大統領に復帰する可能性はなくなる。
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 メドベージェフもすでに大統領を1期務めているので、可能性は1期に限定される。つまり、まさにメドベージェフだけが“つなぎ”の大統領となれるのだ。メドベージェフに形だけ1期任せてその間に本格的な後継を育てるという方法だ。プーチンは恩義に厚い親分だ。大統領としてのメドベージェフにはいろいろ問題もあったが、プーチンを裏切らなかった。それに応えなければならないとプーチンは思うかもしれない。

 しかし、筆者はその可能性はかなり低いとみている。2011年夏、プーチンは外交で強い姿勢を示せないメドベージェフに「このままでは国が亡びる」と言い渡して大統領に復帰した経緯があり、今の厳しい国際情勢の下でつなぎの大統領を据えている時間の余裕はない、と考えるのではないか。
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■憲法改正で議会の権限を強化、大統領権限を縮小

 プーチン大統領が提案した憲法改正は、ロシアの政治システムを大きく変えるものだ。

 大統領任期の問題については年次教書演説では曖昧であった。だが、年末の内外記者会見でプーチン自らが憲法で改正すべき点として「大統領は連続2期を超えて務めてはならない」から連続を削除すると述べた。下院議会に送った憲法改正に関する草案でも「連続」を削除している。自らの3選の可能性を排除するものだ。

1242チバQ:2020/01/22(水) 15:48:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-00000015-mai-eurp

ロシア新内閣 経済の要・第1副首相にベロウソフ補佐官


1/22(水) 10:51配信

毎日新聞







ロシア新内閣 経済の要・第1副首相にベロウソフ補佐官


新内閣の閣議に現れたミシュスチン首相=21日、AP


 プーチン露大統領は21日、ミシュスチン首相が提出した組閣名簿を承認し、新内閣が発足した。経済政策の要となる第1副首相にはベロウソフ大統領補佐官が就任した。一方で、外交安保関係の閣僚は残留し継続性を重視した。

 ベロウソフ氏は大統領府で経済問題を担当していたが、今後、第1副首相として経済政策の指揮を執る。第1副首相と財務相を兼任していたシルアノフ氏は財務相のポストを継続。対日経済政策を担当したオレシキン経済発展相は閣外に去り、レシェトニコフ・ペルミ地方知事が後任に就いた。

 外交安保関係は、2004年から務めてきたラブロフ外相の交代説も流れたが留任。プーチン氏との関係が近く、国民人気も高いショイグ国防相も続ける。

 ロシアは国ぐるみでドーピングを隠匿したと判断されて、東京五輪・パラリンピックなどへの参加を禁じられている。担当のスポーツ相には国際大学スポーツ連盟(FISU)のマティツィン会長が就任。国際的な人脈を生かし、この問題に当たる模様だ。

 プーチン氏は新閣僚を集めた閣議で「バランスの取れた人材で構成されている。高い業績を達成できると確信している」と言明。新内閣にとって低成長が続く経済の拡大や国民生活の向上が課題となっていく。【モスクワ大前仁】

1243チバQ:2020/01/24(金) 10:40:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200123-00000110-jij-int

改憲法案、第1審議通過 プーチン氏権力維持へ異例の速さ ロシア下院


1/23(木) 20:35配信

時事通信







改憲法案、第1審議通過 プーチン氏権力維持へ異例の速さ ロシア下院


ロシアのプーチン大統領=19日、ベルリン(AFP時事)


 【モスクワ時事】ロシア下院は23日、プーチン大統領が提出した下院の権限強化や政治機構改革を柱とした憲法改正法案を審議し、第1読会(3段階審議の1番目)で承認した。

 プーチン氏は15日の年次教書演説で改憲を提案。20日には改憲案を下院に提出しており、異例のスピードで改憲に向けた手続きが進んでいる。ウォロジン下院議長によると、第2読会は2月11日に開かれる。

 改憲の提案はプーチン氏が2024年の任期終了後も権力を維持するための布石と受け止められている。法案は首相や閣僚の任命権を下院に付与するほか、大統領任期を「通算2期」と規定し、2期終了後に首相などに一度転じてから再出馬できないようにするなど、大統領に対する制約を強める内容になっている。

 また、現在は地方知事らで構成する大統領諮問機関にすぎない「国家評議会」を「内政や外交の基本方針を決める」政治機構に格上げすることも盛り込まれている。そのため改憲はプーチン氏が下院議長や国家評議会トップの座に就いて「院政」を敷くための基盤づくりという見方がある。

 一方でプーチン氏は22日、「ロシアにとって強い大統領制は必要だ」と述べた。議院内閣制への移行にも否定的見解を示しており、真意は読み切れない。

 政治機構に関する改憲には、下院の3分の2と上院の4分の3の賛成のほか、州や地方など連邦構成主体の3分の2の議会の承認が必要。また、プーチン氏は改憲の是非を国民に問う方針を示しており、地元メディアは4月12日に国民投票が実施される可能性があると報じた。

1244チバQ:2020/01/28(火) 11:39:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200127-00000544-san-int

ロシア、プーチン批判勢力が攻勢強める 政権側はスピード改憲で対抗


1/27(月) 16:28配信

産経新聞



 【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領が改憲案を提示したことについて、政権の批判勢力は支持基盤拡大の好機ととらえ、「改憲はプーチン体制の永続化につながる」などと攻勢を強めている。これに対し、政権側は異例の速さで改憲を実施する意向だ。批判勢力が改憲阻止へ“共同戦線”を張る前に改憲を済ませ、プーチン氏あが狙う権力構造の変更を早急に既成事実化する狙いがあるとみられている。

 改憲案はプーチン氏が15日の演説で提示した。プーチン氏の狙いは、2024年に控える大統領退任後も実権を保持することにあるとの見方が支配的だ。

 これに対し、反体制派指導者のナワリヌイ氏は20日、自身のウェブサイトで「プーチン氏は永遠に指導者の座にとどまろうとしている」と指摘。「プーチン氏によるこれ以上の権力簒奪(さんだつ)を防ぐ必要がある」とし、抗議デモの実施や選挙闘争を行う方針を示した。

 ナワリヌイ氏は昨年9月のモスクワ市議会選で、有力野党系候補に政権批判票を集中させる「賢い投票」戦術を呼びかけ、与党側の議席減に導いた。今年9月の統一地方選や来年の露下院選でも同様の戦術で、改憲によるプーチン氏の権力保持を牽制(けんせい)する考えだ。

 一方、リベラル政党ヤブロコの創設者、ヤブリンスキー氏は19日、自身のサイトで「党独自の作業部会を設置し、別の改憲案を作成して国民に提示する」と表明。プーチン氏の政敵として長年獄中にあった元石油王、ホドルコフスキー氏も19日、フェイスブックで、改憲阻止のために改憲の及ぼす影響を分析して国民に提示する「憲法会議」を創設すべきだと訴えた。

 ただ、各勢力は政権主導の改憲を防ぐべきだとの主張で一致しているものの、方法論はさまざまで、共闘の動きも現時点では出ていない。その背景には、プーチン氏の真意や改憲後に権力構造がどう変わるかといった見通しが必ずしも明瞭でないことがある。

 そうした中、政権側は異例の速度で改憲を実現する方針だ。改憲案は20日に下院に提出され、23日に第1読会(3段階審議の1番目)を通過。第2読会は2月11日に予定され、改憲の是非を問う国民投票も4月までに行われるとの観測が出ている。露専門家は「政権側の狙いは、批判勢力が結集したり、改憲の本質について国民の理解が追いたりする前に改憲を行うことだ」と指摘している。

1245チバQ:2020/02/10(月) 10:01:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200210-00000005-jij-int

総選挙、与党が勝利 アゼルバイジャン


2/10(月) 6:42配信

時事通信







総選挙、与党が勝利 アゼルバイジャン


9日、バクーで、総選挙の投票を行うアゼルバイジャンの人々(EPA時事)


 【バクーAFP時事】旧ソ連の産油国アゼルバイジャンで9日、総選挙の投票が行われ、出口調査の結果によると、アリエフ大統領の与党「新アゼルバイジャン」が125議席中69議席を確保する見通しとなり勝利した。

 野党「ミュサワト(平等党)」は、事前に記入済みの用紙が詰まった投票箱、同じ人物による繰り返しの投票が横行し「徹頭徹尾、不正選挙だ」と非難した。

1246チバQ:2020/02/16(日) 22:42:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200216-00000016-jij-int
大型国家事業に注力 ロシア経済回復のカギ ミシュスチン首相、就任1カ月
2/16(日) 7:14配信時事通信
 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領が起用したミシュスチン首相が就任してから16日で1カ月となる。

 ロシアは欧米の制裁などで経済が停滞。ミシュスチン氏はプーチン氏が経済回復のカギと位置付ける大型国家事業を着実に遂行する姿勢をアピールし、手堅い政府運営を行っている。

 ミシュスチン氏が中心となって取り組むのが大型国家事業「ナショナルプロジェクト」。インフラ整備や教育、保健、人口増加、デジタル経済など13分野で2024年までに官民で約26兆ルーブル(約45兆円)を投じる。18年に通算4期目に入ったプーチン氏が景気浮揚のために打ち出した目玉施策だ。

 しかし、メドベージェフ前内閣では実施の遅れが目立った。19年のロシアの国内総生産(GDP)速報値は前年比1.3%増と、伸び率は18年の2.5%増から鈍化した。国家事業の実現の遅れがメドベージェフ前内閣の総辞職の引き金になったとみられている。

 こうした事情もあり、ミシュスチン氏は1月末の閣議で、国家事業に関して「遅れや失敗があってはならない」と強調。「(事業を)最高の水準で実現しなければならない。国民が期待している」とハッパを掛けた。

 連邦税務局長官時代に納税電子化を推進したミシュスチン氏は、IT技術に詳しい。国家事業の進捗(しんちょく)状況をオンラインで監視するシステムの構築を提案するなど独自色も出しつつある。

 独立系世論調査機関レバダ・センターの調査によると、ミシュスチン氏の支持率は48%で、不支持率は37%。メドベージェフ前首相は最終的には支持(38%)より不支持(61%)が上回っていたので、首相交代は今のところ好意的に受け止められているようだ。

1247チバQ:2020/03/02(月) 10:25:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200301-00000026-jij-int

右派野党が勝利、政権交代へ スロバキア総選挙


3/1(日) 9:48配信

時事通信







右派野党が勝利、政権交代へ スロバキア総選挙


2月29日、西部トルナバで、取材に応じるスロバキア新興右派野党「OLANO(普通の人々)」のマトビッチ党首(AFP時事)


 【ベルリン時事】スロバキアで2月29日、国民議会(一院制、定数150)選挙が行われ、地元メディアの出口調査によると、新興右派野党「OLANO(普通の人々)」の得票が中道左派与党「スメル(道標)」を大幅に上回り、勝利を確実にした。

 連立交渉を経て、OLANOによる政権交代が実現する見通しとなった。

 スロバキア政界とマフィアの癒着を追及していた男性記者とその恋人が殺害された事件が2018年2月に発生して以降、スメルと政権への不信は拡大。「マフィアを共に破ろう」とスローガンを掲げ、汚職一掃を訴えたOLANOが政権への批判票を取り込んだとみられる。

1248チバQ:2020/03/02(月) 18:41:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200301-00000027-jij_afp-int.

スロバキア総選挙、野党「普通の人々」が勝利 記者殺害事件が影響


3/1(日) 16:16配信

AFP=時事







スロバキア総選挙、野党「普通の人々」が勝利 記者殺害事件が影響


スロバキアのルチェネツで開かれた国民議会選の選挙集会に登場した中道右派野党「OLANO(普通の人々)」のイゴール・マトビッチ党首(2020年2月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】スロバキアで2月29日、国民議会(一院制、定数150)総選挙が行われ、汚職一掃を掲げた中道右派野党「OLANO(普通の人々)」が勝利を確実にした。汚職疑惑を追及していた記者が2018年に殺害された事件への有権者の強い反発が決定的要因になった。

【動画】スロバキア記者殺害、各地で追悼デモ 婚約者は花嫁衣装で埋葬

 調査会社フォーカス(Focus)が民放テレビ、マルキーザ(Markiza)の委託で行った調査によると、OLANOの得票率は25.8%と、中道左派与党「スメル(Smer、道標)」の14.9%を上回った。リベラル系「進歩的なスロバキア」と「一緒に」の政党連合(PS/Spolu)は9.7%で3位に付けた。アナリストの間では、OLANOが一部野党との連立を検討する選択肢が出てくるとの見方が広がっている。

 OLANOのイゴール・マトビッチ(Igor Matovic)党首は、選挙に勝利したら直ちに汚職の取り締まりに乗り出すと公約し、18年の殺人事件をめぐる有権者の怒りに訴えかけた。事件では政界とイタリア系マフィアの癒着疑惑を取材していた記者のヤン・クツィアク(Jan Kuciak)氏が婚約者のマルティナ・クシュニーロバ(Martina Kusnirova)さんとともに殺された。政界とつながりを持つ実業家が2人の殺害を指示した疑いがあり、公人の不正に対する国民の怒りがこの事件に集中した。

 事件をきっかけに共産政権時代以降で最大規模の反政府デモが行われ、ロベルト・フィツォ(Robert Fico)首相(当時)が辞任に追い込まれた。後任の首相には、同じスメル所属のペテル・ペレグリニ(Peter Pellegrini)氏が就任していた。

 出口調査の結果で選挙の勝利が確実になると、マトビッチ氏は記者団に対し、「クツィアク氏とクシュニーロバさんの死がスロバキアを目覚めさせた」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

1249チバQ:2020/03/02(月) 19:38:57
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020030101001536.html
スロバキア総選挙、野党が躍進 政権汚職を追及、刷新に期待

2020年3月1日 16時04分


 【ウィーン共同】東欧スロバキアで2月29日、国民議会(一院制、定数150)総選挙が投開票され、長期政権の汚職を追及、撲滅を訴えた野党「オラノ」(普通の人々)が躍進、第1党の勢いとなった。オラノを中心とする野党の連立政権協議が進む見通しで、与党の中道左派「スメル」(道標)は下野を迫られる。

 スメルは2006年以降、通算約12年間にわたり政権を握ったが、汚職が横行し司法も弱体化。18年には政権中枢の汚職疑惑を追及していたジャーナリストが婚約者と共に殺害される事件もあり批判が拡大、政治刷新の要求も高まっていた。

1250チバQ:2020/03/04(水) 10:19:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200304-00000034-jij-int

ウクライナ首相更迭か 与党議員ら証言


3/4(水) 9:07配信

時事通信







ウクライナ首相更迭か 与党議員ら証言


ウクライナのホンチャルク首相=2日、キエフ(AFP時事)


 【キエフAFP時事】ウクライナのホンチャルク首相が更迭されたもようだ。

 ゼレンスキー大統領出席の3日の与党会合で明かされたと議員らが証言した。

 ホンチャルク氏は1月、ゼレンスキー氏を批判した音声がネット上に流出した疑惑を受け辞意を漏らしていた。

1251チバQ:2020/03/12(木) 11:34:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200312-00000504-san-int

露改憲法案、上下両院を通過 「プーチン体制永続」に懸念


3/12(木) 0:12配信

産経新聞



 【モスクワ=小野田雄一】ロシア下院は11日、憲法改正法案を審議する3度目の読会(本会議)を開き、プーチン大統領の5選出馬を可能にする改憲法案を可決した。法案は同日、上院でも可決され、上下両院を通過した。プーチン氏の出馬制限を撤廃する条文が突如、10日の下院第2読会で盛り込まれたのを受け、露反体制派やリベラル系メディアはプーチン体制永続化への懸念を強めている。

 改憲法案は翼賛体制の上下両院で圧倒的多数の賛成を得た。今後、地方議会での承認などを経て成立し、4月22日に予定される「国民投票」で投票者の過半数が支持すれば発効する。

 下院の第2読会は10日、「新憲法の発効後、それ以前の大統領の任期を帳消しにする」との規定を新たに盛り込んだ改憲法案を承認した。プーチン氏は同日、第2読会での演説で「今日のロシアには(政権交代よりも)安定が重要だ」と述べ、5選への意欲をほのめかした。

 プーチン氏は現行憲法の任期制限で2024年の大統領選に出馬できないはずだった。改憲が成立すれば、同氏が24年以降も最大で2期12年間、大統領を務める可能性が出てくる。

 11日付の露主要紙は一連の動きを大々的に報道。リベラル紙ノーバヤ・ガゼータは「改憲の意義が失われた」と指摘したほか、経済紙ベドモスチも「君主制に近くなる」と懸念した。

 露反体制派団体幹部のイワン・ジダノフ氏はツイッターで10日、「これは憲法クーデターだ」と批判し、賛同を広げた。モスクワ市が10日、新型コロナウイルス対策を名目に4月10日まで参加者5千人以上のイベント開催を禁止したことに対しても、インターネット上で「抗議デモ封じだ」との批判が起きている。

 プーチン氏は1月15日の年次教書演説で、大統領が持つ首相の任命権を下院に移譲するなど大統領権限を弱める改憲を提案。同氏が大統領退任後、新憲法に明文化される国家評議会の議長や下院議長などとして実権を保持するとの観測が強まった。しかし同月20日にプーチン氏が提出した改憲法案は大統領に首相任命権を残すなど、演説時の提案よりも大統領の権限が強く残る内容となっていた。

 プーチン氏は下院第2読会での演説で、経済や安全保障上の安定のために「強力な大統領による(権力の)垂直構造が絶対に必要だ」などと述べた。

1252チバQ:2020/03/12(木) 11:46:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200311-00000160-jij-int

プーチン大統領続投、急浮上 改憲に突然の提案 ロシア


3/11(水) 20:36配信

時事通信







プーチン大統領続投、急浮上 改憲に突然の提案 ロシア


10日、ロシア下院で演説するプーチン大統領(EPA時事)


 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領(67)は10日、2024年予定の次期大統領選への自らの出馬を可能とする憲法改正法案に同意する考えを表明した。

 プーチン氏は今年に入り、政治機構改革を盛り込んだ憲法改正を提案。24年に任期満了を迎えるプーチン氏が「院政」を敷くための布石と受け止められてきたが、結局はプーチン氏が大統領に居座り続ける可能性が急浮上した。

 プーチン氏が同意した法案は、改憲時に現職大統領と大統領経験者のそれまでの在任期間を「リセット」し、任期に含まないという異例の内容。10日の下院本会議で、世界初の女性宇宙飛行士で政権与党「統一ロシア」に所属するテレシコワ議員が突然提案した。

 現行憲法は大統領任期を「連続2期」までと定めているほか、プーチン氏の改憲案も「通算2期」までとしていた。2000年から大統領を2期務め、12年の復帰後も既に2期目に入っているプーチン氏は、次期大統領選に立候補できないはずだったが、在任期間リセットとなれば出馬できるようになる。

 テレシコワ氏の提案を受け、プーチン氏は下院で演説。4月22日の全国投票で改憲法案が支持され、憲法裁判所も違憲でないと判断すれば、リセットは可能だと表明した。提案を踏まえた改憲法案は下院で直ちに承認された。

 プーチン氏の同意には予兆もあった。同氏は1月の改憲提案後も「ロシアに強い大統領制は必要だ」と繰り返し表明。権限強化を提言した「国家評議会」の議長への転身にも否定的見解を示していた。カーネギー財団モスクワ支部のトレーニン所長はツイッターで「プーチン氏は24年の再出馬を最終的に決めたように思える」と指摘した。


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