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大中華世界的話題

1503チバQ:2010/05/03(月) 23:13:08
ずいぶん古い記事だけど
http://newsweekjapan.jp/stories/2010/04/post-1193.php
ポスト胡錦濤、習近平のスゴ腕
A Princeling of the People

次期国家主席の本命に躍り出た「無骨な田舎者」は、元副首相の息子で地方の経済改革を先導してきた党内の人気者

2010年04月19日(月)12時08分
メリンダ・リウ(北京支局長)、ジョナサン・アンズフィールド
[2007年11月 7日号掲載]

 少し前の中国なら、習近平(シー・チンピン)上海市党書記(54)が共産党の次期最高指導者に選ばれる可能性はゼロだったはずだ。

 習はいわゆる「太子党」の一人。「関係(コアンシー)」(縁故や人脈)を使って甘い汁を吸う鼻持ちならない特権階級として、庶民から忌み嫌われている高級幹部の子弟だ。それに習が市場経済に習熟していることも、共産主義イデオロギーの純粋性という観点からみれば有利な条件ではない。

 事実、1992年と97年の共産党大会で党中央委員会委員候補に初めて名前があがったときは、習の評価は高くなかった。

 だが、慎重に作り上げられた習の庶民派イメージは、徐々に党指導部の注目を集めるようになった。習は農村暮らしの経験があり、自家用車よりバスでの移動を好む。過去に担当した地方の行政や党務でも着実に実績を上げてきた。

 第17回党大会(10月15〜21日)の直前、党指導部は極秘に党内世論調査を実施した。結果は、習が「最多得票だった」と、政治評論家の李大同は言う。

 そして10月22日、習は党中央委員会総会で正式に政治局常務委員に選出され、次期最高指導者の本命候補に躍り出た。この抜擢を意外な人事と受け止める向きも多い。胡錦濤(フー・チンタオ)総書記(国家主席)は、自分と同じ共産党青年団出身の李克強(リー・コーチアン)遼寧省党書記(52)を後継者に選ぶと思われていたからだ。

 先週、党指導部が行った党内序列の見直し作業は、ぎりぎりまで熾烈な駆け引きが続いたらしい。結局、胡は李の政治局常務委員昇格と、目の上のたんこぶ的存在だった曽慶紅(ツォン・チンホン)国家副主席の引退とを勝ち取るために、後継者の指名を断念したとみられる。

 その結果、習は李と同じ政治局常務委員ながら、党内序列では1ランク上の地位に立った。このままいけば現指導部が引退する12年には、習が党総書記に昇格し、李は温家宝(ウェン・チアパオ)首相の後任になる。

 習が一足飛びに党指導部入りを果たしたことは、党内政治の本質的な変化を物語っている。多くの消息筋によると、習が抜擢された理由は二つある。一つは、党責任者を務めた沿海地方の二つの省で経済運営に成功したこと。もう一つは、党内部での高い人気だ。

 中国の指導者にとって、大衆的人気は必要条件ではない。だが、現在の党指導部は世論調査を通じて慎重に民意を探り、その結果を人事に反映させる「党内民主」の強化に力を入れはじめている。


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