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大中華世界的話題
1469
:
チバQ
:2010/04/24(土) 23:17:33
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042401000374.html
バンコク行きツアーを中止 JTBと日本旅行
JTBは24日、外務省がタイの首都バンコクに関する危険情報のレベルを引き上げたのに伴い、バンコク行きツアーを中止すると発表した。中止は27日までの出発分で158人が参加する予定だった。28日出発分以降については、週明けの26日に対応を決める。バンコク滞在のないプーケットなどへのツアーは継続する。
日本旅行も、24〜30日出発のバンコク行きツアーを中止することを明らかにした。近畿日本ツーリストは、航空便が通常通り運航されることを条件に、ツアーを続行するという。
JTBでは現在、バンコク周辺にツアー参加者334人が滞在しているが、日本への帰国などバンコクから移動してもらう方針。
外務省は23日付で、バンコクに関する危険情報を4段階で最も軽い「十分に注意」から「渡航の是非を検討」に1段階引き上げており、JTBは内規に従ってツアーの中止を決めた。
2010/04/24 12:58 【共同通信】
1470
:
チバQ
:2010/04/25(日) 10:40:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20100423ddm007030029000c.html
虚構の民主主義:フィリピン大統領選/上 政権腐敗、汚職底なし
マルコス独裁政権を86年のピープルパワーで倒したフィリピンは、東南アジアでいち早く民主化を進めたといわれる。しかし、今なお汚職がはびこり、貧困も解決されず、真の民主主義とは程遠い。来月の大統領選を前に、フィリピン社会の問題点を追った。
◇「カネによる独裁だ」
「裁判長に金を渡して勝訴した」。会社間のトラブルに伴う民事訴訟を手がけたマニラ首都圏の弁護士(45)は、当然のように話す。裁判長から判決文の代筆を頼まれたことも3度ある。わいろ額はケースによってさまざまだが、ある刑事事件では日本円で100万以上積んだという。「金があるやつがこの国では勝つ」と笑った。
「政府はもちろん、すべての分野に汚職が浸透している」。フィリピンで昨年5月に開かれた国連腐敗防止条約会議の会見で、国連開発計画の同国代表は警鐘を鳴らした。世界各国の汚職状況を監視している国際NGOによると、フィリピンの09年の「清潔度」は180カ国・地域中、139位。アロヨ氏が政変で大統領に就任した01年の65位から大きく後退し、下位にいたインドネシアやベトナムにも抜かれた。
「アロヨ大統領の汚職疑惑を徹底解明する」。各大統領候補が公約に掲げるほど、政権の腐敗は進んでいる。政府ブロードバンド網構築事業を巡る疑惑を08年に暴露した同事業の元相談役、ジュン・ロサダ氏は、議会で大統領の夫、マイク氏の関与を認め、「事業費の20%がわいろにまわる」と証言した。
マイク氏の名は、世界銀行が非公開で作成した道路建設をめぐる談合疑惑の報告書にも挙がった。比議会で09年に明らかとなったこの報告書に社名が載った日本の土木業者(60)は、電話取材に「『(マイク氏に)金を渡さないと仕事が取れない』と何度も聞いた」と話した。業者は結局、別の政治家に金を渡したというが、「金をむしり取られるだけ」と数年でフィリピンから撤退した。
不正告発者が何者かに殺害されるケースも後を絶たない。大統領周辺が関与したとされる肥料の納入を巡る疑惑では、告発した女性記者や農務省職員が射殺された。議会で証言したロサダ氏も、逃亡先から帰国直後に空港で拉致された。地元メディアが騒ぎ、半日後に解放されたが、「死を覚悟した。家族のために遺体が発見されることだけを祈った」と話す。
政権側に一時身を置いていたロサダ氏は、アロヨ政権について「04年の大統領選で票を操作して就任したため、批判を押し込め、権力基盤を固める必要があった。支持者を広げ、影響力を行使するには金が必要で、腐敗が広がった」と指摘する。「取り巻きは大統領のために金を作って、おこぼれにあずかる。抵抗する者は外される。民主主義の形態をとるが、実態は金による独裁だ」【マニラ矢野純一】
==============
■ことば
◇フィリピン大統領選
アロヨ大統領の任期満了に伴い、5月10日に行われる。86年にマルコス独裁政権を倒したコラソン・アキノ元大統領の長男、アキノ上院議員と、スラム生まれながら不動産業で財をなしたビリヤール上院議員、エストラダ前大統領らが激しく争っている。任期6年で再選禁止。有権者数は5072万人(1月現在)。
1471
:
チバQ
:2010/04/25(日) 10:41:24
http://mainichi.jp/select/world/news/20100424ddm007030060000c.html
虚構の民主主義:フィリピン大統領選/中 命懸けの出稼ぎ
マニラから南へ車で約1時間半のタナワン市バナデロ地区。ニッパヤシの葉で造った粗末な家が並ぶ農村の一角に、コンクリート造りの豪邸が十数軒点在する。
「私たちの命の代償です」。ドミンゴさん(57)が説明するように、いずれも地元住民が戦時下のイラクやアフガニスタンで稼いだお金で建てた「出稼ぎ御殿」だ。
ドミンゴさんは03年から約3年間、近所の人たちとイラクで電気技師として働いた。危険と隣り合わせだが、高給が魅力だった。米の民間軍事会社が提示した月給1500ドル。国内の約4倍だった。
宿舎も仕事場もバグダッドのグリーンゾーンと呼ばれる安全地帯だったが、毎晩、砲弾の音におびえた。「今日一日、生き残れますように」と毎朝祈った。同僚が砲弾の破片で片腕を失った。知人の英国人が爆弾で殺害された。04年7月には、比人運転手が誘拐され、比政府はイラクへの出稼ぎを禁じた。
それでも仕事を続けた。治安が悪化するほど給料が上がり、労働者の引き抜きが激しくなった。3回の転職で月給は8000ドルになった。グリーンゾーンを出ることも多くなり、8人乗りのバンに押し込まれ、座席の下に小銃を隠して現場に向かうこともあった。
「海外出稼ぎ者はヒーローだ」。アロヨ大統領は称賛する。海外で働く労働者は362万人(08年末時点)。送金額は164億ドルと国内総生産(GDP)の1割を占め、アロヨ政権の9年間で倍以上に増えた。
国内に主要輸出産業がなく、昨年の貿易赤字は東南アジア諸国連合(ASEAN)最低の88億ドル。08年の海外からの直接投資はインドネシアやベトナムの2割に満たない。失業率は7%以上を推移し、ASEAN平均のほぼ倍だ。マニラにあるデラサール大学のバタラ政治学科長は「出稼ぎ労働は政府にとって国内投資をせず簡単に外貨を手に入れる手段だ。逆に国内の産業構造と政治システムの欠陥を証明しているが、政府は放置したままだ」と指摘する。
ドミンゴさんは88年以来、5カ国に出稼ぎに出た。今もイラク行きを狙っている。「国内にいても職がなく、イラクと同じサバイバル生活だ」と話した。【タナワンで矢野純一】
1472
:
チバQ
:2010/04/25(日) 10:42:00
http://mainichi.jp/select/world/news/20100425ddm007030107000c.html
虚構の民主主義:フィリピン大統領選/下 政権の命運握る軍
「軍の最高司令官である大統領が国民に信頼されていない。これが一番の問題だ」。マニラ市内で会ったフィリピン国軍の若手将校は硬い表情で語った。
小学生だった86年、ピープルパワーでマルコス政権が崩壊した。軍が民衆を支持し、民主化に大きな役割を果たしたのを知り、国軍を目指した。しかし、最新の世論調査で国民のアロヨ大統領への満足度は16%と、86年以降の歴代大統領で最低に落ち込んでいる。「国民と軍は一体だと信じてきたのに……」とつぶやいた。
「大統領に就任した01年以来、軍人の給与を倍増させた。さらに12年まで毎年増額する」。マニラ首都圏の国軍基地で先月行われた式典で、アロヨ氏は声を張り上げた。
フィリピンでは軍が政権維持のカギを握る。エストラダ大統領が汚職疑惑で退陣した01年のピープルパワー2も、軍部は民衆側についた。任期中、3度のクーデターをくぐり抜けた経験からアロヨ氏は、常に国軍を厚遇してきた。兵士の住宅を整備し、子弟の奨学金も整備した。行政手腕が未知数の多くの退役軍幹部を、政府の要職に迎えた。
軍の人事にも積極的に関与し、基盤を確立した。大佐以上への昇進には大統領の指名が必要だ。夫のマイク氏が、忠誠を誓う将校を次々と昇進させたといわれる。3月には国軍トップの参謀総長に、腹心の元大統領警護隊長を年功序列の慣例を破って抜てきした。
フィリピン大学のネメンゾ元学長は「アロヨ氏は選挙後も権力に居座る布石を打っている」と指摘する。来月の大統領選で初めて導入する電子投票が機能せず、選挙無効になる可能性もある。憲法には無効が原因で大統領が選出されない場合の規定がなく、アロヨ氏が暫定大統領としてとどまる事態もありうる。
「その場合、ピープルパワー3が起きる。カギを握るのは中佐以下の若手将校だ」と元学長。元参謀総長のビアゾン上院議員は「すでに軍は大統領派と反大統領派に分裂している」とも話す。
後日、将校にどちら側につくのか電話で聞いた。「あまりに微妙な問題で答えられない」と言っただけで通話は切られた。【マニラ矢野純一】
毎日新聞 2010年4月25日 東京朝刊
1473
:
チバQ
:2010/04/25(日) 10:52:06
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010042502000060.html
新疆トップを更迭 中国共産党
2010年4月25日 朝刊
【北京=朝田憲祐】二十四日の新華社通信によると、中国共産党は、新疆ウイグル自治区トップ、党委書記の王楽泉氏(65)=党政治局員=を、党中央政法委副書記に転任させる人事を決めた。後任は湖南省党委書記の張春賢氏(56)。王氏は昨年七月にウルムチで起きた暴動への対応を批判されており、事実上の更迭とみられる。
ウルムチの暴動では、当局発表で百九十七人が死亡。その後の漢族らによる抗議デモでは、十五年近く自治区トップを務め「新疆王」ともいわれた王氏の辞任を求める声が上がっていた。
中国当局は昨年九月には、治安回復の遅れの責任を取らせる形で、ウルムチ市トップの栗智党委書記らを解任。同自治区の政策を話し合う中央新疆工作座談会の初開催も五月に控える中、新たな体制下で社会の安定化を図る狙いがあるとみられる。
1474
:
チバQ
:2010/04/25(日) 10:52:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010042502000065.html
万博そっくり疑惑 中国メンツ丸つぶれ
2010年4月25日 朝刊
24日、上海万博会場の土産物店で、マスコット「海宝」と記念撮影をする上海市民=小坂井文彦撮影
【上海=小坂井文彦】中国が国の威信をかけて準備を進め、開幕まで1週間となった上海万博が思わぬ問題で注目を浴びている。テーマソングに盗作疑惑がかかり、いまだに正式決定できないまま。公式マスコットやパビリオンの盗作疑惑も再燃している。市民からは「恥ずかしい」と、当局を批判する声が強い。
日本のシンガーソングライター岡本真夜さんのヒット曲を盗作したと指摘されたテーマソング「二〇一〇年はあなたを待っている」は、岡本さんから原曲の使用許諾を得たという。
しかし、二十二日には、作曲家側が「下心のある人が、大衆を誤った方向に導いた」として、盗作を否定した。事務局は公式ホームページからテーマソングを削除したままだ。
盗作問題の余波で、公式マスコット「海宝(ハイバオ)」の疑惑も再燃した。二〇〇七年末に発表された際、今回同様にインターネット上で、一九五〇年代の米国のテレビキャラクター「ガンビー」に手の位置やスタイルがそっくりと指摘されている。
最近になって香港のマスコミが、この問題を連日報道。中国のインターネット上では、「メンツがない」「似ているだけで、言い掛かり」など論争に発展している。万博事務局の徐威スポークスマンは二十三日の記者会見で「著作権の侵害なら、とっくに法的な問題になっているはずだ」と盗作を否定した。
さらに、主要パビリオンの一つである中国館にも騒ぎが飛び火。一九九二年のセビリア万博で建築家の安藤忠雄氏が設計した日本館に「デザインが似ている」とネットで指摘されたが、万博事務局側は、「中国の伝統建築様式に何か問題があるのか」と正統性を強調している。
1475
:
チバQ
:2010/04/25(日) 21:54:34
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100425-OYT1T00679.htm
中台間の経済協定、台湾与野党に大きな隔たり
【台北=源一秀】台湾の馬英九政権が中国との間で締結を目指す中台経済協力枠組み協定(ECFA)をめぐり、馬総統(国民党主席)と野党・民進党の蔡英文主席による初のテレビ討論が25日、行われた。
2時間余りの討論で、馬総統は、中台間の自由貿易協定(FTA)を柱とするECFAについて、「中国との自由貿易は国際的潮流。マイナスよりプラス面が多く、乗り遅れてはいけない」と主張。蔡主席は「台湾の中小企業、農家が大打撃を被る」として慎重論を唱え、両者の立場の相違が際立った。
蔡主席が「締結で打撃を受ける業種を示せ」「失業者の雇用創出はどうする」などと説明を求めたが、馬総統は「準備は整っている」と具体的回答をかわす場面が多かった。
(2010年4月25日20時34分 読売新聞)
1476
:
チバQ
:2010/04/25(日) 21:55:26
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100425ddm003010143000c.html
転換期の安保2010:「日米同盟、地域の安全と安定の要」 揺さぶられる台湾
◇「普天間、早く解決して」
台湾の馬英九政権が08年5月に発足して以来、中台関係は大幅に改善された。その背景には、台湾が「地域の安全保障の要」と位置づけてきた日米同盟の存在がある。だが、米軍普天間飛行場移設問題で日米関係が揺れる今、台湾自身の安全保障のあり方も揺さぶられている。【「安保」取材班】
3月29日の台湾立法院(国会)外交国防委員会。台湾国防部の楊念祖・副部長(国防次官)が、対中国の「地対地中距離(弾道)ミサイルと巡航ミサイル」の開発推進を事実上認めた突然の発言は、中国との関係改善路線の根底に潜む台湾の対中不信感を内包していた。2日後の同委で取り上げられ、激しい議論になった。
林郁方・立法委員(与党・国民党)「イランの核開発問題もあり、米国は各国のミサイル開発に激しく反対している。仮に台湾がミサイル開発で、米国からカギとなる部品(や技術の極秘)提供を受けて開発に成功したとしても、楊副部長がこんな場所であのような話をしたら水の泡だ」
高華柱・国防部長(国防相)「林委員のお話はすべて密室の会議でなされるべきだ」
林委員「私はあえて公開の場で言う。我々が置かれた特殊な環境が、これまで抑止力の発展にどれほど苦労をもたらしたか。国防部長もどんな役人もこの苦労を知らぬ者はいない。だから(楊副部長は)発言を慎むべきだ」
国際的に「独立国」として認められず、対中関係を考慮した米国からも79年に外交関係を断たれた「特殊な環境」にいる台湾。対中融和政策を進める馬英九政権は現在、中国を刺激しない形で対中防衛を確保しなければならないジレンマに置かれている。
「中国を刺激するので、台湾海峡を潜水艦であまり行き来しないでほしい」。馬政権が08年5月に発足して間もないころ、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会台北事務所(大使館に相当)の米軍人に対して、台湾側がこのような要求をした。事情を知る日台関係筋は「そんなことを言われたって米軍がやめるはずがない」というが、馬政権の中国への気の使いぶりを如実に表していた。
麻生政権(08年9月〜09年9月)時代、日本政府は非公式だが、台湾東岸から100キロあまりの沖縄県・与那国島への陸上自衛隊配備の検討について、馬英九政権に伝えたことがある。「付近を通過する中国の潜水艦に対する圧力にもなる。台湾にとっても良いことだと説明したが、反応はなかった」(日台関係筋)。馬政権の慎重姿勢を物語るもう一つのエピソードだ。
「台湾の主権独立」を綱領に掲げた民進党の陳水扁前政権時代(00〜08年)は中国に対する警戒の強さから、日米同盟との関係強化を進めた。当時、外交部長(外相)や台湾の安全保障政策を決定する総統府直属の国家安全会議秘書長の要職を歴任した陳唐山氏は、「日米安全保障を南(台湾)にまで拡大させる方針が立てられ、成果を上げた」と明かす。08年の政権交代までに確立した、潜水艦などの中国軍の動向に関する台湾、日本、米国の非公式通報システムはその成果だ。
現在もこの通報システムが継続しているというのが通説だが実態は不明。総統府直属のシンクタンク、中央研究院の林正義・欧米研究所研究員は、「現政権は中国を怒らせたくない。日米との軍事協力についても公にしたがらない」という。
だが、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐる日米間の摩擦が浮上し、タイミングを合わせたように中国の軍事活動が活発化すると、馬総統は態度を変えた。昨年12月ごろから、日本からの訪問客や日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所の今井正代表(1月着任)に「台湾は日米同盟を重視している。東アジアの安全と安定の要だ」と繰り返すようになった。
林研究員は「日本には早く普天間問題を解決してほしい。ただ、在沖縄米軍のプレゼンスが大きく減少するオプションを、台湾は希望しない」と語る。日台関係筋は「台湾から日米安保の後ろ盾がなくなったら、中国との交渉力は確実に低下する」と断言する。
防衛省のシンクタンク、防衛研究所が先月29日に発表した10年版「東アジア戦略概観」は、中台関係について「急速に改善へ向かってきた」と評価。一方で、「(昨年10月の中国建国60周年を祝う)国慶節の軍事パレードで台湾を射程に収める弾道ミサイルである東風15と東風11を登場させたように、人民解放軍には台湾に対する軍事的圧力を緩和する動きはまったく見られない」と警戒感を示した。
2年前、馬政権は北京を狙えるミサイル開発を停止した。判断が正しかったか、与党・国民党内でも意見は割れている。
1477
:
チバQ
:2010/04/26(月) 12:20:31
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100425-OYT1T00712.htm
UDD占拠の繁華街、「奪還する」とタイ首相
【バンコク=若山樹一郎】タイのアピシット首相は25日、テレビで演説し、タクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)が占拠を続ける首都バンコクの繁華街について、「奪還する。時期は言えないが計画もある」と述べ、強制排除に乗り出す可能性を示した。
UDD側は反発、全国の支持者に対し占拠地への結集を呼びかけ、対決姿勢を強めている。
演説には、実力行使には慎重と伝えられてきた治安対策責任者のアヌポン陸軍司令官も同席。司令官は「政府決定に従う」と述べ、軍・政府一体であることを強調した。首相は演説で、議会解散時期について、「即時」から「30日以内」に緩めたUDDの譲歩案を改めて拒否。占拠地からの撤退を強く求めた。
アピシット政権側は、議会の早期解散と総選挙を求めるUDDに対し、3月に「年内解散」を提案。UDD側が拒否し、今月10日の強制排除が失敗したため、さらに「半年以内」に繰り上げる妥協案を示していた。
政権側が「半年以内」にこだわるのは、解散までに選挙制度の見直しなど、与党内の中小政党が次期選挙で有利となる憲法改正を実現させたいため。解散前に今年度補正予算などを成立させ、選挙を有利に進めたい思惑もある。
首相はテレビ演説で、「政治解決を拒絶するわけではない」とも述べたが、UDDは、選挙後の新政権が憲法改正を行うべきとしており、双方の主張は大きく隔たっている。関係筋によると、最後の仲介役として期待がかかる王室とその側近グループは、「不介入」という形で事実上、現政権を支持しているという。
UDDが首都を占拠したまま、現政権が国会で憲法改正作業に入るのは難しい。だが、再度の強制排除に乗り出して、流血の惨事が繰り返されれば、政権の維持は困難との見方が強い。強気のアピシット政権を手詰まり感が覆っている。
こうした中、反タクシン派団体「市民民主化同盟」(PAD)を中心とする政府支持派が、30日に大規模集会を計画しており、UDDとの衝突の懸念も出ている。
(2010年4月25日21時44分 読売新聞)
1478
:
チバQ
:2010/04/26(月) 20:46:14
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201004260192.html
タイ騒乱、GWツアーに影響 旅行会社、中止の動きも
2010年4月26日15時14分
タクシン元首相派が反政府活動を続けるなど、「ほほえみの国」タイで政情不安が続いている。日本政府は「渡航の是非を検討」と危険度レベルを引き上げた。ゴールデンウイークを控え、期待していたはずの日本からの観光ツアーに中止の動きが出るなど、影響が広がっている。
東京・有楽町にあるタイ国政府観光庁東京事務所。「タイへ旅行しても大丈夫か」といった問い合わせが相次いでいる。担当者は「ゴールデンウイークはタイ観光にとっては大事な時期で、この時期の渡航キャンセルは大打撃。同じタイでもチェンマイやプーケットは問題がないことを説明している」と話す。
日本政府が今回引き上げた危険度レベルは、2006年9月に軍事クーデターが起きた時以来という。
JTBは危険度レベルの引き上げを受け、24〜27日に日本からバンコクに出発するツアーを中止した。申し込んでいた158人には個別に通知したほか、バンコク周辺に滞在中だった334人には帰国を含めてバンコクを離れるよう連絡した。タイ国内でもバンコク以外に滞在するツアーは予定通り催行している。
日本旅行と阪急交通社も、30日までのツアーを中止している。
一方、近畿日本ツーリスト(KNT)とエイチ・アイ・エス(HIS)はツアーを継続している。ただし、KNTは参加者に「航空会社の運航に支障が生じた場合は中止を検討する」との条件を通知している。また、HISは27日出発分までのツアーについては、予約取り消しをキャンセル料を徴収せずに受け付けている。HIS経営企画室の担当者は「旅行者には現地のデモに近寄らないことや、デモの当事者と間違われる可能性がある赤色や黄色の服を着て外出しないよう書面で注意を促している」。
反政府派と治安部隊が衝突した商業地区にある百貨店・バンコク伊勢丹は今月3日から、臨時休業が続いている。日本人を含む現地スタッフは自宅待機を指示しているが、営業再開のめどはたっていないという。
現地で民間支援活動を続ける市民団体へも影響は及んでいる。
貧困地域の子どもたちに奨学金を渡している「民際センター」(東京都)は、毎年5月下旬に実施している現地ツアーを中止した。寄付金を出した日本の「里親」20人ほどが、タイ東北部の奨学生と交流したり現地の学校を視察したりする予定だったが、不安視する声を受け、1週間ほど前に最終決定した。昨年も同様の理由で取りやめていた。「残念だが、安全を最優先し、念には念を入れる必要がある。でも、来年こそ実施できるといい……」
1479
:
チバQ
:2010/04/26(月) 21:49:23
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100426/asi1004261624002-n1.htm
タクシン派抗議、地方拡大 タイ、混乱全国規模に
2010.4.26 16:23
26日、バンコク中心部の商業地域で犠牲となったタクシン元首相支持派市民の冥福を祈る儀式が僧侶も参加して行われた(ロイター) タイのタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」による反政府デモで、UDD支持者らは26日までに、首都バンコク以外の地方でも幹線道路や鉄道の線路を封鎖するなど抗議行動を拡大、混乱が全国に広がり始めている。
バンコク繁華街の占拠を続けるUDD側は、道路封鎖で警察応援部隊の首都入りを妨害するなどしている。治安部隊の増強を阻止するとともに、全国規模の勢力を誇示することで、政府に強制排除を断念させようとする狙いもある。
地元紙バンコク・ポストなどによると、中部パトゥムタニ県で25日、UDD支持者ら約400人がバンコクに通じる高速道路に車を駐車するなどして封鎖。地方から車でバンコクに向かっていた応援部隊の警官約500人の通行を妨害した。(バンコク 共同)
1480
:
チバQ
:2010/04/27(火) 21:18:37
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042701000550.html
ミャンマー閣僚ら軍退役 総選挙への出馬準備か
【バンコク共同】ミャンマー軍事政権トップのタン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長は26日、テイン・セイン首相ら計23人の閣僚に軍からの退役を命じた。軍政当局筋が27日、明らかにした。今年実施の総選挙に出馬するためには軍籍を離れる必要があり、選挙活動に向けた準備とみられる。
軍籍を離脱した後、閣僚ポストも辞任し、選挙活動を本格化させる見通し。離任した閣僚らが実際に選挙に出馬するのか、政党に合流し選挙戦を後方支援するのか、軍政側の意図は明らかになっていない。
総選挙実施の時期もまだ公表されていないが、各政党は選挙参加に必要な政党登録申請を進めている。民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさん率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)は政党登録せず、ボイコットを決めている。
2010/04/27 14:57 【共同通信】
1481
:
名無しさん
:2010/04/27(火) 22:36:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100426-OYT1T01220.htm
タクシン元首相派、さらに過激に…混乱地方へ
26日、バンコクで、これまでの赤一色から様々な色の服に着替えて座り込みを続けるUDD支持者ら(尾崎孝撮影) 【バンコク=深沢淳一】タイの首都バンコク中心部の商業地区を占拠し、アピシット首相に議会の早期解散を要求しているタクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)は26日、地盤の東北部や北部で警察の妨害に乗り出すなど活動を一段と過激化し、混乱は地方に拡大した。
この日はプミポン国王が新任裁判官の拝謁(はいえつ)を受けたが、騒乱の収拾を促す直接的な言葉は聞かれず、タイ情勢は一段と緊迫の度を強めそうだ。
26日は、反タクシン派団体「市民民主化同盟」(PAD)が政府の「無策」に強い不満を表明し、武力による解決を要請すると発表した。
地元報道によると、UDDの地方組織は週末から26日にかけて、東北部ウドンタニ県や北部パヤオ県などで抗議活動を活発化させた。警察や軍の車両がバンコクの警備に向かうのを防ぐため、各地の主要道路に「検問所」を設け、車両を厳しく監視した。
中部のパトムタニ県では約400人が警察車両を制止して警官約500人の動きをふさいだ。治安当局は26日、排除を図って数十人を拘束したが、その際に威嚇発砲したとの情報もある。国境警備警察の詰め所正門をUDDが封鎖しようとして、警察と小競り合いを起こしたケースもあった。
バンコクの治安も一段と悪化している。連立与党に影響力を持つバンハーン元首相宅前で25日深夜に爆発が起き、警官ら11人が負傷。26日には、UDD占拠地区に接した病院前で爆弾とみられる不審物が発見された。2008年にバンコクの国際空港を占拠したPADは26日、反UDD活動を活発化させる方針を表明し、両派による抗争に発展する恐れも強まってきた。
一方、プミポン国王は26日夕、新任裁判官の拝謁を受けた。国民から絶大な尊敬を集める国王は、過去にクーデターを仲裁するなど、内政の危機的局面を鎮めてきた。今回の状況下で、国民に初めて姿を現す場として注目されたが、訓示では、「職務に誠実、高潔でなければならない」などと裁判官に注文を繰り返し、騒乱への言及はなかった。
国王は、2年前の空港占拠事件や昨年のUDDの抗議活動の際も、体調不良や入院などのため国民に向けた発言はしていない。国民同士で和解を促すため、あえて立場を示さなかったとの見方もあるが、国王の「仲裁」がなかったことで、事態収拾の見通しは一段と不透明になった。
(2010年4月27日00時48分 読売新聞)
1482
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:39:34
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY201004300006.html
バンコク中心部、進む「要塞化」 タイヤ積み有刺鉄線2010年4月30日7時33分
【バンコク=藤谷健】タイの首都バンコク中心部の繁華街をタクシン元首相派が占拠してから間もなくひと月。延長5キロにわたる路上は寝泊まりや炊き出しのテントが並び、当局の立ち入れない「解放区」になっている。最近は強制排除に備え、出入り口にバリケードが設けられるなど、「要塞(ようさい)化」が進んでいる。
元首相派が占拠する地区の南側に位置するルンピニ公園。ラマ4世通りに面する境界には、高さ約2メートルに積み上げたタイヤに有刺鉄線を巡らせ、先のとがった竹やりを刺したバリケードが築かれている。その後ろには、道路をふさぐように横付けされたトラックと再びタイヤの壁。こぶし大の石が数十個ずつ置かれている。バリケード下の路面には燃料がまかれ、ガスボンベが置かれている場所も。
こうしたバリケードは、集会のステージに向かう道路ごとに10カ所以上設けられている。治安部隊の強制排除の懸念が高まった20日の夜、一斉に築かれた。
「軍部隊がやってくれば、まずは石を投げる。そして火をつける」。「赤い参謀」の異名を持つカティヤ陸軍少将は28日、現場を見て満足そうに話した。
軍の反乱分子で、人事の不満から元首相派に近づいたとされる現役将校(現在停職中)。アピシット首相は25日、死者が出た10日と22日の衝突のいずれにも関与したと名指しした。
本人は「政府のでっちあげ。自分は何も知らない」と否定する。だが、元首相派に近い武装集団に影響力を持つのは周知の事実となっている。
政府は「解放区」には自動小銃や小型砲弾なども隠されていると指摘する。カティヤ少将に近い関係者も、22日に死傷者を出した小型砲弾はルンピニ公園から発射されたことを認めた。
24時間態勢で交代で警備にあたる男性(41)は「軍が来ると言われて緊張が続き、休まる時がない」とこぼした。
1483
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:40:15
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100429-OYT1T00657.htm
タイ元首相派が外交攻勢、政府は内政問題強調
【バンコク=深沢淳一、ジャカルタ=林英彰】タイ・バンコク中心商業地区の占拠を続けるタクシン元首相派組織「反独裁民主戦線」(UDD)の幹部は29日、在タイ欧州連合(EU)代表部を訪れ、10日の治安部隊との衝突で多数の死傷者が出たことを巡る調査にEUも加わるよう要請した。
UDDは、各国外交団に働きかけて、抗議活動の正当性を国際社会に訴える戦術を活発化させている。
UDD幹部の訪問を受けたEU代表部は声明で、「平和的、民主的な手法を通じた政治的危機の解決」などをUDDに要請したと発表した。EUから、話し合いによる事態解決に支持を得たことで、軍による強制排除を回避したいUDDとしても、一定の成果を上げた形だ。
23日には、タクシン元首相派の野党「タイ貢献党」が、日本を含む約30か国のバンコク駐在外交官を党本部に招き、UDDの活動に理解を要請。このうち、豪州、デンマークなど5か国の外交官は占拠地区でUDD幹部と面会した。バンコク・ポスト紙によると、タイ外務省高官は「UDDを支持しているように映る不適当な行動だ」と、5か国を非難した。
タイのカシット外相は29日、訪問先のジャカルタでインドネシアのユドヨノ大統領と会談し、騒乱について「政党間の対立ではなく、国王に忠誠を誓うグループと国の体制を変えたいグループの大きな対立になっている」と説明。タイが独自に解決すべき内政問題であると強調して各国による関与を拒否しており、政府はタクシン派が繰り出す「外交攻勢」への不快感を強めている。
(2010年4月30日06時52分 読売新聞)
1484
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:41:26
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100430/asi1004300812000-n1.htm
ミャンマー首相が総選挙に向け新党を登録
2010.4.30 08:11
ミャンマーからの情報によると、同国軍事政権のテイン・セイン首相は29日、今年実施される総選挙に参加するための新党「連邦団結発展党(USDP)」の登録を選挙管理委員会に申請した。
USDPは1993年に、軍政が設立した大衆運動組織「連邦団結発展協会(USDA)」を改称した軍人の受け皿政党で、党員名簿にはニャン・ウィン外相ら計27人の閣僚、副大臣が名を連ねている。
ミャンマーでは、選挙後に発足する上下両院の議席の4分の1があらかじめ軍人に割り当てられているが、民選枠に出馬するには軍籍を離脱する必要があり、テイン・セイン首相ら閣僚は26日に退役していた。(共同)
1485
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:42:34
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100429/chn1004291802003-n1.htm
【上海万博開幕前夜】(上)「万パク」狂想曲 (1/3ページ)
2010.4.29 18:00
このニュースのトピックス:上海万博
1950年代の米キャラクター「ガンビー」そっくりと指摘された上海万博の公式マスコット「海宝」の親子バージョン(河崎真澄撮影) 【上海=河崎真澄】中国で5月1日に開幕する上海万博。242の国と国際機関が参加し、半年の会期中に7千万人以上の来場者を見込むという史上最大規模で、北京五輪に続く中国の威信を世界に示す国家イベントだ。ただ「量と質」が必ずしもバランスしないのが、この国の常。開幕前夜のドタバタ劇を3回にわたって現場から報告する。
◇
上海万博をめぐっては相次ぐ盗作、模倣、偽造などの疑惑が噴出。「万事がパクりの上海万パクじゃないのか」との厳しい見方が内外で広がっている。
事例(1)「PR曲」
独自の作曲とされたPR曲「2010等●(ニイ)来」のメロディーがシンガーソングライター、岡本真夜さんのヒット曲「そのままの君でいて」にそっくりだと国内でネットユーザーに指摘され、あわてた万博事務局が曲の使用を停止した上、岡本さん側にこの曲の使用権を求める騒ぎがあった。
盗作を事実上、認めた形だ。しかし、PR曲の作曲者、繆森(ぼく・しん)氏が盗作疑惑を否定する声明を発表して混戦模様に。そこに中国の程永華駐日大使が27日、「中国は著作権保護に真剣で、関係部署が調べている。(もし盗作が)はっきりすれば厳しい姿勢で臨まなければならない」と述べ、なにが真実でなにがウソなのかわからない事態になった。
●=にんべんに「尓」
事例(2)「マスコット」
上海万博公式マスコットの「海宝(ハイバオ)」のデザインが、米国で1950年代に発売されたキャラクターの「ガンビー」にイメージがそっくりだと、やはり中国のネットで指摘されている。台湾のデザイナー、巫永堅(ふ・えいけん)氏の作品として選ばれ、2007年12月に公式に採用されている。
体の形は漢字の人、色は海のイメージを投影したというが、顔の形や頭と胴が一体化したスタイルがガンビーとそっくりという。
だが、台湾からの報道によると、巫永堅氏は盗作疑惑について、「侮辱だ」と憤り、「海宝のデザイン当時は、ガンビーなど見たこともなく、存在も知らなかった」などと主張。裁判も辞さない構えを見せているという。こちらも複雑な事態になりそうな雲行き。
事例(3)「中国館」
国家パビリオンとして中国政府が威信をかけた「中国館」の外観デザインにも疑惑が。1992年にスペインで開かれたセビリア万博の「日本館」など、建築家、安藤忠雄氏が手がけた作品に酷似している、との指摘が、これもネットで広がった。中国館は「東方の冠」をイメージした高さ69メートルの逆ピラミッド型の建物で上海万博を象徴するメーンパビリオンでもある。
だが、セビリア博の日本館や安藤氏の設計で2000年に完成した愛媛県西条市の「光明寺」の画像と比較したサイトによると、枡組と呼ばれる柱の組み合わせや枡組による逆三角形のデザインがそっくりだ。
万博事務局は「中国の建築様式だ」と突っぱねているが、建築専門家の間ではかねて首をひねるデザインとされていたという。中国館の設計を統括した華南理工大学建築学院の何鏡堂院長は地元紙の取材に、「建築には百点満点はない」などと答えているそうだ。
事例(4)もろもろ…
公式のPR曲に公式マスコット、そして国家パビリオンにも疑惑が広がる不可思議な事態に。お上がそうであれば下々はもっと乱れるのか。万博期間中のテロ対策として、周辺の省から上海市への進入車両は境界線で厳しい安全検査が義務づけられるが、その検査がフリーパスとなる許可証のニセモノが堂々と販売されて、当局に摘発された。
万博会場への入場券で超人気の開幕当日、5月1日分(約2700円)の偽造券も横行している。地元紙は、ネット上で1枚4000〜5000円で転売されている5月1日の入場券の中には、数多くのニセモノが含まれているとして警告している。見た目はソックリだが、当日、自動入場機にはじかれて入場できない事態になるかもしれない。
マスコットや公式マークの入った万博グッズのニセモノ販売はすでに当たり前のこと。パクり大国の偽造技術は「向かうところ敵なし(?)」だ。ただ、この国のこれまでの「常識」やら「言い訳」やらは国際社会に簡単に通用しそうもない。国内の理屈でやってきたパクり劇。万国博覧会の場でどう変化するか。世界の注目が上海に集まる。
1486
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:53:33
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042901000722.html
アキノ氏がリード広げる 元大統領が2位浮上
【ダバオ共同】29日に発表されたフィリピン大統領選の支持率調査で、アキノ上院議員(50)は39%とリードを広げ、エストラーダ元大統領(73)、アキノ氏と接戦を続けてきたビリヤール上院議員(60)が共に20%で2位に並んだ。投票日は5月10日。
調査は民間団体パルス・アジアが4月23〜25日に実施、約1800人から回答を得た。3月の調査からアキノ氏とエストラーダ氏は2ポイント伸ばし、ビリヤール氏は5ポイント減らした。
アキノ氏は、マルコス独裁政権を倒し民主化を実現したアキノ元大統領の長男で選挙戦を終始リード、ビリヤール氏は豊富な資金を使ったキャンペーンでアキノ氏を追い上げていた。エストラーダ氏は最近、ビリヤール氏が株の不正取引に関与したなどと追及、対決色を強めていた。
2010/04/29 20:21 【共同通信】
1487
:
チバQ
:2010/04/30(金) 08:56:16
21日の記事
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100421/mcb1004210502005-n1.htm
フィリピン、来月10日大統領選 アキノ議員優勢 (1/3ページ)2010.4.21 05:00
ベニグノ・アキノ上院議員(左端)やビリヤール上院議員(右端)らフィリピン大統領選に出馬する主な候補者=2月8日、マニラ(AP)【拡大】
■財政・治安・汚職…新政権に難題
フィリピンで5月10日、大統領選、上院議員選、下院議員選、知事選、その他の地方選挙が同時に行われる。世論調査によると、大統領選では、故コラソン・アキノ大統領の長男、ベニグノ・アキノ上院議員がトップ、ビリヤール上院議員が追う展開だ。アロヨ大統領の後継与党候補、チョドロ前国防相は苦戦している。誰が次期フィリピン大統領になろうとも、財政再建、インフラ整備、イスラム過激派との和平、汚職根絶など、難題に直面することになる。
◇
≪分析≫
5月10日の総選挙の有権者数は約5000万人。約1万7000のポストをめぐり8万5000人以上が立候補している。同国で初めて電子投票が導入され、これまで最長で1カ月かかっていた開票作業は3日に短縮すると期待されている。アロヨ政権が不安定であったことを考えると、信頼できる選挙が実施され、円滑に権力の移譲が行われれば、フィリピンの政治の安定にとって歓迎されるだろう。
◆均衡予算遠く
3月19〜22日に行われた世論調査によると、野党自由党のアキノ上院議員の支持率は37%、野党国民党のビリヤール上院議員の支持率は28%だった。アキノ上院議員の支持率は昨年12月の47%から後退した。
在任中の不正蓄財で辞任したエストラダ前大統領は3位。大統領選に立候補することで、新政権で有利な地位を得ようと狙っているとみられる。
汚職疑惑などで不人気なアロヨ大統領の与党ラカス・カンピCMDの大統領候補、チョドロ前国防相は大差の4位だ。与党の議員や知事の間で、アキノ候補、ビリヤール候補への造反が相次いでいる。
選挙戦で具体的な政策をめぐる議論はほとんどないが、どの候補が大統領選に勝利しても、次期政権は次のような課題に対処しなければならないだろう。
第1は財政の立て直しだ。フィリピンはアジアで最大の財政赤字国の一つ。アロヨ政権は世界経済の後退期に景気刺激策をとる必要から、2010年までに予算を均衡させる目標を放棄し、09年の財政赤字は国内総生産(GDP)の3.7%に相当する2985億フィリピンペソ(約6200億円)だった。
財政立案者は、均衡予算の目標を13年とし、10年の財政赤字は2930億フィリピンペソ、11年は1800億フィリピンペソ、12年は980億フィリピンペソと予測している。財政強化のためには税制を合理化し、新税を導入して財政基盤を拡大する必要がある。
公然と新税を公約に掲げる候補者は一人もいないが、財政の健全化は、海外投資家の信頼を勝ち取るためだけでなく、開発資金を手当てするためにも極めて重要だ。
第2はインフラの整備だ。フィリピンは電力、道路、鉄道、港湾、空港など、インフラ投資が、東南アジアで最も低い水準にある。フィリピンのインフラ投資がGDP比3%であるのに対して、マレーシア、シンガポール、タイは同5〜7%だ。
第3はイスラム過激派との和平だ。南部ミンダナオ島の独立を目指す「モロ・イスラム解放戦線」と和平合意に達することができなければ、頻度は低いものの暴力事件が続くだろう。
◆はびこる腐敗
第4は汚職の根絶だ。フィリピンは汚職のため、行政の質が低く、国際ビジネス環境の順位付けで常に低位に甘んじている。すべての候補が汚職根絶への意欲を表明しているが、アキノ氏が「クリーン」な公約で最も信頼できる候補だ。
しかし、汚職は多岐にわたる問題であり、公務員改革、司法改革を網羅しなければならないだろう。
◇
≪結論≫
アロヨ政権の末期に、フィリピンはさまざまな難題に直面している。経済環境の悪化が原因とみられるものもあるし、アロヨ政権の無策によるものもある。現在、アキノ候補がビリヤール候補に対して優勢を保っているが、同国の政治制度の仕組みを考えると、アキノ候補が大統領選に最終的な勝利を収めても、主要経済政策で劇的な変化をもたらす見込みは小さい。(オックスフォード・アナリティカ)
1488
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:04:42
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050302000064.html?ref=rank
タイ混乱 首相、解散前倒しも
2010年5月3日 朝刊
【バンコク=林浩樹】タイ政府報道官は二日、タクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」の反政府デモによる混乱収束に向け、アピシット首相が近く政治的解決案を発表することを明らかにした。UDDのバンコク繁華街占拠から一カ月が経過しても事態打開の糸口が見えず、デモ隊と治安部隊の衝突による犠牲者が増える中、首相が解散時期の前倒しを提案する可能性もある。
政治的解決では、首相が表明した年内解散案を拒否したUDDが「三十日以内の解散と九十日以内の総選挙実施」の譲歩案を提示。しかし今度は首相が「解散は国民全体の利益を考えて行う」と退けた。今回の提案は首相が再び歩み寄る形だが、双方が折り合える解散時期を明示できるかが焦点となる。
報道官らによると、解決案には貧困対策や連立与党が要求する選挙制度改正なども盛り込まれる見通し。
一方、UDDは二日、占拠地の一部から撤退しチュラロンコン大病院の入り口を解放した。デモ隊は先月二十九日夜、軍兵士が潜入しているとして院内に乱入したが発見できなかった。その後、病院は診療停止や入院患者移送を強いられ国民から批判が高まっていた。
1489
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:08:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100502-OYT1T00232.htm
タイ農民層に政治意識高まる…デモ4週間
1日、バンコクのビジネス街で、反政府集会に参加する人々=AP 【バンコク=深沢淳一】タイの首都バンコクで、タクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)が中心商業地区を占拠して、1日で4週間が過ぎた。
この間、治安部隊とデモ隊の衝突や、ビジネス街での爆発で27人が死亡、約1000人が負傷し、混乱は地方にも拡大した。政治権力を巡る争いというだけでなく、抗議活動で農民層が政治意識を高め、「階級闘争」の様相も呈している。占拠状態が解消されても、タイ社会の亀裂が深まり、混乱が続く懸念がある。
時折、激しい雨に見舞われた1日のラチャプラソン交差点。UDDはここを中心に、約3平方キロ・メートルの占拠地区に通じる何本もの道に竹とタイヤでバリケードを築き、車や人の出入りを監視している。警察によると、同日の参加者は1万7000人で、ピーク時の5分の1程度。高級ホテルなどの前にはゴミ袋がたまり、異臭が鼻をつく。
貧困地区の東北部イサーン地方から来た男性(35)は、3月中旬にUDDがバンコク西部に拠点を構えて以来、家には2〜3日帰っただけという。「タクシン時代は今より収入があった。本当に困ってなければここに来ない。疲れているが、選挙で選ばれていないアピシット政権から力を取り戻すまで、居続ける」と語った。
抗議活動の参加者は、貧しい東北部や北部の農民が多い。彼らは口々に現政権を批判し、貧困改善や総選挙の実施を求めている。
タイでは、1970年代などに学生の民主化運動は起きたが、UDDに扇動されたとはいえ、農民が象徴的な抗議活動の動きを見せるのは初めてだ。チュラロンコン大学のビエングラット准教授(タイ政治)は、「タイ人は(支配層と一般国民の)共存を受け入れてきた。しかし、東北などの住民は、タクシン時代に権利というものを理解し、選挙で平等がもたらされると考えるようになった」と指摘する。
アピシット政権は最近、「UDD幹部らは王制打倒を企てている」として、UDDの狙いが総選挙の早期実施ではなく、王制に打撃を加えることだと強調を始めた。UDDは完全否定しているが、固定化された社会構造で既得権益を維持してきた支配層にとって、農民層が政治意識や権利意識を強めることが脅威に映るのは間違いない。
UDDがラチャプラソン交差点に設営した大型テント内にあるプレス席で地元記者が「タクシン氏はタイを混乱状態に陥れようとしている」と指摘する通り、「交差点は階級間の戦場」(ビエングラット准教授)と化している。
(2010年5月2日23時28分 読売新聞)
1490
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:09:02
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/169312
タイ混乱 我慢比べ タクシン派 統率欠きさや当ても 当局側 “内通者”疑念絶えず
2010年5月3日 06:34 カテゴリー:アジア・世界
【バンコク進藤卓也】タクシン元首相を支持する反独裁民主統一戦線(UDD)が、タイ・バンコクの中心繁華街での占拠を始めて3日で1カ月になる。解決への進展どころか、ただ膠着(こうちゃく)の日々を重ねるだけだ。当局側、またUDD側にも内部に問題を抱え明確な方針がないことも長期化の一因になっている。
▽トマトとスイカ
「トマトの警察、スイカの軍」。バンコクの人たちはこんな陰口を隠そうとしない。UDDのシンボルカラーの赤色になぞらえ、警察は上から下までタクシン派、軍も内にUDDシンパを抱えていると揶揄(やゆ)するものだ。
タクシン氏は警察官出身だけに今でも警察内の人脈、人気は健在で「捜査情報が筒抜けだ」との疑念は絶えない。この1カ月だけでも複数の警察官が武器所持などの容疑で逮捕され、UDDへの武器供与も疑われている。軍からでさえ「警察の取り締まりは甘い」と不信感が漏れるほどだ。
だが、その軍部にも処遇に不満を持つ将校や、農村部出身の兵士にタクシンシンパがいるとされる。公然とUDDの集会に顔を出して参加者を激励する、反主流派の少将もいる。政府が再三「UDDにはテロリストが交じっている」と口にするのも高度な戦闘能力を持つ人物や組織の存在を示唆するもので、「甘く見て簡単に手を出せる相手ではない」(地元紙)。
そんな事情もあってか、陸軍トップのアヌポン司令官は「政治のことは政治で解決すべきだ」と発言するなど、政府との微妙な距離感をうかがわせる。9月に退官を控えていることも、流血必至の実力行使をためらわせているとの観測がある。
また、アピシット首相自身の足元も脆弱(ぜいじゃく)だ。与党とはいえ6党の連立。4月10日の衝突直後には、連立の友党から「事態収拾のため解散前倒しを」とUDDへの譲歩を求める声も出たが、直ちに支持母体から「ならず者の脅しに屈せぬように」と圧力がかかった。友党寝返りの懸念を横目に、慎重路線を選択するしかないようだ。
▽乱れ飛ぶうわさ
対するUDD側の戦略も不鮮明だ。これほどの長期戦は予想していなかったためだろう。
当初は「即時解散」の一点張りで対話にも応じなかったが、23日には「60日以内に解散」と要求を軟化。しかし、支持者からは猛反発を受けた。UDD幹部間にも、穏健派と武闘派のさや当てがあるといわれている。
その後は投石用に舗装をはいだり、赤服を脱ぎ捨て、軍の部隊が潜んでいると病院内を捜索したり、恐怖心にかられた場当たり的な行動が目立つ。「格差・貧困対策」などUDDの主張に共感していた人たちも、抗議活動が先鋭化するにつれ心が離れているようだ。
また、一部の現場での衝突やバリケード設置について幹部は「自分たちは関知していない」と釈明。事実とすれば統率がもはや末端まで行き渡っていないことを物語る。
解決のためにはタクシン氏自身が交渉の前面に出てくるべきだ、との声は強い。だが、ここ数日はそのタクシン氏の病死説が飛び交う始末。さらには、「終結後の論功行賞のためにもう一暴れしたい強硬派が話し合い解決に反対している」「水面下で、政府と『恩赦』を条件にした協議が始まったようだ」など、活発に動いているのは真偽不明の憶測ばかり。
さながら根比べの神経戦の様相だ。
=2010/05/03付 西日本新聞朝刊=
1491
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:09:41
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY201005020344.html
タイ首相「政治解決へ近く行程表」 下院解散前倒し示唆2010年5月3日1時28分
【バンコク=山本大輔】首都バンコクで混乱が続くタイのアピシット首相は2日、バンコク郊外の陸軍施設内にある治安対策本部で、朝日新聞など日本メディアと会見した。首相は、商業地区を占拠するタクシン元首相派の違法行為を取り締まることと同時に、国民和解に向けた政治解決の重要性を強調。対立を終わらせるためのロードマップ(行程表)を一両日中に発表する考えを明らかにした。
アピシット氏は「和解の達成が究極の目標だ」と述べた。このため、元首相派が商業地区の占拠を解く条件としている下院解散などの短期的な解決策だけではなく、2006年の軍事クーデターでタクシン元首相が失脚して以降続いてきた政治対立全体の解決に向けた行程表になるとみられる。
行程表の内容は明言しなかったが、下院解散に対する政府の新たな見解も含まれているとみられ、これまで政府が妥協策として示してきた「9カ月以内の解散」を前倒しする可能性もある。
政治解決の一方で、法の支配の重要性を国民に徹底するため、違法行為は取り締まることを約束。「強制排除を含むすべての選択肢がある」とした。ただ、「(元首相派の)群衆が武器を持っている現状を考えると、犠牲を最小限にとどめるために細心の注意が必要で、最善のタイミングを待たなければならない」と述べ、強硬策については慎重な姿勢を見せた。
アピシット政権は2日午前、元首相派の街頭行動で実害を受けた企業や労働者を対象とした緊急支援の実施を閣議決定した。アピシット氏は、日系企業も支援対象に含まれると述べた。
先月10日、騒乱取材中に銃弾を受けて死亡したロイター通信のカメラマン村本博之さん(43)の捜査については「捜査結果を早期に出すよう当局に求めている」とした。治安部隊側が村本さんを撃った可能性については「自衛にしか実弾使用が認められていない兵士が記者を撃つとは考えられない」と答えた。
1492
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:10:56
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050301000382.html
タイ、陸軍少将らの逮捕検討 テロ容疑で捜査当局
【バンコク共同】タイ法務省特別捜査局は3日までに、反政府集会を続けるタクシン元首相派のデモ隊に隠れ、軍など治安部隊を銃などで襲撃しているとのテロ容疑で、デモ隊を公然と支援している“軍反乱分子”のカティヤ陸軍少将(停職中)らの逮捕を検討し始めた。
地元英字紙バンコク・ポストによると、強制排除を試みた治安部隊とデモ隊による4月10日の衝突のほか、政府関連施設などを狙った一連の爆弾事件に関与したとして、同少将のほか、タクシン派の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」幹部やUDD自警団員らも逮捕する可能性がある。
治安部隊とデモ隊の衝突現場では、デモ隊側で自動小銃などを発砲する覆面の男らが目撃されており、アピシット首相は一般のデモ参加者と区別して「テロリスト」と批判。「赤い参謀」を意味するセー・デーンの異名で知られるカティヤ少将がこの武装集団をひそかに指揮している疑いが浮上している。
2010/05/03 16:30 【共同通信
1493
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:12:25
カティヤの名前は
>>1448
>>1482
で既に取りざたされていますね
1494
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:13:00
http://www.asahi.com/international/update/0501/TKY201005010362.html
タイ騒乱に謎の黒シャツ集団 衝突ごと現れ、兵士狙撃?2010年5月2日18時8分
【バンコク=藤谷健】多くの死傷者を出したバンコクの騒乱で、衝突ごとに現れる武装集団がいる。目だし帽をかぶった黒ずくめで、銃を撃つ姿が確認されている。タイ政府はタクシン元首相派に加わるテロリストだとし、陸軍将校らの関与を指摘するが、名指しされた本人は事実無根と反論。実態は謎に包まれる。
「再び、黒シャツが現れた」。1人が死亡した4月28日の治安当局と元首相派の衝突の2日後、地元メディアは短銃を持った黒ずくめの男を一斉に取り上げた。衛星ニュース局が撮影した映像に、街路の茂みに隠れて銃を構える男の姿が映っていた。
黒シャツの存在が初めて注目されたのは日本人ジャーナリスト村本博之さん(43)ら25人が死亡した10日の衝突。混乱の中で撮影された複数のビデオに、防弾盾を持って群衆の中を移動し、電柱の陰から自動小銃を撃つ複数の男の姿が確認された。
治安当局は、黒シャツが元首相派に紛れていたとし、兵士らを狙い撃ちしたと非難、容疑者の顔写真を公開した。一方、元首相派は容疑者とされた男性を伴い記者会見を開き、でっちあげと反論した。
複数の治安当局筋によると、武装しているのはレンジャー部隊と呼ばれる民兵の出身者と見られる。陸軍に雇われた非正規兵で、国境地帯などの紛争地帯に配備され、小銃や砲弾など武器の取り扱いにたけている。
これを統率しているとされるのが、元首相派を支持するカティヤ・サワディポン陸軍少将。同少将は朝日新聞記者の取材に応じ、10日の衝突の際、武装集団が元首相派側にいて銃撃をしたことなどは認めたが、「(黒シャツの)存在はまったく知らない」と述べ、自らの関与を否定した。
ただ、同少将は武装集団が一昨年以降、反タクシン派を複数回攻撃してきたと指摘するなど、内情に詳しいことから、何らかの関係があるのはほぼ間違いないと見られる。
1495
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:14:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010050300199
アキノ氏独走、不正に懸念=比大統領選まで1週間
【マニラ時事】フィリピン大統領選は10日の投票まで3日で1週間に迫った。最新の世論調査では故アキノ元大統領の長男ベニグノ・アキノ上院議員(50)が首位を独走しているが、不正が起きる懸念はぬぐいきれず、開票後の混乱も予想される。
世論調査機関パルス・アジアの最新調査によると、アキノ氏は39%の支持を集め、支持率20%で2位に並んだビリヤール上院議員(60)とエストラダ前大統領(73)との差を広げている。
インクワイアラー紙(電子版)によれば、この調査結果を受けてアキノ氏は「国民が現政権からの変化を求めていることが最も明確な形で表れた」と強調。これだけの支持がある状況で勝利できないとしたら不正が起きた場合のみだとも述べ、開票結果次第では不正の可能性を追及する姿勢を見せた。
アロヨ政権側からもゴンザレス国防相代行が先月29日に「不正はもう始まっている。中央選管関係者にカネが渡っている」と発言し、波紋を呼んだ。(2010/05/03-14:40
1496
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:15:10
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100502/t10014217212000.html
比大統領選挙“因縁の対決”
5月2日 19時39分
フィリピンでは、アロヨ大統領の任期満了に伴い行われる大統領選挙が、かつてフィリピンを二分したアキノとマルコス両家の因縁の対決と言われ、選挙戦が激しさを増しています。
アロヨ大統領の任期満了に伴い今月10日に行われる大統領選挙には、故アキノ元大統領の息子のアキノ上院議員と、貧しい家庭から身を起こし実業家として成功したビリヤール上院議員らが立候補しています。このうちアキノ氏は、24年前、当時のマルコス政権を退陣に追い込んだアキノ元大統領の息子だけに、知名度を武器に支持を広げ、汚職の防止に向けた官僚組織の改革や、マルコス家の不正蓄財疑惑の徹底的な追及などを公約に掲げています。これに対し、貧困の撲滅を公約に掲げるビリヤール候補には、マルコス元大統領の妻イメルダ夫人が支持に回り、いっしょに写った選挙ポスターを各地にはるとともに、マルコス家の名誉の回復と打倒アキノ家を訴えています。このため、今回の大統領選挙は、かつてフィリピンを二分したアキノとマルコス両家の因縁の対決と言われ、国民の注目を集めています。最新の世論調査によりますと、アキノ氏が39%の支持でトップを走るのに対し、ビリヤール氏は20%であとを追っています。さらに、エストラーダ前大統領も同じく20%と急速に支持を集めており、選挙戦は投票をおよそ1週間後に控えて日増しに激しさを増してきています。
1497
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:36:18
http://mainichi.jp/select/world/news/20100503ddm007030114000c.html
躍動上海・EXPO2010:場所も内容も、中台互いに配慮
【上海・成沢健一、鈴木玲子】中国・上海万博2日目の2日、上海は気温が30度を超えたが、来場者数は初日の20万7700人を超え、21万人を突破した。26人が熱中症で救急搬送された。万博には台湾が1970年の大阪万博以来、40年ぶりに出展。台湾で08年5月に馬英九政権が発足してからの中台関係改善を象徴するパビリオンは、中台双方の配慮がみられる。
台湾館はアジアのパビリオンが並ぶAゾーンにあり、近くに巨大な中国館を望むが、高架の歩道をはさむ。台湾を自国の領土と主張する中国側が一定の配慮をしたとみられる。
パビリオンでは、政治的な内容は排し、自然や文化をPRする。ドーム状のスクリーンでは台湾最高峰の玉山(3952メートル)や景勝地の太魯閣(タロコ)渓谷などを紹介する。
一方、万博を機に中台の政治的な往来も活発化している。先月6日には韓正・上海市長が、直轄市の市長としては1949年の中台分断後初めて台湾を訪問。同29日には台湾の連戦・国民党名誉主席らが上海で胡錦濤国家主席と会談した。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100501k0000e030015000c.html
上海万博:北朝鮮が初のパビリオン 隣にはイラン館
【上海・鈴木玲子】上海万博には北朝鮮が初めてパビリオンを出展した。その隣はイラン館が並ぶ。米国のブッシュ前大統領に「悪の枢軸」と名指しされた両国だが、中国にとっては重要な友好国だ。
北朝鮮館は敷地1000平方メートル。外壁には巨大な国旗が描かれている。館内には故金日成(キム・イルソン)主席が提唱した政治思想「主体思想」の塔をはじめ、平壌を流れる大同江や世界遺産の高句麗時代の古墳壁画を縮尺模型などで再現している。
また、大型画面に金主席の銅像に人々が献花する映像を流し、工業生産など「平壌の繁栄ぶり」を強調している。北朝鮮の冊子や中朝友好の切手集も販売している。
しかし、展示物の造りはいたって簡素。話題の他のパビリオンが入館まで数時間待ちの盛況なのに対し、北朝鮮館の人気は今ひとつ。中国メディアは「朝鮮人民の質素な美」と苦しい表現だ。
隣のイラン館はイスラム教の伝統建築で、館内ではイランの民族文化や歴史を紹介する。また、独裁政権が国際的に非難を浴びているミャンマーやスーダンも出展している。
1498
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:39:04
http://www.asahi.com/international/update/0502/TKY201005020286.html
チベット自治区にラサ人民ラジオ局 「政府の声伝える」2010年5月2日22時49分
【北京=坂尻信義】中国の華僑向け通信社・中国新聞の電子版によると、チベット自治区ラサで1日、ラサ人民ラジオ局の開局式典があった。省の省都、自治区の区都、直轄市の中で、ラジオ局がないのはラサだけだった。
ドジェ・ツェジュグ市長は式典で「ラサはチベットの反分裂闘争の前線基地。ラサ人民ラジオ局は、党と政府の声を大衆に伝える重要な使命を担っている」と述べた。
放送内容は報道や文芸、娯楽番組などで、1日約14時間を予定。中国からの分離・独立運動に対抗するための宣伝活動を担うとみられる。
1499
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:46:27
http://mainichi.jp/select/world/news/20100502ddm001030055000c.html
世界を読む:中国100年の光と影(その1) 旧租界地に万博の高揚
中国が国家の威信をかけて準備を進めてきた上海万博が1日、開幕した。会期は10月末までの184日間で、過去最高だった大阪万博の約6400万人を上回る7000万人の来場を見込む。08年北京五輪で発展ぶりを世界に誇示した中国は、上海万博を成功させてさらなる飛躍を目指そうとしている。ただ、急成長する経済には過熱感も漂い、万博のテーマである「より良い都市、より良い生活」の実現には課題も多く残っている。【上海・成沢健一、鈴木玲子】
市中心部を流れる黄浦江沿いの外灘(バンド)地区。重厚な西洋建築が、「魔都」と呼ばれた20世紀前半の面影を残す。当時、アジア有数の都市に成長した上海はにぎわいを見せていたが、英仏などの租界が置かれ、治外法権がまかり通っていた。屈辱の歴史を伝える上海での万博開催、そして史上最多となる246カ国・機関の参加は、国際社会での中国の立場がこの100年間にいかに変化したかを物語っている。
「どれだけ高いランクの指導者に自国のパビリオンを見てもらえるか。各国とも懸命に働きかけてきた」と北京の外交関係者は明かす。巨大市場に熱い視線を注ぐ企業だけでなく、各国政府にとっても中国指導部との良好な関係を構築するうえで、万博は絶好の機会となる。日本館には4月30日、最高指導部である政治局常務委員(現在は9人)の序列8位に当たる賀国強規律検査委書記と政治局委員の李源潮組織部長が視察に訪れた。
一方、胡錦濤国家主席は上海入りした同29日、米露仏のパビリオンのほか、サウジアラビアとアフリカ共同館に足を運んだ。国内では地震の被害を受けた四川省や青海省、昨夏に大規模暴動があった新疆ウイグル自治区のパビリオンを視察している。指導部のメッセージが込められているのは明らかだ。
米露仏に加え、サウジとアフリカ諸国のパビリオンを胡主席が訪問したのは、資源確保に向けて関係強化を進める中東・アフリカ諸国に中国指導部がシグナルを送ったとの見方が一般的だ。特に、上海万博ではアフリカ諸国からの参加が目を引く。開会式に出席した首脳級約20人のうち、6人がケニアやマリ、ガボンなどアフリカ諸国の大統領だった。
中国は06年以降、総額1億ドル(約94億円)を投入して発展途上国の上海万博への出展を支援してきた。アフリカから約50カ国が出展したのも、こうした中国側のてこ入れに支えられている。
資源だけでなく、温暖化対策などでも発展途上国と足並みをそろえるうえで、関係強化は欠かせない。開会式でスピーチした王岐山副首相が「発展途上国で初の万博開催」を強調したのも、こうした思惑が透けて見える。
日本が1964年の東京五輪、70年の大阪万博を経て経済発展を遂げ、先進国の仲間入りをしたように、中国も上海万博を経て先進国となるのかどうかを世界が注視している。
上海入りしている博覧会国際事務局(BIE)のロセルタレス事務局長は「大阪万博は日本が世界に発展の可能性を示す機会になった。現在はグローバル化で各国の関係が緊密化し、直面する問題はより大きい。上海万博は中国のこれまでの発展の成果だけでなく、世界がこれからどう発展するかを示す機会となる」と指摘する。
今年中に国内総生産(GDP)で日本を抜き、世界第2位の経済大国となることが確実とみられる中国。上海万博は「北京五輪と並ぶ歴史の総決算」(外交筋)であり、中国が世界とどのように協調していくかが問われる機会とも言えそうだ。
1500
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:47:28
http://mainichi.jp/select/world/news/20100502ddm003030064000c.html
世界を読む:中国100年の光と影(その2止) 地方出身者置き去り
<1面からつづく>
◇上海万博「より良い生活」
華やかに開幕した上海万博の会場から南東に約7キロ。06年に新築されたマンション群「三林万博家園社区」では、会場建設のために立ち退いた住民3万人余りが暮らす。
荀紅〓(じゅんこうてい)さん(59)は会場予定地の一角に住んでいた。06年6月、移転補償金など約45万元(約610万円)を元手に夫と義母の3人で新築マンションに移った。24平方メートルだった自宅は4倍に広がった。荀さんは「大雨になれば雨漏りと床上浸水。強風の日は近くの工場からばい煙が舞い込んだ。ここは空気も良く、住みやすい」と話す。地区の市民センターにはフィットネスルームや卓球室などがそろう。住民が不満を募らせないよう当局が神経を使ったことがうかがえる。万博のリハーサルに招待された荀さんは「万博は上海市民の誇り」と話す。
だが、これが万博予定地から外れると状況は全く異なる。市中心部から西に約12キロ離れたマンション群。その予定地に住んでいた女性(47)は03年に立ち退きを強要された。164平方メートルの一軒家の移転補償金は19万元(約258万円)。当時の上海の住宅販売平均価格の4分の1。立ち退きを拒んだが、家は強制撤去され、跡地に仮住まいを建てて居座ったが、その家も壊された。上級機関に訴えようと北京に向かったが、市当局に身柄を拘束され、1年間の「労働教育」。女性は「庶民の生活権を奪う上海が万博なんてやる資格はない」と憤る。
膨れ上がる上海の人口は2000万人を超す。うち700万人近くが農民工(出稼ぎ労働者)ら地方出身者で、上海の経済発展を下支えする。だが、中国では戸籍が都市と農村で厳しく分けて管理されるため、上海戸籍の取得は至難の業だ。
中国では出稼ぎ先の都市に戸籍がなければ、病気になっても健康保険の適用が受けられず、原則として子供を小中学校に通わせることもできない。農民工の生活条件改善は中国にのしかかる重い課題だが、「農村から都市への戸籍を一気に開放すれば社会が混乱する。戸籍取得は次第に条件が緩和されている」(市幹部)と話す。
市中心部から北に約10キロ。車の修理場などが並ぶ雑居ビルの2階で小中学生の少女22人が歌声を響かせていた。非政府組織(NGO)の「久牽」が設立した農民工の子供たちのいわば学童保育所だ。放課後に補習や舞踊などクラブ活動に取り組む。合唱団は6月に万博の米国館で公演するため練習を重ねていた。
上海は全国に先駆けて09年、市の居住証を取得して7年たった地方出身者に上海戸籍の申請資格を認めるなど戸籍制度改革を始めた。農民工の子供たちにも公立小中学校の門戸が開かれつつあるが、上海の高校には進学できず、戸籍がある親の古里で高校受験をするしかない。多くの子が幼いころに上海に来たため、古里の言葉を話せない子もいる。
中学3年の屠文建君(15)は10年前に安徽省から上海に来た。「上海で高校を受験したいが、それは無理なので専門学校に行く。地元に帰っても生徒が多くて競争は激しい」と漏らす。戸籍の壁によって高校進学の夢を絶たれ、勉強に身が入らない子も多い。
久牽の代表、張軼超さん(33)は「親は上海で働き、税金も払っているのに子供が高校進学できないのは不公平だ。地方の人材を受け入れないのは上海の発展にもマイナス。子供の世代は上海に溶け込みたいと願っているのに高校進学を拒絶されれば、次第に社会に不満を募らせる可能性がある」と危惧(きぐ)する。
1501
:
チバQ
:2010/05/03(月) 20:48:08
◇開発20年「調和社会」遠く
1949年の新中国成立後、上海は停滞の時代が続いた。再び勢いを見せ始めたのは、90年代に当時の最高実力者だったトウ小平氏の号令で黄浦江の東側にある浦東地区の開発が始まってからだ。開発から20年。万博会場の主要部分は浦東に位置する。浦東開発を手がけた元副市長の趙啓正・人民政治協商会議外事委員会主任は「北京五輪はスポーツの祭典だったが、万博は国民にこの国の将来の生活を示すことができる」と期待する。
しかし、1日夜までに20万人余りが入場した初日には、人気パビリオンの予約券に来場者が殺到し、小競り合いとなる混乱が生じた。開幕前には万博のPRソングやキャラクター選定を巡る盗作疑惑が起き、知的財産権を軽視しがちな中国社会の実態が改めてクローズアップされた。
中国指導部は「和諧(調和のある)社会」を目指しており、万博は団結を訴えるとともに、国民の意識変革を促す絶好の機会と言える。だが、利益優先の発展至上主義から転換し、世界と協調しながら国民全体が「より良い生活」を享受することがいかに困難なことかを上海の現実は示している。
毎日新聞 2010年5月2日 東京朝刊
1502
:
チバQ
:2010/05/03(月) 22:14:38
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY201005030181.html
胡主席の「恩師」危篤 共産党長老・宋平氏 香港紙報道2010年5月3日18時48分
【広州=小林哲】香港紙「明報」によると、胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席の「恩師」として知られる共産党元政治局常務委員の宋平氏(93)が、北京の病院で危篤状態になっていることがわかった。
宋氏は、周恩来元首相の秘書や党組織部長など要職を歴任。1992年にチベット自治区党委書記だった胡主席を49歳の若さで政治局常務委員に推薦し、将来の国家主席候補となるきっかけを作った。党の最長老の一人として現指導部にも影響力を持ち続けていた。
1503
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:13:08
ずいぶん古い記事だけど
http://newsweekjapan.jp/stories/2010/04/post-1193.php
ポスト胡錦濤、習近平のスゴ腕
A Princeling of the People
次期国家主席の本命に躍り出た「無骨な田舎者」は、元副首相の息子で地方の経済改革を先導してきた党内の人気者
2010年04月19日(月)12時08分
メリンダ・リウ(北京支局長)、ジョナサン・アンズフィールド
[2007年11月 7日号掲載]
少し前の中国なら、習近平(シー・チンピン)上海市党書記(54)が共産党の次期最高指導者に選ばれる可能性はゼロだったはずだ。
習はいわゆる「太子党」の一人。「関係(コアンシー)」(縁故や人脈)を使って甘い汁を吸う鼻持ちならない特権階級として、庶民から忌み嫌われている高級幹部の子弟だ。それに習が市場経済に習熟していることも、共産主義イデオロギーの純粋性という観点からみれば有利な条件ではない。
事実、1992年と97年の共産党大会で党中央委員会委員候補に初めて名前があがったときは、習の評価は高くなかった。
だが、慎重に作り上げられた習の庶民派イメージは、徐々に党指導部の注目を集めるようになった。習は農村暮らしの経験があり、自家用車よりバスでの移動を好む。過去に担当した地方の行政や党務でも着実に実績を上げてきた。
第17回党大会(10月15〜21日)の直前、党指導部は極秘に党内世論調査を実施した。結果は、習が「最多得票だった」と、政治評論家の李大同は言う。
そして10月22日、習は党中央委員会総会で正式に政治局常務委員に選出され、次期最高指導者の本命候補に躍り出た。この抜擢を意外な人事と受け止める向きも多い。胡錦濤(フー・チンタオ)総書記(国家主席)は、自分と同じ共産党青年団出身の李克強(リー・コーチアン)遼寧省党書記(52)を後継者に選ぶと思われていたからだ。
先週、党指導部が行った党内序列の見直し作業は、ぎりぎりまで熾烈な駆け引きが続いたらしい。結局、胡は李の政治局常務委員昇格と、目の上のたんこぶ的存在だった曽慶紅(ツォン・チンホン)国家副主席の引退とを勝ち取るために、後継者の指名を断念したとみられる。
その結果、習は李と同じ政治局常務委員ながら、党内序列では1ランク上の地位に立った。このままいけば現指導部が引退する12年には、習が党総書記に昇格し、李は温家宝(ウェン・チアパオ)首相の後任になる。
習が一足飛びに党指導部入りを果たしたことは、党内政治の本質的な変化を物語っている。多くの消息筋によると、習が抜擢された理由は二つある。一つは、党責任者を務めた沿海地方の二つの省で経済運営に成功したこと。もう一つは、党内部での高い人気だ。
中国の指導者にとって、大衆的人気は必要条件ではない。だが、現在の党指導部は世論調査を通じて慎重に民意を探り、その結果を人事に反映させる「党内民主」の強化に力を入れはじめている。
1504
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:13:33
「目標を必ず達成する男」
経済的手腕は、従来の中国では最高指導者に必須の資質ではなかった。むしろ95年に朱鎔基(チュー・ロンチー)が首相に就任して以来、経済のプロはトップの補佐役が指定席だった。
党総書記兼国家主席に求められる条件は、少なくとも二つの省で実績を上げていること、イデオロギー的に穏健であること、一族の内部にスキャンダルをかかえていないことの三つ。過去の人事で「経済面での実績が判断基準になったことはない」と、政治評論家の李大同は言う。
若いころから独創的なアイデアマンだった習の昇進は、そんな党内の人事基準が様変わりしたことを示している。父親の習仲勲(シー・チュンシュン)元副首相は文化大革命期に批判されて失脚。息子の習も15歳で陝西省の人民公社に「下放」され、肉体労働に従事した。
だが、ここでの働きぶりが農民たちから高く評価され、習は村の党責任者に就任。さらに地元の推薦を受けて大学に進学した。「当時としては前代未聞の出来事だった」と、80年代から習をよく知る元党関係者は言う。
名門・清華大学で工学を学んだ習は、82年に河北省正定県の党副書記に就任する。ここは発展の遅れた地域だったが、習は国営テレビ局・中央電視台の長編ドラマ『紅楼夢』のロケ地になったことを利用して、撮影セットを人気観光スポットに仕立て上げた。
当時の中国はまだ中央統制経済が色濃く残っていた時代。このような起業家的発想の事業はほとんどなかった。「故宮を別にすれば、観光施設はないも同然だった」と、前出の元党関係者は言う。
その後も習は、経済改革の道を突き進んだ。文革後に復活した父親の習仲勲は、中国初の資本主義の実験場となった「経済特区」の創設に大きく貢献した。習近平は85年、狭い海峡をはさんで台湾と目と鼻の先にある福建省アモイの副市長に就任。それから17年間、習は「今すぐやろう」をスローガンに掲げ、台湾との両岸貿易を大幅に増加させた。
02年には、同じ沿海部にある浙江省の党副書記兼省長代理に転身。ここでも起業家精神を発揮して、揚子江デルタ地域の企業経営者の連携を図る組織を立ち上げ、民間企業主導で経済発展をめざす「浙江モデル」の旗振り役になった。
地元の民間活力を刺激する改革を推し進めた結果、浙江省は20年連続で年13%以上の経済成長を実現。「習は中国の経済改革の最前線に身を置いていた」と、地元・温州大学の謝健(シエ・チエン)教授は語る。
民間部門が経済全体の4分の3近くを占める浙江省の旺盛な活力は、外国の要人からも注目を浴びた。ヘンリー・ポールソン米財務長官は06年9月の訪中の際、真っ先に習と会って夕食を共にした。「目標に掲げたことは必ずやりとげる男だ」と、ポールソンは習を評している。
汚職と闘うミスター・クリーン
こうした外国からの称賛は、以前なら出世の足かせになったかもしれない。だが今は違う。共産党は次期総書記の最有力候補に、党内初の現代的政治家である習を選んだ(党員や民衆の間で習の人気が高いのは、人気歌手・彭麗媛<ポン・リーユアン>の夫だからでもある)。
それでも欧米人の目から見ると、習はどこかあか抜けない印象を受ける(ネット百科事典ウィキペディアの英語版には「武骨な田舎者」という表現が載っているが、中国国内では閲覧できない)。先日の党大会では、椅子にふんぞり返り、短めのズボンのすそから安物の白いソックスをのぞかせる映像が流れた。
今も謹厳実直を好む傾向が強い党の内部で、太子党という特権階級の一員である習が高い人気を得られるのは、この泥臭いイメージのおかげでもある。若いころに農村部で苦労した経験があるので、貧しい地方の党官僚だった胡錦濤からみても受け入れやすい。
一方で、高級幹部の息子という生まれと経済発展の著しい沿海部で実績を積んだ経歴は、今も隠然たる影響力をもつ江沢民(チアン・ツォーミン)前総書記を中心とする「上海閥」にもアピールできる。
習には、高級幹部の汚職問題が大スキャンダルに発展した上海市と福建省で組織の立て直しに尽力した経験もある。習は上海市党書記に就任早々、幹部たちを呼んで資産の公開を命じたという。
その結果、「習はとてもクリーンな人物とみられるようになった。民衆はもう汚職はこりごりだと考えている」と、上海に拠点を置くある欧米企業の首脳は語る。
中国の民衆は、汚職の代わりに習近平を手に入れた。中国らしい部分を残した現代的な共産党のニューリーダーを。
1505
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:16:20
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2010/04/post-1223.php
タイ動乱は「内戦」に発展するか
Is Thailand Headed for Civil War?
ルワンダのような惨劇に至る確率は低いと専門家は言うが、これが内戦でないのなら一体何と呼べばいいのか
2010年04月26日(月)17時52分
パトリック・ウィン
バンコク市内にある人気カフェチェーン「オーボンパン」の外で、数百人のタイ人が敵にヤジを飛ばしている。彼らが憎しみをぶつけるのは、混雑する大通りと、竹と古タイヤで作られた防護壁を越えた先──現政権の退陣を求める「赤シャツ隊」の野営地だ。田舎者を指す「水牛」と「オオトカゲ」の意のタイ語を連呼するのは、農村出身者が多い赤シャツ隊を侮辱するためだ。
一方、反対陣営では、赤シャツ姿の男たちが竹の防護壁の隙間から敵の様子を伺い、安いタバコを吸い、木製の棒を握りしめて悪態をついている。
これが、政治的に分断されたタイの現状だ。貧しい「庶民」が集まる赤シャツ隊と、社会の上層部が多い政府支持派の対立はあまりに根深く、タイのメディアや国会議員、学者らの間では内戦への恐怖が公然と語られている。
タイ社会が内戦勃発を恐れるのはなぜか。それは、何年も続いてきた抗議運動がここにきて一段と深刻なレベルに達しており、解決は程遠いと誰もが認めているからだ。
アピシット政権の転覆を望む赤シャツ隊の抗議運動によって、この6週間で26人が死亡し、900人ほどが負傷した。赤シャツ姿の反政府集団は、都市部のエリート層を優遇する「ダブルスタンダード」のせいで自分たちが冷遇されていると感じている労働者階級の心をとらえ、新興企業や軍の強硬派も取り込んでいる。赤シャツ隊を背後で支えるのは、2006年のクーデターで失脚して亡命したタクシン・シナワット元首相だ。
対立が長引くなか、バンコクでは銀行や省庁ビルのような象徴的な建物を標的に、擲弾銃「M79グレネードランチャー」による不可解な攻撃が相次いでいる。4月22日には、鉄道駅付近に集まった政府支持者などを狙った連続爆発事件が勃発。女性1人が死亡し、75人以上が負傷した。
「奴らは殺人者だ。無実の人を殺す行為にうんざりしている」と語るのは、爆発を目撃した31歳のサラリーマン、プラチープ・サリー。彼はアピシット首相の支持者で、赤シャツ隊の弾圧を求める集会に集まった多くのバンコク市民の1人だ。
内戦の恐怖をあおっているのは政府自身
タイの内戦への注意を喚起するため、中央アフリカのルワンダでの残忍な内戦を描いたハリウッド映画『ホテル・ルワンダ』の公開上映を求める民間団体さえある。主要テレビ局TPBSは先週、『ホテル・ルワンダ』の一部シーンを放映し、バンコクでの爆発事件の映像を追悼の合唱曲にのせてスローモーションで流した。
タイ語の地元紙コム・チャド・ルックによれば、内戦に発展する可能性を判断するために国会が召集されたという。さらに証券大手のキムエン証券が顧客に「全面的な内戦」について警告を発したのを受けて、タイの株式市場は2%急落した。
本当に内戦が勃発するのか。専門家は、可能性は低いだろうという。
学術的には、内戦とは年間1000人以上の死者を出し、強者側の犠牲者が全体の5%以上を占めるような紛争を指すとされる。タイでそれほど大規模な衝突が発生する可能性は「かなり低い」ままだと、国立シンガポール大学の政治学者フェデリコ・フェラーラは言う。「両陣営が相手におおっぴらに戦争行為を仕掛ける確率は極めて低い」
だが、赤シャツ隊と軍の衝突や、政府支持派のデモ隊との対立が続けば、さらなる流血の事態が発生する可能性は十分にある。「両陣営の武力を考慮すれば、大量の犠牲者が出るリスクは確実にある」と、フェラーラは指摘する。
国民の間に広がる内戦への不安はただのヒステリーではないと、ノースカロライナ大学カロライナ・アジアセンターのケビン・ヒュイソン所長も言う。彼に言わせれば、内戦への恐怖を呼び覚ましているのは政府自身だ。政府は、赤シャツ隊がタイの諸制度を、流血を伴う革命で転覆させようとしている警告している。
1506
:
チバQ
:2010/05/03(月) 23:16:43
治安部隊が赤シャツ隊に寝返る?
赤シャツ隊を「水牛」と呼ぶなどの侮辱や、「田舎の有権者は教育水準が低いから、腐敗した政治家に簡単にだまされる」という政府寄りのコラムニストらの主張も、赤シャツ隊の恨みを増幅させている。地方出身者が多い「赤シャツ隊にとっては、彼らの世界や生活を拒絶する発言だ」と、ヒュイソンは言う。さらに、現首相とその側近を「殺人者であり暴君」だとあざ笑うデモの指導者の言葉も、貧困層の怒りに油を注いでいる。
では、軍や政治家はなぜ武力でデモを鎮圧しないのか。赤シャツ隊は、多くの警官や兵士が自分たちの活動に共感していると主張する。兵士がデモ隊側に寝返るのではないかという疑念も、内戦勃発のシナリオの信ぴょう性を高めるのに一役買っている。
実際、軍や警察内部に赤シャツ隊支持者がいるのは事実だと、フェラーラは言う。ただし、政治的イデオロギーとは関係なく、あと1年ももたないかもしれない政権のために、市民を殺すのは嫌だと考える兵士も多い。
反政府勢力の取り締まりに関する上官の指示に従わないよう治安部隊内の支援者に呼びかけることで、赤シャツ隊は治安部隊の内部分裂の一因をつくってきた。4月10日に行われたデモ隊の強制排除(バンコクでは過去18年間で最大の死傷者が出た)では、兵士はデモ隊に発砲したものの、その後逃げ出して作戦は失敗。軍はデモ隊がライフルを奪うのを見逃し、6台の武装車を捨てて立ち去った。
「兵士を恐れる必要はない」と、バンコク郊外の行商人で赤シャツ隊に参加する33歳のサンティ・サラタイは言う。「政府が恐ろしい発表をすればするほど、より多くの人間が(赤シャツ隊に)加わる。兵士はわれわれを攻撃できるほど勇敢ではない」
バンコクを越えて地方にも飛び火
これが内戦でないのなら、一体何と呼べばいいのか。都市部と地方の分断が一段と悪化し、暴力的なデモ行為が散発的に発生しているのが実態だ。
地方住民と都市部の労働者は、新たな総選挙が行われるまでデモを続けるだろう。だが、彼らが支持する政党が選挙で勝利したとしても、今度は現政権の支持層が似たようなデモを繰り広げて国を麻痺状態に陥らせるかもしれない。
軍や政府が恐れるのは、選挙のために赤シャツ隊の要求を受け入れることで、デモ参加者を集めさえすれば政権に影響を及ぼせるという危険な前例が生まれること。「タイ社会にさらなる憎しみと分断が生じれば、内戦に発展しかねない」と、地元紙マテチョンは指摘する。「互いを傷つけ、互いを信頼せず、社会の傷は深まる一方だ」
対立はすでにバンコクを越えて、北部の州にも飛び火しており、警察や行政のトップが反政府勢力への支持を公言している。先週には、軍需品を積んだ列車が地元住民によって止められた。デモ隊の新たな取り締まりに、この武器が使われることを懸念したからだ。住民がピックアップトラックで列車の行く手を阻んでも、地元当局は何の手も打とうとしなかった。
「地方でのこうした動きは長い将来に渡ってアピシット政権を悩ましそうだ」と、ヒュイソンは言う。「列車の強奪も道路の封鎖も、電力供給やダム、燃料、道路の破壊もすべて(将来起こりうると)話題になっている」
1507
:
チバQ
:2010/05/05(水) 11:49:55
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100505/chn1005051051002-n1.htm
【上海万博】出足低調、来場者予想の半分、それでも大混乱の不思議…メンツ丸つぶれ?
2010.5.5 10:49
【上海=河崎真澄】中国で1日に開幕した上海万博の出足が低調だ。混乱回避のため「指定日」に設定された1日から3日までの来場者は約56万人。入場制限を取り払った4日も約15万人と振るわず、連休明けで開幕後、初の雨となった5日も不調だ。万博事務局では1日当たり平均38万人で184日の会期中、延べ7千万人の来場者を想定していたが、このままなら目標数を大きく下回る3千万人台に止まって、国家威信をかけた上海万博のメンツは丸つぶれになりそうだ。
万博事務局では、来場者低調の理由について(1)開幕当初の大混雑を敬遠した(2)日中に30度前後に達する気温上昇を懸念した−などを挙げた。ただ、開幕から3日までは1日あたり約35万枚の入場日限定の入場券を完売していたが、実際は半数近くが来なかったのは奇妙で、ネット上では「政府関係者や党幹部に無料で大量献上した指定日入場券がムダになったのでは」などと批判も広がっている。
しかも、来場者数が予想を大きく下回ったにもかかわらず、入場ゲートの大混雑によるけが人続出や、パビリオンの行列への“割り込み祭り”、中国館など予約券奪い合いによる小競り合い、怒号の嵐など会場の混乱ぶりは目を覆いたくなるほどだった。7月にかけて最高気温が40度近くになる上海で、来場者数は果たして増えるのか。熱射病など来場者の健康や安全に配慮しながら、会場内の混乱を抑制して秩序を保つことが実際可能なのか。関係者の苦悩は深まりそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100505/chn1005051014001-n1.htm
【上海万博】ボランティアが取材妨害 中国館の混乱で
2010.5.5 10:10
香港からの報道によると、上海万博会場で4日、香港のテレビ局ATVが中国館の混乱ぶりを撮影していたところ、万博ボランティアが取材を妨害し、テレビカメラを壊す騒ぎがあった。ボランティアは「邪魔だ。撮影するな」と叫びながら何度も強くカメラをたたいたため、カメラの一部が破損したという。
ボランティアは中国の大学生が大半で、取材妨害の背景には、中国館の管理担当者による何らかの指示があった可能性もある。(上海 河崎真澄)
1508
:
チバQ
:2010/05/05(水) 11:50:52
http://mainichi.jp/select/world/news/20100505ddm007030064000c.html
NEWS25時:中国 北京に台湾の出先機関
台湾の対中国観光窓口、台湾海峡両岸観光交流協会は4日、北京事務所を開設した。中国側の大陸海峡両岸観光交流協会の台北事務所は7日にオープンする。中台が1949年に分断して以来、準政府出先機関の相互開設は初めて。両交流協会とも「民間機関」の位置付けだが、公務員が駐在する。
北京事務所の開設式典には、両交流協会の会長を務める台湾観光局の頼瑟珍局長と、中国国家観光局の邵〓偉局長が出席した。
馬英九政権が進める中台関係の改善で、中台間の往来は活発化している。【台北】
1509
:
チバQ
:2010/05/05(水) 11:53:24
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050502000067.html
タクシン派 首相和解案は受諾
2010年5月5日 朝刊
【バンコク=古田秀陽】タイのタクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」は四日、混乱収拾のためアピシット首相が提案した国民和解に向けた政治的和解案を受け入れると表明。三月中旬から続き、デモ隊と治安部隊の衝突などで、計二十七人が死亡、千人近くが負傷した混乱は収拾に向かう可能性が高まった。
UDDは四日、「幹部は全員一致で首相提案の解決案を歓迎し、参加することに合意した」と表明。ただ、同時に首相に対し、下院解散の期日を明確に示すよう要求。明示があるまで繁華街での反政府デモを継続するとしており、デモ隊は解散させていない。
また、UDDは同日、デモ地域周辺からの治安部隊の撤退や、王室を政治に巻き込まないよう政府に要求。幹部に対して出されている逮捕状の執行停止などは求めず、裁判で争うとした。アピシット首相は三日夜、十一月十四日に総選挙を実施すると発表。その際の条件として、五項目の行程表を提示した。
1510
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:00:04
スレ違いに今気づいた
1350 名前:チバQ 投稿日: 2010/05/04(火) 09:56:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050402000055.html
タイ首相 混乱収拾へ 11月総選挙を提案
2010年5月4日 朝刊
【バンコク=古田秀陽】タイのアピシット首相は三日夜、テレビ演説を行い、タクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」の反政府デモで長引く混乱を収拾するため、国民和解に向けた政治的解決案を発表、十一月十四日に総選挙を前倒しすることを提案した。
「三十日以内の議会解散と九十日以内の総選挙実施」を求めていたUDDが受け入れるかどうかは不透明だが四日に会議を開き、首相の提案への対応を検討するとした。
首相は十一月に総選挙が実施できる条件として、五項目の行程表を提示した。(1)王室を政治に巻き込まない(2)経済格差是正などの経済・社会改革の着手(3)社会対立を生み出さないメディア改革(4)四月十日の衝突の死傷者に関する独立調査委員会の設置(5)憲法改正問題を含む政治構造改革の着手−。首相はすべての関係者がこの行程を受け入れれば、正常化に時間はかからないとしている。
1351 名前:チバQ 投稿日: 2010/05/04(火) 10:01:59
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050302000063.html?ref=rank
上海万博 江前主席 姿見せず
2010年5月3日 朝刊
【上海=小坂井文彦】一日に開幕した上海万博の一連の記念式典に江沢民前国家主席(83)が出席せず、健康不安説が広がっている。江氏は主席就任前、上海トップの共産党委員会書記を務めていた。万博誘致に尽力し、万博開幕を心待ちにしていたとされる。
昨年八月、江氏が心臓病を患い入院したと香港メディアが報道。しかし、江氏は同十月の建国六十周年軍事パレードに出席し、健在ぶりを内外にアピールした。
その後、公式の場に姿を見せていないが、香港各紙によると、先月上旬、大規模な改修工事を終えた上海の観光名所「外灘(バンド)」を視察した。中国の動画サイトでは、江氏がバスから市民に手を振る映像が公開されている。
確執が深まり、胡錦濤国家主席が、現在でも上海に強い影響力を持つ江氏の出席を嫌ったとの憶測も流れているが、上海総領事館関係者は「高齢のため健康状態が良くなかったのでは」とみている。
1352 名前:チバQ 投稿日: 2010/05/04(火) 10:03:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010050302000062.html
『顔ゆがんでる』けど半額人気
2010年5月3日 朝刊
2日、中国の上海万博会場の正門近くでマスコット「海宝」のコピー商品を売る女性(小坂井文彦撮影)
【上海=小坂井文彦】上海万博の会場正門近くでは二日、早くも万博公式マスコット「海宝(ハイバオ)」のコピー商品を売る露天商が現れ、警察とのいたちごっこを続けた。
「大きいのは二十元(約二百七十円)」。コピー商品は粗悪で「顔がゆがんでいる」と敬遠する客もいるが、価格が正規品の半値以下とあって売れ行きは上々のようだ。路上に商品を並べていた女性は、警察官の接近を目ざとく見つけ、ポリ袋に商品を押し込み、素知らぬ顔で別の場所に移動した。
公安当局は万博開幕前に「コピー天国」の汚名返上のため摘発を強化。二〜三月にコピー商品約十二万八千点を押収したが、一掃はできなかったようだ。
1511
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:00:25
1353 名前:チバQ 投稿日: 2010/05/04(火) 10:05:03
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100502-OYT1T00484.htm
上海万博外国パビリオン行列者、日本は初日5位
【上海=加藤隆則】上海万博の公式サイトによると、1日の開幕日の外国パビリオン行列者数は、屋上庭園を楽しめるスイス館が7600人でトップだった。
フランス、ドイツ、ベルギー館がそれに次ぎ、日本館は4100人でスペイン館と並ぶ5位だった。
(2010年5月2日18時26分 読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100502/chn1005022056005-n1.htm
【上海万博】会場気温30度!熱射病も懸念、日本館は人気2位
2010.5.2 22:46
【上海=河崎真澄、川越一】開幕2日目を迎えた中国の上海万博は2日、入場者数が夕方までに21万人を超えて初日の20万7700人を上回った。この日の上海市は正午前に最高気温が30度を超え、中国館など長い行列のできるパビリオンでは日傘を差す来場者が目立った。会場には人工的に霧を発生させて周囲の温度を下げるドライミストが設置されているものの効果は薄く、日陰のベンチに倒れ込む来場者もいた。この日は26人が熱中症にかかったと報告され、熱射病など暑さ対策が急務となってきた。
3万枚が配布された中国館の予約券にはこの日も希望者が殺到。ゲート付近では開門と同時にダッシュで入場した数十人が「券をよこせ」と警備員を取り囲む騒ぎとなった。さらに予約券なしで中国館の列に並んだ来場者が、係員の制止を無視して入館するなどの混乱があり、秩序の維持という課題がさっそく突きつけられた。
一方、中国のインターネット検索最大手、百度(バイドゥ)が同日実施したパビリオン人気投票で「日本館」が2位になった。「万博に行ったら入りたいパビリオン」を複数回答で聞いたところ、回答した約千人のうち59%が「中国館」と答えてトップ。次いで日本館38%、英国館27%、フランス館17%の順となった。最高で3時間待ちとなった日本館について、ネット上で「並んでも(ロボットなど)ハイテクは一見の価値がある」とする高い評価もあった。
1354 名前:チバQ 投稿日: 2010/05/04(火) 10:06:11
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100502/chn1005021801002-n1.htm
【上海万博】“万博価格”はダメ 来場者には朗報も 店側からは恨み節
2010.5.2 17:58
【上海=川越一】上海万博会場に出店している飲食店に対し、“万博価格”の禁止令が出されている。来場者には朗報だが、飲食店サイドからは恨み節も聞こえてくる。
話題になっているのは、会場内の飲食店の価格。原則として出店できるのは上海市内に店舗を構える飲食店で、当初は通常価格の2−5倍に設定された。例えば、街中では1本2元(約26円)程度のミネラルウオーターが5元(約65円)。中国の一般市民にとっては割高感が強い。
五輪会場やテーマパーク内で売られる飲食物の価格が上がるのは何も中国に限ったことではないが、中国国内のネット上では、“万博価格”に対する批判が殺到した。事務局側は、会場外の店舗で提供している値段と同じにするよう通達を出したが、店側にも譲れない理由がある。
ある日本食店関係者は「昨年に比べ人件費も高騰している。通常価格では採算が取れない」と嘆く。会場内の飲食店は、材料を事務局が指定する業者から仕入れなければならない。
万博スポンサーの大手飲料水メーカーの飲料水は仕入れ値が売値とほぼ同じ。飲食店側には通常価格での営業を強いながら、事務局側が“万博価格”で商売をしている形だ。
人気パビリオン同様、飲食店でも行列ができている。「一度値下げをすれば、値上げをするのは難しい」と、売れ行きをにらみながら飲食店側の思案が続く。
1512
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:02:14
http://www.asahi.com/international/update/0506/TKY201005060304.html
ミャンマーNLDが解党 最大の民主化勢力消える2010年5月6日20時42分
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アウン・サン・スー・チーさん
【バンコク=山本大輔】1980年代末からミャンマー(ビルマ)民主化闘争を率いてきた野党「国民民主連盟(NLD)」の解党が6日、決まった。年内予定の総選挙に向けた政党登録期限までに登録申請を出さず、政党資格を失った。
アウン・サン・スー・チーさんを象徴に軍事政権と対峙(たいじ)してきた最大の民主化勢力であるNLDの選挙不参加、解党が決まったことで、国民が民主化の希望を託す最大の受け皿が失われたことになる。
情報筋によると、7日以降、NLDの政党活動や党員の政治活動は違法とみなされ、摘発の対象にもなるという。
NLD広報担当者らによると、自宅軟禁中のスー・チーさんは6日までに、党名が記された看板や党旗はそのまま残すように指示。NLDは政党ではなくなるが、政治犯として獄中にある民主活動家らの家族支援やエイズウイルス(HIV)感染者らを支援する社会奉仕団体として活動していくという。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100507k0000m030045000c.html
ミャンマー:総選挙はNLD抜きに 政党登録せず、解党
【バンコク西尾英之】ミャンマーで今年20年ぶりに行われる総選挙に参加するための政党登録が6日締め切られた。民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)率いる最大野党「国民民主連盟」(NLD)は手続きを行わず、事実上の解党となった。総選挙は、90年の前回総選挙で圧勝した同党抜きで行われることが確定した。
NLDは5日、最大都市ヤンゴンの党本部で解党前の最後の集会を開いた。解党処分は受け入れるが、今後も民主化闘争を続け、本部に掲げる看板や旗は残す方針という。
同国の軍事政権は3月、政党登録法など選挙関連法を制定。総選挙に参加する政党に5月6日までに選挙管理委員会への登録を求める一方で、過去に有罪判決を受けた人物を党員として登録することを禁じた。
スーチーさんの影響力を恐れる政権が露骨に「スーチー外し」を図ったもので、NLDはスーチーさんを排除して選挙に参加するか、政党登録せずに法の規定で解党処分となるかの選択を迫られた。結局、スーチーさん自身の意向もあって、NLDは3月末に選挙参加を断念した。
国際社会は総選挙について「自由、公正で誰もが参加する」形での実施を求めたが、NLDの不参加で国際社会が「正当に行われた」と認める可能性は極めて低くなった。
NLDは88年にスーチーさんらが中心となって創設。90年の前回総選挙では民主化勢力として全議席の8割以上を獲得する地滑り勝利を収めた。軍事政権は選挙結果を受け入れず政権に居座り、スーチーさんや幹部を繰り返し収監や自宅軟禁処分とするなど弾圧を続けてきた。
1513
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:24:45
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20100506/frn1005061202000-n2.htm
上海万博に異変…北朝鮮館、突然閉館! 衝撃のワケ2010.05.06
金総書記の訪中の影響なのか、上海万博で北朝鮮が運営する「朝鮮館」が5日、突然閉館した。万博関係者は、「朝鮮館のスタッフの職務的な問題が発生したため休みとなった」というが、具体的な理由は不明。北朝鮮ウオッチャーは「万博のスタッフが金総書記の訪中に駆り出されたのではないか」とみている。
万博初参加となる北朝鮮は約1000平方メートルの敷地に朝鮮館を建設。行列ができるほどではないものの、多くの来場者を集めている。巨大な韓国館に比べるとシンプルな造りだが、主体思想塔や洞窟などが呼び物だ。
ところが、金総書記の訪中に合わせるかのように5日は入り口のシャッターが閉まり、人の気配が消えた。通常、パビリオンを閉館とする際は「本日休業」の張り紙を出すものだが、扉には何も張られていない。
北朝鮮ウオッチャーは「開幕日の1日は10人ぐらいのスタッフがいて、みんな中国語が堪能だった。切手やDVDなどのグッズは手ごろな値段なので飛ぶように売れ、お札の山ができていた。しかし2日から大幅に減員となり5人ぐらいで回していた。4日にはスタッフがしきりに携帯電話で誰かと連絡を取っていたのが目についた」という。
そのうえで「貴重な外貨獲得の機会なのに一時閉館にしたのは、金総書記訪中で人手が足りなくなり、スタッフが北京に向かったからではないか」と推測する。
実際、外交関係者によると、北京首都国際空港には高麗航空の中型機が2機駐機しているといい、金総書記と列車で向かった本隊以外にも多数の要員が中国に送り込まれているようだ。北はいま、万博どころではないということか。
1514
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:31:57
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100504/asi1005040824002-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】タイ王室制度に問題提起
2010.5.4 08:22
デモ隊と治安部隊の衝突による混乱が続くタイで、ガシット・ピロム外相(65)の発言が注目されている。タイの安定の要として重きをなすプミポン・アドゥンヤデート国王(82)を中心とする王室の制度について、議論を呼びかけたのだ。
4月14日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版によると、ガシット外相は米国でのセミナーで、「私たちは、王室制度について語らなければならないと思う。王室はいかにして王室自体を現代の国際化された世界へ向けて改革していかなければならないか」と発言。外相はまた、「それは、私たちがこうしたすべての議論をやり通さなければならない、そしてやり通せるよう勇気を持たなければならない、さらに王室制度のタブーにまで踏み込まなければならないという工程である」とまで述べた。
タブーが、王室に対する不敬罪を指すのは明らかだ。不敬罪はタイに何をもたらしてきたのか。
高齢のプミポン国王の後継者は、ワチラロンコン皇太子(57)と目されている。ただしタイでは、「国王の後継体制についての議論は、密室で激しく行われているものの、公の場での話は、有罪となれば禁固15年が科せられるあいまいで恣意(しい)的な不敬罪の適用への恐怖から、控えられてきた」(FT)。
ほかにもある。「国王自身は、自分が批判にさらされない存在ではないといっているのに、不敬罪のそしりはしばしば、公人が敵対者を攻撃する手段として使われてきた」(FT)。クーデターで首相の座を追われたタクシン・シナワット氏(60)、そして反タクシン派の指導者や政治家たち…。彼らは、政敵の発言の一部を取り上げては不敬罪での醜い告発を繰り返してきた。
ではなぜ今、反タクシン派の政府から王室の在り方への問題提起がなされたのか。
4月21日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)アジア版は社説で、「政府の役人たちは、タクシン派の赤シャツ集団をバリケードから追い出すことに失敗すれば、国王の後継者がタクシン氏を亡命先から迎え入れ、別の政治体制を支持するのではないかと恐れているのかもしれない」と分析した。真実は不明ながら、反タクシン派の将来に対する不安が、自由な発言を求めさせているとの指摘がなされている。
1515
:
チバQ
:2010/05/07(金) 00:45:06
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100506/kor1005062021004-n1.htm
【金総書記訪中】いまだ踏み出せぬ改革・開放 中露しか外遊しない指導者 (1/2ページ)
2010.5.6 20:15
警察車両に先導され北京駅構内へ向かう北朝鮮の金正日総書記を乗せたとみられる車(前から3台目)と関係者の車列。後方は特別列車=6日午後、北京(共同) 【ソウル=黒田勝弘】北朝鮮の金正日総書記にとって今回の訪中の最大の狙いは、内外で孤立感が深まるなか「中国の後ろ盾」を内外に誇示するところにあったとみていい。金総書記は「困ったときの中国頼み」といういつもの“中国カード”で危機乗り切りを目指している。
北朝鮮ではとくに昨年末以来の貨幣改革(デノミ)の失敗をきっかけに、国民の生活不満や不安が広がり、民心の動揺が伝えられる。そこで「われわれには中国がついている、中国が助けてくれる」ことを国民や権力層に印象付け、政権の安定とさらなる延命を図ろうというわけだ。
今回、映像で確認されたが金総書記は歩行に異常がある。老いも目立つ。日程もきわめて慎重だった。健康に問題があることは明らかだ。後継体制づくりも急がなければならないのだが、現状のままでは不安だ。
金総書記としては中国の協力により経済を立て直し、危機を脱するとともに、民心および政権基盤を安定させ、後継体制につなげたい。
世上、伝えられる後継者候補の三男の中国への“顔見せ”などよりも、後継体制に向けたもっと根本的な「動揺する政権の安定」こそが緊急課題なのだ。
金総書記は今回も大連や天津など中国の開放経済の現場を視察している。過去の訪中でも繰り返された風景だが、何回視察してもいまだ中国式の改革・開放に踏み出せないでいる。
こうした経済視察は、改革・開放を模索しているフリをすることで中国から支援・協力を得るための“方便”のようにもみえる。訪中後、これまでとは違った路線転換があるのかどうか依然、不透明だ。
金総書記は父の金日成主席の死で権力を継いだ後、外国訪問は16年間でわずか7回だ(中国が5回、ロシアが2回)。訪問先は2カ国に限られている。
父は生前、非同盟会議など国際会議にも出かけている。息子の金総書記に国際会議の経験はない。国際化時代にいかに閉鎖的な指導者であることか。国家としてのこうした異常さが変化しない限り、立て直しのメドも立たない。
1516
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:37:26
>>1512
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100508-OYT1T00284.htm
「スー・チー分派」新党、総選挙参加へ
【バンコク=深沢淳一】ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんが率いた最大野党で、6日解党した国民民主連盟(NLD)の幹部らが新党を結成し、総選挙に参加する方針を決めたことが7日わかった。
関係筋が明らかにした。NLDの分派政党として、民主化を求める票の受け皿になり、軍政に対抗することを狙う。
NLDは3月、スー・チーさんの意をくむ形で総選挙ボイコットを機関決定したが、党内には参加すべきだとの声も強かった。
関係筋によると、党名は国民民主勢力(NDF)。NLDの最高機関だった中央執行委員会(20人)のうち、現時点で少なくとも6人が参加する。委員のタン・ニェイン氏が党首になり、5月中旬に政党登録を申請する予定。ニェイン氏らは総選挙参加を主張した若手党員に影響力があり、賛同者はさらに増えそうだ。ニェイン氏は「全国で候補者を立てる」と述べた。スー・チーさんが新党に関与する可能性は低いとみられている。
(2010年5月8日09時18分 読売新聞)
1517
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:52:36
>事件の背景は不明だが、和解の流れを妨害して混乱をあおろうとする勢力がいるとみて調べている
http://www.asahi.com/international/update/0508/TKY201005080002.html
バンコクで銃撃・爆発 警官2人死亡、通行人ら負傷2010年5月8日11時2分
【バンコク=山本大輔】タクシン元首相派が反政府集会を続けるタイの首都バンコクで7日深夜から8日未明にかけて銃撃や爆発が相次ぎ、警察などによると警官2人が死亡、複数の負傷者が出た。アピシット首相が提案した11月14日の総選挙を含む和解案を受けて元首相派が対応を検討していた矢先の事件で、情勢の行方に影響しそうだ。
警察によると、7日深夜、金融ビジネス街シーロム地区の交差点周辺を警備中の警察の機動隊に、オートバイの男が銃を数回発砲。警官3人と通行人2人が巻き込まれ、警官1人が腹部を撃たれて死亡した。8日未明にも近くでオートバイの男が警官らをめがけて爆発物を数発撃ち込み、警官1人が死亡し、複数の負傷者が出た。
同交差点は、元首相派が占拠する地区に接している。警察によると、事件の背景は不明だが、和解の流れを妨害して混乱をあおろうとする勢力がいるとみて調べている。
1518
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:53:35
>>1516
http://mainichi.jp/select/world/news/20100508k0000m030053000c.html
ミャンマー:元NLDの一部が新党結成の意向
【バンコク西尾英之】ミャンマーで今年予定される総選挙への不参加を決め、選挙関連法の規定で6日で解党処分となった最大野党「国民民主連盟」(NLD)の元中央執行委員、キンマウンスエ氏らが7日、新たな政党を結成し総選挙に参加する意向を示した。AFP通信などが伝えた。
これに対しNLDのニャンウィン元報道官は同通信に「新党の妨害をするつもりはないが、NLDの決定を守るべきだ」と述べた。軍事政権主導の総選挙への参加を巡り、NLDは二つに分裂した形だ。
NLD内部には、総選挙参加を拒否すればその後の「民主化プロセス」に加わることができないとして、選挙参加を求める声も根強かった。
既存の政党の再登録は6日締め切られたが、依然、新規政党の登録は可能。キンマウンスエ氏によると、新党には少なくとも25人が参加するという。
1519
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:55:12
http://mainichi.jp/select/world/news/20100508ddm010030023000c.html
躍動上海・EXPO2010:過去最大規模、上海万博スタート(その1)
◇「より良い都市、より良い生活」
◇さらなる飛躍 7000万人が目撃
「より良い都市、より良い生活」をテーマに1日開幕した中国の上海万博。約160年になる万博の歴史の中で途上国開催は初めてだ。08年の北京五輪に次ぐ国家プロジェクトとして位置づけられており、中国は、万博成功によってさらなる飛躍を遂げることを狙う。10月末までの期間中の来場者は、過去最高だった大阪万博の約6400万人を上回る約7000万人を目標としている。万博事務局は外国人観光客も300万人以上訪れると予測。特に、日本人観光客は全外国人の3分の1に当たる100万人の来場を見込んでいる。【上海・鈴木玲子、成沢健一、写真は西本勝撮影】
◇蚕の繭「日本館」 技術と伝統
薄紫色の蚕の繭を思わせる日本館は「紫蚕島」(日本語読み=かいこじま)の愛称で親しまれる。建物を覆う薄膜で発電する「発電膜」を世界で初めて導入するなど日本が誇る最先端技術を随所に盛り込み、環境・省エネ技術をアピールした。外国パビリオンの中でも日本館はサウジアラビア館などと共にトップクラスの人気を誇る。3時間待ちは当たり前の状況だ。
館内では、遣唐使など日中往来の歴史や、中国文化が日本に伝わり独自の発展を遂げた文化的つながりの深さを紹介する。来館者が足で踏むと発電する発電シートで環境技術を体験できるほか、日本の美しい里山の風景を最先端の映像技術で楽しめる。バイオリンを奏でるロボットや、来場者の笑顔を一斉に認識できる未来型カメラも登場した。
日本的デザインの木造建築の劇場は最大600人収容。日本の伝統芸能である能と中国の伝統劇「昆劇」のコラボレーションで、日中協力による保護活動が行われているトキをモチーフにしたミュージカルが上演され、来館者を楽しませている。
◇「大阪館」公害克服アピール
会場の一角にあるベストシティー実践区は、生活の質の向上に向け積極的に取り組む世界各都市の実例を紹介するエリア。日本からは唯一、大阪府と大阪市による「大阪館」が、パリなどと共に共同館内に出展している。
「環境先進都市・水都大阪の挑戦」をテーマに大阪の歴史や魅力を伝え、公害の歴史を乗り越えた水処理技術など環境への取り組みをアピールする。造幣局の「桜の通り抜け」をイメージしたトンネルから入り、「水の回廊」では涼しげな噴水が外の暑さを忘れさせる。「なにわの時空シアター」では水と共に発展してきた大阪の歴史や文化を映像で紹介する。
◇企業、自治体も合同で−−日本産業館
日本企業と地方自治体が合同で出展した「日本産業館」。「日本が創(つく)るよい暮らし」をテーマに日本の先端技術などを紹介する。アニメーションなどの「オタク文化」や「メイド喫茶」など若者文化もふんだんに映像に取り入れ、現代日本の新しい「J感覚」をアピールする。同館は最長3時間待ちの行列が続く。
目玉の一つが出展企業のINAXが設置した応接間のように居心地のよい「世界一トイレ」。約80平方メートルの空間に男性用は個室が三つに小用トイレが四つ。女性用は個室が六つある。クラシック音楽が流れる中、便器に近づくとふたが自動的に開き、温水洗浄できる同社の最高機種。中国での販売価格は5万4000元(約75万円)だ。トイレを案内する「トイレ博士」というコンシェルジュもいる。中国人と日本人の男女8人で、トイレ使用後の衛生状態もチェックする。
ただし、このトイレを利用できるかどうかは運次第。来館者に無料配布されるグッズ袋の中にチケットが入っていれば、世界一トイレを体験できることになっている。
外観の足場では3体のロボット「夢ROBO」が鉄骨を上り下りする姿も見られる。サラリーマンのように勤勉な日本人の姿を象徴。雨風にも耐えながら黙々と上り下りする姿が人気を集めている。
1520
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:55:35
◇一緒に踊ろう
会場内で毎日5回行われる「ハッピー・パレード」も人気を集めている。このうち昼夜2回のパレードは、約1・8キロを11台の大型山車と約200人の中国人ダンサーが練り歩く。「五大陸の和諧(わかい)(調和)」をテーマに、きらびやかな電飾が輝く中、タイの民族舞踊やリオのカーニバルなどテーマごとの山車が続き、夢の世界へといざなう。
振り付けは、北九州市でダンス教室を開く広津朋子さん(40)が担当した。3月からダンサーに指導を重ねてきた広津さんは「中国の若いダンサーたちが一生懸命に頑張っている姿を見て、お客さんも一緒に踊ってほしい」と話す。
◇中国メディアが見た万博 「辛抱強く待つこと必須」
上海万博の協力メディアである有力紙「中国青年報」は、開幕初日の様子を詳しく報じた。同紙の記事(電子版)から一部を翻訳し、「中国メディアが見た万博」を紹介する。同紙は、毎日新聞、韓国・朝鮮日報と万博報道で提携している。【訳・工藤哲、隅俊之】
初日は午後7時までに20万4000人が入場した。入園は午前に集中し、正午で17万5000人余りに達した。中国館以外ではスイス、フランス、ドイツ、ベルギー、日本、スペイン、サウジアラビア、イタリア、英国、韓国の各館が人気だ。
パビリオンは辛抱強く待つことが必須だ。竜のような列ができ、正午現在、英国館は2時間待ち。フランス館前に並んだ人は「並んでも価値がある。良いものは待ったり、見る準備が必要だ」と語った。
深センから来た陳さんは歩き続けて疲れ切っていたが「タンポポのような英国館、籐のつるで編み上げたスペイン館など、来なければ素晴らしさも想像できないだろう」と話した。
イタリアンレストランの担当者の石凡玲さんは、中国人のマナーは向上していると感じている。不平不満は以前より減り、譲る場面が増えた。機械の故障でチケットが出なかった時も、多くの人は理解して笑みを浮かべたという。
パキスタンレストランでは、スタッフが食事に来た人に「売り切れました」と伝えていた。日本料理店では開店直後「予約で満席」と張り出された。
好みの味なら食客たちは惜しみなく称賛する。山西省太原市から来た範暁燕さんは、ドイツにいた時の味を味わおうとドイツ館に来た。ソーセージ、ポテトなどを平らげ、「ここの料理はドイツの本場のものだ。中国の味とは絶対違う」と語った。
だが、入場者のマナーの悪さも目立つ。ベンチで寝そべる人、柵をくぐり抜けて館内に駆け込む女性も見られる。花壇に投げ込まれた卵の殻を拾う清掃スタッフを見ると、心中穏やかになれない。
ある清掃員の女性(29)によると、何度掃いてもごみが出てくる。毎日何百回も行き来して足が棒のようになったというが、彼女は「頑張って続ける」と語った。
日本館では「撮影禁止」と掲示してあるのに、来場者がカメラや携帯電話を取り出して撮影していた。注意されても取り出し、フラッシュが次々に光る。
禁止理由は「版権の問題」というが、多くの人が「他のパビリオンは撮れるのに」と言う。山東省の来場者は「先進的な科学技術は面白い」と話した。
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◇開催概要
上海万博の会場面積は市中心部を流れる黄浦江をはさんだ両岸の328ヘクタール。愛知万博の2倍近い広さだ。史上最高の246の国・国際機関が参加した。会期は今月1日から10月末の184日間。約7000万人を見込む入場者は、1日平均40万人近くなる。大型連休などは60万人を超えると予測されている。しかし、大混雑が予想された開幕から4日間の平均入場者数は18万人を下回るなど予測とは大きく異なる。
入場券は定価160元(約2200円)、混雑が予想される「指定日」は同200元(約2800円)。
1521
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:57:14
http://mainichi.jp/select/world/news/20100508ddm010030035000c.html
躍動上海・EXPO2010:過去最大規模、上海万博スタート(その2止)
◇移動は電気バス、太陽光の街灯 環境教育に活用
「より良い生活」を国民に享受させ、経済発展を継続させるには、世界一の温室効果ガス排出国である中国にとっても環境・省エネ対策は重要課題だ。中国政府は、全国から6000万人以上が訪れる万博を環境教育の場として活用し、国民の意識改革を狙っている。
会場内を走るのは、電気バスや燃料電池車だ。主な建物の景観照明は、低消費電力の発光ダイオード(LED)を使い、太陽光発電による街灯が並ぶ。トイレの水は、雨水を再利用する。
パビリオンでは、環境をテーマにした展示が目立つ。テーマ館「都市の惑星館」には巨大な半球の地球の模型が展示され、温暖化防止へ向けた二酸化炭素(CO2)排出削減や環境汚染防止の必要性を訴える。
中国館では、来館者が風力発電の模型前にある小型パネルを手でさすると風車の羽根が回る仕掛けや、藻からバイオディーゼル燃料を作る装置の模型もある。5歳の息子を連れた倪利誠さん(37)は「親子で楽しみながら学べるいい機会だね」と喜ぶ。
中国自動車大手の上海汽車が開発する次世代型電気自動車「葉っぱ」もお目見え。葉の形をモチーフにした形で人目を引く。自然エネルギーを効率的に取り込もうと、屋根に太陽光発電装置、車輪には風力発電装置を備え、車輪が回ると電力に転換できる仕組みだ。
一方、会場内では、資源の再利用を促すため、ペットボトルなどリサイクルゴミと可燃ゴミの分別が行われている。しかし庶民の分別意識はまだ低く、分別どころかゴミを路上に捨てる来場者も多く、すかさずゴミをかき集める清掃員の姿が目立つ。万博事務局は「もっと来場者に宣伝してゴミの分別と減量を進めたい」と汗をかいている。
◇タイムカプセル、未来都市と対話 日中韓報道機関提携、2038年開封へ
上海万博の協力メディアでもある中国青年報社は6日、北京の人民大会堂で記者会見し、「未来都市との対話」をテーマにした作品を集めてICチップに保存する「タイムチップ」活動を実施すると発表した。米ニューヨークでの万博(1939年)開催を前にした38年にタイムカプセルを埋めた活動や、毎日新聞社と松下電器産業(現パナソニック)が大阪万博(70年)を記念して実施した「タイム・カプセルEXPO’70」を参考にした“現代版タイムカプセル”と言える。青年報社は「万博関連で初めてタイムカプセルが埋められた日から100年に当たる2038年9月23日」に、保存作品を再公開する。
「タイムチップ」は青年報社や中国共産主義青年団上海市委員会、万博事務局などが主催。同社と協力関係にある毎日新聞社と韓国の朝鮮日報社が後援する。28年後の都市で「消えた物や風景」「誕生した物や風景」について、写真や動画などで表現した作品を8月30日まで受け付ける。9月23日に優秀作品100点を選び、万博会場内で展示するとともに、上海の図書館で28年間保管する。作品と並行して、今年生まれた赤ちゃんを「タイムベビー」として募集。10人を選び、28年後にICチップを開封する際に立ち会ってもらうという。
作品の応募資格は45歳以下の人で、海外からの応募も可能。詳細は中国青年報社のウェブサイトhttp://web2.cyol.com/time/(中国語)で紹介されている。
◇人気パビリオンに長い列 3時間待ち当たり前
断トツ人気は中国館だが、外国パビリオンもヨーロッパ勢を中心に人気館の前は長い列。3時間待ちは当たり前の状況だ。
外国パビリオンでは最高額とも言われる13億元(約180億円)の巨費を投じたサウジアラビア館が人気の的。空に浮かぶ「月の船」のような半円盤形で、地上と屋上に植えられた150本のナツメヤシの木が砂漠のオアシスの雰囲気を醸し出す。
フランス館は美の殿堂。オルセー美術館所蔵の名画が勢ぞろい。セザンヌ、ゴッホ、ミレー、マネ、ボナール、ゴーギャンの名画6枚とロダンの彫刻「青銅時代」を展示する。スイス館ではゴンドラに乗って屋上までの小旅行が楽しめる。
ランキング外でも人気館は数時間待ち。イタリア館は、巨大なハイヒールのオブジェなどが並び、イタリア料理店もある。デンマーク館の人魚姫像も記念写真を撮る来館者であふれる。この像は、アンデルセンの童話を基にした銅像。「国の宝」の万博への出展をめぐって国民の一部から反対論が噴出し、話題を集めた。
1522
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:57:45
■中国館
大阪万博の「太陽の塔」に相当する上海万博のシンボルが中国館だ。古代の冠を模した逆ピラミッド形の建物は高さ69メートル。中国文化の精神や気質を表現している。1日5万枚の予約券が入場開始直後になくなってしまうほどの人気ぶりだ。
展示エリアは、映像などで都市の発展を紹介する「東方の足跡」、カートに乗って伝統的な都市計画に触れることができる「探索の旅」、来館者に都市化の課題を考えてもらう「低炭素の未来」に分かれている。
このうち最大の呼び物は「東方の足跡」にある高さ6・5メートル、幅128メートルの「動く絵巻」だ。北宋の都、〓京(べんけい)(現在の河南省開封)のにぎわいを描いた「清明上河図」を再現したもので、スクリーン上で動く人々や船が当時の雰囲気をリアルに伝える。
■スペイン館
全体が巨大な籐(とう)かごのようなスペイン館は独創的なデザインで注目される。山東省で手作りした籐を編みこんだ板8524枚を張り合わせた外観で、籐の間からやわらかな日差しが館内に差し込む。
館内には、世界遺産であるアタプエルカの古代遺跡の洞窟(どうくつ)をイメージした空間に横幅60メートルの大スクリーンを設置し、スペインの海や風景が映し出される。スクリーンの前では、情熱的なフラメンコの舞も演じられる。8カ月の乳児をモデルにした高さ6・5メートルのロボット赤ちゃん「ミゲリン」も登場。コンピューター制御で目や口を動かして目を閉じたり、笑ったりする表情が人気を集めている。
◇スタンプ集めて世界旅行
各国パビリオンを巡って「万博パスポート」に記念スタンプを集め、世界を旅したような気分になれるのも万博ならではの楽しみ。外国への渡航がまだ難しい中国の人々にもスタンプ集めは大好評だ。江蘇省から夫婦でロシア館を訪れた女性(55)は「外国には行ったことがないけど、本当に行ったみたいで楽しい」と既にスタンプを押した国名をうれしそうに読み上げた。
万博パスポートは特殊な加工が施され、簡単にはコピーできない作りだという。本物のようにすべて通し番号があり、各ページに日本館など館名が印刷されている。万博パスポートは67年のモントリオール万博で始まり、最初は入場券として使われた。会場内などで発売。価格は30元(約400円)。
==============
◆行列が多い外国の人気パビリオン(万博事務局発表。5月3日現在)サウジアラビア、日本、ドイツ、フランス、スイス、スペイン、英国、米国、韓国
1523
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:58:33
http://www.asahi.com/international/update/0507/TKY201005070398.html
上海万博、意外と空いてる?開幕1週間、客足予想の半分2010年5月7日22時17分
【上海=奥寺淳】上海万博の客足が伸び悩んでいる。半年間の会期中に万博史上最多の7千万人(1日平均38万人)の来場を見込んでいるが、開幕1週間となった7日までの来場者は1日平均約15万人にとどまっている。万博事務局は天候などを原因に挙げているが、市民からはチケットやホテルの値段が高いなどの声も根強い。
快晴となった7日、日本館やサウジアラビア館など人気パビリオンには2時間以上の行列が出来た。しかし、35万人を動員した4月下旬のリハーサルに比べると、通路やレストランにも余裕がある。
1日から3日間は指定券がないと入れず、「それぞれ30万枚以上は売り切れていた」(同事務局)。しかし、実際は2日の22万5600人が最多。4日以降は一般券があれば入場出来るが、5日は8万5600人にとどまった。
洪浩・万博事務局長は「気温が30度以上と暑くなったことや、行列を嫌う人がピーク時を避けたのでは」との考えを披露。地元紙では「すでに3300万枚の入場券が売れ、上海市民への配布分を含めれば潜在入場者は4千万人を超えた」(東方早報)などと威勢の良い報道が続く。ピーク時には1日80万人に達するとの見方を崩していない。
1524
:
チバQ
:2010/05/08(土) 11:59:30
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100507/chn1005071956002-n1.htm
【上海万博】開幕から1週間、来場者やっと100万人乗せ、目標7000万人大丈夫?
2010.5.7 19:46
【上海=河崎真澄】中国の上海万博が開幕から7日で1週間を迎えたが、入場者数の合計がこの日、やっと100万人に達した。万博事務局では当初、開幕3日で100万人を超え、184日の会期で史上最多の7千万人の入場を見込んでいた。しかし、このペースのままなら最終的に入場者は3千万人を割り込む恐れもあり、事務局では巻き返しに躍起になっている。
出足低迷について、事務局長の洪浩氏は、「開幕から4日まで最高気温が30度前後の暑さ、5日は雨天の影響があった。(入場券をもつ人も)開幕当初の混雑を避けたのではないか」などと苦しい説明。事務局では入場券販売が7日までに3311万枚に達したと公表するなど、潜在的な入場者を強調することで悲観論を打ち消そうと懸命だ。
これまで1日当たりの入場者数は最高で2日の22万5600人。最も少なかったのは5日の8万5600人で初の10万人割れとなった。事務局が当初予想した1日平均38万人にいずれも遠く及ばないのが実情。7日の入場者は午前11時(日本時間同日正午)に10万人を超え、累計100万人をようやく突破した。同日午後7時(同午後8時)段階の集計で、合計104万900人となっている。
1525
:
チバQ
:2010/05/08(土) 23:02:55
http://www.asahi.com/international/update/0508/TKY201005080265.html
アキノ氏がリード広げる 比大統領選、10日投開票2010年5月8日22時22分
【マニラ=松井健】フィリピン大統領選は10日、投開票される。コラソン・アキノ元大統領の長男ベニグノ・アキノ上院議員(50)とマヌエル・ビリヤール上院議員(60)が競り合ってきたが、終盤になってビリヤール氏が失速。アキノ氏が大きくリードを広げ、大差で勝利する可能性が出てきた。
世論調査機関SWSが今月2、3日に実施した調査では、アキノ氏が支持率42%でトップ。ビリヤール氏が19%に落ち、20%のジョセフ・エストラダ前大統領(73)に追い抜かれた。別の調査機関パルス・アジアの4月下旬の調査でも、アキノ氏39%、ビリヤール氏20%。
大統領選には、ほかにアロヨ政権与党のギルバート・テオドロ前国防相(45)ら6人が立候補している。有権者数は約5072万人。
一方、今回初めて全国導入される電子投票システムのトラブルを懸念する声が上がっている。全国にマークシートの投票用紙の読み取り集計機を設置して票集計を速める仕組みだが、停電やデータの読み取りの失敗、送信の不具合などで開票が混乱し、最悪の場合、選挙が成立しない恐れもあるとの指摘が出ている。
1526
:
チバQ
:2010/05/09(日) 00:26:20
ここかなあ?
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100508ddlk10040144000c.html
追跡ぐんま:ベトナム難民移住28年、羽黒団地 文化の差異、進まぬ理解 /群馬
◇公園パーティーきっかけに 共生へ心の触れ合いも−−伊勢崎・羽黒団地
ベトナム難民とその子供たちが多数暮らす伊勢崎市羽黒町の「羽黒団地」。県営、市営の全20棟約450戸のうち約100戸にベトナム人が暮らす。難民第1号が82年、県の斡旋(あっせん)でこの団地に移住を始めて今年で28年。広大な団地には、文化の違いが生み出す住民感情のわだかまりが横たわる一方、共生に向けた心の通じ合いも、わずかながら芽生え始めている。【鈴木敦子】
この日の伊勢崎市内の最高気温は33・3度。暑苦しい夜だった。団地に囲まれた「羽黒2号公園」は午後10時になっても、ベトナム人の若者ら約20人による「パーティー」が続いていた。09年7月19日。2本のケヤキの幹をネットで結んでバレーボールに興じたり、日が沈むと、ビール片手にバーベキューが始まった。時折、ベトナム語の叫び声が響き、鶏肉を焼くにおいが漂った。
「もう我慢できない」。公園近くの1階に住む男性(63)はテレビのボリュームを上げたが、耐えきれずに窓を閉めた。やがて、ベトナム人同士で殴り合いのけんかが始まり、パトカーも出動する騒ぎに。複数の住民は翌日、公園を管理する伊勢崎市役所に頼んだ。「うるさい。なんとかしてほしい」。市はベトナム語など3カ国語で、バレーボールとバーベキューを禁止する張り紙を出した。
乱闘騒ぎの背景には、未曽有の不況がもたらした「派遣切り」もあったとみられる。県営団地管理人の小泉洋子さん(72)は「職を失って自由時間が増えたベトナム人は当時、ストレスがたまっていたはず。発散させる場が、あの公園だった。この28年間で行政が介入する騒ぎは初めてだった」。
□
「使用禁止」を機に、日本人からの苦情はなくなった。しかし、あつれきは残る。
昨年4月にこの団地に引っ越してきた女性(69)の目には当時、団地全体にごみが散乱しているように見えた。ちり紙、お菓子の袋、鶏肉の骨……。生ごみを求めてネコが集まる。ごみを窓から投げ捨てるのは、ベトナムでは普通のことだと知ったが、ネコ嫌いのこの女性は時々、ネコよけのクレゾールをまく。10カ月間毎日掃除を続け、ようやくごみが少なくなったという。
約3年前に越してきた30代の男性会社員は「ベトナム人は日本になじもうとしない」と感じる。職場で一緒に働いていたベトナム人は、日本語が話せて仕事熱心だったが、仕事で注意を受けて都合が悪くなると、ベトナム語で愚痴をまくしたてた。「文化が違うから分かり合うのは無理だ」と話す。
「目が合って逆恨みでもされたら怖いから公園には近付かない」。公園でのバレーボールとバーベキューの禁止を受け、そう話す女性(69)もいた。
□
今年2月、団地に住んでいたグェン・フー・ユンさん(46)は、日本人とベトナム人の「共生」を目指す「懇談会」に呼ばれた。日本側からは自治会役員や警察関係者、市職員が出席。グェンさんは「公園でのバレーボールを再開させてほしい」と訴えたが、返ってきた答えは「ベトナム人の責任者2人が、最初から最後まで(混乱が起きないか)見守ってくれるならいいですよ」。仕事や家族を持つベトナム人にとって「無理な相談」(グェンさん)だった。
「日本人の言うことは一方的。自分たちの習慣を押し付けようとしている」。グェンさんにとって、日本人の子供が家の中で携帯ゲームをして遊ぶのは異様な光景だ。バレーボールを禁止する理由が理解できない。また別の男性(48)は「市民税を払っているのにバレー禁止はベトナム人への差別だ」と憤慨する。市職員は「ボールが飛び交うバレーは危ない。子供たちが遊べなくなる」と説明したが、ベトナム人には「締め出された」との不満が広がった。
□
団地の目の前に建つ駄菓子屋で、向田建司さん(60)は、小学校高学年のベトナム人少女を目に留めた。公園問題が団地全体を揺るがした約1カ月後のことだった。日本人の大人がこの店に行くと、「アイス買って」などと近寄ってくるベトナム人の子供もいるが、この少女は違った。
向田さんが本を持って歩いていると、「おじさん、何の本を読んでいるの?」と話しかけてくる。団地の廊下を掃除すると黙って手伝ってくれる。子供に恵まれなかった向田さん。この少女のお陰で、差別や偏見から自由になれたと感じている。
ある日、向田さんは「いいかい、日本でもベトナムでも、必要とされる人になりなさい。せっかく日本にいるんだから」と話しかけた。少女は恥ずかしそうに「うん」とうなずいたという。
1527
:
チバQ
:2010/05/09(日) 16:44:31
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20100507/frn1005071619001-n2.htm
壮絶体験リポート!不入り上海万博の報道されない“裏側”2010.05.07
開幕直後なのに、いまいち客足が伸びない上海万博。5日の入場者数は8万5600人で、初めて10万人を割り込んだ。主催者側は会期中、万博史上最多の7000万人の入場者を見込んでいるが、このペースだと3000万人程度になりそう。それでも、日本館やサウジアラビア館などの人気パビリオンは連日2−3時間待ちの行列。そこで実際に中国人に混じって並んでみると、追い越しや柵越え、将棋倒しの危機など、壮絶な異文化が体験できた。
不入りの原因は明らかだ。上海在住の日本人駐在員は「入場料が高すぎる。160元(約2200円)は、上海人にとって2万円ぐらいの感覚」と指摘する。
もっとも、主催者側は「来場者が殺到する」と考えていたようで、各パビリオンには行列を仕切る鉄柵が100メートル以上にわたって設置された。だが、多くのパビリオンが待ち時間なしで入れるため、来場者は迷路のような柵に沿ってパビリオンの周囲を何度も往復するハメに。
そんななか、面倒になって柵をヒョイヒョイと乗り越えたり、継ぎ目を外して近道を構築するヤカラが出現。監視係のボランティアが注意すると、「何が悪いんだ!!」と逆ギレするオヤジも。
人が少ないメリットもある。懸念されたトイレは十分に余裕があり、清潔。ただ、男子トイレは大便区と小便区に分かれているのだが、小便区の半分は便器がなく、水の流れる金属の壁に向かって用を足すタイプ。隣の人の局部が丸見えになっても平気なのは、やはり中国らしい。
日本館は連日2−3時間待ちの行列。周囲はアスファルトで気温は30度を超える。中国では女性だけでなく、男性も日傘を差す。周囲への配慮は一切ないのでコツ、コツと傘の骨が顔や頭に当たって不愉快極まりない。
行列の先には冷たい水を5元(約70円)で売る売り子がいる。市内では2元(約30円)で買えるので、かなりフッかけている。一方で、行列慣れしている中国人は自分で食料を持参。足下にはリンゴやナシの食べかすが転がり、ゆでタマゴの殻まで散乱していた。
列は1人1人の間隔が狭い…というか、ない。ピタッと体と体をくっつけるのが中国流。それもグイグイと後ろから圧力をかける。しかも、さっき後ろで見かけた顔が、気付いたら10メートル以上も先に。気付かぬうちに追い抜かれたのだ。
後ろの女性は連れている子供に日本の蔑称「小日本が、小日本が…」と熱く語っていた。口では「小日本」と言いつつも、3時間も並んで日本の展示が見たいというのが本心らしい。
パビリオンの行列は1列か2列が原則だが、日本館は入り口付近で行列が広がるスペースがある。ここが一番危険で、後ろから一気に圧力がかかり、パチンコ台に玉が入るように「われも、われも」と一点に人の圧力が集中するのだ。
「押すなー、押すなー」と悲鳴が上がり、超満員の通勤電車のような状態が30分以上も続く。ほうほうの体で館内に入ったが、1日分の体力を使い切った気分だ。
館内でも、あきれた光景が。「撮影禁止」とあるのに、みんなが林家ぺー、パー子夫妻のようにフラッシュをたきまくっているのだ。だが、日本の技術力の展示には、さすがの中国人も感心しきりで、ようやく留飲を下げることができた。
1528
:
チバQ
:2010/05/11(火) 12:24:15
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100511/asi1005111043005-n1.htm
アキノ氏、汚職撲滅を掲げて圧勝 比大統領選 (1/2ページ)
2010.5.11 10:43
10日、フィリピン北部タルラック州で、電子投票の投票用紙を手に笑顔のベニグノ・アキノ上院議員(AP) 【マニラ=宮野弘之】フィリピン大統領選は11日、故コラソン・アキノ元大統領の長男、ベニグノ・アキノ上院議員(50)が圧倒的な支持を集め、当選を確実にした。アキノ氏は、アロヨ政権の金権・汚職体質を厳しく批判、汚職撲滅を最優先に掲げた結果、全国でまんべんなく支持を集め他の候補を圧倒した。中央選挙管理委員会は同日中に最終集計を発表する予定で、アキノ氏が15代フィリピン大統領となることが確定する。
中央選管の11日朝の発表(開票率78.55%)では、アキノ氏は1234万5千票余りで40.19%を得票。エストラダ前大統領(73)は約782万8千票、25.46%、ビリヤール上院議員(60)は約437万6千票、14.22%にとどまっている。登録有権者数は5070万人で投票率は約75%。
アキノ氏はマルコス独裁政権に立ち向かった父親の故アキノ上院議員と、同政権を倒したピープルパワー革命の象徴である母親の遺志を継いで、昨年9月に急遽(きゅうきょ)立候補した。変革を求める国民から支持され、選挙期間中に行われた世論調査でも終始、他の候補をリードした。
これに対し、エストラダ、ビリヤール両候補はアキノ氏の経験不足を批判しつつ、景気対策を前面に出して選挙戦を戦ったが、主な支持層とした低所得者層の票をまとめきれず、アキノ氏の独走を許した。
今回は副大統領選のほか、上院議員選や地方首長選も同時に行われ、全国規模で初めて電子投票システムが使われた。懸念された投票読み取り装置の故障も、全国に設置された7万6千台のうち400台強にとどまり、手作業の開票で大勢判明まで1週間程度かかった前回に比べ、今回は開票開始から半日で大勢が判明し、選管では今回の電子投票の成功を宣言した。
一方で、同国南部ミンダナオ島では暴力事件を恐れて7つの町で投票が不成立となったほか、ルソン島でも銃撃で死者が出るなど選挙絡みで10人が死亡した。
1529
:
チバQ
:2010/05/11(火) 12:25:34
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/100511/kor1005110356000-n1.htm
【から(韓)くに便り】ソウル支局長・黒田勝弘 金日成・正日父子の勘違い (1/2ページ)
2010.5.11 03:55
北朝鮮の金正日総書記(68)の中国訪問をソウルからながめていて思いだしたことがある。父・金日成(1912〜94年)の外遊との違いである。金総書記は中国とロシアにしか行ったことがないのに対し、金日成は生前、中国やソ連(現ロシア)のほか東欧や中東、インドネシア、モンゴルなどにも出かけている。
父親より息子の方が“世界が狭い”というのは、指導者としてはいかにも偏狭(!)すぎる。
本人は昔から映像好きで知られ、各国の衛星テレビやパソコンも見ているから、だいじょうぶと思っているかもしれない。しかし世界が国際化とかグローバリゼーションといって、地域会議や国際会議などで交流がひんぱんになっている時に鎖国とは、いかにも“唯我独尊”でかたくなすぎる。
もっとも、だからといって父が国際感覚豊かで情勢判断が確かだったかというと、これまた必ずしもそうではなかった。
たとえば金日成は生前、いわゆる“非同盟諸国”や“第三世界”に入れ込んだ。「反米・反帝・自主独立」で小国が力を合わせ、発展しようというわけだ。
これにだまされた一人に日本の作家・小田実(まこと)がいる。
1960年代に大ベストセラーの世界旅行記『何でも見てやろう』で人気を博し、70年代にはベトナム反戦運動の“ベ平連”のリーダーとして知られた。進歩派知識人らしく「ベトナムの次は朝鮮」と思ったのか北朝鮮を訪れ、金日成と会う(76年)。
その記録が評論集『私と朝鮮』(77年、筑摩書房刊)として無残に残っているが、その中で小田は、金日成が「前途有望な国はソマリアとマダガスカルだ。理由は食糧の自給に真剣に取り組んでいるからだ」と語ったことにいたく感動し、繰り返し紹介している。
しかしソマリアとマダガスカルは今なお世界の最貧国だ。小田が北朝鮮を「第三世界のモデル」と持ち上げ「金日成さんは世界を見ているなという気がした。あるいは、歴史を見ている」と絶賛したのは見事な錯覚だった。
北朝鮮自身がその後、ひどい食糧難にあえいでいるのは周知の通りである。
他人のミスをあげつらうのは申し訳ないが、失敗も教訓として生かせば救われる。この時、金日成は小田との会見で「なによりも、人民に食糧を十分に供給しなければならない。人民に十分食べさせないことには、いかにりっぱな政治スローガンをかかげても役に立たない」と語ったという。
父・金日成自身、「コメのご飯と肉のスープを食べさせる」という人民への約束を実現できないまま世を去ったが、後継者の金正日政権は「りっぱな政治スローガン」ばかりで人民を食べさせられないでいる。
政治スローガンの「主体思想」も「われわれ式社会主義」も「強盛大国」も、そして権力世襲も、まず人民を十分食わせるためではないのか。この地域で今なお北朝鮮だけがなぜ食糧難なのだろう。
中国訪問の金総書記は一時に比べ体重は増えたようだが、表情はさえず、髪も薄くなった。足を引きずるような歩みに、老いとともに、ままならない現状への“悩み”がうかがわれる。
「人民を食わせること」を指導者の最大課題と決断すれば方法は簡単だ。開国に向け、これまでの考え方、やり方を変えればいい。今回こそ、中国訪問でそのヒントを得たのだろうか。(ソウル支局長)
1530
:
チバQ
:2010/05/11(火) 18:24:29
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100511-00000303-newsweek-bus_all
「貧しい農村」という中国の時限爆弾
ニューズウィーク日本版5月11日(火) 10時50分配信 / 経済 - 経済総合
現指導部が退く2013年までに都市と農村の経済格差を是正できないと……
メリンダ・リウ(北京支局長)
北京から150キロも離れていないのに、ここ偏橋村と北京の高層ビル群との間には何光年もの隔たりがあるように感じる。
万里の長城の麓に位置するこの村では、石とれんがでできた平屋の家で暮らす農民たちがトウモロコシや栗、アンズなどの換金作物を育てている。村人の生活は大昔の先祖たちと大して変わっていない。
中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席と温家宝(ウエン・チアパオ)首相の政策を評価する上で試金石となるのは、偏橋村のような土地だ。温もこの村を度々訪れて、本当の中国はきらびやかな都会以外にあることを忘れてはいけないという趣旨の発言をしている。
農民の生活を改善すると約束して胡と温が政権に就いたのは、7年前のこと。以来、この2人の指導者は、中国西部の貧困の改善、農民に対する税の軽減、莫大な農業補助金の支給、農村の医療保険制度の導入、農家による土地賃貸の解禁などの施策を次々と打ってきた。
しかし、まだ十分とは言えない。温は最近、農民こそ中国経済の「生命線」だと述べているが、農村部の1人当たり年間所得は都市部の3分の1にも満たない758ドル相当にとどまる。都市と農村の間の所得格差は、1978年に中国で市場経済型への改革が始まって以来最悪の水準に拡大した。
都市部に移住して働いている農村出身者は、国の人口の約5分の1に相当する2億2500万人。彼らは、もともとの都市住人と同等の行政サービスを受けることが認められていない。中国の都市部では、そうしたいわば「二級市民」層が拡大している。
農村の貧困層は、怒りを募らせ始めている。農村部では、腐敗した地方官僚や土地所有者に対する抗議活動が相次いで発生。政府への不満と反感が社会不安を生み出すのではないかという懸念も高まっている。
格差問題に潜む危険性については、中国の体制内でも議論になっている。3月に開かれた全国人民代表大会(国会に相当)の開幕直前には、13の新聞が都市と農村の格差問題について、違例の率直な内容の共同社説を掲載した。
共同社説は、都市に移り住んだ農村出身者の権利を制約する「戸口」と呼ばれる住民登録制度を改正すべきだと主張。「何十年にもわたる政府の誤った政策に、ここで終止符を打つべきだ」とまで言い切った。
1531
:
チバQ
:2010/05/11(火) 18:24:40
■経済発展持続の必須条件
中国の検閲当局は、この共同社説に関する議論を直ちに禁止。執筆責任者は北京の経済紙「経済観察報」のウェブサイトから更迭され、ほかの共同執筆者も処罰を受けた。
胡と温は、中国の農村住民の経済状況が世界経済の未来を左右することも分かっている。これまで中国は、アメリカなどの先進国に安価な工業製品を輸出することにより経済を発展させてきた。しかし世界経済危機でアメリカの消費者の購買力が落ち込んだため、輸出主導の経済のままでは現在の経済成長率を維持できなくなった。
目下、中国に必要なのは、輸出への依存を減らすために国内消費を拡大すること。そこで、人口の半数以上を占める農村住民の消費を活性化したいと、中国政府は考えている。現在、貧しい農民たちは病気になった場合に備えて、乏しい収入のほとんどを貯蓄に回している。
農民に金を使わせる狙いで、中国政府は4兆元(6000億ドル)相当の景気対策予算のかなりの割合を西部の農村部に投入。冷蔵庫やエアコン、コンピューターの農民向けの割引販売を奨励するために、メーカーへの助成金支給も打ち出した。
数年前には、農村に医療保険制度を導入した。おかげで、医療費に対する農民の強迫観念的な不安感も和らぎ始めているという。
■国家権力の土台が揺らぐ
しかし、都市と農村の格差解消への扉は閉ざされようとしているのかもしれない。胡と温のコンビは2013年に退き、新指導部にバトンタッチすることが決まっている。胡に代わり国家主席に就くことが有力視されている習近平(シー・チンピン)国家副主席は、社会正義を重視する胡と温とは対照的に、輸出産業を擁する都市部の利害を重んじる一派と近い。
問題はそれだけではない。都市と農村の所得格差が広がり続け、政府の景気刺激策がインフレに火を付ける可能性が現実味を帯びている。インフレ、所得配分の不均衡、役人の汚職が合わされば、「社会の安定、ひいては国家権力の安定に影響が及び」かねないと、温は警鐘を鳴らしている。
温はこの1月にも偏橋村を訪れて、補助金をさらに増額すると約束。首相を退いた後で、状況がどの程度改善したか確認するために再び村を訪問することも請け合った。そのときまで、中国政府は約束を果たすために奮闘しなければならない。
1532
:
チバQ
:2010/05/11(火) 20:00:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010051100959
イメルダ夫人が当選の勢い=アロヨ大統領も−比統一選
【マニラ時事】10日のフィリピン大統領選と同時に実施された上下院選や知事選に出馬していた故マルコス元大統領のイメルダ夫人(80)の当選が11日、確実な勢いとなった。地元メディアが伝えた。
大統領選では、かつてのマルコス家の宿敵アキノ家のベニグノ氏が圧勝しており、20年以上を経て両家がフィリピン政治の舞台に登場することとなった。
マルコス独裁政権崩壊後、靴などのコレクションで有名になったイメルダ夫人はルソン島北イロコス州の選挙区から出馬した。長男フェルディナンド氏は上院選、長女アイミー氏は北イロコス州知事選でそれぞれ当選が有力視されている。
現職大統領でありながら、ルソン島パンパンガ州の選挙区から下院選に出馬したアロヨ大統領も当選の勢い。アロヨ氏は大統領権力の円滑な移譲を約束した。
このほか、プロボクシングで5階級制覇を達成しているフィリピンの世界的ボクサー、マニー・パッキャオ氏も下院議員当選が濃厚となっている。(2010/05/11-19:38)
1533
:
チバQ
:2010/05/11(火) 20:53:25
http://mainichi.jp/select/world/news/20100511dde007030025000c.html
フィリピン大統領選:アキノ氏、得票40%超す 過去3代より高く
【マニラ矢野純一】10日投票のフィリピン大統領選で当選を確実にしたベニグノ・アキノ上院議員(50)は、11日午前までの開票作業で40%の得票を維持し、過去3代の大統領より高い支持を得て圧勝する勢いを見せている。
選挙管理委員会が11日朝発表した中間集計(開票率78・55%)によると、アキノ上院議員は40・19%を得票。2位のエストラダ前大統領(73)=得票率25・46%=や、3位のビリヤール上院議員(60)=同14・22%=を大きく引き離している。投票率は約75%だった。
1986年にピープルパワーでマルコス大統領を倒した母、故コラソン・アキノ元大統領(在任86〜92年)の後に就任した大統領3人では、アロヨ大統領が04年の大統領選で得票した39・9%が最高で、アキノ氏の得票率は上回りそうだ。
一方、今回導入された電子投票システムは、機械が故障するなどトラブルが起きたが、開票作業はほぼ順調に進んだ。過去は大勢判明までに1週間以上かかったが、今回は投票当日に当選確実が出た。しかし、選管への集計データの送信に手間取っている地域もある。データは投票所に複数設置された投票機から送信されるが、州によっては投票機全体の7割しか送信できないケースも出ている。
==============
■人物略歴
◇ベニグノ・アキノ氏
60年マニラ生まれ。マルコス独裁政権に対抗して83年に暗殺されたベニグノ・アキノ元上院議員と、コラソン・アキノ元大統領(09年8月死去)の長男。地元大学を卒業後、親族企業の役員を歴任し、98年から下院議員を3期9年務め、07年からは上院議員に転身した。
1534
:
チバQ
:2010/05/12(水) 22:46:02
http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY201005120427.html
元首相派ら追い出しへ「兵糧攻め」 タイで高まる緊張2010年5月12日20時55分
【バンコク=高野弦】タイ政府は12日、首都バンコクの商業地区でタクシン元首相派らが続けている反政府集会をやめさせるため、13日午前0時(日本時間午前2時)から、集会地域への水道、電気、食糧の供給を止める方針を明らかにした。検問所を設けて外部からの立ち入りを禁じ、バスや高架鉄道など公共交通機関の運行も中止。携帯電話の電波も遮断する方針だ。
4月10日に別の場所であった陸軍部隊による強制排除では多数の死傷者を出したことから、今回は「兵糧攻め」のソフト路線をとり、自主的な解散を促す考えだ。ただ、元首相派は反発を強めており、再び騒乱に発展する可能性もある。
政府側は、4月の騒乱の責任を追及する元首相派の要求に従って、この11日にステープ副首相が治安当局に出頭した。しかし、元首相派は「容疑者として扱われるまで、集会は解散しない」として、集会の継続を決めていた。
17日から学校の新学期が始まり、このままでは交通網の混乱が予想されるため、政府は集会の解散に向けた対応を急いでいる。
http://mainichi.jp/select/world/news/20100513k0000m030084000c.html
タイ:対タクシン派「兵糧攻め」不発 政府、対応に苦慮
【バンコク西尾英之】タイ政府は12日、バンコク都心部繁華街を占拠するタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の兵糧攻めを狙い、占拠地域の電気と水道の供給を13日午前0時(日本時間同2時)から停止すると、いったん発表した。しかし、占拠地域のみの供給停止は技術的に困難で、広い範囲に影響が及びかねないことが分かり、政府は12日夕、一転して供給停止策を見送る方針を固めた。
占拠解除に応じないUDDに業を煮やし再び強硬姿勢に転じた政府の対応は、最初からつまずいた形だ。
政府の治安回復本部報道官は12日昼の記者会見で、占拠地域の電気、水道のほか電話回線を切断し、占拠地域を封鎖して食料搬入を阻止すると発表。「軍は用意ができており、政府は段階的にUDDへの圧力を強めていく」と述べていた。
だが、その後、地元電力公社が「占拠地域のみの供給停止は不可能」と難色を示し、水道停止も技術的に困難なことが分かった。占拠地域周辺には日米英を含む各国大使館や各国企業の事務所、外国人居住者が集中している。UDD占拠地域では依然、高齢者や女性、子供を含む数千人が座り込みを続けている。
1535
:
チバQ
:2010/05/12(水) 22:48:06
http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY201005120338.html
宿敵対決再び? マルコス一族の3人当選確実、比統一選2010年5月12日19時10分
【マニラ=松井健】10日のフィリピン大統領選と同時に行われた上下院議員や知事らを選ぶ統一選で、イメルダ・マルコス元大統領夫人ら元大統領の一族3人の当選が確実になった。大統領選ではマルコス家の宿敵アキノ家のベニグノ・アキノ上院議員が当選を確実にしている。今後、元大統領の遺体のマニラ英雄墓地埋葬などを巡る争いが起きそうだ。
元大統領の出身地北イロコス州第2選挙区から下院選に出馬していたイメルダ夫人、同州知事選に立候補していた長女アイミー元下院議員は、ともに圧勝した。全国区の上院選に出た長男フェルディナンド下院議員は、中間集計で今回の改選枠12人のうち7位に位置しており、当選はほぼ確実だ。マルコス家からの上院議員就任は父以来になる。
マルコス家は同州やイメルダ夫人の出身地レイテ島では強い影響力を保ってきた。今回、全国区の上院選で当選を決めたことで、1986年のピープルパワー革命で国民に追放された一族の復権が進む。
イメルダ夫人ら一族は、亡命先のハワイで89年に死亡した元大統領の遺体を故郷で保管し、英雄墓地への埋葬を求めてきたが、歴代政権は認めてこなかった。
一方、アロヨ現大統領も地元パンパンガ州第2選挙区から下院選に立候補し、当選した。この転身は、さまざまな汚職疑惑を抱えるアロヨ氏の大統領退任後の保身のためとみられている。新大統領となるアキノ氏が疑惑の追及を公言しているからだ。
また、アジア人で初めてプロボクシングの世界タイトル5階級制覇を果たし、フィリピンで英雄視されているマニー・パッキャオ選手も下院選での当選を確実にした。ボクシングを引退するかどうかで、ファンはやきもきしそうだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010051100959
イメルダ夫人が当確=アロヨ大統領も−比統一選
【マニラ時事】10日のフィリピン大統領選と同時に実施された上下院選や知事選に出馬していた故マルコス元大統領のイメルダ夫人(80)と長男、長女の当選が11日、確実な情勢となった。地元メディアが伝えた。
マルコス独裁政権崩壊後靴などのぜいたくなコレクションで批判を浴びたイメルダ夫人はルソン島北イロコス州の下院選挙区から出馬した。長男フェルディナンド氏は上院選、長女アイミー氏は北イロコス州知事選でそれぞれ当選が有力視されている。
現職大統領でありながら、ルソン島パンパンガ州の選挙区から下院選に出馬したアロヨ氏も当選の勢い。同氏は大統領権力の円滑な移譲を約束した。
このほか、プロボクシングで5階級制覇を達成しているフィリピンの世界的ボクサー、マニー・パッキャオ氏も下院議員当選が濃厚となっている。(2010/05/11-21:14)
1536
:
チバQ
:2010/05/13(木) 22:31:04
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100513-OYT1T01002.htm
タイ・バンコクで銃撃戦
【バンコク=深沢淳一】タイ・バンコク中心部のタクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)が占拠する地域で13日夜、銃声や爆発音が断続的に響いた。
UDDの幹部が頭部を撃たれて重傷との情報もある。
現場は、ビジネス街シーロム地区に接するルンピニ公園付近。午後7時(日本時間同9時)ごろから30分間ほど銃撃音などが聞かれた。
威嚇と見られるロケット花火も数十発打ち上げられた。一帯では、7日深夜から8日未明にかけて、銃撃や爆発が発生し、警官2人が死亡している。
(2010年5月13日21時57分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100513-OYT1T00977.htm
タイ首相「総選挙日程は白紙」、強制排除実施か
【バンコク=深沢淳一】タイのアピシット首相は13日、バンコク中心部でのタクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)による占拠打開のため提案した「11月14日総選挙実施」の日程を撤回し、治安本部に中心部を早急に正常化するよう指示した。
軍は装甲車52台と武装兵を動員して13日夕から占拠地区の周辺道路を一斉封鎖すると発表し、強制排除実施の懸念が高まっている。
首相は3日に、国民和解に向けた5項目の「行程表」を発表し、受け入れられれば11月14日に総選挙を行うと表明した。UDDは受諾する方針を示したが、バンコク中心部からの退去は拒否しており、首相は13日、「選挙日程は白紙にする」と記者団に語った。
軍はこれを受け、約3平方キロ・メートルの占拠地区を囲む大通り3本を封鎖し、人や車の進入を禁じて「兵糧攻め」で退去を促す行動に出た。状況により実弾の発砲も認めており、電力や携帯電話の遮断も計画している。治安本部は、日系を含む地区内の企業に対し、14日から当分の間休業するよう要請した。
一方、UDD内では、幹部が占拠継続を主張する強硬派と早期退去を求める穏健派に分裂し、統制が乱れているとの情報もある。地元報道によると、最高首脳3人のうち、穏健派の1人が占拠地区を離れた。
ただ、亡命中のタクシン元首相は抗議活動の継続を求めているとされる。強硬派の一部は、仮に退去が機関決定されても、独自に占拠活動を続ける構えだという。
(2010年5月13日21時39分 読売新聞)
1537
:
チバQ
:2010/05/14(金) 00:23:31
>>1448
>>1482
>>1492-1494
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010051301128
占拠地域封鎖を開始=デモ隊最強硬派撃たれる−首相、11月選挙撤回・タイ
【バンコク時事】タイ治安当局は13日、タクシン元首相支持派「反独裁民主統一戦線(UDD)」が占拠を続けるバンコク繁華街の周辺道路の封鎖を開始した。装甲車を出動させる予定で、占拠地域内で銃声と爆発音が聞こえるなど、和解に向かいかけていたタイ情勢は再び、緊張が高まった。
占拠地域近くにいた医療関係者によると、同日午後7時半(日本時間同9時)ごろ、爆発音が2回聞こえたという。地元メディアは、デモ隊側の最強硬派で、治安部隊への銃撃事件などに関与したとされるカティヤ陸軍少将(休職中)が撃たれたと報じた。死亡したとの情報もある。
これより先、アピシット首相は11月に実施するとしていた総選挙について、UDDがデモを継続していることから約束を白紙に戻すと述べ、撤回を表明した。首相はただ、社会的不公平の是正などを盛り込んだ行程表は進める方針。
治安当局は同日夕から、周辺道路の一部の封鎖を開始。電気、水の供給や携帯電話の電波なども停止する。占拠地域から出ることはできるが、立ち入りは認められない。(2010/05/13-23:50)
1538
:
チバQ
:2010/05/14(金) 00:37:13
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100513/asi1005132312006-n1.htm
タクシン派将軍撃たれ、重傷 拠点封鎖めぐり衝突か
2010.5.13 23:06
【シンガポール=宮野弘之】タイの首都バンコク中心部の占拠を続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」の拠点付近で13日夜、銃撃があり、タクシン派の将軍が撃たれ重傷を負った。フランス通信(AFP)が病院関係者の話として伝えた。また、拠点近くの高級ホテルに爆発物が撃ち込まれたとの情報もある。タイ治安部隊は13日夕からUDDの拠点一帯の封鎖を開始したが、これにデモ隊が抵抗し、さらに負傷者が出る可能性もありタイ情勢は再び緊迫している。
撃たれたのは、タクシン派幹部のカティヤ陸軍少将で、病院に運ばれたが頭を撃たれているという。だれに銃撃されたのかなどは不明だ。ただ、同将軍は軍内部での処遇に不満を持ち、タクシン氏に近づいたとされ、今回のデモでもバリケードの構築などを指導し、UDD側の元兵士らを指揮しているとされ、政府からは「反乱将校」と非難されていた。
アピシット首相は13日、先の国民和解に向けた行程表のうち、社会格差の是正などは進めるが、11月14日の選挙については、UDDがデモを中止しない以上は撤回すると発表。そのうえで13日夕から、UDDの拠点一体を封鎖し、電気や水、物資の供給を止めると発表した。封じ込めにあたっては軍や警察など3万4000人を動員した。軍スポークスマンは、今回は実弾の使用を認め、さらに狙撃手を配置する方針を明らかにしていた。
1539
:
チバQ
:2010/05/14(金) 22:25:25
>>1538
産経の宮野さん やっとバンコク入りしたか
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100514/asi1005142052009-n1.htm
タイ情勢動き出す? 最強硬派銃撃で変化も
2010.5.14 20:45
【バンコク=宮野弘之】タイのタクシン元首相を支持するUDDの強硬派で、首都バンコク中心部での大規模デモの撤収に反対していたカティヤ陸軍少将が銃撃され、重体に陥ったことにより、タイ情勢は大規模デモ開始からちょうど2カ月が経過した14日、大きく動き出し、変化する可能性が出てきた。ただし、UDDは態度を硬化させており、このまま政府側との交渉を拒否し、断固デモを続けるのか、それとも段階的に撤収へと向かうのかがわかるにはなお、時間がかかりそうだ。
今回のデモはタクシン氏の支持基盤である北部や北東部の農民や都市部の低所得者層が中心となり、アピシット首相の即時退陣と総選挙の実施を求め、3月14日からバンコク中心の繁華街で座り込みを開始した。4月10日にはデモ隊と治安部隊とが衝突し、日本人カメラマンが撃たれ死亡したほか、デモ隊と治安部隊双方に多数の死傷者が出た。
今回、銃撃されたカティヤ少将はタクシン派の軍人のトップとされ、今回のデモでも竹やりや鉄条網を使った“陣地”の構築を指導するなどしていた。また、4月の衝突では治安部隊の指揮官が死亡したが、黒い目出し帽と黒シャツを着た武装集団が射撃している様子が目撃され、少将が組織した民兵ではないかと指摘されていた。
少将は13日の銃撃直前の地元紙とのインタビューで「これから軍が強制排除に乗り出すが、やるのは夜明けだろう。それが軍のやり方だからだ」と指摘。「そうなれば黒シャツの男たちが再び出てくる。彼らは銃を持ち標的を探しているが、私とは関係はない」などと関係を否定していた。
ただ、同氏はこれまでも反タクシン派の政治家への襲撃事件などにかかわったとされ、テロ容疑で逮捕状が出ている。13日のインタビューでも、政府を解散・総選挙に追い込むまでデモを続けるべきだとし、UDD指導部の穏健派とされる3人を名指しし、「臆病(おくびょう)者」と批判していた。
同少将が撃たれたことで武装集団が報復に出て爆弾テロなどを起こす可能性もあり、当面、緊迫した状況は続きそうだ。
その一方で、「最強硬派がいなくなったことで、UDDが交渉に応じる可能性が出てきた」(西側外交筋)との指摘もある。
アピシット首相は13日、先に提案した国民和解に向けた行程表のうち、11月14日の総選挙実施は撤回する考えを示唆したが、一方で社会格差の是正などは行程表に従い取り組んでいく姿勢を強調しており、UDD側との交渉の道を残している。
1540
:
チバQ
:2010/05/14(金) 22:26:15
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100514/asi1005141733003-n1.htm
NYタイムズ記者が至近距離で目撃 タクシン派将軍狙撃
2010.5.14 17:30
【ニューヨーク=松尾理也】タイの首都バンコク中心部の公園内でタクシン元首相派の指導者、カティヤ陸軍少将が狙撃された事件で、米紙ニューヨーク・タイムズは13日、同少将が撃たれた際、同紙記者がインタビュー中だったことを明らかにした。
インタビューを行っていたのは、同紙のトーマス・フラー記者。狙撃の際、カティヤ少将と同記者との距離はわずか60センチほどだったという。
フラー記者は米CNNテレビのインタビューにも答え、「向かい合ってのインタビュー中に、銃弾が彼の額を撃ち抜いた。あまりに近寄っていたので、まるで自分の頭を銃弾がかすったようだった」と述べた。
当時、カティヤ少将は立って身ぶり手ぶりを交えながら話しており、頭部も小刻みに動かしていたという。その中で正確に額を打ち抜いた狙撃者は、極めて高い技量の持ち主だったとみられる。
フラー記者の署名によるニューヨーク・タイムズ電子版記事によると、「花火のような大きな音が聞こえたかと思うと、少将が地面に崩れ落ちた」。目は大きく開かれたままで、周囲の支持者が「セー・デーン(同少将の愛称)が撃たれた」と叫びながら病院に運んだ、という。
狙撃される直前の言葉は、「軍はここ(デモ隊の占拠地域)には入ってくることはできないよ」だった。同少将は9日にも同紙のインタビューを受けており、4月にバンコクで起きた連続爆発事件への関与を問う質問に対し、笑いながら「否定する」と答えていた。
1541
:
チバQ
:2010/05/14(金) 22:27:08
http://mainichi.jp/select/world/news/20100514ddm007030095000c.html
タイ:タクシン派少将銃撃 混迷深まる 強硬派「赤い司令官」、軍のスナイパー狙撃か
【バンコク西尾英之】タイの首都バンコクで、都心部を占拠するタクシン元首相派の強硬派指導者、カティヤ陸軍少将が銃撃された。軍のスナイパーによる狙撃の可能性が指摘され、人々に大きな衝撃が広がっている。「反独裁民主戦線」(UDD)強硬派が今後、政府に対して反発を強める恐れがある一方で、指導者の負傷で強硬派が力を失い、政府との対話路線が再開する可能性も否定できない。情勢はますます混迷の度を深めている。
カティヤ氏が撃たれた直後、狙撃現場となったUDD占拠地域の南端に近いルンピニ公園周辺では銃撃戦や爆発が起き、現場は大混乱となった。
カティヤ氏は、現役のタイ陸軍高官の中でタクシン氏支持を公言していた異例の人物。「赤い司令官」と呼ばれていた。自身に忠誠を尽くす元軍人らを民兵組織として率いているとされる。その過激な言動でUDDから絶縁を言い渡されたが、UDDが都心部を占拠した後は連日のように占拠地域に顔を出し、配下の者に地域の警備に当たらせた。
アピシット首相は、多数の死傷者が出た4月10日の軍とUDDの衝突について、「カティヤ派の元軍人らが引き起こした」として、カティヤ氏を「テロリストの黒幕」と名指しで非難していた。
だが、カティヤ氏は毎日新聞の取材に、民兵集団を率いているとの情報を否定。一連の爆破などの事件に対しても「かかわっていない」としていた。
UDDが、政府との間で占拠終結へ向け、水面下の交渉でほぼ合意する中、カティヤ氏はUDD幹部に対し、占拠の継続を強く求めたとされる。このため、政府はUDD強硬派の背後にカティヤ少将がいるとみて、少将の拘束や殺害の機会を狙っていた可能性がある。
◇「わずか30センチの距離」本紙嘱託の報道写真家
【バンコク西尾英之】「ドサッと音がして、首からがくっと崩れ落ちた。私はちょうどカティヤ将軍とわずか30センチほどの距離におり、撮影している最中だった。あっという間に周りが一面、血だらけになった」
タクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)が占拠するバンコク中心部を封鎖するタイ軍当局。緊張を一気に高めたのは「赤い司令官」と呼ばれるタクシン派指導者、カティヤ少将を狙った銃声だった。毎日新聞特別嘱託・三留理男氏はまさに銃撃の瞬間、ルンピニ公園内の一角で少将をカメラで撮影中だった。現場は地下鉄シーロム駅に近く、少将周辺には30人以上の「私兵」がいたという。
三留氏はストロボをたかず、撮影は至近距離の30〜40センチの距離で行っていた。三留氏はストロボをたかない主義だ。フランス人ジャーナリストがタイ人通訳を交えて少将にインタビューを始め、三留氏も撮影を開始。午後7時半(日本時間午後9時半)、ちょうど5、6枚撮ったころ、突然少将はドサッと崩れ落ち、一瞬にして血の海に。眉間(みけん)を撃たれた模様という。
少将が銃撃されたことが判明した直後、私兵部隊とみられる集団が一斉に自動小銃を取り出し、公園の外側に向け銃撃を始めた。
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■タクシン元首相派の抗議活動を巡る動き
<3月>
12日 タクシン派の反政府デモ始まる
14日 バンコクで10万人集会。「下院即時解散」要求
15日 アピシット首相、タクシン派要求を拒否
28、29日 政府と直接交渉するが決裂
<4月>
3日 都心部を占拠
7日 バンコクに非常事態宣言
10日 軍が強制排除。邦人カメラマンら20人以上が死亡
14日 軍、デモ隊への実弾水平発射を認める
22日 占拠地域に砲弾。1人死亡
23日 タクシン派が妥協案提示
26日 国王が「国に秩序を」と発言
28日 軍と衝突。兵士1人死亡
<5月>
3日 首相、11月総選挙実施を発表
10日 タクシン派、副首相の警察出頭条件にデモ終結を表明
13日 カティヤ少将銃撃される
1542
:
チバQ
:2010/05/14(金) 22:28:34
http://jp.wsj.com/World/node_60501
タクシン派少将撃たれる−タイの紛争エスカレート
2010年 5月 14日 12:23 JST
【バンコク】タクシン元首相を支持するグループのリーダーであるはみ出し軍人、カティヤ陸軍少将(停職中)が13日夜、頭部を撃たれた。タイの治安部隊が同グループが何週間も前から占拠しているバンコク市内繁華街の封鎖を始める中、散発的な衝突が起きている。
タイ政府は既にバンコクなどに出していた非常事態宣言を17県に拡大した。
画像を拡大する
Reuters
銃撃され、救急車に運ばれるカティヤ陸軍少将(13日、バンコク)
カティヤ少将がだれに撃たれたのかは明らかではない。目撃者によると、同少将は午後7時半(日本時間同9時)ごろ、デモ隊キャンプの外の大通りに近いところで数人の外国人記者と話していた。この場所は治安部隊と警察隊から丸見えだったという。
このとき現場からは一連の爆発音が聞こえ、同少将が撃たれたと見られる時間に少なくとも1発の射撃音が聞こえたという。爆発音や射撃音のもとは明らかではない。タイのテレビ放送は、爆発で少なくとも20人がけがをしたと伝えた。
同少将は病院に運ばれたが、政府のエラワン医療危機センターによると、13日夜の時点で意識はない。
軍隊と政府当局者のコメントは得られていない。少なくとも当局が事件について公にするまでは発砲事件の詳細は分からないと見られる。
13日夜には、デモ隊の野営地近くなど、バンコクの他の場所でも衝突が起きた。AP通信によると、野営地近くでは、数百人のデモ隊が治安部隊に石や爆竹を投げ、治安部隊側はこれに発砲した。
少なくともデモ隊の4人がけがをしたが、けがの程度は不明。夜遅くなっても時々爆発音が聞こえたが、何の爆発かなどは分からない。
今回の暴力は2カ月にわたるタイの政治的危機のエスカレートぶりを示すものだ。タクシン元首相を支持する赤シャツ派の数千人が政府打倒を目指してバンコクの一部を占拠している。赤シャツ派は、政府は農村部や都市部の貧困層の要求に応じていないと批判している。
4月10日の攻勢が、デモ隊や兵士25人の死亡を招いたことから、政府は第三者が犠牲になることなどを恐れてデモ隊に対する威嚇は弱まった。この用心深い姿勢は、より強い行動を求めるバンコク市民の厳しい批判を浴びることになった。
政府と軍部は、カティヤ少将(58)は「テロリスト」であり、過去数週間の赤シャツ派の暴力のほとんどを組織した人物だとしていた。
13日夜には、260ヘクタールのデモ隊占拠地域を封鎖する計画の一環として少なくとも100人の兵士が占拠地域周辺に移動した。一部の拠点地域では電力供給が絶たれた。ただ、目撃者によると、デモ隊は一部で発電装置を使っているという。
記者: James Hookway
1543
:
チバQ
:2010/05/14(金) 22:29:35
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY201005140542.html
タイ衝突激化、4人死亡負傷多数 元首相派「徹底抗戦」2010年5月14日21時43分
【バンコク=山本大輔】タイ治安当局は13日夜、タクシン元首相派が占拠するバンコク中心部を完全封鎖した。この後、14日夜までに封鎖地域を狭めようとする治安部隊と元首相派の衝突が各所で起き、病院が把握しているだけで4人が死亡、負傷者は外国人記者1人を含む56人にのぼっている。衝突は激しさを増しており、死傷者はさらに増える恐れがある。
13日夜、占拠地域近くで銃撃や爆発などが立て続けに起き、メディアの取材を受けていた元首相派内の武闘派を率いてきたカティヤ陸軍少将(停職中)が何者かに頭部を狙撃されて意識不明の重体になった。この後、元首相派の一部と治安部隊の衝突が始まり、元首相派の1人が死亡。
14日昼には、元首相派が占拠地域に近い観光名所のナイトバザール周辺に集結したため、排除しようとする治安部隊との間で衝突が起きた。衝突は数時間にわたり、銃撃戦も起きた。病院によると、元首相派2人が死亡、取材中のカナダ人カメラマンら20人以上が重軽傷を負った。病院関係者によると、さらに別の衝突で1人死亡。複数の負傷者が実弾によるけがを負った。
この衝突は日本大使館近くで起きたため、大使館は午後の窓口業務を中止した。
14日夕には、衝突が拡大。銃声や爆発音が繰り返し響き、タイヤを焼く黒煙が何本も上がるという異常な状況になり、負傷者も急増した。
緊迫した状況を受けて亡命状態にあるタクシン元首相は、政府と元首相派による即時の対話開始を呼び掛ける声明を発表した。しかし、元首相派は同日夕、「(政府の)脅しは恐れない。これは民主主義のための闘いだ」と徹底抗戦する方針を表明した。
1544
:
チバQ
:2010/05/14(金) 22:33:52
>>898
>>1247
>>1334
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/171462
台湾副首相交代 朱氏、市長選出馬へ
2010年5月14日 00:05 カテゴリー:アジア・世界
【台北・小山田昌生】11月に実施される台湾五大都市の市長選のうち、新北市長選に与党・国民党から朱立倫・行政院副院長(副首相)が立候補することが決まり、台湾行政院は13日、朱氏の辞任に伴う人事を発表した。五大市長選の結果は、2012年の次期総統選の行方に影響を与えるのは必至で、与野党の攻防が今後本格化する。
朱氏は馬英九総統の有力後継者とされ、昨年9月の内閣改造で桃園県長(知事)から副院長に抜てきされたばかり。後任は陳冲・金融監督管理委員会主任委員(閣僚)を充てる。
五大都市は台北、新北、台中、台南、高雄の各市。現在の台北県が改称する新北市は人口約380万人を抱え、市長選は台北市と並んで注目されている。国民党と野党・民主進歩党(民進党)はともに3市以上での勝利を目指している。
=2010/05/14付 西日本新聞朝刊=
1545
:
チバQ
:2010/05/14(金) 23:34:17
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY201005140610.html
警告なく発砲・殺気立つデモ隊…バンコク市街戦の様相2010年5月14日23時16分
【バンコク=武石英史郎】東南アジア有数の大都会バンコクの高層ビル群にこだまする無数の銃声。目抜き通りに展開するおびただしい数の軍兵士……。中心街を2カ月間にわたり占拠してきたタクシン元首相派と軍部隊の白昼の衝突は、市街戦の様相となった。
ビルに囲まれた路上に黒煙がもうもうと立ち上る。首都中心部、ビジネス街のシーロム交差点で14日午後4時すぎ、隣接するルンピニ公園前の広場に拠点を置く元首相派が、幹線道路を進んでくる軍部隊を阻止しようと、タイヤを燃やし始めた。
突然、激しい銃声。遠巻きにしていた通行人が身をかがめ、路上にいた十数台のオートバイが一斉に向きを変えて道路を逆走して逃げた。
現場は前夜、元首相派の強硬派指導者、カティヤ陸軍少将(停職中)が銃撃を受けた場所に近い。殺気立ったデモ隊の一部が公園の陣地内から、いっせいに路上に飛び出して行く。当初はパン、パンという軽い音だった銃声が、次第にズドンという重い響きに変わった。
「デモ隊がM79(小型砲弾)を持ち出してきたぞ。軍部隊と撃ち合っている」と誰かが叫ぶ。とりわけ大きな銃撃音の後、デモ隊側から歓声が聞こえた。「砲弾が軍側に命中した」
デモ隊は上空を旋回する治安部隊のヘリコプターに対しても、花火や手製気球を打ち上げて妨害。午後6時すぎには、100台ほどのオートバイを連ねて陣地周辺を走り、部隊を挑発した。
約1キロ離れた日本大使館近くの交差点付近では、治安部隊の放水車2台をデモ隊が襲撃。いったん撤収した軍部隊が数時間後奪還に出た。
日系の銀行が入ったオフィスビルやホテルが立ち並ぶ片側4車線の大通り。周囲に自動小銃の銃口を向けながら、100人ほどの兵士たちが腰をかがめて小走りに進んで来て、少なくとも一カ所で実際に発砲した。「兵士は警告なしに撃ってきた。本当に怖かった」。近くで銃撃を目撃した会社員はおびえきった表情で話した。
1546
:
チバQ
:2010/05/14(金) 23:35:53
http://www.asahi.com/international/update/0514/TKY201005140542.html
タイ衝突激化、死傷者多数 飛び交う銃弾2010年5月14日23時8分
【バンコク=山本大輔】タイの首都バンコク最大の商業地区を占拠するタクシン元首相派と、占拠地域を完全封鎖した治安部隊は14日、市街各所で断続的に激しく衝突した。病院関係者によると、13日からの2日間で少なくとも5人が死亡、92人が重軽傷を負った。首都中心部は、銃声や爆発音が鳴りやまない状態に陥っている。
治安部隊は14日昼、占拠地域に近い観光名所のナイトバザール周辺に集結した元首相派を排除しようとしてガス弾などを発射。元首相派は警察車両に放火するなどして抵抗し、銃撃戦に発展した。病院によると、元首相派3人が死亡し、取材中のカナダ人カメラマンら20人以上が重軽傷を負った。複数が実弾を受けて負傷したという。
14日夕には、占拠地域の南端に接し、治安部隊が待機所としているホテル周辺でも元首相派と武装兵が実弾で交戦。占拠地域北側の繁華街でも衝突が起き、タイヤを焼く黒煙が首都中心部に何本も上がるという異常な状況になった。
夜には元首相派の占拠地域の中央部に設営されたステージに向けてガス弾数発が撃ち込まれた。この直後に、金融ビジネス街のシーロム地区で爆発が起き、約30分の間に10発以上の爆発音が響き、銃声は間断なく続いた。
病院によると、死傷者は各所から次々と搬送されてくるため、人数や状況確認が遅れており、死傷者の数はさらに増える恐れがある。
緊迫した状況を受けて亡命状態にあるタクシン元首相は14日昼、政府と元首相派による即時の対話開始を呼び掛ける声明を発表した。政府広報官は同日夜、「これ以上の犠牲を防止するため、反政府行動を直ちに中止してほしい」と述べた。14日の強制排除は計画していないという。
1547
:
チバQ
:2010/05/14(金) 23:38:01
http://mainichi.jp/select/today/news/20100514k0000m030096000c.html?link_id=RAH05
タイ:銃撃「わずか30センチで…」 本紙特嘱カメラマン
2010年5月13日 23時36分 更新:5月14日 0時31分
【バンコク西尾英之】「ドサッと音がして、首からがくっと崩れ落ちた。私はちょうどカティヤ将軍とわずか30センチほどの距離におり、撮影している最中だった。あっという間に周りが一面、血だらけになった」
タクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)が占拠するバンコク中心部を封鎖するタイ軍当局。緊張を一気に高めたのは「赤い司令官」と呼ばれるタクシン派指導者、カティヤ少将を狙った銃声だった。毎日新聞特別嘱託・三留理男氏はまさに銃撃の瞬間、ルンピニ公園内の一角で少将をカメラで撮影中だった。現場は地下鉄シーロム駅に近く、少将周辺には30人以上の「私兵」がいたという。
三留氏はストロボをたかず、撮影は至近距離の30〜40センチの距離で行っていた。三留氏はストロボをたかない主義だ。フランス人ジャーナリストがタイ人通訳を交えて少将にインタビューを始め、三留氏も撮影を開始。午後7時半(日本時間午後9時半)、ちょうど5、6枚撮ったころ、突然少将はドサッと崩れ落ち、一瞬にして血の海に。眉間(みけん)を撃たれた模様という。
少将が銃撃されたことが判明した直後、私兵部隊とみられる集団が一斉にM16とみられる自動小銃を取り出し、公園の外側に向け銃撃を始めた。
1548
:
チバQ
:2010/05/16(日) 02:07:20
http://mainichi.jp/select/world/news/20100516k0000m030044000c.html
韓国:統一地方選 事実上スタート
【ソウル大澤文護】韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権の中間評価となる統一地方選(6月2日)が14日の立候補受け付け締め切りで、事実上スタートした。最大の焦点となるソウル市長選は、再選を目指す与党・ハンナラ党の呉世勲(オ・セフン)市長(49)と、韓国初の女性首相を務めた最大野党・民主党の韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相(66)の事実上の一騎打ちとなった。民主党は、同じ進歩派の民主労働党と韓氏を統一候補とすることに合意している。
ソウル市など7大都市市長と9道知事、その他の地方自治体首長と地方議員など計約3900人を選ぶ。
民主党は、北朝鮮関与説が強まる海軍哨戒艦「天安」沈没の選挙戦への影響を憂慮。一方のハンナラ党は、進歩派勢力の選挙協力と昨年5月23日に自殺した盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の一周忌で、追悼ムードが盛り上がることを警戒している。
1549
:
チバQ
:2010/05/16(日) 02:13:31
http://www.newsclip.be/news/2010515_027524.html
バンコクの市街戦 ランナム、ラマ4世通りなどで死傷者多数
2010/5/15 (23:59)| 写真ニュース 社会
【タイ】治安部隊とタクシン元首相派団体「反独裁民主戦線(UDD)」によるバンコク都内での戦闘で、UDD占拠地北のランナム通り、ディンデン交差点、ラチャプラロップ通り、南のラマ4世通りなどで多数の死傷者が出ている。在住の日本人によると、ラチャプラロップ通りでは15日午後、大量の血のあとが路上に残っていた。ラマ4世通りは戦闘範囲がサラデーン交差点からクロントイ交差点に近い高速道路出入口周辺まで広がった。UDDが高速道路出口の封鎖を図り、周辺で爆発、銃撃が起きている。シーロム通りのサラデーン交差点でも治安部隊側に小型砲弾の「てき弾」が撃ち込まれるなど危険な状況が続いている。
バンコク救急センターによると、衝突による死傷者は15日午後10時時点で死者25人、負傷者約200人。戦闘は26日も続くことが確実で、死傷者はさらに増える見通しだ。
http://mainichi.jp/select/today/news/20100516k0000m030066000c.html
タイ:死者25人に 占領地北側、軍が実弾発砲宣言
2010年5月15日 22時20分 更新:5月16日 1時1分
【バンコク西尾英之】タイの首都バンコク都心部では15日も軍とタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)の衝突が続き、8人が死亡した。13日から3日連続の衝突で、死者は計25人となった。地元当局によると、14、15日で187人が負傷した。事態は沈静化の兆しを見せておらず、死傷者が今後さらに増える恐れもある。
衝突はUDD占拠地域の南東、北側、南側の3カ所で起き、断続的に銃撃や爆発が起きている。軍は占拠地域の北側で実弾を発砲すると宣言し、一般市民や報道関係者の立ち入りを禁止。AFP通信によると、北側で銃撃によるとみられる少なくとも3人の遺体が目撃された。南東側では地元英字紙「ネーション」のカメラマンが足を撃たれ負傷したほか、警察官宿舎に砲弾が撃ち込まれ、子供を含む負傷者が出た。
UDD幹部は15日、「これ以上の犠牲者を防ぐため」として軍に発砲停止を求めた。
一方、アピシット首相は同日夜、テレビ演説し、「我々は国を正常化させるために必要なことをやっている。後戻りはしない」と述べ、軍によるUDD占拠地域の包囲継続を強調した。さらに「人命の損失をなくす唯一の方法は(UDDが)抗議行動を中止することだ」と、UDDに早期の占拠解除を求めた。
また、衝突で業務に支障が出ていた日本大使館は15日夕、UDD占拠地域近くにある大使館から離れたホテル内に仮事務所を設置した。当面は仮事務所で業務を行う。
1550
:
チバQ
:2010/05/16(日) 02:14:10
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100515-OYT1T00739.htm
休業1か月以上、タイ経済損失1080億円?
15日、バンコクで、治安部隊に火炎瓶を投げるUDD支持者(中央)=AP 【バンコク=深沢淳一】タクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)によるバンコク中心部占拠が長期化し、タイ経済への打撃が深刻化している。
1か月以上も休業を強いられた商業施設や観光業を中心に、経済全体の損失はすでに最大1080億円に達したとの試算もある。占拠地区内や周辺の学校が17日からの新学期を6月1日に延期するなど、市民生活も犠牲になっている。
占拠地区の中心にあるラチャプラソン交差点一帯は、大型ショッピングセンターや高級ホテル、日系企業を含むオフィスが密集し、小売店とホテルだけで計2万5000人が勤務する。4月3日にUDDが占拠を始めて以来、ほぼ全員が自宅待機の状態だ。
ラチャプラソン地区商業協会によると、加盟企業の損害額は小売店(約1680店)が1日計5億円、ホテル(10館)で月17億円に達する。チャイ協会長は、「いかに被害が拡大するのか全く予想できない」と危機感をあらわにした。
日本や欧米、中国などはタイへの渡航自粛や注意を呼びかけており、国内総生産(GDP)の6%を占める観光業への影響も顕在化してきた。タイ工業連盟などの試算では、経済全体の損失は過去1か月で600億〜1080億円。3月中旬のデモ開始後、占拠状態が6月中旬まで続くと、最大2800億円になる。
タイのイメージ悪化により観光業を中心に失業が悪化する恐れもあり、アピシット政権は今後、占拠状態を収束できたとしても、経済再建の難題を抱える。
一方、タイの学校は17日に新学期を迎えるが、占拠地区内と周辺の学校は危険性が高いとして、6月1日に延期した。学校関係者は、それまでに治安が回復しなければ、一時的な転校措置も検討するという。
バンコクでは市民の足の都市高架鉄道(BTS)と地下鉄が安全確保のために15日から当分、全面運休になった。17日以降、通勤通学の打撃となる恐れがある。
(2010年5月15日20時49分 読売新聞)
1551
:
チバQ
:2010/05/16(日) 02:15:32
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100515/asi1005152020005-n1.htm
バンコクデモ 情勢一気に緊迫 (1/2ページ)
2010.5.15 20:19
市街地でタクシン元首相派のデモ隊と衝突し、伏せろと叫ぶ治安部隊の兵士=15日、バンコク(共同)
【バンコク=宮野弘之】タイの首都バンコク中心部で占拠を続けるタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊と治安部隊の衝突は15日も続き、13日からの死者は17人、負傷者は約160人に上った。軍当局者は15日の記者会見で、これまで進めてきたデモ隊の封じ込めからさらに強制排除へと乗り出す方針を発表、デモ隊に直ちに解散するよう呼びかけた。強制排除の開始時間は明らかにしなかったが、封鎖地域では実弾を使用するとしており、情勢は一気に緊迫している。
デモ隊が占拠する地域は数キロ四方にわたって封鎖され、検問所によって中に入ることもできない。高架鉄道や地下鉄は運転中止となり商店も閉鎖されている。
デモ隊が占拠するルンピニ公園近くの日本大使館では14日夜からの衝突で、100人以上の職員が足止めされ、15日になってようやく避難が可能となった。近くの米・英国大使館は14日から業務を休止している。
各国は事態解決に向け、話し合いの再開を呼びかけているが、双方とも応じる兆しはない。「行くところまで行かないと、話し合いは始まらない」(地元ジャーナリスト)との悲観的な声も聞かれる。
タイでは300人近くの死者を出した1992年の民主化要求デモで、プミポン国王がスチンダ首相と民主化指導者の双方を呼んで事態を解決させた。このため、解決策が見あたらないときに国王の仲裁を期待する声も多かった。
しかし、今回は国王の健康がすぐれず、国民の前に姿をみせる機会も減少。さらにタクシン派がアピシット政権を王制につながる旧勢力と批判し、これに政府が「タクシン派は王制転覆を狙っている」と応酬した。王制そのものをめぐる論議へ発展したことで、国王の仲裁はますます難しくなった。
首相が先に提示した国民和解に向けた条件の一つに「王室を政治に巻き込まない」と明記したのも、これ以上の対立を避けるためだ。ただ、今回、デモ隊が強制排除されたとしても、UDD側がただちに交渉に応じるのは難しく、事態解決の道筋は見えない。
1552
:
チバQ
:2010/05/16(日) 02:20:32
http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY201005150169.html
タイ騒乱の死者25人に 市民巻き添え2010年5月16日1時22分
バンコク中心部のタクシン元首相派占拠地域を完全封鎖したタイ治安当局は15日、同地域に支持者が近づくのを防ぐため、立ち入り禁止の「実弾使用地区」を周辺に設けるなど強硬措置をとり始めた。封鎖地域の外で衝突が起き始め、一般市民の巻き添えが増えている。救急医療機関によると、衝突が始まった13日からの死者は25人に増え、負傷者は約200人に達した。
タクシン元首相派が占拠するバンコク最大の商業地区からまっすぐ北に2キロ余り。ラチャプラロプ地区では、15日朝9時前から政府の治安部隊による銃撃が再び始まっていた。
路上には前夜から続く衝突によるとみられる割れたガラス片や小石があちこちに散らばる。道をふさぐように止められた軍用トラックからは黒煙が上がり、周囲には焦げ臭いにおいが立ちこめていた。パンパンと乾いた音が立て続けに響くたびに、電柱の陰に身を潜めた住民が体をこわばらせた。
その先には銃撃を受けて事切れた2人を含む、数人が路上に放置されたままでいた。「発砲がやまない限り、収容できない」。駆けつけた救急隊員は悔しそうに話した。
治安当局は、バンコク中心部のタクシン元首相派占拠地域の完全封鎖を効果的にするため、集まろうとする支持者を排除する方針をとる。このため、衝突地点が封鎖地域の外に広がり始めている。しかしそこは住宅や商店などの密集地で支持者と地元住民が混在し、見分けがつかない。その結果、一般市民が巻き添えになるケースが増えている。
目撃者らによると、タクシン派の支持者20〜30人が集会会場に向かおうとしたところ、兵士が発砲してきたという。中にはたまたま通りかかった住民もいた。居合わせたサクンタイさん(33)は「タクシン派の支持者だけでなく、家に戻ったり、働きに出たりする住民も巻き込まれた」と話す。
現場から700メートルほど離れた、戦勝記念塔に近いラチャウィティ病院。救急車が行き交い、実弾で負傷した人たちが運び込まれた。
縫製工場で働くウィロテさん(27)もその一人。15日未明、自宅近くのラチャプラロプ通りに展開してきた治安部隊を見に行ったところ、左ふくらはぎを撃たれた。
目撃者によると、治安部隊の銃撃は事前の警告はなく、突然始まった。ウィロテさんは「見えない赤シャツに疑心暗鬼となった軍が見境なく銃を撃った」と見る。
無差別とも言える発砲に住民は不安を訴える。サクンタイさんも「これまでとくに関心はなかったけれど、政府は信頼できない」と話す。(バンコク=武石英史郎、藤谷健)
1553
:
チバQ
:2010/05/16(日) 02:30:28
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010051502000206.html
タイ衝突 死者16人緊迫続く タクシン派、応援部隊も
2010年5月15日 夕刊
【バンコク=林浩樹】タイの首都バンコクでタクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」と治安部隊が衝突した事件で、救急当局者は十五日、死者は計十六人、負傷者は百四十一人に増えたことを明らかにした。UDDが占拠する都心部周辺では引き続き、デモ隊と治安部隊が対峙(たいじ)し、衝突や爆発が発生、緊迫した状態が続いている。
政府報道官は十四日夜、占拠地周辺の警備態勢を強化する方針を表明し、自衛のためには実弾の使用を辞さない姿勢を強調した。さらに週末となってタクシン派の地盤の東北部や北部からUDDの応援部隊が首都入りする可能性も否定できず、衝突の拡大が危惧(きぐ)されている。
ロイター通信によると、治安部隊の作戦を指揮するアヌポン陸軍司令官周辺は「すぐに事態が収束するとは思えない」と語った。一方で、徹底抗戦を主張するUDD内では穏健派と強硬派の意見対立が表面化しており、先行きが不透明な要素も残っている。デモ隊と治安部隊は十三日夜、タクシン派強硬指導者、カティヤ陸軍少将(停職中)が何者かに狙撃されたのを機に衝突が続き、市街戦の様相を呈している。
1554
:
チバQ
:2010/05/16(日) 10:03:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010051602000065.html
『最後まで戦う』 爆音の中、決死の参加者
2010年5月16日 朝刊
【バンコク=吉枝道生、古田秀陽】「政府は今すぐ、軍によるデモ参加者の殺害を止めろ」。タイのタクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」が占拠するバンコク繁華街の拠点では十五日も反政府デモが続けられ、参加者は幹部の政府批判演説に歓声を上げた。
周辺道路を封鎖した治安部隊とデモ隊の激しい衝突で多数の死傷者が出た十四日、演説ステージ近くでも爆発音が聞こえ、参加者は騒然となった。「音に驚いて、道路わきへ逃げ、腹ばいになった」と言う女性(36)は「怖い思いをしたが、デモが終わるまでここにいる」と決めた。「(占拠地の)外はさらに危ないし、一度出たら戻れないから」と話す。
二人の子どもを連れ、シンボルカラーの赤いシャツを着て参加していた夫婦は「民主主義のために戦う」と書いたプラカードを手に、「爆弾など恐ろしくはない。赤い服で最後まで戦う」と、覚悟を語った。
だが、封鎖作戦で参加者は確実に減っている。占拠地は繁華街中心部と公園を中心に広がり、全体の参加者は今も計約六千人とされるが、十五日午後、中心地のステージ周辺には、数百人が座っているだけだった。UDD幹部が控えるステージ近くは圧倒的に女性参加者が多いが、強制排除を困難にするため−との見方もある。
拠点に屋台を持ち込み、肉の揚げ物を売っている女性は「参加者は減っているが、売り上げは増えている。道路封鎖で食料が届かなくなっているから」と説明した。
占拠された繁華街は、日系デパートの伊勢丹や高級ホテルなどがある、いわばバンコクの“銀座”。路上にはペットボトルなどのごみが散乱し、悪臭が漂っていた。
1555
:
チバQ
:2010/05/16(日) 10:06:08
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100516ddm003030093000c.html
クローズアップ2010:タイ衝突「これはもう戦争」 混乱収拾兆しなく
◇やまぬ銃声、デモ隊「徹底抗戦」
タイの首都バンコク中心部を占拠するタクシン元首相派「反独裁民主戦線」(UDD)と軍・治安部隊は15日も衝突を続けた。占拠解除に向け圧力を強める政府に対し、UDDは徹底抗戦の構えを崩しておらず、止まらぬ流血の事態に住民からは「これはもう戦争だ」との声も。政府とUDDの対立に加え、UDD内部でも路線対立が深刻化しており、混乱収拾の見通しは全く立っていない。【バンコク西尾英之】
バンコクを東西に貫く幹線道路「ラマ4世通り」。15日午前、UDDの放火で炎上するゴミ収集車をカメラで撮影しようと踏み出した途端、「パーン」という乾いた銃声が響いた。
現場は数百メートルの距離を置いてにらみ合う軍とUDDのほぼ中間地点で、兵士が記者に向かって威嚇発砲したようだ。「通りに人影があると撃ってくる。これはもう戦争だ」。付近のアパートに住む男性は表情をひきつらせて話した。都心部を走る地下鉄や高架鉄道も全面運休に追い込まれた。
軍がUDD占拠地域の包囲を開始した13日以降、衝突はこれで3日連続となる。投石や火炎瓶などで攻撃するUDDに対し、軍は実弾で応戦しているとみられ、UDD側に多数の死傷者が出ている。
AFP通信によると、付近にある日本大使館は14日夜、激しい衝突で職員が外出できず、タイ外務省に救援を要請。兵士の護衛を受けて、大使館から脱出したという。
衝突のほとんどは占拠地域を包囲する約3キロ四方の軍の封鎖線の外側付近で起きている。外部から占拠地域に入ろうとするUDDの市民を軍が制止。これに対し、占拠地域から応援に駆けつけたUDDの自警団員らが加わり、激しい市街戦の様相を呈している。
一方、伊勢丹デパートなどがある都心部繁華街の占拠地域中心部は、緊張感は増しているものの、比較的平穏な状態を保っている。
幹部らが演説するステージ周辺に設置されたテント内には、女性グループや家族連れが目立つ。政府は軍の実力行使で女性や高齢者などに死傷者が出る事態を恐れ、「(武器を持った)テロリストグループに、人間の盾として利用される恐れがある」と携帯電話の電子メールなどで退去するよう呼びかけてきた。
しかし、既に2週間近く占拠地域内で寝泊まりしているという女性(44)は「軍が来ても怖くない。政府が(下院早期解散などの)要求をのむまで家には帰らない」と強調した。
◇タクシン派、内部で対立も 和解案白紙、強硬派主導権握る
タイ情勢は、アピシット首相が今月3日、事態収拾に向けた和解案を提示し、正常化への期待が高まったが、再び流血の事態に逆戻りした。背景には、UDD内の「路線対立」がある。
UDD穏健派のウィーラ議長は、「11月14日の総選挙実施」を含む和解案の受け入れを決め、政府側と水面下の交渉で「10日夕までの占拠解除」でいったん合意した。これをひっくり返した中心人物が、13日夜に何者かに銃撃されたタクシン派内の最過激派、カティヤ陸軍少将(停職中)だ。少将はUDDから「破門」状態にあるが、今も強い影響力を保持しており、「政府と交渉したUDD現指導部に対し、タクシン氏が不信感を抱き、新指導部の発足を指示した」などと内部で揺さぶりをかけた。
UDD強硬派が占拠解除に反対するのは、テロ容疑などで逮捕状が出ている自分たちの身柄の扱いについて、政府から刑事免責などの保証を得たいとの思惑からとの見方が強い。
UDDは幹部会議を開いて連日協議したが、10日を過ぎても結論を出せず、政府は「占拠解除の合意が守られなかった」として和解案を白紙に戻した。
ウィーラ氏は強硬派を抑えられなかった責任を取り議長を辞任したとされ、この数日、占拠地域に姿を見せていない。UDDは事実上、強硬派が主導権を握った形で、政府との話し合いによる解決は困難になったとみられる。一方、後ろ盾のカティヤ少将が銃撃で意識不明となったことで、強硬派の立場が微妙になったとの見方もあり、UDDの今後の動きは不透明感を増している。
1556
:
名無しさん
:2010/05/16(日) 10:06:31
==============
◆最近のバンコク情勢◆
◇3月
12日 反独裁民主戦線(UDD)がデモを開始
14日 UDDが10万人規模の集会、政府に下院即時解散を要求
15日 アピシット首相が解散要求を拒否
28、29日 政府とUDDの直接交渉が決裂
◇4月
3日 UDDが都心部を占拠
7日 政府が首都圏に非常事態宣言
10日 軍とUDDが衝突し、日本人カメラマンら25人が死亡、800人以上が負傷
22日 占拠地域に砲弾、1人死亡
28日 衝突で兵士1人死亡
◇5月
3日 首相が事態収拾に向け和解案と11月総選挙実施を表明
13日 占拠を続けるUDDに対し、首相が11月総選挙を撤回。タクシン派のカティヤ少将が銃撃される。衝突で1人死亡
14日 衝突で16人死亡
1557
:
チバQ
:2010/05/16(日) 12:19:30
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100516-OYT1T00343.htm
日本大使館の100人、一時孤立…バンコク騒乱
【バンコク=林英彰、深沢淳一】UDDによるバンコク中心部占拠、治安部隊との衝突は、在住の約3万3000人の日本人社会や進出している日系企業に深刻な影響を与えている。15日夜時点で、けが人などの報告はないが、住居や事務所の安全な地域への一時避難を強いられている。
治安部隊とUDDが14日に衝突したルンピニ公園近くにある在バンコク日本大使館は同日午後、窓口業務を停止したが、目の前で衝突が起き、勤務していた日本人、タイ人職員ら約100人は帰宅できなくなった。
治安部隊兵士のエスコートで、同日午後9時ごろ、まず50人が館外に脱出。残る50人は安全のために館内で1泊し、翌15日午前10時ごろ、警察に見守られながら、ようやく館外に出た。
同大使館は15日夕、中心部のホテル内に仮事務所を開設した。
タイ日本人会(会員数約7200人)の磯田博之事務局長によると、UDD占拠地区の近隣に住む日本人は安全な地域でホテル住まいを強いられている。同事務局長は「危険地域は拡大する可能性が高い。いま安全だと思っても警戒を怠らないでほしい」と訴える。
一方、UDDが占拠を続ける繁華街に位置する「バンコク伊勢丹」。例年なら、タイの新学期に合わせた商戦期だが、4月3日から休業。パートを含む全従業員約700人が自宅待機を続けている。
バンコク日本人商工会議所が行った大手33社へのアンケートでは、事務所の閉鎖や仮移転、営業時間短縮を行っているのは25社。混乱の影響でタイ経済が失速し、消費が低迷する懸念から20社が「今後、影響があるかもしれない」と答えた。
(2010年5月16日12時11分 読売新聞)
1558
:
チバQ
:2010/05/16(日) 19:17:02
今日は代々木公園でやってるタイフェスに行ってきました。
念のため(?)赤シャツと黄シャツを持って行ったのですが役に立ちませんでしたわ。平和に盛り上がっておりました。
1559
:
小説吉田学校読者
:2010/05/17(月) 07:07:17
クリントン日中韓歴訪後に山場か。
韓国外相「北朝鮮の魚雷と判断」 岡田外相に伝える
http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY201005160306.html
【慶州(韓国南東部)=牧野愛博、山尾有紀恵】韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相は16日、慶州での日韓外相会談で、3月末に起きた韓国哨戒艦の沈没について「北朝鮮による魚雷攻撃」との考えを岡田克也外相に伝えた。韓国政府が「北朝鮮の犯行」との判断を関係国に示した事実が明らかになるのは初めて。岡田氏は「韓国を支持し、必要な協力を惜しまない」と表明した。
日韓両政府関係者によれば、柳外相は会談で調査の現状を説明。「北の魚雷という強い状況証拠を持っている」と語り、北朝鮮軍による攻撃だったとの見方を伝えた。さらに「北による犯行という共通認識」を持って、日本独自の対北朝鮮制裁の強化や国連安全保障理事会での協力に取り組むよう日本側に求めた。
これに対し、岡田氏は、日本がすでに対北朝鮮制裁を徹底している現状を説明したうえで、韓国を支持する考えを伝えた。この問題では米国政府も「北朝鮮の犯行」との判断に傾いており、今後、日米韓3カ国と、北朝鮮への制裁に消極的な中国との間で意見の対立が起きそうだ。
沈没の原因を調べている国際軍民合同調査団は20日、「魚雷による沈没」とする最終報告書を発表する見通し。16日現在、北朝鮮の関与について状況証拠を超える決定的な物証は見つかっていないが、李明博(イ・ミョンバク)大統領はその数日後に行う国民向け談話で「北朝鮮の関与」を明言するかどうか慎重に検討している。
一方、柳氏は会談で、今年が日韓併合100年にあたることを指摘、「難しい年だからこそ韓日関係をより強化する機会にしたい」と述べた。岡田氏も「努力していくことが重要だ」とし、双方は竹島(韓国名・独島)の領有権問題などが日韓関係全体に悪影響を及ぼさないよう努力することで一致した。
ただ、日韓経済連携協定(EPA)をめぐっては、岡田氏が早期の交渉再開を求めたのに対し、韓国側は「十分な条件が必要」として応じなかった。また、柳氏は第3期日韓歴史共同研究や日本統治時代に日本に流出した韓国文化財の返還問題などを取り上げたが、日本側は慎重な姿勢を示した。
1560
:
チバQ
:2010/05/17(月) 20:06:49
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010051702000201.html?ref=rank
タイ騒乱 重体の少将死亡
2010年5月17日 夕刊
【バンコク=古田秀陽】タイのタクシン元首相派団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊と治安部隊による衝突は十七日未明も首都バンコク中心部で断続的に続き、騒乱は五日目に入った。病院関係者によると、UDD強硬派で、十三日に狙撃されて重体になっていたカティヤ陸軍少将(停職中)が死亡し、衝突が始まった十三日以降の死者は三十六人、負傷者は二百五十五人となった。
AFP通信によると、新たな死者にはほかに兵士一人も含まれるが、この兵士は私用でビジネス街を通りかかり、衝突に巻き込まれたという。
UDDが占拠するルンピニ公園近くの高級ホテルでは十七日未明、十七階などにロケット弾が撃ち込まれ、宿泊客約百人が地下へ避難した。宿泊客への被害はなかった。
軍は十七日午後三時(日本時間同五時)までに、デモ参加者のうち、女性や子供、高齢者に対して自主退去するよう要求している。警察などの協力を得て非政府組織(NGO)が退去の手助けを行う予定。軍報道官は「男性も自主退去できるが、武器を所持していないことを示す必要がある」としている。
治安部隊は十三日夜から、UDD占拠地区の周辺約三キロ四方の道路を封鎖し、食料供給やデモ参加者の増加を阻止する「兵糧攻め」を実施。一部デモ隊が治安部隊を攻撃し、治安部隊が応戦して銃撃戦になるなど激しい衝突が続いている。
1561
:
チバQ
:2010/05/17(月) 21:53:00
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100517/asi1005172012006-n1.htm
【タイ騒乱】強制排除へ緊張高まる
2010.5.17 20:06
【バンコク=宮野弘之】タイの首都バンコク中心部の繁華街を占拠するタクシン元首相の支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊に対し、タイ政府は17日午後3時(日本時間同5時)までに退避するよう勧告したが、警察発表では、女性や子供、高齢者を含む約5千人が座り込みを続けている。ただ、封鎖地域外の市内各所にUDD支持者が集まっており、治安部隊が突入すれば、騒乱が各地に広がるのは必至で、緊張が高まっている。
政府の治安部隊がUDDの封じ込めに乗り出し、デモ隊との衝突が始まって5日目となる17日は、封鎖地域近くの高級ホテルで爆発があったほか、チュラロンコン大学病院にも爆発物が撃ち込まれた。タクシン派の軍事顧問で、13日に銃撃され重体だったカティヤ陸軍少将が17日、死亡したことから、反発したタクシン派の武装組織が攻撃を強めたとみられる。治安部隊にも初めて死者が出て、13日夜以降の死者は37人、負傷者は約270人に上った。
一方、政府はテレビやラジオを通じ再三、拠点からの退避を勧告。赤十字などの協力を得て女性や子供、高齢者だけでなく、非武装なら誰でも封鎖地域外に出ることを認め、さらに準備したバスで帰宅できると勧告に従うよう促した。同時に居残れば、最大禁固2年の刑に処されることなどを警告したビラを飛行機からまくなどした。女性や子供、高齢者の一部は近くの寺院に避難したが、多くが路上などに残っている。
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100517/asi1005172002005-n1.htm
【タイ騒乱】バンコクの日本社会にも影響 学校休校 事業所引き上げも (1/2ページ)
2010.5.17 19:50
【バンコク=宮野弘之】タイの首都バンコク中心部でのタクシン元首相支持団体「反独裁民主統一戦線(UDD)」のデモ隊と治安部隊の衝突が周辺部にも拡大していることで、アジアでも最大規模を誇るバンコクの日本人社会に懸念が広がっている。バンコクの日本人学校は、17、18の両日を臨時休校とし、19日以降は事態の推移を見つつ対応を決める。デモ隊が占拠する地域内の日系企業は、別の地域のホテルに仮オフィスを設けたり、他支店に仕事を振り分けたりして当座をしのいでいるが、長期化すればさらに影響が出そうだ。
小中学校の生徒2455人が通うバンコクの日本人学校は、デモ隊が占拠する地域からは北東へ数キロ程度離れており、臨時休校となった17日朝は、空っぽの校舎に始業と終業を知らせるチャイムの音だけが鳴り響いていた。
同校小学部の杣本和也教頭は、占拠地区近くに住む児童・生徒やその保護者らの多くが避難を終えているとし、「今後も家庭と連絡を密に取りながら、この危機を乗り切りたい」と話した。
日本人居住者が多い地域にある老舗のフジスーパーでは、先週末から水やコメ、インスタントラーメンなど備蓄用の食品、トイレットペーパーなどを買い込む人が増えたという。
タイ滞在20年を超える原岡進副支配人は、「土日に仕入れたのがその日に売り切れ、急遽(きゆうきよ)、いくつかの商品を追加注文した。普段の2倍のお客さんが来られました」と話していた。
夫婦で買い出しに来ていた会社員の男性(37)は2度目のバンコク駐在といい、「前回もクーデターを経験したので危険な地域に近づかなければ大丈夫だと思う。ただ今回はオフィス一帯が封鎖されており、あした以降どうしようかと考えています」と語った。
これまで中心部のコンドミニアムなどに住んでいた日本人も、騒乱に発展した先週末以降、避難を急いでいる。自営業の男性(50)は17日、中心部のコンドミニアムを引き払った。当分、日本で仕事をするという。
◇
近畿日本ツーリストは17日、タイの首都バンコクに滞在するパッケージツアーを18日出発分から中止することを明らかにした。中止対象は31日出発分までで、30人強が参加予定だった。JTBや日本旅行、阪急交通社は既にバンコクへのツアーを中止している。
1562
:
チバQ
:2010/05/17(月) 21:54:13
http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY201005170229.htm
一家の柱奪われた タイ衝突、残された家族ら困窮2010年5月17日17時34分
治安部隊とタクシン元首相派の衝突が繰り返され、緊迫した状態が続くタイの首都バンコク。4月10日の大規模な衝突以降、すでに約60人以上が死亡し、負傷者は約1600人にのぼっている。混乱が収まらないなか、一家の柱を失ったり、重い後遺症が残ったりして途方に暮れている人が増え続けている。
「妹はまだ高校生。母が屋台で働く収入が頼りで、これからどうなるのか先が見えない」。日本の大学への留学後、大分県別府市に住むベンジャさん(24)の父、アナンさん(54)は、4月10日、バンコクで軍にのどを撃ち抜かれた。ベンジャさんは帰国して看病を続けたが、今月14日、死去した。
建築会社を経営していたアナンさんは4年前、軍事クーデターによるタクシン政権打倒はおかしいと反発。元首相派の集会に参加するようになった。撃たれたのは、軍との衝突で倒れた友人を助けようとしていたときのことだ。
日本人カメラマン、村本博之さんが死亡した4月10日の騒乱では、軍・警察側にも8人の死者が出た。アヌポン軍曹(29)は、最前線で爆発に巻き込まれて死亡した。結婚してまだ1年の妻カティヤさん(27)は「元首相派を恨むつもりはない。ただ、彼に戻ってきて欲しい」と話した。
死傷者が出た原因について、タイ政府は「軍兵士による発砲は自衛のため。群衆の中にテロリストがおり、銃撃してきた」と主張。元首相派は「政府によるでっち上げ」と反論している。
ベンジャさんもカティヤさんも、どちらが正しいかはわからない、と言う。「私の父はテロリストじゃないし、兵士を襲うはずがない。実弾で致命傷を与える必要がありますか?」とベンジャさんは問いかける。
政府や王室、元首相派が被害者やその家族に一時金を申し出ているが、一家の大黒柱を亡くし、将来的に収入の見通しが立たなくなった人たちは多い。騒乱犠牲者の救護活動をしているプラティープ元上院議員によると、多数の負傷者に深刻な後遺症が残っているという。「犠牲者とその家族の存在を忘れてはならない。政府と元首相派の双方が責任を持たなければいけない」と話す。(バンコク=古田大輔)
1563
:
チバQ
:2010/05/17(月) 21:58:02
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100517/asi1005171301004-n1.htm
高級ホテルの客室にロケット弾 内戦さながらのバンコク
タクシン元首相派のデモ隊から砲撃を受け、窓ガラスが割れるなどしたホテル「ドゥシタニ」の客室(右下)=17日午前、バンコク(共同) 「攻撃されている。地下へ逃げろ」。タイの首都バンコクで続くタクシン元首相派デモ隊と治安部隊の衝突。16日深夜から17日未明にかけて、外国メディアの記者ら約100人が宿泊する高級ホテル「ドゥシタニ」の客室にロケット弾や小型砲弾が撃ち込まれた。客室は無人で、けが人はなかったものの、「ほほ笑みの国」タイは内戦さながらの状況に陥った。
攻撃を受けた17階の客室は窓ガラスが割れ、室内の壁は黒く焦げていた。ある外国通信社のカメラマンは「寝ていたら部屋の近くでものすごい爆発音がした。あわてて廊下に出ると、外壁が銃撃された。フロントから電話があり、宿泊客全員が地下へ避難した」と、自社の配信記事で伝えた。
このホテルは、デモ隊が陣取るルンピニ公園を見下ろす絶好の位置にあるため、各国メディアの記者が多数泊まっていた。(共同)
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チバQ
:2010/05/17(月) 21:59:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2010051702000073.html
イ騒乱 家族連れら退去続々
2010年5月17日 朝刊
【バンコク=吉枝道生】タイ政府が十六日、バンコク繁華街を占拠する「反独裁民主統一戦線(UDD)」に撤退期限を通告したことで、デモ隊から女性や家族連れが続々と抜け出した。また、政府が外出禁止令に言及したため、一般市民は事態悪化に備えて食料品店などに殺到した。
政府はいったん十七日午後三時と期限を切り、平和裏にデモを終わらせるよう通告。特に、女性やお年寄り、病人らに対して占拠地からの退去を求めた。UDD幹部も「強制排除に備えよう。希望者は退去を」とステージから呼びかけた。
避難所に指定された周辺の寺院二カ所には、八百人以上が移動。僧侶は地元テレビに対し「武器を持っていない人なら受け入れる」と話した。政府は地方に帰るためのバスも用意した。
一方で「最後まで戦う」と、占拠地を離れない子連れの女性や年配者も。また、占拠地外に出ると殺されると信じている人も多いといい、政府は「デマを信じないで」と訴えている。
市内での衝突は占拠地以外に広がり、外国人も多いホテルにデモ隊が突入して宿泊客が退去する事態も。爆発音と銃声が一日中続くなか、あちこちで黒煙が高く立ち上り、占拠地近くのコンビニエンスストアでは略奪も起きた。デモ隊の食料不足が指摘されており、地元メディアは、医療関係者の車を装って占拠地に食料が運び込まれていると報じた。
十七日から始まる予定だった学校の新学期が一週間延期された。
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チバQ
:2010/05/17(月) 21:59:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100516-OYT1T00631.htm
タイ占拠地の子供・女性、「人間の盾」の懸念
16日、バンコク中心部の占拠地区内で、一時避難先の寺に向かう子連れのデモ参加者(AP) 【バンコク=酒井圭吾】タイの首都バンコクで続くタクシン元首相派勢力「反独裁民主戦線」(UDD)の抗議活動で、占拠地区に寝泊まりする子供や女性の安全確保の問題が深刻化している。
治安部隊が強制排除に乗り出せば多数の死者が出るのは確実で、世論の逆風を恐れる政府は子供らの退去を主張。一方で、UDD側には、子供らを「人間の盾」とする思惑も見え隠れしている。
治安部隊とデモ参加者がにらみ合いを続けるルンピニ公園前。16日午後、UDDが築いたバリケードの外で、デモ参加者の男性3人と女児(8)がタイヤや生ゴミを燃やしていた。時折銃声が響く中、そばで炎をみつめる女児。父親のプラソプ・ナリンさん(35)は「デモが終われば、(女児と)一緒にすぐに帰る。危険は承知だが今はしょうがない」とつぶやいた。
地元NGO「チャイルド・ファンデーション」によると、占拠地区内のデモ参加者は約5000人で、うち約3000人が子供や女性、高齢者。就学前の子供も多く、路上でたばこを売る男児もみられた。同NGOは「子供だけは出さなければいけない」と主張するが、参加者の大半が地方から来ており、子供だけで帰宅できないのが実情だ。
政府とUDDは、地区内にある寺院敷地を子供らのための「安全ゾーン」と指定するが、衝突が起こった際の安全が確保できるかどうかは不透明だ。
政府にとっては、子供らの存在が、強制排除実施の障害になっているのは間違いない。子供らの死傷者が多数出れば、国内外から非難を浴びるのは必至で、政権崩壊の引き金になる可能性もある。そのため、治安本部は子供と女性、高齢者に対して17日午後3時までの退去を勧告し、移動用のバスも用意するなど、必死の「説得」を続けている。
一方で、UDD幹部は本紙に対し、「子供と女性は家に帰るように促している」としながらも、実際の退去については「両親の意思が最優先」と話し、熱心でない。1か月前に占拠地区に入り、4〜12歳の子供4人と路上で寝泊まりするデーン・ドゥアンさん(45)は、「子供たちも戦っている。最後まで一緒だ」と語気を強めた。
(2010年5月17日06時04分 読売新聞)
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チバQ
:2010/05/17(月) 22:00:30
http://www.asahi.com/international/update/0516/TKY201005160194.html
タイ騒乱、商店襲い強奪 女性支持者ら避難2010年5月17日1時10分
【バンコク=山本大輔】バンコク中心部のタクシン元首相派占拠地区を封鎖したタイ政府は16日、同派支持者のうち、老人や女性、子供らに同派の占拠地区からの避難を呼びかけた。元首相派もこれに応じ、一部を避難させ始めた。治安部隊による兵糧攻めに、同派の一部がコンビニエンスストアを襲って水を奪う事件が起きるなど、治安は悪化の一途をたどっている。
女性支持者らの避難は、強制排除の可能性を念頭に、占拠地区内の同派支持者を少しでも減少させる政府の思惑があるとみられる。17日午後3時までに近くの寺院などに移動させるという。元首相派指導部も、安全上の理由から離脱希望者は止めない方針だ。
緊急医療機関によると、包囲網を狭めながら元首相派の拠点に迫る治安部隊と同派支持者らとの衝突で、この4日間に少なくとも32人が死亡、240人以上が負傷した。
バンコクの日本人学校は17日と18日の臨時休校を決めたが、事態はさらに緊迫。16日夕には、タイ政府が急きょ週明けの2日間を休日とすることを決めた。
タイ政府は首都の一部に1992年5月以来となる夜間外出禁止令の発令も検討したが、地元住民への影響が大きいとして決定を見送った。
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チバQ
:2010/05/17(月) 22:01:25
http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY201005160326.html
タイ騒乱 兵糧攻め包囲へバイク決死隊、抜け道から補給(1/2ページ)2010年5月17日1時50分
タイ政府の治安部隊がタクシン元首相派の占拠するバンコク商業地区を包囲し始めてから16日で4日目に入った。元首相派は包囲を破ろうと占拠地の外側でも拠点作りを進めた。一方、占拠地の内側では集会参加者が大きく減る中、「兵糧攻め」に対抗して抜け道から必死で水や食糧を運び込もうとしている。
元首相派のデモ会場から約2.5キロほど離れたクロントイ地区。スラムが広がる貧困地区で元首相の地盤として知られる。デモ隊を包囲した治安部隊と、外側から包囲網を突破してデモ隊に合流しようとする元首相派の群衆が、ここで衝突した。
デモ隊が8車線の道路いっぱいに数百本のタイヤを積み上げて放火すると、治安部隊は煙越しに催涙弾を発砲して応戦。道路脇のビル上には狙撃手を配置し、後退する群衆とバリケードの間に約300メートルの無人地帯ができた。
群衆の中から突然、猛然とエンジン音をたてて、オートバイの「決死隊」が突進していく。「行けー」「がんばれよ」と歓声が上がったが、銃撃音がすると転倒。乗っていた青年は足を引きずりながら物陰にうずくまった。
青年を救おうと、今度は救急車が猛スピードで救出に向かった。待機中の救急隊員アウラワンさん(22)は「朝から20〜30人を救出した。半分は助からないかもしれない。救助隊も4〜5人が撃たれた」と話す。
包囲された仲間への食料を積んだトラックや、タイヤを満載した車などが続々と突入し、銃撃を受けて引き返してくる。その度に3千人ほどが歓声や悲鳴を上げた。
衝突現場から、約500メートル下がった路上には15日夜、新たな集会場ができた。集会に参加しているプラティープ元上院議員は「集会はやめない。やめたら、包囲されている人たちの強制排除が始まる。彼らの命が危ない」と話した。
◇
包囲網の内側では、午後4時すぎ、ステージが置かれたラチャプラソン交差点の近くに小型トラックが到着した。荷台には即席めんや魚の缶詰、水のペットボトルが積まれていた。カメラを向けると、運転手が血相を変えて「撮るなっ!」と叫んだ。
即席めんだけで180袋入りの箱が6箱。支持者が早速どこかに持ち去った。後で納品書を見せてもらうと、包囲網の外側にある大型スーパーで購入し、抜け道からひそかに運ばれた物だった。
当初は緩やかだった検問は日ごとに厳しくなり、参加者の数は最盛期の数万人から2千人程度に減っている。電気や水道は遮断されたまま。列をなしていた屋台もほとんど姿を消した。
会場にはまだ多くの女性や子供、老人の姿がある。会場でゴザを妻と一緒に売るチャリンさん(23)はすでに2カ月以上、長男のギターちゃん(1)と会場に寝泊まりを続ける。ステージで歌が始まると、ギターちゃんが手をたたいて踊り始めた。「結構、この場所が気に入っているようです」とチャリンさん。
しかし、南に下り、ルンピニ公園側に入ると、一転して雰囲気が変わる。あちこちに投石用の小石や火炎瓶が用意されている。こん棒を持つ支持者の数も増え、すれ違った一人は短銃を持っていた。
「軍が銃撃してくるので、24時間気が抜けない」と現場の警備責任者のチョック氏(43)は言う。その時、南から軍のものと見られるヘリコプターが現れた。間もなく、そのヘリコプターめがけて手作りのロケット花火がシュッと音を立て次々と発射された。(バンコク=武石英史郎、藤谷健)
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チバQ
:2010/05/17(月) 22:08:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100517-OYT1T00851.htm
香港補選、再出馬の民主派5人当選…投票率最低
【香港=槙野健】民主派議員5人の辞職に伴う香港立法会(議会=定数60)の補欠選挙が16日行われ、辞職、再出馬した5人がそのまま当選した。
香港政府に選挙制度改革進展を促そうとする民主派は、今年1月、辞職による補選を仕掛けて世論喚起を図る戦術を採った。しかし、議会で過半数を占める親中派各党は候補者を立てず、投票率は17・1%と1997年の中国返還以来、最低となった。
民主派は今補選を「事実上の住民投票」と位置づけたが、失敗に終わった。
(2010年5月17日21時57分 読売新聞)
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