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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

1639とはずがたり:2008/06/20(金) 17:27:48
空自にも洒落の解る上官のが居るのかw

空自の“自虐ポスター” 情報漏洩防止に効果!?
2008.6.20 14:15
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080620/plc0806201415010-n1.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/plc0806201415010-p1.jpg

「評判を呼んでいる自虐ネタ満載の週刊秘密保全」 「私が情報を漏らしました 元自衛官が実名告白」…衝撃的な“見出し”が並ぶ「週刊秘密保全」の広告。実はこれ、航空自衛隊が隊員に情報の漏洩(ろうえい)や流出の防止を呼びかける秘密保全がテーマの啓発ポスターなのだ。週刊誌の車内つり広告をまねたユニークな発想と、“自虐的”な見出しが空自内で話題となっている。全国の部隊で掲示されているが、その効果は!?

 “見出し”に見立てた標語には「家族にも内緒で毎晩ファイル共有ソフト」「WINNYにハマった懲戒免職までの日々」「どんだけ〜!公私の区別がつかない隊員達 平気で秘密文章をコピー、仕事を家に持ち帰る上官」などと続く。

 また、実名告白した元自衛官の顔写真をモザイクをかけて登場させている。

 極めつけは、空自トップの田母神俊雄航空幕僚長が会見で使って物議を醸した「そんなの関係ねぇ」を使った「そんなの関係ねぇでは済まされない あなたのパソコン緊急点検ポイント100」。

 このポスターを正式採用した空自に対し、陸上自衛隊などからは「われわれの組織では考えられない」との声も。

 ポスターを企画した航空幕僚監部調査課によると、昨年9月に空自全部隊に応募を呼びかけたところ、約500作品が集まった。その中から厳正な審査で5点が採用となったが、「週刊秘密保全」は最高の評価だったという。5点のポスターは6月から全国の部隊で掲示されている。

1640とはずがたり:2008/06/22(日) 14:31:38
東欧MD計画:米「リトアニアも候補」 ポーランドけん制
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080622k0000m030056000c.html

 【ウィーン中尾卓司】米国の東欧ミサイル防衛(MD)計画で、ポーランドに代わるミサイル基地の配備先として、旧ソ連・バルト3国のリトアニアが新たに浮上した。ポーランドが軍事支援の増額など受け入れの見返り条件をつり上げたことから、来年1月までのブッシュ政権の任期中にMD配備に道筋をつけたい米国があせり、ポーランドをけん制し始めたとみられる。

 米国防総省の当局者は17日、「(ポーランドの)ほかにも選択肢はある。MD基地を受け入れられる欧州の国は複数あり、リトアニアもその一つだ」と語った。リトアニアは米国との交渉を否定したものの、オレカス国防相は「要請されれば、MDに加わる可能性を検討する」と含みを残した。

 ポーランドで昨年11月に成立したトゥスク政権は、MD受け入れを推進した前カチンスキ政権の政策を修正。受け入れ条件として対空防衛システム導入など軍備近代化の支援を米国に要求し、両国の交渉は難航している。

 ポーランドのクリフ国防相は先月、「米国にとって欧州におけるポーランドの役割は重要。南西アジアのパキスタンや中東のエジプトと同じだ」と、米国の他の同盟国を引き合いに見返り支援の必要性を主張した。軍事協力としてポーランドに毎年2700万ドルを供与している米国は、さらに2000万ドルの追加支援を約束。しかし、ポーランドが求める軍事力の整備には数十億ドルを要するとの試算もある。ポーランドは既に米次期政権との交渉を意識しているとの観測もある。

 一方、米国のMD計画そのものに反対するロシアにとって、旧ソ連のリトアニアへの基地建設は、より挑発的に映っている。ラブロフ露外相は20日、モスクワで記者団に対し、リトアニアMD配備について米国に問い合わせたことを明らかにし、「米国があらゆる計画を凍結することが重要」と不快感を示した。

 【ことば】米国の東欧MD計画 弾道ミサイルによる欧州攻撃を想定し、ポーランドに地上配備型の迎撃ミサイルを10基、チェコに追跡レーダー施設を建設する構想。米国は07年1月、「イランから欧州を守るため」として12年までの実践配備計画を発表。チェコと米国は配備に関する協定締結に近づいている。これに対し、ロシアは「自国への脅威」と反発している。

1641新世紀:2008/07/10(木) 12:23:44
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1642名無しさん:2008/07/23(水) 20:35:13
きなくさくなってきましたね…。

右側船底に強い衝撃、千葉沖漁船沈没 潜水艦衝突可能性も
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008072390141035.html
2008年7月23日 14時13分

 千葉県・犬吠埼の東方約350キロの海上で6月23日、福島県いわき市の巻き網漁船「第58寿和(すわ)丸」(135トン)が沈没し、死者4人、行方不明者13人を出した事故で、寿和丸は、船の下からの強い衝撃のため右舷の船底を損傷し、沈没したとみられることが横浜地方海難審判理事所の調査で分かった。理事所は、乗組員の証言などから、損傷は潜水艦との衝突で生じた可能性もあるとみて調査している。

 事故原因としては、複数方向から波がぶつかってできる「三角波」という高波によって船体が傾いた可能性が指摘されていた。しかし、当時の現場海域はうねりが2−4メートル、波高2メートルで、理事所は漁船が転覆するほどの高波ではなかったとみている。

 関係者によると、救助された乗組員は理事所の調査に「右舷船底近くの側面に強い衝撃を感じた」と証言。海に投げ出された乗組員らは油まみれで救助されていることから、船底の燃料タンクが何らかの原因で損傷、大量の燃料油が海面に流出したとみられる。

 証言などで、寿和丸は衝撃を受けて右舷側に大きく沈み込むように傾いた後、わずか10−15分で沈没したことが分かっており、船底に穴が開いて船内に海水が入った可能性が高いという。

 事故当時、周辺にいた僚船はレーダーや目視で他の船を確認していなかった。理事所関係者は「状況からみて潜水艦による衝突以外の可能性は考えにくい」とも話している。

1643とはずがたり:2008/08/04(月) 14:00:30

意味解らんなぁ・・併しこんな単純な行為どうやってばれるんだ?不審な行動ってどんなんだ?

「騒ぎで訓練なくすため」 護衛艦放火の海士長免職 
2008.8.4 13:07
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080804/crm0808041308010-n1.htm

 海上自衛隊の護衛艦「さわゆき」で7月に起きた放火火災で、海自横須賀地方総監部は4日、艦船損壊罪で起訴された乗組員で海士長の木村一大被告(21)を同日付で懲戒免職にした、と発表した。捜査当局の調べに「騒ぎを起こせば、訓練がなくなると思った」などと供述していたという。

 総監部によると、木村被告は7月6日早朝、青森県の尻屋崎沖を航海中、艦内のいかりを巻き上げる機械がある部屋で布にライターで火を付け放置、床の塗装を焦がすなど損壊した。

 火災をめぐっては、取材中だった青森朝日放送(青森市)のアナウンサーら4人が乗った取材用ヘリコプターが海上に墜落、2人が死亡、2人が行方不明となった。

護衛艦「さわゆき」火災 放火で海士長を逮捕 警務隊
2008.7.10 21:19
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080710/crm0807102120033-n1.htm

 青森県尻屋崎沖の太平洋を航行中の護衛艦「さわゆき」(艦長・米丸祥一2等海佐)の艦内で6日未明に起きた火災で、海上自衛隊の警務隊は10日、放火による建造物損壊容疑で、乗組員の海士長、木村一大容疑者(21)を逮捕した。

 「さわゆき」は神奈川県・横須賀基地から出航。青森県・大湊基地にむかっていた6日午前3時半ごろ、錨を巻き上げる機械が設置されている艦前部の揚錨(ようびょう)機室から出火した。けが人はなく航行にも支障はなかった。

 警務隊の調べによると、火が出た部屋には全く火の気がなかった。乗組員の事情聴取から出火時に不審な行動を取っていた木村容疑者が浮上。事情聴取したところ、「ライターで布に火をつけた」と容疑を認めたため逮捕した。同隊で動機を追及している。

 「さわゆき」の火災をめぐっては、取材に向かった青森朝日放送のヘリコプターが墜落、1人の死亡が確認されたが、3人が行方不明となっている。

1644とはずがたり:2008/08/10(日) 13:51:53
【関連】“双頭”ロシア 後手踏む 南オセチア紛争 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008081002000111.html
2008年8月10日 朝刊

 【モスクワ=常盤伸】独立を主張する南オセチア自治州の州都ツヒンバリ中心部まで進攻したグルジアの電撃作戦。軍事大国のロシアは小国グルジアを相手に後手に回り、巻き返しに苦慮しているもようだ。メドベージェフ大統領とプーチン首相の「双頭政権」が抱え込む非効率な指揮系統が背景にあるとの見方が浮上している。

 憲法上、ロシア軍の最高司令官はメドベージェフ大統領だ。しかし、軍・治安当局者に基盤を持たないメドベージェフ氏にかわって軍・治安機関を実質的に統括するのは実力者のプーチン首相、との見方が有力。ロシアの軍事関係者は「ロシア側の対応に時間がかかったのは、大統領と首相の二つの権力中枢で決定に遅滞が生じたからだ。首相が北京五輪のためロシアを離れたのも大きい」と指摘する。

 これに軍事作戦上、グルジア軍の実力を過小評価したロシア軍の誤算が重なった。北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指すグルジアは、欧米諸国の支援により急速に軍装備や兵員訓練での「脱ソ連」、「近代化」を進めた。

 ロシア軍事筋は「今回の夜間電撃作戦は米軍やイスラエル軍に似ており、ロシア軍では不可能な水準だ」と指摘。

 軍事評論家のフェリゲンガウエル氏は「グルジアの軍事力はロシアを除く独立国家共同体(CIS)諸国の中で最精強だ。ロシア軍幹部は一九九〇年代の弱体なグルジア軍の印象にとらわれ、能力を過小評価していた」とみている。
ロシア介入の根拠に

 【モスクワ=常盤伸】グルジアの南オセチア自治州をめぐる同国とロシアの武力衝突で、事態を複雑化させているのが平和維持軍としてのロシア軍の存在だ。ロシア側の軍事介入の根拠となっているが、グルジア側は、本来中立的存在である平和維持軍が、ロシア編入を求める南オセチアの後ろ盾になっているとの不満を募らせており、サーカシビリ・グルジア大統領は、ロシア軍の存在を主権侵害と非難。平和維持軍に欧米諸国が参加する新たな和平枠組みづくりを訴えてきた。欧米を加え、ロシアの影響力を弱める方向で和平枠組みを組み替えるのも、グルジアの軍事行動の主要目的にあるとの見方が出ている。

 ロシアが平和維持軍として南オセチアに駐留した原点は一九九二年六月の南オセチア紛争での停戦協定。ロシア、グルジア両国と、南オセチア自治州、ロシア国内の北オセチア共和国による四者協議で、欧米の参加を排除したいロシアのエリツィン大統領(当時)と関係が良好だったシェワルナゼ国家評議会議長(当時)の主導による枠組みだ。

 しかし旧ソ連諸国での影響力回復を狙うプーチン氏が二〇〇〇年にロシア大統領に、翌〇一年にオセチア独立派武装勢力指導者のココイトイ氏が南オセチアの大統領に当選すると状況は一変する。グルジア側は、南オセチアの特殊機関や軍幹部がロシアの「平和維持軍」を通じロシア治安機関の深い影響下に入り、事実上の傀儡(かいらい)機関と化しているとの見方が強い。

 本来、平和維持軍の部隊増強にはグルジアなど関係当事国の承認が必要だが、今回、グルジアはロシア軍の増強を認めておらず、協定は破られた格好だ。

1645とはずがたり:2008/08/10(日) 13:54:35
クローズアップ2008:南オセチア、戦闘激化 グルジア「戦時」宣言
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20080810ddm003030132000c.html
 ◇背後で米露さや当て

 グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州でのロシア軍とグルジア軍の交戦は、拡大の様相を見せている。人口わずか7万人の南オセチアだが、グルジアの地理的な戦略上の重要性やカスピ海の原油供給などエネルギー安全保障問題も絡み、ロシアと欧米がさや当てを演じてきた舞台でもある。それだけに今回の戦闘も、互いに譲れないものとなりかねず、早くも長期化が懸念されている。
 ◇「五輪休戦」できず

 9日付のロシア大衆紙モスコフスキー・コムソモーレツは、1面で「五輪の火(アゴーン)」の見出しの下、ロケット砲を発射する南オセチアの戦闘風景と、北京五輪開会式の写真を並べた。「アゴーン」がロシア語で「聖火」「砲火」の両方を意味することに引っかけたものだ。

 8日の五輪開会式当日の「開戦」は、世界に衝撃を与えた。国連総会で昨年採択された、北京五輪期間中のあらゆる戦闘の停止を呼びかける決議は、初日から踏みにじられた。

 北京を訪れたロシアのプーチン首相は、各国首脳らとの会談で「グルジア側の攻撃で、(南オセチアで活動する)ロシア平和維持部隊の兵舎が被弾した」とロシアが被害者であることを強調した。直後に行われたロシアの軍事介入を、あくまで反撃目的と主張するための布石とみられる。

 分離独立をめぐって90年末から紛争に発展した南オセチアは、オセット人が7割を占める。92年にロシアとグルジアの間で停戦成立後、独立派の政府がロシア平和維持部隊の保護下で実効支配しており、グルジア政府の統治が及ばない地域だ。住民の大半がロシア国籍を取得し、ロシアの下院選や大統領選にも投票できる。国境を挟んで北には同じオセット人が多数を占めるロシア・北オセチア共和国があり、住民はロシアへの帰属意識が強い。こうした実効支配や住民意識を背景に、ロシアは今回、軍事介入の理由として「自国民保護」を挙げた。

 ただ、国際的には独立が認められていない未承認国家。今年2月、コソボのセルビアからの独立宣言を欧米諸国が承認したことで、「なぜ我々の独立は認められないのか」と国際社会へのアピールを活発化させていた。

 グルジアにはもう一つ、独立を求める地域がある。西部のアブハジア自治共和国だ。今回もアブハジアは南オセチアに義勇軍を派遣しており、対グルジアで両者の結束は固い。

 グルジア政権にとって、ソ連崩壊後の内戦を経て事実上の独立状態となっていた両地域の再統合は、長年の課題だった。「バラ革命」と呼ばれる03年の民主化運動を機に誕生したサーカシビリ現政権は、国家統一に取り組む一方、ロシアの影響下を脱するため北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指した。これにロシアが強く反発し、二つの未承認国家への支援を強めた。両軍の交戦は、こうした状況下で起きた。

 ロシアには、別の懸念もある。南オセチアから350キロ、アブハジアからは数十キロしか離れていないソチで予定されている14年冬季五輪への影響だ。戦闘長期化は、五輪開催を危ぶむ声を国際社会に起こしかねない。ソチ五輪は、昨年7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で、大統領だったプーチン氏自ら英語で招致演説をして勝ち取った。80年モスクワ五輪で西側諸国のボイコットにあったロシアにとって、自国での「完全五輪」成功は悲願だ。今回の戦闘で、ロシアは自らを難しい立場に追い込むことにもなりかねない。【モスクワ大木俊治、北京・杉尾直哉】

1646とはずがたり:2008/08/10(日) 13:55:02
>>1645-1646
 ◇欧米、事態収拾急ぐ 原油供給の停止を懸念

 欧米はグルジアに合同使節団を派遣、事態収拾を急いでいる。背景には、同国の戦略的な重要性と、エネルギー安全保障を巡るロシアとの確執がある。グルジアは、ロシアを迂回(うかい)してカスピ海の原油を地中海に運ぶ「BTCパイプライン」の経由地で、情勢が悪化すれば欧州へのエネルギー供給がストップしかねない。グルジアの経済発展相は9日、「ロシア軍機がパイプラインを狙って攻撃したが、外れた」と述べた。

 ブッシュ米政権は、親米路線を取るグルジアのサーカシビリ政権に、対テロ訓練を目的として、軍・文民の顧問団約130人を派遣、軍事的な関係を緊密化させている。ロシアの影響力低下につながるBTCパイプラインの実現にも尽力した。米国は、南オセチア紛争がサーカシビリ政権の弱体化につながることを憂慮し、グルジアの「領土の一体性」を外交的に支援する姿勢を鮮明にしている。

 北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)が旧東欧・旧ソ連諸国を吸収する形で東方に拡大した結果、グルジアは欧米とロシアの勢力圏争いの最前線となった。南オセチアの軍事衝突も、NATO、EU加盟を目指すグルジア政府を欧米が後押しし、南オセチアの分離独立派をロシアが支援する形で「代理戦争」の様相を呈している。

 今のところ国連安全保障理事会でも、欧米とロシアは互いの主張をぶつけ合う状態だ。双方の覇権争いが絡むだけに、紛争解決の道は容易ではない。【ワシントン小松健一、ブリュッセル福島良典】
 ◇福田首相「憂慮」

 福田康夫首相は9日、長崎市内で会見し、「現在の事態をたいへん憂慮している。事態がこれ以上悪化することのないよう、すべての当事者が自制し、和平協議のテーブルに着くことが必要だ」と語った。【木下訓明】
 ◇全面戦争発展は両国とも望まず−−廣瀬陽子・静岡県立大准教授(国際政治・カフカス地域研究)の話

 グルジアのサーカシビリ大統領はシェワルナゼ前大統領時代に分離独立運動を抑えられなかった地域を奪還する目標があった。五輪に合わせ南オセチア進攻を開始したのは、国際的な注目を集める中ではロシアも大規模な反撃に出にくいとの読みがあったはずだ。

 ただ、戦闘は比較的早い段階での沈静化も考えられる。ソチ五輪成功を最優先するロシアはネガティブな印象を国際社会に与えたくない。グルジアも本気でロシアと戦争すれば苦境に陥ると認識している。ロシアが南オセチアへの後方支援を続け、泥沼化する可能性もあるが、双方とも全面戦争への発展を避けたいのは確かだろう。

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 ◆南オセチアを巡る主な動き◆
1990年末   南オセチア自治州が独立とロシア領への編入を主張し、軍事衝突に発展
  91年 4月 グルジアがソ連から独立宣言
     12月 ソ連崩壊
  92年 6月 露、グルジアが停戦合意
2004年 1月 グルジア大統領に親欧米のサーカシビリ氏就任
  06年11月 南オセチアの住民投票で99%が独立を支持
  08年 2月 コソボ自治州がセルビアから独立宣言
      3月 南オセチア自治州議会が国連に独立承認を求める書簡送付
      7月 露空軍機が南オセチア上空を飛行し威嚇

毎日新聞 2008年8月10日 東京朝刊

1647とはずがたり:2008/08/10(日) 23:17:10
>ツヒンバリ周辺の部隊を新しい拠点に移動させる
大本営発表の転戦に近い感じか。

グルジア、南オセチアから部隊撤退へ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3920979.html

 南オセチアに進攻したグルジア軍と、軍事介入したロシア軍との戦闘が拡大する中、グルジア政府は南オセチアから部隊を撤退することを明らかにしました。

 グルジア軍とロシア軍の戦闘は、南オセチアと同じように独立を主張しているアブハジア共和国にも飛び火し、グルジアが実効支配しているコドリ渓谷周辺でアブハジアが軍事行動を開始しました。

 ロシア軍も10日、グルジア国内の重要拠点に向けて空爆を行っており、黒海艦隊の艦船がアブハジア近海に出動するなど戦闘は続いています。

 こうした中、グルジア政府の報道官は、「ツヒンバリ周辺の部隊を新しい拠点に移動させる」と述べ、南オセチアから軍を撤退させることを明らかにしました。

 ロシアはグルジア軍の撤退を停戦の条件としており、撤退が確認されれば、停戦に向けた動きが進む可能性が出てきました。(10日17:15)

1648とはずがたり:2008/08/10(日) 23:30:34
露軍がグルジア海上封鎖 追撃緩めず
2008.8.10 22:49
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080810/erp0808102251011-n1.htm

 【モスクワ支局】ロシアが侵攻した旧ソ連の親欧米国グルジアの情勢についてロシア軍参謀本部当局者は10日、戦闘の発火点となったグルジア・南オセチア自治州の州都ツヒンバリからグルジア軍が撤退を始めたと語った。ロシアは黒海艦隊をグルジア近海に派遣、海上封鎖を行うなど追撃の手を緩めておらず、事態が沈静化する兆しはみられない。

 インタファクス通信によると、ロシア軍参謀本部当局者は、ツヒンバリからグルジア軍が撤退を開始し、ロシア軍が「街の大部分を支配下に置いた」と語った。グルジア軍が撤退に踏み切った理由は不明だが、米国などに調停を依頼したとの情報もある。

 一方、ロシア軍はこの日も、グルジア近海に黒海艦隊のミサイル巡洋艦を派遣するなどして圧力をかけ続けた。ロシア軍関係者は、「海からの武器弾薬類の搬入阻止」を理由に海上封鎖に乗り出す方針をほのめかしていた。

 また、同通信によると、グルジアからの分離独立を求めているもう一つの紛争地、アブハジア自治共和国のコドリ渓谷では、分離派勢力にロシア軍が合流してグルジア軍と交戦しているという。分離派政府のバガプシ大統領はグルジア政府との対話を拒否、ロシア軍と協力する姿勢を示しており、グルジアのサーカシビリ大統領は苦しい局面に立たされている。

 このほか、ロシア軍は10日未明、3日連続で空爆を実施、グルジアの首都トビリシ近郊の戦闘機製造工場を攻撃した。

 欧州連合(EU)などによる調停の動きも進んでいるが、ロシアのプーチン首相は10日、メドべージェフ大統領との会談で、グルジア軍の行動を「ジェノサイド(大量虐殺)だ」などと厳しく批判しており、当面は予断を許さない情勢が続きそうだ。

1649とはずがたり:2008/08/11(月) 23:33:56
南オセチア衝突:ロシア軍、グルジア艦船を撃沈 アブハジアに空挺増派
http://mainichi.jp/select/world/news/20080811dde001030011000c.html

 【トビリシ小谷守彦】グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州での軍事衝突は10日、ロシア海軍が黒海でグルジア艦船1隻を撃沈するなど戦闘が続いた。ロシアのメドベージェフ大統領は10日、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領と電話協議し、打開策を協議するためサルコジ大統領が近く訪露することで合意。グルジア側の停戦通告を受け、紛争解決に向けた動きも出始めた。

 メドベージェフ大統領は、停戦実現の前提条件にグルジアと南オセチアの独立派勢力が武力不行使を確約する法的文書に調印することを挙げた。クシュネル仏外相は10日夜、グルジアのサーカシビリ大統領と会談するため首都トビリシに到着、11日にはロシアを訪れる予定で、国際調停を本格化させる。

 一方、ロシア軍による攻撃は激しさを増し、軍当局者によると、グルジア西部の黒海沿岸に展開していたロシアの軍艦がグルジアの艦船4隻を砲撃。1隻は撃沈され、3隻はグルジアのポチ方面に逃走した。グルジア側が先に攻撃してきたため、応戦したと説明している。またグルジア内務省によると、ロシア軍機が10日夜、トビリシ近郊の国際空港近くを空爆し、滑走路から200メートルの地点に爆弾が落下。11日午前にもトビリシ近郊の軍基地とレーダー施設が空爆されたという。

 同じくグルジアからの独立を求めるアブハジア自治共和国では、ロシア平和維持軍に空挺(くうてい)部隊などが増派された。独立派政府によると、グルジア側も支配地域の境界に4000人以上の軍隊を集結させているという。

毎日新聞 2008年8月11日 東京夕刊

1650とはずがたり:2008/08/13(水) 12:07:41
地図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/20080812-3804138-1-N.jpg

ロシア軍、グルジア領内に侵攻…要衝ゴリ制圧の情報も
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080809-3758656/news/20080811-OYT1T00894.htm

 【モスクワ=瀬口利一】ロシアが軍事介入したグルジア・南オセチア自治州の情勢をめぐり、ロイター通信は11日、グルジア当局者の話として、ロシア軍部隊が同自治州に近いグルジア中部の要衝、ゴリを制圧したと伝えた。

 露軍地上部隊が自治州境を越え、グルジア領内に侵攻したのは初めて。グルジアのサアカシビリ大統領は同日、欧州連合(EU)などが提示した戦闘停止に関する文書に署名したが、ロシア側はグルジアが攻撃を続行しているとして攻撃を継続、戦線は拡大している。

 ゴリと首都トビリシの距離は約60キロ・メートルで、AFP通信は、グルジア軍部隊がトビリシ防衛のため、ゴリとトビリシの中間地点に集結していると伝えた。

 一方、タス通信によると、ロシアは紛争が飛び火したグルジア・アブハジア自治共和国にも同日、兵員9000人、装甲車両350両以上を派遣。共和国に駐留する部隊が境界を越え、約45キロ離れたグルジア西部の軍事基地セナキに進軍したことを明らかにした。

 インターファクス通信などによると、サルコジ仏大統領が12日、トビリシ、モスクワを訪問する予定で、両国に停戦実現を説得する模様だが、調停が成立するかどうかは不透明だ。南オセチア自治州内でも11日、散発的に戦闘が続いた。
(2008年8月12日02時27分 読売新聞)

露軍、グルジア西部セナキを攻撃
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080809-3758656/news/20080812-OYT1T00385.htm

 【モスクワ=緒方賢一】インターファクス通信などによると、ロシア軍は11日、グルジアからの独立を主張するアブハジア自治共和国からグルジア西部のセナキに侵攻、グルジア空軍基地でヘリ2機を破壊した。

 部隊は基地を攻撃後、アブハジアへ撤退したという。

 ロシア国防省は、セナキの基地攻撃で、グルジア軍による南オセチア自治州への「攻撃の危険」を取り除いたとする声明を出した。また、AFP通信は、露軍が11日、グルジア黒海沿岸の港湾都市ポチにも侵攻したと報じたが、ロシア側は、偵察目的としている。

 一方、ロシア国防省は同日、露軍がグルジア中部の要衝ゴリを制圧したとの情報について、「事実ではない」と否定。グルジア政府当局者もAFP通信に「市内には侵攻せず、近郊に展開している」と語ったが、サアカシビリ同国大統領は、侵攻で黒海沿岸と首都トビリシ間の幹線道路が分断されたことを認めた。
           ◇
 【ニューヨーク=白川義和】国連筋によると、国連平和維持活動(PKO)局高官は11日、安全保障理事会での報告で、ロシア軍がセナキ基地を占拠したと述べた。
(2008年8月12日14時20分 読売新聞)

1651とはずがたり:2008/08/18(月) 20:05:20
グルジアに居坐り続けるロシアは北清事変のどさくさに満州を掠奪しようとした過去を思い起こさせるが,グルジアも酷い事をしては居る様である。

ロシアへの避難民、帰還の動き 根深いグルジアへの怒り
http://www.asahi.com/international/update/0818/TKY200808180185.html
2008年8月18日13時55分

 【アラギル(ロシア南部)=大野正美】ロシアとグルジアの軍事衝突の発端となった南オセチア自治州から、数万人規模の避難民が流入したロシア北オセチア共和国の収容施設では17日、衝突から10日が過ぎて帰還の動きがようやく始まっていた。だが、グルジア側の攻撃で肉親や家財を失った人々の怒りは一向におさまらないようだ。

 北オセチア共和国のアラギル郊外。南オセチアとの境界近くにある避難所で、年金生活者の女性ドーニャ・ダビドワさん(54)は「州都ツヒンバリを攻撃してきたグルジア兵に、3カ月前に結婚したばかりの20歳の一人娘を撃ち殺された。家は壊され、身よりもない。これからどうしたらよいか」とうなだれた。

 ロシア側は、グルジア軍が7日深夜、ツヒンバリを無差別爆撃するなど先に攻撃を仕掛けてきたため、反撃したと説明している。北オセチアに逃げてきたのは、南オセチア自治州のグルジアからの分離独立を目指す分離派政府支配地域に住むオセット人たちだ。

 やはり年金生活者の女性ダグ・ドグゾワさんは、ツヒンバリから12キロ離れた村の自宅にいて8日未明にグルジア側のミサイル攻撃を受けた。「村の家がみな壊され、多くの人が死んだ。何も持ち出せず、一日中歩いて9日にやっとここに着いた」

 取材中のフィンランドのテレビ記者が「グルジアと共存できないのか」と尋ねると、避難民らが「こんな目にあって、できるわけがない」と怒って取り囲み、自らの主張をまくし立てる場面も。

 この避難所には一時、2千人を超す避難民がいた。今は265人に減ったが、より生活条件のよいロシア国内の別の都市の収容施設に移った人が多い。攻撃による家の被害が比較的軽微とわかって南オセチアに戻った人も出ているが、まだまだ少数派だ。

 ロシア緊急事態省によると、北オセチアにいる南オセチアからの避難民は約1万6600人。うち約1万2千人が親類のもとに身を寄せ、約4500人が保養所や学校に避難しているという。

1652とはずがたり:2008/08/22(金) 22:48:28

海賊がまた乗っ取り ソマリア沖で独関係貨物船
2008.8.22 20:12
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/080822/mds0808222011002-n1.htm

 ソマリア沖のアデン湾で21日、ドイツ企業が運航するアンティグア・バーブーダ船籍の貨物船が海賊に乗っ取られた。国際海事局(IMB)海賊情報センター(クアラルンプール)が22日、明らかにした。乗組員の国籍などは公表していない。

 アデン湾では19日にマレーシアのタンカーが、21日にはイランの貨物船と日本企業が管理するケミカルタンカーが相次いで海賊に乗っ取られた。(共同)

1653とはずがたり:2008/08/22(金) 23:00:08
グルジアへの武器禁輸要求 露外相が米紙に寄稿
2008.8.21 10:43
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080821/erp0808211047005-n1.htm

 ロシアのラブロフ外相は20日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルに寄稿し、グルジア侵攻の正当性を主張、「米国はグルジアかロシアかの二者択一を迫られている」として、米国にグルジアへの武器禁輸を求めた。

 外相は、ロシアは「国際法を完全に順守して」武力を行使し、攻撃目標も限定したと強調。そのうえで、米国がグルジアをコントロールできないとしたら、なぜ武器を供与しているのかと批判。カフカス地域の安定の一歩はグルジアへの武器禁輸だと訴えた。

 一方で、「地政学的な現実から、最終的には米露は協力する以外ない」と指摘し、「無責任で予測しがたい」グルジアを選ぶのか、「ロシアとのより広範な関係」を選ぶのかと米国に迫った。(共同)


グルジア紛争でロシアからの資金流出加速 英紙FT報道
2008.8.22 09:36
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080822/erp0808220935005-n1.htm

 【ロンドン=木村正人】22日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、グルジア紛争の影響でロシアからの資金流出が加速していると伝えた。石油・天然ガスの高騰でロシアの外貨準備高は世界第3位の規模に膨れ上がっているとはいえ、「政治リスク」を回避する動きが鮮明になっている。

 ロシアの主要株価指数RTSは5月中旬に年初来最高値の2498を記録したが、紛争が始まった今月7日は1842、21日には1722まで下落した。通貨ルーブルの為替相場はロシア中央銀行の介入で持ちこたえているとはいえ、7日の1ドル=23.51ルーブルから21日には24.43ルーブルと0.92ルーブルも下落した。

 ロシアの外貨準備高は5810億ドル(63兆円)にのぼる。だが、ロシアがグルジアに侵攻した8日からの1週間で164億ドル(1兆7800億円)も減少。パリクラブ(主要債権国会議)に債務を全額返済した2006年6月の165億ドルに並んで過去10年間でも最大級の下げ幅という。ロシアの不動産市場、株式市場、為替市場、債券市場から外国投資家の資金が引き揚げられているためだ。

 来月には政権を支える新興財閥(オルガルヒ)の会合が予定されており、メドベージェフ大統領、プーチン首相に紛争の早期収拾を求める声が強まりそうだ。

1654とはずがたり:2008/08/22(金) 23:00:40

露の双頭体制は変わったか メドべージェフ大統領就任から3カ月
2008.8.22 19:44
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080822/erp0808221946007-n1.htm

【モスクワ=佐藤貴生】ロシアでは、メドべージェフ大統領とプーチン首相による「双頭統治体制」が誕生し3カ月が過ぎたが、グルジア紛争は、両者の力関係を浮き彫りにしている。プーチン氏が事実上の国家指導者として君臨する−との見方は依然揺るがないものの、両者間の微妙な“さざ波”を指摘する声も出始めた。両者の権力分掌に、どのような変化が訪れているのだろうか。

 グルジア紛争の発生を受け、プーチン首相は9日、北京での五輪観覧を切り上げ、その足で紛争地に近いロシア領北オセチア共和国の首都ウラジカフカスに入り、避難民や犠牲者を見舞って注目を集めた。プーチン首相は、グルジア軍の攻撃を、「平穏に暮らしていた住民に対する犯罪だ。ジェノサイド(大量虐殺)以外の何ものでもない」と激しく非難した。

 一方、プーチン首相に後れを取りながらも18日にウラジカフカスに入ったメドべージェフ大統領は、「君たちは庇護(ひご)のない人々の最後の希望だ」とロシア軍兵士らを絶賛、軍人の生活向上のために16億ドル相当を追加出資すると表明した。

 19日付の英字紙モスクワタイムズは、「言葉の戦争でプーチンと張り合うメドべージェフ」との記事を掲載。同首相が最初に犠牲者を見舞ったのは、「国民の目を自らにくぎ付けにし、(だれが指導者なのか)争う余地がないことを分からせるためだった」との識者の分析を紹介した。

 メドベージェフ大統領は今年6月上旬には、プーチン氏がシベリア流刑に処した政敵の元石油王のホドルコフスキー氏に、特赦が適用される可能性を示唆。さらに、報道機関の誤報を厳しく罰しようと、プーチン氏が党首の与党、統一ロシアが提出していたメディア法改正案にも難色を示し、廃案にしたとされる。

 それでも、こわもてのプーチン首相が米欧の批判を浴びる“汚れ役”に徹し、メドべージェフ大統領のイメージダウンを防ぐという2人の「役割分担」を指摘する見方が多い。

 21日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、サルコジ仏大統領がモスクワ入りして紛争の調停に当たったさい、もの静かで紛争終結に前向きな姿勢を示すメドべージェフ大統領に対し、プーチン首相は敵意をあらわにグルジア側を非難したという。

 ただ、メドべージェフ大統領は何度もロシア軍のグルジアからの撤退を表明しながら、実現していない。同紙は、ロシア経済に与える打撃を懸念して早期の紛争終結を図りたい大統領の意向が、プーチン首相によって覆された可能性がある−という複数の米高官の見方を紹介している。

1655とはずがたり:2008/08/22(金) 23:15:34

ロシア軍、撤退開始と発表 グルジア側は未確認
http://www.asahi.com/international/update/0818/TKY200808180329.html
2008年8月18日22時57分

 【モスクワ=星井麻紀、トビリシ=喜田尚】南オセチア自治州を巡るグルジアとロシアの軍事衝突で、ロシア軍参謀本部は18日、ロシア軍が今回の紛争地域から撤退を開始したと発表した。だが、ロシア側は完全な「撤退」ではなく一時的な「引き揚げ」だと位置付けている。グルジア側は撤退の動きを確認しておらず、和平合意(基本原則)の履行が確実に進むかどうかは予断を許さない情勢だ。

 ロシア軍参謀本部は、ロシア軍はグルジア側から南オセチアの境界を越えた場所まで撤退すると発表。ただ、「撤退は始まったばかりだ」としている。撤退の完了時期は不明だという。

 一方、ロシア国営放送はロシア平和維持部隊に増派されたロシア軍が南オセチアの州都ツヒンバリから撤退を始めたと報じた。ただ、グルジア内務省のウチアシュビリ報道官は朝日新聞に「撤退開始は確認していない」と話した。

 グルジアのサアカシュビリ大統領は17日夜のテレビ演説で「占領軍が出ていけば、両国の関係修復の交渉も始めることができる」と述べた。

 ロシア軍は和平合意後も安全確保などを理由に自治州外のグルジア領内にとどまり、国際社会から批判を受けた。17日にメドベージェフ大統領が撤退開始を明言していた。

ロシア軍、緩衝地帯設置へ グルジアと南オセチアの境界
http://www.asahi.com/international/update/0820/TKY200808200350.html
2008年8月20日23時52分

 【モスクワ=星井麻紀】ロシアとグルジアの軍事衝突をめぐり、ロシア軍参謀本部は20日、グルジアと南オセチア自治州の境界沿いに緩衝地帯を設ける計画を明らかにした。ロシア平和維持部隊による二重の監視ラインの間とし、18カ所の監視所を設ける。参謀本部は、グルジアも合意しているとしている。

 イタル・タス通信によると、この緩衝地帯はグルジア中部ゴリから約40キロの地点。グルジアと南オセチアの境界上と、そこからグルジア側に入った平和維持部隊の責任ゾーンに監視ラインを作るという。

 一方、南オセチア政府は20日、紛争による州都ツヒンバリとその近郊の死者は1492人と発表した。

1656とはずがたり:2008/08/23(土) 21:37:38

ロシアの挑発にグルジアが乗ってしまったと云う感じですかねぇ。
それにしても>>1644の記事は何だったのかねぇ?

米国:ロシアとの軍事協力凍結…グルジア関連で
http://mainichi.jp/select/world/news/20080822k0000e030022000c.html
 【ワシントン小松健一】米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のジョンドロー報道官は21日の記者会見で、ロシアがNATOとの軍事協力凍結を表明したことについて、「我々もグルジアの問題が解決するまでロシアとの軍事演習などの協力を考えることはできない」と指摘し、米国も軍事協力を凍結する方針を明確に示した。

 ロシア軍のグルジアからの撤退については「撤退は極めて限定的だ。ロシアは和平合意に違反している」と非難した。そのうえで「撤退を履行しなければ、ロシアは自らを孤立化させるだけだ」と述べ、早期撤退を改めて要求した。

 一方、グルジアでの人道支援を行っている米国際開発庁のフォア長官は21日、グルジアの首都トビリシから電話で記者発表を行い、グルジアの避難民が約13万人に上ることを明らかにした。一方で「我々は南オセチア自治州に入ることができず、グルジア国内の道路封鎖も多い」と述べ、物資配給などが行き渡っていないことに懸念を示した。

毎日新聞 2008年8月22日 10時47分

米国:「露と戦えば勝ち目ない」グルジアに戦闘前自制促す
http://mainichi.jp/select/world/news/20080820k0000e030027000c.html

 【ワシントン小松健一】グルジア南オセチア自治州での戦闘をめぐり、米政府がグルジア政府に「ロシアと戦えば勝ち目はない」と再三にわたり自制を促したが、グルジア側がそれを振り切って南オセチアに軍を進めたことが19日、分かった。ブライザ米国務副次官補(欧州・ユーラシア担当)が記者会見で明らかにした。

 ブライザ副次官補によると、今月に入ってグルジアからの分離独立を求める南オセチアの部隊が砲撃を繰り返していたため、グルジア政府が「村や人々を守るため停戦を解除せざるを得ない」と米側に通告してきた。

 これに対して、ロシア軍の介入を恐れていた米政府は「ロシアとの対決は避けるべきだ。ロシアは戦車を即座に動員できる。戦車を阻止できたとしても空爆を受ける。勝ち目はない」と説得したが、グルジア側は部隊を進軍させ、ロシアの大規模な軍事介入が始まったという。ブライザ副次官補は「想定していた事態が起きてしまった」と語った。

毎日新聞 2008年8月20日 11時20分

1657とはずがたり:2008/08/26(火) 13:32:21
軍隊ってのはこういう所だよな。。

自衛官の自殺、年間80〜90人 対策打ち出せず
http://www.asahi.com/national/update/0826/SEB200808260001.html
2008年8月26日11時55分

 若い自衛官が自ら命を絶ったのは、上官の侮辱と安全配慮義務違反が原因――。海上自衛隊の3等海曹の自殺をめぐり、国の責任を明確に認めた25日の福岡高裁判決に、原告の遺族や弁護団は「素晴らしい判決だ」と評価した。ただ、その後も自衛官の自殺は後を絶たず、国も有効な対策を打ち出せないでいる。

 牧弘二裁判長の原告逆転勝訴を告げる声が法廷に響くと、自殺した3等海曹の父親(72)と母親(60)はハンカチで目頭を覆った。「一瞬、頭が真っ白になった。勇気ある判決をいただいたと感謝しています」

 判決後、福岡市で開かれた集会には、両親が住む宮崎県や、3曹の勤務地だった長崎県佐世保市から約150人の支援者らが駆けつけた。弁護団長の織戸良寛弁護士は、上官の侮辱的発言と、自殺を防ぐ安全配慮義務違反を判決が認定したことに触れ、「2本柱を正面から取り上げた素晴らしい判決」と報告した。

 05年6月の一審・長崎地裁佐世保支部判決は、3曹に対する上官の発言を「不適切」としながら、両親の請求をすべて退けた。「3曹は自分の能力に悩んでいただけ」という国側の主張にも傷つけられていた2人は裁判をやめようかと迷ったが、弁護団の説得もあって控訴。裁判のたび、宮崎市内の3曹の墓参りをしてから法廷に足を運んだ。

 25日の逆転勝訴判決直後、母親は「息子には『まだまだこれから』と報告する」と語った。同じ道をたどる自衛官が出ないよう監視を続けたい、との思いだった。

 防衛省広報課によると、自衛官の自殺者数は98〜03年度は59〜78人だったが、04年度に前年度から19人増の94人となった。その後の3年間も93人、93人、83人と続く。

 同省は00年以降、カウンセリング態勢の充実やメンタルヘルスに関する啓発教育などの自殺防止策を進めたが、自殺者の大幅な減少は見られない。この点について、原告弁護団は「上官の行き過ぎた言動が黙認される一方、悩みを抱える隊員が外部にアドバイスを求める制度的保障がない」と自衛隊の組織的な問題を指摘した。

1658とはずがたり:2008/09/03(水) 12:02:06
裁判官や検察官の偉い人の会議も会同って云うらしい。会同ってのは会合の上級バージョン?

福田首相:自衛隊高級幹部会同を欠席 代理出席もなし
http://mainichi.jp/select/today/news/20080903k0000e010027000c.html

 福田康夫首相は3日午前、防衛省で開かれた年1回の自衛隊高級幹部会同を欠席した。会同では、首相が防衛政策の方針を全国の自衛隊幹部に訓示するのが恒例だが、欠席の理由の説明はなく「退陣表明後は人前に出るのを避ける」(政府高官)との首相の意向に沿ったとみられる。

 過去10年間で海外出張のため首相が欠席した01、02両年は福田官房長官(当時)が代わりに訓示しており、首相官邸から代理出席もないのは「聞いたことがない」(同省幹部)という。

 会同には、防衛省内局の局長や陸海空自衛隊幕僚長、指揮官ら約170人が出席。林芳正防衛相が「今後の政治日程は、与党や国会の議論を待たねばならないが、隊員の士気を喚起しつつ職務にまい進してほしい」と訓示した。同省はこの1年、前事務次官の収賄事件やイージス艦衝突事故などの不祥事で厳しい批判にさらされたが、責任者で最高指揮官の首相が不在のまま、幹部らが当面の重要課題で意見交換した。【松尾良】

毎日新聞 2008年9月3日 11時01分(最終更新 9月3日 11時36分)

1659とはずがたり:2008/09/06(土) 20:40:07

北朝鮮:IAEA実施の核施設封印を解除…米TV
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080907k0000m030026000c.html

 【北米総局】米FOXテレビ(電子版)は5日、複数の米高官の話として、北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の核施設に国際原子力機関(IAEA)が実施した封印を北朝鮮が解除したと報じた。北朝鮮は6カ国協議の合意に反して、今月3日から核施設の原状回復作業を始めたとされており、核施設の無能力化に逆行する動きを更に一歩進めた。

 米高官はFOXテレビに対して「北朝鮮は明らかに核施設の再構築をしている」と述べ、北朝鮮が封印の解除に加え、施設にパイプやバルブを取り付けていると説明した。また、再処理施設から取り外された機器は破壊されずに、修理されていたという。

 北朝鮮の動きは、米国による対テロ支援国指定解除が先送りになったことに対抗する措置とみられる。

 米当局者は、北朝鮮が更に原状回復作業を進めていった場合、6〜8週間でプルトニウム製造の可能性もあると懸念を示している。

毎日新聞 2008年9月6日 18時58分

1660とはずがたり:2008/09/09(火) 21:37:05

俺もそう思う。

2島先行返還が現実的=北方領土問題でシェワルナゼ氏
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080909-00000104-jij-int
9月9日14時26分配信 時事通信

 【トビリシ9日時事】グルジアのシェワルナゼ前大統領は9日までに、時事通信との会見で、旧ソ連外相時代にかかわった日本との懸案である北方領土問題について、「4島のうち(歯舞、色丹の)2島をまずロシアから取り戻し、残る(国後、択捉の)2島については後で話し合えばいい」と述べ、2島先行返還が現実的との考えを示した。

最終更新:9月9日14時32分

1662荷主研究者:2008/09/16(火) 00:03:59

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080710/CK2008071002000217.html
2008年7月10日 中日新聞
浜松にブラジル総領事館 首脳会談で大統領が表明

 ブラジルのルラ大統領は9日、主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の会場となったホテルで福田康夫首相と会談した。その中でブラジル側は、近く浜松市に総領事館を開設する方針を明らかにした。

 浜松市は市町村別で国内最多のブラジル人が住んでいる都市として知られ、在日ブラジル人らにとって朗報となりそうだ。

 ブラジルの総領事館は現在、東京、名古屋の2カ所に置かれている。静岡県より西に住んでいるブラジル人が証明書などの申請をする際は、名古屋まで出掛ける必要があり、同県や浜松市などが総領事館の浜松市設置を要望していた。

 総領事館の開設方針は、首脳会談に同席したブラジル外相から福田首相に伝えられた。会談では、ことしが日本からブラジルへ移民が渡って100周年に当たり、今後とも関係強化を図ることで一致した。

大幅に利便性向上
 静岡県の石川嘉延知事の話 ブラジル政府とのこれまでの接触から、前向きであるとの感触は持っていたが、朗報であり、歓迎すべきことだ。県内在住のブラジル人住民にとって、名古屋の総領事館や月2回の浜松出張領事館を使わなければならない現状と比べ、大幅に利便性が向上すると思う。

1663荷主研究者:2008/09/16(火) 00:41:16

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080720/plc0807202204007-n1.htm
【Re:社会部】「陸・海・空」の4字熟語
2008.7.20 21:59

 自衛隊を風刺したアネクドート(小話)を紹介します。「上官とのカラオケ」という小話。「陸自。部下は全員姿勢を正して静聴、終了後は万雷の拍手」「海自。部下は誰も聞いていないが、終わるととりあえず拍手」「空自。部下でも上官が下手だとすぐ音楽を止める」

 会議でトップの幕僚長が間違った発言をした場合の幕僚の態度という小話では、陸海空の順に「そっと紙片を渡して間違いを指摘」「海幕長の発言に間違いはありえず、正しいと主張」「大きな声で間違っています、と指摘」と揶揄(やゆ)されています。

 いつから定着したのか、だれが言い始めたのか、定かではありませんが、各自衛隊の性格を自虐的に表現した4字熟語もあります。陸自が「用意周到 動脈硬化」、海自は「伝統墨守 唯我独尊」、空自は「勇猛果敢 支離滅裂」。

 号令や数字の呼び方、無線交信の言葉…。小話や4字熟語が表現しているように、それぞれの文化の違いは、昨年3月の統合運用以降もさまざまな場面で見受けられます。

 でも、国家の平和と安定を守り、国民の生命財産を保護するという共通の目的をもつ自衛隊がそれぞれの組織の文化、精神、性格の違いで、統合運用の任務に支障をきたしてはならないのです。

 「一致団結」といってほしいものです。(智)

1664とはずがたり:2008/09/19(金) 02:05:38

領海侵犯見失ったイージス艦 潜水艦探知は苦手
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008091802000101.html?ref=rank
2008年9月18日 朝刊

 海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」が十四日、高知県沖の豊後水道で発見した国籍不明の潜水艦。日本の領海を侵犯したことから三日間、潜水艦を捜索したが、行方はつかめなかった。発見直後に追跡を始めたあたごは、なぜ見失ったのか、潜水艦の目的は何だったのか。 (編集委員・半田滋)

 「あれ、潜望鏡じゃないか」。朝食後、甲板に出た艦長と砲術長が左舷から約一キロの洋上に突き出た潜望鏡らしいものを発見した。あたごは音波を出すアクティブソナーを繰り返し、打った。

 反射音から潜水艦の可能性が高まり、追跡を開始。だが、追跡から一時間三十九分後、反射音は途絶え、潜水艦は海中に消えた。

 海自幹部は「消えた理由は想像できる」という。音波は異なる水温の層にある物体には反射しないため、潜水艦は水温の低い海底方向へ移動。さらに進路を変えれば追跡を振り切ることができる。

 あたごは最新鋭艦だが、海自幹部は「護衛艦だけで追い詰めるのは無理」と話す。対潜水艦戦は、護衛艦で追跡する一方、対潜ヘリコプターが先回りして音を出さないパッシブソナーを海面に投下し、双方で追い詰める連携プレーだ。

 ところが、防空能力に優れたイージスシステムを持つあたごは艦隊防空に特化しており、対潜ヘリを搭載していない。対潜ヘリ一機を搭載する在来型の護衛艦に比べ、対潜戦能力は劣るのだ。

 分かりにくいのが潜水艦の意図。豊後水道付近を航行する海自や米軍艦艇のスクリュー音などを意味する「音紋」の収集だったと仮定すると、潜望鏡を上げて艦首に書かれた艦番号と音紋を照合していた可能性はある。

 だが、五キロ以上離れても読み取れるとされ、一キロまで近づいたのは不自然だ。

 逆に接近すること自体が目的と考えたらどうか。

 二〇〇六年十月、沖縄付近を航行中の米空母「キティホーク」から八キロのところに中国海軍のディーゼル潜水艦「宋(ソン)級」が浮上した。海自関係者は「中国は静粛性に優れた潜水艦の開発を進めている。秘密裏に接近して、米軍を威圧したのではないか」と分析する。

 中国やロシアの原子力潜水艦が出航すると、米海軍の原潜が必ず追尾するとされる。原潜は一カ月間も潜水航行できる海の最強兵器だからだ。だが、一日程度の潜水で電池切れになるディーゼル潜水艦には、それほど注意を払っていない。

 近隣国で四国付近まで進出できる潜水艦を持つのは中国とロシアだが、国籍は不明のまま。日本の領海に立ち入り、護衛艦に接近する威圧的な行動が、軍事的緊張につながる愚行であることだけは間違いない。

1665とはずがたり:2008/09/21(日) 01:26:51
本土決戦の犠牲になった沖縄でも地域の沈滞に背に腹は代えられないのか。。

2008年09月20日
自衛隊誘致を要請/与那国町議会が決議
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-09-20-M_1-025-1_003.html

 【与那国】与那国町議会(崎原孫吉議長)は十九日の九月定例会最終本会議で、町への自衛隊誘致に関する要請決議を賛成四、反対一の賛成多数で可決した。町と町議会には、与那国防衛協会(金城信浩会長)から五百十四人分の署名とともに、自衛隊誘致を求める陳情書が提出されていた。

 外間守吉町長は「五百十四人の意向を重く受け止めるが、反対もあり、町民の意見は一つではない」などと述べ、慎重に対処する姿勢を示した。要請決議では「自衛隊という国家の防衛力で身を守りながら、充実した国家予算を獲得し、関連事業で雇用促進を図り、島民全員が安定した生活基盤を築き、子孫に繁栄をもたらす方策は自衛隊誘致しかないと言い切っても過言ではない」としている。

 反対した小嶺博泉議員(37)は市町村合併をせずに自立する道を選んだことを踏まえ、「交付金などをあてにした考えは他力本願で自立ではない。人口千六百五十人の島で、二週間足らずで五百十四人の署名を集めたというが、メリットやデメリットを示していない」などと意見を述べた。

1666名無しさん:2008/09/21(日) 15:49:16
>>1664
大海鳴動して鯨一匹?
クジラと潜水艦を区別できないとは…

潜水艦の正体はクジラ? 防衛省、結論迷宮入り
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092001000848.html

 高知県・足摺岬沖の豊後水道周辺で国籍不明の潜水艦が領海侵犯したとされる問題で、防衛省・自衛隊はクジラを潜水艦と見誤った公算が大きいとの見方を固めた。複数の関係者が20日、明らかにした。ただクジラと断定できる「証拠」もなく、結論は迷宮入りになりそうだ。

 防衛省の14日午後の発表では、同日午前6時56分、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が豊後水道周辺の領海内で「潜望鏡らしきもの」を視認。音波を出して反響音で船舶などを探知するアクティブソナーで、約30分後「潜水艦の可能性が高い」と判断したという。スクリュー音など音の特徴を示す「音紋」は取れなかった。

 関係者によれば、具体的には、ブリッジの外にいた砲術長が約1キロ先に潜望鏡らしきものを目視で発見。約10秒間見た後、そばにいた艦長に伝え、艦長は水面下に消えかかった潜望鏡らしきものとその影響で波打つ水面を確認した。

 「あたご」は「潜望鏡らしきもの」の方向へかじを切り、アクティブソナーから何度も音波を発信したが、何らかの動くものを探知したのは2回。いずれも領海外からの反響音で、特に最初は、潜水艦の速度では想定できないほど現場から遠い地点からの反応だったという。

1668とはずがたり:2008/10/04(土) 18:26:11
今の日本はこう云うのに出兵できないという事である。
まぁ北清事変もこんな感じの共同出兵だったのかも知れないし線引きが難しいのだろうけど

ソマリア沖海賊に米ロ欧が“共同戦線” 戦車強奪で軍艦続々派遣
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008100302000128.html?ref=rank
2008年10月3日 朝刊

 【ロンドン=星浩】ソマリア沖で先月二十五日、旧ソ連製戦車三十三台を積んだウクライナの貨物船が海賊に乗っ取られた事件は、米ロ海軍が駆逐艦などを現場海域に展開する事態に発展している。欧州連合(EU)も海軍艦船を派遣する方針で、国際海運の脅威となっている同海域の海賊に対し“共同戦線”が張られつつある。

 海賊は当初、貨物船と乗組員の身代金として三千五百万ドル(三十六億円)を要求し、その後二千万ドルに引き下げた。ソマリアの海賊が手にする身代金は年間二千万−三千万ドルとされており、今回は戦車を取引材料に荒稼ぎを狙っている。

 戦車がソマリアやスーダンなどの紛争当事者に渡れば、地域安定化の深刻な脅威となるため、米国は駆逐艦を含む三隻を現場海域に派遣。既に海賊船を包囲し、荷揚げできないようにしている。ロシアもバルチック艦隊の駆逐艦を派遣中で、特殊部隊が乗船しているという情報もある。

 EUも二日まで開かれた非公式国防相会合で、今年に入って倍増している海賊行為の根本的な解決のため、加盟国が海軍艦船を派遣することを確認。来月に第一陣を送り込む予定で、ソマリア沖の海賊対策が一気に進む可能性もある。

1669とはずがたり:2008/10/05(日) 00:03:21

<防衛省>36億円費やし中止 20年前計画の沖縄・送信所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081004-00000020-mai-soci
10月4日2時32分配信 毎日新聞

 防衛省が沖縄県本部(もとぶ)町に建設を予定していた海上自衛隊の対潜水艦作戦センター(ASWOC)用送信所が計画から20年以上たっても実現せず、その間に用地買収費や賃料など約36億円が支払われたことが会計検査院の調べで分かった。検査院は防衛省に計画の見直しを要求。防衛省はその後、計画の中止を発表した。

 本部町は沖縄本島の北部に位置する。予定地は、沖縄の本土復帰前に米軍から返還された飛行場跡地。87年、潜水艦の動きを探る軍用機・P3C対潜哨戒機用に電波を中継する送信所の建設計画が浮上、国は88年度から用地取得を開始した。

 国は、国有地や買収地、賃貸契約した私有地を合わせ、予定地の9割以上を取得した。買収費と毎年支払う賃料(今年度は4600万円)を合わせ、計約36億円を支払った。

 だが残る地権者の理解を得られず、周辺住民の反対運動などもあり計画は進まなかった。今年度内に大部分の地権者との賃貸借契約が満了することや、本部町から土地を観光農園などに利用するなどと要請を受けたことを理由に防衛省は8月、計画の中止を発表した。【苅田伸宏、林哲平】

最終更新:10月4日10時46分

1670とはずがたり:2008/10/06(月) 20:05:17
日本が拒否権を持つアメリカの追認しかしないなら国連安保理としてはイランが這入ってた方が多様な意見を反映し交渉する場になるであろうね。
イランの日本はアメリカの傀儡と云う煽りはそれなりの説得力を持つであろう。

安保理非常任理事国選挙 イランの攻勢に日本は…
2008.10.5 18:51
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/081005/erp0810051857002-n1.htm

 【ニューヨーク=長戸雅子】2009−10年を任期とする国連安全保障理事会の非常任理事国5カ国を選出する選挙が17日、国連総会で行われる。候補国は事前に各地域グループで調整され、総会の投票はそれを追認するというのが大方のケースだが、今回はアジアの1議席を日本とイランが争う展開になっている。

 これまで9回の非常任理事国の経験を持つ日本に対し、イランは安保理制裁下にある。日本の優位を指摘する声は多いが、半世紀ぶりの安保理入りを目指すイランも全力を結集して戦いを続けている。

 任期を2年とする非常任理事国(定数10)は毎年半数の5カ国が改選され、当選には、投票した国の3分の2の支持が必要だ。

 安保理活動をチェックしている非営利団体「セキュリティー・カウンシル・リポート」(本部・ニューヨーク)は、8月末の情勢分析で「安保理での豊富な経験をもつ国(日本)と、53年前に理事国経験がある国(イラン)の戦い」と表現し、「ほとんどの観測筋は日本の勝利を予測している」と指摘。

 選出の重要要素とされる「国際平和と安全の維持への貢献」についても、「日本は米国に次ぐ国連平和維持活動(PKO)の予算を拠出し、人道支援分野に要員を派遣している」のに対し、「イランは平和維持活動に一度も要員を出したことがない」と強調した。

 米国のハリルザド国連大使は「一方は国連にとって重要な役割を果たし、他方は安保理決議や人権問題の総会決議を無視する国。日本とイランを比べること自体が無意味」と突き放した。


 しかし、安保理制裁下での立候補というハンディを負っているにもかかわらず、イランの鼻息は荒い。各国首脳らが集まった総会の一般討論演説の機会などを利用して、反米国家やイスラム国家を中心に「日本は米国の傀儡(かいらい)。イランはイスラム国家の切り札的存在になる」とひそかに説いて回った。

 イスラム諸国の間では、安保理でイスラム圏を代表するメンバーが少なすぎるという不満があり、イランはイスラム諸国会議機構(OIC、57カ国・組織)に積極的に働きかけ、現在非常任理事国を務めるインドネシアやバーレーンから支持を引き出した。

 先月、イランのカザイ国連大使はイラン国営ラジオで、「(192国連加盟国のうち)140カ国は一度だけか、あるいは一度も安保理理事国になったことがない」と日本の多選を批判、「(安保理入りは)われわれの権利」と主張した。

 ある国連外交筋は「核開発活動について安保理内から“正当性”を主張したいのではないか」とイランの粘り腰を分析する。

 日本外交筋も「イランは手ごわい相手。最後の最後まで支持を得る努力を続けるだけ」と話している。

1672とはずがたり:2008/10/22(水) 14:54:44

運用1隊だけ、1億円無駄 陸自の会計システム
2008.10.21 09:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081021/plc0810210946003-n1.htm

 陸上自衛隊の主要な駐屯地35カ所の会計隊が導入した会計業務システムの運用状況を会計検査院が調査した結果、実質的に運用していたのは1隊だけで18、19年度に借り上げたパソコンなどの費用計約1億1000万円が無駄になっていたことが21日、分かった。

 検査院は陸自にシステムの有効活用を図るよう改善を求めた。

 検査院によると、会計業務システムは、ソフトウエアを開発するパソコン、会計データを入力するパソコン、データを蓄積するサーバーの3種類で構成される。

 16年3月からソフト開発用パソコンを、市ケ谷駐屯地(東京)の中央会計隊と、駐屯地5カ所の方面会計隊本部に導入したが、調査の結果、実際にソフトを開発していたのは中央会計隊だけだった。

1673とはずがたり:2008/10/23(木) 20:14:13

海自に埋蔵銀15億円? 救難艇電池用の銀、大幅に余る
http://www.asahi.com/national/update/1023/TKY200810230210.html
2008年10月23日15時3分

 海上自衛隊が潜水艦の救難艇や魚雷で使用する銀電池について、会計検査院が調べたところ、廃電池や、電池から取り出した銀を大量に保管していたことが分かった。海自は廃電池を新しい銀電池にリサイクルするとしていたが、活用していなかった。検査院は、廃電池約17トン(3228個)には約9億8千万円の価値があり、速やかに売却するべきだとしている。

 銀電池は銀で構成される電池で、高い出力が可能などの特徴がある。救難艇には縦横11センチ、長さ45センチの銀電池を160本使用する。

 検査院によると、海自は廃電池から銀を回収して新たな銀電池を作るとしており、5年分の銀か廃電池を計約5トン、常時確保しておくと定めている。それ以上の廃電池は売却するとしていたが、08年3月の段階で、廃電池約17トンのほかに、銀約10トン(約5億7千万円)も保管されていた。

 廃電池の売却が入札の不手際などで進まなかったほか、魚雷が銀電池を使用しなくなり、新しい銀電池を作る必要性が減ってきたためという。

 防衛省経理装備局は「指摘を受け、先月、廃電池320個(920キロ)を売却した。今後も売り払いを促進したい」とコメントした。

1674とはずがたり:2008/10/31(金) 22:37:27
平沼新党から政界に打って出れば良いではないかね。

侵略否定で空幕長更迭 集団的自衛権行使も要求
田母神俊雄・航空幕僚長
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/10/2008103101000632.htm

 防衛省の田母神俊雄航空幕僚長が、過去の中国侵略や朝鮮半島の植民地支配を正当化して「わが国が侵略国家だったなどというのはまさにぬれぎぬ」と主張、政府の憲法解釈で禁止されている集団的自衛権行使や「攻撃的兵器」の保有解禁も事実上要求する論文を31日、発表した。浜田靖一防衛相は、空自トップの制服組として不適切と判断し、更迭を表明した。
 麻生太郎首相は同日夜、「適切でない」と表明。ただ中韓両国などが反発し、シビリアンコントロール(文民統制)の観点からも議論を呼ぶのは必至で、麻生内閣の政権運営にも影響が出かねない事態となった。
 論文は「日本は侵略国家であったのか」と題し、19世紀後半以降の日本の朝鮮半島や中国への軍事的行動について「相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない」と主張。同時に「わが国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」「条約に基づいたもの」などとして重ねて正当化している。
 1941年の太平洋戦争開戦に関しては「日本はルーズベルト(米大統領)の仕掛けたわなにはまり真珠湾攻撃を決行することになる」として、やむを得ない戦争突入だったと強調した。
 田母神氏は今年4月、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決について「そんなの関係ねえ」と発言し、批判を浴びた。
2008年10月31日金曜日

1675とはずがたり:2008/11/06(木) 22:18:35
守屋前次官に実刑 「規範意識乏しく驚き」 防衛汚職
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/11/2008110501000015.htm

防衛装備品納入をめぐる汚職事件の判決で、東京地裁に入る前防衛事務次官の守屋武昌被告=5日午前9時26分、東京・霞が関

 防衛装備品納入をめぐる汚職事件で、収賄と議院証言法違反(偽証)の罪に問われた前防衛事務次官守屋武昌被告(64)ら4人の判決が5日、東京地裁であり、植村稔裁判長は、守屋被告に懲役2年6月、わいろ相当額の追徴金約1250万円(求刑懲役3年6月、追徴金同額)の実刑を言い渡した。

 判決は検察側主張通り、守屋被告が長年にわたる癒着を背景に数々の便宜供与を図ったと認定。「官僚組織を上り詰めた者として規範意識の乏しさに驚きを禁じ得ない」と批判した。

 守屋被告は即日控訴。再保釈を申請し、東京地裁が同日、認める決定をした。保釈保証金は1800万円。

 贈賄罪などに問われた防衛商社「山田洋行」の元専務宮崎元伸被告(70)の判決は懲役2年(求刑懲役3年)。

 判決理由で植村裁判長は、守屋被告が次官在任中、倫理監督官だったことも指摘。「相次ぐ公務員の不祥事に国民が厳しい批判を向ける中、納入業者と長期間癒着し、防衛行政への国民の信頼を失墜させた」と、実刑が相当と判断した。

 4被告は起訴事実を大筋で認め、守屋被告の弁護側は「積極的に便宜供与をしていない。在職中の数々の功績を考慮してほしい」と、執行猶予付き判決を求めていた。

 ほかの2人は贈賄罪などに問われた山田洋行の元米国子会社社長秋山収被告(71)と、有印私文書偽造・同行使罪の元執行役員今治友成被告(58)で、判決は懲役1年6月−1年、いずれも執行猶予3年(求刑懲役2−1年)。
2008年11月05日水曜日

1676とはずがたり:2008/11/07(金) 21:27:42

民主党:幕僚長を国会同意人事に 自衛隊法改正案提出へ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081108k0000m010040000c.html

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は7日の会見で、歴史認識で政府見解に反した論文を公表した田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長の問題に絡み、自衛隊の幕僚長を国会同意人事とする自衛隊法改正案を近く国会に提出する方針を明らかにした。

 統合幕僚長と陸海空の各幕僚長を同意人事とする理由について鳩山氏は、「シビリアンコントロール(文民統制)が利かないのを是正するため、米国並みに意見を聞いて思想信条を十分に確かめながら、適任かどうかを判断することが望ましい」と述べた。【佐藤丈一】

自衛隊幕僚長:国会同意人事に…官房長官検討
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081107k0000m010122000c.html

 河村建夫官房長官は6日の記者会見で、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長の論文問題を受け、自衛隊の幕僚長を国会同意人事にすべきだとの指摘が出ていることについて「検討する必要がある。文民統制の在り方を考えてみることも必要だ」と述べた。

 ただ、同時に「日本の文民統制はかなり高度に整備されている。国会同意人事の対象は多すぎて縮小の議論がされている」とも指摘した。

航空幕僚長更迭:辞職勧告従わず 発覚当日、防衛相に対し
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081105k0000m010100000c.html

 田母神(たもがみ)俊雄前航空幕僚長が政府の歴史認識に反する論文を公表した問題で、発覚当日に浜田靖一防衛相が行った事実上の辞職勧告を、田母神氏が拒否していたことが4日、わかった。このため防衛省は田母神氏を先月31日付で空幕長から更迭。3日後に定年退職させたが、田母神氏が浜田防衛相の辞職勧告を拒否したことは、政治家が自衛隊を統括する文民統制(シビリアンコントロール)の観点から問題視する声が出ている。

 関係者によると、論文が公表された31日夜、浜田防衛相は田母神氏に電話で「空幕長としてこの内容は問題だ。お辞めになったらどうか」と自発的に辞職するよう促した。しかし田母神氏は「信念に基づいて書いた。辞表は出さない」と拒否したという。

 これを受けて同省内では一時、懲戒処分も検討されたが、自衛隊法に該当する規定が見あたらず、田母神氏を同日にいったん空幕長から航空幕僚監部付に更迭した。さらにその後も辞職の手続きに応じなかったとして、今月3日に定年退職させる「強制措置」を取った。一方、田母神氏は同日の記者会見で「私は防衛相の決定に従って辞める。シビリアンコントロールに服している」と強調した。【松尾良】

1677名無しさん:2008/11/09(日) 09:38:26
>田母神氏は「私の考えは理解されている」として唐突に元首相2人の名前を挙げた。
>関係者によると、田母神氏が口にした一人は森喜朗元首相だという。


読む政治:前空幕長論文問題(その1) 元首相の名挙げ抵抗 辞職巡り押し問答
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081109ddm001010054000c.html

 航空自衛隊のトップが、過去に日本が近隣のアジア諸国を侵略した事実を懸賞論文で真っ向から否定し、更迭された。より深刻なのは、自説の「正しさ」を盾に、任命権者である防衛相の辞職要請を拒んだことだ。異様な居直りは何を背景にしているのか。

 ◇「間違い認めたことになる」

 田母神(たもがみ)俊雄前空幕長(60)は10月31日に航空幕僚監部付に更迭され、併せて辞表の提出を求められたにもかかわらず、拒否し続けた。「辞めたら間違いを認めることになる」が理由だった。

 浜田靖一防衛相や増田好平防衛事務次官らと押し問答が続く最中、田母神氏は「私の考えは理解されている」として唐突に元首相2人の名前を挙げた。

 増田氏は、元首相らの支援があるかのような田母神氏の姿勢に身構えた。発言を伝え聞いた自衛隊首脳は「武人のすることじゃない」と激怒したという。ただ、政界との関係が焦点化しないよう、やりとりは封印された。

 関係者によると、田母神氏が口にした一人は森喜朗元首相だという。森氏の地元、空自小松基地(石川県)に勤務したことで接点はあった。空自幹部は「森さんは歴代の小松基地幹部と親交がある。田母神さんの空幕長就任時にも森さんから祝い酒が届いた」と話す。

 森氏は12月の懸賞論文授賞式に招待されていたが、今回の騒ぎでキャンセルした。森氏は、近隣諸国の植民地支配と侵略を謝罪した「村山談話」(95年)の取りまとめに自民党幹事長としてかかわった。

 森氏周辺は「田母神氏との思想的なつながりはまったくない」と強調しており、田母神氏は自己の主張を正当化するために元首相の名前を利用し、抵抗したとみられる。

 「我が国は蒋介石により日中戦争に引きずり込まれた被害者」などと断じる田母神氏の歴史観は、突如として形成されたわけではない。統合幕僚学校長時代(02年12月〜04年8月)、空自幹部学校の機関紙「鵬友」に載せた論文に痕跡がある。

 「航空自衛隊を元気にする10の提言」で、田母神氏は「(戦前の歴史で)一番悪くない日本が一番悪く言われている」「身内の恥は隠すもの」「我が国の歴史に対する贖罪(しょくざい)意識を持っているようでは部隊を元気にできない」などとつづっている。

 提言に基づき、統幕学校では03年度から「国家観・歴史観」の講義が設けられ、現在も陸海空3幹部学校の合同統合教育として続けられている。大学教授、作家、ジャーナリストら外部講師が招かれてきたという。

 独善的な歴史観を公言する自衛隊幹部が「容認」され、昇進を重ねてきたことに問題の根深さがある。

1678名無しさん:2008/11/09(日) 09:38:51
読む政治:前空幕長論文問題(その2止) 「危険人物」不安現実に
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081109ddm002010103000c.html

 「文民統制上、今回の一件はイージス艦の事故以上にダメージが大きい」と防衛省内局の幹部は嘆く。今年7月に出た防衛省改革会議の報告書を踏まえ、背広組と制服組が並立的に政治を補佐する新たな文民統制を模索していたためだ。

 出はなをくじいた田母神(たもがみ)俊雄前空幕長は一体どんな人物なのか。

 出身は福島県。71年に防衛大を卒業し、航空自衛隊では青森県三沢基地や石川県小松基地などでの勤務を経て、昨年3月に航空幕僚長に就任した。収賄で実刑判決を受けた守屋武昌前防衛事務次官の人事だった。

 東北なまりの残るぼくとつとした口調で、ユーモアを交え、歯に衣(きぬ)着せぬ発言を繰り返した。田母神氏をよく知る空自幹部は「この人のためなら水火も辞さずと思う」と語る。

 そんな田母神氏が、今回の懸賞論文を主催した総合都市開発会社「アパグループ」の元谷外志雄(もとやとしお)代表(65)と知り合ったのは小松基地勤務時代だ。小松出身の元谷氏は、空自小松基地金沢友の会の会長を務めていた。

 2人を知る関係者によると、元谷氏が懸賞論文を企画したのは、「財を成したんだから、社会に還元したらどうですか」と田母神氏が進言したことが契機だったという。ただ、最優秀賞になった田母神氏の論文「日本は侵略国家であったのか」は、「引用ばかりで低レベル。出来レースではないか」といぶかる声も防衛省内にはある。

 ◇言動に官邸懸念

 「そんな講演はやめさせろ。何を言うか、分からんぞ」

 今年5月、二橋正弘官房副長官(当時)は防衛省の中江公人官房長を一喝した。田母神氏が5月24日に東京大の「五月祭」で講演する予定だと、報告を受けたためだ。

 田母神氏は4月18日、名古屋高裁がイラクへの空自派遣を違憲認定したことを受け、流行のコメディアンをまねて「そんなの関係ねえ」と記者会見で発言。首相官邸は平静を装ったが、実際は「危険人物」とみていた。

 「田母神が余計なことを言って問題になった時、『官邸に連絡した』と言い訳するのか。ふざけるな」と二橋氏の怒りは収まらなかったが、石破茂防衛相(当時)が事前に講演内容をチェックし、「質疑応答はなしだ」とくぎをさしたと聞き、渋々講演を認めた。

 田母神氏の言動を懸念しながらも、手を出しあぐねた官邸の「不作為」が浮かび上がる。

 講演当日、田母神氏は「爆弾発言を期待している方もいるかと思いますが」と笑いを誘った。歴史については「日本が侵略国家だったから戦争になったという見方が飛び回っているが、そうではないという見方もある」などと断言を避けた。

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 ◇前空幕長「300万円取ったんです」 自ら論文を配り歩く

 騒動は10月31日午後3時過ぎから始まった。定例記者会見を終えた田母神氏は、防衛省A棟11階の大臣室や次官室を訪ね、受賞論文を配り歩いた。同じころ、防衛省記者室にニュースリリースと論文が配られた。

 「賞金300万円取ったんです」。田母神氏は増田好平事務次官に胸を張ったという。増田次官と中江公人官房長は、渡された論文を読み「これはまずい」と直感し、地元・千葉にいた浜田靖一防衛相に通報。午後4時には首相官邸にも連絡した。

 夕方、議員会館に戻った浜田氏は電話で「論文の内容は幕僚長として問題ですよ。辞表を持って来られたらどうですか」と田母神氏に通告した。しかし、返事は「間違っていますかね」だった。防衛省に戻った浜田氏は午後10時に更迭を表明。人事は深夜の持ち回り閣議で承認された。

 空幕長は解任したものの、空将としての田母神氏の身分は残った。首相官邸は6000万円に上る退職金への批判を懸念し、懲戒免職にこだわった。

 公務員の懲戒には審理が必要だが、通常は本人が審理を辞退するため、翌日には処分が下る。しかし、岩崎茂空幕副長らの聴取に、田母神氏は「自分の正しさを堂々と議論する」と争う姿勢を見せた。

 政府高官は、河村建夫官房長官に「処分に持ち込むのは無理です」と報告。「田母神氏が制服姿で持論を訴えたら致命的だ」と考えた防衛省は3日夕、田母神氏の定年延長を打ち切り、退職させた。

 アパの懸賞論文に応募した航空自衛官は田母神氏以外に94人。空幕教育課はアパの応募要領を全国の部隊にファクスしていた。組織的な関与があった可能性は否定できない。

 田母神氏は11日、参院外交防衛委員会に参考人として招致される。大量応募の背景や自衛隊での歴史教育内容などが焦点だ。

    ◇

 編集委員・古賀攻、古本陽荘、松尾良、白戸圭一が担当しました。

1680とはずがたり:2008/11/10(月) 12:18:08
4週間も地中に幽閉された=拉致被害のカナダ女性記者―アフガン
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-AFP019979.html
2008年11月10日(月)02:00
(時事通信)

【カブール9日AFP=時事】アフガニスタンの首都カブールで10月12日、カナダ放送協会(CBC)の女性記者メリッサ・フンさんが武装グループに拉致されたが、8日に無事解放された。フンさんはアフガン国家治安局(NDS)が9日公表したビデオの中で、地面に掘られた穴の中に4週間も幽閉され、一時は鎖で縛られたと疲れた様子で語った。≪写真はビデオの中で人質だった時の状況を語るフンさん≫
 フンさんによれば、犯人グループは地面に小さな穴を掘り、さらに長さ2メートル弱の狭い横穴を作り、ここにフンさんを幽閉した。最初の3週間は常に見張りがいたが、最後の1週間は鎖で縛られ1人だけにされた。時には目隠しもされたものの、危害は加えられなかったという。
 フンさんはカブール市内の避難民キャンプを訪れた際に拉致され、同市南西約50キロのメイダンシャーでNDSに保護された。NDSスポークスマンによると、解放のための取引はなかったという。イスラム原理主義勢力タリバンは犯行への関与を否定しており、犯人グループは犯罪組織とされている。フンさんの身の安全のため、CBCの要請により、拉致されたことは伏せられていた。
 NDSスポークスマンは、犯人グループのうち男3人を逮捕し、主犯らの行方を追っているが、うち1人は国外に逃げたと語った。
 アフガンではこのほかにも外国人ジャーナリストや援助関係者らの拉致事件が相次いでいるほか、武装勢力による攻撃も増加しており、2001年のタリバン政権崩壊後、治安状況は最悪となっている。〔AFP=時事〕

1681とはずがたり:2008/11/11(火) 22:34:14

アパとの密接ぶり、次々明らかに=公用車でパーティー、戦闘機搭乗許可−田母神氏
2008年11月11日(火)20:30
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-081111X028.html

 政府見解と異なる意見を発表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長(60)=3日付で定年退職=と、懸賞論文を主催した「アパグループ」の密接ぶりが11日、次々と明らかになった。公用車でパーティー出席、戦闘機に体験搭乗。「資金提供などは一切受けたことがない」と言い切った田母神氏だが、論文は最優秀賞に選ばれ、300万円の賞金を手にする。

 田母神氏はこの日の参院外交防衛委員会で、月曜日だった6月2日に開かれたアパの元谷外志雄代表の出版パーティーに公用車で出掛けたことを認めたほか、同社主催の「日本を語るワインの会」に計3回出席、同代表が航空自衛隊の戦闘機F15に体験搭乗した際、空幕長として許可したことを明らかにした。 

[時事通信社]

アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集
http://www.apa.co.jp/book_report/index.html

1682とはずがたり:2008/11/12(水) 19:01:21

田母神氏問題、民主党は長期的に追及へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081112-OYT1T00151.htm?from=nwla

 民主党は、田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長に対する参院外交防衛委員会での参考人質疑により、自衛隊に対する文民統制が機能していないことが明らかになったとしている。

 13日にも同委員会で採決する予定のインド洋での自衛隊の給油活動を継続する新テロ対策特別措置法改正案とは絡めずに、政府・与党に対する新たな攻撃材料として長期的に、この問題を追及していく構えだ。

 野党は、田母神氏がこれまでも繰り返し自説を自衛隊内外で表明していながら、航空自衛隊トップの航空幕僚長に起用した首相や防衛相の任命責任を問題視している。

 民主党の小沢代表は11日午後、神戸市で記者団に対し、「彼(田母神氏)の考え方や思想は以前から部内でも明らかになっていたようだ。それを分かっていて任命しておいて、表ざたになったので慌てて無理やり退職させるようなやり方は非常に問題だ」と述べ、首相らの任命責任や問題処理のあり方を批判した。

 共産党の志位委員長も記者会見で「政治の側がなぜ問題をそのままにしていたのか、真相をさらに追及する必要がある」と強調した。

 民主党は11日午後の同委員会理事懇談会で、〈1〉首相と自衛隊の統合、陸上、海上、航空4幕僚長を呼んだ集中審議〈2〉テレビ中継する首相出席の質疑――の開催を求めた。ただ、集中審議については、新テロ法改正案の採決後でも構わないとの意向を伝え、与党側が持ち帰った形となった。

 民主党がこの問題を同改正案の採決と絡めないのは、「採決後の集中審議を与党に確約させた方が、採決引き延ばしと批判を受けずに、徹底追及できる」(参院幹部)と読んだからだ。平田健二参院幹事長は記者会見で、田母神氏の問題と新テロ法改正案の採決との関係について、「別の問題だ」と明言した。

 ◆答弁には与党からも批判の声◆

 田母神氏の答弁については与党からも批判の声が上がった。

 公明党の太田代表は記者会見で「自衛隊トップの言動の社会的影響や責任を自覚する判断力が著しく欠如している」と批判。そのうえで、「人事のあり方、自衛隊の幹部から自衛官に至るまで、教育をもっとしっかりしていかなければならない」と指摘した。

 与党内からは「4幕僚長の出席は自衛官に政治的発言をさせることになるので難しいが、首相出席の集中審議はやむを得ないだろう」(参院幹部)との声も出ている。
(2008年11月12日03時42分 読売新聞)

1683とはずがたり:2008/11/12(水) 22:23:34
読売も批判。こういうバカウヨそのものみたいな考えのが空自トップだったという事にサヨクは我が意を得たりである一方,ホシュは苦虫でしょうかね。

前空幕長招致 「言論の自由」をはき違えるな(11月12日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081111-OYT1T00871.htm?from=nwla

 つい先月末まで自衛隊の最高幹部を務めていた人物とは思えないような発言が相次いだ。

 田母神俊雄・前航空幕僚長は参院外交防衛委員会での参考人招致で、終始、「我が国が侵略国家というのは濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)だ」などとする自らの懸賞論文の内容を正当化しようとした。

 「私の書いたものは、いささかも間違っていないし、日本が正しい方向に行くために必要だ」「日本には、日本の国が悪かったという論が多すぎる。日本の国は良い国だったという見直しがあってもいいのではないか」――。

 昭和戦争などの史実を客観的に研究し、必要に応じて歴史認識を見直す作業は否定すべきものではない。だが、それは空幕長の職務ではなく、歴史家の役目だ。

 自衛隊員に対する愛国心教育は必要としても、過去の歴史を一方的に美化することを通じて行うことではあるまい。

 田母神氏が身勝手な主張を続けることは、むしろ防衛省・自衛隊が長年、国際平和協力活動や災害派遣で地道に築いていた実績や国内外の評価を損なう。

 集団的自衛権の行使や武器使用権限の拡大など、安全保障上の課題の実現も遠のきかねない。

 こうした冷静な現状分析を欠いていること自体、自衛隊の指揮官としての適格性のなさを露呈していると言わざるを得ない。

 田母神氏は「自衛官も言論の自由が認められているはずだ」「自由な議論も出来ないのでは、日本は民主主義国家か」と、「政府見解による言論統制」を批判した。

 「言論の自由」を完全にはき違えた議論だ。一私人なら、日本の植民地支配や侵略を認めた村山首相談話と異なる見解を表明しても、何ら問題はなかろう。

 しかし、4万5000人を率いる空自トップが政府見解に公然と反旗を翻すのでは、政府も、自衛隊も、組織として成り立たなくなってしまう。政治による文民統制(シビリアンコントロール)の精神にも反している。

 空自では、同じ懸賞論文に、隊員94人が組織的に応募していたことが判明している。田母神氏の指示はなかったとされるが、徹底した事実関係の調査が必要だ。

 自衛隊幹部は、軍事的知見や統率力に加え、高い見識、広い視野とバランス感覚が求められる。

 防衛省は、自衛隊の幹部教育や人事管理を抜本的に見直し、検討中の省改革の計画に的確に反映すべきだ。それが国民の信頼回復につながる道だ。
(2008年11月12日01時49分 読売新聞)

1684千葉9区:2008/11/13(木) 23:10:31
公明が反対とは意外
http://www.asahi.com/politics/update/1111/TKY200811110286.html
自衛隊最高幹部人事、公明代表が「同意人事必要ない」
2008年11月11日19時49分
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 公明党の太田代表は11日の記者会見で、民主党が統合幕僚長や陸海空の各幕僚長を国会同意人事にすることを検討していることについて、「国会同意人事は、独立性が高く強い権限を持ち、中立性が大事なものに限られる。(幕僚長は)緊急時に適切に対応する必要もあり、対象ではないと思う」と否定的な考えを示した。

1685とはずがたり:2008/11/20(木) 11:46:10
「シリアで微量のウラン検出」 IAEA事務局長
http://www.asahi.com/international/update/1119/TKY200811190267.html
2008年11月19日18時52分

 【カイロ=田井中雅人】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は17日、訪問先のアラブ首長国連邦ドバイで記者会見し、イスラエルの空爆を受けたシリア東部の核開発疑惑施設の跡地で採取した環境サンプルから、微量のウランが検出されたことを確認したと述べた。AP通信が報じた。

 IAEAは近くシリアの核問題報告書を理事国に配布する予定。事務局長は「検出されたのは高濃縮ウランではなく、必ずしも原子炉があったことを意味しない。様々なシナリオを検討しているが、施設が原子炉だったかどうかの結論には至っていない」として、疑惑解明に向けてシリアとイスラエルの双方にさらなる協力を求めた。

 イスラエルは昨年9月、シリア東部アルキバルの施設を空爆。米国は「北朝鮮の協力で建設中の原子炉だった」と発表。シリアは「核施設ではなく、軍事施設だった」として疑惑を否定。同国のムアレム外相は、イスラエルが空爆で劣化ウラン弾を使用した可能性を指摘している。

1686ホッシュジエンの国内ニュース解説:2008/11/21(金) 14:09:32
 防衛省は20日、守屋前事務次官をめぐる汚職事件で問題になった
防衛専門商社「山田洋行」による装備品の水増し請求が、新たに3億円
分見つかったと明らかにした。
 今回明らかになったのは、2000年から2006年にかけて、防衛
省が山田洋行との間で契約した12件で、水増し額は3億260万円に
上っている。このうち、2002年に調達した魚雷発射訓練用のバッテ
リーには3300万円の価格に対し、1億3500万円も支払っていた。
 これで、水増し請求は計34件、総額8億円を余分に支払ったことに
なり、防衛省のチェックの甘さがあらためて浮き彫りになった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ    ___  __    いってみれば、これの大規模なものが戦争の本質だ。国民は
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    タダ働きさせられ、役に立たない欠陥兵器を納品しても
  |ヽ   | | ミ#・д・ミ/_/旦~~  納期と数量さえ守れば料金を受け取り大儲けする財界がいる。
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 役人なんて納品時のバックマージンだけが関心事ですから。(・A・#)

08.11.20 日テレ「山田洋行水増し請求、新たに3億円〜防衛省」
http://www.ntv.co.jp/news/123511.html

1687名無しさん:2008/11/22(土) 08:08:13
早い話が、最初から必要なかったという話ですな。

>現在は着上陸侵攻の可能性が考えにくく、「面的制圧」の効果を疑問視する見方もあり、
>必要性が低いと判断した。

 禁止条約案は、ノルウェーなど有志国や非政府組織が主導する軍縮交渉「オスロ・プロ

クラスター爆弾:日本、全廃へ 最新型も保持せず
http://mainichi.jp/select/world/news/20081121dde001030017000c.html

 不発弾が市民に被害を与えているクラスター爆弾について、政府は、現有爆弾を全廃したうえで、欧州諸国が維持する「最新型」のクラスター爆弾も今後、導入しない方針を固めた。これで日本はあらゆるクラスター爆弾を保持しないことになる。人道面を重視したためで、代わりに子爆弾をまき散らさない単弾頭の爆弾を整備するため、約73億円を09年度予算に計上する。

 日本は、子爆弾を数百個まき散らし、不発率が極めて高い「旧型」や「改良型」のクラスター爆弾を4種類保有している。政府は12月3日、クラスター爆弾禁止条約に署名する予定で、09年度から廃棄方法の調査を始める。批准後は8年以内に廃棄する義務を負う。

 ただ、禁止条約案では、子爆弾が数個と少なく不発率が極めて低い「最新型」は例外として保有が認められた。独仏などが生産しており、欧州諸国が導入するとみられる。

 政府は人道上、不発弾による「副次的被害を避ける」ことを重視。最新型でも不発弾による被害が完全になくなる保証がなく、コストもかさむため、導入を見送り、子爆弾による被害の根絶を目指す方針を決めた。

 同時に条約の規制による影響を「極小化」する方策を模索。今後、子爆弾を持たずGPS(全地球測位システム)によって正確に目標に誘導し、より遠距離から狭い範囲を攻撃するロケット弾などを導入する。

 日本は、海岸線から上陸する敵の「着上陸侵攻」を、大量の子爆弾をまくことで「面的に制圧」するため、クラスター爆弾を配備してきた。条約案の採択後、防衛省や自民党内の一部から「廃棄する旧型に代え最新型を導入すべきだ」との声が相次いだ。しかし、現在は着上陸侵攻の可能性が考えにくく、「面的制圧」の効果を疑問視する見方もあり、必要性が低いと判断した。

 禁止条約案は、ノルウェーなど有志国や非政府組織が主導する軍縮交渉「オスロ・プロセス」が5月、日英独仏など107カ国の賛成で採択した。【鵜塚健】

毎日新聞 2008年11月21日 東京夕刊

1688千葉9区:2008/11/26(水) 22:28:52
http://www.asahi.com/international/update/1126/TKY200811260291.html
グリーンランド住民投票 自治拡大を圧倒多数で支持 
2008年11月26日19時33分
 【ロンドン=土佐茂生】世界最大の島グリーンランド(デンマーク領)で25日、自治拡大の是非を問う住民投票があり、開票の結果、賛成76%、反対24%で自治拡大が圧倒的に支持された。投票率は約72%。デンマーク政府も承認する意向で、来年6月に法制化される見通しだ。

 AP通信などによると、自治拡大案では、地下資源の収入面でグリーンランドの権限が大きくなる。将来、油田開発に成功すれば、石油収入のうち7500万クローネ(約12億4千万円)まではグリーンランドが確保でき、超える部分はデンマークと折半になる。

 地球温暖化によって本土や周辺海域を覆う氷が解け、資源開発が容易になる可能性も追い風となっている。予算の半分を中央政府の補助金に頼っており、独自の財源を確保できれば自立につながる。補助金を削減したい中央政府も、住民投票の結果を尊重する意向だ。

 79年発足の自治政府は保健や教育、漁業の権限はすでに持っているが、新たに警察や司法権なども移譲される。先住民イヌイットのグリーンランド語も公用語となる。外交や通貨は引き続きデンマークが管轄する。

 自治拡大は将来の独立に向けた第一歩、との見方もあるが、財政面で裏付けとなる油田開発のメドはまだ立っていない。

1689とはずがたり:2008/11/30(日) 00:19:42
インドテロ:60時間ぶり終息 死者195人
http://mainichi.jp/select/today/news/20081130k0000m030076000c.html

 【ムンバイ(インド西部)矢野純一】インド西部ムンバイで26日起きた同時多発テロ事件でインド特殊部隊は29日、武装グループが最後まで抵抗を続けたタージマハル・ホテルで武装グループ少なくとも3人を殺害し、同ホテルを完全に制圧した。高級ホテルなどに立てこもっていた武装グループは全員が殺害か拘束されたとみられ、事件は発生から約60時間ぶりに終息した。

 AP通信によると、事件での死者は計195人に上った。タージ・ホテル内にも多くの遺体が残されており、死者がさらに増えるのは確実だ。

 AFP通信によると外国人の死者は少なくとも26人。日本人ビジネスマンの津田尚志(ひさし)さん(38)のほかイスラエル人6人、米国人5人、ドイツ人3人などが犠牲になった。

 一方、インド内務省幹部は武装グループが立てこもったホテルとユダヤ教関連施設から計610人が救出されたと述べた。

 武装グループ制圧が完了したことで、今後の焦点は事件の背景解明に移る。インド国内では、パキスタンを拠点とするイスラム過激派「ラシュカレ・タイバ」の関与が濃厚との見方が広がっている。ザルダリ・パキスタン大統領は29日「もし(インド側から)証拠が提示されれば、速やかに対処する」と語った。

インド同時テロ:津田さんの遺体 空路帰国の途に
http://mainichi.jp/select/world/news/20081129k0000e040045000c.html

 【ムンバイ矢野純一】ムンバイの同時多発テロで死亡した三井丸紅液化ガス関東支店営業担当課長、津田尚志(ひさし)さん(38)の遺体が29日未明、空路で帰国の途に就いた。シンガポール経由で同日夕、成田空港に到着する予定。

インド同時テロ:イスラエル外相が非難「ユダヤ人標的に」
http://mainichi.jp/select/world/news/20081129k0000e030035000c.html

 【エルサレム前田英司】イスラエルのリブニ外相は28日、ムンバイの同時テロでホテルに乱入した武装グループが、米英両国のほかイスラエル旅券の所持者を探していたと指摘、「ユダヤ人を標的にしていたことは疑いない」と述べた。

 リブニ外相は「我々(イスラエル)の存在や欧米の価値観を受け入れないイスラム過激派がいる。欧米全体がテロの標的にされている」と強調した。

 今回のテロではユダヤ教関連施設も襲撃され、人質になっていたラビ(ユダヤ教導師)の夫妻ら少なくとも5人の遺体が確認された。

1690とはずがたり:2008/11/30(日) 00:20:32
>>1689-1690
酷いですねぇ。。

インド同時テロ:血まみれ50遺体…治安部隊突入のホテル
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20081129k0000m030097000c.html
 【ニューデリー支局】うつむく表情には濃い疲労がにじむ。着ていたシャツには幾重にもしわが入っていた。インド西部ムンバイの同時テロは発生から3日目の28日、日本人全員の脱出が完了した。治安部隊は犯人グループが占拠していたホテルをほぼ制圧したが、1日半ぶりに救出された日本人男性はショックのためかだれもが言葉少な。用意されたバスに乗り込み、検査のため病院に向かった。

 午後0時半(日本時間同4時)過ぎ、海に面したオベロイ・ホテル南側出口から警察官に付き添われ、宿泊客約20人が出てきた。毎日新聞のインド人助手によると、日本人の1人でグレーのジャケットを着た男性は日本語で「本当にありがとうございます」と短く語った。シャツ姿の日本人男性は「アーミー(軍)の方が来て、助けていただいた。ホテルの中でテレビも途中から見られなくなった」。

 一緒に出てきたイスラエル人男性は「ホテル内の状況は悪化している」、米国人男性は「銃撃戦が今も続いている」と語った。中には、赤ん坊を抱きながら脱出してきた男性の姿もあった。

 PTI通信などによると、ホテルに突入した治安部隊の一人は床に横たわる血まみれの遺体を50体も目にした。犯人か人質かも分からない。一部の部屋には煙が立ち込め、壁には飛び散った血の跡。「一つの部屋に12〜15体あった」と振り返る。覆面姿の部隊員は「やつらは人間性のかけらもない。目の前に現れた人々を見境なく撃ち殺した」と怒りをぶちまけた。

 英国人弁護士、マーク・アベルさんは英BBCの取材に銃撃発生時を振り返り、「私がチェックインデスク付近にいた時、ちょうど日本人グループが話をしていた。銃撃があったのは、私がそこを離れた3、4分後なんだ……」と声を詰まらせた。三井丸紅液化ガス関東支店営業担当課長、津田尚志(ひさし)さん(38)が殺害された現場に居合わせた可能性もある。

 アベルさんは「部屋の中に40時間閉じこもり、食べ物もなく、わずかな水で過ごした。ドアの外では銃声や叫び声。私は24階、同僚は21階に宿泊していたが、携帯電話で互いに連絡を取り合った。ノックの音が聞こえ、治安部隊に助け出された時は最高の気分だった」と話した。

1691とはずがたり:2008/11/30(日) 00:22:55

インドなんてのはイギリスが統一する迄バラバラやったんだから各州が分離独立して仕舞えば良いんだ。
で,イスラムは分離独立してと思ったが13%も未だいるのか。
ヒンズー教徒も結構中華思想あって威張ってるんですかねぇ・・。

【インド同時テロ】インドの宗教対立とガンジー主義の行き詰まり
2008.11.28 21:01
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/081128/asi0811282103025-n1.htm

 インド・ムンバイで起きた同時テロで治安部隊は28日、タージマハルホテルに立てこもる武装集団を制圧したのに続き、残るトライデントホテルにも突入、人質を解放した。イスラム過激派による今回の無差別テロは、同国で建国以来続く血塗られた宗教対立の歴史と、宗教間融和を唱えたガンジー主義の行き詰まりを改めて浮き彫りにした格好だ。

 テロの舞台となったムンバイ中心部に、インド独立の父、マハトマ・ガンジーの博物館がある。ガンジーの寄宿先を改築したもので、彼はこの地で綿糸を紡ぐチャルカ(紡ぎ車)の操作を覚えたと伝えられている。チャルカは後年、国産品愛用や非暴力、不服従運動の象徴となった。

 今回の事件では国際テロ組織、アルカーイダ系のイスラム過激派メンバーが拘束されており、米英などを標的とする国際組織の関与が指摘されている。それと同時に、犯人の一人が「インドのイスラム教徒は虐げられてはならない」と主張するなど、これまで国内で繰り返されてきた宗教抗争の報復との見方もある。

 インドにおける1947年の独立以降の宗教抗争史は、宗教間融和、非暴力などを説いたガンジー主義の否定の歴史でもあった。

 インドの人口(約11億人)のうち、ヒンズー教徒は約81%、イスラム教徒は約13%を占めている。

 イスラム過激派が近年、ヒンズー教徒への「報復」を強く唱えているのは、2002年にグジャラート州で起きた宗教抗争についてだ。同州で列車火災が発生し、ヒンズー教巡礼者ら約60人が死亡した事件を機に、ヒンズー教徒がイスラム教徒などを襲撃、1000人以上が死亡したとされている。

 インドでは、パキスタンが分離独立した1947年当時から、宗教間融和を訴えるガンジーを無視する形で宗教対立が激化。ガンジー自身、48年にヒンズー至上主義者に暗殺された。その後、50年から95年までに約4万人が宗教抗争で死傷したとみられている。

 ヒンズー教徒とイスラム教徒の対立だけにとどまらない。シン首相はシーク教徒(人口の約2%)だが、80年代に、独立を掲げるシーク教徒の過激派とヒンズー教徒らとの対立が激化したことがあった。

 当時のインディラ・ガンジー首相は84年、軍を動員し、北部アムリツァルにあるシーク教総本山の制圧作戦を強行、シーク教徒約600人が死亡した。ガンジー首相がその報復としてシーク教徒の警護隊員に暗殺されたのは、武力制圧からわずか5カ月後のことだった。(藤本欣也)

1692千葉9区:2008/11/30(日) 01:35:35
ちょっと同情・・・
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081130k0000m010061000c.html
防衛省:田母神氏講演に苦慮「手の打ちようない」
 政府の歴史認識に反する懸賞論文を公表して更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長は12月、講演などを立て続けに行う予定で、防衛省が神経をとがらせている。1カ月前まで航空自衛隊トップだった人物が、政府見解から逸脱する発言を公然と繰り返せば政府や自衛隊への世論の批判が収まらない、と警戒感を強める。同省は田母神氏の活動日程や発言をつかもうと躍起だが「退職で民間人になっており、手の打ちようがない」(幹部)。

 退職後、11月中から雑誌への寄稿やテレビ収録を済ませた田母神氏は、12月1日に外国特派員協会で記者会見するほか、8日に問題の懸賞論文の表彰式に出席。下旬まで各地での講演が予定されている。

 田母神氏が公職にないため同省幹部は接触を控えているが「誰も一民間人の話とは受け取らず、発言のたびに政権批判が再燃する」(内局幹部)。このため同省は、田母神氏の日程リストをまとめ浜田靖一防衛相にも報告した。【松尾良】

1693とはずがたり:2008/11/30(日) 06:27:16
>>1689-1691

【ムンバイ同時テロ】標的はインド資本主義の象徴
2008.11.27 21:25
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/081127/asi0811272037024-n1.htm

 武装集団が人質をとって立てこもったタージマハルホテルは、アラビア海に面している。ムンバイの旧称であるボンベイは、英国以前にこの地を支配していたポルトガルの言葉「ボン・バイア(良い港)」に由来するといわれる。インドの玄関口として栄えたムンバイ随一のホテルが狙われた背景に何があるのか。

 タージマハルホテルの開業は1903年、英領時代のことだ。現在、インド最大規模の財閥として知られるタタ・グループの創業者、ジャムセトジー・タタの怒りから、すべては始まった。

 民族主義者でもあったジャムセトジーは、欧米人でにぎわっていたボンベイのあるホテルに入ろうとして拒絶された。「インド人だから」というのがその理由。憤慨した彼が、インド人も入れる一流ホテルの建設を決意したというのはインドで有名な話である。

 しかし皮肉にも、今や同国最大の老舗ホテルとなったタージマハルホテルの宿泊料は、日本円で1泊3万円を超え、一般のインド人には高い。もちろん、近年の経済成長に伴ってインド人の利用客も増えるには増えたが、一般庶民にとって“高根の花”であることに変わりはないのが現状だ。

 英領時代の19世紀から綿花輸出港として発展したムンバイは今、インド経済の中枢である。人口約1200万人で、インド準備銀行(中央銀行)のほか、アジア最古の歴史をもつムンバイ証券取引所を抱える。タタ・グループの本拠があるのもムンバイだ。米国のハリウッドにちなんで「ボリウッド」と呼ばれるインド映画の拠点でもある。


 ただ、こうした“光”の一方で、かつてアジア最大といわれたスラム街があるのも事実だ。そのダラビ地区にはいまなお、貧困層を中心に50万人以上が暮らしているといわれる。

 1990年代に、ヒンズー教徒とイスラム教徒の間で激しい宗教抗争に発展した歴史も、“影”の部分である。2006年には200人以上が死亡する列車同時爆弾テロが起きた。

 好調だったムンバイ経済にも最近、陰りが目立ち始めている。世界的な金融危機などの影響により、ムンバイ証券取引所の代表的株価指数は大幅下落。タタ・グループも例外ではない。

 今回のテロを受けて、ムンバイ証券取引所は27日の取引を中止。外国投資への影響も懸念されている。

 インド人がインド人のために建てたタージマハルホテルは、タタ・グループという“インド資本主義”の象徴という側面も合わせもっていた。27日未明、武装集団の襲撃を受け、そのシンボルが炎上した光景をインド国民は複雑な思いで眺めたに違いない。(藤本欣也)

1694ホッシュジエンの国内ニュース解説:2008/12/01(月) 08:15:46
 170人以上が死亡したインド・ムンバイの同時多発テロで、
事件の4か月前、インド警察にテロに関する情報が寄せられて
いたことがわかりました。
 事件はパキスタンの過激派の犯行という見方が広がる中で、
地元メディアは今、「インドの情報機関は事前に具体的なテロ
情報をつかんでいた」と報じています。拘束された21歳の容疑
者について、情報機関は彼をすでにマークしていたというのです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 彡ミ    ___  __    この情報も意図的な漏洩だろうが、事前に
  |ヽ  /|  ,,,,,,,,l /  /    テロ情報を掴んでおきながら、それが実行
  |ヽ   | | ミ#・д・ミ/_/旦~~ されるまで放置していた事になる。
  ⊥   |  ̄| ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 
  凵    `TT | ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l 国は意図的に国民を侮って見せるフシがあります。(・A・#)

08.12.1 TBS「インド同時テロ、事前に警察に情報?」
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4006821.html
08.12.1 NHK「インド首相 テロ対策を強化」
http://www.nhk.or.jp/news/k10015702071000.html

1695千葉9区:2008/12/04(木) 21:36:15
>>1691とか
http://mainichi.jp/select/world/news/20081204dde007030078000c.html
インド・ムンバイ同時テロ:動揺するイスラム教徒 犯人視に「報復が怖い」
 【ムンバイ(インド西部)矢野純一】インド西部ムンバイで起きた同時多発テロで、地元のイスラム教徒に動揺が広がっている。ヒンズー教徒が多数派のインドで、イスラム教徒は経済成長から取り残され、生活も貧しいまま。こうした現状への不満が事件の背景にあると指摘されるが、イスラム教徒たちは「イスラム犯行説」に困惑する一方、口々に「テロは断じて許せない」と語る。

 テロ現場の市中心部から北へ約10キロ。イスラム教徒約15万人が暮らすバンドラ・パラックナガ地区へ入ると、舗装が途切れ、トタンやブロックを積み上げた粗末な家並みに変わる。ゴミが散乱し、すえたにおいが漂う。

 「イスラム教徒への報復が怖くて、ここから逃げ出そうと思った」。自営業、イクバル・クレイシーさん(52)は心配そうな表情で話した。州政府は何が起きても守ってくれない。地元警察も立ち入らず、「ここに来るのは誰かを捕まえに来るときだけ」と不満をぶつける。

 雑貨屋を営むアブドル・ラザさん(80)は事件後、3人の孫に外出しないよう言いつけている。「政府は証拠も無くイスラム教徒やパキスタンが背後にいると言い、我々への怒りをあおろうとしている」と語気を強めた。

 厳しい戒律を守って生きるイスラム教徒は、生活習慣の違いなどからインド社会では浮いた存在だ。雇用拒否などの差別を受け、地域住民の7割はイスラム教徒内だけで完結する商売についている。

 それでも事件後、同地区のモスク(イスラム礼拝所)では、犠牲者を悼み、ヒンズー、イスラム両教徒が平和に暮らせるようにと祈りがささげられている。アブドル・サッターさん(62)は「無実の人を殺すテロリストがイスラム教徒だとしても、我々は彼らを許さない」と話した。

毎日新聞 2008年12月4日 東京夕刊

1696とはずがたり:2008/12/23(火) 22:51:38
田母神氏「制服99%が支持」 講演で影響力強調
12/23 20:40
http://www.shizushin.com/news/social/national/2008122301000513.htm

 政府見解の歴史認識を否定する論文公表で更迭された田母神俊雄前航空幕僚長が23日、熊本市内で講演し「制服自衛官の99%が私を支持していると思う」と自身の影響力を強調した。
 講演に先立ち記者会見した田母神氏は「(講演では)一民間人の立場で話すが、前空幕長として見られるだろう」と発言。「日本は自衛官に発言させまいとする力が常に働いているが、自衛官はもっと自分の思ったことを言っていい」とぶちまけた。
 講演では「専守防衛は抑止力にならない。自分の国がより強い方がより安全だ」「核ミサイルの発射権を日本に与えてくれという(米軍との)交渉は、私はできると思う」などと、核武装を容認する考えを並べ立てた。
 保守系団体の日本会議熊本が主催した「村山談話の撤回を求める熊本県民集会」で講演した。

1697とはずがたり:2008/12/26(金) 22:31:06

エルサルバドル:イラク派兵を年末で終了、撤退へ
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20081225k0000m030028000c.html

 【メキシコ市・庭田学】AP通信などによると、中米エルサルバドルのサカ大統領は23日、同国のイラク駐留軍の任務を年末で終了し、撤退させると発表した。親米右派政権のエルサルバドルは中南米で唯一、イラクに派兵を続けている。03年からこれまでに5人の兵士が死亡し、現在約200人が駐留している。

 サカ大統領は「多国籍軍のイラク駐留を認めた国連安保理決議が年末で期限切れになるため」と説明した。エルサルバドル議会は来年6月までのイラク派兵延長を既に承認していた。

 オバマ次期米大統領がイラク撤退方針を表明しているほか、来年3月のエルサルバドル大統領選でイラク派兵に反対してきた左翼政党が優勢になっていることなどから、撤退を決断したとみられる。サカ大統領は「今回の決定は米次期政権とは関係がない」と述べた。

1698とはずがたり:2008/12/27(土) 12:14:27
どんな種類のウイルスなんでしょうかね。俺が使ってる様な普通のアンチウイルスソフトで対処可能な物だったとするならば備えが甘いと云うしかないし,ウィニーみたいなファイル交換ソフトを家パソで使ってたとするならばそれも認識が甘いと云うしかない。併し自殺してしまうのも人生に対して責任感ある行動とも思えない。人命の軽視が第二次大戦の我が旧日本軍の致命的失敗であり戦争を悲惨なものにした一つの原因である。

海自補給艦で2曹が自殺 PCウイルス感染で聴取中
2008年12月27日
http://kumanichi.com/news/kyodo/main/200812/20081227001.shtml

 海上自衛隊補給艦「ときわ」が修理のため横浜市鶴見区の造船所に停泊中だった13日、衛生業務担当の2等海曹(38)が艦内で首をつって死亡していたことが26日、分かった。海自は状況から自殺とみている。遺書は見つかっていない。

 海自関係者によると、2曹は12日、ウイルスに感染したUSBメモリーを自宅から持ち込み、業務用のパソコンをウイルスに感染させたなどとして内規違反の疑いで上司らの事情聴取を受けた。海自は情報流出があった可能性もあるとみて、確認を急いでいる。

 上司らが13日にも再聴取する予定だったが、起床時間になっても起きてこなかったため、上司が2曹の部屋を訪れたところ、制服姿で首をつっているのを発見。部屋は施錠されていた。

 USBメモリーには、艦内の隊員の健康管理や衛生器具の使用状況などの情報が入っていた。秘密情報は含まれていないという。2曹が自宅に持ち帰り、自分のパソコンで使用した際、コンピューターウイルスに感染。この際、外部に情報が流出した可能性があったという。

 しかし、2曹はウイルス感染に気付かないまま再びUSBメモリーを、海自横須賀基地内に持ち込み、業務用パソコンで使用、ウイルスに感染させたという。(共同)

もっと知りたい ニュースの「言葉」

補給艦(2001年11月9日)艦隊が長期間行動できるよう、洋上で護衛艦などに燃料や水を補給するタンカー型の大型艦。食料や弾薬も積める。ヘリコプターが発着できる飛行甲板があり、物資の緊急輸送も可能。海上自衛隊には「はまな」「とわだ」「ときわ」「さがみ」の四隻がある。洋上補給は相手の艦艇に横付けして給油、給水ホースを渡し、コンピューター制御で毎分11キロリットルの燃料、水をポンプ圧で流し込む。米海軍とは共同訓練で相互の補給作業を行っている。

1699名無しさん:2008/12/29(月) 13:40:08
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081229-OYT1T00167.htm?from=navr
狙いは米政権移行期…ガザ空爆、イスラエルが周到に準備

 イスラエル軍が27、28の両日、パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの拠点に行った大規模空爆は、1967年の第3次中東戦争後では最も激しい攻撃となり、中東全体に影響が広がることは必至だ。

 米国の政権移行期にタイミングを合わせた点も見逃せず、オバマ米政権登場に期待してきた中東和平の推進派にとって、大きな衝撃となった。

 ガザ地区は第3次中東戦争以来、イスラエル軍が占領してきたが、軍は2005年にガザから撤退し、それをハマスが「抵抗運動の勝利」だと喧伝(けんでん)して勢力を伸長。07年にはアッバス自治政府議長率いるファタハを武力で追い払い、ガザを実効支配した。ハマスはイスラエルと度々衝突してきたが、ガザの人道状況悪化に伴い今年6月、半年間の停戦に合意した。

 イスラエル政府は今回の作戦を、停戦と並行して着々と練り上げていたフシがある。同国紙ハアレツによると、バラク国防相は半年前、国軍に、ハマスの訓練所など標的を定めるよう指示していた。2月に総選挙を控えた政府は、強硬姿勢を示す必要に迫られていた上、オバマ米次期政権がブッシュ政権の「ハマス排除政策」を転換することを阻止したい思惑もあった。ハマスが今月19日に停戦終了を宣言した後、政府は「停戦は維持すべきだ」と表明したが、作戦実施に向け、ガザの過激派によるロケット弾攻撃再開を待ちかまえていた可能性が濃厚だ。

 ただ、今回の攻撃にどれだけ効果があるかは疑問だ。空爆にはハマスを軍事的に弱体化させる狙いがあるが、専門家の間では「一時的な停戦がやっとで、恒久平和にはつながらない」との見方が強い。一方、パレスチナでは27日、アッバス議長が支配するヨルダン川西岸各地で、反イスラエルのデモ隊が同国軍と衝突した。攻撃が長期化すれば、イスラエルや米国が支持する議長の政治生命が揺らぐ可能性もある。

 攻撃で、オバマ政権誕生早々に中東和平が動く可能性もなくなったとみられる。

 アラブ諸国では、「外交重視」をうたうオバマ氏が、「ならず者排除」を貫くブッシュ政権の中東政策を転換するとの期待が強かった。

 ブッシュ政権とイスラエルは、アッバス議長との和平交渉を進める一方、ガザへの経済封鎖でハマスつぶしを図ったが、ガザ住民の生活が困窮する中、ハマス支配は逆に強まった。「ハマス抜きの中東和平は困難」(交渉関係者)との見方も広がり、欧州連合(EU)では、アッバス議長とハマスの「和解対話」による分裂解消を優先すべきだとの意見も浮上していた。

 27日の攻撃は、ハマスが何らかの形で、和平交渉にかかわる可能性を当面つぶした。イスラエルの意図は短期的に達成されても、より大きな目標である中東和平の実現は今回の攻撃でさらに遠のいたのは否めない。(エルサレム支局 三井美奈)

(2008年12月29日10時00分 読売新聞)

1700千葉9区:2008/12/30(火) 13:27:32
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-35662320081230
イスラエルのガザ空爆、世界経済の新たなリスクに
2008年 12月 30日 10:26 JST
 [ニューヨーク 29日 ロイター] イスラエル軍によるガザ空爆は、世界経済にとって新たなリスク要因となっている。年末の休暇シーズンで市場の商いは薄くガザ空爆に対する反応は限定的であるものの、原油や金の価格は上昇し、米国債も買われている。

 イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザへの空爆を拡大。ガザの医療関係者によると、パレスチナ側の死者数は335人、負傷者は800人。国連は、死者のうち少なくとも62人が民間人だったとしている。 

 市場関係者の間には、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの武力衝突により、中東の原油供給に悪影響が及び、世界経済の低迷を長期化させるとの懸念も出ている。

 コモディティー・ワランツ・オーストラリアのマネージングディレクター、ピーター・マクガイア氏は「ひどい状況。すべての市場にとって再び大きな懸念材料になりそうだ」と述べた。

 イスラエル軍によるガザ攻撃を受け、商品市場で金と原油の価格が上昇したほか、29日のニューヨーク外為市場では避難通貨としてスイスフランが買われた。

 ペトロマトリックスのオリバー・ジェイコブス氏は「地政学的問題は過去数カ月は原油相場から姿を消していたが、イスラエルのガザ空爆により、再び若干の価格上乗せ要因となるだろう」としている。

 米国産標準油種WTIの中心限月2月物は、29日未明の電子取引で、一時1バレル=42.20ドルまで買われた。

1701千葉9区:2009/01/02(金) 21:24:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090102-OYT1T00285.htm?from=navr
スリランカ政府、「解放のトラ」軍事拠点制圧を発表
 【ニューデリー=永田和男】スリランカ政府スポークスマンは2日、国軍が同日、反政府組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の拠点である北部の都市キリノチを制圧したと発表した。

 事実なら、LTTEは支配地域としてきた北部一帯で影響力を一気に失い、25年を超す内戦は重要な局面を迎える。

 スポークスマンは、「国旗がキリノチに翻った。歴史的勝利だ」と述べたが、LTTE側は沈黙している。

 2日は、政府がLTTEとの停戦合意破棄を発表して1周年に当たる。1日には国軍がキリノチ北方の二つの町を陥落させ、市内に突入する態勢を固めていた。

 キリノチは、1983年に本格化した内戦で、LTTEが支配してきた同国北部一帯の行政、交通の要。難攻不落を誇ってきた軍事的要衝でもあり、陥落すれば反政府勢力の士気低下は計り知れない。

 LTTE指導者プラバカラン議長の動静は不明だが、今後同議長が拘束などされれば、組織が空中分解する可能性もある。

 しかし、議長が健在なら、残存兵力をジャングルに分散させてのゲリラ戦や、都市部でのテロを激化させる恐れもある。

 内戦の背景にある少数派タミル系と、多数派シンハラ系住民の対立は根深く、政府の目指す北部の平定と和平実現には、なお曲折が予想される。

(2009年1月2日20時37分 読売新聞)

1702千葉9区:2009/01/04(日) 19:12:57
>ハマスの攻撃能力を壊滅できないと、二月十日の総選挙で与党が苦戦するのは必至とみられる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009010302000071.html
数日中にガザ地上戦か イスラエル 国内世論は反対
2009年1月3日 朝刊

 【エルサレム=内田康】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ空爆でイスラエル紙エルサレム・ポストは二日、国防当局者が「数日中にも地上戦に入る可能性がある」と述べたと伝えた。空爆は七日目に入りロイター通信によると死者は四百二十四人に達した。

 同紙によると、当局者は「地上戦の準備は完了した」と述べた。一日にパリでサルコジ仏大統領と会談したイスラエルのリブニ外相も「これまでの軍事行動で十分かは精査が必要」と述べ作戦拡大に含みを残した。ただ、同日付イスラエル紙ハーレツの世論調査では地上戦支持は19%にとどまる。兵士の犠牲が多くなるだけに国民の抵抗感は根強い。

 ガザの報道関係者によると、実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの民兵は約一万人ともいわれる。これまでイスラエル軍は軍事拠点など約七百カ所以上を空爆したが、多数の民兵が生存しているという。既に地雷を設置したり戦闘用地下道を掘るなど地上戦の準備を進めている。

 ガザ在住の評論家アルゴル氏も「ハマスは地上戦を望んでいる。多数のイスラエル兵を殺し、成果を誇れる」と話す。

 イスラエルは「(ガザに近い)南部の安全回復」を今回の軍事行動の目標に掲げる。ただ、二日もガザからのロケット弾攻撃で二人が負傷した。ハマスの攻撃能力を壊滅できないと、二月十日の総選挙で与党が苦戦するのは必至とみられる。

1703千葉9区:2009/01/04(日) 19:14:32
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008122802000059.html
総選挙にらみ攻撃強行 イスラエル政権、行動力アピール
2008年12月28日 朝刊

 【カイロ=浜口武司】イスラエルが27日、パレスチナ自治区ガザに激しい空爆を加えたのは、ガザからの執拗(しつよう)なロケット弾攻撃にイスラエル住民らのいら立ちが募り、政府としても不満を抑えきれなくなったためだ。ユダヤ人への長い迫害の歴史の末に建国されたイスラエルでは、常に強い指導者が求められており、2月に予定される総選挙を前に政府・与党としても断固たる姿勢を示す必要に迫られていた。

 現政権を支える中道右派カディマと左派の労働党は、世論調査で右派の野党リクードにリードを許しており、このまま選挙戦に突入すれば政権を奪われる可能性が高かった。

 特に、労働党のバラク国防相にとっては、前任のペレツ氏が2006年にガザとレバノン国境の両面で戦闘を強いられ、敗戦同様の結果を招き、辞任を迫られた痛い過去がある。凋落(ちょうらく)傾向にある党勢を立て直すためにも、バラク国防相が強い行動力を示す必要があったと言える。

 一方、カディマにとっても2月の選挙は、党の復活を狙う重要な意味がある。オルメルト首相のスキャンダルで傷ついた党のイメージは、リブニ外相が党首に就いたことで復調への期待感があった。

 しかし、ブッシュ米政権が後押ししたパレスチナ自治政府との和平交渉は頓挫し、人々はカディマの和平路線に疑問を抱いていた。

 対パレスチナ強硬路線を主張するリクードのネタニヤフ党首への期待が高まる中で、リブニ外相が選挙で勝利し、イスラエル史上2人目の女性首相となるには、和平一辺倒ではない対応が求められていた。

 さらに、米国の政権交代も影響したと言える。来月誕生するオバマ次期政権はハマスとの対話も否定しておらず、イスラエルの強硬策に難色を示す可能性があったからだ。

1704千葉9区:2009/01/09(金) 23:35:39
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090109/mds0901092134007-n1.htm
【ガザ侵攻】バラク国防相“株”急上昇 イスラエルの「マッカーサー」 (1/2ページ)
2009.1.9 21:33
 【エルサレム=黒沢潤】イスラエルで、バラク氏の人気が急上昇している。米国の第44代大統領に就任するバラク・オバマ氏ではない。イスラエル国防相エフード・バラク氏(66)=元首相=だ。パレスチナ自治区ガザ地区への侵攻で多数の犠牲者を出し、国際社会から非難を浴びながらも、同氏が指揮する作戦への支持は揺らいでいない。

 「生けるしかばね−」。米紙ニューヨーク・タイムズは最近、ガザ侵攻前に人気低迷にあえいでいたバラク氏をこう形容した。いま選挙が行われたら、どの党が何議席を得られるかを調べる世論調査では、侵攻直前、同氏の与党労働党は8議席(総議席120議席)。保守野党リクード(30議席)、保守与党カディマ(20議席代)に遠く及ばず、来月の総選挙で惨敗が予想されていた。だが最近は16〜18議席と倍増し第2党の勢いだ。

 バラク氏は首相就任時、和平路線を他党のどの党首よりも強く打ち出し、結局は失敗。首相の座も追われた。今回も、国民の目に同氏は当初、“当時のバラク氏”にしか見えなかった。

 だが、ハト派体質ながら、米国ばりの「衝撃と畏怖(いふ)」(同紙)作戦でハマスを猛然と追い詰める姿勢は根底から印象を覆した。党員は「イスラエルの“マッカーサー”」とまで語る。

 侵攻支持は、国民の声に端的に表れている。ある精肉企業の幹部はハマスからロケット弾が来る南部ズデロトの工場に「連帯を示すため本社からあえて激励の人間を送った」と気丈な様子を見せる。

 国内では確かに、「せわしない喫煙者のしぐさをみても、社会が神経質になっているのが分かる」=自営業ダニエル・アラジ氏(56)との声もある。だが、アラファト自治政府前議長を監禁した7年前の大規模侵攻時のような軍事作戦反対の合唱は起きていない。

 自軍にも犠牲者を出して軍に厭戦(えんせん)の空気が一部にないわけでもない。だが、アルゼンチン移民の故・アミット・ロビンソン軍曹の親類が見せた気丈な姿勢は、困難な戦いを完遂すべきとの国民の声を代弁する。

 国民から侵攻を支持される限り、ハマス封じ込めの初期目標を完遂したいのは当然の成り行きで、停戦に慎重な理由もここにある。

1705千葉9区:2009/01/11(日) 13:53:34
あえてこのスレに。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090110-OYT1T00694.htm
英BBCがペルシャ語放送へ、国益に反するとイラン政府反発
 【エルサレム=久保健一】英BBCテレビは、14日から、ペルシャ語による衛星ニュースチャンネルを開設する。

 これに対し、ペルシャ語を公用語とするイラン政府が強く反発している。

 イランのファルス通信によると、政府当局者は8日、「英国のスパイ活動や政治宣伝に使われる。国益に反する」と開局を非難。スタッフのイラン常駐も認めない方針だという。

 イランでは、地上波テレビは国営放送だけ。衛星テレビの受信は一般家庭は原則禁止だが、当局の目を盗みパラボラアンテナを設置する人は後を絶たない。AFP通信によると、BBCは2011年までにイランで人口の約1割にあたる700万人の視聴者獲得を目指しているという。

 同通信によると、BBCの英語以外の衛星チャンネルとしては、昨年3月に開設されたアラビア語に続き二つ目。主にペルシャ語を使用する国はイランのほか、アフガニスタン、タジキスタンがあり、総人口は約1億人。

(2009年1月10日22時00分 読売新聞)

1706千葉9区:2009/01/11(日) 13:55:19
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090109-OYT1T00366.htm
国際赤十字が異例のイスラエル批判…負傷者と遺体放置

 【ロンドン=大内佐紀】赤十字国際委員会(ICRC・本部ジュネーブ)は8日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区で国際人道法違反を犯していると批判した。

 中立・不偏をモットーとするICRCが、紛争の一方の当事者を批判するのは異例。ICRCはガザ市内に職員を入れることを今月3日からイスラエル軍に求め続け、7日午後にようやく許可を得た。

 ICRCによると、職員は現地で数々の「ショッキングな出来事」を目撃した。砲撃を受けたある家では、母親の遺体に寄り添う4人の幼子を発見、子どもたちは自力で立てないほど衰弱していた。別の家でも、複数の遺体や負傷者を見つけた。この家から80メートルの地点にはイスラエル軍が進駐していたが、何の手助けもせず、職員らに即時退去を迫ったという。

 ICRCは、「国際人道法は(敵味方を問わず)負傷者を避難させ手当てすることを義務づけているのに、イスラエル軍は順守しなかった」と言明。パレスチナ人の救急車がガザ地区内を自由に移動できないことにも強い遺憾の意を示した。

(2009年1月9日12時10分 読売新聞)

1707千葉9区:2009/01/11(日) 23:31:11
http://mainichi.jp/select/today/news/20090112k0000m030064000c.html
ガザ侵攻:イスラエル軍が「白リン弾」使用…人権団体指摘
2009年1月11日 20時27分 更新:1月11日 21時13分

 【エルサレム高橋宗男】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は10日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区侵攻で、「非人道性」が指摘されている「白リン弾」を使用している可能性が高いと指摘した。HRWは、世界で最も人口密度が高い地域の一つであるガザ地区での白リン弾使用は、国際法に違反する可能性があるとし、イスラエル軍に同弾の使用停止を求めている。

 HRWの専門家らは9、10の両日、イスラエル側のガザ境界から、ガザ市やジャバリヤ難民キャンプ方面で砲弾が空中さく裂し、白煙を吐く多数の物体が落下する様子を確認。さらにメディアの映像などから、これらが白リン弾である可能性が濃厚と判断した。

 白リン弾は国際条約で明示的に禁止された兵器ではなく、化学兵器ともみなされていない。だが、皮膚に触れると骨を溶かすほど激しく燃焼し続け、人体に深刻な被害をもたらすのが特徴だ。第二次大戦の空爆などにも使用され、消火が難しいことからその非人道性が指摘された。

 現在は主に、発煙弾として使われているが、その使用の是非を巡って論争があり、元英軍少佐の軍事専門家、チャールズ・ヘイマン氏は英タイムズ紙(5日付)に「故意に市街地に投下すれば、国際刑事裁判所行きだ」と指摘している。

 HRWは、白リン弾を焼夷(しょうい)弾と位置付け、人口密集地にある軍事目標や、民間人を焼夷兵器で攻撃することを禁じた「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)第3議定書」に違反する疑いがあるとした。さらに、市民被害最小化の予防措置をとるべきだとする国際人道法の義務に反する、と強調している。

 イスラエル軍は06年夏の第2次レバノン戦争での白リン弾使用を認めている。今回の侵攻に関しては毎日新聞に対し、「白リン弾は使用していない。使用した兵器の種類については答えられない」とコメントしている。

 米軍も04年11月にイラク西部のファルージャ攻撃で同弾を使用、多数の市民に被害が出た。イスラエル、米国ともCCW第3議定書を批准していない。

 【ことば】白リン弾

 空気と反応して発火、発煙する兵器。ざんごうの敵兵をいぶり出したり、対戦車砲に対する煙幕として有効とされる。消火が極めて困難なことや、人体への被害が大きいことから「人間を焼き尽くす兵器」とも言われる。

1708千葉9区:2009/01/11(日) 23:39:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009011102000124.html
ガザ 恐怖と飢餓  親の遺体の前、空腹の子 惨状、国連報告
2009年1月11日 朝刊

 【エルサレム=浜口武司】砲撃で死んだ親の遺体の横で恐怖と空腹に数日耐えた子どもたち−。イスラエル軍の猛攻にさらされているパレスチナ自治区ガザの惨状が複数の国連機関などの報告で明らかになってきた。関係者からはイスラエル軍の戦争犯罪を糾弾する声も上がっている。

 「アブサラーと奥さんも死んだ。アブタウィックと息子も死んだ…」。国連緊急援助調整官室(OCHA)は九日、ガザ市郊外のザイトゥン地区で、イスラエル軍が住民ら約百十人を一軒の民家に押し込め、後に砲撃して三十人を殺害したとの生存者の証言をリポートにまとめた。

 生き残った少年(13)によると、四日夜に自宅を砲撃され、外に出ると、十五人ほどのイスラエル兵がヘリコプターから降下してきて住民に一軒の民家に集まるよう命じた。住民らは避難所と思ったが翌五日、イスラエル軍が民家を砲撃、母親らが死亡したという。

 負傷した少年は「水も食料もなかった。気を失うまで助けを呼んだ」などと話した。

 地元の救急隊員が同地区入りを許されたのは七日になってから。隊員は「室内では十六人が死亡。四人の負傷した子どもは飢えで立ち上がることもできずにいた」と証言。道路にはイスラエル軍が防塁を築き救急車が通れず、ロバの荷車で負傷者を運んだという。

 世界食糧計画(WFP)は九日、約百五十万人のガザ住民の八割が飢餓に直面していると指摘。商店から食料品が消え、住民は戦闘を恐れ戸外に出られないという。WFPでは四千トンの食糧を積んだ百三十台のトラックがガザの外で待機しているが、危険で配送できないとしている。

◆ガザ境界の武器密輸監視 国際部隊を認めず
 【カイロ=内田康】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ侵攻で停戦交渉を仲介するエジプトとパレスチナ自治政府は十日、エジプト・ガザ境界の武器密輸の監視に各国軍の混成部隊の駐留を認めない考えを示した。

 エジプトのムバラク大統領とアッバス自治政府議長のカイロでの会談後、エジプト政府が明らかにした。

 イスラエルは停戦交渉で、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの武器密輸を防ぐため、国際社会が協力する境界監視を求めている。

 ロイター通信によると、エジプトは境界駐留は自国軍で続ける考え。イスラエルは、過去に大量の武器がガザに密輸されてきたことからエジプト軍の監視を信頼しておらず、エジプト政府の方針には不満とみられる。

1709千葉9区:2009/01/12(月) 00:26:42
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090111-OYT1T00336.htm
「境界管理」「ハマスの法的地位」…エジプト調停に難題

 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザの紛争は、10日も国連安全保障理事会の即時停戦決議を無視する形で続くなか、イスラエル、イスラム原理主義組織ハマス双方の代表が相次いでエジプト入りし、エジプト仲介の停戦調停が本格化している。

 立場の開きは依然大きいものの、オバマ米政権の発足を20日に控え、イスラエル側には焦りも出始めた。

 ◆密輸ルート◆

 6日に停戦案を発表したエジプトは、8日のイスラエル側との交渉に続き、10日にハマスとの交渉に入る。イスラエル軍は2週間たってもハマスを軍事的に無力化できずにおり、「ハマス再武装阻止」と「イスラエルに対するロケット攻撃全面停止」の2点が確保できる仕組みが出来れば、合意に持ち込みたいのが本音だ。

 焦点は、〈1〉ハマスの武器密輸ルートとなっているエジプト―ガザ間11キロ・メートルの境界管理〈2〉ロケット発射を防ぐ体制作り〈3〉ハマスの法的地位――の3点。特に〈1〉を実現する国際監視のあり方が交渉のヤマとなっている。

 イスラエル軍は現在、エジプト―ガザ境界に集中する密輸用地下トンネルの破壊を続けており、作戦が完了した段階で「国際部隊」に監視活動を引き継いでもらいたい意向。これに対し、ハマスは部隊のガザ入りは徹底拒否の姿勢だ。仲介役のエジプトも自国内の部隊展開に難色を示し、米欧から超音波装置を導入して、エジプト部隊がトンネルを取り締まれば十分との立場を示す。

 ◆ハマスの扱い◆

 あらゆる合意の障害になるのが、ハマスの立場だ。イスラエルのリブニ外相は「テロ組織との合意はない」と述べ、ハマスを調印相手として認めないと言明する。ハマス打倒を目指した作戦が、ハマスを国際的に認知するような合意で終わるのは、同国としては絶対に認められない。

 このため、交渉に従事するエジプトや欧州は、ハマスをいかに表舞台に出さずにまとめるかという難問に知恵を絞る。10日の英紙ザ・タイムズによると、アッバス議長の自治政府をガザ側の境界管理で復権させ、調印相手とする案が浮上している。議長の率いる「ファタハ」は07年6月にハマスに武力でガザから追い払われたが、議長の自治政府が国際的には依然、合法政権と見なされている。同案は、いったん合意が出来た後、フランス、トルコ両国部隊が監視にあたる内容だ。

 ◆米政権交代

 イスラエルの懸念材料は、米国での政権交代。オルメルト政権には、8日の国連の即時停戦決議で、米国が拒否権を行使せず棄権に回ったのは大きな衝撃だった。イスラエルの「防波堤」であり続けたブッシュ政権の退陣は織り込み済みだが、オバマ次期大統領が発するシグナルは予想以上に厳しい。オバマ氏はガザでの犠牲拡大に「深い懸念」を表明。英ガーディアン紙は「政権移行チーム筋」の話として、次期政権がハマスとの非公式接触の用意を進めていると報じている。

 イスラエルの外務省元高官は10日、本紙に対し、「(オバマ政権が発足する)20日が停戦に向けた事実上の期限になる」と述べ、オルメルト政権に残された時間はあまりないと語った。

(2009年1月11日15時17分 読売新聞)

1710千葉9区:2009/01/13(火) 23:33:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20090114k0000m030083000c.html
ガザ侵攻:中東の親米諸国 イスラエル離れ加速
 【エルサレム高橋宗男】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区侵攻を継続する中、イスラエルと和平条約を結ぶヨルダンや、中東の非アラブ大国トルコなど、親米穏健の中東諸国がイスラエル離れを加速している。イスラエルは地域の穏健派との良好な関係構築を図ってきたが、今回の侵攻で再び孤立化を招いた形だ。

 「ヨルダンはイスラエルとの関係見直しを含め、すべての選択肢を検討する」。ヨルダンのダハビ首相は4日の国会で、こう演説した。アラブ諸国の中でヨルダンとエジプトの2国だけが、イスラエルと正式な国交を持つ。その関係見直しの可能性をヨルダンが公にしたのは94年10月の和平条約調印以降、初めてのことだ。

 イスラエルと通商関係を持つカタールもガザ侵攻に態度を硬化し、ハマド首相は「アラブ連盟が提唱する中東包括和平案を凍結を検討すべきだ」とメディアに述べている。

 今や、イスラエルにとり親米アラブ諸国で唯一の窓口は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの停戦を仲介するエジプトだけだ。

 さらに、イスラエルとシリアの間接和平交渉を仲介し、イスラエルが関係を重視するトルコでも、ガザ侵攻を非難する世論が政府に圧力をかける。エルドアン首相は中東の衛星テレビ・アルジャジーラのインタビューで「イスラエルはガザ攻撃によってトルコとの関係を傷付け、いずれ罰せられるだろう」と非難した。

1712名無しさん:2009/01/22(木) 13:18:59
2009年1月20日(火)「しんぶん赤旗」

ソマリア海賊問題
国際機関などへの資金・技術協力必要
市田書記局長が会見

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-20/2009012001_02_0.html

(写真)記者会見する市田忠義書記局長=19日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は十九日の記者会見で、政府・与党が「海賊対策」を口実に海上自衛隊のソマリア沖派兵を強行しようとしていることについて問われ、「海賊は犯罪行為であり、警察行動で対応すべきだ。自衛隊のような軍隊を出すことは反対だ」と表明しました。

 市田氏は、二〇〇七年十一月に国際海事機関(IMO)総会が「ソマリア沖における海賊及び武装強盗に関する決議」を採択し、国際社会が協力して必要な立法、司法、行政手続きによる海賊対策を求めていることを紹介。「こういう国際機関への資金・技術協力などの国際協力を早急に行うことを基本にすべきだ」と述べました。

 市田氏は、ソマリア沖の海賊問題は、二十年にわたる内戦で国家が崩壊状態にあるソマリアで、仕事を失った漁民が身代金稼ぎに転じたことに端を発していると指摘。「ソマリアの政情をまともな方向にもっていく努力を、国連などとともに協力してやっていくのが本来のあり方だ」と提起しました。

1713名無しさん:2009/01/22(木) 13:22:55
河北新報ニュース ソマリア沖へ側面支援 海賊対策で海上保安庁長官
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/2009012101000813.htm

 海上保安庁の岩崎貞二長官は21日、ソマリア沖の海賊対策に海上警備行動として派遣される海上自衛隊艦船に海上保安官を同乗させることについて「あくまでも捜査のための乗船」と述べ、職務は海賊の身柄拘束など司法警察業務にとどめ、自衛隊を側面支援していく考えを示した。
 岩崎長官はこの日の定例会見で、海賊対策に触れ「保安庁としてできることをやっていきたい」とした。
 防衛相が自衛隊に海上警備行動の準備指示を出すには1カ月程度かかる見込みだが、岩崎長官は「現場捜査に強い保安官を出すので、保安庁は特に事前の準備は必要ない」とした。海賊の身柄を拘束するケースについては「第三国の協力や通訳手配の問題がある。外務省との調整が必要」と課題を掲げた。
 現行法で警察権を行使し保護できる対象は「日本籍船」と「外国籍船の日本人」。与党プロジェクトチームが検討している海賊行為に対処する新法が成立した場合、岩崎長官は「(パナマ船籍で船員が全員外国人でも事実上の船主は日本の企業という)『便宜置籍船』でも取り締まれる。新法制の目玉だ」と話した。
2009年01月21日水曜日

1714名無しさん:2009/01/22(木) 13:38:53
質問なるほドリ:海上警備行動で海賊対策に何ができるの?=回答・松尾良 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20090120ddm003070103000c.html?link_id=TT003

<NEWS NAVIGATOR>

 ◆海上警備行動で海賊対策に何ができるの?

 ◇海保に準じた警察活動 憲法、国内法の厳しい縛り
 なるほドリ 麻生太郎首相が東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として、自衛隊による海上警備行動を打ち出したけど、何ができるの?

 記者 海上の安全と秩序を守るのは、本来は警察機関である海上保安庁の仕事です。しかし海保の巡視船数や能力が足りないといった特別な事情がある場合、自衛隊法82条は「自衛隊の部隊に必要な行動を取ることを命じることができる」と定めています。発令権者は防衛相で、首相の承認が必要です。活動海域が限定されたり、国会に報告する義務はありません。政府は自衛艦による商船・客船の護衛などを検討しています。

 Q 自衛隊は海保と同じことができるの?

 A 全く同じではありません。自衛隊は海上保安庁法に準じて不審な艦船の立ち入り検査や職務質問、危険な行為の制止などはできます。でも自衛官は現行犯での逮捕を除き、海賊の逮捕や取り調べ、送致の権限はありません。このため政府は海上保安官を同行させる方針です。また日本と全く関係ない外国船は護衛できません。

 Q 武器はどこまで使うの?

 A 武器の使用では警察官職務執行法7条が準用され、自分や他人を守ったり相手の抵抗の抑止に必要な限度で行えます。ただし相手が武器を構えたり撃ってきた時の正当防衛、緊急避難の場合以外では、船体を撃つようなことはできません。ロケットランチャーや機関銃で重武装した海賊への対応では、「同じ使用基準では支障が出る」と防衛省は懸念しています。

 Q 今ソマリア沖で活動する外国軍艦とは違うわけか。

 A 国際法や条約に加え、自衛隊の活動には憲法、国内法の厳しい縛りがあります。だからインド洋やイラクの国際平和協力の際は、活動内容を詳しく定めた法律を別に作りました。一方で現行法の海上警備行動は主に領海侵犯を想定、「海賊船が警告を無視して近づいて来たり人質を取った場合どうするか」「助けを求める外国船を無視していいのか」などの議論は不十分です。海賊や人質を誤って殺傷する懸念もあります。相手が反政府勢力など「国に準ずる組織」だった場合は「武力行使」とみなされ、憲法違反となる恐れもあります。(政治部)

==============

 ◇あなたの質問をお寄せください
 〒100−8051(住所不要)毎日新聞「質問なるほドリ」係(naruhodori@mbx.mainichi.co.jp)

毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊

1715名無しさん:2009/01/22(木) 13:41:53
ソマリア海賊:海自派遣 対応巡り揺れる民主 「融和」優先、見解まだ - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090120ddm002010059000c.html

東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊法の海上警備行動に基づき海上自衛隊護衛艦を派遣する政府方針に対し、民主党が対応を巡って揺れている。党内で自衛隊派遣に対する見解がまとまらないことに加え、次期衆院選後の連立相手と目する社民党が強くけん制し始めたためだ。【白戸圭一、小山由宇】

 「海賊対策は民主党の長島昭久議員も提案している」。19日の参院予算委員会で、自民党議員が引き合いに出し、政府に海賊対策新法の検討状況をただした。長島氏はソマリア沖海自派遣論議の火付け役。昨年10月の長島氏の国会質問をきっかけに麻生太郎首相が意欲を見せ始めた。その長島氏は今月14日、党外務防衛部門会議役員会で「私たちは政府の後手後手に回っている。党としての案を考えるべきだ」と発言。浅尾慶一郎「次の内閣」防衛相が同意したが、具体的な議論には入れなかった。

 インド洋給油活動に対する民主党の対案である「テロ根絶法案」には、海賊対策での海自派遣を視野に入れた条文が盛り込まれているが「現行法の武器使用基準には限界があり、新たな法整備が必要」との立場。しかし憲法問題が絡むため、新法を巡る党内の意見調整は簡単ではない。

 さらに友党の社民党の派遣反対も影を落とす。18日の民主党大会で、来賓の福島瑞穂社民党党首が「ソマリア沖の自衛隊派遣は法律を作っても駄目だが、現行法の運用にも危機感を持つ」と発言。大会では衆院選後の社民党との連立を視野に入れた活動方針を決めており、社民党の意向を無視できない状況だ。

 海上警備行動での海自派遣に理解を示していた小沢一郎代表は、大会後の会見で「自衛隊を使ってどうこうというのはまた別だ」とトーンを後退させた。

 安全保障政策を巡る党内議論が盛り上がらない現状に対し、仙谷由人元政調会長は19日の衛星放送「BS11デジタル」の番組「インサイドアウト」で「自衛隊派遣の議論は『(民主党内が)分裂している』と言われても国民に分かるよう見せるべきだ」と苦言を呈した。

毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊

1716名無しさん:2009/01/22(木) 13:45:26
海賊対策の新法に社民党が反対の方針 - 政治ニュース nikkansports_com
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090121-452373.html

社民党の福島瑞穂党首は21日の記者会見で、ソマリア沖の海賊対策で麻生太郎首相が表明した自衛隊法の海上警備行動に基づく海上自衛隊艦船の派遣について「国会が一切関与できないまま自衛隊が海外に出ることになる。大きな問題だ」と批判した。

 政府が検討する海賊対策の新法制定に対しても「自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法制定への地ならしになる」と反対する方針を示した。(共同)

 [2009年1月21日18時23分]

1717名無しさん:2009/01/22(木) 13:55:10
クローズアップ2009:ソマリア沖海賊 神出鬼没、高速艇を駆使 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090120ddm003010091000c.html

東アフリカ・ソマリア沖で頻発する海賊事件。昨年8月に船を乗っ取られ、50日間拘束されたフィリピン人船員2人が毎日新聞の取材に応じ、その手口を詳しく証言した。日本政府は海賊事件防止のため海上自衛隊の護衛艦を現地に派遣する方針を固めた。だが、高速の小型ボートで音もなく近づき船舶を乗っ取る神出鬼没の海賊に、海自艦艇がどこまで対応できるのか疑問視する見方も根強い。【マニラ矢野純一、外信部・佐藤賢二郎】

 ◇ハシゴかけ、音もなく乗船/全員が自動小銃…威嚇射撃/身代金、当初は10億円要求
 ◇被害の比船員が証言
 中国からオランダへ鉄鉱石などを運ぶため、アデン湾を10ノット(時速約19キロ)で航行中の貨物船「イラン・ディナヤット」号(イラン船籍、4万4468重量トン)が乗っ取られたのは、昨年8月21日午前6時ごろ。同船に乗り組んでいたフィリピン人船員、レイナルド・ウィさん(30)とセリオ・パロマさん(46)は、警報音で船室から甲板に駆け上がった。霧の中、日本製の強力な船外機を積んだ粗末な木造のボートから、海賊がアルミのハシゴをかけて音もなく乗船してきた。

 海賊は自動小銃「AK47」を空に向かって威嚇射撃した。計40人ほどで、全員が自動小銃で武装。貨物船には船長以下31人が乗り組んでいたが、武装しておらず、あっという間に制圧された。

 現場はソマリア沿岸から北へ約200キロの海上。片言の英語を話す1人から「10日近く海上で獲物を探していた」と聞いた。南へ向かうよう命じられ、ソマリア領海内の海岸から5キロほどの地点で停泊。砂漠の中に建つ町並みが見えた。海賊対策で派遣された各国の艦船の姿を見ることは一度もなかった。

 「15日以内に身代金を支払わないと1人ずつ殺す」と言われたが、誰も殺害されず、暴力も振るわれなかった。海賊は無線を使ってイランの船会社と交渉。当初1200万ドル(約10億9000万円)の身代金が200万ドルまで下げられた。

 解放は10月10日。海賊は身代金を持参したイラン船が領海内に入るのを嫌い、自らボートで現金を受け取りに出かけた。大きな袋をいくつも抱えて戻った海賊は、4時間かけて金を数え、「シー・ユー(さよなら)」と言い残して笑顔で船をあとにした。

1718名無しさん:2009/01/22(木) 13:58:19
>>1717-1718
 世界の海上航行の安全を監視している国際機関「国際海事局」(IMB)によると、ソマリア近海では昨年1年間で計111件の海賊による襲撃事件が発生、前年に比べ倍増した。今年も計13件発生し、うち2件は船が乗っ取られ乗組員計43人が人質になっている。

 アデン湾での事件の多くは、ソマリアとは対岸のイエメン沿岸で起きている。多くの船舶が海賊を警戒してイエメン寄りを航行しているが、海賊はこの海域で襲撃対象の船を待ち伏せしているとみられる。「積み荷を満載しており、喫水線から甲板までの高さは2メートルしかなかった。スピードも遅かったので、標的になったのだろう」と、フィリピン人船員2人は話す。

 海賊が船をソマリア領海内へ移動させたのは、各国派遣艦船による救出作戦を困難にする狙いとみられる。

 海賊問題に詳しい東海大学海洋学部の山田吉彦准教授によると、現在、欧米や中国など計15カ国がこの海域に艦船を派遣。米中露などは数千トン級の大型艦艇で、沿岸のパキスタンやイエメンなどは数百トン級の小型艇だ。

 人質となった2人は「商船が武装しても限界がある。大型の武装艦船では、逃げ足の速い海賊船を追いかけることはできないが、それでも海賊を防ぐことができる」と話す。

 ◇海自「見切り」派遣、疑問も
 ソマリア沖では現在、各国派遣の艦艇が船舶と並んで航行する「エスコート形式」の護衛を行っている。東海大の山田准教授は「これが功を奏し始めており、日本もすぐに動かなければ流れに乗り遅れるが、武器使用を正当防衛などに限った海上警備行動での海上自衛隊派遣では、有効な活動は難しい」と、現行の自衛隊法に基づく海自護衛艦の派遣に疑問を投げかける。

 山田准教授は(1)海賊に攻撃されない限り自衛隊からは手出しができない(2)他国の船舶が襲撃されても救助できない−−などの問題点を指摘。「新法が成立すれば、他国の船舶も守ることができ、大きな国際貢献につながる。海外に与える脅威についてルールを超えない配慮は必要だが、海洋大国として責任を持って警備していくべきだ」と訴える。

 同じく海賊問題に詳しい竹田いさみ独協大教授(国際政治)は、艦船派遣以外にも平和的な貢献策があると指摘する。「遠方の国が長期的に艦艇を派遣することはできず、イエメンなど周辺国の沿岸警備隊を充実させる必要がある。これに一番貢献できるのが、沿岸警備のノウハウもある日本だ」と語る。

毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊

1719とはずがたり:2009/01/22(木) 23:38:42

社民は反対するでしょうけど,海賊を武器使って取り締まる程度の武力を使うべきだと思います。
無能で不正義であった旧日本軍が深く反省すべき侵掠戦争を行ったのは事実ですけど,その日本の侵掠で酷い被害を被った国々が自衛隊が海外で海賊を取り締まるのに不愉快な思いをして反対するのでしょうかねぇ?
敵対する勢力の片方を正義と認めて他方を邪悪として弾圧・抑圧・虐殺するのとは訳が違うと思われます。。折角大金払って自衛官養ってるんだからちゃんと使うべき時に使わないと。

1720千葉9区:2009/01/23(金) 01:05:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20090123k0000m030026000c.html
コソボ:独自の軍が発足 セルビア側は反発
 AP通信などによると、昨年2月にセルビアからの独立を宣言したコソボで21日、独自の軍が発足した。セルビア側は「違法」(イェレミッチ外相)と強く反発している。

 国際社会の監督下での独立を勧告したアハティサーリ国連事務総長特使案に基づくもので、2500人規模でスタート。当面は小火器で武装し、自然災害時の救援活動などを行う。コソボに1万5000人が展開する北大西洋条約機構(NATO)などの監督下に置かれる。(共同)

1721とはずがたり:2009/01/24(土) 13:01:21
イランのウラン備蓄枯渇か
欧米が入手阻止図ると英紙
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012400083&genre=E1&area=Z10

 【ロンドン24日共同】核開発問題をめぐって国連制裁下にあるイランで、核開発に必要なイエローケーキ(ウラン精鉱)の備蓄が数カ月以内に底をつくとの見方が浮上、欧米などは主要ウラン生産国に対し、イランにイエローケーキなどを輸出しないよう要請を始めたことが分かった。英紙タイムズが24日、外交筋の話として報じた。

 国連安全保障理事会決議で、核兵器開発につながるウラン濃縮用物資の輸出は禁止されているが、コンゴ(旧ザイール)などについてウランの密輸が疑われるほか、輸出監視が困難な国もあり、各国があらためて警戒を強めている。

 イランが積極的にウラン入手に動いているとの直接的証拠はないが、英外務省は昨年12月、ウラン鉱の主要生産国であるカザフスタンやウズベキスタン、ブラジルに対し、ウラン製品、特にイエローケーキを輸出しないようひそかに要請した。
 イランは、民生用核開発計画を立案した1970年代半ばに南アフリカからイエローケーキを数千トン輸入。濃縮活動などでこれらの備蓄が使われた。(共同通信)

1722千葉9区:2009/01/24(土) 20:29:23
>>1712-1718とか
http://www.asahi.com/international/update/0123/TKY200901220286.html
「海賊、現地ではあこがれ」ソマリア担当大使が現状語る
2009年1月23日6時3分

 海賊行為が頻発しているアフリカ東部ソマリアを担当する駒野欽一・エチオピア兼ジブチ大使が朝日新聞の取材に応じ、「海賊が現地の若者たちのあこがれの職業になっている」と、根本的な解決が難しい現状を語った。一方、現地に海上自衛隊艦艇を派遣しても「海賊と交戦する事態にはならない」との見通しも示した。

 大使によると、海賊の多くは沿岸を拠点とする元漁民で、無政府状態になった91年以降、当初は漁場を荒らす外国の漁船を追い払う目的で武装。その後、私兵集団と結びついて人質の身代金狙いの海賊行為に手を染めるようになったという。

 海賊のリーダーは現地では「最も女性にもてる存在」という。荒稼ぎした金で海岸の一等地に豪邸を建て、豪華な結婚式を挙げる様子がアフリカの新聞や雑誌で取りあげられ、豊かな生活の「象徴」にもなっているという。海賊は自動小銃やロケット砲で武装し、複数の高速艇で襲いかかるのが手口。しかし、護衛艦が守っている船隊に近づくことはないという。

 アフガニスタン大使も務めた駒野氏は「アフガンでは金もうけのために貧困層がケシ栽培に走ったが、同じことがソマリアでは海賊として起きている」と指摘。国際社会が連携してソマリアを破綻(はたん)国家から抜け出すよう導かない限り、海賊問題の根本的な解決にはならないとしている。(玉川透)

1723とはずがたり:2009/01/25(日) 01:19:59
立て逃げの癖に単発スレたてんなよなぁ。迷惑野郎めが。田母神と迷惑度は変わらん。

田母神とは?
1 :AZX:2009/01/24(土) 23:25:37
軍需経済は市民社会に残虐犯罪を撒き散らし、文化の全てを圧殺し、福祉・教育・平和産業から国家予算や資産、人材を根こそぎ奪い肥大して行く。
軍需経済という最も醜悪な病原菌が市民社会に一度根を張ってしまえば取り除くことは出来ない。
http://esashib.hp.infoseek.co.jp/poor01.htm
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Japanmilitarism/japn080522.htm
TVでは放映されないが、マスコミや政界、業界ではみんなが知っている有名な話がある。
あの平成日本軍部のトップであるタモガミが醜悪でバカ丸出しの安直な詐欺話に深く関わっていたという事実である。
『新潮45』(2008年12月号)によれば、平成日本軍部のトップである田母神前空幕長は『M資金詐欺』のお先棒を担ごうとしていた。
 平成日本軍部のトップである田母神前空幕長は、詐欺の首謀者である大富豪夫人が宿泊する東京・品川のホテルのスイートルームに平成日本軍部と深い関わりがある日本有数の
防衛産業の社長を連れて行った。だが、防衛産業社長は大富豪夫人が持ち掛ける4800兆円もの戦後復興資金や
30兆円もの巨額融資話に「おかしい」と気づき警察に被害届を出したのである(『新潮45』2008年12月号より)。
大富豪夫人が仕掛けた詐欺は稚拙なものだった。
日本軍部のトップである田母神前空幕長を大富豪夫人に紹介したのは、懸賞論文を主催したアパグループの元谷外志雄代表だ。
記者会見でこの件を追及したのは、元朝日新聞社会部記者で防衛庁に詳しい田岡俊次氏。田岡氏が厳しく追求すると田母神は「その質問は止めてほしいっ」と逃げ回った。
http://thor.prohosting.com/esashib/mdriken01.htm
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/mondai/gyakusatu.html
インチキスパイ衛星5022億円、維持運営費年間150億円!6隻保有の詐欺兵器=イージス艦・あたご1隻で1475億円・ 年間維持費40億円
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-10-31/03_01.html
http://www.magazine9.jp/interv/mika/mika.php

1725千葉9区:2009/01/25(日) 23:23:09
国境の離島活用へ政府が指針、漁業・資源開発の拠点に

 政府は今年から、日本の排他的経済水域(EEZ)の起点となる「国境離島」を含む無人島などの保全・活用に本格的に取り組む。

 海洋権益をめぐる近隣諸国との摩擦が頻発する中、日本の領土である離島やその周辺に広がるEEZを守る狙いがある。漁業関係者の見回りによる保全に加え、気象観測や漁業、エネルギー・鉱物資源開発の拠点などとして活用することを想定している。

 政府の総合海洋政策本部(本部長・麻生首相)は、今年夏にも離島の保全・活用に関する初の総合的指針となる「海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針」(仮称)を策定する方針だ。この中で、無人島の重要性も明記する方向だ。

 日本は6852の島で構成され、本州、北海道、九州、四国、沖縄本島を除く6847島は離島とされている。有人離島は離島振興法で国の支援を定めているが、6425もある無人島は、長年にわたって事実上放置されてきた。

 しかし、国連海洋法条約は「人の居住または経済的生活の維持」を島の条件としている。中国が「海島保護・利用法」の整備を進め、無人島などの保護・活用を計画するなど、沿岸国は離島を重視し、国家戦略として活用に乗り出しており、政府は日本としても積極的な保全・活用に取り組む必要があると判断した。

 特に、水没の危機に直面し、2004年に中国が海洋法条約上の「島」ではなく「岩」だと指摘した日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)では、海洋発電や浸食からの保護を目的としたサンゴ増殖など、研究ベースの保全・活用策の実用化を急ぐ。

 資源開発では、日本のEEZに天然ガスやメタンハイドレートなどの海底資源が豊富に埋蔵されている可能性があることを踏まえ、民間とも協力し、離島を調査拠点として活用することを検討する。

(2009年1月25日03時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090125-OYT1T00007.htm

1726千葉9区:2009/01/27(火) 00:01:10
>>1701
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090126-OYT1T00833.htm
スリランカ軍、「解放のトラ」最後の拠点を制圧
 【ニューデリー=永田和男】スリランカ陸軍のフォンセカ司令官は25日、テレビ演説で、反政府組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」が最後の軍事的拠点としていた北東部ムライティブを制圧したと発表した。

 司令官は、「我々の仕事は95%片づいた」と述べ、LTTE掃討作戦が大詰めを迎えたとの認識を示した。

 国軍は26日も北部のジャングルに残存するLTTE兵力への攻撃を続けた。注目されるLTTE指導者プラバカラン議長の所在は不明で、すでに国外に逃亡したとの情報もある。

 少数派タミル人国家の分離独立を掲げて25年間を超す内戦を戦うLTTEは、過去に一度失った拠点都市を国軍から奪還した実績を持つ。

 ただ、ここ数年は幹部の寝返りや、米国とインドによるスリランカ政府支援強化もあって後退の一方。兵力は、国軍の5万人強に対して、2000人程度まで減少しているとされる。

 LTTEは、北部に住む一般のタミル系住民20万人前後を強制的に支配下のジャングルに移動させているとされる。政府は、LTTEがこれら住民を、国軍の攻撃を避けるための「人間の盾」に使っていると非難している。

(2009年1月26日20時57分 読売新聞)

1727千葉9区:2009/01/27(火) 23:24:00
>>1712-1718>>1722
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901270003.html
イスラム武装組織、ソマリア暫定政権の議会を占拠
(CNN) ソマリア南西部の国境地帯バイドアで26日、イスラム武装組織アルシャバブが暫定政権の議会を襲撃し、占拠した。事件を目撃した現地記者が明らかにした。


暫定政権議会は隣国ジブチで新政権樹立に向けた協議を重ねているが、現地滞在中の議員らはこの事件で帰国できない状態になった。アデン・モハメド・ヌール議長は議員らに対し、「われわれには帰る場所がない」と語った。


アルシャバブはバイドア市内の大統領府も占拠したうえ、議員5人を拘束して市内を行進。議員らは公の場で降伏するようアルシャバブから要求され、応じた後で解放された。


ソマリア駐留エチオピア軍の残りは、先日の停戦合意を受け、事件の数時間前にバイドア市内の空港から撤退したばかりだった。


暫定政権は2006年末、エチオピアが軍事介入し、ソマリアのイスラム原理主義勢力「イスラム法廷会議」が首都モガディシオを放棄したことを受け、国連の支援で樹立された。しかしバイドアを除くソマリア国内の大部分を統制できない状態にあり、首都モガディシオ市内ではアフリカ連合(AU)の支援で、大統領官邸と空港に続く道路のみを管理している。

1728千葉9区:2009/01/28(水) 21:06:50
>>1703-1704
http://mainichi.jp/select/world/news/20090128ddm007030007000c.html
イスラエル総選挙:本格スタート 国防相の労働党、勢い 世論、ガザ攻撃支持
 2月10日に総選挙が実施されるイスラエルで27日、選挙運動が全面的に解禁され、各党のキャンペーンが本格化した。世界的金融危機を背景に当初は経済問題が最大の関心事とされたが、パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立激化で、風向きは安全保障問題に傾いている。主要各党は危機に対処できる「強い指導者」のアピールに躍起だ。【エルサレム前田英司】

 最大紙イディオト・アハロノトが23日発表した各党の獲得議席予想によると、国会定数120のうち、ネタニヤフ元首相率いる最大野党リクードが29議席(現有12)で第1党に躍進の勢い。リブニ外相の最大与党カディマ25議席(同29)▽バラク国防相の与党・労働党19議席(同19)▽野党の極右政党・わが家イスラエル14議席(同11)−−の順だった。

 イスラエルによるガザ攻撃前の昨年12月下旬と比べ、労働党が7議席を上乗せしている。攻撃前は大きく沈み込んでいた。ガザ攻撃はイスラエル世論から圧倒的な支持を得ており、作戦を指揮し一定の成果を上げたバラク氏の労働党への支持を後押ししているのは確実だ。

 これに対し、リブニ氏は目立った「戦果」を上げていない。閣内でいち早く一方的停戦を提唱したが、攻撃続行を叫ぶ右派勢力には弱腰と映り、安定的な停戦を望む左派勢力からも距離を置かれているからだ。カディマは12月下旬に比べ1議席減となった。

 リクードはこれまでのところ、安定的に30議席前後の勢いを維持している。イスラエル紙ハーレツによると、現時点ではネタニヤフ氏がリブニ、バラク両氏を抑え、首相候補としての支持が最も高いという。

 ただ、安全保障問題でタカ派のネタニヤフ氏は90年代の首相当時、中東和平の実現を目指したクリントン米政権と険悪になった。クリントン元大統領の妻ヒラリー氏を国務長官に据え、「敵」との対話を重視するオバマ米政権の登場によって、ネタニヤフ氏主導の政権が誕生すれば両国間に再び摩擦を招きかねないとの警戒も出始めている。

毎日新聞 2009年1月28日 東京朝刊

1729千葉9区:2009/01/29(木) 22:12:15
>>1689-1691>>1693-1695
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY200901250186.html
印パ、TVで「言葉の戦争」 計100局超が応酬あおる(1/2ページ)
2009年1月29日2時16分

 【イスラマバード=小暮哲夫】インド・ムンバイで同時テロが起きてから、26日で2カ月。事件を機に関係が悪化したインドとパキスタンの間で、非難の応酬が続いている。メディアの発達で両国で計100以上に増えたニュース局が、過去には見られなかった激しい「言葉の戦争」をあおる形になっている。

 「テロ支援を政策にする厄介な国がある」。インドのムカジー外相が21日、首都ニューデリーで述べた言葉は、たちまち電波に乗ってパキスタンの家庭に届けられた。「インドが再びパキスタンを攻撃しました」。パキスタンの24時間ニュース各局のキャスターは、こう繰り返した。

 「テロをパキスタン機関が支援したに違いない」というインドのシン首相の言葉は、パキスタンのテレビでは速報で流され、パキスタン外務省もすぐ「断固否定」の声明を発表。テロを巡る政治家の発言が相手国でもただちに報じられ、批判的な反応を呼んで次第に過熱していく、という構図の繰り返しだ。

 昨年12月には連日、そんなやりとりが続いた揚げ句、パキスタン軍がインド国境付近へ部隊を移動する事態に。結局、パキスタンのザルダリ大統領が「雰囲気の悪化を避ける必要がある」と態度を軟化させて緊張は回避された。

 テレビのニュース局はインドでは90年代、パキスタンでは02年に登場。経済発展を背景に急増し、英語、現地語含めインドで約80、パキスタンで約50局を数える。長年の敵対感情もあって、内容を吟味しないまま競うように愛国的な姿勢で流している。

 パキスタンのテレビ局ARYのアッバス・ニュース副部長も「テレビ報道はプロの水準に達していない。他局が流せば『まず追いかけろ』となる」と認める。

 政治家のテレビ発言も、有権者の目を意識したものが目立つ。インドは4〜5月に総選挙を控え、「パキスタンに弱腰」と見られれば支持が低下する恐れがある。政権基盤の弱いパキスタンの文民政権も「インドに屈した」姿勢は見せられない。

 ムンバイ同時テロの後、両国間では直接対話がない状況が続いている。メディア研究センター(ニューデリー)のバサンティ副所長は「テレビは統制が利かず、理性的な対話の機会を逸しかねない」と懸念を深めている。

1730千葉9区:2009/01/29(木) 23:02:25
>>795
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901280019.html
イラク地方選、特別投票始まる 治安部隊など対象
 イラクで28日午前7時から、治安部隊や被拘留者、病院入院患者らを対象に、地方選の特別投票が始まった。締め切りは午後5時で、60万人余りの投票が予想されている。選挙管理関係者が明らかにした。


イラクの地方選は2005年以来のため、今回重要視されている。実施されるのは18州中14州で、1万4000人前後の候補者が440議席を争う。治安部隊は選挙期間中、各地で厳戒体制を敷く。


一般投票は1月31日午前7時から午後5時まで。内務当局者によると、国境や空港は1月30日午後10時から2月1日午前5時まで全面閉鎖され、各州間の移動も禁止される。投票日には、徒歩による移動のみが認められる。

1731千葉9区:2009/01/31(土) 11:25:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009013102000100.html
トルコ首相怒り退席 ダボス会議ガザ討議中 イスラエル大統領と衝突
2009年1月31日 朝刊

 【ロンドン=松井学】「私に発言させないなら、もうダボスには来ない」。二十九日夜にスイス東部で開かれた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)のパレスチナ自治区ガザをめぐる討議で、トルコのエルドアン首相がイスラエルのペレス大統領と激しくやり合い、途中退席する一幕があった。

 英BBCによると、討議中、大統領はイスラエルによるガザへの軍事侵攻について、二十五分にわたり正当性を主張。ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスによるロケット攻撃が「もともとの原因だ」と述べた。これに対し首相は「あなたは子供を含め大勢を殺している」と非難、討議を終えようとする司会者を制し反撃しようとしたが認められず、激怒して席を立った。

 イスラム教徒がほとんどを占めるトルコでは、ガザ侵攻をめぐりイスラエル批判が高まっている。三十日未明、会議から急きょ帰国した首相を街頭で数千人の市民が「あなたが世界の指導者だ」と叫んで熱狂的に迎える騒ぎになった。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901300021.html
トルコ首相、ガザ問題でイスラエル大統領と激しい応酬 ダボス
スイス・ダボス(CNN) ダボスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の討論会で29日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻でペレス同国大統領とエルドアン・トルコ首相が激しい応酬を交わし、最後には首相が壇上から一方的に去る事態となった。


首相はこの際、司会者が発言の時間配分で不公平な方法を取ったとして、「参加者に話をさせないのは不公平だ。ダボスには二度と来ない」との捨てぜりふを残し、会場を去った。トルコはイスラム教徒が多数派の国で、討論会での首相の態度を支持する数千人が30日、空港に詰め掛け、パレスチナ旗などを掲げながら帰国の首相を出迎えた。


エルドアン首相は空港での会見で「私の発言は、イスラエル国民にではなく、同政府に向けられたものだ」とも指摘した。


討論会でペレス大統領は、イスラエルは平和を尊重し、ガザ侵攻の責任はパレスチナ強硬派ハマスにあると主張。エルドアン首相が異議をはさむと、司会者が制し、時間がないと発言の機会を与えなかったという。


首相は、発言の時間をもらえるまで司会者の腕を軽くたたき、最後に1分間が与えられた。首相はこの中で、ペレス氏に対し「声を大きくしてしゃべるのは心理的に負い目があるからだろう」と切り出し、「イスラエルは殺人を知しつしている。いかにして海岸の子供を殺害するのかも知っている」と述べた後、会場を立ち去っていた。


この際、ペレス大統領は発言の時間で優遇されたと司会者を批判。「彼には25分やり、私には12分だった。正しいことではない」ともいさめていた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009013001125
トルコ首相、国民から喝采=ダボス会議でのイスラエル糾弾で
 【エルサレム30日時事】世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の29日の討議でイスラエルのパレスチナ自治区ガザ大規模攻撃を激しく非難したエルドアン・トルコ首相は30日、帰国し、国民の喝采(かっさい)を受けた。
 帰国便が到着した最大都市イスタンブールの空港では、支持者数千人がトルコ旗やパレスチナ旗を掲げ、「あなたはトルコの誇りだ」などと熱狂的に歓迎した。トルコ国民は、同じイスラム教徒のパレスチナ人に対する連帯感を持っている。(2009/01/30-21:13)

1732千葉9区:2009/01/31(土) 12:47:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20090131ddm007030108000c.html
ロシア:北方四島訪問団に出入国カード要求 法の順守、優先 ビザなし、特別扱いせず
 【モスクワ大前仁】ロシア当局が北方四島に向かった日本の訪問団に出入国カードの記入を要求した問題は、ロシア連邦移民局が厳格な国境管理を求め、政府として「ビザなし交流」を特別扱いしない判断を下したことが背景にある。人道支援を中止した日本側に対しては「原則論に固執し過ぎる」とのいらだちも聞こえてくる。一方、ロシア側は2月18日にサハリンで日本との首脳会談の開催を提案しており、政治問題化を避け、外交当局による解決を目指す意向だ。

 ロシアの出入国管理を担当する移民局はテロリストや密輸関係者の入国の水際防止策の一環として、06年の法改正ですべての外国人を対象に出入国カードの記入を義務付けた。移民局はプーチン政権下で影響力を強めた内務省傘下にある。

 外交筋によると、移民局は外務省に対し「ビザなし交流」による訪問者も対象にするよう要求してきたが、これまでは「中央省庁間の調整」で特例扱いを続けてきた。しかし、今回は北方四島を管轄するサハリン州の移民局の現場がカード記入を要請し、「中央の調整で片付けられなくなった」(外交筋)という。

 ロシア外務省は28日の声明で、今回の措置を「出入国管理の実務上の必要に基づく国内法の要請」とした。さらに「ロシアはこの問題に政治的色彩を加えない。カードの記入が平和条約交渉に関する日本の立場に影響を与えるとは思えない」と記入を拒否する日本側の対応を疑問視した。

 ただ、日本との経済協力関係を重視するロシア側は、双方が受け入れ可能な解決方法を模索している。ロシアの戦略策定センターのコーシキン上級研究員も、カード記入は「あくまで手続き上の問題」であり、両国の外交当局が話し合いで妥協策を見つけることは可能との見方を示した。

==============

 ■ことば

 ◇ビザなし交流
 旅券・査証を使わずに、日本人と北方四島(歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島)在住ロシア人が相互訪問するシステム。91年に当時のゴルバチョフ・ソ連大統領が訪日した際に「無査証の枠組み」を提案。その後、両国間で領土問題解決までの「相互理解増進」を目的に決定され、92年に開始した。内閣府によると、07年までに日本国民の訪問者は延べ8338人、四島在住ロシア人の訪問者は延べ6354人。

毎日新聞 2009年1月31日 東京朝刊

1733千葉9区:2009/01/31(土) 12:48:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009013102000121.html
スコープ ちぐはぐロシア 政府困惑
2009年1月31日 紙面から

 政府が対ロシア外交で困惑している。メドベージェフ大統領から麻生太郎首相に首脳会談の誘いがあったかと思えば、北方四島への人道支援が、ロシア側の出入国カード提出要求で中止に。政府は二つの動きに関連性はないとして冷静に対応する構えだが、振り回されている印象は否めない。 (高山晶一)

 首相は十四日、ロシアのプーチン首相に近いミロノフ上院議長と会談し、来日の調整が進んでいるプーチン首相との会談で北方領土問題を前進させたいとの意向を伝えた。

 二十四日には首相はメドベージェフ大統領と電話会談。大統領から、二月中旬にサハリン島で開かれる液化天然ガス(LNG)生産開始式典に招待されるとともに、「二国間のすべての問題について話し合いたい」と首脳会談も打診された。

 これらは、極東開発などで互恵関係を強めたいロシア側の熱意の表れ。政府は「非常に積極的な展開」(外務省幹部)と歓迎していた。

 ところが二十七日、北方四島に医療品などの支援物資を運ぼうとしていた日本の輸送団が、従来不要だった出入国カード提出を求められる事態が起きた。カードを提出すれば四島をロシア領だと認めることになるため、上陸を断念した。ロシア側が対応を変えなければ、旅券・ビザなしで旧島民が墓参する恒例の行事も実施が危ぶまれる。

 同じタイミングで、鳥取県の漁船が日本海でロシア当局に拿捕(だほ)される事件も起きた。

 大統領が送ってきた対話のメッセージとは正反対の態度だけに、「ロシア側の意図が理解できない」(河村建夫官房長官)と困惑する。出入国カード問題は、あくまで提出しない方針でロシア側と協議を重ねていくが、「見通しは厳しい」(別の外務省幹部)との声も漏れる。政府は当面、これらの問題を切り離し、対話は対話で進めていく考えだ。

1735千葉9区:2009/02/01(日) 00:27:27
>>1730
>国のお祭りに参加している気分だ
そう、政治とは「まつりごと」と呼ぶ祭りです!
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY200901310195.html
イラク地方選、1500万人が1票 国民融和へ期待
2009年1月31日20時18分
 【カイロ=田井中雅人】イラクで31日、地方選挙の投票が実施された。全土18州のうち、北部クルド地域3州と帰属争いを抱えるキルクーク州を除く14州の地方評議会の440議席に約1万4千人が立候補。05年以来となる選挙に約1500万人が有権者登録し、それぞれの期待を込めて一票を投じた。

 首都バグダッド北郊ミシャヘダ地区の投票所。イスラム教スンニ派の教師アリ・オムランさん(45)は、シーア派のマリキ首相派に投票した。「マリキ氏は治安改善に成果をあげたからね」と朝日新聞のイラク人助手に話した。

 同地区はかつて、アルカイダ系スンニ派武装勢力の拠点だった。05年の選挙では武装勢力から「投票すれば殺す」と脅迫され、オムランさんは投票できなかった。「もうアルカイダを恐れる必要はない。スンニ派もシーア派も関係ない。国民融和に向けた大きな変化を起こしたい」

 これまでの選挙はテロ警戒のため候補者名は伏せられ、政党・会派にしか投票できなかったが、今回から候補者個人にも投票できる。スンニ派の女子大学生スハム・ハジさん(21)は世俗派のアラウィ元首相派の候補に投票した。「権力についている既得権層の腐敗を一掃してくれそうな人だから」と話す。

 バグダッド中心部カラダ地区の投票所では、失業者のアブドルムタリブ・アジズさん(52)が「貧しい人の味方になってくれそうな候補に投票した。国のお祭りに参加している気分だ」と声をはずませた。

1736千葉9区:2009/02/01(日) 00:28:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201k0000m030040000c.html
イラク地方選:スンニ派本格参加、次期総選挙の前哨戦に
 【エルサレム高橋宗男】イラク地方選挙(県評議会選)が31日、国内18県中14県で実施された。05年1月の前回地方選をボイコットしたイスラム教スンニ派の参加や、シーア連合の分裂などにより、政治勢力図が書き換えられる可能性がある。今年末にも行われる連邦議会選の前哨戦と位置付けられるほか、米軍撤退日程を左右する国民融和進展の試金石ともなりそうだ。

 クルド地域(3県)と石油都市キルクークを含むタミム県を除く14県の計440議席を巡り、400以上の党・会派から女性約4000人を含む1万4400人以上が出馬した。有権者数は約1500万人。原則として政党を選ぶ比例代表制だが、候補者個人への投票も可能。複雑な方式のため、大勢判明に少なくとも数日、確定まで数週間を要する見通し。

 人口の6割を占めるシーア派は、国政レベルで政党連合を組む最大政党「イラク・イスラム最高評議会」と、マリキ首相率いる「アッダワ党」の2大勢力がそれぞれ連合会派を作り、シーア派内で主導権争いを繰り広げる。治安改善などで自信を深めるマリキ首相は、国民の信任を得て次期総選挙を有利に戦いたい考えだ。

 スンニ派の本格参加により、同派内では既存政党と、各地で治安改善に貢献した部族主導の「覚せい評議会」指導者ら新興勢力がしのぎを削る。また、スンニ派とクルド人が混在する北部ニネバ県や、スンニ派とシーア派が拮抗(きっこう)するディヤラ県では、評議会の宗派バランスが是正されそうだ。

 イラク国内では、戦後の宗教政党支配に対する失望感も深まっており、世俗派がどこまで切り崩しを図れるかという点も注目される。

 バグダッドの商店主でスンニ派のムハンマド・アミンさん(37)は戦後初めて選挙に参加。「スンニ派は少数派かもしれないが、過小評価されてはならない。スンニ派が相応の役割を得るために投票した」と語った。

 政府は投票所への過激な武装組織による攻撃を警戒し、30日からバグダッドなど主要都市に車両制限や夜間外出禁止令を発令したほか、国境と県境、空港を封鎖する厳戒態勢をとった。

1737千葉9区:2009/02/01(日) 00:29:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201k0000m030042000c.html
イラク地方選:駐留米軍撤退に影響も…オバマ大統領注視
 【ワシントン草野和彦】イラク地方選の成否は、オバマ米大統領が唱えるイラク駐留米軍戦闘部隊の早期撤退プランにも影響する可能性がある。イラクの政治と治安の安定が選挙で証明されなければ、イラクからの米軍撤退とアフガニスタンへの増派というシナリオの前提条件が崩れるからだ。

 ギブス大統領報道官は30日、「大統領は選挙結果を注視しており、地方選がイラク民主化の重要な一里塚になると信じている」と述べた。大統領は戦闘部隊の16カ月以内の撤退を公約しているが「責任ある撤退」も強調する。イラク政府が独自に治安を維持できなければ、公約実現の見通しは暗い。

 大統領はイラク駐留米軍の司令官らとも協議し、近くイラク撤退とアフガン増派の正式決定を行う。だが、選挙を巡って混乱があれば、現場司令官が早期撤退に賛成するのは難しくなる。

 イラク駐留米軍は、もう一つの公約であるアフガン増派の「原資」だ。国防総省は今年夏までの最大3万人の追加派兵を決めているが、イラクからの撤退が順調に進まなければ、それもおぼつかない。

http://mainichi.jp/select/world/news/20090129k0000m010117000c.html
安倍元首相:イラク訪問 タラバニ大統領と会談
 安倍晋三元首相は28日、首相特使としてイラクのバグダッドを訪問した。タラバニ大統領と会談し、2国間関係の強化を内容とする麻生太郎首相の親書を手渡した。また、安倍氏の訪問に合わせ、両国のエネルギー分野での協力や日イラク経済合同委員会の設立などをうたった「パートナーシップ宣言」が署名された。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090123k0000m030024000c.html
イラク:「バスラ自治区構想」失敗 住民投票に至らず
 イラク選挙管理委員会は21日、南部の油田地帯バスラ州を北部のクルド人自治区と同様の自治区にすることの可否を問う住民投票実施に向けた住民直接請求の署名が、規定数に達しなかったと発表した。

 規定によれば、同州の有権者約140万人の1割の署名が集まれば、3カ月以内に住民投票が行われるはずだった。(共同)

1738千葉9区:2009/02/01(日) 01:45:32
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090130-OYT1T00007.htm
タリバン拠点、掃討で無人の荒野に…パキスタン部族地域

 国際テロ組織アル・カーイダのメンバーが多数潜伏し、アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの出撃拠点ともなっている国境沿いのパキスタン政府直轄部族地域。パキスタン国軍や治安部隊が昨年8月から掃討作戦を続ける同地域バジャウル地区に28日、入った。

 約半年間の戦闘で、住民の大半にあたる約50万人が避難民となって地区外に流出、幹線道路沿いの建物はことごとく破壊され、無人の「荒野」と化していた。

 治安部隊の地区本部がある中心地カールから車で西へ約20分。「最前線の一つ」として案内された地点は、数十人の兵士が守備しているだけで、戦闘地域とは思えない静けさに包まれていた。沿道にある建物は、モスク(イスラム教礼拝所)でさえ、武装勢力の隠れ家になるとの理由で粉々にされ、兵士以外はほとんど誰も見かけない。畑には収穫されなかったトウモロコシが立ち枯れていた。

 それでも、時折、少し離れた場所からは砲撃音が聞こえ、周囲の山々に反響し、腹に響く。27日夜には、検問所の近くの男子小学校が爆破された。兵士の1人は、「油断していると、タリバンの連中は突然、トラックなどに分乗して数百人規模で襲撃してくる」と周囲を警戒した。

 部族地域は、国内法が及ばない事実上の無法地帯で、テロリストや犯罪者の巣窟(そうくつ)となっている。

 バジャウル地区に展開する軍、治安部隊を束ねるムハンマド・ノーマン・サイード司令官は「殺害した悪党(タリバン)はこれまで約1000人に上る。地区内にはまだ1000人ほど残っているが、間もなく全域を『解放』できるだろう」との見通しを示した。

 隣接するモフマンド地区でも昨年10月以降、バジャウルから逃げ込んだ武装兵の掃討作戦が行われている。一見、掃討作戦は順調に推移し、パキスタンも対テロ戦争にようやく本腰を入れたかに見える。

 しかし、バジャウル地区の部隊長の1人は「誰のために戦っているのか全く分からない。同胞を殺害する作戦で士気など上がるはずがない」と小声でこぼした。

 パキスタンが今回、掃討に乗り出した背景には、米国の強い圧力がある。アフガンでのタリバンの攻撃激化に手を焼いたブッシュ米大統領(当時)が昨年7月、訪米したギラニ首相に部族地域への米軍地上部隊派遣も辞さない構えを見せたため、やらざるを得なくなったのが実情だ。

 パキスタン国軍筋は「バジャウルにいたタリバンの主力は、既にモフマンドを経由し、さらに南方のオラクザイに拠点を移した」と指摘した上で、「部族地域全体に一斉攻撃をかけない限り、いたちごっこが続くだけだ」と断言する。だが、タリバンのようなイスラム過激派を対外工作に利用してきた軍・政府に、一斉攻撃を命じる気配はない。(パキスタン北部・バジャウル地区で 佐藤昌宏)

(2009年1月30日10時19分 読売新聞)


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