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食品産業総合スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 23:52
製粉、飼料、製糖、製菓、製パン、乳業、ビール、清酒、飲料、製油、冷食そして食品添加物等の食品産業の総合スレッド

1224荷主研究者:2013/05/29(水) 23:35:26

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20130506/CK2013050602000163.html
2013年5月6日 東京新聞
菓子メーカーが上里町に新工場 2社、建設へ

 県は、上里町の関越自動車道上里サービスエリア近くの産業団地に、洋菓子メーカー「シェリエ」(本庄市)と、米菓子メーカー「中央軒煎餅(せんべい)」(東京都板橋区)の二社が新工場を建設すると発表した。両社とも、見学コースを設置する予定という。

 県によると、シェリエは、約一万八千平方メートルの敷地に洋菓子やパンの製造工場を設置する。一階が直販施設、二階が工場で製造ラインの見学もできる。今年十二月に着工し、二〇一五年十二月に操業する予定。設備投資額は約二十三億円。

 中央軒煎餅の工場は敷地面積約九千平方メートルで、せんべいの包装をする。七月に着工し、一四年四月から稼働する予定。総投資額は六億円。(宮本隆康)

1229とはずがたり:2013/06/13(木) 19:06:44

伊藤ハム、8%値上げへ 日本ハムに追随、原料高で
2013.6.13 17:08
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130613/biz13061317100012-n1.htm

 伊藤ハムは13日、ハム・ソーセージを中心に計280の食品を7月22日から平均で8%値上げする、と発表した。主に内容量を減らすことで実質的に値上げする。

 原料の豚肉や鶏肉の相場の高騰や、このところの円安による輸入価格の上昇が主因。電気料金の値上げもコストを押し上げた。伊藤ハムは「コスト高を吸収し品質を維持するのが困難になった」と説明している。

 国内最大手の日本ハムが7月1日から平均約8%の値上げを決めている。

 ハム・ソーセージでは主力の「アルトバイエルン」が13グラム減らして122グラム、「ポークビッツ」は8グラム減って82グラムになる。調理加工食品では「チキンナゲット」が16グラム減って164グラムとなる。

 伊藤ハムは2007年と08年にも原料価格の高騰により商品の量を減らすなどして値上げした。

1230とはずがたり:2013/06/13(木) 19:07:10

日清オイリオ、円安で食用油を7月に再値上げ 4月に続き2回目
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130610/biz13061017180005-n1.htm
2013.6.10 17:15

 日清オイリオグループは10日、家庭用食用油を7月から値上げすると発表した。値上げ幅は1キログラム当たり20円以上となる見通し。円安進行で、原料の菜種や大豆の調達コストが上昇したことを受けた措置。同社の食用油値上げは4月に続き今年2回目。

 業務用、加工用も併せて引き上げる。

 菜種については、為替に加え、主産地のカナダで国内需要が増加し輸出に振り向けられる量が減ったことも影響した。同社は「合理化だけではコスト増が吸収しきれなくなった」と説明している。

1231とはずがたり:2013/06/13(木) 19:07:33

マヨネーズ2〜9%値上げ キユーピー、食用油高騰で
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130508/biz13050817390021-n1.htm
2013.5.8 17:39

 キユーピーは8日、原料の食用油の価格高騰に伴い、家庭用・業務用のマヨネーズ製品を7月出荷分から約2〜9%値上げすると発表した。

 値上げは平成20年8月以来、約5年ぶり。同社によると、食用油価格はここ4年間で約40%上昇しており、為替相場が円安基調に転じたためコスト吸収が難しくなったという。

 値上げ幅は原料のサラダ油の使用量に応じて決め、家庭用マヨネーズ(500グラム)は税抜き参考小売価格357円を382円に、キユーピーハーフ(400グラム)は329円を342円に改訂する。一部の低カロリー製品は対象外。

 食用油をめぐっては、日清オイリオグループとJ−オイルミルズが4月から、家庭用食用油を1キログラムあたり30円余り値上げしている。

1232荷主研究者:2013/06/16(日) 18:03:55

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130531046161.html
2013/05/31 22:21 新潟日報
ブルボン、柏崎駅前に本社ビル建設
創業の地に本社機能集結

 ブルボン(柏崎市)は31日、高さ約60メートル、地上13階の本社ビルをJR柏崎駅前に建設し、本社機能を集結させると発表した。2014年の創業90周年に向けた事業の一環で、15年3月の完成を目指す。災害時は地元住民の避難所として開放する。同社は「地元の活性化に貢献したい」としている。

 同市駅前1の建設予定地は、1924(大正13)年に生産拠点を構えた同社創業の地。事業規模拡大に伴い、2005年に同市松波4の本社工場に生産機能を移した後は、旧駅前工場跡地としてさら地になっていた。

 新本社ビルは敷地面積約1万平方メートル、建築面積は約820平方メートル。本社工場の事務部門のほか、同市藤井にある商品開発センターの約350人が移る。総投資額は約30億円を見込む。着工は10月の予定。本社工場の工場部門は継続する。

 ビルは防災や自然環境に配慮。災害発生時にはビル内の食堂を市民に開放するなど、地域の避難所としての利用を検討する。ほかにテレビ会議システムを完備するなど、最新のIT環境を導入する。

 同社は「関東大震災後の菓子不足をきっかけに、地方での創業を決めた精神を受け継ぎたい。市中心部の活性化につながっていくことを期待している」としている。

1236荷主研究者:2013/07/04(木) 23:59:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130616t13016.htm
2013年06月16日日曜日 河北新報
原料高、仙台みそ赤信号 震災で宮城産加工用米が収量減

全国的にも人気が高い仙台みそ。原料高がブランド化に影を落としている

 宮城伝統の味「仙台みそ」の製造業者が、東日本大震災の影響による宮城県産加工用米の価格高騰を懸念している。ことしから地場産原料による新たなブランド化に取り組んだばかり。思わぬ原料高で、出はなをくじかれかねない情勢だ。県内の製造業者は「価格転嫁も容易ではない」と頭を悩ます。

 宮城県味噌醤油工業協同組合(仙台市)は例年、加盟業者から加工用米の希望数量をとりまとめ、仙台農協(仙台市)から購入していた。組合によると昨年1キロ165円だったのが、ことしは約1.5倍の240円程度になる見込みだという。

 加工用米の値上がりは、震災の影響で作付面積が減り、収量が大幅に落ち込んだのが主因。仙台農協は「応援はしたいが、価格抑制にも限度がある」と打つ手なしの状態だ。

 「仙台みそ」はことし3月、食品産業センター(東京)から、地元原料で生産した食品を対象にした「本場の本物」に認定されたばかり。該当商品はシールを貼ってアピールできる。

 条件は、天然醸造で二夏以上熟成させるほか、主原料のコメ、大豆を宮城産で賄うことだ。昨年仕込み、条件をクリアしたみそは今秋にも登場する。

 玉松味噌醤油(宮城県大河原町)は「コスト上昇は不可避だ。景気回復が実感できない中では値上げも難しい」と、将来的な価格設定に不安をのぞかせる。

 仙台味噌醤油(仙台市)も「商社ルートで調達しても価格は高騰気味。伝統の味を守るためにはなるべく地元の原料を使いたいところだが…」と苦しい内情を明かす。

 味噌醤油工業協同組合の山田勝男専務理事は「仙台農協に限らず、宮城県内の他の農協とも交渉し、主食米も含めて原料確保に努めたい」と話している。

1237荷主研究者:2013/07/11(木) 00:39:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130621/bsc1306211711018-n1.htm
2013.6.21 17:10 Fuji Sankei Business i.
日清製粉、ベトナムにレトルト工場 来年秋からパスタソースなど現地生産

 日清製粉グループ本社は21日、ベトナムに加工食品工場を建設し、来年からパスタソースなど日本市場向けのレトルト食品を生産すると発表した。東南アジア地域への進出はタイに続き2カ国目。将来的に、ASEAN諸国への販売も目指す。

 新工場はホーチミン郊外のビエンホア市に約15億円かけて建設する。年間生産能力は1万トンで、来年秋から稼働予定。子会社の日清フーズとの共同出資で設立する現地会社が運営する。

 日清製粉グループ本社は売上高の90%以上を国内で稼いでいるが、平成32年をメドに海外売上高を30%に引き上げるのが目標。タイとベトナムを拠点とし、周辺諸国の食生活の変化に対応して市場獲得を図る。

1238荷主研究者:2013/07/15(月) 10:28:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/06/20130626t12019.htm
2013年06月26日水曜日 河北新報
再生法申請、負債14億円 飲料製造の東北ビバレッジ

 飲料製造の東北ビバレッジ(山形市)は25日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。代理人によると、負債総額は約14億円。営業は継続し、支援企業への事業譲渡などにより再建を目指す。

 代理人や東京商工リサーチ山形支店によると、同社は1965年、東北缶詰として創業。ジュースやサイダーなどの缶飲料製造で成長した。91年に社名を変え、ペットボトル飲料の製造にも乗りだし、ピーク時の2002年3月期は、58億6280万円の売上高を計上した。

 近年は新規顧客の開拓が進まず、12年12月期の売上高は28億5300万円に減少した。一部製造ラインの停止や人員削減も行ったが、資金繰りは改善しなかった。

 同社は26日、山形市内で債権者説明会を開く。

1239荷主研究者:2013/07/15(月) 12:16:23
色々と興味深い記事である。ホキ2200もこの輸送の一部で活用されていたわけか。
>原料の輸入小麦は横浜や名古屋などの港に水揚げされた後、松本市の工場に輸送するのに1トン当たり約5千円の輸送費
>国内外の原料小麦の仕入れ量はピークだった91年3月期の約6万トンから、2013年3月期に約3800トンへ減らし

http://www.shinmai.co.jp/news/20130704/KT130703BSI090012000.php
2013年07月04日(木)信濃毎日新聞
日穀製粉、小麦製粉から撤退 輸送費かさみ ソバに注力

日穀製粉が販売している小麦粉商品。自社製粉から撤退するが、商品販売には力を入れる

 日穀製粉(長野市)が6月限りで小麦の製粉から撤退したことが3日、分かった。小麦の製粉は、海外産小麦を横浜市や名古屋市の港から松本市の自社製粉工場に運ぶ輸送費がかさみ、生産効率が悪かったため、10年以上前から徐々に縮小していた。今後は他社に製粉を委託するなどして小麦粉商品の販売は継続。経営資源を、付加価値の高いソバの製粉や関連商品の開発、販売の強化に振り向ける。

 同社の小麦粉関連商品は、業務用と家庭用で約150銘柄。原料の輸入小麦は横浜や名古屋などの港に水揚げされた後、松本市の工場に輸送するのに1トン当たり約5千円の輸送費が掛かり、港近くに工場を構える製粉大手に対し、競争力が劣っていた。

 このため、1945(昭和20)年に創業してから長く主力事業だった小麦の製粉を段階的に縮小。国内外の原料小麦の仕入れ量はピークだった91年3月期の約6万トンから、2013年3月期に約3800トンへ減らし、他社製粉の小麦粉を仕入れ販売してきた。

 小麦粉関連商品は今後、県産小麦は柄木田製粉(長野市)に製粉を委託し、大手製粉会社から海外産小麦粉を仕入れて独自配合するなどして販売を継続。松本市の工場は小麦の製粉ラインを撤去し、小麦粉を小袋詰めする設備を新設する。

 小山紀雄社長は「ソバ関連など競争力が高い部門への投資を強める」と説明。ソバの製粉は、石臼びきや粗びきなど顧客の要望に応じた手法で付加価値を高められ、小麦粉よりも優位な販売展開ができると見込む。そば粉を原料とするパスタや茶、菓子の開発製造に力を入れる方針で、「ソバには『信州』というブランドもある。ソバと言えば日穀と言われるよう製品展開していきたい」としている。

 日穀製粉の13年3月期の売上高は90億7700万円、純利益は1億2600万円。小麦製粉からの撤退で経営効率の改善を見込み、14年3月期は増収増益を予想している。関連企業を含めて計223人(4月1日現在)いる従業員数に変動はない。

1240とはずがたり:2013/07/20(土) 14:28:25

むむぅ。。息子は偏食なんでこの手の野菜ジュースをがんがん飲ませてるんだけど。。(´・ω・`)

飲むならどれが安全?コンビニ野菜ジュース4商品を徹底比較
http://www.biranger.jp/archives/71929
2013/06/20 08:00 by 庄司真紀

健康志向の人ほど手に取るコンビニの野菜ジュース。たくさんの種類が発売されていて、どれを選んでいいか迷う時もありますよね。そしてよくラベルを見ると添加物が意外とたくさん入ってた!ということも。美容・健康のために飲んでいたものが、逆に身体に害があるものだったなんことがあったら大変です。

このほど発刊された科学ジャーナリストの渡辺雄二さんの『食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド』から、選んではいけないNGな野菜ジュースをお伝えしようと思います。

著者は『買ってはいけない』『新・買ってはいけない』など、多数の食品添加物についての書籍を発表しています。

■『1日分の野菜』VS.『充実野菜完熟バナナミックス』(ともに伊藤園)

これらの製品に使われている果汁や野菜汁は、濃縮還元されたものです。野菜や果物から汁を絞り、それらからいったん水分を蒸発させて濃縮し、製品化する時に水分を加えて元の状態に戻します。こうすることで容積を減らすことができ、輸送や貯蔵のコストを減らすことができるのです。

しかし濃縮還元の果汁の場合、香りが失われてしまうので香料を添加して香りを補っているわけなのですが、この香料が人工的な味・安全性の面から問題です。合成香料の中には毒性の強いものもあり、それらでも“香料”として一括に表示されてしまうからです。

というわけで、『1日分の野菜』VS.『充実野菜完熟バナナミックス』は、『充実野菜完熟バナナミックス』に香料が使われているため飲むのはNGとなります。

『1日分の野菜』のほうは、危険性のある添加物は入っていないので飲んでもOKです。

■『野菜一日これ一本』VS.『野菜生活100』(ともにカゴメ)

同じように『野菜一日これ一本』も香料が使われておらず、ビタミン、ミネラルを含んでいて飲んでもOK。そして『野菜生活100』のほうは香料が使用されているため、飲まないほうがよいとのこと。

著者の渡辺さんは「これらの化学合成物質は未知な部分が非常に多く、人間の体内でどのような作用を示すかも、また未知なのです」と話します。特にお子さんのいるご家庭では注意していきたいですね。

1241とはずがたり:2013/07/20(土) 15:28:49

どっちがより安全?「飲んではいけない」炭酸飲料4つを徹底比較
http://www.biranger.jp/archives/74952
2013/07/20 12:00 by 庄司真紀 | ライフスタイル

暑い時ほど飲みたくなる炭酸の入った飲料。たくさん砂糖が使われているから太ると敬遠している人は多いですが、ゼロカロリー飲料のような糖分とカロリーの少ない製品も増えています。さて、そういった飲料は健康に良いのでしょうか?

このほど発刊された科学ジャーナリストの渡辺雄二さんの『食べるなら、どっち!? 不安食品見極めガイド』から、炭酸飲料の選び方をお伝えします。

■注意したい合成甘味料

まず糖分やカロリー減らすには、合成甘味料のアセスルファムKやスクラロースを使っています。

アセスルファムKは2000年に認可された添加物で、砂糖の200倍の甘味があります。しかし、イヌにアセスルファムKを0.3%、および3%含んだエサを2年間食べさせた実験では、0.3%のエサのほうではリンパ球の減少が確認され、3%のエサのほうではGPT(肝臓障害のときに増える)の増加とリンパ球の減少が認められました。

つまり、肝臓や免疫に対するダメージが心配されるということです。

一方、スクラロースは1999年に認可された添加物で、砂糖の約600倍の甘味があります。それを5%含むエサをラットに与えた実験では、脾臓と胸腺のリンパ組織に萎縮が見られました。

■『三ツ矢サイダー オールゼロ』VS.『ファンタ オレンジ』

『三ツ矢サイダー オールゼロ』はたくさんの添加物と上記の2つの甘味料が使われているのでNG。『ファンタ オレンジ』は香料と酸味料が使われているので不安材料になりますが、甘味料としてステビアを使っていてギリギリOK。飲み過ぎには注意です。

■『ファンタ グレープ』VS.『三ツ矢サイダー』

『ファンタ グレープ』に使われている保存料の安息香酸Naは急性毒性が強く、5%含むエサをラットに4週間食べさせた実験では、すべてが尿失禁やケイレンなどを起こして死亡しました。それ以外にもカラメル色素など危険性のある添加物を含んでいるのでNG。

『三ツ矢サイダー』は香料と酸味料に何が使われているかが不明ですが、それほど毒性はなく、飲むならこっち。

炭酸飲料は糖分と合成甘味料の両方に問題があるようです。合成甘味料はアイスやお菓子にも使われているので、普段選んでいる食品もチェックしてみてくださいね。

1242荷主研究者:2013/07/21(日) 11:13:40

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130704/bsc1307040601015-n1.htm
2013.7.4 06:00 Fuji Sankei Business i.
“サントリー流”は変わるのか 株式上場の成否、創業家の影響力に注目

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsc1307040601015-p1.jpg
上場後のサントリーグループ

 3日上場したサントリー食品インターナショナルは清涼飲料事業を主力としており、国内シェアは首位のコカ・コーラグループに次ぐ。緑茶「伊右衛門」や缶コーヒー「ボス」など人気商品を抱え、親会社のサントリーHDの連結売上高と営業利益のほぼ半分を稼ぎ出す“稼ぎ頭”だ。

 国内の清涼飲料市場は少子化の影響で縮小傾向にあり、海外展開が収益拡大のカギを握っている。このため、サントリーは海外でM&Aを積極的に仕掛け、シンガポールの健康食品大手セレボス、仏飲料メーカーのオランジーナ・シュワップスなどを買収してきた。

 だが、相次ぐ買収で財務状況は悪化しており、今後の買収には株式市場での資金調達が必要と判断。上場による調達資金のうち約680億円はこれまでの企業買収の借入金返済に、約2千億円を新たなM&A(企業の合併・買収)にあてる計画だ。

 時価総額1兆円規模の上場は、平成22年12月の製薬大手・大●(=塚のノ二本に「、」を重ねる)ホールディングス以来。市場関係者も注目する大型上場だが、親会社のサントリーHDは非上場のまま。

 HDは上場後のサントリーBF株の6割を保有する上、HD株については創業家が約9割を保有しており、創業家の意向が経営に影響力を持つ形は今後も変わらない。

 「洋酒事業は仕込みから何年も寝かせる。上場すれば、投下資金回転の早さや高さを迫られることもあり得る」。佐治信忠社長は非上場にこだわる理由をかつてこう述べていた。

 事実、ビール事業の黒字化には46年を要したが、佐治社長は「非上場だから黒字化できた」と話す。

 サントリーの社是「やってみなはれ」は業界でも有名で、このチャレンジ精神を重視する自由闊達(かったつ)な社風の下、ビール事業への参入や総合食品会社への転換などを進めてきた。

 平成22年2月、キリンHDとの統合交渉が破談したのも、創業家の影響力を残したいサントリーが統合後の新会社の株式の3分の1超を創業家が握ることを絶対条件としたのを、キリンが嫌ったためだった。今回、親会社は非上場のまま子会社のみを上場させたのは、この経験を踏まえた「折衷案」ともいえる。

 しかし、岩井コスモ証券の有沢正一・投資調査部副部長は「企業体質が全く変わらないということはないはずだ」と指摘する。サントリーらしさを失うことなく、一般株主の声をいかに経営に反映させていくのか。サントリー流の株式上場の成否が注目される。

1243荷主研究者:2013/07/21(日) 11:44:54

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201307/0006148731.shtml
2013/7/11 08:00 神戸新聞
ビオフェルミン製薬 乳酸菌の受託生産検討

今年秋の稼働に向け、設備試験が進む新培養棟=神戸市西区井吹台東町7、ビオフェルミン製薬西神事業所

 ビオフェルミン製薬(神戸市長田区)は10日、乳酸菌原体の受託生産を検討していることを明らかにした。今年秋には西神事業所(同市西区)で新しい培養棟が稼働。培養できる量が現在の3倍と医薬品用では国内最大の生産設備となることから、一部を他社向けの培養に充てる。(高見雄樹)

 小規模施設で培養している製薬企業や、乳酸菌入りの健康補助食品(サプリメント)を製造する食品メーカーからの受託を想定。委託元から菌を預かり、ビオフェルミンが培養を代行する。「既に引き合いはある」(同社)といい、受託が決まれば、業界では珍しい取り組みになるという。

 新施設には6千リットルの培養タンクを設置する。隣接する既存の3千リットルタンクと合わせて、生産能力は一気に増える。他社は1500リットルが主流。大規模な設備とビオフェルミンが持つ高効率の培養技術を組み合わせて、品質を落とさずに生産コストを圧縮する考えだ。

 乳酸菌は免疫力に関する効用が報告されるなど、整腸作用以外にも市場が拡大する可能性がある。同社の乳酸菌原体は大部分が整腸薬「新ビオフェルミンS」など自社の医薬品向けだが、現在も4%(売上高ベース)は国内外の食品メーカー向けに販売している。

 藤本孝明社長(60)は「生産能力が大きくなるので、一部を使って新たな取り組みを始めたい」と話している。

1246とはずがたり:2013/08/11(日) 19:16:46

日本発 世界のヒット商品:中国市場に合わせたカレールー
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/20130811k0000m020115000c.html
毎日新聞2013年8月11日(日)03:01

 ◇「強い火力」、「色」、「香り」好みを追求

 日本の代表的な家庭料理・カレーライスが中国で人気だ。立役者は2005年にカレールーの現地生産を開始したハウス食品。インドカレーとは違う日本の味を堅持しながら、中国人の好みや調理方法に合わせた販促活動を続け、昨年度、中国のカレー事業が初めて黒字化した。同社は「日本式カレーを中国の国民食に」と来年には第2工場を建設する計画だ。

 1997年、所得水準が高く、開放的な雰囲気のある上海にカレーレストランを開店したところ、デートスポットになるほどの人気店に。「これはいける」と、04年に「上海ハウス食品」を設立した。

 「煮込む文化」のない中国に受け入れてもらうため、市場調査を徹底した。中華料理に使うカレー粉は黄色みが強く、中国人には「カレー=黄色」のイメージが強いことがわかり、色を調整。中華料理でよく使われる香辛料「八角ウイキョウ」の割合を増やし、中国人好みの香りにした。中華鍋を使い強い火力で調理するため、バーモントカレーとジャワカレーをベースに水分の蒸発が早くてもおいしく仕上がるルーを開発した。

 カレーライスの味を知ってもらうため、店頭試食販売を繰り返し、親子料理教室で作り方を伝えた。日系企業の社員食堂では「週1回カレーの日」を設定してもらいアピールした。

 今では工場見学に訪れた子供たちが試食で必ずおかわりし、北京の小学校ではカレーライスの料理教室が児童に大人気。「子供がカレーライス好きなのは日本と同じ」と、中国全土への普及に向けて確かな手応えを感じている。供給力を強化するため、東北部の大連市に新工場を建設し、来年度には生産を開始する予定だ。【山口透】

 ◇すし、ラーメンに続き浸透

 ハウスは米ロサンゼルス、台湾、韓国でもカレーレストランを展開し、欧州、豪州には日本からカレールーを輸出している。近年、ロシア、イギリスなどでも刺激が少ない日本式カレーライスが受け入れられ、海外展開を加速させている。「すし、ラーメンに続いてカレーライスが着実に海外市場に浸透している」として、現在売上高の7%(147億円)の海外売上高を第4次中期計画(3年)最終年度の来年には200億円まで伸ばす計画だ。

1247荷主研究者:2013/08/15(木) 00:20:20

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/07/18-12122.html
2013年07月18日 化学工業日報
食品添加物の価値再認識する機会を

 2012年度に厚生労働省の実施した食品添加物の一日摂取量調査で、日本人の摂取している保存料と着色料の実態が明らかになった。これによると、摂取量は毎日食べても安全な量を示す一日摂取許容量(ADI)を大幅に下回り、「特段の問題がない」と報告している。添加物を使用しないことが人に優しいとする加工食品、飲料や調理メニューが消費者に一定に受け入れられているが、この報告は安全性の確認された添加物が食品の価値を高め、食品産業の損失を減少させることに貢献していることを再認識するよい機会になるといえる。

 加工食品、飲料や外食メニューで見かける「無添加」を表示する多くは、保存料や着色料の不使用を強調している。すべてに当てはまらないかもしれないが、根拠のない風評に便乗し、健康的で自然な食材を流通させているかのように振る舞う業者は、安全性が認められている保存料、着色料さえも不使用を打ち出してビジネスを行っているとも言えるだろう。

 一日摂取量調査は、10種類の保存料と14種類の着色料を対象に行われた。国立医薬品食品衛生研究所、地方衛生研究所が参加し、マーケットバスケット方式によって添加物表示がある食品中の添加物含有量を調べ、食品を食べる量を計算し合計した値から一日摂取量を算出した。その結果、1日・1人当たりの保存料ソルビン酸(その塩類含む)は5・951ミリグラム、同じく着色料食用黄色4号は0・224ミリグラム、赤色3号は0・004ミリグラムなどである。

 分析による摂取量と、国際的な添加物の安全性評価を行うFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)のまとめた体重1キログラム当たりのADIに基づく、1人当たりの許容量割合(ADI比)を計算すると、ソルビン酸0・41%、食用赤色3号0・14%などすべての調査対象添加物が1人当たりのADIを下回り、非常に少ない。国際的に安全性が認められるまでには、長年の研究と詳細な評価データから科学的根拠に基づき専門家が判断したものだ。

 将来、食料危機が世界を襲うといわれるなかで、添加物不使用を差別化商品・サービスにする業者がいることは残念である。有用な保存料の不使用ビジネスモデルが広がると、食料原料ロス、利用エネルギーや二酸化炭素を増やし、日本経済の損失につながることになる。食育のためにも、国は食品の腐敗や食中毒の防止に役立っているという情報発信を通じて、添加物の社会的役割を浸透させる取り組みをもっと推進すべきだ。根拠なき風評への便乗を減らす社会の実現を進めてもらいたい。

1248チバQ:2013/08/15(木) 23:02:28
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130815-OYT1T01031.htm
「黒霧島」が「いいちこ」超え…霧島酒造が首位

. 帝国データバンク福岡支店は15日、焼酎メーカーの2012年の売上高ランキングを発表した。


 主力の芋焼酎「黒霧島」が好調だった霧島酒造(宮崎県)が、前年比6・1%の増収で500億円を超え、10回目の今回初めてトップに立った。

 霧島酒造は、03年の1回目は124億円で8位だったが、関東や関西などの大都市圏でも徐々に「黒霧島」が浸透するなど、右肩上がりで業績を拡大してきた。

 9年連続で首位だった三和酒類(大分県)は2位に後退。昨春、主力の麦焼酎「いいちこ」をペットボトルに詰めた新商品を発売するなどし、8年ぶりの増収を確保したものの、伸びはわずかにとどまった。

 上位50社の総売上高は前年比2・1%増の2849億円。東日本大震災が発生した11年に消費の自粛ムードが広がった反動もあり、4年ぶりにプラスに転じた。増収だったのは半数近い23社で、前年(11社)の約2倍に増えた。税引き後利益の黒字は、損益が判明した44社中42社(前年は39社中34社)にのぼった。

 ランキング調査は、帝国データバンクの企業データベースをもとに、12年1〜12月期決算の売上高に占める焼酎の割合が50%以上のメーカーを対象に実施した。

(2013年8月15日20時22分 読売新聞)

1251荷主研究者:2013/08/25(日) 14:52:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201308240025.html
'13/8/24 中国新聞
安い飼料供給へ製造施設統合

 三次市の広島県酪農業協同組合(広酪)が、乳牛用の混合飼料(TMR)を作る同市三和町の施設に庄原市の施設を統合し、「広酪TMRセンター」(仮称)を新たに建設する。円安などのため輸入飼料の値段が高くなる中、県産の飼料用稲の活用を進めて自給率を高め、良質で安い飼料を酪農家へ安定供給する狙い。

 新センターでは、乳牛の栄養状態を考えて粗飼料の草、穀類など10〜15種類を混ぜて混合飼料を年約1万2千トン作ることができる。現在の2施設を合わせた製造量を約3千トン上回る能力になる。

 混合飼料をビニールの袋に詰めて空気を抜く今の施設に対し、新センターでは、1辺約1・2メートル、重さ約500キロの立方体に油圧で固めることで、空気が残りにくくカビの発生を抑えられるという。酪農家のニーズに合わせ、従来の袋詰めタイプと両方製造できる。

 現在は、県内の酪農家約40戸が広酪の混合飼料を使っており、稼働後は品質などをPRして利用する酪農家数を増やしていく。

 広酪の作る混合飼料の大半は現在、輸入物の原料を使っている。だが、原料の約3割を占める乾牧草の値段は1キロ平均64円で、2004年と比べると23円高く、混合飼料の値段を押し上げている。

 広酪の混合飼料の値段は現在、1キロ平均37円。今後は、輸入の乾牧草と栄養価が同等で価格の安い県産の飼料用稲の使用割合を高めて、混合飼料の値段を下げていくことを目指す。

【写真説明】広酪が新しいTMRセンターを設ける三次市三和町の予定地

1252チバQ:2013/08/27(火) 21:42:48
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130827-00018205-toyo-int
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日本のビール、韓国で大人気のワケ
東洋経済オンライン 8月27日(火)8時0分配信

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韓国で健闘する日本のビール。アサヒビールのスーパードライ500ミリ缶は3900ウォン(約350円)で販売

 OBビールとハイトビールが二分する韓国ビール市場に、地殻変動が起き始めた。多様な味をウリに、輸入ビールが市場を揺るがしているのだ。韓国関税庁によれば、今年上半期(1〜6月)のビール輸入額は3951万ドル(約39億円)で、前年同期比で21%増となり、この3年間で輸入ビール市場は68%成長した。輸入国数も、2010年の34カ国から今年上半期には43カ国となった。

【詳細画像または表】

 輸入国では、日本が断トツだ。日本から輸入されたビールは1322万ドル(約13億円)で、輸入ビール全体の33.5%を占める。続いてオランダ(506万ドル、約5億円、13%)、ドイツ(410万ドル、約4.1億円、10%)、中国(352万ドル、約3.5億円、9%)、アイルランド(323万ドル、約3.2億円、8%)の順だ。これには、韓国で生産されているバドワイザーとヒューガルデンビールはこの統計から外されているので、韓国で生産される海外ブランドビールまで含めると、輸入ビールのシェアはさらに拡大する。

■ 輸入ビールシェアは8%、海外との往来増がきっかけ

 韓国のビール市場における輸入ビールのシェアは今年上半期で8%。関係者の誰もが、「10%突破も時間の問題」と口をそろえる。実は、輸入ビールの需要は5年前から徐々に拡大してきた。韓国との自由貿易協定(FTA)締結国が増え、関税も下がったことがきっかけ。また、海外旅行経験者や留学生が増え、多様なビールの味を韓国でも味わいたいという消費者も増えている。輸入ビール市場が拡大していくなか、海外ブランドと独占契約を結ぶ企業も一つ、二つと増えた。流通ルートも多様化し、海外ブランドのビールの消費も増えてきたのである。
 量販店であるイーマートやロッテマートなど店舗の酒類販売コーナーにも、輸入ビールが並べられている。全国各地にも、世界のビールを販売するフランチャイズチェーンも出てきた。韓国のビールでは感じられない新しい味にほれた消費者は輸入ビールを好むようになっている。

 輸入ビール業者はソウル市内のあちこちに専門店をオープン。梨泰院(イテウォン)や弘大(ホンデ)、清潭(チョンダム)洞、新沙(シンサ)洞では、輸入ビールブランドの直営店もお目見え。6月単月で日本を代表するビールブランドであるキリンの「キリン一番搾りガーデン」、イタリアのプレミアムビール「イリーカフェ」、ドイツの「サスティモンク」がオープンした。

 ビール輸入業者であるベストバイ&ビバリッジ社のキム・スンハク社長は、「韓国はビール市場の規模に比べて、実際に消費者の手に触れられるビールの酒類があまりにも少なかった。多様な味を打ち出した輸入ビールの人気は当分続くだろう」と見ている。

1253チバQ:2013/08/27(火) 21:43:56
■ 輸入ビールツートップはアサヒ、サッポロ

 今年上半期、輸入ビールのトップは日本のアサヒビールだった。2位も日本のサッポロビール。同期間、ロッテマートで販売された日本ビールの売上高を見ると、日本ビール売り上げ全体の53%をアサヒ、続いてサッポロが25.6%、サントリーが12.5%、キリンが8.8%となった。アサヒビールの中では、スーパードライが最も売れた。サッポロ、サントリー、キリンでは、いずれも黒ビールの販売高が多かった。

 アサヒとサッポロを筆頭に、日本ビールは高級日本料理店をはじめ口コミでうまく広まっている。日本ビールを味わった消費者は、その後もビール専門店と大型量販店で日本ビールを買う傾向にある。昨年からは、日本ビールが近所のコンビニやスーパーでも売られるようになった。消費者の急増で輸入業者のチャネルも拡大し、攻撃的なマーケティングを繰り広げた。毎週金曜日になれば、全国のコンビニで日本ビールを売り出すイベントも行われている。

 ロッテアサヒ酒類関係者は、「新しい味を好みがちな若い層を中心に、日本ビールが人気を得ている。今年も攻撃的なマーケティングと多様な販促活動、徹底した品質管理で20%以上の成長を狙う」と言う。

■  ベルギーやオランダなど、欧州勢も健闘

 欧州ビールもシェアをじわり増やしている。昨年に100万ケースを売った欧州ブランドは2つあるが、その一つのベルギー「ヒューガルデン」は、2002年に韓国に進出して以来、11年目で100万ケース販売を記録した。進出後は、毎年二ケタ成長を続けた結果だ。オランダの「ハイネケン」も前年比14%成長、100万ケースの販売を達成した。

 「ヒューガルデン」関係者は、「原材料が小麦主体のビール特有の独特な香りと豊かな泡、まろやかな味が味にうるさい若者層の口に合った。100万ケース突破を起点として、消費者との接点を大事にするマーケティングを強化するなど底辺の拡大に努めたい」と言う。

 輸入ビールを求める消費者が増え、百貨店の食品コーナーと大型量販店の酒類販売コーナーに変化が生じている。韓国産ビールが埋めていた売り場の冷蔵庫を、輸入ビールが浸食し始めた。ロッテマートの酒類商品関係者は、「わが社は2010年から輸入ビールを大幅に増やし、現在25ブランド140種類の製品を販売している。年末までには30ブランド150種類へと大幅に増やしたい」と意欲を見せる。

 韓国のビール市場はこれまで2強が占めていた。「OBゴールデンラガー」「カス」のOBビールと、「ハイトビール」「マックス」「ドライフィニッシュd」が主力ブランドのハイトビールの両者だ。輸入ビールの成長は、彼らが直面する難題であり、新たな成長エンジンでもある。韓国で流通する輸入ビールは相当部分を彼らが供給している。

1254チバQ:2013/08/27(火) 21:44:13
■ 韓国2強も低カロリーなど付加価値ビールを投入

 OBビールは最も多くの海外ブランドビールを輸入する企業だ。「バドワイザー」と「ヒューガルデン」のライセンスを受け、韓国南西部・光州で直接生産している。日本のサントリー、メキシコのコロナも輸入している。ハイトビールは日本のキリンを韓国で輸入、供給している。ロッテはアサヒ、毎日乳業はサッポロビールを取り扱っている。

 韓国のビール企業も新商品を投入し、反撃の構えを見せている。OBビールはダイエットブームをにらみ、低カロリービールである「カス・ライト」を投入した。この製品のカロリーは100ミリリットル当たり27キロカロリー。普通のビールより33%少ない。

 ハイト眞露はアルコール度数を下げた「ドライフィニッシュd」を準備している。同製品はデンマークの「デンブルー」と技術提携し、2010年に販売した国内唯一のドライタイプのビールだ。韓国企業は輸入ビールに次ぐ味と香りを帯びた新しいビールの開発に注力している。輸入ビールの味にほれた韓国の消費者をまた振り向かせることができるだろうか。

 (韓国『中央日報エコノミスト』2013年8月5日号、『中央日報エコノミスト』は『週刊東洋経済』と提携関係にある、韓国有数の経済誌です)

1255荷主研究者:2013/09/01(日) 13:57:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130827t12012.htm
2013年08月27日火曜日 河北新報
全農宮城県本部、仙台に炊飯工場新設 コメ消費拡大狙う

全農宮城県本部が新設する炊飯工場のイメージ図

 全農宮城県本部は26日、スーパーなど小売店向けに白米やおにぎり、おこわなどを生産する炊飯工場を仙台市宮城野区に新設すると発表した。炊飯加工事業の強化策で、2014年秋ごろの操業開始を目指す。消費者のコメ離れが続く中、ニーズに合った商品を直接提供することで、県産米の消費拡大を図るのが狙い。30人程度の新規雇用を予定している。

 工場用地は、宮城野区日の出町にある県本部の倉庫跡地を活用。約6000平方メートルの敷地に、鉄骨平屋で床面積約1300平方メートルの建物を新築する。運営は、ノウハウを持つ関連会社のパールライス宮城に委託する。

 全農グループでは、パールライス宮城が約5年前から、宮城野区扇町の工場で炊飯事業に取り組み、みやぎ生協(仙台市)向けに白米などを販売してきた。

 現工場の老朽化に伴い生産能力のアップを計画。能力は、現工場の1日当たり約2万食から、約7万2000食に大幅に増強される。

 当面の出荷先はみやぎ生協を想定しているが、将来的には東北各県のスーパーなどにも販路を広げていく方針だ。

 総投資額は10億円程度を見込む。東日本大震災の被災地域で工場を新増設する企業などに、国が投資額の一部を補助する「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」を活用する。

 千葉和典県本部長は「コメの消費形態が変化し、精米を家庭で炊くよりは、外食や総菜という形での消費が増えている。最終商品を扱うことで県産米の消費拡大につなげたい」と話している。

1256荷主研究者:2013/09/01(日) 14:11:01

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/08/27/new1308272301.htm
2013/08/27 23:06 デーリー東北
香辛料メーカーが七戸に工場開設へ

 香辛料の製造、販売などを手掛けるヒビキスパイス(東京、中尾洋社長)は27日、七戸町、青森県と工場開設に関する基本協定を締結した。同町菩提木の天間林工業団地に七戸工場を開設、ニンニクの加工などを行う。10月に着工し、来年8月の操業開始を目指す。

 同社によると、七戸工場は約1・9ヘクタールの敷地に、事務所やニンニク加工施設、保管用の冷蔵庫、倉庫などの建物を整備。主に地元産を使い、乾燥や皮むきの1次加工、冷凍ニンニクや黒ニンニク、ペーストを製造する2次加工を行う。北九州市に置く若松工場に次ぎ、2カ所目の工場となる。

 従業員は13人の予定で、ほとんどを現地で採用する。将来的にはハーブ類を水耕栽培する工場も増設し、地元雇用を増やしたいとしている。

【写真説明】協定書に調印後、握手を交わす(右から)小又勉町長、中尾洋社長、馬場良夫県商工労働部長=27日、七戸町

1258荷主研究者:2013/09/01(日) 15:58:38

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130829/bsc1308290601008-n1.htm
2013.8.29 06:00 Fuji Sankei Business i.
果肉が沈まない缶ジュース 日本たばこ産業

「果実体感みぞれ梨」

 日本たばこ産業は28日、クラッシュ果肉入り缶ジュース「果実体感 みぞれ梨」(果汁10%未満、375グラム、税別希望小売価格150円)を9月9日に発売すると発表した。独自技術を用い、ジュースの中に浮くナシの果肉が缶の底に沈まない工夫を施した。新商品は、自動販売機向けに2008年に発売した「みぞれ梨」の改良版として、コンビニエンスストアや量販店で販売する。

1259荷主研究者:2013/09/29(日) 23:25:18

http://www.at-s.com/news/detail/775160844.html
2013年9/7 09:01 静岡新聞
掛川新工場を起工 焼津水産化学「BCPの要に」

来秋稼働予定の掛川新工場の完成予想図

 焼津水産化学工業は、掛川市の新エコポリス第2期工業団地で新工場の建設工事に着手した。同社主力商品の調味料や機能性食品の生産拠点として、来年9月の稼働を目指す。

 災害時の事業継続計画(BCP)の一環。同社榛原工場(牧之原市)の主要機能を、内陸部の高台にある同団地に移管する。

 敷地面積約4万6千平方メートル、工場の延べ床面積は約5900平方メートル。土地代を除く総工費は約25億円。

 同社中期経営計画の重点施策の一つ。このほど行った起工式で山本和広社長は「新工場は、最新鋭の設備による効率的な生産と省エネ対応がコンセプト。成長戦略商品の生産と、BCPの要としての役割を併せ持つ」と話した。

1262とはずがたり:2013/10/12(土) 19:10:43
栄養スレより食品工業扱うこっちむけやな。

【第1回】 2013年9月30日
大西睦子
「ゼロ」カロリーなのに太る?!
日本で知られていない、まさかのカラクリ
http://diamond.jp/articles/-/42170

1263とはずがたり:2013/10/15(火) 16:16:25
おそろしい・゚・(ノД`)・゚・。
>粉から1グラムあたり9000匹前後のコナヒョウヒダニ
>粉から同4800匹のダニが確認された。

ミックス粉:ダニ原因のアレルギー症状に注意
http://mainichi.jp/select/news/20131014k0000m040053000c.html
毎日新聞 2013年10月13日 20時41分(最終更新 10月13日 22時10分)

 お好み焼き粉や菓子用のミックス粉などに入り込んで繁殖したダニが原因で、全身にアレルギー症状を起こす人が相次いでいる。開封後の粉製品を常温で長期保管していたためと見られ、高知大のグループが19日開幕の日本小児アレルギー学会(横浜市)で報告し、注意を呼びかける。

 グループによると、2011年秋に受診した女児(12)の例では、開封後に常温保存していた賞味期限切れのたこ焼き粉を調理して食べた後、じんましんなどの皮膚症状やせき、息苦しさを訴えた。粉から1グラムあたり9000匹前後のコナヒョウヒダニが見つかった。今年初めには、常温保存したお好み焼き粉を調理して食べた母子も同様の症状で受診。粉から同4800匹のダニが確認された。

 グループが同大病院の小児科アレルギー外来を受診中の保護者54人にアンケートした結果、こうした症状が起きる可能性について、61%の人が「聞いたことがない」と答え、65%の人がミックス粉を開封後、常温保存していた。グループの大石拓助教は「アレルギー体質の人には、粉製品の保管についても注意を促すべきだ」と強調する。

 農研機構食品総合研究所(茨城県つくば市)の宮ノ下明大・上席研究員によると、同様の症例はこれまでに世界で少なくとも135例、うち国内で32例の報告があるという。宮ノ下さんは「小麦アレルギーだと誤認される可能性もあり、実際はもっと多いのではないか。ミックス粉は小麦粉単体よりダニが繁殖しやすいようだ」と話す。台所など湿度の高い場所で長く保管するとダニが繁殖しやすいため、特にダニアレルギーの人は▽開封後は早めに食べ切る▽冷蔵保存するか袋に小分けした製品を買う??ことを勧めている。【下桐実雅子】

1264とはずがたり:2013/10/15(火) 16:17:30

はごろもフーズ:「シーチキン」672万缶を自主回収
http://mainichi.jp/select/news/20131012k0000m040058000c.html
毎日新聞 2013年10月11日 20時39分(最終更新 10月11日 23時46分)

 はごろもフーズ(静岡市清水区)は11日、缶詰「シーチキン」シリーズの一部から、アレルギーに似た症状を起こすヒスタミンが同社基準の最大10倍検出されたとして、全国に流通している計約672万缶を自主回収すると発表した。回収規模は同社製品では過去最多。ヒスタミンは魚肉に含まれ、大量摂取すると、かゆみや吐き気などの症状を引き起こす可能性がある。健康被害は確認されていないという。

 対象商品は「シーチキンマイルド」▽「素材そのままシーチキンマイルド」▽「シーチキンマイルド(キャノーラ)」。

 同社によると、9月26日以降、複数の購入客から味の違和感を訴える連絡や苦情が続き、同一の工場で製造していたシリーズを調べた結果、2種約30缶から濃度基準値(50ppm以下)の4?10倍のヒスタミン成分を検出した。製造時の温度管理の不備で増えたとみられ、基準を上回る可能性のある7月8日?8月28日に生産した3種の全品回収に踏み切った。問い合わせは同社フリーダイヤル(0120・856・004)。【山本佳孝】

 ◇アミノ酸が変化

 ヒスタミンはマグロやブリ、サバなど赤身魚に含まれるアミノ酸が変化してできる。ヒスタミンが多く含まれる魚肉やその加工品を食べると、アレルギーに似た症状の食中毒を起こすことがある。食物アレルギーと異なり、だれでも発症する可能性がある。東京都福祉保健局のホームページなどによると、かゆみや頭痛、吐き気、下痢などの症状が出るものの軽症のことが多く、死亡事例はないという。加熱調理しても分解されない。【岡田英】

1265荷主研究者:2013/10/16(水) 23:51:27

http://www.jomo-news.co.jp/ns/9213800356559859/news.html
2013年9月25日(水)AM11:00 上毛新聞
前橋本社に第2工場 生麺風の生産拡大  サンヨー食品

 即席麺大手のサンヨー食品(東京都港区、井田純一郎社長)は、本社工場(前橋市朝倉町)に生麺のような食感のノンフライ麺を生産する第2工場を建設した。九州工場(福岡県飯塚市)にもラインを新設し、市場拡大が続く生麺風ノンフライ麺の供給体制を整えた。

 第2工場は昨年末に着工し、ことし7月に完成した。延べ床面積は約6600平方メートルで、生産ラインを2本設置している。10月の稼働を目指す。従業員300人態勢で運営する予定で、「配置転換に加え新規雇用も検討している」という。

 年間販売目標を2億食と掲げる大型新製品の袋麺「サッポロ一番 頂」を、本社、九州両工場の計3本のラインで生産する。総投資額は80億円で、このうち55億円を本社工場に投じた。九州工場を増築して設けたラインは、今月中に稼働する。

 生麺風ノンフライ麺は、東洋水産や日清食品の商品が相次いでヒット。市場が急拡大しており、サンヨーは9年ぶりとなるノンフライ麺の新製品を投入する。

1268荷主研究者:2013/10/20(日) 11:25:53

http://www.sankeibiz.jp/business/news/130927/bsc1309271557011-n1.htm
2013.9.27 15:57 Fuji Sankei Business i.
日清オイリオグループの筆頭株主に丸紅 三菱商事が2位に後退

 食用油など油脂・油糧事業大手の日清オイリオグループは27日、筆頭株主が三菱商事から丸紅に変わったと発表した。

 三菱商事が27日、日清オイリオに対して保有株の一部を売却した、と連絡した。それによると、保有株約2883万株のうち1割強の289万株を売却。その結果、三菱商事の日清オイリオ保有株は約2594万株に減少し、保有比率は17.45%から15.70%に減った。一方、これまで2位株主だった丸紅は約2600万株の保有で変わらず、保有割合は15.74%なので、三菱商事よりもわずかに保有割合が上回り、筆頭株主となった。

 日清オイリオは三菱商事が筆頭株主に該当しなくなったことを確認。代わって丸紅が筆頭株主になった、としている。

 三菱商事は株式売却の理由について「保有資産の組み換えの一環」とだけ説明している。

1270荷主研究者:2013/10/20(日) 12:37:48

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131004/201310040946_21077.shtml
2013年10月04日09:46 岐阜新聞
ミツカンが来夏に美濃加茂工場 納豆、レトルト製品生産

 食品大手ミツカングループ本社(愛知県半田市)は3日、美濃加茂市に納豆製品や鍋つゆなどレトルトパウチ製品、食酢製品を生産する新工場を建設する、と正式発表した。来年8月の完成予定。納豆やレトルトパウチの供給能力を拡大し、安定供給体制を構築する。投資額は非公表。美濃加茂市はソニー子会社の工場が3月に閉鎖されてから厳しい雇用情勢が続いており、地元では新工場稼働による地元雇用拡大に期待が高まっている。

 建設予定地は中蜂屋工業団地内で、敷地面積は約7万2700平方メートル。工場棟は一部2階建てで、延べ床面積は約1万7300平方メートル。交通アクセスに優れていることから同地を選定した。ミツカンが岐阜県内に工場を設けるのは初めて。納豆製品の生産能力では、既存の中部工場(愛知県高浜市)の50%増の1日当たり108万食に拡大する。

 中部工場は敷地面積に制約があり、拡張できない。このため新工場に生産を移管し、中部工場を閉鎖する。2013年2月期の納豆製品の売上高は、主力の家庭用酢事業を超える268億円で好調が続いている。

 岐阜労働局によるとソニー子会社の工場閉鎖による失業者のうち、9月25日時点のハローワークを通じた累計の新規求職申込人数は1223人。そのうち現在も379人が求職中だ。

 このため地域の課題となっており、藤井浩人美濃加茂市長は「地域経済の発展や雇用確保に寄与していただきたい」と新工場に期待。木村茂樹美濃加茂商工会議所副会頭は「(新工場の)生産商品は安定成長が見込まれる。地域経済発展に貢献してもらいたい」とコメントした。

1271荷主研究者:2013/10/20(日) 13:20:17

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020131003ceal.html
2013年10月03日 日刊工業新聞
アサヒ飲料、キユーピーの飲料事業子会社を10億円で買収

 アサヒ飲料は2日、キユーピーのミネラルウオーター事業子会社である富士山仙水(山梨県富士吉田市)の買収を決めたと発表した。買収額は約10億円。11月末に製造設備などの取得を完了する。アサヒ飲料は富士山周辺の豊富な水源確保により、富士山工場(静岡県富士宮市)でミネラルウオーター事業を拡大。キユーピーは事業売却によりマヨネーズやサラダ・総菜、ファインケミカルといったコア事業に経営資源を集中する。

 富士山仙水は富士箱根国立公園内に豊富な水源を持つ。製造ラインは2本で、2012年度の製造実績はペットボトル約450万箱。アサヒ飲料は製造ラインと水源の取得により富士山工場でつくる「おいしい水富士山」の生産能力を拡大する。

 キユーピーは90年に富士山仙水を富士吉田市などと共同で設立。ただ、清涼飲料業界の競争が激しい中、ミネラルウオーター事業の成長には限界があるとして売却を決めた。

1272とはずがたり:2013/10/26(土) 08:37:54

謎のペット大量死を追え! 共通点は中国産…全米に飼い主の不安広がる
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20131025502.html
フジサンケイビジネスアイ2013年10月25日(金)10:21

 米国内で、ペットの犬や猫がおやつ用のジャーキーを食べた後、病気になり死亡する事例が多発していることが判明し、飼い主たちに不安が広がっている。米食品医薬品局(FDA)が24日までに公表したもので、2007年以降に約3600匹が病気になり、うち約600匹が死亡した。ジャーキーの大半には中国産の原材料が使用されていたとしているが、原因は特定できていない。FDAは飼い主に注意を呼びかけるとともに、獣医師らに協力を要請。中国当局とも連絡を取り、大切なペットの命を奪う謎の病気の解明に全力を挙げている。

 「われわれが遭遇した疾患の大発生事例の中でも、最も難しく謎が多い症例の一つだ」。FDA獣医学センターのバーナデット・ダナム所長は22日に公式サイトで公表した「ペット用ジャッキーに関連する疾患」情報の中で、こう指摘した。

 ロイター通信や米CBSニュースなどによると、疾患は犬が3600匹、猫は10匹の報告がありうち計約580匹が死亡した。ジャーキーを食べた後、食欲の減退や下痢、嘔(おう)吐(と)の症状がみられた。さらに詳しく調べたところ、6割の症例で胃に、3割で肝臓や泌尿器に異常をきたし、重篤(じゅうとく)なケースでは腎不全や胃腸内の出血、けいれんなどを起こし死に至る。

 サンプルとして入手したジャーキーを検査したが、原因物質は検出されていない。被害は特定のブランドに集中しているわけではなく、「多数で報告されている」という。

 共通点は鶏肉や鴨(かも)肉、さつまいも、ドライフルーツなどが使われていたことで、その原材料のほとんどが中国産だった。しかし、米国ではペットフードメーカーに対し、法律で原材料の生産国の表示を義務付けておらず、消費者はそれを知ることができないのが実情だ。

 今年1月には、FDAがニューヨーク州の試験所で行っているサンプル調査で、2社のペット用ジャーキーの鶏肉成分から米国で未承認の抗生物質など6種類の薬物が検出された。いずれも中国産の原材料が使用されていたという。薬物は低レベルで今回の大量死との関係は不明だが、回収措置が取られた。さらに07年にはペットフードに使われていた中国産原材料に化学物質が含まれており、4000匹のペットが死亡する事態も起きている。

 ダナム所長は「動物を愛する者として、早急に原因を突き止め、被害の拡大をストップさせたいと願っている」と述べ、各方面に協力を求めた。具体的には獣医師らに発症したペットの血液や尿などの提供を要請。飼い主には、発症したペットに与えたジャーキーを保管するよう呼びかけている。また、原材料を生産した中国の工場の調査も進めているという。

 これに対し、CBSニュースは、全米に広がる飼い主たちの不安を伝えた。「私は最近、飼い猫を腎不全で亡くしたが、これが原因だったかもしれない」「ペットは家族の一員。ペットフードの原材料の産地や製造過程などを開示させる法律が必要だ」。中国産に対する不信に加え、メーカーの製品表示への不満も高まっている。(SANKEI EXPRESS)

1281荷主研究者:2013/10/27(日) 13:57:27

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131016/bsc1310162015014-n1.htm
2013.10.16 20:14 Fuji Sankei Business i.
アサヒ、インドネシアで容器入り飲料水参入へ 現地メーカーと合弁会社設立

 アサヒグループホールディングスは16日、インドネシアの容器入り飲料水市場参入へ向け、現地メーカーと合弁会社を設立することで合意した、と発表した。9月には米ペプシコのインドネシア法人を買収するなど現地での事業基盤を広げており、ニーズが高い容器入り飲料水も手がけることで、同国での飲料事業を本格化させる。

 アサヒによると、同国の清涼飲料市場は4700億円規模で、2020年には1兆円に成長する見込み。容器入り飲料水は市場全体の3割を占めており、現地の人口増に伴って毎年約10%の高い伸びが期待されるという。

 今回の合意は、飲料製造と飲料販売を手がけるアサヒ関連の合弁2社が、現地メーカーのマルチ・バハギア社との間で容器入り飲料水専門の合弁会社を設立する内容。アサヒ側の2社はそれぞれ80%出資する。

1282荷主研究者:2013/10/27(日) 14:04:58

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131019/biz13101918010007-n1.htm
2013.10.19 18:00 産経新聞[開発ヒストリー]
食パンの概念を変えた!「セブンゴールド 金の食パン」

セブン−イレブンで棚の最上段に陳列される「セブンゴールド 金の食パン」。大手製パンの主力商品を大きく上回る売れ行きだ

 「食パンの概念を変えた」、「流通の常識を変えた」。その猛烈な売れ行きで製パン、流通業界を驚かせているのが、セブン&アイホールディングス(HD)が4月に発売した「セブンゴールド 金の食パン」だ。一斤250円と同100円強の製パン大手の普及品に比べて約2倍の価格ながら、セブン&アイの店舗ではそれらをはるかに上回る販売量を誇る。

 「自信はあったが、これほど売れるとは…」

 開発を担当したセブン−イレブン・ジャパン商品本部FF・デイリー部の中村功二チーフマーチャンダイザーがそう口元を緩めるほど、金の食パンの売れ行きは好調だ。主戦場のコンビニエンスストア「セブン−イレブン」では大手メーカーの売れ筋首位の主力商品の2倍以上と、圧倒的な強さ。イトーヨーカ堂などグループの各スーパーでも、従来の売れ筋商品の販売金額、数量をともに上回る。

 劣勢にたたされた大手メーカーの一部が、価格帯などが似た対抗商品を発売。従来、流通業者のプライベートブランド(自主企画商品、PB)は、「ナショナルブランド」と呼ばれる大手メーカーの商品を後追いするのが一般的だが、金の食パンではその逆となった。「これまでには考えられなかった動きだ」(大手流通関係者)。

 開発に着手したのは平成24年9月。直接のきっかけは、「セブン−イレブンの食パンはもっとおいしくできるはずだ」というセブン&アイHDの鈴木敏文会長の厳しいひと言だった。販売が伸びない食パンについて、それまで1年以上問題意識を持っていたという。

 食パンは長く100円前後の“安売り”市場が主流で、セブン−イレブンも同様の価格帯で食パンのPB商品を販売していた。だが、「求められているはずなのに数字は悪かった」(中村氏)。

 一方、興味深かったのは、一斤400〜500円もする専門店の食パンが、何カ月待ちという人気になっているという事実だった。統計でも安売り品の需要は下落傾向なのに対し、高価格商品の需要は増加傾向なのがわかった。「ビジネスチャンスは価格よりも価値の追求にある」(同)。鈴木会長の指摘の正しさはマーケティングでも裏付けられた。

 開発の方向性は固まった。ただ、実際に形にするまでは苦難の連続だった。まずは目標の品質を定めるが、人気の専門店の食パンはさまざま。食べ比べる中で、うまさは“甘み”という結論にたどりつく。それも砂糖の甘みではなく、次々と食べたくなる素材そのものがもつ甘みをいかに引き出すかが重要と判断。「上質な小麦粉とパン生地の熟成にこだわることにした」(中村氏)。

 大手を含む製粉3社、製パン4社から提案をもらい、小麦粉の調達では昭和産業の協力を得た。「いつか使いたいと思っていた小麦粉を思い出した」という同社の責任者が提案したのは、カナダ産の小麦粉。国産小麦などと比べ、パンにするとしっとりとして甘みが強い。産地が限られ収量も少なく、小麦粉にしては高価だが、セブン&アイHD傘下のコンビニやスーパーで大量に販売できるメリットを生かし、調達コストを抑えた。

 最も大変だったのは生産工程だ。量販する食パンは通常は粉をこねるところから袋詰めまで全自動で熟成時間も短く、しっとり感を出すのに必要な水分が少ない。また、専門店レベルの弾力のある食感を実現するには、どうしても手でこねて生地に気泡を含ませることが必要だ。

 この難題に答えたのが中堅製パンの武蔵野フーズ(埼玉県朝霞市)。「いつかはこういう要請が来ると思っていた」と意気に感じた同社取締役の山下勝治氏は、通常の3倍となる約12時間の熟成時間も確保したうえで、パン生地を手でこねて金型に入れるなど生産ラインに手作業の工程を加えた。「何百回も試作を重ね、ようやく生産性を高め、安定した品質を得られるようにした」(山下氏)。

 セブン&アイグループ内には250円というパンが売れるか疑問の声もあったが、今年2月、消費者に1斤350円のパンと食べ比べてもらうテストをしたところ、「7割が新開発した食パンの方を選んだ」(中村氏)。テスト結果を受け販売部門やコンビニ、スーパー各店も協力。スタートから爆発的なヒットにつながった。

 「価格が高いだけではだめ。この品質をこの価格で実現したことが受け入れられた」と中村氏。10月中には、やはり手作業の工程を加えたPBのロールパン「セブンゴールド キンのロール プレーン」(1個90円)も発売する。今後も市場に新鮮な驚きを与え続けたい考えだ。(池誠二郎)

1283とはずがたり:2013/10/27(日) 14:30:22
>>1282
すげえな。食パン嫌いの俺だが少し試してみたく思う。

1284とはずがたり:2013/10/29(火) 09:10:48

サッカリン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%B3

歴史

1878年にジョンズ・ホプキンス大学のコンスタンチン・ファールバーグとアイラ・レムセンが、レムセンの研究室でコールタールの研究中に偶然発見した。1884年にファールバーグがサッカリンと名づけ、レムセンに無断で数か国で製造法に関する特許を取得した。ファールバーグはこれによって富を得たが、レムセンは自分の研究室で発見された化合物に対する権利を持つはずだと考え、激怒した。
サッカリンは、発見されてまもなく商用化され、第一次世界大戦が始まって砂糖が不足すると急速に普及した。1960年代から1970年代には、ダイエットへの有効性が認識され、広く使われるようになった。アメリカ合衆国では Sweet'N Low などのブランド名で市販され、レストランではピンクの袋に入って置かれていることが多い。1963年から発売開始されたコカ・コーラ社のタブなど、ダイエット飲料にも用いられている。

発癌性

1960年代に行われた動物実験で雄ラットに膀胱癌の発生が見られたため(雌では見られず)、サッカリンには弱い発癌性があると考えられ、一度は使用禁止になった。しかしその後サルも含めて様々な動物で試験が行われ、他の動物では発癌性は示されなかった。上記の雄ラットの実験は、膀胱結石を作り易い条件下であり、膀胱結石による物理的な刺激などが原因であることが判明したことにより[要出典]、後に見直しを受け、現在では発癌性物質リストから削除されている。また、コーエンらにより[5]霊長類である猿に対して24年間サッカリンを投与し続けた試験の結果が発表された。この実験においてサッカリンが原因と見られる異常は発見されなかった。
現在、アメリカ合衆国や中華人民共和国などにおいては大量に使用されているが、日本においては安全性維持のため、食品衛生法により各食品への使用量が制限されており、外装にその旨と使用量が記載されている。

サッカリンは発癌性食品だとされていますが、ホンマでしょうか?? 何か政治的陰謀...
daemon_kandenchiさん
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011860745
サッカリンは発癌性食品だとされていますが、ホンマでしょうか??
何か政治的陰謀めいた気がするのは私だけでしょうか????
質問日時:2007/6/11 17:41:34
解決日時:2007/6/26 03:04:10
閲覧数:1,129回答数:1
ベストアンサーに選ばれた回答
king_pataさん

アメリカでは、ヒトの発がん性にはつながらない、とされています。
一時期疑われましたが、2001年に無罪放免となっています。

アメリカの研究は、しかしながら急性毒性に近い条件でのラットの実験での発がん性と、疫学的なヒトの発がん性の調査の間で十分に検証できていないという批判が、主にヨーロッパの研究者・研究機関から提起され、決着がついていません。
日本政府は、「発がん性が疑われる物質」として、取り扱いに注意を促す立場をとっています。

サッカリンの発がん性については、このほか、製造工程で除去できなかった不純物(芳香族化合物=一般に発がん性が高い)が直接の原因だとする調査結果(英国など)もあり、結論が絞り込めていないのが現状のようです。

サッカリンは、60年以上にわたって人工甘味料の主役であり、その意味では1970年代初頭までは
「安全性が確立している化合物」として扱われてきました。
現在も、糖尿病などに苦しむ患者のQOL改善に欠かせない甘味料であり、消費量は年々増加する傾向にあります。
安全性について、より強固な結論が確立することが望まれます。

1285とはずがたり:2013/10/29(火) 09:18:21

松永 和紀
京都大学大学院農業研究科修士課程修了後、新聞記者勤務10年を経て2000年からフリーランスの科学ライターとして活動

コーラに発がん性? また同じトリックが使われている
http://www.foocom.net/column/editor/7568/
2012年8月28日

 「キリンメッツコーラに、発がん物質が含まれていることが分かった。キリンビバレッジが認めた」という書き出しで始まる記事がMy news Japanというサイトに出て、少し話題になっている。

 でも、「また、このトリックか!」と、既視感に襲われているのは、私だけではないはず。発がん物質という言葉で市民を震え上がらせるのは、市民団体やメディアなどがこれまで、さんざんとってきた手法。だが、ごく普通の食品にも、自然に生成する発がん物質が数多く含まれていることがわかってきて、様相は変わった。
 発がん物質のリスクは、その毒性の種類や含まれる量によって変わってくる。そして、数多くある発がん物質の中で、どれから先に問題にし、対策を講じるべきかも、十分に検討されなければならない。単純に「発がん性だ!」と脅かして大騒ぎ、という時代は終わったのだ。
 では、コーラに含まれる「発がん物質」のリスクはどの程度? 検討してみたい。

4-MIのヒトでの発がん性は、はっきりしない

 問題になっているのは、4-メチルイミダゾール(4-methylimidazole 、4-MI)という物質。カラメル色素を製造する時にできる副生成物である。そのため、カラメル色素を多く含む食品に多く、飲料やビール、醤油やコーヒー等、さまざまな食品に含まれる。人類が長年にわたって食べてきた物質であり、米国などはカラメル色素における限度を250ppmと設定し、管理している。日本は、4-MIについては規制値を設けているわけではないが、カラメル色素についてはかなりの試験結果に基づいて、食品添加物として使用を認めている。
 ところが最近、にわかに4-MIが問題視されるようになった。話が“盛り上がった”のは、カリフォルニア州の動きに拠るところが大きい。

 同州は、発がん性や生殖毒性の懸念のある物質を「Proposition 65」という名称でリスト化しており、食品がこれらの物質を一定量以上含む場合には、同州での販売の際には食品に表示をしなければならない。4-MIは昨年、リストアップされた。表示しなくてもよい安全量(No Significant Risk Level)を、1日あたり29μg以下とした。

 これをたてにして、米国の市民団体「Center for Science in the Public Interest」(CSPI )は、さまざまな種類のコーラの含有量を調べて「この基準を超えている」と指摘し、米国食品医薬品局(FDA)にも禁止を要請した。また、日本のNPO法人「食品と暮らしの安全基金」(小若順一代表)も7月、「コカコーラから発ガン性物質検出」というプレスリリースを出した。
 そして、今度の記事の矛先は、キリンメーツコーラである。

 だが、そもそも、4-MIのヒトでの発がん性は、はっきりとわかっているわけではない。

 4-MIの発がん性にかんして検討しているどの機関も、その根拠としているのは米国毒性プログラム(NTP)の動物実験結果である。マウスでは肺に異常が出て明白な発がん性の証拠あり、とされた。ラットは、オスのラットで発がんの証拠なし、メスはEquivocal evidenceという表現なので、「不確実な証拠はある」というところ。

 ただし、NTPは、4-MIがDNAを傷つける「遺伝毒性」を持つかどうかも検討していて、「遺伝毒性はない」としている。

 この点が、リスクを考えるうえで極めて重要だ。遺伝毒性があれば、それは閾値がなく、どんなに微量であってもDNAを傷つけ、量に比例して発がん性が増加する、と考える。
 遺伝毒性がなければ、閾値があると推定され、摂取量が閾値を下回れば影響はない。

1286とはずがたり:2013/10/29(火) 09:18:39

EFSAは「閾値あり」と判断し、無毒性量を示した

 このNTPの結果を基に、国際がん研究機関(IARC)と欧州食品安全機関(EFSA)と米国カリフォルニア州がそれぞれに評価を下している。

 発がん性を示す証拠に基づき物質を分類しているIARCは、4-MIのレベルをグループ2Bとした。「ヒトに対する発癌性が疑われる」というレベルである(Lancet Oncologyの記事)。IARCは、ヒトでの発がん性を示す証拠はなく動物で少し証拠がある場合は、グループ2Bに分類することが多く、標準的な判断だと思われる。

 一方、欧州食品安全機関(EFSA)の「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、4-MIのマウスでの閾値=無毒性量(NOAEL)を80mg/kg/日とした(EFSA Journalの論文、国立医薬品食品衛生研究所の「食品安全情報(化学物質)」でも、解説されている)。

 4-MIが含まれているカラメル色素のリスク評価は相当に綿密に行われており、発がん性、遺伝毒性が確認されていないこと、NTPで4-MI自体にも遺伝毒性がないことが示されていること、試験に用いられたマウスが、肺に異常が出やすいマウスであることから、「4-MIには閾値あり」と判断した、無毒性量を決めたのだ。

 EFSAの記述は、ここまでだが、もう少し考えやすくするために、もしこれをヒトに適用するなら、と考えてみよう。こうした場合、通常は動物とヒトに種差があるとして10倍、ヒトの間でも個人差があるとして10倍、つまり10×10=100を安全係数とし、無毒性量に100分の1をかけ算して、ヒトの耐容一日摂取量(TDI)をはじき出す。
 だが、物質によっては、ヒトの感受性がより高いと仮定してさらに10倍にする。したがって、ここはより安全側に立ち、思い切って安全係数を1000として、TDIを出してみよう。つまり、無毒性量に1/1000をかけ算して、仮にヒトのTDIとしてみるのだ。
 80mg/kg体重×1/1000=80μg/kg体重である。体重70kgのヒトなら、「1日に5600μgまでは、一生涯、毎日食べても問題がない」ということになる。
 この数値を適用するなら、現在の飲料の含有量はまったく影響がなく、問題とはならない。

カリフォルニア州は「閾値なし」で表示規制

 では、カリフォルニア州は?
 4-MI規制の根拠としている試験は、実はEFSAと同じNTPの結果である。ただし、こちらは、「閾値あり」を示す根拠が薄いとして、閾値を設定できない、という所から、推論をスタートさせている。
 そして、NTPのデータから、4-MIのマウスでの発がんリスクを推計し、そこから人での発がんリスクを推計し、その数値から、10万人に1人が4-MIの摂取により生涯にがんにかかる、という量をはじき出した。それが、体重70kgの人で1日に29μgという数値である。
 遺伝毒性のある発がん物質については、多くの場合、「10万人に1人ががんにかかるリスクは許容すべし」ということになっているので、カリフォルニア州は「1日の摂取量が29μg以下になるのなら、その食品には表示しなくてもよい」としている。

 EFSAとカリフォルニア州の違い、わかっていただけただろうか。どちらも、同じNTPの試験結果をもとにしながら、かたや「1日に5600μgまで大丈夫」、かたや「1日に29μg以下にしなければならない」となる。200倍近い差がある。

 ちなみに、米国のFDAは、EFSAと似た見解のようだ。市民団体CSPIが、FDAにコーラの禁止要請をしたことについて、FDAの担当者が「現在の含有量であれば、安全である」とコメントしている。 (2012年3月5日付のロイター電)

 以上が、私見を交えずに行った4-MIについての解説だ。それぞれ権威ある組織であるにもかかわらず、これだけ見解にばらつきがある。だから、EFSAやFDAの見解にまったく触れずに、カリフォルニア州の規制を基に「コカコーラは危険だ」「メッツコーラけしからん」というのは、やっぱり問題があるのではないか。市民団体ならいざ知らず、報道機関がそれをやっちゃ、まずいだろう、というのが、同じ報道に携わる者としての私の偽らざる感想だ。

1287とはずがたり:2013/10/29(火) 09:19:06
>>1285-1287
 もっとも、メッツコーラの記事をMy news Japanに書いた筆者は、「コカコーラから発ガン性物質検出」とプレスリリースを出した「食品と暮らしの安全基金」(旧・日本子孫基金)に1996年から勤務していた、と著書で説明されているので、これも市民運動なのかもしれないが。

日本の企業も、もう少し詳しい説明を

 さて、私見を交えると、私はカリフォルニア州の発がんリスク推計と規制は、あまりにも過剰に安全寄りに偏り過ぎている、と考える。たった一つの試験結果を基に、推論に推論を重ねて人の発がんリスクにまで持って行く。ちょっと無茶が過ぎる。
 そして、その感覚が科学者の大勢であろう、とも思う。EFSA、FDAはもとより、の話。日本の国立医薬品食品衛生研究所の安全情報部畝山智香子・第三室長の記述もお読みいただきたい。

 カリフォルニア州は、こうした極端な規制が通りやすい州だ。市民団体は、同州がそうした傾向にあることを熟知し、さまざまな運動や規制強化を、まずは同州の議員や市民に働きかけ実現し、それを全米に広げて行こうとする。現在は、遺伝子組換え食品の表示運動がまさに、仕掛けられている。だが、1986年に制定されたProposition 65にほかの州はまったく同調しておらず、4-MIの規制も他州に広がっていない。それも、各州の判断の結果であろう。

 ただし、ここまで騒がれた以上、アメリカでも日本でも食品メーカーはこっそり、4-MIの低減を図るはずだ。それが市民運動の成果ではないか、と言われれば、そのとおり。でも、その低減が、「食品のトータルのリスク管理」という点で優先順位が高いかどうか、はまた別問題。それに、4-MIの低減にはコストがかかると指摘されている。コストアップに見合うほどのリスク低減となるのか、というと、はなはだ疑問である。

 もう1点気になるのは、問題視されている日本の各社の広報対応。日本コカ・コーラは、市民団体の申し入れに対して、回答している。メッツコーラを売っているキリンビバレッジは、My New Japanに記事が出た同じ日に、すぐにプレスリリースを出した。

 とくに、キリンビバレッジが即座にプレスリリースを出して、消費者に説明をしようとした姿勢は、素晴らしいと思う。だが、「体重50kgの大人で、1日約16L(480mlペットボトル30本以上)を毎日飲み続けなければ、安全性に問題がない」とだけ述べているのは、やっぱり中途半端ではないだろうか。

 おそらく、EFSAの見解に沿って「TDIを設定できる」という考え方で計算したのだろう。せめて、根拠となる組織や考え方、つまり出典は明らかにしておいた方が、より信頼性が高まるのではないか。

 説明しようとすると、含有量を明らかにしなければならず、閾値ありかなしか、というようなややこしい話になり、発がん性という言葉を詳しく説明しなければならなくなる。そんなプレスリリース、金輪際出したくない、というのが担当者の気持ちなのだろうなあ、と想像する。一般消費者の中には、市民団体などの主張の妥当性の吟味にまで行き着かず、「発がん性」という言葉だけで震え上がってしまう人がまだ多いだろう。それを不安に思う企業の事情はわかるような気がする。

 でも、ここで詳しく説明しなければ、一般消費者の理解も進まない。これからは同様の問題がさまざまに持ち上がってくるはずだ。検出技術が向上し、多くの試験が行われ、食品の加工によって自然に生成する発がん物質が今後も問題となる。
 消費者が「発がん性」という言葉だけで震え上がらず、「遺伝毒性は?」「含有量は?」と尋ねる段階に進むには、やっぱり事例を知り経験を重ねて行くしかない。そのためにも、企業に「もっと詳しい説明を」と求めたい。企業も消費者を育てる役割がある。消費者も、企業を育てる責任がある。企業からその一歩を! 望むのは理想論すぎるだろうか。

(なお、メッツコーラの特定保健用食品としての安全性評価については次回、解説する)

1288とはずがたり:2013/10/29(火) 09:25:05

カロリーゼロの人工甘味料は甘くないし不味くて常習性なんか出ないように思うんだけど。。

カラメルに関しては>>1285-1287,サッカリンに関しては>>1284も参照

危険を煽る連中は(原発と同じく非常に心ある先見の明有る人の可能性もあるけど),自分の本の売り上げの為に危険性をわざと歪めてがなり立ててる可能性があるので多面的な検討が必要だ。

【第4回】 2013年10月3日
大西睦子
3世代にわたる安全性は分かっていない人工甘味料や
カラメル、乳化剤…本当は怖い市販飲食品の裏側!
安部司×大西睦子 対談【前編】
http://diamond.jp/articles/-/42333

十分に甘みがあるのに「カロリーゼロ」とうたわれたドリンクや、脂肪を吸収しにくいなどの特性をうたったトクホ(特定保健用食品)認定製品……。これらは従来では存在しえなかったものであるだけに、食品添加物抜きでは製造できません。果たして、本当に安心して口にできるのでしょうか??ベストセラー『食品の裏側――みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)の著者で食品添加物に詳しいジャーナリストの安部司さんと、米ハーバード大学で食品が健康に与える影響について研究中で、『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』を上梓したばかりの医師・大西睦子さんが、一般にはほとんど知られていない驚くべき真実について語り合います。

「カロリーゼロ」なのに、摂り続けるとむしろ肥満に!?

大西 米国には日本ほど多種多様な市販飲料はない一方で、ミネラルウォーター以外は、緑茶にさえ甘みがついています。つまり、米国人の多くに、甘み中毒の傾向がうかがえます。だからこそ、カロリーゼロをうたったコーラなどダイエット飲料を飲んで糖分の摂りすぎに気をつける人が増えているのですが、果たしてその選択が正しいのか、疑問視され始めたのが米国の現状です。

大西睦子(おおにし・むつこ) 医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究を進めている。

日本でも「カロリーゼロ」をうたった飲料や食品がたくさん出回っていますよね。でも、それらに用いられている人工甘味料に、肥満や糖尿病の原因となったり、甘み中毒になることで結局は肥満になってしまうなどの“副作用”があることが、日本でほとんど知られていません。

ラットを用いた実験では、人工甘味料は“肥満ホルモン”とも言われるインスリンや、インスリン分泌を促すインクレチンなどに影響を及ぼすことがわかっています。それに、定期的に摂取していると甘みに対する味覚が鈍って、人工甘味料も麻薬や覚醒剤、アルコールなどと同じ作用で依存症を引き起こします。

昨夏には、米国心臓協会と米国糖尿病学会が人工甘味料に関する合同声明も出しています。この声明では、「糖類を非栄養甘味料(=人工甘味料)に代えることが、減量や血糖コントロールに有用、とするエビデンスは十分ではない」と明言したうえで、「非栄養甘味料をうまく使って糖類の摂取量を抑え、それによって減量や血糖コントロールなどの有益な効果につながる可能性はある」と、非常に慎重な結論を述べています。

安部 確かに、人間は昔から甘いものが好きで、人工甘味料には常用性や習慣性がありますね。私が8年前(2005年)に『食品の裏側――みんな大好きな食品添加物』という本を書いた頃には、まだ「カロリーゼロ」製品は一般的でなかった。だから、その中では人工甘味料について触れなかったけど、年内に出す最新の著書ではかなり言及していますよ。女性を中心に、多くの日本人は“カロリー恐怖症”だから、「カロリーゼロ」の製品が人気になりやすい。

1289とはずがたり:2013/10/29(火) 09:25:30

大西 そもそも、●100g当たり5キロカロリーまでなら完全にゼロではなくても、「カロリーゼロ」「ノンカロリー」「カロリーなし」「カロリーフリー」などと表示することが認められていますし、「糖類ゼロ」と書かれていても、多糖類(オリゴ糖・でんぷん・デキストリン)が含まれていることがありますよね。

安部 ●人工甘味料は砂糖よりもはるかに甘みが強いですが、クエン酸を混ぜると意外とすんなり飲めてしまうから怖い。でも、実はクエン酸は湯沸かしポットの洗浄にも用いるようなシロモノで、けっこうな曲者です。水筒にスポーツドリンクを入れていたところ、その中に含まれていたクエン酸がアルミと化学反応を起こして銅が溶け出し、知らずに飲んで目眩や吐き気が生じたというケースもあります。

大西 現在、日米で認可されている人工甘味料は、1. サッカリン、2. アスパルテーム、3. アセスルファムカリウム、4. スクラロース、5. ネオテームの5種類で、いずれも化学合成によって作成された食品添加物です。このうち、●サッカリンは発がん性リスクの懸念から多くの先進国で使用が激減していますが、日本では減少しつつも一部の加工食品や歯磨き粉などに根強く添加されていますね。

安部司(あべ・つかさ)福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒。添加物商社勤務後、無添加食品・自然海塩の開発・推進に携わり、現在に至る。処女作『食品の裏側?みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社、2005年)は60万部を超えるベストセラーとなり、年内に続編を発売予定。有機農業JAS判定員。水質第1種公害防止管理者。工業所有権?食品製造特許4件取得。

安部 日本では今でも、サッカリンナトリウムは漬け物などにたくさん使用されていますね。●カナダでは禁止になりましたが、同国とは製造工程が違うという理由で日本では再承認されていますから(→カナダで禁止されたのは製造工程での危険物混入なのかサッカリンNaそのものなのかの言及がないけど。。)。技術的に言えば、最も砂糖に近いのはスクラロース。アスパルテームは弱酸性下でなければ安定せず、体内で分解されて別の成分になりかねないことが怖い(→何か危険な成分になりうる(なりそうな可能性がある)のか?)。しかも、アスパルテームには遺伝子組み換え技術が用いられています。

大西 いずれの人工甘味料も肥満を助長する要素を持っていますし、それらを摂取することで私たちの身体や脳に様々な反応が生じる、という認識が、日本でももっと広がるといいなと思います。たとえば、●アスパルテームの安全性については専門家の間でも意見が分かれていますが、知能低下や発がん性の疑いが指摘されています。また、●アセスルファムカリウムも、発がん性物質の塩化メチレンを含んでいて長期的な経過観察が必要ですし、やはりインスリンの分泌を促すことがわかっています。

安部 食品の安全性は、親・子・孫の3世代にわたってその影響を検証してみないと結論づけられませんが、ラットなどの動物実験はせいぜい2世代までにとどまるのが一般的ですよね。人工甘味料に関しては、まだまだ安全性が担保されているとは言いがたい状況だと思います。

大西 そうですね。近年ようやく分かってきたことが色々あります。スクラロースにしても、砂糖に近い甘みがあるため、コーラをはじめとする清涼飲料水やアイスクリーム、お菓子などに幅広く使用されていますが、最近になって血糖やインスリンに作用することが報告されました。さらに●ネオテームについては、アスパルテームの構造に米国環境保護庁が最も有害な化学物質リストに掲げる「3・3―ジメチルブチルアルデヒド」を加えて精製されていることが問題視されています。

コーラなどの着色に用いるカラメル
カラメル4は米国で警告されるほどの危険性

安部 …ともかく、人工甘味料自体の安全性もさることながら、食品添加物を生成する途中の工程で発生した副産物のことも、うやむやにされているのが現実ですね。

大西 添加物の表記も大まかすぎるのではないでしょうか。

 たとえば●カラメルの場合、きちんとカラメル1〜4のいずれかを明記すべきですよね。糖類を加熱するという昔ながらの製法はカラメル1のみで、カラメル2は糖類に亜硫酸化合物、カラメル3は糖類にアンモニウム化合物、カラメル4は糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物を加えたうえで、高圧・高温下で化学反応を発生させて製造しています。

1290とはずがたり:2013/10/29(火) 09:25:57
>>1288-1290
安部 その結果、●カラメル3と4では、砂糖とアンモニアの化学反応によって「4-メチルイミダゾール」という発がん性物質も生成されてしまうわけですよね。日本は醤油文化なので多くの食品にカラメルが使われていますが、醤油や佃煮の一部では危険視され始めたカラメル3と4の使用を避ける動きがある一方で、酸性に安定なカラメル3と4の特性からコーラなどの炭酸飲料にはいまだに沢山使用されています。

大西 米国毒性プログラムも動物実験の結果として、「4-メチルイミダゾール」に発がん性があることを報告しています。「4-メチルイミダゾール」については、典型的な「カロリーゼロ」飲料である「コカ・コーラ ゼロ」も使用されているようです。それに、こうした「カロリーゼロ」のコーラにはナトリウムも含まれていて、スナック菓子などを食べながら飲むと、塩分の摂りすぎになります。

安部 最近は、飲料でもトクホ製品が増えましたが、安全性が担保されない一面があるのに、どうして国がトクホというお墨付きを与えて販促するのか不思議ですよ。食品業界では「トクホはカネを積めば認定がとれる」とも揶揄されているほどで、乱発している現状ではとても信用できない。現にトクホについては、抜本的に見直しを図るべきだという声も上がっています。

トクホの先駆けだった花王の「エコナ(植物油)」も、血中中性脂肪が上昇しにくいことを売り文句としていました。同製品は、油をいったん分解し再び合成してつくられた乳化剤ですが、その中に含まれていたグリシドール脂肪酸エステルに発がん性があるとの指摘を受けて、販売開始から10年後の2009年に販売中止になりました。

大西 乳化剤は食品に広く用いられていますが、これも非常に不思議な添加物ですよね。いろいろな物質がありそうですが、一括りに乳化剤としか書かれていません。

安部 使用する目的が同じなら、乳化剤というグループ名称の表示だけでOKなんです。これに属する添加物は、50種類ぐらいに上ります。乳化剤の主な使用目的は水と油を乳化させることですが、なかには腐敗防止や沈殿防止として使われることもあります。ちょっと乱暴な表現をすれば、乳化剤は成分的には「食べられる洗剤(界面活性剤)」のようなもの。腐敗防止といえば、ペットフードに添加されている抗生物質も凄まじい。あんなものを犬が食べても平気なのかと心配してしまいます。

大西 抗生物質は米国でもかなり使用されているみたいですね。卵なんて、いつまで経っても腐らないので気味が悪くなります。それに、これは抗生物質のせいではないでしょうが、ジャガイモもオーガニック(有機野菜)でなければ、どれだけ時間が経っても芽が生えてきません。肉にしても、ホルモン剤の投与が心配ですし……。

1291とはずがたり:2013/10/29(火) 09:34:00
>>1288-1290
野菜の硝酸態窒素はhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/1430-1431,コチニールはhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240550875/280参照

【第5回】 2013年10月4日
大西睦子
野菜ジュースはむしろ健康に悪い・・・?!
知るほど恐ろしい加工食品や飲料の製造工程
安部司×大西睦子 対談【後編】
http://diamond.jp/articles/-/42392

健康を求めて毎日飲むと
むしろ不健康になる?!野菜ジュースの怖さ

安部 抗生物質づけの食肉もさることながら、もっと気になるのは●野菜の水耕栽培ですね。水耕で抵抗力がないので抗生物質と似た化学化合物を投与していますし、超多毛作なので植物ホルモンも与えています。しかも、葉っぱを大きく育てるために窒素肥料を大量に投与しがちですが、その結果として硝酸態窒素が残り、それを人間が大量に摂取するとチアノーゼ(メトヘモグロビン血症)を起こす可能性があるのです。

●欧州では、野菜への硝酸態窒素系の残存量に非常に厳しいので、同地域の基準値に照らすと2〜3倍もの残留が検出される日本の野菜は輸入禁止になる場合もあります。硝酸態窒素の含有量の基準そのものが日本にはないんですよね。

それに、日本では野菜そのものだけでなく、加工製品も要注意です。そのひとつが●野菜ジュースで、ある製品では水道水基準値の10倍もの硝酸態窒素の残留が検出されたといいます。原料の野菜の多くは海外複数国で濃縮(低温沸騰させて6分の1程度に煮詰めたケチャップ状にして輸入し、国内で水で戻して“還元”して使われる)される際に、ビタミンCや酵素は壊れてしまう。その証拠に、ビタミンCを含む市販の野菜ジュースはほとんどないはずです。もし栄養成分にビタミンCが含まれているなら、それは栄養強化と変色防止のためにビタミンCが後から添加されているのです。

大西 私は今回出版した著書で、「野菜ジュースはフルーツジュースより低カロリーながら、塩分多く含むこともあるので注意したい」という趣旨の指摘をしましたが、さらに注意すべきポイントも存在したわけですね。

安部 飲料業界においては、1冊の本が書けてしまうほど怪しげな製品が多いのが実情です。要は液体の混ぜ物ですから、同じ製造ラインでさまざまな製品を作ることができることも、その一因でしょう。

一例が、お父さんたちが毎晩飲んでいるビール風味飲料です。●「新ジャンル」と呼ばれる製品は、非常に大まかに言うと、1本の発泡酒から3本分作ることができます。麦芽やホップを直接使用しなければ酒税が安くなるので、発泡酒を大麦スピリッツ(大麦を用いた蒸留酒。酒税上はリキュールに分類)などで割って伸ばして製造しているからです。ほとんどがリキュールですから、言わばビール風味の缶酎ハイですね。

大西 それに、「カロリーゼロ」や「カロリーフリー」をセールスポイントにした一部の発泡酒や「第3のビール」には、甘味料のアセスルファムカリウムやカラメル色素が添加されていることも気掛かりですね。

安部 本当に、飲料に関しては話が尽きませんよ。あるオレンジ色の清涼飲料にしても、ウリにしている植物繊維は人工的に合成されたものですし、●コチニールという昆虫のメスの内臓を乾燥させたものから抽出したコチニール色素で着色しているわけですが、天然由来とはいえこの物質は曲者なのです。

 ハムやソーセージ、カマボコなどの着色にも用いられていて、10年程前からこの物質が原因と見られる子どものアレルギー報告が出ていたのですが、国はずっと無視し続けてきました。ようやく昨年になって新聞に関連記事が掲載されて話題になりましたが、現時点で使用規制はまだ設けられていません。

1292とはずがたり:2013/10/29(火) 09:34:36
>>1291-1292
「天然素材」という言葉にも意外な落とし穴が…?

大西 とかく消費者は、「天然」という言葉に惑わされがちですね。新刊でも触れたように、「ぶどう糖果糖液糖」や「果糖ぶどう糖液糖」などの「異性化糖」といった天然甘味料を用いた飲料や食品も数多く出回っていますが、これらは高フルクトース・コーンシロップの別名で、肥満や糖尿病などの原因として私たちの健康を脅かしかねません(本連載第3回参照)。アメリカでは警鐘が鳴らされている同甘味料の使用について、日本ではほとんど意識せず摂取してしまっていて驚きます。

安部 トウモロコシなどのでんぷんを酵素処理して製造するため、砂糖よりもはるかに低コストだから、飲料のみならず焼肉のたれなどにも、やたらと使用されていますね。砂糖と比べてさわやかな味覚で、子どもも好むことからついつい過剰に摂取しがちです。しかし、その結果として永久歯の育成に影響が出た子どもまでいると言われています。

大西 「果糖ぶどう糖液糖」と一括りにされていますが、●そもそも「果糖」と「ぶどう糖」では、私たちの身体に及ぼす作用が大きく異なってきます。「果糖」が果物や蜂蜜に多く含まれているのに対し、「ぶどう糖」はご飯やパン、麺類、芋類などに多く含まれ、脳の唯一のエネルギー源となります。「ぶどう糖」摂取後は満腹感が増加しますが、「果糖」の場合はそのような反応が起こりません。つまり、気をつけていないと、必要以上に摂りすぎる可能性があるわけです。

安部 「塩分、糖分、油分」を、現代人の“摂りすぎ三兄弟”と私は命名していますが(笑)、これらはたくさん加えられるほど味が濃くなるので、消費者もその味に慣らされてきていて、たっぷりと含まれている濃い味の商品を選びがちですね。

 その象徴がカップ麺でしょう。スープに含まれている成分はもちろんですが、●実は麺にも注意が必要です。日本では「油揚げ麺」とだけ表示されることがほとんどですが、●米国に輸出販売しているものには、トランス脂肪酸の含有量も明記されています。油揚げ麺のほかファストフードのフライドポテトなどに多用されている水素添加したパーム油には、心疾患などのリスクを高めるトランス脂肪酸が含まれているからです。

 日本では表示されないので意識されにくいのですが、知っていればその商品を選ばないかもしれません。ともかく、無意識のうちにお母さんたちはわが子が幼い頃から添加物の味を教え込み、それらが入っていないと物足りなく感じるような味覚に育ててしまっているわけです。

大西 お母さんたちはそういった子どもが小さいうちからの“食育”のみならず、子どもが生まれる前の段階でも注意が必要ですね。妊娠中の女性が「カロリーゼロ」の食品ばかりを摂り続けると、胎児に必要な栄養素が行き渡らず、出生後に栄養状態がよくなってから肥満や糖尿病、高血圧、メタボリック症候群になるリスクが高まります。

安部 他にも、成分や原材料などの表示のトリックに注意すべきですね。たとえば、●「100%国産茶葉使用」とうたっていても、生茶抽出物が外国産のケースもあります。また、ウナギの蒲焼きは原産国の表示が必要ですが、●弁当として販売される鰻丼には明記されていません。なぜなら、ご飯が占める割合のほうがウナギより多いので、表示の義務がなくなるからです。

… 私は決して、真っ向から添加物を否定しているわけではありません。そのメリットとデメリットを同時に考えたうえで、口にするかどうかを判断することが大切だと思っています。たとえば、飛行機に乗れば鉄道よりも圧倒的に早く遠方に到着できますが、事故が発生した場合に命を失うリスクも高くなります。食においても、カロリーがゼロというメリットが得られる反面、まだ十分に安全性が検証されていない化学物質を摂取するリスクをとっているんだ、と認識しておくべきです。…

大西 私は米ハーバード大学で食事や遺伝子と病気に関する基礎研究を続けているのですが、化学をご専門とし添加物をビジネスとして扱ってこられた安部さんの現場からの視点が伺えて、本日の対談はビジネス、プライベートともに大いに参考になりました。貴重なお時間、本当にありがとうございました。

安部 私も、医師として基礎研究をされている大西さんの視点は多いに新鮮で、勉強になりました。ありがとうございました。

1293荷主研究者:2013/11/10(日) 14:57:17

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131022/201310220948_21200.shtml
2013年10月22日09:48 岐阜新聞
蜂産の医薬品製造強化 秋田屋本店 本巣工場が来月完成

秋田屋本店が建設している本巣工場のイメージ図

◆高品質で差別化図る

 養蜂・食品製造の秋田屋本店(岐阜市加納富士町、中村正社長)は、ローヤルゼリーなど蜂産の医薬品製造を強化する。来月7日に新設の本巣工場(本巣市屋井、屋井工業団地)の第1期工事が完成、稼働を開始する。中国産の安価な蜂産品が流入する中、高品質な医薬品製造の事業を伸ばして競争力を高める。

 敷地は約1万6000平方メートル、新工場の床面積は約1800平方メートル。2011年から建設し、12年春に完成の予定だったが、東日本大震災により取引先である東北地方の園芸農家が多数被災。支援活動を進めつつ、被災地に配慮して新工場建設を見合わせていた。

 今後、新工場で必要となる高精度の生産設備を整えるほか、本社工場や羽島工場(羽島郡岐南町)から設備の一部を移し、羽島工場の規模縮小などグループ全体のライン再編も進めていく。

 さらに近く2期工事に着手し、来年中に完成させる予定。近年は通信販売向けの自社ブランド製品の開発に注力しており、最終の第3期工事では、通販向けの自社製品製造も視野に入れる。

 同社の13年8月期の売上高は約60億円。医薬品の割合を現在の4割から6割へ伸ばす考え。本巣工場が全て完成すれば売上高100億円規模の生産体制が整うという。中村社長は「現在の生産設備はほぼフル稼働状態。新工場建設で事業規模を拡大し、まず今期は売上高65億円を目指す」としている。

1294荷主研究者:2013/11/10(日) 14:57:36

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20131025/201310250859_21222.shtml
2013年10月25日08:59 岐阜新聞
アピ、健康食品新工場 揖斐川工場敷地内に来年7月完成へ

アピが来月着工する新工場棟の完成予想図

 健康食品・医薬品製造のアピ(岐阜市加納桜田町、野々垣孝彦社長)は、揖斐郡揖斐川町市場の揖斐川工場敷地内に、健康食品の製造工場を新設する。11月着工、来年7月に完成予定。現段階では具体的な製造品目や設備を固めず、市場環境の変化やニーズを見極めながら具体化させていく。

 新工場は、次世代の基幹工場にする狙いで「揖斐川ネクストステージ(NS)工場」と名付けた。鉄骨6階建てで、延べ床面積は2万866平方メートル。建物の中央部分に自動倉庫を配置することで、1〜5階の各フロアごとに、東西約1150平方メートルずつの独立した製造エリアが10区画できる。エリアを独立させることで、異なる製造品目でも相互に影響せず、より柔軟な製造体制が実現できる。6階には管理部門を置く。

 工場建設の投資額は約30億円。今後、製造設備を完備した場合には合計100億円規模の投資になる見通し。完成から2年以内をめどに全エリアを操業させ、年間約100億円の売り上げと約300人の雇用を見込む。

 野々垣社長は「医薬品仕様に近い品質保証や安全管理を備えた工場にする。既存の生産設備を拡張するほか、健康食品の枠組みにこだわらずフレキシブルに対応できる環境を整えたい」と話している。

1295荷主研究者:2013/11/10(日) 15:18:16

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131025/bsc1310250829006-n1.htm
2013.10.25 08:28 Fuji Sankei Business i.
中国撤退の明治粉ミルク「日本ブランド」に厚い壁 物流網構築に根強い反日

 明治が粉ミルク販売休止を決めた中国事業では、他業界の日本企業の多くも苦戦を強いられている。約13億人の有望市場である一方で、根強い反日感情や独特の商習慣などが事業拡大の障害となっているためだ。中国経済の成長ペースの減速とも相まって、期待通りの“果実”を受け取ることが困難になっている。

 「中国マーケットは世界中の企業がしのぎを削る、最大の競争市場」。中国ビジネスに詳しい西村あさひ法律事務所の野村高志弁護士はこう強調する。生き馬の目を抜く環境の中では、わずかなつまずきも命取り。日本産粉ミルクの輸入禁止に泣いた明治も、「ビジネスの前提が変わってしまった」と嘆く。

 自動車市場も、BMWやアウディといったドイツ勢の低価格攻勢が、ただでさえ欧米志向の強い中国人の需要を取り込み、日本車離れを後押しする。「燃費の良い日本車が注目されるような意識変化が起きない限り、日本勢が優位にならない」。証券アナリストからは悲観的な声が上がる。

 独特の商習慣も日本企業の進出をはばむ。ヤマダ電機は今年、販売不振を理由に5月に南京、6月に天津の店を相次いで閉店した。最大の理由は、「省が違えば隣の国に行くくらい異なる」という中国で、複数の省にまたがる物流網を構築できなかったためだ。

 反日感情も根強い。日本貿易振興機構(ジェトロ)が9月に発表した実態調査では、中国消費者の7割以上が、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題が日本製品の買い控えにつながっていると回答。不買の理由は「本当は買いたいが愛国心が優先する」が50%を超え、「日本に腹が立つ」も42・2%に上った。

 昨年12月、上海に中国1号店を出店した高島屋は、反日デモに配慮。「ほとんど開店のPRができなかった」(広報)結果、当初130億円を見込んだ初年度売上高を60億円に引き下げた。平成24年度決算で中国事業が初の減収減益となった資生堂も日用品などが店頭から撤去された。

 最近は日系メーカーの新車販売台数が前年超えするなど、「不買運動は沈静化してきた」(ジェトロ)。だが百貨店関係者は、韓国が東京電力福島第1原発の汚染水漏れを理由に、水産物の一部輸入を禁じたことなどを挙げ、「解決策の見えない反日感情はくすぶり続ける」とみる。

 こうした中、今年1〜6月の日本企業の中国向け直接投資が前年同期比で約3割落ち込む一方、東南アジア諸国連合への投資は約2倍に増えるなど「脱中国」の動きも広がる。

 ただ「中国で一度構築した物流網や技術を移管する体力のない企業も少なくない」(野村弁護士)ほか、会社清算には当局の税務調査が入るなど手続きが煩雑になるケースもある。

 ある日系中堅アパレルメーカーの上海法人は撤退を決断したところ、地元当局に圧力をかけられた。「中国は進むもひくもできない」。隠れた中国リスクに頭を抱えている。

1297荷主研究者:2013/11/17(日) 13:00:22

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201310300201.html
'13/10/30 中国新聞
広島の酒出荷、前年度超え

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/Tn20131030020101.jpg

 広島県で2012年度(7〜6月の酒造年度)に醸造した日本酒の出荷量が、1986年度以来26年ぶりに前年度を超えたことが県酒造組合のまとめで分かった。前年度比0・7%増とわずかながら増加。高級な銘柄の人気が高まるなどし、消費の減少に歯止めがかかった。

 酒造52社の12年度の出荷量は1万2527キロリットルだった。同組合によると、東日本大震災の被災地の日本酒を買って支援する活動を契機に、地元の酒にも消費者の関心が向いているという。広島県内の酒販会社では、純米や吟醸など高級な銘柄の好調な販売が目立つ。

 日本酒で乾杯する習慣を広げる自治体の条例制定も追い風となっている。東広島市などこれまでに全国で16の県や市町が制定した。

 ただ、出荷量は最盛期に比べ大幅に少ない。12年度はピークの72年度の約6分の1。出荷減に歯止めがかからない酒造会社も目立つ。日本酒造組合中央会(東京)によると、出荷量は11年度に16年ぶりに前年度を超えたが、12年度は2・9%減った。

 県酒造組合は「追い風は吹いている。広島の酒の良さを伝え続けファンを増やしたい」とし、PR活動に力を入れる。

1299とはずがたり:2013/11/17(日) 18:18:49

天然甘味料でも要注意!米国で使用制限広がる
「異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)」があふれる日本
http://diamond.jp/articles/-/42181

コーラなどの炭酸飲料水に入っている糖で、高フルクトース・コーンシロップ=異性化糖(別名「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」)とよばれる天然甘味料をご存知ですか。「天然」と聞くと体によさそうなイメージがわきますが、肥満や糖尿病などの原因として私たちの健康を脅かす存在として、アメリカでは使用禁止運動が広まっています。その結果、高フルクトース・コーンシロップの代わりに、カロリーゼロを売りにした人工甘味料の消費が増えているのですが、今では、どちらも肥満の原因と考えられている、という皮肉な話です。
しかも日本ではそうした最新事情が広まらないまま、高フルクトース・コーンシロップの消費は増えているから要注意です。自覚しないまま生活習慣病のリスクが上がってはいませんか。

1970年代以降は高フルクトース・コーンシロップの消費が激増

まず、高フルクトース・コーンシロップとは、何でしょうか。

「そんな糖聞いたことがない」という方はぜひ、市販の飲料やしょうゆ、ヨーグルトなどの原材料を見てみてください。その多くで「異性化糖」や「果糖ぶどう糖液糖」といった名称が見つかるのではないでしょうか。それが、高フルクトース・コーンシロップの別名なのです。

高フルクトース・コーンシロップ(異性化糖)は、含まれる果糖の割合で分類され、「ぶどう糖果糖液糖」は糖のうちの果糖の割合が 50%未満のもの、「果糖ぶどう糖液糖」は果糖の割合が50%以上90%未満のもの、を意味します。例えば、日本で市販される清涼飲料水には12%程度の高フルクトース・コーンシロップが含まれ、500ml飲んだ場合、60gを摂取することになります。

高フルクトース・コーンシロップは、ぶどう糖と果糖の混合液で、トウモロコシなどのでん粉を酵素処理し生産されます。名称からも「果糖」を多く含むこと、トウモロコシが原料であることが伺えますね。実は、もともとは日本で開発されたものなのです。それが1970年代に米国に導入されると、米国における砂糖の使用、ひいては食文化そのものに歴史的な変化をもたらしました。

というのも米国では、供給地であるキューバでの革命以降、砂糖が不足していました。そこで、高フルクトース・コーンシロップを砂糖の代わりとすべく、米国政府は農家に膨大な助成金を扶助してトウモロコシの生産を後押ししました。最近では遺伝子組み換え技術によって、トウモロコシはさらに安く、大量に生産できるようになっています。

高フルクトース・コーンシロップは、アメリカでの食文化を大きく変化させました。現在では、炭酸飲料、果実飲料、スポーツドリンク、シリアル、ジャム、パン、ヨーグルト、ケチャップなど、米国人が普通に食べるあらゆる食品に使われています。

しかし最近の研究で、高フルクトース・コーンシロップが、肥満や高血圧、糖尿病などの原因と分かり、大問題となっています。また、アメリカのみならず世界中に広がっている肥満と2型糖尿病の原因としても、欧米型の食事スタイルである高炭水化物食、特に糖質の過剰摂取が問題視されており、中でも最大の元凶として高フルクトース・コーンシロップ(主として清涼飲料水から)が問題視されています。最近の報告では、世界人口の8.3%が糖尿病に罹患しており、2030年には9.9%まで増加すると予想されています。糖尿病の増加率は先進国で20%、発展途上国ではなんと69%にのぼります。日本にとっても、けっして対岸の火事ではありません。

では、なぜ高フルクトース・コーンシロップは、肥満や糖尿病などの原因となるのでしょうか。それは、果糖とブドウ糖の違いにカギがあるのです。

1300とはずがたり:2013/11/17(日) 18:19:17
>>1299-1300
果糖とは何か?

さて、果糖とぶどう糖は、何が異なるのでしょうか?

文字から連想されるイメージで「果糖は果物の糖で、ぶどう糖はグラニュー糖や上白糖のことです」と回答された方、残念ながら答えは「ノー」です。

天然甘味料を理解するために、まず糖の最小単位であるブドウ糖と果糖の違いを説明します(表参照)。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/img_e601ffef6e098b814800c35e20604274119379.jpg
表:糖類の基本

果物には果糖だけではなく、ぶどう糖、二糖類、多糖類なども含まれています。また、グラニュー糖や上白糖の主成分であるショ糖は、果糖とぶどう糖が結合した二糖類です。果糖とぶどう糖はどちらも単糖類ですが、私たちの体への働きは両者で大きく異なります。

ぶどう糖はごはんやパン、麺類、イモ類などに多く含まれ、脳の唯一のエネルギー源であり、全身の細胞を活性化するエネルギーとなります。果糖は果物や蜂蜜に含まれており、もともと甘みが強いのが特徴ですが、冷やすと甘みがさらに増します。果物を冷やして食べる習慣があるのはそのためなんですね。

実は、ぶどう糖と果糖は代謝経路が全く異なります。ブドウ糖は小腸から吸収された後、血液中に入り、全身の細胞に運ばれエネルギーとして利用され、余った分が中性脂肪となって貯蓄されます。一方の果糖は、ほとんどが肝臓で代謝されるため直接は血糖を上げませんが、肝臓で中性脂肪などに変換され、余分なものが脂肪として貯蓄される他、脂質異常症を引き起こしたりします。

さらに、ぶどう糖と果糖を摂取した後では、満腹感が違うのです。ブドウ糖を摂取すると、インスリンや血糖値を上昇させ、食欲を抑えるグルカゴン様ペプチド1(GLP?1)の分泌が増加して、食欲を刺激するグレリンというホルモンの分泌を抑えます(本連載の第1回も参考にして下さい)。ですから、ぶどう糖を摂取すると満足感を得て、それ以上は食べものを欲しません。ところが果糖は、インスリン分泌の刺激が弱く、血糖値も直接的には上げません。さらに、GLP?1の分泌も増えず、グレリンの産生が抑制できません。結果、果糖を摂っても満腹感が得られず、また空腹感が減らず、食べものを欲したり食べ過ぎたりする可能性があると考えられるのです。

こうした食欲をコントロールしているのが、摂食中枢と満腹中枢が存在する脳の視床下部です。視床下部と、さらに脳内報酬系が連携して、空腹感や満腹感を調節しているのです。これまでにラットの実験で、果糖を脳に注入すると食べものを探し始め、ぶどう糖を注入すると食べものの摂取が減ることが証明されてきました。ところが、ぶどう糖と果糖を摂ったときになぜ摂食行動が違ってくるのか、私たちヒトの脳の各領域との関係が分かってきたのです。

最近も、イェール大学の研究者たちが、新しい脳機能イメージング法を利用して、ぶどう糖と果糖の摂取後の脳の活性化の違いを調べました。

対象は、健康な成人ボランティア20人(平均年齢31歳)です。この結果、ぶどう糖の摂取後は食欲が減少したのに対して、果糖ではこのような反応は起こりませんでした。やはりぶどう糖の摂取後は空腹感が減り満足感を得たのに対して、果糖はぶどう糖に比べて、空腹感を減らすことができず、満腹感を得にくいということが明らかになりました。

私たちは普段、果物や野菜などに含まれる自然な果糖と、加工食品や清涼飲料水に含まれる果糖、2種類の果糖を摂取しています。後者はたいてい、「異性化糖」という形で摂取することが多く、大量の果糖を一気に摂取する心配があります。これに対し、果物や野菜に含まれる果糖は、食物繊維などの作用でゆっくり吸収されます。さらに、果物や野菜にはビタミンやミネラルなどの栄養素も豊富に含まれていますので、私たちの健康にメリットがあります。

ですから、果物や野菜などの自然な果糖を適量摂取するのはお薦めできる一方、異性化糖入りの飲み物や加工食品の摂り過ぎには注意する必要があるのです。

1301とはずがたり:2013/11/17(日) 18:20:32
>>1298
おお♪
日本協同配合飼料!?

1302とはずがたり:2013/12/01(日) 15:10:45

2013年9月13日(金)
アメリカに工場進出40年、しょうゆに賭けた男たち
http://president.jp/articles/-/10615
PRESIDENT 2013年9月2日号
プレジデント編集部 星野貴彦=文 遠藤素子=撮影

慢性的な赤字事業を「ドル箱」に変えた40年前の挑戦

営業利益の66%を海外事業が稼ぐ
日本企業はいつから米国での現地生産を始めたのか――。最もよく知られている事例はソニーだろう。1972年、米南西部のカリフォルニア州サンディエゴでテレビの組み立て工場を稼働させている。

その翌年の73年、キッコーマンは中西部のウィスコンシン州ウォルワースにしょうゆの醸造工場を建設している。ホンダや日産、トヨタが現地生産を始める約10年前のことだ。このほかにはYKKが74年に南東部のジョージア州メーコンにファスナー工場を建設しているが、原材料の現地調達まで行うという食品工場の建設は、異例だった。

しょうゆの初の海外生産から今年で40年。同社の海外事業は売り上げで46%、営業利益で66%を占めるまでに成長した。現在、海外の生産拠点は北米に2カ所、中国に2カ所、さらに台湾、シンガポール、オランダと7カ所を数える。

世界7カ所で現地生産を進める
キッコーマンは現地生産を始める16年前となる57年、米国に販売会社を設立し、しょうゆの販売を本格的に始めている。しょうゆは少しずつ北米市場に浸透していったが、日本からの輸出では輸送費がかさむこともあり、慢性的な赤字事業だった。この赤字事業を「ドル箱」に変えたのが、「海外通」の茂木友三郎名誉会長だ。

創業家出身の茂木は、61年にコロンビア大学ビジネススクールで日本人初のMBAを取得。当初は「家業」であるしょうゆにそれほどの思い入れはなかったようだが、現地でのしょうゆの試食販売(デモンストレーション)のアルバイトの経験などから、「しょうゆを海外で売る」という未知の仕事に魅了されていく。

しょうゆの本格的な普及には、現地の食文化に取り入れてもらう必要がある。そうした考えから、同社では、レシピの開発や店頭でのデモンストレーションなど、さまざまなマーケティング活動に力を入れた。そのうち、肉をしょうゆに浸して焼く「テリヤキ」という食べ方が人気を集めるようになった。消費は順調に伸び、現地生産の開始で事業は一気に拡大した。

市場のないところに、市場をつくる。アジアの見知らぬ調味料を、米国の食卓に溶け込ませる。なぜそうした挑戦が成功したのか。1つの答えが、同社の人事政策にある。

茂木は海外事業を担う「グローバル人材」の要件として、「異文化に順応するのではなく、適応することが必要だ」と著書で述べている。

「適応性は順応性と違う。順応性というのは、一応適応はするが、元に戻らなくなってしまうことを指す。たとえば、アメリカに住んだらアメリカ人になってしまうということだ。適応性とは相手が変われば、それに応じて自分も柔軟に適応できる能力のことである。アメリカに住めばアメリカの文化に、ヨーロッパに行けばヨーロッパの文化に適応できる人でなくてはならない」(『キッコーマンのグローバル経営』)

具体的にはどういうことか。同社の海外事業を担ってきた2人のキャリアから、その手法を探ってみたい。

海外勤務は35年目「いつでもどこでも参ります」

「私が入社した1973年にアメリカに工場ができたんです。『これはチャンスがあるかもしれない』と思って、入社5年目のとき『アメリカでしょうゆを売りたい』と上司に申し出た。まさか、それから30年以上も海外勤務を続けるとは思いませんでしたが」

キッコーマンの取締役常務執行役員で米国販売会社の社長を務める島田政直は、35年前に米国へ出向して以来、一貫して海外で働いてきた。

島田は大学卒業後の73年にキッコーマンへ入社。ワイン課に配属され、都内の小売店の営業担当となった。

当時、自宅は東京・世田谷区にあった。小田急電鉄の祖師ヶ谷大蔵駅から帰る途中、商店街を抜けた先で焼き鳥屋の前を通る。そのたびに、しょうゆの焦げたにおいが、鼻腔をくすぐった。

「しょうゆと肉の相性は抜群。店頭で肉をしょうゆで焼く実演をすれば、アメリカでも絶対に売れる」
(以下略)

1305とはずがたり:2013/12/12(木) 16:46:12

日本製粉、小麦粉をまた値上げ…来年1月から
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20131211-OYT1T00985.htm

 製粉大手の日本製粉は11日、家庭用小麦粉の商品価格を来年1月6日出荷分から約1〜3%値上げする、と発表した。

 クッキーなどに使う薄力粉や、パンに使われる強力粉など17品目が対象。

 代表銘柄である薄力粉のハート(1キロ・グラム)は、平均店頭価格(248円)が5円程度値上がりする見通しだ。政府が10月1日から、輸入小麦の売り渡し価格を平均4・1%引き上げたためで、同社の家庭用小麦粉の値上げは今年7月以来となる。すでに、日清製粉グループ本社や昭和産業も、値上げを発表している。

(2013年12月11日19時14分 読売新聞)

1306とはずがたり:2013/12/15(日) 16:32:58

便利でも不安要素だらけ!管理栄養士が絶対食べないNG食品4つ
美レンジャー 2013年11月17日 08時00分 (2013年11月26日 18時44分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/woman_clm/20131117/Biranger_85798.html

皆さんが今口にしているその食品は、どんな理由で選びましたか? カロリーが控えめでダイエット向きだから? 体によさそうと感じたから? 実はその食品選び、間違っているかもしれません。
今回は、管理栄養士が食べない NG食品をご紹介したいと思います。

■1:○○の素
管理栄養士の高橋さんが警鐘を鳴らすのが、身近な食品である“○○の素”です。カレールーや、鍋の素、炒め物の素など、便利な調味料には落とし穴がいっぱいだそう。
それぞれの原材料を見てみると、カレールーで一番多いのは脂、鍋の素は果糖ぶどう糖液糖というコーンシロップ、そのほか添加物も多数。いくら簡単に出来るとはいえ、脂のカレーやコーンシロップ鍋は食べたくないですよね?

■2:ドレッシング
ドレッシングに脂が多いのは皆さんご存知かと思いますが、意外な落とし穴は“ノンオイルドレッシング”です。ノンオイルならヘルシー!と思ったら大間違い。実は、鍋の素と同じ果糖ブドウ糖液糖が一番多く使われているのです。
せっかくノンオイルでも、シロップをサラダにかけていたら、ヘルシーではないですよね。

■3:ゼロカロリー食品
これは、一番気をつけていただきたい食品です。ゼロカロリーでも太ります。まず、ゼロカロリーと言っても「5kcal以下であれば0kcalと表示してよい」という食品表示法のルールがあるので、厳密にはゼロではありません。
しかし、そんなに低カロリーなのにしっかり甘さを感じるのは、人工甘味料の力です。人工甘味料は、砂糖の何百倍もの甘みがあるので、低カロリーにすることが出来るのですが、カラダは砂糖と人口甘味料の区別がつきません。
人工甘味料を摂ることで、砂糖を摂ったときと同じように大量のインスリンを出してしまいます。すると、カラダは低血糖状態になり、また甘いものが欲しくなります。インスリンで下げた血糖は、脂肪としてカラダに蓄積されるので、低カロリーなはずなのに太ってしまうという訳です。

■4:コンビニの食品
24時間いつでも食べ物を買う事が出来るのはとても便利ですが、常温又は冷蔵でも、何時間も腐らない食べ物っておかしいですよね。常温コーナーのパンやお菓子はもちろん、おにぎりやお弁当にも、腐らせないためにたくさんの保存料が使われています。
一番怖いのは、ほとんどのパンやお菓子に使われているショートニングやマーガリン。

これは、“食べるプラスチック”とも言われ、自然界には存在しない脂のためカラダに入ると悪さをします。便利である事は間違いありませんが、健康にとってどうなのか?ということを、少し考えてみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか? 管理栄養士の方が指摘する食品の意外な落とし穴。皆さんは、知らぬうちに落とし穴にはまってはいませんでしたか? これを機に、食生活を今一度見つめ直してみてくださいね。

1307荷主研究者:2013/12/28(土) 23:50:23

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2013/11/26-13722.html
2013年11月26日 化学工業日報
三菱化学 食品機能材 20年に倍増以上に

 三菱化学は、乳化剤や甘味料などの食品機能材事業を強化する。アジアを中心に市場が急速に拡大していることに対応するもので、主力の乳化剤で東南アジアに新工場を建設する検討に入った。早ければ2016年の稼働を見込む。アジアに進出しているコンビニエンスストアなどとの連携や川下分野で新たなビジネスモデルも構築。発酵製品などでM&A(合併・買収)を含めた製品ラインの拡充を図る。20年ををめどに現状約200億円の事業規模を400億?500億円に引き上げる。

1308荷主研究者:2013/12/29(日) 00:45:59

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20131204_2
2013/12/04 岩手日報
岩泉乳業、工場増設へ 主力ヨーグルトが好調
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 岩泉町の第三セクター岩泉乳業(山下欽也社長)は主力製品の「岩泉ヨーグルト」増産のため第3工場を建設する。一時は牛乳消費の低迷や大手との競合から、町の巨額融資を受ける厳しい経営を強いられたが、2008年度に牛乳からヨーグルトに主力を転換、11年度に経常損益の黒字化を果たした。来年度は約1億8千万円の累積赤字解消も視野に入る。来年10月を見込む新工場稼働後の生産量は現在の約2倍の日量8・8トンとなり、全国の需要に応える。

 町は4日開会の町議会12月定例会に補助金4億円を盛り込んだ補正予算案を提案する。同社や町によると、新工場は同町乙茂の本社工場と第2工場に隣接する旧下閉伊北部家畜市場(町有地)を活用。鉄骨平屋で延べ床面積は約660平方メートル。新規の生産ラインを導入する。総事業費は約4億3千万円を見込み同社も一部負担する。

 来年度の従業員は本年度から7人増の45人を予定。山下社長は「工場新設により町内で生産される生乳を全て受け入れられる体制が整う。地域の酪農家とともに経営体力をつけて、魅力ある商品を生産していきたい」と今後の道筋を描く。

1309荷主研究者:2014/01/05(日) 14:43:47

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131214/bsd1312141901019-n1.htm
2013.12.15 06:45 Fuji Sankei Business i.
コンビニのコーヒーは必ず儲かる?! 何度失敗しても諦めなかった理由

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/bsd1312141901019-p1.jpg
コーヒー消費の現状早わかり

 大手全社が販売する淹れたてコーヒー。今年1月、セブン−イレブンが最後に参入し、カフェチェーンを凌ぐ勢いで伸びているという。なぜ注力するのか。「売り上げ以外の目的」を明らかにする。

 コーヒーを飲むならコンビニで。コーヒーをテークアウトするのもコンビニで。こんな時代がそこまできている。

 弁当・PB商品の強化、酒類やタバコの取り扱い、デザートの拡充など、他業種の機能を付加しては磨き上げ、成長してきたコンビニ各社がいま一斉に強化しているのが、淹れたてのコーヒーだ。販売スタイルや価格、メニュー構成は各社異なるものの、売り上げはどこも絶好調といっていい。

 活気づくコンビニコーヒーの最前線から透けて見えるのは、この商材の持つポテンシャルの高さだ。喫茶店やファストフード店からただ顧客を奪うだけではない。単に売り上げにオンするだけでもない。コンビニコーヒーは、さまざまな波及効果をもたらしている。

原価率は平均の半分以下

 コンビニが淹れたてコーヒーに挑戦するのは今回が初めてではない。各社とも、過去10年近く何度もトライしては縮小、もしくは撤退を繰り返してきた。諦めずコーヒーに挑んできた第1の理由は、その利益率の高さにある。

 UBS証券でアナリストを務める守屋のぞみ氏はこう断言する。

 「コンビニが扱う商品の平均原価率は70%ですが、淹れたてコーヒーはそれよりも原価が低く、粗利率が高い。100円台の販売価格で十分な利益が見込める商材です。コンビニチェーンがやはり力を入れている生鮮食品は、有望なカテゴリーではあるものの、ロス率が高いという難点がありますから、利益率が高い淹れたてのコーヒーと合わせて、採算のバランスをとっていると見ています」

 某大手セルフ式コーヒーチェーンの数字を参考に、コンビニコーヒーの原価を探ってみよう。コーヒー豆を自家焙煎し、国内に約1000店舗を展開しているこのチェーンの原価率は18%とされる。

 コンビニは、豆を商社から仕入れ、焙煎をAGFやUCCといった専門企業に委託しているため原価率はこれより高くなるが、店舗数は桁違いに多い。仕入れ規模を考えると20%台前半の数字、いや、20%を切る数字も不可能ではないだろう。

 セルフ方式を採用している「セブンカフェ」のコーヒーの値段は100円。仮に原価率を20%と想定しても、1杯売れば80円の粗利が転がり込む。1日80杯のペースで販売すると、1店あたりの粗利は年間で約230万円。全店(約1万5500店)への導入が実現すれば、淹れたてコーヒー単体での粗利合計は約360億円に及ぶ。

 「セブンカフェ」導入にあたり、セブン−イレブンは富士電機と共同で1杯ずつ豆をひいてドリップするマシンを開発しているが、このマシンのコストは従来型エスプレッソマシンの約4分の1程度。イニシャルコストを徹底的に抑えた。

 ロス率も食品としては例外的に低い。1杯ずつコーヒーを淹れるため、オーダーミスさえなければ廃棄はゼロだ。

 缶コーヒーやチルドコーヒーへの影響も思いのほか出ていない。「淹れたてコーヒーのぶんだけ売り上げがプラスになった」というセブン−イレブンに対して、他チェーンは「影響はある」と認めるものの、その程度は「多少」。プラス効果のほうが断然大きい。

 コーヒーは、コンビニの次の成長モデルをつくるキラーコンテンツでもある。コンビニの売り上げを過去5年で20%以上も押し上げたタバコの勢いは一段落した。

 総売上高の25〜30%を占める主要商材となったタバコも、今後は喫煙人口と比例して売り上げ減が予想される。かといって弁当・惣菜のこれ以上の大きな伸びは期待しづらい。

 新たな「金脈」がほしいコンビニにとって、淹れたてコーヒーは導入すれば必ず売れる、しかも粗利が稼げる有望商品だ。

 「認知度を上げるためエリアごとに導入を図っていますが、未導入のエリアからは『早くこちらにも入れて』との声が多数寄せられている。他社と協力体制を取りながら、氷やコーヒー豆、機械の調達を急ぎ、8月末までに全店導入を実現させたい」(セブン−イレブン・ジャパン FF・デイリー部 FF・惣菜シニアマーチャンダイザー・和瀬田純子氏談/8月上旬時点)(三田村蕗子=文 向井 渉=撮影)

1310荷主研究者:2014/01/05(日) 14:44:45
>>1309-1310
コンビニ4店の淹れたてコーヒー

セブンカフェ(セブン−イレブン)

 【価格】100円(ホット・R)

 【開始時期】2013年1月

 1日の販売数は約83杯。リピート購入率は55%超。マシン、カップなどのデザインは佐藤可士和氏によるもの。目標の4割増で推移し、発売から約半年で1億杯を売り上げた。

MACHI cafe(ローソン)

 【価格】180円(ブレンド・Mサイズ)

 【開始時期】2011年1月

 チェーンの中で唯一店員が淹れるスタイルを取る。立地よりも接客力の高い店の売れ行きが好調で、「コーヒーが売れるお店では(高額の)うなぎ弁当も売れた」という。

あじわいファミマカフェ(ファミリーマート)

 【価格】150円(ブレンド・ラテ)

 【開始時期】2012年9月

 顧客の男女比は49:51。ブレンドとラテを同価格にしてわかりやすさを訴求。オフィスビルの中、高速道路のSAで好調という。試飲会をして売り上げが3倍になった店舗も。

M’sスタイルコーヒー(ミニストップ)

 【価格】150円(ホット・レギュラー)

 【開始時期】2010年11月

 顧客の中心は男性。店舗スタッフがまとめてドリップしてポットに入れてある。自分で好きな量だけ注ぐスタイルを取っており、フルに入れれば260ml。(PRESIDENT Online)

1312とはずがたり:2014/01/05(日) 16:27:17

日清とサンヨーが激突「生麺特許戦争」の行方
袋麺の業界地図は激変 特許紛争で激闘
http://toyokeizai.net/articles/-/27008
伊藤 歩 :金融ジャーナリスト 2013年12月24日

東洋水産の袋麺「マルちゃん正麺」の快進撃が続いている。10月4日、2011年11月の発売から2年を待たずに販売累計5億食を達成した。

即席麺の主役は長らくカップ麺だった。1971年に日清食品がカップヌードルを発売し、その13年後の84年、カップ麺の生産高は袋麺を逆転。袋麺は86年の1610億円でピークアウトし、10年度は1130億円。同じ年のカップ麺は袋麺の3倍の3367億円に及ぶ。

その業界構造を一変させ、袋麺復活の起爆剤となったのが「マルちゃん正麺」。13年度の袋麺生産高は99年当時に近い1290億円への復活が予想されている(以上数値は日刊経済通信社調べ)。

即席麺全体では、カップ麺で業界シェア4割を握る日清がガリバーだが、袋麺に限れば、最後発だったサンヨー食品が約40年間にわたってトップシェアを維持してきた。だが、東洋水産の猛追で首位陥落はほぼ確実だ。

生麺に近い食感のノンフライ縮れ麺「マルちゃん正麺」の後を追い、大手各社も相次いで生麺タイプの袋麺を投入。日清は12年8月にノンフライストレート麺の「ラ王」、サンヨーは12年9月にフライストレート麺の「麺の力」を投入している。

そんな中で日清が特許侵害でサンヨーを訴えたのは、12年12月のこと。日清はサンヨーのストレート麺使用即席麺11商品の製造・販売の差し止めと、2億6652万円の損害賠償を求めた。

両社とも係争中であることを理由に取材を拒否しているが、公表資料などを基に経過をトレースすると以下のようになる。

日清は09年2月にストレート麺の特許を出願。同年10月に特許を取得し、2カ月後の12月に特許掲載公報が公開された。特許出願前の08年9月発売の「どん兵衛ぴんそば」から、この技術をカップ麺で相次いで採用し、12年8月にはカップ麺から袋麺へリニューアルした「ラ王」にも採用した。

一方のサンヨーもストレート麺の特許を11年2月に出願。同年11月に特許を取得し、12年1月に特許掲載公報が公開されている。製品への採用は11年5月のカップ焼きそばが最初だ。

訴訟申し立て直後、日清は記者の取材に対し「11年7月から12年8月までの間に8回交渉したが解決に至らなかった」とコメントしている。ストレート麺のカップ焼きそばを見て、日清はサンヨーに抗議。交渉途中で公開されたサンヨーの特許掲載公報を見て証拠を確保できたと考え、提訴を決めた可能性が高い。

この裁判における争点は大きく分けて2点ある。一つが訴訟対象物は何なのか、もう一つが、サンヨーは日清のストレート麺特許を侵害しているかだ。

まず訴訟対象物は何なのか、という点。「生麺を油で揚げたり乾燥させたりしたものが即席麺の最終製品。日清の特許は生麺という中間品に関するものであり、最終製品の発明ではない、ゆえに製造販売の差し止めという申し立ては成り立たない」というのがサンヨーの主張だ。

一方の日清は「中間品は最終製品に含まれるから、発明の実施行為に当たる」と主張してきた。ところが、13年10月になって、日清は訴訟対象物をサンヨーの主張どおりに最終製品から中間品に切り替えている。この点では、サンヨーの主張が勝利を収めた格好だ。

1313とはずがたり:2014/01/05(日) 16:28:26
>>1312-1313

製法は異なっている

そのため残された争点は、サンヨーが日清のストレート麺特許を侵害しているのか、という点になる。この争いは非常に複雑だ。

両社のストレート麺とも、ベルトコンベヤー上にらせんを描きながら麺を積み上げることによって、湯戻し時に麺がまっすぐになるようにしている。ベルトコンベヤーの上に切り出された生麺の形状は素人目にはどちらも同じに見える。サンヨーは「らせんの形状が異なっており、日清とはまったくの別物」と主張するが、その差は微妙だ。

しかし、ここでサンヨーが持ち出したのが、「PBP(プロダクト・バイ・プロセス)クレーム」というもの。これは、製造方法の記載を付属した特許のことで、主に医薬品分野で使われる出願方法だ。「医薬品は、成分の化学式が同じでも作り方が違うと効能も異なる場合がある」(特許に詳しい上山浩弁護士・弁理士)からだ。

サンヨーは日清の特許はPBPクレームだと主張している。日清のストレート麺は、切り出し速度、ベルトコンベヤーの速度、切り刃から麺線を剥離する際の位置などの条件を調整している点に特徴がある。それに対して、サンヨーのストレート麺は、切り出しの際に強く気流を当てるうえ、その気流のために従来にはない特別な装置を使用しており製法がまったく違う、というのだ。

訴訟対象物はサンヨーの主張通りに

訴訟対象物についてはサンヨーの主張どおりになった。あとは裁判所が「日清の発明はPBPクレーム」と認めればサンヨーが完勝だ。素人目にはサンヨー有利に見える。

しかし、そうではないようだ。ややこしいことに、PBPクレームには真正(製造方法が違っていても侵害)と不真正(製造方法が違えば非侵害)がある。サンヨーが勝つには、裁判所が「日清の発明は不真正のPBPクレーム」と認める必要があるが、「そのハードルは高い」(前出の上山弁護士)という。そればかりか、「日清の発明は、実質的にはPBPクレームに当たらない可能性が高い」(上山弁護士)という。

そもそも日清はチキンラーメンを世に送り出した半世紀以上前から、他社による特許侵害に対し、極めて厳しい対応を取り続けてきた会社として知られている。

訴訟記録を見るかぎり、日清が特許使用料を請求した形跡はなく、徹頭徹尾、製造・販売の差し止めで攻めている。サンヨーは袋麺で高いシェアを持っており、使用料を取ることで収入を得る方法もありえるのだが、そうした考えはまったくないようだ。

日清がサンヨーのみを訴えているのは、マルちゃん正麺の麺は、ストレート麺ではなく縮れ麺だから。明星食品の「究麺」はストレート麺ではあるが、同社は日清のグループ会社だ。

こうした戦いをしている間にも、縮れ麺のマルちゃん正麺が快進撃を続けているのは皮肉といえるだろう。

(撮影:梅谷 秀司)
(週刊東洋経済2013年12月28日ー1月4日新春合併特大号)

1314荷主研究者:2014/01/12(日) 14:18:23

http://www.sankeibiz.jp/business/news/131224/bsc1312241713007-n1.htm
2013.12.24 17:12 Fuji Sankei Business i.
キユーピー、アヲハタを子会社化へ パン周辺事業を集約

 キユーピーは24日、グループ事業の再編として、今後1年間かけて関連会社のアヲハタを子会社化し、ジャムなどパン周辺事業をアヲハタに集約すると発表した。アヲハタの上場は維持する予定。

 キユーピーは現在、アヲハタに16.16%を出資し、持分法適用の関連会社という位置付けとしている。事業面ではジャムやスプレッドなどパン周辺事業について、キユーピーがジャムなどアヲハタの商品の販売を担当しているほか、キユーピーが独自に手掛けている商品もある。今回、これらの事業をアヲハタに集約させることで、この担当子会社という位置付けをはっきりさせる。

 まず25日から来年1月29日までかけて、1株あたり1510円で株式公開買付け(TOB)する。TOBを行うのは、最終的に保有比率が発行済み株数の3分の1を超えるため。これにより、キユーピーの持ち株比率は35.48〜39.0%まで上昇する。

 さらに、キユーピーでは、パン周辺事業を来年12月1日付で会社分割し、アヲハタに吸収させて承継させる。これにより、キユーピーの持ち株会社は45.0〜48.0%にまで上昇する。

1315とはずがたり:2014/01/14(火) 17:42:57

サントリーHDが米ウイスキー大手買収で合意、1兆6500億円
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA0C00E20140113
2014年 01月 14日 03:27

[東京/ロンドン 13日 ロイター] -サントリーホールディングスSUNTH.ULは13日、米ビーム社(イリノイ州)(BEAM.N: 株価, 企業情報, レポート)の全株式を1株あたり83.5ドル、総額160億ドル(約1兆6500億円)で取得、買収することで合意したと発表した。2014年6月までに買収を完了させる予定。

サントリーによると、ビーム社とサントリーのスピリッツ事業をあわせた売上高は43億ドル(約4450億円)を超え、世界のプレミアムスピリッツ市場において第3位となる。サントリーHDの佐治信忠社長は「世界でも類を見ない強力なポートフォリオを持つスピリッツ事業が誕生することになり、グローバルにさらに大きく成長できることを確信している」とコメントしている。

ビーム社は、バーボンウイスキーの「ジムビーム」やスコッチウイスキーの「ティーチャーズ」などで知られている。買収後は、両社の強力なブランドの展開に加え、販売流通網の拡大や技術交流の深化によって、グローバルな成長の実現を図る。

ビーム社は、米国でウイスキーシェア第2位と強い基盤があるほか、インドやロシア、ブラジルなどでも強く、サントリーは、こうした販路を活用できる。また、両社が一緒になることで、世界の5大ウイスキーの全てのブランドを保有することになる。

買収は、両社の取締役会で全会一致の承認を得ており、今後、ビーム社の株主や規制当局の承認、その他必要な手続きを終了後、完了する予定。

買収額160億ドルは、ビーム社の負債を含む。1株あたりの買収金額は、ビーム社の1月10日の終値66.97ドルを25%上回っており、過去3カ月の加重平均株価を24%上回っている。

買収資金は、手元資金と三菱東京UFJ銀行から調達予定。

サントリーHDは昨年、海外での買収をにらみ、飲料部門のサントリー食品インターナショナル(2587.T: 株価, ニュース, レポート)の上場を通じて資金を調達している。

1株あたり83.5ドルの買収価格はビーム社の利払い・税・償却前利益(EBITDA)の20倍以上の水準。これは仏飲料大手ペルノ・リカール(PERP.PA: 株価, 企業情報, レポート)が2008年に「アブソリュート」ウォッカの製造元を買収した際に支払った過去最高の20.8倍に迫る。

バーンスタイン・リサーチのアナリスト、トレバー・スターリング氏は、サントリーは事業の90%以上を日本国内で展開する一方、ビーム社は今後も米国内で事業を継続することから、アブソリュート・ウォッカの買収と違い、コスト削減の機会は少ないと分析している。

また買収額の割高感から、ライバルの英ディアジオ(DGE.L: 株価, 企業情報, レポート)やペルノ・リカールが対抗案を提示する可能性も低いとの見方を示した。

ビームは2011年10月に独立の上場スピリッツ企業となって以降、格好の買収標的と目されてきた。アナリストなどの間では、豊富なバーボン商品を持つビームを、ディアジオが買収すれば理にかなうとの見方が出ていた。ディアジオは多くのスコッチウイスキー商品を持つが、バーボンは手薄なためだ。

同日中盤の米株式市場で、ビーム株価は約24%急騰している。一時83.55ドルまで上昇した。

ビーム社の発表によると、何らかの事情で買収が実現しなかった場合、ビームは契約解除のため、サントリーに対し4億2500万ドルの手数料を支払う。

サントリーの条件を上回る買収案を受けた場合の契約解除手数料は2億7500万ドルとしている。

サントリーは、1971年からビーム社のカナディアンクラブを日本で販売。現在、18ブランドを取り扱っている。一方、ビーム社は、2010年からシンガポールでサントリー商品の取り扱いを開始。現在、9ブランドの販売を行っている。

サントリーのフィナンシャルアドバーザーは三菱UFJモルガン・スタンレー、法務アドバイザーは Cleary Gottlieb Steen & Hamilton LLP。ビーム社のフィナンシャルアドバイザーはクレディスイスとCenterview Partners、法務アドバイザーはSidley Austin LLPが務めた。

1316とはずがたり:2014/01/21(火) 20:55:17
ビール業界“プレミアム戦争”幕開け アサヒ、キリンも満を持して参入
http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20140121501.html
フジサンケイビジネスアイ2014年1月21日(火)07:41

 ビール大手4社による「プレミアム戦争」の幕が開こうとしている。業界首位のアサヒビールと2位のキリンビールが本格参戦、先行するサントリー酒類とサッポロビールに挑む。高齢化や嗜好(しこう)の多様化からビール類の消費量は今年も減少し10年連続で前年割れとなる見込み。対照的に人気が高まるプレミアムビールでの攻防は、各社にとって負けられない戦いとなる。

 「プレミアム版を発売すべきかどうか、かなり悩んだ」。今月10日、キリンの磯崎功典社長は年間方針の発表会見で、「一番搾りプレミアム」の発売についてこう打ち明けた。

 看板商品「一番搾り」は価格こそ350ミリリットル缶で200円余りとレギュラー水準。だが、原料から最初に抽出した麦汁だけを醸造するという「そもそもプレミアムなビールと自負してきた」(磯崎社長)だけに、ゴーサインを出すまでに時間がかかったという。「ドライプレミアム」の一般販売を2月18日に始めるアサヒも似ている。昨年6月のギフト用発売から8カ月を費やした。

 上位2社がプレミアム版を主力商品として打ち出すことに慎重だったのには、理由がある。稼ぎ頭である従来品のイメージ低下やプレミアム版との「共食い」を懸念したからだ。

 その対策として、アサヒは昨年12月、従来品の「スーパードライ」の製法を改良。「ドライシリーズの固定客を増やそう」(小路明善社長)と商品力の底上げを図った上で、満を持してプレミアム版を投入する。

 キリンも24日、一番搾りの刷新を発表する予定。6月に売り出すプレミアム版は、缶入りを出さず瓶容器にこだわり、従来品との差異化を図る。迎え撃つ2社は、アサヒとキリンの本格参戦を歓迎。サントリー酒類の相場康則社長は「飲み比べによって、ビール市場全体が活性化するだろう。プレミアム戦争のようになることを期待している」と勝ち戦に自信を示す。

 同社は「プレミアムに特化する戦略」(他メーカー関係者)で、シェア拡大の決め手をつかんだ。今年も「ザ・プレミアム・モルツ」のキャンペーンを切れ目なく展開し、2%増の販売を目指す。サッポロも強気だ。老舗ブランド「エビスビール」は昨年、販売量が1.7%増と3年ぶりに前年実績を上回ったが、今年は4%増を目指す。

 「誕生以来124年にわたり築いてきたブランド価値を最大限に生かす」と尾賀真城社長は鼻息が荒い。今年はより高価な新商品やギフト専用品を発売するほか、販促費を40%上積みしてプレミアム人気を取り込む。

 ビールの昨年の課税出荷量は5年前の08年と比べ約15%減少した。その中で、ビールの1割前後だったプレミアムの割合は14%弱まで拡大。加えて、プレミアム版は価格を従来品より1〜2割高く設定できるため収益性が高いという事情も、各社を「戦争」へと駆り立てる。4社による競争でプレミアム人気がさらに高まるのは確実とみられ、サッポロの尾賀社長は「市場の10%拡大もありうる」と期待をにじませる。

 一方、消費税増税で低価格志向が高まれば、第3のビールが支持を広げるのは必至だ。手ごろな価格と高いアルコール度が好まれる缶チューハイなども成長が見込まれ、女性を中心にワインも人気だ。こうした商品とのミックス戦略も必要だが、本家であるビールでの戦いに負けは許されない。(山沢義徳)

1317とはずがたり:2014/01/21(火) 20:57:21
輸入自由化を!

明治がチーズやマーガリンを値上げ 価格変更や容量削減、最大20%超割高も
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140121560.html
産経新聞2014年1月21日(火)18:17

 明治は21日、円安による輸入チーズや油脂などの価格高止まりをうけ、市販用チーズとマーガリン計30品目の値上げと容量変更を3月1日行うと発表した。価格や容量の改定率はマーガリンが6・3〜6・7%で、チーズは7・5%〜20%。「北海道十勝とろけるチーズ 使い切り5パック」は125グラムから100グラムに減量、想定小売価格288円は据え置く。

 値上げ実施は平成20年9月以来5年半ぶり。同社は「国産のチーズ向け生乳取引価格も3年連続上昇しており、コスト吸収の限界」としている。

 乳製品をめぐっては昨秋以降、雪印メグミルクや森永乳業などの大手が相次ぎ値上げに踏み切っている。

1318とはずがたり:2014/01/28(火) 00:16:44
>>1315

野村によるリーマンアジア欧州部門http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/1569http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/1571http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/1860http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036658425/2251-2255,日本板硝子によるピルキントンhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1038577774/378-387nと大阪系資本(当然野村含む♪)のイケイケ海外部門お買い上げはなかなか巧く行かない事が多い気がする。。(;´Д`)サントリーも京都系企業である。ダイキンによるグッドマン・グローバルhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1036413767/1323-1325買収共々頑張って欲しい。
日本勢の海外企業買収の成功は日本たばこによるRJRナビスコの海外煙草部門やギャラハーの買収とかhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1223566495/211-213nだが。。

成長を求めて巨額M&A
サントリー“最後の賭け”
http://diamond.jp/articles/-/47591

サントリーホールディングスが世界有数のバーボンウイスキー、ジムビームなどの製造元ビーム社を約1兆6800億円で買収する。蒸留酒事業世界3位に浮上するが、そのリスクも大きい。

 サントリーホールディングス(HD)は13日、米国の大手酒類メーカーのビーム社を160億ドル(約1兆6800億円。1ドル105円で換算、以下同)で買収することに合意したと発表した。

 かねて「成長のためのM&Aは機会があれば積極的に行う」(佐治信忠・サントリーHD社長)と宣言し、実行してきたサントリーHDだが、今回は額が1桁違う。1980年代からサントリーグループが行ってきた海外M&Aの総合計額を上回るのだ。

 買収額のうち1兆円以上が銀行借り入れによる調達となる。この巨額の資金調達は、昨年7月に子会社のサントリー食品インターナショナルが上場したことによるところが大きい。

 この上場でサントリーHDは、手持ちの同社株売却益などで4000億円超のキャッシュを手にし、実質無借金状態を達成したのだ。

 非上場のサントリーHDは創業以来、借金依存度が高かった。約1年前の2012年期末時点でのD/Eレシオ(有利子負債÷株主資本)で同業他社と比較すると、アサヒグループHD0.66、キリンHD0.99に対して、サントリーHDは1.14だった。

 そのため、「これまであまたの投資案件が持ち込まれたが、負債比率が高過ぎて断念したことが多くあった」(金融関係者)。

 実はビーム社もそんな案件の一つで、1年ほど前からサントリーHDは検討していた。一時は産業革新機構との共同買収というスキームが浮上したが、頓挫。それが、前述の財務改善で資金調達が可能となり、今回の決定になった。

 しかし、サントリーHDは再び巨額の負債を抱え込むことになる。悲願の無借金状態を返上しても買収に動いたのは、成長のためだ。

1319とはずがたり:2014/01/28(火) 00:17:07
>>1318-1319
 英国調査会社IWSRの調査によると、12年の世界の蒸留酒の市場規模は約1711億ドル(約17兆9655億円)で、2年連続6%成長。日本市場は約71億ドル(約7455億円)で3%成長。一方、国内のビール市場はここ数年縮小が続いている。現在、蒸留酒で世界10位のサントリーHDだけが、国内酒類会社で蒸留酒の世界市場に挑戦できる基盤を持つ。

 同社は国産洋酒(蒸留酒)で成長したが、高度成長期の日本でビール市場が隆盛するに当たり63年に再参入(30年に一度参入したが後に撤退)し、会社の規模を拡大。黒字転換する08年まで主に蒸留酒事業の利益が支えた。今日国内のビール市場が頭打ちの中で、将来を見越して、成長する世界の蒸留酒市場に注力していく戦略だ。

 すでにサントリーHDは13年から国内でジムビームの販売代理権を持ち、ビーム社もシンガポールなどの東南アジアでサントリー商品を販売している。統合により、現在海外での売り上げが少ないサントリー酒類の製品も、ビーム社ルートでの販売が期待できる。

成功体験がなく
法令の影響が大きい
酒類分野での買収

 今後の注目ポイントは何といっても「自らの事業規模よりも大きい規模の、これまで経験のない形の買収を成功させることができるか否か」に尽きる。

 12年通期のサントリーHDの蒸留酒事業の売上高は2394億円で、ビーム社は3224億円(ともに酒税込み)と、事業規模はサントリーよりも大きい。

 さらにサントリーHDは日本のウイスキー市場においては約60%のシェアを握る最大手だが、海外での酒類事業は小さい。M&Aも89年に149億円で買収した英国スコッチウイスキーメーカーのモリソン・ボウモア社、04年に20億円を投じ資本参加したフランスのルジェ・ラグート社くらいだ。

 ペプシやオランジーナなど、飲料部門では海外M&Aで成功体験を積み、自信をつけているだろうが、「酒類は食品・飲料に比べ、各国の法令の影響に大きく左右され事業の自由が利かなくて、難しい」(大手ビール会社幹部)。

「ビーム社のキャッシュフローによりD/Eレシオは今後改善していくことが期待できる」とサントリーHDでは見込むものの、もくろみ通り進むかどうかは未知数だ。事業が予測より下振れすれば、のれん代の減損処理も必要になってくる。

 また、ビーム社はアメリカンウイスキーでは米国首位クラスではあるものの、下表でもわかるように、ブランドごとの強さという点では世界的に見て必ずしもトップではない。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/img_dd28bb4a478c9987f3d7028c340356f172123.gif

 今回の買収による負債の増大を見越して、ムーディーズ・ジャパンは14日、現在「A3」のサントリーHDの格付けを格下げ方向で見直すと発表した。

 自社の歴史の中ではもちろん、国内でも他に例を見ない巨額M&Aを成功させることができるか否か。うまく成功させれば、次代に成長基盤を引き継ぐことで、引退を示唆している佐治社長の花道を飾ることになるが、失敗すればグループ経営の屋台骨を揺るがしかねない。“佐治サントリー”は最後にして、最大の賭けに出た。

 (「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)

1320とはずがたり:2014/01/31(金) 19:04:36

ご当地ブランドに打撃 ニチネン飲料水回収
http://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-CK2014013102000166.html
東京新聞2014年1月31日(金)02:00

 飲料水製造などのニチネン(埼玉県)が尾瀬工場(片品村)で生産したミネラルウオーターから有害な化学物質が検出された問題。県内の雄大な自然を象徴する「尾瀬」と、全国的に人気を集めている県のキャラクター「ぐんまちゃん」という二つの「ブランド」を付けた商品だけに、県は対応に頭を悩ませている。 (菅原洋)

 県が工場へ立ち入り検査をしたのは、今月の九日と十五日。ペットボトルと、段ボール箱に入れた商品を運搬する際に使ったプラスチック製の敷板から、ともに気化した微量のジクロロベンゼンが検出された。

 工場は回収対象の商品を生産した昨年九〜十月ごろ、敷板を新調。敷板の使用上の注意に、商品に異臭などが付かないように約一週間過ぎてから使うように書かれていた。だが、繁忙期で納品後すぐに使ったという。県は同社に行政指導した。

 ニチネンは「尾瀬のおいしい水二リットル」を約五年前から、「尾瀬のおいしい水五百ミリリットル(ぐんまちゃんのラベル)」は昨春から販売。片品村内で湧いた天然水を使っている。

 県によると、ニチネンの商品を含め、ぐんまちゃんのキャラクターグッズは二〇一三年度で約八百種類ある。県をPRしてもらう公共性から使用料は取らず、県が商品デザインなどを審査して使用を許諾している。これら商品の回収は初めて。

 県企画課は「商品を扱う企業を基本的に信用しており、一つ一つの商品の品質を調べるのは難しい。ニチネンは責任と誠意を持って対応してほしい。今後、県のイメージダウンにつながらないよう、審査を一層厳しくしたい」と話している。

 ニチネン管理部は「農薬混入事件で消費者の目が厳しい時期だけに、早急に回収することにした。当社のミスで、真摯(しんし)に受け止めている。尾瀬と、ぐんまちゃんという二つのブランドにダメージとなれば、おわびしたい」と謝罪している。

1321とはずがたり:2014/01/31(金) 20:18:27
アンチ東京,アンチ三菱の俺ではあるけど,スーパードライはあんま好きじゃ無いんだよなぁ。。

アサヒ、時価総額で初のキリン超え
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140131/bsc1401311955012-n1.htm
2014.1.31 19:54

 アサヒグループホールディングス(HD)の時価総額が31日の終値ベースで1兆3603億円となり、キリンHDを上回った。ビール類のシェアは平成13年にアサヒがキリンを逆転、21年を除き毎年首位を維持していたが、時価総額では昭和49年のアサヒビール上場以来、ずっとキリンの後塵を拝していた。

 31日の終値はアサヒが前日比37円高の2813円、キリンが同6円安の1406円で、発行済み株式数を乗じたアサヒの時価総額がキリンを36億円上回った。

 昨年はビール類の課税出荷量が9年連続の減少となったが、アサヒは12年ぶりに前年超えし、25年12月期は3期連続で営業最高益を更新する見込み。一方、キリンはプレミアムビール人気への対応が遅れたことなどで、昨年はビール大手4社で唯一シェアを下げた。

1322とはずがたり:2014/01/31(金) 20:22:58

消費税対策で値下げ♪

日清が「ラ王」カップ麺の本体価格を16%値下げ 消費増税対策で4月から
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140130/bsc1401301757015-n1.htm
2014.1.30 17:56

 即席麺最大手の日清食品は30日、カップ麺「日清ラ王」シリーズの4商品をリニューアルし、希望小売価格を現在の237円(税別)から198円(同)に約16%値下げすると発表した。発売は消費税増税直後の4月7日。記者会見した三浦善功社長は「(増税後に)節約志向が高まるので、おいしさをそのままに大幅に値下げする」と狙いを説明した。

 食品メーカー各社は、30日にたばこの値上げを発表した日本たばこ産業(JT)のように増税分を価格に上乗せするケースが多いが、日清は逆の価格対応で消費者にアピールする。

 日清が4月に発売するラ王は、麺の量やチャーシューの品質を維持する一方、容器の高さを5ミリ低くし、原材料費も減らすなどして値下げを実現したという。

 会見した日清食品ホールディングスの安藤宏基社長は、3月に駆け込み需要があると予想し「4月以降も新製品を投入するので落ち込みはない」と強気の見方を示した。

1323とはずがたり:2014/02/03(月) 12:30:29


カゴメ、農業で売り上げ100億円に王手
トマトバブルはじけても生鮮トマトは黒字拡大
http://toyokeizai.net/articles/-/29768
大滝 俊一 :東洋経済 記者 2014年02月03日

「カゴメ、農業で売り上げ100億円に王手 トマトバブルはじけても生鮮トマトは黒字拡大 | 企業 - 東洋経済オンライン」をはてなブックマークに追加企業のフィード印刷 カゴメ、農業で売り上げ100億円に王手

自社ブランドの生鮮トマトを育成
メタボリック症候群や悪酔い防止にトマトが効くとして、2012年に突如盛り上がった「トマトバブル」の反動で、今13年度は3割近い減益に沈みそうなカゴメ。第3四半期までの業績をみても、トマトジュースなどの飲料事業とトマトケチャップを中心とする食品事業の2本柱が、いずれも部門売上高、部門利益とも絶好調だった前年同期に比べて大幅ダウンした。

一方で健闘したのが、生鮮トマトの生産・販売を軸とする生鮮野菜事業、つまり「農業」だ。第3四半期までをみるかぎり、カゴメの生鮮野菜事業は売上高76.5億円(前年同期比8.5%増)と続伸。部門利益も6.6億円を上げ、前年同期比3.9%の小幅減益に踏みとどまった。

カゴメの今期の生鮮野菜事業は、第1四半期(2013年4〜6月)にトマト市況が崩れて部門赤字が膨らんだものの、その後は市況が回復し、第2四半期(7〜9月)・第3四半期(10〜12月)とも前年を大きく上回る部門利益を計上した。通期では部門売上高93億円を見込み、年商100億円に王手がかかる。部門利益も、初の黒字化を果たした前12年度の8億円を上回る公算が強まっている。

創業100年目に「農業」再参入

「“生鮮野菜”を強化していく」――。1月1日に就任したカゴメの寺田直行社長は、昨年11月の社長交代記者会見でこう力を込めた。

カゴメといえば飲料やケチャップなど加工食品のイメージが強いが、そもそもの発祥は、西洋野菜の栽培に着手した創業者の蟹江一太郎氏が1899年、トマトの最初の発芽にこぎ着けたことにさかのぼる。

それから100年後の1998年、カゴメは事業部を立ち上げ、ふたたび生鮮トマトの栽培に乗り出した。一般法人による農業参入を容易にしたとされる農地法改正(2009年)に先立つこと10年。企業による農業参入の先駆例として知られる。

現在は農業生産法人など子会社3社、持分会社が1社のほか、トマトの品種や栽培技術を提供している7菜園(資本関係なし)を含めた全国11カ所で、「こくみトマト」「高リコピントマト」「ちいさなももこ」などの自社ブランドでトマトを生産。東京都内など全国のスーパーで販売している。この生鮮野菜事業が連結決算上で黒字化を果たしたのは2012年度になってからだが、「(連結対象ではない)持分会社も含めれば、10年度からすでに黒字化していた」(カゴメ)という。


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