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国際政治・世界事情

5750チバQ:2013/02/11(月) 12:25:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/asi13021019260000-n1.htm
スイス当局、審理再開を拒否 ザルダリ政権有利に パキスタン大統領汚職問題
2013.2.10 19:24 (1/2ページ)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンのザルダリ大統領の汚職問題をめぐり、パキスタン当局者は10日、汚職事件の舞台となったスイスの司法当局が審理再開を拒否したと明らかにした。汚職追及を進めるためパキスタン最高裁がスイスでの審理再開を求めるよう命じ、これに反発するザルダリ政権との間で対立が深まっていたが、スイス側の判断で、大統領は追及をかわす結果となった。

 パキスタン法務省のアバシ事務官は産経新聞の取材に「スイス当局は、大統領に免責特権があると認めた」と述べた。

 この汚職問題は、1990年代にザルダリ氏と妻の故ブット元首相がスイスの銀行を使って1200万ドルの資金洗浄をしたというもの。2007年、当時のムシャラフ大統領は政権の弱体化からブット氏らの汚職に対する訴追を取り下げる国民和解令を出し、ブット氏は事実上の亡命生活を終えて帰国を果たした。

 その後こうした「政治上の手打ち」に最高裁が違憲判断を下し、ブット氏の暗殺後、大統領に選出されたザルダリ氏に対し、08年に凍結されたスイスでの事件審理を再開する手続きを進めるよう政府に命じた。

 政府は大統領には免責特権があるとして拒否。スイスに審理再開を求める手紙を送らなかったギラニ首相(当時)は昨年、最高裁から法廷侮辱罪で有罪判決を受け失職した。後任のアシュラフ首相は命令を受け入れ、昨年10月にスイスに手紙を送っていた。

 パキスタンでは来月以降、下院選挙が予定されているが、汚職問題の決着は、ザルダリ氏が共同総裁を務める与党パキスタン人民党(PPP)に追い風となる。ただし、物価高騰や電力不足に国民の不満は根強く、9月に任期を終える同氏が再選できなければ、免責特権を失う可能性もある。

5751チバQ:2013/02/11(月) 12:26:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130210/mds13021023020007-n1.htm
チュニジア中道第二党が連立離脱か 閣僚引き上げ、与党に圧力 ロイター通信報道
2013.2.10 23:01
 ロイター通信は、チュニジアのマルズーキ大統領の出身政党である与党第二党の中道左派「共和国評議会(CPR)」が10日、野党指導者暗殺事件への対応としての内閣改造が実現していないことを理由に、内閣から同党の閣僚を引き上げたと報じた。連立離脱とみられるが、正式発表はしていない。

 事実なら、内閣改造に抵抗している与党第一党のイスラム政党アンナハダに対して譲歩を迫る圧力となる。連立政権崩壊につながれば政局混迷が深まりそうだ。

 一方、ジェバリ首相は9日、フランスのテレビ局に対し、野党指導者暗殺事件後の政治危機収拾に向け、党派色を排除した少人数の実務型への内閣改造を数日以内に行うと表明、失敗すれば首相を辞任するとして実現に強い決意を示した。(共同)

5752チバQ:2013/02/11(月) 12:27:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/mds13021109170002-n1.htm
マリ北部の奪回都市で過激派と銃撃戦 仏軍ヘリ出動
2013.2.11 09:16

10日、マリ北部ガオで、イスラム過激派との銃撃戦で身を伏せるマリ軍兵士(AP=共同)
 西アフリカ・マリ北部の要衝都市ガオの中心部で10日、イスラム過激派とマリ軍との間で激しい銃撃戦が起きた。マリに軍事介入中のフランス軍のヘリコプターも出動した。AP通信などが伝えた。被害の詳細は不明。

 フランス軍とマリ軍は先月26日、過激派からガオを奪回。ただ8、9両日にガオの検問所で自爆テロが起きるなど、過激派はゲリラ攻撃を強めている。

 ガオは昨年来、過激派の一派「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」に制圧されていた。MUJAOは8日の自爆テロで犯行を認め、攻撃継続を予告していた。

 フランス軍の介入後、過激派はマリ北部の拠点都市から次々と撤退。過激派の幹部らはアルジェリア国境付近の山岳地帯に逃れたとみられ、フランス軍が掃討作戦を続けている。(共同)

5753チバQ:2013/02/11(月) 12:44:05
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030032000c.html
エジプト:反セクハラ運動が活発化 集団強姦事件契機に
毎日新聞 2013年02月08日 19時05分(最終更新 02月08日 19時24分)


 【カイロ秋山信一】エジプトで1月下旬に起きた集団強姦(ごうかん)事件を契機に、女性に対するセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)に抗議する運動が活発化している。背景には治安を掌握できないモルシ政権への強い不満があり、政権が女性の政治参加を阻むため、意図的にセクハラを黙認しているとの疑念まで生んでいる。国連は女性への暴力に懸念を表明し、政権に対策をとるよう求めた。

 「私たちは恥をかいた」「自由と公正はどこにいった」。6日午後4時、カイロの旧市街に集まった約200人の女性がシュプレヒコールを上げた。通りかかった中年男性が「夜に出歩く女性が悪いんじゃないか」と因縁をつけると、大学2年のラナ・ラシードさん(19)は「私たちには安全を求める権利がある」と大声で言い返した。

 人権活動家らが企画したデモには、フェイスブックなどを通じて参加者が集まった。きっかけはカイロのタハリール広場付近で1月25日夜、反政権デモの最中に起きた集団強姦事件だった。治安部隊は当時、デモ隊との衝突を避けるため、広場にはいなかった。

 被害女性は地元テレビの取材に「友達とタハリールにいたら、30代くらいの男たちに突然囲まれ、私だけが取り残された。怖くてずっと目を閉じていた。悪夢だった」と恐怖を語った。地元メディアによると、25日だけで約20人が体を触られるなどの被害にあったという。

 企画者の一人であるラシードさんは「モルシ政権は何も対策をとらない。女性への敬意がない」と話した。インテリアデザイナーのマハ・ガルバーウィさん(55)は「女性は社会を動かす原動力なのに軽視されている」と男性中心の社会構造を批判。大学2年の男性、ムスタファ・フリオさん(20)は「革命では女性が大きな役割を果たした。女性を反政権運動に参加させないために政権が暴力を放置している」と政権を非難した。

 こうした状況を受けて、女性の地位向上を目指す国連組織「UNウィメン」のバチェレ事務局長は1月31日に声明を発表し、「タハリール広場で起きた性犯罪事件など女性への暴力に対して、強く懸念している」と述べ、政権に治安確保や人権擁護を求めた。また若者グループなどが「反セクハラチーム」などを結成し、デモ会場を独自に巡回する動きも出ている。

 エジプトでは普段から混雑するバスなどで痴漢などの性犯罪が多発している。08年の女性団体の調査では、エジプト人女性の83%が言葉や身体的なセクハラを受けた経験があり、男性の62%がセクハラをしたことがあると答えた。11年にムバラク前政権を崩壊に追い込んだデモでは、取材中の米国人女性記者が強姦される事件が起きた。

5754チバQ:2013/02/11(月) 12:45:31
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030061000c.html
チェルケス人:シリア戦火逃れ 北カフカス帰郷相次ぐ
毎日新聞 2013年02月08日 20時31分(最終更新 02月08日 23時43分)

 内戦状態が続くシリアから、ロシアの北カフカス地方に移り住むチェルケス人が急増している。中東などに広範なコミュニティーを持つチェルケス人にとって北カフカスは、1世紀半前に帝政ロシアの圧迫で離れざるをえなかった「民族の故郷」。シリアの戦火が帰還の機運を高めている形だ。

 シリアの首都ダマスカスで技師として働いていたショウカットさん(68)は昨年春、妻イプティサムさん(63)、36歳と31歳の息子2人と北カフカスにあるカバルジノ・バルカル共和国の首都ナリチクに移住した。一家が暮らすのは、ソ連時代に建てられたサナトリウム(保養施設)の一室。施設はシリアからの帰還民に提供されており、現在38部屋に56人が滞在している。

 「曽祖父が今のシリアに逃れた。父から北カフカスが故郷であることを聞き、いつか戻りたいと思っていた。シリア情勢の悪化で帰還を決断した」とショウカットさん。仕事はまだ見つかっていないが、地元の人が食事などを支援してくれており、「不自由はしていない」と話す。

 在外チェルケス人の受け入れ支援のため08年に設立された地元の市民組織「前衛」によると、中東に住むチェルケス人の北カフカス移住はソ連崩壊前後から見られるようになり、年に100人程度が入ってきていた。だが、内戦激化に伴うシリアからの移住者が急増し、最も多いカバルジノ・バルカル共和国では昨年だけで約500人にのぼった。移住者は近隣のカラチャイ・チェルケス、アディゲ両共和国にも来ている。シリアでは今も約2000人のチェルケス人が帰還を希望しているという。

 しかし、移住後の環境は厳しい。「前衛」の代表でシリアからナリチクに移住したアフマド・スタシュさん(39)によると、帰還者はロシア語が話せず、日常生活や職探しで苦労するケースが多い。特に技能労働者はロシア語ができないと就労できず、「前衛」ではロシア語教室を開いてサポートしている。

 また、ロシア政府は国外のチェルケス人を「同胞」と認定していない。このため、ソ連崩壊で独立した共和国に住む「同胞」ロシア人が本国に移住する場合に受けられる公的支援を得られない。通常の外国移民と同じ扱いとなり、毎年の受け入れ枠が制限されている。居住許可に煩雑な行政手続きが必要で、さらに市民権を取るには最低5年かかるという。

 政権側がチェルケス人の受け入れに消極的な理由として、中東のイスラム過激主義や、逆に「アラブの春」のような民主化運動がロシアに広がることを警戒しているともいわれる。在外チェルケス人組織の一部は、来年2月にロシア南部ソチで開かれる冬季五輪について「1864年に帝政ロシアによるチェルケス人大虐殺が起きた場所だ」として反対しており、政権は神経をとがらせている。

 これに対し、スタシュ代表は「シリアのチェルケス人でアサド政権支持または反体制派支持の人はごく少数で、9割は政治的に中立だ」と話す。シリアの内戦が泥沼化するなか、「チェルケス人はロシアを唯一の『庇護(ひご)者』としてみている。政府は我々の声をもっと聞いてほしい」と積極的な支援を求めた。【ナリチク(ロシア南部)田中洋之、写真も】

 ◇チェルケス人とは
 北カフカスの先住民で、19世紀にカフカス征服を進めた帝政ロシアの迫害を受け、多くが当時のオスマントルコ領内に逃れた。主にイスラム教を信仰する。現在ロシアに78万人が住み、国外ではトルコ(約400万人)、ヨルダン(約12万人)、シリア(約9万人)のほか米国やドイツなどに計500万人以上が暮らしているといわれる。

5755チバQ:2013/02/11(月) 12:47:07
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000e030156000c.html
マリ:仏が北部キダル制圧に慎重 別の武装組織の管理下に
毎日新聞 2013年02月09日 11時17分(最終更新 02月09日 11時32分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリでイスラム過激派の拠点都市を次々と奪還してきたフランス軍が、最後の主要拠点都市キダルで制圧に慎重姿勢を見せている。イスラム過激派とは別の反政府武装組織がキダルを管理下に置いたことを宣言し、仏軍との交渉・協力姿勢を見せているためだ。仏軍の姿勢に対し、武装組織を過激派と同一視するマリ世論からは、反発も出始めている。

 マリ北部を占拠していたイスラム過激派に対し、仏軍は先月11日にマリに軍事介入して以降、北部拠点を相次いで奪還。残る拠点都市キダルの空港を同29日夜に制圧した。

 キダルではイスラム過激派は撤退した模様だが、代わって遊牧民トゥアレグ人の世俗主義反政府武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」が制圧を宣言し、仏軍に協力姿勢を示した。ルドリアン仏国防相は仏テレビに対し、キダルが仏軍や周辺国チャド軍の管理下にあるとしながら、仏軍はMNLAとは「機能的な関係にある」と、協力関係を認めた。

 仏側の慎重姿勢の背景には、フランス人の人質救出問題などが複雑に絡む。仏国防省は、マリ北部などで過激派に拉致された仏人7人が、キダル周辺の山岳地帯で拘束されているとの情報を得ている。MNLAは3日、過激派2幹部をアルジェリア国境付近で拘束したと発表。人質に関する有力情報を持つ可能性のある幹部の身柄を交渉材料に使いつつ、仏政府に協力態勢の構築を呼びかけているとみられる。

 一方、マリ国民の多くはフランスとMNLAの協力に反発を強めている。マリ北部の混乱は、MNLAの北部制圧で始まった経緯があるためだ。MNLAはその後、イスラム過激派に放逐されたが、双方にはトゥアレグ人が多く含まれ、マリの多数派の黒人の中にはトゥアレグ人自体への不信感が高まっている。1面に「MNLAとの交渉 ノー!」の大見出しを掲げる地元紙もある。バマコの男性(35)は毎日新聞の取材に「(軍事介入について)歓迎一色だったバマコ市民のフランスへの気持ちが変わりつつある」と指摘した。

5756チバQ:2013/02/11(月) 12:47:53
http://mainichi.jp/select/news/20130209k0000m030116000c.html
マリ:仏軍、北部山岳地帯到達 過激派は拠点で自爆テロ
毎日新聞 2013年02月09日 01時15分(最終更新 02月09日 08時46分)

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】西アフリカ・マリのイスラム過激派と戦闘を続けるフランス軍とチャド軍は7日、マリ北部キダルから160キロ北の山岳地帯にある都市アグロックに到達した。多数の過激派勢力が潜伏しているとみられる。一方、過激派は仏軍、マリ軍が奪還した拠点都市ガオ周辺で自爆テロなどで奇襲する戦術を取り始めており、ゲリラ戦の様相を強めつつある。仏軍などは奪還した都市の警備強化を急いでいる。

 マリ軍幹部はAFP通信に、仏・チャド軍部隊が7日夜、アグロックの巡回活動に入ったと明かした。仏軍報道官によると、仏航空部隊は数日間にわたり空爆を繰り返している。一方、ロイター通信によると、ガオの北約100キロにあるマリ軍の検問所で8日、バイクによる自爆テロがあり、兵士1人が軽傷を負った。

 仏軍とマリ軍は1月27日にガオを奪還したが、過激派は都市部になお潜入している可能性が指摘されている。仏軍報道官は7日、「ガオの治安確保作戦を現在展開中だ」と述べ、ゲリラ戦術への警戒強化を示唆した。

5757チバQ:2013/02/11(月) 12:49:01
http://mainichi.jp/select/news/20130211mog00m030001000c.html
魔女狩り:20歳女性が焼き殺される パプアニューギニア
2013年02月11日

 ◇現場で警官も制止できず
 【ジャカルタ佐藤賢二郎】南太平洋・パプアニューギニア西部の山岳部にあるマウントハーゲンで6日、他人の子供を魔術で殺したとして20歳の女性が群衆に焼き殺された。同国は魔術を違法としているが、魔術を信じる風潮が残り「魔女狩り」が後を絶たない。国連人権高等弁務官事務所は同国政府に「このような犯罪を止め、加害者を裁き、国際法に従って迅速かつ公平な調査を実施する」よう求めた。

 AP通信などによると、きっかけは5日に病院で病死した男児(6)の親族が、ケパリ・レニアータさん(20)という女性の魔術で殺されたと主張したこと。レニアータさんは翌朝、子供を含む多数の住民環視の中、服をはぎ取られ、焼きごてを当てられた。縛られたままガソリンをかけられ、ごみやタイヤの山の上で火を付けられ焼死した。

 警察官がいたが、制止できず、誰も逮捕できていない。レニアータさんの夫も容疑者に含まれているとされるが、男児の親族との関係は不明。レニアータさんが殺害を認めたとの情報もある。

 約800の部族から成るパプアでは精霊信仰が残る。政府は71年に法律で魔術を禁じたが、人口の8割は今も信じているとされる。マウントハーゲンでは09年にも若い女性が火あぶりにされた。一方、貧困によるストレスが魔術を口実にした弱者攻撃の要因になっているとの指摘もある。

5758チバQ:2013/02/11(月) 12:57:54
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013021000139
出ていけフランス!=今度は与党側がデモ−チュニジア

9日、チュニスで行われた反フランスのデモ(EPA=時事) 【チュニスAFP=時事】「出て行け、フランス」「フランスにはうんざり」「植民地には戻らない」。野党指導者暗殺で反政府デモが起きていたチュニジアで9日、一転して与党の穏健派イスラム政党アンナハダ支持者による反仏デモが起きた。
 殺された野党指導者はチュニジア政界世俗主義の筆頭格で、バルス仏内相は暗殺を「イスラム主義者のファシズム」によるものと非難していた。これに怒ったアンナハダ支持者3000人以上がチュニス中心部に集結し「フランスの干渉」を許すなと気勢を上げた。(2013/02/10-18:19)

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5759チバQ:2013/02/11(月) 13:03:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date4&k=2013020800730
「パルマ公」名乗るな=疑惑の王族に地元反発−スペイン

カルロス・スペイン国王の次女の夫である「パルマ公」ウルダンガリン氏=1月27日、バルセロナ(AFP=時事) 【マドリードAFP=時事】地中海にあるスペイン領マジョルカ島の中心都市パルマデマジョルカ市が、カルロス国王に対し「パルマ公」の称号を娘婿に使わせないよう求めている。国王の次女クリスティーナ王女の夫イニャキ・ウルダンガリン氏には現在、横領と脱税疑惑が浮上中。さらに1月になり「パルマ公」をスペイン語の性的隠語になぞらえた電子メールを王宮職員に送っていたことが報道で暴かれ、パルマ市民の堪忍袋の緒が切れた。
 パルマ市報道官は、本来「パルマ公」はクリスティーナ王女のもので「婿殿とは関係ない。使わないでもらいたい」と訴える。相次ぐ醜聞で「子供にまねさせたくない振る舞いと無思慮が市名と一緒に報じられている」と嘆く。市議会は市内の「パルマ公通り」の改名も決めた。(2013/02/08-16:54)

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5760チバQ:2013/02/11(月) 20:51:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013021100210
ローマ法王、28日に退位=高齢が理由、後継者決定まで空席−バチカン

ローマ法王ベネディクト16世=6日、バチカン市(AFP=時事) 【ジュネーブ時事】ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、声明を出し、高齢を理由に28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)をもって退位する考えを表明した。バチカン(ローマ法王庁)が明らかにした。欧州メディアが11日、一斉に伝えた。
 ロイター通信によると、退位はローマ法王自らの意思で決めた。退位が持つ「意味の重さは十分分かっている」とも法王は強調している。バチカンによると、後継者が決まるまで法王の座は空席となる。ただ、空席の期間は「できる限り短くする」方針という。(2013/02/11-20:32)

http://www.asahi.com/international/update/0211/TKY201302110235.html
2013年2月11日20時20分
ローマ法王、退位を表明か 地元通信社が報道
 【ローマ=石田博士】ANSA通信は11日、第265代ローマ法王ベネディクト16世(85)が、28日に退位をする意向を表明した、と伝えた。事実とすれば、法王は原則として終身制であり、辞任は極めて異例だ。高齢の法王は循環器系の持病があるとされ、自らの意思が鮮明なうちに後継者に責務を託すことを決断した可能性もある。

 同通信によると、法王は「職務を重荷と感じるようになり、長い間考えてきた」などと語っているという。

5761チバQ:2013/02/11(月) 23:45:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/erp13021122180001-n1.htm
ローマ法王が28日に退位 高齢理由「自己意思で」600年ぶり 3月末までに新法王選出へ
2013.2.11 22:13 [欧州]

2005年4月、バチカンのサンピエトロ広場で、ローマ法王の就任式に臨むベネディクト16世(ロイター=共同)
 【ベルリン=宮下日出男】イタリアからの報道によると、ローマ法王ベネディクト16世(85)は11日、枢機卿会議で今月28日で法王を退位する意向を表明した。高齢で法王の職務の重責を果たせなくなったことが理由としている。法王は事実上の終身職であり、存命中の退位は極めて異例。「自己の意思による退位」は1415年のグレゴリウス12世以来、約600年ぶりとみられる。

 ローマ法王庁(バチカン)報道官は3月末の復活祭までに新法王が選出されるとの見通しを示した。

 ベネディクト16世はこの日の枢機卿会議で、「神の前で繰り返し検討したが、高齢により、私の力は職務遂行にふさわしくないとの確信を得た」と述べ、退位の意向を伝達。後任選出のための法王選挙(コンクラーベ)の開催を要請した。

 ベネディクト16世はドイツ・バイエルン州出身。ミュンヘン大などで哲学や神学を修めた。1977年に枢機卿、81年に法王庁教理省長官に。2005年4月2日、先代のヨハネ・パウロ2世が死去した後、同19日、コンクラーベで第265代の法王に選出された。法王はローマ・カトリック教会の最高位者であり、バチカン市国の元首でもある。

 ベネディクト16世の法王就位後の法王庁をめぐっては、2012年1月以降、公共事業をめぐる不正などを示す内部文書が相次いでメディアに漏洩(ろうえい)し、「バチリークス」と呼ばれた。法王の身の回りの世話をしてきた男が昨年5月、機密書類を盗んだ容疑で逮捕され、10月に禁錮18月の判決を受けた。一連の騒動は、法王庁内部の権力闘争の結果との臆測を呼んでいた。

5762チバQ:2013/02/11(月) 23:46:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130211/erp13021122440002-n1.htm
教会の利益考え判断 退位、近現代では例なし
2013.2.11 22:42

枢機卿会議で退位を表明するローマ法王ベネディクト16世=11日、バチカン(AP)
 ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、突然退位の意向を表明した。歴代法王の中には過去に任期途中で引退した例もあったが、実質的に終身制の法王の退位は近現代では例がない。高齢のため職務遂行に限界を覚え、カトリック教会全体の利益を考えて身を引いたとみられる。

 過去にはローマとフランス・アビニョンに法王庁が分裂し、法王が3人乱立していた時代に、分裂解消に伴って1415年、グレゴリオ12世が退位に同意。法王が任期途中に引退するのはこれ以来とみられる。

 前法王ヨハネ・パウロ2世は晩年、パーキンソン病を患い、職務遂行が困難になったが2005年に亡くなるまで法王職にとどまった。前法王の困難な状況を間近で目撃したベネディクト16世は以前から、職務を果たせない健康状態になったら辞める意向を示唆していた。(共同)

5763チバQ:2013/02/12(火) 21:49:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130212/erp13021210300002-n1.htm
【ローマ法王退位】
伝統価値重視の法王、難しい舵取り
2013.2.12 10:28 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、在位期間わずか約8年で退位することになった。カトリックの伝統的価値を重んじた法王はこの間、その信仰の再活性化に努めた。ただ、価値観が多様化する国際社会で保守的な発言が批判を招いたこともある。カトリック教会内部の醜聞にも見舞われ、難しいかじ取りを迫られた。

 法王が同日の枢機卿会議で退位表明したことを受け開かれたローマ法王庁(バチカン)の記者会見。報道官は「われわれも驚いている」と率直に語り、法王本人の決断であることを強調した。

 ただ、法王の退位決断に伏線がなかったわけではない。法王は2010年に出版された本で「体力的、心理的、精神的」に限界であれば引退する考えを示唆。一昨年秋頃からはサンピエトロ大聖堂のミサで車輪付きの台座で移動する姿がみられるようになり、体力の衰えも指摘されていた。

 出身国ドイツのミュンヘン大学などで哲学と神学を学び、大学教授として神学や教義を教えもした。1981年以降、法王となるまでは教義に関する業務を担う教理省長官を務め、教義に厳格な姿勢で知られた。

 法王は在任中も家族や生命を重視するカトリックの伝統的価値観を堅持し、中絶や同性婚、安楽死に反対する一方、昨年末には短文投稿サイト「ツイッター」で信者と交流を始めるなど、その信仰の一段の普及に力を注いだ。

 また、ユダヤ人全体がイエス・キリストの死に対する責任を負うとの見解を否定し、ユダヤ教との関係改善にも寄与。ロシアとの外交関係も樹立させ、東方正教会とカトリック教会の歴史的な和解に向けた動きとして注目された。

 ただ、「学者的」(現地筋)ともされる言動が、保守的な姿勢と相まり誤解を招くこともあった。06年にはイスラム教の教えを「邪悪」とする歴史上の発言を引用し、イスラム社会が反発。エイズウイルス(HIV)感染防止目的のための避妊具使用を否定し、批判を浴びたこともある。

 聖職者による未成年者への性的虐待事件も相次ぎ発覚し、対応が批判されもした。昨年、法王庁の内部文書が流出した事件では元執事が有罪判決を受けた。法王庁内部の権力闘争もささやかれ、前法王ヨハネ・パウロ2世に比べて「カリスマに欠ける」ともされた法王の心労が重なっていた可能性もある。

5764チバQ:2013/02/12(火) 22:03:04
http://mainichi.jp/select/news/20130213k0000m030058000c.html
マリ:北部拠点都市で過激派の反撃続く ゲリラ戦本格派へ
毎日新聞 2013年02月12日 20時43分

 【ヨハネスブルク服部正法、パリ宮川裕章】フランス軍などがイスラム過激派から奪還した西アフリカ・マリ北部の拠点都市ガオで先週末、自爆テロや市中心部のマリ政府軍への攻撃が相次いだ。仏軍とマリ軍が一帯を管理下に置いて混乱は収束した模様だが、過激派はゲリラ戦術を本格的に開始したと見られ、今後も都市部でテロ攻撃などが続く可能性が高まってきた。

 AP通信などによると、ガオ北郊にあるマリ軍の検問所で8日、バイクによる自爆テロがあった。自爆したのは18歳のアラブ系の少年で、地元住民らは、少年がガオ市内の過激派の隠れ家にしばらく住んでおり、そこにはアルジェリア人質事件の際、犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」のベルモフタール司令官らも滞在していたと指摘している。翌9日にも同じ検問所でアラブ系と見られる男が自爆し、政府軍兵士1人が負傷した。

 10日には過激派の一団がガオの中心部に侵入し、マリ軍を攻撃して戦闘となった。AFP通信によると、この戦闘で少なくとも過激派戦闘員2人、住民3人が死亡した。

 11日に仏軍が市内の過激派拠点を空爆し、周辺を制圧した模様。自爆テロとマリ軍への攻撃についてはいずれも、ガオを占拠していた過激派の一派「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」が実行を表明している。MUJAOはニジェール川をボートなどで渡り、ガオに侵入したとみられるという。

 マリ北部は昨年からイスラム過激派に占拠されてきたが、先月11日に仏軍が軍事介入し、仏軍とマリ軍が北進。同27日にガオ、同28日にトンブクトゥと北部の過激派拠点都市を次々奪還してきた。しかし、この奪還過程で戦闘はほとんどなく、過激派は都市部から早々に撤退していた。このため、戦力を温存した過激派がテロ攻撃や奇襲と撤退を繰り返すゲリラ戦術をとる可能性が指摘されていた。ガオでの一連の攻撃は、このゲリラ戦の開始をうかがわせるもので、今後別の都市にも波及する恐れもある。

5765チバQ:2013/02/12(火) 22:04:01
http://mainichi.jp/select/news/20130212k0000e030063000c.html
ローマ法王:スキャンダルの中 開かれた教会実現に腐心
毎日新聞 2013年02月12日 11時06分(最終更新 02月12日 13時48分)


虐殺の犠牲者追悼のためポーランドのアウシュビッツ強制収容所跡地を訪れたローマ法王ベネディクト16世=2006年5月、AP
拡大写真 【ローマ福島良典】11日に退位の意向を表明したローマ法王ベネディクト16世は、バチカン(ローマ法王庁)がスキャンダルに揺れる中で退場の道を選んだ。保守的な考えを前面に打ち出す一方で、他宗教との対話やITを活用した情報発信を通じて「開かれた教会」の実現にも腐心した法王だった。

 法王デビューはつまずきから始まった。即位の翌06年にドイツの大学で講演した際、イスラム教の預言者ムハンマドが「邪悪と残酷さをもたらした」とのビザンチン帝国皇帝の言葉を引用、「ジハード(聖戦)は神に反する」と述べ、イスラム世界の反発を招いた。

 だが、その後、イスラム諸国との関係改善に乗り出し、トルコ訪問ではモスク(イスラム礼拝堂)を訪れ、大歓迎を受けた。09年にはロシアとバチカンの外交関係を樹立し、11世紀に分裂した東方正教会との和解に道筋を付けた。

 先代のヨハネ・パウロ2世に比べ、カリスマ性に欠けると言われてきた法王。バチカン高官は両者の相違について「ポーランドの純粋なカトリック社会で育った前国王に比べ、プロテスタントなどの信徒が多いドイツ出身の現国王は他宗教のことを気にかけてきた」と指摘する。

 ベネディクト16世を知る人々は法王の人柄を「優しい」「礼儀正しい」と形容する。海外からの訪問者は丁重にもてなすのが通例だ。カトリック教会の聖職者による未成年者の性的虐待が欧米で明らかになった事件では「教会内の罪」に立ち向かう必要性を強調し、被害者に謝罪した。

 だが、スキャンダルへの対応では法王の優しさが「あだ」となるケースもあった。バチカンの秘密文書を持ち出して有罪判決を受けた元執事に昨年末のクリスマス前に恩赦を与えた際には、バチカン内部からも「恩赦の必要はないのでは」と疑問の声が出た。

 最近では現代社会のあり方に警鐘を鳴らす場面が目立った。同性愛者同士の「結婚」を通常の結婚と同列視することに異を唱える立場を堅持。また、ツイッターでの情報発信を始める一方、ハイテク社会を生きる現代人が陥りがちな自己中心主義を批判するなど、グローバル化時代への対応に苦慮するバチカンの姿も浮き彫りになった。

5766チバQ:2013/02/13(水) 23:31:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130213/erp13021309310002-n1.htm
元大統領に禁錮24年 キルギス政変流血で訴追
2013.2.13 09:29
 2010年のキルギス政変で流血を招いた責任があるなどとして訴追されていたバキエフ元大統領に対し、首都ビシケクの軍事法廷は12日、職権乱用罪で禁錮24年の判決を言い渡した。大統領警護隊を率いた元大統領の弟は計画殺人罪などで終身刑。タス通信などが伝えた。

 2人はベラルーシに亡命しており、共に欠席裁判だった。同国はこれまで身柄引き渡し要請に応じていない。罪状の詳細は明らかにされていない。弟は元大統領とたもとを分かち、野党入りしようとした元大統領府長官の殺害を命じた罪で起訴されていた。

 10年4月7日、強権姿勢を強めていたバキエフ氏の政権に抗議する野党勢力のデモ隊と警護隊が衝突。タス通信によると警護隊の発砲などで同日、97人が死亡し、約500人が負傷した。その後、同政権は崩壊した。(共同)

5767チバQ:2013/02/14(木) 20:00:48
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130214/mcb1302140503009-n1.htm
伊前首相、快進撃ブレーキも 法王譲位でかすむ選挙戦2013.2.14 05:00

 ローマ法王ベネディクト16世が譲位を表明したことを受け、今月下旬のイタリア議会選挙を控え快調に支持を伸ばしていたベルルスコーニ前首相の躍進にブレーキがかかる可能性が高まっている。法王譲位が国内報道を独占してしまい、前首相の強みであるメディアでのキャンペーンが思うに任せないからだ。

 政治論説家のルイージ・クレスピ氏は「選挙キャンペーンは2月1日午前11時46分に幕を閉じた」と解説した。これはベネディクト16世が譲位を表明した時間。

 2月24、25日の投票日まで2週間弱の時期に、新聞やテレビは600年で初めての法王譲位のニュース一色になり、選挙戦はかすんでしまった。法王庁の発表は世論調査が禁止期間に入った2日後だったため、影響は推し量りにくいが、ローマのルイス・ギド・カルリ大学のジョバンニ・オルシナ教授は「ベルルスコーニ氏は得票数を伸ばすためにメディアへの幅広い露出を必要としている。今日選挙が行われれば同氏は負けるのではないか」と分析。「メディアが別の話題で多忙だという事実は確実に同氏に不利だ」と話した。(ブルームバーグ Chiara Vasarri)

5768チバQ:2013/02/15(金) 22:19:33
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130214/mds13021421460007-n1.htm
マリ武装勢力、反攻強める 自爆テロやゲリラ戦術 仏の介入から1カ月
2013.2.14 21:45
 【ベルリン=宮下日出男】フランスがイスラム過激派武装勢力掃討のため軍事介入した西アフリカ・マリで、武装勢力が自爆テロやゲリラ戦術を駆使して反攻を強めている。軍事介入から1カ月以上が経過、これまで北部奪回で成果を挙げてきた仏軍だが、反撃が本格化すれば、「出口戦略」にも影響を及ぼしかねない。

 カナダのベアード外相は12日、「アフガニスタンのような所に踏み入るつもりはない」と強調。仏軍に輸送機を提供するものの、マリに部隊を派遣する考えを否定した。外相の念頭には、仏軍とマリ軍が制圧したはずの拠点都市で、最近強まっている武装勢力の反撃に対する懸念がある。

 北部の要衝ガオでは町境の検問所付近で8、9日の2日連続で自爆テロが発生し、10日にはマリ軍と武装勢力が衝突。北部の拠点都市の奪回後、初の大規模な市街戦となり、少なくとも武装勢力3人、民間人3人が死亡した。

 ロイター通信によると、武装勢力は自爆テロの混乱を突き、ガオに侵入。警察施設に潜んだ上、マリ軍を急襲した。武装勢力の「西アフリカの唯一神と聖戦運動(MUJAO)」が攻撃を認め、さらに攻撃を継続する声明を出した。

 仏軍は現在、アルジェリア国境に近いテッサリトを制圧し、武装勢力が潜伏するとされる付近の山岳地帯の捜索にあたる。だが、武装勢力のガオ襲撃は戦線拡大の一方で、後方拠点を守る困難さを示した。自爆テロ前にはガオ郊外で過激派が仕掛けたとみられる地雷が爆発し、民間人が犠牲となっている。

 フランスは3月にも7千人のマリ駐留部隊を縮小させたい考えで、オランド仏大統領は「テロリストに占領されている町はなく、本格的な攻撃能力を持つ集団もいない」と強調する。だが、軍事作戦を引き継ぐマリ周辺国部隊の準備はまだ整っておらず、仏軍がゲリラ戦に引きずり込まれる恐れも否定できない。

 南アフリカのシンクタンク、安全保障研究所のジャッキ・シリアス所長は「武装勢力は弱点を見つけてくる。今後の反撃は一段と複雑で厄介になってくるだろう」との見解を示している。

5769チバQ:2013/02/15(金) 22:22:27
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021516090003-n1.htm
隕石落下、100人超負傷 ロシア・ウラル地方
2013.2.15 16:09 [自然災害]
 ロシア非常事態省などによると、ウラル地方チェリャビンスク州で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、隕石が落下し、学校のガラスを割るなどして100人超が負傷し、病院で手当てを受けた。重傷者はおらず、死者の情報はない。

 地元住民によると、同州の上空で閃光が光った後に5、6回の爆発音が聞こえたため、一時は「飛行機が上空で爆発したのか」「ミサイルが飛んで来たのか」などと騒ぎになったという。

 非常事態省は地元住民に対し、パニックに陥らないように呼び掛けた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021517490005-n1.htm
恐怖に立ちすくむ住民 爆風と震動、大混乱
2013.2.15 17:36

 轟音(ごうおん)とともにウラルの空が激しく明滅した。白煙の帯が大蛇のようにうねる。突然、隕石が落下したロシア南部チェリャビンスクの住民は15日、何が起きたか分からず恐怖に立ちすくんだ。

 爆風が大気を激しく震動させた。ガラスが割れる音と悲鳴が交錯した。ロシアのテレビは割れたガラスの破片で首筋を切り、血まみれとなった男性の姿を映し出した。病院には手当を求める人々が押し寄せ、街は大混乱に陥った。

 朝の通勤時間だったため、外にいた多くの住民が閃光を浴びた。

 ロシアのメディアは当初「飛行機が空中爆発した」と至急報で伝えた。「ミサイルか」。隕石落下と判明するまで、さまざまなうわさが飛び交い、人々は不安感を募らせた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130215/erp13021520470009-n1.htm
朝の始業時間時、百万都市を襲う 氷点下の街で窓ガラス割れ 流言飛語も
2013.2.15 20:42

 冬の空が一瞬真っ白になり、大地が揺れるようなごう音が響いた。大気が激しく振動し窓ガラスが一斉に砕けた。ロシア南部のチェリャビンスク州に15日に突如落下した隕石は、始業時間帯の百万都市を大混乱に陥れた。

 目がくらむような球状の光が低い空を高速で走り、青い空に白い煙が二筋、三筋と太く尾を引いた。

 ロシアのテレビは、ガラスの切り傷で血まみれになった市民の映像を映し出した。この日のチェリャビンスクは氷点下10度近く。破れた窓ガラスから凍るような空気が吹き込んだ。

 けが人は各地で計約500人。命にかかわる傷を受けた住民はいないもようだが、予想もしなかった天変地異で、ロシア鉄鋼業の中核を成す工業都市は一時まひ状態に。

 「夜にまた隕石が降ってくる」。さまざまな流言飛語がインターネット上を飛び交った。チェリャビンスク州のユレビッチ知事はテレビで、市民に落ち着くよう求めたが、人々の動揺は終日続いた。(共同)

5770チバQ:2013/02/15(金) 22:26:33
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m030039000c.html
キプロス大統領選:17日投開票 経済再生策が争点
毎日新聞 2013年02月15日 18時46分

 【エルサレム花岡洋二】地中海に浮かぶキプロス共和国(ギリシャ系)で17日、任期満了に伴う大統領選が投開票される。債務危機に直面するキプロスは、欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)に金融支援を要請しており、支援の前提となる経済再生策が争点となっている。

 立候補者は11人で、即日開票の結果、過半数に達する候補がなければ、上位2人による決選投票が24日に実施される。最大野党の右派・民主運動党のアナスタシアディス党首(66)▽与党の左派・労働人民進歩党が推す無所属のマラス元保健相(45)▽無所属のリリカス元外相(52)−−の3人が有力だ。中でもアナスタシアディス氏が優勢で、第1回投票で当選する可能性もある。

 小国キプロスは、経済的な依存度の高いギリシャの経済危機のあおりで金融危機に陥り、昨年6月、EUなどに支援を要請。昨年末、銀行部門に資本注入して政府を財政支援することでほぼ合意に達したが、キプロスの再生計画など条件の最終決定は新政権樹立後に持ち越された。

5771チバQ:2013/02/15(金) 22:27:07
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m030025000c.html
ローマ法王:バチカン内紛、後継選びに影響も
毎日新聞 2013年02月15日 18時22分(最終更新 02月15日 20時56分)

 【ローマ福島良典】退位を表明したばかりのローマ法王ベネディクト16世(85)が「お膝元」であるバチカン(ローマ法王庁)の内部対立をいさめ、キリスト教カトリック界に波紋を広げている。専門家の間では、法王庁を舞台に展開されてきたイタリア人枢機卿間の権力闘争を指しているとの見方が有力だ。内紛の根深さが退位理由の一つとの観測も浮上しており、3月中旬の次期法王選びにも影響を与えそうだ。

 法王は13日にバチカンのサンピエトロ大聖堂でキリストの受難をしのぶ「灰の水曜日」のミサをささげた際、「教会の一体性を損なう罪」「教会内の分裂」に警鐘を鳴らし、「自己中心主義と内部対立」を克服するよう呼びかけた。

 バチカン日刊機関紙オッセルバトーレ・ロマーノの副編集長を長年務めたジャン・フランコ・スビデルコスキー氏(76)は14日、毎日新聞の取材に、法王の批判は法王庁国務長官(首相)のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)と、前国務長官のアンジェロ・ソダーノ首席枢機卿(85)の対立に向けられていると見方を示した。

 国務省は法王庁の最高行政機関で、法王を補佐し、バチカン統治にあたる。ソダーノ氏は1991年から前法王ヨハネ・パウロ2世の懐刀として約15年間、国務長官を務めた。代わって2006年9月に長官に就任したベルトーネ氏は国務省からソダーノ氏に近い人物を追放したという。

 ベルトーネ氏に対しては近年、スキャンダルへの対応のまずさなどに不満を抱く聖職者から辞任を求める声が出ていた。昨年、法王あての内部告発文書が漏えいした事件は、反感を抱くグループによる「ベルトーネ氏追い落とし」が狙いではないかとの観測が流れた。

 ベルトーネ、ソダーノ両氏は3月中旬の法王選挙会議(コンクラーベ)に向けカギを握る人物でもある。ベルトーネ氏は法王空位期間を取り仕切る「カメルレンゴ」として法王代理を務め、ソダーノ氏は枢機卿団の議長としてコンクラーベの準備にあたる。

 イタリア紙レプブリカによると、両氏は法王選挙権のある有力枢機卿との接触を始めているという。イタリア人の後継候補として名前が取りざたされているイタリア司教協議会会長のアンジェロ・バニャスコ・ジェノバ大司教(70)はベルトーネ氏と対立していることで知られている。

 イタリア紙コリエレ・デラ・セラは内部対立を批判した法王発言について「コンクラーベに向けたメッセージ」と解釈しており、法王はイタリア人枢機卿間の仲たがいに苦言を呈した形だ。

 ■ローマ法王の退位までの日程■

15日 バセスク・ルーマニア大統領と会見

16日 ペレスモリナ・グアテマラ大統領と会見

17日 1週間の黙想会スタート

18日 モンティ伊暫定首相と会見

23日 ナポリターノ伊大統領と会見

24日 最後の「アンジェラスの祈り」の集い

27日 サンピエトロ広場で最後の一般謁見

28日 枢機卿らにあいさつ後、ヘリコプターでローマ近郊の離宮に移動。午後8時(日本時間3月1日午前4時)で法王職を終え、空位期間開始

5772チバQ:2013/02/15(金) 22:27:38
http://mainichi.jp/select/news/20130215k0000e030222000c.html
ロシア:ウラルで隕石が爆発・落下 700人以上負傷
毎日新聞 2013年02月15日 16時39分(最終更新 02月15日 22時04分)


飛来した隕石と思われる物体の痕跡=ロシア・チェリャビンスクで2013年2月15日、AP
写真特集へ 【モスクワ田中洋之】ロシア非常事態省などによると、同国ウラル地方チェリャビンスク州付近で15日午前9時20分(日本時間午後0時20分)ごろ、隕石(いんせき)が大気圏内で爆発し、落下した。物体が音速よりも速く動く際に生じる「衝撃波」により、ガラスが割れたり建物壁面がはがれたりして、子供159人を含む725人以上が負傷、うち112人が入院した。死者の情報はない。内務省によると、隕石の破片は同州の3カ所に落下し、うち二つが発見された。被害の全容は不明だが、隕石落下で数百人規模の負傷者が出た前例はないという。

 タス通信によると、破片の一つは同州のチェバルクリ湖付近に落下したとみられ、軍関係者が直径約6メートルの穴を発見したという。付近の放射線レベルは正常という。

 隕石は直径10メートル近かった可能性もある。AP通信によると、ロシア科学アカデミーは隕石の重さを10トンと推定。時速5万4000キロ以上で大気圏に突入し、高度30〜50キロで砕けたと分析している。

 非常事態省によると、隕石は中央アジア・カザフスタン上空からウラル地方に向かって北西の方向に飛んだという。インタファクス通信によると、チェリャビンスク州当局者は隕石の一部が中部チェバルクリから約1キロ離れた貯水池に落下したとみられると公表した。

 地元メディアによると、チェリャビンスク州の六つの居住地にある病院や幼稚園、学校を含む約300棟の建物でガラスが割れた。

 ロシア国営原子力企業ロスアトムなどによると、ウラル地方には使用済み核燃料再処理工場があるが、影響は出ていないという。

 地球には小惑星(直径45メートル、推定重量13万トン)が接近中で、日本時間16日未明に高度2万7700キロ付近のインド洋上空を通過する見通し。今回の隕石落下とは関係ないとみられる。

5773チバQ:2013/02/16(土) 09:07:09
http://mainichi.jp/select/news/20130216ddm007030142000c.html
ロシア:隕石落下 大統領が陣頭指揮 政権批判発展防ぐ狙い
毎日新聞 2013年02月16日 東京朝刊

 【モスクワ大前仁】ロシア南部ウラル地方のチェリャビンスク州周辺での隕石(いんせき)落下を受け、ロシア政府は15日、被害状況の把握を急ぐとともに、早期復旧に当たる姿勢を鮮明にしている。国内では1年前の大統領選当時の抗議運動が収まったが、プーチン大統領の支持基盤が以前ほど強くないことから、対応の遅れで政権批判が生じる事態を恐れているようだ。

 プーチン大統領は15日午後、プチコフ非常事態相に「専門家を現地に派遣し、何が起きたのか調査すべきだ」と指示。電力や電信施設を中心にして被害状況を把握するよう求めた。プチコフ氏も、家屋を壊された住民の早期帰還を目指し、復旧作業に力を入れる意向を示した。

 プーチン氏は首相時代の2010年夏、国内で森林火災が広がった際に消火作業に加わるなど、災害時の陣頭指揮に当たることが多い。モスクワでは15日夕に主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開幕。プーチン氏はG20に先立ち、参加国の財務相らと会見し、その後、隕石問題への取り組みを本格化させた。

 タス通信によると、内務省はチェリャビンスク州、クルガン州、スベルドロフスク州、サラトフ州に対策本部を設置した。隕石が再び落下する事態も想定し、予防策などを検討するとみられる。

 東シベリアを訪問中のメドベージェフ首相も事故に言及。「我々が地球上の問題にも取り組まなければならないことが示された」と述べた。首相とロゴージン副首相は18日に対策を協議する予定。

 ロシア国内では反政権デモが勢いを失った一方で、プーチン氏の支持率も下落する傾向にある。ロシアでは自然災害が起きた際、政府や地方自治体の不備や対応不足が露呈されて批判が広がる例が少なくない。昨年まで国民人気が高いショイグ氏(現国防相)が非常事態相を務めていたが、政権内に「災害対策の顔」がいないことも不安材料となりうる。

5774チバQ:2013/02/17(日) 10:58:06
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130217/asi13021708420000-n1.htm
与党第3党が連立離脱 パキスタン
2013.2.17 08:41
 パキスタンの連立政権第3党の統一民族運動(MQM)は16日、拠点としている同国最大都市の南部カラチで政権が治安維持に失敗したなどとして、パキスタン人民党(PPP)主導の連立政権から離脱すると明らかにした。

 MQMはこれまでにも連立与党から離脱や復帰を繰り返している。PPPはパキスタン・イスラム教徒連盟クアイディアザム派=PML(Q)=とも連立を結んでおり、連立政権はMQMの離脱後も議会で過半数を維持するため、影響は限定的とみられる。

 カラチは近年暴動が頻発しており、治安改善の兆しは見えていない。(共同)

5775チバQ:2013/02/17(日) 10:59:07
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130217/erp13021707010001-n1.htm
【鼓動】
厳しい生活「祖国」発展 道半ば セルビア系と進まぬ和解 コソボ
2013.2.17 07:00 (1/5ページ)

首都プリシュティナ中心部の繁華街に立つクリントン元米大統領の像
 アルバニア系住民が主体のコソボがセルビアから独立を宣言し、17日で丸5年を迎える。国民は激しい闘争を経てようやく「祖国」を手にしたが、生活の向上には高い壁が立ちはだかり、少数派セルビア系住民との“和解”も進んでいない。国民が胸に描く「独立国家」としての発展は道半ばだ。(プリシュティナ 宮下日出男、写真も)

 1月下旬の日曜日、クリントン元米大統領の像が立つ首都プリシュティナの繁華街は、多くの人でにぎわっていた。

 一角の女性用服飾店では、ひっきりなしに訪れる客の応対をしながら、ガスマン・イメラルダ店長(36)は「独立したおかげで、自由に(商売ができるように)なった」と笑顔を見せた。

 コソボ独立をめぐる紛争では北大西洋条約機構(NATO)が空爆を実施、当時のユーゴスラビア連邦(現セルビア)軍を撤退させた。その空爆を主導したのがクリントン氏。当然、コソボでは感謝の気持ちが強い。店名に、クリントン夫人(前米国務長官)の名前「ヒラリー」を選んだイメラルダ店長は「コソボがあるのは米国のおかげ」と語る。

 市内各所では真新しいマンションなどが目立ち、ビルや高速道路の建設現場で槌音が響く。「インフラも改善され、団地も多くなった。少しずつ良くなっている」。繁華街を家族で訪れた電力会社社員のアルメンド・ガシさん(30)も明るい表情を見せた。

 国際通貨基金(IMF)によると、2009〜12年のコソボの経済成長率は年平均約4%。世界銀行は昨秋、ビジネス環境に関する各国ランキングで、コソボの順位を前年の126位から98位に引き上げた。

    □ □

 ただ、発展の実感は多くの国民に共有されているわけではないようだ。プリシュティナ近郊のドブロシュツォフ村で家族9人で暮らす電気技師のアレイ・シェイホさん(48)は、「発展の恩恵を受けているのは一部の金持ちだけだ」とやるせない思いを吐露した。

 世帯収入は月額約400ユーロ(約5万円)。野菜などは自給自足しているが、生計を支えるのは米国の親類からの年間3千〜4千ユーロの仕送りだ。長男の大学費用、自宅別棟の建築費用も親類が負担。大学に籍は置くものの、学費を出せず通っていない次男(20)は「これ以上、親類に迷惑をかけられない」と肩を落とす。

 シェイホさん一家の生活は例外ではない。国連機関の報告によると、コソボでは国外の親類らの送金に全世帯の25%が依存。総額は国内総生産(GDP)の最大16%に相当するとされる。独立しても欧州最貧国の一つである苦しさは続く。

 同時にコソボの発展に影を落とすのが汚職だ。国内開発を進める中、公共事業発注や公営企業民営化などをめぐる政治家・官僚と企業側の癒着は絶えない。

 汚職疑惑を追及する非政府組織(NGO)「チョフー(目覚めろ)」の共同設立者、アブニ・ゾギアニ氏は「民主主義国家としての未成熟さが、腐敗蔓(まん)延(えん)の背景にある」と分析する。

 若者の失業率が7割超とされる中、雇用創出には外国からの投資が不可欠。だが、増加傾向にあった投資も昨年は減少したと伝えられる。シンクタンク「コソボ政策開発研究所」のイリル・デダ所長は、「汚職が原因だ。外国投資家を(国外に)追いやってしまった」と指摘している。

5776チバQ:2013/02/17(日) 10:59:40
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 プリシュティナから北東へ車で約40分。セルビアとの国境の町メルダレの検問所では、コソボとセルビア当局者が、行き交う車両の管理業務に当たっていた。検問所の共同管理は欧州連合(EU)の仲介で昨年末から4カ所で始まり、メルダレはその1カ所だ。

 従来、国境を挟んで両国にあった検問所をまとめ、1つの建物で両国がそれぞれ入国者のみを扱う計画だった。しかし実際には、それぞれが事務所を建てて出入国者を管理している。拭えない不信感をうかがわせるが、シュルゼン・オスマナイ所長は「北部の検問所に比べれば、はるかに機能している」という。

 コソボ北部では、独立を受け入れないセルビア系住民が多く暮らす。メルダレ同様に共同管理となった北部2カ所の検問所をめぐっては、セルビア系住民が往来を妨害するなどトラブルもあり、コソボ側の担当者はEUの支援部隊に警護されて現地に向かう状況だ。

    □ □

 「今日は向こう側に行かない方がいい」

 北部ミトロビツァを流れるイバール川にかかる橋の前で地元警官が忠告した。橋を渡った北側はセルビア系住民の居住区で、この日はコソボとセルビア両当局が関税の取り扱いで合意したことへの抗議集会が開かれ、緊張が高まっていた。コソボ独立を認めないセルビア系住民には、関税の支払いは受け入れられない。

 この「分断の街」では、アルバニア系住民が北側地区に行かないようにする一方、セルビア系住民は橋を渡り、街中に買い物などにやってきてトラブルになることもあるという。

 思い切って、橋の向こう側に行ってみた。通りにはセルビア国旗がはためき、抗議集会が開かれている広場はセルビア系住民で埋め尽くされていた。

 集会に参加した警備員、マルコ・ラトビッチさん(30)は「コソボはここを自分たちの物にしようとしているが、セルビアの土地だ」と憤る。「対立の解決策は?」という記者の問いには、こう言い切った。

 「この地がセルビアに戻ることだ。みんながそう思っている」

   ◇

 コソボ共和国 人口は約170万人で、アルバニア系住民が約92%を占め、セルビア系住民は約5%。公用語はアルバニア語とセルビア語。主な宗教はイスラム教、セルビア正教。面積は1万908平方キロで岐阜県とほぼ同じ。主要産業は農業。欧州連合(EU)に加盟していないが、独自に公式通貨としてユーロを導入している。

 第二次大戦後はユーゴスラビア連邦セルビア共和国(当時)の自治州だったが、1998年に独立を目指すアルバニア系武装組織と、セルビア治安部隊との戦闘が本格化し、北大西洋条約機構(NATO)が空爆を実施。その後、国連の暫定統治下に置かれた。

 2008年2月17日にセルビアからの独立を宣言。現在、欧州諸国や米国、日本など96カ国が国家承認しているが、セルビアやセルビアの友好国ロシアのほか、中国などは独立を認めていない。今月6日、セルビアとコソボの両国大統領が初会談し、関係正常化に向けて意見交換した。

5777チバQ:2013/02/17(日) 11:05:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013021600191
中道左派、逃げ切りか=ベルルスコーニ勢肉薄−伊総選挙まで1週間
 【ジュネーブ時事】24、25の両日、上下両院を改選するイタリア総選挙の投票まで1週間となった。終盤の選挙情勢では「モンティ首相(69)が取り組んだ構造改革路線の継承」を掲げる中道左派連合が両院でリード。減税など「改革の痛み緩和」を訴えるベルルスコーニ元首相(76)率いる中道右派連合が猛追している。
 イタリアでは投票日の15日前から世論調査結果の公表が禁止される。主要メディアが選挙期間中で最後となる8日に公表した調査結果によると、民主党党首(書記長)のベルサーニ氏(61)を軸とした中道左派の支持率は平均34.7%。中道右派は15ポイント程度の差で引き離されていたが、ベルルスコーニ氏が不動産税廃止と納税分の現金還付をぶち上げると同29.3%に急伸した。(2013/02/16-14:56

5778チバQ:2013/02/17(日) 11:06:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013021600192
軍・政権の内部対立が背景=武装集団、日本人を敵視か−アルジェリア人権活動家

インタビューに応じる人権団体「アルカラマ(尊厳)」のムラード・ディナ事務局長=14日、ジュネーブのアルカラマ本部 【ジュネーブ時事】スイス・ジュネーブに拠点を置く人権団体「アルカラマ(尊厳)」事務局長で、アルジェリア出身のムラード・ディナ氏(51)は、日本人10人が犠牲になったアルジェリア南東部イナメナスの人質事件について、政権や軍の内部対立が背景にあり、一部の勢力が特定グループの失脚を図るため事件の発生を許した疑いがあるとの見方を明らかにした。16日までに時事通信のインタビューに応じ、語った。
 ディナ氏は、犯行グループと国際テロ組織アルカイダとのつながりは薄く、隣国マリへのフランスの軍事介入停止だけが動機ではないと指摘。事件には、軍が実権を握った1992年以降の政治権力闘争など「根深い背景がある」と語った。
 さらに過去の内乱でも反体制派に攻撃されなかったガス施設へのテロが起きたことは、「(施設を守る)軍の上層部に問題が生じていることを示す」と強調。「事件に一部の軍、治安部隊の関与が疑われている」とし、政権や軍部の特定グループ失脚を狙い、一部治安部隊などが武装勢力を支援、あるいは攻撃を意図的に許した可能性があると分析した。
 日本人犠牲者が多かった点については、外国人を狙えば問題が大きくなり、政権や軍の対立グループを揺さぶることができる上、日本人は「(対立グループの)支援者」として敵視された可能性があると指摘。「外国人を標的としたテロ事件は再発する恐れがある」と懸念を示した。
 また、軍上層部は旧ソ連軍でテロ対策訓練などを受けたとし、多数の人質が犠牲になった今回の救出作戦と、ロシア特殊部隊によるモスクワ、北オセチア共和国での人質事件での制圧作戦との類似性を説明。アルジェリア軍が人質の人命を優先することは「あり得ない」と断言した。(2013/02/16-15:00)

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5779チバQ:2013/02/17(日) 12:00:02
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302150070.html
2013年2月15日16時33分
焦点:「アラブの春」から2年、独裁者が消えて進む分裂
2月14日、民主化運動「アラブの春」から2年。当時の中東や北アフリカを包んだ高揚感は、今や遠い彼方に忘れ去られようとしている。写真はチュニジアの与党アンナハダの支持者たち。首都チュニスで9日撮影(2013年 ロイター/Zoubeir Souissi)


 [チュニス 14日 ロイター] 民主化運動「アラブの春」から2年。当時の中東や北アフリカを包んだ高揚感は、今や遠い彼方に忘れ去られようとしている。

 チュ二ジアで火がついた民主化要求デモは、エジプトに波及してムバラク政権の崩壊をもたらし、リビアでは内戦状態に陥った後、カダフィ独裁政権に幕が下りた。バーレーンにも飛び火したほか、イエメンでは33年に及んだサレハ政権が退陣した。シリアでは今も政府軍と反体制派の内戦状態が続く。

 しかし、独裁政権が倒れた国の政治移行はいばらの道であり、権力闘争や宗派間の争いを招いているほか、経済の低迷や社会の混乱は続き、イスラム過激派に新たな台頭の機会を与えている。

 リビアからの武器や兵士の流出は、隣国マリの国情不安定化という予期せぬ副作用ももたらした。

 スンニ派とシーア派の争いは、親米スンニ派サウジアラビアと反米シーア派イランが対立する構図から、地域全体に広がりを見せている。

 バーレーンでは、シーア派が主導する反政府デモの弾圧にサウジ当局が協力した。シリアでは、反体制にはスンニ派が多いが、アサド大統領はシーア派を源流に持つアラウィ派の出身だ。

 中東市民の多くは、アラブの春で言論の自由を獲得したことに誇りを持つが、独裁政権崩壊後の権力の空白状態を埋め、警察国家を民主主義の法治国家につくり変えるのは予想以上に難しいことが証明されつつある。

 <雇用と尊厳>

 失業、貧困、物価の上昇。チュニジアやエジプトで民主化運動に勢いを与えていたのはこの3重苦だが、アラブの春の混乱で中東経済は観光業低迷や外国資本流出などの打撃を受け、いまだに苦境を抜け出せていない。

 チュニジアの首都チュニスでロイターの取材に応じた無職の若い男性は、「われわれの基本的な要求は仕事と尊厳だが、イスラム政党が支配する今は両方ともない」とし、「彼らにわれわれの革命のゴールを達成できるとは到底思えない」と語った。

 チュニスでは先週、野党「民主愛国党」の指導者ショクリ・ベライド氏が自宅前で暗殺され、大規模な抗議デモが各地で発生するなど、アラブの春以降で最も深刻な混乱に陥った。

 ただ、チュニジアをはじめ、政治的移行の初期段階にある中東国家のこうした混乱は、想定の範囲内なのかもしれない。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチのエリック・ゴールドステイン氏は「こうした革命は長期的視点を要する。完全に機能する民主主義国家に2年で生まれ変わると考えるのは現実的ではない」と指摘。「重要なのは、25年に及ぶ独裁政権と恐怖支配が政治状況をどれほどゆがめたか過小評価しないことだ」と語る。

5780チバQ:2013/02/17(日) 12:00:22
 <期待と現実>

 エジプトの「ムスリム同胞団」やチュニジアの「アンナハダ」など、よく組織化されたイスラム政党は、独裁政権崩壊後に行われた選挙で勝利したが、複雑な経済の運営や、不安定さを増した社会を統治する難しさに直面している。

 アンナハダの指導者ラシド・ガンヌーシ氏は、今週ロイターの取材に「国民は革命でも生活は変わらなかったと感じて怒っている」と語り、ベンアリ政権の崩壊で高まった国民の期待に応えることの難しさを認めた。

 アンナハダなど穏健派イスラム政党は、新憲法により厳格なイスラムの教義を盛り込もうとする超保守派サラフィーからの圧力にもさらされている。サラフィーの一部は、自分たちの目標追及には暴力も辞さない構えだ。昨年9月にリビアのベンガジで発生した米領事館襲撃事件などは、そうした危険が増していることを物語っている。

 過去2年の政治的混乱に関する現地活動家たちの声を拾うと、あくまで個人的な見解ではあるものの、アラブの今の世界が透けて見えてくる。

 エジプトのリベラル活動家アブデルラーマン・マンスール氏は、イスラム政党はムバラク政権の責任を追及せず、暫定軍事政権からの完全民主化移行にも失敗したと指摘。2年前の反政府デモにも関わったという同氏は「それどころか彼らは、権力争いに明け暮れ、他の政治勢力を隅に追いやった」と語る。

 イスラム活動家のサミール・ウィサミー氏は、ムバラク政権の崩壊と自由かつ公正な選挙の実施は大きな進歩だったとした上で、「内務省の説明責任の欠如とこの国を苦しめている暴力の連鎖」を嘆いた。

 <シリアの苦悩>

 ムバラク政権崩壊後の混乱で数百人が死亡したエジプトだが、シリアに比べれば状況ははるかにましだ。国連人権高等弁務官のナビ・ピレイ氏は先に、内戦状態が続くシリアでは、死者数が7万人に近づいているとの見方を示した。

 シリアから国外脱出した反体制活動家のファワズ・テロ氏は、アサド政権の「暴挙」と国際社会の無為で多くの人命が失われているのは悲しいことだが、最も失望しているのは、反政府側にリーダーシップや政治的見識、管理能力が欠けていることだとため息をつく。

 甚大な人的被害が出たシリア内戦の結末がどうなるかは、まったく見通すことができない状況だ。自由と尊厳を求めて市民が立ち上がった他の国がこの先どうなるのかも、誰にも分からない。

 カーネギー国際平和財団のネーサン・ブラウン氏は、アラブの春で独裁政権は倒れたものの、「最終的な政治体制に関する秩序立った考えはなく、望ましい政治体制構築は予想よりはるかに難しい」と語る。

 「最大の障害は、エジプトとチュニジアという2年前に最も前途有望だった国でさえ、さまざまな派閥に分裂が進み、隔たりを埋めることができず、共通の言葉を見つけることさえできないことだ」。

 (原文執筆:Alistair Lyon、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)

5781チバQ:2013/02/17(日) 18:20:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013021700082
政権交代の観測強まる=パキスタン総選挙、今春実施
 【ニューデリー時事】パキスタンで5月に予定される国民議会(下院、定数342)選挙に向けた各党の準備作業が本格化し始めた。今回はザルダリ大統領(57)率いる最大与党パキスタン人民党(PPP)が、文民政権として初の任期5年を全うする節目の選挙。だが、表面的な安定とは裏腹に、経済失速や汚職疑惑でPPPへの国民の失望感は増大、政権交代の観測が強まっている。
 3月に下院が解散され選挙管理内閣が発足する見通しで、投票日は5月前半とみられている。選挙戦では国際社会の関心事であるテロ問題よりも、低空飛行を続ける経済の再生が争点になりそうだ。
 第1党に有力視されるのがシャリフ元首相(63)の最大野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML−N)。1月の米政府系機関の調査では支持率32%でトップとなった。ただ、「PML−Nが人気を得たというより現政権への失望が大きい」(地元記者)のが実情のようだ。党幹部は、慢性的エネルギー不足などザルダリ政権の失政が有権者の怒りを買ったと指摘。「わが党は単独過半数を獲得する」と余裕を見せた。
 また、クリケットの元スター選手イムラン・カーン氏(60)率いる正義行動党も、「清廉なイメージ」(側近)で若者を中心に支持が拡大中。カーン氏は取材に「過去5年で物価は倍になり失業者も激増した」と現政権の経済政策を批判した上で、第1党を目指す考えを明らかにした。
 一方、与党PPPも強気の姿勢を崩さない。2012年にはザルダリ大統領の汚職疑惑に絡み首相が最高裁から有罪判決を受け失職、党のイメージも低下した。だが、党幹部ブハリ氏は「現政権でむしろエネルギー事情は改善した」と実績を強調、あくまで政権維持を狙う考えを示した。
 これ以外にも、「核開発の父」カーン博士(76)の新政党、パキスタン守護運動が注目されている。党幹部は「草創期の政党だが、確実に議席を確保し連立に絡みたい」と意欲を見せている。(2013/02/17-14:43)

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5782チバQ:2013/02/17(日) 21:42:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130217-OYT1T00648.htm?from=ylist
パキスタン宗派対立、また爆弾テロ80人死亡

 【イスラマバード=横堀裕也】パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで16日、イスラム教シーア派を狙った爆弾テロがあり、地元メディアなどによると子供や女性を含む少なくとも80人が死亡、175人が負傷した。


 国際テロ組織アル・カーイダやアフガニスタンの旧支配勢力タリバンとの対テロ戦争の最前線となってきた同国で激化する宗派間対立は、ザルダリ政権を一層、不安定にしている。

 現場はシーア派居住地区の市場で、トラクターに仕掛けられた爆弾が爆発した模様だ。アル・カーイダとの連携が指摘されるイスラム教スンニ派過激組織「ラシュカレ・ジャングビ」が犯行を認めた。

 クエッタでは、1月にも同組織による爆弾テロでシーア派住民90人近くが死亡した。全国に広がった抗議デモを収束させるため、ザルダリ大統領は、同州のレイサニ州首相を更迭し、マグシ知事を州行政の最高責任者にすると発表したばかりだった。

(2013年2月17日20時49分 読売新聞)

5783チバQ:2013/02/18(月) 18:27:40
http://mainichi.jp/select/news/20130218dde007030009000c.html
エクアドル大統領選:コレア氏が3選 中低所得層支持、10年の長期政権へ
毎日新聞 2013年02月18日 東京夕刊

 【メキシコ市・國枝すみれ】南米エクアドルの大統領選は17日、投開票が行われ、反米左派の現職ラファエル・コレア氏(49)が得票率58%で勝利し、3選を決めた。コレア氏は首都キトの大統領府前で、集まった支持者らに「勝利はあなたたちのものだ。誰にも革命は止められない」と演説し、勝利宣言した。

 選挙管理事務所の暫定開票結果(開票率30%)によると、コレア氏の得票率は58%で、銀行元頭取、ギジェルモ・ラソ氏の24%を大きく引き離した。

 コレア氏は07年に就任し、憲法改正後に行われた09年の選挙で再選された。

 今回の当選でさらに4年の任期が加わり、計10年の長期政権となる。豊かな石油収入を政府で管理し、最低賃金の引き上げや貧困層の生活支援など社会福祉事業を拡大。中・低所得層を中心に支持を固めた。

 コレア氏は反米左派で知られるベネズエラのチャベス大統領やボリビアのモラレス大統領らと親交が深い。

5784チバQ:2013/02/18(月) 18:28:18
http://mainichi.jp/select/news/20130218k0000e030120000c.html
イタリア:中道左派連合が優位…24、25日総選挙
毎日新聞 2013年02月18日 07時56分

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)は24、25両日の投票まで1週間となった。モンティ首相(69)の財政改革路線が継続されるかどうかが焦点。改革継続を掲げるベルサーニ民主党書記長(61)率いる中道左派連合がリード、大型減税による緊縮策緩和を訴えるベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合が追う構図だ。選挙戦中に大企業のスキャンダルが相次いで表面化、政治不信に拍車をかける形となっている。

 イタリアでは投票の15日前から世論調査結果の公表が禁じられており、最後となる8日公表の平均値によると、中道左派連合が支持率34.7%で首位を保ち、中道右派連合が29%で追う。ベッペ・グリッロ氏(64)の新興政治集団「五つ星運動」は16%で3位に付け、モンティ氏率いる中道勢力連合は13.6%で伸び悩んでいる。

 中道左派連合は下院では過半数を確保できる見通しだが、上院で過半数割れとなる可能性がある。安定政権樹立を目指すベルサーニ氏は「反ベルルスコーニ」を旗印にモンティ氏に選挙後の連立を呼びかけている。ただ、中道左派連合には緊縮策反対グループもおり一枚岩ではない。

 イタリアでは最近、銀行の乱脈経営、石油・ガス大手の関連会社や航空防衛機器大手企業の贈賄疑惑が表面化。1990年代に「タンジェントポリ」(イタリア語で「袖の下都市」の意)と呼ばれる汚職事件が相次いだことから、モンティ氏は「新たなタンジェントポリだ」とイタリア社会の汚職体質を批判している。

 ◇イタリア総選挙
 有権者が候補者個人ではなく、政党を選ぶ比例代表制で実施する。全国区の下院(定数630)では、得票率第1位の政党・政党連合に定数の最低54%にあたる340議席を保証。上院(任命制終身議員を除く選出議員定数315)は20ある選挙区ごとに割り当てられた定数の55%を最多得票の政党・政党連合に与える。少数政党の乱立を防ぎ、選挙後に発足する政権を安定させる狙いがある。しかし、上下両院は同等の権限を持つ一方、選挙の仕組みが違うため、最大勢力が異なる「ねじれ」が生じる可能性がある。

5785チバQ:2013/02/18(月) 18:33:57
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130218/erp13021815400005-n1.htm
【ロシア隕石落下】
ガラス在庫、需要の半分 被災州で不足深刻
2013.2.18 15:39

隕石爆発の衝撃波でガラス張りのドアが壊れ、ベニヤ板で応急処置されたロシア・チェリャビンスク市のスポーツ用品店。ガラス不足が深刻化している=17日(共同)
 上空で隕石が爆発し、多数の窓ガラスが割れたロシア・ウラル地方チェリャビンスクでは建物の修理が進む半面、ガラス不足が深刻化している。非常事態省は17日夕、チェリャビンスク州で必要なガラスは計約19万平方メートルだが、州内には現在、その半分しか在庫がないと発表した。

 そのため、数百キロ離れたチュメニ州などからガラスを運び込んだり、プラスチック板で代用したり、不要不急のガラスを窓ガラスに転用する人も。州都チェリャビンスク市ではここ数日、氷点下15度前後に冷え込むとみられ、住民は窓をふさぐことに全力を挙げている。

 非常事態省によると、同州での被害は17日までに、住宅3724棟、教育施設671棟、医療保健関係施設235棟など計4715棟に達した。同省は既に4割近くのガラス修理を終えたとしている。(共同)

5786チバQ:2013/02/18(月) 21:59:20
厳重に抗議じゃ!!!!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130218-00000029-jij_afp-int
「ドラえもん」が放送禁止に、母国語習得に悪影響 バングラデシュ
AFP=時事 2月18日(月)14時58分配信

【AFP=時事】バングラデシュで、日本のアニメ「ドラえもん」のテレビ放映が禁止された。番組がヒンディー語版で放映されており、子供たちの母国語のベンガル語習得がおろそかになる恐れがあるためという。


 ハサヌル・ハク・イヌ(Hasanul Haque Inu)情報相は14日の議会で、同国内での「ドラえもん」放映禁止を関係放送局に公式に通達したことを明らかにし、「政府は『ドラえもん』が子供たちの教育に支障をきたすことを望んでいない」と説明した。

 禁止に先立って複数の地元紙は、「ドラえもん」を熱心に視聴する子供たちがベンガル語ではなくヒンディー語で会話をしている点に懸念を表明し、番組の放送禁止を呼び掛けていた。また、与党議員からも、海外のアニメ作品の放映に際してはベンガル語版だけを認可するよう求める声が出ていた。

 バングラデシュでは衛星放送を通じて隣国インドのヒンディー語の番組が視聴でき、国内の数百万世帯でベンガル語の番組より人気が高い傾向があることから、自国の文化に影響が出かねないとして政府が非常に神経をとがらせている。

 ドラえもんは2008年、日本文化を海外に広める役割を担う外務省の「アニメ文化大使」の初代大使に任命されている。【翻訳編集】 AFPBB News

5787チバQ:2013/02/18(月) 22:09:02
http://mainichi.jp/select/news/20130219k0000m030076000c.html
ロシア隕石落下:ブーム来た…見物客殺到、ツアー計画も
毎日新聞 2013年02月18日 21時13分(最終更新 02月18日 21時57分)


チェバルクリ湖で隕石が落下した場所をバックに記念撮影する人たち=2013年2月18日午後1時44分、田中洋之撮影
拡大写真 【チェバルクリ(ロシア中部)田中洋之】隕石(いんせき)落下が確認されたロシア・チェリャビンスク州のチェバルクリ湖は18日、多くの見物客や報道陣が訪れ、「隕石ブーム」に沸いている。日本の旅行会社は隕石落下場所の見物ツアーの募集を開始。ソ連時代から閑静な保養地だった湖は、隕石によって世界中に知られる存在になろうとしている。

 ◇落下地点のロシア・チェバルクリ湖
 「(隕石落下でできた)穴は思ったほど大きくない。でも湖面の氷を突き破ったのだから相当大きな衝撃だったのだろう」。10キロほど離れた村から見物に来たセルゲイさん(50)と妻ガリーナさん(50)は驚いた様子だった。湖の近くに住むイーゴリさん(44)は「衝撃波で負傷した人は大変だったが、隕石は貴重な観光資源となるのでは」と話した。

 湖は人口約4万3000人のチェバルクリ市の西にあり、南北約5キロ、東西約4キロの大きさ。落下地点は湖岸から2キロほど離れており、氷雪の上を歩いて20分ほどかかるが、隕石確認の報道を受け多くの人が訪れるようになった。

 直径8メートルほどの穴にはその後の寒さで氷が再び張り始めた。穴は暖かくなって氷が解けると消失するため、冬季限定の「クレーター」という希少価値も人気理由となっているようだ。

 ロシア方面を扱う日本の旅行会社「ユーレックス」(本社・東京)は18日、隕石落下場所を見るツアーの募集を始めた。日本からモスクワまたは極東経由でチェリャビンスクに入り、車でチェバルクリ湖などを訪れる3〜4日間の日程。担当者によると、既に数件の問い合わせが来ているという。

 チェバルクリ市はチェリャビンスク州の州都チェリャビンスクから西方約80キロにあり、ソ連時代から保養地として知られていた。

 一方、湖の氷上に落ちた黒い破片を隕石と断定したロシア科学アカデミー隕石委員会のビクトル・グロホフスキー委員は18日、インタファクス通信に対し、隕石の大部分はいまだ湖底に残り、大きさは最大60センチと推定されると話した。

5788チバQ:2013/02/18(月) 22:29:55
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130218-OYT1T01147.htm?from=ylist
キプロス大統領選、与野党過半数届かず決選へ

 【カイロ=田尾茂樹】地中海の島国キプロスの大統領選の投開票が17日に行われ、保守系野党・民主運動党(DISY)のニコス・アナスタシアデス党首(66)が得票率45・5%で1位となった。


 当選に必要な過半数には届かず、得票率26・9%で2位だった与党・労働者進歩党(AKEL)のスタブロス・マラス前保健相(45)との決選投票が24日に行われる。

 選挙は、ギリシャ債務危機で深刻な打撃を受けた経済の再建に向けた、欧州連合(EU)などからの金融支援の受け入れの是非が争点。アナスタシアデス氏は支援受け入れで早期合意を主張し、マラス氏は支援と引き換えにEUなどが求める財政緊縮策に反発している。支援策への反対派で、得票率24・9%で3位だった無所属リリカス元外相の支持票取り込みが決選投票の焦点となる。

(2013年2月18日19時56分 読売新聞)

5789チバQ:2013/02/19(火) 21:27:44
http://mainichi.jp/select/news/20130219k0000e030156000c.html
チュニジア:実務者内閣の設立を断念…ジェバリ首相
毎日新聞 2013年02月19日 10時40分(最終更新 02月19日 10時46分)

 【カイロ秋山信一】ロイター通信によると、チュニジアのジェバリ首相は18日、政党色のない実務者内閣の設立を断念すると発表した。主要政党の支持が得られなかったとしたうえで、19日にマルズーキ大統領と会談し、今後の方針を協議することを明らかにした。

 チュニジアでは、与党第1党のイスラム政党アンナハダを厳しく批判していた野党指導者ベルイード氏が今月6日に自宅前で射殺された事件を機に、反政府デモが活発化。首相は実務者内閣を作り、早期に議会選を実施する考えを示していた。

 だが首相の出身政党でもあるアンナハダなどは首相の提案を拒否し、政治家を起用して内閣改造を行うべきだと主張。首相は「提案が認められなければ辞任する」と話していたが、18日は進退については直接、言及せず「政府を作る努力は続ける」と述べるにとどまった。

 与党側は、政治的な混乱を避けるため、野党も含めて、より広範な連立内閣を目指すとみられる。

5790チバQ:2013/02/19(火) 21:37:56
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302190043.html
2013年2月19日10時43分
イタリア総選挙で「五つ星運動」に勢い、最大の不確定要素に
2月18日、総選挙を24─25日に控え、イタリアではコメディアンで人気ブロガーのグッペ・グリロ氏が率いる市民運動で既成政党に異議を唱える「五つ星運動」の勢いが増している(2013年 ロイター/Giorgio Perottino)

 [ローマ 18日 ロイター] 総選挙を24─25日に控え、イタリアではコメディアンで人気ブロガーのグッペ・グリロ氏が率いる市民運動で既成政党に異議を唱える「五つ星運動」の勢いが増している。

 投票日の2週間前から世論調査の発表は禁じられているが、複数の専門家によると、この間急速に支持を拡大しているのはグリロ氏の勢力のみとみられている。

 世論調査が禁止となる時点での「五つ星運動」の支持率は約16%。ベルサニ氏が率いる中道左派は約35%、ベルルスコーニ前首相率いる中道右派は約30%だった。

 ただアナリストによると、「五つ星運動」はこの1週間で支持を急拡大。主要政党が汚職絡みのスキャンダルに翻弄される中、主にベルルスコーニ陣営から支持を奪うかたちとなっている。12月に政治の場に復帰して以来支持を拡大してきた同氏の勢いを失速させる見通しだ。

 投票日が近付いてからの「五つ星運動」の支持拡大は、グリロ氏が選挙で最大の不確定要素となる可能性を示している。

 同氏は主要政党との連立は否定しているが、選挙後の議会勢力図と新政権の安定多数確保で決定的な役割を果たす公算が大きい。

 「五つ星運動」がベルルスコーニ陣営の票を奪って躍進し、中道左派が明確な勝利をおさめるなら、安定的な政権樹立が期待できる。ただ、選挙制度がより複雑な上院では結果が混乱する可能性もある。

 専門家によると、政権を狙う2大陣営の支持率の差はほとんど変化がない。モンティ暫定首相の率いる中道穏健派は4位にとどまりながらも支持が後退しつつある。

 「五つ星運動」の支持拡大は顕著で、16日夜トリノでのグリロ氏の演説には、寒さの中3万人が耳を傾けた。

 あるアナリストは「国の運営に対する国民の強い不満と不信感がグリロ氏の人気の源だ」と指摘した。

5791チバQ:2013/02/19(火) 21:40:56
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130219/cpd1302190503012-n1.htm
伊総選挙、浮動票獲得が焦点 24、25日投票 減税やEU批判審判2013.2.19 05:00
 今月24、25日に総選挙を控えたイタリアでは、4人の有力候補がテレビ出演や全国遊説を繰り広げている。減税方針や欧州連合(EU)批判について、有権者の判断を仰ぐことになる。

 欧州債務危機で同国政界の既成勢力図が崩れてから初めてとなる今回の選挙では、最終週まで支持政党を決めない浮動票が2割に上ると世論調査会社は分析しており、各党には得票率を伸ばす余地が残っている。ただ、勝利政党が決まらず結論の出ない選挙結果となれば、2回目の投票が必要になり、政治の行き詰まりを招きかねない。

 ベルルスコーニ前首相は18日に激戦となっている北部ロンバルディア州の州都ミラノ入り。同氏は50億ドル(約4700億円)余りの不動産税還付金分配を公約に掲げている。最大のライバルで支持率でリードする民主党のベルサニ党首は南部カラブリア州で遊説。

 両氏の対決を複雑にしているのが、モンティ暫定首相と人気コメディアンのベッペ・グリッロ氏。モンティ氏はベルサニ陣営や、ベルルスコーニ氏を支持する勢力の両方との連携の可能性を残し、新政権の発足で影響力を持つ立場を狙う。グリッロ氏は提携の可能性は排除している。

 シティグループのエコノミスト、ジアダ・ジアニ氏は先週の調査リポートで、選挙の行方について「極めて不透明。投票の小さな動きも上院の議席配分で大幅な変動につながり得る」と指摘した。8日に公表されたSWGインスティチュートの調査では、ベルサニ氏の支持率は33.8%、ベルルスコーニ氏は27.8%、グリッロ氏は18.8%、モンティ氏は13.4%。(ブルームバーグ Andrew Frye)

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5792チバQ:2013/02/20(水) 23:10:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000100-mai-m_est
<チュニジア>ジェバリ首相が辞意 実務者内閣設立できず
毎日新聞 2月20日(水)22時0分配信

 【カイロ秋山信一】チュニジアのジェバリ首相は19日、首都チュニスで記者会見し、辞意を表明した。野党指導者の射殺事件後、実務者内閣の設立と早期の議会選実施を提案し「実現できなければ辞任する」と表明していたが、与党の同意を得られず、実務者内閣を設立できなかった。今後はマルズーキ大統領が新首相を指名する。

 ジェバリ氏は大統領から首相に再指名された場合の対応について「選挙や憲法制定の時期について確認を得ることが条件になる」と述べ、含みを残した。

 6日に与党のイスラム政党批判で知られていた野党指導者が自宅前で射殺。反与党デモが一時活発化し、治安の悪化が懸念されていた。ジェバリ氏は射殺事件直後、実務者内閣の設立と早期の議会選実施を提案していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-35028464-cnn-int
チュニジア首相が辞任、組閣に失敗 政情不安続く
CNN.co.jp 2月20日(水)10時17分配信

(CNN) 北アフリカ・チュニジアのジェバリ首相が19日、辞任した。国営テレビは、同首相が実務者内閣の設置に失敗したため、辞表を提出したと伝えた。

ジェバリ首相は先週、CNNとのインタビューで、内閣改造案が支持を得られなければ辞任すると表明。18日には、マルズーキ大統領と会談して「あらゆる可能性を協議する」と話していた。

穏健イスラム主義与党ナハダがジェバリ氏に再び組閣を求める可能性もあるが、別の首相を立てることも考えられる。

同国では今月6日、与党批判の急先ぽうに立っていた野党指導者のショクリ・べライド氏が殺害された。これに対して首都チュニスでは数千人が抗議デモを展開し、ジェバリ首相の辞任を要求。首相は実務型への内閣改造と選挙の実施を表明していた。

5793チバQ:2013/02/20(水) 23:10:59
http://mainichi.jp/select/news/20130221k0000m030048000c.html
インド:2日間のゼネスト始まる 各地でデモ隊が暴徒化
毎日新聞 2013年02月20日 20時01分(最終更新 02月20日 21時10分)


ゼネスト初日の20日、インド・ニューデリー郊外のウッタルプラデシュ州で、消防車を破壊するデモ隊=2013年2月20日、AP 【ニューデリー杉尾直哉】インド政府の経済自由化政策に抗議する2日間のゼネストが20日、首都ニューデリーと西部の商業都市ムンバイを除くインド全土で始まった。交通機関や銀行、商店が軒並み営業を停止し、各地でデモ隊が暴徒化して混乱が広がった。

 ゼネストは、シン政権が昨年発表した小売業への外国資本参入解禁や最近の燃料値上げ政策に抗議するため、労組団体が呼び掛けた。民放NDTVなどによると、北部ハリヤナ州アンバラでは、労組幹部が、ストを無視して車庫から出ようとした路線バスを制止しようとしてひかれて死亡。怒った労組メンバーらが警察の車両などを破壊し、多数の警官が出動して鎮圧した。

 首都郊外の工業地帯のウッタルプラデシュ州ノイダでは、暴徒化したデモ隊が工場を襲撃、路上の車両に放火した。日本企業が襲撃されるなどの情報はない。

 労組が強い影響力を持つ東部の西ベンガル州などでは交通機関や商店が完全に営業を停止し、住民生活に大きな影響が広がった。ニューデリーとムンバイでは金融機関や交通機関は通常通り営業した。2日間のストによる経済的な損失は最大約3500億円と試算されている。

5794チバQ:2013/02/20(水) 23:11:35
http://mainichi.jp/select/news/20130221k0000m030094000c.html
ブルガリア:内閣が総辞職 電気料金値上げ反対デモ拡大で
毎日新聞 2013年02月20日 22時50分

 【ウィーン樋口直樹】東欧ブルガリアの中道右派ボリソフ首相は20日、内閣総辞職を表明した。電気料金の値上げに反発し、電力会社の国有化を求めるデモが全国に波及していた。

 ロイター通信によると、電気使用量が増加する冬の到来とともに、昨年7月に実施した電気料金の13%値上げが国民生活を圧迫。年金支給額の凍結など、ボリソフ政権が進める財政緊縮策と相まって、国民は不満を募らせていた。

 首相は電力を依存しているチェコに本拠を置く中欧最大の電力会社CEZの認可を取り消す方針を表明し、混乱の収拾を図ろうとしている。しかし、CEZはボリソフ政権が電力供給問題を政治的に利用しているとして、認可の取り消し方針に反発。ブルガリアとチェコの外交関係に影響を及ぼす可能性も出ている。

5795チバQ:2013/02/20(水) 23:13:58
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201302200079.html
伊ベルルスコーニ前首相復帰の可能性、メルケル独首相には悪夢に
 [ベルリン 19日 ロイター] イタリア総選挙が24─25日に迫る中、中道右派を率いるベルルスコーニ前首相が影響力を持つだけの支持を得られるかどうかは定かではないが、ドイツのメルケル首相にとっては復帰の可能性が論じられることさえ、悪夢がよぎるようなものだ。

 イタリアを債務危機に追いやったのはベルルスコーニ氏とその政党だと投資家が批判するだけでなく、ベルルスコーニ氏とメルケル首相のそりが合わないというのも公然の秘密。

 メルケル首相はイタリアの総選挙を前に口を閉ざしている。ただし、ウェスターウェレ外相は南ドイツ新聞に対し、「もちろんイタリアの選挙には関与しないが、新政権を樹立するのが誰でも、欧州統合の道筋と必要な改革が維持されることが重要だ」と述べた。

 同外相は連立与党の一角を占める自由民主党(FDP)のメンバー。メルケル首相の報道官も19日、ウェスターウェレ外相が示した見解は政府内で共有しているものだと述べた。

 選挙前の禁止期間に入る前に公表された最新の世論調査では中道左派がベルルスコーニ氏の中道右派をリードしているが、約3分の1の浮動票も存在する。

 投資家はベルルスコーニ氏が何らかの形で政に参加することになれば、モンティ首相が推進した改革の足を引っ張ることになりかねないと懸念している。

5796チバQ:2013/02/20(水) 23:18:07
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5262019.html
イスラエル、元外相をパレスチナとの和平交渉担当に
 連立政権を作るために各党と交渉中のイスラエルのネタニヤフ首相は、中道政党を率いるリブニ元外相を法相、兼パレスチナ自治政府との交渉担当にすると発表しました。和平交渉に前向きとの姿勢をアピールする人事と見られます。

 ネタニヤフ首相は19日、リブニ元外相が先月の選挙の前に設立した中道政党「ハトヌア」が連立に加わると発表、リブニ元外相を、法相、兼パレスチナ自治政府との和平交渉担当にすると述べました。過去にも和平交渉を担当した経験を持つリブニ元外相は選挙戦で、交渉の停滞を招いたネタニヤフ首相のパレスチナ政策を強く批判していました。

 地元紙ハアレツによれば、「ハトヌア」は今回、連立政権に加わる条件として対パレスチナ交渉担当のポストを要求していたということですが、ネタニヤフ首相側も、この人事で「和平交渉を進展させる用意がある」とアピールする狙いがあるものと見られます。(20日08:36)

5797チバQ:2013/02/21(木) 23:16:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130220-00000096-reut-eurp
ブルガリア内閣が総辞職、緊縮財政に対する国民反発受け
ロイター 2月20日(水)17時32分配信



2月20日、ブルガリアのボリソフ首相(写真)は、緊縮財政や電気料金の値上がりに対する国民の批判を受け、内閣が総辞職した、と明らかにした(2013年 ロイター)
[ソフィア 20日 ロイター] ブルガリアのボリソフ首相は20日、緊縮財政や電気料金の値上がりに対する国民の批判を受け、内閣総辞職を発表した。

首相はこれまで、財務相の解任、電力料金引き下げや外資系企業に厳しく臨む方針を示し、国民の不満を解消しようとしたが、19日も抗議行動が続いていた。

エネルギーコスト上昇、電力事業の専売制、低い生活水準で国民の不満は高まっており、19日に抗議デモでは警官隊と衝突し、25人が負傷、病院に運ばれた。

首相は「警察官が国民を殴っているような状況で政府に参加しない」と語った。

7月に予定されている議会選を繰り上げ実施するかどうか言及しなかった。

ボリソフ首相は、チェコが本拠のCEZ<CEZP.PR>への配電認可を撤回する方針を示しており、チェコと対立する可能性がある。

*情報を追加して再送します。

5798チバQ:2013/02/21(木) 23:16:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130221-00000067-reut-eurp
焦点:イタリア総選挙、結果にかかわらず改革困難か
ロイター 2月21日(木)15時25分配信



2月20日、24─25日のイタリア総選挙は、どの政党が勝利しても厳しい改革の断行は難しそうだ。写真は7日、テレビ番組に登場したイタリア政治家の人形たち。左上から時計回りで、中道右派のベルルスコーニ前首相、中道左派のベルサニ民主党党首、人気コメディアンのグッペ・グリッロ氏、モンティ暫定首相。(2013年 ロイターTony Gentile)
[ローマ 20日 ロイター] 24─25日のイタリア総選挙は、どの政党が勝利しても政権基盤は弱く、経済の競争力強化につながる厳しい改革の断行は難しそうだ。総選挙前最後の世論調査結果によると、今回の総選挙では上下両院とも、中道左派連合がモンティ暫定首相の中道穏健派と連携し、過半数議席を確保する可能性が高い。

政治リスク専門コンサルティング会社ユーラシアも、このシナリオの確率を50%─60%とみている。

市場でも、総選挙への懸念は浮上していない。2011年に6%を超えた10年国債利回りは現在4.4%付近。国内株式市場も年明け以降、概ね他の欧州株と同じ値動きをみせている。

ただ、市場が想定する選挙結果は2月上旬の世論調査に基づいている。イタリアでは投票直前の世論調査の公表が禁止されており、国内では、汚職や景気低迷に不満を持つ有権者が、予想外の投票行動をとる可能性があるとの見方が出ている。

同国では公的資金で救済を受けた大手銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナでデリバティブ絡みの損失が発覚。世論調査で支持率トップの中道左派は、同行との関係が深く、今回の不祥事が支持率低下の一因になるとみられる。

モンティ暫定首相が率いる中道穏健派は、厳しい緊縮財政への批判が出るなか、世論調査で4位と低迷している。

<グリッロ氏が「台風の目」>

専門家が引用した私的な調査によると、選挙戦終盤で支持を伸ばしているのが、人気コメディアンのグッペ・グリッロ氏が率いる市民運動「五つ星運動」だ。同氏は選挙カーで全国を遊説するほか、インターネットを中心に自身のブログで既成政党を批判している。

ミラノのある銀行関係者は匿名を条件に「グリッロ氏が台風の目だ。同氏が勝つことはないだろうが、中道左派のベルサニ民主党党首や、モンティ暫定首相の得票が減り、盤石な政権づくりが難しくなる」と述べた。

同国の選挙法では、下院で最多議席を確保した政党が、得票率にかかわらず、自動的に総議席の55%を確保できるが、上院は地域ごとに票の上乗せが行われる。

世論調査機関によると、上院の接戦地区は一部だが、中道左派が上院で過半数を確保できない事態は十分考えられるという。

グリッロ氏の「五つ星運動」が躍進すれば、既成の政治に抵抗する経験の浅い新人議員が増え、議会がこう着状態に陥る恐れもある。

一部の専門家は「五つ星運動」の得票率が20%を超えると予想。中道左派のベルサニ氏とモンティ暫定首相が連携しても、上院で過半数を確保できない可能性がある。

コンサルティング会社ユーラシアは、このシナリオの確率を20%─30%としている。

ある外交筋は「五つ星運動が安定源になるとは思えない。連立政権に参加することはないだろう」と述べた。

グリッロ氏自身は、1981年に交通事故で3人を死亡させた過去があり、同運動の規定で出馬は見送っている。

5799チバQ:2013/02/21(木) 23:17:19
<「大連立」なら市場に不安>

北部の自治権拡大を主張する北部同盟も、現政権を厳しく批判している。世論調査の得票率は全国で5%前後。同党幹部は中道右派と連携して、中道左派の勢力拡大阻止を目指す考えを示している。

専門家は、五つ星運動と北部同盟の躍進で、中道左派とモンティ暫定首相が過半数を確保できなかった場合、左派と右派の「大連立」が実現する可能性が高いと指摘している。

この場合、中道右派のベルルスコーニ前首相が新政権で要職を担い、モンティ暫定首相は政権への参加を見送る可能性が高く、市場に不安が広がるとみられている。

ベルルスコーニ前首相が率いる中道右派は、手馴れた選挙戦略や、前首相が多くの民放テレビ局を傘下に収めていることから、この1カ月で支持を伸ばしているが、勝利には至らないとの見方が多い。

ある外交官は「次期政権も目標達成に四苦八苦し、経済は精彩を欠くことになる可能性が高い。この国には新しい指導者が必要だ」と述べた。

<中道左派は4党連合、モンティ氏も3党連合>

ベルサニ氏が率いる中道左派連合は、旧共産主義者でプーリア州知事のニキ・ベンドラ氏のほか、キリスト教左派、社会主義者、中道派などが参加する4政党で構成されている。

世論調査の結果通り、単独で過半数を確保できなれば、モンティ氏が率いる中道穏健派との連携が不可欠となる。ただ、中道穏健派も3政党の連合だ。

市場関係者は、政治的な色合いが異なる7つの政党から成る政権がイタリアに必要な厳しい改革で合意できる可能性は非常に低いと分析している。

ある銀行関係者は「ベルサニ、モンティ、ベンドラの各氏で構成する政権が樹立されれば、話し合うばかりで何も決まらないだろう。ベルサニ氏とベンドラ氏の改革能力はゼロに近い」と述べた。

ある欧州の外交官は「イタリア経済は過去20年間、一貫して下降してきた。今回の選挙でその流れを変えるのは難しい。イタリアの再出発につながる改革は、実現できないだろう」と述べた。

(Michael Stott 記者;翻訳 深滝壱哉 編集 吉瀬邦彦)

5800チバQ:2013/02/22(金) 20:16:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013022200524
ベルルスコーニ勢が波乱要因=中道左派は伸び悩み−24日から伊総選挙
 【ローマ時事】構造改革の是非を争点に上下両院を改選するイタリア総選挙が24、25日、行われる。イタリア発の経済危機再燃の恐れを占う審判となる。中道左派連合は逃げ切りを目指すが、ばらまき政策を掲げるベルルスコーニ元首相(76)率いる中道右派連合の動向が波乱要因だ。
 投票日直前の政党支持率調査は公表が禁じられているが、最後に公表された調査(2月8日)では民主党党首ベルサーニ書記長(61)の中道左派が約34%で首位。ベルルスコーニ氏が設立した政党、自由国民を軸とする中道右派が約5ポイントの差に迫っている。
 ただモンティ政権の改革路線を掲げる中道左派は「終盤で勢いを失っている」(専門家)との観測が浮上。モンティ氏(69)率いる中道連合も、これまでの改革に伴う深刻な景気悪化が響き、直近の支持率は4位と低迷している。(2013/02/22-14:16

5801チバQ:2013/02/22(金) 20:26:37
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013022202000128.html
二大政党 切り崩し イタリア総選挙 支持率3位増す存在感
2013年2月22日 朝刊

 【パリ=野村悦芳】二十四、二十五日に投票が迫ったイタリア総選挙で、毒舌の人気コメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)率いる新興政治勢力「五つ星運動」が存在感を強めている。社会の不満をあおり、大衆迎合型の政策を掲げるポピュリズム色の濃いスタイルで人気を集め、支持率三位で選挙戦最終盤を迎えた。左右二大政党連合のどちらを切り崩すかで選挙結果が大きく左右されそうだ。

 ロイター通信がまとめた最終の世論調査で、五つ星運動の支持率は16%に達した。民主党のベルサーニ書記長を首相候補とする中道左派連合(34・7%)、ベルルスコーニ氏率いる中道右派連合(29%)に次ぐ三位で、モンティ首相の中道連合(13・6%)を上回り、上下院で計百議席も望める位置に付けた。

 運動は四年前にグリッロ氏が開始した。総選挙では「腐敗した政治家たちを一掃しよう」と既存政党を痛烈に批判しながら、ユーロ圏離脱の検討や緊縮反対を訴え、景気低迷に苦しむ人々をひきつけた。

 候補者には政治の素人が含まれ、公約の実現性も疑問視されるが、伸び悩む他党を尻目に、大規模集会を次々に成功させて上り調子で選挙戦を終えようとしている。

 焦点は五つ星運動が躍進した場合、同じポピュリズム型のベルルスコーニ氏の支持層を食うか、銀行絡みのスキャンダルが波及した民主党の票を侵食するか。どちらになるか読めない状況だが、ベルサーニ書記長は「彼らが勝てばわが国はギリシャのようになる」、ベルルスコーニ氏は「(グリッロ氏は)民主主義にとって危険だ」と述べ、過去にないタイプのライバルの台頭に警戒を強めている。

5802チバQ:2013/02/23(土) 02:36:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130222/erp13022222140003-n1.htm
24日からイタリア総選挙 改革継続か否か 揺れる国民、3割が棄権・未定
2013.2.22 22:12 (1/3ページ)

左から、イタリアのモンティ首相(共同)、ベルルスコーニ氏、ベルサーニ氏(ロイター)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙の投票が24、25日に迫った。モンティ政権の経済・財政改革の継承の是非が争点となる中、首相の手腕に国の再生を託す声がある一方、「痛み」を強いられ、経済低迷にあえぐ国民には改革への反発も強い。投票態度を決められないという有権者も多く、国民の心境は複雑なようだ。

 「とても重要な選挙だ。本当に国のためになることをやる人を選ばなくてはならない」。ローマ市内でタバコ店を営むジョバンニ・コッポーニさん(58)はこう語り、モンティ首相率いる中道連合を支持した。

 一昨年秋、債務危機が波及する中で誕生したモンティ政権は労働市場改革や緊縮財政を断行し、金融市場の信頼を回復した。増税負担が重くのしかかるが、コッポーニさんは「歯を食いしばってやったことをやめたら、元のもくあみだ」と懸念する。

 しかし6四半期連続でマイナスの成長で今年も回復は見込めない。失業率11%は過去最悪水準。若者では36%に上る。そんな状況下ではコッポーニさんのように「改革断行」に理解を示す人々は多くないようだ。

 「経済は最悪。モンティ(首相)にはノーよ」。無職、ソピアール・バルバラさん(30)は憤る。

 昨年のクリスマス時期、友人の雑貨店を手伝うと、客の少なさに驚いた。「みんな困っている」と語るバルバラさんは、一部税金の返還を掲げる中道右派連合のベルルスコーニ前首相に期待する。国際社会は改革挫折を懸念するが、「どう思われるかは関係ない」。

 経済学者出身のモンティ首相は、そもそも危機打開のための“緊急登板”で、政権は閣僚に政治家のいない「実務家内閣」だった。そのため、「もう政治家に戻すべきだ」(84歳主婦)との声も上がっている。

 ただし最近も、優勢に選挙戦を進める中道左派連合のうち、中核政党でベルサーニ書記長率いる民主党と関係の深い主要銀行の放漫経営をめぐるスキャンダルが浮上、国民の政治不信が再び高まる気配もある。ある若手の男性弁護士(27)は、既存政党批判を展開する市民参加型の政治勢力「五つ星運動」に、「抗議の一票を投じる」と語る。

 19日に現地メディアが伝えた調査結果によると、有権者の約3割がまだ投票先未定か、棄権を検討中。投票するか迷っているという失業中の男性(50)は「誰がこの国を変えてくれるのかわからない」と戸惑いを見せた。





 【イタリア総選挙】24、25の両日実施され、上院(終身議員を除く定数315)と下院(定数630)をめぐる戦いとなる。モンティ首相の改革路線が次期政権に継承されなければ、債務危機が再燃しかねず、国際社会も注目している。

 最後の公表となった今月8日の世論調査では、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派連合が34%で優勢。だが、自由国民のベルルスコーニ前首相の中道右派連合も猛追し、その差は5ポイント程度に縮まった。コメディアンのベッペ・グリッロ氏の「五つ星運動」が16%で、モンティ首相の中道連合(13%)は低迷。

 下院では改革継続を掲げる中道左派連合の過半数獲得が確実視されるが、選挙制度が異なる上院では過半数獲得が困難ともされる。このため、中道左派連合とモンティ首相が次期政権発足のために連携せざるを得ないとの見方も強い。

5803チバQ:2013/02/23(土) 02:38:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130221/erp13022119360004-n1.htm
森・プーチン会談 四島の主権確認目指し 鍵握る対中関係の行方
2013.2.21 19:34 (1/2ページ)[ロシア]
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は北方領土問題について、「平和条約の締結後に色丹、歯舞を引き渡す」とした日ソ共同宣言(昭和31年)を軸に決着させる考えを変えていない。プーチン政権の超長期化も予想される中、安倍政権には同共同宣言に立脚しつつもそれを克服し、「北方四島の主権確認」につなげていく具体的方策が求められている。

 日露の外交当局は「イルクーツク声明」(平成13年)にいったん立ち返ることが交渉再活性化の前提になるとみている。同声明は、(1)日ソ共同宣言が「交渉の出発点を記した基本的文書」(2)国後、択捉を含む四島の帰属問題を解決する−と明記し、日露の思惑を両立させているからだ。

 ただ、同声明の署名に伴って浮上した「2島先行返還論」(同時並行協議)には日本国内の反対論も強く、この線の交渉はいったん頓挫した。平成10年の「川奈提案」のように、四島に対する日本の「潜在的主権」の確認を求める論法も「ロシア人の領土観とは相いれない」(露識者)という難しさがある。

 今後の日露交渉で鍵を握るのは中露関係の行方だ。ロシアは急速に国力を増す中国への警戒心を強めており、極東・東シベリアの開発を急がねば、この地域が中国の人とモノ、カネに席巻されるとの危機感を抱く。プーチン政権が対中牽制(けんせい)や極東開発を視野に、日本との良好な関係を望んでいるのは間違いない。

 しかし、ロシアにとって中国との関係は「死活的に重要」(外交筋)であり、現時点の「日本」は安定的な中露関係があっての存在だ。ロシアは当面、石油・天然ガス輸出などを通じた実利的な面で日本との関係拡大を図り、その中で領土問題の落としどころを慎重に探っていくとみられる。

5804チバQ:2013/02/23(土) 03:18:37
http://mainichi.jp/select/news/20130223k0000m030070000c.html
フランス:「格安新幹線」運行へ…航空機に対抗
毎日新聞 2013年02月22日 21時31分(最終更新 02月22日 21時39分)


2013年4月から運行開始する仏「格安新幹線」=仏国鉄SNCF提供
拡大写真 【パリ宮川裕章】フランス国鉄は19日、仏新幹線TGVから一等車などを取り除き、パリ近郊都市から発着することで料金を最大約3分の1に値下げした「格安版新幹線」を運行すると発表した。4月からパリ近郊都市マルヌラバレ−南部主要都市マルセイユ間で始める。TGVが営業開始した1981年以来、初めての試みで、航空機などとの価格競争に参戦する。

 仏国鉄によると、TGV全460編成中4編成を格安列車として改装。通常は8両編成中3両ある座席数の少ない一等車のほか、ビュッフェ車両も取り除き、8両全てに2階建て車両を利用することで客席数2割増を実現する。また高額の路線使用料金が発生し、混雑のため運行本数も制約されるパリ中心部の駅への発着を回避。中心部から鉄道で約40分のマルヌラバレ駅を使用してコストを大幅削減する。速度は通常のTGVとほぼ同等で、マルセイユまで約3時間15分で結ぶ。

 料金は時期や予約の状況により変動するが、マルヌラバレ−マルセイユ間で最安で25ユーロ(約3100円)。TGVのパリ−マルセイユ間通常料金72ユーロの約3分の1だ。両都市間はエールフランスの航空機料金が50ユーロで、TGVの割高感が指摘されていた。

 仏国鉄は、主に若者や家族連れをターゲットに巻き返しを図るという。

5805チバQ:2013/02/23(土) 04:37:57
http://mainichi.jp/select/news/20130218ddm007030059000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/1 経済優先、政令で「公害放置」
毎日新聞 2013年02月18日 東京朝刊

 煙突から上る煙が入道雲のように膨らむ。イタリア南東部タラントにある製鉄会社「イルバ」の工場。「住宅地の目と鼻の先に巨大な工場がある」。欧州最大の製鉄工場を見下ろす共同墓地ビルの屋上で、工員のビンチェンツォ・クルチョさん(31)が煙を指さす。

 工場に隣接するタンブーリ地区。グラツィエラ・ルミノさん(74)は昨年3月、夫のジョゼッペ・コリジさん(64)を肺がんで亡くした。30年勤めたイルバを1990年代に早期退職。発症から約1カ月での他界だった。

 「肺腫瘍でさらに一人死亡 タラント(タンブーリ)で2012年3月8日」。アパートの外壁にはコリジさんの遺志で、そう刻まれたプレートが掲げられている。会社への抗議と、「公害死」を通行人に知ってもらいたいとの思いからだ。

 「父は鉄、石炭を扱う高温作業区で働いていた。アスベストと隣り合わせの仕事だった」と娘のサブリーナさん(37)。だが、因果関係が不明として労災認定されず、現在、異議申し立て中だ。

 アパートの窓枠には工場が排出する鉄鉱石や石炭の粉じんがたまり、近くの建物の外壁はピンク色に変色している。風の強い日には窓を開けられない。「工場の中に住んでいるようなもの」(サブリーナさん)だ。

 過去の調査結果によると、タラントの肺がん死亡率は近隣自治体よりも3割高いという。イルバはがんとの関連を否定するが、小児科医のアンナ・マリア・モスケッティさん(57)は「タンブーリ地区では小児がんや子供の呼吸器疾患が増えている」と指摘する。

 司法当局は昨年、イルバが環境基準を守らず、住民に健康被害を及ぼしているとして溶鉱炉の閉鎖を命令、約10億ユーロ(約1240億円)相当の鉄を差し押さえた。だが政府は昨年11月、30億ユーロ(約3720億円)に上る3年計画の粉じん対策などを条件に操業継続を認める政令を出した。

 イルバはイタリア全体の約3割にあたる年間850万トンの鉄を生産し、1万2000人を雇用する大企業。工場閉鎖はイタリア経済に90億ユーロ(約1兆1165億円)の影響を及ぼすとされ、景気後退下、政府は産業と雇用維持に配慮した形だ。

 「政令は住民でなくイルバを救済するもの。政府は法律を破るマフィア同然だ」。サブリーナさんが憤る。イルバの公害は長年にわたる「政治の怠慢」の象徴でもあり、モスケッティ医師は「政治にも責任がある」と、手をこまねいてきた歴代政権の対応を批判する。

 ルミノさん、サブリーナさん母娘は24〜25日投票のイタリア総選挙を棄権する考えだ。「現状容認になるので棄権が好ましくないのは分かっているが、約束を守ってくれる政治家はおらず、政府は信じられない」(サブリーナさん)からだ。

 クルチョさんも「既成政党はごめんだ。自分たちのことを政治家に託したくない」と棄権組だ。イルバ同僚のサルバトーレさん(50)は、既成政党批判を繰り広げている新興政治団体「五つ星運動」に投票するという。

 「おカネがないので引っ越しできないが、デモなどを通じて子供たちを守る戦いを続けていく」とサブリーナさん。「自分たちを守ってくれない国」の現状を目の当たりにして、民意の中に政治不信が根を張っている。

    ◇

 1週間後に迫ったイタリア総選挙。欧州債務危機の影響が尾を引く中、国民は政治に何を期待し、どんな政府を選ぼうとしているのか。イタリアが抱える課題を探る。【タラント(イタリア南東部)福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イルバを巡る論争
 イルバの公害問題は司法当局と行政府の対応の違いを浮き彫りにした。市民の間でも「環境保護か、雇用確保か」の利害対立構図を生み出した。調査会社SWGの世論調査によると、「雇用危機回避のため」などの理由で回答者の73%がタラント工場の操業継続を求め、「閉鎖すべきだ」は27%だった。

5806チバQ:2013/02/23(土) 04:38:35
http://mainichi.jp/select/news/20130219ddm007030044000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/2 将来に絶望、頭脳流出
毎日新聞 2013年02月19日 東京朝刊

 ◇「失業者俳優」に職、人生変わる
 ステージ上の男たちがスポットライトの中、ズボンを脱ぎ捨てる。体当たりの演技に拍手が上がる。ローマのシスティーナ劇場で上演されたミュージカル「フル・モンティ」。俳優の一人で、男性ストリッパー役のマルコ・セラフィーニさん(38)は、コミカルな動きで観客を沸かせた。

 作品の舞台は、かつて鉄鋼業で栄えた英国北部シェフィールド。不況のために解雇され、失業した元工員たちが、なんとか仕事にありつこうと男性ストリッパーになるまでを描いた映画を元にした作品だ。

 物語はセラフィーニさんの半生と重なる。イタリア北部トリノの電気部品工場で働いていたが、失業。2000年代後半から理髪用品を扱う商売を始めたものの、経済危機に見舞われ、昨年5月に再び無職となった。「求職の履歴書を送ってもなしのつぶてで、絶望のどん底だった」

 財政再建のための緊縮策が進められてきたイタリア。国際市場の信用は取り戻したが、長引く景気後退で失業問題が深刻になっている。失業中だったセラフィーニさんは昨年12月、「失業者俳優」の公募を知り、オーディションを受けた。

 セラフィーニさんを起用したマッシモ・ロメオ・ピパロ監督(45)は「失業はイタリアにとって重大な問題だ。観客が『実際の自分たちの暮らし』の一部を垣間見ることができるよう、舞台にできるだけ現実味を出したかった」と説明する。

 就職難は卒業を控えた大学生たちにとっても深刻な悩みだ。ローマ大学文学部に通うアンナ・ジュリア・マッキアレッリさん(21)は「イタリアでは職を探すのが難しい。米国に行って仕事を見つけたい」と打ち明ける。

 頭脳流出問題に詳しいジャーナリストのセルジョ・ナバ氏(37)は「年間5万〜6万人のイタリア人が海外に移住しているとの統計があるが、実態は約2倍とみている。半数は働き盛りの20〜40歳だ。若者たちは国の将来に絶望している」と指摘する。総選挙(2月24〜25日投票)については「聞こえてくるのは国の将来をどうするかでなく、カネ(税金)が戻ってくるかどうかといった目先の話ばかりだ。頭脳流出に歯止めをかけ、人材を有効に活用できなければ、イタリアの衰退は運命づけられている」と警鐘を鳴らす。

 1月にローマで始まったミュージカル「フル・モンティ」の公演は、総選挙をはさんで4月まで国内主要都市を回る。俳優という職を得たセラフィーニさんは「絶望から抜け出し、人生が変わった。専門学校に入って本格的な俳優を目指したい」と言う。ピパロ監督は「『政治が何かしてくれるのを待たず、自分を信じて人生を切り開こう』とのメッセージを伝えたい」と語り、イタリアに明るさを取り戻したいと願っている。【ローマ福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イタリアの失業率
 昨年12月時点の政府統計によると、失業率は99年以来最悪水準の11・2%で、欧州連合(EU)加盟27カ国で10番目に高い。15〜24歳の若年層では36・6%に上り、モンティ内閣が発足した一昨年11月の30・1%から6・5ポイント増加。選挙戦では各党とも失業対策、若者雇用促進などを公約に掲げている。

5807チバQ:2013/02/23(土) 04:39:08
http://mainichi.jp/select/news/20130220ddm007030065000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/3 不景気、外国人を直撃
毎日新聞 2013年02月20日 東京朝刊

 ◇難民や移民、職なく脱出も
 午後7時すぎ、ローマの東はずれにある8階建ての元大学校舎ビルに男たちが三々五々、「帰宅」してくる。祖国の戦火や混乱を逃れてイタリアに入国したものの、住むところが見つからず、ビルに居着いた難民たちだ。

 住民はアフリカ東部のエチオピア、エリトリア、スーダン、ソマリアの4カ国の出身者約800人。町内会長役のスーダン人、バハラ・アブダラさん(29)によると、全員が政治難民と認定されているが、当局の支援はないという。

 校舎用ビルに暖房はなく冷え込みが厳しい。インフルエンザ患者もいる。トイレは一つの階に二つしかない。電気や水道が止まることもある。住民のうち約100人が路上の物売りや塗装工として働いているが「不安定な闇労働で、2〜3カ月でクビになってしまう」(アブダラさん)。

 06年から住民支援にあたる非政府組織(NGO)「世界の市民」のアンジェロ・パトリアルカさん(43)は、「政府は難民認定は簡単に出すが、後はほったらかしだ」と語る。有志の医師らが毎週、ビルを訪れ、健康相談に応じている。

 住民の一人、ヒズバウィさん(32)は08年にエリトリアを脱出、リビアから地中海をボートで渡り、伊ランペドゥーサ島を経てローマに到着した。「以前は物売りをしていたが、1年前から仕事がない」と嘆く。

 地中海に面するイタリアは、欧州を目指す移民や難民が最初に到着する「玄関口」だ。総選挙で支持率首位の中道左派・民主党は、移民統合推進を訴え、イタリアで生まれた外国人の子供に市民権を付与することを公約に掲げる。背景には、イタリア経済への外国人労働力の貢献がある。ローマ大学のアントニオ・ゴリーニ名誉教授によると、外国人労働者はイタリアの国内総生産(GDP)の約7%を生み出してきた。

 だが、南欧を襲った債務危機による景気の冷え込みは、外国人労働者を直撃した。もともと欧州北部や英国への志向が強かった難民や移民の間では、「脱イタリア」の動きも表面化している。ゴリーニ名誉教授は「イタリアのような少子化社会では外国人労働者が必要だ。だが、イタリアでは高齢者の世話をする外国人の数が減っている。経済危機で家計収入が減り、雇えなくなったためだ」と指摘する。

 一方、中道右派・自由国民のベルルスコーニ前首相(76)は「左派は不法移民に対してイタリア国境を開放したがっている」と民主党の構想を批判し、国民の危機感をあおっている。景気後退下、外国人労働者に冬の風が吹き付けている。【ローマ福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イタリアの外国人
 イタリアに暮らす外国人は総人口(約6085万人)の1割弱にあたる約457万人(2011年)。出身国別ではルーマニア(21・2%)、アルバニア(10・6%)、モロッコ(9・9%)、中国(4・6%)、ウクライナ(4・4%)が上位を占める。労働力人口の10・2%が外国人労働者だが、失業率はイタリア人よりも高い。

5808チバQ:2013/02/23(土) 04:39:41
http://mainichi.jp/select/news/20130221ddm007030135000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/4 政府に不信、独立宣言
毎日新聞 2013年02月21日 東京朝刊

 ◇「見捨てられた村」緊縮策に反旗
 ローマから東に車で約2時間半、つづら折りの山道を進むと、ラツィオ州フィレッティーノ村が姿を現す。人口わずか590人。小さな商店や食堂が山肌に張り付くように建つ。雪がちらつく通りに人影はまばらだ。

 イタリアが債務危機に揺れていた一昨年8月、村は一躍、有名になった。「財政緊縮策の一環として人口1000人以下の村を統合する」との政府方針に当時のルカ・セラッリ村長が反旗を翻し、イタリアからの「独立」を宣言したためだ。

 掲げた名前は「フィレッティーノ公国」。「独立」のシンボルに国旗を作り、おもちゃの独自通貨「フィオリト」を印刷した。地元出身の妻を持つ弁護士の元国会議員を「君主」に迎え、30人の「議員」と15人の「閣僚」を任命。国内外のメディアが詰め掛けた。

 「独立宣言はいわば私たちが仕掛けたゲーム。狙いは海外メディアの関心を集めて観光客を呼び込み、村民の暮らしを良くすることだった」。「公国君主顧問」の食堂店主、パオロ・チェロッキさん(69)が解説する。

 「豊かな水資源を生かして、自治権を強めたい」という思いもあった。フィレッティーノはローマへの水の主要供給元。村はローマ市当局に水供給の「見返り」として道路改修費の補助や村民の雇用などを求めた。水の売却先としてカタールにも接触したという。

 だが、「独立」の夢はしぼんだ。見込んだ観光客ラッシュは起こらず、セラッリ村長は村議会の支持を失い辞任。現在は事実上、村長不在のため、観光収入源のスキー場は閉鎖中だ。「見捨てられた村さ」と地元住民の一人がつぶやく。

 村の小学校では6歳から10歳まで14人の児童が一つの教室で授業を受ける。教師のマリア・カルメラ・タルディオラさん(58)は「私はまずイタリアの市民。子供たちにもそう教えている」と「独立」には懐疑的だが、中央政府への不信感は根強い。「この村は中央政府から十分な支援を受けていない。政治家の公約は破られてばかり。総選挙(24〜25日投票)でどの党に投票するかは考えているところ」と話す。

 5月には村長選挙があり、独立反対派の候補が名乗りを上げている。セラッリ前村長に再出馬を働きかけているチェロッキさんらは「反対派は『村の活性化』という公国構想の狙いを理解していないだけ」と主張する。

 もともと地方の独立志向が強いイタリアが国家として統一されたのは百数十年前にすぎない。フィレッティーノの独立構想は今もなお、「国の役割とは何か」という問いをイタリアに突き付けている。

【フィレッティーノ(イタリア中部)で福島良典】=つづく

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 ■ことば

 ◇イタリアの地方行政
 地方自治体として20の州、110の県、8092のコムーネ(市町村に相当)がある。州のうちアルプス地方3州と、地中海に浮かぶシチリア、サルデーニャ両州の計5州は「特別州」と呼ばれ、強い自治権を持つ。イタリアでは90年代以降、地方分権が進められてきた。総選挙では「コムーネ」の再編や「県」の廃止を掲げる政党もある。

5809チバQ:2013/02/23(土) 04:40:15
http://mainichi.jp/select/news/20130222ddm007030177000c.html
問われる「国家」:イタリア総選挙/5止 根強い保守風土
毎日新聞 2013年02月22日 東京朝刊

 ◇欧州で広がる同性婚、認められず
 土曜日深夜、ローマ南部にあるナイトクラブに「カップル」が集まる。ホールでは、大音響の音楽に合わせて踊る若者の姿。他のクラブと異なるのは同性愛者用であることだ。入り口には総選挙(24〜25日投票)と同時実施の地方選に出馬している同性愛者候補のチラシが置かれている。

 経営者は女性同性愛者のアンナ・キアラ・マリニョリさん(58)。18歳の時に同性愛者であることを母親に打ち明けた。かつてイタリア初の女性専用クラブをローマに開いた経歴の持ち主。今はクラブ経営の傍ら、中学校の体育教師としても働いている。

 「同性愛者は『社会に認めてもらえない』という悩みを抱えている。パートナーに病院で付き添うことができるなど、人間として当然の権利を認めてもらいたい」。総選挙では同性愛者のニコラ・ベンドラ党首率いる「左派環境自由党」に投票するという。世論調査でリードする「中道左派連合」の一角を占め、選挙後は政権与党になる公算が大きい。

 欧州では近年、同性愛者同士の結婚を認める動きが拡大。スペイン、オランダ、ベルギーなど8カ国がすでに同性婚を認め、フランス国会では同性婚法案が審議されている。だがイタリアでは同性婚は認められていない。

 「バチカン(ローマ法王庁)があるためだ。イタリアでは、子供の頃から人々にキリスト教カトリックの保守的な考えが染み付いている」とクラブの受付担当、アレッシオ・ファスーロさん(41)が解説する。生命や家族の価値観を重視するバチカンは同性カップルを男女の夫婦と同等に扱うことに異を唱えている。

 総選挙で民主党のベルサーニ書記長が率いる中道左派連合が勝利した場合も、政権安定のためにはモンティ暫定首相の中道勢力連合の協力が必要になる。だがモンティ氏は「家族は男女で作られる」という考えの持ち主だ。ベンドラ氏との共存は可能なのか。

 「ベンドラ氏が同性婚容認を急げば、新政権の土台が揺らぐ」。エコノミストのジョゼッペ・ペニッシ氏が予測する。ミラノ大学のアルベルト・マルティネッリ名誉教授は「ベルサーニ氏にとって上院におけるモンティ陣営の重みは大きい。ベンドラ氏の方が切り離しやすい」と見る。

 同性愛者用クラブを経営するマリニョリさんに新政権への注文を聞くと「私が首相なら(同性婚を認めないような)モンティ陣営とは組まないわ」との答えが返ってきた。同性婚問題はイタリア政治・社会における保守風土の根深さを測るリトマス試験紙になりそうだ。【ローマ福島良典】=おわり

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 ■ことば

 ◇イタリアの同性愛者
 世論調査によると、回答者の62・8%が「同性愛者が男女の夫婦と同等の権利を持つこと」に同意、43・9%が同性婚を支持。だが、同性カップルが養子を持つことには反対意見が多い。同性愛者向けメディアによると、総人口(約6085万人)のうち約100万人が同性愛者または両性愛者。

5810チバQ:2013/02/24(日) 14:03:55
>>5771
http://mainichi.jp/select/news/20130224k0000e030091000c.html
ローマ法王:16世退位表明は内紛背景か 伊記者語る
毎日新聞 2013年02月24日 09時40分

 【ローマ福島良典】バチカン(ローマ法王庁)の内情に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルイージ・ヌッツィ記者(43)が毎日新聞のインタビューに応じ、法王ベネディクト16世の退位表明(11日)の背景に、バチカン秘密文書漏えい事件として噴出した法王庁の内紛があったとの見方を示した。

 昨年前半に表面化した漏えい事件は「バチリークス」と呼ばれ、バチカンを揺るがすスキャンダルに発展した。腐敗や内部対立を告発するバチカン高官の法王あて私信などを法王の元執事が持ち出してヌッツィ氏に手渡し明るみに。元執事は有罪判決を受けたが、法王から恩赦を受けた。

 ヌッツィ氏は「(法王の決断には)文書が漏えいしたこと自体よりも、文書の内容が影響した」と指摘、法王庁の内紛が退位の背景にあったとの見方を示した。漏えい事件が起きたのは「法王庁の現状に(元執事だけでなく)何人かの聖職者が懸念を深めていたことの表れだ」と述べた。

 法王は公式の退位理由として高齢や体力の衰えを挙げているが、13日のミサでは教会内部の「自己中心主義や内部対立」や「権力志向」をいさめた。ヌッツィ氏は発言に関して「法王庁に巣くう根深い問題として注意を向けた」と分析した。

 バチカンで法王の置かれていた状況についてヌッツィ氏は「法王と(バチカンの政府にあたる)国務省の間には距離があった」と述べ、法王が孤立感を深めていたと語った。

5811チバQ:2013/02/24(日) 14:06:16
>>5757
http://mainichi.jp/select/news/20130224k0000m030047000c.html
パプアニューギニア:「魔女狩り」殺人で住民2人を逮捕
毎日新聞 2013年02月23日 21時30分(最終更新 02月23日 23時05分)

 【ジャカルタ佐藤賢二郎】パプアニューギニア西部マウントハーゲンで他人の子供を魔術で呪い殺したとして20歳の女性が焼き殺された「魔女狩り」事件で、警察は23日までに殺人容疑で住民2人を逮捕した。豪AAP通信が伝えた。

 地元メディアによると逮捕されたのは33歳の男と28歳の女で、病死した男児の親族。警察は事件後、住民約40人を事情聴取し、事件への関与を調べていた。警察幹部は「今後も別の人物が関与した証拠や情報があれば逮捕する」と話している。

 マウントハーゲンでは6日のこの事件後も、8歳の女児を魔術で殺したと疑われ、拷問の末に火あぶりにされそうになった高齢の女性2人が警察に保護されている。

5812チバQ:2013/02/24(日) 14:12:35
http://mainichi.jp/select/news/20130224ddm007030168000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 各党、最後の舌戦 情勢混とん、政治不信浮き彫り
毎日新聞 2013年02月24日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)に参加する政党・団体の首脳が22日、投票日(24、25両日)を前に最後の舌戦を繰り広げた。既成政党批判を繰り広げる政治団体「五つ星運動」がローマで80万人規模(主催者発表)の大群衆を集め、政治不信と財政緊縮策への反発の強さを浮き彫りにした。

 五つ星運動のベッペ・グリッロ氏(64)は22日、ローマ中心部で開いた大規模集会で「イタリアを浪費した政治家は家に帰れ。新しい時代の始まりだ」と述べ、下院(定数630)での100議席獲得を目指す考えを示した。選挙戦中に表面化した政財界スキャンダルが五つ星運動への追い風となり、国民の不満を吸収して勢力を伸ばしている。

 中道右派連合のベルルスコーニ前首相(76)は健康上の理由で南部ナポリの集会を欠席したが、テレビ番組で民主党のベルサーニ書記長(61)と中道勢力連合を率いるモンティ暫定首相(69)を「権力亡者で公共の敵」と批判。中道右派政権が樹立されれば自らは首相でなく、経済相に就任すると述べた。

 これに対して、ベルサーニ氏はテレビ番組やローマでの集会で自らを「改革者」「正直者」と売り込み、モンティ氏は北部フィレンツェの集会で「選挙は大衆迎合主義者と改革者の間の戦いだ」と位置づけ、「イタリア再生」を呼びかけた。

 反緊縮世論や政党政治不信の高まりで、選挙の混戦と政局不安定化が予想される。

 このため、国際投資コンサルタント会社の役員らがイタリア入りして世論調査会社と接触、最新選挙情報の収集にあたっているという。

5813チバQ:2013/02/24(日) 14:14:16
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130223/erp13022321140002-n1.htm
イタリア、経済改革「否定」派が猛追か 総選挙24日から投票
2013.2.23 21:08 (1/2ページ)

 選挙集会で支持者の若者らに囲まれるイタリアのベルサーニ民主党書記長(左から3人目)=22日、ローマ(共同)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙の投票が24日、モンティ政権による経済・財政改革路線継承の是非を争点に始まる。改革継続を掲げる中道左派連合が安定政権樹立のため、下院だけでなく、上院も制することができるかが焦点だが、情勢は混沌(こんとん)としており、改革継続が否定される結果となれば、欧州債務危機の再燃を招く恐れもある。

 最後に公表された8日の世論調査では、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派が、ベルルスコーニ前首相の中道右派連合を支持率で約5ポイント引き離していた。猛追する前首相の陣営はさらに差を縮めた可能性が指摘されるが、中道左派がまだリードを保っているとみられている。

 「第三極」を目指してモンティ首相が立ち上げた中道連合は、新興の政治勢力「五つ星運動」にも後れをとる。改革への国民の不満だけでなく、「選挙戦でも有権者とのコミュニケーションに問題があった」(ローマ大学のロレッラ・チェルドローニ准教授)のが響いたともされる。

 下院(定数630)では第一党に55%の議席が保証されるため、中道左派の勝利が確実視されるが、仕組みの異なる上院(定数315)では中道左派の過半数の議席獲得は微妙な情勢。上院は下院と同等の権限を持つことから、安定政権樹立のため、中道左派はモンティ首相陣営の協力が必要になるとみられる。

 ただ、選挙戦終盤には中道左派と関係の深い主要銀行や防衛関連企業のスキャンダルが浮上。既存体制批判を強める五つ星運動が再び勢いづいているともされている。

 また、数々のスキャンダルでイメージが低下した前首相だが、世論調査に表れていない支持層もいるとされ、中道右派の票が伸びる可能性は否定できない。

 この結果、中道左派がモンティ首相陣営と合わせても上院で過半数に届かなければ、政治情勢が混迷する恐れがある。改革路線が挫折すれば、金融市場の混乱が再燃しかねないため、「前首相はイタリアを混乱させた。有権者は正しい選択を行うと信じる」(シュルツ欧州議会議長)と“警告”する声も上がっている。投票は25日午後3時(日本時間午後11時)に締め切られ即日開票される。

5815チバQ:2013/02/25(月) 21:37:26
http://mainichi.jp/select/news/20130225k0000e030119000c.html
シリア難民:レバノンへ越境 受け皿なく善意頼み…ルポ
毎日新聞 2013年02月25日 07時38分

 【アルサル(レバノン北東部)秋山信一】「シリアに帰りたい」。長女のタマムさん(10)がつぶやいた。レバノン東部に広がるベカー高原の街アルサル。内戦が続くシリアの中部ホムスなどからの難民が急増しているが、国際機関の支援は行き届かない。ホムスから標高1000メートル超の山を越え、徒歩で48時間。母親(27)と子供5人は建設中の民家に逃げ込み、近隣住民が与えた直径30センチの薄いパンを分け合っていた。

 一家はホムス近郊の村に住んでいた。1カ月前、戦闘の激化で父親(35)が肩などを負傷。食料調達が不可能になり、父親は「生き残るため」、母子6人にレバノン行きを命じたという。16日、住み慣れた家を出た。1歳の弟は母親が抱き、タマムさんが3歳の弟の手を引く。8歳の次女と5歳の長男も含め、全員が裸足にサンダル姿。途中、路上で夜を明かし、2日後にたどりついた。

 10畳ほどの部屋は、つっかい棒でつるされたカーペットがドア代わり。窓ガラスがなく、風をしのぐため取り付けたビニールシートから太陽の光がわずかに差し込む。昼間でも薄暗く、気温は15度だがもっと寒く感じる。

 近くの住民が同情し、小さなカーペットとマットレス、3枚の毛布を与えてくれた。体を寄せ合い、暖を取る。

 レバノンでは昨夏以降、シリア難民が急激に増えている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、昨年2月末時点では7435人だったが、21日現在では25倍以上の19万5098人。52%は17歳以下の子供で、登録待ちも含めると総数は30万人を超える。

 だが、支援は十分とは言えない。国際NGO、国境なき医師団(MSF)が昨年12月に行った調査によると、約25%が国際機関などからの「支援を全く受けていない」、65%が「家族を養うには不十分」と答えた。栄養状態の悪化や感染症の拡大も懸念され、MSFレバノンの責任者ファビオ・フォルジオーネさん(36)は「総合的な援助が受けられる難民キャンプがない」と指摘する。

 レバノン政府はキャンプの設置には消極的だ。キリスト教など18以上の宗派が混在する社会だけに、イスラム教徒が増えれば、宗派バランスが一気に崩れかねないからだ。

 「お父さんに会いたい」。笑顔の中で、時折寂しげなまなざしを見せるタマムさんら。何度もせき込んでいた。

5816チバQ:2013/02/25(月) 21:38:51
http://mainichi.jp/select/news/20130225k0000e030166000c.html
キューバ:革命後世代が要職に ナンバー2に52歳抜てき
毎日新聞 2013年02月25日 12時28分(最終更新 02月25日 13時14分)
 キューバの人民権力全国会議(国会)は24日、国家元首である国家評議会議長にラウル・カストロ氏(81)を再任、ナンバー2の第1副議長には閣僚評議会(内閣)のミゲル・ディアスカネル副議長(52)が抜てきされた。

 革命に直接関わった世代が要職を占めてきたキューバで、第1副議長に革命後の世代が就任するのは初めて。

 ラウル・カストロ議長は演説で、今後5年を最後の任期として引退する考えも表明。1959年のキューバ革命以来、フィデル・カストロ前議長(86)と共に兄弟で率いてきた社会主義国キューバは大きな節目を迎える。(共同)

http://www.asahi.com/international/update/0225/TKY201302250212.html
2013年2月25日17時19分

キューバのラウル議長、5年後退任明言 世代交代の波

 【サンパウロ=岩田誠司】キューバで24日、総選挙後初の人民権力全国会議(国会)が開かれ、元首にあたる国家評議会議長にラウル・カストロ氏(81)が再任された。同氏は「今回が最後の任期となる」と述べて5年後の退任を明言。社会主義を維持しつつ世代交代を進める姿勢を鮮明にした。

 この日、ナンバー2にあたる国家評議会第1副議長には、1960年生まれのミゲル・ディアスカネル氏(52)が選ばれた。59年のキューバ革命後に生まれた世代が同ポストに就くのは初めて。ラウル氏は「ゆるやかに(権力の)委譲を進めつつ国の方向性を定めるステップだ」と述べ、次世代を担う人材育成を進める重要性を強調した。

 ディアスカネル氏は、元エンジニアで、大学教授や出身地のビジャクララ県共産党第1書記などを経て、2012年から閣僚評議会副議長に就任。最近、国内外の行事に出席することが多く、次世代のリーダー候補と見られてきた。

5817チバQ:2013/02/25(月) 22:31:53
http://mainichi.jp/select/news/20130225dde007030034000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 「ベルルスコーニはもうたくさん」 肌あらわ、女性団体抗議
毎日新聞 2013年02月25日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】総選挙の投票が始まったイタリアで24日、北部ミラノの投票所に女性権利団体のメンバー3人が潜入、上半身の衣服を脱ぎ、少女買春疑惑で公判中のベルルスコーニ前首相(76)に抗議する一幕があった。

 投票に訪れたベルルスコーニ氏が報道陣の前に姿を見せた際、3人は「シルビオ(ベルルスコーニ前首相)はもうたくさんだ」などと書かれた上半身をあらわにし、叫び声を上げた。現場で警官に取り押さえられ、警察署に連行された。

 ANSA通信によると、3人は08年にウクライナで設立された女性権利団体のメンバー。20〜25歳のフランス人1人とウクライナ人2人だという。ベルルスコーニ氏は10年に私邸で開いたパーティーに当時17歳だったモロッコ人女性ダンサーを招き、買春したとして起訴され、公判中。

 総選挙の投票は25日までの2日間。ベルルスコーニ氏の中道右派連合は、中道左派連合を猛追している。

5818旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/02/26(火) 19:51:37
イタリア総選挙結果,中道右派・五つ星運動が予想以上の健闘。
下院はプレミアムで緊縮派が過半数を確保も,上院は過半数を得られそうな勢力なし。
こりゃ再選挙ですかねぇ……

下院(630)
 中道左派連合(29.5%)340議席 民主292 左派環境37 他11
 中道右派連合(29.1%)124議席 自由国民97 北部同盟18 他9
 モンティ連合(10.5%)045議席
 ☆五つ星運動(25.5%)108議席
上院(選挙分315,他に終身議員7)
 中道左派連合(31.6%)113議席 民主105 左派環境7 他1
 中道右派連合(30.7%)116議席 自由国民98 北部同盟17 他1
 モンティ連合(09.1%)018議席
 ☆五つ星運動(23.8%)054議席

5819チバQ:2013/02/26(火) 20:20:16
http://www.afpbb.com/article/politics/2931168/10337933?ctm_campaign=txt_topics
イタリア総選挙、上院で過半数の勢力なし 行き詰まる政局
2013年02月26日 15:37 発信地:ローマ/イタリア
【2月26日 AFP】イタリアの総選挙はほぼ全ての開票作業が終了し、下院ではピエルルイジ・ベルサニ(Pier Luigi Bersani)氏が率いる民主党(PD)などの中道左派連合が過半数の議席を獲得することになった。26日、内務省が発表した。

 開票率99.9%の時点で、下院の得票率は中道左派連合が29.55%となり、29.18%だったシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)前首相が党首を務める自由国民(PDL)などの中道右派連合をわずかに上回った。規定により、最も多くの票を得た中道左派連合が下院で過半数の議席を取ることになった。

 反緊縮財政を掲げた元コメディアンのベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)氏が率いる新興勢力「5つ星運動(M5S)」は、下院の政党単独の得票率で民主党の25.41%を上回る25.55%となり、イタリア第3の政治勢力に躍り出るという衝撃的な結果になった。専門家らは、緊縮財政に疲れた欧州の他の国にも影響を与えると予測している。

 一方、上院で過半数を取った勢力はなかった。イタリアでは新政権の発足に上下両院の信任が必要となるため、現状では政権樹立の見通しが立たない情勢になっており、民主党幹部からは数か月以内の再選挙の実施や、何らかの形で5つ星運動と連携するといった話も出ている。(c)AFP

5820チバQ:2013/02/26(火) 20:21:02
http://mainichi.jp/select/news/20130226dde001030002000c.html
イタリア総選挙:安定政権困難 危機再燃の恐れ
毎日新聞 2013年02月26日 東京夕刊

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)は25日、開票され、内務省の集計結果(開票率100%)によると、モンティ暫定首相(69)の財政再建路線の継続を掲げる中道左派連合が下院(定数630)で過半数の340議席を獲得した。だが、上院(終身議員を除く選出議員定数315)は過半数を大きく下回る。長期安定政権の樹立は困難になり、政治空白により、モンティ氏が着手した緊縮策や構造改革が失速、経済危機が再燃する可能性がある。反緊縮派の台頭でイタリアの信用が揺らぎ、ユーロ圏全体に影響を及ぼす恐れもある。

 在外選挙区などを除く当日開票分の内務省集計によると、下院はベルサーニ民主党書記長(61)率いる中道左派連合が得票率29・54%で首位。第1勢力に与えられる「ボーナス議席」を得て定数の約54%にあたる340議席を確保した。

 ベルルスコーニ前首相(76)の自由国民を軸とする中道右派連合が124議席(得票率29・18%)で続き、既成政党批判を展開するコメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」は108議席(25・55%)と躍進。モンティ氏の中道勢力連合は45議席(10・56%)。

 上院は中道左派連合113議席(31・63%)▽中道右派連合116議席(30・72%)▽「五つ星運動」54議席(23・79%)▽中道勢力連合18議席(9・13%)。上院は下院と異なり、ボーナス議席が20の州(選挙区)ごとに配分される仕組みで中道左派連合は財政再建路線で一致するモンティ陣営と合わせても131議席で過半数には達しない。

 ナポリターノ大統領はベルサーニ氏にまず組閣を命じるとみられる。ベルサーニ氏は「微妙な情勢だが、責任を持って事にあたる」と述べ、各党と連立協議に入る用意を表明した。モンティ氏は「役割を果たす」と協議に応じる姿勢を示した。

 両院は同等の権限を持つため、政権安定には、中道左派連合が中道右派連合または「五つ星運動」と「大連立」を組むのが望ましいが、緊縮策や欧州政策で意見の隔たりが大きく連立協議は難航が予想される。

 一方、ベルルスコーニ氏は反緊縮色を強め、ユーロ離脱の可能性も排除しない考えを示しており、「五つ星運動」はユーロ残留の是非を問う国民投票の実施を主張している。このため、中道左派連合と連立を組むには障害が多い。

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イタリア総選挙:安定政権困難 危機再燃の恐れ
毎日新聞 2013年02月26日 東京夕刊

 有権者は約5000万人。投票率は約75・2%で前回08年の約80・5%を下回った。

==============

 ◇イタリア総選挙の開票結果(議席数、カッコ内は得票率%)
        上院         下院

中道左派連合 113(31.63) 340(29.54)

中道右派連合 116(30.72) 124(29.18)

五つ星運動   54(23.79) 108(25.55)

中道勢力連合  18( 9.13)  45(10.56)

 内務省発表(開票率100%、議席数は在外選挙区などを除く)

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5821チバQ:2013/02/26(火) 20:22:31
http://mainichi.jp/select/news/20130226k0000e030141000c.html
イタリア総選挙:「五つ星運動」躍進 政治不信の受け皿に
毎日新聞 2013年02月26日 09時56分(最終更新 02月26日 12時11分)


北部ジェノバの投票所で、投票前にメディアに囲まれる「五つ星運動」のグリッロ氏(中央)=2013年2月25日、ロイター 【ローマ福島良典】25日開票のイタリア総選挙で既成政党批判を繰り広げてきたコメディアン、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」が上下両院で大躍進した。国政初挑戦で事実上の「勝利」を収め、国民の間に蓄積する政治不信の根深さを浮き彫りにした形だ。インターネット主体の活動で若年層を引き付ける「五つ星運動」はイタリア政局の行方を左右する新興勢力になる。

 「内向きの政党はこれまで国民の利益を考えてこなかった。イタリアをダメにする政治家に、国民は堪忍袋の緒が切れたのだ」。ローマ中心部のホテルに設置された選挙拠点で、「五つ星運動」活動家のアレッサンドロ・カナリさん(37)が興奮気味に語った。

 イタリア政治は近年、スキャンダルの連続だった。一昨年11月に退陣した中道右派・自由国民のベルルスコーニ前首相(76)は創業したメディア企業絡みの脱税で有罪判決を受け、少女買春疑惑で公判中。最近では、中道左派・民主党に近い銀行の巨額損失隠しが表面化した。

 中道左右両陣営がすねに傷を持つ中、グリッロ氏の「政治家は退場せよ」との叫びが、若者を中心とする有権者の心をつかんだ。専門家の間からも「五つ星運動には間違った政策もあるが、発信する『政治家不信』は正しい」(アルベルト・マルティネッリ・ミラノ大学名誉教授)との指摘が出ていた。

 選挙運動中、「五つ星運動」は既成政党による金権・利権政治を批判し、「議員報酬は月額5000ユーロ(約60万円)まで」を公約に掲げた。インターネットを最大限に活用する政治手法で「カネのかからない選挙・政治」を有権者にアピールしたことも斬新に響いた。

 だが、新興市民団体ゆえに組織が脆弱(ぜいじゃく)で、政策立案能力に乏しく、国政進出にあたって準備不足である点は否めない。ユーロ残留の是非を問う国民投票の実施や、固定資産税の撤回など大衆迎合的な公約も目立つ。「どの政党とも連合は組まない」(参謀役のジャンロベルト・カサレッジオ氏)方針で、支持者の声を国政に反映させることができるかは不透明だ。

5823チバQ:2013/02/26(火) 20:40:15
http://mainichi.jp/select/news/20130226ddm007030140000c.html
イタリア総選挙:世論分裂、鮮明に 財政緊縮策や利権巡り
毎日新聞 2013年02月26日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】24、25の両日実施されたイタリア総選挙(上下両院)は、モンティ暫定首相(69)が進めた財政緊縮策や、利権政治を巡る世論の分裂を浮き彫りにした。イタリアの国際的な信用回復を望む有権者は改革路線を取る中道左派連合やモンティ陣営を支持。緊縮策や政治の停滞に不満を抱く層はそれぞれ、ベルルスコーニ前首相(76)の中道右派連合や、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体「五つ星運動」に投票する傾向が見られた。

 ローマ中心部の小学校で友人と一緒に投票を済ませたローマ大大学院生のファビオ・ポロリさん(27)は上下両院ともベルサーニ書記長(61)の中道左派・民主党に入れた。だが、「国政を企業経営のように考えている」モンティ陣営との連立には反対だ。友人の中には「『ゼロからのスタート』を呼びかけるグリッロ氏の支持者もいる」と明かす。

 年金生活者のマリオ・ドッツィさん(70)は「下院は民主党、上院はモンティ陣営」と票を分けた。「私利のために政界入りしたベルルスコーニ氏はもうごめん」と語り、「復活阻止」のため票を投じた。「首相には(ベルサーニ氏より)線が太いモンティ氏が就いてほしい」と願っている。

 一方、画家・彫刻家のマッシモ・リバディオッティさん(53)は「政治家の退場」を訴えるグリッロ氏の破壊力に期待した。「左右両陣営で問題をたらい回しにしてきた政界の『パンドラの箱』を開けてほしい」からだ。環境保護に「五つ星運動」が理解を示している点も考慮に入れた。

 ベルルスコーニ氏は選挙戦で大型減税などの人気取り策を打ち出し、中道右派連合の支持率を引き上げた。支持者のマリア・ピア・ベッティさん(72)は「イタリアを救えるのはベルルスコーニ氏しかいない。私生活のスキャンダルには関心はない」と語る。選挙には景気後退と失業増が影を落としている。緊縮策の影響などで昨年12月時点の失業率は11・2%を記録している。

5824チバQ:2013/02/26(火) 20:47:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130226/erp13022610350006-n1.htm
改革疲れの国民、大衆迎合にひかれる
2013.2.26 10:33

ベルルスコーニ氏(ロイター)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙では、モンティ政権の緊縮・改革路線継続に反対するベルルスコーニ前首相の中道右派連合と政治勢力「五つ星運動」が事前予想を上回る勢いをみせた。その背景には、経済低迷下で「改革疲れ」が著しい国民が大衆迎合的な訴えに引きつけられたことがある。

 選挙戦終盤には中道右派と五つ星運動の猛追が伝えられたが、改革継続を目指す中道左派は上院で過半数を逃しても、モンティ首相の中道連合と合わせて多数派形成できるとの予測が大勢だった。だが、実際には上院でだけではなく、下院でも苦戦。五つ星運動の得票率は最大2割との予想を大きく上回った。

 ベルルスコーニ氏に対しては、相次ぐスキャンダルのため国民の拒否感は強かった。だが、前首相はモンティ政権が導入した住宅税の廃止と既払い分の税金還付など「ばらまき」的な政策を訴えることで巧みに逆境をはね返した。

 既存体制の打破を掲げる五つ星運動は、リーダーでコメディアンのベッペ・グリッロ氏のカリスマ性のほか、一般市民から候補者を選ぶなどした「新鮮さ」が政治不信の強い国民の心を引きつけた。選挙前には主要銀行のスキャンダルも浮上。五つ星運動は一段と弾みをつけ、中道左派の支持層も流れたとみられる。

 債務危機は表明上、沈静化しているが、欧州の経済回復が遅れる中、国民の痛みが続いていることが選挙で表面化したといえる。

5825チバQ:2013/02/27(水) 22:41:09
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013022702000120.html
欧州動揺 独、路線変更を懸念 仏「成長促す取り組み必要」
2013年2月27日 朝刊

 【ロンドン=有賀信彦】欧州債務危機を再燃させかねないイタリア総選挙の結果に、ユーロ圏諸国に衝撃が走った。

 「ユーロ圏全体に影響する事態で、非常に憂慮している」。ロイター通信によると、スペインのガルシアマルガリョ外相は二十六日、マドリードでイタリアの政局への懸念を記者団に語った。さらに「イタリアにとっても欧州にとっても、どうにもよくなりようのない方向への急展開だ」と戸惑いを見せた。

 ユーロ圏の財政緊縮路線をリードするドイツでは、レスラー経済技術相が同日、「イタリアは、既に取り組んでいる財政改革や競争力強化などの構造改革を続ける以外に選択肢はない」との声明を発表。いかなる政権が発足しようと、路線の変更は認めがたいとの強い姿勢を示した。

 ウェスターウェレ外相は同日、「イタリアの政治家は、改革と緊縮が必要だと理解しているはずだ。すみやかに行動能力のある政府をつくるよう望む」と述べ、同国が政局混迷から早く抜け出すよう要請。「欧州債務危機の克服に向け、私たちは同じボートに乗っている。イタリアだけでなく欧州全体のためだ」と呼び掛けた。

 一方、経済成長策への転換が欧州債務危機克服には必要との立場のフランスでは、モスコビシ経済・財政相が同日、ロイター通信に「(政局混迷を)心配なのは間違いないが、イタリアと欧州には、経済成長という別の観点からの取り組みが必要だ」と述べた。

5826名無しさん:2013/02/27(水) 23:11:31
首相4月下旬にもロシア訪問で調整
ttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20130227/k10015813411000.html
外務省は、北方領土問題などを巡って意見を交わすため、安倍総理大臣が4月下旬にもロシアを訪問して、プーチン大統領と首脳会談を
行う方向で調整していることを明らかにしました。
日ロ両政府は安倍総理大臣の年内のロシア訪問に向けた調整を進めていて、プーチン大統領は、先週、ロシアを訪れていた森元総理大臣と
会談した際、「訪問を心待ちにしている。両国関係の発展のよいステップになることを期待している」と述べ、期待感を示しました。
こうしたなか、外務省の担当者は27日午前、民主党の会合に出席し、安倍総理大臣のロシア訪問の時期について「大型連休という可能性も
含めて、現在調整中だ」と説明し、北方領土問題などを巡って意見を交わすため、安倍総理大臣が4月下旬にもロシアを訪問して、プーチン
大統領と首脳会談を行う方向で調整していることを明らかにしました。

5827チバQ:2013/02/27(水) 23:20:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130227/mds13022700420000-n1.htm
議会選ボイコットを表明 エジプト反大統領派連合
2013.2.27 00:41
 中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、エジプトの反モルシ−大統領派の連合体「救国戦線」は26日、4月下旬から実施される人民議会(国会)選挙をボイコットすると表明した。

 救国戦線を率いるエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長が「選挙法が不公平だ」としてボイコットを呼び掛けていた。主要野党が不参加となれば、選挙が成り立たなくなる恐れもあり、モルシ−氏側に圧力をかける狙いとみられる。

 議会選は地域別に4回に分け、約2カ月にわたって実施される。投票日は(1)4月22、23日(2)5月11、12日(3)5月28、29日(4)6月15、16日。(共同)

5828チバQ:2013/02/27(水) 23:36:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000085-san-eurp
国民は緊縮路線拒否 ベルルスコーニ氏存在感
産経新聞 2月27日(水)7時55分配信

 イタリア総選挙では、スキャンダルが相次いだベルルスコーニ前首相(76)が劣勢をはね返し、その存在感を改めて誇示した。既存政治の批判を展開する政治勢力「五つ星運動」も予想以上の大躍進。多くの有権者が両陣営の大衆迎合的な訴えにひかれた結果でモンティ政権の緊縮・改革路線に対する国民の疲弊感の強さを映し出した。

 中道右派の中心政党で前首相率いる自由国民のアルファノ幹事長は25日夜、「前首相の勝利への信念がもたらした結果だ」と選挙での善戦を満足げに評価。「選挙前に『前首相は終わりだ』と考えていた人は考え直さなくてはならない」とも強調した。

 ◆税金還付追い風

 一昨年秋、債務危機の波及で退陣を余儀なくされた前首相は昨年末、モンティ首相への信任を撤回。首相辞任の引き金を引くとともに、首相返り咲きを目指す意向を示した。しかし、当時の前首相陣営の支持率は中道左派に大きく引き離され、前首相の政界への影響力は弱まったというのが大方の見方だった。

 過去約20年間で3度首相職を経験した前首相も未成年者買春事件などスキャンダルが相次ぎ、今では国民の拒否感も強い。

 だが、こうした逆風の中で前首相は、モンティ首相やドイツのメルケル首相の批判を繰り返し、「ばらまき」的な政策を掲げることで、改革疲れする有権者の心理を巧みにとらえた。特にモンティ政権が導入し、国民の強い不評を買っていた住宅税を廃止し、既払い分の税金を還付する公約は効果が大きかったとされる。

 改革継続を目指す中道左派やモンティ首相の中道連合を支持できず、政治経験のない五つ星運動にも不安を持つ有権者にとって明確に「痛み」の緩和を主張した前首相は「欠点はあるが最善の選択」(65歳女性)でもあった。専門家は「税金還付は現金収入の少ない層に魅力的だった」と指摘する。

 ◆新興勢力も台頭

 一方、五つ星運動はリーダーでコメディアンのベッペ・グリッロ氏(64)のカリスマ性のほか、インターネットで一般市民から候補者を選ぶなどした「新鮮さ」が政治不信の強い国民を引きつけた。イタリアのユーロ残留の是非を国民投票で問うなど過激な公約を掲げる。既存の政治勢力と距離を置く方針だが、メンバーの多くは政治の素人で実行力などは未知数だ。イタリア紙レプブリカは26日、「イタリアは統治不能になった」と報じた。(宮下日出男)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000099-san-eurp
イタリア総選挙 中道左派 上院「議席配分制」に泣く
産経新聞 2月27日(水)7時55分配信

 【ローマ=宮下日出男】26日に開票結果が判明したイタリア総選挙で、緊縮・改革路線継続を掲げ下院を制した中道左派連合が上院で獲得議席数で過半数を大きく下回った背景には、重要選挙区で相次ぎ敗北したことがある。上院は下院と異なり、一部地域の結果が全体の議席数に大きな影響を与える仕組みが採用されているためであり、選挙では同国の複雑な選挙制度にも焦点があてられた。

 内務省が開票作業を開始後、随時公表した暫定集計では、全体の得票率では中道左派がベルルスコーニ前首相率いる中道右派連合を上回るにもかかわらず、獲得議席数では一時、中道右派が中道左派を逆転する場面もあった。上下両院で議席配分制度が異なるためだ。

 下院では、全国集計で得票率トップの陣営に過半数の議席が保証される仕組みだが、上院では州単位の20選挙区ごとに得票率首位の陣営に対し、各選挙区の定数の過半数が保証される。このため定数の大きい選挙区の動向が上院全体の行方を大きく左右する。

 今選挙でも北部の大都市ミラノを抱えるロンバルディア(定数49)、南部カンパニア(同29)など4州を中心とした情勢に伊メディアは注目し、事前の予想を報じた。上院で明確な「勝者」が出なかった要因には政治勢力「五つ星運動」の予想以上の躍進もあるが、中道左派がこの4州で全敗したことも響いている。

 現行制度の導入は2005年、ベルルスコーニ前首相が政権にあった時代。06年の総選挙を控え、苦戦が予想された政権が敗北を最小限に抑えるのを狙ったともいわれ「最悪の選挙制度といわれていた」(現地ジャーナリスト)という。

 モンティ政権下で選挙制度の改革が試みられたが、各陣営の調整がつかず、今回の総選挙でも現行制度が維持された。

5829チバQ:2013/02/27(水) 23:37:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000025-jij-eurp
総選挙の開票結果確定=伊
時事通信 2月27日(水)9時6分配信

 【ローマ時事】イタリア内務省は26日、総選挙の最終開票結果を発表した。上院(定数315、終身議員を除く)は、中道左派連合123、中道右派連合117、新興勢力「五つ星運動」54、中道連合19、その他2。下院(定数630)は、中道左派連合345、中道右派連合125、五つ星運動109、中道連合47、その他4。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130227-00000011-mai-eurp
<イタリア総選挙>民主党、五つ星運動と協力の用意
毎日新聞 2月27日(水)10時16分配信



ローマの党本部で記者会見する中道左派・民主党のベルサーニ書記長=2013年2月26日、AP
 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)で上院過半数割れに追い込まれた中道左派・民主党のベルサーニ書記長(61)が26日、ローマの党本部で記者会見し、政治改革を実現するため、両院で躍進した政治団体「五つ星運動」と協力する用意を示唆した。

 ベルサーニ氏は上下両院で「ねじれ」状態となったことから「選挙に勝利したとは言えない」と不振を認め、国民の間に広がる政治不信と景気後退、若者の失業、緊縮策に対する拒否反応が原因と分析した。

 連立協議にあたり国会改革や腐敗対策などを優先項目に掲げると明らかにした上で、「国と子供たちのために何をしたいのか説明してほしい」と「五つ星運動」創設者のベッペ・グリッロ氏(64)に呼びかけた。

 民主党を中心とする中道左派連合は下院最大勢力だが、単独では「五つ星運動」が最多得票した。このため、ベルサーニ氏は下院議長を「五つ星運動」から出すのが適当との考えを示した。

 中道左派連合が「五つ星運動」と組めば上院でも過半数に達して「ねじれ」状態を解消し、安定政権を樹立することができる。ただ、両陣営の連立には乗り越えなければならない障害が多い。

 まず、グリッロ氏は政策ごとの閣外協力の用意を示しているが、ベルサーニ氏は「五つ星運動」の本格的な政権参加を連立条件として想定している。また、親欧州の立場のベルサーニ氏はグリッロ氏の反ユーロ姿勢に警戒感を抱いている。

 ANSA通信によると、ナポリターノ大統領は3月15日に下院を招集しており、ベルサーニ氏は3月後半までの連立合意を目指すとみられる。ベルサーニ氏はベルルスコーニ前首相(76)の中道右派・自由国民と「大連立」を組む可能性は否定した。

5830チバQ:2013/02/27(水) 23:39:21
http://www.afpbb.com/article/economy/2931242/10358093?ctm_campaign=txt_topics
イタリア総選挙による政局の行き詰まり、欧州に衝撃広がる
2013年02月27日 07:51 発信地:ローマ/イタリア
【2月27日 AFP】ユーロ圏にとって非常に重要な選挙とみられていた先日のイタリア総選挙では、明確な勝者が出ず、緊縮財政に反対するポピュリスト政党が衝撃的な躍進を果たし、同国の政局は行き詰まった。これを受け、世界市場は混乱し、欧州全土に警戒が高まっている。

 下院ではピエルルイジ・ベルサニ(Pier Luigi Bersani)民主党(PD)党首率いる中道左派連合が僅差で勝利したが、上院では過半数を獲得した勢力がなかった。この選挙結果を受け、イタリア株式市場は急落、借入金利は急増した。

 さらに、ユーロ圏第3位の経済大国イタリアの政局の先行き不安を嫌気し、欧州、アジア、米国の株式市場も下落した。政治アナリストらは、不安定な連立政権が成立するか、再選挙が数か月以内に行われるかのどちらかだと予想している。

 一方、元コメディアンのベッペ・グリッロ(Beppe Grillo)氏率いる大衆派「5つ星運動(M5S)」は緊縮財政や不況への抗議票を確実に集め、下院での得票率が25.5%に上るなど大躍進を遂げた。(c)AFP/Dario THUBURN

5832チバQ:2013/02/27(水) 23:45:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013022700901
観光立国に衝撃=地元紙軒並み一面トップ級−エジプト熱気球墜落

エジプト・ルクソールの熱気球が墜落した現場で花をささげる地元自治体関係者ら=27日(AFP=時事) 【カイロ時事】「ルクソールの空で惨劇」「観光客巻き込む恐怖の事故」。日本人4人を含む19人が死亡したエジプト南部ルクソールで起きた熱気球墜落事故で、地元各紙が軒並み一面トップ級で報じるなど、観光業に大きく依存する国民に激しい衝撃を与えた。
 シュルーク紙は「新たな惨劇」との見出しで、鉄道事故や高層住宅崩落などが頻発するエジプトの惨状を憂慮した。ワタン紙は「気球すらも燃え上がる」と報じ、ムバラク政権崩壊後の政情不安で反体制デモが続き、経済や治安の悪化にいら立ちを強める国民感情を重ね合わせた。(2013/02/27-19:32)

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/02/27/kiji/K20130227005286160.html
「外国人がいなくなる」と悲鳴 気球墜落事故 ルクソール観光に打撃
 日本人観光客4人を含む19人が犠牲になったエジプト南部ルクソールの気球墜落事故は、地元の観光業に打撃を与えそうだ。ムバラク政権崩壊後の政情不安で減少した観光客が少しずつ戻り始めてきた矢先の事故。観光業者は「外国人客がいなくなる」と悲鳴を上げている。

 旅行会社に勤めるアブデルラヒム・ワキルさん(41)は「今回の事故で当局は気球ツアーを中止にした。期間は数カ月か、もしかすると数年かもしれない」とため息をついた。

 気球ツアーは、ナイル川を挟んで点在する広大な遺跡群を上空から見下ろせることで評判を呼んでいた。関係者によると、大手旅行会社は安全上の理由から気球ツアーを旅程に組み込むのを控えていたが、観光客はホテルなどで申し込めるため、参加者は絶えなかったという。

 事故が起きた26日に日本人客を連れてルクソール入りした添乗員の日本人男性(63)は、2011年のエジプト政変の時期に比べれば「エジプト旅行のキャンセルは少ないのではないか」と予測。一方で、奇岩で知られるトルコのカッパドキアなど、気球ツアーが人気を集めるほかの観光地への影響に懸念を示した。(共同)
[ 2013年2月27日 15:45

5833チバQ:2013/02/27(水) 23:59:47
http://www.cnn.co.jp/world/35028807.html
ベネディクト16世、退位後は「名誉法王」に 枢機卿がローマ入り
2013.02.27 Wed posted at 10:10 JST

ローマ(CNN) ローマ法王庁(バチカン)は26日、ローマ法王ベネディクト16世(85)の退位後の肩書きが「名誉法王」になると発表した。一方、次期法王の選出に向け、ローマには既に枢機卿が集まっている。

ベネディクト16世は28日で退位する。ローマ法王庁の報道官によると、ベネディクト16世の名は退位後も使用し、「聖下」という敬称も変更しない。

27日に予定されている最後の一般謁見では、入場券5万枚が配布された。さらに多くの信者が詰めかける可能性もある。ベネディクト16世は「ポープモービル」と呼ばれる専用車でサンピエトロ広場を巡った後、信者の前で演説する。

最終日の28日は午前中に枢機卿との会議を済ませた後、午後にヘリコプターで、ローマ近郊のカステル・ガンドルフォにある別荘に向かう。教会の鐘が鳴らされ、ベネディクト16世は最後にもう1度、バルコニーに姿を見せて信者らに別れを告げる。

公務終了時刻の同日午後8時、法王の警護に当たってきたスイス衛兵はカステル・ガンドルフォを離れ、バチカン警察と交代する。

ベネディクト16世は、バチカンにある修道院の修復がこの春の終わりごろに完了するまで別荘に滞在する。

赤いマントは白い聖職者用の平服に着替え、赤い靴に代わって、昨年のメキシコ訪問時に贈られた茶色の靴を履く見通し。法王の象徴の「漁師の指輪」は、法王の紋章とともに破壊される。

一方、報道官によれば、枢機卿の総会が3月1日に招集され、次期法王を選出する「コンクラーベ」の日程を決める協議に入る。コンクラーベの日程は未定。

5834チバQ:2013/02/28(木) 00:00:38
http://www.cnn.co.jp/world/35028760.html
コンゴと周辺諸国が和平協定に調印 国連事務総長も出席
2013.02.26 Tue posted at 12:44 JST

(CNN) アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)の和平を目指し、同国と周辺諸国が結んだ協定の調印式が24日、エチオピアの首都アディスアベバで行われた。式典には国連の潘基文(パンギムン)事務総長も出席した。

同国東部では、政府軍と反政府武装勢力「M23」の戦闘が続き、大量の避難民が出ている。協定は、コンゴの領土と主権を守るために各国の協力を求める内容。ウガンダ、ルワンダなど近隣諸国が参加したが、武装勢力は加わっていない。

潘事務総長は、協定が「コンゴと周辺諸国の国民に平和と安定の時代をもたらすことを強く望む」と述べる一方、これは対応策の始まりにすぎないとして、「継続的な関与」を呼び掛けた。

南アフリカのズマ大統領も、コンゴを「泥沼」から救うための一歩になると期待を表明。国連部隊をコンゴ東部に派遣する案に言及した。

協定の調印は先月予定されていたが、「手続き上の問題」(潘事務総長)により延期された。コンゴは、ルワンダ虐殺の後に報復を恐れたフツ族難民が大量に流入した1990年代以降、周辺諸国を巻き込んだ内戦を繰り返してきた。M23は、政府軍から離反したツチ族兵士らが昨年4月に結成した。

5835チバQ:2013/02/28(木) 00:12:45
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130226-OYT1T01092.htm
司祭らに「関係」迫る?英枢機卿が大司教職辞任

 【ロンドン=佐藤昌宏】英カトリック教会最高位のキース・オブライエン枢機卿(74)は25日、スコットランドのセントアンドルーズ、エディンバラ大司教職を辞任した。


 理由は明らかにされていないが、1980年代に複数の司祭らに「不適切な関係」を迫った疑いなどが浮上していた。

 オブライエン枢機卿は、ローマ法王ベネディクト16世の後任を選ぶバチカンでの法王選出会議(コンクラーベ)に英国からただ一人、出席する予定だったが、辞任声明で「メディアの注目が次期法王より、私に集まるのは望ましくない」として、出席見送りを表明した。

 英国は、16世紀に国王ヘンリー8世がカトリック教会に反発して創設した英国国教会を国教としており、カトリック教徒は全人口の9%前後とされる。

(2013年2月26日19時44分 読売新聞)

5836チバQ:2013/02/28(木) 22:14:43
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000033-jij-eurp
首相不信任案を可決=政権交代へ―スロベニア
時事通信 2月28日(木)9時16分配信

 【ベルリン時事】スロベニア国民議会(下院)は27日、汚職疑惑が浮上したヤンシャ首相に対する不信任決議案を可決した。中道右派政権を率いた同首相の解任が決定。第1党の中道左派野党「積極的なスロベニア」のブラトゥシェク党首(42)が初の女性首相に就任する見通し。
 スロベニアは1991年の独立後、最悪の政治・経済危機に直面している。ブラトゥシェク氏は下院で、経済再建に全力を挙げる考えを示した。
 1月に汚職の疑いが発覚したヤンシャ首相は疑惑を否定し、与野党の辞任要求を拒否。このため、与党各党は次々と連立を離脱し、「積極的なスロベニア」が不信任案を提出した。

5837チバQ:2013/03/02(土) 02:25:43
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013030100880
中道左派「大連立」を拒否=不透明感強まり再選挙も−伊

イタリアのベルサーニ民主党党首=2月26日、ローマ(AFP=時事) 【ローマ時事】2月25日開票のイタリア総選挙で一応の勝利を収めた中道左派連合を率いるベルサーニ民主党党首(61)は1日付の伊紙レプブリカとのインタビューで、ベルルスコーニ元首相(76)が主導する中道右派連合との「大連立」を拒否する姿勢を明らかにした。中道左派は下院で勝利したが、上院では過半数に届かなかった。安定政権樹立に向けた連立などの枠組みが見えなくなり、政治に不透明感が強まってきた。
 ベルサーニ党首は「大連立の考えは存在しないし、今後存在することもない」と言い切った。ベルルスコーニ氏は選挙後、中道左派との大連立の可能性に言及していた。(2013/03/01-19:22)


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000046-mai-eurp
<イタリア>「五つ星運動」が連携拒否 中道左派打診に
毎日新聞 2月28日(木)14時56分配信

 【ローマ福島良典】イタリア総選挙(上下両院)で躍進した政治団体「五つ星運動」の創設者、ベッペ・グリッロ氏(64)は27日、中道左派・民主党からの連携の打診を一蹴した。だが、これに対して支持者から「無責任」などと批判が噴出、足並みの乱れを露呈する事態になっている。

 民主党のベルサーニ書記長(61)は26日、グリッロ氏との連携を念頭に国会改革、腐敗対策、選挙制度改革などを提案したが、グリッロ氏は27日、「不作法な提案」と批判。さらにベルサーニ氏について「ストーカー政治家」とこき下ろした。

 連立打診を袖にされたベルサーニ氏は「言いたいことがあるなら、侮辱を含め、国会で話すのが筋。各人が責任を果たすべきだ」と反論した。

 こうしたやり取りを受け、「五つ星運動」の支持者はグリッロ氏のブログに「真剣にやってくれ」などと投稿し、グリッロ氏に再考を促した。

5838チバQ:2013/03/02(土) 02:26:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130228-00000112-san-eurp
左派、「五つ星」と連携か 伊政権 左右連立の声も
産経新聞 2月28日(木)7時55分配信

 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙後の安定政権樹立が不安視される中、連立の模索などさまざまな動きが始まった。辛勝した中道左派連合が多数派形成のため、躍進した新興政治勢力「五つ星運動」の取り込みに動くとの見方がある一方、中道右派連合のベルルスコーニ前首相は中道左派との大連立の可能性を示唆。再選挙実施を主張する声も出ているが、いずれもハードルは高そうだ。

 中道左派のベルサーニ民主党書記長は26日の記者会見で、「われわれは首位だが、勝ったのではない」と強調した。中道左派は下院で過半数の議席を確保。上院で最終的に第一党になったが、過半数には届かず、政権樹立には他陣営の協力が不可欠となった。

 中道左派としては、3月中旬に予定される初議会招集までに上院で多数派を確保したいところ。陣営内には五つ星運動の議員への切り崩しや政策ごとの連携を主張する声も出てきている。

 これに対し、五つ星運動のリーダー、グリッロ氏は26日、「われわれの政策と一致する提案があれば、検討する」と語ったが、どの陣営とも連立政権を組む考えを基本的には否定した。

 一方、ベルルスコーニ氏は同日、モンティ首相を排除したうえで、中道左派と連立政権を組む可能性をほのめかした。中道左派・右派は緊縮策をめぐって対立する立場にあるが、モンティ政権を緊急対応として共に支えてもいた。

 だが、中道左派には「国の惨事に責任がある者とは連携できない」(民主党幹部)と否定的な意見も根強い。グリッロ氏も「(両派の連立を)われわれは邪魔する」と息巻く。

 中道左派では他陣営と選挙制度を改正して再選挙に臨む案もささやかれるが、伊紙コリエレ・デラ・セラは「グリッロ氏の目的は再選挙に持ち込み、成功を確実にすることだ」とし、むしろ五つ星運動を利することへの懸念を示した。

 金融市場では選挙前、改革継続を目指す中道左派とモンティ首相の中道連合による連立政権への期待が強く、ベルサーニ氏も協力を視野に入れていた。だが、選挙の結果、「イタリアと欧州を救った」と国際社会で評価されるモンティ氏が次期政権に関与するのは難しくなっている。

 ユーロ圏3位の経済大国イタリアの政局を他の欧州諸国も注視しており、ドイツのウェスターウェレ外相は「重要なのは、機能する安定政権を迅速に樹立することだ」と述べた。

5839チバQ:2013/03/02(土) 02:28:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2013030100104
アルカイダ系司令官を殺害=北アフリカ拠点組織−マリ
 【カイロ時事】アルジェリアのテレビ局アンナハルは28日、北アフリカの国際テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」のアブデルハミド・アブゼイド司令官がマリ北部の山岳地帯で、フランス・チャド両軍の掃討作戦で殺害されたと報じた。
 ロイター通信によると、司令官は25日に約40人のイスラム武装勢力と共に殺された。司令官は20人以上の西側諸国出身者を誘拐し、巨額の身代金をAQIMにもたらしたほか、英仏人の処刑にも関与したとみられている。(2013/03/01-07:19)

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5840チバQ:2013/03/02(土) 02:34:06
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030025000c.html
バングラデシュ:野党副総裁死刑判決で暴動、42人死亡
毎日新聞 2013年03月01日 18時52分(最終更新 03月01日 20時06分)


バングラデシュの首都ダッカで起きた暴動で、「イスラム協会」の活動家を警棒を使って捕らえる警察官=2013年2月28日、ロイター
拡大写真 【ニューデリー杉尾直哉】バングラデシュ独立戦争(71年)の際の戦争犯罪を裁く法廷で2月28日、起訴されていた野党「イスラム協会」(JI)のデルワル・フセイン・サイーディ副総裁(73)が大量殺害やレイプ、略奪などの罪で死刑判決を受けた。これに反発したJI支持者が首都ダッカなど国内10カ所以上で政府庁舎やヒンズー教寺院に放火するなど暴徒化し、AP通信などによると、警察との衝突で警察官6人を含む42人が死亡、約300人が負傷した。

 バングラデシュは、パキスタンからの独立戦争の際に内戦状態となり、300万人が死亡、20万人の女性がレイプされたとされる。戦争犯罪法廷は10年に与党アワミ連盟を率いるハシナ首相が設置し、独立に反対していたJI党員ら12人が起訴された。今年1月以降、サイーディ副総裁ら党指導者2人に死刑、もう1人の党員に無期懲役が言い渡された。残る9人の被告の判決も今後出る見通しで、暴動が広がる恐れがある。

 政府は1日、首都に治安部隊1万人を追加配備し、厳戒態勢を敷いた。戦犯法廷について、JIなど野党側は「野党をつぶすための政治弾圧」と反発し、国際人権団体からも「証人が当局に証言を強制された」などとして批判が出ている。

5841チバQ:2013/03/02(土) 02:35:32
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000m030107000c.html
ケニア:4日に大統領選 正副首相が激しい争い
毎日新聞 2013年03月01日 21時45分

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカの地域大国ケニアで4日、任期満了に伴う大統領選が実施される。オディンガ首相(68)とケニヤッタ副首相(51)が激しいトップ争いをしており、1回の投票では決まらず、来月の決選投票に持ち込まれる可能性が高まっている。

 同じく大接戦だった前回(07年)は、開票結果を巡り大規模な暴動が発生、上位候補の出身民族同士の衝突にも波及し、1000人以上の死者を出す事態となった。その後、国民間の和解を進めてきたが、対立再燃への懸念は完全には払拭(ふっしょく)されていない。

 8人が立候補し、投票終了後48時間以内に結果が判明する見通し。1位候補が有効投票数の過半数に届かない場合などは、上位2候補による決選投票が4月に実施される。多くの世論調査で、オディンガ、ケニヤッタ両氏とも40%台の支持と、僅差になっている。

 07年選挙では、再選を狙うキバキ氏(現大統領)と対立候補のオディンガ氏の事実上の一騎打ち。当初はオディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏の逆転勝利が発表された。オディンガ氏支持者らは暴徒化してキバキ氏の出身民族キクユ人を襲撃し、逆にキクユ人側もオディンガ氏の出身民族ルオ人を襲うなど、各地で報復の連鎖が見られ、多数の犠牲者が出たほか、60万人以上が国内避難民となった。アナン前国連事務総長らの調停で、キバキ大統領−オディンガ首相の連立政権が発足し、現在に至っている。

5842チバQ:2013/03/02(土) 02:36:47
http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000m030188000c.html
マリ:世界遺産都市の古文書救出 秘密裏に移送
毎日新聞 2013年02月02日 02時30分(最終更新 02月02日 02時42分)

 【バマコ(マリ南部)服部正法】フランスが軍事介入した西アフリカ・マリ北部の世界遺産都市トンブクトゥの研究所に保管され、イスラム過激派による破壊が懸念されていた歴史的に貴重な古文書の約6割が、南部の首都バマコに秘密裏に移送済みだったことが1日分かった。マリ政府当局者が毎日新聞の取材に古文書を公開した。当局者によると、移送後のメディアへの公開は世界で初めて。

 古文書は、所蔵元のアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所(マリ政府管轄)のアブドゥルカドリ・マイガ所長が公開。金属製衣装箱約30箱に納めた約2万5000点がバマコ市内に保管されている。

 古文書は最古のものが13世紀ごろとされる。主にアラビア文字で書かれ、イスラム教や天文学、医学など幅広い分野に及び、当時の学術水準を示す極めて貴重な内容で「世界のかけがえのない遺産」(マイガ所長)だ。

 ◇トンブクトゥと古文書
 トンブクトゥは古来、サハラ砂漠の貿易中継地として栄える一方、15世紀ごろにはイスラム神学校が100校以上あり、イスラム研究が隆盛した学術都市だった。古文書は家庭に散逸していたものも多く、収集・保存を目的に「アフメド・ババ高等教育・イスラム研究所」が1973年に発足した。

http://mainichi.jp/select/news/20130202k0000m030189000c.html
マリ古文書救出:2万5000点、粉ミルクや米の袋で隠し
毎日新聞 2013年02月02日 02時30分

 【バマコ(マリ南部)服部正法】イスラム過激派が支配する街で、ひそかに続けられた古文書救出作戦。交易商人の手助けで世界的に貴重な遺産の多くは安全地帯に届いていた−−。世界遺産であるマリ北部の都市トンブクトゥから移送されたアフメド・ババ高等教育・イスラム研究所所蔵の古文書は約2万5000点に及ぶ。アブドゥルカドリ・マイガ同研究所長が毎日新聞の取材に作戦の詳細を語った。

 マリ北部は昨年4月、世俗主義の反政府武装組織やイスラム過激派が制圧した。5月以降、偶像崇拝の禁止に厳格な過激派が、トンブクトゥにあるイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を破壊。7月には世俗主義組織を北部の各都市部から追い出し、支配を固めた。

 マイガ所長によると救出作戦は昨年7〜10月に実施した。バマコに避難していた研究所員らが約1200キロ離れたトンブクトゥに潜入。街中をパトロールする過激派戦闘員の目を避けながら、深夜などに研究所から徐々に文書を回収した。

 最終的には、研究所が所蔵する古文書約4万5000点のうち、旧棟に保存されていた約2万5000点を運び出すことができた。

 だが、南アフリカ政府の支援で建てられた新棟は過激派が放火し、約2万点の所蔵文書の多数が焼失・破損した可能性があるという。

 反政府武装組織やイスラム過激派は旧棟にはあまり関心を払わなかった。マイガ所長は「建物が古くて、汚い感じがしたからだろう」と言う。おかげで古文書は難を逃れたとも言えそうだ。

 古文書は衣装箱に入れ、複数回に分けてバマコ行きのバスやトラックで運んだという。移送には、トンブクトゥとバマコの間でさまざまな商品を取引する交易商人の助けを借りた。商人は文書入り衣装箱の上に、粉ミルクや米の袋など実際の取引商品を載せてカムフラージュした。到着を待ち構えた研究所員らがバマコで受け取った。

 マイガ所長は「大きな危険を伴う作戦だった」と振り返る。イスラム過激派は1月に軍事介入したフランス軍とマリ政府軍の共同作戦を受けトンブクトゥから撤退した。

5843チバQ:2013/03/02(土) 02:37:53
まずは、ビザ省略を・・・
http://mainichi.jp/select/news/20130228k0000e030186000c.html
ロシア極東開発相:アジアを重視 日本の協力に強い期待
毎日新聞 2013年02月28日 12時12分(最終更新 02月28日 12時55分)


日本・ロシアフォーラムであいさつするヴィクトル・イシャエフ極東開発担当大臣兼極東連邦管区大統領全権代表=東京都内のホテルで2013年2月28日、武市公孝撮影
拡大写真 ロシアのイシャエフ極東開発相は28日午前、東京都内で開かれた「日本・ロシアフォーラム」(毎日新聞社、ロシスカヤ・ガゼタ紙主催)で講演し、「ロシアの経済発展の底力となるアジア太平洋地域へ、開発のベクトルを向けることが非常に重要だ」と述べ、エネルギー開発などで日本の協力に強い期待を表明した。安倍晋三首相はメッセージを寄せ、「日露関係の発展は最優先課題の一つだ」とし、北方領土問題への取り組みと両国の経済関係の強化に意欲を示した。

 イシャエフ氏は講演で約500人の出席者を前に「旧ソ連時代からロシアの発展の方向性は西(欧州)を向いていたが、現在は世界経済の発展の中心が東(アジア)に向き、ロシアの方向性は変更されている。日本との協力は私たちの経済政策の非常に重要な位置を占める」と強調。極東のインフラ整備やパイプラインなどのエネルギープロジェクト、ハイテク分野などを挙げて相互協力の必要性を訴えた。

 首相はエネルギー分野に関して「供給源の多角化を通じ、我が国の低廉で安定的なエネルギー調達に資する」と指摘。北方領土問題では「四島の帰属問題を解決して平和条約を締結する基本方針の下、粘り強く取り組む」とし、4月末のロシア訪問と日露首脳会談に意欲を示した。

 この後、森喜朗元首相が講演した。森氏は首相特使としてプーチン大統領と21日にモスクワで会談。森氏は北方領土問題でのプーチン氏の「引き分け」発言について「解決策があるのかどうかはこれから両国が知恵を出すことに尽きる」と述べ、日露首脳会談の際に両首脳が双方の外務省に解決策の検討を指示するよう、プーチン氏に提案したとした。

 プーチン氏は会談で、日露のエネルギー協力を協議するため、エネルギー相らを3月に日本へ派遣する計画を示したという。

 朝比奈豊・毎日新聞社社長は「日露は将来、最も大きな可能性を秘めた2国間関係の一つだ。お互いの強みと弱みが補完関係にある」とし、フォーラムの意義を訴えた。

 ロシスカヤ・ガゼタのパーベル・ネゴイツア社長は「普通の国民同士がお互いをよく知ることが重要だ。両紙が今後も努力して両方の国民の理解を深め、露日両国の接点がたくさん見つかり、それがさらに伸びていくことを期待している」と述べ、次回フォーラムのロシア開催にも期待を寄せた。午後はテーマごとに四つの分科会が開かれる。【松尾良、影山哲也】

5844チバQ:2013/03/02(土) 02:47:34
http://mainichi.jp/select/news/20130301k0000e030172000c.html
ローマ法王:ベネディクト16世退位 法王選挙会議へ
毎日新聞 2013年03月01日 10時31分(最終更新 03月01日 12時23分)


2月28日、ローマ郊外のガンドルフォ城のバルコニーから手を振ってお別れをするベネディクト16世=ロイター
拡大写真 【ローマ福島良典】世界約12億人のキリスト教カトリック信徒の頂点に立つローマ法王ベネディクト16世(85)が2月28日午後8時(日本時間3月1日午前4時)、退位した。バチカン(ローマ法王庁)は法王不在の空位期間に入り、次期法王は、今月前半に開かれる法王選挙会議(コンクラーベ)で選出され、第266代法王として即位する。後継にはイタリアや欧州のほか、ブラジルなど中南米からの候補も有力視されている。

 約2000年に及ぶカトリック史上、生前に退位した法王は約600年ぶり。ベネディクト16世は28日午後5時すぎ、バチカンをヘリコプターでたち、ローマ郊外にある離宮・ガンドルフォ城に移動した。バチカンのサンピエトロ広場では集まった信徒らがヘリコプターに手を振り、ローマ市内の教会の鐘が一斉に鳴り響いた。

 ベネディクト16世は信徒に「友情と思いやりに感謝する。これから私は法王でなく、一巡礼者だ」と最後の別れを告げた。午後8時をもって、公文書を承認する際に使う金製の指輪印「漁夫の指輪」が無効にされ、バチカンのスイス人衛兵が城の扉を閉めて立ち去り、約8年間に及んだベネディクト16世時代が幕を閉じた。空位期間中はタルチジオ・ベルトーネ枢機卿(78)が法王代理を務め、ミサの祈りから法王の名前が省かれる。

 ベネディクト16世はドイツ生まれ。法王庁教理省長官、首席枢機卿を務めた後、05年4月のヨハネ・パウロ2世死去に伴うコンクラーベで法王に選出された。今年2月11日、高齢と体力の衰えを理由に退位を表明した。

 法王に次ぐ聖職者である枢機卿による次期法王を選ぶ秘密投票のコンクラーベは、バチカンのシスティーナ礼拝堂で3月10日前後に開かれる予定。新法王は、3月24日から始まる「聖週間」までに選出される見通し。ベネディクト16世は退位表明後、「教会内部の分裂・対立」を戒めており、次期法王にとってバチカン改革が焦眉(しょうび)の急となる。

5845チバQ:2013/03/02(土) 18:58:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130302/mds13030209020001-n1.htm
スンニ派財務相が辞意 イラク、首相は拒否
2013.3.2 09:01
 イラクのイサウィ財務相は1日、中西部アンバル州でイスラム教スンニ派住民が開いた反政府集会で演説し「辞任を発表する」と述べた。地元メディアが報じた。イサウィ氏は昨年12月に自分の警備員がテロ容疑で当局に拘束され、シーア派のマリキ首相批判を強めていた。

 しかし、マリキ氏の事務所は、イサウィ氏に関して「財政、行政上の不正行為」の捜査が終わっていないとして辞任は受け入れられないとの立場を示した。「不正行為」の詳細は明らかにしなかった。

 イラクのスンニ派政治勢力はマリキ氏が同派を排除して独裁を図っていると批判し、各地で反政府デモを続けている。スンニ派のハシミ副大統領(国外逃亡中)は昨年、暗殺関与の罪で死刑判決を受けた。(共同)

5846チバQ:2013/03/02(土) 19:02:43
>>5721
http://mainichi.jp/select/news/20130302k0000e030209000c.html
ボリショイ・バレエ団:深い闇 監督に硫酸、内部抗争…
毎日新聞 2013年03月02日 12時06分(最終更新 03月02日 12時28分)


赤く腫れた顔面が痛々しいフィーリン氏=モスクワで2013年2月4日、ロイター
拡大写真 バレエの殿堂といわれるロシア国立ボリショイ劇場が、スキャンダルで揺れている。バレエ団の花形監督が劇薬を浴びせられ重傷を負ったのに続き、内部抗争も発覚。華やかな舞台の裏に潜む闇が広がっている。【モスクワ大前仁】

 ボリショイ・バレエ団のセルゲイ・フィーリン芸術監督(42)がモスクワの自宅前で顔を覆った男に顔面や頭部に硫酸をかけられ、大やけどを負ったのは1月中旬の深夜。数回にわたり皮膚や目の手術を受け、心配された失明の危機を逃れた。しかし、スターダンサー出身で美男子のフィーリン氏が頭や首に包帯を巻き、頬を腫らした痛々しい姿は国内外に衝撃を与えた。

 フィーリン氏は事件後のインタビューで「誰に襲われたのか察しはつく。犯行は私を職から遠ざけ、ボリショイを傷つける狙いだ」と関係者の関与を示唆。地元メディアなどによると、疑いの目を向けられているのはバレエ団トップダンサーのニコライ・チスカリーゼ氏(39)だ。フィーリン氏と監督の座を争い、運営方針でも対立が伝えられていた。チスカリーゼ氏は「事件を口実にして、自分を排除しようとしている」と反論。フィーリン氏がバレエ団の若返りを試みていたことから、配役をめぐる怨恨(えんこん)説も根強い。

 一方で、なかなか容疑者が逮捕されないことから、他のトラブルが原因とする臆測が後を絶たない。1月下旬には何者かがインターネット交流サイト「フェイスブック」のフィーリン氏のページに侵入し「ボリショイが一般向けの切符販売を制限し、ダフ屋に横流ししている」と書き込んだ。同氏は疑惑への関与を否定したが、近年はボリショイの切符入手が難しくなっていることから、謎の書き込みは劇場に対する不信感をあおる形になった。バレエ界では「女性問題をめぐるトラブルなのだが、あまりにも格好が悪いので内部紛争を装っている」とのうわさも流れている。

 創立237年のボリショイはロシア国内で「特別な劇場」といわれるが、ここ数年はゴタゴタが目立つ。11年秋に本館の修復工事を終えたが、総工費が当初見積もりを50億ルーブル(約150億円)以上も上回り、資金流用の疑惑が取りざたされた。同年の監督交代の際には、有力候補が同性愛者と疑われるような写真をインターネット上に流され、辞退に追い込まれる“事件”が起きた。

5847チバQ:2013/03/02(土) 19:03:03
 昨夏にボリショイを退団した元日本人ダンサーの岩田守弘さん(42歳、現ロシア国立ブリャート歌舞劇場バレエ団芸術監督)は古巣の醜聞について、ダンサー間の配役争いを描いた米映画になぞらえ、「まるで『ブラック・スワン』の世界だ」と嘆く。

 事件後のボリショイは一部演目を変更したが、人気の「白鳥の湖」などで満席が続く。ソ連時代には共産党幹部と結婚し、自らの影響力の維持を図るバレリーナもいたという名門バレエ団。観客は醜聞を知りながら「全ての面で普通の尺度で測れないバレエ団」(岩田さん)にひかれているようだ。

5848チバQ:2013/03/02(土) 19:04:13
>>5839
http://mainichi.jp/select/news/20130303k0000m030019000c.html
マリ紛争:アルカイダ分派の幹部殺害 チャド大統領発表
毎日新聞 2013年03月02日 18時44分

 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ中部チャドからの報道によると、同国のデビ大統領は1日、西アフリカ・マリでイスラム過激派掃討作戦を行っているチャド軍が、国際テロ組織アルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」の最高幹部の一人を殺害したと発表した。

 殺害されたのはアブデルハミド・アブゼイド司令官。事実ならAQIMの今後の動きに大きな影響が出そうだ。1月のアルジェリア人質事件で犯行声明を出した「イスラム聖戦士血盟団」のベルモフタール司令官は、AQIMの元幹部だった。

 殺害の日時や場所など詳細は明らかになっておらず、チャド軍と共にマリ北部で過激派掃討作戦を行うフランスは、これまでのところ確認も否定もしていない。チャド軍が展開するアルジェリア国境近くの山岳地帯の可能性が高い。

 AQIMは、アルジェリアのイスラム原理主義者らがマリに拡大して形成した組織。欧米観光客らの誘拐で得た身代金や欧州への麻薬運搬などに関与して得た資金を、武器購入などに充てているとされる。昨年4月以降、他のイスラム過激派と共にマリ北部の広範囲を支配下に置いたが、今年1月に始まった仏軍などの軍事介入を受け都市部から撤退し、山岳地帯などで抵抗を続けている。

5849チバQ:2013/03/02(土) 19:05:05
>>5841
http://mainichi.jp/select/news/20130303k0000m030023000c.html
ケニア:4日大統領選 首相と副首相で決選投票か
毎日新聞 2013年03月02日 18時52分

 【ヨハネスブルク服部正法】東アフリカのケニアで4日、任期満了に伴う大統領選が実施される。オディンガ首相(68)とケニヤッタ副首相(51)が激しいトップ争いをしており、1回の投票では決まらず、来月の決選投票に持ち込まれる可能性が高まっている。

 同じく大接戦だった前回(07年)は、開票結果を巡り大規模な暴動が発生、上位候補の出身民族同士の衝突にも波及し、1000人以上の死者を出す事態となった。その後、国民間の和解を進めてきたが、対立再燃への懸念は完全には払拭(ふっしょく)されていない。

 8人が立候補し、投票終了後48時間以内に結果が判明する見通し。1位候補が有効投票数の過半数に届かない場合などは、上位2候補による決選投票が4月に実施される。多くの世論調査で、オディンガ、ケニヤッタ両氏とも40%台の支持と、僅差になっている。

 07年選挙では、再選を狙うキバキ氏(現大統領)と対立候補のオディンガ氏の事実上の一騎打ち。当初はオディンガ氏の大差リードが伝えられたが、最終的にキバキ氏の逆転勝利が発表されたため、オディンガ氏の出身民族ルオ人と、キバキ氏の出身民族キクユ人が衝突。各地に報復の連鎖が広がり、多数の犠牲者が出たほか、60万人以上が国内避難民となった。アナン前国連事務総長らの調停で、キバキ大統領−オディンガ首相の連立政権が発足していた。

 ケニヤッタ氏は、キバキ大統領と同じキクユ人。国際刑事裁判所(ICC)から前回大統領選後の暴動に関して間接的な加害責任を問われ、訴追されている。ケニヤッタ氏は容疑を否定している。


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