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大中華世界的話題

1489チバQ:2010/05/03(月) 20:08:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100502-OYT1T00232.htm
タイ農民層に政治意識高まる…デモ4週間


1日、バンコクのビジネス街で、反政府集会に参加する人々=AP 【バンコク=深沢淳一】タイの首都バンコクで、タクシン元首相派の組織「反独裁民主戦線」(UDD)が中心商業地区を占拠して、1日で4週間が過ぎた。

 この間、治安部隊とデモ隊の衝突や、ビジネス街での爆発で27人が死亡、約1000人が負傷し、混乱は地方にも拡大した。政治権力を巡る争いというだけでなく、抗議活動で農民層が政治意識を高め、「階級闘争」の様相も呈している。占拠状態が解消されても、タイ社会の亀裂が深まり、混乱が続く懸念がある。

 時折、激しい雨に見舞われた1日のラチャプラソン交差点。UDDはここを中心に、約3平方キロ・メートルの占拠地区に通じる何本もの道に竹とタイヤでバリケードを築き、車や人の出入りを監視している。警察によると、同日の参加者は1万7000人で、ピーク時の5分の1程度。高級ホテルなどの前にはゴミ袋がたまり、異臭が鼻をつく。

 貧困地区の東北部イサーン地方から来た男性(35)は、3月中旬にUDDがバンコク西部に拠点を構えて以来、家には2〜3日帰っただけという。「タクシン時代は今より収入があった。本当に困ってなければここに来ない。疲れているが、選挙で選ばれていないアピシット政権から力を取り戻すまで、居続ける」と語った。

 抗議活動の参加者は、貧しい東北部や北部の農民が多い。彼らは口々に現政権を批判し、貧困改善や総選挙の実施を求めている。

 タイでは、1970年代などに学生の民主化運動は起きたが、UDDに扇動されたとはいえ、農民が象徴的な抗議活動の動きを見せるのは初めてだ。チュラロンコン大学のビエングラット准教授(タイ政治)は、「タイ人は(支配層と一般国民の)共存を受け入れてきた。しかし、東北などの住民は、タクシン時代に権利というものを理解し、選挙で平等がもたらされると考えるようになった」と指摘する。

 アピシット政権は最近、「UDD幹部らは王制打倒を企てている」として、UDDの狙いが総選挙の早期実施ではなく、王制に打撃を加えることだと強調を始めた。UDDは完全否定しているが、固定化された社会構造で既得権益を維持してきた支配層にとって、農民層が政治意識や権利意識を強めることが脅威に映るのは間違いない。

 UDDがラチャプラソン交差点に設営した大型テント内にあるプレス席で地元記者が「タクシン氏はタイを混乱状態に陥れようとしている」と指摘する通り、「交差点は階級間の戦場」(ビエングラット准教授)と化している。

(2010年5月2日23時28分 読売新聞)


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