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海上コンテナ鉄道輸送

1名無しさん:2002/12/14(土) 19:37
最近増えていますが、今後はどうでしょう

1088荷主研究者:2012/08/24(金) 00:07:17

http://www.at-s.com/news/detail/397734612.html
2012/8/6 07:32 静岡新聞
コンテナクレーン、国道バイパスIC完成 御前崎港

 御前崎港のコンテナクレーン新1号機と港に関連する金谷御前崎連絡道路(国道473号バイパス)大沢インターチェンジ(IC、牧之原市)の立体交差が完成し、5日、それぞれの現地で完成式典が行われた。いずれも県の事業で、川勝平太知事をはじめ関係者が出席して完成を祝った。

 御前崎港では川勝知事が荷役能力の向上など新1号機の特徴を説明し、「御前崎港が発展していくための重要なインフラ整備」と強調した。来賓らとともにくす玉を割った後、新1号機の稼働を見守った。

 新1号機はアウトリーチ(アームの長さ)が45メートルで、レールスパンは30メートル。旧1号機に比べて2割ほど荷役能力が向上し、これまで以上の大型船の荷役も可能になる。新1号機と同様の性能の新2号機が昨年4月から稼働中で、今後も従来通りの2基体制。

 国道473号バイパスは御前崎港、東名高速道相良牧之原IC、静岡空港などを結び、港の利活用促進のためにも重要な地域高規格道路。大沢ICの立体交差化の完成で、信号機のある交差点の平面交差が回避でき、事故防止と3分程度の時間短縮が見込める。

 式典では太鼓の演奏や関係者車両の通り初めを行い、完成を祝福した。この日から上下線6カ所に新設した非常駐車帯の供用も開始した。

1089荷主研究者:2012/09/22(土) 17:55:26

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005322450.shtml
2012/08/23 08:10 神戸新聞
国内最大の青果物倉庫 ポーアイに上組が建設

11月の稼働に向け、急ピッチで建設が進む国内最大の青果物倉庫=神戸市中央区港島6、上組ポートアイランド総合物流センター

 港湾物流大手の上組(神戸市中央区)が、神戸・ポートアイランドに整備中の巨大青果物倉庫の概要が明らかになった。5階建てで延べ床面積は5万平方メートル。3階建て2万平方メートルの加工施設を併設。バナナなどを扱う青果物倉庫としては国内最大で「世界にも例がない」としている。輸入した果物や野菜を、隣接する加工施設からスーパーに直送できるため、鮮度の保持や物流コスト削減が期待できる。11月稼働の予定。(高見雄樹)

 青果物倉庫は「上組ポートアイランド総合物流センター」(9・1ヘクタール)の中核施設。敷地内に今月、定温倉庫も稼働した。青果物倉庫と加工施設は搬送設備で結ぶ。

 同社は輸入青果物の50%以上を扱う最大手。倉庫にはバナナやパイナップル、キウイフルーツなどの薫蒸設備を設ける。荷さばき場も温度管理ができる新方式を採用し、果物をより新鮮に保てるという。

 加工施設は専門業者と協力して運営し、果物の輸入から熟成、スーパーへの配送まで一貫した体制を整える。輸入された緑色のバナナを黄色にする「室(むろ)」と呼ばれる小部屋を約70室設け、大量の注文にも対応する。

 上組は「輸入業者に使い勝手の良さを分かってもらい、神戸港に入る果物を増やしたい」としている。

1093荷主研究者:2012/09/22(土) 18:17:07

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120828205.htm
2012年8月28日00時57分 北國新聞
RORO船が伏木港に

トレーラーで荷物が積み込まれるRORO船=伏木港

 伏木港と北海道苫小牧港を結ぶ近海郵船物流(東京)のRORO(ロールオン・ロールオフ)船「つるが」(8608トン)は27日、伏木港伏木万葉ふ頭に入港した。鋼材や製材を下ろした後、肥料や古紙などを積み、同日出港した。今年は昨年から1便増え、過去最多に並ぶ年4回の寄港を予定している。

 RORO船はトレーラーなどの車両が直接船に乗り込んで荷役できる貨物船で、苫小牧への航路は2005(平成17)年に運航を始めた。

 08年に年4回寄港したほかは年3回にとどまっていたが、今年は北海道側、富山側とも荷物が増える見通しとなり、増便された。今後は9月18日、10月9日、11月4日に入港する。

 ふ頭で入港歓迎式が行われ、高橋正樹高岡市長、近海郵船物流の野崎哲一社長があいさつした。

1094荷主研究者:2012/09/23(日) 00:05:13

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20120828/CK2012082802000041.html
2012年8月28日 中日新聞
「地域に貢献」と歓迎 三河港、ロシア航路開設へ

 トヨタ自動車が田原市の田原工場からロシアの組立工場に自動車部品を輸送するため、新たに開設されることになった三河港(豊橋市)の定期コンテナ航路。三河港のコンテナ取扱量は倍増する予定で、地元からは歓迎の声が上がった。

 豊橋市の佐原光一市長は二十七日に会見し、新航路を説明。「三河港の背後の経済圏は自動車産業が主流。新車の輸出だけでなく、部品も輸出する港となるのは意義深い。地域産業を支える港として貢献できる」と話した。

 豊橋、田原の両市が出資する第三セクター・三河港コンテナターミナルは、取扱量の増加を見越しコンテナ運搬車両を購入予定。豊橋市は購入費の21%にあたる千九百八十万円を、九月の定例市議会に提出する一般会計補正予算案に計上。田原市も4%を補助する。

 新航路の開設で、三河港の海外定期コンテナ航路は現行の中国、韓国に行きに加え三カ国目となる。佐原市長は「ロシア航路が加わり、ほかの産業からどう注目されるかも重要だ。利用者にとって使いやすい港を目指す」と意気込んだ。

 田原市の鈴木克幸市長も定例会見で「航路の開設で三河港の役割が増える。生産、輸出が安定的にされるとのことなので、トヨタ自動車田原工場の雇用確保にもつながる」と期待を込めた。

 (曽布川剛、那須政治)

1095荷主研究者:2012/09/23(日) 00:28:35

http://cargo-news.co.jp/contents/code/120906_3
2012年9月6日 カーゴニュース 第4115号
博多港長期構想検討委が博多港の20〜30年後を展望する「長期構想」

 博多港長期構想検討委員会(鬼頭平三委員長、日本港湾協会理事長)は、博多港の20〜30年後を展望する長期的な指針として「博多港長期構想」をまとめた。「アジアの中で輝きを放つオンリーワンのみなとづくり」を基本理念に掲げ、博多港の未来設計図を描いたもの。最先端のクオリティーを持つコンテナターミナルの整備や東アジアとの高速物流ネットワークの拠点づくりなど時代を先取りする取り組みを挙げ、ICタグを活用したスピーディーな通関手続き、特定区域内の日中韓シャーシの相互乗り入れ、45ftコンテナへの対応などを提言している。

 世界最先端のクオリティーを持つコンテナターミナルの整備では、ロジスティクスセンターとしての港湾機能の質的向上も重視し、アイランドシティ地区において24時間のターミナル運営や全国に先駆けたITシステムの導入、荷役機械(トランスファークレーン)の電動化によるCO2(二酸化炭素)の大幅な削減を実現する「アイランドシティ エココンテナターミナル」などの取り組みを進めてきたが、災害時にも業務を継続可能なシステムの構築、コンテナターミナルの自動化や立体化など新しい取り組みにチャレンジする。

 東アジアとの高速物流ネットワークの拠点づくりでは、上海とつながる高速RORO船の増便や天津などへの新たな航路開設の動きに合わせ、東京とつながる国内RORO船が就航し、また、JR貨物福岡ターミナルが近接する絶好のロケーションを持つ箱崎ふ頭地区において「国際・国内ROROターミナル」の整備が進められている。「国際戦略総合特区」制度を活用した、ICタグを活用したスピーディーな通関手続きや、専用道路を整備することで、特定区域内(JR貨物福岡ターミナル間)における日中韓のシャーシの相互乗り入れなど規制緩和を求める。

(2012年9月6日号)

1096荷主研究者:2012/09/23(日) 01:12:31

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005359154.shtml
2012/09/06 19:35 神戸新聞
神戸港の集荷対策強化へ 神戸市、補助金を増額

瀬戸内や九州からの集荷に力を入れる井本商運のコンテナ船=神戸港沖

 神戸市は2012年度、神戸港の集荷対策を一段と強化するため、神戸に拠点を置く内航海運3社に総額4億5千万円を補助する。輸送コストの低さから韓国・釜山に流れている貨物を取り戻す狙いで前年度より補助額を1・5倍に増額。引き続きコンテナの運賃助成に投入し、瀬戸内や九州の港から輸出される貨物を神戸港にシフトさせる。

 現在、瀬戸内と九州の港から年間約70万個が韓国・釜山を経由して輸出されている。市は11年度に3億円を投じ、20フィートコンテナ2万5千個を集めた。12年度は11年度に新設した航路の定着などで同6万5千個の取り扱いを見込む。

 今回助成するのは、上組などが出資する西日本内航フィーダー(神戸市中央区)▽内航コンテナ輸送最大手の井本商運(同)▽ユニエツクス(東京)‐の3社。

 3社は荷主に対して釜山向けよりも安い運賃を提示。そこで生じる赤字分を市の助成金で補てんする計画だ。その中で集荷を強化する施策を相次いで導入する。

 西日本‐は大型船の投入で運航コストを下げる。井本は神戸‐広島間を週4便から5便に増やして利便性を高め、貨物量を増やす。

 ユニ社は、日本郵船系の外航船社「NYKコンテナライン」と組み、専用の内航船を運航。NYKの輸出入貨物を神戸で積み替え、西日本の特定の港に直送する。各港を回るよりも時間短縮につながるという。井本も別の外航会社と組み、同様の取り組みを定着させる。

(高見雄樹)

1097荷主研究者:2012/09/23(日) 01:41:00

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1209110016/
2012年9月11日 神奈川新聞
コンテナ集荷、正念場 京浜港で連携なく“争奪戦”輸入貨物促進に補助制度/横浜港

 横浜港のコンテナ集荷策が本格的に動き始めた。7月からは補助事業の目玉となるアジアからの輸入貨物を促す補助制度がスタート。横浜市港湾局によると、東京港に輸入されている貨物を横浜港に誘致することも視野に入れている。国から「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港(東京港、川崎港、横浜港)が連携するはずが、コンテナを争奪する結果となっている。

■輸入貨物呼び込め
 横浜市港湾局が7月1日から始めた補助制度は中国や台湾、東南アジアから輸入貨物を増やした海運会社に対して補助金を支給するもの。市は40フィートコンテナ1個に対して5千円を支払う。市は「横浜港は輸出港というイメージがあるが、反応は悪くない」(誘致推進課)と自信をみせる。

 関東を中心とした大手荷主をターゲットにしている市港湾局は「結果として東京港でも横浜港でもどちらで降ろしても、という貨物を横浜港に集めたい」(同課)と話す。

■伸び悩む取扱個数
 横浜港が集荷を焦る背景にはコンテナ取扱個数の伸び悩みがある。横浜市港湾局がこのほど発表した2012年上半期(1〜6月)の横浜港統計速報によると、外内貿を合わせた取扱個数は前年同期比0・4%増の153万個(20フィートコンテナ換算)で「前年並み」(担当者)。輸出、輸入とも中国や米国など上位国の貨物が減少し、外貿貨物は前年割れとなった。

 生産拠点の海外移転が進み産業構造が変化したことで横浜港からの輸出が伸び悩んでいる。通年でも「前年並み」を脱するためには輸入を増やすための集荷策を講じる必要があった。

■連携の見通しなく
 ただ、減少しているのはコンテナだけではない。上半期の基幹航路の取扱量をみると、北米西岸航路が輸出入合わせて20・9%減、欧州・地中海航路が8・8%減と低迷している。

 国際コンテナ戦略港湾がまず目指すのは「基幹航路の維持・強化」。その目標に向けて京浜港は連携しなければならないのだが、横浜市港湾局は「基幹航路をどうするかは今のところ模索中」(誘致推進課)。京浜港の連携も具体的な動きはまだない。

 東京都港湾局は、横浜市港湾局よりも半年早い11年12月から、輸出入を問わず同額の補助を行っている。担当者は「海運会社に好評で、前年同期に比べて取扱個数が増える見通しとなっている」と明かし、独自の施策を展開する考えだ。

1098荷主研究者:2012/10/21(日) 15:44:39

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20120914/CK2012091402000034.html
2012年9月14日 中日新聞
中国航路6年ぶり復活 11月から定期貨物船

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2012091302100156_size0.jpg

 汎洲(ぱんしゅう)海運(ソウル市)は十一月から、敦賀港(敦賀市)と韓国・釜山、中国・上海を結ぶ「韓国・中国航路」を新設、定期貨物船を週一便、就航させる。敦賀港と中国を結ぶ定期航路は二〇〇六年八月に廃止されており、六年ぶりの復活となる。県企業誘致課は「県内外から需要を掘り起こし、取扱量増を目指したい」としている。第一便は十一月九日に入港する。

 航路開設で、韓国の港での積み替えが不要になる。敦賀港から上海まで七〜十五日かかっていたが、五日に短縮。上海から敦賀港へは十日かかったが、八日に短縮される。

 就航するのは新造船「パンコンサクセス」(九、九〇〇トン)と、従来は東日本航路で運航されていた「イースタンエクスプレス」(八、八一三トン)。各港を巡ると二週間かかるため、二隻を投入して週一便を確保する。

 日本総代理店の「アジアカーゴサービス」によると、汎洲海運の新造船が今月と十一月に計二隻完成するため、新航路を検討。これまで日本海側への航路がなく、輸送量の拡大を目指し新設した。

 県企業誘致課によると、敦賀港の海外航路は現在、韓国との週四便だけ。韓国の港で積み替え、上海、寧波と輸出入した貨物は昨年一年間で計八百四十三TEU(一TEUは二十フィートコンテナ一個)で、全体の約4%にすぎなかった。

 同課の担当者は「新設航路では、一便あたり百TEUを超えるようにしたい」と話す。県内と滋賀県で企業説明会を開き、就航をPRする。

 (梅野光春)

1099荷主研究者:2012/10/21(日) 15:58:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/09/20120919t31015.htm
2012年09月19日水曜日 河北新報
釜石港、大口荷主に奨励金 来月にも市新設

 岩手県釜石市は、釜石港のコンテナ利用拡大を図るため、大口荷主に対する奨励金制度を市単独で10月にも新設する方針を決めた。従来の奨励金と合わせ、年間最大1000万円を交付する。市によると、コンテナ利用拡大を狙った自治体の奨励金としては全国最大級という。

 釜石港は東日本大震災で設備が被害を受けたが、昨年6月に復旧、同年7月には内航フィーダーコンテナ定期航路が開設され、コンテナ取扱量が急増している。周辺では復興道路の整備も急ピッチで進んでおり、市は「奨励金でコンテナ物流を拡大し、復興に弾みをつけたい」と狙う。

 釜石市はこれまで、コンテナ航路利用奨励金制度を設け、荷主に対しコンテナ1本当たり2万円、年間100万円を限度に交付してきた。新制度はコンテナ50本を超える分について、50本を1口とし、1口100万円、年間最大9口、900万円を限度に上乗せする。

 新制度は、仙台港や秋田港など県外に流出する県内の大口荷主の誘致を強化する。

 2012年度は新制度の試行期間と位置付け、市は18日開会の市議会9月定例会に提出した補正予算案に、12年度単年度分の予算1300万円を計上した。

 釜石港のコンテナ取扱量は、ことしは7月末で1057TEU(20フィートコンテナ換算)に達し、東日本大震災前の10年実績(114TEU)を大幅に上回る伸びを示している。

 釜石市は、整備が進む三陸自動車道や東北横断自動車道釜石秋田線の結節点であり、釜石港の利便性は今後も高まる。市は試行期間の利用の動向を見ながら、13年度から本格的な運用に乗り出す考えだ。

 9月補正予算案では、航路利用奨励金と、集荷する陸送業者に交付する集荷促進奨励金(年間最大100万円)の従来制度についても、本年度の予算枠を拡大するため、計280万円の増額を計上した。

1102荷主研究者:2012/10/28(日) 21:52:55

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/320605
2012年8月26日 00:49 西日本新聞
コンテナ奪還の“切り札”に 熊本港にガントリークレーン

熊本港に陸揚げされ、年内の供用開始を目指すガントリークレーン

 県が管理する熊本港(熊本市西区)のコンテナターミナルで荷物の積み降ろしをする「ガントリークレーン」の年内供用開始に向けた作業が本格化している。政令市の港として拠点性を高め、福岡市の博多港など他県の港に流れている荷物を取り戻す「切り札」となるか−。

 市中心部から港に向かうと、赤と白が鮮やかなガントリークレーンの姿が浮かんでくる。高さ76メートル。周辺に高い建物がないため、港の位置が遠目にも分かる。

 もともと静岡県の清水港で使われていた中古クレーン。現地での塗装を終え、今月4日に陸揚げされた。経費を抑えたい熊本側の申し入れに静岡側がこたえ、クレーン自体の譲渡価格は105万円。県港湾課によると、清水港からの輸送や熊本港への設置にかかる費用や、部品代などを含め、経費総額は、新品のクレーンを導入する場合の6割程度に抑えられたという。

 熊本港の外国貿易コンテナの取り扱いは、2010年までの5年間、3471〜5112TEU(20フィートコンテナ換算)で推移。県は県内企業への聞き取りなどから「博多港に流れているコンテナを中心に、5倍の潜在需要がある」とする。

 現在のクレーンは1点つり下げ式で、コンテナを安定させるために時間をかけて積み降ろしをする必要があるが、ガントリークレーンはコンテナの四隅を固定。安定度が増し、積み降ろし時間の短縮が図れるという。

 ただ、外国との定期便は韓国・釜山と結ぶ週1便のみ。利便性向上には増便も課題となるが、県港湾課の担当者は「精密機械を扱う企業や博多までの陸送時間の長さを敬遠する企業などで乗り換えの動きが出てくるはず」と期待を込める。

 ガントリークレーンは配電盤など部品の点検を続け、10月にも試運転を予定。県は本格運用をにらみ、港を売り込むポートセールスを強化する考えだ。

=2012/08/26付 西日本新聞朝刊=

1103荷主研究者:2012/10/28(日) 23:00:26

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1210040019/
2012年10月5日 神奈川新聞
川崎港−上海港にコンテナ航路を開設、輸入促進に弾み/神奈川

 川崎港と中国・上海港を結ぶ定期コンテナ航路が新規開設されることになった。国際コンテナ戦略港湾の取り組みの一環として、川崎市と事業者などで構成する川崎港戦略港湾推進協議会(斎藤文夫会長)が積極的なポートセールスを展開しており、中国本土との定期航路開設は今年5月の青島港間に続く成果。国内最大級の貯蔵能力を持つ川崎港・東扇島地区の冷凍冷蔵倉庫群を強みに、一層の輸入促進に弾みがつきそうだ。

 川崎港−上海港間の定期航路は、中国船社「海豊国際航運有限公司(SITC)」が開設、10月22日に初入港する。1万トン級のコンテナ船3隻による運航体制で、中国最大の経済都市である上海市周辺に立地する日系企業関連工場から、関東圏向けに輸入される日用雑貨などの貨物を取り扱う。

 川崎港からも、川崎臨海部の工場などから上海向けにプラスチック材料などケミカル(化学)製品を輸出する。今後、新規航路の利用促進へ、アパレル用品や雑貨などの貨物集荷を目的に国内外の荷主に対し一層のポートセールスを展開する計画だ。

 東扇島地区・冷凍冷蔵倉庫群の貯蔵能力は約70万トンで、県内の年間取扱量のほぼ半分を占める。川崎港戦略港湾推進協議会は、中国などのアジア地域からの加工食品の輸入が増加している状況に着眼し、同地区の立地企業と関わりが深いSITCと協議しながら、積極的なポートセールス活動を実施している。

 従来、アジアとの航路は韓国・釜山など4ルートのみで、中国本土からの積み荷は東京港、横浜港から陸上ルートで東扇島地区に輸送されていた。今年5月には、川崎港初の中国本土を結ぶ定期航路として、青島港間の定期コンテナ航路を新設にこぎ着けた。

 川崎港は東京、横浜港とともに京浜港を形成しており、今回の上海航路開設を機に、3港の中で首都圏の重要な食品基地として、中国をはじめ、経済成長が著しいアジア諸国、地域との産業分野の交流を一層進めめていく考えだ。

1104荷主研究者:2012/10/28(日) 23:06:47

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005427306.shtml
2012/10/05 07:20 神戸新聞
阪神港の利用増へ 滋賀・野洲に内陸コンテナ拠点 

阪神港にコンテナを集めるため、神戸、大阪の両市などが整備した内陸のコンテナ拠点=滋賀県野洲市上屋(神戸港埠頭提供)

 阪神港(神戸・大阪港)経由の輸出入貨物を増やそうと、神戸、大阪両市などは滋賀県野洲市に内陸部のコンテナ拠点を開設した。電機、自動車など大手企業の工場が集積する同県で、荷主は阪神港に行かずとも、コンテナの取得や返却ができる。群馬県などにも同様の拠点があるが、港湾管理者が設けるのは初めて。(高見雄樹)

 両市と、コンテナターミナルを運営する神戸港埠頭(ふとう)(神戸市中央区)、大阪港埠頭(大阪市)の4者が共同で設置。3千平方メートルで20フィートコンテナ150個が保管できる。1年間の実験という位置付けで、今後、需要動向をにらんで通関機能を備えた拠点にしたい考えだ。

 この拠点を利用すると、輸入企業は荷物を降ろした空のコンテナを港に返したり、輸出企業は取りに行ったりする手間が省ける。

 2008年の調査では、滋賀県内からの輸出の51%、輸入の40%が名古屋港や四日市港など中部地区の港湾を経由していた。最近は韓国航路のある敦賀港(福井県)を利用する荷主も増えているという。

 こうした状況を変えようと両市は、新設のコンテナ拠点を活用し、阪神港の利点をアピール。阪神港は国が「国際コンテナ戦略港湾」に定め、11年度から重点整備されている。内陸拠点や内航船を使って国内各地からコンテナを集め、10年間で貨物量を1・5倍に増やす計画だ。

 コンテナ拠点では今後、いつでも融通できる態勢づくりや、滞留した場合の引き取り方法などを整える。「内陸の港のように活用してもらいたい」(神戸港埠頭)としている。

1105荷主研究者:2012/10/28(日) 23:25:28

http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20121005/CK2012100502000195.html
2012年10月5日 中日新聞
RORO船 定期直航便が開設 伏木富山−ウラジオ間

定期運航実験で冷凍機が積み込まれるRORO船=今年7月、射水市の富山新港で

 従来は不定期便だった伏木富山港とロシア・ウラジオストク港を結ぶ貨物船「RORO船」が、月五便の定期直航便として開設された。運航会社のフェスコ(ロシア・ウラジオストク市)と地元代理店の伏木海陸運送(高岡市)が四日、両社による協定の締結を、県庁で石井隆一知事に報告した。県によると、ロシア極東向けの定期RORO船の航路開設は全国で初めて。

 RORO船は貨物を積んだトレーラーがそのまま乗り込め、コンテナに合わない小口、かさ高の貨物も運べる。協定に基づき、十月から中五日(六日に一回)、月四便以上の定期配船を始めるほか、一カ月前に向こう三カ月分のスケジュールをホームページなどで公表。荷主となる企業の利便性アップや、中古車やそれ以外の貨物の利用拡大を目指す。所要時間は輸出入ともに片道三十時間程度。

 県庁にはフェスコのドミトリー・クルダコフ取締役と伏木海陸運送の針山健二社長が来訪。三日に第一便が伏木富山港に入っており、クルダコフ氏は「現在の主流貨物は自動車だが、その他の貨物も取り込みたい」と述べた。石井知事は伏木富山港とウラジオストク港を結ぶ月六便の定期コンテナ路線と併せて「伏木富山港は名実ともにロシア極東への最大の拠点港となる。県としても精いっぱい支援する」と歓迎した。

 県の柳野隆之公営企業管理者は五月、ウラジオストク向けのRORO船の定期便化をフェスコに要望。七、八月には需要を探る定期運航実験を実施し、福島県や広島県、埼玉県など各地から輸出貨物が八十七トン集まった。 (相馬敬)

1109荷主研究者:2012/11/16(金) 00:15:25

http://www.minyu-net.com/news/news/1016/news6.html
2012年10月16日 福島民友ニュース
小名浜港の貨物量、震災前を上回る 相馬港は減少

 重要港湾の小名浜(いわき市)、相馬(相馬市)両港の1〜6月の取扱貨物量は合計1127万6001トンで、震災前の2010(平成22)年の同期を167万718トン上回ったことが15日、県のまとめで分かった。ただ、小名浜港の取扱量が増えたことが要因で、岸壁など港湾施設が十分に復旧していない相馬港の取扱量は震災前の水準には程遠い。

 港湾別の取扱量は、小名浜港が893万8114トンで、10年同期比238万3378トン増加。東京電力広野火力発電所や常磐共同火力勿来発電所の運転再開に伴い、石炭や重油の取扱量が増加したことが要因。一方、相馬港は233万7887トンで同71万2660トンの減少。石炭専用の荷役機械の4基のうち、津波で被災した2基の再稼働が8月からとなったため、相馬共同火力発電新地発電所向けの石炭などの取扱量が減った。

1110荷主研究者:2012/11/18(日) 14:14:30

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005457329.shtml
2012/10/17 21:53 神戸新聞
国の継続支援が必要 神戸港埠頭が港湾運営会社に

羽田雄一郎国土交通相(右)から港湾運営会社の指定書を受け取る神戸港埠頭の犬伏泰夫社長(左)=17日、国交省(撮影・段 貴則)

 コンテナターミナルを管理する神戸港埠頭(神戸市中央区)と大阪港埠頭(大阪市)の2社が17日、国土交通省から「港湾運営会社」に初めて指定された。両社は民間資本を入れて経営を効率化し、国の税制優遇などで港湾の利用コスト引き下げを目指す。港湾関係者らは「指定は競争力回復への第一歩」と評価しつつ「国の継続的な支援が不可欠」と指摘している。(高見雄樹)

 神戸港埠頭はガントリークレーンの性能を上げるため、本年度から4年間で総額117億円を投資する。今回の指定で、国や自治体からの無利子融資枠が総額の6割から8割に拡大され、資金負担が軽くなる。

 こうした優遇策や固定資産税の減免などで、コンテナターミナルを借り受ける船会社の負担を軽減。国際コンテナ戦略港湾の阪神港(神戸・大阪港)に貨物を呼び込む狙いだ。神戸港埠頭は「国際貿易港として貨物を再び集めるための第一歩」と意気込む。神戸と大阪の両社は2015年度の合併を目指している。

 港湾施設を使う側の港湾運送関連企業でつくる日本港運協会(東京)の久保昌三会長(上組会長)は「港湾の管理主体が無駄を省き効率化するのは歓迎できる」と評価する。その上で「改革の加速を」と注文する。

 韓国・釜山港などアジアの有力港湾との競争は激しい。関係者は「民間の経営努力だけでは限界がある。国の全面的な支援でコストの抜本的な引き下げが必要」と指摘している。

1111荷主研究者:2012/11/18(日) 15:13:49

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13509800218050
2012年10月24日(水)茨城新聞
定期コンテナ航路就航 第1便入港、歓迎式典

常陸那珂港区⇔マニラ

【写真説明】定期コンテナ航路就航を祝って船内で開かれた歓迎セレモニー=東海村照沼の茨城港常陸那珂港区

 茨城港常陸那珂港区とマニラ(フィリピン)を結ぶ定期コンテナ航路が23日就航し、中国のコンテナ船の第1便が同港区北埠頭(ふとう)に入港した。船内では歓迎セレモニーが開かれ、運航会社や国、県の関係者が新規就航を祝った。

 入港したのは、上海のSITCが運航する「WARNOW TROUT」号(約1万トン)。家電製品などを積み降ろし、同日昼ごろ、釜山(韓国)に向けて出港した。

 歓迎セレモニーでは、常陸那珂港振興協会長の本間源基ひたちなか市長が「北関東の玄関口の常陸那珂港区への航路開設に感謝したい」とあいさつ。小野寺誠一県土木部長は「航路開設は震災復旧のターニングポイントになる」と述べた。

 記念品のだるまや花束贈呈の後、SITCジャパンの安枝真司営業本部長は、「北関東のマーケットは大きなポテンシャルがあり、常陸那珂港区に期待している。今後、貨物量を増やし、航路を軌道に乗せたい」と話した。

 新たに就航した「中国・韓国・東南アジア定期コンテナ航路」は週1便の運航で、国内や中国、韓国の港を経由し、同港区とマニラを往復。同港区に就航する定期コンテナ航路は4路線となった。

1112荷主研究者:2012/11/18(日) 15:16:44

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005470691.shtml
2012/10/23 08:53 神戸新聞
神戸港の貨物増へ九州で集荷 西日本内航フィーダー

 阪神港(神戸・大阪港)や瀬戸内に拠点を持つ港湾運送7社でつくる西日本内航フィーダー(神戸市中央区)は29日、3隻目の内航コンテナ船を投入する。来年初めに本格運航させ、九州東部の港を回って貨物を集める。九州の輸出貨物は韓国・釜山港を経由することが多く、新航路の開設で神戸港に集まる貨物の増加を図る。

 内航コンテナ船は20フィートコンテナを72個積める。当面は徳山港(山口県)を拠点に大分港、細島港(宮崎県)、志布志港(鹿児島県)などを週2往復する計画だ。集めた貨物は徳山で神戸行きの船に積み替える。

 同社は2011年、コンテナ船2隻で瀬戸内の各港を結ぶサービスを開始。一定の貨物量が見込めると判断し、九州に範囲を広げる。国は11年に阪神港と京浜港(東京・横浜港)を「国際コンテナ戦略港湾」に指定。内航船による貨物の集中には補助金を出すなどして支援している。(高見雄樹)

1113荷主研究者:2012/11/18(日) 15:17:08

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005476295.shtml
2012/10/25 08:20 神戸新聞
神戸港・中央航路の拡幅 15年秋に完成へ

 国際コンテナ戦略港湾に指定された阪神港(神戸・大阪港)の機能強化のため、国土交通省が進めている神戸港「中央航路」の拡幅工事で、2016年春を予定していた完成時期が15年秋ごろに早まる見通しとなった。本年度の整備費が見込みを上回ったためで、完成後は、東京、横浜港の主要航路と肩を並べる設備となり、神戸港復活への期待が掛かる。(高見雄樹)

 中央航路はポートアイランドの東、六甲アイランドの南西にあり、長さ3850メートル、幅500メートル、水深は16メートル。ポーアイと六アイのターミナルに出入りするコンテナ船が通る。

 国は阪神港を戦略港湾に指定した2011年度、総事業費120億円を投じ、5年かけて同航路の幅を600メートルに広げることを決めた。11年度は7億円の予算規模で作業を進めてきたが、本年度は約5倍の33億円の予算が組まれ工事のペースが加速。古い防波堤の撤去など大がかりな工事に着手できるようになり、「完成が半年ほど前倒しされる可能性が出てきた」(市みなと総局)という。

 東京、横浜港とも主要航路は同程度の幅がある。工事後は神戸もインフラ面で追いつき、大型船の出入港がスムーズになる。工事は国直轄で行われ、事業費負担は国が3分の2(市が3分の1)と通常より大きい。市は「戦略港湾に指定された利点を生かし、船会社が使いやすい港を目指したい」としている。

1114荷主研究者:2012/11/18(日) 15:17:34

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0005478422.shtml
2012/10/25 19:55 神戸新聞
コンテナ3年ぶり減少 今年上半期の神戸港

 今年上半期(1〜6月)に神戸港から輸出入されたコンテナ貨物は、前年同期比1・5%減の103万個(20フィート換算)だったことが25日、神戸市のまとめで分かった。貨物量の減少はリーマン・ショックの影響を受けた2009年上半期以来3年ぶり。薄型テレビ用パネルなどの電気機械や自動車部品の輸出減少が要因とみられる。

 大阪港を合わせた「阪神港」でも2・5%減の204万8千個だった。年間で400万個を切る可能性が出ており、同港が国際コンテナ戦略港湾に指定された際に打ち出した「15年に年間490万個」の計画達成に暗雲が漂い始めた。

 神戸港のコンテナを地域別にみると、アジアが1・3%増の77万2千個、うち中国は半数以上の40万8千個に上った。一方、欧州は24・6%減の7万7千個まで落ち込んだ。欧州債務危機を背景に神戸港の欧州航路が3月以降、週3便から2便に減った影響が大きかった。

 今年下半期について同市は、沖縄県・尖閣諸島問題に伴う日中関係悪化の影響などで落ち込みは避けられないとみている。(高見雄樹)

1115荷主研究者:2012/11/25(日) 23:43:13

http://kumanichi.com/news/local/main/20121029006.shtml
2012年10月29日 熊本日日新聞
熊本港で大型クレーン稼働 積み荷増加に期待

テープカットでガントリークレーンの完成を祝う関係者=29日、熊本市西区の熊本港(大倉尚隆)

 県が静岡県から譲り受けた、精密機械が入ったコンテナの積み降ろしができるガントリークレーンが29日、熊本港で稼働を始め、「初荷」として富士フイルム九州(菊陽町)が製造した偏光板保護膜「TACフィルム」などがアジアに向けて積み込まれた。

 現地で完成記念式典があり、蒲島郁夫知事は「熊本港発展のために必要不可欠なクレーンで、静岡県に感謝している。将来的に利用を検討する企業もある。船便の増便も働き掛けたい」とあいさつ。静岡県の川勝平太知事も駆け付け、「クレーンも新しい働きの場を得て喜んでいる」と祝辞を述べた。

 両知事は、クレーンが静岡県から譲られたことを記したプレート「友好の礎」を除幕して握手。初荷式では、クレーンがTACフィルムの入った40フィートコンテナを四隅で持ち上げて貨物船に運んだ。

 静岡県が清水港で使っていたクレーンで、熊本県は105万円で購入した。新品では約10億円を見込んでいた整備費用は約6億3千万円だった。

 ガントリークレーンは安定性が高く、振動に弱い精密機械の搬出入に適している。稼働によって熊本港で扱える積み荷の種類が大幅に増え、コンテナ取扱量の増加が期待される。(福井一基)

1116荷主研究者:2012/12/09(日) 11:59:16
>>1112
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201210/0005492208.shtml
2012年10/30 23:25 神戸新聞
西日本内航フィーダー 4隻目のコンテナ船投入へ

九州の貨物を神戸港に集めるため、29日に運航を始めた3隻目の内航コンテナ船=神戸市中央区港島8、上組PC‐18ターミナル

 瀬戸内各港と神戸港間でコンテナ船を運航する西日本内航フィーダー(神戸市中央区)は30日、九州地区の貨物を神戸港に集めるため、本年度内に4隻目を投入する方針を示した。既に運航を始めた3隻目とともに、徳山港(山口県)を拠点に九州東部の港を回る。国土交通省と神戸市が貨物数に応じて費用の一部を補助する。

 同社は昨年から2隻で、神戸と水島(岡山県)、今治(愛媛県)、門司(福岡県)など瀬戸内の港を結ぶサービスを開始。

 3隻目となる「舛宝山丸」がこのほど就航し、博多港(同)大分港(大分県)、細島港(宮崎県)、志布志港(鹿児島県)を回り、徳山で神戸行きに積み替える。

 4隻目も舛宝山丸と同規模の20フィートコンテナ72個積みとなる見込み。神戸と九州各港を週2便で結ぶ。年間の輸送目標は示していない。

 徳山での積み替えコスト増が懸念されたが、同社に出資する港湾運送7社の協力で「韓国の船会社と競争できる水準になった」(川村進・西日本内航フィーダー代表職務執行者)という。九州から韓国・釜山港経由で輸出される貨物は多く、新航路で神戸港への集荷拡大を狙う。(高見雄樹)

1117荷主研究者:2012/12/09(日) 12:49:52

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/
2012/11/07 11:45 新潟日報
新航路第1便が入港
中韓―新潟東港

 新潟東港と韓国・釜山港や中国・上海港などを結ぶ新たな航路の第1便が6日、新潟東港に寄港した。同日、同港で記念式典が開かれ、関係者は対岸物流の活性化に期待を寄せた。

 新たに航路を開設したのは韓国の運航会社、汎洲海運。同日午前、積載量840個(20フィートコンテナ換算)のコンテナ船(8813トン)が、6月に供用を開始した新岸壁に着岸した。日本側代理店のアジアカーゴサービス(東京)によると主に中国からの日用雑貨を降ろした。新潟からは化学製品などを積み、同日午後に出発した。

1118荷主研究者:2012/12/20(木) 00:47:47

http://www.minyu-net.com/news/topic/1115/topic3.html
2012年11月15日 福島民友トピックス
「コンテナクレーン」完成 小名浜港、荷役作業迅速化へ

テープカットでガントリークレーンの使用開始を祝う関係者たち=14日午後、いわき市・小名浜港大剣ふ頭

 東日本大震災で損壊し、県がいわき市小名浜港大剣ふ頭コンテナターミナルに新設を進めていたガントリークレーンは14日までに完成、使用を開始した。ガントリークレーンの稼働で荷役作業がスピードアップされ、物流拠点として活性化が期待される。

 ガントリークレーンは、コンテナ船に貨物を積み降ろすための専用クレーン。昨年11月4日に着工し、今月12日に完成した。新設したガントリークレーンは、約6メートル(20フィート)のコンテナを1時間当たり40本積み降ろすことが可能で、震災以前に使用していたクレーンに比べ、取り扱い能力が約2倍になった。

 県小名浜港湾建設事務所によると、同ターミナルの2010(平成22)年の貨物取扱量は1万4967本。昨年は、作業効率が低い多目的クレーンでの対応に限られ、利用は国内の航路を航行する船舶のみで4869本に落ち込んだ。今年は、4月に韓国、9月に中国を結ぶ船舶の利用が再開し、震災前の8割ほどまで利用が回復しているという。

 14日、同所で安全祈願祭と開始式が行われ、佐藤雄平知事や渡辺敬夫いわき市長らがテープカットするなどクレーン新設を祝った。

1119荷主研究者:2012/12/20(木) 00:52:28

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211150003/
2012年11月15日 神奈川新聞
南本牧ふ頭コンテナターミナル「MC−3」、供用開始に遅れの見通し/横浜

建設工事が進む南本牧ふ頭のコンテナターミナル「MC−3」=横浜市中区(今年8月撮影)

 横浜港・南本牧ふ頭(横浜市中区)で建設が進む国内最大水深のコンテナターミナル「MC−3」の供用開始が、当初予定した2014年春に間に合わなくなる見通しとなったことが14日、分かった。横浜港埠頭公社の民営化の動きが遅れたことが、全体のスケジュールに影響を及ぼす公算が出ているためだ。

 市港湾局によると、公社の事業などを承継した横浜港埠頭会社が、港湾施設を一元的に運営する「特例港湾運営会社」の指定を国から受ける時期が当初計画より2カ月遅れの今年12月にずれ込む見込みとなった。指定の条件となる民間人経営者の登用や民間資本の導入といった手続きが遅れたためで、特に社長の選定が難航したという。

 特例港湾運営会社に指定されると、港湾施設を整備する際に国の無利子貸付制度の支援を受けることができる。埠頭会社は1基約10億円する大型ガントリークレーン3基を新設する計画だが、申請手続きも遅れる見通し。国などの予算編成の時期と重なることもあり、貸付時期や工期など全体のスケジュールが遅れる可能性が高まったという。

 MC−3は、20フィートコンテナ換算で年間40万個を扱う能力があり、横浜港全体の8分の1に相当する。国による港湾強化策「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれた京浜港の目玉事業の一つに位置付けられている。それだけに、供用時期が遅れれば横浜港の国際競争力に影を落としかねないとの指摘もある。

 市港湾局は「当初の予定に変更はない」(南本牧事業推進課)と説明するが、同局の幹部は「最終的に影響が出ないようにがんばるしかない」と明かす。

 国土交通省によると、MC−3は07年から建設を開始。埋め立てに使う公共建設発生土の搬入の遅れに伴い、供用時期は当初の13年春から1年遅れとなっていたという。

1120荷主研究者:2012/12/20(木) 00:53:31

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211150027/
2012年11月16日 神奈川新聞
山下ふ頭を再開発へ、港湾計画改定で検討/横浜

 横浜市は2014年春に、現行の横浜港港湾計画を8年ぶりに改定する。山下ふ頭を再開発して商業施設や都市機能を誘致するとともに、同ふ頭が担ってきた在来貨物の物流機能を再編する。さらに、コンテナ取り扱い機能の強化や客船寄港の促進、防災機能の強化など、合わせて10の検討課題を挙げており、官民や学識経験者らでつくる検討部会が13年秋をめどに原案を作成する。

 第1回の検討部会は10月26日に横浜市内で開かれ、部会長に日本港湾協会の鬼頭平三理事長が就任した。

 検討部会では横浜港の役割を(1)国際競争力のある港(2)市民が集い、憩う港(3)安全・安心で環境にやさしい港−と定義。新たな港湾計画の目標年次は平成30年代後半(25年ごろ)とした。

 検討内容は(1)南本牧ふ頭で建設中のコンテナターミナル「MC−3」の供用を踏まえたコンテナ取り扱い機能の強化(2)山下ふ頭などの在来ふ頭の再編強化(3)横浜ベイブリッジ外に岸壁を整備するなど客船寄港の促進(4)山下ふ頭に商業施設や都市機能を加えるなどの再開発−など。

 委員からは「山下ふ頭の再開発に当たっては、物流機能との共存について慎重な検討が必要」との意見や、「観光や交流に関しては水上交通などを含め広域的に検討を」とした提言がなされた。

 現行の港湾計画は06年に改定されたもので、平成20年代後半(15年ごろ)に目標年次を定めていた。国の港湾強化策「国際コンテナ戦略港湾」の指定や、東日本大震災の発生など横浜港をめぐる環境が大きく変化したことから、改定を予定から2年程度前倒しすることにした。

 港湾計画の改定は国の交通政策審議会港湾分科会で了承を得られた後にスタートする。

1121荷主研究者:2012/12/30(日) 21:03:08

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201211170074.html
'12/11/17 中国新聞
浜田―ウラジオ航路定期化へ

 浜田港(浜田市)とロシア極東のウラジオストクを大型貨物船RORO船で結ぶ航路が12月から月2便以上、定期運航することが固まった。19日、運航するフェスコ社(モスクワ)や利用する貿易会社エル・アイ・ビー(浜田市)など関係者が島根県庁で合意書に署名する。

 同航路は2008年7月に不定期航路として就航。浜田港からウラジオストクに中古車や建材、食料品などを輸出し、石炭や鉄鉱石などを輸入している。浜田港の11年の輸出総額39億9千万円のうち、ロシア向けは27億9100万円と約7割を占め、主要航路となっている。

 定期運航に伴い、浜田港に、輸出入スケジュール把握で荷主の利便性向上▽西日本唯一のロシアとの国際RORO船定期航路として存在感アップ▽「日本海側拠点港」へ追加選定の追い風―などの効果が期待されている。

 署名式にはフェスコ社極東支社のドミトリー・クルダコフ支社長、エル・アイ・ビーの高橋克弘社長、溝口善兵衛知事、浜田市の宇津徹男市長たちが出席予定で、詳細な運航スケジュールなども決まる見込み。

 県と浜田市は「浜田港ロシア貿易拡大プロジェクト実行委員会」を設けるなど、輸出企業に費用を助成する支援を続けている。

1122荷主研究者:2012/12/30(日) 22:29:53

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201211250029.html
'12/11/25 中国新聞
人工島の利用低迷 下関

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20121125002902.jpg

 国際物流拠点づくりを目指し、755億円の事業費で建設中の下関市垢田沖の人工島「長州出島」の利用が低迷している。一部の岸壁が供用開始されて4年近くたつが、船舶の利用はわずか。新たな岸壁整備は着工を見合わせている。しかし、一方で港湾用地の埋め立ては今も進行中で、計画見直しを求める声も上がっている。

 人工島整備は、本州最西端の優位性を生かし韓国や中国のコンテナ船などを誘致するため、1991年に港湾計画を決定。国と市が事業主体となり、長さ240メートル、水深12メートルの岸壁2バースや関連用地からなる「運輸・物流ゾーン」(約62ヘクタール)などを整備する。95年に埋め立てに着手し、2009年3月には1バースを供用開始。総事業費755億円のうち、11年度までに666億円を投じた。

 しかし、外国からの定期コンテナ船やフェリーの就航はゼロ。10月末現在、風力発電の羽根などを積んだ内航船が延べ51隻入港したが、外航船は単発の同8隻にとどまる。

 その理由について、市港湾局振興課は08年のリーマン・ショックや尖閣諸島をめぐる中国との関係悪化などを挙げる。関門海峡沿いの既存バースと比べ、運航時間短縮やコスト削減につながる点を国内外でアピールしているが、利用増に結びつかないのが現状だ。

 外航フェリーを運航する山口県内の合弁会社は「周辺海域は風が強く潮流も速い。税関などの受け入れ態勢も整っておらず、メリットが少ない」とする。

 国土交通省は第1バースの利用低迷をみて第2バースの着工を見合わせている。一方、荷受業者などに売却する港湾用地の埋め立ては今も進む。

 元下関市立大学長で市民団体「なして?人工島の会」の堀内隆治代表は10月末に中尾友昭市長を訪ね、埋め立てに対し「空き地が増えるだけだ」と指摘。「海に戻せない以上、自然エネルギー基地に転用して有効活用するべきだ」と要請した。

 11月上旬には市内でこの問題を考える会合があり約20人が参加。「公費の無駄遣い」「市民の視点を入れ計画を練り直すべきだ」などの意見が出た。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20121125002901.jpg
【写真説明】国際物流拠点を目指して埋め立てが進む「長州出島」

1123荷主研究者:2012/12/30(日) 23:57:27

http://kumanichi.com/news/local/main/20121130002.shtml
2012年11月30日 熊本日日新聞
国際定期コンテナ船、週2便に増便へ 熊本港

 県と熊本市は29日、熊本港と韓国・釜山を結ぶ国際定期コンテナ船が12月14日から、現在の週1便から週2便に増えると発表した。週2便になるのは約8年ぶり。県は、積み降ろしが安定しているガントリークレーンが10月に稼働したことで、荷主企業のニーズが高まったとみている。

 増便するのは、韓国の船会社・高麗海運。現在、同港では、産業機械や肥料などが船から下ろされ、古紙や中古衣料などが積み込まれている。これまで釜山発の船が月曜に熊本港に寄港していたが、金曜にも寄港する。

 熊本港の国際定期コンテナ航路は1999年に週2便で始まったが、取扱量の低迷などで04年7月から減便。現在の取扱量はピークの01年に比べて、20・7%減の4699個(20フィート換算)。

 熊本港の利用拡大と増便に向け、県はガントリークレーン購入に加え、熊本市と連携し、高麗海運や荷主企業への働きかけを進めてきた。増便する同社のほか、今後、航路を開設する船会社には、県と市が助成金を出すという。

 県庁で会見した真崎伸一・県商工観光労働部長と、多野春光・熊本市農水商工局長は「精密機械や食品分野などで熊本港利用の検討が進んでいる。さらに便が増えるよう荷物を確保したい」と話した。(中原功一朗)

1124荷主研究者:2012/12/31(月) 00:20:50

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/418264.html
2012年11/09 16:00 北海道新聞
コンテナ船、東港区に集約 苫小牧

苫小牧東港区のコンテナターミナルに初入港したコンテナ船「オリオン」

 【苫小牧】苫小牧西港区のコンテナターミナルを利用していた国内航路のコンテナ船が8日、東港区のコンテナターミナルに初入港した。コンテナ船の入出港は来春までに、すべて西港から東港に移る予定で、今回がその第1弾。東港に集約することで効率化を図る。

 横浜コンテナライン(横浜)が横浜―八戸―苫小牧―仙台―横浜間で週1便運航する「オリオン」(749トン)が、午前7時すぎに入港。苫小牧港利用促進協議会が歓迎訪船を行い、佐藤光弘船長に花束を贈るなどした。

 西港は航路が狭く、船の通行制限があるが、東港には制限がない。佐藤船長は「西港は入港までに1時間ほど待たされることもあり、東港を使える利点は大きい」と話した。

 西港と本州を結ぶ国内航路はこのほかに2航路あり、このうち1航路は13日、残る1航路は来春までに東港に入出港先を移す。

 西港と東港は片道20キロ以上離れており、コンテナを運ぶトレーラーが両港間を行き交うことも多い。効率化を図るため、コンテナ貨物の一元化が求められていた。(野口洸)

1125とはずがたり:2012/12/31(月) 09:00:01
>>1122
また壮絶な無駄遣いを。。1期と2期の地図も見たかったので行政のウェブサイトへ逝ってきた。

新港地区
新しい国際物流拠点「長州出島」
2009年3月 一部供用開始
http://www.shimonoseki-port.com/jp/choshudejima/index.htm

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/p_choshu2.jpg

 関門海峡沿いの港湾整備は、背後地の不足や船舶航行上の制約等により限界があることから、国際コンテナ貨物の増大や船舶の大型化に対応するため、関門海峡内に比べて制約が少なく、将来への発展可能性が高い新港地区に沖合人工島【長州出島】の整備を進めています。
 1995年度より、全体計画約147haのうち第Ⅰ期整備工事として、主に外国貿易貨物を取り扱う多目的国際ターミナルを核とする運輸・物流ゾーンの整備に着手しており、2006(平成18)年に−12m岸壁1バース概成及び背後用地の埋立て完了、2007(平成19)年より上屋等の施設整備に着手し、2009(平成21)年3月には一部供用開始しております。
 沖合人工島(長州出島)は、北部九州地域の中枢国際港湾の一翼を担う国際港湾として、また、時代のニーズに対応した、東アジアとの高速RORO船やコンテナ船によるシャトル航路の基地としての活躍が期待されます。

1126荷主研究者:2012/12/31(月) 10:13:40

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1211260015/
2012年11月27日 神奈川新聞
南本牧ふ頭コンテナターミナル「MC−4」、横浜市が事業化へ/神奈川

 横浜市は、横浜港・南本牧ふ頭で計画中のコンテナターミナル「MC−4」を事業化する方針を固めた。2013年に着工し、18年の供用開始を目指す。建設が進む隣のターミナル「MC−3」との一体運用を想定しており、完成すれば国内最大級のターミナルが南本牧ふ頭に新たに誕生する。

 市は26日までに、国に対してMC−4の新規事業化を予算要望した。市は「順次竣工(しゅんこう)する超大型船の寄港に備えるため」としており、北米や欧州などの基幹航路をめぐる国際競争で横浜港の新たな拠点にする考えだ。

 市の計画ではMC−4は岸壁延長400メートル。基幹航路を運航する超大型船が着岸できるよう、MC−3とともに国内で最も深い水深20メートルとなる見込み。

 MC−3、4を合わせると計800メートルの連続岸壁となり、ふ頭用地は01年に供用を始めた南本牧ふ頭MC−1、2と同規模の計40万平方メートルと、国内最大級のターミナルになる見通しだ。

 整備方式は国直轄事業となり、全体の事業費の3割を負担する市は今後予算化する方針。

 市とすれば市内の公共工事で発生する建設発生土を埋め立てたMC−3が完成に近づいていることから、新たな受け入れ場所を早急に確保しなければならない事情もある。

 世界的な景気減速に伴い、横浜港のコンテナ取扱個数は低迷している。MC−4の新規事業化の必要性について市は「この状況だからこそ、成長につながるような手を打つことが横浜経済の発展につながる」と説明する。

 南本牧ふ頭は横浜港の新たなコンテナ物流拠点とするため、1990年から整備を開始。MC−1、2は国内初の水深16メートル岸壁など先進的な物流施設を備えており、外国のコンテナ船が定期的に運航されている。MC−3とともにMC−4が完成すれば南本牧ふ頭の物流機能は整うことになるが、超大型船を運航する海運会社の誘致など課題も残されている。

1127荷主研究者:2013/01/03(木) 10:35:44

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20121213304.htm
2012年12月13日02時25分 北國新聞
敦賀港、既に年間最多 コンテナ取扱量

 福井県がまとめた敦賀港の国際コンテナ取扱量(20フィート換算、実入り)は、1〜11月末で前期比18.3%増の2万5695個となった。輸出入とも2桁増で、年間の取扱量は12月を待たずに過去最多を更新した。一方、金沢港は輸出が2割減となり、過去最多だった前年を下回る推移が続いている。

 敦賀港の1〜11月の実入りコンテナ量は、輸出が13.3%増、輸入が22.3%増と大幅に伸びた。滋賀県で生産された韓国向け液晶ガラスがけん引。航路拡充も増加につながったという。

 金沢港は11月末時点で前期比7.6%減の3万1761個。輸入が6.2%増と伸びたが、輸出が22.0%減と大きく落ち込んだ。最大の貿易相手国である中国を中心に、機械関連の輸出が伸び悩んだ。金沢港は昨年から航路が拡充したため、空コンテナを含めた取扱量は1.4%増の4万4043個と伸びている。輸出量と輸入量に開きがあるため、空の回送コンテナが増えている状況だ。

 富山県港湾課は「集計中」とし、伏木富山港のコンテナ量を公表していない。

1128荷主研究者:2013/01/03(木) 10:37:03

http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/12/13/new1212132101.htm
2012/12/13 21:21 デーリー東北
八戸港の港湾計画を変更

 青森県地方港湾審議会は13日、青森市で会議を開き、八戸港飼料コンビナートの機能拡張などに対応し、同港港湾計画の一部を変更、工業用地を拡大するなどの案を了承、県に答申した。年内に県報登載し正式決定となる。事務局の県港湾空港課は「変更は企業のコスト削減に寄与し、地域の活性化にもつながる」と期待している。

 変更では、八太郎3号埠頭(ふとう)の緑地と交通機能用地2・2ヘクタールを工業用地に、八太郎1号埠頭の埠頭用地2・7ヘクタールを港湾施設関連用地に転換する。

 東日本大震災で東北各地の飼料コンビナートが被災したため、八戸港のメーカーに家畜用飼料の注文が集中。今後も需要の増加が見込まれるとして、東北グレーンターミナルなど飼料関連5社と倉庫業4社が県に用地購入を打診していた。

 計画変更を受け、各社はそれぞれサイロや倉庫、生産ラインの増設に着手する方針だ。

 席上、委員からは「他県の拠点が復旧しても需要は見込めるのか」「緑地を無くせば防風、防砂機能が失われるのでは」などの質問が出た。

 県側は「温暖化を背景に畜産拠点が北にシフトしつつあり、震災前から需要は伸びていた。粉じんなどはもともと少ない」などと説明。委員から反対意見はなかった。

 このほか、大平洋金属がニッケル鉱石の貯蔵用地として購入を希望している河原木2号埠頭の緑地2ヘクタールを工業用地に転換し、市川船だまりに100メートルの砂防堤を設置する変更案も了承した。
(田村祐子、上野貴裕)

1129荷主研究者:2013/01/06(日) 13:02:08

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/38842.html
2012年12月22日午後2時07分 福井新聞
日本海側拠点に敦賀港選ぶも国放置 支援策や集中投資見えず不満の声も

国の日本海側拠点港に選ばれて1年以上経過した敦賀港。国際コンテナ貨物取扱量は好調を維持しているが、国の具体的な支援策は見えない=5月、福井県敦賀市

 国土交通省の日本海側拠点港に昨年11月、福井県の敦賀港が選ばれてから1年以上が経過した。同港は2012年も国際コンテナ貨物取扱量を伸ばし、選定港として実力を証明している形だ。一方、国交省は拠点港に対し「各港の計画の進み具合をチェックし、必要があれば支援する」とするだけで、具体的な支援策や集中投資の考えは見えない。港湾関係者からは「国として何がしたいのか。メリットが見えない」と不満の声が上がっている。加えて、拠点港は民主党政権の「選択と集中」の一環で進めた経緯があり、政権再交代後の取り扱いも不明だ。

 拠点港は、経済成長著しい中国やロシアなど北東アジアとの貿易の核として、日本海側港湾の国際競争力を強化するのが狙い。国交省は船や貨物の種類などの機能別に応じて、昨年11月に応募23港のうち19港を選定。敦賀港は「国際フェリー・国際RORO船」機能で選ばれた。ただ「国際海上コンテナ」機能では落選している。

 選定された各港の港湾管理者は、15年と25年時点の国際航路数の目標や貨物量予測、今後の取り組みを含めた計画を作成しており、国は計画実現に向けて支援する。

 しかし、選定後に国交省は、9月に有識者の検討委員会を1回開いたのみ。検討委で各港の計画の進み具合を確認したが「選定からまだ1年で東日本大震災の影響もあり、各港の具体的な実績を評価する段階にない」との結論で終わった。

 国交省産業港湾課は「拠点港は各港で伸ばすべき機能を選択して、施策を集中させる狙い。基本的には各港で頑張ってもらい、実績が伸びれば必要に応じて整備などを支援する」と答えるだけで、国としての支援方針を明確にしていない。13年度予算の概算要求をめぐっても「拠点港名目の予算付けでの増額はしていない」としている。

 港湾管理者の県は計画に基づき、中国向け貨物を扱う県外企業への助成制度の創設や提案型ポートセールスなどの取り組みを実施。敦賀港の国際コンテナ貨物取扱量は、韓国釜山港と結ぶ国際定期RORO船のけん引などにより、12年も11月時点で前年1年間の取扱量を超え、3年連続で最高を更新した。県港湾空港課は「拠点港に選ばれた実力や将来性の高さが表れた」と強調する。

 同課は国の支援に関して、鞠山防波堤の整備費が12年度に増額された点を挙げ「拠点港選定の効果もあった」とする。引き続き防波堤の早期完成と、計画に位置付けた岸壁整備などへの支援を国に要望していく考えだ。ただ、ポートセールスのメリットは「現時点で直接的に効果は感じられない」という。

 港湾関係者からは「1年たって何も変わらず、メリットが感じられない」「選定が多くて集中投資するようには見えず、何も期待していない」といった不満や失望の声が相次ぐ。

 敦賀港の港湾事業者、敦賀海陸運輸の有馬茂人副社長は「国が選定した機能通りに実需が伸びるとは限らない」と指摘。同港が今後、荷主のニーズによって選定されたRORO船よりもコンテナ船の機能で国際航路や貨物量が拡大する可能性もあるとした上で、「国が選定した機能だけの支援しかしないのであれば、逆に港としては沈下してしまう」との懸念を示している。

1130荷主研究者:2013/01/20(日) 10:07:33

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1212250009/
2012年12月26日 神奈川新聞
特例港湾運営会社に横浜港埠頭会社を指定/神奈川

 国土交通省は25日、国や自治体の港湾施設を一元的に運営する「特例港湾運営会社」に、横浜港埠頭会社(横浜市中区)を指定した。国の港湾強化策「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれている横浜港は指定をきっかけにコンテナ貨物取扱量を増やし、韓国・釜山港などに流出した貨物の奪還を狙う考えだ。

 国交省で同日開かれた交付式に、同社の高島正之社長らが出席した。指定は大阪港と神戸港の両埠頭会社に続き3例目。

 今回の指定により、施設整備に必要な国からの無利子貸し付けの割合が現在の最大6割から8割に引き上げられる。固定資産税の軽減など税優遇措置も受けられることで、横浜港の施設利用料のさらなる引き下げが可能となる。

 同社は建設中の南本牧ふ頭MC−3コンテナターミナルにガントリークレーン3基の新設を計画しており、指定をきっかけに横浜港の国際競争力強化につなげる考えだ。

 横浜市港湾局によると、国内各港とのコンテナ貨物のやりとりを示す2012年の内貿コンテナ個数は、統計がある1〜9月分で前年同期に比べて22%増加している。市は「横浜港埠頭会社と連携してコンテナ貨物の集荷促進策を強化している成果」(誘致推進課)と強調している。

1131荷主研究者:2013/01/20(日) 10:43:16

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121226/CK2012122602000033.html
2012年12月26日 中日新聞
名古屋港、11年連続日本一 取扱貨物量

 名古屋港管理組合は二十五日、二〇一二年の名古屋港港湾統計の推定値を発表した。総取扱貨物量は、前年比9%増の二億四百万トンで、十一年連続で日本一となる見込み。二億トンを超えるのは四年ぶりで、リーマンショック後に落ち込んだ取扱貨物量の順調な回復を示している。

 管理組合によると、総取扱貨物量の内訳は、外国の港との間で取引のあった貨物は、輸出が完成自動車や自動車部品、輸入が液化天然ガス(LNG)などの増加で一億四千万トン(前年比8%増)となった。

 国内で取引のあった貨物は、昨年の東日本大震災の反動で、自動車や自動車部品を中心に貨物量が六千四百万トン(13%増)と増え、総取扱貨物量を押し上げた。

 推計は、一〜九月の実績に加え、名古屋港の事業者に十〜十二月の業績見通しを聞き取って算出した。

 また、入港船舶の総数は、前年と同じ三万四千隻。総トン数は二億三千六百万トン(1%増)となった。

1132荷主研究者:2013/02/10(日) 12:28:16

http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20130119/CK2013011902000007.html
2013年1月19日 中日新聞
国際コンテナ取扱量が過去最高 敦賀港

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2013011802100151_size0.jpg

 敦賀港の二〇一二年の国際貿易コンテナ貨物取扱量が、輸出入合わせて二万八千二百二十八TEU(一TEU=二十フィートコンテナ一個分)となり、年間当たりの過去最高記録を三年連続で更新した。中国との定期航路が六年ぶりに復活したほか、輸入面では国内の他港から敦賀港に利用を切り替えるケースが後押しした。

 県企業誘致課によると、輸入が前年比25%増の一万六千三百五十七TEU、輸出が同12・1%増の一万一千八百七十一TEUで、合計では同19・2%の伸びを示した。前年実績を上回ったのは五年連続となった。

 輸入では中国からの住宅資材、韓国からの機械部品の金型が増加。これらのケースでは、県内外の事業者が陸上運送費節減のため、搬入先とより距離が近い敦賀港に利用を切り替えている。輸出では、韓国へのテレビ用液晶ガラスが好調という。

 中国への定期航路は韓国経由で昨年十一月九日に就航。敦賀港の国際航路は韓国との週四便と合わせ週五便体制となった。中国航路は繊維製品の輸入などの需要があり、開設後の昨年十二月だけの取扱量実績は、前年同月比29・6%増の二千五百三十七TEUと、年間実績以上の伸びを示している。

 県は、今年は年始めから週五便体制となるため実績増に期待。「中国航路の安定化を図り、県内外企業の敦賀港利用を働き掛けていく。中国への直行便の開設や韓国への増便なども目指す」と意気込む。

 (桂知之)

1133荷主研究者:2013/02/10(日) 13:09:48

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20130126/CK2013012602000035.html
2013年1月26日 中日新聞
三河港にコンテナ航路就航 ウラジオ港結ぶ

関係者が見守る中、船に積み込まれるコンテナ=豊橋市神野西町の三河港で

 三河港(豊橋市)とロシア・ウラジオストク港を結ぶコンテナ航路が二十五日、就航した。港で記念式典が開かれ、大村秀章知事や三河港振興会会長の佐原光一豊橋市長ら関係者が就航を祝った。

 航路は、トヨタ自動車田原工場(田原市)で製造したランドクルーザー「プラド」の部品を、ウラジオストクにある組立工場に運ぶために開設した。月間約千三百台分の部品を輸出し、船は関門海峡経由で四日間かけてウラジオストクに到着する。

 三河港の海外コンテナ航路は中国、韓国に続いて三カ国目。今回の就航で、取り扱いコンテナは年間約四万TEU(一TEUは長さ六メートルのコンテナ一個分)から七万TEUに増える。

 式典で大村知事は「三河港がさらに発展することを期待したい」とあいさつ。佐原市長は「高い品質を提供し、将来を見据えた航路にしたい」と述べた。

(中山梓)

1134荷主研究者:2013/02/10(日) 13:12:29

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20130128002.htm
2013年1月28日15時37分 北國新聞
七尾港で原木輸入中継 貨物船入港、北米産4560トン荷揚げ

 七尾港原木輸入トライアル事業で石川県が誘致した大型貨物船サンタ・フランシスカ号(パナマ船籍、2万8494トン)が28日、七尾港大田埠頭(ふとう)に入港した。七尾港で北米産原木を一括輸入し、日本海側の中小規模港に中継する初の試験輸入で、関係者は七尾港の利用促進に期待を込めた。

 事業は沿海州から七尾港への原木輸入量減少を補い、国の日本海側拠点港に昇格させるための取り組み。七尾港ではカナダで積み込んだ北米産マツの原木4560トンを荷揚げし、このうち1800トンは七尾市内の業者が利用。残る2760トンは新潟県内の中小規模港に輸送される。

 サンタ号誘致のため国、石川県、七尾市が計800万円を東京の大手商社に助成した。歓迎式では七尾港整備・振興促進協議会の吉村治雄副会長(七尾海陸運送社長)があいさつした。

1135荷主研究者:2013/02/24(日) 11:18:40
>>1134
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20130129/CK2013012902000186.html
2013年1月29日 中日新聞
七尾港に北米材船 原木輸入拠点化 試験事業第1弾

(上)原木を輸送するため入港した米材船「サンタフランシスカ」(下)吉村協議会副会長(手前左)から歓迎されるブ・マン・フン船長=いずれも七尾港で

県、各港へ物流ルート探る

 北米産原木輸入の日本海側の拠点港を目指す七尾港(七尾市)に大型貨物船が二十八日入港し、大田ふ頭で歓迎会が開かれた。県が進める試験事業の第一弾で、今後の試験輸送で実績を重ね、七尾港から日本海側各港に原木を運搬する物流ルートの新設を目指す。

 入港した船は、カナダを昨年十二月に出港した「サンタ フランシスカ」(全長百七十メートル、二八、〇〇〇トン)。カナダ産原木四千五百六十トンを載せ、千葉や廿日市(広島)、松山(愛媛)、水俣(熊本)、浜田(島根)の各港に寄港。最後に七尾港に入港した。うち二千七百六十トンは、小型の別の内航船で新潟方面の港に輸送される。

 七尾港整備・振興促進協議会(事務局七尾市)による歓迎会が船内であり、協議会の吉村治雄副会長が「七尾港は年間を通じて波が穏やかな天然の良港。原木輸入を進めていきたい」とあいさつ。花束を贈られたブ・マン・フン船長は「このような歓迎やサポートに感謝します」と述べた。

 七尾港は、二〇一一年秋に国が選定した日本海側拠点港から外れたが、原木の拠点化を目指す「拠点化形成促進港」として位置付けられた。水深一一メートルの岸壁が整備され、三万トン級の大型貨物船の入港が可能になる。北米産原木の輸入拡大を見込んで計画を進めてきた。 (福本英司)

1136荷主研究者:2013/02/24(日) 11:22:32

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/434801.html
2013年01/18 16:00 北海道新聞
港の取扱貨物量5・2%増 室蘭

 【室蘭】室蘭市がまとめた2011年の室蘭港統計年報によると、取扱貨物量は前年比5・2%増の2990万トンだった。JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所のフル操業が続き、原油や重油の貨物量が増えたことが主因。

 貨物の品目別では重油が前年比17・9%、石油製品が9・8%、原油が0・6%、それぞれ増えた。この3品目で増加量全体の半分以上を占め、貨物量を引き上げた。

 JX日鉱日石エネルギー室蘭製油所が、東日本大震災で停止した仙台製油所の代替生産で稼働率が上がったことなどが背景。室蘭製油所は「大規模な定期点検がなく、装置を停止する必要がなかったことも理由」と説明する。取扱貨物量の内訳は、輸出が前年比4・8%減の127万6千トン、輸入が5・6%増の1614万6千トン。国内向けの移出が9・3%増の910万4千トン、移入が2・7%減の337万8千トンだった。

 取扱貨物量は道内港湾では3年連続で苫小牧、函館に続く3位だった。市港湾部は「クルーズ船誘致やフェリー航路復活に向けた努力を続けたい」としている。(吉田隆久)

1137荷主研究者:2013/02/24(日) 11:23:01

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/435034.html
2013年01/19 16:00 北海道新聞
取扱貨物量131万トン突破 広尾

昨年の貨物取扱量が過去10年で最多の130万トンを突破した十勝港

 【広尾】町がまとめた昨年の十勝港貨物取扱量統計(速報値)によると、輸出入と国内搬出入を合わせた取扱総量は前年比11%増の131万8480トンとなり、2004年の122万7190トンを抜き、過去10年間で最多となった。十勝管内産小麦の国内搬出が大きく伸びたほか、港内の配合飼料コンビナートで使う原料の輸入も堅調だったことが主な要因。

 貨物取扱量の内訳は輸出入が前年比3%増の47万4150トン、国内搬出入が同16%増の84万4320トン。

 品目別では小麦と大麦を合わせた麦類が同53%増の24万8280トンと最も多かった。小麦の主力「きたほなみ」の関東地方への搬出が昨年の豊作で急増したことが奏功した。

 砂利・砂は同29%増の18万9680トンで、東日本大震災で被災した千葉県や仙台市向けの搬出が好調だった。

 飼料原料ではトウモロコシが同8%増の18万7070トン、大豆かすなどが同1%増の16万5200トン。化学肥料は同1%増の18万4690トンだった。

 船の入港実績は前年比319隻増の4317隻で、このうち、外国船が同4隻増の69隻だった。

 町港湾課は今後も小麦や飼料原料の取り扱いが安定して見込めることから、年間貨物取扱量は120万トン以上の高い水準で推移するとみている。(上村衛)

1138荷主研究者:2013/02/24(日) 11:54:47

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/20130204025123.html
2013/02/04 19:19 新潟日報
コンテナ17万個超、過去2番目 新潟港取扱量

 新潟港の2012年のコンテナ取扱量は前年比12・7%減の17万8907個(20フィートコンテナ換算)だったことが4日までに、県のまとめで分かった。東日本大震災の影響で過去最高の20万個超を記録した11年に次ぎ2番目の取扱量。直江津港は2万9259個で前年比11・3%増と、3年連続で過去最多を更新した。

 コンテナ取扱量は荷物が入っていない「空コンテナ」を含む。新潟港では荷物が入っている「実入りコンテナ」が前年比10・6%減の12万4682個。そのうち輸出は同8・2%減の3万9784個、輸入は同11・6%減の8万4898個だった。

 輸出ではゴム製品などが落ち込んだものの、主に古紙などのリサイクル資材が伸びた。輸入は衣類や生活雑貨などが減少した。大震災で被災した東北地方の港湾の復旧が進んだことによる反動があったものの、県港湾振興課は「災害時の代替航路を確保するため、一部の荷主が新潟を使い続ける動きもある」とみている。

 「実入りコンテナ」の航路別では、韓国・釜山が9万3970個(前年比4・8%減)、中国が2万9478個(同13・6%減)。東南アジアは昨年2月にコンテナ船が貨物船と衝突し航路がなくなったため同81・2%減の1227個だった。

 直江津港の「実入りコンテナ」は前年比4・9%増の1万9992個で過去最多を更新。輸出は産業機械などが好調で同14・7%増だった。輸入は農産品や化学工業品が中心で、同0・7%減とほぼ横ばいだった。

 新潟、直江津の両港は11年、国の日本海側拠点港に選ばれた。選定に当たって県が国に提出した計画書では、15年のコンテナ取扱量の目標値を新潟港で26万個、直江津港で3万個としている。

 県港湾振興課は「新潟港コンテナターミナルの民営化など港の利便性を高め、取扱量を増やしたい」と話している。

【経済】

1139荷主研究者:2013/02/24(日) 12:19:11

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130209301.htm
2013年2月9日02時42分 北國新聞
金沢港から輸出拡大 石川の企業

 石川の企業で金沢港からの輸出を拡大する動きが広がっている。コマツ粟津工場(小松市)は同港と韓国を結ぶRORO船の定期航路が今月下旬から週2便に増えることを受け、中近東向けの建設機械を韓国経由で出荷する方針。澁谷工業(金沢市)は複数の企業で貨物船をチャーターする「合い積み輸送」を積極的に実施する考えだ。航路拡充で輸出先も多様化してきた。

 コマツ粟津工場が金沢港からの輸出で活用しているRORO船の定期航路は韓国・馬山、釜山新港を結ぶ。主に北米向けの建機を出荷しており、2便化に伴い需要が堅調な中近東向けでも使う方向で検討している。

 韓国経由では欧州や豪州向けの輸出も目指している。山下修二工場長はRORO船の2便化について「金沢港から製品を出すチャンスが増える」と話す。

 澁谷工業はコマツと「合い積み輸送」に取り組んでいる。澁谷弘利社長は8日の決算会見で、今年も合い積み輸送を行う方針を強調。政府予算編成で同港大浜地区の大水深岸壁延伸が実現する見通しとなり、「さらに大きな船が入りやすくなる」と期待感を示した。

 具体的には、米国やタイ、中国向けのボトリングシステムの輸出で金沢港を利用する予定という。

1140荷主研究者:2013/03/17(日) 12:05:40

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130214301.htm
2013年2月14日02時25分 北國新聞
ロシア輸出が急回復 伏木富山港

 北陸でロシア向け輸出が急回復している。伏木富山港の昨年のロシア向け中古車輸出は前年比約3割増となった。2009年の同国の関税引き上げでいったん激減したが、日本車の人気は底堅く改善。昨年10月に伏木富山港とウラジオストク港を結ぶ定期RORO船が開設されたことも荷動き活発化の一因とみられる。コマツでは、粟津工場(小松市)でも生産するロシアなどCIS(独立国家共同体)向け建設機械が伸びている。

 財務省貿易統計によると、伏木富山港の2012年のロシア向け中古車輸出台数は6万7514台。11年の5万1349台から31・4%増加した。12年の金額は前年比23・2%増の358億2092万5千円だった。

 大阪税関伏木税関支署がまとめた昨年12月の貿易概況でも、ロシア向け輸出の価額は前年同月比5・1%増と伸びた。

 ロシア向け中古車をめぐっては、08年に16万台を超える輸出量があったが、09年1月にロシアが関税を引き上げたことなどで急減。09年は約1万8千台と9割近く落ち込んだ。ただ、ロシア国内では日本の中古車の品質が高いことなどから需要は徐々に回復しているという。

 航路拡充も後押しした。伏木海陸運送(高岡市)は増加の要因として、伏木富山港−ウラジオストク港間の定期RORO船の就航を挙げる。

 同社によると、従来も伏木富山−ウラジオストク間は月3〜6便のRORO船が運航されていたが、不定期で寄港日が定まっておらず、荷主の使い勝手が悪かった。定期便化によって月5便体制で6日程度の間隔で寄港しており、担当者は「荷物を集めやすくなり、量が増えたのではないか」と推測する。

 ロシアでは昨年8月に世界貿易機関(WTO)に正式加盟し、関税が段階的に引き下げられる見通しで、担当者は「今後、貨物量が伸びるチャンスが出てくる」と期待する。一方で、ロシア国内で新車生産を増強する動きがみられ、先行きが不透明な側面もあるという。

1141荷主研究者:2013/03/17(日) 12:31:55

http://www.isenp.co.jp/news/20130213/news02.htm
2013/2/13(水)伊勢新聞
商船三井、タイ航路を開設 四日市港に

【四日市港に初入港した大型貨物船「MOL SEABREEZE」=四日市市霞二丁目で(四日市港管理組合提供)】

 四日市港管理組合は十二日、四日市港に「商船三井」(東京都港区)によるタイ航路が新たに開設され、第一便が同日初入港したと発表した。四日市港の海外航路は十八航路目。

 タイ航路は、貨物船が毎週火曜日に四日市港を出発し、名古屋や韓国・釜山を経てタイ・レムチャバンに到着し、フィリピン・マニラや東京、横浜などを経由して三週間後に四日市港に戻る日程。レムチャバンでは輸出入品の両方を扱い、所用時間は輸出で八日、輸入で十一日。マニラでは日本への輸入品だけを扱い、四日市港までの所用時間は一週間となっている。

 第一便となったパナマ船籍の大型貨物船「MOL SEABREEZE」(全長約二百メートル、約二万七千トン)はこの日、午前八時十五分に四日市港に入港し、荷役をして午前十時半に出港した。

1142荷主研究者:2013/03/17(日) 13:16:07

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130221301.htm
2013年2月21日02時21分 北國新聞
東南アジア貨物に助成 金沢港で新年度

 金沢港で新年度、東南アジア向けのコンテナ貨物に対する支援制度が創設される。製造業で生産拠点を中国から移転・分散する「チャイナ・プラスワン」の動きが強まるなか、貨物取り扱いでも、今後の経済成長が見込まれる東南アジアへのシフトが進みそうだ。

 金沢港振興協会が石川県、金沢市の補助を受けて実施する制度は、コンテナ定期航路で東南アジアに輸出入する荷主企業が対象となる。前年比でコンテナ20個(20フィート換算)以上、貨物を増やした場合、1個当たり2千円、最大100万円を助成する。

 県によると、昨年の金沢港の外国貿易コンテナ取扱量は4万7846個となり、3年連続で過去最多を更新した。ただ、輸出は中国経済の減速を受けて前年比で2割程度落ち込んでいる。

 県は需要開拓先として、韓国・釜山港で別の船に積み替え、東南アジアなどに運ぶルートに着目。新たな貨物を取り込み、集荷力の強化や航路の維持・拡充を図ることにした。

1143荷主研究者:2013/03/17(日) 13:23:37

http://kumanichi.com/news/local/main/20130221007.shtml
2013年02月21日 熊本日日新聞
八代港、国際コンテナ数増加 4年ぶり1万個超

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20130222062350002.jpg

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/20130222062350001.jpg
コンテナ数が4年ぶりに1万TEUを超えた八代港=八代市

 八代港における2012年の国際コンテナ取扱数が2008年以来、4年ぶりに1万TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個))を超えた。スクラップ類などの輸出が伸びたことに加え、八代市が中心となって荷主業者への助成や営業を強めた効果とみられる。

 八代市によると、12年の同港のコンテナ取扱数は前年比21・1%増の1万1457TEU。ピーク時の04年の1万6千TEUには及ばないものの、2年ぶりに上昇に転じた。主にリサイクル業者が輸出する古紙やプラスチック、金属類などのコンテナが増えた。

 同市は、八代港が国の重点港湾に選定された10年11月、商工観光部内に「重点港湾八代港営業隊」を設置。職員5人が県内外の商社や製造業などの荷主業者を回り、同港の利用を呼び掛けてきた。

 さらに同市をはじめ、県や地元企業などでつくる「八代港ポートセールス協議会」は09年度から、同港を使った荷主業者への支援制度を創設。11年度からは、1TEU当たり初回で2万円、継続で1回当たり1万5千円に助成を拡充。同営業隊は「2年間で約750TEUの新規申し込みがあり、八代港の地理的利便性の周知にもつながった」とみる。

 同港では99年に韓国・釜山港を結ぶ国際コンテナ船が月8便(週2便)就航。ただ、博多港(月206便)や門司港(201便)に比べて少なく、ガントリークレーンの対応能力の限界もあり、南九州の貨物の多くが北部九州に流れているという。

 八代市の担当者は「九州の中央という地の利を考慮すれば、あと1万TEU以上は上積みできる」と予測。今後、台湾や中国への定期船の就航を働き掛け、貨物港としての位置付けを高めたい考えだ。(樋口琢郎)

1144荷主研究者:2013/03/17(日) 14:00:02

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120130221cean.html
2013年02月21日 日刊工業新聞
日通、国内航路に新船「ひまわり7」投入−大型化でサービス拡充

 日本通運は4月に国内海上定期航路に新造船「ひまわり7」を投入する。ひまわり7を運航するのは北海道―東京―関西・四国航路における北海道―東京間。同航路ではトラックやトレーラーを収納する車両甲板をもつ貨物専用船であるROROコンテナ船「ひまわり1」「ひまわり2」「ひまわり3」を運航。東京、苫小牧、釧路、大阪、高松に寄港している。ひまわり7はひまわり3の代替で、総トン数で3000トン程度大きくなる。東京港と苫小牧港間という基幹航路に対し、さらに大きな船を配船することでサービス拡充を図る。

 ひまわり7は、同型船で東京―九州・瀬戸内航路に投入している「ひまわり5」「ひまわり6」に比べ、燃料費を約7%削減。環境に配慮したモーダルシフトの推進に寄与する。日通では今後も国内海上輸送サービスのさらなる拡充を図る。

1145荷主研究者:2013/03/31(日) 21:44:05
>>1121
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201302190034.html
'13/2/19 中国新聞
浜田港の露貿易拡大支援強化

 島根県は2013年度、浜田港(浜田市)の対ロシア貿易拡大の支援を強化する。ロシア・ウラジオストクとの大型貨物船RORO船の定期便の就航を受け、中古車に代わる主力貨物の確保に取り組み、港の利用を呼び掛ける営業担当を増員する。

 RORO船は昨年12月に月2回以上の定期運航が始まった。しかし、主力の中古車の輸出はリーマン・ショック以降、激減した。

 県は中古車に代わる主力貨物として建材や石州瓦などの輸出拡大を目指す。見本市や商談会の開催を支援し、販路開拓を促す。13年度一般会計当初予算案に商談会開催などの事業費1500万円を盛り込んだ。

 さらに、同港の浜田港湾管理所を廃止し、土木部所管の浜田港湾振興センターを新設。職員を4人から8人に増やしてポートセールスを強化するとともに、管理運営と一体化する。

 県は4月に港近くに貨物保管用倉庫(約2千平方メートル)も設ける予定。

【写真説明】浜田港でロシア向け貨物を積み込むRORO船=2012年12月(県提供)

1146荷主研究者:2013/03/31(日) 21:56:52

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130228304.htm
2013年2月28日02時41分 北國新聞
金沢―釜山、週2便化 RORO船

 金沢と韓国・釜山を結ぶ定期RORO船航路が27日、週1便から週2便となり、金沢港戸水埠頭(ふとう)に第1便が入港した。船はコンテナを載せて出港し、敦賀港を経て28日に釜山新港に到着する。

 サンスターライン(大阪市)が運航し、現行の土曜日に加え、水曜日にも寄港する。年間で建機9万トン、コンテナ1万個(20フィート換算)の集荷を目指す計画だ。入港式では、サンスターラインの舎野祝光(しゃののりみつ)社長があいさつ。金沢港振興協会の福田涼一専務理事が謝辞を述べた。

 春の航路改編では、金沢―上海間の定期コンテナ船航路が3月5日以降は週3便から週2便となる。神原(かんばら)汽船(広島県福山市)が土曜日に1便、火曜日に1便を運航。便数は減るが、輸入に要する日数は現行の4日から3日に短縮される。

1147荷主研究者:2013/03/31(日) 22:06:18

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1302270010/
2013年2月27日 神奈川新聞
横浜港新規埋め立てへ、物流機能を強化 港湾計画改定で市/神奈川

市が「インナーハーバー」整備とともに新たな埋め立てを検討している横浜港=2011年3月4日、本社チャーターヘリから

 将来の横浜港のあるべき姿を描く「横浜港港湾計画」の改定原案に、横浜市が新規の埋め立てを盛り込む方針であることが26日、分かった。国の「国際コンテナ戦略港湾」の指定を受け、増加が見込まれる大型貨物船や物流機能の強化などに対応。「インナーハーバー整備構想」ともリンクさせていきたい考えだ。市は埋め立ての有力候補地として本牧沖を挙げている。

 同日開かれた市会本会議で、林文子市長は「国際コンテナ戦略港湾として、さらなる物流機能の強化が必要で、インナーハーバーでのにぎわいを生み出す再開発では新たな土地需要も見込まれる」と説明。「こうした課題や需要に応えるために埋め立てによる新たな土地の創出が必要と考えている」と述べた。佐藤祐文氏(自民党)の質問に答えた。

 市はインナーハーバーと呼ばれる都心臨海部の再生に向けて「東神奈川臨海部周辺地区」「横浜駅周辺地区」「みなとみらい21地区」「関内・関外地区」「山下ふ頭周辺地区」の5地区を対象にした整備計画に着手している。

 市港湾局によると、インナーハーバーでのさらなるにぎわい創出や経済活性化を図る上で、地区内の土地利用の機能転換に伴い、新たな土地の需要が見込まれるという。

 埋め立ての候補として、本牧沖、金沢沖、大黒沖の3海域を検討。現時点の比較で、将来の拡張性や船舶の大型化に対応できる水深があることから、本牧沖が有力な候補地とされた。新規の埋め立て地ではコンテナ取り扱い機能も想定している。

 現行の港湾計画は2006年に改定されたもので、改定は8年ぶりとなる。官民や学識経験者でつくる検討部会が13年秋をめどに原案を策定し、14年度末の改定を目指している。

 同部会は昨秋から開かれ、(1)南本牧ふ頭で建設中のコンテナターミナル「MC−3」の供用を踏まえたコンテナ取り扱いの強化(2)山下ふ頭などの再編強化(3)横浜ベイブリッジ外に岸壁を整備するなど客船寄港の促進(4)山下ふ頭に商業施設や都市機能を加えるなどの再開発−などについて検討する。

1148荷主研究者:2013/03/31(日) 22:06:54

http://www.at-s.com/news/detail/474570290.html
2013/2/27 07:57 静岡新聞
タイ・ベトナム―清水港 輸入日数を短縮 川崎汽船

 川崎汽船は26日、清水港と東南アジアを結ぶ定期コンテナ船の航路を改編した。タイ(レムチャバン)から清水港への輸入にかかる日数がこれまでの最短10日間から8日間に、ベトナム(ホーチミン)からの輸入は10日間から6日間に、それぞれ短縮された。

 改編前はタイを出航後フィリピン、中国、東京、横浜を経由して清水港に入港していたが、新航路ではタイからベトナムだけを経由して清水港に入る。26日午前には新航路の第1便が清水港袖師第一ふ頭に接岸し、荷役を行った。

 一方、輸出は清水港を出航し東京、横浜、名古屋、大阪、神戸を回ってタイに向かう。清水港からタイまでの所要日数は10日間で、これまでと変わらない。

 清水港の2011年のタイからの輸入コンテナ取り扱い個数は約1万9千TEU(20フィートコンテナ換算個数)で、国別では4番目に多かった。ベトナムは約3300TEU。

1149荷主研究者:2013/03/31(日) 22:26:07

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20130301000232
2013/03/01 10:36 四国新聞
コンテナ取扱量過去最高/12年高松港

 香川県が28日発表した高松港コンテナターミナルの利用状況によると、2012年の国際コンテナ取扱量は再生資材関連の輸出が伸びたことから前年比0・9%増の3万7360TEU(20フィートコンテナに換算した個数)となり、1997年の同ターミナル開設以降、過去最高となった。

 同日、県庁で開かれた同ターミナル振興協議会(会長・浜田知事)の総会で県が報告した。

 県交通政策課によると、取扱量の内訳は、輸出が7490TEU(前年比23・7%増)で、廃プラスチックや古紙などの再生資材が伸びたことが影響した。輸入は1万8289TEU(同1・0%増)、空コンテナは1万1581TEU(同9・9%減)。月平均の取扱量は3113TEU(同0・9%増)となった。

 航路別では、釜山航路が同10・6%増の2万1133TEU。上海航路は9596TEU(同9・0減)、青島・大連航路は6631TEU(同10・1%減)だった。

 同ターミナルで整備中のガントリークレーンやコンテナヤードの2バース化が13年度末に完成する予定となっており、県は「関係企業や船会社へのセールスを強化するほか、通関や防疫の手続きに関する企業向けセミナーも開き、一層の利用促進を働きかけたい」としている。

1150荷主研究者:2013/03/31(日) 22:55:50

http://kumanichi.com/news/local/main/20130305002.shtml
2013年03月05日 熊本日日新聞
八代〜大連に定期コンテナ船 県内初の中国直行

中国を結ぶ定期コンテナ船が就航予定の八代港=八代市

 八代港と中国・大連港を結ぶ国際定期コンテナ船の3月末からの就航に向け、地元関係者が最終調整に入っていることが4日、分かった。県内と中国を直接結ぶ国際定期航路の開設は初めて。南九州における物流拠点としての役割向上が期待される。

 運航を計画しているのは、中国・重慶の船会社「民生輪船」。毎週火曜に週1回、八代港に寄港する。中国・大連港から青島港、佐賀県・伊万里港を経由して八代港に入り、帰りは八代港から大連港まで回航せずに結ぶ。

 これまで八代港と中国との輸出入は、韓国・釜山港経由のため10日近くかかっていたが、半分以下に短縮されるという。

 輸出品目としてスギやヒノキといった原木類や金属などのスクラップ類を想定。輸入品目は、稲わらなどの家畜飼料や肥料などが見込まれているが、現在は口蹄[こうてい]疫問題で日本政府が輸入を禁止しているため、問題の解決後になる。

 八代港の国際定期コンテナ船は1999年、釜山港とを結ぶ週3便でスタートした。年間取扱量が約1万6千個(20フィートコンテナ換算)とピークだった2004年の7月、週2便に減便。09〜11年は1万個を割ったが、12年は1万1千個を超え回復傾向にある。

 県や八代市は八代港の利用拡大に向け、荷主業者への助成やPR活動を強化している。「民生輪船」と代理店契約を結ぶ松木運輸(八代市)の松木喜一社長は「国際貨物の便数が増え、中国への新規航路が加われば、九州での拠点性は確実に高まる。物流が活発化すれば雇用にもつながる」と話している。(樋口琢郎)

1151荷主研究者:2013/04/01(月) 01:00:15

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1303090018/
2013年3月9日 神奈川新聞
横浜港のコンテナ取扱個数が2年連続減、対中貿易低迷響く/神奈川

 横浜市港湾局が7日発表した2012年の横浜港統計速報によると、外内貿を合わせたコンテナ取扱個数は前年比1・0%減の305万個(20フィートコンテナ換算)と2年連続で減少した。横浜港最大の貿易相手国・中国との貿易が低迷した影響を受けた。

 300万個を超えたのは市が統計を取り始めてから6回目。輸出入の外貿コンテナは2・6%減の273万個。関係が悪化した中国をはじめ米国などとの貿易が減少したことが響いた。

 一方、国内の内貿コンテナは14・6%増の32万個。「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれたことを受けて、地方から貨物を誘致するため官民挙げて積極的に営業活動をしてきた。

 外内貿合わせた取扱貨物量は0・1%増の1億2139万トン。輸出は6・9%減の3313万トンと2年連続で減少。品目別で1位の完成自動車は4・6%減の1085万トンだったが、2位の自動車部品は3・5%増の579万トンと前年を上回った。

 輸入は0・8%減の4478万トンと前年並み。品目別では1位のLNG(液化天然ガス)は9・2%増の824万トンと3年連続で増加した。

1152荷主研究者:2013/04/21(日) 12:28:07

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20130322_4
2013/03/22 岩手日報
コンテナ取扱量、震災前の47% 12年、県内4港湾
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 県議会2月定例会は21日、予算特別委員会を再開。2013年度一般会計当初予算案の県土整備部について審査した。県は12年の県内4重要港湾におけるコンテナ取扱量(速報値)が931TEU(1TEU=20フィートコンテナ1個)と、震災前の10年と比べ47%にとどまることを明らかにした。県は今後、取扱量の回復を目指し、船会社や荷主などの港湾利用者に対し働き掛けを強める方針だ。

 県港湾課によると、震災前は宮古港−横浜港間、大船渡港−韓国・中国間の2航路が運航。10年のコンテナ取扱量は実入りの貨物ベースで1968TEUだった。

 震災後は、11年7月に釜石港−京浜港間が開設されたが、大船渡港−韓国・中国間は再開されず、11年の同取扱量は236TEUと震災前の約12%にまで激減した。

 12年は釜石港の取扱量が913TEUと増加したため、県全体では931TEUに回復。一方、10年に1860TEUだった大船渡港で、韓国・中国の航路を運航していた韓国の会社が再開を決断していないほか、宮古港も18TEUと震災前の35%程度にとどまる。

1153荷主研究者:2013/04/21(日) 14:35:35

http://yamagata-np.jp/news/201303/29/kj_2013032900884.php
2013年03月29日20:39 山形新聞
酒田港に貨物倉庫の上屋が完成 天井クレーンも設置、関係者の期待高く

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/img_2013032900630.jpg
港湾機能の強化と利便性向上を目的に、古湊ふ頭に完成した上屋=酒田市・酒田港 (クリックで拡大表示します)

 酒田市の酒田港古湊ふ頭に県が整備を進めていた貨物倉庫の上屋が完成し、29日に現地説明会が開かれた。東日本大震災後に増加した港湾物流への対応で、県の上屋として初めて建物内に天井クレーンを設置したのが特徴。県有としては7棟目の施設で、酒田港3ふ頭全てに上屋が整備されたことになる。来月1日から運用をスタート。貨物取扱量アップや港湾機能強化へ関係者の期待は高い。

 古湊ふ頭の上屋は、鉄骨平屋で長さ80メートル、幅25メートル、高さ約12.6メートル。屋内はA、Bの2区画に等分され、床面積は計2千平方メートル。工期は昨年7月〜今年3月で事業費は約3億6千万円。最大20トン吊りの天井クレーンはB区画にある。建物南側全体に幅7メートルのひさしを取り付け、悪天候時の作業効率向上に配慮した。来月1日から製材、缶詰の仮置き場として活用される。

 上屋完成・運用に合わせ、県は同港高砂ふ頭にコンテナ荷役機械「リーチスタッカー」を配置した。従来のフォークリフトタイプと比べて前方の視界を確保でき、従来は後進運転だったコンテナ運搬を前進でも行える利点がある。購入費は約5900万円。運用開始は来月1日から。

 震災後、東北地方太平洋側の代替機能を担った酒田港の貨物取扱量は増加。2010年の年間約315万2300トンに対し、12年は約354万200トン。コンテナ貨物は同じく5486個(20フィートコンテナ換算)から8666個に伸びている。熊坂俊秀県港湾事務所長は「機能性と信頼性の高い港湾としての強化を図り、地域の発展につなげたい」と話している。

1154荷主研究者:2013/04/29(月) 11:20:08

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130328/CK2013032802000164.html
2013年3月28日 東京新聞
全国初 内陸に海上コンテナ拠点 太田に新ターミナル完成

海上コンテナ専用ターミナルの完成を祝い、テープにはさみを入れる関係者=太田市で

 太田市などが出資する第三セクター「太田国際貨物ターミナル」の海上コンテナ専用の新ターミナルが二十七日、同市緑町の太田さくら工業団地内に完成した。内陸に海上輸送に特化した物流拠点施設「インランドポート」が完成するのは国内初で、四月一日から稼働する。(美細津仁志)

 新ターミナルは、国道50号沿いの本社(清原町)の南西約二・五キロに立地。敷地は約五万四千平方メートルで、このうち海上コンテナ置き場「バンプール」は、本社の置き場の二・五倍に当たる約一万七千平方メートルに上る。

 「内陸の港」として、輸出入用の空きコンテナを保管できるほか、コンテナをチェックする施設「チェックゲート」や修理場、冷凍や冷蔵に必要な電源プラグ、運搬用のコンテナクレーン車などを配備した。総工費は十二億円で、このうち国と県、市の補助は七億三千万円。

 太田国際貨物ターミナルは二〇〇〇年にオープンし、航空貨物や海上貨物などの輸出入の通関手続きや品物のコンテナへの積み下ろしなどを手掛けている。貨物取扱量は〇〇年度の八千七百十四トンに対し、〇七年度には二十三万五千八百四十七トンと膨らんだため、〇八年から新ターミナルの建設を進めてきた。完成により、同市周辺の荷主の物流コストの削減や、京浜港のコンテナターミナルの混雑緩和が期待できるという。

 現地で開かれた竣工(しゅんこう)式は、荷主や船会社、地元関係者ら約百六十人が出席。荻原栄一社長は「用地が足りなければさらに広げたい。今後は植物防疫所を誘致し、地元の産物を海外へ提供できる体制を整えたい」と語った。

1155荷主研究者:2013/04/29(月) 11:59:44

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130328_1
2013年3月28日 カーゴニュース 第4171号
インランドデポ機能の整備が国際海上コンテナの鉄道輸送を促進

 国際海上コンテナ輸送で鉄道へのモーダルシフトがジワリと広がりつつある。モーダルシフトのカギになりそうなのが、荷主間のコンテナの「ラウンドユース」とラウンドユースを成立させるために内陸でコンテナを一時ストックする「デポ」機能。これまでの事例をみても、JR貨物のインランドデポ機能の整備が鉄道輸送に切り替える大きなきっかけとなっている。国際海上コンテナの国内陸上輸送コスト削減は、わが国の国際競争力強化に向けた課題の1つとされており、鉄道輸送はコスト削減と環境負荷低減を両立する輸送手段として注目されそうだ。

 ●デポを活用し、ラウンドユース絡める
 国際海上コンテナ輸送が一般の輸送と異なるのは、港を起点とすること。輸出であれば港から空コンテナをピックアップし、貨物を詰めて港に戻し、輸入では港から輸入貨物を積んだコンテナを輸送し、貨物を出した後、再び港に戻す――というのが基本的な輸送のあり方だ。港から輸出入者までのコンテナ輸送で鉄道を利用する場合、港に最寄りの鉄道貨物駅から工場・倉庫に最寄りの鉄道貨物駅までの幹線を鉄道で運ぶことになる。

 国際海上コンテナを鉄道輸送するには、貨車やトンネルの高さ、貨物駅の荷役機器など制限も多い。さらにネックとなるのが、港〜貨物駅、貨物駅〜工場・倉庫のショートドレージ。幹線部分でコストメリットが出せても、ショートドレージのコストを加えるとトータルでコスト高になり、長距離(500km以上)でないとメリットは出ないと言われている。

 中・長距離で鉄道を利用してトータルコストが下がった事例に共通するのがコンテナのラウンドユース。輸入荷主が使ったコンテナを港に返さずに、輸出荷主が再利用する仕組みで、輸出入のタイミングを合わせたり、必要な船社・サイズのコンテナを調達するための基地としてデポが必要となる。デポを活用し、ラウンドユースを絡めた形での鉄道輸送の事例が増えつつある。

 ●貨物駅で輸出入のタイミングを合わせる
 アシックス(本社・神戸市中央区、尾山基社長)は昨年から、JUKI(本社・東京都多摩市、清原晃社長)と共同で国際海上コンテナのラウンドユースと鉄道輸送をスタートさせた。JR貨物の米子ターミナル駅を輸出入のタイミングを調整する基地とし、山陰アシックス工業(鳥取県境港市)が輸入で利用したコンテナをJUKI松江(島根県松江市)が輸出に使うというスキームで、輸送コストの削減とCO2削減を実現した。

 山陰アシックス工業は国内で唯一のシューズの製造拠点で、材料を海外の協力工場から輸入している。既に東日本では輸入ロットがフルコンテナ(FCL)にまとまった場合、輸出荷主とコンテナのラウンドユースを行っており、西日本でも検討してきたところ、船社からの情報でラウンドユースのパートナーを探していたJUKI松江に遭遇、11年8月から準備に入った。

 ラウンドユースにあたって課題になったのが、山陰アシックス工業の輸入とJUKI松江の輸出のタイミングが合わないこと。そこでJUKIから発案されたのが「鉄道輸送」だった。山陰アシックス工業への輸入の幹線を鉄道輸送し、空になったコンテナをJR貨物米子ターミナル駅で一時保管。JUKI松江が必要なタイミングで同ターミナル駅からコンテナをピックアップするという案だ。

 従来、山陰アシックス工業では神戸港を利用していたが、鉄道輸送ダイヤの関係で神戸港を利用すると米子ターミナル駅に到着するのが1日遅れるため、輸入港を大阪港に変更。船社(OOCL)、フォワーダー(郵船ロジスティクス)、JR貨物など関係者の協力を得て、昨年5月から本格運用。現在、フルコンテナで輸入した分の5割でラウンドユース、鉄道輸送が実現。コンテナ1本あたり2万円程度のコストダウンになるという。

1156荷主研究者:2013/04/29(月) 12:00:33
>>1155 続き

 ●JR貨物盛岡インランドデポを活用
 タニタ(本社・東京都板橋区、谷田千里社長)では秋田工場(秋田県大仙市)で香港から部品を輸入する際、JR貨物盛岡インランドデポを活用し、東京港大井埠頭から国際海上コンテナを鉄道輸送している。JR貨物盛岡インランドデポの開業により、10年来の構想が実ったもの。とくに昨年は輸送量が増え、順調に推移している。

 かつて同じルートで、JR貨物東京貨物ターミナル駅〜仙台貨物ターミナル駅の幹線で鉄道輸送に挑戦したこともあったが、仙台貨物ターミナル駅から秋田工場までのドレージの距離とコストがネックとなって断念した。2010年に盛岡貨物ターミナル駅にインランドデポが開設されたことを受け、鉄道輸送を本格的にスタートさせた。

 タニタも輸出企業との国際海上コンテナのラウンドユースを行っている。秋田工場でデバンニングした後の空コンテナを盛岡インランドデポに返却した後、輸出メーカーが再利用する。その輸出メーカーが、アシックスとのラウンドユースをはじめ、ラウンドユースを絡めた形で国際海上コンテナの鉄道輸送を年々拡大してきたJUKIだ。

 JUKIでは秋田県横手市の工場(秋田県横手市)から京浜港への輸出貨物の輸送で、JR貨物の盛岡インランドデポを活用することで、鉄道輸送比率を大幅に高めることに成功した。従来は秋田港または仙台港から空コンテナをピックアップしていたが、輸入者が船社を指定する場合でも、盛岡デポから空コンテナを調達できるようになったため、鉄道輸送できるようになった。
(2013年3月28日号)

1157荷主研究者:2013/04/29(月) 13:46:39

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130404_1
2013年4月4日 カーゴニュース 第4173号
東洋紡が敦賀港を活用した輸出入を拡大し、12年度は過去最高に

 東洋紡(本社・大阪市北区、坂元龍三社長)では、敦賀事業所(福井県敦賀市)で敦賀港を活用した輸出入を拡大し、2012年度は同港の利用実績が過去最高となる見込みだ。08年度以降、国内輸送距離の短縮と地域貢献、物流コスト削減を目的に、最寄りの敦賀港の利用を積極的に進めてきたが、岩国港、四日市港、富山新港へと順次取り組みを拡大。ドレージ距離の大幅短縮により年間で約900tのCO2(二酸化炭素)削減を実現している。清水義夫物流部長は「敦賀港を利用する際、最初はリードタイムが伸びるとの懸念があったが、航路によっては逆にリードタイムが早まった面もあり、主要港を利用する場合と比べて利便性はそん色ない」と強調する。

 敦賀港では2008年3月末に5万t級の大型船舶が接岸可能な日本海側で最大規模の大水深岸壁が完成。その後ガントリークレーンなどが整備され、10年10月に多目的国際ターミナルとして供用開始した。現在、興亜海運(コンテナ船・週1便)、長錦商船(コンテナ船・週1便)、サンスターライン(RORO船・週2便)のほか、12年11月からは汎洲海運(コンテナ船・週1便)が寄港している。

 東洋紡の敦賀事業所は、液晶光学用ポリエステルフィルム、タイヤコード原糸、エアバッグ用原糸、スーパー繊維「ダイニーマ」、バイオ試薬など海外出荷向けの高機能素材を生産。07年以降、同事業所のプラント増設と敦賀港の整備のタイミングが重なったこともあり、環境や地域貢献を念頭に海外向け生産品の敦賀港からの出荷量の拡大を計画。12年度には敦賀港を経由する輸出入量を2580TEUとする目標を打ち出した。

 従来、東洋紡では商社などの仲介者を経由した貿易が多く、都市部の営業拠点に近い主要港を主に利用しており、敦賀事業所の生産品は関西までドレージしたのち、大阪港、神戸港から出荷していた。利用港を最寄りの敦賀港に切り替えることによって、ドレージ距離の大幅短縮によるコスト削減が見込まれる一方で、海上運賃については主要港に比べて割高になる可能性もあった。 

 東洋紡では、改正省エネ法における「特定荷主」として輸出入に伴う物流の環境負荷軽減の取り組みを強化する中で、船社との運賃交渉を直接行える貿易形態にシフト。さらに、敦賀事業所でグローバルな原料調達(輸入)を増やしてきたことから、輸出入のアンバランスが緩和され、地方港を利用する際にネックとなる空コンテナの調達の問題もクリア。敦賀港を利用する場合の海上運賃についても経済的メリットを見込めるようになった。

1158荷主研究者:2013/04/29(月) 13:47:17
>>1157 続き

 08年度から順次、敦賀港の利用を拡大し、11年度の輸出入実績は3067TEU。当初、12年度の目標数値として掲げた2580TEUを1年前倒しで達成した。12年度は中国向けの輸出の停滞等の影響もあったものの、11年度実績を上回る見通し。なお、敦賀事業所ではフィルム製造プラントをさらに増設中で、設備を釜山港を経由し、RORO船で輸入するなどコンテナ化できない工場設備の輸入においても敦賀港を活用している。

 東洋紡では敦賀事業所の取り組みを水平展開し、これまでに岩国事業所(山口県岩国市)が原料の輸入と製品の輸出で岩国港を利用。東南アジアから原料を輸入する富山事業所(富山県射水市)では富山新港、光学用フィルムを主に台湾向けに輸出している犬山工場(愛知県犬山市)では四日市港をそれぞれ利用するなど、事業所に最寄りの地方港の活用を積極的に拡大してきた。

 一方、事業所から距離のある主要港を利用するケースでは、国内ドレージ距離が長くなるため、コストとCO2削減につながる「コンテナのラウンドユース」を検討していく。既に社内では輸入で使ったコンテナを輸出に再利用する取り組みを進めているが、社内だけでは限界があるため、今後は他メーカーとのパートナーシップによるラウンドユースの拡大を模索していく。

 なお、東洋紡では国内物流の効率化の取り組みとして、輸送手段をトラックから鉄道に切り替えるモーダルシフトを積極的に推進。岩国事業所では関東、東北方面に鉄道輸送を実施してきたが、11年度からは犬山事業所(愛知県犬山市)への原料輸送を鉄道輸送にシフト。年間で約270tのCO2削減となり、国土交通省の「モーダルシフト等推進事業」に認定された。

 また、サントリーとは異業種間の共同物流を10年1月からスタート。物流子会社の東洋紡ロジスティクスがフィルム製品、サントリーロジスティクスが飲料を輸送する際に復路で空になったトラックにお互いの荷物を積むことで物流を効率化するもので、東名ルートから着手。両社で年間約100tCO2排出量削減の効果を見込み、対象地区や対象製品の拡大も視野に入れている。

(2013年4月4日号)

1161荷主研究者:2013/05/12(日) 13:47:36

http://cargo-news.co.jp/contents/code/130418_2
2013年4月18日 カーゴニュース 第4177号
東京港の混雑問題に税関、警察など業界内外からの関心高まる

 東京港の混雑問題に業界内外からの関心が高まっている。東京税関主催の「国際物流シンポジウム」および警視庁東京湾岸警察署主催の東京湾岸交通対策会議で、東京都トラック協会の海上コンテナ専門部会の荒木俊夫部会長が東京港の海上コンテナドレージ現状と課題についてプレゼンテーションを行うなど関係業界への情報発信を強化。国土交通省の「新しい総合物流施策大綱の策定に向けた有識者検討委員会」でも、樋口恵一委員(川崎陸送社長)から東京港の混雑による海上コンテナ輸送車両の長時間待機が招く物流の高コスト構造が指摘された。日本関税協会(大山綱明会長)も研究報告書の中で、輸出入貨物の玄関口であるコンテナヤードの混雑を貿易円滑化の阻害要因と位置付けている。東京港の混雑および海コン輸送の現状が業界内外に認知されることによって、改善に向けた動きが複合的に加速する期待も強まっている。

 ●長時間待機と拘束が健全な成長阻む
 東京港の混雑が貿易に与える影響に注目しているのが東京税関だ。2月25日の「国際物流シンポジウム」のパネルディスカッションで、司会を務めた塚越保祐東京税関長は、港頭地区の激しい混雑・渋滞をはじめ東京港の機能が不十分と判断された場合、将来的に敬遠されることがあるか否かというテーマで議論を進展させ、船社からは東京港回避の事例も報告された。

 同パネルディスカッションにパネリストとして登壇した東ト協海コン専門部会の荒木部会長は、他港に例をみない混雑問題を抱えている東京港の海コン輸送の現状と課題を報告。海コン業者の健全な成長を阻む要因として、ゲートでの長時間の待機とドライバーの長時間拘束を挙げ、コンテナターミナルのゲート搬出入受付時間が搬出入量の多少にかかわらず固定的であることの問題に言及した。

 ●優良事業者の撤退、未熟運転手の増加も
 警察も東京港の混雑問題に関心を強め、対策を本格化させている。警視庁東京湾岸警察署では関係者を集めた東京湾岸交通対策会議を発足。渋滞は交通の安全と円滑を阻害しているとの見方から、海コン車両のゲート待機について「道路では原則、待機させない」との方針を表明した。東京港で当たり前の光景となっている渋滞について警察から問題提起し、関係者に改善策を呼び掛けていく考えだ。

 3月21日の第2回会議で、荒木氏はゲートでの待機時間の長期化が招く海コン輸送の安全面への懸念について「ドライバーの長時間拘束によりコンプライアンス対応が難しく、優良事業者の撤退が進んでいる。ドライバーも長時間待機に嫌気がさして他業種への転職が加速している」と説明。若手運転手の定着率低下と未熟運転手の増加が重大事故発生リスクを高めるとの見方を示した。

 ●待機時間がある限りコストは下がらない
 次期物流施策大綱にかかる施策検討の場でも、東京港の混雑問題が話題に上った。1月21日の第3回新しい総合物流施策大綱の策定に向けた有識者検討委員会で、樋口委員はトラックの待機時間解消を取り組むべき課題と指摘し、物流施策として「ターンアラウンド(回転)アップ」を提案。東京港の海コン輸送の恒常的な長時間待機の実態を示すとともに、1月の大雪後、青海コンテナふ頭で発生した10時間待ちについても触れた。

 樋口氏によると「仮に1日の売上目標が5万円だとして、回転率が1回転だと1本あたりのドレージは5万円だが、5回転だと1本あたりのドレージは5000円になる」。つまり、混雑による回転率悪化が国際競争力を低下させる、「待機時間がある限りコストは下がらない」というのだ。改善策として予約システムの普及、車両留置料、物流施設のキャパシティを把握するための教育など待たせないための仕掛け・仕組みづくりを提言した。

1162荷主研究者:2013/05/12(日) 13:48:12
>>1161 続き

 ●貨物の引き取りは早期化が図られていない
 貿易関係団体もコンテナヤードの混雑を改善すべき課題としている。日本関税協会がまとめた「貿易の円滑化と税関手続き等に関する研究会」の報告書では、物流円滑化に向けた従来の慣行の見直しとして「コンテナヤードの搬出入の混雑緩和」を挙げ、NACCSを活用したターミナルのオペレーションの改善に言及。通関手続きの迅速な処理に比べ、貨物の引き取りは必ずしも早期化が図られていない実態を指摘している。

 報告書では、コンテナヤードの搬出入の混雑緩和に向け、輸入貨物の引き取りの迅速化のほか、輸出貨物が搬入即時許可となって夜間でも船積み可能になれば、混雑緩和に効果をもたらす可能性があるとして、「港運業界のみならず、荷主、関係行政すべてを含めた国としてのさらなる改革、それに伴う物理的運営にかかわる構造改革が必須」との見解を示している。

 荷主へのヒアリングを通じても、東京港の混雑を無視できない状況がうかがえる。「海貨業者と取り決めた期間内にコンテナを引き取れないケースがあり、フリータイム期間を有効活用し、最適なタイミングで引き取る方式を採用する」(電機メーカー)など対策に乗り出す会社もある。また、「混雑により自社の貨物を引き取れず、AEO(認定事業者)になったメリットが感じられない」(機械メーカー)との不満も聞こえる。

 東京港の混雑問題が海コン業者だけでなく、貿易関係者の共通課題として認識されることによって、改善の機運が高まるかが注目される。

(2013年4月18日号)

1163荷主研究者:2013/05/12(日) 15:18:35

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201304170033.html
'13/4/17 中国新聞
日本海ルートの物流実験開始

 境港管理組合(境港市)は、苫小牧港(北海道)と新潟港(新潟県)を結ぶフェリーによる物流の実証実験を始めた。トラックで直接貨物を搬出入できるRORO船の定期就航に向け、コストや時間を調べる。

 山口を除く中国地方4県や北海道の企業33社が参加。15日、小豆や原木など大型トラック約30台分を積んだRORO船が苫小牧港を出港した。境港に17日入港して荷下ろしした後、農業機械や合板など約50台分を積んで、18日に新潟港、19日に苫小牧港へ運ぶ。

 同組合は2014年度までにRORO船の定期就航を目指す。今秋にも2回目の実験を行う。3月の中国横断自動車道松江自動車道の全線開通を受け、山陽方面の企業に参加の呼び掛けを強める。

1164荷主研究者:2013/05/12(日) 16:02:04

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304250043/
2013年4月26日 神奈川新聞
国内最大ターミナル誕生、南本牧ふ頭MC−3 借受者に三菱倉庫/神奈川

2014年末の完成に向けて工事が進む南本牧ふ頭のMC−3。対岸がMC−1、2=横浜市中区

 横浜港を管理する横浜港埠頭会社(横浜市中区)は25日、同区の南本牧ふ頭に2014年末に完成するMC−3コンテナターミナルの借受予定者が三菱倉庫(東京)に決まったと発表した。

 同社はコンテナ取り扱い業務を担っている同ふ頭のMC−1、2と一体的に運営する方針で、これにより年間150万本ものコンテナを扱うことができる国内最大のコンテナターミナルとなる。

 埠頭会社が外貿定期航路事業者、一般港湾運送事業者を対象に公募していたもので、複数の企業から提案があった。そのうち三菱倉庫は利用計画や一体的運営、超大型船の受け入れなどの面で評価が最も高かった。

 MC−1、2は大手外航コンテナ海運業者のマースクライン社が借り受けているが、いずれも三菱倉庫がコンテナ貨物取り扱い業務を一括して引き受けている。同社は「MC−1、2の荷役能率は世界屈指のレベルを誇る。高い物流品質をMC−3にも展開することで高効率のコンテナターミナル業務を拡充するとともに、国内の物流事業の基盤強化を図りたい」(広報室)とコメント。南本牧ふ頭を主な拠点に港湾運送事業を拡大する方針だ。

 MC−3が完成すれば面積約20万平方メートル、岸壁延長約440メートル。大型のガントリークレーン4基を備えることができる。一方、MC−1、2の面積は約35万平方メートル、岸壁延長750メートル。単純合算すれば総面積は約55万平方メートル、岸壁は総延長1190メートルとなる。

 横浜港は国の港湾強化施策「国際コンテナ戦略港湾」に指定されている。国は南本牧ふ頭の集中整備や合理的・効率的な港湾経営を促すことなどで、世界的なコンテナ物流をめぐる日本の国際競争力を高める。

1165荷主研究者:2013/05/19(日) 14:39:31
>>1163
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/458383.html
2013年04/16 09:38 北海道新聞
苫小牧と貨物定期航路を 鳥取境港組合が輸送実験

苫小牧西港で、鳥取県境港行きのフェリー型貨物船に乗り込んでいくトレーラー

 【苫小牧】鳥取県境港市の境港管理組合は15日、中国地方と北海道を結ぶフェリー型貨物船の定期航路開設を目指し、苫小牧―境港間を往復する輸送実験を始めた。苫小牧から1次産品、境港から工業製品を送って輸送コストなどを調べ、船会社に定期便化を働きかける。

 北海道と中国地方の日本海側を結ぶ定期貨物航路はない。貨物を送る場合、敦賀港(福井県)か舞鶴港(京都府)に到着した後に陸送しなければならず、経費がかさんでいる。<北海道新聞4月16日朝刊掲載>

1166荷主研究者:2013/05/19(日) 14:41:44

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/460684.html
2013年04/24 16:00、04/24 16:25 北海道新聞
ロシア定期コンテナ船が就航 苫小牧港18年ぶり

苫小牧東港区コンテナターミナルに入港した「ベガ ダボス」=24日午前9時40分

 【苫小牧】海運大手商船三井(東京)とロシアの船会社フェスコが共同運航で、ロシア極東と苫小牧港の間に就航させたコンテナ船が24日朝、苫小牧東港区コンテナターミナル(苫小牧市弁天)に初入港した。

 入港したのはリベリア船籍の貨物船「ベガ ダボス」(7464トン)。ナホトカ近郊のボストーチヌイを21日に出港し、ウラジオストク経由で到着した。

 船は午前7時すぎに接岸。製材やパルプ材が入ったコンテナ25個を降ろした後、中古の自動車部品が入ったコンテナなど89個を積み込んだ。24日中に横浜に向けて出港、名古屋、神戸などを巡り、ボストーチヌイに戻る。<北海道新聞4月24日夕刊掲載>

1168荷主研究者:2013/05/19(日) 15:50:40

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/economics/
2013/05/10 11:27 新潟日報
直江津―釜山間に貨物航路開設へ 日本郵船

 県は9日、海運大手の日本郵船(東京)が直江津港と韓国・釜山港間に新たな定期コンテナ航路を開設すると発表した。既存の釜山―苫小牧航路の寄港地に直江津を加えるもので、13日に就航する。円安による輸出産業への追い風を背景に、後背地となる長野県などからも集荷し貨物取扱量の増加に取り組む考えだ。

 本県と海外を結ぶ同社の航路は新潟―釜山に次いで2本目。積載コンテナ704個(20フィートコンテナ換算)の中規模船を使用する。

 月曜に直江津、水曜に釜山と釜山新港、土曜に苫小牧に寄港。直江津―釜山間の輸送日数は輸出が2日、輸入が5日となる。直江津の代理店は直江津海陸運送が務める。

 日本郵船は国内外に広がるグループの輸送網を強みに、本県や長野県から化学品や機械の集荷を図る考え。集荷を担当する日本郵政の子会社、NYKコンテナライン(東京)の中村栄作営業本部長は「近くの港を利用することで陸上輸送のコストを削減できる。円安で輸出の可能性が拡大する中、使いやすい航路を提供し、需要を掘り起こしたい」としている。

 直江津―釜山間では既に韓国資本の海運会社が計3便を運航し、ロシア・ウラジオストクや中国・大連と結んでいる。日本郵船が航路を開設することで、直江津―釜山間の定期航路は週4便に拡充される。

 直江津港は2012年にコンテナ取扱量が過去最高の2万9259個を記録しており、県は新航路でさらに弾みをつけたい考え。県港湾振興課は「荷主の選択肢も広がるのでPRに力を入れ、利用拡大を図りたい」としている。

1169荷主研究者:2013/05/29(水) 23:20:34
>>1050-1051
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201305090016.html
'13/5/9 中国新聞
バルク荷揚げ施設を倍に拡張

 総合化学メーカーのトクヤマ(周南市)は8日、石炭のばら積み(バルク)大型貨物船の拠点となる周南市晴海町の「周南バルクターミナル」の荷揚げ施設をほぼ倍の約31ヘクタールに拡張する計画を明らかにした。貯炭場の利用がさらに見込めるとして、計画されている埋め立て地の一部を充てる方針。完成時期は早くて十数年先で未定という。

 国際バルク戦略港湾に選定された徳山下松港にある周南バルクターミナルは、大量輸送、保管によるコンビナート企業の物流コスト削減を目的に昨年4月、全面操業を開始。貯炭場は約16ヘクタールあり、貯炭量は100万トン。昨年度の取扱量は前年の2・4倍の242万トンに上った。

 トクヤマは周南バルクターミナルの筆頭株主で、徳山製造所(周南市)の自家発電用に貯炭場を利用する。徳山製造所の安達秀樹所長は「順調に操業し、石炭火力発電所の需要がさらに見込める。必要な企業に安く利用してもらえるよう、貯炭場の拡張を決めた」としている。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/Tn20130509001601.jpg
【写真説明】周南バルクターミナルの貯炭場(手前)。点線部分の埋め立て予定地のうち、隣接する約15ヘクタールを貯炭場に拡張する

1170荷主研究者:2013/06/02(日) 13:49:13

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305160038/
2013年5月16日 神奈川新聞
南本牧ふ頭MC−4 新規事業4億5千万円、13年度予算成立で/横浜

横浜港を視察する梶山国交副大臣(左から2人目)ら=横浜市中区の南本牧ふ頭

 国土交通省は16日、2013年度予算の成立を受けて主要事業の予算配分を発表し、県内分では横浜市中区の南本牧ふ頭MC−4コンテナターミナルの新規事業化に4億5千万円を計上した。

 南本牧ふ頭では国内最大級の水深があるMC−1、MC−2が運用されている。MC−4は建設中のMC−3と連続した高規格コンテナターミナルを整備するもので、完成すればふ頭全体で効率的な運用が可能になる。初年度は調査・設計、しゅんせつなどを行い、18年度の完成を目指す。

 梶山弘志国土交通副大臣は同日、視察のため訪れた南本牧ふ頭で記者団に「コンテナ船が大型化していく中で日本でも受け入れ施設が必要。(MC−4の新規事業化は)やるべきことだ」と話した。

 安倍晋三首相が14日の参院予算委員会で、日本の主要港湾をアジアのハブ(拠点)港として育成することを「(政府が6月にまとめる)成長戦略の重要な柱になる」との考えを示したことについて、梶山副大臣は横浜港を含む京浜港や阪神港などを念頭に「アベノミクスをやっていく中でハブ港の整備が必要。そこが中心になればおのずと景気が良くなる」と語った。

1171荷主研究者:2013/06/02(日) 14:27:17

http://kumanichi.com/news/local/main/20130522006.shtml
2013年05月22日 熊本日日新聞
国際コンテナ船、週3便に増便 八代―釜山間

釜山港を結ぶ定期貨物航路が週3便に増える八代港=八代市

 八代市は22日、韓国の釜山港と門司港などを結ぶ国際定期コンテナ船が6月1日から八代港にも寄港すると発表した。現在、八代港の国際定期コンテナ船は、韓国の海運2社が釜山港を結ぶ週2便を運航中。今回新たに1社が加わることで初の3社体制となり、2004年7月以来、約9年ぶりに週3便となる。

 今回加わるのは韓国・ソウルの船会社「長錦[シノコー]商船」。毎週土曜に、八代港に寄港する。韓国・釜山港から下関、門司、細島港を経由して八代港に入り、帰りは八代港から直接釜山港を結ぶ。

 輸入品目としては飼肥料や衣類など、輸出は金属などのスクラップ類や木材を見込んでいる。

 八代港の国際定期コンテナ船は1999年、釜山港とを結ぶ週3便でスタート。2004年に週2便に減便されたが、近年、コンテナ取扱量が回復している。現在、初の中国航路となる大連港との間でも就航に向けた調整が進んでいる。

 八代市は「九州の中央にある地の利が、船会社にも周知されてきた。荷主業者にとって利便性が向上し、八代港への集荷が期待できる」と話している。(樋口琢郎)

1172荷主研究者:2013/06/02(日) 14:43:24

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305210006/
2013年5月21日 神奈川新聞
川崎港のコンテナターミナル、市が指定管理者制導入へ/神奈川

 川崎市は川崎港のコンテナターミナルを段階的に民営化するため、指定管理者制度の導入と既存の出資法人の活用を柱とした実施方針を策定した。2014年度から市出資法人である川崎臨港倉庫(同市川崎区)が指定管理者として、同港ターミナル内の施設利用許可や使用料の徴収などを行い、ことし9月に「特例港湾運営会社」の指定申請を行うという。

 国は韓国・釜山港などアジア諸国の港湾との国際競争力向上に向け、10年に京浜港(東京港、横浜港、川崎港)と阪神港(大阪港、神戸港)を「国際コンテナ戦略港湾」に選定。11年にはコンテナターミナルなどを効率的で柔軟に一体運営を行う株式会社指定制度(港湾運営会社制度)を創設した。

 ただ、京浜港に一つの港湾運営会社を指定するには時間がかかるため、暫定的に横浜や川崎など各港に特例港湾運営会社を指定している。特例港湾運営会社に指定されると、コンテナターミナルなどの行政財産の貸し付けを受けることができるようになり、自社施設と合わせ、コンテナターミナル全体の一体運営が可能となる。税制上の優遇も受けられる。

 こうした背景から、川崎市は川崎港のサービス向上と経費削減、民間のノウハウを生かすため指定管理者制度の導入を決定。公共埠頭(ふとう)の運営者として公共性や市の政策の反映も必要なことから公募を行わず、市出資法人の中から川崎臨港倉庫を選んだ。まずは同社の特例港湾運営会社指定を目指し、将来的に統合される京浜港の港湾運営会社に川崎市の意思を反映させていく。

 市によると、同社を活用するメリットとして、(1)20フィートコンテナ換算で年間7千個の取り扱い実績があり、現行の同社事業との相乗効果がある(2)同社の民間株主は港湾運送事業者としてコンテナターミナルの運営に豊富な経験や実績がある(3)経営状況が安定している−点などを評価している。指定管理者導入により、市直営に比べて865万円の経費削減にもつながるという。同社は港湾施設の利用の許可、利用料の徴収業務、施設の保守点検を主に行う。

 川崎市コンテナターミナルは広さ23ヘクタール、水深14メートルの岸壁を持ち、ガントリークレーン2基、トランスファークレーン8基などを備える。20フィートコンテナ換算で8700個分の保管能力がある。

1173荷主研究者:2013/06/02(日) 14:48:54

http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201305/0006011523.shtml
2013/5/22 21:25 神戸新聞
2年ぶり開設の北米ーアジア航路 第1船が神戸港に着岸

神戸港への入港第1船となった商船三井のエム・オー・エル・マジェスティ号=22日午後6時25分、神戸市中央区港島9、神戸国際コンテナターミナル

 海運大手の商船三井(東京)は22日、米国西海岸とアジアを結ぶ基幹航路のコンテナ船の神戸寄港を始めた。米国産牛肉の輸入規制緩和や、東南アジアで好調な自動車生産を背景に、関西の輸出入貨物が増加。神戸港と北米や欧州を結ぶ基幹航路の新設は2年ぶりとなる。これで基幹航路数は10航路に増え、横浜港と並んだ。

 同社の定期航路で、コンテナ6700個(20フィート換算)積み船舶8隻で運航する。寄港地はカナダ・バンクーバー、米ロサンゼルス、東京、神戸、中国・深?、香港、タイ、ベトナム。

 この日は午後6時、第1船となる「エム・オー・エル・マジェスティ」が、神戸・ポートアイランド2期のコンテナターミナルに着岸。同9時半の出港まで、コンテナ120個を積み下ろした。(高見雄樹)

1174荷主研究者:2013/06/02(日) 15:02:41

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201305220018.html
'13/5/22 中国新聞
福山―神戸に定期貨物船航路

 福山港(福山市)に21日、神戸港(神戸市)と結ぶ定期貨物船が初めて入港した。神戸港は、米国や欧州など世界各地の貨物船の発着拠点。輸出入をする広島県東部の企業の利便性を高めるため、県が誘致した。

 貨物船は、香港の物流会社OOCLの日本支社が運航。毎週火曜に福山港に寄港する。神戸港、広島港(広島市南区)、水島港(倉敷市)を結んでいた従来の定期航路の寄港地に福山港を加えた。

 この日、福山港で歓迎セレモニーがあり、県と福山市の幹部や同社役員たち約30人が参加した。

 これまで貨物船の定期航路で、福山港と結ばれていたのは中国と韓国の計7港。県によると、ほかの国に県東部から輸出する際は、海路より一般的に割高な陸路で神戸港に運ぶケースが多かった。新航路で輸送コスト削減が期待できるという。

 同社は「福山港で週にコンテナ20個の取り扱いを目指す」としている。

【写真説明】福山港にコンテナを降ろす神戸港からの定期貨物船

1175荷主研究者:2013/06/23(日) 12:08:22

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20130606/CK2013060602000049.html
2013年6月6日 中日新聞
衣浦港に「海辺の回廊」 検討委が将来像計画案

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/port/PK2013060502100195_size0.jpg

 碧南市や半田市など五市三町にまたがる衣浦港の港湾計画検討委員会が五日、名古屋市内であり、二〇二〇年代半ばの将来像を示す計画案がまとまった。環境との共生を掲げ、砂浜や緑地を大幅に増やして、住民らが親しめる「海辺の回廊」(仮称)を目指すのが特徴。埋め立て中の衣浦ポートアイランドには新たに、大型船が入港できる耐震岸壁を整備するなど物流機能も強化する。

 貿易の拠点港として発展してきた衣浦港は、水辺で遊べるような場所が少ないと指摘されてきた。そのため、港湾計画案には、砂浜や、木、芝生のある緑地を点在させ、住民や観光客が回遊できるような海岸とする方針が盛り込まれた。

 また、水質悪化が続いているとして、港内に干潟を造成。水質浄化に役立つ貝類の生息状況を調査して環境保全にも取り組む。

 貿易港の機能強化では、バイオマス発電の普及で木材チップの輸入量が増加し、トウモロコシの輸入量も堅調に推移すると予測。

 一一年に三百八万トンだった県管理の施設で扱った貨物量は、十五年後には一・五倍の四百五十万トンに増加すると見込み、新たな岩壁を整備する。

 衣浦ポートアイランドには、木材チップやトウモロコシの大型輸送船の専用岸壁を新設する。倉庫や加工工場といった関連施設も誘致して、貿易の新たな拠点とする。

 検討委の委員からは「砂浜の整備などで港のイメージが大きく変わることをもっと打ち出すべきだ」「地震や津波への備えも積極的にPRし、港の魅力を高めるべきだ」といった意見が出された。

 今後は委員の意見を踏まえて港湾計画案の修正を重ね、一三年度中に成案を取りまとめる。

 (後藤孝好)

1176荷主研究者:2013/06/23(日) 13:15:56

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20130612048338.html
2013/06/12 10:01 新潟日報
直江津―上海コンテナ航路開設
27日から運航、中国向け需要開拓へ

 県は11日、神原汽船(広島県福山市)が直江津港と中国・上海間に新たな定期コンテナ航路を開設すると発表した。既存の上海―新潟航路の寄港地に直江津を加え、27日から運航を始める。中国の中心都市上海は日系企業も多く、直結することで後背地となる長野県などの需要を開拓し、貨物取扱量の増加を狙う。

 積載コンテナ1020個(20フィートコンテナ換算)の大型船2隻を配船し、毎週木曜に直江津に寄港する。上海への輸出は小樽(北海道)、富山、金沢を経由して8日間。輸入は境港(鳥取)、新潟、富山を経て6日間となる。

 直江津港の代理店を務める直江津海陸運送(上越市)は「上海は中国の都市の中でも経済規模が大きい。これまでも上海便には荷主の要望が多く寄せられており、需要が見込める」とした。

 直江津港では5月に韓国・釜山との定期コンテナ航路が開設されたばかり。県港湾振興課は「新たな航路で企業側の利便性が高まり、さらなる利用の拡大が期待できる。関係機関と連携し、港のPRを強化したい」としている。

1177荷主研究者:2013/07/10(水) 23:59:04

http://www.minyu-net.com/news/news/0620/news5.html
2013年6月20日 福島民友ニュース
外貿コンテナ航路再開 小名浜港、震災前より増便

定期コンテナ航路の寄港が再開し、荷揚げする興亜海運のコンテナ船=19日、いわき市・小名浜港大剣ふ頭

 いわき市の小名浜港で19日、東日本大震災後に休止となっていた韓国・中国航路の興亜海運(韓国)による外貿定期コンテナ航路が再開した。航路は新規参入高麗海運(同)との共同配船で週1便が運航される。同社の再開で、同港の定期コンテナ航路は震災前の週2便から3便に増え、同港を核にした物流の活性化に期待が高まる。

 同社の航路は毎週水曜日に小名浜港に寄港する。同港を出港すると韓国・釜山(プサン)港に入港。同国の釜山港でコンテナを積み替えることで世界各国と輸出入ができる。両社は、週替わりで交互にコンテナ船を運航する。再開第1便となった興亜海運のコンテナ船「ランタウ ビー」は19日朝、小名浜港に入港。化学薬品などを積載したコンテナを次々と積み降ろした。荷主は主に同市の企業で、化学品の原料として使われる。

 県小名浜港利用促進協議会と小名浜港整備促進期成同盟会は歓迎セレモニーを行い、コンテナ船の船長に花束を贈った。同協議会長の渡辺敬夫いわき市長は定期航路の増便に「東南アジアに向けてのコンテナ利用に利活用でき、小名浜港の利活用促進に弾みがつく」と話した。

1178荷主研究者:2013/07/11(木) 00:15:13

http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=49278
2013 06/20 22:30 南日本新聞
韓国のコンテナ船が25日に就航 志布志市・志布志港

志布志港への就航が決まったサニー・メープル号(高麗海運ジャパン提供)

 韓国の海運大手・高麗海運は25日、志布志市の志布志港と釜山港を結ぶ外貨コンテナ定期航路を開設する。同航路は過去最多の週6便に増える。

 就航するのは高麗海運のサニー・メープル号(3987トン)で、積載量は342TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)。釜山を発着し、志布志には毎週火曜日に寄港。門司(福岡県)、細島(宮崎県)にも立ち寄る。志布志−釜山航路の運航は月、火、水、金(火、水は2便)となる。

1181荷主研究者:2013/07/15(月) 11:56:01

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20130702302.htm
2013年7月2日04時01分 北國新聞
「商社扱い貨物」拡大へ 金沢港

 金沢港で1日、商社が取り扱う石川県内企業の製品が中国・天津港に向けて輸出された。商社は県内メーカーの製品を太平洋側の港から輸出することが多く、コンテナ規格外の大型貨物出荷で金沢港を利用するのは初めて。同港利用促進会議は今回の取り組みを弾みに「商社扱い貨物」の利用を増やし、地元港の輸出拡大につなげたい考えだ。

 金沢港利用促進会議の事務局である石川県鉄工機電協会によると、「商社扱い貨物」は商社が販売し、所有権がメーカーから商社に移った製品。メーカーが直接輸出業務を行わないため、「間接貿易」と言われている。

 県内企業の金沢港利用率は約4割。航路拡充などで太平洋側の港からシフトする動きは広がっている。一方で、「商社扱い貨物」ではコンテナ貨物の一部で金沢港利用があるとされるが、多くは太平洋側の港から出荷されており、利用率を高める上で足かせになっているという。

 1日に金沢港から出荷されたのは澁谷工業(金沢市)のボトリングシステム2ラインで、東京の商社が手掛けた。当初は横浜港を使う予定だったが、陸送費低減や輸送期間の短縮につながるとして金沢港に切り替えた。

 7月下旬には金沢港から中国・上海港へボトリングシステム2ラインを出荷する予定。金沢港利用促進会議が船社の選定や海上運賃の交渉で仲介した。

 同会議は複数の企業が共同で出荷する「合い積み輸送」などで商社の参入を促す方針で、「金沢港からの出荷はメーカー、商社ともにメリットがある。今回の事例をもとに出荷拡大に向けた活動を進めたい」としている。

1182荷主研究者:2013/07/15(月) 12:13:46

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1306260034/
2013年6月27日 神奈川新聞
川崎港の貨物輸出、最多865万トンに/神奈川

 2012年の川崎港の貨物取扱量のうち輸出量が865万トンに上ったことが、市の港湾調査(速報値)で明らかになった。川崎市が港湾管理者となった1951年以降最高の数値。完成自動車の輸出量が大幅に伸び432万トンとなったことで、全体を押し上げた。

 同調査によると、同港の貨物取扱量は8329万トン(前年比96%)で全国第9位。入港船舶の総トン数は1億44万総トン(同100・8%)で全国7位だった。1億総トンを超えたのは2年ぶり。全国順位はいずれも前年と同じという。

 一方、入港隻数は2万5229隻(同93・9%)と減少。総トン数は微増していることから、入港船舶が大型化している実態が浮き彫りとなった。

 貨物取扱量のうち、外貿は5565万トン(輸出865万トン、輸入4700万トン)、内貿は2764トン(移出1438万トン、移入1326万トン)だった。完成自動車の輸出量は前年比144・6%の伸びで、北米向け新車やアジア向け中古車が好調だったためという。

 輸入貨物では、液化天然ガス(LNG)の取扱量が1597万トンで過去最高を記録。原油は1252万トンにとどまり、LNGを一つの品目として統計を取り始めた1979年以来始めて、原油の取扱量を上回った。

1183荷主研究者:2013/07/21(日) 10:38:41

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/21300
2013年06月20日 西日本新聞(最終更新 2013年06月20日 00時36分)
コンテナ船2航路新設 韓国・高麗海運、24日から門司−釜山間

 北九州市は19日、韓国の大手海運会社「高麗海運」(本社・ソウル)が24日から、太刀浦第一コンテナターミナル(門司区)−韓国・釜山港間で定期コンテナ船の2航路を開設すると発表した。これにより、北九州と韓国を結ぶ航路は計15航路に増える。

 高麗海運は、韓国では国内3番目の輸送能力を持つ海運会社。中国や東南アジア、中東、ロシアなどにコンテナ航路を展開している。北九州への就航は、九州向けの輸出入量の取り扱いを増加する狙いがあるという。

 毎週月曜に釜山から太刀浦に入港するコンテナ船「SUNNY MAPLE」(3981トン)は、志布志港(鹿児島)などを経由して釜山港に戻る。別のコンテナ船「SUNNY SPRUCE」(3996トン)は釜山港を出て広島港などに寄港した後、毎週土曜に太刀浦に入港する。

 24日に太刀浦第一コンテナターミナルで就航記念の式典が行われる。

=2013/06/20付 西日本新聞朝刊=

1184荷主研究者:2013/07/21(日) 10:59:12

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/477939.html
07/06 16:00 北海道新聞
コンテナ取扱量過去最多 苫小牧東港の上半期 国際貨物が好調

貨物が増加し、ガントリークレーン3基体制での荷役が行われている苫小牧東港区コンテナターミナル

 【苫小牧】苫小牧東港区コンテナターミナル(苫小牧市弁天)の今年上半期(1―6月)のコンテナ取扱量は、前年同期比16・9%増の11万9832個(20フィートコンテナ換算)で過去最高を記録した。昨秋から国内貨物の取り扱いを始めたことに加え、景気の回復基調で国際貨物が好調だったことが要因だ。

 同ターミナルを運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合がまとめた。

 内訳は輸入が同3・2%増の5万3318個、輸出が同10・0%増の1万5311個、荷物なしの空コンテナが同7・8%増の3万9875個、昨年11月から取り扱う国内貨物が1万1328個となった。

 国内貨物を除いた取扱量は同5・8%増の10万8504個で、東日本大震災で被災した東北の港湾の代替港として貨物が急増した2011年に次いで、過去2番目の実績。月別では6月が2万3187個で、単月として過去最高の取り扱いとなった。

 同組合によると、輸入は製材や建材が好調。景気回復や消費増税前の駆け込み需要でマンションやマイホームの着工件数が増えていることが要因という。輸出は鉄鋼や中古自動車部品が伸びている。

 同組合によると、今年の目標値の21万6千個は達成できる見通しだが、同ターミナルでは例年、7月下旬以降、取扱量が減少傾向にある。同組合は「経済動向など不透明な面があり安心はできない」とした上で、「下半期は近年不漁が続いている秋サケの輸出増などに期待したい」としている。(野口洸)

1185荷主研究者:2013/08/03(土) 10:52:36

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20130720204.htm
2013年7月20日01時15分 北國新聞
定期航路化へ札幌でセミナー 伏木―苫小牧RORO船

伏木−苫小牧港を結ぶRORO船。定期便化へ県は北海道でのセミナーを開催する=昨年8月、伏木港

 伏木港と北海道・苫小牧港を結ぶRORO船航路の定期化に向け、県は31日、札幌市内で道内企業を対象にした利用促進セミナーを初めて開く。航路のメリットや行政によるインセンティブ制度などを紹介して伏木−苫小牧航路のPRを図り、北海道からの荷物量の拡大につなげる狙いだ。

 RORO船はトレーラーや建機などの車両が直接船に乗り込んで荷役ができる貨物船。伏木−苫小牧航路は2003年に就航し、近年は夏から秋にかけて3、4便が運航されている。北海道からは鋼材などが送られ、富山からは主に肥料が運ばれている。

 県は、伏木富山港が11年に国の日本海側拠点港に選定されたことを受け、RORO船の国内定期航路の開設を目指している。不定期の既存航路がある伏木−苫小牧間の荷物量を拡充することで、定期化につなげる。

 昨年度、道内企業にRORO船利用に関するアンケート調査を行ったところ、興味があると答えた企業が多かったため、セミナーを企画した。定員は100人だが、すでに定員を超える申し込みが寄せられており、関心の高さを示している。

 セミナーでは伏木−苫小牧航路の概要を解説し、伏木富山港の航路情報、太平洋側の物流代替機能や利用に伴う優遇制度などの利点などを発信する。札幌大の千葉博正教授が「地域連携による物流の新たな展開」と題して基調講演する。

 県は「北海道の企業に航路の存在を知ってもらう機会とし、新たな貨物の開拓につなげたい」(港湾課)としている。

1186荷主研究者:2013/08/03(土) 12:36:25

http://www.sakigake.jp/p/akita/economics.jsp?kc=20130725j
2013/07/25 16:33 秋田魁新報
スイカ、フェリー輸送で経費削減へ JAふるさと、長野出荷に活用

長野向けに出荷されるJA秋田ふるさとの「あきた夏丸」

 県内一のスイカ産地である横手市のJA秋田ふるさとは、長野県に出荷する大玉スイカについて、今年からフェリーを使った海上輸送も活用することにした。最大のメリットは、トラックでの陸送に比べてコストを15%削減できること。秋田港と新潟港を結ぶ週6便のフェリーを利用し、27日からスタートする。

 長野県連合青果(長野県上田市)向けの出荷は、合併前のJAおものがわが15年ほど前から続けており、昨年もJA秋田ふるさとが全体の5%に当たる約400トンを出荷。今年は同量のスイカを陸送だけでなく、新日本海フェリーが運航する便も利用する。

 JA秋田ふるさとの今年の出荷計画は7500トンで、販売額12億円を見込む。同JAは昨年、関西向けの一部をフェリーで試験輸送しており、今年は長野向けで取り組む。


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