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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1とはずがたり:2008/11/01(土) 06:18:51
地方路線の廃止問題,要らない空港,ハブ空港整備,航空会社再編等話題豊富な空のスレ。
公共交通綜合スレとなってた鉄道スレhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/から満を持して独立します。

飛行機製造に関しては引き続き重工スレへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1136692559/l40

3807チバQ:2012/07/17(火) 20:04:26
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120717/plt1207170848002-n1.htm
国交省がANAにカンカン!JAL再上場で永田町に不穏な動き2012.07.17
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羽田空港を出発する日本航空機とスポットに並ぶ全日空機【拡大】
 国土交通省が全日本空輸(ANA)にカンカンだ。「ANAが自民党議員をたきつけ、日本航空の再上場に向けた作業の妨げになっている」(同省関係者)というのだ。実際、同党の航空問題プロジェクトチーム(PT)は今月13日、日本航空(JAL)の再上場に反対する決議を採択。あろうことか、JAL破綻の元凶の1つとなった「地方路線の拡大」を維持するよう求めているから、開いた口がふさがらない。

 「JALの経営上の問題点を指摘するような資料が自民党議員にまかれている。私のところにもその資料が来たが、ANAもちょっとやりすぎだよ」と明かすのは、自民党中堅議員。

 こうした資料が民主ではなく、自民にまかれる背景には、何があるのか。先の同党議員が次のように解説する。

 「JALは今年9月にも再上場を果たす予定だ。再上場はJAL再建の“成功”を意味する。それはとりもなおさず、民主党のJALの処理手法が正解だったことを表す。これには自民党もANAも面白くない。利害関係が一致するから自民党議員にバラまかれたのだろう」

 自民では今月13日、航空問題PTがJALの再上場に反対する決議を採択。決議では、政府に対し、日航と全日空が公平な競争ができるようガイドラインを設けることや、地方路線を維持するための支援などを求めている。

 その航空問題PTでは、ANAびいきととられても仕方がないような意見も飛び交う。例えば、今月6日に自民党本部で開かれた会合では次のような意見が出た。

 「JALの筆頭株主をANAにするとか、優先的に株をたくさん買わせるとか、あるいは今の発着枠をANAに優先的に傾斜配分するとか、こういうことをやらないと」

 「(JAL)上場はさせたらダメです」

 「参議院の消費税法案もあれば、特例公債法もあるでしょうから、それを通す条件に(民主はJALの)再上場を止めろくらいのことはやらないと」

 過激発言のオンパレード。会合の終わりにはさらに過激な発言が飛び出し、国交省関係者が表情を曇らせた。

 「(国交省航空)局の皆さまはご苦労さまですが、(JALを再上場させるなど)あまり舐めるといかんぞ、ということを(航空局の)幹部に伝えるように。そうでないと大変なことになってしまいますよ。そこの認識が甘いと、もしかしたら秋、あるいは春以降の選挙の後、(航空局は)覚悟をしてもらわないとならなくなりますよ」

 JAL再上場で自民のいうことを聞かないと、次の選挙で自民が与党に返り咲いてから大変な目にあうことになると言っているのである。

 ヘロヘロの野田民主党を横目に、自民には与党返り咲きムードが強く漂っているようだ。

3808チバQ:2012/07/17(火) 21:40:08
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120717/bsd1207172020011-n1.htm
関空ようやく3億人 増加スピード鈍化もLCCで巻き返し2012.7.17 20:20
 関西国際空港を運営する新関西国際空港会は17日、関空の旅客数が6月に3億人を突破したと発表した。平成6年9月の開港から17年9カ月での達成だが、増加スピードは徐々に落ちている。関空では、今春以降に相次いで就航した格安航空会社(LCC)を中心に航空需要の拡大を狙う。

 内訳は国際線が6割強の1億8900万人、国内線が4割弱の1億1100万人。1億人の達成は開港後5年4カ月、1億人から2億人までは5年10カ月と5年強で達成したが、3億人までの1億人は6年7カ月を要した。6年以上を要したのは「新型インフルエンザや東日本大震災などが影響した」(担当者)ためとみられる。

 この日発表した6月の旅客数は国内線・国際線合わせて前年同月比25%増の128万人。前年実績を上回ったのは9カ月連続で、関空では「震災からの戻りは堅調」と今後の利用増に期待を寄せている。

3809チバQ:2012/07/17(火) 21:40:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012071700931
択捉の新空港、13年供用開始=国際線就航も−ロシア当局者
 【モスクワ時事】ロシア極東サハリン州の当局者は17日、北方領土・択捉島で新たに建設中の空港が2013年にも供用開始となると明らかにした。インタファクス通信によると「国際空港」として整備されており、国際線が就航すれば、ロシアの実効支配は一段と強化され、日本の反発を呼びそうだ。
 供用が始まるのは第1期工事分。中型旅客機が離着陸可能な滑走路(1800メートル)などの整備が最終段階にあり、同当局者は「今冬にかけてターミナルビルの工事も終える」としている。一方、第2期工事分の滑走路(2400メートル)も14年に完成予定だ。(2012/07/17-20:08)

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3810チバQ:2012/07/17(火) 22:51:55
大韓かアシアナがソウル択捉便就航させそうだなあ

3811チバQ:2012/07/20(金) 20:26:37
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120719/biz12071921070022-n1.htm
米航空会社「再編の夏」 アメリカン航空、合併へ舵−USエアもラブコール
2012.7.19 21:06 (1/2ページ)
 【ワシントン=柿内公輔】経営再建中のアメリカン航空をめぐる再編が加速してきた。自主再建に苦しみ、合併戦略にかじを切ったためで、支援先の最有力と目されるUSエアウェイズのパーカー最高経営責任者(CEO)は18日、「準備はできている」と買収に強い意欲を示した。

 ただ、両社が組むことで、提携するエアラインでつくる世界の航空連合に“ねじれ”が生じることになり、日本航空、全日本空輸にも影響が出そうだ。

 「経済成長が鈍化し、航空産業も元気がない。強く競争力のあるエアラインをつくりたい」。ワシントン市内で開かれたイベントで、パーカー氏はアメリカン買収への熱い思いを語った。

 米航空業界でUSエアウェイズは5位だが、3位のアメリカンと統合すれば、首位のユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスを抜き、世界最大手の地位を手にできる。投資会社と組んでの共同買収も検討中と伝えられている。

 しかも、ラブコールを送る相手に風向きの変化があった。アメリカンの親会社AMRのホートン会長兼CEOは今月10日、従業員に宛てた書簡で、「合併を含む選択肢を検討する」と明かした。

 昨年11月に連邦破産法第11条を申請して以降、経営陣は自主再建にこだわってきたが、労働組合や債権者から「合併も検討すべきだ」と迫られていた。

 18日に発表した4〜6月期決算も2億4100万ドル(約190億円)の最終損失。7四半期連続の赤字となり、リストラ費用が膨らんでいる。

 ただ、アメリカンに食指を動かしているのはUSエアウェイズだけではない。業界2位のデルタ航空をはじめ、複数の航空大手が買収や提携を模索している。

 世界の航空連合では、アメリカンと日本航空は「ワンワールド」、USエアウェイズと全日本空輸は「スターアライアンス」、デルタは「スカイチーム」に属している。

 アメリカンがどの航空会社と組むかによって、日本の航空会社の経営にも影響は避けられず、再編の行方に注目が集まりそうだ。

3813チバQ:2012/07/20(金) 20:27:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012071900772
格安航空会社が「ブラックリスト」=乗客の搭乗拒否−中国




 【北京時事】19日付の中国紙・新京報によると、日本にも運航している中国の格安航空会社「春秋航空」が、出発の遅れに激しく苦情を申し入れるなどした乗客を対象に「ブラックリスト」を作成していたことが分かった。リストに記載されると搭乗を拒否されるという。
 ある女性乗客は4月末、上海発ハルビン(黒竜江省)行きの春秋航空便の離陸が8時間以上遅れたことから、他の乗客と共に賠償を要求。受け入れなければ搭乗を拒否すると主張した。交渉の結果、春秋航空側は一部乗客に1人当たり200元(約2500円)を補償した。
 この女性が6月末、ネット上で春秋航空便の予約ができなかったため問い合わせたところ、同社側は「補償を受け取っていたらブラックリストに入っている」と回答したという。(2012/07/19-17:47)

3814名無しさん:2012/07/20(金) 20:34:47
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=54212

エアアジアX、成田就航など路線拡充に意欲−13年度、地方路線も

2012年7月19日(木)





D7のA330-300型機 エアアジアX(D7)は2013年度中に、成田空港への就航や関空路線のデイリー化、成田と関空以外の地方空港への就航など日本路線の拡充を計画している。このほど本誌の単独インタビューに応じたD7最高経営責任者(CEO)のアズラン・オスマンラニ氏とD7日本支社長の坪川成樹氏が語ったもの。

 成田空港は、全日空(NH)と共同で設立したエアアジア・ジャパン(JW)が拠点とする計画で、D7の成田就航はJWとのシナジー効果をねらうもの。オスマンラニ氏は「深夜早朝の時間帯に限定されるとJWとの接続がうまくいかないが、成田空港側も路線網拡充をめざしており、スロットを拡大しようとしている。昼間時間帯のスロットが得られれば、喜んでデイリーで就航したい」と明言した。

 成田就航時の羽田線の位置付けについては、「羽田のデイリー運航も維持する」と説明。成田路線はJWとの接続による日本各地とマレーシアやマレーシア以遠間の移動需要を取り込み、羽田線は東京圏の海外旅行、またはインバウンドの需要に焦点を当てる考えだ。

D7最高経営責任者のアズラン・オスマンラニ氏 このほか、地方路線については坪川氏が「福岡ないし中部空港」を検討していると説明。現在は具体的な話し合いを進めているところという。

 なお、現在の日本路線における日本人旅客の比率は、羽田線が55%から60%、関空線が45%から50%。直販比率は時期にもよるものの最大8割程度だが、「2割でも1機あたり約80席」(坪川氏)であり、今後も継続的にプロダクトやサービス品質の高さをアピールするとともに、アマデウス経由で予約可能な利便性を訴えて旅行会社の販売を促進していく方針だ。

3815とはずがたり:2012/07/21(土) 23:13:57

'12/7/19
岩国空港1番機、早くも人気
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201207190041.html

 12月13日に開港する岩国市の岩国錦帯橋空港(愛称)の1番機への関心が、早くも高まっている。ダイヤや運賃などが未定の現時点で、利用予定者からの問い合わせが相次ぎ、旅行代理店は、ツアー商品づくりなどの検討を始めている。

 「6月8日に開港日が決定し、既に団体客計100人以上から、初日の便に乗れないかという問い合わせがある」。スカイツアーズトラベルプラザいわくに(同市今津町)の亀岡法芳社長(53)は驚きを隠さない。

 同空港には全日空が120〜170人乗りの小型機で1日4往復の就航を予定。亀岡社長は「確保できる席数も分からず、どうしようもないが、かなりの需要の表れだ」と期待をみせる。

 防長トラベル(周南市)によると、JR岩国駅前の岩国支店(岩国市麻里布町)では「1番機に乗りたい」と来店し、旅行パンフレットや冊子を探す顧客も。「開港初日のツアーを模索してはいるが、人気が高すぎて席数が確保できなければ難しい」とする。

 このほか、南岩国町に支店を持つJTB中国四国(広島市中区)には、岩国発の旅行商品の問い合わせが入り始めた。「ダイヤや運賃が未定では商品をつくれない」としながらも、「需要の高さから、関東圏のツアー商品と、羽田空港経由の北海道旅行などの商品は検討している」と明かす。

 全日空は、通常は運賃など決定後、旅行会社への席配分などをし、就航の2カ月前に航空券を発売する。国土交通省にダイヤや運賃の認可申請をして、8月中旬から下旬に発表するとしている。

3817チバQ:2012/07/22(日) 22:59:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120722-00000043-mai-bus_all

<格安航空>不便も同乗…はや露呈、芋づる式欠航
毎日新聞 7月22日(日)21時33分配信


拡大写真
7月3日に国内線に就航したジェットスター・ジャパンのエアバスA320型機(右)と8月1日に就航するエアアジア・ジャパンのA320(左)=成田空港で2012年7月14日、早川健人撮影

 来月1日に全日本空輸子会社の格安航空会社(LCC)、エアアジア・ジャパンが就航し、夏の行楽シーズンに日系3社がそろい踏みする。関西国際空港を拠点に3月に就航した同じ全日空系、ピーチ・アビエーションの搭乗率は5月末の集計で平均77%となり比較的快調な滑り出しだが、今月就航したジェットスター・ジャパンが就航初日から欠航を出すなど「格安」と引き換えにした「不便さ」も見えてきた。海外で普及が進んだLCCは日本に定着し、空の価格破壊をもたらすのか。現状を探った。【宇田川恵、桐野耕一】

 今月3日の就航初日に欠航便を出す事態になったジェットスター。同社によると、原因は最終便に使う航空機で、搭乗手続きなどの遅れが少しずつ重なったことだった。

 欠航したのは新千歳発成田行き最終便で、午後8時40分に新千歳を出発予定だった。

 航空機は同日午後1時27分、まず成田から福岡に定刻より17分遅れで出発。しかし、折り返して福岡を出発する便の遅れは40分に拡大した。成田に戻って新千歳に向かう便では、空港混雑による離陸待ちも加わり、午後6時半の出発予定が午後7時56分と1時間半近い遅れになった。新千歳に着いたのは定刻より1時間22分遅れの午後9時32分で、機内清掃などをすませて折り返しても、成田の飛行禁止時間となる午後11時までに到着できなくなったため、欠航を決めた。

 同社は、チェックインをすませた乗客の搭乗確認や、機体への給油作業などに予想以上の時間がかかったためと話し、「業務の基本動作に大きなミスがあったわけではない」と説明する。

 しかし、LCCならではの弱点があったことは否めない。

 ジェットスターでは、航空機が空港に到着してから出発するまでの運航間隔が約30分で、日本航空などの大手より15分ほど短い。この短時間に機内清掃から機体の給油・点検、乗客の荷物搬入や搭乗確認までスピーディーにこなす必要がある。一つ作業が滞ると、芋づる式に遅れが広がりやすいのだ。

 多くの航空機を保有する大手航空会社では、前の便の到着が大幅に遅れる場合、別の機体を手配して欠航を防いでいる。しかし、LCCは少ない航空機を使い回してコストを切り下げているため、急な機体手配は難しい。

 3機の保有で1日12便を運航するジェットスターの広報担当者は「就航初日は社員の緊張や不慣れで、乗客の乗り降りをはじめ作業全般が遅れた」と釈明するが、12日も燃料ポンプに不具合の表示が出て発着が遅れ、新千歳発成田行きの最終便が欠航した。同社は23日から一部ダイヤを20分繰り上げるが、就航初日の最終便に搭乗予定だった東京都の男性は「もうジェットスターの最終便には乗りたくない」と不信を口にする。

 先陣を切ったピーチも軽微なトラブルによる欠航が続いた。3月28日に長崎空港で、客室乗務員が誤って脱出用シュートを作動させ、新品に交換する整備が必要になって運航を中止したのが一例だ。同社は部品の保管を最小限に削っているため、新しいシュートの取り寄せに時間がかかり、発生から3日間で計13便が飛ばなかった。

 同社の広報担当は「1機に不具合が出れば複数の便が欠航するのはLCCの宿命」と利用者の理解を求めている。

 航空行政に詳しい早稲田大アジア研究機構の戸崎肇教授(公共経済学)は「2社のトラブルとも典型的なLCCの問題が出た。利用者はそういった特徴に留意してLCCを利用する必要がある」と指摘している。

3818チバQ:2012/07/22(日) 22:59:46

 ◇成長へ課題…発着枠・コスト

 LCCは世界の空ですでに3割のシェアを握っている。日本ではなぜ出遅れたのか。

 LCCは約30年前、米国で誕生した。きっかけは1970年代後半に加速した航空自由化だ。78年に航空会社規制緩和法が制定されたことで、航空会社が運賃を自由に設定できるようになり、格安競争が激化。元々国土が広く航空需要が大きいため急速に普及した。その後欧州やアジアにも拡大、マイカーや長距離バスの利用で航空機に乗ったことがない新たな顧客を掘り起こした。

 一方、日本でLCCが注目されるようになったのはここ数年だ。日本に初めて乗り入れたのは、07年3月に関西−シドニー線を開設した豪州ジェットスター航空。8月のエアアジア・ジャパン就航で日本に乗り入れるLCCは計13社となるが、シェアはまだ数%に過ぎない。

 出遅れの最大の要因は「空港の発着枠とコスト高」(LCC関係者)だ。成田など首都圏の拠点空港では、LCCが乗り入れを希望しても発着枠に余裕がなかった。航空各社が空港に支払う着陸料も日本の高さが際立っており、成田や関空はシンガポール・チャンギ空港や韓国・仁川空港の約3倍。地上業務の人件費や空港の施設使用料なども高く、エアアジア関係者は「日本では1座席当たりのコストがマレーシアの約3倍」と話す。費用を極限まで削って格安運賃を実現するLCCにとってコスト高は死活問題だった。

 流れが変わったのは09年以降。国土交通省がアジアからの観光需要を重視し、LCCを中心とした航空需要拡大策を打ち出した。同時に相次ぎ規制緩和も実施し、今年6月にはパイロットの乗務条件を緩和してLCCがパイロットを確保しやすい環境を整えた。

 ピーチ・アビエーションが一昨年、発着枠に余裕がある関空を拠点に就航する話を持ちかけたのを機に、利用者の低迷にあえぐ関空が「LCCで起死回生を図ろう」と誘致を活発化。茨城など赤字に苦しむ地方空港も追随し、アジアのLCC誘致を活発化させた。

 そうした中、成田の発着枠も拡大。10年10月まで年間22万回だった発着枠は11年度末に25万回となった。14年度末には30万回まで増える。周回以上の遅れだった和製LCCが普及する条件がようやくそろった格好だ。

 だが今後の成長は未知数だ。日本は国土が狭いうえ、新幹線など高速鉄道網が既に十分発達している。コスト高の課題も依然残る。エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は毎日新聞の取材に「空港を低価格で提供してくれないなら別の場所を探す」と述べ、成田と施設使用料などの引き下げ交渉をしていると明らかにした。「成田などの発着枠はまだまだ不十分」(航空大手幹部)との声もある。低コスト化やさらなる規制緩和が今後のカギを握っている。

 ◇格安航空会社(LCC)◇

 英語で「LowCostCarrier(ローコストキャリアー)」の略。機内食を有料にするなどサービスを簡略化したり、航空機を1機種しか持たず整備費を削るなどして徹底的にコストを削減し、低価格の運賃を提供する航空会社。運賃は大手航空の2割〜半額程度で設定されている。

3819チバQ:2012/07/22(日) 23:00:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120719-00000088-mai-bus_all
<エアアジア・ジャパン>中部空港と北九州空港に進出意欲
毎日新聞 7月19日(木)19時54分配信

 全日本空輸系の格安航空会社(LCC)「エアアジア・ジャパン」の岩片和行社長は19日、8月1日の就航を前に成田空港で報道陣の取材に応じ、中部空港(愛知県)と北九州空港(福岡県)への進出に意欲を示した。

 岩片社長は成田空港に深夜早朝の飛行禁止時間が設定されていることに触れ、「成田のコストの高さ、全体的な狭さを考えると、成田以外に小さな拠点を作って大きくしていくこともある。例えば中部と北九州は24時間使える」と述べた。さらに「今、来年以降の計画を作っており、そう遠くないうちに方向性が見える」とも語った。

 同社は成田を拠点に8月1日から福岡、新千歳両線、3日から那覇線の運航を始める。【早川健人】

3820チバQ:2012/07/23(月) 21:07:55
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120723/mca1207231912018-n1.htm
羽田の国内線発着枠、配分基準を見直しへ 国交省2012.7.23 19:09

 国土交通省の吉田治副大臣は23日の会見で、羽田空港の国内線発着枠について、従来の配分基準を見直す方針を明らかにした。新基準は、27日から始まる学識経験者などの有識者懇談会で議論される。

 国交省は羽田空港の国内線発着枠について、来年度中に年2万回増やして34万回とする方針を決めている。航空会社ごとの配分は今年中に決まる予定だったが、吉田副大臣は「多様な論点があり、時間をかけて慎重に検討する」と述べ、配分決定が遅れる可能性を示唆した。

 また、日本航空や全日本空輸の大手2社以外の新規航空会社を育成するため、スカイマークなどの新興航空会社が優先的に配分されていたが、吉田副大臣は「(新興航空会社は)すでに相当のシェアがあり、新しい基準の中で評価してきたい」と述べ、見直す考えを明らかにした。

3821チバQ:2012/07/23(月) 21:12:51
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120723/biz12072306500004-n1.htm
国内線航空利用客 15年までに50%増 インドネシア見通し
2012.7.23 06:49
 ジャカルタ・グローブによると、インドネシアの国内線航空利用客数は現在の6000万人から2015年までに9000万人へと50%増加する見通しだ。国際線の利用客数は15年に3000万人と予想される。

 国営ガルーダ・インドネシア航空のエミルシャ・サタル最高経営責任者が述べた。

 同国の航空会社の保有機数は11年の705機から15年には966機まで増加するとみられる。サタル氏は「空港を拡張しなければ、われわれはどこに飛行機を止めたらいいのか」と話し、乗客の増加に歩調を合わせて空港拡張や混雑緩和、空港アクセスの改善など関連インフラの整備が不可欠だと指摘した。(シンガポール支局)

3823チバQ:2012/07/24(火) 23:02:41
http://www.asahi.com/business/news/xinhuajapan/AUT201207240108.html
東方航空系の格安航空「ジェットスター香港」、13年に就航予定

【中国証券網】 豪ジェットスター航空によると、東方航空とジェットスター航空が合弁で設立する格安航空会社「ジェットスター香港」はすでに香港民航処に航空輸送企業経営許可証の申請を申し出た。推進本体がすでに発足しており、香港地区の行政総裁、技師長、エンジニアリング最高責任者などのリストを今後、公表する。数カ月以内にジェットスター香港は第1陣の人材募集を行う。最多100人の操縦士と乗組員を募集する計画だ。

東方航空の劉邵勇董事長はメディアに対して、「ジェットスター香港は今年末か来年上半期に就航する計画で、会社の高層管理職は主に香港やほかの地域の国際人材から成る」と明かした。

香港民航処は申請会社が全ての監督管理基準を満たすことを求めている。その中でも運営拠点と策略決定管理の拠点を香港に置くことが最大の前提条件だ。

今年3月の東方航空の公告によれば、同社は豪カンタス航空の完全子会社であるジェットスター航空と合弁で、ジェットスター香港を設立した。合弁会社の登録資本金は1億1500万米ドルで、双方が現金で折半出資した。総投資額は1億9800万ドルになると予想される。中央航空運輸企業系では初の格安航空会社となる。

ジェットスターの責任者によると、ジェットスター香港は2013年に就航する計画だが、具体的な就航時期の決定には審査を待つ必要がある。ジェットスター香港のチケット料金は通常のフルサービスを行う航空会社より最高50%安くなる。路線は中国本土、日本、韓国、東南アジア地域とし、15年に18機を保有する予定だ。

(翻訳 崔蓮花/編集翻訳 恩田有紀)

3824チバQ:2012/07/25(水) 23:59:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20120724-OYT8T01553.htm
高速バス価格競争活発化


 成田空港の格安航空会社(LCC)就航に伴い、高速バスの安値競争が活発化してきた。千葉市美浜区の交通会社ビィー・トランセホールディングス(HD)は24日、空港と東京駅などを片道1000円均一で結ぶ格安バス路線を8月10日から新たに運行すると発表。鉄道系バス会社も成田路線の割引を強化しており、LCCとの組み合わせで深夜・早朝帯の利用をカバーするとともに、旅費を抑えたい乗客を取り込む狙いだ。

 ビィー・トランセは傘下の平和交通がJR東京駅八重洲口、地下鉄銀座駅(数寄屋橋)と成田空港を1時間強で結ぶ路線を1日9本運行。空港から戻る便は12本運行する。始発は午前5時25分発、成田から戻る便は午後10時30分発まで運行し、深夜・早朝帯の発着便との乗り継ぎを便利にする。

 鉄道系以外のバス会社による成田路線参入は初めて。チケットカウンターや手荷物係をなくすなど「運行以外のコストを削減」(同社)することで低価格を実現した。「国内線の増便で必ず需要はある」とみており7〜8割の乗車率を目指す。

 合わせてJR外房線の鎌取、大網駅などと成田を結ぶ路線(1200〜1500円)も新設。いずれも事前予約不要で車内で直接精算する。

 一方、京成グループの京成バスと成田空港交通は7月3日から、東京駅と成田空港を結ぶ高速バスの運行を始めた。9月上旬までは「デビュープライス」として片道800円の破格値を設定した。その後の運賃は検討中。利用状況は「現状では目標に届いていない」(京成バス)というが、夏休み期間で伸ばしたい考え。

 各社が格安路線の新設に動く背景には、多様なアクセス手段を確保したい空港側の政策もある。空港第1、第2ターミナルでは高速バス向けにバス停を新設・増枠するなどし、格安バス路線の参入を促している。

 東京―成田空港間でリムジンバスを運行する東京空港交通は20日から、成田行きの午後便のみ通常の片道3000円を2400円に値下げするサービスを始めた。夏の旅行客や出張利用者を取り込む狙いで、9月末までの期間限定で行う。

(2012年7月25日 読売新聞)

3825チバQ:2012/07/26(木) 00:06:26
http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/f-bb-tp2-20120725-988949.html

イチ移籍 JALとANAで明暗 成田−ニューヨーク便は日本航空、全日空などが毎日運航している。日本航空では、イチローの移籍を追い風ととらえる。同社広報は「ニューヨーク路線は観光、ビジネスで最重要路線のひとつ。7月から無線LANなど新しいサービスを導入した。イチロー選手の新しいユニホームを見るために、さらに観光客も増えるでしょう」と話す。同社はダルビッシュの所属するレンジャーズがあるテキサス州ダラスへも共同運航便を持っている。「両チームがプレーオフで対戦したりすれば、どちらの都市への搭乗客数もさらに増えるかも」とニンマリ。一方、全日空は今日25日から成田−シアトル路線を新規開設するが、イチローの移籍は想定外のものだった。

 [2012年7月25日10時11分]

3826チバQ:2012/07/26(木) 21:05:24
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2891614/9294995
パスポートも航空券もなしに旅客機搭乗、11歳英少年がローマへ
2012年07月26日 11:48 発信地:ロンドン/英国
【7月26日 AFP】英マンチェスター空港(Manchester Airport)で24日、11歳の少年がパスポートも航空券も持っていないのにセキュリティーチェックを通り抜け、航空機に搭乗して伊ローマ(Rome)まで行っていたことが明らかになった。空港当局は25日、事実関係の調査を開始したと発表した。

 地元紙マンチェスター・イブニングニュース(Manchester Evening News)が伝えたところによると、リアム・コーコラン(Liam Corcoran)君(11)は24日、搭乗に必要な書類一式を一切見せずに保安検査所を歩いて通り抜け、格安航空ジェット・ツー(Jet2.com)のローマ行きの便に乗り込むことに成功。空港保安職員によるボディーチェックも受けていたが、職員はリアム君がパスポートも搭乗券も持っていないことに気付かなかったという。

 離陸後、上空で乗客が1人きりで乗っている少年に気付き、搭乗員に知らせたことでようやく事件が発覚した。マンチェスター空港当局によると、リアム君はローマ・フィウミチーノ空港(Fiumicino Airport)に到着後、飛行機から降りずにそのままマンチェスターへ引き返し、無事、母親と再会したという。

 報道によればリアム君は、マンチェスター市内のウィゼンショー・シビックセンター(Wythenshawe Civic Centre)で母親と買い物中に行方が分からなくなっていた。空港までは自力で行ったようだという。

 折りしも英国では27日のロンドン五輪開幕を目前に控えて、会場警備を請け負った民間警備会社が必要な警備員数を確保できず、英国軍の兵士4700人が追加投入されるなど治安警備面が問題視されている矢先。マンチェスター空港当局は、搭乗手続きが正しく行われなかったのは事実だが、保安検査はしっかり実施されており、乗客や航空機に危険が及ぶような事態ではなかったと弁明している。(c)AFP

3827チバQ:2012/07/26(木) 21:10:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120724/CK2012072402000115.html
年内に成田へ本社移転 エアアジア・ジャパン方針 市長「共存共栄の道を」
2012年7月24日

小泉市長(左)に就航あいさつする岩片社長=成田市役所で


 成田空港を拠点に八月一日に就航する国内線の格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンは、年内に本社を空港内に移転する方針を明らかにした。

 岩片和行社長が就航あいさつのため成田市役所を訪れ、小泉一成市長に説明した。

 岩片社長は「これで名実共に地元の会社になる」と話した。小泉市長は「共存共栄の道を歩んでいきたい」と歓迎した。

 同社はすでに、本社機能を市内の京成公津の杜駅ビル内の事務所に移している。空港内で新たに借りる事務所は、商業登記簿上の本店とする。

 従業員数は二百二十人で、市内と近郊の在住者が百二十五人を占める。客室乗務員などの採用を市内でも始め、将来的に千人規模になる見通しという。

 市はLCC支援策として、本社を立地した百人以上の企業に対し、市民の正社員一人を一年以上新たに雇用するごとに十万円を補助する制度を設けている。成田を拠点とするもう一つの国内線LCCのジェットスター・ジャパンは、すでに成田空港内に本社を移転しており、両社とも市の補助の対象となる。 (小沢伸介)

3828チバQ:2012/07/26(木) 22:05:21
http://www.mlit.go.jp/common/000219012.pdf
平成23 年度路線別輸送実績
(1)旅客(上位50路線)
旅客数
旅客数(人) 座席利用率(%) 旅客数(人) 座席利用率(%) H23/H22(%)
1( 1) 東京(羽田)−新千歳8,529,541 69.3 8,826,293 66.9 96.6
2( 2) 東京(羽田)−福岡7,345,595 64.8 7,374,415 64.6 99.6
3( 4) 東京(羽田)−沖縄(那覇) 4,899,226 67.0 5,123,740 67.8 95.6
4( 3) 東京(羽田)−大阪4,805,453 62.5 5,141,598 62.0 93.5
5( 5) 東京(羽田)−鹿児島2,081,135 62.9 2,115,952 59.2 98.4
6( 7) 東京(羽田)−熊本1,783,020 60.9 1,753,292 62.4 101.7
7( 6) 東京(羽田)−広島1,774,910 58.3 1,925,318 61.8 92.2
8( 8) 東京(羽田)−金沢(小松) 1,454,166 62.1 1,496,418 61.7 97.2
9( 9) 福岡−沖縄(那覇) 1,431,749 61.1 1,421,594 66.3 100.7
10( 10) 東京(羽田)−松山1,301,330 59.4 1,388,986 59.1 93.7
11(11) 東京(羽田)−長崎1,298,717 57.8 1,373,410 63.6 94.6
12(12) 東京(羽田)−宮崎1,228,596 56.9 1,228,397 61.9 100.0
13(17) 東京(羽田)−北九州1,068,049 60.2 1,054,717 63.5 101.3
14(14) 東京(羽田)−高松1,064,764 55.3 1,146,489 60.8 92.9
15(16) 東京(羽田)−大分1,048,123 60.2 1,069,044 60.2 98.0
16(15) 沖縄(那覇)−石垣1,044,719 54.5 1,143,696 54.6 91.3
17(13) 東京(羽田)−関西1,041,324 58.6 1,149,425 62.7 90.6
18(19) 中部−新千歳1,035,427 61.5 1,035,399 67.3 100.0
19(20) 関西−新千歳1,027,833 61.6 994,746 66.0 103.3
20(18) 東京(羽田)−函館966,958 67.6 1,047,659 68.7 92.3
21(22) 関西−沖縄(那覇) 946,887 65.6 946,815 67.8 100.0
22(27) 沖縄(那覇)−宮古島944,407 56.4 840,556 67.1 112.4
23(24) 中部−沖縄(那覇) 856,331 66.3 884,474 67.7 96.8
24(26) 東京(羽田)−岡山841,396 58.7 855,051 60.5 98.4
25(28) 東京(羽田)−神戸817,000 74.6 816,606 77.5 100.0
26(33) 東京(羽田)−秋田788,601 65.8 711,802 64.7 110.8
27(29) 東京(羽田)−高知761,894 55.8 810,693 61.8 94.0
28(21) 大阪−仙台745,080 70.3 948,141 66.4 78.6
29(23) 大阪−鹿児島722,780 61.8 890,733 61.4 81.1
30(31) 東京(羽田)−富山715,068 65.0 748,573 65.5 95.5
31(32) 東京(羽田)−山口宇部713,015 55.1 734,919 60.2 97.0
32(34) 東京(羽田)−徳島701,022 56.0 692,518 62.3 101.2
33(25) 東京(羽田)−旭川661,269 74.7 878,093 66.7 75.3
34(30) 大阪−福岡657,029 67.0 755,569 62.2 87.0
35(36) 大阪−沖縄(那覇) 605,212 75.9 612,088 76.6 98.9
36(35) 中部−福岡595,442 52.9 618,567 60.6 96.3
37(38) 東京(羽田)−青森529,715 72.6 596,117 59.6 88.9
38(40) 大阪−宮崎527,244 68.3 550,808 59.6 95.7
39(39) 大阪−新千歳526,422 72.0 552,595 72.9 95.3
40(42) 神戸−沖縄(那覇) 500,161 68.1 522,340 65.8 95.8
41(47) 東京(羽田)−帯広493,254 63.0 470,005 63.1 104.9
42(43) 大阪−松山472,097 65.6 497,729 64.9 94.9
43(37) 仙台−新千歳468,107 66.5 610,772 63.9 76.6
44(44) 神戸−新千歳463,438 71.1 493,218 66.0 94.0
45(45) 東京(羽田)−出雲451,587 67.3 488,334 62.1 92.5
46(48) 東京(成田)−大阪436,526 68.9 455,363 74.1 95.9
47(41) 大阪−熊本435,179 60.5 528,628 58.6 82.3
48(46) 東京(羽田)−釧路414,233 69.0 474,199 66.5 87.4
49(49) 東京(羽田)−女満別390,512 70.1 419,249 71.1 93.1
50(50) 福岡−新千歳385,749 58.9 399,064 72.9 96.7

3829チバQ:2012/07/27(金) 22:53:55
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120727/mca1207272223017-n1.htm
発着枠の競争入札など検討 羽田国内便増枠で国交省2012.7.27 22:23

 国土交通省は27日、羽田空港国内線の年間発着枠の増加分を、航空会社に配分する基準を決める有識者会議の初会合を開き、競争入札の導入などを検討する方針を確認した。発着枠は来年3月末から2万回増の34万回となる計画で、1日当たりの往復25便を日本航空や全日空、スカイマークなど6社に割り当てる。

 会合では、入札で得られた国の収入を採算性の低い地方路線の補助財源に充てる案が示されたほか、地域活性化に役立つ配分方法や、環境に配慮した航空会社の評価を検討することも確認した。年内には結論をまとめる方針だ。

 国交省は、2013年度末までに羽田空港の国際線の年間発着枠も3万回増やし、国内線と合わせて44万7千回とする予定だ。

3830チバQ:2012/07/27(金) 23:02:24
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120727-00000001-toyo-bus_all
再上場目前のJAL、ANA・自民党が反発
東洋経済オンライン 7月27日(金)11時16分配信


JALの上場に反発する自民党

 「このまま上場させたら手がつけられなくなる。今の国有化の状況で徹底的にウミを出さないと絶対にダメだ」(自民党議員)

JALの不公平競争問題の争点

 9月中の株式再上場を目指す日本航空(JAL)に暗雲が垂れ込めている。不公平競争の批判の高まりから、政治的な圧力が急速に強まってきたからだ。

 問題視されているのは、法的整理で公的資金を注入されたJALが過去最高益へのV字回復を果たし、今後ライバルの全日本空輸(ANA)の経営を圧迫しかねない状況にあるからだ。

 JALは巨額の利益計上にもかかわらず、繰越欠損金により9年間にわたって法人税(推計総額4000億円)が免除される。さらに公的資金や債権免除を受けながら、新規海外路線の開設やLCC(格安航空会社)の合弁設立など業容拡大を積極化していることが、不公平の理由として挙がる。

■羽田発着枠で実利も?

 「公平・公正な競争環境を確保してほしい」。ANAの伊東信一郎社長が記者会見でこう訴えたのが今年5月。その後、ANAのロビー活動もあり、不公平競争批判は永田町に飛び火した。

 6月下旬に開かれた自民党の航空問題プロジェクトチーム(PT)では「民主党はこれ(JALのスピード再上場)を彼らの実績だと宣伝しており、(上場益を)“新しい財源”などと言うのだろう」と、ある出席議員は声を強めた。民主党の分裂で衆院解散・総選挙の可能性が取りざたされる中、JAL再生を民主党の手柄にさせず、むしろ競争政策のミスとしてネガティブな材料にしようという思惑が浮上。自民党が一気にJAL問題でトーンを上げ始めた。

 ANAや自民党PTが国土交通省に要望しているのは、公正競争のルール作り。EU(欧州連合)には、公的支援を受けた再生企業に市場シェアなどで一定の制限を設けるガイドラインがあるが、日本では整備されていない。今後、国内の他の産業でも同様のケースが出てくる可能性があるため、JALの一件を機に国内でもガイドラインを作ろうという考えだ。

 これが実現すると、JALの経営は大きな打撃を被る。2月に発表したJALの中期計画では、新規路線開設などにより今後5年で国際線の供給量を25%増やす方針を打ち出している。これが成長戦略の柱となるが、ガイドラインができると、目算が大きく狂う。

 ただ、JALにガイドラインを適用させるのは簡単ではない。要請を受けた国交省航空局は「(公平な競争環境は)実際の行政の中で対応していくべき課題ととらえている。ガイドラインとして定めることは現在のところ想定していない」と6月21日の自民党PTで答弁。たとえ、公正取引委員会で全産業を対象にルール化するにしても、9月までには間に合わない可能性が高く、いったんJALが上場してしまうと、株主利益保護の観点から後からガイドラインを課すのは困難になる。

 また、法人税免除の問題もJAL一社のために税制改正を行うことは現実的ではなく、結局、JALは“無傷”のままでいられそうだ。

3831チバQ:2012/07/27(金) 23:02:42

 しかし、そのことがむしろ問題を複雑化させそうな雲行きである。まず、ANAは建前と本音が見え隠れしている。オモテの主張としてはガイドライン作りを要望しているが、実際はそれが困難なことを承知しているため、現実的な果実として2014年度の羽田空港の国際線発着枠増加の際、自社に有利な配分を暗に求める意味も含んでいるようだ。

 この国際線発着枠の配分は来年秋をデッドラインに国交省内で決められる。これまでは均等配分だったが、今回ANAへの傾斜配分が実現すれば、首都圏利用者の利便性が高い羽田の長距離国際線はドル箱であるだけに実利は非常に高い。

 一方、より混迷した行方となりそうなのが、自民党PTや国交省の要請のほうだ。JALに対して直接、ガイドラインや税制改正での対応が困難な中で、公共インフラとして地方路線の拡充を求める姿勢を鮮明化している。

 先の自民党PTでも「JALの損益分岐点が下がり、再度展開できる路線もあるかと思うので追求していきたい」(国交省)、「再上場の条件として、地方路線をしっかりと守っていくのかを明確に答えていただかないと納得がいかない」(自民党議員)などの発言が相次いだ。

 しかし、これはJALにとって受け入れがたい要請だ。そもそも政治の要請で地方の赤字路線を多く抱え込んだのが経営破綻の一因だった。破綻後は国内線3割をカットし、現在の中期計画でも5年後の国内線供給量を3%減と抑制し続ける方針。むやみな地方路線の拡充は採算重視に舵を切った経営改革を否定するようなものだ。

 自民党PTでは「かつての保護行政から競争促進策に転換している中で、不採算路線に対する補助をしないと民間企業は誰も飛ばさなくなる。補助のないままに競争政策を推進するのはおかしい」との意見も少なからずあった。そこまで航空行政のグランドデザインを描いたうえで地方路線の拡充を要請するなら話は変わってくるが、現状の財源不足の中でJALに地方路線の負担だけを求める懸念はぬぐいきれない。

 6月下旬の会見で「(業績の)数字だけで不公平だとする指摘は受け入れがたい」とANAに反論したJALの植木義晴社長。政治の要請にどう対応するのか、上場前の難題が突き付けられつつある。

(野村明弘 撮影:梅谷秀司 =週刊東洋経済2012年7月21日号)
記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

3833チバQ:2012/07/28(土) 12:39:17
110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2012/07/28(土) 06:52:33.65 ID:dpISvuxm0

地方路線重視で配分 来春からの羽田発着枠・・・今朝の朝日新聞
 来年3月末に年間約2万回(1日25往復)分増える羽田空港の国内線の発
着枠について、国土交通省は27日、大都市をのぞく地方路線にどれだけ力を
入れているかを重視し、各航空会社ごとの配分を決める方針を示した。有識者
による検討会議を経て、年内にも具体的な配分を決める。
 羽田の国内線発着枠は現在、年約32万回(1日440往復)分あり、増枠
は2・7万回(1日37往復)増やした10年度以来となる。
 国交省は前回まで、競争を促すため、スカイマークや北海道国際航空(エア
ドゥ)、スターフライヤーといった新規航空会社に多めに配分してきた。
 今回は新規航空会社が競争力をつける一方、2010年の日本航空の経営破
綻で地方路線が縮小されたことを踏まえ、地方路線を手厚く飛ばす航空会社に
多めに配分する方針だ。新規航空会社への優遇をやめるかも検討する。27日
の有識者会議でこうした考えを示した。
 羽田線では航空会社にとって利益が見込みやすいだけに、今回の配分では日
航と全日本空輸に差が出るかも焦点だ。公的支援を受けた日航が急速な経営再
健を果たしたことに対し、全日空は「公平公正な競争環境を」と国に訴えてい
る。

 羽田空港の国内線発着枠の航空会社ごとの配分(12年7月現在、1日あたり)
  ・日本航空                     180.5往復
  ・全日本空輸                    163.5往復
  ・スカイマーク                    32往復
  ・スカイネットアジア航空               22往復
  ・エアドゥ                      21往復
  ・スターフライヤー                  18往復
  ・その他(地方路線専用枠など)             3往復
                          計 440往復

3834チバQ:2012/07/29(日) 00:21:53
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-07-28_36882
与那国便のRAC移管を検討


経済 2012年7月28日 09時43分

(14時間38分前に更新)

 【与那国】日本トランスオーシャン航空(JTA)が路線体系変更の一環として、来年1月8日から与那国―石垣の往復便を廃止し、琉球エアーコミューター(RAC)便への移管を検討していることが27日、分かった。JTAの金城清典取締役が与那国町役場で外間守吉町長に伝えた。移管により貨物輸送量が低下する恐れがあり、町民は特産のカジキの出荷など町経済への影響を懸念している。

 JTAなどによると、県内路線の競争激化により、機材の効率化を図っていることが検討の理由。現在1往復のJTA便(座席数150)を廃止した場合、RAC便(座席数39)が与那国―石垣間を1日2〜3往復する方針。

 町議会(前西原武三議長)は同日、臨時会を開き、JTA路線の存続を求める要請決議案を全会一致で可決した。決議文では「現路線が廃止され、今後のカジキの輸送方法を考えると鮮度が落ち、漁協の死活問題になりかねない」とし、「町の経済振興に大きな影響を与える」と指摘した。

 外間町長は「JTAのジェット機便に対応するために町として滑走路やターミナルの整備に協力してきた。路線廃止は手のひらを返すような話だ」と批判した。

3835チバQ:2012/07/29(日) 11:00:39
http://mainichi.jp/select/news/20120728k0000m020035000c.html
新関空会社:伊丹乗り継ぎ無料バス、利用客は想定の半分
毎日新聞 2012年07月27日 19時10分

 新関西国際空港会社が、関西国際空港と大阪(伊丹)空港の乗り継ぎの利便性を高める目的で、両空港を結ぶ高速バスの無料化を今月20日に始めたところ、利用客は1日平均約45人と想定の半分にとどまっていることが27日、分かった。

 このサービスは、両空港の発着を証明する搭乗券などを見せると、両空港のチケットカウンターで無料乗り継ぎ券がもらえる仕組み。新関空会社は過去のアンケートから、両空港の乗り継ぎ利用客が1日約100人いると想定しており、無料の特典を知らずにバスを利用した人が半数以上に上ったことになる。新関空会社は「両空港でのポスターを増やすなどして周知し、利用を促したい」と話している。【新宮達】

3836チバQ:2012/07/29(日) 19:11:17
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120729/bsd1207291830002-n1.htm
規制緩和で“日本の空”は大丈夫? 乗客搭乗中の給油などで広がる不安 (1/3ページ)2012.7.29 18:30


ピーチ・アビエーションをはじめLCCの参入などを背景とする規制緩和で、運航・安全面の一部が見直されつつある=3月1日、関西国際空港(恵守乾撮影)【拡大】

 航空運賃や路線の規制を撤廃し、自由化する「オープンスカイ」や格安航空会社(LCC)の参入で“日本の空”を取り巻く環境が変わる中、運航・安全面の規制の一部が見直されたことが静かな波紋を呼んでいる。パイロットの資格審査や乗客搭乗中の給油など安全面で不安を抱える規制緩和があるためで、今後議論を呼びそうだ。

 国土交通省は、昨年12月から今年6月まで4回にわたって「安全に関する技術規制のあり方検討会」を開催。学識経験者と航空業界関係者から意見を聴き、安全規制について話し合ったが、国内外の航空会社16社からは129項目に上る緩和または見直しの要望が続出した。このため、国交省は「即時対応」「平成23年度中に対応」「24年度中に対応」「不可」へ分類した。

 この中で、利用客の安心・安全やLCCの運用に影響が大きいとみられるのが、乗客が機内にいる間も給油を実施可能にする(オンボード給油)▽副操縦士に昇格するための資格試験で、実際の機体を使って受験していたものをシミュレーター(模擬飛行装置)で実施できるようにする−の2点だ。

 オンボード給油は、これまで原則禁止で、条件が整えば可能だったが、安全確保を最優先する観点から規則の表現が否定的で、実質的に道を閉ざしていた。発熱量が大きく燃えやすいジェット燃料に万が一引火した場合、機内に乗客が残っていれば大惨事につながるためだ。

 これに対し、今回の検討会では、着陸から折り返し便の離陸までの時間を可能な限り短縮したいLCCのニーズを反映。ルールを明確化してオンボード給油を可能にするよう要望が出された。

 これを受け、国交省は規則を一部改正し、乗客の避難をすぐ指示できるよう適切に要員を配置▽燃料補給を監督する者と機内の責任者との間で、適切な方法で相互の連絡(無線など)を確保−の2条件を満たせば可能と明記した。国交省によると、これらは国際民間航空機関(ICAO)の基準に準拠している。

 関西空港を拠点に3月1日に就航した全日本空輸系のピーチ・アビエーションや、7月から成田空港や関空を中心に飛んでいる日本航空系のジェットスター・ジャパンは機材の有効活用のため、30分で折り返し運航するスケジュールを組んでいる。

 ピーチはオンボード給油を普段行っていないが、大幅な遅延が生じる場合は実施する方針。ただ、これまでに実施した例はないという。

 ジェット社は、社内規定でオンボード給油を不可としている。しかし、「スムーズなオペレーションが可能になる」(広報)と、オンボード給油が実施できるように社内規定を変更する方向で検討している。

 また、8月1日から成田発着で就航する全日空子会社のエアアジア・ジャパンも「オンボード給油はLCCのビジネスモデルを確立するために不可欠」(広報)として、実施する方向で国交省と調整中だ。

 一方、米国当局はオンボード給油に対してきわめて厳しい。連邦航空局(FAA)は実施の要件としてICAOの基準に加え、機体の近くに消防車を配備▽監視員を適切に配置▽乗客の避難のため、機体周辺に整備車両などを置かない−といった項目を設定。こうしたハードルの高い要件を設定することで実質禁止にしているとみられ、空港業務関係者は「中小型機で給油に要する時間は5分程度。この短い時間を短縮するために乗客をリスクにさらすのか」と反発する。

 また国交省は実際の飛行機を使って実地試験を行ってきた副操縦士への昇格試験について、シミュレーターによる実地試験を認める方向だ。実機を使わないことで、航空会社にとっては経費削減のメリットがある。

 シミュレーターの機能が向上しているほか、欧米で条件付きで認められていることが日本の規制緩和の背景にあるが、「運航で最も重要な着陸時の機体の特性や操縦桿の重さは、実機でないと再現できない」(航空関係者)との懸念は根強い。国交省は、訓練課程には実機飛行を含める規定は維持する方針だが、今後のLCC増便によるパイロットの需要増を控え、一抹の不安は残る。(南昇平)

3837チバQ:2012/07/29(日) 19:12:03
http://www.asahi.com/business/update/0729/TKY201207290219.html
2012年7月29日18時25分
国内線旅客数、16年ぶりに8千万人下回る 震災が影響
 飛行機の国内線の旅客数が2011年度、7905万人となり、1995年度以来、16年ぶりに8千万人を下回った。東日本大震災による需要減が響いた。

 国土交通省の航空輸送統計でわかった。11年度の国内線の旅客数は前年度比3.8%減で、ピークだった06年度の9691万人と比べると2割減。震災で仙台空港が閉鎖し、山形空港や花巻空港などに臨時便が飛んだが、旅客減を補うことができなかった。08年のリーマン・ショック以降、各航空会社はもうけを出すため、飛行機を小型化したことや、10年に日本航空が経営破綻(はたん)して路線をへらしたことで、旅客の減少傾向が続いている。

 旅客数上位50路線のうち羽田―熊本、羽田―北九州など8路線で前年度を上回るなど、西日本の路線の伸びが目立った。一方、大阪―鹿児島、大阪―熊本線など8路線は前年度より10%以上減った。九州新幹線の開業で、飛行機から鉄道に移った影響とみられる。

 最も旅客数が多い路線は羽田―新千歳で852万人。2位は羽田―福岡の734万人、3位は羽田―沖縄の489万人だった。

3838チバQ:2012/07/29(日) 19:13:06
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120729/bsd1207291330000-n1.htm
既存より高い場合も… 「格安航空会社」を上手に使う方法  (1/3ページ)2012.7.29 13:30

ジェットスター・ジャパンの自動チェックイン機。コスト削減のため搭乗手続きを無人化している=千葉県成田市の成田国際空港【拡大】
 気軽に乗れる「空の足」として存在感を増している格安航空会社(LCC)。片道数千円からという運賃が人気を集め、これまで飛行機に乗ったことのない人が利用するケースも増えているという。LCCを上手に使う方法を探った。(竹岡伸晃)

残席数多いと安く

 生活総合情報サイト「All About」で「旅の準備」などのガイドを務める旅行ジャーナリスト、村田和子さんは今年3月、LCCの一つ、「ピーチ・アビエーション」(大阪府泉佐野市)を利用し関西国際空港から福岡空港へ行った。直前の予約だったため、運賃は約1万3千円と「比較的高め」(村田さん)。前の座席との間隔もやや狭く、小柄な村田さんでも窮屈に感じたという。「乗客の中には膝が前の座席に接している男性もいた。満足感を得るには、いかに安く乗るかが重要だと感じた」と感想を話す。

 LCCの最大の売りは価格だ。3月に就航したピーチ、7月に就航したジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)、8月1日に就航するエアアジア・ジャパン(同)の各路線はいずれも最も安い場合、3千〜6千円台で乗ることができる。

 「低価格には徹底的にこだわっている」(広報担当者)というジェットスターは、同日・同時刻・同路線・同クラスでより安い運賃があった場合、申告した客の運賃を対象よりも10%割り引く「最低価格保証」を導入。ピーチも低価格が支持され、3〜5月の国内・国際線の搭乗率は77%と、「予想を上回る数字」(同社)を維持しているという。

 ただ、各社はいずれも10段階以上で運賃に幅を設けている。「座席の残数や需給状況によって決まる」方式であるため、残席数の多い早い時期に予約すれば安い運賃で乗れる可能性が高まる。

既存より高い場合も

 予約は各社のウェブサイトで行うのがお勧めだ。電話や空港カウンターでもできるが、2100〜1千円程度の手数料がかかる。「人の手を介さないことで人件費をなるべく抑える」(ピーチ)ことを狙っているという。

 運賃が安いのはコスト削減に力を入れているため。機内食は有料で、座席指定、予約変更などにも料金がかかる。荷物の預け入れも有料で、事前に予約しておいた方が安くなるため注意が必要だ。

 なるべく多くの客が乗れるよう座席は間隔を狭めて配置。航空機の稼働率を上げるため空港での駐機時間は短めで、締め切り時刻までに必ず搭乗手続きを行うよう求められる。関空や成田国際空港のように都心から遠い空港を利用しているのも特徴だ。

 村田さんは「予約時期などによっては既存の航空会社の方が安い場合もある。運賃以外の料金、空港までの交通費、現地での滞在費などを含めて、他の航空会社やパック旅行と比べた方がいい」とアドバイス。「航空機の数に余裕のないLCCは遅延・欠航のリスクがある。余裕を持った旅行計画を立てるのがお勧め」と話している。

3839チバQ:2012/07/29(日) 20:05:00
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120728-OYT1T01124.htm
もう格安航空に乗らない…3度目欠航に不満の声

欠航で成田空港のチェックインカウンターには旅客が詰めかけた 成田空港を拠点に3日就航した格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは28日、機体に鳥がぶつかる「バードストライク」の影響により、成田―那覇間を往復する2便を欠航させた。

 欠航はこれで3度目。同社は新千歳便なども含め4路線をわずか3機(いずれも180人乗りの同型機)でやりくりしているため、機体に何か異常があると影響が大きくなりやすい。利用客からは「もうLCCには乗らない」と不満の声も上がった。

 バードストライクの被害は同日朝、那覇空港到着後の機体の点検作業で見つかった。夜間に滑走路を照らすための前脚付近のライトが破損し、血も付いていたという。

 同社は那覇空港に整備士を置いておらず、成田空港の整備士を他社便で派遣するなど整備に時間を要した。折り返しの成田便(乗客156人)は約8時間遅れの午後5時51分にようやく那覇を出発。この影響で、午後2時20分成田発の那覇便とその折り返し便が欠航し、計約300人に影響した。

 成田空港第2ターミナルにある同社のカウンターには数十人の利用客が並び、職員らが対応に追われた。だが他社便への振り替えは行われず、乗り損ねた客にはホテル代が支払われたり、8000円分の搭乗割引券が提供されたりするなどした。

 沖縄県南城市に帰省する予定だった静岡県伊東市の主婦(37)は「振り替えがないなんて想像していなかった。天候不順なら仕方ないが、航空会社の都合なのに……」と不満を口にした。沖縄県うるま市の学校職員(59)は仕事の都合上、29日の他社便を自腹で購入せざるを得なかったという。「安い航空券がとれたと喜んだのに、結局高くついた」と苦り切っていた。

(2012年7月29日11時16分 読売新聞)

3840チバQ:2012/07/30(月) 20:43:18
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-07-30_37007
春秋航空が那覇─上海線を計画


経済 2012年7月30日 18時38分

(2時間4分前に更新)

 【宮古島】中国・上海の大手旅行会社「春秋旅游」の李青(リセイ)氏が30日、宮古島市役所に長濱政治副市長を訪問し、同社の子会社にあたる格安航空会社(LCC)「春秋航空」が来年、那覇─上海間のチャーター便就航を計画していることを明らかにした。

 李氏によると、春秋航空は来年から沖縄(那覇)と北海道への就航を計画。具体的な運行開始時期は未定だが「できれば早めに」としている。使用機材はエアバスA320(座席数約150席)の予定。

3841チバQ:2012/07/30(月) 22:54:20
http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20120730/3842331_20120730182348_e382a8e382a2e382a2e382b8e382a2e696b0e58d83e6adb3e383bce4b8ade983a8e38292e6a49ce8a88e.html
エアアジア新千歳ー中部を検討
成田空港を拠点に、8月1日から新千歳などを結ぶ路線に就航する格安航空会社「エアアジア・ジャパン」が、2つめの拠点として中部空港などの活用を検討していることがわかりました。
「エアアジア・ジャパン」は、全日空とマレーシアの航空会社が共同で設立した格安航空会社で、8月1日から成田空港を拠点に、新千歳や福岡を結ぶ路線で運航を始めます。
これに先立ち、「エアアジア・ジャパン」の岩片和行社長は、30日、NHKのインタビューに応じ、「中部空港を有力な候補として、来年後半にも第2の拠点を作る方向で検討を進めている。その際は新しい拠点空港と新千歳を結ぶ路線に就航する予定だ」と述べ、成田に加えて中部空港などを拠点として路線網の拡充を図る方針を明らかにしました。
格安航空会社をめぐっては、ことし3月に関西空港が拠点の「ピーチ・アビエーション」が、今月には成田空港を拠点とする「ジェットスター・ジャパン」が運航を始めていて、今後、さらに競争が激しくなりそうです。

07月30日 18時23分

3843チバQ:2012/07/31(火) 22:03:37
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208010016.html
'12/8/1
錦帯橋空港に地元要望の便
 岩国市の岩国錦帯橋空港(愛称)に就航する東京線は地元要望通り、利便性の高いダイヤとなることが確実となった。全日空が31日発表した運航スケジュール。早朝便やナイトステイも盛り込まれ、活性化を託す地元は喜びに沸いた。関係者は12月13日の開港に向け、利用促進への企業訪問や観光面でのPRなどに動きだす。

 カウントダウンパネルが開港まで135日と告げる岩国市役所。福田良彦市長は、同市の帝人岩国事業所と日本製紙岩国工場を二井関成知事らと8月8日に訪ね、利用を要請するとこの日発表した。今後、東京との往復に空路を活用するよう各界に働き掛ける。

 岩国商工会議所も会見を開き、長野寿会頭が「この好機を逃さず企業活性化に結びつけたい」と決意。同席した市観光協会の安藤佐和子会長は錦帯橋周辺で4日に開く「錦川水の祭典」を、今回は「開港記念」と銘打つと発表。開港PRの特別イベントや「祝岩国錦帯橋空港」などの文字が浮かぶ仕掛け花火を実施するとし「開港をチャンスに錦帯橋を首都圏に売り込みたい」と述べた。

 空港の顔となるターミナルビルを運営する岩国空港ビルの柏原伸二社長は「日帰りが可能な上、朝と夜はビジネス客、昼は観光客に配慮したダイヤ。需要は十分ある」と意気込む。

【写真説明】開港までの日数を知らせる岩国市役所のカウントダウンパネル

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208010017.html
'12/8/1
岩国―羽田線のダイヤ発表


 全日本空輸(全日空)は31日、岩国市の岩国錦帯橋空港(愛称)に就航させる東京線1日4往復のダイヤを発表した。岩国発の早朝便は午前7時半で広島空港(三原市)より5分早く、岩国到着の最終便は午後9時20分と20分遅い広島県西部からの日帰り利用も意識した編成になっている。開港は12月13日の予定。

 全日空は機材について120〜170席の小型機を検討。早ければ8月20日にも機材や運賃を含め国土交通省に申請し、同月下旬に運賃、機材を発表したいとしている。

 ダイヤは国への申請後に公表するのが通例だが、地元を意識して「異例の形」(山口支店の谷藤裕支店長)で先行発表した。

 岩国でナイトステイするため、岩国始発が午前8時55分に羽田着、岩国行き最終は羽田を午後7時40分発となり、ほぼ半日東京に滞在できる。

 錦帯橋空港は米海兵隊岩国基地の滑走路を利用する。現在、基地北西端で10月中の完成に向け、空港ターミナルビルの整備が急ピッチで進んでいる。

 福田良彦市長はこの日会見し「(ナイトステイや利便性の高いダイヤといった)希望が実現し、非常に喜んでいる。観光、ビジネスなど一人でも多くの人に利用してもらえるよう全力で取り組みを進めたい」と話した。

【写真説明】10月完成予定の空港ターミナルビルなどの整備が進む岩国錦帯橋空港の建設現場(23日、撮影・広田恭祥)

3844チバQ:2012/07/31(火) 22:05:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120731-00000146-mailo-l27
関空協:「対策」から「推進」に名称変更 利用促進や活性化狙い /大阪
毎日新聞 7月31日(火)15時42分配信

 関西国際空港の地元自治体9市4町でつくる「泉州市・町関西国際空港対策協議会」(関空協)は30日、今年度の総会を泉佐野市内のホテルで開き、名称について「対策」の2文字を「推進」にする変更案を全会一致で承認した。関西空港と大阪(伊丹)空港の経営統合が実現したことを受け、地元自治体として関西空港の活性化と利用促進に取り組む姿勢を明確にするのが狙い。正式名称は「泉州市・町関西国際空港推進協議会」となる。
 総会では役員改選もあり、会長には福山敏博・阪南市長が再任された。副会長には竹山修身・堺市長と中西誠・熊取町長の2人が、監査には向井通彦・泉南市長が選ばれた。任期はいずれも2014年5月末まで。
 今年度の事業計画では例年通り、財務省や国交省に対し、新関空会社への補給金の継続支出を求める要望活動を11月に実施することを決定。泉州地区への外国人観光客の集客を目的に、泉州観光推進協議会(事務局・堺市)を9月に設立することを決めた。【山田泰正】

7月31日朝刊

3845チバQ:2012/08/01(水) 19:49:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120801-00000121-jij-bus_all
リムジンバス、新宿―成田で深夜便=早朝発の「格安」に対応
時事通信 8月1日(水)19時0分配信

 空港行きのリムジンバスを運行する東京空港交通は1日、新宿駅西口を午前1時30分に出発して成田空港に向かう深夜便を17日に開設すると発表した。格安航空会社(LCC)の早朝便に合わせ、成田空港の第2ターミナルビルの開館が午前6時から同3時30分に早まったことに対応する。
 新宿―成田の所要時間は約2時間。料金は大人片道3000円だが、9月30日まではキャンペーン価格として2000円で販売する。 
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3846チバQ:2012/08/01(水) 19:49:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120801-00000009-ryu-oki
国内初LCC専用ターミナル 10月開設
琉球新報 8月1日(水)10時30分配信


那覇空港貨物ターミナル内に開設するLCC専用ターミナルの予想図

 那覇空港貨物ターミナル(那覇市、當銘賢一社長)は、格安航空会社(LCC)専用ターミナルを10月にも開設する。現在の全日本空輸(ANA)貨物ターミナルの一角に3千平方メートルのスペースを確保し、LCCに提供する。受け付けカウンターや機材は各LCCが独自で設置する。ピーチ・アビエーションの10月就航に間に合わせる計画で、LCC専用は国内初という。
 31日、県庁を訪れたピーチ・アビエーションの井上慎一最高経営責任者(CEO)に同行した當銘社長が、仲井真弘多知事に報告した。現在、調整作業を進めており、ピーチ社とエアアジア・ジャパン(千葉県)が入居する予定。そのほかのLCCも希望があれば対応可能という。
 国内線旅客ターミナルから連絡バスでLCCターミナルに乗客を送って搭乗手続きをする。保安検査所もLCC専用ターミナルにも別途設ける。
 那覇空港貨物ターミナルによると、関空や成田でもLCC専用ターミナルが計画されているが、ピーチ社就航に伴い開設すれば、国内初となる。
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3847チバQ:2012/08/01(水) 19:50:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000505-san-bus_all
関空LCCターミナル、使用料4割安く 着陸料優遇も拡充
産経新聞 7月28日(土)2時19分配信


拡大写真
新関西国際空港会社が10月に開業するLCC専用ターミナルのイメージ(同社提供)(写真:産経新聞)

 新関西国際空港会社が10月に開業する格安航空会社(LCC)専用ターミナルで、国際線の利用者が支払う施設使用料を既存ターミナルより4割安い1500円とすることが27日、分かった。

 関西国際空港の既存ターミナルの使用料は2650円と国内空港の国際線で最高の水準。LCCターミナルはピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)専用だが、使用料を成田空港(2040円)や羽田空港(2千円)より抑える。

 また、関空への新規就航や増便路線の着陸料を1年間80%割り引く優遇制度で、期間を3年間に拡大することもわかった。1年目は80%、2年目は50%、3年目は30%割り引く案を中心に検討しており、来年度にも導入を目指す。
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3848チバQ:2012/08/01(水) 20:51:01
》3845
3時くらいに羽田に着くバスを新宿から出してくれると海外への早朝便に使えるんだけどなあ

3849チバQ:2012/08/01(水) 21:28:43
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120801/bsd1208012045016-n1.htm?isBack=1
エアアジア国内線就航 格安航空 欠航リスク 成田発着、競争本格化 (1/2ページ)2012.8.1 20:45
 全日本空輸などが出資する格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンが1日、成田空港を拠点に国内線の運航を始めた。これにより国内LCC3社が出そろい、空の価格競争が本格化する。ただ、先行2社では欠航便が出やすいというLCCの弱点が顕在化、格安を引き換えにした「不便さ」が浮き彫りになっている。

 エアアジアは1日から成田−福岡を1日2往復、成田−新千歳(札幌)を1日3往復、3日からは成田−那覇を1日1往復の6往復計12便を運航。10月には成田から韓国の仁川と釜山にも路線を開設する。

 成田−新千歳、福岡は日本航空、全日空、スカイマークにLCC2社の計5社が競合する激戦区で、値引き合戦が本格化。スカイマークは7月31日に、10月1日〜同27日搭乗分の同路線で、ウェブサイトによる早期割引運賃を7800円からに設定すると発表。エアアジアや日本航空系のLCC、ジェットスター・ジャパンの最低運賃と比較しても3千円程度上回るだけだ。

 エアアジアの岩片和行社長は「利益が出る価格を提示している」と強調するが、5月にはウェブサイトでの予約で片道5円で限定1万席販売したほか、今月2日にも限定4千席を片道100円で発売するなど、格安イメージの浸透に躍起だ。早くも消耗戦の様相を呈している。

 一方、予備機を持たず、航空機を有効活用してコストを削減するLCCでは、大手に比べ欠航するリスクが高い。搭乗手続きの遅れや整備の不備などで遅れが重なれば、後続便で欠航を余儀なくされるからだ。

 エアアジアは1日、本来なら第1便の出発前に行う記念式典を出発後にずらしたほか、機体への記念放水も省略した。ジェットスターが7月3日の就航初日、搭乗手続きなどの遅れが響き、新千歳発成田行きの最終便を欠航した事態を踏まえたものだ。

 成田では、地元自治体との取り決めで午後11時から翌朝6時まで離着陸できないため、ジェットスターは新千歳で立ち往生した乗客の宿泊費を負担するなど思わぬ出費を強いられた。同様のトラブルは、新千歳発の夜間便があるエアアジアにも起きかねない。

 3月から関西を拠点に就航している全日空系のピーチ・アビエーションも、「機材の整備」を理由に4〜7月に計14便を欠航した。ピーチは「1機に不具合が出れば欠航するのはLCCの宿命」と理解を求めているが、利用者の不信が高まれば普及の足かせにもなりそうだ。

3850チバQ:2012/08/01(水) 21:34:09
http://www.asahi.com/business/update/0731/OSK201207310116.html
2012年7月31日23時42分

関空、国内線でも施設使用料徴収へ まずはLCC施設で
関西空港に新たに完成するLCC専用ターミナル=新関西国際空港会社提供


 関西空港と大阪(伊丹)空港を運営する新関西国際空港会社は31日、関空で10月に供用を始める格安航空会社(LCC)専用ターミナルで、国内線旅客から施設使用料として出発時400円、到着時350円を徴収すると発表した。国内線としては最高額となる。今後関空の既存ターミナルや伊丹でも導入する考えだ。

 施設使用料はロビーなどを利用する旅客が空港に支払う料金で、空港法で建設費などに応じて徴収することが認められている。旅客は航空券を購入した際に、運賃と合わせて支払う。

 国内線の施設使用料については羽田が出発、到着時に各170円、中部が各300円、北九州が各100円を徴収している。それぞれ2005〜06年に導入した。これまで関空では国内線の施設使用料に当たる料金については、航空会社から旅客数などに応じて毎年一定額を受け取っていたが、旅客から直接受け取る方式に切り替え、旅客数の増加が直接空港会社の増益につながる仕組みにする。

3851チバQ:2012/08/01(水) 21:42:19
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120731ddlk12070281000c.html
つれづれに千葉:「文化」が違う /千葉
毎日新聞 2012年07月31日 地方版

 「『乗務員の健康的なお色気』ですね。日本文化に受け入れられるかという問題はありますが」−−。報道陣に他社との違いを聞かれ、格安航空会社(LCC)「エアアジア・ジャパン」の岩方和行社長は胸を張った。確かに、化粧はアジア流で少し濃いめ。真っ赤な制服も、ボディーラインを強調したデザインだ。

 あす8月1日、同社が成田空港を拠点に就航し、国内資本のLCC3社が出そろう。飲み物も手荷物を預けても有料になること以外にも、「文化の違い」を感じることが多い。

 「いつ値上げしたんですか?」。7月3日に、オーストラリアのLCCと日本航空が出資する「ジェットスター・ジャパン」が配布した資料を見て驚いた。成田−新千歳間の最高運賃が、片道6000円上がっていた。国土交通省に6月15日に届け出たという。

 5月30日にエアアジアに対抗して値下げした時は報道発表したのに、値上げの連絡は就航当日までなかった。鈴木みゆき社長は「思ったより需要が高かったので値上げした。ホームページ(HP)には新運賃を載せている」と説明した。

3852チバQ:2012/08/02(木) 12:42:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000047-mailo-hok
新千歳空港:エアアジア就航 LCC国内線参入3社出そろう 搭乗率好調、警戒する大手 定時運航に課題も /北海道
毎日新聞 8月2日(木)11時4分配信

 格安航空会社(LCC)の就航が相次ぐ新千歳空港に1日、エアアジア・ジャパンの成田線が就航し、ピーチ・アビエーションの関西線とジェットスター・ジャパンの成田線に続き、国内線参入3社が出そろった。しかし、エアアジアはジェットスターに続き就航初日から遅れが目立ち、定時運航に課題を残した。【小川祐希、鈴木梢】
 「間もなく赤と白の日本カラーの飛行機が成田から到着します」。新千歳空港の出発ロビーにエアアジアの就航あいさつが響いた。成田行き初便は、機体の到着遅れなどで約30分遅れて午前10時15分ごろ出発。それでも客は安さに満足している様子で、東京の友人に会いに行く恵庭市の教員、榊間(さかきま)友美さん(22)は「バスや新幹線のように気軽に乗れる。浮いたお金で買い物をしたい」と声を弾ませた。
 LCC各社は国内での就航以来、各路線で好調を維持している。3月に就航したピーチは全5路線の平均搭乗率が3〜5月で77%と目標の70〜75%を上回り、特に新千歳−関西線の搭乗率は全路線で一番高い。同社の百目木(どめき)直人・広報部長は「予想以上に女性とシニア層が多い」と手応えを語る。7月に就航したジェットスターも新千歳−成田線の予約率は100%近いといい、今月24日からは新千歳−関西線も就航。エアアジアも名古屋と結ぶ新千歳−中部に路線拡大を検討している。
 3社の好調ぶりに、大手航空会社は警戒気味だ。日本航空は「大阪方面でやや影響がある」とし、全日空は「影響は限定的だが、LCC3社が出そろう8月以降は注意したい」と話す。同社は便の多さや定時運航をアピールし、LCCとの違いを鮮明にする。
 新千歳空港の乗降客は02年の1883万人をピークに低下、東日本大震災があった11年には1577万人まで落ち込んだ。空港関係者はLCCを客足回復の突破口にと意気込む。空港ビルを管理する北海道空港はジェットスター就航に合わせ国際線用カウンターをLCC用に改修。要員も9人増やし、手荷物の積み込みやカウンター業務などを代行する。エアアジアの岩片和行社長は「観光資源豊かな北海道は潜在需要があり、外国人客も多いため乗降客はピーク時まで戻せる」と自信を見せる。
 道内経済界も大きな期待を寄せている。JR北海道の小池明夫社長は「LCC参入で旅客が増えると、鉄道利用や宿泊施設にもいい影響を与える」と歓迎。北海道財務局は4〜6月期の経済情勢で景気が緩やかに回復すると分析、要因の一つとしてピーチ参入などに伴う観光客の増加を挙げた。
 ただつきまとうのは定時運航への懸念だ。ジェットスターは就航日、新千歳発最終便が成田の着陸可能時間(午後11時)に間に合わず欠航した。効率化に徹し、空港での折り返し時間を従来の約半分の30分に設定。予備機がないため一度の遅れが連鎖的に広がる。専属整備士が成田や関空にしかおらず、トラブル解決に時間を要する。
 同社は7月23日から金曜以外の新千歳−成田の最終便を20分前倒しして出発させる改善策を講じた。エアアジアも「人ごととは考えていない。特に冬の雪による遅延リスクを考えなければならない」と切迫感を募らせている。

8月2日朝刊
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3853チバQ:2012/08/02(木) 12:43:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000056-mailo-l12
エアアジア・ジャパン:国内線成田就航 路線拡大に期待も 最終便出発は78分遅れ /千葉
毎日新聞 8月2日(木)11時22分配信

 1日に成田空港を拠点に国内線に就航した格安航空会社(LCC)「エアアジア・ジャパン」。先月3日就航のライバルLCC「ジェットスター・ジャパン」が初日から遅れ続きで最終的に欠航したため、岩片和行社長は「定時運航」を強調したが、新千歳発成田行きの最終便の出発は1時間18分遅れた。【味澤由妃】
 「早めに保安検査を受けてください」−−。成田発午前7時の福岡行き。出発時刻まで1時間以上あっても、エアアジアの地上職員たちは乗客を促し続けた。岩片社長は「定時を守るため、お客様にも協力いただく」。ダイヤに影響が出ないよう、通常は乗客と一緒に出発前に行う「就航セレモニー」も、乗客を機内に送り出した後に始まった。
 同社は他社より15分以上早く、出発45分前でチェックインを締め切る。しかも、空港の有人カウンターに行くと手数料1000円が余計にかかるため、パソコンや携帯電話で事前に手続きしたり、空港の自動チェックイン機を使う乗客が多くなるはずだが、チェックイン機の使用は1時間前まで。その後の15分間はカウンターに行くしかない。
 同社は「事前にメールで周知した」とするが、「知らずにバタバタした」という利用客もいた。川崎市の会社員、中村喜一さん(45)は「LCCは自分から情報を求めていかないといけないね」と苦笑いしていた。
 成田国際空港会社による第2旅客ターミナルビル増築工事が今秋に終わるまで、エアアジアの乗客は屋外のテントで飛行機行きのバスを待つ。厳しい暑さに乗客もスタッフも額の汗をぬぐっていた。
 エアアジアは10月には、成田と韓国の仁川、釜山を結ぶ路線も就航させる。船橋市の会社員、大曽根辰夫さん(48)は「LCCは近距離国際線として期待している。今後、アジアに路線展開した時の参考にしたい」と、飛行機に乗り込んだ。

8月2日朝刊
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3854チバQ:2012/08/02(木) 12:44:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000108-san-bus_all
格安航空、欠航リスク エアアジア国内線就航 成田発着、競争本格化
産経新聞 8月2日(木)7時55分配信

 全日本空輸などが出資する格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパンが1日、成田空港を拠点に国内線の運航を始めた。これにより国内LCC3社が出そろい、空の価格競争が本格化する。ただ、先行2社では欠航便が出やすいというLCCの弱点が顕在化、格安を引き換えにした「不便さ」が浮き彫りになっている。

 エアアジアは1日から成田−福岡を1日2往復、成田−新千歳(札幌)を1日3往復、3日からは成田−那覇を1日1往復の6往復計12便を運航。10月には成田から韓国の仁川と釜山にも路線を開設する。

 成田−新千歳、福岡は日本航空、全日空、スカイマークにLCC2社の計5社が競合する激戦区で、値引き合戦が本格化。スカイマークは7月31日に、10月1日〜同27日搭乗分の同路線で、ウェブサイトによる早期割引運賃を7800円からに設定すると発表。エアアジアや日本航空系のLCC、ジェットスター・ジャパンの最低運賃と比較しても3千円程度上回るだけだ。

 エアアジアの岩片和行社長は「利益が出る価格を提示している」と強調するが、5月にはウェブサイトでの予約で片道5円で限定1万席販売したほか、今月2日にも限定4千席を片道100円で発売するなど、格安イメージの浸透に躍起だ。早くも消耗戦の様相を呈している。

 一方、予備機を持たず、航空機を有効活用してコストを削減するLCCでは、大手に比べ欠航するリスクが高い。搭乗手続きの遅れや整備の不備などで遅れが重なれば、後続便で欠航を余儀なくされるからだ。

 エアアジアは1日、本来なら第1便の出発前に行う記念式典を出発後にずらしたほか、機体への記念放水も省略した。ジェットスターが7月3日の就航初日、搭乗手続きなどの遅れが響き、新千歳発成田行きの最終便を欠航した事態を踏まえたものだ。

 成田では、地元自治体との取り決めで午後11時から翌朝6時まで離着陸できないため、ジェットスターは新千歳で立ち往生した乗客の宿泊費を負担するなど思わぬ出費を強いられた。同様のトラブルは、新千歳発の夜間便があるエアアジアにも起きかねない。

 3月から関西を拠点に就航している全日空系のピーチ・アビエーションも、「機材の整備」を理由に4〜7月に計14便を欠航した。ピーチは「1機に不具合が出れば欠航するのはLCCの宿命」と理解を求めているが、利用者の不信が高まれば普及の足かせにもなりそうだ。
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3855名無しさん:2012/08/02(木) 12:45:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120802-00000006-mai-bus_all
<エアアジア>次期就航、中部最有力 成田に次ぐ拠点に
毎日新聞 8月2日(木)1時43分配信


拡大写真
「豚骨ラーメンを食べるためだけでも福岡に飛べるように、バスのように気軽な飛行機にしたい」と話すエアアジア・ジャパンの岩片和行社長=福岡市博多区で2012年8月1日、寺田剛撮影

 全日本空輸系の格安航空会社(LCC)「エアアジア・ジャパン」の岩片和行社長は1日、次期就航先として中部国際空港(愛知県常滑市)を最有力候補とする考えを明らかにした。中部空港と着陸料などの就航条件が折り合えば、来年夏にも国内・国際線の運航を開始。成田空港に次ぐ国内2番目の拠点にしたいという。

 岩片社長は、1日就航した福岡空港で毎日新聞などの取材に対し、次期就航先について「具体的には決まっていないが、需要などを考えると総合的に中部が有力だ」と語った。成田からの就航先でもある福岡、新千歳、那覇の3空港と中部との路線開設を検討中。国際線は東アジア路線になるという。

 同社は従来、2番目の拠点空港として24時間運用の可能な中部と北九州空港を有力候補に挙げていた。しかし、岩片社長は「北九州は福岡が近く、都市圏の(需要)取り込みが見えない」と述べた。

 中部空港でのLCC就航は現在、韓国の済州航空のみ。今年は「LCC元年」とされるが、成田や関西国際空港などに大きく後れをとっている。中部空港の11年度の旅客数は889万人と過去最低に落ち込んでおり、中部空港幹部は「便数を増やすことは経営上も重要で、就航自体は歓迎だ」と話している。【寺田剛、高橋昌紀】
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3856名無しさん:2012/08/02(木) 20:38:51
http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120802ddlk12020298000c.html
ちば経済:陸路も価格競争へ 空港バス、1000円均一 東京駅−成田間、最安値 /千葉
毎日新聞 2012年08月02日 地方版

 格安航空会社(LCC)「エアアジア・ジャパン」の国内線運航開始に合わせ、千葉市を中心に路線バス事業を展開する平和交通(同市稲毛区)は10日から、成田空港−東京駅間の高速路線バスでは最安値となる片道1000円均一の「THEアクセス成田」の運行を開始すると発表した。この区間では、先月3日、同じ成田を拠点にするLCC、ジェットスター・ジャパンの就航に合わせて京成バスが片道1000〜2000円の「東京シャトル」を開設したばかり。空路同様、空港アクセスをめぐる地上の値下げ競争も激しさを増している。

 アクセス成田は東京・銀座始発で、東京駅八重洲口を経て、成田へ直行し、所要時間は約1時間。成田行きは東京駅午前5時31分発から午後3時31分発までの9本。成田からは第2旅客ターミナルビル午前7時半発から午後10時半発まで12本を運行。1日の本数は東京シャトル(上下計30本)の7割程度だが、LCCの出発、到着時間に合わせたダイヤで利便性を図っている。

 アクセス成田は、事前予約が不要で、往復ともに1000円。東京方面は片道2000円で、同1000円の成田方面も1カ月前までの予約が必要という東京シャトルとの差別化をはかった。

 また、平和交通は成田−大網駅間にも1日1往復アクセス成田を運行させる。成田行きは午前4時に大網駅発。大網行きは午後10時45分の成田発で、土気、誉田、鎌取の各駅を経由。料金は片道1200〜1500円。直通電車のない外房線沿線の需要の掘り起こしを狙う。【西浦久雄】

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3857チバQ:2012/08/03(金) 19:06:26
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120803/biz12080307340000-n1.htm
日航、再上場に強まる逆風 自民「取引の経緯不透明」
2012.8.3 07:29 (1/2ページ)

決算説明をする日本航空の(右から)植木義晴社長、稲盛和夫名誉会長、大西賢会長=2日、東京都品川区の日航本社(鈴木正行撮影)
 9月の再上場を目指す日本航空に逆風が強まっている。経営破綻後、急速に業績が回復した日航の経営再建を、自民党が再三「問題あり」と指摘。2日には昨年3月に実施した第三者割当増資の経緯について、国会で追及した。日航が、同日開いた平成24年4〜6月期の決算発表で、正当な経営改革の成果をアピールする異例の事態に発展している。





 自民党の西田昌司参院議員が2日の参院国土交通委員会で追及したのは、日航が会社更生法の手続き終了直前の23年3月15日に実施した総額127億円の第三者割当増資について。京セラが50億円、大和証券グループ本社が50億1千万円を引き受けるなど、大手旅行会社や損保など計8社が出資した。西田氏は「日航の二次破綻が懸念された中で8社が増資に応じたのは、更生手続きの終了などで、再上場後の値上がりが確実な情報を知っていたからだ」とし取引の経緯が不透明と主張した。

 これに対し、日航の植木義晴社長は2日の会見で、「数十社に出資要請をした際、更生手続きの終了については説明した」と指摘。その上で、「裁判所の了解を得ている。500億円を目標にしたが、8社、127億円と目標に届かなかった」と述べ、出資要請した各社に公平に情報開示をしており、手続きに問題がないとの認識を示した。金融庁も「法的な問題はない」としている。

 自民党は7月中旬に、「公的支援の恩恵を受けながら、公共性の高い地方路線から撤退し、新規国際線の開設などの積極的な投資をするのは問題がある」として、日航の上場反対を決議。2千億円超の営業利益を出した23年度決算についても、会社更生法に伴う法人税減免などの“特典”のためとして、法人税支払いを求めている。

 植木社長は「残念なことにいくつかの誤解がある」と火消しに躍起。業績回復は、不採算路線からの撤退や人件費の大幅削減、グループ会社の再編などが要因だったと説明した。企業が、前年度決算の補足説明をするのは異例だ。

 日航の好業績と再上場については、ライバルの全日本空輸も「公的支援で競争環境がゆがめられる」と批判。日航としては、今後もそれぞれの指摘に説明責任を果たしていく意向だ。

3858チバQ:2012/08/03(金) 21:02:19
自動化ゲート便利ですよー
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5097690.html
出入国審査、新しい「自動化ゲート」公開
 国際空港での出入国審査を顔で認証する新しい「自動化ゲート」が、3日、公開されました。

 現在の「自動化ゲート」は、事前に登録した指紋とICパスポートを照合させ本人確認をするもので、2007年から全国4つの国際空港に設置されています。

 3日公開された新しい「自動化ゲート」は、その場で顔を撮影し、パスポートの顔写真と照合することができ、指紋の事前登録が不要になります。

 「新しい自動ゲートでは、パスポートをセットします。顔写真とデータが一致すると、ゲートを通ることができます」(記者)

 現在の「自動化ゲート」は、指紋の事前登録に手間がかかるなどの理由で、出入国者の3%ほどしか利用しておらず、法務省は、実証実験を行ったうえで、来年度から、この新しい自動化ゲートを導入したい考えです。(03日17:53)

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3859チバQ:2012/08/04(土) 09:50:13
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120804/bsd1208040501004-n1.htm
日航、来月19日に再上場 東証承認 全日空との対立深まる (1/2ページ)2012.8.4 05:00

 東京証券取引所は3日、経営再建中の日本航空が申請している再上場を承認した、と発表した。再上場は9月19日で、上場後の株式時価総額は6000億円を上回るとみられる。日航は2010年1月に経営破綻し同年2月に上場が廃止されたが、約2年7カ月ぶりに株式市場に復帰する。だが、業績の急回復について自民党からは「もうけすぎ」と批判され、撤退した地方路線復活の要望も高まる。ライバルの全日本空輸との対立も深まっており、新生・日航の経営は厳しさも予想される。

 「路線ごとの採算性を十分に見極め、利便性の高いネットワークを構築する」。日航の植木義晴社長は3日、上場後の経営についてこうコメントした。

 日航は不採算路線からの撤退や大量のリストラなど身を切る経営改革を断行、12年4〜6月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比83.1%増の314億円と、4〜6月期としては過去最高だった。

 ただ、この好調さの裏では、公的支援の恩恵を受けながら採算性の低い地方路線を廃止し、公共性を軽視して利益重視に走っているのではないかとの不満も一部でくすぶっている。自民党の国土交通部会は7月中旬、「地方路線維持のための支援や利益の社会的還元を行うべきだ」と再上場反対を決議。国土交通省は「日航が航空ネットワークの重要な部分を担っているからこそ再生支援が行われた」とするほか、藤村修官房長官も3日の記者会見で、「国民生活に不可欠な路線の維持などについて日航に検討していただいている」と述べるなど、廃止路線の復活圧力は強まっている。

 不採算路線の復活は、日航が進めてきた再建路線を否定するものだ。「真の民間企業」(植木社長)という再上場後の経営に影響を与えかねない。

 一方、全日空が7月3日に発表した約1700億円の公募増資も波紋を広げている。日航の再上場前に全日空が増資をすれば、日航の株を買おうという個人投資家の資金が奪われかねない。日航の稲盛和夫名誉会長は8月2日の会見で「もし(再上場を)妨害するためなら大変問題だ」と不快感をあらわにした。

 これに対し、全日空の殿元清司常務は3日の決算会見で「妨害するつもりはない」と一蹴した。両社の対立が深まれば好採算路線での価格競争に発展する可能性もあり、経営の不安要因ともなりそうだ。

3861チバQ:2012/08/04(土) 22:19:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012080400328
欧州航空大手、2社が赤字=リストラ推進へ−4〜6月期
 【ロンドン時事】欧州航空大手3社の2012年4〜6月期決算が4日までに出そろった。旅客需要の回復で各社軒並み増収を記録したものの、引き続き燃料高が業績を圧迫し、2社が最終赤字を計上。ユーロ圏債務危機の影響で景気見通しが不透明な中、各社ともリストラを進め、経営体質の強化を急ぐ。
 唯一黒字となった独ルフトハンザは、傘下のオーストリア航空でのリストラが奏功した。ただルフトハンザは今後も事業再編や人員削減の手を緩めず、「12年のリストラ関連費用は1億〜2億ユーロ」との見通しを示した。
 仏エールフランス−KLMは、ユーロ安の影響もあって燃料コストが前年同期比12.8%増。さらに為替差損や燃料ヘッジ取引での評価損計上も響いた。同社では経営改善計画を進め、下半期の収益改善を目指す。
 英・スペイン航空持ち株会社IAGは、債務問題に直面するスペインを拠点とするイベリア航空の不振に足を引っ張られた。ウォルシュ最高経営責任者(CEO)は「イベリア航空の問題は深刻で、構造変革が必要」とした上で、9月末までに同航空のリストラ計画をまとめる方針を明らかにした。(2012/08/04-14:26)

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3862チバQ:2012/08/05(日) 14:11:51
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/316731
経営危機越え07年度から黒字 スカイネットアジア 就航10年
2012年8月5日 00:13 カテゴリー:経済 九州 > 宮崎

昨年7月に導入した「ソラシドエア」の新造機 国内の格安航空会社(LCC)参入で空の競争が過熱する中、九州と東京、沖縄を結ぶスカイネットアジア航空(ソラシドエア、宮崎市)が就航10周年を迎えた。経営不振に陥り欠航や運航遅れが頻発した時期を乗り越え、路線を増やし、運航面でも国内大手と肩を並べる“安定飛行”を続ける。新参者のLCCに負けず、上昇気流に乗れるかは、首都圏での知名度アップがカギを握る。

 「ソラは空、シドは種を意味する英語シードで、空から笑顔の種をまく。ソラシドエアのブランド名は地元では定着しつつありますが、関東ではカンボジアかパプアニューギニアの航空会社と思う方もいるようです」。7月中旬に都内で開いた報道機関向け説明会で、高橋洋社長はブランド名の浸透不足を冗談交じりに嘆いて見せた。説明会は2002年の宮崎−羽田線就航以来の試み。新聞、テレビ、雑誌など33社が集まった。

 会場は、観光の新名所となった東京スカイツリー(東京都墨田区)の商業施設内にあるイタリア料理店「LA SORA SEED(ラ・ソラシド)」。有名シェフ奥田政行さんの人気店だ。

 昨年7月、新造機導入を機に決めたブランド名と店名が同じという縁で提携し、九州の食材を使ったメニューの開発や機内販売用お菓子の商品化に共同で取り組む。広報担当者は「東京の新名所にある有名店の力も借りて、『ソラシド』を全国ブランドに押し上げたい」と力を込める。

▼「大手に追いついた」

 02年の就航後、大手より片道で約1万円安い料金を売りに寡占状態の航空業界に切り込んだが、大手の対抗値下げや航空機リース代などの初期投資が経営を圧迫し、経営危機に陥った。

 産業再生機構の支援(04〜07年)や全日本空輸(ANA)との業務提携で経営再建を果たし07年度以降は黒字が続く。宮崎−羽田線でスタートした路線も現在は宮崎、熊本、長崎、鹿児島、大分の5空港と、羽田や那覇を結ぶ9路線1日54便に拡大した。

 昨夏までは中古10機のフル稼働状態で代替機がなく、1機のトラブルが複数便の欠航や出発遅れにつながった。昨年、新造機2機を追加して以降は2〜3機を予備機に回し、就航率や定時出発率が改善した。同社は14年までに新造機10機、中古2機体制に移行する計画で、運航担当者は「大手に追いつき、上回るレベル」と胸を張る。

▼「LCCに負けない」

 7月31日の東京・羽田空港到着ロビー。宮崎出張で行きはソラシド、帰りは大手航空会社に乗ったという東京都内の会社員男性(50)は「座席幅も広く、飲み物の無料サービスもあるソラシドの方が良かった。値段も安いし。でも空席が多かったようだ」と振り返った。

 実際、搭乗率は伸び悩んでいる。11年度の羽田発着便の平均搭乗率は63・6%で前年度から0・4ポイント下がった。那覇発着便の搭乗率は前年度より1・4ポイント増えており、都内の旅行代理店スタッフは「首都圏での認知度はまだまだ低い。新造機導入で座席提供数が増えたのに、集客が追いついていないのでは」と指摘する。

 ソラシドは羽田空港の運営会社と共催で羽田空港の見学ツアーを開いたり、フォトコンテストを実施したりと、首都圏での知名度アップに知恵を絞る。7月の記者説明会でも、広報担当者が出席者に「何かいいアイデアはないですか」と“逆取材”して回った。

 高橋社長は言う。「特産品の機内販売など、大手にもLCCにもないサービスを追求し、『九州・沖縄の翼』としての個性を定着させたい」

=2012/08/05付 西日本新聞朝刊=

3863チバQ:2012/08/06(月) 18:49:34
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120806/bsg1208061723001-n1.htm
安さ魅力だけど…LCC乗り換え消極的 安全・サービスに不安2012.8.6 16:22


 今年に入って就航が相次ぐ格安航空会社(LCC)に対し、既存の航空会社から乗り換えようという意見は少数にとどまっていることが、ふくおかフィナンシャルグループ傘下のコンサル会社「FFGビジネスコンサルティング」が実施したアンケートの結果、分かった。

 アンケートはインターネットを通じて、福岡県在住の300人を対象に実施した。

 LCCの利用状況や意向を複数回答で尋ねると、「すでに利用しており、今後も乗りたい」が11.7%。「機会があれば利用したい」が44.7%だった。

 一方で、「これまで利用していた航空会社より優先してLCCを使いたい」は9%、「これまで飛行機は利用していなかったが、LCCができたので利用したい」が6%と、大手航空会社や新幹線などからLCCに乗り換えようという意見は限定的だった。

 LCCを利用したくない理由(複数回答)では、「安全性が心配」(67.4%)、「事故の場合の補償が心配」(47.8%)、「座席や通路が狭い」(43.5%)となった。FFGビジネスコンサルティングでは「LCCは低価格が最大の武器だが、安全性やサービス面に顧客が不安を感じている結果が現れた」とする。

3865チバQ:2012/08/08(水) 22:28:11
現状
上海虹橋:4往復(JAL/ANA/中国東方/上海 各1往復) → ワンワールド1、スターアライアンス1、スカイチーム2
北京首都:4往復(JAL/ANA各1往復 中国国際2往復) → ワンワールド1、スターアライアンス3

変更
上海虹橋:8往復 
北京首都:4往復 →14年3月からプラス4便
広州  :4往復

http://mainichi.jp/select/news/20120809k0000m020069000c.html
航空自由化:日中が締結 羽田−中国の定期便倍増も合意
毎日新聞 2012年08月08日 21時09分(最終更新 08月08日 22時21分)

 日本、中国両政府は8日、両国の航空会社が路線や便数を自由に設定できる「航空自由化(オープンスカイ)協定」を締結したと発表した。日本とオープンスカイを結ぶ国は18カ国・地域になった。発着枠に余裕がない成田、羽田、北京、上海の4空港は対象から外したが、能力増強が進めば改めて検討する。また、羽田と中国を結ぶ昼間時間帯(午前6時〜午後11時)の定期便を来年3月から、1日16便に倍増することでも合意した。

 日中間では現在、旅客便で週計668便、貨物便で同82便を運航。輸送実績は、東日本大震災のあった11年でも728万1000人(10年は740万人)と3年前の08年比10%増。国別では韓国、米国に次ぐ3位で、全体の約15%を占める。自由化を機に、関西、中部両国際空港をはじめ、路線の拡充と利用増が進むとみられる。

. 自由化対象外の羽田も、4本目の滑走路完成(10年)に伴う段階的な発着枠の追加に伴い、増便を図る。具体的には、昼間時間帯に▽上海線を日中双方で1日2便ずつ増便▽広州線を新設し、日中双方で2便ずつ運航−−する。羽田の国際線発着枠が現在の2倍の年間6万回に増える14年3月末以降、北京線も日中双方で2便ずつ増やし、現在の2倍の1日8便とする。

 羽田雄一郎国土交通相は8日、記者団に「中国の国際航空需要を呼び込むことで、観光振興や経済発展への寄与が期待できる」と述べた。【宇田川恵】

 ◇オープンスカイ◇
 航空会社による国際線の路線や便数の設定を自由化する2国間の協定。国際線の路線や便数は原則として政府間交渉で決められ、航空会社はそれに従わなくてはならない。締結すると、発着枠に余裕があれば、両国の航空会社は政府の判断を仰がずに路線、便数を決められるようになる。日本政府は10年10月、米国と初めて締結。その後も韓国やシンガポールなどアジア各国を中心に締結を進めている。

3866チバQ:2012/08/08(水) 22:28:51
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=54482
日中間に段階的オープンスカイ−3年ぶり合意、羽田昼間も
2012年8月8日(水)

 日中航空関係の拡大について、北村国土交通審議官と中国民用航空局の夏副局長との意見交換が8月8日に実施され、日中間の段階的なオープンスカイと羽田路線の増便に関して合意した。日中間の航空交渉が合意に至ったのは、羽田の再国際化にあわせて枠組みを作った2009年以来のこと。

 オープンスカイについては、北京と上海、成田と羽田以外で実現。同4空港については引き続き検討となるが、北京、上海、成田関連路線は、使用可能なスロット数を拡大した。具体的には中国側が使用できる成田のスロットを現行の週170便から週198便とし、日本側が使用できる北京と上海のスロットを、週370便から週388便とした。いずれも、合意後、直ちに実施可能とする。

 また、羽田路線の増便では、2013年3月末から羽田昼間時間帯の使用を可能とする。対象路線は羽田/上海(浦東)、羽田/広州で、それぞれ日中双方で1日2便ずつ。ただし、上海は将来的に虹橋の国際枠が増加する場合、浦東からの振り替えを可能とした。

 さらに、国際線の発着枠が3万回から6万回に増加する段階(早ければ2014年夏期スケジュール)で、羽田/北京を日中双方1日2便ずつ可能とするほか、深夜早朝枠では2013年3月末から、羽田/中国国内地点を日中双方1日2便ずつ使用できるようにする。

3867チバQ:2012/08/08(水) 22:31:02
>>3865
訂正
現状
上海虹橋:4往復(JAL/ANA/中国東方/上海 各1往復) → ワンワールド1、スターアライアンス1、スカイチーム2
北京首都:4往復(JAL/ANA各1往復 中国国際2往復) → ワンワールド1、スターアライアンス3

変更
上海虹橋:4往復 
上海浦東:4往復
北京首都:4往復 →14年3月からプラス4便
広州  :4往復
深夜早朝;4往復
ってことか

3869チバQ:2012/08/09(木) 22:30:28
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/94885
鉄道増え、車5割切る 「スカイアクセス」開業影響 成田空港への交通手段
2012年08月09日 10:39
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 成田国際空港会社(NAA)は今年3月に実施した成田空港への交通アクセス実態調査結果の速報値をまとめ、前回2010年3月の調査と比べて出発旅客が鉄道を使う割合が増えた一方、バスを含む自動車類の利用は5割を切ったことが分かった。東京都心部から千葉ニュータウン地区を通る最短鉄道経路「成田スカイアクセス」が10年7月に開業した影響とみられる。

 NAAによると、3月9日、成田空港の14カ所で全入港者の交通手段を調べた。2年前も同じ3月上旬の金曜日に調査している。

 出発旅客の鉄道の利用割合は42・5%で、2年前から3・6ポイント増えた。京成電鉄が運行するスカイアクセス線の利用が新たに14・9%(直通スカイライナーは8・7%)を占め、京成本線の13・8%(10・4ポイント減)と合わせ、京成利用者の割合は4・5ポイント増の28・6%に。JR利用者は0・8ポイント減の13・9%となった。

 一方、自動車類の利用割合は6・9ポイント減の49・2%。内訳はバス類が5・5ポイント減の36%で、乗用車は0・9ポイント減の10・4%だった。


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3870チバQ:2012/08/10(金) 01:33:20
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005279031.shtml
大阪空港へ新規乗り入れ検討 京都のバス会社 
 京都府北部の丹後半島を拠点にする「丹後海陸交通」(京都府与謝野町)が、9月にも高速バス路線を大阪(伊丹)空港に乗り入れることが分かった。6月末、国土交通省近畿運輸局に申請し、認可を待っている。


 大阪空港の運営をめぐっては、今年4月に新関空会社が発足し、7月に関空と経営統合。大阪空港へのアクセス拡大などを経営戦略に掲げており、空港ビルを運営する「大阪国際空港ターミナル」(OAT)がバス路線の乗り入れを積極的に進めている。

 丹後海陸交通は現在、宮津‐大阪・梅田を阪急バスと共同で1日3往復運行。京都方面から西宮、宝塚、新大阪を経て梅田に向かうルートを、宝塚の次に大阪空港を経由する経路に変える。

 京都側の発着点を峰山(京都府京丹後市)まで延ばすなどの変更もあり、同交通は「京丹後の周辺住民の要望が強く、OATの意向と合致して乗り入れを決めた」と説明。1日1往復の阪急バスは従来のルートで運行を続ける見通し。

 国交省大阪空港事務所によると、大阪空港に乗り入れる高速バスやリムジンバスは、現在、大阪府内を中心に三宮、姫路など17路線。今年3月には鳥取、米子、舞鶴を結ぶ路線が新たに開通した。(小川 晶)

(2012/08/09 08:13

3871チバQ:2012/08/14(火) 15:31:43
>>3793>>3795>>3811
http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201208130035.html
英BAの親会社IAG、アメリカン航空株取得検討の可能性
 [ロンドン 12日 ロイター] 英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の親会社IAGは、ワンワールド・アライアンスの提携先である米アメリカン航空の株式取得を検討する可能性がある。IAGのライバルである米デルタ航空によるアメリカン航空買収を阻止する可能性のある動きとなる。

 IAGの広報担当者は12日、「もしアメリカン航空が歓迎するのであれば、同社の株式取得を検討する」と述べた。

 このコメントはIAGのウィリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)が英紙メール・オン・サンデーに対し、「もし投資に向けた強力な戦略上の理由があれば、IAGは株式の取得に門戸を開いている」と語ったことを受けた。ただしウォルシュCEOは投資は小規模になると付け加えていた。

 IAGに近い筋によると、アメリカン航空の株式取得の可能性が言及されたことは、デルタ航空の買収提案に向けた動きとは関連していない。だがデルタ航空はアメリカン航空取得を目指しているとされており、それが成功すれば、ワンワールド・アライアンスからのアメリカン航空の離脱と、大西洋路線でのIAGとの競争激化が想定される。

 航空分野を担当する銀行筋は「アメリカン航空はIAGのワンワールド・アライアンスで鍵となる航空会社。IAGはデルタ航空やUSエアウェイズなどによる買収の動きを阻止するためにできることは何でもするだろう」とコメント。米国の法律で許可される最大限の25%を買収する提案を行うことも考えられるという。

3872チバQ:2012/08/14(火) 15:32:21
http://www.afpbb.com/article/economy/2894871/9357198
伊格安航空が経営難で運航停止、予約30万件残し
2012年08月13日 11:17 発信地:ローマ/イタリア
【8月13日 AFP】経営難に陥っていたイタリアの格安航空会社ウィンドジェット(Windjet)が12日未明、多くの予約客を残したまま運航を停止し、ローマ(Rome)のフィウミチーノ空港(Fiumicino Airport)では行き場を失った予約客数百人が空港で夜を過ごした。

 同国メディアによれば、イタリア民間航空局(ENAC)は同日、ウィンドジェットの「明らかな能力の欠如」に対するしかるべき措置を取る方針を示した。運航資格の取り消し処分を科す構えとみられている。

 ENACによれば、ウィンドジェットには今年10月までに約30万件の予約が入っている。11日夜にローマを出発予定だったイスラエル・テルアビブ(Tel Aviv)行きの便は直前で欠航となり、搭乗を予定していた200人ほどの旅行客は空港で夜を過ごし、12日午後になっても行き場のない状態となっていた。

 ENACは11日に緊急対策センターを立ち上げ、ウィンドジェットの予約客が小額の追加料金を払えばアリタリア(Alitalia)航空、メリディアナ(Meridiana)、ブルーパノラマ(Blue Panorama)といった航空会社の便を利用できるよう手配している。アリタリアとメリディアナは、シチリア(Sicily)とローマ、トリノ(Turin)、ミラノ(Milan)、ベローナ(Verona)、ボローニャ(Bologna)などの主要都市を結ぶ臨時便を運行すると発表した。

 経営再建中のウィンドジェットはアリタリア航空との買収交渉が決裂した10日以降、予約のキャンセルや発着の遅れが多発していた。

 アリタリア航空は数か月前からウィンドジェットと買収交渉を行っていたが、同社が不利な条件を押し付けようとしているとウィンドジェットのステファノ・ラントゥチオ(Stefano Rantuccio)最高経営責任者(CEO)から非難されたことを受け、買収交渉から手を引いていた。

 アリタリア航空は、ウィンドジェットを経営難から救うことを目的とした仮契約の内容を尊重する意思が全くなかったとしてウィンドジェット側を非難している。(c)AFP

3873チバQ:2012/08/14(火) 15:33:05
http://www.cnn.co.jp/business/35020356.html
米民間旅客機が「空港間違えて」着陸、新規就航の路線で
2012.08.11 Sat posted at 14:18 JST

(CNN) 米国の航空会社シルバー・エアウェイズは11日までに、同社が東部ウェストバージニア州で運航する地域路線の「ユナイテッド・エクスプレス」便で目的地とは違う空港に着陸する間違いがあったと発表した。

米連邦航空局(FAA)が原因を調べているが、着陸空港を間違えた路線への就航は8月1日から始まったばかりだった。

同航空によると、問題のフライトは同州モーガンタウンを出発し、クラークスバーグへ向かう予定だった。しかし、目的地から約16キロ離れたフェアモント空港に着陸していた。

スウェーデンのサーブ社製の小型航空機には乗客11人と乗員3人が搭乗。シルバー・エアウェイズの声明によると、乗客全員は新たな便でクラークスバーグに運ばれた。

同社は今回の不始末について乗客に謝罪を表明。着陸空港を間違えたことについて内部調査を開始したとも発表した。調査の間、乗員3人の職務停止も決めた。

シルバー・エアウェイズは米フロリダ州フォートローダーデールに本拠を置き、昨年事業を開始した新興航空。同社の公式サイトによると、保有機材は計31機で、1日120便を運航している。

3874チバQ:2012/08/14(火) 15:35:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120814-00000053-reut-int
JFK空港の1億ドル警備システム、徒歩の男性に破られる
ロイター 8月14日(火)11時27分配信


拡大写真
8月13日、米JFK空港で男性が敷地内に侵入する事件があり、米同時多発攻撃後に約1億ドルをかけて導入された警備システムがなぜ機能しなかったのか問題となっている。写真は2010年10月に同空港で撮影(2012年 ロイター/Jessica Rinaldi)

[ニューヨーク 13日 ロイター] 米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で10日、男性が敷地内に侵入する事件があり、米同時多発攻撃後に約1億ドル(約78億円)をかけて導入された警備システムがなぜ機能しなかったのか問題となっている。

当局や地元紙によると、侵入したのは31歳の男性で、10日に空港南西のジャマイカ湾でジェットスキーが故障し、空港まで泳いでたどり着いたという。男性は歩いて空港敷地に入り、侵入者対策用のセンサーやカメラを通り過ぎて、空港ターミナルに到着。そこで、空港職員から連絡を受けた警備当局に不法侵入容疑で拘束された。

ニューヨーク・ニュージャージー州港湾局は、「事件の迅速な調査と完全な捜査を求めている」とし、警備システムの改善について、製造元である米軍需製品メーカーのレイセオンと意見交換していると明らかにした。

また、同空港では敷地周辺のパトロールが強化されているという。

3875チバQ:2012/08/15(水) 20:45:18
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120815/bsd1208150502004-n1.htm
航空不況で姿消すファーストクラス 経費節減、マイル派にも押され… (1/3ページ)2012.8.15 05:00

マレーシア航空のファーストクラス。豪華な旅を楽しめるが、航空会社の経営環境は厳しさを増している(ブルームバーグ)【拡大】

 空飛ぶホテルとも呼ばれる「ファーストクラス」の座席が米欧の航空会社などで急速に姿を消しつつある。世界的な景気減速を背景に経費節減で企業の利用が減り、収益増に直結しないグレードアップでの利用客が増えているため、各社はリストラを余儀なくされた格好だ。一方、日本の航空会社は国際線の同クラス以外で座席の快適さを高める戦略をとっている。

 米、提供は3割未満

 「ファーストクラスの死」。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、少しばかりショッキングな見出しを掲げた特集記事を7月に掲載した。同紙によると欧州やアジア、南米に就航している米航空会社の航空機約500機のうち、ファーストクラスを提供しているのは3割未満にとどまる。

 アメリカン航空は国際線ファーストクラスの座席数を約9割も減らす計画を5月に発表。ユナイテッド航空も約3分の1の削減に踏み切る見通しだ。オーストラリアのカンタス航空は一部の長距離路線を除いてファーストクラスを廃止し、ドイツのルフトハンザ航空も座席数を縮小している。

 航空会社や路線にもよるが、ファーストクラスの正規料金は往復1万5000ドル(約120万円)を超す便もある。以前から「料金とサービスが見合わない」との声はあったが、欧州債務危機や米景気の減速もあって富裕層は財布のひもを締め、出張予算が削られた法人客もビジネスクラスで辛抱するか「マイルをためてファーストクラスにアップグレードしている」(ウォールストリート・ジャーナル紙)のが実態だ。

 調査会社によると、正規料金でファーストクラスを利用する乗客は国際線で約25%にとどまり、米国内線では約15%しかいない。窮屈なエコノミークラスへの不満も根強く、CNNテレビは「ロングフライトでは拷問に近く、エアラインは不満を和らげる工夫を余儀なくされている」と指摘する。ユナイテッドは追加料金を払えば少し広めの座席に座れる「エコノミー・プラス」を数年前に導入した。

 燃料価格の高止まりや格安航空会社(LCC)の参入などで、航空会社の経営環境は厳しさを増しており、ファーストクラスをビジネスクラスに統合する動きも出ている。

日本は快適さに注力

 一方、日本航空と全日本空輸は国内と欧米などを結ぶ長距離路線でファーストクラスを設定しているが、欧州危機などの影響は不透明で「座席数は増やしても減らしてもいない」(日航)という。

 両社とも運航便を大幅に増やして国際線事業を拡大する計画を打ち出しながら、ファーストクラスは現状維持にとどめる。ただ「ホテルと同じようにグレードの高いサービスがないと、利用客のニーズを十分に満たせない」(全日空)として削減はせず、富裕層を中心とする一定の需要に応じる構えだ。

 ファーストクラスを利用しない法人客の獲得に向け、全日空は欧米6路線の「プレミアムエコノミー」に新シートを導入。通常のエコノミー席よりもゆったりと座れる快適さを向上させ、リピーターの拡大を目指す。

 日航は国内線の座席を充実して差別化を急ぐ。運賃に8000円追加して利用できる「国内線ファーストクラス」を羽田発着の福岡、札幌(新千歳)、大阪(伊丹)に加え、8月からは那覇にも導入した。「国際線のファーストクラス利用者からの要望も多い」(日航)といい、富裕層の囲い込みを狙っている。(ワシントン 柿内公輔、西川博明)

3876チバQ:2012/08/17(金) 21:08:40
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-195801-storytopic-4.html
海外からの観光客誘客 国際線発着枠で課題も2012年8月17日
国際線の発着枠が窮屈になっている那覇空港国際線ターミナル
 海外の航空会社から沖縄への就航の要望がある一方で、那覇空港の発着枠が逼迫(ひっぱく)しているため就航できない事態が出てきている。実際に台湾と中国の航空会社から就航の要望があったが、受け入れ可能な時間帯がわずかなため、それぞれ就航実現には至っていない。ターミナルが小規模で、大量の旅客の対応に追い付かないことも要因の一つとなっている。
   ◇   ◇
 台湾と沖縄の経済交流を促進する台湾琉球協会の藩孟安(はんもうあん)理事長が15日、県庁に上原良幸副知事らを訪ね、高雄―那覇路線の就航を要請した。上原副知事は就航には歓迎の意向を示した一方、同席した下地明和企画振興統括監は「着陸の時間帯が非常にタイト(混み合っている)で、ターミナルでの受け入れの時間も、うまく調整できないのが現状だ」と説明した。
 現在、那覇空港の国際路線は、台湾や中国を含め10社の週59便が就航している。新規就航できるのは、夏ダイヤでは午前7時〜8時半と夜の一部などの時間帯だけで、わずかしか残っていない。
 さらに施設面の不利性もある。国際線ターミナルは搭乗手続き窓口などが狭く、地上サービス会社との調整もあり、大量の旅客に対応できないのも大きな問題だ。
 今年6月、台湾の遠東航空は高雄―那覇路線の定期チャーター便就航を要望していた。だが那覇空港で利用可能な発着時間帯は集客に不利だとして旅行会社などの協力が得られず、結局就航は実現できなかった。沖縄ツーリストの東良和社長は「機会損失は悲しい。県がリーダーシップを取って、国際ターミナルの整備を一刻も早くしてほしい」と述べ、中長期的戦略の必要性も指摘した。
 県は2012年度、那覇空港ビルディングに約2億円を出資し、14年初めに新しい国際線旅客ターミナルビルを完成させる予定。県は完成までの間、航空会社に残る時間帯枠の有効利用を促すが、航空会社側の要望とは、かみ合っていないのが現状だ。(呉俐君)

3877チバQ:2012/08/17(金) 21:19:46
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001208170002
「黒字路線にできる」
2012年08月17日

 来年7月に札幌丘珠―青森三沢線の開設を目指す北海道エアシステム(本社・札幌市)の田村千裕社長が16日、青森県庁を訪問した。田村社長は訪問後、報道陣に「黒字路線にできる」と自信を見せた一方、「道外路線の開設には道民の理解が欠かせない」とも述べた。


 同社は1997年に設立され、筆頭株主は北海道。道内で6路線を運航しているが、経営難に伴い2路線の休止を計画している。丘珠―三沢線は36人乗りの機体で毎日1往復する予定で、開設されれば同社唯一の道外路線となる。


 田村社長は「青森県側は、三沢線の開設を好意的に受け止めてくれた」と説明、「おおまかな予測では黒字が見込める。経営を支える重要な路線になってほしい」と期待する。今年11月ごろに三沢へのチャーター便を複数回飛ばし、細かい需要調査をするという。


 一方で田村社長は「今年から来年にかけて、収支が見込めず休止する道内路線もある。道外の三沢線を開設するには、休止路線の地元の理解が必要だが、なかなか難しい」とも述べた。三沢市や青森県に三沢線開設に伴う出資は求めないという。


 三沢空港の定期路線は現在、日本航空の羽田便だけ。北海道との路線は、2007年に新千歳便が運休して以来途絶えている。

3878チバQ:2012/08/17(金) 22:00:09
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2895658/9369521
ガス欠の仏旅客機、内戦状態のシリアに着陸 乗客から燃料費カンパ
2012年08月17日 12:27 発信地:ベイルート/レバノン
【8月17日 AFP】仏パリ(Paris)発のエールフランス(Air France)の旅客機が、目的地のレバノン・ベイルート(Beirut)で情勢不安が生じたことから行き先をヨルダンへ変更しようとしたものの燃料が足りず、内戦状態にあるシリアの首都ダマスカス(Damascus)に着陸する騒ぎがあった。しかも、追加の燃料費は乗客からカンパを募ったという。同機の乗客らが16日、AFPに語った。

 乗員乗客185人を乗せて15日夜にパリを飛び立ったエールフランスのボーイング(Boeing)777型機は、目的地のベイルート空港に通じる道路で暴動が発生したため、行き先をヨルダンの首都アンマン(Amman)に変更した。ところがアンマンに向かうには燃料が足りないことが分かり、急きょダマスカスに着陸したという。

 仕事で同便に搭乗していたという男性(42)は、「シリアに着陸すると兵士が大勢見えた。何か問題が起きたらしいと思っていたら、燃料費を払うお金がないというんだ」とAFPの取材に語った。この男性によると、乗務員たちは乗客に「燃料費を寄付してくれれば問題を解決できる」と、カンパを求めてきたという。

 エンジニアの男性(23)も、ダマスカスでエールフランス側と空港側が「燃料購入の交渉をしていた。エールフランスは現在、ダマスカスに就航していないためシリアに口座を持っていないからだ」と証言した。同社は3月にシリアで反体制デモが発生したことを受けて、ダマスカス便の就航を中止している。

 同機はダマスカスに2時間駐機した後、地中海の島国キプロスのラルナカ(Larnaca)に向かった。

 匿名で取材に応じたエールフランス従業員によると、ダマスカスでの給油に際し、乗務員は当初クレジットカードで燃料費を支払おうとした。しかし、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権に課された経済制裁のため、代金の引き落としが不可能だということが判明したという。ただ、この従業員は結局どのようにして燃料費が支払われたかは明らかにしなかった。(c)AFP

3879チバQ:2012/08/18(土) 22:32:24
>>3823
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-195843-storytopic-4.html
那覇―香港線検討 ジェットスター 時期は未定2012年8月18日  格安航空会社(LCC)のジェットスター傘下のジェットスター香港が、那覇―香港線の就航を検討している。ジェットスター・ジャパン(千葉、鈴木みゆき社長)の市野剛広報課長は17日、就航時期は明確にしなかったが「那覇―香港線の就航が検討されている」と述べた。
 ジェットスター香港はジェットスターと中国東方航空が提携して2012年3月に設立された。13年内に初就航する。
 一方、ジェットスター・ジャパンは、那覇―成田を含む同社の人気路線の増便を予定している。現在那覇―成田線は1日2往復4便で運航している。那覇線や新千歳線の人気路線は予想を超えてほぼ満席の状態だという。
 ジェットスター・ジャパンは今後3年内に、180席のエアバスA320機を現在の4機から24機に拡大する予定。成田―那覇、関西―福岡など6路線に加えて新規就航も検討している。

3881チバQ:2012/08/20(月) 21:31:44
http://www.asahi.com/business/news/xinhuajapan/AUT201208200100.html
2012年8月20日15時31分
燃料不足で緊急着陸 欧州の格安航空、操縦士に燃料削減圧力

【新華社発】 ある航空機操縦士組合が16日、アイルランドの格安航空会社、ライアンエアーが操縦士に対して燃料使用量を減らすよう圧力をかけたことで、航空機3機が燃料不足によって緊急着陸したと告発した。 ライアンエアーの旅客機3機が7月26日、スペインのバレンシア空港に相次いで着陸した。AFP通信はスペインの航空管理当局者の話として、操縦士が燃料不足を報告し、緊急着陸を要請したことによるものだったと報じた。 ドイツの航空機操縦士組合の広報担当者が16日、スペインの首都マドリードの空港に着陸すべきだった便だが、燃料が足りず、バレンシアに着陸するしかなかったと説明。「燃料は最も重要なランニングコストであり、特に格安航空会社にとってはそうだ」と強調、ライアンエアーは燃料使用の多い航空機の操縦士に対して「大きな心理的圧力」を加え、燃料削減を強いていたと述べた。 アイルランド紙サンデー・インディペンデントによると、ライアンエアーは便ごとの燃料積載量を指定し、操縦士に給油をできる限り少なくし、基準値を超えれば書面での説明を行うよう求めている。 ドイツの航空機操縦士組合の広報担当者は「燃料の積載が多ければ航空機は重くなり、燃料消費が増える。ただフライト上の安全は操縦士次第で、燃料積載量は操縦士が決めるべきだ」と強調した。 ライアンエアーでは緊急着陸について、「マドリードの天候が悪かったため、バレンシアに着陸することとなった。正常な着陸であり、緊急着陸ではない」と釈明している。バレンシア空港の上空を約1時間旋回しても、着陸時の燃料は30分間のフライトに耐える量だったとした。 スペインの消費者協会がこのほど航空管理当局に対してライアンエアーの手法が「乗客の安全を著しく脅かすものだ」と訴え、3年間の免許停止処分と450万ユーロ(約550万米ドル)の罰金を課すよう求めた。当局は調査に着手しており、ライアンエアーは協力すると表明している。(翻訳 金慧/編集翻訳 恩田有紀)

3882チバQ:2012/08/20(月) 21:38:11
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120820/bsd1208200501000-n1.htm
【ニッポン経済図鑑】茨城空港 小さなロビー、メリット凝縮 (1/3ページ)2012.8.20 05:00
 ■コスト削減へ 工夫積み重ね

 東京都心から常磐道を利用して1時間半ほど車で走ると、日本の空港で最も新しい茨城空港の姿がみえてくる。約2年半前の開港以降、来場者は6月末現在で累計220万人を数えた。乗客以外の見物客が約7割を占め、イベントが行われる週末を中心ににぎわいをみせる。

 「あれ、見えない…」。ターミナルビル2階の展望デッキで戸惑う人は少なくない。周囲の光景が角度によっては曇りガラスで遮られる。これでは離着陸する航空機の姿を楽しめない。

 滑走路を共同で利用している航空自衛隊百里基地を「国防上の理由」(空港関係者)で、詳しく観察できないようにするための措置だ。ただ、何とかして視界にとらえようとガラスの柱部分によじ登ったり、しゃがみ込んで隙間からのぞき込む見学者らは後を絶たない。他では見られない奇妙な見学風景が一種の空港名物と化している。

 茨城空港のキーワードは「コンパクト」。ビルの幅は約120メートル、奥行き約40メートル。第1ターミナルビルの幅が1キロを超える羽田空港に比べると、圧倒的に小さい。運営する茨城県開発公社によると、国内外の路線に対応したターミナルビルでは国内で最小規模という。小さいゆえに、すぐに搭乗チェックを済ませられるメリットがある。

        ◇

 「ローコスト」も重要なキーワードだ。空港内を離着陸する旅客機の動きに工夫の一つがうかがえる。一般的な空港では着陸した旅客機は駐機場へ真っすぐに進入し、離陸時には空港の専用車両が「プッシュバック(押し出し)」を行い、機体を方向転換する。一方、茨城空港では空港ビルに向かって斜めの状態で駐機することで、プッシュバックを省く「自走式」を採用。運営経費削減につなげている。

 また、搭乗客が旅客機を乗り降りする際は原則としてタラップを使い、空港ビルまでは歩いてもらう。搭乗・到着口を空港ビルの1階に集約した構造上の理由もあるが、搭乗橋の維持管理費を省ける効果は大きい。こうした積み重ねを生かし、羽田、成田の各国際空港よりも30%以上も安い着陸料を実現している。

 2010年7月には中国・上海を拠点とする格安航空会社(LCC)の春秋航空が就航した。上海便の最安値を片道4000円で販売したことが話題を呼び、空港の知名度アップに貢献するだけでなく、9割の搭乗率を誇る「ドル箱路線」となっている。11年10月には豪州の独立系航空シンクタンクのCAPA(シドニー)から、アジア太平洋・中東地域の空港で最も素晴らしい「LCC対応空港」に日本の空港として初めて選ばれた。

 「約1300台を収容できる無料駐車場や、東京駅との間を片道500円で結ぶバスも魅力の一つ」(茨城県の渡辺政美・空港対策監)。空港関係者は、気軽に旅客機を利用できる雰囲気づくりを大切にしているという。(西川博明)

                  ◇

【用語解説】茨城空港

 茨城県小美玉市与沢1601の55。2010年3月11日に国内で98番目、首都圏では3番目の空港として開港した。正式名は百里飛行場。軍民共用空港で設置管理者は国。8月現在、国内線はスカイマークが札幌、神戸(各1日2往復)の各便と那覇便(1日1往復、10月から神戸経由)を運航。国際線は中国・春秋航空の上海便が週6往復する。昨年3月の東日本大震災の影響で韓国・アシアナ航空のソウル便は運休が続く。

3883チバQ:2012/08/20(月) 22:10:03
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120820-OYS1T00279.htm
選挙中の会合に政調費、鹿児島県議2人

 鹿児島県議会自民党県議団の柴立鉄彦(64)、永田憲太郎(65)の両議員が、昨年4月の県議選の選挙運動期間中に選挙区内で開かれた有権者らの会合への参加を調査活動に当たるとし、政務調査費から計約4万円を受け取っていたことが、読売新聞の調べでわかった。県議会の指針は、政調費を選挙活動に充てることは不適当と規定しているが、2人は会合で投票を呼びかけたことを認めている。識者は「選挙活動と受け止められても仕方なく、不適切な支出」と指摘している。

 同県議会では、議員1人あたり月30万円の政調費を会派に交付。同県議団は調査活動を行った場合、選挙区内は原則1日2400円、選挙区外は同5400円を定額支給している。収支報告書によると、柴立議員は、9日間の選挙運動期間中、毎日開催された町内会関係者との意見交換会や業界団体の会合への出席について、調査活動費として9日分計約2万円を受け取った。

 柴立議員は「普段から行っている意見交換で、選挙中でも調査活動だと考えた」とした上で、「選挙中に有権者に会って『お願いします』と言わない候補者はいない。投票は呼びかけた」と述べた。永田議員も選挙期間中に老人会や企業の会合などに出席し、「地域の課題について意見交換した」として、8日分計1万9200円を受給。永田議員は「選挙中に何も言わずに帰れば『やる気があるのか』と思われる。当然、『お願いします』と言った」と話した。

(2012年8月19日 読売新聞)

3884チバQ:2012/08/21(火) 21:36:26
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120821/mca1208210503003-n1.htm
国交省 航空機の規制100項目見直し LCC参入促進 安全懸念も (1/2ページ)2012.8.21 05:00
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格安航空会社、ピーチ・アビエーションの旅客機=3月、関西空港【拡大】
 国内航空各社の競争力を強化し、格安航空会社(LCC)の参入を促進させようと、国土交通省が航空機の安全に関する規制見直しを進めている。「コスト削減や利便性向上につながる」と各社が歓迎する一方、現場から「安全確保を損なう」と不安の声も上がっている。

 見直しは国交省が2010年に打ち出した成長戦略の重点課題の一つ。航空各社から計129項目の要望を聞き取り、昨年12月〜今年4月に有識者委員会で検討、うち100項目の見直しを決めた。

 これまでの作業で、引火の危険性から「原則禁止」だった乗客乗降中の航空機への給油を「条件により可能」としたほか、パイロット不足を背景に60歳以上の機長・副操縦士によるフライトを解禁。また、機種によってフライト間の点検は不要と明確化した。さらに、整備士の資格取得の要件を減らし、副操縦士への昇格試験を実機でなくシミュレーターでできるよう検討している。

 国交省は100項目を全て緩和した場合、年間約30億円のコスト削減効果があると試算。安全上問題ないと判断したものから順次緩和を進め、検討中の項目についても13年度中に結論を出す方針だ。

 同省航空局は「技術の進歩で時代に合わなくなった規制が少なくなかった。ただ国際標準を下回るような緩和はしない」としている。

 乗降中の給油の認可を要望したLCCのピーチ・アビエーションの担当者は「給油は遅れが生じた際に限定するつもりだが、駐機時間を15分は短縮できる」と歓迎する。パイロットの年齢制限緩和については、健康管理体制などの条件が厳しく「60歳以上の機長・副操縦士のコンビはなかなか実現しない」という。

 一方、航空各社の労働組合でつくる航空労組連絡会(航空連)と日本乗員組合連絡会議(日乗連)は6月、「航空輸送の安全確保を損なう」として、乗降中の給油の認可や整備士の資格要件緩和など12項目の緩和中止を国交省に要請した。

 航空連の中川明副議長は、規制緩和により「航空機の駐機中、経験ある整備士が近くにいない状況が増える」と指摘。07年に那覇空港の駐機場で中華航空機が炎上した事故で、整備士がいち早く燃料漏れと煙に気付いて操縦室に知らせた例を挙げ「拙速に緩和すべきでない」と話している。

3885チバQ:2012/08/21(火) 21:37:19
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120820-OYT1T00239.htm
ジェットスター欠航続々…機体不足と「門限」で


ジェットスター・ジャパンのカウンターで手続きを行う乗客(7月4日、新千歳空港で) 今月17日、お盆の帰省客で混雑する新千歳空港を出発する予定の日本航空系の格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」の新千歳―成田の最終便が欠航した。

 成田空港の着陸制限時間に間に合わないためだが、同社の成田行き最終便の欠航は、7月3日の就航から4回目になる。少ない機体を最大限利用して安さを実現しているLCCは、機材トラブルが起きると連鎖的な欠航や遅延につながる構造的問題を抱えている。成田空港の「門限」も抱える同便には、ダブルの足かせになっている。

 新千歳発成田行きの出発定刻時間は金曜日を除いて午後8時20分。17日は金曜日で同8時40分だった。当該機は、福岡、成田を経由して同8時10分過ぎに新千歳に到着、機体点検をして成田空港に折り返す予定だったが、機長が機体先端部に鳥の衝突痕を見つけ、整備が必要になった。

 しかし、同社は拠点としている成田空港以外に整備士を置いていない。これも、コストを下げるためだ。

 整備が必要になった最終便は欠航。翌朝、到着した整備士が安全を点検して出発したが、乗客178人はホテル泊などとなった。

(2012年8月21日14時39分 読売新聞)

3886チバQ:2012/08/22(水) 20:25:16
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/398084.html
新千歳―那覇を復活 全日空 冬場の旅行需要見込む(08/22 07:35)
 航空各社は21日、2012年度下期(10月28日〜13年3月30日)の事業計画を発表した。全日本空輸は新千歳―那覇の直行便を11年半ぶりに復活させ、新千歳―広島も12月に再開する。再上場が目前に迫る日本航空は新千歳―羽田などを増便。格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは新千歳―関西を1日1往復増やす。

 全日空の新千歳―那覇線は01年3月末以来の運航。道内から冬場の沖縄旅行の需要が見込めると判断、160〜170席の小型機材を使うことで搭乗率を確保する。

 ボーイング社の最新鋭機「787」を新千歳―羽田線の一部便に投入することも決めた。

 搭乗率が低迷する紋別―羽田線は昨年度と同様、10月28日から1月末まで新千歳経由便に切り替える。所要時間は約1時間ほど長くなるが、運賃は直行便とほぼ同水準になる。<北海道新聞8月22日朝刊掲載>

3887チバQ:2012/08/22(水) 22:32:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012082200525
「日航に資格なし」=羽田の発着枠配分−全日空
 羽田空港の国内線発着枠の配分基準を議論する国土交通省の有識者会議は22日、全日本空輸、日本航空などの航空会社6社からヒアリングを行った。全日空は、経営破綻した航空会社には、羽田など「混雑空港」の発着枠の配分を受ける資格はないと主張。2010年に破綻した日航に配分しないよう事実上求めた。
 全日空は、公的支援を受けた日本航空の再生の進め方を批判しており、有識者会議でもやり玉に挙げた形だ。全日空は、破綻した航空会社について、与えられた発着枠を適切に、合理的に使用できないと強調した。
 一方、日航は国内線発着枠の配分で、訪日外国人の増加が期待できる国際線との連携も考慮するよう求めた。(2012/08/22-21:45)

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3888チバQ:2012/08/22(水) 22:58:56
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120822-OYT1T01017.htm
成田A滑走路、12月13日から全面供用へ

 成田国際空港会社は22日、成田空港A滑走路(4000メートル)を12月13日から全面供用すると発表した。


 A滑走路は、南端から約800メートルの場所に空港反対派の団結小屋があり、着陸機を誘導する進入灯の設置位置が制限されたため、南側から着陸する際は滑走路を3250メートルしか使えない状態が1978年の開港時から続いていた。

 2006年に進入灯の設置に関する国の基準が緩和されたため、成田国際空港会社が昨春から全面供用に向けて進入灯の整備工事を進めていた。

(2012年8月22日19時45分 読売新聞)

3889チバQ:2012/08/22(水) 23:13:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20120821-OYT8T00109.htm
空港生かす街づくりとは 地元首長らでサミット

 空港を生かした街づくりを考えようと、豊中市は29日、大阪(伊丹)空港との間で路線のある空港の地元首長らを集めた「大阪国際空港就航都市サミット」を初めて開催する。

 伊丹空港は現在、季節便などを含めて全国30空港と結ばれている。豊中市が呼びかけたサミットには、同じく地元の池田、兵庫県伊丹両市のほか、宮城県名取市(仙台空港)、島根県益田市(石見空港)、鹿児島県奄美市(奄美空港)など計25市区町村が参加。互いに街づくりの取り組み例を紹介し、観光や文化・スポーツ面での連携強化なども話し合う。

 伊丹空港の昨年の旅客数は1280万人で、東日本大震災の影響もあり、前年より200万人減少した。豊中市の浅利敬一郎市長は「交流を行政のみならず、地域全体へ広げ、空港利用者の増加や各地元の経済活性化につなげたい」と話している。

 サミットは午後1時30分から同市新千里東町の千里阪急ホテルで。一般傍聴の申し込みは市都市活力創造室(06・6858・2863)へ。

(2012年8月21日 読売新聞)

3890チバQ:2012/08/23(木) 22:36:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120823-00000112-mai-bus_all
<ジェットスター>関空を第2の拠点空港に
毎日新聞 8月23日(木)21時36分配信

 成田空港を拠点とする日本航空系の格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」は23日、10月28日に航空機1機を夜間駐機する体制を整えるなどして関西国際空港を成田に次ぐ第2の拠点空港にすると発表した。現在は成田との1日1往復だけの関空発着路線を、年内に同10往復に増やすほか、航空機の夜間の駐機体制を2機に増やし、客室乗務員や整備士など約80人を新たに雇用して社員を約100人に増員する。

 関空を拠点とする「ピーチ・アビエーション」も国内線を来年2月までに約5割増やす計画で、関空の国内線を巡るLCC同士の競争も激しくなりそうだ。

 ジェットスター・ジャパンは現在1日8往復運航しているが、関空発着の路線は成田の同1往復だけ。今月24日に札幌(新千歳)と福岡を新たに同1往復ずつ就航させるほか、10月28日に那覇を就航させる。さらなる増便で12月6日に国内4路線で10往復となり、成田発着の同14往復(関空への3往復を含む)に次ぐ規模となる見込み。関空−那覇は片道4590〜1万4990円。

 記者会見した鈴木みゆき社長は「災害面からも東西に両方の拠点を持つことが重要。関空は24時間使用でき、観光地としての魅力も豊富だ」と関空を選んだ理由を述べた。また、ジェットスター・アジアなどグループ全体で見ると、海外の都市と関空を週27往復結び、国際線は充実している。関空の拠点化で今後、国内の旅客の取り込みを強化する方針だ。【新宮達】

3891チバQ:2012/08/23(木) 22:38:32
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/enterprises/manda/20120823-OYT8T00455.htm
LCC客狙い新商品

空港行き早朝・深夜バスや低価格ツアー

 成田空港を拠点とする格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパンの就航に伴い、バス会社やホテル、旅行会社がLCC対応に動いている。早朝に出発する便の利用客に配慮したサービスなどを充実させ、拡大が見込めるLCC需要を取り込む狙いだ。(丸山修)

 帰省客などが利用したお盆期間中の8月10〜19日は、国内LCC3社ともに好調だった。国内線の利用率は、ピーチ・アビエーションが94・3%、エアアジアが91・2%、ジェットスターが89・5%と高水準で、「家族連れの利用が多かった」(ジェットスター)という。

 関連業界は好調なLCCの需要を取り込もうと取り組みを強化している。京成バスと成田空港交通は、LCCの早朝や深夜便にも対応したダイヤを設定し、7月3日からジェットスターの就航に合わせ、成田と東京駅を結ぶ路線バスの運行を始めた。東京駅を午前1時半に出発するバスは午前4時半頃に成田に着くため、午前6時台のLCCを利用できる。片道運賃は1000〜2000円。9月末までは一律800円に抑え、価格重視のLCC利用客に照準を合わせる。リムジンバスを運行する東京空港交通も8月17日から東京・新宿発でLCCに対応した早朝便の運行を始めた。

 成田空港周辺のホテルは、LCC早朝便の利用者による宿泊需要に期待する。成田エクセルホテル東急は最低料金が1人3500円のLCC利用者向け格安プランを発売した。午前5時半までのチェックアウトが条件だが、空港までバスで無料送迎する。当初9月末までの期間限定だったが、好評のため来年3月まで延長を決めた。ホテル日航成田や成田ビューホテルなども7月から早朝の空港送迎を始めた。

 旅行会社も成田発の国内ツアーでLCCと連携する。エイチ・アイ・エスの国内ツアーは大手航空会社を利用する場合、申込期限は10日前だが、ジェットスター利用コースは出発前日まで申し込める。JTBのジェットスター利用コースは「大手航空会社を利用する同クラスのツアーと比べ3〜5割安い」(広報室)と低価格を前面に打ち出している。

(2012年8月23日 読売新聞)

3892チバQ:2012/08/24(金) 22:17:35
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120824/biz12082419290013-n1.htm
お盆期間の国内線、搭乗率はLCCが圧勝 大手と2桁差の旅客数も増勢へ
2012.8.24 19:28 (1/2ページ)
 低価格運賃でしのぎを削る国内の格安航空会社(LCC)が、相次いで運航便数の拡充を進めている。お盆期間中の搭乗率が90%前後に達し、大手を大幅に上回ったことで、さらなる顧客の掘り起こしが可能と判断、成田、関西両空港以外にも拠点空港を広げようとしている。10月からはLCC2社が国際線でも新規路線を開設する予定でおり、大手を巻き込んだ競争は一段と激化しそうだ。

 関西の空では、日本航空系のLCC「ジェットスター・ジャパン」と、全日本空輸系のLCC「ピーチ・アビエーション」の顧客争奪戦が本格化する。ジェットスターは10月28日から、関西を成田に続く第2の拠点空港とする。関西発着の国内線は現在、成田便の1路線だけだが、今月24日から新千歳便と福岡便を就航。10月28日からは那覇便を加え、4路線に増やす。

 鈴木みゆき社長は「LCCの参入で関西は活気にあふれている」と指摘。今後も国内線の便数や新路線の開拓を進める方針で、パイロットや地上職員らも採用する。

 関西を拠点とするピーチもこれに対抗。札幌、福岡、長崎、鹿児島の4路線から、10月18日から那覇便を加えて5路線とする。来年2月までに1日当たりの国内線の便数を現在より約1.5倍に増やす計画だ。

 一方、成田を拠点とするエアアジア・ジャパンは、中部空港を成田に次ぐ拠点として準備している。さらに第3の拠点として「北九州空港も候補の一つになる」(同社の岩片和行社長)と、九州地区にも拠点空港を広げる構想を描く。

 LCC3社が勢いづいているのは、お盆期間中の利用実績が好調だったからだ。8月10〜19日にLCC3社を利用した人は8万2503人。搭乗率はピーチが94.3%と最も高かったほか、エアアジアが91.2%、ジェットスターが89.5%だった。70%台だった日航や全日空を上回った。

 各社とも「利用客の2〜3割は飛行機の初体験者」(ピーチの井上慎一CEO)、「手ごろな値段と安全性が整えば、LCCを試していただける」(ジェットスターの鈴木社長)と、さらなる顧客の掘り起こしに手応えを感じている。

 LCCは国際線の拡充にも乗り出す。エアアジアジャパンが10月から仁川、釜山便を開設。ピーチもソウル、香港便に続き、同月から台北便を就航する予定でおり、競争の舞台は海外にも本格的に広がることになる。






お盆期間中の国内線利用実績、旅客数と搭乗率


▽ピーチ・アビエーション   3万7348人、 94.3%

▽ジェットスター・ジャパン  2万5790人、89.5%

▽エアアジア・ジャパン    1万9365人、91.2%

▽全日空グループ     147万258人、73.2%

▽日本航空グループ    105万7219人、74.4%

3893チバQ:2012/08/24(金) 22:21:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120824-00000108-mailo-l12
羽田空港再拡張:騒音問題 飛行高度引き上げ開始 千葉市長が若葉区視察 /千葉
毎日新聞 8月24日(金)12時4分配信

 千葉市上空から羽田空港に着陸する旅客機の騒音問題を巡り、国土交通省が23日、飛行高度の引き上げを試験的に始めた。これを受け、同市の熊谷俊人市長らが、騒音苦情の多い若葉区で視察。市は引き上げ実施前と後の音量を独自に計測し、下がったことを確認した。ただ、熊谷市長は「数値として改善効果が見られたが、まだ満足できるレベルではない」と述べ、更なる改善策を国に要望する方針を示した。
 実施対象となったのは南側から千葉市上空に至り左手に旋回する着陸ルート。市中心部を通り抜ける際の一部の高度を従来の5000フィート(約1500メートル)から6000〜7000フィート(約1800〜2100メートル)に引き上げた。
 熊谷市長らは南側からと北側からの二つの着陸ルートが上空で交差する市立大宮台小を視察。市職員の計測によると、音の大きさは実施前(21日)より平均で1・5デシベル低い60・6デシベルだった。
 視察後には地元自治会の代表4人と意見を交換。代表者から「音量を上げないとテレビの音が聞こえない」「夜、うるさくて寝られない」などと訴えられると、南側より低く設定されている北側ルートの高度引き上げについても引き続き国に要望する方針を説明、理解を求めた。
 熊谷市長は「首都圏全体で騒音を共有する必要がある。都心上空にも飛ばすこともできる」と、東京都も負担を負うべきだとの持論を改めて述べた。【西浦久雄】

8月24日朝刊

3894チバQ:2012/08/24(金) 22:54:17
http://www.asahi.com/travel/news/OSK201208230197.html
2012年8月24日15時56分
国内線LCC便数、関空が成田抜く見通し 秋以降大幅増関西空港から広がるLCCの国内路線


 成田空港が拠点の格安航空会社(LCC)「ジェットスター・ジャパン」は23日、関西空港にも拠点を設け、今秋に大幅増便すると発表した。関空が拠点のピーチ・アビエーションも便数を1.5倍に増やす計画で、関空の国内線LCCの便数は成田を抜いて最多になる見通しだ。

 ジェットスター・ジャパンが運航する関空発の国内線は現在、成田との往復の1日1便のみだが、今月24日には札幌便(片道運賃4590〜1万4490円)と福岡便(3590〜1万1490円)を相次いで就航。10月28日からは那覇便(4590〜1万4990円)も加え、12月までに4路線計10便まで増やす。これに伴い、10月28日からは関空を成田に次ぐ拠点として2機を常駐させ、乗務員や整備士など約80人を配置するという。

 この日、関空で記者会見した鈴木みゆき社長は「関西は多くの人口を抱え、アジアの玄関口になっている。ジェットスター・グループはアジアに多くの路線網があり、関空の拠点化は戦略的に大きな意味がある」と話した。

3895チバQ:2012/08/24(金) 23:00:28
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120824/wec12082420290013-n1.htm
ジェットスターとピーチが関空で激突! 消耗戦で欠航などの懸念も
2012.8.24 20:28 (1/2ページ)

ジェットスターの福岡−札幌便の初便が欠航となり、振り替えの説明を受けるため列をつくる乗客ら=24日午後、関西国際空港(前川純一郎撮影)
 関西国際空港に就航したジェットスター・ジャパンの福岡便は、初日から欠航する事態となった。関空を拠点とする全日本空輸系のLCC、ピーチ・アビエーションとの競合で価格競争も激化しているが、“消耗戦”が続けば、運航の安定・安全にもかかわるだけに、LCC人気とは裏腹に懸念の声も高まっている。

 「運賃が安いから仕方ないかもしれないが、いい加減すぎる」

 突然の欠航を受け、関空からジェットスターで福岡に飛ぶ予定だった乗客は、やり場のない不満を露にした。同社は新幹線や払い戻しで対応したが、カウンターは「これでは大事な予定には使えない」などといらだつ乗客でごった返した。

 関空−札幌、福岡線を1日1往復運航するジェットスターは、3月に両路線に就航したピーチより200〜300円安い運賃を設定。札幌線は片道4590円から、福岡線が3590円からとしたほか、関空を「第2の拠点空港」とし、関空−那覇線の新規就航などを打ち出し、ピーチに対し真っ向から“宣戦布告”した。

 一方、ピーチも期間限定で、関空−福岡線を3290円に値下げするなど、迎撃態勢を強化。来年2月までには関空−札幌、福岡線も増便するなど、対抗策を打ち出している。

 ただ、LCCは運賃の低価格化を図るため、少ない機材を1日に何往復もさせるなど機材繰りを効率化し、多くの乗客を運ぶ「薄利多売」のビジネスモデルを余儀なくされる。価格競争が行き過ぎれば運航計画もタイトになり、定時性や安全性の妨げにもなりかねない。

 今回のジェットスターの欠航は、運航初日でオペレーションが不慣れだった部分もある。だが、競争が激化するLCCの先行きへ不安が薄れたわけではない。実際、3月に就航したピーチも当初は、乗務員の操作ミスで欠航が相次いだ。

 ピーチの担当者は「遅延や欠航は大幅に改善した」と強調した。だが、関係者からは「消耗戦になれば欠航が続発するなど、安全運航に影響がでる可能性もある」との指摘も根強い。

 国内LCCは割安な運賃を武器に好スタートを切り、お盆期間には9割前後の高い利用率を達成した。だが、他社との競合が安全性という大前提を揺るがしてはならない。

(中村智隆)

3896チバQ:2012/08/25(土) 18:59:45
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-08-25_38186
JAL系県内2社統合 LCC対抗へ販売力強化


経済 2012年8月25日 09時30分

(9時間29分前に更新)

 JALグループは24日、JTA商事(佐藤学社長)がジャル沖縄(上木東社長)を10月1日に吸収合併すると発表した。

 新会社は「株式会社JAL JTAセールス」とし、社長には上木氏が就任する。航空座席販売や旅行商品の造成・販売など、両社とJTAの販売部門が分担していたすべての機能を新会社に統合。格安航空会社(LCC)の参入などに伴う競争激化の中で、国内外からの集客拡大に向けた組織の効率化、企画・販売力の強化を進める。

 日本トランスオーシャン航空(JTA)が進める構造改革の一環。

 新会社は、本社を那覇市山下町のJTA本社内とし、資本金は3000万円。人員整理はせず、JTA商事とジャル沖縄、JTAの販売部門の人材を取り込んだ約95人体制となる。

 上木氏は「沖縄はJALグループにとって重要な拠点であり、地域に根差した機動力のある体制にした」とコメントした。

 現行体制での航空券販売は、沖縄本島地区発をジャル沖縄、離島先島地区発をJTAが担当。沖縄発の旅行商品「J・TAP」はJTA商事が造成し、沖縄本島地区の販売をジャル沖縄、離島先島地区をJTAが担当するなどしていた。

 新体制では、新会社の「JAL JTAセールス」に機能を集約。JTA商事が那覇と石垣の各空港で運営している売店「Coralway」での商品販売や、来沖後の離島旅行をはじめとした「着地型観光商品」の開発も引き継ぐ。

3897チバQ:2012/08/25(土) 19:05:10
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208250007.html
'12/8/25
広島市西部からリムジン試行

 広島空港(三原市)と広島市のアクセス向上に向け、広島県や市、県バス協会などでつくる実行委員会は10月1日から3カ月間、市西部を発着するリムジンバス2路線を試験運行する。岩国市の岩国錦帯橋空港(愛称)開港を12月13日に控える中、広島市西部で広島空港への新路線開拓の可能性を探る。

 試験運行するのは、西風新都線(1日4往復)と五日市線(同1往復)。運賃は中区の広島バスセンターなどを発着する既存路線と同じ片道1300円。

 西風新都線は安佐南区のアストラムライン大塚駅を発着。住宅団地セントラルシティこころなどを経由し、65分で広島空港とを結ぶ。西風新都の企業や大学の関係者、住民の利用を想定する。

 五日市線は佐伯区のJR五日市駅かその周辺を発着し、美鈴が丘や五月が丘などの団地近くを経由する。所要時間は73分。

 岩国錦帯橋空港の開港で、県は広島空港の東京線の年間利用者のうち、佐伯区以西で最大11万4千人が岩国利用にシフトすると推計。利用者が分散する前に市西部のリムジンバスの需要を調べる。

 実行委は昨年12月から3カ月間、中区の白神社付近を発着する平和大通り線と南区のグランドプリンスホテル広島を発着する宇品線を試験運行。1便当たりの平均乗車人数は2・7人と低迷した。

3898チバQ:2012/08/25(土) 19:05:58
http://article.okinawatimes.co.jp/article/2012-08-24_38122
[那覇空港新時代]アジアの成長呼び込め


2012年8月24日 10時05分

(33時間0分前に更新)

 国内大手航空会社が出資した格安航空会社(LCC)の3社がことし、相次いで国内線の運航を始めた。「LCC元年」とも呼ばれ、沖縄関係路線でもすでに日航系のジェットスター・ジャパンと全日空系のエアアジア・ジャパン2社が成田から那覇へ格安便を乗り入れている。

 LCCの台頭は世界各地で航空旅客の需要を掘り起こしており、今後、県内でも那覇空港などで旅客機や乗降客の利用が増えることが見込まれている。LCCの動きを注視しつつ、利用増を想定した那覇空港の整備や県経済への波及効果などを念頭に用意周到な備えが重要だ。

 LCCは1990年代、航空自由化を背景に欧米から航空運賃の規制が弱まり、航空業界への参入が本格化した。徹底的に経費を圧縮した新しい経営モデルを備え、既存の航空会社と客を奪い合うのではなく、近年では新たな旅客需要を掘り起こすと評価されている。

 県内でもLCC的な経営で昨年、那覇―宮古線を開設したスカイマークが普通料金の半額以下となる6千円台の運賃を実現。「タクシー代」の感覚で利用する人もおり、参入前に比べると、路線利用者は約30%増加した。他社との競争も含めた低価格化が、旅客を増やした格好だ。

 世界では航空旅客全体の25%がLCCを利用する。北米では30%、欧州では38%とさらにLCC利用が広がっており、10年後の日本市場では全体の3割がLCCを使い、現状より2割強の6000万人の利用客増を予想している。

 一方、那覇空港を窓口にした新たな経済活性化の動きも始まっている。ことし策定された向こう10年の新沖縄振興特別措置法で、国際物流拠点産業集積地域が新たな特区として創設された。

 東アジアの中間に位置する地理的特性を生かし、沖縄を国際的な航空・海上物流の拠点として那覇空港周辺を整備するのが狙いだ。

 すでに全日空がアジアへの展開を見据え、24時間稼働できる那覇空港の機能を生かし、物流貨物ハブ事業を始めている。単なる「モノ」の移動にとどまらず、物流に伴うこん包や包装、部品の加工組み立てなど各種ビジネスへ発展させることが鍵だ。

 この動きに宅配事業大手のヤマトホールディングスも連動、国際宅急便のほか、国際間では世界初の「クール便」の展開に名乗りを上げた。制度的な枠組みが整うと同時に、物流のプロが役者として加わり、期待が膨らむ。

 ただ、現状の那覇空港には課題が多い。航空機の発着回数の許容量が限界に近づいているため、沖合に第2滑走路を建設する計画も進んでいるが、2000億円規模とされる財源の確保などハードルは低くない。

 滑走路のほか、搭乗口と直結した駐機スペースの確保や出発待ちにつながるターミナルビルの位置や構造など関係者が指摘する問題点は数多い。LCC時代の到来を機に、新時代の空港を描き、整備計画にも本格的に着手する必要がある。

3899チバQ:2012/08/26(日) 09:51:43
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120826-OYO1T00167.htm?from=main3
ピーチ就航半年、気軽な旅で需要底上げ


好調な滑り出しを見せている「ピーチ・アビエーション」(関西空港で)=長沖真未撮影

 3月に就航した格安航空会社(LCC)「ピーチ・アビエーション」が拠点にする関西空港で、3〜6月の航空各社の総旅客数が前年同期に比べ、新千歳(札幌)線で1・7倍、福岡線では4倍に、それぞれ増加したことがわかった。大手航空会社はおおむね横ばいで、間もなく就航から半年となるピーチが、これまで飛行機に乗らなかった「潜在層」を掘り起こしたとみられる。

 航空各社によると、3〜6月の新千歳線の総旅客数は47万人で、昨年同期の28万人から倍近くに増えた。うちピーチは13万人で、大手は横ばいだった。福岡線では、昨年の3万人から13万人に増え、ピーチはうち11万人を集めた。

 ピーチの好調の要因として注目されるのが「潜在層」の存在。ピーチによると、大手で2〜3割とされる女性客の割合は、ピーチでは国内線で5割。搭乗前日に搭乗手続きの練習をする高齢者や、友達と旅行する学生グループの姿も目立つといい、ピーチは「大手とは明らかに客層が違う。格安を武器に新たな客を掘り起こせている」と強調する。

 大手側もピーチとの「共存」は可能だとみる。LCCは収益確保のため、早朝から深夜まで過密ダイヤで飛行機を飛ばし、予備機もない。玉突きで欠航や遅延が拡大する可能性もあり、ビジネスで使いづらいとの声も根強い。

 このため、日本航空は「ピーチに流れた客はゼロとは言えないが、ターゲットにする客層が違い、旅行控えを招いた東日本大震災の反動分を考慮しても、大打撃を受けたとは思っていない。確実にゆったりと旅をしたい人を取り込みたい」と強調。全日空も「空港のラウンジの充実化など、サービス面で差別化を図っていきたい」としている。

(2012年8月26日 読売新聞)

3900チバQ:2012/08/26(日) 16:12:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120826/CK2012082602000120.html?ref=rank
リニア中央新幹線:飯田市、新駅候補地周辺の利用動向把握へ条例 開発届け出義務拡充 /長野
毎日新聞 8月22日(水)11時41分配信

 リニア中央新幹線計画を巡り、飯田市は新駅周辺の大規模な土地利用動向を把握するため、新たな条例案を28日開会の市議会定例会に提出する。直径5キロの新駅候補地に含まれる座光寺地区と上郷地区の全域を対象に、駐車場造成など500平方メートルを超す土地の形質変更について届け出を義務付ける。
 条例の名称は「飯田市リニア中央新幹線開通を見据えた計画に基づく土地利用及び地域づくりの推進に資するための届け出等に関する条例」。
 JR東海はリニア駅の具体的な位置を公表していないが、市は駅周辺区域で土地の買い占めや地価の上昇、乱開発が起き、無秩序な市街地化が進むことを懸念している。一方、駅周辺の都市計画や用途地域が決まるまでに時間がかかるため、それまでの間、市は条例で土地の利用動向を把握する考え。
 具体的には、現在の土地利用調整条例は、1000平方メートル超の土地の形質変更について届け出を義務付けているが、対象区域は500平方メートル超に改める。また、着工の届け出時期も「30日前まで」から「45日前まで」に早め、その内容を地域住民でつくる「地域協議会」に通知する。
 可決されれば、11月1日に施行され、来年1月以降の開発行為が届け出対象となる。市地域計画課は「計画的な土地利用のため、土地利用動向を早く把握し、地域と情報を共有したい」と説明している。【石川宏】

8月22日朝刊
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3901チバQ:2012/08/26(日) 22:14:43
wikiで「Perhaps I Arrive」と揶揄される航空会社

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2896776/9398934?ctm_campaign=txt_topics
寝過ごした!パリ〜パキスタン間を空路往復、仏女性
2012年08月23日 15:56 発信地:イスラマバード/パキスタン

【8月23日 AFP】パキスタン・ラホール(Lahore)発・仏パリ(Paris)行きのパキスタン航空(Pakistan International Airlines、PIA)機に搭乗した女性が、機内で寝過ごした結果、パリで降機しそびれて再びラホール空港に舞い戻ってくる珍事があった。PIAが22日、明らかにした。

 このフランス人女性は夫がパキスタン人で、伊ミラノ(Milan)経由パリ行きのPIA機で21日正午にラホールを出発した。ところが、女性はパリのシャルル・ドゴール空港(Charles de Gaulle Airport)に到着した時に眠っていたため降機しそびれ、同機がラホールに向けて折り返した後もこの事実を搭乗員に申し出なかったという。22日朝、ラホール空港の出入国管理官が気付いて、ようやく問題が発覚した。

 女性は、実に総飛行距離1万2000キロ、約18時間の長旅をしたことになる。

 PIAでは、パリで2時間も駐機していたにも関わらず、なぜ同社の空港業務スタッフが機内に残っていた女性に気付かなかったのか調査を開始した。また、女性に対してはPIAのパリ便に空席がなかったため、別の航空会社の便を手配したという。

 航空券代は、パリでの乗客業務を委託しているフランスの会社か、女性本人か、「責任の所在が認められた方」に請求するという。AFPの取材に応じたPIAの広報担当者は「目的地を確認し到着したら降機するのは、乗客の責任でもある」と話している。(c)AFP

3902チバQ:2012/08/26(日) 22:18:52
>>3826
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2897431/9415366?ctm_campaign=txt_topics
エジプトの少年、空港のセキュリティーかわしこっそり搭乗
2012年08月26日 19:44 発信地:カイロ/エジプト
【8月26日 AFP】エジプト・カイロ(Cairo)の国際空港で、10歳の少年が保安検査場をこっそりと通り抜け、バーレーン行きの飛行機に搭乗するという事件があった。空港関係者が23日、明らかにした。

 少年が搭乗したのはマナマ(Manama)行きの航空機。離陸前にガルフ航空(Gulf Air)の客室乗務員が気づき、少年は捕らえられたという。

 少年の家は空港のそばだった。警察に引き渡された少年は、動機について「飛行機を真近で見たかった」と話しているという。父親も警察に呼び出されたものの、今後何らかの法的な罰則が科せられるのかは不明だ。(c)AFP

3903チバQ:2012/08/27(月) 20:04:07
>>3859>>3887
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120827/dms1208270631001-n1.htm
全日空の“JALイジメ”、国交省もあきれ顔2012.08.27
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羽田空港を出発するJALの機体とスポットに並ぶANAの機体尾翼【拡大】
 国土交通省が、全日本空輸(ANA)による“JALイジメ”にあきれている。同省では現在、羽田空港の国内線発着枠を2013年3月末から年約2万回増やすのに伴い、航空6社にどのように配分するか検討を続けている。その席で、ANAや同社と資本関係がある新興航空会社が「JALには配分するな」と集中砲火を浴びせているのだ。こうした状況に、国交省関係者は「発着枠増加分の配分を決めるにあたり、各社の国内線での貢献度などをアピールしてもらう場なのに、ANAは“JALイジメ”に精を出している」とため息を漏らす。

 問題の場面が展開されたのは、8月22日夕に開催された「羽田発着枠配分基準検討小委員会」の席上。日本航空(JAL)、全日空、スカイマーク、北海道国際航空(エアドゥ)、スカイネットアジア航空、スターフライヤーの6社が出席し、配分を決める際の参考にするため“アピールタイム”が設けられた。ところが…。

 ANAは「経営破綻事業者は(羽田など)混雑空港の発着枠配分を受ける資格を喪失したとみなすことが妥当」と指摘。JALには配分するなと言い出したのである。

 さらに、エアドゥは「公的支援会社(JAL)にスロット(発着枠)を配分すれば、シェアの低いエアドゥは大きな影響を被る」として、これまたJALに配分しないよう暗に要求。スカイネットアジア航空も「公的資金で救済された会社に発着枠を渡すのはどうか」と、これまた同様の主張を展開してきた。

 会合はあくまで、自社の国内線の運航状況などをアピールする場であって、他社の足を引っ張る場ではない。ちなみに、ANAはエアドゥ、スカイネットアジア航空の大株主。“お仲間”がそろって“JALイジメ”に精を出しているという構図のようだ。

 最後に国交省関係者があきれ顔でいう。「エアドゥは2002年に民事再生法適用を申請、スカイネットアジア航空は2004年に産業再生機構入りしています。JALのことをとやかく言えた義理ではないと思うのですが…」。同省では今年秋をメドに結論を出す見通しだ。

3904チバQ:2012/08/27(月) 20:06:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20120826/CK2012082602000120.html
LCC就航 変わるか空の旅 本紙記者が搭乗
2012年8月26日

成田空港で運航を始めた国内線LCCの旅客機=成田市で


 大人は金で時間を買うんだよ−。学生時代の貧乏旅行中、飛行機でふらりと現れた社会人の先輩のせりふを格好良く感じたものだった。それが今や格安航空会社(LCC)を使えば、新幹線より安い料金で目的地までひとっ飛びできる。成田空港でも二社が札幌や沖縄、大阪などを往復する運航を始めた。LCCは新しい旅の手段として人々に受け入れられるか−。 (小沢伸介)

 ふと思い立ち、平日に大阪へ行くことにした。前日深夜、パソコンでLCCのホームページから航空券を購入。需要が高いお盆休み期間はさすがに高かったものの、その日は六千円ちょっと。理解不能な項目の料金も加算されていたが、新幹線の半額以下だった。

 早朝の空港はTシャツや半ズボン、サンダル履きなど軽装の人たちばかりだ。「東京で遊んで来て、大阪に帰るところ」という学生グループや、「帰省です」という親子連れ、「京都、奈良の観光に」という老夫婦も。

 機内は狭い。一列六席で中央に通路があり、窓際の人の出入りは手前の人が立ち上がらないと無理なほど前後間隔を狭くしている。ただ、安全のしおりや機内食メニューが入ったシートポケットが高い位置にあり、足元はゆとりを感じる。

 革張りの座席は清潔とは言い難い。朝一番にもかかわらず、食べかすのようなごみが落ちていた。シートの色が濃いめで余計に目立つのが残念だ。

 離陸前は「定刻通り出発できるよう、速やかに着席してください」との機内放送が繰り返された。成田空港は午後十一時以降に離着陸できない。同じ機体を朝から飛ばし続けるため、遅延の蓄積による欠航がこれまでもあったからだろう。

 客室乗務員は機内食の売り込みにも熱心。カートが一往復した後、メニューを示しながら「いかがですか」としつこく歩き回る。

 それが終わると早くも機内清掃が始まった。客室乗務員がごみ袋を手に通路を歩き、かさばるごみをどんどん回収していく。

 着陸直前、全員がベルトを締めて着座しなければならない時、客室乗務員の楽しげな私語が聞こえてきた。多忙な勤務中で唯一の休憩時間なのだろう。

 LCCの旅は、小さな不満とストレスが結構たまる印象だ。欠航の危険性が高い不安も消せない。「LCCとはこういうもの」と割り切って、慣れるしかないのだろう。

 早稲田大アジア研究機構の戸崎肇教授は成田市内での講演で「国内線LCCの競争相手はツアーバスだ」と話した。「自分で予約を取り、時間内に搭乗口に行くなど、LCCの自己責任の原理に日本人が対応できるかどうかが根付くカギ」と指摘した。

3905チバQ:2012/08/28(火) 19:57:31
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120828/mca1208280503007-n1.htm
成田着陸料 韓国の2倍 航空各社、引き下げ求め対立2012.8.28 05:00


 世界的に割高とされる国際線の着陸料をめぐり、成田国際空港会社(NAA)と航空会社の対立が続いている。アジアの拠点を争う韓国の仁川空港やシンガポールのチャンギ空港は成田の半額以下。NAAは、高度成長期の開港で建設費がかさみ多額の負債を抱える事情を訴えるが、航空会社の不満は根強い。

 「空港は公共施設なのに、ここまで利益が必要なのか」。大手航空会社の幹部は、NAAが2012年度に1884億円の営業収益に対し、126億円の最終利益を見込んでいることを批判した。

 不満の背景には、海外では国負担が一般的な保安検査費用を航空会社が負担する日本独特の慣例もある。05年には低騒音の機種ほど安くなる着陸料を導入し平均で約2割値下げしたが、別の航空会社幹部は「利用客が多いほどテナントの収益も増える。着陸料を安くして競争力を強化する方が効率的だ」とさらなる引き下げが必要と訴える。

 NAAによると、同社の負債総額は11年度末で6662億円。過去の反対闘争の名残で続く厳重な警備にも、年間約70億円の費用が掛かる。

 09年11月から11年3月までは、リーマン・ショックによる世界的な金融危機を受け、一時的に約7%を割り引く措置も実施した。11年度はこの割引措置をなくす一方、一部の施設使用料を下げることで妥協が成立。12年度も暫定的に同じ料金体系が続いている。

 日本大学経済学部の加藤一誠教授(交通経済学)は「関西空港と異なり、現行でも成田には多くの飛行機が集まっている」と指摘。「羽田の国際線枠が増えて競合するまでNAAは値下げに応じないだろう」と指摘している。

3906チバQ:2012/08/31(金) 22:26:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000120-san-bus_all
ピーチ就航半年、格安好調も…経済効果はまちまち
産経新聞 8月31日(金)15時11分配信


拡大写真
ピーチ就航半年。ピーチの飛行機に搭乗する人たち=関西国際空港(前川純一郎撮影)(写真:産経新聞)

 関西国際空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが、9月1日で就航から半年を迎える。低運賃を武器に多くの利用者を獲得し、今後も積極的に路線、便数を拡大する方針だ。ただ、周辺経済への波及効果はまちまち。こうした中、関空には7月に日本航空系LCCのジェットスター・ジャパンも就航し競争が本格化。LCCは欠航など利便性の低さも指摘されるが、定着に向けピーチはさらなる低価格化を推し進める。(藤原由梨、中村智隆)

[写真]空港行きバスも格安“LCC流” 東京駅−成田で片道1000円!

 ◆ラピート利用者増

 「利用客の2〜3割は飛行機を初体験した人で、潜在需要の大きさを実感している」。ピーチの井上慎一・最高経営責任者(CEO)は、予想以上の需要掘り起こしに自信をみせた。

 関空−札幌線など国内線の利用者は半年で50万人を突破。国際線も好調で、利用率はともに76%程度と、「想定より利用ペースが速い」(担当者)という。勢いに乗り、10月には関空−那覇線などを開設。国内線の便数は来年2月までに現在の約1・5倍に増やす。

 空港への足も利用増に沸く。大阪・難波と関空とを結ぶ南海電気鉄道の空港特急「ラピート」は、3〜8月の乗車人員が前年同期比で約12%増えた。同社は「ピーチの影響は少なからずある」とほくほく顔だ。

 一方、関空の地元9市4町による「泉州市・町関西国際空港推進協議会」(関空協)は「泉州に観光客が増えたという実感はない。素通りされている」(事務局)と落胆ぎみ。状況を打破すべく、9月に「泉州観光推進協議会」を立ち上げ、関空利用者に泉州観光をアピールする。

 安価な旅を求めるLCC利用客にも対応するため、関空発着で泉州をめぐる無料観光バスツアーの運行などを検討する。

 ◆遅延の拡大懸念も

 こうした中、7月にジェットスターが関空に就航。今後路線、便数を拡大して先行するピーチを追撃する構えだ。ただ、LCCは収益確保のため少ない機材を何往復もさせて機材繰りを効率化し、多くの乗客を運ぶ。競争激化で欠航や遅延の拡大を懸念する声は多い。

 ピーチは欠航の場合、払い戻しや自社便の振り替えで対応するが、新幹線への振り替えなどは行わない。「利益が出なくなる」(担当者)ことから、運賃に跳ね返ってきかねないためだ。

 ピーチは当初、乗務員の操作ミスで欠航が出るなどしたが、就航率は8月までに99%に回復。定時運航率も9割以上だ。同社はその上で、徹底して低運賃を貫く。担当者は、「サービスを維持しながら低運賃のキャンペーンを打ったり、往復で運賃が安くなる旅行商品を発売したりしていく」と力を込める。

 国内線、国際線合わせて今後5年で年間600万人の利用者を獲得するという目標に向け、LCCが利用者に継続して受け入れられるようになるか、ピーチの挑戦は始まったばかりだ。


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