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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

7809チバQ:2014/04/08(火) 22:48:00
http://mainichi.jp/select/news/20140409k0000m030078000c.html
G20:ウクライナ支援焦点
毎日新聞 2014年04月08日 21時46分

 主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が10、11の両日、米ワシントンで開かれる。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の編入後、初めての主要な国際会議となる。米欧とロシアの対立が続き、世界経済への悪影響が懸念される中、ウクライナ支援で一致し、緊張緩和につながる議論ができるかが焦点になる。

 ロシアの金融支援打ち切りで財政危機に直面しているウクライナに対し、国際通貨基金(IMF)は最大180億ドル(約1兆8500億円)の融資枠を設定。日米欧も支援策を発表している。日米欧は、ロシアを含めたG20全体で支援姿勢を示したい考えだ。ウクライナがデフォルト(債務不履行)すれば損失を免れないロシアも支援を支持するとみられる。ただ、G20の場で米露のつばぜり合いが激しくなれば、議論が紛糾する可能性もある。

 一方、ロシアも米欧の経済制裁で資金流出が続き、2014年度はマイナス成長に陥りかねない。ロシアと関係が深い欧州経済に悪影響が及ぶ恐れがある。ウクライナ問題は、世界経済のリスク要因の一つとしても議論される見通しだ。

 会議ではこのほか、中国経済の減速懸念や、米国の量的金融緩和縮小が新興国経済に与える影響も点検する。また、前回(2月)の会議で、G20は今後5年間で国内総生産(GDP)の総額を従来想定より2%以上底上げする成長率目標を掲げており、実現に向けた各国の取り組みについても意見が交わされる。

 日本からは麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席。4月に消費税率を8%に引き上げ、財政健全化に取り組んでいることや、日銀の大規模な金融緩和などを通じて、デフレ脱却と経済再生を進めていることをアピールする。【小倉祥徳】

7810チバQ:2014/04/08(火) 22:51:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/erp14040821410006-n1.htm
【ウクライナ情勢】
東部で相次ぐ「共和国」樹立宣言…米長官「露が関与」懸念 追加制裁発動を警告
2014.4.8 21:39 (1/2ページ)

ドネツクの州庁舎前に座り込む親ロシア派デモ隊メンバー=7日(ロイター)
 【モスクワ=佐々木正明、ワシントン=小雲規生】ウクライナ東部ドネツクでドネツク州の政府庁舎を占拠した親ロシア派のデモ隊は7日、「ドネツク人民共和国」の樹立を宣言、同じく東部ハリコフでも親露派住民らが独自に「議会」を開催し、「ハリコフ人民共和国」の樹立を宣言した。ケリー米国務長官は同日、ラブロフ露外相と電話会談し、事態の背後にロシア政府の関与があるとの見方を示唆し、「重大な懸念」を表明した。

 米国務省のサキ報道官が7日の記者会見で明らかにしたところによると、ケリー氏はラブロフ氏に対し、ロシアが事態を悪化させれば「さらなる代償を伴う」として追加経済制裁の発動を警告した。

 両氏は米、露、ウクライナ、欧州連合(EU)による会合を10日以内に開催することについても協議。日時や議題に関して、話し合いを続けているという。

 カーニー米大統領報道官も7日の記者会見で、ウクライナ情勢の悪化は「ロシアによる圧力が高まった結果だ」と指摘。暴徒化している親露派勢力の一部は地元住民ではなく、金銭などで外部に雇われているとの見方を示し、ロシアの介入を牽制(けんせい)した。

 さらにカーニー氏はロシアが秘密裏であってもウクライナ東部に侵入すれば、「非常に深刻な事態の悪化にあたる」とし、追加経済制裁の発動要件に該当すると強調した。

 ウクライナ東部で広がる分離独立の動きに、同国のトゥルチノフ大統領代行は「ロシアによる第2の作戦だ」と指摘。ドネツク、ハリコフのほか、親露派デモ隊が警察施設に侵入したルガンスクへの特殊部隊らの増員を決定した。

 ハリコフでは8日朝、「対テロ作戦」が行われ、デモ隊に占拠されていた庁舎は解放された。少なくとも70人が逮捕されたという。

 しかしウクライナのメディアによると、ハリコフでは混乱が続き、デモ隊が地元テレビ局を占拠し、独自番組の放送を画策しているという。

 こうした中、ウクライナ最高会議(国会)は同日、ウクライナの領土一体性を侵害する活動を行った者への罰則を強化する法案を審議、賛成多数で可決した。

 アバコフ内相は同日、ハリコフで庁舎の警戒に当たった警察官らが任務を怠り、デモ隊の侵入を許したとして、担当官らの大幅解雇を行うと発表した。

7811チバQ:2014/04/08(火) 22:52:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/mds14040808480000-n1.htm
再び…弾圧の気配 ルワンダ大虐殺から20年
2014.4.8 08:47

ルワンダ・キガリの大虐殺記念館に展示されている被害者らの写真 (AP)
 ルワンダで少数派ツチ人や穏健派フツ人約80万人が犠牲になった大虐殺が始まってから7日で20年を迎えた。首都キガリの競技場での追悼式典で、カガメ大統領が演説。市民は7日から服喪期間に入る。式典に先立ち、キガリの大虐殺記念館には、五輪の聖火のように全国各地をリレーした「追悼の灯」が到着。大虐殺の期間と同じ100日間、燃やされ続ける。

 ルワンダは大虐殺以降、目覚ましい経済成長を遂げ、民族対立は影を潜めた。一方で、ツチ人のカガメ政権は野党などへの弾圧を強める。

 日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所の武内進一地域研究センター次長は「カガメ氏は重要な歴史である大虐殺の大規模な追悼イベントを利用し、ツチ人政権の正統性を強調しようとしている」と指摘した。

                  ◇

【用語解説】ルワンダ大虐殺

 ルワンダの多数派フツ人が、内戦などを通じ長年対立していた少数派ツチ人を大量に殺害した事件。1994年4月6日、フツ人のハビャリマナ大統領らが乗った航空機がルワンダの首都キガリで撃墜されたのをきっかけに、フツ人主体の政府軍や民兵が同年7月までの約100日間、ツチ人やフツ人穏健派ら推定80万人をおのなどで虐殺。現在のカガメ大統領が率いたツチ人主体のルワンダ愛国戦線(RPF)が政府軍を破り、全土を制圧。報復を恐れたフツ人らはザイール(現在のコンゴ)など周辺国に逃れた。ルワンダ国際犯罪法廷が94年に設置され、これまでに60人以上が有罪、12人が無罪の判決を受け、9人が逃亡中。(共同)

7812チバQ:2014/04/08(火) 23:06:29
http://mainichi.jp/select/news/20140408k0000e030212000c.html
インド最大野党:核先制不使用見直し 日印交渉に影響も
毎日新聞 2014年04月08日 12時03分(最終更新 04月08日 12時12分)


最大野党インド人民党の次期首相候補、ナレンドラ・モディ氏=AP
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】インド総選挙で勝利が予想される最大野党・インド人民党が、「核の先制不使用」の原則を見直そうとしていることがわかった。7日発表のマニフェスト(選挙公約)に「核政策の再検討」が盛り込まれており、見直しを進めていくという。ロイター通信がマニフェスト作成に関わった人民党筋の話として伝えた。

 核拡散防止条約(NPT)加盟を拒否するインドが、次期政権で先制不使用原則を放棄すれば、欧米社会からの批判は免れない。特に、日印原子力協定交渉を継続している日本政府・国民からの反発は必至で、日印交渉が暗礁に乗り上げる可能性もある。

 インドは1998年、人民党のバジパイ政権のときに24年ぶりに地下核実験を実施し、日米などの制裁を受けた。これを受け、バジパイ政権は「核の先制不使用」原則を打ち出し、国際社会の理解を得ようとした。

 だが、敵対国のパキスタンが先制不使用を宣言していないことを理由に、人民党は今回、先制不使用の放棄検討を打ち出したようだ。中距離戦術核などの先制使用を想定している模様だ。人民党の次期首相候補で、「反パキスタン」派とされるナレンドラ・モディ氏もこの方針を承認しているとみられる。

 一方、2004年からの与党・国民会議派のシン政権は、「核実験のモラトリアム(一時停止)」を維持し、欧米諸国から評価された。08年に米印が原子力協定に署名し、その後、日印も原子力協定の交渉に入ったのはこのためだ。

 シン首相は今月2日、ニューデリーで講演し、「核なき世界を実現する第一歩として、核保有国すべてが先制使用しない国際的取り決めが必要だ」と訴えた。人民党の核に関する考え方は、シン首相とは大きな違いをみせている。

 今回の人民党のマニフェストは、「バジパイ政権が達成した戦略的(核の)前進は、その後の会議派政権でずたずたにされた」と指摘し、再度の核実験すらにじませる内容となっている。

7813とはずがたり:2014/04/09(水) 00:18:39
>>7812
経済運営に成功して人気出る政権が右派的・タカ派的な政策したがるのはトルコも日本も同じか┐('〜`;)┌

7814とはずがたり:2014/04/09(水) 09:24:10
イラン核協議、第3ラウンド開始 7月合意へ交渉加速 
2014.4.8 22:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140408/mds14040822550001-n1.htm

 【ベルリン=宮下日出男】イラン核問題の包括的な解決に向けた欧米など6カ国とイランの第3回協議が8日、ウィーンで始まった。双方は交渉期限となる7月20日までの最終合意の締結に前向きだが、どこまでイランの核開発を認めるかで見解の隔たりが残っており、今回の協議で交渉を加速させたい意向だ。

 協議は2日間で、イラン側はザリフ外相、6カ国側は欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表が代表役を務める。

 包括的解決では、イランの核関連活動を容認するかが焦点。交渉の詳細は明らかにされていないが、核兵器転用が懸念されるイランのウラン濃縮活動の可否、今後も継続する場合の活動範囲、西部アラクで建設中の実験用重水炉の取り扱いなどが協議されているとみられる。

 米欧は軍事転用が不可能となる程度までに核活動を制限させる狙いだが、イランは重水炉の設計変更などで譲歩する一方、関連施設の閉鎖は拒む姿勢をみせている。

 米政府高官は最終合意に向けて「克服すべき相違が依然、残っている」と述べ、合意到達は「ルービック・キューブを解くようなもの」と指摘した。

 ただ、双方は合意の形成に前向きで、米政府高官は4日、「5月に草案づくりを始めたい」との意向を表明、イランのアラグチ外務次官も「文書作成のために意見を近づける」と今回の協議に期待感を示した。

 経済が疲弊するイランは合意で欧米の制裁全面解除を急いでおり、6カ国側もロウハニ大統領の下でイランが欧米への融和路線にかじを切ったのを機に長年の懸案に決着を図りたいことが、双方の前向きな姿勢の背景にある。

 また、イランと米国はともに、急速な接近に懐疑的な“強硬派”を国内に抱えており、批判を押さえ込むためにも早期の成果を必要としている事情がある。

 米政府高官は「互いの立場に不審点はない」と述べ、別の米当局者も米メディアに「(双方の)信頼は増している」とイラン側の対応を評価している。

7815チバQ:2014/04/09(水) 19:40:43
http://mainichi.jp/select/news/20140409k0000e030169000c.html
湾岸対立:サウジアラビアとカタール 大使召還など激化
毎日新聞 2014年04月09日 12時05分(最終更新 04月09日 14時57分)

 【カイロ秋山信一】世界最大の産油地域のペルシャ湾岸のアラブ諸国で、サウジアラビアとカタールの対立が表面化している。長年、親米アラブとして協調し、日本にも石油や天然ガスを供給する両国だが、エジプト情勢やイランへの対応を巡って意見の相違が顕在化し、サウジ、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの3カ国は3月に駐カタール大使を召還するまで関係が悪化。クウェートが仲介にあたっているが、対立解消のめどは立っていない。

 「兄弟国の判断に失望と驚きを禁じ得ない」。大使召還が発表された直後、カタールは声明でサウジなど3カ国を非難した。サウジは「治安と安定を守るためだ」と説明し、「王制への脅威」とみなすエジプト発祥のイスラム組織ムスリム同胞団を、カタールが擁護していることへの不満を示唆した。サウジは大使召還後、同胞団を「テロ組織」に指定した。

 サウジやカタールなど湾岸6カ国は1981年に湾岸協力会議(GCC)を設立し、内外の政策で連携してきた。2011年には、反王制デモが起きたバーレーンにGCCが治安部隊を派遣し、デモを抑圧。王制を脅かす民主化要求運動「アラブの春」の湾岸への波及を妨げた。

 ところが昨年7月に起きたエジプトの軍事クーデターで対立が表面化した。サウジはUAE、クウェートとともに、軍主導の暫定政権に対して総額120億ドル(約1兆2000億円)の支援を表明した。一方、クーデターで追放されたムスリム同胞団主体のモルシ前政権を支援していたカタールは孤立。同国の衛星テレビ局「アルジャジーラ」を通じて、同胞団の抗議活動を積極的に報じる姿勢を取った。

 米欧との対話路線を進めるイランのロウハニ政権への態度にも温度差がある。カタールは昨秋以降、相互に外相が訪問し、経済連携にも意欲的だ。一方、イスラム教スンニ派を国教とするサウジは、シーア派国家のイランの影響力が湾岸諸国に伸びるのを警戒している。

 一連の対立について、天然ガスの輸出で急速に国力を伸ばすカタールが、GCC最大の国土・人口を擁するサウジの覇権に挑戦しているとの見方もある。クウェートが対立の解消に努めているが、サウジは「カタールが政策を変更しない限り、問題は解決しない」(サウド外相)との姿勢だ。

 英シンクタンク・湾岸戦略研究所のオマル・ハッサン所長は「カタールは『アラブの春』で(エジプトの)同胞団が勢力を伸ばすと考えたが、見立て通りにはいっていない。サウジなど友邦との対立は得策ではなく、(今後)政策変更せざるを得なくなる」と述べた。

7816チバQ:2014/04/09(水) 20:25:49
http://www.afpbb.com/articles/-/3012024
スペイン議会、カタルーニャの独立問う住民投票実施の請願を否決
2014年04月09日 09:49 発信地:マドリード/スペイン
【4月9日 AFP】スペイン議会は8日、北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州が提出していた分離独立の是非を問う住民投票の実施の請願を、反対299、賛成47、棄権1で否決した。

 マリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相は採決に先立ち約7時間にわたって行われた審議の中で、「私は、カタルーニャなしのスペインも、スペインと欧州から外れたカタルーニャも想像できないため、カタルーニャがスペインにとどまるべきだとの立場を擁護する」と表明していた。

 ラホイ首相率いる保守与党・国民党と、最大野党・社会労働党、中道の進歩民主主義連合はいずれも、住民投票を断固阻止する意向を表明していたため否決は確実視されていた。カタルーニャ自治州政府は採決の結果を受け、今後も闘い続ける姿勢を示した。

 独自の言語を持ち、スペイン内での自治権拡大を求めて長く闘ってきた歴史を持つカタルーニャ自治州は、住民投票を今年11月9日に実施する許可をスペイン議会に求めていた。

 だがラホイ首相は、スペイン憲法は同国の主権にかかわる住民投票は一地域だけではなく全国で実施しなければいけないと定めているため、住民投票は違憲であるとの見解を改めて示した。(c)AFP/Sylvie GROULT

7817チバQ:2014/04/09(水) 20:34:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140409/erp14040910170003-n1.htm
ウクライナ東部、併合されたクリミアとの違いは薄い帰属意識
2014.4.9 10:15 (1/2ページ)

ウクライナ東部ルガンスクで8日、占拠した保安局庁舎前でバリケードをはる親ロシア派デモ隊のメンバーら(ロイター)
 ウクライナ南部クリミア半島に続き、同国東部でもロシアへの編入を求める動きが活発化している。背景には、歩んできた歴史に基づく社会、経済的な事情がある。

 東部地域は17世紀後半、ドニエプル川を境にロシア帝国の支配下に入り、正教が主な宗教となった。ロシアは19世紀後半から、ウクライナに対する徹底的なロシア語普及政策を進め、東部では今もロシア語を日常的に使用する地域が多い。2001年の国勢調査によると、ヤヌコビッチ前大統領の出身地ドネツク州では、人口の7割以上がロシア語を母語と考えている。

 公用語としてウクライナ語以外を認めないといった動きに、大きな反発を示すのはこのためだ。

 ロシアとの経済的な結びつきも深い。東部にはソ連時代から石炭、鉄鋼、機械などの重工業地帯があり、今もオリガルヒ(新興寡占資本家)が国の経済を牛耳る。2008年のリーマン・ショックを境に、この地域へのロシア資本の進出も相次いだ。

 とはいえ、ロシア語を多くの人が母語と考える東部で、民族としてのロシア系を自任している人々は少数派に属し、人口の6割を占めるクリミアとは状況は異なる。また、歴史的成り立ちからウクライナとロシアのどちらに属するかという帰属意識が希薄であることも特徴だ。

 先の国勢調査によると、ドネツク、ルガンスク両州では人口の4割近くが自らをロシア系だと考えているが、ハリコフでは約25%にとどまる。

 クリミア併合のときと比べると、ウクライナ東部に対するプーチン露政権の動きには慎重さもうかがえる。欧米の追加制裁で孤立化が深まるとの懸念も背景にあるとみられる。(佐々木正明)

7818チバQ:2014/04/09(水) 20:39:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014040902000117.html
新政権側 庁舎を奪還 ウクライナ 騒乱、南部にも波及
2014年4月9日 朝刊


 【モスクワ=原誠司】ロシア系住民のデモ隊による州政府庁舎占拠で騒乱状態にあるウクライナ東部ハリコフ州の州都ハリコフで八日早朝、内務省特殊部隊が庁舎内に立てこもる七十人を拘束し、庁舎を奪還した。ただ、東部の騒乱は収束の気配は無く、ロシアが併合したクリミア半島に近い南部の都市にも波及し始めている。

 ウクライナのウニアン通信によると、特殊部隊は州都中心部を封鎖。州庁舎突入では発砲せず、負傷者も出なかった。トゥルチノフ大統領代行は八日、庁舎を占拠したデモ隊を「武装したテロリスト」と呼び、厳正に対処する考えを表明。特殊部隊は東部ドネツクやルガンスク両州にも配置されたという。

 デモ隊について、この両州を視察したティモシェンコ元首相は七日、「ロシアの情報機関員が含まれる」と指摘。ウクライナ保安局は七日、ルガンスク州でロシア軍情報機関要員の男を拘束したと発表した。

 これに対し、ロシア外務省は八日、「ウクライナ軍や(民族主義勢力)右派セクターによる『国家親衛隊』、米国の民間軍事組織百五十人が東部や南部に派遣された」として、内戦につながる恐れのある軍事的準備を即時停止するよう警告。ロシア上院のオゼロフ国防安保委員長は「東部で多くの犠牲者が出れば、ロシアは放置できない」と述べ、ロシアと、欧米が支援するウクライナ新政権側との緊張が高まっている。

 ドネツク州とハリコフ州で七日、デモ隊は法的根拠もなく「人民共和国」樹立を宣言し、ロシア編入に向けた住民投票実施を求めた。欧州連合(EU)加盟路線を加速化するウクライナ新政権に対し、ロシアは、経済的にもつながりが強い東部への影響力を確保するため、連邦制を導入し、中立宣言を盛り込む憲法改正を要求している。

 連邦制に移行すれば、中央政府が任命する知事を住民の直接選挙で選ぶことになり、親ロ派の指導部を誕生させやすい。中立宣言には北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大を防ぐロシアの狙いがある。ロシア系住民を抱き込んで東部を事実上、コントロールしようとする構えを見せつつある。

 一方、黒海に面した南部ニコラエフ州の州都ニコラエフでは七日、親ロ派住民が州庁舎近くに、ロシア国旗を掲げたテントを設営。親欧州派住民が同日深夜から八日未明の間に急襲する事件が発生。計十五人が負傷した。

7819とはずがたり:2014/04/10(木) 15:46:20

米駆逐艦、黒海で合同演習へ…ウクライナ参加も
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140410-OYT1T50077.html?from=ycont_top_txt
2014年04月10日 12時00分

 【ワシントン=今井隆】米国防総省のウォレン報道部長は9日、ウクライナ情勢に関連し、米海軍のミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」が10日にも黒海に到着すると記者団に明らかにした。

 黒海周辺の同盟国などと合同演習を行う予定で、ウクライナも参加する可能性がある。黒海に3月21日まで展開していた別のミサイル駆逐艦に代わり派遣されたもので、ロシアをけん制する狙いがある。

2014年04月10日 12時00分

7820チバQ:2014/04/10(木) 20:33:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140409/erp14040920505003-n1.htm
歴史的な初訪英 アイルランド大統領 過去を越えて和解に道筋
2014.4.9 20:50

8日、英ウィンザー城で談笑するエリザベス女王(左)とアイルランドのヒギンズ大統領(AP)
 【ロンドン=内藤泰朗】かつて英国の植民地だったアイルランドのヒギンズ大統領が元首として初めて英国を公式訪問し、8日に議会で演説して両国の和解の重要性を強調した。エリザベス英女王も同日、中世以来の確執に終止符を打ち、未来志向の関係を築くよう呼びかけた。過去の克服を目指す公式訪問の行事は11日まで続く見通しだ。

 ヒギンズ大統領は英議会で上下両院議員らを前に行った演説で、対英独立闘争で多くの血が流れたことについて、「痛みと犠牲を伴い、長くアイルランドと英国の関係に影を落としてきた」と指摘しながら、「相互の尊重や友好、協力」を柱とした未来志向の関係構築の必要性を力説した。

 北アイルランドでは、英統治を求めるプロテスタント系とアイルランドへの帰属を求めるカトリック系による対立が30年以上も続き、3600人以上が犠牲になった。大統領は訪英前、紛争の当事者が「互いに謝罪しあい、再スタートを切るべきだ」と呼びかけており、今後の和解の行方に関心が高まっている。

 エリザベス女王は8日夜、「歴史的な訪問」(英BBCテレビ)をふまえ、自らの公邸の一つであるウィンザー城でヒギンズ大統領の歓迎晩餐(ばんさん)会を開いた。女王は「まだ傷が癒えたわけではない」とする一方、「私たちの未来が過去によって脅かされることはもはやない」と強調した。

 晩餐会には英王室を敵視し、テロを重ねてきたカトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の元指導者で、北アイルランド自治政府のマクギネス副首相も参列した。

 エリザベス女王は北アイルランドの和平プロセスの進展を受け、2011年にアイルランドのダブリンを訪問。双方の争いで死亡した人々への哀悼の意を表明、和解の機運が生まれた。

7821チバQ:2014/04/10(木) 20:33:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140409/erp14040920445002-n1.htm
【NEWS EYE】
800年の確執 アイルランドと英国 根深い対立の歴史
2014.4.9 20:44
 アイルランドの国民には、約800年にわたり英国に支配、抑圧されたとの思いがある。宗教も対立の大きな理由となってきた。

 アイルランドは12世紀にイングランドにより征服され、1801年に併合された。イングランド貴族に土地が配分される一方、アイルランド人は農奴にされるなど厳しい服従関係を強いられた。さらに、イングランドから移り住んだプロテスタントと、カトリックが主体のアイルランドの人々の対立も深まった。

 独立運動が高まり、1922年にアイルランド南部が自治領となった際も英国はプロテスタントが多い北部を自国領にとどめ置いた。

 しかし、北アイルランドも人口の約3分の1はカトリックで、プロテスタント優位の体制を守ろうとする北アイルランド当局とカトリック住民が衝突を繰り返し、69年には紛争に発展。72年に英国は北アイルランドの直轄統治に踏み切るが、アイルランド共和軍(IRA)などによるテロ行為で、3600人以上が犠牲となった。

 英政府から北アイルランドの自治政府に司法・警察権が移譲され、和平プロセスが事実上終結したのは2008年のことだ。女王のいとこも殺害されるなど、双方に深い傷痕が残った。(黒川信雄)

7822チバQ:2014/04/10(木) 20:39:46
http://mainichi.jp/select/news/20140410k0000e030189000c.html
ウクライナ:親露派、抵抗継続の構え 占拠の州庁舎拠点に
毎日新聞 2014年04月10日 11時50分(最終更新 04月10日 12時01分)


ドネツク州政府庁舎を囲むバリケードの内側に待機する親露派の活動家たち。こん棒を持ち、投石用のブロックや火炎瓶が用意されていた=ウクライナ東部ドネツクで2014年4月9日午後7時13分、真野森作撮影
写真特集へ 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作】ウクライナ東部のドネツク州政府庁舎を占拠している親ロシア派の活動家が9日夜(日本時間10日未明)、外国メディアに庁舎内と幹部会議を部分公開した。親露派幹部は、9日に「48時間以内の事態打開」を宣言した親欧米派の新政権にあくまで抵抗する意向を改めて強調した。

 親露派は7日に一方的に宣言した「ドネツク人民共和国」として、庁舎最上階の会議室で約30人の幹部会議を開催、メディアに公開した。参加者からは「キエフの新政権に正統性はない」「最良の道は平和的な分離だ」との声があった。

 リーダー格のデニス・プシリン氏(32)は、新政権との交渉で合意は得られていないと述べ、治安部隊による強制排除の可能性には「準備ができている」と話した。

 また、親露派が「5月11日までに行う」としている住民投票では、「人民共和国の国家主権(独立)を認めるか否か」の1点のみを問うと明かした。「市民が混乱しないよう、段階的な手順が必要」と話し、いったん独立を宣言してからロシア編入へと進める南部クリミア半島同様の計画を示唆した。

 ただ、地元紙「セボードニャ」のヤナ・トカチェンコ記者によると、ドネツクでは大学生など若者を中心に親欧米派が相当数存在しており、親露派が圧倒的多数を占めたクリミアとは状況が異なる。地元財界人も新政権側の立場で仲介に当たっている。

 さらに、旧ヤヌコビッチ政権与党の「地域党」は反政府活動参加者の恩赦法を国会に提案するなど懐柔策を模索しており、親露派の思惑通りに事態が進むかどうか不透明だ。

 プシリン氏を巡っては、ウクライナのネズミ講で役員を務めていたと報じられており、いわく付きの人物とみられる。

 親露派の拠点と化した州政府庁舎内には、活動家の休憩所や調理場が設けられ、女性たちの姿も目立った。新政権側の強制排除に備え、各階の入り口には机でバリケードが設けられ、庁舎前広場には9日深夜まで親露派の住民が集まっていた。

7823チバQ:2014/04/10(木) 21:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140409-00050161-yom-spo
リオ五輪、建設遅れ・水質汚濁に「危機的状況」
読売新聞 4月10日(木)11時26分配信

 【ベレク(トルコ)=大野展誠】国際オリンピック委員会(IOC)が9日に行った夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)との合同会議で、2年後のリオデジャネイロ五輪の競技会場、宿泊施設の建設の遅れや水質汚濁への不満が噴出した。

 18の競技団体が発言したが、不満を述べなかったのは1団体だけで、「危機的な状況で、みんなが心配している」と、ASOIFのリッチビッティ会長。IOCのバッハ会長は「我々も心配している。第一は政治の問題だ」と、政府の支援の乏しさを理由に挙げた。

 バスケットボールや射撃など8競技を行うデオドロ会場は工事が始まっておらず、ゴルフ会場は芝の育成も始まっていないという。ブラジルは6月にサッカーのワールドカップ開幕を控え、急速な進展は見込めない。危機感を募らせるIOCは同日の理事会で、リオの組織委員会と電話で会談し、見通しを確認する。

7824チバQ:2014/04/10(木) 21:08:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140407-00000500-fsi-bus_all
軍投入でスラム街“制圧” ブラジルW杯まで2カ月、ヘリや装甲車配置
SankeiBiz 4月7日(月)9時47分配信

 サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会(6月12日〜7月13日)の開幕まで2カ月余りとなる中、ブラジル政府は5日、治安状況の改善が見られないリオデジャネイロのファベーラ(スラム街)に約2700人の軍・警察部隊を投入し、街を“制圧”した。国防省は、部隊の駐留は7月末まで続けるとしており、海外から大量のサッカーファンが来訪するのに備えて、力ずくで街の暴力鎮圧に乗り出した形だ。

◆ヘリや装甲車配置

 ファベーラは主に麻薬組織に支配されたスラム街で、ブラジル全土に存在するが、とりわけ丘の上に積み重なるように貧しい家々が軒を連ねるリオのファベーラは有名。リオの人口(約630万人)のほぼ4分の1がファベーラの住民とされる。5日に軍・警察部隊が投入されたのは、数あるリオのファベーラの中でも最も危険とされるマレ地区のファベーラだ。

 マレ地区はリオの国際空港にも近く、W杯が始まれば多くのサッカーファンが通る可能性があることから、当面、部隊が駐留することになった。ブラジル最大のマラカナン・スタジアム(収容7万7000人)を抱えるリオでは大会期間中、決勝戦を含む7試合が行われる。

 「制圧作戦」は5日午前6時から始まり、上空をヘリコプターが旋回する中、陸軍兵士2050人、海軍兵士450人、特殊作戦警察大隊員200人が装甲車に乗って街に入った。街にはすでに1500人の警察官が3月30日に先遣隊として配置されており、今回の軍・警察部隊はこれら警察官と入れ替わって配置についた。フランス通信(AFP)によると、人口約13万人のマレ地区のファベーラ(約10平方キロメートル)では、警察官が大量配備された30日から4日までの6日間ですら、銃撃事件で16人が死亡。118人の逮捕者が出て、1000トンを超す大麻、コカインの類が押収されたという。

 部隊配置後、現地を訪れたセルソ・アモリン国防相(71)は「諸君は何としてもこの地区の治安を守るという使命を果たさなくてはならない。備えは十分なはずだ」と兵士たちを鼓舞。ジルマ・バナ・ルセフ大統領(66)もツイッターで「兵士の皆さんは今一度、国家に対する使命をかみしめ、その力を示して欲しい」とつぶやいた。

◆まるで宣戦布告

 ブラジル政府は2008年から、全土でファベーラの治安強化作戦を実施。地区によっては劇的な効果が現れているが、リオのマレ地区では一向に改善がみられず、逆に今年に入ってから治安が悪化し、4人の警察官が麻薬犯罪組織に射殺されるなどした。リオデジャネイロ州のジョゼ・ベルトラム内相は「ギャングの首謀者たちは、W杯を前にまるで『宣戦布告』しているかのようだ。30年以上にわたってファベーラを支配している連中が簡単に音を上げるわけがない。今は非常事態で力ずくで抑え込むしかない」と話している。

 5日早朝、マレ地区の住民たちは恐る恐る部隊の進駐を見守り、同行取材で街に入った記者たちの質問には、ほとんどの住民が犯罪組織からの仕打ちを恐れて沈黙を決め込んだ。そんな中、口を開いた73歳の女性はAFPに「束の間の治安維持もW杯のため。終わればまた元に戻ってしまう。何も変わらない」と悲しげに語った。

7825チバQ:2014/04/11(金) 23:24:07
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014041100984
野党党首、レイプ犯擁護=「被告は気の毒」発言に批判−インド
 【ニューデリー時事】7日から総選挙が始まったインドで、野党社会党のヤダブ党首が昨年起きたレイプ事件で死刑判決を受けた被告3人について「気の毒」などと発言し、批判を浴びている。
 ヤダブ党首は10日、北部ウッタルプラデシュ州での演説で、2013年8月、西部ムンバイの廃虚で女性カメラマンともう一人の女性に性的暴行を加えたとして、死刑判決を受けた被告3人に言及。「3人の気の毒な被告が死刑判決を受けたが、レイプは死刑に値するのか」と発言。その上で「彼らはまだ若く、間違いを犯すこともある」と擁護した。(2014/04/11-21:30)

7827チバQ:2014/04/12(土) 07:50:20
http://www.afpbb.com/articles/-/3012402
規制緩和で競争激化、ドイツの長距離バス市場
2014年04月11日 16:15 発信地:フランクフルト/ドイツ
【4月11日 AFP】ドイツでは、電車や飛行機よりも運賃が安く、自分で車を運転するよりリラックスできる長距離バスを移動手段として選ぶ人が増えている。

 参入規制が緩和された昨年1月以降、多くの企業が長距離バス事業に参入。黄色や青りんご色、エレクトリック・ブルーといった派手な色の真新しい長距離バスが欧州最大の人口を抱えるドイツの各地を走り、乗客や市場シェアの獲得に向けてしのぎを削っている。新規参入組は利用者を集めようと快適な座席やWi-Fiによるインターネット接続サービス、場合によってはコーヒーの無料サービスを提供することもある。

 規制緩和前は、ドイツで長距離バスを運行するのはドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の子会社など数社に限られ、路線も1990年の東西ドイツの統一の前から西ベルリンと旧西ドイツ各地を結んでいたものが中心だった。ドイツ鉄道を保護するためだ。

 規制緩和後は、運行距離が50キロメートル以上で停留所間の所要時間が1時間以上ならば、企業が長距離バスの運行に参入できるようになった。ドイツ運輸省のデータによると、規制緩和から1年もしないうちに長距離バス路線は従来のほぼ3倍の221路線に増えた。

■10〜15社が新規参入

 独立研究機関IGESのクリストフ・ギップ(Christoph Gipp)氏は、これまでに10〜15の企業がこの「成長著しい市場」に新規参入したと述べ、「姿を消した小規模業者がある一方、マインフェルンブス(MeinFernbus)などの大手と合併した業者もある」と付け加えた。

 マインフェルンブスは11年、学生時代に知り合った2人によってベルリン(Berlin)で設立された。IGES によると、同社は市場シェア40%近くを占め、業界トップの地位にある。同社創業者の1人であるトーベン・グレーフェ(Torben Greve)氏はAFPに対して「需要が旺盛なのでバスはいつも満席です」と語った。昨年の同社乗客数は270万人に上っている。

 市場シェア2位はドイツ鉄道で、その後にはドイツ自動車連盟(ADAC)と郵便・物流大手ドイツポスト(Deutsche Post)の合弁で設立されたADACポストブス(ADAC Postbus)が続く。これらの会社より規模が小さい新規参入業者にはフリックスブス(Flixbus)や ダインブス(DeinBus)などがあり、英国の長距離バス会社ナショナル・エクスプレス(National Express)も「City2City」の名前でドイツに進出した。

■生き残るのは3〜4社?

 これらの車両は見た目がスマートで乗り心地も良いが、最大の魅力は運賃の安さだ。City2Cityはウェブサイトで、8ユーロ(約1130円)からの低価格をアピールしている。

 南北に走って主要都市を結ぶマインフェルンブスの路線は、ドイツ北部のハンブルク(Hamburg)から南部のシュツットガルト(Stuttgart)までの運賃が28ユーロ(約4000円)と、鉄道運賃の約半額だ。また、新規開設された路線で、ドイツ中部のマールブルク(Marburg)、南部のバイエルン(Bavaria)州レーゲンスブルク(Regensburg)、バルト海(Baltic Sea)に面する北部のリューベック(Luebeck)など中規模の都市間も結ばれるようになった。

 長距離バスは学生の他、鉄道とは異なり乗り換えが不要で目的地に直行する点が便利だという高齢者の人気も集めている。長距離バス各社は、自家用車やレンタカーで移動する場合に比べて旅行者1人当たりの燃料消費量や二酸化炭素排出量が少ないという環境面のメリットも強調している。

 交通運輸市場全体に占める割合こそまだ小さいものの、長距離バス市場は急速に成長している。マインフェルンブスのグレーフェ氏は、路線数の増加が「非常に厳しい競争」につながっていると説明する一方、極端に安い運賃を提示する考えはないと明言。「当社は1ユーロ(約140円)でバス旅行を提供するような会社ではありません。そういった低価格は妥当ではない」と語り、今年は経営の黒字転換を目指す姿勢を示した。

 IGESのギップ氏は、規制緩和直後の激しい競争を経て長距離バス会社の淘汰が進むと考えている。グレーフェ氏も、ドイツで生き残る長距離バス会社は3〜4社と予想している。(c)AFP/Estelle PEARD

7828名無しさん:2014/04/13(日) 11:54:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140412/asi14041220410006-n1.htm
インド総選挙ルポ 多数派ヒンズーvs少数派イスラムの宗教対立、憎悪あおる政党

2014.4.12 20:41 (1/4ページ)

10日、インド北部ムザファルナガルで、厳重な警備が敷かれる中、に列を作るヒンズー教徒住民ら(岩田智雄撮影)
10日、インド北部ムザファルナガルで、厳重な警備が敷かれる中、に列を作るヒンズー教徒住民ら(岩田智雄撮影)


 【インド北部ムザファルナガル=岩田智雄】インド総選挙の投票が進む中、国内最多の有権者を抱える北部ウッタルプラデシュ州で、多数派ヒンズー教徒と少数派イスラム教徒の住民対立が顕在化している。宗教対立を利用しようと、各政党が暴力をあおっているとの非難もある。11日には、選挙管理委員会が党幹部2人に「ヘイト・スピーチ」(憎悪に基づいた演説)の疑いで選挙活動への参加禁止を命じ、当局に告発する事態に発展した。





 「あの日、近くの村で住民トラブルを話し合う会議があった。ヒンズー至上主義のインド人民党(BJP)幹部がイスラム教徒を攻撃する演説をして、ヒンズー教徒がイスラム教徒を襲い始めたんだ」

 昨年9月7日にウッタルプラデシュ州ムザファルナガル近郊で起きた事件を、イスラム教徒のノミヌル・イスラムさん(71)はこう説明した。

 息子(28)はヒンズー教徒に殺され、イスラム教徒居住区が放火と略奪に遭ったため、郊外に避難した。当初、5万人が自宅を追われ、今でも約2万5千人の避難民が9カ所でテントなどで生活する。

 事件の発端は、イスラム教徒の男性が、ヒンズー教徒の男に妹が乱暴されたと主張、男を射殺したことだった。その後、男性はヒンズー教徒の集団暴行に遭って殺害された。以後、両教徒間の衝突が続いて計63人が死亡。犠牲者の多くはイスラム教徒だった。

 インドでは人口約13億人のうち、ヒンズー教徒が約80%を占め、イスラム教徒は約13%にとどまる。

 ムザファルナガルでは今なお、相手側が支持する政党が暴力をあおっていると非難の応酬を続けている。

 ▼「ヘイト・スピーチ」

 ムザファルナガル・シャフプル地区の住民評議会会長のイスラム教徒、モハンマド・シャフナワズ・クレシ氏は「BJP幹部は『イスラム教徒はテロリストだ』『パキスタンの同調者だ』などと吹聴してヒンズー教徒に暴力をけしかけている。元は家族間の問題だったのに、共同体を二極化させた」と訴えた。

 BJPは今月4日にも、党の首相候補として選挙運動を率いるナレンドラ・モディ氏の右腕とされる幹部、アミット・シャー氏が集会で「イスラム教徒に報復を」とヒンズー教徒らを扇動。11日、選管に選挙運動禁止を命じられ、「ヘイト・スピーチ」の疑いで告発された。

 クレシ氏はモディ氏について、「経済政策などで救世主のように言われているが、イスラム教徒には非常に嫌われている。2002年に起きた西部グジャラート州の虐殺事件を思い出せば、明らかだ」と話す。

 この事件は、両教徒の住民が衝突し、ヒンズー教徒がイスラム教徒を虐殺したとされる暴動だ。死者は双方合わせて1千人とも2千人ともいわれる。当時から州政府の首相を務めているモディ氏は関与を否定したものの、イスラム教徒や欧米から虐殺を黙認したとの批判を受けている。

 モディ氏が若いころ、極端なヒンズー至上主義を掲げる「民族義勇団」(RSS)のメンバーだったことも、イスラム教徒から嫌悪される要因となっている。

7829名無しさん:2014/04/13(日) 11:54:40
 ▼終わらぬ住民の反目

 一方、ヒンズー教徒側もイスラム教徒側への怒りを増幅させている。

 ヒンズー教徒の住民チャンドビア・シンさん(36)は、昨年9月の衝突でイスラム教徒の発した銃弾を受けて負傷したという。

 ムザファルナガルの選挙区で、BJPに対抗するのは、ウッタルプラデシュ州政権を握る地域政党、社会党(SP)などで、イスラム教徒の支持を受けている。シンさんは「BJPが暴動をあおっているというのは州政府のでっち上げだ」と反発する。

 SP幹部、アザム・カーン氏はヒンズー教徒への憎悪をあおる発言を繰り返し、BJP幹部と同様、11日に選管の処分を受けた。

 多民族、多宗教国家のインドではこれまでも、小さな事件をきっかけに多くの暴動や虐殺が起きてきた。

 ムザファルナガルでは10日に総選挙の投票が実施された。開票は来月に行われるが、選挙が終わっても、住民間の反目は容易には解消しそうにない。




【インド総選挙】下院(定数545)の任期満了に伴い実施。有権者は8億人超。7日から5月12日まで10回に分けて投票される。開票は同16日。ウッタルプラデシュ州は有権者約1億3000万人で80議席を有する。国政最大野党、インド人民党(BJP)の首相候補で、グジャラート州首相のナレンドラ・モディ氏がウッタルプラデシュ州からの出馬を宣言。与党、国民会議派の選挙戦を率いるラフル・ガンジー副総裁も12日、同州から立候補した。

7830チバQ:2014/04/14(月) 21:43:49
http://mainichi.jp/select/news/20140415k0000m030037000c.html
アフガン大統領選:アブドラ氏とガニ氏が激戦 中間発表
毎日新聞 2014年04月14日 19時26分(最終更新 04月14日 20時42分)

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は13日、5日に投票された大統領選の中間結果を発表した。開票率約10%でアブドラ・アブドラ元外相とアシュラフ・ガニ元財務相が激しく争う展開となっている。どの候補も得票率が50%に届かない場合、5月末に上位2候補による決選投票が実施される。

 選管によると、得票率はアブドラ氏が41.9%で、ガニ氏が37.6%。カルザイ大統領が支持しているとみられているザルマイ・ラスール前外相は9.8%にとどまった。最終結果は24日に発表され、不服申し立ての審査期間を経て5月14日に確定する予定。

 「選挙阻止」を宣言した旧支配勢力タリバンのテロ攻撃が続く中、投票は今月5日に実施された。タリバンは選挙期間中の3月、首都カブールの高級ホテル「セレナ・ホテル」を襲撃しAFP通信の現地記者らを殺害したほか、選管の本部や事務所を攻撃。

 投票当日もタリバンは1000件以上の攻撃を仕掛けたとしている。全国各地の投票所が治安上の懸念で閉鎖されたが、投票率は前回(2009年)を約20ポイント上回る約60%に上った。

http://www.cnn.co.jp/world/35046510.html
アフガン大統領選の開票進む、アブドラ元外相がリード
2014.04.14 Mon posted at 11:50 JST

(CNN) 5日に投票が行われたアフガニスタンの大統領選は、これまでの開票の結果、アブドラ・アブドラ元外相が首位に立っている。選挙管理委員会が13日に明らかにした。

得票率はアブドラ元外相が41.9%でリード、2位のアシュラフ・ガニ元財務相が37.6%で追い上げている。いずれの候補も過半数を獲得できなかった場合、決着は決選投票に持ち越される。

開票はアフガン全土で手作業で行われており、結果が出そろうまでにはさらに時間がかかる見通し。

カルザイ大統領の任期満了に伴う今回の大統領選は、同国で初めて民主的に次の大統領を選ぶ選挙となる。2001年のタリバーン政権崩壊後では3度目の選挙となり、選挙人名簿には250万人の氏名が追加された。投票日には各地で長い行列ができた。

カブールで投票した有権者は「爆発や戦争を止めるため、優れた大統領が必要だ。子どもたちを安心して学校に通わせたい」と願いを込めた。

投票日を前にタリバーンは選挙妨害を予告。当日は厳重な警戒が敷かれたが、全土で投票所などが狙われ、内相によると約20人が死亡、少なくとも43人が負傷した。

7831チバQ:2014/04/14(月) 21:44:33
http://www.afpbb.com/articles/-/3012488
アフガン大統領選、途中経過を初公表 アブドラ元外相がリード
2014年04月14日 11:38 発信地:カブール/アフガニスタン
【4月14日 AFP】5日に投票が行われたアフガニスタン大統領選は、独立選挙管理委員会が13日発表した開票率10%の段階での途中経過によるとアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)元外相が、アシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)元財務相をリードしている。ただ、両者の差は僅かで、決選投票に持ち込まれる公算が大きい。

 選管のアフマド・ユサフ・ヌリスタニ(Ahmad Yousuf Nuristani)委員長によれば、公表されたのはカブール(Kabul)を含む26州の約5万票の開票結果。首位はアブドラ元外相で得票率41.9%、2位にガニ元財務相が得票率37.6%で続いている。3位はザルマイ・ラスール(Zalmai Rassoul)前外相で得票率9.8%。

 ヌリスタニ氏は今回の発表について、一部地域の開票結果にすぎず、開票が進むにつれ数日中にも順位が大きく変わる可能性があると強調した。

 最終的な開票結果が明らかになるのは5月末の見通しで、過半数を獲得した得票者がいない場合は上位2人の決選投票となる。

 2位につけた元世界銀行(World Bank)職員の経済専門家のガニ氏は声明で、中間結果を歓迎するとともに最終的な勝利への自信を表明した。

 新たな大統領は、米国主導の国際駐留部隊の撤退期限を年内に控えるなかで旧支配勢力タリバン(Taliban)との戦闘を指揮しつつ、先細る援助金に依存した経済の立て直しに臨むこととなる。(c)AFP/Issam AHMED

7832チバQ:2014/04/14(月) 21:46:21
http://mainichi.jp/select/news/20140415k0000m030055000c.html
ウクライナ:期限切れ、高まる緊張…ドネツク州庁舎占拠
毎日新聞 2014年04月14日 20時10分(最終更新 04月14日 20時25分)

 ◇親露派「インフラや空港、駅も管理下に」と誇示
 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作】親露派の活動家による行政・治安機関庁舎の占拠が続くウクライナ東部ドネツク州では14日午前9時(日本時間同午後3時)、ウクライナ新政権側が「最後通告」で求めた退去期限が過ぎた。今のところ強制排除の動きは見えないが、緊張が一段と高まっている。一方、州庁舎を占拠し「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派はこの日、メディアに幹部会議を公開。「インフラや空港、駅も管理下に置いた」と誇示した。

 ドネツク中心部にそびえる11階建ての州庁舎。その前の広場では、旧ソ連時代の軍歌やロシア国歌が大音量で流され、住民ら約300人が集まっていた。ロシアで愛国主義を象徴する黒とオレンジの横じまリボンを胸に付けている。

 庁舎内に入ると「欧米はウクライナから手を引け!」と大きな張り紙があり、ガソリンなど物資のカンパを呼びかけるポスターも。強制排除に備え、庁舎内外に医務室や救急用テントが新設されていた。ここの活動家の手に銃器は見えず、金属棒などを持っていた。

 「平和な市民への軍事攻撃が行われた。これは犯罪だ」。13日に州北部スラビャンスクで起きた治安部隊との衝突で計2人が死亡したことを受け、幹部会議は新政権への非難から始まった。

 欧米は占拠にロシアが関与していると非難しているが、リーダー格のプシリン氏は「(ロシアに)援助を求めているが公式な回答はまだない」と、改めて否定した。

 幹部は、州内全域の行政機関に「平和的交渉」で寝返りを求めていくと強調。「複数の軍駐屯地や警察署から帰順を誓う電話がかかってきている」との報告もあった。

 街では、親露派と親欧米派の市民の間で、対立ムードが高まっている。12日、ドネツク中心部でウクライナからの分離に反対する市民約200人がデモ行進すると、ロシア国旗を掲げた車が威嚇しながら通過。両者間で激しい口論も起きた。

7833チバQ:2014/04/14(月) 21:47:42
http://mainichi.jp/select/news/20140415k0000m030094000c.html
ウクライナ:退去期限過ぎた…高まる衝突拡大の懸念
毎日新聞 2014年04月14日 21時26分

 ◇13日、治安部隊と武装活動家が衝突、2人死亡
 【ドネツク(ウクライナ東部)真野森作、ブリュッセル斎藤義彦、ワシントン和田浩明】親ロシア派活動家による行政機関の占拠が続くウクライナ東部ドネツク州で13日、治安部隊と武装した活動家が衝突、計2人が死亡した。東部の衝突での死者は初めて。ウクライナ暫定政権が活動家に要求した退去期限も14日午前(日本時間午後)に過ぎ、衝突拡大の懸念が高まっている。一方で、暫定政権は親露派が求める自治権拡大の是非を問う住民投票の実施を検討する立場も示し、硬軟両様で危機打開を図ろうとしている模様だ。

 暫定政権は13日朝、ドネツク北方約100キロの小都市スラビャンスクで、官庁に立て籠もる親露派を排除しようと試みた。双方の発砲で隊員1人と活動家1人が死亡、双方で9人以上が負傷した。一方、親露派はクラマトルスクやゴルロフカの警察署に乱入するなど、庁舎の占拠を続けている。

 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は13日、「(ロシアに併合されたウクライナ南部)クリミア半島と同じ事態は許されない」と、軍事作戦による親露派排除の方針を表明。14日の最高会議(国会)でも東部について「速やかに安定化するだろう」と、軍事作戦も辞さない考えを示す一方、住民投票の実施に反対しない立場にも言及した。強気の姿勢で権威失墜を防ぐ一方、一定の柔軟性を見せて、親露派の歩み寄りも引き出す狙いとみられる。

 米国務省は13日、「ロシアによるウクライナ不安定化支援の証拠」と題した文書を発表し、ロシアがウクライナ東部で相次ぐ庁舎占拠に関与していると非難した。欧州主要国も14日、同様の見方で一致。ただ、英仏は経済制裁を含めた制裁強化を主張しているが、ドイツはためらっており、14日にルクセンブルクで開かれた欧州連合(EU)外相会議で経済制裁実施で一致するのは難しい情勢だ。

 米ホワイトハウスによると、オバマ政権は22日にバイデン副大統領をウクライナの首都キエフに派遣。米政府は、17日にスイス・ジュネーブで予定しているEU、ウクライナ、ロシアとの4者協議開催についても、流動的な立場を示している。

 一方、ロシア外務省は声明でウクライナ暫定政権による作戦を「犯罪的」と非難。「暫定政権に少数派ロシア人保護の能力がないことが判明した」として、欧米側に「内戦の阻止」を要求。国連安保理や全欧安保協力機構(OSCE)での緊急協議を要請した。

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7834チバQ:2014/04/14(月) 22:24:23
>>7446
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2014041400382
現職ブーテフリカ氏が優勢=17日にアルジェリア大統領選
4選を目指すアルジェリアのブーテフリカ大統領=2012年10月(AFP=時事) 【カイロ時事】アルジェリアで17日、大統領選が行われる。現職で4選を目指すブーテフリカ氏(77)に対し、ベンフリス元首相(69)ら5人が挑む。治安維持で実績を誇るブーテフリカ氏が優位に立つ。
 ブーテフリカ氏は1999年に就任。90年代に15万人以上が犠牲になった内戦後の国民和解を推進し、長期政権を実現した。隣国リビアやチュニジアでの政情不安の波及も懸念される中、安定志向を強める国民の支持は根強い。
 ただ、昨年パリで入院生活を送るなど健康不安を抱え、国民からは今後5年間の任期を全うできるか懸念する声も出ている。
 一方、ベンフリス元首相はブーテフリカ氏の汚職体質を批判。政権と対立関係にあるイスラム主義勢力の一部の支持も取り付けているとされ、選挙戦は事実上両者の一騎打ちとなっている。(2014/04/14-14:09)

7835チバQ:2014/04/14(月) 22:32:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014041400077
現職ら2人決選へ=マケドニア大統領選
 【ベルリン時事】マケドニアで13日、大統領選挙が投開票され、中道右派の与党・国家統一民主党が推す現職のゲオルギ・イワノフ氏(53)と中道左派の野党・社会民主同盟が擁立した政治学者のステボ・ペンダロフスキ氏(51)が27日の決選投票に進んだ。
 イワノフ氏は得票率52%で首位となったが、第1回投票での当選に必要な有権者の過半数の票には届かなかった。ペンダロフスキ氏の得票率は38%。(2014/04/14-09:16)

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7836チバQ:2014/04/14(月) 22:53:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-35046515-cnn-int
リビア新首相が辞任表明 襲撃受けた翌日
CNN.co.jp 4月14日(月)12時45分配信

(CNN) リビアで先週就任したばかりのサニ首相が13日、辞任を表明した。自身と家族が銃撃を受け、近隣住民が危険にさらされたためと説明している。

リビア議会は8日、暫定政府の首相にサニ氏を指名し、1週間以内の組閣を求めていた。

同氏は政府のウェブサイトに寄せた議会あての書簡で、自身と家族が12日夜に「卑劣な攻撃」の標的になったと述べ、「私の就任によって国民の間で争いが起きることを許すわけにはいかない。申し訳ないが暫定首相への指名は受けられない」と表明した。議会が新たな首相を選出するまでの間、職務は続行するという。

サニ氏は、議会が先月ゼイダン前首相を解任した後、首相代行を務めていた。前首相は在任中に一時、武装グループに拉致されたことがあり、解任後は治安上の懸念を理由にドイツへ逃れている。

12日の銃撃による負傷者は報告されていない。当局は詳細を発表しなかったが、近隣住民がCNNに語ったところによると、首相らの車列が首都トリポリ市内の自宅付近で攻撃を受け、逃げ込んだ住宅地で激しい銃撃戦が起きた。

同国は2011年にカダフィ政権が崩壊した後、民主政権の確立を目指してきた。しかし軍や警察の整備が進まず、民兵組織の勢力争いや当局者への襲撃が相次いでいる。

7837チバQ:2014/04/14(月) 23:24:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014041400641
「クリミアとは違う」=ロシア大統領に反論−コソボ首相
 コソボのサチ首相は14日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見し、「いかなる状況でも、クリミアをコソボと同列に論じることはできない」と述べ、ウクライナ・クリミアの編入をセルビアからのコソボ独立になぞらえるロシアのプーチン大統領に反論した。 
 サチ首相は「コソボの独立はロシアを含む各国との交渉の結果、実現した」と強調。欧米の警告を無視してプーチン大統領が独立を承認、ロシアに編入した「クリミア共和国」とは違うと訴えた。
 コソボは2008年2月、一方的にセルビアから独立を宣言したものの、昨年4月、関係正常化で合意した。現在、日本や欧米など107カ国が承認している。(2014/04/14-18:39)

7839とはずがたり:2014/04/15(火) 08:31:16

ウクライナ「対テロ作戦」を宣言 対話路線から転換
キエフ=喜田尚、ゴルロフカ=石田博士、ドネツク=玉川透 ワシントン=奥寺淳、モスクワ=駒木明義、ニューヨーク=春日芳晃2014年4月15日00時31分
http://www.asahi.com/articles/ASG4G5W43G4GUHBI02C.html

 ウクライナ東部での親ロシア派による庁舎の占拠問題で、ウクライナ政府は13日、「大規模な対テロ作戦を行う」と宣言した。武装勢力による組織的な占拠が12日以降に頻発し、ロシアが併合宣言したクリミア半島のような状況になりかねないためだ。14日から制圧作戦が本格化する可能性がある。対話路線から転換した形で、事態は緊迫している。「ロシアの関与」を巡り、米国とロシアの対立も激化している。

 ウクライナ東部では不安定な状況が続いている。武装勢力が警察署などを占拠したドネツク州スラビャンスクでは13日、ウクライナ側が一部の制圧行動をスタート。ウクライナ側の特殊部隊員1人が銃撃で死亡した。トゥルチノフ大統領代行は同日、「(武装勢力は)ロシアによって組織されたテロ部隊だ」と述べ、ロシア側の関与を指摘。「対テロ作戦の開始を、国家安全保障防衛会議で決めた」と明言した。

 トゥルチノフ氏は同日、武装勢力が武器を捨てて投降すれば罪に問わないとする大統領令に署名。投降の期限を14日午前9時(日本時間同日午後3時)とした。

7840チバQ:2014/04/15(火) 21:31:50
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/erp14041519030006-n1.htm
【ウクライナ情勢】
東部で親ロシア武装勢力排除開始 ウクライナ大統領代行 
2014.4.15 19:03

ウクライナ東部ドネツクで親ロシア派勢力が占拠する行政庁舎の1階=12日(共同)
 ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は15日、最高会議(議会)で演説し、親ロシア派武装勢力が主要拠点を掌握しているウクライナ東部ドネツク州の北部で、同日朝から強制排除を始めたと表明した。

 トゥルチノフ氏は「対テロ作戦を開始した」と述べた上で「作戦は段階的に行う」としている。対象の具体的な都市名や作戦規模などは示さなかった。作戦目的は「国家を分裂させようとする犯罪を阻止し、市民を守るためだ」と強調した。

 一方、同州北部スラビャンスクで警察署などを掌握する親ロシア派筋は、インタファクス通信に「街が身元不明の武装部隊に包囲されている」と述べた。ウクライナ側のものとみられる装甲車などが周辺に配備されたという。(共同)

7841チバQ:2014/04/15(火) 21:34:18
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/asi14041513190002-n1.htm
【日々是世界】
インド総選挙、関心は「次期首相」モディ氏の「対立を糧に台頭した」手法
2014.4.15 13:19 (1/3ページ)

インド西部グジャラート州で、支持者の歓呼に応えるインド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ首相候補(中央)。8億人以上の有権者が審判を下す「世界最大の民主選挙」の話題の主として、インド内外の関心を集めている=9日(AP)
 インドの総選挙が4月7日から始まった。投票は5月12日まで続き、16日に開票される。汚職・腐敗に有効な手を打てず、経済低迷を打開できずにいるシン政権と最大与党の国民会議派に厳しい審判が下される見通しで、各種世論調査は最大野党のインド人民党(BJP)が10年ぶりに政権を奪還すると予測。国内外の関心は早くも次期首相就任が確実視されるBJPのナレンドラ・モディ・グジャラート州首相(63)に集中している。


州首相として高成長実現


 2001年から西部グジャラート州の首相を務めるモディ氏は、インフラ整備や外資受け入れなどによって州の経済成長を実現したことで知られる。4月8日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は社説で、「モディ氏が大差でリードしている理由が、タフで現実的で汚職と無縁の経済管理にあるのは明らかだ」と言い切る。4月5日号の英誌エコノミストの論評も、モディ氏を「かつては茶の売り子として働き、純然たる才能でのし上がった人物」「州首相としての実績は、経済発展に取り組んで実現できることを証明している」などと評価する。

 その一方で、ワシントン・ポスト紙もエコノミスト誌も警戒感をあらわにする。それは、グジャラート州で02年、1000人以上が犠牲になったヒンズー教徒とイスラム教徒の大規模衝突へのモディ氏の対応に疑問があるからだ。衝突のきっかけはこの年の2月、イスラム過激派による列車放火で50人以上のヒンズー教徒が死亡した事件だった。ヒンズー教徒が報復としてイスラム教徒の居住区などを襲撃して多数の人々を殺害。さらにイスラム教徒もヒンズー教徒を攻撃するなど、報復の連鎖となった。


「宗教対立を糧に台頭」


 当時の州首相がモディ氏だったのだ。ヒンズー至上主義団体のRSS(民族義勇団)メンバーで反イスラム的言動でも知られるモディ氏は、イスラム教徒襲撃を黙認したとして批判されている。法的責任は問われていないが、エコノミスト誌は「モディ氏は事件に関する疑問に答えることを拒んでいる」とした上で、反イスラム教的な空気をあおって支持を固めているとし、「対立を糧に台頭した人物だ」と評した。

 ワシントン・ポスト紙の社説は、「インドの政治文化にはこうした過激主義をはね返して抵抗する力がある」として、モディ氏が宗派対立ではなく経済成長に力点を置くことに期待を示して社説を締めくくっている。対するエコノミスト誌は「これまでの実績をみる限り、モディ氏はまだ宗教間の憎悪と縁が切れていない。インドにはより良い首相がふさわしい」と最後まで厳しく迫っている。


警戒するパキスタン


 インドの隣国パキスタンの英字紙エクスプレス・トリビューンも4月7日付社説で、02年の宗教対立へのモディ氏の関与から、国内に広がるモディ氏への警戒感に言及した。折しも、パキスタンの現首相は、1999年に信頼醸成措置の構築やカシミール問題の解決などを目指す「ラホール宣言」に署名したナワズ・シャリフ氏(64)。現在も両国関係の改善に意欲を見せている。モディ氏もパキスタンと経済関係の強化を全面に出してくる可能性がある。

 しかし、エクスプレス・トリビューンはモディ氏からアプローチがあっても、シャリフ氏は「インドに慎重な支持層からのすさまじい圧力にさらされることになるだろう」として、シャリフ氏が応じるのは容易でないとみる。両首脳が両国で強まるポピュリズムに影響される可能性もあるなか、エクスプレス・トリビューンは、人々のむき出しの感情より、「慎重な外交と健全な判断」を優先させるべきだと両国に呼びかけている。(国際アナリスト EX)

7842チバQ:2014/04/16(水) 20:43:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/erp14041522250010-n1.htm
親ロシア派大統領候補、暴漢に殴られる
2014.4.15 22:25 [ロシア]
 【モスクワ=佐々木正明】5月25日のウクライナ大統領選に立候補し、親露派住民が求める連邦制導入を公約に掲げていたオレグ・ツァレフ氏が15日、キエフでテレビ出演した後、暴漢に襲われた。

 イタル・タス通信によると、ツァレフ氏は顔を殴られ、救急車で運ばれたが命に別条はないという。後に「立候補は取り下げない」との声明を発表した。

7843チバQ:2014/04/16(水) 20:43:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140415/mds14041523250004-n1.htm
アルジェリア大統領選、ブーテフリカ氏の4選濃厚も不安
2014.4.15 23:25
 【カイロ=大内清】北アフリカのアルジェリアで17日、大統領選が行われる。1999年から政権の座にあるブーテフリカ大統領(77)の4選が濃厚な情勢だ。ただ、同国では昨年、日本人10人を含む多数の外国人が犠牲となる人質事件が発生するなど、イスラム武装勢力の脅威が依然として強い。政権高官らの腐敗などへの不満もくすぶる。健康不安もあるブーテフリカ氏にとっては、当選しても不安材料を抱えたままの政権運営となる。

 出馬しているのはブーテフリカ氏のほか、同氏の長年の政敵とされるベンフリス元首相(69)ら5人。選挙戦でブーテフリカ氏陣営は、与党・民族解放戦線(FLN)による事実上の一党支配からの緩やかな「政治改革」を進めると強調してきた。

 ブーテフリカ氏は2011年、中東・北アフリカ各地の長期政権が相次いで倒れた「アラブの春」の流れの中で発生した反政府デモを受け、19年間続いた非常事態令を解除するなどの国民融和策をとりながら混乱を回避。選挙公約もそれに沿ったものだ。

 また、ブーテフリカ氏は近年、北アフリカで拡大する「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQMI)」をはじめとするイスラム武装勢力の掃討で、米欧との協力関係を強化してきた。こうした姿勢には、政治に強い影響力を持つ軍指導部も支持を与えているとみられている。

 ただ、同氏は昨年4月に脳卒中で入院して以降、公の場にほとんど姿を見せておらず、今年2月の出馬表明も腹心のセラル首相(当時)が声明を読み上げる形で行った。陣営は「着実に回復している」としているが、5年間の任期に耐えられるかとの声は強い。

 一方、対抗馬のベンフリス氏陣営は遊説で、「(政権の)選挙不正の恐れがある」と主張。過去の選挙でも大規模な不正が疑われたことなどを強調し、ブーテフリカ氏陣営を揺さぶっている。

7844チバQ:2014/04/16(水) 20:48:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/erp14041620310011-n1.htm
【ウクライナ情勢】
緊迫「ドネツク共和国」…庁舎要塞化、武装勢力「団結見せつける」
2014.4.16 20:31 (1/2ページ)

15日、記者団と会見した「ドネツク人民共和国」の幹部(遠藤良介撮影)
 【ドネツク(ウクライナ東部)=遠藤良介】「そっちはあと何人必要だ」「ばか野郎、メシばかり食ってないで働け」。ウクライナ東部ドネツクで「ドネツク人民共和国」を名乗る武装勢力が占拠を続ける11階建ての州政府庁舎。15日、ドネツク州北部で占拠されていた施設の強制排除が始まったとの報を受け、幹部らは庁舎の要塞化を急ぐよう配下に号令をかけた。

 武装デモ勢力は7日、この政府庁舎を占拠した上で「共和国」樹立を宣言した。州内の各地で同様の動きが続き、この政府庁舎はロシアの関与が疑われる武装デモ勢力の中核的な存在とみられている。周辺ではタイヤやブロックによる厳重なバリケードの補強が進められ、庁舎内でも土嚢(どのう)や防護壁で幾重もの防衛線が設けられていた。

 棍棒(こんぼう)を手にした覆面姿の男らが荒々しい言葉を飛ばし、殺伐とした雰囲気が漂う。「入構証」の発行を取り仕切る男(21)は「食事やデモ集会の運営などでわれわれを手伝いたいという人、単に刺激を求める人などさまざまな人が(入構証の申請に)やって来る。約千人がここに出入りしている」と語った。

 庁舎内での写真撮影は基本的に認められず、銃器を目撃することはなかった。ただ、州内各地の占拠された施設では小銃などをもった本格的な武装集団が確認されており、この庁舎内にも銃器が保管されている可能性は十分にある。

 厳重な警備を抜けて通された最上階で、「共和国」閣僚のプシリン幹部らが記者団と会見した。幹部らは「共和国の地位に関する住民投票の実施がわれわれの要求だ」と説明。「ファシスト政権の軍事作戦が始まった。ここも近く急襲されるかもしれない。共和国の動員力と団結を見せつける」と徹底抗戦の構えだ。

7845チバQ:2014/04/16(水) 20:49:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/erp14041611300005-n1.htm
「内戦の危機」とロシア、容認の米と真っ向から対立 ウクライナ緊張続く
2014.4.16 11:30 [ロシア]
 ロシアのプーチン大統領は15日、ドイツのメルケル首相と電話会談、ウクライナで親ロシア派と新政権の対立が激化し、内戦の危機にひんしていると指摘、政権側を非難した。ロシア大統領府が発表した。ウクライナ軍は東部ドネツク州で主要拠点を掌握する親ロ派武装勢力の強制排除に着手。15日夜も排除作戦は継続しているもようだ。

 ロシアが批判を強める一方、米政府は新政権の作戦を容認する考えを表明。米ロは真っ向から対立しており、17日の米ロ、ウクライナ、欧州連合(EU)による4者協議を前に外交解決の見通しは立たず、緊張した情勢が続きそうだ。

 ロシア側はウクライナ新政権による親ロ派に対する実力行使を「憲法に反する軍事的抑圧」と位置付け、メルケル氏にウクライナ経由で欧州へ送られるロシア産天然ガス供給問題の解決が重要とも語った。ウクライナがガス代金前払いに応じなければ輸出を停止すると警告、欧州への供給にも影響が出る可能性を示唆、欧州に譲歩を促す狙いがあるとみられる。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/erp14041610170002-n1.htm
飛来する軍用ヘリ、「戦車近づいている」警戒強める親露派 緊迫のドネツク州北部
2014.4.16 10:17 [ロシア]

15日、ウクライナ東部ドネツクで、占拠した行政庁舎前のバリケードのそばに立つ親露派の人々(AP)
 ウクライナ東部ドネツク州北部での強制排除開始が伝えられた15日、ウクライナ軍が町に近づいたとの情報が駆けめぐると、同州北部スラビャンスクで警察署など主要拠点の占拠を続ける親ロシア派の緊迫感は一気に高まった。迷彩を施した軍用とみられるヘリコプターがごう音を響かせながら上空を飛ぶ。「戦車が近づいている」。住民の一人は顔をこわばらせた。

 「二度と近づくな」。写真を撮るため親ロ派が占拠する市庁舎入り口に近づくと、中から迷彩服に身を包み銃を手にした男が現れて怒声を上げた。市庁舎の玄関付近は土のうで厳重にブロックされていた。

 ウクライナ軍が町に入ったとの報道と前後して武装した男らの市庁舎への出入りは激しくなり、緊迫度は急上昇。市中心部に続く道路に設けられたバリケードでも、周囲にいた男らが、ウクライナ部隊が接近していると大声を上げた。

 警戒中の男性(20)に、ウクライナ側のものとみられる装甲車などが配備されているという報道について聞くと「でたらめだ」と一蹴した。(共同)

7846チバQ:2014/04/16(水) 20:56:32
http://mainichi.jp/select/news/20140416k0000e030254000c.html
ウクライナ:「無政府状態」放置に危機感 新政権悩み深く
毎日新聞 2014年04月16日 12時42分

 【ドネツク(ウクライナ東部)坂口裕彦】ウクライナ新政権が15日に特殊部隊を投入し、東部ドネツク州で親露派勢力の排除に乗り出したのは、東部の都市で相次いだ行政・警察庁舎などの占拠による「無政府状態」を放置すれば、政権基盤が足元から崩れる危険性があったからだ。一方で強制排除に伴う流血の事態は、ロシア軍の介入を招きかねない。新政権はぎりぎりのかじ取りを迫られている。

 「作戦は段階的に責任を果たしつつ、注意深く行われるだろう」。トゥルチノフ大統領代行が15日に最高会議(国会)で語った言葉は、「二正面作戦」を迫られる新政権側の苦しい立場を象徴するものだ。

 新政権が直面する一つ目の圧力は、国内の強硬論だ。新政権は14日を退去期限として、親露派に「最後通告」を行ったが、首都キエフでは具体的行動を求める親欧州派の大規模デモが発生するなど、身内の「圧力」が強まっていた。

 二つ目はロシアの存在だ。米露、欧州連合(EU)、ウクライナは事態の平和的解決を目指し、17日にスイス・ジュネーブで外相級協議を予定しているが、ラブロフ露外相はウクライナ新政権が実力行使に出れば開催が危ぶまれるとけん制していた。ロシアとの関係を壊しかねない大規模な強制排除には、外交解決のチャンスを狭めるリスクが伴う。

 現時点で奪回したのはクラマトルスクの空港周辺など一部にとどまるとみられる。ドネツク州庁舎を占拠し、「ドネツク人民共和国」の樹立を宣言した親露派勢力の最大拠点の排除は未着手のままだ。どこか弱含みの対応に、新政権が抱える悩みの深さが透ける。

7847チバQ:2014/04/16(水) 20:58:04
http://mainichi.jp/select/news/20140417k0000m030030000c.html
ウクライナ:「長期戦」に備え…ドネツク州庁舎
毎日新聞 2014年04月16日 18時55分

 【ドネツク(ウクライナ東部)坂口裕彦】ウクライナ東部ドネツク州で、政府庁舎や警察署などを占拠する親ロシア派勢力の強制排除が始まり、親露派の最大拠点のドネツク州庁舎では16日、緊張感が高まっている。ウクライナ軍の攻撃に備えて、11階建ての庁舎は「要塞(ようさい)化」が着々と進み、「長期戦」も視野に入れ、食料などの物資も次々と運び込まれていた。

 「勝利の前の小さな敗北に過ぎない。最後に勝つのは自分たちだ」。16日午前、庁舎前で取材に応じた親露派でヘルメット姿の炭鉱労働者、ビクトルさん(60)は、同州北部クラマトルスクの空港周辺がウクライナ軍に奪回されたことを一笑に付した。運転手のアナトリーさん(62)も「ウクライナ軍が攻めてきても十分に撃退できる力がある」と語気を強めた。

 15日、地元のジャーナリストに伴われ、庁舎内へ入った。タイヤと鉄条網でできたバリケードをくぐって身体検査を受ける。「ここにいる人間を特定するようなことはするな。もし撮ったら絶対に許さないぞ」。記者の一眼レフのカメラを見つけると、目出し帽に迷彩服姿の男性がすごんできた。

 壁には所狭しとロシア語のスローガンが張られている。ジャンパーなどの防寒着がうずたかく積まれている。「寒い夜には、自由に選んだ服を着て暖をとる」(参加者)ためだ。大量のジャガイモやニンジン、ピクルスなどの食料品も運び込まれ、無料の炊き出しも行われていた。階段脇には、「保健室」まで設置され、医薬品が所狭しと並んでいた。

 15日午後には、士気を高める「儀式」も行われた。州庁舎正面の壁に掲げられたウクライナの国章(縦、横とも約2メートル)が約30分かけて取り外された。「ロシア、ロシア」「壊せ、壊せ」。数百人が大歓声を上げる。撤去作業を行った目出し帽の男性はガッツポーズをして自らを誇示した。

 親ロシア派住民が州政府庁舎を占拠したのは6日。「ドネツク人民共和国」の設立を宣言した。庁舎前にはたくさんのロシア国旗がたなびいている。一体、何人が立てこもっているのか。地元ジャーナリストは「400人説も、2000人説もある。ドネツク市内から(庁舎に)通勤している者も多い」と語る。

 ただし、庁舎を離れると街は普通に動いている。約500メートル離れた場所には、ウクライナ問題でロシアと激しくせめぎ合う米国の象徴ともいえるハンバーガーショップ「マクドナルド」は家族連れなどでにぎわっていた。州庁舎に集う人々の高揚感とリラックスした雰囲気の落差の大きさには戸惑うばかりだ。

7848チバQ:2014/04/17(木) 23:19:37
http://mainichi.jp/select/news/20140418k0000m030038000c.html
アルジェリア大統領選:現職4選が有力 投票始まる
毎日新聞 2014年04月17日 19時28分

 【カイロ秋山信一】北アフリカの産油国アルジェリアで17日、大統領選挙の投票が始まった。主要野党は「不正が行われる恐れがある」として選挙をボイコットしており、4選を目指す現職のブーテフリカ大統領(77)の当選が有力視される。ただ昨春に発作で倒れてから健康不安への懸念が拡大しており、ベンフリス元首相(69)が得票を伸ばす可能性もある。

 大統領選には6人が立候補した。イスラム系政党など主要野党は、投票の棄権を呼びかけている。開票結果は18日にも発表される。

 ブーテフリカ氏は昨年4月に発作で倒れ、約2カ月半もフランスで療養した。選挙の遊説は側近のセラル前首相に任せており、5年の任期を全うできるか不安視する声がある。ベンフリス氏は汚職撲滅などを掲げて「平和的に変革を実現する時だ」と訴えてきた。各地で「バラカ(もう十分)」と称する反政権デモも起きている。

 だが10年以上に及ぶイスラム原理主義組織との内戦を終わらせ、豊富な石油・天然ガス資源を背景に経済成長を実現させたブーテフリカ氏の人気は高い。また2011年に中東の民主化要求運動「アラブの春」によって独裁政権が倒れた隣国リビアやチュニジアで治安が不安定化したことで、国民が政権の継続を望む傾向も強まっている。

 一方、政権の後ろ盾となってきた情報機関DRSや軍との間に、すきま風が吹いているとの指摘もある。ブーテフリカ氏は昨年、DRSの一部権限を軍に移した。そのためDRSの一部がベンフリス氏を支持しているとの臆測も流れている。地元メディアによると、軍内部にもブーテフリカ氏の健康不安を懸念する声が出ており、当選しても得票率が伸びなければ、政権内部の権力争いが活発になる可能性がある。

 アルジェリアでは13年1月に南部ティカントリの天然ガス施設がイスラム武装勢力に襲撃され、日本人10人を含む40人が殺害される事件があった。過激派対策は長年の懸案だが、今回の選挙戦の主要な争点にはなっていない。

7849チバQ:2014/04/17(木) 23:20:30
http://mainichi.jp/select/news/20140418k0000m030069000c.html
南スーダン:戦闘再開の危機 反乱軍、北部州都制圧か
毎日新聞 2014年04月17日 21時02分(最終更新 04月17日 22時59分)


ベンチウの位置
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】政府と反乱軍が和平交渉を続けるアフリカ東部・南スーダンで、大規模な戦闘が再開する危険が高まっている。反乱軍は15日までに、北部ユニティ州の州都ベンチウを制圧した模様だ。反乱軍を率いるマシャール前副大統領はAFP通信に対し、キール大統領の退陣を和平の前提条件に挙げ、首都ジュバや油田地帯に対する攻撃の可能性も示唆するなど、政府への敵対姿勢を強調している。

 英BBCによると、反乱軍側はベンチウ制圧を発表したが、政府軍側は制圧を否定し、戦闘継続中としている。地元の独立系ラジオはベンチウ住民の話として、反乱軍の制圧を報じている。

 マシャール氏は14日、AFP通信と会見し、「我々に選択の余地はない。ジュバには排除すべき暴君がいる」「独裁者を排除しようとするなら、標的はジュバや油田だ」などと述べ、キール政権と妥協せず、ジュバ攻撃も視野に入れる強気の姿勢を示した。

 南スーダンでは2015年の大統領選をにらみ、キール氏とマシャール氏の対立が先鋭化し、キール氏は昨年7月にマシャール氏を解任した。その後、昨年12月中旬にマシャール氏を支持する軍の一部勢力がジュバで政府軍と衝突。キール氏の出身民族ディンカ人とマシャール氏のヌエル人の民族対立の様相も呈して各地に戦闘が拡大し、事実上の内戦状態に陥った。難民・避難民は100万人以上に上る。両陣営は1月下旬に停戦合意し、和平交渉を続けるが進展していない。

 混乱が続く中で国内の農業活動がストップしており、国連は今月、南スーダンが最悪レベルの飢饉(ききん)に見舞われる危険性を警告している。

7850チバQ:2014/04/17(木) 23:21:46
http://mainichi.jp/select/news/20140417k0000e030246000c.html
中央アフリカ:略奪、破壊…「過去忘れたい」元少年兵苦悩
毎日新聞 2014年04月17日 16時35分(最終更新 04月17日 17時58分)


社会復帰・職業訓練センターで子供たちを激励するアグネス・チャンさん(中央)=バンギで
拡大写真
バンギの位置
拡大写真 武装勢力の衝突で内乱状態にあるアフリカ中部・中央アフリカ共和国。殺戮(さつりく)や略奪など悲惨な光景に直面し、傷ついた子供たちの姿があった。武装勢力の兵士などとして働かされていた子供たちが通う「社会復帰・職業訓練センター」を16日、日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんが訪問し、この国に希望を求める子供たちを激励した。【バンギ(中央アフリカ)川口裕之】

 センターは首都バンギでユニセフとNGOが連携して運営し、武装勢力から救出された子供たち約160人がミシンや農作業、機械の修理などを学ぶ。ユニセフは、中央アフリカで武装勢力に関与させられた子供は約6000人に上ると推計する。

 センターで学ぶシンディさん(仮名、18歳)が、武装勢力「セレカ」に捕らわれたのは昨年3月。両親や兄弟と暮らしていたが、部隊に入るようセレカに強いられ、それに従った。拒めば殺されると思ったからだ。

 学校に通っていたシンディさんは、文書を読んだり書いたりする仕事をさせられた。兵士たちとともに移動し、車の中やベンチなどで寝泊まりした。食事に与えられるわずかな食料は略奪品だった。

 実家はセレカの略奪に遭い、破壊された。父はその後、家から姿を消したまま戻っていない。今年2月にユニセフに救出された。センターでミシンの使い方を習得したら、仕立屋などの仕事に就きたいと思っている。

 「過去は忘れて、これからの人生を考えたい」。表情を硬くしたまま小さな声で話すシンディさんの言葉に、アグネスさんはじっと耳を傾けた。

 16歳の少年は「住んでいる土地の安全を守るため」にセレカに加わった。上官のボディーガードをしていたが、フランス軍に拘束された。「故郷に帰って学校に行きたいけど、将来のことは何も考えられない」と言葉少なだ。

 アグネスさんが声をかけ、歌を歌うと、子供たちは笑顔を見せた。「武装勢力に拉致された子供たちが立ち直るのは大変なことだ」とアグネスさんは言う。「中央アフリカの危機には関心が低い。関心を持ってもらうために、ここに来たかった」

 この日、アグネスさんが表敬訪問したアンドレ・ヌザパイェケ首相は「子供たちを家族の元に帰し、良い国民にしなければならない」と子供たちへの支援を課題に挙げた。

 ◇無力な政府統治

 中央アフリカは、アフリカ大陸中央部に位置し、人口は約453万人(2012年の世界銀行の統計)。国土面積は日本の約1.6倍の約62万3000平方キロ。主な産業は綿花、コーヒーの生産やダイヤモンドの採掘など。公用語はフランス語と地元のサンゴ語。宗教別の人口はキリスト教50%、伝統宗教35%、イスラム教15%。

 フランスの植民地から1960年に独立。以後、クーデターが繰り返されてきた。政府による統治が国内に行き渡らず、「幻影国家」とも呼ばれている。

 2012年、イスラム教徒中心の反政府武装勢力「セレカ」が各都市を占拠。13年には首都バンギに侵攻した。キリスト教徒を支持母体とするボジゼ大統領が国外脱出し、セレカの指導者ジョトディア氏が大統領就任を宣言した。

 その後、キリスト教徒民兵「アンチ・バラカ」とセレカの武力衝突が激化。ジョトディア氏の辞任後、穏健派キリスト教徒のサンバパンザ氏が大統領に就任したが、両勢力の武力衝突は泥沼化した。特にアンチ・バラカによるイスラム教徒への激しい攻撃は「エスニック・クレンジング(民族浄化)」とも指摘されている。

 沈静化を図るためアフリカ連合の部隊とフランス軍が介入しているが、混乱は収まらず、国連安全保障理事会は今月10日、1万1800人の平和維持活動(PKO)部隊を発足させることを決めた。

7852チバQ:2014/04/18(金) 23:48:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140418/erp14041809060006-n1.htm
「キエフを食わせるのはたくさんだ」親露派に勢い スラビャンスク

2014.4.18 09:06 [ロシア]

17日、ウクライナ東部スラビャンスクでは、親ロシア派武装勢力の手に渡ったウクライナ軍の車両が確認された(遠藤良介撮影)
17日、ウクライナ東部スラビャンスクでは、親ロシア派武装勢力の手に渡ったウクライナ軍の車両が確認された(遠藤良介撮影)


 【スラビャンスク(ウクライナ東部)=遠藤良介】ウクライナ東部ドネツク州では、同国軍の装甲車が親ロシア派武装勢力の手に渡るなど、暫定政権の支配が揺らぎを見せている。同州北部のスラビャンスク(人口約11万人)では17日も武装勢力による市庁舎の占拠が続き、市中心部では住民投票の実施やロシア編入を求める意見が多く聞かれた。

 市庁舎には赤青白のロシア国旗が掲げられ、正面ではカラシニコフ小銃を持った武装集団がにらみをきかせている。男らは「地元の人民親衛隊」を名乗った。近くでは親ロシア派の装甲車も確認された。

 「東部には工業基盤があり、本来は豊かな地域だ。首都キエフの政権はロシアとの関係を悪化させ、この地域の経済を破壊している」。中心広場を訪れた男性工員、アンドリュシンさん(44)はこう訴え、「キエフや西部を食わせるのはたくさんだ。住民投票を行い、地域の自主性を高めるべきだ」と語った。

 年金生活の女性、ベルンコワさん(60)はロシアのプロパガンダ(政治宣伝)さながらに「キエフではファシストが幅をきかせ、ロシア語使用者を圧迫している」と主張した。「ウクライナ国家が存続すべきかも含め、住民投票で問うべきだ」と言う。

 ロシアのプーチン政権は、ウクライナ南部クリミア半島で独自の世論調査を行った上で併合に踏み切った。東部についても慎重に世論動向を探っている可能性が高い。

7853チバQ:2014/04/18(金) 23:49:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140418/erp14041809070005-n1.htm
暫定政権、難航する強制排除作戦

2014.4.18 09:07


 【スラビャンスク(ウクライナ東部)=遠藤良介】ウクライナのアバコフ内相は17日、同国南東部のマリウポリで治安部隊駐屯地を襲撃した親ロシア派武装勢力に応戦し、武装勢力側の3人が死亡したと発表した。ウクライナ暫定政権は東部の約10都市で行政庁舎などを占拠している親露派武装勢力の強制排除作戦に乗り出したが、親露派の勢いが強く難航している。

 報道によると、マリウポリでは16日夜、銃器や火炎瓶を手にした約300人が武器の引き渡しと投降を要求し、これを拒否した治安部隊と銃撃戦になった。内務省は武装勢力の63人を拘束し、武器を押収したとしている。

 ウクライナ国境警備当局は17日、「テロを含む挑発行為の恐れがある」とし、16〜60歳のロシア人男性について、同日から入国審査を大幅に厳格化していることを明らかにした。ロシアも対抗措置をとる構えだ。

 一方、東部ドネツクの州政府庁舎を拠点に「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派勢力は、大統領選に先立つ5月11日に「共和国」の地位に関する住民投票を行う方針を決めた。(1)「共和国」の独立を支持するか(2)「共和国」はどの国家に帰属すべきか−を問う見通しだという。

7854名無しさん:2014/04/19(土) 00:09:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2014041800066
親ロ派、犠牲者「英雄視」で結束=暫定政権へ強い憎悪−ウクライナ








17日、親ロシア派に占拠されたウクライナ東部ドネツクの州政府庁舎前に設置された、衝突の犠牲者とされるルベン・アバネシャン氏の家族への見舞金を募るテント

 【ドネツク(ウクライナ東部)時事】親ロシア派デモ隊の行政庁舎占拠が続くウクライナ東部ドネツクで、ウクライナ暫定政権との衝突により死亡したとされる親ロシア派活動家の男性が「英雄視」され、親ロシア派の結束のシンボルとなりつつある。親ロシア派は男性がウクライナ民族主義過激派「右派セクター」に殺害されたと主張。暫定政権への憎悪を強めており、双方の亀裂は一層深まっている。
 地元メディアや親ロシア派によれば、死亡した男性はルベン・アバネシャン氏(29)で、13日にドネツク州スラビャンスクで起きた親ロ派と暫定政権との衝突で死亡した。
 同氏の顔が描かれたTシャツを着た親ロシア派メンバーは「彼は英雄だ。自由と独立を守るために死んだ」と主張。ドネツク州政府庁舎前に設置されたテントには、「右派セクターに射殺された」と書き添えられたアバネシャン氏と子供の写真が貼られていた。親ロシア派の市民は次々と同氏家族への見舞金を持参し、引き換えに「ドネツク人民共和国」を象徴するリボンを受け取っていた。(2014/04/18-06:10)

7855名無しさん:2014/04/19(土) 00:11:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2014041800488
ストで警察不在、略奪横行=W杯開催地で40人死亡−ブラジル








警察のストに伴い、治安維持に当たるブラジル軍兵士=16日、サルバドル(AFP=時事)

 【サンパウロ時事】サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の試合会場となるサルバドルで15日から2日間にわたって警察官が賃上げを求めてストライキを行った。この間、スーパーマーケットや家電量販店を狙った略奪が横行。地元メディアは、混乱の中で約40人が死亡したと報じている。
 ルセフ大統領は「市民を危険にさらすような事態は受け入れられない」と指摘し、軍隊の出動を指示。州警察の上部組織に当たる連邦警察の部隊も街頭に展開し、約5000人がサルバドルの治安確保にあたった。(2014/04/18-14:40)

7856とはずがたり:2014/04/20(日) 22:46:57

ウクライナ:米が追加支援策を表明 武器供与は除く
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/20140418k0000e030205000c.html
毎日新聞2014年4月18日(金)12:30

 【ワシントン西田進一郎】ヘーゲル米国防長官は17日の記者会見で、ウクライナ政府への追加支援策として、ヘルメットや小型発電機などを送ることを明らかにした。ウクライナ軍には既に軍用食を供与しているが、今回もウクライナ側が求めている武器の供与は行わない方針だ。

 ヘーゲル長官は「米国は引き続きウクライナを支援する。ウクライナ政府の国防相に電話し、オバマ大統領が殺傷性のものを除く追加的な軍事支援を承認したと伝えた」と語った。医療物資やヘルメット、浄水装置のほか、ウクライナの国境警備当局に小型発電機や手動燃料ポンプなども送る。

ウクライナ 親露派に武装解除要求 4者協議で共同声明
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/snk20140419093.html
産経新聞2014年4月19日(土)07:56
 【ベルリン=宮下日出男、ワシントン=青木伸行】ウクライナ情勢をめぐりスイス・ジュネーブで行われた米国とロシア、ウクライナ、欧州連合(EU)の4者協議は17日、緊張緩和に向けた措置で合意したが、オバマ米大統領は「私の望みは今後数日間で、(合意が)実行されることを目にすることだ」と指摘。履行されなければ、追加制裁に踏み切る準備はできていると強調した。

 4者協議は同日、ウクライナ東部で行政施設を不法占拠している親ロシア派武装勢力に対し、武装解除や施設明け渡しを要求することを柱とする共同声明を発表。声明では、緊張緩和への「初期的な具体的措置」として、全当事者に暴力や威嚇、挑発的行動の抑制を求めた。また、占拠した施設を明け渡し、武装解除した武装勢力メンバーには一部を除き恩赦が認められるとした。

 一連の措置は数日内に実行に移し、欧州安保協力機構(OSCE)の監視団がウクライナ当局の取り組みを支援する。ウクライナの自治拡大に向けた憲法修正手続きにはロシア系住民を念頭に「幅広い国民対話」が含まれるともした。

 ケリー米国務長官は協議後の記者会見で、合意について「迅速に行動に移されることが重要だ」と強調。武装勢力に関与しているとされるロシアに対しては、実行されなければ、「さらなる代償を払わせる」と追加制裁を警告した。

 オバマ大統領も17日、ホワイトハウスで記者会見し、ロシアの合意履行について「これまでの行動が示すように、信用はできない。ウクライナ東部と南部でロシアの干渉が続けられた場合に備え、対応を準備しなければならない」と表明した。

 オバマ大統領はこの日、ドイツのメルケル首相と電話で協議し、武装解除にロシアが影響力を行使することなど、ただちに具体的な対応をとる必要性があることで一致した。ウクライナ暫定政権への追加支援として、オバマ大統領は、軍などに医療物資、浄水装置、小型発電機などの供与を承認した。米政府はすでに軍用食を供与している。

 ラブロフ露外相は協議後、合意を「妥協的なもの」とする一方、「ウクライナ国民自身が抑えなければならない危機だと一致したことが最も重要だ」と強調した。

露をけん制、ポーランドの米戦闘機年末まで駐留
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140418-567-OYT1T50153.html
読売新聞2014年4月18日(金)18:07

 【ワシントン=今井隆】ヘーゲル米国防長官は17日、ポーランドに訓練目的で3月に派遣したF16戦闘機12機の駐留を、年末まで続けると発表した。

 ポーランドのシェモニアク国防相との会談後の共同記者会見で明らかにした。ロシアをけん制する狙いがある。

 ヘーゲル氏は共同記者会見で、ウクライナに医薬品、ヘルメット、就寝用マット、小型の発電機などを支援することも明らかにした。国防総省がこれまで発表している支援は、軍用食2万5000ケース分の提供にとどまっていた。今回の発表でウクライナを支援する姿勢を重ねて示した形だが、武器の供与は見送った。

7857チバQ:2014/04/20(日) 22:49:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140420/asi14042016120003-n1.htm
存在感増す与党総裁の娘 ガンジー元首相に生き写し
2014.4.20 16:12

インディラ・ガンジー元首相(ゲッティ=共同)、プリヤンカ氏(AP=共同)
 インド総選挙で劣勢が伝えられる与党、国民会議派の中で、ソニア・ガンジー総裁の長女プリヤンカ氏(42)が注目を集めている。祖母の故インディラ・ガンジー元首相の「化身」(地元紙)といわれる容姿や、歯切れのよい演説で存在感が増している。

 「与党は国の融和、野党は分裂のイデオロギー。正しい党を選んで」。プリヤンカ氏は先週、ソニア総裁が出馬している北部ウッタルプラデシュ州の選挙区で演説し、最大野党インド人民党を徹底的に批判した。

 曽祖父が初代首相ネール、祖母、父も首相を務め、国民会議派を背負ってきた名門一家の生まれ。実業家の妻で、子ども2人の母であるプリヤンカ氏は国会議員でもなく、総選挙には立候補していない。

 期待を集める理由は容姿や髪形、伝統衣装サリーの着こなしなどがインディラ氏に似ているからだ。(共同)

7858チバQ:2014/04/20(日) 22:56:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140420-00000067-san-asia
インド総選挙 世論調査の予測「困難」
産経新聞 4月20日(日)7時55分配信

 ■地域集団の投票率が影響/カーストや宗教が要因に

 【ニューデリー=岩田智雄】5月中旬まで地域を分けて投票が行われるインド下院の総選挙で、複数の世論調査機関が最大野党、インド人民党(BJP)の勝利を予測している。ただ、インドではこうした予測がたびたび外れることも事実だ。地域ごとに、特定の政党や候補を支持する集団が集中的に住んでいるのが一因だ、との指摘もある。

 総選挙では下院545議席のうち、大統領の直接指名2議席を除く543議席を小選挙区制直接投票で選ぶ。15日に民間テレビ局NDTVが発表した世論調査によると、BJPを核とする党連合(NDA)が過半数の275議席を取るとの予測結果が出た。与党、国民会議派が主体の党連合(UPA)は111議席としている。

 2004年の総選挙では多くの世論調査がNDAの勝利と予想したが、実際には181議席に終わり、UPAが218議席を得て政権を奪還した。09年の前回選でも、多くの調査機関がUPAの小差での勝利を予測したが、実際には圧勝だった。

 04年のNDTV調査を請け負った担当者の一人は、「投票行動はカーストや地域社会、宗教が大きな要因となる。多くの地域に、特定の政党や候補を支持する集団が存在し、任意で質問相手を抽出しても集団の投票傾向を知るのは難しい」と指摘する。

 たとえば、ある地域集団の投票率が極端に高くなれば、その集団が支持する候補者の獲得票が簡単に上がるという現象が起こりうるという。

 世論調査機関の担当者や研究者からは、「8億人以上の投票行動を予測するのに、そうそう正確さは求められない」「他機関と違った結果が出ると、内容をあいまいにしようとする調査機関もある」といった意見も出ている。

7859チバQ:2014/04/20(日) 22:56:38
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/140417/wor14041713080022-n1.html
2014.4.17 13:08
コメント 【外信コラム】インドで選挙めぐる「配偶者抗争」 どちらが有利? どこの国でも、選挙では候補者の身内の話題がつきものとなるが、インドでは有力政治家の婚姻関係をめぐり舌戦が展開されている。きっかけは最大野党、インド人民党(BJP)の首相候補、ナレンドラ・モディ氏(63)が総選挙の立候補届け出書類に、初めて妻の名を記載したことだ。

 モディ氏はこれまで「家族はいない」と述べ、過去の選挙への届け出で配偶者欄は空欄にしていた。しかし、10代でモディ氏と結婚して間もなく別居したとされる女性が5年前、雑誌の取材に妻であることを認めていて、妻帯者であることは公然の秘密だった。モディ氏は妻の名を書いた理由について沈黙しているが、選挙後、首相になる可能性があるだけにあいまいにしておくことを避けたのだろうと推測されている。

 汚職が深刻なインドで、モディ氏は「独り身の私が誰のために腐敗するというのだ」と清廉潔白さをアピールしていたが、与党、国民会議派のラフル・ガンジー副総裁(43)は「過去、妻の名を隠しておいて、どう女性の権利や尊厳を向上させるのか」と批判している。

 そのガンジー氏は独身。恋人はいても結婚しないと噂されていて、モディ氏サイドからは「人を批判する前に自分が結婚したら」との攻撃まで聞こえてくる。(岩田智雄 「ガンジスのほとりで」)

7860チバQ:2014/04/20(日) 22:58:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140420/erp14042008470003-n1.htm
親ロ派、退去の気配なし ドネツク占拠から2週間
2014.4.20 08:47

19日、ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派勢力が占拠を続ける州庁舎前(共同)
 ウクライナ東部ドネツク州で、親ロシア派が州庁舎を占拠してから19日で2週間となった。米国やロシアなどによる4者が親ロシア派の武装解除と建物の明け渡しで合意した後も、周辺に築かれたバリケードはそのままで退去する気配はない。

 4者合意後、占拠拡大の動きは落ち着いているものの、事態が好転するかどうかは見通せない状況だ。

 ウクライナ政権はロシア語を州の公用語にできるよう憲法を改正する用意があると表明するなどロシア系住民に配慮する姿勢を示しているが、親ロシア派から今のところ、具体的な反応はない。政権退陣要求を強めるなど態度を硬化させるとの見方もある。

 ドネツク州に住む一般市民の女性は「合意できたのは素晴らしいが、どうやって武装解除を実現するのか分からない」と懐疑的だった。(共同)

7861チバQ:2014/04/20(日) 23:04:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140419/mds14041908370003-n1.htm
アルジェリア軍は「キングメーカー」 政治に強い影響力
2014.4.19 08:37 (1/2ページ)
 アルジェリアでは軍が強い政治的影響力を持ち、「キングメーカー」とさえ呼ばれる。高齢で健康問題があるにもかかわらず、軍がブーテフリカ大統領(77)に4期目を託したのは、与党・アルジェリア民族解放戦線(FLN)などとの“調整”の中で、当面の国内安定とお互いの利権維持を優先したためだとみられる。

 アルジェリアでは1950年代からフランスの植民地支配への武装闘争が展開され、62年に独立を達成した。軍は独立後も政治への関与を続け、92年にはイスラム勢力が圧勝した議会選をほごにして一時、全権を掌握。ブーテフリカ氏が99年に初当選した際も軍の意向が働いたとされる。

 一方で同氏は近年、軍内でも特に強い権限を持つ諜報部の切り崩しを図ろうとしてきたといわれる。今回の大統領選では、諜報部のトゥフィク長官が一時、ブーテフリカ氏4選に難色を示し、両氏の権力闘争が表面化したとも伝えられた。

 ただ、ブーテフリカ氏周辺や与党FLN関係者らは、軍中心の権力機構に連なることで主要産業である石油分野などの利権の恩恵を受けてもいる。また、同氏やトゥフィク氏ら現在の最高権力層は、対仏闘争に参加した世代であることを正当性の源泉として長年にわたって権力を保持し、次世代の指導者育成を阻害してきたとも指摘される。

 これら支配層にとっては政治混乱を回避することが共通の利益であり、ブーテフリカ氏4選はその“落としどころ”だったといえる。

 さらに、国際テロ組織アルカーイダ系などイスラム武装勢力への対策を進めてきたブーテフリカ氏は、対テロで連携する米欧にとって重要な「パートナー」だ。大統領選前の今月はじめにケリー米国務長官がアルジェリアを訪問しブーテフリカ氏と会談したのは、米国から同氏への援護射撃だと受け止められた。

 半面、アルジェリアでは「ブーテフリカ後」の政治指導者がみえていないことも現実で、権力交代による混乱のリスクを先延ばしにした面があることも否めない。(大内清)

7862チバQ:2014/04/20(日) 23:11:03
http://mainichi.jp/select/news/20140421k0000m030062000c.html
ウクライナ:親露派がテレビ塔占拠 メディア争奪戦に
毎日新聞 2014年04月20日 20時30分(最終更新 04月20日 21時58分)


親露派が占拠したドネツク州クラマトルスクのテレビ塔=2014年4月19日、田中洋之撮影
拡大写真 【クラマトルスク(ウクライナ東部)田中洋之】ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派勢力がテレビ塔を占拠し、ウクライナのテレビ送信の一部を一方的に中断、ロシアのテレビに切り替える異例の事態となっている。親欧米の暫定政権が先月にロシアのテレビ配信を停止したことへの対抗措置とみられ、「メディア争奪戦」に発展している。

 親露派とウクライナ側の「争奪戦」となっているテレビ塔はドネツク州北部クラマトルスクの高台にある。ウクライナの全国・地方テレビの計13チャンネルを送信している。親露派は17日にこのテレビ塔を占拠。ウクライナ治安当局が18日に一時奪還したが、19日に再び親露派が奪い返した。

 親露派はウクライナ国営「UT1」、民放「1+1」など四つを停止。代わりにロシア国営「ロシア24」やロシア政府系「NTV」など四つの送信を始めた。親露派が連れてきた技師が電波の送信設備を操作したという。テレビ塔入り口を武装して警備していた親露派の男性は「ウクライナのテレビは我々をテロリスト呼ばわりし、情報操作をしている。住民はロシアのテレビを見たがっている」と話した。

 ウクライナのテレビが映らない事態は、クラマトルスクのテレビ塔が電波エリアとするドネツク州北部全体に及んでおり、スラビャンスクに住むレーナさん(23)は「好きな連続ドラマが視聴できなくなった」と困惑していた。

 ウクライナでは3月25日、首都キエフの裁判所が国内のケーブルテレビでロシアの「ロシア24」など4チャンネルの配信を差し止める決定を出した。ロシアのテレビがウクライナ南部クリミア半島のロシア編入を正当化するプロパガンダを行っている、と非難する暫定政権の要請を受けたもので、1カ月近くたっても差し止めは解除されていない。

 これに対し、ウクライナ東部で攻勢を強める親露派はドネツク州やルガンスク州のケーブルテレビ会社にロシアのチャンネルを配信するよう圧力をかけており、裁判所の決定にもかかわらず、かなりの業者がロシアチャンネルの配信再開に応じている。今回のテレビ塔占拠もウクライナ東部の「ロシア化」を図る戦略の一環とみられ、緊張激化の要因となりそうだ。

7863チバQ:2014/04/20(日) 23:12:49
http://mainichi.jp/select/news/20140420k0000m030072000c.html
ウクライナ:ロシア系住民抱える周辺国 不安じわり
毎日新聞 2014年04月19日 22時35分

 【ドネツク(ウクライナ東部)坂口裕彦、ベルリン篠田航一】南部クリミア半島のロシア編入などで混迷を深めるウクライナ情勢を巡り、近隣諸国がロシアとの距離の取り方に頭を悩ませている。ロシア産天然ガスなどへの依存度が高いうえ、ウクライナと同様に多数のロシア系住民を抱える国が多いからだ。ロシアと西欧諸国の対立の間に置かれた国々は、ロシアの脅威を回避するため微妙なかじ取りを迫られている。

 「我が国は今、ウクライナと似たような環境にある。良き友人(欧米)に独立を守ってほしい」。ウクライナの隣国モルドバのティモフティ大統領が今月11日、毎日新聞との単独会見で語った言葉は、ウクライナ暫定政権と同様に親欧米路線を歩む旧ソ連諸国の危機感を象徴している。

 大統領発言の背景には、ロシア系住民が多数を占めるモルドバ東部「沿ドニエストル」の存在がある。1990年に一方的に独立を宣言した沿ドニエストルには、ロシア軍が駐留している。ウクライナ東部で活発化する親露派勢力の動きに呼応するかのように、「沿ドニエストル議会」は16日、プーチン露大統領などに独立承認を求める文書を採択。分離に向けた動きを活発化させている。

 「欧州最貧国」とされるモルドバは経済再生をかけて欧州連合(EU)への加盟を目指すが、ロシアとの経済的な結びつきも強い。「少しでも動けば必ずどこかに摩擦が生じる」(独立系新聞のカルク・ドミトリ副編集長)という困難な状況下にある。

 同じく旧ソ連諸国のバルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)も警戒を強めている。モルドバと異なり、EUや北大西洋条約機構(NATO)に加盟しているため、ロシアによる領土侵攻の可能性は低いが、国防上の危機感の高まりから志願兵の増加や戦闘機の購入など「有事」への備えが加速している。

 特に警戒を強めているのがリトアニアだ。プーチン大統領が3月、「ウクライナの反露勢力はリトアニアなどで軍事訓練を受けた」と怒りをあらわにしたことを受け、「介入の口実にされかねない」と危機感を強めた。都市部の世論調査ではロシアによるリトアニア侵攻について87%が「あり得る」と回答した。

 バルト3国はガス供給をロシアからの輸入にほぼ100%依存するため、エネルギー面での「脱ロシア依存」も模索する。リトアニアのネベロビッチ・エネルギー相は3月、米国に対し将来的に天然ガスを輸出するよう要請した。国民の3割をロシア系住民が占めるラトビアでは、「ロシアが我が国の港周辺を封鎖し、交易が途絶えれば、数万人が職を失う」(ビルクス財務相)と過度にロシアを警戒する風潮もある。

 モルドバとバルト3国はいずれも第二次大戦中に当時のソ連に編入された歴史があり、ソ連後継国のロシアに対する恐怖感が根強いといえる。

 ウクライナと国境を接する東欧諸国の中では、天然ガス輸入の約8割をロシアに依存するハンガリーのオルバン首相は、EUによる対露制裁強化に慎重。ウクライナ西部リボフなどが旧領だったポーランドでは、今月の世論調査で約8割の人がロシアを「主要な脅威」と回答した。

7864チバQ:2014/04/20(日) 23:13:36
http://mainichi.jp/select/news/20140420k0000m030071000c.html
インド:総選挙に映画スター 過去最多24人の候補者
毎日新聞 2014年04月19日 22時21分

 【ニューデリー金子淳】7日に投票が始まったインド総選挙(改選数543、5月16日開票)で、映画スターの候補者が乱立している。インドでは独立以降、元女優の州政府首相が誕生するなど映画界から政界入りする例は珍しくない。だが、今回は映画界からの候補者数が前回(2009年)の約5倍に上っており、「セレブに貧困問題が理解できるのか」などと批判も上がっている。

 「テレビで見るよりもずっと若かった。手を振ったら振り返してくれた」。北部ラクナウの実業家、パワン・シンさん(32)は4月上旬、遊説するベテラン映画俳優の候補者を間近で見た。今回が初出馬で政治経験のない候補だが、シンさんは「とてもいい経験だった。彼に投票するし、友人や家族にも投票を呼びかける」と興奮した様子で語った。

 インドは年間1000本以上の製作本数を誇る世界有数の映画大国。映画スターは庶民のあこがれの的だ。毎日新聞の集計では、前回選挙で著名な映画俳優の候補者は5人だったが、今回は少なくとも24人で過去最多とみられる。政党別では最大野党・インド人民党の7人と、与党・国民会議派の6人が突出している。

 地元テレビのビジェンドラ・クマール・シン記者は「これまでも映画俳優の候補者はいたが、今回は多すぎる。選管が(人集めを目的とする)違法なビラやポスターを厳しく取り締まるようになったため、代わりに有名人を使うようになったのだろう」と分析する。

 一方、人民党の広報担当者(55)は「名前や知名度ではなく、彼らの政治活動を評価して候補者にした」と強調。会議派の担当者(28)も「党員か、かつて党員だった候補者しか立てておらず人気取りではない」と説明した。

 映画スターは華やかでクリーンなイメージがあり、汚職がはびこるインドでは歓迎する声も多い。一方で、世界銀行の報告書によると、インドは10年時点で最貧困層が国民の約3分の1に上り、貧困撲滅は主要な政策課題の一つでもある。ニューデリーのテレビ記者、チャンダン・ジャジワレさん(33)は「セレブが中間層や貧困層の問題を認識しているとは思えない。過去に多くの映画スターが政界で成功しなかったのもそのためだ」と指摘している。

7866チバQ:2014/04/21(月) 21:39:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140421-00000040-jij_afp-int
トランスジェンダーの候補が出馬、「第三の性」認めたインド
AFP=時事 4月21日(月)18時2分配信

インド南部タミルナド州マドゥライの選挙区から無所属で立候補しているバラティ・カンナンマさん(2014年4月15日撮影)。
【AFP=時事】「第三の性」を法的に認める最高裁の判決が数日前に出されたインドで、トランスジェンダー(性別越境者)のバラティ・カンナンマ(Bharathi Kannamma)さん(53)は、国会議員を目指して選挙運動を行っている──。

インド最高裁、「第三の性」を認める判決

 カンナンマさんは、南部タミルナド(Tamil Nadu)州マドゥライ(Madurai)の選挙区から無所属で立候補している。トランスジェンダーとして総選挙への出馬が認められたのは、カンナンマさんが初めてとされる。

 選挙資金が限られているため軽三輪車で選挙運動を行っているカンナンマさんは、「私に会いに来てくれる人たちでさえ、ある種の固定観念を抱いている」と話す。ただ、カンナンマさんに直接会って話を聞くと、皆、彼女がトランスジェンダーであるという事実を忘れるという。

 インドの最高裁は15日、「第三の性」を法的に認め、他の少数派グループに提供されている政府の福祉政策の対象者に含めるべきとの判決を下した。

 カンナンマさんは現在、トランスジェンダーの人々や貧困層の支援を目的とした「バラティ・カンナンマ財団(Bharathi Kannamma Trust)」を運営している。

 政治の世界に足を踏み入れた当初は、一部イベントに参加させてもらえないこともあったという。それ以降、支援団体を離れたカンナンマさんは、トランスジェンダーへの差別撲滅を目指して無所属で選挙活動を行うことを決めた。

 カンナンマさんが立候補を届け出て以降、北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州でもトランスジェンダーの2人が出馬を表明しているという。【翻訳編集】 AFPBB News

7867チバQ:2014/04/21(月) 21:50:33
http://www.asahi.com/articles/CMTW1404210100010.html
未知の砂漠を観光資源に=謎の壁画が待つ国境地帯−エジプト
エジプト南西部ギルフ・ケビールに広がる広大な台地=3月22日 カイロから南西に約1000キロ。四輪駆動車で砂の大地を5日間走り続け、スーダンやリビアとの国境を目前にしたエジプト最奥地に、日本ではなじみの薄い砂漠「ギルフ・ケビール」がある。ピラミッドで知られる古代エジプト文明以前、この地に暮らした先住民のものとされる謎の壁画が残る。2011年の「アラブの春」以降、観光客激減に悩むエジプト政府は、この地を新たな観光資源にすべく「砂漠は安全」とアピールしている。
 冬季に当たる3月でも強烈な暑さと日差し。サングラスなしでは目を開けていられない。しかし、遮るもののない砂漠は絶景だ。隣国リビアでは南部の砂漠で武装勢力の出没も伝えられるが、ここまではなかなか来られない。
 ただ、同行したエジプトの警官は「国境の近くには一人で行かないように」と念を押した。歩いていけばすぐそこに国境はある。飛んでいく1羽のツバメが自由に見えた。(2014/04/21-07:57)

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7868チバQ:2014/04/21(月) 22:34:02
>>7865
http://www.asahi.com/articles/ASG4P32KFG4PUHBI00K.html
エジプト大統領選、一騎打ちに 前国防相と左派政治家
カイロ=山尾有紀恵
2014年4月21日20時55分
 5月末に行われるエジプト大統領選の候補者登録が20日に締め切られ、シーシ前国防相(59)と左派政治家のサバヒ氏(59)の2人が立候補を届け出た。資格審査を経て5月3日から選挙戦が始まるが、昨年7月の軍クーデターを主導したシーシ氏の当選が確実視されている。

 シーシ氏は陸軍出身。軍情報部門トップを経て、イスラム系のムルシ前大統領に国防相に任命された。だが、クーデターでムルシ氏を排除。その後の暫定政権で第1副首相を兼務した。

 サバヒ氏はジャーナリストなどを経て政界入りし、ムバラク政権打倒を目指す運動に参加。エジプト社会の経済格差や腐敗などの問題に取り組むとしている。

 ムルシ氏の支持母体であるムスリム同胞団は、今回の大統領選には正当性がないとしてボイコットを決めている。(カイロ=山尾有紀恵)

http://mainichi.jp/select/news/20140422k0000m030033000c.html

7869チバQ:2014/04/21(月) 22:34:16
http://mainichi.jp/select/news/20140422k0000m030033000c.html
エジプト大統領選:シシ前国防相が優位
毎日新聞 2014年04月21日 19時20分

 【カイロ秋山信一】5月26、27日投票のエジプト大統領選挙は20日、立候補の届け出が締め切られ、シシ前国防相(59)と左派政治家のサバヒ氏(59)による一騎打ちの構図が決まった。世論調査ではシシ氏への支持が圧倒的で、当選は確実視される。ただ昨年7月のクーデターで追放されたモルシ前大統領の支持者や、強権支配の復活を懸念する若者グループは選挙を棄権する方針で、社会の分断が収まる見通しは立っていない。

 「革命は続いている、軍事政権を倒せ」。首都カイロ中心部にあるジャーナリスト連盟本部の前で10日、記者や学生ら約200人がシュプレヒコールを上げた。デモに参加しただけで治安当局に拘束された民主活動家の写真を掲げた参加者は、即時釈放を求めた。「シシ政権が生まれれば、エジプトは2011年の革命前に戻ってしまう」。エジプト・ブリティッシュ大学3年のアフマド・アブゼイドさん(21)は危機感をあらわにした。

 軍主導の暫定政権は昨年11月、デモ規制法を制定し、治安当局への事前届け出を義務づけた。モルシ氏の出身母体・イスラム組織ムスリム同胞団のデモを抑圧するのが主眼だったが、11年の革命でムバラク政権打倒を主導したリベラル派の若者らも「言論の自由への挑戦だ」と批判。治安当局が、無届けのデモ参加者の拘束を始め、反感が強まった。

 ただ大統領選でのシシ氏の優位は動かない。今年行われた複数の世論調査で、大統領選の投票先を決めた人の9割以上が「シシ氏に投票する」と回答。反モルシ派の多くは、国民に不人気だったモルシ氏を追放したシシ氏を英雄視している。クーデターに反発するイスラム過激派などによる爆弾テロが相次ぐ治安状況で、これ以上の混乱を避けるために「シシ氏でやむなし」との風潮もある。

 シシ氏自身はクーデター後、「革命を後戻りさせるようなことはしない」などと述べ、強権支配復活の懸念を払拭(ふっしょく)しようとしてきた。サバヒ氏は「シシ氏の陣営には、汚職にまみれたムバラク政権時代の影がちらついている」とシシ氏をけん制している。

 同胞団や若者グループは、今回の大統領選を「クーデターに基づく不当な選挙」と位置付けており、ボイコットする方針だ。前回大統領選で得票数3位だったサバヒ氏は、軍によるモルシ氏追放を支持した経緯があり、「反シシ票」を吸収しきれていない。

7870チバQ:2014/04/21(月) 22:35:27
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014042100717
6月3日に大統領選=政権移行、一層遠のく−シリア
シリアのアサド大統領(左)とアスマ夫人=2008年6月、ニューデリー(EPA=時事) 【カイロ時事】シリア人民議会(国会)のラハム議長は21日、大統領選の投票を6月3日に実施すると表明した。国営シリア・アラブ通信が伝えた。15万人以上が死亡した内戦が続く中、3選を目指すアサド大統領の勝利が確実視される。欧米が求める内戦終結に向けた政権移行プロセスは、一層先行き不透明な状況となった。
 人民議会は7月に任期満了を迎えるアサド大統領の意を受け、投票の期日設定に向け調整を進めていた。立候補の受け付けは、4月22日から5月1日まで行われる。大統領は、選挙を通じて「民意」の支持を得たことを強調し、内戦で揺らいだ政権基盤の強化を図る考えだ。
 一方、シリア各地で激しい交戦が続く中、政権打倒を目指す反体制派が選挙に参加することは事実上不可能で、政権に批判的な住民の投票参加も保証されていない。(2014/04/21-19:56)

7871チバQ:2014/04/21(月) 23:49:25
http://mainichi.jp/select/news/20140421k0000e030140000c.html
アフガン大統領選:元外相、得票半数に迫る 中間結果
毎日新聞 2014年04月21日 10時38分(最終更新 04月21日 10時56分)

 【ニューデリー金子淳】アフガニスタンの独立選挙委員会(中央選管)は20日、大統領選の第2回中間結果を発表した。開票率49.7%の段階で、アブドラ・アブドラ元外相(53)が得票率44.4%でトップ、アシュラフ・ガニ元財務相(64)が33.2%で続いた。アブドラ氏が前回発表(13日)時より差を広げ首位を維持している。最終結果は24日に発表予定。いずれの候補も得票率が50%を超えない場合、5月末に上位2候補による決選投票が行われる。

 大統領選は推定700万人以上が投票しており、当選には少なくとも350万票以上の得票が必要とみられる。カルザイ大統領派とされるザルマイ・ラスール前外相は10.4%だった。

 選管によると、16日時点で3200件を超える不服申し立てが寄せられている。選管はこのうち約900件を深刻な不正に分類し、審査を進めている。主要候補はいずれも他候補による不正を主張しており、状況次第で選挙結果を認めない候補が出てくる恐れもある。

7872チバQ:2014/04/22(火) 22:44:54
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140422-00000001-jij_afp-int
南スーダン反乱軍、対立民族「数百人」を殺害 国連発表
AFP=時事 4月22日(火)8時4分配信

南スーダン北部ベンティウで、スーダン人民解放軍(政府軍)の兵士らの横をベッドを運びながら通り過ぎる男性(2014年1月12日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】国連(UN)は21日、南スーダンの反乱軍が先週に油田地帯の主要な町ベンティウ(Bentiu)を掌握した際、対立する民族であることを理由として民間人「数百人」を殺害したと発表した。民族対立による戦闘が続く同国で、これまで報告されている中でも最悪規模の虐殺事件となった。

【図解】南スーダンの主要民族

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)によると、町内の主要モスク(イスラム礼拝所)だけでも、「200人以上の民間人が殺害され、400人以上が負傷したと報告されている」という。また、教会や病院、以前の国連世界食糧計画(World Food Programme、WFP)の施設でも、子どもを含む民間人が殺されていたとしている。

 ベンティウを視察したUNMISSの事務総長特別副代表のトビー・ランザー(Toby Lanzer)氏はAFPに対し、「最もひどい光景」を見たとして、「処刑された人々の遺体が路上や市場、礼拝所の内外に積み重なっている…その大半が民間人の衣服を着ている」と語った。

 また反乱軍の戦闘員らはラジオ放送を通じて、対立する民族の女性らをレイプするよう呼び掛け、対立するグループは町から追い出さなければならないとあおった。

 南スーダン政府軍は、昨年解任されたリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領を支持する反乱軍と戦闘を繰り広げている。マシャール氏は今月に入り、主要な油田地帯を狙った攻撃を開始した。両勢力の衝突は、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領が所属するディンカ(Dinka)人と、マシャール氏のヌエル(Nuer)人との対立という民族紛争の様相を帯びてきている。【翻訳編集】 AFPBB News

7873チバQ:2014/04/23(水) 23:00:00
http://mainichi.jp/select/news/20140424k0000m030040000c.html
南アフリカ:総選挙目前 頻発する「政治殺人」
毎日新聞 2014年04月23日 19時39分(最終更新 04月23日 20時41分)


「政治殺人」を巡る3党の関係
拡大写真 南アフリカで5月7日に総選挙(下院、定数400)が実施される。与党「アフリカ民族会議(ANC)」の優位は変わらないが、党派間対立や党内抗争で政党関係者が殺害されるケースが頻発している。最も事件が多発している東部クワズールー・ナタール州では、過去4年で60人以上が殺害されたとの推計もある。総選挙を前にさらなる「政治殺人」への懸念が高まっている。【ダーバン(南ア東部)で服部正法】

 同州最大都市ダーバンの中心部から北へ約20キロ。朽ちかけたレンガ造りやトタン板製の小屋が、狭い土地に密集している。この黒人居住区クワマシュで3月30日夜、ANC党員のステンビソ・ビエラさん(35)が自宅で射殺され、交際相手(33)が重傷を負った。

 シートを屋根にしたビエラさんの小屋から数メートル先に住む男性(36)は「寝ていて、いきなりの銃声で目が覚めた」。のぞきに行くと、腕から血を流した女性が泣き叫び、奥に腹部から血を流したビエラさんが横たわっていた。

 ビエラさんは最近、野党「インカタ自由党(IFP)」からANCに党籍を替えた。地元当局者は、事件の背後に政治的動機で動く「ヒット・スクワッド(暗殺団)」がいる可能性に触れた。その後、男1人が殺人容疑で逮捕されたが、前出の男性は、政治的な犯行と思うかとの質問には口をつぐみ、「こんなことが起きるなんて怖い」と語るのみだった。

 クワマシュでは今年2月、IFPの地域幹部が何者かに射殺された。地元紙によると、今年政治絡みを含めて殺された人は地区で7人。「下手に事件に触れたくない」(別の住民男性)と、緊張が続いている。

 同州の政治暴力事件を調査するクワズールー・ナタール大のマリー・デハース研究員(71)は、政治絡みとみられる事件で過去4年で少なくとも同州の64人が死亡したと推測。IFPの分裂(2011年)を問題深刻化の背景に挙げた。

 白人によるアパルトヘイト(人種隔離)体制が続いた南アでは1994年4月、初の全人種参加の選挙でネルソン・マンデラ氏率いる黒人解放組織ANCが勝利、翌5月にマンデラ氏が黒人初の大統領に就任した。

 ANCは以後20年与党を担い、民主化と経済成長を進めてきたが、汚職の多発などから批判が年々高まっている。しかし、人口の8割を占める黒人を中心に支持は根強く、5月の総選挙でも過半数の議席を得る公算が大きい。

7874チバQ:2014/04/23(水) 23:15:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042322490008-n1.htm
国外脱出のヤヌコビッチ前大統領 「祖国を捨てた」と故郷でも権威失墜
2014.4.23 22:49 (1/2ページ)

ヤヌコビッチ氏
 【エナキエボ(ウクライナ東部)=佐々木正明】「逃げるべきじゃなかった」「裏切り者だ」。ウクライナ情勢の混乱の末、ヤヌコビッチ前大統領(63)が実権を失って2カ月が過ぎた。出身地の同国東部でも権威は地に落ち、住民らは同氏の批判を遠慮なく口にした。

 州都ドネツクから北東50キロに位置する人口8万人のエナキエボ。炭鉱や工場がある工業都市の一つだ。ヤヌコビッチ氏はソ連時代、地元の冶金(やきん)工場を振り出しに中央政界に進出した。

 市庁舎内部には業績をたたえる夫妻の肖像画が掲げられていたが、同氏が2月下旬に国外脱出した後、取り外された。市庁舎の屋上には、ウクライナ国旗の代わりに親露派勢力が樹立を宣言した「ドネツク人民共和国」の旗が翻る。

 商店勤務のロマンさん(24)はヤヌコビッチ氏について、「祖国を捨てた裏切り者だ。キエフを去ってから地域の平静が失われた。衝突で死傷者が出たのも彼のせいだ」と話す。

 インフラ整備など、東部の発展に力を発揮したヤヌコビッチ氏は、しばしば地元に里帰りしていた。ウクライナ西部や首都キエフでヤヌコビッチ政権打倒運動が沸き上がったときも、地元では同氏を擁護する集会が行われた。

 しかし、事態は一変した。年金生活者のイリーナさん(73)は地元の有力政治家が姿を消したことで、「若者たちの失業者が増えるかもしれない」と不安顔で述べた。

 ロシアのプーチン政権の保護下にあるとみられるヤヌコビッチ氏は、政変による解任は憲法違反だとして、自らを「合法的国家元首」だと現在も主張している。

 「ドネツク人民共和国」は5月11日、法的地位や帰属先を問う住民投票を行う方針だ。その2週間後にはウクライナ大統領選が予定されている。東部では流血の事態に歯止めが掛からず、情勢がいつ安定するのか先行きも読めない。

 会社員のアレクサンドルさん(32)は、「地域の代弁者はもういない」とため息をついた。

7875チバQ:2014/04/23(水) 23:17:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042321350007-n1.htm
親露派排除の再開を表明 ウクライナ大統領代行、4者合意さらに遠く
2014.4.23 21:35 [ウクライナ]
 【ドネツク=佐々木正明】ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は22日、東部で行政庁舎の占拠を続ける親露派武装勢力の強制排除に向けた「対テロ作戦」を再開すると表明した。親欧米派の市会議員が「拷問」を受け、死亡したことが作戦再開の理由だとしている。米露と暫定政権、欧州連合(EU)が協議して「暴力と挑発行為の自制」を求めたジュネーブ声明の履行は一層困難な情勢になってきた。

 暴行で死亡したのは、親欧米派のティモシェンコ元首相が率いる政党「祖国」所属の市会議員、リャバク氏。東部ゴルロフカで親露派勢力の庁舎占拠に抗議していた。治安当局は、覆面姿の集団に車で連れ去られて殺害されたと発表した。

 大統領代行は「平穏な市民が犠牲になっている」として、軍部隊による実力行使再開を宣言した。暫定政権は15日、東部ドネツク州に軍部隊を派遣したが、18日にキリスト教の復活祭(イースター)の休暇を理由に、強制排除を見合わせていた。

 ウクライナ国防省は22日、軍の偵察機がスラビャンスク上空で銃撃され、機体を損傷したと発表。治安当局が「テロ行為」として捜査を始めた。

7876チバQ:2014/04/23(水) 23:18:49
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042312560006-n1.htm
欧州委員長後任選びにも影響、欧州議会選 民意反映拡大の取り組み
2014.4.23 12:56
 【ベルリン=宮下日出男】今回の欧州議会選は、EUの政府に相当する欧州委員会のトップ、バローゾ委員長の10月の任期満了に伴う後任人事に重要な影響を与える選挙としても注目されている。各勢力が初めて独自候補を立てて選挙戦に臨んでいるためで、EUの民意を反映させようという取り組みだ。

 最大勢力の中道右派「欧州人民民主党」が擁立するのは、ユーロ圏財務相会合常任議長を務めたユンケル・ルクセンブルク前首相。第2勢力の中道左派「欧州社会・進歩連盟」の中心政党「欧州社会党」は、ドイツのシュルツ欧州議会議長を推す。

 2009年のリスボン条約発効を受け、EU首脳会議は委員長人事の提案の際、「議会選の結果を考慮する」ことが求められるようになった。欧州議会はEUで唯一、民意が直接反映される機関。以前は諮問機関のような機能にとどまっていたが、統合進展に伴って市民の関与が薄まる中、権限が強化されてきた。

 初めて直接選挙制が導入された1979年に6割を超えた議会選の投票率は毎回減少し、前回の09年は43%だった。民意の反映を図ったにもかかわらず関心が低下すれば、相対的に反EU勢力が伸長する結果を招きかねない。

7877チバQ:2014/04/23(水) 23:22:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/erp14042312390005-n1.htm
結束強める「反EU」勢力 欧州議会選まで1カ月
2014.4.23 12:39 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】欧州連合(EU)加盟28カ国で5月22〜25日に実施される欧州議会選挙(定数751議席、任期5年)まで1カ月となった。債務危機による経済低迷や高失業率で「反EU感情」が各地で高まる中、懸念されるのは、反EU勢力の躍進だ。極右政党などは選挙後の影響力増大を視野に共闘の動きを強めている。

 仏極右政党の国民戦線(FN)のルペン党首は訪露した12日、「冷戦宣言には驚いている」と述べ、ウクライナ問題でロシアとの対決を強めるEUを非難した。欧州議会選を控え、EU批判にウクライナ情勢を利用した形だ。オランダの自由党のウィルダース党首も17日、「混乱の責任はEUにある」とロイター通信に述べ、歩調をそろえた。

 両党は昨秋、欧州議会選への協力を確認した。欧州レベルで連携する各国主要政党に対抗するため、「反EU」の旗印の下に極右勢力を結集させる狙いだ。FNは最近、オーストリア自由党やベルギーの「フランデレンの利益」、スウェーデン民主党との間で若者同士の協力も始めた。

 FNなどが目指すのは欧州議会での会派結成とされる。現有議席はFNでもルペン氏を含む3議席にとどまるのに対し、会派結成には7加盟国以上の議員25人が必要だ。実現すれば、議会での発言時間や活動への補助などで有利となる。

 各国の世論調査を基に欧州議会選を予測する「ポールウオッチ2014」によると、イタリア北部同盟などが協力すれば、「反EU」勢力は会派結成の要件を満たす可能性がある。また、英国独立党はFNの反ユダヤ主義的伝統への懸念から協力を拒むが、選挙後に姿勢を変えれば勢力は一段と強まることになる。

 選挙では主要な勢力が大勢を占めて大きな混乱にならないとみられるが、反EU勢力が躍進すれば議会運営で台風の目となり、加盟国が全体よりも自国の利益を優先する恐れもある。EUのファンロンパイ大統領は主要勢力に対し、「市民は明確なメッセージを必要としている」とEUの重要性を一段と訴えるよう求めている。

7878チバQ:2014/04/24(木) 00:19:14
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140423/mds14042321580003-n1.htm
シリア、内戦後初の大統領選は6月3日 アサド政権、存続に自信
2014.4.23 21:58 (1/2ページ)

20日、シリア南西部マアルーラを訪れ、兵士らと対話するアサド大統領(中央左)=ロイター
 【カイロ=大内清】シリア政府は23日までに、内戦発生後で初となる大統領選を6月3日に行うと発表した。「移行政権」樹立によるアサド氏退陣を求める米欧は大統領選実施の決定を批判しているが、アサド大統領の“3選”はほぼ間違いない情勢。戦況が政権側優位に進む中、アサド氏には、大統領選で国民の支持を受けたとの形を取ることで正当性を高める狙いがある。

 シリア大統領選はこれまで、支配政党バース党が指名した候補者を国民投票で信任する方式だったが、2012年の憲法改正により、今回から複数候補の出馬が認められた。ただ、出馬は過去10年間、国内に居住した者に限るとしており、多くが国外で活動する反体制派指導者らははじめから締め出されている形だ。

 政権側が「公正だ」と主張しているのに対し、米欧は民主主義を装う「パロディーだ」と非難。反体制派はボイコットを表明した。

 一方、アサド氏はキリスト教の復活祭(イースター)にあたる20日、首都ダマスカス北郊にあるキリスト教徒の町マアルーラを訪れ、「どれだけ長い戦いでも勝利する」と語った。

 11年以降の内戦でマアルーラは、反体制派に参加する国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「ヌスラ戦線」などによって制圧されたが、政権側の軍部隊が3月末に奪還していた。

 暗殺の恐れなどから動静を明らかにすることが少ないアサド氏が、最近まで戦闘地域だったマアルーラを訪問したのは、軍事面での優位をアピールするとともに、宗教的少数派を守る姿勢を演出する狙いがあるためだ。他宗教・宗派を敵視するアルカーイダ系などの「ジハード(聖戦)主義」勢力が反体制派の主力となりつつあることへの警戒から、国際社会がこのところシリア問題への関与に後退姿勢をみせていることを念頭に置いての訪問とみられる。

 大統領選では、中部ホムスや北部アレッポなどの戦闘地域では投票実施が難しいと指摘されるが、アサド氏には、国際社会の動きが鈍いこの時期に、政治・軍事両面で政権存続に向けた態勢を整える狙いがある。

7879チバQ:2014/04/24(木) 20:10:47
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140424/mds14042410540002-n1.htm
パレスチナ ファタハとハマス“和解” 「5週間以内に統一内閣」
2014.4.24 10:54
 【カイロ=大内清】パレスチナ自治政府を担うパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは23日、共同声明を発表し、パレスチナの分裂解消に向け、5週間以内の統一内閣樹立で合意したことを明らかにした。ハマスを「テロ組織」とみなすイスラエルの反発は必至。米国が仲介し、交渉期限が今月29日に迫る中東和平交渉に影響する可能性が高い。

 ロイター通信などによると、イスラエル軍は合意成立直後にガザ北部へ空爆を実施。被害の程度は不明だが、合意を容認しないことを示す“威嚇”の可能性がある。

 協議にあたったハマスの政治指導者、ハニヤ氏は23日、「分裂時代は終わりだ」と語った。

 パレスチナは2007年以降、自治政府のあるヨルダン川西岸とハマス支配のガザとで分裂状態にある。両者は11年にも和解文書に調印するなど分裂解消を模索したが、人事や権限配分などをめぐる争いで頓挫を繰り返してきた。今回の合意が最終的な和解につながるかは不透明だ。

 今回の合意には、イスラエルとの和平交渉が手詰まり状態に陥るファタハが求心力の回復を狙ったことが背景にある。

 ハマスも組織の源流であるムスリム同胞団を母体とするエジプトのモルシー前政権が昨年のクーデターで倒れ、後ろ盾を失っており、ファタハの「和解路線」と思惑が一致したもようだ。

7880チバQ:2014/04/24(木) 20:51:14
http://mainichi.jp/select/news/20140424k0000e030186000c.html
南スーダン:大規模戦闘再燃も…安保理、市民保護を協議
毎日新聞 2014年04月24日 12時18分(最終更新 04月24日 13時28分)


アフリカ東部の南スーダン
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法、ニューヨーク草野和彦】アフリカ東部の南スーダンで政府軍と反乱軍の大規模な戦闘が再燃する恐れが高まっていることを受け、国連安全保障理事会が23日、非公式協議を開催した。日本の自衛隊が参加する国連平和維持活動(PKO)部隊が展開しており、主な任務を国造り支援から市民保護や人権監視に変更することや、紛争当事者に対する制裁の必要性などが議論され、国際社会の危機感が浮き彫りになった。

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)は21日、ヌエル人主体の反乱軍が北部ベンチウで特定の民族などを標的にして市民数百人を殺害したとして、非難声明を出した。声明によると、ヌエル人主体の反乱軍は15日、ベンチウのモスクに避難していたヌエル人以外の住民を選別して殺害。モスクでの死者数は200人以上で400人以上が負傷したという。

 国連はさらに、ベンチウ市内の病院で、ヌエル人以外の南スーダン人などが殺され、反乱軍のベンチウ制圧を喜ぶ群衆に加わらなかったヌエル人も殺されたと指摘。反乱軍と関係のある者が、特定グループの女性に対する性暴力を勧めるような内容の「ヘイトスピーチ」がラジオ放送されたと、強く批判している。

 17日には、東部ジョングレイ州の州都ボルのUNMISS施設で、武装集団が避難していた市民に向かって銃を乱射。計58人が死亡する事態も起きた。

 2011年に独立した南スーダンだが、昨年12月、マシャール前副大統領を支持する軍の一部が政府軍と衝突。その後、戦闘が各地に拡大し、キール大統領の出身民族ディンカ人と、マシャール氏が出身のヌエル人との民族対立の様相にも発展し、事実上の内戦状態に陥った。難民・避難民は100万人以上となった。両陣営は1月に停戦合意し和平交渉を行ってきたが、進展していない。

7881チバQ:2014/04/24(木) 20:51:56
http://mainichi.jp/select/news/20140424k0000e030161000c.html
ウクライナ:ポロシェンコ氏支持拡大…大統領選世論調査
毎日新聞 2014年04月24日 11時08分(最終更新 04月24日 14時06分)
 【ウィーン坂口裕彦】5月25日投票のウクライナ大統領選に関する最新の世論調査で、最有力とされる親欧米派のポロシェンコ最高会議(国会)議員=無所属=が約48%と過半数に近づく支持を集め、ティモシェンコ元首相(約14%)ら他の候補を大きくリードしている。ロイター通信が伝えた。

 調査は今月9〜16日、ロシアが編入を表明したクリミア半島を除く地域の6200人を対象に行われた。前月の調査でポロシェンコ氏は約36%だったが、大きく支持を伸ばしている。元ボクシング世界王者で、与党第2党「ウダル」のクリチコ党首が出馬せず、ポロシェンコ氏支援に回ったことが支持率を押し上げたと見られる。大統領選には23人が立候補。いずれの候補も過半数を得られなければ、6月15日に上位2人による決選投票が行われる。ポロシェンコ氏は富豪で「チョコレート王」の異名も持つ。

7882チバQ:2014/04/25(金) 21:13:52
http://mainichi.jp/select/news/20140425k0000m030164000c.html
イスラエル:中東和平交渉中止の方針 閣僚会議で全会一致
毎日新聞 2014年04月25日 02時00分(最終更新 04月25日 02時12分)

 【エルサレム大治朋子】パレスチナ自治政府とイスラム原理主義組織ハマスが統一政府樹立で合意したことを受け、イスラエル政府は24日、自治政府との中東和平交渉を中止する方針を明らかにした。同日開催の安全保障閣僚会議で、全会一致で決定した。和平交渉は昨年7月、約3年ぶりに再開したが、期限の29日を前に事実上の決裂状態となった。

 閣僚会議の採択文は「イスラエルの破壊を求めるテロ組織であるハマスが支援するパレスチナ政府との交渉は行わない」と指摘。「パレスチナの単独行動には、さまざまな手段で対抗する」と述べ、今後、制裁措置を行う方針を示した。

 会議でネタニヤフ首相は「和平を選ぶかわりに、(パレスチナ自治政府議長は)イスラエルの破壊を求める殺人テロ組織と同盟を結んだ」と強調。ハマスと協力して統一政府樹立を図る自治政府との交渉は不可能との認識を示した。

 交渉再開は、ケリー米国務長官の強い意向を反映して実現した。だが、イスラエルによるパレスチナ自治区内での入植(住宅)地建設活動が交渉のハードルになっていた。パレスチナ側は協議再開に際し入植活動の凍結を求めたが、イスラエルは拒否。米国の強い説得を受け、ようやく再開に応じたとされる。

 だが、交渉が続くにつれ入植地活動に対するパレスチナ側の不満が高まり、協議の支障に。11月以降は米国特使を介してのみの交渉となった。米国は「枠組み合意」に目標を下げたが、最近は期限延長のみを目指していた。

7883チバQ:2014/04/25(金) 21:33:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140425/erp14042521150007-n1.htm
危険な膠着状態、ウクライナ大統領選まで1カ月
2014.4.25 21:15 (1/2ページ)

ウクライナ東部スラビャンスク近くの村に設けた検問所で、装甲兵員輸送車を背に立つウクライナ軍の兵士=24日(ロイター)
 【モスクワ=遠藤良介】ウクライナで5月25日に予定される大統領選まで1カ月を切った。だが、東部ではロシアの関与を疑われる親露派武装勢力が中枢施設の占拠を続け、ウクライナ暫定政権の強制排除作戦は難航している。武装勢力は大統領選の合法性を認めない構えだ。ロシアはウクライナ国境地帯で大規模な軍事演習を開始し、同国情勢は一触即発の危うい膠着(こうちゃく)状態に入った。

 暫定政権は24日、治安部隊と軍による強制排除作戦の再開を宣言し、東部スラビャンスク近郊で親露派の設けた3カ所の検問所を一時掌握。戦闘で親露派に5人の死者が出た。しかし、ロシア軍が同日、ロストフ州など国境地帯での演習を始めたのを受け、暫定政権側の部隊は市中心部への進軍を停止した。

 露メディアによると、軍事演習には8千人以上が参加。ウクライナ暫定政権関係者は25日、スラビャンスクを封鎖する戦術に切り替えたことを明らかにした。

 ロシアは、ウクライナ危機の収拾策として、同国での連邦制導入やロシア語の国家公用語化などを要求している。ウクライナ東部に自国の影響力を行使できるような政体を樹立するのが狙いだ。プーチン露政権は暴力停止や武装解除をうたった「ジュネーブ合意」に違反していると暫定政権批判を強め、軍事介入にも含みを残している。

 東部で「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派勢力は24日、大統領選の効力を認めないと宣言し、「共和国」の地位と帰属先に関する住民投票をドネツク、ルガンスク両州で5月11日に行うと強調した。

 最新の世論調査によると、23人が出馬している大統領選では、親欧米派の実業家、ポロシェンコ議員(48)が支持率48%と他候補を大きく引き離している。親欧米派のティモシェンコ元首相(53)が同14%、親露派のチギプコ元副首相(54)が同7%で追う展開だ。

 ロシアの主張する「連邦制」については、ドプキン・ハリコフ州前知事(44)と共産党のシモニェンコ第1書記(61)の2候補が賛意を示しているものの、支持率はそれぞれ約6%と振るわない。

 ウクライナ政界では、親欧米派の強い西部と親露的な東部・南部の対立により、現行の政治制度が機能不全に陥ったとの共通認識ができつつある。

 ただ、東部の将来的なロシア編入につながりかねない「連邦制」への警戒感は強く、ポロシェンコ氏ら主要候補は「脱中央集権化」という表現で政治改革を主張している。東部の親露武装勢力が呼びかける地域独自の住民投票も主要候補に受け入れられるものでなく、隔たりを埋める道筋は見えていないのが実情だ。

7884Rveusdru:2014/04/25(金) 21:33:18
There are great in number. Sensing that he'd have come off.,

7885チバQ:2014/04/25(金) 21:36:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140425/erp14042509540003-n1.htm
【NEWS EYE】
右派セクター 露を敵視、深まる軋轢
2014.4.25 09:54 (1/2ページ)[ロシア]
 混迷を深めるウクライナ情勢をめぐり、ヤヌコビッチ政権打倒運動で頭角を現した過激民族主義勢力「右派セクター」の存在が焦点のひとつとなっている。

 ウクライナ至上主義を掲げ、「敵国のロシアと戦う」と宣言する右派セクターの存在を、プーチン露政権は、ウクライナ暫定政権の「非合法性」を非難するプロパガンダ(政治宣伝)に利用。「過激派からロシア系住民を守る」としてクリミア半島へ出兵する口実にも用いられた。

 4月20日に東部ドネツク州内で起こり、親露派側に犠牲者3人が出た銃撃戦についても、ロシアは真相解明を待たず、右派セクターの犯行と断定。行政庁舎を占拠する親露派武装勢力も武装解除に応じない理由に、「右派セクターの襲来に備えるため」と述べる。

 右派セクター代表は東部出身のドミトロ・ヤロシ氏(42)。民兵組織としてメンバーの訓練を行い、多数の武器を保有していると公表しているが、実態はよく分かっていない。1万人以上のメンバーがいるとの地元メディアの報道や、正規軍や治安部隊にも多くの支持者がいるという情報もある。

 右派セクター側は否定しているが、思想信条からネオナチとの関係も指摘されている。

 ヤロシ氏は地元メディアのインタビューに「独立後、ウクライナは外国勢力に占領された体制下にあった。祖国の領土一体性を守るために、あらゆる手段を用いる」と主張している。

 3月には、他の民族主義勢力や右翼団体を結集して政党登録。ヤロシ氏は5月25日の大統領選への立候補を表明したが、大きな支持は集められていない。

 23日には、ドネツク州内に、支持者800人規模の支部を創設することを発表。親露派との軋轢(あつれき)がさらに深まることが懸念されている。(佐々木正明)

7891チバQ:2014/04/27(日) 14:54:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140426/mds14042613580002-n1.htm
南スーダン、和平進展の可能性 前副大統領派の4人釈放

2014.4.26 13:58


 南スーダンの裁判所は25日、反逆罪などに問われて拘束されていたマシャール前副大統領派の政治家4人を釈放した。英BBC放送(電子版)などが伝えた。政府が4人に対する反逆罪の訴追を取り下げ、対立するマシャール派の要求に応じたことで、停滞している和平交渉が進展する可能性が出てきた。

 キール大統領は4人に和平に貢献するよう呼びかける一方、必要があれば再び収監すると警告した。4人は政府軍とマシャール派の戦闘が始まるきっかけとなった昨年12月のクーデター未遂に関与したとして拘束されたが、容疑を否認していた。

 南スーダンは内戦状態に陥り、今年1月の停戦合意後も戦闘が断続的に発生。国連は、マシャール派が今月中旬に北部ユニティ州の州都ベンティウを占領後、政府軍に多い最大民族ディンカの住民ら数百人を殺害したと発表していた。(共同)

7892チバQ:2014/04/27(日) 14:55:23
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140427/asi14042701300002-n1.htm
アフガン大統領選、暫定結果でアブドラ氏首位 ガニ氏と決選投票

2014.4.27 01:30


 【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンの選挙管理委員会は26日、今月5日に投票された大統領選の暫定結果を発表した。首位はアブドラ元外相、2位はガニ元財務相となったが、いずれの候補も過半数を取ることができず、2人による決選投票が行われる方向になった。

 選管によれば、主要候補の得票率は、アブドラ氏44・9%、ガニ氏31・5%、ラスール前外相11・5%−などの順。この後、暫定結果に対する不服申し立ての審査が行われ、確定結果は5月14日に発表される。決選投票は5月28日の予定だが、準備に時間がかかるため、6月にずれ込む可能性も指摘されている。

 アブドラ氏は5年前の前回選挙にも立候補し、カルザイ大統領に次ぐ2位だった。ガニ氏は同じ選挙で惨敗した。カルザイ氏は今回、憲法の3選禁止規定で立候補できない。

7893チバQ:2014/04/27(日) 17:31:09
http://www.asahi.com/articles/ASG4V6CRQG4VUHBI01P.html


前国防相を「裁判にかける」 エジプト大統領選で発言か

カイロ=川上泰徳

2014年4月27日01時24分


 エジプトのリベラル紙ヨムサバアは26日付朝刊で、5月末の大統領選挙に立候補の届け出をしている左派系のサバヒ氏が若者たちとの内輪の会合で、対立候補で、昨夏の軍事クーデターを主導したシーシ前国防相を「裁判にかける」と語ったとする音声テープを入手したと1面で報じた。

 サバヒ氏はこの日、左派系の団体の会合で「過去の亡霊が戻るのを阻止する」と演説した。録音テープについては語らなかったが、当選が有力視されるシーシ氏への対決姿勢を強める動きと見られる。

 ヨムサバア紙の編集長は25日夜、エジプト民放テレビに登場し、サバヒ氏が24日にカイロ市内で若者グループと行った会合で語った録音テープを入手したと語った。同紙がインターネットで公開したサバヒ氏とされる音声は、「(軍・治安部隊の武力行使で)死んだムスリム同胞団はテロ行為を働いてはいない。彼らは平和的だった。シーシ氏が犯罪者でないとしてもシーシ氏を裁判に問うつもりだ」と語っている。

 サバヒ氏はムバラク政権時代から野党政治家として活動し、2011年のエジプト革命では左派、リベラル派の若者たちの支持を集めた。大統領選挙ではシーシ氏とともに立候補の届け出をしているが、サバヒ陣営はこれまで「シーシ氏は優れた国防相で、立候補を歓迎する」などと発言してきた。(カイロ=川上泰徳)

7894チバQ:2014/04/28(月) 07:11:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140427/erp14042718100004-n1.htm
マケドニアで議会・大統領選 与党・現職大統領が優勢
2014.4.27 18:10
 マケドニアで27日、議会(定数123)選と、大統領選の決選投票が実施された。事前の世論調査によると、議会選ではグルエフスキ首相率いる与党のマケドニア民主党連合が優勢で、過半数の議席獲得を目指している。

 大統領選も同民主党連合のイワノフ大統領が野党、社会民主同盟連合のペンダロフスキ元大統領顧問をリードしている。

 マケドニアは2013年の国内総生産(GDP)成長率が3%を超え、海外からの直接投資も増加。欧州債務危機の影響から回復傾向にあり、マケドニア民主党連合など与党側は安定した経済成長の実績を訴えた。

 一方、同国は欧州の最貧国の一つで、失業率も30%近い。社会民主同盟連合など野党側は、失業対策の実施や貧困問題の解決を主張している。

 マケドニアは政治の実権が首相にあり、大統領は儀礼的な役割を果たしている。マケドニア議会は大統領選の候補選出をめぐり、与党連合を組むマケドニア民主党連合とアルバニア系政党が対立し3月に解散していた。(共同)

7895チバQ:2014/04/29(火) 05:52:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140428/erp14042821100006-n1.htm
ウクライナ東部の都市で市長銃撃 親ロ派と政権側の対立激化も

2014.4.28 21:10


 ウクライナ東部ハリコフ市のケルネス市長が28日、何者かに背中を銃撃され重傷を負った。病院で手術を受けている。同市が発表した。

 市当局者によると、市長は28日正午ごろ、自転車に乗っていたところを撃たれたという。市長は親ロシア派の人物。ハリコフ市はドネツクなど他の東部地域に比べて平穏な状態が続いてきたが、市長銃撃を契機に親ロ派と政権側の対立が激化する恐れもある。

 ハリコフ市では27日、親ロ派の無許可集会が開かれ、警官隊と衝突してけが人も出た。インタファクス通信によると、警察はこの際、親ロ派から火炎瓶や爆発物を押収し、13人を拘束したという。(共同)

7896チバQ:2014/04/29(火) 06:04:18
http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000m030045000c.html

イラク連邦議会選:マリキ政権の存続焦点 米軍撤退後初

毎日新聞 2014年04月28日 20時07分


 【カイロ秋山信一】イラクで30日、2011年の米軍撤退完了後初めての連邦議会選挙が行われる。イスラム教シーア派のマリキ首相が政権を維持できるかが焦点となる。ただ米軍の抑止力がなくなったことでスンニ派の過激派が勢いを取り戻し、シーア派との宗派間抗争も激化しており、治安悪化が懸念されている。

 今回の連邦議会選(定数328)には、276の党派が9000人以上の候補者を擁立した。中部・南部はシーア派、西部・北部はスンニ派、北部のクルド人自治区ではクルド人の党派がそれぞれ多数の議席を獲得するとみられる。各党派とも過半数に届くのは難しく、連立協議が始まる公算が大きい。

 3期目を目指すマリキ首相が率いる法治国家連合は、他のシーア派党派との連立を模索するとみられるが、スンニ派の党派がシーア派やクルド人勢力を取り込む動きもあり、政権を維持できるかは不透明だ。マリキ首相は近年、シーア派国家イランやシリアのアサド政権と関係を深めており、スンニ派中心の政権に交代すれば、地域情勢にも影響が及ぶ可能性が高い。

 一方、悪化する治安への懸念も高まる。在英の非政府組織イラク・ボディ・カウントによると、過去1年のテロや武力衝突による死者は約1万2000人で、06〜07年の内戦後では最悪の水準となった。米軍撤退やシリア内戦による混乱の影響で、スンニ派の過激派組織「イラク・レバント・イスラム国(ISIL)」がシーア派を標的にしたテロを活発化させているためだ。

 ISILは今年1月以降、バグダッドの西約50キロのアンバル県ファルージャを実効支配し、軍と交戦を続けている。同県と国境を接するシリアにも拠点を築いており、両国間で戦闘員や武器を往来させている。

 25日にはバグダッド東部で、シーア派の候補者の集会を狙った自爆テロが起き、中東のテレビ局アルジャジーラによると、37人が死亡、80人以上が負傷した。ISILはインターネット上で犯行声明を発表し、さらなるテロを予告した。

7897チバQ:2014/04/29(火) 06:05:33
http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000m030066000c.html

ロシア:外資「露離れ」加速 国債格下げ、ルーブルも下落

毎日新聞 2014年04月28日 20時45分(最終更新 04月28日 22時58分)

 【ロンドン坂井隆之】米国と欧州連合(EU)による経済制裁は個人の渡航制限などに限定されているものの、企業や投資家の「ロシア離れ」は加速している。世界銀行はロシアの2014年成長率がマイナス1.8%まで落ち込む恐れがあると予測しており、プーチン大統領の強硬路線は経済的には大きな代償を払うことになりそうだ。

 ロシアからの1〜3月の差し引きの資金流出額は、海外からの投資縮小などを背景に637億ドル(約6兆5000億円)に達した。米大手格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は25日に同国の外貨建て国債格付けを「投資不適格」寸前のBBBマイナスに1段階引き下げた。通貨ルーブルは年明け以降10%近く下落し、ロシア中銀はインフレ防止と通貨防衛のため2カ月連続の利上げに踏み切った。

 現時点で欧米の経済制裁はプーチン大統領の側近ら個人が対象で、禁輸や金融取引には及んでいない。だが企業の間では「ロシア企業との新たなビジネスは当面難しい」(在英日系大手商社担当者)と自粛が進んでいる。ある日系化学メーカーは、5000万ドル(約51億円)を予定していたロシアへの投資を1000万ドルに縮小した。同社幹部は「欧米と全面対立になれば資産が凍結される恐れもある。リスクは減らす必要がある」と話す。

 ロシアの財政はおおむね健全な上、外貨準備高は世界3位の4428億ドル(約45兆3000億円)あり、「海外投資家が資金を引き揚げても、直ちに政府や企業の資金調達が困難に陥るわけではない」(大手生保)とされるが、「インフレや失業率上昇などで国民生活に影響が及ぶ」(英調査会社キャピタル・エコノミクス)ことになりそうだ。

7898チバQ:2014/04/29(火) 06:17:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014042102000112.html?ref=rank

ロシア 資金流出深刻 ウクライナ危機 株・通貨大幅下落














2014年4月21日 朝刊




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 【モスクワ=宮本隆彦】ウクライナ危機で欧米との関係が悪化したことにより、ロシア経済が急減速している。不安心理からロシア市場から資金流出が相次ぎ、株価や通貨ルーブルは大きく下落。ウクライナ東部の情勢がさらに悪化し、欧米が追加の経済制裁に踏み切れば、さらなる景気悪化は必至だ。


 ウリュカエフ経済発展相は十六日、議会への報告で二〇一四年一〜三月期の国内総生産(GDP)成長率が当初見込みを大幅に下回る0・8%だったと報告。通年の経済成長率を当初見込みより、2%低い0・5%へと大幅に下方修正した。


 失速の理由をウリュカエフ氏は、ウクライナ危機をめぐる「過去二カ月間の緊迫した国際情勢」や「深刻な資金流出」のためと説明。資金流出は一〜三月だけで六百三十億ドル(約六兆四千億円)に上り、一三年の一年分に匹敵する。


 ロシアの株価と通貨ルーブルは一三年十一月下旬にウクライナで反政権デモが始まって以来、下落傾向にある。特にロシアがクリミア半島の併合を決めたり、欧米の経済制裁が発動された際には急落。過去五カ月間でモスクワ市場の指数であるRTS株価指数は、二割、ルーブルは対ドルで一割も下がった。


 米国や欧州連合(EU)が追加の経済制裁に踏み切れば資金流出がさらに進み西側企業がロシアへの新規投資を見合わせる動きが広がるのは確実。世界銀行は三月、危機が深刻化する最悪ケースでロシア経済が1・8%のマイナス成長に陥る可能性を指摘した。


 ロシアは二〇〇〇年代の原油価格の急激な上昇で年5〜10%の高い経済成長を続けたが、二〇〇八年のリーマン・ショックをはさんで一〇年代に入り成長は鈍化。追い打ちをかけたウクライナ危機で、0・5%に下方修正した一四年の成長見込みすら「楽観的だ」(シルアノフ財務相)と政権内にも厳しい見方がある。景気動向がプーチン大統領の対ウクライナ戦略に影響を及ぼす可能性もある。

7899チバQ:2014/04/29(火) 06:20:41
http://www.afpbb.com/articles/-/3013611
カナダとフランス、経済水域めぐり対立再燃

2014年04月28日 13:27 発信地:オタワ/カナダ


【4月28日 AFP】大西洋のカナダ沿岸にあるフランス海外領の二つの島をめぐって、長年くすぶっているカナダとフランスの対立が再燃した。

 きっかけは、フランスが同国の海外準県であるサンピエール(Saint-Pierre)島とミクロン(Miquelon)島周辺の海域の権限を認めるよう国連(UN)に要求していたことに対し23日、カナダ側が異議を唱えたことだ。この争いの焦点となっているのは、海底に眠っているとみられる油田と漁業権だ。

 フランスは前週、国連の大陸棚限界委員会(Commission on the Limits of the Continental Shelf)に対し、2島周辺の海域に広大な経済水域を認めるよう申請した。仏外務省のロマン・ナダル(Romain Nadal)報道官は「国際法に従って、わが国の権利を主張するものだ」と述べた。

 しかしすでに以前、同様の申請を行っていたカナダ側は23日、異議を唱えた。カナダ外務省のイアン・トライツ(Ian Trites)報道官は「2島周辺の海域についても、その延長の大陸棚についても、フランスには1992年の調停によって付与された以上の権利はない」と反発した。

 両国の主張は、国連海洋法条約(United Nations Convention on the Law of the Sea)に照らし合わせて検討される。

 カナダ沖約20キロに位置する2島はフランスの旧植民地で、北米では唯一、現在もフランスが領有権を握っている。2011年の時点での両島の人口は合わせて6000人となっている。(c)AFP
.

7900チバQ:2014/04/29(火) 06:21:23
http://www.afpbb.com/articles/-/3013791
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中央アフリカで病院襲撃「国境なき医師団」含む22人死亡

2014年04月28日 21:56 発信地:バンギ/中央アフリカ
【4月28日 AFP】宗教間対立による武力抗争が続く中央アフリカの北西部で26日、慈善病院が武装グループに襲撃され、国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres、MSF)の職員3人を含む少なくとも22人が死亡した。

 襲撃したのは、抗争の悪循環のきっかけとなった昨年3月のクーデターを起こしたイスラム教系の武装勢力連合「セレカ(Seleka)」とみられている。

 アフリカ連合(AU)主導の平和維持部隊「中央アフリカ支援国際ミッション(MISCA)」の高官はAFPの取材に対し「セレカの元戦闘員とフラ(Fula)人の武装した男たちが26日、ナンガ・ボギラ(Nanga Boguila)地区にあるMSFが支援する病院を襲撃し、中央アフリカ人のMSF職員3人を含む少なくとも22人を殺害した。10人が負傷している」と語った。MSF側も職員が死亡したことを認めている。

 同高官によると襲撃された際、病院ではMSF職員と地元議員が会議を開いていたという。一団は最初にこの会議をしていたグループに発砲し、4人を射殺、さらに病院内に進入し居合わせた15人とMSF職員3人が殺された。この他、一団は現金を探していた様子でドアを破壊し、コンピューターなどの機器を持ち去った。

 クーデターによって暫定大統領の座に就いたセレカの指導者ミシェル・ジョトディア(Michel Djotodia)氏は数か月前、戦闘員たちに武装解除を命じたが、一部はこの命令を無視し、殺りくや強姦、略奪といった行為を繰り広げている。これに対し、多数派のキリスト教徒たちは民兵組織「反バラカ(Anti-balaka)」を結成し、衝突が繰り返されている。

 ジョトディア氏は宗教間衝突の阻止に失敗したとして中部アフリカ諸国などからの圧力を受け、1月に辞任した。(c)AFP

7902チバQ:2014/04/30(水) 13:58:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140429/mds14042908010001-n1.htm
イラク政界、宗派争い再び あす米軍撤退後初の議会選

2014.4.29 08:01 (1/2ページ)

28日、バグダッドの投票所でイラク議会選挙の事前投票を行う治安機関要員。30日は約100万人の要員が全土で警備にあたる(AP)
28日、バグダッドの投票所でイラク議会選挙の事前投票を行う治安機関要員。30日は約100万人の要員が全土で警備にあたる(AP)


 ■シーア派政権「独裁」に内外から不満

 【カイロ=大内清】イラクで30日、2011年末の駐留米軍撤退後で初の国民議会(定数328)選が行われる。イラクでは少数派のイスラム教スンニ派の間に、シーア派主導のマリキ政権から差別的な待遇を受けているとの不満が強まっていることを背景に、今回の選挙は前回(10年)より宗派色が鮮明化している。イスラム武装勢力による選挙妨害を狙ったテロなども懸念されている。

                   ◇

 現地メディアなどによると、選挙戦を優勢に進めているのは、3期目を狙うマリキ首相の「法治国家連合」。マリキ氏は、06〜07年の宗派抗争で内戦状態に陥った国内の混乱を収束させた実績などから「強い指導力」をアピールしており、第1勢力の座を確保する勢いをみせている。

 これに対し、政権批判の急先鋒(せんぽう)でスンニ派中心の「ムッタヒドゥーン」を率いるヌジャイフィ国民議会議長は、マリキ氏がシーア派大国の隣国イランから支援を受けて「スンニ派を排除している」などと非難しスンニ派票の糾合を狙う。

 イラクでは前回選で、宗派横断的な世俗主義会派「イラキーヤ」が法治国家連合を上回って筆頭勢力となり、宗派対立の克服が進むとも期待された。

 しかし、11年末の米軍撤退前後からマリキ氏側がイラキーヤの有力スンニ派指導者らへの圧迫を強めたことでスンニ派勢力の危機感が強まり、昨年は反政府デモなどが頻発。前回選でイラキーヤ所属だったヌジャイフィ氏が今回、より宗派色の濃い会派で選挙に臨んでいるのは、「宗派間の溝が深まった」(汎アラブ紙アッシャルクルアウサト)ことの表れといえる。ヌジャイフィ氏は、イランと対立するサウジアラビアに近いともいわれ、周辺国の思惑がイラクの宗派問題に影響している可能性もある。

 また、反シーア派感情の高まりは、中部ファルージャの占拠を続ける「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」などのスンニ派武装勢力が台頭する土壌になっているとも指摘される。首都バグダッドでは25日、シーア派候補の選挙キャンペーンを狙ったテロで30人以上が死亡し、ISILが犯行声明を出した。

 一方、シーア派陣営内も、反米強硬派指導者サドル師らはマリキ氏を「独裁的」と批判しており一枚岩ではない。法治国家連合が筆頭勢力となっても、単独での過半数獲得は不可能とみられるだけに、選挙後の連立交渉は難航が予想される。

7903チバQ:2014/04/30(水) 14:00:24
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140429/mds14042908200002-n1.htm
同胞団長ら683人、死刑判決 エジプト 大統領選へ反発警戒

2014.4.29 08:20


 【カイロ=大内清】エジプト中部ミニヤ県の裁判所は28日、昨年7月の軍クーデター後の暴動や警察幹部殺害に関与したとして、モルシー前大統領の出身母体であるイスラム原理主義組織ムスリム同胞団のバディーア団長を含む683人に死刑を言い渡した。同胞団トップに死刑判決が出たことで、そのメンバーや同胞団に近いイスラム勢力が反発を強めるのは必至で、5月下旬の大統領選に向けテロや抗議行動が活発化する可能性がある。

 今回、判決が言い渡された被告のうち、当局の拘束下にあるのはバディーア被告ら約50人だけで、残る対象者は逃走中。検察側は同被告が暴力を扇動したと主張していた。ただ公判は数回しか開かれておらず、欧米の人権団体などからは審理が不十分との批判が出ている。

 この事件では3月、別の同胞団メンバーら529人に死刑判決を出されていたが、同裁判所は28日、このうち492人について、死刑判決の妥当性を判断する大ムフティ(イスラム法学の権威者)の承認が得られなかったことから改めて終身刑を言い渡した。

 司法関係者によると、いずれの被告団も上訴可能なため刑の確定時期は不明。バディーア被告は、他にもいくつかの事件で起訴されている。

 同被告を実際に処刑すれば、同胞団員らの“暴発”を招きかねないだけに、最終的には死刑は回避されるとの見方もある。

 昨年のクーデター以降、軍を後ろ盾とする暫定政権は、同胞団員ら数千人を拘束し締め付けを続けてきた。

 これに対し、同国では同胞団との関連も取り沙汰されるイスラム武装勢力のテロが頻発。同胞団の一部には当局との和解を模索する動きもあるが、メディアによる軍礼賛と反同胞団キャンペーンもあって、国民の間では一連の大量死刑判決を支持する意見が多い。

7904チバQ:2014/04/30(水) 20:19:33
http://mainichi.jp/select/news/20140501k0000m030030000c.html

南アフリカ:経済格差は世界最悪級 総選挙控え渦巻く不満

毎日新聞 2014年04月30日 19時17分(最終更新 04月30日 19時29分)




異臭漂う、どぶ川沿いに並ぶ「シャック」群では多くの人が肩寄せ合って暮らしている=ヨハネスブルク北郊ディープスロートで2014年4月25日、服部正法撮影

異臭漂う、どぶ川沿いに並ぶ「シャック」群では多くの人が肩寄せ合って暮らしている=ヨハネスブルク北郊ディープスロートで2014年4月25日、服部正法撮影


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 【ヨハネスブルク服部正法】南アフリカは27日、初めて全人種が参加した1994年の選挙から20年の節目を迎えた。この選挙で黒人解放組織「アフリカ民族会議(ANC)」が勝利し、ネルソン・マンデラ氏(故人)が大統領に就任して以来、南アは民主社会の建設と人種間の和解を目指した。しかし、経済成長は果たしたものの、経済格差は今も世界最悪級で、5月7日の総選挙を前に貧困層の間では与党や政治への不満が渦巻いている。

 プール付きの集合住宅が集まるヨハネスブルク北郊のフォーウェーズ。しゃれたカフェやブティックが入ったショッピングモールは白人や一部の黒人富裕層でにぎわう。だが、車で10分程度走ると、トタン板でつくられた粗末な掘っ立て小屋の群れが丘陵地に現れる。黒人貧困層の町ディープスロート。約5平方キロの狭い地域に20万人程度が暮らす。犯罪が多発し治安は悪い。白人の姿は見えない。

 南アでは94年の民主化で少数派の白人によるアパルトヘイト(人種隔離)体制が完全終結。黒人の中にも富裕層が若干形成されたものの、多くは貧しいままで、経済格差は今も根強く残る。格差状況を示す指数は世界トップクラスだ。

 ビニールやタイヤなどのごみがぶちまけられたどぶ川から、強烈な腐敗臭が漂う。「20年で何が変わったかって? まずこれを見て考えてくれよ」。川沿いに並ぶ「シャック」と呼ばれる粗末な小屋に住むジョン・チャバングさん(70)が川を指さして吐き捨てるように言った。

 チャバングさんは6畳1間程度のシャックで息子、おいとの3人暮らし。3人とも職はなく、月1350ランド(約1万3000円)のチャバングさんの年金だけが収入源。電気はなくロウソク頼みの生活だ。「この辺りでは仕事は得られず、夜に外を歩いていれば殴られて物を奪われるような環境さ。何も良くなっていない」と肩をすくめた。

 1週間後に迫る総選挙について、チャバングさんは「選挙になれば政治家は貧困層向け住宅や下水道をいつまでに、どれだけ造ると言う。でも約束は実現しない。(どの政党に投票するか)みんな困惑しているよ」。政権への不満がのぞく。

 政府は貧困層向け住宅の建設を進めてきたが、まだまだ足りない。シャック暮らしだったプリンセス・クワザさん(50)は申請から7年後の03年に入居できた。コンクリート造りで清潔だが1部屋のみ。「狭すぎる」ため、自腹を切って建て増しした。外国人家庭のメイドだったが、雇い主が帰国したため失業。ゴルフ場の補修に携わる夫の稼ぎだけでは家計は立ちゆかない。前の雇い主が書き残してくれた手書きの推薦状を記者に見せ、「職をくれる人を紹介して」と懇願した。「これまではマンデラの党だからANCに投票してきた。でもマンデラはもういない。ましだと思う(野党第1党の)民主同盟に今回は入れる」と言い切った。

 多くの黒人にとってアパルトヘイトの撤廃を実現したANCへの愛着は強く、今回の選挙でも過半数獲得が確実視されている。だが、ガバナンス(統治)の不十分さや汚職の多発などから、黒人の間でも着実に「ANC離れ」が進んでいる。

7905チバQ:2014/04/30(水) 20:35:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014043000076
政治家と焼身自殺図る=討論番組中に−インド

 【マドゥライ(インド南部)時事】インド北部ウッタルプラデシュ州スルタンプールで、テレビの討論番組の収録をスタジオで観覧していた男が自らに火を付け、参加者の野党大衆社会党(BSP)幹部に抱きついた。いずれも全身にやけどを負い、重体という。地元メディアが29日報じた。
 事件は28日、全国ネットの政府系テレビ局で、複数の政党幹部を招いた討論番組の収録中に発生。若い男が突然ステージに上がり、ガソリンをかぶって自らに火を放った。男は炎に包まれたまま、BSP幹部のファウジ氏に走り寄り、抱きついたという。
 2人は引き離され、病院に運ばれたが、男は全身の95%、ファウジ氏は75%にやけどを負った。警察の捜査でも動機は分かっていない。
 インドでは7日から下院議員543人を選ぶ総選挙が行われ、各テレビ局で政治家が参加する討論番組が放送されている。(2014/04/30-06:37)

7906チバQ:2014/05/01(木) 15:42:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140501-00000021-jij-eurp
シン・フェイン党首拘束=72年の女性殺害事件に関連
時事通信 5月1日(木)8時47分配信

 【ロンドン時事】英領北アイルランドの警察は30日、カトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)の政治組織シン・フェイン党のアダムズ党首(65)を拘束した。1972年に起きた女性殺害事件について聴取している。英メディアが報じた。
 アダムズ党首は自ら警察署に出頭した。これに先立ち同党首は「事件では私はまったく無実だ」と容疑を全面否定した。

7907チバQ:2014/05/01(木) 15:47:27
http://mainichi.jp/select/news/20140501k0000e030193000c.html
ウクライナ:大統領代行「東部の一部で支配権失う」
毎日新聞 2014年05月01日 10時40分(最終更新 05月01日 12時24分)

 【ブリュッセル斎藤義彦、ローマ福島良典】ウクライナ暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は4月30日、「東部の一部で支配権を失っている」と初めて公式に認めた。大統領代行は今後の暫定政権の役割は、親露派武装勢力の勢力圏拡大を抑えることだと語り、親露派武装勢力の強制排除を行う方針を事実上、撤回した。暫定政権は、今月25日に行う大統領選挙で、国の統一を問う国民投票を行う方針を決め、親露派との和解を模索している。

 大統領代行は、支配権を失った理由として警察など治安機関が能力を失った点を挙げた。29日から30日にかけて東部のルガンスク、ドネツクの2州で新たに庁舎を占拠された際、警察はほとんど阻止できなかった。また、占拠された庁舎で働いていた職員らは「暫定政権から地方政府への支援はほとんどない状態だ」と欧米メディアに語っている。

 暫定政権は25日の国民投票で、国の統一を維持するかどうかを問う方針を決めたが、多数を占める西部のウクライナ人が統一維持に賛成するのは確実だ。分離独立を目指す親露派のガス抜きを狙ったとみられる。

 一方、ロシアのプーチン大統領は4月30日、キャメロン英首相、イタリアのレンツィ首相と電話協議し、暴力の自制などを定めた同17日のジュネーブでの外相級4者協議の合意を守ることで合意し、平和的解決で一致した。

 また、親露派に拘束されている全欧安保協力機構(OSCE)の人質問題について、ロシアのラブロフ外相は30日、人質解放を「ウクライナの市民に命令することはできない」と述べるなど従来どおり、「ロシアは親露派と無関係」との立場を堅持した。ロシアはソフト路線で欧米に寄り添う姿勢を見せながら、親露派に占拠都市を拡大させ、事実上の占領状態を拡大する方針に転じた疑いもある。

7908チバQ:2014/05/01(木) 15:48:05
http://mainichi.jp/select/news/20140402k0000m030070000c.html
ケニア:ソマリア難民に「キャンプ」帰還令
毎日新聞 2014年04月01日 20時45分(最終更新 04月01日 21時05分)


ソマリア難民やソマリ系住民が集まるナイロビ市内のイスリー地区=2013年9月、服部正法撮影
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】ケニア政府が国内の都市部に居住するソマリア難民に対し、指定された難民キャンプに戻るよう命じる緊急令を発した。「緊急的な治安課題」のためとしている。ケニアでは、隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブによるテロ攻撃が増加。難民の集まる場所がテロの温床となるのを政府が懸念したとみられるが、人権団体からは批判の声も上がっている。

 ◇都市部テロを懸念
 ソマリアは1991年から内戦が続き、ケニアへこれまで約50万人の難民が流入。ソマリア国境近くのダダーブは世界最大の難民キャンプとされる。さらに、首都ナイロビなどにも難民らが集まる大規模なソマリ人地区が形成されている。

 一方、ソマリアの過激派アルシャバブが近年、国境を越えてケニアの地域社会に徐々に浸透。アルシャバブ掃討のためケニア軍がソマリアに軍事介入した2011年10月以降、ケニア各地でアルシャバブによる報復テロが頻発している。アルシャバブは昨年9月、ナイロビ随一の高級商業施設「ウエストゲート・モール」を襲撃し、計67人が死亡した。

 緊急令は3月25日に発令されたが、ナイロビで3月31日、爆発で6人が死亡した。現場はソマリ系ケニア人やソマリア難民が多く住むイスリー地区で、同地区ではアルシャバブの犯行と疑われる爆弾テロなどがたびたび起きている。

 アルシャバブ戦闘員がソマリ人地区に潜伏している疑いもあり、都市部の貧困層地域で若者を勧誘するケースもある。こうしたことを受けた緊急令だが、国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は「過密で整備が不十分なキャンプへの強制的な移住計画は再考すべきだ」と反対している。


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