したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

芸術・美術・音楽

1とはずがたり:2008/03/17(月) 16:29:22
アート全般

341チバQ:2013/05/19(日) 20:00:58
http://www.asahi.com/culture/update/0517/NGY201305170006.html
2013年5月18日3時8分
名画とコラボ、美のグッズ続々 プーシキン美術館展

 【原知恵子】ネイル、豪華ランチ、せっけんギフトセット、花のアレンジ……。お堅い印象の美術館らしくないコラボ企画が、愛知県美術館で開催中の「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」(朝日新聞社など主催)で続々と登場している。展示作品に触発された企画商品は、絵画を様々な面から楽しむきっかけになるかも。

■ジャンヌ風ネイル

 ルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」をイメージしたネイルを提供するのはネイルサロン「CAPLUS(キャプラス) NAIL(ネイル)」。名古屋市や愛知県春日井市などに8店舗を展開する。

 30人以上のスタッフがデザイン案を出した。フェイスブック上での人気投票などで評価の高かった3作品を1万3800〜1万4500円で提供する。

 名古屋市守山区にある店舗(052・795・3113)の伊藤祐奈店長(25)はその一つを手がけた。花柄の縁取り線を抑えて印象派の絵の雰囲気を出し、さらに絵の具のような質感を出すように塗った。全体はピンクを基調に華やかにまとめた。「ジャンヌがこんなネイルをしていたら、と肖像画の青い服に合わせてデザインしました」

 評判は上々だ。常連客の会社員高橋満里さん(26)は色合いや花のタッチに一目ぼれ。「次に行った時に絶対してもらう。このネイルをして、美術館のジャンヌに会いに行きたい」と声を弾ませる。

342チバQ:2013/06/01(土) 21:10:21
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/05/2013053001001014.htm
ロシア2都の大美術館が対立 傑作絵画の所蔵で
 【モスクワ共同】ロシアを代表するモスクワのプーシキン美術館とサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館が、印象派やマティス、ピカソの傑作など500点を超す西洋絵画の世界的コレクションをめぐり対立を深めている。
 旧ソ連の独裁者スターリンは1948年、コレクションを所蔵していたモスクワの国立新西洋美術館を「ブルジョア的」として閉鎖し、作品は両美術館に分割移管された。以来65年が経過したが、今年4月、プーシキン美術館の館長がプーチン大統領に、コレクションを再びモスクワに結集し新たな美術館を建設する案を提示。反対するエルミタージュ美術館の館長と論争となった。


2013年05月30日木曜日

343チバQ:2013/06/01(土) 21:14:36
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130530/CK2013053002000025.html?ref=rank
遅い時間までの開館提案 来年4月オープンの県総合博物館
2013年5月30日

 来年四月の県総合博物館(津市)の開館に向けて、有識者が効率的な運営手法を話し合う「経営向上懇話会」(座長・山田康彦三重大教授)の本年度の初会合が二十九日、津市の県合同ビルであり、夜間開館を提案する意見が出た。

 委員六人が出席した。県が展示エリアの平日の開館時間を午前九時〜午後五時と予定していることに対し、まとまった来客が見込める金曜や夏季期間中はさらに遅い時間まで開館すべきだと複数の委員が提案。「既存の手法にとらわれない運営を」と県側に求めた。

 入館料の設定では、四、五人のグループの来館が多く見込まれるとして「四、五枚つづりのセット入館券を販売しては」との声もあった。懇話会は一昨年十月に設置され、今回で五回目の開催。出された意見は県の経営方針に反映される。

 博物館は県民の日(四月十八日)の関連行事として来年四月十九日に開館する。

(河北彬光)

346チバQ:2013/07/03(水) 00:59:59
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2952810/10968302
大英博物館の「春画」展、16歳以下は保護者同伴に
2013年06月27日 17:05 発信地:ロンドン/英国
【6月27日 AFP】ロンドンの大英博物館(British Museum)は26日 、今年10月に開催予定の性風俗を描いた江戸時代の浮世絵「春画」の展覧会について、映画と同様に入場に年齢制限を設けると発表した。16歳以下の子どもは成人保護者の同伴がある場合にのみ鑑賞を認めるという。

 展示される春画の一部に露骨な表現があるためで、大英博物館広報は例として、女性とタコ2匹の性交渉を描いた葛飾北斎(Hokusai Katsushika)の作品「蛸と海女(The Dream of the Fisherman's Wife)」を挙げた。「展示される作品に露骨な性描写が含まれることを承知しておいてほしい」と述べている。

 博物館が行った展示会の内覧会では、出展作品の1つとして、歌川豊春(Toyoharu Utagawa)による1770年代〜1780年代初期の作品「玉屋遊女図(Courtesans of the Tamaya House)」が紹介された。ニール・マクレガー(Hokusai Katsushika)館長は同作品について、「遊女として成功するために必要な教養や作法を全て身に付けさせるための養成所の様子が描かれている」と説明した。

 大英博物館は英国内で最多の来場者数を誇る観光名所。現在は3月末から開催中の「Life and death Pompeii and Herculaneum(ポンペイとヘルクラネウムにおける生と死)」展が人気を集めており、これまでに170万人が訪れている。(c)AFP

347チバQ:2013/07/06(土) 00:33:30
http://extras.jp.msn.com/travel/article.aspx?post=b6d3b2bf-7ec0-4572-8ddc-1c1e21ef96b1
世界の美術館・博物館、2012年来館者数トップ10
博物館文化と言えば欧州──。年間来館者数が世界で最も多い上位10位の美術館・博物館のうち、5つがロンドン(London)とパリ(Paris)に所在している。
投稿者: msn トラベル編集部 2013/07/04 12:20

世界で最も来館者数の多い美術館・博物館はパリ(Paris)のルーブル美術館(Louvre Museum)。(c)Relaxnews/shutterstock.com/jovannig


 博物館文化と言えば欧州──。年間来館者数が世界で最も多い上位10位の美術館・博物館のうち、5つがロンドン(London)とパリ(Paris)に所在している。



 娯楽・文化施設業界の国際NPO(非営利団体)「シームド・エンターテインメント協会(Themed Entertainment Association)」と娯楽産業専門の調査会社AECOMエコノミクス(AECOM Economics)は、昨年に世界で最も多くの人が訪れた美術館・博物館をランク付けした「2012年テーマインデックス(Theme Index)」を作成。2012年のトップに輝いたのは、972万人が訪れたルーブル美術館(Louvre Museum)だった。



■世界の美術館・博物館、2012年の来館者数トップ10



1位 ルーブル美術館:972万人、仏パリ
2位 国立自然史博物館(National Museum of Natural History):760万人、米ワシントンD.C.(Washington D.C.)
3位 国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum):680万人、米ワシントンD.C.
4位 メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art):611万6000人、米ニューヨーク(New York)
5位 大英博物館(British Museum):557万6000人、英ロンドン
6位 テート・モダン(Tate Modern):531万9000人、英ロンドン
7位 ナショナルギャラリー(National Gallery):516万4000人、英ロンドン
8位 バチカン美術館(Vatican Museums):506万5000人、バチカン市国
9位 アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History):500万人、米ニューヨーク
10位 自然史博物館(Nautral History Museum):493万6000人、英ロンドン



(c)Relaxnews/AFPBB News



記事の著作権は株式会社クリエイティヴ・リンクに属します。
© 2013 AFPBB News.All Rights Reserved.

348杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2013/07/10(水) 11:53:59
兎角公益ってなると、ガバナンスが等閑になりがちだったりするからなぁ・・・・・

「監査ずさん、ばれない」と着服続ける ウッドワン美術館の経理職員逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130709-OYT1T01603.htm

 ゴッホの「農婦」などを所蔵する広島県廿日市市の「ウッドワン美術館」を運営する公益財団法人「ウッドワン美術館」(中本雅生理事長)は9日、経理担当の男性職員(41)が2003年4月頃〜今年4月、入館料などの売上金計約5000万円を着服していたと発表した。

 同法人は6月13日付で職員を懲戒解雇し、業務上横領容疑で廿日市署へ告訴する方針。

 発表によると、男性職員は入館料や商品の売上金などを金庫に預け、収支データをパソコンに入力する業務を担当。現金を金庫に預ける際に一部を抜き取り、つじつまが合うようにデータを書き換えていたという。

 今年5月の理事会で決算内容に疑問が示され、内部調査をして発覚。男性職員は「趣味の釣りの道具購入や、飲食代に使った。監査がずさんなのでばれないと思った」と話しているという。今月5日までに5000万円を返還した。

 着服発覚を受け、8日付で中本祐昌理事長や同市長の真野勝弘理事ら、同法人の役員4人が退任した。

(2013年7月10日09時16分 読売新聞)

349チバQ:2013/08/11(日) 13:35:59
http://mainichi.jp/select/news/20130811k0000m030039000c.html

イタリア:「モナリザ」モデル特定へ 「息子」の遺骨発掘

毎日新聞 2013年08月10日 20時41分(最終更新 08月10日 21時11分)



発掘に立ち会うシルバノ・ビンチェティ委員長=イタリア・フィレンツェで2013年8月9日、AP
発掘に立ち会うシルバノ・ビンチェティ委員長=イタリア・フィレンツェで2013年8月9日、AP

拡大写真

 【ローマ福島良典】イタリア・ルネサンス期を代表する芸術家、レオナルド・ダビンチ(1452〜1519年)の名画「モナリザ」のモデルを特定するため、研究者チームが9日、同国北部フィレンツェにある墓の発掘調査を開始した。

 フィレンツェの絹織物商人だったフランチェスコ・デル・ジョコンド一家が眠る教会地下の墓。フランチェスコの2人目の妻、リザ・ゲラルディーニが「モナリザ」のモデルとの説が有力視されているためだ。

 墓から夫妻の息子の遺骨を採取し、DNA鑑定によって、近くの修道院に埋葬された女性の遺骨3柱のうち母親のリザを特定。頭蓋骨(ずがいこつ)から生前のリザの顔面イメージを復元し、パリのルーブル美術館でほほ笑む「モナリザ」と照合するという。

 ロイター通信によると、研究者チームを率いるイタリア文化遺産委員会のシルバノ・ビンチェティ委員長は「成功すれば、ゲラルディーニがやはり『モナリザ』のモデルだったのか、あるいは別人か。それとも作者の空想の産物なのか、という長年の謎が解ける」と話している。

350チバQ:2013/08/21(水) 00:08:48
6782 名前:チバQ 投稿日: 2013/08/21(水) 00:08:12
http://mainichi.jp/select/news/20130820k0000e030157000c.html
エジプト:国立博物館が襲撃被害 収蔵品ほぼ奪われる
毎日新聞 2013年08月20日 10時37分(最終更新 08月20日 17時03分)


襲撃されたエジプトのマラウィ国立博物館の床に横たわる収蔵品=2013年8月17日、AP共同
写真特集へ 古代エジプトの文化財を収蔵する同国ミンヤ県のマラウィ国立博物館が先週、騒乱の中で襲撃され、「聖獣」とされるトキなどのミイラや彩色木棺などほとんどの収蔵品が盗まれたことが20日までに分かった。博物館が丸ごと略奪されるという同国で前例のない被害で、内外の関係者に衝撃を与えている。

 地元メディアによると、事件があったのは、首都カイロでモルシ前大統領支持派が強制排除された14日の夜から15日にかけての間とみられる。考古省の暫定的な調査によると、収蔵品1089点のうち1040点が盗まれ、重くて持ち去られなかった像などは傷つけられていた。(共同)

351チバQ:2013/08/31(土) 22:51:08
http://mainichi.jp/select/news/20130830k0000m040161000c.html

金沢21世紀美術館:「館長がパワハラ」 女性7人が訴え

毎日新聞 2013年08月30日 05時00分(最終更新 08月30日 06時54分)



学芸員ら7人が「館長からのパワハラ」を訴える事態になった金沢21世紀美術館=金沢市で、清水有香撮影
学芸員ら7人が「館長からのパワハラ」を訴える事態になった金沢21世紀美術館=金沢市で、清水有香撮影

拡大写真

 国内屈指の人気美術館として知られる、金沢21世紀美術館(21美=金沢市)の学芸員ら女性7人が、秋元雄史(ゆうじ)館長からパワーハラスメント(パワハラ)を受けたとして、館を運営する金沢芸術創造財団や市などに改善を求める通知書を送付していたことが分かった。うち1人は今年3月末、パワハラを理由に退職し、5人が医師から適応障害などの診断を受けていたことも判明。館長はパワハラを否定しており、財団のコンプライアンス委員会が事実関係を調査している。

 7人は、展覧会の企画や作品管理などに従事。2007年4月の秋元館長の就任後、暴言や威圧的行為などのパワハラを受けているとして、今年3月、連名で財団、石川県と金沢市、秋元館長に対し、調査や謝罪を求める通知書を提出した。

 通知書などによると、秋元館長は就任以降、指示に従わなければ辞めていいという内容の暴言や女性蔑視の発言が度々あったとされ、今年3月、女性学芸員1人を退職に追い込んだとしている。また、5人は今年2〜7月にかけて、過度のストレスなどによる適応障害や抑うつ状態などと診断を受けた。

 秋元館長は毎日新聞の取材に「業務上の叱責はあったが、パワハラとは認識していない」と説明。財団は「重大な問題だと考えるが、調査結果を見ないと何も言えない」と話している。【清水有香】

352チバQ:2013/09/08(日) 22:24:28
http://www.cnn.co.jp/travel/35036932.html
世界の美術館来館者ランキング、ルーブルが972万人で首位
2013.09.07 Sat posted at 16:44 JST


(CNN) 世界各地にある美術館や博物館の年間来館者数で、パリのルーブル美術館が計972万人を集め、首位だったことが娯楽業界などの非営利組織(NPO)と市場調査企業がまとめた報告書で7日までにわかった。

2位は米ワシントンにある国立自然史博物館の760万人、3位は同じくワシントンの国立航空宇宙博物館の680万人だった。

2012年版の報告書は、NPO「Themed Entertainment Association」(TEA)と市場調査企業AECOMが作成。毎年発表される報告書には、世界の娯楽施設、公園やリゾート地などの訪問者数の順位が入っているが、今年は美術館と博物館の項目が初めて盛り込まれた。

今回の報告書は北米、欧州やアジア太平洋地域が対象。オーストラリアとカナダの博物館らの入場者数も含まれている。AECOMによると、アフリカや中南米の数字は入手困難で統計に入っていない。

来館者数での上位20位をみた場合、うち10は欧州に所在。この中の5つはロンドンにあった。北米は6つで、うち4つは首都ワシントンにあり、スミソニアン協会関連が3つを占めた。アジア太平洋地域の4つのうちの3つは中国だった。

来館者の4〜10位は、米メトロポリタン美術館(611万6000人)、大英博物館(557万6000人)、ロンドンのテート・モダン(531万9000人)、英ナショナルギャラリー(516万4000人)、バチカン美術館(506万5000人)、アメリカ自然史博物館(500万人)とロンドンにある自然史博物館(493万6000人)だった。

上位20位に日本の施設はなく、アジア太平洋地区の項目で201万4000人の国立科学博物館(東京)が9位に入った。

353チバQ:2013/09/10(火) 00:01:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130909-00000166-jij-eurp
ゴッホの風景画を発見=絶頂期の作品―オランダ
時事通信 9月9日(月)22時32分配信

 【ブリュッセル時事】オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館は9日、ゴッホの1888年作の風景画「モンマジュールの日暮れ」を発見したと発表した。「ひまわり」などの傑作が描かれたゴッホ絶頂期の作品といい、24日から同美術館で公開される。
 作品は横93.3センチ、縦73.3センチで、ゴッホが当時住んでいた南仏アルルの町外れにあるモンマジュールの丘の様子が描かれている。ゴッホ没後の1901年に売却。AFP通信によると、その後ノルウェー人収集家の手に渡り、贋作(がんさく)と見なされて長らく日の目を見ることはなかった。
 ゴッホはこの作品の存在について1888年夏の手紙2通で触れており、美術館は作品の特徴や事実関係などを慎重に調べた上でゴッホの作品と判断した。 
.

354チバQ:2013/09/18(水) 00:22:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130917-00000016-asahi-ent

キトラ古墳壁画、東京で来春公開へ 初の村外展示

朝日新聞デジタル 9月17日(火)11時24分配信





キトラ古墳壁画、東京で来春公開へ 初の村外展示

朱雀=文化庁提供

 【塚本和人】奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)の極彩色壁画が来春、東京・上野の東京国立博物館で特別公開される。「飛鳥美人」で知られる同村の高松塚古墳(同)と並ぶ本格的な極彩色壁画が、村外で公開されるのは初めて。石室からはぎ取られた壁画は同村で修理中だが、完了後は移動が難しいため、村外での公開は最初で最後の機会となりそうだ。

【写真】白虎=文化庁提供

 17日、有識者らでつくる文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」が都内で開かれ、報告された。

 期間は4〜5月の約30日間。白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)・朱雀(すざく)・青竜(せいりゅう)の「四神(ししん)」と、獣の頭に人の体を持つ子(ね)・丑(うし)・寅(とら)などの「十二支像」のどれが対象になるかは未定だが、それぞれの複数が展示される予定。大刀(たち)の破片や金具など副葬品の展示も検討する。

 高松塚、キトラ両古墳の壁画はいずれもカビなどによる劣化が進み、墳丘内から取り出して修理が進む。キトラの壁画は2006〜10年、同村で展示され、延べ約27万人が鑑賞した。修理後は古墳に戻さず、近くに16年度中に完成する「体験学習館(仮称)」で保存・展示される予定だ。

 特別公開は文化庁と東京国立博物館、東京文化財研究所、奈良文化財研究所、国土交通省、奈良県教委、明日香村が主催し、朝日新聞社が共催する。

355チバQ:2013/09/29(日) 09:45:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20130928-OYT8T00923.htm
新県立美術館オープン


移設された「秋田の行事」の前では大勢の来館者が足を止めていた(28日、秋田市中通の県立美術館で)

 新県立美術館(秋田市中通)が28日、正式にオープンした。開館を待ち望んだ大勢の美術ファンが訪れ、乳白色の肌の裸婦像で知られる画家、藤田嗣治(1886〜1968年)の大壁画「秋田の行事」を中心にした特別展の作品をじっくりと鑑賞していた。

 午前10時の開館に先立ち、美術館の正面入り口に面した「なかいち広場」で記念式典が開かれた。佐竹知事が「世界中でここでしか見られない絵を、この絵(秋田の行事)のために作られた空間で鑑賞するという、ぜいたくな時間を楽しんでほしい」とあいさつ。関係者らがテープカットを行い、開館を祝った。

 その後、正面玄関の扉が開くと、待ちきれない様子で行列に並んでいた来館者は、真っ先に、8月末に旧県立美術館から移された「秋田の行事」がある2階へ。縦3・65メートル、横20・5メートルの大作を下から見上げたり、吹き抜けでつながった3階から見下ろしたりと、思い思いに楽しんだ。

 新美術館は、建築家・安藤忠雄氏(72)の設計で、地上3階建て、延べ床面積は3746平方メートル。特別展では、ブラジルのコーヒー農園の情景を描いた壁画「大地」(1934年)やデッサンなどの絵画計51点のほか、秋田市の美術収集家、平野政吉氏(1895〜1989年)の米蔵で、藤田が「秋田の行事」を制作する様子を再現した模型など、資料47点を展示。2階にはカフェが併設され、窓ガラス越しに旧県立美術館や千秋公園を一望することができる。この日は約2100人が新県立美術館を訪れ、うち約600人はカフェのみの利用者だった。

 秋田市広面の主婦佐々木真貴子さん(63)は「ようやく顔となる作品が入り、楽しみにしていた。鑑賞した後はカフェでゆっくりと余韻に浸り、ぜいたくな時間を過ごしたい」と満足した様子だった。

 この日は、同美術館隣のにぎわい交流館で美術顧問の高階秀爾氏(81)による記念講演も行われた。講演後、高階氏は「日本と西洋の文化交流や、教育面で良い影響を与える場所にしたい」と話していた。

(2013年9月29日 読売新聞)

356チバQ:2013/09/29(日) 10:00:00
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/09/20130929t45018.htm
街中にぜいたくな空間 新県立美術館オープン 秋田




新しい秋田県立美術館の本オープンを祝い、テープカットする関係者



 新しい秋田県立美術館が28日、秋田県秋田市中通に開館した。旧美術館から移した大壁画「秋田の行事」など、洋画家藤田嗣治(1886〜1968年)の作品を中心に展示する。市街地再開発の一環で「エリアなかいち」の一角に移転新築した。
 建築家安藤忠雄氏が設計した美術館は地上3階、地下1階、延べ床面積約3700平方メートル。内外観は打ち放しのコンクリートで、2階のラウンジからは、千秋公園の木々が眺められる。
 「秋田の行事」は、藤田と親交が深かった地元の資産家・平野政吉の米蔵を改装したアトリエで、37年に制作された。油彩の作品で、横20.5メートル、縦3.65メートル。かまくらや竿燈といった風物に、米俵、木材など秋田の産業も盛り込んだ。躍動する人々の姿とともに、「詩の国・秋田」が壁一面に表現される。
 公益財団法人「平野政吉美術財団」が運営を担う。財団所有の藤田作品105点を含む平野コレクション599点の中から常設展示する。
 佐竹敬久知事は記念式典で「その絵のために作られた空間で鑑賞するという、ぜいたくな体験を多くの人に楽しんでほしい」とあいさつした。
 初日から多くの市民が訪れた。秋田市で茶道教室を開いている石井キミさん(72)は「秋田の行事にまた会いに来た。絵を見ていると、昔の生活のにおいが感じられ、懐かしい。秋田にこれだけの宝を残してくれてありがたい」と話した。
 建物は昨年7月に利用が始まり、写真展などに使われてきた。美術品を展示するための室内環境が整ったとして、この日の本オープンを迎えた。
 特別展「壁画『秋田の行事』からのメッセージ−藤田嗣治の1930年代」は11月10日まで。乳白色から多彩な色へと技法が変化する時期の作品群を紹介する。特別展の観覧料は一般500円、高校生以下無料。開館時間は午前10時〜午後6時。無休。連絡先は018(853)8686。


2013年09月29日日曜日

357チバQ:2013/09/29(日) 10:01:24
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130927/akt13092712000000-n1.htm
秋田県立美術館(秋田市) 藤田嗣治の大壁画も移設、28日に全面オープン
2013.9.27 12:00 (1/3ページ)[名所旧跡 東北の旅]
新しい秋田県立美術館に移された藤田嗣治の「秋田の行事」の設置作業=2日、秋田市中通(渡辺浩撮影)
新しい秋田県立美術館に移された藤田嗣治の「秋田の行事」の設置作業=2日、秋田市中通(渡辺浩撮影)
 エコールド・パリ(パリ派)の画家、藤田嗣治(つぐはる)=1886〜1968年=の作品を多く収蔵していることで知られる秋田県立美術館が、秋田市の千秋公園内から広小路を挟んだ再開発地区「エリアなかいち」に移転し、28日に全面オープンする。新しい県立美術館は世界的な建築家、安藤忠雄さん(72)が設計し、三角形をモチーフにしたコンクリート打ち放しの構造。2階からは水庭越しに千秋公園を望むことができる。昨年7月にカフェやライブラリーなどが暫定オープンしていた。

 展示品の目玉である藤田の大壁画「秋田の行事」(縦3・65メートル、横20・5メートル)の引っ越し作業が8月31日未明から朝にかけて行われた。運送会社の作業員や県教委の担当者ら約100人が特製の木箱に梱包(こんぽう)した5枚の大きなキャンバスをトラックとクレーンを使って旧美術館から新美術館に慎重に運んだ。

 「秋田の行事」は、パリでの活躍や中南米の旅を終えて帰国した藤田を支援していた秋田の豪商、平野政吉(1895〜1989年)が美術館建設を構想し、藤田に要望して描かれた。平野がアトリエとして提供した米蔵で藤田は、昭和12(1937)年2月21日から3月7日のわずか15日間という驚異的な速さで完成させた。

 美術館構想は中国での戦線拡大を受けて頓挫し、「秋田の行事」は米蔵で眠ったままとなった。

 42年、平野のコレクションを公開するため旧県立美術館がオープン。設計には藤田の意向も反映された。「秋田の行事」は米蔵から運び出されてようやくデビューした。

 県立美術館を運営する平野政吉美術財団の学芸員、原田久美子さんは「新しい県立美術館で『秋田の行事』の第3章が始まります」と話す。

 米蔵での30年間が第1章、旧県立美術館での46年間が第2章というわけだ。

 「名のある建築家が作った空間で『秋田の行事』はどう見えるでしょうか。期待するとともに、私どもも最高の鑑賞条件を作れるよう努力したいと思います」と原田さんは言う。

 開館から11月10日にかけて開かれる記念特別展には藤田の幻の装飾障壁画「花鳥図(かちょうず)」の原寸大レプリカが展示される。

 「花鳥図」は藤田が1929年、パリの高級社交クラブ「連合国クラブ」遊戯室の装飾用に描いた。一部の美術関係者には存在が知られていたものの、一般には公開されていなかった。

 縦1・45メートル、横14・21メートルで、キャンバスに金箔(きんぱく)を貼って油彩で描かれ、ウズラやキジなどの「陸鳥」とカモやガチョウなどの「水鳥」の一対からなっている。

 県立美術館顧問で美術評論家の高階秀爾(たかしな・しゅうじ)さん(81)は「『花鳥図』は藤田がフランス在住の日本人画家として絶大な人気を得た1920年代の一つの頂点を示す傑作。貴重な作品が精巧なレプリカによって初めて公開される意義は大きいです」と話す。

 「花鳥図」のレプリカは特別展の後、11月13日から12月27日まで、近くの秋田市立千秋美術館に移されて展示される。

 レプリカの公開には多額の著作権料が発生するため常設展示とはならず、この機会を逃すと、いつ見られるか分からないという。何とももったいない。(渡辺浩)

 【メモ】JR秋田駅から徒歩10分。開館時間は午前10時〜午後6時。臨時休館以外は無休。特別展観覧料は一般500円、大学生300円、高校生以下無料。特別展以外の時期は一般300円、大学生200円、高校生以下無料(それぞれ団体は割引)。(電)018・853・8686。

358チバQ:2013/09/29(日) 10:03:48
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20130926/CK2013092602000110.html

すみだ北斎美術館 入札中止、計画見直しへ 開館は16年度以降も














2013年9月26日






「すみだ北斎美術館」の完成予想模型(墨田区提供)


写真


 墨田区の見積もりが低すぎ、予定価格を約七億三千万円増額して入札をやり直す手続きに入っていた「すみだ北斎美術館」の建設工事について山崎昇区長は二十五日の区議会本会議で、入札を中止して計画を見直すことを明らかにした。 (奥野斐)


 美術館は二〇一五年度の開館予定だったが、一六年度以降にずれ込む可能性もあるという。区側は、増額分を盛り込んで区議会に提出した補正予算案を撤回した。


 美術館の建設予定地で行われた埋蔵文化財調査などで、地下から撤去すべき構築物が見つかり、国土交通省が交付金の延期を認める見通しとなったことから、入札を急ぐ必要がなくなったという。


 区は今後、コスト削減を目指し、設計事務所と調整をしたり、資材を見直したりして、改めて区議会に予算案を提出する。しかし、来年の消費税増税の影響でさらに七千万円程度増額する懸念もある。区は税以外の財源としてスポンサーを募ることや基金のあり方も検討する。


 美術館建設をめぐっては、区が当初見積もった予定価格が低すぎ、七月に入札が不調に終わっていた。山崎区長は「区政に混乱を招いた責任は重い」として、十月分給与を区長は30%、副区長は20%減額する。

359チバQ:2013/09/29(日) 10:05:52
http://www.asahi.com/national/update/0924/OSK201309240140.html
焙煎体験や飲み比べも UCC博物館、来月改装オープン


【動画】UCCコーヒー博物館 来月リニューアルオープン=近藤郷平撮影

写真:リニューアルされたコーヒー博物館。昔の焙煎(ばいせん)機など展示物が充実している=神戸市中央区
拡大リニューアルされたコーヒー博物館。昔の焙煎(ばいせん)機など展示物が充実している=神戸市中央区

写真:リニューアルされたコーヒー博物館。2〜3種類のコーヒーを飲み比べできるテイスティングコーナーが設けられる=神戸市中央区
拡大リニューアルされたコーヒー博物館。2〜3種類のコーヒーを飲み比べできるテイスティングコーナーが設けられる=神戸市中央区

写真:リニューアルされたコーヒー博物館。2〜3種類のコーヒーを飲み比べできるテイスティングコーナーが設けられる=神戸市中央区
拡大リニューアルされたコーヒー博物館。2〜3種類のコーヒーを飲み比べできるテイスティングコーナーが設けられる=神戸市中央区

[PR]
Click to learn more...
 【三嶋伸一】コーヒーの歴史や製造方法を展示するUCCコーヒー博物館(神戸市中央区)が四半世紀ぶりに改装され、報道関係者に24日、公開された。自分で生豆を煎ってオリジナルコーヒー豆が作れる焙煎(ばいせん)体験や、世界のコーヒーを飲み比べるテイスティング体験など、体感型博物館に変身。10月1日の「コーヒーの日」にオープンする。

 博物館は、神戸で創業したUCCグループが1987年に開館。来場者は延べ110万人を数えたが、最近は毎年4万人前後と低迷していた。創業80年を記念し、5億円をかけて全面改装し、これまでイベントで好評だった焙煎体験を常設。同社の豆を使う喫茶店などに、コーヒーのおいしい入れ方や経営ノウハウを伝授するトレーニングセンター「上島道場」も新設した。UCCホールディングスの上島達司会長は「新しい博物館で、豆本来の味や香りを楽しんでほしい」と述べた。

360とはずがたり:2013/10/16(水) 13:10:02

ご冥福をお祈りします。

やなせたかしさん死去:平和願い続けたアンパンマン
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20131016k0000m040090000c.html
毎日新聞2013年10月15日(火)21:33

 正義の味方アンパンマンの生みの親、漫画家のやなせたかしさんが亡くなった。アンパンマンは、やなせさんそのものだった。おなかがすいている人には、自分の顔をちぎって分け与え、自分が傷つくこともいとわないやなせさん自身が「世界最弱」と語るヒーローだった。

 アンパンマンが登場した1970年代は特撮ヒーロー全盛期。いっぷう変わったヒーローものは売れないと思われたが、その反響は結果的に予想を上回った。

 やなせさんは、太平洋戦争で兵役に就いた。この戦争体験から平和への願いを込め、アンパンマンは誕生した。「聖戦と思っていたのが実は違った。正義の味方はすぐに逆転する。ひもじい人を助けるアンパンマンはどこへ行っても正義の味方です」と、何度も話した。自身も「何かをして人を喜ばせたいといつも思っています」と語っていた。読者の詩や絵を掲載する雑誌「詩とメルヘン」の編集長を務め、各種イベントに登場すると自ら歌って踊るなどサービス精神旺盛だった。

 「愛と勇気だけがともだちさ」。東日本大震災の被災地では、アニメの主題歌「アンパンマンのマーチ」が歌われた。やなせさんがポスターを贈ると、子供たちが笑顔を取り戻したことも。それを聞き「まだまだ頑張らなくては」と意欲を持ち続けていた。「(岩手県陸前高田市の)奇跡の一本松」をテーマにした復興ソングも作詞作曲。昨年、今年と公開されたアンパンマンの映画でも、被災地復興をテーマにエールを送り続けた。

 15日記者会見した、アンパンマンシリーズを刊行するフレーベル館の武藤英夫社長らによると、やなせさんは今年8月から入院。それでも、時々、東京都内の自宅兼スタジオに顔を出し、スタッフと話をした。12日は病室で午後10時ごろまでスタッフと話をしていたが、13日未明に容体が急変した。

 一昨年にぼうこうがんにかかり、肝臓に転移していたという。20年前に妻を亡くし、子供はなかったが「アンパンマンが僕の子供だ」が口癖だった。

 漫画家のちばてつやさんら関係者約60人が参列した15日の葬儀では、ひつぎにアンパンマンの人形やぬいぐるみが納められた。

 今年は、作家活動60年の節目の年だった。関係者からは惜しむ声などが寄せられた。アニメでアンパンマンの声を演じる戸田恵子さんは「やなせ先生こそがアンパンマンそのものでした。大切な道しるべを失った感覚です」との談話を出した。同じ高知県出身の漫画家、西原理恵子さんは「やなせ先生がアンパンマンの裏側に秘めた思いを伝えていきたい。それが後輩としての今後の私の仕事」と語った。子供が「アンパンマン」をよく見ていたというタレント、エッセイストの小島慶子さんは「ばいきんまんを憎むべき敵ではなく、困ったやつという仲間の一人としてみている。そんな描き方に人間の生きるうえでのリアルさ、優しさを感じる。やなせさんのまなざしに触れると、子供は自分もいていいんだと安心できる」と魅力を語った。同志社大教授で、漫画研究家の竹内オサムさんは「幼い頃、父親を亡くすなどの苦労をしたやなせさんの作品には『かなしさ』が底流にある。だからこそ、生きることの意味を高らかにうたいあげ、勇気や正義を大切にした」と話した。【内藤麻里子、木村光則、中村かさね、広瀬登】

「アンパンマンありがとう」ゆかりの地で悼む声
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20131016-567-OYT1T00288.html
読売新聞2013年10月16日(水)10:52
 「もうあの笑顔を見られないなんて」「アンパンマンを作ってくれてありがとう」――。

 やなせさんの訃報には、ゆかりのあった各地の関係者や、アンパンマンが大好きな子どもたちから悲しみの声が上がった。

 岩手県陸前高田市で津波に耐えた「奇跡の一本松」に思いを寄せていたやなせさん。一本松を描いた絵本や、自ら作詞・作曲して歌ったCD「陸前高田の松の木」を制作した。

 市によると、現地を訪れることはできなかったが、一本松を描いたハンカチやバンダナを作って市に寄付するなどした。戸羽太市長は「子どもたちにエールを送ってくれた。あの笑顔に二度と会えないと思うと残念」とコメントした。

 震災後の2011年7月に開館した「仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール」(仙台市)には、昨年5月にやなせさんが初めて訪れた。震災でつらい経験をした子どもたちに「アンパンマンが助けてくれる。元気に頑張るんだよ」と励ましたという。

361チバQ:2013/10/17(木) 00:18:57
http://mainichi.jp/select/news/20131017k0000m040131000c.html
台北・故宮博物院展:至宝「翠玉白菜」「肉形石」日本に
毎日新聞 2013年10月16日 23時22分(最終更新 10月16日 23時45分)


翠玉白菜=台北の故宮博物院提供
拡大写真 台北の故宮博物院が収蔵する中国・清代の玉器「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」と「肉形石(にくがたいし)」が、2014年に東京国立博物館と九州国立博物館(福岡県)で開かれる台北・故宮博物院展に出品される。特に人気の高いこの2件が海外で公開されるのは初めて。

 東京国立博物館の銭谷眞美館長と九州国立博物館の三輪嘉六館長、台北・故宮博物院の馮明珠院長が16日午後、開催について合意し、同院で調印式が行われた。2件を含む同院の「神品至宝」総数231件が日本で公開される。また、交換展として「日本美術の粋 東京・九州国立博物館精品展(仮称)」が16年10月から翌年1月まで、同院南分院(15年末開館予定)で開かれる。

 中国の歴代王朝の文物など約69万件を所蔵する同院は、世界の五大博物館の一つとも呼ばれている。海外展はアジアでは初めてで、中国文明の精華と直接出合うことのできる貴重な機会となりそうだ。【桐山正寿】

 ◇台北で調印式 馮院長「日本人を感動させる」
 【台北・鈴木玲子】台北の故宮博物院で16日、東京国立博物館、九州国立博物館とともに行われた調印式には、故宮の馮明珠院長、東博の銭谷眞美館長、九博の三輪嘉六館長が出席した。故宮の海外展は米仏独とオーストリアで開かれたことはあるが、アジアでは初めて。馮院長は「最も重要なのは日本人の心を感動させる作品であること。台湾と日本は同じ東アジア文化圏で、日本展には日本人に好まれる書や画が多く含まれている」と説明した。

 銭谷館長は「故宮の文物を除いては中国の悠久の文化を理解することはできない」と日本展への期待感を示した。三輪館長は「九州は台湾と経済的にも密接で、故宮展を望む声が寄せられていた」と喜んだ。

 故宮の所蔵文物は約69万件。その多くは1945年の日本統治時代終了後、中国での共産党と国民党の内戦のさなか、北京の故宮博物院から戦火を逃れるために南京などに移されていた文物が台湾に運ばれた。台北の故宮博物院はこれらの膨大な文物を収蔵するために建設された。

 日本展構想は長年あったものの、日本展を開催した場合、中国政府が所有権を主張し、展示文物の差し押さえを求める恐れがあった。そのため台湾政府は、日本に差し押さえを防ぐための法整備を求めていた。2011年、日本で「海外美術品等公開促進法」が施行され、文物の台湾への返還が法的に保障されたことを受け、日本展開催に合意した。

 ◇東京では関係者説明会
 同展の関係者説明会が16日夕、東京・上野の東京文化財研究所で開かれた。日華議員懇談会会長の平沼赳夫衆議院議員、東京国立博物館の島谷弘幸副館長らが出席、展覧会の概要などが報告された。

 島谷副館長は「交換展には東博が引っ越すというくらいの名品を出します。今回、とにかくよいものを出してほしいと思ったからです」と交渉経過に触れた。さらに、同館の富田淳・列品管理課長が主な出品作品について紹介した。

 ◇中国文明の精華が並ぶ
「翠玉白菜(すいぎょくはくさい)」「肉形石(にくがたいし)」が初めて日本にやってくる−−。

 台北の故宮博物院の「神品至宝」展には、同院所蔵の青銅器、書画、図書、玉器などの名品231件が出品される。とりわけ「翠玉白菜」(東京で2週間展示)、「肉形石」(九州で2週間展示)は、同院で最も人気の高い文物として知られる。「翠玉白菜」は、高さ18・7センチ、幅9・1センチ、厚さ5・07センチで本物の白菜そっくりに翡翠(ひすい)を彫刻した玉器。葉の上には多産を象徴するキリギリスとイナゴが止まっている。「肉形石」は、高さ5・73センチ、幅6・6センチ、厚さ5・3センチの鉱物を加工したものだ。石を磨き、表装面に染色を施し、肉の皮、脂身、赤身がそれぞれくっきりと表現されている。

 ほか「散氏盤(さんしばん)」(西周晩期の盛水用青銅器。内側に357字の銘文)、孫過庭(そんかてい)筆「書譜(しょふ)」(唐時代の草書の名品。書論を記す。東京展のみ)など、中国文明の精華と呼べる文物が並ぶ。【桐山正寿】

362チバQ:2013/10/17(木) 00:27:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131017/chn13101700090000-n1.htm
台北・故宮博物院展 初の日本開催を調印
2013.10.17 00:08

「故宮博物院展−神品至宝−展」調印式で協約書に調印する、(左から)東京国立博物館の銭谷眞美館長、故宮博物院の馮明珠院長、九州国立博物館の三輪嘉六館長=16日午後、台北市(大山実撮影)
 【台北=吉村剛史】来年日本で初めて開かれる台北・故宮博物院展(東京国立博物館、産経新聞社、フジテレビジョンなど主催)の調印式が16日、台北郊外の同院で日台双方の関係者が出席して行われた。中国王朝芸術の粋を集めた台北・故宮コレクションのうち、人気の高さからこれまで海外展示が見送られてきた清代玉器の逸品「翠玉白菜」「肉形石」を含む計231件が、東京と福岡で公開される。

 日本展の公式名称は、「台北 國立故宮博物院−神品至宝−」展に決定。16日の調印式には、台北・故宮博物院の馮明珠院長と、会場となる東京国立博物館の銭谷真美館長、九州国立博物館の三輪嘉六館長が出席し、契約書に調印した。

 調印式で、馮院長は「相互協力で参観者に感動と満足を与えたい」と語った。

 日本展は、東京国立博物館(東京・上野)で来年6月24日〜9月15日、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で10月7日〜11月30日に開催。出展品のうち、東博では185件、九博では110件が展示される。

363チバQ:2013/10/17(木) 00:31:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131010/chn13101013090007-n1.htm
北京「故宮」に大規模分院建設へ 年間3百万人の参観見込む
2013.10.10 13:05 [中国]

国慶節の大型連休期間中に、大勢の参観客が訪れた北京の故宮博物院=2日(共同)
 10日付の中国紙、京華時報は、北京市中心部にある故宮博物院が手狭となり、収蔵品の保管や修復に支障が出ているため、市内の別の場所に敷地47万平方メートルの分院を建設する計画が進んでいると伝えた。展覧部分が5万平方メートルを超える大規模博物館で、年に少なくとも300万人の観客を見込んでいる。

 博物院の単霽翔院長が明らかにした。分院は現在の博物院から北方の海淀区に計画、既に周辺地区の環境整備に着手した。中心施設の一つとして文物の修復センターを設置、見学客に一部を開放するという。

 同院長によると、現在の故宮は近年参観客が急増。国慶節の大型連休(10月1〜7日)期間中には、収蔵品保護に必要な1日当たりの参観客3万人の制限数を大きく超える1日17万5千人が訪れる日があった。(共同)

367チバQ:2013/11/03(日) 09:32:39
http://www.asahi.com/articles/TKY201310310328.html?ref=com_rnavi_arank
日展「改革しなければ」 入選配分問題で調査委設置
2013年10月31日23時10分

 公益社団法人「日展」の寺坂公雄(ただお)理事長(洋画)は31日、国立新美術館(東京・六本木)で11月1日から始まる第45回日展を前に記者会見し、「書」で入選数が有力会派に事前配分されていた問題について「106年続いた展覧会。この際きれいにしたい。改革していかなければ、今後の日展はありえない」と語った。

 日展は31日、寺坂理事長ら日展幹部6人と弁護士ら2人の有識者でつくる調査委員会を設置。外部の人だけでつくるワーキンググループ(WG)で朝日新聞が報じた2009年度の篆刻(てんこく)の審査を中心に調べるが、漢字やかななど他部門の審査員からも事情を聴く。09年度以外も調べる見通し。11月中に調査結果をまとめ、文化庁や公益法人を所管する内閣府に報告する。

 寺坂理事長は会見で「報道は青天のへきれき。こんなことは許すことはできない」と話し、入選数の配分を指示したとされる日展顧問について「本人はいろいろなことを考えて責任を感じている」と述べた。そのうえで第45回日展について「鑑賞者にご心配をおかけすることは申し訳ないが、まずは作品を見に来ていただきたい」と話した。

368チバQ:2013/11/03(日) 09:33:25
http://www.asahi.com/articles/TKY201310300011.html
「先生に手ぶらじゃ駄目」 日展、厳しい階級社会
2013年10月30日07時54分

 書に限らず、日本美術界で日展入選は「出世」への第一歩だ。特選や内閣総理大臣賞を受賞するたびに階段を上る「階級制度」が厳然として残る。階級が上がるほど弟子が集まり、収入が増えるしくみだ。


 日展の規定や内規によると、2回特選をとると審査しないで毎年作品が展示され、審査員になる資格を得る。審査員に選ばれると日展会員になり、審査員を3回務めると日展評議員になって内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞の対象になる。

 大臣賞や日本芸術院賞を受賞すれば日展理事になり、日本芸術院の会員候補に近づく。

369とはずがたり:2013/11/03(日) 11:24:59

人間の限界超えた声域 バーチャルアイドル「初音ミク」
ttp://www.sankeibiz.jp/business/news/131103/bsj1311030807000-n1.htm
2013.11.3 08:06

オペラ主演…11月にはパリデビュー

 音声合成ソフトから生まれたバーチャルアイドル「初音ミク」が日本を代表するポップカルチャーになっている。世界各国でライブが開かれ、11月にはパリ・シャトレ座でデビューが決定した。人形に魂を吹き込んで芸術に昇華させるのは、文楽などに見られる日本の伝統的手法。ネットで表現できる現代性とあいまって活躍の場を広げている。

 初音ミクは、歌詞とメロディーをコンピューター入力すると女性の歌声に変換できるソフトウエア。札幌市に本社があるソフトウエア開発企業「クリプトン・フューチャー・メディア」が6年前に発売した。

 人の限界を超えた声域、歌唱技術を使って手軽に作曲ができることから動画投稿サイト「ニコニコ動画」で投稿ブームが起こり、人気曲はCDとして発売された。ただ、当初はネット上の熱烈なファンのものという印象も強く、同社の伊藤博之社長(48)は「ミクを拒絶する人も多かった」と振り返る。「新しい楽器や音響機械の登場ですら拒絶された時代があったことを考えると不思議ではなかった」

 海外で活躍の場が広がり始めたのは2011年ごろから。今ではアメリカやシンガポール、台湾などで単独ライブが開かれている。プロの作曲家も興味を持つようになり、昨年、音楽家の渋谷慶一郎さん(40)が初音ミク主演のオペラを制作。衣装はルイ・×トンが担当し、11月には芸術の都、フランスのパリで上演される。

 世界的シンセサイザー奏者で作曲家の冨田勲さん(81)は宮沢賢治の作品に影響を受けて作曲したオーケストラ曲「イーハトーヴ交響曲」の重要な場面を初音ミクに歌わせた。「神秘性を表現するにはミクの人間を超えた純粋性がぴったりだった」と話す。初音ミクについては、「きわめて日本的。日本では古来、文楽や人形浄瑠璃、からくり人形など人がこしらえたものに、操る人の魂を込めて表現してきた。その電子版。日本のお家芸と言ってもいい」と考える。

 年齢も性別も国籍も問わない無数のクリエーターがミクを通じて自分を表現する。それはネットに乗って即時的に世界で共有される現代性を備える。今秋には楽器ソフトの入った新版と英語版が発売された。伊藤社長は「ミクは現代人が自己表現して自分を他者とつなげることができる媒体にもなっている」と話している。(安田奈緒美)

370チバQ:2013/11/04(月) 10:47:26
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2013_1101_02.html
追跡 消えた重要文化財

11月1日 22時05分










板倉弘政記者

国宝を含む国の重要文化財が各地で所在不明になっていることがNHKの調査報道で明らかになりました。
その数は全国で76点に上り、文化財保護法で義務付けられた届け出をせずに、重要文化財が無断で売買されている実態も見えてきました。
“日本の宝”重要文化財の相次ぐ所在不明はいかにして明らかになっていったのか、報道局特別報道チームの板倉弘政記者がお伝えします。

旅館の和室に置かれた仏像の写真

「こんな写真がブローカーの間で出回っていますよ」。
取材のきっかけは、特別報道チームの清水將裕記者が入手した2枚の写真でした。
温泉旅館のような和室に無造作に置かれた2体の仏像。
11面の顔を持ち、無数の手でつえや鈴を持ってたたずむ仏像は、本来であれば寺院の本堂で目にするものですが、乱雑に座布団が積み上げられた和室に置かれた仏像の姿は異様なものでした。
その写真には「重要文化財指定書」まで添付されていました。
「重要文化財の仏像がブローカーの間で転売されているのか?」。
さっそく2体の仏像の来歴を調べてみると、国の重要文化財に指定された「千手観音立像」と「阿弥陀如来立像」であると分かりました。
「もしかしたら重要文化財がいくつも所在不明になっているのではないか?」。
ここからすべての取材が始まりました。

ニュース画像

文化財問題取材班を結成

報道局特別報道チームは、この夏、NHKにできた新しい部署です。
政治、経済、社会、国際の各部で経験を積んだ記者が、その専門性を活かして、独自の調査報道を展開しようというのが目的です。
文化財問題の調査報道は、社会部で事件取材の経験を積んだ2人の記者を中心に、大阪、京都、奈良、大津、福岡、札幌、それに松山の各局の記者も参加して、取材をスタートさせました。

所在不明の重要文化財は76点

国は歴史上、芸術上、価値の高い文化財が海外に流出することなどを防ぐため、仏像や絵画、刀剣など1万点余りを重要文化財に指定しています。
国の指定といっても、事実上、都道府県が文化財の管理に携わっていることから、私たちは、47都道府県の文化財担当者に所在をつかめていない重要文化財がないか調べていくことにしました。
その結果、国宝1点を含む76点の重要文化財が、本来の所有者の手元になく所在不明になっていることが明らかになったのです。
物品を特定できた41点のうち、少なくとも10点が文化財保護法に義務づけられた届け出をせずに無断で売買されていたことが分かりました。
私たちは所在不明になっていた、ある仏像のケースを追うことにしました。

ニュース画像

仏像の行方を追う

滋賀県甲賀市の大岡寺。
記者は1300年続く由緒ある寺を訪ね、話を聞きました。
「お参りされる方が落胆しているから、それが一番苦しいです」と話す住職の市川壽玄さん。
仏像は12年前、老朽化した本堂の改装中に信徒の1人が「私が預かります」と言って車に乗せて持って行ったといいます。
行方を追ったものの信徒は音信不通となり、それ以来、仏像は所在不明になったのです。

371チバQ:2013/11/04(月) 10:47:55
密かに転売が繰り返されていた仏像

消えた仏像はどこに行ったのか。
取材を進めるうち、かつて販売していたという人物を探し当てました。
大阪で美術品を取り扱う業者は「仏像は床の間に立てて置いていた。
重要文化財や国宝になってくると、2億とかの値段がつく」と語りました。
さらに取材を進めると、複数の中国人が購入しようとしていたことも分かってきました。
売買に関わっていたブローカーを見つけ出し、話を聞いたところ「中国人のお金持ちが日本の重要文化財をいくらでもいいから調達してくれという話が持ち込まれた。1体につき3億円前後、いいものだったら金は青天井で払うという話だった」と語りました。
その後、仏像は何人もの間で売買され、京都、大阪、東京と、各地を転々としたあと、再び姿を消していました。

ニュース画像

檀家の減少・・・寺院が抱える事情

重要文化財の売買の動きは全国に広がっていることも分かりました。
私たちが取材したある寺は20人以上の人物から「重要文化財の仏像を売ってくれ」という話を持ちかけられていました。
「自分は1億円で買おうと思って来たと。みんな欲しがっていますよと言われた」と、住職は当時のことを振り返って話してくれました。
この住職は、どれだけ求められてもすべての話をきっぱりと断っていました。
ただ、檀家の減少で経営が苦しくなっている寺は、売却話に応じてしまう危険性があると感じるといいます。
「昔のように檀家さんや信徒さんから募金をするということは、今の世の中では難しくなっていて、経済的に苦しくなっている。そうなると、もう宝物を売ろうという話になってもおかしくない」と語りました。
私たちの調査で、この寺のように売却するよう求められた重要文化財は、関西、北陸、東北で9点に上っていることが分かりました。

訪れた取り戻すチャンス

取材を始めて1か月。大岡寺の住職のもとに、仏像を買い戻さないかという連絡が入ったと聞き、私たちは再び取材に訪れました。
「仏像のありかを知っている」という男が訪れ、写真を置いていったというのです。
それは、私たちの取材の発端となった仏像の写真と似たものでした。
雑居ビルの一室に無造作に置かれた仏像の姿が写っていました。
住職らと男のやり取りを残した音声記録を聞くと、男は「なんぼかの手付金でも持ってくれば見ることはできる。100万でも50万でもええんや」と伝えていました。

372チバQ:2013/11/04(月) 22:17:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3002627
ナチス略奪絵画1500点発見、独アパートに隠され半世紀
2013年11月04日 14:27 発信地:ベルリン/ドイツ
【11月4日 AFP】ドイツ南部ミュンヘン(Munich)にあるアパートの1室から、第二次世界大戦前〜戦中にかけてナチス・ドイツ(Nazi)がユダヤ人から略奪した絵画1500点近くが見つかった。独週刊誌フォークス(Focus)が3日、報じた。見つかった作品の中には、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やアンリ・マチス(Henri Matisse)のものも含まれており、時価総額で10億ユーロ(約1330億円)相当の価値があるという。

 フォークス誌によると絵画は2011年、脱税容疑でこの部屋に警察の家宅捜索に入った際に発見された。部屋の所有者のコルネリウス・グルリット(Cornelius Gurlitt)容疑者は、父親がナチス幹部と親しかった美術収集家のヒルデブラント・グルリット(Hildebrand Gurlitt)氏で、今回見つかった絵画は1930〜40年代に同氏が入手したものだという。

 見つかった絵画は、アパート内の薄暗い室内で古いジャムの瓶やがらくたと一緒に50年以上にわたって隠されていた。グルリット容疑者は無職で隠遁生活を送っており、これまでに絵画数点を売却し、その売り上げで生活していたという。

 父親のヒルデブラント・グルリット氏は祖母がユダヤ人だったが、美術品の審美眼と人脈の広さからナチスの「第三帝国(Third Reich)」の幹部たちにとって必要な人材となった。当時のヨーゼフ・ゲッベルス(Joseph Goebbels)宣伝相は、ナチ党が退廃的だとみなした芸術作品(退廃芸術)の売買責任者にグルリット氏を任じた。

 ナチスは当時、ドイツや欧州各地でユダヤ人の所有する美術品を多数、没収したり買いたたいたりして略奪した。フランスでは1940年〜44年、絵画、芸術作品、タペストリー、古美術品など計10万点が、ナチス占領下の政権によって定められた人種差別的な法律の下でユダヤ人から没収された。(c)AFP

373チバQ:2013/11/14(木) 22:17:59
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131113/art13111312190004-n1.htm
ベーコンの絵画に史上最高値140億円 NY、美術品競売
2013.11.13 12:15

史上最高額で落札された故フランシス・ベーコン氏の「ルシアン・フロイドの3習作」=10月31日、ニューヨーク(ロイター)
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は12日、英国の代表的画家、故フランシス・ベーコン氏(1909−92年)の「ルシアン・フロイドの3習作」がニューヨークで競売に掛けられ、1億4240万ドル(約141億7千万円)で落札されたと伝えた。美術品の落札価格としては史上最高値という。

 これまでの最高落札価格は昨年5月、ニューヨークで落札されたノルウェーの画家エドバルト・ムンクの代表作「叫び」の約1億1992万ドル。

 ベーコン氏は1909年、アイルランドのダブリンに生まれ、英国・ロンドンを拠点にしながら、世界を舞台に活躍した画家。ピカソとともに、20世紀の巨匠と呼ばれる。故ルシアン・フロイド氏は精神分析学者フロイトの孫で、女性の裸体画で知られる現代画家。同紙によると、フロイド氏はベーコン氏の「友人でライバル」だったという。(共同)

374チバQ:2013/11/14(木) 22:40:50
http://mainichi.jp/select/news/20131115k0000m030060000c.html
ドイツ:ナチス略奪絵画 1406点、返還は困難な道のり
毎日新聞 2013年11月14日 21時12分(最終更新 11月14日 21時12分)

 【ベルリン篠田航一】ドイツ南部ミュンヘンのアパートの一室から、ナチス・ドイツが1930〜40年代にユダヤ人らから略奪したとみられる計1406点(約1300億円相当)の絵画や版画が見つかった。シャガールの未発表作品のほか、ピカソ、ロートレック、ルノワールらの作品も良好な状態で保存されていたという。略奪被害者側のユダヤ人団体などからは返還を求める声が上がっているが、本来の所有者の特定には時間がかかるとみられ、返還は難航が予想される。

 美術品は2012年2月、脱税捜査の過程でアパートを家宅捜索した際に見つかり、その後、鑑定作業が続いていた。部屋の所有者の男(79)の父はナチス幹部ゲッベルスと親しい画商で、男はこうした父の収集品を長年、隠していたとみられる。男は一部メディアに「作品は全て検察当局に渡した」と述べ、その後行方をくらませている。

 絵画の処理については「正当な持ち主を探し出すべきだ」(独ユダヤ人中央評議会のグラウマン会長)との声も根強いが、返還は容易ではない。ナチスは1938年、現代的な抽象絵画などを「退廃芸術」と批判し、没収を合法化した。ユダヤ人の所有する多くの絵画も没収の対象になったが、今回発見された作品の中には、公立美術館などの「公共」展示物からの没収品が315点あるなど、没収の時点ではユダヤ人からの略奪とは言い切れない作品も多い。

 鑑定に従事したベルリン自由大学のマイケ・ホフマン博士(美術史)も5日の会見で「返還義務が全てにあるとは言えない」との見解を明らかにした。

 だが独紙によると、別の194点については、押収書類の分析から、売却を「強制」されたユダヤ人らの所有物と証明できる可能性があり、返還の道も残されているという。

 ナチスの略奪美術品については98年、略奪品と証明されれば本来の所有者や相続人に返すよう求める「ワシントン原則」が定められ、40カ国以上が署名した。だが法的拘束力はなく、返還は進んでいない。ナチス政権下の33〜45年にドイツが欧州などで略奪した美術品は推計60万点で、このうち10万点が今も行方不明とされている。

375名無しさん:2013/11/14(木) 22:52:51
自分は2・3か月に1回くらいかな
http://news.mynavi.jp/news/2013/11/14/206/
美術館へ1年に1回以上行くのは●%!人気ジャンルは「絵画」-ライフメディア
  [2013/11/14]
ライフメディアは、同社が運営するアンケート調査サイト「ライフメディア」にて、「美術館・美術展に関する調査」を実施した。調査方法はインターネットリサーチ。調査期間は11月1日〜11月6日。有効回答は1200サンプル。調査対象は10代〜60代の全国男女。


あなたは美術館・美術展にどのくらいの頻度で行きますか?※単一回答/10代から60代の全国男女(n=1200人)


10代から60代の全国男女に対し、美術館・美術展に行く頻度を尋ねたところ、54%が「(ほとんど)行かない」と回答。1年に1回以上行く人は、(「月に1回以上」、「2〜3カ月に1回」、「半年に1回程度」、「1年に1回程度」の回答者を総計して)32%程度となった。

また、3年に1回以上美術館に行っている人(551人)に対し、「美術館に行きたくなる理由」を聞いたところ、男性は「気分転換がしたくなったとき」、女性は「好きな作品が展示されているとき」という回答が最も多かった。「美術館に一緒に行く人」は誰かという問いには、「ひとり」あるいは「配偶者」が同率(38%)で最多回答となった。

続いて、「どのような展示を見に行くか」と尋ねたところ、91%が「絵画」と回答と、他の作品より圧倒的に多かった。それに続いて「写真(31%)」「彫刻(25%)」という結果となった。「美術館情報のチェック方法」は「テレビ・ラジオ(43%)」「新聞・雑誌(40%)」「街中・駅や車内のポスター(34%)」が上位になった。

逆に、「美術館に行かない」と答えた人(649人)にその理由を聞いたところ、「近くに美術館がない(35%)」、「きっかけがない(35%)」、「絵画や美術品に興味がない(35%)」という内容となった。最後に、調査対象全員に「日常においてアートが身近と感じるか」と尋ねたところ、半数以上の57%が「感じない」と回答したということだ。

376チバQ:2013/11/24(日) 19:44:28
http://mainichi.jp/select/news/20131123k0000m040053000c.html
文化庁:キトラ古墳と高松塚古墳、1月公開
毎日新聞 2013年11月22日 19時31分(最終更新 11月22日 19時58分)


高松塚古墳の西壁に描かれた女子群像(可視光撮影)=2011年1月18日撮影(文化庁提供)
拡大写真 文化庁は22日、発見30周年を迎えた特別史跡キトラ古墳と、高松塚古墳(ともに奈良県明日香村)の極彩色壁画を2014年1月に公開すると発表した。

 キトラ壁画は1月17〜26日、同村の奈良文化財研究所飛鳥資料館で公開する。四神の「白虎」「玄武」、過去の壁画撮影に用いたカメラ機材なども展示する。9時〜16時半。一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。申し込み不要。

 高松塚壁画は1月18〜26日(22日除く)、明日香村の修理施設で公開。1日約400人(見学時間は約10分)限定で無料。事前申し込みが必要だが、当日でも空きがあれば参加できる。公開は11回目。希望者は往復はがきに代表者の名前(ふりがな)と年齢、性別、郵便番号、住所、電話番号、参加人数(最大45人)、希望日と時間帯(9時〜10時半、10時半〜12時、13時〜14時半、14時半〜16時)を第3希望まで記入。〒651−0191(住所不要)神戸ポート郵便局私書箱236「国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開」係へ。締め切りは12月5日(消印有効)。インターネット(http://takamatsuzuka-hekiga.jp)でも申し込める。問い合わせは一般公開事務局(078・325・3087)。【矢追健介】

377チバQ:2013/11/27(水) 22:14:27
>>294
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131127/erp13112710120005-n1.htm
ピカソ、モネ…名画7点盗難、わずか2分48秒 裁判でずさん管理明らかに
2013.11.27 10:06

モネの「ウオータールー橋、ロンドン」(AP)
 昨年10月にオランダのクンストハル美術館からモネやマティスの名画が盗まれた事件で、ルーマニアの首都ブカレストの裁判所は26日、首謀者のルーマニア人の男2人にそれぞれ禁錮6年8月を言い渡した。オーストリア通信などが伝えた。

 それによると、男らが侵入した美術館の非常口には簡単な鍵しか掛けられておらず盗み出すのに掛かった時間はわずか2分48秒。公判では美術館のずさんな管理体制も明らかになった。

 事件では、ほかに4被告が公判中。マティスを同名の小型車と関係があると勘違いした被告もいるなど、窃盗集団は美術に疎かったという。

 盗まれた名画はモネの「ウオータールー橋、ロンドン」(1901年)やマティス、ピカソなどの作品7点。被告の1人で首謀者の母親が証拠隠滅のため焼却したと供述し、その後撤回するなど、名画の行方は謎のままだ。

.

378とはずがたり:2013/12/02(月) 02:52:07

酷い話しやね。。

日展洋画、審査員に現金送付 入選求め事前運動が慣例に
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201311300387.html
朝日新聞2013年12月1日(日)10:18

 【青木美希、沢伸也】公募美術展「日展」の洋画分野で、主要会派の入選候補者が審査前に、応募作品の写真とともに現金や商品券を他会派の審査員に送っていたことが朝日新聞の調べでわかった。主要会派間で入選候補者を事前に推薦しあう慣行があり、金品は入選に向けて便宜を図ってもらう謝礼とみられる。

 洋画の審査員は17人で主要7会派を中心に選ばれ、毎年10月に審査する。入選するには、他会派を含め半数程度の同意が必要だ。

 審査員を何度も経験した日展幹部によると、審査員になると各会派が内部選抜した入選候補者100人以上から応募作品の写真が事前に郵送されてくる。約2千点の応募作品の中から事前に覚えてもらうためだ。「作品がよほど悪くなければ実際の審査で手を挙げる(入選に同意する)」という。この日展幹部はその大半に現金や商品券が同封されていたといい、「作品を事前に覚えるのに手間がかかるので、タダというわけにはいかないということだ」と自身も受け取ったことを認めた。

 一方、複数の応募者も取材に対し、現金を同封して作品の写真を審査員に郵送したことを認めた。

 中部地方の男性は所属会派の審査員に30万円を渡して他会派の審査員への口利きを依頼した。「他の審査員に話をつけた。その審査員に作品の写真と現金2万〜3万円を送りなさい」と言われ、昨年と一昨年に写真と現金を送り、2年とも入選したという。別会派の男性は今年9月、審査員経験者から「他会派も含め審査員に作品の写真と2万〜3万円を送る準備をしなさい」と言われ、納得できずに日展への応募をやめた。

 事後の謝礼も発覚した。日展前理事長の中山忠彦氏が所属する洋画会派「白日会」では10年以上前から、入選者から任意で1万円ずつ集めて自会派の審査員に謝礼を払ってきた。発起人が「(審査員から)心暖かなご指導とご配慮があった。御礼の気持ちを形であらわしてはいかがでございましょうか」と呼びかける文書を朝日新聞は入手した。今年度は入選者約130人のうち約100人が応じ、中山氏ら審査員4人に計約100万円が支払われたという。中山氏は「審査員は事前に指導するなどしているので、そのお礼という意味。会派として強制しているわけではなく問題ない」と話す。

379チバQ:2013/12/11(水) 23:21:57
http://www.asahi.com/articles/OSK201312060060.html
キトラ三神は公開、「青竜」は残念… 上野で来春
2013年12月8日11時49分
 【塚本和人】文化庁は6日、東京・上野の東京国立博物館で来春に開かれる奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)の特別展の内容を発表した。四神(ししん)壁画のうち、「朱雀(すざく)」(縦約15センチ、横約40センチ)、「白虎(びゃっこ)」(縦約25センチ、横約42センチ)、「玄武(げんぶ)」(縦約15センチ、横約25センチ)などを展示し、期間は4月22日〜5月18日。

 ほかに、獣頭人身で弓状の長い器物を持つ「十二支像」のうち、「子(ね)」(縦推定約17センチ、横約9センチ)と「丑(うし)」(縦約17センチ、横約8センチ)も展示する。残る四神の「青竜(せいりゅう)」は、周囲のしっくいとつなぎ合わせて再構成する作業が進むため、公開されない。

 キトラ古墳では、石室の東西南北の各壁や天井に方角の守護神「四神」と「十二支像」などが描かれていた。「飛鳥美人」の国宝壁画で知られる明日香村の高松塚古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)で確認されていない「朱雀」が残り、四神すべてが現存する国内唯一の古墳壁画だ。特別展は明日香村外では初めての公開となる。

 特別展「キトラ古墳壁画」は文化庁、東京国立博物館、東京文化財研究所、奈良文化財研究所、国土交通省、奈良県教委、明日香村が主催し、朝日新聞社が共催する。

380チバQ:2013/12/11(水) 23:34:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20131205-OYT8T01355.htm
キトラ古墳に地震痕跡



キトラ古墳の墓道で確認された地震による地割れ(明日香村で)=奈良文化財研究所提供  明日香村のキトラ古墳(7世紀末〜8世紀初め)で、地震の痕跡とみられる地割れや亀裂が見つかり、奈良文化財研究所などが5日発表した。時期は不明だが、村内の高松塚古墳(8世紀初め)でも飛鳥時代以降に9回起きている東南海・南海地震の被害と考えられる痕跡が見つかっており、同様の被害とみられる。

 石室の極彩色壁画をはぎ取ったキトラ古墳では現在、埋め戻しを進めている。その作業に伴う調査で、石室の南約2メートルの墓道(ぼどう)にあるV字状の溝(幅約60センチ、深さ30センチ以上)を精査したところ、地割れと判明。そばには亀裂もできており、いずれも地震の被害と判断した。

 三村衛・京都大教授(地盤工学)は「大きな揺れで、墳丘の裾がずれたのだろう。地震の歴史や古墳の保存整備を考える上で重要な資料だ」と話している。

 調査ではまた、石室の南で祭祀(さいし)に関する遺構とみられる2本の柱の抜き取り穴(直径約10センチ)を確認し、石室の南壁では、開閉する時に使ったとみられるテコの棒を差し込んだ穴の一部(幅約10センチ)も見つかった。

(2013年12月6日 読売新聞)

381チバQ:2013/12/12(木) 22:17:03
http://www.asahi.com/articles/TKY201312090005.html
開館7年で300万人達成 青森県立美術館が人気の理由
2013年12月9日07時29分
施設は純白で統一されている。入り口付近には、吹雪でも場所が分かるように街灯が配置されている=青森市の県立美術館

[PR]
 【小川直樹】青森市の県立美術館は先月中旬、開館以来の入場者数が300万人に達した。県立として開館7年4カ月での達成は全国的にも異例の早さだ。年間入場者数は、東北で7年連続の首位を保つ。何が人をひきつけているのか。そのわけを探った。

■「一度は来て見たい」

 雪が積もった先月14日、美術館は雪に溶け込んでいた。真っ白な建物の外壁に看板や館名の表示はない。県立では異色のたたずまいだ。

 「1回は来てみたい美術館と思われている」。鷹山ひばり館長は同日、300万人達成に胸を張った。

 昨年の入場者数は31万3482人で、東北では7年連続最多だった。人口が90万人以上多い宮城県と比べると約5万人以上多い入場者数で、300万人達成は10年以上早かった。

 近年は毎年40万人ペースで安定して推移。独自の企画展は、2万〜2万5千人の集客があり「他館が驚くほど」(美術館担当者)。人口規模以上の集客力を可能にしているのは、固定客や県外客が多いためだ。

 なぜこれほどの誘客に成功しているのか。工藤健志学芸主幹は「美術館が地域に本来果たすべき役割を地道に、愚直に進めてきたから」だという。

■案内の字体までオリジナル

 館内の文字や数字の書体は、案内表示、靴箱の番号、チラシ、受付から見上げた時計に至るまで、独自の「青森フォント」で統一されている。

 美術館の総合的なイメージを東京のデザイナーが担当。企業のロゴのように、デザインの体験を通じて美術館のイメージが伝わる仕組みだ。そのため、無駄も一切排したため、開館当初は「迷路みたいだ」と苦情が多かったが、工藤さんらはむしろ「差別化できた証拠だ」と前向きに捉えた。

 作品もワイヤでつるさず、壁にじかに据える徹底ぶりで「建物自体が作品」とも言われる。施設を建築やデザインの観点から見にくる客もいるほどだ。

 そこまでこだわり抜けたのは、開館が後発で「ほかでやれないことを」と独自色を打ち出すことが共通認識にあったからだという。

382チバQ:2013/12/12(木) 22:20:28
http://www.asahi.com/articles/TKY201312110056.html
韓国国会、王朝武具の返還要求を決議 東京国立博物館蔵
2013年12月11日11時32分
韓国国会で返還を求める決議案が採択された朝鮮王朝の武具(市民団体「文化財をもとの場所に」提供)

 【ソウル=中野晃】韓国国会は10日の本会議で、東京国立博物館が所蔵する朝鮮王朝(14〜20世紀)の王が代々身につけたとされる武具の返還を求める決議案を全会一致で採択した。決議案を出した国会議員らは近く訪日して関係機関に決議内容をじかに伝える方針。武具が、日韓の新たな懸案となる可能性がある。

 返還を求めるのは朝鮮王朝の大元帥にあたる王が身につけたとされる冠やよろい、かぶとなど。決議は「日本の植民地支配期に不法に運び出されたと推定される」と主張。「韓国政府は日本政府に誠実な調査を求め、不法搬出が確認されれば、直ちに韓国の国立古宮博物館に返還するよう求めよ」と訴え、韓国政府に日本との交渉を促した。

 決議案を出した民主党の安敏錫(アンミンソク)議員は10月、関係者と訪日し、武具を同博物館で見た。安議員は「日本側が誠実な対応を示し、ぎくしゃくした関係がよくなる契機となることを願いつつ返還運動を推進する」と話している。

383チバQ:2013/12/12(木) 22:23:01
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20131207-OYT1T00321.htm
ガガさんのカップ「永久保存」する歴史博物館

大震災


ガガさんのカップを手にした及川さん(右)と芳賀さん 東北歴史博物館(宮城県多賀城市)に保管されている米人気歌手、レディー・ガガさんのティーカップ。

 キスマークと一緒に、「日本の為(ため)に祈りを。」と書き込まれたメッセージは被災者を励ました。しかし、5年もすれば摩耗や変色で消えてしまう。そこで、学芸員ら2人は試行錯誤を繰り返し、特殊な加工法によって、“永遠の宝物”に変えた。

 ティーカップは、チャリティーオークションで、大崎市の歯科医が約600万円で落札した後、宮城県に寄贈された。

 「様々な人の思いが込められ、支援の象徴として贈られたティーカップを永久保存したい」。研究員の及川規(ただし)さん(57)、学芸員の芳賀文絵(あやえ)さん(25)は今年5月、ガガさんの代理人に、使用した口紅のメーカーを問い合わせた。

 しかし、返答は「ノーコメント」。歌手は夢を売る商売なので、どんな口紅を使っているかは秘密だというのだ。仕方なく、手に入る口紅8種類を用意し、実験用のカップに付着させた。美術品を保存する際に使うアクリルやシリコン樹脂を塗るなど、約30種類の保存方法を試してみた。だが、口紅が変色したり、油性マジックの文字が消えたりしてしまった。

 あとは、文化財の保存などを行う東京文化財研究所(東京都)に教えもらった「パリレン加工」と呼ばれる方法しか残されていなかった。有機化合物のパラキシレンで紫外線や熱に強い膜をつくることができ、摩耗にも熱にも強い。実際、医療現場では人工臓器の酸化を防ぐために使われている。ただ、美術品の保護に使われる例は国内ではほとんどなかった。

 2人はこの方法にかけた。東京都内の専門業者に加工してもらった実験用カップを、強い紫外線や80度の高温に1週間さらした。その結果、指でこすっても口紅は取れなかった。

 本来なら加工には高額な費用がかかるが、業者は「震災復興のためなら」と無料で請け負ってくれた。こうして8月下旬に永久保存に成功した。芳賀さんは「多くの人に見てもらえるようになったことが何よりもうれしい」と喜び、カップを大切そうに見つめた。

 (石橋武治)

(2013年12月7日11時51分 読売新聞)

385チバQ:2013/12/28(土) 14:28:34
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20131227-OYT1T00625.htm?from=ylist
木版作品、大掃除で捨てた?…県立美術館が紛失

Tweet


携帯に送る
ヘルプ
.


平塚運一氏の木版作品「斑鳩寺初秋」(県立近代美術館提供)

 埼玉県立近代美術館は26日、島根県出身の木版画家、平塚運一氏の木版作品2点を紛失したと発表した。

 25年以上前に誤って捨てたとみられ、盗難の可能性は低いという。埼玉県教育局は依田英樹副館長ら2人を厳重注意とした。

 紛失したのは、評価額10万円相当の「斑鳩寺初秋」(1942年作)、同4万円相当の「議会図書館ワシントンD.C.」(66年作)。

 平塚氏は同館の初代館長と交遊があり、1986年8月に2点を含む木版作品7点を同館に寄贈した。今年7月に収蔵庫を点検したところ、2点を紛失していたことがわかった。

 職員らに対する聞き取り調査で、寄贈された翌年の87年には2点が見あたらなかったという。86年秋から冬にかけ、収蔵庫内を大掃除した際、誤って捨てたとみられる。当時の職員の中にはすでに死亡した人もおり、弁償を求めることは難しいという。依田副館長は「再発防止に徹底して取り組みたい」としている。

(2013年12月27日13時50分 読売新聞)

386チバQ:2013/12/28(土) 14:29:02
http://www.nnn.co.jp/news/131227/20131227001.html
県立美術館待望論が再燃 県の動向に視線


 「鳥取県立美術館」の待望論が再燃し、文化関係者は県の動向に視線を注いでいる。片山善博前知事が1999年に美術館計画を凍結して以来、14年ぶりの論議再開。早くも鳥取、倉吉両市が立地に名乗りを上げて誘致合戦の気配も漂うが、知事部局は「財政的な余裕はない」と慎重論が強い。県立美術館構想は再び“夢物語”で終わるのか−。
美術、人文、自然の3分野が“同居”する鳥取県立博物館。県民の作品発表や芸術鑑賞の機会は限られる=写真は今年9月の県展
 「将来を見据え根本的に在り方を検討する時期」。県教委の横浜純一教育長は11月定例会で、県立博物館(県博)の老朽・狭隘(きょうあい)化を理由に抜本見直しに着手することを表明。平井伸治知事も「転換期にきている。県教委と精力的に協議したい」と呼応した。

■行政の責任

 「県博を借りようとしても企画展が優先され日程が取れない」と現状を嘆くのは、県文化団体連合会副会長で書家の柴山抱海さん。「発表の場が限られ、放置していた行政の責任は重い。(美術、人文、自然の3分野が同居する県博から)早く独立した美術館を造るべきだ」と求める。

 人間国宝の前田昭博さん(鳥取市河原町)も「美術館は生活に潤いや豊かさをもたらし、新たな芸術家も育てる。凍結解除は遅いぐらい」と一日も早い実現を強く望む。

 鳥取大学地域学部芸術文化センターの石谷孝二教授は「全国的にみても県立美術館がない県はわずか。全国の巡回展を招くこともできない」とし、県民が第一級の美術に触れる機会が奪われていると指摘する。

387とはずがたり:2014/01/11(土) 17:53:50

日本最大の公募展「日展」で出来レース
芸術がマルチ商法まがいの“派閥”の食い物に
http://diamond.jp/articles/-/44506

388チバQ:2014/01/12(日) 00:24:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140111/amr14011123510008-n1.htm
「7ドルの絵」はルノワール 米裁判所、盗品と返還命令

2014.1.11 23:49

米バージニア州の女性がフリーマーケットで7ドルで購入したとされるルノワールの作品(AP=共同)
米バージニア州の女性がフリーマーケットで7ドルで購入したとされるルノワールの作品(AP=共同)


 米南部バージニア州の女性がフリーマーケットで7ドル(約730円)で購入したとする絵が、60年以上前に美術館から盗まれたフランスの印象派画家、ルノワールの作品であることが分かり、地元裁判所は10日、美術館への返還を命じる判決を言い渡した。ロイター通信などが伝えた。絵は1879年に描かれたセーヌ河畔の風景画。1951年にメリーランド州の美術館から盗まれた。

 女性は、2009年に地元のフリーマーケットで買ったと主張。ルノワールのサイン入りだったが、本物と気付かず、ごみ袋に入れて保管していたと話していた。12年に美術教師だった母親に勧められ、鑑定を依頼したところ本物と分かったと説明していた。絵は少なくとも2万2千ドル相当の価値があるとされる。美術館の広報担当者によると、返還された絵を特別展示する予定という。(共同)

389チバQ:2014/01/17(金) 00:22:13
http://www.afpbb.com/articles/-/3006641
ベルリン美術館の収蔵品、ナチス・ドイツ時代の売却価格めぐり争いに
2014年01月16日 18:01 発信地:ベルリン/ドイツ
【1月16日 AFP】ドイツ・ベルリン美術館(Berlin museum)を運営するプロイセン文化財団(Prussian Cultural Heritage Foundation)は15日、収蔵品の一つである宝石がちりばめられた黄金の十字架の写真を公開した。

 11世紀に制作されたこの十字架は、「ベルフェン家の宝物(Welfenschatz)」として名高い、中世ヨーロッパの宗教芸術の膨大なコレクションの一つ。このコレクションはナチス・ドイツ(Nazi)時代に、当時の所有者だったユダヤ人美術商たちから政府に売却された。

 この美術商らの相続人たちは、当時の状況では評価額を下回る値段で政府に売却せざるを得なかったと主張し、公正で適切な価格を支払ったとするプロイセン文化財団と対立しており、ドイツの調停委員会が双方の意見の聴取を始めた。(c)AFP

390チバQ:2014/02/05(水) 00:28:03
http://www.asahi.com/articles/ASG1Y52KPG1YUBNB00J.html
青森)校舎そのまま「美術館」に 新城中学校
2014年1月31日03時00分
 青森市新城の市立新城中学校が、校舎の多目的ホールや廊下の壁面に、市所蔵作品や生徒の作品などを展示する校内美術館「白樺美術館」を開設し、29日、開館セレモニーを開いた。作品を鑑賞することから様々なことを学んでほしいと、工藤裕司校長(53)の思いから誕生した。

 工藤校長が2000年に教員研修でフランスのルーブル美術館を訪れたことが、開設のきっかけだった。同国の教育は国語と国史、美術に力を入れていることを知り、多くの子どもたちが絵を眺めていて思った。「本物の絵からは、美術のみならず歴史や、描いた人の生き様など、たくさんのことを学ぶことができる」。

 昨年、青森市内の病院にかかっている時に、毎日、院内に展示している絵を鑑賞した。「絵は人の心を癒やしたり、動かしたりする。本校の子どもや教職員にも経験させたい」と感じた。

391チバQ:2014/02/05(水) 00:29:58
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140202/art14020208430000-n1.htm
快慶作? 手のひらに乗る仏さま 大津・市歴史博物館で公開
2014.2.2 08:39

新知恩院でみつかった釈迦涅槃像 =大津市歴史博物館
 鎌倉時代初期に制作されたとみられる木造の釈迦涅槃(しゃかねはん)像が、大津市の新知恩院でみつかり、市歴史博物館が1日発表した。作風から仏師・快慶かその弟子の作とみられ、手のひら大のサイズで胸に水晶がはめ込まれた珍しい造形。同博物館で8日から公開される。

 浄土宗の総本山・知恩院(京都市東山区)が応仁の乱の戦禍を逃れるため疎開先とした新知恩院の収蔵品調査を、同博物館が平成24年度から進めていた。釈迦が亡くなった「涅槃」の姿を再現した仏像で、高さ12.8センチ。胸肌の部分には水晶がはめ込まれていた。

 釈迦の臨終は「涅槃図」で表現されることが多い。彫刻は法隆寺のものなど現存例は数十点しかなく、大半は等身大か半分の大きさでこのサイズは例がない。

 顔の表情や着衣のしわなどに、快慶の作風がうかがえる。同博物館では、「小さいため比較が難しく、快慶本人の作と断言できないが、快慶主宰の工房で制作された」とみている。仏教美術に詳しい同志社大文学部の井上一稔教授は「このサイズだと、大勢で拝む用途は考えにくい。信仰心のあつい人物が肌身離さず持ち歩いたのではないか」と話している。

392とはずがたり:2014/02/05(水) 21:10:49
有名人?

「全聾の作曲家」佐村河内守氏、別人が作曲
http://www.asahi.com/articles/ASG25343JG25UCLV003.html
2014年2月5日12時18分

 「全聾(ろう)の作曲家」「現代のベートーベン」として知られる佐村河内守(さむらごうちまもる)さん(50)が、十数年前から別人の男性に頼んで作ってもらった曲を自分単独で作ったと発表してきたことがわかった。代理人の弁護士が5日、明らかにした。レコード会社は、CDの出荷停止を決めた。

CD出荷停止、公演も中止
 佐村河内さんは、著書や取材では、広島生まれの被爆2世で、35歳で聴力を失って以来、絶対音感を頼りに作曲活動をしてきた、と説明していた。

 だが、代理人によると、十数年前から、佐村河内さんが提案したイメージを基に、別人の男性が旋律や和声を含め作曲していたが、自身の単独作品として発表していた。代理人は「具体的な楽曲の作成を行っていた人物の側にも、作曲者として表に出づらい事情があると聞いていた」などと説明し、「ファンの方々を裏切り、関係者の方々を失望させるものであることについては、言い訳のできないことであると深く反省している次第です」とのコメントを出した。

佐村河内さんの曲は別人の作 聴力失った作曲家、広島市出身の被爆2世
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140205/ent14020507400000-n1.htm
2014.2.5 07:35

 広島市出身の被爆2世で両耳が聞こえない作曲家として知られる佐村河内(さむらごうち)守さん(50)=横浜市在住=の「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの主要な楽曲は、別の音楽家が作ったものだったと、佐村河内さんの代理人の弁護士が5日未明、明らかにした。

 フィギュアスケートの高橋大輔選手がソチ冬季五輪のショートプログラムで使用予定の楽曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」も、佐村河内さんの作品ではないという。

 代理人によると、十数年前から佐村河内さんが別の人物にイメージなどを伝え曲にしてもらっていた。

 公式サイトなどによると、佐村河内さんは作曲を独学。「バイオハザード」「鬼武者」などのゲーム音楽で注目を集めた。35歳で聴力を失った後も、絶対音感を頼りに作曲を続けた。

 佐村河内さんは深く反省しているという。

393チバQ:2014/02/06(木) 22:30:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140206-00000500-fsi-bus_all
芸術かカネか…ミロ作品競売で異論噴出 借金苦のポルトガル
SankeiBiz 2月6日(木)9時14分配信

 ロンドンで米競売大手クリスティーズが予定していたスペインの画家、ジョアン・ミロ(1893〜1983年)の作品85点のオークションが4日、開始の数時間前に急遽、中止された。借金苦にあえぐポルトガル政府が、欧州経済危機で破綻し国有化された銀行から差し押さえた作品を売ろうとしたところ、「国家的な文化損失だ」などの異論が噴出。野党が起こした競売差し止め訴訟に対し、裁判所は売却を認めたが、クリスティーズの判断で取りやめになった。政府はあくまで売却する姿勢を崩しておらず、国を二分する「芸術か、カネか」の論争は止みそうもない。

 「進行中の論争によって司法的な不確定要素が生じた。これはわれわれが安全に商品を販売できないことを意味している」。クリスティーズは声明で、4、5日に行う予定だった競売の中止理由をこう説明。「われわれには、商品の法的所有権を問題なく買い手に移転する責任がある」とし、落札者にとばっちりが及びかねない現状に懸念を示した。

 英BBC放送やフランス通信(AFP)などによると、競売予定の作品には、ミロの代表作の一つで、予想落札価格が650万〜1140万ドル(約6億5000万〜11億4000万円)と見込まれる油彩画「女と鳥」(1968年)が含まれている。絵画のほか素描、彫刻、コラージュなどがあり、落札総額は5000万ドルに達するとみられていた。

 作品は、ポルトガルの商業銀行バンコ・ポルトゲズ・デ・ネゴシオス(BPN)が2006年に日本の収集家から購入したもの。BPNは08年にギリシャやスペイン、ポルトガルなど南欧の過剰債務国を襲った経済危機のあおりを受けて破綻。政府による国有化に伴い、作品も国有財産になった。政府は、経済危機の根本的な原因である国の借金を少しでも減らそうと売却を決め、クリスティーズに依頼した。

 これに対し、国内の美術愛好家らが作品の国外流出を懸念して猛反対。競売中止を求める署名もネットで8800人分が集まり、野党の社会党が先月、競売の差し止め訴訟を起こしていた。裁判所は4日、保有者である政府の意向を尊重し訴えを退けたが、クリスティーズ側は混乱を嫌い、中止した。

 「クリスティーズの決定は政府(の売却決定)より明らかに合理的だ」。社会党のイネス・デ・メレイドス議員は米メディアにこう語り歓迎。首都リスボンにあるベラルド博物館のアート・ディレクター、ペドロ・ラパ氏も「国民はこれらの作品を楽しむ権利を持ち続けるべきである」と喜んだ。もっとも、クリスティーズは「過去に市場に出たミロのコレクションの中でも最大かつ最重要のものであり、非常に残念」と未練を示し、競売自体を断念するかどうかは明らかにしていない。

 ポルトガルのホルヘ・バレット・ザビエル文化相も「BPNが抱える40億ユーロ(約5480億円)の負債削減のためにも売却は重要事項」と表明。「作品を残したいなら誰かが対価を支払わねばならない。財政が逼迫している状況では、文化政策の優先順位は下がる」と語り、“芸術よりカネ”を強調した。(SANKEI EXPRESS)
.

394とはずがたり:2014/02/08(土) 15:43:09
>>392

偽ベートーベン妻の母「いつかバレる…」
http://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/p-et-tp0-140208-0014.html
日刊スポーツ2014年2月8日(土)07:55

 「現代のベートーベン」と称された作曲家佐村河内(さむらごうち)守氏(50)の妻の母が、「娘は早く離婚してほしい」と涙ながらに訴えた。同氏のゴーストライター問題を明かした桐朋学園大・新垣(にいがき)隆講師(43)の会見から一夜明けた7日、広島市内で日刊スポーツの取材に応じた。2人と16年間音信不通であることを告白し、同氏の自己中心的な結婚生活や、過去の「ウソつき」エピソードなども明かした。

 佐村河内氏の義母にあたる、妻の母が涙した。「早く離婚して、私が生きている間に広島に戻ってきてほしい。心配で死んでしまいそうじゃけん。いつ娘が帰ってきてもいいよう、畳の部屋を洋間にしたんです」。

 義母によると、妻は同氏より3歳年上。88年に結婚し、広島から横浜のワンルームマンションに転居した。その後同氏がアルバイトを転々としたり、ロックバンド活動をしているかたわら、妻は子ども服店で働き生計を担った。衝撃事実が明らかになったのは、結婚8年目にハワイ家族旅行に行った時だった。

 「娘に『正直に言って。守は結婚後の7年間でいくら稼いだの』と聞いたら、『20万円です』と。がくぜんとした。娘は過労で点滴を打ちながら働いていたこともあるのに、自分は毎日飲んで、遊びほうけて…」

 同氏への不信感は、昔から芽生えていた。妻には同氏と同じ年の弟がいた。妻と同団地に住んでいた同氏は高校生時代「○○君(妻の弟の名)の友達です。××さん(妻の名)いらっしゃいますか」と突然妻の家を訪ねてきた。後に弟に同氏について尋ねると「そんなやつ知らない」と答えたという。うそをつき妻に接近した可能性があった。

 同氏は結婚直後の88年ごろ、一時芸能プロに所属していたこともあったという。「当時『広島から来た第2の矢沢永吉』みたいに報じられていた。でも通勤途中に自分の不注意でジーパンが破れたら、会社にお金と代わりのジーパンを請求していたみたい。やはりあの子はおかしいと思った」。

 同氏が書き、新垣氏に提示していたという18万枚のヒット曲「交響曲1番 HIROSHIMA」の「指示書」についても「テレビで紙を見てびっくりした。あれは娘の字です」と妻が書いたものと主張した。

 娘である妻とは、16年前に親族の葬式で会ったきり連絡がとれない。連絡先も分からない。「15年前、知人から『彼は今、耳が聞こえない』と聞いた時、またうそをつき人をだまそうとしているんだと直感した。守の家にはピアノはなかったし曲を作れる子でもなかった。違う人が作っていると確信していた。いつかバレると思っていた。新垣さんには感謝しています。勇気のいることだったと思う。会ってお礼を言いたい」。

 母は再度、涙にくれた。「娘も詐欺罪になってしまうのでしょうか…。守は『自殺する』って言っているらしいけど、娘まで巻き込まないでほしい。帰ってきてほしい…」。【横山慧】

395とはずがたり:2014/02/08(土) 15:45:05
確かによくありそうだな。

ニセ作曲問題 「1曲5000円」で作曲 有名音大ではゴーストは実力の証し!?
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/entertainment/snk20140207566.html
産経新聞2014年2月7日(金)18:03

 「現代のベートーベン」といわれ、全聾の作曲家を売り物にしてきた佐村河内守氏(50)によるニセ作曲問題。しかし、クラシックの世界では作曲のゴーストは日常的に繰り返されてきたという。作曲を志す音楽家にとって、大御所から依頼されることは「名誉の証し」という軽い認識もあったようだ。「被災地のためのレクイエム」などと、佐村河内氏が作り上げてきた物語とは違って、この世界には人間の欲望や名誉欲がうごめいていることを知っておかねばならない。

 ■「才能ある」講師と評判

 佐村河内氏のゴーストライターを18年間、続けてきた桐朋学園大学の非常勤講師、新垣隆氏(43)。6日の記者会見では自身を「共犯者」と謝罪し、終始、伏し目がちで、おどおどした表情で受け応えを繰り返していたが、桐朋の学生の間の評判はいい。謙虚で物腰が柔らかく、才能あふれる講師の一人だったという。

 一方で、学生にも人気があり、優しい性格が隙を生み、佐村河内氏との間に18年間、切っても切れない「主従関係」を築く結果になった。

 首都圏にある有名音大の作曲科を卒業した黒田さゆり(24)=仮名=によると、「音大では作曲科専攻の学生が恩師の代わりに作曲することは珍しくない」という。

 「私の後輩は普通に先生のゴーストライターをしていた。1曲あたり5000円で引き受け、先生からアルバイト料をもらっていた。中には一人ではできない大曲もあり、同じ学科の学生が総出で、ゴーストした経験もある」

 ■ゴースト擁護論も噴出

 別の音大を出た20代の女性も「実際の作曲者が無名の場合、世に知れた音楽家の名前で曲が売られることはよくある」といい、著名な先生に時間がないときなどにこうした“裏技”が使われると説明、今回の問題に驚く様子はない。

 実際、ネット上には「影武者行為」を擁護するような意見が少なくない。「師匠からゴーストを指名されることは学生にとって名誉なこと」「ある程度、実力がないと頼まれることもない」「作曲の依頼は実力が備わっていることが認められた証し」「先生のオーダー通りに曲を作れること自体、すごい」−

 ■バッハやモーツァルトも…

 曲のよしあしは、その作品性のみならず、曲が作られた歴史や物語性によって、かなり左右されるといってもいい。実際、佐村河内氏が手がけたとされる交響曲を絶賛してきた音楽評論家でさえ、事件発覚後は手のひらを返して批判を繰り返している。

 ある音楽関係者によると、バッハやモーツァルトでさえ本人が作曲したものと確証が取れていない“偽作疑惑”の曲が多くあり、グレーゾーンにある名曲を大作曲家の作品として世界中のクラシックファンに聴き継がれてきた事実も否めない。本来、心にしみいる名曲は人それぞれであっていいわけで、今回の「ニセ作曲問題」はメディアも含めて、ブランドや作品を取り巻くストーリー性に弱い日本人の欺されやすさを露呈し多くの教訓を残したことになる。

396とはずがたり:2014/02/09(日) 13:47:31
別に聾だろうが盲だろうがそうじゃなかろうが,良い曲なら佐村河内氏の(自分の見せ方を含め)プロデューズ力が優れていたのであって,良い曲じゃあなかったなら騙されて良い曲だと絶賛してた音楽評論家が阿呆だっただけと思ってたけど,まあそれなりに問題ある人間で我慢できずに告発というか暴露になったなら自業自得的な部分もあるんでしょうかねぇ。橋下もそうだと思うけど苦労して実力でのし上がるとどうしても人格ひん曲がっちゃうってのがあんのかね・・。

偽ベートーベン・佐村河内氏に降りかかる空前の"賠償地獄"
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/232749/

ゴーストライター告発のきっかけは「みっくん」
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/232345/

<偽ベートーベン>障害者手帳を不正取得か
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/232347/

偽ベートーベンは温泉マンション生活
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/231874/

397とはずがたり:2014/02/11(火) 17:04:27

ゴースト新垣氏 学生が退職反対署名活動
http://news.goo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/p-et-tp0-140211-0007.html
日刊スポーツ2014年2月11日(火)08:00

 作曲家佐村河内(さむらごうち)守氏(50)のゴーストライターだったと告白した新垣(にいがき)隆氏(43)が、桐朋学園大に非常勤講師の退職を願い出て大学側から認められたが、学生の署名運動などもあり決定が白紙に戻る騒動になっていることが10日、分かった。関係者によると、都内で告白会見を開く前日の今月5日、学部関係者に退職する意思を電話で伝えたという。いったん保留となったが会見後、9日までに再び連絡。大学側もこれを受け入れ、6日付の退職が決まった。

 ところが10日夜、大学側は退職の決定を白紙に戻した。新垣氏は告白会見で退職の意志をほのめかし、大学側もゴーストライター問題について「事実関係を調査した上で厳正に対処いたします」と声明を発表していた。これに対して同大の学生が寛大な対処を求める署名活動をネット上で行い、7700人以上の署名が寄せられた。大学側はこれを受け、退職を認める方針を白紙に戻した。新垣氏は辞表は提出していなかった。同大の総務部は新垣氏の退職について「現段階ではお答えできません」としている。今後は処遇をめぐって新垣氏と大学側が話し合いの場を持つことになりそうだ。

 新垣氏は6日、会見でゴーストライターを務めていた事実や、全聾(ぜんろう)という佐村河内氏が実は耳が聞こえていたと感じたなどと話した。「できることなら、仲間たちと今後も音楽は続けていきたい」とも話していた。

 会見後、広島市内に住む佐村河内氏の妻の母は「勇気を出してくれた新垣さんに感謝します。ずっと守に脅されていたと思う。職までなくされてしまって、かわいそう」と話していた。

398とはずがたり:2014/02/11(火) 17:08:22

裏とって没にする過程だからマスコミスレ向け記事だと思うけど,一応こちらに。

佐村河内氏、ベートーヴェンと会話? 掲載見送った記事
http://dot.asahi.com/ent/culture/2014021000056.html
(更新 2014/2/10 16:00)

 昨年6月、アエラは佐村河内(さむらごうち)守氏(50)に対し3時間に及ぶロングインタビューをした。心を動かされた部分は確かにある。だが、どこか腑に落ちなかった。そして、違和感の数々――。掲載は見送った。取材当時のことを振り返る。

 インタビューは手話通訳者を介して行われた。それは、実に自然であった。会話にもっと苦労するだろうという先入観は、すぐに消えていた。

 取材が始まると、佐村河内氏は実に饒舌だった。「HIROSHIMA」に込めた思い、この曲で全国ツアーが間もなく始まること、音楽の道を目指そうとした幼少期の話などが、よどみなく流れるように出てきた。全聾で耳鳴りも激しく、そうした中でどう作曲をするのか。素朴な疑問をぶつけると、やはり明解な回答が返ってくる。

「瞑想的作曲法と言っていますが、座って、いま目指している曲に集中していると、音が降りてくる。でも、ノイズの壁に阻まれる。大きな宇宙船の中にノイズの壁があって、その隙間から音が降りてくるんです。それはこちらから迎えに行くと、やっと受け取れる大事な音なんです。そうやって内側から生まれてきた音は、聞こえなくなったからこそ出てきた真実の音。その音が集まって曲になるんです」

 実際に作曲し、譜面に記譜しているところを取材できないかと交渉すると、

「神様が降りてくる神聖な瞬間なので、見せることはできない」

 それまで威厳のある語り口であったが、このときだけは薄ら笑いを浮かべるように話したことが、印象深く、鮮明な記憶として残っている。

 こんな逸話も披露してくれた。

 2001年頃のことだ。オーストリアのウィーンにあるベートーヴェンの墓に参ったという。墓前で彼はこう言った。

「ベートーヴェン先生、僕は障害も職業も、先生と一緒です」

 すると、天空からベートーヴェンの声が降りてきた。

「違う。俺とお前は違う」
「何が違うんですか」
「作品のレベルと格が違う。障害と職業が一緒であろうが、俺とお前は違う。出直してこい」

 ショックを受け愕然とし、けれどこれがバネとなり交響曲第1番を書き上げたという。事実は小説より奇なり、だ。もし偽りがないのなら、私たちにはわからない高い次元での話ということになる。

 取材後、多角的な記事にしようと複数の関係者に当たってみると、思わぬ展開が待っていた。

「佐村河内氏の話のどこまでが本当なのか、甚だ疑問だ」
「クラシックでは時折、過去の作品をモチーフに作曲することがあるが、彼の作品はバッハやベートーヴェン、マーラーなどの影響が色濃く、オリジナリティーに疑問がある」
「お金にうるさい」
「本当は全聾ではなく、聞こえているのかもしれない」

 こうした指摘を受け、本誌は記事の掲載を見送った。

※AERA 2014年2月17日号より抜粋

399チバQ:2014/02/14(金) 23:13:11
http://mainichi.jp/feature/news/20140215k0000m030013000c.html
画家ベーコン:油絵が72億円で落札
毎日新聞 2014年02月14日 17時54分(最終更新 02月14日 19時04分)


フランシス・ベーコンの「話すジョージ・ダイアーの肖像」=AP
拡大写真 英競売大手クリスティーズが13日にロンドンで行ったオークションで、英国の画家フランシス・ベーコン(1909〜92年)の油絵「話すジョージ・ダイアーの肖像」が約4219万ポンド(約72億円)で落札された。同社の欧州での落札価格としては過去最高。AFP通信などが報じた。

 ベーコンの最盛期とされる1966年のこの作品は、椅子に座った恋人を描いたもの。入札予想価格は2800万ポンド(約47億円)だったが、匿名の電話入札者が競り落とした。

 ベーコンの作品は抑圧された人間をゆがんだ身体や表情として表現し、高い人気を誇る。昨年11月に米ニューヨークで開かれたオークションでは、「ルシアン・フロイドの3習作」が美術品としては史上最高の1億4200万ドル(約146億円)で落札された。

400とはずがたり:2014/02/16(日) 17:03:48

いつかの日展と云いひでえな。

<全日展>架空人物に知事賞か 少なくとも12県
毎日新聞社 2014年2月15日 17時42分 (2014年2月15日 18時00分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20140215/Mainichi_20140216k0000m040009000c.html

 東京都豊島区の任意団体「全日展書法会」が主催し文化庁などが後援する書道中心の公募美術展「全日展」で、岐阜、福島、山形など少なくとも12県の知事賞受賞者が架空の人物だった疑いがあることが毎日新聞の調べで分かった。高知や長崎などでは、全日展側から「受賞者とされる人の住所に送っても返送されるので、賞状を県に返還する」との連絡があったという。これらの県では事実関係の確認を進めているといい、「架空の人物の受賞となれば取り消しも考えられる」(鳥取県)としている。

 岐阜県によると、「受賞者が架空の人物ではないか」との指摘を受けて事実関係を確認したところ、全日展側が受賞者が実在しないことを認め、「故意ではなく事故だった。本人の確認ができず迷惑している」と説明したという。説明が不自然なことから同県は「運営・審査が適切でない」と判断。今後の後援や賞の交付は見合わせるという。

 福島県には今月11日、全日展側から「偽名で出品した人がいた。賞は返上する」などと説明する文書とともに昨年の知事賞の賞状が返送されてきた。

 全日展書法会の龍源齋大峰(りゅうげんさい・たいほう)会長は毎日新聞の取材に対し、「現在調査している」と話している。

 ◇大半が「無審査」

 架空の人物が知事賞を受賞していた疑惑の発覚に各県の担当者は驚きを隠さないが、毎日新聞の取材によれば、審査をすることなく知事賞を出すケースが大半だったとみられ、ずさんな実態が浮かんだ。

 「無審査」の理由について宮城県は「同種の事業が多く、調査が難しい」と回答。富山県は「絵画でも音楽でも、どの分野でも確認はしない」と答えた。

 愛媛県は「架空申請は前提としていない。盲点を突かれた思いだ」と話した。

401チバQ:2014/02/19(水) 22:20:43
http://mainichi.jp/feature/news/20140220k0000m040047000c.html
東京都美術館:首相靖国参拝批判の作品撤去を作者に要請
毎日新聞 2014年02月19日 19時04分

 ◇造形作家、中垣克久さんが作品一部を手直し
 東京・上野の東京都美術館で開催中の「現代日本彫刻作家展」で、安倍晋三首相らの靖国神社参拝などを批判した作品の撤去を、美術館が作者の造形作家、中垣克久さんに要請し、中垣さんが作品の一部を手直ししていたことが19日、分かった。

 中垣さんは「憲法九条を守り、靖国神社参拝の愚を認め、現政権の右傾化を阻止」などと自筆で書いた紙を、作品「時代の肖像」に貼っていた。美術館は初日の15日から展示していたが、16日に中垣さんに撤去を要請。中垣さんが自筆の紙を取り外したため、展示継続を認めたという。(共同)

402とはずがたり:2014/02/20(木) 15:13:39
>>400

17県の知事賞受賞者が「幽霊出品者」…全日展
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140217-OYT1T01180.htm?from=blist

 東京・上野の都美術館で開かれた書などの公募展「全日展」で、少なくとも17県の県知事賞の受賞者が所在を確認できない“幽霊出品者”だったことが17日、分かった。


 他にも同様の例があったとみられ、後援してきた文化庁や各自治体は確認に追われているが、主催の全日展書法会の龍源斎大峰会長は同日、読売新聞の取材に「書類は破棄された」「騒動の責任を取って(会長を)辞める」と語った。主催者の申請通りに賞状を出してきた表彰制度のあり方が問われそうだ。

 全日展は2013年秋で、41回を数える公募展。書壇の認知度は高くないが、1985年度からは文化庁の後援も得て、書や水墨画などを毎回600点ほど展示しているという。

(2014年2月17日22時07分 読売新聞)

403チバQ:2014/03/02(日) 18:18:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000041-jij-soci
歌麿「深川の雪」見つかる=66年ぶり公開へ―岡田美術館
時事通信 3月2日(日)15時54分配信

 江戸後期の浮世絵師、喜多川歌麿の肉筆画の傑作とされる「雪月花」3部作の一つで、1948年に公開されてから所在不明だった「深川の雪」が見つかったと、岡田美術館(神奈川県箱根町)が2日、発表した。4月4日から6月30日まで同館で特別展示される。
 縦199センチ、横341センチで、27人の人物が生き生きと描かれている。歌麿研究者の浅野秀剛大和文華館館長は「歌麿がここまで大きな絵を描けたことに驚いた。細密であると同時に、緩みない充実を感じる。構想やバランス、色彩の配置も見事」としている。歌麿の晩年期の研究に役立つ貴重な資料と言えそうだ。

404チバQ:2014/03/05(水) 22:24:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140305/CK2014030502000125.html
被災文化財 再生の軌跡 江戸東京博物館で23日まで
2014年3月5日

震災で被害を受け、修復した貴重な資料が並ぶ会場=墨田区横網で


 東日本大震災から十一日で三年になるのを前に、被災した文化財の救出、保存活動や修復を終えた資料を紹介する「2011・3・11平成の大津波被害と博物館−被災資料の再生をめざして」が、江戸東京博物館(墨田区横網)で開かれている。二十三日まで。 (奥野斐)

 震災では、多くの文化財や博物館も津波で流失したり傷んだりした。地元の博物館や東京での取り組みを知ってもらおうと都と江戸博が主催。岩手県陸前高田市を中心に、国登録有形文化財の漁具や、昆虫・植物標本など約百点を展示した。

 塩分や土砂を含む津波をかぶった古文書は、水道水につけたり乾燥させたりする工程を経て修復。処理作業の流れを写真などで紹介している。

 職員六人が死亡、行方不明となる大きな被害を受けた陸前高田市立博物館では、収蔵資料を管理するデータベースも壊れた。会場には、学芸員やボランティアらの努力で修復した百年以上前の昆虫標本や植物標本も並び、震災前の自然環境を知る上で貴重という。

 漁業が盛んな陸前高田市の漁具は、二千点余の約九割が見つかり、一部を展示。沓沢(くつさわ)博行学芸員は「被災文化財を守る修復活動と合わせて、被災地の豊かな文化を見てほしい」と話している。月曜休館。観覧料一般六百円。

405チバQ:2014/03/06(木) 21:36:12
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140206/art14020609000004-n1.htm
「平成の大津波被害と博物館」展 地域の歴史、後世に残すために
2014.2.6 09:00 (1/3ページ)[津波]

「鵜住居観音堂 本尊十一面観音立像」1510(永正7)年、岩手県指定文化財、個人蔵。岩手県釜石市の鵜住居観音堂は津波に流されたが、33年に1度公開される秘仏の十一面観音は救出修復された
 東日本大震災は貴い生命を奪っただけでなく、地域の歴史を刻み込んだ文化財に甚大な被害を与えた。津波で海水や土砂まみれになった仏像や古文書、漁具、動植物の標本…。これら被災資料の救出・復元に学芸員やボランティアらが関わって、今春で丸3年となる。実際に修復された岩手県内の文化財や資料を展示し、地道な取り組みを紹介する「2011・3・11 平成の大津波被害と博物館」が8日から、江戸東京博物館(東京都墨田区)で始まる。修復拠点のひとつ、岩手県立博物館(盛岡市)を訪ねた。(黒沢綾子)

 雪を踏みしめて博物館の裏手に回ると、大きな冷凍コンテナが見えた。零下約20度の内部には、処理を待つ古文書など紙資料がケースごとに保管されている。これらはほんの一部。

 津波で全壊した陸前高田市立博物館をはじめ、同市内の文化施設だけでも救出された資料は計約31万点にのぼる。うち約22万点は閉校になった旧陸前高田市立生出(おいで)小学校に、約9万点は岩手県立博物館(県博)に運び込まれた。

 まずは劣化を食い止めるよう「安定化処理」が施される。県博の学芸調査員、目時和哉さんによると、基本は「除菌」「除泥」「脱塩」。特に、資料の塩分濃度が高いままだと空気中の水分を吸収し、カビの原因となる。

 方法は素材により異なる。古文書や本など紙の場合、まず次亜塩素酸ナトリウムに漬けて除菌した後、水道水で洗浄する。実際に作業を見ると、ボランティアスタッフらがマンガ本や紙芝居、教科書などを1ページずつ開いては、筆で丁寧に泥を落としていた。

 次に、資料を水道水に浸し、毎日水を換えながら1週間程度かけて脱塩処理。さらに超音波洗浄機で洗い、凍結させて真空凍結乾燥機の中へ−つまり、フリーズドライにするのだ。

 安定化処理の後も、バラバラの本を糸とじしたり、欠損したり弱くなった紙を和紙で補強して修復する。土地の暮らしを物語る民俗資料も、漁具の針など金属部分の一つ一つにサビ留めを施したりと、仕事は細かい。特別雇用で働く高橋紳一さんは「神経を使う。でも道具を工夫して楽しんでます」とほほ笑む。

 目時さんは「津波被害を受けた文化財の修復はほぼ前例がなく、手探りの連続。長期的に検証し、今後にノウハウを残す必要がある」と説明する。動植物の標本など自然史系資料も同じ。県博専門学芸員の鈴木まほろさんは「標本の洗浄は今回、全国約40カ機関が分担し、試行錯誤しながら情報共有し進めた」と振り返る。

 一方、いまだ脱塩方法が確立できず、冷凍庫に保留されている資料も。水に漬けると損なわれてしまう水彩や油彩画、万年筆で書いた書簡、繊維や漆の工芸品…。「予防処置をして水洗するのか、水に漬けない方法を見いだすのか」と、再生作業を率いる県博の赤沼英男・上席専門学芸員も頭を悩ませる。

 これら陸前高田の被災資料の再生は文化庁の「被災ミュージアム再興事業」(5カ年計画で平成28年度まで)のもと進められているが、「学術的に重要かつ処理の難しいものが残っている。期限までに3分の2も終わるかどうか」(赤沼さん)。協力している東京国立博物館の保存修復課長、神庭信幸さんも「10年以上かかるのでは」と推測する。

 県博チームのゴールはあくまで「資料をそれぞれの故郷に戻すこと」。4月には敷地内に修復専用施設が完成し、手狭だった環境は改善される。「復興へ着実に歩んでいることを、展覧会を通じて広く知ってほしい」と目時さんは話している。

             ◇ 

 同展は8日から3月23日まで。地元の信仰を支える仏像や民俗資料、古文書など約100点。月休。常設展観覧料(一般600円)が必要。問い合わせは(電)03・3626・9974。

406とはずがたり:2014/03/06(木) 22:38:51
まだ世襲でやってんだな,すげー♪

15代・酒井田柿右衛門 「伝統に恥じぬ仕事を」 佐賀
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20140306103.html?fr=rk
産経新聞2014年3月6日(木)08:06

 佐賀・有田焼の中でも、特別な存在感を放つ柿右衛門(かきえもん)。人間国宝だった14代が昨年亡くなり、江戸時代から続く名門窯を引き継いだ15代目酒井田柿右衛門さん(45)は「長男で、いつかは継ぐと思っていた。長い間受け継がれてきた名に恥じない仕事をしたい」と語った。

 回り道をしてきた。中学、高校は陸上部でハードル競技に熱中し、父の助言で日本画の勉強をするために入った多摩美術大も1年で中退。その後は美術館を巡るなど東京で自由に過ごした。

 「そろそろ仕事を覚えないと」と、家に戻る決意をしたのは26歳の時。ろくろを回すことから焼き物を学び始めた。

 柿右衛門様式は「濁手」と呼ばれる乳白色の素地と色絵が生み出す「余白の美」で知られる。世界的に評価は高いが「突き詰めてみれば未完成」と感じる。襲名時、約40人の職人を前に「17世紀の様式を軸にしたい」と所信を表明した。絵が素地に溶け込んでいるような一体感があるからだ。

 個性を前面に出す自身の作品では、柿右衛門の象徴である赤を使わないなど試行錯誤を重ねる。東京の百貨店で7月に開く初個展に向け「一つでも満足のいく作品をつくりたい」と創作に励んでいる。

 子供のころ、忙しくあまり家にいなかった父と言葉を交わす機会は少なかった。仕事の話をするようになり、父がいつも言っていた「スケッチをしなさい」との教えを実践している。スケッチは創作の原点であるだけでなく、心を落ち着かせてくれるという。

407チバQ:2014/03/27(木) 22:35:48
http://mainichi.jp/select/news/20140328k0000m040134000c.html
高松塚古墳:壁画、墳丘に戻さない方針 文化庁検討会
毎日新聞 2014年03月27日 22時20分

 奈良県明日香村の高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初め)の極彩色壁画(国宝)について、文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」(座長、永井順国・政策研究大学院大客員教授)は27日、2007年の石室解体から10年間をめどに進めている修復作業が終わっても墳丘に戻さない方針を決めた。「現在の科学的・技術的水準で安全な環境で戻すのは困難」と判断した。解体時に決めた「将来的には現地に戻す」との方針は堅持し、戻さないのは「当分の間」と限定したが、具体的な期間は示されなかった。

 文化庁は、壁画を墳丘に戻す場合の問題点として▽カビなどの影響を受けない環境の確保は困難▽漆喰(しっくい)がもろくなっている▽石材に亀裂があり、強度も低下▽墳丘に保存施設を設置すると、遺構を破壊し外観に影響する−−などを挙げた。

 解体時に決めた「将来的には、カビ等の影響を受けない環境を確保した上で現地に復旧する」という恒久保存方針に基づき、墳丘に戻す検討を続ける必要性を指摘。その上で「当分の間は、古墳の外の適切な場所で保存管理や公開を行う」と結論付けた。

 検討会には委員17人中16人が出席し、おおむね了承した。「当分の間」については「長期間になるだろうが、5〜10年先と誤解されるのではないか」という意見が出た。保存や公開のため新しい施設を求める発言も相次ぎ、引き続き検討会で議論する。【矢追健介】

 ◇高松塚古墳
 奈良県明日香村にある2段構造の円墳。直径は上段18メートル、下段23メートルで高さは5メートル。1972年3月に極彩色の壁画が見つかり、空前の考古学ブームを呼んだ。石室内の壁面に「飛鳥美人」を含む男女群像や四神、星宿(星座)図、日月像が描かれている。古墳は特別史跡、壁画は国宝に指定された。人骨も出土し、被葬者は40〜50代の男性と推定される。

408チバQ:2014/03/29(土) 00:11:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20140327-OYT8T00646.htm
高松塚壁画 墳丘外保存「覚悟していたが残念」





ヘルプ
.



修復中の高松塚古墳の壁画を当面、墳丘に戻さないことを決めた有識者会議(文部科学省で)=有留貴博撮影

 明日香村・高松塚古墳(8世紀初め)の極彩色壁画は27日、当面は墳丘の外で保存されることが決定した。1972年の「世紀の大発見」から42年。石室の解体や壁画の修復を注視してきた地元からは、壁画の保存や公開について様々な声が上がった。(守川雄一郎)

 文部科学省で開かれた文化庁の有識者会議「古墳壁画の保存活用に関する検討会」では、壁画を古墳の近くで保管・公開すべきとする意見でほぼ一致した。具体的な方法や場所は引き続き議論していくとした。

 網干善教・関西大助教授(当時)らによる壁画の発見に立ち会った「飛鳥古京顕彰会」会員の上田俊和さん(73)は「ずっと覚悟はしていたことだが、残念でならない」と声を落とす。

 「壁画は、村民が大切に守り続けてきた日本の宝。元に戻せない以上、国は、地元にこうした古墳や壁画の歴史を紹介する施設をつくり、保存と展示に取り組んでほしい」と望む。

 古墳近くで高松塚壁画館を運営する古都飛鳥保存財団事務局長の杉平正美さん(60)は「本来あるべき墳丘で壁画、石室とも守られるべきだが、専門家が議論した結果なので、村民としては受け入れるしかない」と語り、「将来、科学技術が進歩して、壁画を再び元に戻せる日が来ることを願う」と力を込めた。

 前村長で検討会の元委員関義清さん(73)は「現在の技術を考えると、墳丘内で劣化させずに保存するのはやはり、難しいのだろう」と述べ、「議論は、これで終わりではない。壁画や古墳をどのように守っていくのか、国が壁画の現地保存のためにどう努力していくのか、見守り続けたい」と話した。

(2014年3月28日 読売新聞)

414チバQ:2014/04/03(木) 19:27:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140403/erp14040300510001-n1.htm
台所に15億円の盗難絵画 ゴーギャン、伊警察が44年ぶり発見
2014.4.3 00:50 [欧州]

2日、イタリア・ローマで公開されたゴーギャンの絵画(AP)
 英BBC放送などによると、イタリア警察は2日、フランスの画家ゴーギャンとボナールの絵画を約44年ぶりにシチリア島で発見したと発表した。工場従業員が台所に約40年間、飾っていた。少なくとも計1060万ユーロ(約15億円)の価値があるという。

 絵画は1970年にロンドンの収集家の自宅から盗まれ、イタリアの列車内に放置された。75年に行われた国鉄の落とし物の競売で、イタリア自動車メーカーの従業員が当時、現在の貨幣価値で23ユーロ相当の金額で落札したという。

 絵画は従業員が退職してシチリア島に持ち出すまでは、イタリア北部トリノの自宅に掛けられていた。

 息子が他のゴーギャン作品に似ていることに気付き、専門家に相談。警察が盗品であることを確認した。静物を描いたゴーギャンの絵画は、1千万〜3千万ユーロの価値があると推定されている。(共同)

415チバQ:2014/04/03(木) 19:30:17
古い記事
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130907/waf13090712000014-n1.htm
【衝撃事件の核心】
盗難ルノワール『マダム・ヴァルタ』13年ぶり“出現”の不可解…美術品盗難事件の“特異性”と“深い闇”
2013.9.7 12:00 (1/3ページ)[衝撃事件の核心 west 2013]
 平成12(2000)年に東京で盗まれたフランス印象派の画家ルノワール(1841〜1919年)の絵が、今年2月、英国のオークションに出品され落札されたことが明らかになり、美術関係者の間に波紋を広げている。巨匠の絵は13年間もどこに雲隠れし、なぜ突如として市場に現れたのか。世界で絶えることのない美術品盗難事件の闇の深さを示した格好だ。(坂下芳樹)


サザビーズで堂々と売りに出され


 盗難事件は平成12年8月に発生。東京都世田谷区の住宅から、ルノワールの肖像画「マダム・ヴァルタ」が、シャガールや平山郁夫らの作品5点とともに消えた。警視庁成城署が窃盗事件として捜査したが、容疑者は特定されずに終わっていた。

 ところが、今年になって「マダム・ヴァルタ」がまた姿を現した。競売大手サザビーズが2月にロンドンで開いた競売に出品され、約105万ポンド(約1億5千万円)で落札されたのだ。持ち主の男性が落札に気づいて問い合わせ、盗難に遭った作品と分かった。しかし、もし男性が気づかなければ盗品とは分からず、何事もなく流通されていたはずだ。

 美術品の売買に詳しい関係者によると、競売に出てくる作品中“盗品”としての履歴を持つものは意外に少なくないという。古くはエジプト、メソポタミアなどでの盗掘品が出回るほか、第二次世界大戦中のナチの略奪品もある。泥棒に盗まれた美術品に対しては、盗品を登録しておく英国拠点の民間データベース「アート・ロス・レジスター」があるが、今回の「マダム・ヴァルタ」のように登録していない場合、チェックはかなり難しい面がある。「盗まれた時期が古ければ古いほど、盗品とはわかりにくい」と同関係者は言う。

身代金狙いの誘拐と同じ?


 美術品はなぜ盗みのターゲットにされるのか。「その作品は他にない、という唯一性が狙われる」と、神戸大学大学院の宮下規矩朗准教授(美術史)は指摘する。とくに欧米で跋扈(ばっこ)する窃盗団のやり口に、これが多い。

 世界的に知られるような名品を盗んでも、実は美術品そのものが狙いではない。当初から買い戻させることを目的にしていることが多い。身代金を狙う誘拐に近いといえる。しかし、人間と違って美術品は隠しやすく、しかも名品ともなると人類全体にかけがえのないものとなる。

 このため、1974年に英国で起きた、オランダの画家フェルメール(1632〜75年)の「ギターを弾く女」の盗難事件のように、絵と引き換えに政治的要求を突きつけてくることも何度も繰り返された。

416チバQ:2014/04/03(木) 19:30:35
唯一性ゆえ闇に消える名品


 一方、その唯一性のために美術品は足がつきやすく、盗む側にとって、転売・換金するのにリスクが大きいものであるのも事実だ。それゆえ闇に消えてしまい、出てこない作品が少なくない。

 1990年、米ボストンのイザベラ・スチュアート・ガードナー美術館で美術品13点が強奪された。フェルメールの「合奏」、レンブラント(1606〜69年)の「ガラリアの海の嵐」など各作家の代表作が含まれ、名品だけを選んで奪ったともいわれる。この米史上最大の美術品盗難事件からほぼ四半世紀がたとうとしているが、傑作は依然行方が知れないままだ。

 東京で盗まれたルノワール作品は、本来の所有者の男性が気づいて見つかったレアなケース。男性は返還を求める意向だが、競売会社が出品者や落札者を極秘にしていることなどもあり、実際に取り戻すのは難しいといわれる。

 対馬(長崎県対馬市)の観音寺から盗まれた「観世音菩薩坐像」が今年1月に韓国で発見されながら、韓国の裁判所が返還差し止めの仮処分を出し国際問題となっているが、今後最も警戒すべきは寺、神社など宗教施設からの古美術の盗難とされる。東京の事件を通して現れた“闇の一角”。それを教訓に盗難対策が強化されなければならない。

417とはずがたり:2014/04/08(火) 07:49:03
今TVでやってるけどこんな昔からあったのかw

うまい棒に彫刻して作り出す仏像がすごい!『旨仏(うまいぶつ)』
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51674713.html
2010年04月11日

418チバQ:2014/04/08(火) 22:59:21
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1396587375055.html
美術館は無料にすべき? パリ・ルーヴル美術館の決定とはExcite Bit コネタ 2014年4月8日 07時00分 (2014年4月8日 22時56分 更新)
ライター情報:加藤亨延

欧州は美術館との距離が近い。その好例がロンドンで、大英博物館などは入館料が無料のため、空いた時間にふらりと足を運びやすい。パリも市立美術館は無料だが、ルーヴル美術館に代表される国立美術館は有料だ。そのルーヴルが入館料で揺れている。

現在、ルーヴル美術館は26歳未満のEU居住者、もしくはEU圏外の18歳未満は入館料が無料であるものの、原則有料だ。ただし例外があり、毎月第1日曜だけは、ルーヴル含むパリの国立美術館が無料解放されていた。その「無料の日」が、ルーヴル美術館のみ4月から9月までの観光客が多い時期に、適用されなくなった。

原因の1つは急激な来場者数の増加だ。第一日曜の無料化は、1996年のシラク政権下で始まった政策で、地元の人が美術館に気軽に足を運ぶ機会を作り、文化遺産に多く親しんでもらうことが目的だった。しかし無料化を幸いに、旅行会社は第一日曜に合わせ、各所から多くの人々をルーヴルへ運ぶようになった。年々来場者数は増え続け、地元の人に親しんでもらうという、本来の目的とずれてきたのだ。入館料も2000年に常設展が7ユーロ(約1000円)だったが、2013年では12ユーロ(約1700円)になり、第一日曜に訪れる観光客が増えた要因になった。

ル・モンド紙が伝えたルーヴル関係者のコメントによれば、2001年に500万人だった来場者数は2013年には930万人まで膨れ上がり、その7割を外国人観光客が占めているそうだ。第一日曜についても、通常の日の来場者が約2万人であるのに対して、第一日曜は3万人から3万8000人が来館する。これらは館内のセキュリティや来館者の満足度、職員の仕事面でネガティブな影響を与えるという。

今回の無料制度の廃止に異を唱えるのが、美術館のあり方を考える団体「ルーヴル・プール・トゥース(みんなのためのルーヴル)」だ。ルーヴルに対する補助金は年2.5%ずつ下がっており、文化・通信省は公共文化施設に対しメセナ(企業などによる文化・芸術活動への支援)、チケット、館内スペースの賃貸などで、美術館の財政的自主性を上げよと要求している。


そのため有料化の目的は、主に美術館の財政的な理由からだというものの、無料化してもルーヴルに実入りがないわけではない。増えた観光客が館内の本屋や土産物屋で多くのお金を落とすため、そこから利益は上がる。ルーヴルは仏美術館のシンボルであり、今回の決定が他の美術館にも波及するのではと危惧する。

現状はどうなのか。じつは意外に多くの人が無料でルーヴル美術館を訪れている。イル・ド・フランス地域会計検査院が出した報告書では、2013年にルーヴル美術館は70万人の児童を受け入れ、来館者の4割に当たる人が何かしら入館料を免除されているそうだ。

ベルトラン・ドラノエ前パリ市長は任期中に市立美術館を無料化した。先月新しく選出されたアンヌ・イダルゴ新市長は、その無料化を維持すると述べている。一方で今後、国立美術館はどのような形を取っていくのか。フランスでの議論は、有料が基本の日本の文化政策にも、1つのヒントをくれるはずだ。
(加藤亨延)

419チバQ:2014/04/08(火) 23:01:56
http://thepage.jp/detail/20140407-00000015-wordleaf
日本初!米ボストン美術館の三大ミレー作品を同時初公開/愛知
 19世紀フランスで活躍し、日本で最も愛されている画家のひとりジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)。名古屋ボストン美術館(名古屋市中区)では4月19日〜8月31日の期間中、「開館15周年記念 ボストン美術館 ミレー展 バルビゾン村とフォンテーヌブローの森から」を開催する。ミレー生誕200年、名古屋ボストン美術館開館15周年を記念した、特別な展覧会となる。入館料一般1300円、高大生900円、中学生以下無料。

 本展では、最大級のミレーコレクションを持つ米ボストン美術館から、初期〜晩年の計25作品を展示。見どころは、米ボストン美術館の三大ミレー作品であるコレクションの同時公開。「種をまく人」、「羊飼いの娘」、「刈入れ人たちの休息(ルツとボアズ)」の三作品が同時に公開されるのは日本初となる。その他にも、コローやルソーなど19世紀フランス絵画史に名を残すバルビゾン派画家たちの作品を展示。ミレーと同時代、後世の作品を観覧することで、ミレーとバビルゾン派の魅力を深く掘り下げるきっかけとなる。

 美術館では関連イベントとして、日本におけるバビルゾン派研究の第一人者・井出洋一郎氏を招き、ミレーをはじめとするバルビゾン派の画家たちを語る講演会を開催(事前申し込み制)。学芸員によるテーマ別レクチャーといった、ミレーやミレーの作品と気軽にふれることのできるイベントを多数開催している。詳細はホームページを確認。

420チバQ:2014/04/08(火) 23:26:44
>>419
これは凄い。
そして同時期にシャガール展も名古屋でやってるんだから、
東京以外の都市でこれだけの名作が集まるのは珍しい。
(そして、ミレー展もシャガール展も東京での開催はないってもポイント)

421チバQ:2014/04/08(火) 23:34:59
熊本県の山鹿で一度装飾古墳を見ましたが
太古の昔に「芸術」という意識があると思うと
やはり感嘆です。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11072790.html
装飾古墳、公開を促進 文化庁
2014年4月7日16時30分
 石棺などに絵画や彫刻を施した「装飾古墳」の保存・活用の指針作りを進めてきた文化庁の作業部会の報告書がまとまった。装飾古墳は、公開より保護を優先して管理されてきたが、「貴重な文化財を残し、後世に伝える意識を醸成するためにも公開・活用は欠かせない」として、公開に力を入れるよう求めている。

422とはずがたり:2014/04/08(火) 23:43:19
ゴーストライターの新垣氏、独占インタビューで胸中を語る
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140408/ent14040814580008-n1.htm
2014.4.8 14:53

 佐村河内守氏(50)による作曲者偽装問題について、自ら楽曲を代作していたと告白した作曲家、新垣隆氏(43)が、13日午後9時放送の「Mr.サンデー スクープSP」(フジテレビ系)で、2月6日の会見後初めて独自取材に応じたことが8日、分かった。

 新垣氏は、20年近く務めた桐朋学園大学の非常勤講師を先月28日付で退職。現在は以前から続けていたという伴奏の仕事や編曲などを行って生計を立てているというが、今回「みなさんに対して申し訳ないことをしたが、応援してくださる人がいるのでその人たちに対して少しでも音楽を続けているということを伝えたい」との思いから、同番組の取材を受けることになった。

 番組では、先月21日に行われた騒動後初の演奏会の様子や、現在の心境についてのインタビューなど独占映像を放送する。渦中の人物が何を話すのか注目される。

423チバQ:2014/04/09(水) 21:48:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140409-00000074-jij-cn
ごみと間違えて名画廃棄? =落札価格4億円近く―香港
時事通信 4月9日(水)14時53分配信

 【香港時事】香港のオークション会場で8日、2875万香港ドル(約3億8000万円)で落札された名画が保管場所からなくなっていることに関係者が気付き、警察に通報した。警察は防犯カメラの映像から、清掃作業員がごみと間違えて廃棄したとみて調べている。9日付の地元各紙が伝えた。
 紛失したのは中国系米国人の画家、崔如琢氏が2012年に描いた水墨画「山色蒼茫醸雪天」。中国政府系の香港企業が7日、香港島中心部のホテルで行ったオークションで落札された。落札者は明らかにされていない。
 絵がごみとして捨てられたとすれば、既に郊外の埋め立て地に廃棄されたとみられ、捜し出すのは難しいという。
 崔氏の絵画は中華圏だけでなく、国際的に高く評価されており、日本にも「崔如琢美術館」(静岡県伊東市)がある。

424チバQ:2014/04/12(土) 07:48:52
http://www.afpbb.com/articles/-/3012300
貸し出されたクリミアの美術品、返却はウクライナそれともロシア?
2014年04月10日 17:30 発信地:シンフェロポリ/ウクライナ
【4月10日 AFP】ウクライナ南部のクリミア(Crimea)半島の4つの博物館が、同半島のロシア編入前にオランダの博物館に貸し出していた貴重な美術品などの数々が戻ってこないのではないかと懸念している。

 紀元前2世紀から中世後期の豊富な所蔵品のコレクションは、クリミア半島における混乱が起こる前にアムステルダム(Amsterdam)のアラード・ピアソン博物館(Allard Pierson Museum)へ特別展示のために貸し出された。

 クリミアとアムステルダムの博物館職員たちは今、特別展示が終わった後にコレクションはロシアとウクライナ、どちらのものになるのかと心配している。

「契約書では、これらの所蔵品はウクライナ国家のものと書かれている」と、クリミア・シンフェロポリ(Simferopol)にあるタブリダ(Tavrida)博物館の館長は語った。

 特別展示にはウクライナの5つの博物館が参加したが、そのうち4館がロシアに編入された地域にある。

 欧米諸国が承認していないクリミア編入によって、アラード・ピアソン博物館は「極めて複雑な法的問題」を抱えることになったと、同博物館を所有するアムステルダム大学(Amsterdam University)の広報担当者は述べた。

 さらに、「これらの美術品は誰のものなのか?」、「特別展示が終わるまではオランダにあるが、政変が起きた今、誰に返還すべきなのか検討しているところだ」と広報担当者は語った。

 同博物館はオランダ外務省に助言を求めるとともに、この問題についてウクライナとロシア政府と「頻繁に連絡」を取り続けているという。

 展示品には、刀のさややスキタイ(Scythian)人が祭事の際に使った金製のかぶと、ローマ時代に中国からシルクロードを通って運ばれてきた漆塗りの箱などがある。

 クリミアは古代の貿易ルートの要所であり、考古学者らが貴重な品々を発掘してきた場所だ。

「ウクライナがこれほどの数の価値ある品々を貸し出したことは過去にない」と、特別展示のプレスリリースには書かれている。オランダでの特別展は8月まで。(c)AFP/Maria ANTONOVA

425チバQ:2014/04/22(火) 00:02:01
http://www.asahi.com/articles/ASG4P4V5TG4PPTFC01G.html
キトラ古墳壁画展、東京国立博物館で開会式 首相も鑑賞
塚本和人
2014年4月21日20時27分
 奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末〜8世紀初め)の極彩色壁画を紹介する特別展「キトラ古墳壁画」(文化庁など主催、朝日新聞社共催)の開会式が21日、東京・上野の東京国立博物館であった。「四神(しじん)」(方角の守護神)のうち朱雀(すざく)・白虎(びゃっこ)・玄武(げんぶ)と、獣頭人身の子(ね)・丑(うし)の「十二支像」の壁画が、22日から村外で初めて公開される。5月18日まで。

 開会式では主催者を代表して下村博文・文部科学相が「古代・飛鳥の美と世界観に思いをはせていただき、文化財保護への理解が深まることを期待している」とあいさつ。朝日新聞社の木村伊量社長は「文化財はかけがえのない人類の遺産。文化財が伝えるメッセージを広く知っていただくことは、新聞社の大きな役割の一つ」と述べた。

 その後の内覧会には安倍晋三首相も駆けつけ、文化庁職員に質問しながら熱心に鑑賞した。(塚本和人)

■身を乗り出すように鑑賞

 首相は文化庁の職員の説明を受けながら、古墳の石室から取り出された「朱雀」「白虎」「玄武」の極彩色壁画や、古墳の模型などを、約15分鑑賞。「他にもいろいろ絵があったんですか」「色は残ってるんですか」と質問しながら、身を乗り出すようにして壁画を眺めていた。壁画の展示は、古墳がある奈良県明日香村の外では初めて。特別展は5月18日まで。

426チバQ:2014/04/24(木) 21:06:16
http://www.chibanippo.co.jp/news/local/189125
日帰りでサクっと回る いちはらアート×ミックス<1>
2014年04月17日 15:38
--------------------------------------------------------------------------------


アートミックスデザインの小湊鉄道車両(市原市提供)
上総牛久駅前の案内所。ショップではグッズも買える
上総牛久駅の周遊バス(北部・右回り)案内看板 千葉県市原市で5月11日まで、「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」(以下、アートミックス)が開催されている。「大地の芸術祭」(新潟県)、「瀬戸内国際芸術祭」(香川県)に続く、総合ディレクター・北川フラム氏による芸術祭の第3弾。廃校、ローカル鉄道、自然、食―といった地域資源を活用し、課題解決型の芸術祭を掲げる。都心からのアクセスのしやすさも大きな特徴だ。

 もう行った人、あるいはゴールデンウイークに出掛けようと計画している人も多いはず。一方で、地域全体に作品が点在していることから「どうやって回ろう…」と思案中の人もいるのでは。そこで今回、「日帰りでサクっと回る」アートミックスの楽しみ方をご紹介する。(ちばとぴ編集部)

【1.電車で来場】
 電車で来場する人は、まずはJR五井駅を目指そう。この駅で、アートミックスの舞台の一つでもある「小湊鉄道」に乗り換える(サムネイル写真2 ※右側の写真とは別に、記事下のサムネイル写真をクリックすると、それぞれ拡大できます)。乗り換え口で鑑賞パスポート(一般当日3800円)」を購入。パスポートは作品鑑賞チケットと交通チケットがセットになっており、交通チケットは小湊鉄道と会場内の周遊バスが乗り放題だ。

 小湊鉄道では、2車両だけ車体がアートミックス仕様にデザインされている(サムネイル写真3)。五井駅でこの車両が出迎えてくれれば、スタートから幸先が良い。

 スタート地点とする上総牛久駅まで約30分間の鉄道の旅だが、乗車後は油断せず、車窓に目を向けてほしい。ガラス面に文字が書いてある。こちらは開発好明さんと加茂学園の作品「色々な村×かかし」。駅ごとに物語があり、各駅に設置されたオブジェと窓の文字を重ね合わせて楽しむ立体絵本だ(サムネイル写真4)。

【2.車で来場】
 東京から車で来場する人は、東京湾アクアラインで千葉県に入り、そのまま圏央道を進んで「市原鶴舞IC」で下車する。渋滞がなければ、品川駅から1時間程度の距離だ。

 現地を車で回ることも可能だが、施設によっては駐車場がなかったり、施設ごとに駐車料金が必要だったりする。今回は【3.上総牛久駅】に近い無料の「牛久Tマート横駐車場」(住所:市原市牛久1079)に駐車し、その後は周遊バスを利用するプランをご提案する。鑑賞パスポートは駐車場や上総牛久駅前の案内所で購入できる。

【3.上総牛久駅】
 上総牛久駅では、地元食材をふんだんに使った「なっぱすごろく わっぱ弁当」を販売している(※サムネイル写真6、7)。週末は複数の駅で販売しているが、上総牛久駅では毎日販売。個数限定販売で、昼前に売り切れてしまうことも多く、先に購入しておくのも手だ。

 駅前の案内所からレンタサイクルを利用することもできる。自転車自体も、小沢敦志さんの「ユア・パートナー」という作品。廃材でつくった鉄製文字が放置自転車に溶接されている(サムネイル写真10)。次の目的地「内田未来楽校」まで片道約3キロメートル。晴れていればアート自転車でサイクリングというのも、地域全体が会場になっているアートミックスならではの楽しみ方。サクっと回る場合は、「北部・右回り」の周遊バスに乗車しよう。約15分で「内田(旧内田小学校)」に到着する。

427チバQ:2014/04/24(木) 21:07:22
http://www.chibanippo.co.jp/news/local/189158
日帰りでサクっと回る いちはらアート×ミックス<2>
2014年04月17日 17:26
--------------------------------------------------------------------------------


瀧澤潔さんの作品「内田のためのインスタレーション―赤、黄、青、白、緑、桃の調和―」。Tシャツは地域の人たちに呼びかけて集めたという
湖畔美術館では常設展示も楽しめる
サンタル族のカレーを販売するキッチンカーも登場日帰りでサクっと回る いちはらアート×ミックス<1>に戻る

【4.内田未来楽校】
 複数の廃校を会場に利用しているこのアートミックスの中で、唯一、木造校舎を残しているのが旧内田小学校(サムネイル写真1 ※右側の写真とは別に、記事下のサムネイル写真をクリックすると、それぞれ拡大できます)。1928年築の校舎は何度も取り壊しの危機にさらされてきたが、地域住民が協力して保存活動を続けている。「内田未来楽校」と名付けられたこの会場では、地域住民から集めた古道具やTシャツなどを使った2つのインスタレーションを鑑賞することができる(サムネイル写真2〜7)。

 校舎前に設置された「とびだしくん」看板を見過ごすことなかれ(サムネイル写真5)。教室内の作品に登場する。また、作品だけでなく木造校舎そのものをじっくりと味わいたい。木目廊下の先を見つめ、かつて児童たちが駆け回ったであろうにぎやかな様子を思い浮かべていると、過去から現在、そして未来へと続く歴史の“つなぎ目”に立っているようにも感じられる。

【5.市原湖畔美術館】
 内田未来楽校から「北部・左回り」のバスに約30分揺られると、「市原湖畔美術館」に到着する(※「右回り」でも約25分で着くが、この場合、市原鶴舞バスターミナルで乗り換えが必要)。ここは高滝湖畔にあった美術館「水と彫刻の丘」をリノベーションし、昨年リニューアルオープンした。

 少し歩くが、向かいの加茂橋は絶好の写真スポット(サムネイル写真9)。湖を一望しながら、美しい自然の中にたたずむ現代建築の組み合わせをカメラに収めることができる。

 美術館では、アートミックスの出品作品に加えて、常設作品も充実。一通り鑑賞しているうちにお昼時を迎えるのでは。上総牛久駅で購入した「わっぱ弁当」を開くもよし、美術館併設のレストラン「PIZZERIA BOSSO」で房総食材のピッツァに舌鼓を打ってもよし。平日には、インドから来日しているサンタル族の本場カレーを味わえるキッチンカーが姿を現す日も。土日祝日は今回のコースからは外れるが、「いちはら市民の森」で、彼らの作品と食を一緒に楽しむことができる。

【6.湖(うみ)の飛行機】
 アートミックスの目玉作品の一つ。湖面に、2人組アートユニット・KOSUGE1−16の作品「湖の飛行機」が出現する(サムネイル写真16)。 高滝湖に設置されているが、湖畔美術館からは1キロメートル以上離れている。散歩がてら歩いても構わないし、「北部・右回り」バスを利用して隣のバス停「加茂運動広場駐車場」で下車しても良い。

 全長32メートル、「ボーイング737」をモデルにした木造機体は、静かに水上に浮かぶ。来場者が湖畔から手漕ぎボートでせっせと機体に向かうと、竜宮城の住人であるかのようにきらびやかな服装の「キャビンアテンダント」たちに笑顔で出迎えられる(サムネイル写真18)。機上には一体、何があるのか…。

 高滝湖は1974年から建設が始まった人工の湖。建設に際してダムの底に沈んだ集落から見上げれば、湖面の飛行機は“空”を飛んでいるとも言える。

 KOSUGE1−16の土谷享さんは「エンターテイメント慣れしている人たちは、ボートでここまで来て何があるのかと期待しているが、何もありません。ただし、ここに来ないとこの土地の歴史を振り返る機会もないでしょう」と語る。過去と現在、2つの世界の“橋渡し役”として、この機体とキャビンアテンダントたちがいるというわけだ。

 機上では飛行機型のルアーづくりを体験できる。平日夕方には地元の中学生たちが立ち寄って釣りをして帰るという。

428チバQ:2014/04/24(木) 21:08:31
http://www.chibanippo.co.jp/news/local/189308
日帰りでサクッと回る いちはらアート×ミックス<3>
2014年04月18日 12:45
--------------------------------------------------------------------------------


校長室をまるごと冷凍保存した作品。室内はマイナス30度に設定されている=IAAES
教室中がお菓子で彩られた「おかしな教室」=IAAES
200平方メートルの菜の花畑の中央に、ぽつんとトイレが…=飯給駅前日帰りでサクっと回る いちはらアート×ミックス<2>に戻る

【7.IAAES】
 「加茂運動広場駐車場」から、「北部・右回り」バスで10分足らず。旧里見小学校に到着する。 農業や健康、スポーツなどをテーマにした会場「IAAES」として、廃校となった校舎の各教室に作品が並ぶ。旧内田小学校よりも規模が大きく、時間を掛けてゆっくりと見て回りたい。

 特にユニークなのは栗林隆さんの作品「プリンシパル オフィス」(サムネイル写真1〜6 ※右側の写真とは別に、記事下のサムネイル写真をクリックすると、それぞれ拡大できます)。かつての校長室をまるごと冷凍保存した。「時間を永遠に止め、痕跡を残す」試みであり、応接用家具やデスク、壁に掛かった額などがそのままカチンコチンに。室内はマイナス30度に設定され、来場者は2分間だけ立ち入ることが許されている。

 1階のカフェ「Camp!」を運営するのは「AAA(アスリート&アグリ組合)」。地元農家とつながる場所として、食のワークショップを展開する。ここでコーヒーを飲みながら一息つくのも良いが、自分でコーヒー豆を引いてドリップする体験メニューも面白い(サムネイル写真16〜19)。 AAAでは、体力に自信のあるアスリートたちが里山農業を始めるプロジェクトをスタートさせ、アートミックス後も継続的に活動を行う予定だ。

【8.Toilet in Nature】
  旧里見小学校から歩いて約1キロメートルのところに飯給駅がある。本数は多くないが、旧里見小学校のバス停から「南部・上り」バスに乗れば10分足らずだ。ここが「サクっと回る」コースの最終地点となる。

 飯給は、「いたぶ」と読む。市原市内の難読地名の一つで、先ほど訪れた湖畔美術館のショップでは、難読地名を冠したアートミックスオリジナルの日本酒が販売されている。ちなみに、市原のコメを使ったこの“難読地名酒”は「飯給」「不入斗(いりやまず)「廿五里(ついへいじ)」「海土有木(あまありき)」の4種類。提灯を思わせる洗練されたパッケージが、芸術祭土産にはちょうど良い(サムネイル写真24)。

 さて、飯給駅の脇には、何やら黒い壁に囲まれた敷地が広がる。世界的建築家・藤本壮介さんの作品「Toilet in Nature」(サムネイル写真25〜28)。世界最大の公衆トイレとして、また、開放的すぎるトイレとして話題を呼んでいる。約200平方メートルの敷地の中央には、菜の花に囲まれたガラス張りの洋式便器が…。用を足す際はカーテンで覆う。ちなみに女子トイレだ。事務局に確認したところ、使用中でなければ、男性が鑑賞目的で立ち入っても問題はないそうだ。

【終わりに】
 飯給駅から小湊鉄道で五井駅に戻れば、無事、日常世界に帰ることができる(車の人は、駐車場のある上総牛久駅で降りる)。

 「サクッと回る」だけでも盛りだくさんのアートミックス。今回は午前10時ごろに現地に到着し、夕方までのんびり鑑賞して回る日帰りのイメージでレポートした。芸術祭全体の半分も紹介できていないが、色んな楽しみ方の一つとして、参考にしていただければ。

 もちろん、数回訪れてじっくりと作品を堪能するのがベストだ。鑑賞パスポートは会期中であれば何度も使うことができる(ただし、1作品1回限り)。

429チバQ:2014/04/29(火) 06:35:14
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140428/k10014075571000.html

眠り続ける「文化財難民」 新たな流出も
4月28日 10時10分

眠り続ける「文化財難民」 新たな流出も


「日本にたどりついた『文化財難民』が、再びアフガニスタンに戻されたとき、私たちは母なる山多き国に平和が根づいた何よりの証しとするだろう」(前田耕作さん)。
平和への願いと共に保護・回収され、日本国内の収蔵庫に収められたおよそ100点の文化財。
しかし、それから10年余りがたった今もアフガニスタンへの返還は実現せず、盗掘、そして新たな流出のおそれさえ指摘されています。
文明の十字路で育まれた人類共通の遺産の行方は、いまだ宙に浮いたまま。
次への一歩を踏み出せない状況が続いています。

.

「ゼウスの左足」

ギリシャ神話の最高神=ゼウスの左足。
大理石を精巧に彫り込んで作られています。
1968年、ギリシャから遠く離れたアフガニスタン北部の遺跡、アイ・ハヌムで見つかり、世界を驚かせました。
アレクサンドロス大王の遠征によりもたらされた西洋の文化がこの地に根づき、「バクトリア」の豊かな世界が形成されたことを示す貴重な資料です。
カブール国立博物館を代表する所蔵品の1つでしたが、ソビエト侵攻以降に起きた内戦による混乱の中で行方不明になりました。
再び、私たちの前に姿を現したのは、2001年4月。
タリバン政権のもとでバーミヤンの2体の大仏が破壊された直後のことでした。
ゼウスの左足は、世界の古美術市場を転々とした末に日本へ運ばれ、保護されていたのです。


「文化財難民」の保護を
「文化財難民」の保護を
さまざまな文化財の保護に取り組む活動を続けていた画家の平山郁夫さん(2009年に死去)は、内戦やタリバン政権、過激派などによって、アフガニスタンの仏像や壁画が破壊され、消滅していくことに心を痛めていました。
一方で、盗掘や略奪に遭った文化財の一部は、破壊だけは免れて次々に海外の古美術市場に流出していました。
平山さんは、次のように考えました。
「国連は紛争国から逃げ出した人たちを、人道上、緊急の措置として難民キャンプに保護している。これと同じような考え方に立ち、破壊を免れてアフガニスタン国外に流出した文化財についても保護すべきではないか」と。



平山さんはユネスコに対して提案するとともに、2001年10月、日本国内で「流出文化財保護日本委員会」という組織を立ち上げ、「文化財難民」の回収・保護に乗り出しました。
呼びかけに応じて多くの流出品が集まり、このうちアフガニスタンから持ち出されたと考えられる100点ほどが、将来返還すべき「文化財難民」として認定されました。
この中には盗掘者によってバーミヤンの石窟から剥ぎ取られたとみられる壁画片や、「ゼウスの左足」も含まれていました。
「文化財難民」は今、修復を必要とした壁画の一部を除き、山梨県北杜市の平山郁夫シルクロード美術館の収蔵庫に預けられています。

430チバQ:2014/04/29(火) 06:35:39

10年余りたっても実現しない返還

流出文化財保護日本委員会が発足してから10年余り。
この間にタリバン政権は崩壊し、バーミヤン渓谷の遺跡群は世界遺産に登録されました。
カルザイ政権が発足し、復興への希望がアフガニスタンの人々の間に広がりました。
しかし、戦いは収まらず、多額の国際的援助も生活に苦しむ一般の人々にまでは行き渡りませんでした。
貧富の差が広がり、タリバンは息を吹き返しました。
アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者は潜伏先のパキスタンで殺害されましたが、アメリカ軍の無人機による空爆は続き、武器を持たない人たちの間にも犠牲者が増えていきました。



「文化財難民のアフガニスタンへの返還は、いつ実現するのでしょうか」。
私(記者)は、流出文化財保護日本委員会の事務局が置かれる東京・上野の「文化財保護・芸術研究助成財団」を訪ねてみました。
「具体的なめどは立っていない状況です」。
課題の1つは、資金面だといいます。
景気が回復しつつあるといっても、日本国内の企業が文化活動の支援に充てる金額は右肩下がりの状況が続いています。
100点もの資料を一括してアフガニスタンまで運ぶためにはかなりの金額が必要になり、政府の主導でもないかぎり実現は難しいといいます。
そして最大の障害は、現地の不安定な治安状況です。
貴重な文化財を返還しても、また略奪に遭ってしまうのではないか。
それどころか過激派に破壊されてしまえば、永遠に地上から失われてしまいます。
平山郁夫シルクロード美術館の前田たつひこ学芸員は、「アフガニスタンで、文化財保護の重要性についての教育が十分に行なえていないことも問題」だと指摘します。
偶像崇拝を禁じたイスラム教のもとで、しかも食料や医療、それに電気や水道、道路といったインフラの状況さえ十分とは言えない状況。
そうしたなかで「重要な文化財を返還する」と伝えても、本当にその意義を理解して迎え入れてもらえるだろうか、と心配しているのです。


「開発」=新たな流出のおそれも
「開発」=新たな流出のおそれも
さらに、文化財流出についての新たな状況について、ある古美術商から話を聞くことができました。
見せてくれたのは、顔に金ぱくが残る仏頭です。
アフガニスタン中部・ロガール州のメス・アイナク遺跡から出土したものだといいます。
メス・アイナクは、2世紀から8世紀ごろのものとみられる遺跡。
周辺に大量の銅鉱石が埋蔵されているため、2007年、中国の国有企業がアフガニスタン政府と契約を結び、採掘を行う権利を取得しました。
アフガニスタンの情報文化省や研究者などが遺跡の重要性を訴えたところ、期限を区切ったうえでの緊急発掘調査が認められ、美しい仏像や金貨・銀貨が出土、大規模な寺院の跡なども確認されました。
古美術商の仏頭はメス・アイナクから流出し、日本に持ち込まれたとみられています。



このほかにも、メス・アイナクから出土したという色鮮やかな壁画を日本で見たという証言があります。
古美術商は、次のように話します。
「盗掘された文化財は、パキスタンのペシャワールに持ち込まれ、ロンドンや日本などの市場に出回っている。仏教に関わるものは、イスラムの国の人々にとって異教徒のものだという意識があるためか、政府の取締りも厳しくなく、役人に賄賂を渡すことによってアフガニスタンやパキスタンから流出しているケースもあると聞く。『売れる』ということになると盗掘はますます頻繁に行われるようになる。今後はメス・アイナクのような遺跡からの『開発』に伴う文化財の流出がいよいよ増えていくのかもしれない」。

431チバQ:2014/04/29(火) 06:36:01


古美術商は私(記者)に問いかけました。
「紛争や開発で破壊されて地上から消え去ってしまうことと、盗掘という形を経たとしても古美術市場で保護され、残されること。文化財にとって、どちらがよりよいことだと言えるでしょうか」。


それでも理解を得るために
それでも理解を得るために
文化財難民の返還どころか、新たな流出さえも指摘される状況。
「それでも、返還への努力は続けるべきだ」と、アフガニスタンの歴史に詳しい文化遺産国際協力コンソーシアムの前田耕作副会長は訴えます。
「ここで諦めてしまえば、シルクロードで結ばれた2つの国の交流に思いをはせ、お互いに理解を深め合う大切な機会を失ってしまうでしょう。まずは、日本が何をできるのか、考えなければなりません。文化を通じた国際貢献は、きっとアフガニスタンに平和と安定をもたらすための一助となるはずです」。
前田副会長は、アフガニスタンの至宝とも言われるティリア・テペ遺跡の黄金の財宝を紹介する展覧会がフランスやイギリス、アメリカなどを巡回していることに触れ、「開催に必要な資金などの問題をクリアして、日本でも何とかこの展覧会を開催したい」と話します。
その際、日本に保管されている貴重な『文化財難民』も一緒に展示することで、将来の返還への機運を高めたいというのです。
一方、平山郁夫シルクロード美術館が6月下旬から開く展覧会で平山郁夫さんの作品と一緒に「文化財難民」を紹介するなど、地道な広報活動も続いています。



アフガニスタンでは大統領選挙が行われ、新しい体制への模索が続いています。
「文化財難民」が返還されるとき、それは母なる山多き国に平和と文化への理解が根づいたことを意味している。
今は困難だとしても、その目標に向かって一歩ずつ進むこと。
忘れずに、考え続けなければなりません。

432チバQ:2014/04/30(水) 14:04:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140430/erp14043008440005-n1.htm
パリで「エヴァ」日本刀展 人気アニメをモデルに「現代と伝統のコラボ」

2014.4.30 08:44

パリで開催の「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」の展示品=29日(共同)
パリで開催の「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」の展示品=29日(共同)


 人気アニメに登場する武器をモデルにした独創的な日本刀と日本古来の名刀を集め人気を呼んだ「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」が30日、パリで開幕する。29日には会場のパリ日本文化会館で内覧会が行われた。同展は岡山県の備前長船刀剣博物館が「日本刀の魅力を若い人に知ってもらいたい」と、アニメの版権管理会社に提案。同社が「やるからには本気で作ったものを」と応じて実現した。

 50人の刀工や職人がアニメで使われた「ロンギヌスの槍」「マゴロクソード」を制作。2012年7月から日本全国を巡回し好評を得て欧州開催が決まった。

 内覧会を見た会社員、ニコラ・ドメイさん(32)は「伝統と現代のミックス。幅広い人に喜ばれる」。大学で日本語を学ぶアリス・デュポルジュさん(20)は「本物の日本刀の繊細な美しさにひかれる。アニメにも興味が出てきた」。刀工の月山貞伸さん(34)は「現代日本文化の代表アニメと伝統文化の粋、日本刀がコラボしたことに意味がある」と話した。7月からスペインのマドリードでも開かれる。(共同)

433チバQ:2014/05/08(木) 20:52:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140508/erp14050813140004-n1.htm
“ナチス略奪絵画”は美術館に シャガールの未発表作など ドイツ人男性の遺品
2014.5.8 13:14

ドイツ・ミュンヘンにあるグルリット氏のアパートから押収されたマチスの絵画=2013年11月(ドイツ検察提供・AP=共同)
 ドイツ南部ミュンヘンで6日死去したコーネリウス・グルリット氏(81)が所有していた絵画が、スイスのベルン美術館に寄贈されることになった。美術館が7日発表した。グルリット氏はシャガールの未発表作やピカソ、マチスなどの作品を大量に所有。ナチスによる略奪品の可能性があるものが約590点あり、行き先が注目されていた。

 略奪品と確認されれば、本来の所有者に返還される。具体的にどれだけの数が寄贈されるかは明らかになっていない。

 ベルン美術館を指定した理由は不明で、美術館は声明で「青天のへきれきだ」と述べた。(共同)

434とはずがたり:2014/05/15(木) 13:46:45
新垣隆氏 佐村河内と決別で日給3万ドサ回りの日々
アサ芸プラス 2014年5月14日 09時52分 (2014年5月14日 12時09分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20140514/Asagei_22751.html

 自称“全聾(ぜんろう)の作曲家”佐村河内守氏(50)のゴーストライターを務めていた新垣隆氏(43)。騒動後、大学も辞め世間から姿を消していた。消息を追った記者がつかんだのは、極貧すぎる生活ぶりだった。
「聴衆に挨拶する時に、晴れやかな笑顔を見せていました」(イベント関係者)
 3月中旬、神奈川県の小学校体育館で開かれた、小さなコンサート。そこでピアノの演奏をしたのは、あの作曲家の新垣氏だ。「佐村河内氏のゴースト」という肩書のほうが有名になってしまったが、演奏会への出演は、2月6日の記者会見以来のことだった。
 18年間にわたる偽装の日々を「週刊文春」2月13日号で激白した新垣氏は、記者会見でこう謝罪した。
「佐村河内さんが世間を欺いて曲を発表していると知りながら、指示されるまま曲を作り続けた私は共犯者です」
 3月末には20年近く勤めていた桐朋学園大学の非常勤講師を退任し、音さたなしの状態が続いていたが、新垣氏の近況を音楽関係者が打ち明ける。
「非常勤講師の年収は、よくても100万円台。ゴーストライターの副業をすることで何とか音楽だけで食べていけましたが、今はどちらの収入もなくなって生活はかなり苦しいようです」
 4月13日には、「Mr.サンデー」(フジテレビ系)で、新垣氏に密着した映像が公開された。インタビュー場所として使われた自宅は、散らかった6畳間の部屋。食事は、コンビニで買ったチャーハン唐揚げ弁当と、孤独な生活ぶりが映し出されたのだ。番組内で、新垣氏は自身の現状をこう答えている。
「皆さんに対して申し訳ないことをした、応援してくださる人がいるので、その人たちに対して少しでも音楽を続けていることを伝えたい」
 新垣氏にとって、目下、必要なのは仕事。ひっ迫した状況を、前出の音楽関係者はこう明かす。
「みずから営業をしながらドサ回りしていますが、仕事が月に1〜2本入る程度のようです。音楽関係の仕事といっても、町の演奏会や無声映画の伴奏です。ギャラが1本3万円程度の小さな仕事でも引き受けていますね」
 極貧と孤独に耐える新垣氏だが、対照的に佐村河内氏は、代理人を通じて“金策”と名誉の回復に奔走している。スポーツ紙記者が語る。
「日本音楽著作権協会(JASRAC)には、103曲が佐村河内さんの“作曲”として登録されていますが、問題発覚で印税は凍結されています」
 だが、凍結を解除させるためには、「20曲で700万円前後もらった」という新垣氏の証言を取り下げてもらう必要がある。…

そうしなければ、実際に佐村河内氏が作曲した楽曲だと認められないからだ。そのため、佐村河内氏の代理人は新垣氏側との協議を希望しているとか。
「地位回復のために、聴覚障害を否定した証言の撤回と、新垣さんが佐村河内守の名義で作曲した作品の著作権を求めています」(前出・スポーツ紙記者)
 新垣氏に証言を変える意思はなく、“ケツ別”した男同士のいびつな関係は修復しそうにない。どんなに佐村河内氏が泣きついても、新垣氏の耳には“ゆがんで”聞こえることだろう。

435とはずがたり:2014/05/17(土) 01:30:57
山葉とか河合も此処でやろう♪

楽器大手ローランドが自社買収へ 416億円、上場廃止に
共同通信 2014年5月14日 17時55分 (2014年5月14日 19時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20140514/Kyodo_BR_MN2014051401001513.html

 自社買収について記者会見するローランドの三木純一社長=14日夕、浜松市内のホテル
[拡大写真]

 東証1部上場の楽器大手ローランド(浜松市)は14日、経営陣による自社買収(MBO)を行うと発表した。買収総額は416億円となる見通しで、実現すれば同社株は上場廃止になる。
 主力の電子楽器事業の低迷を受け、非上場化による経営判断の迅速化が必要と判断した。
 ローランドの三木純一社長が代表取締役を務める企業が株式公開買い付け(TOB)を実施する。買い付け期間は5月15日から6月25日まで。1株1875円で、大株主の投資ファンドなどから買い付ける。

436チバQ:2014/05/19(月) 22:27:31
http://www.nnn.co.jp/news/140518/20140518007.html
2014年5月18日

県立美術館への期待 各地で高まる 県博見直し議論
 収蔵庫や展示スペース不足が課題となる鳥取県立博物館(県博)の見直し議論に絡み、「県立美術館」構想への期待が高まっている。いち早く鳥取市が美術館誘致に名乗りを上げる一方、交通アクセスの良さから中部への設置を求める声もあるが、県博の見直し議論は始まったばかりで、美術館整備は全くの白紙。関係者からは過熱する待望論に戸惑いの声も漏れる。

コレクションが増え、本来の収蔵場所ではない通路に置かれた絵画。博物館の見直しは喫緊の課題だ=鳥取市東町2丁目の県立博物館
本庁舎跡地に
 過去の県立美術館構想で立地が計画され、道路整備にも協力した鳥取市。深沢義彦市長は9日の会見で「現本庁舎跡地の利活用策の一つとして、美術館構想に活用する選択肢もあると思う」と、市長就任後初めて美術館問題に言及。「一案」と前置きした上で、市庁舎新築移転の方針と絡めたアイデアを披歴した。

 同市では文化団体や経済界を中心に市内での美術館建設を求める声が強い。市文化団体協議会、鳥取書道連盟、市民美術展運営委員会、鳥取商議所から要望書を受け取った市は、県教委に申し入れしている。深沢市長は、4月の市長選で本庁舎跡地に文化芸術拠点を整備する案を主張しており、今後の“出方”に注目が集まる。

437チバQ:2014/05/19(月) 22:56:13
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/64860
名画とワインに酔おう 夜の県立美術館
2014年05月19日 14時16分
 県立美術館で開催中の「ポーラ美術館コレクション展−モネ、ルノワールからピカソまで」を記念し、同館で29日午後7時から「ワインと名画の夕べ」を開く。閉館後、夜の美術館を貸し切り、学芸員の展示解説やワインの試飲を楽しむ。

 県立美術館では初の試み。当日は午後7時から30分ほど学芸員の展示解説を聞きながら名画を鑑賞する。続いて日本ソムリエ協会認定シニアソムリエの諸石重信さん(諸石酒店店主、大町町)がワイン講座を開く。今回の展覧会に出品されているルドンやマルケがボルドー出身であることにちなみ、ボルドーワイン4種を厳選。ブドウの品種や熟成年数による味の違い、料理との相性などの話に耳を傾ける。

 参加料は2500円(鑑賞券、試飲会費含む)。定員40人(20歳以上限定)。

 イベント名、住所、氏名、年齢、電話番号を記入した往復はがき(宛先は〒840−8585、佐賀市天神3−2−23 佐賀新聞社事業部)か、展覧会HPの問い合わせフォームから申し込む(先着順)。問い合わせは同事業部、電話0952(28)2151。

438とはずがたり:2014/05/28(水) 17:00:30
THE PAGE THE PAGE 2014年05月28日07時00分
「CD買って!」スガシカオが訴え、CDとDLどっちが儲かる?
http://news.livedoor.com/article/detail/8875896/

 ミュージシャンのスガシカオさんがツイッターで「CDを買って欲しい」と発言したことをきっかけに、ダウンロードだけでは赤字になってしまうという音楽業界の体質がネットで話題になっています。

 スガさんは今月21日、シングル「アストライド」を発表したばかりなのですが、それに関連して「ダウンロードも嬉しいけどCDを買って欲しい」という発言をツイッターで行いました。「ぶっちゃけ、ダウンロードでは制作費を確保することができず、次の作品のメドが立たない」というのがその理由です。

CD販売でアーティストの取り分は2%程度
 CDを販売するには、プレス代やパッケージ代、レコード店のマージンなど多額の費用がかかりますが、それでも、販売価格の半分程度は製作側に残ることになります。この金額を、音源制作費、レコード会社の利益、プロモーション費用、アーティストの印税、プロデューサーの印税などで分け合うことになります。アーティストの取り分は全体の2%程度(作詞作曲をしていれば著作権料としてこれに数%が加わる)が相場です。

 スガさんのいう制作費とは何のことを指しているのか必ずしも明確ではありませんが、レコード会社が音源の制作やプロモーションにかけられる金額のことを指していると思われます。こうした費用はだいだい全体の2割程度といわれていますので、1200円のシングルCDが3万枚売れたと仮定すると、720万円程度の経費を確保できることになります。ここである程度、余裕が出るようであれば、レコード会社としては次の作品に費用を回そうかと考えるので、アーティストとしては非常に望ましい状況になるわけです。

ダウンロードでは儲からず、ライブで利益を捻出
 ところがダウンロードの価格は1曲250円程度です。2曲売れたと仮定しても、CDの半分以下の売上しかありません。この中で関係者が利益を分け合うことになりますから、スガさんが主張するように制作費を確保できず、次のリリースのメドが立たないという事態は容易に起こり得ます。プロの音楽家は、音楽で生計を立てていますから、次の作品を出すメドが立つか立たないかは、極めて重要なことなのです。

 現在、音楽業界ではダウンロードでは利益が出ないため、ライブなどのイベントで利益を捻出するというやり方が主流になっています。レーベル大手のエイベックスも、CDやダウンロードの販売よりも、ライブなどその他事業の売上げが上回っています。

 一方、業界では「打ち込み」と呼ばれるコンピュータ音源を駆使した制作手法の普及で、音源制作費用も劇的に安くなっています。場合によっては1つのシングルが20万円くらいの費用で出来てしまうこともあり、これがダウンロード販売を後押ししている面もあります。しかし、スガさんが取り組む音楽は、ソウルという独特のジャンルであり、スタジオで楽器を使い何度も録音を繰り返す必要があります。このため、音源の制作費用が高くなりがちという事情もあるようです。

(大和田 崇/The Capital Tribune Japan編集長)

439チバQ:2014/05/31(土) 10:46:20
行ってみましたが微妙でした。
・どこでなにやっているかがわかりづらい
・↓にも書いてあるけど駐車場代がめちゃ高い
http://www.yomiuri.co.jp/local/chiba/news/20140530-OYTNT50434.html
市原芸術祭 来場者伸びず


2014年05月31日

















 市原市南部を中心に初めて開かれた芸術祭「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」(3月21日〜5月11日)の来場者数が52日間で延べ8万7000人と目標の約20万人を下回ったことが同市の集計でわかった。平日の来場者が予測より伸び悩んだ一方、来場者の作品への満足度は高く、アーティストと地元住民の交流などの成果もあり、同市では年内にも課題の検証を行い3年後の開催を目指す方針だ。(石川純)



◇評価

 ゴールデンウィーク期間中、会場一帯を南北に走る小湊鉄道は、アートミックスのパンフレットを手にした中高年や若者、外国人で席が埋まった。また、運行中の同車両を舞台にした公演も満席が続き、同鉄道も「平年に比べても乗客は多かった」と満足げだ。

 芸術祭の中核施設で昨年8月にオープンした市原湖畔美術館では期間中、1日の来館者数が過去最多の1000人を突破する日も。来館者からは「芸術祭を楽しめた」という声が多かったという。学芸員の渡辺文菜さんは「様々なイベントで地域の人が関われた点など成功だったと思います」と話す。

◇目標来場者数

 平日の客足の伸び悩みについて市では「開催期間が社会人も多忙な年度をまたぐ時期だったからでは」と分析するが、目標が高めだった可能性もある。

 市が目標の参考にしたのは「大地の芸術祭 越後妻有つまりアートトリエンナーレ」(新潟県十日町市、津南町)と「ヨコハマトリエンナーレ」(横浜市)。2000年に始まった大地の芸術祭は、作品数もアートミックスより多く、来場者数も初回の16万人から5回目の約49万人にまで徐々に増やしていった経緯がある。大地の芸術祭の担当者は「回を追うごとに認知度が上がり、リピーターも増えた」と話す。ヨコハマトリエンナーレも立地や交通の便などで市原市とは異なる。

◇駐車料で不満

 小湊鉄道と会場間を循環するバスの1日乗り放題がセットのパスポートを販売したが、車で来場した場合、作品近くの駐車場ごとに料金が必要で、利用者から不満が出た。作品から離れた場所に循環バスを使える無料駐車場もあったが同市では「周知が十分でなかった」と反省しており、自らの車だけでの移動を選ぶ人への対応に課題が残った。また、作品内容や具体的な日程決定が開催近くに迫ってしまったことなど広報宣伝活動にも改善の余地があった。

◇作品保存

 芸術祭への市原市の支出は約3億5000万円。地元住民とアーティストが共同で作品を作り上げるなど地域を巻き込んだ取り組みには一定の成果もみられた。近隣住民が作品の保存管理を申し出る例もあり、10作品程度が芸術祭後も残る見通しで、会場となった廃校小学校を今後の創作活動に使うアーティストもいる。

 同市は「持続的な行事として、3年後も開催できるよう検証をしたい」としている。

440チバQ:2014/06/05(木) 23:16:13
http://www.asahi.com/articles/ASG6342LCG63UDCB00Q.html
千葉)佐倉市立美術館、鑑賞コミュニケーターを募集
高木和男
2014年6月4日03時00分
佐倉市立美術館で今年2月、絵を見ながら鑑賞コミュニケーターと話し合う小学生たち(作品は加工しています)=同美術館提供

[PR]
 佐倉市新町の市立美術館ではグループで絵を見て、感想を話しながら作品の見方を深めていく「対話による美術鑑賞」を進めている。意見の整理役は鑑賞コミュニケーターと呼ばれ、同館では初の取り組みとして、この役を務める一般のボランティアを募集している。

 新事業は「対話による美術鑑賞プロジェクト ミテ・ハナソウ」。美術作品をひとりではなく、複数で見て、感じたことを話し、聞くことで、新たな考えが浮かんでくる。鑑賞コミュニケーターは参加者の話をよく聞いて、整理していくのが役割だ。

 対話による美術鑑賞は1980年代末に米国で開発された。同館ではNPO法人芸術資源開発機構(ARDA)の協力で今年2月、小学生を対象に対話による鑑賞を行った。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板