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海上コンテナ鉄道輸送
1156
:
荷主研究者
:2013/04/29(月) 12:00:33
>>1155
続き
●JR貨物盛岡インランドデポを活用
タニタ(本社・東京都板橋区、谷田千里社長)では秋田工場(秋田県大仙市)で香港から部品を輸入する際、JR貨物盛岡インランドデポを活用し、東京港大井埠頭から国際海上コンテナを鉄道輸送している。JR貨物盛岡インランドデポの開業により、10年来の構想が実ったもの。とくに昨年は輸送量が増え、順調に推移している。
かつて同じルートで、JR貨物東京貨物ターミナル駅〜仙台貨物ターミナル駅の幹線で鉄道輸送に挑戦したこともあったが、仙台貨物ターミナル駅から秋田工場までのドレージの距離とコストがネックとなって断念した。2010年に盛岡貨物ターミナル駅にインランドデポが開設されたことを受け、鉄道輸送を本格的にスタートさせた。
タニタも輸出企業との国際海上コンテナのラウンドユースを行っている。秋田工場でデバンニングした後の空コンテナを盛岡インランドデポに返却した後、輸出メーカーが再利用する。その輸出メーカーが、アシックスとのラウンドユースをはじめ、ラウンドユースを絡めた形で国際海上コンテナの鉄道輸送を年々拡大してきたJUKIだ。
JUKIでは秋田県横手市の工場(秋田県横手市)から京浜港への輸出貨物の輸送で、JR貨物の盛岡インランドデポを活用することで、鉄道輸送比率を大幅に高めることに成功した。従来は秋田港または仙台港から空コンテナをピックアップしていたが、輸入者が船社を指定する場合でも、盛岡デポから空コンテナを調達できるようになったため、鉄道輸送できるようになった。
(2013年3月28日号)
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