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鉄鋼・非鉄金属スレッド

709荷主研究者:2010/02/13(土) 18:55:22

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100212/bsc1002120501001-n1.htm
2010.2.12 05:00 Fuji Sankei Business i.
競う2強 鉄鋼戦国時代 JFE高炉再稼働 新日鉄も譲らず

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/industry/bsc1002120501001-p1.jpg
新日鉄とJFEの業績比較【拡大】

 JFEスチールは11日、需要の急減で昨年1月から休止していた西日本製鉄所倉敷地区(岡山県倉敷市)第3高炉を再稼働させた。アジア向け輸出の拡大で生産が回復してきたためだ。同社は新興国市場の開拓を目指して海外戦略を加速しており、国内最大手の新日本製鉄を追撃する姿勢を強めている。これに対して新日鉄も世界的な鋼材の供給体制を拡充して突き放しにかかる構えで、台頭する韓国、中国勢との競争に加え、国内鉄鋼2強の“覇権争い”も熾烈(しれつ)を極めてきた。

 ◆需要回復で増産

 西日本製鉄所倉敷地区では同日、寒風が吹きすさぶ中、第3高炉の火入れ式が行われた。「昨年暮れごろから、需要が戻ってきた。第3高炉はJFEの製鉄技術の粋を集めている。一日も早くフル稼働させることが重要だ」。高炉の送風口に火を投じた同製鉄所の野村寛所長はこうあいさつし、今後の生産拡大に意欲を示した。

 一昨年秋のリーマン・ショック以降の世界同時不況の影響で、国内鉄鋼大手は大幅減産を余儀なくされ、JFEと新日鉄は昨年2月までに、それぞれ高炉2基を休止する事態に追い込まれた。その結果、2009年国内粗鋼生産量は40年ぶりの低水準に沈んだ。

 とはいえ、建設関連を中心に国内需要の低迷が続くのに対し、生産はアジア輸出を牽引(けんいん)役にして、徐々に回復軌道をたどっている。新日鉄は昨年8月に、大分製鉄所(大分市)第1高炉、10月には君津製鉄所(千葉県君津市)第2高炉を再稼働させ、平時の生産体制に復帰した。JFEも今回の火入れで、休止中の高炉は西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)第3高炉だけとなった。

 業績も好転している。新日鉄は09年10〜12月期連結決算で4四半期ぶりに黒字に転換し、JFEは7〜9月期に比べ黒字幅が倍増した。鉄鋼大手で輸出比率の最も高いJFEは輸出増の恩恵を受けやすく、10年3月期通期でも大手4社では唯一最終黒字を見込む。新日鉄が7年ぶりの最終赤字を予想するのとは対照的だ。

 ◆対中韓も正念場

 JFEはインドの鉄鋼大手JSWスチールと包括提携して現地生産拠点を確保するなど、新興国市場の攻略も急いでいる。

 新日鉄もトップメーカーの地位を譲る気はさらさらない。「JFEに収益性で負けているではないか。たるんでいるのではないか」。宗岡正二社長はこうゲキを飛ばし、社内の引き締めを図っているという。同社も今後5〜10年をめどに、鋼材の供給能力を現在の4200万トンから5000万トン以上に引き上げる目標を掲げて、インドの鉄鋼大手タタ製鉄との合弁会社設立など新興国需要争奪戦に勝ち抜く布石を打っている。

 一方、アジアでは韓国の現代製鉄が今年1月に同社初の高炉を稼働させたほか、中国では宝鋼集団が新製鉄所の建設を進めている。韓国大手ポスコも昨年末、インドネシアでの高炉建設を発表した。生産回復とともに、アジアは「大競争時代」(宗岡社長)に突入しており、新日鉄、JFEともに中韓勢との対抗戦でも正念場を迎えつつある。(本田誠、中村智隆)

                   ◇

 ≪野村寛・JFEスチール西日本製鉄所所長≫

 ■年間で2000万トン 生産量世界一に

 倉敷地区は1年ぶりに、高炉3基のフル態勢になった。西日本製鉄所は、休止している福山地区の高炉1基を除いても、年間2000万トンの粗鋼生産が可能な生産量世界一の製鉄所になる。BRICsなどの新興国では1人当たりの鉄の消費量は先進国並みに伸びる見通しで、人口も多い。鉄の需要は増えていく。JFEは、東日本と西日本製鉄所を合わせ、粗鋼生産3300万トン態勢を目指している。国内外の安定供給の要請に応えるため、生産効率の最大化と、世界をリードする品質を追求していきたい。


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