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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

1147とはずがたり:2009/10/28(水) 14:57:37
>>1143-1146
この日医外しの人事は政策的にも政局的にも非常に満足です。
開業医の利害固守から勤務医への流れは,病院危機にどの程度好影響をもたらすのか楽しみです。
この記事の県立4病院ももうちと余裕有る看護師配置出来る様になるといいんだけど。

(群馬)県立4病院看護師の退職者増加
昨年度43人、厳しい勤務も一因
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20091027-OYT8T00016.htm

 県立の4病院を退職する看護師が増えていることが26日の県議会決算特別委員会で明らかになった。2008年度に自己都合で退職したのは43人で、このうち、21〜30歳は6割超の27人に達した。県病院局総務課は「少なくない数字」との見解を示し、厳しい勤務環境も原因の一つとして、改善策を練っている。

 県立病院は、心臓血管センター(前橋市)、がんセンター(太田市)、精神医療センター(伊勢崎市)、小児医療センター(渋川市)の4施設。

 同課によると、4病院の看護師の自己都合による退職者は06年度以降、27人、32人と、年々増えている。中でも、心臓血管、小児医療の2病院の割合が高く、07年度に全体の8割、08年度に7割を占めている。

 背景について同課は「2病院は容体が急変しやすい患者を担当し、常に緊張感を強いられることもある」と指摘する。また、ほかの自治体病院が看護師1人あたりの担当患者を7人としているのに対し、心臓血管センターは10人で、負担も大きいという。

 26日の委員会で、小出省司・病院管理者は「県立4病院は専門病院の色合いが強く、希望する配置がなかなかかなわない」とし、「看護師の異動希望に早くから耳を傾ける必要がある」との対策を示した。

 同課の担当者は「退職者分は人員補充し、特に不足は生じていない。看護師を確保する努力を続けたい」としている。

□県立4病院医療事故20件増

 県病院局は26日、県立4病院(心臓血管、がん、精神医療、小児医療の各センター)で昨年度に起きた医療事故や、事故につながる恐れのあった「ヒヤリ・ハット事例」が、前年度より297件多い3853件に上ったと発表した。

 このうち、医療事故は、同20件多い764件に上り、重い処置・治療を要した事例が27件、軽微な処置や治療で済んだ事例が89件あった。軽度の後遺障害が残った例も1件あった。県病院局は事故やミスが増加した要因について、年々医療の高度化・専門化が進む中で、新しい処置・治療法など、ミスが発生しやすい場面が増えていることなどを指摘している。

 事故の中には、上腕の血管につながれていたカテーテルが外れて心臓まで達した例や、誤った薬を使って血圧低下を招いた例、入院患者が夜間に転倒して硬膜下血腫を起こした例などがあった。
(2009年10月27日 読売新聞)

1148チバQ:2009/10/28(水) 21:17:25
いっそのこと医師会の西島参議員が民主会派入りすれば良いのでは?
民主党としては過半数超えの貴重な一議席を無下にできないし。
与党に擦り寄れば少しは医師会寄りの判断してくれるかもよ

どうですか?医師会の皆様

1149とはずがたり:2009/10/28(水) 21:29:44
>>1148
そういうどんでん返しもありかw

1150とはずがたり:2009/10/30(金) 01:01:57

<知りたい!>新型インフル 「かぜ」翌日に40度、その夜死亡…「元気な幼児」急変
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20091027dde001040004000c.html
2009年10月27日(火)18:00

 幼い子どもの新型インフルエンザ感染死が増えている。一体何が起きているのか。自治体の記録などから読み取ると――。【國枝すみれ、山寺香】

 26日までに、新型インフルエンザ感染により10歳未満で死亡したのは全国で6人。そのうち5人にはぜんそくなどの基礎疾患がなかった。厚生労働省のまとめでは7月28日から10月13日までの新型インフルエンザによる入院患者は2146人。10歳未満は約6割の1234人に上る。

 死亡例が3件の東京都。男児(3)は19日に38度の熱を出し、医療機関でかぜと診断された。20日、熱が39・6度に上昇、午前9時過ぎに再受診。インフルエンザA型陽性で、昼前にタミフルを1回飲んだ。自宅ではアイスクリームを食べるなど比較的元気だったが、午後5時過ぎに嘔吐(おうと)していたのを発見された。呼びかけに反応がなく救急搬送された。異変に気づいて30分で病院に着いた時には心肺停止状態。午後6時50分に死亡した。

 男児(4)は4日夜39・9度の発熱。翌朝A型陽性が判明した。帰宅途中にけいれんし、病院でタミフルを投与。だが6日早朝、意識障害から呼吸停止に。人工呼吸器を付けたが13日に死亡した。

 男児(5)は、2日朝発熱し、診療所でかぜと診断された。3日午前中に熱は40度に。タミフルを飲んだが、夕方に嘔吐、意識がもうろうとし白目をむいた状態となり、午後4時すぎに病院に搬送された。「おなかの動きが悪い」との記載が残り、タミフルが吸収されなかった可能性もある。同日夜には多臓器不全に陥り、6日午後8時前に死亡した。

 東京都福祉保健局の大井洋参事は「3例とも重症化や死亡までの経過が早く、治療で他に何かできたという選択肢は少ないのではないか」と話す。

 兵庫県西宮市の女児(8)は11日に微熱、12日朝に38・8度に上昇した。同日午後5時には意識障害がみられ、同市の病院に運ばれたが、全身状態が悪く、薬も飲めなかった。同日午後9時40分、神戸市の医療機関に転送された時にはショック状態に。直接の死因は多臓器不全と記載されたが、脳炎を疑われるケースだった。

 横浜市の男児(5)はウイルスが肺で増殖したウイルス性の重症肺炎で15日に死亡した。12日に発熱、13日にタミフルを飲んでいた。

 東京慈恵会医科大の浦島充佳准教授は「オーストラリアやニュージーランドでも、5歳未満の子どもの死亡率が最も高かった。小さい子どもは体力がない。幼いということ自体が基礎疾患を持っているのと同じくらい危険と考えるべきだ」と話す。

 また、季節性インフルエンザに罹患(りかん)した経験が少ない子どもは、大人より新型インフルエンザに感染しやすく、重症化しやすい。

 病状は(1)タミフル投与のタイミング(2)本人の体力(3)侵入したウイルス量などで変わる。

 新型インフルエンザは発症から12時間で感染が判明し、48時間以内にタミフルを投与すれば重症化を防げるとされていたが、死亡例ではタミフルを飲んだ時には手遅れのケースもあった。「小児科医の間には、新型インフルエンザが疑われたら、感染判明を待たずにタミフルを投与するという方針が広まりつつある」(浦島准教授)。日本ウイルス学会は重症化率が高い小学生へのワクチン接種時期の前倒しを検討すべきだと提言した。

 親がすぐ病院に連れて行くべき兆候は。インフルエンザ脳症と脳炎は、呼びかけても反応しないなど意識障害の症状が出たら危険。ウイルス性肺炎は、息が長く続かず会話が途切れる、子どもが「息苦しい、胸が痛い」と訴えるなどだ。

1151とはずがたり:2009/10/30(金) 01:03:30

新型インフル患者の発症から死亡、平均5.8日
http://news.goo.ne.jp/article/cabrain/life/cabrain-24818.html?C=S
2009年10月19日(月)10:00

厚生労働省は10月17日、医療従事者を対象に「新型インフルエンザによる重症患者の治療に関する研修会」を開いた。この中で結核感染症課新型インフルエンザ対策推進室の高山義浩室長補佐が、流行の現状について説明。10月8日までの死亡22例について取りまとめた結果、発症から死亡までの平均が5.8日、入院からでは4.5日だったことを明らかにした。高山室長補佐は「非常に早い経過で亡くなっている」と述べた。

高山室長補佐はまず、10月5-11日のインフルエンザ定点医療機関当たりの報告数が「12.92」だったことについて、「一般的に10を超えるとかなり拡大していると考えられるが、その状況に既に入った。こうしたタイミングで先生方にお集まり頂けたのは、ぎりぎりだったと思っているところだ」との認識を示した。

高山室長補佐によると、10月8日までの死亡22例の発症から死亡までの平均は5.8日、入院から死亡までは4.5日だった。高山室長補佐は「非常に早い経過で亡くなっている。お亡くなりになった方を支えていただく期間は非常に短い。非常にラッシュで進むという印象だ」と述べた。

■簡易検査陽性1.5日、抗ウイルス薬1.8日
また、発症から簡易検査で陽性と判明するまでの平均は1.5日だった。高山室長補佐は「初日に陽性となっている例が多く、非常に早い段階で陽性と判明している。補助診断ではあるが、適切に使いこなせば(迅速診断キットは)十分に役に立つアイテムだ」との見解を示した。これに対しては、参加者から「偽陰性がかなりあると聞いていたのだが、死亡例に関してはかなり陽性が多い。重症例であれば陽性に出るという傾向があるのだろうか」との質問があり、高山室長補佐は「おそらくそうした傾向はあり得る。また咽頭ではなく気管内吸引痰から取るなど、検体を少し幅広く取っているというのもあると思う」と答えた。

一方、抗インフルエンザウイルス薬の投与までの平均は1.8日だった。高山室長補佐は「通常、オセルタミビル(タミフル)であれば48時間以内の投与が有効だと言われているが、48時間以内の投与はされている。それでも亡くなっているのが実態だ」と指摘した。なお、これは投与されなかった例を含まない平均値で、投与されなかった例について主治医らに聞き取り調査を行った範囲では、チューブを入れると出血してしまったり、チューブを入れても逆流してしまったりしたため、投与できなかった例が大半という。高山室長補佐は「抗インフルエンザウイルス薬は有熱期間を短縮するのが効果。(早い経過で死亡する)新型インフルエンザについては、(死亡を減らすために)どれくらい役に立つかについては、厳しいものがある。抗インフルエンザウイルス薬以外のアプローチが一つのキーになるのではないか」との認識を示した。

1152とはずがたり:2009/10/30(金) 01:04:45
マスク所か腕時計や指輪なんかも鬱陶しくて嫌いでしない俺ですが,流石に最近は人混みにはマスクして出かけてます。。

1153チバQ:2009/10/31(土) 01:19:57
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091030ddm002010048000c.html
日本が変わる:業界と団体/6 「時代遅れ」の日本医師会
 ◇いらだちと、接近と
 政権交代で医療界にも変化の荒波が押し寄せる。日本医師会(日医)は「大きく変わらなければならない」(唐沢祥人会長)と生き残り策を探る。一方で「医療崩壊」に悩む現場の医師らは「疲弊する現場を救う好機」と自ら動き始めた。

 「露骨な日医外しで、明らかに報復人事だ。日医は政権に屈服することはない。正義は我が方にある」。25日、東京・本駒込の日医会館で開かれた日医の臨時代議員会。政策担当の中川俊男常任理事は、出席した代議員の前で民主党政権を激しく非難した。

 2年に1度、診療報酬改定を議論する厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会(中医協)の委員から日医枠(3人)がなくなるとの情報をつかんでの発言だった。

 日医の政治団体「日本医師連盟」は20日、それまでの自民党一党支持の撤回を決め、与野党中立に軸足を移したばかり。そうした時期の「日医外し」に、中川氏は28日、会見で「中医協の審議にもかなり支障が出るだろう」と語気を強めた。

 焦りの色を深める執行部に対し、先の衆院選で民主党支援を鮮明にした原中勝征・茨城県医師会長が19日、来春の日医会長選に立候補を表明した。原中氏は、10月に入って5日、22日と小沢一郎幹事長と面会を重ねる。「鳩山由紀夫首相とも携帯電話で話せる間柄」と同党との深いつながりを周辺に語る。日医の内部で民主党政権への「いらだち」と「接近」が同時に進行する。

 「日医は悪あがきしている。本来なら(執行部の)総辞職が必要。民主に乗り換えるだけでは国民の信頼を失う」。医師の労働環境改善などに現場から取り組もうと08年6月に発足した医師たちの新組織「全国医師連盟」(825人)の黒川衛代表は指摘する。日医の会員(16万5360人)は勤務医と開業医がほぼ半々だが、代議員会に出席する354人中、勤務医はわずか34人。「代議員会でものごとを決める日医の手法は時代遅れだ」

   ◇  ◇

 「皆さん、本当に政治と社会が変わった感じがしますね」。22日、東京・日比谷公園で開かれた日本医労連など医療関係の10団体・組合の集会。来賓の小池晃・共産党政策委員長の呼びかけに、参加者約5000人が盛大な拍手で応えた。

 集会には、今までも出席していた共産、民主、社民各党の国会議員に加え、自民党に近い日本看護協会の幹部が出席した。日本歯科医師会も初めて連帯のメッセージを寄せた。

 参加した長野県佐久市の臨床検査技師、市川博章さん(40)は「新政権の誕生が、現状の打開につながればいい」と期待を込める。

 近年の地域医療の崩壊、医師不足を受け今年5月、医師による初めての労働組合「全国医師ユニオン」が結成された。9月には勤務医の現状を探ろうと「勤務医110番」を実施した。植山直人代表は「我々の力の結集が必要だ」と語る。巨大組織「日医」の混迷を尻目に、現場の医師たちは新たな時代に向けて動き始めている。【中澤雄大】=つづく

1154チバQ:2009/10/31(土) 12:11:32
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200910/2009102300120
エイズワクチン実現に前進=臨床試験で感染者3割減少−タイ米国チーム
 タイで約1万6400人が参加して行われたエイズウイルス(HIV)1型ワクチンの臨床試験の詳細な結果が明らかになった。感染者が3割減る予防効果が実証され、ワクチン実現へ大きく前進した。しかし、効果は1年で弱まり、感染後は血液中のHIVが減らなかった。今後、より有効なワクチンを開発する基礎になるという。
 タイ保健省や米陸軍HIV研究プログラムなどの研究チームが23日までに、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン電子版に論文を発表した。
 このワクチンは2種類を「プライム・ブースト法」で組み合わせたもの。仏サノフィパスツール社が開発した「アルバックHIV」を主体とし、米バックスジェン社が開発した「エイズバックスB/E」を追加で使う。アルバックは、改変した3種類のHIV遺伝子を不活化したカナリアポックスウイルスに入れたもので、エイズバックスは、HIVの表面にあるたんぱく質を改変した。
 臨床試験は2003〜05年に行われ、18〜30歳の健康な男女ボランティア計1万6395人が参加。性別や年齢、結婚・未婚、性行動などのバランスが取れるよう半々に分けた上で、一方には半年間で主ワクチンを4回、追加ワクチンを2回の計6回投与し、他方には偽薬を投与した。その後の感染者は、偽薬組からは74人出たが、ワクチン組は51人にとどまり、感染率が31.2%低かった。(2009/10/23-08:59)

1155とはずがたり:2009/11/01(日) 12:28:29
新型インフル、休日診療に殺到…8時間待ちも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091101-00000116-yom-soci
11月1日3時13分配信 読売新聞
拡大写真
新型インフルの診察待ち患者が歩道まで並んだ札幌の医療機関

 新型インフルエンザの流行拡大で、休日診療を担う各地の医療機関が悲鳴を上げている。

 平日と異なり、地域の病院や診療所の多くが休診となるため、患者が集中し、長蛇の列ができることも。各自治体は医師をやりくりして休日当番の医療機関を増強するなど対応に追われている。

 9月下旬から新型患者が急増した東京・江戸川区では原則、日曜と祝日に同区中央の区医師会館に「休日急病診療」を開設し、当番の内科や小児科の医師2人が診療にあたる。10月18日からは小児科医を1人増やして3人態勢にした。体育の日の12日に前年の約5倍の268人が受診し、その多くが小中学生や幼児だったからだ。

 18日は区医師会の玉城繁副会長ら3医師が185人を診察したが、待合室は患者でいっぱいになり、車の中で待つ人も。昼食を5分で済ませて診察を続けたという玉城副会長は「終わった時は疲労で放心状態になった。今後も患者が増え続ければ、対応しきれるかどうか……」と不安を募らせる。

 世田谷区は小児科の休日診療所を3か所設置。9月20〜23日の連休は1日平均約300人と昨年の倍近い患者が受診した。あまりの混雑ぶりに、待合室で感染が広がる懸念もあるとして、近所の人は受け付け後に一度帰宅してもらい、診療前に電話で呼び出す対応をとった。

 流行が本格化している北海道。札幌市は10月4日から、小児科の休日当番を2か所増やして5か所にしたが、11、12日の連休は「現場がパンクした」(市の担当者)。特に、計約1500人が詰めかけた11日は、待合室に入れない患者が歩道に並び、午前に受け付けた患者が診察まで「8時間待ち」という所もあった。

 同市は医師会に依頼し、18日の日曜は休日当番を8か所にし、あふれた患者を診る「後方支援病院」も3か所設けた。これで1か所あたりの患者数は緩和されたが、今度は医師が悲鳴を上げた。

 市小児科医会の山中樹会長は「平日でさえ100人以上の患者を診察し、医師の疲れはピークに達している。この態勢を維持するのは困難」と懸念する。

 すでに8月に流行期を迎えた沖縄県。ピーク時の休日には、救急窓口のある中核病院に新型患者が殺到し、他の患者の診療に支障が出かねない状態になった。

 県は今後の第2波に備え、協力してくれる診療所の小児科医らを中核病院の救急窓口に集中配置するほか、患者の電話相談に応じる臨時職員の採用も検討している。


最終更新:11月1日3時13分

1156とはずがたり:2009/11/01(日) 17:36:35
榛原総合病院:常勤医9人退職へ 民営化に反発、一部休診も /静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/2009/10/31/20091031ddlk22040291000c.html

 榛原総合病院の管理者である西原茂樹・牧之原市長は30日の定例会見で、同病院の常勤医9人が来年1月までに順次退職すると明らかにした。病院民営化方針への反発が背景にあり、常勤医は23人(現行32人)に減ることになった。また看護師152人のうち15人も今月末、退職する。こうした事態を踏まえ、同病院は11月以降、外来診療や新規入院の中止などの措置を講じざるを得なくなった。

 退職予定の常勤医は、▽整形外科4人▽呼吸器科2人▽皮膚科1人▽麻酔科1人▽眼科1人。

 外来診療は、麻酔科は11月1日から中止▽皮膚科は11月1日から週2回(現行週5回)に診察日を削減▽呼吸器科は11月21日から中止▽整形外科は12月19日から中止▽眼科は12月21日から予約患者に限定−−としている。

 一方、西原市長に辞表を提出した茂庭将彦院長(55)は同日、記者団に辞意撤回を表明した。茂庭院長は「患者を考えると今は辞められない」と語った。【浜中慎哉】

毎日新聞 2009年10月31日 地方版

1157とはずがたり:2009/11/01(日) 19:12:22
【群馬】
『地域診療の崩壊危惧』 県、医療圏10から5に 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20091031/CK2009103102000119.html
2009年10月31日

 県は、医師不足などを背景に「二次保健医療圏」(医療圏)で一部の一般的な医療を提供できないケースが出始めていることから、医療圏を広域化して県内十圏域を五圏域に再編する方向で調整している。しかし、館林市と邑楽郡の六市町長らが三十日、県庁を訪れ「医療圏の再編が地域医療崩壊を招くことを危惧(きぐ)している」として再考を求める要望書を県に提出した。

 県が医療圏の広域化を目指すのは、小児・産科医の不足や医療の高度化で、現在の医療圏を維持したままでは医療圏の機能を果たせない分野が出てくると判断したため。二〇一〇年度から五年間の県の医療政策の基本となる「第六次保健医療計画」を策定する作業の一環という。

 再編案は、現在ある「前橋」「伊勢崎」の二医療圏、「高崎・安中」「藤岡」「富岡」の三医療圏、「桐生」「太田・館林」の二医療圏、「渋川」「吾妻」の二医療圏を、それぞれ一医療圏に統合。「沼田」はそのまま残す。再編案は県医師会や自治体関係者らでつくる県保健医療対策協議会が了承。来年二月ごろに保健医療計画案を策定し、県医療審議会の了承を得た上で正式決定する方針。

 こうした再編の再考を求める要望書を提出した六市町は、館林厚生病院を運営する事務組合を構成する自治体。稲山博司副知事に要望書を手渡した館林市の安楽岡一雄市長は「館林厚生病院が抱える問題に積極的に取り組んでもらえないなら、十医療圏を五医療圏にする計画は容認できない」と述べた。

 これに対し、稲山副知事は「限られた医療資源をいかすには、広域化は避けられない」と理解を求めた。その一方で「館林地域の切実な状況は理解している」と述べ、同地域の医療体制の整備に協力する考えを示した。 (加藤益丈)

1158とはずがたり:2009/11/01(日) 19:15:02
>除菌は薬剤で行う。胃酸の分泌を抑える薬と二種の抗生物質の計三種を一日二回、一週間連続で服用する。十二週間後に呼気検査をして、除菌できたか確認し終了する。

>治療薬剤への耐性菌が出現し、治療効果が下がっていることも課題だ。

>一方、耐性菌対策の研究も行われている。LG21という乳酸菌を併用すると除菌成功率が10ポイント高くなった、との研究結果を六月、東海大医学部の高木敦司教授(消化器内科)が発表して注目されている。

>除菌治療の主な副作用は、下痢、味覚異常、口内炎などで、まれに出血性大腸炎が起こる。ペニシリンアレルギーのある人は治療を受けられない。除菌すると食欲が増し、食べ過ぎて一過性の逆流性食道炎になることもある。

【健康】
胃がん予防 ピロリ菌外来広まる 除菌で発症を抑制
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2009101602000057.html
2009年10月16日

 胃潰瘍(かいよう)などの原因の一つ、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の除菌治療が、胃がん予防策としても注目されている。日本ヘリコバクター学会が今年、感染者すべてに除菌を進めるよう指針を定め、専門外来を開設する医療機関も増えてきた。課題は耐性菌対策だ。 (鈴木久美子)

 「五十代から六十代を中心に、中には三十、四十代にも胃がん予防で除菌を希望して来られる方がいる」

 慶応義塾大病院消化器内科・ピロリ菌外来を担当する鈴木秀和医師は話す。同病院は二〇〇〇年に全国初の専門外来を開設した。

 除菌治療は、事前の検査から除菌後の判定まで約三カ月半。まず内視鏡で胃の状態を確認し、胃粘膜を採取して検査する。便や血液、呼気で調べる簡便な方法もある。

 除菌は薬剤で行う。胃酸の分泌を抑える薬と二種の抗生物質の計三種を一日二回、一週間連続で服用する。十二週間後に呼気検査をして、除菌できたか確認し終了する。

 日本ヘリコバクター学会も今年一月、「ピロリ菌に感染している人は、除菌治療することが望ましい」との指針をまとめた。きっかけは昨年、北海道大が中心となって行った研究で明らかになった胃がん予防効果だ。

 研究は、早期胃がんの内視鏡手術を受けた患者約五百四十人のその後の三年間、除菌治療を行ったグループと行わなかったグループを比較調査した。新たな胃がんの発症が、除菌したグループはそうでないグループの約三分の一に抑えられた。従来、胃がん発症や進行への関与が指摘されていたピロリ菌の除菌について、具体的な臨床研究で予防効果が裏付けられた。

 除菌治療は、消化器内科などで実施されているが、研究成果を受けて、最近は全国に専門外来の開設が進んでおり、現在二十カ所を超えた。

 除菌治療には約五万円かかり、患者が全額負担しなければならない。胃潰瘍と十二指腸潰瘍の治療として行われる場合は、二〇〇〇年から健康保険が適用されているが、それ以外の胃がん予防などは適用外のためだ。

     ◇

 治療薬剤への耐性菌が出現し、治療効果が下がっていることも課題だ。除菌治療の取り組みが始まった同年ごろに約90%あった除菌成功率が、現在は約70%。薬剤を変えて行う二次治療も、当初の成功率より下がって約75%ほど。有効な三次治療法の薬剤の組み合わせが現在模索されている。

 一方、耐性菌対策の研究も行われている。LG21という乳酸菌を併用すると除菌成功率が10ポイント高くなった、との研究結果を六月、東海大医学部の高木敦司教授(消化器内科)が発表して注目されている。

 除菌治療の主な副作用は、下痢、味覚異常、口内炎などで、まれに出血性大腸炎が起こる。ペニシリンアレルギーのある人は治療を受けられない。除菌すると食欲が増し、食べ過ぎて一過性の逆流性食道炎になることもある。こうした副作用や耐性菌の問題から、除菌にこだわらなくてもいいとの考え方もある。

 胃がんを経験していない人が予防に除菌をしたからといってがんにならないとは限らない。既にがんができていたり、ほかの原因がある場合もあるからだ。

 「胃がん対策には除菌治療後も、定期検査を受けてチェックすることが大切だ」と鈴木医師は話す。

<ピロリ菌> 胃の粘膜を傷つけて炎症を起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、萎縮(いしゅく)性胃炎、胃がんなどの原因になる。感染者は全国で約6000万人。経口感染で5歳までに感染するとされ、感染者は現在、40代以下では50%未満だが、50歳以上は70%以上が感染している。

1159とはずがたり:2009/11/02(月) 05:26:46

新型インフル死亡、国内最年少の2歳女児 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_super_influenza2__20091101_20/story/20091101_yol_oyt1t00725/

 厚生労働省などは1日、岩手、京都、兵庫の3府県で新型インフルエンザに感染した計3人が死亡したと発表した。

 うち盛岡市内の女児(2)は国内最年少で、死者は疑い例を含めて計43人となった。

 盛岡市によると、女児は10月29日午後8時頃に高い熱が出るなど症状が悪化。約1時間半後に呼吸ができなくなり、病院の集中治療室に運ばれたが、11月1日午前6時過ぎ、多臓器不全で死亡した。女児に持病はなかった。

 また、兵庫県伊丹市の小学2年の女児(8)は、10月31日朝に発熱し、同日午後にけいれんを起こして心肺停止状態となり、心不全で死亡。京都市内の会社員女性(30)は30日に発熱し、呼吸不全に陥って1日朝、死亡が確認された。

[ 2009年11月1日21時28分 ]

1160荷主研究者:2009/11/03(火) 02:46:46

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091031t15028.htm
2009年10月31日土曜日 河北新報
腎臓病、スタチンが改善 尿毒症物質の蓄積抑制

 東北大大学院医工学研究科の阿部高明教授(腎臓病学)らの研究グループは、高脂血症の治療薬スタチンに、慢性腎臓病を悪化させる尿毒症物質の蓄積を食い止める効果があることを発見した。ラットを用いた実験で、スタチンによって尿毒症物質を排出させる遺伝子が増えることを解明。腎臓疾患の進行を抑える根本的な治療法の開発につながる可能性が高いという。

 阿部教授らは腎不全を起こしたラットによる実験で、尿毒症物質の排せつを担う輸送タンパク質遺伝子「OATP―R」を多くすれば、腎機能が改善して生存率が向上することを確認。OATP―Rを増強させる薬剤を探索した結果、高脂血症薬のスタチンに効果があることを突き止めた。

 スタチンは、米国の医学賞ラスカー賞を昨年受賞した応用微生物学者の遠藤章氏(由利本荘市出身)が1973年に発見。コレステロール低下剤として世界的に使用されている。腎臓の物質排出機能を高める効果もあることが、今回初めて確認された。

 慢性腎臓病は、進行するほど尿毒症物質が血中に蓄積、さらに腎機能が低下するという悪循環が生じる疾患。これまで、根本的な治療方法は確立されていない。

 国内では毎年、3万人近い患者が症状の進行に伴い、新たに人工透析治療を導入している。排せつの機能を改善することで、病気の進行を抑える治療法の開発は長年の課題だった。

 阿部教授は「今後、応用に向けた研究を進め、少しでも透析の導入を遅らせる新たな治療法を確立したい」と話している。

 研究は慶応大先端生命科学研究所(鶴岡市)と共同で実施。研究成果はこのほど、米腎臓学会誌に掲載された。

<新しい組み合わせ/柏木厚典滋賀医大病院長(日本動脈硬化学会理事)の話>
 毒性物質を排出する輸送体が数々ある中で、タンパク遺伝子OATP−Rとスタチンの組み合わせは新しい視点だ。スタチンは副作用が少ない上、一般的な薬のクレメジンより排出機能が高いことが明らかにされた。臨床応用が進めば腎不全治療の光明となるだろう。

1161チバQ:2009/11/03(火) 02:46:58
http://www.asahi.com/international/update/1102/TKY200911020167.html
新型インフル、メッカで拡大の恐れ? 月末に大巡礼2009年11月2日17時49分


 【ワシントン=勝田敏彦】11月下旬にイスラム教の聖地メッカである大巡礼(ハッジ)で、新型の豚インフルエンザの感染が広がる可能性について、米科学誌サイエンス(電子版)最新号は「巡礼者が母国などにウイルスを持ち帰り、大流行を引き起こす恐れがある」などとする米疾病対策センター(CDC)の担当官らの論文を掲載した。

 ハッジの時期、サウジアラビアのメッカには、世界160カ国以上から約250万人が集まり、神殿で祈りをささげる。

 論文によると、北米から1万5千人以上、欧州から4万5千人以上の巡礼者が、メッカと地元を往復して各地の主要空港を通過。宗教上の理由からマスクの着用や消毒薬の使用を拒む巡礼者もいるとみられている。メッカでは祈りなどの際に他人と密に接触するため感染が広がりやすく、「ウイルスの世界的拡大の危険性が増す」としている。

 サウジアラビア保健省は「65歳以上または12歳未満の人、病弱な人、妊娠中の人は、今年のハッジ参加は勧められない」としている。

 ただ、200万人近くが集まった8月の小巡礼(ウムラ)での新型インフルの確定診断例は26例にとどまっており、ハッジで大流行が起きない可能性もある。

 10月30日付米紙ニューヨーク・タイムズによると、これまでハッジで髄膜炎の流行が何回か起き、巡礼者が地元に戻ってポリオの感染を広げたことも知られているという。

1162名無しさん:2009/11/05(木) 07:25:16
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20091105-OYT8T00222.htm
ホーム>地域>石川
県医師連盟 自民支持見直し
政策実現求め 政権交代機に
 自民党の有力支持団体として長らく活動してきた、県医師会の政治団体「県医師連盟」(小森貴委員長)が、自民党支持の活動方針を見直す方針を固めた。12日の常任執行委員会で方針を確認し、年内にも正式決定する見込みだ。ただ、これまでの自民党国会議員との関係や、自民党が県議会の過半数を占めている現状もあり、来夏の参院選に向けては、政党ではなく個別の候補者を支持していくことになりそうだ。

 「政策実現性のある政権与党」というのが、医師連盟が自民党を支持し、交渉してきた理由だった。

 ところが、8月の衆院選では政権交代が現実味を帯びてきたこともあり、医師連盟として初めて、小選挙区から出馬する自民、民主両党の候補に対し、事前に公開質問状を送付。その上で、医療福祉に理解があり、医師連盟と信頼関係があるとして、自民党の3候補の推薦を決めたものの、政党としての自民党に対しては距離を置き始めていた。

 民主党に政権が代わり、9月24日の常任執行委員会では、多くの委員から、自民党支持の連盟運営を白紙に戻すべきだという意見が出された。

 一方で、政権の座に就いた民主党には歩み寄りを見せている。今月1日に開かれた同党の政治資金パーティーには、県医師会長を兼ねる小森委員長が出席し、乾杯の場面では、県内首長や他の業界団体の代表者らとともに登壇した。小森委員長が民主党のパーティーに出席するのは初めてだったという。

 今月中に予定されている県医師会と県内九つの郡市医師会との個別の会合でも、方針転換について話し合われることになりそうだ。小森委員長は「患者の立場にたって、あるべき医療の姿を主張していきたい」と話している。

 医師団体の政治活動を巡っては、すでに日本医師会の政治団体「日本医師連盟」が10月下旬、自民党支持の活動方針を撤回している。

(2009年11月5日 読売新聞)

1163とはずがたり:2009/11/06(金) 12:03:21
認知症対策「熊本モデル」、厚労省が全国展開へ
2009年11月06日
http://kumanichi.com/news/local/main/20091106002.shtml

 厚生労働省は5日までに、県が同省に“逆提案”した「熊本モデル」と呼ばれる認知症の早期診断・治療体制を2010年度から全都道府県・政令市で展開する方針を決め、来年度の政府予算に関連経費を概算要求した。

 熊本モデルは、総合病院1カ所(熊本大付属病院)を認知症対策の基幹センター、専門医のいる7カ所の精神科病院を地域センター(くまもと青明病院、くまもと心療病院など)に指定。県全域を細かくカバーし、地域のかかりつけ医との連携を密にすることなどで早期診断・治療につなげる。

 厚労省は08年度から、全国の精神科を持つ総合病院150カ所程度(都道府県・政令市各2〜3カ所)を認知症疾患医療センターに指定し、中核機能を担わせる計画を進めていたが、熊本県の提案を受けて補助要綱を改定。

 10年度からは、各都道府県・政令市に基幹センターを1カ所、地域センターを1〜数カ所指定する計画。さらに地域センターで対応が難しい重篤患者などを受け入れるため基幹センターの機能を強化することにしており、センター運営費の半額を補助する予算9億3千万円を計上した。
(亀井宏二)

1164とはずがたり:2009/11/06(金) 17:13:51

秋田市の感染拡大突出、新型インフル 県平均、全国2番目
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091106a

 県健康推進課が5日まとめた県感染症週報(10月26日?今月1日)によると、県内のインフルエンザ報告者数は、秋田市保健所管内が1医療機関当たり112・36人に達し、前週(79・36人)から、さらに増加した。

 他保健所管内も軒並み増加、全県平均は53・55人に上り、全国でも愛知県の54・44人に次いで2番目に多い報告数となった。

 週報は県内55の定点医療機関が対象。同課によると、同市では、54・82人を数え初めて警報基準(30人)を超えた10月12?18日の週以降、感染拡大の勢いが突出している。
(2009/11/06 08:36 更新)

1165とはずがたり:2009/11/07(土) 07:13:11

2009年11月05日(木)
新型インフル 医療機関は“パニック状態”
警報発令の郡内、子どもの受診続々
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/11/05/7.html

 新型インフルエンザの感染拡大で警報が発令された郡内地域では、医療機関の子どもの受診件数が急増していて、富士吉田市の富士・東部小児初期救急医療センターでは、1〜3日の3日間に430人余りが受診、10月1カ月間の4割に上った。学校や各家庭は子どものうがいや手洗いの徹底など感染拡大防止に躍起となっているが、保護者からは「これだけ猛威を振るっていると、介助者側が感染してしまう」という不安な声も聞こえてくる。
 「待合室に患者さんがあふれ、まさにパニック状態です」。同センターの事務担当者は、現在の受診状況をこう説明する。1日の受診者は238人で休日一日の受診者としては過去最多を記録。2日は20人、3日は180人で、インフルエンザの症状が大半を占めている。
 同センターの診察時間は、平日が午後8時から翌日午前0時までで、休日は午前9時から翌日午前0時まで。休日は通常1人の医師で対応しているが、3日は2人体制で措置したという。
 富士吉田市内の小中学校は先月から学年閉鎖、学級閉鎖が相次ぎ、先月28日には予定していた市内小中学校親善音楽会を延期した。市教委は各校に手洗いやうがいの徹底、できるだけ人込みの中に出掛けないように呼び掛けている。
 市内の小学校長は「徐々に感染が広がる季節性のインフルエンザと異なり、一日で感染者が爆発的に増えた。基本的な予防策を徹底する以外にすべはない」と打ち明ける。
 小学1年の息子がいる市内の女性(34)は感染予防のため、先月から休日の外出を控えている。仕事をしているので実家に子どもを預けることもあるといい、「感染力が強いため、子どもが感染した場合、実家に面倒をみてもらうのは、ちょっと気が引ける」と話している。

1166とはずがたり:2009/11/08(日) 22:17:13

9病院が単年度赤字 08年度市町村公営企業決算
http://www.minyu-net.com/news/news/1107/news4.html

 県は6日、2008(平成20)年度の市町村公営企業決算を発表した。公立病院は、公設民営方式の町立三春と町立猪苗代を除く10病院のうち、公立小野町地方綜合以外の9病院が単年度赤字を計上した。各病院とも経費削減など経営改善に取り組んでいるが、慢性的な医師不足による患者数の減少は深刻で、厳しい経営状況があらためて浮き彫りになった。
(2009年11月7日 福島民友ニュース)

1167荷主研究者:2009/11/11(水) 22:56:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091104t13024.htm
2009年11月04日水曜日 河北新報
東北大、ALS治療法開発へ 神経増やす物質活用

 東北大大学院医学系研究科の青木正志講師(神経内科)らの研究グループは本年度、運動神経が侵され全身の筋肉が動かなくなる難病、筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の治療として、神経細胞を増やす働きのある物質を活用した新治療法開発に着手した。既にラットへの実験で効果が認められており、安全性が確認されれば数年以内に患者への臨床試験を実施する方向だ。

 青木講師らは、神経を含む多様な細胞を増やす働きのある肝細胞増殖因子(HGF)に着目し、ALSを発症するよう遺伝子操作したラットにHGFを投与。治療効果を検証した結果、HGFを投与したラットは、投与していないラットよりも、発症から死亡するまでの日数が1.67倍延長されることを確認した。ヒトでは2年相当延長されることになる。

 今後、サルを用いた実験で安全性の検証を進め、2010年度内に厚生労働省に治験申請することを目指している。

 治療法開発は11月、厚労省の「先端医療開発特区(スーパー特区)加速事業」に採択され、11年度までの3カ年事業となる。本年度は年間6億5000万円の補助を受ける見通し。

 ALSは感覚や知能ははっきりしたまま、全身の筋肉が徐々に動かなくなる過酷な疾患で、進行すれば呼吸もできなくなる。患者は現在、全国で約8000人。治療薬の開発には膨大な予算を必要とすることなどから、基礎研究の成果の実用化が進まず、有効な治療法もほとんど見つかっていなかった。

 青木講師は「ALS患者は増加傾向にある。世界初の治療法開発に向け、着実に成果を出していきたい」と話している。

1168荷主研究者:2009/11/11(水) 23:02:34

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091106t13031.htm
2009年11月06日金曜日 河北新報
東北大グループ、緑藻遺伝子で視力再生 ラットで成功

 クラミドモナスという光を感知できる緑藻の遺伝子を目に注入することにより、特定の疾病で失明した場合は正常時とほぼ同じ視力を回復することが東北大国際高等融合領域研究所の富田浩史准教授(分子生物学)と菅野江里子助教(細胞工学)らの研究で分かった。ラットを使った実験での効果だが、この遺伝子治療を人間に応用して実用化できれば失明の治療につながると期待される。

 中途失明者のうち遺伝性の網膜色素変性症や、近年高齢者に増加している加齢黄斑変性症が失明原因の上位を占める。必ず失明に至るとは限らないが、有効な治療法はないという。

 これらの疾病で失明した場合、網膜にある光を受け取る視細胞は機能しなくなる。ただ脳に情報を伝える役割を担う網膜の神経節細胞は、正常な状態で残っていることが分かっている。

 研究グループはこの点に着目。失明させたラットの実験で、神経節細胞に緑藻の遺伝子を注入して視細胞の機能を新たに与えることに成功した。

 さらに視覚の回復程度も検証。緑藻の遺伝子を持つラットの場合、視細胞を壊しても神経節細胞がその機能を代替し、正常な状態と同程度の視力を持つことを証明した。また明暗の差を見分ける能力は正常時よりも高くなった。

 ただ緑藻の遺伝子は青色しか感知できないなどの課題もある。今後、サルなどでも検証を重ねた上で臨床試験実施を目指す。

 厚生労働省などによると、網膜色素変性症の患者は国内で約2万5000人、加齢黄斑変性症は50歳以上の約0.9%に上る。緑藻の遺伝子はこの二つの疾病に起因する失明には有効だが、糖尿病や緑内障による失明には効果がないという。

 富田准教授は「現在は人工網膜を使う治療法があるが、解像度が低いという問題がある。遺伝子治療が実現すれば、より簡単に解像度の高い視覚を回復できる可能性が高い」と話している。

 研究成果は4日(日本時間5日)、米オンライン学術誌に掲載された。

1169チバQ:2009/11/13(金) 22:17:40
http://www.asahi.com/international/shien/TKY200911120268.html
HIV/エイズ対策を後退させてはならない2009年11月13日

 かつて「死の病」とされたHIV/エイズは、抗レトロウイルス薬(ARV:anti―retroviral)の導入によって、感染しても適切な治療を受ければ共に生きられる病気になった。しかし、途上国では経済格差のために多くの患者が、必要なARV治療を受けることができない。さらに、「すべての患者にARV治療を」という国際合意の下に進められてきた取り組みと資金援助が、世界的な不況のなか、後退を始めている。12月1日の「世界エイズデー」を前に、国境なき医師団(MSF)は、途上国の多くの患者を死のふちに置き去りにしようとするこの動きに警鐘を鳴らし、支援の継続を訴える。

【1】国際支援の後退 

 「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(以下、「世界基金」)は、2000年のG8九州・沖縄サミットを契機に翌年設立され、これまで各国の感染症対策に150億ドルを提供、350万人の命を救った、と推計されている。HIV/エイズに関しては政府間援助の4分の1近くを担う最大の援助機関である。その「生みの親」を自認する日本政府も、理事国として積極的に「世界基金」を支援し、計10億ドル以上を拠出してきた。しかし、今年3月に「世界基金」は、2010年までの途上国政府の援助ニーズに対し、拠出金に40億ドル以上の不足が見込まれると報告。現在、援助の規模を急激に縮小している。積極的に拡大してきた援助予算に対し、拠出国からの資金が不足しはじめたためである。米国などの援助国政府も、援助規模の縮小や足踏みの傾向にある。

【2】「マラウイの成功」に差す影

 アフリカ東部の国、マラウイは、「世界基金」などの国際支援を得てARV治療の拡大に国を挙げて取り組み、ここ数年でHIV/エイズによる死者数の削減に成功している。現地で長年MSFの活動に携わるスタッフの一人はいう。「2003年のARV治療導入前は、HIV検査を進んで受ける人は、ほぼ皆無でした。HIV陽性という結果は死刑宣告を受けるに等しかった。いまは地域にARV治療が行きわたり、患者たちは勇気を持って生きられるようになりました」

 しかし、国際援助の後退によって、マラウイの挑戦の行方には赤信号がともる。2013年までのHIV/エイズ対策国家計画を立てたが資金援助は集まらず、予算の半分程度の額しか確保できていない。

【3】負の連鎖が子どもたちの命を奪う

 世界にはHIVに感染している15歳未満の子どもが約210万人いると見られ、その90%がアフリカに集中している。これは、先進国では浸透しているARVによる母子感染予防策を、途上国の妊産婦は受けられないためである。さらに、先進国で子どもの感染がまれになったことで、小児用の治療法の研究開発は成人以上に進まず、途上国では子どもの感染の検査も、薬の入手も難しい。生まれながらにHIVに感染した子どもたちには、治療を受けなければ2歳になる前に半数が死亡する、という現実が待ち受ける。

1170チバQ:2009/11/13(金) 22:18:07
【4】医療の格差が、親子に背負わせたもの

 ケニアでMSFのエイズ治療プログラムにたずさわった看護師の狩森由美子は、ある若い母親の姿が忘れられない。生後1カ月の赤ん坊を背負って2時間歩いて診療所に来た母親は、やせ細っていた。妊娠中にHIV感染がわかると夫が姿を消し、困窮生活を送る彼女は、数日前から何も食べておらず母乳が出ないので、栄養治療を受けて我が子に乳を飲ませたい、という。ARVで母子感染が予防できることを、感染予防のために授乳してはいけないことを、母親は知らなかった。子どもがHIVに感染してしまった可能性は高い。「もし彼女が、母子感染予防の適切なケアを受けていたら、赤ちゃんの感染の可能性は下げられたはずです。先進国の医療との格差に心が痛みます」

【5】援助国の国際公約に左右される命

 2005年のG8サミットで首脳たちは、2010年までにエイズ治療をすべての人に提供するため支援を行うことを公約した。この国際合意が多くのアフリカの政府を勇気づけ、積極的な挑戦を促してきた。

現時点での資金拠出の削減は、治療を期待する患者や、ARVで命をつなぐ患者の命を危険にさらす。すでに予算削減が始まったウガンダでは、一部の病院で新規患者の受け入れを停止している。南アフリカ共和国のフリーステート州では、昨年11月からARVが不足し、治療の中止や新規受け入れの延期が数カ月間続いた結果、3000人の死につながったと見られている。

【6】資金難を克服し、すべての人にARV治療を

 エイズ対策の資金不足を乗り越えるための解決策の一つとして、ARVの価格を引き下げるため、MSFはジェネリック薬の活用や、薬の開発を促進することのできる「特許プール」(※下記「インフォメーション欄」参照)の設立を支持し、後押ししている。

 世界にはいま、ARVで命をつなぐ患者が400万人以上。一方、ARV治療が必要なのに受けられず、数年のうちに命を落とす危機にある人が600万人以上いる。ARVの普及は地球規模の課題であると合意した資金拠出国と、対策を進める途上国政府の責任は、どちらも重い。

1171とはずがたり:2009/11/16(月) 17:03:32

新型インフルエンザ:発病者減「1回」が効果 ワクチン接種の総数増で
http://mainichi.jp/select/science/swineinfluenza/news/20091114dde041040006000c.html?inb=yt

 新型インフルエンザの発病者を全体として減らすには、ワクチン接種は2回より1回の方が効果的なことを、西浦博・科学技術振興機構さきがけ研究員らが明らかにした。

 厚生労働省は11日、国内の成人や妊婦らのワクチン接種を原則1回とする方針を発表しており、理論的にも裏付けた。13日の欧州の感染症専門誌に発表した。研究チームは、ワクチン接種の回数によって、新型インフルエンザの発病率がどのように変わるかを、新型インフルエンザの感染率などのデータをもとに理論的に分析した。

 その結果、ワクチンの総数に限りがあり、1回接種の際のワクチンの効果が2回の効果を大幅に下回らない限り、接種回数を1回に減らして2倍の人数に接種した方が、集団全体の発病者をおおむね半分に減らせる可能性の高いことが分かった。

 しかし、子どもはワクチンによって血液中にできる抗体(免疫物質)が大人と比べて少ないため、当面は2回接種とし、臨床試験の結果やワクチン効果の評価を基に、回数を再検討すべきだとした。

 厚労省は、成人の場合、接種が1回でも2回でも抗体(免疫物質)に大きな差がないとの臨床試験の結果から、「原則1回」の方針を決めている。西浦さんは「全体の発病者を減らす観点からも1回接種とする意義は大きい」と話している。【永山悦子】


毎日新聞 2009年11月14日 東京夕刊

1172とはずがたり:2009/11/19(木) 00:55:08

乳がんマンモ検診「40代には勧めない」 米政府部会
http://www.asahi.com/science/update/1117/TKY200911170352.html?ref=rss
2009年11月17日18時47分

 【ワシントン=勝田敏彦】米政府の予防医学作業部会は16日、乳房X線撮影(マンモグラフィー)による乳がん検診は40代の女性には勧められない、と勧告した。40代ではがんの検出の精度が低く、誤った診断で不必要な組織検査を受けさせられるなどデメリットが多いことが理由。米国と同様、40代でマンモ検診が勧められることが多い日本にも影響がありそうだ。

 マンモグラフィーによる検診は乳がん早期発見の手段として使われている。同部会は02年、40〜74歳の女性で「死亡率を大きく下げる」として、大体2年に1度の定期的な検診の受診を勧告した。しかし、その後の新しい臨床試験の結果などから、40代については十分なメリットがないと判断した。ただし50代以上には勧められるとしている。

 乳腺密度が高い40代でマンモグラフィーによる診断が難しいことは、これまでも指摘されてきた。だが今回の勧告に対し、米がん協会は「引き続き40代でのマンモ検診を勧める」との声明を発表した。

1173とはずがたり:2009/11/19(木) 12:30:51

弘前大と専門医養成で連携 大館市立総合病院
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091118e

 弘前大学大学院医学研究科(佐藤敬研究科長)と同大医学部付属病院(花田勝美院長)、大館市立総合病院(舘岡博院長)の3者は17日、大館市立で「弘前大学専門医養成病院ネットワーク協定」を締結した。同大が今年から近隣の中核病院と締結を進めているもので、県内医療機関の参加は初めて。大館市立と同大は今後、臨床研修終了後の専門医研修で緊密に連携し、将来的に医師不足の解消と地域医療の充実を目指す。

 同ネットワークは、医師免許取得後2年間の臨床研修を終えた若手、中堅医師が対象。同大によると、医療の高度化と専門化に伴い、各学会が認定する学会認定医や、より高度な技術、経験を持つ専門医の必要性が高まっている。ネットワークでは、中堅・若手の医師に専門医になるために必要な多様な症例を地域の中核病院で経験してもらう。地域全体で専門医を養成することで、将来的な医師の確保につなげることも視野に入れている。

 協定締結式では、大館市立の舘岡院長と弘前大大学院医学研究科の佐藤研究科長、同大医学部付属病院の花田院長が協定書に署名。続いて3者と大館市立設置者の小畑元市長、佐々木睦男管理者の5人が握手を交わし、緊密な連携を誓った。
(2009/11/18 10:14 更新)

1174チバQ:2009/11/22(日) 22:07:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091121-00000034-maip-int
パレスチナ 封鎖のガザ 新型インフルエンザの感染者ゼロ
11月21日23時35分配信 毎日新聞

通行者の体温を読み取る熱探知カメラのモニター。37.5度以上の熱で人影が緑色に変色する=ガザ南部のラファ検問所で前田英司撮影

 【ガザ地区(パレスチナ自治区)前田英司】新型インフルエンザが各地で猛威を振るう中、イスラエル、エジプトに境界を閉ざされたガザ地区では21日現在、一人の感染者も出ていない。厳しい通行制限がインフルエンザ襲来を阻んでいるとみられ、医療関係者は「封鎖がもたらした恩恵」と、皮肉をこめて分析している。

 「救急車の手配や隔離病室の確保など、備えは万全だ」。ガザ南部のエジプト境界にあるラファ検問所で、衛生責任者のハマド医師が強調した。検問所が開くのは約40日ごとに3日間だけだが、トルコの支援で熱探知カメラを導入して警戒を続ける。一方、ガザ北部のイスラエル境界にあるエレズ検問所でも、仮設のプレハブに医師が常駐して通行者を問診している。

 各保健当局によると、新型インフルエンザの影響でイスラエルでは既に48人、エジプトでも少なくとも7人が死亡した。これに対し、両国に境界を封鎖された「陸の孤島」のガザでは、感染さえ確認されていない。

 イスラム原理主義組織ハマス率いる「ガザ政府」のイサウィ保健省予防衛生局長は「境界封鎖の『恩恵』であるのは間違いない」と指摘した。ガザには域外から人が自由に直接入る手段がないうえ、封鎖が人の往来自体を著しく制限し、保菌者との接触・感染の危険が低減している、というのだ。

 しかし、ガザは365平方キロに約150万人が暮らす人口密集地。いったん感染者が出れば、一気に拡大する恐れはある。

 イサウィ局長によると、現在ある新型インフルエンザ対策の備蓄はワクチン800人分と、治療薬タミフル2300人分のみ。ワクチンはイスラム教の一大行事「ハッジ」(メッカ巡礼)の巡礼者用に特別輸入した残りで、タミフルは以前、鳥インフルエンザ対策で確保した分に過ぎない。

 赤十字国際委員会がハマスを拒否するイスラエルと交渉し、同国経由でのガザへのさらなるワクチン移送を調整しているという。

1175チバQ:2009/11/24(火) 22:21:32
もうすぐでAIDSディです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000204-jij-int
HIV感染者、3340万人=死者は200万人−国連機関08年推計
11月24日20時16分配信 時事通信

 【ジュネーブ時事】国連合同エイズ計画(UNAIDS)と世界保健機関(WHO)は24日、最新のエイズ報告書(2009年版)を公表した。それによると、08年末時点の世界全体のエイズウイルス(HIV)感染者は推定で3340万人で、前回報告の3300万人(07年末時点)をわずかに上回った。
 08年のエイズによる死者数は07年と同じ200万人。報告書は、「エイズに関連した年間死者数は、220万人の死者が出た04年がピークだったもようだ」と分析した。また、HIVの感染拡大では、1996年(新規感染者350万人)がピークだったとの見解を示し、08年の新規感染者がピーク時の水準を大きく下回る270万人になったことを明らかにした。

1176とはずがたり:2009/11/25(水) 23:24:40
社会保障審議会:診療報酬の改定、基本方針を了承
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091126k0000m010121000c.html

 厚生労働省は25日、来年4月の診療報酬改定にあたっての基本方針を社会保障審議会医療保険部会に提示、大筋で了承された。重点課題に救急・産科・小児科・外科などの医療再建、病院勤務医の負担軽減の二つの柱を掲げ、小児や妊産婦を含めた急患を受け入れるなどの診療行為の報酬増額項目を例示した。また後期高齢者医療制度の導入時に設定された75歳以上を対象とした診療報酬体系も廃止が決まった。

 同日開かれた厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)でも診療報酬改定に向けて議論した。医師などの委員からは「大幅な引き上げによる医療費全体の底上げを強く求める」との意見書が出る一方、保険者などの委員からは「保険料引き上げに直結するような引き上げを行う環境にはない」などと慎重な見解が出た。【佐藤丈一】

毎日新聞 2009年11月25日 23時17分

1177とはずがたり:2009/11/25(水) 23:25:35
Kyoto Shimbun 2009年11月25日(水)
ワクチン接種後、新型で死亡
国内初、鹿児島の看護師
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2009112500118&genre=C4&area=Z10

 鹿児島県は25日、新型インフルエンザに感染した同県内の30代の女性看護師が、同日未明に死亡したと発表した。看護師は10月下旬、医療従事者として新型インフルエンザワクチンの優先接種を勤務先の病院で受けていた。厚生労働省によると、ワクチン接種後に新型に感染して死亡した国内初のケース。

 県によると、死因はインフルエンザ脳症。看護師は今月21日に高熱とせきのため受診、簡易検査で陽性だったため治療薬タミフルを処方されたが、症状が悪化し22日に入院。24日に遺伝子検査で新型と確認された。

 看護師には脳動脈瘤と甲状腺機能低下症の基礎疾患(持病)があった。

 県によると、看護師の同僚や家族、病院で担当していた患者らに症状が出ている人はいないという。
 厚労省は今回のケースについて「ワクチンを接種していても、新型に感染して死亡する可能性はある。ただ、重症化する確率を下げることはできると考えており、接種の重要性が減るわけではない」としている。(共同通信)

1178とはずがたり:2009/11/25(水) 23:34:07
>>1176の前の記事

診療報酬改定:「重点配分」社保審部会に提示 厚労省
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091117k0000m010054000c.html

 厚生労働省は16日、来年4月の診療報酬改定で、病院勤務医や産科、救急、小児科など各分野での重点配分項目を、社会保障審議会の医療保険部会に提示した。報酬を手厚くする具体例として、(1)妊産婦などの救急患者を受け入れる(2)新生児の救急搬送を行う(3)医療事務を担う病院職員を増やし、勤務医の負担を軽減する−−などを例示。一方、医療費を抑制するため効率化できる点として、後発医薬品の使用促進や薬価や検査費用を市場の実勢価格に近づけることなどを示した。

毎日新聞 2009年11月16日 20時11分

1179とはずがたり:2009/11/25(水) 23:35:10

厚労省:診察「5分ルール」廃止を検討
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091107ddm002010045000c.html

 厚生労働省は6日、医師が患者に問診などをする際、「おおむね5分超」をかけないと診療報酬(外来管理加算、520円)を請求できない「5分ルール」を廃止する方向で検討に入った。多数の患者の診察が難しくなったことや、収入減となった医師の根強い不満が背景にある。

 外来管理加算は2度目以降に訪れた患者に、医師が問診やアドバイスだけ行った場合に請求できる。開業医やベッド数200床未満の病院が対象の「相談料」的な制度だが、厚労省は08年度の診療報酬改定で、5分超の「丁寧な診察」でないと申請を受け付けないよう要件を厳しくした。

 導入の目的は、外来管理加算の縮小で浮く財源を、病院勤務医の負担軽減策に充てることにあった。だが1日に診察できる患者数が限られ、結果的に医師の収入減を招いた。民主党は政策集で「5分ルール」の撤廃を明記している。【佐藤丈一】

毎日新聞 2009年11月7日 東京朝刊

1180とはずがたり:2009/11/25(水) 23:47:17
ニッポン密着・政権交代:後期高齢者医療制度 廃止、存続…戸惑う現場
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091026ddm041040071000c.html
 ◇自民に医師会反旗の茨城

 診察室につえ置き場がある。「患者さんの半数近くが後期高齢者だよ」。24日、茨城県下妻市の平間病院。院長の平間敬文さん(63)の「診察」は、患者の歩き方や顔色を見ることから始まる。腹痛、風邪、さまざまな不定愁訴……。約8割が「常連さん」だ。

 入院希望者は後を絶たない。90年代以降、老人向け施設や病棟を相次いで建てた。ところが、「市場原理」を重視した小泉政権は医療費抑制を加速させた。県と打ち合わせてベッド45床で建設した療養病棟には開かずの部屋が二つある。直前になって7床分の許可が県から出なかったためだ。

 「カネの都合で現場を縛るから医師と患者が右往左往する」。後期高齢者医療制度はその象徴だ。「お年寄りが増えて資金が必要な時期なのに官僚が乾いたぞうきんを絞っている」。言葉に積年の不信がにじむ。

 昨春、制度が始まると、平間さんが理事を務める県医師会の政治団体は「姥(うば)捨て山のような制度だ」と自民党に反旗を翻した。丹羽雄哉元厚相(茨城6区)らが落選に追い込まれた一因とされる。

 だが、批判を浴びながら制度を定着させてきた市町村の意見はさまざまだ。長妻昭厚生労働相が「制度廃止」を明言したと報じられると、翌日には隣の栃木県大田原市議会が「国民生活への大混乱が危惧(きぐ)される」と制度維持を求める意見書を採択。制度運営を担う都道府県の医療広域連合の全国組織からも「多額の経費と努力を無駄にする」と声が上がった。
     □
 丹羽元厚相の選挙区内にある土浦市。1人暮らしの藤川祐子さん(76)が自宅居間で、後期高齢者医療制度の通知書を取り出した。年間保険料は約9万円と記されている。看護師をしながら女手一つで2人の子供を育てた。月約18万円の年金から、4人の子供がいる娘夫婦への仕送りと介護保険料などを差し引くといくらも残らないが、「健康な限り頑張って払う」と話す。

 厚労省の試算によると、保険料は08年度の6万1000円から15年度には4割増の8万5000円に跳ね上がる。自公政権下で軽減策が講じられ、75%の世帯で導入前より下がったとされるが、一定額以上の年金がある藤川さんは対象外。制度が続けば単純計算で6年後に年12万円を超える。
     □
 「父ちゃんが大変だ」。幼いころ、平間さんは急患が自宅雨戸をたたく音を何度も聞いた。東京の医大を出て33歳で帰郷すると、医師だった父敬之さんの病死で閉鎖していた病院を再開した。「先生の息子だから大丈夫」。地域の人たちは信頼を寄せてくれる。

 制度の目玉の一つで、患者が決めた医師1人が月6000円の診療報酬を請求できる「外来主治医」。この制度を利用するかは医師が選択できるが、平間さんは選んでいない。患者は何度外来受診しても窓口負担は原則月600円だが、利益確保のため医師が診察や検査回数を減らす懸念もある。「お年寄りから金は取るのに経費はかけない制度としか思えない」という。
     □
 10月9日、長妻厚労相は「拙速に進めて混乱すると元も子もない」と、制度を存続させつつ新制度を模索する方針を表明した。平間さんは「時間がかかっても新制度に切り替えるべきだ」と理解を示すが、藤川さんは現行制度の問題点の修正を望む。平間さんが批判する外来主治医も「結局は医者の心がけ次第」と思う。新制度の設計には数年かかる見通しだ。膨れ上がる高齢者医療費を誰が負担するのか。答えは容易には見当たらない。【宍戸護】
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 ■ことば
 ◇後期高齢者医療制度

 75歳以上の約1400万人が加入する医療保険制度。給付(09年度11・4兆円)の負担割合を税金5割▽現役世代4割▽75歳以上1割とした。窓口での自己負担は原則1割。保険料は原則年金から天引きされる。終末期相談料など批判される内容が多く、08年4月の制度発足後も修正・凍結が相次いだ。

毎日新聞 2009年10月26日 東京朝刊

1181とはずがたり:2009/11/26(木) 01:53:05
来たれ!研修医 商店会が「支度金」 兵庫・西脇病院 医師不足解消、地元も支援
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091125-00000083-san-soci
11月25日15時46分配信 産経新聞

 地方の公立病院の医師不足が全国的に問題になっている中、兵庫県西脇市の市立西脇病院の医師確保に向け、地元の商店など約250店が加盟する兵庫県西脇市商業連合会(市商連)が、西脇病院の研修医に、支度金を支給することを決めた。売り上げの一部で基金をつくり、現金を支給する仕組みで、地域による公立病院支援のモデルケースとしたい考え。公立病院の財政問題を所管する総務省地域企業経営企画室は「全国的にも珍しい取り組み」と評価している。

 平成16年に、新人医師が研修先を選べる新臨床研修制度が導入された後、都市部の病院で研修を希望する医師が増える一方、地方の病院は医師不足に陥っている。29日にリニューアルオープンする西脇病院は、兵庫県の北播磨地方最大の総合病院で320床を備え、18の診療科がある。産科と小児科を併設するのは、近辺ではこの病院のみ。しかし、新臨床研修制度導入以降、50人いた医師が現在は38人まで減少しており、医師の確保は緊急課題となっている。

 医師確保のため、西脇病院では、これまでに研修医用にオール電化対応で、月額1万5千円という格安家賃の公舎を建設するなど、待遇面での改善で人材を募ってきた。今回の市商連の取り組みは、市や病院だけに任せきりにするのではなく、地域全体で研修医を応援しようという試み。

 市商連によると、政府の定額給付金の支給に合わせて5月にプレミア付き商品券「市民生活応援券」を5千万円分発行しており、その1%にあたる50万円で基金を創設。西脇病院に寄付し、生活必需品購入費などとして研修医の着任時に1人あたり現金5万円を支給する。来年4月から開始する予定。

 市商連は支援を受けた研修医に地域の思いを感じてもらい、将来は勤務医として西脇に戻ってほしいという期待を込めているといい、新谷千久男会長(69)は「不況で商売人も大変だが、地域が病院を支えているという気持ちを受け取ってほしい」。来住(きし)寿一市長は「地域全体で病院を守っていると感じる」と話している。

最終更新:11月25日15時55分

1182とはずがたり:2009/11/26(木) 19:40:51

風邪症状から突然心停止へ 劇症型心筋炎 救命例が増加
http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/news/kyushu/post_195.shtml
[キーワード]内科、循環器科
[更新日時]2006年10月22日

 ●人工心臓で生命維持 マッサージ法普及も必要

 元気だった人が風邪のような症状が数日続いた後、突然、心不全を起こして急死してしまう―。心臓を動かす筋肉のウイルス感染などが原因で心機能が急激に低下する「劇症型心筋炎」。発症率は決して高くはないものの、幼い子どもから高齢者まで突然死の原因の1つに挙げられる深刻な疾患だが、医療機器や技術の進歩で命を救えるケースも増えてきた。
 (坂本信博)

 ●血圧が急低下

 福岡県新宮町に住む女性(19)は9月下旬、風邪をこじらせ、嘔吐(おうと)や下痢の症状があったため、近くの総合病院を訪れた。

 体調が急変したのは、内科の受付で受診を待っているとき。急に気分が悪くなったため内科医が診察を始めたが、血圧が急激に低下し、やがて脈がとれなくなった。

 女性は院内の救急センターに搬送され、治療が始まった。しかし、約30分後には心臓が完全に止まってしまった。

 女性は劇症型心筋炎と診断された。これまで、心臓の病気を患ったことは一度もなかった。

 ●風邪と誤診も

 劇症型心筋炎は、心臓を動かしている筋肉(心筋)が炎症を起こす心筋炎の中でも、死に至るほど急激な病状変化を示すものを指す。心臓病の研究を推進する日本心臓財団によると、心筋炎の発症頻度はまだ定かではない。人口10万人に対して115人という研究データがあるが、そのうちどれくらいが劇症型へ移行するかはよく分かっていないという。

 原因となるウイルスは、コクサッキーウイルスやインフルエンザウイルスが代表的で、風邪の原因ウイルスと同じことが多い。初期の病状も風邪に似ていて、発熱、せき、のどの痛み、筋肉痛、吐き気、全身の倦怠(けんたい)感など消化器症状が中心。

 風邪にしては息切れが強い、動悸(どうき)がするなどの特徴はあるが、現実的には本物の風邪と見分けがつきにくい。患者自身が風邪と思い込んで受診しなかったり、医師も単なる風邪と考えている間に心筋の細胞破壊が進行していく。

 心筋に障害が起きると心臓の収縮力が弱まり、全身に送り出される血液量が減少して血圧が低下する。劇症型の場合、短期間のうちに風邪症状から病状が急変。手足の冷え、不整脈、失神、呼吸困難、心不全などを起こし、死に至るケースが少なくない。「本物の風邪と見分けがつきにくいため、医療過誤訴訟に発展するケースもある」(同財団)という。

1183とはずがたり:2009/11/26(木) 19:41:04
>>1182-1183
 ●心臓の負担減

 新宮町の女性が訪れていた福岡和白病院(福岡市東区)には幸い、心筋症に対応できる設備やスタッフが整っていた。

 救急センターに運び込まれた後、心臓が止まった女性は心臓マッサージを受け、約10分後には経皮的心肺補助装置(PCPS)が装着された。

 PCPSは太ももの血管に2本のチューブを入れて静脈から血液を抜き、人工肺を通して動脈に戻す仕組みで、弱った心臓の補助をする。あくまで応急措置で長期間の治療には向かないため、半日後に心臓の全機能を代行する体外式の補助人工心臓装置(BVS)が取り付けられた。救急センター長の冨岡譲二医師(45)は「内科医や心臓外科医、臨床工学技士、看護師など数多くのスタッフの〝命のリレー〟で救命ができた」と話す。

 冨岡医師によると、人間は通常、心臓が止まって3分で50%近くが死亡し、5分ほどで死に至る。ただ、心臓マッサージで30分程度、PCPSで2-3日、BVSなら2-3週間は生命を維持することができる。

 劇症型心筋炎の治療は、PCPSやBVSを使って心臓を休ませ、薬剤を投与して心機能の回復を待つしかない。女性の場合、8日間ほどで心臓の働きが戻り、BVSを外すことができた。現在も入院中だが快方に向かっているという。

 ●予防法はなく

 冨岡医師によると、ウイルス感染による心筋炎の予防法はない。劇症型の場合、発症から5、6日後にみるみるうちに病状が急変してショック状態に陥り、約半数が死亡するともいわれる。ただ、冨岡医師は「救命できるケースが少しずつ増えてきた」と話す。

 BVSを使用できる施設はまだ全国でも少ないが、大学病院などPCPSを備える医療機関は増えている。この女性のように病院内で病状が急変した患者は幸運だが「心臓マッサージ法が市民レベルで普及し、医療機関同士のネットワークが強まれば救命率はもっと高まるはず」と冨岡医師。

 心電図検査などによる早期発見も救命率の向上には欠かせない。日本心臓財団は「風邪症状を軽く考えず、まれであっても心筋炎の恐れがあることを頭の片隅に記憶しておいてほしい」として、風邪の症状で胸に異常を感じたら早期に受診するよう呼びかけている。

1184チバQ:2009/11/26(木) 22:42:57
http://www.asahi.com/politics/update/1126/TKY200911260220.html
当選3カ月、走り続けた福田衣里子氏 肝炎対策法成立へ2009年11月26日21時14分
衆院本会議で肝炎対策基本法案が可決され、笑顔で一礼する福田衣里子氏=26日午後1時21分、国会内、飯塚悟撮影

衆院厚生労働委員会で肝炎対策基本法案が可決され、薬害肝炎全国原告団の山口美智子代表(手前)と握手をする福田衣里子氏=26日午前、国会内、飯塚悟撮影
 C型肝炎訴訟原告だった民主党の福田衣里子衆院議員はこの日、衆院厚生労働委員会の委員として、肝炎対策基本法案の審議に臨んだ。委員長提案で採決の末、全会一致で可決されると、同僚議員から次々に握手を求められ、笑顔で応じた。

 福田さんは委員会終了後、「やっとここまでこれた。これで第一歩だが、まだ参院もあるので」と述べ、衆院の本会議場へ向かった。

 初当選から3カ月近く。同法の成立に向けて、慣れない国会周辺を走り続けた。

 始まりは当選から間もない9月15日だった。衆議院議員会館内で開かれた患者集会。「私には大きな責任と使命がある。精いっぱい頑張っていきたい」と力強く語った。

 同僚の柚木(ゆのき)道義衆院議員とともに、与野党協議の場にこまめに足を運び、本会議場では党幹部に議員立法の早期実現を呼びかけた。小沢一郎幹事長とも2回面会。患者らと鳩山由紀夫首相が面談した際には司会役も務めた。

 ところが、連立与党による強行採決に野党側が反発し、肝炎法案の協議も停滞。臨時国会中の法律の成立が暗礁に乗り上げると、「中身について議論があれば別だが、もどかしい」とこぼした。

 動き回る先々に報道陣が待ちかまえ、ひときわ目立つ新人議員。それだけに、先輩や野党議員への配慮も欠かさなかった。「私は新人議員。皆さんに協力を頂きながら」という言葉をくり返した。(野瀬輝彦、武田耕太)

1185とはずがたり:2009/11/28(土) 00:39:37

【埼玉】
日曜救急診療を再開 東松山市立市民病院 来年1月10日から
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20091127/CK2009112702000096.html
2009年11月27日

 東松山市は二十五日、同市立市民病院(同市松山)で来年一月十日から日曜に限り救急診療を再開させると発表した。

 診療するのは、日曜午前八時半から月曜午前八時半までの間の救急患者。内科と外科の医師二人と看護師一人が診療にあたる。新型インフルエンザによる急な発熱なども受け入れる予定。

 市民病院によると、常勤医師は二〇〇三年四月に三十一人だったが、〇八年四月には十二人まで減少。このため〇七年十二月から診療時間外にあたる平日午後五時から午前八時半までと、土曜の午後、日曜・祝日の救急診療を休止していた。

 しかし、市民らの要望を受け、救急診療を一部再開することを決めた。現在は常勤医師十四人のほか、週四日勤務の医師が一人いる。

 市はこれに伴い、一〜三月の医師らの人件費として約五百五十万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を十二月議会に提案する。 (石井友恵)

1187とはずがたり:2009/11/28(土) 12:59:09
>>1186

開業医の免税措置、10年度は継続 税調方針
http://www.asahi.com/politics/update/1126/TKY200911260444.html
2009年11月26日23時16分

 政府税制調査会は26日、厚生労働省が求める租税特別措置(租特)について議論した。税調が抜本的な見直しを求めていた開業医の診療報酬の非課税措置について、さらに時間をかけた議論が必要だとして、10年度は現状のまま優遇を続ける方針を示した。

 医療機関の社会保険診療報酬に対する事業税(地方税)の非課税措置は、医療が十分に行き渡っていなかった1952年以来続く制度で、勤務医は対象外。厚労省によると地方税の減収額は約1100億円。自民党との関係が深い日本医師会との関係も問題視され、租特見直しの象徴的な存在だった。

 財務、総務両省の政務官らでつくる租特プロジェクトチームは、当初の査定で「抜本的見直し」を求めたが、26日の議論では、租特チームの小川淳也総務政務官が「来年1年間程度、集中期間を設けて討議したい」と結論づけた。

 小川氏はこの日の議論で、「医師の所得はすでに3千万円近い。給与所得者と大変な格差がある」と強調しつつも、「拙速な議論は大きな混乱をもたらす」として先送りを提案した。

 制度の継続を求めた厚労省の長浜博行副大臣は「政策目的を達成したとして廃止できるものではない」と改めて主張した。ただ、「この場で終わる議論ではないと覚悟している」と述べ、今後の議論には応じる姿勢を見せた。

 開業医の優遇については、これまでも「税負担の公平をはかる観点から、速やかに撤廃すべきだ」(旧政府税調の07年度答申)といった指摘があったが、医師会への配慮などから継続されてきた。今回の議論でも医師会は25日、「事業税が課されれば医療機関の経営基盤が揺らぎ、地域医療に混乱をきたす」と見直しに反対している。

1188名無しさん:2009/11/28(土) 13:48:20
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/25344.html
医療費増を目指す民主議連が発足−「診療報酬の大幅アップを」

 民主党が先の衆院選で方針を掲げた医療費増額の実現を目指す「適切な医療費を考える民主党議員連盟」が11月26日に発足した。当面は、来年度の診療報酬改定について集中的に話し合い、本体部分の改定率の大幅アップを厚生労働政務三役に働き掛ける方針だ。

 会長に就任した櫻井充参院議員は同日の発足式のあいさつで、「産婦人科とか小児科が極めて危機的な状況に直面している。われわれは、そういうことを改革すると訴えて選挙に勝たせていただいた」と述べ、当初の方針通り医療費の増額を実現すべきだとの認識を表明した。

 民主党は7月に公表した「政策集インデックス2009」の中で、総医療費対GDP(国内総生産)比を今後、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均にまで引き上げる方針を掲げた。しかし、来年度の診療報酬改定をめぐっては、厚労政務三役から改定率の引き上げを求める声が上がる一方、財務省側は本体部分を原則引き下げる方針を示すなど、政府内でも足並みが乱れている。
 呼び掛け人の梅村聡参院議員は発足式終了後、記者団に対し、「医療費等はOECD先進国の平均を目指していくと、われわれは明確にうたっている。その実現に向けて政務三役を応援していく立場だ」と説明した。

 当面は、本体部分の改定率について集中的に話し合い、医療関係者からのヒアリングも実施する。12月中旬に厚労政務三役に提案する見通しだ。
 26日の発足式には、代理を含め同党の国会議員72人が参加。改定率だけでなく、具体的な点数配分についての議論を求める意見や、12年度以降の報酬改定でも考え方を示すべきだとの意見が出た。

更新:2009/11/26 23:25   キャリアブレイン

1189名無しさん:2009/12/02(水) 21:36:06
業界紙・薬事日報

http://www.yakuji.co.jp/entry17395.html
2009年12月2日 (水)
民主か自民か

◆政権交代を受けた日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会の3師会の対応は三者三様だ。いち早く民主党への配慮をみせたのは日歯。日歯の政治団体「日本歯科医師連盟」が、組織内候補の自民党からの擁立を見送った。日医の「日本医師連盟」は自民党支持を白紙撤回した
◆日薬はどうか。「日本薬剤師連盟」では、来年夏の参院選で、自民党から出馬予定の藤井基之氏の後援活動を続ける基本方針を確認。民主党とは「パイプ作りからはじめる」といった具合だ
◆こうした中、政治連盟との対立姿勢を示したのが日本看護協会。協会は11月26日、「日本看護連盟」が参院選比例代表の候補者を、自民党から擁立しようとしていることに対し、「支持できない」との見解を示した。看護連盟は、看護協会の元常任理事の公認を自民党に申請していることから、民主党への配慮を行ったとの見方もできる
◆政権与党とのロビー活動という点では3師会の日歯、日医に後れをとった感のある日薬だが、日看協の件は“組織内部での対立”という配慮の仕方もあるというヒントを与えてくれたように思う。

1190チバQ:2009/12/04(金) 00:26:04
http://mainichi.jp/select/world/news/20091203ddm007030069000c.html
インドネシア:HIV予防、厚い壁 感染突出、パプア州
 ◇性関係に開放的、貧困で教育遅れ
 インドネシア最東端のパプア州でエイズウイルス(HIV)の感染拡大が続いている。非政府組織(NGO)などが感染防止の啓発活動や感染者支援に取り組んでいるが、国内最悪の貧困率や教育の遅れ、独特の文化などの「壁」が立ちはだかり、事態打開への有効な手がかりは見えない。【ジャヤプラ(パプア州)で井田純】

 「自分のような感染者は誰も助けてくれない、と思うと不安になり、自殺も考えた」。パプア州の州都ジャヤプラ在住のサムエル・イミリさん(19)のHIV感染が判明したのは06年。イミリさんは4歳の時に両親が離婚、ストリートチルドレンとなった。

 市場の荷運びなどで生活費を稼ぐうち、似た境遇の若者のグループができた。05年、仲間の男女十数人で酒を飲んだ時に、初めて性交渉を持った。教会ボランティアからエイズに関する話を耳にしたのは翌年。「怖くなって、その時の仲間のうち自分を含めて10人が検査に行った。全員陽性だった」。うち2人が死亡したという。

 インドネシアで人口10万人あたりのHIV感染者は全国平均7・8人だが、州別でみるとパプア州が最多の141・5人。これに次ぐバリ州の38・9人、ジャカルタ特別州の30・8人と比べても突出ぶりは明らかだ。

 イミリさんら感染者・患者のケアを行う支援団体のロビー・トンプヌさんは「貧困による教育の遅れもあり、エイズの正しい知識がなかなか広がらない」と嘆く。パプアは貧困率も33州中最悪の37%。識字率も最低だ。

 トンプヌさんは、パプア独特の「性に対してオープンな伝統」との関連も指摘する。「一夫多妻の慣習や、配偶者以外との性関係に、男女とも抵抗を感じない傾向もみられる。急速な感染拡大と無関係ではない」と話す。

  ◇  ◇

 日の高いうちから、大音量でダンス音楽やカラオケが流れるジャヤプラ郊外のタンジュンエルモ地区。売春業者が固まって営業し、320人以上の女性が働く。うち47人が、HIV陽性と判明しながら売春を続けているという。

 医師のエリザベス・マルパウさんは、地区の一角にある診療所で女性たちの定期検査やカウンセリングを続けている。「売春をやめさせることができるなら、そうしている。女性たちの大半は子供を抱え、この仕事で生活費や学費を得ている。コンドームの使用を徹底させ、定期的に健康状態をチェックする以外、何もできない」と話す。だが、客がコンドーム使用を拒むケースも多いといい、実効性には疑問符がつく。

 日本など先進諸国では、危険性を認識しながら他人にHIVを感染させた場合、刑法犯に問われる可能性があるが、インドネシアにはこうした規定はない。全国レベルではイスラムの影響が無視できない同国では、性教育や避妊についての抵抗感が強い。マルパウ医師は「政府も国会もまだエイズについての真剣な議論をタブー視している」とみる。

 ◇「チップ埋め監視」非難殺到 NGO「地域で支援を」
 感染拡大が深刻化する中で、今年、パプア州議会で前代未聞の条例案が審議された。

 HIV感染者の体にマイクロチップを埋め込み、電波で行動を監視、感染拡大を防ぐ−−という内容で、「感染者の人権を無視するもの」と内外の市民団体が激しく非難。市民の反発も強く、結局、不成立となった。

 条例案の旗振り役だったのは、パプアで医療や教育に関する財団の理事長を務めるベンチェ・ロパ氏。スラウェシ島出身のロパ氏は、「パプアの男性の中には、感染を知った後も『他人にうつしても自分には関係ない』と性的な態度を改めない人がいる」と指摘。議論を呼んだマイクロチップ手術については、「絶滅危惧(きぐ)動物の生態調査から着想を得た」と明かした。感染者全員でなく、カウンセリングや心理テストで「性的に活発な傾向」を改めるつもりがないと判断された場合にだけ行う考えだったと説明する。

 「HIV拡大防止に有効な措置が打てない中、パプア先住民を絶滅から守るのが目的だった」。ロパ氏は今も自らの信念を強調する。

 これに対し、同州で最初にHIV感染者が確認されたメラウケで啓発活動に取り組むNGOのレオ・マフセ代表は、「マイクロチップは何の解決ももたらさない」と厳しく非難する。マフセ代表は「『監視』という発想により、感染者はさらに孤立し、自暴自棄になって、他者への感染を顧みなくなる傾向が増す。感染者を家族、地域社会ぐるみで支えていくことこそが、拡大防止の唯一の道だ」と話している。

1191とはずがたり:2009/12/05(土) 23:03:40


新型インフル、流行の年齢層広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091205-00000037-yom-sci
12月5日0時35分配信 読売新聞

 厚生労働省は4日、国立感染症研究所による全国約5000医療機関の定点調査をもとに、これまで新型インフルエンザ流行の中心を占めていた5〜14歳から、その前後の年齢層にも流行が広がっているとの分析を明らかにした。

 感染研によると、最新の1週間(11月23〜29日)のインフルエンザの患者数は推計で約189万人。ほとんどが新型インフルエンザ患者とみられる。

 189万人の年齢分布を見ると、5〜9歳が53万人、10〜14歳が41万人で依然として流行の中心を占めているが、前週からはそれぞれ2万人と1万人の減。一方、20歳代は18万人(前週12万人)、30歳代は15万人(同10万人)、0〜4歳は24万人(同20万人)で増加しており、他の年代に流行が広がっている。

最終更新:12月5日0時35分

読売新聞

1192とはずがたり:2009/12/06(日) 03:21:26

流産:「妊娠中の授乳」と無関係 論文で浜松の産科医
http://mainichi.jp/select/science/news/20091206k0000m040113000c.html

 授乳をすると子宮が収縮し流産になるとして、明確な根拠がないまま国内の産科医療機関で中止を指導されることの多い妊娠中の授乳について、浜松市の産科医が、授乳は流産と無関係とする論文を日本産科婦人科学会の学会誌に発表した。

 石井第一産科婦人科クリニック(浜松市)の石井広重院長は、96〜00年に同院で第2子の妊娠が確認された20〜34歳の女性のカルテをもとに分析。第1子が満期産(妊娠37週以上42週未満に出産)で流産の経験がない人で、授乳中だった110人と、授乳していなかった774人を比較。授乳群で流産は全体の7.3%に対し、授乳しない群は8.4%で、有意な差はなかった。石井院長は「母乳育児は母子双方にメリットがあり、禁止はすべきでない」と話す。

 日本赤十字社医療センターの杉本充弘周産母子・小児センター長は「データに基づき、無関係とはっきり示した論文は国内では初めて。中止を指導していた施設は方針転換した方がよい」と話している。【須田桃子】

1193とはずがたり:2009/12/06(日) 03:28:32

榛原総合病院:来年3月にも民営化 新たな財政負担も /静岡
http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/2009/12/02/20091202ddlk22040246000c.html

 経営再建中の公設病院「榛原総合病院」(牧之原市細江)について西原茂樹・牧之原市長は1日、医療法人「徳洲会」(本部・東京都)が来年3月にも指定管理者になり、民営化される見通しとなったことを明らかにした。同日の市議会全員協議会で説明した。ただ、民営化が予定より2カ月以上ずれ込むため、新たな財政負担が避けられない見通しだ。

 市によると、先月27日、徳洲会の徳田虎雄理事長から病院側に「指定管理者として取り組む」との意向が示された。移行時期については、徳洲会が国の規定で来年2月以降でないと新たな指定管理契約を結べないため、早くても来年3月以降になるという。

 これまで病院側は来年1月の民営化移行を目指し徳洲会と調整してきた。これを前提に、病院組合を構成する同市と吉田町は12月定例議会に、12月までの病院職員の給料分など病院への追加財政支援として計約7億8668万円の補正予算を計上する方針だ。しかし、移行時期のずれ込みで、来年1月以降の職員の給料など追加負担が生じることになる。【浜中慎哉】

1194名無しさん:2009/12/07(月) 21:45:50
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/25493.html
政治団体「日本作業療法士連盟」が発足

 日本作業療法士協会の政治団体「日本作業療法士連盟」がこのほど発足した。同協会の前会長で同連盟の会長に就任した杉原素子氏は、作業療法士はこれまで政策決定の場にかかわることが少なかったが、政治家を介して理解を求めることが必要になったと設立目的を説明。また、作業療法士の社会的地位の向上につなげたいとしている。

 このタイミングでの政治団体発足の理由について、杉原会長は政権交代を挙げたほか、これまでに作業療法士協会の会員からも設立の要望があったという。ただ、来年の参院選への候補者擁立は、現時点で考えていないという。

 12月6日に大阪市で開かれた設立総会には、理学療法士で8月の衆院選で初当選した山口和之衆院議員(民主)をはじめ、仁木博文(同)、田野瀬良太郎(自民)、坂口力(公明)の各衆院議員が出席した。杉原会長は、まず民主党、自民党に訴えていくが、政策の方向性が一致すれば、政党は問わないとしている。
 杉原会長は今後の活動の方向性について、「利用者の生活を見られる」という作業療法士の特性を生かしながら、医療分野だけでなく、保健・福祉・教育を含む身近な地域生活の場についても配置を強化していくという。また、リハビリに関連する人材が合わせて約15万人に上ることから、「(独立して)質を考え、決めていく立場になりたい」と語り、リハビリの考え方や専門性についても政治家に理解を求めたいとしている。
 作業療法士連盟は当面、作業療法士協会を含むリハビリテーション関連5団体が厚生労働省に要望している「総合リハビリテーション料」の新設や、セラピストが単独で運営できる「訪問リハビリステーション」の制度化などに向け、同協会を支援していく。

更新:2009/12/07 19:18   キャリアブレイン

1195とはずがたり:2009/12/09(水) 23:04:17
ケール:がん予防…有効成分数十倍の品種、長野県など開発
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091126k0000m040139000c.html?inb=yt

 長野県とキリンホールディングス(HD)は、がん予防につながる成分グルコラファニンの含有量が、従来種より数十倍多いケールの新品種を共同開発した。ケールは、青汁の原料に使われるアブラナ科の野菜で、収穫量も多く、成分の大量摂取が期待できる。

 同県野菜花き試験場によると、グルコラファニンは、人の体内でスルフォラファンに変化する。スルフォラファンは、80年代に「発がん物質を無毒化する酵素を活性化させる」と発表され、ブロッコリーの発芽数日後の新芽(スプラウト)に多いことから、米国で一時ブームになった。

 各国の研究では、ケールの含有量はブロッコリー・スプラウトの40分の1以下(100グラム当たり約6ミリグラム)とされていたが、スプラウトはかいわれ大根ほどの大きさ。キリンHDは、青汁として濃縮できるケールに着目。同試験場主任研究員の芹沢啓明さん(49)に協力を依頼し、研究した。

 同試験場のケールを分析したところ、従来種を大幅に上回るグルコラファニンを含んだ種が見つかった。さらに数値の高いケール同士を掛け合わせ、ブロッコリー・スプラウトと同等の100グラム当たり約400ミリグラムを含む新品種の開発に成功したという。キリンは商品化を目指す。【小田中大】

毎日新聞 2009年11月26日 2時30分(最終更新 11月26日 9時48分)

1196とはずがたり:2009/12/10(木) 15:52:22

<新型インフル>初の10代死亡例…ワクチン接種後
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000112-mai-soci
12月9日20時53分配信 毎日新聞

 厚生労働省は9日、新型インフルエンザワクチン接種後の副作用報告で、初めて10代の死亡例があったことを明らかにした。死亡報告は8日までに64件あり、未成年は初めて。

 死亡したのは山口県内の男性で、免疫機能が自身の組織などを攻撃する自己免疫性疾患などの持病があった。11月27日にワクチン接種を受けた際に腹痛とだるさを訴え、4日後に勤務先から体調不良で帰宅した後、嘔吐(おうと)して死亡しているのが見つかった。死因は調査中。

 主治医は、腹痛などはワクチンの副作用で起きた可能性があるが接種と死亡との直接の関係はないと判断しているといい、厚労省が開く専門家会議で詳細を調べる。【清水健二】

最終更新:12月9日22時2分
毎日新聞

1197荷主研究者:2009/12/11(金) 00:18:12

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091207t15013.htm
2009年12月07日月曜日 河北新報
「動いた」…音で錯覚 視覚・聴覚の関連解明へ一歩

 東北大大学院文学研究科博士後期課程の日高聡太さん(27)=知覚心理学=らの研究グループは、移動しない物体を見ている人が、音の効果で動いたと錯覚を起こすことを実験で確認した、と発表した。視覚、聴覚といった異なる感覚が、脳内でどう関連づけられるか解明するのに役立つという。

 東北大電気通信研究所の鈴木陽一教授(音響情報学)を代表とする「異なる複数の感覚情報の時空間統合」研究の一環。産業技術総合研究所(茨城県つくば市)も加わり、心理学、工学、脳神経学の連携で実現した。

 グループは4人の実験参加者に暗室で、暗い映像モニターの中央の点(赤色)を見つめてもらいながら、モニターに点滅する白色の光の棒を表示。点灯と同時に、瞬間的な短い音を左右の耳に交互に計6回聞かせた。

 光の棒の位置は固定してあるが、視野の端の方に光の棒を置いたときほど参加者は「動いた」と認識。20回繰り返して集計すると、視野の中心ではほぼ正確に静止状態を認識するが、棒が端に寄ると動きを感じることを確認した。

 また、7人の参加者に光の点滅と音のタイミングをずらして同様に実験。光の点灯と音が一致したときほど、音の効果が強いことも判明した。

 これまで、実際に発音される言葉が同じでも、唇の動きが違うと別の言葉に聞こえるなど、視覚情報に音が影響することは分かっていた。ただ、音により、実際にはない映像の動きを感じられることは知られていなかったという。

 今後は、連続的に音を出す場合などの検証も行う予定。日高さんは「今回の成果は、映像の臨場感を高める技術の開発につながる」と期待する。

 研究成果は7日、米オンライン学術誌プロスワンに掲載された。

1198とはずがたり:2009/12/12(土) 13:49:41
お役所の怠慢で子供達が死んでゆくという事か。
>ヒブワクチンは世界保健機関(WHO)が98年、乳児への定期接種を勧告し、昨年末時点で133カ国が実施している。日本は、新薬審査体制の不十分さや、予防接種の副作用を巡る訴訟で国が敗訴したことから厚生労働省が消極的になったとされ、

ヒブワクチン:不足が深刻化…乳幼児の細菌性髄膜炎
http://mainichi.jp/select/today/news/20091212k0000m040117000c.html
2009年12月12日 2時30分

 昨年12月に国内販売が始まった「インフルエンザ菌b型」(ヒブ)のワクチン不足が深刻化している。対象の0〜4歳の推計人口約540万人(08年10月現在)に対して、現在の供給体制は25万人分で5%に満たない。87年に導入した米国では既に「過去の病気」だが、日本では年間約600人の乳幼児が発症し、死亡率は約5%に達するとされる。今月1日には、山口県周南市で1歳8カ月の男児がヒブによる細菌性髄膜炎で死亡した。男児も未接種だった。

 ヒブワクチンは世界保健機関(WHO)が98年、乳児への定期接種を勧告し、昨年末時点で133カ国が実施している。日本は、新薬審査体制の不十分さや、予防接種の副作用を巡る訴訟で国が敗訴したことから厚生労働省が消極的になったとされ、ようやく07年1月に承認。第一三共(東京都中央区)が昨年12月に販売開始した。現在は年間100万本(25万人分)の供給体制だが、来年7月には300万本まで増産する予定という。

 死亡した男児を診察した周南市の「たにむら小児科」の谷村聡院長は、乳幼児の検診の際に接種を勧めているが、ワクチンの入荷は月に3人分だけ。待機児は110人に達し、半年以上待たなければならない。谷村院長は「どんどん『積み残し』の子供が増えていく。細菌性髄膜炎は急速に病状が進行し、みんながワクチン接種する必要がある」と語る。

 日赤医療センター(東京都渋谷区)は10月から、接種の予約を一時中止した。同センター小児科顧問の薗部友良医師は「接種が無料な定期の1類疾病に指定すれば、子供の数から必要量が分かり、生産側も準備できて不足は起きない」と話す。第一三共も「任意接種では返品も考慮せざるを得ず、それが裏目に出てしまった」という。

 患者らで作る「細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会」は3月に供給不足解消を厚労省に求めたのに続き、10月には定期接種化を求める請願を国会に提出した。だが、臨時国会では審議未了のまま採択されなかった。

 田中美紀代表は「高額で接種を見合わせる親もいる。予約を待っている間に感染した子もいた。定期接種にして少しでも多くの子供を救ってほしい」と訴えている。【田村彰子】
 ◇ヒブワクチン

 生後2カ月以上の乳幼児に接種し、菌への抵抗力が生じる5歳以上は必要ないとされる。インフルエンザ菌b型は、インフルエンザ患者から菌が見つかったためインフルエンザの名前が入っているが無関係。4〜8週間隔で3回接種し、3回目終了から1年後に4回目を接種する。1回当たり7000〜8000円かかるが、任意接種のため多くの自治体では全額自己負担。日本のワクチンは、仏サノフィパスツール社が製造し、第一三共が販売している。

1199とはずがたり:2009/12/13(日) 10:42:51

健康な脳神経に「糖鎖」が関与=アルツハイマー治療ヒントに−名古屋大
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200912/2009120800073

 細胞膜に存在する糖の分子「糖鎖」に異常があると、免疫の過剰な活性化を引き起こしてしまい、自らの脳細胞を攻撃、アルツハイマー病などの病状と類似した脳の神経変性につながることを、名古屋大の古川鋼一教授らの研究グループが7日までに突き止めた。研究結果は米科学アカデミー紀要の電子版に掲載される。
 古川教授によると、糖鎖はグルコースやガラクトースなどの糖が連なった分子で、主に細胞膜に存在。細胞内外の物質や情報のやりとりを担っている。
 古川教授らは、細胞膜に存在する特定の糖鎖が欠損したマウスで実験を行ったところ、免疫機能が過剰に活性化し、自らの脳細胞などを攻撃。細胞は炎症を起こした後、死滅して脳神経の変性を起こすことが判明した。
 アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経疾患も、脳神経の変性が原因となっていることから、研究成果がこれらの治療法のヒントになる可能性もあるという。(2009/12/08-06:54)

1200とはずがたり:2009/12/13(日) 10:45:43

新型インフルをスピード検査 早期治療で重症化防ぐ
http://www.asahi.com/science/update/1212/SEB200912120044.html
2009年12月13日3時3分

図:ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/SEB200912120045.jpg

 新型インフルエンザのウイルスがヒトに感染する仕組みを逆手に取り、従来の10万倍以上の感度でウイルスを検出できる手法を、鹿児島大の隅田(すだ)泰生(やすお)教授らの研究グループが開発した。発症前でも感染を確認でき、早期治療で重症化を防げると期待されている。近く、検査機器の試験運用を兵庫医科大で始める方針。

 新型インフルに感染しているかどうかは、まずは簡易検査キットを使い、その後ウイルスの遺伝子を増幅させるPCR検査で確定する。しかし、ウイルスが患者の体内であまり増えていない感染の初期段階では「陰性」と診断されるという問題がある。

 隅田教授らが着目したのは、ウイルスがヒトの細胞の表面にある「糖鎖(とうさ)」にくっつき、感染する仕組み。人工的に作った糖鎖を小さな金の粒子の表面に取り付け、ウイルスが入った患者の唾液(だえき)と混ぜて遠心分離させたところ、重量がある金粒子とくっついたウイルスを高い濃度で分離、取り出すことができた。簡易検査で「陰性」になっていたものも見逃さないという。

 隅田教授は「早く治療できれば重症化を防げる。治ってから職場復帰するときの検査にも使える」と話す。鼻の奥から検体をとる従来の手法は痛みを伴うが、唾液を使うので患者の負担も減るという。

 研究グループは検査機器を兵庫県内のメーカーと共同開発中。新型と確定するまでに現在は、PCR検査を含め半日かかっているが、新手法では30分ほどに短縮できるといい、年内にも兵庫医大で試験運用を始める。同大の中嶋一彦助教は「実用化されれば、保健所などに検査を依頼せずに各病院で陽性かどうか判断でき、大幅に利便性が高まる」と期待する。(白井伸洋)

1201荷主研究者:2009/12/14(月) 00:45:23

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/12/20091211t11023.htm
2009年12月11日金曜日 河北新報
東北大大学院医学系研究科 医学部卒以外もOK 東京でPR

 東北大大学院医学系研究科は12日、東京都内で初めて、医学部卒業生以外も入学できる「医科学専攻修士課程」の説明会を開き、首都圏からの学生獲得に乗り出す。

 同課程(2年間)は定員40人。六年制で医師を養成する医学部とは別枠で、2003年度に開設された。

 理系文系を問わず、四年制大学出身者が医学の基礎を学べるのが特徴で、保健医療行政などを担う人材の育成を目指している。在籍者の出身学部は理、農学部といった理系に限らず、文、経済学部など多岐にわたる。進路は医療機器メーカー、地方自治体、病院などが中心だという。

 ただ、認知度はまだ低いのが実情。定員は本年度、前年度の20人から倍増されたが、本年度の入試は初めて合格者が定員を割り込んだ。来年度入試でも8月の試験では定員に満たず、2次募集(15人)を迫られた。

 説明会の東京開催は、大学間競争が激化する時代を迎え、大学院も積極的にアピールし、優秀な人材を幅広く確保するために企画した。今回の説明会は東京・丸の内の東北大東京分室で、学生や社会人を対象に開く。修士課程長の中山啓子教授は「臨床心理士や臓器移植コーディネーターなどを志す人、医学関係の職場でスキルアップを図りたい人に関心を持ってほしい」と呼び掛けている。

 連絡先は医学系研究科教務係022(717)8010。

1202とはずがたり:2009/12/14(月) 20:23:00
酷いなぁ。。

<ニッポン密着>軽度脳損傷 自賠責請求、認められず 働き盛り、人生暗転
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20091213ddm041040074000c.html
2009年12月13日(日)13:00

 装具で固定した右足をひきずりながら歩く。東京都世田谷区の商店街。左前方に街灯がある。そのまま左肩が激しくぶつかりよろめいた。「よくあることですから」。近くに住む五十嵐克典さん(38)はつえで体を立て直すと、再び歩き始めた。軽度外傷性脳損傷(MTBI)による高次脳機能障害の影響で、左目で空間の一部を認識できないのだ。【宍戸護】

 人生は交通事故で一変した。03年10月の夕、埼玉県岩槻市(現さいたま市)の東北自動車道。乗用車で渋滞の最後尾にいたところ、ワゴン車に追突された。5台の玉突き事故。ワゴン車に乗用車のトランクを押しつぶされた。

 五十嵐さんは、意識がもうろうとし、右半身に違和感を覚えた。自ら運転して帰宅すると、母嘉津子さん(67)から「右肩が下がり、右足を引きずっている」と言われた。近くの病院で「頸部(けいぶ)損傷の疑い」と診断された。

 事故から10日を過ぎると、右半身のしびれはひいたが、右手人さし指が動かなくなった。数週間後、みそ汁やオムライスの味がしない。記憶力も落ち、取引先との打ち合わせを忘れた。「待ち合わせ場所に来ない」。商談はつぶれ、仕事への復帰は無理と悟った。

 世田谷で生まれ育ち、プロゴルファーを目指した。腰を痛めてあきらめたが、同期のプロゴルファー、横田真一さんのマネジメントを始めた。クラブメーカーなどと交渉しスポンサー契約をとり、キャディーも務めた。重さ約15キロのゴルフバッグをかつぎ、全国を転戦した。すべてがうまく回っていた。ツアー帰りの「あの日」までは。

    □ 

 湖南病院(茨城県下妻市)の石橋徹医師は、当時都内の国立病院勤務医。事故2週間後に五十嵐さんの診察を始めた。MRI(磁気共鳴画像化装置)などで検査したが、脳内出血などを疑わせる画像を確認できなかった。しかし、過去の臨床経験から「原因は脳にある」と推測。世界の学術論文を読むと、米政府が96年に支援法、世界保健機関(WHO)は04年にMTBIの基準をまとめ、欧州の神経学会でもガイドラインを整えていた。

 五十嵐さんは、事故直後の意識変容などWHOの診断基準にある二つの要件を満たしていた。専門医に診断を依頼した結果、左目の空間無視症状▽嗅覚(きゅうかく)喪失、味覚消失、嚥下(えんげ)障害▽高次脳機能障害(知的機能低下、記憶・注意・遂行機能障害)▽排尿1日20回、切迫性尿失禁――などの症状が分かった。

 石橋医師はMTBIと診断を確定。これを受けて五十嵐さんは自賠責保険を請求したが、認められなかった。労災基準に準じた「脳が損傷した兆候を示すMRIなどの画像所見が必要」との自賠責基準を満たせなかったからだ。

 こうした現状から、被害者の多くは、事故の加害者側に損害賠償を求めるしか手段がない。五十嵐さんもワゴン車の運転手らを提訴したが、被告側は「頭部に異常を示す画像所見はなく、高次脳機能障害と身体的障害は事故とは関係ない」と反論しているという。画像所見がなくても、高次脳機能障害を認めた判例(最高裁07年12月)もあるが、多くは敗訴している。

 石橋医師は「MTBIは高次脳機能障害や身体的障害を合併する重い疾患。国内に潜在患者が多数いるのは間違いない。治療や予防、患者救済に取り組む時期が来ている」と指摘した。

    □

 2歳の一人息子の写真が何枚も飾ってある五十嵐さんの自宅居間には、ウルトラマンやアンパンマンの人形が並ぶ。話し合って別居している妻子が月1〜2回訪ねてくるのが楽しみだ。「子供が僕のすべて。首から下がいつ動かなくなるか、毎日恐怖を感じている」

 事故後、身体障害者2級になった。月約1万5000円の障害者手当と同居する母親の月11万円の年金が頼りだ。

軽度外傷性脳損傷友の会 トップページ
http://mild-tbi.net/

1203名無しさん:2009/12/15(火) 20:43:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20091215-OYT8T00001.htm
ホーム>地域>群馬
民主、自民の双方推薦
参院選で県医師会長見通し
 県医師会の鶴谷嘉武会長は14日、前橋市内で民主党県連所属国会議員らと懇談し、来夏の参院選で民主党と自民党の双方から推薦願が出された場合は、両方に応じる考えを明らかにした。

 懇談後、鶴谷氏は記者団に「政党に左右されない団体になるということで、互いを推薦することになると思う」と述べ、県医師会の政治団体である県医師連盟が、自民、民主双方の候補者を推薦するとの見通しを示した。

 比例選で自民党から出馬を予定している組織内候補の西島英利参院議員については、「おそらく日本医師会の指示で(医師会施設などに張ってある)ポスターをはがすことになる」と述べた。

 医師会は長年自民党の有力支持団体だったが、今夏の衆院選では群馬1・2区の一部で民主党候補を支援する動きが出た。

 一方、鶴谷氏は、自公政権下で進められた医療費削減によって医療崩壊が起きたとして、診療報酬の大幅引き上げや患者の一部負担割合の引き下げを求める要望書を、民主党県連に提出した。

(2009年12月15日 読売新聞)

1204名無しさん:2009/12/15(火) 20:53:24
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000912150001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 群馬> 記事
参院選 県医師会 民主と自民「平等に」
2009年12月15日
 民主党県連は14日、これまで自民党を支援してきた県医師会と懇談し、来年夏の参院選での支援を打診した。県医師会長で政治団体「県医師連盟」の委員長を務める鶴谷嘉武氏は「選挙区、比例区とも民主、自民を平等に推薦することになるだろう」と述べ、自民党一党支持の方針を見直す考えを示した。
 懇談会の冒頭、鶴谷氏は「自民党との長い付き合いもあり、すぐに民主党と手を携えてとはいかないが、この国をよくする政党を支持していきたい」とあいさつ。
 話し合いは非公開となり、医師会側は陳情を受け付ける地域政策本部の中島政希本部長(衆院議員)らに対し、自民党政権下で引き下げ傾向にあった診療報酬の大幅な引き上げなどを要望した。
 県医師連盟は、これまでも民主党議員との接触を続けてきたが、国政選挙では自民党候補の支援を続けてきた。だが8月の総選挙で自民支持を決める一方で、各郡市の医師連盟については民主公認候補の支援を黙認。前橋市医師連盟などは事実上の自主投票となり、大半の会員医師が民主候補の支持に回った。

http://mainichi.jp/area/gunma/news/20091215ddlk10010161000c.html
民主県連:参院選の推薦要請 県医師会側「自民と公平に」 /群馬
 民主党県連は14日、県医師会とその政治組織「県医師政治連盟」と、前橋市内で会談した。県連側は来年夏の次期参院選について「推薦をお願いしたい」と要請、医師会側は「自民と民主を公平に扱っていく。両方推薦することになる」と応えた。鶴谷嘉武医師会長は「個人的には明日、自民候補のポスターをはがすことになると思う」と述べ、東京都内で15日に開かれる日本医師会の政治組織「日本医師連盟」執行委員会の結論を踏まえ、県内の組織も正式に対応を決定する考えを示した。

 会談には、県連側から次期参院選で改選を迎える富岡由紀夫会長をはじめ県連所属の衆参両院議員7人全員が出席したほか、医師会側からは鶴谷会長ら幹部が参加した。冒頭、県連の中島政希会長代行が「医療行政についてご指導いただきながら、民主党に温かい支援をお願いしたい」とあいさつ。鶴谷会長は「自民党と長く付き合ってきたから、すぐに民主党と手を携えてというわけにはいかないが、この国をいかに良くするか、自己の利益を守る人たちには賛同しかねると思っている」と話した。

 このほか、医師会側は来年度の診療報酬の大幅な引き上げや、患者の一部負担引き下げなども要望した。【宍戸護】

1205名無しさん:2009/12/18(金) 23:06:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/091218/elc0912182048000-n1.htm
民主支持の決定先送り 参院選対応で日歯連
2009.12.18 20:47
 日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟(日歯連)」は18日、都内で理事会を開いた。執行部は来夏の参院選での政党支持に関し、これまでの自民党から民主党への転換を提案したが、地方の理事から慎重論が出たため最終決定を先送りした。来年3月の評議員会までの意見集約を目指す。

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121801000865.html
日歯連、民主支持の決定先送り 参院選対応を協議
 全国歯科医の政治団体である日本歯科医師連盟(日歯連)は18日、都内で理事会を開き、来年夏の参院選への対応を協議した。執行部は前回参院選まで支持してきた自民党から、政権与党の民主党支持への転換を提案したが、地方の理事から慎重論が出たため最終決定を先送りした。来年3月の評議員会までの意見集約を目指す。

 堤直文会長は理事会後の記者会見で、地方議会の多くは自民党が与党だと指摘。現段階で民主党支持を決めるのは、拙速だとの異論が出たことを明らかにした。

 その上で堤氏は「どこかで意見を統一しなければならない。(来年)3月の評議員会までには決めたいが、今日は継続審議にした」と説明した。

2009/12/18 21:23 【共同通信】

1206とはずがたり:2009/12/20(日) 13:24:10

メニエール病:「原因を解明」…大阪市大グループ
http://mainichi.jp/select/today/news/20091220k0000m040088000c.html
2009年12月20日 2時30分

 めまいや耳鳴り、難聴などを起こすメニエール病について、耳の内部にある球形嚢(きゅうけいのう)と呼ばれる器官内で、微小な炭酸カルシウムの石(耳石、じせき)がはがれ落ちて内リンパ液の通り道をふさいだ結果、内耳が内リンパ水腫(水ぶくれ)になって発症するという説を、大阪市立大大学院医学研究科の山根英雄教授=耳鼻咽喉(いんこう)病態学=らのグループがまとめた。メニエール病患者の内耳に水ぶくれが生じていることは分かっていたが、水ぶくれの原因は不明だった。

 山根教授は、12人の患者の症状のある耳の内部を三次元CT(コンピューター断層撮影装置)で撮影。8人で球形嚢(直径約2ミリ、高さ約3ミリ)の中にある耳石(大きさ10〜20マイクロメートル)が複数はがれ、下にあるリンパ液の通り道(結合管、直径約0.1ミリ、長さ2〜3ミリ)に集まっているのを確認した。

 山根教授は、メニエール病患者の内耳では、結合管の詰まりで蝸牛(かぎゅう)が内リンパ水腫になって聴覚障害を起こしたり、球形嚢の機能不全で平衡感覚が乱れると推定している。【関野正】

1207とはずがたり:2009/12/23(水) 14:35:23

デフレで物価下がってるのになんで医者だけ給料あげんねん。地方の医者増やす方が先ちゃうか。

平野氏ら診療報酬で協議 不調、再調整へ
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009122301000233.html

 平野博文官房長官と、藤井裕久財務相、長妻昭厚生労働相は23日午前、首相官邸で、2010年度予算編成で調整が残っている診療報酬改定について協議した。結論は得られず、午後引き続き藤井、長妻両氏で調整を続けることになった。

 来年度の診療報酬改定をめぐっては、厚労省が医療再生のため報酬全体を0・35%程度引き上げ、10年ぶりにプラス改定とするよう求めているのに対し、財務省は財政難などを理由に引き下げを要求している。
2009/12/23 13:19 【共同通信】

1208とはずがたり:2009/12/23(水) 14:57:58

藤井財務相「厚労相は政治論ばかり」 診療報酬巡り激突
http://www.asahi.com/politics/update/1222/TKY200912220493.html
2009年12月22日23時42分

 来年度改定される診療報酬をめぐり、財務、厚生労働両省の攻防が激化している。全体の改定率で意見が折り合わず、藤井裕久財務相が長妻昭厚労相を「政治論ばかり」と異例の批判。長妻氏も主張を曲げない姿勢で、着地点はなお見えていない。

 21日に初めて閣僚間で行われた診療報酬の協議では、長妻氏が全体でプラスになる改定を求めたのに対し、藤井氏は財政状況の厳しさを理由にマイナスで譲らなかった。藤井氏は22日の閣議後会見で、「プラスになるのは多くの人を味方にし、マイナスは多くの人を裏切る、と(長妻氏は主張する)。大臣折衝はそういうものではない」と長妻氏の姿勢を批判した。

 これに対し、長妻氏は同日の会見で「全体でプラスということが医療を再生するためには必要であるという結論になっている。決して過大な要求をしているわけではない」と「政治論」を取り下げず、「財務省と交渉が続いているので、そういう主張を極力具体的に申し上げていきたい」と宣戦布告をした。この日の厚労省政務三役による協議でも、全体でプラス改定を獲得する方針を確認した。

 藤井氏も同日朝には、記者団にこう言い放った。「デフレの時にどうして上げるの? それは保険料にもかかってくる。私は曲げません」

1209とはずがたり:2009/12/23(水) 15:00:02

国民の思いは開業医と勤務医の収入格差の見直しや、医師不足が目立つ産婦人科や小児科などへの重点配分が先であってそういう施策より先に診療報酬が引き上げなんて出てくるのが可怪しい。長妻は限られたカネの優先順位わかってんのかなぁ。

診療報酬引き下げ、長妻氏が異論 「医師数は少ない」
http://www.asahi.com/politics/update/1129/TKY200911290213.html?ref=reca
2009年11月29日22時20分

 長妻昭厚生労働相は29日のテレビ朝日の番組で、医療行為や薬の公定価格である診療報酬について「全体のパイを上げたうえで中の配分を大きく見直すことが必要不可欠だ」と強調した。財務省が診療報酬全体を引き下げて配分の見直しを求めていることに反論した。

 長妻氏は「日本の医療費、医師の数は先進7カ国で最低」と指摘したうえで、「今回の政権交代の大前提は、コンクリートから人。医療崩壊を立て直すためには、一定の金額が必要だ」と診療報酬全体の底上げを改めて求めた。一方で「配分も変える必要がある」とも述べ、開業医と勤務医の収入格差の見直しや、医師不足が目立つ産婦人科や小児科などへの重点配分を目指す考えを示した。

1210名無しさん:2009/12/24(木) 20:33:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009122402000110.html?ref=rank
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/images/PK2009122402100024_size0.jpg

<スコープ>診療報酬プラス改定 抑制転換 政府体面
2009年12月24日 紙面から


 二〇一〇年度予算編成で調整が残っていた診療報酬は二十三日、十年ぶりのプラス改定で決着した。減額を求める財務省と、厚生労働省の折衝は難航したが、小泉政権以降の社会保障費の抑制路線からの転換を重視した官邸サイドが、「プラス」を裁定した。改定率の中身も含め、政権交代を受けた政治的思惑が見え隠れしている。 (吉田昌平)

 長妻昭厚労相は同日夕の記者会見で、開口一番に「実に十年ぶりのプラスになった」と強調。急務となる病院勤務医や救急、産科、小児科分野の医療充実に引き上げ分を重点配分する方針を示した。

 診療報酬は、医師の技術料などにあたる「本体部分」と「薬価・材料価格」に分かれる。長妻氏は本体で六千三百億円の増額を求めていた。薬価は市場価格の下落に連動し、すでに来年度改定で1・36%引き下げが決まっており、医療費ベースで約五千億円が浮く計算。長妻氏の要求は、これに千三百億円程度上乗せする内容だった。

 これに対し、財務省は財政難を理由に、診療報酬全体でマイナス1%程度の引き下げを譲らず、決着がずれ込んでいた。

 プラス改定へと傾いたのは、衆院選マニフェスト項目の軌道修正が批判を浴びる中、従来の主張との整合性をとる必要に迫られたからだ。

 鳩山由紀夫首相らは野党時代から、過去四回の改定で計約8%となる引き下げ幅が「医療崩壊を招いた」と批判してきた。このため、平野博文官房長官は二十三日午前、官邸で長妻氏、藤井裕久財務相らと会談した際、プラス改定を求める首相の意向を伝えた。

 0・19%の増額は、医療費ベースで七百億円に相当し、長妻氏が要求した半額にすぎない。とにかくプラスにすることで体面を保つ必要があった。

 また、本体部分の改定率の内訳は、歯科が2・09%で、医科の1・74%を上回る異例の上げ幅。例年は同率の改定幅だった。

 日本歯科医師連盟はすでに、来年夏の参院選で自民党からの組織内候補の擁立を見送り、民主支持を鮮明にしている。一方、日本医師連盟は衆院選後に自民党支持を白紙撤回したが、参院選では自民現職を組織内候補として擁立する方針を変えておらず、差別化が図られたことが明らか。来春の会長選を控え、政党支持に揺れる日本医師会へのけん制が、改定の裏側から透けてみえる。

1211とはずがたり:2009/12/24(木) 20:38:22
>>1210-1211
保存しときました。

10年ぶりとなるとまあ仕方がないのかな,と云う気もしなくもないです。
これで少しは給料上がって田舎でも赴任して良いと云う医者が増えれば良いんですけど。

最近の診療報酬改定率
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/PK2009122402100024_size0.jpg

1212名無しさん:2009/12/24(木) 20:53:46
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/091224/wlf0912241830003-n1.htm
診療報酬改定 業界団体悲喜こもごも、参院選へ影響も (1/2ページ)
2009.12.24 18:29
 平成22年度の診療報酬全体の改定率が0・19%増と、10年ぶりの引き上げになったことを受け、日本医師会(日医)など関係団体は24日、見解を発表した。改定率の内訳をみると、民主党と良好な関係を築いている団体と、そうでない団体とでは、引き上げ幅に強弱があり、来夏の参院選に向け、従来の自民党支持から民主党支持へ方針転換する団体も出てきそうだ。

 次期診療報酬改定で2・09%の大幅増となったのは歯科の報酬で、日本歯科医師会(日歯)の大久保満男会長は同日の会見で、「新政権の英断を大きく評価する。100点満点で80点だ」と笑顔をみせた。

 日歯は、8月の衆院選直後から民主党との接触を強め、来夏の参院選比例代表では、組織内候補を自民党から擁立する当初方針を白紙に戻している。厚労省の政務三役の一人は「民主党を一生懸命応援してくれる団体に診療報酬を付けるのは当然だ」と説明する。

 一方、冷や飯を食わされた格好なのが日医。会員の中心的存在である開業医が、外来診療で受け取る報酬の引き上げ幅は、わずか0・31%とされた。唐沢祥人(よしひと)会長名で「大きく失望し、憤りすら覚える」と怒りのコメントを発表したほどだ。

 ただ、地方からは、次期参院選をめぐり、自民党現職の組織内候補の西島英利氏を支持していることが、改定率に影響したと指摘する声も出ており、今後、日医内で西島氏の取り扱いが大きな焦点となりそうだ。

1213とはずがたり:2009/12/24(木) 20:57:45
>>1212
こういう政策的必要性ではなく政局的必要性でカネつけるやり口は嫌ですねぇ。

1214とはずがたり:2009/12/27(日) 19:20:49

大分前のニュースだが,田舎の割には有名なこども病院みたいである。

静岡県立こども病院 患者受け入れ制限発表
2009.4.14 03:50
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/090414/szk0904140351004-n1.htm

 静岡県立こども病院(静岡市葵区漆山)は13日、新生児集中治療室(NICU)への新規患者の受け入れを制限すると発表した。現在は必要な患者は制限を設けず受け入れているが、今後は、静岡市内の患者のうち「こども病院でなければ適切な医療を受けられないような患者」(病院側)のみとし、それ以外の患者は市内の他の医療機関を受診してもらう方針だ。

 県立こども病院は、高度な周産期医療を提供する「総合周産期母子医療センター」に指定された、県中部唯一の医療機関。静岡市外の患者は、同じ指定を受けている順天堂大付属静岡病院(伊豆の国市)と聖隷浜松病院(浜松市)での対処を要請するという。

 同病院は、1000グラム未満で産まれた低体重児や重度疾患を持つ新生児に最先端の医療を提供できる、高度周産期医療の“最後の砦(とりで)”となっているだけに、受け入れ制限は周辺市町の医療機関にも大きな影響を与えそうだ。

 今回の措置の理由は、昨年度は7人いた新生児未熟児科の医師が、今月中にも退職などで2人に減ると見込まれているため。3月に出された同科長の異動内示に反発した周囲の医師らが辞意を示したことが、主な原因という。

 病院側は一時、NICUへの新規受け入れを全面休止すると発表していた。しかし、小児科など別の科の医師で減員分をカバーする態勢を整えたことから「病院として最低限の責務を果たすため、必要な患者の受け入れは何とか行うことにした」と方針を転換した。

 同病院経営室は「新患の制限はあくまでも暫定的な措置。現在、医師の確保に努めており、6〜7月をめどにこれまで通りの態勢に戻したい」と話している。

1215とはずがたり:2009/12/28(月) 19:08:19
インフル患者、3週連続で減少 国立感染症研究所が発表
12/28 13:26
http://www.shizushin.com/news/environment/medical_health/2009122801000314.htm

 国立感染症研究所は28日、20日までの1週間に新たに医療機関を受診したインフルエンザ患者数は推計約107万人(前週約132万人)で、3週連続で減少したと発表した。
 7月上旬(6日)以降の累計は約1653万人。患者の大半は新型とみられる。
 感染研によると、この1週間に全国約5千の定点医療機関から報告された患者数は10万8071人、1機関当たり22・44人で、前週(13万1972人、27・39人)より減った。
 都道府県別で報告数が最も多いのは福井で1機関当たり43・22人。次いで宮崎(41・81人)、福島(38・99人)、愛媛(33・51人)、岐阜(32・90人)、長野(31・72人)、長崎(31・00人)、大分(30・07人)、鹿児島(30・06人)、山口(29・66人)の順。福島、山梨、沖縄を除いた44都道府県で前週よりも減少した。

1216とはずがたり:2009/12/31(木) 21:26:57

もー医薬品がらみだしこっちでいいや。

【米男子ゴルフ】ウッズ、セックス依存症!? 治療を拒否
http://sankei.jp.msn.com/sports/golf/091221/glf0912210849001-n2.htm
2009.12.21 08:41

「セックス依存症」疑惑が取りざたされるウッズ。治療も拒否していると伝えられる。右はウッズとジョークを交わすジョン・ダリー(ロイター)「セックス依存症」疑惑が取りざたされるウッズ。治療も拒否していると伝えられる。右はウッズとジョークを交わすジョン・ダリー(ロイター)

 これまでに14人の“愛人”の存在が公になった米男子プロゴルフのタイガー・ウッズ(33)だが、セックス依存症の疑いがありながら、その治療を拒否していることが20日、分かった。

 英紙デーリー・メールなど複数の米英サイトによると、ウッズは鎮痛薬「ビコディン」と睡眠薬「アンビエン」の服用者。ビコディンはモルヒネやコカインに似た作用を脳に及ぼし、米国では“代用ドラッグ”として100万−200万人が使用。今年6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンも多量に服用していたとされる。そのクスリの副作用として、“男性機能”を高める効果もあるという。

 アンビエンは米国でポピュラーな睡眠薬だが、睡眠中に車を運転するなどの異常行動があるとFDA(米食品医薬品局)が報告を出しており、こちらには性欲増進という“おまけ”がある。

 この2つの薬物の影響でウッズがセックス中毒になっている可能性があるというのだが、ウッズ自身はリハビリに行くのを拒否しているという。リハビリ先は米アリゾナ州の施設とされる。

 妻のエリンさん(29)は「ウッズは自分に問題があることを認めたがらず、リハビリをすれば症状がもっと悪くなると感じている」と友人に語っており、ウッズが治療を拒んだことで離婚を決意したという。

 一方、ウッズは夜な夜なフロリダ州の自宅近くのゴルフコースに出かけては暗闇の中で練習する姿が近所の人に目撃された、と英紙ザ・サンが報道。これが独自のリハビリ法なのか、離婚−早期ツアー復帰に備えての動きなのかは不明だ。

1217とはずがたり:2010/01/06(水) 00:14:13

無料低額診療:福岡の医療法人の事業実施 県が1年以上たなざらし 「国が抑制求めている」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1256129168/75

 医療費を払えない貧困層のための「無料低額診療事業」について、福岡県大牟田市の医療法人「親仁会」が県に事業実施を申し出たところ、1年以上も受理されずたなざらしにされていることが分かった。県は「国が抑制を求めている」などの見解を示しているが、親仁会側は「困窮者が増えているのに門前払いはおかしい」と批判している。

1218とはずがたり:2010/01/13(水) 16:06:12
興味深い。

兵庫で公立と民間の病院統合へ 加古川市と神戸製鋼所
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011201001000.html

 兵庫県加古川市と神戸製鋼所(神戸市)は12日、医師不足に対応するため、加古川市内でそれぞれが経営する加古川市民病院と神鋼加古川病院を来年4月にも統合するとの方針を発表した。

 兵庫県によると、公立と民間の病院統合は愛知県東海市や三重県桑名市で例があるが、全国的にも珍しいという。厳しい経営環境にある公営病院の生き残り策として注目されそうだ。

 加古川市や同社によると、新病院は新設する地方独立行政法人が経営。統合後、診療科や医師の再配置をした上で現行の2病院で診察を続け、17年に市内に600床規模の病院を新築、完全統合する。

 加古川市民病院は内科医不足から患者数が減り、08年ごろから経営難に。昨年、人材や設備が充実している神鋼加古川病院に統合を提案。専門分野も異なっており、地域サービスを向上させる観点から統合が決まった。

 医師を含めた両病院の職員計750人は引き続き雇用する。
2010/01/12 20:31 【共同通信】

1219とはずがたり:2010/01/19(火) 12:07:37
凄いなぁ。

がん転移「足」くっきり 東北大グループ解析装置開発
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100119t13025.htm

マウス内で血管(左下の点線部分)に近づくがん細胞(右上)。右下の棒は長さが1万ナノメートル(権田講師提供)
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20100118014jd.jpg

血管に近づくがん細胞の拡大図。進行方向に向かって、足のようなもの(矢印)が出ている
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20100118015jd.jpg

 東北大大学院医学系研究科の権田幸祐講師(医工学)と大内憲明教授=腫瘍(しゅよう)外科学=らの研究グループは、動物の生体内でがんが転移する様子を分子レベルで画像確認することに初めて成功、これによりタンパク質の移動速度が変化していることを突き止めた。がんの新たな治療法の開発や、悪性度診断への応用が期待されるという。

 がん転移を引き起こす「細胞膜タンパク質」や抗がん剤の分子サイズはこれまで、生体内では観測できなかった。従来、生物内で観測できたのは1000ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリ)の精度だったが、分子サイズは数ナノメートルから100ナノメートルという。

 グループは9ナノメートルで解析できる装置を開発。マウスの背中下部にヒトの乳がん細胞を注入した後、がん細胞にある細胞膜タンパク質に蛍光物質を結合させることによって、動きをとらえた。

 その結果、がん細胞が血管に近づくにつれて、細胞膜タンパク質の移動速度は約10〜300倍に増加。また、がん細胞が進行する方向に、足のようなものを出していることも分かった。

 さらにがん細胞が血管内に入ると、細胞膜タンパク質の移動速度は血管から離れた場合の約1100倍に達した。移動速度が上がると、他の物質と衝突しやすくなるため、がん転移が活性化される可能性があるという。

 細胞膜タンパク質の移動速度を指標にすれば、がんの進行段階を調べる手段にもなりうる。権田講師は「がん転移のメカニズム解明につながるだけでなく、抗がん剤との相互作用そのものも見られるようになって、開発中の治療薬の効果を詳細に調べることも可能になる」と話している。

 成果は東大などとの共同研究で、米生物化学誌「ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー」電子版に22日、掲載される。


2010年01月19日火曜日

1220とはずがたり:2010/01/19(火) 12:10:58

厚生官僚はアホか。

改正薬事法、漢方薬の郵送販売禁止 嘆く利用者 店主危機感
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/01/20100118t73018.htm

漢方薬の郵送販売が禁止され、不便を強いられるお年寄りも少なくない=青森市内(写真と記事は関係ありません)

 昨年6月に施行された改正薬事法に、漢方薬の利用者と薬局の双方から不満の声が上がっている。漢方薬など処方せんの要らない一般用医療薬(大衆薬)の郵送販売が禁止され、利用者は薬局に足を運ばなければならなくなった。東北でも遠方に住む人や移動手段のない高齢者は負担感を訴え、郵送販売の割合が大きい薬局は売り上げの落ち込みに危機感を募らせている。

 「トラブルなく利用していたのに、どうしてこんな法律ができたのか。負担が増えるだけ」。宮城県石巻市の会社員白出政子さん(53)は8年ほど前から、漢方薬を服用している。かかりつけは仙台市にある薬局。家族4人分の薬は郵送で受け取っている。

 郵送販売の禁止は対面販売で薬のリスクを説明し、利用者の安全を確保するのが理由とされる。2011年5月末までは経過措置として、改正前から利用していた薬を同じ店から購入する場合などに限って認められる。

 白出さんも体調の変化などで薬の種類を変えると、月1、2回は薬局まで出向かなければいけなくなる。薬局まではタクシーと電車を乗り継いで片道3時間。1回の交通費は5000円以上かかり、仕事も休まざるを得ない。

 白出さんは「ほかの薬局は取り扱う薬が違うので簡単に変更できない。電話で相談に乗ってくれ、付き合いの長い薬剤師への信頼は替えがきかない」と嘆く。

 仙台市青葉区で1人暮らしの千葉篤子さん(72)は家から薬局まで徒歩15分の距離だが、郵送で購入している。腎臓の持病で足がむくみ、移動は困難を伴う。「薬局に行ってきてと頼める人はいない。雪道で転んで、けがでもしたら元も子もない。郵送禁止は高齢者の実情を全く考えていない」と憤る。

 漢方薬を扱う薬局側は経営への影響を懸念する。八戸市のある薬局は売り上げの約2割が郵送販売。利用者には対面販売への切り替えを呼び掛けている。理由を説明しても、なかなか理解してもらえないケースもあるという。

 店主の男性は「クリック一つで買えるインターネット販売と、カルテを作り、電話などで体調を確認している漢方薬局の販売方法を一緒くたにして禁止するのはあまりに乱暴。売り上げが2割減れば、利用者には申し訳ないが、廃業も考えないといけない」と話している。


2010年01月18日月曜日

1221チバQ:2010/01/20(水) 21:26:06
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100121k0000m010091000c.html
日医会長選:分裂 民主派が出馬表明 現職と一騎打ちへ
 日本医師会(日医、唐沢祥人会長)が、4月の会長選挙(任期2年)を巡って分裂する様相となってきた。3選を目指す現職の唐沢氏に対し、昨年の衆院選で民主党候補を支援した茨城県医師会長の原中勝征氏が立候補を表明し、事実上の一騎打ちとなる雲行きだからだ。日医会長がトップを兼ねる日医の政治団体「日本医師連盟」(日医連)は、既に夏の参院選比例代表に組織内候補で自民党現職の西島英利参院議員を推薦する方針を決めているが、会長選の結果は参院選の構図に大きく影響する。

 「私自身は(西島氏は)下りるべきだと思う。当選するだけの票が出るはずがない。私が会長になれば、最初に日医連に(推薦撤回を)提案する」

 20日、東京都内のホテルで会長選の公約を記者会見で発表した原中氏は、当選すれば西島氏の推薦を取り消す考えを表明した。会見には、埼玉、山梨両県医師会長が同席した。

 原中氏は、後期高齢者医療制度の撤廃を求めて民主党と手を組み、いち早く茨城県内の全小選挙区で民主党候補を推薦し、政権交代の流れを後押しした。原中氏は会見で、鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長と直接話せる、と民主党とのパイプを強調し、「日医が言うことは一切政府に届いていない」と今の唐沢執行部を批判した。

 長年自民党を支持してきた日医だが、04年に会長となった大阪府医師会出身の植松治雄氏は自民党に「是々非々」で臨んだ。これに対し唐沢氏は06年、自民党との関係修復を訴え、植松氏の再選を阻んで会長に就任した。

 このため、唐沢執行部は民主党との関係作りに苦労している。診療報酬を議論する中央社会保険医療協議会(中医協)では、任期切れを迎えた日医執行部の委員3人が外されたほか、診療報酬の配分でも揺さぶりを受け続けている。

 苦境を打開するため、日医連は昨年10月、自民党支持方針を白紙撤回するところまではこぎ着けた。関係者によると、1月19日の会合で唐沢氏は「自民党以外でも素晴らしい候補がいれば個々に推薦を機関決定したい」と各都道府県の代表に伝えた。

 しかし一方で、西島氏の支援も引き続き求めたという。西島氏の推薦を巡っては、昨年末の会合でも賛否両論出たが、最後に唐沢氏が理解を求め、その場を乗り切っていた。

 07年参院選の比例代表では、日医連が推薦する自民党現職、武見敬三氏を落選させた。組織力の低下がささやかれる中、政権与党との間合いをつかめないまま参院選に臨むことへの危機感は日医内にも根強くある。

 当面の焦点は2月の大阪府医師会長選だ。日医会長選は、各都道府県医師会から会員数に応じて選出される代議員の投票で決まる。植松氏の流れをくむ候補が当選すれば、反「唐沢」の流れが強まり、原中氏支持に結びつく可能性もある。【佐藤丈一】

1222とはずがたり:2010/01/22(金) 00:26:05

三井物、医薬品の治験事業へ参入=シンガポール企業に出資
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010011400786&rel=j&g=eco

 三井物産は14日、医薬品の治験支援事業に参入すると発表した。シンガポール証券取引所上場のパークウェイホールディングス傘下で、治験支援を手掛けるグレンイーグルス・シーアールシーが月内に実施する約4億円の第3者割当増資を引き受け、50%弱の株式を取得する。(2010/01/14-18:41)

1223チバQ:2010/01/22(金) 12:07:05
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001001220003
薬袋県医師会長 民主側へかじ?
2010年01月22日

 県医師会が、「民主党シフト」――? 4月の日本医師会(日医)の会長選挙で、自民党一辺倒の現執行部を批判して立候補する原中勝征・茨城県医師会長が20日、東京都内で開いた記者会見に、県医師会の薬袋健会長が埼玉県医師会長と共に同席。民主党とのパイプを強調する原中氏を支えて、政権交代後の「民主シフト」に踏み込む構えかと、波紋が広がった。


 薬袋氏は、関東甲信越医師会連合会などを通し、原中氏とは旧知の間柄。従前から、個人的にも親交を深めていた、という。


 原中氏は昨年の衆院選で、同県医師会の政治団体である「県医師連盟」として、茨城県内の全小選挙区で民主党候補を推薦。長年にわたって自民党の有力支持団体だった医師会の一角が民主党支持にかじを切ったとして大きな話題となり、政権交代の流れを後押しした。


 一方の山梨県医師連盟は、衆院選で日医の政治団体「日本医師連盟」の方針に従って、自民党候補を支援したが、全員が落選。政権与党への政策要望のパイプ作りを模索していた。


 薬袋氏は21日、取材に対して「依頼があったから同席したのであり、まだ私の中でも(方針は)決まっていない。組織決定もしていない」と、原中氏支援と受け取る観測を否定した。一方で、今夏の参院選をめぐり、日医の現執行部に対して、見解を異にする部分もある、と明かした。


 原中氏が当選すれば、今夏の参院選では、日医の組織内候補で自民党現職の西島英利氏の擁立が微妙になる。県医師会館の廊下に張られていた西島氏のポスターは、21日、すでに見あたらなかった。(吉田晋)

1224とはずがたり:2010/01/22(金) 18:01:38

秩父は3病院体制に 小鹿野中央病院一時撤退 夜間休日の救急医療
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100122/CK2010012202000084.html?ref=rank
2010年1月22日

 秩父広域市町村圏組合が実施する、夜間と休日の救急医療を担当する秩父地域の四病院の一つ、小鹿野町の国保町立小鹿野中央病院が、三月末で同医療から一時撤退することが、十九日夜に開かれた病院群輪番制病院長会議で決まった。

 これにより、四月からの夜間と休日の救急医療は、秩父市立病院と同市の秩父病院、皆野町の埼玉医療生協皆野病院の三病院体制になる。

 同中央病院は新年度から、現在の常勤医師七人から五人になる見込みで、非常勤医師の確保も現状では難しい。このため、通常医療や日直勤務などで、医師の疲弊が増すことが懸念されることから一時撤退を決断したという。

 秩父地域では、同組合業務として一九八一年度から、秩父郡市医師会の協力で病院群輪番病院運営事業を始めた。当初は七病院だったが、相次いで撤退し、二○〇七年度から四病院体制だった。 (村田秀雄)

1225とはずがたり:2010/01/22(金) 18:03:12

自治体病院連携 救急センター新設 地域医療再生 県が“処方せん”
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20100122/CK2010012202000078.html?ref=rank
2010年1月22日

 救急医療の充実や医師不足の解消に向け、県がつくった地域医療再生計画が、国の交付金支給対象に選ばれた。二○○九年度中に計五十億円が交付される見込み。県は交付金で基金を設け、地域医療再生本部を設置して諸課題に取り組む。 (小林孝一郎)

 交付金の対象となったのは、東総・外房地域の「香取海匝(かとりかいそう)」と「山武長生夷隅(さんぶちょうせいいすみ)」の両医療圏を再生する計画。

 香取海匝圏では、旭中央病院(旭市)に患者が集中する一方、ほかの六つの自治体病院は病床利用率の低下と経営悪化に直面。〇八年九月末には、銚子市立総合病院が休止し、地域医療崩壊のシンボルとして全国的な話題となった。

 山武長生夷隅圏は県内の医療圏で唯一、救命救急センターがない。救急搬送する患者の三人に一人は圏外に運ばざるを得ず、救急搬送全体の約八割が三十分以上かかるという状況にある。

 このため、再生計画では基金を活用し、香取海匝圏では病気やけがの重さなどによって、七つの自治体病院で役割分担を明確にし連携を強める。山武長生夷隅圏では、救命救急センターを備えた「九十九里医療センター(仮称)」を一四年四月に開院するなど、救急医療体制を確立する。県内全体での医師確保にも、千葉大などと協力して取り組む。

 県は昨年九月に医療審議会を二回開き、同十月に関係市町村や医療関係者への説明会を開いて再生計画をつくった。今月中旬には両医療圏の市町村長や病院長らと、再生計画の運用などについて話し合った。

 森田健作知事は十四日の定例記者会見で「今、地域医療再生は大変厳しい状況にあるが、この計画に基づき五年後、十年後には、県民の誰もが安心して暮らせるような医療体制を構築していきたい」と話した。

 厚生労働省が支給する「地域医療再生臨時特例交付金」は、〇九年度補正予算に計上され、予算規模は全国で二千三百五十億円。計画期間は一三年度末までで、医療の根源的な問題解決に使われる。

1226とはずがたり:2010/01/23(土) 12:07:40
すげえw
生物学もここでやりましょ〜。

「粘菌」エサの駅つなぎ首都圏そっくり鉄道網
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100122-OYT1T00002.htm?from=y10

東京都心に置いた粘菌(ttp://tohazugatali.web.fc2.com/science/20100121-115826-1-L.jpg)は、エサを求めて広がり(ttp://tohazugatali.web.fc2.com/science/20100121-115876-1-L.jpg・8時間後)、鉄道網のような姿になる(ttp://tohazugatali.web.fc2.com/science/20100121-115895-1-L.jpg・26時間後)=手老さん提供

 「粘菌」と呼ばれる単細胞生物が鉄道網のような高度なネットワークを構築する能力があることを、北海道大学の手老(てろう)篤史研究員らが突き止めた。

 実験で、粘菌が首都圏鉄道網のミニチュア版そっくりに変形していく様子を確認した。22日付の米科学誌「サイエンス」に発表する。

 粘菌は、胞子から小さなアメーバが生まれ、アメーバ同士が融合して、変幻自在に伸びるネバネバの集合に育つ。実験では、関東地方をかたどった容器(縦21センチ、横17センチ)の中で、横浜や千葉など首都圏の主要36駅に当たる位置にエサを配置。東京都心に粘菌を置いた。粘菌はエサを求めて広がり、次第に実際の鉄道網のようになった。

 粘菌が変形した「鉄道網」を分析すると、輸送効率やアクシデント時の迂回(うかい)路の確保といった点で、実際のJR鉄道網より優れたところがあるという。手老さんは「数億年を生き抜いてきた能力が巧妙な『鉄道網』を構築した」とみる。
(2010年1月22日04時50分 読売新聞)

1227とはずがたり:2010/01/27(水) 14:51:34

徳洲会の指定管理可決 榛原総合病院組合議会
01/27 14:46
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20100127000000000053.htm

 経営再建を目的とした榛原総合病院(牧之原市細江)の指定管理者制度移行に向け、吉田町、牧之原市でつくる病院組合議会は27日、臨時会を開き、医療法人「徳洲会」(徳田虎雄理事長)グループの沖縄徳洲会(本部・沖縄県)を管理者とする関連議案を全会一致で可決した。指定管理期間は、定款変更が認可された月の翌月から2020年末までの10年間。
 市当局と徳洲会側は3月からの公設民営化を目指し、来月初旬に基本協定を締結する予定。議会終了後、西原茂樹牧之原市長は「病院の存続と再建に見通しが立ち良かった。徳洲会と連携を取りながら、地域の安心安全を守りたい」と述べた。
 臨時会に先立ち両市町議会議員に対して、基本協定書の概要などに関する説明会が開かれた。市当局者らの説明によると、徳洲会が診療報酬などを全額収入とするほか、救急や周産期医療といった政策的医療を行う費用として、組合は徳洲会に毎月3千万円の地域医療交付金を収める。徳洲会は組合に毎月500万円の指定管理者負担金を支払う。医療収益にかかわる施設の維持管理費は原則として徳洲会側、それ以外は組合側が負担する。移行から5年後に協定見直しも可能。
 また、茂庭将彦院長は指定管理に移行する3月からの診療体制について、徳洲会が総合内科3人、外科1人、救急1人合わせて医師5人と循環器科医2人などを派遣する見通しを説明。老人保健施設は5月ごろまでに開設する方針も示した。

1228ももだぬき:2010/01/28(木) 08:29:05
日刊ゲンダイから衝撃的な話題→A1Cは6.6から7.1がかえっていいかも。無理に5.8まで下げようとすると体に負担が増すようです。

1229チバQ:2010/01/29(金) 12:19:44
>>1221
反会長派が割れる形になりますね
>04年に会長となった大阪府医師会出身の植松治雄氏は自民党に「是々非々」で臨んだ。これに対し唐沢氏は06年、自民党との関係修復を訴え、植松氏の再選を阻んで会長に就任した。

http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012901000317.html

京都府医師会の森会長出馬へ 日医の会長選
 4月の日本医師会(日医)会長選挙に、京都府医師会の森洋一会長(62)が出馬する意向を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。2月1日に正式に表明する。

 会長選では自公政権との協調路線を取った唐沢祥人現会長が3選を目指している。森氏は府医師会のブログで「医師会活動があまりにも政治に傾きすぎると、医療が政治に左右されてしまう」と現執行部を批判している。

 このほか親民主党への路線転換を求めた茨城県医師会の原中勝征会長も出馬を表明している。

 森氏は京都府出身。1972年に京都大医学部卒業後、国立京都病院(現京都医療センター)小児科などを経て開業。2006年4月に府医師会会長に就任した。

2010/01/29 12:04 【共同通信】

1230とはずがたり:2010/01/30(土) 00:19:56

皮膚→神経細胞に、iPS細胞使わず作製…米研究チーム
簡便な再生医療、期待
http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100128-OYO8T00324.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/20100128-227617-1-L.jpg

 iPS細胞(新型万能細胞)を使わず、マウスの皮膚細胞から直接、神経細胞を作り出すことに、米スタンフォード大の研究チームが成功した。神経以外にも様々な組織や臓器の細胞を作り出せる可能性があり、人に応用できれば、iPS細胞よりも安全で簡便な方法として再生医療などに役立ちそうだ。28日付の科学誌ネイチャーに発表する。

 研究チームは、マウスの神経細胞ができる時に働く遺伝子19種類を選んだ。うち3種類を同時に生後3日のマウスの皮膚細胞に入れると、細胞の形が変化し、約10日後には色々な種類の神経細胞になった。

 国立成育医療センター研究所の阿久津英憲・生殖技術研究室長は「鍵になる遺伝子がわかれば、どんな細胞もできることがハッキリした」と高く評価。遺伝子の組み合わせを変えれば、神経以外にも様々な細胞を作り出せる可能性がある。

 細胞を受精卵に近い状態に若返らせるiPS細胞を再生医療に使う場合、患者への移植まで最短2か月かかるうえ、腫瘍(しゅよう)ができやすい。今回の方法では若返りは起きていないとみられ、iPS細胞の課題をかなり解決できる一方、細胞を大量に増やせないなどの欠点がある。

 山中伸弥・京都大教授の話「人の細胞でも可能かどうかなど、さらに検討が必要だが、今後の発展次第では(再生医療や創薬に)使える可能性がある」
(2010年1月28日 読売新聞)

1231荷主研究者:2010/01/31(日) 13:30:06

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20100124401.htm
2010年1月24日03時13分 北國新聞
アルツハイマー抑制の物質確認 金大グループ

研究を進める棟居助教(左)と杉原さん=金大宝町キャンパス

 「esRAGE(レイジ)」と呼ばれる物質に、アルツハイマー病の進行を抑える効果があることを、金大医薬保健研究域医学系の血管分子生物学教室(山本博教授)の研究グループが23日までに突き止めた。マウスを使った実験で効果が確認された。新薬や新たな治療法開発への活用が期待される。

 「esRAGE」は、細胞外に分泌される性質を持った受容体。同じ遺伝子で形状が異なる受容体「RAGE」は、神経細胞を傷つける「アミロイドβタンパク」と結合して細胞内に信号を伝え、アルツハイマー病を発症、進行させる性質がある。「esRAGE」はこの結合を妨げることが裏付けられた。

 実験では、「esRAGE」を注入したマウスと普通のマウスにそれぞれ「アミロイド βタンパク」を投与し、脳内にどれだけ残るかを比較した。投与後30分で、「esRAGE」の多いマウスが持つ「アミロイドβタンパク」は、普通のマウスの半分になっていた。

 本来なら「RAGE」と結び付く「アミロイドβタンパク」を、「esRAGE」が横取りして結合を妨げ、細胞外に分泌していた。

 「RAGE」は、糖尿病の合併症やがんの転移などにもかかわっているとされている。研究を進めた棟居聖一助教と大学院生の杉原崇大さん(31)は「いろいろな病気の治療法にもつながると思う。さらに動物実験を行って効果を立証し、早く臨床で役立てたい」と話した。

●受容体 細胞表面や内部に存在し、細胞外の特定の物質と結合することにより、細胞の機能に影響を与える物質の総称。レセプター。

1232荷主研究者:2010/02/01(月) 01:02:19
>>1114
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/149203
2010年1月29日 01:44 西日本新聞
八幡西区の三菱化学病院 正和中央病院が継承 4月から 当面は3診療科

 本体の経営悪化などを理由に三菱化学黒崎事業所(八幡西区黒崎城石)が3月末での閉鎖を決めた同区東王子町の三菱化学病院(山口司院長、93床)について、同区八枝の医療法人・正和(しょうわ)中央病院(浦上陽一院長、74床)が、土地と建物などを買い取り、4月1日から新たに病院を運営することが28日分かった。浦上院長は「これからも地域医療を守っていきたい」と話している。

 同中央病院は1980年4月に開院。現在は外科と整形外科など7診療科あり、1日の平均外来患者数は約150人。三菱化学病院の閉鎖が決定した昨年10月に、同事業所に運営引き継ぎを打診し、同12月から交渉を開始。同事業所などによると、敷地約2万500平方メートルと建物、医療器具などを買い取ることで、大筋で合意したという。また、三菱化学病院の従業員で、再雇用希望者は優先的に採用するという。

 正和中央病院によると、新病院は4月1日から診療開始。当面は外科と整形外科、リハビリテーション科の3科とし、常勤医7人程度、従業員60−70人規模での運営を検討しているという。同病院は「徐々に規模を拡大していきたい」としている。老朽化している建物については、5−10年後を目標に、改築や建て直しをするという。

=2010/01/29付 西日本新聞朝刊=

1233とはずがたり:2010/02/04(木) 13:24:52
実数みるだけじゃ解らないけど東近江の落ち込み多い感じですな。

【滋賀】
常勤医数の偏り進む 県内の医療圏
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20100128/CK2010012802000020.html?ref=lcrk
2010年1月28日

写真
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/PK2010012802100105_size0.jpg

 全国的に病院勤務医の不足が問題となる中、県内では地域によって常勤医の数の偏りが進んでいる。このため、周産期や救急医療態勢が手薄となっている医療現場では、医師がさらに疲弊する悪循環に陥っている。格差是正を図る県は東近江、湖東、湖北の各医療圏で新年度から地域医療再生計画を実行。医師の絶対数を増やす施策も進めるが、成果が出るまで時間がかかりそうだ。

 県内の病院(60施設)の常勤医の数を調べた県の調査によると、本年度は計1282人で、2003年度比で16人増えた。しかし、医療圏域ごとにみると大津、湖南で計約80人増える一方、その他の5圏域では減少した。

 東近江、湖東、湖北はそれぞれ1割減り、湖西は3割も減少。甲賀は微減だが、人口当たりの医師数が最も低い圏域で改善が進んでいない。勤務医の偏在が進んだ背景には、新人医師が高度医療を担う都市部の病院勤務を希望する傾向が強いことや、県外の医大の医局が、派遣していた医師を引き揚げたことがあるという。

 県内で医師の減少が特に深刻なのは、東近江市の国立病院機構滋賀病院、市立能登川病院、市立蒲生病院。03年度に3病院で計63人いた医師が、本年度は半数以下の28人に。この影響で地域の救急医療が担えず、近江八幡市立総合医療センターに負担がのしかかっている。

 湖東でも病院産科医が従来の6人から現在1人になり、3病院が分娩(ぶんべん)の取り扱いを中止。小児救急医療も3病院の輪番制となり、患者の利便性が低くなっている。

 こうした状況を改善するため、県は新年度から13年度までの医療再生計画を策定。東近江市の3病院を再編し、機能強化で救急医療態勢を立て直す方針だ。産科医の確保にも取り組み、湖東で分娩を再開するなど、地域医療の再生や効率化を図るさまざまな施策を実施する。

 抜本的な解決策は県内の医師数を増やすこと。滋賀医科大に医師確保のための定員枠を設けて学生に奨学金を支給。卒業後、知事が指定する県内病院への一定期間の勤務を返還免除の条件とした。ただ、この施策による新たな医師の確保は15年度以降。成果が得られるまで、疲弊が進む現場をどう維持していくか課題となっている。

 (林勝)

 【注】大津圏域は国立の滋賀医大付属病院の医師を除く。湖南は草津、栗東、守山、野洲4市を圏域とする。甲賀は甲賀、湖南2市。東近江は近江八幡、東近江2市と3町。湖東は彦根市と4町。湖北は長浜、米原2市。湖西は高島市。

1234荷主研究者:2010/02/07(日) 02:02:47

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720100202eaac.html
2010年02月02日 日刊工業新聞
東北大、電気で筋肉細胞刺激し筋肉の運動を詳しく観察できる技術開発

 東北大学の西澤松彦教授らは、向きやサイズをそろえて培養したマウスの筋肉細胞をゼリー状のゲルに移し、筋肉の運動を詳しく観察できる技術を開発した。電気で筋肉細胞を刺激し、1週間以上動かし続けた例は初めてという。筋肉細胞に対する運動の負荷を電気刺激の強さや周波数で制御できる。ヒトの細胞に適用すれば、将来はiPS細胞(万能細胞)技術で作り出した自分の筋肉細胞を調べられるという。

 スライドガラス上で培養したマウスの筋肉細胞に、ゲル溶液を流し固めた後、ゲルごと細胞を回収する。筋肉細胞の収縮運動をゲルが補助することで、長時間の安定な運動を可能にした。従来、筋肉細胞がガラスなどに付着している際には運動が起こりにくく、運動するとはがれるなどの欠点があった。筋肉細胞の運動の向きをそろえることで強い伸び縮み運動ができる。筋肉細胞を写し取ったゲルのシートは計測器や半導体デバイスなどに繰り返し張り付けが可能。

1235とはずがたり:2010/02/07(日) 02:03:10

未経験の2人、手術強行…山本病院患者死亡
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20100206-567-OYT1T00609.html?fr=rk
2010年2月6日(土)16:05

 輸血用血液を準備せず、少人数での手術――。奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(解散)で肝臓手術を受けた男性(当時51歳)が死亡した事件は6日、病院関係者の証言から、業務上過失致死容疑で逮捕された元理事長・山本文夫被告(52)=詐欺罪で実刑判決を受け控訴中=、元主治医・塚本泰彦容疑者(54)の執刀医2人が、経験や技術を伴わないまま手術を「強行」していた実態が浮かび上がった。

 「肝臓は出血しやすいけど大丈夫ですか」。4年前、山本病院のベテランの女性看護師は、山本被告に不安を訴えた。「肝臓手術の経験なんてないのに……」。だが、山本被告は「簡単な手術やん」と取り合わず、その後、輸血用血液が全くないまま山本被告、塚本容疑者、看護師2人の計4人で手術が行われた。

 医療関係者によると、血管が集中する肝臓は大量出血の可能性があるため、輸血用血液は一般の開腹手術の約1・5倍にあたる2リットル程度を用意し、麻酔医を含む7、8人で手術を担当するのが一般的で、専門医は「経験や止血法などの専門知識がなく、指導医もいない状態で肝臓手術をするなんてあり得ない」とする。

 看護師の不安は的中。手術中に肝静脈を傷つけ、大量出血した。だが、縫合を終えた山本被告は手術室から姿を消した。酸素マスクをつけた男性の顔は真っ青で心肺停止していた。

 「すぐ輸血を準備して」。看護師から要請を受けた検査技師が、赤十字血液センターから急きょ血液を取り寄せ、輸血された。人工呼吸や心臓マッサージが施されたが、手術開始から約4時間半後、男性の死亡が確認された。その間、看護師が山本被告の院内連絡用PHSを何度も呼び出したが、一度も応答はなかった。

 男性は、山本被告らに「がん」と診断され、手術を受けたが、死亡後、 腫瘍 ( しゅよう ) は良性でがんではなかったと判断された。このため、県警は「不必要な手術で男性を死亡させた疑いがある」として、傷害致死容疑の立件を目指したが、業務上過失致死容疑での逮捕となった。

 医療問題弁護団代表の鈴木利広弁護士は「故意の立証が必要な傷害致死は、動機などの自供がないと困難」と話している。山本被告は05〜07年、心臓カテーテル手術をした際、ステントを使ったように偽装し、計約830万円をだまし取ったとして、詐欺罪で懲役2年6月の実刑判決を受け、控訴している。

 ◆「実験台にされた」遺族

 「病院の実験台にされたのかもしれない」。男性の両親は読売新聞の取材に対し、悔しさをにじませた。男性が死亡した際、両親は山本病院側の「死因は心筋 梗塞 ( こうそく ) 」との説明を信じたが、昨年春、捜査員に「手術中に死亡した」と告げられた。

1236とはずがたり:2010/02/07(日) 04:26:41
こういう医者は殺人罪適用で死刑でいいんではないか。酷すぎるヽ(`Д´)ノ

手術した腫瘍は検査で「良性」 容態急変後に一時逃走の疑いも 山本病院事件
2010.2.7 02:03
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100207/crm1002070200003-n1.htm

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」(廃止、法人は破産手続き中)で肝臓手術を受けた男性患者=当時(51)=が死亡した事件で、患者の肝臓の腫瘍(しゆよう)を検査した同病院の当時の放射線科医が、「良性の肝血管腫」と診断していたことが6日、捜査関係者の話で分かった。肝血管腫は通常、手術の必要はないが、業務上過失致死容疑で逮捕された法人理事長の山本文夫容疑者(52)=詐欺罪で1審有罪、控訴中=らはがんと診断して手術を実施していた。

 県警も残された患者のコンピューター断層撮影(CT)画像などから、腫瘍は肝血管腫だったと断定。山本容疑者らが故意にがんと誤診した疑いもあるとみて、傷害致死罪の適用も視野に手術に至った経緯をさらに調べる。

 一方、山本容疑者が手術途中で患者の容体が急変したのち、病院から姿を消し、手術で助手を務めた塚本泰彦容疑者(54)と看護師だけで止血措置などをしたことも判明。山本容疑者が病院に戻ったのは患者の死後で、県警は山本容疑者が手術を放棄し、逃走した可能性もあるとみて調べる。

 県警によると、逮捕容疑について、山本容疑者は「そのような事実はないとしか答えられない」と否認。塚本容疑者は「山本容疑者が肝静脈を損傷させた」と認めているという。

 捜査関係者によると、男性患者の肝臓に異常が見られたことから、放射線科医は腹部造影CT検査を実施して肝血管腫と診断した。血液検査でも肝機能の異常を示すデータはなかったが、山本容疑者らはがんの疑いがあるとしてさらに検査を指示した。放射線科医は再度の検査で、改めて肝血管腫と判定したという。

 ところが、山本容疑者らは最終的に肝細胞がんと診断。男性にもがんと告知し、平成18年6月16日に手術を行ったという。県警が押収したカルテにもがんと記載されていた。

 放射線科医は「検査後にどうして肝臓がんの診断に至ったのかは分からない」と話しているという。

1237とはずがたり:2010/02/07(日) 04:34:29
インプラント治療で使い回しか 愛知・豊橋の歯科クリニック
2010.1.19 19:37
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100119/bdy1001191941004-n1.htm

 愛知県の豊橋市歯科医師会(朽名正也会長)は19日、厚生労働省で記者会見し、同市内の歯科クリニックが治療を失敗して抜けたインプラント(人工歯根)を他の患者に使い回すなど不正治療を行っていたとして、刑事告発や民事訴訟を検討していると発表した。

 インプラント治療とは、あごの骨にネジのような形のインプラントを埋め込み、それを土台にして上部に人工の歯をつくる治療。同医師会によると、同クリニックでは患者に埋めたインプラントが骨に定着せずに抜けるなどした場合、滅菌して保管し、他の患者に使い回していたという。

 同クリニックに勤務していた歯科助手が昨年11月、使い回しのために院内に保管されていたインプラントを同医師会に持ち込み、専門家に鑑定を依頼。その結果、ヒトの組織が付着していることが確認されたという。

 厚労省によると、インプラントの使い回しについては、医療器具などの適正な使用を医療関係者に義務づける医療法違反にあたる可能性があるという。

 同クリニックの弁護士は「内容を把握していないのでコメントできない」としている。

インプラント使い回し疑惑の歯科医、自殺図り搬送
2010.1.20 13:04
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100120/crm1001201305017-n1.htm

 愛知県豊橋市の歯科医院でインプラント(人工歯根)を使い回す不正治療をしていたとされる歯科医(39)が20日午前7時すぎ、同県田原市の自宅の風呂場で首から血を流して倒れているのを妻(36)が発見、119番した。

 田原署によると、歯科医はメスで首を切り、自殺を図ったとみられる。搬送された際に意識はもうろうとしていたといい、病院で手当てを受けている。

 同医院をめぐっては、豊橋市歯科医師会が19日、義歯を付けるためのインプラントを使い回すなど不正治療があったとして、厚生労働省で記者会見。愛知県と豊橋市は20日午後、医療法に基づき医院への立ち入り調査を予定していた。

1239とはずがたり:2010/02/09(火) 05:02:50

肝機能値「正常」で病気兆候も、個人差大きく
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100208-OYT1T00352.htm

 理化学研究所と東京大の研究チームが約1万5000人分の遺伝子データをコンピューター解析したところ、血液検査の結果に影響を及ぼす遺伝子が46種類も見つかった。

 肝機能を示すγ(ガンマ)GTPやGOT、腎機能をみるBUNなど7項目は、遺伝子の型によって数値が高くても健康だったり、低くても病気の兆候があるなど、数値と健康状態の間に個人差が大きく「正常値」の基準を見直す必要があることも判明。8日付の科学誌ネイチャー・ジェネティクス電子版に発表した。

 遺伝子の個人差と、血液検査20項目のデータ、実際の体の状態との関連性を計算した。心筋梗塞(こうそく)などの兆候を調べるCKという検査項目の場合、正常値の上限は195(女性)だが、無関係と考えられていた免疫系の遺伝子の型によって、191でも高すぎる人や、204でも正常といえる人がいることが判明。一人ひとりの遺伝子型に合った正常値の設定が必要なことがわかった。
(2010年2月8日12時32分 読売新聞)

1240とはずがたり:2010/02/09(火) 05:03:11

タミフル耐性の鳥インフル、国産新薬が効果 
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090425-436828/news/20091222-OYT1T00738.htm?from=nwla

 臨床試験中の新しい国産インフルエンザ治療薬が、治療薬タミフルが効きにくい高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)にも効果があることを、東京大の河岡義裕教授(ウイルス学)らが確認した。

 このタイプが流行しても感染者の致死率を大幅に下げることができると証明したもので、22日の米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

 新薬は富山化学工業が開発した「T―705」。研究チームの木曽真紀研究員らは、H5N1型ウイルスの遺伝子を組み換え、タミフル耐性ウイルスを作製。マウスに感染させた上で、T―705を投与したところ、3週間以上生き残るなど治療効果が確認された。薬を与えられなかったマウスは7〜12日で死んだ。

 T―705は、ウイルスの表面たんぱくの機能を阻害するタミフルやリレンザと違い、ウイルスの遺伝子を複製する酵素の働きを妨げ、増殖を抑える。新型や季節性にも効果を発揮することが確認されている。早ければ来年秋からの流行期に市販される見通しだ。
(2009年12月22日14時07分 読売新聞)

1241とはずがたり:2010/02/11(木) 11:37:53
病院がそんなに困窮しているのか?
1〜2ヶ月凌げばあとは自転車操業的にカネ借りなくてもええんちゃうの?
政府系金融機関がこの案件に関して低利で貸し出しとかしてもいいかもしれんが。

産婦人科7割が出産費値上げの考え 一時金待てない
http://www.asahi.com/national/update/0210/TKY201002100413.html
2010年2月11日11時4分

 出産育児一時金が医療機関に直接支払われる制度が昨年10月から始まったが、医療機関が健康保険組合(健保)などに申請してから実際に費用を受け取るのに1〜2カ月かかるため、金融機関からの借入金などの負担が増して、お産を扱う病院や診療所の7割が出産費用を値上げしたり、値上げを予定していたりすることがわかった。開業の産婦人科医らでつくる日本産婦人科医会が10日、公表した。

 出産育児一時金(42万円)は従来、妊婦らが出産後に健保などに申請し支払いを受けていた。支払われるまで、妊婦らは40万円以上かかることもある出産費用を立て替える必要があった。そこで、「直接支払制度」を設けて、出産育児一時金を医療機関に直接振り込むようにした。昨年10月から任意で医療機関が導入を始めたが、医療機関の反発も強く今年度末まで全面的な導入は延期されている。

 特に産科が主体の診療所にとって出産費用は収入の大半を占める。資金がないと、1〜2カ月間の支出をまかなうため借り入れが必要となる。その後も、借入金や利子の返済などが続くため、値上げを迫られている診療所は少なくないとみられる。

 産婦人科医会が制度の影響について出産を扱う全国の医療機関にアンケート。約6割の1770カ所から回答を得た。その結果、40%がすでに値上げをしていた。値上げしたがさらに引き上げを検討しているのは8%、近々、値上げを考えているのは23%。

 制度導入と同時に一時金の額が4万円上がったため、その分だけを上乗せした医療機関もあるが、経済的負担軽減などのため数万から十数万円値上げしたところもある。

 7割の医療機関が、直接支払制度により経営上の影響があるとした。診療所でその比率が高く、85%が影響があるとした。42%は借り入れが必要で、うち21%は借り入れしなければ経営困難に陥るとした。病院も含めてすでに535カ所は民間金融機関などから借入金があることもわかった。

    ◇

 北里大の海野(うんの)信也教授(産婦人科)は、「出産を扱う医療機関が不足しているのに、この制度によりさらに減ったら大変だ。制度の問題は、支払いまでに時間がかかり過ぎること。妊娠がわかってから出産までには十分に時間がある。事前に手続きができるようにすれば出産直後の支払いは可能だ」と話す。(大岩ゆり)

1242とはずがたり:2010/02/11(木) 11:50:11

>患者は医療費が全額公費負担となる生活保護受給者だった。大阪市内の民間病院のがん専門医は「検査代などを稼ごうとやりたい放題だったのではないか」と話す。

死亡患者に検査30回 山本病院、正常値でもがん治療
http://www.asahi.com/national/update/0211/OSK201002100213.html
2010年2月11日4時0分

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」で手術を受けた男性患者(当時51)が失血死した事件で、業務上過失致死容疑で逮捕された前理事長の山本文夫容疑者(52)らが手術前の約5カ月間に血液検査を含めて約30回の検査を実施していたことが、捜査関係者への取材でわかった。結果はいずれも正常値だったが、がん治療も施しており、奈良県警は診療報酬を得る目的で不必要な検査、治療を繰り返していたとみている。

 県警が押収した患者のカルテに一連の検査、治療内容が記載されていた。日本肝臓学会理事の工藤正俊・近畿大教授は「結果が正常なのに何度も検査することはあり得ない。医学的に説明できない異常な回数で、金もうけとしか考えられない」と指摘する。

 捜査関係者によると、患者は2006年1月10日、慢性肝炎の疑いで大阪府内の病院から山本病院に転院。3月初めまでに肝機能を調べる血液検査を12回受けた。塚本泰彦容疑者(54)=業務上過失致死容疑で逮捕=が勤務医として着任し、患者の主治医となった3月末から5月中旬までにさらに6回受けたとされる。

 患者は4月初めに受けたCT(コンピューター断層撮影)検査で腫瘍(しゅよう)が見つかったが、良性と判明。しかし、山本、塚本両容疑者は同月中旬、太ももから肝臓の血管にカテーテル(医療用細管)を送り、造影剤を注入して撮影する「血管造影検査」を実施。さらに5月にかけ、ウイルス肝炎や腫瘍マーカーの検査などを計約10回実施したという。

 いずれの検査でも異常が見つからなかったにもかかわらず、両容疑者は「悪性の肝臓がん」と診断。4月中旬、動脈をふさいでがん細胞を壊死(えし)させる「塞栓(そくせん)術」と呼ばれるがん治療もしていた。

 山本容疑者が執刀し、患者を死亡させた肝臓の腫瘍摘出手術以外に、必要のない心臓カテーテル手術も実施していたとされ、一連の検査、治療、手術で数百万円の診療報酬を得ていたという。塚本容疑者は県警の調べに、「山本容疑者から検査や手術をすればもうかると言われた」と供述しているという。

 患者は医療費が全額公費負担となる生活保護受給者だった。大阪市内の民間病院のがん専門医は「検査代などを稼ごうとやりたい放題だったのではないか」と話す。

1243チバQ:2010/02/13(土) 14:24:33
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=20771
診療報酬改定、「激務の医療」加算
外科の窮状 訴える暇さえない…

 2010年度の診療報酬改定の内容が12日決まった。民主党政権が発足して最初の改定は、10年ぶりに改定率を引き上げ、医師不足が深刻な病院に重点配分、救急や産科、小児科、外科に一層手厚い内容になった。医療崩壊は食い止められるのか。(医療情報部 高梨ゆき子、政治部 杉田義文)

 医師の外科離れに歯止めをかけようと、手術料は大幅アップが決まった。脳動脈瘤(りゅう)の手術など、病院で行われる高度な手術で、50〜30%増となる。

 激務のため外科医は減少しており、外科系学会社会保険委員会連合会長の山口俊晴・癌研有明病院副院長は「難しい手術をこなす外科医は多忙で、窮状を訴える暇さえない。技術がきちんと評価されれば、現場は元気になる」と歓迎する。


■ケース1 80歳女性(1割負担)。高血圧で、内科診療所に月2回通う。再診料は下がるが、夜間・休日の電話相談にも応じる地域医療貢献加算などで、自己負担額は変わらない。■ケース2 45歳男性(3割負担)。夜9時に夜間急病センターを受診。地域の開業医らが夜間に病院で救急患者に対応した場合の料金として新設された地域連携夜間・休日診療料(1000円)がかかり、自己負担額は300円増える。
 出産や新生児を診る周産期医療も、早産などリスクの高い妊産婦の入院や救急受け入れ、新生児集中治療室(NICU)の管理料が大幅に引き上げられた。

 とはいえ、診療報酬引き上げは、病院の収入増にはなっても、医師らの処遇改善に必ずしもつながらないとの指摘がある。東京都にある大病院の産科医は、「診療報酬の引き上げはありがたいが、これで対策が十分に整ったとはいえない」と話す。

 診療報酬が引き上げられた手術などでは、患者負担もやや増える。

 高額な診療報酬がかかる手術の場合、一定限度以上の負担は免除される高額療養費制度の適用を受けるが、たとえば脳動脈瘤の手術で8日間入院した場合、数千円の自己負担増(3割負担)になるとの試算がある。

 一方、診療所の再診料は引き下げられるが、患者が実際に払う費用には、それほど影響しない可能性もある。再診料は20円減でも、時間外の問い合わせに対応する開業医への地域貢献加算(30円)などが新たに加わる場合があるからだ。

1244チバQ:2010/02/13(土) 14:25:34
 診療明細書 無料で透明化

 今回の改定は、医療の透明化も柱のひとつだ。受けた処置や検査、薬の内容や費用の内訳がわかる診療明細書を原則すべての人に無料発行することが医療機関に義務づけられた。

 中央社会保険医療協議会(中医協)には、20年前、出産時の医療事故で長女を亡くしたことをきっかけに、医療情報の公開を求める活動をしてきた勝村久司さんが、患者代表の委員として加わっている。中医協の協議では、時に涙で言葉を詰まらせながら、無料発行を訴えた。勝村さんは「日本中の人が医療の中身に関心を持つきっかけになってほしい」と振り返った。

日医「敗北」、再診料見直し 政権交代響く
 「診療所の再診料の引き下げには、理解も納得もできない。医療崩壊をさらに深刻化させる」

 日本医師会(日医)の中川俊男常任理事は12日夕、緊急記者会見を開き、憮然(ぶぜん)とした表情で声明文を読み上げた。日医は開業医中心の組織。開業医にとって再診料は収入の1割を占め、基本料的意味合いを持つ。診療所の再診料維持は譲れない一線だったが、結果は20円引き下げだった。

 自民党政権時代、同党の有力支持団体である日医は厚生労働族議員と連携し、改定作業に影響力を発揮してきた。しかし、今回は政権交代の影響を強く受けた。

 長妻厚生労働相ら厚労省政務三役は昨年10月、改定作業を担う中医協委員選定に当たり、慣例だった日医の推薦枠をなくした。前回の08年度改定では日医推薦の委員らの強い反対で、再診料引き下げが見送られた経緯などがあり、改定作業でフリーハンドを得る狙いからだった。

 昨年末、10年ぶりとなる診療報酬のプラス改定を決定した際も、医科の増額分約4800億円のうち「入院」に4400億円、「外来」に400億円と配分枠を決め開業医よりも勤務医重視を打ち出した。

 1月以降、日医が最も重視し、改定の焦点だった再診料見直し論議が始まったが、限られた財源の中、日医も容認した再診料を統一するには割高の診療所の再診料引き下げもやむなしとの流れがすでに作られていた。日医は一般の意見募集であるパブリックコメントへの応募や記者会見で主張を訴えるしかなかった。

 日医は4月に会長選を予定している。自民党を支持してきた現職の唐沢祥人会長、昨年の衆院選で民主党を支持した茨城県医師会の原中勝征会長、第三の選択肢を模索する森洋一・京都府医師会長の3氏が出馬表明。選挙戦では、政党支持のあり方が焦点になる見通しで、今回の結果が日医の路線選択にどの程度影響するのかが注目される。

(2010年2月13日 読売新聞)

1245チバQ:2010/02/13(土) 14:27:06
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010021302000098.html
<スコープ>診療報酬改定案答申 身近な医療どう変わる?
2010年2月13日 紙面から


 二〇一〇年度の診療報酬改定案が十二日、中央社会保険医療協議会(中医協)から長妻昭厚生労働相に答申され、四月から実施される。改定内容は医療の提供体制や患者の負担(原則三割)に直結する。身近な医療がどう変化するのか探ってみた。(吉田昌平)

 ■副産物
 患者側からみて医療環境が大きく変化するのは、診療明細の発行が原則、無料で義務づけられたことだ。

 診療明細は、投与された薬名や量、検査内容が診療報酬明細書(レセプト)と同様、報酬点数とともに明記される。現在の領収書では「初・再診料」などの項目でしか診察内容が分からなかったが、今後は医師の医療行為が一目で分かるようになる。

 明細発行の義務化は薬害被害者らが強く要望していた。しかし、医療機関側は消極的で、〇八年度の前回改定では希望者のみに実費で発行することにとどまっていた。

 患者が診療行為の情報を医師と共有し、医療情報が透明化されれば「無駄の排除にもつながる」(足立信也厚労政務官)と、副産物として医療費の抑制効果も期待されている。

 ■安 心
 休日や夜間の急病の際、普段通っている診療所に連絡できず、結局、病院の救急外来に駆け込む人は多いだろう。

 今回、診療時間外に患者からの電話の問い合わせに対応する診療所には、再診料を上乗せ(三十円)する措置が創設された。

 地域医療貢献加算と名づけられ、対象診療所は全体の三割とみられている。診療所の再診料は病院との一本化に伴い、七百十円から六百九十円に引き下げられ、開業医にとっては減収を避ける救済措置でもある。

 同時に、そうした診療所が増えれば患者の安心につながる。救急外来の増加で疲弊する病院勤務医の負担軽減効果も期待される。

 ■裏返し
 病院勤務医の待遇改善につながるよう外科や産科、小児科の報酬が手厚く増額された。

 例えば、脳ドックで脳動脈りゅうが見つかった五十代の男性が手術を受け、八日間入院した場合、難易度の高い手術料のアップに伴い、自己負担は約八万八千円から約九万二千円に増える。

 切迫早産のため病院で帝王切開後、一週間入院した場合も、自己負担は約八万五千円から二千円程度増す。

 小児科医が地域で連携し、夜間・休日の診療体制を組んだ際の支援強化に伴い、夜間急病センターを受診した場合、従来より百五十円から三百円程度負担増になるケースがある。勤務医の待遇改善の裏返しに、患者の負担は増える。

1246チバQ:2010/02/13(土) 14:28:27
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=20724
救急、産科、小児科に重点…診療報酬答申
外科難手術 点数上げ
 厚生労働相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」(中医協)は12日午前、2010年度の診療報酬改定を決定し、長妻厚労相に答申した。

 医療崩壊を防ぐため、過酷な勤務で医師不足に悩む救急や外科、産科・小児科などに手厚く配分したのが特徴だ。

 焦点となっていた再診料の見直しでは、診療所と中小病院の格差をなくし、690円に統一した。新たな診療報酬は4月から適用される。

 約4000億円を充てる急性期医療では、救命救急センターでの入院料の加算を引き上げるほか、救急搬送が多い病院の負担軽減のため、診療所が休日や夜間に救急患者を受け入れられるようにした場合は新たに1000円を手当てした。

 産科・小児科については、救急車などで運ばれた妊産婦を受け入れた医療機関に対し、5万円の加算を7万円に引き上げ、新生児が集中治療室に入った場合の評価も手厚くした。外科では難手術の点数を3〜5割引き上げる。全国で総額約1兆円の手術料は、10%余り増える計算だ。

 診療所の再診料を引き下げた分の補填(ほてん)策として、地域のかかりつけ医として診療時間外にも患者からの電話などに対応している診療所の再診料に30円を加算する仕組みを新設した。また、医療の内訳が分かる「診療明細書」の原則無料発行を決めた。

 2010年度診療報酬改定のポイント

 ▽救急医療、外科、産科、小児科の評価の充実

 ▽病院勤務医の事務負担軽減。医師の指示で事務を行う職員をより多く配置する病院への加算を拡大

 ▽再診料を診療所で20円引き下げ、中小病院で90円引き上げて690円で統一

 ▽医療内容がわかる「診療明細書」を原則として全患者に無料発行し、診療所の再診料に10円を加算

 ▽入院患者を受け入れる有床診療所の評価を充実

(2010年2月12日 読売新聞)


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