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海上コンテナ鉄道輸送

1162荷主研究者:2013/05/12(日) 13:48:12
>>1161 続き

 ●貨物の引き取りは早期化が図られていない
 貿易関係団体もコンテナヤードの混雑を改善すべき課題としている。日本関税協会がまとめた「貿易の円滑化と税関手続き等に関する研究会」の報告書では、物流円滑化に向けた従来の慣行の見直しとして「コンテナヤードの搬出入の混雑緩和」を挙げ、NACCSを活用したターミナルのオペレーションの改善に言及。通関手続きの迅速な処理に比べ、貨物の引き取りは必ずしも早期化が図られていない実態を指摘している。

 報告書では、コンテナヤードの搬出入の混雑緩和に向け、輸入貨物の引き取りの迅速化のほか、輸出貨物が搬入即時許可となって夜間でも船積み可能になれば、混雑緩和に効果をもたらす可能性があるとして、「港運業界のみならず、荷主、関係行政すべてを含めた国としてのさらなる改革、それに伴う物理的運営にかかわる構造改革が必須」との見解を示している。

 荷主へのヒアリングを通じても、東京港の混雑を無視できない状況がうかがえる。「海貨業者と取り決めた期間内にコンテナを引き取れないケースがあり、フリータイム期間を有効活用し、最適なタイミングで引き取る方式を採用する」(電機メーカー)など対策に乗り出す会社もある。また、「混雑により自社の貨物を引き取れず、AEO(認定事業者)になったメリットが感じられない」(機械メーカー)との不満も聞こえる。

 東京港の混雑問題が海コン業者だけでなく、貿易関係者の共通課題として認識されることによって、改善の機運が高まるかが注目される。

(2013年4月18日号)


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