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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3862チバQ:2012/08/05(日) 14:11:51
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/316731
経営危機越え07年度から黒字 スカイネットアジア 就航10年
2012年8月5日 00:13 カテゴリー:経済 九州 > 宮崎

昨年7月に導入した「ソラシドエア」の新造機 国内の格安航空会社(LCC)参入で空の競争が過熱する中、九州と東京、沖縄を結ぶスカイネットアジア航空(ソラシドエア、宮崎市)が就航10周年を迎えた。経営不振に陥り欠航や運航遅れが頻発した時期を乗り越え、路線を増やし、運航面でも国内大手と肩を並べる“安定飛行”を続ける。新参者のLCCに負けず、上昇気流に乗れるかは、首都圏での知名度アップがカギを握る。

 「ソラは空、シドは種を意味する英語シードで、空から笑顔の種をまく。ソラシドエアのブランド名は地元では定着しつつありますが、関東ではカンボジアかパプアニューギニアの航空会社と思う方もいるようです」。7月中旬に都内で開いた報道機関向け説明会で、高橋洋社長はブランド名の浸透不足を冗談交じりに嘆いて見せた。説明会は2002年の宮崎−羽田線就航以来の試み。新聞、テレビ、雑誌など33社が集まった。

 会場は、観光の新名所となった東京スカイツリー(東京都墨田区)の商業施設内にあるイタリア料理店「LA SORA SEED(ラ・ソラシド)」。有名シェフ奥田政行さんの人気店だ。

 昨年7月、新造機導入を機に決めたブランド名と店名が同じという縁で提携し、九州の食材を使ったメニューの開発や機内販売用お菓子の商品化に共同で取り組む。広報担当者は「東京の新名所にある有名店の力も借りて、『ソラシド』を全国ブランドに押し上げたい」と力を込める。

▼「大手に追いついた」

 02年の就航後、大手より片道で約1万円安い料金を売りに寡占状態の航空業界に切り込んだが、大手の対抗値下げや航空機リース代などの初期投資が経営を圧迫し、経営危機に陥った。

 産業再生機構の支援(04〜07年)や全日本空輸(ANA)との業務提携で経営再建を果たし07年度以降は黒字が続く。宮崎−羽田線でスタートした路線も現在は宮崎、熊本、長崎、鹿児島、大分の5空港と、羽田や那覇を結ぶ9路線1日54便に拡大した。

 昨夏までは中古10機のフル稼働状態で代替機がなく、1機のトラブルが複数便の欠航や出発遅れにつながった。昨年、新造機2機を追加して以降は2〜3機を予備機に回し、就航率や定時出発率が改善した。同社は14年までに新造機10機、中古2機体制に移行する計画で、運航担当者は「大手に追いつき、上回るレベル」と胸を張る。

▼「LCCに負けない」

 7月31日の東京・羽田空港到着ロビー。宮崎出張で行きはソラシド、帰りは大手航空会社に乗ったという東京都内の会社員男性(50)は「座席幅も広く、飲み物の無料サービスもあるソラシドの方が良かった。値段も安いし。でも空席が多かったようだ」と振り返った。

 実際、搭乗率は伸び悩んでいる。11年度の羽田発着便の平均搭乗率は63・6%で前年度から0・4ポイント下がった。那覇発着便の搭乗率は前年度より1・4ポイント増えており、都内の旅行代理店スタッフは「首都圏での認知度はまだまだ低い。新造機導入で座席提供数が増えたのに、集客が追いついていないのでは」と指摘する。

 ソラシドは羽田空港の運営会社と共催で羽田空港の見学ツアーを開いたり、フォトコンテストを実施したりと、首都圏での知名度アップに知恵を絞る。7月の記者説明会でも、広報担当者が出席者に「何かいいアイデアはないですか」と“逆取材”して回った。

 高橋社長は言う。「特産品の機内販売など、大手にもLCCにもないサービスを追求し、『九州・沖縄の翼』としての個性を定着させたい」

=2012/08/05付 西日本新聞朝刊=


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