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芸術・美術・音楽

415チバQ:2014/04/03(木) 19:30:17
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http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130907/waf13090712000014-n1.htm
【衝撃事件の核心】
盗難ルノワール『マダム・ヴァルタ』13年ぶり“出現”の不可解…美術品盗難事件の“特異性”と“深い闇”
2013.9.7 12:00 (1/3ページ)[衝撃事件の核心 west 2013]
 平成12(2000)年に東京で盗まれたフランス印象派の画家ルノワール(1841〜1919年)の絵が、今年2月、英国のオークションに出品され落札されたことが明らかになり、美術関係者の間に波紋を広げている。巨匠の絵は13年間もどこに雲隠れし、なぜ突如として市場に現れたのか。世界で絶えることのない美術品盗難事件の闇の深さを示した格好だ。(坂下芳樹)


サザビーズで堂々と売りに出され


 盗難事件は平成12年8月に発生。東京都世田谷区の住宅から、ルノワールの肖像画「マダム・ヴァルタ」が、シャガールや平山郁夫らの作品5点とともに消えた。警視庁成城署が窃盗事件として捜査したが、容疑者は特定されずに終わっていた。

 ところが、今年になって「マダム・ヴァルタ」がまた姿を現した。競売大手サザビーズが2月にロンドンで開いた競売に出品され、約105万ポンド(約1億5千万円)で落札されたのだ。持ち主の男性が落札に気づいて問い合わせ、盗難に遭った作品と分かった。しかし、もし男性が気づかなければ盗品とは分からず、何事もなく流通されていたはずだ。

 美術品の売買に詳しい関係者によると、競売に出てくる作品中“盗品”としての履歴を持つものは意外に少なくないという。古くはエジプト、メソポタミアなどでの盗掘品が出回るほか、第二次世界大戦中のナチの略奪品もある。泥棒に盗まれた美術品に対しては、盗品を登録しておく英国拠点の民間データベース「アート・ロス・レジスター」があるが、今回の「マダム・ヴァルタ」のように登録していない場合、チェックはかなり難しい面がある。「盗まれた時期が古ければ古いほど、盗品とはわかりにくい」と同関係者は言う。

身代金狙いの誘拐と同じ?


 美術品はなぜ盗みのターゲットにされるのか。「その作品は他にない、という唯一性が狙われる」と、神戸大学大学院の宮下規矩朗准教授(美術史)は指摘する。とくに欧米で跋扈(ばっこ)する窃盗団のやり口に、これが多い。

 世界的に知られるような名品を盗んでも、実は美術品そのものが狙いではない。当初から買い戻させることを目的にしていることが多い。身代金を狙う誘拐に近いといえる。しかし、人間と違って美術品は隠しやすく、しかも名品ともなると人類全体にかけがえのないものとなる。

 このため、1974年に英国で起きた、オランダの画家フェルメール(1632〜75年)の「ギターを弾く女」の盗難事件のように、絵と引き換えに政治的要求を突きつけてくることも何度も繰り返された。


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