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大中華世界的話題

1531チバQ:2010/05/11(火) 18:24:40
■経済発展持続の必須条件

 中国の検閲当局は、この共同社説に関する議論を直ちに禁止。執筆責任者は北京の経済紙「経済観察報」のウェブサイトから更迭され、ほかの共同執筆者も処罰を受けた。

 胡と温は、中国の農村住民の経済状況が世界経済の未来を左右することも分かっている。これまで中国は、アメリカなどの先進国に安価な工業製品を輸出することにより経済を発展させてきた。しかし世界経済危機でアメリカの消費者の購買力が落ち込んだため、輸出主導の経済のままでは現在の経済成長率を維持できなくなった。

 目下、中国に必要なのは、輸出への依存を減らすために国内消費を拡大すること。そこで、人口の半数以上を占める農村住民の消費を活性化したいと、中国政府は考えている。現在、貧しい農民たちは病気になった場合に備えて、乏しい収入のほとんどを貯蓄に回している。

 農民に金を使わせる狙いで、中国政府は4兆元(6000億ドル)相当の景気対策予算のかなりの割合を西部の農村部に投入。冷蔵庫やエアコン、コンピューターの農民向けの割引販売を奨励するために、メーカーへの助成金支給も打ち出した。

 数年前には、農村に医療保険制度を導入した。おかげで、医療費に対する農民の強迫観念的な不安感も和らぎ始めているという。

■国家権力の土台が揺らぐ

 しかし、都市と農村の格差解消への扉は閉ざされようとしているのかもしれない。胡と温のコンビは2013年に退き、新指導部にバトンタッチすることが決まっている。胡に代わり国家主席に就くことが有力視されている習近平(シー・チンピン)国家副主席は、社会正義を重視する胡と温とは対照的に、輸出産業を擁する都市部の利害を重んじる一派と近い。

 問題はそれだけではない。都市と農村の所得格差が広がり続け、政府の景気刺激策がインフレに火を付ける可能性が現実味を帯びている。インフレ、所得配分の不均衡、役人の汚職が合わされば、「社会の安定、ひいては国家権力の安定に影響が及び」かねないと、温は警鐘を鳴らしている。

 温はこの1月にも偏橋村を訪れて、補助金をさらに増額すると約束。首相を退いた後で、状況がどの程度改善したか確認するために再び村を訪問することも請け合った。そのときまで、中国政府は約束を果たすために奮闘しなければならない。


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