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鉄鋼・非鉄金属スレッド

1荷主研究者:2003/12/07(日) 00:12
「鉄は国家なり」とは古い言葉だが、新日鐵やJFEをはじめ日本企業が世界の大手を占めている。特殊鋼や非鉄金属もユニークな企業が多い。そんな鉄鋼・非鉄金属・金属製品産業の総合スレッド。

社団法人日本鉄鋼連盟
http://www.jisf.or.jp/

社団法人日本アルミニウム協会
http://www.aluminum.or.jp/

社団法人日本電線工業会
http://www.jcma.jp/

640荷主研究者:2009/10/10(土) 18:31:41
>>597
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091008304.htm
2009年10月8日03時48分 北國新聞
三協・立山HDと日本軽金属、提携解消を正式発表 業績への影響は軽微か

 三協・立山ホールディングス(高岡市、HD)と日本軽金属(東京)は7日、両社の子会社を含む計4社による業務提携を解消したと正式発表した。両社とも業績に与える影響は軽微としている。

 両社は、アルミ建材事業でのコスト削減を狙い、2008年4月に業務提携。三協・立山HD子会社の三協立山アルミ(高岡市)と日軽金子会社の新日軽(東京)のサッシ事業統合も視野に入れていたとされる。

 しかし、7月、最大手のトステムなどを傘下に持つ住生活グループ(東京)が、新日軽買収で合意したことから、提携解消の話し合いを進めていた。

641荷主研究者:2009/10/10(土) 18:49:23

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620091009hhag.html
2009年10月09日 日刊工業新聞
秋木製鋼、火力発電向け鋳造部材の開発に着手

 【秋田】秋木製鋼(秋田県能代市、相原文人社長、0185・52・6311)は、650度Cで35メガパスカルに耐えられる火力発電設備向け鋳造部材を開発する。8月に経済産業省・中小企業庁の「戦略的基盤技術高度化支援事業」に採択、4990万円の研究開発資金を受け、秋田県産業技術総合研究センター(秋田市)と共同で熱処理技術の高度化に取り組む。2011年度に実用化し、13年度までに4億4000万円の売り上げを目指す。

 高圧タービンに蒸気を送り込む部分に使用される「ノズルボックス」などを開発する。国内では現在、火力発電所の熱効率を高めるために、タービンに入る蒸気条件を現状の温度600度C以下から650度Cに、気圧25メガパスカル以下から35メガパスカルに引き上げるための部材開発が必要とされている。

644とはずがたり:2009/10/18(日) 19:38:32
>>642
なんかシェア高過ぎんのかね

共英製鋼と東京鉄鋼、経営統合を中止
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20091017-OYT1T00833.htm

 2010年4月の経営統合で合意していた電炉大手の共英製鋼と中堅の東京鉄鋼は17日までに統合を中止することを決めた。

 公正取引委員会から詳細な審査の実施が必要との方針が示され、予定通りの統合が困難となった。包括的な技術提携は継続する。

 両社は今年3月、持ち株会社を10月に設立して経営統合することで合意。しかし、6月には公取委の審査が長期化したことを理由に統合を半年延期すると発表していた。
(2009年10月17日18時50分 読売新聞)

645荷主研究者:2009/10/19(月) 01:56:57

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091018303.htm
2009年10月18日03時51分 北國新聞
小物の鍛綱品を内製化 大平洋製鋼富山製造所

 大平洋製鋼富山製造所(富山市)は、原子力発電所や高圧容器用のボルトやナットなど小物の鍛鋼品を内製化する。17日までに、新たな熱処理設備を導入し、稼働を始めた。品質を一層高め、主に国内重電メーカーに対し原子力部品の受注、拡販につなげる。

 導入した熱処理設備は100、200キロから1、2トンの小物品を対象とする。加熱炉、クレーン、冷却槽で構成し、鍛鋼品の素材を加熱、急冷することで強度や耐衝撃性を意味する靱性(じんせい)を向上させる。

 従来は加熱した素材を冷却槽に移す作業に人力で2、3分かかっていたため温度が下がりやすく、要求される品質を満たせない場合は一部、外注していた。新設備はこの作業を自動化して1分程度に短縮。納期短縮やコスト削減になるだけでなく、品質が要求される原子力部品の受注を獲得しやすくなるという。

 設備の増設により、小物品の熱処理能力は2、3割アップした。総投資額は約1億3千万円。

646荷主研究者:2009/10/23(金) 00:44:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091020t12025.htm
2009年10月20日火曜日 河北新報
高強度精密成形が容易 金属ガラス部品量産へ 仙台

本田精機が製作した鋳造試験装置。中央に鋳型をセットして高速で回転させ、上部のノズルから溶かした金属を入れる

 精密機械製造の本田精機(仙台市)は、弘前大の古屋泰文教授(機械材料機能学)らが開発した加工技術を活用し、高強度で精密な成形が容易にできる金属ガラス=?=の産業用部品量産技術の開発に着手した。医療用内視鏡精密部品や自動車用機能部品などへの活用を視野に、量産装置の開発と部品の受注生産を目指す。

 活用技術は古屋教授が2007年、東北大金属材料研究所と共同で開発した「急冷遠心鋳造法」。高温で溶かした金属ガラス素材を毎秒50〜120回転する鋳型に入れ、急速冷却する。凹凸型など複雑な形状の部品を数十秒で製造できる。

 古屋教授によると、金属ガラスの素材は、価格が通常の金属の3〜5倍と高い。しかし、成形のための2次加工が不要なことなどから、加工費は5分の1程度に低減され、高機能部品が低コストで製造できる。

 同社と古屋教授らは08年4月、試験装置の製作を始め、鋳型の材質や回転速度などの最適条件を確認した。量産装置では、溶かした金属の供給や鋳型交換などの工程を半自動化し、部品の連続生産を可能にする。10年にも医療用機器向けなどに部品のサンプル出荷を始め、数年内の本格供給を目指す。

 量産装置の試作は、経済産業省が中小企業の研究開発を支援する本年度の「戦略的基盤技術高度化支援事業」に採択された。事業管理者はインテリジェント・コスモス研究機構(仙台市)。

 超微細な結晶組織を持ち、優れた磁気特性がある「ナノ結晶合金」の部品生産にも対応させる予定。本田精機の本田力雄会長は「東北で集積が期待される自動車産業向けの精密機能部品分野への参入を視野に入れており、その第一歩としたい」と話している。

[金属ガラス]結晶構造を持たないガラス質で塊状のアモルファス(非晶質)金属材料。井上明久東北大総長が1989年に発見した。従来の結晶金属の2倍以上の強度があり部材の大幅な軽量化が可能。さびにくく摩耗しにくいことや、高精度な成形、加工が容易なことが特徴。

647とはずがたり:2009/10/27(火) 19:00:55

リチウムイオン電池向け焼成炉 日本ガイシが開発
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/ckei091027_3.htm

 日本ガイシは26日、次世代のハイブリッド車など幅広い用途が期待されているリチウムイオン電池の材料などを熱処理する焼成炉を開発したと発表した。炉内を12室に分け、精密な温度管理を行うことができる。複数の実験を同時並行で行うことも可能で、新たな材料の開発に必要な時間も従来の約50分の1に短縮できるという。

 リチウムイオン電池では、原材料に不純物が混じると、完成品の電池で発熱や発火事故などが起きかねない。このため、不純物の混入を防ぐため、焼成室の入り口と出口に二重扉を設置した。日本ガイシはメーカーの要望に応じた焼成炉の開発も進め、2015年度には50億円の売り上げを目指す。

(2009年10月27日 読売新聞)

649荷主研究者:2009/10/31(土) 16:42:46

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002460700.shtml
2009/10/22 09:16 神戸新聞
最新の研究成果を公表 住友金属工業 

鋼管加工の新技術で造った自動車フレームのサンプル=いずれも尼崎市扶桑町、住友金属総合技術研究所

合成皮膜を施した油井管のつなぎ目

 住友金属工業(大阪)はこのほど、自動車部品向け高張力鋼管で世界初の加工技術や、海底油田向け鋼管「油井管」の環境対策など最新の研究成果を、総合技術研究所(尼崎市)で公表した。

 鋼管加工の新技術は、高周波加熱と水冷により部分的に焼き入れをしながら複雑な形に曲げる。従来の高圧液体で曲げる加工法に比べ1・5倍の強度に仕上がり、部品を30〜50%軽量化できる。自動車メーカーなどと試作し、車体への採用を目指す。

 また鋼板の製造でも、高温で伸ばした板を冷却する際の温度管理が品質に影響するため、精度が高い温度計測・制御装置を開発。すでに社内で実用化し、不良品の発生率が半減したという。

 一方、海底油田の油井管は、地下数千〜1万メートルまでねじ式で鋼管をつないでいく。つなぎ目の気密性を保つのに使われてきたグリスは重金属を含み、点検時に海に流れ出すのが課題だった。

 住友金属はフランス・バローレック社と共同で合成皮膜を開発し、グリスを不要にした。環境規制が厳しい北海地域などの油田開発向けに出荷する。(内田尚典)

653荷主研究者:2009/11/11(水) 23:32:02

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091110t62009.htm
2009年11月10日火曜日 河北新報
タンガロイ いわきに本社移転 最新工場も建設

 切削工具の大手メーカー、タンガロイ(川崎市)は9日、2010年4月に同社いわき工場(いわき市)敷地内に、本社を移転する計画を明らかにした。さらに同年10月の完成を目指し、100億円を投じて最新の工場も建設する。

 同社経営企画本部によると、新たな本社と工場建設地は、いずれも「いわき市好間工業団地」の同社敷地内。開発から製造、販売までの機能を集約、効率的で迅速な新製品開発と製造を目指す。

 本社社屋は2階建ての延べ床面積5800平方メートルで、既に改装工事に着手している。国内外から訪れる顧客のためのセミナールームや製品展示室などを備え、総工費は約10億円。来年2月に完成する予定。本社の移転に伴い、経営陣を含めた約120人がいわき市へ移ることになる。

 新工場は2階建ての延べ床面積1万5500平方メートルで、建設費は約40億円。製造設備に約60億円を投じ、自動化した最新の設備を導入する。

 同社は1934年創業で従業員は約1300人。いわき市のほか、名古屋市と山梨県韮崎市に工場がある。

 渡辺敬夫いわき市長は9日、「世界的な経済危機の中、いわき市に本社移転と新工場建設という決断をしてもらい、ありがたい。市としてもできる限り支援したい」とのコメントを発表した。

654荷主研究者:2009/11/11(水) 23:45:49

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820091102cbak.html
2009年11月02日 日刊工業新聞
中央電工、HV用ニッケル電池向け水素吸蔵合金を増産

 中央電気工業はハイブリッド車(HV)に搭載するニッケル水素二次電池用素材の水素吸蔵合金を増産する。大手電池メーカーの新工場立ち上げが予定されている2010年1月にも、新設備を稼働し、生産量を現行の月200トンから1・5倍の同300トンに引き上げる。また、増産要請を受ければさらに設備を導入し、最終的には現行比2倍の同400トンまで引き上げる予定。

 すでに主力生産拠点の妙高工場(新潟県妙高市)内に増産のための設備を導入済み。電池メーカーからの認証も得ており、要請を受け次第、増産に入る。また来春以降、さらに増産要請があれば1年以内に設備を導入し、これに応じる。

 中央電工はHV用ニッケル水素電池向けの水素吸蔵合金で、約5割のシェアを持つトップ企業。その多くはトヨタ自動車の「プリウス」に搭載されていると見られる。

655荷主研究者:2009/11/12(木) 23:02:41

http://www.japanmetal.com/back_number/h20080128.html#2
2008年01月28日(月)日刊産業新聞
昭和電工、アルミ精製能力1600トンに

 昭和電工は25日、製造子会社・昭和電工堺アルミ(本社=堺市、尾野元英社長)で進めてきた高純度アルミ塊新精製炉の建設を完了し、同日、竣工式を開催したと発表した。

 需要増に対応するためアルミ地金から高純度アルミ塊への精製炉を1系列新設し、精製能力を現行の月産1000トンから1600トンへと600トン引き上げる。

656荷主研究者:2009/11/12(木) 23:04:04
>>278
http://www.japanmetal.com/back_number/h20080407.html#3
2008年04月07日(月)日刊産業新聞
東邦チタニウム、八幡工場竣工

 東邦チタニウムは4日、北九州市内に建設を進めてきたチタンインゴットの八幡工場が竣工したと発表した。

 原材料にスクラップを活用できる大型EB溶解炉を設置した年産能力1万トンの工場で、同社のインゴット年産能力は既存の茅ヶ崎工場(神奈川県)なども合せて2・1倍の1万9000トンになった。

657荷主研究者:2009/11/12(木) 23:09:19

http://www.japanmetal.com/back_number/h20080609.html#2
2008年06月09日(月)日刊産業新聞
三菱伸銅、銅条生産アップ

 三菱伸銅(東京都品川区、浅尾晴彦社長)は三宝製作所(大阪府堺市)で銅条の生産を強化する。2008―09年度に約70億円を投じ、川下工程を中心に増強。これまで若松製造所(福島県会津若松市)で生産してきた高機能銅合金条の生産も一部引き受ける予定。これまでより高品質な製品を生産することで技術の向上や取引先の拡大が期待できる。

 一方、若松製作所は銅合金の生産量を増やし、高品質志向を高める。2拠点合計の条生産量は現在より約40%増の月1万1500トン規模になる。

658荷主研究者:2009/11/12(木) 23:37:01

http://www.japanmetal.com/back_number/h20090901.html#2
2009年09月01日(火)日刊産業新聞
日軽エムシー、国内生産3割縮小

 日本軽金属が出資する大手アルミ二次合金メーカー、日軽エムシーアルミは、2010年1月をめどに、国内生産能力を現行の月間1万5000トンから同1万トンに約33%縮小する。

 国内市場が低迷する中、生産体制の適正化を図り収益維持をめざす。ただし「各事業所の溶解炉や鋳造機などの設備は維持するため、同1万3000トンまでの受注に対応できる」。今後、人員の配置転換を行うとともに、退職に伴う欠員の補充を見合わせるため、人員削減は行わない。

659荷主研究者:2009/11/12(木) 23:42:38

http://www.japanmetal.com/back_number/h20090428.html#2
2009年04月28日(火)日刊産業新聞
古河電工、巻線事業を再編統合

 古河電気工業は27日、グループ内の巻線事業を再編・統合すると発表した。

 古河電工本体、グループ会社の東京特殊電線、理研電線の3社の巻線製造事業を、今月22日設立の古河電工100%出資子会社「古河マグネットワイヤ株式会社」に統合する。販売は古河電工本体に集約する。新会社は2010年4月1日に生産を開始し、初年度で売上高240億円を見込む。

660荷主研究者:2009/11/14(土) 15:08:51
>>490
http://kumanichi.com/news/local/main/20091112005.shtml
2009年11月12日 熊本日日新聞
熊本大が次世代Mg合金の国際共同研究で覚書

次世代マグネシウム合金の開発で、国際共同研究の覚書を交わした熊本大の谷口功学長(中央)と中国、韓国、台湾の各大学・機関の研究者ら=熊本大

 熊本大は11日、次世代マグネシウム合金の開発で、韓国、中国、台湾の9大学・機関と国際共同研究の覚書を交わした。東アジアで合金研究のネットワークを構築し若手研究者の育成につなげる。

 3年後には熊本大に先進材料の開発拠点となる「東アジアマグネシウム合金国際共同研究機構」を発足させ、各校・機関の出先研究室を開設する。

 共同研究に加わるのは、中国の上海交通大(上海市)、韓国の生産技術研究院(仁川市)、台湾の中山大(高雄市)など。

 覚書では今後、月一回程度、研究者を相互派遣する。各機関の合金の基礎技術を持ち寄り、加工や大量生産の技術確立に役立てる。共同研究機構の設置後は熊本大も各国に出先の研究室を設ける。

 熊本大でこの日あった覚書の調印式には谷口功学長と、3カ国・地域の研究者ら11人が出席。谷口学長は「省エネや二酸化炭素排出量の削減につながる軽量なマグネシウム合金開発で熊本大が先頭に立ち、東アジアの発展にも貢献する」、上海交通大の崔振山教授は「産業界に還元できる成果を挙げたい」と話した。

 熊本大は、耐熱性が極めて高くなるマグネシウム合金の組成を発見。自動車メーカーなどから車の軽量化や低燃費化につながる技術として期待されており、現在、鋳造技術の開発を進めている。(松本敦)

662荷主研究者:2009/11/14(土) 15:37:52

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200911120066a.nwc
2009/11/12 Fuji Sankei Business i.
東京電力 三建産業とアルミ溶解炉 電気式採用 CO2半減

 東京電力は11日、工業炉メーカーの三建産業と共同で、電気を使って直接アルミを溶かすアルミ溶解炉を開発したと発表した。熱源をこれまでの燃焼バーナーから電気に変えることで、二酸化炭素(CO2)の5割削減と約2割の省エネになるとしている。政府が環境対策の強化を打ち出す中で、産業界では環境対応意識が高まっており、今回の開発を機に、アルミ溶解を行う工場内の電化を提案したい考え。

 鉄鋼向けの溶解炉では電化が進んでいるが、自動車部品や建材に使われるアルミ溶解炉ではこれまで、電気式炉のメーカーは1社しかなく、市場があると判断した。来年4月以降、三建産業が販売を開始する。

 開発したのは「グリーン工業炉 電気式アルミ溶解保持炉」と呼び、顧客の要望に応じて設計するため、価格は明らかにしていない。

 アルミ溶解はこれまで、燃焼バーナーによる加熱が一般的だった。この方式は上部からアルミを直接加熱する方式のため、加熱にムラが生じていたが、電気式はヒーターを溶解炉に複数投入することで熱が炉全体にいきわたるため、溶融の効率アップにつなげた。また、従来型はCO2を含む排出ガスが発生したが、電気式に切り替えることでCO2の5割削減も実現したという。

663とはずがたり:2009/11/22(日) 14:56:02
八幡というか北九州もほぼ鉄都ではなくなってますねえ。

八幡製鉄所第1高炉、解体へ 停止後、再稼動めど立たず
http://www.asahi.com/business/update/1122/SEB200911210067.html
2009年11月22日10時13分

 新日本製鉄が八幡製鉄所(北九州市)の戸畑第1高炉を解体することが分かった。1959(昭和34)年に稼働し、98年に停止した後も予備として保存されていたが、再稼働のめどがつかず廃炉を決めた。現在、同製鉄所で唯一操業している第4高炉は数年後に2カ月程度かけて改修する見込みだが、代替の炉がなくなるため、この改修期間中は長年続いた「高炉の火」が消えることになりそうだ。

 解体作業は今夏から始めており、11年度前半までに更地にする。八幡の総務部は「屋外設備の腐食や劣化が進み、安全性も考えて解体を決めた。第4高炉の改修時は、スラブ(鉄の半製品)などを他の製鉄所から運んでくることになる」と説明している。跡地の利用方法は未定という。

 第1高炉は高さおよそ100メートル、炉容積4千立方メートル余り。鉄鉱石とコークスを主原料に、鋼に精製する前の銑鉄(せんてつ)をつくる。八幡製鉄所は1901(明治34)年に操業開始。一番多い時で12基の高炉があったが、新鋭製鉄所への生産移管や合理化で徐々に削減された。

664荷主研究者:2009/11/22(日) 20:25:19

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200910290022a.nwc
2009/10/29 Fuji Sankei Business i.
アルミ、高まる再編圧力 上期生産、23年ぶり低水準

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/200910290022a2.jpg

 日本アルミニウム協会が28日発表した2009年度上期(4〜9月)のアルミ圧延品の生産量(板類・押し出し類)は、前年同期比23.1%減の89万8350トンと3年連続で前年実績を下回った。下げ幅が2割を超えるのは初めてで、90万トンを割り込むのも1986年以来23年ぶりとなる。

 自動車やアルミ缶に使われる板類は同21.4%減の56万218トンで、3年ぶりの前年割れとなった。背景について同協会では「夏場の天候不順の影響を受け缶が落ち込んだ。電気機械器具や自動車など、広範囲にわたって大幅なマイナスで、輸出も減少した」としている。

 建材向けをはじめとする押し出し類も、建設需要の減少に歯止めがかからないため、同25.8%減の33万8132トンと3年連続のマイナスだった。同時に発表した9月の生産量も、前年同月比19.6%減の15万5963トンで12カ月連続の減少。押し出し類は、32カ月連続のマイナスを記録した。

 重さが鉄の鋼材の3分の1と軽いアルミは、軽量化が欠かせないエコカーの部材として需要が伸びているが、全体的に回復の足取りは鈍い。

 このため、アルミ圧延メーカーでは生産拠点の集約といったリストラが加速している。

 古河スカイは2013年3月までに、板類を生産する日光工場(栃木県日光市)の鋳造・圧延工程の操業を停止して福井(福井県坂井市)、深谷(埼玉県深谷市)、小山(栃木県小山市)の3工場に生産を移管する。一連の生産体制の見直しにより、年間30億円のコスト削減を見込んでいる。

 10年3月に押し出し類を生産する千葉製作所(千葉県柏市)を閉鎖し、名古屋製造所とグループ会社2社の国内3拠点に順次生産を移管するのが、住友軽金属工業。来年4月に押し出し類事業の製造・販売を統括する子会社も設立する。昭和電工も09年末までに、汎用押し出し類事業から撤退する方針だ。

 単独で生き残る“独立路線”を維持したい各社だが、需要の落ち込みが長引けば、業界再編は「避けられない」との見方も強い。もともと、供給過剰が指摘されるアルミ業界だけに、昨秋以降の景気悪化に伴う需要低迷は、事業縮小の動きに拍車をかける格好だ。

 今のところ、ハイブリッド車(HV)などエコカー向け以外の需要は期待しにくく、供給過剰の解消に向けた再編圧力は一段と高まりそうだ。(本田誠)

665荷主研究者:2009/11/22(日) 20:34:17

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200911050018a.nwc
2009/11/5 Fuji Sankei Business i.
神鋼の技、低質原料に光 カザフに新型製鉄炉建設へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/200911050018a2.jpg

 神戸製鋼所が、独自開発した次世代製鉄技術「ITmk3(アイティ・マークスリー)」による新型製鉄炉をカザフスタンに建設する方向で現地企業と最終調整に入ったことが4日、分かった。次世代技術は、低品位の鉄鉱石と石炭から鉄鋼の母材となる高純度の鉄の塊を生産できるのが特長。新興国の経済成長や資源メジャーの寡占化で優良鉄鋼原料の争奪戦が今後激化するのは確実なだけに、神鋼は新型では第2号商業炉となるカザフのプロジェクトを弾みに、次世代技術の世界的な普及につなげたい考えだ。

 ◆技術使用料を取得

 新型炉はカザフの総合資源会社SBSグループが計画している製鉄所の上工程に導入される方向で、交渉は年内にもまとまる見通しだ。神鋼が新型炉の設計を手掛け、技術のロイヤルティー(使用料)を取得する。

 カザフでは石炭のほか、通常だと廃棄される低品位の鉄鉱石が多く採掘され、同国政府もこれらの資源の有効活用に向け新型炉の建設を後押ししている。

 一方、第1号商業炉は米電炉大手のスチール・ダイナミックス(SDI)が総工費約260億円を投じて米ミネソタ州に建設中で、今月にも完成する予定。来春をめどに量産化に入り、近隣鉱山でとれる鉄鉱石を原料に年50万トンを生産する。

 新型炉の建設に向け、神鋼は米鉱山会社クリフス・ナチュラル・リソーシズとも合弁会社を立ち上げ、事業化調査を進めているが、昨年の金融危機の余波で資金調達のめどが立っていない。このほかインド、ウクライナ、ベトナムの鉱山会社などが関心を示しているという。

 従来の高炉方式では高品位の鉄鉱石や石炭を使って製鉄炉1基当たり年数百万トンの鉄鋼母材を生産。これに対し、ITmk3は1基当たり年50万トンに過ぎないが、生産時間は高炉方式の8時間に比べ約50分の1の10分。巨大設備が不要なため建設コストが大幅に抑えられ、二酸化炭素(CO2)排出量も高炉より約2割減る利点がある。

 ◆優良品に調達不安

 優良鉄鋼原料の需要は昨年秋以降の世界同時不況の影響で落ち込んだが、最近は中国などアジアで急速に回復しつつあり、資源メジャーも英豪系リオ・ティントとBHPビリトンがオーストラリア国内の鉄鉱石事業の統合を打ち出すなど寡占化を一段と進める動きに出ている。

 優良原料の埋蔵量は限られており、資源メジャーの価格支配力が強まれば、安定調達に“黄信号”がともる。低品位の原料を活用できるITmk3は世界市場で飛躍する武器になる可能性を秘めており、神鋼の佐藤広士社長は「製鉄炉の受注・建設と、ロイヤルティービジネス、自ら海外に製鉄炉を建設して生産・販売するビジネスの3分野を新たな収益の柱に育てたい」としている。(本田誠)

666荷主研究者:2009/11/29(日) 21:05:07

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091123t13016.htm
2009年11月23日月曜日 河北新報
超電導化温度40倍高く 新素材開発に道 東北大成功

 東北大金属材料研究所の岩佐義宏教授(固体物理学)らの研究グループは絶縁体材料に電圧をかけて超電導状態を作り出す電気的手法を用い、超電導状態になる転移温度=?=を、絶対温度で約40倍高くすることに成功した。電気的手法は昨年、世界で初めて確立された方法。今回の成果で、さまざまな物質に使える可能性が広がり、超電導を起こす新素材の発見が期待されるという。

 昨年、東北大原子分子材料科学高等研究機構の川崎雅司教授(電子材料学)と岩佐教授らのグループは、電気制御という新しい手法で超電導を起こすことに成功した。

 この時は、ともに絶縁体のチタン酸ストロンチウムとポリマー電解質を組み合わせた回路を製作。電圧を加えて徐々に冷やすと、セ氏零下約273度、絶対温度にして0.4K(ケルビン)で電気抵抗がゼロになった。

 今回はチタン酸ストロンチウムの代わりに塩化窒化ジルコニウム、ポリマー電解質の代わりに室温でも液体の特殊な塩「イオン液体」をそれぞれ使用。3.5ボルト以上の電圧をかけると、セ氏零下258度、絶対温度で15Kで電気抵抗がゼロになった。

 組み合わせる物質を液体に変えたことで、電気を蓄えやすくなり、転移温度が上昇した。乾電池程度の電圧で超電導状態になるため、新たな超電導の探索も容易だという。

 超電導は転移温度が高いほど実用化しやすく、高い温度で超電導を起こす材料の開発は最重要のテーマの一つ。岩佐教授は「この手法で、より高い転移温度で超電導になる物質が見つかる可能性がある」と話した。

 研究成果は23日、英科学誌ネイチャーマテリアルズの電子版で公表された。

[転移温度] 金属を冷却して電気抵抗がゼロの「超電導」になる境界温度。一般に、セ氏零下273度をゼロとする絶対温度(単位K=ケルビン=)で表す。冷却に安価な液体窒素を使えるかどうかが超電導実用化の鍵。転移温度が沸点の77K以下なら、超電導にするために高価な液体ヘリウムを使用する必要がある。最高転移温度は現在、銅系超電導で約160K、鉄系は50K台。

669荷主研究者:2009/11/29(日) 22:27:49

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/201022_all.html
2009年11/20 09:44 北海道新聞
日鋼室蘭 原発関連の売上高目標6割増 シェア維持狙う

 日本製鋼所(東京)は19日、室蘭製作所で製造する電力・原子力発電向け大型鍛鋼品の2012年度の売上高目標を現行より6割増の750億円以上とする方針を明らかにした。本年度中に策定する12年度までの中期経営計画に盛り込む。

 室蘭製作所では07年度以降、総額約800億円の設備投資を行い生産設備を拡大中。特に原発は、中国や新興国のエネルギー需要の拡大や地球温暖化防止の観点から長期的に建設が続くとみられ、現行で年間5・5基分の供給能力を10年度中に8・5基分、11年度中に12基分に増強する。

 これにより、10年3月期で470億円を見込む電力・原子力向けの売上高を、13年3月期で750億円以上に引き上げる計画だ。

 日鋼は、圧力容器など原発向け大型鍛鋼品で世界シェアの8割を占めており、世界的な建設ラッシュを経てもなおシェア8割の維持を目指す。佐藤育男社長は「(原子炉用圧力容器のような)一体型の大きな製品で他社はなかなか追いつけない」と日鋼の技術力の優位性を強調した。

 一方、室蘭製作所で06年に本格参入した風力発電機器の製造については、政府補助金の太陽光発電への重点配分などで一時的に需要が停滞しているが、中長期的に需要は拡大するとの見通しを示した。10年度に年間150基の生産体制を完成させ、国内シェア50%を目指す。日鋼は横浜と広島にも製作所があるが、鉄鋼部門と風力発電機器を担う室蘭製作所の売上高が全体の6割以上を占める。

670荷主研究者:2009/11/29(日) 22:28:21

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/200778_all.html
2009年11/19 07:08 北海道新聞
めっき不足鋼板を出荷 北海鋼機 腐食早まる恐れ

 【江別】金属加工業の北海鋼機(江別、加藤勝弘社長)が、めっき付着量が不十分な亜鉛めっき鋼板2800トンを出荷していたことが分かった。建造物に施工した場合、腐食が早まる恐れがあり、同社が回収を進めているが、一部工事現場では代替材が届かず、作業がストップするなどの事態になっているという。

 同社によると、不良品は9月14日〜11月6日に製造した亜鉛めっき鋼板1200トンと、これに塗装したカラー鋼板1600トン。めっき付着量の測定機器が故障していたため、めっき層がJIS規定より10%少ないまま出荷した。

 めっき鋼板の耐用年数は、住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品確法)で、屋内では推定33・8年とされているが、今回の不良品を使うと30年に縮まる。建築物の強度には影響ないという。

 同社で流通先の特定を進めているが、道内各地に及び、札幌市市街地に建設中の「北洋銀行大通センター」をはじめ、最終的には百数十件になる見通し。

673荷主研究者:2009/12/07(月) 01:11:18

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200912010081a.nwc
2009/12/1 Fuji Sankei Business i.
豪社からガスパイプライン JFEスチール4万トン受注

 JFEスチールは30日、豪州最大規模のガスパイプライン運営会社、エピック・エナジーから、鋼板を丸めて筒状にし、接合部分を電気溶接した「API5L X70グレード電縫鋼管」と呼ばれるパイプを大量受注したと発表した。

 エピック・エナジーが、天然ガス生産地のクィーンズランド州ワルンビアからサウスオーストラリア州ムーンバまで、東西約935キロにわたる豪州有数のパイプラインを複線化するのに伴い、受注した。

 受注した電縫鋼管の外径は18インチ。新設のラインには計9万トンのパイプが使われ、そのうちJFEスチールの受注分は4万2000トンという。残りは、豪州のワン・スチールが受注した。

 JFEスチールは、最新鋭の設備を持つ知多製造所(愛知県半田市)で製造したパイプを船積みし、来年初めに出荷を開始する。3月末までに、全量の納入を終える計画だ。受注額は明らかにしていない。

674荷主研究者:2009/12/10(木) 23:21:39

http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/diamond-20091204-01/1.htm
2009年12月4日(金)配信(ダイヤモンドオンライン 2009年12月3日配信掲載)
「業界の暴れん坊」の東京製鐵が新工場稼働で生産能力大増強!

 生産能力をなんと1.5倍に増強するというのだから強気である。国内電炉最大手の東京製鐵は11月24日、14年ぶりとなる製鉄所を愛知県田原市で稼働させた。

 1620億円を投じた新工場の生産設備能力は250万トン。現在の500万トン体制から最大750万トンに増える。需要動向を見極めながら、来春以降、本格稼働する予定だ。

 電炉メーカーの主力製品は「H形鋼」などの建材である。だが、公共事業や設備投資の減少で建材需要が低迷し、先行きは厳しい。にもかかわらず、生産設備能力を大幅に増強する背景には、自動車や家電製品などに使われる薄鋼板参入の狙いがある。

 スクラップから鉄を生産するため、電炉メーカーの製品には不純物が混じる。そのため、高品質を要求される薄鋼板の製造は技術的に困難というのが従来の業界の常識だった。

 ところが、「真空で窒素などを取り出す新たな製造技術を導入することで、高炉並みの品質を実現できるようになった」(東京製鐵)という。

 そもそも、電炉には価格競争力があり、二酸化炭素(CO2)排出量が高炉の4分の1程度という利点もある。品質や性能試験をクリアすれば、高炉メーカーにとっても脅威だ。

 新工場がトヨタ自動車の田原工場に近いことから、「トヨタ自動車との取引を狙っているのではないか」と早くも高炉メーカーは警戒している。

 東京製鐵は、かつて鉄鋼最大手である新日本製鐵とのあいだで「H形鋼戦争」を繰り広げ、激しい値引き競争のすえにシェアトップを獲得したことがある。

「鉄鋼業界の暴れん坊」と称される同社が高炉メーカーの本丸である高級鋼に狙いを定めたことで、再び両者のつばぜり合いが激しくなりそうだ。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 松本裕樹)

677荷主研究者:2009/12/15(火) 00:40:09
>>278 >>656
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820091208cbad.html
2009年12月08日 日刊工業新聞
東邦チタ、3工場機能見直し−純チタンを八幡に集約

 東邦チタニウムは、チタンインゴットを生産する3工場の機能を見直す。2010年4月に原料となるチタン中間品のスポンジチタンの生産が若松工場(北九州市若松区)で始まるのに伴い、各工場に適したチタン製品の製造に特化してコスト削減と収益改善を狙う。若松工場に近接するインゴット生産の八幡工場(北九州市八幡東区)は、他の2工場より大量生産が可能なため、航空機や産業向け展伸材に使われる純チタンの生産を集約する。

 東邦チタニウムは現在、茅ケ崎工場(神奈川県茅ケ崎市)で生産したスポンジチタンを原料にして茅ケ崎工場、日立工場(茨城県日立市)、八幡工場の3拠点で生産している。

678荷主研究者:2009/12/20(日) 23:50:30

http://www.sankeibiz.jp/business/news/091215/bsc0912150503005-n1.htm
2009.12.15 05:00 Fuji Sankei Business i.
神戸製鋼、オーストリア社と技術提携拡大 中欧にテレビ用鋼板供給

 神戸製鋼は14日、オーストリア最大の鉄鋼メーカー「フェストアルピーネ・シュタール」に対し、電気亜鉛メッキ鋼板に指紋が付きにくくする処理技術を供与したと発表した。

 電気亜鉛メッキ鋼板は、家電製品など電機分野で使われるもので、年明けにもサンプル出荷を始める。フェスト社とは、自動車用鋼板の分野で技術提携していたが、提携分野を拡大する。

 神鋼が供与したのは、「耐指紋性電気亜鉛メッキ鋼板」の被膜製造技術で、指紋が付きにくいのに加え、耐食性などにも優れ、薄型テレビやプリンターなどの家電に使われている。

 技術供与により、フェスト社は、ポーランド、チェコ、スロバキアなど日本や韓国の薄型テレビの生産拠点が集まり、需要が拡大している中欧地域に、鋼板を供給していく方針だ。神鋼は、技術の利用料を受け取る。

 神鋼とフェスト社は、2002年に自動車用鋼板の技術について包括提携契約を締結している。

 薄くて強度がある「高張力鋼板(ハイテン)」の技術や、ノウハウを相互に移転して共同研究などを行い、現地の日系自動車メーカー向けのハイテン材の供給態勢を確立してきた。

 今回、電機分野でも協力関係を拡大することで、日系メーカーのグローバル展開を支援するとともに、製品の流通でアジアと欧州でのそれぞれの市場優位性を高めたい考えだ。

679とはずがたり:2009/12/25(金) 10:28:39

電線で価格カルテル容疑、公取が5社など立ち入り
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091217-OYT1T00811.htm?from=nwla

 ビルやマンション、工場などの建物内に設置する電線ケーブルの販売を巡り価格カルテルを結んでいた疑いが強まったとして、公正取引委員会は17日午前、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、電線製造大手の住友電気工業、日立電線などが出資する「住電日立ケーブル」(東京)など計5社と、業界団体の「関東電線販売業協同組合」(同)など計二十数か所を立ち入り検査した。

 電線業界に公取委のメスが入るのは、今年だけで電力会社向け高圧ケーブル、NTT東西向け光ケーブルの価格カルテル疑惑に次いで3回目。

 今回、ほかに検査を受けたのはフジクラ、三菱電線工業などが出資する「フジクラ・ダイヤケーブル」、古河電気工業の子会社「古河エレコム」、「昭和電線ケーブルシステム」、「矢崎総業」(いずれも東京)。

 問題の製品は、壁の中などに配線する銅製の電線ケーブルで、製造コストの約8割を銅の価格が占めるという。こうしたケーブルの市場規模は2007年で約2400億円に上り、立ち入りを受けた5社がほぼ独占している。

 関係者によると、各社は相場によって変動する銅の価格に応じた共通の「基準価格表」を作成。遅くとも04年ごろから、基準価格から一定率を引いた金額を製品の価格とすることで合意した疑いが持たれている。カルテルの会合は毎月1回程度、各社の役員や営業本部長クラスが出席し、関東電線販売業協同組合の会議室や飲食店などで開かれていたという。

 建物用電線ケーブルを巡って公取委は1976年、今回とほぼ同様の方法で価格カルテルを結んでいたとして、住友電工や日立電線、古河電工など6社に排除勧告した。

 各社は立ち入り検査の事実を認め「詳細は確認中だが、調査には全面的に協力する」などと話している。
(2009年12月17日14時53分 読売新聞)

国際カルテル解明断念…送電線3社に課徴金通知
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091225-OYT1T00005.htm

 送電用の高圧ケーブルを巡りカルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は24日、独占禁止法違反(不当な取引制限)で、電線製造大手が出資するメーカー3社に排除措置命令と計約6億円の課徴金納付命令を出す方針を固め、事前通知した。

 公取委は、欧州企業を含め国際的な受注調整が行われていたとみて調査していたが、国際カルテルの解明は断念した形になった。

 事前通知を受けたのは、ジェイ・パワーシステムズ、ビスキャス、エクシム(すべて東京)の3社。関係者によると、国内の電力会社が発電所から変電所への送電などに用いる高圧ケーブルについて、受注割合や価格などを話し合っていた疑いが持たれている。3社はいずれも住友電気工業や古河電気工業、昭和電線ホールディングスなど電線製造大手が出資している。

 公取委は今年1月、3社に立ち入り検査、欧州連合の欧州委員会や米司法省も同時に調査を開始した。当初、3社と複数の欧州メーカーとの間で、それぞれの国の市場に参入しないなど住み分けを図り、第三国での取引では受注調整を行っていた、との情報があったが、公取委は国際カルテルを裏付ける証拠が足りず認定できないと判断した。
(2009年12月25日05時56分 読売新聞)

680とはずがたり:2009/12/26(土) 20:34:33
>>197 >>222 >>305 >>377 >>430

大平洋金属事故から2年 電気炉復旧完了(2009/12/26)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/12/26/new0912261401.htm

 大平洋金属(村井浩介社長)は25日、2007年11月に同社八戸製造所第1溶錬工場内で作業員3人が死亡した事故を受けて停止していた第7号電気炉について、今月18日から試運転を始めており、来年3月上旬に通常操業の再開を目指す、と発表した。事故原因の究明や安全対策の徹底に加え、復旧工事が完了したため。事故原因は、過熱状態にある液体が突然激しく沸騰する「突沸(とっぷつ)現象」の可能性をあらためて指摘した。
 
 同日、村井社長らが八戸市庁で記者会見した。同タイプの炉がほかに2基あり、試運転が順調に進めば約2年4カ月ぶりに全3基での操業となる。操業再開による10年3月期決算の業績予想の修正はないという。
 会見で第7号炉は事故当時、修理を終えて本格操業への準備段階中で、通常運転とは炉内の状況が異なっていたことを説明。「事故原因は複合的な要因が重なり合った結果と考えられる。(一番大きい要因として)炉内の水分が急激に高温になって噴き出したのでは」(東洋幸製造本部長)とした。
 その上で「さまざまな危険要因を見逃した。安全管理体制が不十分だった」とし、危険な場所に立ち入らないよう、既に作業の無人化や遠隔化を進め、安全対策を徹底していることを強調した。
 事故は07年11月5日夜に発生。ステンレスの原料となるフェロニッケルを製造する第7号炉内から高温の原料と熱風が噴き出し、作業していた男性3人が死亡した。
 同社は、事故発生から約1年半かけて原因などを調査。今年6月に報告書をまとめ、八戸労働基準監督署と八戸署に提出。今月始めまで復旧作業を進めてきた。
 会見の冒頭、村井社長は「あらためて被災された従業員3人のご冥福をお祈りし衷心よりご遺族にお悔やみ申し上げます」と述べた。

681チバQ:2009/12/29(火) 19:12:40
http://www.sankeibiz.jp/business/news/091229/bsc0912291747007-n1.htm
千葉のJFEスチール製鉄所火災で消火活動続く2009.12.29 17:40
 千葉市中央区のJFEスチール東日本製鉄所で28日夕に出火した火災で、千葉市消防局は29日午後も消火活動を続けた。燃え続けたコークスの残り火があるため、発生から1日経過しても鎮火せず、消防隊員が交代で消火に当たった。

 同消防局などによると、けが人はなく、鉄骨造り3階建て工場など約2千平方メートルを焼いた。消防局の監視カメラでは、29日未明までに火の手や煙は見えなくなり、これ以上、被害が広がることはない。

 同消防局指令センターは「3階建ての工場だが、10階建てビルほどの大きさ。規模が大きい製鉄所の火災は長引くことが多い」と話している。

 火災は28日午後4時半ごろ発生。第6高炉のふたが設備の不具合で外れ、高炉内のコークスが逆流して飛び散ったため出火した。

683荷主研究者:2009/12/30(水) 00:00:58

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002588835.shtml
2009/12/18 06:21 神戸新聞
神戸製鋼が一時帰休解除 生産現場2700人

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は17日までに、神戸製鉄所(同市灘区)と加古川製鉄所(加古川市)の生産現場の従業員計約2700人について、今年4月から平均で月1日実施していた一時帰休を解除した。世界経済の持ち直しで、自動車や家電製品向けの鉄鋼需要が回復してきたため。両製鉄所の管理部門や他事業所の生産拠点の一時帰休は、今後の需要を見極めて解除するかどうかを検討する。(内田尚典)

 両製鉄所以外では、高砂製作所(高砂市)で鉄粉生産現場の数十人について一時帰休を解除した。一方、同製作所の鋳鍛鋼工場やチタン工場、広島県東広島市の溶接材料工場、山口県下関市のアルミニウム工場は継続している。

 2008年秋以降の世界不況の影響で、神鋼の粗鋼生産量は一時、ピークだった08年上半期の6割前後まで落ち込んだ。同社によると今夏以降、徐々に上向き、08年上半期の8割〜8割半まで回復しているという。

 大手鉄鋼メーカーでは、JFEスチールが本社営業部門を除く全社で実施してきた月2日一時帰休を、年内いっぱいで解除する。新日本製鉄と住友金属工業も緩和に動いている。

684荷主研究者:2009/12/30(水) 00:07:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200912160068.html
'09/12/16 中国新聞
エコ電気炉開発 海外販売も
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 工業炉メーカーの三建産業(広島市安佐南区)は、エネルギー消費や二酸化炭素(CO2)排出量を抑えた電気式のアルミ溶解保持炉を東京電力と共同開発した。アルミ溶解保持炉の電化は業界初。

 温室効果ガスの排出抑制の動きが加速する中、電化したクリーン炉の需要が伸びると判断。来春、関東の部品メーカーに1号機を納め、アジアなど海外でも販路拡大を急ぐ。

 従来はバーナーで加熱してアルミを溶かすなどしていたが、新型炉は高効率な電気式ヒーターで加熱する方式を採用した。燃焼式に比べてエネルギー消費を2割減らし、CO2排出量は半減できる。

 アルミを炉内で循環させる独自装置を導入し、溶けた状態を効率的に保つ。燃焼式より低温で稼働できるため、酸化物などの不純物を減らせる。排ガス処理が不要で、設備も3割小型化できる。

 三建産業は昨年12月の本社移転に合わせてテスト炉を設置。工業炉の電化を進めたい東電が基礎実験で協力した。大きな処理能力が要る大型向けには、電気とガスを併用したハイブリッド炉の実用化も予定する。

【写真説明】三建産業が開発した電気式のアルミ溶解保持炉のイメージ図

685荷主研究者:2009/12/30(水) 00:29:37

http://www.sankeibiz.jp/business/news/091218/bsc0912180502005-n1.htm
2009.12.18 05:00 Fuji Sankei Business i.
JFEスチール、豪炭鉱権益を取得 原料保有率、世界最大級に

 JFEスチールは17日、オーストラリアの鉱山会社「Qコール」が同国で新たに開発するバイヤウェン炭鉱の権益を、年内に20%取得すると発表した。同炭鉱から採掘される石炭を年間200万トン得ることができる。同社の鉄鋼生産に必要な原料炭の自社保有率は15%になり、世界の主要鉄鋼会社の中でもトップクラスになるという。

 同炭鉱はクイーンズランド州北東部に位置し、鉄鋼生産に欠かせない「一級強粘炭」という良質な石炭の埋蔵量は3億トン以上の見込み。JFEはQコールとともに炭鉱の開発を進め、2012年から操業を開始する計画で、同炭鉱の年産能力はオーストラリアでも最大規模の年1000万トンに達する見通しだ。

 JFEは石炭の引き取り期間として、当面10年間を予定している。

 JFEの今回の投資額は権益代と設備投資を合わせ、500億円。同社の石炭の権益投資の中では最大規模になる。

 JFEはこれまで原料炭の自社保有率が5%強だったが、今回の権益取得で一気に15%まで上昇する。同社は原料炭の長期安定確保を図るため、「将来的には比率を30%にまで高めたい」としている。

 高品質の原料炭の産出地域は限られており、今後、新興国の経済成長に伴い世界的な争奪戦が激化すると予想されている。

686荷主研究者:2009/12/30(水) 00:47:36

http://www.lnews.jp/2009/12/34902.html
2009年12月22日 LNEWS
住友金属/小倉の製鋼プロセス設備が本格稼働

住友金属工業は12月22日、住友金属小倉で進めてきた製鋼プロセス革新投資の設備が稼働した。

稼働した設備は、二次精錬設備の第2LF精錬設備(2LF)・第2RH脱ガス設備(2RH)、第4連続鋳造設備(4CC)。

鋼の中には、酸化物・硫化物などの金属ではない粒子が溶けずに存在している(介在物)。住友金属小倉で製造する特殊鋼は、介在物を積極的に活用・コントロールして加工性向上などの狙った性能を発揮するタイプの鋼(高機能鋼)とともに、介在物を極限まで低減させて寿命や疲労特性を向上させた鋼(高清浄鋼)のふたつ。

今回の投資で、高機能鋼ラインと高清浄鋼ラインの2つのタイプの製品を造るプロセスを完全分離。製品ごとに最適プロセスを適用でき、工場内物流が単純化して、高品質と高効率を両立できるようになった。

製鋼プロセス革新総投資は270億円。

687荷主研究者:2009/12/30(水) 00:50:42

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091224304.htm
2009年12月24日02時09分 北國新聞
非建材強化で子会社合併へ 三協・立山ホールディングス

 三協・立山ホールディングス(HD、高岡市)は23日までに、子会社の三協マテリアル(同)と富山合金(射水市)を合併する方針を固めた。非建材事業の効率化による収益力アップが狙いで、来年5月までに詳細を詰め、合併は来年6月以降となる見通し。

 三協マテリアルは非建材分野の主要子会社で、富山合金は建材事業の主要子会社である三協立山アルミ(高岡市)の子会社。いずれもアルミニウムなどの押出・加工や製造などの非建材事業を手掛けており、合併により素材から製品までの生産を一貫して行う体制を構築する。

688荷主研究者:2009/12/30(水) 20:41:37

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820091222caab.html
2009年12月22日 日刊工業新聞
日新製鋼、高耐食メッキ鋼板受注がピーク時並みに回復−車部品向け急増

 日新製鋼は独自の高耐腐食メッキ鋼板「ZAM」の月間受注量がピーク時の出荷量まで回復したことを明らかにした。11月の受注量が5万3000トンとなり、1月の出荷量実績以来10カ月ぶりに5万トン台に達した。自動車用のモーターカバーやワイパーなどを中心に高い耐食性が評価され、秋口から受注が急増。目標とする4万5000トンを大きく上回った。12月も勢いを持続しており、2010年度には目標を6万トンに上方修正する方針だ。

 昨秋以降の急激な景気悪化で、出荷量は08年11月の5万8000トンをピークに、09年4月には2万トン台まで落ち込んだ。しかし、自動車・電機産業の復調に伴い、受注量が回復。10年1月の出荷量は1年ぶりに5万トン台を回復しそう。屋外に設置する太陽電池パネルの置き台や留め具など新しい用途も広がっている。

689荷主研究者:2010/01/02(土) 16:14:33

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200912300036.html
'09/12/30 中国新聞
休止中の高炉の操業再開へ
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 JFEスチール(東京)は、昨年1月から休止している西日本製鉄所倉敷地区(倉敷市)の第三高炉の操業を再開すると発表した。第三高炉で実施している改修工事を2月に終了し、「火入れ」をする。国内自動車メーカー向けを中心にした鋼材需要の増加に応える。

 同社は「自動車メーカーなどから高級鋼の受注が今秋以降伸びている。年明け以降も回復傾向は続く」とみている。

 高炉の容積は、改修前の4359立方メートルから5055立方メートルに増える。自動車や電機の製造拠点が増えている中国を中心にアジア向けの需要増にも備える。

690とはずがたり:2010/01/03(日) 18:36:14
国際展開に決定的に遅れてしまってるとも云えるのでは?
>現時点で海外に高炉を含む一貫製鉄所を持つメーカーはないが

【業界展望2010】鉄鋼、“日本脱出”秒読み 鳩山政権に見切り?
2010.1.3 12:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100103/biz1001031201001-n1.htm

新日本製鉄君津製鉄所=千葉県君津市

 鉄鋼業界にとって2010年は、13年以降の地球温暖化対策の枠組み(ポスト京都議定書)作りがどう決着するかが最大の焦点だ。昨年、コペンハーゲンで開かれた国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)では結論が持ち越された。「1990年比25%減」という鳩山政権が、世界で最も厳しい目標の“旗”を下ろさなければ、生産拠点の海外移転を余儀なくされる可能性もある。

 「90年比25%削減ありきではなく、国際的公平性、実現可能性、国民負担の妥当性の観点から早急に再検討してほしい」

 日本鉄鋼連盟の宗岡正二会長(新日本製鉄社長)は昨年12月21日の定例会見で、COP15の結果を受けて、政府に削減目標の見直しを要望した。

 もともと国内主要製造業で、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を最も多く排出する鉄鋼業界では、今回のCOP15で日本だけが、世界でも突出した削減義務を背負い込むことになりかねないとの危機感が強かった。

 鳩山由紀夫首相は9月の国連演説で「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意」を前提条件として25%削減目標を表明したが、条件が棚上げされて、25%減だけが独り歩きすることを懸念していた。

 COP15では、結論先送りで、最終的に危惧した事態は避けられた格好だが、鉄鋼業界は警戒を解いていない。実際、鳩山首相は12月24日に開いた地球温暖化問題に関する閣僚委員会で、10年1月末の目標提示に向け、「前提条件付きで25%をはっきり書き入れるべきだ」と改めて強調している。

 目標に法的拘束力はないが、一度世界に明示すれば、前提条件が満たされていないからといって取り下げるのは容易でない。目標提示までの時間的な猶予は乏しく、鉄鋼業界の焦燥感は高まるばかりだ。

 「このままでは現行の京都議定書の二の舞になる」

 鉄鋼業界が焦るのは、12年に期限が切れる京都議定書では、世界の主要な鉄鋼メーカーのうち実質的なCO2の排出義務を負っているのは日本のメーカーだけになってしまったという苦い経験があるからだ。

 日本の鉄鋼業界は世界最高水準のエネルギー効率を誇るだけに、京都議定書には「各国の削減目標が政治的に決められた」との恨みが今も根強い。

 鉄鋼業界のCO2削減努力は限界に近く、25%減には国内の粗鋼生産量を約2割減らす必要があるとの試算もある。現時点で海外に高炉を含む一貫製鉄所を持つメーカーはないが、ポスト京都の行方次第では、抜本的な生産体制の変革を迫られる可能性もある。(本田誠)

691荷主研究者:2010/01/07(木) 23:47:18

http://www.lnews.jp/2010/01/34989.html
2010年01月05日 LNEWS
新日鉄/間伐材を年間5000トン利用

新日本製鐵は1月4日、釜石市が実施する「緑のシステム創造事業」によって利用可能となる間伐材・林地残材を、同社の釜石製鐵所が石炭火力発電所(発電出力14万9000kw)で利用すると発表した。

木質バイオマス資源である林地残材を石炭と混焼することにより、省エネルギーと温室効果ガス削減を図る。

釜石製鐵所は、経済産業省系補助事業である「林地残材バイオマス石炭混焼発電実証事業」の採択を受け、構内に林地残材の事前処理(受入・破砕・乾燥・保管)設備と混焼設備を設置し、2010年度下期から混焼を開始する。

釜石製鐵所は、釜石地方森林組合から供給を受けた林地残材を破砕(チップ化)・乾燥処理し、同チップと石炭を混合・粉砕しボイラーで混焼することで、年間5000t程度の林地残材を利用する計画だ。

木質バイオマス資源の利用は、製造業における省エネルギー、温室効果ガス削減だけでなく、森林整備や林業振興、地域循環型社会構築、雇用創出、地域経済活性化などに貢献するため、今後の利用拡大の可能性についても検討していく。

692荷主研究者:2010/01/24(日) 16:12:27

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100120/bsc1001201501011-n1.htm
2010.1.20 15:01 Fuji Sankei Business i.
2009年の粗鋼生産、40年ぶり低水準

 日本鉄鋼連盟が20日発表した2009年の粗鋼生産量は前年比26.3%減の8753万4000トンで、1969年(8216万6000トン)以来40年ぶりの低水準となった。

 粗鋼生産のマイナスは、昨年から2年連続。71年(8855万7000トン)以来38年ぶりの9000万トン台割れとなった。また、前年比減少率も、98年の10.5%を超えて過去最高となった。

 世界経済の回復基調を背景に、アジア向けの輸出が大きく伸びる好材料がある一方で、国内需要の回復が遅れているためだ。国内では、設備投資意欲の冷え込みや公共事業の削減を背景に、建設用鋼材の需要が低調に推移している。

 10〜12月の粗鋼生産は、前年同期比0.8%増の2661万トンだった。

693荷主研究者:2010/01/31(日) 14:02:57

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100126/bsc1001260501001-n1.htm
2010.1.26 05:00 Fuji Sankei Business i.
【次代への一歩】NTN(1)EV向け商品開発が将来左右

インホイールモーターの開発現場。「従来とは違う発想が必要」として若手技術者を起用している=静岡県磐田市のNTN総合研究開発センター

 自動車、列車、航空機などに幅広く使用される軸受け(ベアリング)で世界3位のシェアを持つNTN。特に自動車の車輪など足回りのハブ軸受け(アクスルベアリング)ではトップシェアを誇る。エンジンの動力を車輪に伝える等速ジョイントでも2位と、自動車関連産業で確固たる地位を築いている。そのNTNも今、時代の変化で大きな転換を迫られている。

 ◆EV普及に危機感

 2001年11月、新トップに就任したばかりの技術畑の鈴木泰信社長(現会長)は、危機感を持っていた。「電気自動車(EV)が走るようになれば、当社はどうなるのか」

 売上高に占める自動車関連商品の割合は約60%。ガソリン車では1台当たりに軸受けが100〜150個使われるが、エンジンではなくモーターを使用するEVでは半分以下まで減る可能性がある。「EVの普及はNTNの屋台骨を揺るがしかねない」

 そこで03年、車輪のハブ(中心部)内部に装備された電気モーター「インホイールモーター」の開発に着手。05年の東京モーターショーに1回目の試作品を出展し、注目を集めた。

 ガソリン車は、エンジンの駆動力をトランスミッションを通して車輪に伝える。これに対しインホイールモーターを採用したEVは、4つの車輪それぞれに取り付けられた電動モーターが車輪を回転させる。部品点数が大幅に減る一方、回転速度の制御能力、耐水性などが要求される。「究極のEV。これまでと違う発想が求められる」と鈴木社長は認識した。

 トヨタ自動車の「プリウス」が世界初の量産ハイブリッド車(HV)として発売されたのが1997年。しかし、まだHV、EVなどエコカー市場が広まりをみせるには至っていなかった。鈴木社長も「エンジン車と切り替わるまでにはまだ時間がある」と予想していたが、インホイールモーターの開発を着々と進展させ、知的所有権など技術的な優位性の確保を目指した。

 09年に入り、トヨタがプリウス、ホンダが「インサイト」でそれぞれ価格を200万円前後まで下げた新型HVを発売し、世の中がエコカーに注目し始めた。三菱自動車もEV「アイミーブ」の量産を開始した。

 昨年7月中旬、NTNの全国の拠点から研究開発や販売担当者ら約150人が静岡県磐田市の総合研究開発センターに集められた。「今後1、2年でEV向け商品開発がどのくらい進むかがわが社の将来を左右する」。開発担当の福村善一常務はそう話して発破をかけた。

◆新モーター開発急ぐ

 同社が現在、開発を急いでいるのがインホイールモーターに電動ブレーキユニットとセンサーを組み合わせた製品。センサーが運転状態を感知し、直接モーターやブレーキに伝えるため、車両の姿勢が安定する。福村常務は「すべての機能が車輪周辺に集約されるため設計の自由度も高まる。横向きに走ることも可能になる」と話す。

 三菱自が現在販売するアイミーブは1モーターで、インホイールモーターの実用化はまだ先とみられる。だが、09年6月に就任した森博嗣社長は「次世代技術の特許で世界標準の地位を築きたい」と戦略を語る。

 森社長がもう一つ重点を置いているのが、自動車市場の成長著しい新興国での生産・販売体制の強化だ。アジアでは中国、タイ、インドで現地生産しており、なかでも中国では営業態勢の整備に加え、11年をめどに上海に研究開発拠点を新設する。08年4月には仏ルノーの軸受け子会社SNRを買収し、東欧や南米にあるSNRの販売網や生産拠点の活用に乗り出している。ブラジルでは11年からハブ軸受けを量産する予定だ。(牛島要平)

                   ◇
【会社概要】NTN

 1918年創業の軸受け、等速ジョイント、精密機器製造販売会社。軸受けは世界3位、等速ジョイントは世界2位のシェアで、海外売り上げが6割超。1989年に社名をエヌ・テー・エヌ東洋ベアリングからNTNに変更。資本金は543億円、社長は森博嗣氏。2009年3月期の連結売上高は5271億円。連結従業員数は2万1000人。

694荷主研究者:2010/01/31(日) 14:09:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100126/bsc1001260507011-n1.htm
2010.1.26 05:00 Fuji Sankei Business i.
世界粗鋼生産、2年連続で前年割れ 主要国、景気回復遅れ響く

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/bsc1001260507011-p1.jpg
世界の粗鋼生産量

 世界鉄鋼協会(ワールドスチール)が25日発表した2009年の粗鋼生産量(速報値、66カ国・地域)は、前年比8%減の12億1972万トンで、2年連続で前年を下回った。一昨年のリーマン・ショックの影響で前半の落ち込みが大きかったためで、日本、EU(欧州連合)、米国など主要国は軒並み前年割れだった。ただ、景気回復が早かった中国とインドは前年実績を上回った。

 中国の生産量は同13.5%増の5億6784万トン。世界トップの生産量で、過去最高の水準を更新した。公共事業の拡大や、家電や自動車の消費促進策が奏功したため。インドは同2.7%増の5661万トンだった。

 一方、主要国では日本が同26.3%減の8753万トンで、EU15カ国は同29.8%減の1億1770万トン。米国は同36.4%減の5814万トンと、いずれも前年から大幅に落ち込んだ。

 ただ年後半からは回復傾向にあり、09年12月の粗鋼生産量は前年同月比30.2%増の1億641万トンと、3カ月連続で前年実績を上回った。リーマン・ショックの影響の反動と、中国の伸びが主因。しかし各国の景気刺激策の息切れなどの懸念があり、先行きは不透明だ。

695荷主研究者:2010/02/01(月) 23:06:13

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820100125cbal.html
2010年01月25日 日刊工業新聞
日鉄住金建材、新日鉄からポール商品の商権取得

 日鉄住金建材(東京都江東区、増田規一郎社長、03・3630・3200)は、新日本製鉄のポール商品「パンザーマスト」の商権を取得した。新日鉄グループ内で分散していたポール事業を集約し、商品力や販売力を強化するのが狙い。鋼管柱など既存商品と合わせ、販売面での相乗効果を狙うほか、新興国など海外市場へも進出する。商権の取得額は非公表。

 日鉄住金建材のポール事業は年間約5000トンを出荷し、売上高は約30億円。これにパンザーマストの約1000トン、約7億円が加わる。2010年度には1200トンの販売を目指す。商権取得に伴い、営業人員3人が新日鉄から派遣された。

 パンザーマストは長さ2メートルの鋼管を継ぎ合わせ、1本の柱にするもの。輸送や保管の効率が良く、さらに同じ寸法強度のコンクリート柱に比べ、重さが約6分の1と軽いため、作業の負荷も軽減できる。主要ユーザーは電力会社や地方自治体。

696荷主研究者:2010/02/01(月) 23:16:22

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820100128cbak.html
2010年01月28日 日刊工業新聞
新日鉄と日鉄鋼管、車用鋼管で中国進出−住友鋼管も資本参加

 新日本製鉄と子会社の日鉄鋼管(東京都品川区)は27日、自動車用鋼管部品の生産で中国に進出すると発表した。鋼管加工メーカーのトシダ工業(静岡県富士宮市)の中国工場を子会社化。新工場を建設し、生産能力を増強する。また、中国で協業する住友鋼管も資本参加すると同時に、中国の同じ鋼管部品工場の増強を発表。両グループで成長する中国需要を確実に捕捉する構え。

 新日鉄グループにとって鋼管事業での海外生産は初。トシダ工業の中国子会社に日鉄鋼管が51%、新日鉄と住友鋼管が10%ずつ出資し、無錫日鉄汽車配件(江蘇省無錫市)を新設。3月中旬に営業を始める。トシダ工業も17%で大株主にとどまるほか、既存株主の日鉄商事も12%出資する。

697荷主研究者:2010/02/01(月) 23:19:31

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820100129cbaq.html
2010年01月29日 日刊工業新聞
新日鉄、2015―20年度にグループ生産能力6000万トン

 新日本製鉄は28日、2015―20年度までにグループ全体の鉄鋼生産能力を5000万―6000万トンに引き上げる中長期目標を発表した。国内で4000万トン、海外で1000万―2000万トンを賄う。海外では持分法適用会社であるウジミナス(ブラジル)を核に生産量を増強。アジアにも現在検討中のタイのほか、インドなども候補に含め製鉄所を新設する。

 同時に10―11年度の中期経営計画も公表した。年度計画と重複することもあり、具体的な数値目標の策定は見送った。12年度以降について、宗岡正二社長は「米国や欧州など先進国も一定の回復を見せる」と予測。最大6000万トン体制の構築に向け、「シフトアップしたい」(宗岡社長)と能力増強を加速させる。すでに国内では4000万トンの能力を整えており、今後はウジミナスとアジアでの新製鉄所建設を図り、3極生産体制を構築する。

698荷主研究者:2010/02/07(日) 00:19:26

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100202/bsc1002020502002-n1.htm
2010.2.2 05:00 Fuji Sankei Business i.
新日鉄 印タタ製鉄と合弁設立 足場固め、新興国需要取り込み

 新日本製鉄が、インド第2位のタタ製鉄との合弁会社設立など、アジア新興国での鋼材の供給体制の拡充に相次いで乗り出している。台頭する中国、韓国メーカーなどに対抗して、新興国市場での足場固めを急ぎ、需要争奪戦に勝ち抜く構えだ。

 タタとの合弁会社は6月をめどに設立する。出資比率はタタが51%、新日鉄が49%で、両社の総投資額は300〜350億円になる見通し。インド東部にあるタタの製鉄所内に、年産60万トンの自動車用鋼板の生産設備を導入し、2012年度中に稼働を始める。日系自動車メーカーを中心に高級鋼板を供給し、インドの自動車用鋼板市場でシェア5割を狙う。

 新日鉄は3月上旬までに、子会社の日鉄鋼管を通じて、中国江蘇省にある日系の自動車用鋼管会社を買収する。日鉄鋼管が鋼管メーカーのトシダ工業の中国現地法人株を51%取得して子会社化するとともに、新日鉄も10%出資する。11年に生産能力を倍増して月産2000トン体制とし、世界最大となった中国自動車市場の需要を取り込む。

 同社は先月、鉄鋼商社の岡谷鋼機と共同でベトナムの工場建設・施工会社PEBスチール・ビルディングスにそれぞれ12%ずつ出資した。ベトナムでは外国企業の進出などで工場建設が続き、建材向け鋼材の需要も大きく伸びている。このため、PEBへの鋼材供給により、収益拡大につなげたい考えだ。

 先月にはマレーシアの鋼板メーカー、イーガルバスチールインダストリーズ株の10%を取得し、日系電機メーカーなどへの家電向け電気亜鉛メッキ鋼板の供給体制を強化した。インドネシアでも昨年12月に、現地の容器用鋼板(ブリキ)製造・販売会社を買収して、ブリキ需要の確保を目指している。

 新日鉄は10年3月期連結決算で7年ぶりの最終赤字に転落する見通し。アジア新興国の需要は堅調に増大しており、韓国の鉄鋼大手ポスコがインドネシアで年産600万トンの高炉建設を計画するなど、中国、韓国勢が一斉に能力増強に動いている。新日鉄も5〜10年後に鋼材の供給能力を現在の年4300万トンから年5000万〜6000万トンに引き上げて、中韓勢に対抗する。(本田誠)

699荷主研究者:2010/02/07(日) 00:32:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/02/20100203t15013.htm
2010年02月03日水曜日 河北新報
田中貴金属 東北大准教授に500万円の助成金

 貴金属販売の田中貴金属工業(東京)は、最先端の貴金属研究を行う研究者向けの助成制度で、大賞の「プラチナ賞」(500万円)に東北大電気通信研究所の島津武仁准教授(高密度ストレージデバイス)を選出した。1999年度の制度創設以来、プラチナ賞の該当者が出たのは初めて。

 島津准教授は、ハードディスクの開発に、現在普及している「コバルト合金」に代わる金属素材を導入し、高性能化を図る研究を進めている。ハードディスクはパソコンやカーナビゲーションなどに使われ、最先端分野で将来性が見込まれることが高い評価を受けた。

 島津准教授は「実験機器は高額なものが多く、助成金は本当にありがたい」と喜びを語った。

 田中貴金属工業は毎年、貴金属を使用した技術研究を支援。今年は東北大、秋田大関係者6人を含む計20人に合わせて1270万円を助成する。

700荷主研究者:2010/02/07(日) 01:17:37

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100205/bsc1002050503005-n1.htm
2010.2.5 05:00 Fuji Sankei Business i.
新日鉄の子会社2社合併

 新日本製鉄は4日、自動車向けの鉄鋼製品を加工している子会社の「松菱金属工業」(東京)に、同業の子会社「新三光製線」(千葉県木更津市)を4月1日付で吸収合併させると発表した。生産規模を拡大し効率を高めるとともに、品ぞろえを強化するのが狙い。

 両社は東日本を地盤にし、自動車のエンジン部分のボルトなどに使われる鉄鋼製品を加工している。松菱金属工業の持つ東京都羽村市、千葉県木更津市、北海道室蘭市の3工場と新三光製線の木更津市の工場を一体的に運用する。

701荷主研究者:2010/02/07(日) 16:46:31

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201002050007.html
'10/2/5 中国新聞
粗鋼生産が過去10年で最低

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/Tn20100205000701.jpg
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 中国経済産業局がまとめた中国地方の昨年の粗鋼生産量(速報)は2220万4千トンで前年に比べ23・7%減った。2年連続で減少し、過去10年で最低。景気低迷による製造業の減産が響いた。

 JFEスチール西日本製鉄所(福山、倉敷市)の粗鋼生産量は1635万2千トンで22・1%減。自動車や建築向けなどが低迷し、2年連続で減った。福山地区は909万トン(18・3%減)、倉敷地区は726万2千トン(26・3%減)だった。

 ただ昨夏以降はエコカー減税の効果で自動車向けが増え、同製鉄所は「徐々に回復傾向にある」としている。

 日新製鋼(東京)は、普通・特殊鋼を生産する呉製鉄所(呉市)が261万3千トンで24・7%減。ステンレス鋼を造る周南製鋼所(周南市)は45万6千トンで20・3%減だった。

702荷主研究者:2010/02/11(木) 00:36:26

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_125264844576.html
2009年09月11日 14:53 大分合同新聞
第1高炉お披露目 新日鉄大分

 世界最大の「ツイン高炉」が本格稼働―。新日鉄大分製鉄所(大分市西ノ洲)が11日午前、大幅改修工事で生まれ変わった第1高炉を披露した。新高炉は内容積を5775立方メートルに拡大(改修前は4884立方メートル)。世界最大規模の第2高炉と並んだ。

 巨大ツイン高炉は新たに導入した最新鋭の操業管理システムで運転し、効率化によるコスト削減、二酸化炭素(CO2)排出削減による環境負荷の軽減を図る。

 粗鋼生産能力は年間930万トンから1千万トンに拡大した。火入れ(再稼働)は8月2日に済ませ、大分製鉄所としての稼働率は現在80%程度。会見した藤野伸司所長は「国内の景気回復が鈍く、輸出をメーンに受注を確保しているが、需要の“手触り感”はまだら模様」と先行きには慎重な見方を示した。

 約200人が出席した式典を前に広瀬勝貞知事ら来賓が第1高炉を見学した。

http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_12527177038.html
2009年09月12日 10:07 大分合同新聞
新日鉄の第1高炉 新しい販路開拓へ

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/240_2009_125271770201.jpg
世界最大のツイン高炉として稼働を始めた新日鉄大分製鉄所の高炉2基。右が第1高炉=11日

 新日鉄大分製鉄所(大分市西ノ洲)が竣工(しゅんこう)式をした第1高炉は、同社が技術の粋を集めた世界最大の高炉だ。自動車向けをはじめ生産回復の兆しを象徴する本格稼働となったが、藤野伸司所長は需要の先行きを「まだら模様」とし、楽観していないことを強調した。

 2004年に改修し、世界最大だった第2高炉と同型(内容積5775立方メートル)。工事は第2高炉より11日短い68日間で完了させたが、昨秋来の大減産に対応するため、高炉の休止期間は丸6カ月に及んだ。

 3月以降、全国の鉱工業生産指数は5カ月連続で上昇。第1高炉の再稼働(8月2日)は生産の回復傾向を裏付ける動きの一つとしてとらえられている。

 竣工式に来賓出席した広瀬勝貞知事は「両高炉のコントロールタワー一元化などで、さらに効率化を進めている。日本の経済を引っ張っていく活躍を」と、競争力を発揮した生産拡大に期待感を示した。

 大分製鉄所の稼働率は直近で80%台前半。会見した藤野所長は「6割近くは東南アジアなどへの輸出向けで製造しているのが現状」と、国内の景気回復力が弱いことを指摘。その上で「受注残が支える造船向けなどに加え、今後は橋や海洋構造物など、最新鋭になった(大分の)装備で優位性を打ち出せる新メニューで販路開拓に努めたい」と話した。

 さらなる二酸化炭素(CO2)削減については、鉄鋼業界として、2030年を目標に大幅改善を目指す取り組みなどを説明した。

703とはずがたり:2010/02/11(木) 19:46:05

いい傾向ですなぁ〜。

JFE、倉敷高炉を前倒し稼働 鉄鋼需要回復で
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021101000422.html

 JFEスチールは11日、減産対応のため昨年1月から休止していた西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)の第3高炉を再稼働させた。アジア向け輸出を中心に鉄鋼需要が回復してきていることから、当初は今年4月以降を予定した再稼働の時期を前倒しした。

 第3高炉は休止期間中に約300億円を投じて改修し、炉容積を4359立方メートルから5055立方メートルに拡張した。炉体の耐熱れんがも取り換え、長寿命化を図った。

 11日は安全操業を祈る「火入れ式」を行い、野村寛副社長(西日本製鉄所長)はあいさつで「西日本製鉄所は炉容積が5千立方メートルを超す高炉を四つ持つ、名実ともに世界一の製鉄所になった」と強調した。

 全国の粗鋼生産量は不況の影響で2009年1〜3月期に前年同期比42・9%減の1759万トンと落ち込んだ。しかし自動車や家電向けの需要が戻ってきたほか、中国などへの輸出も好調で、今年1〜3月期は52・0%増の2674万トンに回復する見通し。
2010/02/11 17:45 【共同通信】

706荷主研究者:2010/02/13(土) 17:23:25
>>703
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010021116594257/
2010年2/11 16:59 山陽新聞
JFE、第3高炉が再稼働

 JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区(倉敷市水島川崎通)は11日、第3高炉の火入れ式を行った。昨年1月から減産のため休止していたが、中国など東アジアを中心に国内外で鋼材需要が持ち直してきており、再稼働した。倉敷地区が3高炉体制に戻るのは13カ月ぶり。

 火入れ式には、野村寛所長をはじめ、従業員ら約80人が出席。神事の後、野村所長らがたいまつの火を送風口から高炉内に入れて点火した。12日には、鋼のもととなる銑鉄ができる見込み。

 改修により、炉容積は着工前の4359立方メートルから約16%増の5055立方メートルとなり、倉敷地区の高炉で最大となった。総投資額は約300億円。

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_k/news/d/2010021101000422/
2010年2/11 17:45 山陽新聞
JFE、倉敷高炉を前倒し稼働 鉄鋼需要回復で

JFEスチールが再稼働させた西日本製鉄所倉敷地区の第3高炉=11日午後、岡山県倉敷市

 JFEスチールは11日、減産対応のため昨年1月から休止していた西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)の第3高炉を再稼働させた。アジア向け輸出を中心に鉄鋼需要が回復してきていることから、当初は今年4月以降を予定した再稼働の時期を前倒しした。

 第3高炉は休止期間中に約300億円を投じて改修し、炉容積を4359立方メートルから5055立方メートルに拡張した。炉体の耐熱れんがも取り換え、長寿命化を図った。

 11日は安全操業を祈る「火入れ式」を行い、野村寛副社長(西日本製鉄所長)はあいさつで「西日本製鉄所は炉容積が5千立方メートルを超す高炉を四つ持つ、名実ともに世界一の製鉄所になった」と強調した。

 全国の粗鋼生産量は不況の影響で2009年1〜3月期に前年同期比42・9%減の1759万トンと落ち込んだ。しかし自動車や家電向けの需要が戻ってきたほか、中国などへの輸出も好調で、今年1〜3月期は52・0%増の2674万トンに回復する見通し。

707荷主研究者:2010/02/13(土) 17:31:13

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010021221284968/
2010年2/12 21:40 山陽新聞
JFE西日本 粗鋼生産量71万トン減 09年度見通し

 JFEスチール(東京)の野村寛副社長・西日本製鉄所長は11日、同製鉄所倉敷地区(倉敷市水島川崎通)で会見し、2009年度の粗鋼生産量が前年度比71万トン減の1801万トンにとどまる見通しを明らかにした。鋼材需要の低迷により、03年4月の同社発足以来初めて2年連続で減少し、最も少ない生産量になる。

 同製鉄所によると、09年度の粗鋼生産量予測は倉敷地区が808万トン(前年度868万トン)、福山地区(福山市鋼管町)が993万トン(同1004万トン)。下半期(09年10月〜10年3月)は上半期(09年4〜9月)より127万トン多い964万トンを見込むが、前年度実績を下回る見通しになった。同社が発足して以降、粗鋼生産量が最も少ない05年度の1866万6000トンも割り込む見込み。

 ただ、現在の生産状況は90%近い稼働率まで戻っており、11日には倉敷地区第3高炉を再稼働させた。野村所長は「10年度は不確定要素はあるが、上向いていく傾向にはあると思う」との見方を示した。

709荷主研究者:2010/02/13(土) 18:55:22

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100212/bsc1002120501001-n1.htm
2010.2.12 05:00 Fuji Sankei Business i.
競う2強 鉄鋼戦国時代 JFE高炉再稼働 新日鉄も譲らず

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/bsc1002120501001-p1.jpg
新日鉄とJFEの業績比較【拡大】

 JFEスチールは11日、需要の急減で昨年1月から休止していた西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)第3高炉を再稼働させた。アジア向け輸出の拡大で生産が回復してきたためだ。同社は新興国市場の開拓を目指して海外戦略を加速しており、国内最大手の新日本製鉄を追撃する姿勢を強めている。これに対して新日鉄も世界的な鋼材の供給体制を拡充して突き放しにかかる構えで、台頭する韓国、中国勢との競争に加え、国内鉄鋼2強の“覇権争い”も熾烈(しれつ)を極めてきた。

 ◆需要回復で増産

 西日本製鉄所倉敷地区では同日、寒風が吹きすさぶ中、第3高炉の火入れ式が行われた。「昨年暮れごろから、需要が戻ってきた。第3高炉はJFEの製鉄技術の粋を集めている。一日も早くフル稼働させることが重要だ」。高炉の送風口に火を投じた同製鉄所の野村寛所長はこうあいさつし、今後の生産拡大に意欲を示した。

 一昨年秋のリーマン・ショック以降の世界同時不況の影響で、国内鉄鋼大手は大幅減産を余儀なくされ、JFEと新日鉄は昨年2月までに、それぞれ高炉2基を休止する事態に追い込まれた。その結果、2009年国内粗鋼生産量は40年ぶりの低水準に沈んだ。

 とはいえ、建設関連を中心に国内需要の低迷が続くのに対し、生産はアジア輸出を牽引(けんいん)役にして、徐々に回復軌道をたどっている。新日鉄は昨年8月に、大分製鉄所(大分市)第1高炉、10月には君津製鉄所(千葉県君津市)第2高炉を再稼働させ、平時の生産体制に復帰した。JFEも今回の火入れで、休止中の高炉は西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)第3高炉だけとなった。

 業績も好転している。新日鉄は09年10〜12月期連結決算で4四半期ぶりに黒字に転換し、JFEは7〜9月期に比べ黒字幅が倍増した。鉄鋼大手で輸出比率の最も高いJFEは輸出増の恩恵を受けやすく、10年3月期通期でも大手4社では唯一最終黒字を見込む。新日鉄が7年ぶりの最終赤字を予想するのとは対照的だ。

 ◆対中韓も正念場

 JFEはインドの鉄鋼大手JSWスチールと包括提携して現地生産拠点を確保するなど、新興国市場の攻略も急いでいる。

 新日鉄もトップメーカーの地位を譲る気はさらさらない。「JFEに収益性で負けているではないか。たるんでいるのではないか」。宗岡正二社長はこうゲキを飛ばし、社内の引き締めを図っているという。同社も今後5〜10年をめどに、鋼材の供給能力を現在の4200万トンから5000万トン以上に引き上げる目標を掲げて、インドの鉄鋼大手タタ製鉄との合弁会社設立など新興国需要争奪戦に勝ち抜く布石を打っている。

 一方、アジアでは韓国の現代製鉄が今年1月に同社初の高炉を稼働させたほか、中国では宝鋼集団が新製鉄所の建設を進めている。韓国大手ポスコも昨年末、インドネシアでの高炉建設を発表した。生産回復とともに、アジアは「大競争時代」(宗岡社長)に突入しており、新日鉄、JFEともに中韓勢との対抗戦でも正念場を迎えつつある。(本田誠、中村智隆)

                   ◇

 ≪野村寛・JFEスチール西日本製鉄所所長≫

 ■年間で2000万トン 生産量世界一に

 倉敷地区は1年ぶりに、高炉3基のフル態勢になった。西日本製鉄所は、休止している福山地区の高炉1基を除いても、年間2000万トンの粗鋼生産が可能な生産量世界一の製鉄所になる。BRICsなどの新興国では1人当たりの鉄の消費量は先進国並みに伸びる見通しで、人口も多い。鉄の需要は増えていく。JFEは、東日本と西日本製鉄所を合わせ、粗鋼生産3300万トン態勢を目指している。国内外の安定供給の要請に応えるため、生産効率の最大化と、世界をリードする品質を追求していきたい。

710荷主研究者:2010/02/13(土) 18:57:31
>>620
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100211/bsc1002111923013-n1.htm
2010.2.11 19:22 Fuji Sankei Business i.
神鋼、米国の「環境配慮型」新型製鉄炉をフル稼働へ

 神戸製鋼所は11日、米国ミネソタ州に建設した新型製鉄炉1号機の稼働率を、今年半ばまでに100%に引き上げる方針を明らかにした。新型製鉄炉の二酸化炭素(CO2)排出量は従来の高炉に比べ約2割少ないうえ、建設コストも安いなど「環境配慮型」が特徴だ。神鋼は、フル稼働をきっかけに国際的な売り込みを行うことにしている。

 新型製鉄炉は神鋼と米鉄鋼会社のスチール・ダイナミックス(SDI)が共同建設したもので今年1月、稼働が始まった。両社は合弁で運営会社を設立し、近隣の鉱山でとれる鉄鉱石を原料に「アイアン・ナゲット」と呼ばれる鉄の塊を生産、全量をSDIが購入して使っている。

 独自開発の製鉄技術を採用し、あまり質の良くない鉄鋼原料を使っても、一定レベルの鉄の塊を生み出せるのが売り。現在のならし運転から少しずつ稼働率を上げ、年間50万トンのフル生産体制に入る見通しだ。

 旧来の高炉の場合、1基当たりの製鉄炉で生産できる鉄鋼母材は年間に数百万トン。これに対し、新型炉の生産量は年間50万トンにとどまるものの、生産にかかる時間は高炉の約50分の1に相当する約10分で済むという。

 新興国の経済成長によって、世界の優良な鉄鋼原料の需給は逼迫しつつある。英豪系リオ・ティントとBHPビリトンがオーストラリア国内の鉄鉱石事業の統合を打ち出すなど、寡占化の動きも少なくない。

 こうした資源メジャーの価格支配力が強まれば資源の安定調達に“黄信号”がともる恐れもあるだけに、神鋼の製鉄炉は世界的に普及する可能性も秘めている。すでにインド、ウクライナ、ベトナム、ロシアなどの海外企業が導入に前向きな姿勢を示しているという。

711荷主研究者:2010/02/13(土) 19:04:32

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820100211aaab.html
2010年02月11日 日刊工業新聞
日本電工、SLPフェロマンガンの生産能力増強

 日本電工は鉄鋼メーカーが製鋼工程で鋼の特性を引き上げる際に添加する副原料、SLP(超低リン)フェロマンガンの生産能力を増強する。徳島工場(徳島県阿南市)で年央までに年産能力を3万トンから約3割増の4万トンに引き上げる。投資額は数億円を見込む。当初は昨年秋までに増強する予定だったが、世界同時不況による需要激減で投資を見合わせていた。ここに来て需要が急回復してきたことで再度、増強に踏み切った。

 SLPフェロマンガンは、マンガン含有率が90%と金属マンガンに匹敵する純度を持ち、高級鋼の生産には不可欠とされる。金属マンガンは産地が中国に偏在しているため、安定供給に不安を持つユーザーから金属マンガンの代替品としての需要が高まっていた。

712荷主研究者:2010/02/20(土) 19:11:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100217/bsc1002170509007-n1.htm
2010.2.17 05:00 Fuji Sankei Business i.
古河スカイ、5年で海外売上比率倍増計画 国内アルミ不振 アジアに活路

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/bsc1002170509007-p1.jpg

 アルミニウム大手の古河スカイは16日、海外売上比率を5年後に倍増させる方針を明らかにした。

 需要低迷の続く国内市場は今後も大きな伸びは見込めず、新興国を中心に海外に活路を求めていく。国内アルミ業界は供給能力の過剰が指摘されており、再編と新興国需要の開拓で生き残りを図る動きが加速しそうだ。

 古河スカイの2009年4〜12月期連結決算は売上高が前年同期比29.4%減の1336億円、最終損益が62億円の赤字(前年同期は8億円の黒字)だった。一昨年秋のリーマン・ショック以降の景気低迷でアルミ圧延品の出荷量が前年同期比で2割弱減った。売上高全体に占める海外比率は15.1%で、これを5年後に30%超まで引き上げる方針だ。

 同社は今年1月、中国のアルミ圧延会社2社の株式をそれぞれ25%ずつ取得した。古河スカイは中国天津市に生産拠点を持つが、急増する中国需要を取り込むには現地企業との提携による拠点拡大が不可欠と判断した。同社は韓国のアルミ圧延会社などとも提携しており、今後も海外での一段の業容拡大を検討している。

 日本アルミニウム協会によると、09年のアルミ圧延品(板類・押し出し類)の生産量は前年比22.5%減の173万5919トンで1987年以来22年ぶりに200万トンを割り込んだ。前年比マイナスは3年連続で過去最高だった97年と比べ3割以上減少した。09年12月の生産量は自動車、飲料缶向けが好調で、前年同月比11.1%増の16万193トンと15カ月ぶりに前年同月比プラスになったが、建設向けは回復の兆しがみえない。

 このため、アルミ大手各社は国内生産拠点の集約などリストラに乗り出している。

 古河スカイは13年3月までに、板類を生産する日光工場(栃木県日光市)の鋳造・圧延工程の操業を停止して福井(福井県坂井市)など3工場に生産を移管する。

 また、住友軽金属工業も今年3月に押し出し類を生産する千葉製作所(千葉県柏市)を閉鎖して名古屋製造所など国内3拠点に順次生産を移し、4月には押し出し類の製造・販売を統括する子会社も設立する。

 各社とも単独で生き残る「独立路線」を維持したい考えだが、国内ではなお「供給過剰の解消が必要」との見方は強い。業界再編を模索する一方で、国内依存からの脱却を目指す動きが広がるのは確実だ。(本田誠)

714荷主研究者:2010/02/27(土) 15:50:50

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100224/bsc1002240507011-n1.htm
2010.2.24 05:00 Fuji Sankei Business i.
JFEスチール ベトナム現地企業に初出資 建設・インフラ需要に商機

 JFEスチールは23日、ベトナムの鉄鋼メーカー、サンスチール・ジョイント・カンパニー(SUNSCO)に出資したと発表した。親会社である日本の鉄鋼メーカー、丸一鋼管からSUNSCO株の8%を取得した。ベトナムやその周辺地域は建設・インフラ関連の鋼材需要の大きな伸びが予想されており、商機を確実に取り込んで収益拡大につなげるのが狙いだ。

 JFEがベトナムの現地企業に出資するのは初めて。SUNSCOは1996年に台湾企業が設立し、2006年に丸一が資本参加した。JFE出資後の丸一の出資比率は64.29%となる。SUNSCOは建設向け鋼管を中心に、自動車用鋼板なども扱っており、鋼材の販売量は09年が約15万トン、10年が約20万トンの見込み。今年5月に、月産1万トンの設備、8月には同3000トンの設備をそれぞれ稼働させ、鋼管の生産能力を増強する。

 JFEはこれまでもSUNSCOに鋼材の原料となる鋼板を年間10万トン程度供給していたが、今回の出資を機に供給を拡大したい考えだ。

                   ◇
 ■新興国での足場固め急ぐ

 JFEスチールの海外戦略が加速してきた。鉄鋼消費が増大している新興国での足場固めを急ぐとともに、鉄鋼原料の安定調達に向けた権益獲得も進めることで、激化する国際競争に勝ち抜く構えだ。

 同社は昨年後半から、今回のベトナム企業への出資も含め、アジア新興国での事業強化策を相次いで打ち出している。

 昨年11月には、インドの鉄鋼大手、JSWスチールと提携。インドは自動車市場が急成長して鉄鋼需要も大きく伸びており、鋼材の現地生産拠点を確保するのが狙いだ。出資も検討している。今年2月には、マレーシアの鉄鋼大手、マイクロンスチールとも包括提携した。同社株の3%を取得し、自動車や電機向けなど現地で需要が増えている鋼材の供給拠点として育成する考えだ。

 原料権益の確保にも乗り出している。昨年12月には、オーストラリアの鉱山会社、Qコールが同国で新たに開発する炭鉱の権益を20%取得した。同炭鉱から採掘される石炭を年間200万トン得ることができる。同社の原料炭の自社保有率は5%強から一気に15%まで上昇する。

 アジアでは台頭する中国、韓国メーカーとの競争や原料の争奪戦が激しさを増している。持続的な成長を遂げるには、今後も鋼材の供給体制の拡充や原料権益の確保などをどれだけ進められるかが焦点になる。(本田誠)

717荷主研究者:2010/02/28(日) 15:41:33

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120100223baab.html
2010年02月23日 日刊工業新聞
サトキン、鉄道車両部品に進出−パンタグラフ部品を受注

 【前橋】サトキン(群馬県高崎市、大塚康幸社長、027・320・3655)は、鉄道車両向け部品事業に参入した。国内電機メーカー子会社からパンタグラフの部品を受注。新幹線などの高速鉄道は北米や新興国で巨大市場が形成されつつあり、日本企業も入札に乗り出している。サトキンはこれを追い風に、鉄道部品分野を中長期的には売上高1億円規模に育てる方針。

 サトキンは銅合金製部品の鋳造を手がけており、仕上げ加工は外注。今回の発注元の企業の増産により、既存の協力会社の生産能力では追い付かなくなったため、商社の仲介でサトキンが受注した。同部品での実績を足がかりに受注拡大を狙う。

 安全性を最重視する高速鉄道用部品は、高い寸法精度のほか、外面の保護のため切削液を使わないドライ加工が要求されるなど、品質要求が厳格という。

718荷主研究者:2010/02/28(日) 15:43:27

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100227/bsc1002270502001-n1.htm
2010.2.27 05:00 Fuji Sankei Business i.
鉄鋼2強 世界で共存共栄 新日鉄・JFE 半製品を相互供給

 新日本製鉄とJFEスチールは26日、鉄鋼のもととなる半製品を相互供給することで合意したと発表した。国内鉄鋼2強の両社による連携は初めて。中国など海外勢との競争が激化する中で、両社の生産能力を活用して需要の急激な変動に対応できる体制を構築し、“共存共栄”を目指す。

 合意では、新日鉄が自動車、家電、造船向けなどの鋼材の半製品(スラブ)、JFEが建設用鋼材の半製品(ブルーム)を主に供給することを想定している。数量、金額はその都度決める方針。両社では「短期的な需要の変動に加え、高炉の改修工事、事故などで鉄源(半製品)が足りなくなった際、余力のある側が融通する」と説明する。

 両社は昨年11月下旬に協議を始めた。JFEが昨年12月の東日本製鉄所千葉地区(千葉市)の火災で高炉の操業を一時止めた際には、今回の合意に先駆けて新日鉄が半製品を数万トン供給した。これにより両社とも「合意に向け、弾みがついた」としている。

 合意後の第1弾として、今年3月に今度はJFEが新日鉄に数万トンを供給する予定だ。

 国内鉄鋼業界は2002年に旧川崎製鉄と旧NKKが経営統合しJFEグループが誕生。これに対して、新日鉄は同年、住友金属工業、神戸製鋼所と相互出資を開始し、2陣営に集約された。その後も、世界鉄鋼最大手アルセロール・ミタルによる買収の脅威にさらされる中で、新日鉄、住友金属、神戸製鋼の3社は半製品の相互供給などの提携を強化するとともに、出資も拡大。両陣営は激しく競り合ってきた。

 一昨年秋のリーマン・ショック以降の世界的な鉄鋼需要の急減でミタルは失速したが、これに代わって台頭してきたのが中国勢だ。再編などで規模を拡大し、アジア最大手の地位を争う存在にまで成長している。

 世界の鉄鋼需要はいち早く景気が回復した中国などアジア新興国に牽引(けんいん)されて回復してきているものの、日本国内の需要は依然、本格回復には至っていない。国内勢が持続的成長を遂げるには、アジア新興国での事業拡大が不可欠で、新日鉄、JFEの両社ともアジアを中心に海外戦略を加速させている。

 ただ、中国勢に加え、韓国勢や復活しつつあるミタルとの競争も激しさを増しており、両社は同じ国内勢として歩み寄ることで国際的な需要争奪戦に共に勝ち残る構えだ。

719荷主研究者:2010/02/28(日) 15:45:19

http://www.japanmetal.com/back_number/h20100222.html#2
2010年02月22日(月)日刊産業新聞
住友電工、三菱自動車向けワイヤハーネス供給拡大

 住友電気工業は三菱自動車向けの自動車用ワイヤハーネス供給を大きく増やす。

 三菱電線工業が大手自動車メーカー向けのハーネス供給から撤退するのに伴い、取引の一部を引き継ぐ。4月以降、車種のマイナーチェンジに合わせて納入を順次増やす。今後数年で三菱自動車向けの納入シェアは過半数でトップに、年間受注額は約2倍の数十億円に拡大する見通しだ。

720とはずがたり:2010/03/03(水) 01:15:59

面白そうな記事なのに気付くのが遅れてキャッシュに一部残ってたのしか判らない↓

東北の砂金が一堂に、大館市で展示会
http://www.47news.jp/localnews/odekake/2010/01/post-20100120113912.html

 大館市の砂金採り愛好者が東北各地で採取した砂金を一堂に集めた展示会が19日、大館市の市観光物産プラザ(ホテルクラウンパレス秋北1階)で始まった。市観光協会主催。

「砂金ハンター」の異名を取る「みちのく砂金研究会」の高橋善之会長のコレクション。
東北の金山跡など15地域を訪れて採取した約220点を展示している。砂金展は来月いっぱい。

721荷主研究者:2010/03/07(日) 15:22:37

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820100301aaac.html
2010年03月01日 日刊工業新聞
日立金属、燃料電池用セパレーターに本格参入

 日立金属は燃料電池用セパレーターの市場に本格参入する。鉄とクロムを主成分とした特殊なステンレス合金を素材とし、耐酸化性や導電性、熱膨張率などセパレーターに求められる高い特性を実現。固体電解質型燃料電池(SOFC)向けにサンプル出荷を始めた。2015年にも同電池の市場が本格的に立ち上がると見込んでおり、20年に60億円程度の売り上げを目指す。

 SOFCは約700―1000度Cで作動するため、セパレーターには高温状態での耐酸化性や導電性の確保が必要。さらに構成部材の一つである電解質層との熱膨張差が小さい特性が求められる。これまでは導電性セラミックスが使われていたが、コストや加工性、軽量・薄型化の点で金属系への注目度が高まっている。

722荷主研究者:2010/03/14(日) 15:56:15

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100306/bsc1003060502001-n1.htm
2010.3.6 05:00 Fuji Sankei Business i.
鉄鋼各社 低品質原料の活用強化 価格高騰 新製法でコスト削減

神戸製鋼所の米ミネソタ州の新型炉で、割安な原料を使って生産した粒状の鉄(神戸製鋼所提供)

 鉄鋼メーカー各社が、新型炉の開発や天ぷらの原理を応用した原料処理技術などにより、低品質の鉄鉱石や石炭を活用する取り組みを強化している。成長を続ける中国の大量消費に伴い高品質な原料の価格が高騰しており、経費節減のため、より安価な原料の使用拡大を迫られているためだ。

 神戸製鋼所は米ミネソタ州に新型炉を建設、1月中旬に稼働させた。「ITmk3(アイティ・マークスリー)」と呼ばれる新製鉄法を採用した1号機で、円盤形の回転炉に原料を投入してから約10分という短時間で粒状の鉄を生産する。

 従来の高炉に使う原料には、内部に積み上げても圧力で崩れないだけの強度が求められる。これに対して新製法は、鉄鉱石と石炭を混ぜた団子状の原料を平面に並べて加熱する方式のため、割安な粉状の鉄鉱石や一般的な石炭で済むという。

 また神戸製鋼はインドネシアで、水分が多くて従来使えなかった石炭の改良実験も進めている。油で揚げて具材の水分を飛ばす天ぷらの原理を参考に、石炭を石油と混ぜ合わせた上で加熱し、水分を蒸発させる技術だ。

 低品質の石炭を活用する試みは他の鉄鋼メーカーにも広がっている。

 新日本製鉄は大分製鉄所(大分市)で新型のコークス製造炉を2008年に稼働。品質が劣る石炭の使用比率を従来の20%から50%にアップさせた。JFEスチールも、石炭に鉄鉱石を事前に混ぜることで鉄の生産効率を高めるとともに、低品質炭の使用比率を増やせる計画を推進。実証プラントの建設に着手した。

 日本の09年の粗鋼生産量は前年比26.3%減の8753万トンに落ち込んだ。中国は13.5%増で、それに伴い鉄鉱石や石炭を大量輸入。08年度の日本の平均輸入価格は鉄鉱石が5年前の約4倍、原料炭も約5倍に上昇し各社の収益を圧迫している。

724荷主研究者:2010/03/14(日) 18:06:26

http://www.japanmetal.com/back_number/t20100312.html#4
2010年03月12日(金)日刊産業新聞
朝日工業、圧延加熱炉に火入れ

 大手小棒電炉メーカーの朝日工業(本社=東京都豊島区)は、主力工場の埼玉事業所(埼玉県児玉郡)で進めていた圧延加熱炉の更新工事が完了し、8日に火入れ式を行った。

 新しく導入したウオーキングビーム型加熱炉(黒崎播磨製)は、リジェネバーナーを採用しているほか、燃料を従来の重油、再生油からLNGに切り替える。

 今後は5月にタンディシュ予熱装置、今夏に電気炉の燃料をLNG化する計画で、2010年度に製鋼、圧延ともにLNGへの燃料転換が完了する。

725荷主研究者:2010/03/14(日) 18:45:58

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201003120026.html
'10/3/12 中国新聞
次世代の太陽光発電基板開発
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 缶用材料など製造の東洋鋼鈑(東京)は、次世代太陽電池向けの新型基板を開発した。従来製品と比べて厚さを1、2%に抑えた半導体を載せることができる。曲面への活用が容易で、自動車の屋根に載せるソーラーカーへの応用も期待される。国内唯一の生産拠点の下松工場(下松市)で2011年ごろの製品化を目指す。

 開発したのは、主流の結晶シリコン型と同程度の発電効率を持つ超薄型半導体用の基板。スチール缶製造や表面処理の高度技術を応用した。素材はスチール缶原料の低炭素鋼。厚さ0・1ミリ未満に延ばし、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が開発した新型半導体と接着した。

 需要が急激に高まる太陽電池向けの製品を東洋鋼鈑が手掛けるのは初めて。「早期実用化に向け、半導体メーカーなどとの交渉を本格化させる」としている。

726荷主研究者:2010/03/20(土) 18:11:03

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100318/mcb1003180510023-n1.htm
2010.3.18 05:00 Fuji Sankei Business i.
金鉱探し、海底に脈あり 枯渇見据え「危険な場所」で開発競争

アフリカ西部マリの金鉱。陸地の金鉱の埋蔵量が減少し、産金業界は海に活路を求めている(ブルームバーグ)

 基軸通貨ドルの代替資産として金相場が過去最高値圏で推移するなか、金供給の先行きに懸念が出ている。世界の主要金鉱が掘り尽くされ、埋蔵量が減少しているのだ。世界の産金各社は、新たな探鉱の場として、海に目を向け始めた。

人工衛星使い探索

 アフリカの産金最大手、アングロゴールド・アシャンティ(南アフリカ)のキュティファニ最高経営責任者(CEO)は17日までにインタビューに応じ、海底で金の探鉱を行う計画を明らかにした。ダイヤモンド生産世界最大手のデビアスと共同で海洋探鉱会社を設立し、今後3〜5年間に4000万ドル(約36億円)を投資する。すでにニュージーランド沖で操業を開始しており、南アフリカやカナダにも展開する計画だ。

 金相場は、米国の財政赤字に対する懸念を背景に上昇基調を続けており、9年前に比べ4倍以上になった。16日のニューヨーク市場でもドル相場が下落したことを受けて買われ、金先物価格は前日比17.1ドル(1.5%)高の1オンス=1122.5ドルをつけた。ブローカーのゴールドコアは、昨年12月につけた1オンス=1226.56ドルの過去最高値を回復する可能性があるとみている。

 こうした中で産金各社は金鉱山の資源量枯渇を見据え、代替地探しに奔走している。米国やメキシコ、オーストラリアといった従来の採掘地域で高純度の鉱石が不足しているため、物理的、政治的にも、より困難な地域での探鉱を余儀なくされている。

 産金業界に詳しいゴールド・アロー・キャピタル・マネジメントのヘイスベルト・フルーネウェーゲン氏は「新たな鉱床の発見が減っているため、年間生産量に対する確認埋蔵量の割合は低下する一方。産金各社が沖合のような困難な場所に進出しなければならないのも、このためだ」と解説する。

 しかし、何百年もの間、つるはしやシャベルに頼っていた金の探鉱現場には強力な武器も現れた。鉱業専門の投資会社ASA(南アフリカ)のデビッド・クリステンセンCEOは「遠隔探知や衛星技術が、新たな場所での採鉱を可能にした」と指摘した上で「海底探鉱は技術革新に伴う自然の流れ。先陣を切る企業が優位に立つだろう」との見方を示した。

「最後の秘境は月」

 カナダの産金会社、アグニコ・イーグル・マインズは近く、自然環境が厳しい同国ヌナブット準州で鉱山開発を行う計画だが、同社のボイドCEOは「今や掘り尽くされた金鉱に代わる新たな金鉱を見つけて開発を行うには、まず最初に大自然と戦わなければならない」と説明。「アングロゴールドの海洋探鉱はその困難な戦いを象徴するものだ」と話した。

 トロントに拠点を置く産金会社のキンロス・ゴールドも1月に、ロシア極東への投資を増加させた。同社のバートCEOは「金を求める場所は、ますます遠い、危険な場所へと、広がりつつある。戦闘が行われているパキスタンで探鉱活動を計画する企業さえある」と語る。

 しかし、金鉱発掘に残された最後の秘境は、パキスタンでも深海でもない。ASAのクリステンセンCEOは「次に何が起こるかは分からないが、わたしの知る限り、月で探鉱を始めた企業はまだないはず」と指摘した。(ブルームバーグ Rob Delaney)

727荷主研究者:2010/03/20(土) 18:14:18

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100319/bsc1003190511011-n1.htm
2010.3.19 05:00 Fuji Sankei Business i.
JFEスチールと慶応大 超小型EV用部材を開発

 JFEスチールは18日、超小型電気自動車(EV)用の軽くて丈夫なスチールフレーム(鉄の骨組み)を、慶応大電気自動車研究室と共同で開発したと発表した。EVの普及を視野に、鉄の使い方を探るのが狙い。

 超小型EVは高さと長さが1.5メートル、幅が80センチで、室内外を自動運転により走行する。お年寄りが近くの病院に通う際の足代わりに使うことなどを想定している。

 慶応大は最先端の情報・通信・移動体の技術を用いた近未来社会の実現を目指す「コ・モビリティ社会の創成」プロジェクトを進めており、超小型EVの開発はその一環だ。

 スチームフレームは、超小型EVの集積台車と呼ばれるバッテリーやモーター、タイヤなど走行に必要な部品を組み上げたものに使われる。集積台車の土台となるとともに、バッテリーなどを納める箱としての機能と骨格としての機能を併せ持つ。 フレームは従来の車体用より丈夫な鋼板を主材料にし、板厚の異なる鋼板を組み合わせて製作した。安定走行のための丈夫さ、十分な走行距離を達成する軽さなどを実現した。

 慶応大はこのフレームを使って超小型EVを4台製作し、現在、試験評価中という。JFEでは今後も新型車の開発に初期段階から参加し、鋼材使用や部材加工法などを提案する活動に注力する方針だ。

728荷主研究者:2010/03/22(月) 12:47:14

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100319t13010.htm
2010年03月19日金曜日 河北新報
ゴムのような鉄合金開発 東北大研究グループ

 ゴムのように伸び縮みしながらも高い強度を保つ鉄合金の開発に、東北大大学院工学研究科の田中優樹研究員(材料組織学)と大森俊洋助教(金属材料学)らの研究グループが成功した。量産化・実用化できれば、高機能の医療器具開発や制震構造の素材として活用が期待されるという。成果は19日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 伸縮する合金は現在、主にニッケル―チタン合金(ニチノール)が使われているが、加工しにくいなどの課題がある。開発した鉄合金は室温でニチノールの約2倍に当たる10〜13%の伸縮性を持つ。約3倍の強度があり、加工もしやすいなど利点が多いという。

 鉄やこれまで研究が進められていた「鉄―ニッケル―コバルト―チタン合金」は、少し伸ばすだけでも元に戻らなくなる。研究グループはこの合金で、チタンの代わりにアルミニウムを使用。さらに微量のタンタルやホウ素を加え、厚さを約50分の1にする圧延処理や熱処理を施した。

 血管内治療に使う医療用ガイドワイヤは、伸縮性がないと入り組んだ血管内に入らず、低強度では柔らかすぎるため太くしなければ操作性を保てない。現在使われる素材のうちステンレスは伸縮性がなく、ニチノールは強度が低いという欠点がある。開発した鉄合金は両方の要素を満たし、末端の血管治療も可能になる。

 地震の時に建物へのダメージを軽減する制震材料にも活用できる。設計にもよるが、この鉄合金は理論上、ニチノールに比べてダメージを5倍軽減。ニチノールで耐えられる上限の2倍の揺れに対しても、建物の復元機能が働くという。

 研究室で生成できるのは1キロ程度のサンプルが限界で、田中研究員は「実用化が第一で、企業と連携して量産化を進めたい」と話している。

729荷主研究者:2010/04/03(土) 23:54:31

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002812946.shtml
2010/03/26 10:28 神戸新聞
尼崎の神崎工場閉鎖を検討 日新製鋼 

 高炉メーカー国内5位の日新製鋼(東京)は25日、尼崎市にある大阪製造所神崎工場を閉鎖し、堺製造所(堺市)への統合を検討していることを明らかにした。同社は国内8カ所の製造拠点のうち、4カ所が大阪から兵庫までの阪神地区に集中している。拠点の集約で製造コストを引き下げる。

 中期経営計画の発表会見で、鈴木英男社長が表明した。統廃合の時期は未定。

 神崎工場は特殊鋼の生産を担い、従業員は約80人。堺には新鋭設備があり、関西での特殊鋼生産を集約する方向で検討する。一方、ステンレスパイプを生産する尼崎製造所(尼崎市)は、専門工場として強化する。(高見雄樹)

730荷主研究者:2010/04/04(日) 01:44:53

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/221744_all.html
2010年03/20 14:55 北海道新聞
函館スチールセンター 高品質鋼板供給に期待 函館どつく内 来月に工場稼働

4月1日に操業を始める函館スチールセンター

 【函館】昨年5月、函館市弁天町の函館どつく内に設立された鋼板加工会社、函館スチールセンター(村上真二社長)の工場が間もなく完成し、4月1日、操業を開始する。北海道、東北の事業所では初となる厚手鋼板金属表面処理の自動塗装ラインを備え、道内や東北に高品質の鋼板を供給していく。

 函館スチールセンターは、金属加工のニホンケミカル(広島)と鋼材商社のメタルワン(東京)が共同出資した。資本金は5千万円で出資比率はニホンケミカルが60%、メタルワンが40%。約8億円をかけ、鉄骨造り平屋建て2500平方メートルの工場などを整備した。

 工場は金属表面処理の自動塗装ラインやクレーンによる荷役機能を備え、最大で月間1万トンの鋼材を扱う。役員を除く12人の従業員は現地採用した。初年度の売り上げ目標は4億円。

 主要顧客は函館どつく。函館どつくはこれまで、主に新日本製鉄君津製鉄所(千葉)から加工済みの鋼板を仕入れていたが、輸送に時間がかかり、品質の劣化が免れなかった。

 函館スチールセンターは、君津製鉄所から仕入れた加工前の鋼材を敷地内の岸壁で荷揚げして加工する。

 すぐに供給できるため、函館どつくは高品質の鋼板を確保でき、物流面での効率も高まる。

 函館どつく以外の道内、東北の造船、橋梁(きょうりょう)メーカーなどにも取引先を広げ、物流拠点としても一役を担いたいとしている。村上社長は「地域の期待に応える結果を出したい」と意気込んでいる。(小森美香)

731荷主研究者:2010/04/04(日) 13:48:40

http://www.lnews.jp/2010/04/36158.html
2010年04月01日 LNEWS
新日鉄/名古屋製鉄所でコークス炉新設

新日本製鐵は4月1日、君津製鉄所と名古屋製鉄所の鉄源工程における投資額は約600億円の大型設備投資を決めたと発表した。

君津製鉄所第2高炉の改修と名古屋製鉄所第5コークス炉の新設を行う。

グローバル競争時代に対し、鉄源ミルである大分製鉄所での世界最大ツイン高炉体制の構築や、CO2削減を実現する次世代型コークス炉の新設に続いて、君津・名古屋両鉄源ミルでの投資を実施。高級鋼を中心とした世界トップクラスの鉄源競争力の実現を目指す考えだ。

火入れから稼働15年が経過した君津第2高炉の拡大改修によって、出銑能力の上方弾力性を確保することで、アジア中心に拡大する鉄鋼需要に対応する体制を整えるとともに、全社の高炉で資源劣質化対応力向上、低還元材比操業などのコストミニマムを追求する。投資額は約400億円。

最老朽炉である名古屋第3コークス炉のリフレッシュ対策として、第5コークス炉を新設する。新コークス炉の立ち上げと並行して第3コークス炉を休止。新コークス炉には、大分製鉄所第5コークス炉で世界初導入した次世代コークス製造技術を導入する。次世代型コークス炉は大分に続き2基目。

732とはずがたり:2010/04/09(金) 23:02:05

神鋼、ベトナムに製鉄プラント 1千億円で建設へ
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040201000709.html

 神戸製鋼所は2日、ベトナム中部のゲアン省に製鉄プラントを建設する計画を発表した。投資額は約1千億円。鋼材需要の拡大が見込まれている東南アジアを中心に製品を販売していく。

 タイやベトナムなどの東南アジアには新日本製鉄やJFEスチールも高炉の建設を検討している。成長市場に進出する鉄鋼大手の動きが活発化しそうだ。

 プラント建設は2段階で、2011年1月にも着手し13年1月の稼働を目指す。最終的な生産能力は年240万トンになる予定だ。

 プラントには、神鋼が開発した「ITmk3(アイティ・マークスリー)」という製鉄法による回転炉を4基設置。低品位の鉄鉱石や石炭を原料に使えるのが特徴で、粒状の鉄を生産する。鋼板や鋼管などの最終製品は、このプラントでは製造しない。

 ITmk3を採用したプラントは今年1月に稼働した米国ミネソタ州に続いて2件目となる。神鋼はインドやウクライナ、カザフスタンなどへの建設も検討している。
2010/04/02 18:21 【共同通信】

733荷主研究者:2010/04/10(土) 17:08:51

http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1270186555
2010年04月02日14時35分 千葉日報
新日鉄、君津の高炉拡張へ 名古屋はコークス炉新設

 新日本製鉄は1日、君津製鉄所(君津市)の第2高炉を拡大改修し、名古屋製鉄所(愛知県東海市)にはコークス炉を新設すると発表した。投資額は君津が400億円、名古屋が600億円で計1千億円。アジアへの鋼材輸出の拡大に対応するとともに、最新技術で二酸化炭素(CO2)排出量や操業コストを抑えるのが狙いだ。

 高炉の改修は、大分製鉄所(大分市)の第1高炉を改修して昨年8月に再稼働させて以来。君津第2高炉(炉容積3273立方メートル)を2012年初めごろに止め、炉容積を4500立方メートルに拡張して同年4月にも稼働させる。年間の粗鋼生産能力は230万トンから300万トンに拡大する。

734荷主研究者:2010/04/10(土) 17:21:51

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820100329cbak.html
2010年03月29日 日刊工業新聞
三菱アルミ、日本製箔から日用品事業を譲り受け

 三菱アルミニウム(東京都港区、矢尾宏社長、03・3769・0111)は、日本製箔(東京都千代田区、野口泰秀社長、03・6831・6315)から5月1日付で日用品事業を譲り受けることで合意した。厳しい事業環境の中で、家庭用アルミ箔の開発、販売など両社の重複分野を統合し、生産効率化やコスト削減を進め日用品事業の競争力を高める。譲受額は非公表。

 日本製箔が三菱アルミに営業権を譲渡し、三菱アルミ子会社で日用品事業を手がけるエムエーパッケージング(東京都港区)に日本製箔の人員が出向する予定。両社の日用品事業の売上高は2008年度で約70億円。

 アルミ箔業界は販売価格の下落に加え、中国製品の流入で各社とも収益が悪化。このため、三菱アルミと日本製箔は08年1月に日用品事業で業務提携し、素材の相互供給や一部製品の共同企画、金型の共同発注などに取り組んでいた。

735荷主研究者:2010/04/10(土) 17:25:04

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820100402cbbd.html
2010年04月02日 日刊工業新聞
新日鉄、1000億円投資し君津・名古屋の生産工程を増強

 新日本製鉄は1日、合計約1000億円を投資して君津製鉄所(千葉県君津市)と名古屋製鉄所(愛知県東海市)の粗鋼生産工程を増強すると発表した。

 君津では第2高炉を改修、生産能力を年間70万トン増強し同300万トンに高める。名古屋では老朽化したコークス炉の休止に併せ生産性の高い新型炉を新設する。新興国を中心に鉄鋼需要の伸びが想定されることから、粗鋼生産能力に余裕を持たせる。君津では現在の第2高炉を2012年年頭に休止、4カ月間かけて拡大改修する。炉の容積は現在の3273立方メートルから同4500立方メートルに拡大する。投資額は約400億円。

 名古屋では稼働から40年がたち老朽化した第3コークス炉を13年3月に休止し新炉を稼働させる。コークス生産能力は現状比年間25万トン増の同100万トン。品位の低い石炭の使用比率を高められるうえ、蒸し焼きの速度を高めることで生産性は1・7倍に高まるという。

736荷主研究者:2010/04/10(土) 17:32:26

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100402/bsc1004020505003-n1.htm
2010.4.2 05:00 Fuji Sankei Business i.
新日鉄 君津高炉改修など1000億円投資 海外需要増で生産力アップ

 新日本製鉄は1日、君津製鉄所(千葉県君津市)第2高炉を改修して生産能力を拡大すると発表した。鉄鋼需要がアジアを中心に増加しているため。さらに名古屋製鉄所(愛知県東海市)に鉄鋼原料のコークスを生産する次世代型設備を新設して二酸化炭素(CO2)排出量やコストの削減を目指す。投資額は合わせて約1000億円になる。

 第2高炉は稼働開始から15年経過。現在、粗鋼生産能力は年間230万トンだがこれを約300万トンに引き上げる。同社全体の粗鋼生産能力は年間約3500万トン、グループ会社などからの供給分を含めると約4000万トンとなっており、改修により約70万トン増える。2011年1月にも工事に入り、12年4〜6月期に稼働する予定だ。投資額は約400億円。

 一方、名古屋製鉄所でのコークスの新生産設備は10年度末に着工し、13年3月に稼働させる計画だ。これに伴い、既存の設備1基を休止する。生産能力は新設備が年間100万トンで旧設備から25万トン増加する。

 最先端技術の導入でCO2を旧設備に比べ年間10万〜20万トン減らせるほか、従来よりも質は劣るが割安な原料の使用量を増やせるため、コストの低減にも寄与する。投資額は約600億円。同社でこうした設備を設置するのは大分製鉄所(大分市)に続いて2例目となる。

737荷主研究者:2010/04/17(土) 18:59:42

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720100409eaah.html
2010年04月09日 日刊工業新聞
東北大、鉄系高温超伝導体に特異な電子状態の存在を確認

 東北大学の高橋隆教授、佐藤宇史助教らの研究グループは、鉄系の高温超電導体に「ディラックコーン」と呼ばれる特異な電子状態が存在することを突き止めた。

 これまで炭素薄膜のグラフェンや有機導体でその可能性が指摘され、高速デバイスの開発が進んでいたが、鉄系高温超電導体で確認したのは初めて。この性質を制御することで、超電導を利用したデバイスの開発が前進する。科学技術振興機構(JST)のプロジェクトの一環。

 物質に光を当てると電子が放出される、外部光電効果を利用した「角度分解光電子分光」を使い、鉄系超電導体から電子を直接引き出してエネルギー状態を調べた。室温から温度を下げていき、反強磁性の状態に変わったとたん、電子の運動状態が変化し、ディラックコーン状態が現れた。超電導体の内部の磁気的な秩序と密接にかかわっているという。

738荷主研究者:2010/04/25(日) 03:04:07

http://www.shizushin.com/news/local/central/20100416000000000026.htm
2010/04/16 静岡新聞
「青白」巨大煙突惜しまれ解体へ 日軽金清水工場

 静岡市清水区の日本軽金属清水工場にある、高さ145メートルの煙突が19日から解体されることになった。1998年に清水港のイメージ色「青と白」に塗装されて以来、港内の景観形成を進める「みなと色彩計画」の象徴となってきただけに、関係者は名残を惜しんでいる。

 同工場によると、煙突は清水港内で最も高い構造物の一つで、アルミナなどを生産する設備のボイラー用として稼働していた。工場の設備更新に伴い、役割を終えることになったという。

 色彩計画は市民、地元企業、学識経験者、行政でつくる委員会の報告に基づき、清水港内の事業所や倉庫などの色を統一しつつ、港内各地区の特色を引き出すことを目指している。煙突は航空法の規制で赤白の2色塗装だったが、地元6万5千世帯の同意書を国に提出し、工場側が高光度障害灯の設置費用を負担するなどして、約5年かけて塗り替えを実現した。

 解体は5月中旬まで。同市清水港振興課は「協働の先駆けとなった取り組み。計画推進にも大きな役割を果たしたと思う」と話している。

739荷主研究者:2010/04/25(日) 03:06:44

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0002875667.shtml
2010/04/15 01:03 神戸新聞
神戸製鋼、売上高3兆円へ 中長期経営計画発表

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は14日、2020年度までに連結売上高を08年度比で約4割増の3兆円、経常利益を約3倍の2千億円以上に伸ばす中長期経営計画を発表した。売上高の上積み分となる8千億円は、中国など新興国を中心とする海外市場で達成する計画。

 インフラ整備が盛んな中国とインドで、新たにクレーン車生産を検討するなど建設機械需要の取り込みを図る。また、自動車向け高張力鋼板やアルミ部品の営業を強化する。

 新興国の経済成長に伴い鋼材需要が伸びる半面、原料の鉄鉱石は価格上昇が確実視されている。神鋼は、高炉には向いていない低品質の鉄鉱石から高品質の鉄を作る新製鉄法「ITmk3(アイティ・マークスリー)」を海外展開し対応する。

 連結売上高に占める海外比率は08年度の約3割から5割に高まるという。一方、国内の売上高は横ばいの見込み。神戸、加古川両製鉄所による粗鋼生産能力は年間800万トンを維持する。

 従来の中期経営計画は06〜08年度の3カ年だったが、世界同時不況を受け新計画の策定を中断していた。

(内田尚典)


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