したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鉄鋼・非鉄金属スレッド

726荷主研究者:2010/03/20(土) 18:11:03

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100318/mcb1003180510023-n1.htm
2010.3.18 05:00 Fuji Sankei Business i.
金鉱探し、海底に脈あり 枯渇見据え「危険な場所」で開発競争

アフリカ西部マリの金鉱。陸地の金鉱の埋蔵量が減少し、産金業界は海に活路を求めている(ブルームバーグ)

 基軸通貨ドルの代替資産として金相場が過去最高値圏で推移するなか、金供給の先行きに懸念が出ている。世界の主要金鉱が掘り尽くされ、埋蔵量が減少しているのだ。世界の産金各社は、新たな探鉱の場として、海に目を向け始めた。

人工衛星使い探索

 アフリカの産金最大手、アングロゴールド・アシャンティ(南アフリカ)のキュティファニ最高経営責任者(CEO)は17日までにインタビューに応じ、海底で金の探鉱を行う計画を明らかにした。ダイヤモンド生産世界最大手のデビアスと共同で海洋探鉱会社を設立し、今後3〜5年間に4000万ドル(約36億円)を投資する。すでにニュージーランド沖で操業を開始しており、南アフリカやカナダにも展開する計画だ。

 金相場は、米国の財政赤字に対する懸念を背景に上昇基調を続けており、9年前に比べ4倍以上になった。16日のニューヨーク市場でもドル相場が下落したことを受けて買われ、金先物価格は前日比17.1ドル(1.5%)高の1オンス=1122.5ドルをつけた。ブローカーのゴールドコアは、昨年12月につけた1オンス=1226.56ドルの過去最高値を回復する可能性があるとみている。

 こうした中で産金各社は金鉱山の資源量枯渇を見据え、代替地探しに奔走している。米国やメキシコ、オーストラリアといった従来の採掘地域で高純度の鉱石が不足しているため、物理的、政治的にも、より困難な地域での探鉱を余儀なくされている。

 産金業界に詳しいゴールド・アロー・キャピタル・マネジメントのヘイスベルト・フルーネウェーゲン氏は「新たな鉱床の発見が減っているため、年間生産量に対する確認埋蔵量の割合は低下する一方。産金各社が沖合のような困難な場所に進出しなければならないのも、このためだ」と解説する。

 しかし、何百年もの間、つるはしやシャベルに頼っていた金の探鉱現場には強力な武器も現れた。鉱業専門の投資会社ASA(南アフリカ)のデビッド・クリステンセンCEOは「遠隔探知や衛星技術が、新たな場所での採鉱を可能にした」と指摘した上で「海底探鉱は技術革新に伴う自然の流れ。先陣を切る企業が優位に立つだろう」との見方を示した。

「最後の秘境は月」

 カナダの産金会社、アグニコ・イーグル・マインズは近く、自然環境が厳しい同国ヌナブット準州で鉱山開発を行う計画だが、同社のボイドCEOは「今や掘り尽くされた金鉱に代わる新たな金鉱を見つけて開発を行うには、まず最初に大自然と戦わなければならない」と説明。「アングロゴールドの海洋探鉱はその困難な戦いを象徴するものだ」と話した。

 トロントに拠点を置く産金会社のキンロス・ゴールドも1月に、ロシア極東への投資を増加させた。同社のバートCEOは「金を求める場所は、ますます遠い、危険な場所へと、広がりつつある。戦闘が行われているパキスタンで探鉱活動を計画する企業さえある」と語る。

 しかし、金鉱発掘に残された最後の秘境は、パキスタンでも深海でもない。ASAのクリステンセンCEOは「次に何が起こるかは分からないが、わたしの知る限り、月で探鉱を始めた企業はまだないはず」と指摘した。(ブルームバーグ Rob Delaney)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板