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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

3613岡山1区民:2021/10/21(木) 06:49:02
岡山
https://www.sanyonews.jp/article/1187907/?rct=syuyo
1区→逢沢優位
2区→山下を津村追い上げ接戦
3区→阿部と平沼激しく競る
4区→橋本柚木横一線
5区→加藤磐石

比例中国
自民5〜6
立憲3程度
公明2届くか
共産・維新1の可能性

山陽の記事で確認

3614岡山1区民:2021/10/21(木) 06:56:18
徳島
https://www.topics.or.jp/articles/-/607799
https://www.topics.or.jp/articles/-/607802
島根鳥取
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/110734
宮城
https://kahoku.news/articles/20211021khn000005.html

3615岡山1区民:2021/10/21(木) 07:04:01
石川
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/558524
北海道
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/602407?rct=n_hokkaido

3616チバQ:2021/10/21(木) 07:38:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/8402546fac0d11f7f4932f22dc760c87c846f887
衆院選小選挙区・茨城序盤情勢 自民3選挙区優勢 1、7区は横一線の争い
10/21(木) 4:00配信
茨城新聞クロスアイ
第49回衆院選(31日投開票)で、共同通信社は19、20両日、茨城県内有権者約3800人を対象に電話調査を実施した。県内7小選挙区のうち、全選挙区に前職(比例復活を含む)を擁する自民党は2、4区で安定した戦いを展開、3区でも先行し、3選挙区で優勢となっている。残りの選挙区では、自民候補と野党系候補が5、6区で激しい競り合い、1、7区で横一線の争いとなっている。ただ、投票先をまだ決めていない有権者が3割近くに上り、情勢は終盤にかけて変化する可能性がある。

1区は、無所属元職の福島伸享氏と自民前職の田所嘉徳氏が横一線の争い。無党派層の半数超が態度を明らかにしておらず、自民支持層の2割超が態度を決めていない。選挙区内のほぼ半数の有権者を抱える大票田・水戸市域での戦いが勝敗の鍵を握る。

2区は、自民前職の額賀福志郎氏が優勢となっている。立民元職の藤田幸久氏が追い掛ける展開。額賀氏は鹿行地域を中心に、県央地域も含め全域で安定している。藤田氏は立民、共産支持層に支持を広げる。浮動票の取り込みが今後の焦点だ。

3区は、自民前職の葉梨康弘氏が先行、立民新人の梶岡博樹氏が追走する。葉梨氏は自民、公明支持層をまとめている。梶岡氏は立民、共産など野党支持層を取り込む。維新新人の岸野智康氏は苦しい戦い。無党派層の半数超が態度を決めていない。

4区は、前経済産業相の自民前職、梶山弘志氏が大きくリードする。県北山間地域を含めた選挙区全域にくまなく浸透し、安定した戦いを展開している。共産新人の大内久美子氏、維新新人の武藤優子は後を追うが、厳しい情勢となっている。

5区は、国民前職の浅野哲氏と自民前職の石川昭政氏が接戦を繰り広げている。浅野氏は国民のほか立民、公明支持層に支持を広げ、石川氏は自民支持層を手堅くまとめる。共産新人の飯田美弥子氏は苦戦し、無所属新人の田村弘氏は独自の戦い。

6区は、自民前職の国光文乃氏、立民前職の青山大人氏が激しく競り合う。国光氏は自民、公明支持層を押さえ、青山氏は立民、共産支持層に支持を広げる。つくばエクスプレス沿線など国光氏がやや優位だが、無党派層の半数が態度を決めていない。

7区は、立民入りして初の総選挙に臨む前職の中村喜四郎氏と、自民前職の永岡桂子氏がほぼ横一線の展開。中村氏は立民、共産支持層を獲得している。永岡氏は自民に加え、公明支持層から厚い支持を集めている。維新新人の水梨伸晃氏は苦しい戦い。

茨城新聞社

3617チバQ:2021/10/21(木) 07:40:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/7cf14afd64b2da3709fb1d6eda3892f73c2dc09e
二階氏が後継めぐり水面下で暗闘 広島3区は斉藤氏を公明が支援〈週刊朝日〉
10/21(木) 7:00配信

17
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AERA dot.
急ピッチで進む衆院選のポスター掲示場づくり (c)朝日新聞社

 10月19日公示、31日投開票の日程で火ぶたを切った衆院選。政治ジャーナリストの野上忠興氏と角谷浩一氏に、北信越・東海・関西・中国地方の選挙区の情勢を聞いた。

【全国289選挙区当落予測はこちら】

*  *  *


■北信越・東海

 北信越では、新潟5区の元知事対決が注目だ。野上氏、角谷氏ともに米山隆一氏に軍配を上げる。

 角谷氏が言う。

「米山氏は妻の作家・室井佑月さんとの二人三脚が功を奏しています。女性問題は相当に痛手だったはずですが、怯まずツイッターでの発信力を発揮。弁護士としての弁舌も有利に働いています」

 福井2区は、国対委員長に就任した高木毅氏が過去に女性の下着泥棒疑惑が報じられた(高木氏は否定)。そんな汚名もどこ吹く風、無風で当選を重ねてきている。意外な一面を角谷氏が明かす。

「前任の森山裕氏は野党の国対をなだめながら収めるタイプでしたが、高木氏は『戦う国対』タイプだそうです。立憲の安住淳・国対委員長に言い負かされるのではないかと心配する人もいますが、『とんでもない、高木さんはきついですよ』という評価を聞きます」


 静岡5区では、二階派会員で自民党入りを目指す無所属・細野豪志氏が、自民前職の吉川赳氏とぶつかる。過去、3度の直接対決で細野氏がいずれも勝ちを収めているが、吉川氏は首相派閥の宏池会。二階派との代理戦争の様相だが、後ろ盾だった二階俊博氏の幹事長退任は細野氏にとってはマイナスか。

 静岡8区は、塩谷立氏の苦戦は不可避だという。野上氏が語る。

「当選9回で閣僚経験もあり、清和会(細田派)の事務総長を務めた重鎮ですが、すでにかつての存在感もなく、県連関係者の間にも落選の可能性ありとの見方が少なくありません」

 愛知11区は、トヨタ労組出身の無所属・古本伸一郎氏が不出馬を決めた。自民党との連携を模索する全トヨタ労連の意向に沿った形だが、ライバルの“消失”で自民の八木哲也氏が有利か。

■関西・中国

 京都1区は、自民・伊吹文明氏が引退。角谷氏は「後継の元総務官僚の勝目康氏は知名度に乏しい」として、共産の穀田恵二氏に勝機あり、と見る。

大阪は全19選挙区のうち、維新が10選挙区前後で有利な情勢で自民を圧倒しそうだ。公明も大阪の4選挙区、兵庫の2選挙区で手堅く勝ち上がりそうだ。

 和歌山3区の二階氏は、岸田文雄政権の発足とともに無役になった。

「二階氏は息子に譲りたいという気持ちを持っているようですが、今回、二階派が窮地に立たされたことで辞めるに辞められない状態です。自身の引退とともに、地盤が重なる参院幹事長の世耕弘成氏が衆院に鞍替えしてくる恐れもある。世耕氏は『世襲なら衆院選に出馬する』と揺さぶっているだけに、直前まで目が離せません」(角谷氏)

 全国的な注目を集めるのが、広島3区。公職選挙法違反の罪で実刑判決を受けた河井克行被告の選挙区だ。


 与党は公明の斉藤鉄夫副代表に候補を一本化。斉藤氏は岸田内閣で国土交通相に就任した。角谷氏はこう予測する。

「自民県連は支部を公明に取られてしまうことになるから、斉藤氏の名前を書けないでしょう。現職大臣が落選となれば大ごとですが、最終的には、ライアン真由美氏が勝つのではないかと思います」

 当初から斉藤氏の苦戦が予想されたことから、「閣僚ポストを与えて下駄を履かせた」との見方も広がっている。また、公明では異例となる比例との重複立候補も検討されているというから、かなりの念の入れようだ。

 一方、野上氏は「広島は岸田氏の地元であり、自民県連も公明=学会と話をまとめざるを得ません。自民末端まで公明候補で動くかは疑問ですが、斉藤氏の落選までは考えにくい」と見る。

3618チバQ:2021/10/21(木) 07:40:53
 地元政界関係者が語る。

「確かに、いまも自民県連の一部に反発はありますが、さすがに表立って反旗を翻すわけにはいかない。ただ、公明や学会とはあまりなじみがない土地柄です。いま、地元を走るJR芸備線が利用者減のため廃線も含めて検討されていますが、存続を求める声もある。7月に赤羽一嘉国交相(当時=公明)が大雨被害の視察に訪れた際、『安易に廃線なんてことはしないでくれ』とJR西日本にクギを刺したのですが、これは斉藤氏へのバックアップのためとも言われています」

 山口3区は、前職の河村建夫氏と、参院から鞍替えする林芳正氏との激突が話題となっていた。

 自民県連関係者が語る。

「総理の座を狙う林氏の圧勝と見られていましたが、河村氏も『打倒・林』でやる気満々でした」

 だが、自民執行部は保守分裂選挙を回避するため、河村氏に立候補見送りを打診。秘書の長男を比例で処遇する案も伝えられた。

「河村氏は、実弟の田中文夫・萩市長らと親族会議を行って受け入れを決め、みんなで号泣したそうです」(県連関係者)

(本誌・亀井洋志、秦正理、池田正史)

※獲得議席予測、各選挙区の当落予測については調査の結果ではありません。公示日前に識者2人が予想しました。

※週刊朝日  2021年10月29日号より抜粋

3619とはずがたり:2021/10/21(木) 07:50:03

https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279896594/1960
自民議席減・与党過半数の公算 立憲上積み視野 毎日新聞序盤調査
10/21(木) 5:00配信
毎日新聞

>自民党は青森、山形、群馬、富山、福井、滋賀、島根、鳥取、山口、高知の各県で、すべての小選挙区で優位に戦いを進めている。だが、大阪や新潟などで苦戦しており、小選挙区の合計で前回2017年の218議席を確保するのは厳しい状況だ。

>連立政権を組む公明党も、候補者を擁立した9選挙区のうち6選挙区は優勢だが、2選挙区が接戦となっている。比例と合わせ、公示前勢力の29議席に届くかは微妙

>自公両党は定数の過半数を確保しそうだが、国会の常任委員会の委員長ポストを独占したうえで過半数を握る「絶対安定多数」(261議席)に届くかは見通せない。

>立憲は公示前勢力(110議席)の上積みを視野に入れる。…ただ、菅直人元首相や海江田万里元経済産業相らベテラン勢は支持を固めきれていない。強い支持基盤を誇る北海道や東海地方にも接戦区がちらばり、情勢は予断を許さない。

>共産党は、比例が堅調だ。沖縄の1選挙区で優位に戦いを進め

>国民民主党は伸び悩んでおり、議席は公示前の8議席前後にとどまる可能性が高い

>れいわ、社民両党は、いずれも公示前と同じ1議席獲得のめどは立っている。

>日本維新の会は大きく支持を伸ばしている。小選挙区は、地盤の大阪で優位に戦いを進める。大阪以外の小選挙区では苦戦しているが、比例代表で議席を増やしそうだ。全体で、公示前の11議席から3倍増となる30議席台に乗る勢いだ。

3620チバQ:2021/10/21(木) 08:03:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/997f32a7fb434069e0f4326c592b4a872ee8c1bc
【独自調査】「東京選挙区」の激戦区を徹底分析 落選危機の大物候補たち〈dot.〉
10/21(木) 8:00配信

AERA dot.
党首討論に臨んだ各党の党首たち(C)朝日新聞社

 19日、第49回衆議院選挙が公示され、投開票まで12日間の選挙戦がスタートした。AERA dot.では自由民主党と立憲民主党がそれぞれ調査した各選挙区の情勢調査を独自入手。激戦となる東京選挙区を分析すると、野党共闘で苦戦しそうな自公の候補者、野党でも落選危機にある大物候補者が浮かび上がってきた。17年衆院選の得票数をもとに、独自入手した情勢調査、専門家の分析も加えて「東京選挙区」のゆくえを探った。

【図表】野党共闘で与党候補が苦戦しそうな東京の13選挙区はこちら

※本記事は公示前の調査、識者の分析になります。

*  *  *
「吉田の知名度が上がった。まさに『雨降って地固まる』だ」

 こう自信をのぞかせるのは東京8区の立憲関係者だ。「吉田」とは立憲候補者の吉田晴美氏のことだ。

 8区は、れいわ新選組の山本太郎代表が出馬表明をして騒動となった選挙区だ。8区では、17年衆院選で野党(立憲、日本共産党、希望の党)が得た票を全て合わせると13万9000票となり、自民党元幹事長の石原伸晃氏が獲得した9万9000票を大きく上回る。野党の候補者が一本化できれば自民重鎮・石原氏に勝てる可能性が高いと、野党共闘の象徴と目されていた。

 そもそも、立憲陣営では吉田氏で一本化の調整を進めていたが、8日に山本氏が出馬表明したことで状況が一変。吉田氏の陣営からは「聞いてない」と反発の声があがり、野党共闘を望む支持者からも「なぜ吉田さんではないのか」とSNSなどで抗議の声が上がった。あまりの反発の強さに、山本氏も8区からの出馬を取りやめ、結局は東京から比例代表として出ることになった経緯がある。先の立憲関係者はこう語る。

「正直、山本さんが出たからと言って当選するとは限らなかった。彼は8区で活動してきたわけではない。吉田のほうが地元でしっかりと活動してきたから、反自民の受け皿になると思う。石原さんも今回は余裕がないんじゃないかな」

 石原陣営の様子はどうか。石原氏のツイッターを見ると、19日だけで10件も投稿があった。投稿された動画では「今回の戦いは民共・野合連合と自公・保守中道政権との厳しい戦いです」と野党の選挙協力を批判しながらも、厳しい戦いになるという認識を示すものも。陣営からも強い危機感がうかがえる。自民党関係者はこう語る。

「山本氏は選挙区民に浸透していないから、正直、出てきたら戦いやすかった。吉田氏は今回の騒動で全国的に注目されて、同情票も入るのでは。パワーアップして出てきた感じだね。石原本人も今までは他の議員を応援する側だったけど、今回の選挙は12日間、選挙区に張り付くと本人が言っていた。危機感をもって臨んでいる」

 自民の苦戦が予想される東京選挙区は、8区だけではない。選挙アナリストの岡高志さんは「野党共闘の結果、野党が大きく議席を伸ばす可能性が高い」とみる。AERA dot.の分析でも同様の結果が出た。

 AERA dot.が独自入手した自民と立憲の情勢調査は、自民は10月上旬、立憲は8月末から9月初旬かけて、各候補者の支持率を算出している。まず、それを基に他の候補者を5ポイント以上上回る候補者を「優勢」、反対に差をつけられている候補者を「劣勢」、5ポイント以内の場合は「拮抗」と分類した。調査時点で複数の野党候補者がいる選挙区もあるが、野党共闘した選挙区では、野党(立憲、共産、社民、れいわ)の各候補者の支持率を合算している。

 さらに、17年衆院選の各選挙区の各政党・候補者の得票数も加味した。こちらも同じように、野党共闘になった選挙区では、野党(立憲、共産、社民、希望)の得票を合算している。なお、情勢調査も得票も、野党共闘になっていない選挙区では合算はしていない。

 これらのデータをまとめたのが上の表だ。与野党激戦となっている選挙区の情勢を見ていこう。

 25区の自民の井上信治氏は、立憲の島田幸成氏と拮抗している。井上氏は菅内閣で国際博覧会担当大臣、内閣府特命担当大臣を務めた人物だ。

 17年の得票数は井上氏が11万2000票、野党票を合計した島田氏が10万4000票となっている。立憲の情勢調査では井上氏の支持率が「優勢」だが、自民の調査では「拮抗」している。その理由について、島田陣営の立憲関係者は「勢いは感じているが、相手は現職の前大臣で簡単ではない」とみる。

3621チバQ:2021/10/21(木) 08:03:37
 一方、井上陣営の方ではこんな声が上がっている。

「野党共闘と言っても、単純な足し算にはならない。共産のコアな支持層からは『なんで共産から候補者を出さないんだ』と後ろから突かれていると聞いている。ただ、初めての野党共闘で、脅威は脅威。楽勝にはならない。大臣でコロナ禍ということもあり、地元回りはなかなかできていなかったが、菅政権が終わる頃から地元を回って、有権者の反応は良かった。うちは正々堂々と、横綱相撲で戦っていくだけだ」

 5区では自民の若宮健嗣氏も接戦となりそうだ。若宮氏は岸田内閣で内閣府特命担当大臣を務める。17年衆院選では若宮氏が約10万1000票だったが、立憲の手塚仁雄氏は野党共闘により14万4000票と大きく上回る。自民の情勢調査では若宮氏の支持率が上回り「優勢」な状況だが、立憲の調査では「拮抗」している。

 14区では自民の松島みどり氏も安泰ではない。松島氏は14年の第2次安倍改造内閣で法務大臣を務めた人物だが、17年の得票数を見ると、松島氏は10万4000票だが、立憲の木村剛司氏の方は野党共闘によって10万9000票とほぼ同じ票数になっている。自民、立憲の情勢調査でも「拮抗」という結果だ。

 選挙アナリストの大濱崎卓真さんはこう見る。

「14区は、自民と野党が五分五分の情勢と見ています。自民候補の松島さんは、この4年間はこれといった不祥事もない。それでも負けるとなると、他の競合する選挙区でも自民が落とすことになるかもしれない。14区の結果はひとつのメルクマールになると思います」

 連立与党の公明党も大激戦となりそうだ。東京12区からは、公明の太田昭宏前代表の後任として、岡本三成氏が出馬している。それに対して野党統一候補は、共産の池内沙織氏だ。共産は公明の宿敵でもある。

 17年の得票を見ると、公明の岡本氏が11万2000票に対し、野党票を合算した池内氏は8万3000票となっている。この選挙区では立憲の調査はなかったが、自民の調査では数字は拮抗しており、支持率ではやや池内氏がリードしている状況だ。前出の岡さんはこう分析する。

「7月の都議選では公明は議席を減らすと言われていたが、結果は全員当選した。ここぞというときの組織力がある。それに対して共産も組織力があり、加えて、池内さんは個性的で印象の強い方です。公明の岡本さんは新人ですから、印象の点では後れを取っているのではないか。組織力に加えて、候補者のパーソナリティーがどこまで浸透するかが、勝負の分かれ目になりそうです」

 野党も安泰というわけではない。18区では、立憲の菅直人元首相と、自民の長島昭久氏が火花を散らす。長島氏は17年の衆院選では希望の党から東京21区で出馬し、自民の対抗馬がいるなかで9万2000票を取って当選している。今回は自民から出馬し、18区にくら替えとなった。18区での自民の得票は9万5000票だ。

 それに対し、菅氏は前回9万6000票だが、わずか1146票差の辛勝だった。相手が保守層から支持が厚い長島氏に変わるだけに予断を許さない状況だ。実際、情勢調査を見てみると、立憲調査では菅氏が「優勢」となるが、自民の調査では「拮抗」している。

 1区では、かつて民主党代表などを務めた、立憲の海江田万里氏も接戦だ。17年衆院選の得票を見ると、海江田氏が9万6000票、自民の山田美樹氏が9万3000票だった。立憲の調査では海江田氏が「優勢」だが、自民調査では「拮抗」している。

 選挙関係者からは「投開票までに一波乱、二波乱、確実にある」という声が上がる。接戦区から目が離せない状況が続きそうだ。

(AERA dot.編集部・吉崎洋夫/今西憲之)

3622チバQ:2021/10/21(木) 08:04:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/897c34570c93f536ce03ce4c09a54747872e87ec
長州戦争、残る遺恨 党本部裁定、程遠い「円満決着」 山口3区【注目区を行く】
10/21(木) 7:04配信
時事通信
衆院選山口3区立候補者の街頭演説に集まった聴衆=20日午前、山口市(一部画像処理しています)

 首相の座を目指し、参院からくら替えして地元山口3区での出馬を決めた林芳正(岸田派)と、長年同区の議席を守ってきた元官房長官河村建夫(二階派)の2人が公認をめぐり衝突した「長州戦争」。

 公示直前の党本部裁定で、河村は引退、長男建一は比例代表で処遇、林は公認―がセットで決まり、自民分裂の事態は一応回避された。しかし、一方的に撤退を強いられた河村側の遺恨は残り、「円満決着」とは程遠い。(敬称略)
 ◇必要なのは首相候補
 「岸田政権にとって最初の国民の審判だ。政権をつくった一人として負けられない。全身を粉にして最後まで戦い抜く」。公示日の19日、山口県宇部市内で開かれた出陣式で林は声を張り上げて聴衆に訴えた。だが、演説の壇上に河村とその関係者の姿はなかった。

 元蔵相の義郎を父に持ち、党内で指折りの政策通として知られる林。参院議員で計5度の閣僚就任という異例の抜てきぶりからは、党内の信頼が厚いことがうかがえる。

 2008年ごろからくら替えを模索。林を支援する県議の一人は、参院議員だった林が17年の文部科学相就任時、首相安倍晋三(当時)に「次期衆院選に出馬するため、次の入閣要請は受けないと直接伝えていた」と証言する。ただ、同年の衆院選でもくら替えせず、時機をうかがってきた。

 衆院定数の新たな配分方式導入に伴い、山口では早ければ次回衆院選から定数が1減り、3となる見通し。林としては今回がくら替えの最後のチャンスだったと言える。

 県連側も林を猛プッシュした。主導したのは県議の重鎮で県会議長の柳居俊学。今年7月、党県議26人連名で林への支援を約束する連判状をまとめ、県下の地域・職域支部にも圧力をかけた。

 県連が現職の河村から林に大きく流れたのは、柳居の存在だけではない。山口は安倍ら全国最多8人の首相を輩出した保守王国。林陣営の県議はこう解説する。「山口では総理になれない候補はいらんのよ」
 ◇総裁選で力関係一変
 衆院解散を翌日に控えた今月13日の党本部。幹事長甘利明、選対委員長遠藤利明が待つ幹事長室に河村が入った。執行部側は、河村に出馬見送りを打診した。

 河村はその日のうちに山口に帰り、後援会に「引退勧告があった。意見を聞きたい」と説明。出席者によると、河村の表情は淡々としていたというが「内心は激怒していただろう」と推察する。無所属での出馬強行を求める意見も出されたが、最後は河村本人に対応を一任し、ねぎらいの拍手でその場は終わった。

 河村は当初、安倍・菅政権で幹事長に君臨した二階俊博を後ろ盾に林と争う構えだった。だが、岸田文雄の総裁選勝利で、岸田と敵対する二階はポストから降ろされ、影響力が急降下。河村側の勢いは大きくそがれた。

 逆に岸田体制発足を受け、岸田派の林に有利な状況に一変。河村に近い県議は「二階さんならこんなことはしなかったはずだ。不本意な形で素晴らしい政治家を失った」と唇をかんだ。

 比例中国ブロックの名簿に登載されると予想された建一が、縁がないに等しい北関東ブロックに置かれたことにも不満が渦巻く。建一は20日、山口県萩市内で出陣式を行い、「必ずふるさとに戻ってくる」と声をからした。

 もっとも、県連内では、建一を中国ブロックで処遇することに異論が持ち上がり、県連会長岸信夫名で党本部に「抗議文」を送る動きもあった。河村親子を取り巻く状況は厳しい。

 ◇牙城に挑む
 「市民の代表として勝ち上がっていきたい」。野党側が統一候補として擁立した立憲民主党公認の坂本史子はこう意気込む。全国一律最低賃金1500円実現、食料自給率向上を掲げ、保守王国の牙城切り崩しを狙う。

 ◇立候補者名簿
 【山口3区】
 坂本史子 66 元目黒区議 立 新
 林芳正 60 元文科相  自 新
                推(公)
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。立=立憲民主党、自=自民党。丸かっこは推薦政党。

3623チバQ:2021/10/21(木) 08:05:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/74ec11afa3dae53c0580c8f02c94b8160eb06651
熊本2区、無所属新人が先行 衆院選序盤情勢 1、3、4区は自民優位
10/21(木) 7:03配信
熊本日日新聞
(写真:熊本日日新聞)

 熊本日日新聞社は第49回衆院選の熊本県内4選挙区について、共同通信社が19、20の両日実施した電話調査に独自取材を加味し、公示直後の序盤情勢を探った。熊本1区、3区、4区は、自民党の前職が優勢に戦いを進め、野党共闘候補をリード。2区は与野党の戦いに割って入る保守系無所属の新人が先行している。しかし、どの選挙区でも、2割弱から3割近くの有権者が投票する候補を決めておらず、今後の情勢は予断を許さない。

 1区は自民前職の木原稔氏(52)が校区ごとの個人後援会の呼び掛けもあり、自民支持層を着実に固めた。推薦を受けなかった公明党支持層への浸透は薄い。立憲民主党新人の濱田大造氏(51)は立民支持層を固めたが、保守層が距離を置く。無党派層からの支持は競り合っている。

 2区は無所属新人の西野太亮氏(43)が保守層に食い込み、一歩抜け出した。草の根運動で、無党派層や立民支持層へも浸透しつつある。自民前職の野田毅氏(80)は無党派層の取り込みに苦戦。自民や公明支持層からは支持を固めつつあり、巻き返しを図る。共産党新人の橋田芳昭氏(66)は厳しい戦い。

 3区は自民前職の坂本哲志氏(70)が党組織と個人後援会を連動させ、自民、公明支持層を中心に支援の輪を拡大。社民党新人の馬場功世氏(70)は立民や共産も含めて野党支持層をまとめ切れていない。NHK党新人の本間明子氏(40)は伸び悩む。

 4区は自民前職の金子恭之氏(60)が地元の首長や県議らの分厚い選挙態勢が機能。自民と公明の支持層に浸透し、優位を保つ。立民前職の矢上雅義氏(61)は共闘する野党支持層以外には広がりを欠き、後れを取っている。(衆院選取材班)

3624チバQ:2021/10/21(木) 08:09:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/850e9a4b5e8cdabd2f4a0add683a81203c6b4d56
衆院選・神奈川小選挙区 11選挙区で与野党接戦 有権者の3分の1は未決定、9割が「関心ある」
10/21(木) 5:01配信


カナロコ by 神奈川新聞
(写真:神奈川新聞社)

 31日投開票の衆院選を巡り、神奈川新聞社は取材と19、20日に共同通信が実施した調査を加味し、県内18選挙区の序盤情勢を探った。自民党が18選挙区中7選挙区で堅調な滑り出しを見せるが、野党が候補を一本化した選挙区を中心に11選挙区で接戦の様相となっている。

 各区とも有権者の3分の1程度が態度を決めておらず、情勢は変化する可能性がある。また、いずれの区でも9割前後が「今回の選挙に関心がある」と回答し、前回より投票率アップの可能性もありそうだ。

 自民は2、10、11、13、15、17、18区で再選を目指す前職が順調な出だしで、いずれも公明党を含む与党票を手堅く固めている。政党支持なし層(無党派)の獲得でも野党候補と競る。同党として一度も小選挙区で当選実績のない8区では、前職が立憲民主党の前職を激しく追い上げている。

 野党第一党の立民は候補を一本化した5、7、14、16区で共産党など野党勢力をまとめ競り合う。一本化の成らなかった4、9区も立民支持層を固め、乱戦からの抜け出しを狙っている。3、6、12区でも無党派層の取り込みなどを進め、自民と争う。

 共産は10区の前職が同党支持層を固め、擁立を見送った立民への支持拡大で攻勢を目指す。日本維新の会は6区の前職はじめ、各候補が支持層の結集や無党派層から支持を得られるかが鍵だ。国民民主党は10区で新人を立て、支持拡大を図っている。社民党は唯一擁立した15区の新人が野党共闘での巻き返しに懸命だ。

 無所属では、1区で自民を離党した前職が立民前職を追い上げる。自民は対抗馬擁立を見送っており、与党支持層をつなぎとめられるかが課題だ。4区元職は各党支持層や無党派層などに浸透し、政党公認候補と競っている。

神奈川新聞社

3625チバQ:2021/10/21(木) 08:10:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/92af76f62192d73d0753be592dd5d5def8b580fd
自民議席減・与党過半数の公算 立憲上積み視野 毎日新聞序盤調査
10/21(木) 5:00配信


毎日新聞
国会議事堂=東京都千代田区で、本社ヘリから佐々木順一撮影

 毎日新聞は19、20両日、第49回衆院選(定数465=小選挙区289、比例代表176)が31日に投開票されるのを前に、特別世論調査を実施し、取材を加味して序盤情勢を探った。

【あなたと政党・候補者の一致度は?】えらぼーと2021

 ◇維新3倍増の勢い 共産堅調

 自民党は公示前勢力(276議席)から減らす可能性が高いが、公明党と合わせれば過半数(233議席)を維持する見通しだ。63選挙区で接戦となっており、立憲民主党は接戦区の状況が好転すれば、大きく議席を積み増す可能性がある。

 調査では小選挙区で3割が投票態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性がある。

 自民党は青森、山形、群馬、富山、福井、滋賀、島根、鳥取、山口、高知の各県で、すべての小選挙区で優位に戦いを進めている。だが、大阪や新潟などで苦戦しており、小選挙区の合計で前回2017年の218議席を確保するのは厳しい状況だ。比例代表も前回66議席から減らす可能性が高い。

 連立政権を組む公明党も、候補者を擁立した9選挙区のうち6選挙区は優勢だが、2選挙区が接戦となっている。比例と合わせ、公示前勢力の29議席に届くかは微妙だ。自公両党は定数の過半数を確保しそうだが、国会の常任委員会の委員長ポストを独占したうえで過半数を握る「絶対安定多数」(261議席)に届くかは見通せない。これを割り込めば、12年の第2次安倍政権の発足以降、自公政権では初めてとなる。

 立憲は公示前勢力(110議席)の上積みを視野に入れる。共産党や国民民主党、れいわ新選組、社民党と調整を進め、213選挙区で候補者を一本化した効果だ。ただ、菅直人元首相や海江田万里元経済産業相らベテラン勢は支持を固めきれていない。強い支持基盤を誇る北海道や東海地方にも接戦区がちらばり、情勢は予断を許さない。

 共産党は、比例が堅調だ。沖縄の1選挙区で優位に戦いを進め、全体で公示前勢力の12議席を上回りそうだ。国民民主党は伸び悩んでおり、議席は公示前の8議席前後にとどまる可能性が高い。れいわ、社民両党は、いずれも公示前と同じ1議席獲得のめどは立っている。

 「第三極」を狙う日本維新の会は大きく支持を伸ばしている。小選挙区は、地盤の大阪で優位に戦いを進める。大阪以外の小選挙区では苦戦しているが、比例代表で議席を増やしそうだ。全体で、公示前の11議席から3倍増となる30議席台に乗る勢いだ。

 17、14、12年と自民党が大勝した過去3回の衆院選と比べ、今回は接戦区が多いため、自民党などの推定当選者の数に幅が生じている。【小山由宇】

3626チバQ:2021/10/21(木) 08:11:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/97deb3d6463b1172b7b036f4cfbe97069d2a3b3b
自民単独過半数うかがう 立民、野党共闘で接戦区増
10/21(木) 5:00配信

共同通信
各勢力の推定獲得議席

 共同通信社は第49回衆院選について19、20両日、全国の有権者17万4千人を対象に電話調査を実施し、公示直後の序盤情勢を探った。自民党は定数465のうち単独過半数(233)をうかがうものの、公示前の276議席の維持は微妙だ。立憲民主党は共産党などとの野党共闘が奏功し、与党との接戦区が増えている。公明党は堅調。日本維新の会は議席増へ勢いを見せる。小選挙区では投票先未定が3割近くおり、31日の投開票に向け情勢は変わる可能性がある。

 自民は289小選挙区のうち、190程度で先行している。

 固定電話と携帯電話で全289選挙区、計17万4027件の回答を得た。

https://news.yahoo.co.jp/articles/42f7f3bb579bed6a6c12f9595155c24c038dc51c
序盤情勢 自民、単独過半数の勢い 維新倍増か
10/21(木) 5:00配信

産経新聞
衆院選の街頭演説に集まった有権者ら=20日午前11時11分、兵庫県尼崎市のJR尼崎駅前(沢野貴信撮影)

産経新聞社は20日、第49回衆院選(31日投開票)について、取材に共同通信が実施した電話調査の結果などを加味し、選挙戦の序盤情勢を探った。自民党は公示前(276議席)からは減らすものの、単独での過半数(233議席)は維持する情勢だ。立憲民主党は公示前(110議席)程度の議席は固めつつあり、上積みが焦点になる。日本維新の会は公示前(11議席)から倍増の勢いだ。


衆院の定数は465(選挙区289、比例代表176)。自民は130〜140程度の選挙区で優勢に戦いを進め、さらに40前後の選挙区でもリードしている。公明党も公示前(29議席)前後の議席確保が見込まれており、岸田文雄首相(自民党総裁)が勝敗ラインに掲げる与党での過半数獲得はクリアしそうだ。

ただ、前回衆院選では自民が勝利したが、今回は野党候補が先行する選挙区が東京都や大阪府など都市部や地方部でも目立つ。公示前からは減らす公算が大きく、どこまで減少幅を抑えられるかがポイントとなる。

立民は30前後の選挙区で優勢に戦いを進め、加えて60〜70程度の選挙区で与党の候補者と接戦を繰り広げている。比例代表とあわせて公示前(110議席)程度の勢力は確保しそうで、さらなる上積みが課題だ。共産党などと候補者を一本化した効果も一定程度出ているとみられる。

共産は選挙区で少なくとも1議席を獲得し、比例代表とあわせて公示前(12議席)は上回りそうだ。社民党は公示前(1議席)の維持が視野に入り、国民民主党は公示前(8議席)前後の勢力を確保しそうだ。れいわ新選組、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は比例代表で議席を確保できるかが注目される。維新は地盤の大阪府で優勢に戦いを進め、選挙区で10議席超の確保が視野に入る。比例代表とあわせれば公示前からの倍増をうかがう勢いだ。

ただ、接戦区が100以上にのぼるうえ、現時点では投票先を決めていない有権者も多いため、情勢が変化する余地は残っている。

3627チバQ:2021/10/21(木) 08:11:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c711d0c5a6af7a45e20926cb1df8ae8d48bfeeb8
維新堅調、追う自民 大阪府内19選挙区の序盤情勢 衆院選
10/21(木) 5:00配
毎日新聞
大阪城とキタのビル群(奥)=大阪市内で、本社ヘリから加古信志撮影

 31日投開票の衆院選で、毎日新聞は19〜20日に序盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査データに取材を加味した大阪府内19選挙区の情勢などを紹介する。調査では投票先を決めていない人が多数おり、終盤にかけて情勢は変わる可能性がある。【矢追健介、石川将来、鶴見泰寿、野田樹】

【図解でわかる!政治】

 ◇1区

 維新の井上英孝氏がリードし、自民の大西宏幸氏が追う。

 前回は1200票あまりの僅差で敗れた井上氏は、維新支持層の大半を固めた上で、自身や支援府議らがかつて所属していた自民の支持層からも一定の支持を受けている。若い世代からの支持を多く集めている大西氏は、公明支持層に浸透しているが、肝心の自民支持層を固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

 ◇2区

 維新の守島正氏が先行し、組織票を持つ自民の左藤章氏が追う。

 維新副代表・吉村洋文知事の後押しを受け、守島氏は知名度不足を挽回。幅広い年代から支持を集め、自民支持層にも一部食い込んでいる。左藤氏は公明の協力は得られているものの、組織の引き締めを急ぎたい。立憲の尾辻かな子氏はカジノを含む統合型リゾート(IR)反対を訴え他候補との差別化を図る。無党派層では半数ほどが態度未定で、今後の行方を左右しそうだ。

 ◇3区

 公明の佐藤茂樹氏が大きく先行し、共産の渡部結氏、立憲の萩原仁氏が追っている。

 佐藤氏は公明支持層をほぼ固めているが、自民党の元大阪市議が選挙区での出馬を検討した経過もあり、固め切れていない自民支持層への浸透を急ぐ。渡部氏は共産支持層をほぼ固めており、いまだ投票先を決めていない層への浸透を目指す。萩原氏は立憲支持層の大半を固めた。無党派層からも支持を受け巻き返しを図る。無所属の中条栄太郎氏は全体的な支持向上を目指す。

 ◇4区

 維新の美延映夫氏が先行し、自民の中山泰秀氏が追う展開。立憲の吉田治氏、共産の清水忠史氏が続く。

 美延氏は維新支持層の大半を固め、自民支持層、無党派層の一部からも支持を受けて、選挙戦を優位に進めている。中山氏は、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を開設した実績や外交問題などを訴え、自民、公明支持層を固めるのに必死だ。吉田氏は立憲支持層の大半、清水氏も共産支持層のほとんどを固めており、巻き返しに向けてさらなる浸透を目指す。

 ◇5区

 公明の国重徹氏が安定した戦いを進める。共産の宮本岳志氏、れいわの大石晃子氏が後を追う。無党派層の多くが投票先を決めておらず、各陣営が取り込みを狙う。

 国重氏は各年代からまんべんなく支持を集めた。公明支持層はほぼ固めており、自民支持層からの協力もさらに広めたい考え。宮本氏は共産のほか、協力関係にある立憲支持層にも浸透しつつある。大石氏はれいわ支持層以外への広がりが課題。無所属の籠池諄子氏は直前での出馬表明が響き支持が伸び悩む。

 ◇6区

 公明の伊佐進一氏が一歩リードし、立憲の村上史好氏が必死に追う展開だ。

 伊佐氏は強固な公明支持層をほぼ固めた。一方、与党で協力関係にある自民の支持層は多くが投票先を決めておらず、取り込みを急ぐ。村上氏は立憲と共産の支持層から強い支持を受け、巻き返しを図る。無党派層の大半は投票先を決めておらず、今後の情勢の鍵を握りそうだ。

3628チバQ:2021/10/21(木) 08:11:57
 ◇7区

 維新の奥下剛光氏と自民の渡嘉敷奈緒美氏が競り合っている。

 奥下氏は維新の支援者から強い支持を受けている。大阪での維新の改革をアピールする戦略が奏功し、働き盛りの世代から評価が高く、前回選で破れた渡嘉敷氏への雪辱を誓う。渡嘉敷氏は副環境相などの経験を生かして支持者を固めるが、女性への浸透が課題となっている。立憲の乃木涼介、共産の川添健真、れいわの西川弘城の3氏は野党支持層を奪い合っており、無党派層の取り込みで浮上を狙う。

 ◇8区

 維新の漆間譲司氏が一歩リードし、自民の高麗啓一郎氏と立憲の松井博史氏が懸命に追い上げる。

 漆間氏は府議を辞して国政に初挑戦。対話型の集会を重ねながら、維新の国会議員や吉村洋文知事らの応援も受けた総力戦で臨んでおり、幅広い世代で支持を広げている。

 高麗氏は元自民候補予定者の不出馬で、公示直前に立候補を決定。自民、公明票を固め、出遅れを挽回したい。松井氏は立憲や共産など野党の支持層に浸透しており、無党派層を取り込んでいきたい。

 ◇9区

 前回は接戦となったが、今回は維新の足立康史氏が優勢で自民の原田憲治氏が懸命に追っている。

 前回約2000票差で敗れた足立氏は街頭活動やSNS戦略が実を結び、自民支持層にも食い込む。8月末の池田市長選で支援した新人が当選するなど勢いもみえる。原田氏は党内規で定める「73歳定年制」に該当して重複が認められず退路を断たれての戦い。まず自公票のとりまとめを急ぎたい。社民の大椿裕子氏は市民団体などの協力で巻き返しを図る。無所属の磯部和哉氏は知名度向上を狙う。

 ◇10区

 知名度を生かして先行する立憲の辻元清美氏を、府議からの転身を目指す維新の池下卓氏が激しく追う。ただ、無党派層の多くが投票先を決めかねている。

 党副代表である辻元氏は他候補の応援で選挙区を空ける機会も多いが、労働組合を中心とした強固な組織が不在をカバー。高齢の女性らから特に支持を集める。ともに高槻市議の祖父、父を持つ池下氏も維新支持層だけでなく無党派層の取り込みを進める。自民の大隈和英氏は支持者固めを急ぐ。

 ◇11区

 枚方市長や府議も務めた維新の中司宏氏が優勢で、自民の佐藤ゆかり氏と立憲の平野博文氏が競り合いながら追う展開だ。一方で無党派層や公明支持層の一部が支援先を見極めている。

 中司氏は府内での維新人気もあり、広い年代に浸透。維新へ移る前に所属していた自民からも一定の支持を集める。経済政策に明るい佐藤氏は、支持者固めや高齢層への浸透を図る。平野氏は選挙戦の準備が他陣営より遅れたのが響き、立憲支持層以外への広がりを欠く。

 ◇12区

 維新の藤田文武氏が優位に戦いを進め、自民の北川晋平氏が追う。立憲の宇都宮優子氏、共産の松尾正利氏が続く。

 支持政党は維新と自民と拮抗(きっこう)しており、無党派層への浸透度で差が出た。現職の死去に伴う2019年の補選で勝利した藤田氏は維新支持層以外からも支持を集め、再選を狙う。その補選で敗れた北川氏は自民、公明支持層以外の取り込みを懸命に進める。宇都宮氏と松尾氏はそれぞれ政権交代を訴え、与党批判の受け皿役を狙う。

3629チバQ:2021/10/21(木) 08:12:09
 ◇13区

 自民の宗清皇一氏と維新の岩谷良平氏が激しく競り合っている。

 塩川正十郎・元財務相の秘書も務めた宗清氏は公明党からの強い支援を受けており、自民支持層の引き締めも進める。一方、自民支持者も一部取り込んだ岩谷氏は無党派層にも浸透し始めている。ただ無党派層の半数近くが投票先を決めていない。直前に不出馬を決めた元職が持つ保守票の行方も鍵を握りそうだ。共産の神野淳一氏は組織固めを急ぎ、ほかの2氏にも流れる立憲票を食い止めたい。

 ◇14区

 維新の青柳仁士氏が大きくリードする。自民の長尾敬氏が続き、共産の小松久氏は巻き返しを図る。

 14区は維新の松井一郎代表の地元・八尾市が含まれており、元国連職員の青柳氏は強固な地盤を背景に、維新支持層の大半を固め、自民支持層の一部や無党派層にも浸透している。党副幹事長で4期目を目指す長尾氏は自民票を固めきれておらず、支持に広がりを欠く。小松氏は自公政権への対決姿勢を強調し、野党票の積み上げを狙っている。

 ◇15区

 維新の浦野靖人氏が先行し、自民の加納陽之助氏、共産の為仁史氏が追う展開だ。

 前回、前々回と比例復活だった浦野氏は、維新が取り組んできた「身を切る改革」を訴え、幅広い年齢層に浸透している。連続8期務めた竹本直一氏の後継で娘婿の加納氏は、9月に公認候補に決まり、まだ自民支持層を固めきれていない。為氏は自公政権や維新の批判票を集め、立憲支持層の受け皿にもなっている。無党派層の大半は投票先を決めていない。

 ◇16区

 立憲の森山浩行氏と公明の北側一雄氏が大接戦。政党支持率も拮抗し、半数近くが投票先を決めていない中で、終盤まで戦いはもつれそうだ。

 前回比例復活の森山氏は立憲と共産支持層の大半を固め、野党共闘が奏功。自公政権のコロナ対策への批判を強めており、無党派層への浸透を進める。10選を目指す北側氏は、国政報告会に安倍晋三元首相を招いて自公関係の良好さをアピールし、自民支持者を固めたい。NHK党の西脇京子氏は知名度不足の克服を急ぐ。

 ◇17区

 維新の馬場伸幸氏が大きくリードし、自民の岡下昌平氏と共産の森流星氏が追う展開になった。

 党幹事長の馬場氏は議員定数や報酬の削減を掲げ、経済成長のための投資なども訴える。幅広い年代層から支持を集め、自民支持層の一部も取り込んでいる。前回、前々回と比例復活だった岡下氏は、与党の議員としての実績を強調するが、自民支持層を固め切れていない。森氏は医療費負担減などを訴え、共産に加えて立憲の支持層の受け皿にもなっている。

 ◇18区

 維新の遠藤敬氏が大きくリードし、自民の神谷昇氏が追う。共産の望月亮佑氏、立憲の川戸康嗣氏が巻き返しを図る。

 4選を目指す遠藤氏は、「身を切る改革」などの実績を強調して幅広い年代層から支持を得ており、維新支持層に加えて自民支持層の一部にも浸透している。前回は比例復活だった神谷氏は、国産の新型コロナウイルス治療薬の早期開発などを掲げるが、まだ自民、公明支持層を固めきれていない。望月氏と川戸氏は、政権への批判票を食い合っている。

 ◇19区

 維新の伊東信久氏を自民の谷川とむ氏が追い、立憲の長安豊氏が巻き返しを狙う展開。共産の北村みき氏は支持の拡大を図る。

 過去3回は大阪11区で出馬した伊東氏が、この選挙区に移って国政復帰を目指しており、維新支持層の大半を固めることに成功している。前回は比例復活だった谷川氏は若い世代から支持を得ており、保守票を固めて追い上げたい。長安、北村両氏は支持の広がりを欠く。無党派層の半数近くはまだ投票先を決めていない。

3630チバQ:2021/10/21(木) 08:12:21
 ◇政党支持率 維新30%、自民28%

 大阪府内の政党支持率は大阪を地盤とする日本維新の会が30%と最も高く、与党第1党である自民の28%を上回っており、府内における維新の根強い支持が改めて示された。政党支持率は立憲8%、共産7%、公明6%と続いた。

 維新は30歳以上の幅広い世代で30%前後の支持を受けている。自民は10〜20代では最も高い33%の支持を得ており、30歳以上でも維新に次ぐ30%弱の支持を受けた。立憲は60代で9%、70歳以上で12%と若年層に比べて高年齢層からの支持が高く、共産も同様の傾向があった。

 また、無党派層を意味する「支持政党なし」は18%いた。若者ほど支持政党が固まっていない傾向にあり、30代以下の約3割が「支持政党なし」だった。比例の投票先を尋ねたところ、「決めていない」が38%と最も多く、維新(21%)、立憲(13%)、自民(12%)と続いた。小選挙区の投票先は、無党派層の55%が「決めていない」と答えた。

 衆院選に関心があるかを尋ねる項目では、「関心がある」が87%と大半をしめ、「関心がない」は5%だった。「どちらともいえない」との回答も8%あった。

3631チバQ:2021/10/21(木) 08:13:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/33fe5edd8a13247aca01297dd351afbb72f863af
比例は自民堅調、読売衆院選序盤情勢…立民伸び悩み・維新は関西以外で議席も
10/20(水) 23:20配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 読売新聞社が行った衆院選の序盤情勢調査では、小選挙区選で厳しい戦いとなっている自民党が、比例選(定数176)では堅調に議席を確保する見通しで、自民、公明両党で比例定数の過半数を上回る勢いだ。比例選では立憲民主党は伸び悩み、日本維新の会が関西圏以外でも躍進する公算が大きい。

 岸田首相は20日、公示2日目で地元の広島に入り、「重要なのは首相になって何をするかだ。これから私自身、問われるという思いを強く持って、この選挙に臨んでいかなければならない」と聴衆に訴えかけた。

 首相や安倍晋三・元首相の地元を抱える比例中国ブロックでは、2012年衆院選から3回連続で獲得している5議席の確保は確実な情勢になり、6議席目も視野に入る。東海ブロックでも、05年衆院選の過去最多に並ぶ9議席に届く勢いだ。

 菅前内閣の下では、自民候補が敗れた参院の補欠選挙や再選挙、地方選で、自民支持層が離れたと指摘された。今回の調査では、全11ブロックで自民支持層の8割以上から支持を集め、14年、17年衆院選を上回る70議席台に乗る可能性がある。選挙区選では立民や共産などが候補者を一本化した選挙区で自民が苦戦しているのとは対照的だ。

 公明も前回選の21議席を上回る勢いで、14年の26議席を狙う展開になりそうだ。

 一方、野党側は、立民が40議席以上の獲得が見込まれるが、「限定的な閣外協力」で合意した共産党が都市部を中心に伸長しており、「政権批判票」の一部が奪われた可能性がある。

 維新は、前回17年衆院選で得た8議席を倍増させる勢いだ。選挙区選では拠点の大阪以外では苦戦しているが、比例選では地盤とする近畿ブロック以外でも東京、南関東両ブロックで複数の議席獲得が視野に入る。

 選挙区選には前回選を大きく上回る94人を擁立し、全員が比例選に重複立候補する。「無党派層の受け皿を目指し、比例票を掘り起こす」(党関係者)のが狙いで、東日本でも奏功しているようだ。

3632チバQ:2021/10/21(木) 08:14:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c7dd8996fa5d3a1b89d67d0901ddf436b0ffbdd
自民減で単独過半数の攻防、読売衆院選序盤情勢…立民は議席上積み・維新も躍進の公算大
10/20(水) 23:00配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 読売新聞社は31日投開票の衆院選について、19、20の両日、全国の有権者を対象に世論調査を行い、全国の総支局などの取材を加味して序盤の情勢を探った。自民党は議席を減らし、単独で衆院定数の過半数(233)を維持できるかどうかの攻防となっている。立憲民主党は公示前の110議席から着実に上積みし、日本維新の会も大阪を中心に躍進する公算が大きい。


 公示前勢力が276議席だった自民は、小選挙区選で優位な戦いを進める候補が120人前後にとどまっている。40人以上が劣勢で、野党統一候補に苦戦している選挙区が目立つ。東京や大阪、愛知といった大都市圏では接戦の選挙区が多く、地盤の強い富山、島根、山口、高知の各県などでは議席独占の可能性がある。比例選では、前回の2017年衆院選並みとなる70議席近くを固めつつある。

 公明党は、小選挙区選に9人を擁立し、大半が安定した戦いを見せている。比例選では前回の21議席を上回り、着実に積み増す見通しだ。自公両党では、絶対安定多数(261)をうかがう。

 立民は小選挙区の候補214人のうち、優位に立つのは30人程度で、そのほとんどが共産、国民民主、れいわ新選組、社民4党と候補者を一本化した選挙区だった。60人近くが議席獲得へ接戦を演じている。比例選では40議席台に乗せる情勢で、公示前の110議席から20議席ほど伸ばす可能性がある。

 共産は小選挙区選で1人が優位に立ち、比例選では15議席を超える勢いを見せており、公示前の12議席を上回る情勢だ。

 維新は、拠点となる大阪の19選挙区のうち半数近くを固め、さらに議席増をうかがう。比例選でも前回の8議席から大幅に伸ばし、公示前の11議席から3倍近くとなる勢いだ。

 国民民主党は21人を擁立した小選挙区のほとんどで苦戦しており、公示前の8議席を維持できるかどうかが焦点となっている。

 れいわは比例選で複数議席を確保する可能性があり、社民は小選挙区で1人が安定した戦いを見せる。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は厳しい戦いを強いられている。

 調査は電話で実施し、18万6863人から回答を得た。一定数の回答者が小選挙区選や比例選で投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢は終盤にかけて変わる可能性がある。

 衆院選には、小選挙区選(定数289)に857人、11ブロックの比例選(定数176)に194人(重複立候補を除く)の計1051人が立候補している。

 ◆絶対安定多数=与党が衆院の全17常任委員長を独占した上で、全委員会で委員数の過半数を確保できる議席数与党が国会を安定的に運営できるかどうかの指標とされる。

3633チバQ:2021/10/21(木) 08:16:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb6a3c77eb6dc6718013bbb9c26a17167d10b700
岸田派勢力維持に苦心 接戦予想、首相自らてこ入れ
10/20(水) 21:15配信

産経新聞
街頭演説を終えた岸田文雄首相=20日午後1時59分、神戸市東灘区(沢野貴信撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)が、自身が会長を務める岸田派(宏池会)の勢力維持に苦心している。衆院選(31日投開票)前の党内勢力は第5派閥にすぎず、所属メンバーの当落は首相の政権運営に直結するからだ。だが、日本維新の会と争う大阪と兵庫や、知名度の高い旧民主党の閣僚経験者と対峙(たいじ)する静岡5区をはじめ激戦や苦戦が予想される選挙区が少なくなく、首相は自らてこ入れに乗り出している。

「長年、同じ政策集団で汗をかいてきた同志だ。大切な人だ。(総裁選でも)力添えをいただいた。心から感謝し、今日はマイクを持たせていただいた」

20日午後、首相は兵庫1区に含まれる神戸市東灘区で声を張り上げた。兵庫1区からは岸田派の自民前職が出馬し、首相の来訪は派閥メンバーを〝援護射撃〟する狙いがある。ただ、維新の本拠地の大阪と隣接する兵庫は近年、維新の伸長がめざましく、兵庫1区にも新人を擁立。ほかにも立憲民主党元職や無所属新人の2人も立候補しており、激しい戦いが予想される。

大阪1、2区でも岸田派前職が維新の前職や新人とそれぞれ対峙しているほか、静岡5区では岸田派前職の吉川赳氏が、旧民主党出身で無所属ながら二階派(志帥会)特別会員の前職、細野豪志元環境相と対決する。立民新人の小野範和氏と諸派新人の千田光氏も初当選を目指している。

自民は吉川氏を公認したものの、甘利明幹事長は「細野氏が勝ち上がった場合、どういう道があるのかは本人が地元県連と相談し、考える余地がある」などと述べ、追加公認に含みを持たせている。過去の衆院選で3連勝を許した細野氏らを相手に吉川氏は苦戦を余儀なくされそうだ。

ただでさえ、岸田派はベテランの竹本直一元科学技術担当相や宮腰光寛元沖縄北方担当相、三ツ矢憲生元外務副大臣が引退し、選挙前の46人から勢力を後退させている。首相も周囲に「相当気を引き締めないといけない」と危機感をあらわにしている。政権を安定軌道に乗せたい首相が足元の基盤をしっかり固められるかも衆院選の焦点となっている。(永原慎吾、石崎直人)

3634チバQ:2021/10/21(木) 09:01:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dee6d120438b1a886dcb5b5df34b777a20e6bb8
衆院選公示直後の情勢調査 自民過半数は…
10/20(水) 23:01配信

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日本テレビ系(NNN)

Nippon News Network(NNN)

衆議院選挙を今月31日に控え、NNNと読売新聞は公示直後の情勢調査を行いました。その結果、自民と公明の与党で過半数を超える勢いであるものの、自民は議席を減らし、単独で過半数を維持するかは微妙な情勢で、多くの選挙区で与野党が競り合っています。

衆議院選挙は、小選挙区289、比例代表176の465議席をめぐって争われます。

NNNと読売新聞が19日から20日まで情勢調査を行った結果、自民党と公明党は、岸田総理大臣が勝敗ラインとしている「与党で過半数233議席」を上回る勢いとなっています。

しかし、自民党は公示前の276議席から議席を大きく減らし、単独過半数の233議席を維持できるか微妙な情勢です。一方、公明党は堅調な戦いで、公示前の29議席を超える勢いです。

一方、野党側です。

今回、立憲民主党や共産党などは、289選挙区のうち210を超える選挙区で候補を一本化しました。その結果、立憲民主党は公示前の110議席から議席を上積みし、130議席を上回る勢いです。共産党も、公示前の12議席から議席を増やす勢いです。

日本維新の会は、大阪を中心に優位に戦いを進めていて、公示前の11議席から大きく伸ばし30議席を上回る勢いです。

一方、国民民主党は公示前の8議席前後は確保しそうな情勢です。

また、社民党とれいわ新選組は、公示前の1議席は確保できそうな情勢です。

一方、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、議席獲得に向けて苦しい戦いとなっています。

しかし、一定数の回答者が小選挙区や比例代表で投票する候補者や政党をあげておらず、今後、情勢が変化する可能性もあります。

調査は19日から20日にかけて、全ての選挙区でコンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い実施しました。

NNN・読売新聞 衆院選情勢調査
10月19日・20日に全国289選挙区で実施
コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使用
調査員による調査と自動音声調査を組み合わせた合計18万6863人が回答

3635チバQ:2021/10/21(木) 09:04:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef745d687263ea0f48ca056365ace3d73b18a33a
自民・小泉、社民・福島… 与野党、激戦予想区にエース級弁士続々投入 衆院選鹿児島
10/21(木) 8:14配信

南日本新聞
新人候補の応援演説に駆け付けた社民党の福島瑞穂党首=20日、鹿屋市

 衆院選公示翌日の20日、自民党の小泉進次郎前環境相と社民党の福島瑞穂党首が鹿児島入りし、それぞれ地元候補を応援した。各選挙区で激戦が予想される中、投開票日の31日に向け、与野党の幹部やエース級の弁士らが次々と駆け付ける。


 鹿児島市を訪れた小泉前環境相は、大臣として初めて取った育休に触れ「多様な働き方ができる社会に変えたい。新時代の自民党は今まで政治で取り上げられなかった課題に光を当てる」と語った。

 社民の福島党首は、鹿屋市や鹿児島市など計5カ所の街頭で演説。「全ての人の命と尊厳が守られる社会をつくりたい」と述べ、「生存のための政権交代」を訴えた。九州での比例投票も呼び掛けた。

 自民は22日以降、上川陽子前法相、野田聖子こども政策担当相、三原じゅん子前厚労副大臣らが相次いで鹿児島市などに入り、若者や女性らを中心に支持を訴える。26日には、菅義偉前首相が訪れる。

 政権交代を掲げる立憲民主党は22日に知名度のある安住淳国対委員長、枝野幸男代表が26日に訪れ、応援演説する。

 共産党は小池晃書記局長が23日に鹿児島に入り、比例の上積みなどを目指す。

3636岡山1区民:2021/10/21(木) 09:08:15
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/757350
<2021衆院選さが>佐賀1、2区 横一線
前職激戦、2割が未定
7:37
拡大する

 第49回衆院選の佐賀県内の小選挙区について、佐賀新聞社は19、20の両日実施された共同通信社の世論調査に本社取材を加味し、序盤情勢を分析した。1、2区いずれも立憲民主党、自民党の前職が横一線で激しく競り合っている。2割程度がまだ投票先を決めておらず、情勢は流動的だ。

 1区は、立民前職の原口一博氏(62)が立民支持層を固め、支援を受ける共産にも浸透する。自民前職の岩田和親氏(48)は自民支持層と推薦を受けた公明を手堅くまとめる。支持政党がない無党派層は原口氏が約半数を固めるが、うち3割以上が投票先を未定としている。岩田氏は40代以下の若い世代で、原口氏は50代以上の世代から支持を集める。

 2区は、立民前職の大串博志氏(56)が立民、共産の支持を集め、自民支持層の一部にも食い込む。自民前職の古川康氏(63)は自民、公明の支持を完全に固め切れていない。無党派層の支持は大串氏が上回るが、うち3割以上が投票先を未定としている。古川氏が選挙区割り変更前の旧3区で、大串氏が旧2区でそれぞれ優位に戦いを進めている。

 衆院選への関心度は「ある」が8割強を占めた。

 比例の投票先は自民がリードし、立民、公明、共産と続いている。(栗林賢)

3637岡山1区民:2021/10/21(木) 09:10:56
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1410752.html?utm_source=ryukyushinpo&utm_medium=referral&utm_campaign=top_kennai
沖縄3区で屋良、島尻氏競る 1・2区は「オール沖縄」に勢い 4区は西銘氏わずかに先行、金城氏猛追 衆院選共同通信情勢調査 
2021年10月21日 06:00
衆院選2021 沖縄選挙区 期日前投票
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 共同通信が19、20の2日間に実施した情勢調査に琉球新報の取材を加味して、衆院選沖縄4選挙区の序盤情勢を探ったところ、沖縄3区で立民前職の屋良朝博氏(59)と自民新人の島尻安伊子氏(56)が競っている。1、2区は名護市辺野古の新基地建設に反対する「オール沖縄」の候補に勢いがある。4区は自民前職の西銘恒三郎氏(67)がわずかに先行し、立民新人の金城徹氏(68)が猛追する。ただ、各区ともに有権者の2割程度は投票先を決めておらず、当落の行方は予断を許さない状況だ。 

 選挙区によって違いがあるが、無党派層の3〜5割は投票先を「まだ決めていない」と回答しており、浮動票の動向が勝敗の鍵を握りそうだ。31日の投開票に向けて、各候補ともに若者などの取り込みに注力しており、中盤以降に情勢が大きく変化する可能性もある。
...

3638岡山1区民:2021/10/21(木) 09:12:29
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/514170?top
衆院選序盤情勢 自民3選挙区リード 2区立民先行、4区は接戦
9:00
選挙

国政

県内小選挙区の立候補者拡大する
県内小選挙区の立候補者


 31日の衆院選投開票を前に、下野新聞社は20日、共同通信社が19、20の両日に実施した衆院選の世論調査結果に独自の取材を加味し、栃木県内5選挙区の情勢を探った。自民、立憲民主、共産、日本維新の会の4党の計12人が立候補し、1区を除く4選挙区で一騎打ち。1、3、5区は自民前職がリードし、2区は先行する立民前職を自民新人が猛追する。4区は自民前職と立民新人が激しく競り合う。投票先を決めていない人が各選挙区に3割近くおり、終盤情勢が注目される。

3639岡山1区民:2021/10/21(木) 09:14:24
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211021648593.html
序盤情勢 3、4、6区激しく競る
1、5区野党共闘に勢い 2区は自民一本化でリード
2021/10/21 08:25
 31日投開票の第49回衆院選に向け、新潟日報社が加盟する共同通信社は19、20の両日、新潟県内6小選挙区を対象に電話などによる情勢調査を行った。新潟日報社はその結果に独自取材を反映させた上で公示直後の序盤情勢を探った。自民党と立憲民主党が激突する3、4、6区で双方一歩も譲らぬ戦いを展開。1、5区は野党共闘による統一候補が一歩リードしている。2区は自民が一本化したことで、分裂した野党側2候補を引き離している。一方、各選挙区とも回答した有権者の2〜3割は投票先を決めておらず、今後情勢が変わる可能性もある。(敬称略)

 【1区】立民前職の西村智奈美を自民新人の塚田一郎が追う展開。西村は立民支持層を9割超固め、無党派層でもリードしている。塚田は公明から一定の支持を得ているが、自民の支持を固め切れていない。維新元職の石崎徹は維新への浸透にも苦戦している。

 【2区】自民前職の細田健一が、野党分裂となった共産新人の平あや子と国民新人の高倉栄をリードする。細田は自民・公明支持層の7割前後を固めた。平、高倉とも足元の支持層をまとめたが、立民支持層は分け合う。3人とも無党派層への浸透を課題とする。

 【3区】自民前職の斎藤洋明と立民前職の黒岩宇洋が激しく競り合う。斎藤は自民・公明支持層をほぼまとめつつある。30〜40代の支持が厚い。黒岩は立民支持層の8割に浸透し、共産支持層の6割も押さえる。無党派層にも広がりを見せている。

 【4区】立民前職の菊田真紀子と自民新人の国定勇人が接戦となっている。大票田・三条市を含む県央周辺はほぼ互角。菊田は立民と共産の支持層の8割を押さえ、無党派層への浸透を図る。国定は自民支持層の7割超を固め、公明にも支持を広げつつある。

 【5区】無所属新人の米山隆一が立憲民主、共産、社民支持層の大半を固め、無党派層にも浸透してリード。自民前職の泉田裕彦は自民支持層の取り込みが4割にとどまり、基盤固めが課題だ。無所属新人の森民夫は知名度の低い魚沼地域で伸びを欠く。

 【6区】立民新人の梅谷守と、自民県連会長の前職高鳥修一が競り合う。梅谷が野党支持層を固め、無党派層の多い大票田・上越市で先行する。高鳥は自民支持層に浸透するが、地盤の糸魚川などで接戦に持ち込まれている。無所属新人の神鳥古賛は知名度が無い。

3640岡山1区民:2021/10/21(木) 09:16:07
https://www.sakigake.jp/news/article/20211021AK0001/
秋田魁新報
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秋田1、2区激しい攻防 衆院選序盤情勢
会員向け記事 2021年10月21日 7時2分 掲載
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 秋田魁新報社は加盟する共同通信社の電話調査(19、20日実施)と取材から、衆院選(31日投開票)の県内3小選挙区の序盤情勢を探った。秋田1区は自民党前職の冨樫博之候補(66)と立憲民主党前職(比例東北)の寺田学候補(45)、2区は自民党前職の金田勝年候補(72)と立憲民主党前職(比例東北)の緑川貴士候補(36)が横一線で競り合っている。3区は自民党前職の御法川信英候補(57)が先行し、共産党新人の杉山彰候補(55)が追っている。ただ、各選挙区とも約2割は投票先を決めておらず、情勢は変わる可能性がある。

3641岡山1区民:2021/10/21(木) 11:09:10
>>3612
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211021000142
2021総選挙香川/1区 小川先行、平井追う 2区 玉木優勢、瀬戸懸命 3区 大野安定、尾崎苦戦
2021/10/21 09:35

メールで記事を紹介印刷する

 19日公示された第49回衆院選で、県内3小選挙区では前職、元職、新人の計7人による舌戦が一層熱を帯びている。四国新聞社は、共同通信社が19、20の2日間実施した電話世論調査に、取材で得た情報を加味し序盤の情勢を分析した。激戦が予想される1区は立民前職が先行し、自民前職が追う展開。2区と3区はそれぞれ国民、自民の前職2人がリードしている。ただ、全県で2割強が投票先を決めておらず、無党派層の動向や投票率次第で情勢が変わる可能性がある。

1区
 小川淳也(立民前)が先行し、平井卓也(自民前)が追走。今月上旬に立候補表明した町川順子(維新新)は出遅れの挽回を図る。

 小川は立民支持層と支援を受ける共産支持層を固めたほか、国民や社民などの他の野党支持層も手堅くまとめている。

 平井は自民支持層の大半を集め、推薦を受ける公明支持層にも浸透。維新、国民の支持層の一部にも食い込んでいる。

 町川は維新支持層の6割弱を獲得。与党や現在の野党共闘に批判的な層の取り込みを目指す。

2区
 党代表として初の総選挙に臨む玉木雄一郎(国民前)が優勢。返り咲きを狙う瀬戸隆一(自民元)は追い上げに懸命だ。

 玉木は国民支持層の9割に加え、立民、社民、維新などに広く浸透。無党派層の5割強の支持も得た。

 瀬戸は自民支持層の大半のほか、公明の6割の支持を集めた。他党支持層や無党派層の取り込みを狙う。

3区
 大野敬太郎(自民前)が保守層で強さをみせ、4選に向けて順調な滑り出し。尾崎淳一郎(共産新)は苦戦を強いられている。

 大野は自民、公明支持層のそれぞれ8割を固めた。無党派層にも浸透し、安定した戦いぶりをみせる。

 尾崎は共産のほか立民、社民の支持を得るが、全体で広がりを欠いている。

比例四国 自民3、立民2うかがう
 計36人が立候補している四国ブロック(定数6)。議席配分は、自民が前回と同じ3議席を、立民は2議席をうかがう。前回1議席の公明は維新、共産とほぼ並んでいる。

 比例代表を選ぶ基礎となる主要政党の得票率予測は、自民が37・9%でトップとなり、次いで立民が18・3%。維新7・9%、共産7・3%、公明6・9%、国民4・8%、れいわ2・3%、N党1・2%、社民0・7%の順。

3642岡山1区民:2021/10/21(木) 11:16:38
https://nordot.app/823719961037275136?c=174761113988793844
共同通信社が19、20両日に行った第49回衆院選の全国電話調査を踏まえ、長崎新聞社は20日、県内4小選挙区の序盤情勢について取材を加味し分析した。長崎1区は国民民主前職の西岡秀子氏(57)が自民新人の初村滝一郎氏(42)を一歩リード。3区と4区は自民と立憲民主の候補が互角の戦いを繰り広げており、2区は自民新人の加藤竜祥氏(41)が優勢。ただ各選挙区とも2〜3割が誰に投票するか決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。
 1区は、西岡氏が立民と国民各支持層の7割超を固め、無党派層の4割に浸透。自民支持層の2割弱に食い込んでいる。初村氏は自民支持層の6割強、公明支持層の7割強をまとめたが、無党派層で伸び悩んでいる。共産新人の安江綾子氏(44)は厳しい戦い。
 4区は、立民新人の末次精一氏(58)と自民前職の北村誠吾氏(74)が横一線。末次氏は立民の8割強、共産の7割強を固めたほか、自民支持層の1割強が流れ込んでいる。北村氏は自民支持層の5割に届いておらず、公明支持層も約半数にとどまる。いずれも無所属新人の萩原活(ひろし)氏(61)と田中隆治氏(78)は出遅れているが、萩原氏は一部の自民支持層の受け皿となっている。
 3区は自民前職の谷川弥一氏(80)と立民新人の山田勝彦氏(42)が競り合っている。谷川氏は自民支持層が6割弱にとどまり、公明の支持は山田勝氏をやや上回る程度。山田勝氏は立民支持層の8割弱、共産支持層の7割をまとめ、無党派層の3割の支持を受ける。無所属新人の山田博司氏(51)は苦戦、諸派新人の石本啓之氏(52)は浸透していない。
 2区は加藤氏が自民、公明支持層の約7割を固めた。立民前職の松平浩一氏(47)は立民支持層の8割、共産支持層の7割に浸透。無党派層の支持も加藤氏を上回っている。
 全体の情勢として若年層ほど自民候補を支持し、年代が上がるにつれ野党候補を支持する傾向が見られた。
 県内の政党支持率は自民46.4%、立民16.9%、公明4.2%、共産4.4%、国民2.8%、社民2.1%、支持政党なしが17.3%など。

https://www.toonippo.co.jp/articles/-/719865
衆院選青森1区 江渡、升田氏競る
 31日投開票の衆院選について、共同通信社は19、20の両日、青森県内有権者を対象に電話調査を行った。東奥日報社の取材を加味して序盤情勢を分析した結果、1区は自民党前職の江渡聡徳氏(66)と立憲民主党元職の升田世喜男氏(64)が競り合っている。2区は自民党新人の神田潤一氏(51)、3区は自民党前職の木村次郎氏(53)がそれぞれ優位に立っている。ただ、無党派層で投票先を決めていない有権者が1区は3割超、2、3区は5割近くおり、情勢は流動的だ。

3643岡山1区民:2021/10/21(木) 11:17:58
https://www.yamagata-np.jp/news/202110/21/kj_2021102100455.php
与党が先行、追う野党 衆院選・県内3小選挙区の序盤情勢
2021/10/21 07:54

 県内3小選挙区に計7人が立候補した第49回衆院選は、31日の投開票まで残り10日間となった。共同通信社が20日までの2日間で実施した世論調査と山形新聞社の本社・支社の取材を総合し、各小選挙区の序盤情勢を探った。(文中敬称略)

 県1区と県2区は与野党対決の一騎打ちで、県3区は自民党前職と2新人による三つどもえの形。県1〜3区で与党勢が先行し、非自民系の新人が追う展開となっている。各選挙区とも態度を決めかねている有権者が一定数おり、動向が勝敗を左右しそうだ。

 県1区は自民前職の遠藤利明がリードし、立憲民主党新人の原田和広が続く。

 遠藤は党選対委員長に就き、長期間、地元を離れての戦いは初。当選8回を支えてきた支持基盤を軸に自民支持層で手堅い。公明党支持層に加え、国民民主党支持層に食い込む。特に30代以下で強さを示す。

 原田は2014年以来、2度目の挑戦。共産党などとの候補者一本化に成功し立民、共産両支持層を固めている。国民支持層や無党派層で支持を集めるが、政権に批判的な保守層の切り崩しに苦戦している。

 県2区は自民前職の鈴木憲和が優位に立ち、国民新人の加藤健一が追い掛ける。

 鈴木は選挙区内に築き上げた後援組織をフル稼働し安定感を見せる。自民、公明支持層を足掛かりに保守票をまとめている。無党派層への浸透がやや弱く、攻勢を強める。全年代で上回っている。

 加藤健は国民支持層をほぼ固めた。立民、共産の両支持層も取り付け、野党共闘の効果が出ている。保守層や無党派層への食い込みは限定的で、巻き返しを期す。60代以上で相手候補に接近する。

 県3区は自民前職の加藤鮎子を無所属新人の阿部ひとみ、共産党新人の梅木威が追う。

 加藤鮎は先の鶴岡市長選で揺らいだ地元の鶴岡・田川地域を立て直し、自民、公明支持層への働き掛けを強める。酒田、新庄両市などで後援組織を足場に弾みを付ける構え。30、40代で強みを見せる。

 阿部は出馬表明から約1カ月の選挙戦。酒田・飽海地域を地盤に、知名度アップを目指す。独自候補を持たない立民、国民支持層を取り込み、自民支持層にも一定程度、浸透。50代などで優位となっている。

 梅木は共産支持層に加え、立民支持層へも働き掛けているが、他陣営の攻勢に防戦気味だ。

3644岡山1区民:2021/10/21(木) 11:20:05
https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211021-662743.php
【衆院選・福島県内世論調査】激戦1、4区 5小選挙区の情勢分析
2021年10月21日
 
 31日投開票の第49回衆院選で、福島民友新聞社は19、20の両日、読売新聞社と共同で世論調査を行い、調査結果に取材で得た情報を加味し、県内5小選挙区の情勢を分析した。全選挙区で与野党候補の一騎打ちとなる中、4度目の対決となる4区は競り合いを繰り広げ、1区はやや先行する立憲民主候補を自民候補が猛追している。2、5区は自民候補、3区は立民候補がリードする展開。ただ、有権者の2割程度が態度を決めておらず、投票まで流動的な面が残る。(敬称略)

 ◆1区

 立民前職の金子恵美がやや先行、自民前職の亀岡偉民が猛追している。
 金子は立民支持層の9割強、共産支持層の8割強を固め、他の野党支持層にも広く浸透している。亀岡は自民支持層の約8割、公明支持層の9割弱をまとめた。無党派層は5割弱が金子で、亀岡は2割弱にとどまっている。
 年代別では金子が50代以上、亀岡は40代以下で優位に立つ。職業別では農林水産業の6割超が亀岡を支持、サラリーマンや専業主婦は金子がやや上回った。

 ◆2区

 9選を目指す自民前職の根本匠がリードし、立民新人の馬場雄基が挑む構図となっている。
 根本は自民支持層の9割弱、公明支持層の8割弱を固めた。馬場は立民支持層の9割弱、共産支持層の8割超をまとめ、無党派層の4割弱からも支持を得る。
 根本は各年代に浸透しており、女性から高い支持を得る。馬場は60代以上の支持が多い。職業別で農林水産業や専業主婦の半数以上が根本を支持し、商工自営・自由業は5割弱が根本、4割強が馬場を支持する。

 ◆3区

 10選を狙う立民前職の玄葉光一郎が安定した戦いを進め、自民前職の上杉謙太郎が追う展開。玄葉は立民支持層の約9割、共産支持層の9割弱をまとめ、無党派層や他党支持層にも食い込む。上杉は自民支持層の8割弱を固めた。
 玄葉は60代以上で半数超の支持を得るなど、各年代に広く浸透している。上杉は50代以上で支持を広げている。職業別ではサラリーマン、商工自営・自由業、専業主婦などで玄葉が上回るが、農林水産業では上杉が優位となっている。

 ◆4区

 互いに4選を懸け、初の一騎打ちに挑む立民前職の小熊慎司と自民前職の菅家一郎が激しく競る。
 小熊は立民支持層の約9割、共産支持層の8割弱をまとめ、無党派層でも支持を広げる。菅家は自民支持層の約8割、公明支持層の8割弱の支持を固めた。
 年代別で小熊は30代以下と60代以上で浸透し、菅家は40、50代で優位に立つ。職業別では、小熊が商工自営・自由業と無職を中心に支持を集め、菅家は農林水産業、サラリーマン、専業主婦で上回っている。

 ◆5区

 自民前職で8選を目指す吉野正芳が安定した戦いぶりを展開、共産新人の熊谷智は浸透を図る。
 吉野は自民支持層の9割弱、公明支持層の約8割をまとめた。熊谷は共産支持層の約9割を固め、立民支持層の6割強にも支持を得ており、無党派層では吉野を上回っている。
 職業別で吉野が農林水産業の7割弱、商工自営・自由業の6割弱の支持を集めるなど広く浸透。年代別では、60代で吉野と熊谷が拮抗(きっこう)しているものの、他の世代は吉野が優位に立つ。

 調査の方法 調査は19、20の両日、県内の5小選挙区を対象に、コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて実施した。福島1〜5区の合計で3164人から回答を得た。

3645岡山1区民:2021/10/21(木) 11:22:48
https://www.gifu-np.co.jp/news/20211021/20211021-115755.html
衆院選序盤情勢 激戦の岐阜4・5区、自民と立民ほぼ互角 1、2、3区は自民先行
2021年10月21日 08:12

 19日公示された衆院選で、岐阜新聞社は20日、共同通信社が実施した電話調査に取材を加味し、県内五つの小選挙区の序盤情勢を探った。岐阜4区の自民前職と立民前職、岐阜5区の自民前職と立民新人が激しく競り合っている。岐阜1、2、3区はいずれも自民前職が抜け出す展開。ただ、投票先を決めていない有権者は2割以上おり、31日の投開票日までに情勢は変わる可能性がある。

【1区】

 現職閣僚で自民前職の野田聖子氏が大きくリードする。

 高い知名度と実績を誇る野田氏は、自民と、推薦を受ける公明の両支持層をほぼ固める。幅広い年代から支持を集める。

 立民新人の川本慧佑氏は、連携する国民県連や連合岐阜などの支援を受け、無党派層の取り込みを図る。

 共産新人の山越徹氏は支持拡大を図る。諸派新人の土田正光氏は独自の戦い。

【2区】

 自民前職の棚橋泰文氏が盤石の組織戦を展開している。

 経済界や後援会などから手厚い支援を受ける棚橋氏は、自民、公明支持層をまとめる。選挙区全体で支持を集めている。

 国民が県内で唯一候補者を擁立した新人の大谷由里子氏は、国民支持層を固め、立民支持層の取り込みを狙う。

 共産新人の三尾圭司氏は懸命に追う。

【3区】

 自民前職の武藤容治氏が優位に戦いを進める。

 県内で唯一の与野党一騎打ちとなった選挙区で、武藤氏が各地をくまなく回って票を固める。幅広い年齢層から支持を集めるが、自民支持層をまとめ切れていない。

 立民元職の阪口直人氏は、労組の選対を立ち上げ、労組への浸透を図る。立民支持層を中心に支持を集めており、反自民票の受け皿となれるかが鍵。

【4区】

 自民前職の金子俊平氏と立民前職の今井雅人氏が互角の戦い。

 金子氏は高山市を中心とした北部の飛騨地域で支持が厚い。可児市から出陣式を始めるなど南部での支持拡大を図る。自民県連は最重点区に位置付け、自民支持層を固める。

 今井氏は、可児市や美濃加茂市といった南部の可茂地域で支持を集める。立民、国民支持層のほか、候補者擁立を見送った共産党の支持層からも支持を得る。保守層の切り崩しも図る。

 維新新人の佐伯哲也氏は支持浸透を目指す。

【5区】

 11選を目指す自民前職の古屋圭司氏に、25歳で挑む立民新人の今井瑠々氏が並ぶ勢い。

 古屋氏は、多くの支援団体から支持を取り付け、堅実に地盤をまとめる。自民、公明支持層をほぼ固める。年代別では、30代以下からも支持を得る。

 今井氏は、地元のつながりを駆使して猛追する。立民支持層のほか、無党派層を取り込む。60代以上の世代で支持を集め、多治見市で広がりを見せる。

 維新元職の山田良司氏、共産新人の小関祥子氏が必死に追う。

     ◇

 調査は19、20日に実施し、県内では有権者2701人が回答した。衆院選の関心度は、「関心がある」が85・5%、「関心がない」が4・7%だった。

3646岡山1区民:2021/10/21(木) 11:27:03
https://www.nara-np.co.jp/news/20211021211102.html
馬淵氏やや優勢か 衆院選奈良県1区序盤情勢


 衆院の解散から投開票日まで17日間という戦後最短の衆院総選挙が始まった。岸田新政権の是非やコロナ対策、経済政策など、県内でも小選挙区を中心に舌戦がヒートアップしている。奈良新聞社は、共同通信社が19、20日に実施した世論調査と本社支局などの取材を元に序盤情勢を分析した。

 県1区は無党派層が多く、与野党が伯仲する激戦区。前回4年前、小選挙区で初当選した自民前職の小林茂樹候補(57)と、立民前職の馬淵澄夫候補(61)が激突する。両候補の対決は4度目で小選挙区では馬淵候補の2勝1敗。今回の序盤戦では、馬淵候補がややリードし、小林候補が追う展開か。維新新人の前川清成候補(58)は必死に追いかける。…

3647岡山1区民:2021/10/21(木) 11:29:47
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/819224/
西日本新聞
2021年10月21日(木)

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福岡2、5、9、10区は自民前職と野党系互角 【衆院選序盤情勢】

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福岡2、5、9、10区は自民前職と野党系互角 【衆院選序盤情勢】
2021/10/21 6:00
黒石 規之


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候補者の演説に拍手を送る有権者たち(撮影・帖地洸平)

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候補者の演説に拍手を送る有権者たち(撮影・帖地洸平)

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 衆院選の序盤情勢を探った共同通信の電話調査に、西日本新聞による取材も加味して福岡県内11小選挙区の情勢を分析した結果、2017年の前回選挙で全11議席を独占した自民が5選挙区でリードする一方、4選挙区では立民や野党系無所属と激しく競り合う展開となっている。

【関連】自民が単独過半数うかがう 序盤情勢、野党共闘で接戦区増加

 激戦になっているのは2、5、9、10区。5区は、立民新人と自民前職が横一線。自民は公示直前に公認争いを決着させたが、1年以上続いた分裂状態で支持者間の亀裂は深く、自民支持層は一部が立民に流れ、約3割は態度を決めていない。立民新人は、解散前に擁立を取り下げた共産支持層の約8割を固めた。

 2区は、4度目の対決となる自民と立民の前職同士が互角の戦い。9区は、自民前職と前回希望の党で落選した野党系の無所属元職が拮抗(きっこう)し、共産元職は支持拡大に苦戦している。10区は、自民と立民の前職同士がほぼ横並びで激しく争っている。

 自民と立民の一騎打ちとなった3区と7区は、自民前職がやや先行。野党が候補者を一本化できず、日本維新の会も参戦した1区と4区は、政権批判票が分散して自民前職が一歩抜け出している。6、8、11区は自民前職が引き離している。

 ただ、調査に応じた有権者の約3割は投票先を未定としており、こうした層の動向が終盤情勢に影響する可能性もある。調査では、県内の有権者6887人から回答を得た。

 (黒石規之)

3648チバQ:2021/10/21(木) 14:44:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e80b31e7a374f6285994f25754e4d9e6efd2647
静岡県内 3区/6区/8区 自民、立民拮抗 衆院選序盤情勢
10/21(木) 9:36配信

あなたの静岡新聞
国会議事堂

 静岡新聞社の20日までの取材に共同通信社が19、20両日実施した電話による調査を加味すると、衆院選の静岡県内全8小選挙区は3区、6区、8区で自民党候補と立憲民主党候補が拮抗している。1区、2区、4区、7区は自民候補が優勢で、保守分裂となった5区は無所属候補が先行する。

 調査では投票先を「まだ決めていない」と答えた人がそれぞれの選挙区で1〜3割台いて、情勢が変化する可能性がある。各立候補者の陣営は支持層を着実に固めながら、無党派層の票の掘り起こしに注力する。

 与野党一騎打ちの選挙区では、立民と共産党が候補者を一本化した8区で自民前職塩谷立氏がやや先行し、立民前職源馬謙太郎氏が猛追する。3区は4度目の激突となる立民元職小山展弘氏と自民前職宮沢博行氏が横一線の展開。7区は強固な支持基盤を持つ自民前職城内実氏が立民前職日吉雄太氏に対して優位に立つ。

 野党候補が乱立している1区では、知名度の高い自民前職上川陽子氏がリードし、立民新人遠藤行洋氏が追い掛ける。国民民主党元職高橋美穂氏と日本維新の会前職青山雅幸氏は浸透を欠く。5区は先行する無所属前職細野豪志氏を、自民前職吉川赳氏と立民新人小野範和氏が追う。諸派新人千田光氏は独自の戦い。

 三つどもえの構図となった選挙区では、6区で自民前職勝俣孝明氏と立民前職渡辺周氏が今回も激しいつばぜり合いを繰り広げ、維新新人山下洸棋氏は伸び悩んでいる。2区は安定した戦いを進める自民前職井林辰憲氏を立民新人福村隆氏が懸命に追走し、共産新人山口祐樹氏は党組織を固める。4区は自民前職深沢陽一氏が優勢で、国民新人田中健氏と維新新人中村憲一氏は支持拡大を急ぐ。

静岡新聞社

3649チバQ:2021/10/21(木) 14:45:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/137a04ccd2aa123c4fd1e663dee6631bd0dbe906
レッテル剥がせる?自民「魔の3回生」正念場
10/21(木) 10:04配信

西日本新聞

 31日投開票の衆院選で試練を迎えているのが、2012年に初当選した当選3回の自民前職だ。今回は、12年を含め直近3回の選挙のような追い風は吹いておらず、地力が問われる。不祥事が多く「魔の3回生」ともやゆされる世代。戦いを勝ち抜き、レッテルを剥がすことができるか-。

【一覧】立候補一覧

 「宮崎のために、日本のために、2倍、3倍、働いてまいりたい」。衆院選が公示された19日、宮崎1区に立候補した武井俊輔氏は、宮崎市内で開かれた出陣式でこう訴えた。

 6月、公設秘書が運転し、武井氏が同乗する車が衝突事故を起こし、立ち去ろうとしていたことが発覚。車は車検が切れていた。事態を重く見た自民党宮崎県連は武井氏の公認申請を見送り、「選挙では積極的に支援を呼び掛けない」と異例の自主判断を表明した。

 だが、党本部はおわび行脚を続けた武井氏の公認を決定。出陣式に出席した県連幹部も一転して武井氏の支援を明言した。約270団体から推薦も集まり、表向き不祥事の影響は小さいように映る。だが、別の県連幹部は「実動部隊となる県議や市議の動きが見えない」と話し、挙党態勢のほころびをなお不安視する。

 福岡4区に立候補した宮内秀樹氏は昨年、高速道の施工不良問題に絡み、工事を請け負った業者に口利きをしたのではないかと国会で追及を受けた。

 宮内氏は否定し、騒動は沈静化。しかし、19年の福岡県知事選などを巡って対立した地元県議らとの間にはしこりが残る。17年の前回選挙は次点に5万票以上の差で圧勝。今回も着実に支持を固めているが、宮内氏は「風は吹いてきているが、まだ順風か逆風か判断できない。世論の変化を見守りたい」と慎重姿勢だ。

 自民は、当時の民主党から政権を奪還した12年の衆院選で119人の新人を当選させた。その後の14年と17年選挙は支持率の高い安倍政権下で行われており、党関係者は「楽な戦いしか経験していない3回生の選挙地盤はもろい」と指摘する。加えてこの間、12年初当選組は失言やパワハラ、金銭トラブルなど不祥事に事欠かず、落選や辞職した者も少なくない。

 「気を付けよう、暗い夜道と3回生。忘れないでくれよ」。麻生太郎副総裁は14日、麻生派の会合でこう述べ、引き締めを図った。

 その麻生派に属する福岡1区の井上貴博氏は16日、福岡市で報道陣から3回生としての認識を問われ「一人一人の質は高くなっている」と力説。「結果で見せていけばいいことだと思っている」と、自分たちに着せられた汚名の返上を誓った。

 (佐伯浩之、床波昌雄、塩入雄一郎)

3650チバQ:2021/10/21(木) 14:45:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8553b5c1e591d216be05666d84f4eaf94e55827
同床異夢 京都の立民・共産「共闘」
10/21(木) 12:23配信

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産経新聞
共産候補の選挙カーには野党の代表を強調するステッカーが貼られている=京都市内(渡辺恭晃撮影)

「野党共闘」が進む衆院選(31日投開票)で、京都府では立憲民主と共産の思惑に隔たりがみられる。国政では両党と社民、れいわの野党4党が政策協定を締結したものの、立民府連は共産との協力を否定。ねじれの背景には、かつての革新派府政への拒否反応が根強く残るとの京都特有の見方もある。初めて府内全6選挙区への擁立を見送り、最重要選挙区と位置付ける1区で「野党統一候補」を前面に掲げたい共産側の狙いに、立民はつれないまま、古都は選挙戦に突入した。

■「ミスター野党共闘」?

「今度こそ野党の共同候補として、京都1区で勝利する」。公示日の19日、1区に立候補した共産前職の穀田恵二氏(74)はこう訴えた。応援演説に駆け付けた小池晃・党書記局長も「この人なくして野党共闘はなしえなかった。ミスター野党共闘だ」と持ち上げた。

共産は1区を「必勝区」としており、穀田氏の事務所には立民の党幹部らの激励文も掲示。14日に会見した党府委員会の渡辺和俊委員長は「事実上、野党統一候補だ」と強調した。

小選挙区制が始まった平成8年以降、共産は補選を除き府内全6区に候補者を擁立してきたが、今回は立民が擁立した3、6区について、府委員会は14日に野党共闘を順守して候補を立てず自主投票とすることを公表した。

一方、立民府連が9日に開いた会見では、泉健太会長が「京都では各党がしのぎを削りあってきた。京都で野党統一候補という考えはない」と明言。共産との選挙協力を否定し、公示直前まで1区への候補者擁立を模索した。党政調会長でもある泉氏は8月にも「国政での連携と地方の流れは別」と述べており、両党の隔たりは縮まらなかった。

■蜷川府政「アレルギー」

国政では9月、両党を含む野党4党が政策協定を締結。その後、立民が政権交代した場合は、共産が「限定的な閣外協力」を行うことで合意した。ただ、立民の支持母体である連合の芳野友子会長は今月7日、「閣外協力もあり得ない」と不快感を示した。

これまで府内の選挙で立民と共産が協力関係を結んだことはなく、ある立民府連幹部は「府民の中には『共産党アレルギー』もあり、支持者からも共闘について批判的な声は多い。選挙協力は支持者離れにつながりかねない」と明かす。

理由の一つにあげるのが、旧社会党公認で当選し共産ともつながりが深い革新系の蜷川虎三(にながわとらぞう)知事の府政(昭和25〜53年)だ。「あしき平等主義がはびこり、公立高の学力低下を招いたり道路整備が遅れたりと弊害も多かった」。革新色の強い共産への拒否感は、いまだに府内の有権者に根強いと主張する。

■保守王国では競合

とはいえ、6選挙区のうち5選挙区で立民と共産は競合せず、両党がともに候補者を立てたのは「保守王国」とされる5区のみだ。渡辺委員長は「統一候補は勝てる見込みの高い選挙区に擁立しており、全選挙区での一本化は目指していない」と説明する。

一方、立民府連幹部の一人は「来年には参院選、その先には統一地方選があり、共産を含め他党が候補者を立てる。候補者空白の選挙区が生じることが怖い」と野党共闘で生じる矛盾を指摘した。

こうした状況に、自民府連幹部は「結局、立民は1区に擁立せず、共産との競合が生じなかった。選挙協力をしないと言いながら、実は中央の意の通りになっているのではないか」と警戒感を示した。

京都1区にはほかに維新新人の堀場幸子氏(42)、自民新人の勝目康氏(47)が立候補している。(平岡康彦)

3651チバQ:2021/10/21(木) 14:51:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/25475b24f190838169b6a31b9d75bedb32a8e9cb
二階氏、地元・和歌山で支持訴え 世襲バトンへ“必死のお願い”
10/21(木) 5:30配信

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スポニチアネックス
和歌山・有田川町での出陣式で第一声を上げた自民党・二階俊弘候補

 ◇衆院選2021 31日投開票

 公示から2日目となった20日、和歌山3区で13期目を目指す自民党の二階俊博前幹事長(82)は、山間部の北山村などで支持を訴えた。長く幹事長として君臨してきたが、今回の選挙は肩書のない一議員に戻った。参院からの鞍替えを狙う世耕弘成参院幹事長(58)の存在など不安材料もある中で、息子たちへの「二階王国」の“世襲リレー”を見据えている。

【写真】支援者と握手する二階氏 “世襲リレー”に必死

 北山村は、県の最東端にある人口約400人の小さな村。二階氏は力強くも訥々(とつとつ)とした独特の語り口で村民に支持を訴えた。陣営によると「幹事長を解かれ、楽になったようだ」という。公示日の19日は、有田川町の県会議員事務所前に集まった大勢の聴衆に気を良くしたのか、予定の倍を超える18分間も演説。「地域の先頭に立って頑張ります」などと述べ、支援者を「安心した」「まだまだ頑張ってくれそう」と喜ばせた。

 21日以降は二階派候補らの応援で全国を回り、終盤に再び地元入りする予定だ。

 幹事長を党歴代最長となる5年以上も務めるなど権勢を振るったが、総裁選の曲折を経て、今回の選挙は無役で臨むこととなった。共産新人の畑野良弘氏らとの争いに、小選挙区制で7度目の選出を疑う声は聞かれないが「二階王国」も安泰とは言い切れない。82歳となった二階氏の“次”を見据えた動きが活発化している。

 二階氏を30年以上支える支援者は「早く息子に地盤を譲り、引退したいと考えているはず」と語る。息子は3人いるが、別の支援者によると「二階さんは長男と三男のどちらか決め切れず、結局本人が出ることになったようだ」と明かす。

 長男で秘書の俊樹氏(56)は16年、二階氏の事務所がある御坊市長選に出馬して大敗したのが不安材料だ。続いて有力とされる三男伸康氏(43)は一般企業を退社し、秘書として走り回る姿が好感を持たれているが「政治家としては未知数」(同)という。

 二階氏の迷いをさらに深めたのは、同じ和歌山選出の参院議員で党参院幹事長を務める世耕氏の存在だ。安倍晋三元首相の側近で、安倍政権では経済産業相や官房副長官などを歴任した実力者。この先、首相を狙うためにも衆院に鞍替えしたいところで、永田町関係者によると「今回も和歌山入りして選挙カーまで用意し、公示日ギリギリまで情勢を見極めていたと聞いた。二階氏が長男か三男に譲るなら、鞍替え出馬するとの話もあった」という。

 世耕氏が事務所を構える新宮市の市政関係者は「ウチの市だけでなく、二階さんのお膝元の御坊市でも“世耕さんなら”との声が増えつつある。今回、無所属で出ても、いい戦いになったはず」と分析する。結局、二階氏との直接対決は二階派の恨みを買う可能性もあり、出馬は見送られた。「次は世耕氏が鞍替えし、参院選挙区を二階氏の息子に譲れば丸く収まるとの話も、地元では出ている」と話した。

 和歌山県は小選挙区の区割りが見直され早ければ次回総選挙で現行の3から2に減る見通し。二階氏としては何とか“最後のお願い”で当選し「二階王国」の地盤をより強くしてからバトンを譲りたいところだ。

 ≪野党共同候補・畑野氏との争いか≫二階氏と戦うのは、共産党新人・畑野良弘氏(61)、無所属の根来英樹氏(51)、新党くにもりの本間奈々氏(52)の3候補。畑野氏は野党が共同候補として一本化。選挙応援には、立民や社民の県連幹部も演説に立ったりしている。“和歌山のドン”に挑むことに選対関係者は「地域を回っていると二階さんだけではなく、長く続いた自公政権への怒りに近い声を多く聞く」と手応えを見せた。

3652チバQ:2021/10/21(木) 15:08:42
1・2・3区が自民2番手って驚きだ

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e01d00a2c5d3905aca5a0278a00a25010fdf2c8
衆院選 鹿児島1区〜4区 序盤の情勢調査
10/21(木) 14:16配信
 今月31日に投開票が行われる衆議院議員総選挙について、NNNと読売新聞は共同で序盤の情勢を調査した。鹿児島1区から4区までの情勢を分析する。
 鹿児島1区では、立憲民主党の川内候補と自民党の宮路候補が横一線の戦いを展開している。川内候補は立憲民主支持層の9割強をまとめ、無党派層の4割にも浸透している。宮路候補は、自民支持層の約8割を固め、無党派層は3割弱の支持を集めている。
 鹿児島2区では、三反園候補と金子候補が互角の戦いをみせている。三反園候補は前知事の知名度を生かし、立憲民主支持層の5割弱、自民支持層の3割超に浸透している。金子候補は、自民支持層の6割弱、公明支持層の5割弱を固めたが、無党派層に支持が広がっていない。松崎候補は苦戦している。
 鹿児島3区では、野間候補と小里候補が接戦を演じている。野間候補は立憲民主支持層の9割超を固め、無党派層の約6割に浸透している。小里候補は、自民支持層の8割弱を固めている。
 鹿児島4区では、森山候補が優位に戦いを進めている。森山候補は、自民支持層の9割を固めている。米永候補は立憲民主支持層の約7割をまとめている。宮川候補は支持が広がっていない。
 ただ各区とも有権者の1割から2割弱が候補を挙げておらず、今後、情勢が変わる可能性がある。

3653チバQ:2021/10/21(木) 15:09:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bb7d6960643634cf6db8ba26469c24cad0fba70
自民前職を推薦=公明【21衆院選】
10/21(木) 14:08配信

時事通信
 公明党は21日の持ち回り中央幹事会で、衆院選の福岡1区に自民党公認で出馬した前職の井上貴博氏の推薦を決めた。

3654チバQ:2021/10/21(木) 15:10:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b73970ed2c87dfbcfc74c3d48e437d692e02220
渡辺、武井氏競る 宮崎1区序盤情勢
10/21(木) 13:38配信

宮崎日日新聞
 共同通信社は19、20日の2日間、第49回衆院選について全国の有権者を対象とした電話調査を実施した。宮崎日日新聞はこのうち宮崎1〜3区の結果に取材を加え、序盤の情勢を探った。1区は立憲民主党新人で党県連代表の渡辺創氏(44)と、4期目を目指す自民党前職の武井俊輔氏(46)=公明党推薦=が競り、無所属新人で元自民県議の脇谷のりこ氏(64)、日本維新の会新人で元参院議員の外山斎氏(45)が追う展開となっている。いずれの選挙区も投票する候補者を決めていない有権者が一定数おり、情勢は流動的だ。

宮崎日日新聞

3655チバQ:2021/10/21(木) 15:11:48
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/602407
衆院選道内序盤情勢
10/21 05:00
 19日に公示された衆院選は、道内12小選挙区に32人、比例代表道ブロック(定数8)に単独候補として16人が出馬し、新型コロナウイルス対策や経済政策などの主張を競い合っている。31日の投開票に向け、有権者は現時点でどの候補や政党・団体に投票したいと考えているのか。共同通信社が加盟社と協力し、19〜20日に行った調査に北海道新聞の取材を加味し、序盤の情勢を探った。(敬称略)


■名簿の見方
・並びは上から届け出順。年齢は投票日現在
・比例代表の党派名の右は候補者数。氏名の左は名簿登載順位
======
氏名 年齢 党派 [ ] 前 ○ 
======
・党派の略称 自=自民党、立=立憲民主党、公=公明党、共=共産党、維=日本維新の会、N=NHK党、無=無所属
・自民党派閥の略称 細=細田派、竹=旧竹下派、麻=麻生派、二=二階派、岸=岸田派、空白は所属未定
・前職・元職・新人の別
・○は当選回数

■1区 道下、船橋 横一線の戦い
小林悟 57 維 新 
道下大樹 45 立 前《1》
船橋利実 60 自麻前《2》

 元衆院議長横路孝弘の後継として前回初当選した道下と、比例復活で再選した船橋が横一線で激しく競り合っている。投票先を決めていないのは全体の3割弱で、支持政党はないと答えた人では約5割。情勢はなお流動的だ。

 道下は、立憲と共産をそれぞれ支持すると答えた人の8割以上に浸透。支持政党はないと答えた人の約3割の支持を得ている。街頭演説などで支援策を訴えている女性からの支持が比較的多い。

 船橋は、自民を支持すると答えた人の7割近くを固め、推薦を受けた公明を支持するとした人の6割以上を取り込んだ。ただ、支持政党はないとした人の支持は1割強にとどまる。選挙戦では企業回りに力を入れており、男性の支持が比較的多い。

 小林は、維新を支持すると答えた人以外に支持が広がっていない。

■2区 松木やや先行 迫る高橋
高橋祐介 41 自 新 
松木謙公 62 立 前《5》
山崎泉 48 維 新 

 4月の補欠選挙で圧勝した松木がやや先行し、高橋が追い掛ける展開となっている。ただ全体の3割がまだ投票先を決めていないとしており、今後、情勢が変化する可能性もある。

 松木は補欠選挙に続いて共産などと共闘し、消費税減税の必要性を訴える。立憲や共産を支持すると答えた人の8割以上を固めており、保守系の一部にも支持を広げている。支持する政党はないと答えた人に対しても、3割弱に浸透している。

 高橋は6月に自民公認候補として選出された。街頭では「感染症に強い国づくり」を訴え、知名度向上を図っている。自民や公明を支持すると答えた人の6割程度を取り込んでおり、年代別では50代以下の若年層で松木を上回る勢いを見せる。

 補選に続く挑戦となる山崎は、足元を固めきっていない。

■3区 高木、荒井 つばぜり合い
高木宏寿 61 自二元《2》
荒井優 46 立 新 
小和田康文 51 維 新 

 国政復帰を狙う高木と、前職の父から地盤を受け継いだ荒井がしのぎを削っている。まだ全体の4分の1が投票先を決めていないとしており、無党派層などの動向が結果を大きく左右しそうだ。

 高木は、防災や安全保障政策などを訴える。自民を支持すると答えた人の7割を固め、高木に推薦を出した公明を支持するとした人の7割以上を確保している。支持政党はないと答えた人の支持は1割強にとどまっている。

 荒井は、教育改革などを主張の柱に据える。立憲を支持すると答えた人の8割以上をまとめ、荒井に候補を一本化した共産を支持すると回答した人の7割近くにも浸透。支持政党はないと回答した人の3割から支持を得ている。

 小和田は、維新を支持すると回答した人の半分程度しか固めておらず、支持の広がりを欠いている。

■4区 先行中村を大築が猛追
大築紅葉 38 立 新 
中村裕之 60 自麻前《3》

 4選を目指す中村がやや先行し、大築が猛追する展開だ。共産の独自候補取り下げを受けて一騎打ちとなり、激しい選挙戦を繰り広げる。3割ほどが態度を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性もある。

 中村は選挙戦で3期9年の実績を訴え、自民を支持すると答えた人と、推薦を受けた公明を支持すると答えた人の、それぞれ7割ほどを固めた。地域別では地盤の後志管内町村部の支持が4割を超え、札幌市手稲区と西区の一部でも3割強に達し、大築を上回っている。

 大築は立憲を支持すると答えた人の7割超をまとめ、候補擁立を見送った共産を支持するとした人の約6割を固めた。会員制交流サイト(SNS)を通じた発信も重視し、支持政党はないと答えた人の2割強を押さえた。出身地の小樽市と、同管内町村部で支持が3割を超えた。

3656チバQ:2021/10/21(木) 15:12:30
■5区 和田 池田を一歩リード
大津伸太郎 56 無 新 
和田義明 50 自細前《2》
橋本美香 51 共 新 
池田真紀 49 立 前《1》

 2016年の補欠選挙からの3連勝を目指す和田が先行し、前回比例復活した池田が追う展開となっている。全体のうち約2割が投票への態度を明らかにしておらず、この票の行方が焦点となる。

 和田は地域の集会などで、新型コロナ担当の内閣府政務官を務めた実績などを訴える。自民と公明を支持すると答えた人の7割以上の支持をまとめたが、支持政党はないと答えた人の支持は2割程度にとどまる。

 池田は立憲を支持すると回答した人の8割以上を固めた。支持する政党はないと答えた人の3割以上も取り込んでいるが、共産を支持すると答えた人の支持は1割強。野党共闘が崩れた影響をうかがわせる。

 橋本は共産を支持すると答えた人の7割以上に支持を受けるが、それ以外には浸透していない。大津は支持が広がっていない。

■6区 東リード着々 西川続く
斉藤忠行 30 N 新 
西川将人 52 立 新 
東国幹 53 自 新 

 前職の引退を受けた争いは、前道議の東がリードし、前旭川市長の西川が続く展開となっている。ただ、全体の2割が投票先を決めていないとしている。

 道議を5期途中まで務めた東は、自民推薦候補が連勝した士別市長選、旭川市長選の勢いに乗る。自民を支持すると答えた人の8割超、公明を支持するとした人の7割台を固めている。男性、女性とも支持するとした人は西川を上回り、新型コロナウイルスワクチン国産化や農業振興を訴え、さらに浸透を図る。

 西川は、立憲を支持すると答えた人の7割超、共産を支持するとした人の6割台を取り込む。約15年の旭川市長時代に注力した子育て支援などを国政で拡充すると訴えるが、支持政党はないとした人からの支持は3割ほどで、東と並んでいる。

 斉藤は支持が広がらず厳しい戦い。

■7区 伊東安定 保守層固める
伊東良孝 72 自二前《4》
篠田奈保子 49 立 新 
石川明美 70 共 新 

 5選を目指す伊東が安定した戦いを見せている。新人の篠田が追い上げる展開で、新人の石川は広がりを欠いている。2割弱が態度を決めていない。

 伊東は現在2度目の自民道連会長を務めており、農水副大臣などを歴任。4期の実績を訴え、自民を支持すると答えた人の7割強と、連立政権を組み推薦を受ける公明を支持すると答えた人の約8割を固めた。支持政党はないと答えた人の3割弱も支持する。

 弁護士で2019年6月に出馬表明した篠田は、街頭演説を中心に知名度向上を図ってきた。立憲を支持すると答えた人の8割強を固め、支持政党はないと答えた人の支持は伊東とほぼ拮抗(きっこう)する。子育て世帯の負担軽減などを訴え、立憲支持層以外へも浸透を図る。

 野党が競合する形になった石川は、共産を支持すると答えた人の約7割を固めた。

■8区 堅調な逢坂 前田が追う
逢坂誠二 62 立 前《4》
前田一男 55 自細元《2》

 5選を目指す逢坂が先行し、返り咲きを狙う前田が追う展開だ。全体の2割余りが態度を決めていない。

 逢坂は立憲道連代表として、自身の選挙区以外の応援もこなしながら選挙戦に臨んでいる。新型コロナ対策や経済政策を中心に訴え、立憲を支持すると答えた人の8割近くを固めたほか、候補を立てず、協力関係にある共産を支持すると答えた人の約7割に支持を広げた。支持政党はないと答えた人も4割強取り込んでいる。

 前田は前回は逢坂との一騎打ちに敗れ、比例復活もならなかった。「背水の陣」と位置付ける今回は与党議員の必要性を強調。自民を支持すると答えた人の約7割をまとめ、連立政権を組む公明を支持すると答えた人の7割以上を取り込んだ。ただ、支持政党はないと答えた人の支持は約2割にとどまり、やや広がりを欠く。

3657チバQ:2021/10/21(木) 15:13:20
■9区 山岡と堀井 激しく競る
山岡達丸 42 立 前《2》
堀井学 49 自細前《3》

 山岡と堀井の4度目の対決。前回比例復活した山岡と、3連勝中の堀井が激しく競り合う。小選挙区制が導入された1996年以降で初めて、共産が独自候補の擁立を見送り、与野党一騎打ちとなったことが影響しているとみられる。

 野党統一候補となった山岡は、立憲を支持すると答えた人の8割強、共産を支持するとした人の7割程度を固めた。女性からの支持は4割に達し、支持政党はないとした人でも優位に立つ。経済人らとの人脈を生かし、保守層への切り込みも図る。

 堀井は安倍晋三政権で外務政務官を務めた経験など与党議員としての実績を強調し、新型コロナウイルス対策などを訴える。自民、公明を支持すると答えた人の7割程度を固めた。男性の支持は山岡をわずかに上回る一方、支持政党はないと答えた人からの支持は伸び悩んでいる。

■10区 先行の神谷に稲津懸命
神谷裕 53 立 前《1》
稲津久 63 公 前《4》

 前回513票差で惜敗した神谷がやや先行、自民の支援も受け5選を目指す稲津が追う。3割近くが投票先を決めておらず、公示直前に10区を地盤とする自民の前職渡辺孝一が比例代表道ブロック単独2位に処遇されたこともあり、情勢が変化する可能性もある。

 前回比例復活で初当選した神谷は、悲願の小選挙区勝利へ農業者らをこまめにまわって支持を広げる。立憲を支持すると答えた人の9割近く、前回に続き共闘する共産を支持すると回答した人の7割強を固めた。支持政党はないと答えた人の約3割を取り込む。

 3連勝中の稲津は、公明を支持すると答えた人の9割以上を固めた。公明は公示日に代表の山口那津男が入るなど「自公連携の象徴区」の死守を図る。自民を支持すると答えた人は、6割近くが稲津を支持するが、投票先を決めていない人が3割弱いる。

■11区 石川優位 中川浸透図る
石川香織 37 立 前《1》
中川郁子 62 自二元《2》

 再選を目指す石川が一歩先行し、議席奪還を狙う中川が浸透を図る展開となっている。約2割の人がまだ投票先を決めていない。

 石川は、立憲を支持すると答えた人の9割近くを固め、共闘する共産を支持すると回答した人の8割弱をまとめた。支持政党はないと答えた人の4割近くも取り込んでいる。選挙戦では、政府の農業政策の不備を追及した実績などをアピールしている。

 中川は、自民を支持すると答えた人の7割強、推薦を受けた公明を支持すると回答した人の6割台を取り込む。災害対策の充実や、経済対策として宇宙食産業の育成を訴え、支持基盤固めを急ぐ。支持政党はないと答えた人の支持は2割強にとどまっている。

 男女別では男性の1割台、女性の2割強が投票態度を明らかにしておらず、女性候補の一騎打ちに影響を与える可能性もある。

■12区 武部 幅広く支持集める
川原田英世 38 立 新 
武部新 51 自二前《3》
菅原誠 48 共 新 

 4選を目指す武部が知名度を生かし、安定した戦いを進める。出馬表明が公示の約1カ月前と出遅れた川原田は伸び悩んでいる。ただ、投票先を決めていない人が2割近くおり、情勢が変わる余地も残している。

 武部は今月発足した岸田文雄内閣で農水副大臣に就任し、自民の中堅・若手有志による「党風一新の会」で代表世話人を務めるなど勢いに乗る。自民を支持すると答えた人の8割弱を固め、公明を支持するとした人も8割強をまとめている。男性の4割強、女性の4割が支持すると答え、いずれも川原田を上回った。

 川原田は、立憲を支持すると答えた人の8割強をまとめている。網走市議を2期務めた経験や若さをアピールして、無党派層などにも支持を拡大したい考えだ。

 菅原は共産を支持すると答えた人の7割を固めたが、厳しい戦い。

3658チバQ:2021/10/21(木) 15:14:52

■比例代表 共産、公明、維新 議席うかがう

 比例代表道ブロック(定数8)は、自民と立憲がそれぞれ3議席の獲得をうかがう勢い。残る2議席を共産、公明、維新が争う展開となっている。

 自民は、同党を支持すると答えた人の約7割を固めたほか、維新支持と答えた人の約1割も取り込んでいる。若年層で比較的優位に立つ一方、高齢層の掘り起こしが課題だ。2012年、14年、17年の衆院選でも3議席を獲得した。

 立憲は同党支持と答えた人の8割を固め、社民支持とした人の2割、共産支持と答えた人の1割にも浸透している。高齢層の支持率が比較的高い。旧国民民主党との合流以前の旧立憲として臨んだ17年選挙も3議席だった。

 17年選挙で失った1議席の奪還を目指す共産は、同党支持と答えた人の約8割を押さえた。1議席の維持を狙う公明は、同党支持とした人の9割近くを固めた。維新は同党支持と答えた人の7割を押さえた。これら3党は、自党を支持する人以外への広がりが課題となる。

 支持政党なし、れいわ新選組、国民、NHK党、社民は伸び悩んでいる。

【社民党】(1)
1豊巻絹子 66   新 

【公明党】(2)
1佐藤英道 61   前《3》
2荒瀬正昭 43   新 

【立憲民主党】(15)
1道下大樹     <1区>
1松木謙公     <2区>
1荒井優     <3区>
1大築紅葉     <4区>
1池田真紀     <5区>
1西川将人     <6区>
1篠田奈保子     <7区>
1逢坂誠二     <8区>
1山岡達丸     <9区>
1神谷裕     <10区>
1石川香織     <11区>
1川原田英世     <12区>
13原谷那美 37   新 
14秋元恭兵 42   新 
15田中勝一 52   新 

【国民民主党】(1)
1山崎摩耶 74   前《2》

【自民党】(15)
1鈴木貴子 35  竹前《3》
2渡辺孝一 63  岸前《3》
3船橋利実     <1区>
3高橋祐介     <2区>
3高木宏寿     <3区>
3中村裕之     <4区>
3和田義明     <5区>
3東国幹     <6区>
3伊東良孝     <7区>
3前田一男     <8区>
3堀井学     <9区>
3中川郁子     <11区>
3武部新     <12区>
14鶴羽佳子 53   新 
15長友隆典 52   新 

【共産党】(2)
1畠山和也 50   元《1》
2伊藤理智子 60   新 

【日本維新の会】(3)
1小林悟     <1区>
1山崎泉     <2区>
1小和田康文     <3区>

【れいわ新選組】(1)
1門別芳夫 60   新 

【支持政党なし】(2)
1佐野秀光 51   新 
2中村治 68   新 

【NHK党】(1)
1斉藤忠行     <6区>

3659チバQ:2021/10/21(木) 15:16:16
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/601965?rct=n_politics
自民比例「身内びいき」 渡辺氏厚遇、対立火種にも
10/20 05:00
 衆院選公示前日の18日まで調整が続いた自民党の比例代表順位は、道内議員唯一となる岸田派の渡辺孝一氏を単独2位で厚遇、党総裁選で岸田文雄首相を支持しなかった派閥議員を冷遇するなど、「身内びいき」が鮮明となった。安倍晋三元首相ら重鎮の意向も反映され、今後、党内対立の火種となる可能性がある。

 道ブロックは異例の4回目となる渡辺氏の上位処遇に党本部でも異論があったが、首相が18日夜の甘利明幹事長らとの協議で決めたという。渡辺氏の地元の道10区(空知、留萌管内)に出馬する公明前職との協力関係を重視したとみられるが、党内基盤を維持するために「一人でも自派閥の議員を減らしたくない」(党関係者)との思惑もあったようだ。

 中国ブロックでは河村建夫元官房長官の長男・建一氏が、18日に中国比例から急きょ北関東ブロックの32位に変更された。河村氏は総裁選で岸田氏を支持しなかった二階派。岸田派の林芳正元文部科学相と小選挙区の公認争いに敗れて引退し、建一氏が比例転出を迫られた背景がある。

 地盤がある建一氏は「中国比例で出るのが当然」(関係者)との見方が強かったが、中国ブロックは安倍氏肝いりで2回連続で比例単独出馬する杉田水脈氏らの上位が「既に決まっていた」(党関係者)。党幹部は「ゆとりがある地域に回ってもらった」と話すが、河村氏は18日の記者会見で「期待した方向ではないことは間違いない」と不快感をあらわにした。

 選挙区調整で比例に回った他候補も明暗が分かれた。北関東ブロックでは細田派で安倍氏に近い尾身朝子氏、四国ブロックは石破派を退会して総裁選で岸田氏支持に回った山本有二氏が、いずれも単独1位で処遇された。

 一方、総裁選で岸田氏を支持しなかった石破派の神山佐市氏は北関東ブロック33位。若手議員は「露骨だ。党のまとまりにとっていいことは何もない」と漏らした。(荒谷健一郎、鈴木誠)

3660チバQ:2021/10/21(木) 15:17:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea16e8639f16aa15ed0453e1568dec41c2b952f5
衆院選 長崎1区 比例巡り思惑交錯 西岡陣営「背水の陣」 初村陣営、調整難航
10/21(木) 10:20配信

長崎新聞
公示直前の17日、笑顔で市民とあいさつを交わす西岡候補(右)。19日の出陣式で公明の秋野参院議員らに激励される初村候補(左)=いずれも長崎市内

 衆院選長崎1区は過去3回、与野党激戦の末、敗れた候補も、重複立候補した比例代表九州ブロックで復活してきた。今回も国民民主前職の西岡秀子候補(57)と自民新人の初村滝一郎候補(42)がしのぎを削り、比例を巡ってそれぞれの思惑が交錯。西岡陣営は党勢を踏まえ、比例復活が見込めないとして「背水の陣」で挑む。初村陣営は公明との選挙協力で難しい調整を迫られている。
 「比例復活は現実的には厳しい。小選挙区で一票でも上回らなければ、議席を失ってしまう」。公示日の19日朝、西岡候補は第一声で危機感を隠さなかった。
 背景には党基盤の脆弱(ぜいじゃく)さがある。昨秋の野党合流で国会議員150人を超える「大きな塊」となった立憲民主ではなく、政治理念・政策で心が通じる国民に残った。解散前勢力は20人。九州は大票田の福岡ですら先月ようやく県連組織が発足したばかりだ。
 国民は比例九州で1議席確保するには30万票が必要とみる。選挙区の活動で比例票を上積みしたいが、実際に九州・沖縄の選挙区で擁立できたのは西岡候補と宮崎2区新人のわずか2人。熊本など県連組織がない4県では街宣車を走らせる。共同通信が16、17日に実施した全国世論調査で、国民を比例投票先と選んだのは0・7%だった。
 西岡候補は衆院解散前から、週末のたび長崎市中心部のアーケードをのぼりを持ったスタッフと共に練り歩いた。こうした“桃太郎作戦”を選挙期間前に行うのは今までなかったという。陣営幹部は「新人相手でも、こちらがチャレンジャー」と強調する。
 玉木雄一郎党代表も長崎1区を「最重点区」として選挙戦最初の遊説先に選んだ。7月以降4度目の長崎入り。出陣式で「相手(初村氏)には強固な組織、団体が付いている。一人一人の市民に熱い思いを草の根運動で伝えていくのが一番大事」と陣営にハッパを掛けた。

 「皆さまの声に寄り添うことができるのは責任政党の自民党と公明党の連立与党のみだ」。出陣式で初村候補はそう声を張り上げ、最後に「比例代表は公明党」と言及することも忘れなかった。そばで公明の秋野公造参院議員がうなずいていた。
 公明の組織票は「勝つために無視できない」と初村陣営幹部。前回は自民の冨岡勉氏に約1万7千票を融通し、比例復活に貢献した-というのが公明側の見立てだ。以前からこうして選挙区で自民候補を支援する見返りに、比例票を回してもらうバーター戦術をとってきたが、2〜4区に比べ「見返りが少ない」(公明県本部幹部)との不満がくすぶり続けている。
 このため8月以降、初村陣営と協議を重ね、今回は比例票の獲得目標を共有し「これまで以上に目に見える協力」も求めた。衆院解散前の10日には「ここ10年なかった」(自民県議)という両党支持者の合同集会を開催。共闘態勢を確認した。
 ただ「比例は公明」が一筋縄ではいかない実情もある。「選挙区で勝つのみ。比例復活はあくまで結果」。初村陣営幹部らがそう口をそろえるのも、公明への配慮と同時に、組織の緩みを警戒する狙いがにじむ。
 2年後の県議選長崎市区では、両党の議員はそれぞれ当選を目指す。ある自民県議は「票(支持者)を公明側に紹介するのは簡単ではない。次の選挙で利用されたくない」と本音を明かす。だが公明側も黙ってはおらず、こうくぎを刺す。「(自民県議の)後援会に攻め込むつもりはない。ただし、選挙協力はギブアンドテイクだ」

3661チバQ:2021/10/21(木) 15:31:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed35635924695f2233b065c04adb390acfab9329
衆院選 序盤情勢 長崎1区 西岡氏が初村氏リード 2区は加藤氏優勢
10/21(木) 10:00配信

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長崎新聞
 共同通信社が19、20両日に行った第49回衆院選の全国電話調査を踏まえ、長崎新聞社は20日、県内4小選挙区の序盤情勢について取材を加味し分析した。長崎1区は国民民主前職の西岡秀子氏(57)が自民新人の初村滝一郎氏(42)を一歩リード。3区と4区は自民と立憲民主の候補が互角の戦いを繰り広げており、2区は自民新人の加藤竜祥氏(41)が優勢。ただ各選挙区とも2〜3割が誰に投票するか決めておらず、今後情勢が変わる可能性がある。
 1区は、西岡氏が立民と国民各支持層の7割超を固め、無党派層の4割に浸透。自民支持層の2割弱に食い込んでいる。初村氏は自民支持層の6割強、公明支持層の7割強をまとめたが、無党派層で伸び悩んでいる。共産新人の安江綾子氏(44)は厳しい戦い。
 4区は、立民新人の末次精一氏(58)と自民前職の北村誠吾氏(74)が横一線。末次氏は立民の8割強、共産の7割強を固めたほか、自民支持層の1割強が流れ込んでいる。北村氏は自民支持層の5割に届いておらず、公明支持層も約半数にとどまる。いずれも無所属新人の萩原活(ひろし)氏(61)と田中隆治氏(78)は出遅れているが、萩原氏は一部の自民支持層の受け皿となっている。
 3区は自民前職の谷川弥一氏(80)と立民新人の山田勝彦氏(42)が競り合っている。谷川氏は自民支持層が6割弱にとどまり、公明の支持は山田勝氏をやや上回る程度。山田勝氏は立民支持層の8割弱、共産支持層の7割をまとめ、無党派層の3割の支持を受ける。無所属新人の山田博司氏(51)は苦戦、諸派新人の石本啓之氏(52)は浸透していない。
 2区は加藤氏が自民、公明支持層の約7割を固めた。立民前職の松平浩一氏(47)は立民支持層の8割、共産支持層の7割に浸透。無党派層の支持も加藤氏を上回っている。
 全体の情勢として若年層ほど自民候補を支持し、年代が上がるにつれ野党候補を支持する傾向が見られた。
 県内の政党支持率は自民46・4%、立民16・9%、公明4・2%、共産4・4%、国民2・8%、社民2・1%、支持政党なしが17・3%など。

3662チバQ:2021/10/21(木) 15:32:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/5de1638fd72ba34f8b53f0e7a7a1f1011e45a421
衆院選序盤情勢 激戦の岐阜4・5区、自民と立民ほぼ互角 1、2、3区は自民先行
10/21(木) 8:12配信

岐阜新聞Web
 19日公示された衆院選で、岐阜新聞社は20日、共同通信社が実施した電話調査に取材を加味し、県内五つの小選挙区の序盤情勢を探った。岐阜4区の自民前職と立民前職、岐阜5区の自民前職と立民新人が激しく競り合っている。岐阜1、2、3区はいずれも自民前職が抜け出す展開。ただ、投票先を決めていない有権者は2割以上おり、31日の投開票日までに情勢は変わる可能性がある。

【1区】

 現職閣僚で自民前職の野田聖子氏が大きくリードする。

 高い知名度と実績を誇る野田氏は、自民と、推薦を受ける公明の両支持層をほぼ固める。幅広い年代から支持を集める。

 立民新人の川本慧佑氏は、連携する国民県連や連合岐阜などの支援を受け、無党派層の取り込みを図る。

 共産新人の山越徹氏は支持拡大を図る。諸派新人の土田正光氏は独自の戦い。

【2区】

 自民前職の棚橋泰文氏が盤石の組織戦を展開している。

 経済界や後援会などから手厚い支援を受ける棚橋氏は、自民、公明支持層をまとめる。選挙区全体で支持を集めている。

 国民が県内で唯一候補者を擁立した新人の大谷由里子氏は、国民支持層を固め、立民支持層の取り込みを狙う。

 共産新人の三尾圭司氏は懸命に追う。

【3区】

 自民前職の武藤容治氏が優位に戦いを進める。

 県内で唯一の与野党一騎打ちとなった選挙区で、武藤氏が各地をくまなく回って票を固める。幅広い年齢層から支持を集めるが、自民支持層をまとめ切れていない。

 立民元職の阪口直人氏は、労組の選対を立ち上げ、労組への浸透を図る。立民支持層を中心に支持を集めており、反自民票の受け皿となれるかが鍵。

【4区】

 自民前職の金子俊平氏と立民前職の今井雅人氏が互角の戦い。

 金子氏は高山市を中心とした北部の飛騨地域で支持が厚い。可児市から出陣式を始めるなど南部での支持拡大を図る。自民県連は最重点区に位置付け、自民支持層を固める。

 今井氏は、可児市や美濃加茂市といった南部の可茂地域で支持を集める。立民、国民支持層のほか、候補者擁立を見送った共産党の支持層からも支持を得る。保守層の切り崩しも図る。

 維新新人の佐伯哲也氏は支持浸透を目指す。

【5区】

 11選を目指す自民前職の古屋圭司氏に、25歳で挑む立民新人の今井瑠々氏が並ぶ勢い。

 古屋氏は、多くの支援団体から支持を取り付け、堅実に地盤をまとめる。自民、公明支持層をほぼ固める。年代別では、30代以下からも支持を得る。

 今井氏は、地元のつながりを駆使して猛追する。立民支持層のほか、無党派層を取り込む。60代以上の世代で支持を集め、多治見市で広がりを見せる。

 維新元職の山田良司氏、共産新人の小関祥子氏が必死に追う。

     ◇

 調査は19、20日に実施し、県内では有権者2701人が回答した。衆院選の関心度は、「関心がある」が85・5%、「関心がない」が4・7%だった。

岐阜新聞社

3663チバQ:2021/10/21(木) 15:33:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b5bdf7a3d4514b28a6c50b5803aff61f9b384b3
与党が先行、追う野党
10/21(木) 7:54配信

山形新聞
(写真:山形新聞社)

 県内3小選挙区に計7人が立候補した第49回衆院選は、31日の投開票まで残り10日間となった。共同通信社が20日までの2日間で実施した世論調査と山形新聞社の本社・支社の取材を総合し、各小選挙区の序盤情勢を探った。(文中敬称略)

 県1区と県2区は与野党対決の一騎打ちで、県3区は自民党前職と2新人による三つどもえの形。県1〜3区で与党勢が先行し、非自民系の新人が追う展開となっている。各選挙区とも態度を決めかねている有権者が一定数おり、動向が勝敗を左右しそうだ。

 県1区は自民前職の遠藤利明がリードし、立憲民主党新人の原田和広が続く。

 遠藤は党選対委員長に就き、長期間、地元を離れての戦いは初。当選8回を支えてきた支持基盤を軸に自民支持層で手堅い。公明党支持層に加え、国民民主党支持層に食い込む。特に30代以下で強さを示す。

 原田は2014年以来、2度目の挑戦。共産党などとの候補者一本化に成功し立民、共産両支持層を固めている。国民支持層や無党派層で支持を集めるが、政権に批判的な保守層の切り崩しに苦戦している。

 県2区は自民前職の鈴木憲和が優位に立ち、国民新人の加藤健一が追い掛ける。

 鈴木は選挙区内に築き上げた後援組織をフル稼働し安定感を見せる。自民、公明支持層を足掛かりに保守票をまとめている。無党派層への浸透がやや弱く、攻勢を強める。全年代で上回っている。

 加藤健は国民支持層をほぼ固めた。立民、共産の両支持層も取り付け、野党共闘の効果が出ている。保守層や無党派層への食い込みは限定的で、巻き返しを期す。60代以上で相手候補に接近する。

 県3区は自民前職の加藤鮎子を無所属新人の阿部ひとみ、共産党新人の梅木威が追う。

 加藤鮎は先の鶴岡市長選で揺らいだ地元の鶴岡・田川地域を立て直し、自民、公明支持層への働き掛けを強める。酒田、新庄両市などで後援組織を足場に弾みを付ける構え。30、40代で強みを見せる。

 阿部は出馬表明から約1カ月の選挙戦。酒田・飽海地域を地盤に、知名度アップを目指す。独自候補を持たない立民、国民支持層を取り込み、自民支持層にも一定程度、浸透。50代などで優位となっている。

 梅木は共産支持層に加え、立民支持層へも働き掛けているが、他陣営の攻勢に防戦気味だ。

3664チバQ:2021/10/21(木) 16:32:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2d47a1b77aac3852fc615785749e45c6cf3cfd8
[衆院選2021]序盤情勢…北海道(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:43配信

読売新聞オンライン
北海道:道下と船橋 横一線…1区
 1区は、道下と船橋が横一線の戦い。道下は前回、横路孝弘元衆院議長の後継として出馬し、1区で勝利した。立民支持層の9割以上を固め、共産支持層にも浸透している。船橋は自民、公明支持層の7割以上を固め、若い世代の支持を集めている。

 2区は、自民の汚職事件に伴う4月の衆院補欠選挙で勝利した松木が安定した戦い。立民支持層の9割以上、共産支持層の約6割を固めた。補選の擁立を見送った自民は今回、高橋を擁立。知名度不足が課題だ。

 3区は、荒井と高木が互角の戦い。荒井は、父・荒井聰・元国家戦略相の後継候補。父の地盤を足場に立民支持層から9割以上の支持を集める。高木は自民支持層の8割超を押さえ、浮動票の掘り起こしに努める。

 4区は、大築と中村が激しく競り合う。4区から出馬予定だった立民議員の不適切発言による議員辞職に伴い、元民放記者の大築は8月に出馬表明。立民支持層の約9割を固め、無党派層の取り込みに懸命だ。農林水産副大臣の中村はこれまでの実績をアピールし、自民支持層の約9割、農林水産業者の6割以上の支持を固めた。

 5区は、和田が池田を一歩リードしている。和田は自民、公明支持層の9割弱を固め、若い世代の支持に勢いがある。池田は立民支持層をほぼ固めたが、共産との候補一本化ができなかったことで、政権批判票が分散した。

 6区は、西川と東がデッドヒートを展開する。4期15年務めた旭川市長を辞して臨む西川は立民支持層の約9割を固め、共産支持層にも浸透している。東は自民支持層の約9割、公明支持層の7割以上を固め、農林水産業者や商工自営業者の支持を集めている。

 7区は、自民道連会長を務める伊東が有利な戦い。幅広い年齢層の支持を集めている。篠田は立民支持層の約9割を固めたが、無党派層への広がりを欠いている。

 8区は、逢坂が頭ひとつ抜け出している。立民支持層をほぼ固め、無党派層にも食い込む。逢坂に連敗している前田は地元経済界を中心に支持を広げ、挽回を狙う。

 9区は、山岡が戦いを優位に進めている。前回、比例復活の山岡は立民支持層の9割以上を固め、巻き返しを図る。堀井は無党派層の支持が伸び悩んでいる。

 10区は、神谷と稲津が互角の戦い。神谷は立民支持層の約9割を固め、政権批判票の獲得に懸命だ。前回僅差で競り勝った公明の稲津は連立政権の実績を訴え、自民支持層の約7割を固めた。

 11区は、石川が優位に立っている。立民支持層をほぼ固め、幅広い年代の支持を集める。前回、石川に敗れた中川は自民支持層の8割弱を固め、巻き返しに懸命だ。

 12区は武部が先行し、川原田が追いかける展開。武部は自民幹事長を務めた父・勤の地盤を守り、農林水産業者や商工自営業者からの支持を集めている。川原田は立民支持層の9割弱を固め、浮動票の掘り起こしに努める。

北海道:比例(定数8):自民と立民 伯仲
 2012年以来、過去3回連続で3議席を確保してきた自民は、今回も3議席獲得を視野に入れる。立民も前回の17年衆院選と同様、3議席に迫る勢いで、自民と立民が伯仲している。共産は14年以来となる議席獲得の見通しが出ており、公明は支持層を固めて1議席を堅守しそうだ。

 維新は1議席獲得に向けて苦戦している。鈴木宗男参院議員が代表を務める地域政党・新党大地の支持層の動きがカギとなっている。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3665チバQ:2021/10/21(木) 16:32:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/eafda17b4e1665644643046f14bf419406d1862c
[衆院選2021]序盤情勢 東北(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:46配信

読売新聞オンライン
青森:江渡と升田 並ぶ…1区
 1区は江渡と升田が横一線の戦い。江渡は、今回は比例選に回る津島淳の支援を受け、自民支持層の8割を固めた。農林水産業者や商工自営業者らから支持を集めている。升田は、立民支持層の8割以上を固め、政権批判票取り込みを狙う。

 2区は、優位に立つ神田に高畑が肉薄している。神田は、引退した大島理森・前衆院議長の地盤を引き継ぎ、自民支持層の約8割、公明支持層の約7割を固めた。高畑は、2区に地盤を持つ田名部匡代参院議員と街頭演説を重ね、知名度アップに努める。立民支持層の8割以上を固めたが、無党派層の支持拡大が課題だ。

 3区は、木村がややリードし、山内が追い上げる。木村は前回の選挙前に急逝した兄・太郎から引き継いだ地盤を守り、自民支持層の9割弱をまとめた。山内は大票田の弘前市を中心に街頭演説を繰り返し、立民支持層の約8割を固めた。

岩手:鈴木、安定感増す…2区
 1区は、階がリードする展開。政治資金問題で係争中の立民県連からは支援を得られないものの、旧民主党時代からの実績で、立民支持層の8割以上を固めた。高橋は自民、公明支持層に加え、浮動票の取り込みが課題だ。

 2区は、財務相の鈴木が安定感を増している。元首相の父・善幸の地盤をいかし、自民支持層の約9割を固め、無党派層の5割近い支持を集めている。大林は立民支持層の8割弱をまとめたが、知名度不足が課題だ。

 3区は、18選を目指す小沢が先行し、藤原が追いかける展開。小沢は長年築き上げた100超の後援会組織をフル稼働して、立民支持層の約8割、共産支持層の7割以上を固めた。公示日に自らの選挙区に入るのは異例で、選挙態勢のてこ入れを図った。藤原は自民支持層の約8割、公明支持層の約7割をまとめ、さらなる保守票の取り込みを目指す。

宮城:安住 有利な戦い…5区
 1区は、岡本が先行し、土井が追いかける展開。情報労連の組織内候補で、前回比例復活の岡本は立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固めた。土井は企業や支持団体などを回り、自民支持層の約8割を固め、浮動票の掘り起こしにも努める。

 2区は、鎌田と秋葉が互角の戦い。前回、無所属だった鎌田は立民の公認で出馬。立民支持層の約9割をまとめ、共産支持層などの取り込みを狙う。秋葉は自民支持層の約8割を固めたが、無党派層の支持拡大が課題だ。

 3区は、西村が先行し、大野が追いかける展開。西村は官房副長官を務めた実績などを強調し、自民支持層の約9割、公明支持層の約8割を固めた。大野は立民支持層に加え、無党派層などへの浸透を目指す。

 4区は、伊藤が安定した戦い。幅広い年齢層に浸透し、農林水産業者を中心に支持を集めている。舩山は共産支持層以外への支持拡大が課題で政権批判票の取り込みに力を注ぐ。

 5区は、9選を目指す安住が有利な戦い。強固な後援会組織をフル稼働させて、立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固めた。元タレントの森下は知名度を生かして、巻き返しを図る。

 6区は、小野寺が安定感を増している。防衛相などの要職を務めた実績を訴え、後援会組織がフル回転。自民、公明支持層の9割強を固めた。内藤は共産支持層に加え、立民支持層の取り込みを目指す。

3666チバQ:2021/10/21(木) 16:33:31
秋田:寺田と冨樫 しのぎ…1区
 1区は、寺田と冨樫がしのぎを削っている。寺田は立民支持層の9割を固めた。冨樫は約30の後援会組織をフル稼働させ、自民、公明支持層をそれぞれ約7割固めた。

 2区は、緑川と金田が激しく競り合っている。緑川は若さと行動力をアピールし、立民支持層、共産支持層をそれぞれ約9割固めた。無党派層も5割以上に浸透した。金田は衆院予算委員長を務めた実績などを訴え、強固な後援会組織を背景に、自民支持層の約7割をまとめている。

 3区は、御法川が安定感を増している。自民、公明支持層の約8割をそれぞれ手堅くまとめ、無党派層の支持拡大に全力を挙げている。農林水産業者やサラリーマンなど幅広い業種から支持を集めている。杉山は共産支持層以外への広がりを欠いている。候補擁立を見送った立民の支持層は、約4割にとどまっており、積み上げが課題だ。

山形:鈴木に加藤が肉薄…2区
 1区は、9選を目指すベテランの遠藤が原田と接戦になっている。遠藤は、後援会組織をフル稼働させ、自民支持層の約8割、公明支持層の約6割を固めた。原田は立民支持層の約9割、候補者を取り下げた共産支持層の約8割を固めた。若年層の支持拡大が課題だ。

 2区は、優位に立つ鈴木に加藤が肉薄している。鈴木は、自民支持層の約9割を固め、商工自営業者を中心に支持を得ている。加藤は、舟山康江・国民政調会長の全面支援を受け、国民支持層の約8割に加え、立民、共産支持層もそれぞれ約8割近くを固めている。

 3区は、加藤が阿部を一歩リードしている。加藤は、父の紘一・元自民幹事長が築いた強固な後援会組織を生かし、自民支持層の約7割を固めたが、無党派層の支持が伸び悩んでいる。阿部は連合の支援を受け、立民支持層の約6割を固めた。商工自営業者を中心に支持拡大を図る。

福島:玄葉 強固な地盤…3区
 1区は金子と亀岡がしのぎを削る。前回、無所属だった金子は立民公認で立候補。立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固め、無党派層にも浸透している。亀岡は元復興副大臣で取り組んだ復興政策の実績をアピール。自民、公明支持層の約8割を固め、農林水産業者の支持が広がっている。

 2区は根本が馬場を一歩リードしている。岸田派の事務総長を務める根本は、各地区に後援会を張り巡らせ、幅広い年齢層の支持を集めている。馬場は出馬表明が6月と出遅れたが、立民、共産支持層の約8割を固め、追い上げに全力を注ぐ。

 3区は玄葉が先行し、上杉が追いかける展開。10選を目指す玄葉は強固な地盤を持ち、商工自営業者をはじめ、幅広い職業から支持を集める。上杉は自民支持層の約8割を固め、着実に浸透を図っているが、無党派層などへの広がりを欠いている。

 4区は、小熊と菅家が横一線の戦い。小熊は政権批判票の受け皿を目指す。前回は昨年死去した渡部恒三・元衆院副議長が選対本部長を務めた。菅家は自民支持層の約8割、公明支持層の約7割を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 5区は、吉野が戦いを優位に進め、幅広い年代からの支持を集める。立民が候補を取り下げたことで、自民と共産の一騎打ちの構図になった。熊谷は立民支持層の約6割を固め、浮動票の獲得を目指す。

比例(定数13):自民 6議席の可能性
 自民は全年齢層で広く支持を集めており、過去最多に並ぶ6議席に達する可能性が出てきた。2017年の前回衆院選で3議席だった立民は岸田政権に批判的な層や無党派層も取り込んでおり、4議席獲得が見込まれている。

 公明は1議席を確保しており、辛うじて2議席目も確保できそうな勢いだ。2議席獲得となれば、14年の衆院選以来となる。共産は1議席を維持する公算が大きい。維新と国民は苦戦している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3667チバQ:2021/10/21(木) 16:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc5cbe138e82faf07110a41a1a37c78b8bf279f
[衆院選2021]序盤情勢 北関東(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:49配信

読売新聞オンライン
茨城:中村と永岡 しのぎ…7区
 1区は、福島と田所が激しく競り合う。前回、希望の党から出馬した福島は無所属で出馬。立民支持層の8割以上、共産支持層の約6割に浸透する。田所は法務副大臣を務めた実績をアピールし、与党支持層に加え、浮動票の掘り起こしを狙う。

 2区は、額賀が先行し、藤田が追いかける展開。財務相などを歴任した額賀は地元首長や県議らの支援に加え、県農政連、県医師連盟などから推薦を受け、支持固めに懸命だ。元参院議員の藤田は政権批判票の取り込みを狙う。野党共闘による候補一本化が実現したが、連合茨城が自主投票を決めるなどしこりも残っている。

 3区は、葉梨が優位に立つ。農林水産副大臣を務めた実績などを強調し、幅広い年齢層に浸透する。元県議の梶岡は選挙区内をこまめに回り、立民、共産支持層の約7〜8割から支持を得るが、広がりを欠いている。

 4区は、経済産業相などを務めた梶山が安定した戦い。元県議の大内は脱原発などを掲げ、政権批判票の取り込みを図る。

 5区は、石川が先行し、浅野が追いかける展開。石川は経済産業政務官の実績をアピールするなどして自民支持層の約8割を固めた。浅野を公認した国民は、勝利を見込める最重点区と位置づける。浅野は連合茨城や地元企業・日立製作所の労働組合の支援を受け、立民支持層の約7割に浸透する。

 6区は、国光と青山が激しく競り合う。現役医師の国光は、医療現場の声を国政に届けると訴え、自民支持層の約8割を固めた。青山は地元・土浦市に加え、大票田のつくば市で支持拡大を目指す。

 7区は、中村と永岡がしのぎを削る。中村は1994年の自民離党後も無所属で当選を重ねたが、今回は立民公認で臨む。強固な後援会組織を足がかりに支持固めに努める。永岡は自民支持層の約7割を固め、公明支持層への浸透を目指す。

栃木:佐藤と藤岡が接戦…4区
 1区は、13選を目指す船田が先行し、渡辺が追いかける展開だ。船田は地元首長や県議らが支援に回り、自民支持層の約8割を固めた。前回、無所属で出馬した渡辺は、立民の公認を得て政権批判票の取り込みを狙う。

 2区は、福田と五十嵐が接戦となっている。福田は栃木県知事を経験した知名度を武器に、立民支持層の約9割に浸透する。五十嵐は自民県連の公募で6月に出馬が決まった。自民支持層の約7割を固め、農林水産業者やサラリーマンからの支持を集めている。

 3区は、簗が優位に立っている。簗は連日のつじ立ちで国土交通政務官の実績をアピール。自民支持層の約9割を固め、無党派層にも浸透している。初出馬の伊賀は街頭活動で名前を懸命に売り込み、支持拡大を急いでいる。

 4区は、佐藤と藤岡が接戦となっている。佐藤は党総務会長を務めた経験や、地元と国とのパイプ役の実績を強調し、自民支持層の約8割、公明支持層の6割以上を固めた。過去3回の衆院選で佐藤に敗れている藤岡は大票田の小山市を中心にくまなく歩き、立民支持層の約9割を固めた。

 5区は、茂木が安定した戦い。幅広い年代に支持が広がっている。外相を務めており、地元に帰ることもままならないが、選挙区内に約600ある後援会支部をフル稼働して、組織固めに力を注ぐ。岡村は政権批判票の取り込みを狙うが、広がりを欠いている。

3668チバQ:2021/10/21(木) 16:36:33
群馬:笹川・長谷川 横一線…3区
 1区は、中曽根が優位に立っている。前回は比例選で当選したが、今回は公示直前の公認調整で小選挙区での出馬が決まった。自民支持層の9割近くの支持を固め、若年層にも浸透する。宮崎は維新公認で立候補。浮動票の掘り起こしに懸命だ。

 2区は、井野がリードする展開。自民支持層の約9割、公明支持層の約7割を固め、地元商工会や農協から支援を受ける。堀越は、積極的に座談会を開くなどして親しみやすさをアピールする。立民支持層の約7割に浸透するが、無所属の石関の出馬で政権批判票が分散している。

 3区は、笹川と長谷川が横一線の戦い。笹川は選挙区内の首長から支持を受けて、環境副大臣を務めた実績を強調する。元県議の長谷川は、地元を小まめに回り、立民支持層をほぼ固め、共産支持層の7割以上に浸透している。ただ、連合群馬の推薦を取り消されたことが影響しそうだ。

 4区は、福田が安定した戦い。元首相の祖父・赳夫、父・康夫が築いた強固な地盤を誇る。当選3回ながら党総務会長に就任し、知名度も上がった。角倉は政権批判票の集約を図るが、無党派への広がりを欠いている。

 5区は、小渕が安定感を増している。自民、公明支持層の約9割を固めた。元首相の父・恵三時代の地盤を守り、前回から後援会支部も約100増やした。伊藤は街宣活動に力を入れ、政権批判票の取り込みを図る。

埼玉:柴山と小野塚 互角…8区
 1区は村井と武正が激しく競り合う。村井は首相補佐官就任も追い風になり、自民、公明支持層の約8割を固めた。武正は立民支持層の9割弱をまとめた。

 2区は新藤が安定した戦い。奥田は擁立を見送った立民の支持層をまとめきれていない。

 3区は、黄川田と山川で接戦となっている。内閣府副大臣の黄川田はコロナ対策の充実などを訴え、支持固めに奔走。野党5党の候補一本化が実現した山川は、立民支持層の9割以上、共産支持層の7割以上を固めた。

 4区は、穂坂が安定した戦い。志木市長を務めた父の地盤を生かし、組織戦を展開する。工藤は共産支持層以外への広がりがカギだ。

 5区は、枝野が先行し、牧原が追いかける展開。立民代表として全国行脚を続ける枝野は地元に入れない日も多いが、抜群の知名度で無党派層に浸透している。枝野と6回目の対決となる牧原は、若い世代に支持が広がっており、挽回を狙う。

 6区は、大島が中根を一歩リードしている。自民、立民の一騎打ちの構図。大島は立民支持層に加え、無党派層から5割近くの支持を集める。連続比例復活の中根は高市政調会長らが応援に入り、てこ入れに懸命だ。

 7区は、小宮山と中野がしのぎを削る。小宮山は立民支持層の約8割、共産支持層の約6割をまとめ、政権批判の受け皿を目指す。中野は比例選に回った前回出馬の神山佐市との連携を強化し、組織固めを急ぐ。

 8区は、柴山と小野塚が互角の戦い。文部科学相など要職を務めた柴山はこれまでの実績を訴え、支持拡大に努める。無所属での出馬となった小野塚は立民支持層の約7割、共産支持層の約8割を固め、無党派層への浸透を目指す。

 9区は、大塚が頭ひとつ抜け出す。妻で五輪相を務めた丸川珠代参院議員の支援も受け、幅広い年齢層に食い込む。前回、希望の党から出馬した杉村は立民公認で再挑戦する。

 10区は、坂本と山口がしのぎを削る。坂本は大票田の東松山市の市長を4期務めた知名度を生かし、立民支持層の9割弱、共産支持層の約8割を固めた。山口は、自民選対委員長を務めた父・泰明から引き継いだ地盤固めに全力を注ぐ。

 11区は、前回、自民系無所属の対決を制した小泉が安定した戦い。幅広い年代で支持を集める。島田は反自民票の取り込みを狙う。

 12区は、森田と野中が接戦となっている。前回は野中が492票の僅差で制した。森田は立民支持層の約9割、共産支持層の約8割を固め、無党派層の5割弱の支持を集めている。野中は茂木外相らの応援を予定するなど、無党派層の支持拡大を目指す。

 13区は、土屋と三角がデッドヒートを展開する。土屋は自民、公明支持層の約8割を固め、女性の支持でも先行する。三角は立民の蓮舫代表代行らの応援を受け、立民支持層などに加え、浮動票の獲得を狙う。

 14区は、三ツ林が有利な戦い。幅広い職業・年代から支持を集めた。鈴木は国民の支持層に加え、立民支持層の取り込みがカギとなる。

 15区は、田中と高木が激しく競り合っている。田中は強固な後援会をフル回転して、自民支持層の7割以上、公明支持層の8割以上をまとめた。高木は立民の枝野代表の地元秘書を務めた経歴を持つ。前回は比例北関東ブロックから当選したが、今回、小選挙区での選挙戦に挑む。立民支持層の9割以上を固め、幅広い支持層への浸透を図る。

3669チバQ:2021/10/21(木) 16:36:51
比例(定数19):自民 7議席維持の公算
 自民は7議席を維持する公算が大きく、8議席目にも手が届きそうだ。全年齢層で手堅く支持を集め、底力を見せている。立民は枝野代表のお膝元である埼玉を中心に強みがあり、5議席程度が見込まれる。

 公明は2議席確保が見込まれ、さらに積み増しを狙っている。共産は2014年衆院選以来の2議席を確保する見通しとなっている。維新は1議席が見込まれ、国民も1議席目に届きそうだ。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3670チバQ:2021/10/21(木) 17:08:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f3e40c6c7a760f4ee0db45411987e9c54a0febd
[衆院選2021]序盤情勢 東京(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:52配信

読売新聞オンライン
岡本と池内競り合う…12区
 1区は、海江田と山田が横一線の戦い。元民主党代表の海江田は、立民支持層や共産支持層を固め、高い知名度を生かして無党派層の4割弱に浸透する。山田は自民、公明支持層の7割以上を固めた。

 2区は、辻と松尾が小差で競り合っている。総裁選で岸田首相の政策立案に携わった辻は、政権支持層の約7割を固め、商工自営業者にも浸透する。昨年、繰り上げ当選した松尾はまだ政権批判票をまとめきれていない。

 3区は、7度目の対決となる松原と石原が激しく競り合う。松原は立民支持層の約8割を固め、一部の保守層にも浸透する。石原は自民、公明支持層を固めつつあるが、無党派層の取り込みが課題だ。

 4区は、平が優位に立っている。幅広い年齢層から支持を集めており、特に若年層では約4割を固めた。谷川は立民支持層の6割弱までしか浸透しきれず、政権批判票を林と奪い合っている。

 5区は、若宮と手塚がデッドヒートを展開。初入閣を果たした若宮は自民支持層の約7割を固めた。手塚は立民支持層の約8割、共産支持層の約7割に浸透し、無党派層の4割弱からも支持を受ける。

 6区は、落合と越智がしのぎを削っている。落合は立民支持層の約9割を固めたのに加え、高齢者の支持が厚い。越智はサラリーマンと商工自営業者の約4割から支持を受けている。

 7区は、高い知名度を誇る長妻が安定感を増している。立民支持層をほぼ固め、無党派層の約5割、政権支持層の一部からも支持を受ける。松本は地域の組織固めに取り組んできたが、浸透しきれていない。

 8区は、吉田と石原が接戦を繰り広げている。れいわの山本代表の出馬断念で吉田に政権批判票が集中しており、無党派層の支持拡大にもつながっている。11選を狙う石原は自民支持層の約7割を固めた。

 9区は、山岸と安藤が小差の競り合いをしている。山岸は立民支持層の約8割を固め、無党派層の4割弱にも浸透する。比例東京から移った安藤は、公明支持層を固めきれていない。

 10区は、鈴木隼と鈴木庸が一歩も譲らぬ展開。3期目を目指す鈴木隼は自民、公明支持層の約8割から支持を得ている。鈴木庸は、政権批判票の約7割を固めた。

 11区は、下村が頭ひとつ抜け出している。下村はサラリーマン、商工自営業者、専業主婦の約4割から支持を受ける。政権批判票は阿久津と西之原に分散している。

 12区は、岡本と池内が競り合っている。岡本は自民支持層の約4割にしか浸透していないのが課題。池内はサラリーマンや無党派層の約3割から支持を受ける。

 13区は、引退したベテラン鴨下一郎の支援を受けた土田が安定した戦い。自民支持層の約8割を固め、商工自営業者の約5割にも浸透する。北條は立民支持層の約8割を固めたが、政権批判票は集めきれていない。

 14区は、松島と木村がしのぎを削る。地元区長らの支援を受ける松島は、商工自営業者や専業主婦層で支持を広げ、自民支持層の約7割も固めた。木村は共産支持層の約6割を取り込み、無党派層への浸透に懸命だ。

3671チバQ:2021/10/21(木) 17:08:55
 15区は、柿沢と井戸が激しく競り合っている。柿沢は自民支持層の4割弱に浸透している。井戸は立民、共産支持層を固めつつあるが、無党派層は柿沢と分け合っている。

 16区は、大西が戦いを優位に進めている。大西は菅内閣で国土交通副大臣を務めた実績を掲げ、自民、公明支持層の約7割を固めた。水野は立民支持層の8割弱から支持を受けるが、他の層への広がりに欠けている。

 17区は、9選を目指す平沢が優勢となっている。自民支持層の約8割を固めたのに加え、無党派層の支持でも他候補を引き離している。政権批判票は猪口、新井、円に分散している。

 18区は、菅と長島が一歩も譲らない展開。労働組合の支援を受ける菅は立民支持層の約9割を固める。専業主婦の支持もリードしている。長島は小規模集会で知名度向上を図り、政権支持層の7割以上を固めた。

 19区は、末松と松本が互角の戦い。末松は高齢者の支持が広がっており、無党派層の4割以上も固める。松本は商工自営業者からの支持が今一つで、経済産業副大臣などを務めた実績を強調し、浸透を図る。

 20区は、岸田首相の側近で官房副長官の木原が安定した戦い。幅広い世代でリードしており、政権支持票の8割以上を固めたほか、無党派層への浸透も図る。宮本は候補者を立てなかった立民支持層の票固めが課題だ。

 21区は、大河原と小田原が激しく競り合う。野党共闘の大河原は立民、共産支持層の8割以上を固め、政権批判票の受け皿となっている。小田原は地元をくまなく回り、知名度向上に全力を挙げている。

 22区は、伊藤と山花が予断を許さない展開となっている。伊藤は支援団体回りに精を出し、サラリーマンや商工自営業者の支持でリードする。山花は立民、共産支持層を固めつつ、4割程度を固めた無党派層の支持拡大を図る。

 23区は、一騎打ちを繰り広げる伊藤と小倉が横一線の戦い。野党統一候補の伊藤は政権批判票の6割以上を固め、さらなる上積みを図る。小倉はミニ集会を重ねて地盤固めを進めてきたが、公明支持層への広がりが課題になっている。

 24区は、経済産業相の萩生田が安定感を増している。知名度を生かしてサラリーマンの5割以上から支持を受け、専業主婦にも浸透している。吉川は共産支持層以外への浸透に懸命だ。

 25区は、前万博相の井上が島田を一歩リードしている。井上は強固な保守地盤を生かし、政権支持層の約9割を固めた。島田は野党共闘を支持する市民団体の支援を受け、浮動票の取り込みで追い上げを狙う。

比例(定数17):れいわ 1議席獲得か
 自民は3回連続で6議席を維持する公算が大きくなっている。支持層を手堅くまとめており、情勢次第では7議席目にも手が届く可能性がある。立民も前回選挙で獲得した4議席を確保しそうだ。

 無党派層の1割強から支持を得る共産は2議席を確保しており、さらに積み増しを狙っている。公明も2議席を確保する見通しで、維新は2議席に迫る勢いだ。れいわも1議席を獲得する可能性がある。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

3672チバQ:2021/10/21(木) 18:22:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6f441e1e9be511cfd7b5caa81f89970ce3532d3
[衆院選2021]序盤情勢 南関東(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:54配信
神奈川:初入閣の山際 優位…18区
 1区は、前回比例復活の篠原がリードする展開。立民支持層の約9割を固め、無党派層からも一定の支持を得ている。松本は2月に自民を離党したダメージに苦しんでいる。

 2区は、前首相の菅が岡本を一歩リード。菅はワクチン接種の進展やデジタル庁創設など実績を訴える。岡本は無党派層の支持拡大を狙っている。

 3区は、8月の横浜市長選出馬に伴い議員辞職した小此木八郎の地盤を継いだ中西が安定した戦い。小林、木佐木は政権批判票を奪い合い、伸び悩んでいる。

 4区は、再選を目指す早稲田と元衆院議員の浅尾、前回比例復活の山本が三つどもえの戦い。早稲田は立民支持層の8割弱を固めた。自民支持層は浅尾、山本に二分している。

 5区は、比例東北ブロックから転じた山崎と5選を目指す坂井が接戦となっている。山崎は自民の古い政治か、立民の新しい政治かの選択を訴える。坂井は菅内閣で官房副長官を務めた実績などを強調する。

 6区は、青柳と古川がデッドヒートを展開。青柳は立民支持層の約9割を固めた。自民が25年ぶりの公認候補として擁立した古川は、知名度向上が課題となっている。

 7区は、中谷と鈴木が横一線の戦い。中谷はデジタル戦略などを、鈴木はコロナ収束後の経済対策や気候変動などへの対応を訴え、ともに無党派層への浸透に懸命だ。

 8区は、知名度の高い江田が前回比例復活の三谷を一歩リードする。江田が政権批判に力を入れる一方、三谷は中小企業への支援などを訴え、追い上げを図っている。

 9区は、7選を目指す笠と国土交通副大臣に就任した中山が互角の戦い。笠は立民支持層の約9割を固めた。中山は保守層の支持固めができるかどうかが勝利のカギとなる。

 10区は、閣僚経験者の田中がリードする展開。畑野は、立民支持層を含む政権批判票の獲得を模索する。鈴木は県内小選挙区で唯一の国民民主候補だが、準備不足が響く。

 11区は、環境相などを歴任し、抜群の知名度を誇る小泉が優位に立っている。林は政権批判票の取り込みに全力を挙げている。

 12区は、前回、僅差で勝利した阿部と比例復活した星野が再び激しく競り合っている。阿部は立民支持層の約9割、星野は自民、公明支持層の約7割をそれぞれ固めた。

 13区は、党幹事長の甘利と太がしのぎを削る。甘利は自民支持層の約8割を固めたが、公明支持層の支持は5割半ばにとどまる。太は無党派層への浸透を図る。

 14区は、赤間と長友が互角の戦い。赤間はミニ集会を重ねて地盤固めを図る。長友は駅頭活動や動画投稿を通じ、知名度アップに力を入れている。

 15区は、知名度抜群の河野が安定した戦い。他候補の応援で地元にはほとんど入らないが、支持基盤は揺るぎない。佐々木はコロナ対策や民主主義尊重を訴える。

 16区は、後藤と義家が激しく競り合っている。「国会での質問時間はナンバー1」とアピールする後藤に対し、義家は連日の早朝街頭演説など草の根の活動を展開している。

 17区は、4選を目指すデジタル相の牧島が優勢。経済、農業団体などが支援に回る。神山は街頭などで無党派層の取り込みを狙う。

 18区は、経済再生相として初入閣した山際が優位に立つ。三村は立民支持層の8割強を固めたが、支持に広がりを欠いている。

3673チバQ:2021/10/21(木) 18:23:12
千葉:林・谷田川がしのぎ…10区
 1区は、田嶋が門山を一歩リードする。田嶋が、候補擁立を見送った共産の支持層の約7割に浸透した。門山は、自民の約7割、公明の約6割の支持層を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 2区は、4選を狙う小林が優位に戦いを進めている。小林は、岸田内閣で初入閣し、知名度を高めた。黒田は、経済疲弊を訴え、政権批判票の取り込みを狙う。

 3区は、松野が安定感を増している。官房長官の職務で地元に入る機会が限られるが、後援会などが支持基盤を固める。前回、比例復活の岡島は共産と一本化し、4選を目指す。

 4区は、元首相の野田が、高い知名度と政党の枠を超えた強固な地盤を武器に優位に立つ。前回、比例復活で初当選した木村は地道な街頭演説で知名度アップに懸命だ。

 5区は、薗浦と矢崎が接戦を繰り広げる。5選を目指す薗浦は、安定政権での政策推進を訴える。矢崎は、解散直前に共産が公認候補を取り下げたことで、共産支持層の約6割の支持を集める。

 6区は、渡辺が優勢で、支持組織の引き締めを図る。解散直前まで5区で立候補予定だった浅野は、立民支持層への広がりはまだ約3割だ。生方は解散直前、北朝鮮による日本人拉致問題に関する失言の責任を取って、立民の公認を辞退した。

 7区は、斎藤が安定した戦い。立民と共産が一本化した竹内は、女性や若者の活躍を訴え、若年層の支持拡大を目指す。

 8区は、本庄が優位に立つ。岡田克也元外相の秘書だった本庄は、政権批判票を一手に集める。8選を狙う桜田は、自民、公明支持層への浸透に苦労している。

 9区は、奥野と秋本が横一線の戦い。奥野は、地方選では保守陣営を支援し、支持の裾野を広げてきた。今回候補擁立を見送った共産の支持層の約8割にも浸透した。秋本は解散前から河野太郎党広報本部長を街頭演説に呼ぶなど、浮動票の取り込みを図る。

 10区は林と谷田川がしのぎを削る。林は、二階俊博・前幹事長の側近で、自民、公明支持層の約7割を固めた。谷田川は、今回候補擁立を見送った共産の約8割の支持を得た。自民衆院議員の秘書から政界入りした経験を生かし、保守層への浸透も狙う。

 11区は、森が頭一つ抜け出す。祖父の代から受け継いだ支持基盤を武器に、首長や県議から広く支援を受ける。椎名は、政府のコロナ対策を批判し、政権批判票の受け皿を狙う。

 12区は、浜田が有利な戦い。自民、公明支持層の約8割を固めた。樋高は、反政権票の積み上げに全力を挙げている。

 13区は、宮川と松本が一歩も譲らぬ展開。宮川は、共産支持層の約7割、無党派層の約3割から支持を得た。松本は、緊急事態宣言中の会食問題で離党した前議員に代わり、立候補。県のコロナ対応を担った経験をアピールして無党派層の支持取り込みを図る。

3674チバQ:2021/10/21(木) 18:23:22
山梨:中島と中谷が互角…1区
 1区は、中島と中谷が互角の戦い。中島は医師の視点からコロナ対策を訴え、無党派層の5割程度に浸透する。中谷は故・宮川典子元衆院議員の支持者を取り込み、自民支持層の8割以上を固めた。

 2区は、堀内が安定した戦い。ワクチン相としての初入閣をアピールし、自民支持層の9割近くをまとめた。市来は2019年参院選に出馬した知名度を生かす考え。共産候補との競合で政権批判票をまとめきれるかがカギだ。

比例(定数22):立民 6議席目狙う
 自民は全域で浸透し、幅広く支持を集めている。前回選挙で獲得した8議席を維持する公算が大きい。無党派層の約4分の1から支持を集める立民は、6議席目を狙える位置につけている。公明は2議席を固めており、3議席目にも手が届くかどうかが焦点となる。共産も支持層を堅調に固め、2議席を確保する見通しだ。千葉と神奈川の小選挙区に候補を擁立する維新は2議席程度が見込まれる。れいわも1議席を確保する見通しだ。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3675チバQ:2021/10/21(木) 18:24:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/00aed5ed5546ef5e6754911e41340feb88e78744
[衆院選2021]序盤情勢 北陸信越(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:56配信

読売新聞オンライン
新潟:黒岩と斎藤 激戦…3区
 1区は、西村が戦いを優位に進める。幅広い職業から支持を集め、野党共闘で政権批判票の取り込みを図る。参院議員を2期務めた塚田は自民支持層の約7割を固めたが、無党派層への浸透に苦労している。

 2区は、細田がリードする展開。保守分裂選挙が回避され、自民支持層の約8割、公明支持層の約7割をまとめた。共産の平と連合新潟の推薦を受ける高倉は政権批判票を奪い合う。

 3区は、前回50票差で勝敗を分けた黒岩と斎藤が激しく競り合う。黒岩は戸別所得補償制度の復活を掲げ、農林水産業者の約6割から支持を集める。斎藤は首長らの後押しを受け、自民支持層の8割以上をまとめた。

 4区は、菊田が先行し、国定が追い上げる。菊田は6期の実績を強調し、無党派層にも浸透する。前三条市長の国定は市外での知名度アップに懸命だ。

 5区は、米山がややリードし、泉田が追い上げる。両者ともに知事経験がある。前知事の米山は野党支持層に浸透している。妻で作家の室井佑月さんも選挙に協力する。国土交通政務官の泉田は地方議員の協力を得て支持者回りを行うが、自民支持層を半分程度しかまとめきれていない。

 6区は、梅谷と高鳥が横一線の戦い。梅谷は立民支持層の約9割を固めた。高鳥は関係の近い安倍元首相や高市政調会長の応援を受け、地盤固めに躍起だ。

富山:上田 有利な戦い…2区
 1区は、田畑が優位に立っている。総務副大臣など国政での実績をアピールし、個人後援会を軸に支持層固めを進めている。前々回比例復活した吉田は、4月の富山市長選に出馬し、一定の支持を得た。街頭演説などで無党派層への浸透を狙っている。西尾は6度目の国政選挑戦。連合富山の支援を受けているが、支持は広がりを欠いている。青山は返済不要の奨学金の拡充などを訴える。

 2区は、宮腰光寛・元沖縄・北方相の後任となる上田が有利な戦い。前県議の人脈を生かし、地元県議らと連携してきめ細かく回る。越川は「上から目線の政治を変える」と政権批判票の取り込みを図っている。30年以上地元を離れていたため、知名度の向上が課題だ。

 3区は、5選を目指す橘が安定した戦い。地方創生に取り組んできた実績を前面に掲げる。SNS対策にも力を入れ、支持を広げる。坂本は野党統一候補としてコロナ対策の強化を訴え、政府対応への批判票の受け皿を狙う。

石川:近藤・西田 競り合う…3区
 1区は、小森がリードする展開。馳浩・元文部科学相が来年の石川県知事選への出馬を表明し、後任となった小森は、自民、公明支持層を中心に支持を順調に広げている。荒井は連合の支援を受け、無党派層への働きかけも強めている。小林は政権批判票の取り込みを狙うが、支持は広がりを欠いている。亀田は苦戦している。

 2区は、4選を目指す佐々木が自民、公明支持層の9割前後をそれぞれ固め、戦いを優位に進めている。坂本は共産支持層の約7割を固めるなど浸透するが、それ以外での支持は広がりを欠いている。

 3区は、近藤と西田が激しく競り合っている。草の根が強みの近藤は、年間約1000回の街頭演説を重ね、無党派層への浸透を図るとともに、保守票の取り込みも狙う。前回は、西田が2110票差で近藤を抑えており、西田は地元首長や県議、公明などの支持を取りつけ、組織戦を展開する。

 1区は、稲田が先行し、野田が追いかける展開。6選を目指す稲田は自民支持層の約8割、公明支持層の約7割を固めた。野党統一候補の野田は、共産支持層の約8割からも支持を得て、反政権票の取り込みを進める。

 2区は、高木と斉木が小差の競り合い。高木は、選挙区内の原子力発電所の有効活用を訴え、自民支持層の約8割を固めた。斉木は、票田の越前市や鯖江市を中心に支持拡大を図り、無党派層の約5割に浸透している。

3676チバQ:2021/10/21(木) 18:24:20
長野:篠原先行 若林追う…1区
 1区は、篠原が先行し、若林が追いかける展開。7期目を目指す篠原は立民支持層をほぼ固め、候補擁立を見送った共産支持層にも浸透している。元参院議員の若林は組織固めに懸命だ。SNSを活用し、無党派層の取り込みも急いでいる。

 2区は、下条がリードする展開。下条は立民、共産支持層をそれぞれ約9割まとめた。市民団体とも連携し、浮動票の獲得を進める。務台は選挙区内の後援会組織をフル回転させながら、業界団体などの支援も固め、小選挙区での返り咲きを狙う。

 3区は、神津と井出が互角の戦い。神津は元首相の羽田孜のおい。強固な後援会の支援を受け、立民支持層の約9割、共産支持層の約8割をまとめた。2019年に自民入りした井出は、自民、公明支持層の8割程度を手堅く固めた。無党派層への浸透を図る。

 4区は、後藤が初入閣を追い風にリードする展開。厚生労働相としてコロナ対策を訴え、自民支持層の約9割を固めた。長瀬は県内唯一の共産候補。「市民と野党の統一候補」とアピールしているが、立民の支持母体・連合長野は自主投票の方向だ。

 5区は、曽我と宮下が小差の競り合い。曽我は立民、共産支持層の約9割を固めた。田中康夫元県知事を支援した有志らの支援を受け、無党派層の約6割にも浸透。宮下は地元県議や市町村議らの支援を受け、自民支持層の約9割、公明支持層の約7割をまとめた。

比例(定数11):自民 5議席確保か
 富山や石川などで強い地盤を誇り、若い年代からの支持も厚い自民が、5議席を確保する展開となりそうだ。情勢次第では議席の積み増しもあり得る。

 立民は新潟と長野を中心に浸透を図り、3議席を確保した。無党派層の約3割からの支持も得ており、4議席目も射程に入れている。公明は1議席獲得が見込まれている。維新と共産も1議席を確保する可能性が出ている。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3677チバQ:2021/10/21(木) 18:28:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e804bfc90f1b506ff350a39bb09c5aee2fb822df
[衆院選2021]序盤情勢 東海(小選挙区・比例)
10/21(木) 15:59配信
岐阜:古屋と今井 接戦…5区
 1区は、野田が戦いを優位に進めている。9月の自民党総裁選への出馬で知名度をさらに上げ、幅広い世代に浸透。サラリーマンや専業主婦にも支持を広げる。連合の支援を受ける川本は若さを前面に出し、無党派層の支持取り込みに力を入れる。

 2区は、棚橋が安定した戦い。菅内閣で国家公安委員長を務めた実績などを強調し、自民支持層の9割、公明支持層の7割を固めた。大谷は、芸能人のマネジャーを務めた経験から「人づくり」の重要性を訴えるが知名度不足が否めず、無党派層への浸透が課題だ。

 3区は、武藤が有利な戦いを進める。ミニ集会を重ね、自民支持層の8割、公明支持層の6割を固めた。前回衆院選で国替えして2度目の挑戦となる阪口は、野党共闘で、共産支持層の支持も広げる。無党派層に食い込み、政権批判票の獲得を図る。

 4区は、今井と金子が激しく競り合う。今井は、知名度の高さを生かし無党派層の5割強から支持を得る。「どぶ板」戦術で、金子の支持基盤の切り崩しを狙う。金子は地元の飛騨地区からの支持を中心に、自民支持層の8割、公明支持層の7割を固めた。

 5区は、古屋と今井が接戦。古屋は地元の製陶業界などから支援を受け、自民支持層の8割を固めた。野党3党が候補を立て、政権批判票が分散傾向にあるが、連合の支援を受けた今井は立民支持層の8割超を固めた。無党派層の支持を広げられるかどうかがカギだ。

静岡:細野 支持基盤強く…5区
 1区は、7選を目指す上川が自民支持層を固め、安定した戦いを進める。初の国政選となる遠藤は、元アナウンサーの経歴を生かし、知名度向上に努めている。

 2区は、井林がリードする展開。志太榛原地域を中心に自民支持層を固める。連合静岡の推薦を得た福村は無党派層への浸透を狙う。

 3区は、小山と宮沢が横一線の戦い。両者は過去3回にわたり激しく議席を争ってきたが、一騎打ちは初めて。無党派層の6割超の支持を得る小山は、野党候補一本化を追い風に自民支持層の切り崩しも狙う。宮沢は自民支持層を固め、公明の支援も得て戦う。

 4区は、大票田の静岡市清水区が地盤の深沢がリードする展開。自民支持層の9割、公明支持層の7割を固めた。田中は自民に批判的な保守層や無党派層への支持拡大を図る。

 5区は、無所属で自民・二階派入りした細野が優位に戦いを進める。細野の強力な支持基盤は健在で、自民や公明支持層からも一定の支持を得る。吉川は、各地に発足した後援会中心に活動するが、自民支持層を固めきれていない。小野は出遅れが響き、知名度不足が課題だ。

 6区は、渡辺と勝俣が激しく競り合う。前回小選挙区で勝利した渡辺は、立民支持層の9割、共産支持層の7割を固めた。無党派層からも一定の支持を得る。前回比例復活の勝俣は、自民、公明支持層の約8割を固めた。

 7区は、城内が安定感を増している。党派を超えた支持基盤を持ち、自民支持層の9割、公明支持層の8割弱を固めた。日吉は立民支持層の8割を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 8区は、源馬と塩谷が予断を許さない展開となっている。源馬は野党統一候補として政権批判票の取り込みを狙う。参院静岡選挙区補欠選挙に立候補した野党系の新人候補は地元選出で、相乗効果を狙う。塩谷は企業を回るなど組織票固めに力を入れる。

3678チバQ:2021/10/21(木) 18:29:12
愛知:古川優位 組織票固める…2区
 1区は、熊田と吉田が激しく競り合う。熊田は総務副大臣などの経験をアピール。自民支持層を固め、公明支持層への浸透も図る。吉田は現役医師として、コロナ対策を中心に訴える。私鉄総連などから支援を受ける。

 2区は、知名度の高い古川が優位に戦いを進める。実績を訴え、連合などの組織票も固める。中川は街頭に立つなど知名度アップを図るほか、自民支持層の取り込みを急ぐ。

 3区は、近藤が安定した戦い。近藤は立民に加え、共産支持層や無党派層への浸透を図る。池田は自民、公明の支持固めに尽力する。

 4区は、工藤と牧が横一線で並ぶ。元名古屋市議の工藤は地元県議や市議の後援会組織を中心に支持層を固めている。牧は連合などの組織票を集め、無党派層への浸透も図る。

 5区は、神田と西川が競り合う展開。2回連続で比例復活の神田は自民の支持層固めに注力する。引退を表明した立民・赤松広隆前衆院副議長の後継となる西川は、赤松の地盤固めに奔走する。

 6区は、丹羽が戦いを優位に進めている。文部科学副大臣などを務めた実績を強調し、自民、公明支持層に浸透する。前回、比例東海ブロックの単独候補だった松田は、立民支持層以外への浸透が課題となる。

 7区は鈴木がリードし、森本が追いかける展開。鈴木は地元での街頭演説や会合などに力を入れる。同区では山尾志桜里が不出馬を表明。愛知6区から国替えした森本は知名度アップに注力する。

 8区は、伴野と伊藤が競り合う。伴野は立民支持層を固め、無党派層への浸透を図る。伊藤は地域をこまめに回り、支持拡大に励む。

 9区は、岡本と長坂が互角の戦い。岡本は医師の経験を生かし、コロナ対策などを訴える。立民支持層をほぼ固め、無党派層の支持も広げる。強固な自民支持基盤を持つ長坂は、小選挙区4連勝を目指す。

 10区は、8選を目指す江崎、杉本、藤原が三つどもえの接戦。江崎は一時期引退に言及し、支持者に動揺が走った。杉本と藤原は地道な活動を展開し、それぞれ浸透を図る。

 11区は、八木が優位な戦い。トヨタ自動車などの労組票をまとめ、過去6回勝利した古本伸一郎が解散当日に不出馬を表明した。本多は共産支持層以外への浸透が課題。

 12区は、重徳が優位に戦いを進める。立民、共産支持層に浸透する。青山は自民、公明の支持層固めを急ぐ。

 13区は、大西がややリードし、石井が追う。大西は立民支持層を固め、無党派層へも支持を広げる。石井は自民、公明支持層の支持固めを急ぐ。

 14区は、今枝が優勢。自民支持層を手堅くまとめる。前回に続く挑戦の田中も知名度アップを図り、追いかける。

 15区は、根本と関が競り合う。根本は自民、公明支持層を固めた。関は立民支持層をまとめ、無党派層の支持拡大を狙う。

3679チバQ:2021/10/21(木) 18:29:28
三重:岡田 安定した戦い…3区
 1区は、田村がリードする展開。自民支持層の9割を固めた。厚生労働相を務め、高い知名度から無党派層へも支持を広げる。前津市長の松田は立民、共産両党の支持層の約7割を固めるが、広がりに欠ける。

 2区は、中川と川崎が接戦となっている。中川は、立民支持層の9割強から支持を得ているほか、支援を受ける労組票を固めた。川崎は、元厚生労働相の川崎二郎の長男。大票田の鈴鹿市などで支持拡大を図るが、無党派層への浸透が課題となる。

 3区は、岡田が安定した戦いを見せる。比例重複はせず、幅広い支持層や世代の支持を受ける。石原は前菰野町長で、7月に出馬を表明したが、知名度不足は否めない。

 4区は、前知事の鈴木が知名度を生かして頭一つ抜け出した。自民、公明の与党支持層から高い支持を得るほか、無党派層にも浸透している。県内で唯一「野党共闘」が成立せず、坊農は政権批判票の取り込みに懸命だ。

比例(定数21):自民 9議席届く勢い
 全年齢層で浸透する自民は2014年、17年衆院選で獲得した8議席を固め、過去最多に並ぶ9議席目に手が届く勢いだ。立民は無党派層や国民支持層の一部を取り込み、6議席を確実にした。

 公明は2議席を堅守し、3議席目に達する可能性がある。維新、共産は2議席を獲得する見通しだ。国民は労組票を中心に支持層を固めようとしているが勢いに欠けており、1議席をめぐる戦いは険しさを増している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3680チバQ:2021/10/21(木) 19:04:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d36fd409fdb39ddbf156a1df25cc1846a44b5e7
[衆院選2021]序盤情勢 近畿(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:00配信
滋賀:上野と田島 横一線…2区
 1区は、大岡と斎藤が一歩も譲らない展開。大岡はコロナ禍でもオンライン集会を重ね、若年層への浸透を図る。斎藤は、川端達夫元衆院副議長の地盤を引き継いだ。川端の出身母体の労組などへの浸透を目指す。

 2区は、上野と田島が横一線の戦い。過去3回戦った両者の一騎打ちは初めて。上野は道路整備などの実績を強調し、自民支持層の9割弱を固めた。田島は連合や市民団体の支援を受ける。無党派層の動向がカギを握る。

 3区は、4選を目指す武村が戦いを優位に進める。ワクチン接種など与党の実績をアピールし、幅広い年代の支持を得た。野党3党から候補が立ち、政権批判票の分散が予想される中、直山は知名度向上を目指す。

 4区は、小寺と徳永が激しく競り合う。小寺は地元首長との連携を強調し、保守支持層を固める。元参院議員の徳永は前知事の嘉田由紀子参院議員の支援を受ける。立民支持層の9割を固め、維新支持層の4割も固めた。

京都:泉が抜け出す…3区
 1区は、勝目が先行し、穀田が追いかける展開。勝目は、引退した伊吹文明元衆院議長と二人三脚で活動し、自民、公明支持層を固めつつある。穀田は、共産支持層の9割をまとめ、立民支持層の取り込みも図る。

 2区は、前原が繁本に一歩リード。前原は街頭立ちを重ねて国民、立民両党の支持層をまとめ、自民支持層にも食い込む。前回衆院選で初当選した繁本は、6割強にとどまる自民支持層の積み増しがカギとなる。

 3区は、泉が頭ひとつ抜け出している。立民支持層をまとめたほか、自民支持層からも2割の支持を得た。木村は街頭演説に力を入れるが、無党派層の支持は伸び悩んでいる。

 4区は、田中と北神が横一線の戦い。田中は幅広い年代で支持を得つつ、自民、公明支持層の支持を固める。無所属の北神は連合の推薦を受ける。現実的な外交政策なども訴え、保守層の取り込みを図る。

 5区は、本田が有利な戦い。サラリーマンや専業主婦など幅広い層からの支持を集める。比例北陸信越から移った山本は、立民支持層の8割を固めたが、無党派層への広がりに欠け、知名度の向上が課題。

 6区は、山井が一歩リードする。自民前議員の不出馬で混戦模様となる中、前回比例復活の山井が立民、共産支持層の約9割を固め、無党派層へも浸透している。清水は医師としてコロナ対応の実績を強調する。6割にとどまる自民支持層の積み増しに懸命だ。

3681チバQ:2021/10/21(木) 19:05:49
大阪:辻元・池下・大隈 三つどもえ…10区
 1区は、井上と大西が小差の競り合い。井上は維新支持層をほぼ固めた。大西は自民、公明支持層以外への浸透が課題となっている。

 2区は、左藤と守島が激しく競り合う。左藤は自民、公明支持層に浸透した。元大阪市議の守島は維新支持層をほぼ固め、街頭活動で無党派層への浸透を図る。尾辻は候補を擁立しなかった共産支持層の取り込みを図る。

 3区は、10選を目指す佐藤が優位に立つ。「大阪都構想」の住民投票で共に賛成を呼びかけた維新支持層の一部も取り込んだ。萩原は政権批判票の受け皿を狙う。

 4区は、美延が中山を一歩リード。美延は維新支持層を固め、自民支持層の一部を取り込む。中山は元防衛副大臣としてワクチン接種を進めた実績を訴え、支持拡大を狙う。

 5区は、国重が公明支持層をほぼ固め、戦いを優位に進める。宮本は立民支持層からも支持を集める。

 6区は、伊佐が戦いを優位に進めている。伊佐は一律10万円の定額給付金などの実績を訴え、公明支持層以外にも浸透した。村上は共産支持層にも支持を広げる。

 7区は、渡嘉敷と奥下が横一線の戦い。渡嘉敷は自民、公明支持層に加え、無党派層への浸透を図る。奥下は橋下徹・元大阪市長の特別秘書を務めた経験をアピールする。

 8区は、元府議として地元に浸透する漆間が優位に立つ。松井は立民、共産支持層以外の支持が課題。衆院解散後に出馬表明した高麗は自民支持層を固めきれていない。

 9区は、足立が先行し、原田が追う展開。足立は維新支持層をほぼ固め、原田は自民、公明支持層に浸透する。

 10区は、辻元、池下、大隈が三つどもえの戦いを繰り広げている。知名度の高い辻元は維新を除く野党支持層に加え、無党派層にも浸透。元府議の池下は自民支持層の一部も取り込む。大隈は自民支持層の票固めが課題となっている。

 11区は、中司、平野、佐藤が激しく競り合う。中司は維新支持層に加え、自民支持層の一部も取り込む。平野は立民支持層をほぼ固めた。佐藤は公明支持層への浸透が課題。

 12区は、藤田がややリードし北川が追い上げる。藤田は街頭活動に加え、SNSでの発信を強化し無党派層にも浸透した。北川は街頭活動を繰り返し、支持拡大を狙う。

 13区は、岩谷と宗清がしのぎを削る。岩谷は維新支持層をほぼ固めた。宗清は内閣府政務官の実績を訴え、自民、公明支持層に浸透。

 14区は、青柳が頭ひとつ抜け出している。維新支持層をほぼ固め、自民支持層の一部も取り込む。長尾は無党派層の取り込みが課題。

 15区は、浦野がリードする展開。維新支持層をほぼ固め、無党派層への支持拡大を図る。引退した竹本直一・元科学技術相の地盤を引き継いだ娘婿の加納は、自民、公明支持層を固めきれていない。

 16区は、北側と森山による接戦となっている。北側は自民支持層にも浸透している。森山は無党派層への支持拡大を狙う。

 17区は、馬場が安定した戦いを進めている。維新幹事長の馬場は維新支持層をほぼ固めた。岡下は自民支持層を固めきれていない。

 18区は、遠藤が優勢。遠藤は維新支持層をほぼ固め、無党派層の一部も取り込む。神谷は自民支持層を固めきれていない。

 19区は、伊東と谷川が激しく競り合う。11区から国替えした伊東は維新支持層を固めた。谷川は自民、公明支持層の支持固めが課題。

3682チバQ:2021/10/21(木) 19:06:12
兵庫:山口が優勢…12区
 1区は、井坂と盛山が横一線の戦い。井坂は政権批判票の受け皿を担い、無党派層の4割も取り込んだ。岸田派に所属する盛山は、岸田首相との親密さをアピールするが、自民、公明支持層の支持固めが課題だ。

 2区は、9回目の当選を目指す赤羽がリードする展開。赤羽は前国土交通相としての実績を訴え、自民支持層の6割にも浸透する。前回選は無所属で出馬した船川は、立民入りし、政権批判票の取り込みを目指す。

 3区は、関が優位に立つ。関は地元議員の支援を取り付け、自民支持層の8割弱をまとめた。和田は県議の実績や党の改革姿勢を強調し、無党派層の取り込みを狙う。

 4区は、藤井が安定した戦いを進める。藤井はデジタル庁の初代副大臣を務めた実績をアピールし、自民支持層の約8割を固め、公明支持層にも浸透を広げる。今泉は子育て世代や市民目線の改革を訴え、支持拡大を図る。

 5区は、谷と梶原が激しく競り合う。元県連会長の谷は地元まわりを精力的に行い、自民支持層の7割超を固めた。梶原は野党支持層を着実に固めつつある。

 6区は、大串、市村、桜井が三つどもえの接戦。大串は地元議員や企業の支持を得て、自民支持層の7割強をまとめた。国政復帰を目指す市村は、維新支持層の8割弱を固めた。前回選で比例復活した桜井も立民支持層を中心に野党支持層に広がりを見せる。

 7区は、山田、三木、安田が競り合う展開。山田は地元行事にこまめに出席し票の掘り起こしを図るが、自民支持層の支持は7割にとどまる。三木は維新支持層の約8割に浸透した。安田も無党派層へのアピールに懸命だ。

 8区は、4選を目指す中野が安定感を増している。中野は強固な公明の支持基盤を背景に、政権支持層を手堅くまとめた。元地元市議の小村は無党派層の支持拡大が課題だ。

 9区は、安倍、菅内閣で経済再生相としてコロナ対策を担当した西村が戦いを優位に進めている。自民支持層の約9割をまとめたほか、幅広い世代に浸透している。福原は政権批判票を十分取り込めていない。

 10区は、10回目の当選を目指す渡海が優勢。渡海は後援会などの組織力を生かし、着実に地盤を固める。隠樹は政権批判層や無党派層の取り込みに躍起となっている。

 11区は、松本が安定感を増している。前回選で自民公認を得た松本は、自民支持層の8割弱をまとめ、無党派層にも支持を広げる。住吉は維新支持層への浸透を着実に図る。

 12区は、環境相の山口がリードする展開。こまめに集会を開いて自民支持層の約8割を固めた。池畑は維新支持層の約7割に浸透するが、無党派層からの支持は広がりを欠く。

3683チバQ:2021/10/21(木) 19:06:29
奈良:馬淵と小林 競る…1区
 1区は、馬淵と小林が激しく競り合う。前回選で小林に敗れた馬淵は対話型の街頭演説を続けてきた。立民支持層の9割を固め、無党派層にも浸透する。小林は国土交通政務官を務めた実績を訴え、自民、公明支持層の票固めを急ぐ。いずれも前回選から1区に編入された生駒市での支持拡大を目指す。前川は維新支持層を固めきれていない。

 2区は、9選を目指す高市が安定した戦いを進める。自民総裁選への立候補で注目され、知名度がさらに高まった。後援会や地方議員らによる組織戦を展開し、幅広い年齢層で支持を集める。猪奥は立民支持層以外への浸透が課題で、街頭での活動を繰り返している。

 3区は、田野瀬が頭ひとつ抜け出している。田野瀬は緊急事態宣言下の東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で自民を離党したが、自民総務会長を務めた父・良太郎から受け継いだ後援会を生かした選挙戦を展開。西川は立民など野党支持層を固めきれていない。

和歌山:二階 支持広げる…3区
 1区は、岸本が戦いを優位に進めている。連合和歌山を支持基盤とし、強固な後援組織を生かした選挙戦を展開。野党支持層だけでなく自民、公明支持層や無党派層の一部も取り込んだ。門は国土交通政務官を務めた実績を訴えるが、自民、公明支持層を固めきれておらず、無党派層への浸透も課題だ。

 2区は、石田が優位に立つ。平日の朝夕に選挙区内の主要道路に立つなどアピールを重ねてきた。自民支持層をほぼ固めたほか、幅広い世代に浸透する。藤井は2019年の参院選に野党統一候補として出馬した経緯もあり、立民、共産支持層をほぼ固めた。政権批判を展開し、支持拡大を狙う。

 3区は、13選を目指す二階が安定した戦い。自民幹事長を5年間務めた実績と強固な後援会を武器に支持を広げる。自民支持層の8割、公明支持層の7割を固め、野党支持層の一部も取り込んだ。畑野は共産支持層をほぼ固めたが、無党派層からの支持は広がっていない。

比例(定数28):自民 9議席うかがう
 自民が8議席を確保し、9議席目を狙う展開となっている。大阪を中心に強固な地盤を誇る維新は、無党派層の約2割を取り込み、前回の2017年衆院選から3議席積み増して8議席に届きそうな勢いだ。

 立民は無党派層の2割弱から支持を集め、4議席を固めた。公明は4議席の確保を見込み、共産は3議席目を視野に入れる。国民は支持層を固めきれておらず、1議席にとどまる公算が大きい。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3684チバQ:2021/10/21(木) 19:14:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/008b267f2075242120eed2bf4fb870a586191654
[衆院選2021]序盤情勢 中国(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:05配信

読売新聞オンライン
鳥取:石破堅調…1区
 1区は、12選を目指す石破が安定した戦いだ。他候補の応援で地元不在が多いが、後援会組織がフル稼働する。自民支持層の9割超をまとめ、無党派層の6割弱にも浸透する。岡田は自公政権への批判票の取り込みを図る。

 2区は、赤沢と湯原が激しく競り合う。赤沢は自民支持層の8割超を固めたが、無党派層への広がりに欠ける。連合鳥取の支援を受ける湯原は、農林水産業に支持を広げ、内閣不支持層も7割超に浸透する。

島根:高見が優勢…2区
 1区は、11選を目指す細田が先行し、亀井亜が追いかける展開。細田は自民支持層の8割超を固め、サラリーマンや専業主婦の5割以上の支持を集める。将来的な脱原発を訴える亀井亜は、無党派層の5割弱に浸透する。

 2区は、高見が優位に立っている。9月に死去した竹下亘元復興相の支援組織を引き継ぎ、自民支持層の8割以上を固め、幅広い世代の支持を集める。政権批判票の受け皿を狙う山本は無党派層の支持が伸び悩んでいる。

広島:斉藤先行 追うライアン…3区
 1区は、首相に就任した岸田が安定した戦いだ。自民支持層のほぼ全てを固め、無党派層からも6割弱の支持を集める。全世代に幅広く浸透し、女性の支持は8割弱に及ぶ。

 2区は、平口がリードする展開。自民支持層の8割強を固め、商工自営業者、専業主婦などから支持を集める。大井は無党派層に浸透しきれていない。

 3区は、斉藤が先行し、ライアンが追いかける展開だ。国土交通相に就任した斉藤は公明の支持母体・創価学会の組織力をフル稼働させて地元企業などへの働きかけを強化し、自民支持層の6割強に食い込む。政権批判票の取り込みを目指すライアンはクリーンな政治をアピールし、内閣不支持層の7割強、無党派層の4割強に支持を広げている。

 4区は、4選を狙う新谷が安定感を増している。自民支持層の6割強に浸透する。上野は立民支持層の7割強をまとめているが、無党派層の支持が伸び悩んでいる。

 5区は、寺田が戦いを優位に進める。ミニ集会を重ね、自民支持層の約9割をまとめた。野党共闘を掲げる野村は無党派層の支持が3割強にとどまっており、浸透に躍起だ。

 6区は、佐藤と小島が横一線の戦いだ。同区が地盤で、政界引退した亀井静香・元金融相の支援を受ける佐藤は、立民支持層の9割強を固め、無党派層でも5割以上に浸透する。3回連続で比例復活の小島は大票田の尾道市に選対本部を移して巻き返しを図る。

 7区は、小林が優位に立っている。自民支持層の9割弱を固め、サラリーマンや専業主婦も6割以上の支持を集める。佐藤は政権批判票の取り込みを図るが、無党派層への浸透が進んでいない。

3685チバQ:2021/10/21(木) 19:14:32
岡山:阿部と平沼 デッドヒート…3区
 1区は、12選を目指す逢沢が有利な戦い。強固な組織力を背景に、自民支持層の8割強、公明支持層の7割弱を固めた。原田は35歳の若さを前面に出して女性や若年層への浸透を図るが、支持が伸び悩んでいる。

 2区は、山下と津村が激しく競り合う。山下は元法相の知名度を生かして自民、公明支持層の8割強を固めた。津村は一時的な消費減税を街頭で訴え、無党派層の4割強、内閣不支持層の8割弱の支持を得た。候補擁立を見送った共産支持層にも浸透する。

 3区は、前回衆院選でも戦った阿部と平沼がデッドヒートを展開する。約3500票差で阿部に敗れ、雪辱を期す平沼は父の赳夫・元経済産業相から引き継いだ地盤固めに躍起だ。自民支持層への浸透は阿部が平沼を上回るが、無党派層への浸透では平沼が阿部をリードしている。

 4区は、橋本竜太郎元首相を父に持つ橋本と柚木が激しく競り合う。橋本は厚生労働副大臣としてコロナ対策にあたった実績を訴え、自民支持層の8割弱を固めた。野党統一候補となった柚木は対決姿勢を前面に出して政権批判票の上積みを狙い、無党派層の6割弱の支持を集めている。

 5区は、前官房長官の加藤が安定した戦いだ。菅内閣の要として政権運営にあたったことをアピールし、自民支持層の9割強と公明支持層の8割強に、無党派層の5割弱に浸透している。

山口:高村リード…1区
 1区は、高村が頭ひとつ抜け出す。父親の正彦・元自民副総裁から受け継いだ地盤を固めるとともに、後援会の若返りで票の上積みを目指す。自民支持層の9割弱をまとめた。大内は無党派層への浸透が伸び悩んでいる。

 2区は、岸が戦いを優位に進めている。防衛相への就任を追い風に、日米同盟強化や基地負担の軽減などを訴え、9割以上の自民支持層に浸透した。松田は立民支持層の6割弱に食い込むが、無党派層への広がりを欠く。

 3区は、参院山口選挙区からくら替えする林が戦いを優位に進めている。自民内の候補者調整で保守分裂が回避されたことで、自民支持層の9割以上、無党派層も約5割に浸透する。坂本は無党派層への支持拡大が課題だ。

 4区は、安倍が抜群の知名度を背景に安定した戦いを展開している。自民支持層の9割弱を固め、農林水産業やサラリーマンから7割前後の支持を受ける。大野は知名度向上を目指す。

比例(定数11):立民 2議席の公算
 岸田首相や安倍元首相の地元を抱える自民が2012年衆院選から続く5議席を固め、上積みを狙う。幅広い層で支持を広げており、頭一つ抜けた。追いかける立民は、17年の前回衆院選で獲得した2議席の確保にとどまる公算が大きい。

 公明は2議席を堅守する見通しで、前回議席ゼロに終わった維新と共産は、1議席獲得を視野に入れている。国民は支持拡大に苦戦している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3686チバQ:2021/10/21(木) 19:15:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdedc9fc76e7532cecb10fbc894a54d96ec596db
[衆院選2021]序盤情勢 四国(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:06配信

徳島:仁木と後藤田 競る…1区
 1区は、仁木と後藤田が激しく競り合う。仁木は政権批判票の取り込みを図り、立民支持層の約8割を固めた。後藤田は7期の経験を武器に精力的に企業回りなどを重ねるが、自民県連との関係悪化で自民支持層の支持は6割弱にとどまる。

 2区は、11選を目指す山口が有利な戦い。自民県議らの支援で自民支持層の8割超を固めた。中野は3人の子育て経験などをアピールするが、浸透しきれていない。

香川:玉木 支持固める…2区
 1区は、7度目の対決となる小川と平井がデッドヒートを展開している。小川はドキュメンタリー映画への出演で知名度を上げ、野党支持層に加え、無党派層にも支持を広げる。平井は党支部をフル回転させ、組織戦を展開。デジタル相だった実績を訴え、自民支持層の7割弱の支持を得ている。

 2区は、玉木が先行し瀬戸が追いかける展開だ。玉木は党代表として各地を遊説するため、地元入りは限られるが、国民支持層の9割超を固めた。無党派層にも食い込んでいる。前回選で玉木に2万票以上の差をつけられ、比例復活も断たれた瀬戸は地元企業や団体などを精力的に回り、支持固めに躍起だ。

 3区は、4選を目指す大野が安定した戦い。父親の功統・元防衛庁長官の強固な地盤を継ぎ、自民支持層の約9割を固め、公明支持層にも浸透する。尾崎は唯一の野党候補として政権批判票の掘り起こしを図るが、立民支持層などの支持を固めきれていない。

愛媛:塩崎 優位な展開…1区
 1区は、塩崎が戦いを優位に進めている。塩崎は父の恭久・元官房長官の地盤を引き継ぎ、自民支持層の8割以上を固める。友近は元プロサッカー選手としての知名度を生かし、無党派層の票の取り込みを狙う。

 2区は、12選を狙う村上が頭ひとつ抜け出す。自民支持層の約8割をまとめ、公明支持層にも浸透する。石井はSNSで毎日、政策を訴える動画を配信し、無党派層への支持拡大を図っている。

 3区は、井原と白石が横一線の戦い。参院議員からくら替えした井原は県議9年、市長9年などの実績を訴え、自民支持層の8割弱を固めた。白石は、立民支持層の9割超をまとめ、無党派層にも支持を広げている。

 4区は、長谷川が一歩リードする。引退した山本公一・元環境相の地盤を引き継ぎ、副知事時代の人脈も生かす。桜内は元衆院・参院議員として政策立案能力を訴え、無党派層への浸透に力を入れる。

高知:尾崎 幅広い支持…2区
 1区は、11選を目指す中谷が戦いを優位に進めている。元防衛相の知名度を生かし、自民支持層の9割超を固め、無党派層にも浸透する。武内は立民、共産支持層の8割超を固め、無党派層への支持拡大が課題だ。

 2区は、前知事の尾崎が安定した戦い。自民、公明支持層の約9割を固め、幅広い年代から支持を集める。前回選で自民候補を破った広田一は、立民支持層の9割弱を固めたが、保守層への支持は広がりを欠いている。

比例(定数6):維新と国民 苦戦
 自民は3議席を維持し、今後の情勢次第では4議席目に手が届きそうだ。全年齢層で幅広く支持を集めており、自民支持層の8割以上を固めた。立民は2議席獲得を視野に入れており、無党派層への支持拡大が課題となっている。公明は1議席を守る見通しだ。

 共産は議席を獲得できるかどうか正念場だ。2014年以来の議席獲得を目指す維新と、ブロック内に玉木代表の地元がある国民は苦戦している。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3687チバQ:2021/10/21(木) 19:15:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/721883536fd8447e5e5ecf19806f14fcacdd0788
[衆院選2021]序盤情勢 九州(小選挙区・比例)
10/21(木) 16:08配信

読売新聞オンライン
福岡:城井と山本 激しく争う…10区
 1区は、井上が安定した戦い。財務政務官などを務めた実績をアピールし、幅広い世代に浸透する。自民支持層も手堅くまとめた。坪田は街頭演説を重ね、知名度アップを図るが、浸透しきれていない。

 2区は、稲富と鬼木が横一線の戦い。稲富は地道につじ立ちを続け、立民支持層の9割以上を固めたほか、共産支持層にも浸透しつつある。鬼木は自民支持層の票固めを急ぎ、無党派層への支持拡大も目指す。

 3区は、古賀と山内が互角の戦い。古賀は厚生労働副大臣への就任を追い風に、無党派層を取り込もうと支持拡大に懸命だ。唯一の野党候補の山内は政権批判票の受け皿となることを狙う。

 4区は、宮内が安定感を増している。農林水産副大臣などを務めた実績を訴え、自民支持層の票固めに注力する。サラリーマンや主婦層にも浸透しつつある。森本は、反自民票の取り込みを狙うが、伸び悩む。

 5区は、堤と原田が激しく競り合う。堤は立民支持層の約9割をまとめたほか、女性票などの積み上げを狙う。自民党内の公認争いを経て出馬した原田は9選を目指すが、自民支持層をまとめきれていない。

 6区は、鳩山が優位に戦いを進める。地元経済界の支援を受けるほか、自民支持層を着実に固めた。元オペラ歌手の田辺は、知名度向上を目指すが、無党派層に浸透しきれていない。

 7区は、藤丸が頭ひとつ抜け出す。秘書として仕えた古賀誠・自民元幹事長の支援者や、地元市議らの支援を受け、組織戦を展開する。青木は自治体職員としての約25年の経験をアピールし、巻き返しを図る。

 8区は、14選を目指す麻生が安定した戦い。首相や財務相を歴任した知名度は高く、自民支持層の票固めに余念がない。元直方市議の河野は、反自民票の結集を目指すが、伸び悩んでいる。

 9区は、緒方と三原がしのぎを削る。無所属で出馬した緒方は、特定の政党や組織の支援を受けず、幅広い支持層の取り込みを図る。9選を目指す三原は組織戦で票固めを進めるが、無党派層への浸透が課題だ。

 10区は、城井と山本が一歩も譲らぬ展開だ。城井は立民支持層の9割以上や無党派層に浸透し、保守層の切り崩しも進める。岸田派副会長の山本は、岸田首相との近さをアピールするが、自民支持層をまとめきれていない。

 11区は、武田が安定した戦い。地盤の田川地域を中心に首長の支援を受け、自民支持層の8割を固めた。商工自営業者にも浸透する。無所属で挑む村上は、無党派層の取り込みを図るが、知名度不足が課題だ。

佐賀:原口と岩田 五分…1区
 1区は、原口と岩田が接戦となっている。原口は小学校区単位での国政報告会に力を入れ、立民支持層の9割以上を固めた。岩田は、前回選で自主投票だった農業団体の推薦を受け、自民支持層の8割弱を取り込んだ。

 2区は、大串が先行し、古川が追いかける展開だ。大串は立民支持層の9割以上を固め、無党派層の支持も拡大している。前回衆院選で大串に惜敗した古川は各地に後援会を設立し、自民支持層の7割弱を固めた。

3688チバQ:2021/10/21(木) 19:16:19
長崎:西岡と初村 激戦…1区
 1区は、西岡と初村が激しく競り合う。西岡は三菱重工業労組の支援を受け、無党派層の5割弱からも支持を得ている。安倍元首相の秘書を務めた初村は、地元県議らの支持を得て票固めに懸命だ。

 2区は、加藤と松平が接戦となっている。加藤は父の寛治・前衆院議員から後援会を引き継いだほか、農業団体の支援を得るなど組織戦を展開。松平は市街地を中心に浸透を図り、無党派層の取り込みを狙う。

 3区は、谷川と山田勝がしのぎを削る。7選を目指す谷川は各地の後援会をフル稼働するが、自民支持層を固めきれていない。山田勝は立民支持層をまとめ、無党派層の5割弱にも浸透しつつある。

 4区は、末次と北村が横一線の戦い。末次は政権批判票の受け皿となることを狙い、更なる支持拡大を目指す。北村は自民内での公認争いを経て出馬した。自民支持層をまとめきれておらず、引き締めに躍起だ。

熊本:西野 有利な戦い…2区
 1区は、木原が戦いを優位に進めている。首相補佐官を務めた実績をアピールし、個人後援会を中心に支持固めに余念がない。連合の推薦を受ける濱田は、立民支持層のほか、浮動票の取り込みを狙う。

 2区は、初当選を目指す西野が有利な戦い。世代交代を訴える西野は、無党派層に加え、自民支持層の4割超に食い込む。17選を目指す野田は高い知名度を持つが、自民支持層をまとめきれていない。

 3区は、坂本が安定感を増している。1億総活躍相としての実績を訴え、幅広い年代に浸透。自民支持層も手堅くまとめ、地元首長らの支援も得た。馬場は、出身の労組OBらに支持を呼びかけるが伸び悩む。

 4区は、岸田内閣で初入閣した金子が頭ひとつ抜け出す。昨年7月の九州豪雨からの復興に尽力したことをアピールし、組織戦を展開する。矢上は、政権批判票の取り込みを目指すが、浸透しきれていない。

大分:岩屋と横光 譲らず…3区
 1区は、吉良と高橋が横一線の戦い。吉良は旧国民と旧立民の合流に加わらず、無所属での挑戦となった。連合大分の支援を取り付け、立民支持層の約7割を固めた。高橋は100以上の自民友好団体から推薦を受け、自民支持層の7割弱を固めた。知名度向上が課題で、街頭演説を重ねている。

 2区は、吉川と衛藤がしのぎを削る。立民公認としては初選挙となる吉川は、離党した社民の県連も協力する意向で、立民支持層の9割超、共産、社民の8割超に浸透している。衛藤は各地の後援会組織が支持固めを図っており、自民支持層の約8割をまとめたが、無党派層の支持は広がりを欠く。

 3区は、岩屋と横光が互角の戦い。岩屋は元防衛相の実績をアピールし、幅広い年代の支持を集めて自民支持層の8割以上、公明の約9割を固めた。横光は立民県連を発足させ、前回選よりも増した組織力が強みとなっている。立民支持層の9割超を固めた。

3689チバQ:2021/10/21(木) 19:16:45
宮崎:渡辺と武井 接戦…1区
 1区は、渡辺と武井が激しく競り合っている。渡辺は立民支持層の8割超を固め、候補者の擁立を見送った共産支持層の7割以上からも支持を得た。武井は自身の車検切れの問題などを巡って、自民県連が事実上の自主投票を決めた影響もあり、自民支持層の支持が約5割と伸び悩んでいる。

 2区は、江藤が戦いを優位に進めている。農相を務めた知名度を生かし、自民支持層の8割超を固めた。農業、商工団体の支援を受け、農林水産業者や商工自営業者の支持も手堅くまとめている。長友は連合傘下の労組を中心に支持拡大を図っており、立民支持層の約7割を固めた。

 3区は、古川が安定した戦い。法相としての高い知名度を生かし、自民支持層の9割超を固め、無党派層にも支持を広げている。松本は共産支持層の約8割を固めたものの、立民支持層の支持が4割超にとどまっており、他の野党への浸透が課題だ。

鹿児島:三反園と金子 競る…2区
 1区は、川内と宮路が接戦となっている。連合などの支援を受ける川内は立民支持層の9割超を固め、無党派層にも浸透しつつある。宮路は自民支持層の8割弱を固め、商工自営業者の支持が目立つ。

 2区は、三反園と金子が激しく競り合う。無所属の三反園は県知事を務めた知名度を生かし、無党派層の4割超に浸透している。金子は組織を固め、自民支持層の6割弱、公明支持層の4割以上をまとめた。

 3区は、野間と小里が横一線の戦い。野間は立民支持層の9割以上を固め、主婦層からの支持が厚い。小里は自民支持層の8割弱、公明支持層の6割弱を固めたが、無党派層に食い込めていない。

 4区は、森山が安定した戦い。農相や自民国会対策委員長を務めた実績をアピールし、自民支持層の9割弱を固めた。農林水産業者の支持を集めている。米永は市民団体の支援を受け、政権批判票の取り込みを狙う。

沖縄:屋良 抜け出す…3区
 1区は、8選を目指す赤嶺が優位に立つ。赤嶺は立民の7割以上を固め、玉城デニー知事の支援を受けて、無党派層にも浸透する。前回比例復活した国場は自民支持層の約7割、公明支持層の8割超を固めた。

 2区は、新垣が安定した戦い。新垣は引退した照屋寛徳の地盤を引き継ぎ、立民支持層の9割弱、社民の9割超を手堅くまとめた。宮崎は自民、公明支持層の8割前後を固めたが、無党派層への浸透が課題だ。

 3区は、屋良が頭ひとつ抜け出した。屋良は来年の名護市長選立候補予定者らと連携し、立民、共産、社民などの政権批判票の9割超をまとめた。島尻は自民支持層の9割弱を固め、無党派層の取り込みを狙う。

 4区は、西銘と金城の接戦となっている。西銘は沖縄相就任をアピールし、自民支持層の約9割、公明支持層の8割弱を固めた。金城は野党系首長の支援で支持拡大を目指しており、立民、共産支持層の9割超をまとめた。

比例(定数20):公明 3議席確保
 自民が8議席を固めた。全年齢層で支持を集めて他党を引き離している。立民は5議席を確保する見通しで、さらなる積み増しを目指している。公明は3議席を確保し、2014年衆院選で獲得した4議席目まで届く可能性がある。

 維新、共産は1議席にとどまる公算が大きい。社民は1議席を死守できるかどうかが注目される。支持層の一部が立民に流れているが、沖縄を中心に支持を集めている。

調査の方法

 10月19日から20日にかけて、各小選挙区で電話世論調査を実施した。コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号を使い、調査員による調査と自動音声による調査を組み合わせて行った。計18万6863人が回答し、1選挙区あたりの回答数は平均647人。調査は日本経済新聞社と協力して実施した。両社で基礎データのみ共有し、集計、分析、記事作成は両社が独自に行った。調査実務は日経リサーチに委託した。

議席予測の方法

 小選挙区の予測は、過去の衆院選での調査結果と実際の得票率との関係から政党別の予測式を作成し、今回の調査で得た各候補者の数値をあてはめた。比例選では、衆院選と参院選での調査結果と、実際の選挙結果との関係などから予測式を作成。比例ブロックごとの各政党の予測得票数を算出した。その後、ドント方式で各政党の獲得予測議席を計算した。これらに全国の各本社、各支社、総支局などの取材情報を加味して総合的に判断した。

3690とはずがたり:2021/10/21(木) 19:22:05
「戦闘準備」は進めていた…?世耕弘成議員の幻の選挙カーを発見!
10/18(月) 20:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/da9b365239121f6a129df84f031baae3c1ef3e4d
FRIDAY

二階氏が引退していたなら…
自民党、とはどこにも書いていないのがポイント…!?

岸田新政権発足からまばたきをする間もなく突入する解散総選挙。あまりに時間がなかったため、直前まで正式な候補者が決まらなかった選挙区もあるほどだ。

そんななか、ひそかに注目を集めていたのが和歌山3区。ここは言わずと知れた自民党の重鎮・二階俊博氏の牙城であるが、現在82歳とご高齢の二階氏は、選挙を前に引退して、地盤を息子に引き継ぐのではないかと目されていた。

この「二階から二階」の禅譲に警戒心を募らせていたと言われるのが、こちらも自民党の有力者である世耕弘成・参議院自民党幹事長だ。二階氏と同じく和歌山を拠点として活動する世耕氏だが、こちらは参議院議員。衆院と参院は別なので、本来なら二階氏の選挙区の動向に神経をとがらせる必要はないはずだが…。

「以前から世耕さんが、和歌山の選挙区から衆議院選挙に出馬する…という噂は流れていました。世耕さんは実力者ですから、いまより上を目指すためには、参議院議員ではいろいろと障害があると思っていたのでしょう。虎視眈々と、和歌山の選挙区から衆院選に出る機会をうかがっていた。

とはいえ、二階さんの目の黒いうちは世耕さんも動くのは難しかった。世耕さんは二階さんには敬意を示していますから。

ところが、今回の選挙に際して、二階さんが息子に地盤を譲るのではないかという話が出たため、世耕さんの周囲が急に騒がしくなりました。今年9月ごろには、世耕さんが衆院選挙への出馬準備、つまりは『戦闘準備』を本格的に始めた…との報道も出たほどでした」(自民党関係者)

結局、31日投開票の衆院選では、和歌山3区からは二階氏が出馬することが決まり、世耕氏の出馬のウワサは立ち消えになった。

そんななか、FRIDAYデジタルは、公示直前まで世耕氏が衆院選に出馬する気満々だったことを示す「証拠」を見つけた。

それが、この写真だ。

和歌山県の街中で見かけたこの車。ひと目で世耕氏の選挙カーであることが分かるが、よくよく細部を見てみると、「和歌山県第三選挙区 衆議院議員候補 せこう弘成」と書いてあるではないか…!

「二階さんの引退に備え、世耕事務所が急遽こしらえた選挙カーだと聞いています。二階さんの息子が正式に後継者に選ばれたら、世耕さんは無所属でもこの選挙区から出馬する気だった…との話も流れていました。そのためでしょうか、この選挙カーにはどこにも『自民党』の文字が入っていないのです。ただ、この車があることはマル秘とされているようですよ」(同)

選挙区内の様子はどうなのか、と和歌山3区の田辺市を訪ねてみると、なんと、新たな事務所の準備中であった。事務所から出てきた関係者に話を聞いたところ、「前の事務所から移転をしているところだけど、いつの選挙のための準備、ということではないですよ。(選挙カーについて尋ねると)うーん、別の場所で進めているのかどうか、こちらではわかりません」と濁すのだった。

この車の存在について、そして今後「衆院選出馬」の計画があるかについて、世耕議員の事務所に訪ねたが、期限までに回答はなかった(今後、回答があれば追記する)。

結局、二階俊博氏が出馬を決めたことで、今回はこの車の出番はなくなったようだがさて、近い将来にこの車の出番はあるのか。それとも…?

取材・文:加藤慶

3691チバQ:2021/10/21(木) 20:25:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211021k0000m010238000c.html
激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲
2021/10/21 20:07毎日新聞

激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲

集まった有権者らに支持を訴える大阪2区の候補者(右端)=大阪市阿倍野区で2021年10月19日、望月亮一撮影(画像の一部を加工しています)

(毎日新聞)

 「岸田(文雄)首相は安倍(晋三)さん、菅(義偉)さんでも足りなかった改革の路線を、古い自民党時代に戻そうとしている」。大阪2区の日本維新の会、守島正氏は19日に大阪市阿倍野区での第一声で政権批判を展開し、改革姿勢をアピールした。

 維新は、松井一郎代表(大阪市長)が安倍、菅両氏との強固なパイプを築いてきたが、菅氏の退陣で政権との蜜月関係に終止符が打たれ、対決色を強めている。

 大阪2区は、維新が国政に初挑戦した2012年以降の3回の衆院選で、候補者を立てながら一度も勝利できていない府内2選挙区のうちの一つだ。維新は初勝利を目指し、公示直前まで大阪市議だった守島氏を擁立し、政治家一族で6選を目指す自民党の左藤章氏に挑む。守島氏は「ここで勝つことが、維新の唱える改革を全国に広げる意思表示になる」と意気込む。

 大阪府内では、改革志向が強い中堅・若手の自民党地方議員が10年、当時知事だった橋下徹氏をトップとして、地域政党「大阪維新の会」を結成。府議会、大阪市議会では、初めて挑んだ11年統一地方選の府・市議選以来、第1会派の座を守り、自民などの他党を圧倒している。

 11年の大阪市議選で初当選した「橋下チルドレン」の一人が守島氏だ。大阪市を廃止して特別区に再編する大阪維新の看板施策だった「大阪都構想」の制度設計にも関わるなど政策通として活躍。19年からは大阪維新の政調会長として政策全般のとりまとめを担う。

 不安要素は知名度だ。守島氏は大阪市議時代、大阪2区に含まれない大阪市東淀川区で選出されており、浸透が課題となる。維新は、新型コロナウイルスへの対応で発信力のある副代表の吉村洋文知事が公示日に2カ所で守島氏の応援に入った。吉村氏は街頭演説で「2区はずっと古い体質が続いてきた。ここでがらっと変えよう」と現状の改革を訴える。

 ただ、守島氏を支援している大阪維新の地元議員の中には、左藤家の秘書を務めていた人が多く、左藤氏を徹底批判することへのためらいも残る。ある議員は「恩義が簡単に切れるか。まとまらなければ勝てない」と、情を断って選挙戦に徹する必要性を語る。

 左藤氏は府知事や防衛庁長官を務めた義祖父や、法相・郵政相を歴任した義父を持ち、代々引き継がれた強固な地盤が強みだ。自民党岸田派に所属し、9月の党総裁選で派閥トップの岸田氏を総裁・首相へと押し上げ、自らも党幹事長代理のポストを得た。

 新型コロナ禍による延期を経て、10月9日に大阪市内で営まれた義父恵氏(1月死去)の葬儀には岸田氏も参列。左藤氏は「忙しい中、時間を割いて来ていただいた。こういう優しい心をもった政治こそ必要だ」と岸田氏との近さを強調してみせた。

 自らの議席を脅かす守島氏への批判は厳しさを増す。20日の街頭演説では「他の候補は落下傘。私はこの地で骨をうずめる。関係ない人たちにこの地を任せるわけにはいかない」と訴えた。府内のコロナ患者の死者数(20日時点で3031人)が、東京都に迫っていることを引き合いに、「(対策に)失敗して、『よくやっている』と言うのはおかしい」と吉村知事にも批判の矛先を向ける。

 立憲民主党の尾辻かな子氏は、前職として政府の新型コロナ対策を検証してきた実績をアピール。左藤氏らを念頭に「岸田さんのイエスマン」と批判し、維新については「与党の補完勢力である政党の議員では政府をチェックできない」と訴え、両氏との差別化を図っている。【田畠広景、隈元悠太、石川将来】

3692チバQ:2021/10/21(木) 20:26:55
https://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20211021-16321753.html
衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢
2021/10/21 19:37BSN新潟放送

衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢

衆院選序盤 新潟県6選挙区の情勢

(BSN新潟放送)

衆院選の選挙戦序盤の情勢です。JNNと毎日新聞が行った調査に取材を加味して分析したところ、新潟県内6つの選挙区のうち1区、4区、5区で野党系候補がリード。2つの選挙区で与野党の候補が激しく競り合っています。

この調査はJNNと毎日新聞が共同で、公示日19日と20日に電話で行いました。

【新潟1区】
立憲民主党の西村智奈美候補が一歩リードし、自民党の塚田一郎候補が追っています。日本維新の会の石崎徹候補は伸び悩んでいます。

【新潟2区】
自民党の細田健一候補が優位に戦いを進めていて、共産党の平あや子候補、国民民主党の高倉栄候補はともに伸び悩んでいます。

【新潟3区】
前回50票差という激戦だった3区は、自民党の斎藤洋明候補が若干優勢。立憲民主党の黒岩宇洋候補が追う展開です。

【新潟4区】
立憲民主党の菊田真紀子候補が先行し、自民党の国定勇人さんが猛追しています。

【新潟5区】
首長経験者同士の三つどもえの戦いは、事実上の野党統一候補で無所属の米山隆一候補に追い風が吹いています。自民党の泉田裕彦候補と、無所属の森民夫候補との間で自民票などの分裂が生じています。

【新潟6区】
立憲民主党の梅谷守候補と、自民党の高鳥修一候補が激しく競り合い、無所属の神鳥古賛候補は独自の選挙活動を続けています。

無党派層を中心におよそ2割の人が投票先をまだ決めていないと答えていて、情勢は投票日までに変わる可能性があります。

【支持政党】
自民党42%、立憲民主党20%、共産党5%、公明党3%、日本維新の会2%、社民党2%、国民民主党1%、れいわ1%、NHK党0%、支持政党はない22%

88%の人が「衆院選に関心がある」と回答していて、高い関心が伺えます。

3693チバQ:2021/10/21(木) 20:28:40
https://news.goo.ne.jp/article/fminpo/region/fminpo-20211021190442.html
投票まで10日 福島県内選挙区「序盤情勢」【2021ふくしま衆院選】
2021/10/21 19:04福島民報

投票まで10日 福島県内選挙区「序盤情勢」【2021ふくしま衆院選】

福島民報

(福島民報)

 衆院選の県内小選挙区に立候補した十人は三十一日の投票に向け激しい論戦を繰り広げている。共同通信社は十九、二十の両日、各選挙区の有権者に電話調査を実施した。福島民報社の取材を加味した序盤情勢は、1区では自民党の前職と立憲民主党の前職の支持が拮抗(きっこう)している。2区は自民前職が先行し立民新人が猛追、3区は立民前職がリードし自民前職が迫る。4区は立民前職と自民前職が競り合う。5区は自民前職が優勢で、共産党の新人が追う展開となっている。ただ、投票する候補者を決めていない有権者が多く、情勢はまだ流動的だ。中・終盤の戦いが勝敗を分けるとみられる。(文中敬称略。各選挙区の立候補者一覧は届け出順。丸数字は当選回数。☆は比例東北との重複立候補)



■1区 亀岡氏、金子氏の支持拮抗

 小選挙区で一勝一敗同士の自民の亀岡偉民と立民の金子恵美が激しく競り合っている。

 亀岡は大票田の福島市でリードし、金子は伊達地方と相馬地方で優位に立っている。

 支持政党別では、亀岡は自民、公明の支持層の七割前後を固めたが、金子にも一部が流れている。金子は共産、国民、社民からも支持を得ている。

 年代別では亀岡が二十代以下、三十代、四十代で金子を上回り、金子は六十代以上に支持を広げている。



■2区 根本氏先行、馬場氏が猛追

 九選を目指す自民の根本匠が優位に立ち、立民の馬場雄基が激しく追っている。

 根本は大票田の郡山市、二本松市などでリードするが、馬場も支持を広げている。

 支持政党別では、根本は自民、公明の支持層の七割超を手堅くまとめている。馬場は立民、共産の支持層の八割を固めた。無党派層の支持はほぼ拮抗している。

 年代別では根本は二十代など若年層からも支持され、馬場は六十代に浸透している。



■3区 玄葉氏リード、上杉氏迫る

 立民の玄葉光一郎が選挙区内全体で優位に立ち、自民の上杉謙太郎が追い上げている。

 玄葉は地元の田村地方、須賀川市などで安定して支持を得ている。上杉は地元の白河地方で善戦している。

 支持政党別では、玄葉は立民支持層の九割弱、共産、国民の七割強から支持を集める。上杉は自民の七割、公明の六割を押さえている。

 年代別では二十代以下は上杉が上回った一方、三十代以上は玄葉がリードしている。



■4区 小熊氏、菅家氏競り合う

 立民の小熊慎司と自民の菅家一郎が四度目の当選を懸け、激戦を展開している。

 小熊は喜多方市の出身で、菅家は会津若松市長を務めた。両市で互角の戦いを繰り広げており、周辺の町村部でも競り合っている。

 支持政党別では、小熊が立民の八割近くを固め、共産や国民、社民にも浸透。菅家は自民、公明の七割近くをまとめた。

 年代別では小熊が二十代以下からの支持が厚く、菅家は三十代、四十代に強い。



■5区 吉野氏優勢、熊谷氏追う

 自民の吉野正芳が足場を固め、共産の熊谷智に差を付けている。

 吉野は地元いわき市、双葉郡と選挙区全域から厚い支持を集める。熊谷はいわき市で浸透する一方、双葉郡で伸び悩んでいる。

 支持政党別で、吉野は自民の八割弱、公明の七割弱の支持を固めた。熊谷は共産の七割ほどに加え、立民、社民の支持層も取り込んでいる。

 年代別では六十代は支持がほぼ並んだが、他の各年代は吉野が強さを見せている。



【1区】
金子恵美 56 ☆立民 前(2)
亀岡偉民 66 ☆自民 前(4)



▽福島市、相馬市、南相馬市、

伊達市、伊達郡、相馬郡

▽有権者数=40万5092人

(18日現在)



【2区】

馬場雄基 29 ☆立民 新
根本匠 70 ☆自民 前(8)



▽郡山市、二本松市、本宮市、安達郡

▽有権者数=34万8011人(18日現在)



【3区】

上杉謙太郎 46 ☆自民 前(1)
玄葉光一郎 57 ☆立民 前(9)

▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡(西郷村を除く)、東白川郡、石川郡、田村郡

▽有権者数=26万4629人

(18日現在)



【4区】

小熊慎司 53 ☆立民 前(3)
菅家一郎 66 ☆自民 前(3)

▽会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡、西郷村

▽有権者数=23万7712人(18日現在)



【5区】

熊谷智 42  共産 新
吉野正芳 73  自民 前(7)



▽いわき市、双葉郡

▽有権者数=32万934人(18日現在)

3694チバQ:2021/10/21(木) 20:31:00
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211021k0000m010135000c.html
自民が「情勢緊迫」通達 全国の候補者引き締め 与党優勢報道受け
2021/10/21 17:09毎日新聞

自民が「情勢緊迫」通達 全国の候補者引き締め 与党優勢報道受け

自民党本部=東京都千代田区で、曽根田和久撮影

(毎日新聞)

 自民党は21日、甘利明幹事長と遠藤利明選対委員長の連名で、「情勢緊迫 1票1票の獲得に全力を」と題した衆院選の「急告」を全国の候補者に送った。報道各社が序盤調査で与党の優勢を報じたことを受け、引き締めを図る狙いだ。

 文書では、「全国各地で多くのわが党候補者が当落を争う極めて緊迫した状況にある」との現状認識を示し、多くの選挙区で立憲民主党など5野党共闘候補と一騎打ちになっていることや新型コロナウイルス禍で「組織力が十分に発揮できない現状に至っているのは憂慮に堪えない」と危惧した。

 その上で、一騎打ちの構図について「この選挙が『(自公の)自由民主主義政権』か『共産主義(が参加する)政権』かの体制選択選挙であることが鮮明」と改めて強調し、「自信を持って政権の継続を訴えていかなければならない」と呼びかけた。【野間口陽】

3695チバQ:2021/10/21(木) 20:33:35
https://news.goo.ne.jp/article/mbc/region/mbc-2021102100052407.html
衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦
2021/10/21 20:11南日本放送

衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦

衆院選 序盤情勢 鹿児島1・2・3区で接戦

(南日本放送)

鹿児島県内4選挙区で10人の候補が争う衆議院議員選挙、JNNと毎日新聞の共同調査に、MBC独自の取材も加味した選挙戦序盤の情勢分析では、1・2・3区で接戦となっています。

MBCでは、JNNと毎日新聞が衆院選が公示された19日と20日の2日間行った電話調査の結果に、MBCの独自取材も加味して、選挙戦序盤の情勢を総合的に分析しました。

選挙区ごとにみると、鹿児島1区では、自民党の比例九州前職・宮路拓馬さんと、立憲民主党の前職・川内博史さんが与党・野党それぞれの支持層に浸透し、激しく競り合っているとみられます。

鹿児島2区では、自民党前職の金子万寿夫さんが自民・公明の与党支持層に食い込む一方、無所属新人の三反園訓さんも与党や野党の支持層に浸透してきており、接戦となっています。これを共産党新人の松崎真琴さんが追っているとみられます。

鹿児島3区では、無党派層にも浸透を図る立憲民主党元職の野間健さんが現時点ではややリードし、自民党前職の小里泰弘さんが激しく追っていると見られ、情勢は流動的です。

鹿児島4区では、厚い保守地盤に支えられた自民党前職の森山裕さんが先行し、社民党新人の米永淳子さんが野党支持層を固めながら追っています。NHK党新人の宮川直輝さんは伸び悩んでいるとみられます。

ただ、いずれの選挙区でも回答者の2割から3割ほどがまだ投票先を「決めていない」としていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。

3696チバQ:2021/10/21(木) 20:35:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211020k0000m010375000c.html
維新堅調、追う自民 大阪府内19選挙区の序盤情勢 衆院選
2021/10/21 05:00毎日新聞

維新堅調、追う自民 大阪府内19選挙区の序盤情勢 衆院選

大阪城とキタのビル群(奥)=大阪市内で、本社ヘリから加古信志撮影

(毎日新聞)

 31日投開票の衆院選で、毎日新聞は19〜20日に序盤情勢を探る特別世論調査を実施した。調査データに取材を加味した大阪府内19選挙区の情勢などを紹介する。調査では投票先を決めていない人が多数おり、終盤にかけて情勢は変わる可能性がある。【矢追健介、石川将来、鶴見泰寿、野田樹】

 ◇1区

 維新の井上英孝氏がリードし、自民の大西宏幸氏が追う。

 前回は1200票あまりの僅差で敗れた井上氏は、維新支持層の大半を固めた上で、自身や支援府議らがかつて所属していた自民の支持層からも一定の支持を受けている。若い世代からの支持を多く集めている大西氏は、公明支持層に浸透しているが、肝心の自民支持層を固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

固めきれていない。立憲の村上賀厚氏と共産の竹内祥倫氏は、無党派層からの支持拡大のために街頭演説などを展開する。

 ◇2区

 維新の守島正氏が先行し、組織票を持つ自民の左藤章氏が追う。

 維新副代表・吉村洋文知事の後押しを受け、守島氏は知名度不足を挽回。幅広い年代から支持を集め、自民支持層にも一部食い込んでいる。左藤氏は公明の協力は得られているものの、組織の引き締めを急ぎたい。立憲の尾辻かな子氏はカジノを含む統合型リゾート(IR)反対を訴え他候補との差別化を図る。無党派層では半数ほどが態度未定で、今後の行方を左右しそうだ。

 ◇3区

 公明の佐藤茂樹氏が大きく先行し、共産の渡部結氏、立憲の萩原仁氏が追っている。

 佐藤氏は公明支持層をほぼ固めているが、自民党の元大阪市議が選挙区での出馬を検討した経過もあり、固め切れていない自民支持層への浸透を急ぐ。渡部氏は共産支持層をほぼ固めており、いまだ投票先を決めていない層への浸透を目指す。萩原氏は立憲支持層の大半を固めた。無党派層からも支持を受け巻き返しを図る。無所属の中条栄太郎氏は全体的な支持向上を目指す。

 ◇4区

 維新の美延映夫氏が先行し、自民の中山泰秀氏が追う展開。立憲の吉田治氏、共産の清水忠史氏が続く。

 美延氏は維新支持層の大半を固め、自民支持層、無党派層の一部からも支持を受けて、選挙戦を優位に進めている。中山氏は、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場を開設した実績や外交問題などを訴え、自民、公明支持層を固めるのに必死だ。吉田氏は立憲支持層の大半、清水氏も共産支持層のほとんどを固めており、巻き返しに向けてさらなる浸透を目指す。

 ◇5区

 公明の国重徹氏が安定した戦いを進める。共産の宮本岳志氏、れいわの大石晃子氏が後を追う。無党派層の多くが投票先を決めておらず、各陣営が取り込みを狙う。

 国重氏は各年代からまんべんなく支持を集めた。公明支持層はほぼ固めており、自民支持層からの協力もさらに広めたい考え。宮本氏は共産のほか、協力関係にある立憲支持層にも浸透しつつある。大石氏はれいわ支持層以外への広がりが課題。無所属の籠池諄子氏は直前での出馬表明が響き支持が伸び悩む。

 ◇6区

 公明の伊佐進一氏が一歩リードし、立憲の村上史好氏が必死に追う展開だ。

 伊佐氏は強固な公明支持層をほぼ固めた。一方、与党で協力関係にある自民の支持層は多くが投票先を決めておらず、取り込みを急ぐ。村上氏は立憲と共産の支持層から強い支持を受け、巻き返しを図る。無党派層の大半は投票先を決めておらず、今後の情勢の鍵を握りそうだ。

3697チバQ:2021/10/21(木) 20:35:50
 ◇7区

 維新の奥下剛光氏と自民の渡嘉敷奈緒美氏が競り合っている。

 奥下氏は維新の支援者から強い支持を受けている。大阪での維新の改革をアピールする戦略が奏功し、働き盛りの世代から評価が高く、前回選で破れた渡嘉敷氏への雪辱を誓う。渡嘉敷氏は副環境相などの経験を生かして支持者を固めるが、女性への浸透が課題となっている。立憲の乃木涼介、共産の川添健真、れいわの西川弘城の3氏は野党支持層を奪い合っており、無党派層の取り込みで浮上を狙う。

 ◇8区

 維新の漆間譲司氏が一歩リードし、自民の高麗啓一郎氏と立憲の松井博史氏が懸命に追い上げる。

 漆間氏は府議を辞して国政に初挑戦。対話型の集会を重ねながら、維新の国会議員や吉村洋文知事らの応援も受けた総力戦で臨んでおり、幅広い世代で支持を広げている。

 高麗氏は元自民候補予定者の不出馬で、公示直前に立候補を決定。自民、公明票を固め、出遅れを挽回したい。松井氏は立憲や共産など野党の支持層に浸透しており、無党派層を取り込んでいきたい。

 ◇9区

 前回は接戦となったが、今回は維新の足立康史氏が優勢で自民の原田憲治氏が懸命に追っている。

 前回約2000票差で敗れた足立氏は街頭活動やSNS戦略が実を結び、自民支持層にも食い込む。8月末の池田市長選で支援した新人が当選するなど勢いもみえる。原田氏は党内規で定める「73歳定年制」に該当して重複が認められず退路を断たれての戦い。まず自公票のとりまとめを急ぎたい。社民の大椿裕子氏は市民団体などの協力で巻き返しを図る。無所属の磯部和哉氏は知名度向上を狙う。

 ◇10区

 知名度を生かして先行する立憲の辻元清美氏を、府議からの転身を目指す維新の池下卓氏が激しく追う。ただ、無党派層の多くが投票先を決めかねている。

 党副代表である辻元氏は他候補の応援で選挙区を空ける機会も多いが、労働組合を中心とした強固な組織が不在をカバー。高齢の女性らから特に支持を集める。ともに高槻市議の祖父、父を持つ池下氏も維新支持層だけでなく無党派層の取り込みを進める。自民の大隈和英氏は支持者固めを急ぐ。

 ◇11区

 枚方市長や府議も務めた維新の中司宏氏が優勢で、自民の佐藤ゆかり氏と立憲の平野博文氏が競り合いながら追う展開だ。一方で無党派層や公明支持層の一部が支援先を見極めている。

 中司氏は府内での維新人気もあり、広い年代に浸透。維新へ移る前に所属していた自民からも一定の支持を集める。経済政策に明るい佐藤氏は、支持者固めや高齢層への浸透を図る。平野氏は選挙戦の準備が他陣営より遅れたのが響き、立憲支持層以外への広がりを欠く。

 ◇12区

 維新の藤田文武氏が優位に戦いを進め、自民の北川晋平氏が追う。立憲の宇都宮優子氏、共産の松尾正利氏が続く。

 支持政党は維新と自民で拮抗(きっこう)しており、無党派層への浸透度で差が出た。現職の死去に伴う2019年の補選で勝利した藤田氏は維新支持層以外からも支持を集め、再選を狙う。その補選で敗れた北川氏は自民、公明支持層以外の取り込みを懸命に進める。宇都宮氏と松尾氏はそれぞれ政権交代を訴え、与党批判の受け皿役を狙う。

3698チバQ:2021/10/21(木) 20:36:05
 ◇13区

 自民の宗清皇一氏と維新の岩谷良平氏が激しく競り合っている。

 塩川正十郎・元財務相の秘書も務めた宗清氏は公明党からの強い支援を受けており、自民支持層の引き締めも進める。一方、自民支持者も一部取り込んだ岩谷氏は無党派層にも浸透し始めている。ただ無党派層の半数近くが投票先を決めていない。直前に不出馬を決めた元職が持つ保守票の行方も鍵を握りそうだ。共産の神野淳一氏は組織固めを急ぎ、ほかの2氏にも流れる立憲票を食い止めたい。

 ◇14区

 維新の青柳仁士氏が大きくリードする。自民の長尾敬氏が続き、共産の小松久氏は巻き返しを図る。

 14区は維新の松井一郎代表の地元・八尾市が含まれており、元国連職員の青柳氏は強固な地盤を背景に、維新支持層の大半を固め、自民支持層の一部や無党派層にも浸透している。党副幹事長で4期目を目指す長尾氏は自民票を固めきれておらず、支持に広がりを欠く。小松氏は自公政権への対決姿勢を強調し、野党票の積み上げを狙っている。

 ◇15区

 維新の浦野靖人氏が先行し、自民の加納陽之助氏、共産の為仁史氏が追う展開だ。

 前回、前々回と比例復活だった浦野氏は、維新が取り組んできた「身を切る改革」を訴え、幅広い年齢層に浸透している。連続8期務めた竹本直一氏の後継で娘婿の加納氏は、9月に公認候補に決まり、まだ自民支持層を固めきれていない。為氏は自公政権や維新の批判票を集め、立憲支持層の受け皿にもなっている。無党派層の大半は投票先を決めていない。

 ◇16区

 立憲の森山浩行氏と公明の北側一雄氏が大接戦。政党支持率も拮抗し、半数近くが投票先を決めていない中で、終盤まで戦いはもつれそうだ。

 前回比例復活の森山氏は立憲と共産支持層の大半を固め、野党共闘が奏功。自公政権のコロナ対策への批判を強めており、無党派層への浸透を進める。10選を目指す北側氏は、国政報告会に安倍晋三元首相を招いて自公関係の良好さをアピールしており、自民支持者を固めたい。NHK党の西脇京子氏は知名度不足の克服を急ぐ。

 ◇17区

 維新の馬場伸幸氏が大きくリードし、自民の岡下昌平氏と共産の森流星氏が追う展開になった。

 党幹事長の馬場氏は議員定数や報酬の削減を掲げ、経済成長のための投資なども訴える。幅広い年代層から支持を集め、自民支持層の一部も取り込んでいる。前回、前々回と比例復活だった岡下氏は、与党の議員としての実績を強調するが、自民支持層を固め切れていない。森氏は医療費負担減などを訴え、共産に加えて立憲の支持層の受け皿にもなっている。

 ◇18区

 維新の遠藤敬氏が大きくリードし、自民の神谷昇氏が追う。共産の望月亮佑氏、立憲の川戸康嗣氏が巻き返しを図る。

 4選を目指す遠藤氏は、「身を切る改革」などの実績を強調して幅広い年代層から支持を得ており、維新支持層に加えて自民支持層の一部にも浸透している。前回は比例復活だった神谷氏は、国産の新型コロナウイルス治療薬の早期開発などを掲げるが、まだ自民、公明支持層を固めきれていない。望月氏と川戸氏は、政権への批判票を食い合っている。

 ◇19区

 維新の伊東信久氏を自民の谷川とむ氏が追い、立憲の長安豊氏が巻き返しを狙う展開。共産の北村みき氏は支持の拡大を図る。

 過去3回は大阪11区で出馬した伊東氏が、この選挙区に移って国政復帰を目指しており、維新支持層の大半を固めることに成功している。前回は比例復活だった谷川氏は若い世代から支持を得ており、保守票を固めて追い上げたい。長安、北村両氏は支持の広がりを欠く。無党派層の半数近くはまだ投票先を決めていない。

 ◇政党支持率 維新30%、自民28%

 大阪府内の政党支持率は大阪を地盤とする日本維新の会が30%と最も高く、与党第1党である自民の28%を上回っており、府内における維新の根強い支持が改めて示された。政党支持率は立憲8%、共産7%、公明6%と続いた。

 維新は30歳以上の幅広い世代で30%前後の支持を受けている。自民は10〜20代では最も高い33%の支持を得ており、30歳以上でも維新に次ぐ30%弱の支持を受けた。立憲は60代で9%、70歳以上で12%と若年層に比べて高年齢層からの支持が高く、共産も同様の傾向があった。

 また、無党派層を意味する「支持政党なし」は18%いた。若者ほど支持政党が固まっていない傾向にあり、30代以下の約3割が「支持政党なし」だった。比例の投票先を尋ねたところ、「決めていない」が38%と最も多く、維新(21%)、立憲(13%)、自民(12%)と続いた。小選挙区の投票先は、無党派層の55%が「決めていない」と答えた。

 衆院選に関心があるかを尋ねる項目では、「関心がある」が87%と大半をしめ、「関心がない」は5%だった。「どちらともいえない」との回答も8%あった。

3699チバQ:2021/10/21(木) 20:37:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk28010260000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢 自公、11選挙区で優位 立・共、維新 浸透課題(その2止) /兵庫
2021/10/21 06:52毎日新聞

 ◆3区

 ◇関氏先行、和田氏追う

 3区は副経産相や副環境相を歴任し、経済通をアピールする関氏が保守層を中心に支持を集めてリードする。元県議で知名度がある和田氏は無党派層から一定の支持を集めて追いかける。赤田、佐藤の両氏は野党支持層を分け合っている。

 関氏は自民、公明支持層を固め、無党派にも支持を広げる。元保守系の無所属県議だった和田氏は公認を得た維新の支持層の大半を取り込む。赤田氏は共産支持層をまとめ、佐藤氏は国民支持層から一定の支持を得ている。両氏で立憲支持層を二分しており、野党共闘に至らなかった影響が出ている。

 ◆4区

 ◇藤井氏、安定した戦い

 4区は保守地盤の北播磨地域を中心に藤井氏が安定した戦いを進める。今泉氏は唯一の女性候補をアピールし、無党派が多い神戸市西区などで追い上げを図る。赤木氏は公示2カ月前に12区から国替えし、知名度アップが課題となっている。

 藤井氏は新型コロナウイルスワクチン接種担当の副内閣相や初代副デジタル相の実績を訴え、与党の支持層を固める。今泉氏は共闘する立憲、共産、れいわ、社民の支持層に幅広く浸透し、無党派層からも一定の支持を得る。赤木氏は起業家の立場から規制改革などを訴え、維新支持層を固めている。

 ◆5区

 ◇谷氏を梶原氏が猛追

 5区は、谷氏を梶原氏が激しく追い上げ、遠藤氏も続く展開。7選を目指す谷氏は、経済再生を訴え、知名度を背景に自民や推薦を受けている公明の支持層をまとめつつあり、全世代から支持を集めている。梶原氏は政権批判を展開し、立憲や共産支持層をまとめ、無党派層にも浸透しつつあり、60代以上や非正規労働者、農林水産関係者からの支持を得ている。遠藤氏は他の2候補を意識し、若さを強調して世代交代を主張しており、維新支持層をほぼ固めつつある。自民支持層や無党派層へも浸透しつつあり、女性からの支持も集めている。

 ◆6区

 ◇注目区、大串氏が先行

 6区は、4期目を目指す大串氏が先行し、市村、桜井両氏が横一線で追う展開。大串氏は国政や地元での実績を中心に訴え、幅広い世代に浸透している。自民支持層や、推薦を受ける公明支持層の約半数を固める一方、無党派層への広がりが課題となっている。維新の政策とともに、3期の議員経験を強調する市村氏は維新支持層をほぼ固め、自民、公明支持層の一部にも食い込む。政権交代をアピールする桜井氏は立憲支持層のほか、候補擁立を見送った共産支持層の多くをまとめている。他候補よりも無党派層の支持を集め、さらなる拡大を目指す。

 ◆7区

 ◇山田氏が一歩リード

 7区は、山田氏が一歩リードし、三木氏、安田氏が競りながら追う。4期目を狙う山田氏は与党としての実行力を訴える。自民支持層の多くを固めており、公明支持層から半数以上の支持を受ける。若年層からの支持が高い。三木氏は維新支持層の多くを固め、勢いがある。自民と公明の支持層からも一定の支持を得ている。安田氏は立憲支持層や、共産支持層をほぼまとめた。野党共闘の効果が表れているとみられ、無党派層の一部にも浸透している。無党派層の半数以上が投票先を決めておらず、それぞれ支持層以外への浸透が課題となる。

3700チバQ:2021/10/21(木) 20:38:22
 ◆8区

 ◇中野氏、支持層固める

 8区は2014、17年は公明と共産の一騎打ちの構図だったが、今回選ではれいわが割って入り、三つどもえの争いとなった。4選を目指す中野氏は経産政務官などを務めた実績を強調し、公明支持層をほぼ固めた。幅広い業界団体からの支持も取り付け、推薦を受ける自民支持層、維新支持層の一部にも浸透しつつあり、リードしている。元尼崎市議の小村氏は共産支持層の多くを固めた。尼崎生まれ、3人の子育て経験などをPRし、立憲支持層の約半数に食い込んでいる。辻氏はれいわ支持層を固め、無党派層などへの支持拡大を図る。

 ◆9区

 ◇西村氏、男女から支持

 9区は、7選を目指す西村氏が国の新型コロナ対策を担当し、連日メディアに登場したことで更に知名度を上げ、優位に立つ。自民支持層と公明支持層をまとめ、維新支持層にも半数近く浸透している。男女とも幅広い世代から支持を集め、無党派層への浸透でも差をつけた。野党共闘を前面に出す福原氏は、共産支持層の多くを固めたが、立憲支持層への食い込みは半数程度にとどまっている。娘2人を育てる生活者の視点や、若さをアピールしたことが共感されてか、30代と60代で健闘しており、無党派層からも一定の支持を得ている。

 ◆10区

 ◇渡海氏を2氏が追う

 10区は、渡海氏が一歩リードし、隠樹氏と掘井氏が追う展開。

 文科相も務め10選を目指す渡海氏は、知名度を背景に全年代に満遍なく浸透しており、農林水産関係者からの支持が厚いが、自民支持層を固め切れていない。社会福祉の充実を訴える隠樹氏は立憲支持層をほぼ固め、野党共闘効果で共産支持層へも浸透している。男性からの支持が多いが若い世代が課題。加古川市議と県議を経た掘井氏は、神戸市以西での維新勢力拡大を目指して改革を訴え、自民や公明支持層にも一定程度浸透しつつあり、維新の支持層固めを進めている。

 ◆11区

 ◇松本氏、大きくリード

 11区は、松本氏が大きくリードし、住吉氏、太田氏が追う展開。

 8選を目指す松本氏は、旧民主政権で外相を務めるなどした知名度と固い地盤を背景に、30代以上の世代で高い支持を集め、自民・公明支持層を固めつつある。元県議で30代の住吉氏は、「税金が国民のために使われているか」と問い、10〜20代で支持を集めている。維新支持層を固めつつあり、自民、立憲支持層にも食い込む。1996年以降、隣の12区から4回立候補し、今回国替えした太田氏は「政権交代」を訴え、共産支持層をほぼ固め、立憲支持層からの支持も集めている。

 ◆12区

 ◇山口氏、全世代が支持

 12区は、山口氏が大きくリードし、池畑氏と酒井氏が追う展開となっている。

 7選を目指す山口氏は、環境相として初入閣した勢いもあり、全世代から支持を得ている。自民と公明の支持層を固めつつあり、野党支持層への食い込みも見せている。元県議で無所属で国政をめざして活動してきた池畑氏は公示直前の公認となったが、維新支持層を固めつつあり、自民、公明支持層にも一部浸透。酒井氏は、労働者の雇用を守ることや介護を担う家族の支援を街頭で訴え、立憲支持層や連携関係にある共産支持層をまとめつつある。

………………………………………………………………………………………………………

 毎日新聞が実施した衆院選の世論調査では有権者に支持政党や衆院選への関心を尋ねた。県内の政党支持率は自民が38%で他党を引き離した。回答者の88%が衆院選に「関心がある」と答え、新型コロナウイルスの影響が長引くなか、政権選択選挙への高い関心がうかがえた。

 ◇支持政党 自民党、38%でトップ 維新15%、11%の立憲超える

 県内の政党支持率は自民が38%でトップ。阪神地域を中心に勢力を拡大する維新は15%で、野党第1党の立憲の11%を超えた。支持政党なしのいわゆる「無党派層」が21%で高い割合を占めている。

 自民は各年代で35〜39%の支持を得る。男性の支持率は40%に対し、女性は33%にとどまった。維新は男女でほぼ変わらなかった。立憲は70代以上が17%あったが、50代以下は5%程度にとどまった。支持政党なしは女性が25%で男性の19%を上回った。共産、公明も女性の支持率が男性より高かった。

 支持政党なしの比例の投票先は維新、立憲が16%で拮抗(きっこう)し、自民の12%を超えた。ただ、4割は「決めていない」と回答している。

3701チバQ:2021/10/21(木) 20:39:34
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk12010089000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢毎日新聞調査(その1) 7選挙区で自民優位・先行 立憲は3選挙区で /千葉
2021/10/21 06:35毎日新聞

 毎日新聞は19、20日に特別世論調査を実施し、取材を加味して衆院選の序盤情勢を分析した。県内の13小選挙区のうち、自民党は7選挙区で、立憲民主党は3選挙区で優位かやや先行。残り3選挙区は両党の候補者が激しく競り合っている。共産党、日本維新の会、国民民主党、れいわ新選組、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反でなどは追い上げを図る。有権者の約3割が投票先を決めていないとしており、情勢は変化する可能性がある。

 ◆1区

 ◇田嶋氏を門山氏が猛追

 立憲・田嶋氏が先行し、自民・門山氏が猛追している。

 前回、希望の党から出馬した田嶋氏は野党共闘ができず、門山氏に1357票差で敗れ、小選挙区の議席を明け渡した。一騎打ちとなった今回は立憲や共産の支持層の8割前後を固め、無党派にも一定程度の浸透を見せる。非自民票の受け皿を目指すとともに、地域をこまめに回って得た知名度で無党派層の支持拡大を図る。

 門山氏は公明の推薦を受け、法務政務官など政府や党での実績をアピールして支持を訴える。公明支持層の8割を固めたが、自民支持層を固めきれていない。「政権選択選挙」を強調して無党派層に支持を求める。

 ◆2区

 ◇3連勝中の小林氏優位

 小選挙区3連勝中の自民・小林氏が優位に戦いを進め、立憲・黒田氏、共産・寺尾氏が追う展開。

 小林氏は前回と前々回、次点にダブルスコアの票差で圧勝する強さを見せた。経済安全保障担当相として初入閣した今回も、自民支持層の約8割、公明支持層の6割を固め、維新支持層からも一定の支持を集める。

 黒田氏は立憲支持層の8割を固める。市議1期、県議4期を務めた経験から、支持基盤以外にも知名度で地域に浸透。非自民票と無党派層の取り込みで巻き返しを図る。

 寺尾氏は格差是正やジェンダー平等を掲げ、支持拡大を目指すが、共産支持層の6割の支持にとどまる。

 ◆3区

 ◇松野氏、幅広く浸透

 8選を目指す官房長官の自民・松野氏が安定した戦いを進める。

 松野氏は公示日の午前に地元入りして以降は本人不在の選挙戦だが、支持する県市議らと後援会がフル回転して支持を訴えている。知名度を生かし、自民、公明支持層を固め、幅広い年齢層に浸透している。

 松野氏とは7度目の対決で初めての一騎打ちとなる立憲・岡島氏は、立憲、共産支持層を固めたものの、他の野党支持層をまとめ切れていない。

 無党派層の支持は割れており、半数が投票先を決めていない。

 ◆4区

 ◇野田氏が安定した戦い

 前回、県内で非自民で唯一小選挙区で当選した元首相の立憲・野田氏が強固な地盤に支えられ安定した戦い。立憲をはじめ野党の支持層を固め、無党派層にも支持を広げている。前回、ダブルスコアの票差で突き放した自民・木村氏が比例復活したこともあり「4区だけが勝っても意味が無い」と他の立憲候補の応援に力を入れる。

 3度目の挑戦で初めて前職として挑む木村氏は岸田文雄内閣で内閣府政務官に就任した。「4区に与党の議員がいることが大事だ」と国とのパイプと4年間の実績を強調するが、無党派層に食い込めていない。

 ◆5区

 ◇薗浦氏が優位に進める

 5選を目指す自民・薗浦氏が優位に戦いを進め、立憲・矢崎氏が追っている。無党派層の6割近くが態度を決めておらず、今後の情勢を左右しそうだ。

 薗浦氏は自民、公明支持層に加え、無党派層からも一定の支持を得ている。副外相や首相補佐官を務めた実績と地元への貢献を強調。陣営は「自民への逆風が吹いている」と支持者を引き締める。

 自民前職に新人と元職4人が挑む乱立の構図が予想されていたが、公示直前に共産候補が6区に移った。矢崎氏は立憲と共産の支持層を固めている。浦安市選出での県議4期の実績を強調するとともに、市川市での知名度不足の克服に懸命だ。

 維新・椎木氏、国民・鴇田氏は所属政党支持層以外に広がりを欠き、無党派層にも食い込めていない。

3702チバQ:2021/10/21(木) 20:39:54
 ◆6区

 ◇自民・渡辺氏がリード

 自民・渡辺氏がリード。公示直前で5区から移った共産・浅野氏が追いかけ、立憲の公認を辞退した無所属・生方氏と維新・藤巻氏が巻き返しに必死だ。

 渡辺氏は自民支持層の6割弱しか固め切れていないが、公明支持層は7割以上をまとめている。無党派層への浸透が課題。

 浅野氏は「市民と野党の共同候補」と訴え、共産支持層を8割固めたが、生方氏と立憲支持層を奪い合っており、野党共闘が進んでいない。

 生方氏は立憲支持層の3割に食い込むが、広がりを欠いている。藤巻氏は若返りと「しがらみのない政治」を訴え、維新支持層を7割固め、他の支持層にも広がりを見せるが伸び悩んでいる。

 ◆7区

 ◇安定の斎藤氏、竹内氏が追う

 5選を目指す自民・斎藤氏が安定した戦いを進め、立憲・竹内氏が追う展開。

 斎藤氏は自民支持層の7割を固め、公明支持層にも浸透する。地元の参院議員や県議らも応援に入り、更なる支持拡大を狙う。

 竹内氏は立憲支持層の7割を固め、無党派層にも浸透しつつある。候補擁立を取り下げた共産の支持層からも6割の支持を得ており、共闘が一定の成果を上げているようだ。

 維新・内山氏は「腐った政治を正したい」と訴え、維新支持層を固めるが広がりを欠いている。NHK党・渡辺氏は出遅れの挽回を図るが、伸び悩んでいる。

 ◆8区

 ◇一本化で本庄氏に幅広い支持

 事実上の一騎打ちは、立憲・本庄氏が幅広い支持を得て優位な戦いを進める。落下傘候補ながら約2年間、地道に地元回りを重ねる中、れいわから立候補を表明していた太田和美氏が同日選の柏市長選に出馬を表明。共産も立憲との候補者調整で公示直前に候補者を取り下げ、一本化したことが有利に働く。立憲支持層をほぼ固め、れいわ、社民、共産にも支持を広げて無党派層にも食い込む。

 8選を目指す自民・桜田氏は、失言による五輪担当相辞任への批判に加え、地元回りも出遅れ、自民、公明支持層をまとめ切れていない。男性に比べ女性の支持は半数程度だ。共産と組む立憲を批判し、安定した自公政権の維持、国とのパイプや長年の実績を強調して巻き返しを図る。

 ◆9区

 ◇秋本氏、奥野氏競り合う

 れいわが公示直前で候補者擁立を見送り、与野党の前職同士の一騎打ちとなった。小選挙区3連勝中の自民・秋本氏と立憲・奥野氏が激しく競り合っている。投票先を決めていない人が3割強おり、その行方が鍵となりそうだ。

 秋本氏は自民支持層の7割近く、公明の約7割を手堅く固めている。いずれも人気の高い河野太郎・前行政改革担当相や小泉進次郎・前環境相らを選挙区入りさせるなどして上積みを狙い、50代以下に支持を広げている。

 奥野氏は、公示前から枝野幸男代表や蓮舫代表代行ら党幹部が応援に駆けつけ、立憲支持層の約8割をまとめた。一方、共産支持層は固めきれておらず、「野党統一候補」をアピールできるかが課題だ。

 ◆10区

 ◇谷田川氏と林氏が激戦

 立憲・谷田川氏と自民・林氏が激戦を繰り広げている。

 2009年に続いて2回目の小選挙区勝利を目指す谷田川氏は立憲支持層の9割を固め、共産支持層にも浸透、無党派層からも4割の支持を集める。60代、70代以上の高齢者の支持も厚い。3月の知事選で圧勝した熊谷俊人知事との連携も強調し、さらなる支持拡大を目指す。

 10選を目指す林氏は自民支持層の6割しか固めきれていない。推薦を受けた公明支持層への浸透も7割で、無党派層の支持も谷田川氏には及ばない。党幹事長代理などの要職を歴任した実績を強調、強固な後援会組織で巻き返しを急ぐ。

 梓氏は自民支持層の1部を取り込むが、伸び悩んでいる。今留氏は知名度不足で厳しい戦いだ。

3703チバQ:2021/10/21(木) 20:40:17
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211021ddlk12010095000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>序盤情勢毎日新聞調査(その2止) /千葉
2021/10/21 06:36毎日新聞

 ◆11区

 ◇11選目指す自民・森氏、浸透

 負け知らずで県内最多となる11選を目指す自民・森氏が優位な戦いを進めている。党支部や県議後援会などの支援組織が中心となって自民支持層をほぼ固め、公明支持層にも浸透しつつある。過去選挙の圧勝ぶりから組織内に漂う楽観論に警戒して引き締めを図る。

 野党共闘による候補者一本化が行われなかった結果、候補者を立てない立憲の支持層が割れるなど野党の勢いは分散している。共産・椎名氏は共産支持層のほか、一部の野党支持層にも浸透しており、さらなる支持拡大を目指す。れいわ・多ケ谷氏は保守系の一部にも食い込みを図り、挽回に力を注ぐ。

 ◆12区

 ◇強固な地盤、自民・浜田氏優位

 強固な地盤に支えられ10選を目指す元防衛相の自民・浜田氏が、自民、公明支持層の7割を固め、優位に選挙戦を進める。無党派層の一部も取り込んだほか、年代、性別を問わず幅広い支持を集める。

 浜田氏を追いかける立憲・樋高氏は、立憲支持層の8割を固めているが、鍵を握る無党派層への広がりが伸び悩んでおり、上積みが課題だ。

 共産・葛原氏は共産支持層の7割を固めた。中・若年層への知名度が不足しており、無党派層への浸透が必要だ。

 ◆13区

 ◇宮川氏と松本氏が横一線

 立憲・宮川氏と自民・松本氏が横一線で激しく競り合い、維新・清水氏が追う。支持が割れている無党派層の取り込みが鍵を握る。

 宮川氏は立憲支持層の8割を固め、候補者の擁立を見送った共産支持層の6割以上から支持を得ている。松本氏は自民支持層と、推薦を受けた公明支持層の半数以上に浸透する。清水氏は維新支持層の6割を固めたものの、自民や立憲、公明の支持層に食い込めず、やや広がりに欠ける。

 無党派層からの支持は、3氏とも1〜2割台にとどまる。無党派層の半数は投票先を決めておらず、3氏は駅前や商店街での街頭演説に力を入れ、取り込みに躍起になっている。年齢別では、宮川氏が70代以上に強く、松本氏は若い層からの支持が高い傾向にある。

 ◇政党支持率 自民41%、立憲15% 「支持政党ない」25%

 支持政党を尋ねたところ、県内で最も多かったのは自民で41%を占めた。2017年の前回衆院選の調査では29%で、12ポイント上昇した。2番目に多かったのは立憲で15%、3番目は共産の6%だった。その他は公明4%、維新3%、れいわ2%。国民、社民、NHKは1%で、支持政党がないという回答は25%だった。

 自民は全ての年代で男女ともに最も支持されている。男性は全年代で4割超、女性は30代を除く世代の3割超が支持した。立憲は世代が上がるほど支持する人が増える傾向があり、男女とも30代以下は一桁台だが、70代では2割超だった。

 「支持政党がない」という回答は40代以下の男性と50代以下の女性に多かった。特に女性は30代で53%、18〜29歳で43%に上り、無党派層の中でも若い女性の投票行動が選挙結果を左右しそうだ。

 小選挙区の投票先は、自民支持層の6割が自民、立憲支持層の7割が立憲を選んだ。共産支持層は4割が立憲に投票すると回答した。無党派層は「決めていない」が半数を占めており、既に決めている人の回答では立憲が自民を上回った。【石川勝義】

 ◇ある89%、ない4% 関心、高齢男性ほど高く

 衆院選への関心は89%が「ある」と答え、「ない」は4%、「どちらともいえない」は7%だった。年齢が高くなるほど関心が高まり、50代以上の男性と70代以上の女性で「ある」が9割を超えた。男性に比べると女性は関心が低く、男性は全年代で8割以上が「ある」と答えたが、女性は18〜29歳で68%、30代で76%にとどまった。

 職業別では、自営業・自由業と農林水産業の9割、主婦の88%、正社員の87%、契約社員・アルバイトの86%が関心を持っていた。学生は79%が「ある」と答えたが、「ない」は9%、「どちらともいえない」は11%だった。【石川勝義】

3704チバQ:2021/10/22(金) 10:57:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/df0bb59b00b02eff1ee65fa6840a92bd2a54eee3
譲れぬ「旧民主」対決 自民移籍組、迎え撃つ元首相 東京18区【注目区を行く】
10/22(金) 7:09配信

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時事通信
衆院選の候補者の演説に耳を傾ける聴衆=17日、東京都小金井市(一部画像を加工しています)

 「7回目の選挙。初づくしだ」。

 自民党候補の長島昭久は17日、新天地である東京18区のJR武蔵小金井駅前に立つと「初挑戦」を強調した。旧民主党出身で隣接する東京21区から国替えし、出直しを図る長島。対抗馬は同じ旧民主出身で当選13回を誇る立憲民主党の元首相菅直人だ。菅も議席を明け渡す気はない。互いに譲れぬ戦いが始まった。(敬称略)
 ◇恩人
 長島の初当選は2003年衆院選。出馬した東京21区は、中選挙区時代の菅の地盤の一部だった。選挙戦最終日には菅が応援に駆け付け、マイクを握り長島支持を訴えたこともある。長島にとって菅は元同僚議員というだけでなく、自らの政界入りを後押ししてくれた恩人でもあった。

【写真】衆院選の候補者の演説に耳を傾ける聴衆

 以来当選6回。17年に旧民進党を離れるまで菅とは同じ党で行動を共にした。希望の党結党に参画し、無所属を経て19年6月に自民党に入党。東京21区には自身が前回選挙で下し、比例代表で復活当選した自民党現職がいるため、昨年1月に18区支部長に就任した。

 今回は新しい選挙区で戦うのも自民党の看板を背負うのも初めてだ。やりにくさはある。それでも「反対と批判ばかりでは子どもたちを取り巻く厳しい現状を変えることはできない」と腹を決め、菅との直接対決を受け入れた。

 駅頭に朝夕立ち、企業・団体回りも重ねる。ただ、40年余の議員生活で地元に根を張る菅と比べて、「新参者」の長島の知名度不足は否めない。18区の自民党元職、土屋正忠の支援をどの程度得られるかも不安材料だ。

 「土菅(どかん)戦争」と呼ばれる激しい戦いを繰り広げた土屋は、17年衆院選で約1000票差で菅に敗れた。長島も所属した希望の候補に保守票を食われたことが敗因とみている。

 昨年1月、土屋は事務所を訪れた長島に「邪魔はしないが、手のひらを返したように応援はできない」と言い放った。1年以上たち、今は「わだかまりはない」(関係者)とされるが、支援の効果は未知数だ。

 ◇たすきに「本人」
 「20年近く応援してくれた東京21区の有権者を見捨てて、なぜ18区に移ったのか」
 18日に行われた地元青年会議所主催のオンライン公開討論会で、菅は長島を激しく追及した。長島は「お怒りになっている方もいると思う」などと釈明したが、菅は「勝手に選挙区を変えるのは有権者への冒涜(ぼうとく)だ」と、攻撃をさらに強めた。

 菅も最近の選挙は苦しい戦いの連続だ。12、14年は比例復活、17年は小差の勝利だった。長島への厳しい物言いは危機感の裏返しにも映る。街頭演説では大きく「本人」と書かれたたすきが目立つ。首相経験者としては異例の演出だ。陣営関係者は「今までのやり方だけで支持は広がらない」と語る。

 新たな支持層を掘り起こそうと、若者向けの発信を強化。昨秋からオンライン勉強会を開き、インターネット交流サイト(SNS)も積極的に活用する。ツイッターでは、街頭演説の告知の際などに「#会いに行ける元総理」のハッシュタグを付け、身近な存在をアピールしている。

 そうした取り組みが功を奏したのか、陣営によると菅の街頭演説を聞く若者が増えたという。「忖度(そんたく)政治が自民党政治だ。今回の選挙は政治を根本から変えるチャンスだ」。17日に長島が演説していたほぼ同時刻、隣駅のJR東小金井駅前での街頭演説では立ち止まって聞く若い女性の姿もあった。

 ただ、選挙戦の行方は見通せない。陣営関係者は語る。「向かい風は吹いていないが、追い風も吹いていない。楽観はできない」
 ◇立候補者名簿
 【東京18区】
 長島昭久 59 元防衛副大臣 自 前    推(公)
 子安正美 71 会社社長   無 新 
 菅直人 75 元首相    立 前
※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。自=自民党、無=無所属、立=立憲民主党。丸かっこは推薦政党。

3705チバQ:2021/10/22(金) 10:58:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07e649c3cc41e9852a11db2e1e3d94b2720545e
<ルポ短期決戦>激戦大阪2区 初勝利目指す維新 地元強調の自民 差別化図る立憲
10/21(木) 20:08配信

毎日新聞
集まった有権者らに支持を訴える大阪2区の候補者(右端)=大阪市阿倍野区で2021年10月19日、望月亮一撮影(画像の一部を加工しています)

 「岸田(文雄)首相は安倍(晋三)さん、菅(義偉)さんでも足りなかった改革の路線を、古い自民党時代に戻そうとしている」。大阪2区の日本維新の会、守島正氏は19日に大阪市阿倍野区での第一声で政権批判を展開し、改革姿勢をアピールした。

【あなたと政党・候補者の一致度は?】えらぼーと2021

 維新は、松井一郎代表(大阪市長)が安倍、菅両氏との強固なパイプを築いてきたが、菅氏の退陣で政権との蜜月関係に終止符が打たれ、対決色を強めている。

 大阪2区は、維新が国政に初挑戦した2012年以降の3回の衆院選で、毎回候補者を立てながら一度も勝利できていない府内2選挙区のうちの一つだ。維新は初勝利を目指し、公示直前まで大阪市議だった守島氏を擁立し、政治家一族で6選を目指す自民党の左藤章氏に挑む。守島氏は「ここで勝つことが、維新の唱える改革を全国に広げる意思表示になる」と意気込む。

 大阪府内では、改革志向が強い中堅・若手の自民党地方議員が10年、当時知事だった橋下徹氏をトップとして、地域政党「大阪維新の会」を結成。府議会、大阪市議会では、初めて挑んだ11年統一地方選の府・市議選以来、第1会派の座を守り、自民などの他党を圧倒している。

 11年の大阪市議選で初当選した「橋下チルドレン」の一人が守島氏だ。大阪市を廃止して特別区に再編する大阪維新の看板施策だった「大阪都構想」の制度設計にも関わるなど政策通として活躍。19年からは大阪維新の政調会長として政策全般のとりまとめを担う。

 不安要素は知名度だ。守島氏は大阪市議時代、大阪2区に含まれない大阪市東淀川区で選出されており、浸透が課題となる。維新は、新型コロナウイルスへの対応で発信力のある副代表の吉村洋文知事が公示日に2カ所で守島氏の応援に入った。吉村氏は街頭演説で「2区はずっと古い体質が続いてきた。ここでがらっと変えよう」と現状の改革を訴える。

 ただ、守島氏を支援している大阪維新の地元議員の中には、左藤家の秘書を務めていた人が多く、左藤氏を徹底批判することへのためらいも残る。ある議員は「恩義が簡単に切れるか。まとまらなければ勝てない」と、情を断って選挙戦に徹する必要性を語る。

 左藤氏は府知事や防衛庁長官を務めた義祖父や、法相・郵政相を歴任した義父を持ち、代々引き継がれた強固な地盤が強みだ。自民党岸田派に所属し、9月の党総裁選で派閥トップの岸田氏を総裁・首相へと押し上げ、自らも党幹事長代理のポストを得た。

 新型コロナ禍による延期を経て、10月9日に大阪市内で営まれた義父恵氏(1月死去)の葬儀には岸田氏も参列。左藤氏は「忙しい中、時間を割いて来ていただいた。こういう優しい心をもった政治こそ必要だ」と岸田氏との近さを強調してみせた。

 自らの議席を脅かす守島氏への批判は厳しさを増す。20日の街頭演説では「他の候補は落下傘。私はこの地で骨をうずめる。関係ない人たちにこの地を任せるわけにはいかない」と訴えた。府内のコロナ患者の死者数(20日時点で3031人)が、東京都に迫っていることを引き合いに、「(対策に)失敗して、『よくやっている』と言うのはおかしい」と吉村知事にも批判の矛先を向ける。

 立憲民主党の尾辻かな子氏は、前職として政府の新型コロナ対策を検証してきた実績をアピール。左藤氏らを念頭に「岸田さんのイエスマン」と批判し、維新については「与党の補完勢力である政党の議員では政府をチェックできない」と訴え、両氏との差別化を図っている。【田畠広景、隈元悠太、石川将来】

3706チバQ:2021/10/22(金) 11:14:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/091e28ab6f40517bd2f1c402e44bacec4b961f6b
東北の注目選挙区ルポ ㊥青森2区 
「大島氏VS田名部氏」の代理戦争の様相
10/21(木) 22:35配信

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産経新聞
席死守へ懸命

「江渡(聡徳)先生と(前衆院議長の)大島(理森)先生が築いてきた皆さんとの絆を受け継ぎ、新しい時代を作っていくためのスタートの選挙」

公示日の19日、青森県十和田市役所前で街頭演説を行った2区の自民党新人、神田潤一氏は声を張り上げた。演説では、候補者を選挙区と比例代表で入れ替えるコスタリカ方式によって1区で戦う自民前職の江渡氏と、自身を後継者に指名した大島氏を意識した言葉を並べた。傍らには、演説に盛んにうなずく大島氏の姿があった。

2区は八戸市が主戦場となる。同市ではこれまで、大島氏と田名部匡省元農水相・匡代参院議員(立憲民主党県連共同代表)との間で、保守勢力を二分した「八戸戦争」と呼ばれる激戦を繰り広げており、無敗の自民にとって議席死守は至上命題だ。

引退表明した大島氏も精力的に動いている。神田氏の総合選対本部長として陣頭指揮を執り、神田氏とともに企業、支持団体へのあいさつ回りも行っている。また、選挙区内に張り巡らせた党支部もフル稼働させ、組織票を固めながら票の上積みを狙っている。

選挙初挑戦の神田氏だが、八戸市政界では曾祖父が同市長を3期務めたことで知られ「神田姓はブランド」(陣営幹部)だ。それでも、選対の清水悦郎自民県連幹事長は「大島氏の選挙とは勝手が違う。きめ細かく動いて新たな支持層を掘り起こす必要がある」と気を引き締める。

与野党の見解一致

一方、立民新人の高畑紀子氏の陣営では、匡代氏の後援会が選挙活動を下支えしている。19日は八戸市内だけで街頭活動を展開し、夕方にスーパーマーケット前で行った演説には匡代氏も駆けつけた。

「コロナ禍で生活困窮者が増えている。生活者目線で皆さんの代弁者になりたい」と現場目線の政治を訴える高畑氏は、県公安委員長を務めたほか、観光業やホテル業に携わり、経済団体などに一定の人脈を持っている。田中満選対本部長は「街頭演説を中心に、一人でも多くの人に声掛けしていく」としており、支持層を固めるとともに、無党派層や非自民票の取り込みを図っている。今後は集会の開催も予定している。

共産党新人の田端深雪氏も19日は終日、八戸市内で支持を訴え「税金の使い方を根っこから変え、憲法9条を守るため政治を変える一票を」と呼びかけた。八戸市選出の同党県議や同市議、市民団体などと連携しながら、比例代表と連動した戦いで票の上積みを図っている。

選挙戦は、大島氏と匡代氏の「代理戦争」の様相を呈す中で、共産が党勢拡大を目指す構図。ただ、県政界を牽引(けんいん)してきた重鎮が政治の表舞台から退いたことで「一つの時代の終わりを告げる分岐点の選挙になるのでは」(清水氏)、「長らく続いてきた八戸戦争の終焉(しゅうえん)になるかもしれない」(立民県連の田名部定男選対本部長代理)と与野党の見解は一致している。

選挙結果は今後の自民、立民両党の県組織の趨勢(すうせい)にも影響を与えそうだ。(福田徳行)

3707チバQ:2021/10/22(金) 11:30:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/5db227570f60547f6078026c2237b5283557b263
自民、大都市苦境 東京「風」警戒 大阪は維新堅調
10/21(木) 20:47配信


産経新聞
JR川崎駅前に集まった有権者ら=19日午前、神奈川県川崎市(寺河内美奈撮影)

衆院選(31日投開票)に向け、岸田文雄首相(自民党総裁)や立憲民主党の枝野幸男代表ら与野党幹部は21日も全国を駆け回り、支持を訴えた。産経新聞社の序盤情勢調査で自民は単独過半数を維持する勢いだが、多数の選挙区で候補者を一本化した野党も浸透を図る。特に投票行動が読みにくい東京や、日本維新の会の地盤の大阪では接戦の選挙区が多く、自民は警戒を強めている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

「東京は有権者の入れ替わりが激しい。せっかく顔と名前を覚えてもらっても、次の選挙のときにはいなくなっていることも多い」

東京の選挙区に立候補した自民前職はこう漏らす。自民は一般的にドブ板選挙の徹底で地盤を強固にする戦略を得意とするが、人口の出入りが頻繁な東京では通じにくく、結果的に「風」に左右されやすい環境が生まれる。

新型コロナウイルス対応などで政権に批判が集まる中で行われた7月の都議選で自民は過去2番目に少ない33議席だった。岸田政権の誕生に伴い逆風は収まったが、「決して追い風に変わったわけではない」(党中堅)のが実情だ。

東京の25選挙区で自民は公明党とあわせ平成26年の前々回は23勝、前回の29年も20勝と結果を出してきた。今回は現時点で石原伸晃元幹事長(8区)や井上信治前万博相(25区)らも盤石とは言い難い情勢だ。政府与党への批判票を集めやすい立民や共産党などによる候補者一本化も不安要素で、甘利明幹事長らは21日、都内でマイクを握り、基本政策が異なる党同士の共闘を厳しく非難した。

大阪では19選挙区のうち、自民は公明候補が出馬した選挙区を除く15選挙区で維新と対決。大阪府知事でもある維新の吉村洋文副代表がコロナ対応でメディアに露出している影響もあって維新人気は根強く、現状で「当選確実」と言える自民候補は見当たらない。

自民に衝撃をもたらしたのが、政治資金問題を報じられた維新元副代表の辞職に伴い、3日に投開票が行われた府議貝塚市選挙区の補選だ。維新の不祥事がきっかけだったにもかかわらず、自民候補は大阪維新の会候補に大敗を喫した。

衆院選で自民は閣僚らを大阪に続々と送り込むが、ある自民候補は「新たな支援者を獲得しようと一歩外に出れば、周囲は維新支持者だらけ。逆風をまともに受けている」と苦り切った表情を見せた。(石鍋圭、清宮真一)

3708チバQ:2021/10/22(金) 13:33:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa89c2fb0051906f67e49cda80b39f586e17adab
神経とがらせ「飛び込み警戒」 突然の立候補者への対応とは【#あなたの衆院選】
10/22(金) 10:02配信


毎日新聞
集会で支援者に主張を訴える候補者=福岡市で2021年10月19日、津村豊和撮影(写真と本文は関係ありません)

 選挙報道のために、報道機関がそれぞれの候補者から入手しなくてはならないものがある。顔写真と、候補者に経歴などを書いてもらう「調査票」だ。立候補者全員の正確な情報を報じるため、公示日などには自治体の選挙管理委員会のそばで事前に把握できていない立候補に備えて待機することもある。業界で「飛び込み警戒」と呼ばれる仕事の一端を紹介する。【柳澤一男】

【写真特集】9党首の第一声の演説内容

「緊張の時間」神経とがらせ選管前で待機
 衆院選が公示された19日、記者は昼過ぎに東京23区内のある区役所に向かった。朝から詰めていた同僚記者と交代して「飛び込み警戒」の仕事につくためだ。

 選管事務局の近くにあるフリースペースに陣取ると緊張の時間が始まる。事前に把握していない立候補があった場合、ここで候補者の顔写真と調査票を得られなければ、紙面やウェブの立候補者一覧に載せることができなくなるからだ。突然やってくる立候補者がいないか神経をとがらせた。

 調査票とは報道機関が選挙を報じる上で欠かせない候補者の情報を書いてもらう書類のことだ。氏名や生年月日、現在の職業や肩書といった基礎的な情報から、届け出る党派や出馬経験など記載内容は多岐にわたる。主要政党の立候補者や現職議員は連絡先がすぐに分かるため、調査票や顔写真は早めに入手できる。だが、無所属新人らの立候補を事前に把握することは難しく、選管前でチェックを続けることになる。

 顔写真については、各報道機関とも加工されたものや古い写真の掲載を避けるため、提供写真ではなく、各候補予定者に撮影をお願いしている。

 実は顔写真や調査票を集める作業は公示前から始まっている。記者会見などを行わない無所属新人の場合は、選管に必要書類を取りに来たり、事前審査のために来たりする候補予定者に一人一人に声をかけてお願いしている。

「ほっとして力が抜ける」調査票受けとるまでの苦労
 公示数日前のことだ。記者が担当する選挙区に無所属新人の太田さん(仮名)が出馬するかもしれないとの情報が同僚記者から入った。太田さんは選管を訪れたものの、調査票の提供を依頼するまではできなかったようだ。

 記者にとっては耳にした覚えのある名前だった。前にも選挙に出たことがある人じゃないかと思い当たり、会社で過去の資料をめくった。やはり4年前の衆院選に出た際の太田さんの調査票が見つかった。

 調査票にあった固定電話はつながらず、ひとまず記載先の自宅に向かう。少なくとも公示前日までには候補者全員と接触して調査票と顔写真を手に入れるのが理想だ。だが呼び鈴を鳴らすものの、反応はない。1時間半ほど待ったが帰宅せず、お願いの手紙とともに調査票と返信用の封筒などを置いていくことにした。手紙に連絡先を書いて祈るような気持ちで新聞受けに差し込んだ。

 「おはようございます。昨日は済まんね。忙しくて遅い時間に帰ったもので」。翌朝、太田さんから電話がかかってきた。事前審査のため選管に行く機会があるといい、そのあとで対応してくれるという。写真撮影の約束も取り付けるとほっとして力が抜けた。太田さんからは無事新しい調査票をもらうことができた。

公示日当日、午後5時までの緊張の時間
 こうして迎えた公示日当日。カメラと、空欄が並ぶ調査票を手にして新たな候補者が来た場合に備える。選管が見える場所で待機しつつ、1時間に1回、選管事務局にも誰か来ていないか確認した。緊張の時間は届け出が締め切られた午後5時に終わった。選管に近づくと職員が右手を横に大きく振って「朝のまま変更なく締め切りました」と教えてくれた。

 今回の衆院選で小選挙区から立候補した人は857人に上る。全ての候補者に協力してもらい、得られた情報を報じることで投票の参考にしてもらう。公示日の紙面が完成するまでには各地の選管で同じような「飛び込み警戒」が行われている。

あなたの衆院選

「あなたの衆院選」は毎日新聞社とYahoo!ニュースによる共同連携企画です。選挙の基礎知識のほか、政策課題などに

3709とはずがたり:2021/10/22(金) 14:46:44
風変わりな9連ポスターで「無敗の男」を包囲 衆院茨城7区の異変
https://mainichi.jp/articles/20211016/k00/00m/010/047000c?inb=ys
茨城
毎日新聞 2021/10/16 09:44(最終更新 10/16 11:58) 1136文字

 事実上の選挙戦が始まった衆院選。茨城7区では風変わりなポスターが注目を集めている。9人の男女が写る「9連ポスター」。自民党前職の永岡桂子氏(67)を中心に、選挙区内全8首長が勢ぞろいした。かつて首相候補とも目された立憲民主党前職、中村喜四郎元建設相(72)の陣営からはため息が漏れる。いったい何が起こっているのか。

 永岡氏の陣営によると、ポスターは今年3月下旬から茨城県南西部の結城市や境町などで約1500枚、自民党広報板に張ったという。演説会を告知する政党活動ポスターで、市町長は弁士の扱い。中村氏の陣営幹部は「『中村はひとりぼっちだよ』とアピールしている。こんなことは今まで無かった」と嘆息する。


 選挙に強い中村氏は「無敗の男」の異名を取り、通算14回の当選を誇る。1994年にゼネコン汚職事件で逮捕され、自民を離党してからも無所属で当選を重ねた。その秘訣(ひけつ)は徹底した「どぶ板選挙」にある。2003年に最高裁で実刑判決が確定し、04年に仮釈放されると「昼間は支持者回りを300軒、夜は集会場で後援会の役員会」(関係者)のおわび行脚を展開。05年の選挙で復活を遂げた。

 対する永岡氏は初出馬した05年以来、5回連続で比例代表の復活当選に甘んじてきた。だが今回は選挙区内の首長全員を取り込み、中村氏を支援する県議会会派の切り崩しにも成功。4人中3人が自民会派に転じ、最後に残った中村氏の元秘書も永岡氏の支援を表明した。さらに中村氏が立憲から出馬することで、前回まで3回続けて中村氏に推薦を出した公明党も永岡氏の推薦に回った。


 「包囲されたとかは、よくある話だ」。中村氏は9月下旬、報道陣に強気の姿勢をアピールした。だが選対幹部は「立憲入りに反発する支持者も少なくなく、厳しい戦いになる」と不安を隠さない。

 永岡氏に近い県議は9連ポスターについて「『首長が全て自民に変わった。これが今の構図』と伝える内容。最初は『なんだこりゃ』という人が多かったが、理解してもらっていると思う」と説明する。

 長く保守系無所属だった中村氏は近年、野党共闘を後押しする立場に転じた。立憲入りはその延長線上にある。だがそうした選択がプラスになるとは限らない。「家族単位ほどの小さな支援者グループをたくさん作る。個人個人のつながりだから切り崩せない」(陣営古参幹部)という支持者に、9連ポスターはどう映ったか。答えはもうすぐ明らかになる。

 茨城7区ではこのほか、参院議員秘書で日本維新の会新人の水梨伸晃氏(42)も立候補を予定している。【小林杏花、安味伸一】

衆院茨城7区・予想される顔ぶれ(50音順)
永岡桂子  67 元副文科相

中村喜四郎 72 元建設相

水梨伸晃  42 参院議員秘書

3710チバQ:2021/10/22(金) 15:55:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/e84d518747deb50cfef9d84df5ec42051b418d64
「月曜から夜ふかし」で人気の新宿2丁目名物ママも衆院選に出馬していた!
10/22(金) 11:30配信

東スポWeb
ゆっこママ氏(東スポWeb)

 マツコ・デラックスと関ジャニ∞村上信五の人気番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)の“名物素人”が、今回の衆院選に出馬していた。


 東京・新宿2丁目などでゲイバーを営むゆっこママ(35)だ。比例代表・東京ブロックで、「政権交代によるコロナ対策強化新党」から出馬。しかも名簿順位は、清水三雄党首に次ぐ2位。

 選挙活動では本名の「金澤祐介」とともにママ名も使うらしい。大手メディアが特設した衆院選サイトの候補者一覧で「ゆっこママ」を見つけたファンらは「これ、マジ?」「この名前でいくところがすごいですよね」「何かの罰ゲームかな?」とツイッターで驚いている。

 ゆっこママ氏が「月曜から夜ふかし」に登場したのは7年前。夜の街の定番あいさつ「お疲れ〜」を改良した「お疲レーシック。角膜ペリペリ〜」などのギャグがウケ、一躍人気者になった。「店はもともとゲイ向けだったけど、テレビ出演でノンケ(そのケのない男女)が詰め掛け大繁盛。かなり潤って、銀座に2号店を出したほど」とは2丁目関係者。

 今回の出馬で、本名や年齢、出身(茨城県)や最終学歴(東京外語専門学校)が公になった。またフジテレビの「キムタク」こと木村拓也アナは、祖母の弟の孫、つまりはとこだ。これはゆっこママ氏本人が5年前、自身のブログで明かしている。

 前触れのなかった出馬だったため、SNSのフォロワーや同業者はビックリ。本人的にも急な出馬だったようで、選挙ビラを見ないと所属政党名すら言えない自虐動画をSNSに投稿している。「ただ、ゆっこは以前コロナにかかり、味覚をなくした経験がある。コロナ対策をうたう新党からの出馬は矛盾してない」と同関係者。

 SNSに「出馬したものの、政治まったくわかんない! とにかく同性婚実現させます! 彼氏いないけど!」と投稿しているゆっこママ氏だが、「前は某プロレスラーと長く付き合っていた」(前同)そうだ。

東京スポーツ

3711チバQ:2021/10/22(金) 15:56:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce50e42bb1482aca4cde33cc88adf0c1b98ec5c8
【大阪】吉村知事の人気で維新が席巻?「比例で惜敗率を争う身内が敵」と自民〈dot.〉
10/22(金) 8:27配信

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日本維新の会の松井一郎代表(左)と吉村洋文副代表のツートップ(C)朝日新聞社

 衆院選前半戦の情勢が見えてきた。政権与党、自民党は伸び悩み、単独過半数(233)に届くか微妙な状況だ。自民党幹部は苦々しい口調で話す。

【図版】自民、維新、立憲など大阪19小選挙区のシミュレーションはこちら

「自民党の情勢調査でも苦戦の数字になっている。こちらが減らした議席は立憲民主党と日本維新の会へ流れそうだ」

 解散前の勢力が10議席だった日本維新の会は、ホームグラウンド・大阪での勢いが顕著だ。府内の19小選挙区のうち、維新は15人の候補者を擁立。入手した自民党、立憲民主などの情勢調査を見ると、維新がかなり優勢という結果になっている。

 自民党が維新と互角、優勢に戦っている選挙区は4つの小選挙区にとどまっていた。

「大差がついている小選挙区もあり、大阪は維新に惨敗しかねない」

 自民党の小選挙区候補者は危機感をこう募らせる。公明党が候補者を擁立する4つの小選挙区は、自民党、維新と調整しており、いずれも優勢だ。また、大阪10区は立憲民主の前職、辻元清美氏と自民党の前職、大隈和英氏、維新の新人、池下卓氏の3つ巴となっている。自民、立憲の情勢調査ではいずれも辻元氏が優勢となっている。


 ちなみに2017年の衆院選で小選挙区は、自民党が10議席、維新は3議席だった。しかし、今回は逆転しかねない情勢だという。

 維新の原動力は、大阪市長の松井一郎代表と大阪府知事の吉村洋文副代表のツートップだ。公示日も大阪市内で2人がマイクで呼びかけると、多くの聴衆が集まった。

 岸田文雄首相が「成長と分配の好循環」と掲げている経済政策に吉村氏はこう噛みついた。

「自民党が分配するには元手が必要だ。成長する機会がないと分配できない。その土台が必要でそれが改革です。自民党は改革を放棄しました。維新はやってきた。改革して成長させる。改革なくして成長なし。国の主導で経済はよくなりません。改革政党は維新の会しかない」

 維新の小選挙区立候補者は手応えをこう話す。

「吉村、松井両氏が応援に来てくれると、コロナ禍なのに吸い寄せられるように人が集まります。街宣車で吉村氏の声が録音された音声を流すと急に手を振ってくれる。維新の創立者、橋下徹氏と遜色ないパワーを感じます。コロナ禍で吉村氏が全国区の知名度となり、維新の改革という言葉に好感が得られていると思いますね。自民党の怖さはあまり感じません。維新の党本部には吉村氏への応援要請が殺到し、取り合いになっていると言っていました」

 これまで大阪府が中心だった維新の勢力。今回は兵庫県や京都府の小選挙区でも自民党や立憲民主の候補者と「互角」という情勢調査の数字もある。そこで、注目されるのが比例の議席数だ。

 17年の衆院選では近畿ブロックは自民党が9議席、維新は5議席だった。

 今回は自民、立憲民主などの情勢調査から自民党の前回並みより、維新はさらに上積みすると予想される。

 自民党は大阪の小選挙区で維新に敗れる候補者が増えるとなれば、比例で争いが激化する。仮に自民党が比例で前回の9議席を確保できたとしても、比例順位の1位は前職の奥野信亮氏、2位は元大阪市議の新人、柳本顕氏がすでに決まっている。次の3位は近畿ブロックの小選挙区の候補者が横一線に並び、残る椅子は7議席のみだ。


 奥野氏は小選挙区から比例区に党の方針で転出していたので既定路線とみられる。「番外」だったのは柳本氏だ。衆院選の直前、公明党が議席を確保している大阪3区から無所属で出馬を宣言したが、最終的には撤回して比例にまわった。自民党幹部がこう打ち明ける。

「大阪や近畿の小選挙区の候補者からすごいクレームが来ているのが近畿比例ブロックだ。柳本氏は突然、無所属で出馬と言い出し、公明党からすさまじいクレームがきた。抑えるために本部が柳本氏を比例2位にした。『ごねたら、上位になるのか』と妬む大阪の候補者もいます」

 柳本氏は出発式で比例にまわった複雑な胸中をこう語った。

「自民党公認でなければ批判を受けたかもしれない。自民党という枠組みを突き抜けて、一市民として立候補する覚悟もあった。ご期待に応えられなかったかもしれないが…」

 複数の自民党の候補者から「なんで自分より柳本氏の方が比例で上やねん」という声も聞かれる。自民党の小選挙区候補者はこう天を仰ぐ。

「維新がこれだけ強いと、大阪では小選挙区は3、4議席ほどでしょう。比例の近畿ブロックでは最後は身内が敵になる。惜敗率を争うような叩き合いになりますよ」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

3712名無しさん:2021/10/22(金) 16:00:30
選挙公報見たら調布市長が自民と立憲の両候補応援してる
都議選は中選挙区だったからいいけど小選挙区でこれやって大丈夫かな
https://www.r3syuugiinsen1.metro.tokyo.lg.jp/img/syousenkyoku/area/area22.pdf

3713チバQ:2021/10/23(土) 09:28:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/55e57272fe081a0aeaae1bf3df887e5fa8e4ceab
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
10/23(土) 6:01配信

「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

【写真で見る】出陣式や街頭での神奈川3区の候補

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

神奈川新聞社

3714チバQ:2021/10/23(土) 09:28:58
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000820346.html
【激戦区ルポ】争点は「安倍政治」 元秘書と「西岡党」激突、長崎1区
2021/10/23 06:00
 22日夕、長崎市の繁華街。元首相安倍晋三が車の上でマイクを握った。自身の秘書を17年間務めた自民党新人、初村滝一郎の応援に駆け付けたのだ。

 「誰よりも生まれ故郷、長崎を愛する男。私の右腕です」。初村をたたえ、千人以上の聴衆に支持を呼び掛ける。その後、初村と力強くグータッチ。2人並んで3度拳を突き上げた。

 父は中選挙区時代の長崎1区の衆院議員、祖父は元労相の政治家一家で育った初村。だが、出身は選挙区外の長崎県諫早市だ。出馬が決まった背景には、安倍の働き掛けが影響した。

 前回衆院選で比例復活した前職が6月、不出馬を突然表明し、党県連は候補を公募。当初は女性県議が有力視されたが、初村が応募を決意すると、安倍は県連関係者に直接電話を入れた。「しっかりと公正に選んでください」-。「(安倍の顔をつぶすと)先々やっかいだ」(県連幹部)。そんな空気が急速に広がり、選考はスピード決着した。

 初村がアピールするのは安倍の秘書時代に培った官邸や省庁とのパイプだ。「永田町、霞が関、官邸。政治のど真ん中で経験を育めた」。この日の演説では国政中枢との近さを強調。今後の選挙戦でも、前首相の菅義偉や経済産業相の萩生田光一が来援する。官邸主導の「1強政権」を7年8か月も維持した安倍の下で、手足となって働いた初村。「官邸や霞が関を知り尽くし、どんな事業をするにも国の支援が欠かせない長崎にとってこれ以上の人材はいない」。県連関係者は期待を寄せる。

 ただ、安倍を巡っては「森友、加計(かけ)学園」や「桜を見る会」などの問題が今もくすぶり、「安倍との近さ」を打ち出し過ぎれば「反安倍」の有権者の票が逃げる危険をはらむ。長崎1区がある被爆地・長崎市はリベラルな考えを持つ有権者が少なくなく、憲法改正の主張など保守色の強い安倍をどう受け止めるかも不透明だ。

 仮に初村が敗れれば、永田町での安倍の求心力が低下する可能性もある。「落選して安倍さんの顔に泥を塗ったら、長崎がどんな目に遭うか…」。県連関係者は緊張感もにじませた。

      ■

 22日昼。安倍と同じ場所で、国民民主党代表の玉木雄一郎も街頭に立った。安倍政権から続く「1強」が森友学園の問題を巡る公文書改ざんや、国会軽視の姿勢をもたらしたと指摘。「安倍、菅、岸田政権」とひとくくりし「都合の悪いことは説明しない。そんな政治は即刻やめてもらいましょう」と声を張った。

 前回、希望から出馬して初当選した九州唯一の国民前職、西岡秀子の応援に玉木が入るのは、10月に入り3度目だ。党の支持率は低迷し、西岡は比例復活は厳しい。元参院議長の父から継いだ地盤は「西岡党」と呼ばれ保守層にも浸透するが、自民を挙げた支援を受ける初村の戦いぶりは大きな脅威だ。

 そこで陣営は「政治の信頼」の争点化を狙う。「安倍政権以降に政治への信頼が失われた」と捉え、玉木は初村を「安倍政権の象徴」と断言。陣営関係者は「初村さんは安倍氏の『負のイメージ』も引きずっている」と話す。

 共産新人の安江綾子も、街頭などで政権交代の必要性を訴えている。=敬称略 (泉修平、岡部由佳里、松永圭造ウィリアム)

   ◇    ◇ 

 論戦が続く衆院選。注目の選挙区の攻防を追う。 (随時掲載)

3715チバQ:2021/10/23(土) 09:30:46
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20211022-OHT1T51184.html
菅直人元首相「東京18区長菅戦争」自身政権時の防衛政務官だった長島昭久氏と事実上の一騎打ち
2021/10/23 06:00スポーツ報知

菅直人元首相「東京18区長菅戦争」自身政権時の防衛政務官だった長島昭久氏と事実上の一騎打ち

菅直人元首相(左)と長島昭久氏

(スポーツ報知)

 東京18区は、かつて民主党で行動を共にしていた自民党の長島昭久元副防衛相(59)と立憲民主党の菅直人元首相(75)が、敵味方に分かれて激しい「長菅戦争」を繰り広げている。民主党政権時は、菅内閣で防衛政務官を務めた長島氏。自民党の土屋正忠元武蔵野市長(79)からバトンを受け継ぐ形で、東京21区から「国替え」して18区から出馬した。選挙戦は事実上の一騎打ちの様相になっている。

 公示日の19日午前、図らずも2人が出陣の地に選んだのは、府中市にある大国魂神社の大鳥居前だった。平日も多くの人でにぎわいを見せる場所で、菅氏は手を合わせ必勝を祈願。東日本大震災時の首相だった際に掲げた「原発ゼロ」を打ち出し、「もう一度、政権奪取をしようではありませんか!」と声を張り上げた。

 菅氏はこれまで、自民党の土屋氏と5度の「土菅戦争」と呼ばれる激戦を繰り広げてきた。2勝2敗で迎えた17年衆院選では、約1000票の僅差で菅氏が勝利。1980年の初当選から40年以上にわたり、「政治家として鍛えられた場所」で強固な地盤を築く。

 知名度は既に十分だが、公示日前から「本人」と書かれたタスキをかけ「声をかけていただくことがありがたい」と謙虚な姿勢も。その裏には「長島氏の存在もちらついているはず」と立民関係者は明かす。公開討論会では舌鋒(ぜっぽう)鋭く、長島氏に「なぜ18区に移られたのか、きちんとお答えいただきたい」と要求。菅氏と共に市民運動を行ってきた伸子夫人は「政治家は国民に信じてもらわなければできない仕事。信じられない人を18区から送らないでほしい」と断じる。菅陣営の府中市議の稲津憲護氏は「年齢的にも潮時という話も出ていたが、菅さんも今回は“最後のお願い”と銘打っている。強い思いで戦っている」と話す。

 一方、選挙区を替えて初陣となる長島氏は、選挙カーの使用をやめ、徹底した“ドブ板”で臨む。もともとは外交安全保障を重視する保守政治家。民進党(旧)時代に共産党との共闘路線に疑問を感じ、17年に離党。19年に自民党に入党した。

 だが、昨年から猛威を振るった新型コロナウイルスが直撃し、有権者と触れ合う機会は激減。長島陣営の小金井市議・遠藤ゆりこ氏は「知名度が足りない。正直言って、現状は不利な立場」と危機感をあらわにする。

 自民党本部は東京25選挙区のうち、18区を最重点地区に位置づける。7月の都議選で、自民は8議席増の33議席にとどまり、党内では都市部での自民離れを懸念する声が高まっている。党は野党の象徴でもある元首相に狙いを絞り、河野太郎広報本部長や菅義偉前首相が応援に入った。長島氏は約4時間、マイクを使わずに有権者の声をひたすら聴く独自の戦い方を展開。「相手は元首相。こちらは著名な人を呼ぶし、開票日までにどれだけ長島の顔と名前を知ってもらえるかが鍵」(選対関係者)。同区からは無所属新人の子安正美氏(71)も立候補。熾烈(しれつ)な戦いは最終盤まで続く。(増村 花梨)

 ◆東京18区(武蔵野市、府中市、小金井市)

長島 昭久59 自民前〈6〉

子安 正美71 無新

菅 直人75 立民前〈13〉

※敬称略、届け出順。〈数字〉は当選回数。年齢は31日の投開票日現在

3716チバQ:2021/10/23(土) 09:32:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/5da545e278e0b9bd876346bcf5b24fa42c2f3145
石原王国崩壊危機…「軍団」解散の年に、伸晃氏 11回連続当選黄信号
10/23(土) 5:30配信

スポニチアネックス
公示日の19日に、東京・南阿佐ヶ谷の杉並区役所前で演説を行う石原伸晃氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)による出馬表明と撤回で注目された東京8区。自民党の石原伸晃元幹事長(64)と野党統一候補で立憲民主党の吉田晴美氏(49)が激しく競り合っている。11回連続当選を目指す伸晃氏の牙城とされてきたが、今回は小選挙区での敗北の危機も指摘され、永田町では「石原王国の崩壊か」とのささやきも漏れ始めた。

【写真】東京3区に出馬している石原伸晃氏の弟・宏高氏

 突然の東京8区出馬宣言で騒動を巻き起こした後、比例東京ブロックから出馬した山本氏は22日、同区内のJR阿佐ケ谷駅前で演説を行った。ここに吉田氏がゲストとして合流。「1枚目の投票用紙には吉田晴美、(比例の)2枚目には“れいわ”とお書きください」とアピール。小雨が降る中、足を止める有権者が続出し、気付けば聴衆は約200人規模へと拡大。山本氏が与党を批判するたびに「そうだ、そうだ!」の合唱や拍手が湧き起こった。

 吉田氏は「野党統一候補として戦う責任と感謝でいっぱい」とあいさつ。山本氏から「衆議院で会いましょう!」と声を掛けられグータッチを交わした。吉田氏は演説終了後に報道陣に対し「(山本氏の応援は)心強かった。感無量です」とバックアップに感謝した。

 自民党都連関係者はこの様子に表情を曇らせた。「野党統一候補になった効果と“山本騒動”で吉田氏の知名度が上がった。そして今回のような“合流街頭”でさらに勢いづくかも」と口にしたのは懸念。中選挙区時代を含め、同区を地盤として10回連続の当選を果たしている伸晃氏だが、関係者がやきもきするのには不安材料があるからだ。17年の衆院選では約9万9000票で伸晃氏が当選を果たすも、次点だった吉田氏は約7万6000票。これに希望の党候補、共産党候補の票を合計すると13万9000票となり、伸晃氏の票数を上回る。

 都政関係者は「この4年間、地元で地道に出馬の準備をしていた吉田氏には“山本乱入”に遭って気の毒との同情の声も広がった。石原氏をリードしているとの調査もある」と明かす。

 石原陣営では「これまでで一番厳しい戦い」との声が上がり、危機感が広がっている。石原氏はこの日、JR高円寺駅前などを遊説し「今回は本当に厳しい選挙です」と頭を下げた。杉並区役所前で行った19日の第一声でも、地元企業など約300人の支援者の前で「政治信念の違う野党共闘に負けるわけにはいかない」とマイクを握る手に力を込めた。

 父の石原慎太郎氏(89)の背中を追いかけ初当選したのは90年。慎太郎氏は68年に参院選で初当選し、72年に衆院に鞍替えした後、75年に都知事選で落選したが、この1年を除き、国政の場から石原家が遠ざかったことはなかった。自民党関係者は「仮に伸晃氏が小選挙区で敗れても比例復活の可能性が高いが、現在、石原派の閣僚はゼロ。派閥の領袖(りょうしゅう)として一国一城の小選挙区を落としたら影響力の低下は加速するだろう」とみる。弟の石原宏高氏(57)も東京3区で激戦だ。今年に入り、かつて力強い援軍だった「石原軍団」も解散。政界の石原王国の存続にも危うい空気が流れる。

3717チバQ:2021/10/23(土) 09:35:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9674a81cc9946983a7d70ad66683fc3b5edb657a
千葉8区 一本化手応えの本庄氏 実績訴える桜田氏
10/22(金) 22:10配信


産経新聞
夕闇の柏駅前で帰宅を急ぐ市民に支持を訴える8区の立候補者=20日(江田隆一撮影)

千葉県柏市の一部と我孫子市が選挙区の衆院千葉8区は事実上、自民と立憲民主の一騎打ち。4年前の前回選挙に続き、柏市長選も同じ投開票日となったが、立民新人の本庄知史氏が市長選と連動し、野党一本化で序盤戦を優位に進める。自民前職の桜田義孝氏は「保守」を訴え、与党支持層固めや票の上積みで巻き返しを狙う。

「次期市長選には立候補しない」。8月30日の定例会見での秋山浩保市長(53)=現在3期目=の発言が始まりだった。9月10日、れいわ新選組で8区からの出馬が決まっていた元職の太田和美氏(42)が、市長選への転向と衆院選での立民支持を表明。公示直前の13日には共産党が擁立を見送り、初めての野党一本化が実現。前回の与野党三つどもえから与野党対決になった。

本庄陣営は、自民の指定席化した議席奪取のチャンスと意気込む。桜田氏は前回10万115票を獲得したが、得票率は5割を下回る約48・8%で、一本化ならこれを上回るからだ。

野党一本化に加え、本庄氏は街頭活動での無党派層の獲得に力を入れる。2年前から「400回、駅頭に立った」(本庄氏)。公示前から立民幹部が応援に入り、岡田克也元副総理の秘書を長年務めた本庄氏の「即戦力」をアピールしている。本庄氏は街頭で「政治を私物化し、生活を苦しくした自民党1強政治の打破」を訴える。激励の声を掛けてくれる人も増えているといい、陣営は手応えを感じている。

小選挙区制導入の平成8年に初めて当選した元五輪相の桜田氏は8期目を目指す。秋山市長と並んだ写真が目を引く自民党の機関紙号外を配るなど、地域密着やこれまでの実績を訴え、保守層や支持層固めを進める。街頭では「日本の領土、領海、領空を守れるのは自公連立政権だけしかない。日本を存続させるため負けるわけにはいかない」と訴える。

失言で五輪相を辞任した過去を心配する声があるが、地元では人柄の良さには定評があり、「もう一度、大臣をやって」の声もある。野党関係者も「桜田陣営には底力がある。しっかり票を出してくるだろう」と警戒する。

無所属新人の宮岡進一郎氏は選挙公報で政策を訴える。(江田隆一)

3718チバQ:2021/10/23(土) 09:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/812f389fbe9af77a5837dd732ec6d340816eb8fa
青森2区、因縁の「八戸戦争」が再燃 大島氏VS田名部氏
10/23(土) 6:00配信

河北新報
 自民党の大島理森前衆院議長が引退した青森2区で、因縁の「八戸戦争」が新たな形で再燃している。大島氏と立憲民主党の田名部匡代参院議員は過去6回の衆院選で直接対決し、保守勢力を二分する戦いを繰り広げてきた。2人は今回、それぞれ候補者擁立の中心的役割を担い、選挙戦でも前面に立って激しい火花を散らしている。

■大島氏、自身の後援会をフル回転

 「国政に立たせてもらった37年間、ご支援や激励、ご指導いただいた」

 19日夕、八戸市内であった自民新人神田潤一候補(51)の街頭演説。議長在任最長を記録した大島氏が切り出すと、さながら引退セレモニーのような雰囲気に包まれた。さらに続ける。「私を育てた皆さんの力を神田さんに与えてほしい」

 背筋を伸ばし隣に立つ神田候補は「大島さんが築いた古里との信頼、絆を途切れさせない。たすきをつなぎ、新しい時代をつくる」と後継をアピールした。

 大島氏は陣営の総合選対本部長として指揮を執る。地域に張り巡らせた自身の後援会は当面存続させ、フル回転させる。公示から数日間、神田候補に付き添って市町村を一巡し「大島の選挙」を印象付けた。

 神田候補も政策を語るより、大島氏に絡めた話題に時間を割く。陣営幹部は「おんぶに抱っこで構わない。引退の節目に泥を塗ることがあってはならない。大島氏の名があってこそ組織がまとまる」と話す。

■田名部氏、父から続く支持者が奔走

 自前の支持基盤を持たない点では、立民新人高畑紀子候補(58)も同じ。後ろ盾になるのが八戸市で根強い人気を誇る田名部氏だ。「田名部党」とも呼ばれ、元農相の父匡省氏の時代から連綿と続く支持者たちが高畑候補を売り込む。

 「選択肢を示そうと立ち上がってくれた高畑さんと一緒に、この国の政治を変えてほしい」

 田名部氏は19日午後、市中心部を回っていた高畑候補に駆け付け、結束を演出してみせた。この日の第一声で高畑候補は「生活者の目線で国政に声を届ける」と熱弁を振るった。「匡代さんゆかりの八戸で、選挙戦をスタートさせる。私にもご支援いただけると心強い」と、田名部党への呼び掛けも忘れなかった。

 ただ田名部氏は来夏の参院改選を控え、2区だけに入り浸るわけにいかない事情を抱える。県内の他の立民候補はもちろん、全国からも数多く応援依頼の声が掛かる。陣営幹部は「少し絞ってもらえれば」と気をもむ。

 小選挙区制が導入された1996年の衆院選以降、旧青森3区で大島氏と田名部親子は7回激突し、議席を争った。2016年に田名部氏が参院にくら替えしたのに続き、大島氏が引退。八戸戦争は終結を迎えるかにみえたが、その気配は今のところない。

 青森2区では、共産党新人の田端深雪候補(64)も党の政策を訴えている。

【青森2区立候補者】

神田 潤一 51歳 自新(公推)

高畑 紀子 58歳 立新 

田端 深雪 64歳 共新 

河北新報

3719チバQ:2021/10/23(土) 09:37:57
https://news.goo.ne.jp/article/tokaitv/nation/tokaitv-20211022-1633-12819.html

「何党」より「何をして頂けるのか」…全トショックで労組票どこへ 激戦の愛知13区 “共闘”への抵抗感も
2021/10/22 16:33東海テレビ

「何党」より「何をして頂けるのか」…全トショックで労組票どこへ 激戦の愛知13区 “共闘”への抵抗感も

ニュースOne

(東海テレビ)


 4年ぶりに実施される10月31日投開票の衆議院議員総選挙。今回から大きく変わろうとしているのが、「労組は野党を支える」という構図です。労組がスタンスを変える理由や、現場への影響について取材しました。

■変わる労組のスタンス…旧民主党系政党を支援してきた関係に変化

立憲民主党の大西健介氏: 「岸田政権が変われないなら、私たちが変えるしかない。皆さんと一緒に変えていきたいと思います」


 10月19日、JR刈谷駅前から選挙戦をスタートした、立憲民主党の前職の大西健介さん(50)は、今回5期目の当選を目指しています。


 戦いの舞台となる愛知13区は、刈谷市や安城市など5市からなる西三河南部のエリアで、毎回自民党と旧民主系の政党の激戦となることで知られています。もともと自民党を支持する保守層の強い土地柄ですが、それと同じぐらい労働組合が強いためです。


 とりわけ、デンソーやアイシンといったトヨタグループ各社の労組の組合員が多く住んでいて、その支援なしでは選挙は戦えません。


立憲民主党の大西健介氏: 「(13区が)日本でも有数の豊かな自治体であり続けているのは自動車産業のおかげで、そこで働く皆さん、組合の皆さんとも一緒になって、同じ方向で私はやっていけると思います」


 選挙では労組に支えてもらい、当選すればその意図する政策の実現に向けて汗をかくという“持ちつ持たれつ”のはずでしたが、今回の選挙ではその関係に変化が起きています。  10月9日、大西さんの選挙事務所開きの時のことでした。


連合愛知の幹部: 「労働組合として、しっかりと大西さんを支援していきたいところなんですが、連合の組織している組合によって、支持する政党が違うということだけご認識をいただきたい」


陣営幹部: 「野党が、立憲民主党と国民民主党に分かれていることで、支援組織の連合の中にも足並みの乱れが生じております。そのため、今回の選挙は決して楽観できるものでなく、むしろ厳しいと言えます」  これから選挙に臨もうという場で、冷や水を浴びせるような発言。「なぜ?」と思う言葉の背景には、大西さんが所属する立憲民主党が加わった「野党共闘」があります。

■トヨタ系労組が立憲候補に距離…「共産党と協力」への抵抗感

 候補者の一本化などで共産党をはじめ、れいわ、社民との連携を深めてきた立憲民主党。政権交代の実現に向けた手段ですが、「労使協調路線」をとるトヨタ系の労組には、思想が異なる共産党と協力することへの抵抗感が根強くあります。


全トヨタ労連幹部: 「立憲民主党は、共産党とあれほど親和性を高くしている。ありえない」 全トヨタ労連出身の連合愛知関係者: 「自動車の基本は中立。共産アレルギーはかなり強い」


 実際、グループ各社の労組で組織する「全トヨタ労働組合連合会」=通称「全ト」は、前回までの選挙では愛知県内15選挙区全ての旧民主系の候補を推薦していましたが、今回推薦したのは野党共闘に加わらない国民民主党の候補1人だけです。


関係が比較的深い大西さんたちにさえ、「全ト」本部ではなく、下部組織の「地方協議会」からの推薦に留めました。「全ト」本部の推薦がないという状況は、毎回選挙戦を支えてきた傘下の組合幹部や、全ト出身の地方議員の動きを鈍らせています。


全ト傘下組合の幹部: 「全ト(本部)の推薦があれば縦で降りてくるが、地協(地方協議会)レベルだと横。各単組(単位労働組合)ごとの判断になる。うちも今回は推薦していない」 全ト出身の地方議員: 「全トが、親分が入ってないのに、我々組織内議員が陣営に入れるはずがない」

3720チバQ:2021/10/23(土) 09:38:34

■大変革期を迎える自動車産業…従来の関係をリセットし政党との関わり方に変化

「全ト」が立憲の候補と距離を置き始めているのには、共産党へのアレルギーに加え、もう1つ大きな理由があります。  自動車業界は今、「100年に1度」と言われる大変革期に。脱炭素=カーボンニュートラルへの対応を迫られ、スピーディーに、かつ効果的に対応できなければ、現在の雇用を守れなくなるとの危機意識から、全トは民主系だけでなく、自民党などとも連携も図る方針に大きく舵を切りました。


 これが端的に表れたのが、衆議院が解散した10月14日に発表された、古本伸一郎前衆議院議員の不出馬表明です。愛知13区の隣で、トヨタのお膝元の11区から6期連続で当選していた「全ト」の組織内候補の突然の不出馬。


古本伸一郎前衆議院議員: 「国を良くしたい思いが同じであるならば、“対立より解決”の方法がないものか。街をよくしたい思いが同じならば、組合は旧民主党、地域は自民党という壁をなくせないものか」  50年以上にわたって守ってきた議席を捨て、自民党との対立を避けました。


トヨタ労組の西野勝義委員長: 「今後は従来以上に政策実現に重きを置きながら、『何党』ということよりも『何をしていただけるのか』を重視して、是々非々で連携を模索していきたい」


 従来の関係をリセットし、政党との関わり方を大きく変えた「全ト」。今回の動きに専門家は…。 早稲田大学社会科学部の篠田徹教授: 「『これから大変な困難に立ち向かうんだから、これくらいのことはするんだぜ』っていう覚悟を示したメッセージだと。『全ト』が自分たちの雇用を確保するために、もっとはっきりした形で産業支援をしてもらえるような政策を打とうとするところに支持を求めようと。カーボンニュートラルの時代に向かって、どういう政策を皆さんは考えていますかと。より選択肢を広げるという風に理解したほうがいいのではないかと」

■自民党の候補には追い風か…決着がつく投開票日は10月31日

 こうした組合の変化を当然歓迎しているのが、碧南市議や愛知県議を経て、大西さんの対抗馬として今回初めて衆院選に出馬した自民党の新人・石井拓さん(56)です。組合の方針転換が、自身の選挙への追い風になるのではと期待を寄せています。


自民党の石井拓氏: 「社会全体としては、労働環境とか雇用環境をきちっと整備していくのも国とか行政の役割ですし、そういった面では当然、僕らも今まで自民党というか保守系の議員も、ずっとそのために動いてきたし…。蓋を開けないとわかんないと思いますよ、選挙というやつは」


 小選挙区で勝ち上れるのは、ただ一人。 立憲民主党の大西健介氏: 「いろいろ難しい部分はありますが、今まで4期一緒にやってきたということですから、私自身も自動車産業が抱える課題についてもこれまでも取り組んできたし、これからもしっかり取り組んでいきたいと思っていますので、そこは大きな影響はないと信じてますけど…」


 労組票を奪えるのか、守れるのか。決着がつく投開票日は10月31日です。

3721チバQ:2021/10/23(土) 09:45:08
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138413.html
保守票の行方 混とん 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/23 07:17東京新聞

保守票の行方 混とん 衆院選とうきょう・注目区ルポ

第一声で、手ぶりを交えて支持者に訴える候補者=江東区で

(東京新聞)

<東京15区 江東区>

 政治とカネを巡る汚職事件で自民を離党し、一審で実刑判決を受けた秋元司前衆院議員が出馬を断念した選挙区は七人が乱立。これまで野党だった前職を含む二候補に対する自民の推薦に落下傘候補と、出馬までの経緯が分かりづらい候補もいて、互いに「有権者軽視」と批判しあう事態となっている。

 「一人を選ぶ小選挙区で、二人を推薦した自民のお家騒動と、利権に汚させてはならない」。十九日、江東区内であった立民、井戸正枝さんの出陣式。野党共闘で選挙区を譲った共産の比例候補、小堤東さんは、候補を一人に絞れず、政治とカネの問題をうやむやにしている自民を批判した。

 井戸さんは公示直前、4区から国替えした。立民や旧民主が近年、候補を出せなかった地域ながら「共産が頑張ってきた」と手応えを話す。「立民と言うと振り向かれ、野党共闘というと手を振ってくれる。待ち望まれていたと感じる」

 一方、井戸さんら他候補を「選挙直前に来て地名も分からないのでは」と皮肉るのは自民推薦を得た無所属の柿沢未途さんの陣営。かつて自民の衆院議員だった父の故弘治さんから根付く地盤で「構図は明確で地元対落下傘」と強調する。

 過去四度の総選挙はみんなの党、維新、希望の党で当選。最近まで無所属の立民会派に所属した。「与党で責任を果たして」と、古くからの支援者に背中を押され、転身した。与党系の応援はまだ細田勇公明都議くらい。柿沢さんは訴える。「本当に厳しい戦い」

 十九日、もう一人の自民推薦、今村洋史さんの出陣式では、地元自民区議が柿沢さんへの対抗心をあらわにした。「自民の反対にいた人。政党政治はそんなに薄っぺらではない」

 秋元前衆院議員の後釜が見つからず、今月になって党都連が愛知から引っ張った。にも関わらず、党本部は直後に二人を推薦。勝った方が公認という。山崎孝明江東区長は「意地でも勝たせたい」。今村さんも話す。「必ず人の気持ちに応える勝利を得たい」

 維新新人の金沢結衣さんの出陣式でも他党批判が飛び出した。「党内抗争に明け暮れている自民にも、野党談合の立民にも国を守れない」と維新の音喜多駿参院議員。相模原市出身の金沢さんは三年前まで、江崎グリコで「ポッキー」に携わる仕事をしていた。「キャリアか出産、育児か選ばなければならない社会に疑問を持ち、政治を志した。私たちの声で動く当たり前の世界に変えたい」(井上靖史)

3722チバQ:2021/10/23(土) 09:45:59
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138412.html
重鎮引退 5人の新人 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/23 07:19東京新聞

重鎮引退 5人の新人 衆院選とうきょう・注目区ルポ

候補者とともに「頑張ろうー」と気勢をあげる支援者=足立区で

(東京新聞)

<東京13区 足立区(東中部)>

 「土田慎という名前を知っているのはここに集まった方ぐらいだと思います」。十九日、自民の土田慎さんは足立区のJR綾瀬駅前で百人以上の支援者らを前に実直に語りかけた。

 九期二十八年衆院議員を務め、知名度のある自民の鴨下一郎元環境相が強さを誇ってきた選挙区。今回は鴨下さんの引退に伴い、候補者全員が新人で、年齢も若い三十代から五十代の戦いへと情勢が一変した。

 鴨下さんの後継に山東昭子参院議員の元秘書、土田さんが内定したのは九月末。鴨下さんの引退を知らない有権者も少なくない。神奈川県出身で足立区と関わりがなく、選挙初挑戦の土田さんの知名度向上は陣営の最大の課題だ。

 「知名度不足の解決策は時間。でもその時間がない」と土田さん。自民支持層の票固めを最優先に区議らと支援者へのあいさつ回りを徹底した。朝夕の街頭演説では若さや政治家を志した理由を訴え「鴨下一郎の後継」と強調してきた。

 わずか一カ月の活動期間。ある自民都連幹部は「鴨下さんのようになるには何年もかかる」。立民の北條智彦さんに触れ「北條さんとは前回も戦った。自民の組織力を総動員できるかが大きなポイント」と話す。

 一方、北條さんは「街頭演説九百三十九回」「つじ立ち七千四百三回」と、チラシでPRする。前回、敗れた後も駅頭に立ち、経済政策を中心に訴えてきた。演説を聞いた主婦は「毎朝、駅で見かける。他の候補者の名前と顔はぱっと出てこない」。準備した分、名前が浸透しているようだ。

 前回、ダブルスコアに近い約十二万票を許して敗れ、壁だった鴨下さんの引退で、立民支援者からは「チャンス」との声も上がるが「簡単ではない」と陣営幹部。「自民には組織力がある。コロナで投票率も下がるかもしれない。油断なんてもってのほかだ」

 共産の沢田真吾さんも足立区と縁はない。支持拡大には「後援会のネットワークを使った草の根の広がりしかない」と語る。名前と顔を売るより「政策論争では勝っている。こんな政策を言っていたな、と覚えてほしい」。街頭演説では政権批判を交え、コロナや経済、ライフワークでもある労働問題などの政策を訴えている。(西川正志)

3723チバQ:2021/10/23(土) 09:48:38
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138201.html
尾を引く菅原氏問題 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/22 07:32東京新聞

尾を引く菅原氏問題 衆院選とうきょう・注目区ルポ

政策を訴える候補者=練馬区で

(東京新聞)

<東京9区 練馬区(中西部)>

 公示日前日の十八日早朝、練馬区の練馬高野台駅前。都内の最低気温が今秋、初めて一〇度以下となった寒空の下、自民の安藤高夫さんが半袖の白衣姿で駅に向かう人に声をかけていた。「いってらっしゃい」。医師として「コロナ対策を訴えたい」とも口にする。

 「向こうからも人が来てます」と地元都議がアドバイスする。前回衆院選で東京比例で選出された安藤さんは選挙運動が実質的に初めて。陣営スタッフも「分からないことが多く、地元の支援は助かる」と話す。

 一九九一年の練馬区議初当選を皮切りに都議、衆院議員へと上り詰めた菅原一秀元経済産業相の地盤から出馬が決まったのは今年九月。元経産相は地元有権者に現金などを配った疑惑で六月に議員を辞職した後、公職選挙法違反(寄付行為)の罪で公民権停止などの略式命令を受け、三年間、立候補できなくなった。

 十九日、前川燿男区長は安藤さんの事務所開きでマイクを握り「不祥事以来、初の選挙。自民と公明に勝ってもらわないと区政にも大きな影響が出る」と強調した。自公の区議や都議らも支援するが、出席した区議が安藤さんの名前を間違える場面もあった。陣営関係者は「まずは顔と名前を覚えてもらうことが先決」と厳しい表情を浮かべる。

 この日、立憲民主の新人山岸一生さんは、野党統一候補として練馬駅前での出陣式に臨んだ。「相手の組織力、資金力にはとてもかなわない。しかし、彼らにないものが僕らにはある。今の政治を変えたいという情熱です」。新聞記者出身。二年前、立民が菅原元経産相の対抗馬として擁立を決めた。

 前回、9区では希望の党(当時)と共産がそれぞれ候補を立て、野党票が割れて菅原元経産相に敗れたが、今回は共産も支援する。支援者は「一本化できたのは大きい。必ず結果を出したい」と話す。

 山岸さんは、これまで「政治とカネの問題、反省があるのかないのかまったく見えない。そうした中で新しい候補者を出してきた」と訴えてきたが、元経産相の不出馬で「政治とカネ」という分かりやすい争点はかすみがちだ。ただ、支援者は「元経産相の問題はあってはならないことだが、強敵がいなくなったことにもなる。山岸さんの政治改革への思いがどこまで届くかが鍵」と期待を込めた。

 諸派元職の小林興起さん、日本維新の会新人の南純さんも出馬している。(砂上麻子)

3724チバQ:2021/10/23(土) 09:49:53
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-138200.html
鈴木さん2人、違い強調 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/22 07:30東京新聞

鈴木さん2人、違い強調 衆院選とうきょう・注目区ルポ

池袋駅西口で、支持者とグータッチする候補者=豊島区で

(東京新聞)

<東京10区 新宿(北西部)・中野(北部)・豊島(12区除く区域)・練馬区(東部)>

 「みなで力を合わせ、国民生活を守り抜こう」。十九日昼すぎ、自民の鈴木隼人(はやと)さんが池袋駅西口で声を上げた。たすきには「実績多数」の文字。国会に提出された認知症基本法案を起草したことや、再生医療の規制改革を進めたことを挙げ、他候補との違いを強調した。

 二〇一七年の前回衆院選では、立民の鈴木庸介(ようすけ)さんに二万一千票差をつけて勝利。ただ今回は野党共闘で前回に候補を立てた共産に加え、れいわが擁立を見送った。国民民主も候補を立てなかった。共産は立民の鈴木さんのポスター掲示やハガキの郵送に協力するなど足並みをそろえている。

 隼人さん陣営には「脅威だが、地道に取り組むしかない」と危機感もにじむ。市民とのコミュニケーションが一方通行にならないよう、選挙カーに乗らず街を練り歩いて支持を訴える。

 一方、自民政権下で停滞した経済に触れ「この国の経済を前に進めなければならない」と街角で強調したのは立民の鈴木さん。一九一センチの長身が目立つ元NHK記者で、飲食店などの運営会社を営む。コロナ禍で打撃を受けた当事者としての目線でも訴える。演説では「ようすけ、ようすけ」と連呼する場面もあった。

 二人の「鈴木」さんを有権者はどう思うのか。豊島区内で選挙ポスターを見ていた会社員男性(40)は「二人とも四十代半ばのイケメンだと会社で話題になった」と苦笑い。別の女性(31)は「投票用紙に『鈴木』とだけ書く人がいるかもしれない」。豊島区選管によると、名字だけの「鈴木票」は得票数に応じて各候補に案分されるという。

 10区では一六年まで比例代表を含め四期、小池百合子都知事が衆院議員を務めた地盤でもある。前回、小池氏率いる希望の党の候補が獲得した五万八千票の行き先も注目点だ。

 元新宿区議の維新、藤川隆史さんは前回、10区から出馬した希望の候補を応援演説などで後押ししており、流れをくむ都民ファーストの票を「なるべく引き寄せたい」と意欲的だ。十九日の第一声では、大手商社勤務などで世界中を駆け巡ってきた経験をPR。「身を切る改革、しがらみのない政治。全力、前向きに死ぬまで突っ走る」と声をからした。(中村真暁)

3725チバQ:2021/10/24(日) 00:39:10
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-137926.html
仕事師はこちらだ 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021/10/21 06:00東京新聞

仕事師はこちらだ 衆院選とうきょう・注目区ルポ

有権者と握手を交わす候補者

(東京新聞)

<東京5区 目黒(7区を除く区域)・世田谷区(南東部)>

「大阪万博や知的財産、まち・ひと・しごとなど、さまざまな分野を担当しています」

 衆院選が公示された19日午前、曇り空の下、目黒区の東急自由が丘駅前でマイクを握った自民の若宮健嗣さんは、多岐にわたる自らの仕事を紹介した。応援には青木英二目黒区長が駆け付け「ワクチン接種に尽力をいただき目黒区はスムーズにいった。大臣にふさわしい票を獲得しよう」と呼び掛けた。

 4日に岸田内閣が発足。選挙直前の初入閣に陣営は活気づいた。ある幹部は「知名度が上がった。事務所への電話が増えた」と明かす。

 アピールするのは政権運営能力。公務で不在の間は系列の自民の都議や区議が地域を回り「わが町の大臣」をPRする。

 5区は、目黒区と世田谷区にまたがる。高所得者や知識人が多く暮らす住宅街で若宮さんとバトルを繰り広げてきたのが、立民の手塚仁雄さんだ。

 自民が政権復帰した2012年の選挙から三度続けて若宮さんの後塵(こうじん)を拝しているが、前回は10万票近い票を得て、2000票差まで迫った。

 朝夕、駅やスーパーの前に立ち、演説をしてきた。旧民主政権時代に野田内閣の首相補佐官を務め、政権中枢で働いた経験もある。「コロナで痛んだ国民のくらしをどう立て直すかだ」と、経済対策の見直しを訴える。

 16日夕の事務所開きには世田谷区の保坂展人区長が姿を見せた。直前の集会には、れいわからの出馬を取り下げた中村美香子さんも足を運んでいる。

 手塚さんは、共産、社民、れいわの支援を受けており「共闘関係は前回より圧倒的に強固になった」と自信を見せる。

 維新の田淵正文さんは目黒区内の医療機関の院長。白衣がトレードマークだ。コロナ禍で発熱患者に対応してきたことをアピールする。昨冬の第3波では、正月返上で駐車場で診療にあたった。「現場で悲痛な声をたくさん聞いてきた。正しく政治を変え、みなさんの命も経済も守りたい」。言葉に力を込めた。(山下葉月)

3726チバQ:2021/10/24(日) 00:42:12
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-20211023060000.html
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
2021/10/23 06:00神奈川新聞

衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は

神奈川新聞

(神奈川新聞)

 「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

3727チバQ:2021/10/24(日) 00:42:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_2IM7BNHR3VKUNFOTYG4OHLFBFM.html
衆院選注目の選挙区 長崎1区 共産と一線画す国民民主
2021/10/22 23:20産経新聞

衆院選注目の選挙区 長崎1区 共産と一線画す国民民主

観光地の長崎新地中華街の近くで演説を聞く有権者ら=19日午前、長崎市(原川貴郎撮影)

(産経新聞)

「全国が注目する象徴的な選挙区だ。今までと同じ政治を続けるのか、新しい、国民のための信頼できる政治に変えていくのか。これが最大の争点だ」

国民民主党代表の玉木雄一郎は22日、衆院選公示日の19日に続いて長崎市で街頭演説に立ち、同党が擁立した前職、西岡秀子への支持を重ねて求めた。

玉木が長崎1区に強くこだわるのには2つの理由がある。1つは、国民民主は「改革中道」を掲げる立場から共産党を入れた野党共闘と距離を置く姿勢を際立たせているが、その共産が西岡への対抗馬を擁立し、足元を脅かすからだ。

国民民主は今回の衆院選にあたり、安全保障関連法の廃止を求めるグループ「市民連合」を介し、立憲民主党や共産などが締結した共通政策には合意しなかった。安全保障政策などで一致できなかったからだが、政権奪取を目指すなら共産と一線を画すとの信念が判断の背景にある。

玉木は19日に西岡の脇で衆院選の第一声を上げた後、「われわれは現実的な政党でありたいし、いつか必ず政権の一翼を担いたい。共産党を含め協力できるところはするが、外交、安全保障、エネルギー政策の面でどうしても合意できなかった」と吐露した。

共産は衆院選で立民との候補一本化を進めるため、公示直前に計22の選挙区で候補を取り下げた。しかし、国民民主との競合区は長崎1区を含め擁立方針を変えず、対決姿勢を鮮明にした。共産書記局長の小池晃は「共通政策が重要な要素になるので、(国民民主のために候補を下げる)選択肢はない」と語る。

共産が長崎1区に立てた安江綾子は「新しい政権をつくっていくために全力を尽くす」と強調。この「政権」とはあくまで立民を中心としたものだ。西岡は保守政治家として知られた祖父の元県知事、竹次郎や父の元参院議長、武夫の代からの後援会を引き継いでおり、周囲には「共産に支援してもらわなくてもいい」と強気の姿勢をみせる。

玉木が同区にこだわるもう1つの理由は、自民党が元首相の安倍晋三の秘書を長年務めた初村滝一郎を擁立したからだ。玉木は安倍直系の初村を「自民党政権の象徴」と位置づけ、「ウソ偽りのない正直な政治を取り戻そう」などと批判することに余念がない。

「皆さまの、地域の悩みに寄り添い国政に反映をさせていきます」

19日夕、初村は長崎市の商店街で街頭演説した後、買い物客らとグータッチをしながら支持を訴えた。初村は安倍が首相時代、中央省庁とのパイプを築いただけに「即戦力」(自民県議)と期待が集まる。

ただ、課題は知名度だ。初村は、参院議員だった祖父と元衆院議員の父を持つが、出身は隣の長崎2区にあたる諫早市。別の自民県議は「祖父や父を知る世代は限られる」と名前を浸透させる難しさを語る。

初村の初陣は、安倍にとっても重要な戦いとなる。

「初村は嫌がる仕事も真っ先に引き受けた。私の政治生活、いいときもどん底の時もあったが厳しい時も歯を食いしばりながら支えてくれたのが初村だ」

安倍は22日夕に長崎市で街頭演説に臨み、初村の人柄を切々とアピールした。

安倍は今回の衆院選でも多くの応援演説の要請を受けるほどの人気を誇るが、党内では「影響力に陰りが見える」(閣僚経験者)と指摘する向きもある。9月の総裁選では支援した政調会長の高市早苗が敗れ、直後の岸田文雄内閣の組閣と党役員人事では思惑通りに進まない場面もあった。

安倍は、初村が応募した党長崎県連の候補者公募の過程で、自民を支持する業界団体関係者らに電話で協力を求めるなど、初村のために骨を折ったとされる。今回初村が奮闘できたならば、間接的に安倍の力を見せることにもつながる。

西岡はこの構図を逆手に取る。19日の第一声では、安倍が「政治とカネ」の問題などに悩んだことを念頭に「信念、そして信頼が政治家には一番必要だ」と訴えた。=敬称略(原川貴郎、小沢慶太)

3728チバQ:2021/10/24(日) 00:57:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e6842066a52fbf0a2b767b4aa915bcf6c1d690
選挙区を歩く 東京12区 公明「世代交代」の波紋
10/23(土) 18:57配信

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産経新聞
3候補者の選挙ポスターが並ぶ東京12区の掲示板=20日、豊島区(浅上あゆみ撮影)

大物議員の勇退で波乱が予想される東京12区(北区、豊島・板橋・足立各区の一部)。自公連立の象徴として当選を重ねてきた公明党の太田昭宏氏(76)の後任として、同党の衆院議員、岡本三成氏(56)が比例北関東ブロックから転出し、「世代交代」を掲げる。一方、野党はこれを好機ととらえ、共産党元職の池内沙織氏(39)に一本化。さらに日本維新の会は新人の阿部司氏(39)を擁立し、保守層の受け皿となることを狙っている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

21日午前、区立王子駅前公園(北区)で行われた岡本氏の街頭演説に、自民党の小泉進次郎前環境相が駆けつけた。公園を埋め尽くすほどの聴衆に対して、小泉氏は自公連立の実績を強調、与党の自信を見せた。だが、ある公明関係者は「岡本さんは地元でほとんど無名。本人も分かっているが、厳しい戦いになる」と不安をのぞかせた。

■牙城引き継げるか

12区は長らく「公明党というより太田党」(公明関係者)とさえ呼ばれる「公明党の牙城」とされてきた。太田氏は平成5年に北区を含む旧9区で初当選し、小選挙区制の下では12区で5回勝利。党代表や国土交通相などを歴任した。令和元年5月、公明は太田氏の選挙区立候補の見送りを発表し、岡本氏が後継者に決まった。

だが、公明の動きに自民側から「12区を返してほしい」との声が上がった。12区は太田氏の前に自民の八代英太氏が議席を持っていたためで、元北区選出の自民都議で衆院比例東京ブロックの高木啓氏(56)の転出が地元から要望されるなど〝ひと悶着(もんちゃく)〟もあった。

太田氏は、岡本氏の後継者アピールに奔走。地元の祭りや町会の総会など、岡本氏を連れて出席したイベントは200を数える。しかし、新型コロナウイルス禍で対面での政治活動が制限されてからは、新人の知名度向上は厳しい状況となっている。それでも太田氏の後ろ盾は大きく、「太田さんの牙城は崩されないのではないか」と公明関係者はみる。

■「東京に風穴を」

一方、池内氏は平成21年から太田氏に挑み続け、26年には次点で比例復活を果たしている。ジェンダーや性暴力の問題を発信し、若者らの支持を集めており、さらに昨年の都議補選で立憲民主党の斉藤里恵氏を応援して以降、立民との共闘体制を「(前回の衆院選よりも)進化させている」(共産関係者)という。

池内氏の選対幹部は今回の衆院選を「正直、チャンスと思っている」と打ち明ける。「東京で共産が風穴をあける選挙区にしたい。共産は東京でまだ勝ったことがないから」と、歴史的な勝利を目指す。

維新新人の阿部氏は、北区を地盤とする同党の参院議員、音喜多駿氏(38)と大学の同級生。選対本部長を音喜多氏が務めており、二人三脚で臨む。

12区は自民候補が不在などの背景から、選挙区で候補者の名前を書かない棄権票(白票)が多いことで知られており、維新の馬場伸幸幹事長は産経新聞の取材に「自民党支持層など、12区の保守層の受け皿にしたい」。さらに無党派層への浸透を目指している。(浅上あゆみ)

3729チバQ:2021/10/24(日) 00:58:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c4dfeb606bd20d85d6701de38b42de31c911ebe
【千葉13区】不祥事出馬断念で本命不在の3つ巴の戦いに 衆院選2021
10/23(土) 16:01配信

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自然の中に溶け込む高層ビルなど、美しい景観で知られる「千葉ニュータウン」を抱える千葉13区では、本命不在の3つ巴の選挙戦が繰り広げられている。

“宣言”時の高級ラウンジ訪問で前職不出馬 3つ巴の戦いに
この選挙区では、過去3回、自民党の白須賀貴樹氏が当選していたが、今年2月、緊急事態宣言中に都内の高級ラウンジを訪れたことを受け、自民党を離党し、衆院選への不出馬を決めた。本命候補が不在となったことで、各党は千葉13区を「重要選挙区」と位置づけ、自民党新人・医師の松本尚氏(59)、立憲民主党前職・宮川伸氏(51)、日本維新の会新人・前鎌ヶ谷市長の清水聖士氏(60)の3人が激しく競り合う展開となった。

松本氏は、ドクターヘリの普及に尽力した医師であり、フジテレビのドラマ「コード・ブルー」の医療監修に当たった。コロナ禍で、これまで思うように選挙活動を進めることが出来なかったが、最近になり徐々に手ごたえを掴んできたという。医師の立場から、コロナ対策を中心に訴えていて、一般の有権者にどこまで知名度を広げられるかが課題だ。

宮川氏は、3人の候補者の中で、唯一の国会議員経験者で、選挙戦では国会質疑の実績などをアピールする。共産党との野党共闘となったことも、大きな追い風だ。前回の衆院選では白須賀氏に敗れ、比例での復活当選となったが、リベンジを果たすべく、地方部の保守層への支持拡大を狙う。

清水氏は、選挙区内である鎌ヶ谷市の市長を5期19年務めた。豊富な行政経験から、「地方と国をつなぐ」手腕をアピールする。知名度が抜群の吉村大阪府知事も選挙区入りし、応援に駆け付ける。市長として培った支持基盤を武器に、保守層の受け皿になれるかどうか、また浮動票をどこまで固められるかが焦点だ。

(衆院選2021・千葉県)

政治部

3730岡山1区民:2021/10/24(日) 16:08:00
https://www.topics.or.jp/articles/-/609262
徳島中盤調査

3731チバQ:2021/10/24(日) 22:32:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/664664dcab59223bd601e064331846c5d724afff
東北の注目選挙区ルポ ㊤宮城5区 〝鉄壁の要塞〟に挑む元タレント
10/20(水) 20:26配信
産経新聞
立憲民主党の安住淳氏と、自民党の森下千里氏の一騎打ちとなった宮城5区のポスター掲示板=19日、石巻市 (大柳聡庸撮影)

選挙区は8連勝中

「〝鉄壁の要塞〟をどこまで攻められるか」

自民党宮城県連の幹部はこう語る。鉄壁の要塞とは、立憲民主党前職で宮城5区から9選を目指す安住淳氏の陣営だ。旧民進党が分裂したため無所属で出馬した前回も、自民候補にダブルスコアに近い得票で圧勝した。立民の国対委員長として抜群の知名度を誇る安住氏に対抗するため自民が擁立した候補が元タレントで新人の森下千里氏だ。

【グラフ】衆院選の女性候補者と当選者の割合の推移

「お年寄りは〝めんこい(かわいい)〟子が来たなあと思うだろうけど」。安住氏は、面識のない森下氏の印象をこう語った上で「20歳程度の差は、政界では同じ世代だと思う」と余裕の表情を浮かべる。

安住氏は公示日の19日に美里町での遊説で「(野党共闘で)二大政党に一歩踏み出した」と述べ、政権交代の必要性を訴えた。「地元に帰れば、小さな集会にも参加する」(立民県議)といった地道な活動も惜しまず、盤石の地盤を築いている。平成17年の郵政解散・総選挙、自民が政権を奪還した24年の衆院選でも勝利しており、現在8連勝中だ。

だが、今回の選挙は「国民に考える時間を与えないためではないか」と安住氏が苦言を呈するほどの短期決戦。党の顔の一人として応援演説で全国を飛び回り、地元を留守にすることも多いだけに、陣営では政策などを記したリーフレットを半年かけて選挙区全域に配布するなど引き締めを図っている。

つじ立ち1600回

一方、今回が選挙初挑戦の森下氏は「胸を借りるつもりで頑張る」と意気込む。森下氏はタレントとしてテレビ番組に多数出演していたが、23年の東日本大震災の発生当時に被災地を訪問。「たくさんの人の役に立ちたい」と思ったといい、令和元年に芸能界から引退し、政治家を志した。

宮城5区は、自民が擁立を予定していた元衆院議員が石巻市長選に回り、空白が生じた。そこで自民は候補者を公募。関係者によると、県選出の国会議員の人脈を頼り、森下氏に白羽の矢が立ったという。

19日に石巻市で第一声を上げた森下氏は「健康寿命を延ばす施策に取り組む」と訴えた。名古屋市出身で地盤がないことも自覚しており、6月以降は街頭での「つじ立ち」を約1600回も重ねてきた。16日には石巻市を視察した岸田文雄首相(自民党総裁)が参加した地元女性の対話集会にも出席するなど、票の掘り起こしに躍起だ。

だが、宮城で自民の議席がないのは5区だけ。ある自民県議は「5区の中心である石巻市が一枚岩ではない」と打ち明ける。平成15、17、21年の衆院選で自民候補として安住氏に3回も敗れた石巻市の斎藤正美市長が、安住氏支持を表明していることがその象徴だ。斎藤氏が安住氏支持を表明したのは、4月の市長選で安住氏が斎藤氏の支援に回ったことが背景にあるとみられる。

鉄壁の要塞を崩すためには、それを超えるだけの「結束」が自民側に問われている。(大柳聡庸)



衆院解散からわずか5日で突入した今回の選挙は、野党が候補者の一本化を図るなど与野党一騎打ちの構図となっている。注目される東北の選挙区を3回に分けて紹介する。

3732チバQ:2021/10/24(日) 22:33:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6d7bd0be623f81a1364ea35ce9c24c38ce3739
東北の注目選挙区ルポ ㊦福島5区 処理水争点に一騎打ち
10/22(金) 20:58配信
産経新聞
東京電力福島第1原発に並ぶ処理水などを保管するタンク=福島県(芹沢伸生撮影)

■大きな争点

福島県浜通りのいわき市と双葉郡(6町2村)を区域とする衆院福島5区。選挙区の大熊、双葉両町には、東日本大震災で未曾有の事故を起こした東京電力福島第1原発がある。政府は今年4月、福島第1原発で蓄積された放射性物質のトリチウムを含む処理水について、海洋放出する方針を決定した。水産業などから風評被害を懸念する声が上がっており、5区の大きな争点になっている。

「今回の選挙で岸田内閣を退陣させ、汚染水の陸上保管を続ける。汚染水で海を汚さない、野党による新しい政権を作らせてほしい」。公示日翌日の20日、野党統一候補の共産党新人、熊谷智氏はいわき市のショッピングセンター前で行った街頭演説で、処理水の問題に切り込んだ。

熊谷氏は「4月の政府方針決定後、いわきではいち早く労働組合団体の橋渡しで立憲民主、社民、共産3党で『海洋放出は駄目』との共同声明を出し、市長に対し政府に白紙撤回を要請するよう求める要望書を提出した」と話す。この3党は県の組織間でも「処理水は国民の合意がない限り、海洋放出しない」ことを盛り込んだ共通政策で17日に合意するなど「海洋放出反対」を鮮明にしている。

一方、自民党前職の吉野正芳氏は20日、福島第1原発に隣接する楢葉町の商業施設で街頭演説を行った。応援演説をした選対本部長で自民県議の吉田栄光氏は、処理水の問題に触れ「双葉郡の復興には、政府が決めた方向性を前に押し出していくのがわれわれの責任」としたが、復興相の経験もある吉野氏自身は、町長らとの良好な関係を強調した上で「課題を抱える楢葉町のために働くことを約束する」と話すにとどめた。

吉野氏は「海洋放出を分かってもらうのは難しい部分がある」としながらも「丁寧に説明すれば、賛成でなくても『仕方がないね』にはなると思う」と、処理水の海洋放出について有権者の説得に自信を見せる。ただ、選挙戦では「課題はいろいろあるが、双葉郡に国際教育研究拠点を整備することを訴える」としている。

■ポスターにも違い

処理水に対する選挙戦での両者のスタンスは、ポスターにも如実に表れている。熊谷氏は「海洋放出中止」としているが、吉野氏は「第2期復興・創生へ」と記し、処理水の文字は見当たらない。

だが、選挙区内で処理水問題を重視する有権者は少なくない。漁業関係で働くいわき市の50代男性は「最優先課題は、新型コロナウイルス対策と処理水。投票は市民を第一に考えてくれるかどうかで判断したい」と話す。

選挙戦で、処理水問題を前面に押し出す熊谷氏と、地元の復興推進を強調する吉野氏。有権者の判断が注目される。(芹沢伸生)

3733チバQ:2021/10/24(日) 22:39:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021101800726&g=pol
【点描・永田町】「選挙前倒し」首相決断の舞台裏
2021年10月24日18時30分

衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸
衆院解散について記者団の質問に答える岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

記者会見する加藤勝信官房長官(当時)=1日、首相官邸

 史上初の衆院議員任期満了後の総選挙が19日公示・31日投開票の日程で実施される。第100代の岸田文雄首相が命運を懸ける政治決戦だが、永田町では選挙日程を前倒しした首相決断の思惑や舞台裏が注目の的だ。新政権の党・内閣人事も含め、党内への配慮ばかりが目立った首相の「唯一最大のサプライズ」(自民幹部)と受け止められているからだ。そもそも9月29日の自民党総裁選での岸田新総裁誕生の段階では、次期衆院選投開票日は11月7日か14日に絞られており、公職選挙法の手続きなどを踏まえ「最短でも11・7投開票というのが政界の常識」(自民幹部)だった。しかし、首相は土壇場で選挙日程前倒しを決断した。甘利明自民党幹事長らを含め、首相側近ですら「10月4日朝に知らされた」と口をそろえる。「まさに首相の独断」(自民幹部)だったことは間違いない。
 ただ、経過を振り返ると「さまざまな伏線があった」(首相側近)ことも明らかになった。首相側近は「総裁選告示後の早い段階から、岸田新政権誕生を前提に政治日程の事前調整に着手していた」と証言する。その窓口となっていたのは、菅義偉前政権で首相官邸を仕切る立場だった加藤勝信前官房長官だ。加藤氏は9月21日に当時の菅内閣が臨時国会の10月4日召集を閣議決定した際、岸田氏陣営とも調整の上で、会期を11日間として10月8日所信表明、同11日から3日間の衆参代表質問の日程を、森山裕国対委員長(臨時国会まで続投)を通じて野党に提示した上で、合意取り付けを目指す方針だったとされる。
◇“ご祝儀相場”狙いの「逆転の発想」だが…
 ただ首相は、その時点では衆院選投開票日について11月7日か同14日で迷っていた。ポイントは10月30、31日にイタリア・ローマで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議への出席。第2次安倍晋三政権で歴代最長の4年7カ月も外相を務めた首相にとって、国際舞台デビューの絶好の機会だったからだ。出席を決めれば、11月7日投開票では選挙中の外遊となるため、帰国後の11月2日が公示日となる14日投開票も有力な選択肢に浮上した。その一方で、総裁選で首相が掲げた「数十兆円規模の大型経済対策」の早期策定のためには、その土台となる補正予算、来年度予算の編成遅れは許されず、財務省幹部も「11月7日投開票がぎりぎり」との判断を示していた。これを踏まえ、首相もいったんは「11月7日」で心を決めたとされる。
 しかし、加藤氏が事務当局に確認した上で提案したのが、10月31日投開票案。憲法や公職選挙法を踏まえれば、「衆院選投開票は解散から40日以内」「選挙手続き上、解散から投開票まで23日以上が必要」というのが基本だ。ところが事務当局は「首相が事前に解散の日時を明示すれば、それを前提に投開票日を設定するのは手続き的にも可能」との見解だった。「解散後に投開票日を決めるのではなく、事前に解散日と投開票日を決めておくという逆転の発想」(総務省)だ。
 首相は「衆院任期満了後の空白はできるだけ短くすべきだ」と日程前倒しの理由を力説する。しかし、「ご祝儀相場での選挙戦突入と、『決断する岸田』の誇示を狙ったのは明らか」(自民選対)だ。さらに、ワクチン接種加速で、投開票日まで感染者数再拡大はないとの計算もにじむ。ただ、「周囲も欺く奇襲作戦が国民に見透かされるリスク」(自民長老)は拭えない。安倍・菅長期政権の“負の遺産”を抱え、野党が政権交代を叫ぶ「10・31衆院選」。考え抜いた首相の“独断”が吉と出るか凶と出るかは、「結果を見るまで分からない」(同)のが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」10月18日号より】。

3734チバQ:2021/10/24(日) 22:40:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102400425&g=pol
自民、単独過半数うかがう 立民上積み、共・維堅調―衆院選情勢【21衆院選】
2021年10月24日21時42分


 衆院選の投開票を31日に控え、時事通信社は全国の支社・総支局の取材などを基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。定数465議席のうち、公示前勢力で276議席の自民党は議席を減らし、単独過半数の233議席をうかがう状況だ。立憲民主党は公示前の110議席から上積みし、共産党と日本維新の会も議席を増やす見通し。
【特設】衆院選2021

 ただ、自民党と野党・無所属候補の対決区のうち136の選挙区が接戦で、終盤の情勢によって結果が大きく変動しそうだ。
 自民党は、候補者を立てた277選挙区のうち、110選挙区で当選圏に入っている。接戦区では71選挙区がやや優勢。比例代表は前回の66議席を上回る勢い。
 公明党は前職を立てた9選挙区のうち、大阪、兵庫で四つを確保し、残り五つは激戦。比例は前回の21議席から上積みする公算が大きい。与党で見ると、岸田文雄首相が勝敗ラインに掲げる過半数(233議席)を超え、常任委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数」の261議席に届く可能性がある。
 立民は候補を擁立した214選挙区のうち、18選挙区で議席確保のめどが立っている。比例は公示前の62議席には届かず、40〜50議席を視野に入れる。
 共産は沖縄で議席を維持する見込みで、比例は公示前の11議席から伸ばす勢い。維新は大阪で5議席を固め、比例は前回の8議席から大幅増を見込む。
 国民民主党は4選挙区で当選圏内。れいわ新選組は比例で1議席獲得する可能性がある。社民党は沖縄で1議席を確保する見通し。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得のめどが立っていない。

3735とはずがたり:2021/10/25(月) 10:15:12
自民4区北村氏公認決定 岸田総裁の意向働く 衆院選長崎
2021/10/16 09:51 (JST)10/17 11:12 (JST)updated
c 株式会社長崎新聞社
https://nordot.app/821913082832093184
長崎新聞 <HP特集>

公認候補になり選挙戦への意気込みを語る北村氏=佐世保市本島町の選挙事務所(右)、報道陣に「推薦していただいた方々の気持ちに応えられず残念」と語る瀬川氏=県庁議会棟(左)
 衆院選長崎4区の自民党の公認候補は、8選を目指す前職の北村誠吾氏(74)に決まった。西海市区選出の県議で前県議会議長、瀬川光之氏(59)の公認を求める動きが表面化して約2カ月。最後は北村氏が所属する派閥トップの岸田文雄総裁(首相)の意向が大きく働いたようだ。
 「誠にありがたい。感謝の気持ちでいっぱいです」。15日午後7時すぎ、佐世保市の事務所に姿を見せた北村氏は硬い表情で話し始めた。だが記者の質問が進むにつれ、時折笑顔を見せる場面も。「瀬川氏と溝を深めた覚えはない。お互い元ラガーマンなので、ノーサイドを実現したい」と述べ、挙党態勢を呼び掛ける意向を示した。
 先月18日、北村氏は県連の選挙対策委員会の意向調査(投票)で瀬川氏に敗れ、常任総務会は瀬川氏の公認申請を了承した。だが北村氏を推薦する佐世保支部は「大票田の(佐世保の)意向が反映されていない」と納得せず、党本部に再考を求める文書を提出した。
 「自信が確信になった」(同支部関係者)。先月29日、岸田氏が新総裁に選出されると、北村氏側は息を吹き返した。県連の決定に納得できない佐世保市の県議らが今月初めに上京し、岸田氏から党役員に指示が出ていることを確認したからだった。
 ◆
 党本部の公認の判断基準は(1)現職優先(2)県連の意見(3)勝てる候補-の3項目。(1)は北村氏、(2)は瀬川氏が該当する。
 複数の関係者によると、(3)の目安となる直近の党の情勢調査でも瀬川氏が北村氏を上回った。だが党本部は(1)を重視し、いったん「北村氏公認」の方針を固めた。北村氏に保守票を一本化すれば野党候補に勝てるとの判断があったとみられる。これに対し、瀬川氏側の意向を受けた複数の国会議員が巻き返し、いずれも公認せず双方が出馬する案が浮上。その状態で15日の党選対会議が開かれ、最後は一任を取り付けた岸田総裁や甘利明幹事長らが決定したという。
 県連の山本啓介幹事長は記者団に「非常に残念」と答えた後、「地方の声が、県連の声が、と(公示が目前に迫っているため)申し上げる時間がない」とやり切れなさを抑えるように語った。
 瀬川氏を推していた地域支部の関係者は懸念する。「佐世保支部の幹事長だった萩原活(ひろし)氏は北村氏を支えるはずだったのに出馬を決めた。北村氏は本当に選挙態勢を作れるのか」
 ◆
 「推薦していただいた多くの人々や組織の思いを受けてここまで来た。大変残念な気持ち以上の気持ちがある」。県庁議会棟5階の会派室で記者団の取材に応じた瀬川氏は心境をこう述べた。「党本部は(情勢調査の結果など)内容を分かっていながら決定したのだろう」と悔しさをにじませた。
 瀬川氏は4分ほどやりとりした後、「ご迷惑をお掛けしました」と頭を下げた。会派室を出た直後、記者団に「追いかけてこないでね」と声を掛け、喫煙所へと下りていった。

3736チバQ:2021/10/25(月) 10:51:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/d1c5d15d7aece361cd30bf1aa8ba8b29437a92ee
トヨタ労連、立民離れ…共産共闘に拒否感「もはや敵だ」と反発も
10/25(月) 8:45配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 旧民主党の「牙城」とされる愛知県で、全トヨタ労働組合連合会(全ト)の支援を受けてきた古本伸一郎前衆院議員(愛知11区)が衆院選不出馬を決めたことが、立憲民主党内に波紋を広げている。全トが与党と関係強化に動く中、立民の党名を隠して全トとの連携維持を図る候補も出ている。

【写真】厳しい表情で衆院選の不出馬を表明する、トヨタ労組出身の古本伸一郎氏

 「自動車産業を守ることは国を守ることだ。古本さんの不出馬はショックだが、自分が自動車産業をしょって立つ」

 24日、同県西尾市で開かれた決起集会で、立民候補はこう語り、支持を訴えた。演説の中で「立民」と言及したのは1度だけ。のぼり旗にも党名はない。全トに「党を表に出さない」と約束して支援を受けていることを意識したためとみられる。

 陣営では、「古本氏の不出馬は、全トの組合員に『自民党に投票してよい』とのサインになる」との危機感が強まっている。

 古本氏は全トに加盟するトヨタ労組出身。6期連続当選し、財務政務官などを歴任した。昨年9月の旧立民と旧国民民主党の合流には加わらなかったが、立民会派に所属していた。

 一方、約35万人の組合員を抱える全トは、2012年に民主党が下野した後も、古本氏ら同党出身議員の支援を続けてきたが、今年1月に自公両党と連携する方針を打ち出した。自動車業界がカーボンニュートラルへの対応など変革を迫られる中、「政策実現のために与党とも連携すべきだ」との声が強まったためだ。

 衆院解散日の14日、愛知県豊田市で行った記者会見で古本氏は不出馬を表明。同席したトヨタ労組の西野勝義執行委員長は「(各政党とは)是々非々で連携を模索していく」と述べた。

 全トが与党との連携に動いた背景には、立民と共産党の共闘に対する拒否感もある。立民は共産と歩調を合わせて大企業に対する課税強化などを主張しており、全ト内には「立民はもはや敵だ」との反発も出ている。

 巨大労組の方針転換に対し、党内からは「愛知11区だけの問題にとどまらない」(若手)と不安視する声があがっている。

3737チバQ:2021/10/25(月) 10:53:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dfeb8ea2ee34d4561a4c7be690157a63ef3c1d4
衆院選長崎3区・五島市 因縁の3候補 火花散らす 三者三様「負けられない」
10/25(月) 10:00配信

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長崎新聞
候補者と一緒に気勢を上げる市民=五島市内

 離島5市町を含む衆院選長崎3区。とりわけ長崎県五島市は、自民前職の谷川弥一候補(80)と無所属新人の山田博司候補(51)の出身地。立憲民主新人の山田勝彦候補(42)の父で元農相の正彦氏はここで生まれ育ち、谷川氏とはライバルだった。博司氏は正彦氏の秘書を務めていたこともある。21日には、この因縁の3人が同時に現地に入り、火花を散らした。
 「新しい時代には新しい政治家が必要。もうそろそろ五島を代表する政治家の世代交代が必要ではないでしょうか」。五島港公園で演説した山田勝彦氏は、傘寿で7期目を狙う谷川氏を意識して声を張り上げた。選挙カーにはキャッチフレーズとして「もう変えんば」と記している。
 谷川氏も負けていない。「この異常事態に『もう変えんば』とか抽象的な言葉でいいのでしょうか」。JAごとう本店駐車場で聴衆に向け、傘で雨をしのぎながらこう問い掛け、人口流出など島の課題に継続し対応する必要性を強調した。
 この日、新聞各紙が情勢調査で、勝彦氏との競り合いを報じていた。別の場所では、国境離島新法などの実績を挙げ「五島のため、日本のため仕事をする人が誰なのか。簡単に譲れない。『もう変えんば』という声を押し返してください」と訴えた。
 勝彦氏の父正彦氏とは、初当選した2003年から過去4回の衆院選で激突。うち3回は、敗れたどちらかが比例復活する接戦を演じてきた。
 その地盤を勝彦氏が受け継いだが、離島では父ほどの勢いはない-こうした見方が谷川陣営に一時広がっていた。業界団体幹部は、危機感をにじませた谷川氏の演説を聞いて「安泰という空気があった。もう1度呼び掛けを強める」と表情を引き締めた。
 勝彦氏は父の支持者の後押しも受け、保守層が厚い離島の切り崩しを図っている。「五島の選挙、大変厳しいが、相手の背中が見えてきた。過去の実績を語る政治家よりも新しい五島の未来を語る政治家を」と畳み掛ける勝彦氏。一緒に島を巡った陣営関係者は「雰囲気が変わっている。そこそこいける」と追い上げに手応えを感じていた。
 同じ日、山田博司氏は市内の事務所で出陣式に臨んだ。組織戦を展開する谷川陣営を念頭に「皆さん、いろんなしがらみを断ち切って自分たちの政治を取り戻すんです」と語気を強めた。
 政党同士の攻防とは一線を画し、大きな団体の支援もない。だが、定数1の県議選五島市区で自民候補を5回連続で下してきた。「相手は県議選でも、有名な国会議員を何人も応援に連れてきた。でも全部はね返した」(後援会幹部)との自負は強い。
 かつて正彦氏の秘書だった博司氏。正彦氏の次男が立候補したことに「私が一番嫌いな世襲をやろうとしている」と批判の矛先を向けた。
 一方、勝彦氏は博司氏には目もくれず、「あくまで谷川氏を追う」(陣営幹部)スタンス。陣営は「保守票を博司氏が獲ってくれれば、谷川氏と勝彦の差が縮まる」とそろばんもはじく。谷川氏は街頭演説で「元秘書が(国会議員の息子の)敵に回る-そんな人と仕事ができますか」と暗に博司氏を批判した。
 選挙手法も離島振興策も三者三様。五島市の70代男性は五島から国会議員を代々輩出してきた経緯に触れ、「離島を考えてくれる政治家が地元から出るのは心強い」と指摘。その上で「3区全体での勝敗だけでなく、離島ではお互い負けたくないだろう」と胸中を推し量る。
     ◆ 
 3区には諸派新人、石本啓之氏(52)も立候補している。

3738チバQ:2021/10/25(月) 13:57:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f8ea6cd519b4516859d46953a103bed8fcf0ae
衆院選:注目区を行く【神奈川9区】〝後継〟に対し〝刺客〟
10/25(月) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)斉藤温氏、中山展宏氏、笠浩史氏、吉田大成氏

 「前神奈川県知事の松沢成文です。彼は政治活動の同志であります」─。衆院選公示日の19日夕、小田急線新百合ケ丘駅前で、松沢がこう紹介したのは日本維新の会新人の吉田だ。

 松沢はかつて9区選出の衆院議員。民主党(当時)から出馬した2000年衆院選では12万票余りを獲得し、次点の自民候補をほぼダブルスコアで退けるなど強固な地盤を築いた。

 転機は03年。知事選に松沢が出馬し初当選を果たすと、同年の衆院選では後継としてテレビ局記者だった笠が立った。これまでの選挙でも松沢は笠の応援にたびたび駆け付けてきた。

 17年の前回選では希望の党(当時)の結党メンバーとして2人が並んで設立会見に参加。“同志”ぶりを見せていたが、その後松沢は維新、笠は無所属とたもとを分かった。

 関係者を驚かせたのは昨年8月。維新の県組織代表(当時)の松沢は、9区に自身の秘書を務めた元県議・吉田の擁立を発表。笠に対する“刺客”とも映る中、松沢は「笠さんを維新に誘ったけど、自民党入りも取り沙汰され、彼の政治方針はよく分からず一緒にはできないと判断した。前から9区での挑戦を希望していた吉田さんを応援することにした」と説明する。

 笠は今年8月の会見で誘いがあったことを認め「維新が嫌なのではなく、選挙区で自民に絶対勝たなくてはいけない」と強調。9月に立憲民主党に入党した。

 吉田の応援演説では、松沢の元に以前からの支持者が声を掛ける場面も少なくない。一方で笠陣営には松沢票の流出は最小限にとどまるとの見方が強い。

 今月16日の笠の事務所開き。幹部を含め松沢時代からの後援会メンバーが顔を並べた。陣営幹部は「松沢さん時代からの支持者で離れたのはほんの少し。やはりとどめはあの選挙」とつぶやく。松沢は8月の横浜市長選に参院議員を辞職して出馬し、8人中5番目と惨敗。「松沢さんこそ何がしたいのか分からない。今は完全に笠さんの組織だ」と後援会幹部は断言する。

 「今まで4回挑戦し、一度も小選挙区で勝ったことがない。毎回あと一歩で涙を飲んだ。なんとか小選挙区で勝たせてほしい」

 週末でにぎわう23日の新百合ケ丘駅前。自民前職の中山の街頭演説会で選対本部長を務める党県連幹事長の土井隆典は強く訴えた。

 中山は岸田新内閣で国土交通副大臣に就任したことをアピール。党広報本部長の河野太郎、党副総裁の麻生太郎らが応援に入るなど、党のてこ入れが進む。

 自民関係者は「松沢票がどう割れるのかは分からないが、この構図で勝てなきゃもうチャンスはない」と危機感をあおる。

 9区は野党共闘を進める立民と共産党が競合する選挙区でもある。共産県委員長・田母神悟は候補者を取り下げなかった理由を「笠さんと市民連合とで政治的立場が違う」と説明した。新人・斉藤は駅頭や団地などを回り、子育て支援や女性の貧困対策などを訴えている。=敬称略

神奈川新聞社

3739チバQ:2021/10/25(月) 14:00:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/66ed0663604079b28e47fc1905200bc7b1e8b45b
銀座・カジノ、不祥事の代償 自民離れた2人のその後 神奈川1区、東京15区【注目区を行く】
10/24(日) 7:37配信

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時事通信
街頭演説に集まった聴衆=21日、横浜市(一部、画像処理してあります)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下での東京・銀座の高級クラブ訪問、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職―。

【主な経歴】松本 純(まつもと じゅん)氏

 衆院選では自民党を揺るがせた二つの不祥事にも国民の審判が下る。厳しい批判を浴び、離党に追い込まれた当事者2人の払った代償は大きい。(敬称略)
 ◇無所属の悲哀
 「軽率な行動を取ってしまった。誠に申し訳ありません」。21日昼のJR桜木町駅前。神奈川1区から無所属で出馬した前職の松本純は、神妙な表情でこう口にした。

 松本が聴衆に謝罪したのは、深夜のクラブ通いのことだ。党国対委員長代理だった今年1月、緊急事態宣言下で不要不急の外出自粛要請が出ている夜8時以降に銀座のクラブを訪れていたことが発覚。離党勧告を受け、2月に離党した。

 地元の反発は激しかった。「松本、出てこい」。事務所には外から罵声が浴びせられ、1日100本に上る抗議の電話が鳴り響いた。とても活動できる雰囲気ではなく、夏前にようやくおわび行脚を開始。だが、女性を中心に拒絶反応は消えていなかった。

 無所属は政党公認と異なり、選挙運動の制約が多い。法定はがきや街頭で配るビラの枚数が政党公認より少なく、政見放送にも出られない。何より松本にとって当たり前だった党の全面支援を受けられない。比例代表に重複立候補し、小選挙区で敗れた場合に復活当選する道も閉ざされる。

 公示直前には復党も取り沙汰されたが「批判は確実。あおりを受けて何十人も犠牲になる」(関係者)と衆院選への影響を危惧する声が噴出し、幹事長の甘利明は見送りを表明した。

 派閥で仕えた副総裁の麻生太郎やその盟友である元首相の安倍晋三、同じ神奈川県選出の河野太郎らが応援に駆け付けるが、「1票でも負けたら落選」。後がない陣営に余裕はない。

 立憲民主党前職の篠原豪は「有権者からは真面目に政治をしてほしいという声を聞く」と力を込める。日本維新の会新人の浅川義治は、街頭で第三極としての存在をアピールする。

 ◇出馬辞退
 IRをめぐる汚職事件で9月に実刑判決を受けた秋元司は、自民党離党後も無実を訴え、東京15区から4選出馬を目指していた。党本部に「無所属で戦いやすい環境をお願いしたい」と、他の公認・推薦候補を立てないよう何度も働き掛けた。

 だが、事件の影響で自民内では、秋元以外の擁立を模索する動きが進行。衆院選で旧希望の党などから出馬し、過去3回秋元と戦った柿沢未途の名前が挙がった。柿沢は所属していた衆院の立民会派を離脱。出馬準備を整えた。

 一方、柿沢と長年対立してきた地元の拒否反応は強く、柿沢の動きが表面化すると、都連は愛知県が活動拠点の元職、今村洋史の公認を党本部に申請。最終的に党本部が出した結論は「2人を無所属候補とし、推薦する」という折衷案だった。事実上の自民分裂の構図だ。

 秋元は蚊帳の外に置かれた。しかし、自らも出馬し乱戦になれば、野党を利する可能性もある。「私が出馬すると政党政治を否定する行為につながる」。秋元は公示前日の18日に記者会見し、不出馬を表明した。

 繰り返される「政治とカネ」の問題。秋元の事件は結果的に地元に混乱をもたらした。「どちらをやればいいのか」。2人の無所属候補を前に自民支援者からは戸惑う声が出ている。

 ◇漁夫の利狙う
 別の選挙区から15区に移ってきた立民元職の井戸正枝は、IR事件を念頭に「利権構造の中で政治を行ってきた」と自民を批判、分裂による漁夫の利を狙う。維新新人の金沢結衣の陣営も「自民票が割れてくれれば」と語る。

 ◇立候補者名簿
 【神奈川1区】
 浅川義治 53 元市議    維 新
 松本純  71 元防災相   無 前
 篠原豪  46 元市議    立 前
 【東京15区】
 桜井誠 49 政治団体代表 一 新
 井戸正枝 55 元兵庫県議  立 元
 柿沢未途 50 元予算委理事 無 前
                推(自)
 猪野隆 56 元国税庁職員 無 新
 今村洋史 59 医師     無 元
                推(自)
 金沢結衣 31 元会社員   維 新
 吉田浩司 61 会社員    無 新
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。維=日本維新の会、無=無所属、立=立憲民主党、一=政治団体日本第一党、自=自民党。丸かっこは推薦政党。

3740チバQ:2021/10/25(月) 14:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b5f511d14989839cd6805ec9f7a16af73568ddb
衆院選:注目区を行く【神奈川6区】公明不出馬で構図一変
10/24(日) 5:31配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)串田誠一氏、青柳陽一郎氏、古川直季氏

 「自民党、公明党の連立与党にこれからもお任せいただきたい」─。20日、横浜市保土ケ谷区の上星川駅前。自民の古川は公明の市議と街頭演説に立ち、力を込めた。

【写真】街頭に立つ神奈川6区の立候補者ら

 神奈川県内で唯一、公明が公認候補を立ててきた自公連携の象徴区の構図が一変した。出馬予定だった公明議員が緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブを訪れたことが発覚して今年2月に議員辞職。自民が実に25年ぶりに候補を擁立したからだ。

 この日は、6区を地盤に当選7回を数える元職で、公明県本部代表の上田勇も古川の激励に訪れた。旭区では市議を7期26年間務め知名度がある古川だが、保土ケ谷区では「全く無名の新人候補」(古川)。上田は古川を与党候補として多くの地元経営者らに紹介し、同区選出の自民市議の後援会幹部と選挙カーで「比例は公明党、6区は古川直季」と訴えた。

 「懸命に耕し育ててきた地盤」。公明の支持母体・創価学会の幹部が語るように、6区内には公明の組織票が埋まる。支援の見返りとして古川陣営には自民支持層から公明への比例票をどのくらい出せるのか「見積もり」が求められている。公明関係者は「自民が言葉だけでなく、どれだけこちらの選挙に協力するかだ」と厳しい。

 23日には前首相の菅義偉が同区内に古川の応援に入った。公明とのパイプが太いとされる菅は「野党共闘と公明・自民の連立政権の戦い。大接戦なんです。(古川は)初陣で知名度はないが将来性は間違いない」と支持を求めた。

 一方、前回衆院選で上田を破って小選挙区を制したのが、立民の青柳。相手が自民に代わったことで青柳陣営は「自公政権批判票の受け皿の役割が明確になった」とみている。

 「おーっと、4人連続で受け取りました。野球でいったら猛打賞」。20日夕の三ツ境駅前での街頭活動。有権者が政策チラシを受け取ると、立民の県議がマイクで盛り上げた。

 政権交代を求める民意の「風」を感じるという青柳は、その背景に8月の横浜市長選での勝利が評価されたと分析する。

 街頭演説で青柳がコロナ対策やカジノを含む統合型リゾート施設(IR)反対を掲げた立民推薦の新人候補が当選したことに触れると、聴衆から大きな拍手が上がった。青柳は「この勢いで国政も変えていき『政権交代』に結び付けたい」。

 前回比例復活した維新の串田は、自民、立民に割って入り、第三極としての存在感を示そうと躍起だ。陣営の一人は「前回までと違う構図になり、私たちが付け入る隙が出てきた」と前を向く。

 自民が初めて議席を獲得できるのか、野党が連勝するのか。自民関係者は「四半世紀ぶりの挑戦で組織づくりから始め、ようやく体制が整ってきた。これまで(自民候補がいなくて)行き場を失っていた票を掘り起こせるかが勝敗の鍵」と語った。=敬称略

神奈川新聞社

3741チバQ:2021/10/25(月) 14:07:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9976715bfea2c992122dff87da69113086278d06
「政治とカネ」、世代交代で苦心 議席獲得へ背水の公明 広島3区、東京12区【注目区を行く】
10/23(土) 7:12配信

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時事通信
街頭演説を聞く人たち=17日、広島県安芸高田市

 「私の血の95%は自民党だ」。

 集会の出席者は驚いた。発言した候補が公明党の斉藤鉄夫だったからだ。なりふり構わず必死に訴える斉藤の表情には危機感があふれる。戦いの舞台は、2019年参院選をめぐる大規模買収事件で揺れた広島の3区だ。(敬称略)
 ◇事件の影響まだある
 同区では元法相河井克行が長年議席を維持してきた。しかし、河井は参院選に絡む公職選挙法違反の罪に問われ自民を離党。そこで公明は比例代表中国ブロックで当選を重ねる党副代表のベテラン、斉藤を押し込んだ。自民広島県連は猛反発。「野党が勝てば候補のいすは(自民に)戻る」。斉藤が与党統一候補に決まっても、自民に協力する空気は乏しかった。

 さらに、河井の妻案里=自民離党=の当選無効に伴う4月の参院広島選挙区再選挙は自民が敗北。斉藤を取り巻く状況は悪化するばかりだった。

 雰囲気が一変したのは9月の自民総裁選で地元広島選出の岸田文雄が勝利し、今月4日に首相に選出されてからだ。斉藤が岸田内閣の国土交通相に就いたことも大きい。

 地元政界に強い影響力を持つ県議会議長の自民中本隆志は「岸田政権の国交相を落とす理由はない」と号令をかけ始めた。首長や県連関係者の支援が加速。岸田も応援に駆け付けた。

 公明支持票だけでは当選ラインに届かない斉藤にとって、いかに与党としての一体感を高められるかが勝負の鍵を握る。斉藤が「私の血の95%は自民党」とアピールしたのは15日に開かれた自民の集会だった。高校時代に創価学会に入り、自民村議だった父から猛反対された過去も明かした。

 公明の小選挙区候補は比例と重複しておらず、負ければそこまで。斉藤陣営は「まだ事件の影響はある。厳しい戦いだ。僅差の勝負になる」と気を引き締める。

 立憲民主党は共産党と候補を一本化し、新人のライアン真由美を擁立、「クリーンな政治」を掲げ再選挙に続く連勝を狙う。現地入りした立民代表枝野幸男は21日、「広島出身の総理が出ても事件の反省はない。政治を変えよう」と政権交代を呼び掛けた。

 ◇「太田党」継承
 約20年にわたり、公明前代表太田昭宏が「太田党」と評される地盤を築き上げてきた東京12区。公明は後継に幹部候補の岡本三成を立てたが、候補を長年出せない自民からは不協和音も聞こえ、世代交代は容易でない。

 「力を貸してください」。20日、東京・JR大塚駅前で絶叫する岡本の姿があった。09年から毎回出馬している野党統一候補、共産池内沙織に対し、小選挙区初挑戦の岡本は知名度で劣る。

 公明は丹念に積み上げられた太田の個人票を継承させようと岡本の公認を19年に決定した。だが、昨年から新型コロナウイルス感染が拡大。満足に引き継げない状態が続き、陣営は「太田でなければ支援しないという声は多い」と頭を抱える。

 危機感を強めた太田は地元を離れず、企業・団体回りに専念することを決断。全国から応援依頼が舞い込む太田が選挙区に張り付くのは異例だ。

 一方、地盤が重なる自民前職高木啓の陣営には冷めた空気も漂う。今回も比例東京の名簿上位に登載されたが、地元では太田の引退後、自民に選挙区を渡す密約があったともささやかれる。公明側はこれを否定するが、自民支持者からは「いつまで公明のものなのか」との声が漏れる。

 池内は岡本に真っ向勝負を挑む。21日のJR赤羽駅前の街頭演説には、09年に太田を破り現在は立民参院議員の青木愛が参加し、激励。共産書記局長小池晃は「力を合わせ自公政権を少数に追い込む」と意気込んだ。東京進出の足掛かりとしたい日本維新の会は、保守票の切り崩しで勝機をうかがう。

 ◇立候補者名簿
 【広島3区】
 大山宏     73 元会社員   無 新
 矢島秀平    29 ベーシスト  N 新
 斉藤鉄夫    69 国交相    公 前
                    推(自)
 玉田憲勲    64 医師     無 新
 ライアン真由美 58 元会社役員  立 新
 瀬木寛親    57 ラジオ司会者 維 新
 【東京12区】
 岡本三成 56 元外務政務官 公 前
                 推(自)
 阿部司  39 元会社員   維 新
 池内沙織 39 党中央委員  共 元
                 推(れ)
※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。N=NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で、公=公明党、自=自民党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、共=共産党、れ=れいわ新選組。丸かっこは推薦政党。

3742チバQ:2021/10/25(月) 14:07:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/55e57272fe081a0aeaae1bf3df887e5fa8e4ceab
衆院選:注目区を行く【神奈川3区】大物引退後の行方は
10/23(土) 6:01配信

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カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)中西健治氏、小林丈人氏、藤村晃子氏、木佐木忠晶氏

 「横浜市長選のてん末にびっくりした人もいると思う。結果が出せなかった」

 公示日19日に同市鶴見区で行われた自民党の中西の出陣式。マイクを使わず、大きな声であいさつする元衆院議員の小此木八郎の姿があった。

【写真で見る】出陣式や街頭での神奈川3区の候補

 3区を地盤とし、8度の当選を重ね、国家公安委員長を務めたベテラン。8月の市長選に突如、無所属で立候補を表明し、後継候補には中西を指名した。

 自民が進めてきたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致に反対の声を上げた波紋は大きく、市長選で自民が分裂した一因となった。落選し、政界を引退した小此木は「みなさん複雑な思いをされていると思う。だが、中西さんを一緒に応援してほしい」と声を振り絞った。

 小此木を長年支援してきた男性は「市長選で自民党内が大混乱した。勝てば良かったが、結果は完敗。頑張った支援者ほど『しばらく選挙はやりたくない』と思っている」と話し、自民の牙城が揺らいでいると感じている。

 今回の選挙戦では「小此木が立候補した」と勘違いされないよう、小此木は街頭では中西と一緒に立つことはない。しかし、数多くの支援者を紹介するなど顔をつないできた。それでも、3代にわたり横浜で築いた「小此木ブランド」の票が、中西に受け継がれるかは未知数だ。

 中西は神奈川選挙区選出の参院議員2期の実績があるとはいえ、3区の支部長になったのはわずか2カ月前。「準備期間が短く、名前が浸透していない」と陣営は危機感を募らせる。有権者から「小此木先生の後は誰が出るの」と目の前の中西自身が尋ねられることもあるという。

 一方、野党など候補3人は小此木の引退を絶好の好機と捉える。選挙戦序盤の20日、鶴見駅前で演説する立憲民主党の小林は、有権者の反応が良くなっていると感じていた。「引退は大きな転機で、『頑張れ』と声を掛けられることが多くなった。政治に変化を求めている人が増えているのでは」と期待する。

 神奈川区内で保護猫カフェを経営する無所属の藤村も選挙の構図に大きな変化があったことを出馬理由の一つに挙げた。

 好機と捉える一方、野党陣営は歯がゆい思いも抱いている。野党共闘による候補者の一本化が進み、県内18選挙区のうち7選挙区で一騎打ちの構図が生まれた。しかし、3区では立民と共産が競合したからだ。

 共産の木佐木は鶴見区選出の元県議で、小選挙区では横浜市内唯一の共産候補。共産の県委員会が神奈川区に本拠を置くなど共産が比較的強い地域ということもあり、立民との一本化が実現できなかった。

 野党陣営の幹部の一人は声を落とし気味に言う。「自民候補を倒す大きなチャンスが巡ってきたが野党共闘ができなかった。政権交代を実現させるという強い思いを有権者に伝えたいのだが」=敬称略

神奈川新聞社

3743チバQ:2021/10/25(月) 14:08:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/74431709dd3e5afad4192209e9c11db02de3810d
最激戦区神奈川7区 “総裁候補”の右腕VS野党共闘 一騎打ち
10/25(月) 12:29配信


 シリーズ「総選挙」です。最激戦区の一つとされている神奈川7区。野党共闘によって選挙区の構図が大きく変わるなか、与党候補が頼ったのは“あの人”でした。



立憲民主党 中谷一馬候補
 「TBSさんですよね。どうもお世話になります」

 自転車にまたがり選挙区内を回るのは、立憲民主党・中谷一馬候補(38)。菅直人元総理の秘書を経て立憲の初代青年局長を務めるなど若手の注目株です。その中谷氏が出馬する神奈川7区をめぐっては、大きな変化が起きていました。

立憲民主党 中谷一馬候補
 「この選挙区自体は元々自公で過半数は超えたことがない選挙区。野党がいつも割れて負けてた選挙区。今回実は野党の一本化が図られて与党との一騎打ちの構図になっている選挙区情勢」

 野党共闘で“一騎打ち”となった激戦区ということで、立憲・幹部も応援に熱が入ります。

立憲民主党 蓮舫代表代行
 「岸田さんでは自民党を変えられない。これまでの問題には蓋をするだけです。みなさんが国会の景色を変えてください」

立憲民主党 中谷一馬候補
 「安倍、菅、岸田、長期に渡って続いた政権が、権力を乱用し政治に奢りと緩みをもたらした。みなさん、この神奈川7区から与野党を拮抗させる政治を作っていきましょう」

 陣営は枝野代表の応援入りも希望していて、党を挙げて勝利を目指します。

 一方、今回、5期目を目指す自民党・鈴木馨祐候補(44)は、“野党共闘”を批判します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「日本が信頼されるような国にするために適した政権はどこですか?立憲民主と共産の政権じゃないと思います。自民党公明党の政権じゃなきゃ、これ、できないんじゃないでしょうか」

 これまで、財務副大臣や党の財務金融部会長を歴任し、こちらも中堅・若手の中で一目置かれる存在です。その鈴木氏がキーワードに掲げるのが「改革、断行」。

岸田首相(所信表明演説)
 「大切なのは『成長と分配の好循環』です」

 実は、岸田総理の所信表明演説中に「改革」の文字は一度も出てきませんでした。鈴木氏は、自民党が「改革」に後ろ向きとは見られたくないと話します。

自民党 鈴木馨祐候補
 「改革であったりとか自由貿易とか、キーワードとして若干弱くなっている気がします。当然、岸田さんも同じ事は考えていると思いますけども、明確に打ち出していかなくてはいけないと私は思っています」

 その鈴木氏とビラで一緒に写っているのが河野太郎氏です。鈴木氏は、先の総裁選で敗れた河野陣営の要として活躍。今回の総選挙でも改革色の強い河野氏と2か所を回り、深い絆を前面に打ち出しています。

河野太郎前行革相
 「次(の総裁選)は頑張りたいと思います。その時に私の右腕である鈴木馨祐がいないと私も困る」

 与野党一騎打ちの状況に、有権者はどう判断を下すのでしょうか。(25日10:13)

3744チバQ:2021/10/25(月) 14:09:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/65c6eabc378529b91997f522637ccb9265e15135
票はほしいが、「カラー」は敬遠…つかず離れずの野党共闘
10/25(月) 10:23配信
 衆院選(31日投開票)は野党共闘の成否が情勢を左右する様相が強まっている。九州でも野党の候補者一本化で自民党と互角の戦いに持ち込んでいる選挙区が増加。ただ、立憲民主党などは擁立を見送った共産党票を得たい一方で、「共産に近づけば離れる票もある」とのジレンマも。選挙戦終盤に向け、微妙な距離感で成り立つ共闘がどこまで深まるかが焦点となる。

【一覧】立候補一覧

 選挙戦で唯一の日曜日となった24日午後。福岡市・天神の警固公園に福岡1〜3区の立民の候補者が並び立った。立民、国民民主、両党を支持する連合福岡の合同演説会。連合福岡の会長は「立民、国民の力を合わせて与党の議席を減らそう」と結集を呼び掛けた。2、3区に候補者を擁立しなかった共産関係者の姿はなかった。

 共産票は各選挙区に2万票程度とされ、激戦区ではその行方が勝敗を占う。一方で、連合内には労働運動を巡って対立してきた共産への抵抗感も根強く、「共産関係者と一緒に並んだら応援できない」(福岡県の民間労組幹部)との声も聞かれる。共産との共闘を前面に出せば、保守層が離れるリスクもはらむ。

 福岡県内の11選挙区のうち、共闘する野党が候補者を一本化したのは6選挙区。自民前職と激戦を展開する福岡10区の立民前職は19日夜、北九州市で開いた出発式で「共産からも政策が同じ所は力を合わせようとお話をいただいた」。前回は僅差で自民前職に敗れて比例復活。共産候補と合わせた野党の得票は自民を上回っていた。今回は共産が擁立を見送り、票の上積みに期待する。

 2016年の参院選から野党共闘に取り組む熊本。立民熊本県連の鎌田聡代表は23日、熊本2区で共産新人の街宣車に立った。共産の小池晃書記局長と並び「お互いに力を合わせて頑張ろう」と激励したが、演説後すぐに車上から降り、小池氏の演説を見届けると、「時間がない」と足早に立ち去った。距離感に腐心する。

 長崎では、国民と共産が競合する1区以外の3選挙区で立民に一本化。立民、国民、社民の県組織は「実質的に推薦以上の協力」と結束を強調するが、市民団体が共産を含めた野党4党に呼び掛けた共通政策の合意は実現しなかった。

 野党候補が一本化されても、当落線上を行き来する立民の候補者は少なくない。立民の関係者は「共産票が自民に流れることはない。政権批判票は集約される」と語った。

 (華山哲幸、松本紗菜子、岡部由佳里)

3745チバQ:2021/10/25(月) 14:36:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf226caecc27b4e90976dc727830e6fb43b89be6
【衆院選】自民vs立憲vs維新、大阪独自の三つどもえ激戦区・大阪10区
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 大阪10区の候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。

   ◇   ◇   ◇

JR高槻駅前、立民前職の辻元清美氏(61)がピンクのマイクを握り、声を張り上げた。「くさいものにはフタをする政治でいいのでしょうか」。森友・加計学園、桜を見る会の問題を指摘し、「長期政権のうみを取り除くには、与野党を伯仲させてください」と訴えた。

加計学園の獣医学部新設計画で「行政がゆがめられた」と告発した元文部科学事務次官の前川喜平氏(66)が応援に駆けつけ「安倍内閣が日本の教育を破壊した。敵を作って、社会を分断するのは安倍政治であり、維新政治」と切り捨てた。各社の序盤の情勢調査では同区で2連勝中の辻元氏の先行が伝えられるが、「あくまでも序盤の数字。維新の勢いがすごい」と陣営は気を引き締める。

維新新人で元府議の池下卓氏(46)は辻元氏を意識して「パフォーマンスだけでは国民の生活は良くならない。大阪での改革を全国に広げていく」と対抗心をみせる。公示前の14日には、吉村洋文副代表(大阪府知事)が早々と応援に入り、JR高槻駅前で「高槻にはメチャ強い人がいる。名前は言いませんが、辻元さん。強いんだ、こりゃ」。コロナ禍で一躍、全国区になった「吉村人気」を背景に、現有10議席からの躍進を狙う維新にとって大阪10区は最重点区だ。

外科医で自民前職の大隈和英氏(52)は菅、岸田両政権で厚生労働政務官に起用され、新型コロナウイルス対策に取り組んできた。

23日には三原じゅん子前厚生労働副大臣、この日は青山繁晴参議院議員が応援入り。25日には安倍元首相が応援に入る予定。街頭で大隈氏は「犯罪を犯すことのない国会議員を選んでほしい」と強調し、「大阪は改革、改革で焼け野原」と維新政治を批判する。青山氏は「戦うドクター・大隈を国会に戻してほしい」と訴えた。【松浦隆司】

3746チバQ:2021/10/25(月) 14:37:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca74c2690658d9c5a66d407de2b7bd18979ea84
【衆院選】激戦の東京5区 若宮氏vs手塚氏大接戦で安倍元首相ら大物参戦
10/25(月) 6:00配信

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日刊スポーツ
衆院選 東京5区の立候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学省事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

    ◇    ◇    ◇

大激戦区がさらにヒートアップしている。現職閣僚の若宮氏と、ライバル手塚氏、日本維新の会の新人田淵正文氏が立候補したが、事実上の若宮氏対手塚氏の拮抗(きっこう)する一騎打ちだ。情勢一変へ、自民党は若宮氏の応援に安倍晋三元首相、茂木敏充外相ら大物を投入。安倍氏は東京・三軒茶屋駅前で沿道を埋めた聴衆を前に危機感をあらわにした。「大変な接戦になっている。明日にでも投票所に行って若宮さんに一票を投じていただきたい。お友達やお父さん、お母さん、ご主人や奥さんや、子どもたちを連れて。また恋人も連れて、昔の恋人も探し出して、どうか投票所に足を運んでいただきたい」と、ウケ狙いも交えて訴えた。

若宮、手塚両氏は同区で4度目の対決となる。前回2017年の衆院選は若宮氏が約2100票の僅差で制し、手塚氏は比例復活。14年、12年もいずれも若宮氏が制し、手塚氏は落選。これまで若宮氏の3戦全勝だが、今回は情勢が違う。

5選を目指す若宮氏は大臣就任で「知名度が格段にアップした」(若宮陣営)とするが、一方で公務優先のため、平日の選挙活動は午前8時〜9時台、午後は夕方以降が中心となり、街頭での活動量が減少した。

ライバルに対し、手塚氏は野党統一候補として追い風を受ける。手塚氏は7月の都議選でも党幹部として野党共闘を主導し、「手応えがある」(手塚陣営)。若宮氏とは対照的な「どぶ板作戦」を積極的に展開。手塚氏はこの日も駅頭で自ら、約300枚のビラを1時間半ほどで配布し、「10回目の選挙戦ですが、短時間で、これだけ手渡しをしたのは初めて」と手応えを口にした。 【大上悟】

3747チバQ:2021/10/25(月) 15:05:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc3a9926cea8596144bcba5bc6d5238405ccd5b6
【衆院選】山本太郎氏が立民・吉田氏招き「手打ち式」因縁の東京8区で演説
10/22(金) 21:38配信

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東京8区から出馬を撤回したれいわ新撰組の山本太郎代表が、同区の野党統一候補となった吉田晴美氏を激励した(撮影・大上悟)

選挙戦も残り9日となった22日、野党共闘を巡ってドタバタ劇の東京8区で、れいわ新撰組の山本太郎代表が初めて街頭演説を行った。最終的に野党統一候補となった立憲民主党の吉田晴美氏をゲストに招いて「手打ち式」を催した。

山本氏は11回目の当選を目指す難敵の自民党石原伸晃元幹事長の消費税政策を批判し、「吉田晴美ならば消費税は5%に減税。石原家のご子息ならば消費税15%。東京8区にお住まいの方には吉田晴美、この人しかいませんよ。必ず選挙区で勝たせてください」と連呼した。グータッチで壇上に招かれた吉田氏も「野党統一候補として、戦わせていただくことの責任の重みと感謝の気持ちで一杯です」と頭を下げた。

山本氏は8日、同区からの出馬表明したが、立民などと最終合意に至っていなかった。前回2017年の衆院選で初挑戦ながら石原氏相手に約2万3000票差と善戦した吉田陣営は出馬準備を進めており、支持者からの猛反発を受けた山本氏は4日後に小選挙区からの出馬を撤回し、比例代表東京ブロックからの出馬を決定した。

ドタバタ劇は一応の決着となったが両陣営には、しこりが残った。両氏のそろい踏みを水面下で調整したが、選挙戦4日目まで、ずれ込んだ。山本氏は「吉田さん、支援者のみなさんにご迷惑かけたので」とわびたが、「吉田さん支持層が比例で全面的にれいわに流れるかは微妙」(関係者)する指摘もある。

前回衆院選の同区で立民と共産党候補の得票を合計すると石原氏に約1100票差まで迫る計算で、れいわ支持票も加わる。野党共闘に危機感を示す石原氏はJR高円寺駅前などの拠点で街頭演説を行い、外交・安全保障政策などで持論を訴えた。日本維新の会の新人候補笠谷圭司氏も波乱を狙う。「必ず国会に行きます」と決意を示した吉田氏に、山本氏は「衆議院でお会いしましょう」と応じた。「永田町の空気を読まない。あなたにとってのミサイル山本太郎を国会に着弾させてください」と怪気炎を挙げたが、激戦区で野党共闘の微妙な空気は、どこまで一本化されるだろうか。【大上悟】

3748チバQ:2021/10/25(月) 15:09:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffa5c3d41ec5de94cea0e1b4516e8f1c9132d31b
10.31衆院選 長野3区 最激戦区!? 「因縁の対決」構図再び
10/22(金) 19:34配信
NBS長野放送
資料 国会議事堂

衆院選のシリーズ「候補走る」。22日は3区です。立候補したのは、届け出順に立憲民主党・新人の神津健さん。自民党・前職の井出庸生さん。NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で新人の池高生さんの3人です。長野県内最激戦区と目されていますが、これには理由があります。

衆院選 長野3区

小選挙区になって、初めて行われた1996年の総選挙。羽田孜さんと井出正一さんが議席を奪いあい、羽田孜さんが勝利。その後も羽田さんが議席を守ってきました。

衆院選 長野3区

2012年に羽田さんの後継の寺島義幸さんが当選しますが、2014年、井出正一さんの甥、井出庸生さんが議席を奪います。その後、井出さんは民進党、希望の党と移り、2017年には羽田家の後援会「千曲会」の支援も受けて当選します。

衆院選 長野3区 立候補者

ところが2019年、自民党に入りました。これに対し立憲と千曲会は羽田孜さんの甥、神津健さんを擁立。25年前の羽田対井出の構図が再び浮かび上がり、激しい選挙戦が繰り広げられています。

立憲民主党の神津健さん。21日は南佐久地域を回り、自公政権下で広がった格差の解消や政権交代を訴えました。

立憲・新・神津健さん(21日 南相木村):
「一部の強い者のみが豊かになっていき、格差がどんどん広がっていく社会をつくるのではなく、私たち一般庶民が暮らしの豊かさを実感できる暮らしの底上げを図り、格差を解消し、持続可能な支え合う社会を実現していきたい」

神津さんは羽田元総理の甥。去年亡くなったいとこの雄一郎さんに生前、勧められ、政治の道へ進む決意をしました。

前回、井出さんを支援した羽田家の後援会「千曲会」など陣営内では井出さんの自民入りに批判の声が上がっていますが、神津さんはこの日の街頭演説では触れませんでした。
しかし、記者が直接マイクを向けると・・・。

立憲・新・神津健さん:
「(井出さんは)向こう(自民)に行ってしまって、有権者の思いも途切れさせてしまったと思う。(「対井出」を)私自身は、あまり意識はしていない。『神津』対『井出』の戦いの中で、『羽田』が私のことも支援してくださっている」

立憲・新・神津健さん:
「まさに縁起を担いで…」

昼食は験担ぎの「とんかつ」。

立憲・新・神津健さん:
「おいしいです」

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生、羽田雄一郎先生の志を引き継いでまいります」

選挙戦で強調するのは、2人の遺志を受け継ぐ覚悟。「千曲会」のバックアップを受けながら、議席の奪取を目指します。

立憲・新・神津健さん:
「羽田孜先生の『政権交代可能な政治を日本に定着させる』という志。雄一郎議員の『子どもの未来を守っていく』という志。私は引き継いで、今回の選挙戦を戦っています」

3749チバQ:2021/10/25(月) 15:09:33

自民・前・井出庸生さん:
「政策を実現する、地域の課題を解決する。2年前の自民党入りを含め、私自身のことを評価頂く、判断頂く、そういう選挙でもあります」

自民党の井出庸生さん。選挙戦では与党入りの説明もしています。

この日は軽井沢町や御代田町へ。街頭演説には自民入りを歓迎する自治体の長や公明党の議員が加わります。

立場は変わりましたが自身の姿勢は変わらないという井出さん。それを象徴するのが2010年の初出馬から使うタスキです。

自民・前・井出庸生さん:
「原点みたいなものなので。僕自身のやることは変わらないです。もともと有権者を男女とか年代とか、企業関係者だなんだとかっていうものを分け隔てなくやってきたので」

昼食は公園でサンドイッチを口に…

自民・前・井出庸生さん:
「この“映える”やつ、いただきます。(ニンジン)甘い。選挙になると野菜なくなるから…」

再び浮上した「羽田」対「井出」の構図には…

自民・前・井出庸生さん:
「自分は自分で自分のやること、訴えるべきことを最後までやるということかな」

コロナ禍で広がった格差是正や地域のインフラ・防災の整備などを訴えつつ、与党入りの決断に理解を求める選挙戦です。

自民・前・井出庸生さん(21日御代田町):
「応援の声、ご批判にも正面から向き合っていきます。積み重ねてきた活動は活動のための活動ではありません、思いを形にしていく、政策を実現する。この地域に根を張って日本のために、わが身を賭す覚悟で頑張ってまいります」

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の池高生さん。弱者を守る政策の実現を訴えています。

N党・新・池高生さん:
「(NHKの)集金人に苦しめられている弱い人、いじめを受けている弱い立場の人、ネット上で誹謗中傷を受けている弱い立場の人、こういう弱い立場の人を守りたい」

県内には選挙事務所を置かず動画投稿サイトで訴えを発信します。

N党・新・池高生さん:
「旧態依然とした自民党の悪いところが復活したと思います。かといって、立憲民主党が共産党と手を組むとか、国民の理解を得られるのか謎です。自民党の対抗となる政党、取って代わる政党ができないといけないと思っています」

3750とはずがたり:2021/10/25(月) 15:13:49
>関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。

>共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

公認候補ゼロの県で「異例の遊説」…国民・玉木代表、立民候補への支持は呼びかけず
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211025-OYT1T50106/
2021/10/25 12:24

 衆院選は24日、期間中で唯一の「選挙サンデー」となり、各候補は繁華街などで支持を呼びかけた。国民民主党の玉木雄一郎代表が三重県内入りし、四日市市内でマイクを握った。同党は県内の小選挙区に候補は立てておらず、比例票の掘り起こしを狙う。

 「失われた政治への信頼を取り戻したい。傷ついた日本経済を立て直して、働く人の給料が上がる経済を実現する。比例は国民民主党にぜひ投票を」。玉木氏はこの日夕、四日市市の近鉄四日市駅近くで街頭演説し、こう訴えた。

 公示後、主要政党の党首が県内に入ったのは玉木氏が初めて。県内の全4小選挙区に立憲民主党は公認候補を立てたが、国民はゼロで、候補不在での遊説は同党にとっても異例という。

 関係者によると国民は当初、三重4区での候補擁立を模索したが、立民との間で調整がつかず断念。共産党との関係を深める立民への反発は強く、この日の演説で玉木氏が、小選挙区に立つ立民候補への支持を呼びかけることはなかった。

 読売新聞が公示後に実施した序盤情勢調査で、国民は比例東海での議席獲得に向けて厳しい戦いとなっている。玉木氏は記者団に、「三重は前回参院選で選挙区の候補がいなくても比例票を多くいただいた重要な場所。比例票のテコ入れに来た」と説明した。

 県北部にはホンダやトヨタ系の自動車関連企業も多い。来年夏の参院選では、国民が支援を受ける自動車総連の組織内候補が改選を迎える。それだけに公示直前、愛知11区でトヨタ系労組を母体にする前議員が不出馬を表明した影響も懸念されるが、玉木氏は「小選挙区は対立を避け、比例選はそのままやるとの発言があった。影響はないし、ないようにしなければならない」と強調した。

 一方、県内では25日に、自民の安倍晋三元首相や小泉進次郎氏が公認候補の応援に駆けつける予定。ただ、現段階で岸田首相や立民の枝野代表らが来県する予定はない。ある陣営関係者は「大物の応援はありがたいが、まずは候補が地道に活動するしかない」と話す。

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3751チバQ:2021/10/25(月) 15:14:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/3401478ef392a73ccd373f4e5024b4d2f28619ff
戦いの構図 大阪選挙区① 1区〜6区
10/21(木) 19:30配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

1区(4人) 前新4氏が激突
大西宏幸54☆防衛政務官 自(岸)前 【公】
井上英孝50☆党組織局長 維 前
村上賀厚62☆会社役員 立 新
竹内祥倫39 党地区委員長 共 新

平成29年衆院選で勝利した自民前職の大西に、前回比例復活した維新前職の井上が挑む。立民と共産はそれぞれ新人を擁立した。

大西は「『商都大阪』の復活」を掲げ、経済政策や感染症対策、防衛政務官の実績をアピールする。

井上は維新の「身を切る改革」を強調。建設的な対案を出す政党として他党候補との差別化を狙う。

村上は消費税減税など個人消費の底上げによる経済成長を主張。若者向けに動画を配信し、浸透を図る。

竹内は分配重視の経済政策への転換を主張。森友学園問題を取り上げ、政権批判票の取り込みを狙う。

2区(3人) 前回と同じ三つどもえ
尾辻かな子46☆元参院議員 立 前
左藤章70☆党幹事長代理 自(岸)前 【公】
守島正40☆元大阪市議 維 新

前回衆院選と同様に自民、立民、維新の三つどもえの争いになった。

前回比例復活の尾辻は新型コロナウイルス対策で、医療体制や経済支援の拡充を訴える。共産の支援を受け、政権批判を強める。

左藤は、岸田文雄首相が掲げる成長と分配の好循環による「新しい資本主義」の実現を訴え、自公政権維持の必要性を強調する。

3期務めた大阪市議を辞職した守島は国政での行財政改革の実行を公約に掲げる。選挙区をくまなく回り、知名度向上を図る。

3区(4人) 公明前職に挑む
萩原仁54☆党府副代表 立 元
中条栄太郎52 会社役員 無 新
佐藤茂樹62 党幹事長代理 公 前 【自】
渡部結40 党准中央委員 共 新

10選を狙う公明前職に立民元職と共産、無所属の新人が挑む。

萩原は子育て支援や消費税減税を掲げ、公明に批判的な自民支持層の取り込みをうかがう。

自民と維新が候補者を擁立しない中、出馬した中条は保守層向けに憲法改正などを主張する。

自民推薦の佐藤はコロナ対策や2025年大阪・関西万博誘致をアピールし、自公政権継続を訴える。

渡部は政権批判票の受け皿を目指し、消費税減税や最低賃金の引き上げ、ジェンダー平等を訴える。

4区(4人) 経験者4人の激戦
清水忠史53☆党中央委員 共 前
美延映夫60☆元大阪市議 維 前
吉田治59☆元国交副大臣 立 元
中山泰秀51☆元防衛副大臣 自(細)前 【公】

自民、共産、維新の前職と立民元職という衆院議員経験者4人の争い。無党派層が多いエリアで、激戦が予想される。

清水は約9年に及んだ安倍晋三、菅義偉両政権を「冷たい政治」と批判。待機児童対策などを掲げる。

美延は改革路線を訴え、自民との違いをアピール。将来世代への支援も掲げ、浮動票を取り込む考え。

吉田はコロナ対策の充実と消費税減税などを主張。連合大阪の支援を受け、平成21年以来の勝利を狙う。

元防衛副大臣の中山は、日本周辺の安全保障環境に自由と民主主義を確立すると強調し、当選を目指す。

5区(4人) 前職に3氏が挑む
籠池諄子64 元幼稚園職員 無 新
大石晃子44☆元府職員 れ 新
宮本岳志61☆党中央委員 共 元
国重徹46 元総務政務官 公 前 【自】

4選を目指す公明前職に共産元職、れいわ新人、無所属新人が挑む。

籠池は森友学園をめぐる事件で検察当局に逮捕された経験から、司法制度改革を訴える。

大石は積極財政への転換による雇用安定や所得増、格差是正などを掲げ、現役世代への浸透を図る。

宮本は消費税減税や高等教育の学費半減を主張。立民とともに野党共闘を演出し、支持拡大を目指す。

自民推薦の国重は携帯電話料金引き下げの実績やデジタル化促進などを訴え、支持基盤固めを徹底する。

6区(3人) 前新3人が舌戦
伊佐進一46 元財務政務官 公 前 【自】
村上史好69☆元大阪市議 立 前 【れ】
星健太郎41 元市川市議 無 新

公明と立民の前職2人と無所属新人が争う。

伊佐はコロナ対策として国民1人あたり現金10万円の一律給付を公明主導で実現したと強調。安定した自公政権が必要だと訴える。

野党統一候補の村上は、れいわの推薦と共産の支援を受ける。消費税減税などを掲げ、政権批判票の受け皿を目指す。

星は情報技術の専門家としてデジタル化を進め、行政手続きを効率化すると主張。インターネットを通じた活動を展開している。

3752チバQ:2021/10/25(月) 15:16:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/93059e3e144055262b4ffa3283dcb09011490982
戦いの構図 大阪選挙区② 7区〜11区 著名候補が直接対決
10/22(金) 13:32配信

産経新聞
街頭演説に集まった人たち(一部画像処理しています)

31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)


7区(5人) 与野党5人が大混戦
奥下剛光46☆元市長秘書 維 新
渡嘉敷奈緒美59☆元環境副大臣 自(竹)前 【公】
川添健真39 党准府委員 共 新
乃木涼介57☆俳優 立 新
西川弘城56☆元府議 れ 新

自民前職に、立民、共産、維新、れいわがそれぞれ新人を擁立し、5人が争う混戦模様になっている。

前回に続いて立候補した奥下は、橋下徹・元大阪市長の特別秘書を務めていた経歴から改革を進める必要性を強調する。

渡嘉敷は4期の実績に加えて、吹田市のJR岸辺駅周辺で整備が進む北大阪健康医療都市(健都)を発展させると主張する。

川添は大学や専門学校の学費無償化を主張して、非正規労働者の格差是正を進めて自公連立政権からの転換を訴える。

乃木は俳優の認知度を生かして、時限的な消費税減税や所得減免除などを掲げ、政権交代を目指すとアピールする。

西川は、消費税廃止と積極財政で景気回復を実現すると主張。SNSなどを駆使した戦略で幅広い支持の拡大を目指す。

8区(3人) 新人三つどもえの争い
高麗啓一郎41☆元豊中市議 自 新 【公】
漆間譲司47☆元府議 維 新
松井博史53☆元議員秘書 立 新

緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブを訪れていたとして自民を離党した前職、大塚高司が公示1週間前に不出馬を表明。立民と維新が万全の準備を進めるなかで、〝不戦敗〟を避けたい自民は急遽、新人を擁立し、自民、立民、維新の3新人が激突する構図となった。前回は候補者を立てた共産は擁立を見送り、共産票の行方もカギを握りそうだ。

15日に豊中市議から国政出馬を表明した高麗は、コロナ禍で安定した社会を取り戻すために自公政権の維持が必要と主張する。

漆間は、府議時代に取り組んだ議員定数削減など身を切る改革を進めたことをアピールし、国政でも改革を進めると訴える。

前回に続く立候補となった松井は、飲食店支援などのコロナ対策を進めると主張し、自公政権との対立軸をつくると打ち出す。

9区(4人) 前新4人が5市町を奔走
原田憲治73 元防衛副大臣 自(竹)前 【公】
大椿裕子48☆元労組委員長 社 新 【れ】
足立康史56☆党幹事長代理 維 前
磯部和哉49 医師 無 新

過去3回にわたって激戦を繰り広げてきた自民と維新の前職に対して、野党統一候補として社民新人が立候補。さらには無所属新人も加わった。茨木市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町の5市町にまたがる広大な選挙区で、各候補が奔走している。

府連会長を務める原田はこれまでの実績に加え「コロナ対策で国民の命と暮らしを守ってきた」として政策実現力をアピールする。

労組委員長の経歴を持つ大椿は、格差社会や貧困問題の解消、非正規雇用を減らす政策、ジェンダー平等などを掲げる。

前回は比例で復活当選した足立は、大阪で維新が実現してきたとする改革の成果を強調し、選挙区での勝利を目指す。

開業医で在宅医療にも力を入れる磯部は、コロナ対策の強化や在宅医療の充実、子供の教育環境整備などを訴える。

10区(3人) 有数の激戦区で自立維が火花
辻元清美61☆党副代表 立 前
池下卓46☆元府議 維 新
大隈和英52☆厚労政務官 自(麻)前 【公】

前回に続いて、自民と立民、維新の3党が議席を争う府内有数の激戦区。前回は前職3人が争って立民が当選、自民が比例代表で復活、維新が落選と明暗が大きく分かれた。今回は維新が新人を擁立して雪辱を期しており、三つどもえの争いは激しさを増しそうだ。

高い知名度を誇る辻元は、党副代表として全国を回り、5%への消費減税などのコロナ対策を掲げて政権交代を訴える。

3期務めた府議から転身した池下は、行財政改革やコロナ対策などでの実績を訴え、「大阪から日本を変える」とアピール。

2回連続で比例復活している大隈は、厚生労働政務官としてコロナ対策の最前線に立ってきた実績を強調する。

3753チバQ:2021/10/25(月) 15:18:04

11区(3人) 著名候補3氏が激戦
中司宏65☆元枚方市長 維 新
佐藤ゆかり60☆元環境副大臣 自(二)前 【公】
平野博文72☆元官房長官 立 前

自民と立民の前職に維新の新人が加わり、知名度の高い3人が激戦を繰り広げている。

中司は地元出身を強調し、財政再建に取り組んだ枚方市長や府議の実績をアピール。「維新の改革で国政に風穴をあける」と街頭でマイクを握り、支持者らを回っている。

前回選挙に無所属で勝った党選対委員長の平野は、全国からの応援弁士の要請を保留。地元で「自民党政治を変える。いのちと暮らしを守る」と時限的な消費税減税などを訴える。

前回、比例復活した佐藤は京阪枚方市駅前で萩生田光一・経済産業相の応援を受けて演説。同駅前の開発などに予算を付けた実績を示し、「未来を選択する選挙」と支持を訴えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7b576ada0f4441ae5bbc2047d978cef5f5c11203
戦いの構図 大阪選挙区③完 12区〜19区 激戦、混戦、因縁対決…選択行方は
10/24(日) 14:31配信
31日に投開票される衆院選で、大阪府内19選挙区には計67人が立候補した。各選挙区の戦いの構図を順次、紹介する。(敬称略、名鑑は届け出順。☆は比例と重複)

12区(4人) 維新前職VS各党新人
北川晋平34☆会社役員 自 新 【公】
藤田文武40☆会社役員 維 前
松尾正利62 党府委員 共 新
宇都宮優子45☆作曲家 立 新

2年前の補選で勝利した維新前職が優位に戦いを進め、自立共の新人が追う。

叔父の死去に伴う補選で敗れた北川は議席奪還へ、「空想のような政策の政党を選ぶか、実現政党の自公を選ぶか」と強調する。

藤田は大阪での維新の実績を訴え、「しがらみなく改革を進められるのは維新だけ」と維新支持層以外への浸透に力を入れる。

2度目の挑戦となる松尾は「アベノミクスで生じた格差と貧困をただす」と自公政権を厳しく批判し、党勢の拡大を図る。

宇都宮は「子供たちが夢や希望を持てる国を残す」と教育改革などに軸足に置き、消費税減税などを訴えて支持拡大を狙う。

13区(3人) 自民、3選なるか
宗清皇一51☆復興政務官 自(細)前 【公】
神野淳一45 元東大阪市議 共 新
岩谷良平41☆元府議 維 新

3選を目指す自民前職に対し、共産、維新の各新人が挑む。

宗清は国として「政治の安定」の重要性をアピール。新型コロナウイルス禍の中、「がんばろうと思う中小零細企業を支援する施策を打つ」と約束する。

神野は「誰もが安心して暮らせる社会を」と強調。「消費税減税」や「最低賃金を1500円へ」といった政策実現のほか、政権交代を訴える。

岩谷は経営者としての経験から公平・公正・効率の頭文字をとった「3K」社会の実現を提案。既得権打破などの「維新改革を国政に」と呼びかける。

14区(3人) 維新VS自民VS共産、三つどもえ
青柳仁士42☆元国連職員 維 新
長尾敬58☆元内閣政務官 自(細)前
小松久64 元府議 共 新

維新、自民、共産の3氏による議席争いが繰り広げられている。

元国連職員の青柳は、SDGs(持続可能な開発目標)を広めたと強調。「未来に責任を持たないと日本が持たない」と力説し、知名度向上を図る。

4選を目指す長尾は政権が掲げる「難しいことを分かりやすく」と訴え、支持を求める。インターネットでの発信も進め、若者ら無党派層の獲得を狙う。

元府議の小松は高校教諭の経験を強みに、「格差の是正」「教育の充実」などを強調。「命を守る政治を」と繰り返し、政権交代を呼びかける。

15区(3人) 前新3人が舌戦
加納陽之助41☆元国交省室長 自 新 【公】
浦野靖人48☆党広報局長維 前
為仁史72 党地区委員共 新

比例復活の維新前職、前職後継の自民新人、共産新人の3氏が争う。

加納は引退した竹本直一元IT・科学技術担当相の娘婿で地盤を継承。元国土交通省官僚としてまちづくりに取り組んだ経験を武器に知名度向上を図る。

浦野は前回、前々回と選挙区で敗れたが、比例復活しただけに、選挙区勝利が念願。維新の「身を切る改革」の大阪での実績や国政での実現を訴える。

為は野党連合政権実現を前面に打ち出して戦う。選挙区内を細かく回り、支持拡大に結び付ける狙い。演説で医療や福祉の充実などを訴えている。

3754チバQ:2021/10/25(月) 15:18:55
16区(3人) 5度目の直接対決
森山浩行50☆党役員室次長 立 前
北側一雄68 党副代表 公 前 【自】
西脇京子49 主婦 N 新

公明の北側と立民の森山が5度目の激突。その争いにN党新人が参戦した。

森山は「新型コロナ禍で傷ついた社会や経済を立て直す」と訴え、医療費や教育費の個人負担を軽減する政策を強調。党幹部の応援で支持拡大を狙う。

党副代表の北側は支持基盤を固めながら、保守層への浸透に動く。安全なまちづくりへ「防災、減災対策を国家の基本政策にしていく」と主張している。

西脇は街頭演説は行わず、政見放送やポスターを通じて少子化対策をアピール。教育の負担減や大企業の高卒採用枠義務化などを掲げている。

17区(3人) 維新前職に自民、共産が挑む
森流星38 党地区役員 共 新
馬場伸幸56☆党幹事長 維 前
岡下昌平46☆元内閣政務官 自(二)前 【公】

選挙区で当選3回の維新前職に、比例復活の自民前職と共産新人が挑む三つどもえの戦いだ。

初挑戦の森は労働環境の改善を掲げ、「働き方に苦しんでいる多くの人たちの声を国会に届ける」と主張する。野党統一候補として政権交代を訴える。

馬場は「分配と成長には改革が必要だ」と与党との政策の違いを強調する。党幹事長として全国を回る立場だけに、地元の維新市議らが不在をカバーする。

内閣政務官などを務めた岡下は「コロナワクチン接種事業やデジタル改革で成果を納めてきた」とアピール。党幹部らの応援で支持拡大に弾みをつける。

18区(4人) 維新の地盤崩せるか
遠藤敬53☆党国対委員長 維 前
神谷昇72☆元環境政務官 自(二)前 【公】
川戸康嗣46☆会社役員 立 新
望月亮佑29 党地区役員 共 新

維新の強固な地盤を自民が崩せるか。立民、共産はいずれも新人が挑み、激戦になっている。

遠藤は新型コロナウイルス対策のため「最小限のスタッフ」で選挙戦を展開する。街頭演説も減らす中、国会でコロナ対策を提案してきた実績をアピール。

神谷は前大臣らを招いた街頭演説などで支持固めを図る。「観光事業の振興に取り組み、所得と雇用の増加を図って泉州復活を目指す」と訴えている。

川戸は兵庫9区からのくら替え出馬。起業経験を武器に、会員制交流サイト(SNS)も活用して政策を発信するなど、若者層の取り込みを狙う。

望月は「政権交代により政治を転換することが、この社会で生き続けるために必要」などと主張。核廃絶の推進や男女の賃金格差是正などを唱える。

19区(4人) 前職不出馬で混戦模様
北村みき55 元中学教諭 共 新
谷川とむ45☆元総務政務官 自(細)前 【公】
伊東信久57☆医師 維 元
長安豊53☆元国交副大臣 立 元

3回連続当選した丸山穂高の不出馬で混沌。これまでの支持層が今回どう動くかが焦点で、4氏の争いは過熱している。

北村は街宣活動に力を入れている。「自公政権をこのまま続けるのか、政権交代を実現するのか」と争点の明確化を図りながら、支持拡大を期待する。

谷川は、総務政務官として新型コロナウイルスワクチンの調達を担うなどした実績を強調するほか、公明との連携を重視した選挙戦を展開している。

伊東は丸山の党除名を受け、大阪11区からくら替えした。医師の経験から新型コロナ対策に加え、「泉州の医療改革」を掲げ、維新支持層に食い込む。

長安は前回、旧希望の党公認で兵庫11区から出馬。今回出身地で勝利を期す。「自民政権には国民に寄り添う姿勢が感じられない」と政権交代を訴える。

3755チバQ:2021/10/25(月) 15:19:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/728bd9c9d00c90608267104a178c93b2294f4b0c
【東京3区】「石原3男」vs「戦う庶民派」vs「共産党のジャイアン」 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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多くのオフィスビルが建ち並ぶ品川区や大田区の一部、さらに伊豆大島や八丈島、小笠原諸島など東京の島嶼部を選挙区に持つ東京3区。4年前の衆議院議員選挙に続き、自民党前職で石原ファミリーの3男、石原宏高氏(57)と、立憲民主党前職で自身を“戦う庶民派”と称する松原仁氏(65)による激しい選挙戦が今年も繰り広げられている。

自民・石原宏高氏 初日から“人気者”の手厚い応援追い風に訴え
衆議院議員選挙が公示された10月19日夜、品川区の大井町駅前のデッキには100人を超える人だかりが出来ていた。その中心にいたのが石原氏だ。

「コロナで緊急事態宣言が毎回出たときに国民とのコミュニケーションが上手くいかなかった」「コロナが起こった当初、日本から中国にマスクを提供した。その後、日本でマスクが足りなくなったがマスクは中国で作られていて、輸入することが出来なかった」

前政権での課題と、多くの国民が経験したマスク不足の話を皮切りに経済安全保障の重要性などについて聴衆の前で訴えた石原氏。そして、ベージュ色のロングコートを身にまとった人物が石原氏のそばに近づいてきた。

「河野太郎さんが来られました。こんなにたくさんの人が河野さんの話を聞きたいと集まってくれました!」

前ワクチン担当大臣で、総裁選に出馬するも敗れ、自民党の広報本部長に就任した河野太郎氏だ。選挙戦初日、激戦が予想される東京3区に石原氏の応援のため駆けつけた。

「私の話はこれで止めます。でもどうかもう一度、国政に送ってください。そして河野太郎を総理大臣にさせてください。そのことを最後に申し上げて挨拶とさせて頂きます!」

石原氏はそう声を張り上げると、足早に演台を降りた。総裁選で石原氏は河野氏支持を当初から明確にした議員の1人だ。河野氏は「石原宏高さんに一生懸命努力を頂いた甲斐もあって東京では党員票で圧勝できた」と石原氏との親密さをアピール。そして「スマホで写真をたくさん撮って頂いて、宏高さんが一番ハンサムに映っている写真をSNSにどんどんあげてください」とユーモアを交えて呼びかけた。

公示日当日から“人気者”の手厚い支援を追い風に5回目の当選を狙う石原氏。一方、その石原氏と過去何度も激戦を繰り返し、直近3回の選挙ではいずれも僅差で苦杯をなめているのが立憲民主党の松原氏だ。

立憲・松原仁氏 “戦う庶民派” 地域に根ざした課題解決訴え支持拡大へ
「羽田航路の固定化回避、現実には出来ていない」

同じ19日の夜、品川区・大崎駅の改札前でマイクを握った松原氏は、“羽田低空飛行問題”から口火を切り、立ち止まった人々は頷きながら耳を傾けた。

陣営は「メインの関心事はいままではコロナだったが、感染者が減っている現状がある中で、今、地域の人が思う争点はどこなのか。空気をしっかりと読み切って発信していく」と話す。“羽田低空飛行問題”というチョイスによって、落下物の不安や騒音に悩む住民の意見を代弁する戦略だ。地域に根ざした意識の共有による草の根的な選挙戦を繰り広げ、票の掘り起こしと支持拡大を目指す。

「私は日本経済の活性化のために消費減税を訴える。財務省は税金を引き上げることで、相撲でいう“金星”をあげたと勘違いしている」

舌鋒鋭く拳を振り上げながら訴える松原氏。前回の選挙の雪辱を果たすため演説にも力がこもる。

共産・香西克介氏出馬で3つ巴の激戦に
一方で、今回の衆院選では多くの選挙区で、野党による候補者の一本化が進んだが、東京3区では野党共闘が成立しなかった。ブログで自身を“共産党のジャイアン”と称する香西克介氏(45)も立候補。公示日以降、香西氏は街頭で連日マイクを握り「リサイタル」と称する街頭演説を行うなど、精力的に活動している。

前回同様、自民・石原氏、立憲・松原氏、共産・香西氏の3つ巴の構図となった東京3区。コロナ・経済・外交、そして地域の課題など各候補者の訴えが開票日まで続いている。

(衆院選2021・東京都)

政治部

3756チバQ:2021/10/25(月) 15:20:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e353d0cc3c5ed9ea77d244f6fd385aa6d4e62b2
【茨城7区】様相一変で激戦必至 衆院選2021
10/25(月) 8:01配信

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茨城7区は、15選を目指す立憲民主党前職・中村喜四郎氏(72)と、自民党前職・永岡桂子氏(67)の6回目の対決が軸となる。長く保守系無所属だった中村氏が立憲民主党に入党したことで、かつての「保守分裂」から一変し「与野党対決」の構図となった。さらに日本維新の会新人・水梨伸晃氏(42)も出馬する。

「無敗の男」の異名を取る中村氏は、1976年に初当選。議員失職した後も、後援会「喜友会」の組織力を背景に、通算14回の当選を誇る。

対する永岡氏は、2005年の衆院選に死去した夫・洋治さんの跡を継いで出馬。中村氏に選挙区で5回連続敗れるも毎回比例復活を果たしている。

「無敗の男」立憲から出馬で様相一変
今回、茨城7区の様相が一変したのは、中村氏が立憲民主党から出馬したためだ。前回の選挙まで3回連続で中村氏に推薦を出した公明党が永岡氏の推薦に転じた。永岡陣営は「選挙区内すべての首長と中村氏の長男の勇太県議を除いた県議全員から強固な支援をいただいている」と自信を見せる。

他方、中村氏は強固な後援会「喜友会」に加え、野党共闘で戦いに臨み、15回目の当選を目指す。

ベテラン2人が対峙する中、日本維新の会新人の水梨氏も「最後まで死力を尽くす」と支持拡大に奔走。「新しい政治への切り替え」を目指し、現役世代の票の獲得を狙う。

(衆院選2021・茨城県)

政治部

3757チバQ:2021/10/25(月) 15:21:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd578f531254082f33213696ab77acbbf3c6849a
支持・推薦…共産、立民候補支援に濃淡
10/24(日) 20:37配信

産経新聞
衆院選の街頭演説に訪れた有権者ら=24日午後、東京都武蔵野市のJR武蔵境駅前(佐藤徳昭撮影、一部画像を処理しています)

共産党は衆院選で野党共闘を重視し、多くの選挙区で立憲民主党の候補への一本化を図ったが、個別の候補者への支援態勢は一貫していない。「統一候補」として「推薦」する選挙区もある一方で、「支持」や「支援」にとどめる選挙区も少なくない。共産と対立関係にある支持母体の連合や保守層に配慮して共産と距離を置く立民候補もいるため、共産の支援態勢は地域や候補者によって異なるのが実情だ。

共産は今回、多くの選挙区で立民をはじめとする主要野党間の候補者一本化を図り、公示直前にも選挙区での独自候補擁立の取り下げを発表した。党は全289選挙区のうち213選挙区で一本化が実現したと発表している。

しかし、共産が全国の選挙区での野党共闘の対外的立場をまとめた資料によれば、共産以外で一本化した179選挙区のうち、「統一候補」と明確に位置付けたのは67選挙区にとどまった。そのほかは統一候補と明記せず、「支援」「支持」「応援」「自主投票」に分類するなど表現には濃淡がある。

党広報部は、野党統一候補について「党本部としての態度は『応援』だが、応援の内容は選挙区ごとに候補者紹介の際の表記には違いがある」と説明する。

例えば、自民、立民の一騎打ちの構図となった選挙区でも、栃木2、3、4区は「勝利のために力を尽くす」選挙区と位置づけているのに対し、青森3区は「『反自民』の立場から候補者を出していない」選挙区となっており、やや消極的ともいえる表現だ。

共産が独自候補の擁立を見送った京都3、6区の立民候補については「支援」や「支持」でなく、「自主投票」とした。

京都は伝統的に共産が強く、立民の地方議員は日頃から選挙や議会で共産と争う。「共産と共闘できるような地域情勢ではない」(立民の福山哲郎幹事長)のが実情で、立民京都府連は共産府委員会からの共闘に向けた協議の呼びかけに応じなかった。「自主投票」は、こうした地域事情を反映している。(広池慶一)

3758チバQ:2021/10/25(月) 15:22:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/75f182a91a4bea86cf00e2052bfe58846067b259
自民〝牙城〟に維新、立民 三つどもえの大阪2区
10/24(日) 20:16配信

産経新聞
衆院選は31日の投開票まで1週間を切り、最後の日曜日となった24日も、各地の選挙区で候補者が支持拡大に奔走した。このうち大阪2区(大阪市阿倍野区、平野区など)は、長く議席を確保してきた自民党の〝牙城〟に、日本維新の会と立憲民主党が挑む三つどもえの構図。大阪を地盤とする維新も、この区では過去3度、自民の後塵(こうじん)を拝しており、議席の行方が注目される。

 ■強固な地盤、自民

「遠慮なく写真を撮ってください。ビデオでもいいです。左藤章が一番ハンサムに写っているのをツイートして、インスタ(グラム)にも上げてください」

23日夜、阿倍野区の大型商業施設前。街宣カーに立った自民の河野太郎広報本部長は、100人を超える聴衆に会員制交流サイト(SNS)による情報拡散を呼びかけた。先の自民総裁選で岸田文雄首相を上回る最多の党員・党友票を集めた河野氏の来援に、岸田派所属の自民前職、左藤章氏(70)も「ありがたい極み」と感謝しきりだ。

大阪2区は中選挙区(旧大阪6区)時代から左藤家の強固な地盤。義父の恵(めぐむ)氏は郵政相や法相を歴任、義祖父の義詮(ぎせん)氏も大阪府知事を3期務めた。衆院議員通算5期の章氏も、平成21年の選挙こそ民主党(当時)候補に敗れたが、24年以降は維新も含めて議席を譲っていない。

だが今回、序盤情勢では維新新人の守島正氏(40)と競り合い、陣営も「今までで一番厳しい」と認める。章氏は新型コロナウイルスの大阪の死者数が東京に迫る勢いだとして、大阪府・市のトップを務める維新の行政運営を批判、「国民の命と暮らしを守るためにもこの戦いに勝たねばならない」と訴える。

 ■「吉村人気」が後押し、維新

左藤氏に挑む守島氏は、自民が公約に掲げる「分配」政策について「財源なきばらまき」と政権批判に多くの時間を割く。これまで維新の実質的な後ろ盾だった菅義偉(すが・よしひで)前首相が退陣、政党としての影響力の低下も指摘されるが、今回の衆院選は独自色を打ち出す好機ともいえ、自民との対決姿勢を鮮明にしている。

選挙区を構成する4つの区は、維新の看板政策だった「大阪都構想」の住民投票で過去2度、反対が賛成を上回り、大きな壁として立ちはだかったエリア。守島陣営は「ここを制すれば、維新伸長の象徴区になり得る」。

その大阪2区の立候補予定者として、昨年自ら名乗りを上げた守島氏は23年から大阪市議を務め、初当選同期の吉村洋文副代表(大阪府知事)から「大阪維新の会」の政調会長職を引き継ぐなど、党内きっての政策通として知られる。ただ大阪2区に含まれない東淀川区選出の市議だったため知名度不足は否めない。

もっとも、選対本部長ら陣営の2トップには、かつて左藤一族の秘書を務めた地元選出の府議と市議を据え、短期決戦で有権者への浸透を図る追撃態勢を整えた。市議は「左藤家に恩義はあるが政党からして今は違う。エースを投入した今回は絶対に負けられない」と力を込める。

 ■弱者の代弁者に、立民

組織力が強みの左藤氏と「吉村人気」を後押しにする守島氏に対して、立憲前職の尾辻かな子氏(46)は、コロナ禍で医療崩壊の危機が迫った大阪に医療従事者を派遣するよう国会で求め、政府の協力を取り付けたとして、コロナ対策の実績を強調。性的少数者(LGBT)の差別解消や同性婚の法整備なども掲げている。

今月20日には、全国区の知名度を誇る辻元清美氏が応援に駆け付け、街頭演説で「(社会福祉士、介護福祉士の資格を持つ尾辻氏は)働く現場の声がよく分かり、皆さんの立場でこれまで親身に活動してきた。寝ても覚めても尾辻を」と声を張り上げた。

今回は新党の立ち上げに伴う前回選のような熱気には乏しく、野党共闘の構図も4年前と変わらないが、前回比例復活を果たした尾辻氏は「国会で仕事をしてきた野党代表として、がんばっていく」と気を引き締める。

陣営幹部は「男性2人に女性が1人という構図。非正規雇用の女性をはじめ、弱い立場の代弁者として、支持を訴えかけていきたい」と話す。(北野裕子、小泉一敏、小川原咲)

3759チバQ:2021/10/25(月) 15:24:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/5de455919e522b5a9ebfe9a5d967ffa3120f9bd4
岐阜5区「自民1強」構図に変化 ベテラン、若手が激突
10/24(日) 8:14配信

岐阜新聞Web
スーパーマーケットの前で買い物客らに向かい演説する候補者=23日午後、土岐市内

 衆院選の公示から初の週末を迎えた23日、11選を目指す自民前職に、野党の新人・元職3人が挑む構図の岐阜5区では、各候補がマイクを握り、舌戦を展開した。序盤情勢で立民新人今井瑠々候補(25)の猛追が伝えられた自民前職古屋圭司候補(68)は県外での応援演説を済ませて急ぎ個人演説会に駆け付け「攻撃こそ最大の防御」と支持者らに票の掘り起こしを求めた。今井候補は精力的に街頭演説などを進め「厳しい戦況だが、本気で挑んで勝ちにいく」と勢いに弾みをつけたい構えだ。維新元職の山田良司候補(61)と共産新人の小関祥子候補(68)も街頭に繰り出して無党派層への浸透を図るなど、中盤戦は熱気を帯びている。

 「地盤も看板もお金も知名度もないが、志はある」。今井候補は土岐市と瑞浪市を選挙カーでくまなく巡り、声を張り上げた。緑色のジャンパーとピンク色のスニーカー姿で、街頭に集まった有権者に駆け寄っては笑顔でグータッチを交わした。半年前から駅前などでの街頭活動に精力的に取り組み、企業経営者へのあいさつ回りも進めた。公示後は連日、朝から晩まで街頭に立って声をからしている。選対幹部によると、序盤情勢で接戦が伝えられると、陣営には「どこで本人の話が聞けるのか」との問い合わせが増えたという。今井候補は「厳しい戦況に間違いはなく、本気で挑んで勝ちにいく」と気を引き締める。

 古屋候補は、旧民主党が自民、公明両党からの政権交代を実現させた2009年衆院選で小選挙区で新人に敗れ比例復活で当選を決めたが、以降はいずれも大差で他候補を退けてきた。今回立民が擁立したのは全国小選挙区で最年少の女性。古屋陣営は序盤情勢を受け、未知数の新人候補に警戒感を強める。「比例復活当選を許さないくらい、圧倒的多数で勝利を」。23日夜に恵那市長島町で開いた個人演説会で選対幹部は力強く訴えた。古屋候補は、県外に応援に出ており、演説会には途中から合流。閣僚経験もあるベテランならではの制約もある中で「攻撃こそ最大の防御。『実現する政治』を実践させてほしい」と支援を求めた。

 自民県議の1人は「新型コロナウイルス下で、人が集まらなくても大丈夫という雰囲気があった」と油断していたことを明かす。22日に恵那市で開かれた集会では(刺客を差し向けられた)05年の郵政選挙を引き合いに、げきが飛んだ。陣営は「接戦との情報で組織が締まった」と受け止める。

 一方、維新元職の山田候補は自転車などで市街地を回り、共産新人の小関候補は各地を巡って支持を訴えた。

岐阜新聞社

3760チバQ:2021/10/25(月) 15:25:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/99d7025f58cfc337fc499b8618c7984bfba6b91f
千葉10区 立民VS自民、激しく競り合う
10/24(日) 7:50配信


産経新聞
千葉10区の選挙ポスター掲示板=23日、旭市(小野晋史撮影)

国際空港がある成田市、漁業が盛んな銚子市、東日本大震災の被災地の旭市などを抱える千葉10区には、いずれも新人の今留尚人氏と梓まり氏、立憲民主党前職の谷田川元氏、自民党前職で党前幹事長代理の林幹雄氏の4人が出馬した。「立共連携」で与野党対決の構図が鮮明になり、序盤戦は谷田川氏と林氏が激しく競り合っている。

「安倍政権から続いた経済政策で分厚い中間層が無くなった。それをわれわれは転換したい」

公示後初の週末となった23日。谷田川氏は選挙区の大票田、成田市で演説会を開催。自民党を批判した上で「政党よりも、地元のことを考えて行動し、結果を出してきた候補者を選んでいただきたい」と訴えた。

谷田川氏は、民主党(当時)が政権交代を果たした平成21年に林氏を破って初当選したが、その後は3連敗。31年に比例の繰り上げで2期目の当選を果たした。12年ぶりの選挙区奪還で3期目を目指す。野田佳彦元首相や蓮舫代表代行ら立民の大物が公示前から応援に駆け付けている。今回は野党連携が進む選挙戦。陣営関係者は「投票率が上がり、無党派層が投票所に足を運んでくれれば」と、票の上積みを見込む。

「幹事長代理として政治のど真ん中で働いてきた。その経験と人脈で地域と地元のためにしっかりと働きたい」。林氏は23日、旭市で演説会を開催。定員900人の大ホールをほぼ埋めた支持者にこう呼び掛けて支持を求めた。

さらに「成田空港の第三滑走路も銚子沖の風力発電も、幹事長室にいたから早く決められた」と、地域に恩恵を与えた実績を強調。銚子連絡道路の整備を加速する考えも示した。

自民の比例代表の定年は73歳。74歳の林氏は選挙区のみの出馬となり比例復活はない「まさに背水の陣」(陣営関係者)。後援会組織のほか首長や議員、支持団体がフル稼働している。23日に応援に駆け付けた同じ二階派の小林鷹之経済安保相は「(谷田川氏は)共産党の協力を得ている。『自衛隊は違憲』で日本は守れるのか」と訴えた。

無所属の今留氏はポスターなどで知名度向上を図り、諸派の梓氏は新党くにもり千葉代表として消費税ゼロや毅然(きぜん)とした対中政策を街頭で訴えている。

3761チバQ:2021/10/25(月) 15:26:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/74890ca7fbb1038b72073217ba301faeddd8e595
大塚高司氏、公示前の情勢調査「落選は確実」で不出馬…大阪8区は新人3人が争い構図
10/24(日) 6:00配信

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スポーツ報知
 今年1月に新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れていたことが発覚し、自民党を離党した3氏は今回の衆院選で、三者三様の状況を迎えた。神奈川1区の無所属・松本純氏(71)は、安倍晋三元首相ら自民の重鎮の応援を受けるが、これまでにない厳しい戦い。強固な地盤を誇る奈良3区・田野瀬太道氏(47)も気を引き締める。一方、出馬を断念した大塚高司氏(57)の大阪8区は、新人3氏による混戦となっている。

 「次男」の大塚氏は、公示1週間前の12日に不出馬を表明した。情勢調査で他候補に水をあけられ「落選は確実」(陣営関係者)だった。引退会見もなく自民はすぐさま、元豊中市議の高麗啓一郎氏(41)を擁立。立民は元議員秘書の松井博史氏(53)、維新は元大阪府議の漆間譲司氏(47)が立候補した。

 大塚氏の14、17年の選挙は、いずれも僅差の勝利だっただけに、新人3人による争いとなった今回は本命が不在。情勢は混とんとしている。高麗、漆間の両氏は、これまでの実績をアピール。松井氏は「いのちと暮らしを守る」を掲げ、支持の拡大を目指している。

 ◆大阪8区(豊中市)

高麗啓一郎 41歳 自民新
漆間譲司 47歳 維新新
松井博史 53歳 立民新

※敬称略、届け出順。年齢は31日の投開票日

報知新聞社

3762チバQ:2021/10/25(月) 15:27:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed632e7a7d3d3d0e5fd45bdf46919f7a6df80674
衆院選注目の選挙区 広島3区 「サイトー」メロディーで浸透図るも自公に残る火種
10/21(木) 23:31配信

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産経新聞
衆院選の序盤から与野党の党首が顔をそろえたのが広島3区だ。20日には首相で自民党総裁の岸田文雄と公明党代表の山口那津男、21日には立憲民主党代表の枝野幸男が現地に入った。自民の候補が出馬していないにもかかわらず双方が同区にこだわるのは、それぞれ深い事情がある。

「最後まで頼む」

岸田は20日夜、広島空港から帰京する間際に党広島県連幹部と面会し、念を押すように伝えた。求めたのは、広島3区に出馬した公明党所属の国土交通相、斉藤鉄夫への支援。岸田は空港に入る直前に広島市のJR緑井駅前で街頭演説に立ち、「斉藤さんとともに新しい時代を切り開いていく」と訴えた。

広島3区は、令和元年の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行の地元だ。自民が河井の後任候補選定を進めていた昨年11月、公明が機先を制するように斉藤の擁立を決めた。

広島は岸田の地元でもある。メンツをつぶされた岸田は自民党本部に駆け込み、当時幹事長だった二階俊博に「地元は公明に怒っている」と抗議したが、結局斉藤の擁立を認めざるを得なかった。公明の支持母体・創価学会は、岸田が会長を務める自民岸田派(宏池会)の議員に、選挙協力の打ち切りをちらつかせて揺さぶりもかけていた。

だが、今年9月の自民総裁選の結果、広島3区は首相のお膝元となり、自公協力の象徴区となった。自民県連幹部は「岸田内閣が発足した瞬間にガラッと雰囲気が変わった」と語る。

10月に発足した岸田内閣では公明の要望を受け入れ、斉藤を国交相に起用した。岸田は20日夕の街頭演説で、自民の「汚点」を逆手に取るように「誰よりもクリーンでまっすぐで、皆さんの期待に応えてくれる政治家が斉藤鉄夫さんだ」と訴えた。

参院広島選挙区選出の党税調会長、宮沢洋一は、広島3区で自民候補を擁立できなかった責任を取り、2月に広島県連会長を辞任した。今は「広島3区で公明と自民がぎくしゃくしたが、これを解決したのは両党の絆だ」と振り返る。

とはいえ、自公の間に火種が残っているのも事実だ。買収事件に関わった自民県議らは表舞台に立っていない。公明には自民県議らの支援に期待する声もあるが、公明県本部の幹部は「自民からは選挙買収に関わった県議らとは接触するなといわれた。こちらから支援を頼むこともない」と明かす。

斉藤が党幹事長や環境相を歴任した連立政権の大物といっても、広島3区では新参者だ。知名度不足も悩みの種となっている。

「サイトウ、サイト、サーイトー♬」

斉藤の集会では軽快なメロディーに乗せて名前が連呼されている。陣営関係者は「やはり名前が浸透していない。年配の人から気味悪がられるが、今はそんなことを言っている場合じゃない」と漏らした。

焦りを募らせるのは、新人のライアン真由美を擁立した立民も同様だ。広島3区は自民の「金権体質」を批判する上では絶好の舞台となるはずだったが、状況が一変したからだ。陣営幹部は「広島の首相が誕生し、相手は国交相になった。それまでは五分五分だと思っていたが厳しくなっている」と語る。

それでも枝野が21日に入ったのは、同区を重視している表れともいえる。枝野が意を砕いたのは、岸田政権の発足により「自公政権は変わった」というイメージの打ち消しだった。

演説では「広島の首相が出て、少しは期待している人もいるかもしれないが何も変わっていない。この間まで法相だった人がよりによって実刑。信じられない。それに対して、ろくな説明をしていない」と批判した。演説の最後に標的としたのは岸田や斉藤ではなく、元首相の安倍晋三や党副総裁の麻生太郎だった。

「安倍さん、麻生さんじゃなくて俺たちの声を聞け!」(児玉佳子)=敬称略

3763チバQ:2021/10/25(月) 15:29:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae23472fa1fc06cceb5aa5e5c2c02e7440747387
「銀座の大失敗」二つの風…逆風やまず謝罪行脚、雪辱への追い風
10/25(月) 10:13配信

西日本新聞
街宣車の上から無所属候補の松本純氏(左)への支持を呼び掛ける麻生太郎自民党副総裁=23日午後7時半ごろ、横浜市金沢区

 「無所属」と控えめに記されたのぼりが、秋の浜風にはためく。

 23日午後7時、横浜市・京急線金沢文庫駅西口。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下だった1月、深夜に東京・銀座のクラブに行ったことで批判を浴び、自民党離党に追い込まれた前職、松本純の顔に、苦戦の焦りがべったり張り付いていた。長らく自身の派閥で苦楽を共にした最側近の修羅場に、矢も盾もたまらず駆け付けたのが自民副総裁の麻生太郎だ。「(松本の)初当選の時から二十数年、ずっと一緒にいました。数少ない波長が合う相手です」。こう援護射撃をもらった松本。マイクを握ると「真摯(しんし)に反省、謙虚に再出発させてくださいと言い続けている」。8期目を目指す演説を、平身低頭に切りだした。


 逆風は弱まる気配がない。

 「銀座行くなら野毛で飲め」―。騒動後、神奈川1区内でポスターにこんな落書きが見つかった。横浜市役所にほど近い野毛は、昭和の香り漂うスナックや居酒屋が軒を連ねる歓楽街だが、コロナ禍の爪痕はいまなお深い。選挙期間中、なじみの一軒に顔を出した会社経営者の男性(41)は、銀座問題を「特権階級のつもりかよ」とばっさり。これまでは松本に1票を投じてきたが、「今回ばかりは考え直す」と言う。

 自民公認候補として盤石の勝ちを収めた前回、松本は公明党の推薦を得ていたが、今回はなし。公明議員が松本と同様の銀座クラブ問題で議員辞職しただけに、「応援すれば示しがつかない」(公明関係者)と静観されているためだ。比例復活の機会も与えられない。

 21日には、第2次政権で松本を国家公安委員長に起用した元首相安倍晋三が、JR桜木町駅前で「友情」の応援演説を行った。選挙ポスターには、大写しになった安倍の顔写真と「純さんをお願いします」のメッセージ。そして、松本は「自民系・無所属」を強調しつつ、謝罪行脚に徹する。第一声では、こう声を振り絞った。「何よりも許されないこの大失敗を生涯、私自身は背負っていかなければならない」

     ■ 

 松本に挑むのは、立憲民主党前職の篠原豪と、日本維新の会新人の浅川義治だ。

 前回、そして維新に所属していた前々回の衆院選で松本に退けられ、比例で救済された篠原。敵失が追い風となっている今回を「雪辱の最大チャンス」(陣営幹部)とみる。衆院解散日の14日には、立民代表の枝野幸男が全国1発目の遊説先として横浜市に入った。アベノミクス批判などに訴えの重点を置く篠原は、前首相菅義偉の退陣の呼び水となった8月の横浜市長選を立民推薦で制した市長、山中竹春とも密に連携。19日の出陣式には、山中が「篠原先生の勝利を心から祈念する」と祝電を寄せた。

 維新は、報道各社の情勢調査で公示前議席から伸ばす勢いを示している。首都圏でも勢力拡大を狙い、代表の松井一郎、前神奈川県知事で同党所属の参院議員だった松沢成文らが続々と、浅川の応援に入っている。陣営関係者は「同じ保守系として、自民の地方議員の後援者にも今回は浅川の支援に回ってくれる人がいる」と手応えを話す。

 =敬称略

 (前田倫之)

3764チバQ:2021/10/25(月) 15:29:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3355ce54fcd8250b871668d1fdfe567d2623afbf
総選挙、茂木外相の”密約”に大ブーイング…元秘書への「依怙ひいき」驚きの中身
10/25(月) 6:02配信

現代ビジネス
候補選びの出来レース
Photo by gettyimages

 「もとはと言えば、茂木さんのワガママが招いた混乱ですよ。真面目に応募して落ちた人には、何と説明するつもりなのか」(自民党栃木県連関係者)

【写真】岸田総理誕生の裏で「キングメーカー」を狙う安倍晋三がいよいよ動きだした

 衆院栃木2区で火種が再燃している。自民党は6月に行った公募の結果、五十嵐清元県議を公認することを決めた。

 だが五十嵐氏は県連会長を務める茂木敏充外務大臣の元秘書で、「他の応募者を茂木さんが引っ込めさせた、いわば出来レース」(前出と別の県連関係者)とされる。茂木氏が県連会長としての力を使い、依怙ひいきで公認を出させたと見られているわけだ。

 これに黙っていなかったのが、前々回の選挙まで同選挙区を守ってきた元農水大臣の西川公也氏である。長男の県議・鎭央氏が公募で敗れたことを不服として、盟友の二階俊博前幹事長に直接申し立て、自民党本部でも大騒動となった。

 事態を収めるために茂木氏と西川氏が取った方法は、「密約」をかわすことだったという。

 「9月末に茂木さんと西川さんが直接話し合った。その結果、『鎭央氏を北関東ブロック比例区候補とし、名簿上位で優遇する』との裁定が下されたのです」(自民党栃木県議)

 これで一件落着―と思いきや、今度は蚊帳の外に置かれた地元県議や支援者たちが怒りを噴出させた。

 もともと西川氏には度重なる違法献金疑惑に加え、収賄容疑で逮捕された過去もあり、不信を抱く関係者が多い。冒頭の県連関係者が言う。

 「鎭央氏は公募の選考で上位ではありませんでした。なのに、親が大物だからといって簡単に比例上位にねじ込むなんて、他の応募者にも有権者にもますます示しがつかない。

 『西川家の人間がまた出るなら、比例は自民党と書かない』という有権者も多いから、北関東ブロック全体の選挙情勢にも悪影響が出始め、困り果てています」

 選挙の結果次第では、県連会長の責任問題に発展する。茂木氏はひいきの高い代償を払うことになるかもしれない。

 『週刊現代』2021年10月23・30日号より

週刊現代(講談社)

3765チバQ:2021/10/25(月) 15:30:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/67601d819253a40c1fd547bfea5d50fc15e12882
宮城1区、議席死守へ党首次々 2区、支持固めへ批判の応酬
10/23(土) 6:00配信

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河北新報
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(上)

 超短期決戦となった衆院選(31日投開票)は中盤に入り、宮城県内6小選挙区の攻防が白熱している。自民党の候補者は政権継続による政治の安定を前面に押し出す。共闘する立憲民主党と共産党をはじめ、野党や無所属の候補者は刷新や改革を掲げて対抗する。1票の増減を巡る激闘の現場に入った。(敬称略)

[1区]

 初日の声量に、かつてない危機感がにじんだ。仙台市青葉区の中心街で19日あった第一声で、自民党前議員の土井亨は「批判を信頼に変える。必ず、必ず結果を出す」と絶叫した。

 公示直前の党世論調査で出遅れが伝えられた。「地域に合ったきめ細かい経済政策を怠った」と安倍政権の金看板だったアベノミクスの問題点を率直に認める一方、「国柄に基づく憲法改正が国会議員の使命だ」と断言。保守層へのアピールも忘れなかった。

 支援に半身だった党地方議員は「具体の条文を挙げない点は物足りない」と注文しながらも、納得した表情を見せた。

 「どんな子どもにもチャンスがある社会をつくるのが政治の使命」。立憲民主党前議員の岡本章子は20日、青葉区愛子の街頭に立ち、「命、子ども、暮らしを守る」というキャッチフレーズを繰り返した。

 隣に立っていたのは党代表枝野幸男。公示日に首相岸田文雄が来仙したことに触れ、「(宮城1区は)大接戦だから昨日は岸田さん、今日は私が来ている」と激戦ムードをあおった。

 憲法改正は岡本も19日、JR仙台駅前の街頭演説で言及。憲法53条に基づく国会召集要求を拒否した与党を「憲法違反の首謀者に憲法改正を任せるわけにはいかない」と切り返した。

 日本維新の会新人の春藤沙弥香は19日の第一声で、フードバンクなどでのボランティア経験を踏まえ「必要な人に必要な支援が届いていない」と子どもの貧困対策の強化を主張した。

 陣営は比例票の上積みも狙い、23日に来県予定の松井一郎代表(大阪市長)に加え、吉村洋文副代表(大阪府知事)の応援を党本部に求めた。

 無所属新人の大草芳江は市中心部で演説を重ね、科学教育の充実を訴える。

◇宮城1区立候補者

岡本章子 57歳 党県代表代行 立前①
春藤沙弥香 40歳 党役員    維新 
土井亨 63歳 元復興副大臣 自前④(公推)
大草芳江 39歳 NPO理事  無新 

[2区]

 コロナ禍で募る政治への不満票を掘り起こせるか。

 仙台市若林区のスーパー前で20日、立憲民主党元議員の鎌田さゆりは「過ちを過ちと認めざるを過ちと言う。庶民の暮らしは追い詰められている」と語気を強めた。選挙2日目に仙台入りした党代表の枝野幸男も「政治を表紙だけなく中身も変えよう」と加勢した。

 1316票差で涙をのんだ2017年の前回選に続く事実上の一騎打ち。都市型選挙で無党派層も多い。

 鎌田の演説はアベノミクスとアベノマスクの批判、貧困と格差が定番。枝野は「投票先をこれから決める層へのアプローチが勝敗を左右する」と見据える。

 選挙カーの助手席から上半身を乗り出し、大きく腕を振る鎌田。自転車も併用し、有権者との近さを演出。おはこの空中戦を臨機応変に繰り出す。

 「総理が初日に来るほどの厳しい互角の戦いだ」。JR仙台駅西口で19日、首相の岸田文雄と並んだ自民党前議員の秋葉賢也は、危機感をにじませた。

 21日には党広報本部長の河野太郎も駆け付けた。宮城野区で「次はいつ閣僚の声がかかってもおかしくない」と明言。首相補佐官、厚生労働副大臣を歴任した秋葉を持ち上げた。

 「共産党に政権を任せたら日本経済は自滅的。皆さんの命と暮らしぶりを守るのは自公政権以外ない」。秋葉は野党共闘に触れ、共産批判を繰り返す。自民支持層を固める筋書きだ。

 前回選は、党所属の地元議員との不和など足元が乱れ、薄氷の勝利を何とか物にした。この4年間で関係修復を図り、「100パーセントの連携ができれば、勝てるはずだ」(陣営関係者)。

 NHK党新人の林幸子は市内の街頭で子ども手当の拡充に言及し「子どもの未来を守りたい」と訴えた。

◇宮城2区立候補者

鎌田さゆり 56歳 党県副代表  立元②
秋葉賢也 59歳 元首相補佐官 自前⑥(公推)
林幸子 47歳 NPO理事  N新 

河北新報

3766チバQ:2021/10/25(月) 15:31:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/c666dd229e7a4d5d553aba511291f8fbf9095937
宮城3区、無党派層の取り込みが鍵 4区、野党共闘の是非が争点に
10/24(日) 6:00配信
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(中)

[3区]

 「相手が非常に伸びており、追い上げられている」。報道各社の序盤情勢調査が明らかになった21日、自民党前議員の西村明宏は蔵王町での演説で危機感をあらわにした。

 脳裏にあったのは、旧民主党の旋風で落選した2009年の衆院選だ。当時も共産党が候補者を立てず、民主候補との事実上の一騎打ち。「自民が下野したあの戦いと全く同じ状況が、今ここで起きている」と述べ、引き締めを図った。

 各地の遊説では地元首長と自民、公明両党の地方議員らが脇を固め、政権与党の太いパイプを誇示する。官房副長官などの要職を務め、インフラ整備で地域発展に取り組んできた実績を語り出すと止まらない。

 「(民主政権時代の)悪夢をよみがえらせないためにも勝ち抜く」。22日夜、岩沼市での個人演説会で拳を振り上げた。

 対する立憲民主党新人の大野園子は野党統一候補として、政権批判のボルテージを日増しに高めている。

 「自民は命と暮らしより選挙の顔を変えることを優先した。そんな政権に未来を託すわけにはいかない」。岩沼市の街頭で23日、つぶれそうな喉から声を振り絞った。足を止めた市民には「ぎりぎりで負けている。近所などにお声掛けを」と懸命に支持を訴えた。

 陣営では、19年の参院選宮城選挙区で立民候補の得票が自民候補を下回った郡部などのてこ入れを重ねてきた。党は代表の枝野幸男が白石市入りした20日、重点区に指定した。

 3区で候補擁立を見送り、比例代表の戦いに絞った共産が選挙区で大野への支持を呼び掛けるなどしており、基礎票の上積みをうかがう。選対幹部は「無党派層をどう取り込むかが鍵」と終盤戦をにらむ。

 無所属新人の浅田晃司は司法・行政改革を訴える。

◇宮城3区立候補者

大野園子 33歳 元会社員   立新 
西村明宏 61歳 元官房副長官 自前⑤(公推)
浅田晃司 74歳 農業     無新 

[4区]

 大通りから外れた住宅地の道路を一本一本なぞるように選挙カーが走る。

 自民党前議員の伊藤信太郎は22日夕方から夜にかけて富谷市北部を回り、「政治の原点は常に現場にある。地域の願いを与党の政策に反映する」と訴えた。

 先導するのは地元を知り尽くした党支部の役員。新型コロナウイルス下で集会を開かず、車で細かく地域を回る。行程は人口比などに基づいて練り上げた。

 陣営幹部は野党共闘について「政権批判の受け皿になった」と認めつつ、「4区では与党に比べて地方組織が弱く、協力の実態が見えない。それでは地域の声を拾えない」と断じる。

 「有権者の反応がいい。ビラを積極的に求められ、若い母親からも声がかかる」。共産党新人の舩山由美に同行する党県議は強調する。単独で戦う前回までとは異なり、野党統一候補の手応えを感じている。

 元保健師で医療福祉の専門家を自任する舩山は20日夜、塩釜市の病院で開いた演説会で「コロナ禍で防護服をごみ袋で代用し、命を削りケアに当たった」と医療従事者をねぎらい、感染症対策の拡充を訴えた。

 党が目標とする比例東北ブロックで初の2議席獲得には、4区での上乗せが必要。「選挙区で勝ち抜き、比例でも票を伸ばしたい」と演説を締めくくった。

 富谷市の商業施設前で22日昼すぎ、日本維新の会新人の早坂敦がマイクを握った。「格差を生み、何も変えられない」と政権与党を批判。野党の選挙協力は「政策が異なる党による談合だ」と切って捨てた。

 第三極としての存在を強調し、住宅街や商業施設周辺で組織に頼らない選挙戦を展開。この日2回目となる利府町での街頭演説を終え、「主要政党には変えられない今の政治への不満を肌で感じる」と口にした。

(敬称略)

◇宮城4区立候補者

伊藤信太郎 68歳 党政調会長代理 自前⑥(公推)
舩山由美 53歳 元仙台市議   共新 
早坂敦 50歳 党役員     維新 

河北新報

3767チバQ:2021/10/25(月) 15:33:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/08f7e9f9adf6e36177fdfd9651b70201d6a31937
宮城5区、共闘網に切り込む落下傘 6区、1次産業票巡り主張交錯
10/25(月) 6:00配信
■論戦攻防 宮城・選挙区ルポ(下)

[5区]

 雄弁な語り口の端々に8選を重ねた実績と自負がのぞく。

 「政治のよどみを排除するには政権交代しかない。私に任せてほしい」。公示日の19日、立憲民主党前議員の安住淳は、大郷町の道の駅でビールケースの上に立ち、拳を突き上げた。

 東日本大震災で被災した沿岸部や農村部を抱える選挙区に序盤の2日間入り、街頭演説は23カ所に及んだ。旧民主党政権で財務相を務めた震災当時に触れ「がれき撤去から始まった復興の歩みを知らない人にこの地を託せるはずがない」と相手候補をけん制した。

 区割り変更で前回加わった松島、大郷、南三陸3町にも後援組織を設置。念願だった野党共闘態勢も敷き、票の上積みを狙う。他候補の応援で全国を回り、選挙戦最後の選挙区入りは26日の予定。あるじ不在の中、後援者らが支持者回りを重ね、票固めを図る。

 21日、女川町中心部のテナント型商店街。「今回はしっかりとした女性候補です」。町長の須田善明から太鼓判を押された自民党新人の森下千里は「皆さんと前進していきたい」と強調。1600回を超えるつじ立ちで日焼けした顔を引き締め、支持者ら約50人とグータッチを重ねた。

 政治経験ゼロの森下は宮城とは縁遠い「落下傘候補」。引退したタレント時代の活躍を知る有権者は多くはない。ハンディ克服を草の根戦術に懸ける。

 公示後2日間は内陸部の大崎市から震災の津波で被災した沿岸部まで選挙区をほぼ一巡。中盤は首長や地元議員との連動に軸足を移し、各自治体や党の支部組織を丹念に回る。

 終盤は党政調会長の高市早苗ら党幹部らのてこ入れを受ける予定。連日更新する会員制交流サイト(SNS)の投稿と併せ、若者や無党派層への浸透を狙う。

◇宮城5区立候補者
安住淳 59歳 党国対委員長 立前⑧
森下千里 40歳 元会社代表  自新(公推)

[6区]

 「大臣に選ばれなくて本当に良かった」。公示日の19日、故郷・気仙沼市に戻った自民党前議員小野寺五典は街頭演説の冒頭で笑いを誘った。

 一転、真顔になって真意を説いた。「今、私がやるのは(国より)古里のための仕事だ」。東日本大震災の被災地は新型コロナウイルス禍で二重の苦しみにあるとの危機感を示す。

 防衛相だった前回(2017年)は北朝鮮情勢対応に追われ地元入りできなかった。挽回するかのように、各地域の後援会組織に導かれて広い選挙区の田園地帯や集落を丹念に回る。

 序盤は米どころの内陸部に軸足を置いた。コロナ禍で地元の農業は米価下落に苦しむ。価格安定へ党が打ち出す過剰米の長期保管などの対策を強調し、農家の票固めを図る。

 選挙戦後半は全国応援で不在がちになるため、陣営は気を引き締める。

 共産党新人の内藤隆司は23日、農業地帯の大崎市古川で個人演説会を開いた。「米価下落に政府は有効な手だてを講じていない」。約40人の支持者を前に批判のボルテージを上げた。

 「野党連合政権が樹立されれば戸別所得補償を復活できる」と主張。東京電力福島第1原発事故によって発生した処理水の海洋放出に反対する姿勢も鮮明にし、第1次産業に最大限配慮する姿勢をにじませた。

 6区で初の野党共闘が成立したとして立憲民主党の支持者や無党派層へのアピールに懸命だ。共産の地方議員と連動して各地で街頭演説をこなし、2巡目に入っている。

 個人演説会も各地で行い、26日は古川中心部で共産党の書記局長小池晃と合同で街頭演説をする。28日は党参院議員の岩渕友と一緒に気仙沼市を回る予定で、小野寺の固い地盤に食い込みを図る。

(敬称略)

◇宮城6区立候補者
小野寺五典 61歳 元防衛相 自前⑦(公推)
内藤隆司 63歳 元県議  共新

河北新報

3768チバQ:2021/10/25(月) 15:35:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/952413278330911071c9c906fe868d17de1af41e
選挙区を歩く 東京1区 風吹かず? 看板区の行方
10/24(日) 20:55配信

産経新聞
東京1区立候補者の演説に耳を傾ける聴衆ら=19日午後、JR新橋駅前(内田優作撮影)

東京1区(千代田区、港区・新宿区の一部)は、選挙区内に国会議事堂や東京都庁などを擁する首都の看板区だ。平成24年以来、立憲民主党前職の海江田万里氏(72)と自民党前職の山田美樹氏(47)が火花を散らす。日本維新の会新人の小野泰輔氏(47)、無所属新人の内藤久遠氏(64)も加わり、前回までの乱立一転、4人の戦い。〝首都決戦〟は佳境に入った。

 ■野党共闘のはしり

「コロナとの戦いに明け暮れた1年8カ月はどういう毎日か。失望、怒り。このままではいけないという1年8カ月だ。この思いを選挙でぶつけたい」。19日夜、海江田氏は港区のJR新橋駅前で政権交代を訴えた。

全国で都市部の「1区」は「風」によって選挙情勢が動きやすいといわれるが、同区の厳しさは屈指のものだ。17年の「郵政選挙」では自民の与謝野馨氏が海江田氏に大差で勝利、続く21年の「政権交代選挙」では、逆に海江田氏が現職閣僚の与謝野氏を選挙区で破った。26年には海江田氏が民主党代表にもかかわらず落選した。

海江田氏は前回選で共産党などの支援を取り付けて返り咲き、野党共闘のはしりになった。今回も共産、社民からの支援体制を整え、野党共闘と距離を置く立民の支持母体、連合とも良好な関係を維持する。有権者の不満を風に変えようと懸命だが、「野党共闘は1+1が2にならない。加わる票もあれば、出ていく票もあることを覚悟しなきゃだめだ」とも語り、陣営の引き締めに懸命だ。

 ■コロナ逆風も

与謝野氏の引退を受けて海江田氏との戦いに臨んだのが山田氏で、過去の戦績は山田氏の2勝1敗だ。19日午前、新宿区四谷の選挙事務所近くで第一声をあげた山田氏は「皆さんの声を与党の議員として届けたい」と政権与党の実行力をアピールした。選挙戦では経済再生や社会保障の整備などを掲げる。

山田氏陣営にとって大きな不安材料が、前哨戦と目された7月の都議選で、選挙区内で複数の自民党候補が落選したことだ。山田氏は「新型コロナウイルス対策で頑張ってきたことが、うまく伝わらなかった」と認める。高市早苗政調会長らが連日応援に入り、支持拡大に注力している。

 ■ビジネスマン狙い

海江田・山田両氏の対決に割って入ろうと名乗りを上げたのが維新の小野氏。熊本県副知事を務め、同党推薦で昨年7月の都知事選に立候補し、同年秋から1区で活動を開始した。知名度向上のターゲットは、40〜50代のビジネスマンだ。19日午後に新宿区内で開いた出陣式では「分配すれば成長するのは間違い。まずは成長させなければならない」と主張した。

「維新で東京の選挙区に勝ったらすごいことだが、そんなに簡単にはいかない」と冷静に分析する一方で、「自民に風が吹いているとは思えず、立民も共産と組んで伸び悩んでいる。そう考えると結構面白い戦いになる」と、風が見えない現状の中で、自民対立民の枠組みに倦んだ有権者からの支持に期待を寄せる。

無所属の内藤氏は、防災都市の実現や食料自給率の向上などを訴えている。

(内田優作)

3769チバQ:2021/10/25(月) 15:37:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/62be1e2911b3801c34c63f2e082d02c6170d0156
<衆院選>埼玉13区は共産、自民、立民候補が三つどもえ 15区は自民、野党統一、維新候補が争い
10/25(月) 11:10配信

埼玉新聞
集まった地域住民に支持を訴える候補者=24日、さいたま市南区(画像の一部を加工しています)

 衆院選の投開票まで1週間となった24日、県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。

自殺も考えた男性、奴隷扱いされ夜逃げ…困窮の闇 NPOに救われ、生活保護から卒業「SOSの現場見て」

■13区

 共産新人の赤岸雅治氏(60)、自民前職の土屋品子氏(69)、立民新人の三角創太氏(33)が三つどもえを繰り広げている13区。

 赤岸氏は春日部市内や越谷市千間台、大袋の各地域を小まめに回り、街頭演説を繰り返した。「今回の選挙で政権交代を実現したい」と声を張った。

 土屋氏は休日で人出が増えた地元春日部の商店街を巡った。春日部駅西口の演説会には自民、公明の地元県議、市議らが応援に駆け付けた。「8回目の戦いでも危機感がある」と訴えた。

 三角氏は午前、越谷市長選の立候補者と駅立ちし、午後は春日部の中心街を練り歩きいた。のぼり旗を掲げ「教育、子育ての完全無償化を目指す」と行き交う人々へのチラシ配布に精を出した。

■15区

 15区は自民前職の田中良生氏(57)、事実上の野党統一候補となった立民前職の高木錬太郎氏(49)、維新新人の沢田良氏(42)が争う。

 田中氏は南区の2地区で街頭演説。「今回の選挙は政権選択選挙。天皇制や日米安保を否定する共産党と組む立憲にわが国のかじ取りを渡すわけにはいかない。健全な保守の議席を守りたい」と力説した。

 高木氏は南区の住宅地を中心に終日、細かく移動。随所でつじ立ちし「新型コロナ対策、子育て支援、くらしの底上げから始まる経済再生」の3本柱を強調。「支え合う社会に変えたい」と訴えた。

 沢田氏は朝からトレードマークのオレンジの上着を着て、選挙区内を自転車で活動。武蔵浦和駅西口で街頭演説した沢田氏は「政治への関わりを私を使うことから始めてほしい」とアピールした。

3770チバQ:2021/10/25(月) 15:39:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/0fcfb3698abdbe76b8ce079429c49ad83cc9c725
<衆院選>埼玉2区は自民新藤氏、維新高橋氏、野党統一奥田氏が訴え 8区は自民柴山氏、無所属小野塚氏が
10/25(月) 10:53配信

埼玉新聞
駅頭で市民にチラシを配布する候補者=24日午後、所沢市内(画像の一部を加工しています)

 衆院選の投開票まで1週間となった24日、埼玉県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。

自殺も考えた男性、奴隷扱いされ夜逃げ…困窮の闇 NPOに救われ、生活保護から卒業「SOSの現場見て」

■2区

 2区は8選に挑む自民前職の新藤義孝氏(63)、維新新人で元川口市議の高橋英明氏(58)、共産新人で元県議の奥田智子氏(52)の戦い。

 出馬予定だったれいわ新選組の新人が比例代表に回り、かつ立民陣営は公示直後に奥田氏応援を表明。事実上の野党統一候補となった奥田氏はこの日午前、JR川口駅頭に立ち「川口から野党の代表として国会に駆け上がる。消費税は5%に、ジェンダー平等も実現したい」と演説。

 迎え撃つ形となった新藤氏は小集会や街頭で地道に足元を固める活動。この日は午前10時から自宅近くの公園で個人演説会。新型コロナ対策など実績を宣伝。陣営幹部は「皆さん、油断は大敵です」と話した。

 高橋氏は川口駅前などの街頭で演説に立ち、社会保障改革など国政改革の訴えを続けた。

■8区

 自民前職の柴山昌彦氏(55)と無所属で元職の小野塚勝俊氏(49)の一騎打ちとなっている8区。

 柴山氏は午後、この日市長選が告示されたふじみ野市で公明党の演説会に入り、同党比例北関東ブロックの立候補者らと共にマイクを握った。柴山氏は「コロナの新規感染者数は大幅に減少した。政治主導でワクチン接種を加速し、ここまで来たのは自公政権の成果」と強調し支持を呼び掛けた。演説会には市長選候補者も駆け付けていた。

 小野塚氏は午後、所沢駅西口から約300メートル続くプロぺ通り商店街を支援者と共に練り歩き、有権者へ支持を呼び掛けた。特定の政党の支援は受けず、超党派として活動する小野塚氏は「この選挙を何としても勝ち抜いて国会に行き、さまざま問題を変えていく。日本を良き方向に取り戻していく政治を実現したい」と支援を訴えた。

3771チバQ:2021/10/25(月) 15:39:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/82471cb7a7414c07dfccd9f8bf7385b88e0581dd
衆院選“本戦”の裏側は…身内同士の選挙戦もヒートアップ
10/25(月) 9:53配信

西日本新聞
【東京ウオッチ】秘書ひしょ話
論戦の続く衆院選。比例代表の票を巡っても関係者は頭を悩ませる

 31日投開票の衆院選は、中盤戦。立憲民主党などの野党は今回、289小選挙区のうち、213選挙区で候補者を一本化し、野党系無所属候補を含めると、217選挙区で対与党の共闘態勢が整ったことになる。比例代表と合わせた全465議席の陣取り合戦は最後、どのような絵巻を描き出すのか。さて、今回の「秘書ひしょ話」が光を当てるのは、こうした熾烈(しれつ)な“本戦”の裏側。与野党ともに、身内同士による争いも静かにヒートアップしているのです。

【一覧】立候補一覧

 報道各社が選挙戦序盤の情勢調査をさみだれに報じた今週。

 自民党の古参秘書が、食い入るように紙面を凝視していた。視線の先には、与野党の候補がしのぎを削る小選挙区の動向…ではなく、全国11の比例代表ブロックで自民党がそれぞれ何議席を確保できるかの予測記事。例えば、定数20の九州ブロックでは、自民の獲得議席予測は、前回2017年並みの7議席程度となっている。

 「このあたりが当落線上だろうな-」

 情勢調査に関する各紙の書きぶりや、その候補の前回選挙時の「惜敗率」(小選挙区当選者、つまり自分が敗れた相手に対する自分の得票比率)などを交互に見比べながら、秘書は誰にいうともなしにつぶやいた。リストの紙に赤ペンできゅっきゅっと丁寧に印を入れながら、興趣深げに独自の分析を進めていく。

 比例代表で当落の鍵を握るのは、その候補が所属政党の比例名簿に何位で登載されているかだ。もちろん、上位であればあるほど勝利の確率は高まる。

 自民は今回、九州ブロックで、かつて県内の小選挙区定数削減を受けて小選挙区を譲った比例前職を単独1位として優遇し、単独2位には小選挙区の公認調整から漏れた新人を掲載した。このほか、党の内規に沿って73歳未満を対象に、小選挙区と比例の重複立候補者25人を同列の3位として載せ、28〜30位には元職や新人を充てた。

「厳しい人がいっぱいいる」
 仮に、の話である。

 自民が比例九州で7議席を獲得すれば、単独1、2位の2人は当選。残り5議席を巡る党内の争いとなる。無論、小選挙区で当選すれば比例枠を争うレースからは自動的に勝ち抜け。問題は、小選挙区で敗れた候補が、前掲の惜敗率で残り5枠に滑り込めるかどうか。同列3位の25人中、惜敗率の高い人から順に5人が復活するという意味を持つ。

 「安倍晋三元首相の下で戦った過去3回ほど、自民に風は吹いていない。今回は、小選挙区では厳しい人がいっぱいいるぞ」

 くだんの秘書は、九州に限らず大方のブロックの比例代表枠は、小選挙区の敗者復活組で埋まることになると結果を見通す。与野党の攻防は日を追うごとに激しさを増しており、「比例(復活)当選の報に接するのは未明になる」。

 過去には福島県を地盤とする自民候補が、小選挙区の公認調整がもつれた末に、比較的当選が堅いとみられた中国ブロックの比例名簿に落下傘として回されたこともある。今回も、激しい公認争いの結果、参院からくら替えした閣僚経験者に小選挙区候補の椅子を奪われ、政界を引退する形になった前職にまつわり、その長男を、無縁の北関東ブロックで名簿登載する事態が起きている。

 「党執行部はわずかな比例枠を巡って、やりくりしないといけない。選挙区で厳しい戦いを強いられる候補者にとっては、まさに死活問題。選挙後にしこりとなるケースも少なくなく、知恵と胆力がいるぞ」

 赤ペンを持ち直し、新聞のページとリストを見比べ、めくり始めた秘書。「さてさて、あっちの派閥の連中はどうなるかね」。比例復活の行方次第では、党内派閥の勢力図もがらっと塗り替わりかねない。開票終了後の皮算用にも余念がないようだ。

「仲間を追い落とした」という引け目
 片や野党にとっても、比例代表での暗闘は、無縁とは言えない。

 比例復活を経験したことのある立民議員のベテラン秘書は「比例当選の任期中は党内で肩身が狭かった」。同じ衆院議員のバッジを着けているとはいえ、永田町では小選挙区で勝ってこそ一人前とみなされる。「復活組には、『仲間を追い落とした』という引け目が付いて回る」。逆に、接戦であっても小選挙区で勝ち上がれば、仲間を救った「功労者」として人事面などで優遇されやすいというわけだ。

 今回、立民は九州ブロックに、小選挙区との重複立候補者22人全員を、同列1位で掲載した。序盤の情勢調査の獲得予測議席は5議席程度。こちらも息を詰めるしのぎ合いの様相である。

 いまだ投票先を決めていない有権者も一定の割合を占める。終盤から31日の投開票へ向け、情勢は変わる可能性があります。

(河合仁志)

3772チバQ:2021/10/25(月) 15:42:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b5fe6b6796fbe61257d1f9ae57719006fe21de2
衆院選2021 自民分裂バトル!東京15区で7人乱戦 IR汚職で控訴中の前職・秋元司氏が不出馬
10/25(月) 5:00配信

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サンケイスポーツ
IR(統合型リゾート)汚職事件で前職、秋元司氏(50)が有罪判決を受けたことや野党共闘の調整遅れなどから、乱戦模様なのが東京15区(江東区)だ。自民党は地元で活動を続けてきた無所属の前職、柿沢未途氏(50)と愛知県を拠点にしていた無所属の元職、今村洋史氏(59)の2人を推薦。野党は東京4区(大田区の大半)で活動していた立憲民主党の元職、井戸正枝氏(55)を統一候補とした。この3人を軸に、計7人が戦う。

23日夜、江東区内の中学校で開かれた個人演説会。柿沢氏は約120人を前に、力説した。

「1週間前によその選挙区から移ってきた人。本当に地元の声を国会に届ける代議士を務めることができるのか」

中盤情勢で横一線と報じられる井戸氏のことを鋭く批判。「柿沢未途は地元『生え抜き』の政治家」と〝地元密着〟をアピールした。

柿沢氏は、元外相の弘治氏から親子2代で15区が地盤。みんなの党、維新、希望の党で4回当選後、無所属で立民の会派に入った。今月4日に会派を離脱し、首相指名選挙で「岸田文雄」に投票。「自民執行部から(公認候補として)擁立の話もあった」と明かす。

だが、自民と対立してきた経緯から東京都連が反発。事件の影響が避けられない秋元氏にかわる候補者として、今月に都連が今村氏を引き込み、党本部に公認申請した。

2人は無所属のまま推薦の扱いとなり、当選者が公認される流れ。秋元氏は18日に不出馬を表明し、今村氏支援を打ち出した。急転直下の国替えについて、今村氏は「自分の戦いをしっかりするだけ」と力を込めた。

同じ推薦とはいえ、柿沢氏は不利な立場だ。

今村氏にはこれまで丸川珠代前五輪相(50)、萩生田光一経産相(58)らが応援に入った。24日は朝日健太郎参院議員(46)が、新型コロナ感染第6波の可能性を念頭に「医師の今村さんに(国会で)活躍してもらいたい」などとマイクで強調した。

柿沢氏は支持者らにも「新聞紙上に自民党の広告が入っていたが、私の名前と写真だけがない」と苦境を訴える。無所属だと政見放送に出演できないため、「勝手に政見放送!」と題して政見放送風の動画をSNSで公開するなど懸命だ。

一方の井戸氏も野党のごたごたを引きずる「落下傘候補」。東京4区で出馬を予定していたが、共産党が候補者を擁立。井戸氏は「統一候補の確約がないまま国替えした」と明かし「候補者一本化の中で個人の犠牲もあった」。これまでの活動がふいになったことの無念さも示唆した。

東京15区では諸派新人の桜井誠氏(49)、無所属新人の猪野隆氏(56)、維新新人の金沢結衣氏(31)、無所属新人の吉田浩司氏(61)も出馬している。残り6日間の選挙活動で、有権者はどう判断を下すのか。

3773チバQ:2021/10/25(月) 15:43:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/83f7a45bee3f180edf1368de2be605d0cb85eb94
自民、単独過半数うかがう=立民上積み、共・維堅調―衆院選情勢【21衆院選】
10/24(日) 21:43配信
 衆院選の投開票を31日に控え、時事通信社は全国の支社・総支局の取材などを基に、世論調査の結果や過去の得票実績を加味して情勢を探った。

 定数465議席のうち、公示前勢力で276議席の自民党は議席を減らし、単独過半数の233議席をうかがう状況だ。立憲民主党は公示前の110議席から上積みし、共産党と日本維新の会も議席を増やす見通し。

 ただ、自民党と野党・無所属候補の対決区のうち136の選挙区が接戦で、終盤の情勢によって結果が大きく変動しそうだ。

 自民党は、候補者を立てた277選挙区のうち、110選挙区で当選圏に入っている。接戦区では71選挙区がやや優勢。比例代表は前回の66議席を上回る勢い。

 公明党は前職を立てた9選挙区のうち、大阪、兵庫で四つを確保し、残り五つは激戦。比例は前回の21議席から上積みする公算が大きい。与党で見ると、岸田文雄首相が勝敗ラインに掲げる過半数(233議席)を超え、常任委員長ポストを独占し、委員数でも野党を上回る「絶対安定多数」の261議席に届く可能性がある。

 立民は候補を擁立した214選挙区のうち、18選挙区で議席確保のめどが立っている。比例は公示前の62議席には届かず、40〜50議席を視野に入れる。

 共産は沖縄で議席を維持する見込みで、比例は公示前の11議席から伸ばす勢い。維新は大阪で5議席を固め、比例は前回の8議席から大幅増を見込む。

 国民民主党は4選挙区で当選圏内。れいわ新選組は比例で1議席獲得する可能性がある。社民党は沖縄で1議席を確保する見通し。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得のめどが立っていない。

3774チバQ:2021/10/25(月) 15:46:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/83ad2009f6c41433958c7ccdafbe2be639b4178b
衆院選長崎4区 野党「共闘」自民「挙党」掲げるも… 疎遠、しこりで一枚岩なれず
10/24(日) 11:00配信

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長崎新聞
野党の県連幹部らとガンバローコールで結束を誓う末次候補(右から2番目)=佐世保市(写真左) 北村候補の出陣式で激励する朝長市長(右)=佐世保市

 与野党対決が激化する衆院選長崎4区。立憲民主新人の末次精一候補(58)陣営が野党共闘に自信を見せる一方、党公認問題で出遅れた自民前職の北村誠吾候補(74)陣営も挙党態勢の構築を急ぐ。だが、いずれも組織が一枚岩になりきれない内情を抱えたまま、後半戦に突入する。
 公示日の19日夜。末次陣営が佐世保市中心部で開いた集会には、連携する国民民主や社民の県連幹部らが顔をそろえ、「全力で応援する」と激励した。衆院選5回目の挑戦となった末次候補は「これまで野党はバラバラで戦ったが、きょうは本当にたくさんの皆さんが来てくれた」と感激した様子を見せた。
 野党の結集をアピールした格好だが、組織の集票力は心もとない。立民は大票田の佐世保市に市議がおらず、4区内で唯一の市町議員だった平戸市議が衆院選公示直前の市議選で落選。支持者は「地域に根付いていない」と嘆く。
 過去の衆院選で非自民候補を支えた佐世保重工業(SSK)などの労組は、組合員の減少で弱体化。SSK出身の佐世保市議4人は国民所属だが、うち1人は「候補者との関係が深まっていない」と集会や街頭活動にも参加していない。社民も前回市議選で議席を3から2へ減らし、かつての存在感はない。
 共産の候補者擁立見送りは好材料とされる。三つどもえとなった前回は、北村候補が約7万4千票を集めて7選を果たしたが、希望の党だった宮島大典氏(現県議)と共産・石川悟氏の合計得票数とは約2千票差しかなかった。「自民を破る土台ができる」。共産党県北部地区委員会委員長の石川氏はそんな期待を込め、末次候補を支援する。
 ただ、国民は共産と政策で一致しない点もあり、労組関係者は「共産色が前面に出過ぎると波風が立つ」と懸念。こうした意見に配慮してか、共産幹部らは出陣式に姿を見せなかった。
     ◆
 「共産と協力する政権に国は任せられない」。19日、北村候補の出陣式で「盟友」として登壇した朝長則男佐世保市長はこう訴えた。自衛隊や米軍との「共存共生」を掲げるだけに、基地政策を否定する共産へのアレルギーは強い。
 北村候補は、閣僚時代の失言などが原因で、瀬川光之県議と自民党公認を争った。党本部裁定で決着したのは公示4日前。出遅れた陣営は「保守の火を消すな」と組織一丸となるよう訴えるが、「そう簡単にしこりは消えない」(自民関係者)。
 北村候補は20日、瀬川氏の地元、西海市に入った。瀬川氏も協力を約束して同行。市内3カ所で街頭演説をしたが、集まったのはいずれも20〜10人程度にとどまった。
 公認争いで瀬川氏を支持した県看護連盟や県農政連盟からも推薦を取り付け、組織固めを急ぐ北村陣営。だが幹部は「時間がない」と焦りを募らせている。

3775チバQ:2021/10/25(月) 15:47:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f12216ac8750e87f1109ac1260b42ee8e1c886ae
<衆院選みえ・攻防の裏側>川崎地盤、長男に譲る 世襲批判の中、強い執念
10/24(日) 11:00配信

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伊勢新聞
【衆院解散で政界を引退した川崎県連会長=津市羽所町で】

 自民党三重県連が新人3人を擁立して「世代交代」を掲げる影で、川崎二郎元厚労相(73)が引退した。12選のベテランは世襲批判にさらされながらも長男に地盤を譲るという最後の大仕事に取りかかっている。

 「地元の名士で伊賀の人にとっては特別」(自民党県議)という川崎家の三代目。私財を投じて伊賀上野城を再建した元衆院議員、克の孫、同じく衆院議員で元厚生相の秀二の子に当たる。

 ただ、政界入りは順風満帆とは言い難かった。秀二の急死を受けて初めて旧三重1区から立候補した昭和54年の衆院選は次点で敗北。翌55年は当選したものの、58年は再び落選を喫した。

 「川崎にとって楽な選挙は一度もなかった」と振り返るのは、川崎を中選挙区時代から見守ってきた支援者の一人。川崎は世襲議員ながら盤石ではない選挙戦を戦い抜いてきたからこそ、戦術が磨かれていった。

 15年ほどの付き合いになる県連幹部は「選挙になると、いろいろな団体や会社に声を掛ける徹底的な選挙戦術をとる」と舌を巻く。「あの年齢でも記憶力がよく、会った人の名前を忘れない」という。

 野党の出方も深く読む。9月の知事選で与野党相乗り候補を提案した幹部は「『絶対に相乗りを崩す動きがあるから、万が一の場合も考えるように』と川崎に言われ、実際にそういう場面があった」と明かす。

 そんな川崎は地盤の三重2区を長男に譲り、県連会長として選挙戦に臨んでいる。公募せずに県連三役だけで決めるやり方は県連内からも反発を招いたが、衆院解散までに次期参院候補までまとめてしまった。

 県連関係者は「どうしても長男に地盤を譲りたいという執念を感じた」。川崎は県連会長としては参院候補の動きを指示するだけ。選挙では長男の選挙区に集中。街頭演説など表舞台には立たず、支援者を回る。

 一方、地盤としている足元の伊賀市で揺らいでいる。平成28年の伊賀市長選や31年の県議選伊賀市選挙区などでは、自ら擁立した候補者が相次いで落選。地元関係者は「求心力が低下している」とみる。

 長男に譲った選挙区は野党候補との激戦となっている。これまで何度も落選を経験しながらもよみがえってきた政治家一族の川崎家。選挙の厳しさを誰よりも知る川崎は長男にそのバトンを渡すことができるのか。

     ◇
 県内でも与野党の10人が県内の全選挙区で激戦を繰り広げる衆院選。5回にわたって、各政党の攻防の裏側に迫った。

伊勢新聞

3776チバQ:2021/10/25(月) 15:55:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/5da545e278e0b9bd876346bcf5b24fa42c2f3145
石原王国崩壊危機…「軍団」解散の年に、伸晃氏 11回連続当選黄信号
10/23(土) 5:30配信


スポニチアネックス
公示日の19日に、東京・南阿佐ヶ谷の杉並区役所前で演説を行う石原伸晃氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 れいわ新選組の山本太郎代表(46)による出馬表明と撤回で注目された東京8区。自民党の石原伸晃元幹事長(64)と野党統一候補で立憲民主党の吉田晴美氏(49)が激しく競り合っている。11回連続当選を目指す伸晃氏の牙城とされてきたが、今回は小選挙区での敗北の危機も指摘され、永田町では「石原王国の崩壊か」とのささやきも漏れ始めた。

【写真】東京3区に出馬している石原伸晃氏の弟・宏高氏

 突然の東京8区出馬宣言で騒動を巻き起こした後、比例東京ブロックから出馬した山本氏は22日、同区内のJR阿佐ケ谷駅前で演説を行った。ここに吉田氏がゲストとして合流。「1枚目の投票用紙には吉田晴美、(比例の)2枚目には“れいわ”とお書きください」とアピール。小雨が降る中、足を止める有権者が続出し、気付けば聴衆は約200人規模へと拡大。山本氏が与党を批判するたびに「そうだ、そうだ!」の合唱や拍手が湧き起こった。

 吉田氏は「野党統一候補として戦う責任と感謝でいっぱい」とあいさつ。山本氏から「衆議院で会いましょう!」と声を掛けられグータッチを交わした。吉田氏は演説終了後に報道陣に対し「(山本氏の応援は)心強かった。感無量です」とバックアップに感謝した。

 自民党都連関係者はこの様子に表情を曇らせた。「野党統一候補になった効果と“山本騒動”で吉田氏の知名度が上がった。そして今回のような“合流街頭”でさらに勢いづくかも」と口にしたのは懸念。中選挙区時代を含め、同区を地盤として10回連続の当選を果たしている伸晃氏だが、関係者がやきもきするのには不安材料があるからだ。17年の衆院選では約9万9000票で伸晃氏が当選を果たすも、次点だった吉田氏は約7万6000票。これに希望の党候補、共産党候補の票を合計すると13万9000票となり、伸晃氏の票数を上回る。

 都政関係者は「この4年間、地元で地道に出馬の準備をしていた吉田氏には“山本乱入”に遭って気の毒との同情の声も広がった。石原氏をリードしているとの調査もある」と明かす。

 石原陣営では「これまでで一番厳しい戦い」との声が上がり、危機感が広がっている。石原氏はこの日、JR高円寺駅前などを遊説し「今回は本当に厳しい選挙です」と頭を下げた。杉並区役所前で行った19日の第一声でも、地元企業など約300人の支援者の前で「政治信念の違う野党共闘に負けるわけにはいかない」とマイクを握る手に力を込めた。

 父の石原慎太郎氏(89)の背中を追いかけ初当選したのは90年。慎太郎氏は68年に参院選で初当選し、72年に衆院に鞍替えした後、75年に都知事選で落選したが、この1年を除き、国政の場から石原家が遠ざかったことはなかった。自民党関係者は「仮に伸晃氏が小選挙区で敗れても比例復活の可能性が高いが、現在、石原派の閣僚はゼロ。派閥の領袖(りょうしゅう)として一国一城の小選挙区を落としたら影響力の低下は加速するだろう」とみる。弟の石原宏高氏(57)も東京3区で激戦だ。今年に入り、かつて力強い援軍だった「石原軍団」も解散。政界の石原王国の存続にも危うい空気が流れる。

3777チバQ:2021/10/25(月) 15:56:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2b05f20801c203b008b4b953381ac714500fb3f
福岡10区 自民・山本氏、立民・城井氏と激突
10/21(木) 21:02配信

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産経新聞
立候補者の街頭演説に集まった聴衆=19日、北九州市小倉北区

衆院選(31日投開票)の福岡10区は、自民党前職の山本幸三氏(73)と立憲民主党前職の城井崇氏(48)による4度目の対決を軸に、激しい選挙戦が展開されている。公明党との選挙協力を深める山本氏に対し、城井氏は共産党も交えた「野党共闘」で雪辱を期す。前職2人に割って入る日本維新の会新人、西田主税氏(59)は、自公政権と野党共闘双方の批判の受け皿となることで票の上積みを狙う。

「岸田(文雄)首相とは何でも話せる、何でも頼める仲にある。しっかりと日本を安定させる政策を進めていきたい」

山本氏は19日の公示日、第一声でこう強調した。

山本氏は岸田氏が会長を務める自民党派閥、宏池会(岸田派)の副会長を務める。9月の党総裁選では議員票取りまとめの責任者として、岸田氏の勝利に貢献したという。

選挙戦では首相との親密ぶりを紹介し、自ら訴える政策の実現性をアピール。岸田政権の誕生を追い風にしようと懸命だ。24日には岸田氏が応援に入る方向で調整している。

■正念場

自民は比例代表候補の73歳定年制を原則としており、山本氏も比例代表に重複立候補していない。これまで福岡10区では山本氏が3回連続で当選を果たしているが、「今回は本当に厳しい。比例復活できず、小選挙区で負けたら政治生命の終わり。正念場だ」と気を引き締める。

強い危機感の背景には、今年1月に行われた北九州市議選での大敗がある。自民は、立候補した22人のうち6人が落選した。特に10区内では、そのうち当選10回の重鎮を含む4人が議席を失った。

選挙の実動部隊を担ってきた地元市議の勢力が弱まったことで「支持層をまとめ切れない可能性もある」(自民関係者)。一方で、別の自民関係者は「地元の県議、市議におんぶに抱っこでは駄目だ」と冷ややかだ。

頼みの綱は連立を組む公明との連携だ。公示前には自公合同で1千人規模の集会を開いたほか、街頭演説でも公明の比例代表候補と並ぶ場面が目立った。山本氏は「公明党の力がなければ、とても勝てない」と明け透けに語る。

■権力の塊

山本氏に3連敗を喫している城井氏は、共産が候補者を擁立しなかったことで事実上、野党統一候補として挑む。

19日の街頭演説では「相手(山本氏)は首相派閥の副会長で権力の塊だ。押しつぶされないようはね返す力を寄せてほしい」と対決姿勢を強めた。

前回平成29年の衆院選で城井氏は、当時の希望の党から出馬し、共産候補も含めた三つどもえの構図で、山本氏に約7千票差にまで迫った。前回、共産候補の得票は約3万票で、単純に城井氏の得票と足せば、山本氏を大きく上回ることになる。

共産が候補を擁立しなかったことで、陣営関係者は「今回は勝てる構図だ」と自信をみせる。公示直前の17日には立民の枝野幸男代表が応援に入り、てこ入れを図った。

ただ、外交や安全保障などで政策が異なる共産との共闘はもろ刃の剣でもある。立民関係者は「共産と組めば保守層は逃げていく」と漏らす。

■「立憲共産党」

維新の西田氏は21日、JR小倉駅前でマイクを握り「自公政権のままでいいのか。新型コロナウイルス対策は後手後手ばかりだ」と声を張り上げた。

しかし、それ以上に力がこもっていたのは野党共闘への批判だった。「『立憲共産党』の候補を当選させたら日本の外交、安全保障は成り立たなくなる」と訴えた。

街頭演説には馬場伸幸幹事長も駆けつけ「維新は、自民党がやらない、共産党と組んだ立憲民主党は興味がない大改革をやる」と支持を呼び掛けた。

維新は、1月の北九州市議選で3議席を獲得した。今回の衆院選でも支持拡大を図りたい考えだが、前職同士の与野党対決に埋没気味だ。

福岡10区には無所属新人の大西啓雅氏(51)も立候補している。(小沢慶太)

3778チバQ:2021/10/25(月) 15:57:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d68a1325b14bce40187c39a9aeb65195c369ef9
色合い異なる大分「野党共闘」 
10/20(水) 19:00配信

産経新聞
有権者とグータッチをする自民党の河野太郎広報本部長=16日、大分市

31日投開票の衆院選で、大分県の3選挙区すべてで激戦が繰り広げられている。2、3区は、自民党前職と前回比例復活の立憲民主党前職による与野党一騎打ちで、1区も野党系の無所属前職に、自民新人や共産党新人らが挑む。公示前から与野党ともに幹部が入り、支持拡大を図ってきた。ただ、大分は歴史的に社民党の牙城だったこともあり、共産党の候補取り下げなどで全国的に進んだ「野党共闘」とは多少色合いが異なる選挙戦となっている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

「共産党はドアの内側に靴の先を突っ込み、こじ開けて土足で家に上がり、家主を追い出し乗っ取る」

16日、自民党の河野太郎広報本部長は大分市に駆けつけ、街頭演説でこう訴えた。

選挙協力を進める立民と共産などの関係は与党側にとって攻撃材料で、自民党の甘利明幹事長らがしばしば言及する。河野氏も、立民が共産と「限定的な閣外協力」で合意したことを念頭に「今回の選挙は(共産主義政権の)第一歩を踏み出すのか、自由と民主主義を守るのかが問われている」と強調した。

これにすぐさま反応したのは、翌17日に大分県に入った立民の安住淳国会対策委員長だ。

「ご懸念には及びません。(与党側は)苦しいんだろうね。それしか言うことないんだろうね」

大分市内で記者会見を開いた安住氏は、こうした発言に不快感を示した。その上で「多少のハレーションはあるが、良い所に落ち着いた。(共産と)協力できるところはやるが、自分たちの政策や考えを曲げることはない」と続けた。

× × ×

立民は、大分1〜3区について「最も接戦になる。全国的にも最重点区」(安住氏)と位置づけ注力している。河野氏の発言は厳しい選挙戦を見越した先制パンチと言えた。とはいえ、ある県政関係者は「県の政治史を踏まえれば共産批判は的外れで、上滑りしているように感じた。大分は社民党の存在を抜きには語れないから」と指摘する。

この言葉通り、大分は社民党初代党首で元首相の村山富市氏や、4月に死去した重野安正氏らを国会に送り出してきた社民の牙城だ。自治労を中心とする官公労は長年、社民支持を打ち出す。連合大分を結節点に、旧民主党系の立民や国民と、社民の協力体制が、選挙戦の行方を左右してきた。

昨年、吉田忠智参院議員らが社民を離れて立民に合流。支持者には困惑も広がったが、7月に立民の枝野幸男代表が村山氏の自宅を訪ねて融和を演出した。安住氏も大分入りした17日に村山氏と面会した際、「勝たなきゃだめだぞ」と激励されたことを明かした上で「小政党同士の協力ではなく、1つの党として迎える選挙。自民に力で十分対抗できる」と述べ、合流効果に期待を見せた。

3779チバQ:2021/10/25(月) 15:57:31
× × ×

こうして立民と社民が一体化を進め、連合大分の仲立ちによって国民県連とも連携を深める中、共産の立ち位置は微妙だ。

共産は今回、立民前職が出馬した大分2、3区の2選挙区での擁立を見送り、「野党共闘」を演出した。

ただ、立民が擁立した2区前職の吉川元氏(55)と3区前職の横光克彦氏(77)に国民県連と社民県連が支持を表明する一方で、共産は「自主的に支援する形になるだろう」(県委員会幹部)と組織としての露出を避ける。

複雑なのは1区だ。

立民県連と国民県連が支持し、前回衆院選で希望の党から比例復活した無所属前職、吉良州司氏(63)に、共産県委員会書記長の新人、山下魁氏(44)をぶつけたからだ。

公示前には山下氏を「統一候補」とするような動きもあったが、民間労組などが反発して調整がつかなかった。ただ、連合関係者からは「共産が入らない方が一枚岩になれる」との声も漏れる。

× × ×

対する自民は、2区の前職、衛藤征士郎氏(80)と3区の前職、岩屋毅氏(64)がともに自身の後援会に加え、推薦を受ける公明党と、その支持母体の創価学会などの組織をフル動員し、票の掘り起こしを進める。特に党規定により比例代表と重複立候補しなかった衛藤氏については、自民党本部から九州内の有力企業に支援強化を働きかけ、てこ入れする。

1区の自民新人、高橋舞子氏(33)は公明推薦を受けることができなかった。学会関係者は「結局、(高橋氏側から)何も言われていない。選挙区では自公政権の枠組みに沿って投票するかもしれないが、どうなるかは分からない」と打ち明ける。自民県連内も「一丸ではない」(関係者)という。

しかし高橋氏には、20年近く県政を担う広瀬勝貞知事との良好な関係に加え、「政治の師」と仰ぐ甘利氏が党役員人事で幹事長に就くなど追い風もある。若さや記者経験、女性候補であることなどを打ち出し「自民党型の地上戦に加え、空中戦で従来にない票を掘り起こす」(陣営幹部)ことを狙う。



大分1区からは高橋、山下、吉良の3氏のほか「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の新人、野中美咲氏(25)、無所属新人、西宮重貴氏(43)も立候補している。(中村雅和)

3780チバQ:2021/10/25(月) 18:34:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/05885746a8117b41e6f63e6f598372e0f1ed20b9
大阪10区は“混戦必至”の三つどもえ 辻元氏vs外科医vs維新新人 注目は日本維新の会の動き
10/25(月) 16:56配信

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夕刊フジ
街頭で熱弁を振るう辻元氏

 選挙のたびに、自民党と立憲民主党(旧民主党を含む)、日本維新の会の候補が、激しい三つどもえの戦いを繰り広げているのが大阪10区(高槻市など)だ。今回も、立憲民主党副代表の辻元清美氏(61、当選7回)と、自民党の前厚労政務官の大隈和英氏(52、同2回)、日本維新の会の新人で前大阪府議の池下卓氏(46)が激突する。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン



 過去の激戦を、大阪府議が解説する。

 「2017年の前回衆院選は、小池新党をめぐる混乱で立憲民主党に追い風が吹いて、辻元氏が頭一つ抜け出たが、12年と14年は、ほぼ横一線だ。14年の選挙では、辻元氏が選挙区で勝ったが、大隈氏と日本維新の会の松浪健太氏も比例復活し、3人の国会議員が誕生した」

 今回、まず注目は日本維新の会の動きだ。17年の選挙で敗れた松浪氏が府議にくら替えした。結果、府議の池下氏が逆に国政に回った。

 自民関係者がいう。

 「池下氏は通称『イケタク』と呼ばれ、選挙に強い。祖父と父が高槻市議だったため、盤石の地盤がある。松浪氏が19年に出馬するまでは、府議選で常にトップ当選だった。また、税理士という職業柄か、政治手腕も緻密で理詰め、一方で趣味は茶道という。そのギャップに人気が集まる。府議になった松浪氏も全力支援するため強い」

 立憲民主党の辻元氏はどうか。維新関係者は分析する。

 「手ごわいの一言。11日も代表質問で、岸田文雄首相に舌鋒鋭く『森友学園』再調査を迫るなど、存在感を発揮した。12年の選挙は比例復活だったが、14年と17年は選挙区で勝ち切った。強さの秘密は、彼女の突破力と、秘書給与流用事件で逮捕されながら、不死鳥のように復活してきた不屈の魂。その2つが大阪人にはウケるようだ」

 自民党の大隈氏も善戦する。地元市議がいう。

 「大隈氏は、阪大医学部附属病院や大阪警察病院などで勤務した外科医ながら、偉ぶらず黙々と辻立ちや街頭演説をこなしている。コロナ禍では、厚労政務官として活躍した。選挙のたび票数をジワジワ増やしており、侮れない」

 10区の有権者数は約32万人。6万5000〜7万票が当選ボーダーラインか。 (ジャーナリスト、田村建雄)

 

【大阪10区】(高槻市など)

△辻元清美61  立民前

▼池下卓46  維新新

▼大隈和英52  自民前

※当落予測の△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」 (本紙分析)

3781チバQ:2021/10/25(月) 18:35:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/e686a9282db93286184d2cb79a494531b396c016
自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査
10/25(月) 18:00配信

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朝日新聞デジタル
朝日情勢調査

 31日投開票の衆院選について、朝日新聞社は23、24日、全国約38万人の有権者を対象に電話とインターネットによる調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて、選挙戦中盤の情勢を探った。現時点では、(1)自民党は公示前の276議席より減る公算が大きいものの、単独で過半数(233議席)を大きく上回る勢い(2)立憲民主党は比例区で勢いがなく、公示前の109議席からほぼ横ばい――などの情勢になっている。

東京の選挙区、石原伸晃氏や菅直人氏らが接戦

 選挙区はインターネット調査で、比例区は電話調査で情勢を探った。調査時点で投票態度を明らかにしていない人が、選挙区は4割、比例区は3割おり、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。

 自民は、選挙区では公示前の210議席に届かないものの、161の選挙区で優位に立ち、190議席に迫る勢いをみせている。比例区は堅調で、公示前の66議席を上回り、70議席をうかがう。

 自民は、政権を奪還した2012年の衆院選以降、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を確保してきた。接戦となっている74の選挙区の勝敗次第では、今回もこれを獲得できる。

 公明党は、公示前の29議席は維持しそうな勢い。選挙区では、北海道10区と東京12区で接戦となっている。

 立憲は、選挙区では公示前の48議席を上回る公算が大きい。競り合っている65の選挙区が、議席を上積みできるかどうかの焦点。枝野幸男代表(埼玉5区)も自民前職と接戦となっている。一方、比例区は勢いに欠け、公示前の61議席を10議席以上、下回りそうだ。

 日本維新の会は、公示前の11議席から3倍近くに増える勢い。選挙区は大阪府内を中心に10選挙区でリード。比例区は地盤の近畿以外でも、東京や南関東で複数議席獲得を視野に入れている。

 共産党は、選挙区で議席を維持している沖縄1区で接戦。比例区で議席を積み上げ、全体として公示前の12議席を上回る可能性がある。

 国民民主党は、4選挙区で優勢で、比例区と合わせ、公示前の8議席と同程度になる見込み。

 れいわ新選組は比例区東京で議席獲得をうかがう。社民党は選挙区、比例区ともに1議席を確保できるかどうか。

 「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、厳しい情勢だ。

     ◇

 調査方法 23、24の両日に実施。電話調査は、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、固定電話、携帯電話あわせて2万5595人から有効回答を得た。インターネット調査は、調査会社4社に委託し、各社の登録モニターを対象に調査した。全国で計35万3868件の有効回答を得た。小選挙区はネット調査から当落を予測し、比例区は、電話調査から予測した。

朝日新聞社

3782チバQ:2021/10/25(月) 18:40:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4e7236ac0db78679f298c82758cf649fe7bf5d5
自民・岸田派候補は衆院選でまさかの半分落選も…15人が野党候補と大接戦、閣僚経験者も劣勢
10/23(土) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
閣僚経験者も劣勢、平井卓也前デジタル相もリードを許す(C)日刊ゲンダイ

 60以上の選挙区で自民vs野党のデッドヒートとなっている10.31衆院選。とくに岸田首相が率いる岸田派(宏池会)の候補は軒並み苦戦を強いられている。このままでは、宏池会の勢力衰退は待ったなしだ。

 宏池会には衆参合わせて46人が所属していたが、閣僚経験のある宮腰光寛元沖縄北方担当相と竹本直一元科学技術担当相、三ツ矢憲生元外務副大臣の3人が引退。衆院勢力は31人に減っている。

 ただでさえ人数が減っているのに、今回の選挙は、多くが当落線上で喘いでいる。自民党が行ったとされる情勢調査によると、31人の宏池会メンバーのうち15人が野党候補と接戦を繰り広げている(別表)。宏池会の衆院勢力の半分が、リードを許しているか、リードしていても5ポイント差以内に収まっている状況だ。

 若手・中堅だけでなく、閣僚経験者も劣勢もしくは並ばれている。前デジタル相の平井卓也氏(香川1区)と元地方創生相の北村誠吾氏(長崎4区)は立憲候補に後れを取り、元地方創生相の山本幸三氏(福岡10区)も立憲候補と互角の戦いを演じている。

 大阪1区と2区では維新候補に先行され、静岡5区では民主党政権で環境相を務めた細野豪志氏に10ポイント以上も差を付けられている。埼玉1区では、首相補佐官に抜擢された宏池会のホープ・村井英樹氏が立憲候補と横一線だ。早くも「落選しても補佐官はできるから問題ない」(自民党関係者)と落選を見越した指摘まで出始めている。

 宏池会の半分が選挙区を落とすようなことになれば、党内の岸田首相の求心力が低下するのは間違いない。選挙後、政権運営が一気に苦しくなる可能性がある。

3783チバQ:2021/10/25(月) 18:40:43
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296313
自民・河村建一候補「比例中国」→「比例北関東」追放劇のア然…安倍家・岸家に影響力低下の焦り
公開日:2021/10/20 14:15 更新日:2021/10/20 19:33
 19日に公示された衆院選で驚いたのは、山口3区の公認争いで林芳正元文科相に敗れて引退した河村建夫元官房長官の長男・建一氏が、当初発表されていた「比例中国ブロック」ではなく「比例北関東ブロック」に変更になっていたこと。どうやら裏には、地元での影響力低下に焦る安倍元首相の蠢きがあったようだ。

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  ◇  ◇  ◇

 先週16日、自民党山口県連が、岸信夫会長名で党の選対委員長宛てに「比例候補者について」という文書を提出していたことが分かった。そこにはア然とするほどトゲトゲしい文言が並ぶ。

 河村氏の長男が中国ブロックの候補となったことについて〈当県連から党本部に対して公認決定を願い出た候補でもありません〉〈河村建一氏が決定されたことに強く抗議を申し上げるとともに、この方は、山口県連とは何ら関わりのない候補であることを確認させていただきます〉。そのうえで、〈杉田水脈候補の名簿上位搭載にご配慮いただきますよう、強くお願い申し上げます〉と記されていた。

 杉田氏は「LGBTには生産性がない」で物議を醸したウルトラタカ派の女性前職。安倍元首相の強力なプッシュにより、前回2017年衆院選でも比例中国ブロック上位となり、当選した。

 今回も、文書が“威力”を発揮したのだろう。結局、杉田氏は中国ブロック19位(小選挙区との重複候補を除き3番目)となり、一方の河村氏は、北関東ブロック32位(同2番目)へと追い出された形となった。

「15日に中国ブロックに建一氏の名前が入ったのを見て、『世襲で比例優遇はありえない!』と、安倍元首相が激怒し、弟で県連会長の岸防衛相に文書を出させたようです」(党本部関係者)

子飼いの杉田水脈氏を猛プッシュ
問題の文書。杉田水脈候補(右)はウルトラタカ派(C)日刊ゲンダイ
拡大する
 安倍元首相は自分も世襲のくせに、よく言うよだが、ついでに言うと、山口県内の小選挙区の4候補は全員世襲だ。

 県連は日刊ゲンダイの取材に、「杉田さんが県連唯一の比例公認候補であり、ごく自然な形で、県連の認識を本部にお伝えした文書です」(事務局長)と答えた。

 19日の公示日、安倍元首相は地元・山口4区で第一声。09年の選挙以来のことだった。

 もっとも、安倍元首相は公示前から何度も地元入りするなど、これまでのようなぶっちぎりの圧勝に不安がある様子。地元有権者の空気に変化の兆しが見えるからだ。

「首相を退陣し、安倍さんは“終わった政治家”。『次は林(芳正)さんだね』と、有権者の期待は移っている。安倍・岸家が永遠に安泰というわけじゃない。山口県内の小選挙区は、次回は現行の4から3に減ることが確実。だからその前に、河村家を追い出したということじゃないか」(地元関係者)

 岸田政権の人事で、安倍元首相は自身が望んでいた「高市幹事長、萩生田官房長官」が実現せず、いまだにイライラし、細田派の幹部に八つ当たり電話をかけているという。比例名簿に強権“介入”する暴走は、地元・山口でも求心力が低下していくことへの焦りの表れだ。

3784チバQ:2021/10/25(月) 19:24:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/aba81ecf12079b56bcf2c0c9fd3ef12259657280
「令和の上州戦争」の群馬1区 新潟5区は元首長三つ巴 混戦の終盤戦
10/25(月) 19:19配信
産経新聞
新潟5区の候補者と語り合う 有権者=13日、新潟県長岡市(太田泰撮影)

31日投開票の衆院選は終盤戦に突入し、候補者らは有権者へのさらなる浸透に向け奔走している。もっとも、各地の選挙区では、一枚岩になれない事情を抱える陣営も少なくない。公認争い、調整の不調、保守分裂…。それぞれの事情を追った。

■群馬1区「令和の上州戦争」

衆院選公示前日の18日、中曽根康弘元首相を祖父に持つ中曽根康隆氏(39)の前橋市の選挙事務所を、公認をめぐって争った尾身朝子氏(60)が訪問していた。

「自民党勝利のため、一致団結して頑張っていく」。そう口にした中曽根氏は、尾身幸次元財務相の長女である尾身氏と「肘タッチ」し、しこり解消をアピールしたが、両者の表情は硬いままだった。

中選挙区制時代には首相経験者が票を奪い合う「上州戦争」が繰り広げられた群馬。今回は1区の公認をめぐり、世襲議員による公認争いが勃発した。尾身氏は前回選で1区から出馬し得票率48・8%の9万2641票を獲得。一方、比例に回った中曽根氏は党員獲得数と世論調査のポイント数を伸ばしてきた。本来なら現職優先で尾身氏だが、党本部はそれを覆して中曽根氏に軍配を上げ、尾身氏の比例転出で決着を図った。

「これをかけるために4年間やってきたといっても過言ではない」。19日の公示日は自らの名前が記されたたすきとともに、選挙区出馬の思いを語った中曽根氏。背景には25年前の平成8年、選挙区調整の結果、康弘氏が比例への転出を余儀なくされた過去がある。

「中曽根家の執念だよ。国取りに勝ったということ」と自民関係者。24日には尾身氏が初めて中曽根氏の選挙応援を行い連携を強調したが、自民が一枚岩になれるかは今も最大の課題だ。選対幹部は「公認はゴールではない」と危機感を示す。

一方、自民の混乱に乗じ候補を一本化して選挙戦に臨みたかった野党の足並みも乱れた。立憲民主党では元職の宮崎岳志氏(51)と新人の斉藤敦子氏(53)が公認を目指したが、両者とも公認されないまま、宮崎氏は日本維新の会から、斉藤氏は県連の支援で無所属で出馬。共産党からは店橋(たなはし)世津子氏(60)が立候補した。

「野党一本化に向け努力したが、残念だ」と共産の選対幹部。野党乱立で票が割れるため「比例を伸ばしていく方針に変更した」とため息をついた。

■新潟5区 元首長3氏の戦い

「豪雪地帯の声を国に届ける国会議員は少ない。どうかみなさんの力を貸してほしい」。公示日の19日、元知事で自民前職の泉田裕彦氏(59)は、出陣式でこう訴えた。3期にわたり知事を務めた高い知名度を武器に、前回選では出身地の加茂市(4区)ではなく5区から出馬し、初当選を果たしている。

当初、5区は泉田氏に対し、前知事で無所属新人の米山隆一氏(54)が野党の支援を受けて戦う構図になるとみられていた。しかし、長岡市長を5期17年務め、全国市長会会長も歴任した無所属新人の森民夫氏(72)が参戦。結果、泉田氏と保守票を食い合う様相を呈しつつある。

この状況を招いた要因の一つが、前回選直前に急逝した長島忠美元復興副大臣の〝後継〟をめぐる問題だ。長島氏は中越地震(平成16年)で被災した旧山古志村(現長岡市)の村長として、復旧と復興に尽力したことで知られている。泉田氏は前回選で長島氏の遺志を継ぐと表明したが、なじみの薄い5区からの出馬には反発の声が上がっていた。自民関係者からは今も「長島氏の後継とはいえない」との声が漏れ聞こえる。

一方、長岡市出身の森氏は、市長時代に長島氏を市の復興管理監に迎え、泉田氏の後任を決める28年の知事選では自公の推薦で出馬した。野党が推す米山氏に敗れたものの、泉田氏と比較する有権者は少なくない。「長島忠美さんの遺志を引き継ぐのは私しかいない」。公示日、森氏は山古志地区でこう訴えた。

保守の争いを横目に、精力的な選挙戦を行うのが米山氏だ。泉田氏の後任として知事に就任した後、30年に女性問題で辞職。今回選では事実上の野党統一候補で組織戦を展開する。公示日は「当たり前のまっとうな政治を取り戻すのが今回の選挙だ」と強調した。

新潟は、近年の大型選挙で野党共闘が推進されてきた地でもある。「絶対に譲れない戦いだ」。米山陣営の関係者は意気込んだ。

3785チバQ:2021/10/25(月) 20:27:13
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_2S3VJQVLIJNKBKKK7XLIXRFMHM.html
選挙区を歩く 東京8区 「石原王国」に地殻変動
2021/10/25 19:37産経新聞

選挙区を歩く 東京8区 「石原王国」に地殻変動

衆院東京8区の候補者の演説に耳を傾ける有権者ら=24日午後5時4分、杉並区(竹之内秀介撮影)

(産経新聞)

れいわ新選組代表の山本太郎元参院議員が公示前にいったん出馬表明し、全国的な注目を集めた東京8区(杉並区の大部分)。公示直前になって立憲民主党、共産党、れいわの3党間で立民新人の吉田晴美氏(49)での一本化が決まり、8区で無敗を誇ってきた自民党前職の石原伸晃元幹事長(64)に挑む「与党」対「野党共闘」の構図となった。日本維新の会新人の笠谷圭司氏(41)も出馬しており、勝敗の行方は見通せない。

運動支える共産

22日、JR阿佐ケ谷駅前で開かれた山本氏の集会には、一時は山本氏と「野党統一候補」の座を争った吉田氏の姿があった。山本氏は今月8日、8区からの出馬を表明したが、吉田氏の支持者からの反発を受け撤回、比例東京ブロックに回った経緯がある。

この日は「頑張りましょう、一緒に国会に」「衆議院でお会いしましょう」と互いにエールを送り合い、笑顔で肘タッチを交わした。吉田陣営の関係者は「いろいろあったが、最終的には和解にたどり着けてよかった。〝雨降って地固まる〟だ」と胸をなでおろす。

吉田氏は今回、立民、共産、れいわの統一候補として出馬。組織力で石原陣営に劣る吉田陣営の運動を支えているのが、共産の存在だ。地元選出の都議や区議が連日街頭に立ち、挙党態勢で吉田氏への投票を呼び掛けている。同党の原田暁(あきら)都議は「これまでの吉田氏の地元での地道な活動を知っているからこそ、われわれも全力で応援できる」と話す。

「共闘」に警戒

一方の石原陣営は「野党が一気に攻めてきた」と警戒を強めている。石原氏は19日の第一声で、「共産と立民が『野合』をして、私たち自公に刃を突き付けている」と吉田陣営を牽制(けんせい)した。

約30年間にわたり石原氏が連勝し続けてきた8区。だが、中選挙区時代には共産候補が当選するなど、際立って保守的な土地柄だというわけではない。そんな8区がなぜ自民の牙城となり得たのか。ある自民区議は「長年の野党の足並みの乱れが石原氏の連勝を生んできた」と語る。

8区では小選挙区制の導入以来、野党候補が複数出馬する状況が常態化していた。例えば平成29年の前回選では旧立民、旧希望の党、共産の候補らが乱立。石原氏は約10万票を獲得して当選を果たしたが、次点の吉田氏は約7万6千票だった。旧希望や共産の候補者の得票を単純に合計すれば、石原氏を約4万票近く上回る計算になる。

自民票吸収も

第三極として石原、吉田両陣営が関心を寄せるのが、維新の笠谷氏の動向だ。維新は他の野党とは異なる保守政党であるだけに、石原氏の選対幹部は「自民票を食い荒らしかねず、今回のような大激戦では勝敗を左右しかねない」と話す。

元自民党員という経歴を持つ笠谷氏は19日の出陣式で、「一部の組織や団体の利益を優先する自民党の政治はおかしい。自民党を外から崩壊させたい」と強調。候補者の一本化が難航した野党陣営も引き合いに出し「この国をまとめられるわけがない」と批判した上で、「共産と手を組んだ立民にこの国の野党第一党を任せるわけにはいかない」と訴えた。

(竹之内秀介)

3786岡山1区民:2021/10/25(月) 20:51:54
https://www.fnn.jp/articles/-/258728
31日投開票の衆議院選挙について、FNNは全国世論調査を行い、選挙戦中盤の情勢を探った。

自民党が議席を減らすのは確実で、単独過半数を維持できるかは微妙な情勢であることがわかった。

調査は、10月23日・24日に、全国18歳以上の男女15万5,045人を対象に、電話(RDD 固定+携帯)で行った。

自民党(公示前276議席)は、東京など大都市圏では、接戦の選挙区が多く、大阪では苦戦を強いられている。

比例代表はおおむね堅調で、前回を超える可能性があるが、選挙区での苦戦が響き、議席を40程度減らす可能性があり、単独過半数を維持できるかが焦点。

公明党(公示前29議席)は、小選挙区に擁立した9人のうち、ほとんどは安定した戦いを見せているが、一部選挙区や比例では苦戦していて、公示前の議席維持は微妙。

自民・公明をあわせると、与党で過半数を確保する見込みだが、国会の常任委員会で委員長ポストを独占したうえで過半数を握る「絶対安定多数」(261議席)には届かない可能性もある。

これに対し、立憲民主党(公示前110議席)は、ほかの野党と候補者を一本化した選挙区や比例が堅調で、公示前勢力から30議席ほど伸ばす可能性がある。

共産党(公示前12議席)は、沖縄の選挙区で議席を見込んでいるほか、比例で数議席伸ばす可能性がある。

日本維新の会(公示前11議席)は、拠点の大阪の選挙区で優位に戦いを進めているほか、比例で議席を増やす見込みで、公示前の11議席から3倍近くまで伸ばす勢い。

国民民主党(公示前8議席)は、小選挙区ではほとんどが苦戦しており、公示前の8議席を守れるか見通せない。

社民党(公示前1議席)は、選挙区で1議席を確保する公算で、れいわ(公示前1議席)は、比例代表で議席獲得の可能性がある。

NHK党(公示前1議席)は、議席獲得が厳しい情勢。

ただ、2割近い選挙区では、1番手と2番手の差が5ポイント以内の接戦となっており、終盤にかけて情勢が変わる可能性もある。

3787岡山1区民:2021/10/25(月) 20:54:19
https://www.fnn.jp/articles/-/258668
31日の投開票の衆議院選挙について、中盤のFNNの調査では自民党が議席を減らすのは確実で、単独過半数を維持できるかは微妙な情勢であることがわかった。
ここ最近の衆院選で圧勝を収めてきた自民党にとっては初めて迎える正念場になると言えるだろう。
調査結果と取材により、今回の選挙の特徴と今後の展開を見通してみたい。

この記事の画像(3枚)
接戦区多数で情勢混沌
過去3回の衆院選は、全てが自民党にとって有利に働いた。
旧民主党から政権を奪還した2012年、消費税率の引き上げを延期した2014年、小池東京都知事の新党立ち上げで野党が割れた2017年。

いずれも自民党が圧勝した選挙だ。
今回は野党の大きな失点もなければ、分裂もない。与党にも大きくアピールする材料はない。
つまり今回は自民党が支持されるのかどうかが冷静に問われる選挙だと言えるのではないか。

逆に言えば、野党がどれだけ現実的な信頼を得られるかが問われる選挙でもある。
FNNの調査では289ある小選挙区のうち、差が3ポイント以内の選挙区が29、差が5ポイント以内の選挙区は54にのぼった。野党が候補者を一本化させたこともあるが、前回に比べて明らかに情勢は混沌としている。
この情勢に追い打ちをかけているのが自民党の候補者事情だ。


野党が候補者一本化 試される自民若手議員
自民党が圧勝した過去3回の選挙しか経験していない1〜3回生は100人以上。
あまりに数が多いため幹部らの指導が行き届かず、地盤が脆弱な候補が多いとされている。

今回の調査で自民党は比例の投票先で約38%の支持を獲得した。公明党(同10%)と合わせて、約5割に達する与党の支持者をまとめれば勝てるはずだが、実際にはそうなっていないところが多い。
支持政党は自民党と考えても、選挙区の候補は「人で決める」という有権者が増えているとの指摘もある。
風頼みの選挙に終始してきた若手候補の多くは今回、党の組織を固めることなど、初めてその実力が問われることになる。

立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党に国民民主党を加えた野党5党が候補者を一本化した選挙区が約7割にのぼることも、接戦区が多い要因のひとつだ。
立憲民主党や共産党などが前回の反省を踏まえ、多くの選挙区で候補者を一本化出来たのは、大きな成果だと言える。
「野党の得票は自民党に入れたくない人の受け皿になれるかどうか」(選挙関係者)との指摘があるように、“反自民票”をひとつにまとめることが小選挙区での選挙を勝ち抜く一番の近道であると言える。
野党間の政策面での温度差が埋まっていないことは課題として残されたままだが、自民党の当選者を減らし、野党勢力を増やすことは間違いなさそうだ。

こうした中で躍進が見込まれるのが「日本維新の会」だ。
これまで長く続いた安倍政権のいわゆる「タカ派路線」から、穏健な岸田政権になったことで保守層の一定の支持が見込まれることに加え、立憲民主党が共産党と共闘したことで野党候補の「左派色」が強まり、中間層の票が流れているとの指摘もある。
関西圏を中心とした人気は相変わらず根強く、比例と合わせて議席を大きく伸ばす見通しだ。

この他、公明党は選挙区での候補を絞り込む従来の選挙戦を展開し、国民民主党、社民党、れいわ、NHK党は議席獲得に全力を挙げている。


「追い風も逆風もない」
今後の選挙戦で焦点になるのは何だろうか。
ある選挙関係者は次のように述べた。

「与党候補にも野党候補にも、追い風もなければ逆風もない」「全く盛り上がらない選挙だし、今後もヤマ場は来ないだろう」つまり幹部の失言などの不測の事態が起きない限りは、候補者一人一人の資質や能力が問われることになるだろう。

別の関係者は自民党の議席について200〜260という幅を示した上で「大勢は投票箱を開けてみるまでわからないのでは」と語った。
大きな風もなく、情勢の変化も選挙区次第のため「現時点で大勢は見えない」ということだ。

有権者にとって投票日までのこの1週間は候補者の実力をじっくり見定める、良い機会になるのかもしれない。

3788名無しさん:2021/10/25(月) 21:26:58
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_X5PDDU5ODNLHBJKFZKKRMAZ3KY.html
トヨタ系労組票の行方 立民候補は党派色薄める
2021/10/25 21:10産経新聞

トヨタ系労組票の行方 立民候補は党派色薄める

(産経新聞)

旧民主党系を支援してきた全トヨタ労働組合連合会(全ト、約35万人)が次期衆院選で、愛知11区(豊田市など)の組織内候補、古本伸一郎前衆院議員の擁立を見送り、自民党との関係悪化を避けた問題は、周辺選挙区にも影響を及ぼしている。「自主投票」の意思表示とも受け取れるだけに、立憲民主党の候補は党派色を薄めて選挙戦に臨み、支援を求めている。

愛知12区の立民前職は23日の演説会で、古本氏から「これからお前が自動車産業を背負ってくれ」と後を託されたと強調した。演説会の応援弁士は自身が所属する立民幹部ではなく、全トと関係が良好な国民民主党の浜口誠参院議員だった。

浜口氏は全ト出身で、産業別労組(産別)自動車総連の組織内議員。立民前職を「同志」と呼びながら11区の問題に触れて「不安の声は十分承知している。だが、築いてきた信頼関係は1ミリも揺るがない」と語り、政党ではなく個人の関係での支援を強調した。

全ト加盟の各労組には、共産党と共闘する立民への嫌悪感が広がっている。立民前職は選挙カーやポスターに党名を記さず、「祈必勝」と大書された為書(ためがき)も、枝野幸男代表や福山哲郎幹事長から送られたものは「余計な波紋を呼ぶ」(陣営関係者)として、選挙事務所に張り出していない。

隣の愛知13区では、立民前職支持で労組票の取りまとめに動く地方議員の一人が「全トが自民に遠慮している以上、私も表では活動しにくい」と語る。選挙事務所では、壁面の一番上に連合、続いて自動車総連など産別の地方組織の推薦状を張り、一番下に枝野氏名義の党公認証がある。

一方の自民は、全トに接近する動きを見せている。愛知県連は政策協定を持ちかけており、8月には国会議員と全ト幹部との意見交換会を開いた。岸田文雄首相は今月21日、12区と13区で街頭演説し、地域の自動車産業に触れて「これからも日本の経済のエンジンとして活躍してほしい」などとアピールした。

自民の県連幹部は、トヨタ自動車のテストコース整備を実現するため、自民県議らが行政との調整に動いたと指摘。「それなのに衆院選では立民を推し、自民候補を落選させるというのは筋が通らない」と語る。(田中一世)

3789チバQ:2021/10/25(月) 21:33:09
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_AJWC3WLFNZI3RJXB3I2M25IENE.html
自民単独過半数へ攻防 立民に勢い 衆院選終盤情勢
2021/10/25 20:39産経新聞

自民単独過半数へ攻防 立民に勢い 衆院選終盤情勢

有権者とグータッチを交わす岸田文雄首相 =23日午後、佐賀市(中村雅和撮影)

(産経新聞)

産経新聞社は25日、FNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った衆院選情勢調査(23、24両日実施)に取材を加味し、31日の投開票に向けた終盤情勢をまとめた。自民党は単独で過半数(233議席)を維持しそうで、連立を組む公明党とあわせれば過半数はほぼ確実な情勢だ。立憲民主党は公示前(110議席)を大きく上回り、140議席台をうかがう。日本維新の会が公示前(11議席)から躍進し30議席に達する勢いをみせている。

自民は全289選挙区のうち130前後で優位に戦いを進めているが、約2割の60程度の選挙区で立民などと接戦になっている。競り負けが増えれば単独過半数を維持できない可能性があり、情勢は予断を許さない。全体では公示前から30議席以上は減らしそうだ。

接戦は都市部で多く、閣僚経験者の苦戦も目立つ。東京都では前回、自公が25選挙区中20を制したが、今回は16で野党側が優位か、接戦となっている。公明は選挙区の前職9人全員の当選が目標だが、危うくなっており、比例とあわせて公示前(29議席)の維持が焦点となりそうだ。

野党は立民、共産党などが候補者を一本化した213選挙区のうち、約半数でリードするか、接戦に持ち込んでおり、共闘の成果が出ているとみられる。

共産は公示前の12議席から20議席近くまで伸ばす可能性がある。国民民主党は前職6人全員の当選が視野に入り、比例での議席獲得が焦点だ。れいわ新選組、社民党もそれぞれ1〜2議席の獲得が視野に入っている。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は苦しい戦い。

維新は地盤の大阪府で擁立した15人のほぼ全員が当選圏内にあり、比例代表とあわせ全体では30議席前後を獲得する勢いだ。

情勢調査では、衆院選の投票行動に関して「すでに期日前投票を済ませた」人と、「必ず投票する」と回答した人の割合を合わせると84・0%だった。



都道府県別の終盤情勢分析は27、28日に掲載します。

情勢調査の方法 サンプル数は1選挙区当たり約500、計15万5045。令和3年6月1日時点の選挙人名簿登録者数を基に、選挙区ごとに満18歳以上の有権者から男女別・年代別の構成割合に応じて調査対象を抽出。電話番号を無作為発生させるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)方式を採用し、コンピューターで電話をかけるオートコール方式で実施した。

3790とはずがたり:2021/10/25(月) 22:11:45

譲り合いの岐阜4区、「地獄の」総力戦に 自民、野党共闘に危惧
https://mainichi.jp/articles/20211025/k00/00m/010/156000c
黒詰拓也
毎日新聞 2021/10/25 18:15(最終更新 10/25 21:21) 有料記事 1100文字

 選挙区の範囲が6000平方キロ超と全国有数の広さで、都市部から過疎に悩む地域までを抱える岐阜4区。「保守王国」の岐阜にあって、組織力を生かした選挙を大々的に展開する自民前職と、4度の比例復活当選を経て初の小選挙区での勝利を狙う立憲民主前職が2017年の前回衆院選同様に激しく競り合い、維新新人が2人を追う。

 「岸田総理の政策は我々『チーム岸田』が作った」。選挙戦序盤の21日、岐阜県可児市であった自民前職、金子俊平氏(43)の演説会。応援に駆け付けた岸田文雄首相にぴったりくっついた金子氏は約1000人の聴衆を前に、自身の所属派閥が岸田派で、首相との間に太いパイプがあることを強調。岸田首相は「私の側近として活躍する将来のホープ」と持ち上げた。

 演説会では県選出の参院議員に加え、4年前に政界を引退し、金子氏が地盤を譲り受けた父で元国土交通相の一義氏の盟友で、父とは同じ選挙区のライバルでもあった藤井孝男元運輸相も招かれ、応援弁士としてマイクを握った。

 自民がここまでの組織戦を展開するのは、1996年の小選挙区制導入以降、金子氏と藤井氏が交互に出馬するなどして守ってきた議席が、脅かされているためだ。県連は4区を重点地区に定め、所属県議に有権者100人の名簿を集めてくるよう指示。県連会長代行の猫田孝県議は首長や業界団体代表者との面会を重ね「地獄のような選挙」と気を引き締める。

 同じ日の夜、立憲民主前職、今井雅人氏(59)は…

3791とはずがたり:2021/10/25(月) 22:51:00
大阪市のホムペに維新の候補者が乗ってる。ええんかい。

あなたの行動がより良い世界を次につなぐ。青柳 仁士さん
2021年10月25日
https://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000518206.html

いま世界は、新型コロナウイルス感染症がもたらした不安に揺れています。
毎日の生活が一変してしまったなかで、人類と地球の未来のためにSDGsが掲げる目標を考え、身近なところでどのように行動すればよいのか、その手がかりを、元・国連職員(SDGs担当)の青柳仁士さんに解説していただきました。

3792とはずがたり:2021/10/25(月) 23:01:48

「岸田政権を左右する」参院・静岡補選で予想外の敗北 自民に危機感
有料会員記事2021衆院選
https://www.asahi.com/articles/ASPBS6HCXPBSUTFK001.html
楢崎貴司、鬼原民幸2021年10月24日 21時25分コメント

 岸田政権にとって2議席死守が至上命令だった参院2補選。山口で圧勝したが、静岡では予想外の敗北を喫した。1週間後に投開票を控えた衆院選の「前哨戦」として臨んだだけに、与党側は危機感を募らせ、野党側は攻勢の足がかりにする構えだ。

岸田首相が2度応援入りも「逆風」拭えず
 選挙戦で岸田文雄首相が2度にわたって応援に入った静岡選挙区。自民党の遠藤利明選挙対策委員長は24日夜、敗北を受けて記者団に「あと一歩及ばずという状態になった」と述べた。

 参院静岡、山口の両補選で争われたのは、もともと自民党が持っていた議席だ。山口選挙区は自民党の分厚い地盤があり、確実に1議席は得られると踏んでいた。また、6月の静岡県知事選に自民党の前参院議員が立候補したことに伴う静岡選挙区でも当初、「勝って当然」との楽観論があった。

 静岡では、衆院8小選挙区のうち自民党や自民系の前職が七つを占める。さらに、野党側は共闘体制を構築できず、10月初旬の自民党の調査では公認候補が、立憲民主党や国民民主党が推す山崎真之輔氏を大きく引き離していた。そうした状況もあって岸田首相は告示日の7日にさっそく応援に入り、「選挙の顔」として「100代目の内閣総理大臣」などと自らのアピールも忘れなかった。

 甘い見通しは、すぐに崩れ去る。

 自民党県連は、街頭などの雰囲気から「逆風」を感じていた。県連幹部の一人は、安倍、菅政権でのコロナ対応に触れ、「両政権の不手際も影響がある。緊急事態宣言などでストレスや不満を抱えていない人はいない」と指摘していた。

 実際、選挙戦中盤には報道各…

3793チバQ:2021/10/25(月) 23:15:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_BU6ABHVPURL7RETSFWSRBQ2EQY.html
維新躍進か 30議席視野 大阪の12選挙区で優勢
2021/10/25 21:24産経新聞

維新躍進か 30議席視野 大阪の12選挙区で優勢

(産経新聞)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が23、24両日に実施した衆院選の終盤情勢調査では、日本維新の会の優勢が際立ち、公示前(11議席)の約3倍となる30議席程度を視野に入れる。地盤とする大阪府の選挙区の大半で先行しているほか、比例代表も増加する見込みで、課題である「全国政党」に向けて前進することになりそうだ。

維新の松井一郎代表(大阪市長)は25日、大阪府東大阪市で演説し、「今までの古い政治ではなく新しい日本をつくるため、既得権益にメスを入れる」と訴えた。この日は岸田文雄首相(自民党総裁)も2日連続で大阪入りし、同市での演説で「大激戦が続いている大阪13区、皆さんの力を与えてほしい」と声を張り上げ、両党の争いが激しくなっている。

維新は大阪19選挙区のうち15選挙区に候補者を擁立した。終盤情勢によると、12選挙区で優位に立ち、13区など2選挙区で自民候補と接戦を繰り広げる。前回の平成29年衆院選は10選挙区で自民に敗れており、今回は12選挙区を制した24年衆院選に匹敵する勢いを維持する。自民は選挙区で「全敗」の可能性もあり、巻き返しに必死だ。

維新躍進の背景には、新型コロナウイルスの感染が落ち着き、党副代表である吉村洋文府知事のコロナ対応が評価されていることなどがあるとみられる。立憲民主党幹部は「大阪では維新が政権批判の受け皿になっている」と指摘する。

維新は今回、関西だけでなく、首都圏や北海道、九州など全国の選挙区で幅広く候補者を擁立。終盤情勢では、維新と自民などの与党、立民などの野党で三つどもえの争いになっている69選挙区のうち、維新が優勢なのは大阪の6選挙区だった。ただ、兵庫の2選挙区で接戦を繰り広げるほか、比例は公示前の8議席から倍増する勢いで、全国での候補者擁立が比例票の掘り起こしにつながっているとみられる。

維新は昨年11月、看板政策としてきた大阪都構想の是非を問う住民投票が反対多数で否決され、党勢に陰りが見えていた。だが、衆院選では、自民でも立民などの野党でもない「第三極」として改めて支持を集めているようだ。(田村龍彦)

3794チバQ:2021/10/25(月) 23:16:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_72HTB3QA3RL4RFQ4NM2KFVYOHE.html
衆院選注目の選挙区 静岡5区 構図一変 派閥間で激突
2021/10/25 21:44産経新聞

衆院選注目の選挙区 静岡5区 構図一変 派閥間で激突

(産経新聞)

「私を裏切り者という人の気持ちは受け止める。だが政治信条でいえば、共産党と組むことこそが国民への裏切りだ。『自衛隊は要らない、日米同盟は必要ない』という共産と組んで選挙を戦うことはできない」

無所属の元環境相、細野豪志は21日夜、静岡県小山町で約80人を前にこう語りかけ、自民党入りを目指す考えに理解を求めた。

長年の支援者も多い。会場は冷え込んだが、最後まで残る聴衆から「見送るためにいるんだよ」と声がかかり、細野は相好を崩しながら選挙カーに乗り込んだ。

細野が自民二階派(志帥会)の特別会員となったのは平成31年1月だ。民主党政権では閣僚を歴任したが、野党転落後に共産との共闘色が強まる党運営を嫌い、29年の衆院選では現実的な安全保障政策などを掲げた新党「希望の党」の結成に加担。同党が惨敗後は、無所属のまま自民入りを目指すことを決めた。

大胆な宗旨替えには冷ややかな声も強い。今月20日に同県富士市で演説した際には、かつての支持者が細野をこう突き放した。

「全部裏切られた」

自民幹事長として長年君臨した二階俊博の影響力を追い風に衆院選を勝ち、自民入りを果たす-。細野のプランは10月1日に二階が幹事長から離れ、岸田派(宏池会)会長の岸田文雄が首相に就任したことで暗転した。長年5区で戦ってきた吉川赳は総裁派閥となった岸田派に所属する。5区の党公認候補も吉川に決まった。自民入りを果たすには、吉川の比例復活を許さぬほどの完勝が条件となる。

細野は背水の陣を敷いた。10月1日の記者会見で「勝利できなかったら政治の世界から引退する」と宣言。二階から「何でもしてやる」と声もかけられたが、あえて応援は頼んでいない。

「困難を乗り越えないと政治家を続ける資格はない」。細野は周囲にこう語るが、退路を断つことで同情票を得る狙いも透ける。

対する吉川は、自民公認候補としての正統性と岸田との近さを前面に出し、議席を得る構えだ。

「日本を救えるのは岸田政権の掲げる思いやりの政治だ。首相に近い位置で私の思いを形にしたい」

21日夜、吉川は同県裾野市で開いた演説会で、岸田との近さをアピールした。同派のワクチン担当相、堀内詔子(のりこ)も応援に駆け付け、派閥の一体感も印象付けた。

吉川は過去3回の衆院選で、選挙区で細野に勝ったことがない。今回、細野からは野党系の支持層が一部離れ、吉川は今回こそ勢いに乗りそうにみえるが、陣営の空気はどことなく重い。細野が吉川の支持層である公明党票を切り崩すなど、支持を広げる動きが見え隠れしているからだ。

「勝たないと政治家を引退するとか、人情めいた話で選挙が左右されていいのか」。吉川は周囲に細野の選挙戦術を非難するが、吉川陣営に入る市議からも「政治家としての経験は細野に及ばない」との声が漏れる。5区は2年あまりにわたり二階と岸田の「代理戦争」の地ともなってきただけに、吉川は首相に就任したばかりの岸田に恥をかかせまいと奔走する。

保守分裂の間隙(かんげき)を縫い、5区に非自民の旗を立てようとしているのが立憲民主党の小野範和だ。国民民主党代表の玉木雄一郎の東大陸上部の後輩にあたる。

「自民の公認争いなどコップの中の話だ。関心が持てない情けない政治ではないか。私が『市民が主役の政治』を実現していく」

小野は22日、同県裾野市のJR岩波駅前でこう訴えた。聴衆は10人に満たなかったが、細かくスポット遊説をこなし、知名度も徐々に浸透してきた。

小野は周囲に「細野が(色を変える)カメレオンのように与党と野党の支持者を向いているが、真の野党票をまとめていく」と意気込む。陣営幹部の同県三島市議、佐藤寛文は「5区の野党統一候補は小野と認知され、細野や吉川との差を縮めつつある」と手応えを語る。(奥原慎平)=敬称略

3795チバQ:2021/10/25(月) 23:17:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_WSN5FTIVNZKWFI32D7EIMDGH3Y.html
野党一本化で自民苦戦 勝敗の帰趨決する接戦区47
2021/10/25 22:08産経新聞

野党一本化で自民苦戦 勝敗の帰趨決する接戦区47

(産経新聞)

産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で23、24両日に実施した衆院選情勢調査で、自民党は単独過半数を維持しそうな情勢だが、苦戦していることをうかがわせる結果となった。立憲民主、共産など野党5党にとって、全289選挙区のうち約7割の213選挙区で候補者を一本化し、135選挙区で事実上の与野党一騎打ちに持ち込めたことが奏功したといえる。野党側は自民を単独過半数割れに追い込みたい考えで、接戦区を中心に攻防は激化しそうだ。

調査結果によると、213選挙区のうち、自民または公明の与党候補が優勢なのは約4割の90選挙区、野党5党の統一候補が優勢なのは3割弱の60選挙区に上った。共産が統一候補となっている39選挙区の多くは戦績が芳しくない。与党系候補と統一候補の接戦区は約2割の47に上り、ここでの結果が勝敗の帰趨(きすう)を決することになりそうだ。

事実上与野党一騎打ちとなった135選挙区では、与党または与党系無所属が約半分の66選挙区で有利な戦いを進めている。統一候補または野党系無所属がリードしているのは39選挙区だが、接戦区は30もあり、最終盤まで選挙戦の行方は見通せていない。

日本維新の会を含む三つどもえの戦いとなっている69選挙区では、無所属を含む与党系候補と野党系候補(維新を除く)が、それぞれ21選挙区で優位に立っており、互角の戦いを展開している。

野党第一党の立民にとって共産との共闘は非自民の保守票や浮動票を取り逃す可能性があるため、一つの賭けではあったが、共産は1選挙区に平均2万票程度あるとされ、効果が出ているのは間違いない。

これに対し、5野党から複数の候補者が出ている選挙区では、与党候補が優勢なのは56選挙区。野党5党側の候補が優位な戦いを進めているのは、わずか4選挙区だった。反自民票の受け皿が分散化すれば、与党に太刀打ちできない現実がうかがえる。

平成29年の前回衆院選では、東京都の小池百合子知事が希望の党を立ち上げ、野党第一党だった旧民進党は希望と立民などに分裂した。野党系の候補は乱立し、与党は憲法改正の国会発議が可能となる3分の2(310議席)を超える議席を獲得した。今回は大きな再編の動きもなく、野党間で候補者調整を進めやすい環境が整っていた。(坂井広志)

3796チバQ:2021/10/26(火) 11:42:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/21c16689ea47ae672f86e108aa6175f439889bbe
維新の会・足立康史の2連ポスターがネット上で物議「印象操作がひどい」
10/25(月) 16:09配信

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東スポWeb
足立康史氏(東スポWeb)

 日本維新の会・足立康史前衆議院議員(大阪9区)の選挙ポスターがネット上で物議を醸している。

【写真】うがい薬の効果を熱弁する吉村府知事

 足立氏のポスターは白と緑の2連で貼っている。白のポスターは足立氏の顔がアップしたものだが、もう一方は大阪府・吉村洋文知事の顔がアップで写っており、下の方に小さく足立氏の顔が写っている。

 ところが、吉村知事の顔がアップされたポスターのみが数日前からネット上で広がり、「候補者を顔出さない選挙って何なのか」「え、吉村知事、いつからあだちさんになったの?」などと批判的な投稿が殺到しているのだ。人気と知名度の高い吉村知事を利用しているといわんばかりだ。これに対し、2連ポスターの片方だけを取り上げ批判するのは「印象操作がひどい」とこうした投稿を批判。2連ポスターが賛否を呼んでいる。

 これに対し足立氏の選対スタッフは25日、ツイッターで「あだち陣営が何かズルいことをやってるかのような印象操作が拡散されていますが、写真をご覧いただければ、緑ポスターと白ポスターとを二連で貼っているにもかかわらず緑ポスターだけを切り取りアップしていることが分かります。あだちは正々堂々戦い続けます!」と反論。

 さらに足立氏自身も「こうしたポスターを準備していたことを私は公示日に知りましたが、このハイブリッド掲示方法を編み出した陣営を誇らしく思います。一ヶ所に同じポスターを二枚貼るのは簡単ですが、二連ワンセットで大きなツーショットポスターとし注目を集める本方式は素晴らしい。『あだち方式』としてご活用下さい!」と訴えている。

東京スポーツ

3797チバQ:2021/10/26(火) 11:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e9d7156bcf78357476e21260195905befff1c75
初代デジタル相・平井卓也氏はドブ板、映画ヒット小川淳也氏は勝てば「代表選出馬」…香川1区7度目対決
10/26(火) 6:00配信


スポーツ報知

 香川1区は全国屈指の激戦・注目区となっている。菅政権で初代デジタル相を務めた自民・平井卓也氏(63)と、昨年公開のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が反響を呼んだ立民・小川淳也氏(50)による7度目の対決。過去の戦績は平井氏の5勝1敗だが、今回は各社調査で小川氏の微差でのリードが伝えられている。全3候補者に戦況と思いを聞いた。(北野 新太)

【写真】涙を浮かべながら拳を突き上げる小川淳也氏

 24日夜、高松市内での個人演説会で平井氏は心の内をのぞかせた。「とにかく苦しい選挙。毎日、泣きそうになります…。皆様どうかお助け下さい!」。さらに、小川氏の映画について自ら言及する。「私は見てないですけど、相手を好きになって私を嫌いになるらしいですね。新しい選挙運動で、通用したら全国会議員が映画を作ることになる。私は仕事で認められたい!」。支援者から拍手が起きた。

 前回の任期中にIT担当相で初入閣を果たし、初のデジタル相にも就任した。代名詞を得て、選挙でもデジタル力を駆使して戦えているのでは、と尋ねると平井氏は表情を曇らせる。「いや、理解されにくい仕事ですし、選挙で訴えたいことはデジタル空間では伝わらない。期間中、最低2万人とは会って目を見て話をしたいです」。アナログなドブ板選挙を貫いている。

 五輪アプリの事業費削減を巡る不適切発言も伝えられた。「だって73億円のアプリって聞いたら腰抜かしません? 税金の無駄遣いに斬り込むのは民間出身議員にしかムリ。予算要求が勝負の官僚出身議員(小川氏)にはできないよ。ぶっちゃけ、全部ホントのことを知ってもらいたいです」

 祖父の元参院副議長・太郎氏の代から選挙を手伝う名和敏延さん(78)は語る。「小さい頃から負けん気は強いけど、良い男なんだよ…」。27日には甘利明幹事長、28日は所属派閥の領袖でもある岸田文雄首相が選挙区に入る予定。終盤の競り勝ちを狙う。

3798チバQ:2021/10/26(火) 11:49:55
〇…映画「なぜ君―」を撮った故・大島渚監督の次男・大島新監督は今選挙で続編「香川1区」(12月24日公開予定)を撮影中。「やはり小川さんの活動が軸ですけど平井さんや自民党の強さ、有権者の姿も表現したいです。平井さんもインタビューに応じてくれました。30分だけですが…」。キネマ旬報ベストテン文化映画1位など前作の反響は「想像もしていなかった」とし「今回はラストシーンを有権者の方が決める作品になります」と予告した。

 25日夕、高松市内のスーパー前で街頭演説を終える頃、小川氏は映画について語った。「みっともないシーンもいっぱいありました。奥さんとか、いつも至近距離にいる人は『何の感慨も感動もなかった。だって普段のままだから』って言います。でも遠巻きに応援して下さる方からは『感心した』というお声をいただいて。政治に接点を感じていただく機会になり、ありがたい」

 初出馬から17年間の活動を追った「なぜ君―」は昨年6月の公開後、異例の反響を呼んだ。今選挙では著名人から応援の声が相次ぎ、全国からの多数のボランティアが活動を手伝う。明子夫人は「今まで以上の総力戦になり、本当に感謝しています」と頭を下げる。

 一方、公示直前の小川氏の行動は波紋を呼んだ。11日、町川順子氏を擁立した維新に対し、出馬回避を求めたことが批判された。小川氏は真意を説明する。「維新や町川さんに働き掛けたのは事実ですけど、野党一本化に人事を尽くさない自分に納得できなかった。悪意ある人には『訪問』が『押し掛け』に、『あいさつ』が『乱入』になる。自分は堂々と戦いたい」

 「身を引く」 2つの覚悟を胸に決戦を戦っている。「小選挙区で当選すれば来年9月の代表選出馬に向けた活動にシフトします。大仕事になる」。仮に落選したら?「後始末をつけます。ケジメがついたら潔く身を引きます。家族に負担と迷惑を掛けた。望まれないのなら、私的な人生を生きても誰に責められるものではないですから」。

 維新の町川順子氏(62)は「簡単に当選できるなんて思わないけど、毎回2人が当選する注目区で新しい選択肢になれたら」と立候補の理由を説明。国民・玉木雄一郎代表、維新・鈴木宗男参院議員らの秘書を務め、3度の国政選出馬立候補経験がある。知人だった小川氏からは出馬回避の打診があったとし「電話を55分間切らせてくれず、私の実家まで来て」と説明。「でも、私は政権批判をしているので、どちらかと言えば平井さんの票を取っている気がするんですけど…」

◆香川1区(高松市、小豆郡、香川郡)
小川淳也50 立民前〈5〉
町川順子62 維新新
平井卓也63 自民前〈7〉

※敬称略、届け出順。丸数字は当選回数。年齢は31日の投開票日

報知新聞社

3799チバQ:2021/10/26(火) 14:51:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/83db08e1c5c38a8e7a62a30c6c3676d04f6c0640
農業票「一枚岩」遠く 熊本県農政連、衆院選で対応苦慮 課題多様化、2区は分裂
10/26(火) 6:55配信

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熊本日日新聞
衆院選で推薦している自民党候補の選挙事務所を訪ね、農家への支援を求める県農業者政治連盟の宮本隆幸会長(左)=9日、熊本市

 31日の衆院選投開票に向け、熊本県内の農業政治団体が自民党公認候補の集票に動いている。ただ、会員農家数の減少で影響力低下は否めず、農業を巡る課題が多様化する中でかつての米価のように農家が一致結束するテーマも見当たらない。保守分裂となった熊本2区では会員の支持が割れ、難しい戦いを強いられている。

 「米価が下がれば地域農業を支える集落営農が打撃を受ける。耕作放棄を防ぐためにも、農家が安心できる支援策をお願いしたい」。衆院解散を控えた今月9日、JAグループ熊本の組合員や職員で組織する県農業者政治連盟(農政連)の宮本隆幸会長=JA熊本中央会長=は県選出の自民党国会議員の地元事務所を回り、米価下落への対策を強く求めた。

 農政連は昨年11月、熊本1〜4区の自民現職(当時)4人の推薦を決定。今年8月には4人と、新型コロナウイルスの影響緩和策や災害に強い産地形成の対策強化など5項目の政策協定を交わした。

 自民党とは歴史的に、米価や農業関係補助金、貿易交渉などを巡って密接な関係を保ってきた。宮本会長は「熊本地震関係の農業予算もベテラン議員のチームワークで獲得できた。コロナ禍で先の見通せない今こそ、4人全員の再選が不可欠」と強調する。

 しかし、選挙戦での影響力は年々低下している。県農政連は地域農協ごとに11の総支部を持ち、会員数は7万3515戸(今年4月時点)。農家の高齢化や「農協離れ」を背景に、この10年で2万戸以上減った。加えて、営農形態の重心は稲作から畜産や施設園芸などに移動。ある農政連幹部は「かつての米価交渉のような、農家が『一枚岩』になれる共通項が見いだしづらい」と打ち明ける。

 そうした中、苦慮しているのが熊本2区への対応だ。17選を目指す自民前職の野田毅氏(80)と無所属新人の西野太亮氏(43)の保守系2人が2度目の対決。共産党新人の橋田芳昭氏(66)も割って入った。2区に関係する3総支部のうち2総支部(熊本市、荒尾・玉名)は会員の支持が野田氏と西野氏に分かれ、異例の「両者推薦」となった。

 県組織としては野田氏のみを推薦しながら、両陣営から「平等な対応」を求められる板挟みの状況。熊本市では総支部のトップが表立って動きづらいため、県組織の幹部らが管内のJA支店を巡回して野田氏支援を呼びかける苦渋の対応を取っている。

 農家の判断は分かれる。野田氏を支持する南区の男性(63)は「議員が予算を取れるようになるには当選を2〜3期重ねんと。今はまだ実績が必要だ」。一方で、西野氏を応援する南区男性(73)は「地区の未来を担う若手農家たちも世代交代を期待している」と言う。「国政選挙はしがらみが多いので投票しない」(南区73歳男性)と距離を置く農家もいる。

 宮本会長は「選挙応援をするのはあくまで農業発展のため。組織が分裂したら元も子もない」。融和を意識しながらの選挙戦が続く。(中尾有希)

3800チバQ:2021/10/26(火) 14:53:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c66605afea5d4b3cbfb2dd08ae7f39abe35a752
「代理戦争」消えぬ火種 二階派VS他派閥 静岡5区、群馬1区【注目区を行く】
10/26(火) 7:08配信

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時事通信
衆院静岡5区の候補者の演説を聞く支援者=21日、静岡県小山町のJR足柄駅前(一部画像処理しています)

 自民党二階派と他派閥が選挙区の公認をめぐり激しく衝突した「代理戦争」。

 党本部裁定で多くは整理されたが、静岡5区は事実上の保守分裂となった。二階派特別会員で自民入りを目指す無所属の細野豪志、党公認で岸田派所属の吉川赳の2人が4度目の対決に臨む。一方、群馬1区の公認調整は二階派に軍配が上がり、奪われた細田派の不満はくすぶる。(敬称略)
 ◇裏切り者と呼ばれ
 「自民党に入ってこの国を守っていきたい」。21日夜、静岡県小山町。小さなコインランドリーの駐車場で、細野は支持者約50人にこう訴えた。20日の演説の際に以前の女性支援者から「裏切り者」とののしられたことも明かし、「こういう方々の声も全部受け止めようと思う」とも語った。

【図解】衆院選挙制度の仕組み

 旧民主党出身で、旧希望の党などを経て無所属となった細野。2019年1月、自民幹事長として権勢の絶頂にあった二階俊博率いる二階派に特別会員として入会し、入党への布石を打った。

 しかし、先の党総裁選で岸田文雄が勝利。敵対する二階は失脚し、情勢は変化した。細野が執行部などに入党を認めさせるには、競合する吉川の比例代表での復活当選を許さない「圧勝」(二階派幹部)が至上命令だ。

 吉川は神経をとがらせる。細野とは過去3回対決してきたが小選挙区は全敗。17年の前回衆院選は落選し、その後、繰り上げ当選で議員バッジをつけた。小選挙区勝利には常に細野という壁が立ちはだかる。

 「岸田総裁が誕生した今だからこそ、私が地域で学んだことをしっかりと伝えていける」。吉川は21日、JR足柄駅前の演説で派閥会長・岸田とのつながりを強調。「総裁派閥の公認候補」という立ち位置を最大限にアピールし、支持を呼び掛けた。

 細野の自民入りに反発する静岡県連も吉川を後押しし、地方議員らを支援に送り込むなど組織をフル稼働させる。静岡の「代理戦争」に終わりは見えない。

 立憲民主党新人、小野範和は「ふるさとに恩返しを」と訴え、支持拡大を図る。

 ◇怒る細田派
 かつて福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三各元首相が争った「上州戦争」をほうふつとさせる二階、細田両派による群馬1区の公認争い。公示直前の15日、党本部は二階派の中曽根康隆を選挙区から擁立し、細田派の尾身朝子を比例代表に回す決定を下した。前回衆院選と入れ替えた形だ。党の情勢調査で中曽根が優位に立っていたことが決定打となった。

 18日、尾身は前橋市の中曽根の事務所を訪れ、「和解」を演出。ただ、面会時間はわずか10分足らずで、尾身は面会後、「お互い頑張ろうと確認した」と記者団に説明すると足早に事務所を後にした。尾身周辺は「後援会は1区で戦う準備をしていた。比例転出に動揺している」と憤る。

 一方、22日の群馬県渋川市での街頭演説で中曽根は「たすきに自分の名前が書いてある。4年前は自民党というたすきだった」と選挙区での出馬を誇った。陣営は尾身が前回獲得した9万票を超える12万票を目標に掲げる。陣営幹部は「自分たちの戦いをするだけ」と語り、尾身側との連携は意識していない。

 土壇場で分裂選挙の事態は回避された。だが、細田派は尾身の今後の選挙区復帰を捨てたわけではない。火種は残ったままだ。

 野党は候補者一本化が実現せず、3人が乱立した。立憲民主党県連が支援する無所属の斉藤敦子、旧民進党出身で元職の宮崎岳志が日本維新の会の公認を得て参戦。共産党新人の店橋世津子も支持を訴える。

 ◇立候補者名簿
 【静岡5区】
 細野豪志 50 元環境相   無 前
 小野範和 48 元銀行員   立 新
 吉川赳 39 元復興政務官 自 前
 千田光 43 自営業    諸 新
 【群馬1区】
 中曽根康隆 39 元議員秘書  自 前
                  推(公)
 斉藤敦子  53 元大学准教授 無 新
 宮崎岳志  51 行政書士   維 元
 店橋世津子 60 元前橋市議  共 新
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。無=無所属、立=立憲民主党、自=自民党、諸=諸派、公=公明党、維=日本維新の会、共=共産党。丸かっこは推薦政党。

3801チバQ:2021/10/26(火) 15:07:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8f6dfb7ac556ee6d0bf5617c4d2b1c6ab268dfe
衆院選:注目区を行く【神奈川14区】共産擁立見送り、自民前職と立民新人の一騎打ちに
10/26(火) 5:51配信

カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)長友克洋氏、赤間二郎氏

 「相模原市長の本村賢太郎です。私と彼は同級生。今回は彼の出番です」

 24日、相模原市緑区のJR橋本駅前。応援弁士として本村がマイクを握る横で、立憲民主党の新人・長友は深々を頭を下げた。

 長友と本村はかつて14区を地盤とした元財務相・藤井裕久の秘書を務めた。本村は藤井の後を受け、2009年から14区で4度出馬。17年の前回選で希望の党(当時)で比例復活した本村が19年に市長に当選したことを受け、長友は後継として国政初挑戦となった。

 陣営幹部は「藤井、本村とつないだたすきを途切れさせるわけにはいかない」と強調する。

 共産党が擁立を見送り、与野党一騎打ちの構図が出来上がったことも陣営は追い風と捉える。地元市議が「コロナ禍で自公政権に不満を持った市民は少なくない。その受け皿となり得るか否か」と話せば、14区を担当する共産幹部も「政策や考え方の違いはあるけれど自公に勝ちたいという思いは同じだ」と語る。

 公示直前の決起集会。長友は、沖縄前知事の翁長雄志が保守と革新を結集させるため唱えていた「腹八分、腹六分の精神」を引き合いに出した。「思いや考え方は違うが基本的に目指す方向性が同じであるならば、腹八分、腹六分の精神でまとまり、いまの政治を変えていく。それが14区ではできる」と、野党共闘による一本化に期待を寄せる。

 ただ、市議2期、県議4期を務めたとはいえ、「知名度は相手に比べて圧倒的に劣る」と陣営幹部は不安材料を口にする。主要駅に立ったり、商店街を回ったりと表に出るが、地元市議は「勝利するには、まだまだ足りない。一人でも多くの有権者に顔と名前を覚えてもらわないと」と焦りをにじませる。

 一方、5選を目指す自民党の前職・赤間は自公政権の継続を訴える。19日の告示日。同市中央区の事務所前で行われた「第一声」には自公の県議、市議が集結し「小選挙区は赤間、比例は公明党」と自公連立を強調した。

 地元市議は「一騎打ちは脅威。分かりやすい構図ゆえ、安倍、菅政権に不満を持つ人々の票が集まる可能性がある」と警戒する。岸田政権の支持率が高くなかったこともあり、ある県議は「森友・加計学園問題など政府が説明責任を果たしていない、という考えは有権者に根強く残っている」と話す。

 油断は大敵─。陣営はそう繰り返し、引き締めを図る。告示から初の週末となった23日には同市緑区のJR橋本駅前で赤間が所属する派閥を率いる党副総裁で元首相の麻生太郞が応援に駆け付け、選挙戦終盤にも有力弁士が選挙区入りする予定だ。

 陣営は「厳しい選挙戦」と口にするが、直近3回で小選挙区での当選を死守してきた自負もある。コロナ禍でも地元に密着した活動を続け、幹部の一人は「14区は赤間というイメージが根付いている」と話す。

 赤間は言う。「相手が誰になろうと、構図がどうなろうとやることは変わらない。自公政権の実績や経験、安定した政治の必要性を訴えていく」

 =敬称略

神奈川新聞社

3802チバQ:2021/10/26(火) 16:33:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e06e12228538ae1945ffc2e4f2beb3e0110a00e
「演説に急きょ名前入れた」異例の融和演出も…自民公認争い傷深く
10/26(火) 9:50配信
西日本新聞
【上】原田義昭氏(右)への支持を訴える自民党の岸田文雄総裁=23日午後4時ごろ、福岡県大野城市 【下】立憲民主党の蓮舫代表代行(左)と街頭演説する堤かなめ氏=24日午後0時20分ごろ、福岡県筑紫野市

 紅白の幕が下がるトラックの荷台に立つ自民党前職の原田義昭は、応援に駆け付けた首相で党総裁の岸田文雄を満面の笑みで迎え入れた。即席の舞台には「自民党公認」と大きく書かれた選挙カーが横付けされている。

【一覧】立候補一覧

 23日午後、福岡県大野城市の西鉄白木原駅前。約2千人の聴衆が歩道を埋め、舞台下には公認争いに敗れて出馬を断念した元自民県議の栗原渉が険しい表情でたたずむ。

 「今回は原田さんが公認候補として戦う。次回は栗原さんがこの5区で戦う」。岸田が演説の冒頭、公認争いで党が下した裁定を紹介し、栗原に右手を向けると拍手が起こった。

 首相自ら公認問題に触れざるを得なかった。

 1年以上にわたった自民分裂の対立は、公示の4日前に党本部が原田を公認して決着。「次回は栗原を公認」と記した裁定書の署名には岸田も党本部の総裁室で立ち会った。

 ただ、分裂回避で立憲民主党新人の堤かなめを引き離す計算だったが、報道各社の情勢調査は横一線。党本部関係者は「栗原支援者を取り込まないと勝てない。演説に急きょ栗原の名前を入れた」と明かす。

 異例とも言える首相の融和演出。それでも、分裂の傷痕は深い。

 原田は24日夕、同県筑紫野市で栗原を支援してきた県議や市議ら約20人と向き合った。「なんとか勝てるようにお願いします」と協力を求めたが、「まずは栗原さんとしっかり手を取り合って」「本当に勝ちたかったらもっと活動を」などと不満が噴出した。

 栗原の支援者には、除名をちらつかせて栗原に撤退を迫った党への不信感も渦巻く。栗原に推薦を出していた県農政連や、前回は原田を推薦した公明党は自主投票を決めた。自民県連幹部は「支持拡大より自民離れを引き留める戦いだ」と危機感は強い。

      ■

 「私は太宰府出身。父方は鬼滅の刃(やいば)でブームになった神社の神官でした」

 24日午後。筑紫野市の商業施設前でマイクを握った堤は地元色を前面に出し、応援に入った立民代表代行の蓮舫と並んで通行人に笑顔で手を振った。

 堤が出馬表明したのは約半年前。選挙区外の福岡市博多区の県議だったが、出身地の地の利を生かして支持者の開拓を図り、所属する県教職員組合の全面支援を受けて組織戦も展開する。

 解散前日の13日には共産党が立候補予定者を取り下げ、事実上の野党統一候補となった。自民分裂による「漁夫の利」に期待が高まるも、2日後には自民側も一本化にこぎ着けた。

 4年前の前回衆院選では、野党の2候補が獲得した得票を合わせても原田に約2300票及ばない。

 「無党派層や保守層への浸透が不可欠」(立民関係者)で、陣営がもくろむのが栗原支持者の「造反票」の取り込みだ。23日に同県朝倉市で開かれた個人演説会に栗原の支持者も参加。「栗原さんが引きずり降ろされたので堤さんを応援する」との申し出も増え、栗原のポスターを堤に張り替える動きも出ている。

 ただ、「栗原票がどこまでうちに来るのか読めない」と陣営関係者。「自民の底力は侮れない。本当の勝負はこれからだ」と手綱を引き締めた。

 =敬称略

(下村ゆかり、西田昌矢、金子晋輔)

3803チバQ:2021/10/26(火) 16:34:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b30f1db0b00281ff7969717b6e8dec390bace118
【衆院選】香川1区バトル激化「なぜ君」小川淳也氏VS平井卓也前デジタル相
10/26(火) 8:59配信

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日刊スポーツ
香川1区

衆院選投開票(31日)まで1週間を切る中、香川1区(高松市など)のバトルが激化している。自民前職、平井卓也前デジタル担当相(63)と、映画「なぜ君は総理大臣になれないのか(なぜ君)」に登場する立憲民主党前職、小川淳也氏(50)の一騎打ちに、日本維新の会の新人、元参議院議員秘書の町川順子氏(62)が参戦し、大混戦になっている。

【写真】香川1区候補者。左から小川氏、平井氏、町川氏

25日朝、高松市内でマイクを握った立憲民主党の枝野幸男代表は次世代のリーダー候補に「総理大臣になるには大きなハードルがある。選挙に強くなければいけない」とゲキを飛ばし、「今回は大躍進するチャンスだ」と期待を寄せた。

小川氏は03年衆院選から6回出馬し、平井氏に小選挙区では1勝5敗(比例復活で当選5回)。前回17年選挙で約2000票差まで迫った小川氏は「次世代はここにいる! 大勝負です」と声を張り上げた。

昨年6月、小川氏の逆風の17年間に密着しドキュメンタリー映画「なぜ君」が公開後、急速に知名度を上げた「総理になれない男」に平井陣営は警戒心を強める。この日、高松市内で街頭演説した平井氏はIT相、デジタル相と2度の入閣を果たし、1年でデジタル庁を設立した実績をアピール。「なぜ君」について「ドキュメンタリーと言っているが、明らかに本人(小川氏)に脚光を浴びせ、私をおとしめるためにつくっていることは間違いない」と語気を荒らげ、「有名になりたい、当選したいだけが目的だとしか思えない」とバッサリ切り捨てた。今回は小規模集会を行うなどアナログのどぶ板活動を徹底している。

維新の町川氏は「なぜ君」について「本来の選挙からちょっとズレている気がする」と話し、自民党に「これまでの古い体質では、庶民感情がどんどん離れていくだけ」と指摘した。

今回の選挙戦を描く続編「香川1区」は12月に公開される。【松浦隆司】

3804チバQ:2021/10/26(火) 16:35:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/1bec7a4cd59456c268383d8b0c97a39045b5a256
<ルポ短期決戦>「政治とカネ」か災害対策か 広島3区、自民県連に残る遺恨の影響は
10/22(金) 21:11配信

毎日新聞
2019年参院選の買収事件に関わった河井克行元法相の地元、広島3区。「クリーン」や政治の信頼回復を訴えるポスター、のぼり旗が目立つ=広島市安佐南区で2021年10月17日午後2時44分、木下訓明撮影

 「選挙のためにそこまでやるのかと思った。有権者に『政治とカネ』か、災害対策優先かの選択を迫るやり方を『許せない』と言う人もいた」。広島3区の立憲民主党新人、ライアン真由美氏を支援する広島県議はこう振り返る。地元選出の岸田文雄氏が自民党総裁に就任し、首相指名が行われる臨時国会召集前日の3日。公明党の斉藤鉄夫氏が「国土交通相に内定」という報道が、ライアン氏陣営を驚かせた。

 斉藤、ライアン両氏や日本維新の会の瀬木寛親氏ら県内小選挙区で最多の6候補が争う広島3区。2014年の広島土砂災害と18年の西日本豪雨で、甚大な被害に見舞われた地域だ。山間地などには今も当時の爪痕が残り、多数の土砂災害警戒区域を抱える。

 そして国交相は、復興・防災など政府の巨額な公共事業を差配する。ライアン氏陣営にとって、斉藤氏の国交相就任は災害に疲弊する有権者への「露骨なアピール」、さらに脅威とも映った。ライアン氏は16日、北広島町での街頭演説で「岸田政権は国交相のポジションまで選挙のために使う」と猛反発した。

 そして災害対策と並び、各候補が主張する大きな争点が、19年参院選広島選挙区での大規模買収事件を発端とする「政治とカネ」の問題だ。広島3区は、妻案里氏と共に公職選挙法違反で有罪が確定した河井克行元法相(自民を離党)の地元選挙区。案里氏の当選無効に伴う4月の参院広島選挙区再選挙では、与党への批判を追い風に、立憲推薦候補が自民候補を破っている。ライアン氏も演説で、政権の「政治とカネ」問題を改めて強調してみせた。

 一方の斉藤氏。「平和の党」を掲げる公明党にとって、被爆地・広島の小選挙区からの候補擁立は長年の目標だった。河井氏の事件発覚後の昨秋、3区での擁立を自民に打診。中選挙区時代(現3区を含む旧広島1区)に出馬経験があり、党幹部として知名度も高い斉藤氏に白羽の矢が立った。

 斉藤氏は4月末の党代議士会で「広島再選挙では『当選無効になったのになぜ給与が支払われ、なぜ返さないのか』という素朴な声を聞いた」と指摘。有罪確定まで議員歳費を受け取って批判された案里氏が念頭にあった。これを機に公明が自民を促し、当選無効となった国会議員に歳費返納を義務づける歳費法改正の骨子案をまとめた。「政治とカネ」に敏感な支持層を意識し、連立与党として衆院選で「クリーンさ」を主張する布石だった。

 また斉藤氏と岸田首相は1993年、旧1区で共に初出馬し当選した「同期」でもある。首相は就任後初のお国入りとなった20日、斉藤氏の街頭演説に駆けつけた。斉藤氏は「(岸田首相誕生で)同期の私も首相になったようにうれしい」と絆を聴衆に強調。首相も「斉藤さんは誰よりもクリーンで、真っすぐだ」と持ち上げた。

 国交相として地元貢献の訴えも欠かさない。公示後の演説で、斉藤氏は「警戒区域は県内でも(3区の)安佐南、安佐北の人口密集地に多い。全力で責務を果たす」と意気込んだ。

 ただ、支援する自民にはぐらつきものぞく。自民県連が3区で元県議の公認を申請したにもかかわらず、公明との関係を重視する二階俊博幹事長(当時)ら党執行部が、斉藤氏を「与党統一候補」と決定したためだ。

 3区を明け渡した自民県連の中本隆志会長代理は16日、斉藤氏の集会で「最終的に自公の党本部が我々県連抜きで話をつけた」と発言し、斉藤氏陣営は「なぜわざわざ言うのか」と頭を抱えた。この「遺恨」が選挙戦にどう響くかは見通せない。【木下訓明】

3805チバQ:2021/10/26(火) 17:48:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/0479d4eb74769a5fbfd87ac9350470ff5d209b8f
衆院選 長崎2区 松平候補 無党派取り込みへ 諫早・西彼で懸命にアピール
10/26(火) 11:00配信

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長崎新聞
松平候補の屋外集会で必勝を期し、ガンバローコールをする支援者ら=諫早市内

 立憲民主前職、松平浩一候補(47)と自民新人、加藤竜祥候補(41)による与野党一騎打ちとなった衆院選長崎2区。農林水産副大臣も務めた父寛治氏の後援会を引き継ぎ組織戦を展開する加藤候補を相手に、比例北陸信越からのくら替えで地盤のない松平候補は、都市部である諫早市や西彼地区の無党派層の取り込みにも注力している。だが、名前と顔を十分には浸透できておらず、陣営は“風”を起こそうと懸命だ。
 公示後の21日、同市内の労組。松平支持を呼び掛ける法定の選挙はがきが、処理が終わりきらないまま段ボールに入っていた。小選挙区は1候補者当たり3万5千枚。後援会や支援組織が集めた名簿を元に宛名を書くなどして発送する。松平候補を推薦する連合長崎の傘下労組にも割り当てられたが、配分は過去に連合長崎が支援した2区候補に比べ大幅に増えた。
 「本来は公示前に終わっているべき作業。労組の負担増は(加藤陣営ほどの)しっかりした後援会組織がないことの裏返し」(関係者)。その頼りの労組も組織率は低下傾向にある。島原藩主も務めた深溝(ふこうず)松平家の末裔(まつえい)という縁で2区に挑む松平候補だが、陣営の一人は加藤候補との組織力の差を「象とネズミ」に例える。
 こうした中、鍵となるのが都市部に多い無党派層への浸透だ。3人が争った前回、野党2候補の諫早市と西彼時津、長与両町での合計得票数は、3選を果たした寛治氏を上回った。公示前、松平候補は加藤候補のおひざ元の島原半島で地域回りを重ねた一方、「玄関先まで出てきてくれる住民が少なかった」(松平候補)という都市部では、幹線道路での朝のつじ立ちにも力点を置いてきた。
 野党候補が一本化された今回、陣営が期すのは2009年衆院選の再来。民意のうねりで民主(当時)が政権を奪取し、2区でも無党派に浸透した新人の福田衣里子氏が自民の重鎮、久間章生氏を破った。
 だが、松平候補の知名度は当時の福田氏に遠く及ばない。無党派層からは「コロナ禍で景気は低迷したまま。政治には、ばらまきではなく、長期的な計画を求めたい。投票に行くつもりだが、(2区の)候補者がどんな人か知らない」(長与町の40代女性医療従事者)との声も聞かれる。「まだ、あの時の“風”には至っていない」(饗庭敦子選対長)のが現状だ。
 週末の23日、松平候補の姿は西彼地区にあった。選挙カーが住宅地を縫うように走り、散歩途中や自宅から窓を開けて手を振る人の姿も。人影を見つけると松平候補は駆け寄り、「政治を変えたい」と訴えた。関係者は言う。「(現政権の)コロナ対策への不満は根強い。選挙戦最終日まで、とにかく一人でも多くの有権者に顔を見せてアピールしていくしかない」

3806チバQ:2021/10/26(火) 17:49:03
https://nordot.app/824082759420870656?c=174761113988793844
衆院選 長崎2区 加藤候補「親子」前面に打ち出さず 世間の厳しい視線意識
2021/10/22 10:30 (JST)10/23 09:52 (JST)updated
© 株式会社長崎新聞社
 衆院選長崎2区の自民新人、加藤竜祥候補(41)は、今季限りで引退した父寛治氏(75)の地盤を引き継いだ。組織戦で知名度アップを急ぐ一方、世襲に向けられる世間の厳しい視線も意識し「親子」を前面に打ち出すことは控えている。
 「何やらデジャブのような気がします」。2日、長崎県諫早市であった竜祥氏の事務所開き。あいさつした党県連の古賀友一郎会長は苦笑いした。2カ月前、4選を目指していた寛治氏の事務所開きで支援を求めたばかり。会場も出席者の顔触れも同じだった。
 寛治氏は体調不良を理由に引退を表明。安倍晋三元首相や寛治氏の秘書を務めた長男竜祥氏の擁立が急転直下で決まった。「父をそばで見続け、公に尽くす姿をいつしか自分自身と重ね合わせていた」
 約3年前、島原市内であった竜祥氏の結婚披露宴。安倍氏の祝辞動画に続き、父親と同じ細田派の萩生田光一氏(現経済産業相)は「いずれ一緒に仕事をしたい」との趣旨のスピーチ。後継者として、その存在を周囲に印象づけた。
 その初戦は、比例北陸信越からくら替えした立憲民主前職、松平浩一候補(47)との一騎打ち。県議時代から無敗を誇った父親の地盤をそのまま受け継ぎ、党営選挙で臨む。だが短期決戦ゆえに知名度はまだ低い。公示前、大票田の諫早市では自民県議が企業回りを助け、陣営は自民市議らに担当地区を割り当て。「父親の時はここまでやっていなかった」(関係者)ほどだ。
 この状況を、加藤親子のおひざ元の島原市で松平候補を支援する男性は「政治の私物化だ」と冷ややかに見る。
 陣営も、こうした批判を敏感に感じ取っている。「世襲が悪いのでしょうか。医者の子どもは親の背中を見て医者になる。竜祥さんは即戦力の世襲」。公示前の集会で弁士はこう理解を求めた。自民地域支部の幹部の一人は「選挙戦で父親が表に出てきてもプラスにはならない」と話す。
 19日、諫早市での出陣式。寛治氏はマイクを握らず、竜祥氏も第一声で父親に言及しなかった。その胸中を陣営幹部は「世襲と言われるのを断ち切ってやっていくんだ、という本人の意志(の表れ)。自然体で戦っていく」と代弁してみせた。竜祥氏が乗り込んだ選挙カーには、父親が掲げ続けた「千里同風」と自身の「創。」の政治スローガンがあしらわれていた。
 今回の全国の衆院選候補者を見ると、自民では世襲候補が3割、立民でも1割を超えている。

3807チバQ:2021/10/26(火) 17:56:37
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138933?rct=gnm_shu21
衆院選 群馬1区、公認争いで揺れた与野党…与党・オール自民には遠く 野党・共闘のチャンス逸す
2021年10月26日 07時20分
候補者の訴えに拍手する支持者たち
候補者の訴えに拍手する支持者たち

 群馬県内の五選挙区全てを独占する「自民王国」に対し、野党が共闘を掲げて挑む選挙戦。焦点の群馬1区では、与野党ともに公認を巡る争いで揺れ、各陣営に影響を残している。(池田知之、安永陽祐) 
◆1区
中曽根康隆(39) 党外交副部会長 自<前><1>=公
斉藤敦子(53) (元)大学准教授 無新
宮崎岳志(51) (元)地方創生特理事 維元<2>
店橋世津子(60) (元)前橋市議 共新
 「公認問題では、ご迷惑を掛けた。1区の公認は中曽根でよかったと思っていただけるよう、オール自民で頑張りたい」。二十四日、前橋市の県JAビル駐車場で開かれた決起集会。自民党前職の中曽根康隆さん(39)は、約三千人(陣営発表)という支持者たちを前に声を張り上げた。
 1区では二〇一七年の前回も、中曽根さんは自民前職の尾身朝子さん(60)と公認を争い、新人だった中曽根さんが比例北関東に回った。中曽根さんは故人の祖父に元首相、父に元外相を持ち、選挙区での当選にこだわる。
 今回公認を得られたのは、強固な地盤にも支えられ、昨年に党員約三千人を獲得して全国八位に食い込むなどしたのが要因という。
 激しい争いに敗れた尾身さんは今回、比例北関東へ。尾身さんも父に元財務相を持ち、党の慣例で公認は現職が優先という見方も出ていた。
 尾身さんの陣営関係者は「党本部の決定なので甘んじて受ける」としながら「国政での仕事はしっかりと続けてきた。支持者はみな悔しがっている」と憤りを隠さない。自民のある地方議員は「尾身さんの支持者からは『中曽根さんには投票しない』との声も聞こえている」と明かす。「オール自民」とはいかず、しこりは今後も残りそうだ。
     ◇
 一方の野党も、1区では自民の争いという大きなチャンスを生かせず、共闘は実現しなかった。
 立憲民主党は昨年、一九年の参院選で旧立民から出馬した新人の斉藤敦子さん(53)を公募で選出。しかし、党本部は公認を出さなかった。斉藤さんは参院選落選後「県連幹部と信頼関係を築くのが難しかった」と一時離党したのが影響したとみられる。
 「立民の旗を掲げて走り続ける」という斉藤さんは結局、無所属で出馬して県連が支援するという形に。共産党も新人の店橋世津子さん(60)を擁立して共闘はなくなり、「自公政治を終わらせ、命を守る政治を実現したい」と主張する。
 その立民の公募に漏れた元職の宮崎岳志さん(51)は、公示直前の十五日に「自民一強に歯止めをかける」として、日本維新の会公認での出馬が決定した。
 前回の1区では、自民の尾身さんに対し、野党候補の合計得票数は約四千七百票上回った。野党共闘を各党に働き掛けた県内の市民団体幹部は「統一候補がいれば、自公政権に批判的な有権者の受け皿を一本化できた。野党の『政権を変えよう』とする本気が見えなかった」と残念がった。
 共産は2、3区で立民候補を支援し、4区は擁立した候補を取り下げて一本化。5区は共産が候補者を擁立したが、立民はしなかった。

3808チバQ:2021/10/26(火) 17:58:33
https://www.chunichi.co.jp/arti
衆院選 静岡
8区、野党一本化で攻防 共産との距離めぐり
2021年10月24日 11時19分 (10月24日 11時19分更新)



 三十一日投開票の衆院選静岡8区は、公示直前に共産が候補者を取り下げ、野党候補が立憲民主前職の源馬謙太郎さん(48)に一本化された。中央では立民や共産など野党四党が政権交代を目指して政策協定を結ぶが、源馬さんを推薦する連合は共産と距離を取る。選挙戦で協力関係には至らないが一九九六年の小選挙区制導入以来、初の一騎打ちの構図となり、危機感を強める自民前職の塩谷立さん(71)の陣営は「野合だ」と批判を繰り広げる。
 「共闘の関係ではない。あくまでこちら側が『独自に支援』という形にとどまっている」。県西部の共産関係者が、源馬さん陣営との関係を解説した。集会や街頭演説などの協力要請があれば応じる構えだが、源馬さん側から依頼は来ていないという。
 8区で四度目の立候補となる源馬さんは今回、連合の推薦を初めて受けた。電力会社などの労働組合を抱える連合は、原発再稼働などに反対する共産とは相いれない。党本部主導で進められてきた「野党共闘」の思惑と現場との間にはずれがあり、源馬さん陣営の幹部は「中央で決めたことで、陣営同士で決めた話ではない。共産と積極的に協力態勢を取るわけではない」と説明。選挙戦は、古くからの支持者や連合関係者らが中心となっている。
 こうした状況に、塩谷さんは「選挙のため」と野党の候補一本化を批判。塩谷さんや支援する自民の市議らは街頭演説で「思想信条や政策で根本的に食い違う政党が協力するなんてあり得ない」などと繰り返し、自公政権の継続を訴える。
 源馬さんは、政府のコロナ対応が後手に回った影響で苦しんだ飲食店や失業者は少なくないなどとして「今の政治に疑問を抱く人は多い」と強調。「そうした人たちの受け皿として、自公政権以外の現実的な選択肢ができた意義はある」と語り、野合批判は当たらないと主張する。
 浜松駅近くを通りがかった浜松市中区の三十代男性会社員は「互いの批判でなく、日本のためになる政策論争を聞きたい」と話した。
 (坂本圭佑、渡辺真由子)cle/353123?rct=siz_shu21

3809チバQ:2021/10/26(火) 17:59:28
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138674?rct=tky_shu21
<衆院選東京12区>自公連立 VS 野党共闘の象徴 公明・太田前代表引退の後継は誰に
2021年10月24日 22時01分
<東京12区・北区と豊島、足立、板橋区の一部>
 首都圏で唯一、公明党が小選挙区に候補者を擁立し、「自公連立の象徴」と呼ばれる東京12区(北区と豊島、足立、板橋区の一部)。引退した公明の太田昭宏前代表の後継候補に、野党統一候補の共産党元職が激しい選挙戦を繰り広げている。連立与党の選挙協力と野党共闘が直接ぶつかり、日本維新の会新人も絡む今選挙の縮図だ。(西川正志、土門哲雄)
街頭演説に集まった有権者ら=東京都北区のJR赤羽駅前で
街頭演説に集まった有権者ら=東京都北区のJR赤羽駅前で

 選挙戦最初で最後の日曜日の24日、各候補が声をからした。
 「相手は私よりはるかに知名度がある。本当に自分の知名度のなさを恥じている。どうか力を貸してください」。JR赤羽駅前で公明前職の岡本三成さんはこう訴えた。
 陣営の選挙戦の位置付けは「信頼と実績の与党か、選挙のためだけに仲間になった野党に任せるのか」。
 解散直後から自民党の河野太郎広報本部長、公示後には小泉進次郎前環境相、高市早苗政調会長らが続々と選挙区入りし、自公総力戦で臨んでいる。
 比例北関東からの転身で、「公明のプリンス」と称された太田氏の存在感が大きかっただけに、名前を売り込むのに苦心してきた。
 一昨年夏から地元を精力的に回ってきたが、コロナ禍で対面の活動は激減。支持母体の創価学会は会員の高齢化などで集票力に陰りが指摘される。陣営幹部は「太田前代表なら自公支持者を問わず『太田党』というくらい浸透していた。岡本候補はまだ不安がある」とねじを巻く。
 公明の小選挙区候補者は比例と重複候補者にならない。落ちればそのまま落選が決まる。そうなれば今後の全国の自公協力に影響が出かねず、地元の自民関係者は「絶対に負けられない。全面バックアップだ」と強調する。
 対する共産元職池内沙織さんも党の最重点候補の1人。5回目の挑戦で、前々回の2014年には比例復活当選。前回は太田氏の約11万2600票に対して、約8万3500票まで迫りながら涙をのんだ。
 立憲民主党との選挙区調整では「絶対に譲れない選挙区」(都委員会幹部)と位置付けられ共闘の旗頭となった。
 池内さんは「野党共闘で共産党が勝ち上がればそのインパクトは計り知れない。全国的にも自公にもとんでもないインパクトがある」と言葉に力を込める。
 24日の街頭集会では「ジェンダー平等が大きな争点になった初めての衆院選。日本をジェンダー平等の国に変える第一歩。勝ち上がらせていただきたい」と重要政策を訴えた。
 立民区議、都議の支援のほか、21日には、立民の青木愛参院議員(比例)が応援に入り「野党共闘の象徴区」とアピールした。
 青木氏は09年の衆院選東京12区で公明の太田氏を破った実績があり、共産側が立民都連に応援を要請して実現。陣営幹部は「太田さんの引退はチャンス。12区で風穴をあける」と息巻く。
 維新新人の阿部司さんは「派閥やしがらみのある自民では改革できない。野党共闘は選挙に勝つことだけが目的」と、改革を望む自民支持層、野党共闘に疑問を持つ立民などの支持層の取り込みを狙っている。

3810チバQ:2021/10/26(火) 18:00:01
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138571?rct=tky_shu21
「王国」に挑む野党共闘 衆院選とうきょう・注目区ルポ
2021年10月24日 07時27分
<東京25区 青梅・昭島・福生・羽村・あきる野市、西多摩郡>
 「保守地盤の西多摩地域も変わってきた」。あきる野市のJR秋川駅前で二十日午後、立民の島田幸成さんが力を込めた。周囲には同党と共産の市議ら。村木英幸市長も「野党連立政権で政治を生まれ変わらせよう」と呼び掛けた。
 保守王国だった西多摩地域の「変化」の一つが、村木市長が誕生した二〇一九年の市長選だ。立民、共産などの市議が野党共闘で、新人の村木市長を支援。国政での野党共闘を目指す市民連合も政策協定を結び、僅差で自民、公明が推薦する現職候補を破った。
 当時、「市民連合あきる野」代表として選挙を支援した山下千尋さんは、今回の選挙で島田さんを支持する「東京25区市民連合連絡会」共同代表に名前を連ねる。「市長選と国政選挙は必ずしも同じではない」と口元を引き締めながら、勝利の再現に期待する。
 異変は、あきる野市長選にとどまらない。今年四月の日の出町長選では、自公が推薦する新人候補を、共産市議と政策協定を結んだ田村みさ子さんが破って初当選。今回、25区で初めて独自候補擁立を見送った共産の関係者は「新しい政治を勝ち取るのが第一。チャンスはある」と話す。
 受けて立つ自民の井上信治さんは旧民主党が躍進した〇九年も議席を死守し、前回まで六回連続で当選。菅内閣では万博相として初入閣した。だが、今回は野党共闘に危機感を強める。

 「十八年間国会で働いてきた。人脈があり、発言力や実行力も高めてきた」。十九日には、秋川駅でこう実績を訴えた。応援する自民都議は「時代は『反自民』。前回までは野党が二人以上出ていたが、今回は一本化した。これは脅威だ」と支援を呼び掛けた。
 野党系首長の誕生のほかにも懸念材料がある。二〇年の奥多摩町長選では、自民推薦の現職が、今年七月の都議選青梅市選挙区では自民新人が、いずれも都民ファースト系候補に敗れた。国政進出を断念した都民ファに期待する票が衆院選でどちらの陣営に流れるのかも焦点になる。
 井上さんは「対立候補のことは考えずに全力で走り回る」と支持固めを急ぐ。前回から25区に加わり、井上さんにとっては知名度不足が課題の昭島市では、公示日の夜、JR昭島駅前で出陣式。臼井伸介市長らの応援を受け「地元昭島・西多摩選出の前議員です」と強調した。(布施谷航、林朋実)=おわり

3811チバQ:2021/10/26(火) 18:16:25
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/757916
<衆院選佐賀・激突1区>佐賀市長選の余波抱え
保守分裂で残るしこり-岩田氏 支援候補敗れ危機感も-原口氏
10/22 10:00
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 「時の人」の周りに人だかりができていた。衆院選が公示された19日、自民前職の岩田和親(48)の出陣式。17日の佐賀市長選で自民党の推薦を受けて当選した坂井英隆がマイクを握ると、ひときわ大きな拍手が起こった。陣営関係者は言う。「追い風にしていく。坂井氏にはできる限り選挙戦でも表に出てきてもらいたい」。ただ、順風とばかりはいえない内実も浮かび上がる。

 岩田と坂井の選挙対策本部は市議や県議を中心に顔ぶれが重なる。市長選を終え、岩田事務所に足を運んだ一人はがくぜんとした。市議が案内役を務める街演計画が固まっていない。毎晩開く決起大会の日程は急きょ埋めたが、20日は穴が空いた。ポスターができたのも公示4日前。「準備不足はいなめないが、とにかく立て直すしかない」

 市長選は自民系市議の半数が割れる保守分裂の激戦だった。敗れた候補を推した市議の一人は人目を避けるように夜に岩田事務所を訪ねた。「何かあれば自民党からではなく、岩田事務所から直接言ってくれ」。推薦を巡る対立で党へのわだかまりは消えない。「中一日でいきなりノーサイドとはならないが、気の毒なのは岩田さん。応援はしっかりやるつもり」。複雑な胸中を吐露した。

 岩田陣営は23日を起爆剤にしたい考えだ。所属派閥の会長の岸田文雄首相が応援で来県する。「直接、首相に佐賀の声を届けることができるのは自分だ」。岩田は演説で必ずこう訴える。陣営は総裁選、市長選で吹き始めた「風」を受け止められるかどうかが、勝負の分水嶺になるとみている。

◆    ◆

 「自民党総裁選の影響は大きい。この間の佐賀市長選の影響も大きい。危ない選挙だ」。公示翌日の夜に市内で開かれた立憲民主党前職の原口一博(62)の個人演説会。市長選で当選した自民推薦候補に、自らが支援した候補が届かなかったことに言及し、危機感を訴えた。

 市長選投開票日には「衆院選の前哨戦ではない。構図が全然違う」とかわしていたが、公示日の街演後は一転、「市長選から続いているので厳しい戦いだと思う」と危機感を口にした。

 一方、陣営幹部は「国政選挙なので空気は変わっている。衆院選への影響はない」とみる。無所属で出馬し圧勝した前回の結果が示すように、政党や組織によらない「原口党」と呼ばれる高い人気と知名度を誇る。「対向車や通行人の反応がいい。今まで以上の手応えを感じる」。日々の動きを常にインターネットでライブ配信し、地域をくまなく回る。

 全国的に野党共闘が実現し、1区も原口に一本化された。共産党県委員会が佐賀市で開いた街頭演説会では、共産の参院議員が「1区で原口さん、2区で大串さんを押し上げたい。野党で政権を変えるために力を尽くす」と共闘を印象付けた。ただ、一緒に演説しようと呼び掛けられた原口の姿はなかった。

 共産支持層からの得票を見込む一方、距離感には細心の注意を払う。陣営関係者は「長い時間をかけて関係を築いてきた連合佐賀や社民と同じではない。それぞれの持ち分を発揮できるいい距離感、バランスを取る必要がある」。勝負の分かれ目となる中間層の保守票が逃げることは何としても避けたい考えだ。(衆院選取材班)

◇    ◇

 前回は全国で唯一、自民候補が小選挙区で全敗した佐賀県。1、2区ともに比例復活した自民前職が立民前職に挑む激戦となっている。両選挙区の攻防を追った。(敬称略)

3812チバQ:2021/10/26(火) 18:52:44
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/821662/
【激戦区ルポ】立民ポスターに張り替える自民支持者…福岡5区、公認争い傷深く
2021/10/26 6:00
下村 ゆかり、西田 昌矢、金子 晋輔
紅白の幕が下がるトラックの荷台に立つ自民党前職の原田義昭は、応援に駆け付けた首相で党総裁の岸田文雄を満面の笑みで迎え入れた。即席の舞台には「自民党公認」と大きく書かれた選挙カーが横付けされている。

 23日午後、福岡県大野城市の西鉄白木原駅前。約2千人の聴衆が歩道を埋め、舞台下には公認争いに敗れて出馬を断念した元自民県議の栗原渉が険しい表情でたたずむ。

 「今回は原田さんが公認候補として戦う。次回は栗原さんがこの5区で戦う」。岸田が演説の冒頭、公認争いで党が下した裁定を紹介し、栗原に右手を向けると拍手が起こった。

 首相自ら公認問題に触れざるを得なかった。

 1年以上にわたった自民分裂の対立は、公示の4日前に党本部が原田を公認して決着。「次回は栗原を公認」と記した裁定書の署名には岸田も党本部の総裁室で立ち会った。

 ただ、分裂回避で立憲民主党新人の堤かなめを引き離す計算だったが、報道各社の情勢調査は横一線。党本部関係者は「栗原支援者を取り込まないと勝てない。演説に急きょ栗原の名前を入れた」と明かす。

 異例とも言える首相の融和演出。それでも、分裂の傷痕は深い。

 原田は24日夕、同県筑紫野市で栗原を支援してきた県議や市議ら約20人と向き合った。「なんとか勝てるようにお願いします」と協力を求めたが、「まずは栗原さんとしっかり手を取り合って」「本当に勝ちたかったらもっと活動を」などと不満が噴出した。

 栗原の支援者には、除名をちらつかせて栗原に撤退を迫った党への不信感も渦巻く。栗原に推薦を出していた県農政連や、前回は原田を推薦した公明党は自主投票を決めた。自民県連幹部は「支持拡大より自民離れを引き留める戦いだ」と危機感は強い。

      ■

 「私は太宰府出身。父方は鬼滅の刃(やいば)でブームになった神社の神官でした」

 24日午後。筑紫野市の商業施設前でマイクを握った堤は地元色を前面に出し、応援に入った立民代表代行の蓮舫と並んで通行人に笑顔で手を振った。

 堤が出馬表明したのは約半年前。選挙区外の福岡市博多区の県議だったが、出身地の地の利を生かして支持者の開拓を図り、所属する県教職員組合の全面支援を受けて組織戦も展開する。

 解散前日の13日には共産党が立候補予定者を取り下げ、事実上の野党統一候補となった。自民分裂による「漁夫の利」に期待が高まるも、2日後には自民側も一本化にこぎ着けた。

 4年前の前回衆院選では、野党の2候補が獲得した得票を合わせても原田に約2300票及ばない。

 「無党派層や保守層への浸透が不可欠」(立民関係者)で、陣営がもくろむのが栗原支持者の「造反票」の取り込みだ。23日に同県朝倉市で開かれた個人演説会に栗原の支持者も参加。「栗原さんが引きずり降ろされたので堤さんを応援する」との申し出も増え、栗原のポスターを堤に張り替える動きも出ている。

 ただ、「栗原票がどこまでうちに来るのか読めない」と陣営関係者。「自民の底力は侮れない。本当の勝負はこれからだ」と手綱を引き締めた。

 =敬称略

(下村ゆかり、西田昌矢、金子晋輔)

3813チバQ:2021/10/26(火) 19:01:54
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=803596&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
支持層が交錯、激しい選挙戦 広島6区、一騎打ち
広島2021/10/26 13:37

 衆院選(31日投開票)の広島6区は、2005年以来続く非自民の議席を巡る与野党の攻防が焦点となる。今回初めて一騎打ちとなり、立憲民主党前職の佐藤公治氏(62)と自民党比例代表中国ブロック前職の小島敏文氏(71)=公明推薦=が互いの支持層を崩し合う激しい選挙戦を展開している。

 通算4選を目指す佐藤氏は前回、直前に政界引退した元金融担当相亀井静香氏(84)の支援を受け、1万6407票差で勝利した。県北部に残る亀井氏の後援会が今回も後押しする。

 佐藤氏は元農相の父守良氏の地盤を引き継ぎ、自民党支持層にも一定に浸透する。地元の尾道市では、両陣営の出陣式に出ず「中立」の意思を示す自民党系市議が複数いた。市長は両方に駆け付けた。

 演説では政党色を抑え、代表を務める政治団体「結集ひろしま」を前面に出す。ことし4月の参院広島選挙区再選挙では「結集」から立った宮口治子氏(45)が「政治とカネ」の問題を強く訴え、広島6区の全7市町で自民党候補の得票を上回った。勢いをつなげようと佐藤氏も同様に「健全な政治」を呼び掛け、17年参院選の大規模買収事件の解明を求める自民党支持層の取り込みも図る。

 前回選では共産党新人が1万4585票を獲得。同党は今回表立って動いていないが、党員に支持を呼び掛ける。推薦する連合広島の幹部も各地の出陣式で応援演説した。

 小島氏は過去4度の選挙と同様、多くの企業や業界団体から支援を受ける。出陣式や公示前の集会で全ての首長が顔を出し、出席した地元議員の数も県北部を除き佐藤陣営を圧倒する。

 演説では立憲民主党と共産党の共闘を批判。「自由民主主義体制を守るための選挙」と訴え、佐藤氏側の自民党支持層の切り崩しを図る。

 前回の6万9209票からの上積みの鍵の一つとみるのが、今回も推薦を受ける公明党。関係者によると、同党の基礎票は約2万票。同党の地元幹部は、広島3区の候補者の支持拡大に小島陣営が協力した見返りとして、前回以上に熱心に活動しているとする。

 市町別で特に重視するのが、佐藤氏に前回1万1757票差をつけられた尾道市だ。地元の世羅町に構えていた選対本部を初めて同市に設置。企業や業界団体の連携を密にするため、地区後援会も立ち上げた。

 3回続けて比例復活で当選した小島氏。今回も党の比例名簿の上位に載り小選挙区で敗北しても当選するとの見方があるが、陣営は「緩みはない」とする。(森田晃司)

3814チバQ:2021/10/26(火) 19:02:59
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=803593&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
保守系3人、上積みに汗 向かう立民、追い風も【焦点区を歩く】<6>広島4区
広島2021/10/26 13:34

 空本誠喜 57 ☆党県幹事長 維 元
 新谷正義 46 ☆前総務副大臣 自(竹)前
 中川俊直 51 元経産政務官 無 元
 上野寛治 39 ☆党県支部長 立 新
 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(竹)は旧竹下派)

 衆院選公示翌日の20日夜、東広島市役所そばの公園。4選を目指す自民党前職の新谷正義(46)=公明党推薦=は、首相の岸田文雄(64)と党広報車に上がり、「国民の命と暮らしに寄り添う」と声を張った。22日の府中町での集会には茂木敏充外相(66)が来援。党の地方議員や支持組織が全域でバックアップする王道の選挙運動を展開する。

 とはいえ、懸念もくすぶる。小選挙区の戦いは今回がまだ2回目。党の地方組織の役員は「新型コロナウイルスの影響もあり、この4年間、地元での活動が明らかに少なかった」と指摘する。保守系とされる候補が他に2人いる構図も踏まえ、公示後は、党支持層への浸透が足りないとみる地域での活動を強めている。

 「保守の考えで政治を進める」と話すのは、日本維新の会元職の空本誠喜(57)だ。21日に海田町の街頭で応援に立った日本維新の会の馬場伸幸幹事長(56)は、「改革の精神がある」と後押しした。自転車で選挙区を回る空本は、政治とカネの問題による政治不信を肌で実感。「有権者の反応は前回選と比べて格段にいい」と活動を加速させる。

 ▽比例得票も重視

 ただ、党の「お膝元」である関西地方での勢いをそのまま持ち込めてはおらず、比例票の獲得も重視する。前回、比例代表中国ブロックで党の獲得議席はゼロ。陣営関係者は「今回は1議席に届きそうだ」と期待する。広島3区に立った党公認候補と比例復活をかけて競る可能性もあり、票の上積みに懸命だ。

 かつて自民党で衆院議員を2期務めた無所属元職の中川俊直(51)は背水の陣を敷く。投開票日に向けて最初で最後の日曜となった24日。東広島市の商業施設近くで「最後のチャンスを賜りたい」と中川。街頭演説では、前回選前に女性問題で離党し、立候補を見送ったことへのおわびに必ず触れ、頭を下げる。父で元自民党幹事長の秀直(77)もマイクを握り、「もう一度出番を与えてやるかどうか、答えを出してやってほしい」とお願いした。

 不祥事の影響や選挙戦のブランク…。父子と縁の深い地方議員の多くも今回は距離を置く。「党よりも国民」のための政治を訴える中川は、友人や地元経済人に加え、母佳津子(78)や元秘書らがフル回転する。

 与野党の保守系、衆院議員経験者3人と争う立憲民主党新人の上野寛治(39)。フレッシュさを売りに、自公政権への批判票や無党派層の取り込みを狙う。

 ▽「静岡を契機に」

 追い風も吹く。参院静岡選挙区の補欠選挙で24日、同党と国民民主党が推薦した候補者が自民党候補者を下した。25日、東広島市内で上野のそばに立った立憲民主党副幹事長の杉尾秀哉(64)は「静岡を契機に政治を変えよう」と力説した。

 今のところ、連合系列の地方議員は出身の労働組合によって支援に温度差があり、共産党も組織だった支援の動きはない。陣営幹部は、野党勢力でつくる政治団体「結集ひろしま」の推薦を手掛かりに「各組織に応援をもらい、生活者の声を国政に届ける」と説く。=敬称略(教蓮孝匡、堅次亮平、高橋寧々)

3815チバQ:2021/10/26(火) 19:04:18
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=803155&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
自民「逆風」軟化に手応え 立・共「カネ」追及に勝機【焦点区を歩く】<5>広島7区
広島2021/10/24 23:10

 佐藤広典 45 ☆党県支部長  立 新
 橋本加代 48 会社代表    無 新
 村井明美 73 党地区委員   共 新
 小林史明 38 ☆内閣府副大臣 自(岸)前

 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(岸)は岸田派)

特集・衆院選2021

広島7区

 「議員が問題を起こすと離党させ、わが党は逃げてきた。一般企業では通用しない」。4選を目指す自民党前職の小林史明(38)は衆院選公示の19日、JR福山駅前で聴衆に党の改革への意欲を示した。

 新型コロナウイルスの感染者が減る中、ワクチン担当大臣補佐官を務めた実績や政策を強調した。さらに支持拡大へ重要視するのが政治とカネの問題で遠のいた党の信頼回復だ。

 ▽無党派多い都市

 4月の参院広島選挙区の再選挙。2019年参院選の同選挙区での大規模買収事件を受けた逆風が自民党に吹き、野党が推した福山市出身の宮口治子(45)が自民党新人を下した。広島7区とエリアが重なる同市内では約1万票差がついた。同市の投票率が県内最低の29・86%になったのも、自民党支持層が投票を控えたためとの見方が強い。

 7区は、政権交代が起きた09年の衆院選で民主党が自民党から議席を奪った。12年の衆院選以降は自民党が再び議席を得ているが、県内第2の都市だけに無党派層も多く、風が吹けば与野党の票は逆転するとみる関係者は多い。

 小林陣営は当初、「逆風」を警戒。しかし選挙戦が進むにつれ「再選挙の時とは雰囲気が違う」との声が相次ぐ。22日に遊説に同行した市議は言う。「県選出の岸田文雄首相の誕生を陰で支えた。副大臣にも就任し、期待が大きい」

 対する立憲民主党新人の佐藤広典(45)は、再選挙で宮口を支援した連合広島が支える。19日の出発式で宮口は「政権を代えなければ疑惑、隠蔽(いんぺい)、不正、1億5千万円のこと、何も表に出ない」と追及。「再選挙で県民は金権政治はノーと言った」と声を張った。

 ▽金権政治に不満

 佐藤は17年の前回選に続く挑戦となる。この間、生活者の視点で有権者の悩みに向き合ってきた。街頭演説のたび、有権者から「金権政治は許せない」「政治を変えて」と声が上がる。陣営関係者は「再選挙では後半戦から盛り上がったのに対し、序盤から反応がいい」。政治とカネの問題に対する自民党への不満は根強く、岸田首相誕生の効果も7区では薄いとみる。

 共産党新人の村井明美(73)も政治とカネの問題を絡めて票の取り込みを狙う。19日の第一声では新型コロナや気候変動対策といった政策に加え、岸田首相の誕生に触れ「1億5千万円の問題を真っ先に解明してくれると思ったが、しないようだ」と皮肉った。

 同党は全国で立憲民主党などと候補の一本化を進めたが、県内では1、7区に公認候補を立てた。前回失った比例代表中国ブロックの議席奪還に向け、県内の人口の多い都市で比例票の掘り起こしも進める。

 22日の街頭演説で、村井は「清潔な政治を願う声を比例と選挙区の1票に込めて」と訴えた。23日には比例単独の元職も7区に入り、合同で街頭に立った。

 無所属新人の橋本加代(48)は交通量の多い国道や県道でつじ立ちをし、浸透を図っている。=敬称略(門戸隆彦、川村正治、吉原健太郎)

3816チバQ:2021/10/26(火) 19:05:22
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=802757&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1352
残るしこり「河村票」は 野党連携、不鮮明さも【焦点区を歩く】<3>山口3区
山口2021/10/23 10:30

坂本史子 66 ☆党県副代表 立 新
林芳正 60 ☆元文部科学相 自(岸)新

(届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(岸)は岸田派)

 衆院解散の前夜、11選を目指していた元官房長官の河村建夫(78)が立候補を見送り、引退の意向を固めた。自民党は参院議員を辞して転身を図る林芳正(60)=公明党推薦=を公認。分裂選挙は避けられたが、しこりは残り、さまよう「河村票」もある。

 「今日からが本当の戦いだ。岸田政権をつくった一人としても負けられない」。林は19日、宇部市での出陣式で力強くマイクを握った。宇部、山陽小野田、美祢の3市長や自民党と公明党の山口県議、支持者たち約千人が集まった。将来の首相候補と期待する自民党県連会長代行の塩満久雄は「日本の宝だ」と持ち上げた。

 ▽来賓紹介されず

 会場には、河村の長男・建一(45)も姿を見せた。比例北関東ブロックの候補になったが、来賓として紹介されることはなかった。党本部は15日、河村に引退を促す代わりに建一を比例中国ブロックで擁立するといったん決めた。しかし党県連は「何ら関わりがない候補」と反発。公示前夜に「国替え」する事態となった。19日に宇部市内で河村が開いた支援者への「感謝の集い」で建一はこう述べた。「北関東に武者修行に出させていただく」

 公認問題が決着し河村は「ノーサイド」、林は「融和」を強調した。ただその言葉は両者の周辺で上滑りしている感がある。河村を30年以上支援してきた男性は「国替え」までの経緯に「ここまでするか。家族全員、今回は白票か、相手に入れるかだ」と憤る。自民党関係者には「河村さんも林さんも党組織の上で選挙してきた人」として、大勢にさほど影響はないとみる向きもある。

 ▽連合意向に配慮

 三つどもえも想定された事態は一転し、与野党の一騎打ちとなった。立憲民主党新人で党山口県連副代表の坂本史子(66)は「公認も比例も、かなり前からできていた話なのではないか。構図がすっきりして戦いやすい」と自民党の「内ゲバ」を皮肉る。「いったん自公政権には休んでもらう。自民党を支持してきた方も応援していただきたい」と挑戦的だ。

 坂本は山陽小野田市出身。東京・目黒区議を6期目途中で辞職し、2017年の前回衆院選に3区から立候補した。約4万1千票を得たが、河村に6万票余りの大差で敗れた。この4年間は、小さな声を政治に反映させようと地域を歩いてきた。

 19日に宇部市であった坂本の出陣式には約50人が出席した。自民党王国の牙城に挑む野党統一候補となったものの、来賓に共産党の姿はなかった。「非自民、反共産」のスタンスの連合山口から推薦を受けており、配慮した形だ。社民党県連合代表の佐々木明美は「自民党をストップが旗印のはずなのだが」と、すっきりしない連携を残念がった。

 三つどもえになれば票が割れ、比例復活に有利になるとの見方もあった。立憲民主党県連の幹部は「自民候補が一本化されて逆風だ。あとは林さんに乗れない河村票をどれだけ取り込めるか」と険しい表情を見せた。=敬称略(渡辺裕明、中川晃平)

3817チバQ:2021/10/26(火) 19:05:59
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=802394&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
重なる支持層「亀井票」なお影響力【焦点区を歩く】<2>広島6区
広島2021/10/21 23:10

 佐藤公治 62 ☆党県代表   立 前
 小島敏文 71 ☆元厚労政務官 自(岸)前

 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(岸)は岸田派)

広島6区立候補者一覧

 「自由民主主義体制を守るのか、共産主義体制に移行するのか」。自民党比例中国前職の小島敏文(71)は衆院選公示の19日、尾道市での出陣式で声のトーンを一段と上げた。広島6区で争う前職佐藤公治(62)が所属する立憲民主党と共闘し、政権交代を目指す共産党を「閣外協力と言っても絶対に(政権に)入ってくる」と非難した。

 小島が意識するのは、佐藤が抱える自民党支持層の票。党衆院議員だった父守良から引き継いだ地盤と、元党政調会長の亀井静香(84)が影響力を残す「亀井票」だ。亀井は2017年の前回選直前に政界引退し、佐藤を支援する。陣営は、6区で今回初めて実現した「野党共闘」こそ佐藤の票を切り崩す格好の攻撃材料と捉える。

 小島の第一声から1時間後。同市で出陣式を開いた佐藤は対照的に、政党名を一切口にしなかった。代わりに連呼したのが「結集」というフレーズ。佐藤は政治団体「結集ひろしま」の代表として19年の参院選、今年4月の参院広島選挙区再選挙で野党系候補の勝利を後押しした。

 演説では野党結集と共に「今の政治が不健全と思うのであれば参加してほしい」と自民党支持層にも呼び掛けた。その上で「結集6区、結集ひろしま、そして結集日本へ」と締めくくり、政権交代を訴えた。

 ▽1万4000票の行方

 非自民党候補の勝利が05年以来続く選挙区での初の与野党一騎打ち。三つどもえだった前回、共産党新人が獲得した約1万4千票の行方も重みを持つ。

 佐藤陣営は共産票の取り込みを確信するが、計9カ所で開いた出陣式に共産党関係者の姿はほとんど見られなかった。政党を前面に出さない戦略は、希望の党公認だった前回と重なる。陣営に野党色は目立たず、20日の県北部での出陣式では「小選挙区は佐藤、比例は自民」と呼び掛ける後援会幹部もいたほどだ。

 佐藤が前回、小島に約1万6千票差で勝った要因の一つは「亀井票」だ。19日、亀井の出身地庄原市での出陣式で「心地良く暮らせる県北をつくれば、亀井先生にも喜んでもらえる」と力を込めた。亀井後援会幹部は「亀井、佐藤の選挙といっても過言ではない」と全面協力を明言。佐藤後援会幹部は頭を下げた。

 推薦する連合広島の幹部も各地の出陣式でマイクを握る。「佐藤、亀井、連合系」の枠組みで比例代表を含め通算4選を目指す。

 ▽首相妻の出身地

 一方、小島陣営が追い風と期待するのが、地元広島からの岸田文雄(64)の首相就任だ。出陣式では「普段からそばにいます」と同じ派閥を強調。岸田の妻裕子(57)が三次市出身であることも「心強い」と陣営は語る。選挙戦中盤に同市での応援演説を計画する。

 小選挙区で4連敗し、3回続けて比例復活した小島。党の方針で比例重複が危ぶまれたが今回も名簿に載った。小選挙区で敗れても復活当選の可能性がある。ただ、地元の世羅町での演説では「この選挙に通らなかったら私はもう駄目なんですよ」と涙を流し、小選挙区初勝利への強い決意を改めて示している。=敬称略(森田晃司、矢野匡洋、小島正和)

3818チバQ:2021/10/26(火) 19:09:50
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014789991.shtml
2021/10/25 13:20神戸新聞NEXT

混迷の短期決戦 衆院選・注目選挙区(上)交錯する思惑 兵庫9区
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全国遊説で自民党候補への支援を訴える安倍晋三元首相=22日、長崎市内
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全国遊説で自民党候補への支援を訴える安倍晋三元首相=22日、長崎市内
■長期政権、保守地盤にもひずみ

 9年近くに及んだ安倍・菅政権を総括しない与党に、攻勢を強める野党-。長期政権を支えた自民党前職と共産党新人が争う兵庫9区は、こんな構図が展開されている。両政権のひずみは強固な保守地盤でも見え隠れし、一方で「野党共闘」からも不協和音が響き、混迷を深めている。

 21日夕、埼玉県の大宮駅前。自民候補の応援に入った前経済再生担当相の西村康稔(59)の傍らで、理想のリーダーと慕う元首相安倍晋三がマイクを握った。

 「安倍・菅政権で格差が拡大したという野党の主張は間違い。雇用をつくり、収入を増やした」。立憲民主党代表枝野幸男の地盤で、長期政権への批判に真っ向から反論した。

 安倍と同じく全国遊説中の西村も、立民などの野党共闘の政策に「耳触りのいいことばかり言う。惑わされないで」と訴えた。

 7選を目指す前職の西村は、旧民主党に政権を奪われた2009年衆院選でも議席を死守。強固な地盤は付け入る隙を見せず、兵庫県内の自民前職に9人の対抗馬を立てた日本維新の会も、9区だけは擁立を断念した。

 「日本の政治のリーダーとして、大きな一歩を踏み出す大事な選挙。圧倒的な勝利をお願いしたい」

 安倍・菅政権で約4年間、官房副長官やコロナ対応の閣僚を担った実績を引っさげる西村は今回、自民総裁の椅子を見据えた戦いと位置付ける。

 朝の駅立ちを除けば、選挙区でマイクを握ったのは公示日だけで、その後は若手候補らの応援に全国を飛び回り、素地固めに余念がない。街宣では自公政権の実績をアピールするも、コロナ対応でつまずいた菅政権に触れることはない。そこには苦い記憶があった。

 東京都に4度目の緊急事態宣言発令が決まった7月8日夜。会見した西村は、酒類の提供自粛に応じない飲食店に、金融機関から順守を働き掛けてもらう方針を示した。「脅し」とも取られかねないと与野党から批判を浴び、撤回した。

 コロナ禍で苦しんだ明石市内の飲食店経営者(30)は違和感を口にする。「地元を離れてばかりではなく、釈明すべきではないか。逃げているように見える」

 どう勝つかが問われる選挙戦で、長期政権の慢心が影を落とす。

3819チバQ:2021/10/26(火) 19:10:09
   ◇

 あるじ不在の牙城を狙う共産新人の福原由加利(34)は、野党共闘を背景に攻勢を強める。だが、それも一枚岩とは言いがたい。


 前回、候補者を取り下げ、新社会党に選挙区を譲った共産。7年ぶりに西村とまみえる今回は、立民が候補者を立てず、事実上の野党共闘ができた。ところが公示日、福原の応援に駆け付けたのは、社民党と新社会関係者が中心だった。

 立民の最大の支持団体・連合は、労働運動を巡って対立してきた共産との共闘に異論が根強い。9区特有の事情も相まって動きは鈍い。「強固な地盤を持つ西村を応援する企業もあり、小さな労組が弓を引くのは難しい」(労組関係者)

 連合に配慮する立民県連も、水面下で支援を模索するが、表立った共闘には踏み切れずにいる。

 ワクチン接種率が低い明石市の状況を逆手に取り、「そんな対応しかできない人(西村)に任せられますか」と訴える福原。思惑が交錯する中、政権交代を旗印にした共闘は風穴をあけられるか。

     ◆

 中盤に差し掛かった衆院選。政党、候補者の攻防が目まぐるしく揺れ動く。兵庫の注目選挙区を追った。

=敬称略=

(衆院選取材班)

3820チバQ:2021/10/26(火) 19:10:45
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014791755.shtml
時計2021/10/26 05:30神戸新聞NEXT

混迷の短期決戦 衆院選・注目選挙区(中)鍵握る無党派層 兵庫6区
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有権者とグータッチをし、支持を訴える立憲民主党の枝野幸男代表(左)=24日午後、神戸市中央区
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有権者とグータッチをし、支持を訴える立憲民主党の枝野幸男代表(左)=24日午後、神戸市中央区
■阪神間、三つどもえの攻防

 兵庫県内では7選挙区で、自民党と立憲民主党、関西を中心に勢力を伸ばす日本維新の会が真っ向から争う。無党派層が多い都市部の6区は、4選に向けた自民前職、野党議席の死守を目指す立民前職、返り咲きを狙う維新元職が民意をつかもうと競り合う。

 「分かち合い、支え合い、みんなで豊かになる。自己責任という時代遅れの政治はもう変えよう」

 24日午後、川西市の阪急川西能勢口駅前。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言解除でにぎわう街頭で、立民代表の枝野幸男は熱く政権交代を訴えた。

 隣に立った前職の桜井周(51)も「アベノミクスの恩恵があったのは金持ちだけ。次は庶民が豊かになる番だ」と、9年近くに及んだ安倍・菅政権を批判。2人とも「野党共闘」への言及はなく、政権との対決姿勢を鮮明にした。

 桜井は4年前、東京都知事小池百合子が希望の党を立ち上げて招いた混乱の中、県内でただ一人、立民公認で立候補。「反安倍1強」の受け皿となり、共産の支援も受けて、比例復活で野党議席を確保した。


 今回、立民の党本部は桜井に小選挙区での当選を課し、「比例代表で仲間を救え」とする。衆院選で踏み切った野党共闘は、勝利に不可欠な戦略でもある。

 枝野が県内入りする直前の23日、共産側は表立った支援に踏み切った。比例の投票を促す選挙カーで、小選挙区の投票先として桜井の名前を訴え始めた。

 6区内で最も有権者が多い宝塚市では4月、前哨戦にも位置付けられた市長選で、立民と共産などが支援する新人が当選した。前市長も長らく野党が支え、共闘の素地はある。

 「地方選挙とはいえ、全国に先駆けて共闘を成し遂げた実績がある」と陣営幹部。その深化が鍵を握る。

3821チバQ:2021/10/26(火) 19:11:06
   ◇

 民主党から自民が政権を奪還した2012年の衆院選で初当選した前職の大串正樹(55)は、かつてない試練にさらされている。

 選挙基盤は弱いが、長らく続いた「安倍1強」の下で当選を重ねた「魔の3回生」。無派閥で支持してきた前首相菅義偉がコロナ対応で批判を浴びて退陣し、危機感を強める。

 情勢調査で接戦が伝えられ、街頭で「これまでにない厳しい戦い」と繰り返す大串。衆院解散後、初の週末となった16日には、内閣支持率を落とした張本人の菅にも来援を頼み、なりふり構わない戦いを見せる。


 もともと6区は1996年の小選挙区制導入後、同じ政党の候補者の連続当選がなく、定着は悲願だった。当選を重ねた大串が危険水域とされ、首相岸田文雄も公示日翌日、いち早く選挙区入りした。

 「やれることは、何でもやる」。そう覚悟を決めた陣営の背後に、維新の足音も近づく。

 「分配には財源が必要。維新は大阪で財源を生む改革を行ってきた」

 24日夕、維新副代表の大阪府知事吉村洋文は阪急宝塚駅前で、自民と立民が訴える分配論を一蹴した。

 傍らに立った元職の市村浩一郎(57)は5年前、旧民主党から維新にくら替えし、6区での挑戦は7回を数える。会員制交流サイト(SNS)で街頭演説の様子などを拡散し、安倍政権下で自民を応援した無党派層の取り込みを狙う。

 「本拠地の大阪に隣接する阪神間ではもう浸透してきた」と手応えを口にする市村。第三の勢力として存在感を増しつつある。

=敬称略=

(衆院選取材班)

3822チバQ:2021/10/26(火) 19:11:48
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202110/0014792072.shtml
021/10/26 09:50神戸新聞NEXT

兵庫5区なぜこんなに広い? 見直し重ね農村から都市まで
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 【質問】兵庫県の衆院選小選挙区(全12選挙区)は、区によってあまりにも広さが違いませんか。例えば、兵庫8区は尼崎市1市のみの一方、同5区は大阪のベッドタウンの川西市の一部や三田市から、日本海沿岸の市町にまたがります。なぜ、こんなことになっているのですか。

     ◇

 衆院選小選挙区の区割りは、10年ごとの見直しが法律で規定されています。西暦の末尾が0の年に実施する大規模国勢調査の結果公表から1年以内に、衆院選挙区画定審議会が見直し案を勧告。これを受けて、国会で公職選挙法などを改正します。

 最近は2017年6月に改正法が成立。兵庫県内は、兵庫7区の西宮市北部が同2区に、同6区の川西市北部が同5区に、それぞれ編入され=区割り図参照、同年10月の前回衆院選から適用されました。

 見直しを重ねた区割り図で、目を引くのは広大な同5区です。ある候補者の関係者は「面積が狭い区にも他の苦労があると思うが」と前置きしつつ、「移動のガソリン代はばかにならないし、地元事務所も複数いる。ヒトとカネがかさみ、地域のバランスを取るのも難しい」と明かします。

 農村部と住宅地では、地域課題も住民の意識も大きく異なります。同じような地域を組み合わせられなかったのでしょうか。

 神戸大法学部の砂原庸介教授(政治学・行政学)は「中山間地域だけで選挙区を作ると、もっと広大になってしまう。ある程度バランスを取ろうとすると、兵庫5区のような選挙区が出るのはしかたがない」と指摘しました。

 砂原教授は「日本の特徴として、衆院議員は選挙区の自治体を代表する意識が強い」と指摘します。「アメリカのように人口に応じて緯度経度などで選挙区を分けることもできるはずだが、市町村の代表という観念とは合わず、難しいだろう」と話しています。(上杉順子)

3823とはずがたり:2021/10/26(火) 19:15:56
選挙区の盛り上がりを欠いては比例にも響くやろし,立憲会派に居たとは云え古本の不出馬は国民党にも痛いのではないか。。
まあ東海1議席を固めたという報道もあるので議席的にはそんなに盛り上がらなくても十分なのか?

愛知11区の期日前、伸びず トヨタ労組系不出馬、組合員の困惑影響か
https://www.chunichi.co.jp/article/354078
2021年10月26日 05時00分 (10月26日 05時01分更新)

 愛知県選管が二十五日に発表した期日前投票の投票率で、県内十五選挙区のうち愛知11区だけが唯一、二〇一七年の前回衆院選を下回った。11区はトヨタ自動車労組出身の前職の不出馬表明で、構図が一変した選挙区。有権者の困惑は大きく、投票率の低下を懸念する声も出ている。
 今回は、新型コロナウイルス対策で投票所の密集を避けようと選管が分散投票を呼び掛けており、期日前投票は全国的に増加。県全体でも二十四日までの集計で前回比0・92ポイント増の6・26%となっている。
 豊田市の大半とみよし市の11区は労組票が多く、期日前の投票率が高い水準にある。今回も11・98%と県内選挙区で最高だったが、前回よりも0・66ポイント減となり、他の十四選挙区がいずれも増加したのと比べ、傾向の違いが目立った。
 11区は労組支援の前職不出馬により、自民前職と共産新人、無所属新人の三人の争い。トヨタ労組は11区在住の組合員に対し、選挙区では「自主投票」の方針を伝える一方、比例代表に関しては上部団体の全トヨタ労働組合連合会(全ト)の方針に沿い国民民主党に投票するよう求めている。
 しかし、全トには、加盟組合から「どう対応すればい...

3824チバQ:2021/10/26(火) 19:49:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d6420b6539b1c05ab380c288548535d5dd485b6
知事めぐっても波紋 富山1区の戦いを追う
10/25(月) 19:17配信
 衆議院選挙の富山1区は、ご覧の4人が立候補して激しい選挙戦を展開しています。1区をめぐっては新田知事が記者会見で次のような発言をしたことが波紋を広げました。

 新田知事(10月14日の定例会見)
「過去、富山1区から2人出せたことがあるんですね。やはり私の立場としては、それが一番いい形になる。そうなってほしいなと願います」

 去年の知事選で支援を受けた候補に対し、比例復活もにらんでの発言で、1区の各候補はこれも念頭に、支持の広がりを図っています。

 日本維新の会の副代表を務める吉村洋文大阪府知事。

 衆議院議員時代の同期で維新・元職の吉田豊史候補を応援するために富山入りしました。陣営には25日、一つの思惑がありました。

 知事選で支援した新田知事が吉田候補に比例復活も念頭に当選してほしいと話したのを受けて、吉村知事と新田知事が顔を合わせる計画も進めていたのです。しかしスケジュールなどの問題があるとして24日に急きょ断念。

 吉田豊史候補
 「吉村さんが僕の応援に入ってくれた事を最大限効果発揮して、1週間戦っていきたい。既に新田さんが、この選挙において自民党候補と私を応援すると明言してくださっているのでそれで十分だと思ってます」

 一方で自民党支持層の切り崩しや無党派層の取り込みを目指しています。

 吉田豊史候補
 「追いかけている背中は遠いですけど、一人ひとり仲間を増やしていって必ず小選挙区で富山で勝たせていただきたいと思っています」

 YouTubeチャンネル「フミログ」では、動画やライブ配信で精力的に活動。陣営は、ことし4月の富山市長選で獲得したおよそ5万4000票に上乗せを狙います。

 こうした維新の動きを警戒しているのが、自民・前職の田畑裕明候補です。今月19日の出陣式には「1区から2人当選が一番いい形」と発言した新田知事が出席していましたが、それを意識してか次のように声を張り上げました。

3825チバQ:2021/10/26(火) 19:49:26
 田畑裕明候補
 「富山から当選するのは1人しかいらないんですよ。富山1区、私、田畑裕明に託していただきたいと思います。どうですか、皆さん」

 田畑候補は、これまでの選挙戦同様、県議や市議のネットワークを最大限に生かしながら、町内会単位で細かく回る屋外での「青空集会」を繰り返し、顔の見える身近な存在をアピールしています。

 また、岸田政権で総務副大臣に就任したことを前面に打ち出し、「富山の声が政権中枢に伝わりやすい候補」だと訴えています。

 田畑裕明候補
 「地方にしっかり光を当てるという省庁の職務でありますから期待の声は大変大きいなと思います。とにかくいろんな方にお会いするというのが基本でありまして、少なくてもどの候補者よりも選挙の活動量は誰にも負けないと思いますからそれで突き進みたいと思います」

 陣営では、前回を上回る7万5千票以上を最低ラインとし、他の候補の比例復活も阻止を目指します。

 一方、立憲・新人の西尾政英候補は、24日夜の個人演説会で改革姿勢を前面に訴えました。同じ野党でも維新との違いを強調し、政権に批判的な無党派層の取り込みに必死です。

 西尾政英候補
 「冷たい政治の自民維新対、私たちの温かい一億総中流社会を取り戻す。流れを変える歴史を作る選挙だと思っています」

 今回の知事の発言については。

 西尾政英候補
 「2人って言われたんですかね。別に西尾は受からなくてもいいってことじゃないと思うんです。知事は全方位外交だと思っています」

 公示後、選挙活動中に吉田候補と鉢合わせました。

 西尾政英候補
 「2人じゃなくて3人で受かりましょうと言った。最後の最後まで気を緩めずに、野党不在は富山県と山口県ぐらいですから、風穴を開けたいと思っています」

 西尾候補はスーパーやドラッグストアなど、生活に密着した場所での街頭演説に力を入れています。先週末には富山市のまちなかを練り歩き「変えよう」の掛け声で幅広い年代の人たちに政権交代を訴えました。

 共産・新人の青山了介候補は、知事をめぐる動きからは距離を置き、支持浸透を図っています。

 青山了介候補
 「正直ね、私らには関係のない話だと思いますし、私たち国民の皆さんにどんな政治をするのか訴えるのが政党の話だと思いますので、どんな立場であってもそれぞれやられればいいのかなと思いますけれども」

 青山候補は、安倍・菅政治をこのまま続けるのか、変えるのかが争点だとして、現在の政権に代わる新たな選択肢を有権者に示したいと訴えています。

 青山了介候補
 「感染をここまで広げ、なによりも本来であれば亡くならなくても良かった方が犠牲になった。こんな政治を続けるわけにはいきません。最低賃金を時給1500円以上に引き上げて8時間働けば誰もが普通に暮らせる社会を目指します」

 1日10回以上の街頭演説やミニ集会などでこまめに訴えています。青山候補は、自ら2人の子どもを育てている立場から、大学の授業料半額、ジェンダー平等など若者が将来に希望を持ち、安心して暮らせる政治を実現したいとしています。

 26日は党副委員長の来県も控えていて選挙区はもちろん、比例代表の上積みも目指しています。

3826チバQ:2021/10/26(火) 19:59:27
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211024649185.html
無党派への浸透注力
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟1区
2021/10/24 11:30
 4年ぶりの衆院選の戦いは31日の投開票日に向け、中盤戦に入っている。新潟県内6小選挙区の候補者は街頭や集会などで、新型コロナウイルス対策や経済政策、農業、原発再稼働問題などを熱く訴えている。陣営はそれぞれの支持層を固めながら、無党派層などへのアピールにも余念がない。共同通信社の電話調査を基に新潟日報社が探った序盤情勢を踏まえながら、与野党候補らによる攻防の最前線を追った。

   □   □

◇新潟1区立候補者(届け出順、敬称略)
石崎徹(37) 日本維新の会・元職
塚田一郎(57) 自民党・新人
西村智奈美(54) 立憲民主党・前職


 野党統一候補で立憲民主党前職の西村智奈美氏(54)と、自民党新人で元参院議員の塚田一郎氏(57)、自民を離党した日本維新の会元職の石崎徹氏(37)が争う。新潟日報社などの序盤情勢調査では、西村氏を塚田氏が追う展開で、石崎氏は苦戦している。ただ、1区に多いとされる無党派層の約4割が態度未決定で、各候補は無党派層への浸透を図る。

 6選を目指す野党統一候補の西村氏は、政府の新型コロナウイルス対応や経済対策への批判を強める。街頭で「実質賃金は増えていない。金融所得課税などの見直しで国民への分配を行っていきたい」と訴える。

 立民支持層の9割超、共産の約7割を固めた。勝つためには無党派層への浸透も欠かせない。1日40カ所ほどで街頭演説をこなす。

 他候補に比べて先行しているとの報道が相次ぎ、陣営は気の緩みを懸念する。立民県連最大の支持団体、連合新潟の牧野茂夫会長は街頭で「選挙は投票箱のふたを開けるまで分からない。緩まず応援してほしい」と懸命に引き締める。

 自民の塚田氏は街頭演説などで、参院議員時代の経験と政権与党の実行力を繰り返しアピールする。「政策は実現しないと絵に描いた餅だ。私と対立候補との違いは実現できるかどうかだ」と呼び掛ける。

 公示前から無党派層への浸透が課題視されてきた。序盤では、無党派層の支持を1割強しか得られていない。今後は、人気のある河野太郎前行政改革担当相らから応援に来てもらうなどで巻き返しを図る。

 自民支持層からの支持を6割超しか固め切れていないことも課題だ。選対幹部は「足元を固めないといけない」とし、企業への支持呼び掛けを強める構えだ。

 石崎氏は元秘書への暴行事件で自民を離党し、維新から出馬した。暴行事件によるマイナスイメージは根強いとみられ、維新支持層でも広がりを欠く。

 20日には知名度の高い党代表の松井一郎大阪市長が新潟市中央区を訪れた。松井市長は街頭で「(石崎氏は)甘いところがあったから不適切な行動をやった。今後は維新が指導していく」と援護射撃をした。

 石崎氏は街頭で頭を下げつつ「与党への不満、野党への不安がある。維新はしがらみなく真の改革をやる」と、第三極を求める無党派層への浸透を図る。選挙カーから「改革」と声を響かせ、1区内を走り回る。

3827チバQ:2021/10/26(火) 19:59:53
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211024649201.html
戦術修正で追い込み
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟2区
2021/10/24 14:30
◇新潟2区立候補者(届け出順、敬称略)
高倉栄(50) 国民民主党・新人
細田健一(57) 自民党・前職
平あや子(41) 共産党・新人


 自民党前職細田健一氏(57)に対し、候補を一本化できなかった野党側の共産党新人平あや子氏(41)、国民民主党新人高倉栄氏(50)が挑む。新潟日報社の序盤情勢調査では、細田氏が先行し、平氏、高倉氏が追う展開。各陣営は終盤の追い込みへ、組織の引き締めや戦術の修正を図っている。

 自民が公認争いを経て一本化した細田氏の街頭演説には、比例単独候補に回った前職鷲尾英一郎氏に近い地方議員の姿も見られる。細田氏は「鷲尾氏の支援者といい関係を築きたい」と結束をアピールする。

 22日には、長岡市内の街頭演説で300人近くを集め、組織力を見せつけた。ただ、陣営はこの組織が緩まないか警戒を強める。

 2区選対本部長の柄沢正三県議は「リードと言われて負けた例は多く、これほど危険なことはない。足がストップするのは絶対避けないといけない」と呼び掛けた。各地域の県議らの手厚いバックアップを受け、企業回りやミニ集会も行いながら票固めを目指す。

 追う平氏は、東京電力柏崎刈羽原発の廃炉を訴え、原発に不安を抱く有権者の取り込みに注力する。池田千賀子県議ら超党派の地方議員に支えられ、「柏崎で予想以上に知ってもらえている」と手応えを語る。

 ただ、票の積み上げに必要な無党派層への浸透は、序盤で1割にとどまる。22日に柏崎市内で行った街頭演説では、最低賃金の大幅な引き上げなど、より暮らしに密着したテーマの訴えに時間を割いた。

 社民県連や立憲民主党支持者の支援を受けていることから、折に触れて「野党共闘」もPRする。共産県委員会の川俣幸雄書記長は「自公政権との対立軸を強調したい」と狙いを語る。

 高倉氏は連合新潟の推薦を受けて組合票を固める。街宣で「旧民主党のラストサムライ」とアピールし、鷲尾氏が旧民主党の国会議員時代に得た票の受け皿を目指してきた。

 ただ、序盤情勢で、旧民主をルーツとする立民の支持層が高倉氏よりも平氏に流れている。最近では「旧民主党」を封印し、鷲尾氏を支持していた保守票への浸透を意識する。

 無党派層の獲得に向けては、会員制交流サイト(SNS)や動画で、雇用対策などの政策や親しみやすい人柄を発信。党県連の市川政広幹事長は「大票田の柏崎市を中心に街宣を強化し、若者や無党派層を掘り起こしたい」と力を込める。

3828チバQ:2021/10/26(火) 20:00:20
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211025649313.html
激戦 支持固めを急ぐ
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟3区
2021/10/25 10:30
◇新潟3区立候補者(届け出順、敬称略)
黒岩宇洋(55) 立憲民主党・前職
斎藤洋明(44) 自民党・前職


 自民党前職の斎藤洋明氏(44)と立憲民主党前職の黒岩宇洋氏(55)による4度目の対決が繰り広げられている。前回は50票差で黒岩氏が制した激戦区。共同通信社の電話調査を基に新潟日報社が探った序盤情勢によると、今回も激しく競り合う。各陣営は支持基盤を固めつつ、無党派層への浸透に力を注ぐ。

 斎藤氏は、官僚を辞めた妻との「二人三脚」の姿勢を前面に出し、選挙戦に挑んでいる。妻もマイクを握り「夫に仕事を続けさせてやりたい」と有権者の心情に訴えている。

 小選挙区で2連敗中。今回も比例に重複立候補し、復活当選の道は残されたとはいえ、選挙区で3連敗すれば次は出馬できない可能性もある。斎藤氏は「比例は関係ない。小選挙区で勝つのみだ」と強調する。

 首長や地方議員から手厚い支援を受ける組織戦を展開し、保守票を固める。地域を選挙カーで回り、地方の声を届けるために政権与党議員が必要だと訴える。

 アピール力が課題とされ、序盤情勢調査でも無党派層に十分浸透できていない。陣営は独自性を出そうと「自民党を変える」というのぼり旗を立て、改革路線を打ち出す。演説でも繰り返し改革に触れている。

 自民党県連の小野峯生幹事長は「本人は本当に党を変えたいと思っている。無党派層にも響くのではないか」と期待する。

 一方、黒岩氏は今回、旧民主党の看板政策「農家戸別所得補償制度」の復活を第一に掲げる。3区に多い農家票の取り込みを図る。

 街頭で「農家は壊滅的だ。戸別所得補償こそ、都会から地方の最大の分配政策だ」と訴える。財源に金融所得課税の引き上げ分を充てるとし、富裕層からの分配を強調する。

 前回無所属で出馬したが、今回は野党統一候補だ。社民や共産党も支援し、電話掛けなどで協力する。

 前半戦は選挙カーで、大票田の新発田市をはじめ、新潟市北区や五泉市など前回、得票数が相手を上回った地域を主に回り、支持固めを図ってきた。細い路地にも入り、有権者を見つけると、すかさず降車して声を掛けている。

 序盤情勢調査では、無党派層からより支持を得ている一方で、40代以下への浸透が課題として浮かび上がった。選対本部幹事長の佐藤浩雄県議は「若い世代が多い地域を回り、有権者に子育て支援や教育政策を訴えたい」と話す。

3829チバQ:2021/10/26(火) 20:01:04
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211025649344.html
鍵握る三条 てこ入れ
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟4区
2021/10/25 14:00
◇新潟4区立候補者(届け出順、敬称略)
菊田真紀子(52) 立憲民主党・前職
国定勇人(49) 自民党・新人


 7選を目指す立憲民主党前職の菊田真紀子氏(52)と、前三条市長で自民党新人の国定勇人氏(49)による一騎打ちは中盤に入って、いっそう熱を帯びている。それぞれの衆院選、三条市長選で協力関係にあった両氏の激突。勝敗の鍵を握るのは、支持者がかぶる大票田・三条市での得票だ。

 新潟日報社が共同通信の電話調査を基に探った情勢では、この三条市周辺の県央エリアで両氏は横一線に並ぶ。新潟市南部ではややリードする菊田氏を国定氏が猛追する。両陣営は選挙戦終盤に向け、三条市での活動に力を入れる構えだ。

 「国会で与野党が伯仲する力を持つことが大事だ。野党に力を貸してほしい」

 菊田氏は強固な後援会組織と連合新潟を軸に支持基盤を固める。個人演説会などには森裕子、打越さく良両立民参院議員のほか、側面支援する共産党の地方議員も並び、野党共闘を前面に出してアピールする。

 三条市長だった国定氏を「これまでで一番の強敵」(菊田氏)と捉える。自民党の組織力も警戒し、選挙戦序盤から無党派層と女性票の獲得に重点を置いた。

 情勢調査によると、その無党派層と女性の支持は一定程度固めたが、若年層への浸透が課題だ。勝敗の鍵となる三条市を含む県央エリアでは競り合っている。

 選対本部長の小島晋県議は「県央エリアで五分に持ち込めれば勝機はある」と話す。25日には立民の蓮舫代表代行が三条市に入り、無党派層のさらなる掘り起こしを図る。

 一方、国定氏は保守系地方議員の全面支援を受ける。「4区の発展には、国から予算を持ってくることができる与党の国会議員が必要だ」と強調し、自民・公明支持層を固める。

 公示翌日の20日には甘利明党幹事長も街宣に駆け付け、党の後ろ盾をアピールした。商工関係者の支援も受け、街宣や演説会とともに企業訪問を重ねている。

 情勢調査では、前市長として圧倒的な知名度があるため有利とみられた県央エリアで、菊田氏に互角の戦いに持ち込まれている。陣営は今後、三条市や、次に有権者が多い新潟市秋葉区でのてこ入れに臨む。

 さらに無党派層への浸透にも力を注ぐ。「選挙戦終盤に向けてSNS(会員制交流サイト)を使った空中戦を仕掛けている」と選対幹部。街宣や企業回りの様子を発信し、序盤情勢で支持が厚かった若年層の囲い込みを狙う。

3830チバQ:2021/10/26(火) 20:01:36
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211026649494.html
スタンス強調 差別化
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟5区
2021/10/26 10:30
◇新潟5区立候補者(届け出順、敬称略)
米山隆一(54) 無所属・新人
森民夫(72) 無所属・新人
泉田裕彦(59) 自民党・前職


 前知事で事実上の野党統一候補の無所属新人米山隆一氏(54)、元知事で自民党前職の泉田裕彦氏(59)、前長岡市長で無所属新人の森民夫氏(72)による知名度のある県内元首長の争い。新潟日報社が共同通信の電話調査を基に探った序盤情勢では米山氏が先行し、泉田氏、森氏が追う。各陣営は、訴えやスタンスを際立たせ、他候補と差別化を図る。

 「当たり前の政治を取り戻す」。米山氏は連日、街頭演説会や個人演説会を開き、自公政権やアベノミクスへの批判を強めている。野党共闘を掲げ、序盤から立憲民主党の福山哲郎幹事長や社民党の福島瑞穂党首らが応援に入った。街頭演説には、妻で作家の室井佑月氏が一緒に立つ。

 序盤調査では立民、共産、社民各党支持層の7割を固めた。後半戦は5区有権者の6割を占める長岡市への切り込みを目指す。

 警戒するのは陣営の緩みと自民の底力だ。選対委員長の長部登・社民党県連副代表は「勝負は互角。相手の猛攻に耐えられるかどうかだ」と力を込める。

 泉田陣営には選挙戦序盤の20日、自民の甘利明幹事長が入り、引き締めを図った。党員ら140人を前に野党共闘を批判、「何としても勝つ」と強調した。

 序盤は自民支持層の取り込みが4割にとどまった泉田氏。演説では政権与党の実行力に加え、国土交通政務官に就いたこともアピールする。「雪国の条件不利を解消するには、案の段階から政策作りに関与する必要がある」と繰り返す。

 無党派層への浸透も急ぎ、特に長岡市の住宅地をこまめに回る。自民長岡支部統括責任者代行の五井文雄長岡市議は「知名度を生かして無党派層もしっかり取り込みたい」とした。

 森陣営は序盤、浸透度が低いとみる魚沼エリアで活動強化を進めた。

 南魚沼市の中心街で23日夕、5区選出の自民衆院議員だった故長島忠美氏の妻が応援に立った。長島氏は旧山古志村長として中越地震の復興に取り組んだ。地震時、長岡市長だった森氏は「志を引き継げるのは私一人だ」と強調した。狙うのは保守層の取り込みだ。

 序盤調査では、市長を5期17年務めた長岡市でも他候補に先行を許した。終盤は大票田・長岡で街頭演説を強化する。25日には市内で決起集会を開き、気勢を上げた。陣営幹部は語る。「逆境で燃えている。結果を信じてやり抜く」

3831チバQ:2021/10/26(火) 20:02:10
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211026649522.html
大票田・上越で総力戦
〈衆院選連載〉攻防 秋の陣 新潟6区
2021/10/26 14:00
◇新潟6区立候補者(届け出順、敬称略)
梅谷守(47) 立憲民主党・新人
高鳥修一(61) 自民党・前職
神鳥古賛(53) 無所属・新人


 野党共闘態勢で臨む立憲民主党新人の梅谷守氏(47)と、5選を目指す自民党県連会長で前職の高鳥修一氏(61)が激しく競り合う。市長選・市議補選と併せ「トリプル選」となった大票田・上越市での支持拡大が勝敗の行方を左右するとみて、両陣営とも同市で総力戦を展開している。

 新潟日報社が共同通信の電話調査を基に探った序盤情勢では、梅谷氏が野党勢力の強い上越市でやや先行。保守地盤の厚い糸魚川、十日町両市は接戦となっている。両氏ともそれぞれの政党支持層を固めつつあり、終盤戦に向け、無党派への浸透が鍵となる。

 3度目の挑戦となる梅谷氏は進退をかけた「背水の陣」だ。田んぼで農作業中の有権者を見つけると選挙カーを降りて駆け寄るなど懸命の訴えを続ける。

 共闘する立民、共産、社民の支持層に加え、序盤では無党派層の4割にも浸透していた。選対幹事長の山岸行則・元上越市副市長は「国政批判が予想以上に届いている」と分析する。

 屋内での大規模集会は開かず、無党派層を意識した街頭活動に重点を置く。消費税減税や戸別所得補償制度復活に加え、「クリーンな政治を実現したい」と政権交代の必要性を訴える。

 前回選で票が伸びなかった十日町、糸魚川で接戦に持ち込んでいるが、選対本部長の森裕子・立民参院議員は「現職には底力がある」と危機感を緩めない。都市部で無党派層のさらなる掘り起こしを目指す。

 一方、高鳥氏は23日、上越市の街頭で「本当にギリギリの状況。力を貸してください」と懸命に呼び掛けた。安倍晋三元首相と花角英世知事が来援。国、県とのパイプをアピールした。

 県議や保守系市議、経済界の支援を受けた組織戦を展開。農林水産副大臣などの実績を前面に「与党の議員でなければ、地域の発展はない」と訴え続ける。

 上越市では前回、梅谷氏に7500票の大差を付けられた。活動の様子をネット中継するなど無党派層や若年層へアピールし、大票田での巻き返しを図る。

 衆院議員を11期務め、2年前に死去した父修氏の出身地・糸魚川での票の積み上げが至上命令だ。「ここで勝てなければ、小選挙区での勝利はない」と糸魚川選対本部長の中村康司県議。地元市議や業界団体をフル回転させている。

 無所属新人の神鳥古賛氏(53)は、上越市などで街頭演説をしている。

 =おわり=

3832チバQ:2021/10/26(火) 20:08:38
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/515330
【超短期決戦】野党分裂 絡み合う思惑 船田氏、陣営の緩み警戒 衆院選栃木1区
10/15 15:19 
県内5選挙区のうち唯一、野党候補の一本化が実現しなかった栃木1区。候補者は前回と同じ顔ぶれだ。13期目を目指す自民党前職船田元(ふなだはじめ)氏(67)の陣営には「ほっとした」と安堵(ど)の空気が漂う。だが、船田氏本人に笑顔はない。
 10日、宇都宮市内で行われた事務所開きで船田氏は「選挙情勢は読みにくい。油断なく頑張りたい」と語気を強めた。1区は無党派層の動向が鍵を握る県都が主戦場になる。岸田新政権の支持率が伸び悩む中、警戒は緩められない。組織の上滑りを懸念する声もある。

 会場には福田富一(ふくだとみかず)知事をはじめ自民、公明の県市町議や業界団体関係者がずらりと顔をそろえた。「自公が議席を減らすといわれているが、1区で減らすわけにはいかない」。選対本部長の佐藤栄一(さとうえいいち)宇都宮市長が引き締めを訴えた。

 対するのは、2度目の挑戦となる立憲民主党新人渡辺典喜(わたなべのりよし)氏(38)。9月25日、総合選対結成式で連合栃木の吉成剛(よしなりつよし)会長が「野党の大きな勢力が必要だ」と力を込めた。が、そこに連合が支持するもう一つの野党、国民民主党の議員の姿はなかった。

 旧民主党系が分裂した立民と国民の溝は「野党共闘」の旗印の下、立民が共産党に近づくほど深まった。両党が相乗りした2020年の宇都宮市長選でも、その様相は強まった。

 一方、共産側は早い段階から「1区で一本化のメリットはない」とみていた。日本維新の会元職柏倉祐司(かしわくらゆうじ)氏(52)が立候補を表明し、立民と候補者調整をしても非自民票が分散してしまうためだ。選挙が目前に迫る今月5日、一本化断念が正式に決まった。

 各党の思惑が絡み合う中、渡辺氏は前を向く。「党派制だけの選挙とは思っていない。新しい政治のプレーヤーを誕生させる」

 柏倉氏はみんなの党、民主党、希望の党に続く四つ目の政党から4度目の挑戦。「立民と共産が一本化してもしなくても自分の票は変わらない」と独自の戦いを展開する。

 10日の選対事務所結成式には、みんなの党時代に行動を共にした元県議らが駆け付けた。陣営幹部は「9年前と非常によく似た雰囲気を肌で感じる」と期待。2区で比例復活した12年の再現を狙う。

 同日、共産党新人青木弘(あおきひろし)氏(60)は事務所を開設。ひな壇の頭上には「比例・青木ひろし」と巨大な文字が掲げられた。青木氏は「比例の大波を起こす決意」と自身の姿勢を鮮明にした。

3833チバQ:2021/10/26(火) 20:09:24
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/515335?relatedbody
【超短期決戦】福田氏、支持固めに奔走 五十嵐氏、挙党態勢が鍵 衆院選栃木2区
10/16 15:26

 「格差を是正し、笑顔があふれる日本をつくろう」。衆院解散から一夜明けた15日。6期目を目指す立憲民主党前職福田昭夫(ふくだあきお)氏(73)は鹿沼市内の会合で声を張った。

 陣営の目標得票数は8万票。2012年衆院選は約4万6千票だったが、14年は約6万2千票、17年は約7万5千票と自民大勝の過去2回も票を増やしてきた。「相手候補に惜敗もさせない」。選対委員長の松井正一(まついしょういち)県議は、自民新人五十嵐(いがらし)清(きよし)氏(51)の比例復活も阻止する構えだ。

 陣営は支持固めに余念がない。今回は市町議による支援組織を初めて設立。会員制交流サイト(SNS)の活用など若年層や無党派層の取り込みにも力を注ぐ。

 着実に運動を展開するが、懸念材料は複数ある。福田氏を支える地元県議は、19年県議選で立民2人が落選したため、松井氏1人に。「昭夫党」と呼ばれる堅固な支持者たちの高齢化も懸念される。さらに、五十嵐氏は年齢が2回り近く若い候補。陣営幹部は「やりづらさはある」と警戒する。

 無所属だった前回とは違い、立民で出馬。野党4党の共闘になるが、無党派層を含め幅広く支持を得られるかが注目される。

 県議から転身を目指す五十嵐氏は14日夜、日光市内の会合で「人口減が進む2区に必要なのは責任政党の議員だ」と力を込めた。

 自民県連の公募で五十嵐氏の擁立が6月に決定してから約4カ月。この間、公認争いによって本格的な活動は大きく出遅れた。

 今月8日、西川公也(にしかわこうや)元農相の長男で自民の西川鎭央(にしかわやすお)前県議(50)が比例に回る方針を表明。公認問題が選挙直前に決着した。「様子見だった人の協力を得やすくなった」と陣営関係者は胸をなで下ろす。

 自民県連は2区を「最重点区」に位置付け、遅れの巻き返しを図る。対立していた西川元農相を選対顧問に迎え入れ、鎭央氏の地盤でもある高根沢町出身の高橋克法(たかはしかつのり)参院議員を選対本部長に就けた。自民県議4人が選対の柱となり、急ピッチで態勢を整える。

 小山市出身の五十嵐氏は「国替え」のため、知名度不足が大きな課題。他にも大票田の鹿沼市で以前から自民勢力が割れていることや、5月の日光市長選が分裂選挙になった影響も残る。さらに公認を巡ってくすぶる不満など支援態勢で克服すべき問題は少なくない。

 陣営関係者の1人は「五十嵐、西川の票を足せば確実に勝てる。あとはどれだけ挽回できるかだ」。超短期決戦の中、挙党態勢の構築が最大の焦点になる。

3834チバQ:2021/10/26(火) 20:10:06
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/512691
【超短期決戦】簗氏、盤石の態勢築く 伊賀氏、知名度不足克服へ 衆院選栃木3区
10/17 11:48
 3期務めた自信がにじんだ。「さらに力を増して皆さまの声を国政に上げ、地域発展に全力を尽くす」
 10日、大田原市内の市街地。自民前職簗和生(やなかずお)氏(42)は街頭演説で、国交政務官の実績や国とのパイプを強調した。同市の津久井富雄(つくいとみお)市長や市議、公明党県本部の山口恒夫(やまぐちつねお)代表らも駆け付けた。

 落下傘候補として初当選して以降、熱心に辻立ちやあいさつ回りを重ね、地元支持者との関係を築いてきた。各市町ごとに後援会を立ち上げ、総連合会長には津久井市長が就くなど着々と足場を固める。陣営幹部は「手を抜かず活動している。今回も盤石」と自信をみせる。

 一方で簗氏の選挙対策本部に地元の複数の自民県議が入らず「両者間の対立」(陣営関係者)を懸念する声もある。保守分裂となった2019年の那須塩原市長選でのしこりが残るほか、県議側が関係を巡って党本部を訪れたことなどが影響しているという。

 5月の自民党会合。性的少数者を巡り「種の保存に背く」と発言し批判を受けたことも、相手候補の攻撃材料になり得る。

 簗氏は「相手は意識しない。黙々と自分のことをやるだけ」と強調する。

 挑むのは、立憲民主党新人伊賀央(いがひろし)氏(57)。兵庫県豊岡市議を6期務め、19年に立民県連の公募で選ばれた。他県出身だが、妻は旧栃木1区の旧社会党衆院議員、故安田範(やすだはん)氏の長女だ。

 「栃木県とは縁をいただいた」。9月中旬、那須塩原市内の事務所開きで伊賀氏はそう語り「岩盤にくいを打ち、息を吹き返す。国民に自己責任を強いる今の政治を変えたい」と力説した。

 近年3区は自民と渡辺喜美(わたなべよしみ)参院議員らとの戦いが続き、民主系の候補が立つのは05年の衆院選以来。陣営は自民への批判の受け皿として票の掘り起こしを狙う。

 ただ、20年秋に後援会を発足したものの、無党派層を含め浸透は広がっていない。立民関係者からは「もっと活発な運動量が必要。知名度不足の課題克服はできていない」との指摘も。新型コロナウイルス禍の影響も重なっている。

 「(簗氏に)大きく水をあけられている」。関係者は率直に打ち明ける。

 両陣営が気にかけるのが「渡辺党」の動向だ。14、17年の衆院選で敗北。今回もまた選挙直前に渡辺氏が動くのではとの臆測もあった。だが、渡辺氏の関係者は「今回は“不戦敗”。投票は支持者が判断するだろう」としている。

3835チバQ:2021/10/26(火) 20:10:54
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/512955
 岸田文雄(きしだふみお)首相は14日に衆院を解散。19日公示-31日投開票の衆院選に向け県内各陣営は一気に動きだした。首相就任から27日後の衆院選も、解散から17日後の投開票も現行憲法下で最も短い。過去に例のない「超短期決戦」の現場を、小選挙区ごとに追った。
【超短期決戦】藤岡、佐藤両氏 一騎打ち 4度目の顔合わせで初 衆院選栃木4区
10/18 11:00

 10日、小山市内で行われた立憲民主党新人藤岡隆雄(ふじおかたかお)氏(44)の総合選対本部結成式地区代表者会議。「今度こそ議席を取れなければ万死に値する。死にものぐるいの戦いだ」。トレードマークの赤いネクタイを締めた藤岡氏は、不退転の決意を語った。

 9選を目指す自民党前職佐藤勉(さとうつとむ)氏(69)への挑戦は4度目。今回は初の一騎打ちとなる。合同選対には立民県連と連合栃木に小山商工会議所青年部有志も加わり、新たな支援態勢を敷く。

 初回の2012年衆院選では佐藤氏に約6万票引き離されたが、回を追うごとに得票数を増やし、前回17年は約3万5千票差に縮めた。以降、4万軒近く訪問し、市民の声を聴き続けてきた。

 現有の2区に続く議席獲得に向け、立民県連関係者は「4区が最も可能性が高い」と意気込む。昨年の小山市長選で藤岡氏が支援した浅野正富(あさのまさとみ)氏が自公推薦を受けた現職を破ったほか、今春の真岡市長選でも両党推薦の石坂真一(いしざかしんいち)氏が再選したが新人に肉薄された。自民の五十嵐(いがらし)清(きよし)前県議(51)が2区に転出したことも好材料と受け止める。

 菅政権末期の8月末の各種世論調査では、佐藤氏に肉薄しているとの情報も流れた。しかし岸田新政権が発足し、自民の支持率は上昇。藤岡氏に吹いていた追い風が止まったとの見方も出ている。

 一方の佐藤氏は、盤石の組織力で迎え撃つ。「25年間培ってきたものがある。皆さんのご要望に真摯(しんし)に取り組み、恩返ししたい。原点に返ってこの選挙を乗り切りたい」。2日、小山市内の会合で佐藤氏は政府や党の要職を歴任した実績を語り、支持を訴えた。

 佐藤氏の強みは、各市町に張り巡らされた強固な選対組織だ。小山市の浅野市長を除く4区内の全首長が役職に尽き、県議や地方議員と連動した組織は揺るがず、農商工団体の支援も厚い。

 石坂市長は11日に開かれた後援会総連合会の会合で、「国で仕事をするほど地元に帰れないのが政治家。地元で毎日米つきバッタのように歩いているのが政治家じゃない」と藤岡氏を暗に批判した。

 しかし藤岡氏の動きに対する陣営の危機感は強く、佐藤氏は6月以降、1日100軒以上を回るなど精力的に動いた。党総務会長の職が解かれた9月末以降は、地元での活動に一層力を入れる。

 「初出馬の時より本気だ」。佐藤氏自身がこう語るほど今回の選挙にかける思いは強く、藤岡氏の比例復活を許さない圧勝を狙う。

3836チバQ:2021/10/26(火) 20:11:52
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/513319
【超短期決戦】茂木陣営「圧勝」目指す 岡村氏、見えぬ野党共闘 衆院選栃木5区
10/19 8:11
 主役の不在を埋めるように、げきが飛んだ。

 「総理を目指すための選挙になる。圧倒的な勝利を目指さなければいけない」。11日、足利市内で行われた自民党前職茂木敏充(もてぎとしみつ)氏(66)の事務所開き。茂木氏が公務で欠席する中、選対委員長の木村好文(きむらよしふみ)県連幹事長は気合を入れた。 

 節目となる10回目の当選を狙う茂木氏。旧竹下派の会長代行、現職の外相として、公示後は応援演説で全国を飛び回ることになる。選挙区を空ける日が多くなるが、約600の支部を持つ強固な後援会組織など盤石な体制で選挙戦に臨む。 共産党新人との一騎打ち。優勢が伝えられる中、陣営は「勝ち方」を意識する。政調会長や選対委員長、経済再生担当相、経産相など党や内閣の要職を歴任し、9月の総裁選では有力候補として注目された。陣営は「さらなる高みを目指すためには圧勝が必要」と士気を高め、10万票の大台を目標にする。

 選挙の強さの物差しとなるのは得票率だ。共産候補との一騎打ちだった2014年の衆院選で過去最高の76.54%をたたき出した。希望の党の元足利市長・大(おお)豆生田(まみうだ)実(みのる)氏と共産候補の3人で争った前回17年も61.95%を獲得。茂木氏は「(永田町で)10本の指に入ると思う。得票率でも信任が得られる形をとっていきたい」と自信をのぞかせる。 

 一方、今回と同じ構図の14年の投票率は47.93%で、県内の小選挙区で最低だった。「『どうせ結果は見えている』と投票に行かない人を減らしたい」。陣営幹部は投票率の向上に力を入れる。

 共産は5区で初の女性候補を立てて挑む。「格差を広げた自公政治を終わらせ、政権交代を果たす」。新人の岡村恵子(おかむらけいこ)氏(68)は、3日に佐野市で行った事務所開きで声を張り上げた。

 元保育士で、同市議6期22年の政治経験がある岡村氏は今回、「野党共闘」の旗印の下で選挙に臨む。候補者擁立を断念した立憲民主党の関与の度合いが焦点となる中、事務所開きに立民関係者の姿はなかった。

 共産は政党同士の相互推薦など積極的な選挙協力を望んだが、立民は慎重な姿勢を崩していない。背景には共産と距離を置く国民民主党や連合栃木への配慮がのぞく。野党候補者のすみ分けはできたが、実質的な共闘に至っていないのが現状だ。

 共産は1、5区に候補者を絞っただけに、比例票の上積みを狙う役割も大きい。日々街宣車で選挙区を巡り、自身と党のPRに全力を挙げる。

3837チバQ:2021/10/27(水) 01:14:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/048e5e49f493802df1bca06e147f03f6fad407d4
自民閣僚経験者12人が苦闘 終盤情勢
10/26(火) 19:25配信

産経新聞
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による衆院選(31日投開票)の終盤情勢調査では、12の選挙区で、自民党の現職を含む閣僚経験者が野党候補を猛追する苦しい展開を強いられている。各派閥の重鎮でもあり、自民は巻き返しに躍起だ。

岸田文雄首相(自民総裁)は26日、自民候補の応援に駆け付けた茨城県つくば市で街頭演説し「大激戦だ。この厳しい選挙をなんとしても勝ち抜かせていただきたい」と強調した。25日夜には党本部で甘利明幹事長らと情勢を分析し、約30の重点選挙区に狙いを定め戦略を練った。

情勢調査で野党候補を追っている閣僚経験者を派閥別にみると、首相が率いる岸田派(宏池会)が3人と最多で、細田派(清和政策研究会)、麻生派(志公会)、二階派(志帥会)、石原派(近未来政治研究会)が2人、旧竹下派(平成研究会)が1人だった。12人のうち6人は、自民の比例代表の定年である73歳以上のため選挙区のみの立候補で、比例での復活当選はない背水の陣だ。

東京8区では、石原派の領袖(りょうしゅう)で総裁選に出馬した経験もある石原伸晃元経済再生担当相が、立憲民主党の吉田晴美氏を追い、日本維新の会の笠谷圭司氏を交えた三つどもえの戦いをしている。れいわ新選組の山本太郎代表が一時出馬宣言をしたが断念したことで、かえって話題を集めたことも野党にプラスになったようだ。

千葉10区では、二階派に所属し二階俊博前幹事長の最側近とされる林幹雄元経済産業相が、立民の谷田川元氏にリードを許している。比例重複がない林氏が議席を失えば、二階氏の政治活動にも影響しかねないだけに、二階派内では危機感は強い。29日には首相が選挙区に応援に入る予定だ。諸派の梓まり氏と無所属の今留尚人氏は支持拡大が課題だ。

野党候補との一騎打ちに苦しむ自民重鎮も目立つ。

細田派では、静岡8区で会長代理の塩谷立元文部科学相が立民の源馬謙太郎氏と激しく競っている。24日の参院静岡選挙区補欠選挙で自民候補が敗れたことも情勢に影響を与えている可能性がある。大分2区では同派最高顧問の衛藤征士郎元防衛庁長官が立民の吉川元氏を追っている。沖縄4区では、旧竹下派の西銘恒三郎復興相が立民の金城徹氏に迫っている。

ほかにも党幹部や閣僚経験者が野党候補に大差をつけられていない選挙区が複数あり、自民は楽観できない状況だ。

3838チバQ:2021/10/27(水) 01:16:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b2c0286b21592b645cb124ad35884f7cba50551
衆院選注目の選挙区 神奈川1区 会食で自民離党 一気に激戦
10/26(火) 19:55配信

産経新聞
「新型コロナウイルス禍で我慢を強いられている最中、私自身が軽率な行動をとったことにより、大変なお騒がせやご迷惑をかけ、本当に申し訳ない。この大失敗。30年にわたる政治活動の中で最大の失敗だ」

自民党を離党し、無所属で神奈川1区に出馬した松本純は21日、横浜市のJR桜木町駅前で街頭演説に立ち、時折声を詰まらせながら謝り続けた。

松本は長らく衆院選で、自民の公認候補として同区の議席を守ってきた。しかし、特別措置法に基づく緊急事態宣言下の1月の深夜、東京・銀座のクラブを訪れ、同席した前職2人と離党に追い込まれたことから、同区は激戦区へと一変した。

松本は、平成29年の前回選挙で10万3千票を得たが、立憲民主党と希望の党から出馬した2候補の票を重ね合わせると届かない。同区は横浜の中心市街地に位置して浮動票が多く、地盤は盤石とはいえないだけに、陣営の危機感は強い。

国民が自粛を余儀なくされている中での深夜会食だったこともあり、有権者の目は厳しい。支援者に「一から出直す」と伝えても、冷たくあしらわれることも多かった。

絶体絶命のピンチを救おうと応援に動いているのが、松本が最側近として仕えてきた党副総裁、麻生太郎だ。

「信頼できる男だ。私の政治生活にとっても、極めて大きな要素を占めていると確信している」

23日夜、同市の京浜急行線金沢文庫駅前でマイクを握った麻生は、この日5カ所目の応援演説にもかかわらず、張りのある声で横に立つ松本を持ち上げた。

麻生は、麻生派(志公会)の前身である「為公会」の立ち上げから苦楽を共にしてきた松本への思いが深い。今夏以降、当時首相だった菅義偉に「松本を党に戻してくれ」と求めるなど、衆院選前の復党にこだわってきた。

松本への離党勧告は、当時幹事長だった二階俊博が判断した。党内では「罪を犯したわけでもない」として寛大な対応を求める声もあった。だが、松本と同時に離党した2人が所属する党の地方組織からは、「選挙前に復党を許せば、地域の候補全体に悪影響が出かねない」などと異論が噴出。党執行部は3人すべての復党を見送った。麻生派からは、復党を認めなかった同派所属の幹事長、甘利明に対して「冷たい」などの不満が漏れた。

松本のもとには続々と援軍が訪れている。元首相の安倍晋三は、21日に全国遊説を始める最初の会場に、松本の神奈川1区を選んだ。麻生の盟友でもある安倍は、首相時代に松本が党の国会対策で重責を担った実績をたたえ「皆さんの力でもう一回力を与えていただきたい」と訴えた。

麻生派の支援態勢は手厚く、23日の麻生に続き24日は知名度の高い広報本部長の河野太郎、26日は財務相の鈴木俊一が駆け付けた。

しかし陣営では、菅の支援を受けた閣僚経験者が大敗した8月の横浜市長選の影響を懸念する声が消えない。陣営幹部は「自民と松本がどう思われているのか」と不安を募らせる。

一方、前回選挙で選挙区当選を逃した立民の篠原豪は、周囲に「相手の不祥事を訴えても意味がない」と語り、松本の深夜会食への批判を控えている。篠原は自転車をこぎながら、立民の公約を訴えることに重点を置く。「立民は与党の批判ばかり」という、保守層の不満も意識する。

とはいえ、不祥事による松本の離党は、篠原が雪辱を果たす絶好の機会をもたらしたのは間違いない。立民代表の枝野幸男は衆院が解散した14日に1区に入り「政治を変えようではないか」と声を張り上げた。

議席の確保を狙うのは、日本維新の会から出馬する浅川義治も同じだ。ただ、20日に京浜急行線能見台駅前で行った浅川の演説に足を止める人は少なく、知名度の向上が課題だ。陣営関係者は「『松本に票を入れられない』という声も寄せられる。保守票も狙っていきたい」と自信をのぞかせた。(今仲信博)=敬称略

3839チバQ:2021/10/27(水) 01:17:46


https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211025-663530.php
【衆院選・最前線ルポ】1区/情勢拮抗...3度目激突、意地火花
2021年10月25日
 

 福島1区は県内で唯一、前回に続いての与野党候補の一騎打ちとなった。立憲民主党県連代表の金子恵美、自民党で復興、文部科学両副大臣を務めた亀岡偉民による対決は、これまで1勝1敗。3度目の激突では、両者一歩も引かないつばぜり合いが続いている。

一本化の意義を強調 個人演説会を開かず「青空集会」として連日10カ所前後の街頭演説を重ねる金子。共闘する共産、社民の関係者も集い、自公政権の新型コロナウイルス対応や経済政策への批判を強める。陣営も「今の政治に『イエスかノーか』を突き付ける分かりやすい選択肢を示すことができた」と、県内全選挙区で野党候補を一本化した意義を強調する。

 ただ、足元には不安もくすぶる。無所属で出馬した前回は、野党票に加え保守層の一部からも支持を得た。今回は立民県連代表としての選挙戦となり、陣営内には保守層の支持離れを危ぶむ声もある。だが、選対本部長の亀岡義尚は「野党一本化の候補で臨む国政選挙は参院選も含め4度目。違和感なく反政権票の受け皿になり得る」と自信をのぞかせる。選対は前回得票数を当選ラインと捉え、組織の引き締めと無党派層への広がりを図る。

 党本部の「最重点区」

 「今が追い付けるか、離されるかの瀬戸際だ」。福島市の国道4号沿いに構えた亀岡の選挙事務所に、陣営幹部のげきが飛ぶ。24日も県議や市議らが慌ただしく出入りした。

 1万3150票差で苦杯をなめた前回は、県内選挙区で唯一実現した「野党共闘」の威力をまざまざと見せつけられた。今回は100超の後援会や友好団体による組織戦を展開、連日50〜100人規模の個人演説会を複数回開いて実績を訴え、士気を高める。党本部も「最重点区」と位置付けて情勢を注視し、岸田文雄首相が福島市で第一声を放った後も、閣僚クラスの応援が相次いでいる。

 選対は13万票獲得を目標に「眠っている保守層」や無党派層の掘り起こしに躍起だ。本部長の西山尚利は「難局に責任を果たせるのは自公政権だ。野合(の野党勢力)に任せるわけにはいかない」と語気を強める。

 最大の票田、遊説展開

 「今回は本当に厳しい戦いになる」「相手候補を捉えるまであと一歩のところに来た」。選挙期間中、唯一の日曜日の24日、各候補はいずれも最大の票田・福島市で遊説を展開した。拮抗(きっこう)する情勢から抜け出すのはどちらか。両陣営の意地が火花を散らす。(敬称略)

3840チバQ:2021/10/27(水) 01:18:08
https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211026-663727.php
【衆院選・最前線ルポ】3区/農業票の取り込み鍵、支持固めへ
2021年10月26日
 

 県南の福島3区は、自民党前職の上杉謙太郎と立憲民主党前職の玄葉光一郎が3度目の対決に挑む。岸田内閣で当選1回ながら外務政務官に就き、勢いに乗る上杉が元外相の牙城を突き破れるか。立民副代表の玄葉が地力を発揮し、10選を飾るか。中央政界にも影響が及ぶだけに、両陣営は支持拡大へ、しのぎを削る。

 緊張感漂う宣戦布告

 衆院が解散された14日。初の万歳を終えた上杉が向かった先は議員会館の玄葉の事務所だった。「三度立たせていただく」「お手柔らかに」。互いに口調こそ穏やかながら緊張感が漂う中での"宣戦布告"だった。

 実績浸透、切り崩しへ

 選挙期間中で初の週末となった23、24の両日。須賀川市の上杉の選挙事務所には30〜40代の支持者が駆け付けビラを手に市街地へ散った。上杉陣営は居住地の白河市で支持固めを進める一方、玄葉が強い地盤を持つ須賀川へと攻勢をかける。選対本部幹事長の満山喜一は「若者が活動の前面に出ており、支持の裾野が広がった」と手応えを語る。

 「打倒玄葉」に向け上杉は農業票の取り込みが鍵を握るとみて災害時の農業被害対応に奔走した。しかし、県農業者政治連盟は自民前職で唯一、上杉の推薦を見送り、玄葉の推薦を維持した。上杉陣営は実績を浸透させ切り崩しを図る構えだ。23日夕、JA直売所前で演説した上杉は米価対策に万全を期すと強調した上で、外務政務官の立場から「輸出先を開拓することで農産物の需要を増やせる。中期的、長期的な政策も担わせてほしい」と訴えた。

 対抗心をむき出しに

 「縁が深い須賀川、田村で(相手候補を)圧倒するのが玄葉の勝ちパターン。大差で勝たせてください」。24日、須賀川市で開いた街頭演説会で、玄葉は対抗心をむき出しにし支持を呼び掛けた。慎重な発言で知られるだけに集まった支持者からは「意気込みが違う」と驚きの声が聞かれた。

 4年前、上杉に比例復活当選を許して以降、玄葉は支持基盤の立て直しに力を注いだ。側近も「近年ここまで地元に戻る頻度が多かったことはない」と口をそろえる。選対本部長代行の宗方保は「本人の気合が伝わり、陣営の士気は高い」と組織をフル回転させる。

 玄葉を突き動かすのは、台頭する上杉への危機感だけではない。「立民にはいろいろな問題があるが、私が取り除く。そのために力を与えてください」。演説でこう言い切った玄葉から選挙後の政局を見据えた覚悟がにじんだ。(敬称略)

3841チバQ:2021/10/27(水) 01:18:39
https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211023-663211.php
【衆院選・最前線ルポ】4区/激戦、初の一騎打ち 前回編入の西郷に重点
2021年10月23日
 

 県内五つの小選挙区全てで「自民」対「野党統一候補」の構図となった第49回衆院選。新型コロナウイルス感染症への対応や東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から10年が過ぎた復興の在り方など、各陣営が舌戦を展開する「超短期決戦」の最前線を追った。(一部敬称略)

 過去3回、激戦を繰り広げた立憲民主党の小熊慎司と自民党の菅家一郎。4回目は初の一騎打ちとなる。両陣営は22日、都市部を離れ木々が色づき始めた南会津地方の山あいで選挙カーを走らせ、西郷村にも入り支持拡大を図った。

 小熊は公示後、地元の喜多方市などを巡り、二大政党制の実現とともにコメ余りによる米価下落対策を強調してきた。菅家は出身の会津若松市などで地域医療の充実・強化やコロナ禍で大きな打撃を受けた産業回復への支援を訴える。

 両陣営とも重点に据える西郷村は前回の衆院選から4区に編入された。会津若松市、喜多方市、会津美里町に次ぐ票田だけに票の行方に気をもむ。「コロナ対策も地域活性化も、実行力のある人にやってほしい」。同村の商業施設を訪れた60代女性は白い息を吐きながらつぶやいた。

 「共闘で対等な戦い」

 「野党共闘が実現し、初めて対等な立場での戦いになる」。小熊の選対本部幹部は今回の選挙戦をこう表現した。他党の支援を武器に、前回苦杯をなめた小選挙区での当選を期する。ただ、不安がないわけではない。選対関係者は「全国で野党共闘の流れはあるが、ここではどうか」と票の行方を読み切れないでいる。

 壁一面に「必勝」を祈念する推薦状で埋められた小熊陣営の事務所。一角には絶大な支持を誇った故渡部恒三氏と笑顔で握手する小熊の写真が飾られている。「小熊は恒三先生の後継者だ」。陣営幹部は言い放った。恒三氏から引き継いだ地盤を固め勝利を目指す。

 自民の組織力で対抗

 菅家陣営は「不利な状況からのスタート」との認識だ。前回は共産、社民両党が候補者を擁立し、計約1万8千票を獲得した。「社民と共産がとった票はそのまま立民に流れると想定している」と表情は険しい。支援者が頻繁に出入りし電話が鳴り続ける選対事務所は緊張感に包まれている。

 陣営は、野党共闘に対して自民の強みである「組織力」で対抗する構えだ。前回「野党有利」と目されていた西郷村では、後援会組織が機能し、得票数で肉薄した。菅家は当選後、月に1回の会合を村内で続けてきただけに、陣営は「地道な活動が票に表れる」と期待を込めた。

3842チバQ:2021/10/27(水) 01:19:05
https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211024-663361.php
【衆院選・最前線ルポ】5区/実績か対立軸か 復興へ悩む有権者
2021年10月24日
 

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響がいまだ残る、いわき市と双葉郡を抱える福島5区。復興相を務めた自民党前職の吉野正芳と、共産党候補として県内初の「野党統一候補」となった新人の熊谷智が一騎打ちによる舌戦を繰り広げている。7期の経験と実績か、それとも「処理水の海洋放出反対」など明確な対立軸か―。選挙区内でも復興の進度は異なるだけに、有権者は古里再生を委ねる候補者を慎重に見定めている。

反与党層へアピール

 「原発で苦労した福島5区から『ノー』を突き付ける選挙だ」。熊谷は22日に双葉郡に入り、福島第1原発で発生する処理水の海洋放出方針や、国内での原発再稼働に向けた与党の動きをけん制。23日には、いわき市で被災者が入居する団地などを中心に巡った。

 全選挙区で野党共闘が実現した県内で唯一、共産からの出馬。青地に黄色い文字で「野党統一候補」と目立たせた選挙カーでの遊説で野党共闘を連呼。共産支持層以外の「反与党」層へのアピールを強める。

 連合福島が自主投票を決めるなど選挙協力に不安があるが、当選へ8万票の獲得を掲げる。「『反自民』の候補者として党独自だった過去の戦いとは全く違う」。選対副本部長の吉田英策は手応えを感じている。

前回超す目標10万票

 過去の選挙戦で「復興が天命」と訴え続けてきた吉野。23日はそれを体現すべく双葉郡8町村に選挙カーを走らせた。「国際教育研究拠点を何としても双葉郡に」。訴えにも熱が入る。

 コロナ下での選挙。友好団体からの推薦状や閣僚経験者からの「ため書き」が所狭しと張られるいわき市平の選挙事務所では来客に記名と検温を求める。政策を訴える場となる街頭演説や個人演説も控えている。

 目標は前回から約1万4000票上積みした10万票。大票田のいわき市は10月市議会の会期中で「機動力を生かせない」(選対幹部)とするものの、選対本部長の吉田栄光は「組織を引き締め(相手候補の)考えに相反する組織、団体に政策の違いを働き掛けていく」と支持拡大に余念がない。

政治への思いは多様

 有権者は震災、原発事故以降、さまざまな政治判断をそれぞれの思いで受け止めてきた。双葉町で来年1月に始まる準備宿泊に向けた作業中、JR双葉駅に立ち寄った男性(77)は「政治には変わってほしいんだ。でも政権は変わらない方がいいのかな。分かんねんだ」。古里を託す一人を決められないでいる。(敬称略)

3843チバQ:2021/10/27(水) 01:20:46
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2021102391421
【県内選挙区/最前線ルポ】1区 1勝1敗 ぶつかる意地【2021ふくしま衆院選】
2021/10/23 12:32

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 衆院選の県内5小選挙区に立候補した10人は31日の投開票に向けて遊説を重ね、有権者に支持を訴えている。新型コロナウイルス対策や今後の経済対策が争点で、県内では復興施策が問われている。各選挙区の最新情勢をルポする。(文中敬称略)

 1区は立憲民主党の前職金子恵美(56)、自民党の前職亀岡偉民(66)による3度目の対決で、小選挙区で一勝一敗の両者がしのぎを削っている。党県連代表として県内全選挙区の野党共闘をまとめた金子のメンツ、政権与党で復興副大臣など要職を務めてきた亀岡の意地がぶつかり合う。

■金子氏 政府施策の不備突く

 「亀岡氏、金子氏の支持拮抗」「亀岡氏、金子氏横一線」。新聞各紙に序盤情勢を伝える見出しが躍った21日、金子は選挙戦のかぎを握る大票田の福島市を遊説し、政府の新型コロナウイルス対策の不備を突いた。

 政権批判票を掘り起こす戦略だ。金子は「失政により労働者や農業者らが苦しんでいる」と強調。東京電力福島第一原発の処理水海洋放出方針に対し「地元の理解が得られておらず、撤回すべきだ」と主張した。

 金子は前回、無所属で亀岡と争い、1万3150票差で前々回の敗戦に雪辱した。今回の目標得票数は前回の12万6664票と同程度に設定。父の故金子徳之介元衆院議員からの地盤である伊達市を中心に票固めを入念に進めている。福島市の選挙事務所には普段着姿のスタッフらが慌ただしく出入りしている。

 前回勝利後、金子はたびたび共産の参院議員とともに街頭演説に立ち、野党共闘の下地を作ってきた。ただ、「今回の選挙協力はガラス細工だ」(選対幹部)という。立民県連、国民民主党県連、社民党県連、県議会会派県民連合、連合福島で構成する五者協議会は金子擁立の際、選挙戦で共産の応援演説を受けないことを条件とした。共産党と距離を置く連合組合員や国民支持層に配慮した。

 野党共闘を前面に打ち出せば、前回取り込みに成功した保守層も離れかねない。選対本部長の亀岡義尚は「野党共闘は揺るがない。反政権票の受け皿になる」としている。

■ 亀岡氏 要職経験の実績強調

 亀岡偉民は21日、金子の出身地である伊達市で演説会を開き、自公政権継続の必要性を訴えた。伊達地方は亀岡の養父で建設相や農林水産相を務めた故亀岡高夫元衆院議員の地盤で、亀岡も「地元」として重視する。

 演説会では文部科学と復興の副大臣を歴任した実績をアピールし、自公政権でなければ自然災害やコロナ禍に対応できないと強調。経済再生に向けて「必ずV字回復させる」と訴えた。沿岸部では、処理水の海洋放出方針について「風評被害を発生させないよう正確な情報発信に努める」と理解を求める。

 亀岡は前回、比例東北での復活当選に回った。今回は、前回の得票数11万3514票から15%増の13万票を当選ラインに据えた。市町村の行政区単位に張り巡らせた百を超える後援会、自民の友好団体などのスタッフらが、福島市の選挙事務所を拠点に組織戦を展開している。

 十一月から来年一月にかけて相次ぐ福島、相馬、南相馬、伊達の各市長選を好材料と捉える。それぞれの首長とは支援を受ける組織が重なる。前哨戦と位置付け地盤を再確認するよう、県議や市町村議にハッパを掛ける。

 新型コロナ感染拡大や処理水海洋放出方針、米価下落などを巡る政府対応への批判はある。従来からの支持基盤である農業や水産業などの関係者からも「厳しい注文」(選対幹部)が寄せられている。選対本部長の西山尚利は「自公の安定政権でなければ今の難局は乗り切れない」と強調する。

■1区

金子恵美 56 ☆立民 前②

亀岡偉民 66 ☆自民 前④ [公]

(届け出順、敬称略。丸数字は当選回数。☆は比例東北との重複立候補。四角枠は推薦政党)

▽福島市、相馬市、南相馬市、伊達市、伊達郡、相馬郡

▽有権者=40万5092人(18日現在)

----------------------

2017年衆院選本県1区の結果

当 126,664 金子 恵美 52 無所属

比 113,514 亀岡 偉民 62 自民

(敬称略。比は比例代表での当選者)

3844チバQ:2021/10/27(水) 01:22:57
https://www.yamagata-np.jp/news/202110/24/kj_2021102400531.php
衆院選、県内各首長のスタンス 多くは前職を支援
2021/10/24 09:28
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 第49回衆院選の運動期間は残り1週間。県内3小選挙区に出馬した7候補者が連日、熱弁を振るっている。吉村美栄子知事が非自民系新人の3人を支持する中、各首長のスタンスはどうか。4年ぶりの総選挙での対応を探った。
 衆院解散の14日以降、各陣営は実質的な選挙活動に突入。県1区と県2区は前職と新人の与野党対決で、県3区は前職1人と新人2人がしのぎを削る。自公政権とのつながりなどを意識し、多くの首長は前職支援の構えを示すが、自らの選挙に与える影響を考慮した動きや、非自民系新人を推す声もある。

 佐藤孝弘山形市長は、自身が市長選で初当選した経緯などを踏まえて前職支援を鮮明にし、市勢発展につながるなどと積極的にマイクを握る。現職と自民推薦候補が激突した先の知事選で中立だった土田正剛東根市長は「県政と国政は別」と、前職を後押し。来夏に市長選がある南陽市の白岩孝夫市長は23日、前職の街頭活動に駆け付けて激励した。

 吉村知事の支持表明と歩調を合わせる動きも出ている。時田博機遊佐町長は、吉村知事との距離が近いとして無所属新人を支援し「国、県、地域のつながり」を力説する。

 また、吉村知事の出身地、寒河江・西村山地域では「市民党の立場」(佐藤洋樹寒河江市長)などと中立の立場が目立つ。来月に町長選を控える新田隆治真室川町長も中立とする。

 公示前の鶴岡市長選(今月10日投開票)で再選した皆川治市長は「市民党を選挙で掲げたので、マイクを握ってほしいと頼まれても難しい。市民も望んでいないのではないか」と静観の構え。同時実施の市議選の結果、市議会勢力は対立候補を推した陣営が多数派となり「動けば対決姿勢になる」との見方もある。

吉村知事「恩返し」訪問

 衆院選県1〜3区に出馬している非自民系の新人3候補を支持する吉村美栄子知事は23日、選挙戦で初の支援行動を取り、県2区の国民民主党新人、加藤健一候補の米沢事務所(米沢市)を激励した。

 この日午前、吉村知事は自らのシンボルカラーとするオレンジ色のジャケット姿で訪問。事務所前で出迎えた加藤候補と肘タッチし、事務所内での会合に臨んだ。報道陣に対し、吉村知事は「恩返しです」と理由を告げた。

 会合は非公開。加藤候補によると、吉村知事は「(自らの)後援会や(支援女性による)オレンジの会を中心に全面的に支援する」と結束を呼び掛けたという。

 吉村知事は、自らの知事選での支援などに対する「恩返し」を各種選挙での行動基準としてきた。今回も同じスタンスとし、加藤候補と県1区の立憲民主党の候補、県3区の無所属の候補を支持する考えを示している。

 県2区には他に、自民党前職の鈴木憲和候補が出馬している。

3845チバQ:2021/10/27(水) 01:27:38
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/604258?rct=n_representatives
<衆院選 深層2021>8 道7区(釧路、根室管内) 「鈴木票」与野党注視
10/26 10:00
<衆院選 深層2021>8 道7区(釧路、根室管内) 「鈴木票」与野党注視
■立候補者(届け出順)
伊東良孝 72 自前《4》
篠田奈保子 49 立新
石川明美 70 共新

 衆院選公示日の19日朝、釧路市内で行われた自民党の伊東良孝の第一声。「伊東さんへ支援を」。応援演説に立ったのは公示直前まで7区出馬に意欲を示し続け、最終的に比例代表道ブロック単独候補となった鈴木貴子だった。前回を含め衆院選期間中に2人が7区の街頭に並び立つのは初めてだ。

 対立の解消か、融和演出か。集まった伊東の支持者たちは複雑な表情で2人を見つめた。

 前日の18日、鈴木は伊東に応援を申し出ていた。伊東は鈴木を招くことに難色を示す。だが前回衆院選道7区で3万近くの比例票を得た鈴木の父、宗男が代表を務める新党大地の支持層も無視できない。伊東陣営関係者は「鈴木さんも次を見据え地元と関係改善を図りたかった。最終的に鈴木さんが自ら駆けつけた形とすることが落としどころとなった」と明かす。

 鈴木は2012年の衆院選は新党大地から、14年は旧民主党から7区に出馬。いずれも伊東に敗れ自民入り。17年と今回は16年に宗男、伊東らと交わした文書を盾に7区出馬を直前まで訴えた。

 自民党本部が11日に出した1次公認。道内は公明が出るため候補を出さない10区を除き7区のみ公認が見送られた。「外された」。伊東は周辺に漏らした。通常道連会長名で出す1次公認通知から今回、会長の伊東の名は消えた。伊東は4日遅れで公認された。

 かつて鈴木の入党に反対した地元支部や伊東陣営は反発を強める。公示日の第一声では鈴木の演説を聴かずに事務所へ入る人や拍手をしない伊東支持者もいた。

 対する野党側は立憲民主党の篠田奈保子と共産党の石川明美の共闘が実現せず、両陣営とも落胆は大きい。道内で7区は「道内の野党共闘の先進地」(市民団体幹部)と言われ、篠田と石川は4月から合同演説会を重ねてきた。共産関係者の間でも弁護士の篠田を「統一候補に」との声は高かった。篠田陣営幹部は「積み重ねてきたものがほごにされた」と今なお怒りは収まらない。

 篠田陣営が注視するのが伊東と対立する鈴木支持層の動きだ。小選挙区5連勝を目指す伊東は強敵で、「反伊東」の保守票の取り込みも視野に入れる。

 石川も気持ちを切り替え「全国では野党共闘は前進した」と政権交代を訴えている。(敬称略)

3846チバQ:2021/10/27(水) 01:28:46
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/603820?rct=n_representatives
<衆院選 深層2021>7 北海道10区(空知、留萌管内) 自公連携 強気の立憲
10/25 10:21
<衆院選 深層2021>7 北海道10区(空知、留萌管内) 自公連携 強気の立憲
■立候補者(届け出順)
神谷裕 53 立前《1》
稲津久 63 公前《4》


 「自公連携の象徴区」とされ公明党が道内で唯一小選挙区議席を守る10区。「やり尽くした」。空知管内の自民党幹部は約1年かけて整えた万全の体制を強調した。

 自民党道10区支部は過去3回の衆院選で、元岩見沢市長の渡辺孝一の10区擁立を公示直前まで模索しながら、自公連携を重視する党本部の差配で同区を公明の稲津久に譲り、渡辺は比例代表道ブロック単独1位となった。その同支部が昨年11月、稲津支持を初めて決めた。自民は道議や市議が稲津を支持者に紹介するなど支援体制を強化。公明関係者は「前回より動きが良い」と評する。自民関係者は「稲津さんの後は自民が出すと公明側と内々で約束した」と語る。

 だが公明の危機感は消えなかった。「いなつ久 危うし」。公示前の18日付の公明新聞1面トップに早くも大きな見出しが載った。稲津は前回、立憲民主党の神谷裕に513票差に迫られており、公明は10区を重点区に位置付ける。

 公明は10区が地盤の渡辺の比例優遇を自民に強く要求。自民党本部は18日、渡辺を比例単独2位とする異例の4回目の上位処遇を決めた。道内国会議員は「公明から相当の圧力があった」と明かす。

 20日の留萌市内での稲津の演説会。日本維新の会道総支部代表の鈴木宗男が渡辺に向かって「(稲津のためにもっと)岩見沢を回れ」と一喝する一幕があった。10区の自民関係者は「比例優遇で公明支援に力が入る人が半分、緩む人が半分」と認める。選挙結果次第で「渡辺の責任問題になる」(自民道連幹部)との声も出始めた。

 前回比例復活した立憲の神谷は稲津と3度目の対決となる。稲津陣営が自民党総裁で首相の岸田文雄や公明党代表の山口那津男ら自公の幹部を相次ぎ投入して議席死守を図る激しい戦いに、神谷は「相手は巨大なゾウだが、アリが束になって倒す時がやってきた」と強気な態度を崩さない。前回に続き共産党との共闘も成立し、念願の小選挙区勝利を目指す。

 10区は稲津が当選するまで、神谷がかつて秘書で仕えた民主党元衆院議員の小平忠正が当選を重ねてきた。ただ、かつての小平の支持基盤で、今は神谷を支える農民組織と労働組合は、構成員の減少や高齢化に直面している。両者ともに不安要素を抱えながら激戦が続く。(敬称略)

3847チバQ:2021/10/27(水) 01:30:01
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/603585?rct=n_representatives
<衆院選 深層2021>6 北海道6区(上川管内) 2市長選の余波残る
10/25 10:24 更新
<衆院選 深層2021>6 北海道6区(上川管内) 2市長選の余波残る
■立候補者(届け出順)
斉藤忠行 30 N新
西川将人 52 立新
東国幹 53 自新

 「片っ端から陣地を奪われていく。6区は絶対に落とせないぞ」。立憲民主党の西川将人陣営幹部は9月に士別市長選に続き旭川市長選でも立憲推薦候補が敗れ、上川管内4市の全市長が保守系となったことに危機感をにじませた。

 前旭川市長の西川の辞職に伴う市長選は、西川が後継指名した立憲推薦候補が自民推薦候補に約2万9千票の大差で敗北。2週間前に市長選で立憲推薦候補が敗れた士別市は、6区立憲前職の佐々木隆博の出身地だ。相次ぐ敗退の衝撃は今も西川陣営に残る。

 西川は2006年以降、旭川市長選で4連勝してきた。しかし昨秋、新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が市内の医療機関で発生。今春には遺体で見つかった中学生がいじめを受けた疑いがある問題が発覚し、市長選で市の対応が批判された。

 西川陣営は「早急なイメージ回復が必要」と従来の集会を、意見交換重視の懇談会形式に変更。管内全域で開き、4期15年の市長の実績を丁寧に説明して回った。西川は出馬表明も7月末と出遅れた。陣営幹部は「時間がない」と焦る。

 「息子が父のかたきを取った」。旭川市長選で自民推薦の今津寛介の勝利が決まると、自民党の東国幹の支援者たちは息巻いた。今津は前回衆院選で佐々木に敗れ引退した自民元職、今津寛の次男だ。

 東にとって今回の衆院選は「因縁の対決」(自民幹部)。東は14年の旭川市長選で西川に約1万3千票差で敗れており、士別、旭川市長選の連勝に自民関係者は「追い風」と活気づく。

 東陣営は農家でもある佐々木の地盤を、西川に引き継がれる前に切り崩そうと、1年かけて各地の農協を行脚。連合後援会長に上川地区農協組合長会の会長、植崎博行を据えることに成功し、今月19日の東の出陣式では、植崎に「(管内全ての)13農協が全面的に東さんを応援する」と言わしめた。

 直近6回の衆院選では旧民主、旧立憲の候補が4勝。東周辺は西川が旭川で約15年間、市長を務めたことから「住民票や証明書、表彰状にも西川の名前が印字されてきた。脅威だ」と警戒。市長選連勝にも「革新勢力が総力を挙げてくる」と気を緩めない。

 NHK党の斉藤忠行はいじめ防止などを訴えている。(敬称略)

3848チバQ:2021/10/27(水) 01:32:16
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202110240001231.html
【衆院選】激戦の東京5区 若宮氏vs手塚氏大接戦で安倍元首相ら大物参戦
[2021年10月25日6時0分]
衆院選 東京5区の立候補者
衆院選 東京5区の立候補者

衆院選は残り1週間となり、ラストサンデーの24日、各地で街頭活動が熱気を帯びた。東京屈指の激戦区東京5区は自民党の若宮健嗣万博担当相、立憲民主党の手塚仁雄氏による事実上の一騎打ちで拮抗(きっこう)。現役閣僚の落選阻止へ安倍晋三元首相ら大物幹部が応援に駆けつけた。大阪10区は前回選に続き「自民VS立憲VS維新」という大阪独自の三つどもえの激戦区。立民前職の辻元清美氏の応援に入った元文部科学省事務次官の前川喜平氏(66)が「安倍政治」を切り捨てた。

    ◇    ◇    ◇

大激戦区がさらにヒートアップしている。現職閣僚の若宮氏と、ライバル手塚氏、日本維新の会の新人田淵正文氏が立候補したが、事実上の若宮氏対手塚氏の拮抗(きっこう)する一騎打ちだ。情勢一変へ、自民党は若宮氏の応援に安倍晋三元首相、茂木敏充外相ら大物を投入。安倍氏は東京・三軒茶屋駅前で沿道を埋めた聴衆を前に危機感をあらわにした。「大変な接戦になっている。明日にでも投票所に行って若宮さんに一票を投じていただきたい。お友達やお父さん、お母さん、ご主人や奥さんや、子どもたちを連れて。また恋人も連れて、昔の恋人も探し出して、どうか投票所に足を運んでいただきたい」と、ウケ狙いも交えて訴えた。

若宮、手塚両氏は同区で4度目の対決となる。前回2017年の衆院選は若宮氏が約2100票の僅差で制し、手塚氏は比例復活。14年、12年もいずれも若宮氏が制し、手塚氏は落選。これまで若宮氏の3戦全勝だが、今回は情勢が違う。

5選を目指す若宮氏は大臣就任で「知名度が格段にアップした」(若宮陣営)とするが、一方で公務優先のため、平日の選挙活動は午前8時〜9時台、午後は夕方以降が中心となり、街頭での活動量が減少した。

ライバルに対し、手塚氏は野党統一候補として追い風を受ける。手塚氏は7月の都議選でも党幹部として野党共闘を主導し、「手応えがある」(手塚陣営)。若宮氏とは対照的な「どぶ板作戦」を積極的に展開。手塚氏はこの日も駅頭で自ら、約300枚のビラを1時間半ほどで配布し、「10回目の選挙戦ですが、短時間で、これだけ手渡しをしたのは初めて」と手応えを口にした。 【大上悟】

3849チバQ:2021/10/27(水) 01:35:24
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211025-OYT1T50273/安保最前線 保革が激突…沖縄4区 現役閣僚VS「オール沖縄」
2021/10/26 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ
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 冷え込む北の大地から、気温25度を超える南の島へ。沖縄・北方相で自民党の西銘恒三郎(67)は衆院選公示日の19日朝、慌ただしく沖縄4区に入った。前日は北海道根室市で北方領土関係者との意見交換をこなした。


 西銘は半袖のかりゆしウェアに着替えると、豊見城市の交差点で第一声に臨んだ。「岸田内閣の一員として、とにかく現場に出向いて、国民の声を 真摯しんし に聞いて、対応していく。皆様のお支えがあってこその大臣就任であります」

 午前中に開けなかった出陣式を行ったのは、日が落ち始めた午後5時半過ぎだ。復興相も兼務する西銘は、沖縄入りの機会は限られる。沖縄相と復興相の兼務は初めてで、4日の就任後、東北にも何度も足を運んでいる。本人は不在がちの戦いとなるが、自民県議は「おらの街の大臣だから支えようと盛り上がっている」と大臣効果に期待する。

 革新が一定の勢力を持つ沖縄県にあって、4区は相対的に保守が強い地盤だ。だが、2018年から4区内の首長選では自民推薦候補の敗北が相次いでいる。自民系で5市を独占したこともあったが、今は石垣市長のみだ。

 西銘にとりわけ痛手だったのが、1月の宮古島市長選での自民推薦候補の敗北だ。2017年衆院選で、同市の西銘の得票は対立候補を約8000票上回り、辛勝を引き寄せる原動力となった。

 地盤の立て直しに向け、西銘は「西銘家ブランド」をフル活用する。西銘の父は、県知事や衆院議員を務めた順治で、西銘家は地元政界の名門だ。

 「(本土復帰前の琉球政府議会の)立法院に父が初めて出た時から数えると、西銘の名前で選挙やるのは次で34回目ですよ」。西銘の兄で元参院議員の順志郎(71)は15日、宮古島市の業界団体との会合で、笑いを誘った。

 順志郎は候補者不在の間、名代として選挙事務所に詰め、団体からの推薦状を受け取る役割もこなす。順志郎は「恒三郎が安心して公務ができるよう地元を守る」と意気込む。弟で県議の啓史郎(63)もあいさつ回りに奔走する。

 沖縄は安全保障の最前線でもある。4区内の石垣市は、周辺海域で中国海警船の領海侵入が相次ぐ尖閣諸島を抱える。同市の石垣島には陸上自衛隊の駐屯地を建設中だが、革新系は反対運動を展開している。「国政の原点は安保」と公言する西銘は22日、同島のホテルで大臣就任激励会と総決起大会に臨み、「尖閣の現実も大変厳しい。自公連立だからこそ平和を守ることができる」と力を込めた。

3850チバQ:2021/10/27(水) 01:35:54
一方、立憲民主党の金城徹(68)は、保革相乗りの政治勢力「オール沖縄」の全面支援を受ける。

 オール沖縄は、自民県連幹事長も務めた 翁長雄志おながたけし が保守革新の糾合を図った運動体だ。オール沖縄を支持基盤に、翁長は14年知事選で自民推薦の現職に勝利。同年12月の衆院選では、オール沖縄が推す候補が県内全4選挙区を制した。

 翁長が知事在任中の18年8月に亡くなると、オール沖縄は革新色が目立ちはじめ、経済界の有力者らの離脱が続いた。とはいえ、オール沖縄が担いだ玉城デニー(62)が知事の座にあり、全県的な影響力は健在だ。

 金城は、那覇市長時代の翁長を市議として支えた側近で、翁長と共に自民を飛び出し、オール沖縄に身を投じた。15日に豊見城市で開いた政策発表会には、玉城らオール沖縄の中心人物が集結し、翁長の次男、雄治(34)が司会を務めた。

 「まずは辺野古だ」。最も訴えたいことを問われた金城は、こう断言した。宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設反対は、オール沖縄の旗印だ。名護市は4区ではなく、沖縄3区に含まれるが、金城は「沖縄全体の問題だ」と気にするそぶりはない。

 19日、豊見城市で街頭演説を行った金城は「相手は大臣。相撲で例えたら横綱だ。勝てば大金星だ」と気勢を上げた。演説では、翁長に2回、玉城に5回触れ、「オール沖縄」色を前面に出した。「知名度不足は『オール沖縄』の看板で補える」。陣営幹部は自信をのぞかせる。(敬称略、原尚吾)

◇ 沖縄4区 ◇(糸満市、宮古島市、石垣市など)
西銘恒三郎 67 自前《5》
金城徹 68 立新
(届け出順。年齢は投票日現在。《》内は当選回数)

3851チバQ:2021/10/27(水) 01:36:49
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211023-OYT1T50303/小沢氏 初日に「王国」入り…岩手3区、存在感低下 自民は手応え
2021/10/24 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ

 不在が日常だった「王国」の主を一目見ようと、普段は人通りが少ない商店街に約500人の人だかりができた。気温は10度近くまで下がり、コートを着込んだ年配者が大半を占めた。


 衆院選が公示された19日。岩手県奥州市水沢で、岩手3区の立憲民主党公認、小沢一郎(79)が地元での異例の第一声に臨んだ。

 「本当に長い間、皆さんのお世話になってここまで頑張ってきたが、今回は大変厳しい選挙だ」

 50年来の支持者という連合後援会幹事長の 数江与志元かずえよしもと (72)は、「初日の地元入りは初出馬の時以来だろう」と驚く。楽観できない情勢に、小沢が「今回は初日に入らなきゃならん」と自ら決めたという。

 小沢は1969年の衆院選以降、17回連続で当選を重ね、議員歴は半世紀を超える。「小沢王国」と称される盤石な地盤を誇り、公示日から応援のために全国を飛び回るのが通例だった。

 しかし、王国を支えてきた7市町にくまなく広がる100超の後援会組織は、小沢とともに高齢化が進み、運動量は年々低下している。県議会(定数48)の過半数を小沢系が占めた時代もあったが、今は直系と呼べるのは10人に満たない。かつては小沢支持でまとまっていた建設業者の一部も自民支持に戻った。


 小沢は政局の表舞台で注目を浴び続けてきた。47歳で自民党幹事長に就任。離党後は新たな党を作っては解党を繰り返し、「壊し屋」と異名を取った。だが、民主党政権で対立した立民代表・枝野幸男(57)の下で一兵卒に甘んじる今、存在感の低下は否めない。

 9月下旬には、立民選挙対策委員長の平野博文(72)から、野党共闘に向けた他党との交渉役を担うよう打診されたが、小沢の復権を警戒する枝野が難色を示し、流れた。「小沢は東京で何しているんだ。テレビでも見ないし」。支援者は歯がゆくてならない。

 岩手1区の立民公認、階猛(55)への「刺客」騒動も、威光の陰りを印象付けた。県連代表でもある小沢は、腹心で県知事の達増拓也(57)の力添えを得て、1区への新人女性の擁立を枝野に迫った。だが、枝野は小沢の直談判にも譲らず、階を公認した。

 階は小沢側近だったものの、小沢が民主党を離党する際にたもとを分かった。その遺恨が「階降ろし」の遠因とされる。小沢は「不服だが、党が割れている印象を与えてはいけない」と語り、新人女性を比例選に回すことで矛を収めた。「昔の小沢なら党を割っていた。力を失った証左だ」。民主党時代の小沢を知る元衆院議員は冷ややかな目を向ける。

 それでも、小沢の底力はあなどれない。地元では「選挙では『小沢』しか書いたことがない」という熱烈な支持者は少なくない。小沢が地元入りするとなれば、「どこに行けばいい」「何時からだ」と後援会には問い合わせが相次ぐ。

 投開票日までに再び地元入りする予定だ。「とにかく元気な姿を見せるのが一番だ。『もう年寄りだべな』という声も、ちゃんと本人が来ればなくなる」。数江は、お国入りの効果に期待する。

 自民の藤原崇(38)は2012年衆院選以降、小沢の厚い壁に挑み続けている。過去3回は比例復活で食らいついた。

 「この9年間、地域の皆様の話を聞き、しっかりと国につなげてきた自負がある。国会議員は地域の困りごとを一つ一つ解決していくことが重要だ」

 藤原は19日、奥州市水沢の街頭に立ち、道路整備の進展など与党候補としての強みをアピールした。「大きな旗」を掲げ続けてきた小沢と対照的に、地域のニーズを意識した具体的な訴えに軸足を置く。

 小沢にない若さと身近さを売りに、1日に40〜50か所を回る活動をこなしてきた。動画投稿サイト「ユーチューブ」やSNSを活用し、若手経営者らとのパイプ作りにも励む。藤原は、公の場での小沢批判は控えているが、周囲に「小沢さんへの飽きはあるかもしれない」と手応えを漏らす。(敬称略、北村友啓)

 ◇ 岩手3区 ◇(花巻市、奥州市、一関市など)
藤原崇 38 自前《3》
小沢一郎 79 立前《17》
(届け出順。年齢は投票日現在。《 》内の数字は当選回数)

3852チバQ:2021/10/27(水) 01:37:41
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211023-OYT1T50035/離党・国替え 元同志対決…東京18区、長島氏 古巣を攻撃・菅氏「有権者冒涜」
2021/10/23 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ

長島氏 古巣を攻撃/菅氏「有権者冒涜」
 与野党に分かれたかつての「同志」が、火花を散らしている。前回選で野党候補として東京21区(立川市など)を制した自民党の長島昭久(59)と、民主党でともに活動した立憲民主党の元首相、菅直人(75)だ。

 長島は12日、菅の携帯電話を鳴らした。前日に自民党が発表した1次公認名簿に長島の名前が入り、「仁義」を切ろうと長島が「正式にお目にかかってあいさつしたい」と伝えた。だが、菅は「ちょっともう遅いんじゃない」と素っ気なく答えた。


 衆院選公示前日の18日、地元青年会議所が開いたオンライン公開討論会。

 「20年近く長島さんを応援してきた21区の有権者を見捨てて、なぜ18区に移ったのか」

 菅が問いただすと、長島は「(自民党で)現実的な外交・安全保障をやりたいという思いだ。甘んじて批判は受けなければならない」と神妙な面持ちで語った。

 「有権者への 冒涜ぼうとく だ」とたたみかける菅に対し、長島は「平然と捨てたわけではなく、断腸の思いだ。(支援者とは)お互い涙を流して、お別れしてきた」と反論した。菅が進行役に従わずに長島を一方的に非難すると、長島が「全くルール無視だ。落ち着いてやってください」といさめる場面もあった。

 長島は東京21区で、2003年以降、比例選復活を含め6回の当選を重ねた。同区の一部には、中選挙区時代の菅の選挙区が含まれ、菅と妻の伸子(76)が支援者を紹介したこともある。民主党時代、長島が菅の党内グループに所属した時期もあり、菅政権では長島が防衛政務官を務めた。

 ところが、17年4月、長島が民主党の後継である民進党に離党届を提出したことで、2人の関係は一変した。日米安全保障条約の廃棄などを掲げる共産党との連携を強める民進党への不信感が理由だった。長島は同年9月、希望の党に参加し、無所属を経て、19年6月に自民党に入党した。しかし、東京21区には同党現職がいたため、今回は「国替え」で臨んだ。

 「国会の安全保障の議論は、空理空論のオンパレードだ。野党の話を聞くと、本当にうんざりする」

 19日午前、東京都府中市の大国魂神社。長島は約200人を前にした出陣式で、「古巣」を攻撃した。長島は外交・安保を専門とするが、選挙区内には若者に人気の吉祥寺などがあり、少子化対策や若い世代向けの政策も訴える。

 約2時間後、菅は同じ神社に立ち、政府の新型コロナウイルス対策について、「最悪の状態を考えた対策が遅れたのが自民党政権だった」と批判し、政権交代を訴えた。続いてマイクを握った伸子は、「今回の選挙は相手がなかなかやりにくい」とこぼした。伸子は、長島の挑戦について「飼い犬に手をかまれた」と周囲に語ったこともある。

 菅は1996年の小選挙区比例代表並立制の導入以降、東京18区で2009年まで5連勝を飾り、「菅王国」を築き上げた。しかし、民主党が下野した12年と、14年は連続して小選挙区で落選し、ともに比例選の最下位で何とか滑り込んだ。前回17年も相手候補と約1000票差の薄氷を踏むような勝利だった。一因には、「民主党政権の失敗の象徴」(立憲民主党関係者)とみられたことがあった。「自民党はおれを引きずり下ろそうと必死だ」と危機感を募らせた菅は、昨年夏には、つじ立ちを始め、「#会いに行ける元総理」としてツイッターでの発信も積極的に行っている。

 圧倒的な強さは衰えたとはいえ、しぶとく議席を確保する菅は、「落下傘候補」の長島にとっては難敵だ。長島は、前回選で自民党から出馬し、菅に惜敗した土屋正忠(79)の協力も得た。土屋は武蔵野市長6期、衆院議員3期を務め、地元に影響力を持つ。長島は7月の都議選に出馬し、落選した土屋の長女、ゆう子(51)の応援で何度もマイクを握り、自らの浸透も図った。

 長島は21日の街頭演説で、「戦国時代でも国替えはあった。『私』の思いを捨て、『公』のためにこの選挙区に来た」と勝利への強い決意を示した。「遺恨」を引きずる激しい対決が続いている。(敬称略、中田征志)

  ◇東京18区◇ (武蔵野市、府中市、小金井市)
長島昭久 59 自前《6》
子安正美 71 無新
菅直人 75 立前《13》
(届け出順。年齢は投票日現在。《 》は当選回数)

3853とはずがたり:2021/10/27(水) 01:38:07

〈衆院選 鹿児島2区〉奄美の保守票 争奪戦 前職・金子さん「出身者に任せて」 前知事・三反園さん「第2の故郷」強調
10/18(月) 11:47配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9b439fc186145bdf29fde434b07ad0a04b05f1b
南日本新聞

 19日公示、31日投開票の衆院選を控え、鹿児島2区で立候補を予定する2陣営が奄美の保守票を巡り動きを強めている。奄美の投票率は本土より高く、有権者数は2区全体の約4分の1を占める重要地域だ。瀬戸内町出身の自民前職金子万寿夫さん(74)の陣営は「奄美のことは出身者に任せて」と地盤固めに余念がない。元鹿児島県知事の無所属新人三反園訓さん(63)は知事時代に訪れた奄美を「第二の故郷」と訴え、切り崩しを狙う。

 「島のことは皮膚感覚で分かる」-。公示直前の16、17の両日、奄美本島入りした金子さんが訴えた。5市町村6カ所で打った街頭演説には奄美選出の3県議や、金子さんの推薦を決めた公明党の議員らも並んだ。各首長がリレーでマイクを握り、組織力を前面に押し出した。

 故郷・瀬戸内ではスーパー前に人だかりができた。鎌田愛人町長(58)は「奄美の心を一番分かっているのは金子さん。島に何回足を運んだかは問題ではない」と、「知事時代に27回奄美入りした」とアピールする三反園さんをけん制。奄美市住用の保育所職員女性(45)は「島のことは島の人じゃないと。三反園さんが言う『第二の故郷』の意味がよく分からない」と話す。

 2017年の前回衆院選での区割り見直しで、2区には旧3区だった南さつま市、枕崎市などが加わった。有権者に占める奄美票の割合は30%超から25%程度に下がり、本土票の比重が増した。金子さん陣営は「奄美選出の国会議員の灯を消してはならない」と危機感を強める。

 前回選挙では、自民を離党した瀬戸内出身の元県議が立候補し、奄美の保守票分裂が懸念された。今回、元県議の後援会長を務めた自民元県議の与力雄さん(76)=奄美市=は金子さんの応援に回った。23年度末に期限切れを迎える奄美群島振興開発特別措置法延長を見据え「奄美一丸で地元のために働く議員を国政に送らなければ」。

 ただ、「4年前の敵を支援できるか」と内輪の“しこり”を懸念する声も。16日夜、奄美市名瀬であった金子さんの講演会には、友好団体や支援者ら約150人が集まったが、ある関係者は「裏では三反園さん側の人もいる」と漏らす。

 奄美には、金子さんのこれまでの政治姿勢を疑問視する自民支持者もいる。奄美群島の50代の建設業者は観光振興や発信力に期待し、三反園さんを支援する。「奄美のために懸命に仕事をするかどうかと、出身者かどうかは関係ない。変化を求める若い人を中心に三反園さんへの支持が広がっている」と明かす。

 元県議で共産新人の松崎真琴さん(63)の陣営も奄美での戦いを重視する。前回、2区の共産候補は金子さんの得票に遠く及ばなかった。今回は前職と元知事の保守票争奪戦が予想され、野党共闘で逆転する構想を描く。19日は鹿児島市での出発式後に奄美入りする予定で、米重均選挙対策部長は「保守分裂はチャンスだ」と力を込める。

3854チバQ:2021/10/27(水) 01:38:16
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211022-OYT1T50001/
野党共闘「先進区」の香川1区、立民「野党」を強調・自民は「ほころび突く」
2021/10/22 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ
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 衆院解散を翌日に控えた13日、香川1区の立憲民主党公認、小川淳也(50)の携帯電話が鳴った。相手は共産党県委員長の中谷浩一(60)。「県委員会として『支援』ということに至った。近く発表するで」。そう伝えられた小川は「ありがとうございます」と声を弾ませた。2人は頻繁に電話でやり取りする間柄だ。

 野党共闘に積極的な共産だが、候補との距離によって対応はしゅん別している。例えば、国民民主党代表の玉木雄一郎(52)が立つ隣の香川2区は、「自主投票」にとどめている。


 立民と共産、国民、れいわ新選組、社民の5党は公示日時点で、小選挙区(定数289)のうち213で候補者を一本化した。香川1区は野党共闘の先進区だ。

 小川と共産の連携は、小川が民進党県連代表だった2016年参院選に遡る。香川では共産候補が野党統一候補となり、小川は応援演説で「野党共闘に勝る大義はない」と熱弁を振るった。共産県委幹部は「あの時からライバルがパートナーになった」と振り返る。

 関係は、小川が保守寄りの希望の党から立候補した17年衆院選でも崩れなかった。共産は多くの希望候補に対抗馬を立てたが、香川1区では擁立を見送った。

 小川は20年公開のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で取り上げられ、知名度が上がった。野党の次世代リーダー候補とも目されるが、連合香川には「共産に借りを作りすぎれば、政権を狙う際につけ込まれる」と不安視する声もある。

 予想外の事態も起きた。共闘と一線を画する日本維新の会が今月上旬、町川順子(62)の擁立を決めたのだ。

 慌てた小川は10日、町川に電話をかけ、出馬を思いとどまるよう直接説得。翌日には国会内の維新の控室をアポなしで訪れ、維新幹事長の馬場伸幸(56)のスーツをつかみ、「一緒に自民を倒しましょう。候補を降ろしてください」と懇願したものの、維新は拒否した。

 「私が何としても野党を政権の受け皿たるものに必ずや作り替えます」。16日、買い物客らが行き交う高松市中心部。ビール箱の上で声をからした小川は、立民の党名に触れず、「野党」との言葉に力を込めた。

 2003年衆院選から小川と戦っているのが、自民の前デジタル相、平井卓也(63)だ。

 1年でデジタル庁を発足させた実績などを売りにする平井は、「組織をフル稼働させる王道の戦いを展開する」と意気込む。医師会政治連盟、薬剤師連盟、タクシー協同組合――。数百枚の推薦状が事務所の天井まで及ぶ。岸田派の平井は、事務所入り口に首相の岸田文雄(64)との巨大看板を掲げ、パイプを誇示する。

 平井は、参院副議長だった祖父や、労相を務めた父を持つ。四国新聞など地元メディアのオーナー一族出身でもある。強大な看板を背にこれまで5勝1敗と小川を圧倒してきたが、票差は12年が約2万900、14年約8300、17年約2100と縮まっている。

 閣僚時代には接待問題が報じられ、今回は「守りの戦い」を強いられる。後援会幹部に「話せばわかってくれる。とにかく支持者と会う機会を作ってくれ」と指示。デジタルに精通する平井が、アナログのどぶ板活動を徹底し、保守地盤の小豆島など島しょ部にも丁寧に足を運ぶ。17日には小規模集会を10件以上こなし、「今までで一番厳しい」と危機感をあらわにした。

 平井は野党共闘のほころびを突こうと懸命だ。18日には高松市内の商店街に立ち、「安全保障・外交の問題などを考えた時に、共産党が共産主義を捨てずして、どうやって政権に協力するのか。多くの国民は不安に思わなければならない」と声を張り上げた。(敬称略)(山崎崇史、土居宏之)

◇香川1区◇(高松市の一部、土庄町など)
小川淳也 50 立前《5》
町川順子 62 維新
平井卓也 63 自前《7》
(届け出順。年齢は投票日現在。《 》は当選回数)

3855とはずがたり:2021/10/27(水) 01:38:20
2021/10/23 21:20
自民前職・金子氏×元知事・三反園氏 「農業票」巡り激しい戦い 衆院選鹿児島2区
https://373news.com/_news/storyid/145531/

 衆院選鹿児島2区で南薩地区の「農業票」を巡り、自民前職の金子万寿夫氏(74)と無所属新人の三反園訓氏(63)の攻防が激しさを増している。サツマイモや茶の一大産地だが、農家はそれぞれ基腐(もとぐされ)病、価格低迷と課題を抱える。金子氏はJAを母体とする農民政治連盟を足がかりに政権与党の実績をアピール。三反園氏は農家を個別に訪ねる現場主義に徹し、身近な存在感を訴える。共産新人の松崎真琴氏(63)も改めて南薩入りし、戸別所得補償などを強調する予定。

 「基腐病は南薩の死活問題と捉えている。圧倒的勝利を目指そう」。22日、指宿市のJAいぶすき本所であった金子氏の街頭演説会。農政連の地区責任者を務める福吉秀一組合長(61)は農家など約150人を前に結束を呼び掛けた。

 農政連(盟友約3万5000人)は保守王国・鹿児島の土台となる組織。これまで圧倒的な集票力で自民候補を支えてきた。

 演説会には農政連出身の野村哲郎参院議員(77)=鹿児島選挙区=も同行した。基腐病に苦しむ農家が、営農を継続できるよう金子氏が農林水産省側に直談判した様子を紹介。「力のある政治家。信念を持って行動する人を選んでほしい」と協力を求めた。

 金子氏は「国会で農業を語るのは自民党議員だけ。農家を守る役割を果たせるのは私」と力を込めた。市内でマメ類やオクラを作る水迫智弘さん(49)は「農業の発展には自民の強い組織力が必要。混乱よりも安定した政治がいい」と話した。

 対する三反園氏は21日、南薩の農家を選挙カーで回り、現場を視察しながら課題に耳を傾けた。

 南九州市頴娃ではサツマイモ農家5人と意見交換した。農家は「基腐は年々ひどくなる。特効薬を一刻も早く開発して」「生活ができず、今のままではイモ農家はいなくなる」と窮状を訴えた。

 基腐病が初めて確認された2018年当時、知事だった三反園氏は「県レベルでは対応は難しい。国会議員のバッジを付けたら一刻も早い対策を国に求めていく」と応じた。元JA職員の農業祝迫正哉さん(61)は「知事時代の行動力を見ている。現場の声を聞き、素早い対応を期待したい」と支援に回った。

 枕崎市では茶農家を訪問し、販路拡大について意見を交わした。「自民党であろうがなかろうが、現場に足を運び農家のためになる人に投票したい」と茅野薫さん(80)。陣営は「相手は横綱。何でもやる」と自民党員の案内でJA施設を訪問し、支援を求めた。

 松崎氏は「戸別所得補償、価格保障などで農業経営を支援し、無制限な輸入に歯止めをかける」と訴え、28日に南薩に入る計画だ。

3856とはずがたり:2021/10/27(水) 01:38:44
>>3855-3857
知事になって反原発派を裏切った。知事選に落ちて今度は自民党を裏切った訳だ。当選後はどうするんだ?

【衆院選2021年秋】鹿児島2区 前知事・三反園氏が自民地盤で反乱…無所属で出馬表明 「腰の軽さ、気さくさ、口のうまさは天下無敵」
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/211025/pol2110250004-n1.html
異例の短期決戦! 衆院選・2021年秋
2021.10.25

 鹿児島2区(鹿児島市の一部と奄美市など)は、4期目を目指す自民党の金子万寿夫氏が独走状態で無風選挙区と見られていた。ところが、今年6月、前鹿児島県知事の三反園訓(みたぞの・さとし)氏が無所属で出馬表明したことで一転する。

 自民党関係者が、闘志むき出しで怒る。

 「昨年夏の県知事選では、三反園氏は自民党の全面的な支援を受けた。その恩をあだで返すように、突然出馬してきた。義理人情を欠く行為だ。絶対に負けるわけにはいかない」

 三反園氏は、その県知事選で再選を目指した。7人が乱立する激しい選挙戦となり、元九州経済産業局長の塩田康一氏に2万6000票の差を付けられて敗北した。県議会関係者が振り返る。

 「敗因は、三反園氏の心変わりだ。2016年知事選で、三反園氏は九州電力川内原発の一時停止を強く打ち出したが当選後に大きく転換した。薩摩では最も嫌われる」

 三反園氏は今回、どう戦うのか。鹿児島県議が言う。

 「知事選敗北直後から、三反園氏は衆院選に出馬するつもりで、朝立ちや戸別訪問を繰り返してきた。知事選では『反三反園』だった人も、『何か困ったことはありませんか?』と頻繁に足を運ぶ前知事のファンになり、『支援したい』という人が増えたと聞く。三反園氏の腰の軽さ、気さくさ、テレビのコメンテーターとして鍛えた口のうまさは天下無敵だ」

 三反園氏は出身地の指宿市や、大票田の鹿児島市をこまめに回ってきたようだ。加えて、金子氏の故郷、奄美地方には知事時代から頻繁に訪れ、今は金子陣営の懐深くまで切り込んでいるという情報もある。

 一方の金子氏は、県議6期、県議会議長も務めた。その力量を買われて、徳田毅氏の議員辞職を受けて実施された、14年の衆院鹿児島2区補選の候補者に抜擢(ばってき)され、当選した。以来3回の選挙戦では、次点に2万票以上の大差をつけ圧勝してきた。

 ただ、後援関係者は懸念する。

 「今回は前知事という圧倒的知名度を持つ相手だ。いくら原発問題でミソをつけたとはいえ底力はある。相当厳しい戦いだ」

 金子氏はまず、出身地の奄美の足元を徹底して固め、そのうえで、大票田の鹿児島市などに切り込む作戦だ。これまでにないほど動きを活発化させている。自民党関係者が指摘する。

 「三反園氏は知事時代、原発停止から容認に転換した。今回の衆院選出馬も含めて、『バックに自民党大物がいるのではないか』とささやかれている。事実上の保守分裂選挙だ。大接戦の可能性は高い」

 薩摩「金三戦争」の行方に大注目だ。 (ジャーナリスト、田村建雄)

【鹿児島2区 立候補者】(鹿児島市の一部と奄美市など)

 松崎真琴63  共産新

 ▼金子万寿夫74 自民前

 △三反園訓63  無 新

 ※当落予測の△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」(本紙分析)

3857チバQ:2021/10/27(水) 01:39:08
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211022-OYT1T50000/首相お膝元の広島3区、「与党統一候補」は自民関係者に深々と頭を下げた
2021/10/22 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ
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 「 親父おやじ はバリバリの自民党員の村会議員でした。私の血の95%が自民党です」

街頭演説に耳を傾ける有権者ら(20日午後、広島市安佐南区で)=吉野拓也撮影
 衆院解散翌日の15日夕、広島市安佐南区の区民ホール。公明党副代表で国土交通相の斉藤鉄夫(69)の言葉に、会場から笑いが漏れ、張り詰めた空気が一瞬和らいだ。比例中国ブロックの自民党公認、石橋林太郎(43)のために自民県連支部が開いた決起大会でのことだ。


 来賓として招かれた斉藤は、壇上で椅子に背筋をぴんと伸ばして座り、自民の関係者らがあいさつするたびに、膝に頭がつくほど、深くお辞儀した。広島3区の「与党統一候補」の斉藤が、ここまで自民に気を使うのは、陣営が当選ラインと見込む8万票に、2万〜3万票とされる公明の基礎票だけでは届かないためだ。さらに、出馬までに経緯もあった。

 自民県連は昨年12月、「政治とカネ」の問題で元法相・河井克行(58)が離党した事態を受け、石橋を3区候補にするよう党本部に求めた。しかし、「もう自民候補を応援したくない」という地元支持者の声に押され、斉藤の擁立を決めた公明は譲らなかった。全国の自公協力への波及を恐れた自民党本部は、石橋を比例選に回して決着させたが、県連にはしこりが残った。

 広島は、首相・岸田文雄(64)のお膝元だ。「広島3区は絶対に落とせない。県連として全力で支援してほしい」。県連会長でもある岸田は5日、首相官邸を訪れた県議会議長で県連会長代理の中本隆志(63)に懇願した。

 地元で公明候補を敗北させれば、自公全体の信頼関係にひびが入り、首相の求心力に影響しかねない。選挙戦の追い風にしたい公明の意向を踏まえ、岸田は斉藤を国交相に起用。斉藤の事務所開きには夫人の裕子(57)を出席させ、公示翌日20日にはさっそく自ら応援入りした。

 だが、熱烈な自民支持者が多い保守地盤ゆえの複雑さも抱える。「斉藤さんが当選したら、公明に3区を乗っ取られる。自民が良いと思い、党費まで払っとる。なんで公明と手を組まにゃいけんのよ」。自民の有力支援者(59)は不満を吐露する。

 4月の参院広島選挙区の再選挙では、一本化した野党が「政治とカネ」を争点化し、勝利を引き寄せた。再現を狙う立憲民主党のライアン真由美(58)は、キャッチコピーを「クリーンな政治」に差し替え、街頭では「大臣ポストまで選挙を勝つ手段として使う国になった」と岸田と斉藤に矛先を向ける。

 与党が自公協力の底力を発揮するか、野党が再び「金星」を手にするか。広島3区は、衆院選後の政権運営を占う戦いでもある。(敬称略)

◇広島3区◇(広島市安佐南・安佐北区など)
大山宏 73 無新
矢島秀平 29 N新
斉藤鉄夫 69 公前《9》
玉田憲勲 64 無新
ライアン真由美 58 立新
瀬木寛親 57 維新
(届け出順。年齢は投票日現在。《 》は当選回数)

3858チバQ:2021/10/27(水) 01:43:58
https://www.asahi.com/articles/ASPBQ0CZWPBNIIPE01S.html?iref=pc_rensai_short_1337_article_23
第23回
「鉄のまち」働き手の支持はどこへ 立憲候補支援の労組、どう動く
2021衆院選

西川祥一2021年10月23日 7時00分
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港に面して立つ日本製鋼所M&Eの工場(右奥)。左は日本製鉄室蘭製鉄所=2021年10月21日、北海道室蘭市
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 北海道苫小牧市や室蘭市などを抱える北海道9区。「鉄のまち」室蘭には日本製鉄などが立地し、苫小牧にはトヨタ自動車が「北の生産拠点」とうたう部品製造のトヨタ自動車北海道がある。衆院選では、道内有数の「ものづくり地帯」で働く人々の支持をどう取り込むかがカギになる。

 22日朝、室蘭市の「日本製鋼所M&E室蘭製作所」(日鋼室蘭)の工場正門前で、立憲民主前職の山岡達丸氏(42)が、車で出勤する従業員に手を振って支持を訴えた。推薦する日鋼室蘭労組幹部も付き添った。

選挙区を歩く@北海道
 選挙区を歩く@北海道  衆院選が公示され、道内各地で激しい選挙戦が展開されています。北海道の各選挙区で問われる政策課題や選挙戦の状況を追います。今回は道9区を歩きます(随時掲載します。候補者の年齢は投開票日現在)

 日鋼室蘭は原発心臓部の原子炉圧力容器の世界的メーカーとして知られ、「室蘭が止まると、世界の原発建設が止まる」といわれた。福島第一原発事故後、原発の新増設は進まず、水素エネルギーなどの新分野に挑戦している。原発政策と、その影響を受ける将来の雇用は組合員の大きな関心事だ。

 原発政策を巡っては、総選挙を前に山岡氏が所属する立憲と労働組合の中央組織・連合の間で対立があった。立憲の党綱領の「原発ゼロ」に、原発関連業界の労組を抱える連合が反発。立憲の衆院選公約では「原発の新増設は認めない」としたが、「原発ゼロ」の文言は使われなかった。

 山岡氏は前回衆院選で希望から立ち、その後国民民主を経て立憲へ合流した。連合は立憲を支援しているが、日鋼室蘭労組は自動的に山岡氏の推薦を決めたわけではない。労組に足しげく通い、新エネルギー関連で国会質問を重ねた山岡氏の実績を買ったといい、「立憲だからではなく、山岡氏個人を応援する」(労組幹部)という。

 9月、山岡氏は日鋼室蘭労組の定期大会のあいさつで、脱炭素政策を念頭に「政治が産業を守り、技術向上への議論が必要」と訴えたが、原発には触れなかった。

 道内の製造業で最大の従業員数約3400人を抱えるトヨタ自動車北海道の労働組合も、山岡氏を支援する。ただ、その支援がこれまでの衆院選と同様かは見通せない。トヨタグループの労組は複雑な事情を抱えているからだ。

 自動車の電動化が進むなか、トヨタでは労使一体となってカーボンニュートラル(脱炭素、CN)対応を進めている。全トヨタ労働組合連合会が、CN関係の行政要望で自公の議員と協調する場面も出ている。道内でも従来通りの運動員を確保して立憲候補を支援するのは「難しいのでは」(関係者)との声もある。

 野党共闘も労組との協調に影を落とす。道内では立憲と共産などとの野党共闘体制が選挙直前に決まり、9区では共産が候補者を取り下げて山岡氏支援に回る。ただ、共産への不信感を持つ労組もあり、山岡氏は直接労組幹部に電話をするなどして理解を得たという。

 一方、山岡氏と対決する自民前職の堀井学氏(49)は、原発政策で「再稼働推進」を明確に打ち出し、支持拡大を狙っている。

 22日夕、苫小牧市の選挙事務所前。堀井氏はこの日、道内入りした岸田文雄首相を迎えた演説会で、停止が続いている北海道電力泊原発の再稼働を念頭に「なぜ私が、原発の再稼働を争点にしたか。高い電気料金を続けていては企業は厳しい経営になり、撤退が起こる」と指摘。「これ以上のふるさとの人口減少、衰退は防ぎたい。福島の原発事故で再稼働はなかなか言えなかったが、必要なものは必要と訴えていくことにした」と主張した。

 堀井氏はこの日の演説で半分近くの時間を原発再稼働問題に割き、電気料金引き下げが企業の利益、そして家計のメリットに直結すると強調した。

 堀井氏は街頭などで、カジノを含む統合型リゾート(IR)の苫小牧市への誘致も公約に掲げ、企業を回って支援を訴えている。

 9区での与野党候補の一騎打ちは初めてだ。連合北海道の幹部がいう。「共産も加わった野党共闘は、エネルギー政策、外交政策などで矛盾を抱えている。自民党に対抗する政党の大きな枠組みがどうなるのか。有権者が判断することになる」(西川祥一)

3859チバQ:2021/10/27(水) 01:45:57
https://digital.asahi.com/articles/ASPBS5486PBSULUC01G.html?iref=pc_rensai_short_1337_article_27
第27回
年の差2倍の与野党対決 法相の実績か、若き「どぶ板」か 秋田2区
会員記事2021衆院選立憲自民

高橋杏璃2021年10月26日 11時00分
 三つある全選挙区で初の与野党一騎打ちとなっている秋田県では、秋田2区も激戦だ。自民党前職の金田勝年氏(72)と立憲民主党前職(比例東北ブロック)の緑川貴士氏(36)の対決は今回が3度目。年齢差2倍の両者は、それぞれ実績と世代交代を訴え、対照的な戦い方で勝利をめざす。

ここから続き
 選挙戦が中盤にさしかかった23日の昼下がり、立憲民主党前職の緑川貴士氏(36)が乗る選挙カーは、秋田県北部などの15市町村にまたがる秋田2区内で最も人口が多い大館市中心部の住宅地を縫うように走っていた。家の軒先から田んぼのあぜ道まで、人影を見つけると車は路肩に止まり、緑川氏本人がさっと下りてくる。

 目を見て、手を握り、声をかける。1分に満たない時間だが、ときに十数メートル離れた先から走り寄る姿は、アピールポイントの一つである若さを印象づける。「なにごとも若くねばだめだな。若い人に頑張ってほしい」。走り去る緑川氏に手を振りながら、農家の女性(80)は目を細めた。

 緑川氏は大人数に語りかける集会よりも、こうした「どぶ板選挙」を地で行く遊説に重点を置く。「お一人おひとりに対して、組織ではなく、対個人として(声を)つないでいけるように駆け回っていきたい」。意識するのは、大臣経験者の相手候補、自民党前職の金田勝年氏(72)の存在だ。

3度目の対決に「相当厳しい」
 緑川氏と金田氏の戦いはこれで3度目になる。初回の2014年衆院選は、2万5千票以上の大差で金田氏が勝利。2回目の17年は、法相を務めた金田氏の「共謀罪」をめぐる答弁が批判されたこともあり、緑川氏が1672票差まで追い上げた。

 前回選挙区に立った共産党候補は緑川氏との競合を避けて比例区に回り、今回は初の一騎打ちが実現。緑川陣営は「かつてない強力な態勢」(立憲の石田寛県議)と力をこめ、金田陣営は「相当厳しいことは間違いない」(総括責任者の鈴木洋一県議)と危機感を募らせる。

 金田氏は佐竹敬久知事をはじめ、選挙区内の全15市町村の首長の支持を受ける。「国と県と市、いずれも大事ならば、国(との連係)で誰が必要なのか。私は同志の皆さんと一緒に汗をかいて今日に至った」と、国や県、市町村とのつながりの強さを訴える。

 22日夕、大館市内を回る金田氏の選挙カーでは、福原淳嗣市長がマイクを握り、「ウグイス嬢」さながらに金田氏の名前を連呼していた。行く先々の遊説地点には後援会員の声かけで数十人単位が集まり、金田氏らの到着を待つ。

 並んだ住民たちに金田氏がグータッチして回る間、福原市長や地元選出の県議が演説。「野党が言う空理空論ではない。現実を変えていく力が、金田先生にはあるんです」と力説する。

 同じ22日には、二階俊博・自民党前幹事長が来県。大館市内で金田氏の応援演説を2回行い、計約650人を集めた。地元企業の会社員らを前にした午前の街頭演説では二階氏が「金田さんを国政に送ってください。それが地域の繁栄に跳ね返ってくる」とアピール。聴衆からは「その通り!」とかけ声が飛んだ。

 25日には県出身の菅義偉・前首相が里帰りして応援演説を行った。今後は岸田文雄首相の来県も予定されており、金田陣営はさらなるてこ入れを図る。一方、緑川陣営は期間を通じて立憲党本部の幹部の来県予定はないという。

 金田氏が総力戦で三たび勝利を上げるか、緑川氏への支持が大きなうねりとなるのか。投開票日に向け、戦いは熱を増している。(高橋杏璃)

秋田2区の候補者
金田勝年 72 自前④〈公〉 元法相

緑川貴士 36 立前① 元アナウンサー

(届け出順。丸囲み数字は当選回数。ヤマカッコ囲み政党は推薦。年齢は投開票日現在)

3860チバQ:2021/10/27(水) 01:47:55
https://www.asahi.com/articles/ASPBM7H5HPBHUTNB01H.html?iref=pc_rensai_short_1337_article_22
首相補佐官と「野党共闘」候補が対決 カギは共産支持層か 埼玉1区
2021衆院選自民立憲共産維新

川野由起、贄川俊2021年10月20日 16時00分
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短期決戦となる衆院選で、候補者の訴えを聞く支援者ら=2021年10月19日午前9時49分、さいたま市浦和区、贄川俊撮影

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 「首相補佐官を拝命した。勝ち抜かなければ、格好がつかない」

 衆院埼玉1区からの立候補の届け出を済ませた自民前職の村井英樹氏(41)は19日午前10時ごろ、JR浦和駅西口で第一声を行い、約300人の聴衆を前に声を張り上げた。

 埼玉県内の衆院選挙区に立候補した自民前職で唯一、岸田文雄首相が率いる岸田派に所属する。9月の総裁選では岸田氏のために奔走。岸田政権が誕生すると、首相を支える政権の重要なポスト、首相補佐官に自民党史上最年少で就いた。国内経済などを担い、首相側近の一人として中央官僚ともやりとりをする。就任直後は、自身のチラシの号外を街頭で配り、首相との近さもアピールした。

 選挙で意識する相手は立憲元職の武正公一氏(60)で、今回で4回目。2012年の初当選から3回連続で議席を得て、前回は武正氏に比例復活も許さなかった。しかし、村井氏陣営は今回、いっそう気を引き締める。共産が候補者を立てずに実質的な「野党共闘」ができたからだ。村井氏陣営の幹部は「10月になれば完全に追い越せると思ったが開けてびっくり、まだ(武正氏と)横並びだ」といい、党内でささやかれている選挙区情勢の厳しさに直面している。

 首相補佐官は閣僚ポストに比べれば、露出度がそう高くなく、裏方のイメージが強い。ただ、政府の会議への出席や危機管理対応など、重責を担う。東京・永田町を離れるのが困難で、首相との急な打ち合わせで地元の行事に遅れることもあった。それでも、村井氏は「支援者からは『期待しているぞ』という声をいただく。補佐官の仕事も選挙も頑張るということしかない」。

 一方、武正氏も19日、同じ駅西口に立ち、約50人を前に「与党対野党の衆院選だ。大きな野党のかたまりをつくるために、選挙協力を進めてきた」と訴えた。

 前回は「民進分裂」で希望の党から7回目の衆院選に挑んだが、落選。その後、立憲に入った。今回、「野党共闘」を進める市民団体との協定を県内の立憲候補のなかで一番早く結び、公示前から共産、れいわ、社民を加えた4党で街頭に立ち、「統一候補」であることを強調した。

 両陣営とも、かぎを握るのは共産支持層の行方とみる。武正氏陣営が目標とする得票数は11万票。前回、自身が得た票(7万5716票)と、共産候補が得た票(3万3593票)を足した数とほぼ同じで、村井氏が前回得た10万6699票を上回る数でもある。

 その「共闘」する共産からは選挙戦初日から、後押しのひと声がかかった。

 比例候補の応援に入った田村智子政策委員長が浦和駅西口で「小選挙区では野党統一候補を押し上げてもらいたい」と武正氏への投票を暗に呼びかけた。選挙活動をともに展開するものではないが、武正氏陣営は「(共産の支援は)あうんの呼吸だ。保守票が多少逃げるのは仕方がない。共産支持層の票をどれだけ上乗せできるかで決まる」。

 村井陣営は、共産との協力で立憲から離れる保守票を取り込んでいく狙いだ。

 1区には、維新新顔の吉村豪介氏(40)、いずれも無所属新顔の中島徳二氏(62)と佐藤真実氏(37)が立候補した。

埼玉1区の候補者
吉村豪介 40 維新 参院議員秘書
中島徳二 62 無新 元家具会社員
武正公一 60 立元⑥ 元財務副大臣
佐藤真実 37 無新 デザイナー
村井英樹 41 自前③〈公〉 首相補佐官

(届け出順。丸囲み数字は当選回数。ヤマカッコ囲み政党は推薦。年齢は投開票日現在)(川野由起、贄川俊)

3861チバQ:2021/10/27(水) 01:48:47
https://digital.asahi.com/articles/ASPBR74CBPBNTLVB01L.html?pn=2&amp;unlock=1#continuehere
保守分裂の構図再び 野党候補は政権交代掲げ 熊本2区
会員記事2021衆院選

長妻昭明2021年10月24日 9時30分

集会で気勢をあげる支持者ら=2021年10月17日午後6時44分、熊本市、長妻昭明撮影
 熊本2区では、当選16回を誇る自民前職・野田毅氏(80)に、前回約2万3千票差で敗れた保守系の無所属新顔・西野太亮氏(43)が挑み、再び保守分裂となった。政権交代を掲げる野党の「統一候補」として、共産新顔・橋田芳昭氏(66)は対立軸を示す。

ここから続き
 「小泉先生、ありがとうございます。親子ほど年齢が違うが、応援してもらわなきゃいかん」。衆院選公示の翌20日、野田氏は、JR熊本駅前で応援に駆けつけた小泉進次郎元環境相に深々と頭を下げた。

 野田氏自ら、岸田文雄首相に連絡を取り、応援を依頼している。支持する県議は「選挙に強い野田先生が応援を受けるなんて今までなかった」と驚きを隠さない。異例なことはそれだけではない。自民県連は党所属県議36人全員を2区に投入し、辻立ちや推薦団体へのあいさつ回りをする「総力戦」を展開。野田氏自身も半世紀近い政治家人生で初めてという朝の辻立ちをした。

 「今までで最も厳しい戦い」と野田氏は演説で言う。陣営には、西野氏に支持基盤を崩されているとの危機感がある。JAグループの政治団体、県農政連の熊本市総支部と玉名地区総支部は今回初めて、野田、西野両氏に推薦を出した。玉名地域の建設業者も独自の組織を作り、西野氏に推薦を出している。

 野田氏は、熊本地震からの復興費確保などを実績としてアピール。長年の政治経験を強調し、支持を求めている。

 公示の日、熊本市南区のアクアドームくまもとの屋外で野田氏は出陣式を開いた。その4時間後、西野氏も隣接する広場で出陣式をした。前回の3倍を超える1800人(陣営発表)が集まり、「こんなにも多くの皆様に応援していただいていると思うと、グッとくるものがある」と目に涙を浮かべた。

 この4年間、街頭演説をほぼ毎日続け、あいさつ回りは5万件を超えるなど地道に支持を訴えてきた。前回無かった後援会は48組織が発足し、公示前に開いた総決起集会にも1800人が集まった。

 後援会長は元自民県連会長の木村仁氏。2014年まで野田氏と2区の公認争いを続けた元衆院議員の林田彪氏も支える。

 保守分裂と言われる構図に対し、現在の自民県連会長である前川收県議は公の場で「(西野氏が)将来自民党に入ると言っているが、私は認めない」と釘を刺した。だが、西野氏を支援する元自民幹事長の古賀誠氏は総決起集会で「当選したら、私が命がけで自民党のど真ん中で活躍できるようにする」と宣言した。

 西野氏は財務省官僚時代の人脈もアピール。2区で自主投票を決めた連合熊本の傘下労組や無党派層の支持取り込みも図る。

 「岸田政権は安倍・菅政権を引き継ぐ直系政治。自民党内の政権たらい回しでは新しい政治は生まれない」。橋田氏は21日、玉名市の市道でドライバーや歩行者に政権交代を訴えた。

 無党派層に訴えを届けようと、人を動員して集めずに街頭で演説を続けている。特に力を入れて回っているのが荒尾市。2019年の参院選で共産が推薦した無所属新顔が唯一、自民現職の得票数を上回った市町村だ。

 経済政策では安倍政権からの「アベノミクス」で貧富の差が開いたとして、大企業や富裕層に負担を求め、消費税を5%に戻し、最低賃金を全国一律で1500円に引き上げることを掲げる。「コロナで打撃を受けた若い世代がよく足を止めて聞いてくれている」と手応えを感じている。

 さらに支持を広げるため、23日には共産の小池晃書記局長が応援に駆けつけた。橋田氏は集まった支持者らを前に、「今回の選挙で自民党が議席を減らすと言われている。野党共闘で政権交代を実現しましょう」と声を上げた。共闘する立憲民主と社民の県代表らも車上で横に並び、マイクを握った。(長妻昭明)

3862チバQ:2021/10/27(水) 01:52:56
https://www.chunichi.co.jp/article/352502
知事選で分裂、解散で融和? 自民党岐阜県連、県議「腹の内では」
2021年10月23日 05時00分 (10月23日 09時53分更新)
出陣式で衆院選の自民党候補(右)とグータッチをする猫田孝さん=19日、岐阜県各務原市で
出陣式で衆院選の自民党候補(右)とグータッチをする猫田孝さん=19日、岐阜県各務原市で

 岐阜県では、前回衆院選で自民党が五つの小選挙区全てを制した。地方議員もフル回転して票を固める保守王国だ。今回の衆院選で懸念されていたのが、一月の知事選の影響。県選出衆院議員らが現職支持、重鎮県議らが新人支持と分かれ、保守分裂選挙となった。衆院選に向けて融和を図ったこともあり、選挙運動は表向きいつも通りに見えるが、「しこり」を口にする県議もいる。
 自民党県連会長代行の重鎮県議、猫田孝さん(81)=十三期目、大垣市=が二十一日、岐阜1区の前職で、少子化担当相の野田聖子さん(61)の事務所を訪れた。野田さんは序盤、立民新人の川本慧佑さん(30)、共産新人の山越徹さん(51)、諸派新人の土田正光さん(77)をリードすると伝えられる。本人は各地の応援などに多忙でこの日も不在だったが、支えるスタッフらを猫田さんが激励した。
 「現職大臣なんだから、しっかり票を出して」
 知事選で、猫田さんら自民県議三十一人の約半数は新人を支援。残る県議半数と、党県連会長の野田さんら五人の衆院議員は、五選を目指した現職古田肇さん(74)を推した。野田さんらは猫田さんを念頭に「長老支配政治」と口にした。
 衆院選公示後、...

3863チバQ:2021/10/27(水) 01:54:24
https://www.tokyo-np.co.jp/article/137784?rct=kng_shu21
注目区を歩く 3区・横浜市鶴見・神奈川区 4新人が挑む 横浜市長選出馬で空席
2021年10月20日 07時13分
出陣式で候補者(左)と気勢を上げる支援者たち=横浜市内で
出陣式で候補者(左)と気勢を上げる支援者たち=横浜市内で

 長く地盤を守った元職が八月の横浜市長選に出馬・落選して「政界引退」を表明した神奈川3区(横浜市鶴見、神奈川区)。過去最多の八人が火花を散らした市長選のあおりで空いた議席を獲得しようと、新人四人が早速舌戦を展開した。
 「ウィズコロナの中で経済をどのように回していくのか。将来の芽を出すためのお金の使い方をしていきたい」。自民新人の中西健治さん(57)は、鶴見区の選挙事務所で開いた出陣式で語気を強めた。
 3区は自民の元国家公安委員長・小此木八郎さん(56)が衆院議員だった父・彦三郎氏(故人)から引き継いだ地盤。小此木さんは市長選で落選した後、「選挙には立候補しない」と明言。元参院議員(神奈川選挙区)の中西さんを後継に指名し、地元商店街などを回って支援を求めてきた。
 この日、小此木さんは出陣式で「中西さんのために力を尽くす」と演説した。支持者から「中西さんの人柄は知らないが、小此木さんの後継者なら応援する」との声も聞こえる。中西さんは「少しずつ浸透しているかと思うが、まだまだ」と気を引き締めた。
 立憲民主新人の小林丈人さん(50)は、JR鶴見駅東口での第一声で横浜市長選に触れ、「カジノ(を含む統合型リゾート施設、IR)誘致が撤回されるなど、市政の転換が図られようとしている。国の古い政治も政権交代によって力強く変えていきたい」と声を張り上げた。
 相模原市議を一期務め、出馬を決めた約二年前から街頭演説を続けて知名度アップを図ってきた。「大企業や高所得者優遇のアベノミクスの転換」などとアピールし、無党派層の取り込みを目指す。演説を聞いた鶴見区の男性(69)は「誠実さと若さが伝わってきた」と期待を寄せた。
 無所属新人の藤村晃子さん(48)は三月末に横浜市長選に出馬表明したものの、「IR反対票が割れてしまう」と立候補を取りやめ、衆院選に照準を合わせてきた。動物虐待防止の立場からアニマルポリスの設立などを訴え、この日は同駅前などで演説を行った。
 共産新人の木佐木忠晶さん(37)の陣営も「負けられない」と意気込む。共産の県組織は神奈川区に本拠を置き、木佐木さんは鶴見区選出の元県議。こうした事情から、立民との候補一本化をせず、あえて小選挙区候補を立てて挑んでいる。
 木佐木さんは、同駅前で行った第一声で「専門家の発言を無視し、新型コロナウイルスの感染を広げた無責任な政治を、国民の命と暮らしを守る責任ある政治に切り替えていこう」と訴えた。 (丸山耀平、酒井翔平)

3864チバQ:2021/10/27(水) 01:54:57
https://www.tokyo-np.co.jp/article/137980?rct=kng_shu21
<各区の構図 衆院選かながわ>1区、2区、3区
2021年10月21日 07時03分
 衆院選が公示され、神奈川県内十八選挙区で候補者が舌戦を繰り広げている。各区の戦いの構図を紹介する。
◆1区 横浜市中・磯子・金沢区 「会食で自民離党 背水の陣」
浅川義治53 (元)横浜市議 維新
松本純71 (元)国家公安委員長 無前<7>
篠原豪46 党調査会長 立<前><2>  
 無所属前職、前回は比例復活の立民前職に新人一人が挑む三つどもえの構図。
 維新の新人浅川は、旧民主、旧維新の党などを経て現在に至る。元参院議員の松沢成文の支援も得て利権の打破と改革を訴える。
 無所属前職の松本は、二月に自民を離党。当選七回という強固な地盤を持つが、今回は比例復活がないため、背水の陣を敷く。
 立民前職の篠原は、過去二回は比例復活だが、少しずつ松本との票差を詰めており、政策立案の実績をアピールし初勝利を狙う。
◆2区 横浜市西・南・港南区 「初の一騎打ち 前首相に挑む」
岡本英子57 (元)厚生労働委理事 立元<1>
菅義偉72 (元)首相 自前<8> 公
 小選挙区制開始以来、無敗を誇る自民前職に、立民元職が挑む。2区で一騎打ちになるのは初めて。
 立民元職の岡本は、二〇〇九年に旧民主から3区で出馬し当選した経験がある。今回は「共闘」のために擁立を取りやめた共産や市民団体の支援も得て返り咲きを目指す。
 自民前職の菅は、逆風が吹いた〇九年も僅差で勝利するなど選挙に強い。元秘書の地方議員が各区に根を張り、元官房長官、前首相の実績と組織力で安定した選挙戦を展開する。
◆3区 横浜市鶴見・神奈川区 「元職が引退 4新人争う」
中西健治57 (元)参院議員 自新 公
小林丈人50 (元)相模原市議 立新
藤村晃子48 放送作家 無新
木佐木忠晶37 (元)県議 共新   
 圧倒的な強さを誇った自民元職が横浜市長選に敗北後、衆院選不出馬を表明。新人四人が入り乱れる。
 自民新人の中西は元参院議員。元職から後継指名を受け、地盤を引き継ぐ。外資系証券会社の副社長を務めた実績もある。
 立民新人の小林は、相模原市議を一期務め、政治学博士の学位も持つ。今回は出身地の横浜に戻り、念願の国政を狙う。
 無所属新人の藤村は、神奈川区を中心に活動し、動物愛護活動を長年展開。「アニマルポリス」の創設などを主張する。
 共産新人の木佐木は、鶴見区選出の元県議。県議時代の実績と子育て政策充実を訴え、同世代の有権者への浸透を図る。
◇記事の見方

選挙区
 氏名、投票日基準の年齢、肩書、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦・支持政党 (敬称略)=届け出順

3865チバQ:2021/10/27(水) 01:55:27
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138216?rct=kng_shu21
<各区の構図 衆院選かながわ>4区、5区、6区
2021年10月22日 08時02分
◆4区 横浜市栄区、鎌倉・逗子市、葉山町 保守系候補が分裂し乱立
山本朋広(46) (元)防衛副大臣 自<前><4> 公
浅尾慶一郎(57) (元)みんなの党代表 無元<3>
早稲田夕季(62) (元)災害対策特理事 立前<1>
大西恒樹(57) 会社社長 無新
高谷清彦(42) (元)逗子市議 維新
 立民前職、自民前職に無所属の元職一人と新人二人が挑む。保守系候補が分裂し、乱戦の構図。
 自民前職の山本は、五選を目指す。防衛副大臣を務めた実績から危機管理対応の強さをアピールし、小選挙区で初勝利を狙う。
 自民・二階派で無所属元職の浅尾は前回も無所属で惜敗。浪人中の四年間は地方選候補者を支援するなど影響力を高めてきた。
 立民前職の早稲田は前回、県議から転身して初当選。立民初期からのメンバーで、自ら築いた地盤と組織力でくまなく地域を回る。
 無所属新人の大西は前回8区で出馬し、今回は国替えをした。元外資系銀行員の経歴から、経済政策への強さを前面に出す。
 維新新人の高谷は、逗子市議を辞して臨む。浅尾の元秘書でもある。「子育て世代の代弁者」として教育政策の充実などを訴える。
◆5区 横浜市戸塚・泉・瀬谷区 前首相側近と立民が一騎打ち
山崎誠(58) (元)震災復興特理事 立<前><2>
坂井学(56) (元)官房副長官 自前<4> 公
 政府要職も務めた自民前職と、前回は比例単独立候補で当選した立民前職が対決。小選挙区制開始以来、初めて一騎打ちとなった。
 立民前職の山崎は、前回は比例東北ブロックで出馬。元横浜市議で、ゆかりの地に戻ってきた。エネルギー政策を専門とし、原発ゼロを主張する。
 自民前職の坂井は、菅義偉前首相の側近で、元財務副大臣、前官房副長官の経歴もある。旧民主系が強い5区で、実績を積んで自らの地盤を構築してきた。
◆6区 横浜市保土ケ谷・旭区 公明の擁立断念で激戦に
串田誠一(63) 党県幹事長 維<前><1>
青柳陽一郎(52) 党国対副委員長 立前<3> れ
古川直季(53) (元)横浜市議 自新 公
 二〇〇〇年選挙以降、候補者を出してきた公明が擁立を断念。代わりに立った自民新人が野党の前職二人に挑む激戦となった。
 維新前職の串田は、弁護士でもあり、子どもの権利保護や動物愛護に取り組む。国会質問を数多くこなし、実績をアピールする。
 立民前職の青柳は前回、小選挙区で初勝利。横浜市長選では先頭に立って推薦候補の当選に尽力し、勢いを保って連勝を目指す。
 自民新人の古川は、地元高校卒、横浜市議七期という足場の強さを武器に、市議の実績と地方の活性化を訴えて浸透を図る。
◇記事の見方
選挙区
 氏名、投票日基準の年齢、肩書、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦・支持政党 (敬称略)=届け出順

3866チバQ:2021/10/27(水) 01:55:57
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138424?rct=kng_shu21
<各区の構図 衆院選かながわ>7区、8区、9区
2021年10月23日 07時30分

◆7区 横浜市港北・都筑区(8区を除く区域) 前回接戦 初の一騎打ち
中谷一馬(38) 党政調会長補佐 立<前><1> れ
鈴木馨祐(44) (元)外務副大臣 自前<4> 公
 前回小選挙区で接戦を制した自民前職と、比例復活で初当選した立民前職が激しく争う。一騎打ちの構図は初めて。
 立民前職の中谷は、母子家庭で育ち「弱者の気持ちが分かる政治家」として、普段は演説より対話を重視し、有権者の声に耳を傾ける。情報通信技術に詳しい強みもアピールする。
 自民前職の鈴木は、元財務官僚で海外赴任歴もある。財務副大臣、外務副大臣も経験し、経済・外交・安全保障の各政策に精通。実績に基づいた政策を訴え、支持の拡大を図る。
◆8区 横浜市緑・青葉・都筑区(西部の一部) 強固な立民 挑む自民
三谷英弘(45) (元)文部科学政務官 自<前><2> 公
江田憲司(65) 党代表代行 立前<6>  
 前回、選挙直前に「落下傘」で出馬して比例復活した自民前職が、強固な地盤を持つ立民前職に挑む、初の一騎打ち。
 自民前職の三谷は四年間、地元をこまめに回り、地盤の構築を図ってきた。菅義偉前首相と近く、二期目ながら文部科学政務官を務めた実績から、教育や人材育成の重要性を訴える。
 立民前職の江田は七期目を目指す。八月の横浜市長選で候補者擁立に尽力し、快勝した勢いに乗って戦う。企業・団体献金を受け取らない方針を貫き、クリーンさを前面に出す。
◆9区 川崎市多摩・宮前(北部の一部)・麻生区 主要4党派 火花散らす
斉藤温(30) 翻訳業 共新   
中山展宏(53) 国土交通副大臣 自<前><3> 公
笠浩史(56) (元)文部科学副大臣 立前<6>  
吉田大成(51) (元)県議 維新   
 自民と立民の前職に、共産と維新の新人が挑む。このうち二人は元参院議員の松沢成文の元秘書。主要四党が火花を散らす混戦。
 共産新人の斉藤は、前回に引き続き出馬した。県内候補者の中で最年少で、海外経験が豊富。動画による宣伝を積極的に展開する。
 自民前職の中山は、新政権で国土交通副大臣に就任。前回は僅差で比例復活だったが、実績を訴えて小選挙区初勝利を狙う。
 立民前職の笠は松沢の元秘書で、強固な地盤を持つ。無所属で活動してきたが、九月に立民に入党。保守層の取り込みも図る。
 維新新人の吉田も松沢の元秘書。麻生区選出で県議を四期務めた実績を基に、行政改革や規制改革、財政再建を訴える。
◇記事の見方
選挙区
 氏名、投票日基準の年齢、肩書、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦・支持政党 (敬称略)=届け出順

3867チバQ:2021/10/27(水) 01:56:24
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138584?rct=kng_shu21
<各区の構図 衆院選かながわ>10区、11区、12区
2021年10月24日 07時50分

◆10区 川崎市川崎・幸・中原区(中東部) 4人乱戦 保守票の行方は
鈴木敦(32) (元)党職員 国新 
田中和徳(72) (元)復興相 自前<8> 公
畑野君枝(64) 党中央委員 共<前><2> 
金村龍那(42) (元)衆院議員秘書 維新   
 自民前職と、前回は比例復活の共産前職に、国民と維新の新人が挑む。保守票の行方が注目される。
 国民新人の鈴木は、党勢拡大を目指して土壇場で出馬を決めた。知名度向上が鍵となる。「提案型の野党」を主張する。
 自民前職の田中は復興相を務めた後、新政権発足で党幹事長代理に就いた。強固な地盤を背景に、実績を強調して九選を目指す。
 共産前職の畑野は、地域をくまなく回る。立民が候補者を出さなかったため、政権批判票をまとめて取り込み、勝利を期す。
 維新新人の金村は、元財務相・城島光力の元秘書。若さや児童福祉施設経営の実績を強調して、改革や世代交代を訴える。
◆11区 横須賀・三浦市 自民は背水の陣 共産挑む
林伸明(55) 党地区委員長 共新
小泉進次郎(40) (元)環境相 自前<4>
 知名度が高い自民前職に、共産新人が挑む。
 共産新人の林は四年前の横須賀市長選にも出馬経験がある。地域医療や環境政策などを訴え、政権批判票の獲得を図る。
 自民前職の小泉は五選を目指す。他党の推薦を受けず、比例重複立候補もしていない。期間中は他の選挙区の応援が多い。
◆12区 藤沢市、寒川町 三つどもえ 立民連勝なるか
星野剛士(58) (元)経済産業政務官 自<前><3> 公
阿部知子(73) 党県代表 立前<7>
水戸将史(59) (元)国土交通委理事 維元<1>
 自民と立民の前職に、維新の元職が挑む三つどもえ。
 自民前職の星野は、菅義偉前首相と近く、経済産業政務官などを務めた。外交・防衛政策、災害対策などを訴え、保守層への支持拡大を目指す。
 立民前職の阿部は前回、七度目の立候補で初めて小選挙区で勝利。今回は連勝を狙う。医師でもあり、新型コロナウイルス対策を巡る批判票を取り込む。
 維新元職の水戸は、昨年の藤沢市長選にも出馬。県議、参院議員の経験もある。地元県立高校出身の地の利を生かし、無党派層への浸透を図る。
◇記事の見方
選挙区
 氏名、投票日基準の年齢、肩書、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦・支持政党 (敬称略)=届け出順

3868チバQ:2021/10/27(水) 01:57:07
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138725?rct=kng_shu21
<各区の構図 衆院選かながわ>13区、14区、15区
2021年10月25日 07時34分

◆13区 大和・海老名・座間(16区を除く区域)・綾瀬市 自民幹事長に挑む立民
太栄志(44) (元)衆院議員秘書 立新
甘利明(72) 党幹事長 自前<12> 公
 父の代から地盤を受け継ぐ自民のベテラン前職に、立民新人が挑む。共産が公示直前に新人の擁立を取り下げ、一騎打ちとなった。
 立民新人の太は、衆院議員の元秘書。四年前は衆院選初挑戦で次点だった。地道に活動を続け、「脱・金権政治」を掲げて政権批判票の取り込みを狙う。
 自民前職の甘利は労働相(当時)、経済産業相、規制改革担当相などを歴任し、実績豊富。新政権では党幹事長に就任し、選挙戦は全国各地に応援に回る。
◆14区 相模原市緑(東部)・中央・南区(東部) 自民と立民、支持拮抗
長友克洋(50) (元)県議 立新
赤間二郎(53) (元)国土交通委員長 自前<4> 公
 自民と立民の支持が拮抗(きっこう)する選挙区。五選を目指す自民前職に立民新人が挑む一騎打ち。
 立民新人の長友は、元職の本村賢太郎が相模原市長に転じ、後釜として立候補。市議二期、県議四期を務め、地域に詳しい強みを発揮して丁寧に地域を回る。
 自民前職の赤間は五選を目指す。内閣府副大臣、総務副大臣の経験があり、実績豊富。新型コロナウイルス治療薬の開発体制強化などを訴える。
◆15区 平塚・茅ケ崎市、中郡 県内唯一、自社N争う
佐々木克己(66) (元)高校教諭 社新 共
河野太郎(58) (元)行革担当相 自前<8> 公
渡辺麻里子(45) 歯科医 N新
 強固な地盤を持つ自民前職に、共に県内で唯一の小選挙区候補である社民とN党の新人が挑む。
 社民新人の佐々木は、前回に引き続き挑戦。元県立高校教諭。立民と共産が候補を立てず、政権批判票の獲得を目指す。
 自民前職の河野は外相、防衛相を歴任し、前政権ではワクチン担当相を務めた。新政権では党広報本部長として全国を回る。
 N党新人の渡辺は、普段は歯科医師として働く。
◇記事の見方
選挙区
 氏名、投票日基準の年齢、肩書、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦・支持政党 (敬称略)=届け出順

3869チバQ:2021/10/27(水) 01:57:46
https://www.tokyo-np.co.jp/article/138918?rct=kng_shu21
<各区の構図 衆院選かながわ>16区、17区、18区
2021年10月26日 07時17分

◆16区 相模原市緑(中西部)・南区(西部)、厚木・伊勢原・座間市(北部の一部)、愛甲郡 自立前職が一騎打ち
義家弘介50 (元)法務委員長 自前<3> 公
後藤祐一52 党企業団体委役員 立<前><4>  
 自民と立民の支持層が拮抗(きっこう)する選挙区。自民と立民の前職が、初めて一騎打ちで戦う。
 自民前職の義家は、連勝を目指す。高校教諭を経て政界入りし、文部科学副大臣を務めた。四年間、地元をくまなく回り、選挙戦で教育環境の充実を訴える。
 立民前職の後藤は、地元県立高校卒で経済産業省の元官僚。地域密着とともに質疑で政策提言をしてきた実績をアピールし、小選挙区議席の奪還を狙う。  
◆17区 小田原・秦野・南足柄市、足柄上・足柄下郡 女性閣僚に挑む立共
牧島かれん45 デジタル相 自前<3> 公
神山洋介46 (元)内閣委理事 立元<2>  
山田正70 (元)高校教諭 共新   
 強固な地盤を持つ現職閣僚の自民前職に、立民元職と共産新人が挑む。
 自民前職の牧島は、昨年に女性初の党青年局長、新政権では最年少閣僚としてデジタル相に就任。地元を丹念に回り四連勝を期す。
 立民元職の神山は、二〇〇九年の初出馬で牧島を破った経験がある。今回は立民の組織力を生かして政権交代を訴え、勝利を狙う。
 共産新人の山田は、地元出身の元高校教諭。選挙初挑戦で、長年活動してきた核兵器廃絶を訴えて政権批判票の取り込みを図る。
◆18区 川崎市中原(西部)・高津・宮前区(9区を除く区域) 自民閣僚と立維争う
三村和也46 (元)海賊テロ特理事 立元<1>  
横田光弘63 (元)県議 維新   
山際大志郎53 経済再生担当相  自前<5> 公
 〇二年に選挙区が創設されてから当選を重ねる自民前職に、立民元職と維新新人が挑む。
 立民元職の三村は、元経産官僚。国政初挑戦の〇九年に2区で出馬し、菅義偉に肉薄した。四年前に国替えをし、18区に根を下ろして国政復帰を目指す。
 維新新人の横田は、現役世代が活躍できる社会の構築や、百年先を見据えた政治を掲げ、第三極として躍進を図る。
 自民前職の山際は、甘利明幹事長に近く、新政権では経済再生担当相に選ばれた。新型コロナウイルス対策と経済の両立について、丁寧に説明を重ねる。
◇記事の見方

選挙区
 氏名、投票日基準の年齢、肩書、党派、前元新(<前>は比例代表での選出)、当選回数、推薦・支持政党 (敬称略)=届け出順

3870チバQ:2021/10/27(水) 02:11:39
"衆院選対決の構図・上 8区 6回連続同顔対決 : ニュース : 愛知 : 地域 : 読売新聞オンライン" https://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20211015-OYTNT50124/amp/

 19日の衆院選公示まで、あと3日に迫った。解散から投開票まで17日間の短期決戦で、公示を直前にした各選挙区の対決の構図や、候補予定者の動向などを3回にわたって紹介する。(敬称略、選挙区の掲載は順不同)

1区 自、立にN参戦
 ◆1区
熊田裕通57自前《3》
吉田統彦46立前《2》
門田節代54N新 
 4選を目指す熊田は、地元でこまめに支援者回りを重ねてきた。総務副大臣などの実績をアピールし、自民支持層を固めるほか、公明支持層への浸透も図る。前回は比例復活だった吉田は、現役医師として医療現場に立つ視点から、新型コロナウイルス対策を中心に訴える。街頭活動などで支持拡大を図り、小選挙区での当選を目指す。門田は立候補する選挙区を当初予定していた三重2区から変更。「女性宮家と女系天皇は必要ない」などと訴える。
5区 ベテランが引退
 ◆5区
神田憲次58自前《3》
西川厚志52立新 
岬麻紀52維新 
 神田は前回、自民の地方議員から公認反対の動きが出るなど摩擦もあったが、今回は衝突もなく公認を決定。自公の支持層固めと無党派層の取り込みで、2012年以来の小選挙区勝利を目指す。10期務めた赤松広隆・前衆院副議長の元秘書で、後継指名を受けた西川は、国政選初挑戦。県議5期の実績を強調し、地盤引き継ぎを急ぐ。岬は8月に出馬を表明。知名度不足を��払拭ふっしょく��しようと、積極的に街頭に立ち、アピールに力を入れる。
 ◆8区
伊藤忠彦57自前《4》
伴野豊60立元《5》
 5選を目指す伊藤と、6回目の当選を狙う伴野が、2005年から6回連続の対決となる。小選挙区で3連勝中の伊藤は、地域の行事や企業、組織を小まめに回り、基礎票の掘り起こしと支持固めを進めてきた。中部国際空港の2本目滑走路や西知多道路の整備などの政策を強調する。伴野は前回、無所属で比例復活もならず苦杯をなめた。今回は立民から立ち、労組からの支援を受け、無党派層への浸透も図って返り咲きを狙う。
11区 自、共労組票狙う
 ◆11区
八木哲也74自前《3》
本多信弘45共新 
 八木は昨年、いったん政界引退の意向を固めたが、後継候補選びが難航し、4度目の出馬を決断した。過去3回は小選挙区で敗退し比例で復活当選。自民市議らをフル稼働させ、悲願の小選挙区勝利を目指す。本多は前回に続く挑戦。民主青年同盟の新聞の記者経験を生かし、地域に根ざした政策を訴える。全トヨタ労連の支援を受け、小選挙区を制してきた前議員の古本伸一郎が急きょ出馬を取りやめ、八木、本多ともに労組票の取り込みを狙う。
12区 自、立一騎打ち
 ◆12区
青山周平44自前《3》
重徳和彦50立前《3》
 青山と重徳の一騎打ちの構図となっている。青山は、2014年の衆院選で比例復活を果たしたが、前回は自民の比例東海ブロック名簿で次点。同ブロックの自民衆院議員が地元市長選に出馬して自動失職したため、19年に繰り上げ当選を果たした。自公の支持層を固め、小選挙区での雪辱を期す。前回、無所属で出馬した重徳は立民から出る。労組などの組織票を集めるほか、立民支持層や一部の保守層への浸透も図り、4選を狙う。
立候補予定者は15日現在の読売新聞社調べ。年齢は投票日現在。党派は解散時点。略称は自=自民、立=立民、共=共産、維=維新、N=N裁。白抜き数字は当選回数。並びは、解散時の衆院勢力順

3871岡山1区民:2021/10/27(水) 04:59:35
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/113404
山陰4選挙区 自民リード 島根1区、鳥取2区 立民追い上げ
山陰 特集
2021/10/27 04:02
 山陰中央新報社は、新型コロナウイルス対策や地域経済の立て直しを問う衆院選について、23〜26日の4日間、島根、鳥取両県内で世論調査を実施した。取材で得た情報を加味して終盤情勢を探った結果、全4小選挙区で、自民党の前職と新人が組織力を背景にリードを保つ。島根1区と鳥取2区の立憲民主党の候補は追い上げを図るが、その他の候補は広がりを欠く。各選挙区で2〜4割が態度を決めておらず、流動的な要素を残す。(取材班)

 <島根1区>
 事実上の与野党一騎打ちの戦いは、自民党の細田博之候補が幅広い年代、地域でリードする。立憲民主党の亀井亜紀子候補は党支持層を手堅くまとめるが、支持政党を持たない層に浸透しきれず伸び悩む。

 細田候補は自民支持層の8割近くを固め、支持政党を持たない層へも広がる一方、推薦を受ける公明党の支持層は4割にとどまる。年代別は若年層と高齢層からの支持が際立ち、職業別では正社員・正職員や、その他・年金・無職などにも支持を広げる。

 亀井亜候補は立民支持層の9割をまとめるが、野党共闘を組む共産党支持層を固めきれておらず、支持政党を持たない層への浸透も2割にとどまる。年代別は30代からの支持を得る。大票田の松江市を含め、全地域で先行を許す。

 無所属の亀井彰子候補は厳しい。

 <島根2区>
 いずれも新人の3候補による争いは、自民党の高見康裕候補が自民、公明両党の支持層を固め優位に立つ。立憲民主党の山本誉候補は広がりを欠き、共産党の向瀬慎一候補は苦戦。約4割が態度を決めていない。

 高見候補は、自民と公明の両支持層の7割をまとめる一方、支持政党を持たない層に浸透しきれていない。年齢別は、70歳以上で半数以上の支持を集めるなど中高年層で他候補を引き離す。農林水産業や自営・自由業からの支持が高く、大票田の出雲市、雲南市、飯南町などでリードする。

 山本候補は立民支持層の8割を固め、支持政党を持たない層で高見候補と競り合う。職業別では契約社員・アルバイトで一定の支持を得るものの、若年層への浸透に課題を残す。地域別で見ても、出身地の江津市を含めた各地域で伸び悩む。

 向瀬候補は、共産支持層を4割しか固めきれておらず、山本候補に支持が同程度流れている。

 <鳥取1区>
 自民党の石破茂候補が高い知名度と強固な支持基盤を生かして圧倒する。候補を擁立しなかった立憲民主党など、野党支持層にも浸透。共産党の岡田正和候補は厳しい。

 石破候補は年代、職業、地域別の各層で大きくリード。自民、公明両党の支持層の8割以上を固め、支持政党を持たない層からも6割弱の支持を得る。

 立民支持層の3割、共産支持層の2割を取り込んでおり、政権と一線を画し、党改革を訴える姿勢が影響しているとみられる。

 岡田候補は共産支持層の8割をまとめるが、立民は石破候補と同じ3割にとどまり、広がりを欠いている。

 <鳥取2区>
 自民党の赤沢亮正候補が一歩リードし、大票田の米子、境港両市で先行する。立憲民主党の湯原俊二候補は党支持層を固めるが、共産党支持層をまとめきれていない。

 赤沢候補は自民支持層の8割、推薦を受ける公明党支持層の6割を抑え、年代別の各層で幅広く浸透する。職業別は農林水産業、自営業の支持が際立つ。序盤は横一線だった西伯、日野両郡で引き離し、東伯郡でも先行する。

 湯原候補は立民支持層の9割をまとめる。共産支持層は6割弱にとどまり、支持政党を持たない層は赤沢候補と競る。職業別は専業主婦の支持が高く、年代別で20〜50代の浸透に課題を残す。


◆立候補者一覧(届け出順、敬称略)
 ◇島根1区
亀井亜紀子56 立民前(1)
細田 博之77 自民前(10)
亀井 彰子64 無所属新
 ◇島根2区
向瀬 慎一50 共産新
山本  誉64 立民新
高見 康裕41 自民新
 ◇鳥取1区
石破  茂64 自民前(11)
岡田 正和39 共産新
 ◇鳥取2区
赤沢 亮正60 自民前(5)
湯原 俊二58 立民元(1

3872岡山1区民:2021/10/27(水) 06:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/a125c86089a5e9b6ffbb8a16bf8c93bf69cce6ae
与党、絶対安定多数を視野 自民減も、立民伸び悩み
10/27(水) 5:00配信

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共同通信
各党の推定獲得議席

 共同通信社は第49回衆院選に向けて23〜26日、全国の有権者約11万9千人を対象にした電話世論調査を実施し、取材も加味して終盤情勢を探った。自民党は、公明党と合わせた与党で定数465のうち、国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」(261議席)を視野に入れるものの、単独では公示前の276議席から減らす可能性がある。立憲民主党は伸び悩んでいる。日本維新の会は公示前勢力の約3倍となる30議席超の勢いで、公明、共産両党は堅調を維持している。

 投票先を「まだ決めていない」とした人が小選挙区で4割程度いる。接戦の小選挙区も多く、情勢は流動的だ。

3873岡山1区民:2021/10/27(水) 07:17:32
https://kahoku.news/articles/20211027khn000005.html
衆院選小選挙区終盤情勢 宮城1区、土井氏に岡本氏迫る 2区、秋葉氏優位 鎌田氏猛追
2021年10月27日 06:00

 31日投開票の衆院選で、河北新報社は23〜26日の4日間、宮城県内の6小選挙区を対象に電話世論調査を行い、本社取材網の分析を加味して終盤情勢をまとめた。1区、2区とも、自民党候補を立憲民主党候補が追う展開。3、4、6区は自民党前議員が、5区は立憲民主党前議員がそれぞれ先行する展開となっている。調査時点で有権者の2割前後が態度を決めておらず、投票日にかけて情勢が変動する可能性もある。
(敬称略)

1区
 自民の土井が先行し、立民の岡本が迫っている。

 土井は組織をフル回転させて自民支持層の7割強、公明支持層の9割強をまとめた。維新支持層の2割強、無党派層の2割も取り込む。仙台市青葉、太白両区の全域で先行する。

 岡本は野党統一候補として立民、共産支持層の9割弱を固めた。維新支持層の3割にも食い込むが、無党派層への浸透が2割強にとどまる。地元の太白区で健闘している。

 維新の春藤は維新支持層をまとめきれず、広がりを欠く。

 無所属の大草は苦しい。

2区
 自民の秋葉がやや優位に立ち、立民の鎌田が猛追する。

 秋葉は自民支持層の8割、公明支持層の6割をまとめた。20〜40代で5割以上の支持を得るほか、50、70代をはじめ幅広い年代に浸透する。無党派層の支持は2割弱。泉、宮城野、若林各区の全域でリードする。

 鎌田は立民支持層、共産支持層の8割を固め、野党共闘の効果を発揮。公明、維新の支持層の約4割に食い込むが、鍵を握る無党派層への浸透は3割にとどまる。年代別では60代で互角。地盤の泉区もやや劣勢。

 N党の林は厳しい。

3区 西村氏が引き離す
 自民の西村が地盤を着実に固め、立民の大野を引き離している。

 西村は自民支持層の9割、公明支持層の7割強を手堅くまとめた。無党派層の3割にも浸透。幅広い年齢層に支持を広げつつある。

 大野は立民支持層の8割強、共闘する共産支持層の7割を固め、国民支持層の9割を取り込む。無党派層の3割から支持を集めた。

 無所属の浅田は厳しい戦いとなっている。

4区 伊藤氏が盤石
 自民の伊藤が序盤のリードを広げる。共産の舩山と維新の早坂は浸透に懸命。

 伊藤は自民、公明支持層の7〜8割を固め、野党支持層も切り崩す。全域、全世代で優位を保ち、無党派層の3割から支持を得る。

 舩山は共産支持層の9割をまとめたが、立民からの支持が3割にとどまるなど野党支持層の取り込みに苦戦。早坂は維新支持層への浸透が4割と伸び悩み、無党派層への広がりを欠く。

5区 安住氏安定、森下氏追う
 立民の安住がリードを保ち、自民の森下が懸命に追う。

 安住は立民支持層の9割以上を固め、共産支持層の7割近くをまとめた。自民支持層からも一定の支持を得る。50代以上に浸透し、無党派層にも食い込む。

 森下は自民支持層への浸透が5割超、公明支持層で4割超にとどまり、支持基盤を固め切れていない。40代の支持が比較的厚く、無党派層の取り込みが焦点。

6区 小野寺氏が圧倒
 自民の小野寺が圧倒的なリードを保つ。共産の内藤は苦しい戦いが続く。

 小野寺は自民、公明支持層の9割以上をまとめる。立民支持層を6割近く、共産支持層も4割を切り崩すなど、野党支持層にも食い込む。年代別でも幅広い支持を集めている。

 内藤は共産支持層の5割強を固めたが、共闘する立民の支持層への浸透は3割未満。他の野党支持層にも広がりを欠く。

3874岡山1区民:2021/10/27(水) 07:23:26
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1413765.html
政治
【衆院選・沖縄】4区は西銘氏と金城氏が横一線 残る3選挙区は
2021年10月27日 05:10
衆院選2021 沖縄選挙区
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 31日投開票の第49回衆院選で、琉球新報社は共同通信社と合同で23〜26日の4日間、沖縄県内の有権者を対象とした電話による世論調査を実施した。琉球新報の取材を加味して選挙戦終盤情勢を探ったところ、沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢氏が先行し、自民前職の国場幸之助氏が追っている。無所属前職の下地幹郎氏は支持に広がりを欠く。2区は社民新人の新垣邦男氏が先行し、自民前職の宮崎政久氏が追っている。3区は立民前職の屋良朝博氏、自民新人の島尻安伊子氏が競り合う展開が続いている。4区は自民前職の西銘恒三郎氏、立民新人の金城徹氏が横一線の戦いとなっている。

 全体の4割が投票する候補者をまだ決めていないと回答している。投票日までに情勢は大きく変化する可能性がある。無党派層は投票先を「まだ決めていない」とする割合が4割弱で、その動向が鍵を握りそうだ。

■1区は赤嶺氏が先行、国場氏と下地氏が追う

 1区は赤嶺氏が立民、共産、社民支持層を固めたほか、無党派にも浸透している。国場氏は自民、公明支持層から比較的高い支持を得たが、一部は他候補に流れている。下地氏は維新支持層から高い支持を得たほか、自民支持層から一定数の支持を得たが、他党や無党派に広がっていない。

■2区は新垣氏が先行、宮崎氏が追う

 2区は新垣氏が立民、共産、社民の支持層を固め、無党派にも浸透している。宮崎氏は自民の支持層を固めたが、公明の支持を固めきれずにいる。維新新人の山川泰博氏は伸び悩んでいる。NHK党新人の中村幸也氏は独自の戦い。

■3区は屋良氏と島尻氏が競り合う

 3区は屋良氏が立民、共産、社民の支持層を固めた。島尻氏は自民、公明支持層を固めた。無党派層は両氏ともに、徐々に浸透してきている。

 4区は西銘氏が自民支持層を固めたが、公明支持層は6割弱の支持にとどまった。金城氏は立民、共産、社民のほか、公明の一定層からも支持を得た。

3875岡山1区民:2021/10/27(水) 07:24:50
https://kumanichi.com/articles/445072
熊本2区、無所属新人がリード 衆院選、県内4選挙区の終盤情勢
熊本日日新聞 | 2021年10月27日 07:00


 熊本日日新聞社は23〜26日に実施した衆院選の電話世論調査に独自取材を加え、熊本県内4選挙区の終盤情勢を探った。熊本1区は自民党前職が安定した戦いぶり。2区は無所属新人がリードし、自民前職が追う。3区と4区はいずれも自民前職が他候補を大きく引き離している。まだ態度を決めていない有権者が約3割おり、31日の投票日まで情勢は流動的だ。

 1区は自民前職の木原稔氏(52)が自民支持層の多くを固めて有利な戦い。首相補佐官を務めた実績も訴え、集票につなげている。立憲民主党新人の濱田大造氏(51)は立民と共産党の支持層に浸透したが、保守層の支持が弱い。無党派層の支持は濱田氏が木原氏をやや上回る。

 2区は保守分裂の争いに野党共闘候補が絡む。前回敗れた無所属新人の西野太亮氏(43)が自民支持層に食い込み、頭一つ抜け出した。「世代交代」を打ち出し、無党派層の評価も高い。自民前職の野田毅氏(80)は自民と公明党の支持層を固め切れていない。半世紀近い議員歴に基づく「実行力」をアピールし、追い上げに懸命だ。共産新人の橋田芳昭氏(66)は苦しい戦い。

 3区は自民前職の坂本哲志氏(70)が他の2候補を寄せ付けず独走状態。地方創生担当相を務めた1年間の実績も強調して幅広い世代に浸透し、自公支持層を手堅くまとめた。社民党新人の馬場功世氏(70)は立民や共産の支持層を取り込むが広がりを欠く。NHK党新人の本間明子氏(40)は伸び悩んでいる。

 4区は自民前職の金子恭之氏(60)が岸田内閣での初入閣を追い風に大きくリードする。昨年7月豪雨からの復興に尽力したことをアピール。票田の八代地域や出身地の人吉球磨地域などで引き離す。立民前職の矢上雅義氏(61)は政権批判票の受け皿を狙うが、保守層や無党派層からの支持が薄い。(衆院選取材班)

3876岡山1区民:2021/10/27(水) 07:27:10
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/760051
世論調査1 小選挙区情勢
〈2021衆院選さが〉県内世論調査詳報
6:35

■1区 大票田の県都接戦続く

 自民前職の岩田和親と立民前職の原口一博は、序盤から激しく競り合う状況が続いている。地域別では、大票田の佐賀市で激戦となっている。

 岩田は自民支持層の7割以上、選挙協力をしている公明の6割超を固めた。地域別では、鳥栖市や神埼市郡などで優勢になっている。年代別では10、30、40、50代が支持する。

 原口は党副代表を務める立民支持層の9割、候補一本化で擁立を見送った共産からは7割の支持を集める。三養基郡基山町で優位に立ち、20代と60代、70歳以上に浸透している。

 主な国政課題への賛否でみると、佐賀空港への自衛隊オスプレイ配備計画に賛成する人が岩田、反対する人は原口を支持。玄海原発3、4号機は「運転を継続」とした人が岩田、「即時停止」とした人は原口を支持する傾向がある。

 JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」は4年前の前回衆院選では自主投票としたが、今回は岩田を推薦した。農林水産業者の支持は6割が岩田、4割が原口となっている。

 1区全体では3割超が投票先を決めておらず、都市部での票の掘り起こしが勝敗を左右しそうだ。

■2区 鍵握る唐津、伊万里市

 自民前職の古川康と立民前職の大串博志は、序盤情勢から引き続き互いに譲らず接戦となっている。

 支持政党別で見ると、古川は自民の6割、選挙協力する公明の8割から支持を得る。大串は立民の9割を固め、自民の一部にも食い込む。無党派層には両者とも4割近く浸透している。

 地域別では古川は唐津市、多久市、伊万里市で5割を固める。大串は小城市で8割近くから支持を得ており、嬉野市や杵島郡白石町でも5割に上る。

 職業別では正社員・正職員の5割は古川を、契約社員・アルバイトの5割は大串を支持する。無職・年金生活者からは両者ともに4割の支持を集めている。

 国政課題への考え方では、九州新幹線長崎ルートの整備方式で「フル規格」を支持する人のうち4割近くが古川、5割近くが大串を推す。一方、「対面乗り換え方式」を支持する人のうち5割近くが古川、4割近くが大串を支持する。

 玄海原発3、4号機は「目標時期を決めて停止」と考えている人の4割ずつが古川、大串に割れている。票田の唐津市をはじめ伊万里市、武雄市で投票先「未定」は2割超に上り、終盤戦が勝敗を左右する情勢となっている。

3877岡山1区民:2021/10/27(水) 07:31:27
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/977847.html?lbl=10330
静岡県内3、6、8区 自民、立民が横一線【衆院選終盤情勢】
1時間前

 静岡新聞社の電話世論調査に26日までの取材を加えた県内8小選挙区の終盤情勢分析では、3、6、8区で自民党候補と立憲民主党候補が横一線の激しい争いを繰り広げている。1、2、4、7区は自民が優勢。5区は無所属候補がリードを保っている。


 調査に投票先を「まだ決めていない」とした人が各選挙区で1〜3割台いて、情勢は変わる可能性がある。野党系無所属候補が自民候補を破った24日の参院静岡選挙区補欠選挙の影響も注目される。
 6区は、悲願の小選挙区初勝利を目指す自民前職勝俣孝明氏が伊豆地域で先行し、沼津市など都市部でも支持拡大を図る。選挙区で8連勝中の立民前職渡辺周氏は牙城死守を懸け、支持組織固めを強化する。維新新人山下洸棋氏は伸び悩む。
 3区は、立民元職小山展弘氏と自民前職宮沢博行氏がつばぜり合いを演じ、最終盤までもつれる様相。8区は、自民前職塩谷立氏と立民前職源馬謙太郎氏がそれぞれの政党支持層を固め、無党派層獲得でしのぎを削る。
 1区は自民前職上川陽子氏、2区は自民前職井林辰憲氏、4区は自民前職深沢陽一氏、7区は自民前職城内実氏が安定した戦いぶりを見せる。5区は無所属前職細野豪志氏が優位に立っている。

3878チバQ:2021/10/27(水) 08:46:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc722d0452b7898d864eb281d665acad16946530
野党一本化、焦る自民 競合区は与党に漁夫の利 岐阜4区、大阪3区【注目区を行く】
10/27(水) 7:11配信

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時事通信
衆院選岐阜4区立候補者の街頭演説に集まった聴衆=21日、岐阜県可児市

 今回の衆院選で、立憲民主、共産両党を中心とする野党各党は幅広い選挙区で候補の一本化を進めた。

 一騎打ちの構図に持ち込まれた自民党は、激戦区の行方を左右しかねないとして危機感を強める。一方、野党統一候補を実現できなかった選挙区では共倒れのおそれもある。(敬称略)
 ◇効果を実感
 「堂々とこの地区の代表だと国会で主張したい。私の切望している思いだ」。21日夜、岐阜県郡上市で開かれた演説会。岐阜4区から出馬した立民の今井雅人は、過去4回連続で比例代表での復活当選に甘んじた悔しさをあらわにし、悲願の小選挙区勝利へ支持を訴えた。

 2017年の前回、今井のほかに立ったのは、自民の金子俊平と共産の籠山恵美子。結果は金子の勝利に終わった。だが、今井は約1万5000票差まで迫り、今井と籠山を足せば単純計算では金子を上回っていた。今回の今井への一本化はこうした実績を踏まえたものだ。

 今井は9月、地元の共産県委員会を訪ね、「前回分の票を出していただきたい」と要請。ただ、街頭などで共産議員と並ぶのはなるべく避けたいとの意向も伝えたという。立民最大の支持団体である連合や従来の支援者への配慮からだ。共産側も「より広い保守層を取らないと勝てないと考えているのだろう」と理解を示す。

 陣営は一本化の効果を全体的な運動量の増加という形で実感しているという。「自民に相当肉薄している」。打倒自民へ活気づく。

 一方、今回も今井の挑戦を受ける金子の焦りは強い。党本部も首相の岸田文雄や少子化担当相の野田聖子らを投入、てこ入れに躍起だ。金子は街頭で「相手は共産とも組んでいる」と強調。岸田は「大激戦が続いている。何としても力を与えてほしい」と呼び掛けた。

 県連は最重点区と位置付け、4区外の県議を対象に同区内の知り合い100人分の名簿を出すよう県内全域に通達したという。ある県議は「それだけ厳しいということだ」と語った。

 野党共闘の枠組みとは一線を画す日本維新の会の佐伯哲也は、行政機構改革などを訴え、独自の戦いを展開する。

 ◇地元事情
 「12年に落選し、まさかもう一度出陣式をできるとは思ってもみなかった。必ず国会に戻る」。公示日の19日、大阪3区の立民候補、萩原仁は大阪市住吉区の出陣式で、何度も声を詰まらせながら必勝を誓った。

 同じ日の同市住之江区。共産候補の渡部結も第一声に臨み、「この大阪3区では皆さんの願いを私に託していただき、国会に押し上げてください」と声を張り上げた。同区では萩原、渡部の二人が野党票を奪い合う。

 今回の選挙で、立民、共産などは、289ある小選挙区のうち、213で候補を一本化。一方、立民と共産が競合する選挙区も48に上る。大阪3区もその一つだ。

 共産大阪府委員会幹部は渡部について「(将来の大阪の)エース候補で、簡単に降ろせない」と語る。一方、立民の擁立状況を見ると、大阪3区を含め、新人、元職が立った選挙区では共産と競合しているが、前職の選挙区に共産候補は一切いない。

 これについて、ある立民関係者は、前職が自らの生き残りを優先し、小選挙区で敗れた際に比例代表で復活当選する可能性を高めようと、共産と調整を行ったのではないかとの見方を示す。票を食い合う相手がいなければ、惜敗率が上がり復活しやすいとの考え方だ。各地の選挙区調整にはそれぞれの地元事情も絡む。

 戦いを進めやすくなったのは公明党の佐藤茂樹だ。24日には首相の岸田、党代表の山口那津男を招いての合同演説会を開催。「死力を尽くして勝ち抜く」。佐藤は力強くこう語った。

 ◇立候補者名簿
 【岐阜4区】
 金子俊平 43 元議員秘書  自 前
                推(公)
 今井雅人 59 元銀行員   立 前
 佐伯哲也 51 元可児市議  維 新
 【大阪3区】
 萩原仁 54 元外務委理事 立 元
 中条栄太郎 52 会社社長   無 新
 佐藤茂樹 62 元厚労副大臣 公 前
                推(自)
 渡部結 40 党准中央委員 共 新
 ※敬称略。届け出順。年齢は投票日現在。自=自民党、公=公明党、立=立憲民主党、維=日本維新の会、無=無所属、共=共産党。丸かっこは推薦政党。

3879チバQ:2021/10/27(水) 08:57:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/43480c5a2eba91de3080597f0dbb703c8d64c9ad
衆院選:注目区を行く【神奈川16区】一騎打ち、激戦に拍車
10/27(水) 5:31配信

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カナロコ by 神奈川新聞
(左から届け出順に)義家弘介氏、後藤祐一氏

 「又野村(現・相模原市緑区又野)出身の尾崎行雄の言葉を引用させていただきます」

 公示日の19日午前10時半。立憲民主党の前職・後藤が第一声の場所に選んだのは同区の津久井湖近く。支援者ら10人を前にマイクを使わず話し始めた。その後は愛川町、伊勢原市などを経て、大票田・厚木市の小田急線本厚木駅前に立ったのは午後6時を過ぎていた。

 陣営幹部は「初日いつも津久井や藤野地区に着くのは夕方や夜遅くで、批判の声をいただいていた。今回は逆から回った」。有権者数は少なくとも一票一票を大事にしようとの表れだ。

 希望の党(当時)から出馬した前回選挙では約1万4千票及ばず小選挙区での議席を失い、比例で復活した。「党設立メンバーとして党活動を優先し、東京にいることが多かった。一番大事な時に地元にいられなかった」という苦い記憶は忘れられない。

 今回、通常国会閉会以降は地元活動に専念。公示後も党名より個人名を強く打ち出し、「質問時間ナンバーワン」「提案を実現」など4年間の実績を訴え、支持拡大に努めている。

 これまで後藤の活動を支えてきたのが、母校・厚木高校の同窓生だ。同窓会関係者は「(自民党幹事長の)甘利さんも同窓生。会としては特定の候補に肩入れせず、不偏不党を貫く」と説明するが、同校出身の支援者は「党派関係なく、厚木から同校出身者を送り出すのは当然」と支援に力を入れる。

 後藤と自民党の前職・義家は16区でこれまで3度戦い、毎回勝者が入れ替わっている。義家は前回に続く連勝を狙う。

 選挙戦序盤の21日午後、本厚木駅北口には自民や連立を組む公明党の地元市議、県議らが勢ぞろい。応援に駆け付けた元首相の安倍晋三は約800人の聴衆を前に、「参院議員選挙への出馬をお願いし、政治の世界に引っ張り込んだのは私。政権奪還後には文部科学副大臣や法務副大臣を務めてもらった」と密接な関係をアピールした。接戦区を象徴するように、党広報本部長の河野太郎や内閣官房長官の松野博一らも次々来援し、てこ入れを図る。

 新東名高速道路や圏央道などのインフラ整備や19年の台風19号被害からの復旧など与党の実績を訴える義家は、「地元代表としてかけらの悔いも残さずやってきた」と自負する。

 「ヤンキー先生」としての抜群の知名度に加え、早朝の駅頭などでの活動も数多くこなしてきた。だが陣営幹部は「いまだに『落下傘』と見られ、選挙は毎回厳しい。今回はこちら側が東京との行き来が増え、地元回りの時間が減った」と胸の内を明かす。

 義家の演説は毎回こう結ぶ。「51対49の戦い。1票も取りこぼせない。小選挙区は義家、比例区は公明党で」

 どちらにも肩入れできない選挙区内のある首長は「どちらが勝つにしても、大差はつかないのでは」と見方を示し、続けた。「こちらは(比例復活して)与野党どちらもいる方がありがたい」=敬称略

3880チバQ:2021/10/27(水) 09:24:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/7a69c67a48a7264158f8b85fb89a34b236470563
「政治とカネ」に揺れる広島3区 保守票はどこに
10/26(火) 20:41配信

産経新聞
河井克行元法相の地盤だった衆院広島3区で、候補者の演説を聞く有権者ら=19日、広島市安佐南区(鈴木俊輔撮影、画像を一部加工しています)

公職選挙法違反罪で実刑が確定した河井克行元法相(58)が当選を重ねてきた広島3区(広島市安佐(あさ)南区など)。〝与党統一候補〟として立候補した公明前職や立民新人らが争う屈指の注目区は、「政治とカネ」の問題で揺れる保守票の行方が浮沈の鍵を握る。与党への逆風から、地元選出の総理誕生。空気感が一変する中、「保守の受け皿になる」と公言する維新新人も参戦した。混戦を制すのは―。

【図でみる】主要政党の予想議席数(10月25日付)

公示日の19日、公明前職の斉藤鉄夫氏(69)は訴えた。「地元の疑問に答えることから、信頼回復を始めていきたい」。平成5年、岸田文雄首相と同じ衆院旧広島1区でともに初当選を果たした現役閣僚。自身が「与党統一候補」であると繰り返し、自民との距離の近さを強調した。

斉藤氏の擁立決定までには紆余曲折(うよきょくせつ)があった。

発端は2年前の参院選。選挙戦では、河井元法相の妻の案里氏(48)=同罪で有罪確定=を支援した自民党本部と、ベテランの溝手顕正(けんせい)元国家公安委員長(79)を支持した党県連が対立。自民は2議席独占を狙ったが、立民などの推薦を受けた候補にトップ当選の座を奪われた上、溝手氏が議席を失った。

案里氏もその後、大規模買収事件に絡み、当選無効に。逆風の中で迎えた今年4月の参院広島選挙区再選挙では、新人を擁立したものの、野党各党の支援を受けた宮口治子氏(45)に議席を奪われた。

衆院広島3区の候補者選びでも綱引きがあった。

元県議の石橋林太郎氏(43)の擁立を目指した自民県連に対し、党本部は候補擁立の見送りを決定。比例で当選を重ねていた公明の斉藤氏に一本化する方針を決め、石橋氏を比例中国ブロックの1位とした。

ようやく落ち着いた格好だが、候補者調整や買収事件が落とした影は濃い。

選挙区を公明に奪われたわだかまりについて、自民県連幹部は「本来なら絶対に容認できなかったが、(与党で)3区を守ることを優先しなければならなかった」と打ち明けた。

買収事件についても、30年以上自民を支持する広島市安佐南区の無職女性(83)は「(河井元法相から)一言でいいから説明や謝罪の言葉が聞きたかった」と不信感を口にする。

与党から離れる票の取り込みをねらい、野党は舌鋒(ぜっぽう)鋭く攻め込む。「必ず金権政治を終わらせる。新しい風を吹かせていく」。支持者を前にこう力を込めたのは、立民新人のライアン真由美氏(58)。4月の参院再選挙の再現を目指すライアン氏は「政治はクリーンであるのが普通。皆さんは納得されてないはずだ」と訴える。

一方、広島選出の岸田首相の誕生で、風向きが変わったとの見方もある。ライアン氏の陣営幹部は「与党への期待感が高まっているのは感じる。ただ、今回の選挙は岸田政権への審判ではない」と牽制(けんせい)。「有権者の政治とカネに対する思いの受け皿になれば勝機はある」と強気だ。

保守層の切り崩しを図るのはライアン氏だけではない。公示直前に立候補を表明したのが、ラジオ司会者で維新新人の瀬木寛親(せぎ・ひろちか)氏(57)だ。首長や地方議員を数多く抱える関西と異なり、党の知名度は劣る。それでも瀬木氏は「金権政治との決別」を掲げ、「公明に投票したくない自民支持層もいる。支持はいただける」と意気込む。

広島3区ではN党新人の矢島秀平氏(29)、いずれも無所属新人の大山宏氏(73)、玉田憲勲(のりたか)氏(64)も立候補している。(鈴木俊輔)

3881チバQ:2021/10/27(水) 10:20:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/a125c86089a5e9b6ffbb8a16bf8c93bf69cce6ae
与党、絶対安定多数を視野 自民減も、立民伸び悩み
10/27(水) 5:00配信
共同通信
各党の推定獲得議席

 共同通信社は第49回衆院選に向けて23〜26日、全国の有権者約11万9千人を対象にした電話世論調査を実施し、取材も加味して終盤情勢を探った。自民党は、公明党と合わせた与党で定数465のうち、国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」(261議席)を視野に入れるものの、単独では公示前の276議席から減らす可能性がある。立憲民主党は伸び悩んでいる。日本維新の会は公示前勢力の約3倍となる30議席超の勢いで、公明、共産両党は堅調を維持している。


 投票先を「まだ決めていない」とした人が小選挙区で4割程度いる。接戦の小選挙区も多く、情勢は流動的だ。

3882チバQ:2021/10/27(水) 10:53:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d80b0534ef5a6cf88dc6215152699ee50111557
衆院選 長崎3区 “主戦場”の大村に注力 無党派層への浸透未知数
10/27(水) 10:30配信

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長崎新聞
山田勝彦候補の陣営が街頭演説の準備をしている横を、谷川候補の選挙カーが通り過ぎる。スタッフは互いに手を振りエールを送っていた=24日、大村市内

 衆院選長崎3区の議席を争う自民前職の谷川弥一候補(80)と立憲民主新人の山田勝彦候補(42)。後半戦に入り、両陣営は3区で最も有権者が多く、地縁にとらわれない新興住民層など浮動票の割合が高い大村市を“主戦場”とみる。だが無党派層にどれだけ浸透できるかは未知数で、票の動きを読みあぐねている。
 「大村と東彼を回るから、勝っている離島は任せると言ってきた」。24日昼すぎ、JR大村駅近くに立った谷川氏は、地元支持者らを前にこう強調した。
 3日前、新聞各紙は勝彦氏と競り合っていると情勢を報じた。これを受け谷川陣営は後半戦の離島入りを取りやめ、大村、東彼3町での遊説活動に集中する方針に転換した。
 市内の演説では、国道34号拡幅の新規事業化や昨年7月の大雨災害への対応など実績を強調する。この日は目と鼻の先で、勝彦氏の陣営が蓮舫代表代行を招いた街宣の準備を進めていた。谷川氏は「自分ほどの企画力や交渉力はあるのか」と38歳下の相手をけん制した。
 谷川氏は強固な後援会に加え、企業や公明党などの組織固めを徹底する。気掛かりは無党派層の動向だ。前回衆院選は大村市で2万2千票を獲得。3区全体では野党候補3人の得票総数を3万票近く上回ったものの、同市だけで見ると票差は1千票ほど。地元議員からは「組織票がある分、投票率が下がったほうが有利になる」との本音も漏れる。
 陣営は同じ都市部でも、佐世保市南部では勝彦氏を上回っていると分析。「選挙は市議の結集力に掛かっている。大村も頑張っているが、佐世保ほどは結集できていない」。谷川氏の檄(げき)に応えようと、大村市議らも連日のつじ立ちで無党派層への浸透を図る。
 対する勝彦氏は元農相の父正彦氏の地盤を引き継ぎ、草の根運動を展開。選対には連合長崎も入り、労組関係者は「大村市でこれほど密に活動したことはなかった」という。
 枝野幸男代表や泉健太政調会長ら党執行部も大村入り。蓮舫氏を迎えた街頭演説で山田氏は「新しい政治を前に進めるには、新しい政治家が必要」と気勢を上げ、聴衆からは拍手が上がった。
 公示後はツイッターをフル活用する。写真や動画の撮影、編集を担う専門スタッフが常駐し、演説や支援者との交流の様子を細かく発信。決起集会や街頭演説をライブ配信している。
 この拡散力を谷川陣営は警戒。ただ勝彦氏の陣営関係者も「自分たちにとっても初めてのことで、効果を分析しながら続けている。発信すればその分、有権者の目に留まる機会は増えるはず」と話す。
 3区では五島が地盤の無所属新人、山田博司候補(51)も大村市などで支持拡大に向け「一票一票掘り起こす」(陣営幹部)。諸派新人の石本啓之候補(52)は独自の戦いを繰り広げている。

3883岡山1区民:2021/10/27(水) 11:15:09
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211027000164
県内3小選挙区に計7人が立候補した第49回衆院選も終盤戦に入った。共同通信社と四国新聞社は、有権者の動向を探るため23〜26日の4日間、電話世論調査を行い、取材で得た情報なども加味して情勢を分析した。1区と2区は野党の前職がリードし、自民の前職と元職が追う。3区は自民の前職が優位に戦いを進める。ただ、全県で1割強が態度を決めておらず、情勢は流動的な部分もある。

1区
 小川淳也(立民前)と平井卓也(自民前)が小差で競り合う。町川順子(維新新)は苦しい展開。

 小川は立民支持層の9割超を固めた。自主支援の共産などほかの野党支持層や政権批判票も取り込む。

 平井は自民支持層の7割を獲得している。無党派層への広がりで懸命の追い上げを図る。

 町川は維新支持層以外への広がりが見られず、伸び悩む。

2区
 玉木雄一郎(国民前)が手堅い戦いぶり。瀬戸隆一(自民元)が必死に追う。

 玉木は代表を務める国民支持層の9割超、立民支持層の8割超をまとめ、自民、公明にも食い込む。

 瀬戸は自民支持層の7割、公明支持層の6割の支持を集めた。無党派層への広がりが課題だ。

3区
 固い地盤を持つ大野敬太郎(自民前)が安定感を増している。尾崎淳一郎(共産新)は厳しい。

 大野は自民、公明支持層の9割を着実にまとめる。維新、国民などからも広く支持を得る。

 尾崎は共産支持層をほぼ固め、立民、社民支持層も取り込むが、後れを取っている。

自民3、立民2視野 比例四国
 比例代表の四国ブロック(定数6)は、序盤情勢調査時とほぼ変わらず、自民が前回と同じ3議席、立民が2議席をうかがう。前回1議席の公明は議席の死守に全力を挙げている。

 比例代表を選ぶ基礎となる主要政党の得票率予測は、自民が38・8%でトップとなり、立民が20・1%。公明13・2%、維新10・1%、共産7・5%、国民5・7%、れいわ1・9%、社民1・4%、N党0・9%の順。

3884岡山1区民:2021/10/27(水) 11:16:10
>>3854
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211027000176
激戦の香川1区、応援合戦も過熱 立民、「党の顔」続々 自民、首相あす来県
2021/10/27 09:27

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 与野党3人による激戦区の衆院香川1区では、各党幹部による応援合戦もヒートアップ。中でも、立民、自民の前職2陣営の元には「党の顔」の来援が相次ぐ。立民は枝野幸男代表が25日に応援入りし、対する自民は28日に党総裁の岸田文雄首相が就任後初めて来県する予定だ。

 香川1区には立民前職の小川淳也氏、維新新人の町川順子氏、自民前職の平井卓也氏が立候補している。

 小川陣営には、知名度の高い党幹部が連日のように訪れている。公示直前の16日に応援に駆け付けた蓮舫代表代行は、22日にも再び高松を訪れ街頭演説。25日には枝野幸男代表が来援し「世の中を変え、安心できる社会をつくるため、小川淳也に力を貸してください」などと声をからした。ほかに岡田克也常任顧問、辻元清美副代表、野田佳彦最高顧問も訪れ、商店街や街頭などで支持をアピールした。28日には、安住淳国対委員長が高松市で街頭演説に臨む予定だ。

 町川氏の応援には22日に馬場伸幸幹事長が来県。高松市の2カ所でマイクを握り、「町川さんは改革にまい進する人物だ」などと支持を呼び掛けた。維新の参院議員も相次いで訪れ、共に街頭に立ったり、SNS向け動画に一緒に収まったりしてPRに努めている。

 平井氏の元には現役閣僚らが続々と来援。公示前日の18日は金子恭之総務相が来県し、21日には自身の後任の牧島かれんデジタル相が駆け付け「日本の未来のため、国会にいなくてはならない存在」とエール。集会では、菅内閣で共に改革を推し進めた河野太郎前大臣からの緊急応援メッセージ動画が寄せられている。27日には甘利明幹事長、岸田首相は28日夜に四国に初めて入って高松市で演説する。選挙戦が佳境を迎える中で結束を高める構えだ。

3885岡山1区民:2021/10/27(水) 11:18:48
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/517419?n=1&amp;e=517425
2021.10.27 08:50

【2021衆院選 高知】1、2区とも自民優位保つ 比例四国で立民2議席微妙
高知新聞社

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 高知新聞社とRKC高知放送は23〜26日、衆院選の電話世論調査を実施し、取材班の現地取材を加味して高知1区、2区の終盤情勢を探った。両選挙区とも与野党対決が軸となる中、自民党候補が立憲民主党候補に対して優位に戦う状況が続いている。比例代表四国ブロック(定数6)は最終議席を競り合う展開で、立民の2議席獲得は微妙な情勢だ。


3886岡山1区民:2021/10/27(水) 11:20:41
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/727847
自民3議席独占の勢い/衆院選・東奥日報世論調査
 31日投開票の衆院選について、東奥日報社は23〜26日の4日間、青森県内有権者を対象に電話世論調査を行った。東奥日報の取材を加味して終盤情勢を分析した結果、3選挙区とも自民党候補が優位に戦いを進め、3議席を独占する勢い。1区は自民前職・江渡聡徳候補(66)がリードし、立憲民主党元職・升田世喜男候補(64)らが追う展開。2区は自民新人・神田潤一候補(51)が、立民新人・高畑紀子候補(58)らを引き離し独走。3区は自民前職・木村次郎候補(53)が、立民新人・山内崇候補(66)との差を広げている。全県的に4割弱の有権者が投票先をまだ決めておらず、流動的な要素が残る。

3887チバQ:2021/10/27(水) 13:40:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/121216931faf932055fc893dc1a832d831907473
岩手1区、立民県連動けず 新人擁立目指すも係争中の前議員に公認
10/27(水) 11:16配信

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河北新報
岩手3区に積極的に入り、聴衆と握手を交わす横沢参院議員(右端)=22日、奥州市

 衆院選(31日投開票)の岩手1区で、立憲民主党岩手県連が身動きできずにいる。政治資金を巡り前議員と係争中のため新人の擁立を目指したが、党本部は前議員を公認。新人は比例代表東北ブロックから立候補したものの、大票田の1区では目立った活動のないまま終盤戦に突入する。

 前議員は公示された19日以降、選挙区の盛岡市、紫波町、矢巾町で街頭演説を繰り返し、聴衆とも丁寧に会話を交わす。だが、近くに県連関係者の姿は見当たらない。

 対照的なのは2、3区。県連副代表の木戸口英司参院議員(岩手選挙区)、横沢高徳参院議員(同)が連日入り、マイクを握る。2区では政党車両1台を専用車にし、3区では地元選出県議や後援会がフル稼働している。比例に回った新人は、2、3区を中心に回る日程を組む。

 木戸口副代表は1区での対応に関し、15日の県連常任幹事会後の記者会見で「前議員や他党への支援は決議しなかった。『反自民』でそれぞれの判断に任せる」と語った。

 選挙戦に入り、1区の前議員と元々近しい関係にある立民の県議や市議は勝手連的に応援。前議員と距離を置く一部は共産党新人の支持に回っているとみられるが、大きなうねりにはなっていない。

 小沢一郎県連代表は13日の記者会見で、前議員を公認した党本部の決定を受け入れる考えを示した上で「公認は承服できないが衆院選が目前に迫る中、党内が割れているかのような印象を与えることは控えなければならない」と強調した。

 政権交代を掲げる衆院選で最悪の分裂選挙は回避したものの、主体的に戦えない1区。ある県連関係者は「選挙後、どんな展開が待っているのか。考えるだけで頭が痛い」と嘆く。

河北新報

3888チバQ:2021/10/27(水) 13:40:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8584879e4ddcfb9d947305342107ed7551b6ad65
国民民主、九州の比例獲得に腐心
10/26(火) 20:47配信

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産経新聞
選挙戦を通じた3度目の長崎入りで支持を訴える国民民主党の玉木雄一郎代表=長崎市

31日投開票の衆院選で、国民民主党が比例代表九州ブロックの票上積みに腐心している。野党再編で党勢が弱まり、同ブロック内の小選挙区では、わずか2人しか候補を擁立できず、比例票の掘り起こしに苦戦している。比例議席の獲得が危ぶまれる中、玉木雄一郎代表ら幹部が次々に入り、活動に熱を入れている。

【グラフで見る】衆院選の勝敗ライン

「確かに私たちまだまだ小さい政党だ。しかし、もっと強く、大きくなる責任と義務がある」

26日、玉木氏は長崎市中心部の商店街で、長崎1区から立候補した前職を横にこう訴えた。

結党時、衆参議員をあわせ60人超でスタートした国民は、昨年9月に多くの議員が立憲民主党に合流し、公示前の勢力は約3分の1にまで縮小していた。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の世論調査でも政党支持率は1%前後と低迷する。

玉木氏の長崎入りは、公示日の第一声から数えて3度目。長崎1区に熱を入れるのは、自民新人と激しく競り合う前職へのてこ入れはもちろん、比例票の掘り起こしにもつなげたい思惑がある。

長崎1区の前職候補は前回衆院選で希望の党(当時)から出馬し、約9万票を得ており、比例票の上積みも期待できる。終盤戦も同区を最重点区と位置づけ、複数の党幹部が応援に入る予定だ。

国民は今回、比例九州ブロック内の小選挙区候補は、長崎1区のほか宮崎2区の新人のわずか2人にとどまる。同ブロックの候補者は小選挙区との重複立候補を含め計3人だ。

国民や主要な支持母体の連合は、同ブロックの議席獲得ラインを「30万票程度」と読むが、九州・沖縄8県から得票を重ねる上で足場を欠く状態にある。

国民を支援する民間労組は、来夏の参院選で多くの組織内候補の改選を控えることもあり、今回の衆院選で党勢の低迷傾向に終止符を打つことを目指す。比例代表での議席獲得は象徴になり得る。とはいえ、現実は厳しい。

国民は選挙区で立候補した2氏とは別に、比例単独候補が民間の産業別労働組合をくまなく巡り、産別票の掘り起こしを図る。

「共産党と一線を画す路線には期待しているが、残念ながら知名度がない。現状ではとてもじゃないが(30万票には)届かない」

ある民間労組幹部はこう嘆く。

この労組では、比例単独候補の動きとは別に、九州各地の事業所に組合執行部のメンバーが訪れ、比例区での国民民主党への投票を働き掛けている。それでも「組合員やその家族以外への浸透は難しい」(同)という。

× × ×

「選挙を通じて、初めて国民民主党を知ったという人は多い」

玉木氏も26日、報道関係者を前にこう嘆いた。

ただ一方で、「(衆院選の)公約パンフレットをすべて配り尽くしてしまい、増刷している。これまでにはなかったことだ」と手応えを語る。しかし配布し終わったのは全国で25万部。1部1票としても、比例九州ブロックでの目標ラインにさえ満たない。

それでも玉木氏は「今の自民党はおかしいが、立民と共産の体制もいまいちという有権者はたくさんいらっしゃるとみている。その思いに応えられる政党として支持を訴えていきたい」と強調する。

玉木氏は今後、新人候補を擁立した宮崎2区に加えて、九州最大の大票田、福岡県にも入り、比例票の上積みを目指す。(中村雅和)

3889チバQ:2021/10/27(水) 16:06:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/8764d4dc50220b0d2baa02023acbcbe193827545
【県内選挙区/最前線ルポ】1区 1勝1敗 ぶつかる意地【2021ふくしま衆院選】
10/27(水) 15:53配信

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福島民報
(写真:福島民報)

 衆院選の県内5小選挙区に立候補した10人は31日の投開票に向けて遊説を重ね、有権者に支持を訴えている。新型コロナウイルス対策や今後の経済対策が争点で、県内では復興施策が問われている。各選挙区の最新情勢をルポする。(文中敬称略)

 1区は立憲民主党の前職金子恵美(56)、自民党の前職亀岡偉民(66)による3度目の対決で、小選挙区で一勝一敗の両者がしのぎを削っている。党県連代表として県内全選挙区の野党共闘をまとめた金子のメンツ、政権与党で復興副大臣など要職を務めてきた亀岡の意地がぶつかり合う。

■金子氏 政府施策の不備突く

 「亀岡氏、金子氏の支持拮抗」「亀岡氏、金子氏横一線」。新聞各紙に序盤情勢を伝える見出しが躍った21日、金子は選挙戦のかぎを握る大票田の福島市を遊説し、政府の新型コロナウイルス対策の不備を突いた。

 政権批判票を掘り起こす戦略だ。金子は「失政により労働者や農業者らが苦しんでいる」と強調。東京電力福島第一原発の処理水海洋放出方針に対し「地元の理解が得られておらず、撤回すべきだ」と主張した。

 金子は前回、無所属で亀岡と争い、1万3150票差で前々回の敗戦に雪辱した。今回の目標得票数は前回の12万6664票と同程度に設定。父の故金子徳之介元衆院議員からの地盤である伊達市を中心に票固めを入念に進めている。福島市の選挙事務所には普段着姿のスタッフらが慌ただしく出入りしている。

 前回勝利後、金子はたびたび共産の参院議員とともに街頭演説に立ち、野党共闘の下地を作ってきた。ただ、「今回の選挙協力はガラス細工だ」(選対幹部)という。立民県連、国民民主党県連、社民党県連、県議会会派県民連合、連合福島で構成する五者協議会は金子擁立の際、選挙戦で共産の応援演説を受けないことを条件とした。共産党と距離を置く連合組合員や国民支持層に配慮した。

 野党共闘を前面に打ち出せば、前回取り込みに成功した保守層も離れかねない。選対本部長の亀岡義尚は「野党共闘は揺るがない。反政権票の受け皿になる」としている。

3890チバQ:2021/10/27(水) 16:06:41
■ 亀岡氏 要職経験の実績強調

 亀岡偉民は21日、金子の出身地である伊達市で演説会を開き、自公政権継続の必要性を訴えた。伊達地方は亀岡の養父で建設相や農林水産相を務めた故亀岡高夫元衆院議員の地盤で、亀岡も「地元」として重視する。

 演説会では文部科学と復興の副大臣を歴任した実績をアピールし、自公政権でなければ自然災害やコロナ禍に対応できないと強調。経済再生に向けて「必ずV字回復させる」と訴えた。沿岸部では、処理水の海洋放出方針について「風評被害を発生させないよう正確な情報発信に努める」と理解を求める。

 亀岡は前回、比例東北での復活当選に回った。今回は、前回の得票数11万3514票から15%増の13万票を当選ラインに据えた。市町村の行政区単位に張り巡らせた百を超える後援会、自民の友好団体などのスタッフらが、福島市の選挙事務所を拠点に組織戦を展開している。

 十一月から来年一月にかけて相次ぐ福島、相馬、南相馬、伊達の各市長選を好材料と捉える。それぞれの首長とは支援を受ける組織が重なる。前哨戦と位置付け地盤を再確認するよう、県議や市町村議にハッパを掛ける。

 新型コロナ感染拡大や処理水海洋放出方針、米価下落などを巡る政府対応への批判はある。従来からの支持基盤である農業や水産業などの関係者からも「厳しい注文」(選対幹部)が寄せられている。選対本部長の西山尚利は「自公の安定政権でなければ今の難局は乗り切れない」と強調する。

■1区

金子恵美 56 ☆立民 前②
亀岡偉民 66 ☆自民 前④ [公]

(届け出順、敬称略。丸数字は当選回数。☆は比例東北との重複立候補。四角枠は推薦政党)

▽福島市、相馬市、南相馬市、伊達市、伊達郡、相馬郡

▽有権者=40万5092人(18日現在)

----------------------

2017年衆院選本県1区の結果

当 126,664 金子恵美 52 無所属

比 113,514 亀岡偉民 62 自民

(敬称略。比は比例代表での当選者)

3891チバQ:2021/10/27(水) 16:07:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/45b2d19600725ac347c71a143b8d5fb3b7bd41c3
【県内選挙区/最前線ルポ】5区 「しこり」を抱え論戦【2021ふくしま衆院選】
10/27(水) 15:55配信

福島民報
(写真:福島民報)

 5区は小選挙区比例代表並立制の導入以来、初めての一騎打ちとなり、共産党の新人熊谷智(42)、自民党の前職吉野正芳(73)による2度目の対決が繰り広げられている。熊谷陣営は県内で共産初の野党統一候補となったものの野党間の選挙協力に不安材料を抱え、吉野陣営は9月に行われたいわき市長選での保守分裂の影響を懸念する。それぞれに「しこり」を抱えながらの論戦となっている。

■吉野氏 組織引き締めに全力

 熊谷は22日、東京電力福島第一原発事故に伴う避難区域が残る双葉郡を中心に回った。福島第一原発の処理水を海洋放出する政府方針を批判し、「あらゆる原発の再稼働を中止させたい」と訴えた。

 前職の吉野に勝利するため、得票目標を「8万票以上」と設定した。2017(平成29)年の前回衆院選で熊谷が得た1万6154票の約5倍に相当する。熊谷を推薦した社民党県連をはじめ野党勢力の結集を目指している。

 いわき市平に設けた選挙事務所では、党関係者らが出入りし、有権者に電話で支持を呼び掛けている。選対副本部長の吉田英策は「野党共闘により、これまでにない可能性を感じている。『反自民』の声を結集させたい」と意気込む。

 熊谷への候補者一本化が実現したが、「新人の擁立を取り下げた立憲民主党が距離を置いた」(選対幹部)。熊谷の選挙事務所などに立民関係者はほとんど出入りしていないという。

 立民最大の支援団体で「反自民、非共産」の連合福島は、5区のみの対応として自主投票を決めた。連合福島いわき地区連合会に所属する組合員は約1万2000人で、家族を含めれば約3万票に上る。だが地区役員の一人は「投票先を決められず、白票が増える可能性がある」とみる。

 熊谷陣営は無党派層や若い世代への浸透が鍵を握るとして、短文投稿サイト「ツイッター」や交流サイト「フェイスブック」を活用し、政権批判票を取り込むのに躍起だ。

3892チバQ:2021/10/27(水) 16:08:08
■熊谷氏 無党派や若年層狙う

 八選を目指す吉野は22日、いわき市小名浜などを遊説し、漁業関係者らに支持を呼び掛けた。処理水の海洋放出方針への懸念を念頭に、安全確認や風評抑制について「政府が責任を持って取り組むよう強く促す」と約束した。反対の声が強い浜の選挙区の中で「自民離れ」(選対幹部)を警戒している。

 同市平の選挙事務所の壁には閣僚経験者らから届けられた「ため書き」が並ぶ。復興相を務めた吉野は復興予算の確保、避難指示解除などに一定の道筋を付けてきたと自負している。選対本部幹事長の鈴木智は「復興を着実に進めてきた。自公連立政権の継続を有権者に選択してもらえるよう訴える」と話す。

 得票目標は前回実績に約1万4000票を上乗せした10万票。地盤のいわき市や双葉郡の後援会、自民の友好団体を中心に、入念に組織票を固めている。

 保守分裂となった9月のいわき市長選で党いわき総支部は吉野の衆院選への影響を回避しようと特定の立候補者を推薦せず、吉野に近い立候補者を含む自民系の3人全員を「支持」とした。ただ、この対応でもわだかまりは残った。選対幹部も認める。

 さらに、かつて5区で党公認候補の座を争った故坂本剛二元衆院議員の流れをくむ支持者を中心に、吉野支援の動きが鈍化していると見る向きもある。当選7回の坂本を支持した一人は「吉野を積極的に応援したくない人もいるのでは」と推察する。陣営は保守層の引き締めに全力を挙げる。(文中敬称略)

■5区
熊谷智 42  共産 新
吉野正芳 73  自民 前⑦ [公]

(届け出順、敬称略。丸数字は当選回数。四角枠は政党本部の推薦)

▽いわき市、双葉郡

▽有権者=32万934人(18日現在)

----------------------

2017年衆院選本県5区の結果

当 86,461 吉野正芳 69 自民
◎ 51,478 吉田泉 68 希望
  16,154 熊谷智 37 共産
  7,186 遠藤陽子 67 社民

(敬称略。◎は法定得票数獲得者)

3893チバQ:2021/10/27(水) 16:11:26
■熊谷氏 無党派や若年層狙う

 八選を目指す吉野は22日、いわき市小名浜などを遊説し、漁業関係者らに支持を呼び掛けた。処理水の海洋放出方針への懸念を念頭に、安全確認や風評抑制について「政府が責任を持って取り組むよう強く促す」と約束した。反対の声が強い浜の選挙区の中で「自民離れ」(選対幹部)を警戒している。

 同市平の選挙事務所の壁には閣僚経験者らから届けられた「ため書き」が並ぶ。復興相を務めた吉野は復興予算の確保、避難指示解除などに一定の道筋を付けてきたと自負している。選対本部幹事長の鈴木智は「復興を着実に進めてきた。自公連立政権の継続を有権者に選択してもらえるよう訴える」と話す。

 得票目標は前回実績に約1万4000票を上乗せした10万票。地盤のいわき市や双葉郡の後援会、自民の友好団体を中心に、入念に組織票を固めている。

 保守分裂となった9月のいわき市長選で党いわき総支部は吉野の衆院選への影響を回避しようと特定の立候補者を推薦せず、吉野に近い立候補者を含む自民系の3人全員を「支持」とした。ただ、この対応でもわだかまりは残った。選対幹部も認める。

 さらに、かつて5区で党公認候補の座を争った故坂本剛二元衆院議員の流れをくむ支持者を中心に、吉野支援の動きが鈍化していると見る向きもある。当選7回の坂本を支持した一人は「吉野を積極的に応援したくない人もいるのでは」と推察する。陣営は保守層の引き締めに全力を挙げる。(文中敬称略)

■5区
熊谷智 42  共産 新
吉野正芳 73  自民 前⑦ [公]

(届け出順、敬称略。丸数字は当選回数。四角枠は政党本部の推薦)

▽いわき市、双葉郡

▽有権者=32万934人(18日現在)

----------------------

2017年衆院選本県5区の結果

当 86,461 吉野正芳 69 自民
◎ 51,478 吉田泉 68 希望
  16,154 熊谷智 37 共産
  7,186 遠藤陽子 67 社民

(敬称略。◎は法定得票数獲得者)

3894チバQ:2021/10/27(水) 16:11:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b3fc2ecad230453602061cfd2fe4303dde15227
公明、自民に〝見返り〟期待 【比例九州 20議席の戦い】㊤
10/22(金) 8:03配信

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熊本日日新聞
熊本2区の自民前職の出陣式。支持者の手には「比例区は公明党」のチラシが握られていた=19日午前、熊本市南区(石本智)

 衆院選は小選挙区と並行して政党を選ぶ比例代表の戦いも熱を帯びている。連立や野党共闘も絡んだ政党間の駆け引きも見え隠れする中、各党は比例九州ブロックの20議席を巡って奔走する。

 熊本で13万5千票-。県内小選挙区に候補者がいない公明党は、九州ブロックで4議席を奪還するための比例の得票目標をこう設定した。4議席は前々回の2014年選挙で初めて達成した。しかし次の前回17年では3議席に逆戻り。今回がV字回復に向けた大きな分水嶺[れい]になる。

 公明県本部代表の城下広作は「前回は選挙直前に結成された立憲民主党と希望の党が耳目を集め、そのあおりを受けた」と振り返る。公明の県内得票は12万1907票。今回の目標達成には約1万3千票の積み上げが必要だ。

 ただ、新型コロナ禍で得意の戦術が制限される。支持母体の創価学会関係者は「集会に大勢集め、熱を伝えて支持を広げるのがうちの戦い方。それが難しいのは痛い」とこぼす。

(写真:熊本日日新聞)

 比例九州で7回当選を重ねた県関係の江田康幸が、党内規の定年制に該当して勇退した影響もありそうだ。前回の比例名簿上位で「次代のエース」との呼び声が高かった遠山清彦も、緊急事態宣言下に銀座のクラブを訪れたことが発覚して2月に議員辞職した。

 創価学会のベテラン会員は「遠山問題が一番きつい。学会の女性陣が最も嫌がる中身だからだ」と支持離れを懸念する。会員らの高齢化も相まって、05年の15万9756票をピークに減少傾向の得票状況を変えるのは容易ではない。 ただ、8月の八代市議選では“光明”も見えた。擁立した2人が上位当選を果たし、前回から投票率が6・4ポイント下がる中でも合計得票数をわずかに伸ばした。

 奏効した戦術は、地域外からの支援者投入や知人伝いでの個々への働き掛けだった。城下は「衆院選も同じ手法を駆使して、県全域で徹底できるかどうかが勝負だ」と力を込める。

 自公連立20年超で定着した自民党支持層の協力も「前回より増える」と踏む。前回は、選挙区合区に伴う自民の候補者調整で、実力者の故園田博之が比例単独に回った。園田の比例当選を譲れない自民は選挙区で「比例は公明」と呼び掛けにくい事情があった。

3895チバQ:2021/10/27(水) 16:12:09
 しかし今回は、選挙区候補者がいない公明が選挙区の票を自民候補に投じる一方、自民に比例票を求める協力関係に期待が増す。

 公示日の19日、熊本市で開かれた熊本2区の自民前職、野田毅の出陣式。終了後に野田が近寄った支持者の手には「比例区は公明党」と記されたチラシが、しっかりと握られていた。

 公明は2区、3区、4区の自民前職を推薦したが、中でも熱い視線を送るのが2区だ。自民の野田と無所属新人の西野太亮の保守系候補同士がしのぎを削り、そこへ共産党新人の橋田芳昭が割って入る。

 「激戦になるほど最後はうちの票が当落に効いてくる。当然、それに見合う比例票への協力は惜しまないはずだ」。城下は“見返り”に対する期待を隠さない。=敬称略(衆院選取材班)

3896チバQ:2021/10/27(水) 16:13:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/d05d51820247d5456ed59ec7cd8d2dbf804da7a1
野党、共闘でも票の奪い合い 【比例九州 20議席の戦い】㊦
10/23(土) 9:39配信
 熊本の全選挙区で共闘し、自民党と相対する県内の主要野党。しかし、政党間で争う比例代表九州ブロックでは、各党の浮沈を懸けて票を奪い合う。

 「比例の投票は立憲民主党へ」。公示2日後の21日午前、立民の宣伝カーが菊池市内を回った。国道沿いにある3区の社民党新人候補の選挙事務所前に差しかかってもマイクの音量は絞らない。選挙区では“味方”でも、比例ではライバルという現実をのぞかせた。

 野党第1党の立民の誕生までには紆余[うよ]曲折があった。2017年の前回衆院選前。東京都知事の小池百合子が「希望の党」を設立すると、旧民主党の流れをくむ「民進党」が希望への合流を決めた。だが、民進の代表代行だった枝野幸男らは小池の政治手法に反発し、「立憲民主党」を旗揚げ。旧民主勢力は希望と立民に分裂して、選挙を戦った。

 立民は19年夏の参院選では結党時の勢いを失った。旧民主勢力の再結集の機運が高まり、18年に「国民民主党」を結党していた希望の議員らも加わって20年9月、新しい立憲民主党が船出した。

(写真:熊本日日新聞)

 今回の衆院選。立民は県内比例で30万票を目標に掲げる。前回トップだった自民の約31万8千票に迫る強気の数字だ。前回は希望と立民がともに14万3千票前後を獲得。合計では自民と遜色ない票を積み上げた。

 ただ、昨年、立民に合流しなかった議員が新たな国民民主党を結成。野党最大の支持母体の連合も、両党への支援で“またさき状態”になっている。 県内では熊本1区と4区で立民候補を推薦するが、比例は傘下労組の意向を尊重。国民民主は宮崎と長崎に重複立候補者を1人ずつ擁立しており、同党を支援する熊本県内の労組幹部は「絶対に取りこぼせない。選挙区は立民だが、比例は国民民主だ」と言い切った。

 国民民主を支える労組の集票力は小さくない。立民県連代表の鎌田聡も「選挙区と比例票を完全に連動できればいいのだが…」と悩ましげだ。

 野党の再編で、社民党は昨年12月、所属国会議員4人のうち、前回、大分2区で比例復活し副党首も務めた吉川元と、大分県議出身で幹事長だった吉田忠智の2人が離党して立民入りした。これを受け、元首相で初代党首の村山富市を輩出した社民の牙城、大分では県内党支部が16から5に激減。佐賀や宮崎でも地方議員らの離党が相次いだ。

 前回、全国11の比例ブロックで社民が獲得したのは九州の1議席のみ。熊本県連合代表の今泉克己は「存亡を懸けた戦いだ」とし、虎の子の比例議席維持に全力を挙げる構えだ。県内では前回から6割増しの3万票を目標に設定した。

 かつては県内全選挙区に候補者を立てていた共産党も、野党共闘で足並みをそろえた。比例票の上積みには選挙区との連動が効果的なだけに、県委員長の松岡勝は「野党共闘は痛しかゆしではある」と明かす。

 それでも今回、野党が勝てば「閣外協力」することで立民と合意。来年は結党100年でもある。松岡は「共産のぶれない姿勢が有権者に届く」と、県内目標10万票に向けて力を込める。=敬称略
(衆院選取材班)

3897とはずがたり:2021/10/27(水) 19:45:12

伯父さん請けするような幼い文章を故意に書けるかなりの能力者とみたって指摘を見かけたw

甘利幹事長お気に入り「新人女性候補」の公募“小論文”が流出 関係者をア然とさせた“ヤバい文章力”
10/16(土) 10:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/556e4c9ddc987d1727ce518226731d4f63d56050
デイリー新潮

大分一区から出馬予定の高橋舞子氏(本人のfacebookより)

 いよいよ衆院選に突入する。選挙のたびに「○○ガールズ」などといったお騒がせ議員が誕生してきた歴史を振り返ると、新人候補にこそ厳しい目を向けるべきなのかもしれない。大分1区で自民党から立候補する高橋舞子氏(33)も初挑戦する一人。だが、地元県連に彼女が提出したという「小論文」を読んでしまうと……、「不安」の二文字しか浮かんでこない。

高橋舞子氏が自民党大分県連に提出した「小論文」全文(計5枚)。関係者からは「元記者とは思えない」との声が……

 ***

小学校の卒業文集? 
 自民党大分県連から流出した文書は原稿用紙5枚。2019年6月に県連が公認候補を公募した際、一次選考の書類審査で使われたものだ。左端に「自由民主党大分県支部連合会 衆議院議員大分一区候補者公募 小論文」と印字されており、氏名の欄に「高橋舞子」とある。

 では早速、書き出しから読んでいこう。

〈私が日本のために貢献したいと思ったきっかけは、父親が見ていた政治討論番組です。出演していた大学教授がニコニコしながら日本を批判している姿を不思議に思いました。当時小学生の私は、教授のお話しされている内容の是非はよく分かりませんでしたが、自分の国を悪く言う時に、どうして悲しい顔をするのではなく、嬉しそうにしているのだろうと戸惑ってしまいました。そして、私は絶対に日本を大事にするんだと決めました〉

 幼い字体も相俟って、”小学校の卒業文集からの抜粋か”と疑ってしまうような拙い文章なのである。この後も「思い出」がたどたどしく綴られていく。

実は元政治部記者
〈その後、中学生の時に司馬遼太郎の本と出会いました。特に幕末を舞台とした作品が好きだったのですが、討幕派も佐幕派も、自らの利益のためではなく、理想のために戦っていた姿に心から憧れました。武士になりたくて、十五歳の誕生日には親友と二人で元服もしましたし(註・原文ママ 元服ごっこをしたという意味か? )、剣道も習いました〉

〈日本が大好きだった分、欧米諸国が開国を迫ったために日本らしさが失われていってしまったのではないかと悲しくなったこともありました。そうは言っても、これから世界がますます国際化していくなかで、日本の人が困ることのないようにきちんと外交をしていかなければなりません。北海道の女子校の優しくて純粋な友人達に囲まれていた当時の私は、「友人達には変わってほしくない。外交が熾烈でドロドロしたものなのであれば、私がそれを担いたい」と思うようになりました。これが、私が政治を志したきっかけです〉

 こんなあどけない表現で外交デビューを夢見る女性が、自民党公認候補として衆院選に出馬するというのだ。しかも、彼女の前歴は記者。上智大学卒業後、時事通信に入社し2年間社会部で働いたのちBloombergへ。それから退社までの3年間は政治部に所属し、永田町で取材していた元記者なのである。

3898とはずがたり:2021/10/27(水) 19:57:48

譲り合いの岐阜4区、「地獄の」総力戦に 自民、野党共闘に危惧
https://mainichi.jp/articles/20211025/k00/00m/010/156000c
黒詰拓也
毎日新聞 2021/10/25 18:15(最終更新 10/25 21:21) 有料記事 1100文字

 選挙区の範囲が6000平方キロ超と全国有数の広さで、都市部から過疎に悩む地域までを抱える岐阜4区。「保守王国」の岐阜にあって、組織力を生かした選挙を大々的に展開する自民前職と、4度の比例復活当選を経て初の小選挙区での勝利を狙う立憲民主前職が2017年の前回衆院選同様に激しく競り合い、維新新人が2人を追う。

 「岸田総理の政策は我々『チーム岸田』が作った」。選挙戦序盤の21日、岐阜県可児市であった自民前職、金子俊平氏(43)の演説会。応援に駆け付けた岸田文雄首相にぴったりくっついた金子氏は約1000人の聴衆を前に、自身の所属派閥が岸田派で、首相との間に太いパイプがあることを強調。岸田首相は「私の側近として活躍する将来のホープ」と持ち上げた。

 演説会では県選出の参院議員に加え、4年前に政界を引退し、金子氏が地盤を譲り受けた父で元国土交通相の一義氏の盟友で、父とは同じ選挙区のライバルでもあった藤井孝男元運輸相も招かれ、応援弁士としてマイクを握った。

 自民がここまでの組織戦を展開するのは、1996年の小選挙区制導入以降、金子氏と藤井氏が交互に出馬するなどして守ってきた議席が、脅かされているためだ。県連は4区を重点地区に定め、所属県議に有権者100人の名簿を集めてくるよう指示。県連会長代行の猫田孝県議は首長や業界団体代表者との面会を重ね「地獄のような選挙」と気を引き締める。

 同じ日の夜、立憲民主前職、今井雅人氏(59)は…

3899岡山1区民:2021/10/27(水) 21:12:25
https://nordot.app/825897605977227264?c=174761113988793844
長崎県内 衆院選終盤情勢 1区 西岡氏、初村氏に依然先行 4区 北村氏と末次氏 競り合う
3区 谷川氏リード 山田勝氏追走、2区 加藤氏が松平氏に優勢保つ

2021/10/27 10:00 (JST)10/27 10:30 (JST)updated
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だれに投票するか決めていますかという質問への回答
 長崎新聞社は、共同通信社が23〜26日の4日間に行った衆院選の全国電話世論調査を基に、県内4選挙区の終盤情勢について取材を加味し分析した。長崎1区は国民民主前職の西岡秀子候補(57)が自民新人の初村滝一郎候補(42)を依然先行。4区は公認問題で出遅れていた自民前職の北村誠吾候補(74)が盛り返し、立憲民主新人の末次精一候補(58)と競り合っている。3区は自民前職の谷川弥一候補(80)が一歩リードし、2区も自民新人の加藤竜祥候補(41)が優勢を保っている。
 ただ回答者の4割弱が誰に投票するかまだ決めておらず、31日の投票日までに情勢が変わる可能性がある。
 注目の与野党対決の1区は、政党支持別で西岡氏が国民と立民を幅広くまとめた。公明の過半数と自民の2割強にも食い込み、支持する政党がない「無党派層」の3割強にも浸透。初村氏は自民の7割を固めたが、公明は4割弱にとどまる。共産新人の安江綾子氏(44)は厳しい戦い。
 4区は北村氏が全域で優勢だが、平戸市と北松佐々町以外ではもう一歩伸び悩む。公明の8割を固めたが、自民は半数を割り込んでいる。末次氏は立民の8割弱に浸透しているが、他の野党との共闘が十分に機能していない。自民の一部は無所属新人の萩原活(ひろし)氏(61)に流れている。無所属新人の田中隆治氏(78)は知名度不足が響き、広がりが見られない。
 3区は谷川氏が離島部と佐世保市南部に手堅く浸透しているが、大村市でやや苦戦し、東彼3町の一部で劣勢を強いられている。立民新人の山田勝彦氏(42)は必死に追走するが、立民以外の野党をまとめきれていない。無所属新人の山田博司氏(51)は地元の五島市で善戦。諸派新人の石本啓之氏(52)は苦しい。
 2区は加藤氏が自民の8割強を固め、全域で優勢を保つ。立民前職の松平浩一氏(47)は立民の8割強をまとめた。
 比例代表で投票する政党は、自民が37.3%でトップ。続いて立民18.1%、公明10.7%、国民5.8%、共産2.6%などの順。分からない・無回答は20.2%。また今回の衆院選に「大いに関心がある」が23.1%、「ある程度関心がある」が50.2%で、合わせて7割を超えた。

3900岡山1区民:2021/10/27(水) 21:16:49
https://www.shinmai.co.jp/feature/election/2021/shuinsen/article/2021/10/27002913.php
衆院選 長野3区・5区激しい攻防 1区・2区「立民」、4区「自民」優位
2021/10/27 10:00 
世論調査・有権者の声
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 信濃毎日新聞社は26日、県内有権者2014人を対象に実施した衆院選電話世論調査(23〜25日実施)の結果をまとめ、期日前投票の出口調査や取材を総合して県内5小選挙区の情勢を探った。3、5区は自民党と立憲民主党の候補が激しい攻防を繰り広げ、予断を許さない状況。1、2区は立民の候補が、4区は自民の候補が優位に立っている。31日の投開票に向け、無党派層の動向や投票率も鍵を握りそうだ。

 衆院選への関心については「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」の合計が82%に上り、2017年前回選の同時期に実施した調査とほぼ同水準だった。各立候補者は最終盤に向け、こうした有権者を引き付けられるかどうかが選挙結果に影響を与えそうだ。

 比例代表北陸信越ブロック(長野、新潟、富山、石川、福井5県、定数11)について、「まだ決めていない」「分からない」とした人も含めて現時点で投票先を聞くと、長野県内は自民が30・6%でトップ。立民が25・9%、公明党が8・7%、共産党が6・7%、日本維新の会が2・8%、社民党が1・2%、れいわ新選組が1・0%、国民民主党が0・9%、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」が0・2%だった。

(結果は比例投票先を除き、小数点第1位を四捨五入した

3901岡山1区民:2021/10/27(水) 21:18:44
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211027649691.html
西村(1区)米山(5区)リード
本社世調 細田(2区)安定 斎藤(3区)やや先行
2021/10/27 08:25
 31日投開票の第49回衆院選で、新潟日報社は23〜26日、新潟県内6小選挙区を対象に電話による世論調査を実施し、各区での取材も加味して選挙戦終盤の情勢を探った。1区と5区で野党共闘候補がリードを保っている。2区では自民党候補が安定した戦いで、野党2候補を突き放している。3区も自民党候補がわずかに先行。4区と6区は与野党候補が横一線で並び、互角の戦いを展開している。ただ、全選挙区で3〜4割の有権者が投票先を決めておらず、情勢が大きく変わる可能性がある。(敬称略)


 ◎4、6区は激しく競る

 【1区】立憲民主党前職の西村智奈美がリードし、自民新人の塚田一郎が追う。西村は立民など野党支持層を固め、無党派層の5割に浸透する。塚田は自民からの支持が6割強にとどまり、無党派層からの支持も薄い。日本維新の会元職の石崎徹は広がりを欠く。

 【2区】自民前職の細田健一が安定感を増し、国民民主党新人の高倉栄と共産党新人の平あや子を引き離す。細田は自民・公明支持層を固め、無党派層にも浸透。全域に支持が広がる。立民など野党支持層は高倉、平だけでなく、細田も含む3人に分散している。

 【3区】自民前職の斎藤洋明がやや先行し、立民前職の黒岩宇洋が肉薄する。斎藤は自民、公明の支持層を固めており、村上市や郡部で支持を広げている。野党統一候補の黒岩は立民、共産の支持層をまとめつつあるが、大票田の新発田市周辺で伸び悩む。

 【4区】立民前職の菊田真紀子と自民新人の国定勇人が横一線で激しく競り合う。菊田は野党支持層の9割を固めた。国定は自民の約7割、公明の約8割の支持を得ている。無党派層の支持を分け合っており、投票先未定の残る3割の取り込みが勝敗の鍵を握る。

 【5区】序盤から先行する無所属新人の米山隆一を自民前職の泉田裕彦が追う。米山は立民、社民、共産をまとめ、中高年層に浸透。泉田は基盤の自民支持層固めを進め、長岡市で支持を広げる。無所属新人の森民夫は無党派層や同市以外での浸透が課題だ。

 【6区】自民県連会長の前職高鳥修一と立民新人で野党統一候補の梅谷守が激しく競り合う。高鳥は自民支持層の8割近くを固め、全域に支持を広げる。梅谷は無党派層に浸透。前回選で大差を付けられた糸魚川市で健闘している。無所属新人の神鳥古賛は厳しい。

3902岡山1区民:2021/10/27(水) 21:20:08
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211027649710.html
比例北陸信越 自民5議席確保か
終盤情勢世論調査 立民4議席うかがう
2021/10/27 09:49
 新潟日報社などが行った衆院選の終盤情勢を探る世論調査では、比例北陸信越ブロック(新潟、富山、石川、福井、長野)は、自民党が安定した支持を得て前回と同じ5議席を確保する見通しだ。立憲民主党は前回得た2議席に、立民前職が旧・希望の党の比例枠で得た2議席を上積みした4議席をうかがう。公明党、共産党、日本維新の会がそれぞれ1議席の確保に総力を挙げる。

 比例北陸信越には9党が比例単独、重複合わせて53人を名簿に登載した。前回の2017年衆院選での獲得議席数は自民5、立民2、旧・希望が2、公明と共産がそれぞれ1。

 終盤調査では本県の政党別投票先は自民40・7%、立民19・1%、公明4・5%、共産3・6%、維新2・6%などとなった。態度未定が25・4%いる。北陸信越ブロック5県では、自民が42・0%で、立民18・9%、公明6・1%、維新5・0%、共産4・0%と続いた。

 自民は若い世代で支持を広げている。比例単独1位の新潟2区前職、鷲尾英一郎の当選は確実とみられる。本県6小選挙区を含む北陸信越全19小選挙区の候補者全員を同率2位としている。小選挙区で敗れても惜敗率の高い4人は比例復活できる見込みだ。

 立民は、旧・国民民主党が合流したことにより、前回より票を伸ばす勢い。高齢者の支持が高く、3議席確保は確実な情勢で、4議席目の獲得に注力する。小選挙区に立候補した14人を同率1位としている。

 公明は現有1議席の維持に懸命だ。日本維新の会は小選挙区を足がかりに議席獲得に力を注ぐ。比例単独の現職がいる共産も議席死守を目指す。

 国民民主党、れいわ新選組、社民党、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得が厳しい情勢だ。

3903岡山1区民:2021/10/27(水) 21:34:48
これ枝野本当にヤバイのか?野党共闘失敗のシンボルが生まれる?

https://news.yahoo.co.jp/articles/c8b3c4b0146598bf4541c45f38080ad8e04ccf92
自民堅調 共闘の野党伸びず 世論調査終盤情勢/埼玉県
10/27(水) 19:04配信

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テレ玉

 10月31日に投開票が行われる衆議院選挙の終盤情勢を探るため、テレ玉は、10月23日から4日間、電話世論調査を実施しました。

 調査は、県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に選んで電話をかける「RDD方式」で行いました。

 県内の小選挙区では、自民党が堅調な一方、共闘を進めて、候補者の一本化を図るなどした野党は伸び悩んでいます。

 1区は自民の村井さんが先行し、立憲民主の武正さんが追います。村井さんは自民支持層の7割強、公明支持層の6割強を固め、優位に選挙戦を展開しています。

 2区は、自民の新藤さんの独走状態となっています。

 3区は、自民の黄川田さんがリード、立憲民主の山川さんが追います。

 4区は、自民の穂坂さんが、ほかの候補を大きく引き離しています。自民支持層の8割近くを固め、無党派層にも、一定の支持を広げています。

 5区は、自民の牧原さんが立憲民主の代表・枝野さんと互角の戦いです。

 6区は、立憲民主の大島さんが、無党派層の5割近くに浸透して、やや先行し、自民の中根さんが追う展開です。

 7区は、自民の中野さんと、立憲民主の小宮山さんが、激しく競り合っています。

 8区は、自民の柴山さんが、幅広い年代に支持を広げ、優位な展開です。無所属の小野塚さんは、支持拡大に懸命です。

 9区は、自民の大塚さんが、安定した戦いです。

 10区は、引退を決めた父・泰明さんの地盤を引き継いだ自民の山口さんが、大きく引き離しています。

 11区は、自民の小泉さんが盤石の戦いです。

 12区は、自民の野中さんと立憲民主の森田さんが、デッドヒートを繰り広げています。野中さんは、自民・公明の支持層の6割強を固めています。一方、森田さんも立憲民主の支持層の8割を固めているほか、自民・公明の支持層にも食い込んでいます。

 13区は、自民の土屋さんが、ほかの候補を引き離しています。

 14区は、自民の三ツ林さんが、ほかの候補を大幅にリードしています。

 15区は、自民の田中さんが、一歩リードし、立憲民主の高木さんが追います。

 しかし、まだ投票先を決めていない人が4割ほどいて、情勢は流動的です。

3904名無しさん:2021/10/27(水) 22:55:54
テレビ埼玉は前回枝野が大差を付けられていると報道したそうです
アンチ枝野、もしくはそういう激励なのかも知れません

3905とはずがたり:2021/10/27(水) 23:21:45
毎度恒例の芸みたいなものらしいっすねw

でも朝日も競ってるとか報道はしてましたがどうなんでしょうかね。。

3906チバQ:2021/10/28(木) 08:35:05
https://www.sankei.com/article/20211027-JXW5TLNYJ5OCTIWJCTUP3EB2A4/
和歌山3区 「二階王国」異例の地元密着選挙、人口400人の村でも演説
2021/10/27 20:15
張 英寿
自民幹事長を歴代最長の5年あまり務めた前職、二階俊博氏(82)が立候補している和歌山3区。「二階王国」とされる強固な支持基盤を誇るが、今回は、82歳という高齢に加え、幹事長退任で影響力低下もささやかれるなかでの選挙戦となった。陣営では13選に向けて「過去最高得票」を目標に掲げるが、二階氏本人が紀伊半島奥地の村まで踏み入るなど異例の「地元密着」選挙を展開している。

「私の政治の原点はふるさとにある」。二階氏は公示翌日の20日、選挙区内にある全国唯一の飛び地の村・北山村に入り、演説した。三重、奈良の両県に囲まれた村の人口は令和2年の国勢調査で404人と、県人口全体の0・04%に過ぎない。選挙区で負けたことがなく、幹事長時代の選挙戦ではほとんど地元入りできなかった二階氏がこの小さな村に入るのは異例だという。


地元関係者によると、当初は予定がなかったが、前日に急遽(きゅうきょ)、二階氏の事務所から連絡があり、慌てて準備を整えた。村内の4カ所に各約30人が集まり、二階氏の滞在時間は予定より約1時間延びた。事務所関係者は「小さな村も大事にするということ」と説明する。

ただ、ある和歌山県議は「(幹事長退任で)影響力が低下したために行ったパフォーマンスでは」とうがった見方をする。


二階氏が13選を目指し立候補の意向を示した10月2日の後援会会合では、過去最高だった平成15年の約14万8千票を超える得票を目指すことを決めた。しかし、ある後援会幹部は「人口が減っており、実際は難しい」と打ち明ける。同県田辺市の市議は「今回票を減らす可能性があるための引き締めでは」とみる。


二階氏は、公示後最初の週末を迎えた23日にも、当初は東京に滞在する予定を変更し、地元入り。田辺市や印南町で個人演説会を開催した。

小選挙区制が導入された平成8年以降、3区では21年を除いて毎回、擁立してきた共産陣営関係者も、二階氏側の「異変」を感じている。

今回、野党統一候補として立候補した共産新人の畑野良弘氏(61)の陣営幹部は「『二階王国』は弱まりつつある」とみる。

異変の兆しは5年前にさかのぼる。


二階氏の出身地・御坊市では平成28年の市長選に、元々は二階氏の支援を受けて市長になった現職と二階氏の長男が対決し、保守分裂に。二階氏は積極的に長男の応援に入ったものの、現職が7選を果たした。

分裂のしこりは残り、前回衆院選では、御坊市で共産候補が二階氏に約1600票差まで詰め寄った。一昨年の県議選御坊市選挙区(定数1)では、同じ共産候補が、二階氏の秘書だった現職を破り初当選した。

今回衆院選に立候補した畑野氏は昨年8月に立候補を表明し、1年以上、選挙区内を歩いている。陣営幹部は「県議選の当選は大きな出来事。その流れを生かし、二階氏支持者らにも支持を広げたい」と力を込める。


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3区にはこのほか、二階氏を「親中派」と批判する元総務省職員の諸派新人、本間奈々氏(52)と無所属新人の根来英樹氏(51)が立候補している。(張英壽)

3907チバQ:2021/10/28(木) 08:36:02
https://www.sankei.com/article/20211027-IWTKRA6ADJON3KESIUB7HHPFWY/
世襲新人に選挙の洗礼 与野党問わず接戦
2021/10/27 19:29
今仲 信博

2021衆院選


投開票が31日に迫る衆院選で、世襲の新人候補が苦戦している。先代の政治的遺産を引き継ぐため他候補よりも有利とみられてきたが、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による終盤情勢調査では与野党を問わず接戦となっているケースが目立つ。かねて世襲批判は少なくなかっただけに、戦績によっては政党による候補者の選定手法にも影響を及ぼす可能性がある。

「大変厳しい1対1の戦いをしている。何としても議席を守り、新しい日本を創造していくために挑戦する」。埼玉10区から出馬した自民新人の山口晋氏は27日、埼玉県東松山市内での街頭演説で聴衆にこう訴えた。


同区は山口氏と立憲民主党元職の坂本祐之輔氏との一騎打ちの構図で、山口氏は党選対委員長などを歴任した父、泰明氏から地盤を引き継いだ。三つどもえの争いとなった平成29年の前回衆院選は、泰明氏が坂本氏に約2万票差で勝利したが、野党共闘が成立した今回は坂本氏が一歩リードしている。

三重2区からは自民新人の川崎秀人氏が、運輸相や厚生労働相などを歴任した父、二郎氏の後継として出馬した。文部科学相などを歴任した立民前職の中川正春氏との一騎打ちとなっており、両者一歩も譲らない情勢となっている。


愛媛1区から出馬した自民新人の塩崎彰久氏は、第1次安倍晋三政権で官房長官、第2次安倍政権で厚労相を務めた恭久氏の長男だ。立民新人の友近聡朗氏との一騎打ちだが、これまでのところ塩崎氏が選挙戦を優位に進めている。

一方、北海道3区から出馬した立民新人の荒井優氏は、国家戦略担当相などを務めた父、聡氏の跡を継いだ。自民元職の高木宏寿氏と日本維新の会新人の小和田康文氏との3人での争いとなり、荒井氏と高木氏が接戦を繰り広げている。


世襲候補は先代から後援会組織などの「地盤」、知名度に当たる「看板」、カネを指す「かばん」の「3バン」を受け継ぐため、非世襲候補に比べ選挙に有利と目されてきた。小泉純一郎元首相から引き継いだ進次郎前環境相らが該当するが、「不公平だ」と冷たい視線を浴びる該当者も少なからず存在する。



非世襲の閣僚経験者は「今の時代、国会議員も専門性を持っていないと通用しない。強みがなければ『なぜ国会議員になるのか』と思われてしまう。『親が引退するから次は子供で』というほど甘くはない」と語った。(今仲信博)

3908チバQ:2021/10/28(木) 08:36:47
https://www.sankei.com/article/20211027-OJKOOSCBTVIPVJBLBGZK3MTPY4/
衆院選躍進想定の維新、九州など地方で「選挙区当選」の壁
2021/10/27 19:35
衆院選の終盤情勢で日本維新の会が躍進の勢いをみせるが、福岡など地方の「選挙区」では軒並み苦戦を強いられている。橋下徹・元大阪市長が平成24年に旗揚げして以来、各地で浸透を図ってきたが、いまだ九州の選挙区では当選の壁は高い。地方分権を目指す維新にとって、地方での議席獲得は将来の党勢を左右する。勢いを本拠地・大阪以外での支持拡大につなげられるか、課題に直面している。

改革の本家アピール
「私たちだけが本家本元の改革政党。自民党も立憲民主党もピリッとさせられる政党が日本維新の会だ」


21日、福岡市内で演説した維新の馬場伸幸幹事長は「改革」という言葉を繰り返し、存在感をアピールした。

立ち止まる聴衆は数人とさみしかったが、橋下氏のファンという男性や、配布ビラに載った大阪府知事の吉村洋文副代表に反応する女性もいた。馬場氏は「単に議席が増えたから万歳ではなく、大阪以外の地方でも選挙区で候補者を通さないといけない。福岡は重点地区。党勢を拡大し、九州に広げる」と表情を引き締めた。

維新は全国で96人を擁立し、九州の選挙区では福岡で4人、宮崎で1人の計5人が選挙戦に臨んでいる。情勢調査で維新は、公示前の11議席から30議席前後へと躍進する勢いをみせる。自民や立民の批判票の受け皿となり、全国での候補者擁立が比例票の掘り起こしにもつながっている。


それでも九州の各選挙区をみると、いずれも自民や立民候補を追う厳しい展開。5人のうち4人が新人で強固な組織力がなく、党幹部や地方議員の応援を受けながら地道な街頭活動を続けている。

問われる実行力
過去の衆院選で、維新は、地方分権の訴えや東京一極集中に対峙(たいじ)する姿が有権者の心をつかみ、九州でも存在感を発揮した。橋下氏は、明治維新の志士を生んだ鹿児島を、党結成後初めてとなる全国遊説の地に選び、街頭には千人近い人が集まった。橋下旋風に加えて、熊本を地盤とする議員らが九州での得票に貢献した。

しかし選挙区当選の壁は高く、全国で54議席を獲得して第3党に躍り出た24年の衆院選でも、九州では擁立した14人のうち、選挙区当選は熊本4区の前職1人のみ。26年は4人、29年は3人を擁立したが、選挙区当選はゼロだった。比例代表をみても、九州の選挙区での立候補者のうち24年は4人が復活当選したが、26年は2人、29年は「改革保守」を掲げる旧希望の党の登場で保守票を分け、比例復活でも議席を得ることはできなかった。


ただ、地方でも維新の掲げる「身を切る改革」や、改革を通じた成長戦略に期待する声は多い。福岡市内で演説を聞いていた山口県下関市の男性会社員(61)は「競争することで経済成長を促す維新の政策に共感している」と語った。掲げる改革を実行するにも人材の層を厚くする必要がある。

馬場氏は「厳しい戦いをしていくのが日本維新の会。九州では(浸透は)まだまだで、候補者が踏み倒されるかもしれないが、その後をまた維新の志士が歩んでいく」と語り、選挙戦を通じた党勢拡大に意欲をみせる。




維新は、橋下氏の政界引退や大阪都構想の住民投票否決で党の求心力を失うかにみえたが、所属議員の地道な活動で国政政党としての地位を維持している。大阪以外での勢力拡大に成功し、地方から力のある議員を送り出せるか。党発足から10年近く経過する中、ようやく地方でも、選挙区当選を目指す位置に付いたといえる。(一居真由子)

3909チバQ:2021/10/28(木) 08:45:57
https://www.tokyo-np.co.jp/article/139156?rct=kng_shu21
注目区を歩く 神奈川1区、6区 銀座クラブ問題の余波は
2021年10月27日 07時50分
 衆院選は終盤を迎え、神奈川県内でも舌戦はさらに熱を帯びている。中でも1区(横浜市中、磯子、金沢区)、6区(同市保土ケ谷、旭区)は与党にとって「信頼回復」がテーマ。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中の一月に東京・銀座のクラブに行ったとして、1区では自民前職が離党、6区は公明の出馬予定者が議員辞職した。いずれも、与党系候補と立憲民主党、日本維新の会の候補による三つどもえになっている。(志村彰太、丸山耀平)
 
◆1区 横浜市中・磯子・金沢区
浅川義治 53 維新 
松本純 71 無前<7>
篠原豪 46 立<前><2>
「不祥事はしっかり反省し、一生忘れない」。無所属前職の松本純さん(71)は街頭演説で繰り返し反省を口にし、「みそぎの選挙」と位置付ける。「自民全体への負のイメージになる」として選挙前の復党は見送られたが、自民地方議員が比例復活がない松本さんを全面支援する。
 個人の政策ビラを自民の政策集と一緒に配ったり、安倍晋三、麻生太郎という二人の元首相を応援に呼んだりと「自民系候補」の印象付けを狙う。麻生氏は二十三日の応援演説で「当選したら復党もある。これは党の総意に近い」。聴衆から罵声を浴びせられることもあるが、陣営は「着実に巻き返している」と語る。
 立民前職の篠原豪さん(46)は「アベノミクスは失敗した」と与党を批判。「地元の店はどんどんつぶれている。普通の政治に戻しましょう」と有権者の共感を誘う。自転車で選挙区内を回り、県民との触れ合いを重視。陣営は「チラシの受け取り具合と、有権者の反応が良い」と小選挙区での初勝利を期待する。
 前職二人の争いに、維新新人の浅川義治さん(53)が「第三の選択肢」を掲げて食い込む。ビールケースの上に立って「1区の皆さんは政治不信が強いのではないか。利権政治を打破する改革の一票を」と訴える。浅川さんは「いつもは自民に入れるけど、今回は維新に入れるという声をよく聞く」と話した。
◆6区 横浜市保土ケ谷・旭区
串田誠一 63 維<前><1>
青柳陽一郎 52 立前<3> れ
古川直季 53 自新  公
長らく自公連携の象徴として、公明が候補者を擁立してきた選挙区に、二十五年ぶりに自民の候補が立った。自民新人の古川直季さん(53)は旭区選出の元市議で、会派団長も務めた。銀座クラブ問題で公明が擁立を断念した際、後釜の候補を巡って自民内部は混乱したが、市議時代の実績を菅義偉前首相が評価し、出馬が決まったという。
 ただ、「保土ケ谷区では無名」(陣営幹部)で、公明の地方議員が活動を連日手伝う。古川さんは「自民党、公明党の連立与党にこれからもお任せいただきたい」と「政治の安定」を強調し、初当選を目指す。
 立民前職の青柳陽一郎さん(52)は「困っている人に手をさしのべ、国民の声に寄り添う政治にしたい」と主張。八月の市長選では推薦した新人候補を勝利に導き、追い風に乗る。立民幹部が連日応援に駆けつけ、れいわ新選組の推薦も得て「総力戦」で小選挙区二連勝を目指す。陣営は「自公政権批判票の受け皿にしたい」と話す。
 維新前職の串田誠一さん(63)は「維新っぽくない候補者」を自認。選挙カーも党のイメージカラーの緑ではなく、ピンクに染める。演説の話題は、ライフワークとしてきた動物愛護と人権問題に集中させ、「動物の問題は票にならないからと言って、扱う議員は少ない。この問題を続けてやらせてほしい」と語る。

3910チバQ:2021/10/28(木) 08:46:55
https://www.tokyo-np.co.jp/article/139365?rct=kng_shu21
注目区を歩く 神奈川18区 政権批判票のゆくえは
2021年10月28日 07時13分
18区(川崎市中原区西部、高津区、9区以外の宮前区)では、政権発足の勢いに乗る新閣僚と、政権への批判票を集約したい野党の二候補が対峙(たいじ)。前回の総選挙から二度の首相交代を重ねる自公政権への評価を巡り、激しい舌戦が繰り広げられている。(竹谷直子)
◆18区 川崎市中原(西部)・高津・宮前区(9区を除く区域)
三村和也 46 立元<1>
横田光弘 63 維新 
山際大志郎 53 自前<5>
 「菅前総理の唯一の欠点は、国民への説明があまりお上手ではなかったことだ」
 川崎市高津区の溝口神社で十九日に開かれた出陣式で、自民前職山際大志郎さん(53)が初入閣への感謝とともに切り出したのは、前首相に対する評価だった。
 一見辛口の分析でアピールしたのは、政府のコロナ対策への努力と成果。岸田政権の経済再生担当相として「何がまずかったか、ちゃんと検討して皆さんにお伝えする」と訴え、コロナ対策に奔走する姿勢を強調した。地元入りの機会もほとんどないが、陣営では「大臣が前回より票を落とすことはできない」と気を引き締める。
 自民陣営に挑むのは、野党統一候補として立つ立民元職の三村和也さん(46)と「第三極」を掲げる維新の新人横田光弘さん(63)。
 県内では十八選挙区のうち、野党統一候補は九人。衆院解散直前の今月十三日に、共産が2区と13区で候補予定者を取り下げるなど「野党共闘」も進んでいる。18区も早くから模索してきた選挙区だ。
 前回、小池百合子東京都知事が立ち上げた旧希望の党への合流騒動で旧民進が分裂。2区から国替えした三村さんは旧希望から出馬し、野党候補の統一は頓挫した。
 18区はかつて、山際さんと旧民主系の候補が交互に当選してきた因縁の選挙区。自民が政権復帰を果たした二〇一二年の選挙から負け知らずの山際さんから議席を奪うため、三村さんは、野党共闘を後押しする市民グループ「神奈川18区市民の会」の呼び掛けに呼応。旧希望への反発が根強い市民らと対話を重ね、十月三日に支持をとりつけた。
 ただ、野党共闘に忌避感の強い川崎の地域連合への配慮から、政策協定書への調印はしていない。共産の地域組織や政治団体「緑の党」が三村さんの政策を「評価する」という形で共闘を実現。三村さんは「公文書すら平気で偽造する乱暴な政治は許されない」などと訴え、政権批判票の集約を図る。
 一方、横田さんも森友学園への国有地売却にからむ公文書改ざん問題などを挙げながら自民批判を展開。「自民党政権に不満を持っている人、野党共闘に疑問を持っている人、両方の受け皿になる」とし、保守票の掘り起こしを狙う。

3911チバQ:2021/10/28(木) 09:03:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a3f8c9414f1c55387c4d53e9971a04d8361be83
衆院選2021 かつて民主党の“プリンス”…細野豪志氏、背水の無所属 “無職”転落の危機
10/28(木) 5:00配信

サンケイスポーツ
かつてのプリンスが背水の陣-。民主党政権時に要職を歴任した細野豪志元環境相(50)が、静岡5区で無所属での闘いを強いられている。2年前に自民党二階派の特別会員となり同党入りを目指しているが、公認候補は総裁派閥の岸田派に所属する前職の吉川赳氏(39)に決まった。敗れたら「政界を引退する」と退路を断って必死の選挙戦。求められるのは〝圧勝〟だ。

かつてない厳しい選挙戦だ。当選7回を数える細野氏が、初めてとなる無所属での出馬。「安全保障を考えると、共産党と組むことはできない」。野党共闘を批判しながら、自民入りを目指す方針に理解を求めた。

富士、三島市などの静岡5区。公示前の今月1日、細野氏は「今回勝てなければ政界を引退する」と宣言した。

直近3回の2012、14、17年衆院選では民主党や希望の党公認として、いずれも自民公認の吉川氏に圧勝。17年は吉川氏に比例復活当選を許さない大差をつけた。

民主党政権時に39歳で初入閣するなど〝プリンス〟として注目され、同党幹事長も務めた。17年衆院選前、東京都の小池百合子知事が立ち上げた希望の党発足時の中心メンバーに。だが同党が挫折すると、19年1月に自民入党を希望して二階派の特別会員となった。

この〝転向〟には批判が根強い。自民党静岡県連も「細野氏の入党希望を断固拒否する」と反発した。後ろ盾は二階派を率いる二階俊博氏(82)だったが、岸田政権の誕生で二階氏は党幹事長を退任。同区の公認争いは19年に繰り上げで比例当選していた岸田派所属の吉川氏で決着した。

保守分裂に加え、立憲民主新人の小野範和氏(48)も野党統一候補として参戦。それでも政治評論家の有馬晴海氏は「引退宣言した効果は大きく、支援者がそれほど離れていない。政治家としての実績も他の候補と大きな差がある」として細野氏が優勢とみる。

ただ、勝てば即自民に入党できるほど単純ではない。「自民公認はあくまで吉川氏。比例復活を許さないくらい圧勝し、この区では細野氏には誰もかなわないと思わせない限りは認められないだろう」と有馬氏。大差での勝利が、念願の自民入りへと導く。同区では諸派新人の千田光氏(43)も出馬している。


https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0008
【静岡】5区、細野が先行

 1区は自民前職上川が優位な戦い。立民新人遠藤、国民元職高橋らが追い上げに懸命。2区も野党が一本化できず、自民前職井林が優勢。3区は4度目の戦いで初めての一騎打ちとなった自民前職宮沢と立民元職小山が接戦を展開している。

 4区は故望月義夫元環境相後継の自民前職深沢が市議、県議時代からの地盤を生かしリード。5区は自民入りを目指す二階派特別会員の無所属前職細野が自民前職吉川に先行。

 立民前職の渡辺が自民前職の勝俣に前回、約600票差で勝利した6区は今回も横一線。7区は強固な支持基盤を持つ自民前職城内が安定した戦いぶり。8区は10選を目指す自民前職の塩谷を立民前職の源馬が猛追。共産は候補者を取り下げた。

3912チバQ:2021/10/28(木) 09:06:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e968621f5de94bfb4c79d45791dfa88d356b64ed
激戦東京5区 野党共闘の“象徴区” 現職大臣に「危機感」 コロナの影響が直撃した候補者も
10/28(木) 1:06配信
 衆議院議員選挙の投開票まであと4日。激戦区の一つ、東京5区では立憲・共産などの野党統一候補が現職大臣を射程に入れています。一方、コロナの影響が直撃した候補者も出ています。

「おはようございます」
あさ7時半、駅頭に立ち、有権者に声をかけるのは、若宮健嗣万博担当大臣。

自民党 若宮健嗣万博相
「私ども政権与党である自公連立政権は、まず困った方にすぐ手立てをしていこう。何より日々の生活の安定・安心安全を守って参りたい」

当選4回、岸田内閣で初入閣した若宮候補は外交・安全保障の政策通として知られ、自民党内でも一目置かれる存在です。ただ前回は、わずか2000票余りの差での勝利。今回は野党側が候補を一本化したため、激しい選挙戦となっています。現職大臣の敗北は政権へのダメージに繋がりかねず、自民党側は危機感を募らせています。

自民党 若宮健嗣万博相
「岸田内閣の一員、誰かでも落とせば一つ穴をあけたことになるだろうと思う。向こうは必死になってくると思います。これは絶対に負けられない勝負だなと思っています」

「よろしくお願いします」
若宮大臣を射程に入れるのが、立憲民主党の手塚仁雄候補です。

立憲民主党 手塚仁雄候補
「久しぶりに政権選択選挙になった。腐敗を許さない。隠ぺい・改ざんを許さない。そういう政治の体質づくりが強く求められている」

立憲民主党の都連幹事長として野党共闘の調整にあたり、今回は自ら野党統一候補となりました。共産党を取り込んだ野党共闘には批判もありますが、手塚候補は「野党票が割れれば、自民党に漁夫の利を与えてしまう」と一本化の意義を強調します。

立憲民主党 手塚仁雄候補
「立憲民主党のみならず野党各党の結束も固い。ここは共闘の象徴区だ。ヒリヒリした戦いを毎回毎回やってますけど、そういう意味では今回は手応えを感じます」

一方、この2人に挑むのが、日本維新の会の田淵正文候補です。

日本維新の会 田淵正文候補
「本当に必要なのは、皆さんのことを一番に考える政治なんですね」

現役の医師としてコロナ患者に対応してきた経験をアピールしています。

日本維新の会 田淵正文候補
「本当にこのままでは日本沈没していく。コロナの問題に的確な治る、収まる政策を提案して、みなさんの前にご提示して、命も守り、経済も守っていきたい」

ただ選挙戦中盤、そのコロナが田淵陣営を直撃しました。

田淵候補のフェイスブックより 10月25日
『体調不良を訴えた当事務所スタッフがPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルス陽性と判明いたしました』

陣営スタッフにコロナの感染者が出たことで、田淵候補は当面、街宣などの選挙活動を休止することになったのです。

投開票まであと4日。コロナ禍で行われる初の全国規模の選挙。激戦の東京5区は異例の展開を見せています。(27日23:15)

https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0005
【東京】18区、元首相と自民前職が接戦

 全25選挙区のうち、3選挙区が事実上の与野党一騎打ち。18区は元首相の立民前職菅と自民前職長島が競る。23区は自民前職小倉と立民前職伊藤が互角の戦い。25区は自民前職井上が立民新人島田をリードする。

 13選挙区は与党と野党統一候補の間に維新が割って入る構図。1区は立民前職海江田と自民前職山田が横一線。5区は自民前職若宮と立民前職手塚が、6区は立民前職落合と自民前職越智が競り合う。4区は自民前職平が、7区は立民前職長妻が優位に立つ。8区は自民前職石原と野党統一候補となった立民新人吉田が接戦を展開し、9区は立民新人山岸と自民前職安藤が、10区は自民前職鈴木隼人と立民新人鈴木庸介が伯仲する。

 12区は前代表太田から地盤を引き継いだ公明前職岡本と共産元職池内が激戦。14区は自民前職松島に立民元職木村が迫る。20区は自民前職木原が優勢。19区は立民前職末松と自民前職松本が、21区は立民前職大河原と自民前職小田原が拮抗(きっこう)する。いずれの選挙区も維新は厳しい。

 野党候補が競合するのは8選挙区。3区は立民前職松原と自民前職石原が競り、共産新人香西が追う。13、16区は立民が自民に詰め寄る。22区は立民前職山花を自民前職伊藤が猛追。2、11、17、24区は自民候補が手堅い。

 一方、15区は与党系無所属の前職柿沢と元職今村が激突し、立民元職井戸が絡む混戦。

3913チバQ:2021/10/28(木) 09:10:38
https://kahoku.news/articles/20211023khn000050.html
秋田2区、組織VS個人の攻防熱く 大接戦の前回同様に一進一退
2021年10月24日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(1)
 31日投開票の衆院選は間もなく折り返し地点に差し掛かり、後半戦へと突入する。東北23小選挙区で圧倒的な数の力を維持する自民党に対し、野党は候補者の一本化やすみ分けでかつてない共闘態勢を構築。東北6県の激戦区で展開される熾烈(しれつ)な競り合いを追った。(6回続き)


マスク姿で演説会場に集まり、候補者の訴えに拍手を送る支持者=22日、大館市
厚み増す戦線
 前回苦杯を喫した地で、雪辱を誓う。

 「大館で勝ちにいく戦いだ」

 公示日の19日。自民党前議員金田勝年は秋田2区の大票田・大館市で第一声に臨んだ。

 2017年の前回、金田は法相時代の「共謀罪」法案を巡る不安定な国会答弁が尾を引き、立憲民主党前議員緑川貴士に1672票差まで迫られた。

 元々、沿岸部の能代市を地盤としてきた金田。前回3351票差で緑川の後塵(こうじん)を拝した大館を苦戦の「元凶」と見定める。9月末に新たに事務所を構え、反転攻勢の橋頭堡(ほ)を築いた。

 戦線も再構築した。若い世代への浸透を目指し、若手経営者らによる後援会を設けた。選挙区内全15市町村の首長を中心とする後援会に加え、約70の後援会支部が組織の網を張る。

 厚みを増す戦線とは裏腹に、戦況は一進一退の攻防が続く。報道各社の序盤情勢調査で、秋田2区は金田、緑川が横一線だ。

 22日昼前。前党幹事長二階俊博が大館に入った。

 「地元でどれくらい支援してもらっているか。それが国会での評価の対象だ」

 永田町を知り尽くす派閥領袖(りょうしゅう)が求めたのは「圧倒的勝利」。その意味を感じ取ったのか、金田の表情が一瞬、こわばった。

 続いてマイクを握った金田。「大館のため命懸けで戦う」。ギアを上げた。

政党色薄める
 「安倍、菅政権で地域経済は疲弊した。岸田政権もこれまでの継続にすぎない。秋田から政権交代の風を起こしたい」

 対する緑川。21日昼、金田の本拠地、能代市で街頭に立ち、政権批判のボルテージを上げた。

 36歳。「世代交代」を繰り返し訴える。秋田1区の党公認候補との合同リーフレットにも同じ文字が大きく躍る。一方で、党名は下に小さく記されただけだ。

 「『昔の自民は良かったが、今は良くない』と言う人もいる。自分は立民だが、他の政党支持層、無党派層にもアプローチが必要だ」。党県連代表を務める緑川自身が理由を語る。

 前回は東京都知事小池百合子が率いた希望の党から挑み、金田と共産党新人との三つどもえだった。共産新人の獲得票は1万3000余り。緑川の得票と合わせた野党票は金田を上回っていた。

 今回、共産は擁立を見送り、事実上の野党統一候補となったが、立民は政権奪取した際に共産と限定的な閣外協力を結ぶことで合意。対して政権与党は「立憲共産党」の大合唱だ。

 共産と接近する立民のカラーを薄め、個人戦に徹する緑川。前回、「敵失」で舞い込んだ保守票をつなぎ留め、さらなる上積みをも狙う。一方で、候補一本化による共産票の取り込みを図る。初の選挙区勝利へ、したたかな戦略を立てる。

 組織か、個人か。前議員同士によるデッドヒートは激しさを増している。(敬称略)

【秋田2区立候補者】
金田勝年 72歳 自前④(公推)
緑川貴士 36歳 立前①

https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【秋田】全3区、与野党一騎打ち

 全3区で与野党一騎打ちの構図となり、1、2区はいずれも前職が接戦を演じる。1区は組織力に勝る自民冨樫を立民寺田が世代交代を訴えて追う。2区は自民ベテラン金田と立民の若手緑川がほぼ互角の戦い。3区は自民前職御法川が共産新人杉山を相手に安定した戦いぶり。

3914チバQ:2021/10/28(木) 09:11:37
https://kahoku.news/articles/20211024khn000017.html
宮城1区、民意受け「経済」重視 演説内容 自在に変化
2021年10月25日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(2)
ワクチン短縮
 聴衆の反応や相手候補の出方に応じ、演説の内容が自在に変化する。

 「暮らしの安心には経済の立て直しが必要。そのための予算は与党議員でなければ組めない」

 選挙サンデーの24日朝。新型コロナウイルスの「第5波」が収束に向かい、人出が急増した仙台市中心部で、自民党前議員土井亨がマイクを握った。「暮らしを守る」と繰り返す野党候補への逆ねじは明らかだ。

 選挙戦中盤に入り、経済重視の姿勢を鮮明にした。コロナが落ち着いたとみるや、序盤戦で強調していた国産ワクチン開発の訴えは思い切って短縮した。

 動員を自粛している陣営に、所属する細田派の党役員や閣僚経験者が次々応援に入る。24日は党総務会長福田達夫が「国土交通(事業)には土井さんが必要」とアピールした。

バランス腐心
 経済の話題に食い付きがいいことは立憲民主党前議員岡本章子も把握済み。5期務めた仙台市議時代から、政治活動の柱である子ども・子育て政策とのバランスに腐心する。

 遊説中に子ども連れを見つけると必ず駆け寄り、制服姿の一行には「高校生?」と声を掛けて「大学や専門学校の学費負担を減らしたい」と説明する。陣営は尊重しつつも「もっと経済の話を」と進言する。

 「消費税減税はばらまきではない。地元でお金を回し、内需を高める経済対策だ」。岡本は22日夕の個人演説会で聴衆に語った。この日の朝一番の街頭演説で減税の訴えが漏れたことを受けて軌道修正した。

 「有権者が聞きたがっているのは政権批判よりも経済」と選対幹部。経済に明るい党地方議員もサポートし、演説に磨きをかける。

 前議員2人の争いに割って入ろうと、日本維新の会新人春藤沙弥香も経済論戦の土俵に立った。

 「私たちにはプランがある。消費税5%、消費税5%への減税だ」。23日夕の街頭演説で、春藤は序盤にはほぼ言及しなかった消費税減税を叫んだ。

 陣営関係者は語る。「極論すれば、今回の選挙は選挙カーを走らせて街頭演説するだけ。組織は関係なく、何を言うかに尽きる」

 無所属新人の大草芳江も教育の充実による産業活性化を訴える。

 東北一の大都市で展開される空中戦の比重は、コロナ下で極限まで高まっている。民意の風向きに、各陣営は神経をとがらせる。
(敬称略)

【宮城1区立候補者】
岡本章子 57歳 立前①
春藤沙弥香 40歳 維新 
土井亨 63歳 自前④(公推)
大草芳江 39歳 無新


https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【宮城】1、2区競り合う

 1区はいずれも前職の立民岡本と自民土井が激しく競り合う。岡本は反自民票の受け皿を目指し、土井は組織戦を中心に支持拡大を図る。維新新人春藤は知名度向上が課題。2区は自民前職秋葉と立民元職鎌田が互角の戦い。

 3区は自民前職西村が安定的に戦いを進める。立民新人大野は無党派層への浸透を図る。4区は自民前職伊藤がリード。いずれも新人の共産舩山、維新早坂は政権批判票をどれだけ集められるかが課題だ。

 5区は立民前職安住が知名度を生かして優位に立ち、自民新人森下は支持層固めを急ぐ。6区は自民前職小野寺が共産新人内藤を大きく引き離す。

3915チバQ:2021/10/28(木) 09:13:30
https://kahoku.news/articles/20211025khn000030.html
福島4区、「恒三票」激戦に拍車 共闘効果読み切れず
2021年10月26日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(3)
 2人の前議員が2012年からしのぎを削る福島4区の戦いは、4度目にして初の一騎打ちとなった。

 2017年の前回は立憲民主党の小熊慎司、14年の前々回は自民党の菅家一郎がわずかな差で苦杯をなめた。野党共闘の効果に加え、昨年8月に死去した地元の元衆院副議長渡部恒三の存在がどう影響するか読み切れない中、因縁の対決はますます熱を帯びる。

後継アピール
 「恒三先生が皆さまに約束した二大政党の実現に向け、志を継ぐ私が正しい政治のために頑張っていく」

 小熊は23日、雨が降りしきる福島県西会津町の街頭で後継の立場をアピールし、支持を訴えた。

 衆院議員を14期務めた渡部は前回、小熊の選対本部長を務めた。長年の強固な支持層が小熊を支える基盤となり、今回もかつての渡部を支えたスタッフが選挙戦をサポートする。「先生亡き今、相手はなりふり構わず、『恒三票』にも手を付けてくるだろう」。陣営幹部は不安を隠さない。

 希望の党から出馬した前回は1209票差で敗れ、比例復活した。今回は野党統一候補となり、共産、社民両党の候補が前回獲得した計約1万7500票を取り込めば、戦いが優位に進む皮算用も成り立つ。

 小熊は「単純な足し算とはいかない」と話し、候補者一本化による組織の緩みを警戒する。「地域との向き合い方をどう深められるか、自分自身との戦いだ」と緊張感を保ち続ける。

切り崩し狙う
 「地域の生活を守るための政権与党へのパイプ役は私しかいない。ここで身を引くわけにはいかない」

 対する菅家は公示日の19日、会津坂下町の街頭で声を張り上げた。

 大差で小熊を下したのは12年の初戦のみ。前回はわずかな差で勝ったものの、前々回は416票及ばず、比例復活に甘んじた。一歩も譲れない戦いに野党共闘の波が襲う。

 野党統一候補の小熊に、前回共産、社民候補が獲得した票が上乗せされると陣営は見る。前回の票差を差し引けば、約1万6000票及ばない計算だ。菅家は「厳しい戦いだ。追い掛け、追い付き、追い抜かなければならない」と危機感をあらわにする。

 自民が誇る組織力を武器に、連携する公明党とのネットワークも活用し、人口の多い会津若松、喜多方市の都市部での浸透を図る。

 「共産と組むなんて、恒三さんが草葉の陰で泣いている」と陣営幹部。保守層を含む「恒三票」の切り崩しを狙う。
(敬称略)

【福島4区立候補者】
小熊慎司 53歳 立前③
菅家一郎 66歳 自前③(公推)


https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【福島】1区で金子、亀岡競る

 全5選挙区で与野党一騎打ちの構図。1区は前職同士が激しく競り合う。立民金子は野党共闘でウイングを広げ、自民亀岡は業界団体回りや大規模集会で支持層固めに注力する。2区は自民前職根本が元厚労相の実績を生かして優位に戦いを進め、立民新人馬場は知名度向上を図る。

 3、4区も前職同士の争い。3区は立民玄葉が野党共闘を追い風に大きくリードし、自民上杉が若さをアピールして追い掛ける。4区は立民小熊が自民菅家を引き離す。5区は自民前職吉野が元復興相の経歴を生かして安定した戦いを進め、共産新人熊谷は政権批判票の掘り起こしを狙う。

3916チバQ:2021/10/28(木) 09:14:18
https://kahoku.news/articles/20211026khn000038.html
青森1区、区割り変更で攻防変容 「初陣」対「地盤」火花
2021年10月27日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(4)
 当選7回ながら「初陣」となる前議員と、6度目の挑戦で初勝利を目指す元議員が火花を散らす。

浸透不足補う
 公示日の19日、青森市浪岡地区。「1年坊主に力を与えてほしい」。自民党前議員の江渡聡徳が街頭で声を張り上げた。

 南部地方の十和田市出身。前回2017年から青森県の定数が一つ減り、強固な地盤を誇った十和田、三沢両市は2区に編入された。1区からの出馬を目指したが、候補者調整で比例東北に転出。津軽地方は初めて攻め入る戦場となる。

 街頭演説後の個人演説会は空席が目立った。「顔が知られていないから仕方がない。もう少し人を入れたかったが…」。戦いに向けて慌ただしく設立された地元後援会の幹部が話した。

 浸透不足を分厚い組織が補う。県議や市町村議が党支持者との橋渡し役を担い、首長もマイクを握る。「浮動票は当てにしない」と陣営幹部。江渡は与党の実績と防衛相などを務めた政治経験を前面に押し出す。

 コスタリカ方式で比例東北に転出した自民前議員津島淳は、有権者の7割を占める大票田・青森市を中心に別部隊でミニ集会を重ねる。「津島と書かずに江渡と書いて」と呼び掛ける。

労組気掛かり
 「青森に住んで15年。骨を埋める覚悟だ」。22日、青森市郊外の大型店駐車場。立憲民主党元議員の升田世喜男は、江渡の出身地を意識し、「津軽の男」であることを強調した。

 津軽半島の先端にある旧小泊村出身。村議3期、県議2期を務めた。社会福祉法人の幹部から国会議員に転じた江渡との違いを際立たせようと、こうも語った。「地方議員を経験したからこそ、地域の声を国政に届けられる」

 参院選1回も含め、国政挑戦は7回目。14年衆院選で維新の党から立って比例復活したものの、希望の党から出た前回は落選した。「風頼み」からの脱却を目指し、つじ立ちや支持者回りなど「どぶ板」を徹底し、名前を売り込んできた。

 気掛かりなのは労組との関係だ。「原発に依存しない社会」を掲げる党の原子力政策は、県内で影響力を持つ電力労組との距離を遠ざける。升田は原発に関する訴えを控え争点化を避ける戦術を取るが、「一枚岩になりきれない」と連合青森幹部はため息を漏らす。

 共産党新人の斎藤美緒は賃金格差の是正や子育て支援の拡充などを訴え、党勢拡大を図る。
(敬称略)

【青森1区立候補者】
江渡聡徳 66歳 自前⑦(公推)
升田世喜男 64歳 立元①
斎藤美緒 41歳 共新 

https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【青森】自民、議席独占狙う

 自民が全3区で優位に立つ。1区は自民前職江渡を立民元職升田、共産新人斎藤が追う。江渡は「コスタリカ方式」で今回は比例に移った津島淳の支援を受け保守層を固める。野党は一本化できなかった影響が大きい。2区は新人同士の戦い。自民神田に立民高畑、共産田端が挑む。神田は引退した大島理森前衆院議長の全面支援を受ける。唯一、与野党一騎打ちとなった3区は、自民前職木村を立民新人山内が追う。前回は兄の弔い合戦として木村が優位だった。今回は山内がどこまで政権批判票の受け皿となるかが焦点。

3917チバQ:2021/10/28(木) 09:14:56
https://kahoku.news/articles/20211027khn000046.html
岩手1区、「孤立無援」対「組織」 三者三様の思惑絡む
2021年10月28日 06:00
衆院選 ドキュメント東北(5)
 孤立無援の立憲民主党前議員、大物弁士を続々呼び込む自民党前議員。対照的な2人が盛岡市と岩手県紫波、矢巾両町で5度目のぶつかり合いを演じる。

公認巡り対立
 立民の階猛は公示翌日の20日、県連が入居する盛岡市中心部のビルから50メートルの場所に立った。

 「余裕のある人が苦しい人を支える税の仕組みが必要だ」。公認候補として、支え合いをうたう党の政策を訴えるものの、応援に駆け付けた県連の面々の姿は見当たらなかった。

 県連と政治資金を巡る訴訟を抱える階。2年前の参院選岩手選挙区や知事選での野党共闘に参画しなかったことも尾を引く。公示前には県連が刺客として新人の擁立を発表し、瀬戸際に立たされた。階に近い県連関係者は「立ち回りが難しい」と明かす。

 党の現職優先の方針で公認は得られたが、全党的な支援は受けられない。選挙中は毎日40カ所を駆け回り、夜には有識者との対談を動画で配信し続ける。

 「1人で戦っている姿は、むしろ好印象につながるはず」。陣営は有権者の判官びいきに期待する。

苦杯続き背水
 対する自民の高橋比奈子は背水の陣を敷く。過去3回は比例東北で復活したが、1区の戦いでは初挑戦の2009年から階に敗れ続けてきた。

 20日夜、高橋の個人演説会。陸前高田市長戸羽太は「正直、選挙が弱い」と、会場の笑いと同情を誘った。アイドルグループ「嵐」の曲で陽気に入場した高橋は、話が勝負の行方に及ぶと表情を一変させた。「小選挙区で勝ちたい。どうか助けてください」。涙を流し、すがりつくようにして声を振り絞った。

 高橋は同席した党広報本部長河野太郎を「総理を目指す河野さんに付いていく」と持ち上げ、したたかさも見せた。23日は党幹事長甘利明の隣で、文部科学副大臣の実績を強調した。

 8月には連日、ツイッターで首相や閣僚との写真を投稿。「無党派層の支持を広めるには知名度の高い人と並ぶのが効果的だ」。陣営の戦略は徹底している。

 岩手での野党共闘の一翼を担ってきた共産党は、結束を欠いた立民に割って入る。4度目の戦いに挑む新人吉田恭子は昨年8月の擁立発表以来、積極的に選挙区を回ってきた。

 21日の演説会で、党県委員会副委員長の斉藤信は「吉田こそ実質的に野党の代表だ」と力説。吉田も達増拓也知事から届いた応援メッセージを披露し、「本気の野党共闘が築けている。共産が信頼を得てきた結果だ」と訴えた。

 三者三様の思惑が、県都で絡み合う。
(敬称略)

【岩手1区立候補者】
吉田恭子 40歳 共新 
階猛 55歳 立前⑤
高橋比奈子 63歳 自前③(公推)



https://www.jiji.com/jc/v4?id=2021shuinsen_jousei0003
【岩手】1、3区で立民先行

 1区は立民前職階が支持層を固めて先行し、自民前職高橋が追う展開。階は政治資金問題で立民県連と係争中だが、無党派層に浸透。共産新人吉田は「唯一の野党共闘候補」をアピールする。2区は自民前職鈴木が強固な地盤を生かし、財務相就任も追い風に安定した戦い。追う立民新人大林は支持層固めを急ぐ

3918チバQ:2021/10/28(木) 10:33:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9092049ef5f01f46897107ffcdeff72ab746dbb9
自民党・萩生田光一がブチ切れた! 衆院選「東京15区」で起きたヤバすぎる現実
10/28(木) 7:32配信

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現代ビジネス
萩生田が怒った!
萩生田が怒った! photo/gettyimages

 「うちの党は何を考えているんですかね!」

 衆院選の真っ只中。街頭演説の場で公然と党幹部を批判するのは自民党の萩生田光一経産大臣。言わずと知れた安倍元首相の側近で、岸田内閣ではこれまでの文科大臣から経産大臣へと「出世」した実力議員である。東京都連では総務会長を務める「都連幹部」の一人である。

【写真】黒幕は誰だ? 萩生田光一がブチ切れた衆院選「東京15区」の超混乱

 萩生田が怒っているのは東京15区についてだ。

 小選挙区は289あるが、公明党の候補者が出る9つを除いた280選挙区のうち、自民党が公認候補を立てなかったのは3つ。銀座クラブ通いで離党して無所属で出る松本純の神奈川2区と田野瀬太道の奈良3区。そして、残る1つの東京15区では『2人の候補に推薦を出す』という異例の対応を取ったのだ。

 その2人の候補とは柿沢未途と今村洋史だ。

「うちの党はなにを考えているのか」…
候補者が乱立する東京15区

 「東京都連は15区に元職で15年に自民党に入党している今村さんを公認することを決め、10月8日には党本部に書類を提出した。11日の一次公認には間に合わなかっただけで、二次公認では発表されるものだと信じて疑いませんでした。自民党は基本的に地元が主導して候補者を決めるからです。

 ところが、都連で決まった後に党本部がいきなり柿沢さんを入れ込んできた。無所属とはいえ、ついこの間まで立憲民主党の会派で活動していた人を推薦するなんて理解できません。執行部もさすがに公認はやりすぎだと思って推薦にとどめたのでしょうが、この決定には到底納得できない」(都連関係者)

 10月21日の夜、江東区の門前仲町で行われた街頭演説にやってきた萩生田は執行部への不満をあらわにし、冒頭のセリフを口にしたのだった。

 「江東区の皆さんには本当にわかりづらい選挙になってしまって申し訳ないと思っています。当の私たち、東京都連の幹部もよくわからない。だって、今村さんのこのタスキ、党で用意して、この前政見放送も一緒に撮ったんですよ! 

 そしたら前日になって『推薦だ』と。なんで推薦なんだろうなと思ったら、もう一人、この間まで自民党のことを散々批判していた人が一緒に推薦って、うちの党は何を考えているんですかね!」

「高校が一緒」って…
柿沢は選挙ビラでも谷垣との繋がりをアピールしている

 実際、今村のつけているタスキには赤文字で「公認」と印字されていたが、その部分が剥がされていた。今村陣営は「それどころか、『自民党公認』と書いたビラを11万枚も刷っていたのに全部無駄になった」と嘆く。

 それにしてもなぜ柿沢が自民党推薦を得られたのか。

 「柿沢さんは名門の麻布高校出身ですが、高校の先輩である谷垣禎一・元自民党総裁を頼ったんでしょう。昨年出した著書では谷垣さんに帯を書いてもらっていた。今回も谷垣さんを通じて有隣会(谷垣グループ)で代表世話人を務めている遠藤利明選対委員長に話を通したと言われています」(全国紙政治部記者)

 谷垣は柿沢に送った応援動画で、「私も柿沢さんの将来を広げるということに少しでもお手伝いをして、また柿沢さんとスクラムを組んで歩んでいきたいと思っています」と語っている。

 こうした流れでの決定だけに、萩生田の怒りの矛先は選対委員長の遠藤に向けられている。

 「江東区のことは江東区の人たちが決める、東京のことは東京の我々が決めるんですよ!  山形県の政治家(遠藤利明)に東京や江東区の何がわかるんですか!  私、なんでこうなったんだと文句言ったら、前の総裁(谷垣禎一)の後輩が相手の候補(柿沢未途)なんですって。『高校が一緒』ってなんの話してるんですか!  そんなことで日本の政治を語ってどうするんだと思いますよ!  我々東京の自民党が推薦しているのは今村さんだけですよ!」

3919チバQ:2021/10/28(木) 10:34:07
こんなことは許してはならない
事務所開きで決意を述べる柿沢

 実際、東京都連のホームページには他の公認候補と並んで「推薦」として今村の名前は載っているが、柿沢は存在しないことになっている。

 一方、柿沢は10月17日の事務所開きで、与党に入る決意を語った。

 「首班指名で私は意を決して岸田文雄総裁の名前を書き、本会議場で一票を投じました。これにより無所属であった私ははっきりとした立場を内外に明らかにした。そのことを重く受け止めて頂き、いまの岸田総裁の執行部の先生方から大変前向きなお取り扱いをいただきました。

 この衆議院選挙においても自由民主党から私を擁立するというお話もありました。しかしながら、東京都連で別の候補者が擁立をされ、公認決定されるという事態になりました。不徳の致すところだと思っています」

 こうした柿沢の変節に怒りを示しているのは自民党都連だけではない。

 10月16日、亀有駅で街頭演説に立った立憲民主党の枝野幸男代表はこう叫んだ。

 「選挙直前まで自民党とは違うもう一つの塊の中で、国会で仕事をされていた方が、選挙直前に自民党の側に行ってしまう。二大政治勢力の川のこっちからあっちへ行くというのは意味が違います。自民党がやってきた政府の問題があるからこそ野党勢力で4年間、国会で仕事をしてきたはずの人が、選挙直前に自民党側に行くというのはこの4年間仕事をしていなかったということに他ならない。こんなことは許してはならない」

有権者には理解されない
10月18日に突然不出馬会見を行った秋元司

 また、前回まで東京15区で自民党公認として柿沢と3度戦った秋元司も首をかしげる。

 「正直言って今までの彼のとってきた言動からすると、我が党もなぜ彼を今回推薦したのか甚だ疑問が残る。東京都連も受け入れなかった方を党本部がいきなり推薦という形としておろしてきたのか。これまで自民党本部は筋の通らないことはしてこなかったが、今回はそれが著しく崩れた。なぜそんなことになったのか」

 秋元は無所属でも立候補する意思を表明していたが、公示前日に突如立候補を取りやめた。

 「萩生田さんが説得したようです。これで都連は今村で一本化した。都連は柿沢を応援しないよう締め付けをしています」(前出・都連関係者)

 江東区の自民党区議13人と江東区選出の山崎一輝都議は今村支持。一方、野党系会派の「民政クラブ」では立憲民主党所属の5人が井戸正枝支持、無所属のうち4人は柿沢支持。

 「自民党区議でも水面下で柿沢に近づいている議員が数人いるのではないかという疑いがある。さらに公明党も水面下では柿沢支持だという声もあり、柿沢と一緒に公明議員が挨拶回りをしていたという目撃情報も出てきた」(前出・都連関係者)

 こうした複雑な構造もあり、結果の読めない選挙戦が続いている。だが、一人しか選ばれない小選挙区制において、同じ政党から推薦を受ける候補者が2人も出ている状況は有権者には理解されないだろう。

自民党内で噴き出す「火種」
演説する萩生田大臣(左は山崎都議)

 萩生田は演説でこうも語っている。

 「『この選挙が終わったらきっちりけじめつけてやる』。そんな思いでこの戦いを進めているところであります。私は自民党の国会議員でありますが、正すべきは正していく。党内できちっとものを申し上げていく。その姿勢に一点の曇りもありません」

 演説終了後に萩生田を直撃すると、「田舎者が選対委員長やっちゃダメなんだよ!」と斬り捨てた。

 選挙後、自民党内で吹き出す火種は確実に生まれた。岸田政権の統治能力が問われる。

 (敬称略、写真は筆者撮影)

小川 匡則(週刊現代記者)

3920チバQ:2021/10/28(木) 10:47:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b011aeaacf44913cbe401fdc8ee055c79461292
衆院選宮崎1区 自民「魔の3回生」に逆風 立民は幹部投入
10/27(水) 19:40配信

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産経新聞
街頭演説に集まった支持者とともに拳を突き上げる候補者=26日、宮崎市

終盤に差し掛かった衆院選(31日投開票)で、宮崎1区は自民党前職と立憲民主党新人の対決を軸に、保守系の無所属新人、日本維新の会新人が絡む全国有数の激戦区となっている。自民前職は6月に起きた不祥事の影響で支持層が分裂し、逆風にさらされる。立民側は敵失を追い風に、九州で唯一、衆参とも野党議員がいない「空白県」での議席奪取に向け幹部を相次ぎ投入している。

26日、宮崎市内のうどん店駐車場。自民の武井俊輔氏(46)は、子供時代から通うなじみの店の前でマイクを握り、集まった約100人の支持者らに深々と頭を下げた。

「大変なご迷惑をおかけし、まずもっておわびする。二度とこのような恥ずかしいことがないよう、しっかりと取り組ませていただきたい」

平成24年衆院選で初当選した「3回生」の武井氏をめぐっては6月、秘書が東京都内で車検切れの乗用車を運転し、当て逃げ事故を起こした。車には武井氏も同乗しており、地元でも批判が噴出した。自民県議、市議が支援者に頭を下げて回る中、武井氏を含めて地元事務所の対応が後手に回ったこともあり、自民支持層にも不満が鬱積(うっせき)した。

それでも1区内の全地域支部は、武井氏を党公認候補として推薦することを決めたが、宮崎県連は党本部に武井氏の公認を申請せず、1区の対応を「自主判断」とした。

さらに9月末には無所属の元自民県議、脇谷典子氏(64)が「現職(当時)批判の受け皿になる」として出馬を表明した。武井氏のセミナーで脇谷氏が司会を務めるなど両氏の距離は近かったというが、一転して敵対することに。県連内の主導権争いも絡み、1区外選出の県議が脇谷氏擁立に動いたとの観測もささやかれる。

結局、党本部が武井氏を公認したことで地元自民も支援に回った格好だが、自民関係者は「県議、市議がそれぞれ独自に動いているだけで、一枚岩ではない」と漏らす。支持層も「(脇谷氏と)二分している」と危機感をあらわにする。

前回選挙では旧希望の党から出馬した維新の外山斎氏(45)も自民への批判票を狙っており、情勢は厳しさを増している。

武井氏は街頭演説で「もし私が議席を守ることができなければ、宮崎にさまざまな予算や情報がこない」と、与党議員の必要性を訴える。岸田派に所属し、岸田文雄首相との近さもアピール。選挙ポスターには武井氏の横に岸田氏が並ぶ。29日には岸田氏が来援する予定で、最終盤の追い込みを図る。

「大きいものや強いものに寄り添おうとする自民党に対し、私たちは皆さんの暮らしの中に軸足を置く」

立民の渡辺創氏(44)は26日、宮崎市の百貨店前で集まった約300人に向かって声を張り上げた。続いて枝野幸男党代表がマイクを握り「宮崎1区は全国屈指の大激戦区になっている」と強調。新聞記者から転身し、宮崎県議を3期務めた渡辺氏を「即戦力で、将来の首相候補」と持ち上げ「何とか小選挙区で勝たせてほしい」と支持を呼び掛けた。

宮崎県は、衆参ともに自民が議席を独占しており、野党候補に比例復活も許していない「保守王国」の一つに数えられる。立民は今回、県内では唯一、1区に候補を擁立した。自民側の分裂もあり、枝野氏は「五分五分以上の(当選)可能性がある」と自信をのぞかせる。同区を自民打破の象徴的な選挙区と位置付け、党幹部が連日、応援に入る異例のてこ入れ態勢を敷いている。

立民、共産党など野党5党の地元組織と市民団体「市民連合みやざき」は、県内3小選挙区の野党候補を互いに応援することを確認している。渡辺氏は前回選挙で共産候補が得た約2万票の取り込みも図る。

陣営は当初、武井氏との事実上の一騎打ちを想定していたが、脇谷氏の参戦によって「自民への批判票を一手に得る戦略だったが、分散してしまう」(陣営関係者)との懸念も抱く。(小沢慶太)

3921チバQ:2021/10/28(木) 15:49:37
https://www.asahi.com/articles/ASPBW6FT6PBSIIPE016.html?iref=comtop_BreakingNews_list
夫からの因縁、そこに絡む鈴木宗男氏 女性一騎打ちの北海道11区
2021衆院選

中沢滋人2021年10月28日 15時00分

候補者の第1声で「、頑張ろう」と拳をあげる支援者ら=2021年10月19日午前9時35分、北海道帯広市


 前回衆院選と同様に、立憲前職の石川香織氏(37)と、自民元職の中川郁子氏(62)の一騎打ちとなった北海道11区。2005年の衆院選では石川氏の夫・知裕氏と中川氏の夫・昭一氏(故人)が対決し、それ以来の「因縁」が続く。さらに別の「因縁」がある鈴木宗男参院議員(73、日本維新の会道総支部代表、新党大地代表)もからみ、選挙戦は激しさを増す。

選挙区を歩く@北海道
 衆院選が公示され、道内各地で激しい選挙戦が展開されています。北海道の各選挙区で問われる政策課題や選挙戦の状況を追います。今回は道11区を歩きます(随時掲載します。候補者の年齢は投開票日現在)

 「議員になってから、野党議員では公共事業が減らされるといううわさとの戦いでした。それは真実ではありません。就任前と比べて公共事業費は今年度は135%。減っていません」

 公示日の19日、石川氏は北海道足寄町の個人演説会で100人超の聴衆に語りかけた。予算委員会で質問に立ち、政策に影響を与えたことなどを語り、「候補者が信用できる人かどうか、この4年間でどれぐらい成長できたか、それを皆さんに判断してもらうことが、この選挙戦だと思っています」と語った。

 石川氏は前回衆院選で、政治資金規正法違反事件で有罪が確定し、公民権停止中だった知裕氏に代わり立候補。野党共闘で候補擁立を取り下げた共産の支援も受け、初当選を果たした。今回は実績を強調し、街頭演説やミニ集会を続ける。知裕氏は「4年間で彼女は大きい仕事をした。もう『石川知裕の代わり』ではない」という。

 一方の中川氏。昭一氏の急死後、義父・一郎氏時代からの「中川王国」を引き継ぎ、12年に初当選。しかし前回は石川氏に約1万6千票差で敗れた。復活を期す今回は、1次産業振興や物流強化などを訴え、党中央とのパイプがある与党代議士の必要性を強調する。

 そんな中川氏を支援するのが、推薦を出している新党大地の鈴木氏だ。

 「宗男先生とはこれまでいろいろありました。義父中川一郎が亡くなってから数々の非礼を宗男さんにおかけした。この非礼をわびたいと思います」

 21日、足寄町の農協庁舎前。雨の中、街頭演説で中川氏はそう語った。隣には足寄出身の鈴木氏と、長女で自民前職の比例単独候補、鈴木貴子氏(35)の姿があった。

 マイクを握った鈴木氏は「私が政治家として今日あるのは中川一郎先生のおかげ。その先生に報いるためにも、もう一度、この十勝に中川という名前を復活させてください」と声を張り上げた。

 鈴木氏はかつて秘書として仕えた一郎氏の死去後、後継を巡り昭一氏と同じ選挙区で争った。以来、十勝の保守派は分裂状態が続いた。新党大地の発足後は、同じ足寄出身で民主党(当時)から立候補した知裕氏と連携。知裕氏は12年の総選挙では大地公認で立候補した。

 だが、前回衆院選前に大地は自公支援に回った。大地は前回も中川氏に推薦を出したが、当時、鈴木氏が大地の比例北海道ブロックの候補者だったことなどもあり、鈴木氏と中川氏が並んでマイクを握ることはなかった。今回、鈴木氏は中川氏の事務所開きや決起集会にも駆けつけ、「歴史的和解」(鈴木氏)をアピール。中川陣営からは「ここまで宗男さんが熱く応援してくれて本当に感謝している。保守の大同団結ができた」(道議)との声が上がる。

 石川陣営は、十勝地方に根強い支持基盤を持つ鈴木氏の動きを警戒する。陣営幹部は「鈴木氏本人がマイクを握る影響は小さくはない」と見る。今回、石川氏とは別に政党選挙カーで回ることを徹底している知裕氏が、19日の足寄の個人演説会では石川氏の隣で支持を訴えた。「宗男氏が中川氏支持に大きくかじを切った。それでもなお、香織を頼みますとお願いしないといけないと考えた」と理由を話す。

 複雑な心境で眺める支持者もいる。

 中川氏と鈴木氏の街頭演説を見ていた大地支持の70代男性は、長年鈴木氏を応援してきたという。それでもこう話す。「大地が決めたから、中川と書けるかと言われても、そう簡単にいかない。鈴木宗男、中川昭一の骨肉の争いが、いまだに僕らの胸の中に刺さっている。僕も今迷っている」(中沢滋人)

3922チバQ:2021/10/28(木) 15:52:00
https://digital.asahi.com/articles/ASPBV0BYGPBTUJHB02Q.html?pn=2&amp;unlock=1#continuehere
第30回
あえて無所属、「野党嫌い」の自民票狙う 自民はパイプ役強調 茨城
会員記事2021衆院選自民

佐々木凌2021年10月27日 12時00分

 衆院選茨城1区は、無所属元職の福島伸享(のぶゆき)氏(51)と自民前職の田所嘉徳氏(67)の一騎打ちとなり、これまでにない激戦となっている。前回希望の党から出た福島氏は今回は無所属で立候補し、自民票の切り崩しを狙う。田所氏は地元と政府のパイプ役を務めてきたと主張して、組織戦を展開する。


過去3連敗、前回は希望の党から
 「党の名前だけで選んできたから日本の政治はだめになったんじゃないですか。党より人物で選んで欲しい」。22日夜、無所属の福島氏は、茨城県城里町内の演説会で声を張り上げた。

 その4日前。自民の田所氏は、派閥の領袖(りょうしゅう)である石破茂・自民党元幹事長を招いて筑西市で講演会を開いた。「党より人物というけど驚きますね。党がない人が、(政治の世界で)仕事ができたという話を私は知らない」などと批判した。

 茨城1区で2人が激突するのは4回目。過去3回は田所氏が制した。だが今回は様相が違う。1996年の小選挙区制度導入以降初の一騎打ちとなり、前回は希望の党から立候補して落選した福島氏が初めて無所属で立つからだ。

 福島氏は「有権者には与党にも野党にも不信感がある」と語る。今春、1区内の有権者に調査をした結果、前回田所氏に投票した有権者の3割が次の衆院選での投票先を迷っていた。無所属であれば、その一部を取り込めるかもしれない――。そう判断し、あえて比例復活の可能性のない無所属での立候補を選んだ。

 福島氏は浪人中の4年間で、1区内の3万5千軒以上を回るとともに、会合などを通じて、自民候補を支持することも多かった商工会議所のメンバーらとも連携を深めた。今回の選挙活動で中心的な役割を果たしているのは、同世代の若手経営者たちだ。

 「『野党は嫌いだが、無所属なら今回は応援するよ』という声も多く聞く」と水戸市内の地区で福島氏の後援会役員を務める50代男性は語る。自民党員で、今も県議選などでは自民候補を応援している。だが、森友・加計(かけ)問題など、国政での自民には不信感があり「不正や疑惑を追及できる議員が必要だ」と訴える。

自民候補「政策決めるのは自公」
 情勢が厳しいとみる田所陣営は危機感を募らせる。

 田所氏は菅政権で法務副大臣を務めた。公務が忙しく、これまでより地元に入る時間は制限された。自身も「まれに見る短期決戦で、厳しいハンディを背負った選挙」と語る。

 田所氏は、政権与党の前職として1区内の首長や業界団体と政府をつなぐパイプ役を務めてきたと強調し、組織戦を展開する。公示日に水戸駅南口で行った第一声では、県農政連、看護連盟、建設業協会など20近くの団体ののぼりが所狭しと並んだ。田所氏は「政策を決めるのは自公。自公の力を結集できるのが私の力だ。連携の力で茨城1区から国政を変える」と力を込める。(佐々木凌)

茨城1区の候補者
福島伸享 51 無元②〈元〉経産省職員

田所嘉徳 67 自前③〈元〉法務副大臣

※敬称略。届け出順。丸数字は当選回数

3923岡山1区民:2021/10/28(木) 20:37:20
>>3904 3905
https://cdp-japan.jp/news/20211028_2498
枝野マイク納めが自分の選挙区というのをどう考えるか・・・

3924名無しさん:2021/10/28(木) 23:38:28
枝野の苦戦など全くそんな雰囲気は感じず、実感と乖離した話ですけどね
相手の自民牧野が不適格な人物ということもあります

3925岡山1区民:2021/10/29(金) 05:37:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf5540f09441531144532234737fef9ce8bbdf8
自民の単独過半数維持は微妙、立民が議席増・維新勢い保つ…読売・衆院選終盤情勢
10/28(木) 22:00配信

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読売新聞オンライン
 読売新聞社は31日投開票の衆院選の終盤情勢を探るため、26〜28日に世論調査を行った。自民党は単独での衆院定数の過半数(233)維持が微妙な情勢だ。立憲民主党は議席を増やす公算が大きく、日本維新の会は勢いを保っている。289ある小選挙区の約4割で接戦となっている。

【表】有権者から「デートして」・宴席で有力者に体触られ…「票ハラ」に悩む女性候補

(写真:読売新聞)

 調査結果に全国の総支局などの取材を加味し、情勢を分析した。

 自民は終盤に入り、野党に追い上げられる小選挙区が目立っている。優勢を保つ候補は113人にとどまり、劣勢は序盤の46人から60人に増えた。当落線上で104人がしのぎを削る。特に野党の地盤が強い北海道、大阪、沖縄で苦戦している。一方、保守地盤の強い富山、山口、高知では安定した戦いを展開しており、山形でも議席独占の可能性が出てきた。比例選では70議席近くを視野に入れるが、公示前の276議席からは減らしそうだ。

 公明党は、9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める。比例選では順調に議席を積み増し、前回の2017年衆院比例選の21議席を上回る可能性がある。自民、公明の与党では、国会を安定的に運営するための「安定多数」(244)をうかがう。

 立民は、優勢な小選挙区を序盤の30から七つ増やすなど公示前の110議席から30近く増やす可能性がある。ただ、94人が接戦を演じており、情勢は流動的だ。比例選では40議席を超える見通しとなっている。

 共産党は沖縄1区で優位に立ち、比例選でも2桁の議席確保を狙う。公示前の12議席は上回る勢いだ。

 維新は拠点の大阪で、19ある小選挙区の半数以上を制しそうだ。比例選でも20議席台に乗せる可能性があり、公示前の11議席から3倍超をうかがう。

 国民民主党は、公示前の8議席を確保できるかどうかが焦点だ。

 調査は電話で実施し、18万2039人から回答を得た。一定数の回答者が小選挙区選や比例選で投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢はなお流動的な要素もある。

 衆院選には、小選挙区選(定数289)に857人、11ブロックの比例選(定数176)に194人(重複立候補を除く)の計1051人が立候補している。

3926岡山1区民:2021/10/29(金) 05:38:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc779ab4f475c407c8cb3394dbd7c424359fe49d
比例選は自民が堅調さ維持、維新も浸透・立民は伸びず…読売・衆院選終盤情勢
10/28(木) 22:12配信

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読売新聞オンライン
 読売新聞社が実施した衆院選の終盤情勢調査では、比例選(定数176)で自民党が序盤情勢調査に続いて堅調さを維持している。日本維新の会はさらに伸長する勢いだ。

 自民は、比例選の全11ブロックで安定した戦いを繰り広げている。公示前の66議席を上回り、70議席に届く勢いを保っている。岸田首相(党総裁)のお膝元の中国ブロックでは6議席目に手が届きそうだ。

 公明党も前回選の21議席を上回る展開で、自民、公明両党で比例定数の半数を超えそうな情勢だ。

 一方、維新は地盤とする近畿に加え、南関東、東海両ブロックでも浸透が進んでいる。公明と同程度の20議席台に乗せる可能性がある。

 立憲民主党は40議席台に達する見通しだ。共産党は前回選の11議席を上回る勢いを保っている。

3927岡山1区民:2021/10/29(金) 05:49:49
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA273VA0X21C21A0000000/
自民が単独過半数の攻防 与党で過半数の勢い、終盤情勢
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA283DC0Y1A021C2000000/
比例、自民は序盤の勢い鈍る 維新は議席増の見通し
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA27CLI0X21C21A0000000/
小選挙区、接戦なお4割 終盤も共闘効果 競合区は与党が優位

3928チバQ:2021/10/29(金) 08:31:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b57898ddd68b18722d27f707bc7db3e8c9aee2
山形2区、空白の米沢が草刈り場 野党の地盤狙う自民
10/29(金) 6:00配信

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河北新報
候補者に拍手を送る支持者ら=24日、米沢市

■衆院選 ドキュメント東北(6完)

 草刈り場となった票田の米沢市を舞台に、4選を期す前議員と野党共闘を旗印とする新人が、つばぜり合いを繰り広げる。

【写真】戦後70年でずいぶん変化した選挙運動

■悔しさにじむ

 選挙サンデーとなった24日。自民党前議員の鈴木憲和の到着を待つ支持者のざわめきの中で、山形県議を10期、県議会議長も務めた陣営の重鎮が、失地奪還の決意に燃えていた。

 「今回は米沢で勝たなくちゃ。圧倒的な勝利を収めたい」と話し、強力に選挙戦を後押しする。「過去3回とも米沢で勝てなかった」と公示前に悔しさを口にした鈴木も1日で市内の15カ所を飛び回り、夜になっても街頭で訴えを続けるなど、執念をにじませた。

 米沢市は前回2017年まで3度戦った野党系の元議員近藤洋介の地盤だ。前回、選挙区の17市町で16勝した鈴木が唯一、後塵(こうじん)を拝した。近藤の父で元労相の故鉄雄以来続く後援会組織が、東京都出身の鈴木に厚い壁として立ちはだかる。

 前回落選して比例東北での復活もかなわなかった近藤は19年の市長選に転じて落選し、今回出馬を断念した。鈴木の陣営は「米沢が盛り上がっていない。票が読めない」と投票率の先行きに気をもみつつ、野党の地盤で支持拡大を図る好機とみて精力的に選挙カーを走らせる。

■結束アピール

 国民民主党代表の玉木雄一郎、党政調会長で県選出の参院議員舟山康江らが両脇を固め、米沢市の有権者に手厚い布陣と本気度の高さをアピールした。

 27日夜に市内であった国民新人加藤健一の個人演説会。無所属の県選出参院議員芳賀道也も演壇に立ち、知事吉村美栄子の支持者も集った。16、19年の参院選、今年1月の知事選と全県選挙で自民に3連勝した野党系の結束を演出した。

 「困っている人に手を差し伸べるのが、本来の政治の役割だ」。21歳で難病の筋ジストロフィーを患った加藤は車いすから声を張り上げ、口調はいつにも増して力強さを帯びた。

 会場に、かつて県内の野党の中心的な存在だった近藤の姿はなかった。次の市長選で保守票を取り込むため、静観を決め込んでいるとの見立てがもっぱらだ。

 舟山や米沢市議らの組織がフル回転し、南陽市出身の加藤を押し上げようと浸透を急ぐ。加藤は「選挙は熱の伝導合戦」との言葉をよく用いるようになった。残り2日の選挙戦で支持の熱気を巻き起こそうと、懸命な訴えを重ねる。

(敬称略)

【山形2区立候補者】

鈴木憲和 39歳 自前③(公推)
加藤健一 40歳 国新 

河北新報

3929チバQ:2021/10/29(金) 08:37:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f09bdb0297df0d32a18aeb66712e415496335c08
混乱&陰謀論も… 島根1区に2人の「かめいあきこ」が立候補
10/29(金) 6:15配信

東スポWeb
投票で混乱も?(写真はイメージ)

 31日投開票の衆院選島根1区に名前の読みが同じ「かめいあきこ」氏2人が立候補し、陰謀論まで持ち上がる事態となっている。

 島根1区は、自民党細田派会長の前職・細田博之氏(77)に対し、前回は比例復活した立憲民主党前職・亀井亜紀子氏(56)が挑む一騎打ちの構図だった。ところが公示直前の今月15日、無所属新人の亀井彰子氏(64)が名乗りを上げたのだ。

〝あき〟の漢字こそ違うが、読み方は同じ。地元政界関係者は「彰子氏は完全なダークホース。三つどもえ、しかも〝ダブル亀井〟で名前の読みも同じだなんて、誰も予想していなかった」と目を丸くする。

 投票用紙に「亀井」や「あきこ」とだけ記入された場合、選挙管理委員会は投票先が分からないと判断する可能性が高い。その場合、公職選挙法では「案分票」とし、得票数に応じ2人の亀井氏へ振り分けることになる。

 陣営筋によれば、亜紀子氏は選挙ポスターやチラシを急きょ、下の名前の漢字「亜紀子」を強調するデザインに差し替えたという。かたや彰子氏のポスターは、漢字の姓名などが手書き、顔写真の代わりに似顔絵と手作り感タップリ。しかも選挙区内でポスターを掲示した場所はわずかで、「選挙公報には載っていたが、実際に姿を見たことがない」とある松江市民は語る。

 選挙区内やネット上では「裏がある」「〇〇(政党や政治家名)が操っている」といった陰謀論が飛び交い、ものものしい雰囲気に。同姓同名の候補者といえば、特定の候補者を落選させる常とう手段として使われる。9月にはロシアでも、サンクトペテルブルク市議選に同姓同名の3人が立候補し、騒ぎになった。

 ただ地元政界関係者いわく「陰謀の事実は全く確認できなかった。同姓同名は偶然としか言いようがない」。後から立候補した彰子氏は岡山県出身だが、いわゆる〝落下傘候補〟ではなく、何年も前から松江市に住み、以前は教職に就いていたという。

 当選10回の細田氏は、直々に選挙区内を回り運動量を上げ、選挙戦をリード。対する亜紀子氏には、公示日(19日)の第一声に立民の枝野幸男代表が駆け付けたほどで、浮動票や女性票を掘り起こす展開だ。

「同情票が集まるのではと、今回の騒動は亜紀子氏にとって追い風になっているようだ。となると、ますます陰謀の意味がなくなる」と前出関係者。彰子氏は選挙戦最終日の30日、松江市内で個人演説会を開き主張を伝える予定だという。

東京スポーツ

3930チバQ:2021/10/29(金) 08:37:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/88ad252e71bc35bc3239163c7f825c6ed255484f
安倍元首相 パワーに陰りも 11月にも「安倍派」に代替わり予定 根強い反安倍…情勢厳しく
10/29(金) 5:30配信

スポニチアネックス
安倍晋三氏

 ◇衆院選2021 31日投開票

 苦戦が伝えられる自民党の安倍晋三元首相が精力的に全国を飛び回っている。11月にも最大派閥・細田派が「安倍派」へと代替わりするとみられる中、一人でも多くの同志を国会に戻すべく、28日までに15都道府県の39選挙区に入った。しかし情勢は厳しく、選挙結果次第ではキングメーカーとしての地位に陰りが出ると指摘する声も出ている。

 12年ぶりに地元の山口で第一声を上げた安倍氏は、公示翌々日から全国遊説をスタート。初日には立憲民主党の枝野幸男代表が立つ埼玉5区に殴り込み、「批判ばっかりしていたって何の結果も出ていません」と声を張り上げた。演説の模様は経歴や実績など、各候補を売り込む文言に写真や動画を添え、フォロワー数230万を誇る自身のツイッターで発信する念の入れようだ。

 289ある小選挙区で細田派所属の公認候補は50人以上。うち、地盤が弱いとされる当選3回以下の若手は半数を占める。序盤の情勢では競り合う選挙区が10以上、劣勢区は15ほどあった。

 安倍氏が応援した39人を派閥別に見ると、細田派が18人と最多で、ほとんどが接戦区や劣勢区。この18人は若手か、安倍氏の影響力が及ぶとされる中堅の当選4回だ。

 苦戦の理由としては自民党政権の新型コロナウイルス対応に対する根強い不満に加え、「安倍政治」への批判も指摘されている。立民は一部富裕層だけが恩恵を受けたなどと「アベノミクス」攻撃を展開。「政治とカネ」問題への対応など、安倍・菅両政権の「負の遺産」も争点化している。自民党候補の関係者からは「安倍氏の存在を押し出しすぎると、マイナスになる恐れがある」との声も出た。

 終盤でも情勢は厳しく、全体で接戦区は60〜70台半ば。うち、僅差で争う激戦区は30ほどとされる。細田派も予断を許さない状況だ。自民党選対関係者は「これらは何かの拍子でオセロのようにパタパタと片方に振れる」と話し、“アベノリスク”にも気をもむ。

 自民党が議席を減らすとみられる中、政府関係者は「細田派は最大派閥ゆえに減り幅が目立つ」とし、さらに「党全体での減り幅次第では、野党に加え一部党内からも“安倍政治”批判で勢いを失ったとの声が上がる可能性がある。派閥の領袖(りょうしゅう)となっても影響力に陰りが生じかねない」と指摘。自民党関係者は「当選4回組や、安倍チルドレンの落選が多いと影響力低下に拍車がかかる」と断言した。

3931チバQ:2021/10/29(金) 08:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/31126ca4fadf6851aa41affbfb00a7876c77302f
衆院選2021 維新・田淵正文氏、新型コロナ感染入院 感染広がらない形の選挙運動に
10/29(金) 5:00配信

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サンケイスポーツ
新型コロナウイルスの新規感染者数がようやく落ち着いた中、衆院選東京5区に日本維新の会から立候補している新人で医師の田淵正文氏(63)が新型コロナに感染し、入院していることが28日、分かった。公示後に候補者の感染が判明したのは初めてとみられる。田淵氏の陣営では、複数のスタッフも感染。「事務所内にクラスター(感染者集団)が発生した」としている。

コロナ禍で初の全国規模の選挙。新規感染者は激減しているが、ウイルスの脅威は侮れない。

田淵氏によると、16日に派遣運転手、18日には事務員の感染が判明。感染者は出勤停止し入院。保健所の指示に従い、車の消毒と濃厚接触者のPCR検査も行った。

さらに、23日には選挙事務所のスタッフも感染したことが判明。田淵氏はこのスタッフと行動を共にしており、同日から発熱と倦怠(けんたい)感の症状が出た。

24日には選挙活動を中止。田淵氏もPCR検査を受けたところ、25日に感染が確認された。現在は入院中。「事務所内にクラスターが発生した」としている。

田淵氏は内科医。東大医学部を卒業後、東京共済病院などを経て、1991年に中目黒消化器クリニック(東京都目黒区)を開業。院長を務めている。同クリニックでは新型コロナ患者の診察にあたっていた。

田淵氏は自身の感染について、「試練。第5波ではあれだけ患者がいて、診察していても事務所は大丈夫だったのに」と答えた。

選挙戦では20日に維新の松井一郎代表(57)、22日には維新の音喜多駿参院議員(38)が応援演説をしている。いずれも屋外の風があるところでマスクを着用していたため、濃厚接触者には当たらないと保健所が判断したという。

その松井氏は28日の記者会見で「(感染の)報告はすぐに受けた。感染防止策をしていても一定のリスクはある」と述べた。自身はPCR検査をしておらず、受ける予定はないと説明した。

衆院選は終盤。選挙活動は大きな影響を受けている。田淵氏は「感染が広がらない形で行っている」と説明。街宣活動は中止し、「電話隊」が中心になっている。

東京5区では立憲民主党の前職、手塚仁雄氏(55)と自民党の前職、若宮健嗣氏(60)も立候補。両氏が4度目の対決で激戦となっている中、最後の追い上げ場面で、田淵氏のダメージは大きい。

■東京5区(3人)

手塚仁雄55党幹事長代理立前
若宮健嗣60万博担当相 自前
田淵正文63内科医 維新

3932チバQ:2021/10/29(金) 08:52:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/da947c2b51db1593ab49310793cdf395c36bfa17
東京8区〝2強〟に挑む東大卒の元ホームレス候補の「波瀾万丈」人生
10/29(金) 5:15配信


東スポWeb
街頭演説する笠谷氏(東スポWeb)

 31日投開票の衆院選で与野党の激戦が全国で繰り広げられているなか、特に注目を集めているのが東京8区だ。自民党のベテラン石原伸晃候補と、野党統一候補である立憲民主党の吉田晴美候補が競り合っていることばかりが話題になる同区だが、実は一騎打ちではない。なんと元ホームレスの候補が出馬しているのだ。

 日本維新の会から3人目の候補として出馬しているのが、笠谷圭司候補(41)だ。どうしても石原氏と吉田氏が目立つが、経歴は笠谷氏も負けていない。高校を中退してから大検に合格し、東京大学へ。さらに自民党の市議会議員までしていたというのだが…。

 笠谷氏は「35歳のとき市長選に出たんです。そこでお金を費やして勝負したのですけど負けました。市長選って負けると周囲から人が引いて行ってしまう。当時、自民党にいて、離党勧告が出ました。市長選は保守分裂選挙だったのですが、(分裂の)主犯格が私だということにされて追い出される形になりました」と明かした。

 笠谷氏が出馬したのは2015年の兵庫・三田市長選で、次点で敗北した。ただ、大変だったのはここからだ。

「家も売って住むところもない。大阪でアルバイトしようにも採用されたりされなかったりで…。そうすると心が折れちゃうんですよね。無気力になってずっと公園や駅のベンチで寝ていました。純粋にホームレスだった時期は秋から冬の5か月ほど。いろいろ考えましたよ。コンビニのゴミ箱をあさって、お弁当とかパンを見つけて食べていました」

 つまり、ホームレス同然の生活を送っていたのだ。

「空き缶を集めて業者に持っていって400円もらって、ピースだったかホープだったか200円くらいのタバコとパンとチョコレートを買う。そんな生活でした。それで少しずつ頑張ろうという気持ちになれたんです」

 その後、廃品回収の仕事を見つけ、燃やせるゴミを集めるように。空き地で廃材を燃やしていたら焼き芋を焼こうとひらめいた。

「食べたらおいしかったんですよ。駅前で焼き芋を売ろうと思って、屋台を整えました。それでキャッシュができてきたんで、弁当屋さんを始めました。今度は経営に興味が出てきて、経営の勉強を本気でしようとするなかで社長をしてる方と知り合って、自民党の国会議員を紹介され、議員秘書もやりました」

 秘書時代に維新の松井一郎代表と縁ができ、共感して今に至るというわけだ。

「維新はしがらみがない。『これをやったらあの団体に反対される』とかがない。自民党を中から壊せないので外から壊したいです。新陳代謝を計りたい」

 今回、注目を集める東京8区でどう戦っているのか。

「(石原氏と吉田氏は)2大巨大会社ですね。ビルがドンッと2つあって僕はその真ん中にあるラーメン屋のような感じ。2大会社の戦いに疲れた人やうんざりした人が応援してくれている」

〝石原VS吉田〟の構図にどこまで食い込めるか。

東京スポーツ

3933岡山1区民:2021/10/29(金) 08:58:42
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/
[スキャナー]自民、当落線上104人…衆院選終盤情勢
2021/10/29 06:45
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党幹部・閣僚も…「野党一本化」響く
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

立民5割近く横一線
危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3934とはずがたり:2021/10/29(金) 09:48:37

田淵は医者の癖にイベルメクチン派らしい。天網恢々だ。

維新候補のスタッフがコロナ陽性 少なくとも3人感染か…選挙戦終盤でピリピリムード
10/27(水) 11:19配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6e8f9808dbf7a527508433fc7ac33f9b35a4f2e
東スポWeb

 全国的に新規感染者数は落ち着いたが、ついに――。衆院選(31日投開票)の東京5区で日本維新の会の新人で医師の田淵正文氏(63)が25日、自身のフェイスブックで事務所スタッフが新型コロナウイルスに感染したと発表した。衆院選の候補者陣営で感染者が出たのは初とみられる。

 田淵氏は「23日、体調不良を訴えた当事務所スタッフがPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルス陽性と判明いたしました」と報告。「24日はすべての活動を休止」し、「私自身もPCR検査を行っており、結果は判明次第お伝えします」とした。

 今後の選挙戦は「街宣等の選挙活動は休止」し、「ネットを中心」に政策を訴えていくという。

 田淵氏は東大医学部を卒業後、東京共済病院の内科医長などを歴任。がん治療に取り組んできた。自身の公式サイトによると、平成の天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)の内視鏡検査も担当したという。

 関係者によると、田淵氏の事務所スタッフでは「少なくとも3人感染した」との情報が浮上。感染経路は不明だ。

 田淵氏の事務所に26日、①同氏のPCR検査結果、②少なくとも3人の事務所スタッフが感染したとの情報は事実か――の2点を取材したが、回答はなかった。

 衆院選の候補者陣営で初めて出た感染者とみられるが、実際は氷山の一角とされる。

 ある候補者関係者は「コロナ禍のため有権者との接触は極力控えています。でも、その裏で、例えば事務所に戻れば、スタッフがマスクなしで会話しているケースは少なくありません。有権者の目が届かないところで気を抜いてしまうんでしょう」と明かす。

 投開票まであとわずか。候補者はもちろんのことスタッフが感染すれば選挙活動に影響が出るだけに、各陣営のピリピリモードは続く。

 東京5区は他に、立憲民主党前職の手塚仁雄氏(55)、自民党前職の若宮健嗣氏(60)が出馬している。

3935とはずがたり:2021/10/29(金) 10:10:33
>「できることは選挙チラシのポスティングぐらいだが、野党陣営には増子を押し上げてもらった恩義がある。家出した父親に代わって家族が借金を返済するようなもの」

増子参院議員、雲隠れ 野党勢力離れ自民会派入り 双方に遺恨、中立貫く
https://kahoku.news/articles/20211028khn000033.html
2021年10月29日 06:00

 衆院選の5小選挙区全てで与野党一騎打ちの舌戦が続く福島県にあって、来年夏に改選を控えた増子輝彦参院議員(74)=福島選挙区=の存在感がかすんでいる。昨年秋に野党勢力とたもとを分かって自民党会派入りした増子氏。福島県内で与野党双方に遺恨を残す立場となり、雲隠れを決め込んでいる。


郡山市内の増子事務所。スタッフによると増子氏が立ち寄ることはめったにないという
「裏切り者」
 「助けてください」。選挙戦も終盤となり、2区の野党統一候補で立憲民主党の新人馬場雄基氏(29)の街頭演説が、にわかに「懇願」の様相を呈してきた。

 報道各社の世論調査は、総じて自民前職の根本匠氏(70)が先行し、馬場氏猛追と伝えた。共産、国民民主、社民の各党支持層に浸透し、連合福島もフル稼働。「残る手だては増子さんの個人票だが…」。選対幹部の表情が曇った。

 2016年の前回改選で野党統一候補だった増子氏は、自民現職の法相に小差で競り勝った。政治歴は国政だけ見ても30年以上。2区の大票田郡山を拠点に自前の個人後援会を持つ。

 それが一転、昨年9月に野党勢力を離れ、10月には参院会派「自民党・国民の声」に入会した。連合福島の幹部は「いかに接戦でも裏切り者に誰が頭を下げるか」と語気を強める。

握手できぬ
 増子氏に対する感情的しこりは自民も同じだ。ある県議は「こっちは時の大臣を落とされた。いまさら握手なんてできない」と気色ばむ。

 特に地盤が重なる根本氏にとっては、増子氏が参院議員に転身するまで衆院選のたびに議席を争ってきた旧敵。選対幹部は「こつこつ支持を集めるだけ。増子票に頼るなんて考えたこともない」と素っ気ない。

 公示後の増子氏は、東京と地元郡山を行き来して通常の政治活動を続けているという。今回の衆院選後に身の振り方を明らかにするとしており、選挙戦は中立を貫く。

 増子氏の個人後援会も特定の陣営にくみすることはないが、60代のある男性支持者は立場を伏せて馬場氏の選挙運動を手伝う。

 「できることは選挙チラシのポスティングぐらいだが、野党陣営には増子を押し上げてもらった恩義がある。家出した父親に代わって家族が借金を返済するようなもの」。そうつぶやきながら選挙区内の家々を回っている。

3936岡山1区民:2021/10/29(金) 10:26:06
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000203
2021総選挙香川/最終盤の情勢 1区 幅広い浸透図る・小川 維新の礎を築く・町川 背水で一気攻勢・平井
2021/10/29 09:59

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各候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(写真はコラージュ)
各候補者の訴えに耳を傾ける聴衆(写真はコラージュ)

 衆院選も終盤に入り、県内各選挙区の舌戦も激しさを増している。各選挙区の情勢を追った。

■共闘の先進区
 今衆院選では、全国の小選挙区の7割で立民や共産など野党5党による共闘が実現した。その野党共闘の先進区となったのがこの香川1区だ。

 始まりは2016年の参院選。立民前職の小川淳也は当時、民進党県連代表を務めていたが、擁立を決めていた女性候補を取り下げて、全国唯一の共産候補による野党共闘を実現、同じ選挙カーに上がって応援演説もした。

 それに応えたい共産は4年前の前回衆院選で初めて香川1区からの候補者擁立を見送り。小川は念願の1対1の構図に持ち込んだものの、わずか2千票差で敗れ比例復活した。この時話題になったのが、5千票に上った白票だ。小川が保守の色濃い希望の党(当時)公認だったことへの反発があったと言われた。

 今回、共産は前回の「自主投票」より一つ踏み込んだ「自主支援」とした。また、保守層切り崩しのため、ゼネコン汚職で実刑判決を受けながらも選挙区で無敗を誇る立民の中村喜四郎と選挙区内を回った。SNSも活用し、若年層も含めて幅広い層へのアピールにも余念がない。

 しかし、望んでいた与野党一騎打ちの構図は維新新人の出馬でなくなった。「1対1」を希望する小川は維新の候補者やその家族、維新幹事長の馬場伸幸に出馬断念を求めた。馬場の腕をつかんで直談判する小川の様子を、維新議員がネットで取り上げたことで波紋を呼んだ。小川は「与野党1対1の対決構図が国民のため。正当な政治活動だ」とする。

 それでも、昨年公開の映画で知名度がアップした効果は大きい。次の立民代表選に出ることも明言。選挙区での勝利に向け、代表の枝野幸男ら幹部クラスの応援が相次いでおり、陣営も「非常に勇気づけられる」と手応えを感じている。

■第三の選択肢
 前職2人の争いに割って入ったのが、県内では女性初の衆院議員を目指す維新新人の町川順子だ。小川本人から立候補断念か、もしくは3区からの出馬を打診されたほか、自民県議からも3区出馬を言われたという。「私の人生、私が決める」といずれの要請も一蹴。自公与党や現在の野党共闘の枠組みとは異なる「第三の選択肢」としてのアピールに力を入れている。

 22日、応援で来県した幹事長の馬場は「(立民の候補は)『自分が野党統一候補をやっているのに、なぜ入ってくるんだ』と何度もおっしゃっていたが、うちは関係ない」と重ねて強調。「選択肢が少なく、第三極がない方が国民にとって不幸だ」と指摘する。

 今衆院選の争点について馬場は「改革をするか、しないか。この一点に尽きる」と断言する。“大阪生まれ”の維新には、府議会で身を切る改革を行って財源を生み出し、学費の無償化などを実現してきた実績があるとし、「大阪モデルの改革を香川でもやっていきたい。日本の大改革にチャレンジするのは維新だ」と力を込める。

 出馬表明の遅れもあって町川自身の浸透度はまだまだだ。が、「今回だけで終わるつもりはない。次の人たちにもつなげたい」ときっぱり。来年の参院選や再来年の統一地方選も見据え、四国に維新の礎を築き、新たな選択肢としての確立を目指したい考えだ。

3937岡山1区民:2021/10/29(金) 10:26:37
>>3936
■国のパイプ役
 小選挙区の議席死守を目指す自民前職の平井卓也。この4年間で、2度の入閣を果たした。特にデジタル改革担当相、デジタル相時代は、既得権益や税金の無駄遣い打破など改革の最前線で取り組んだ。

 しかし、デジタル庁創設に向けて多忙を極め、1年間ほとんど地元に戻れなかった。大切にしていた住民との対話は減り、選挙準備も大幅に遅れた。

 さらに内部会議の音声データ流出や接待問題などの週刊誌報道も。陣営は「有権者に説明すれば理解してもらえる」とするものの、受け身の戦いになっている。

 陣営には危機感が募る。「比例もある」との反応だ。四国における自民の比例枠は単独を除いて良くても2枠。四国内に接戦区が複数あり、香川県選出(比例を含む)の与党衆院議員は初めてたった1人になる可能性がある。「国と地方をつなぐパイプがなくならないか心配」「地域間競争が激しい中、地盤沈下しないか」との声が行政関係者らからも漏れ聞こえる。

 22日夜、通常なら終盤に開く企業・団体向け決起大会を前倒しで開いた。菅内閣で二人三脚で規制改革に取り組んだ河野太郎前行政改革担当相が応援動画で、「平井さんに支援を」と深々と頭を下げた。

 「自民党総裁選と、岸田首相の誕生。最近の新型コロナ感染者の激減を世論はどう判断するのだろうか」と陣営幹部。

 急きょ、28日に岸田首相が応援に駆け付けた。陣営は「日ごとに勢いが増している。一気に攻勢をかけたい」としている。

3938岡山1区民:2021/10/29(金) 10:27:38
>>3936
2021総選挙香川/激戦1区応援過熱 立民・小川氏 安住氏「一緒に仕事したい」 自民・平井氏 首相・知事・市長「必要な人」
2021/10/29 08:25

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小川候補と共に支持を呼び掛ける立憲民主党の安住国対委員長(左)=高松市
小川候補と共に支持を呼び掛ける立憲民主党の安住国対委員長(左)=高松市

岸田首相(右から2人目)、公明党の石田副代表、浜田知事、大西高松市長と共に気勢を上げる平井候補=高松市
岸田首相(右から2人目)、公明党の石田副代表、浜田知事、大西高松市長と共に気勢を上げる平井候補=高松市

 与野党3人が争う衆院香川1区。激しい選挙戦を反映して立民、自民の前職2人の陣営には党大物による応援が相次いでいる。28日も、立民前職の応援には安住淳国対委員長が、自民前職の元には、選挙戦で初の四国入りとなる党総裁の岸田文雄首相がそれぞれ訪れ、支持拡大をアピールした。選挙戦も残り2日。1議席を巡る舌戦は日々過熱している。

 香川1区に立候補しているのは、立民前職の小川淳也氏、維新新人の町川順子氏、自民前職の平井卓也氏の3人。

 28日に高松三越前でマイクを握った安住氏は、聴衆に向けて「国民が時の権力に厳しい目を注ぐ。これをきちんとやれば日本の政治は必ず良くなる」と力強く訴えた。

 小川氏については、「弁論が爽やかで理屈が立つ。私は国対委員で、一度この男を使ってみたいと思った。地道にやってくれた」などと仕事ぶりを評価し、「私がいるうちに責任を持って、総理大臣にしたいと思う。ぜひ東京で一緒に仕事をさせてほしい」と呼び掛けた。

 小川氏の元には、枝野幸男代表をはじめ、岡田克也常任顧問、辻元清美副代表、野田佳彦最高顧問が駆け付けている。蓮舫代表代行は公示直前を含めて2度来県し、支持拡大を求めた。

 一方、岸田首相は28日夜、高松市のサンメッセ香川で行われた演説会に登壇。支援者ら約2500人(事務所発表)を前に平井氏について「私の右腕として活躍している。香川1区、政権にとっても欠くことができない人物だ」と太鼓判を押した。

 浜田知事、大西高松市長も参加。知事は「経済対策など皆さんが困っていることを一つ一つ実行してくれるのが平井氏だ」とエール。市長も、丸亀町商店街の再開発事業などに平井氏が貢献したことを紹介し、「これからの高松にとってなくてはならない。当選を心から祈念する」と訴えた。

 平井氏の応援では、27日には甘利明幹事長が来県したほか、29日には麻生太郎副総裁も訪れる。

 また、町川氏の応援では、馬場伸幸幹事長が22日に来県し、与党や共闘する野党とは異なる「第三の選択肢」としての必要性をアピール。町川氏は会員制交流サイト(SNS)で維新の参院議員らと共演するなどし、浸透に努めている。

3939岡山1区民:2021/10/29(金) 10:28:43
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000204
2021総選挙香川/最終盤の情勢 2区 本人不在も一丸・玉木 支持拡大へ全力・瀬戸
2021/10/29 10:00

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 党代表として初の衆院選に臨む国民前職の玉木雄一郎。選挙期間中は他県の選挙区の応援に駆け回っており、本人不在の戦いが続いている。

 「地元のため日本の未来のため、しっかり頑張る。後押しをお願いしたい」。23日朝、坂出市などで演説に臨む玉木の姿があった。公示後、香川に戻ったのはこの日が初めて。滞在時間はわずか3時間。昼前には茨城へと向かった。

 玉木は「玉木党」と呼ばれる強固な支持基盤を持ち、小選挙区で4回連続当選中。ただ、期間中のほとんどで地元を空ける選挙は初めてだ。移動中に香川の演説会場とオンライン中継を結ぶなど、「生の声」を直接届ける機会に工夫を凝らす。陣営幹部は「本人が一番不安なはずで、楽観することはできない。陣営一丸となって勝ち抜く」と気を引き締める。

 ただ、党の目下の課題は、与党の対抗軸としての存在感を欠くことだ。自身の勝利はもちろん、公示前の8議席を増やせるかどうかが焦点になる。

 対する自民元職の瀬戸隆一。玉木との対決は4回目で、前回は比例復活もならず、苦杯をなめた。序盤調査では苦戦が伝えられているものの、陣営は反転攻勢へ全力を挙げる構えだ。

 「この4年間、この地域には政権与党とのパイプ役がいなかった。これでは地域が良くならない。私に仕事をさせてほしい」。瀬戸は演説などで、2区における与党議員不在の影響を強調。中小企業支援策や子育て支援の強化などを訴え、玉木を支持する保守層の切り崩しを図っている。

 公示後は、山際大志郎経済再生担当相や、牧島かれんデジタル相も応援に駆け付け、瀬戸の手腕への期待感を示した。

 23、24日には、地元・坂出エリアに絞って演説会を集中的に開催。直接会って話した有権者に拡散してもらうことで支持拡大を狙う。陣営は「相手は強いが、こちらにも伸びしろはある。一人でも多くの人に声を届け、最後まで走り抜くしかない」と終盤戦を見据える。

3940岡山1区民:2021/10/29(金) 10:29:55
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000205
2021総選挙香川/最終盤の情勢 3区 高得票率目指す・大野 批判の受け皿に・尾崎
2021/10/29 10:00

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 4年前の前回に続いて与野党一騎打ちとなった。

 岸田内閣で内閣府副大臣に初めて就いた自民前職の大野敬太郎。連続4選を目指す今回、陣営はさらなる飛躍に向けて「勝ち方」を意識する。

 父の代から受け継いだ支持基盤を武器に、序盤から優勢が伝えられる中、陣営幹部は「社民候補との一騎打ちだった前回の得票率(69%)を上回りたい」と力を込める。

 投票率アップにも気を配る。3区の前回の投票率は、県内小選挙区最低の49・8%で5割を切った。一人でも多くの人に支持してもらうため期日前投票の積極的な利用も促す。

 大野に挑むのは、県内小選挙区で唯一の共産候補となる新人の尾崎淳一郎。立民、国民、社民が候補擁立を見送ったことで、政権批判票の受け皿としての役割を担う。知名度不足は否めず、支持をどこまで広げられるかが課題となるが、陣営幹部は、自公政権に対する不満から「党への期待を強く感じている」と話す。

 26日には善通寺市出身で党副委員長の山下芳生が応援に入った。党が目標に掲げる比例四国ブロックでの議席獲得に向け、小選挙区での戦いを比例票につなげられるかも鍵を握る。

3941岡山1区民:2021/10/29(金) 10:31:09
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000206
2021総選挙香川/最終盤の情勢 比例四国 公明・伝統の議席死守へ 共産・「野党共闘」前面に
2021/10/29 10:00

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平井候補と共に街宣車の上から支持を訴える公明党の山口代表(中央)=高松市
平井候補と共に街宣車の上から支持を訴える公明党の山口代表(中央)=高松市

応援演説に駆け付けた小川候補(右から2人目)に拍手を送る共産党の小池書記局長(左)=高松市
応援演説に駆け付けた小川候補(右から2人目)に拍手を送る共産党の小池書記局長(左)=高松市

 政党間で争う比例代表四国ブロック(6議席)。県内からは5人が単独候補として立候補している。

■ 与党の一体感
 「大事な、大事な伝統の1議席。何としても勝たせてください」。20日、高松市中央公園。公明党代表の山口那津男が声を張り上げた。

 公明党は2000年衆院選から四国ブロックでの議席を守り抜いてきた。今回、同ブロックで当選を重ねてきた党副代表の石田祝稔が引退。新人候補で臨むが、新型コロナウイルスの影響で集会の開催もままならず、十分浸透できているのかどうか手応えが分からない情勢だ。

 自公政権への批判もある中、14年衆院選以来となる山口の来県は「危機感の裏返し」との見方が強い。

 共同戦線を張る自民前職の平井卓也も街宣車に上り、「公明党の皆さんとは異体同心。国民のための改革、政策を着実に進められるのは自公連立政権だ。この議席を守り抜かなければならない」と声を張り上げた。山口は何度も「選挙区は平井、比例は公明」と声をからし、政権与党としての一体感を訴えた。

■ 感じる手応え
 一方の共産党。22日に高松市で四国ブロック候補の応援演説に臨んだ。

 「もしかしたら、小池先生がおるんではと思って」。比例候補の応援演説中の共産党書記局長・小池晃の元に、香川1区で立候補している立民前職の小川淳也が自転車で駆け付けた。

 小池は「1区で小川を必ず勝たせるために全力で支援する」と力を込め、「比例は共産」と「野党共闘」を前面に打ち出し、政権批判票の取り込みを図った。

 共産は今回、野党共闘を進めた結果、県内小選挙区に候補を立てたのは3区だけ。比例票の上積みには選挙区との連動が効果的と思えるが、県委員会は「四国を回っていても、かつてないほど手応えがいい」。18年ぶりとなる議席獲得に意欲を見せる。

■ 上積みに全力
 初の衆院選に挑むれいわは、四国では唯一の比例候補が選挙期間中、自転車で四国1周を行うなど地道な活動で浸透を図る。

 社民は今回、途切れることなく候補を立ててきた香川3区への候補擁立を初めて見送った。四国4県で街頭演説を行うなど、党の灯を守るため比例票の上積みに全力を尽くす考えだ。

3942チバQ:2021/10/29(金) 14:17:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/b39f13fefd806f6d4203e6194249c50037067dc4
「政治とカネ」激震地、自公に漂う不穏な空気【激戦区ルポ】
10/29(金) 9:55配信

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西日本新聞
街頭に張り出された衆院広島3区の候補者の選挙ポスター。6人が乱立し、激しい選挙戦を展開する

 広島市安佐北区の山裾にある集落で23日昼、高齢の自民党支持者ら70人ほどが遊説に耳を傾けていた。マイクを握るのは公明党前職、国土交通相の斉藤鉄夫。「政治、与党への信頼を損なう事件が起きた。与党として反省しなくてはいけない」と終始、神妙な顔を崩さない。広島3区は、2019年参院選広島選挙区を巡る買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行=自民を離党=の地盤だった。「政治とカネ」問題の衝撃はいまだ尾を引き、聴衆の男性(92)はこう漏らす。「あんな恥ずかしいこと。心の底では許せんが、流れに乗るしかない」

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「クリーンな政治」を掲げる公明は昨年11月、党勢拡大も視野に、比例中国ブロックで当選を重ねてきた斉藤の選挙区へのくら替えを断行した。広島は、首相で自民総裁の岸田文雄のお膝元でもある。発足から22年の長きにわたる自公連立の協力の「象徴区」(公明代表の山口那津男)として、絶対に落とすことが許されない戦いと化した。公示翌日の今月20日には岸田が入り、街頭であえて事件に触れて「自民党として、皆さまに心からおわびを申し上げなければならない」。斉藤と並び立った山口も、当選無効になった国会議員の歳費を返還させる法改正を約束し、信頼回復に努める低姿勢をアピールした。

 一枚岩に映る両党。だがその足元を、不穏な空気が覆っている。

 「自由民主党、公明党、与党統一候補です」。演説の際、斉藤は必ずそう自己紹介する。ピンクののぼり旗に「公明党」の3文字はなく、別の旗には「自民党推薦」と大書され、自民への心配りばかりが際立つ。

 河井の後釜に党所属の元県議を据えようとした自民県連の動きは、公明との全国での選挙協力を優先する党本部に退けられ、元県議は比例区に回らざるを得なかった。「本来は自民の候補者が立候補し、批判や叱責(しっせき)を頂きながら政治の信頼を回復しなければならない」。22日夜、斉藤の演説会に同席した元県議はこう悔しさを隠さず、自民県連幹部も「次の選挙では、こちらに地盤を返してもらう」と話す。

   ■                  

 対する立憲民主党の新人、ライアン真由美は同市安佐南区で23日、「大規模買収事件(の究明)を絶対終わらせてはいけないという電話が毎日、事務所にかかってくる」と声を張り上げた。21日に応援に駆け付けた立民代表の枝野幸男も、事件の再調査を否む岸田批判に照準を定めた。「忖度(そんたく)する総理大臣になっちゃった。ちゃんと再調査し、けじめをつけないと駄目だ」

 4月の参院広島選挙区再選挙では、立民などの推薦候補に政治刷新を求める追い風が吹き、自民新人を下した。ライアン陣営はその再現を狙うものの、神経をとがらせるのが、相手である斉藤の国交相就任だ。中山間地が多い広島3区は豪雨災害にたびたび見舞われ、斉藤は与党の政策実現力を前面に出して防災・減災強化を訴えている。有権者の関心の振り子は今、どこに向かうのか。立民の地方議員は「広島で『政治とカネ』問題は終わっていないと信じたい」と自らに言い聞かせる。

 報道各社の世論調査で勢いを示している日本維新の会の新人、瀬木寛親も「金権政治との決別」などを掲げて戦う。=敬称略

 (大坪拓也)

   ◇    ◇

大山宏73    無 新
矢島秀平29   ☆N 新
斉藤鉄夫69    公 前
玉田憲勲64    無 新
ライアン真由美58 ☆立 新
瀬木寛親57   ☆維 新

※届け出順。敬称略。年齢

3943チバQ:2021/10/29(金) 15:02:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/eda210e5b03124351309672167b8aa0df0f94235
岩手3区、終盤フル回転 小沢氏異例の地元3日間 藤原氏ギヤ上げ街頭演説
10/29(金) 11:50配信

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河北新報
 衆院選岩手3区に立候補している立憲民主党前議員の小沢一郎氏(79)が28日、異例の地元回りを始めた。30日までの3日間で100カ所超を巡る計画だ。対する自民党前議員の藤原崇氏(38)も1日60カ所近くの街頭演説をこなし、若さを前面に打ち出す。過去3度は小沢氏が勝利し、藤原氏は比例復活に甘んじた。4度目の戦いは、終盤に入って一段と激しさを増してきた。

■「100カ所超」行脚を計画

 小沢氏は28日、一関市と平泉町の34カ所を回った。1カ所に3分滞在し、有権者と交流する。選挙カーが先回りし、「見て、触れて、実感してください」と呼び掛けた。

 一関市藤沢町の山あいにある第31区自治会館前には午後1時ごろ、待ち構えていた約20人の前に小沢氏が姿を見せた。

 「どうも。どうもね」とグータッチを交わし、「皆さんには長年にわたってお世話になってきた。今回の選挙もあとわずか。最後の最後までご支援をお願いします」とマイクを使わず生声であいさつ。「勝つぞ」コールで気勢を上げ、次の会場に向かった。

 陣営によると、異例の選挙区行脚は小沢氏たっての希望。選挙情勢に対する危機感の表れとみられる。選挙区内の100を超える後援会組織がフル稼働して準備した。

■若さ前面に1日60カ所

 対する藤原氏。「政権交代より世代交代」。対抗意識をむき出しにしたキャッチコピーが記された選挙カーの前で街頭演説に立つ。

 「雇用を増やす。まだまだ発展できる地域だ」。3分の演説を終えると聴衆に手を振り、次に向かう。

 選挙戦9日目の27日、藤原氏は拡声器が使用できない午前7時から、JR花巻駅近くの交差点でつじ立ち。午前8時から午後5時まで計58カ所の街頭に立った後、二つの演説会で熱弁を振るった。前日までの街頭演説は1日最大40カ所だったが、ギアを上げて1・5倍の数をこなした藤原氏にスタッフは「すごくタフだ」と舌を巻いた。

 小沢王国の地盤崩しに挑む陣営関係者は「選挙カーがただ通っても印象に残らない。短時間で細かくマイクを握り、顔と名前を覚えてもらう。若いからこそできる」と意気込んだ。

【岩手3区立候補者】

藤原崇 38歳 自前③(公推)

小沢一郎 79歳 立前⑰

河北新報

3944チバQ:2021/10/29(金) 15:03:01
https://kahoku.news/articles/20211028khn000009.html
藤原、小沢両陣営が若者にロックオン 岩手3区、地盤を超えた攻防激化
2021年10月28日 10:58

 衆院選岩手3区に立候補している自民党前議員の藤原崇氏(38)と、立憲民主党前議員の小沢一郎氏(79)の両陣営が、奥州市で若い世代の支持獲得を目指した攻防を繰り広げている。元々は小沢氏の強固な地盤だが、若い世代の取り込みはどちらにもチャンスがあるとみて浸透を図る。

「若い政治家応援を」
 「残り1週間、お力添えをいただきたい。小選挙区で勝つぞ」

 25日夜、奥州市であった藤原氏の個人演説会。高校生の聴衆もいた会場で音頭を取ったのは、奥州市、金ケ崎町の若手経済人でつくる「崇友(そうゆう)会」の菊地弘樹会長(52)だ。昨年春に発足した藤原氏の応援団で、30〜40代を中心に会員は約180人に上る。

 市内の電気通信工事会社の社長を務める菊地会長は「相手候補も長年地域に貢献したが、世代交代は必要。この街のことを考え、良くしようという若い政治家を応援すべきだと思った」と結成の狙いを語る。

 普段から藤原氏を囲んだ勉強会を開いており、会員制交流サイト(SNS)を通じたネットワークも強固。選挙期間は演説会の準備や告知などを手伝う。

 奥州市は自民県議がおらず、自民市議も2人だけ。「組織力が課題」(藤原氏陣営)という敵陣の真ん中にあって、頼もしい存在となっている。


演説会場で「勝つぞ」コールをする菊地会長=25日、奥州市
「若い声にも耳傾ける」
 対する小沢候補の陣営は、祖父、父の代から小沢氏支持という30、40、50代の系列県議3人が中心となり、地盤を守り抜く構えだ。

 その1人、千葉秀幸県議は24日、日曜日の市内を選挙カーで回り、街頭から呼び掛けた。

 「私は34歳だが、小沢先生は若い声にもしっかり耳を傾け、『そうか、それじゃいかん。対策をしよう』と言ってくれる」

 花巻東高で甲子園に出場した経歴を持ち、スポーツ関係にも支持者が多い千葉県議。機会があるたびに「国政の中心で小沢先生に仕事をしてもらうことが必要だ」と売り込んでいる。

 小沢氏の後援会は高齢化が指摘される。陣営関係者は「支持者の年齢層はどうしても高い。若い3人の県議に若年層を取り込んでほしい」と期待する。

 26日まで県議会9月定例会の会期中だったため、十分な選挙活動ができなかった。千葉県議は「27日からラストスパートをかけたい」と意気込む。

 前回、小沢氏は選挙区全体で約3万3000票差をつけて勝利。このうち奥州市では半分の約1万6000票のリードを稼いだ。藤原氏陣営は「奥州市で1万票以内に差を詰めれば、勝機はある」とみており、攻防の結末が注目される。


選挙カーで街頭演説する千葉県議=24日、奥州市
【岩手3区立候補者】
藤原崇 38歳 自前③(公推)
小沢一郎 79歳 立前⑰

3945チバQ:2021/10/29(金) 15:53:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5fab92a338a12a1407d9d5ae8cbf37fd76bf024
鹿野氏の「弔い合戦」激化 山形1区 遠藤氏、異例の地元入り 原田氏、後継者アピール
10/29(金) 10:59配信

河北新報
 山形1区を地盤とし、衆院議員を11期務めた元農相鹿野道彦氏が亡くなったことを受け、同区で「弔い合戦」が激化している。自民党選挙対策委員長の前議員遠藤利明氏(71)は党四役として異例の地元入りを重ね、鹿野氏が実現に尽力した山形新幹線の高速化を強調。立憲民主党新人の原田和広氏(48)は、師と仰ぐ鹿野氏の後継をアピールする。共にかつての鹿野氏の支持者獲得に注力する。

■「何としてもお参りを」

 「(鹿野氏は)ライバルというより先輩だった。亡くなられたと聞き、何としてもお参りに行かなければと思った」

 訃報が伝わった22日夜、遠藤氏は天童市の演説会に飛び入りで現れ、熱弁を振るった。この日は仙台市での応援演説を終えて帰京するはずだったが、予定を変更した。陣営は党の選挙責任者となった本人の不在を想定した体勢を構築しており異例の地元入りだった。

 翌23日には山形市での緊急選対会議で山形新幹線に触れ、「東京-山形間の1時間台を何としても実現させる。鹿野先生の遺志は私が継ぐ」と断言。その後も街頭演説で「(鹿野氏と)個人的には大変近い存在だった」と繰り返した。

 鹿野氏とは約20年にわたり議席を争い、1区の戦績は3勝3敗。陣営関係者は「新人相手に接戦は許されない」と手綱を緩めない。

■喪章を胸に街頭へ

 原田氏は、鹿野氏が政界引退後に山形市で開いた政治塾「愛山塾」の出身。25日には胸に喪章を着けて街頭に立った。

 「魂を託す」。鹿野氏から生前に掛けられたという言葉を披露し、正統な後継者であることを訴えた。「訃報を聞き、途方もない悲しみを覚えた。議席を取り返して恩返しがしたい」とマイクを握る手に力を込めた。

 鹿野氏を長年支えた後援会「愛山会」は高齢化が進み、当人の引退で解散状態になった。2020年には事務所が閉じられ、組織は誰にも引き継がれなかった。立民に軸足を置く原田氏を後継者と認識する鹿野氏の支援者は少ない。

 原田氏の陣営関係者は「票が相手に流れることはないだろうが、こちらに入るかはまた別の話。浮遊する一部の『鹿野票』頼みが現状だ」と明かす。

【山形1区立候補者】

原田和広 48歳 立新 

遠藤利明 71歳 自前⑧(公推)

河北新報

3946チバQ:2021/10/29(金) 15:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3201cdf83104355a080970b5cc5c0d2846330ad
衆院選鹿児島 「馬毛島」争点化が影響か 期日前投票が好調 4区の西之表市、市長・市議選並み
10/29(金) 13:05配信

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南日本新聞
(写真:南日本新聞社)

 馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画を抱える西之表市で、衆院選の期日前投票が好調だ。公示翌日から6日間(25日時点)の投票者数は、計画の是非が最大の争点だった1月の市長選・市議会議員選挙にほぼ並ぶ。今回も主要争点で、近年50%台にとどまる国政選挙の投票率をどこまで押し上げられるか注目される。

【写真】馬毛島

 同市の選挙人名簿登録者数に占める期日前投票者数の割合は、5日間(24日時点)で5.25%。前回2017年の同時期に比べて1.5倍となった。県全体が1.31倍、全国1.38倍で、市民の関心の高さがうかがえる。

 同市を含む鹿児島4区には3人が立候補。それぞれ同市に入り、計画へのスタンスを明確にした。

 自民前職の森山裕さん(76)は20日、集会で真っ先に計画を取り上げた。米軍施設を造るわけではないと繰り返し、「日本を取り巻く安全保障環境は大きく変わっている。国民を守るため自衛隊の訓練施設が必要だ」と理解を求めた。

 社民新人の米永淳子さん(58)は21日、街頭で「前市長も現市長も反対なのに、一方的に計画を進めている。民意とは何なのか」と自公政権を批判。「国の危うさを実感している。住民が安心して暮らせる政治に変えなければ」と訴えた。

 25日には「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の宮川直輝さん(48)が、「自衛隊誘致は賛成だが、米軍依存から脱却するためにも訓練移転は反対」と主張した。

 衆院選を“民意の指標”と捉える計画賛成、反対両派にとって、投票率は関心事だ。市長選・市議選は80%を超えた。

 賛成派の政治団体「西之表市と馬毛島の未来創造推進協議会」の折口金吉会長(69)は「市民が市や国の現状を踏まえ、判断する機会。国がなし崩し的に計画を進めては理解が得られない」と話す。

 市民団体「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の三宅公人会長(69)は「事情があって反対と言えない人も多い。投票が積極的な意思表示になる」と、投票率アップを期待している。

3947チバQ:2021/10/29(金) 15:59:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4babaa1e60e005f0ccd2ed6cbe1d5243b8bdb5b
岸田首相に焦り? 「奥の手」チャーター機で衆院選接戦区を遊説
10/28(木) 18:56配信

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毎日新聞
岸田文雄首相を乗せて飛び立つチャーター機=北秋田市の大館能代空港で2021年10月28日午後0時25分、川口峻撮影

 岸田文雄首相は28日、衆院選の遊説で東北や北陸、四国地方を回るため、チャーター機で各地を移動した。自民党総裁の首相が選挙戦でチャーター機を使うのは、2009年8月に行われた衆院選の麻生太郎首相以来。全国各地に接戦区が広がるなか、数多くの応援演説をこなしたい岸田首相の焦りの表れとも言えそうだ。

【写真】高校の卒アル 凜々しい表情の岸田青年

 首相は28日朝、東京・赤坂の衆院議員宿舎を出発すると、青森、秋田、新潟、石川、香川県の順に応援演説に回った。青森市から秋田県大館市までは車を使ったが、それ以降は全日空のチャーター便を使い空路で移動した。大館市では「大激戦を何としても皆さんの力で押し上げていただきたい。こうした強い思いで駆けつけた」と訴えた。

 首相は27日までは、羽田空港を発着する定期便を利用して遊説先に出向くことはあったが、その後の移動は電車や車だった。選挙戦が終盤に差し掛かり、移動時間を短縮するため「奥の手」に出たとみられる。自民党関係者は「安倍晋三元首相は『追い風』で選挙に臨むことが多かった。今回はチャーター機を使わないと、接戦区を回りきれない」と話す。

 首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

3948チバQ:2021/10/29(金) 16:02:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d1e70ad3a87da3ff4103539cccdedb4e311d55
山崎拓氏が辻元清美氏を応援 自民大阪、除名を上申
10/28(木) 19:15配信

共同通信
山崎拓・元自民党副総裁

 自民党大阪府連は28日、山崎拓元副総裁が衆院選大阪10区に立候補している立憲民主党の前職辻元清美副代表の応援をしたとして、自民党本部に除名処分とするよう上申した。10区には自民前職の大隈和英氏が出馬しており、府連は「他党の応援に行くことは後ろから弓を引く行為で、許されない」と説明している。

 山崎氏は27日、大阪府高槻市で辻元氏の応援演説に立ち「小選挙区は絶対に辻元。必ず当選させてほしい」と呼び掛けた。自社さ政権下で安全保障を巡り辻元氏と議論を交わしたと紹介し、親密ぶりもうかがわせた。

https://nordot.app/826104825867190272
山崎拓氏「小選挙区は辻元清美、比例は自民」に維新・松井代表「大阪の選挙は不思議な事がしばしば」
2021/10/27 23:43 (JST)
 自民党で幹事長、副総裁を歴任し、2012年に政界を引退した山崎拓氏(84)が27日、衆院選で大阪10区に立候補している立憲民主党・辻元清美氏の応援演説を行った。

 同選挙区には自民党の大隈和英氏、日本維新の会の新人・池下卓氏が立候補し、大激戦が伝えられている。

 辻元氏は自身のツイッターで山崎氏が「最後に『小選挙区は辻元清美、比例区は自民党』と申し上げまして私の応援演説といたします」などと訴える動画を投稿し、ツイートとともに拡散した。


 ネット上では“小選挙区は立民・辻元氏、比例は自民”との応援演説が取り上げられ、ザワつくと、日本維新の会代表の松井一郎大阪市長は「大阪の選挙は不思議な事がしばしばあります。」とツイートしていた。

3949チバQ:2021/10/29(金) 16:05:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/4fb3275a434ed4d3c6114d00d84a36827121d853
「アベノミクス」の功罪、北海道9区で論戦 トヨタも動いた
10/29(金) 6:00配信

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朝日新聞デジタル
候補者の演説に拍手を送る人々=2021年10月28日、北海道苫小牧市、松尾一郎撮影

 「組織をギリギリまで固める」「企業票を最後まで上積みする」。衆院選の選挙戦終盤、激戦区の陣営ではこんな言葉が飛び交っている。北海道の苫小牧、室蘭両市を含む胆振、日高地方を選挙区とする北海道9区。立憲前職の山岡達丸氏(42)、自民前職の堀井学氏(49)による与野党一騎打ちとなった同区では、安倍政権から続く経済政策「アベノミクス」の功罪が、論戦のテーマになっている。

【写真】立憲前職の山岡達丸氏=2021年10月27日、北海道室蘭市

 22日、道内を遊説して回った岸田文雄首相は堀井氏を応援するため、最後の訪問地に苫小牧市を選んだ。夕方、岸田首相が堀井氏の事務所に到着した際の出迎えの中に、トヨタ自動車北海道(苫小牧市)の北條康夫社長の姿があった。車から降りた岸田首相と北條社長は名刺を交換し、あいさつを交わした。

 自民に近い財界の有力企業のトヨタ自動車。これまで道9区では、トヨタ北海道が選挙で目立った自民支援の動きをしたことはなかった。しかし近年、自動車業界ではガソリン車から電動車への転換の流れから、カーボンニュートラル(脱炭素、CN)への対応が急務となっている。そうしたなかでのトヨタグループ企業の自民への「接近」は、経済界でCNに関わる政策対応の必要性が高まっていることをうかがわせる。

 堀井陣営にとって、トヨタのこうした動きは渡りに船だ。終盤にかけ、系列や下請け企業からの支援を上積みできると期待する。

 さらに陣営が企業から支援を得るキーワードとして挙げるのが「アベノミクス」だ。

 28日夕、苫小牧市の建設会社の駐車場に、建設や土木、製造の会社幹部ら千人を超える人が集まった。登壇したのは安倍晋三元首相。同市では7月に続く2度目の訪問となる。

 2012年の第2次安倍政権発足時を振り返り、「『3本の矢』といわれたアベノミクスで有効求人倍率は1を超え、まっとうな社会、経済を作り上げた」と強調。政治の使命は経済のなかでも、雇用、働く場の確保だとした。

 さらに、年金制度に触れ「15歳から65歳の年金の支え手が500万人増えた」と成果も強調した。

 堀井氏は、公約の北海道電力泊原発の再稼働で電力料金を引き下げ、選挙区内の企業や家計を守ると訴えた。陣営幹部は「森友、加計学園、桜を見る会と、いろいろ問題もあり、安倍さんはマイナスになるかとも考えた。しかし、最後の最後は、身内を固めるのが定石。アベノミクスの円安・株高で恩恵を受けた企業やその従業員にアピールすれば、一層票固めに動いてくれる」と話す。

 対する山岡氏。27日は午後から室蘭市を回り、夕方、同市の商店街で、連合北海道の杉山元会長を迎え、アベノミクス批判を展開した。

 円安と株高について、「株の運用で暮らしている人がどれだけいますか。豊かな人がより豊かになっただけ。額に汗して働く人、年金暮らしの人にとって、野菜、果物、肉という必需品が値上がりして、生活はよくならなかった」と主張。経済政策の転換と、消費税、所得税を対象にした期間限定の生活減税の必要性を訴えた。杉山会長も「岸田首相は所得の再分配をするというが、具体性は示さない。選挙目当ての発言だ」と話した。

 別の街頭演説では、新型コロナウイルスのワクチン接種で打ち手確保に協力したという「メッセージ」を読み上げ、自民を応援してきた地元医師会の政治団体の推薦を受けたことを強調し、保守層にアピールした。29日は苫小牧市役所前で、アベノミクス批判を掲げる枝野幸男・立憲代表とともに、「政権交代」を訴える。(西川祥一)

朝日新聞社

3950チバQ:2021/10/29(金) 16:13:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7be4a9971944e7795e61dc132da5a6785f8e1b9
保守分裂の静岡5区「昨日の敵は今日の友」支持者も翻弄
10/28(木) 19:37配信

産経新聞
衆院選「10・31」が目前に迫る中、保守分裂選挙となった全国屈指の注目区、静岡5区も終盤戦に突入し、舌戦は激しさを増している。昨日の敵は今日の友。与野党対決だった前回選から激戦の構図は一変し、翻弄される支持者にとっても面子(めんつ)をかけた政治決戦が繰り広げられている。

「負けたら政界引退」の背水の覚悟で8選に挑む、無所属前職の細野豪志氏(50)は27日、静岡県富士市のJR吉原駅前でマイクを握った。

「孤立無援の戦いだが、無所属候補が優勢を保っていること自体、極めて全国的にまれなことだ」と支持者に感謝。続けて「肌感覚だが、目指す圧倒的な勝利にはまだ届いていない。真の静岡5区の代表に押し上げてほしい。奇跡を起こそう」と支持拡大を訴えた。

念頭にあるのは、選挙後の自民党入りだ。「自民党の正統な議席を守るのが使命だ」と対抗する自民前職、吉川赳氏(39)の比例復活当選を許さないほど圧勝しなければ、自民党入りの高い壁は乗り越えられないからだ。

民主党政権では閣僚など要職を歴任した細野氏。野党転落後、希望の党などを経て今度は「現実的な安全保障政策」などの実現を掲げ、無所属のまま自民党入りを目指す決意を示しているが、かつての支持者からは変節に映ることも。街頭演説で「裏切り者」と罵倒され、これまで支援してきた連合静岡の関係者は「裏切られた感じだ。敵対している政党に入っても、本人のやりたい政策が本当にできるのか疑問だ」と首をかしげる。

労働組合票が見込めなくなった細野氏は、公明党支持者を含め保守層の切り崩しに照準を絞り、「比例は公明党」と連呼する。まさに「去る者は追わず、来る者は拒まず」。過去に自民党候補を応援してきたが自民党入りを前提に、細野氏支持に変えた保守層も少なくない。

今回から細野氏支持に切り替えた保守系の地元議員は理由を説明する。「細野氏が掲げる現実的な安保政策などを聞くと、こういう人材が自民党には必要だと感じた。他の政治家に比べても、地元への貢献なども含めてずば抜けて有言実行の政治家だからだ」。別の地元議員も細野氏の地元への貢献度などを理由に挙げるが、周囲からは「政界渡り鳥のような候補をなぜ応援するのか」との批判を浴びるという。

一方、細野氏に3連敗中で、雪辱を期す吉川氏は岸田文雄首相率いる岸田派所属をアピールし、政策実現力を強く訴える。自民党幹部や中堅も続々と応援に入り、組織固めを徹底する。

木原誠二官房副長官が23日、三島市の演説会で「政党を飛び歩くような候補者」と細野氏を揶揄(やゆ)すれば、福田達夫総務会長は細野氏の自民党入りについて「公認していなくても勝てば自民党に入れるという約束をしたことはない」と断言し、会場からは拍手がわいた。

「細野氏が勝ち上がった場合、どういう道があるのかは本人が地元と相談し、考える余地がある」。甘利明幹事長は追加公認に含みを持たせるが、吉川氏陣営の選対幹部は「細野氏を入れるかどうかは自民党、つまり俺たちが決めることだ。選挙結果と自民党入りは別だ」と拒絶し、こう言い放った。

「自民党に入りたければ土下座すればいい」

とはいえ、組織固めを徹底するのは強い危機感の裏返しだ。「細野氏優勢」という情勢報道を見越し、選挙区では「表向きは吉川氏支持でも腹の中は読めない地方議員は少なくない」「両方に〝保険〟をかけている支持者もいる」との声が漏れる。

政権交代を訴える立憲民主党新人の小野範和氏(48)は、保守分裂の構図について「コップの中の争い」と一蹴し、「資本主義の暴走に歯止めをかけなければいけない」と声をからす。

地元県議によると、細野氏の長年の支持者は二極化しているといい、「変節した細野氏を許せないという人と、それでも支持する人に分かれている」と指摘する。小野氏の支援に切り替えた「許せない人たち」は吉川氏陣営に「応援できないけれども頑張ってね」と敵に塩を送るような異例のエールを送れば、後援会が細野、吉川、小野3氏に支持が分裂し、保守陣営から一本化の催促に戸惑いを隠せない地元首長もいる。

刻々と近づく審判の日。選挙後は間違いなくしこりが残る。

静岡5区には諸派新人、千田光氏(43)も立候補し税制、教育、議員定数などの改革を訴えている。

3951チバQ:2021/10/29(金) 16:20:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6d3aac8504545049e9f8454d1f4ebd304ca4046
[衆院選2021]全国を飛び回る党首の遊説先に見る「戦略」と「事情」
10/29(金) 16:00配信

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読売新聞オンライン
街頭で立候補者の演説を聞く人たち(28日、大阪市内で)

 衆院選は31日の投開票を控え、論戦が続いています。各党の党首は全国各地を遊説し、政策のアピールと候補者の支援に躍起です。読売新聞オンラインの「全国遊説マップ」を使って、27日まで9日間の各党党首の遊説先から何が見えてくるか調べました。(読売新聞オンライン 八角一紀)

【写真】党首の「全国遊説マップ」

 遊説初日を福島県、宮城県でスタートさせた自民党総裁の岸田首相は、東京都、大阪府、広島県に2日間ずつ入りました。自民候補の応援に加え、連立を組む公明党の候補が競り合っている小選挙区を重点的に回っている様子がうかがえます。

 公明党の山口代表は、北海道、東京都、大阪府、兵庫県、広島県など、公明が小選挙区に候補者を擁立した都道府県を中心に回り、比例選の全ブロックにも足を運んでいます。比例票の掘り起こしを進める狙いがありそうです。

 立憲民主党の枝野代表は、東京都と愛知県に2日間ずつ入るなど、接戦が伝えられる都市部の選挙区を重点的に回りました。一方で、鳥取県や島根県など自民が強いとされる地方にも足を運んでおり、陣営のテコ入れを図ったようです。

 共産党の志位委員長は、小選挙区に擁立した公認候補の激戦が伝えられる東京都に3日間、入りました。大阪府と神奈川県にも2日間ずつ入るなど、序盤から重点区の選別をはっきりとさせたようです。一方で、北海道と沖縄県も訪れるなど全国を飛び回っています。

 日本維新の会の松井代表は、大阪府に6日間入るなど、拠点の大阪府内を固めようとする狙いが明確です。東京都に2日間入ったほか、北海道や新潟県、神奈川県も訪れており、小選挙区での勝利を通じて大阪府外への勢力拡大を図りたい考えも伝わります。

 国民民主党の玉木代表は、重点区と位置づける長崎県に3日間入っています。参院の補欠選挙で野党系の候補が勝利した静岡県には2日間入っており、補選で勝利した勢いを衆院選につなげたいという考えのようです。

 れいわ新選組の山本代表は7日間滞在した東京都を中心に、関東に限定して活動しています。社民党の福島党首は神奈川県、大阪府、福岡県を2日間ずつ訪れ、大都市で比例票の掘り起こしを図ったようです。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の立花党首が遊説したのは東京都のみでした。

3952チバQ:2021/10/29(金) 16:21:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0950b5a25b06e49155cea4e7292f025b4dd05955
社民青森県連苦悩の選挙戦 候補なく街宣車、マイク使用制限
10/29(金) 11:18配信

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Web東奥
メガホンを使って政策を訴える社民党県連の今村代表=23日

 衆院選で社民党青森県連が難しい戦いを強いられている。比例代表東北ブロックでの議席獲得を目標とするが、青森県選挙区に候補を擁立していないため、街宣車やハンドマイクが使えないなど選挙活動に制約を抱える。期待していた野党共闘も成立せず、非自民候補と並んで街頭に立つ場面もない。どう存在感を示せるか。党員は悩みながら選挙戦を送っている。

 23日、青森市郊外の住宅街。今村修県連代表はメガホンを手に「原発に頼ってはならない。福島の惨事を忘れてはならない」と訴え、比例代表は社民党に投票するよう呼び掛けた。公選法による制限で、公示前まで使えた社民党の名前入りの旗やハンドマイクを使用できない。使えるのは、比例代表の候補者が来県した時だけ。そばにいた党員は「やっぱり拡声器がいいな」と悔しがった。

 昨年12月の臨時大会で、県連は立憲民主党への合流を希望する党員の離党を認めた。長く代表を務めてきた三上武志氏や幹事長だった齋藤憲雄氏も立民へ。その後の党員数は、県連は非公表としつつも数十人程度とみられる。トップには、かつての代表で元衆院議員の今村氏が再び就いた。

 今回の選挙で県連は人材難から候補を擁立できず、立民、共産各県組織に対して野党候補一本化を働き掛けてきた。しかし活動は実らず、県連は「反自民の自主投票」を方針とせざるを得なかった。

 「やっぱり一本化は無理だったか」と、党員の一人はため息。青森市の県連事務所では「統一候補の方が勝てる可能性が高いのに…」と、選挙戦の最中の今も残念がる声が聞こえる。

 国政でも退潮が続く社民党にとって、衆院選での目下最大の目標は、公選法上の政党要件を満たす得票率2%の死守。28日は比例東北の久保孝喜候補が青森県入りし、県連としてようやく本格的な街頭活動を行った。「社民が元気でないと国民生活はしぼむ。選挙戦を戦い抜く」と吉川進幹事長。今村代表は「やりづらい選挙だが、分裂騒動で小さくなった社民党がなぜこれから先も必要なのか訴えていく」と力を込める。

3953チバQ:2021/10/29(金) 16:21:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d8f228ae284df577e065037ebf232a0f36ad586
維新、地元関西圏を中心にテコ入れ…議席増目指し「二枚看板」が遊説
10/29(金) 0:03配信

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読売新聞オンライン
街頭演説する日本維新の会の松井一郎代表(28日午後5時39分、大阪市平野区で)=宇那木健一撮影

 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で勢いを保っている日本維新の会は、最終盤は本拠地の大阪などの関西圏を中心にテコ入れを図る構えだ。「第3極」として、国政での影響力を持つために、大幅な議席増を目指している。

 「我々は地方の政党として住民に一番近いところで仕事をしてきた。国会で法律を出す力を与えてもらって、永田町の非常識にメスを入れさせてほしい」

 維新の松井代表(大阪市長)は28日、大阪市内の街頭演説で、維新が首長を務めてきた大阪府や大阪市で取り組んできた「改革」をアピールした。

 公示前勢力が11議席の維新は今回の衆院選で、予算を伴わない法案を単独で提出できる21議席の獲得を目標に掲げ、96人を擁立した。目標を達成するには大阪の小選挙区で議席を積み増すことが不可欠だとみて、29、30両日は、「二枚看板」である松井氏と吉村洋文副代表(大阪府知事)が府内を中心に遊説する方針だ。

 2012年に地域政党・大阪維新の会を母体に日本維新の会が誕生した。同年の衆院選では、創設者の橋下徹大阪市長(当時)の人気から「第3極ブーム」を巻き起こし、公示前の11から54に議席を増やした。

 その後、分裂や合流の結果、14年に「維新の党」となった。同年の衆院選では41議席獲得。15年には民主党との合流に反対した地域政党・大阪維新の会のメンバーらが「おおさか維新の会」を結成。16年に再び党名を「日本維新の会」に変更したものの、翌17年の衆院選では11議席にとどまった。

 昨年11月に行われた2回目の大阪都構想の住民投票が否決されたことで、衆院選への影響も懸念されていた。しかし、終盤情勢でも勢いを維持しているのは、共産党を含む野党共闘とは一線を画すことで、政権批判票の取り込みを図る戦術が奏功しているようだ。

 松井氏は28日の記者会見で「自民党が単独過半数を割り込むところまで頑張る」と強調した。維新関係者は「維新が法案に賛成しなければ国政が動かないという状況を作れればベストだ」と意気込んでいる。

3954チバQ:2021/10/29(金) 16:22:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/d3457e94f749386b2d9affa9bba06da3472a39d6
長崎4区、自民ベテランが野党共闘候補と競り合い
10/28(木) 23:04配信

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産経新聞
公明党の選挙カーに乗り、支持を訴える自民前職候補=27日、長崎県佐世保市

投開票が31日に迫る衆院選で、長崎4区では閣僚経験のあるベテランの自民党前職と、野党共闘候補の立憲民主党新人が激しく競り合っている。自民前職は、公認問題で支持組織や団体にきしみが生じる。選挙協力する公明党の支援を頼み、支持を訴えている。

「自公連立与党はお互い助け合い、支え合い、導き合っている。小選挙区で応援いただいたご恩返しとして、比例区は公明党に投票いただきたい」

27日、長崎県佐世保市内で公明の選挙カーに乗り込んだ自民前職の北村誠吾氏(74)は、有権者を前に、約5分の演説で比例票を公明に投じるよう求め続けた。

隣に立った公明県議は集会後、「ここまで言っていただけたら(支持母体の)創価学会員も気持ちよく北村氏を応援できる」と満足げな表情を浮かべた。

× × ×

公明への過剰ともいえる配慮は、北村氏が今回、公示前に大きくつまずき、自民支持層を固めきれていないことが背景にある。

閣僚時代の不安定な国会答弁に加え、退任時の不用意な発言が地元で不興を買った。自民党長崎県連の選挙対策委員会は9月、北村氏ではなく、自民県議の瀬川光之氏を公認申請することを決めた。選対委員の投票では北村氏の12票に対し、瀬川氏が22票と大差がついた。

ところが、党本部は公示直前の10月15日、県連の意向を退け、北村氏を公認候補とした。その結果、瀬川氏は不出馬を表明して保守分裂は回避したが、選挙区内では「北村氏が岸田文雄首相が会長を務める岸田派(宏池会)所属だったから優遇された」との不満が残った。

公認決定後、北村氏は瀬川氏を支持していた県看護連盟や県農政連からも推薦を取り付け、公示後には瀬川氏が地盤とする選挙区内南部の西海市を回るなどして融和を図る。支持組織や団体を再び「一枚岩」とすることを目指すが、北村氏は周囲に「自民支持層の5割強が誰に入れていいか分からないとしている調査さえある。本当に恐ろしい。無所属で戦った選挙戦以上に苦しい」とこぼした。

× × ×

一方、立民新人の末次精一氏(58)は〝敵失〟に乗じて、選挙区での勝利を目指す。共産党が候補者擁立を見送ったことで野党共闘候補として臨む。

公示前の今月1日に社民党の福島瑞穂党首が選挙区入りし、公示後の24日には立民の蓮舫代表代行が駆けつけた。これまで自由党や生活の党から国政に挑戦してきた末次氏は、自身の後援会が持つ基礎票に加え、労組や政党の票が乗ると見込む。「野党共闘、それも野党第一党からの出馬は初めてだ。労働組合の支援もつき、共産も表立ってではないが、相当動いてくれている」と語る。

ただ、足元では、選挙区内での労組票の主力だった佐世保重工業の事業縮小に伴い組合員が減少している上に、共産を組んだ野党共闘へのアレルギーもあり、国民民主系の民間労組の動きは鈍い。

それでも末次氏は「私にとっては今回の選挙が(立民候補としての)スタート地点だ。労組の動きなどはマイナスにはならない。共産を含め、すべてがプラスだ。勝機はある」と強調している。



長崎4区には、いずれも無所属の萩原活氏(61)と田中隆治氏(78)も立候補している。(中村雅和)

3955チバQ:2021/10/29(金) 16:22:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fee9f02157a5d338dbeda425a9084ef3cfdaf8f
野党系「無所属」の吉凶 衆院埼玉8区
10/28(木) 20:06配信

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産経新聞
衆院埼玉8区で一騎打ちを繰り広げる(右から届け出順に)自民党前職の柴山昌彦氏、無所属元職の小野塚勝俊氏=いずれも28日午前(兼松康撮影)

31日の衆院選投開票に向け、与党と野党系の一騎打ちになった選挙区で最終盤のつばぜり合いが熱を帯びている。埼玉8区では、立憲民主党から公認を見送られた無所属元職が自民党閣僚経験者に挑む。皮肉にも、無所属で臨んだことが追い上げの好材料の一つになっているようだ。

【図でみる】主要政党の予想議席数(10月25日付)

埼玉8区には届け出順に自民党前職の柴山昌彦氏(55)と無所属元職の小野塚勝俊氏(49)が立候補している。産経新聞社が23、24両日にFNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った情勢調査によると、柴山氏を小野塚氏が追い上げている状況だ。

ただ、先行を許しているとはいえ、小野塚氏は予想外の猛追ぶりを見せているというのが地元関係者の一致した見方だ。文部科学相や首相補佐官を歴任した柴山氏は、知名度や実績の点ではるかに優位に立っており、今夏ごろまでは圧勝の観測がもっぱらだった。

柴山氏は28日の埼玉県所沢市での街頭演説で、最終盤の情勢について「今のままだと非常に厳しい」との認識を口にした。

小野塚氏は平成21年の衆院選で旧民主党公認で初当選したが、その後3回の衆院選はいずれも落選した。

今回の衆院選に向け、立憲民主党に公認を申請したものの、選挙区内の大票田である所沢市の市議を中心に擁立反対論が広がり、最終的に見送られた。落選が続いていることへの厳しい評価が相次いだためだ。

しかし、一騎打ちという構図にも助けられ、野党支持層への浸透度は政党の公認候補にもひけをとらない。産経・FNNの調査によると、小野塚氏は立憲民主、共産両党の支持層を堅調に固めた上で、日本維新の会や国民民主党の支持層にも食い込んでいる。公明党支持層の一部を押さえているのも、無所属という立場ゆえかもしれない。

柴山氏は28日の演説で、衆院選で共闘する立憲民主党や共産党を念頭に「考え方の一致していない勢力が政権をひっくり返すためにくっついている」と批判を重ねた。しかし、政党の公認を受けていない小野塚氏にはアキレス腱(けん)を突かれたという認識は皆無で、「個人の小野塚として戦っている」と受け流す。

もっとも、無所属での立候補のデメリットは大きく、比例重複立候補による復活当選の余地もない。

28日、東武東上線鶴瀬駅(同県富士見市)前に立った小野塚氏は、駅利用者に深々と頭を下げて支持を呼び掛けた。

「党派を超えて戦っています!」

無所属での出馬を逆手にとるかのように声を張り上げた。(兼松康)

3956チバQ:2021/10/29(金) 16:24:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/224445a4a434495937fc920ba4366d38984f7853
広島3区・斉藤鉄夫国土交通相「勝つ以外に仕事を続けていくことはできません」比例見送り
10/29(金) 6:00配信
 広島3区は、大規模買収事件で懲役3年の実刑が確定した河井克行元法相(58)の地元選挙区だ。「政治とカネ」の震源地ともいわれ、激戦となっている。比例中国ブロックからくら替えした現職閣僚の斉藤鉄夫国土交通相(69)=公明=に、元会社役員で政界デビュー戦となるライアン真由美氏(58)=立民=が挑む。事件の影響が色濃く残る同区で、有権者はどのような判断を下すのか。(坂口 愛澄)

 「大変、厳しい選挙。3区で勝つ以外に仕事を続けていくことはできません。何としても勝たせてください」。斉藤氏は27日、JR緑井駅前で約250人を前に声を張り上げた。

比例代表との重複立候補を見送り、小選挙区で負ければ「ジ・エンド」。党副代表の現職大臣を落選させれば、党勢への影響も大きい。党幹部や自民党から連日のように応援が入る。28日には、自民の小泉進次郎前環境相(40)がマイクを握り「広島で政治の信頼を失墜することがあった。立ち上がって挑む斉藤先生の思いをくみ取ってほしい」と懇願した。

 もともと同区は河井氏ら自民の地盤だったが、流れが変わったのは19年の参院選だ。定数2の広島選挙区に自民2人が出馬し、岸田派のベテラン議員が落選。当選した河井氏の妻・案里氏(48)は翌年3月、陣営に1億5000万円が渡った巨額買収事件に関与したとして逮捕。1審で有罪判決を受け、今年2月に議員辞職した。

 4月には、案里氏の当選無効に伴う参院再選挙で、自民新人は野党統一候補の新人・宮口治子氏(45)に完敗。衆院広島3区は自民党が候補者を立てず、斉藤氏が与党統一候補になった。

 岸田文雄首相(64)のお膝元で閣僚の落選となれば、大きな痛手を負う。陣営は「『もう選挙には行かない』など厳しい批判もあった」と振り返る。それでも公示以降は「活動が浸透し、盛り返してきた」と手応えも感じている。直前まで候補者擁立を巡って対立した自民県連も全面協力。背水の陣で勝利を目指す。

 ◆広島3区(広島市安佐南区、安佐北区など)

大山宏 73歳 無 新
矢島秀平 29歳 N党新
斉藤鉄夫 69歳 公明前〈9〉
玉田憲勲 64歳 無 新
ライアン真由美 58歳 立民新
瀬木寛親 57歳 維新新

※敬称略、届け出順。数字は当選回数。年齢は31日の投開票日

3957チバQ:2021/10/29(金) 16:30:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf5540f09441531144532234737fef9ce8bbdf8
自民の単独過半数維持は微妙、立民が議席増・維新は勢い保つ…読売・衆院選終盤情勢
10/28(木) 22:00配信

読売新聞オンライン
 読売新聞社は31日投開票の衆院選の終盤情勢を探るため、26〜28日に世論調査を行った。自民党は単独での衆院定数の過半数(233)維持が微妙な情勢だ。立憲民主党は議席を増やす公算が大きく、日本維新の会は勢いを保っている。289ある小選挙区の約4割で接戦となっている。

【表】有権者から「デートして」・宴席で有力者に体触られ…「票ハラ」に悩む女性候補

(写真:読売新聞)

 調査結果に全国の総支局などの取材を加味し、情勢を分析した。

 自民は終盤に入り、野党に追い上げられる小選挙区が目立っている。優勢を保つ候補は113人にとどまり、劣勢は序盤の46人から60人に増えた。当落線上で104人がしのぎを削る。特に野党の地盤が強い北海道、大阪、沖縄で苦戦している。一方、保守地盤の強い富山、山口、高知では安定した戦いを展開しており、山形でも議席独占の可能性が出てきた。比例選では70議席近くを視野に入れるが、公示前の276議席からは減らしそうだ。

 公明党は、9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める。比例選では順調に議席を積み増し、前回の2017年衆院比例選の21議席を上回る可能性がある。自民、公明の与党では、国会を安定的に運営するための「安定多数」(244)をうかがう。

 立民は、優勢な小選挙区を序盤の30から七つ増やすなど公示前の110議席から30近く増やす可能性がある。ただ、94人が接戦を演じており、情勢は流動的だ。比例選では40議席を超える見通しとなっている。

 共産党は沖縄1区で優位に立ち、比例選でも2桁の議席確保を狙う。公示前の12議席は上回る勢いだ。

 維新は拠点の大阪で、19ある小選挙区の半数以上を制しそうだ。比例選でも20議席台に乗せる可能性があり、公示前の11議席から3倍超をうかがう。

 国民民主党は、公示前の8議席を確保できるかどうかが焦点だ。

 調査は電話で実施し、18万2039人から回答を得た。一定数の回答者が小選挙区選や比例選で投票する候補者や政党を挙げておらず、情勢はなお流動的な要素もある。

 衆院選には、小選挙区選(定数289)に857人、11ブロックの比例選(定数176)に194人(重複立候補を除く)の計1051人が立候補している。

3958チバQ:2021/10/29(金) 16:31:02
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/?from=yhd&amp;ref=yahoo
[スキャナー]自民、当落線上に党幹部・閣僚含む104人…「野党一本化」響く
2021/10/29 09:37
立民5割近く横一線
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太ふとり 栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3959チバQ:2021/10/29(金) 16:33:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3d029b636bc1ffcab42ed57e1acc93eb1ca3783
立憲・西川将人氏に殺害予告ツイート、街頭演説中止 北海道6区
10/29(金) 16:04配信
 衆院選北海道6区に立候補している立憲民主党新人で前旭川市長の西川将人氏(52)が29日、同市で記者会見し、ネット交流サービス(SNS)に自身を殺害するとの書き込みがあることを明らかにした。陣営は同日予定していた街頭演説を中止した。

 西川氏や陣営によると、28日夜にツイッターに「西川将人 襲撃して殺してOK」との書き込みがあると道警から連絡があった。西川氏は「限られた選挙日程の中で全く活動できなくなった。非常に残念で憤りを感じる」と語った。陣営は刑事告訴を検討している。士別市内のポスター掲示板には、西川氏の顔に×印のテープが張られているのが見つかったという。

 北海道6区には「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」新人の斉藤忠行氏(30)と自民新人の東国幹氏(53)が立候補している。【土屋信明】

3960チバQ:2021/10/29(金) 16:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/72dbc7871a5400cb62c803c096627780774f2535
小沢一郎、中村喜四郎ら「無敗の男」が苦戦 自民党の追撃で地元で「どぶ板」〈dot.〉
10/29(金) 9:44配信

AERA dot.
有権者に訴える小沢一郎氏(C)朝日新聞社

 10月31日の衆院選の投開票日まであと3日と迫ってきた。

【全国289選挙区当落予測はこちら】

 激しい選挙戦が展開され、これまで衆院選で圧勝してきた立憲民主党の大御所、2人が今回は大苦戦しているという。

 岩手3区は長年、政界を牛耳ってきた小沢一郎氏の地盤だ。当選17回、数々の要職を自民党、旧民主党で歴任した。

 だが、マスコミ各社の世論調査の数字では、自民党の藤原崇氏とほぼ互角と接戦が続いている。

「しばらくぶりですけど、地元のみなさんに選挙戦の第一声をお届けすることでご支援を賜りたい」

 選挙戦初日に小沢氏は地元でこう声を上げた。だが、小沢氏の支援者は不安気に話す。

「小沢先生が公示日に地元で演説するなんて何十年も見たことがない。これまでは選挙前から当選が決まったようなムードで、相手の票数をどれぐらい上回るかが、話題になっていたほど。新聞などで小沢先生が厳しいと書いてありますが、本当なのでしょうか」

 今回の選挙戦でも小沢氏は小さな台に上がり、政策、政権交代を訴える独自のスタイルは変わらないという。

「国民の生活が第一という政治を実践したい、今回の選挙戦、大変厳しい。ご支援をお願いします。万年野党から政権交代を言い続けてきた。それが目標だ」

 小沢氏が演説をはじめると、吸い寄せられるように人が集まる光景も変わらないという。それなのになぜ、「小沢離れ」が地元で進んでいるのか。

「変わったのは地元にいる日数です。ほとんど張り付き、どぶ板状態といっていい。昔は地元に1日も戻れず、陣営だけで選挙していましたからね。これまで地元では小沢氏に政権交代、総理総裁という夢を託していました。しかし、今の野党ではとても難しい。それに小沢先生自身が野党のトップでもなく、総理総裁になることもない。小沢先生を支援してきた人たちが高齢化し、有権者の世代交代という面もある」(小沢氏を支援する地元の県議)

 もともとの地盤は岩手4区だったが、区割り変更で選挙区が一つ減って区域が広がり、3区となった。4区時代は8万票ほどの大差をつけて圧勝してきた。3区でも2〜3万票の差をつけていた。

 対照的に士気が上がるのは自民党の藤原陣営だ。

「直近2回の衆院選では、差はつけられたが、粘って比例復活して票を上積みしてきた。これまで選挙中、相手の背中が見えることはなかったが、今回は見えてきた。大番狂わせのチャンスだ」(藤原陣営の県議)

3961チバQ:2021/10/29(金) 16:35:14
 もう一人、苦戦している大御所がいる。「無敗の男」として知られる茨城7区の中村喜四郎氏だ。

 自民党時代はプリンスと呼ばれ建設大臣、科学技術庁長官などを歴任した。ゼネコン汚職事件で1994年に失脚したが、這い上がり、無所属で当選を重ねたこと14回。

 中村氏と議席を争ってきた自民党の永岡桂子氏は5回連続で比例復活での当選だが、2017年の衆院選では15000票差まで迫った。今回は維新の新人、水梨伸晃氏も参戦している。

 中村氏は選挙になるとバイクにまたがって演説会場をはしご。1回の演説に1時間を費やして、集まった有権者と握手するという独自の中村スタイルの選挙戦は地元では有名だ。その手法は「田中角栄最後の弟子」と呼ばれるほど徹底した有権者目線だ。

 ゼネコン汚職事件後はずっと無所属で小選挙区当選を果たしてきた中村氏。今回、決定的に違うのは、立憲民主党からの出馬という点だ。中村氏は選挙戦終盤の演説でその理由を説明している。

「今回は野党がまとまってきました。(ゼネコン汚職事件で)有罪判決になったが、あきらめずやってきた。政権交代となれば国民の方を見た政治になってくる。国民をなめた政治がなくなる。私は立憲民主党へ好きで入ったのではない。弱いものを強くするためです。なんで弱いのか?与党はまとまっているが、野党はバラバラ。まとめていくのは、頭を下げること。だから私は入った」

 中村氏の後援会幹部は接戦になっている理由をこう語る。

「これまで中村先生の後援会、喜友会が中核になって応援してきました。そこに公明党の推薦もありました。今回は中村先生が立憲民主党から出馬となったことで、自民党の永岡氏に公明党がついたことで接戦となっている」

一方、永岡氏を支援する自民党県議はこう意気込む。

「選挙の度に永岡氏は中村氏との差を詰めてきた。公明党が推薦をしてくれたことで、ムードも盛り上がる。今回こそは破りたい」

 自民党では東京8区の石原派会長の石原伸晃元幹事長(当選10回)や、熊本2区の野田毅・税制調査会最高顧問(当選16回)ら大ベテランの苦戦が伝えられる。

 衆院議長経験者の自民党大物の大島理森氏、伊吹文明氏、立憲民主党では赤松広隆氏らが今回の選挙で引退した。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう語る。

「私も自民党時代、小沢氏や中村氏の姿を横で見てきた。田中角栄の後継者と思っていたが、紆余曲折があった。石原氏や野田氏も一緒に仕事をした。大物たちが苦戦するとは時代が変わってしまったのか。今は野党だが、田中角栄から薫陶を受けた小沢氏、中村氏は政治への執念がすさまじい。勝負は最後までわからないよ」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

3962チバQ:2021/10/29(金) 16:50:46
https://www.sankei.com/article/20211028-4HUAH2KNYJKQZOGGE6ELWEAKMU/
茨城7区 「無敗」候補の野党入りで一変 陣営も票読み困難
2021/10/28 20:07
自民党と立憲民主党、日本維新の会の3氏が立つ茨城7区(古河市、結城市、下妻市の一部、常総市、坂東市、八千代町、五霞町、境町)。「保守王国」茨城で長年、自民が議席を奪えない唯一の選挙区だ。当選14回で「無敗」を誇る立民前職の中村喜四郎氏(72)と比例復活が続く自民前職の永岡桂子氏(67)の対決が軸だが、中村氏の立民入りで支持基盤に変化が生じている。投票行動にどんな影響が出るのか両陣営とも見通せないでいる。


与党の組織力前面
「自公の安定が日本の今までを支えてきた」

公明党ののぼり旗も複数立つ街頭演説で永岡氏は、与党間の強固な連携をアピールしてみせた。亡き夫、洋治氏の後を継いで出馬して以来、選挙区では中村氏に5連敗し、比例復活に甘んじてきた。

だが、今回は風向きの違いを感じる。長らく保守系無所属だった中村氏が立民入りし野党の立場を鮮明にしたことから、中村氏を推薦してきた公明が永岡氏を推薦したのだ。

選挙区内の8首長も全て永岡氏を支援するほか、中村氏支援の県議会派を切り崩すなど「包囲網」の構築にも成功。新型コロナ対策でも「充実した医療体制を築き上げるのは、安定した自公政権だけ。7区から自民党の灯を消してはいけない」と政権与党の公認候補であることを強調する。


「党より人」期待
「党の世論調査で自民候補に3%遅れている。最初から遅れているのは初めてだ」。公示日の出陣式で中村氏は危機感を隠さなかった。自民党時代は「首相候補」とも呼ばれたが、平成6年のゼネコン汚職事件で逮捕され離党。その後は無所属で「無敗」を重ねた。

1強多弱にあぐらをかく古巣の自民を脅かす野党の存在が必要とし、昨年、立民入り。「日本再建のためには与野党を伯仲させるしかない」と力を込める。

これまで自民支持層を取り込んで勢力を維持し、公明との協力関係にも腐心してきた中村氏陣営。鉄の結束を誇る後援会「喜友会」の男性も「野党からの出馬だが『党より人』と中村を応援してくれる自民、公明支持者はいるはずだ」と期待する。永岡氏陣営でも「(長年、中村氏を支援した)公明票がどれくらいうちに流れてくるかは未知数だ」と話す関係者もいる。


野党共闘にかじを切り、中村氏支援に回った共産支持層と〝水と油〟の連合茨城の組織票、公明支持層に照準を定めた両陣営の争奪戦はぎりぎりまで続く。

世代交代を強調
公示4日前の出馬表明となった維新新人の水梨伸晃氏(42)は前職の2人を念頭に「世代交代」を掲げる。出陣式では「古い政治を必ず壊し、新しい政治をつくる」と訴えた。


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教育費の完全無償化、生活に必要な最低限の金額を一律給付する「ベーシックインカム」の検討など党の公約を打ち出し、無党派層や子育て世代の取り込みに狙いを定めている。(谷島英里子、永井大輔)

3963チバQ:2021/10/29(金) 17:41:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d18a8fd37a9f3b9ef95b101ea926d90024f6660
「甘利明幹事長」と「石原伸晃元経済再生担当相」 落選する可能性はどれくらいあるのか?
10/29(金) 6:03配信

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デイリー新潮
頭を下げた甘利幹事長
楽勝とは行かない2人

 自民党の甘利明幹事長(72、神奈川13区)と石原伸晃元経済再生担当相(64、東京8区)が衆院選で苦しい戦いを余儀なくされている。それぞれに苦戦の理由があるようだが……。

【写真3枚】この記事の写真を見る

 まずは、「岸田さん(文雄首相)は自分がトップになったらあの人を幹事長にする、とハナから決めていたそうです」と政治部デスクが話す甘利幹事長から。

 公明党が衆院選での自民党公認候補225人に対し、第一次推薦を決めたのは10月14日のこと。党4役で言えば、岸田文雄総裁、高市早苗政調会長、福田達夫総務会長、そして遠藤利明選対委員長はこれに含まれたが、甘利幹事長は除外された。

 同じ神奈川では公明党・創価学会との蜜月ぶりで知られる菅義偉前首相は含まれ、小泉進次郎前環境相、河野太郎前行政改革担当相は含まれなかった。

「進次郎さんと河野さんはそもそも公明党の支持が要らないレベルなので別として、甘利さんや彼に近い山際大志郎経済再生担当相は漏れました。甘利さんはその後の第二次でも外れ、結局推薦されたのは第三次の時点でした」(同)

 甘利氏は2016年に報じられた金銭授受問題後の17年総選挙の際に、公明党と創価学会に頭を下げて支援をお願いしたという。その甲斐あって当選を果たしたが、甘利氏とカネの問題はくすぶり続けたままだ。

選挙が終わっても遺恨が残りそう
 公明党が甘利氏に厳しい姿勢を取ったのには、自らの党の不祥事も関係していたようだ。今年に入って、同党の遠山清彦衆院議員は緊急事態宣言下でのクラブ通いが発覚し、議員辞職に追い込まれた。その後、東京地検特捜部が遠山氏の当時の秘書ら2人が貸金業の登録をせずに融資を仲介した疑いがあるとして、関係先に家宅捜索に入ったのだった。

「公明党・学会にとってカネや女性の問題は、他の党よりはるかにご法度とされています。すでに辞職しているとはいえ遠山さんのことがあったばかりなのに、甘利さんを積極的に応援するわけには行かない。推薦が遅れた理由はそこが大きいと思います」(先のデスク)

 もっとも、公明党が連立を組む相手という以上に一体化し、友党と呼ぶよりも深く連帯する自民党の幹事長をギリギリまで推薦しないとは穏やかではない。

「甘利さんもその状況を受け入れがたかったようです。とはいえ、抗議したところでこの選挙中に何かが変わるわけではありません。甘利さんが小選挙区を落とすことはないと思いますが、公明・学会との関係がギクシャクする幹事長というのは連立を組んで以降、いなかったと思います」(同)

 選挙が終わっても遺恨となりそうな気配だ。

3964チバQ:2021/10/29(金) 17:41:30
山本太郎出馬騒動も雨降って地固まる
 続いて、石原伸晃氏。現在の小選挙区比例代表並立制が導入されて以降、ライバル候補に小選挙区はもちろん比例復活さえ許さず9回の当選を重ねてきた彼も苦境に立たされている。

 もっとも、これまでも石原氏が無敵だったというわけではない。

 前回選挙での東京8区には、旧立憲民主、旧希望、共産の候補らが立候補し、結果的に票が割れた。石原氏は約10万票を獲得して当選したが、次点の吉田晴美氏は約7万6000票。旧希望や共産の候補者らも合わせた得票合計は、石原氏を約4万票近く上回る。

「東京8区にはれいわ新選組の山本太郎代表が一時出馬表明しましたが、立民との調整不足が露呈し、山本代表が東京の比例に回ることで収束を図りました。立民の枝野代表のあずかり知らないところで話が進んでいた調整不足で、一時は敵を利したと言われましたが、現在は雨降って地固まると言いますか、野党共闘が吉とでています」(先のデスク)

 野党共闘と一口に言ってもアンチ自民票をそっくりそのまま合算するわけには行かないし、野党が戦略なく共闘しただけで、すなわち吉と出るわけではない。ざっくり言うと、「与党がそこまで強くない選挙区で野党が1つに固まること」に意味がある。

期日前投票でも後塵を拝して
 その点、東京8区は、「与党がそこまで強くない選挙区で野党が1つに固まる」モデルケースとなっているようだ。

「石原さんに関しては、過去に当時の総裁を裏切るような形で総裁選に出馬したり、大臣として失言が続いたりなど失点が相次いだ過去が選挙のたびに蒸し返され、今回も向かい風になっています」(先のデスク)

 政党支持率の調査をすれば自民党が常にトップで表向き他党を圧倒するが、実は「支持政党なし」が“隠れ第2党”として存在感を際立たせている。

「この支持政党なしがどれくらい選挙に行くのか、彼らの票をどれくらい得られるのかというのもポイントでしょう。今回の選挙の情勢調査では実際、石原さんは対抗馬に結構なリードを許しています。期日前投票でも後塵を拝している状況。さすがにこれだけの大物ですから投票日に向けてかなりの追い上げを見せるでしょうし、仮に選挙区で敗れても比例で救われるレベルかなとは思いますが……」

 小所帯とはいえ派閥のボスが選挙区を落とすという事態になれば、なかなかショッキングなことではあるが……。

デイリー新潮取材班

2021年10月29日 掲載

新潮社

3965岡山1区民:2021/10/29(金) 17:57:50
埼玉新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/483510bce94e9774b06236fa7584aed958db0c36
1区、村井先行 武正追う
2区、新藤が安定した戦い
3区、黄川田が一歩リード
4区、穂坂が支持固め優位
5区、枝野に牧原が猛追
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e60222484709251767a3d516e187112d3a0206b
6区、大島が8選へ手応え
7区、小宮山と中野が拮抗
8区、柴山が7期目へ優勢
9区、大塚が手堅くリード
10区、山口と坂本が競り合う
https://news.yahoo.co.jp/articles/62d0646ee31439881f42fa59c59c0786d65d2d2c
11区、小泉が優勢をキープ
12区、野中と森田が大接戦
13区、土屋が安定した戦い
14区、三ツ林が盤石の態勢
15区、田中がややリード

3966チバQ:2021/10/30(土) 07:34:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c93e5b7e6425caeca9332707496c68bc9a3d1788
衆院選、自民大物OBが後輩の足を引っ張る
10/29(金) 19:11配信

産経新聞
応援演説に立った元自民党幹事長の山崎拓氏=27日、大阪府高槻市

自民党では国会議員を引退した大物OBの言動に反発が広がっている。衆院大阪10区では、山崎拓元副総裁が自民前職の大隈和英氏と争う立憲民主党前職の辻元清美氏の応援演説を行ったことなどに批判が相次いだ。

自民の山田宏参院議員はツイッターで「言語道断。党重鎮のこのような行為に頰被りをすれば、党の結束はない」と書き込み速やかな処分を求めた。有村治子元少子化担当相もツイッターで「政党政治の信頼を揺るがす断固許されない反党行為です」とした。

山崎氏は27日、大阪府高槻市での演説で、選挙区は辻元氏、比例代表は自民党を支持する考えを明らかにし、党府連は28日、山崎氏の除名処分を求める上申書を党本部に提出した。同区には日本維新の会の新人、池下卓氏も出馬している。

また福田康夫元首相は27日の講演で、安倍晋三元首相が主導した日米など4カ国(クアッド)の枠組みについて「『中国包囲網』という注釈がよくない。政治が国民の感情対立を招くのはよくない」などと述べた。安倍氏に近い若手は「親中派の福田氏がまた言っている、という感じだ」と突き放した。(沢田大典)

3967チバQ:2021/10/30(土) 07:35:12
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-211030-202110290001224.html
【衆院選】最多7候補乱立、対照的な自民推薦2人の応援態勢 東京15区
2021/10/30 07:19日刊スポーツ

【衆院選】最多7候補乱立、対照的な自民推薦2人の応援態勢 東京15区

東京15区

(日刊スポーツ)

東京15区は289小選挙区で最多の7候補が入り乱れる激戦だ。

自民党の秋元司前衆院議員がIR汚職事件で離党し、有罪判決を受けたことで公認候補擁立が見送られた。自民党は今村洋史元衆院議員と、柿沢未途前衆院議員の2人を推薦。当選者を追加公認の方向だ。

自民党は今村氏だけを猛プッシュしている。前回17年の衆院選は比例・東海ブロックから出馬(落選)した今村氏は、事務所開きが公示前日と知名度が低い。大物幹部が次々に応援に入り、安倍晋三元首相も「今村さんは知名度が劣るんです。自民党がしっかり推薦しているのを知らない人が多い。写真を撮って拡散して」と懸命に呼びかけた。

対照的に父の故柿沢弘治元外相から受け継いだ地元で09年から5回目の出馬となる柿沢氏に自民党の応援はない。選挙区での勝利は12、14年で、09、17年の比例復活も含め4回連続で当選は続けており、地盤は堅い。立憲民主党会派だったが4日の首相指名選で岸田文雄首相に1票を投じ、会派を離脱。衆院選後に自民党入りする方針の柿沢氏は「地元で地道に真面目にやってきた。よその候補がどうのじゃなく、自分との戦い」とした。

野党統一候補の立憲民主党・井戸正枝氏は、17年選挙で戦った東京4区(大田区)を共産党候補に譲り、19日の公示直前の12日に東京15区に国替え出馬が発表された。井戸氏は「急に来たので、もっと受け入れられないかと思っていたが、転勤とか住居を買ってよそから来た方が多い。子育てとか、福祉に声を上げられなかった部分の受け皿になる」と手応えを口にした。【大上悟】

3968チバQ:2021/10/30(土) 07:35:40
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-211030-202110290000981.html
【衆院選】「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区
2021/10/30 07:19日刊スポーツ

【衆院選】「政治とカネ」逆境の与党、岸田首相誕生で“異変” 広島3区

広島3区

(日刊スポーツ)

全国的な注目を集める広島3区は、19年参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で実刑判決が確定した元法相、河井克行氏の地盤だ。比例中国ブロックから鞍替えした「与党統一候補」の公明前職の斉藤鉄夫氏(69)、立憲民主党新人のライアン真由美氏(59)らが激戦を繰り広げる。当初、与党は「政治とカネ」で逆境に立っていたが、岸田文雄首相誕生で“異変”が起きている。

28日、広島市安佐南区にあるJR緑井駅前での斉藤氏の街頭演説。小泉進次郎前環境相が登場すると、大きな歓声が上がった。「広島で政治の信頼を失墜することがあった。立ち上がって挑む斉藤先生の思いをくみ取ってほしい」。元環境相の“先輩”である斉藤氏の手を持ち上げ、支持を訴えた。

30年ぶりに広島からの首相誕生、斉藤氏の国交相就任で、ムードは一変した。「首相の地元で現職閣僚を絶対に落とすわけにはいかない」(自民関係者)。敗北は岸田政権の大きなダメージになる。岸田氏は公示翌日の20日に斉藤氏の応援に入り、事件に触れ、謝罪した。“異変”について斉藤氏を直撃すると「岸田政権が誕生するまで与党に厳しい風が吹いていた。まだ僅差だ」と気を引き締めた。

現職閣僚からの「金星」を狙うライアン氏は「必ず金権政治を終わらせる」と攻め込み、「この国は大臣のポジションでさえも選挙に利用する国になってしまったんですか」と岸田氏と斉藤氏に矛先を向ける。日本維新の会の新人、瀬木寛親氏(57)は「しがらみのない政治」を掲げて戦う。あと1日、混戦を制するのは-。【松浦隆司】

3969チバQ:2021/10/30(土) 07:37:02
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211029-567-OYT1T50547.html
「私の選挙史上で一番大変」と自民・甘利氏、地元から動けず…立民は接戦区に幹部投入
2021/10/30 06:37読売新聞

「私の選挙史上で一番大変」と自民・甘利氏、地元から動けず…立民は接戦区に幹部投入

自民党の甘利幹事長(29日、神奈川県綾瀬市で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党は、最終盤を迎えた衆院選(31日投開票)で、一部の党幹部や閣僚が接戦に持ち込まれているとして、危機感を強めている。岸田首相(自民党総裁)はチャーター機を活用して全国を飛び回り、甘利幹事長は地元に張り付き、最後の追い込みに入っている。立憲民主党は、自民党幹部らとの接戦区に集中的に幹部を投入して、支持を訴えている。

 首相は29日、鹿児島、宮崎、千葉の各県を慌ただしく駆け抜けた。移動には、前日に続いてチャーター機も使用した。首相が国政選の応援で同機を使うのは、2009年衆院選の麻生太郎氏以来となる。

 首相は千葉県成田市では、千葉10区で出馬した林幹雄・元経済産業相の応援に立ち、「大激戦が続いている。林氏は要職を次々と務められ、政治のど真ん中で活躍してきた」と力を込めた。

 読売新聞社の終盤情勢調査によると、同区では、立民の谷田川元氏と、当選9回の林氏が互角の戦いを展開している。ベテラン議員の苦戦が目立つことについて、自民の閣僚経験者は「古い自民党的なものに厳しい目が向けられ、有権者が世代交代を求めているのかもしれない」と危惧する。

 一方、甘利氏は全国遊説を見送り、出馬した神奈川13区で街頭活動を行っている。同じ情勢調査では、甘利氏と立民の 太ふとり 栄志氏が終盤に入って、接戦の度合いを強めている。甘利氏は28日から同区で街頭に立ち、29日には「私の選挙史上、一番大変だ」と声を張り上げた。党幹部ら応援弁士の予定を掲載する党ホームページの一覧からは甘利氏の名前は消えた。党内には「陣頭指揮を執る幹事長が地元から動けないとは前代未聞だ」(幹部)との動揺が広がる。

 自民の遠藤利明選挙対策委員長は東京都内で記者団に「みんな大変だ。私だって大変だ」と語った。情勢調査では、自民は小選挙区の立候補者のうち104人が当落線上にいる。ただ、党本部の支援には限界があり、「個々の候補者が自分の力で勝ち抜くしかない」(ベテラン)状況だ。

 9人を擁立した小選挙区の多くで安定した戦いを進める公明党は、比例票の上積みを目指す。山口代表は29日、東京都内での街頭演説に力を注いだ。公明は2017年衆院選の比例東京ブロックで2議席を得た。山口氏は取材に「比例は個々のブロックでしのぎを削っている。わずかな差でどっちに転ぶかわからない」と強調した。

 議席を増やす公算が大きい立民は、自民党の閣僚らが出馬した小選挙区での議席奪取に力を注いでいる。30日には、若宮万博相が相手の東京5区に福山幹事長、石原伸晃・元経済再生相と争う東京8区に蓮舫代表代行を投入する方針だ。

 立民の枝野代表は29日、遊説先の北海道苫小牧市で記者団に「追い上げて接戦としている選挙区が大変多い。追い越せる所を取り切りたい」と訴えた。

 野党共闘のために、小選挙区の候補者を過去最少の105人に絞った共産党は情勢調査で、公示前の12議席は上回る勢いだ。小池書記局長は「反応は非常に良い。もっと伸ばしたい」と意気込んだ。

3970チバQ:2021/10/30(土) 07:37:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_NTCE7F2YY5IRLLUJOVMJUBZGDQ.html
千葉13区、最後まで三つどもえ激戦
2021/10/29 22:22産経新聞

千葉13区、最後まで三つどもえ激戦

最後まで激戦が続く衆院千葉13区のポスター掲示板ー=29日、千葉県鎌ケ谷市(小野晋史撮影)

(産経新聞)

ベッドタウンの千葉県柏市や印西市、農業が盛んな富里市まで県北部の東西に広がる衆院千葉13区。立憲民主党前職で選挙区初勝利での2期目をねらう宮川伸氏と、自民党新人で医師の松本尚氏の大接戦を、地元の鎌ケ谷市長を5期務めた日本維新の会新人の清水聖士氏が追いかける、三つどもえの激戦が、選挙戦最後の30日まで繰り広げられる。

「科学をベースとした新型コロナウイルス対策を、しっかりと進めます」。29日朝、鎌ケ谷市の新鎌ケ谷駅前には支援者らと政策ビラを配りながら、そう訴える宮川氏の姿があった。

生命科学の研究者を経て創薬のベンチャー企業を立ち上げた宮川氏。公示後は連日、各地の駅頭や商業施設前などで訴えを繰り返してきた。27日には立民の枝野幸男代表の応援を得た。「コロナ対策に不満を持っている方は結構多い。だんだんと盛り上がってきたと思う」と、取材に終盤戦の手応えを語った。

松本氏には29日、本県入りした岸田文雄首相が応援に駆け付けた。首相は終盤戦、野党と激しく競り合う全国の選挙区に入っている。13区も自民と立民が接戦を展開している。

松本氏は印西市の日本医科大の千葉北総病院を拠点に、医師が搭乗する「ドクターヘリ」の普及に貢献してきた。危機に強い医療体制づくりといった「医療の安全保障」を訴えている。コロナ対策の即戦力として期待され、24日には松野博一官房長官が「日本有数の権威だ」とたたえた。

清水氏は市長として行財政改革に取り組んだ実績を訴えてきた。そして、維新が掲げる「身を切る改革」への理解を求めている。

公示前の17日に維新の副代表を務める大阪府の吉村洋文知事が、26日には幹事長の馬場伸幸氏が相次いで選挙区に入った。馬場氏は応援演説後、「日ごとに維新の主張が広がっていると感じている」と強調した。鎌ケ谷市以外の知名度が課題とされた清水氏だが、「鎌ケ谷から遠くても手を振ってくれる」と手応えを見せた。(小野晋史)

3971チバQ:2021/10/30(土) 07:38:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/b24aebec0469b055c1ca73cd18311b41aa1485d3
宮城2区激戦再び 秋葉氏、大物を続々投入 鎌田氏、庶民目線で走る
10/30(土) 6:00配信
 衆院選は31日の投開票まで残り1日となり、東北最多の有権者約45万6000人を抱える宮城2区の最終盤の攻防が熾烈(しれつ)を極めている。自民党前議員の秋葉賢也、立憲民主党元議員の鎌田さゆりが再対決。2017年の前回は、1316票差で秋葉が激戦を制した。新型コロナウイルス禍で見えにくい民意をつかもうと、両陣営は総力戦を繰り広げる。

■物量作戦で突進

 国政と県政の大物が並び、総力戦の布陣が整った。

 仙台市宮城野区で27日夜あった秋葉の決起集会。同日選の宮城県知事選で5期目を狙い選挙中の現職、村井嘉浩がマイクを握った。

 「あれから4年。毎日、毎日、秋葉さんの何を褒めようか、ずーっと考えたんですが、やっぱり何も思い浮かばなかった」。前回の終盤でも使ったネタで、200人超の聴衆を沸かせた。

 村井が秋葉の応援に入るのは公示後初めて。マイクを握る予定はなかったが、接戦が伝えられ、県議選初当選の同期が一肌脱いだ。

 元首相の安倍晋三も駆け付けた。今月2度目。「自民党の将来のホープだと確信している。負けるわけにはいかない」。安倍の登場に会場が盛り上がる中、秋葉は「本当に厳しい選挙。訴えても訴えても足りない」と声をからした。

 秋葉は前回、党所属の地方議員との不和で足元が乱れた。「よろしく頼む」。安倍はJR仙台駅で帰路に就く際、市議に念を押すのを忘れなかった。

 首相の岸田文雄、党政調会長の高市早苗、党選挙対策委員長の遠藤利明らが相次いで来仙。序盤は鈍かった自民、公明両党の分厚い支持組織も動き始め、物量作戦で勝利に突き進む。

■「保守票剥がす」

 「選挙カー前方を走るのが鎌田さゆり本人です」

 27日午後、宮城野区岩切の住宅街を巡る選挙カーが主役の登場を告げた。

 「庶民目線」を自負する鎌田は路地から路地に人影を探し、走り続ける。姿を見るや駆け寄り、肘タッチ。個人演説会は一切開かず、有権者と直接会って話すことに重きを置く。

 陣営関係者は言う。「4年前の悔しさをばねに、村議選のように1票1票を直接つかみに行く」

 住宅街を回った26日夜は、明かりの消えた家にまで手を振る徹底ぶり。選挙戦で体脂肪率は半分に落ちて1桁になった。17年ぶりの議席に執念を燃やす。

 市議時代から泉区が地盤の鎌田は、秋葉に前回2887票差をつけられた宮城野区の巻き返しを期す。選対本部長の山崎透は「候補者同士の対決に持ち込み、保守票をひっぺがす」と意気込む。

 党代表の枝野幸男、元首相の野田佳彦、党代表代行の蓮舫…。重鎮を招いた空中戦も熱を帯びる。

 仙台駅東口に29日夜、連合初の女性会長、芳野友子が来援した。鎌田は「相手の背中に手がかかった。絶対この手を離さないで、必ず追い抜いて逆転して勝つ」と力を込めた。

 NHK党新人の林幸子は子どもの人権を重視した政策を訴える。

(敬称略)

【宮城2区立候補者】

鎌田さゆり 56歳 立元②

秋葉賢也 59歳 自前⑥(公推)

林幸子 47歳 N新 

河北新報

3972チバQ:2021/10/30(土) 07:42:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211030ddlk19010122000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>小選挙区ルポ 2区 巨象VSアリの一穴 /山梨
2021/10/30 07:30毎日新聞

 女性3候補による選挙戦が展開されている2区。第49回衆院選の投票日が4日後に迫った27日、自民前職でワクチン担当相の堀内詔子氏は都留市の富士急行東桂駅前でマイクを握った。「この地域に、多くの予算を国から取ってまいりました」。普段の控えめな演説とは打って変わり、成果を強調するような言葉に聴衆からは「必死なんだよ」との声が漏れた。

 優勢が伝えられるが、陣営は引き締めに躍起だ。堀内氏が、義父・光雄氏の後継として自民公認で初当選したのは2012年の衆院選だ。当時、無所属元職だった長崎幸太郎氏(現在は知事)に敗れたが、比例で復活当選した。

 長崎氏とは、前回選挙(17年)まで3回続けて戦った。光雄氏も引退前に2回長崎氏と対決、堀内家としては前回選挙まで5回続けて保守分裂の選挙を経験。長崎氏が19年に知事に就任し、「因縁の対決」に終止符が打たれた。

 自民が一本化され、現職閣僚として臨む初の選挙だが、堀内氏が必死になるのは、09年衆院選で閣僚経験もある光雄氏が敗れ、引退に追い込まれる様を間近で見てきたからだ。

 陣営幹部は、かつて長崎氏に投票した有権者が堀内氏に反発し、棄権が増えることを警戒。別の幹部は「今後、保守票を二分する選挙になっても揺るがない基盤を作りたい」と先を見据える。

 立憲新人の市来伴子氏は選挙サンデーの24日、富士吉田市の商店街を歩いて回った。車の運転手から運動員、誘導員まで、イメージカラーのオレンジ色ポロシャツでそろえた女性ばかりだ。「政治とともに、選挙スタイルも変えたい」と意気込む。

 市来氏は遊説を終えた午後7時から、女性を中心に10人前後を集会所などに集めミニトークを開いた。小沢雅仁・立憲県連代表は「巨象(堀内氏)に立ち向かうアリだ」と、草の根での活動を重ねる市来氏をたたえる。16日に応援で来県した立憲の福山哲郎幹事長は「アリの一穴の言葉もある」とエールを送った。

 陣営内には、連合傘下の労組や県教職員組合など、組織票の結集を重視する意見も根強い。峡東地区の男性支援者は「車の両輪でフル回転すれば、一穴もあるかもしれないが」と、草の根の活動を続ける市来氏本人と、旧来型の組織選挙を進める陣営とが一枚岩でないことを懸念する。

 比例による議席増を目指すのは共産新人の大久保令子氏だ。比例票の掘り起こしを図りたい立憲、共産両党の思惑もあり、2区は野党共闘が実現しなかった。共産は、比例南関東ブロックで、前回選(17年)は1減し2議席にとどまった。「議席奪還は私の責任」と党員や支持者に加え、無党派層にも浸透を図る。【山本悟】

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 ◇2区立候補者=笛吹、都留、富士吉田市など

市来伴子 44 [元]参院議員秘書 立 新(比)

大久保令子 71 党県常任委員 共 新

堀内詔子 56 ワクチン担当相 (3)自[岸]前(比)[公]

……………………

3973チバQ:2021/10/30(土) 07:43:58
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-139607.html
注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は
2021/10/29 07:05東京新聞

注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は

注目区を歩く 神奈川4区 保守系分裂の落着点は

(東京新聞)

 4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)では前回衆院選で初当選した立憲民主前職と比例復活した自民前職、敗れた無所属元職が再び激突。新人二人も加わり、県内選挙区最多の五人が熱戦を繰り広げる。情勢調査では、政権への不満票の取り込みを目指す立民前職と無所属元職が横一線で争い、自民前職が追う展開になっている。(石原真樹)

◆4区 横浜市栄区、鎌倉・逗子市、葉山町

山本朋広 46 自<前><4> 公

浅尾慶一郎 57 無元<3>

早稲田夕季 62 立前<1>

大西恒樹 57 無新 

高谷清彦 42 維新 

 神棚の手前に、金色の額に入れた公認証がうやうやしく飾られていた。十六日に鎌倉市内で開かれた自民前職山本朋広さん(46)の事務所開き。陣営幹部は「自民の公認は一人だけ。公認証はこれまでの実績を示している」と胸を張った。

 4区は山本さんと、自民党員だが無所属で立候補した元職浅尾慶一郎さん(57)が競合する「保守系分裂」の選挙区だ。山本さんは直近三回の衆院選はいずれも小選挙区で敗れ、比例復活した。今回初めて公明党と選挙協力。街頭で「小選挙区は山本、比例は公明」と繰り返し、悲願の小選挙区勝利を目指す。

 一方、公認を得られなかった浅尾さんは保守層に自民への不満が一定数あるとみて、自身と自民との距離感を逆手に取り「自民を内側から壊せるのは自分」とアピール。「自民に不満だから野党、ではなく浅尾に」と呼び掛ける。

 浪人中はこまめに地元を回り、今年四月の鎌倉市議選では、応援した候補者四人が当選した。若手支援者らが企画した今月二十二日の集会に「夜回り先生」として知られる元高校教諭水谷修さんを招くなどし、組織力のカバーを試みる。

 立民前職の早稲田夕季さん(62)は、前回選挙では小池百合子東京都知事の「希望の党」に「排除」される形で立ち上がった党への期待から追い風に乗って初当選したが、今回その風はない。再選に向けて「保守系分裂で漁夫の利なんて言われるけれど、そんなことはない」と危機感を強める。

 ジェンダー平等への世論の高まりなどを背景に、候補者五人で唯一の女性の立場から、子育てや女性の貧困問題への取り組みをアピール。街頭演説には地元の女性地方議員も顔をそろえ、「女性の声が政治を変える」と力を込める。

 元逗子市議の維新新人高谷清彦さん(42)の政治の出発点は浅尾さんの秘書。市議時代に所属したみんなの党に「おごりがある」と感じ離党した。「4区から維新が出ることを訴えたい」と票の掘り起こしを目指す。

 為替ディーラーの経歴を生かし、経済政策の大転換などを訴える無所属新人の大西恒樹さん(57)。複雑な経済の話を動画配信も使って解説し、「新しい政治が必要」と呼び掛ける。

3974チバQ:2021/10/30(土) 07:46:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk12010194000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/下 13区 「魔の3回生」消え激戦 自民・立憲・維新の三つどもえ /千葉
2021/10/29 05:24毎日新聞

 選挙カーの上から「大ヒットのドラマ『コード・ブルー』を見た人はいますか」との問いかけに、聴衆が手を挙げた。公示日の19日、新鎌ケ谷駅前の街頭演説で応援弁士が候補者を紹介した。ドクターヘリをテーマにしたドラマの医療監修者で自民党新人の医師、松本尚氏(59)が「33年間、医療現場にいた。新型コロナウイルス対策の即戦力です」と声を張り上げた。【中村宰和】

 ◇無党派層の取り込み鍵

 13区では、3期連続当選の自民前職の白須賀貴樹氏を巡って秘書による当て逃げ事故など不祥事が相次ぎ、「魔の3回生」問題は保守分裂の危機を招いていた。県議9人が2020年9月に議員辞職や離党勧告などを求める嘆願書を出す一方で、市議や町議ら58人は白須賀氏の支援を表明する署名を提出した。緊急事態宣言下の夜の会食問題が発覚したため、白須賀氏は2月に離党して立候補見送りを表明し、公募で松本氏が選ばれた。ある自民県議は「白須賀問題が消え、結果的に一つにまとまった」と胸をなで下ろす。

 松本氏の演説会には自民と公明党の議員が並ぶ。前回の13区の比例代表は自民6万6200票、立憲5万1344票で、公明2万7274票の存在は大きい。富里市で24日開かれた演説会で、応援弁士の松野博一官房長官は「政権選択の選挙で、自公政権を続けていくのか、立憲民主党から共産党までの野党に政権を託すかの判断をいただきたい」と強調した。公明県本部副代表の竹内真二参院議員が「全力で応援する。比例は公明とお書きください」と呼び掛けると、松本氏は「ドクターヘリが普及しなかった時に友党の公明が助けてくれた。比例は公明に」と配慮を見せた。

 新鎌ケ谷駅前で19日、立憲前職の宮川伸氏(51)の街頭演説があった。応援弁士の野田佳彦元首相が「宮川さんはいい政治家になる。以前ここにいたような、議員バッジをつけた途端、銀座や赤坂で飲み歩く人は伸びない」と皮肉交じりに紹介した。宮川氏は24日、栄町のスーパー前で休日の買い物客らに「8、9月の新型コロナは大変だった。国民が本当に苦しい時に国会を開かず、コロナを議論しない議員が必要でしょうか。命と暮らしを守る政治を取り戻したい」と訴えた。前回比例復活の宮川氏は、候補者擁立を見送った共産の支持層に食い込み、農業や中小企業対策を打ち出して保守層の一部の取り込みを図る。

 日本維新の会は前鎌ケ谷市長で新人の清水聖士氏(60)を擁立し、重点選挙区と位置付ける。副代表の吉村洋文・大阪府知事が公示前の17日、初めて首都圏に衆院選の応援に入り、新鎌ケ谷駅前でマイクを握った。吉村氏は「自民とガチンコでやっていくまともな野党が必要。そのために維新は仲間を増やす」と熱弁を振るった。清水氏は19日、市長を6月まで5期19年務めて新型コロナ対策の最前線にいた経験から、「国が市町村の事情を踏まえずにコロナ対応をする状況を変えなければいけない。権限を国から自治体に委譲すべき」と演説した。清水氏は「政権のコロナ対応に有権者が相当不満を持っていて、演説にうなずく人が多い」と手応えを語る。

 三つどもえの激戦は無党派層の取り込みが鍵を握る。3氏は選挙戦終盤の29、30日、駅頭や商業施設前など有権者が多く集まる場所で最後の支持を訴える。

………………………………………………………………………………………………………

 ◇13区の候補者=船橋市北部、印西市など

宮川伸 51 [元]会社役員 (1)立 前(比)

松本尚 59 医師 自 新(比)[公]

清水聖士 60 [元]鎌ケ谷市長 維 新(比)

3975チバQ:2021/10/30(土) 07:47:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211028ddlk12010079000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/中 8区 ねじれ、二分 支持乱れ 与野党候補構図複雑で連携難 /千葉
2021/10/28 05:07毎日新聞

 ◇同日の柏市長選、影響強く

 柏市長選が告示された24日。JR柏駅前では、市長選の4候補がほぼ1時間おきに演説会や第一声を行い、支持を訴えた。1日平均9万人超の乗車人員がある同駅前は絶好の見せ場。衆院選千葉8区(柏市西部、我孫子市)の候補者も連日、代わる代わる街頭演説をしていたが、市長選と衆院選の支持関係が入り乱れており、この日は市長選候補に場所を譲り、4人の演説終了直後に衆院候補が活動を始めた。「柏市はもう、ぐちゃぐちゃ。一部で遊説場所の調整がつかない」。ある陣営幹部は明かす。【橋本利昭】

 8区では一時、野党3党が公認候補を擁立する構えだった。しかし、れいわ新選組で公認予定だった元職の太田和美氏(42)が市長選に転向。共産党新人も立憲民主党との候補者調整で取り下げ、野党候補は立憲新人の本庄知史氏(47)に一本化された。ただ、構図は複雑なままだ。

 「8区はお任せしたい」。9月10日に市長選に立候補を表明した太田氏は、その5日前に本庄氏に伝え、個人的な支援も明らかにした。しかし、本庄氏が総支部長を務める立憲千葉8区総支部は10月2日「市長選は自主投票」と決定、協力関係とはならなかった。

 「いろいろな人がいるから」。陣営の関係者はこう実情を明かす。本庄氏の支持者は衆院選では反自民で結集しているものの、市長選では太田氏の支持派がいる一方、政党を渡り歩いた太田氏に対し否定的な考えがくすぶり、一部は市長選で保守系候補の中沢裕隆氏(51)を応援しねじれた状態だ。このため、14日に立憲県連が「太田氏支持」を打ち出しても、本庄氏の陣営は自主投票の方針を変えていない。

 1996年の小選挙区制導入以来、8区で候補者を擁立してきた共産は立憲に譲り、街頭活動では「小選挙区は本庄氏、比例は共産」と訴える。しかし、立憲は「比例は共産」と呼びかけず、両党間の距離は縮まらない。共産の東葛地区委員会幹部は「(比例での協力は)候補者調整の条件ではなかった」と理解を示し、立憲、共産関係者は「一番大切なことは政権を変えること。お互いに票を伸ばせばいい」と話す。

 本庄氏は街頭演説で「自民党1強を変え、政権を取れる勢力を」と有権者に訴え、初当選を目指している。

   ◇  ◇

 一方の自民党。前職の桜田義孝氏(71)は五輪担当相だった2019年2月、競泳の池江璃花子選手が「白血病」と診断されたことを巡り、「がっかりしている」と述べるなどし同年4月に辞任、逆風は今も続く。また、市長選では秋山浩保市長(53)が後継指名した中沢氏と、保守系市議らが推す村田章吾氏(42)が出馬して支持層が二分し、連携はままならない。

 柏市内で15日にあった中沢氏の励ます会は危機感に包まれた。「桜田氏の言動で不快な思いをさせた」。桜田氏の陣営幹部が、集まった業界団体関係者らに謝罪すると、会場は静まりかえった。有料レジ袋の是非を巡ってツイッターで一石を投じ、地元貢献と人柄で盛り返す桜田氏だが、失言への批判はくすぶる。「政党の問題でなく資質の問題になっている」(関係者)と焦りを募らせ、17日の桜田氏の励ます会では、後援会幹部が約400人を前に「追い詰められている」と奮起を促した。桜田氏は取材に「大衆の中に入って訴えるだけ。決して諦めない」。

………………………………………………………………………………………………………

 ◆8区の候補者

 =柏市西部、我孫子市

本庄知史 47 [元]衆院議員秘書 立 新(比)

桜田義孝 71 [元]五輪相(7)自[二]前(比)[公]

宮岡進一郎 80 [元]高校教諭 無 新

………………………………………………………………………………………………………

 ◆柏市長選の候補者

山下洋輔 43 会社副社長 無新

太田和美 42 [元]衆院議員 無新

中沢裕隆 51 市体協副会長 無新

村田章吾 42 経営コンサル 無新

 (いずれも届け出順)

3976チバQ:2021/10/30(土) 07:48:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211027ddlk12010074000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>注目の選挙区/上 1区 自民・立憲の県都決戦 初の一騎打ち、接戦か /千葉
2021/10/27 06:33毎日新聞

 ◇過去の選挙や来年の参院選…複雑に影響

 「国政18年でようやく一騎打ち。これこそ小選挙区制が目指していた姿だ」。衆院選公示日の19日午前、立憲民主党前職、田嶋要氏(60)が第一声を上げた。対する自民党前職、門山宏哲氏(57)も同日午前の出陣式で「初めての一騎打ち。我が国を守れるのはどの政権か、政権選択の選挙」と聴衆に訴えた。【柴田智弘】

 県内13小選挙区のうち、1区(千葉市中央、稲毛、美浜区)を含む4選挙区は自民と立憲のみが候補者を擁立。県都・千葉市の半数以上の人口を占める1区の結果に注目が集まる。

 両氏は2012年から対決を続け、田嶋氏の2勝1敗。過去3度は共産党候補を含む4、5人による選挙戦だったが、今回は候補者調整で田嶋氏が野党統一候補となった。各報道機関の情勢調査では接戦が予想され、両氏の元には応援弁士として閣僚経験者らが訪れている。構図は単純になったように見えるが、過去の選挙や来年の参院選が複雑に影響している。

 門山氏の街頭演説会場には選挙対策本部長の自民県議、臼井正一氏(46)の姿がある。自民県連幹部から「有権者はどちらが候補者か迷ってしまわないように」とアドバイスを受け、臼井氏は「地元選出県議の臼井正一です」と自己紹介するにとどめ司会に徹するが、来年夏の参院選千葉選挙区(改選数3)に出馬することになっている。

 臼井氏にとっても田嶋氏は因縁の相手だ。田嶋氏が国政に初挑戦した03年、破った相手は臼井氏の父親の日出男氏(82)だった。また、臼井氏自身も09年の選挙で田嶋氏に敗れた。

 今年3月の知事選で、自民推薦候補に100万票以上の大差をつけて初当選した熊谷俊人知事は、「県政運営に集中していきたい」と述べ、衆院選から距離を置いている。ただ、門山氏の陣営は、旧民主党会派の千葉市議出身で、知事選では1区で81%の得票率を誇った熊谷氏の影響力を警戒する。自民関係者は「一騎打ちならば立憲候補に入れる(1区の)傾向が見える」と漏らす。田嶋陣営は熊谷氏との二連ポスターを作製し「県は変わった。次は国が変わる番だ」と政権交代を訴える。

 前回、候補者を擁立した共産と日本維新の会の票の行方にも両陣営は神経をとがらせる。共産は約2万4000票獲得し、維新は約1万5000票だった。勝利した門山氏と田嶋氏の票差はわずか1357票。門山氏は立憲と共産の選挙協力に「共産主義の思想を選択にするのか」と指摘し、田嶋氏は「与党が結集するなら野党も結集するしかない」とかわす。

 自民県連幹部は「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)の支持がなくては当選は難しい」と漏らす。駅頭を埋め尽くした聴衆を見ながら、候補者個人を厳しく見定める有権者の目を意識する。

………………………………………………………………………………………………………

 31日の投開票に向け後半戦に入った衆院選。公示直前まで野党の候補者調整が続くなど、慌ただしい選挙戦に臨んでいる候補者の姿を追った。

………………………………………………………………………………………………………

 ◆1区の候補者

 ◇1区(2)=千葉市中央区など

田嶋要 60 [元]経産政務官 (6)立 前(比)

門山宏哲 57 弁護士 (3)自[破] 前(比)[公]

 ◇名鑑の見方

◆氏名、年齢(投票日の31日現在)、職業・肩書、当選回数、党派、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。自民候補は派閥を四角囲み文字で記した。(比)は比例との重複立候補。末尾の四角囲み文字は推薦・支持政党

◆政党名は、自=自民党、立=立憲民主党。自民党の派閥は[破]=石破派

3977チバQ:2021/10/30(土) 07:50:47
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/823930/
【激戦区ルポ・福岡2区】閣僚級来援の「空中戦」vsどぶ板の「1棟つぶし」
2021/10/30 6:00
小川 俊一、野間 あり葉
衆院選は最終盤を迎えた。九州一の都市型選挙区ともいわれる福岡2区で、4度目の対決となる与野党前職が対照的な戦い方を展開している。自民党の鬼木誠氏は党の閣僚経験者らの相次ぐ来援を受け、街頭演説など「空中戦」で攻勢をかける。対する立憲民主党の稲富修二氏は、マンションごとにマイクを向けて訴える「1棟つぶし」作戦を決行。31日の投開票へデッドヒートが続く。

「自転車で営業していた人こそ国会議員に」

 27日、福岡市・天神。自民の片山さつき総務会長代理は集会で、元銀行員の鬼木氏をこう持ち上げた。壇上には、鬼木氏の当選同期で岸田文雄首相に抜てきされた小林鷹之経済安全保障担当相の姿も。600人の支持者は、2人の軽妙な語り口に何度も沸いた。

 19日の公示後、この日までに来援した党所属の閣僚・閣僚経験者は6人。1日半に1人のペースだ。20日は、小渕優子組織運動本部長が商店街で街宣。25日の総決起集会では、中谷元・元防衛相が約千人を前に「彼の先祖は対馬で外敵から日本を守っていた。(鬼木氏は)防衛副大臣に適任だ」と熱弁を振るった。

 鬼木氏は22、23日、防衛副大臣の在京当番のため、政治家人生で初めて選挙期間中に選挙区を空けた。だが23日には、首相自らが候補者本人不在の天神で演説。山際大志郎経済再生担当相も、博多湾の潮風漂う漁協前で支持を呼び掛けた。

 「これでご飯が進むよ。頑張ってね」。22日、防衛大臣室。福岡名物の辛子めんたいこを持参した鬼木氏は岸信夫防衛相から激励を受けた。「そうそうたる方々の応援をもらっている。絶対に負けられない」と鬼木氏。選挙戦最終日の30日は、高市早苗政調会長が駆け付ける。

   ◇    ◇ 

 「1票で結果が大きく変わる。どうか政治を変える力を私にください」

 日が落ち、肌寒くなった21日午後7時半、福岡市中央区小笹の住宅街。マイクを手に訴える稲富氏の視線の先には、高層マンションがそびえる。「頑張れよ」。ベランダから顔を出した男性が声を掛けた。別の部屋からは若い女性が笑顔で手を振っていた。

 市街地に集合住宅がひしめき合う2区。有権者へのアプローチが難しい状況で陣営がひねり出したのが、マンションの「1棟つぶし」作戦だ。

 稲富氏は、特に集合住宅が多い中央区を中心に、マイクと拡声器を持って一棟一棟の前に立つ。公示前の16日から始めた。当初、反応はまばらだったが、「次第に良くなってきた」。

 小選挙区で3連敗を喫している鬼木氏の組織力に対抗するため、「どぶ板」選挙よりもさらに泥くさく地道な「超どぶ板」(陣営幹部)に徹してきた。

 PTAやトイレ掃除ボランティアなど草の根活動で「稲富党」を開拓。朝のつじ立ちは、2区を選挙区にして以降14年間欠かさず、選挙期間以外も交差点に立ち続けてきた。「立民支持じゃないけど、稲富さんは好き」「ずっと自民支持だが今回は稲富さんに入れる」という有権者の声も届くようになった。

 公示後、以前から自民支持という福岡市の男性社長が稲富氏の熱意にほだされ「1棟つぶし」に同行した。稲富氏は「相手には相手のやり方がある。私は私のやり方で支援を増やしていく」と闘志をたぎらせた。

   ◇    ◇ 

 福岡2区には日本維新の会新人の新開崇司氏も立候補。街頭演説などで、全国民に一定額を給付する「ベーシックインカム」導入の必要性などを訴えている。

 (小川俊一、野間あり葉)

3978チバQ:2021/10/30(土) 07:53:06
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/823930/
【激戦区ルポ・福岡2区】閣僚級来援の「空中戦」vsどぶ板の「1棟つぶし」
2021/10/30 6:00
小川 俊一、野間 あり葉
衆院選は最終盤を迎えた。九州一の都市型選挙区ともいわれる福岡2区で、4度目の対決となる与野党前職が対照的な戦い方を展開している。自民党の鬼木誠氏は党の閣僚経験者らの相次ぐ来援を受け、街頭演説など「空中戦」で攻勢をかける。対する立憲民主党の稲富修二氏は、マンションごとにマイクを向けて訴える「1棟つぶし」作戦を決行。31日の投開票へデッドヒートが続く。

「自転車で営業していた人こそ国会議員に」

 27日、福岡市・天神。自民の片山さつき総務会長代理は集会で、元銀行員の鬼木氏をこう持ち上げた。壇上には、鬼木氏の当選同期で岸田文雄首相に抜てきされた小林鷹之経済安全保障担当相の姿も。600人の支持者は、2人の軽妙な語り口に何度も沸いた。

 19日の公示後、この日までに来援した党所属の閣僚・閣僚経験者は6人。1日半に1人のペースだ。20日は、小渕優子組織運動本部長が商店街で街宣。25日の総決起集会では、中谷元・元防衛相が約千人を前に「彼の先祖は対馬で外敵から日本を守っていた。(鬼木氏は)防衛副大臣に適任だ」と熱弁を振るった。

 鬼木氏は22、23日、防衛副大臣の在京当番のため、政治家人生で初めて選挙期間中に選挙区を空けた。だが23日には、首相自らが候補者本人不在の天神で演説。山際大志郎経済再生担当相も、博多湾の潮風漂う漁協前で支持を呼び掛けた。

 「これでご飯が進むよ。頑張ってね」。22日、防衛大臣室。福岡名物の辛子めんたいこを持参した鬼木氏は岸信夫防衛相から激励を受けた。「そうそうたる方々の応援をもらっている。絶対に負けられない」と鬼木氏。選挙戦最終日の30日は、高市早苗政調会長が駆け付ける。

   ◇    ◇ 

 「1票で結果が大きく変わる。どうか政治を変える力を私にください」

 日が落ち、肌寒くなった21日午後7時半、福岡市中央区小笹の住宅街。マイクを手に訴える稲富氏の視線の先には、高層マンションがそびえる。「頑張れよ」。ベランダから顔を出した男性が声を掛けた。別の部屋からは若い女性が笑顔で手を振っていた。

 市街地に集合住宅がひしめき合う2区。有権者へのアプローチが難しい状況で陣営がひねり出したのが、マンションの「1棟つぶし」作戦だ。

 稲富氏は、特に集合住宅が多い中央区を中心に、マイクと拡声器を持って一棟一棟の前に立つ。公示前の16日から始めた。当初、反応はまばらだったが、「次第に良くなってきた」。

 小選挙区で3連敗を喫している鬼木氏の組織力に対抗するため、「どぶ板」選挙よりもさらに泥くさく地道な「超どぶ板」(陣営幹部)に徹してきた。

 PTAやトイレ掃除ボランティアなど草の根活動で「稲富党」を開拓。朝のつじ立ちは、2区を選挙区にして以降14年間欠かさず、選挙期間以外も交差点に立ち続けてきた。「立民支持じゃないけど、稲富さんは好き」「ずっと自民支持だが今回は稲富さんに入れる」という有権者の声も届くようになった。

 公示後、以前から自民支持という福岡市の男性社長が稲富氏の熱意にほだされ「1棟つぶし」に同行した。稲富氏は「相手には相手のやり方がある。私は私のやり方で支援を増やしていく」と闘志をたぎらせた。

   ◇    ◇ 

 福岡2区には日本維新の会新人の新開崇司氏も立候補。街頭演説などで、全国民に一定額を給付する「ベーシックインカム」導入の必要性などを訴えている。

 (小川俊一、野間あり葉)

3979チバQ:2021/10/30(土) 07:54:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211030ddlk15010138000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>小選挙区ルポ 6区 豪雪被害対策も争点 /新潟
2021/10/30 07:29毎日新聞

 ◇梅谷氏 「雪国減税」創設したい/高鳥氏 排雪用水のダム整備を

 立憲民主党新人、梅谷守氏と、自民党前職、高鳥修一氏、無所属新人、神鳥古賛氏の3氏が立候補した新潟6区。今年1月に記録的な大雪に見舞われるなど豪雪地帯の上越地方にとって、雪の被害は切実であり、対策を願う有権者の声は根強い。候補者たちも争点の一つと捉え、それぞれ公約に掲げる。

 「雨で言えば『線状降水帯』のようなもの。数日ずっと降りっぱなしだった。3メートルくらい積もり道路も埋まって身動きが取れなかった」。上越市内で30年以上にわたり除雪作業に従事する岩崎秀夫さん(66)は、今年の大雪をこう振り返る。

 上越市などは1月、大寒波に見舞われ、気象庁高田観測所によると、8日から9日にかけて24時間降雪量が103センチと観測史上1位を更新した。同市の高田地区では9年ぶりに道路を通行止にし、雁木(がんぎ)や屋根の雪を下ろす「一斉雪下ろし」も実施された。それでも各地で除雪が追いつかず、生活インフラはまひした。

 岩崎さんは、行政の委託を受けて個人宅などの雪下ろしや除雪を請け負う。一人暮らしの高齢者ら自力で作業ができない人たちが主な対象といい、「屋根の上でスコップや雪かき用シャベルで雪を下に落としていくのはかなりの重労働。とても高齢者1人でできるようなものではない」と説明する。

 同市が取りまとめた中間報告によれば、2020年度に上越市内で確認された雪による人的被害は60人に上り、その約8割の47人が60歳以上。1月の大雪に伴う要援護世帯除雪費助成事業の申請は、多くが独居などの高齢者世帯だった。

 大雪は地域の安全にも影響を及ぼす。上越市内を管轄する上越署で地域官として対応に従事した小泉州史警視は「除雪はどうしても緊急車両が通る車道に集中し、排雪が歩道に積まれてしまう」と指摘。歩行者は車道を歩くことになり、小学生の通学路も例外ではなく、排雪能力も事故防止に必要不可欠という。

 「雪が降るのはやむを得ないこと。事故防止のためにも関係機関が連携して地域の人、特に高齢者に対するケアが重要だ」。小泉警視はソフト面の強化が必要との認識を示す。

 多種多様な課題が山積する新潟6区。中でも、度々地域を悩ませるのが雪害で、政治への期待も大きい。こうした現状認識から主な候補者たちも対策への注力を公約に掲げる。

 「『雪国減税』の創設を」。梅谷氏はこう主張する。雪国ならではの苦労などを整理した上で都市部選出の国会議員らに現場を視察してもらい、その負担について考える勉強会を開く。減税を含めた負担の軽減法案の策定を目指すとしている。

 「雪国の方々は我慢強いから、もっと声をあげるべきだ。災害が起きてからではなく、日常的にこういう状況なんだというのを知ってもらうことで、雪国の暮らしを都会に啓蒙(けいもう)していく」と力説する。

 高鳥氏は「街の機能がまひし、4日間も家から出られない状況が続く住民もいた」と1月の大雪を振り返り、自然災害などにおける住民の安心安全を優先課題の先頭に挙げる。

 公約とするのは「上越市、特に高田地区を『克雪モデル地域』に」。妙高市などを流れる関川と支流の儀明川が合流する上越市にダムを整備し、その用水を都市部の融雪溝に流すなどして排雪に備えるとし、概算額240億円のインフラ整備を掲げる。

 上越地方は今月18日、妙高山で初冠雪が確認された。まもなく雪の季節がやってくる。

 岩崎さんは、大雪対策にはインフラ整備や助成の枠組みよりも重要なことがあると感じている。雪下ろしは結局、人海戦術に頼る部分が大きく、特に大雪の対応となれば動ける人手を増やすしかないのだという。

 そして政治にこう期待をかける。「今は多くの人や企業が持続可能性や地球温暖化に関心を寄せている。目先のもので対応するのではなく、長い目を持って、地味でも現実味のある先のビジョンを見据えてほしい」【露木陽介】

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 ◇6区立候補者=十日町、上越市など

梅谷守 47 [元]県議 立 新(比)

高鳥修一 61 党政調会長代理 (4)自[細]前(比)[公]

神鳥古賛 53 派遣社員 無 新

3980チバQ:2021/10/30(土) 07:55:28
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211027-OYT1T50085/
維新 全国政党へ試金石 自民・立民 強める対決姿勢…兵庫6区
2021/10/27 05:00
衆院選2021・激戦区ルポ
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 投開票を1週間後に控えた24日夜。歌劇の聖地・宝塚大劇場に近い兵庫県宝塚市の阪急宝塚駅前の広場は、黒山の人だかりだった。聴衆の目当ては、大阪府知事で日本維新の会副代表の吉村洋文(46)だ。兵庫6区で雪辱を期す維新公認、市村浩一郎(57)の応援に駆けつけ、熱弁をふるった。

 「改革する政党が、日本には一つぐらい必要だ。今の自民党では出来ない」


 維新のイメージカラーである黄緑色のパーカ姿の吉村は、大阪での「身を切る改革」の実績をアピールし、自民党への対抗心をむき出しにした。26分間の演説で「改革」に言及したのは25回。聴衆からは「頑張れ!」と声援が飛び、広場は熱気にあふれた。

 衆院議員を3期務め、民主党政権では国土交通政務官も務めた市村は、「即戦力として使ってほしい」と支持を訴えている。兵庫6区の一部は大阪府に隣接し、府内への通勤者が多い。知事として新型コロナウイルス対応で注目を浴びた吉村の知名度は抜群で、維新幹部は「維新の改革を感じてもらいやすい選挙区」と分析する。

 前回衆院選では、維新が兵庫県内の小選挙区で議席を得ることはなかった。だが、地元首長もその存在を無視できなくなっている。市村の事務所には15日、選挙区内の伊丹市長を務める藤原保幸(67)が、ため書き持参で現れ、「応援しています。伊丹を盛り上げましょう」とエールを送った。藤原はかつて、大阪(伊丹)空港の将来のあり方を巡って、維新と激しく対立したことがある。だが、「維新は今や主要政党。連携が必要だ」として、今回は、自民党公認の大串正樹(55)と市村の2人を支援する考えだ。

 維新は、2012年に元大阪市長の橋下徹(52)や党代表で現市長の松井一郎(57)らが地域政党・大阪維新の会を母体に結党した。当時から、大阪以外への浸透を図り、全国政党へと成長することが悲願だった。昨年11月には大阪都構想を巡る2回目の住民投票で敗北する痛手を被ったが、橋下、松井に続き、「第2世代」と位置づけられる吉村が今では党を引っ張る存在となりつつある。

 4月の宝塚市長選では、維新公認候補が敗れたが、当選者に約1600票差まで詰め寄った。自民が維新への危機感を一気に強めたのが、7月の兵庫県知事選だ。県議会最大会派の自民は当初、同県の副知事経験者に出馬を打診した。維新は総務省出身の斎藤元彦(43)の擁立に動き、いち早く推薦を決めた。

 これに慌てたのが自民の地元国会議員だった。「維新単独で勝利されれば、衆院選に影響がある」として、県議の一部と組んで斎藤支援に回った。自民党本部も斎藤の推薦を決め、結果的に自民、維新の相乗りで当選を後押しできた。しかし、自民は分裂選挙を強いられ、しこりが残った。斎藤は今春まで大阪府財政課長として吉村を支えた経験もあり、自民内には「斎藤が『維新の知事』との印象が県民にある」との見方が広がった。

 自民は維新に神経をとがらせている。知事選後、斎藤との関係をアピールしたい維新がさっそく、衆院選小選挙区の候補者と斎藤の写真が一緒に掲載された広報物を作成し、自民側が「待った」をかけたこともあった。

 一方、大串は、前首相の菅義偉(72)を支える衆院議員グループ「ガネーシャの会」に所属する。菅の肝いりだった携帯電話料金の引き下げでは、菅に何度も助言するなど、積極的に取り組んだ。

 菅は16日、阪急宝塚駅前でマイクを握り、「携帯電話の料金引き下げを手伝ってくれたのが大串さんだ。どうしても大串さんが必要なんです」と持ち上げた。直後には、前環境相の小泉進次郎(40)も駆けつけ、「私たちは与党だ。大串さんが、維新以上に改革をやります」と対決姿勢を鮮明にした。

 陣営は、野党である維新を意識し、演説会場などで配るビラには、実績を多数書き込んだ。大串は、与党として「取り組みをさらに進めていく」と強調する。

 立憲民主党公認の桜井周(51)は、自公政権の経済政策を批判し、維新に対しても「改革しても悪くなることもある」と攻撃する。候補者の擁立を見送った共産党支持層に加え、無党派層の取り込みも目指す。

 維新が大阪以外での勢力拡大に成功するのか。迎え撃つ自民、立民の前議員が維新の進出を阻むことができるのか。兵庫6区での戦いは、今後の維新の浮沈を占う試金石ともなる。(敬称略、大槻浩之)

兵庫6区
桜井周 51 立前《1》
大串正樹 55 自前《3》
市村浩一郎 57 維元《3》
(届け出順。年齢は投票日現在。《 》は当選回数)

3981チバQ:2021/10/30(土) 07:56:40
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/70737.html
2021年10月27日特集記事
“名門”対決の行方は
衆議院 長野3区
長野県から出た唯一の総理大臣、羽田孜。
衆議院選挙で、その羽田の選挙区が、長野県東部、戦国武将・真田氏の城跡で知られる上田市などを含む長野3区だ。

ただ、この選挙区には「羽田家」とともに、もう1つ、歴史を歩んできた“名門”の一族がある。
元官房長官の井出一太郎らを輩出した「井出家」だ。

中選挙区時代は、「羽田」と「井出」で議席を分け合ってきた。

小選挙区制度にかわり、最近では「井出家」の井出庸生が「羽田家」やその後援会と連携して、野党議員として長野3区の議席を守ってきた。
ところが、おととし、井出は急遽、自民党に移籍。
今回の衆議院選挙は、自民党の公認候補として立候補している。

「羽田家」の後援会は、井出の移籍を「裏切りだ」と訴えて、羽田の縁戚にあたる立憲民主党の新人、神津健を擁立。
そこにNHK党の新人、池高生も加わった。

各地の注目区のルポ、3回目は義理人情が入り交じる長野3区。
寒風吹きすさび始めた信州が、いま、真夏のように熱を帯びている。

(西澤文香、高田実穂)

舞台は「羽田王国」
日本有数の山並みに囲まれ、美しい自然が豊富な長野県。

県東部に位置する長野3区は、有権者40万人あまり。戦国武将・真田氏の城跡で知られる上田市や佐久市、軽井沢町など17の市町村で構成される。
故・羽田孜が長年にわたって議席を維持し、その影響力から「羽田王国」とも呼ばれる。

立憲民主党の新人、神津健(44)は、JICAやアフリカ開発銀行に勤務し、途上国のインフラ整備などに取り組んできた。
曾祖父は、地元の電鉄会社を興し、志賀高原を開発した佐久市の実業家。
さらに、羽田孜は伯父にあたり、新型コロナで亡くなった羽田雄一郎・元国土交通大臣やその後継の羽田次郎参議院議員はいとこにあたる。

3982チバQ:2021/10/30(土) 07:57:00
一方、自民党の前議員、井出庸生(43)は、この3区で4回目の当選を目指す。公明党が推薦する。

井出は、佐久地域を地盤とする政治家一家の生まれで、祖父の一太郎は内閣官房長官などを歴任。伯父の正一も厚生大臣を務め、中選挙区時代は、羽田と議席を分け合ってきた。
NHKで8年間記者として務めたあと、政治家に転身した。

年齢もほぼ同じ。ともに政治との関わりが強い家に生まれた2人。
相手のことは意識しているのだろうか。

神津
「彼のことはあまり意識していないし、自分との違いなども気にしたことはない。選ぶのは有権者。政治家としてどうあるべきか、有権者はよく見ているのではないか」

井出
「昔は相手候補が気になったが、今は、人は人、自分は自分だと思っている。だが、先代から受け継いだ看板を守り、自分の大きな決断を理解してもらうためにも負けられない戦いだ」

「個人戦」と「組織戦」
2人の選挙活動は対照的だ。

神津の選挙スタイルは「組織戦」。
後ろ盾となっているのは、総理大臣を務めた伯父・羽田孜を支え、いとこたちを国会に送り込んだ羽田家の後援会「千曲会」。
どこを回れば効果的か、誰に会えばいいのか。地域の事情を知り尽くした選挙のプロたちが、政治経験のない神津をサポート。


公示日には、参議院議員の羽田次郎も駆けつけ、「羽田家の選挙」であることを印象づけた。
神津は意気込む。
「伯父の羽田孜や、志半ばで亡くなったいとこの雄一郎の遺志を引き継ぎながら、羽田の関係者全員で戦っていきたい」

神津が訴えるのは、「子どもの未来のための政治」だ。
困難な状況に置かれる子どもを減らしたいと、まずは貧困家庭などをなくすため、所得や男女、都会と地方などの格差の是正を主張。さらに、地方に重点を置いた、持続可能な社会づくりに力を入れるとしている。


一方の井出は、「行動なくして実現なし」をモットーとする。

政治の世界に身を投じた頃から変わらぬ「個人」での活動が中心だ。「ここは」という場所を見つけては車を止めさせ、こまめに辻立ちをする。
地元の自民党県議なども支援はしているものの、自身が訴えることにこだわり、組織には頼らない。
ひとりひとりと向き合うことを意識した結果だという。SNSでもこまめに活動を発信し、夜遅くまで丁寧に返事をする。


井出は言う。
「老若男女、全ての有権者に信条を伝えることを大切にしている。
有権者は見ていないようで見ているし、聞いていないようで聞いているものだ」

今回の選挙戦では、男女間の雇用格差など、女性に関する課題の解消や、地方の雇用や教育の拡充などを主張。
災害に対する地域の強じん化や経済活性化のためにも、選挙区内を含む約34キロが未着工となっている中部横断自動車道の早期開通の実現を目指している。

3983チバQ:2021/10/30(土) 07:57:20
積もるわだかまり
そもそも、政治に縁がなかった神津が、なぜ立候補することになったのか。

その理由を象徴するあるはり紙が、神津の事務所の奥まった所に掲げられている。
燃えさかる炎を背景に、神津と羽田孜の顔、それに「不義を討つ」の大きな文字。「千曲会」の幹部が作ったという。

井出は、おととし12月、自民党へ移籍した。元々、みんなの党、結いの党、維新の党、民進党、希望の党と野党で過ごしてきた。

「千曲会」は、前回2017年の衆院選で、当時希望の党で現職だった井出の支援に回った。
この支援は、「千曲会」からすると大きな痛みを伴うものだった。
長年、会と行動を共にしてきた、同じく希望の党所属で、羽田孜の秘書を務めていた寺島義幸が4区に「国替え」になったからだ。
選挙で寺島は落選。そうまでして支援した井出の突然の移籍は、裏切られたような思いだと「千曲会」は語る。

結果、野党は、小選挙区制度になってから一度も自民党に明け渡さなかった3区で議席を失った。

移籍から2年がたとうとする今も、「千曲会」関係者の恨みは晴れない。
ある幹部は、「自民党に行くなら行くでいいが、礼を尽くすべきだし、説明不足だ」と憤る。

「説明はした。後悔はない」
一方、井出本人は、自民党への移籍をどう説明するのか。
単刀直入に尋ねると、
「違う道に行くことは申し訳ないと関係者には説明した。礼を尽くしたかどうかは、相手があることなので、納得してもらえない人もいるし、何とも言えない」

自らの理想を実現できる場を追い求め、政党を渡り歩いてきた井出が行き着いたのは、与党・自民党だった。

かつて選挙対策本部長を務めた、選挙区内の市長は、
「地元では『与党に移って』という話は多くあったし、希望の党を離れて無所属になった時点で、いずれ自民党に行くのではと思っていた。まっすぐで誠実な男だ。譲れないものがあったのでは」と推測する。
「紆余曲折あったが、政党を変えてきたことへの後悔はない。自民への移籍は、自分が描く未来を現実のものとするための決断だった」


野党議員としての生活が長かった井出だからこそ、自分が描く未来を現実のものにするには、政策を実現できる政権与党にいることが必要だという思いを強くしているのかもしれない。

「弱い立場の人を守りたい」
長野3区ではもう1人、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の池高生(53)が立候補している。



ゲーム開発会社社長を務める池は第一声で、「ゲームやアニメ、漫画への規制。行政や公共団体が、そういう規制を訴える団体に対して弱腰にならないでもらいたい」と訴えた。
選挙活動はツイッターやユーチューブを中心に行っていて、お金をかけないで選挙ができる体制の構築が必要だと主張している。
池は、「いじめを受けている弱い立場の人、ネット上でひぼう中傷を受けている弱い立場の人、こういう弱い立場の人を守りたい。
この国は長い間平和になってきたが、これからも平和であり続ける保障はないと思っている。このことを国民一人一人が強く感じ、何が自分一人一人ができるのか考えないと私の子や孫の世代が本当に大変な思いをすると思う」と話す。


さらに、「自民党の総裁選では、旧態依然とした自民党の悪いところが復活したと思う。かといって立憲民主党が共産党と手を組むであるとか、これは非常に国民の理解が得られるのかは疑問だ。はやく自民党の対抗となる政党、もしくは自民党にとってかわる政党ができないと、と思っている。遊説や演説はしないが、私の足で長野3区、もしくは長野県を歩いて、どんな素晴らしいものがあるのか、もう一度再発見し、それをユーチューブで紹介していければと思っている」と訴えている。

一歩も譲れぬ戦い
久々の名門対決となった長野3区。全国各地で事実上の与野党一騎打ちの構図が増え、激戦となる選挙区が増える中、この地の戦いは、真田の時代を彷彿とさせるような熱気に満ちている。

(文中敬称略)

3984チバQ:2021/10/30(土) 07:58:15
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000823929.html
【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負
2021/10/30 06:00西日本新聞

【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負

【激戦区ルポ・鹿児島2区】「大物」との近さ誇示vs歴戦の「圧勝」に自負

(西日本新聞)

自民前職の金子万寿夫氏を「熟練政治家」と持ち上げ支持を訴える岸田文雄首相=29日午前、鹿児島市有権者に積極的に駆け寄る無所属新人の三反園訓氏=23日午前、鹿児島市 自民前職の金子万寿夫氏を「熟練政治家」と持ち上げ支持を訴える岸田文雄首相=29日午前、鹿児島市2021衆院選@九州
 「おや、知事をやってた人じゃなかけ」。23日朝、鹿児島市南部の公園。ゲートボールに興じていた高齢の男性は目を丸くした。前知事の無所属新人、三反園訓(みたぞのさとし)が車を飛び出し、握手を求めてきたからだ。

 三反園はこの日も、住宅街を選挙カーで細かく回った。「前の知事さんじゃ」。有権者が玄関先に出てきたり、窓から手を振ったり。「感触はいい」。陣営幹部は手応えを口にした。

 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の稼働に慎重な立場を掲げ、旧民進、社民両党の後押しを受けて2016年の知事選で現職を破った三反園。就任後は脱原発の姿勢が後退し、保守系の色を濃くしていった。昨夏の知事選では自民、公明両党の推薦を得て組織型選挙を展開したが、政策が「変節した」などと批判され、無所属新人の塩田康一に競り負けた。

 政党に縛られない身軽さと、親しみやすさのアピールが三反園の戦略だ。照準は無党派層。テレビの取材には「選挙区回りで履き続けている」と穴の開いたスニーカーを紹介するなど「徒手空拳のどぶ板」の強調に余念がない。

 三反園は知事選の落選後すぐ、鹿児島市南部の団地などでつじ立ちや戸別訪問を始めた。2区は自民前職の金子万寿夫がいるだけに、自民県連は「今度は自民を裏切るのか」と反発。政党の後ろ盾のない戦いを強いられている。だが、寒い朝に1人で立ち、酷暑の中で一軒一軒回る姿に、有権者の間で「知事までやった人が汗をかいている」との同情が拡散。自民の地方議員には「三反園さんをいじめないで」といった声が寄せられた。支持はじわじわ広がった。

 一方で、三反園が演説会で頼るのは自民の「大物」との縁だ。「岸田文雄首相はよく知っている」「高市早苗政調会長とは『さんちゃん』と呼ばれる仲だ」。27日夕の演説会では、民放キー局の政治記者時代に培った人脈を誇示した。「当選後は自民入りする」。選挙終盤に入り、こんなうわさがささやかれる。

      ■

 「これほど地元をよく知る熟練の政治家を他に知らない」。29日午前、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前。来援した首相の岸田は、県議を6期、県議会議長を8年経験した金子を持ち上げた。「国政に再度送っていただきたい」。金子も隣で声を張った。

 金子は14年衆院補選で初当選して以来、選挙戦を全て圧勝。今回も、業界団体が前面に出た組織型選挙を展開する。自身は「終盤に入っても手応えは上々」と周囲に語るが、マスコミ各社の世論調査では三反園の先行が伝えられる。

 「陣営は金子氏を取り巻く『構造的な問題』が見えていない」。ある自民県議は分析し、危機感をあらわにした。2区は鹿児島市南部など薩摩半島の南半分と、奄美群島で構成する変則的な選挙区だ。互いの距離は400〜600キロ離れ、産業も地域性も大きく違う。

 金子は奄美の生まれ。2区は00年以降、奄美で育った候補の当選が続く。本土の指宿市出身の三反園という有力候補の登場で「『今度は本土から』との雰囲気が薩摩半島側に拡大しつつある」と県議はみる。

 また、公明に広がる自民県連への不満も苦戦の背景にあるという。昨年の三反園の落選で、自民主導で支援し公明が共闘した候補は知事選で2連敗。関係者によると、「負けが続けばうちの組織力にも影響する」との不満が公明の支持団体で噴出した。特に奄美は公明の支持者が多く、自民との不協和音が直撃した。

 選挙戦は最終盤。「組織力でなんとかしのぎたい」。陣営幹部は決意を語った。

 共産党新人の松崎真琴は「奄美の軍事基地化反対」などと訴える。 =敬称略

 (片岡寛、郷達也)

3985チバQ:2021/10/30(土) 08:02:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk26010213000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 1区 伊吹氏引退 自、共、維三つどもえ 熱気と不安、入り乱れ /京都
2021/10/29 07:00毎日新聞

 31日投開票の衆院選で京都1区(京都市北区、上京区など)は、自民、共産、維新の三つどもえの構図となった。1996年の小選挙区制導入以降、過去8回の選挙では、旧民主党などへの政権交代につながった2009年衆院選を除き、議席を得てきたのは自民前職の伊吹文明元衆院議長(83)。伊吹氏の引退で全国でもまれに見る激戦となった、1区の現場を歩いた。【矢倉健次、福富智、添島香苗】

 「生まれ育った京都の思いを国に伝えます」。選挙戦序盤の22日、自民新人の勝目康氏(47)は出町桝形商店街(上京区)を練り歩きながら、有権者に支持を訴えた。傍らには、後援会組織などを引き継いだ伊吹氏が寄り添い、長年の支持者へ共に頭を下げる。「出馬表明は7月。時間が限られた中でも、当選しなければ始まらない」。陣営関係者が意図を説明する。

 2人の二人三脚ぶりはあらゆる場面で顕著だ。勝目氏の政見放送には伊吹氏も登場し、選挙公報には「伊吹から勝目へバトンタッチ‼」の文字が躍る。ほとんどの演説会には伊吹氏の姿があり、公示前から選挙区内に張り巡らされた後援会へのあいさつ回りも、二人三脚で進めてきた。

 ただ、有力支援組織の関係者は「20〜30分の滞在中、伊吹さんがほぼ一人で話し、勝目さんは傍らでうなずいていた。名前を覚えてもらえるのか心配になった」と打ち明ける。伊吹氏の存在感を勝目氏の知名度アップにどうつなげるか、模索が続いている。

   ◇   ◇

 「野党共闘候補の私を、ぜひ勝たせていただきたい」。24日、京都駅(下京区)周辺での街頭演説で、共産前職の穀田恵二氏(74)が声を張り上げた。穀田氏と一緒に並んだ志位和夫委員長も「野党共闘のキーマン中のキーマンだ」と穀田氏への支援を求めると、聴衆から歓声が湧き起こった。

 1区は立憲が最後まで候補の擁立を模索したが、最終的に擁立を見送り「事実上の」野党共闘が成立した。穀田氏の選挙事務所(上京区)には、小沢一郎氏など立憲の重鎮らから「為書(ためが)き」が届いているほか、穀田氏の選挙公報にも立憲の安住淳国対委員長や中村喜四郎氏の名前が「応援団」として並ぶ。

 党府委員会の渡辺和俊委員長は「(前回17年衆院選から)この4年間での共闘の中心に穀田氏がいた」と評する。ただ、立憲府連は共産府委員会との共闘を拒否したままで、変化の兆しは見えない。立憲府連幹部が「(共闘は)本部の事情なのだろう。京都は京都なので」と突き放す中、立憲支持層や他の支持層にも支持を広げるため、選挙区を回っている。

   ◇   ◇

 「結婚して(夢を)諦めた。子どもができて、また諦めた。でも、女性だって頑張りたいんです」。22日、京都・四条河原町での街頭演説会で、維新新人の堀場幸子氏(42)が力を込めた。維新副代表の吉村洋文大阪府知事も「厳しい選挙区だと分かった上で出馬してくれている。力を貸してほしい」と語り掛けた。

 聴衆の中には、吉村氏の写真を撮影したり、声援を送ったりする人の姿も目立つ。普段は東京で主に活動しているという、ある陣営関係者は「関西での吉村さんの人気ぶりに驚いた」と打ち明ける。

 維新が1区に候補を擁立するのは、前身の旧維新の党が立てた14年衆院選以来。この時は約3万6000票を得たが、維新が票を伸ばすには、吉村氏の応援に象徴されるように無党派層の支持が欠かせない。他党の府関係者も「維新の動きは気になる」と焦りをみせる。

 大阪を中心に根強い支持を得ている維新にとって、京都で議席を獲得することは、全国的な党勢拡大に向けて大きな意味を持つ。「京都から政治を変えましょう」。堀場氏は今日も街頭で声をからす。

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 ◆京都

 ◇1区(3)=京都市北・上京区など

穀田恵二 74 党国対委員長 (9)共 前(比)

堀場幸子 42 研修講師 維 新(比)

勝目康 47 [元]総務省室長 自 新(比)[公]

〔京都版〕

3986チバQ:2021/10/30(土) 08:04:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211029ddlk40010259000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 福岡5区 一騎打ち、接戦続く 読みづらい支持者動向 /福岡
2021/10/29 05:33毎日新聞

 福岡5区は立憲新人の堤かなめ氏(61)と自民前職の原田義昭氏(77)が接戦を演じている。堤氏は共産の候補取り下げで、原田氏は公認を争った元県議・栗原渉氏(56)の出馬断念で、与野党一騎打ちの構図だ。

 堤氏が26日夜に筑紫野市で開いた個人演説会には女性の姿が目立ち、時折赤ちゃんの泣き声が響く。生活苦にあえぐ女性の実例を挙げながら「女性の声を国会に届ける」と訴えると拍手が湧いた。少人数の座談会で女性の声に耳を傾けるなどして支持を広げる一方、県教組や自治労が動き、立憲支持層と共産支持層を固めつつある。

 栗原氏の地盤の朝倉地区では「栗原さんの無念を堤に託して」と呼び掛けて支持者を取り込もうと懸命。連合に配慮して街頭宣伝や演説で共産との「共闘」に触れることはほとんどないが、堤氏は「共産党だが応援している、と声を掛けられる」と言い、手応えを感じるという。

 原田氏は公認争いにより「深い傷が残った」(陣営幹部)中での戦いに臨んでいる。27日に春日市であった個人演説会では「栗原さんの思いをしっかり実現し、バトンタッチしたい」などと述べ、融和を強調した。

 栗原氏を推薦していた団体などは原田氏の公認に強く反発したが、ここに来て変化も出ている。県医師連盟は26日、原田氏を推薦した。栗原氏との協力を進めていた公明は自主投票としながらも、今週初めから原田氏陣営と一緒に企業や団体への支援要請に回っている。ただ「朝倉地区では原田憎しというより党本部の公認の決め方への怒りがものすごい」と陣営幹部。

 両陣営とも読みづらい朝倉地区のコアな栗原氏支持者の動向が勝敗に影響を与える要因の一つとなりそうだ。【桑原省爾】

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 ◇福岡5区立候補者(届け出順)

堤かなめ 61 立新

原田義昭 77 自前

〔福岡都市圏版〕

3987チバQ:2021/10/30(土) 08:05:30
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211028ddlk40010213000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>激戦区ルポ 福岡2区 無党派層の動向が鍵 都市型選挙、各陣営熱気 /福岡
2021/10/28 07:03毎日新聞

 福岡2区は、4選を目指す自民前職の鬼木誠氏(49)と、小選挙区の議席奪還を狙う立憲前職の稲富修二氏(51)が激突し、接戦が伝えられている。

 転入出の多い2区は「都市型選挙」といわれ無党派層の動向が勝敗の鍵を握る。2012年、14年と鬼木氏が勝利。前回の17年も鬼木氏が勝利したが、稲富氏も8160票差に迫り比例復活した。

 「立憲と共産が組み、どう国を守るのか」。岸田内閣で副防衛相に就任した鬼木氏は25日、中谷元・元防衛相らを招いた総決起集会で語気を強めた。「選挙区は鬼木、比例は公明」と繰り返し呼びかけ、自公連立の「安定」を印象づけた。

 今回は共産が候補擁立を見送り、陣営には「共産の票が稲富氏に流れたら負ける」との懸念は根強い。終盤に近づき一歩リードとの見方もあるが、陣営関係者は「緩んだ方が負け。一晩で形勢は変わる。しびれる」。コロナ下で屋内での集会を大幅に縮小しつつ大ホールの演説会や青空集会をこなす。

 「コロナという国家危機で2人も総理が辞めた。安倍政権以来の自民1強のおごりだ」。稲富氏も25日、総決起集会に党幹事長の福山哲郎氏らを招いた。「九州の最激戦区を制し、日本の政治を変える。何としても(選挙区を)取りたい」と声を上ずらせ、政権批判の先頭に立つ姿勢を際立たせた。

 朝夜のつじ立ち、夕食時には拡声器と投光器を用い、少人数で住宅街を練り歩くなど「どぶ板」の徹底を公示後も貫く。「選挙の熱、機運が徐々に高まっている」と稲富氏。陣営は「投票率が上がれば有利とみている。手応えはある」と話す。

 日本維新の会新人の新開崇司氏(50)は街頭演説を重ね社会保障制度改革を軸に訴える。【土田暁彦】

   ◇   ◇

 衆院選は31日の投開票に向け、各候補が支持拡大にしのぎを削っている。激戦区の状況を探った。

………………………………………………………………………………………………………

 ◇福岡2区立候補者

 (届け出順)

新開崇司 50 維新

鬼木誠  49 自前

稲富修二 51 立前

〔福岡都市圏版〕

3988岡山1区民:2021/10/30(土) 13:07:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8cb5b82176b1b4ba2f6609532c00f739f9952d0
投票率、低水準の見方=「与党有利」に懐疑論も【21衆院選】
10/30(土) 7:09配信

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時事通信
国会議事堂=東京・永田町

 衆院選の投開票を31日に控え、各党は投票率の行方を注視している。

 各党関係者の間では、戦後2番目に低かった前回2017年(53.68%)と同様、低水準にとどまるとの見方が出ている。新型コロナウイルス禍を受け、各党こぞって分配政策を公約に掲げ、対立軸が鮮明になっていないことが背景にあるとみられる。

【図解】政党支持率の推移

 衆院選の投票率は、旧民主党が政権交代を果たした09年は69.28%だったが、自民、公明両党が政権を奪還した12年は59.32%と低下。自公が政権を維持した14年は戦後最低の52.66%を記録した。

 今回、公示翌日の20日から24日までの期日前投票者数は約567万人で前回の同時期に比べ約156万人増加。期日前利用者は増加傾向にあり、前回は過去最高だった。自民党筋は、コロナ禍で密を避けるため期日前利用者が増える一方、投開票日当日に投票所へ足を運ぶ有権者は減るとみている。

 投票率が低い場合、自民党など組織力を持つ政党が有利とされる。しかし、自民党関係者は「長期政権やコロナ禍の閉塞(へいそく)感で支持者がしらけている」と指摘。セオリーが当てはまらない恐れがあると懸念を示す。

 公明党もコロナ禍で昨年来、集会を効果的に開けなかったとして、「低投票率は決して有利ではない」との認識だ。

 一方、立憲民主党は期日前投票で同党が好調との情報があることから「自民支持層が投票に行っていないのかもしれない」と推測。共産党は「低いと決めてかかる必要はない」として、政権批判票をさらに掘り起こす構えだ。

 日本維新の会のある候補者は有権者の反応は良好としつつも、「固定票があるわけではない」と投票率アップに期待を示す。国民民主党幹部は投票率は若干上がるとの見方を示した上で「どの政党にも積極的な支持が集まっていない。勝者なき戦いになる」と漏らす。

3989岡山1区民:2021/10/30(土) 13:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/31448aeddadb6cc68ef4113e67b2120afc7e2679
投票率 低いと与党、高いと野党有利? 議席数への影響どうなる
10/30(土) 7:00配信

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毎日新聞
期日前投票所で1票を投じる有権者=福島市役所で2021年10月20日、肥沼直寛撮影

 与野党が、31日に投開票される衆院選の投票率の行方を注視している。今回の選挙戦は、立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから、与野党の接戦区が増えた。そのため、投票率を左右する無党派層の動向が各党の議席数に大きく影響するからだ。

 「投票率が上がると、無党派層の票が野党に流れる。激戦区が多いので心配だ。投票日は雨になることを祈りたい気分だ」。自民党関係者は冗談めかしつつ、投票率と無党派層の動向に神経をとがらせる。

 一般的に、投票率が低いと企業・団体など組織戦を展開する自民や、支持母体・創価学会の支援を受ける公明党に有利に働くとされる。逆に、投票率が高ければ、無党派層からの票の上積みが期待できる野党に有利に働くケースが多い。

 実際、2009年衆院選は、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降で最高の投票率69・28%を記録し、旧民主党が政権交代を果たした。一方、自民党が政権に復帰した12年以降は、14年衆院選が52・66%、17年衆院選が53・68%と低水準で、安倍晋三元首相は「自民1強」体制を築いた。特に10〜30代の若年層の投票率が低かったことが低水準につながった。

 今回の選挙は、自民党が約30の小選挙区を「重点区」に設定。野党幹部は「100小選挙区が激戦だ」としている。投票率が高まれば、無党派層の票が多くなる。その動向は、接戦区の大勢を決め、選挙結果全体を左右する可能性が大きい。

 野党は投票率の高まりを期待している。立憲幹部は、菅前政権の新型コロナウイルス対応の不手際などを挙げ、「無党派層の自民党に対する不満はたまっている。正直、大雨か晴れかで、かなり選挙結果が変わってくる」との見方を示す。

 ただし、自民党内には「最近は、単純に高投票率が野党に有利とは言えない」との指摘もある。近年は20〜30代などの層に自民支持者が増えており、自民関係者は「高投票率でも勝負になる。要は、無党派層の気持ちをつかめるかどうかだ」と語る。

 今回の投票率はどうなるのか。一橋大大学院の中北(なかきた)浩爾教授(現代日本政治論)は「前回並みの50%台前半ではないか」とみる。接戦区の多さは投票率を押し上げる要因になるが、与野党に国民人気が極めて高い党首が見当たらず、野党が訴える「政権交代」の可能性も低いとの見方が広がっていることも要因のようだ。

 ただ、低投票率が与野党のどちらに有利に働くかは見通せないという。7月の東京都議選は過去2番目に低い投票率(42・39%)だったが、自民党は事実上敗北した。中北氏は、コロナ禍で自民候補と支援者の集会などが減ったとして、「組織が緩んでおり、低投票率でも、従来通り与党に有利になるかは分からない」と指摘する。【飼手勇介、加藤明子】

3990とはずがたり:2021/10/30(土) 19:42:35
[スキャナー]自民、当落線上に党幹部・閣僚含む104人…「野党一本化」響く
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50010/
2021/10/29 09:37

立民5割近く横一線
 読売新聞社の衆院選終盤情勢調査で、自民党は単独過半数(233)が微妙な情勢となっている。当落線上で党幹部や閣僚も含めて104人が競り合っており、予断を許さない状況だ。立憲民主党も5割近くが横一線の争いで、接戦区の勝敗がカギを握りそうだ。(政治部 工藤淳、森山雄太)

危機感
街頭演説をする自民党の岸田総裁(28日午後1時56分、JR新潟駅前で)=今利幸撮影
 「北海道から沖縄まで、どの選挙区も大接戦が続いている。皆さんの力で押し上げていただき、勝利を与えていただきたい」


 岸田首相(自民党総裁)は28日、秋田県大館市で演説し、危機感をあらわにした。首相はこの日、青森や秋田、石川各県の接戦区を中心に回った。

 首相は今回、就任から10日で衆院解散に踏み切り、超短期決戦に臨んだ。自民内には新内閣発足の「ご祝儀相場」を当て込む向きもあったが、24日の参院静岡、山口両選挙区の補欠選挙は自民の1勝1敗に終わり、「早くも相場が崩れ始めた」(党幹部)との声が漏れる。期待した追い風は吹かず、地力を問われる選挙となっている。

 立憲民主党が共産、国民民主、れいわ新選組、社民の4党と213選挙区で候補者を一本化した影響も大きい。前回2017年衆院選では野党候補が乱立して自民に有利に働いたが、今回は132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込まれた。自民の小選挙区候補277人のうち、当落線上にいる104人の中には党幹部や閣僚も含まれ、その多くは野党統一候補と争っている。

甘利氏も
 象徴的なのが神奈川13区だ。自民の甘利幹事長は立民の 太ふとり 栄志氏と横並びのまま、終盤にもつれ込んだ。全国を応援で回っていた甘利氏も28日は地元の神奈川県大和市に入り、「自民党改革をして、必ずこの日本を再興してみせます」と声を張り上げた。

 福島2区でリードしていた根本匠・元厚生労働相は立民の馬場雄基氏の猛追を受け、互角の戦いに持ち込まれた。東京5区では立民の手塚仁雄氏と自民の若宮万博相、静岡8区では立民の源馬謙太郎氏と塩谷立・元文部科学相がデッドヒートを繰り広げている。

 東京8区で苦戦を強いられている自民の石原伸晃・元経済再生相のもとには27日、首相が応援に入り、テコ入れを図ったが、共産の支援を受ける立民の吉田晴美氏がやや抜け出した。

「風」吹かず
 ただ、立民にも「風」は吹いていない。小選挙区に立つ214人の立民候補のうち、優位に戦いを進めているのは序盤から微増の37人にとどまり、94人は引き続き接戦となっている。大物候補が激戦を強いられているのも自民と同様だ。

 岩手3区では、当選17回を誇る小沢一郎氏が自民の藤原崇氏に接戦に持ち込まれた。小沢氏は公示日の19日、全国遊説ではなく、地元で第一声に臨んだ。後援会も「初日の地元入りは初当選以来」と驚くほどだ。福島3区では、小選挙区で7回連続当選の玄葉光一郎・元外相が自民の上杉謙太郎氏と接戦を演じている。

街頭演説をする立憲民主党の枝野代表(23日、東京都豊島区で)=富永健太郎撮影
 立民の枝野代表は28日、長野県や埼玉県、東京都の接戦区を回って追い込みを図った。長野県小諸市でマイクを握った枝野氏は、「私たちには具体的なプランがある。ぜひ実行させてほしい。政治を変えるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。

3991とはずがたり:2021/10/30(土) 19:43:47
>首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

岸田首相に焦り? 「奥の手」チャーター機で衆院選接戦区を遊説
https://mainichi.jp/articles/20211028/k00/00m/010/210000c
毎日新聞 2021/10/28 18:56(最終更新 10/28 19:08) 567文字

 岸田文雄首相は28日、衆院選の遊説で東北や北陸、四国地方を回るため、チャーター機で各地を移動した。自民党総裁の首相が選挙戦でチャーター機を使うのは、2009年8月に行われた衆院選の麻生太郎首相以来。全国各地に接戦区が広がるなか、数多くの応援演説をこなしたい岸田首相の焦りの表れとも言えそうだ。

 首相は28日朝、東京・赤坂の衆院議員宿舎を出発すると、青森、秋田、新潟、石川、香川県の順に応援演説に回った。青森市から秋田県大館市までは車を使ったが、それ以降は全日空のチャーター便を使い空路で移動した。大館市では「大激戦を何としても皆さんの力で押し上げていただきたい。こうした強い思いで駆けつけた」と訴えた。


 首相は27日までは、羽田空港を発着する定期便を利用して遊説先に出向くことはあったが、その後の移動は電車や車だった。選挙戦が終盤に差し掛かり、移動時間を短縮するため「奥の手」に出たとみられる。自民党関係者は「安倍晋三元首相は『追い風』で選挙に臨むことが多かった。今回はチャーター機を使わないと、接戦区を回りきれない」と話す。

 首相の一日の動きを伝える毎日新聞の「首相日々」によると、09年8月の衆院選で麻生氏が、10年7月に投開票の参院選で民主党の菅直人氏がチャーター機を利用した。この2回の選挙は当時の与党が敗北した。【川口峻】

3992とはずがたり:2021/11/01(月) 00:39:22

保守、自民重鎮か43歳元財務官僚か 野党は一本化で対抗 熊本2区
会員記事2021衆院選
https://www.asahi.com/articles/ASPBC5RLQP9XTLVB00T.html
長妻昭明2021年10月12日 8時00分コメント


 熊本市西部と玉名市などが含まれる熊本2区では、自民党の現職で最多の当選16回を誇るベテランに無所属の新顔が世代交代を挑み、保守層をめぐる激しい争いが2回連続で繰り広げられる見通しだ。

 「野田毅(たけし)が役に立たんならいらんです。でも野田がいないとできん仕事がまだまだある」。9月15日、自民現職の野田毅氏(80)は熊本市で開いた決起集会で訴えた。党税制調査会長や旧自治相、旧建設相などを歴任してきた重鎮だが、支援者一人ひとりに深々と頭を下げ、笑顔でグータッチもした。

 「今回は相当厳しい戦い」と、陣営幹部は危機感を隠さない。「支持基盤が崩されてきている。相手は4年間『浪人』しただけあって、人間関係を作ってきている」。相手とは、元財務官僚の西野太亮(だいすけ)氏(43)。前回、衆院選に初挑戦するにあたり自民党公認を求めたがかなわず、野田氏に2万3千票余りの差で敗れた。今回も無所属で立候補する予定だ。

 保守層を巡って2氏が火花を散らす一方、共産党県書記長の橋田芳昭氏(65)は自公政権を真っ向から批判し、党公認で立候補する予定だ。立憲民主党などは候補者擁立を見送り、野党候補が一本化される。

 昨年10月、野田陣営に衝撃…

3993チバQ:2021/11/01(月) 07:08:21
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100179&amp;g=pol
自民251議席、14県独占 立民89、維新36【21衆院選】
2021年11月01日04時00分


 31日投開票の衆院選は1日午前3時半現在、自民党が小選挙区で186議席を獲得した。14県で議席を独占。比例代表は65議席で、合わせて251議席となった。
 自民党が独占したのは青森、山形、群馬、山梨、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、愛媛、高知の各県。大阪と佐賀は全敗した。
 自民党は、東京15区、奈良3区で議席を得た同党系無所属の候補をそれぞれ追加公認した。
 同党は選挙区に277人を擁立。公示前勢力276からは議席を減らしたが、焦点だった単独過半数(233)を維持した。
 公明党は選挙区に擁立した前職9人が全勝。比例は19議席で合わせて28議席。
 一方、立憲民主党は選挙区に214人を擁立し54人が勝利した。比例の35議席と合わせて89議席。公示前勢力110から上積みを狙ったが苦戦した。
 日本維新の会はお膝元の大阪で選挙区15を獲得し、兵庫でも1議席を得た。比例は20議席。公示前勢力11人から3倍以上の計36議席となった。単独での法案提出が可能となる21を超えた。
 共産党は沖縄1区を死守し、比例7議席を確保した。
 国民民主党は選挙区で6議席を獲得。公示前勢力は8人。
 社民党は沖縄2区で新人が勝利し、議席を維持した。公示前勢力は1議席だった。れいわ新選組も議席獲得を目指す。「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席獲得が難しい情勢。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100013&amp;g=pol
自民、過半数維持 岸田政権が継続―立民不振、維新第3党へ【21衆院選】
 第49回衆院選は31日、投開票された。自民党は公示前の276議席から減らすものの、過半数(233)を維持した。公明党と合わせ、国会を安定的に運営できる絶対安定多数の261に達し、岸田政権は継続する。野党共闘を進めた立憲民主党は振るわなかった。共闘と一線を画した日本維新の会は公示前から躍進し、公明党を抜いて第3党となる見込み。

 衆院選を受けた特別国会は11月10日に召集され、第2次岸田内閣が同日中に発足する見通し。
 岸田文雄首相(自民党総裁)は1日未明、党本部で記者団に「政権選択選挙で信任を頂いたことは大変ありがたかった」と表明。一方、選挙区で甘利明幹事長は敗北し、辞任の意向を首相に伝えた。これに関し首相は「本人の話を聞いた上で私が判断する」と述べた。
 立民の枝野幸男代表は31日夜の記者会見で「足腰を強くしないと政権にたどり着くことはできない」と力不足を認めた。「結果を分析して参院選に臨みたい」と語った。
 1日午前3時半現在、自民党は選挙区で186議席を確保。比例代表で65議席を確実にし、計251議席を固めた。立民は選挙区で54議席、比例で35議席の計89議席を確保した。
 公明党は選挙区と比例を合わせて28議席を確保し、公示前の29議席の積み増しをうかがう。公示前12議席の共産党は8議席を獲得した。維新は公示前の11議席を大きく超える36議席に達した。公示前8議席の国民民主党は6議席を確保した。
 社民党は公示前と同じ1議席を維持した。
 衆院選は2017年10月以来4年ぶり。465議席(小選挙区289、比例代表176)を争った。新型コロナウイルス下で初の大型国政選挙で、コロナ対策や経済立て直しが争点となった。発足間もない岸田政権に加え、この4年間に国政を担った安倍、菅両政権の評価も問われた。
 立候補者は現行制度で最少の1051人。投開票が現行憲法下で初めて衆院の任期満了日(10月21日)の後にずれ込んだ。内閣発足から衆院解散までは10日間、解散から投開票までは17日間でともに戦後最短だった。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100083&amp;g=pol
柿沢、田野瀬氏を追加公認 自民【21衆院選】
2021年11月01日01時52分


 自民党は31日付で、衆院選に無所属で出馬した東京15区の柿沢未途氏と、奈良3区の田野瀬太道氏を追加公認した。東京15区は候補者の調整が付かず、柿沢、今村洋史両氏を推薦。田野瀬氏は「銀座クラブ」問題で自民を離党していた。

3994チバQ:2021/11/01(月) 07:10:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100783&amp;g=pol
重鎮、選挙区で続々敗北 自民・甘利氏、立民・小沢氏ら【21衆院選】
2021年11月01日03時15分

 31日投開票の衆院選では与野党の重鎮議員が相次いで小選挙区で敗れた。自民党の甘利明幹事長は神奈川13区で敗北が確実に。党関係者によると、1955年の結党以来、現職幹事長が選挙区で敗れた例は確認できないという。同党では石原伸晃元幹事長も東京8区で敗北した。

 選挙対策を統括する立場の甘利氏は、終盤に苦戦が伝えられると地元に張り付いて巻き返しを図ったが、立憲民主党の新人に及ばなかった。甘利氏は幹事長を辞任する意向で、岸田政権は体制の立て直しを迫られる。石原氏の選挙区も立民、共産両党などが候補者を一本化し、野党共闘の象徴となっていた。
 一方、自民党幹事長や民主党代表などを歴任した大ベテランの立民・小沢一郎氏は岩手3区で敗北。同じく立民の中村喜四郎元建設相も茨城7区で敗れた。
 また、熊本2区では17選を目指した自民党の野田毅元自治相が敗北。比例代表に重複立候補しておらず、落選となった。
 現職閣僚では若宮健嗣万博担当相(自民)が東京5区で敗北が確実。香川1区では自民党の平井卓也前デジタル相、千葉8区では同党の桜田義孝元五輪担当相がそれぞれ敗れた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100079&amp;g=pol
公明、小選挙区全勝に安堵 来夏の参院選へ弾み【21衆院選】
2021年11月01日03時03分
 公明党は、衆院選で候補者を立てた九つの小選挙区全てで勝利したことに安堵(あんど)している。衆院選小選挙区全勝は2014年以来。今夏の東京都議選での全員当選に続き、来夏の参院選に向けて好調の流れを維持したい考えだ。

山口那津男代表は1日未明の記者会見で「滑り出しは大変厳しい状況だったが、良い結果に結びついた」と述べ、胸をなで下ろした。選挙前は、新型コロナウイルスの感染拡大で得意とする組織戦が制約されるなど不安材料が多くあり、選挙戦の行方が危ぶまれていた。
 山口氏は31日夜のテレビ朝日の番組で、与党での過半数確保について「進むことに対する信任の意味では、実に大きい」と強調。一方、自民党の議席数減については「これまでのコロナの感染状況への厳しい評価がまだ残っている。謙虚に受け止めなければならない」と指摘した。

3995チバQ:2021/11/01(月) 07:29:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100855&amp;g=pol
自民堅調、安堵の声 甘利氏辞意、岸田首相は立て直し急ぐ【21衆院選】
2021年11月01日02時28分
 自民党は衆院選で議席減の見通しとなったが、事実上の「勝敗ライン」と目された単独過半数233を確保し、党内に安堵(あんど)の声が漏れた。ただ、岸田文雄首相(党総裁)は小選挙区で敗れた甘利明幹事長から辞意を伝えられ、態勢の立て直しを迫られる。


 「国民に認められた。しっかり政権運営、国会運営をしていく」。首相は1日未明、自民党本部で記者団にこう強調した。
 党内では、9月末の総裁交代を受けて逆風は和らいだとの見方が大勢を占めると同時に、野党の候補一本化を踏まえて公示前勢力(276)から一定の議席減は織り込んでいた。
 首相周辺は「大崩れせず、よく持ちこたえた」と指摘。党関係者は「単独過半数はびっくりだ。これが実力ということになる」と手放しで喜んだ。
 議席減に対しては、安倍政権時代に起きた森友・加計学園問題など長期政権の弊害と言える不祥事を理由に挙げる向きが党内に多い。菅政権でも新型コロナウイルス対応に関する説明不足が批判された。
 総裁選後の人事も要因とみられている。刷新感を出すよりも、安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁への配慮を優先。人気者の河野太郎前規制改革担当相ら「小石河連合」の要職起用を見送った。党中堅は「首相は安倍・菅政権を継承したと受け止められた」と指摘した。
 甘利氏は現金授受問題を引きずり幹事長に就任。自身の苦戦情報を受け、終盤は地元に張り付いた。党関係者は「こんな幹事長は見たことがない」とあきれ顔で、岸田派議員は「失敗人事だった」と語った。
 首相に対しては、就任から間もないこともあり、現段階で責任論は強くない。ただ、来年夏に参院選を控え、党の「顔」として疑問視する見方は残っており、参院側から「何をやりたいのか分からず、有権者に支持されていない」(若手)との危機感が漏れた。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2021103100833&amp;g=pol
共闘不発、立民困惑 路線継続も執行部に不満【21衆院選】
2021年11月01日02時18分

テレビ番組のインタビューに答える立憲民主党の枝野幸男代表=31日夜、東京都港区
テレビ番組のインタビューに答える立憲民主党の枝野幸男代表=31日夜、東京都港区

 立憲民主党は公示前勢力の110から大幅議席増を目指したが、不発に終わった。共産党などと共闘態勢を構築して自信を持っていただけに、困惑の色を隠せない。枝野幸男代表は成果はあったとして来年夏の参院選でも共闘路線を継続する考えを示すものの、党内には不満がくすぶる。
 「自民党が強いところでも接戦に持ち込めた。一定の成果があった」。枝野氏は31日夜の記者会見で、今回の野党共闘の意義をこう強調。「参院選でも(改選数1の)1人区は基本的に一緒だ」と表明した。
 立民は共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の4党と213選挙区で候補者を一本化して選挙戦に臨んだ。特に共産党とは、政権交代が実現した場合には「限定的な閣外からの協力」を得ると合意するなど、共闘をより深化させた。
 しかし、政権交代とはほど遠い状況に、立民関係者は「競り勝てそうなところで競り負けた」と分析。枝野氏周辺は「共闘で接戦に持ち込めても勝ち切れなかったら意味がない。こんなのは初めてだ」と戸惑いの表情を浮かべた。 
 小選挙区では自民党幹事長経験者らを破る「金星」も挙げた。こうした点を踏まえ、ある中堅は「野党共闘は大いに意味があった。参院選でも続けなければならない」と枝野氏を支持する考えを表明。共産党の志位和夫委員長も31日夜の会見で「自民党を追い詰める上で効果を挙げた。次の参院選、衆院選でもチャレンジしたい」と語った。
 とはいえ、立民は党の力量がより表れる比例代表でも伸び悩んでいるとの見方が出ている。これについて党関係者は「今の党に魅力がないからだ」と指摘。現執行部に不満を持つベテランも「低調な政党支持率がそのまま反映された。これが実力だ」と述べ、状況の打開には党役員の刷新が必要だと訴えた。
 最大の支持団体である連合は共産党との共闘に反対の姿勢を堅持する。関係者によると、現在の芳野友子会長は特に強硬な反対論者といい、来夏に向けて連合との間合いの取り方も課題となる。

3996チバQ:2021/11/01(月) 07:32:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba68f23de1551f2fa7d1aa4d062a0491fc0ee2f0
自民「絶対安定多数」立憲14議席減 維新は約4倍
11/1(月) 6:09配信
 衆議院議員選挙は自民党が国会を安定して運営できるいわゆる「絶対安定多数」261議席を単独で獲得しました。

 自民党は公示前の276からは15議席減らしましたが、野党共闘で候補者の一本化を進めた立憲、共産両党などとの接戦に競り勝ちました。

 その結果、衆議院にある17の常任委員会すべてで委員長を出したうえで、過半数の委員を確保できるいわゆる「絶対安定多数」を確保しました。

 公明党が獲得した32議席と合わせると、与党で293議席を確保したことになります。

 岸田総理大臣:「自民党の単独過半数、これも国民の皆さんにお認め頂いた。ぜひそうした結果を踏まえてこれからしっかり政権運営、国会運営を行っていきたいと思っています」

 一方、野党側は公示前は110議席だった第1党の立憲民主党が14議席を減らしました。

 これに対して日本維新の会は公示前の11議席からおよそ4倍となる41議席を獲得し、野党第2党に躍進しました。

 共産党は公示前の12議席から2議席減らしました。

 なお、今回の衆議院選挙の推定投票率は55.33%前後で、戦後3番目に低くなる見通しです。

テレビ朝日


https://news.yahoo.co.jp/articles/2c79eaf813d621cb480bffa9fefc862eda6afa98
衆院選の全議席確定、維新が41議席で第3党 自民261、立憲96
11/1(月) 5:49配信
 31日に投開票された衆院選(定数465)の全議席が確定した。自民党が261議席、公明党32議席で、両党で絶対安定多数(261議席)を超える計293議席を獲得した。選挙協力を進めた野党5党では、立憲民主党が96議席と公示前より減らした。他の4党は国民民主党が11議席、共産党が10議席、れいわ新選組が3議席、社民党が1議席だった。そのほかでは、日本維新の会が41議席を獲得し、第3党になった。

3997チバQ:2021/11/01(月) 07:33:41

7554 :チバQ :2021/11/01(月) 07:33:15
自民は負けなかったけど、AAAが負けたってことできっしー的には良かったのでは
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2cd7d7217d398f29ec202a3a1ef7260f1ced6b8
甘利明氏、負けた 自民現職幹事長として初の敗北…比例で復活も辞意伝える
11/1(月) 6:00配信

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スポーツ報知
当選確実の花が付かなかった甘利明幹事長(左)と岸田文雄総裁(代表撮影)

 小選挙区289議席と比例選176の計465議席を争う第49回衆議院選挙が31日に投票、即日開票された。自民党は公示前の276議席から減らす見通しだが、単独で定数465の過半数を確保した。公明党と合わせて絶対安定多数を確保、岸田政権は継続する。ただ、神奈川13区で甘利明幹事長(72)=比例復活=が1996年の小選挙区比例代表制導入以降、現職幹事長として初めて敗北、辞任する意向を党幹部に伝えた。立憲民主党と共産党などの野党は候補者を一本化したが、伸び悩んだ。日本維新の会は30超の議席を得て野党第2党に躍進した。

【写真】甘利明を囲む会で加藤紗里&三原じゅん子2ショット

 「政権選択選挙において、大変貴重な信任を頂いたということになると思う」。最初のヤマ場を終え、岸田文雄首相は党本部で語った。党本部で候補者の名前が書かれたボードに、バラの造花をつける際、ほとんど笑顔はなかった。自公で絶対安定多数は確保したが、岸田氏が幹事長に抜てきした甘利氏が小選挙区で立民の新人・太栄志氏(44)に敗北。比例で復活当選したものの、辞任する意向を固め、党幹部に伝えた。

 甘利氏は「政治とカネ」の問題を最後まで払拭することができなかった。2016年1月、週刊文春が道路工事の補償を巡って都市再生機構(UR)とトラブルになった千葉県の建設会社から現金100万円を受け取ったと報じた。甘利氏は現金授受を認め、経済再生担当相を辞任した。東京地検の捜査で不起訴となったが「説明責任を果たしていない」との批判が根強く残ったまま、甘利氏は衆院選に突入した。「政治とカネ」を巡る甘利氏の姿勢に有権者の厳しい目が注がれ、逆風になったとみられる。

 この日、午後8時に開票作業が始まり3時間が経過しても、甘利氏の「小選挙区勝利」の報はないまま。同じ神奈川県を地盤とする小泉進次郎前環境相、河野太郎党広報本部長、菅義偉前首相らの当選が相次いで伝えられる中、甘利氏は党本部で時折、疲れ切った表情を見せた。

 TBS番組では、爆笑問題の太田光から「戦犯ですね?」「ご愁傷さまでした」などの厳しい質問を浴び、進退については岸田氏と相談すると応じていた。約4時間後には小選挙区敗北の報が流れ、甘利氏は厳しい表情のまま無言で帰路についた。比例で復活したものの、幹事長の交代は不可避となった。

 銀座クラブ訪問問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長が落選し、石原伸晃元幹事長、桜田義孝元五輪相らベテラン議員が小選挙区で敗北するなど衝撃もあった。甘利氏の地元では落選運動も勃発。元東京地検特捜部で弁護士の郷原信郎氏は手作りの夕刊紙風ビラを作り、甘利氏の落選運動を展開。甘利氏は不快感を示したが、郷原氏は取材に「甘利氏からも党からも落選運動について抗議は来ていない。ぜひ直接、公開の場で討論しましょう」と呼びかけた。

 岸田氏は経済政策「アベノミクス」からの転換を掲げ、「新しい資本主義」などを打ち出していたが、発足時の支持率は50%台半ばと低調だった。自公で絶対安定多数は維持する見通しだが、幹事長を失う厳しい結果を突きつけられた。

報知新聞社

3998チバQ:2021/11/01(月) 07:46:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ac6e3b264daa40a4c0c0804962a342fa44fc6ad
石原伸晃氏、比例復活もできずに落選 開票直後に「小選挙区敗退確実」の惨敗
11/1(月) 6:00配信

スポーツ報知
石原伸晃氏

 東京8区では自民・石原伸晃元幹事長(64)が落選した。開票直後に「小選挙区敗退確実」となり、比例復活もできなかった。立民の新人・吉田晴美氏(49)に敗れ、中選挙区制だった1990年の初出馬以来初めて選挙区での黒星となった。地元に張り付き“ステルス遊説”を行う独自の戦いを展開したが、届かず。閣僚や党三役を歴任した現役派閥の領袖(りょうしゅう)が敗れるのは極めて異例。一方、維新は“地元”の大阪を中心に議席を伸ばし、大幅に躍進した。

 目の周りはくぼみ、マスクの上からもやつれているのが分かった。事務所に現れた石原氏は、入ってすぐに一礼。「申し訳ありませんでした」と集まった支援者に謝罪した。

 過去8回、東京8区で全勝。相手に比例復活を一度も許さない強さを見せてきた。だが今回は前回選挙で2万票以上離した相手に、それ以上の差をつけられ惨敗。開票開始直後の午後8時1分、吉田氏に当選確実が報じられた。「私の力量不足。皆さんが一丸となって頑張ってくれたのに、大将として申し訳ない」。何度も両手を合わせ、頭を下げた。

 苦しかった選挙戦。本来は派閥の領袖として全国の候補者らを応援する立場だ。しかし自らのピンチに、地元に張り付くことを余儀なくされた。

 相手のすったもんだも逆に自身を苦しめた。10月、れいわ新選組の山本太郎代表(46)が東京8区からの出馬を宣言。野党の混乱を招いたが、結局は吉田氏でまとまった。自民党内からは「山本だったら話題にはなるが、野党がまとまりきらない。まだ山本太郎が出てくれた方がよかった」との声も聞こえた。

 さらに苦しんだのはコロナ対応。今年1月に自身が新型コロナウイルスに感染。世間で病床不足が叫ばれる中、発熱などの症状がないのに入院し大ブーイングに。表立って説明しないまま選挙戦に突入。報道陣を避けるように遊説日程を公表せず、後日に演説動画をSNSにアップする“ステルス遊説”を展開した。

 スピーチでもコロナの話題はほぼ触れず。突然現れた駅前で「本当に危ないんです!」とSOSを連呼した。石原氏自身は「敗因はコロナで支援者に会えなかったこと」と多くを語らなかった。

 派閥の現役領袖が小選挙区で敗れるのは異例。派閥の前のトップ・山崎拓氏(84)が2003、09年の2度、同年に額賀福志郎氏(77)、町村信孝氏(享年70)が敗北したくらいだ。

 この日、石原氏は今後について語らず。同じように地にまみれた前任の山崎氏は03年の落選後も会長職にとどまり、05年に返り咲いた。報道陣から比例復活の可能性について聞かれても「小選挙区制ですから。負けだと思う」と言い切り事務所を後にした。

報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0b0302cc3e5c7765590af8cd70b84434e25affd
自民・石原宏高氏 復活当選で兄と明暗分かれる
11/1(月) 5:30配信

石原宏高氏

 ◇第49回衆院選

 石原家の三男で自民の石原宏高氏(57)も小選挙区の東京3区で立民の松原仁氏(65)に敗れたが、比例東京ブロックで復活当選となり、兄・伸晃氏と明暗が分かれた。

 自民は最重点区の一つに位置づけ、公示日に河野太郎党広報本部長、30日には岸田文雄首相が最終演説を行っていた。

3999チバQ:2021/11/01(月) 08:43:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cb2316de103cae8b650475693d679564f024d72
閣僚経験者の落選相次ぐ 自民逆風の象徴に 世代交代求める声も
11/1(月) 6:00配信
 衆院選では、現職閣僚の若宮健嗣万博担当相が比例代表で当選したものの東京5区で敗北するなど、自民党の閣僚経験者ら「大物候補」が相次いで小選挙区で敗れた。立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから苦戦を強いられた。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた候補者たち

 東京8区では、石原派会長の石原伸晃元幹事長が野党統一候補の立憲新人に敗れ、比例代表の復活当選もできなかった。香川1区の平井卓也前デジタル相、千葉8区の桜田義孝元五輪担当相も立憲候補に敗北。塩谷立元文部科学相(静岡8区)、金田勝年元法相(秋田2区)も立憲前職に競り負けた。

 保守分裂の構図となった熊本2区では野田毅元自治相が、古賀誠元幹事長らが支援した無所属の新人に敗れ、17回目の当選を果たせなかった。

 一方で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪問した問題で自民を離党した無所属の松本純元国家公安委員長(神奈川1区)も敗れた。松本氏は麻生太郎副総裁の側近として知られるが、議席を失った。

 ただ、立憲も自民党幹事長や旧民主党代表などを務めた重鎮、小沢一郎氏が岩手3区で敗北。中村喜四郎元建設相が茨城7区で敗れた。与野党ともに世代交代を求める世論の「逆風」を受けたとも言える。【飼手勇介】

4000とはずがたり:2021/11/01(月) 08:50:31
こんなんでは入れる気にならんし勝てんよという千葉Qさんのご指摘が全部当たった(奥野は勝てたけど)選挙でした。

立憲に産業政策,自動車政策がない,国民に改革保守票を取れる体制が無いと批判してきたけど,立憲本体をこんなに比例がとれないんじゃ仕方がないのでもう一寸産業政策を押し出しつつ,改革保守テイストを増やして行くべきか。


国民とも脱原発政策降ろして先ずは地球環境の為に石炭火発を減らしていく方を優先することで合併を図っていくのも良いかも知れない。

折角の共産党とのパイプなので積極的にこちらから切っていかなくても良いとは思うんだけど。

4001チバQ:2021/11/01(月) 09:17:02
ブルーオーシャンというか、保守系野党がいないから票が集まっただけかと
https://news.yahoo.co.jp/articles/280748de6f887589eb148b54c62b5c8d17aba4cd
維新が議席大幅増「吉村人気」追い風 松井氏「今日からスタート」
11/1(月) 0:25配信

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毎日新聞
インタビューで笑顔を見せる日本維新の会の松井一郎代表=大阪市北区で2021年10月31日午後11時2分、藤井達也撮影

 「実績を積み上げるために、今日からスタートだ」。日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、大阪市内のホテルで記者会見に臨み、厳しい表情を崩さずに語った。候補を擁立した大阪府内の15選挙区で全勝し、自民党候補を圧倒。新型コロナウイルス対応で知名度を上げた吉村洋文副代表(大阪府知事)の人気も追い風に、議席を大幅に伸ばした。

【一覧】甘利氏、小沢氏…小選挙区で敗れた候補者たち

 午後10時ごろから始まった会見で、松井氏と吉村氏は小選挙区で当選を決めた候補者の札をボードに掲げた。その後、松井氏は「選挙は与党の勝利で、岸田内閣が信任された。厳しい戦いだったが、法案を単独で出せる力を頂いた。政策を実現すべく、これから死力を尽くしたい」と今後への思いを淡々と述べた。吉村氏は「大阪で改革の実績を積み上げてきたことが評価された」と勝因を語った。

 2017年の前回選では自民や立憲民主党と比べて存在感が埋没し、大阪府内の小選挙区で獲得が3議席と惨敗した。今回は、松井氏や吉村氏が全国を遊説に回り、なじみの薄い関西以外の地域でも票の掘り起こしに努めた。特に吉村氏の人気は高く、ある維新府議は選挙中、「吉村さんが住宅街を回ると住民がマンションのバルコニーに出てきて話を聞いてくれる。無党派層への浸透が進んでいる」と手応えを口にした。

 府内に約260人いる地方議員や首長らも街頭演説やチラシ配りなどにフル稼働し、終盤には激戦区に議員らを集中投入した。20年11月、維新が看板としてきた「大阪都構想」が2度目の住民投票で否決され、党には大きなダメージとなったが、大阪を中心とする底堅い支持や知名度を最大限に生かして盛り返した。【鶴見泰寿、芝村侑美、田畠広景】

4002チバQ:2021/11/01(月) 10:00:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a9f10ab6198eba6cd9f54845d7beea3e1082ce9
岸田首相「勝利宣言」も表情硬く=甘利氏辞意、重い空気―自民【21衆院選】
10/31(日) 22:09配信

時事通信
衆院選の開票速報に厳しい表情を見せる岸田文雄首相(自民党総裁)=31日夜、東京都千代田区

 「与党で過半数確保」を維持しつつも、議席減の見通しとなった自民党。

 岸田文雄首相は東京・永田町の党本部で、「政権選択選挙において大変貴重な信任をいただいた」と述べたが、表情は硬かった。甘利明幹事長も小選挙区で敗北確実となり、党本部は重苦しい空気に包まれた。


 テレビ各社のインタビューに応じた甘利幹事長は、多くの選挙区で苦戦したことに「コロナ禍で国民に鬱積(うっせき)していた不安や不満を、政府与党が受け止め切れていなかったのではないか」と神妙な面持ち。自身も小選挙区で苦戦し、「非常に厳しく受け止めている」と述べたが、その後敗北が報じられると、岸田首相に辞意を伝達した。

 岸田首相は当選確実となった候補者氏名の横に赤いバラを付けて回ったが、カメラを向けられても笑顔は少なめ。石原伸晃元幹事長や平井卓也前デジタル相らの小選挙区での敗北が次々と伝えられる中、インタビューで議席減について問われると、「しっかりと受け止め、今後の参考にしなければならない」と淡々と答えた。



https://news.yahoo.co.jp/articles/0cdcb1c3f6a8062a715a0e6f3ac9a105ce07fbf5
自民が大阪府内で全敗 候補擁立の15選挙区 結党以降で初
11/1(月) 0:11配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で

 自民党は大阪府内で公認候補を擁立した15の選挙区で全敗を喫した。府選挙管理委員会の記録によると、公認候補が府内の選挙区で一人も勝利できなかったのは、1955年の自民党結党以降に実施された計22回の総選挙で初めて。


 自民党は府内全19選挙区のうち、連立政権を組む公明が擁立した四つの選挙区以外で候補を立てた。

 旧民主党が政権交代を果たした2009年衆院選で、自民は候補を立てた15の選挙区のうち、唯一、大阪13区の西野陽氏が勝利し、全敗は免れていた。【石川将来】

4003チバQ:2021/11/01(月) 10:01:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/155574d60c9bc481f2ec75058fb25a608734284e
自民単独過半数、立民は惨敗…維新が第3党に躍進
11/1(月) 4:19配信

読売新聞オンライン

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インタビューを受ける岸田首相(31日午後10時48分、東京都千代田区で)

 第49回衆院選は31日投開票された。自民党は公示前の276議席から減らしたものの、単独で総定数465の過半数(233)を大きく上回った。公明党と合わせた与党では、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261)を確保した。立憲民主党は100議席を割り込み、惨敗した。日本維新の会は議席を大きく伸ばし、第3党に躍進した。小選挙区選の投票率は読売新聞社の推計で55%前後となり、2017年の前回選(53・68%)を上回りそうだ。

 岸田首相(自民党総裁)は11月1日未明、自民党が単独過半数を確保したことについて、「大変ありがたい。結果を踏まえ、しっかり政権運営を行っていきたい」と述べた。党本部で記者団に語った。

 政府・与党は、11月10日に特別国会を召集する方針だ。首相は首相指名選挙で選出された後、ただちに第2次内閣を発足させる。

 今回の衆院選は、新型コロナウイルス対策や経済政策、外交・安全保障政策が主な争点になった。自民党はワクチン接種などの実績を強調し、今後も新型コロナ対策や経済再生に万全を期す考えを示して自公政権の継続を訴えた。

 公明党はコロナ禍の克服を前面に出して戦った。小選挙区に擁立した9人全員が当選し、比例選でも安定した戦いを見せた。

 対する野党は、立憲民主、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党が、全289選挙区の7割以上となる213選挙区で候補者を一本化し、132選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ。

 立民は、小選挙区で160人が野党統一候補となった。政府・与党の経済政策が所得の向上につながっていないとして政策転換を主張したが、政権批判票を集約しきれなかった。

 枝野代表は31日夜のNHKの番組で、野党共闘について「多くの選挙区で接戦に持ち込めた。一定の効果があった」と語った。

 5野党の共闘と一線を画す日本維新の会は、拠点とする大阪の小選挙区で擁立した15人全員が当選した。比例選は近畿ブロック以外でも複数議席を確保した。公示前の11議席から3倍以上に伸ばした。

 共産は振るわず、公示前の12議席に届かなかった。国民は公示前の8議席を上回った。

 今回の衆院選は2017年10月以来、4年ぶりに行われ、小選挙区選289、比例選176の総定数465議席が争われた。前議員の任期満了日(10月21日)以降に投開票が行われたのは、現行憲法下で初めてとなった。内閣発足から衆院解散までは10日間、解散から投開票までは17日間で、ともに戦後最短だった。

4004チバQ:2021/11/01(月) 10:11:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50172/
れいわ、東海ブロックで1議席獲得の票得たが…公選法規定で公明候補が当選
2021/11/01 10:03

 比例東海ブロックでは、れいわ新選組が1議席を獲得できる票を得たものの、公職選挙法の規定で次に議席が配分される公明党の候補者が当選した。


 同法は小選挙区と比例選の重複候補が小選挙区で大差で敗れ、供託金を没収された場合、比例選で復活当選できないと定めている。同ブロックのれいわの重複候補2人は小選挙区で、いずれも供託金没収の対象となった。

4005チバQ:2021/11/01(月) 10:11:45
過半数   233
安定多数  244
絶対安定多数261
与党公示前 305 
憲法改正  310

自民    261 (276:-15)
立憲     96 (110:-14)
維新     41 ( 11:+30)
公明     32 ( 29:+ 3)
国民     11 (  8:+ 3)
共産     10 ( 12:- 2)
れいわ     3 (  1:+ 2)
社民      1 (  1:± 0)
NHK     0 (  1:- 1)
諸派      0 (  1:- 1)   
無所属    10 ( 11:- 1)

4006チバQ:2021/11/01(月) 13:05:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/66b9ae75d2c90ab81c765e2cea3f8b52ee87970c
「自民王国」で重鎮の“落選ドミノ” 公示前から逆風の予兆
11/1(月) 10:42配信
西日本新聞
集まった支持者らに頭を下げる野田毅氏=31日夜、熊本市南区(撮影・帖地洸平)

 「実績」は、変化を望む民意の波にのまれた。政権を奪還した2012年の衆院選以降、自民党が盤石の強さを誇ってきた九州の小選挙区で、閣僚経験者らベテラン前職が相次ぎ敗北。保守地盤の厚い「自民王国」で起きた重鎮の“落選ドミノ”に、党関係者の間には動揺が広がった。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 議員歴49年、当選16回を誇る重鎮も、「世代交代」の訴えの前になすすべがなかった。熊本2区では、自治相や建設相、党税制調査会長などを歴任した野田毅氏が落選。熊本市南区の事務所で「残念な結果だが、厳粛に受け止める」と支持者らに頭を下げた。

 公示前から逆風の予兆はあった。自民の有力な支援団体である熊本県農政連の2総支部が、野田氏と無所属新人の西野太亮氏の2人を推薦するなど、野田氏支持の「岩盤」にくさびが打ちこまれていた。

 自民県連は、公示前に所属県議全36人で計3回のローラー作戦を決行。「過去、応援を頼んだことはない」(野田氏)という選挙期間中も、小泉進次郎前環境相や安倍晋三元首相が来援。最終盤に野田氏は「私も80歳。これが最後のご奉公」と情に頼ったが、届かなかった。

 岸田文雄首相の「盟友」も苦杯をなめた。福岡10区の山本幸三氏は、元地方創生担当相。経済通で「アベノミクス」の仕掛け人を自負し、首相の出身派閥「宏池会」の副会長として、今後の経済政策もリードする決意だった。

 9期目を目指した今回は共産が候補擁立を見送り、4度目の対決となった立民前職の城井崇氏が「野党統一候補」となって立ちはだかった。党内規の年齢制限で比例重複立候補できず、「負けたら政治生命終わり」と口にしていた。

 選挙中は「岸田さんには何でも話せる、何でも頼める」とアピール。首相も応援に駆け付けたが、及ばなかった。落選が決まった後、進退は明言せず、「総理を支えることができずに残念だ」と絞り出すのがやっとだった。

 「私の力不足。誠に申し訳ありませんでした」。環境相を務めた福岡5区の原田義昭氏は「野党統一候補」の立民新人、堤かなめ氏との一騎打ちに敗れ、福岡県太宰府市の事務所で集まった支援者に深々と頭を下げた。

 自民の元県議会議長との公認争いは、1年超も続いた。公示の4日前に原田氏が公認を得てからも、地元県議や市議との間にはしこりが残った。

 原田氏は支援者や友好団体に経緯を説明して回り、遊説でも「これが最後の選挙。政治家人生の集大成」と訴えたが、支持は広がらなかった。

 自民福岡県連幹部は「一定程度とはいえ、野党共闘が功を奏したのは想定外だ」。九州の別の県連関係者は「そこまでの逆風は感じなかったが、コロナ禍でたまった有権者の不満が経験のある議員に向けられたのではないか」と話した。

 (綾部庸介、鶴加寿子、下村ゆかり)

4007チバQ:2021/11/01(月) 13:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cb2316de103cae8b650475693d679564f024d72
閣僚経験者の落選相次ぐ 自民逆風の象徴に 世代交代求める声も
11/1(月) 6:00配信
毎日新聞
小選挙区での落選確実となり支持者に頭を下げる石原伸晃氏=東京都杉並区で2021年10月31日午後8時22分、梅村直承撮影

 衆院選では、現職閣僚の若宮健嗣万博担当相が比例代表で当選したものの東京5区で敗北するなど、自民党の閣僚経験者ら「大物候補」が相次いで小選挙区で敗れた。立憲民主党など野党5党が小選挙区で候補者の一本化を進めたことなどから苦戦を強いられた。


 東京8区では、石原派会長の石原伸晃元幹事長が野党統一候補の立憲新人に敗れ、比例代表の復活当選もできなかった。香川1区の平井卓也前デジタル相、千葉8区の桜田義孝元五輪担当相も立憲候補に敗北。塩谷立元文部科学相(静岡8区)、金田勝年元法相(秋田2区)も立憲前職に競り負けた。

 保守分裂の構図となった熊本2区では野田毅元自治相が、古賀誠元幹事長らが支援した無所属の新人に敗れ、17回目の当選を果たせなかった。

 一方で、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪問した問題で自民を離党した無所属の松本純元国家公安委員長(神奈川1区)も敗れた。松本氏は麻生太郎副総裁の側近として知られるが、議席を失った。

 ただ、立憲も自民党幹事長や旧民主党代表などを務めた重鎮、小沢一郎氏が岩手3区で敗北。中村喜四郎元建設相が茨城7区で敗れた。与野党ともに世代交代を求める世論の「逆風」を受けたとも言える。【飼手勇介】

4008チバQ:2021/11/01(月) 13:10:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e4fae21ed2507ce791c98e07bd69763af48b2145
自民笑顔なき赤バラ 岸田首相かれた声 甘利幹事長も厳しい表情
10/31(日) 23:44配信
毎日新聞
当選確実になった候補者に花を付ける岸田文雄首相(中央)。左から2人目は甘利明幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年10月31日午後9時56分、竹内幹撮影

 自民党の岸田文雄首相は31日午後7時40分ごろ、党本部に到着した。同党議員の落選が次々と報じられるなか、本部内の開票センターで当選確実の議員名の上に赤いバラをつける恒例行事に臨んだが、ほとんど笑顔はなかった。午後10時からのテレビの中継取材には「結果はまだ出ていない」と硬い表情で繰り返した。


 選挙は首相就任から1カ月に満たない異例の短期決戦となり、就任直後に高い支持率が出る「ご祝儀相場」のなかで有利な展開も予想されたが、野党が候補者を一本化した影響などから約70選挙区で接戦が伝えられた。麻生太郎副総裁の「温暖化のおかげで北海道のコメがうまくなった」との問題発言も飛び出し、終盤はチャーター機に乗って全国の応援に飛び回った。

 岸田首相はかれた声で「(前回の衆院選からの)4年間の取り組みがそれぞれの選挙区で問われたのではないか」と振り返った。

 街頭演説では「未来選択選挙だ」と訴える一方、森友学園問題や相次いだ同党議員による政治とカネの問題など安倍・菅政権の「負の遺産」に向き合う姿勢は見せなかった。選挙結果を受けて対応を変えるか問われると「従来通りで今は変えることは考えていない」と返した。

 甘利明党幹事長も厳しい表情でテレビ各社の中継取材に臨んだ。幹事長就任後も都市再生機構(UR)を巡る金銭授受問題の批判はやまず、自身の選挙も接戦になっており「結論が出た後に進退は当然総裁に預ける」と述べた。

 甘利氏は選挙戦への金銭授受問題の影響を指摘されると「私の力不足」「不徳の致すところ」と力なく繰り返した。説明不足の指摘には「(いくら説明しても)エンドレスになる」「真実が伝わっていない」と反論してみせたが、キャスターから「こんな元気のない甘利さんを見たのは初めて」と言われる場面もあった。【大場弘行、川口峻】

4009チバQ:2021/11/01(月) 13:12:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/31e70b69822c2a292a9cd4c22203afc8aff0aa8e
石原伸晃、平井卓也、後藤田正純ら「親ガチャ」候補が小選挙区で相次いで敗北「世襲で空気読めず」〈dot.〉
10/31(日) 23:30配信
10月31日に投開票された衆院選の東京8区は午後8時に投票が締め切られると同時に、自民党の元幹事長で石原派会長の石原伸晃氏が小選挙区で敗北したと各メディアに報じられた。

 これまで小選挙区では無敵だった石原氏。しかし、今回は選挙直前にれいわ新選組の山本太郎代表が8区で出馬表明し、野党共闘が混乱。結局は山本氏が比例にまわり、立憲民主党の吉田はるみ氏が野党統一候補となり、石原氏に勝利した。石原氏は比例代表の復活当選もできなかった。

 これまで石原氏といえば、故・渡哲也氏が率い、有名タレントを擁する「石原軍団」が選挙を盛り上げ、勝利を重ねてきた。しかし、今回は「石原軍団」の姿もなければ、元東京都知事で作家の父、石原慎太郎氏の姿もなかった。

「山本氏の出馬表明問題で野党がギクシャクしたが、騒動のおかげで吉田氏の知名度が高まった。石原氏もビックリしていた。当初、石原氏は演説日程を伏せて、運動をしていたが、終盤戦に劣勢が伝えられると街頭演説に立ち、必死の形相となった」

「石原、今回は厳しい。どうか支援を広げてください」

「厳しい選挙戦、勝たせてください」

 石原氏はマイクを握りしめて街頭に立ち、情に訴えたが、挽回はならなかった。

「これまで圧倒的な知名度もあって厳しい選挙の経験がなかった。いわば守りの選挙です。今回のような相手を追いかける、追い抜くような選挙を知らない。何をどうしていいのか、わからなかった。やばいと思ったら手遅れでした。石原軍団に頼るような発想もなく、吉田氏の背中が見えなくなっていた。今回は父、慎太郎さんも関わっていない。石原さん本人も『どうなっているのか?』『党本部に言ってドンドン応援に来てもらえ』などというものの、具体的な策は何もありませんでした」

 石原氏陣営の都議はこう振り返った。

 香川1区では菅政権でデジタル担当相を務めた平井卓也氏が小選挙区で立憲民主党の小川淳也氏に敗北した。祖父は参議院副議長や郵政大臣を務めた元参議院議員の平井太郎氏、父は元労働大臣の卓志氏、母は四国新聞社社主の温子氏、同社代表取締役CEOは弟の龍司氏という名門一族だ。

 しかし、映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で一躍、人気になった小川氏に敗れた。

 平井氏は閣僚の座を射止めたものの、NTT接待疑惑や官僚への恫喝音声の流出などで支持が急降下していた。

 AERAdot.で10月29日に配信した記事で報じたように、小川氏に先行を許す状況の中、「向こうは映画スターとしての人気。平井は悪いやっちゃというイメージ」と攻撃していた。

「私はデジタル社会推進本部長、自民党で最大の圧力をかけられるポストをいただいた」などとアピールしていた。

「平井氏は演説をすれば『安倍政権と菅政権で2度も入閣した』と自慢していた。堂々と戦えばいいのに、出遅れで焦って小川氏にネガティブキャンペーンを繰り返したことが逆効果。まさに自爆ですね」(地元の自民党県議)

4010チバQ:2021/11/01(月) 13:12:31
 徳島1区では自民党の後藤田正純氏が無所属の仁木博文氏に小選挙区で敗れた。

 当選7回の後藤田氏は「カミソリ後藤田」で有名な、元官房長官、後藤田正晴氏の甥というサラブレットだ。

 これまで仁木氏の挑戦を6回、退けて圧倒的な強さを誇っていた。

 しかし、議員宿舎に女性を連れ込むなどのスキャンダルが週刊誌で報じられ、地元での信頼を失っていた。選挙戦になると妻で女優の水野真紀さんが応援に駆けつけていたが、今回は姿がなかった。

 さらに自民党徳島県連が5月、党本部に「後藤田氏を公認しないでほしい」という申し入れ書を提出。申し入れ書には徳島県議会最大会派「県議会自民党」の24人全員が賛同し、署名を付けていた。申し入れ書に問題視される後藤田氏の言動が列挙され、地元では四面楚歌の状態になっていた。

「これまでは自民党の県議、市議が一体でガッチリと支援する体制だった。その背景には叔父の正晴さんの強力な威光があった。しかし、今では県議らの支援はほぼゼロ。おまけにこれまで支援してくれた各種団体も距離をおき、仁木氏にまわるところもあった」(後藤田陣営の地方議員)

 選挙前から地元では仁木氏の評価が高かったという。

「選挙になれば、自分は勝てると変な自信が後藤田氏にはあったようだ。選挙が始まるとこれまでのスキャンダルがボディブローのように効き、『後藤田が国政にいくとまたスキャンダルを起こすんじゃない』と心配する有権者もいた。後藤田陣営が劣勢になっていると気付いた時は、仁木氏が突っ走って姿がもう見えなくなっていた」(同前)

 勝った仁木氏はこれまで旧民主党系から出馬していたが、今回はあえて無所属を選んだ。

「政党に縛られず、無所属なら言いたいことが言えた。やっと後藤田氏に勝てたのはそういう捨て身の戦いが良かったのかと思う」と勝因を語った。

 自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう話す。

「今年の流行語に『親ガチャ』という言葉がある。石原氏、平井氏、後藤田氏ら大物は2世、3世で世襲議員です。自民党も選挙が楽だからと世襲を出馬させるが、彼らは地元の空気がなかなか読めない。コロナ禍にあってみな厳しい状況にある中、自民党が世論を読めていなかったと感じます」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

4011チバQ:2021/11/01(月) 13:16:19
https://mainichi.jp/articles/20211101/k00/00m/010/076000c?inb=ys
維新「第3党」の裏で何が 「吉村人気」だけではない底力と限界
イチオシ 田畠広景 鶴見泰寿 芝村侑美

国政選挙
毎日新聞 2021/11/1 05:00(最終更新 11/1 11:13) 有料記事 2211文字
 日本維新の会は31日投開票の衆院選で、公示前の3倍を超える議席を獲得し、第3党の座を確実にした。拠点とする大阪府内では候補を立てた全15選挙区で勝利したほか、比例でも全国的に議席を伸ばした。看板施策「大阪都構想」が2015年に続いて20年秋の住民投票で再び否決されて頓挫、国政では「政権の補完勢力」と受け止められて埋没気味だったが、一躍存在感を示した。一体何が起こったのか。

 「議席を増やしてもらったとはいえ、小さな政党だ。政権に入ると埋もれてしまって意見を言えなくなる。第三極として対峙(たいじ)したい」。松井一郎代表(大阪市長)は31日夜、出演した民放番組で、連立政権入りを否定し、是々非々の立場で政権与党に臨む考えを示した。吉村洋文副代表(大阪府知事)は記者会見で「約束を実行する姿勢が評価された」と語った。

 「自民党には改革マインドがない」。安倍晋三元首相、菅義偉前首相と良好な関係を築いてきた松井氏は、岸田政権に対しては対決姿勢を鮮明にした。「日本に一つぐらい改革政党があっていい」と強調し、現状に不満を持つ有権者心理に訴えかけた。新型コロナウイルス対応で全国的に知られた吉村氏の遊説先では、大阪・関西を中心に駅頭や繁華街が聴衆であふれ、準備に携わる所属議員からは「もっと広い場所を確保すべきだった」と悲鳴が上がるほどだった。ただ、躍進をもたらしたのは、「改革アピール」と「吉村人気」だけではなかった。

「落下傘」候補、地元議員が…

4012チバQ:2021/11/01(月) 13:17:02
https://mainichi.jp/articles/20211031/k00/00m/010/145000c?inb=ys
二階俊博氏の後継巡り早くも動き? 世襲、くら替え…地元で聞いた

毎日新聞 2021/10/31 20:08(最終更新 11/1 08:56)
 2016年から自民党幹事長を歴代最長の約5年務めた二階俊博氏(82)の地元・和歌山3区では、今回の衆院選が終わった後が「本番」とも言える様相を呈している。関係者によると、二階氏引退の臆測が広がり、参院和歌山選挙区選出の世耕弘成・参院自民党幹事長(58)が3区へのくら替えの準備を進めていたという。二階氏が出馬したため結局立ち消えとなったが、早くも次の衆院選に向けて後継を巡る動きが本格的に幕を開けそうだ。

 「初心にかえってスタートさせていただく、そういう思いでこの選挙戦に臨んでいます。ほとんど無名だった私を東京に送っていただき、一歩一歩切り開いていった。古里のみなさんのご恩に応えたい、この一心でした。古里がさらに発展するよう一緒に頑張ろうじゃないですか」。選挙戦終盤の10月27日夕、和歌山県日高町の公民館で開かれた個人演説会。二階氏は約250人の支持者を前に、20分弱のあいさつで政策の話は一切せず、「古里」という言葉を16回用いて地元への思いと感謝の言葉を繰り返した。

 関係者によると、今年の夏以降、世耕氏は二階氏の出身地である御坊市などで事務所設置の準備を進め、ポスターも作成していたという。3区の自治体が選挙区の県議は「私のところにも本人が来た。各市町村を回って…

4013チバQ:2021/11/01(月) 13:18:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae0c292e1dd082c67a81d23117090ef20a7306dc
【衆院選】選挙でも終焉迎えた〝石原軍団〟伸晃氏最終日の落選〝決定打〟
11/1(月) 11:40配信

東スポWeb
石原伸晃氏(左から2人目)は落選で支持者らに頭を下げた(東スポWeb)

 石原ブランド崩壊へ。31日に投開票された衆院選で大注目となった東京8区は、自民党のベテラン石原伸晃元幹事長が小選挙区で敗北、比例でも復活できなかった。弟の宏高氏も東京3区で敗北し、比例でギリギリ命拾い。特に伸晃氏は野党共闘に討ち取られた形だ。本紙はそんな伸晃氏が選挙戦最終日に見せた奇妙な行動を目撃していた。


 伸晃氏は選挙事務所に集まった支援者らに「大将として申し訳ない」と何度も頭を下げた。

 午後8時に投票箱のフタが閉じてすぐの秒殺。公示前にここまでの結果を予想していた人は少ないだろう。伸晃氏は当選10回を数えるが、東京8区は必ずしも保守王国ではなかった。むしろリベラルが強い土地柄で、だからこそ野党統一の候補がまとまりにくかった背景がある。しかし、れいわ新選組の山本太郎代表が突然、同区から野党統一候補として出馬すると表明。これで流れが変わった。

 結果的に山本氏は降り、立憲民主党の吉田晴美氏が統一候補となった。選挙中は山本氏と吉田氏の合同街宣で“和解”をアピールするなど、「雨降って地固まる」となっていた。

 一方で石原陣営は演説日程を公開しないステルス作戦を敢行。報道からの問い合わせにも答えず、大手紙記者ですら伸晃氏の演説を見かけたら教えてほしいとツイッターを通じて呼び掛けたほどだった。

 街頭演説ではヤジも飛んだ。「ウソつき!」とヤジられた伸晃氏が戸惑う映像がテレビやネットで話題にもなった。伸晃氏は別の場所での演説中、「厳しい選挙戦だと思わざるを得ません。演説をすると邪魔をする人、暴力を振るう人、三十有余年でこのような経験をしたことはありません」と嘆いていた。

 そんな伸晃氏が奇妙な行動を見せたのは選挙戦最終日だった。JR荻窪駅前で約10分ほどマイクを使って演説しただけで、“マイク納め”をしていた。午後8時以降はマイクを使わず駅頭に立ってアピールし続けた。

 最後まであきらめない姿勢を見せていると思いきや、午後10時前になると伸晃氏が突如いなくなったのだ。それでも残っていたスタッフは「本人もうすぐ戻ります!」と声を張り上げていたが…伸晃氏が戻ってくることはなかった。

 急に帰ろうと思ったのか、待ち構えていた報道陣をまこうと思ったのかは不明だが、スタッフが有権者に対して「本人戻ります」とウソをつくことになってしまっていた。その事態を招いたのは伸晃氏にほかならない。

 石原慎太郎元都知事の長男で、叔父に石原裕次郎さんがいる華やかな家系。政治家としては経済再生担当相など閣僚を歴任し、派閥会長もしている。宏高氏は三男。一方で「最後は金目」「福島原発第一サティアン」など失言癖があり、批判を浴びることも多かった。コロナ禍では自身も感染。即入院したことに“上級国民”とバッシングを浴びた。石原ブランドにかつての面影はない。

東京スポーツ

4014チバQ:2021/11/01(月) 13:19:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/92634aeed8ab79e7ef1e4240d099daa8161a1668
正念場の少数政党 社民は1議席確保 れいわ、N党は独自の戦い
11/1(月) 4:30配信
 今回の衆院選の公示前勢力でいずれも1議席だったれいわ新選組、社民党、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は、党勢拡大に向けて正念場となった。れいわ、社民はそれぞれ1議席を維持した。れいわはさらに1議席を上積みした。N党は議席を得られなかった。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた候補者たち

 2019年の参院選で2議席を獲得し、政党要件を満たしたれいわは今回、初めて衆院選に臨んだ。選挙区では、立憲民主党などとの候補者一本化のため、公示前に8選挙区で擁立を取り下げ、12選挙区に絞り込んだ。一方で、東京など都市部で比例票の上積みを図る戦術を取った。

 選挙戦では「新型コロナウイルス対策で積極財政が必要」として児童手当倍増や家賃補助などの「分配策」を強く打ち出した。立憲などとは市民連合を介した共通政策で「消費税減税」の方針を確認したが、れいわの独自政策としてはさらに踏み込み、「消費税廃止」をアピールした。

 社民は選挙区で唯一守ってきた沖縄2区の議席を維持した。同党は20年、立憲に合流する所属議員の離党を認めて事実上分裂。衆参4人のうち2人が立憲に参加し、地方議員らも立憲に移る動きが相次ぎ、組織の弱体化に苦しむ中での選挙戦となった。

 参院議員の福島瑞穂党首は党の生き残りをかけ、「弱音をはける社会へ」をスローガンに各候補の応援に奔走した。

 19年参院選で1議席を獲得し、れいわと同様に政党要件を満たしたN党は、公示後に追加公約を発表するなど存在感アップを試みた。【堀和彦、東久保逸夫】

4015チバQ:2021/11/01(月) 13:24:16
https://news.yahoo.co.jp/byline/oohamazakitakuma/20211101-00266038
衆院選予測はまたも各社が外す結果に、情勢調査の実情と限界

大濱崎卓真選挙コンサルタント・政治アナリスト
11/1(月) 11:23

情勢調査では朝日新聞の報道が大金星
 衆議院議員総選挙は31日に投開票が行われ、自民党はやや議席を減らしたものの、自民党は単独で絶対安定多数を確保するに至りました。自公で圧倒的多数(310議席/憲法改正や参議院で否決された法案の衆院再可決に必要な議席数)には至りませんでしたが、議席減はわずかにとどまったと言えます。一方、野党は立憲民主党が公示前より議席を減らしたことや日本維新の会が議席を4倍以上に増やしたことが特徴的でした。

 報道各社による事前の情勢調査や予測記事は外れる結果となりました。報道各社の事前予測では、「自民“単独過半数”は微妙な情勢」(25日、FNN)、「自民の単独過半数維持は微妙」(28日、読売新聞)と、自民党が233の過半数を取れるかどうか疑問視する向きが多く、与党にとって前向きな結果でも「自民議席減・与党過半数の公算 立憲上積み視野」(21日、毎日新聞)「衆院選 自公で「絶対安定多数」視野、立憲は伸び悩み」(27日、共同通信)という程度に留まっていました。

 一方、選挙期間中に「与党優勢」の報道を出して注目されていた朝日新聞の予測は、結果的に報道各社の中で最も現実に近しいものになりました。「自民が単独過半数確保の勢い、立憲はほぼ横ばい 朝日情勢調査」(25日、朝日新聞)と題された記事では、「自民は、政権を奪還した2012年の衆院選以降、国会を安定的に運営できる絶対安定多数(261議席)を確保してきた。接戦となっている74の選挙区の勝敗次第では、今回もこれを獲得できる。」と記しており、結果的に自民単独での絶対安定多数を予測したほぼ唯一の記事と言えます。野党寄りと呼ばれる朝日新聞が与党有利の情勢報道を出したことにくわえ、従来から情勢調査の手法として確立されていた「電話調査」ではなく、(これまではサンプルが偏るために情勢調査には不向きとされた)インターネットで回答を募る「ネットパネル調査」を基に小選挙区の予測をしたことも注目を浴びました。

 なお、筆者も公示前の早い時期とはいえ、Yahoo!ニュースに「衆院選公示前最終議席予想、自公で絶対安定多数を確保も自民は議席減か」との寄稿をしました。記事中の「自民・公明の与党で絶対安定多数を確保する可能性」「自公で圧倒的多数を獲得するには至らない」は当たったものの、「野党は立憲民主党(中略)日本共産党が議席を増やす」という点は大きく外したほか、れいわ新選組の議席数も外す結果(予測:0→得票:3)となりました。結果として、予測的妥当性に欠ける結果となったことを素直にお詫び致します。

 この情勢調査と実際の得票との乖離の理由については、今後丁寧な事後検証が必要だと思います。考えられる理由としては、接戦区が非常に多かったこと、電話調査手法のリーチ限界、若い世代を中心とするネットパネル調査のパネル数が増えたことによる(ネットパネル調査の)予測的妥当性の高まり、朝日新聞社調査のモデリング手法の高さ、「自民党支持」と回答することの電話調査での回答忌避、電話調査の多さによる完全回答者の偏りなど、様々な理由が考えられます。いずれにせよ予測的妥当性を高めるためにも、また選挙報道のあり方を考え直すためにも、まずは総務省が出す「衆議院議員総選挙結果調」や公益財団法人明るい選挙推進協会が行う「意識調査」の結果なども踏まえた事後検証が今後行われることになるでしょう。

4016チバQ:2021/11/01(月) 13:24:49
出口調査でも「外れ」たのは違う意味
20時の時点で報道各社が打ち出した自民・立憲の予測議席と、最終議席(図は筆者作成)
 ここまでは選挙戦までの「情勢調査」をもとにした予測と現実との乖離について説明をしてきました。一方、選挙戦中盤以降の報道では、これに加えて出口調査の結果も反映されます。投開票日当日(31日)も報道各社は投票所出口で投票者に声をかけて投票行動の結果を聞く出口調査を大規模に行いますから、投開票日当日(31日)の20時に報道各社が出す予測数字は、概ね正確なものに収束することが通例です。

 今回、テレビ報道各社が31日20時の時点で打ち出した獲得議席予測は、上表の通りでした。結果として、ここまで述べた通り当日出口調査の数字まで反映されているはずの予測議席と実際の議席とが、これまで乖離することは極めて珍しいと言えます。

 また、NHKの数字というのは、報道に対する予算が多く出口調査に人的リソースが多く割けることから、民放の数字よりも格段に信頼性が高いとされていますが、かつ上表の通り広いレンジを設けたのにも関わらずそのレンジ外に数字が着地したことは、出口調査も含めた予測ですら、困難だったことを裏付けます。

 出口調査は電話調査と異なり、回答者の全員が(虚偽でもない限り)投票者であり、投票棄権者の数字が調査結果に反映されないことになります。筆者も出口調査の結果を複数社から入手しましたが、この出口調査の結果には、まだ与党不利・野党有利の傾向が若干残っており、接戦区での判定に誤りがあったことがうかがえます。この原因についても今後究明が待たれますが、期日前投票者数が増えたことによる期日前投票の出口調査の割合が相対的に少なかったこと、出口調査に回答する回答協力者に与野党支持の偏りが存在するとみられること、接戦区において政治記者によるバイアスが働いている可能性が否定できないこと、などが挙げられるでしょう。

 また、選挙プランナーとして現場に出ていた肌感覚では、この公示後の12日間でも情勢(風向き)が変わった選挙だったと言えます。選挙期間中に大きなサプライズやイベントは無かったものの、(与党側政治家による失言など)野党に追い風だった時期と(野党側政治家による失言など)与党に追い風だった時期とがあり、これらの風向きを予測で捉えきれなかったことも、予測と実際との乖離に繋がった可能性があるでしょう。

 いずれにせよ、衆院選における報道各社の情勢調査や予測は、一部の例外をのぞきことごとく外す結果となりました。有権者の動向を的確に捉えて報道する情勢報道は「アナウンス効果」による負の側面なども指摘されることから、予測的妥当性が低くなれば批判を受けることも当然です。来年夏には参議院議員通常選挙が行われますが、この衆院選を受けて報道各社がどのように選挙報道・情勢報道を変えていくのか、また情勢調査の手法が変わるかどうかにも注目したいと思います。

4017チバQ:2021/11/01(月) 13:26:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d504f9f13521fca5a1ad289db390b645c5f6fadd
維新、吉村氏人気追い風に続々復活 兵庫で擁立の9人全員当選
11/1(月) 8:31配信

神戸新聞NEXT
接戦を制し、花束を掲げて喜ぶ日本維新の会の市村浩一郎氏=宝塚市逆瀬川2(撮影・中西幸大)

 風の勢いは兵庫にも広がった。岸田政権への対決姿勢を鮮明にし、大阪に次ぐ「第2の牙城」の兵庫で、自民党前職が立つ9選挙区に9人を擁立した日本維新の会。小選挙区で6区の市村浩一郎氏(57)が接戦を制し、他選挙区の8人全員が比例復活を果たした。吉村洋文大阪府知事の人気を追い風に、自公長期政権に不満を持つ有権者の受け皿になり、県内の一大勢力へと躍進した。(三島大一郎、霍見真一郎)



 維新の県内地方議員は、神戸・阪神間を中心に約50人に上る。7月の県知事選では、自民と相乗りではあったものの、推薦した斎藤元彦知事が初当選した。国政選挙は2012年衆院選(旧日本維新の会)で県内の新人3人が比例復活するなどしたが、現在、国会議員は参院議員3人だけだ。

 今回衆院選は公明党が候補者を立てた2、8区と、西村康稔前経済再生・コロナ担当相が7選を目指した9区以外で候補者を擁立。コロナ対応で注目された吉村知事の人気に乗り、比例票の掘り起こしを図った。

 長く自公の補完勢力とされてきた維新だが、代表の松井一郎大阪市長と蜜月だった菅義偉前首相の退陣を受けて一転。松井市長と吉村知事は岸田政権への批判を繰り返し、保守票の取り込みを狙った。

 公示直後に吉村氏を初めて西播磨地域に投入。吉村知事が街頭に立つと、黒山の人だかりができた。

 最終日に吉村知事の応援を受けた6区の市村氏は自民、立民候補との三つどもえの激戦を制し、「兵庫でも維新を受け入れてもらえていることが分かった」と手応えを振り返った。

 1区の一谷勇一郎氏(46)、3区の和田有一朗氏(57)、4区の赤木正幸氏(46)、5区の遠藤良太氏(36)、7区の三木圭恵氏(55)、10区の掘井健智氏(54)、11区の住吉寛紀氏(36)、12区の池畑浩太朗氏(47)も知名度や実績のある大物と善戦を展開した。

 「厳しい戦いだったが、皆さんの思いで復活当選できた」と赤木氏。遠藤氏は「若さに期待してもらえた。しがらみのない政治を貫きたい」と力強く語り、掘井氏は「東播磨からも改革の火種をつくっていきたい」と決意を新たにした。

 兵庫での広がりに、吉村知事は「まだ不十分なこともあるが、大阪でやっている改革、実績が少しずつ浸透している」と述べた。

 全国政党化へと弾みをつけた維新。ただ、吉村知事の人気頼みで、今後も支持を安定させられるかどうかは不透明だ。さらなる党勢拡大に向け、県内の首長選にも照準を合わせるが、衆院選と同日となった神戸市長選には独自候補を立てることができなかった。

 党本部の幹部は「今回の衆院選はあくまでファーストステップ。控える参院選や統一地方選に向け、兵庫での組織力を高める必要がある」と気を引き締めた。

4018チバQ:2021/11/01(月) 14:26:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/392b49a8a188258280165230ffe2fd1544acfef5
非自公、関東は立憲、関西は維新が受け皿に 数字で見る「振れ幅」
11/1(月) 14:00配信
 自民、公明両党が293議席を獲得した今回の衆院選。「野党共闘」の効果は限定的にとどまり、非自公勢力では維新が躍進した。「地殻変動 自公vs.非自公」グラフの2021年の結果からは、非自公側に振れる動きが関西と関東で目立った。関西では日本維新の会、関東は立憲民主党が主に受け皿となっていた。

【写真】「地殻変動 自公vs.非自公」のスマートフォン表示画面。選挙ごとに地図を切り替えられ、拡大・縮小できる

 グラフは小選挙区の自公候補と非自公候補の得票率差が前の選挙からどれだけ変動したかを示した。17年から21年にかけての変動の総量は、09年の衆院選以降で最大だった12年の4割弱に相当した。14年、17年の3割弱より増えたものの、12年や19年の半分以下だった。

 変動の「重心」を探ろうと平均を求めると、今回は非自公側に2・0ポイントずれていた。17年に続いて非自公側に傾く動きだが、その変動量は17年の1・8ポイントとほとんど変わらない。09年から12年にかけて起きた変動は26・7ポイントも自公側に振れる大きなものだった。その後、17年と21年で非自公側へと戻したが、変動量でみると、17年と同規模の小さな動きが今回も繰り返された形だ。

朝日新聞社

4019チバQ:2021/11/01(月) 15:11:05
https://digital.asahi.com/articles/ASPC13HCXPB0ULEI00G.html?pn=4&amp;unlock=1#continuehere
不振の野党共闘を数字で見る 対決型・三つどもえ型・混戦型の結果は
会員記事2021衆院選

山下剛2021年11月1日 14時00分
 31日に投開票された衆院選で、立憲民主と共産、国民民主、れいわ新選組、社民の野党5党は全289選挙区の75%にあたる217選挙区で候補者を一本化して臨んだ。この217選挙区で当選した野党5党の候補は野党系無所属を含めても62人(29%)で、公示前の51人から大きく上積みできなかった。

比例区では立憲と国民の得票は計約1400万票にとどまり、前回2017年の立憲と希望の党の計約2千万票を大きく下回った。共産も得票を減らしており、共闘野党の不振につながった。

 今回、候補者の一本化が進んだのは、前回17年衆院選で旧民進党が希望と立憲に分裂し、候補者が乱立した反省からだ。

ここから続き
 ただ、今回は日本維新の会が独自に候補者の擁立を進め、与党候補と共闘野党候補の一騎打ちの構図になった「対決型」選挙区は145選挙区にとどまった。この「対決型」選挙区で当選した共闘野党候補は40人(28%)だった。

 秋田2区では前回希望から立候補して僅差(きんさ)で敗れた立憲前職の緑川貴士氏が自民前職の金田勝年・元法務相を破ったほか、千葉8区で立憲新顔で岡田克也氏の元秘書・本庄知史氏が自民前職の桜田義孝・元五輪相を、神奈川13区では立憲新顔の太栄志氏が自民前職の甘利明幹事長を破った。一方、岩手3区では18期目をめざした元民主党代表で立憲前職の小沢一郎氏が自民前職の藤原崇氏に敗れた。

 維新の候補も加わる「三つどもえ型」の72選挙区では、維新が大阪府などで10人当選するなど存在感を発揮し、共闘野党候補の当選者は22人(31%)にとどまった。

 東京8区で立憲新顔の吉田晴美氏が自民前職の石原伸晃・元幹事長を破り、香川1区で立憲前職の小川淳也氏が自民前職の平井卓也・前デジタル相を破った一方、茨城7区では「無敗の男」と呼ばれた立憲前職の中村喜四郎・元建設相が自民前職の永岡桂子氏に、大阪10区では立憲前職の辻元清美・党副代表が維新新顔の池下卓氏に敗れた。

 候補者を一本化しなかった「混戦型」の72選挙区では、当選した野党5党の候補は6人(8%)のみ。このうち、野党5党や野党系無所属候補の得票を単純に合算しても、与党候補の得票を上回って、勝敗が逆転した可能性があるのは6選挙区だけだった。(山下剛)

4020チバQ:2021/11/01(月) 15:11:51
https://www.asahi.com/articles/ASPC13GJZPC1PTIL00D.html
自民が全敗「吉村さん人気は大きかった」 大阪に吹いた維新の風
2021衆院選

久保田侑暉、浅沼愛、細見卓司2021年11月1日 10時55分


 衆院選では、大阪府内の小選挙区で維新が大勝し、全国的に堅調だった自民が全敗する結果になった。新型コロナ対策などについて論戦が交わされた衆院選の投開票から一夜明けた1日。各党の候補者たちは早朝から街頭に繰り出し、それぞれの決意を語った。

 大阪2区で初当選した維新新顔の守島正氏(40)は1日朝、事務所近くの大阪メトロ昭和町駅前(大阪市阿倍野区)に立ち、通勤客などに「ご支援ありがとうございました」と頭を下げた。

 大阪2区で維新が勝利するのは初めて。維新は大阪府内の19選挙区のうち、公明候補がいる4選挙区を除く15選挙区を制した。

 守島氏は早朝に確定票を確認したといい、「これほどまでに差がついたことも含め、多くの人に期待を寄せてもらった。改めて身が引き締まった」。今後については「躍進したといえど、自民党と対峙(たいじ)するところまでは行かず、第3極の立場。党勢拡大に尽力したい」と意気込みを語った。

 「おはようございます。自民の高麗です。力不足で申し訳ありませんでした」

 大阪8区で落選した自民新顔の高麗啓一郎氏(41)は午前7時、大阪府豊中市の阪急豊中駅前にスーツ姿で立ち、通行人に何度も頭を下げた。

 維新新顔に約5万票差で敗れた。「維新、というより吉村さん人気は大きかった。無党派層はほとんど取られてしまった」。党副代表・吉村洋文知事の影響を敗因に挙げた。

 自民は擁立した15人が敗れ、比例復活も2人にとどまった。この結果について、「自民党支持層を固めるだけでは足りない。無党派層がもつイメージを変え、抜本的に戦略を見直す必要があるのではないか」と語った。

 立憲民主党も大阪府内の小選挙区で議席を得ることはできなかった。

 前職の辻元清美氏(61)は大阪10区で維新新顔に敗れ、比例復活も果たせなかった。午前7時にJR高槻駅前に立ち、市民らに頭を下げた。激励の言葉をかけられると笑顔を見せ「また一から出直すね」と力を込めた。

 8選をめざした選挙戦の中盤、報道各社の情勢調査で維新候補との接戦が報じられた。街頭で維新批判を増やす戦略に転じたが、猛攻にのみ込まれた。

 議員バッジを失うことが判明した1日未明。報道陣に「途中から非常に大きな風を感じた。維新は10区だけでなく、大阪で大きな支持を得ている。しっかり自覚をしていかなければいけない」と話していた。

 今後については、「みなさんと相談しながら考えたい」、党副代表や府連代表については「責任をとって辞任するのが筋だと思う」と述べた。(久保田侑暉、浅沼愛、細見卓司)

4021チバQ:2021/11/01(月) 15:12:33
https://www.asahi.com/articles/ASPC10GT4PBYUZPS002.html
自民の若者人気に陰り? 立憲は高齢者頼み続く 衆院選出口調査分析
有料会員記事2021衆院選

植木映子2021年11月1日 8時00分
 自民党は若い世代からの支持が厚めで、立憲民主党は高年齢層頼みが続く――。31日投開票の衆院選の出口調査で、比例区投票先を年代別に分析すると、こんな傾向が浮かんだ。ただ、自民の若者人気には微妙な陰りも見える。

 比例区投票先を年代別に見ると、自民は若年層で支持が厚く、10代の42%、20代の40%が自民党に投票していた。40代と50代は35%、60代は33%とやや低めだった。

 自民党が民主党(当時)から政権を奪還した2012年の衆院選では、若い世代からの人気は顕著ではなかった。20代は32%と他の年代よりやや高かったが、30〜60代は20%台後半で、70歳以上が36%と最も高かった。

 自民の若者人気が目立つよう…

4022チバQ:2021/11/01(月) 15:17:42
https://www.sankei.com/article/20211101-SJTF6SWOAZPP7OHTVFLMGZHEPA/
自民、首都圏で67%占有 大阪19選挙区勝利できず
2021/11/1 13:35
自民党は東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏計71小選挙区で47議席を獲得した。追加公認した無所属の柿沢未途氏を含めても前回平成29年に比べて8議席減で、占有率は約67%だった。

自民は15選挙区の愛知で11議席、12選挙区の兵庫で8議席を勝ち取った一方、前回10議席を獲得した大阪の19選挙区では勝つことができなかった。

立憲民主党は首都圏で22議席を得て、旧立民が前回獲得した8議席から大幅に伸長。愛知で3議席、兵庫で1議席を勝ち取ったものの、大阪では全ての選挙区で敗北を喫した。


躍進した日本維新の会は、地盤の大阪の19選挙区で15議席を獲得。首都圏では議席を得られなかったものの、兵庫でも1議席を得た。

公明党は、東京、大阪、兵庫の選挙区に擁立した計7候補が全員当選した。

4023チバQ:2021/11/01(月) 15:46:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100975&amp;g=elc&amp;ref=2021syu
自民・河野氏21万票、最多得票を更新 小選挙区5.5万票で当選も【21衆院選】
2021年11月01日12時50分

河野太郎氏=10月29日、埼玉県所沢市
河野太郎氏=10月29日、埼玉県所沢市


 衆院選の小選挙区当選者のうち、最多得票は自民党の河野太郎氏(神奈川15区)で、21万515票を獲得した。旧民主党が政権を獲得した2009年衆院選で党代表だった鳩山由紀夫氏の20万1461票を上回り、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の最多記録を更新した。
【点描・永田町】「完敗」小石河連合の“三者三様”

 河野氏は1日、自身のツイッターに「得票率79.3%。きょうから頑張ります」と投稿した。
 今回の小選挙区当選者の中で最少得票は、自民党の北村誠吾氏(長崎4区)の5万5968票。一方、同党の青山周平氏(愛知12区)は12万8083票を獲得したが、立憲民主党の候補に敗れて比例代表で復活当選した。

4024チバQ:2021/11/01(月) 15:46:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021110100954&amp;g=elc&amp;ref=2021syu
新人当選、大幅増の97人 自民、3分の1が世襲【21衆院選】
2021年11月01日12時20分

【図解】新人候補者の当選者数
【図解】新人候補者の当選者数


 衆院選の新人当選者は小選挙区41人、比例代表56人の計97人となり、前回の56人を大幅に上回った。全当選者に占める比率は20.9%だった。
 最多は自民党の33人。2位は今回躍進した日本維新の会の27人だった。維新は当選者の7割弱が新人。以下、立憲民主党16人、公明党9人などと続いた。
 父母、義父母、祖父母のいずれかが国会議員、または三親等内の親族に国会議員がいて同一選挙区から出馬した候補を「世襲」と定義すると、前回から1人減の108人が世襲当選者。全当選者の23.2%を占めた。
 政党別では、自民党の87人が最多で、当選者の3分の1に上った。山口泰明前選対委員長の次男・晋氏や、塩崎恭久元官房長官の長男・彰久氏らが初当選した。

4025チバQ:2021/11/01(月) 17:00:42
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50188/
立民の共闘路線は不発、勝率3割下回る…無党派の離反招いた「共産と協力」に党内から悔やむ声
2021/11/01 11:49
 立憲民主党は、共産党や国民民主党などを合わせた5野党共闘で選挙戦に臨んだが、公示前から14議席減らす大敗を喫した。国家観や基本政策が異なる共産との連携強化が従来の支持者や無党派層の離反を招いたとみられ、立民内では共闘体制の見直しを求める声が強まっている。

記者団の質問に答える立憲民主党の福山幹事長(1日午前、国会で)=源幸正倫撮影
 「(接戦区で)競り勝つことができなかったのは残念だ。小選挙区を一本化して戦ったことには一定の評価が得られたが、(選挙結果について)分析を進める」


 立民の福山幹事長は1日午前、野党共闘の不振について、国会内で記者団にこう語るにとどめた。

 立民と共産、国民、れいわ新選組、社民党の5野党は、全289選挙区の7割以上となる213選挙区で候補者を一本化した。

 立民内では「公示前勢力から30超は上積みできそうだ」(幹部)と強気の発言も出ていたが、野党統一候補が勝利したのは59選挙区に終わり、勝率は3割を下回った。

 立民は9月、共産、社民、れいわの3党とともに市民団体と政策協定を締結。その後、立民、共産両党は政権交代が実現した場合に共産が立民に対して「限定的な閣外からの協力」をすることで合意した。

 政策協定では、安全保障関連法の一部廃止や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の中止などを掲げており、立民内からは「非現実的な政策で選挙にマイナスだ」と不安視する向きもあった。

 また、限定的な閣外協力についても、「閣内に入らなければ責任を持つことはできない」(公明党の山口代表)と、選挙戦で与党側の批判の的となった。

 国民の玉木代表は1日朝、東京都内で記者団に「政策を脇に置いて、選挙のために国民の思いとは違うところで物事を決めていくことに厳しい審判が下った」と語った。

 立民内では共産との連携について「共産との協力という禁じ手を使ってこの結果では話にならない」(中堅)、「共産とべったり連携して、もう穏健保守層からは信頼されない」(ベテラン)などと悔やむ声が出ている。

https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211101-OYT1T50189/
維新、「大阪中心」から全国政党に…当選者「今回は維新がまだましというレベル」
2021/11/01 12:09
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 「大阪中心の政党」とみられてきた日本維新の会は、これまで議席のなかった東京で2議席を獲得するなど、比例選で全国的に支持を広げ、本拠地・大阪以外でも躍進を見せた。

比例選での復活当選を決め、陣営のスタッフと握手する小野さん(1日午前3時21分、東京都新宿区で)=板倉拓也撮影
 東京1区から出馬した小野泰輔さん(47)は、小選挙区で敗れたものの比例選で復活。1日午前3時すぎ、小野さんは東京都新宿区の事務所で、「いよいよ全国政党として歩み始めた。自民党でも、立憲民主党でもないという方が、『第3極』の維新に期待してくれた」と手応えを語り、「自民党に対して具体的な提案を突きつけ、経済が成長する改革を行っていきたい」と意気込んだ。


 大阪13区で初当選を果たした岩谷良平さん(41)は、大阪府東大阪市のJR駅近くで通勤客らに「初心を忘れることなく、国においても改革を進めていきます」と感謝を伝えた。

 2011年の統一地方選で府議に当選し、1期4年務めて以来の政治家復帰。同じ統一選で大阪市議としてスタートした「当選同期」の吉村洋文・維新副代表らが応援に駆けつけ、自民党候補らとの激しい選挙戦を制した。

 「今回は『(他の政党より)維新がまだまし』というレベルで、少しでも緩めば民意はひっくり返る。結果を出すことでしか評価してもらえない」と気持ちを新たにしていた。

4026とはずがたり:2021/11/01(月) 18:17:43
当日,旦那が亡くなられたそうな。。

新潟4区 菊田真紀子氏(立民・前)当選確実
10月31日 23時33分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211031/1030018798.html

新潟4区では、立憲民主党の前の議員で、社民党県連合が推薦する菊田真紀子氏が7回目の当選を確実にしました。

菊田氏は52歳。
加茂市議会議員を経て、平成15年の衆議院選挙で旧民主党から新潟4区に立候補し、初当選しました。
民主党政権では外務政務官を務め、現在は立憲民主党の幹事長代理を務めています。
選挙戦で、菊田氏は新型コロナウイルスのPCR検査の拡充や子育て支援、農家の所得の安定を図るため「戸別所得補償制度」の復活などを訴えました。
そして、立憲民主党や共産党、社民党など野党の支持層を着実に固めたうえで、特定の支持政党を持たないいわゆる無党派層にも支持を広げ、自民党の新人で元三条市長の国定勇人氏を退け、7回目の当選を確実にしました。

会場では、立憲民主党の菊田真紀子氏の小島晋選対本部長が、まず、菊田氏の夫が31日亡くなったことを説明しました。
そして、夫がいた東京に駆けつけた菊田氏と電話でつなぎました。
菊田氏は「みなさんとともに祝うことができなくて本当に申し訳ございません。野党統一候補として必死に私の議席を守ってくださったことに感謝します。人生とはわからないもので私はきょう、最愛の人を失いました。きっとそれは意味のあることで何を守るべきかを身をもって教えてくれたと思います。すべての人の命を守るために全力で尽くしていきたい」と述べていました。

4027チバQ:2021/11/01(月) 18:51:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d62ade85541e425dad44e99419b4642f40213c1
自民、「魔の3回生」当選は9割超=選挙区では苦戦も【21衆院選】
11/1(月) 11:04配信
時事通信
 今回の衆院選では、自民党が政権復帰した2012年衆院選の初当選組で、不祥事や失言が相次ぎ「魔の3回生」と呼ばれる前職の当落にも注目が集まった。

 過去3回のように同党への「追い風」はなかったが、73人中70人が4選を果たした。

 ただ、小選挙区で立候補した69人のうち、20人は落選して比例代表で復活当選。この中には、内閣府政務官時の被災地視察で職員におんぶされて水たまりを渡った務台俊介氏や、秘書が当て逃げ事故を起こした武井俊輔氏らが含まれる。

 一方、がん患者について「働かなければいい」と発言した大西英男氏は選挙区で当選。福田達夫総務会長や小林鷹之経済安全保障担当相、牧島かれんデジタル相ら、岸田政権で要職に起用された顔ぶれも順調に勝利を収めた。

 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で実刑判決を受けた秋元司氏や、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に高級クラブを訪れて離党した白須賀貴樹氏ら6人は出馬しなかった。

 73人とは別に、宣言中のクラブ訪問で離党した田野瀬太道氏は、無所属で当選後に同党から追加公認された。

4028とはずがたり:2021/11/01(月) 19:10:43

# 選挙
自民党・萩生田光一がブチ切れた! 衆院選「東京15区」で起きたヤバすぎる現実
「うちの党は何を考えているのか」と…
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88599?page=3
小川 匡則 プロフィール
「高校が一緒」って…
実際、今村のつけているタスキには赤文字で「公認」と印字されていたが、その部分が剥がされていた。今村陣営は「それどころか、『自民党公認』と書いたビラを11万枚も刷っていたのに全部無駄になった」と嘆く。

それにしてもなぜ柿沢が自民党推薦を得られたのか。

「柿沢さんは名門の麻布高校出身ですが、高校の先輩である谷垣禎一・元自民党総裁を頼ったんでしょう。昨年出した著書では谷垣さんに帯を書いてもらっていた。今回も谷垣さんを通じて有隣会(谷垣グループ)で代表世話人を務めている遠藤利明選対委員長に話を通したと言われています」(全国紙政治部記者)

谷垣は柿沢に送った応援動画で、「私も柿沢さんの将来を広げるということに少しでもお手伝いをして、また柿沢さんとスクラムを組んで歩んでいきたいと思っています」と語っている。

柿沢は選挙ビラでも谷垣との繋がりをアピールしている


こうした流れでの決定だけに、萩生田の怒りの矛先は選対委員長の遠藤に向けられている。

「江東区のことは江東区の人たちが決める、東京のことは東京の我々が決めるんですよ! 山形県の政治家(遠藤利明)に東京や江東区の何がわかるんですか! 私、なんでこうなったんだと文句言ったら、前の総裁(谷垣禎一)の後輩が相手の候補(柿沢未途)なんですって。『高校が一緒』ってなんの話してるんですか! そんなことで日本の政治を語ってどうするんだと思いますよ! 我々東京の自民党が推薦しているのは今村さんだけですよ!」

4029チバQ:2021/11/01(月) 21:04:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3330ca96e7d339fe2e99ce890d3b24e60fb38c7
野党共闘はなぜ失敗したのか 惨敗の立憲民主、政治評論家が指摘した「維新との差」
11/1(月) 19:50配信

J-CASTニュース
衆院選のテレビ中継に出演した枝野幸男代表

 立憲民主党、共産党などが衆院選の選挙区で候補者を一本化した野党共闘について、結果として「共倒れ」に終わったのではないのかと、ネット上で厳しい声が噴出している。

 立憲民主党では、枝野幸男代表の責任を問う声も多く、枝野代表らは、近く進退を判断すると報じられている。一体何がいけなかったのだろうか。

■「選挙は数取り合戦なので、その意味では失敗だったのでは」

 コロナ対策への不満や相次ぐ不祥事で自公政権への批判は強いとして、枝野代表は、衆院選を戦うのに当たって、政権選択の選挙だと盛んに強調していた。

 マスコミの世論調査でも、自民党が単独過半数を取るか微妙な情勢だと報じられたが、2021年10月31日に投開票が一斉に行われると、翌11月1日未明には、自民党が前回より議席を減らしたものの絶対安定多数の261議席を獲得したことが分かった。一方、立憲民主党は、公示前の110議席から96議席に落ち込み、共産党も、12議席から10議席になった。

 枝野代表は、結果がはっきりする前の31日夜、NHK番組に出演し、野党共闘について、「かなり多くの選挙区で接戦にまで持ち込めたというところであり、一定の効果があった」と述べた。しかし、議席を減らしたことに対して党内から不満が出ていると伝えられ、共闘は「共倒れ」に終わったのではないかと厳しく指摘するメディアもあった。

 立憲民主党幹部の進退問題も浮上しており、枝野代表らは、11月2日までに判断する見通しだとも報じられている。

 同じ野党でも、対照的だったのは、日本維新の会だ。

 共闘とは距離を置き、独自の戦いだったが、41議席と公示前の11議席の4倍近くにも達し、自民、立憲に次ぐ第3党に躍進した。強固な地盤がある大阪府内では、選挙区で3議席から15議席への大幅増となって自民を圧倒した。

 野党共闘の結果について、政治評論家の有馬晴海さんは1日、J-CASTニュースの取材に対し、次のような見方を示した。

「自民党は、不満を持つ人も多く、それほど勝っているわけではありません。大臣級だった自民党の大物議員が次々落選しており、共闘には成功している部分もあるかもしれません。枝野さんが接戦だったと言っているのは、かなり競っていた選挙区が多かったからでもあるとは思います。とはいえ、数取り合戦であるのが選挙です。数を減らしたので、その意味では、共闘は失敗だったのではないかと思います」

4030チバQ:2021/11/01(月) 21:04:44
「立憲はリベラル過ぎて、保守層の人たちは維新に逃げた」
 共闘がうまくいかなった理由については、有馬さんはこう指摘する。

「立憲民主党が自らの政策を捻じ曲げたわけではなく、共産党が候補者を立てなかっただけです。共産党も立憲の候補に対して力を入れて応援していたわけではありません。しかし、共産党が一緒になったことで、普段は違うのに選挙のときだけ協力することが気に入らない人が多かったと思います。政権を取れば閣外協力という形でしたが、外交政策でも一緒だとおかしいと思われてしまったのでは。足せばどうにかなると考えたのだと思いますが、うまくいきませんでしたね」

 連合の芳野友子会長も、共闘に異議を唱えており、応援しているのになぜという組合員も多かったのではないかと有馬さんはみる。

 日本維新の会が躍進したのは、こうした有権者の心理が影響したのではないかと分析した。

「自民がいいとは思えないが、立憲はリベラル過ぎて、保守層の人たちは維新に逃げたのではないかと思います。維新が獲得した議席は、大阪と兵庫の1議席以外は、すべて比例です。選挙区では自民に入れて、比例は維新にした人も多かったのでは。大阪では、市議やバス運転手らの給与削減などの成果を上げて、維新しかないという人は多いですね。これまで自民と合流するのではと言われてきましたが、改革ができると支持を広げて、大阪以外でも独自の活動で少しずつ根を張ってきています。これに対して、立憲は、共産に票を借りようとしているだけで、根を生やす努力をしてこなかったようにも見受けられますね」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

4031チバQ:2021/11/01(月) 21:05:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c248e82e183823b9a297e81df8f719cf300762
ベテラン議員「続々退場」の衆院選 自民党「73歳定年制」で消えた大物たち
11/1(月) 19:29配信

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J-CASTニュース
建設相や自治相を歴任した野田毅氏(80)。熊本2区で敗れ、議席を失うことが決まった(2018年撮影)

 2021年10月31日に投開票された衆院選では、与野党問わずベテラン議員が小選挙区で相次いで落選し、世代交代を印象づけた。野党では、立憲民主党の平野博文代表代行(72)が大阪11区で維新新人の中司宏氏(65)に敗れ、重複立候補していた比例近畿ブロックからも復活当選することはできなかった。小沢一郎氏(79)は岩手3区で自民前職の藤原崇氏(38)に敗れ、比例東北ブロックで復活当選した。

 一方、自民党の甘利明幹事長(72)は、神奈川13区で立憲新人の太栄志(ふとり・ひでし)氏(44)に敗れたが、比例南関東ブロックで復活当選。ただ、仮に甘利氏が1年早く生まれていたとすれば、議席を失っていた可能性が高い。自民党は内規で比例区の「73歳定年制」を設けているためだ。自民党から小選挙区で立候補した73歳以上の候補者は24人。建設相や自治相を歴任した野田毅氏(80)を筆頭に7人が小選挙区で敗れ、そのまま国会から去ることが決まった。岸田文雄首相はそのうち5人の応援に入ったが、奏功しなかった。特に73歳以上の立候補者が最も多かった福岡県では4人中3人が落選。大幅に世代交代が進んだ。

■小選挙区のみから立候補した73歳以上は24人

 「73歳定年制」は公認の時点で73歳以上の場合、小選挙区との重複も含め、比例区には原則として立候補できないとする自民党の内規だ。03年の衆院選から厳格に適用されるようになり、中曽根康弘、宮沢喜一両元首相らが政界引退に追い込まれたことは有名だ。今回の衆院選では、内規に従う形で比例重複なしで小選挙区に立候補している73歳以上は24人いた。最高齢が和歌山3区の二階俊博前幹事長(82)で、福岡8区の麻生太郎副総裁(81)が続く。この24人とは別に、比例近畿ブロックで奥野信亮氏(77)、比例九州ブロックで今村雅弘氏(74)が例外的に公認を受け、当選を決めている。

 特に73歳以上が多いのが九州の選挙区で、24人のうち10人が出馬。そのうちのひとりが熊本2区の野田氏だったが、保守分裂の末に、財務省キャリア官僚の無所属新人、西野太亮(だいすけ)氏(43)に敗れた。熊本県では14年12月の総選挙以来、全4小選挙区を自民党候補者が独占してきた。野田氏の落選で、それが約7年ぶりに崩れたことになる。

対立候補の年齢は61歳、48歳、48歳
 特に惨敗だったのが福岡県。4人が出馬し、勝利したのは麻生氏のみだった。福岡5区の原田義昭元環境相(77)、福岡9区の三原朝彦氏(74)、福岡10区の山本幸三・元地方創生担当相(73)の3人は議席を失うことが決まった。小選挙区で勝利した対立候補の年齢は、それぞれ61歳、48歳、48歳だ。

 無所属で出馬して当選後に自民党の追加公認を受けるパターンを含めると、12年12月の衆院選以来、自民党は福岡県内に11ある小選挙区で全議席を独占してきた。今回の3人の落選で、この「一強」体制が9年ぶりに崩れた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

4032チバQ:2021/11/01(月) 21:06:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/af8fbafc6a6ae71ad2aeb5394abee538461527c7
立民「論客」相次ぎ落選 「批判だけでは支持されず」
11/1(月) 20:44配信
産経新聞
報道陣の取材に応じる辻元清美氏=1日午前0時51分、大阪府高槻市(恵守乾撮影)

衆院選で、立憲民主党では辻元清美氏をはじめ黒岩宇洋、今井雅人、川内博史各氏ら国会審議で政権批判やスキャンダル追及をしてきた「論客」が落選した。

社民党から議員生活を始めた辻元氏は「ソーリ!」と答弁者を指名するスタイルで有名になった。昨年2月には、当時の安倍晋三首相に週刊誌報道をベースに質問し、安倍氏が「意味のない質問だよ」とやじを飛ばしたこともあった。

黒岩氏は野党による官僚に対する「合同ヒアリング」の中心人物。「桜を見る会」前日に安倍氏の事務所が主催した夕食会をめぐる発信に対し、安倍氏が「真っ赤な噓」と反論したこともある。

森友学園問題などで政府を追及してきた今井氏は、平成21年の旧民主党を振り出しに毎回政党を変え、いずれも比例復活で4回連続当選してきたが、立民で臨んだ今回は5回目の当選を果たせなかった。立民中堅は「最前線で批判ばかりしていた人が軒並み落ちた。路線を変えないと、支持は得られない」と語った。

4033チバQ:2021/11/01(月) 21:07:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7a9694be907e99fe5beb71d823c4fb3bdc3b460
大阪自民、大ダメージ 現職政務官も落選
11/1(月) 20:17配信

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産経新聞
前回と今回の衆院選 大阪選挙区における自民党の勝敗

衆院選で自民党は国会運営を主導できる「絶対安定多数」を確保しながら、大阪府内の選挙区では全敗と壊滅的な結果になった。府内で絶大な人気を誇る日本維新の会の候補者に太刀打ちできず、涙をのんだ現職政務官も複数いた。昨年11月に維新の看板政策「大阪都構想」が住民投票で否決されてから初の衆院選で維新との地力の差が浮き彫りになった形で、自民は態勢の立て直しを迫られている。

【写真】大阪4区で敗れ、頭を下げる自民党の中山泰秀氏

「長い時間待っていただき、心からおわび申しあげたい」

1日午前2時すぎ、大阪4区(大阪市北区など)で敗れた自民の中山泰秀氏(51)は落選が決まると、選挙事務所に集まった支援者らに深々と頭を下げた。「今回は分が悪かった」「維新が強かった」。陣営からは口々にこんな声が上がった。

平成24年に橋下徹前代表が維新を国政政党として旗揚げして以降、国政・地方問わず数々の選挙で苦戦を強いられてきた大阪の自民。そうした中でも29年の前回衆院選では、公認候補者を擁立した府内15選挙区のうち10選挙区で維新に競り勝ち、国政与党としての面目を保った。だが、今回は全選挙区で維新に敗北。落選した候補者には大西宏幸氏(54)ら現職の政務官も複数含まれていた。

「10年がかりで維新王国ができあがってしまった」。自民府連幹部はこう嘆く。府内での維新人気が拡大するにつれ、維新公認の首長が次々と誕生。橋下氏が引退してもなお、維新副代表で大阪府知事の吉村洋文氏による新型コロナウイルス対策などが脚光を浴び、維新人気はさらに高まった。自民府連幹部は「維新に風が吹いていたわけではない。無風だからこそ、維新の地力が際立った」と分析する。

維新が進めた昨年11月の都構想の住民投票は僅差で否決された。ただ、それすらも「維新との最大の対立軸がなくなり、訴える力が下がってしまった」とマイナスの要素としてとらえる向きもある。

大阪9区(茨木市など)で落選した自民府連会長の原田憲治氏(73)は、今回の結果を受けて会長を辞任する意向を府連に伝えた。一方で、今回府連から比例近畿ブロックで当選した3人は、柳本顕(あきら)氏(47)らいずれも比較的若い世代だ。

ある自民関係者は力を込める。「自民府連も維新のようにリーダーシップのある若い人を立て、自ら風を作っていかないといけない。新しい感性の自民党を作ってほしい」。

4034チバQ:2021/11/01(月) 21:08:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bfd610d29e3e9bd0bfada4f35b69348d1eccac3
野党共闘の効果限定的 統一候補の勝率3割
11/1(月) 19:34配信

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今回の衆院選で対決パターン別に与野党の勝敗を分析したところ、立憲民主や共産など野党5党が統一候補を擁立した213選挙区のうち、保守系無所属を含む自民または公明のいわゆる与党系候補は、約65%にあたる139選挙区で勝利したことが分かった。これに対し、統一候補は約28%の59選挙区でしか勝てず、野党共闘の効果が限定的だったことを裏付けた。

213選挙区を地域別にみると、北海道は官公労が強い地域とあって、統一候補を擁立した9選挙区中、自公4勝、立民5勝と野党5党側が勝ち越した。東京では革新系の影響力が残っているが、与党系10勝なのに対し、統一候補は7勝と及ばなかった。

保守地盤が強固な西日本では、日本維新の会が幅を利かす大阪府を除き、中国地方で統一候補は14選挙区中1勝、四国では8選挙区中2勝しかできなかった。九州でも自民16勝なのに対し、統一候補は6勝にとどまるなど、野党が束になって掛かっても、与党側は寄せ付けなかった。

135選挙区に上る事実上の与野党一騎打ちでも、与党系が96勝なのに対し、野党系は39勝と振るわなかった。

一方、野党5党から複数の候補者が出た72選挙区ついては、与党59勝に対し、野党5党側はわずか6勝と無残な結果に終わった。

これらの選挙区については、反自民票が分散したために5野党側が敗北したとは必ずしも言えず、5野党で候補者を一本化した場合の票数を単純計算で足し合わせた場合、与党候補を上回ったのは5選挙区だけだった。与党に太刀打ちできないと判断した選挙区については、あえて候補者調整をせずに、比例票の掘り起こしを優先させた可能性がある。

今回の衆院選結果は、立民が組織票目当てで共産などと組んでも、票の上積みには限界があり、地力に勝る自民を負かすには、旧民主時代から言われ続けてきた、党の足腰となる地方組織の強化が急務であることを改めて突き付けたといえる。(坂井広志)

4035チバQ:2021/11/01(月) 21:10:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c14226d605cb1feedca331d6e14a54040ace5ce
深夜会食、暴行…衆院選で不祥事組に明暗
11/1(月) 20:12配信

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産経新聞
支援者を前に敗戦の弁を述べる無所属の松本純氏=10月31日午後8時36分、横浜市磯子区(橘川玲奈撮影)

今回の衆院選には、不祥事により選挙前に離党を余儀なくされた候補者らも再起をかけて臨んだが、明暗が分かれた。

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言下の1月、東京・銀座のクラブを深夜に訪れ、自民党を離党した松本純元国家公安委員長は神奈川1区から無所属で出馬。安倍晋三元首相や麻生太郎副総裁らが応援に駆け付たが、立憲民主党の前職に2万票以上の差をつけられて落選した。

一方、松本氏と一緒に銀座のクラブを訪れて自民を離党し、奈良3区から無所属で出馬した田野瀬太道氏は、2位に8万票以上の大差で圧勝。党は10月31日付で追加公認した。

元秘書への暴行罪で罰金20万円の略式命令を受け、昨年10月に党を離党した石崎徹氏は日本維新の会に転じ、新潟1区で出馬。当選した立民前職に10万票以上及ばず比例代表での復活もならなかった。

北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言し立民から公認を得られなかった生方幸夫氏は無所属で千葉6区から出馬し、自民前職に5万票以上の差をつけられて落選した。

4036チバQ:2021/11/01(月) 21:46:11
7559 チバQ 2021/11/01(月) 14:56:14
同意
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e334f823d31450eea6f17f8937375a8ca9b4b7c
田崎史郎氏 議席減の立憲民主党に「共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因」
11/1(月) 11:34配信

スポニチアネックス
フジテレビ社屋

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。衆院選の全465議席の当選者が確定し、自民、公明の与党は計291で国会運営を主導できる絶対安定多数(261)を上回ったことに言及した。

 自民党は公示前から17減らしたものの、261で単独過半数(233)となり、安定多数(244)も得た。立憲民主党は公示前110から14減の96。日本維新の会は公示前の11から41まで大きく伸ばし、衆院第3党に躍進した。公明党は3増の32、共産党は2減で10。国民民主党は3増の11だった。

 田崎氏は「立憲、共産にとって惨敗ですよ」と言い、その理由を「なぜ立憲が負けたかっていうのは、僕は共産党と組んで左の方に振れてしまったことが失敗の原因だと思うんですね」と指摘。

 そして「民主党が政権取るまでっていうのは保守層も詰め込むような形で支持を集めて政権が取れて、それで政権運営に失敗して引いたわけですけれど。だから今の左寄りの路線を立憲が続けていくのかどうか、それをしっかり議論しないと再生はないんじゃないかと」と分析した。

4037チバQ:2021/11/01(月) 22:56:33
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPC11GWWPBYPXLB008.html
二階氏、引退説ささやかれたが…「比較しないで」と13選 和歌山
2021/11/01 10:00朝日新聞デジタル

二階氏、引退説ささやかれたが…「比較しないで」と13選 和歌山

当選を確実にし、支援者らと写真を撮る岸本周平氏=2021年10月31日午後8時32分、和歌山市屋形町2丁目、滝沢貴大撮影

(朝日新聞デジタル)

 衆院選は31日に投開票された。県内の三つの小選挙区のうち、1区は国民前職の岸本周平氏(65)が制し、5回目の当選を決めた。2区と3区はいずれも自民前職の石田真敏氏(69)と二階俊博氏(82)がそれぞれ議席を守った。小選挙区の投票率は58・24%(前回52・96%)だった。

■1区 岸本氏、辻立ち重ね5選

 国民前職の岸本周平氏が自民前職の門博文氏との一騎打ちを制し、5選を果たした。

 午後8時、当選確実が報じられると、和歌山市内の岸本氏陣営の会場では集まった支援者から拍手がわき起こった。岸本氏は「不安だったが、『日本一の応援団』がいるから絶対大丈夫と言い聞かせた。懸命に生きる皆さんの声を国会に届けます」と笑顔を見せた。

 選挙戦では駅前や交差点に1人で立つなど、近い距離で市民と向き合うことに重きを置いた。「普通の生活を守ることが重要」として、コロナ禍からの立て直しや、子育て、介護の改善などを訴えた。

 門氏は、4回連続で岸本氏に敗れた。選挙期間中、閣僚経験者が連日応援に駆けつけ、国とのパイプ役を果たしてきたことを強調したが及ばなかった。門氏は「目標を達成できず、申し訳ありません」と述べた。(滝沢貴大、高田純一)

■2区 石田氏、安定8選

 自民前職の石田真敏氏が新顔3氏を振り切って、8選を決めた。

 「長く支えていただき、大臣も務めた。皆さんの期待に沿えるよう頑張っていく」。午後8時過ぎ、当選確実の一報を受け、石田氏は岩出市宮の事務所で支援者らと万歳した後、そう言って頭を下げた。

 また、野党が共闘し、統一候補を擁立したことに触れ、「一つ間違えれば大変なことになると、気を引き締めて戦わせていただいた」と話した。

 選挙戦では、当面の課題として新型コロナ対応を挙げ、「司令塔の強化、国の役割分担の明確化などを、これからの予算編成の中で対策を講じていく」と主張。被害が予想される南海トラフ地震については、「憲法に緊急事態条項を設けることをしっかりと議論し、備えなければならない」と改革の必要性を訴えた。(国方萌乃)

■3区 二階氏、交代論封じ13選

 自民前職の二階俊博氏が新顔3人を退けて、13回目の当選を果たした。

 御坊市島の事務所前に集まった支持者の拍手の中、壇上に立った二階氏は、「次に向かってこの和歌山を躍進させる責任がある。力を貸してください。日本一のふるさとと言えるようにがんばろう」とお礼の言葉を述べた。

 5年間務めた党幹事長を退いたものの、選挙期間中は応援演説などで全国を回ることも多かったが、自民県議や各首長らが支持を呼びかけ、終始優位に選挙戦を展開した。

 1996年に小選挙区制が導入されて以降、この選挙区で初めて4人が立候補。高齢でもあることから一時期「引退説」もささやかれたが、「ほかの人と比較しないでほしい」「(進退は)選挙民のみなさんが決めること」などとし、「世代交代を」と訴える他陣営を寄せ付けなかった。(勝部真一)

4038チバQ:2021/11/01(月) 22:58:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211101ddlk32010312000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>自民9回連続、議席独占 /島根
2021/11/01 10:50毎日新聞

 31日に投開票された第49回衆院選で、県内二つの小選挙区は即日開票の結果、1区は自民前職の細田博之氏(77)が11回目、2区は自民新人、高見康裕氏(41)が初の当選を果たした。自民による県内小選挙区の議席独占は1996年の小選挙区制導入から9回連続。両陣営とも人口減少対策などを訴えた。1区は与野党の事実上の一騎打ちとなり、立憲前職の亀井亜紀子氏(56)は及ばなかった。個人で活動する無所属新人の亀井彰子氏(64)は支持が広がらなかった。2区は新人の三つどもえとなり、高見氏は立憲の山本誉氏(64)と共産の向瀬慎一氏(50)を破った。県内の当日有権者数は55万9986人(男26万6353人、女29万3633人)。投票率は61.55%(前回60.64%)だった。

 ◆1区

 ◇細田氏、父超える11選

 細田氏は選挙戦12日間のうち7日間は応援演説で全国を回り、その間は青木一彦参院議員らがマイクを握った。31日も不在だったが松江市千鳥町のホテルに陣営幹部らが集まり、当選確実の一報が入るとバンザイ。運輸相を務めた父吉蔵氏(1912〜2007年)を超える11回目の当選を祝った。細田氏は電話を通じ、「地元や国のために頑張りたい」と決意を述べた。

 選挙戦で細田氏は、過疎地での安定した雇用創出のための法整備などの実績を強調。新型コロナで打撃を受けた経済への対策に力を注ぐと訴えた。

 島根原発については「エネルギー小国の日本では動かさないといけない」と、稼働を推進する立場を明確に示した。【目野創】

 ◇比例に望みつなぐ 亀井亜紀子氏「私の力不足」

 細田氏当選確実の情報を受け、亀井亜紀子氏は午後9時前に支援者が集まる松江市御手船場町の労働会館に姿を現し「私の力不足。相手の組織力は強く壁は厚かった。比例(復活)に望みをつないで待ちたい」と話した。

 前回選は小選挙区で細田氏に敗れ、比例復活。今回の選挙戦では、新型コロナ禍でもろさが浮き彫りとなったとして公的サービスの立て直しや、島根原発再稼働の是非を問う住民投票の実施などを訴え、「この保守王国で私が勝てば必ず日本が変わる」と主張してきた。

 氏名の読み方が同じ候補が1区に立ったことで、公示直前に届け出名の名前を平仮名から漢字に変更したり、ポスターを印刷し直したりする一幕もあった。【小坂春乃】

 ◆2区

 ◇高見氏、新人争い制す

 高見氏の支援者らは出雲市今市町の会場に集まった。当選確実の報が入ると、拍手や歓声が巻き起こり、バンザイをして初当選を喜んだ。

 元県議の高見氏は、9月に死去した竹下亘元自民党総務会長の後継として国政に初挑戦。選挙戦では竹下氏の政治信条「ふるさと創生」を前面に掲げた。この日、祝福に集まった約350人の支持者を前に「この地域への愛をすべて背負って国に届けられる政治家に成長する覚悟です」と、人口減少対策などに取り組む決意を述べた。

 「竹下」の名を書くことに慣れた「竹下王国」の保守地盤の中で高見氏の知名度は低く、末端への浸透が課題だったが、組織に支えられて乗り切った。【萱原健一】

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 ■視点

 ◇謙虚さと訴え継続を

 10月14日の解散から投開票日までが戦後最短となった今回の衆院選。島根の二つの小選挙区の議席を託されたのはベテランと新人の自民の2人だった。両者の訴えに「改革」の要素はあまり見えず、有権者は「継続」を選んだのか。保守王国の面目躍如だったのか。

 2019年春の知事選で一部県議が国会議員の意向とは異なる候補を擁立して勝利したしこりで県議会の自民会派が分裂したまま。2区では兄登氏の代から約60年にわたる「竹下王国」を守ってきた竹下亘氏が9月に死去し、後継に立った元県議は多くの有権者になじみが薄い。だが保守地盤は揺るがず、事実上の与野党一騎打ちとなった1区の立憲候補も及ばなかった。

 課題は山積している。コロナ禍による地域経済への深刻な打撃。人口減少で暮らしが成り立たなくなりつつある過疎の現場。一見すると「継続」の民意には、憤りや嘆息が詰まっている。自民に謙虚さを求めたい。そして野党は反自民の真の受け皿たるべく訴えを続けてほしい。【目野創】

4039チバQ:2021/11/01(月) 22:59:25
https://news.goo.ne.jp/article/ibaraki/region/ibaraki-20211101050002.html
衆院選茨城7区 中村氏、比例復活15選
2021/11/01 05:00茨城新聞

衆院選茨城7区 中村氏、比例復活15選

茨城新聞

(茨城新聞)

 「無敗の男」落城-。1976年の衆院選初当選以来、14回連続で当選を果たしてきた7区の立民前職、中村喜四郎氏が、初めて選挙区で敗退した。かつて所属した自民党が権威主義的な政治で自浄能力を失ったとして、「与野党伯仲」を旗印に戦った。比例で復活当選し、15選を果たした。
 94年のゼネコン汚職事件で自民を離党。実刑判決後に復帰して以降は無所属を貫いていた。2020年9月結成の新「立憲民主党」に入党。野党共闘にかじを切り、「自民がやりたい放題できるのは野党が弱いから。民主主義を守る」と72歳の体にむち打ち、バイクで選挙区内を駆け巡った。
 壁となったのは、かつての同志たち。県議会の中村系会派「自民県政クラブ」が同年6月に消滅し、所属議員は相次いで自民会派に移籍した。選挙区内8市町の全首長も「地域発展には大臣に要望を通せる議員が必要」と、自民前職を支援。〝包囲網〟が敷かれ、かつてない逆風が吹いた。
 前回衆院選で与党批判を展開し、18年県議選では共産候補にため書きを届けた。過去3回推薦を受けてきた公明は距離を置き始め、中村氏の立民入りが決定打となり関係を解消。今回は与野党対決色が濃くなり、中村氏を追い詰めた。
 頼みの綱は後援会「喜友会」。支援者と直接結ばれた自慢の組織だ。だが保守系支持者にとって、立民入党は寝耳に水だった。選挙戦終盤、男性支持者は「本当は自民(に票を投じたい)。同じ思いの人は少なくない」と嘆息。一度揺らいだ絆は完全には元に戻らなかった。
 中村氏は選挙区での敗北に「一敗地にまみれる結果となり、私の不徳の致すところで深くおわび申し上げる。目指すところは一貫して、日本再建と与野党伯仲。与えられた試練と受け止めて、これからも前を向いていく」と述べ、境町内の選挙事務所に集まった支持者に深々と頭を下げた。

4040チバQ:2021/11/01(月) 23:00:02
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-140112.html
無所属・柿沢未途さん当選 IR汚職の秋元司氏が不出馬で乱戦に<東京15区>
2021/11/01 00:31東京新聞

無所属・柿沢未途さん当選 IR汚職の秋元司氏が不出馬で乱戦に<東京15区>

当確の報を受け、こぶしを突き上げる柿沢さん=東京都江東区の事務所で

(東京新聞)

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件で自民党を離党し、一審で実刑判決を受け控訴中の秋元司前衆院議員が立候補しなかった東京15区は、自民推薦の無所属前職柿沢未途さんが当選。同じく自民が推薦した無所属元職今村洋史さんら7人が乱立した混戦を制した。

 午後11時半すぎに当確の報。柿沢さんは「地元の皆さんのおかげで勝てました」と感謝した。自民からの追加公認も決まり、「胸を張って政権与党の代議士として政策を形にしていきたい」と述べた。

 都議を経て2009年以降、4度の総選挙にみんなの党、維新、希望の党で出馬し当選。10月まで立民会派の野党系無所属だった。だが自民の衆院議員を務めた父の故弘治さんの時代から保守系の支援者は多く、「与党で仕事を」と期待され転向を決意。首相指名選挙は自民の岸田文雄総裁に投票し、麻布中・高、東京大の先輩、谷垣禎一元総裁の推しもあり推薦を得た。

 公明都議の応援はあったが、自民区議や党都連は一致して今村さんを支持する分裂選挙となる中、「地元育ちの政策通」と公示直前に擁立された野党共闘の候補や今村さんとの違いを強調し、支持を集めた。(井上靖史)

4041チバQ:2021/11/01(月) 23:01:34
https://www.asahi.com/articles/ASPB03Q4GPBZPTIL00D.html?ref=goonews
「眼中になかった」維新の猛攻 辻元清美氏敗北、大阪10区でなにが
有料会員記事2021衆院選

細見卓司、久保田侑暉2021年10月31日 20時20分
 衆院大阪10区で、立憲前職で党副代表の辻元清美氏(61)が、維新新顔で前大阪府議の池下卓氏(46)に敗れた。辻元氏が小選挙区で負けるのは、民主党が下野した2012年の衆院選以来で、比例復活も果たせなかった。抜群の知名度を誇り、「党派を超えた政治家個人の力」での当選を自負してきた辻元氏でさえ、維新の猛攻をはね返すことができなかった。

「最後のとりでなんです!」
 「大阪は維新の候補者が勝つ勢いだと報道されている。最後の一つ、なんとか持ちこたえられるかどうかという瀬戸際が、この大阪10区。大阪の最後のとりでなんです!」

 選挙戦最終日、10月30日夜の阪急高槻市駅前(高槻市)。辻元氏は演説で「最後のとりで」というフレーズを何度も使って、声を張り上げた。

 維新が掲げる「大阪から日本を変える!」とのキャッチコピーを引用し、「みんなが支え合う、セーフティーネットを大事にする、カジノをやめる。そんな大阪に変われば、日本が変わります。大阪の最後のとりでを一緒に守ってください!」と支持を訴えた。

 2週間前は違った。

 衆院が解散された10月14日。辻元氏は高槻市内で演説後、池下氏について記者団に問われ、「あんまりね、他陣営のことは気にしない方なんです。維新はローカル。ローカルな維新は眼中にないんですけどね」と言い切った。

 選挙戦序盤の演説の力点は、岸田政権にどう対峙(たいじ)するか。

 維新に関しては、ツートップである松井一郎代表(大阪市長)と、吉村洋文副代表(大阪府知事)が推し進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)について「しっかり歯止めをかける」と演説で述べる程度だった。

「敵は辻元氏」
 一方、衆院選初挑戦となる池下氏の陣営は、最初から「敵は辻元氏」と見定めていた。

 辻元氏が演説した同じ日の14日、吉村副代表はJR高槻駅前に応援に駆けつけた。デッキ上を埋め尽くした約3千人の聴衆(陣営発表)を前にこう訴え、拍手喝采を浴びた。

 「(選挙で)強い人がいるんです。辻元さん。強烈に厳しいからやってきた。成長のための改革は維新しかできない。改革をやるのが池下さんだ」

 吉村副代表は、辻元氏の発言を念頭に自身のツイッターでも「眼中に入っていってやろうじゃないか」と気勢を上げた。

 池下氏の陣営関係者は「(辻元氏の発言は)ありがたかった。池下と辻元氏の対立構造に持ち込めた」と振り返る。

 池下氏自身も地元出身をアピール。高槻市議だった祖父の時代から続く地盤と府議時代に培った人脈をいかし、自民支持層への食い込みを図った。陣営関係者によると、あえて自民批判は手控えたという。

 選挙戦中盤にさしかかり、報道各社の情勢調査で辻元氏と池下氏との接戦が報じられた。

接戦が報じられると、辻元氏は戦術を転換しました。さらに、新たな手も打ち、波紋を広げました。その内幕を紹介します。

 辻元氏は、街頭での維新批判…

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4042チバQ:2021/11/01(月) 23:02:41
https://digital.asahi.com/articles/ASPC16RD5PC1TIPE00X.html?iref=com_shuinsen2021_news_list_n
玉城知事支える「オール沖縄」に衝撃 辺野古抱える3区で敗北
会員記事2021衆院選

国吉美香、寺本大蔵、福井万穂2021年11月1日 21時50分
 沖縄では衆院全4選挙区で自民候補と、玉城デニー知事を支える政治勢力「オール沖縄」の推す候補が激突し、オール沖縄側が選挙前の3議席から1議席減らす結果となった。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設反対を旗印としてきたが、辺野古を抱える3区でも敗北。衝撃が広がっている。

 3区で勝利した元沖縄北方相の自民新顔、島尻安伊子氏(56)は31日夜、報道陣に「(勝因は)コロナ後の経済対策と沖縄振興の訴え」と語った。移設への有権者の考えに変化があるかとの問いには「私はずっと普天間の一日も早い危険除去が第一と話してきた。そういった私の当選は大変重いご判断」と話した。

 自民にとっては衆院選で2014年全敗、17年1勝からの議席増。来年1月の名護市長選、来秋の知事選に向け「100点満点の結果だ」と自民党県連の関係者は手放しで喜ぶ。

 島尻氏勝利の要因は、有権者…

この記事は会員記事です。

4043チバQ:2021/11/01(月) 23:05:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211101k0000m010335000c.html
「民主王国」愛知、野党共闘があだに 労組、共産との接近に警戒
2021/11/01 21:36毎日新聞

「民主王国」愛知、野党共闘があだに 労組、共産との接近に警戒

野党共闘が実現したが、小選挙区で敗れ支持者に頭を下げる立憲民主党の伴野豊氏(中央)=2021年10月31日午後11時55分、黒尾透撮影

(毎日新聞)

 単独過半数を確保するなど自民が全国的に堅調ぶりを見せた今回の衆院選は、「民主王国」と呼ばれた愛知県でも例外ではなかった。自民が前回衆院選より3増の11議席を獲得したのに対し、立憲民主、国民民主の旧民主系勢力は前回より3減の4議席にとどまった。自民に対抗するための野党共闘は機能しなかったのか。立憲関係者は「共闘は『両刃の剣』」と指摘する。

 「何とか差しきりたかった。本当に申し訳ありません」。10月31日の開票日深夜、愛知8区の立憲元職、伴野豊氏(60)は深々と頭を下げて敗戦の弁を述べた。当選した自民前職、伊藤忠彦氏(57)との差はわずか1065票。野党共闘が実現し、6回目の対決で初の一騎打ちだった。比例復活を果たしたものの伴野氏は「私の力不足」と笑顔はなかった。

 愛知は全15選挙区のうち10選挙区で共産が候補擁立を見送り、立憲や国民と候補者を一本化した。過去の民主系候補の得票と共産系を合わせると勝ち抜けると見込んだが、結果は6敗で多くが僅差で競り負けた。

 「共産がついたことで一定程度入れてくれた人はいると思うが、それ以上に逃げたとみないと(6敗という)この数は説明しにくい」と連合幹部は見る。背景について立憲県連幹部は「過去の選挙もそうだったが、愛知は裕福な県で、変わりたくない、変わると自分の生活を脅かされるような恐怖感を感じる人が多い。非常に保守的。だから(革新の)共産に引いてしまう」と地域特性を指摘した。

 自動車産業が盛んな愛知は労働組合が選挙に力を持ち、労組を束ねる連合の影響力は大きい。「立憲と共産の接近を警戒する連合に配慮し一枚岩になりきれなかった」と話す陣営関係者も。立憲県連の塚本久幹事長は「共闘についてもう少し議論をした上なら違ったかもしれないが、いきなりだった」と述べ、衆院解散から投開票まで17日間という戦後最短のスピード選挙に恨み節をこぼす。

 対する自民は野党側のこうした揺らぎを徹底的に攻めた。応援に駆けつけた麻生太郎元首相は街頭演説で「立憲共産党」と連呼。一方で強固な支持基盤を持つ公明との関係を深め、候補は街頭で「比例は公明党」と繰り返し、組織固めにまい進した。

 愛知という土地柄で「民主王国」の再建はあるのか。来年に参院選を控える中、野党は今回の結果を踏まえ、戦略の練り直しを迫られている。【太田敦子、高井瞳】

4044チバQ:2021/11/01(月) 23:05:58
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_M4E7UJBA2BNXHP5MTKMXTPAZAY.html
「4度目の正直」で立民幹部から議席奪取 静岡6区
2021/11/01 21:13産経新聞

「4度目の正直」で立民幹部から議席奪取 静岡6区

街頭で当選を報告する勝俣孝明氏=1日午前、JR沼津駅前(岡田浩明撮影)

(産経新聞)

「4度目の正直」で野党の牙城を崩し、つかんだ悲願の選挙区初勝利だった。静岡6区の自民党、勝俣孝明氏は一夜明けた1日朝、〝いつもの場所〟から4期目をスタートさせた。「おはようございます。気持ちを新たに皆さんの負託をしっかりと国政に反映したい」。JR沼津駅南口の一角はこの11年間、毎週欠かさず、通勤客らに政策を訴えた場所だ。

8回連続当選していた立憲民主党幹事長代行、渡辺周氏の壁は厚かった。盤石な支持基盤は「渡辺王国」ともいわれ、前回選は631票差で涙をのんだ。悔しさを糧に議席を奪取した理由について「(地元回りなど)コツコツと積み重ねた結果。選挙は一朝一夕で当選できない」と語る。

一方、選挙区で敗北した渡辺氏は、比例復活で9選を果たした。「地域活動を含めてすべて私の力不足」と頭を下げた。「(全国的に)与野党ともにベテラン議員が落選した。飽きられているのかもしれない。当選回数を重ねている人よりもフレッシュな人を求めるという背景があったのか分析したい」とも語った。

陣営幹部は敗因について、後援会の高齢化で活動量が減った上、共産党を含む野党共闘が思うように機能しなかった側面も挙げる。実際、共産候補が出馬していた前回選よりも得票を減らしている。

背景には、支援を受ける連合静岡の共産への根強い抵抗感があるとみられ、陣営の選対本部長を務めた立民の曳田卓県連幹事長は「県内事情を考えると共闘はまだ難しい」と指摘し、「政権交代を目指すのが第一義。熟議しながら進めたい」と慎重に言葉を選んだ。

4045チバQ:2021/11/01(月) 23:11:29
https://www.sankei.com/article/20211101-P34YGDGBIJNZHHR25BD5AS5YOA/

衆院選長野 自民激戦区粘り勝ち 立民1減
2021/11/1 22:35
第49回衆院選は1日未明に開票が終了し、長野県内の選挙区では自民党が解散前より1つ多い4議席を獲得、立憲民主党は1つ減らし1議席となった。投票率(選挙区)は59・77%(男60・64%、女58・94%)。4年前の前回(60・40%)よりも0・63ポイント下回った。

当選を果たした議員らは一夜明けて早速、街頭で支持者らに手を振ってお礼の挨拶をするなどし、衆院議員としての任務全うを誓った。

1区で立民前職を破った自民新人の若林健太氏は1日午前、長野市で会見し、「1区では、平成21年の衆院選で自民党の議席が失われて12年。地域で停滞した課題に一つ一つ取り組み、解決したい」と地域に恩返しする決意を述べた。国会では「さっそく税制改正や予算編成があり、経済対策に地元の声をしっかり届けたい」とした。


選挙期間中は各紙で劣勢が伝えられていたが、党本部の調査と乖離があって戸惑ったとした上で「後援会の皆さんが萎縮しないか不安だったが、かえって発奮していただき活発化したのでは」とプラス効果があったと自己分析した。

3区で立民新人を破り、4選した自民前職、井出庸生氏も佐久市の街頭に立って、有権者らに手を振って謝意を伝えた。井出氏は2年前に自民入りしたことについて、かつて応援していた有権者らから批判もあったとし、応援だけでなく、批判にも向き合う姿勢を示す。国会議員の関心が低い男女共同参画、選択的夫婦別姓、女性に対する犯罪対策について自民党内でも声を上げるとしている。


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衆院選では、野党による候補の一本化が進められた。県内でも1、3、5区で途中、産経新聞社がFNN(フジニュースネットワーク)と合同で行った情勢調査などで自民候補の劣勢が伝えられたが、いずれも最後に自民が追い上げ、粘り勝ちをみせた。1区では、当選した若林氏と立民、篠原孝氏の差は、わずか6461票だった。

4046チバQ:2021/11/01(月) 23:12:38
https://www.sankei.com/article/20211101-HFUWC5YMQVLR7G2V2US2XKZQQE/
「保守王国・群馬」底力 野党全敗、比例復活なし
2021/11/1 21:03
衆院選は今回も自民公認候補が群馬県内5議席を独占する圧勝となり、「保守王国」の底力を見せつけた。比例北関東も県勢が自公で1議席ずつ確保した。野党各党は選挙区全敗のうえ、比例復活当選も阻まれた。今後、党勢の抜本的な立て直しを迫られそうだ。

中曽根康隆氏と尾身朝子氏の公認争いが最後までもつれた1区。保守分裂の懸念も一時浮上したが、公示直前に中曽根氏で一本化された。強固な選挙基盤にも支えられ、得票率56・32%、11万票以上を獲得し選挙区初当選を飾った。


一方、尾身氏も比例北関東で当選。記者団に対し尾身氏は「(中曽根氏は)同じ県連所属であり若い力で活動してほしい」とコメント。ただ、1区からの再挑戦を問われると「地域代表として活動してほしいという声があれば可能性としてはある」と含みを残した。

中曽根氏の勝利は野党分裂という「敵失」もあった。宮崎岳志氏と斉藤敦子氏が立憲民主の公認争いの末、宮崎氏が日本維新の会公認、斉藤氏が立民県連「支援」で出馬。共産も店橋世津子氏を擁立したため野党は一枚岩となれず3候補で野党票を奪い合った。


自民が圧倒的な強さを見せつけたのは5区と4区だ。5区は8選の小渕優子氏が76・59%、4区は4選の福田達夫氏が65・02%という高得票率をマーク。いずれも統一候補の伊藤達也氏、角倉邦良氏を退けた。岸田政権発足に伴い小渕氏は党組織運動本部長、福田氏は党総務会長という要職に就いたことも追い風になった。

2区、3区はいずれも自民公認の井野俊郎氏、笹川博義氏が54%強の得票率で勝利し、いずれも立民公認の堀越啓仁氏、長谷川嘉一氏の比例復活当選を許さなかった。


一方、自民との選挙協力関係を築いた公明は福重隆浩氏が比例北関東で当選を果たした。



「国の形」を考える機会は持てたのか
衆院選は自民が全議席を独占し、保守王国の面目躍如を果たした。開票日の選挙事務所は満面の笑みであふれ返ったが、新たな門口に立ったにすぎず、今後の仕事の中身こそ問われる。

一つは新型コロナウイルス対策だ。コロナ禍は発生から約1年半がたち死亡者は176人(1日現在)に上る。繰り返される休業要請、外出制限で経済は傷み、国難に誰もがあえぐ。


選挙期間中はどの候補者も判で押したようにコロナ対策と経済再生を訴えたが、どう行動に移すのか。有権者は経済再生、生活再建の具体的な成果を求めている。その願いにしっかり答えるべきだろう。


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残念なのは、論争がコロナ禍に集中し、有権者が「国の形」を考える機会を持てたのかということだ。憲法改正や安全保障、社会保障など重要課題は棚上げになった印象は拭えない。国政選挙では本来、これらを真正面から有権者に問うべきだったのではないか。(柳原一哉)

4047チバQ:2021/11/01(月) 23:13:52
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPC11FNWPBXIIPE00C.html
道内は自公が計11議席、過半数獲得 6区で立憲の地盤奪う
2021/11/01 11:00朝日新聞デジタル

道内は自公が計11議席、過半数獲得 6区で立憲の地盤奪う

当選確実となり、支持者の拍手にこたえる自民の東国幹氏=2021年10月31日、北海道旭川市

(朝日新聞デジタル)

 衆院選は31日、投開票された。北海道内12選挙区のうち、自民党が6議席、公明党が1議席を獲得。比例北海道ブロック(定数8)の自民3議席、公明1議席と合わせて11議席を獲得し、2017年の前回衆院選に引き続き過半数を獲得した。9選挙区で共産党と候補者を一本化した立憲民主党は、小選挙区で5議席、比例区で2議席を確保した。

 安倍、菅政権から続く自公政権の4年間の評価が問われた選挙。菅前政権の新型コロナウイルス対応への批判などから逆風にさらされていた与党は、自民党総裁選や岸田政権発足といった政権浮揚策がある程度奏功。ワクチン接種の実績や、コロナ対策と両立させた経済再生などをアピールして支持をつなぎとめ、小選挙区で解散前の5議席から6議席に伸ばした。

 政権与党の公明も道内唯一の小選挙区議席を激戦の末に維持し、比例1議席も確保した。

 政権交代を訴えた野党は、道内でも市民団体の仲立ちで立憲、共産、れいわ新選組、社民党が共闘を進め、公示直前に9選挙区で立憲候補に一本化。アベノミクスを「恩恵を受けたのは大企業や富裕層だけ」などと批判した。与野党一騎打ちとなった5選挙区のうち3選挙区で勝利したが、小選挙区では解散前の6議席から5議席に減らした。

 保守層の政権批判票の獲得を狙い道1〜3区に擁立した日本維新の会は、小選挙区での議席獲得はならなかった。(中野龍三)

■1区 道下氏 再選決める

 立憲の道下大樹氏が自民の船橋利実氏を破り、2回目の当選を果たした。

 当選確実の報が入り、支援者から祝福を受けた道下氏は「これまでの自公政権の政策から、もうけている人には相応の負担をしてもらい、働く人の給料を上げて税負担を抑える政策へ流れを変えたい」と抱負を語った。

 道下氏は衆院議長を務めた横路孝弘氏の後継として、道議から転じ前回初当選。今回は無党派層が多い選挙区内を小まめに回る活動を続けた。

 選択的夫婦別姓の導入や産休・育休の制度拡充、同性婚を法律で認めることなど自らの政策を訴え、子育て世帯や若年層などに支持を広げ、接戦を制した。

 船橋氏は菅前政権での財務政務官としての実績をアピール。自民党総裁選で応援した河野太郎・党広報本部長や、所属派閥の長である麻生太郎・自民党副総裁らと街頭活動をしたが及ばなかった。(三木一哉、芳垣文子)

4048チバQ:2021/11/01(月) 23:14:07
■2区 松木氏が当選 自民候補破る

 立憲の松木謙公氏が自民の高橋祐介氏らを破り、6回目の当選を果たした。4月、元農林水産相の吉川貴盛氏=収賄罪で公判中=の辞職による補選で勝利し、その勢いを維持した。

 当選確実の報を受け、選挙事務所で支持者らを前に万歳し、「幸せの土台作りの実現に向けて頑張りたい。当選できたのは何より皆様のおかげです。本当にありがとうございます」とあいさつ。その後、報道陣に「若い人たちは本当に苦しい生活を送っており、奨学金の問題は給付型などに変えていかないといけない。消費税減税も主張していく。高齢者の年金も減らないよう、みんなが明るく過ごせる日本であるため、一生懸命やっていきたい」と語った。

 自民は4月の補選では「不戦敗」となり、今回は公募で選ばれた高橋氏が立候補。医療関係団体での勤務経験から、医療や介護、福祉の現場で働く人々の待遇改善などを訴えたが、及ばなかった。(松尾一郎、川村さくら)

■4区 中村氏 薄氷の4選

 与野党候補の一騎打ちは、自民の中村裕之氏が立憲の大築紅葉氏をわずかな差で破り4選を果たした。

 当選を決めた中村氏は1日午前1時10分ごろ事務所で花束を受け「4区の勝利者は皆さんです」と感謝の言葉を述べた。報道陣の取材には、「マイナスからのスタートで、とにかく厳しい選挙戦だった。インフラ整備や教育環境の整備などに真摯(しんし)に取り組み、形になっていることを認めていただいた」と語った。

 中村氏は岸田内閣で農林水産副大臣に就任。選挙戦では3期の実績を訴えつつ、「これから農水省で仕事をさせて欲しい」と語り、農水産物などを生かした地域振興策を掲げた。ニセコ地区のスキー場が訪日客の人気を集めていることに触れ、「食や観光で世界ブランドを作ることが必要。観光投資を呼び込めば人口減少の歯止めになる」と訴えた。

 4区で初の一騎打ちになった選挙戦では支持組織を引き締め、人口が多い札幌市での遊説に注力。安倍晋三元首相らも応援に入るなどのテコ入れが奏功し、大築氏の猛追を振り切った。

 立憲は前回比例復活した本多平直氏が舌禍問題で7月に辞職し、大築氏が8月に立候補を表明。

 大築氏は選挙戦では地域振興を重点施策として掲げ、2児の母として「教育や子育ての予算を倍増させる」と訴えた。立憲の枝野幸男代表らが応援に入った。小選挙区では及ばなかったが比例復活で当選を決め、「これまでの政治を変えていきたいという、一つひとつの声が集まった表れだと思う。その声をもっと広げて国に届けていきたい」と語った。(佐野楓、鈴木剛志)

■6区 東氏が初当選 元旭川市長破る

 元市長と元道議の新顔同士の与野党対決は、元道議で自民の東国幹氏が元旭川市長で立憲の西川将人氏らを破って初当選した。東氏は当選が確実になった午後8時過ぎ、事務所で支持者に拍手で迎えられ、「上川地域を変えなければいけないという皆さんの思いのおかげ。上川管内の市町村としっかり連携し、地域振興のため国政で汗を流していく」と語った。

 東氏は4月に道議を辞職後、上川管内の各地域に後援会組織を整え、選挙戦の準備を進めてきた。建設業界のほか、農協なども取り込んで支持を拡大。公示後は岸田首相らが応援演説に駆けつけ、序盤から安定した戦いを見せた。9月の旭川市長選で、自民推薦の候補が立憲推薦の候補に大勝した勢いもあり、衆院選でも自民支持層や公明支持層だけでなく、無党派層にも浸透し、初当選を果たした。

 6区で引退した佐々木隆博氏の後継として立った西川氏は、野党共闘で政権批判の受け皿となることを狙ったが、立候補表明が7月下旬と出遅れた。自らの後継候補が旭川市長選で大敗したことなども響き、立憲の議席を守れなかった。(井上潜)

4049チバQ:2021/11/01(月) 23:14:30
■9区 山岡氏 前職対決制す

 立憲の山岡達丸氏が自民の堀井学氏との与野党一騎打ちを制した。2人の対決は4度目で、山岡氏が初めて小選挙区で議席を得た。

 当選確実の報を受けた山岡氏は支持者らに祝福され、「経済格差を生んだアベノミクスに対する批判が理解され、政治を大きく変えようという訴えも有権者に届いた。野党共闘も成功した」と語った。

 山岡氏はその実績を評価した多くの労組の推薦を受け、組織を固めた。公示直前に共産が候補者を下ろした野党共闘も奏功した。

 コロナ禍に苦しむ商店主や中小企業者の相談に乗り、後援者を拡大。また、自民を支持していた苫小牧市医師会の政治団体からも推薦を受け、日高地方では若手の農業者や漁業者にも支持が広げるなど、保守層を切り崩した。

 堀井氏は選挙戦中盤以降、原発再稼働による電気料金の値下げで企業や家計を守ると訴えた。岸田首相や安倍元首相ら党重鎮が相次いで応援に入り、製造業や建設業などの組織を固めたが、及ばなかった。(西川祥一)

■10区 稲津氏が5選 公明議席維持

 前回に続く一騎打ちは、公明の稲津久氏が立憲の神谷裕氏を破り、公明の道内唯一の小選挙区議席を守った。稲津氏は比例単独で初当選した2009年を含め、5回目の当選となる。

 当選を決めた稲津氏は「新型コロナ対策を進め、自公の選挙協力を行ったことが勝因。国産ワクチンや経口治療薬の開発に取り組みたい」と語った。

 稲津氏は選挙戦で、厚生労働副大臣を務めた際に新型コロナのワクチン確保に取り組んだことを強調。米価下落対策や飲食・観光業への支援を主張した。道路整備など公共事業の予算確保も訴え、与党としての政治力をアピールした。

 10区は道内の自公協力の象徴とされ、公明は山口那津男代表が10月に3度選挙区入り。自民も岸田首相ら重鎮が応援に入った。

 前回わずかな差で敗れた神谷氏は今回も及ばなかった。格差が広がる現状を批判し、「政治を変え、汗をかいた人が報われる世の中に」と訴えたが、与党の壁を崩せなかった。(岡田昇)

■11区 石川氏 中川氏に連勝

 立憲の石川香織氏が、自民の中川郁子氏との前回に続く一騎打ちを制して再選を決めた。

 当選確実の報を受けた石川氏は支持者らと万歳し、「分厚い保守との厳しい選挙戦を何とか勝ち抜けられた。コロナや赤潮被害の問題などに、改めて取り組んでいきたい」と語った。

 石川氏は、現場の声を聴き、予算委員会で質問して施策に反映させたことなど実績をアピール。「十勝の皆さんのために役に立てるような政治家になりたい。力を貸してください」と主張。連合や農民連盟のほか、共闘体制にある共産の組織も固めた。一部で勝手連的な支援の動きも出るなど、草の根の支持も広げた。

 前回の落選から雪辱を期した中川氏は、「十勝を強くするためには、十勝に政権与党の国会議員が必要」と訴えた。農業、商業、建設業界などの推薦を得て、組織力を生かした選挙戦を展開した。維新道総支部代表、新党大地代表の鈴木宗男参院議員も加勢したが、及ばなかった。(大野正美、中沢滋人)

■12区 武部氏 手堅く4選

 自民の武部新氏が、立憲の川原田英世氏、共産の菅原誠氏を退け、4選を果たした。当選確実の一報が早々と伝えられると、北海道北見市の選挙事務所は大きな歓声と拍手に包まれた。

 武部氏は岸田内閣で農林水産副大臣に就任。1次産業が中心の選挙区で存在感を増しての選挙戦だった。

 武部氏は支持者を前に「畑から浜からたくさんのご声援をいただいた。地元の皆様方の副大臣に対する期待は大きい。生産基盤を確立して安定的に第一次産業の経営ができることが大事。脱炭素化社会をめざし、持続可能性と生産力の向上の両立に向けて全力で取り組んでいく」と述べた。

 野党側は統一候補の擁立が実現せず、与野党一騎打ちの構図に持ち込めなかった。川原田氏は「間違った政治を続けさせるわけにはいかない」、菅原氏も「野党連合政権を実現しよう」と、ともに自公政権からの変化を訴えたが、政権への批判は分散した。(神村正史)

4050チバQ:2021/11/01(月) 23:15:07
「王国」岩手3区で小沢一郎氏が敗れ比例復活 県内勢力図どうなる
2021/11/01 11:00朝日新聞デジタル

「王国」岩手3区で小沢一郎氏が敗れ比例復活 県内勢力図どうなる

当選確実の速報を受けて支持者と万歳をする階猛氏(中央)=2021年10月31日午後8時5分、盛岡市菜園2丁目、宮脇稜平撮影

(朝日新聞デジタル)

 第49回衆院選が31日、投開票された。岩手3区では、現役最多の18回目の当選をめざした立憲民主前職の小沢一郎氏が自民前職の藤原崇氏に敗れた。世代交代か経験重視かを争点の一つに激戦が展開されたが、30代若手に競り負けた。小沢氏は比例東北ブロックで復活当選した。このほか1区は立憲前職の階猛氏、2区は自民前職の鈴木俊一氏が当選した。今回は実質的な与野党対決の構図となり、自公連携、野党共闘が進んだ。投票率は60・38%(前回59・15%)だった。

■1区 階氏 実績アピール6選

 立憲前職の階猛氏が、連続6回目の当選を決めた。盛岡市内のホテルに現れた階氏は「本当に厳しい選挙戦だった。今日から新たなスタートだと思って、全力でみなさんの役に立てる仕事をして、しっかりと評価と信頼をいただけるよう頑張っていく」と語り、集まった支援者からは大きな拍手が起きた。

 政策重視の姿勢を前面に押し出して戦った。新型コロナウイルス感染拡大による地域経済への影響が大きい中、苦しむ飲食店や中小企業への支援が不足していると現政権を批判してきた。東日本大震災時に当時の民主党政権が実現した復興特別税を引き合いに出し、もう一度「支え合い」や「再分配」が必要だとも訴え、支持を広げた。

 入管収容施設で外国人女性が死亡した問題を国会で追及したことなど、議員5期目の実績をアピールした点も奏功したとみられる。

 毎晩、遊説から戻ると、大学教授や弁護士、若手起業家らとの政策議論の動画を生配信。大規模集会を開けないコロナ禍でも工夫して精力的に活動してきた。

 立憲県連とは資金問題を巡り裁判中で、県連からの応援は事実上ゼロだった。陣営からは不安の声もあがっていたが、党本部の公認を強調した。初当選時から支援を受ける連合岩手など労働組合との連携も固く、影響はほとんどなかった。

 自民前職の高橋比奈子氏は5度目の挑戦で悲願の小選挙区勝利を目指したが、及ばなかった。1年あまり文部科学副大臣を務めた実績をアピールし、河野太郎氏、麻生太郎氏など党の大物が応援に駆けつけたが、支持は広がらなかった。

 共産新顔の吉田恭子氏は、コロナ禍における給付金などの政府の対応を批判したほか、男女格差の是正や環境問題への取り組みを掲げたが、浸透は限定的だった。(中山直樹)

■2区 鈴木氏 大差で10選

 10回目の当選を果たした自民前職の鈴木俊一氏は、滝沢市の集会施設で、支持者に「真の意味での復興を完成させる」と誓った。

 本州一広い選挙区を、通算30年近い議員活動で築いた支持基盤でカバーした。

 コロナ禍のため、大規模な集会は自粛したが、震災復興事業を通じて関係が強まった首長や地方議員らのほか、専門分野の医療、漁業・漁港整備などの業界団体が支持固めをはかった。

 自身も解散前から選挙区で地道に会合を重ねた。解散直前に財務相に就任したことも追い風になった。選挙終盤は他候補の応援に回り、秘書で長男の俊太郎氏が代わりに支持を訴えた。

 立憲新顔の大林正英氏は、知名度不足が最後まで響いた。

 釜石市の復興支援員や市議として、震災復興や過疎地の課題と向き合った実績から「岩手で成功事例を示せば日本の再生につながる。それが復興の恩返しになる」と訴えた。しかし、東京出身で地縁がなかったうえ、立候補表明が8月中旬と遅かった。連日50回前後の辻立ちを続け、1次産業従事者らに支持を広げたが、浸透は難しかった。

 NHK党新顔荒川順子氏は支持が広がらなかった。(東野真和)

4051チバQ:2021/11/01(月) 23:15:36
■3区 藤原氏 激戦制す 小沢氏 比例復活

 自民前職の藤原崇氏が、4度目の挑戦で初めて小選挙区での当選を果たした。北上市の事務所で藤原氏は「県南の暮らしを支えていくことが一番大切と訴え、皆様に『お前が代表』と言っていただいた。重い責任だと思う」と語った。

 政権交代を主張する相手の大ベテラン候補に対し、「政権交代より世代交代」を掲げて挑んだ。

 若さを生かし、活動量は豊富だった。早朝から人通りの多い場所で辻立ちをし、スピーカーを使った活動ができる午前8時以降は、多い日で1日に50〜60カ所の街頭演説をこなした。小刻みに移動し、広い選挙区を網羅した。

 「ものづくり、農業、地の利を生かした物流。この地域はまだまだ成長できる」と繰り返し訴えた。復興政務官を務めた経験や、与党議員として政策実現に直接関与できる利点を強調した。この半世紀のうちに17回あった衆院選で無敗を誇ってきた重鎮の牙城(がじょう)を崩した。

 立憲前職の小沢一郎氏は、近年では異例の公示日に地元入りし、第一声で「厳しい選挙。何としてもお力をお借りしたい」と危機感をあらわにしていた。最終盤の3日間は選挙区内を約110カ所まわり、短い滞在時間ながら集まった人たちとふれ合い、票の掘り起こしに努めた。

 自民党政権が国民の暮らしを軽視した政治を続けていると指摘。国民の生活を守ることが本来の政治だと訴え、「政権をもう1回取るまで議員をやる。自民党を倒す」と執念を見せていた。

 しかし支持者の高齢化に伴って陣営の活動量の減少は否めず、若い相手候補に競り負けることとなった。(大西英正)https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPC111F2PB0ULUC010.html

4052チバQ:2021/11/01(月) 23:18:43
https://news.goo.ne.jp/article/jbpress/politics/jbpress-67555.html
直前まで大敗予想の自民党、なぜ絶対安定多数を確保できたか
2021/11/01 18:00JBpress

 自民党は10月31日投開票の衆院選で絶対安定多数の261議席を獲得した。この結果を予測していたメディアや有識者、永田町関係者は少なかった。なぜなら報道各社の情勢調査や当日の出口調査で、自民党の苦戦を伝える数字が出ていたからだ。

 自民党幹部でさえ情勢をかなり悲観していた。例えば、投票日の31日昼時点で、自民党有力筋でさえも「過半数割れの可能性がある」との見方を示していた。もっと言えば同日午後8時過ぎの段階でも、フジテレビは単独過半数割れとの見通しを報じていたほか、NHKも単独過半数は「ぎりぎり」と繰り返していた。

驚愕の「自民惨敗」を示す出口調査
 10月31日午後、主要報道機関の出口調査が永田町に一斉に出まわった。数字は中間報告、途中経過に過ぎなかったが、自民党が過半数の233に達しないという予測が次々に出てきた。報道機関が出口調査の詳細を公表していない以上、あくまで推測でしかないが、自民党が絶対安定多数を取る兆候は数字からは読み取れなかったようだ。自民党有力筋も当然、それらの情報をつかんでおり、自民党惨敗を感じさせる材料だらけだった。

 31日夕、千葉県のある自民候補者の陣営幹部は複数の報道関係者に問い合わせを行い、「このままでは危ない」と語り、有力支援者らに投票に行ったかどうかを確認する電話を慌てて入れ始めた。投開票日当日の選挙運動、特定候補への応援は禁じられているが、投票を呼びかけること自体は推奨行動だ。支持者を固めきり、投票に行ってもらわなければ接戦では勝てない。だから最後の5分まで、投票に行ってもらうよう呼びかける。油断して投票しない人も中にはいる――。長年政権を維持してきた自民党は、投開票日当日も手を抜かない。

 一般的に低投票率の方が与党に有利とされ、今回もそのセオリー通りの結果となったが、選挙現場ではやや様相は異なる。「自民党に入れるべき支持者が漏れなく投票に行くように積極的に働きかけている」のが実態だ。敗北への危機感と焦りが、ぎりぎりまで票を積み上げる努力に結びつく。結果的に、この陣営幹部が推す候補者は接戦を制した。筆者には「本当に危なかった」と明かした。

集中的で無駄のない遊説作戦
「150選挙区好調」「80選挙区で苦戦」「50選挙区で接戦」・・・。

 10月25日夜、自民党の選対会議での情勢分析結果だ。複数の関係者によると、会議の場は重苦しい雰囲気に包まれていたという。接戦の50選挙区のうち半分を制しても175議席。この時点では比例代表で自民党は60〜65議席といわれていたため、過半数割れの可能性は否定できなかった。自民党は明らかに不利な状況にあり、惨敗の“恐怖”が党内に広がった。

 選挙に妙案はないが、自民党は終盤に向けて緻密な遊説日程を組み始めた。接戦区に岸田文雄首相や菅義偉前首相、安倍晋三元首相を優先的に投入する作戦を展開したのだ。これは菅氏の街頭での反応が非常に良いことも踏まえた判断だったという。例えば、茨城6区には終盤だけでも、岸田、菅、安倍の3氏が日替わりで現地入りしている。

 30日の選挙戦最終日の党幹部遊説は、自民党の粘りを象徴していた。埼玉、東京、神奈川の接戦区に岸田氏、菅氏、麻生太郎副総裁、河野太郎広報本部長らを集中投入し、選挙区での勝利につなげている。神奈川7区には岸田氏と麻生氏、東京23区や埼玉15区には岸田氏と菅氏、といった具合だ。いずれの選挙区も事前の情勢調査や出口調査で劣勢といわれていたところばかりで、極めて計画的だ。

4053チバQ:2021/11/01(月) 23:19:24
 首相並びに首相経験者の応援は、圧倒的知名度はもちろん、陣営の士気を高める意味で絶大な効果がある。岸田氏自身、覇気や闘争心を前面に出すタイプではなく、安倍元首相のような盛り上がりを演出することはできないが、現職総理の応援に勝るテコ入れはない。終盤の自民党の遊説日程には無駄がなかった。接戦区、勝てそうなところのみを選んでいる。残念ながら、立憲民主党の幹部遊説日程を見る限り、そこまでの計算と計画は感じられなかった。

 投開票日翌日に共同通信が報じたところによれば、公示日から選挙戦最終日までに岸田氏が応援に入った小選挙区は68で、うち36選挙区で勝利したという。「勝率」は5割を超える。それに対して立憲の枝野幸男代表の方は、51選挙区に応援に入り、勝利したのは15選挙区。勝率は3割を下回る。

 両党首とも応援に入った26の選挙区で比較すると、選挙区で勝ったのは自民党が15人で、立憲民主党が9人。比例復活したのは自民9人、立憲8人というからいずれも接戦だった。

 自民党が接戦区を数多く制することが出来た大きな要因は、やはり経験豊富な選対の緻密な戦略によるところが大きいと言えるだろう。

岸田首相は「3A」から脱却、菅前首相は復権へ
 さて261議席獲得で、自民党内はひとまず安泰のようにみえるが、小選挙区で落選した甘利明幹事長が辞任の意向を示しており、党内に動揺が広がっている。岸田首相は安倍氏、麻生氏、甘利氏のいわゆる「3A」に配慮した党運営を意識してきたが、甘利氏の求心力の低下に伴い、自らのカラーを出しやすくなるだろう。

 一方、9月の総裁選で「3A」に対抗した小泉進次郎前環境相、石破茂元幹事長、河野氏のいわゆる「小石河」は圧倒的な得票で当選した。来年の参院選に向け、さらには「ポスト岸田」を念頭に置いた動きを強めていくはずだ。

「小石河」サイドには、菅前首相が不気味に控えている。菅前首相は午後8時の投票終了直後に当選確実を出し(ゼロ当)、2カ月前の国民的不人気が嘘に思えるような強さを見せた。街頭では「1日100万回接種の体制をつくる、あえて高めの数字を公言した。そこから大変でしたが」と笑いを取る余裕もあった。首相時代には考えられないハッスルぶりは、復権への意欲満々と受け取っていいだろう。

維新の将来性と立民の絶望
 日本維新の会の大躍進がニュースになっているが、2012年に57議席を獲得しており、ようやく初期ブーム時の水準に近づいたという見方が正しい。とはいえ、第3極の躍進は自民党、立憲民主党の両二大政党からみると脅威である。

 小選挙区比例代表並立制は1996年の総選挙から数えて9回目となった。理論的には二大政党に収れんしていくとされているが、日本政治においてはそうはなっていない。二大政党制を提唱してきた野党の実力者、小沢一郎氏が小選挙区で落選したことがすべてを物語っている。日本の有権者は、25年を経ても多党制志向が強い。

 立憲民主党にとっては厳しい結果となった。候補者個人の力で勝利しているケースが多く、党としての勢いは皆無に近いといってもいいだろう。岸田政権が中道寄りで一定の支持を得ている以上、立民は立ち位置を整理しなければ来年の参院選も苦しくなる。立民は絶望的ではないか。

 それに対して、第三党となった日本維新の会は、保守・中道層が求める自民党に代わる票の受け皿になる可能性が高まってきた。

 まず中道に寄せてきた自民と明確な中道路線を取る維新は政策的には十分組める。維新の連立政権入りは政策的にはすぐにでも可能だ。ただ、維新は自民党との連立を頑なに否定してきた歴史を持つため、なかなか難しい。とはいえ、国会での存在感が増し、当面維新がキャスティングボートを握ることになった。そして何より注目すべきは新鮮さを維持している点かも知れない。維新は松井一郎大阪市長が代表選への不出馬を表明し、維新人気を支えてきた吉村洋文大阪府知事も代表選への出馬を否定した。維新は新陳代謝を継続している点で将来性がある。

(紀尾井 啓孟)

4054チバQ:2021/11/01(月) 23:20:08
https://www.sankei.com/article/20211101-5NCVMXF3MBNZTAIGS6R5GIBAPU/
激戦の京都1区、全員当選 落選2氏も比例で復活
2021/11/1 12:10
自民の重鎮、伊吹文明氏の政界引退を受け、自民と維新の新人2人と共産前職1人の計3人が激しい戦いを繰り広げた京都1区(京都市中京区など)は、伊吹氏の後継で新人の勝目康氏(47)が選挙区を制し、共産前職の穀田恵二氏(74)と維新新人の堀場幸子氏(42)も比例で復活、全員が当選を果たした。

勝目氏は伊吹氏との「二人三脚」で選挙区をくまなく遊説し、引き継いだ地盤を堅実に固めて当選。投開票から一夜明けた1日朝、選挙事務所で「1区全体を預かる立場になった。これからの責任や努力、研鑽(けんさん)を考えると身が引き締まる思いだ」と決意を述べた。


京都1区では小選挙区制導入後の平成8年以来、自民と共産が議席を争ってきた。共産の穀田氏は選挙区では今回も及ばず比例復活で10選。ただ、維新の堀場氏も次点に約3千票差まで迫る6万2007票を獲得し、比例で復活した。

「たくさんの有権者に背中を押してもらい、改めて維新への期待の大きさを感じた」。1日朝、堀場氏は近鉄東寺駅(京都市南区)の前に立ち、支持者らに感謝の言葉を述べた。今回大幅に議席を増やした維新が京都でも存在感を発揮。「大阪に比べ京都では維新の風はまだ『そよ風』。さらに組織力を高め、非自民、非共産の受け皿になりたい」と意気込んだ。


野党統一候補を前面に、悲願の選挙区勝利を目指した穀田氏も復活当選が決まった10月31日夜、「京都における市民と野党の共闘の第一歩を踏み出すことができた」と強調した。

4055チバQ:2021/11/02(火) 07:59:19
ただ小選挙区当選は大阪以外あだと市村だけなんですよね
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cce8cfb8f2dd2152de82ca0db4c3b24413ab4ea
衆院選 維新躍進で兵庫の勢力図一変 吉村氏「首長誕生させる」
11/2(火) 7:30配信

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 10月31日に投開票された衆院選で、兵庫県内の政党勢力図が一変した。日本維新の会は、比例復活を含め擁立した9人全員が当選。兵庫への浸透ぶりが際立った。一方、自民党は小選挙区で2議席を落としたが、いずれも比例復活し辛うじて10議席を確保。維新と拮抗(きっこう)した。立憲民主党も2議席を獲得し、県内の衆院議員は史上最多の23人に上った。

【グラフ】10代、20代と70代が同じ傾向

 「維新の改革が兵庫で少しずつ浸透している。小選挙区で1議席を取れた意義は大きい」。投開票から一夜明けた11月1日。日本維新の会の吉村洋文副代表は、兵庫での躍進を喜んだ。

 維新は選挙前、県内に衆院議席が1議席もなかったが、一気に9議席を獲得。7月の県知事選で、自民と相乗りで推薦した斎藤元彦知事との連携について、吉村副代表は「これで(維新を)軽くは見られなくなる」と期待感を示した。

 ただ当選者の多くを新人が占める。全小選挙区を制覇した大阪の勢いが当選を後押しし、吉村副代表は「自分が偉くなったと勘違いしないで」とくぎを刺した。

 今後は首長誕生を目指す方針で、吉村副代表は「市町で地方議員を誕生させ足腰を強めて、首長を誕生させる。強い自民と戦える唯一の方法だ」と述べた。

 比例復活で7年ぶりの国政復帰を果たした三木圭恵氏(55)は、「第三極」としての立ち位置を強調。前回、小選挙区で大敗した自民候補に1530票差まで迫った。三木氏は「自民1強の政治に一石を投じる役割を期待されている」と語り、政権批判票の受け皿になったとした。

    ◇

 党への逆風、維新への追い風に翻弄(ほんろう)された自民。「責任政党として、結果を出していきます」。1日朝、兵庫1区で落選し、比例復活を果たした盛山正仁氏(67)は神戸市灘区のJR六甲道駅前に立ち、通勤客らに当選を報告した。

 立憲民主党の元職に破れた盛山氏。比例復活を確実にした1日未明には「コロナ対応や経済対策に対し、有権者が与党に不満を持っている」と声を落とした。1区では維新新人も復活当選し、「有権者が『身を切る改革』にひかれたのだろう。来夏の参院選でも伸ばしてくる可能性がある」と危機感を口にした。

 県内では今回、小選挙区と比例代表で計23人が当選。小選挙区比例代表並立制では2000年と03年、12年の17人が最多だったが、大幅に更新した。自民が10人で維新は9人。立民(2人)、公明(2人)を大きく引き離した。

 県内の比例代表では維新が約78万票でトップ。自民の得票を11万票以上上回った。自民のベテラン県議は「大阪での人気は絶大だが、兵庫でもここまでとは。今後の選挙課題は大きい。首長も狙われる」と警戒を強める。(衆院選取材班)

4056チバQ:2021/11/02(火) 08:00:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/924bbbbe19ebcf746c6f923bf3526bcc2670d9dc
辺野古移設反対「オール沖縄」は勢力後退 知事選へ活気づく自民
11/1(月) 19:11配信

毎日新聞
沖縄4区で当選確実の報を受け、花束を手にガッツポーズする西銘恒三郎氏(左端)=沖縄県南風原町で2021年10月31日午後11時19分、平塚雄太撮影

 31日投開票された衆院選で沖縄県の4小選挙区は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する「オール沖縄」勢力が2勝にとどまり、3勝1敗だった2017年の前回選から後退した。辺野古を含む3区の議席を自民に奪われ、22年1月の名護市長選や秋の知事選に大きな痛手となった。一方、自民は知事選での県政奪還に向け、活気づく。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた主な候補者

 「オール沖縄」勢力の4候補を支援した玉城(たまき)デニー知事は1日朝、県庁で記者団の取材に「有権者の審判を厳粛に受け止めたい」と語り、「『辺野古は反対』という方は依然多いと思うが、今回はコロナで厳しい状況にある経済対策を、国と県が協力してやってほしいという要望が強かったのではないか」と敗因を分析した。

 「オール沖縄」勢力は3区で、玉城知事の後継として19年の補選で初当選した立憲前職の屋良朝博(やらともひろ)氏(59)が、自民新人の島尻安伊子(しまじりあいこ)氏(56)に敗れ、比例復活もできなかった。4区は現職閣僚に立憲新人が完敗した。

 2カ月半後に迫る名護市長選は、再選を目指す現職の渡具知武豊(とぐちたけとよ)氏(60)と、辺野古移設に反対する市議の岸本洋平氏(48)の一騎打ちとなる見通しだ。「オール沖縄」勢力は前回18年の市長選で敗北。それだけに、岸本氏を支える山里将雄県議(名護市選出)は「辺野古反対の民意は強いと思うが、コロナで経済が逼迫(ひっぱく)している中、それだけでは戦えない。戦略を立て直すことになる」と語る。

 一方、3区の議席を奪った自民県連の島袋大幹事長は「知事への評価の表れだ。知事選に向けて弾みがついた」と力を込める。

 辺野古移設について、3区で勝利した島尻氏は街頭演説で触れない戦略を徹底した。島尻氏は当選後、「『移設容認』と(取材などでは)言っているので、皆さんの理解はいただいたと思う」と語りつつ、「経済を立て直すことへの関心が高かった」と振り返った。

 島尻氏を支援した名護市の渡具知市長は「根本的には『移設反対』が多いと思うが、『基地問題ばかりではない』という意識の変化がある」と3区での勝利を解説した。【竹内望、平塚雄太、喜屋武真之介】

4057チバQ:2021/11/02(火) 08:24:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/76cb42f5e242f8a8f1bf68ea8b3af3fc990850ec
山本左近が比例代表で衆議院議員選挙初当選。「新しい挑戦の第一歩が始まります」
11/1(月) 22:33配信

オートスポーツweb
2021年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第2ラウンドに表彰台プレゼンターとして登壇した山本左近

 2006〜2007年にスーパーアグリやスパイカーで、2010年にHRTからF1に参戦した山本左近が、10月31日に投開票が行われた第49回衆議院議員総選挙で比例東海ブロック代表の自由民主党公認候補として初当選を果たした。「皆さまに押し上げていただき、スターティンググリッドにつかせていただきました」と衆議院議員としての意気込みを語っている。

 全日本F3、フォーミュラ・ニッポン、さらにJGTC全日本GT選手権など国内で戦ってきた左近は、2006年にスーパーアグリからF1にデビューした後、2007年にスパイカー、2010年にHRTからF1に参戦。2019年には政治家として参議院議員選挙にも挑戦したが、その際は当選はならなかった。

 他にもテレビ『SUPER GT+』の解説などを務めたほか、フォーミュラE挑戦、さらに2020年にはひさびさにドライバーとしてスーパー耐久や全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に挑戦していた左近だが、10月31日に投開票が行われた衆議院選では、比例東海ブロック代表の自由民主党公認候補として出馬し、見事当選を果たした。

 当選を果たした左近は、自身のSNS(@SakonYamamoto)で「この度は応援、本当にありがとうございました!! 東海ブロック比例代表の自由民主党公認候補者として第49回衆議院議員総選挙を戦い抜き、皆さまからご支援いただき、当選させていただきました」と感謝を綴った。

「(中略)この選挙戦を通じて改めて自動車に関する税制や、自動車の未来のあり方など、レーシングドライバーとして育ち、F1の世界で日の丸を背負って戦ってきた山本左近だからこそできることがある。そうやって皆さんからご支援いただき、応援いただけましたことが何より、スタートラインに立たせていただいた、これからの挑戦のエネルギーになります!」

 社会保障や人口減少、コロナ禍など左近が取り組みたい項目は多い。「私は未来への希望を持てる社会づくりが、政治家に求められる役割だと考えています。日本を良くしたい。地域を良くしたい。困っている方の役に立ちたい」と左近は綴る。

「今回は支援者の皆さまに最後尾のスターティンググリッドに押し上げて、並ばさせていただきました。新しい挑戦の第一歩が始まります。焦らず、でも確実に、皆さんとともに新しい時代を作っていくために挑戦して参ります!」

 今回の第49回衆議院議員総選挙では、2001年にJGTCやフォーミュラ・ニッポン、スーパー耐久でレースクイーンを務めた森下千里候補も自由民主党公認で宮城5区から出馬していたが、健闘するも当選はならなかった。

[オートスポーツweb ]

4058チバQ:2021/11/02(火) 08:42:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2f0e8d7cd5f1a68aafe137c9db0403178ee30df
衆院選議席予想 TV各局大ハズレの異常事態 自民261をフジ230、NHK212〜253
11/1(月) 18:15配信
デイリースポーツ
 衆院選から一夜明け会見する岸田文雄総裁(代表撮影)

 第49回衆院総選挙が10月31日に投票、即日開票された。テレビ各局は開票特番を組み、投票締め切りの午後8時の瞬間に、出口調査をもとにした獲得議席予想を発表したが軒並み大外れとなる異常事態となった。

【写真】とりあえずひと安心?壇上にズラリと並ぶ自民の大物たち

 最終的な獲得議席は、自民党261、公明党32、立憲民主党96、共産党10、日本維新の会41、国民民主党11、れいわ新選組3、社民党1だった。

 しかし午後8時段階での各局は、自民党苦戦を予想。中でもフジテレビは自民を230議席と31議席も低く予想。「単独過半数割れか」とテロップを出し、キャスターを務めた宮根誠司が「岸田首相には厳しいスタートとなりそうです」と伝えた。フジは立民130議席と34多く見積もった。

 自民については、日本テレビも238、TBSも239、テレビ東京も240と予想。最も的中に近かったテレビ朝日ですら243で、改選前(276)から大幅に減らす見込みを立てた。膨らみを持たせた形で発表するNHKは212〜253議席。最大の予想でも届かなかった。

 改選前110議席から14議席減らし、惨敗となった立民。NHKは99〜141で「議席増」と報じた。民放も、130予想のフジを始め、TBS115、日テレ114、テレ朝113。テレ朝は「立民伸び悩み」とテロップで言及したが、それでも議席を増やすと予想していた。

 以下、各局の午後8時段階の議席予想

【NHK】自212〜253、公27〜35、立99〜141、共8〜14、維34〜47、国7〜12、れ1〜5、社0〜2

【日テレ】自238、公31、立114、共10、維45、国12、れ2、社1

【テレ朝】自243、公32、立113、共12、維39、国12

【TBS】自239、公30、立115、共12、維40、国13、れ3、社1

【テレ東】自240、公30、立110、共11、維45、国13

【フジ】自230、公31、立130、共14、維39、国7、れ1、社1

4059チバQ:2021/11/02(火) 09:54:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/130d5b9120ceac59ebc03fdd984a85020d778369
「比例は公明党」細野氏も自民もラブコール 保守分裂の静岡5区
11/2(火) 4:50配信

毎日新聞
「比例は公明党。ピンクの紙には公明党」と聴衆に訴える細野豪志氏=富士市大淵で2021年10月27日午後2時42分、石川宏撮影

 「バカだと言われても連立の力を信じる。比例は公明党」と自民党の吉川赳氏(39)が直球で懇願すれば、無所属で自民党入りを狙う細野豪志氏(50)も「比例は公明党。ピンクの紙には公明党」とラブコール――。保守分裂の衆院選静岡5区は、激しく戦う2人がともに公明党に秋波を送った。“二重奏”の効果か、5区で公明党は比例票を増やした。

【写真で見る】あの大物も…小選挙区で敗れた主な候補者

 自公連立政権を背景に、公明党は静岡県内8小選挙区に立候補した自民党候補8人のうち7人に推薦を出したが、吉川氏だけは推薦しなかった。「保守分裂の選挙区はともに推薦を出さない」と公明党は説明するが、2017年の前回選では吉川氏を推薦。吉川氏からすれば、推薦が剥奪された形だ。

 その裏事情について、ある細野陣営関係者は「公明党に7月の東京都議選、斉藤鉄夫副代表が立候補した衆院広島3区でも多くの人を紹介した。今回はそのバーターだ」と説明する。別の関係者は「『比例は公明』と自民候補が言っても5区は票の上積みがないと公明党は以前から不満を抱いていた」と話す。

 危機感を抱いたのが吉川氏。10月25日に福田達夫自民党総務会長を招き、富士市で開いた演説会で「公明党の推薦に関し、いろんな報道がされている。だが、私はバカだと言われても、単純だと言われても、連立の力を信じる。比例は公明党」と悲壮な表情で語っていた。

 一方、細野氏も選挙戦の途中から公明党に言及するようになった。27日に富士市大淵で開いた街頭演説会で、口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)患者団体の支援に公明党が熱心だったと持ち上げ、「声なき声、小さな声に寄り添い一緒に活動してくれたのが公明党。困った時に手を差し伸べる内政をするため、比例は公明党。ピンクの紙に公明党」と訴えた。

 この「比例は公明」二重奏の状況に、三島市議会議長も務めた同党の鈴木文子市議は「応援してもらえるのはプラス。でも、自民党も一人でも比例復活を増やしたいはずだ。他力に頼るのでなく、自分たちで地道な運動をする」と話す。両てんびんにかけたのでは、との指摘に対しては「それは逆。自民が一本化できず、保守分裂になった結果」と話す。

 今回の衆院選で県全体の公明党比例票は18万4221票。前回選の19万5370票よりも減らした。一方、今回の5区の公明党比例票は3万464票で、前回の2万6836票より逆に増やした。5区の公明党関係者にとって満足できる結果だ。投開票から一夜明けた11月1日、吉川氏は取材に「公明党から一定の票を頂けた。今後の課題として対話を重ねたい」と述べた。【石川宏】

4060チバQ:2021/11/02(火) 11:38:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfbbea2339e74df3aa15955a0d0a7e7a9fc48179
選挙区連勝ストップ・中村喜四郎氏「自民が憎いわけでない」…野党転身で保守層の動揺招く
11/2(火) 11:20配信

読売新聞オンライン
7区敗退の見通しとなった後、支援者の労をねぎらう中村氏(10月31日午後10時22分、境町の事務所で)=西海弘輔撮影

 10月31日投開票の衆院選で、無所属から立憲民主党に転じた中村喜四郎氏は茨城7区で敗れ、選挙区での連勝が「14」で止まった。一夜明けた1日、読売新聞の取材に応じ、比例選での復活当選について「(7区の当選者との得票差を)僅差にしてくれた支持者に感謝している。これまでとは違った重みのある比例復活だ」と語った。

【動画】衆院選2021_開票状況から見る今後の政局<1>

 選挙区敗退が確実となった31日午後10時10分頃、中村氏は自宅に近い茨城県境町の事務所に姿を見せた。「皆さんの懸命の支援を受けながら、結果を出せなかった」。深々と頭を下げた。

 野党への転身は保守層の動揺を招いた。後援会幹部は選挙戦で「中村は今も保守」と古くからの支援者に説明。中村氏も「自民党が憎いわけではない」と訴え、街頭演説は過去最多の207回に上った。

 過去3回の衆院選と異なり、公明党の推薦も得られなかった。共産党県委員会の支援を得たが、支援者離れの懸念は現実となった。

     ◎

 「無敗の男」と称された。27歳だった1976年、無所属で初当選し、自民党に入った。科学技術庁長官として戦後生まれでは初の閣僚となり、43歳で建設相に。将来の首相と期待された。

 ゼネコン汚職事件で94年に離党。逮捕・起訴された後も、無所属で当選を重ねた。実刑判決の確定で2003年に失職したが、刑期が明けて公民権が復活すると、05年に無所属で出馬して国政に返り咲いた。公民権の停止期間を除き、衆院選では前回選まで、選挙区で勝ち続けてきた。

 「刑務所から戻った私を地元の人たちは手を振って迎えてくれた。恩に報いるため、日本の再建に全力を尽くす」。昨年9月、立民に加わった。与野党伯仲を思い描き、「横暴になった自民党が変わってくれれば」と語っていた。

     ◎

 衆院選で初めて敗戦の弁を述べた31日夜。「天が中村に与えた試練と受け止める。与野党伯仲と日本再建という目標は道半ばとなったが、前を向いて進んでいく」と強調した。

 先頭に立って野党の結集と共闘を進めてきた。「私は負けたが着実に芽は出ている。この経験を生かしてこの道を極める。大きな流れにしていく」と語った。

 自宅に併設した事務所には1日朝、後援会幹部が集まった。中村氏を囲み、今回の反省点や今後の取り組みを話し合ったという。

4061チバQ:2021/11/02(火) 11:38:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/21942d137f5fc1b46079de5a5a53037d918b365c
細野豪志氏、自民入党は「党幹部の判断待つ」…比例復活の自民・吉川赳氏「極めて異例の状況」
11/2(火) 11:07配信
衆院選投開票から一夜明けた1日。静岡県内では、戦いを終えた当選者が朝から街頭であいさつに立った。


 静岡5区で8選を決めた無所属の細野豪志さん(50)は早朝からJR富士駅北口に立ち、通勤客らに当選を報告。グータッチにも笑顔で応じた。

 保守分裂の5区は自民党入りを目指す細野さんが当選し、敗れた自民の吉川赳さん(39)は比例で復活当選する結果となった。

 細野さんは報道陣に「自民党入りを訴えて得票が過半数を超えた重みは非常に大きい。入党は党幹部に伝えており、判断を待ちたい」と話した。

 同駅南口であいさつした吉川さんは「公認候補がいるのに『入党したい』という極めて異例の状況」と指摘した一方、「私自身の力不足は露呈したので、研さんしていく。地方の経済刺激策に努めていく」と気を引き締めていた。

 8区で自民のベテラン塩谷立さん(71)を初めて破った立憲民主党の源馬謙太郎さん(48)は、浜松市内で通行人らに手を振った。「我々世代にかじ取りを任せてもらいたいという訴えが理解された」と振り返った。

 一方、比例で復活当選した塩谷さんは中区の事務所で支援者らと万歳で当選を祝った。8区の敗戦は「私の力不足」と認め、「もう一度原点に立って、一つ一つ仕事をしていきたい」と力を込めた。

 県内では、3区の自民の宮沢博行さん(46)、4区の国民民主党の田中健さん(44)、6区の立民の渡辺周さん(59)も比例で復活当選した。渡辺さんは自民の勝俣孝明さん(45)に大接戦で敗れたが、9選を果たした。田中さんは初当選となった。

4062チバQ:2021/11/02(火) 11:39:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba4260085aca1b99968d06bf125577085e8934f1
[針路 21衆院選後]<上>「薄氷の勝利」1強の戦いはこれから
11/2(火) 5:00配信

読売新聞オンライン
 「多くの厳しい声も寄せられたことは厳粛に受け止めなければならない。これからの国政、次の選挙に生かしていく」


衆院選の結果を受け、記者会見する岸田首相(左、右は甘利幹事長)(1日午後、自民党本部で)=源幸正倫撮影

 岸田首相は1日の記者会見で、選挙戦でかすれた声で語った。自民党単独で絶対安定多数(261)の議席を獲得したにもかかわらず、その表情は厳しかった。

 「薄氷の勝利」(党幹部)だった。野党の候補者一本化の影響を受け、多くの小選挙区が接戦に持ち込まれた。自民が5000票未満の僅差で逃げ切った選挙区は17に上り、34選挙区が1万票未満の差だった。結果は一変していたかもしれない。

 野党共闘に距離を置いた日本維新の会は、大きく躍進した。「1強」や長期政権のおごりにうんざりした有権者が、自民でも、野党共闘でもない受け皿として、維新を選んだのは明らかだ。首相と公明党の山口代表が1日にサインを交わした政権合意には、「選挙戦を通じて寄せられた民意を深く胸に刻み」という文言が追加された。自民側からの要望だった。

 党首会談には両幹事長が同席する予定だったが、急きょ取りやめになった。自民の甘利幹事長が小選挙区で敗れ、辞任を申し出たためだ。「政治とカネ」の問題を抱える甘利氏の起用には批判的な声が強かっただけに、政権への打撃は避けられない。

 首相は、後任幹事長に竹下派会長代行の茂木外相の起用を決めた。茂木氏は安倍元首相や麻生副総裁と近い。安倍氏が影響力を持つ細田派と麻生、竹下両派を取り込み、衆院選後の党運営を安定させる狙いだ。ただ、安倍、麻生両氏の存在感が増せば、首相の政権運営の自由度が阻害されるとの見方もある。

 来夏には参院選が控えている。政権選択選挙の衆院選とは異なり、「有権者がお灸(きゅう)をすえやすい」(閣僚経験者)。2019年の参院選では32ある改選定数1の1人区すべてで、野党は統一候補を立てた。計15議席以上減らせば、与党は参院で過半数を失い、「ねじれ国会」に逆戻りしかねない。

 「選挙戦という戦いが終わり、これから政権を待ち受けているのは、政策実現のための戦いだ」

 首相は記者会見で強調した。首相就任から1か月。本当の戦いが始まる。(政治部 石田浩之)

 衆院選の結果を受け、政治はどこへ向かうのか。今後の針路を探る。

4063チバQ:2021/11/02(火) 11:40:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e577deeb1ccf255e3d5d097b1eb8f4ef1e542af
衆院選惨敗の立民、共産との「閣外協力合意」が裏目に…福山幹事長「議席減は想定外」
11/1(月) 23:30配信

読売新聞オンライン
連合の芳野会長との会談後、記者の質問に答える立憲民主党の枝野代表(1日午前、東京都千代田区で)=伊藤紘二撮影

 衆院選で惨敗した立憲民主党は、共産党との選挙協力で、政権交代した場合の「限定的な閣外からの協力」の合意にまで踏み込んだことが、裏目に出た。日米安全保障条約の廃棄などを掲げる共産を警戒した無党派層や、従来の支持者の離反を招いたとみられ、立民内外で党執行部への不満が噴出している。

【動画】いずれは水没?…小笠原諸島付近の海底火山「福徳岡ノ場」と西之島を上空から見る

 立民の枝野代表は1日、最大の支持団体・連合の芳野友子会長と東京都内の連合会館で会談し、「思った通りの議席を得られず申し訳ない」と陳謝した。芳野氏は「議席を減らしているので、党としてしっかり総括してほしい」と求めた。

 芳野氏は会談後の記者会見で、共産との連携について「到底受け入れられない。引き続き党に言っていく」と繰り返し強調した。

 共産との「閣外からの協力」の合意は、自民党などから「立民が政権を取れば共産党が政府に関与する」との批判を招き、立民の候補者からも不安の声が漏れていた。

 対照的に、立民執行部は一貫して共闘効果に自信を示していた。福山幹事長は1日、国会内で記者団に「議席が減ることはほとんど考えていなかった」と、想定外の結果だと強調した。

 だが、実際は共闘で共産支持者の票が立民候補に回った一方、失った票も多いとみられ、福山氏も「離れた票もあることは認める」と述べた。

 これまで、立民執行部は、政府・与党への対決姿勢を鮮明にすることで支持拡大を図ることを基本戦略にしてきた。

 その象徴的な例が、共産などとの「合同ヒアリング」だ。政府・与党の不祥事や政策の不手際があるたびに、関係する省庁の幹部職員らを会議室に呼び出して説明させるものだ。国会議員に強く反論できない立場の省庁職員を詰問する姿には、与党などから「やり過ぎだ」との批判も出ていた。

 新型コロナウイルスの感染対策では、枝野氏が今年1月、市中感染ゼロを目指す「ゼロコロナ」を提唱して政府の対応を批判した。

 立民中堅は「有権者から、官僚いじめに見える言動や非現実的な政策に魅力がないと思われた。党の政策や展望を立て直さないといけない」と語った。

4064チバQ:2021/11/02(火) 11:43:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc2d7b68761b0530152901a5cb00ea1b2b16376
衆院選宮崎1区 激戦わずか1070票差
11/2(火) 11:07配信

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宮崎日日新聞
 4人が立候補した衆院選の宮崎1区は、立憲民主党の新人渡辺創氏(44)が初当選し、自民党の前職武井俊輔氏(46)をわずか1070票差で振り切る激戦となった。「県内オール野党」で戦いに臨み、無所属にも浸透した渡辺氏に対し、車検切れ問題や保守分裂の構図でこぼれた票を取り戻すことができなかったとみられる武井氏。両陣営は投開票翌日の1日、接戦となった選挙戦をそれぞれ「わずかにかわした」「終盤追い上げたが、一歩届かなかった」と振り返った。

宮崎日日新聞

4065チバQ:2021/11/02(火) 11:44:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/a56e49acf0e5ee6537ddfcff07d5d6b8ac356d7a
河村建夫氏の長男 比例北関東で次点落選 山口3区公認争いの末に
11/1(月) 17:24配信
 衆院山口3区で自民党から公認されず政界を引退した河村建夫元官房長官(78)の長男建一氏(45)が、比例北関東ブロック(定数19)で落選した。自民の比例北関東の名簿順位は単独32位だったが、次点に終わった。

 結果が確定した1日午前4時ごろ、建一氏は山口県宇部市の事務所で取材に応じ、「残念ながらこのような結果になったが、政治家として新たな一歩を踏み出せた。改めて国政をめざして再出発したい」と語った。

 自民は比例北関東で7議席を得たが、重複立候補した党公認候補が小選挙区で相次ぎ落選し、建一氏は議席に届かなかった。

 山口3区公認を河村氏と争い、初当選した林芳正元文部科学相(60)に対し、建一氏は「山口県から次の総理をめざしていただきたい」と語った。

 一夜明けた1日には宇部市と地元の同県萩市で支援者向けの報告会を開き、今後も国政をめざす決意を語った。

 自民執行部は山口3区での保守分裂回避のため、河村氏に立候補見送りを促すと同時に、建一氏の比例中国での処遇案を伝えたが、党山口県連が反発。建一氏は比例北関東での立候補で決着していた。(太田原奈都乃)

朝日新聞社

4066チバQ:2021/11/02(火) 11:46:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/175b5d4a77b02e8e01a21278512b2008ad1b6728
兵庫自民、揺らぐ1強 盛山、大串氏小選挙区落とす
11/1(月) 8:31配信
 発足直後の岸田政権に、風は吹かなかった。31日、投開票された衆院選。兵庫では自民党が前職を擁立した10小選挙区のうち2小選挙区で破れた。比例復活したものの、自公による「完勝」のもくろみは崩れた。大阪から勢力拡大を狙う日本維新の会が勢いに乗り、比例を含めて大きく躍進。野党共闘した立憲民主党は比例と合わせ2議席を確保した。自公政権への不満がくすぶり、「第三極」を強調した維新が政権批判の受け皿になった。



 自民党は、1区の盛山正仁氏(67)が立憲民主党の元職井坂信彦氏(47)に破れるなど、兵庫の2小選挙区で競り負けた。岸田文雄首相と同じ派閥に属する盛山氏には公示直後から岸田首相が自ら応援に入ったが、日本維新の会の躍進と野党共闘に阻まれた。

 新型コロナウイルス対策の批判を一身に浴びた菅義偉前首相から岸田政権に変わり、自民への逆風は一時和らいだ。

 だが、党本部の情勢調査は解散前から複数の選挙区で「接戦」との結果に。公示翌日、岸田首相がてこ入れのため駆け付けたのが兵庫1、6区だった。

 兵庫1区は2003年以降、同じ候補の連続当選がない激戦区。今回は県内最多の5人が乱立する中、5選を目指す盛山氏が頼みにしたのが岸田首相との関係だった。

 首相がトップを務める派閥「宏池会」の一員として、第一声で「岸田政権の信任を問う選挙だ。総理に近い議員として地域の声を官邸に届ける」と強調。首相と街頭に並び、親密さをアピールした。

 今回は立民と共産党の共闘で構図が変化。維新も新人を立て、自民との対決姿勢を鮮明にした。自民県連が分裂した知事選の影響で後援会幹部が抜けるなど、足元も揺らいだ。

 「今までで一番しんどい選挙」(陣営幹部)。不安は現実となった。

 「自公の政権運営への批判が思った以上に大きかった。森友・加計学園、桜を見る会の問題の説明などが国民に届かなかった」。比例復活を果たした盛山氏は“敗因”を口にした。

 序盤は優勢とみられていたほかの選挙区も終盤、維新の猛追に苦しんだ。

 2012年の初当選以来、「安倍1強」の追い風で当選を重ねた兵庫6区の大串正樹氏(55)は、菅前首相や小泉進次郎氏らの来援を受けたが失速。小選挙区の議席を失った。

 安倍晋三元首相ら党幹部の来援を受けた兵庫7区の山田賢司氏(55)は、維新の「停滞か維新か」という訴えに票を奪われ、薄氷の勝利となった。

 「ここまで伸びるとは」。来夏に予定される参院選。立候補予定の末松信介文部科学相(兵庫選挙区)は維新への警戒感をあらわにした。

4067チバQ:2021/11/02(火) 11:47:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/eec71639389ab52d164e054aefdad1063c8e0394
衆院選長崎1区 西岡さん再選 全国的注目区で圧勝
11/1(月) 9:56配信

長崎新聞
再選が確実となり、涙を浮かべながら支援者と喜びを分かち合う西岡さん(中央)=10月31日午後8時8分、長崎市元船町の選挙事務所

 仲間の拍手と笑顔に出迎えられ、国民民主前職、西岡秀子さん(57)の目に涙がにじんだ。安倍晋三元首相の元政策秘書を迎え撃ち、全国から注目された長崎1区。「今こそ、政治に信頼を」と丁寧に訴え、県都の議席を守った。
 「“安倍政治”を変えられるかどうか象徴的な選挙区」(玉木雄一郎党代表)。前回議席を争った自民前職から相手が変わり、対立軸は明確になった。だが所属する国民は昨年の野党再編で小規模になり、「比例復活はない」。背水の陣だった。優勢が報じられても「すごく厳しい。本当に見えない。組織力の違いを感じる」と不安を拭えずにいた。
 参院議長を務めた亡父武夫氏から受け継いだ支持基盤“西岡党”や連合長崎など労組が全面的に支え、玉木氏も公示後3度、長崎入り。西岡さんは「より多くの人に思いを届けたい」と市内を歩き続けた。
 父譲りのブレない姿勢、信念は演説に現れている。「私が戦っているのは大きな権力、巨大な組織」。相手候補を個人攻撃することは一切なかった。10万円の定額給付金など党提案の政策の実現例を挙げ、「国民が望む政策を適切な時期に提案すれば、野党でも政府を動かせる」と訴えた。
 ふたを開ければ約3万票差の圧勝。午後8時すぎ、事務所のテレビが全国で最初に西岡さんの当確を報じた。「大きな責任をいただいた。政治の流れを変える。長崎が直面する課題に全力で取り組みたい」。何度も頭を下げた。

4068チバQ:2021/11/02(火) 11:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/d445db86e1b16ef8909fc850200357c5487e240a
立民・源馬氏に「風」 静岡8区で自民ベテラン破る
11/2(火) 0:18配信
元文部科学相で自民党役員も歴任した塩谷立氏との一騎打ちで、静岡8区の議席を初めて奪った立憲民主党の源馬謙太郎氏。1日朝、浜松市中区の駅前で、選挙中の自転車遊説でも耳にかけていたハンズフリーマイクで「市民の声を国会に届けていきます」と、選挙区を託された2期目の決意を語った。

前夜は接戦予想を覆し、午後8時の投票終了直後に早々と「当選確実」の報が流れる快勝だった。陣営関係者も「こんなに早くいい結果が出るとは想像もしなかった」と、野党一本化と世代交代の「風」の相乗効果を感じていた。

過去3連敗中だったが次第に差を詰めて、前回は初めて比例で復活。さらに今回は公示直前の共産の擁立見送りを受け、非自民票の唯一の受け皿となる好機を得た。

「1対1になって戦いやすくなった」(源馬氏)なかで、71歳の塩谷氏を意識し「働き盛り世代に政治を任せてほしい」と世代交代、自公政権からの転換を主張。10月24日の参院静岡選挙区補欠選挙では、浜松市出身で同じ40代の山崎真之輔氏が自民候補に競り勝っており、浜松で強まった「追い風」に乗った。

一方の塩谷氏。比例復活での10回目の当選を受け1日、「みなさんに引き上げていただけた」と前を向いたものの、「昨日は地獄に突き落とされたような思いでいた」とも振り返り、ダメージは大きい。

源馬氏猛追が公示前から伝えられた中、文科相や党役員歴任の実績、農業振興策など地元への長年の貢献を前面に押し出し、岸田文雄首相(自民党総裁)の応援も得た。だが県内候補者で最年長、最多当選回数で、〝ベテラン〟強調が逆効果だった可能性もある。

自民県連幹部は「年齢などいろいろな風が吹いた。参院補選と絡めて報道されたのも要因」と話した。

4069チバQ:2021/11/02(火) 11:48:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f3fa0557b88327688d9a65fa29b5486d3b1ece1
比例選では23議席も減少した立民、小選挙区の共闘成功は首都圏など一部のみ
11/1(月) 23:40配信
 立憲民主党と共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党の5党は衆院選で、213の選挙区で候補者を一本化した。だが、5野党統一候補が当選したのは全体の約28%の59選挙区にとどまった。共闘が成功したのは、首都圏など一部の選挙区で、5党が期待したほどの成果は上げられなかった。

 213選挙区のうち、立民の候補者に一本化された160選挙区で、立民が勝利したのは54選挙区だった。国民民主党が勝ったのは3選挙区。共産党は39選挙区で統一候補を立てたものの、沖縄1区でしか勝てなかった。

 5野党が共闘の効果だと強調するのは、立民新人が自民党の石原伸晃・元幹事長を破った東京8区だ。2017年衆院選では、旧立民、希望、共産の候補者らが乱立して政権批判票が分散したが、今回は集約に成功した。立民新人が自民の甘利幹事長を破った神奈川13区も共闘の成果が表れた。

連合会館に入る立憲民主党の枝野代表(右)と福山幹事長(1日午前、東京都千代田区で)=伊藤紘二撮影

 ただ、1000票以下の差で統一候補が敗れた北海道4区や大分2区など多くの接戦区で取りこぼした。

 立民の枝野代表は1日、東京都内で記者団に「僅差まで迫った選挙区で競り勝てず議席を減らしたことは大変残念だ」と語った。

 立民は小選挙区に限れば公示前勢力の48議席から9増の57議席に伸ばし、党執行部は「野党共闘に一定の効果があった」と口をそろえる。一方で、比例選では公示前の62議席から39議席へと大きく落とした。

4070チバQ:2021/11/02(火) 11:49:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/8786850ada5283e98e806a6f0262e902f208fae5
“因縁の対決”自民が勝利 衆院長野3区 政治家一族『羽田・井出』が議席争う 立憲は比例復活 
11/1(月) 19:45配信

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NBS長野放送
長野3区で議席を獲得した自民・井出庸生さん 1日朝

激戦となった衆議院長野3区。与野党一騎打ちという構図だけでなく、因縁の対決となりました。

かつて選挙で戦った羽田孜元首相と井出正一元厚生相。そのおい2人が与野党に分かれ、政治家一族対決を繰り広げました。

これを制したのは…。

(記者リポート・31日夜)
「会場にやって来ました。笑顔が見られます。充実した表情で多くの支援者から声をかけられ、結果を喜んでいます」

「羽田王国」と呼ばれた長野3区で自民党が議席を取るのは、1994年の小選挙区制度導入後、これが初めてです。

長野3区で当選した・井出庸生さん(31日夜):
「5回選挙やってきた中で一番苦しい選挙だった」

一夜明け…。

長野3区で当選した・井出庸生さん(1日朝):
「どうもありがとうございました」

野党系を渡り歩き、過去の選挙では羽田陣営の支援を受けたこともある井出さん。前の任期中に自民党入りしたことへの批判は受け止めつつ、1日朝も「国会でしっかりと活動したい」と話しました。

長野3区で当選した・井出庸生さん(1日朝):
「これからも、応援にも批判にも向き合っていきたいと思いますし、(与党の中で)やりたいことができると思うので、そこは胸を張って活動していきたい」

小選挙区では敗れた立憲民主党の神津健さん。井出さんの当選確実の情報のあと、事務所を訪れると…。

神津さん陣営の幹部・寺島義幸さん:
「(相手に当確が出て)候補を呼んでごあいさつをと思っておりましたら、比例で復活することができたと…」

比例復活を果たしました。

比例復活当選した・神津健さん(31日夜):
「地域のために政治家として活動していきたいと思っている」

「羽田王国」の火を何とか守った神津さん。1日朝は、早くも巻き返しに意欲を見せていました。

比例復活当選した・神津健さん(1日朝):
「私の名前を書いてくださった方に申し訳ないという気持ちと、ありがたいという気持ち。この方々のためにも次の選挙戦は絶対負けられない」

(記者解説)
「井出さんは、2012年の初当選以降、毎回異なる政党で当選を重ねてきました。今回の選挙は『自民党入党への審判』と位置づけ、戦い抜きました。立憲の神津さんは今年6月の立候補表明と後れを取りましたが、羽田家の後援会・千曲会などの支援で接戦に持ち込み、比例復活。3区では今後も『井出・羽田』の因縁の戦いが続くことになりそうです」

長野放送

4071チバQ:2021/11/02(火) 11:50:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeb827475adfe91c679a9b11a83ea61b556635ca
新潟6区〉大接戦!130票差で勝利した梅谷氏「とことん地元のために」 高鳥氏は比例復活
11/1(月) 19:06配信
10月31日に投開票が行われた衆議院議員選挙。〈新潟6区〉についてお伝えします。

晴れ晴れとした表情で1日朝を迎えたのは…

【立憲民主党 梅谷守 氏】
「ここからが本当の勝負・スタートなので、いかに公約を実現できるか。喜びは脇に置いて、前へとことん梅谷。また攻めていこうと思います」

立憲民主党の新人・梅谷守さんがバンザイをしたのは、日付が変わる午前0時ごろ。

苦節7年の末、130票差という大接戦を制し、初当選を果たしました。

【立憲民主党 梅谷守 氏】
「この愛すべき地元・新潟6区。とことん地元のために、これから精いっぱい、全身全霊かけて、とことん頑張ってまいります。本当に皆さん、今後ともよろしくお願い致します。本当にありがとうございました」

一方、自民党の県連会長という立場で小選挙区に敗れた前職・高鳥修一さん。

【自民党 高鳥修一 氏】
「小選挙区の議席を守れなかった。ひとえに私の不徳の致すところで、まずもって心からお詫びを申し上げます」

比例復活で5期目の当選を果たしたものの、県連会長としての責任を痛感。

自身の進退については明言を避けました。

NST新潟総合テレビ

4072チバQ:2021/11/02(火) 14:56:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/142222ada304291d8c967f72e2b18aba10408f86
平成生まれ初の衆院議員、比例復活で誕生…29歳「失われた30年のど真ん中で育った」
11/2(火) 14:44配信

読売新聞オンライン
比例復活を果たし支持者と抱き合って喜ぶ馬場さん(1日午前3時59分、郡山市で)

 衆院選の比例東北ブロックで、立憲民主党の馬場雄基さん(2区)が復活当選した。小選挙区での敗戦の弁を述べた約3時間後の1日午前3時40分頃、待ちわびた「比例復活」の知らせに、福島県郡山市の事務所で支持者と抱き合い喜んだ。

 総務省によると、平成生まれの衆院議員は初めて。同日午前8時頃からJR郡山駅前に立った29歳は、「経済低迷が続いた『失われた30年』のど真ん中で育った。所得、教育などの格差は悪化していると教科書で学んできたが、40年、50年と続かぬよう若者世代として立ち上がっていく」と決意を示した。

 さらに、8万5501票の得票について「身が引き締まる思い。福島の農作物に対する風評被害払拭(ふっしょく)など皆さんの思いを形にするため粉骨砕身精進していく」と語った。

 一方、前回選に続いて比例復活した自民党の上杉謙太郎さん(3区)は同日午前7時、JR白河駅前で行き交う車や通行人に、手を振った。岸田内閣で外務政務官を務める。3区をはじめ県内は農村地帯も多く「米価対策など地元の要望に応えていきたい。農林水産品の輸出や規制解除にも取り組みたい」と意欲を見せた。

4073チバQ:2021/11/02(火) 15:08:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/083d6bd253496933f8b38f0ed083db57d358a58a
自民「コロナ対策で議席増」 増す鈴木宗男氏の存在感 北海道衆院選
11/2(火) 12:00配信

朝日新聞デジタル
比例復活で当選し、万歳をしたあと涙ぐむ自民の中川郁子氏(中央)=2021年11月1日午前4時51分、北海道帯広市

 衆院選は1日未明に開票が終了し、北海道内の議席が確定した。12の小選挙区では自民党が6、立憲民主党が5、公明党が1選挙区を制した。比例道ブロック(定数8)は自民4、立憲3、公明1議席を獲得。小選挙区と比例区を合わせた計20議席のうち、与党の自公が過半数の12議席を確保し、野党の立憲は8議席にとどまった。共産は比例議席の奪還はならなかった。

【写真】北海道10区で当選を決め、あいさつに訪れた公明党の稲津久氏(右)とグータッチする自民党道連の伊東良孝会長=2021年11月1日午前0時58分、札幌市中央区、中野龍三撮影

 日本維新の会は道内での議席獲得はならなかったが、道総支部代表の鈴木宗男参院議員が代表を務める地域政党「新党大地」推薦の自公候補が議席を得るなど、存在感を示した。

 自公は2017年の前回よりも1議席増で、新型コロナウイルス対策など与党の政策が有権者から一定の評価を得た形となった。

 「厳しい戦いだったが、ようやく国政に戻れる。組織が一致団結して、一つ一つ支持を積み重ねてくれたことが勝因だ」。道3区で返り咲いた自民の高木宏寿氏は1日朝、報道陣に語った。

 前回3区を制した立憲の荒井聰氏の長男で、野党統一候補の立憲・荒井優氏に約4400票差で競り勝った(荒井氏は比例復活)。高木氏は「3区はいつも激戦区。次回は、早い段階で当選を確実なものにしたい」と述べ、国政復帰後はコロナ対策をはじめ、経済対策や防災、人口減少問題に取り組むと意気込んだ。

 道6区では、元道議の自民・東国幹氏が、元旭川市長の立憲・西川将人氏を破り、14年に自民が失った同区の議席を奪還した。

 6区では衆院選の「前哨戦」の士別市長選、旭川市長選で自民系候補が連勝。いずれも40代の候補が「若さ」をアピールした。その勢いで臨んだ衆院選では、「地元に政権与党を代表する国会議員が必要」と訴え、停滞する地域経済に変化を求める有権者の間に期待感を生み出したようだ。

 31日、札幌市の自民道連で結果を見守っていた伊東良孝会長(道7区)は「コロナ対策と経済回復、道民が望むわかりやすい政策を訴えたことが議席増につながった」と分析。別の幹部も「道内のコロナの状況が落ち着き、これまでの成果が見えるようになった」と話した。

朝日新聞社

4074チバQ:2021/11/02(火) 15:53:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/024183913651641c2a13b4aa36e116ada6ea2815
「歴史の一こまになった思いだ」 河村建夫元官房長官が長男落選に落胆 涙流す支持者も
11/2(火) 6:00配信

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中国新聞デジタル
建一氏(左端)の敗戦の弁を険しい表情で聞く建夫氏(前列右から2人目)

 「歴史の一こまになった思いだ」。河村建夫元官房長官は1日、山口県宇部市の事務所の閉所式で支援者約30人に頭を下げた。長男の建一氏は比例代表北関東ブロックで立候補し、次点で落選したことを報告。涙を流す出席者もいた。



 建一氏が結果を知ったのは午前4時ごろ。林芳正元文部科学相の当選確実から8時間後だった。林氏と公認を争った河村氏は党の方針に従い、公示直前に引退を決意。「国替え」に挑んだ建一氏も敗れた。首相を目指して参院から衆院へ転身を遂げた勝者と対照的な結末となった。

 建一氏は国政を目指して政治活動を続ける。「山口を含め全国どこでも国政を担えるよう頑張り、将来は故郷に錦を飾りたい」。河村氏は「政治の世界は一寸先は闇。いつ、どこでチャンスが訪れるか分からない。絶えず自分を磨き、政治に前向きに取り組むことが必要」と背中を押した。

中国新聞社

4075チバQ:2021/11/02(火) 23:03:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c04e2fda9da518ad88252cd1b7013470020fd18
開く票差、押し黙る支援者 「小沢王国」の陰り
11/2(火) 12:00配信


河北新報
声をからし、厳しい表情で支持を訴える小沢氏=10月30日午後4時50分ごろ、奥州市水沢

 10月31日投開票の衆院選岩手3区で、連続17回当選を誇る立憲民主党の小沢一郎が初めて選挙区で敗れた。比例代表東北ブロックで復活当選したものの、岩手に築かれた「小沢王国」の陰りは否めない。自民党の藤原崇が挙げた金星は、岩手県政界にも大きな影響を与えそうだ。(敬称略)

■(上)79歳と38歳の対決

 31日午後10時51分。藤原の当選確実が伝わると、奥州市水沢のホテルに集まった小沢の支援者が押し黙った。「信じられない」。後援会連合会長の千葉龍二郎(78)は顔色を失った。最終的な票差は9000以上に開いた。

 厳しい選挙になることは小沢も分かっていた。過去3度対決して全て比例復活した藤原は38歳。若さを売りに運動量を増やしていた。「伸びしろがある」と警戒し、公示日の19日には異例の地元での第一声を行い、支持固めに動いた。

 北上市での第一声で「バイデン米大統領と私は全く同い年だ」と健在ぶりをアピールした。最終盤3日間も地元入りし、107カ所を巡る「どぶ板選挙」を展開した。

 小沢は79歳。水沢での最終の街頭演説では時折、声を詰まらせた。「政権交代より世代交代」と唱える藤原陣営の勢いを止められなかった。

■高齢化する後援会

 「うちの選挙は後援会組織が頼み」と選対幹事長の県議佐々木順一は言う。初当選から50年以上。選挙区に100超の組織を張り巡らせても、メンバーの高齢化で動きは鈍かった。

 小沢派運動員が公示前の掲示板に選挙ポスターを張り、警告を受ける事案も発生した。「前代未聞。人手が足りないのだろう」と捜査関係者はあきれた。

 長年支えた選挙参謀が昨年死去した影響も指摘された。ある県議は「有形無形の影響力があり、独自のネットワークを持つ人だった。小沢さんはそこを補うため、地元入りしているのではないか」と語った。

 2012年の民主党分裂から野党暮らしが続く。メディアの露出は減り、中央政界での影響力もかつてとは比較にならない。「そもそも若者は小沢を知らない」。陣営関係者は嘆いた。

■震災後の対応響く

 「小沢さんには東日本大震災後も含め一度も会ったことがない。『大丈夫か』と電話をもらったこともない」。選挙序盤の21日、宮城県知事の村井嘉浩が奥州市でマイクを握った。公明党の比例候補の応援のためだった。

 小沢が沿岸被災地に入ったのは震災10カ月後。当時の対応に不満がくすぶる。藤原を支持する奥州市の50代男性は「小沢さんは震災後、どうして熱心に地元に足を運んでくれなかったのか。今でも話題になる」と指摘する。

 河北新報社が28〜30日に一関、北上、奥州各市で実施した期日前投票の出口調査(311人)では、20〜50代は藤原に入れた割合が圧倒的に高く、60代以上でもほぼ互角。高齢者からは「ずっと小沢に投票してきたが初めて藤原にした」といった声も聞かれた。

 選挙戦最終日、開票日の予定を報道陣に問われると、小沢はこう言い残して東京に戻った。「君らが一生懸命追い掛けてくれる事態になればいいがのお」。選挙巧者で鋭い票読みで知られる小沢。まるで敗北を悟っているかのような口ぶりだった。

河北新報

4076チバQ:2021/11/02(火) 23:19:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5a5ae516588f52453a6fb55c0813ce369d3e184
九州で無所属の当選者が増えた背景 自民批判層の受け皿に?
11/2(火) 20:58配信

毎日新聞
熊本2区で当選確実の報を受け、万歳する西野太亮氏(中央)=熊本市南区で2021年10月31日午後8時38分、栗栖由喜撮影

 10月31日投開票の衆院選では、無所属の当選者10人のうち4人が九州の選挙区からだった。過去に郵政選挙(2005年)などで自民系の無所属候補が多数出馬したことはあったが、過去4回の衆院選で九州の無所属当選者は0〜1人だった。識者は「野党が自民不満層をすくい取れなかったことの証左ではないか」とみる。中には自民入りの意向を示している当選者もおり、動向が注目されている。


 「自民党でお世話になりたい」。熊本2区で当選した無所属新人、西野太亮(だいすけ)氏(43)はそう公言して選挙戦を戦った。相手は当選16回の自民前職、野田毅(たけし)氏(80)と野党が候補を一本化した共産新人。事実上の保守分裂一騎打ちで、西野氏が野田氏に約5万票の大差をつけて初当選を果たした。共産新人は供託金没収ライン(有効投票総数の1割)にも届かなかった。

 大勝した西野氏は「以前から自民党にお世話になりたいと言っている。丁寧に話し合いながら進めたい」と改めて自民入りを目指す考えを表明。これには選挙中、西野氏に激しく反発してきた自民党県連も「世代交代の流れがあった。我が党の支援者が西野さんを選択した事実は受け止めないといけない」(前川收=おさむ=会長)と軟化せざるを得なかった。

 福岡9区では、かつて旧民主党の福岡県連副代表などを務めた緒方林太郎氏(48)が無所属で立候補。自民前職と共産元職を破って4年ぶりの国政返り咲きを果たした。選挙前は複数の野党から「うちから出ないか」と声がかかったというが、前回、希望の党公認で出て敗れた経験から「気乗りしないものには乗らない」と無所属を貫いた。

 こうした経緯から旧民主系の立憲や国民とは距離を置いており、当選後は「全国の苦楽を共にした仲間と話したい。あらゆる可能性を考えていく」と話すなど自民党や保守系会派入りも否定していない。

 鹿児島2区では、前鹿児島県知事の三反園訓(みたぞのさとし)氏(63)が「保守系無所属」を掲げて立候補し、自民前職と共産新人を破った。16年の知事選は脱原発を掲げ、野党の支援を受けて当選。しかし再選を目指して落選した20年の知事選では一転、自公の推薦を受けていた。

 三反園氏は自民入りを望んでいるとみられるが、自民党鹿児島県連の森山裕会長は1日の記者会見で「対立候補として出られた方が自民党に(追加公認を)申請することはないと思っている」と不快感をあらわにした。

 大分1区で自民、共産などの新人4人を破って6回目の当選を果たした吉良州司氏(63)は連合大分の推薦を受け、立憲の国会議員の応援も受けた。当選後については「新しい固まりを作ったり、政党に所属したりすることもあり得る」とし、明らかにしていない。

 それぞれ事情は異なるが、無所属候補が当選した選挙区では自民前職や自民に対する批判票がありながら、野党が議席に結びつけられなかった。熊本大の伊藤洋典教授(政治思想)は「新型コロナウイルスの影響で多くの人が困窮する中、効果的な政策を打てない自公政権に疑問を抱いている人は多い。そうした不満層を取り込めなかった野党のふがいなさが背景にある」と話す。【城島勇人、浅野翔太郎、足立旬子、石井尚】

4077チバQ:2021/11/02(火) 23:30:41
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPC162SMPBPULEI005.html
リベラル派の声、ツイッターで広がらぬ理由は 保守派のほうがマメ?
2021/11/02 13:28朝日新聞

リベラル派の声、ツイッターで広がらぬ理由は 保守派のほうがマメ?

感情を表す言葉の使用頻度(%)

(朝日新聞)

 ツイッターでは、安倍晋三元首相に好意的な「保守派」のほうが、批判的な「リベラル派」より幅広い層にメッセージを届けられているとの研究を、豊橋技術科学大と東京大、香港城市大のチームがまとめた。「『自民党一強』が長く続いている理由の一つかもしれない」としている。

 研究チームによると、政策への賛否は、その政策を進めようとする政治家個人が好きか嫌いかといった感情にも左右され、日本では首相への好き嫌いが大きく影響することが、過去の政治学研究の積み重ねでわかってきているという。

 研究チームは、安倍氏が首相だった2019年2月から辞任直後の20年10月までの期間、「安倍」と「アベ」という言葉を含むツイートを約1億3千万件見つけて分析。同じツイートをリツイートすることが多い利用者同士を結んだネットワークを作ると、二つの大きなグループに分かれた。

4078チバQ:2021/11/03(水) 08:09:48
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-20211102khn000057.html
挑んだ38歳、山深い町から「川上作戦」 連載・「小沢王国」の陰り
2021/11/03 06:00河北新報

挑んだ38歳、山深い町から「川上作戦」 連載・「小沢王国」の陰り

当選が確実となり、花束を受け取る藤原氏(右)=10月31日午後11時15分ごろ、北上市の事務所

(河北新報)

 10月31日投開票の衆院選岩手3区で、連続17回当選を誇る立憲民主党の小沢一郎が初めて選挙区で敗れた。比例代表東北ブロックで復活当選したものの、岩手に築かれた「小沢王国」の陰りは否めない。自民党の藤原崇が挙げた金星は、岩手県政界にも大きな影響を与えそうだ。(敬称略)

■(中)敵のお株奪い金星

 「歴史が変わる」。難攻不落と信じられた「王国」がついに陥落し、北上市の選挙事務所が沸き返った。
 衆院選投開票日の10月31日午後11時。立憲民主党の小沢一郎(79)を4度目の対決で破った岩手3区の自民党の藤原崇(38)は、ガッツポーズで歓喜に応え、支持者を見やった。「新人時代から10年支えてもらい、この日を迎えられた」
 藤原は2012年の初挑戦から3回連続で敗れたが、いずれも比例復活した。「安倍1強」という時代に恵まれたとはいえ「小沢さんに挑んだ多くの候補は大敗し、1度で去った。藤原は運を持っている」と地元秘書は評する。

■不利を強みに

 出身は人口5200余と3区で最も少なく、山深い和賀川上流に位置する西和賀町。地盤のハンディも「中山間地を知る政治家」と強みに変えた。
 母校黒沢尻北高があり、和賀川下流域の北上市には藤原を囲む若手経済人らの勉強会がいち早くできた。年齢が近く飾らない人柄が若者を引きつけ、奥州市にも結成された。
 直近の4年間、藤原は復興政務官や予算委員会理事を務めた。「国際リニアコライダー(ILC)誘致や東日本大震災の復興状況などさまざまな話を聞ける」と参加者。「仕事に役立つ」と、小沢が大きな影響力を持っていた建設業界の関係者も集会に顔を出す。
 6月の通常国会閉会後は半分以上の期間を地元で過ごし、コロナ禍で苦しむ企業を精力的に回った。若手経営者の後援会「山宗会」会長の石川祐介(46)は「小沢さんがやらないことに着目し徹底した」と話す。
 会員制交流サイト(SNS)を巧みに使いこなし、地元のラーメン店の話題などを投稿。天下国家を論じる小沢と対照的だが、「人柄を分かってもらえる」と藤原。昨年秋は10前後だった「いいね」の数は最近、3桁に達した。
 選挙戦ではキャッチフレーズ「政権交代より世代交代」も効いた。公示後、テレビで小沢の演説を聴いた父利雄(68)のつぶやきだった。「まだまだ働ける」と反論する小沢陣営を巻き込み、世代交代論議を起こした。
 選対本部長には、かつて小沢を師と仰いだ元参院議員平野達男(67)。「1日60〜70カ所街頭に立つ。小沢先生に教わった戦術が生きた」。平野の指揮で小沢流の選挙が徹底された。
 前回1万592票の大差がついた一関市対策として、やはり小沢とたもとを分かった元衆院議員黄川田徹(68)の元秘書を配置。今回は845票上回った。

■政治力を誇示

 公示前には政治力を3区全域に知らしめた。地滑りで長期通行止めとなっている地元西和賀町の国道107号。錦秋湖サービスエリア(SA)周辺の住民が、SAから迂回(うかい)路の秋田自動車道に乗り入れできる特別措置が講じられた。「藤原先生に頑張っていただいた成果だ」。町長細井洋行(72)が公言した。
 選挙区をきめ細かく回り、川の流れのように山間部から都市部に支持を広げる「川上作戦」。小沢流選挙戦術の代名詞だ。そのお株を奪う戦いぶりで、藤原は金星を挙げた。
 小沢が異例の地元第一声をすると聞いた藤原は「どちらの訴えがいいか、県民に見てもらい判断を仰ぐのはいいことだ」。自民を2度も下野させた王国のあるじを、戦う前からのんでいた。

4079チバQ:2021/11/03(水) 09:41:53
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140365?rct=sou_shu21
なぜ野党共闘は敗北したのか? 31選挙区は1万票差以内で競り負け
2021年11月1日 21時33分


 今回の衆院選で、立憲民主党を中心とする5野党が候補者を一本化した213小選挙区のうち、1万票差以内で敗れた選挙区は31に上った。うち1000票差以内で敗れた選挙区も4つあった。接戦を勝ち抜ける共闘に向け、敗因分析が課題となる。
 立民は公示前の110議席を96議席に減らした。一本化した小選挙区で、野党候補が勝利したのは59にとどまった。仮に1万票差以内の「接戦区」を全て勝ち抜いていれば、一本化した小選挙区の4割を超える90議席を獲得できたことになり、公示前議席からの上積みも狙えた。
 枝野幸男代表は1日、記者団に「僅差まで迫った選挙区が多かったが、競り勝てなかった」と、接戦区での弱さが議席減の一因との見方を示した。福山哲郎幹事長も「紙一重でひっくり返る可能性もあった」と悔しさをにじませた。
 立民、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の5党は今回、候補者調整に力を注ぎ、野党候補が乱立して共倒れが多数出た2017年の前回選とは違った構図をつくりあげた。枝野氏は「野党共闘に一定の成果はあった」と強調した。
 一本化した小選挙区の勝率は3割弱にとどまった。しかし、本紙の集計では、5野党が候補者を一本化しなかった72の小選挙区では、わずか6勝とさらに低迷。5野党から立候補した候補の票を足し合わせると、与党候補を上回る選挙区も5つあった。
 しかし、今後の一本化のネックになりそうなのは、立民の最大の支持組織である連合だ。連合は、共産を含む選挙共闘に強く反発している。
 連合の芳野友子会長は1日の記者会見で、立民の議席減について「組合員の票が行き場を失った。連合として(共産を含む候補者調整は)認められない」と批判し、立民執行部に選挙戦を検証するよう注文した。これを受け、党内で共産との関係見直しを求める意見が出る可能性もある。(我那覇圭、井上峻輔)

4080チバQ:2021/11/03(水) 09:42:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140364?rct=sou_shu21
自民・甘利明幹事長なぜ敗北? 地元では「負けるべくして負けた」と厳しい声
2021年11月1日 21時28分
 衆院選神奈川13区では、自民党幹事長の前職甘利明さん(72)が立憲民主新人の太栄志さん(44)に敗北した。地元の自民党県連は「負けるとは思わなかった」と言葉を失ったが、有権者や陣営に聞くと、甘利さんの「政治とカネ」の問題や太さんの「熱意」が勝敗を分けたと指摘する声が多く聞かれた。(村松権主麿、丸山耀平、志村彰太)
選挙戦終盤、地元で街頭演説する甘利明さん=10月29日、神奈川県海老名市の海老名駅前で
選挙戦終盤、地元で街頭演説する甘利明さん=10月29日、神奈川県海老名市の海老名駅前で

 「甘利さんは政治とカネの問題で地元での信頼が足りていない」。有権者の神奈川県大和市の無職男性(77)は1日、同市の大和駅近くでこう話した。知人の支援者から甘利さんの応援を頼まれたが、断ったといい「甘利さんは負けるべくして負けた」と切り捨てた。太さんに投票したという同市の男性会社員(30)は「甘利さんを地元で見たことがなく人柄が分からない。太さんからは熱意を感じた」と語った。
 甘利さん陣営の選対本部長の藤代優也県議(50)は金銭授受問題に関して「本人は説明を果たしている。直接の敗因かどうかは検証しなくてはいけない」と言葉少な。別の陣営関係者は「(金銭問題を)野党に利用された」と恨み節の一方、太さんについて「あれだけ歩き、顔を売るのは見事だと思う。今回は太さんの運動量が勝利した」と競り負けた原因を分析した。
 太さんは4年前、希望の党から神奈川13区に出馬し、甘利さんに2倍以上の票差をつけられて大敗。しかし、諦めずに活動を続け、ほぼ毎日駅頭で演説し、有権者の声を聞き続けた。
 共同通信が実施した衆院選出口調査によると、太さんは幅広い有権者に浸透していた。立民や国民民主、選挙協力をした共産や社民の各党支持層を固めるだけでなく、公明支持層の32%、自民支持層の21%に食い込んだ。女性の56%は太さんに投票。年代別では、60代を除く全年代で甘利さんより多くの支持を集め、岸田文雄内閣を支持する層の32%が太さんに投票した。
 公示直前に共産党が候補を取り下げ、一騎打ちの構図となった影響も大きかった。1日未明、大和市内の事務所で万歳した太さんは「自公政権と対峙するには、野党も力を合わせる必要がある」と「共闘」の意義を語った。
 立民県連の阿部知子代表は「13区は野党統一候補を求める根強い声があった。日ごろから活動した(太さんの)下地があったからこそ、一本化が実現できた」と称賛した。

4081とはずがたり:2021/11/03(水) 10:51:40

https://twitter.com/soekawaarit0/status/1455022373321596941
添川注射器注射器マスクをした顔@double jabbed
@soekawaarit0
比例見ると立民の負けっぷりがより鮮明に。

北海道
自3→4
公1
立/希 3/1 → 立/国 3/0

東北
自 5→6
公1
維0→1
立/希 3/3 → 立/国 4/0
共1

北関東
自7
公2→3
維0→2
立/希 5/4 → 立/国 5/1
共1

東京
自6
公2
維0→2
立/希 4/3 → 立/国 4/0
共2
れ0→1

https://twitter.com/soekawaarit0/status/1455084713752727556
添川注射器注射器マスクをした顔@double jabbed
@soekawaarit0
比例「希望の党」の議席の移動先。

北海道
希1→自1
東北
希3→自1, 維1, 立1
北関東
希4→公1, 維2, 国1
東京
希3→維2, れ1
南関東
希4→自1, 維2, 国1
北信越
希2→自1, 維1
東海
希5→自2, 維1, 国1, れ1
中国
希2→自1, 維1
四国
希1→維1
九州
希4→自1, 公1, 維1, 国1
午後5:10 ・ 2021年11月1日・Twitter for Android

4082チバQ:2021/11/03(水) 11:54:50
>>2307

次回区割り
>東京都で5▽神奈川県で2▽埼玉、千葉、愛知の各県で1――の定数増が必要となる。
>宮城、福島、新潟、滋賀、和歌山、岡山、広島、山口、愛媛、長崎の10県は1ずつ減る。比例代表(定数176)は「3増3減」となる。

福島
新潟
滋賀
和歌山(世耕弘成の鞍替えも>>3690
岡山(3区は平沼)
広島(3区は公明斎藤)
山口
愛媛
は自公系は現職オーバーフローに。

4083チバQ:2021/11/03(水) 12:00:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/b71baa4382eb48d0dc2d1b7cbcc58a3e15136bf0
【衆院選2021】無党派からの風強まらず 「野党共闘」の効果、神奈川でも限定的
11/2(火) 23:00配信

カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂

 10月31日投開票の第49回衆院選で、立憲民主党や共産党などが進めた野党共闘の効果を神奈川県内の投票者に対する出口調査で探った。支持政党なし層(無党派)の野党系候補への支持は2017年の前回選と比べ横ばいで、与野党一騎打ちの選挙区でも伸び悩んだ。無党派からの追い風は強まらず、立民など野党苦戦の一因となった。


 対与党で政策協定を結んだり候補者調整を行うなどした上で、県内選挙区に候補を立てた政党を対象に、今回の「立民、共産、国民民主、社民党」と、前回選挙の「旧立民、旧希望の党、共産、社民党」の無党派のデータを比較した。

 野党系候補への無党派の投票割合は今回55・6%で前回比3・3ポイント減少。過半数は保っているが、小池百合子都知事の「排除」発言などで旧希望が失速したのをバネに、旧立民が躍進した前回のような盛り上がりを欠いたことも背景にありそうだ。

 「野党共闘」の象徴で一騎打ち構図となった2、5、7、8、11、13、14、16の8選挙区では59・4%。同3・9ポイントの伸びにとどまり、一本化の効果は限定的だった。野党共闘の協議などの永田町の熱気は、地域の有権者には波及しなかったとみられる。

神奈川新聞社

4084チバQ:2021/11/03(水) 12:03:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/1465f97b85e13132102a215f5e60b8c7ea5781cd
道内の野党共闘、「プラスもマイナスも」 票上積み、想定通り進まず
11/3(水) 9:00配信
朝日新聞デジタル
立憲の枝野幸男代表の辞任を受け、報道陣の取材に応じる同党道連の逢坂誠二代表=2021年11月2日午後4時0分、函館市の函館空港、三木一哉撮影

 10月31日投開票の衆院選で、立憲民主党は北海道内12選挙区では5議席、比例道ブロック(定数8)では3議席と計8議席の獲得にとどまり、道内全20議席の過半数に届かなかった。小選挙区では9選挙区で共産党などとの野党統一候補を立てたが、解散前より1議席減。野党共闘の効果は「プラスもマイナスもあった」(関係者)と限定的で、今後の共闘のあり方に課題を残した。2日には立憲の枝野幸男代表が辞任を表明。来年の参院選に向け体制立て直しが急務となっている。


 2日、枝野代表の辞意表明を受け、立憲道連の逢坂誠二代表(道8区)は函館市で報道陣の取材に応じ、「大変残念。党を立ち上げた人が辞任するのは相当なダメージになる。早く次の代表を決め、党を立て直して国会にのぞまなくてはならない」と述べた。梶谷大志幹事長は「衆院選での厳しい結果を受け、責任をとったものと受け止めている」と話した。

 衆院選で立憲は、共産、れいわ新選組、社民党と共闘。12の小選挙区では、共産が3選挙区で候補を取り下げ、9選挙区を野党統一候補として臨んだ。与野党一騎打ちとなった5選挙区では3勝、9選挙区では5勝だった。

 一騎打ちだった道9区では、立憲の山岡達丸氏が自民の堀井学氏との4度目の対決を制した。しかし堀井氏も比例復活となる接戦で、厳しい戦いだった。

 9区は鉄鋼や自動車の大手企業があり、労働組合の支持基盤がある。ただ労組側は立憲が共産と共闘することへの不信感が根強かった。原発関連産業の労組は、「脱原発」の主張が強く出ることへの警戒感もあった。山岡氏陣営でもそうした雰囲気から「脱原発の共産に警戒感が出て、労組の動きが鈍るのではないか」という心配があった。

 堀井氏の陣営は製造業や建設など企業関係の組織を固めており、労組側のほころびは勝敗を左右しかねない。連合北海道は山岡氏の支援強化のため、相次いで首脳が9区入りし、組合員に支援を呼びかけた。杉山元・連合北海道会長は室蘭市で労組に支援を要請して回った。

 結果は、山岡氏が約6700票差で堀井氏の猛追を振り切って勝利。今回の得票数は、前回の山岡氏と共産候補の合計より約1万票少ない。共闘が単純なプラスになったとは言えない結果だ。

朝日新聞社

4085とはずがたり:2021/11/03(水) 18:00:09


>衆院埼玉8区に立候補予定の無所属元職、小野塚勝俊氏(49)は28日、埼玉県所沢市で記者団に、立憲民主党へ公認を申請していることを明らかにした。
>ただ、党側は判断に二の足を踏んでいる。小野塚氏は直近3回の衆院選に連続で落選しており、選挙区内の大票田である所沢市の市議を中心に擁立慎重論がくすぶっているためだ。

立民か、国民か、無所属か 衆院選に臨む旧希望落選者
https://www.iza.ne.jp/article/20210728-RA62Z3GUGZM4VPE4FRUEPNG6SA/
2021/7/28 20:17

小池百合子東京都知事が率いた旧希望の党から前回衆院選に出馬、落選した無所属の元議員らが、次期衆院選で身を寄せる先を定めつつある。前回選後の野党再編で旧希望の党は姿を消し、旧民進党系勢力の大部分は昨年9月に発足した立憲民主党へと糾合された。ただ、旧希望の党は、憲法改正や安全保障政策に関し旧立憲民主党と大きく異なる主張を掲げた経緯があり、別の道を模索する向きもある。

衆院埼玉8区に立候補予定の無所属元職、小野塚勝俊氏(49)は28日、埼玉県所沢市で記者団に、立憲民主党へ公認を申請していることを明らかにした。

ただ、党側は判断に二の足を踏んでいる。小野塚氏は直近3回の衆院選に連続で落選しており、選挙区内の大票田である所沢市の市議を中心に擁立慎重論がくすぶっているためだ。

小野塚氏は、公認が決まらなかった場合は「無所属でも出る」と強調した。旧希望の党公認候補として臨んだ前回選については「当時の民進党の機関決定に従って希望の党に行ったが、国民が期待していた野党の立場とは違っていた。国民の期待を裏切り反省している」と総括した。


前回選で埼玉県内の選挙区で落選した旧希望の党候補のうち、1区の武正公一氏(60)、10区の坂本祐之輔氏(66)の両元職は、立憲民主党の公認が決まっている。

一方、14区の元職、鈴木義弘氏(58)は、国民民主党から出馬することを決断した。鈴木氏は「希望の党の流れをくむのが国民民主党だ。基本理念も共有している」と語っている。(兼松康)


2021.10.16
衆議院新潟5区 立憲民主党県連が米山隆一氏推薦
https://www.uxtv.jp/news-ux/%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E6%96%B0%E6%BD%9F%EF%BC%95%E5%8C%BA%E3%80%80%E7%AB%8B%E6%86%B2%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E7%9C%8C%E9%80%A3%E3%81%8C%E7%B1%B3%E5%B1%B1%E9%9A%86%E4%B8%80%E6%B0%8F%E6%8E%A8/

立憲民主党新潟県連は衆議院新潟5区から立候補を予定している米山隆一氏の推薦を発表しました。党本部が推薦を出さない方針のため、県連独自の推薦で連携を強化します。米山氏は無所属での立候補を予定していますが、社民党も推薦を決めていて事実上の野党統一候補として選挙戦に臨みます。米山氏は「野党の力は結集できていると思う。これからも変わらずに皆さんの力を結集して、より幅広い支持を得られるように全力を尽くしていきたい」と述べました。衆議院新潟5区では自民党の前職泉田裕彦氏と無所属の新人森民夫氏も立候補を予定しています。

4086とはずがたり:2021/11/03(水) 18:01:24
圧勝だったなあ。。

菅前首相異例の地元入り 立民〝美魔女〟候補とハマのドンが連合軍結成で焦り
10/20(水) 6:15配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd82c09d0bb982c92d3d9071011566edaaf72800
東スポWeb

 衆院選(31日投開票)が19日公示され、神奈川2区で、ガースー元首相VS美魔女&ハマのドン連合軍による〝仁義なき戦い〟が再び火ぶたを切った。

 同区は自民党の菅義偉前首相(72)の地盤で、先ほどまで首相だっただけに選挙は安泰かと思いきやそうではなかった。野党は共産党の候補を下ろし、立憲民主党の岡本英子元衆院議員(57)に一本化したからだ。

 岡本氏は元横浜市議で地縁があり、2009年の政権交代選挙では、小此木八郎氏を破って、当選。浪人中の8年前には国民的美魔女コンテストのファイナリストに選出された異色経歴の持ち主でもある。

 しかも横浜港ハーバーリゾート協会会長で〝ハマのドン〟といわれる藤木幸夫氏(91)が岡本氏の支援に出た。今年8月の横浜市長選で藤木氏は息子同然だった小此木氏ではなく、野党統一候補の山中竹春氏を応援し、勝利に導いた。菅氏も子飼いだったが、再び自民党にソッポを向いたのだ。

 岡本氏の決起集会でマイクを握った藤木氏は「私は昔、共産党員だった。優秀な党員だった。本当だったら共産党の委員長ですよ」と意外な過去を明かすと「野党は偉い。統一を組んだ。共産党は一番偉い。野党が統一したら、腐った自民党なんか倒せる。私は神奈川県の自民党第1号で、今でも自民党員だから言う」と岡本陣営にハッパをかけた。

 岡本氏が勝利すれば、菅氏は落選する可能性もあるが、藤木氏は「ダメなものはダメ。良い物に取り換えるのは当たり前だ!」と小此木氏に続き、菅氏も奈落の底に落とす気で満々だ。

 一方、菅氏は10数年ぶりという公示日に地元入りし「北朝鮮のミサイル発射があり、安全・安心を守るのが政府の仕事。共産党は日米安保は破棄、自衛隊は憲法違反だから解消するという。こういう人たちに日本を任せるわけにはいかない」と立民・共産連合を斬った。

 さらに「絶対に当選させてください。そして、どうかできるだけ、多くの票で当選させてください」と前首相のプライドをかなぐり捨てて、聴衆に支援を訴えた。

4087チバQ:2021/11/03(水) 23:08:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/623c32d752329712ac1f8ed4b8c772bd41b8c39f
衆院選千葉振り返り 自民が地力、立共連携に反発も
11/3(水) 21:59配信

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産経新聞
13区で初当選を決め、支援者から花束を受け取った自民党新人の松本尚氏=10月31日、印西市(小野晋史撮影)

10月31日に投開票された衆院選で千葉県内は、選挙区と比例を合わせると自民党は12議席、立憲民主党は5議席だった。13選挙区で4敗した自民だが、うち3氏は比例復活するなど立民候補との票差が小さく、「(次回選挙で勝利する)可能性を残した負け方」(浜田靖一県連会長)だと言える。立民と共産党の連携がマイナスに働いた可能性があるほか、地方議員らとの協力関係などで自民が〝地力〟を発揮した格好だ。

「厳しい結果だと受け止めている。必ずしも有権者の受け皿になれなかったと反省している」。投開票から一夜明けた1日、立民県連代表の長浜博行参院議員は険しい表情で今回の衆院選を総括した。立民は選挙区での議席を改選前から3つ増やすにとどまり、比例でも低迷したことが念頭にある。

詳細な分析はこれからだが、共産との連携が与えた影響は無視できない。長浜氏も「あると思う」と、有権者が離れた可能性を否定しなかった。

象徴的なのが立民の有力な支持母体である連合の露骨な反発だ。連合千葉の幹部は選挙戦のさなか、「歴史や職場の事情を見ても共産党とは相いれない。活動の方向が違う」と共産との連携を掲げる立民の方針に明確な拒否反応を示した。

連合千葉の永富博之会長が公示日にマイクを握って応援したのは、1区の田嶋要氏、4区の野田佳彦元首相、9区の奥野総一郎氏の3氏。いずれも選挙区で当選したが田嶋、奥野両氏は連合の組織内候補で、野田氏も「私は別に共産党と連携していたわけではない。立憲民主党が掲げた政策をしっかりやる」との立場だった。



一方、自民は全体的に底堅さを見せたが、大物議員が苦戦を強いられた。特に10区では、選挙区単独で出馬した前幹事長代理の林幹雄氏が立民の谷田川元氏に辛勝。立民にとって県内唯一となる比例での復活当選を許した。

林氏は成田空港の機能強化や銚子沖の洋上風力発電など地元への貢献を強調。これに対し、谷田川氏も選挙前から熱心に地元回りを続け、反自民票の受け皿としてアピールしてきた。

さらに、林氏の息子による女性問題を機に、大票田である成田市の後援会幹部が離反して谷田川氏を支援。林陣営は当初、同市内での獲得目標を2万9千票と設定したが、開票結果は2万4千票弱で谷田川氏に約300票差まで迫られた。

苦戦となった林氏を支えたのは、議員や首長をはじめとした豊富な人脈だ。23日に旭市で開かれた演説会では、地元市町長や県議らが駆け付けた。最終盤の29日には岸田文雄首相や菅義偉前首相に加え、3月の知事選で立民の支援を受けて圧勝した熊谷俊人知事も支援を呼び掛けた。知事と近い自民、公明両党関係者の働きかけがあったとされる。



このほか、当初は接戦が予想された13区でも、医師で新人の松本尚氏が立民前職に2万票以上の差をつけて初当選を果たした。

浜田氏は1日、接戦区で勝敗を分けた要因として地元議員らとの連携を強調。「一つになった所は勝ち切っている。(10区は)最後の最後に踏みとどまってくれた」と分析した。(小野晋史)

4088チバQ:2021/11/03(水) 23:11:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/94778803fd2e0504ddaa145f34f3f38f37130eba
維新「第3党」躍進のお寒い実情…次点にもなれず比例復活の“ゾンビ議員”がウヨウヨ
11/3(水) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
第3党に躍り出て、比例制度サマサマ(会見を行う「日本維新の会」の松井一郎代表)/(C)日刊ゲンダイ

 今回の衆院選で驚いたのは日本維新の会の躍進だ。新型コロナウイルス対策で名を広めた大阪府知事の吉村副代表を「選挙の顔」に据え、候補を立てた府内15選挙区は全勝。公示前11議席から4倍近い41議席まで増やし、第3党に躍り出たが、その実情は選挙制度の“欠陥”に救われたようなものだ。


 イケイケムードとは裏腹に、大阪以外の小選挙区を制したのは1つだけ。それも大阪のベッドタウン、宝塚市や伊丹市を含む兵庫6区である。自民を上回るトップの10議席を獲得した比例近畿ブロックの約318万票の内訳も、得票率42.5%と他党を圧倒した大阪の171万5862票が半数以上を占める。

 維新旋風は、なにわのパワー全開があればこそ。その支えによって京都1区、兵庫1区、奈良1区で次点にもなれず、3位に甘んじた小選挙区候補3人が比例復活。さらに「惜敗率」50%台で2人が当選した。全国を見渡せば、そんな“ゾンビ議員”がウヨウヨいる。

 近畿ブロック以外で比例復活した維新候補は15人。うち13人が惜敗率7割未満で、選挙区で次点になれなかった候補は9人に上る。中でも四国ブロックで当選した吉田知代(徳島1区)の惜敗率20.1%は歴史に残る“珍記録”。歴代でも3番目に低い惜敗率での当選者となった。

立憲には惜敗率91.8%でも復活できなかった候補が
選挙区で次点にもなれなかった候補が続々の復活(C)日刊ゲンダイ

 立憲の「顔」がイマイチで反自民の受け皿になれず、比例票が維新に流れたせいで、選挙区で有権者に否定されたゾンビ議員が大量発生とはやりきれない。

 例えば沖縄3区で自民の島尻安伊子・元沖縄北方相と激戦を演じた立憲の屋良朝博の惜敗率は91.8%。それでも比例復活は果たせなかった。それが重複立候補制度の定めとはいえ、「民意を反映しているのか」と言いたくもなる。

「維新も大阪の候補は吟味して選んでいるようですが、他のエリアは『出たければどうぞ』のノリとしか思えない。さすがに落選しましたが、今度の選挙でも元秘書への暴行を機に自民を離党した石崎徹氏を新潟1区で公認したように誰でもオッケー。維新議員の不祥事が相次ぐのも、さもありなんです」(政界関係者)

 今回当選した41人のうち、また何人かはやらかすのだろうか。

4089チバQ:2021/11/04(木) 07:53:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fd3b051d284b681cf6c4ba6f452d43b711da492
選挙区落選の小沢一郎氏 王国の帝王、影響力低下した二つの決定打
11/3(水) 11:00配信

朝日新聞デジタル
選挙戦最終日に地元に集まった多くの支持者を前に語りかける小沢一郎氏=2021年10月30日午後4時51分、岩手県奥州市水沢横町付近、大西英正撮影

 10月31日に投開票された衆院選。岩手3区で、無敗を誇ってきた立憲民主党の大ベテラン、小沢一郎氏が落選した。岩手県政に絶大な影響力を持ち、「小沢王国」に君臨してきた「帝王」の選挙区敗北により、県政に地殻変動は起きるのか。(敬称略)

【動画】小沢一郎氏の戦い

 10月31日夜、岩手県奥州市のホテルに設けられた一室。集まった小沢一郎の陣営幹部は、テレビで開票速報が流れ始めると、次第に無言になっていった。

 10万9362票と、11万8734票。半世紀にわたってこの地で17選し、絶対的な強さを誇った小沢はこの日、人生で初めて、敗れた。

 小沢は単なる多選の国会議員ではない。「剛腕」「壊し屋」という異名を持ち、長年、政界のうねりを先導してきた。

 47歳で自民党幹事長になり、党内で反主流派になると1993年に離党。新生党を結成し、自民党を政権から引きずりおろして非自民の連立内閣を樹立。連立政権時代には政治改革を掲げ、衆院の選挙制度に小選挙区制をとり入れた。03年に民主党と合併し、09年に再び政権交代を果たした。

 一方、政治資金規正法違反の罪で強制起訴(その後、無罪が確定)されるなど、政治とカネで疑惑も持たれた。

 浮き沈みの中で、小沢から離れる国会議員や地方議員がいても、県内では存在感を保ち続けた。小沢が選挙区に入らなくても、自身や弟子たちを当選させる様子は「神通力」と言われた。だが、近年はじわりじわりと影響力が低下。政策決定に関与できない野党生活が長くなり、子飼いの地方議員は減っていった。自身の選挙区でも、3期連続で復活当選を許していた。

 影響力低下の決定打は二つの「1区問題」だ。

 一つは衆院1区の階猛を相手どって県連の政治資金をめぐる裁判を起こしたこと。もう一つは、この階に対する「刺客」として女性候補を党公認で擁立しようとしたことだ。党本部は首を縦に振らず、女性は比例に回され、階は訴訟騒動の影響なく、当選した。

 かつての小沢なら、党を割って離党していたかも、という声もある。

 立憲県連の関係者はこう漏らした。「二つの1区問題は『これは何のための争いだろう。県民のためじゃないのでは?』と感じた人が多かった。結果的に、小沢先生は自滅なされた」

朝日新聞社

4090チバQ:2021/11/04(木) 08:21:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/14c6f50c670a44471396d97814fcf2652dc51e07
新たな人材輩出に道開く 連載・「小沢王国」の陰り
11/4(木) 6:00配信

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河北新報
比例復活した小沢氏の代わりに当選の弁を述べる木戸口氏=1日午前1時55分、奥州市のホテル

 10月31日投開票の衆院選岩手3区で、連続17回当選を誇る立憲民主党の小沢一郎が初めて選挙区で敗れた。比例代表東北ブロックで復活当選したものの、岩手に築かれた「小沢王国」の陰りは否めない。自民党の藤原崇が挙げた金星は、岩手県政界にも大きな影響を与えそうだ。

(敬称略)

■(下)岩手県政界への影響

 王国のあるじの敗戦に、忠臣たちは虚を突かれた。

 衆院選岩手3区で立憲民主党の小沢一郎(79)が自民党の藤原崇(38)に敗れた翌日の1日。岩手県知事の達増拓也(57)は報道陣に囲まれ「比例復活というのも当選」と平静を装った。小沢を中心に動いてきた岩手県政界。達増も常に行動を共にし、衆院議員、知事として脇を固めてきた。

 小沢陣営選対本部長の参院議員木戸口英司(57)は同日未明、比例復活が決まった小沢の代役として報道陣の前に立ち「(来年の参院選に向け)立て直しを図る」と顔をこわばらせた。

■巨大な壁に穴

 自民にとって小沢は立ちはだかる巨大な壁だった。

 2区で通算10選の財務相鈴木俊一(68)は「岩手全体に小沢先生を核とした選挙態勢があり、藤原さんが穴を開けた。(小沢を応援してきた人々の)結束や活動に影響は大だと思う」と予測する。

 藤原陣営選対本部長の元参院議員平野達男(67)も「山が動いたどころではない。岩手の政治の流れが大きく変わる」と強調した。

 岩手3区は当初から接戦が見込まれていたとはいえ、小沢の得票は予想以上に伸びなかった。全7市町のうち藤原を上回ったのは地元奥州市だけだ。

 野党統一候補として小沢を推した社民党県連幹事長の照井省三(75)は「小沢さんの影響力に陰りが出てきた」と認め、共産党県委員長の菅原則勝(63)は「共闘が小沢さんを復活当選させたが、大義や魅力は有権者に十分届かなかった」と指摘する。

 影響力の低下は、党本部との関係にも見て取れた。

 立民の階猛(55)が6選を果たした1区。立民県連は8月、階との政治資金を巡る訴訟を理由に新人の擁立を発表した。県連代表の小沢は党代表の枝野幸男(57)に新人の公認を迫ったが、認めさせることはできなかった。

 内紛は、格好の攻撃材料となる。自民と連立を組む公明党県本部代表の小林正信(44)は衆院選で「岩手は野党共闘の源流ではなく、野党分裂の発火点だ」と繰り返した。

■組織の力なお

 自公幹部の多くが岩手3区の勝利に高揚する中にあって、藤原だけは冷静だ。「直ちに県政界が変わるというわけではないし、参院選で勝てるわけでもない」。小沢と忠臣によって張り巡らされた組織の力を、身をもって知っているがゆえだ。

 ただ、藤原が唱えたキャッチフレーズ「政権交代より世代交代」は、無党派層よりも小沢陣営に大きく響いていたに違いない。

 小沢は1日に「引き続き全力で活動して参りたい」との談話を出したが、奥州市の後援会関係者は「早く後継者を見つけた方がいいという声も出始めている」と打ち明ける。

 はっきりと見えてきた王国の陰り。忠臣の一人で後にたもとを分かった元衆院議員の黄川田徹(68)は、そこに光明を見いだす。

 「自民党と『小沢派』という枠組みの中で、自由に立候補できなかった有能な人材が今後、出てくるはずだ」

河北新報

4091チバQ:2021/11/04(木) 11:33:30

7577 :チバQ :2021/11/03(水) 08:12:47
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20211103ddlk15010153000c.html
<2021衆院選><2021衆院選>検証 野党 共闘「大健闘」と評価 実態は薄氷踏む戦い /新潟
2021/11/03 05:45毎日新聞

 「全国的に票が伸びない中で大いに評価できる。大健闘だ」。立憲民主党県連の大渕健幹事長は、10月31日に投開票された衆院選をこう振り返った。

 立憲は県内全6小選挙区のうち四つの区に公認候補を擁立。6区は130票差、4区では238票差という全国屈指の激戦を制し、公示前と同じ3議席を死守した。県連として推薦した新潟5区の無所属新人、米山隆一氏の勝利も合わせると、野党が躍進した2017年の前回衆院選と同じく小選挙区で「4勝2敗」。与党に勝ち越した背景には、他県に先んじた「野党共闘」の歴史がある。

 県内で共闘の流れが生まれたのは2016年の参院選から。以降、同年の知事選、17年の衆院選で共闘して勝利を収め、19年の参院選では立憲と共産、国民民主、社民が野党統一候補を擁立し、自民現職を破った。今回の衆院選で立憲と共産の党本部は市民連合を介した政策協定を結ぶなど距離を縮め、全国の小選挙区の7割で候補者一本化。県内では野党系候補と共産関係者が並んで街頭に立つ場面も見られた。

 共産党県委員会の樋渡士自夫委員長は「上だけの合意でギクシャクした地域もあったようだが、新潟は自治体ごとの組織にまで共闘関係が鍛えられている。相互のリスペクトの中で力を発揮できた」と分析。小選挙区で野党共闘候補が勝ち越した都道府県が数少ない中、新潟で野党が勝ち越せたのは「共闘の深化だ」と強調した。

 一方で共闘は格好の攻撃対象にもなり、県内入りした自民の重鎮たちから「自由主義社会と社会主義社会、どちらを選ぶか」としきりに叫ばれた。樋渡氏は「攻撃は共闘の深化と一体のもの。共闘態勢での選挙を重ね、有権者への理解を深めていくことが大切だ」と話すが、県内のある野党幹部は「『共産』の名にひるんでしまった有権者もいるはずだ」と明かす。

 ただ、立憲が共産との距離を離すことにはリスクも伴う。共産が候補を擁立することで野党票が分かれ、結果的に自民に有利に働く可能性もあるからだ。今回の衆院選で共産、国民民主の野党候補2人が出馬し、県内の小選挙区で唯一、共闘できなかった2区は、10万超を得票した自民候補に大敗を喫した。

 「前回選に続いて出馬した野党候補は4人全員が前回から得票数を減らした。与党の人材難という『敵失』もあった」。県内のある野党幹部は、自民に勝ち越したとはいえ、共闘の実態は薄氷を踏む戦いだったとみる。

 共闘で無視できないのは、立憲最大の支援団体である連合の存在だ。労働組合である連合は、かつて労働運動で対立した共産と距離を置いている。連合新潟の牧野茂夫会長は「中央から共産との連携の話が出て、労組のモチベーションが下がった感じはある。県内ではこれまでうまく連携できていたとは思うが、中央の方針の影響が全国に波及した。衆院選という政権選択選挙での野党共闘のあり方はさらに検討すべきだ」と指摘する。

 立憲は今回の衆院選で全国的に小選挙区の議席、比例票を減らし、2日には枝野幸男代表が辞意を表明。県連の大渕氏は「結果がすべて。責任ある立場として重い判断を示した。政権交代に向けた方向性を示せる代表選をしなければならない」と話し、今後の選挙に向けては「冷静な総括が必要だ」とした。

 2022年には参院選と知事選、新潟市長選が控え、野党共闘の真価が問われる。【露木陽介】

4092チバQ:2021/11/04(木) 11:33:40


7578 :チバQ :2021/11/03(水) 08:19:05
■野党系岩盤選挙区
96年小選挙区制度導入以降
自公が当選したことない小選挙区
岩手1(階).【崩壊】3(小沢)
宮城5(安住)
【崩壊】茨城7(中村喜四郎)  特殊 03年選には中村喜四郎出馬せず自民が当選
神奈川8区(中田宏 江田憲司 岩國哲人)
【崩壊】長野3(羽田孜 寺島義幸 井出庸生)
【崩壊】静岡6区(渡辺周)
愛知2区(青木宏之 古川元久)
【崩壊】愛知11区(伊藤英成 古本伸一郎)
大阪19区(保守党:松浪健四郎 民主党:長安豊 維新:丸山穂高) 00年保守党は自公系とカウントするべきか・・・
広島6区(亀井静香 佐藤公治)03年まで自民党所属


00年以降自公が当選したことない小選挙区
福島3(玄葉)
埼玉5(枝野)
千葉4(野田)

4093チバQ:2021/11/04(木) 11:34:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2955f87a39884171ac42730ff707c32f4169fa9
衆院選ながさき2021・上 自民大苦戦 早くも“後継論議”
11/2(火) 11:30配信

長崎新聞
当選を確実にし、朝長市長の祝辞を聞く北村氏(左)=1日午前1時58分、佐世保市内

 日付が1日に変わるころ、長崎4区で8選を目指す自民前職、北村誠吾(74)の支持者は長崎県佐世保市内のホールで開票結果を待っていた。立憲民主新人の末次精一(58)に対し、他市町で3105票差を確定させていたが、無党派層が多い大票田の同市の劣勢を挽回するには心もとない。開票所からの情報で一時、末次が3千票抜け出した。「万事休すか」。諦めムードが広がる中、差が2500票程度に縮まったと情報が入った。選対幹部は電卓をたたき、391票差で勝ち抜けるとはじいた。「まるで市議選だ」
 北村には1年前から逆風が吹いていた。地方創生担当相時の不安定な国会答弁や失言を理由に、地元で公認候補としての資質に疑問の声が噴出。西海市区選出の県議、瀬川光之(59)の公認を求める動きも広がった。だが自民県連関係者によると、北村は「瀬川らによる政治的な攻撃」と受け止めているようだった。
 解散前の党の情勢調査では瀬川、末次を含めた3人のうち最下位。選挙戦突入後の調査でも佐世保市で末次に大負けしていた。保守地盤の足元で有権者離れが確実に進んでいた。
 農相の金子原二郎や佐世保市長の朝長則男、県市議らが必死に巻き返し、まさに薄氷の勝利。だがそれは無党派層が結果を左右する近年の選挙において、組織戦の限界を露呈する格好にもなった。ある市議は言う。「自民にも立民にも風は吹いていない。北村にだけ逆風が吹いた。本当につらい戦いだった」
 3区でも自民前職、谷川弥一(80)が大苦戦。「落選したと思った。一つは高齢批判。もう一つは野党共闘が想像以上だった」。約2千票差で勝利した谷川は報道陣にそう答えた。谷川もやはり無党派層が多い大村市で立民新人の山田勝彦(42)に6千票以上の差をつけられたが、自民支持層が多い離島で挽回。「大村などで厳しい批判を受けた。次の世代に向けていろいろ考えんばいかん」と後継探しに言及した。
 北村も「最後の戦い」と明言。既に後継として、公認争いで北村側に立った県議の山下博史(46)や、金子の長男の名前が取り沙汰されている。今回公認から漏れた瀬川もあきらめていない。
 一方、谷川の3区は単に後継を探せばよいという状況にない。今後、県内選挙区は区割り変更で4から3に減る見通しで、3区と2区(諫早市、島原半島など)は一定ひとつの選挙区になると想定される。2区には初当選した自民新人の加藤竜祥(41)がおり、いずれ3区側と公認一本化の調整に直面する。
 谷川の後援会幹部は言う。「負けていたら、加藤がそのまま合区で公認される恐れがあったので、票差は別として勝って良かった」 =敬称略=

4094チバQ:2021/11/04(木) 11:43:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5256090e6ee6de30a785c4639ef1bf0cc1b99dd
衆院選ながさき2021・中 区割り改定 合区で公認争いか
11/3(水) 10:30配信

長崎新聞
「当確」の一報を受け、喜ぶ谷川氏=10月31日、大村市の選挙事務所(写真左) 支持者に笑顔を見せる加藤氏=10月31日、諫早市の選挙事務所(写真右)

 選挙戦中盤の先月24日午後、長崎3区のJR大村駅近くで自民前職の谷川弥一(80)が有権者に支持を訴えていた。「次は絶対に出ないので今回だけはお願いします」。そう言うと、応援に来ていた雲仙市区選出の県議、宅島寿一(51)を後継候補の1人として紹介した。記者から「お披露目か」と問われた宅島は「県連政調会長として各地を回っているだけだ」とかわし、車に乗り込んだ。
 確かに谷川も宅島を後継に絞り込んだわけではない。「一義的には県議の中から探すが、私にすべて甘えられては困る。政治家は郷土のために相当の情熱が必要だ。自分で後援会をつくる気概を持って、私は後ろで応援するくらいじゃないと」。当選後、報道陣にこう述べ、強い自立心を要求した。
 谷川の念頭にあるのは、衆院選挙区画定審議会(区割り審)が進める区割りの見直しだ。2020年国勢調査人口に基づき、来年6月までに首相に改定案を勧告。これを受け政府は公職選挙法改正案を国会に提出し、成立後早ければ来年夏以降に新しい区割りが導入される。その中で本県の小選挙区は4から3に減る見通しだ。
 選挙区の具体的な線引きは未定だが、長崎、佐世保両市をそれぞれ中心とする選挙区と、現在の2区と3区の県央部分を中心とする選挙区になると想定される。自民は2区に今回初当選した加藤竜祥(41)を抱え、谷川の後継はいずれ加藤と公認争いを演じる可能性がある。
 後継に名前が挙がる宅島は2区内の県議だが、加藤の父で引退した前職の寛治(75)とは距離を置いてきた。加藤に近い県議は「次の選挙で2区と3区が合区になっても心配ない。谷川の代わりが誰になろうと党本部は現職優先だ」と意に介さない。実際、今回4区で党県連が7期目の北村誠吾(74)ではなく、県議の瀬川光之(59)を公認申請した際も、党本部は現職優先を盾に北村を公認した。
 ただ県連は9月、寛治の後任を協議する選挙対策委員会で、「選挙区の対等合併なので現職優先と言わない」とし、合区時に再度協議することを確認している。ある大村市議は「無理に加藤を押し込んできたら3区側も黙っていない」とけん制。3区内の県議は「地域のさまざまな課題を誰がまとめられるのか。まずは分裂している県議会の自民系会派を一本化し、ゼロベースで話し合わなければならない」と言う。
 加藤に近い県議も、4区で起きた公認争いを意識し「もめれば自民勢力が一枚岩になれず、次の選挙で勝てない」との危機感がある。対抗の野党は共闘で一定の成果を挙げ、勢いに乗る。合区の候補は、谷川に小差で敗れるも比例復活で初当選した立憲民主の山田勝彦(42)が有力視されている。
=敬称略=

4095チバQ:2021/11/04(木) 11:44:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0d78f36042a6d8582da3a26c5a0a5325107a1cf
衆院選ながさき2021・下 参院選へ 野党共闘 VS 地力の自民
11/4(木) 10:30配信

長崎新聞
公示日に4区の北村氏の応援に入った金子氏=10月19日、佐世保市下京町(写真右)「次は私の番」とこぶしを握る白川氏=11月1日、大村市竹松本町(写真左) 

 投票から一夜明けた1日正午ごろ、長崎市の共産党県委員会の事務所。職員が市町別の得票数を確認していると、初当選した立憲民主の末次精一(58)が突然訪ねてきた。「おかげさまで国会に行くことができる。一緒に県民のため頑張りましょう」。終始笑顔の末次に職員から拍手が送られた。
 野党は長崎2〜4区でいずれも立民候補に一本化。投票日の本紙の出口調査によると、共産支持層の半数以上が立民候補に投票。4区の末次と3区の山田勝彦(42)が自民候補と大接戦を演じ、いずれも比例で復活当選を果たした。
 だが共闘の内実は少し複雑だ。党レベルでは安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」が仲介役となり、立民、共産、社民など野党が「共通政策」を締結。県内の地方組織でも同様の動きが模索されたが、実現しなかった。
 立民は労働団体「連合長崎」の支援を受け、1区で西岡秀子(57)を擁立した国民民主県連とも協力。だが連合、国民ともに共産とは距離を置き、立民支持団体からも共産との共闘に批判の声が上がる。結果、文書は交わさず共産が支援する形となった。さらに国民系の労働団体は、原発政策を巡り合意できなかった山田を推薦しなかった。
 野党が強固な一枚岩となれずとも、山田が自民前職の谷川弥一(80)に肉薄できた要素の一つに、谷川の「高齢」がある。山田は「世代交代を訴え、共感してもらえたのが大きい」と振り返る。4区でも末次が自民前職の北村誠吾(74)と競り合えたのは、「北村の失言への批判など“敵失”があったのも事実」(地元市議)。「好条件でも勝てず成功とは言えない」との厳しい声も聞かれ、立民県連幹部も「党と末次の連携が不十分だった」と言う。
 立民は全国で議席を減らし、2日、代表の枝野幸男は辞任を表明した。今後、来夏の参院選に向け野党共闘路線が議論の遡上(そじょう)に載ることは想像に難くない。

 1日朝、山田は大村市内で市民に手を振り、当選のお礼を述べていた。その横に立っていたのは、参院選長崎選挙区に出馬を予定している白川鮎美(41)。山田の事務所に戻った後、「次は私の番」とこぶしを握り締めた。
 対する自民候補は衆院議員5期、知事を3期務め、参院議員3期目を目指す農相の金子原二郎(77)。今回の衆院選でも劣勢の北村の応援に何度も入り、いまだ衰えない地力を見せた。だが周辺は「3区と4区で顕著だったように世代交代を求める波は間違いなく来る」と警戒感を隠さない。
 共闘と若さで攻勢を強める野党が議席を奪取するのか。それとも自民が固い保守地盤ではね返すのか。県内政界は大きな岐路に差し掛かっている。=敬称略=

4096チバQ:2021/11/04(木) 11:52:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2948cfb91defac88d8065fbb40a865d5f4c1565c
次点との差わずか391票…衆院選小選挙区、自民当選者2割が辛勝
11/4(木) 7:03配信

読売新聞オンライン
差5ポイント未満34人 前回比1・3倍


長崎4区で接戦を制して喜ぶ自民党の北村誠吾氏(1日午前1時55分、長崎県佐世保市松浦町で)

 今回の衆院選小選挙区で、次点候補と得票率5ポイント未満の差で辛勝した自民党候補は34人に上った。2012年衆院選の2倍、前回17年の1・3倍に上り、政権復帰以降では最多となった。得票率差5ポイント未満で勝利した野党側は28人だった。立憲民主党など5野党が候補一本化を進める中、自民が接戦区をわずかな差で制したことが党勢維持につながったとみられる。

 「選挙戦の最中はずっと不安で五里霧中だった。本当に感無量だ」。1日未明、接戦の末に長崎4区での当選が判明した自民の北村誠吾・元地方創生相(74)は胸をなで下ろした。次点の立民新人とは391票差で、得票率では0・30ポイント差だった。小選挙区を制した自民候補187人(追加公認は含まず)の中で最も僅差での勝利だった。

 今回の衆院選では、自民の小選挙区当選者の約2割に当たる34人が、次点候補との得票率の差が5ポイント未満だった。政権復帰した12年は17人だったが、14年は22人、17年は27人と、選挙を重ねるたびに増えている。今回の34人のうち33人は、5野党の統一候補との接戦に持ち込まれた上で勝利しており、自民幹部も野党の候補一本化について「一定の効果はあった」と認めざるを得なかった。

 得票率差が5ポイント未満だった62の接戦区を地域別にみると、野党の地盤が強い北海道では立民の3勝2敗、無党派層が厚い東京都では立民の5勝3敗と、自民は苦しめられた。これに対し、労組票が強いとされる愛知県で自民が4勝0敗、立民が地盤を築く長野県で自民が2勝0敗と接戦を制し、沖縄県でも、自民が1勝1敗に持ち込んだ。

 野党共闘に競り勝ったことに、自民の世耕弘成参院幹事長は「我が党が最後の力を振り絞って接戦区を制したことが、今回の数字に出ている」と胸を張った。

 一方、次点候補との得票率差が10ポイント未満で当選した自民候補は59人だった。自民候補が5ポイント減らして次点候補が5ポイント伸ばしていれば、自民候補は小選挙区で59人が敗れていた計算になり、自民単独で過半数となる233議席を確保できなかった可能性もあった。

 12年の衆院選以降、10ポイント以上の得票率差で圧勝した自民候補は減り続け、今回の衆院選では128人と、12年の約7割にまで落ち込んでいる。1選挙区につき1人だけが当選する小選挙区制は、世論の風向きで当落が左右されやすく、閣僚の一人は「いっそう緊張感を持って政権運営に当たらなければならない」と気を引き締めた。

4097チバQ:2021/11/04(木) 11:55:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/15b4f376fa1f7aa0f10dc0e755a6e18b64550c15
【二者択一の明暗 衆院選県内政党(上)】与党 拭いきれぬ敗戦色
11/2(火) 13:43配信

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福島民報
(写真:福島民報)

 新型コロナウイルス対策や経済対策、復興施策の進め方などが争点となった衆院選が終わった。二者択一の選挙戦で見えた県内政党の課題を追い、針路を探る。(文中敬称略)

   ×   ×

 第四十九回衆院選の投開票から一夜明けた一日午前、福島市の自民党県連会館に集まった県連役員は一様に険しい表情を見せた。「有権者におきゅうを据えられた格好だ」

 県内五つの小選挙区の戦績は二勝三敗。敗れた三人は比例東北で復活当選し、改選前の五議席は維持したものの、敗戦色は拭いきれない。旧民主党に政権を奪われた二〇〇九(平成二十一)年以来、十二年ぶりの負け越しだった。

 今回は小選挙区比例代表並立制が導入された一九九六年以降で初めて県内全選挙区で「自民党候補」対「野党統一候補」の一騎打ちとなった。野党共闘に対する有権者の拒否反応が起きると目算したが、政権与党への批判票を野党候補が集約しやすい構図となり、厳しい戦いが待っていた。

 野党候補一本化の手ごわさは前回の1区で味わっていた。自民前職が一万三千百五十票差を付けられて苦杯をなめた。今回も1区は同じ顔触れによる一騎打ちで「相当な危機感」(県連幹部)を持って臨み、五千五百四十六票差まで詰め寄ったが涙をのんだ。

 県連幹部の一人は「保守層を固めきれなかったのが敗因の一つだ」と分析。連立を組む公明党と協力体制を敷いたが「公明支持層にも浸透しきれなかった」という。公明党県本部幹事長の伊藤達也は「野党共闘に対抗するためには組織力をより強固にしなければならない」と強調する。

 衆院選に際し、福島民報社が実施した電話世論調査で比例代表の投票先を自民と答えた人を年代別に見ると、三十代以下が五割強を占めた一方、四十代以上は四割弱にとどまった。特に五十代、六十代が他の年代よりも自民離れが進んでいる状況が表れた。

 自民の支持基盤となっている保守層の支持が十分に広がらなかった背景には、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した県民の政治不信があると県連幹部はみる。十年七カ月余りが経過した今なお、約三万五千人が県内外に避難するなど本県の復興は途上にある。復興は着実に進んでいるものの、不満の矛先は事故当時の旧民主党政権、その後の自民党政権に対して向けられやすい。福島第一原発の廃炉では、汚染水を浄化した後に残る放射性物質トリチウムを含んだ処理水の海洋放出方針を巡り、県民には新たな風評の発生に対する懸念が根強い。

 自民県連は比例東北での復活当選により県内全域で衆院議員を擁する体制を維持し底力を見せた。県内各市町村の声を政府につなぐパイプを失わなかったことは「及第点」だと安堵(あんど)する。

 ただ、幹事長の西山尚利は「小選挙区での敗北は厳粛に受け止めなければならない」と現実を直視し、県民の負託に応えるための政治基盤を盤石にしようと決意を新たにする。「復興施策で課題を一つ一つ解決し、県民の理解と信頼を得ていくしかない」

4098チバQ:2021/11/04(木) 11:55:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/eee8822f43a4c925a92111bd2037bf92bd8ebeeb
【二者択一の明暗 衆院選県内政党(下)】野党 共闘路線に温度差
11/3(水) 13:43配信

福島民報
(写真:福島民報)

 立憲民主党県連は二日午後、福島市の県連事務所で県議団会議を開き、第四十九回衆院選を総括した。県内五小選挙区に擁立した候補者四人全員が比例復活を含めて当選し、党所属衆院議員は改選前の三議席から一増の四議席。「野党共闘により、県内全選挙区で与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ成果だ」。幹事長の亀岡義尚は手応えを口にした。

 県内五選挙区で立民は三勝二敗と自民党に勝ち越した。旧民主党が五選挙区を独占した二〇〇九(平成二十一)年八月以来、十二年ぶりの勝利となった。ただ、自民前職三人の比例東北での復活当選を許し、自民の改選前五議席を維持させる結果となった。

 1区と3区の立民前職は、二〇一七年十月の前回と同じ自民前職と戦い議席を守ったものの、いずれも前回から得票を減らした。前回同様に野党共闘で浸透を図った1区は約三千票、共闘を前面に打ち出していない3区では約二千五百票それぞれ目減りした。「政策面で温度差がある野党の共闘によって保守層が距離を置いたのでは」。別の県連幹部は、共闘に拒否感を抱いた有権者の票を取りこぼしたと分析する。

 県内小選挙区で唯一、共産党の新人が野党統一候補となった5区では、立民の最大支援団体で「反自民・非共産」を掲げる連合福島が組合員の自主投票を決定。連合福島いわき・双葉両地区の組合員約一万五千人の票が宙に浮いたとされる。

 連合会長の芳野友子は投開票翌日の一日の記者会見で、共産との野党共闘を進めた立民を念頭に「連合の組合員の票が行き場を失った。到底受け入れられない」と批判した。芳野は選挙戦終盤の十月二十九日、立民候補者応援のため福島市でマイクを握った際、立民の党名を最後まで口にしなかった。

 共闘した立民、共産、社民党などの比例東北での県内党派別得票率を見ると、前回を軒並み下回った。立民は41・4%を目指したが25・7%。共産は7・2%で前回比0・6ポイント減、社民は2・3%で前回比1・0ポイント減と低調だった。共産党県委員長の町田和史は「接戦区で野党候補が勝ち抜けたのは一定の成果。政権交代で政治を変えるため、共闘の枠組みは外せない」として来夏の参院選での共闘を望んでいる。

 一方、立民県連幹事長の亀岡は「他力本願の寄り合い所帯では与党相手に勝ちきれない」と断言し、「各党が自立した足腰の強い選挙活動をした上で、再び結束することで県民の望みに応えられる」としている。参院選で野党共闘体制を再び組むかは「現時点で白紙」という。

 二者択一の選挙戦で県内では結果的に議席数を伸ばした野党。一方、全国では議席を減らした責任を取る形で立民代表の枝野幸男は二日、辞意を表明した。共闘路線の枠組みを継続させるのか、野党は岐路に立たされている。(文中敬称略)

4099チバQ:2021/11/04(木) 11:55:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/455351db88986fc452bba7d00b910c3423153238
秋葉氏陣営、最後まで不協和音 土井氏、「地をはう」戦い 衆院選みやぎ(中)
11/3(水) 15:11配信

河北新報
小選挙区で初めて敗れたものの、比例で復活当選し支援者と拳を合わせる秋葉氏(右)=1日午前3時45分ごろ、仙台市泉区

 10月31日投開票の衆院選は、百万都市・仙台市が舞台の宮城1、2区で与野党が1勝ずつ星を分け合い、いずれもライバルの比例復活を許す大激戦となった。野党共闘に伴うきしみ、陣営内部の連携不足など、小選挙区の命運を分けた舞台裏に迫った。

(衆院選取材班)

■「替え時」の声も

 「いい薬になればいいんだ」

 衆院選の開票が始まった10月31日夜。2区に立った自民党前議員秋葉賢也(59)が出口調査などで劣勢が伝えられると、仙台市泉区の事務所に不在の本人に対する批判が漏れた。

 571票の僅差で2区で初めて敗北を喫し、比例復活での7選。前回選で表面化した地方議員との不和など、支持基盤の亀裂は埋まらなかった。

 公示2日前の内部会議で、陣営は個人演説会の開催準備を県議と市議に要請。新型コロナウイルスの「第5波」がほぼ収束し、秋葉自身が強く望んだ。

 「そんな話は聞いていない」「コロナだから難しいんじゃないか」。依頼を受けた議員の反応は芳しくなかった。

 陣営からは前日夜か当日朝、遊説日程がファクスで届くのみで、働き掛けは鈍かった。若手市議は「選挙中とは思えないぐらい、時間に余裕のある12日間だった」と皮肉った。

 党県連内には、世代交代を求める声がくすぶる。「何期続けたって大臣にも党要職にも就けない。替え時だ」(幹部)。選挙中も不穏な空気が漂った。

 最終日の30日夜。市地下鉄泉中央駅で相手候補と並んだ最後の訴え。乗降客に深々と頭を下げて声掛けするライバルに対し、秋葉は時折携帯電話をいじる姿があった。

 「以前よりも活動量が少ない。基本姿勢から見直すことが必要だ」と陣営幹部は1票への執念を求めた。

■裏路地にまで

 「市議選モードだ。地元の裏路地まで選挙カーで回れ。電話作戦も徹底せよ」

 中盤の24日夜。宮城1区に立候補した自民前議員土井亨(63)の選対本部から、青葉区の市議に指令が飛んだ。

 土井は序盤、コロナの影響を踏まえて動員型選挙を自粛した。不特定多数に支持を呼び掛ける空中戦を強いられ、ベテラン市議は「地をはうことに慣れたわれわれが、なぜ空を飛ばなきゃならないんだ」と嘆いた。

 公示日の19日、首相岸田文雄が街頭演説したJR仙台駅前の聴衆は「過去の新首相の演説時と比べると2割減」(市議)。同じ場所で24日行った党総務会長福田達夫の演説でも閑散とし、危機感を強めた陣営は戦術転換を決断した。

 土井自身も動いた。27日の2区入りが決まっていた元首相安倍晋三に電話で直談判し、応援の約束を取り付けた。予定が固まった当日の朝9時から、陣営スタッフは1時間おきにツイッターを更新した。

 個人演説会も徐々に増やし、最終日も開く力の入れよう。応援弁士の公明党市議も「珍しい」と驚いた。

 土井は5選を飾ったが、相手候補との票差は前回の2万1419から5315に縮まった。

 陣営幹部は振り返る。「準備期間が短く、固定票を固めるだけで時間切れだった。ラスト3日間で歯車がかみ合い、ぎりぎり逆転できた」

(敬称略)

河北新報

4100チバQ:2021/11/04(木) 11:56:32
https://kahoku.news/articles/20211102khn000010.html
宮城1・2区 立民、態勢構築で明暗 衆院選みやぎ(上)
2021年11月02日 10:56
 10月31日投開票の衆院選は、百万都市・仙台市が舞台の宮城1、2区で与野党が1勝ずつ星を分け合い、いずれもライバルの比例復活を許す大激戦となった。野党共闘に伴うきしみ、陣営内部の連携不足など、小選挙区の命運を分けた舞台裏に迫った。
(衆院選取材班)


小選挙区で2連敗した岡本氏(右)。陣営は選挙戦略の見直しを迫られる=1日午前2時15分ごろ、仙台市青葉区の事務所
「寄り合い所帯」
 滞在時間、わずか1分。労組に配慮しつつ、共産党の支援もつなぎ留めるギリギリの折衷案だった。

 「与野党逆転のきっかけにする。よろしくお願いします」。宮城1区に立候補した立憲民主党前議員岡本章子(57)は終盤に差し掛かった10月26日、仙台市太白区の共産演説会に意を決して参加した。

 肩に掛けていたたすきを外し、会場の後方ドア付近から約20秒間あいさつ。「日本共産党演説会」の横断幕を掲げた演壇で話すよう促されたが、固辞した。

 既に「事件」が起きていた。

 選挙戦4日目の22日朝、岡本の出身母体のNTT労組幹部は目を疑った。「あり得ない」。共産機関紙「しんぶん赤旗」1面に載っていたのは、前日の市中心部での街頭演説で党委員長志位和夫と並んで手を振る岡本の写真だった。

 共産と距離を置く同労組には、演説への参加を知らされていなかった。幹部は「組織として組合員に説明できない」と猛反発。岡本は翌23日夜の打ち合わせで「しっかり頑張るので最後まで支えてほしい」とかすれた声で頭を下げた。

 ただ、共産の支持固めは野党共闘成功の絶対条件。26日の演説会への出席は、立民側が「生きるか死ぬかだ」と理解を求めたが、労組側が「これだけは譲れない」と反対。最後は本人の判断に委ねられた。

 立民議員と出身労組がそれぞれ動く「寄り合い所帯」。岡本は自民党前議員に競り負け、2回連続の比例復活当選に甘んじた。

 初めて陣営に加わった関係者は忠告する。「秘書、議員、労組がお互いに『あっちでちゃんとやるだろう』という雰囲気がある。この弱点を克服しないと、10万票の壁を越えられず、また負ける」

チルドレン奮起
 4年間の積み重ねが結実した瞬間だった。2区に挑んだ立民元議員鎌田さゆり(56)は、前回1316票差で敗れた自民候補に571票差で雪辱した。

 2019年の参院選を皮切りに、市議選と県議選、県議補選を主導。泉、宮城野、若林3区で党県議、市議を計6人誕生させた。いずれの選挙でも候補者並みに前面に出て、落選中の知名度の維持に努めた。

 「みなさんは私を支える木。各自がしっかり活動して大樹に成長していれば、絶対勝てる」。衆院選直前の10月上旬の選対会議。熱弁を振るう師の姿に、「鎌田チルドレン」の県議は「恩返しする時」と誓った。

 「今回当選できなかったら、政界から引退する」と周囲に漏らしていた鎌田。選挙戦最終日の31日夜、党市議らが見守る中、4年前と同じ市地下鉄泉中央駅前で最後の訴えに臨んだ。

 「前回は残り2日で並ばれた。今回は勝てると確信した2日間だった」。鎌田は自信に満ちた表情でマイクを置いた。

 チルドレンの一人は、今回の辛勝は「中間通信簿」と例える。「鎌田が確実に勝ち続けるため、自分たちが独自に票を積み重ねていかないといけない。風と無党派層に依存しきった選挙をいつまでも続けるわけにはいかない」
(敬称略)

4101チバQ:2021/11/04(木) 11:56:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/922c3db31c799d28cf5688c0b2d8c7fded272007
来夏の参院選へ照準 与野党それぞれの思惑渦巻く 衆院選みやぎ(下)
11/4(木) 9:13配信

河北新報
岩沼市の記念式典で、名前を呼ばれて立ち上がる石川氏(右端)と拍手する桜井氏(左端)=3日午前、岩沼市民会館

■公認調整難航か

 「地方で汗をかいた人を担ぐべきだ」「彼なら、どこからも異論は出ない」

 衆院選から一夜明けた1日午前。仙台市青葉区の自民党宮城県連に集まった県議と市議は激戦を振り返りつつ、次の戦いに照準を定めた。

 来夏の参院選。県連内では、県議会議長石川光次郎(54)の擁立論が高まる。衆院議員秘書の経験が長く、県連幹事長を歴任した「たたき上げ」だ。

 衆院選で石川は地元仙台の1、2区を中心に自民候補を下支えした。参院選については「時間はあまりない。そう遠くない時期に方向性が出るだろう」と述べるにとどめる。

 改選を迎える参院議員桜井充(65)も、自民候補の応援に乗り出した。2016年の参院選まで、野党で4回の当選を重ねた。

 「え、マイク握るの? 聞いてないよ」。選挙戦中盤の10月25日、桜井が太白区の商業施設で演説すると連絡を受けた自民県議は耳を疑った。

 2時間後、1区の土井亨と並んだ桜井は買い物客を前に野党の政策を批判し、「土井さんを全面的に応援している」と訴えた。県議は「彼も票を持っている。裏で近づく人もいる」と組織内の不穏な空気を感じ取った。

 改選数が2から1に減った16年の参院選で、自民現職を破った桜井。野党が離合集散を繰り返す中、「与党で仕事をしたい」と昨年5月、自民会派入りした。党中枢との太いパイプで実現したとされる。

 桜井に対する県連内の反応は冷たい。「『共産党と組んで何が悪い』と言い放った人間。無理なものは無理だ」と話すのはベテラン市議。衆院選の前に石川の擁立を固め、選挙中に顔を売るプランもあったと明かし、「党本部の判断が遅い」といら立ちを隠さない。

 公認候補をどう調整するのか。県選出のある国会議員は「地元も党本部も互いに引く気はない。どうしたものか」と頭を抱える。

 前哨戦で存在感を高めた石川と桜井は3日、岩沼市の市制施行50周年記念式典に出席。壇上で視線が交わされることはなかった。

■共闘継続を確認

 野党共闘が実り、2区で9年ぶりの議席奪還が確定した1日。共産党県委員会委員長中島康博の電話が鳴った。

 「参院選も一緒に戦おう。早い時期に候補者を見つけて話し合いを始めよう」。声の主は立憲民主党県連代表の安住淳。「候補は女性がいい」。16年、19年の参院選を連勝し、信頼を深める両トップのイメージが像を結び始めた。

 2日後の立民県連常任幹事会。終了後の記者会見で衆院選を振り返った安住はこう宣言した。「宮城では、自民とがっぷり四つで戦う態勢がほぼできたと証明できた。参院選もこの基盤をベースに戦う」

 全県を巻き込む夏決戦に向け、号砲は鳴った。

(敬称略)

河北新報

4102チバQ:2021/11/04(木) 13:12:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8dbd7f0f74fb64062cc0df54cd8e6da31ddc993
自民 公認争い経て「完勝」 保守王国 当面揺るがず 県内5議席を独占 野党候補の復活の芽摘む
11/3(水) 6:07配信
上毛新聞
選挙期間中、自民関係者が主催した中曽根氏(右)の個人演説会。尾身氏も出席した=前橋市

 衆院選投開票から一夜明けた1日、群馬1区で当選した自民党の中曽根康隆氏を支援した自民県議は、お礼のあいさつ回りに追われていた。途中、足を止めると、報道関係者に「予想通りの勝ち方。次はさらに(票を)取るよ」と早くも気を吐いた。

 自然と言葉が勢いづくのも、勝ち方が問われていたからだ。中曽根氏は同党の尾身朝子氏と1区公認を争った末に出馬。党本部の裁定では、両氏を入れ替え、1区に中曽根氏、比例北関東に尾身氏を据えることになった。中曽根氏の1区公認は、野党の比例復活を許さない「完勝」を見込めたことが決め手の一つとなったとされる。陣営側も、党本部のそうした期待を感じ取っていた。

 初の選挙区出馬。“初陣”を強調して臨んだ中曽根氏は11万票を集めて当選を決め、野党候補の復活の芽も摘んだ。尾身氏との公認争いは5年半余りに及んだが、今回の「圧倒的勝利」という実績を前に、複数の自民県議はこう見通す。「公認争いなんて、もう起きようもない」

 2〜5区も井野俊郎氏、笹川博義氏、福田達夫氏、小渕優子氏の前職4人が制し、自民が県内5議席を独占。各選挙区で野党候補の比例復活を阻んだ。自民の5氏はいずれも50代以下と比較的若く、保守王国は当面揺らぎそうにない。

 ただ、苦しんだ選挙区も。3区の笹川氏は一時、立憲民主党候補に迫られながらも最終盤で振り切った。対抗馬は前回、惜敗率80.8%で比例復活を許した前職。今回もそれに近い78.6%まで積み上げられた。

 比例北関東で復活した立民候補の惜敗率は、いずれも90%以上で、当選ラインは前回から13.3ポイント上昇。野党共闘が奏功した地域が当選ラインを引き上げ、群馬県の自民完勝を手伝ったとも取れる結果となった。

 比例北関東では、公明党との連携が強化された。比例単独に転じて当選した尾身氏は選挙中、中曽根氏と双方で連携を演じてみせたが、中曽根氏を含め公明から推薦を受けた小選挙区の自民候補5人は一様に「比例は公明」と訴えた。

 尾身氏は比例の自民票を伸ばしたい半面、県内で「比例も自民」と直接的に訴える場は限定的に。一方の公明側は比例北関東に擁立した元県議の福重隆浩氏を前面に小選挙区の自民候補と連携した選挙運動を展開。4年前に落とした比例北関東での3議席目の奪還につなげた。

 「(福重氏を)落とすわけにはいかないという自民側の気持ちを感じた」と公明関係者。今後の選挙協力のモデルになると受け止めた。(まとめ 山田祐二)

4103チバQ:2021/11/04(木) 13:15:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3908e425d3a9140dd83724c6540cd9aa146ad693
維新躍進、比例票掘り起こし奏功 松井代表「候補者の多さとリンク」
11/2(火) 21:47配信
朝日新聞デジタル
衆院選での日本維新の会の獲得議席数

 第49回衆院選で、日本維新の会は公示前の11議席から約4倍の41議席へと大幅に増やし、第3党となった。本拠地・大阪府で候補者を立てた15の小選挙区で全勝し、全国の比例区でも25議席を得た。副代表の吉村洋文・大阪府知事の人気に加え、各地に候補者を擁立して比例票を掘り起こす戦略が奏功した形だ。


 維新は、前回の2017年衆院選の2倍近い96人(比例単独2人)を擁立した。このうち19人は無党派層が多いとされる各都道府県の1区だった。

 代表の松井一郎・大阪市長は2日の記者会見で、「候補者が多いと地域での活動量が増える。候補者の多さと比例票の掘り起こしは完全にリンクしている」と語った。吉村氏も同日、「人間関係ではなく、中立に判断いただけるようなエリア、1区でできるだけ活動するのは普通のこと」と説明した。

 松井、吉村両氏が各地で行った街頭演説も、無党派層や政権批判票の取り込みを意識したものだった。大阪府・市で実行した行財政改革や子育て支援策の拡充をアピールしつつ、岸田政権については「分配としか言わない。改革という文字が消えたのは残念でならない」などと批判した。

 維新の小選挙区での結果は、大阪府では公明候補がいる4選挙区を除く15選挙区に擁立して全勝し、兵庫県でも1勝した。前回は大阪府の3議席だけだった。

 さらに、11ある比例区のうち北海道を除く10ブロックで25議席を獲得。内訳は近畿が10で最も多く、南関東が3、北関東、東京、東海、九州が各2と続いた。得票数は805万票(得票率14・0%)で、自民党、立憲民主党に次いで3番目に多かった。

 前回は近畿が5、南関東、東海、九州が各1で、得票数は339万票(同6・1%)。今回は議席数が3・1倍、得票数が2・4倍に伸び、全国に支持を広げたことになる。東京での得票数は4・3倍の86万票にのぼった。

 維新は獲得議席の最低ラインについて、衆院で予算を伴わない法案を提出できる21議席と設定していた。これを大きく上回る41議席を得たが、松井氏は全国的な支持を固めていくには「基礎体力がまだまだ不足している」との認識を示す。今後の活動について「選挙に魔法の杖はない。大勢の人に維新の政策を直接分かりやすく伝えるには、地方議員を増やすしかない」とする。(本多由佳、久保田侑暉)

朝日新聞社

4104チバQ:2021/11/04(木) 14:07:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ca55f50b24518704ea9065863bab6733a7d2877
ベテラン議員が涙のむ 自民も野党も時代に乗り切れなかった衆院選
11/4(木) 12:00配信

Forbes JAPAN
Photo by Behrouz Mehri/AFP//Pool/Anadolu Agency via Getty Images

10月31日に投開票された衆院選は、自民党が絶対安定多数の261議席を獲得して終わった。翌11月1日に行われた自民党役員会は、そんな選挙結果とは対照的な空気が流れたという。出席者の1人は「(選挙区で敗北した)甘利さん(明幹事長)が気の毒で、目を合わせられなかったよ」と語る。甘利氏は司会役として役員会を仕切ったものの、視線を落とす場面が目立ち、落胆ぶりがはっきりと伝わってきたという。

自民党幹部の1人は今回の選挙結果について「与野党関係なく、世論が政治家の世代交代を求めたということだろう」と語る。確かに、比例復活の有無はともかく、甘利氏(神奈川13区・当選13回)のほか、自民党の石原伸晃氏(東京8区・当選8回)、野田毅氏(熊本2区・当選16回)、立憲民主党の小沢一郎氏(岩手3区・当選18回)、中村喜四郎氏(茨城7区・当選15回)ら、与野党関係なく、ベテラン議員が選挙区で次々に敗退した。

メディアはこうしたベテラン政治家に対する逆風について「地元後援会の高齢化」「スキャンダルの影響」などと分析している。こうした原因に加え、この党幹部が選挙戦で感じたのは「選挙の世代交代」だったという。昔の典型的な「手堅い選挙」とは、選挙区の有力者たち、地元企業や商店会、町内会らの幹部を通じて支持を訴えるやり方だった。駅前や商店街などでの遊説よりも、こうした組織回りに重点を置く候補も多かった。社会の人間関係が濃かった時代は絶大な効果を発揮した。

ところが、最近の選挙ではこの伝統的な手法が通用しにくくなっているという。ある自民党幹部は選挙戦で、地方の新幹線停車駅から車で1時間半ほど離れた山間部の事業所を訪れた。そこで、応援演説を敢行したものの、事業所の全員が熱心に聞き入るといった雰囲気には程遠かったという。「昔なら、社長の号令一下、全社員が集まって熱心に拍手してくれたものだ。今は、手の空いている人がいたらお願いします、という程度で、熱気なんか感じられなかった」と話す。野党の組合頼みの選挙戦にも、同じ現象が起きているという。

これに対し、都市部を中心に、選挙戦で圧倒的な勝利を収めた政治家に共通しているのが、ツイッターによる強力な発信力だという。確かに、神奈川15区で次点の4倍以上の得票を上げた河野太郎氏(自民党)はツイッターのフォロワーが240万以上、東京4区で次点にダブルスコアで圧勝した平将明氏(同)は同8.7万だ。自民党幹部は「もちろん、フォロワーが選挙区に住んでいるとは限らない。現実の世界の有力者をうまくフォロワーに取り込めば、選挙戦で絶大な効果を発揮する」と語る。

4105チバQ:2021/11/04(木) 14:07:26

ツイッター政治の帰結
自民党で、ツイッター効果を知らない議員はいない。ただ、これを使いこなすためには、「割り切り」と「根気」が必要になるという。自民党幹部は「秘書なんかに任せていたらダメ。発信するだけで、返信しないのもダメ。乱暴な言葉でもいいから、どんどんコメントしていかないと、フォロワーは増えない」と語る。コメントは「乱暴」とも思えるような言葉でも構わないという。この幹部は「むしろ、炎上した方がフォロワーも増える。悪名は無名に勝るだよ」と話す。そして、マメにコメントする根気が必要だ。「本会議でツイートしてたら、注意されちゃう。ツイッターをうまく使っている議員らは皆、移動の時間や会議を待つ時間など隙間の時間ができたら、すぐツイートしている」という。

「ツイッター政治」を展開し、政治家がフォロワーに返信することで、明らかに有権者の政治への参加意識が強まるという。55年体制のころは、「資本主義か社会主義か」「改憲か護憲か」というわかりやすい対立軸があったが、今回の立憲民主党や共産党の退潮に見られるように、従来の対立軸では有権者に十分アピールできなくなっている。その一方、ツイッターは基本的に投稿文字数が140字に限られているため、直感的なフレーズに傾きがちだという。自民党幹部は「複雑な利害関係を整理し、判断するのが政治家の仕事だ。ツイッターに頼りすぎると、政治が乱暴になる気がする」と語る。

今回の選挙戦で勝利した自民党も、この「世代交代」の要求を十分受け止めているとは言い難い。有権者に絶大な人気を誇る河野太郎氏は先日の自民党総裁選で、岸田文雄首相に敗れた。河野氏は総裁戦後、党広報本部長に就任した。いわば、「ヒラ役員」という位置づけで、総裁選で自分よりも票数で下回った高市早苗氏が党4役の党政調会長に就任したこととは対照的だ。河野氏を支持した議員らからは当時、「(格下の)広報本部長なんて受けちゃダメだ」という声が上がったという。自民党幹部は、それでも河野氏が広報本部長への就任を受け入れた背景について、「派閥トップの麻生太郎党副総裁から、一匹狼のようなやり方では、絶対に総理になれないと言われたようだ。河野氏も、現実の世界で汗をかいて、自分を支持してくれる人間を増やす必要があると思ったのだろう。自民党がそれだけ古臭い体質だということだよ」と語る。

「政治家の世代交代」「選挙の世代交代」を求めた有権者の動きを、自民党ですらまだ受け止め切れていない。

牧野 愛博

4106チバQ:2021/11/04(木) 15:34:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f1e679e2ea224abef6094d5b6feca64af6d5a87
国民、野党国対の枠組み離脱へ 維新との連携念頭
11/4(木) 13:09配信
共同通信
 国民民主党は4日、これまで参加していた野党国対委員長会談の枠組みから離脱する方針を決めた。立憲民主、共産両党などの野党とは一線を画し、政策提言を中心とする独自路線を目指す。政権と是々非々の立場を取る日本維新の会との連携が念頭にあるとみられる。

 国民民主は、立民、共産両党と国対委員長会談を定期的に開き、国会運営に当たってきた。しかし国民幹部は、衆院選で国民前職がいる小選挙区に共産党が候補者を立てたことを問題視。「共産が参加する枠組みにはいられない」としている。維新が議員報酬の削減に向け国民との連携に意欲を示しており、足並みをそろえる狙いもありそうだ。

4107チバQ:2021/11/04(木) 15:52:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3097a36db6455b5e517f76d0b68034a5d65a97a
女性候補全国一の宮城 33歳「性別より政策を」 感じた時代錯誤
11/4(木) 10:39配信

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毎日新聞
衆院選公示直前、自民党総裁として女性有権者の声を聴いた岸田文雄首相(下段中央)と、5区候補の森下千里氏(同右)。その受け皿にもなる女性候補者を増やすことはできるのか=宮城県石巻市で2021年10月16日、百武信幸撮影

 47・1%。今回の衆院選で宮城県内6選挙区に立候補した17人に占める女性(8人)の割合は、10人以上が立候補した都道府県では最も高く、わずか17・7%と足踏みした全国平均を大きく上回った。女性候補の増加は有権者の選択肢の幅を広げ、国会が抱えるジェンダーギャップ(男女格差)解消に向けた第一歩となるだけに誇れる数字だが、この流れを続けるには、依然、大きな壁がある。

 県内選挙区の女性候補数は政党別で立憲3▽自民、共産、維新、N党、無所属各1人。

 「この世界に入って『女性』『若い』と初めて言われた」。選挙初挑戦の立憲3区、大野園子氏は候補者最若手の33歳。9月の集会で、会社員時代にはあり得なかった政治の世界の「時代遅れの感覚」を率直に語った。

 国会はジェンダー平等が遅れに遅れている。第5次男女共同参画基本計画は、国会議員の女性候補者の比率を2025年までに35%にする目標を掲げるが、今回の衆院選では17・7%と約半分。政党別では自民9・8%▽立憲18・3%▽公明7・6%▽共産35・4%▽維新14・6%――などだった。

 選挙活動で、自分が好きな「アクアマリン」(青緑色)をイメージカラーにした大野氏。選挙戦を振り返り、「選挙に出る女性は、周囲からどう見られようと我を通さなければできない。現実的な人は立候補しない」。再挑戦するつもりだが「性別よりも政策で選ばれる社会に」と望む。

 一方、自民唯一の女性候補の5区の森下千里氏は「やわらかいイメージ」としてたすきもズボンも、髪を束ねるシュシュもピンクで統一し「女性らしさ」を前面に。高市早苗政調会長や三原じゅん子参院議員ら女性幹部が次々来援。陣営幹部は「女性の時代を演出した」と明かす。森下氏は「選択的夫婦別姓」に県内女性候補で唯一反対する保守的な立場で、相手陣営からは「中年男性受けを狙っている」との指摘もあった。ただ出口調査では「多様性」に敏感な20〜30代に浸透し、6万票あまりを集めた。

 女性比率を高める「クオータ制」導入などを提言する辻村みよ子・東北大名誉教授(憲法学)は、47・1%の数字に「女性が政治に参加する機運を高め、後に続くロールモデル(手本)になる」と評価。仙台市で2代続く女性市長の存在や、東日本大震災の避難所運営の課題などを通じ、女性の視点を持つリーダーの必要性を感じる人が多い点を挙げた。

 ただ、比例復活を含めて当選した女性は2人。辻村教授は与党の女性候補が少ない点を問題視し、地方議会から増やし裾野を広げるほか「定年制を設け、引退する人の後任は女性にするなど、改革が必要だ」と指摘する。

 女性3人と男性1人が争った1区。激戦を制した自民の土井亨氏の陣営からは「女性支持票が割れてくれた」と喜ぶ声も聞かれたが、敗れた岡本章子氏はその見方を否定。「時代的には非常に画期的だ。男女のどちらを選ぶかではなく、女性の中でも誰がいいのか、一人一人をみてもらう選挙にできた」と強調。岡本氏は比例復活当選した。

 35%目標まで残り4年。来年に参院選も控えるが、今後の候補者の顔ぶれに、政党の「本気度」が試される。【衆院選取材班】

4108チバQ:2021/11/04(木) 16:06:59
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000233899.html
新外務大臣に林元文科大臣検討 小野寺氏を推す声も
[2021/11/02 12:00]
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https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000233899.html



 岸田総理大臣が自民党の幹事長に内定した茂木外務大臣の後任に、林芳正元文部科学大臣の起用を検討していることが分かりました。

 林氏は、参議院議員からくら替えし、先月31日の衆議院選挙で山口3区で当選しました。

 岸田総理が率いる派閥の幹部を務めています。

 ただ、林氏の起用を巡っては、くら替えしたばかりであることから、党内からは、「まだ早い」など慎重な意見も出ていて、同じ岸田派の小野寺元防衛大臣を推す声も上がっています。

 来週10日に召集される特別国会で、総理大臣指名選挙を行った後、第2次岸田内閣が発足します。

 そのため、10日までは岸田総理が外務大臣を兼務する方針です。

4109チバQ:2021/11/04(木) 16:48:28
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/606979?rct=n_representatives
道内維新、比例議席逃す 宗男氏頼み不発 共産もゼロ
11/01 23:47 更新
 10月31日投開票の衆院選比例代表道ブロック(定数8)で、日本維新の会と共産党は得票がそれぞれ21万5千票、20万7千票と伸び悩み、目標の1議席に届かなかった。全国的には躍進した維新だが、党道総支部と地域政党・新党大地の代表を兼ねる鈴木宗男参院議員頼みの選挙戦が実らず、共産は立憲民主党との候補者調整で独自候補を取り下げた末、悲願の議席奪還を逃した。共に戦略の見直しを迫られる結果となった。

 道内の比例獲得議席は自民4、立憲3、公明1。維新、共産両党は「8議席目」を狙い目標を25万〜30万票に据えたが及ばなかった。

 維新は2019年参院選で鈴木氏が比例代表で当選してから挑む初めての衆院選。05、09年の衆院選比例代表道ブロックで大地として43万票を得た鈴木氏の集票力が頼りだった。道1〜3区に男性の新人1人ずつを擁立し、鈴木氏も前面に立って選挙戦を展開したが、比例票は自民の4議席目に割り振られる票数に481票及ばなかった。

 当初は女性の擁立を模索したが不調に終わり、最終的に候補を発表したのは公示11日前。鈴木氏は「判断ミスだった」と出遅れを認める。大地が一部の自民、公明候補を推薦した結果、比例票が与党に流れた可能性もある。大地関係者は「支援者は高齢化して減りつつあり、鈴木氏の維新入党を不満に感じて離れた人もいる」と話し、鈴木氏の求心力低下を指摘する。

 共産は14年衆院選で比例票30万票を得て14年ぶりに1議席を獲得したが、17年の前回、7万票減らして議席を手放した。党道委員会は議席奪還を「最重要課題」とし、2年前に畠山和也氏を比例単独候補に決めて全道で浸透を図った。

 ただ、比例票掘り起こしの鍵となる小選挙区候補者を、立憲との候補者調整の末に選挙区を譲る形で前回より1人少ない3人に絞った。調整が終わったのは公示6日前。党道委員会の青山慶二委員長は「野党共闘の形が早くに決まらず有権者に共闘の本気度が伝わらなかった」と悔やむ。票数は17年よりさらに2万3千票減り、支持者には共産側に直接的なメリットが少ない共闘への不満がくすぶる。道委幹部は「小選挙区の擁立候補を増やす必要があるかもしれない」と戦略見直しを口にした。(小宮実秋、岩崎あんり)

4110チバQ:2021/11/04(木) 16:49:12
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/606998?rct=n_representatives
<激戦次章へ 衆院選を終えて>上 自民道連、弱まる政治力
11/03 08:08 更新
小選挙区で公示前よりも議席増となり、手応えを強調する自民党道連の伊東会長(中央)と高橋会長代行(左)ら=1日午前1時30分、札幌市中央区の自民党道連開票センター(阿部裕貴撮影)
小選挙区で公示前よりも議席増となり、手応えを強調する自民党道連の伊東会長(中央)と高橋会長代行(左)ら=1日午前1時30分、札幌市中央区の自民党道連開票センター(阿部裕貴撮影)
 「これで道内で与党過半数が取れた。万歳したい気分だ」。1日午前1時半ごろ、札幌市中央区の自民党道連の衆院選開票センターで伊東良孝会長は与党が道内12小選挙区のうち7議席を獲得し満足げに話した。

 直前には道10区(空知、留萌管内)の激戦を制した公明党の稲津久氏も同センターを訪問。伊東氏らと「与党勝利」を喜び合った。

 だが、内実は優勢とみていた複数選挙区での想定外の接戦に加え、自公協力に亀裂が生じかねない不安要素を抱えての苦しい戦いだった。特に同じ10区が地盤で、稲津氏に選挙区を譲る代わりに異例の4回連続の自民比例代表道ブロック単独上位で優遇された渡辺孝一氏を巡る問題は、道連を最後まで揺さぶった。

 公示前、自公協力を理由に毎回比例優遇されてきた渡辺氏に対する不満が他の選挙区から渦巻いていた。複数の国会議員は自民党幹部に水面下で優遇しないよう要望。だが党本部は公明側の強い働きかけもあり、渡辺氏を単独2位にした。

■中央の言いなり

 道内からの異論を党本部が封じ込め選挙戦に突入したため、10区以外の接戦区の陣営は反発。選挙期間中の情勢調査などで稲津氏の劣勢が伝えられると「稲津氏が負ければ渡辺氏は議員を辞職すべきだ」との声が複数から上がった。

 道内自民内では稲津氏の勝利に加え比例4議席を得たため、渡辺氏への批判は当面弱まりそうだ。だが道連が中央との調整役を果たせなかった事実は「司令塔不在」を浮き彫りにした。

 鶏卵業者からの現金受領疑惑で昨年12月に道連会長を辞任した吉川貴盛元農水相=収賄罪で公判中=は、過去の選挙では政権幹部として地元調整に積極的に関与した。今年5月に会長に就いた伊東氏や会長代行の高橋はるみ氏は党中枢との連携が見えづらく、渡辺氏の処遇も党本部に委ねた。

 こうした政治力の低下は混乱も招いた。「どうして3区(札幌市白石、豊平、清田区)と5区(同市厚別区、石狩管内)が重点区なんだ」。選挙戦終盤、党本部がテコ入れする道内「重点区」に両選挙区を選んだことが伝わると、道連幹部は周囲に不満をぶつけた。

 選挙戦終盤では情勢調査などで3、4区(同市手稲区、西区の一部、後志管内)の接戦が伝えられ、当初劣勢とされた1区(札幌市中央区、南区、西区と北区の一部)、9区(胆振、日高管内)も改善の兆しが見えなかった。党本部判断は「重点区以外の接戦区を見捨てた」という臆測として各陣営に広がった。

 伊東氏は小選挙区の大勢判明後、記者団に「9区、4区、1区とか重点区にしてもらいたいところはいっぱいあった」と振り返った。これに対し国会議員の一人は、伊東氏や高橋氏は党本部に重点区の変更や追加を求めようとしなかったとし「党本部から何も勝ち取れなかった」と批判する。

■不満解消できず

 選挙結果だけをみると、道連は公示前より議席を増やしたが、内部のしこりを解消し切れず、中央との交渉もおぼつかない上で接戦を何とか乗り切った「薄氷の勝利」とも言える。

 道連は今月、来夏の参院選に向け、道選挙区の改選数3に対し現職に続く2人目の公募を始める。2016年の前回改選期では知名度の高い現職に票が偏り新人が落選した。組織の結束力、指導力が試される戦いを控え、道連は早くも重い課題を突きつけられている。(村田亮、藤本卓郎)



 与野党が激戦を繰り広げた道内の衆院選から、今後の道内政治を展望する。(2回連載します)

【関連記事】

4111チバQ:2021/11/04(木) 16:49:59
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/607405?kk
<激戦次章へ 衆院選を終えて>下 細る立憲 共闘生かせず
11/03 08:07 更新
投開票から一夜明け、街頭で言葉を交わす立憲民主党道連の逢坂誠二代表(右)と荒井優氏(中央)、道下大樹氏=1日、札幌市中央区(中本翔撮影)
投開票から一夜明け、街頭で言葉を交わす立憲民主党道連の逢坂誠二代表(右)と荒井優氏(中央)、道下大樹氏=1日、札幌市中央区(中本翔撮影)
 「仕方がない。枝野(幸男)体制は同じ顔ぶれが続き、切れ味がなくなった」。立憲民主党道連の逢坂誠二代表は2日、枝野代表が衆院選敗北の責任を取って辞意を表明したことについて、取材に対し、やむを得ないとの認識を示した。

■もう「王国」でない

 道内で野党が議席を獲得したのは、立憲の8議席のみ。野党勢力は公示前から2議席減った。かつて、立憲の源流である民主党の「王国」と言われた道内だが、「もはや『王国』とは呼べない」(道連関係者)との声が漏れる。

 立憲は今回、道内全12小選挙区に候補を立て、共産党がこのうち9選挙区で候補を立てず共闘した。だが、勝利したのは5選挙区。最終盤に共産が候補を取り下げた道3区(札幌市白石、豊平、清田区)、4区(同市手稲区、西区の一部、後志管内)、9区(胆振、日高管内)の3選挙区も1勝2敗と負け越した。

 投開票翌日の1日朝、立憲道連幹部と共産道委員会幹部は電話で話したが、会話は1分程度で「お疲れさまでした」のあいさつだけ。敗北の傷は深い。

 それでも両党幹部は「一本化は一定程度の効果があった」と声をそろえる。3、4区は競り負けたものの「一本化がなければ接戦に持ち込むことすらできなかった」(立憲道連幹部)。連合本部は共産との共闘に批判的だが、道内労組関係者も「保守票離反を招くマイナス以上に利点のほうが大きかった」と話す。

 一定の共闘効果がありながら、なぜ勝てなかったのか―。浮き彫りになるのは立憲の足腰の弱さだ。

 旧民主党は支持基盤の労組票に、自民党に批判的な無党派層の票を上乗せするのが「勝ちパターン」だった。だが、今回は与党との事実上の一騎打ちで競り負けるケースが目立った。

■「受け皿」になれず

 「民意の変化をつかみ切れなかった」。立憲道連関係者は戦略の甘さを悔やむ。立憲は新型コロナウイルス対応が後手に回った自公政権への不満が充満しているとみて「政治を変えよう」と訴えたが、道内でも感染は下火になり、立憲は自公政権批判票の「受け皿」になりきれなかった。

 アベノミクスによる格差拡大を問題視し、「1億総中流社会の復活」を掲げ所得再分配を前面に打ち出す戦略も、岸田文雄首相が「成長と分配」を訴えたため、政権との違いを示せなかった。

 さらに深刻なのが、人材不足と支持基盤の弱体化だ。枝野氏は衆院解散以降、2度道内入りしたが、陣営からは「党首が来た割に盛り上がらない。かといって他に来てほしい幹部もいない」との嘆きが漏れた。道内では旧民主党を支えた横路孝弘元衆院議長らのような重鎮も見当たらない。

 北海道新聞社の出口調査を年代別にみると、10〜30代の比例代表投票先は自民が40%前後だったのに対し、立憲は半分以下の15〜17%にとどまる。道内の党員・サポーターは約8千人で、旧民主党時代のピーク時の半分以下に減少した。

 比例代表道ブロックは立憲が前回から3万票減らし、自民は8万票以上積み増した。立憲道連幹部は「今回は敗因がさまざまあり、分析に1カ月はかかるだろう」と話す。

 立憲は来年夏の参院選道選挙区(改選数3)で2人を擁立する方針だが、短期間で人心を一新し、戦略や政策、支持基盤を立て直すのは至難の業だ。遠のく政権の座を視野に入れるには「王国」と呼ばれた道内での復活が欠かせない。衆院選で掲げた「変えよう」という合言葉はいま、自らに向けられている。(内藤景太、岩崎あんり)

4112チバQ:2021/11/04(木) 16:57:17
https://www.yamagata-np.jp/news/202111/02/kj_2021110200028.php
戦いの足跡〜検証・2021県内衆院選(1) 3議席独占の自民、地道な「どぶ板」が奏功
2021/11/2 08:57

岸田文雄首相(右から3人目)らと共にボードに当選のバラを付ける遠藤利明氏(左)。県内の小選挙区では自民が3議席を独占した=東京・永田町の自民党本部
 任期満了(10月21日)をまたぐ4年ぶりの衆院選。前政権の支持率低迷に苦しんだ与党は新政権を立て、野党は共闘態勢で挑んだ。自民は公示前議席より減らしたものの、政権批判のうねりは起きず、県内3小選挙区で全議席を死守した。衆院解散から投開票まで17日間という戦後最短の戦いを検証する。(文中敬称略)

 投票箱が閉じられた31日午後8時。その直後、県内3小選挙区に出馬した自民党前職の「当選確実」が一斉に報じられた。米沢市内に集まった鈴木憲和(県2区)陣営は歓声に沸いた。支援者の輪に飛び込んだ鈴木は「午後8時に当確をもらったのは初めて」と勝利をかみしめた。

■政権批判

 新型コロナウイルスへの対応などを巡り、菅政権末期は内閣支持率が低迷した。首相菅義偉が任期満了での辞任を表明し、総裁に就いた岸田文雄は総選挙の勝敗ラインを「与党で過半数(233)」と語った。額面通りに受け止めれば、自公で80議席近く減らす予防線。森友・加計(かけ)学園問題など政権批判の声がくすぶり続け、県内の有権者からは「自民を支持してきたが、安倍政権の横暴ぶりを見て今回はパス」「緊張感を持つよう野党を肉薄させたい」との声も漏れた。

 野党共闘が実現した県1、2区は一騎打ちの構図。県1区で独自候補を取り下げた共産党の動きは「想定内」(遠藤利明、県1区)だったが、激戦の観測も流れた。党選対委員長に就き、党務で選挙区を離れた遠藤だったが、運動期間中に2度帰県。終盤の27日は急きょ、上山市の個人演説会に駆け付けた。「単純に見れば、共産約1万5千票が相手に上乗せされる。脅威だ」。危機感をあらわにした。

 加藤鮎子(県3区)の選対幹部はマイクを握り「今の自民でいいとは思わないが、野党に何ができるか。インフラ整備も冬の時代を迎えてしまう」と有権者に訴えた。足元がぐらついていた地元の鶴岡・田川の後援組織を締め直し、勝敗の鍵とにらんだ新庄・最上を練り歩いた。「首長や県議、市町村議の後押しが大きな支えになった」と加藤は振り返る。

 コロナ下のため、3陣営とも大規模集会に閣僚級を投入し、熱気を高めて陣営を鼓舞する従来の運動は控えた。その戦術が奏功した。大きな追い風も吹かなかったが、政権批判のうねりが小さくなりなぎ状態となったことで、相手候補への批判票の流れも緩やかになった。

■無風状態

 代わって取った運動は、自民本来の「どぶ板」。大物弁士の代わりに、地元の首長や議員が地域とのつながりを示し、地道に街頭活動を重ねて徹底した支持基盤固めに汗をかいた。鈴木は「個人演説会を街頭演説に切り替え、各地で細かく行った成果」と強調。遠藤陣営は「結果的に無風状態になり、政権批判の高まりを抑えられた。風はどちらにも吹かず、純粋な政策論争となった」と語る。

 自民が今回獲得した議席数は261。公示前より15減らしたが、全常任委員長ポストを押さえ、過半数の委員を送り込める絶対安定多数に単独で達した。県内3小選挙区は2014年、17年に続き3回連続で全議席を獲得した。

 県1〜3区で自民は、いずれも前回の得票数を上回った。だが、鈴木陣営の幹部に有権者の自民への積極的な支持との手応えはなく「雲をつかむような戦いだった」とつぶやく。投開票から一夜明け、遠藤は語った。「政策を着実に実行し、有権者の期待と信頼に応えなければならない」

4113チバQ:2021/11/04(木) 16:57:41
https://www.yamagata-np.jp/news/202111/03/kj_2021110300059.php
戦いの足跡〜検証・2021県内衆院選(2) 野党共闘効果出ず、岐路に立つ「5者会議」
2021/11/3 13:06

5者会議メンバーと共に出馬会見に臨む原田和広氏(右から2人目)。野党共闘は実現したが、効果は限定的だった=7月、山形市・大手門パルズ
 県内野党勢力は政権交代を掲げ、県1、2区で候補者を一本化した。非自民支持層を分散させずに集約し、政権批判の声を高めて追い風にする―。野党関係者は自民、公明の組織力に対抗できると踏んだ。だが、結果は大差での惨敗。比例復活にも届かず、共闘の効果は生まれなかった。

■連合に配慮

 「野党共闘というより、立憲民主党の選挙でしかなかった」。比例復活の望みも断たれ、県1区の立民新人・原田和広の陣営幹部は嘆いた。野党再編後の2018年に発足した県組織は「党名はあっても組織はない」(立民県連幹部)。地域に根を張る支部組織を持たず、国政選挙は他党との連動が不可欠。頼みの綱だった旧民主系は立民、国民民主に分裂し、援軍のない戦いを余儀なくされた。

 県2区の国民新人・加藤健一陣営も結束力不足に悩まされた。中央で立民や共産など野党4党は共通政策を結んだが、国民は距離を取った。「中央とのねじれ」は県内で表面化し「一緒に運動していいのか」との声も陣営内からこぼれた。内部にあつれきも生じた。

 共闘は公示前から揺らいでいた。立民、国民や連合山形などでつくる「5者会議」は参院選や知事選で結束し、結果を出してきた。衆院選でも県1区に原田、県2区に加藤を立て、陣容を整えた。だが、県1区に独自候補を擁立していた共産との候補者一本化は、「5者会議」ではなく立民、国民、共産、新社会の「県内4野党」の合意とされた。背景にあったのは共産に距離を置く連合山形への配慮。「山形方式」とも呼ばれ、県内で野党結束の象徴と自負する「5者会議」は存在感を消した。

 共闘の枠組みが曖昧なまま、各陣営が個別の政党や組織を中心に運動を展開した。連合山形傘下の産業別労組は立民、国民の支持に分かれ、県1区の立民、県2区の国民に分散。原田を支援した労組幹部は「立民と国民がそれぞれ(の陣営で)運動しているだけ。共闘は崩れた」と漏らした。

■後悔と不満

 県3区は県内小選挙区で唯一、非自民系の候補者調整が実現しなかった。共産・梅木威、無所属・阿部ひとみの新人2人が出馬。阿部は「もらえる支援は何でもほしい」と5者会議に支援を求め、共産との連携も探ったが、「5者会議」は県内4野党間の合意を踏まえて自主投票を選択。梅木側は「野党共闘の政策を掲げているのはこちらだ」と組織の結束を強めた。

 受け皿ができなかった非自民票の行方は混沌(こんとん)とした。公示1カ月前の阿部の出馬表明で安泰ムードが一転した自民は運動量を急速に増やし、リードをさらに広げた。阿部陣営は「共産と連携できれば、それなりに戦えたかもしれない」と悔やみ、県1区で候補者を下ろした共産の梅木陣営は「5者会議は何のためにあるのか」と不満を募らせた。

 今回の総選挙は、全国200を超える小選挙区で候補者が一本化された。与野党対決の構図の中、共闘に応じなかった日本維新の会は議席3倍超と躍進。積極的に進めた立民と共産は議席を減らした。立民は比例票も伸びず、党執行部の進退論に発展した。

 県内野党の代表らは「対立軸を示すことはできた」と口にするが、選挙前の期待感にはほど遠い結果に言葉も少ない。全国モデルと自称してきた「5者会議」による共闘路線は岐路に立たされた。(文中敬称略)

4114チバQ:2021/11/04(木) 17:03:52
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140813?rct=chb_shu21
<民意のゆくえ>自民県連「痛み最小限」 逆風の中、ベテラン苦戦 新人の快勝「2人分の活躍」
2021年11月4日 07時12分
前職が不祥事で離党した13区で初当選した新人の松本尚さん(左)。選挙期間中、今井絵理子参院議員も応援に駆け付けた=10月26日、印西市で
前職が不祥事で離党した13区で初当選した新人の松本尚さん(左)。選挙期間中、今井絵理子参院議員も応援に駆け付けた=10月26日、印西市で

 衆院選から一夜明けた一日、自民党の重鎮県議は「ダメージを最小限に抑えた。政権への不満で逆風も少し吹く中、勝ち切れない立民に助けられた」と安堵(あんど)の表情だった。小選挙区で九勝四敗(前回十二勝一敗)も、三議席は比例復活で議席数自体は解散前から一減の十二を堅持。「10区の勝ちが大きい。あれがひっくり返されていたら、県連として負けたという雰囲気だった」と打ち明けた。
 新型コロナウイルスや政治とカネの問題など、自民の政権運営能力が問われた選挙だった。「安倍首相が途中で辞めて菅政権になり、新型コロナの問題が出てきた。政権に対する不満は潜在的にあり、安倍さんを巡るいろんな問題に対する有権者の批判は根強く残っていたのでは」。自民党県連の浜田靖一会長は今回の苦戦をこう分析した。
 保守王国・千葉の天下分け目となったのは10区。林幹雄さんは、党内規の「比例七十三歳定年制」で比例重複できず、負ければ政治生命の危機だった。後援会の一部が立民候補に移る異例の事態を招き、選挙区内に怪文書も流れた。林さんの落選運動を掲げる諸派新人も参戦。選挙戦終盤、林さんの支援者からも「今回は相手の勝ちだろう」と半ば諦めの声が聞かれていた。約二千八百票差での勝利に、浜田会長は「かなり心配していた。林さんが踏みとどまってくれたのは大きな勝利」と評価した。
 同じベテランで8区の桜田義孝さんは落下傘候補の立民新人に敗れた。惜敗率60・3%で、13区で敗れて復活できなかった立民前職の79・5%と比べて開きがあったが比例復活の最終議席に滑り込んだ。県内政界関係者は「立民は共産と組んだ弊害が比例に表れ、助けられた」と評した。
 一方で光明もあった。13区は前職が不祥事で離党。今回、県内小選挙区で唯一の新人候補だった医師の松本尚さんが快勝した。立民の前職と、首長経験者の維新の新人候補に比例復活を許さなかった。
 自民県連幹部は「比例復活も阻み二人分の活躍をしてくれた」と喜んだ。選挙スタッフの一人は「コロナ禍で医師の肩書は強い。九月までは苦戦気味も公示前から手応えが出てきた。不祥事を切り離して一人の候補者として評価してもらった」と分析した。
 来夏には参院選を控える。当選したある自民前職は「次の衆院選は四年後ということはまずない。常在戦場だ」。戦いは既に始まっている。(中谷秀樹)=おわり

4115チバQ:2021/11/04(木) 17:04:12
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140644?rct=chb_shu21
<民意のゆくえ> 立共の共闘は「同床異夢」 「結果だけ見れば惨敗だ」 維新躍進で比例伸びず
2021年11月3日 07時06分
野党統一候補として小選挙区で勝利した奥野総一郎さん(中央)=四街道市内で
野党統一候補として小選挙区で勝利した奥野総一郎さん(中央)=四街道市内で

 「共産は共産で動き、立民は立民で動いた。要するに選挙区調整がうまくいったと言うこと」。9区で自民党の前職との一騎打ちを制した立憲民主党の奥野総一郎さんは野党統一候補について評価した。一方で「もう少し取れてもおかしくなかった。政権を目指すのなら半分は取らないと」と結果について物足りなさを口にした。別の陣営関係者からは「結果だけ見れば惨敗だ」との声も聞かれた。
 今回の衆院選では立憲民主党、共産党、れいわ新選組など野党が候補者調整を行い、十選挙区で競合を回避した。「野党共闘」とも称されたが、選挙戦では同じ会場で互いを応援演説する場面はあまり見られなかった。連合千葉の関係者は「組合員の中には『共産党と一緒では支援できない』という声も多い。選挙戦では各陣営とも非常に気を使ってくれた印象だ」と話した。
 今回、共闘が機能したと言える9区では、野党統一候補として奥野さんは約十万七千票を獲得して勝利した。共産候補が出馬した前回は奥野さんが約七万六千票、共産候補が約二万八千票。今回、共産支持層の票数が上乗せされたことが、勝利につながったとみられる。
 一方で、野党は比例代表で得票を伸ばせなかった。県内の比例得票は立民が約六十万九千票と前回から約二万四千票の上積みにとどまり、共産が約七千票減らしたのに対し、自民は九万九千票増やした。また、日本維新の会は、約十万票だった前回から約三十万九千票と大幅に増やした。
 共産党の小倉忠平県委員長は野党共闘を肯定的にとらえつつ、「大きな制約だった」と漏らす。今後の野党共闘のあり方について、「自公政権に対する受け皿として意義を感じた。今後も強めていきたい」と前向きにとらえる。
 だが、立民陣営の関係者は複雑な思いを明かす。「野党統一候補の擁立は自公政権打破と政権交代という共通目標のため。共産のバックアップはありがたいが、立民支持層の中には共産党のイメージから敬遠する人もいる。『共闘』という言葉すら使いたくないのが本音」
 連合千葉の永富博之会長は小選挙区での勝利を評価しつつ、「立民も共産におんぶに抱っこではなく、確固たることをやっていかないといけない」と注文を付けた。(山口登史)
     ◇
 十月三十一日投開票の衆院選は、小選挙区で前回十二選挙区で勝利した自民党が九議席に減らし、立憲民主党が四議席を獲得した。だが、比例復活を含めた議席数は、公示前と比べ、自民が十二と一つ減らし、立民は七から五と二つ減らした。候補者一本化を進めた野党が十分な議席を得ることができず、ベテランを中心に与党が苦戦を強いられた要因はどこにあるのか。上下二回に分けて検証する。

4116チバQ:2021/11/04(木) 17:05:07
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140485?rct=ibr_shu21
国民候補応援 茨城県知事に「待った」 自民県連幹部の意向で中止に
2021年11月2日 12時17分
大井川知事の応援演説を告知するバナー広告(浅野哲氏の公式ツイッターから)
大井川知事の応援演説を告知するバナー広告(浅野哲氏の公式ツイッターから)

 衆院選の茨城5区をめぐり、選挙戦最終日の三十日、国民民主党前職の浅野哲(さとし)氏陣営が予定していた大井川和彦知事の応援演説が、一部の自民党県連幹部の制止で「ドタキャン」される一幕があった。
 浅野氏陣営の関係者の話では、国民県連が玉木雄一郎党代表との街頭演説会を大井川氏に要請。大井川氏は快諾し、会員制交流サイト(SNS)などで開催が告知された。国民が九月の知事選で大井川氏を推薦した経緯もあり、自民前職の石川昭政氏陣営は特に問題視していなかった。
 ところが、直前になって知事の不参加が決定。複数の自民県議によると、野党候補の応援でマイクを握ることに一部の県連幹部が強く反発したという。
 石川氏陣営は大井川氏に応援の要請自体をしていないといい、国民県連幹部は「呼びもしないでそれはない」と不満を口にした。
 当日の演説会場では、大井川氏の手紙が代読された。大井川氏は不参加をわびた上で、「これは、浅野哲候補の勢いがいかに強いかを示すものであろうと考えます」と自民からの横やりを示唆。浅野氏を「私のふるさと、日立市や茨城県にとってなくてはならない政治家」と持ち上げた。
 演説会に出席した連合茨城の内山裕(ゆたか)会長は「いろいろな事情があるのだろうが、良いメッセージはくれた」と話していた。
 5区は、浅野氏が石川氏に約七千五百票差で勝利し、石川氏は比例で復活当選した。(保坂千裕)

4117チバQ:2021/11/04(木) 17:05:56
https://www.chunichi.co.jp/article/358434?rct=siz_shu21
検証 衆院選しずおか<上> 「共闘」揺れる立民
2021年11月2日 05時00分 (11月2日 09時49分更新)
参院静岡選挙区補欠選挙の応援に訪れ支援者に手を振る(左から)国民民主党の玉木雄一郎代表、連合の芳野友子会長、立憲民主党の枝野幸男代表=22日夜、静岡市清水区のJR清水駅前で
参院静岡選挙区補欠選挙の応援に訪れ支援者に手を振る(左から)国民民主党の玉木雄一郎代表、連合の芳野友子会長、立憲民主党の枝野幸男代表=22日夜、静岡市清水区のJR清水駅前で

 「一対一の構図は大きい」
 衆院選から一夜明けた一日、静岡8区で文部科学相も務めた自民党のベテラン塩谷立氏(71)を初めて破った立憲民主党の源馬謙太郎氏(48)は、勝因をそう分析した。
 公示前、立民と共産は中央で候補者調整をし、県内では静岡8区で、共産が候補を取り下げた。二〇一七年の前回選では源馬、塩谷両氏と共産新人の三つどもえで、共産新人は約二万票を獲得。今回の得票差は約二万四千票で、源馬陣営は一本化の効果は一定程度あったとみる。だが「共闘」が順調に進んだわけではなかった。
 選挙期間中、源馬陣営に共産関係者が姿を現すことはなかった。共産は支援者に源馬氏への投票を呼び掛けたが、陣営幹部は「共産が一方的に候補者を降ろした。投票もお願いしてない」と距離を置いた。
 背景には、立民と国民民主党の選挙戦を支える連合静岡の存在がある。連合は考え方の違いから共産への拒否感が強い上、県西部は自動車関連企業の労組の力が強い。浜松市を地盤とする源馬氏にとって共産と表立って協力するのは得策ではなかった。
 「中央で共闘が進んでも静岡では一ミリも進まない」と共産党県委員会幹部。候補者調整をした党幹部の8区入りで、連携の印象づけを狙ったが「源馬側に強く断られた」と声を落とす。
 国民県連も、立民と共産の連携に難色を示す。岡本護幹事長は、8区の勝因を「参院静岡選挙区補欠選挙の影響が大きかった」と指摘。立民と国民が推薦し、連合が支援した無所属の山崎真之輔氏(40)が自民、共産候補との三つどもえを制して当選したことを挙げ、8区での勝利も共産の影響は薄いとした。
 衆院選と期間が一部重なった参院補選では、衆院選公示後の二十二日、立民の枝野幸男代表が源馬氏の応援後、国民の玉木雄一郎代表、連合の芳野友子会長と山崎氏をそろって応援。三者の連携をPRし、衆院選での立民と共産との共闘色を薄めようとした。
 前回の衆院選で、共産は小選挙区に七人を擁立したが、今回は2区に限定。2区以外では小選挙区は野党候補に入れるよう呼び掛けた。県委員会の山村糸子委員長は「課題が残ったが、野党連合政権への道を揺らがず進む」と今後の連携に意欲を示す。一方、立民県連の曳田卓幹事長は「敬意は払うが、県内での共闘には時間が必要」と慎重だ。
 共産との候補「一本化」を進めるのか。連合との関係を重視するのか。政権批判票の受け皿づくりを巡り、野党第一党が揺れている。
 ◇   ◇ 
 三十一日に投開票された衆院選で、県内の八小選挙区では自民党は五議席で公示前より一議席減らした。立憲民主党は二選挙区で自民との一騎打ちを制した。一方、比例を含めた議席は自民が八、立民が三とそれぞれ公示前を維持する結果となった。与野党対決の舞台裏を検証する。

4118チバQ:2021/11/04(木) 17:06:14
https://www.chunichi.co.jp/article/359113?rct=siz_shu21
検証 衆院選しずおか<下> 有権者、自民にお灸
2021年11月3日 05時00分 (11月3日 05時01分更新)
参院補選と衆院選の応援に入り、支持を訴える岸田文雄首相(左から2番目)=10月21日夜、浜松市中区で
参院補選と衆院選の応援に入り、支持を訴える岸田文雄首相(左から2番目)=10月21日夜、浜松市中区で

 保守地盤の強い静岡3区、ベテラン議員が守ってきた8区で議席を失った自民党。いずれも比例復活したものの、初めて一騎打ちに持ち込まれ敗北を喫した。
 3区で立憲民主党の候補に一万一千六百八十九票差で敗れた自民の宮沢博行さん(46)は「国民の不満、不安、不信があった」と振り返る。コロナ対応だけでなく、森友・加計学園や桜を見る会など政治の私物化問題、同党議員の選挙買収事件など、これまでに自公政権が抱えた負の遺産は「総裁の顔を変えても払拭(ふっしょく)されていない」と感じたという。
 8区の自民県議も「有権者は、政権交代はないと分かっていて、ある意味安心して政権にお灸(きゅう)をすえた」。新政権を発足させたばかりの岸田文雄首相が県内入りしても、確かに熱気は欠けていた。参院静岡選挙区補欠選挙が告示された七日に静岡市、衆院選公示後の二十一日に浜松市で演説。計四千人(陣営発表)を集めたが、「演説を聞いても盛り上がらなかった」との声は少なくない。
 熱のない衆院選で、各候補者が支持組織頼みの選挙戦を展開せざるを得ない中、自民が懸念したのは川勝平太知事の動きだった。
 衆院選投開票の翌日。自民党県連の野崎正蔵幹事長は記者会見で、一週間前の参院静岡補選敗北の影響を問われ、「『静岡ショック』はマスコミがつくった言葉。影響を関連づけようとしているのはメディア」と反発した。
 背景には、参院補選で「県民党党首」を自称し、無所属候補勝利に貢献した川勝知事へのけん制がある。知事は参院補選におさまらず、衆院選にも参戦。立民候補の応援演説で「岸田首相はリニア推進を国交相に指示した」、「(自民候補は)岸田政権からは全く相手にされていない」などと批判し、自民陣営の神経を逆なでした。
 野崎幹事長は会見で「知事はどこに軸足を置いて県政を引っ張っていくのか。自民党は県民ではないのか」と疑問を投げかけた。
 自民党県連は、県議会(六十七人)で四十人の最大会派「自民改革会議」を形成する。二日には衆院選後初の役員会を開催。県の来年度予算案への対応を含め、川勝県政に会派としてどう対峙(たいじ)するかが議論されたが、参院補選敗北の総括を求める意見が出るなどして、まとまらなかった。
 怒りの収まらない会派幹部は吐き捨てる。「知事にあれだけ言われて黙っているわけにはいかない。戦闘開始だ」
(この連載は大杉はるか、牧野新が担当しました)

4119チバQ:2021/11/04(木) 17:06:44
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140821?rct=ibr_shu21
<戦い終えて>検証衆院選(上)野党共闘 共産色が分けた明暗
2021年11月4日 07時14分
初の選挙区敗北が確実になり、集まった支援者に敗戦の弁を述べる中村喜四郎氏=10月31日、境町で
初の選挙区敗北が確実になり、集まった支援者に敗戦の弁を述べる中村喜四郎氏=10月31日、境町で

 「こっちは今、自公の総攻撃に遭っている。君もつらいだろうが、一緒に国会に行って、この国を根本的に変えよう」
 選挙戦の真っただ中、茨城7区の議席死守を目指す立憲民主党の中村喜四郎から、1区で国政復帰を期す無所属の福島伸享(のぶゆき)に激励の電話が入った。
 ともに「党より人物(人)」を掲げ、オートバイで選挙区を走り回るスタイルも似ていた二人。だが自民党候補との激戦の末、福島は競り勝ち、中村は選挙区で敗北(比例復活当選)。明暗が分かれた。
 保守系無所属として無類の強さを誇り「無敗の男」の異名も取った中村は今回、初めて野党の公認候補に。共産党も候補擁立を見合わせ、側面支援した。一方、過去三回は中村を推薦した公明党が、今回は自民党の永岡桂子の推薦に回った。
 中村は、自民の参院議員だった父母の代からの後援会「喜友会」の結束力を背景に、公報やポスターには党名を書かず個人を前面に出したものの、街頭演説で使うトラックの荷台には全国の立民候補の百枚以上のポスターがずらり。共産幹部のポスターも貼られ、中村自身も紛れもなく「野党共闘」の候補であることを印象付けた。
 喜友会の古参会員には「立民が好きになったわけではないが、党より人だ」と野党入りを意に介さない人もいた半面、「この地域には合っていない」と戸惑いの声も上がった。
 共同通信の投開票日当日の出口調査によると、自民支持層で中村氏に投票したのは三割弱、公明党支持層では三分の一。なお自公票の一部を押さえるも、永岡を支える自民県議は「街頭演説に今まで見たことのない公明の人たちが来ていた」と手応えを感じていた。
 結果は前回を約七千票下回り、過去最低得票。新たに立民支持層の約八割、共産支持層の九割弱を開拓したとはいえ、目減りした自公票を補えなかった。公示直前に参戦した日本維新の会の候補に、政権批判票の一部を奪われたのも響いた。
 陣営関係者は「自民から『立憲共産党』のレッテルを貼られ、支援者に『屋号は違う』と説明しきれなかった」と悔しさをにじませた。
 対照的なのが、比例復活の可能性を捨て無所属の道を選んだ福島だ。立民の「友情支援」(立民県連幹事長の小沼巧)をはじめ、共産や国民民主党の実質的な応援を取り付けつつ、医師会や農協、商工会議所などの保守地盤に食い込んだ。
 事実上は共産も乗っかった野党共闘候補であるにもかかわらず、「反共」層を警戒させない戦術に、ある自民県議は「福島さんはうまくやった。受かればどう寝返っても良いわけだから」とやっかんだ。
 5区で初めて選挙区の議席を勝ち取った国民の浅野哲(さとし)も、その意味で「勝者」だった。選挙区の東海村に立地する日本原子力発電東海第二原発の再稼働を巡るスタンスの違いから、共産も独自候補を立てる中で、堂々と白星を挙げた。
 選挙戦では、日立市長や東海村長ら地元首長が応援に駆け付け、自公票の一部も流れた。陣営関係者は「共産票をもらえたら楽だと思ったが、逃す票の方が多かったかもしれない」と胸をなで下ろした。
 投開票日前日に5区入りした国民代表の玉木雄一郎は、こう強調した。「共産が立てたところで勝つことが重要。みんなとにかく共産とやればいい、それしか道はないというが、その先に未来はない」(敬称略)
 ◇
 丸四年ぶりとなった衆院選で、県内七選挙区は自民党が五勝二敗とし、議席を減らしつつも底力を見せつけた。一方、立憲民主党は四選挙区で共産党などとの「野党共闘」に持ち込んだかいもなく全敗。来夏の参院選に向け課題を残した。与野党の選挙戦を振り返る。

4120チバQ:2021/11/04(木) 17:07:20
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140639?rct=kng_shu21
衆院選 検証(上)自民にくすぶる責任論 横浜市長選の余波
2021年11月3日 06時54分
選挙期間中、自身のビラを配りながら有権者の話を聞く坂井さん=横浜市戸塚区で
選挙期間中、自身のビラを配りながら有権者の話を聞く坂井さん=横浜市戸塚区で

 「二十年以上にわたる自公連携が台無しだ。反党行為に等しい」-。衆院選の選挙戦後半、自民党県連は蜂の巣をつついたような騒ぎになった。5区(横浜市戸塚、泉、瀬谷区)の自民前職・坂井学さん(56)が、「比例代表は国民民主へ」と印字された公選はがきを有権者に送付したことが発覚。「坂井さんは市連会長であり、県連会長代行でもある。自覚はあるのか」と県連幹部は激怒した。
 関係者によると、党による公示前の世論調査で、坂井さんは立憲民主の対抗馬に「結構な差」で負けていた。5区は元民主党衆院議員・田中慶秋氏の影響力が強く残り、国民民主がその系譜を継ぐ。坂井さんは選挙後に「支援者にはがきを渡したら、そのような形になった」と説明したが、公明との連携を脇に置き、かつてのライバルの残照を頼るほど戦況は切迫していた。
 そもそもの経緯は八月の横浜市長選にさかのぼる。国民系の地方議員らは、元自民党県連会長の小此木八郎さん(56)を支援。その代わり、衆院選で自民の一部が国民を裏で支援する「密約」を交わしたという。効果の程度は不明だが、坂井さんは衆院選小選挙区で辛勝し、国民も唯一の県内候補が比例復活した。しかし、党内外の「信用」という意味で代償は高くついた。
 市長選の影響は1区(同市中、磯子、金沢区)でも見られた。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言中に、東京・銀座のクラブを訪れていたとして自民を離党し、無所属で出馬した松本純さん(71)の落選原因について、支援した与党国会議員は「銀座クラブ問題だけではない」と分析する。
 この議員は衆院選応援に駆けつけた際、有権者から市長選を巡って「菅(義偉)さんが大変な時に、地元は何をやっていたんだ」と怒られたという。自民市連が支援候補を巡り、小此木さんか、現職(当時)として四選を目指した林文子さん(75)かで割れたことへの批判だった。「市長選で、熱心な支援者ほど自民に嫌気がさした。衆院選には余波どころか大波が来た」
 一方、うまく「波」を鎮静化させたのが3区(同市鶴見、神奈川区)。小此木さんの地盤で市長選騒動の「震源地」だったが、後継に指名された新人中西健治さん(57)は「何でもやります」と支援者に宣言し、実際に地元市議らの助言を聞いて活動したという。
 小此木さんも選挙期間中に奔走し「バトンタッチ」に尽くした。神奈川区選出の梅沢裕之県議は、取材に「最初は地域に受け入れられるか心配だった。でも中西さんはいい人なんだ」と評価した。中西さんは、他の候補の票を全て足しても中西さんの得票が上回る「完勝」だった。
 一方、5区の問題は選挙後もなおくすぶる。県連・市連では「そもそも坂井さんは、市長選で敗北した責任も取っていない」と蒸し返す動きも。県連幹部は「本来なら反党行為で処分もの。坂井さんの役職辞任を求める声が高まるだろう」と語った。(志村彰太)
  ◇ 
 十月三十一日に投開票された衆院選で、県内は接戦の選挙区が多く、終盤まで緊迫した展開が続いた。各候補・政党が繰り出した戦略の裏側に迫り、県内の選挙戦を総括する。

4121チバQ:2021/11/04(木) 17:07:41
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140808?rct=kng_shu21
衆院選 検証(中)菅前首相の戦いと影響力 「再評価される」支持熱く
2021年11月4日 07時12分
公示日、上永谷駅前での出陣式で観衆に囲まれる菅さん=横浜市港南区で
公示日、上永谷駅前での出陣式で観衆に囲まれる菅さん=横浜市港南区で

 支持率が低迷して一年で退陣したばかりとは思えない熱気があった。「最優先は新型コロナウイルス対策と、私は覚悟を決めて取り組んだ。状況は一変した。やっぱりワクチンだったじゃないですか」。街頭で前首相の菅義偉さん(72)が訴えると、「そうだ」と賛同の声や拍手が湧く。通り掛かりの高校生も足を止める。どの遊説先も大観衆で人だかりができていた。
 2区(横浜市港南区、南区、西区)で九選を果たした菅さんは選挙期間中、全国から応援に呼ばれたが、自身の選挙区にも何度も帰った。これだけ地元で活動したのは二〇〇九年以来。公示日には三つの区それぞれで出陣式を行い、南区の横浜橋通商店街を歩いてあいさつ回り。夜は出陣式をした港南区の上永谷駅に戻り、聴衆の記念写真の求めに柔和な笑顔で応じた。
 「あんなに頑張ってた人はいない」「新型コロナで大変な時によくやった」。地元有権者からは同情的な声が聞かれ、変わらず支援する人も多かった。退陣表明時、千人を大きく上回っていた県内の新型コロナ感染者はその後減少し、自身の政策の成果に手応えを強めていったように映った。なぜ首相を辞任したのか、素朴な疑問も残るほどだ。
 出陣式へ応援に来た南区の主婦(48)は首相時代の菅さんを「口べた。しゃべりがうまかったら、もうちょっと伝わった」と評した。コロナ対策、携帯電話料金の引き下げ、カーボンニュートラル宣言。選挙戦の演説はごく真面目で、他候補の応援でもアドリブは少なかった。ともすれば伝わりづらい話しぶりだが、ともに演説する腹心が持ち上げる光景がしばしば見られた。
 菅政権の官房副長官で5区で当選した坂井学さん(56)は、演説であえて「菅総理」と呼んだ。4区で敗れ、比例復活した山本朋広さん(46)は「絶対再評価されると信じている」。首相再登板を期待しているようにも響く言葉だった。
 実際、菅さんの首相辞任で変わるともみられた県内自民衆院議員の勢力図は、13区で党幹事長の甘利明さん(72)がまさかの小選挙区落選となった一方、菅さんが推した古川直季さん(53)が6区で接戦を制して初当選するなど、菅さんの影響力が残る形になった。
 「辞めたいと思ったことはないですよね」。公示前の取材で、退陣表明以前に首相を辞めたくなったことはあるかとの質問に、菅さんはこう答えていた。ワクチン接種の広まりで手応えを得た今、読みづらい表情の奥で何を展望しているのだろうか。(神谷円香)

4122チバQ:2021/11/04(木) 17:10:04
https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211103-665477.php
【衆院選・激戦の先に】立民/福島県連「成功」共闘 光と影
2021年11月03日  

衆院選の結果について報告した立民県連の県議団=2日午後、福島市

 「われわれの勝利は素晴らしいものだった」。2日、衆院選の総括に向けた会議を福島市で開いた立憲民主党県連。県議団会長の瓜生信一郎は冒頭、衆院選をこう評し、県議から拍手が湧き起こった。県内3小選挙区で勝利し、2区の新人が比例で復活当選を果たした。「野党共闘は成功した」と幹事長の亀岡義尚は満足そうに振り返った。

 各種選挙で協力してきた社民、国民民主党県連や連合福島などとつくる「5者協議会」の枠組みに加え、今回、5選挙区全てで共産党を加えた共闘が実現した。立民は1〜4区に公認候補を擁立し全員当選。「特に有権者が多い都市部で浸透した」。現職の牙城だった大票田・郡山市を抱える2区で、新人が復活当選したことが「何よりの証し」と亀岡は言い切る。

 県内で野党共闘が奏功した一方、全国で立民は公示前議席を減らす敗北に終わり、代表の枝野幸男が辞意を表明した。亀岡は「党のオリジナリティーを常日頃から出さないと、今後の選挙での勝利は難しい」として共闘に頼らない党活動の重要性も強調した。

 県内は勝利に終わったが、「共闘が先行し保守層が自民に流れた」と言うように、郡部でリードを許し想定以上の接戦に持ち込まれた選挙区があるなど、今後に向け、もろ手を挙げて喜べる状況でないのも事実だ。亀岡は今回の衆院選で勇退し、政調会長の高橋秀樹に幹事長職を引き継ぐ。来年に控える参院選へ、高橋は「野党共闘が前提ではない。党として自力で勝てる候補者の選定を進める」と組織力強化を課題に据えつつ、選挙総括を踏まえた対応を講じるつもりだ。

 共産、参院選前向き

 5区に候補者を擁立して立民などと共闘態勢を取った共産。落選したが、得票率は37・3%と100人を超える全国の小選挙区候補の中で3番目に高かった。

 「共闘は成功した」。県委員長の町田和史も亀岡と同様に手応えを口にした。目標としていた比例東北での2議席獲得はかなわなかったが「(共闘は)デメリットを超えるメリットがある」とし、来年の参院選でも共闘を前向きに検討する考えを示した。(敬称略)

4123チバQ:2021/11/04(木) 17:10:35
https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211102-665288.php
【衆院選・激戦の先に】自民/福島県連、選挙区3敗「危機感」
2021年11月02日  

衆院選の結果を分析する自民党県連の役員=1日午前、福島市

 県内五つの選挙区で「自民」対「野党統一候補」による一騎打ちとなった第49回衆院選。自民は公示前の5議席を維持したものの、小選挙区での勝利は2選挙区にとどまった。一方、3選挙区を制した立憲民主は比例東北を含め4議席と勢力を拡大。県民の審判を受けた県内各党の動きを追った。(敬称略)

          ◇

 「あくまでも2勝3敗。小選挙区の結果を厳粛に受け止めなければならない」。開票から一夜明けた1日、福島市の自民党県連に集まった幹部からは厳しい声が上がった。

 党が単独過半数を獲得する中、県内小選挙区では接戦となった4区で議席を奪われるなど、候補者を一本化した野党の攻勢に苦戦を強いられ、2区では立民新人の比例東北での復活当選を許した。県連幹事長の西山尚利は「震災と原発事故以降、政権に対する厳しさが続いている中で『1対1』の格好になった。(野党共闘に)相当の危機感を持って臨んだが、3選挙区で及ばなかった」と悔しさをにじませた。

 一方、選挙区で敗れた1、3、4区の前職3人が比例復活当選を果たし、県連内には公示前の5議席を堅持したことへの安堵(あんど)も広がる。序盤から3選挙区に重点を置いて徹底した組織戦を展開、政権与党としての政策や実績を訴えた。結果、前回に続く与野党の一騎打ちとなった1区で約4500票、4区で約5500票、3区では1万6000票以上得票を伸ばした。各選挙区とも大幅に差を縮め、復活当選につなげた。

 県連は今月上旬にも選対委員会を開き、選挙戦の総括に入る。小選挙区での敗北について県連内には「政策や理念が一致しない野党の共闘に対するアレルギーが強いはずの『保守層』を固めきれなかった」ことが要因とみる向きも多い。来夏の参院選が迫る中、「いかに保守層を固めるか、分析が必要だ」と西山。候補者の擁立作業も加速させる考えで、次の決戦に向けた臨戦態勢の構築を急ぐ。

 公明、比例票が減少

 自民と連立政権を組む公明党は、比例東北で前回失った2議席目の奪還を目指したが、かなわなかった。県内で獲得した比例票は約9万9千票で、前回から1800票余り減少した。県本部幹事長の伊藤達也は「2議席獲得を目標に戦ったが、あと一歩届かなかった。自公連立政権での政策の実現に向け、国民からの信頼に応えられるよう成果を上げていく」と語った。

4124チバQ:2021/11/04(木) 17:11:42
https://www.minyu-net.com/news/election2021/FM20211028-664183.php
【衆院選・最前線ルポ】2区/最年少対首相側近...プライド激突
2021年10月28日  


 小選挙区制導入後、初の一騎打ちとなった福島2区。県内候補者で最年少となる立憲民主党新人の馬場雄基が、9選を目指す自民党前職の根本匠に挑む構図だ。若さと野党共闘を追い風に刷新のイメージを打ち出す馬場に対し、閣僚経験者の根本は実績を猛アピールする。政権の批判票の受け皿を目指す若手と、政策通でならすベテランのプライドがぶつかり合う。

 選挙戦が終盤に入った27日、馬場は郡山市の市街地を中心に選挙カーを走らせた。「株価が上がっても実感はなく、賃金に反映されていない。一人一人の力でこうした社会の矛盾をなくしていく必要がある」。陣営が1日20回を目標とする街頭演説では、政党色を前面に出すことよりも市民の共感につながる言葉選びを重視する。野党共闘の反動で懸念される保守層の支持離れを防ぐ狙いだ。

 1000回数えた街頭演説

 馬場は立候補を表明した6月から市内を自転車で回り、公示まで約1000回を数えた街頭演説で市民目線を訴えてきた。選対事務所には立民、共産、社民各党の関係者が出入りし、浸透を図っている。23日の総決起大会では各組織に加え、馬場を推薦する連合福島の代表が登壇して一体感を打ち出した。選対本部長の佐久間俊男は「野党一体で最後まで戦い抜き、必ず議席を獲得する」と総力戦を仕掛ける。

 政策磨き合った同志

 「岸田首相とは政策を磨き合った同志だ。真の復興を成し遂げ、福島から日本を動かす」。27日に郡山市西部を巡った根本は、自身が派閥の事務総長を務める岸田氏との距離の近さを強調した。2月の本県沖地震で被災した企業へのグループ補助金の適用など実績に加え「首相との関係性は何よりも強い材料だ」(選対幹部)。連日十数回に及ぶ街頭演説で票の掘り起こしに余念がない。

 陣営は500を超える後援会組織をフル稼働して支持固めを図るほか、票の上滑りを警戒して企業や団体の幹部と小まめに連絡を取り、投票を呼び掛けている。背景には、政権交代を許した2009(平成21)年の衆院選で苦杯をなめた経験がある。郡山選対本部長の山田平四郎は「根本候補がいなければ福島は回らない。一切の緩みなく、圧勝で国会に送り出すのが陣営の役目だ」と言い切る。

 最終日まで票上積み

 両陣営は有権者の約8割を占める郡山市の無党派層が勝敗を分けるとみており、選挙戦最終日まで重点的に票の上積みを図る構えだ。(敬称略)

4125チバQ:2021/11/04(木) 17:22:08
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211101650728.html
野党共闘 また勝ち越し
新潟県内小選挙区 組織連携には課題も
2021/11/01 10:02
 31日に投開票された衆院選は、新潟県内6小選挙区で野党共闘側の4勝2敗に終わった。5選挙区で統一候補を立て、2017年の前回選挙に続く勝ち越しとなった。競り合いをものにした選挙区もあり、共闘の効果が今回も表れた格好だ。ただ組織間の連携の在り方には課題も残した。前回選挙で負け越した自民党は再び厳しい結果となった。支持基盤の弱さがなお続いている状況といえる。

 野党共闘側は2区以外の選挙区で立憲民主、共産、国民民主、社民各党の統一候補を擁立。16年の参院選、知事選、17年の衆院選、19年の参院選で成功させた共闘の流れを今回も持ち込み、立民4人と無所属1人の候補に支持を結集した。

 候補者は弱者に対する格差是正策や、農業者戸別所得補償制度の復活などを強調。新型コロナウイルスの影響で経済が疲弊してることに加え、米価が下落している現状もあり、政権への批判票を取り込んだとみられる。

 一方で共闘態勢を支える共産と労働組合の連合は労働運動を巡って対立した歴史的背景があり、陣営にとって双方との距離感の取り方には難しさも伴った。共産の存在感が目立った一部選挙区では、連合新潟側の動きが鈍った面があり、今後に不安も残した。

 前回選挙で2勝にとどまった自民は前職4人、新人2人を立てた。全選挙区での勝利を目指したが、実際は野党共闘に対する危機感が強く、「何とか3勝できれば」(自民県連幹部)との本音も漏れた。

 自民候補の多くは「政権与党の議員がいないと選挙区にとって不利」などと有権者にアピールした。県議や市町村議らに加え、保守系の首長が前面に出て応援する選挙区もあるなど、分厚い組織戦を展開して自民・公明支持層を固める戦略を進めた。

 ただ、新潟日報社が選挙期間中に実施した終盤情勢調査では、選挙区によって肝心の自民支持層を押さえられていない候補もいた。2区こそ候補の一本化で大勝したものの、1、5区では差を付けられての敗戦。4、6区は接戦を落とした。12年に政権を奪い返したときは全勝、14年も5勝と堅調だったが、野党が共闘態勢で臨んだ17年に続き、今回も苦戦を強いられた。

 来年は知事選、参院選、新潟市長選と大型選挙が相次ぐ。参院選は既に自民新人と立民現職が名乗りを上げており、再び与党対野党共闘の戦いとなる可能性が高い。自民は確実に得票につながる基盤づくり、野党は共闘に向けた組織連携の点検が急がれそうだ。

4126チバQ:2021/11/04(木) 17:23:55
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211102650976.html
勝ち越すも連携に課題
[かすんだ勝敗]〈上〉野党共闘
2021/11/02 11:00
 10月31日投開票の衆院選では、新潟県内6小選挙区のうち四つで野党統一候補が勝利し、2017年前回選に続いて自民党に勝ち越した。一方、小選挙区で敗れた4人の自民候補は全員が比例復活。自民の当選者は比例単独の1人を含め計7人で、野党系の4人を上回った。手放しで喜べない野党と、負けても高揚感をのぞかせる自民。勝敗の在りかがかすむ結果となった政治決戦を振り返り、来年に予定される知事選や参院選に向けた課題を探った。(敬称略)

◎連合と共産に依然距離

 新潟6区は130票差。4区も238票差-。全国屈指の大接戦が県内二つの選挙区で繰り広げられた。戦いを制したのは共に野党統一候補で立憲民主党の梅谷守と、同党の菊田真紀子だった。

 自民党県連会長の高鳥修一を破った6区の梅谷は「まさに激闘。誰一人欠けてもこの勝利はつかめなかった」と喜びを爆発させた。

 4区の菊田は夫の訃報に接し、三条市の会場に来ることができなかった。当選後は会場とスマートフォンの電話をつなぎ「最高の団結力で選挙を戦ってくれたみなさんに感謝を申し上げます」と声を詰まらせた。

   ■    ■

 立民、国民民主党などの旧民主党系と、共産党、社民党などが連携する野党共闘の枠組みは16年参院選で初めて実現した。現立民参院議員、森裕子が野党統一候補として出馬して当選。その後、県内では共闘路線が何度も奏功してきた。

 共産県委員会委員長の樋渡士自夫は今回の結果を「野党共闘が深化した」と評価。共産関係者が統一候補と街頭で並ぶなど、連携する場面がより目立った。

 ただ、全国で共闘が成果を上げたわけではない。立民や共産などは統一候補を全国に擁立したが、立民は改選前より10議席以上、共産も2議席減らした。

 県内を見ても、4、6区は薄氷を踏むような勝利だった。1、5区も保守系の相手候補が割れたことなどから「敵失」(立民県連幹部)との見方も出ている。野党共闘の基盤が盤石とは言い難いのが実情だ。

   ■    ■

 共闘が抱える不安要素の一つに、立民の最大の支持団体である連合と、共産との関係性がある。双方は労働運動を巡り対立してきた歴史的経緯があり、連合側が直接的な連携に難色を示しているためだ。

 本県でも共産と協力した立民候補の運動に影響が出た。ある民間労組の幹部は「うちは立民候補に推薦は出せない。共産との距離を考えれば無理な話だ」と話し、支援に消極的だった。

 連合新潟会長の牧野茂夫の見方も厳しい。立民と共産との距離が近づいたことで組合員のモチベーションが下がったとみて、「選挙の枠組みを考えないといけない時に来ている」と立民に再考を促す。

 ただ、立民にとって共産と距離を置くことのリスクもある。共産が選挙区に候補を立て、今回の2区のような分裂選挙になれば自民を利するからだ。

 立民県連代表の西村智奈美は衆院選後、来年に予定される参院選などを念頭に「各政党で衆院選の総括があると思う。選挙に向けた議論を急がないといけない」と語った。本県野党勢力の成功モデルである共闘が岐路に立たされた。

4127チバQ:2021/11/04(木) 17:29:33
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211103651148.html
敗者全員復活し高揚感
[かすんだ勝敗]〈中〉与党 自公に火種 緩みも危惧
2021/11/03 10:00
 衆院選開票から一夜明けた1日、新潟県内の自民党当選者7人のうち、細田健一、国定勇人、塚田一郎の3人が選挙協力への謝意を述べるため、自民県議団の会議に出席した。

 比例復活した国定と塚田に笑顔はなかった。「力が及ばなかった」「私の力不足」。深々と頭を下げ、小選挙区での敗戦をわびた。

 一方、迎えた県議たちに悲壮感はなく、むしろ高揚感すらにじませていた。2017年の前回選と同様、野党に再び2勝4敗と負け越したにもかかわらずだ。

 その理由の一つは、激戦だった3、4、6区の健闘だ。3区は議席を奪還し、4、6区も負けはしたものの全国有数の僅差だった。県議たちは会議前から、笑顔で「よく戦った」などとねぎらい合った。

    ■    ■

 小選挙区で敗れた4人全員が比例復活したことも高揚感につながっている。結果として、比例単独の当選者を含め、本県関係の自民衆院議員が改選前より1人増の7人となったからだ。

 「本当に大きい」。県連幹事長の小野峯生は、知事選、参院選と大型選挙が続く来年に向けた「土台」になると成果を強調した。

 ただ、比例復活の4人は選挙制度がもたらした“棚ぼた”ともいえる。県連内には「(選挙区で)2連続負け越しという現実を覆い隠している」と、組織の緩みを危惧する声もある。

 現実を直視すれば今回、安定した戦いを展開できたのは野党側が唯一、割れた2区だけだ。野党統一候補が立った残りの5選挙区では1勝4敗だった。

 県連三役経験もある県議楡井辰雄は勝敗が分かれた一因を「候補とそれを支える仲間が普段からどれだけ地域を歩いていたかの差」と指摘する。各選挙区でより緻密な活動と組織の締め直しが必要とみる。

    ■    ■

 県内の自民は、16年、19年の参院選でも野党統一候補に連敗。事実上、国政選挙に5年余りも負け続けている状況で、地力の弱さは明らかだ。

 来年の参院選に向け、ほかにも不安要素がある。

 自民と連立政権を組み、選挙協力してきた公明党の票の行方だ。新潟日報社が加盟する共同通信社などが今衆院選で実施した出口調査では、各選挙区で公明支持層の3〜5割程度が野党側に流れていた。

 与党としてさらなる結束が求められる中、今回の選挙戦を通じて自・公間に新たな火種が生じた。

 終盤の10月28日、新潟市中央区で自民候補の応援演説をする首相岸田文雄を、公明県本部関係者が遠巻きに眺めていた。安倍政権時代、首相来援時に必ず県本部代表が招かれたが、今回は招かれなかったという。

 「こういう扱いは初めてだ。このお返しは来年の参院選でやる」。硬い表情でつぶやいた。(敬称略)

4128チバQ:2021/11/04(木) 17:29:53
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211104651317.html
自公、花角氏出馬が前提
[かすんだ勝敗]〈下〉知事選 対決か 野党対応焦点
2021/11/04 10:30
 衆院選序盤の10月下旬、新潟6区の候補、自民党新潟県連会長、高鳥修一の街頭演説会場は熱気に包まれていた。保守層に抜群の人気を誇る元首相、安倍晋三が聴衆にグータッチをして回り始めると、司会者が突然マイクで呼び掛けた。

 「花角英世知事も来年選挙でございます」

 高鳥の応援に駆けつけた花角は、促されるがまま一人一人と拳を突き合わせて回った。約7カ月後に訪れるであろう知事選を先取りするような光景だった。

 衆院選を終え、各党の関心は来年6月までに行われる知事選に移る。ただ、花角はいまだ去就を表明していない。

 そんな中での出馬が決まったかのような発言。司会を務めた県議の楡井辰雄は「本人が言わないから、回りが言わないと」と語る。

    ■    ■

 2018年の知事選で花角は「県民党」を掲げ、野党統一候補に競り勝った。この選挙戦を陰で支えた自民県連と公明党県本部は、花角再選出馬を規定路線とする。しかし、肝心の花角の本意を量りかねている。

 「えぇ? 早いですよ」

 衆院選前、花角に面会した自民県連幹事長の小野峯生が年内に態度表明してはどうかと水を向けると、こう答えたという。

 花角の態度表明が来年になれば、知事選までの準備期間は半年もない。

 「なるべく平和裏に花角氏に職を継続してほしい」と話す小野。前回選のように国政与野党が対決する激戦に持ち込みたくないとの思いがにじむ。

 だが、衆院選県内小選挙区で野党勢が勝ち越し、県連内の警戒レベルが上昇。「勢いを増した野党は知事選に候補を立てるはずだ」などの臆測が飛び交う。

    ■    ■

 一方、今回共闘を組んだ立憲民主党、共産党など野党勢力が再び知事選で結束するかは見通せない。

 共産県委員会委員長の樋渡士自夫は「これだけ勝っておいて、白旗というのはない。ただ共産独自の候補はあり得ない」と共闘の枠組みでの主戦論を掲げる。

 立民は候補を擁立するかどうか現段階では未定だ。花角県政の検証作業を続けており、県連幹事長の大渕健は「これと決めたものはない。あらゆる選択肢がある」と話すにとどまる。

 立民県連の判断は、最大の支持団体、連合新潟の動向にも左右されそうだ。連合は内部に花角県政を評価する声もあり、花角の対立候補擁立には積極的に関わらない可能性もある。

 ただ、立民にとって「花角支持」は自民との相乗りを意味する。直後の政治決戦、参院選での対決に響くのは必至だ。

 衆院選が幕を閉じ、花角を巡る綱引きが静かに始まった。衆院選の本当の勝者は誰だったのか。結論は知事選と、その後に控える参院選に持ち越された。

   (敬称略)

4129チバQ:2021/11/04(木) 17:30:55
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20211101650675.html
[新潟3区]黒岩氏、1万超の票差で苦杯
復活ならず「国政復帰へ強い決意」
2021/11/01 03:15
 前回選は50票差で振り切ったライバルとの一騎打ちで議席を明け渡した。立民前職の黒岩宇洋さん(55)=新潟3区=は「皆さまの思いに応えられず本当に申し訳ありません」と支援者に深々と頭を下げた。

 新発田市の選挙事務所では、支援者ら約30人がテレビの前で開票速報を見守った。午後11時ごろ、相手候補の当選確実が伝えられると、支援者から落胆のため息が漏れた。

 首長や地方議員から手厚い支援を受ける自民前職に、1万票以上の差をつけられた。農家の戸別所得補償復活を掲げ、農村部や中山間地を精力的に回ったが、支持が伸びなかった。

 黒岩さんは目を赤くしながら「負けを潔く受け止める。また国政に帰ってくる強い決意がある」と述べた。

4130チバQ:2021/11/04(木) 17:32:43
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1428104
野党共闘及ばず、小選挙区は自民2氏勝利 山本拓氏9選ならず 衆院選福井県選挙区
2021年11月1日 午前1時00分


 福井県内の二つの小選挙区は、ともに自民党前職の2人が勝利した。1区は稲田朋美氏(62)が6選、2区は高木毅氏(65)が8選を果たした。立憲民主党は自民と1対1の対決構図となったものの、野党共闘は力及ばなかった。立民1区の新人野田富久氏(74)、2区の前職斉木武志氏(47)は重複立候補していた比例代表北陸信越ブロックで他県候補の惜敗率を下回り、復活当選はならなかった。立民は議席を失った。

 比例代表選挙で県内に活動拠点を置く2人のうち、自民の単独21位に名簿登載されていた前職の山本拓氏(69)は9選を果たせなかった。共産の単独3位に名簿登載されていた新人の金元幸枝氏(63)も涙をのんだ。県内の衆院議員は2人となり戦後最少。

 県内小選挙区の投票率は57・77%。新型コロナウイルス対策などが争点となり、2017年の前回を1・85ポイント上回ったものの戦後3番目の低水準だった。

 1区は、稲田氏が約60の後援会や党地域支部などの組織力を背景に安定した戦いを展開。党政調会長や防衛相を歴任した実績や知名度も武器に選挙区の全域から幅広い支持を集めた。

 野党統一候補として戦った野田氏は「二大勢力による政治が必要」と力説した。県議など36年間の議員活動の経験を訴えたが、支持を広げられなかった。

 2区は、高木氏が後援会や党地域支部などの組織基盤で着実に票を伸ばした。地盤の嶺南に加え、県議や市議、経済人を中心とした応援態勢を整えた丹南でも票を集めた。

 斉木氏は、街頭演説を連日繰り広げ、草の根選挙で浸透を図った。連合福井の支援を背景にした労組票をはじめ無党派層の支持も伸ばしたが、及ばなかった。

4131チバQ:2021/11/04(木) 17:38:01
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/980857.html?lbl=10330
自民党 補選“ショック”も地力【検証 衆院選㊤】
2021.11.2

 31日投開票の衆院選は静岡県内8小選挙区のうち5選挙区で自民が勝利し、立民が2議席、保守系無所属が1議席を得た。選挙期間が重なった参院補選との連動、野党一本化の動き、現職知事の選挙応援など、さまざまな話題が入り交じった選挙戦を振り返るとともに、今後の県内政治の行方を占った。
 衆院選投開票から一夜明けた1日。自民党県連の野崎正蔵幹事長は記者会見で「知事選、補選の影響とよく言われるが、影響はマスコミが作っている」と選挙への“知事効果”に否定的な見解を示しつつ「偏った争点にしようとした動きがあった」と川勝平太知事をけん制した。
 野崎幹事長がけん制する背景になったのが衆院選の前哨戦として全国的な注目を集めた参院静岡選挙区補欠選挙だ。衆院選のさなかに行われた異例の選挙で自民党は敗れ、「静岡ショック」と衝撃が広がった。就任直後だった岸田文雄首相が2度応援に入りながらの敗北だった。知事選で政策担当を務めた野党系無所属候補の山崎真之輔氏を川勝知事自らが支援に入り、自民県議は「川勝ショックだ」と吐き捨てた。
 6月の知事選で推薦候補が川勝知事に完敗した自民県連にとって、参院補選と衆院選は態勢を立て直すために負けられない戦いだった。知事選候補者の選定過程が不透明だった反省を踏まえ、補選では公募を実施し、選挙戦では街頭演説より有権者の声を聴く意見交換を重視。知事選で主要争点となったリニア水問題についても、国政選挙で一つの事象だけが問われるのは健全ではないと、冷静な対応に努めた。
 補選で敗れた「静岡ショック」の影響からか、衆院選では2012年以来、自民の牙城だった静岡3区と8区は川勝知事が応援した立憲民主党候補が当選を果たした。一方、知事が一点突破を狙った大井川水問題の現場である2区では自民前職が自己最多得票で当選。東部の牙城だった6区でも4度目の直接対決で小選挙区の議席を初めて奪還するなど、比例復活も含めて全議席を維持して、自民が地力を見せつけた。
 知事選のたびに激しくぶつかり、国政選挙や県議選などでは特定の政党や候補者に肩入れしない姿勢を貫いてきた知事と県議会最大会派の自民。今回、国政選挙の舞台に知事が上がったことで、県と県議会の関係はこれまで通りにはいかないとの声が自民側からは聞かれる。あるベテラン県議は「これまでは政務はやらないと言っていたが、政務をやるなら地域政党を作ればいい。その方がこちらも勝負しやすい」と、今後の対決姿勢を鮮明にした。

4132チバQ:2021/11/04(木) 17:38:25
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/981343.html?lbl=10330
立憲民主党 きしむ共産との“共闘”【検証 衆院選㊥】
2021.11.3

 衆院選公示前後の10月中旬、静岡8区から出馬した立憲民主党の源馬謙太郎氏(48)の元に、地元共産党関係者から依頼があった。「何とか穀田さんと(源馬氏)の演説会をできないか」―。
 「穀田さん」とは、立民と共産の候補者一本化調整で、共産側の責任者を担った穀田恵二国対委員長。共産関係者によると、一本化が県内で唯一成立した8区に入り、共闘の見せ場をつくる狙いがあった。
 ところが、その後、源馬氏陣営からの返事はなかった。共産側は開催日として選挙戦終盤の28日を要望していたが、源馬氏陣営から「日程調整が困難」と敬遠され続け、演説会は立ち消えとなった。
 公示間近に共産が候補者を取り下げ、自民党の塩谷立氏(71)との与野党一騎打ちに臨むことになった源馬氏だが、陣営の最大の悩みは共産との距離感だった。推薦を受けた連合静岡が共産と対立関係にあり、対応次第で双方の票が離れる懸念がついて回った。
 板挟みの中、陣営は共産との「共闘」の言葉を使わず、「一本化」とあえて強調する苦肉の策に出た。選挙期間中、参院静岡選挙区補欠選挙を制した山崎真之輔氏(40)との連動や川勝平太知事の応援を前面に出し、共産の表立った動きは見せなかった。結果は自民の重鎮に約2万4千票差をつける快勝。ただ、支援者の表情はさえない。「今回はうまく戦えたが、今後、共産から条件をのめと言われたらどうしよう」と案じる。
 一方、立民の渡辺周氏(59)は8連勝してきた牙城の静岡6区で敗れ、比例で辛くも復活当選した。共闘した共産が「小選挙区は『わたなべ周』、比例は『日本共産党』」と記載されたビラを配布し、陣営幹部も「票の上積みになる」と黙認した。渡辺氏を推薦した連合静岡の関係者は、勝敗との因果関係は分からないとしつつ「共産と露骨に接近しすぎだ」と不快感をあらわにする。
 県内関係は立民が静岡3区でも勝利し、公示前と同数の3議席を維持。共産は比例東海で1議席を得たものの県勢は議席を得られなかった。全国的にも両党の議席数は後退し、政権交代した場合に共産の「限定的な閣外からの協力」をうたった合意は宙に浮いた。
 選挙結果を受け、立民の枝野幸男代表が辞任を表明し、渡辺氏も県連代表の辞意を明らかにするなど、党本部や県連の運営に不透明感が漂う。事実上の惨敗により、共産との関係の見直しを求める声が党内で高まるのは必至だ。「こんな状態では、政権交代なんて夢のまた夢」。県内で敗れたある立民候補はため息交じりで語った。

4133チバQ:2021/11/04(木) 17:47:09
https://www.sanyonews.jp/article/1191428?rct=syuin_oka
衆院岡山3区 平沼さん初当選 2度目の挑戦で父継ぐ議席
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初当選を決め、父の赳夫氏(手前右から2人目)らとともに万歳して喜ぶ平沼氏(中央)
初当選を決め、父の赳夫氏(手前右から2人目)らとともに万歳して喜ぶ平沼氏(中央)
 ついに、やったぞ―。31日投票が行われた衆院選で、6回連続の保守分裂選挙となった岡山3区は、無所属新人の平沼正二郎氏(41)が、前回敗れた自民党前職との競り合いを制して初当選。父の赳夫氏(82)が長年守ってきた議席を2度目の挑戦で手にした。

 午後10時すぎ、当確の知らせが事務所(津山市大田)に入ると、支持者ら約250人が喜びを爆発させた。歓声と拍手に迎えられた平沼氏は壇上で、支持者の「4年前の忘れ物を取り戻したぞ」の掛け声に続き万歳三唱した。

 「負ければ次はない」と背水の陣で臨み、つかみとった初議席。平沼氏は「期待をいただき、身の引き締まる思い。地元の意見を聞き、国民に寄り添った政治を行っていく。より良い地域と日本を取り戻すため、全身全霊で精進したい」と力強く決意を述べた。

 衆院議員を12期務めた赳夫氏の後継として、前回、無所属で初出馬。敗北後、後援会を基盤に細かく地域を回って知名度を高め、地方創生推進や選挙制度改革を訴えて支持を広げた。
(2021年11月01日 01時20分 更新)

4134チバQ:2021/11/04(木) 17:49:17
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=805597&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1352

河村氏引退の陰に安倍氏 山口県内、定数1減へ火種【乱世の夜明け 衆院選回顧】<上>3区問題で分断
山口2021/11/2 0:03
建一氏(左端)の敗戦の弁を険しい表情で聞く建夫氏(前列右から2人目)
建一氏(左端)の敗戦の弁を険しい表情で聞く建夫氏(前列右から2人目)

 山口県内の衆院選は2012年から4回連続で全4小選挙区を自民党が独占した。次回は「1票の格差」の是正で小選挙区が1減となる可能性がある。元首相や閣僚、将来の首相候補らの群雄割拠で新たな勢力争いの幕が上がる。3区を巡る政争を振り返るとともに、今後の行方を読み解く。

    ◇

 「歴史の一こまになった思いだ」。河村建夫元官房長官は1日、宇部市の事務所の閉所式で支援者約30人に頭を下げた。長男の建一氏は比例代表北関東ブロックで立候補し、次点で落選したことを報告。涙を流す出席者もいた。

 建一氏が結果を知ったのは午前4時ごろ。林芳正元文部科学相の当選確実から8時間後だった。林氏と公認を争った河村氏は党の方針に従い、公示直前に引退を決意。「国替え」に挑んだ建一氏も敗れた。首相を目指して参院から衆院へ転身を遂げた勝者と対照的な結末となった。

 ▽「故郷に錦を」

 建一氏は国政を目指して政治活動を続ける。「山口を含め全国どこでも国政を担えるよう頑張り、将来は故郷に錦を飾りたい」。河村氏は「政治の世界は一寸先は闇。いつ、どこでチャンスが訪れるか分からない。絶えず自分を磨き、政治に前向きに取り組むことが必要」と背中を押した。

4135チバQ:2021/11/04(木) 17:49:39
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転身の林氏、増す存在感 世代交代の流れ加速か【乱世の夜明け 衆院選回顧】<下>陣取り合戦再燃も
山口2021/11/3 0:30

 無風の衆院選から一夜明けた1日、風が吹いた。岸田文雄首相(自民党総裁)が甘利明幹事長の後任に茂木敏充外相を充てる人事を決定。後任の外相に岸田派ナンバー2の座長を務め、山口3区で初当選した林芳正元文部科学相の起用案が浮上した。衆院に転身後、早速、存在感を示した。

【乱世の夜明け 衆院選回顧】<上>3区問題で分断 河村氏引退の陰に安倍氏


 首相を目指す林氏をはじめ、山口県選出の衆院議員は1区に党前副総裁の父の地盤を継いだ2期目の高村正大財務政務官、2区に岸信夫防衛相、4区に細田派出身の安倍晋三元首相が陣取る。大物が居並ぶ中、林氏と河村建夫元官房長官が公認を激しく争った3区に続き、新たな陣取り合戦が起こり得る状況にある。「1票の格差」の是正に向け、人口減が加速する県内では早ければ次回から3小選挙区に減る可能性があるためだ。

 ▽宇部市に拠点

 林氏の本来の拠点は安倍氏と同じ下関市。林氏の父で元蔵相の故義郎氏は小選挙区制が導入された1996年の衆院選で、同市を含む4区を安倍氏に譲り、比例代表中国ブロックに回った。義郎氏が2003年に引退する前の95年に林氏は参院議員となった。安倍氏とは表向きは衆参に分かれて共生する一方、市長選では互いに近い候補が激突した。09年、13年は林派が支援する候補が、17年は安倍氏の元秘書が当選した。

 2度目の首相として安倍氏が長期政権を築く中、林氏は昨年4月、12年から模索してきた3区への転身に本腰を入れた。3区内の美祢市長選では林氏が支援する新人が、河村氏が推す現職を撃破。その後の首長選でも自身に近い候補を応援した。3区を制し、拠点を宇部市とした。党関係者は「4区を2人が奪い合えば流れる血の量が違う。直接対決は双方とも避けたかったのだろう」と説明する。

 県内の小選挙区が減る可能性について林氏は「次も小選挙区からという気持ちは持っているが、四つか、三つになるか、まだ決まっていないので申し上げるのは時期尚早」と発言を控える。それでも後援会幹部は「重要な案件だ。勝ち続けるために支援の輪を広げるしかない」と力を入れる。

 4氏の中で最も若い50歳の高村氏は「しっかり仕事をして評価してもらうことが、どういう状況になっても次につながる」と語る。10月19日の出陣式で陣営幹部は区割りの見直しを念頭に「単に勝つだけではなく圧勝する」と発言した。

 安倍氏については、周囲から首相への再々登板を期待する声が上がっている。

 ▽代わりに長男

 岸氏は今回の選挙戦で公務のため一度も地元入りしなかった。それでも得票率は前回17年を3・1ポイント上回る76・9%で圧勝。代わって支持を訴えた秘書で長男の信千世氏の功績を挙げる声が多い。30歳で選挙戦では高齢の女性から人気を集めた。後援会幹部は「この選挙で世代交代の流れは速まった」と断言する。

 世代交代を巡っては党県連内に火種がくすぶる。前回の衆院選では、当時首相の安倍氏が解散を表明した日、高村氏の父・正彦氏が引退の意向を表明した。県連は公募する間もなく、高村氏の公認を党本部に申請せざるを得なかった。

 今年6月が任期だった党県連の会長人事は3区の問題を抱えて難航。関係者によると、高村氏は打診を断り、異例の3期連続で岸氏が就くことで決着した。県連幹部は「高村氏が受けていれば評価も挽回できたのに逃げた。今考えれば、もったいないね」と話す。

 県連会長の任期は2年。すでに次は林氏の名前も挙がっている。衆院への転身で条件も整った。党関係者は「公認申請を主導する立場になるし、林さんを担いだ人たちの力は一層増していきそうだ」と苦笑いする。(衆院選取材班)

 ◇野党組織も危機感

 早ければ次の衆院選から小選挙区が減る可能性について、県内の野党組織は危機感を抱いている。比例代表中国ブロックの定数も1減の見通しがあり、これまで以上に候補者選びが重要になってくる。

 県内の小選挙区で最後に野党が当選したのは2009年。この選挙で政権交代を果たした旧民主党から山口2区に立候補した平岡秀夫氏が議席を獲得した。

 旧民主党の流れをくむ立憲民主党県連の小田村克彦代表は「まずはしっかり訴えられる人を発掘していくということが重要」と強調する。今回、2区に立候補した共産党の松田一志氏は「選挙区のエリアが広がり、米軍岩国基地や上関原発の問題意識が薄れるのではないか」と危惧する。

4136チバQ:2021/11/04(木) 17:52:25
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「岸田効果」斉藤氏に風 石橋氏、はや転身意欲【戦いのあと 中国地方の衆院選】<上>大勝の内実
中国地方・総合2021/11/1 22:44
斉藤(左)の応援に駆け付けて共闘をアピールする石橋(10月30日、広島市安佐南区)
斉藤(左)の応援に駆け付けて共闘をアピールする石橋(10月30日、広島市安佐南区)

 衆院選終盤の10月29日。比例代表中国ブロックから広島3区へ打って出た公明党の斉藤鉄夫(69)が広島市安佐北区で開いた街頭演説会に、地元の町内会長の自民党員男性(76)が姿を見せた。「当初は『応援できん』と言われていた。わざわざ来ていただいた」。斉藤はマイクを通じて感謝の気持ちを伝えた。

 男性は、2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で公選法違反罪の実刑が確定した元自民党衆院議員、河井克行を長年支えた。応援に転じた「変心」の決め手の一つは、公明党が握る国土交通相ポストだった。夏前、斉藤に地域防災の相談をすると、すぐに国交省の部署を紹介され、直談判できたという。

 10月4日、岸田文雄政権が誕生し、国交相に斉藤が就いた。「今回だけは応援する」。克行の後には自民党の候補者が立つべきだ、との思いはしまい込む。

 小選挙区初挑戦の斉藤は、自民党支持層の取り込みへ、比例中国時代と戦い方を大きく変えた。その一つが男性のような「地域の顔」との接点づくりだ。広島3区内に住む公明党支援者の仲介で町内会長たちを訪ね歩き、支援を頼んだ。

 自民党の選挙を下支えしてきた企業や業界団体も重視した。広島県内の公明党地方議員55人が、総出で支援を依頼。国交省所管の業界に太いパイプを持つ党幹部の秘書も1年近く、広島に張り付いた。陣営の訪問先は数千件を超えた。

 ▽3区の支援本腰

 それでも支援の広がりに苦心していた。「自民党の指示がないと団体は動けない」(自民党県連幹部)のが実情だった。「政治とカネ」の逆風もあった。これも10月4日で一変した。

 「3区をやってくれ」。首相に就いた岸田は、党県連会長代理で県議会議長の中本隆志に直接、託した。「国交相を落とせば岸田内閣に影響が出る」として、中本は業界団体のトップたちに相次ぎ電話。斉藤の支援へ本腰を入れた。県内からの首相誕生の高揚感もあり、自民党の牙城の広島3区は斉藤を受け入れた。

 公明党は中国地方で悲願だった小選挙区の議席を得た。ただ、広島3区を地盤とする与党の衆院議員はもう1人、生まれた。自民党が比例中国の名簿1位で処遇した石橋林太郎(43)だ。

 石橋は自民党の広島3区支部長に内定していたが、自民、公明両党は3月、石橋を今回は比例中国に回すと合意した。この次の衆院選での候補者は「協議して決める」としている。

 10月31日。早々に当選を確実にした石橋は、安佐南区の事務所で「やはり地元で、との思いは強い」と話し、早くも広島3区転身への意欲を口にした。斉藤は同じころ、安佐南区の報告会場で「次回以降の対応は、与党の信頼関係の中でしっかり話し合って決める」と話すにとどめた。

 ▽激しい公認争い

 今回、公示直前まで自民党の大物同士が激しい公認争いを繰り広げたのが山口3区だ。参院議員を5期目で辞した林芳正(60)が山口県議や首長の後押しで、党公認を得て初当選した。

 「党公認は現職優先」を主張し、11選を目指した元官房長官の河村建夫(78)は公示前に引退を決めた。比例中国単独で立つ予定だった長男の建一(45)は比例北関東に回り、落選した。

 首相を目指す林は12年の衆院選から転身を狙ってきた。近い県議は「今回を逃せば衆院へ入り込む余地がなくなる。ラストチャンスだった」と安堵(あんど)した。

 ただ人口減少が加速する山口県では早ければ次の衆院選で、小選挙区が4から3へ減る可能性がある。自民党が議席を独占し、1区に党前副総裁の父を継いだ高村正大、2区に防衛相の岸信夫、4区に元首相の安倍晋三がいる。「自民党王国」の勢力争いは続く。=敬称略(長久豪佑、渡辺裕明)

    ◇

 短い秋の政治決戦となった衆院選。中国地方の小選挙区で与党が18勝し、野党が伸び悩んだ背景を探る。

4137チバQ:2021/11/04(木) 17:52:53
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=805963&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1350
立民、再選挙再現ならず 「共闘」遠のく労組も【戦いのあと 中国地方の衆院選】<下>苦戦の因果
中国地方・総合2021/11/2 22:42
応援に駆け付けた枝野(右)とグータッチするライアン(中)と大井(10月21日、広島市中区)
応援に駆け付けた枝野(右)とグータッチするライアン(中)と大井(10月21日、広島市中区)

 ここもか―。衆院選広島3区内の広島市安佐南区の住宅街で、ビラを配り歩いていた立憲民主党のライアン真由美(58)の陣営スタッフは驚いた。行く先々のポストに、事実上の一騎打ちを演じる公明党の斉藤鉄夫(69)のビラが先回りするかのように入っていた。組織戦で差を見せつけられたようで、あるもどかしさを心に抱いた。「連合の組織力を発揮しきれていない」

 労働組合の中央組織で全国最大の連合。ライアンを推薦した連合広島は、広島県内で約15万人の組合員を擁している。立憲民主党の「最大の応援団」で、選挙戦では実動部隊を担う。

 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件に端を発した今年4月の参院広島選挙区再選挙では、県内の野党勢力でつくる政治団体「結集ひろしま」の宮口治子(45)を全面的に支援した。自民党公認の西田英範(40)たちを下しての当選へと押し上げた。

 立憲民主党県連は全県でその再現を狙ったが、そうはならなかった。立憲民主党は衆院選で、結集ひろしまに加わっていない共産党などとの共闘態勢づくりを全国で進めた。連合は結成時から「反共産」の立場を採る。「共産アレルギー」を持つ労組が遠のいてしまった。

 連合傘下の労組には、立憲民主党寄りの官公労など旧総評系と、国民民主党寄りの民間労組など旧同盟系がある事情も影響した。立憲民主党の公認候補の支援について、県内の民間労組の幹部は「できること、できないことがある。本当に支援が欲しければ、無所属になればいい」と突き放した。事実、自動車総連の県組織は推薦を見送った。

 ライアンの陣営では、送付した選挙はがき5万5千枚のうち、労組や支援組織の協力を得られたのは3万5千枚にとどまった。ビラ配りや電話かけといった人海戦術でも大きな影響が出た。「フルスペックで戦えなかった」。10月31日深夜、陣営関係者は天を仰いだ。

 公示直前に共産党が候補者を取り下げる形で野党が「共闘」した広島2区。立憲民主党の大井赤亥(40)の得票は、17年の前回選で旧民主党系の希望の党と共産党の候補者が得た合計を約1万4千票下回った。広島4、5、7区でも、立憲民主党の候補者は大差で敗れた。

 ▽政党色を薄める

 唯一、広島6区で激戦を制した立憲民主党の佐藤公治(62)は、政党色を薄め、自身が代表を務める結集ひろしまを前面に出した。「立憲民主党」と演説で口にしたのは、元自民党政調会長の亀井静香(85)を招き、公示前の10月10日に尾道市など3カ所で開いた後援会の集会が最後だった。

 前回選で1万6407票の差をつけた自民党の小島敏文(71)との再戦。前回選で1万4585票を得た共産党が擁立を見送り、地元議員たちには佐藤の優勢ムードが広まっていた。そんな空気が、公示直後に一変した。首相の岸田文雄(64)が小島の応援に来るとの情報が入ったためだ。

 佐藤はここから、演説で岸田批判を際立たせる策に出た。22日の尾道市での街頭演説では、大規模買収事件の解明に消極的だと岸田を批判。中盤戦からは「岸田総理のお膝元広島で自民党、公明党、全ての権力と戦っている」と唱えた。

 小島との差は4638票差に縮まったが、与党支持層を取り込み、勝利を呼び込んだ。佐藤は今月1日、「健全な政治を取り戻すための結集」に与党支持層も呼応したとの見方を示した上で、「政党名を出すとみんなが集まりにくい環境になる」と振り返った。

 ▽「単独で強い党」

 同じ1日。立憲民主党県連代表代行の森本真治(48)=参院広島=は、あいさつで訪れた連合広島で「(共産党を含む)野党共闘が国民の支持につながらないのがはっきりした。単独で強い党になるべきだ」と踏み込んだ。翌2日、共闘路線を進めた枝野幸男(57)が衆院選敗北の責任を取り、党代表を辞任すると表明した。

 野党第1党は推進力を取り戻せるのか。政権交代は遠い。=敬称略(宮野史康、森田晃司)

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4138チバQ:2021/11/04(木) 18:03:09
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=804766&amp;comment_sub_id=0&amp;category_id=1351
隣接区から逆風と追い風 与野党初の一騎打ち【焦点区を歩く】<9>広島2区
広島2021/10/30 10:58

 平口洋 73  党国交部会長 自(竹)前
 大井赤亥40 ☆ 党県支部長 立新

 (届け出順、敬称略、☆は比例との重複立候補者、(竹)は旧竹下派)

 「皆さんにおわびを申し上げなければなりません」。衆院選(31日投開票)の広島2区に立った自民党前職の平口洋(73)は、2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件への謝罪から演説を切り出す。

 今年4月の広島選挙区の再選挙で、自民党候補が野党系の宮口治子(45)に敗れた。本来は分厚い自民党支持層が投票を控えたのが敗因と分析。自らの勝利には、支持者の怒りをなだめるのが必須とみるからだ。

 ▽比例定年に該当

 5選を目指す今回の戦い。逆風は、選挙区が隣り合う広島3区を震源とした買収事件だけではない。

 今回、党の内規で比例代表候補の「73歳定年」に該当し、比例代表中国ブロックの名簿に載らなかった。公示直前には共産党が広島2区で擁立を取り下げ、小選挙区制となった1996年以降で初めて、野党との一騎打ちの構図に持ち込まれた。陣営幹部は「厳しい選挙だ」と強調する。

 平口は街頭で対立候補を攻撃しない。03年の衆院選初挑戦以来、地域を小まめに歩き、「実直さ」を売り込んできた。

 選挙戦では、陣営が町内会に声を掛けて、数十人規模の小規模な集会を重ねている。広島市西区の集まりでは、住民代表が要望に応じてもらえたとして謝意を示し、平口は近隣の道路事情などを説明した。応援弁士の市議は「常に軸足が地域にある」と持ち上げた。

 やはり隣の広島1区を地盤とする、岸田文雄(64)の首相就任は追い風だ。自身は旧竹下派に所属するが、今年9月の党総裁選では派閥を超えて支持を表明した。陣営は「政権誕生の立役者」と売り込み、県民感情に働き掛ける。

 ▽批判票集約狙う

 かたや、与野党対決を仕掛ける立憲民主党新人の大井赤亥(40)は街頭で「野党統一候補として政治の転換を望む全ての声を背負う」と繰り返す。政権批判票の集約に活路を見いだす。

 陣営は水面下で、野党共闘に向けて着々と動いていた。今月18日、市民団体「広島2区市民連合」と政策協定を締結。市民連合が共産党地区委員会とも同じ内容で協定を結び、間接的な合意を実現した。

 大井陣営はその後、有権者へ送るために用意した選挙はがき約4万枚のうち6千枚を、市民連合に提供した。広島2区で党公認の候補者がいなくなった共産党側が、その選挙はがきに「比例は共産党」と独自に記し、党支持者に送るのを事実上黙認した。

 一方、最大の支援母体である連合広島に「非共産」の考えが強いのを踏まえて、共産党との距離の取り方には細心の注意を払う。

 22日、大井はJR横川駅前(西区)であった市民連合の集会でマイクを握った。演説終了を見計らって現れた共産党の元立候補予定者とグータッチを交わしたが、その場を早々に去り、並び立つのを避けた。

 共産党の擁立見送りは、立憲民主党との党本部間の合意で決まった。大井の陣営幹部は「両党の地元組織間で直接合意したものは一つもない」と強調する。

 勝利には無党派層の支持も欠かせない。大井は、岸田が首相となったことで与党に対する期待感が足元で高まるのを懸念し、「総裁選で掲げた公約の多くは骨抜きになった」と警鐘を鳴らす。参院議員となった宮口を招き、有権者の「政治とカネ」への怒りを再び燃え上がらせようと動く。=敬称略(城戸良彰)<おわり>

4139チバQ:2021/11/04(木) 18:51:45
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000203
2021総選挙香川/最終盤の情勢 1区 幅広い浸透図る・小川 維新の礎を築く・町川 背水で一気攻勢・平井
2021/10/29 09:59
 衆院選も終盤に入り、県内各選挙区の舌戦も激しさを増している。各選挙区の情勢を追った。

■共闘の先進区
 今衆院選では、全国の小選挙区の7割で立民や共産など野党5党による共闘が実現した。その野党共闘の先進区となったのがこの香川1区だ。

 始まりは2016年の参院選。立民前職の小川淳也は当時、民進党県連代表を務めていたが、擁立を決めていた女性候補を取り下げて、全国唯一の共産候補による野党共闘を実現、同じ選挙カーに上がって応援演説もした。

 それに応えたい共産は4年前の前回衆院選で初めて香川1区からの候補者擁立を見送り。小川は念願の1対1の構図に持ち込んだものの、わずか2千票差で敗れ比例復活した。この時話題になったのが、5千票に上った白票だ。小川が保守の色濃い希望の党(当時)公認だったことへの反発があったと言われた。

 今回、共産は前回の「自主投票」より一つ踏み込んだ「自主支援」とした。また、保守層切り崩しのため、ゼネコン汚職で実刑判決を受けながらも選挙区で無敗を誇る立民の中村喜四郎と選挙区内を回った。SNSも活用し、若年層も含めて幅広い層へのアピールにも余念がない。

 しかし、望んでいた与野党一騎打ちの構図は維新新人の出馬でなくなった。「1対1」を希望する小川は維新の候補者やその家族、維新幹事長の馬場伸幸に出馬断念を求めた。馬場の腕をつかんで直談判する小川の様子を、維新議員がネットで取り上げたことで波紋を呼んだ。小川は「与野党1対1の対決構図が国民のため。正当な政治活動だ」とする。

 それでも、昨年公開の映画で知名度がアップした効果は大きい。次の立民代表選に出ることも明言。選挙区での勝利に向け、代表の枝野幸男ら幹部クラスの応援が相次いでおり、陣営も「非常に勇気づけられる」と手応えを感じている。

■第三の選択肢
 前職2人の争いに割って入ったのが、県内では女性初の衆院議員を目指す維新新人の町川順子だ。小川本人から立候補断念か、もしくは3区からの出馬を打診されたほか、自民県議からも3区出馬を言われたという。「私の人生、私が決める」といずれの要請も一蹴。自公与党や現在の野党共闘の枠組みとは異なる「第三の選択肢」としてのアピールに力を入れている。

 22日、応援で来県した幹事長の馬場は「(立民の候補は)『自分が野党統一候補をやっているのに、なぜ入ってくるんだ』と何度もおっしゃっていたが、うちは関係ない」と重ねて強調。「選択肢が少なく、第三極がない方が国民にとって不幸だ」と指摘する。

 今衆院選の争点について馬場は「改革をするか、しないか。この一点に尽きる」と断言する。“大阪生まれ”の維新には、府議会で身を切る改革を行って財源を生み出し、学費の無償化などを実現してきた実績があるとし、「大阪モデルの改革を香川でもやっていきたい。日本の大改革にチャレンジするのは維新だ」と力を込める。

 出馬表明の遅れもあって町川自身の浸透度はまだまだだ。が、「今回だけで終わるつもりはない。次の人たちにもつなげたい」ときっぱり。来年の参院選や再来年の統一地方選も見据え、四国に維新の礎を築き、新たな選択肢としての確立を目指したい考えだ。

■国のパイプ役
 小選挙区の議席死守を目指す自民前職の平井卓也。この4年間で、2度の入閣を果たした。特にデジタル改革担当相、デジタル相時代は、既得権益や税金の無駄遣い打破など改革の最前線で取り組んだ。

 しかし、デジタル庁創設に向けて多忙を極め、1年間ほとんど地元に戻れなかった。大切にしていた住民との対話は減り、選挙準備も大幅に遅れた。

 さらに内部会議の音声データ流出や接待問題などの週刊誌報道も。陣営は「有権者に説明すれば理解してもらえる」とするものの、受け身の戦いになっている。

 陣営には危機感が募る。「比例もある」との反応だ。四国における自民の比例枠は単独を除いて良くても2枠。四国内に接戦区が複数あり、香川県選出(比例を含む)の与党衆院議員は初めてたった1人になる可能性がある。「国と地方をつなぐパイプがなくならないか心配」「地域間競争が激しい中、地盤沈下しないか」との声が行政関係者らからも漏れ聞こえる。

 22日夜、通常なら終盤に開く企業・団体向け決起大会を前倒しで開いた。菅内閣で二人三脚で規制改革に取り組んだ河野太郎前行政改革担当相が応援動画で、「平井さんに支援を」と深々と頭を下げた。

 「自民党総裁選と、岸田首相の誕生。最近の新型コロナ感染者の激減を世論はどう判断するのだろうか」と陣営幹部。

 急きょ、28日に岸田首相が応援に駆け付けた。陣営は「日ごとに勢いが増している。一気に攻勢をかけたい」としている。

4140チバQ:2021/11/04(木) 18:55:34
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000204
2021総選挙香川/最終盤の情勢 2区 本人不在も一丸・玉木 支持拡大へ全力・瀬戸
2021/10/29 10:00
 党代表として初の衆院選に臨む国民前職の玉木雄一郎。選挙期間中は他県の選挙区の応援に駆け回っており、本人不在の戦いが続いている。

 「地元のため日本の未来のため、しっかり頑張る。後押しをお願いしたい」。23日朝、坂出市などで演説に臨む玉木の姿があった。公示後、香川に戻ったのはこの日が初めて。滞在時間はわずか3時間。昼前には茨城へと向かった。

 玉木は「玉木党」と呼ばれる強固な支持基盤を持ち、小選挙区で4回連続当選中。ただ、期間中のほとんどで地元を空ける選挙は初めてだ。移動中に香川の演説会場とオンライン中継を結ぶなど、「生の声」を直接届ける機会に工夫を凝らす。陣営幹部は「本人が一番不安なはずで、楽観することはできない。陣営一丸となって勝ち抜く」と気を引き締める。

 ただ、党の目下の課題は、与党の対抗軸としての存在感を欠くことだ。自身の勝利はもちろん、公示前の8議席を増やせるかどうかが焦点になる。

 対する自民元職の瀬戸隆一。玉木との対決は4回目で、前回は比例復活もならず、苦杯をなめた。序盤調査では苦戦が伝えられているものの、陣営は反転攻勢へ全力を挙げる構えだ。

 「この4年間、この地域には政権与党とのパイプ役がいなかった。これでは地域が良くならない。私に仕事をさせてほしい」。瀬戸は演説などで、2区における与党議員不在の影響を強調。中小企業支援策や子育て支援の強化などを訴え、玉木を支持する保守層の切り崩しを図っている。

 公示後は、山際大志郎経済再生担当相や、牧島かれんデジタル相も応援に駆け付け、瀬戸の手腕への期待感を示した。

 23、24日には、地元・坂出エリアに絞って演説会を集中的に開催。直接会って話した有権者に拡散してもらうことで支持拡大を狙う。陣営は「相手は強いが、こちらにも伸びしろはある。一人でも多くの人に声を届け、最後まで走り抜くしかない」と終盤戦を見据える。

4141チバQ:2021/11/04(木) 18:56:26
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000205
2021総選挙香川/最終盤の情勢 3区 高得票率目指す・大野 批判の受け皿に・尾崎
2021/10/29 10:00
 4年前の前回に続いて与野党一騎打ちとなった。

 岸田内閣で内閣府副大臣に初めて就いた自民前職の大野敬太郎。連続4選を目指す今回、陣営はさらなる飛躍に向けて「勝ち方」を意識する。

 父の代から受け継いだ支持基盤を武器に、序盤から優勢が伝えられる中、陣営幹部は「社民候補との一騎打ちだった前回の得票率(69%)を上回りたい」と力を込める。

 投票率アップにも気を配る。3区の前回の投票率は、県内小選挙区最低の49・8%で5割を切った。一人でも多くの人に支持してもらうため期日前投票の積極的な利用も促す。

 大野に挑むのは、県内小選挙区で唯一の共産候補となる新人の尾崎淳一郎。立民、国民、社民が候補擁立を見送ったことで、政権批判票の受け皿としての役割を担う。知名度不足は否めず、支持をどこまで広げられるかが課題となるが、陣営幹部は、自公政権に対する不満から「党への期待を強く感じている」と話す。

 26日には善通寺市出身で党副委員長の山下芳生が応援に入った。党が目標に掲げる比例四国ブロックでの議席獲得に向け、小選挙区での戦いを比例票につなげられるかも鍵を握る。

4142チバQ:2021/11/04(木) 18:57:18
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211029000206
2021総選挙香川/最終盤の情勢 比例四国 公明・伝統の議席死守へ 共産・「野党共闘」前面に
2021/10/29 10:00
 政党間で争う比例代表四国ブロック(6議席)。県内からは5人が単独候補として立候補している。

■ 与党の一体感
 「大事な、大事な伝統の1議席。何としても勝たせてください」。20日、高松市中央公園。公明党代表の山口那津男が声を張り上げた。

 公明党は2000年衆院選から四国ブロックでの議席を守り抜いてきた。今回、同ブロックで当選を重ねてきた党副代表の石田祝稔が引退。新人候補で臨むが、新型コロナウイルスの影響で集会の開催もままならず、十分浸透できているのかどうか手応えが分からない情勢だ。

 自公政権への批判もある中、14年衆院選以来となる山口の来県は「危機感の裏返し」との見方が強い。

 共同戦線を張る自民前職の平井卓也も街宣車に上り、「公明党の皆さんとは異体同心。国民のための改革、政策を着実に進められるのは自公連立政権だ。この議席を守り抜かなければならない」と声を張り上げた。山口は何度も「選挙区は平井、比例は公明」と声をからし、政権与党としての一体感を訴えた。

■ 感じる手応え
 一方の共産党。22日に高松市で四国ブロック候補の応援演説に臨んだ。

 「もしかしたら、小池先生がおるんではと思って」。比例候補の応援演説中の共産党書記局長・小池晃の元に、香川1区で立候補している立民前職の小川淳也が自転車で駆け付けた。

 小池は「1区で小川を必ず勝たせるために全力で支援する」と力を込め、「比例は共産」と「野党共闘」を前面に打ち出し、政権批判票の取り込みを図った。

 共産は今回、野党共闘を進めた結果、県内小選挙区に候補を立てたのは3区だけ。比例票の上積みには選挙区との連動が効果的と思えるが、県委員会は「四国を回っていても、かつてないほど手応えがいい」。18年ぶりとなる議席獲得に意欲を見せる。

■ 上積みに全力
 初の衆院選に挑むれいわは、四国では唯一の比例候補が選挙期間中、自転車で四国1周を行うなど地道な活動で浸透を図る。

 社民は今回、途切れることなく候補を立ててきた香川3区への候補擁立を初めて見送った。四国4県で街頭演説を行うなど、党の灯を守るため比例票の上積みに全力を尽くす考えだ。

4143チバQ:2021/11/04(木) 19:07:58
https://www.topics.or.jp/articles/-/613537
与党 内分自民、混乱続く【戦い終えて 21衆院選とくしま】

4144チバQ:2021/11/04(木) 19:11:10
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202111020028
決戦の余波 2021衆院選えひめ
<1>自民異例の3新人 組織力 最大限に生かす
2021年11月2日(火)(愛媛新聞)
 「経験がない。厳しい戦いになる」。自民県連は愛媛1、4区の議席を守ってきた前職2人の不出馬もあり、異例の3新人を擁立。幹事長の渡部浩は公示前からたびたび心配を口にしていた。ただ任期満了直前の解散という準備期間の長さも功を奏し、組織力を最大限に生かした選挙戦を繰り広げた。



 最大の懸案はこれまで自民候補に2勝2敗の立民前職・白石洋一が陣取る3区だった。自民は井原巧が2019年1月に参院議員(愛媛選挙区)からのくら替え出馬を表明。その後は地方議員や党地域・職域支部に加え、地元3市長や友党の公明党が全面支援し、親交の深い知事中村時広も後押し。各地で集会などを重ね、まさに「総力戦」(陣営幹部)だった。



 井原は県議や四国中央市長を務め、地元に足場があった背景もあり、公明県本部幹部は「(亡くなった元職の次男が挑んだ)前回17年とはうちの運動量は全然違った。一体感を持って活動できる候補者だった」と振り返る。井原は新居浜、西条両市での劣勢を最小限にとどめ、17年に白石に敗れた次男の獲得票から2万2千票余りを上乗せして競り勝った。



 自民は1、4区でともに前職の地盤を固めて継承した。総務省出身で元副知事の4区新人・長谷川淳二の知名度は乏しかったが約2年、地道に地域を回り続けて浸透。弁護士で1区新人の塩崎彰久は公募で今年7月に選ばれ、短期決戦だったが前職の父恭久からの支援者を若い世代にも広げ、世襲批判をはね返した。



 世代交代した彰久に関しては、恭久の時代に溝があった中村との距離感が耳目を集める。県政関係者からは良好な関係構築を望む声が強い。1日の会見で中村は「個人的にどうのこうのはなく、ただ単に愛媛のために活動してくれるかどうかに尽きると思っている」と述べた。



 「衆院選は来夏の参院選の前哨戦」(自民県連会長の村上誠一郎)と言うように、1年を切った参院選に向け与野党とも課題を洗い出し、体制と戦略の練り直しが必要だ。それは全勝したものの3新人を抱える自民も例外ではない。(敬称略、松本尚也)

4145チバQ:2021/11/04(木) 19:12:36
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202111030019
決戦の余波 2021衆院選えひめ
<2>立民 小選挙区敗北 対話活動 コロナで制約
2021年11月3日(水)(愛媛新聞)
 愛媛の野党の火は消さない―。衆院選の投票日を翌日に控えた10月30日、西条市の交差点。3区で自民党新人の井原巧と激しく争っていた立憲民主党前職の白石洋一は、手を振り続けていた。地道に個人個人に訴える戦いを最後まで貫き通したが、約4600票差で敗北。比例復活はしたものの県内野党唯一の小選挙区の議席は失った。



 白石を苦しめたのは新型コロナウイルス禍だった。国内で初めて緊急事態宣言が出された昨年4月以降、長年続けてきた地域を訪ね歩く活動が約1年半、従来通りできなくなり、国会を終え地元に戻ることすらままならない時期も。対して参院議員の任期を終えていた井原は地元に張り付いていた。



 白石にとって、全国で進んだ共産党などとの「共闘」も一長一短だった。5度目の出馬で初めて自民候補と一騎打ちとなり、政権批判票の集中が期待された。ただ、一部労組などからは共産との共闘に不満が噴出。水面下で共産関係者に支援を要請する一方、集会などには顔を出さないよう依頼する地域もあったという。



 白石陣営の関係者は、日ごろからの「後援会組織の強化」「他の野党や労組との関係づくり」が不十分だったと内省。「『一本やり』になっていた地道に地域を回り個人に訴える活動もコロナ禍で封じられた」と敗因を分析する。獲得票数は前回同様、約7万1千票で頭打ちだった。



 自民との直接対決の構図だった1区でも共産と一定の距離を置いた立民。松山市で街宣した共産幹部らと、立民新人の友近聡朗が肩を並べる場面はなかった。3月に出馬が決まった友近は、準備不足も否めず後援会の組織化も途上。落選後の取材には「政治活動を続け、態勢を強化したい」と今後を見据えた。



 立民を下支えする連合愛媛会長の弓立浩二は全国的な状況も踏まえ「共倒れの共闘だった」とも表現。野党第1党は、さらなる共闘に踏み出すのか。反転攻勢の第一歩に向けた総括が求められている。(敬称略、松本尚也、織田龍郎)

4146チバQ:2021/11/04(木) 19:13:59
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202111040032

決戦の余波 2021衆院選えひめ
<3>対自民 共闘の枠組み 野党各党対応に温度差
2021年11月4日(木)(愛媛新聞)
 「県内で野党間の共闘の話し合いを促進させる状況をつくり出したい」。共産党県委員長の林紀子は8月、愛媛1区に擁立していた候補予定者の2区への変更についてこう説明。全国レベルでは立憲民主、共産、社民、れいわ新選組の4野党と安全保障関連法廃止を求めるグループ「市民連合」による協力の枠組みがつくられた。



 共闘は、野党統一候補だった無所属新人の永江孝子が勝利した2019年参院選(愛媛選挙区)に続く。共産は従来、県内の小選挙区に独自候補を擁立してきた。19年の成功体験を振り返り「政党間の事情が異なることや共闘を恐れる勢力の巻き返しがあっても乗り越えられる市民パワーがあると確信した」と林。「対自民党」の構図に持ち込むため衆院選で立民とすみ分けを図った。



 ただ共闘態勢を整え選挙戦に臨もうとしていた公示直前、立民が擁立していた新人による過去の不適切なツイッター投稿が判明。出馬取りやめを受け、共産は急きょ4区に候補者を立てる事態となった。



 一方、野党共闘の枠組みに加わらなかった国民民主党は、前県議の新人女性が2区に出馬。来援した党代表の玉木雄一郎は報道陣に「岸田政権への追い風は感じないが、野党に爆発的な追い風を感じるわけでもない」と分析した。候補者が広大な選挙区を細かく巡る活動で、ゼロからのスタートにもかかわらず一定の浸透を見せた。



 連合愛媛会長の弓立浩二は19年参院選に触れ、各地にできた後援会支部が力になっていたと回顧。当時、ある地域で支部長を務めた男性は、4区での立民不出馬を受け活動への統一性が欠けたと推測する。さらに別の関係者からは「無所属候補への共闘とは話が違う。党ごとに歴史などが異なれば温度差も出る」との声も漏れ、立民と共産が足並みをそろえきれなかった感も否めない。



 自公連立政権に対峙(たいじ)し、野党が訴え続けた「有権者のもう一つの選択肢」になれるか―。与党批判の受け皿として今後、一枚岩で立ち向かう姿を示せるかに懸かっている。



(敬称略、織田龍郎)

4147チバQ:2021/11/04(木) 19:17:35
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/763060
<2021衆院選佐賀>連勝・連敗 激戦の後先(上) 農政協神話 自民敗北も増す存在感
組織選挙徹底、自公橋渡しも
11/2 7:45
佐賀県農政協の金原壽秀会長(中央)の横で農協職員らに衆院選での支援について感謝を述べる岩田和親氏(左)=1日、佐賀市の県JA会館拡大する
佐賀県農政協の金原壽秀会長(中央)の横で農協職員らに衆院選での支援について感謝を述べる岩田和親氏(左)=1日、佐賀市の県JA会館


 衆院選の投開票から一夜明けた1日午前、比例代表九州ブロックで当選した自民党の3人が、佐賀市の県JA会館に相次いで姿を見せた。職員を前に頭を下げる1区の岩田和親。続けてJAグループ佐賀の政治団体、県農政協議会会長の金原壽秀がゆっくり口を開いた。「(比例復活した)岩田先生の惜敗率は99・8%。いい戦いはできたんじゃないか。ほぞをかむ130票差を一晩でひっくり返せる組織に、農政協がなれればと思う」

 推薦した自民候補が全敗した中にあって、与党内で農政協の存在感が増している。

 「集票マシーン」として保守王国を支えてきた農政協だったが、保守分裂となった2015年の知事選を巡り自民との関係が悪化した。17年の前回衆院選では自主投票で対応した結果、自民候補は全敗。今回の衆院選直前に実施された佐賀市長選では自民推薦候補を支えて勝利に導いた。「知事、市長の誕生に携わり、衆院選では自民落選の一因をつくる。大型選挙ではその動向が神話のように注目される存在になっている」と自民県連関係者は語る。

 自民と関係を修復し、7年ぶりに農政協が組織をフル稼働させた今回の衆院選。「ここまでやって勝てなければ、2度と勝てない」。陣営関係者がそう意気込むほど、徹底的な組織選挙を仕掛けた。相手は立憲民主党で全国区の知名度を誇る原口一博と大串博志。結果は全敗だったが、陣営や自民県連内には「2度と勝てない」といった絶望感は漂っていない。

 前回、選挙区内の全市町で敗れ、2万6千票以上の大差を付けられた岩田は133票差に肉薄した。2区の古川康も得票率は上がった。大串が強い杵島郡3町や鹿島市、小城市で健闘した。投開票の翌日、古川は農政協推薦の成果をこう表現した。「硬い土を掘ってもらった」。自民県連関係者も手元の数字に目を落とし「勝負になる。組織選挙が通用しなかったわけではない」とつぶやいた。

 与党の組織選挙の一角をなす公明党が、10月19日の公示までに1区の岩田を推薦しなかった。ここで動いたのも農政協会長の金原だった。創価学会幹部に電話し、善処を求めた。

 21日午前8時のJA会館別館。JAグループの幹部約100人が顔をそろえた場に、公明県本部代表の中本正一と鳥栖市出身で公明の九州ブロック比例4位で出馬した吉田久美子を招いた。2人の前で金原が指令を出す。「比例は公明だ。各職員につなげ。約束だから間違いないようにやらなければならない」

 金原は選挙期間中、佐賀市と多久市で創価学会の集会にも参加した。その後、公明はかつてないほど運動量で自民候補を支えた。両党の橋渡し役まで務め、存在感を増す農政協。一方で自民県連内には依存度が高まることへの警戒感もささやかれる。「確かに農政協は功労者だが、言うべきことが言えなくなるのはまずい。自民県連がもっと強くなる必要がある」

 金原は今回の衆院選をこう振り返る。「直前の佐賀市長選もあって衆院選は準備不足だった。来年夏の参院選に向け、足らざる分を補いながら、農協らしくやらせてもらう」=敬称略(衆院選取材班)

     ◇

 自民が単独過半数を獲得した衆院選。全国的な情勢に反し、佐賀県では前回に続いて自民が小選挙区で全敗した。野党が連勝し、与党が連敗した激戦の舞台裏を探った。

4148チバQ:2021/11/04(木) 19:18:27
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/763610
<2021衆院選佐賀>連勝・連敗 激戦の後先(下)岐路に立つ野党 県内全勝も思い複雑
共産との距離感に腐心
11/3 10:06
拡大する

 「現有議席を下回る大変残念な結果となった。ひとえに私の力不足で、心からおわび申し上げる」。2日午後、国会内。立憲民主党代表の枝野幸男は党執行役員会で、代表辞任の意向を伝えた。役員室長として、その場にいた大串博志は言う。「政治家の進退は本人が決めることだ」。この言葉の通り、大串は代表選への立候補の検討を始めた。

 「野党共闘」が焦点になった今回の衆院選。立民や共産党などは「市民連合」を介して共通政策に合意し、全国で野党候補の一本化を進めた。佐賀県内の2小選挙区でも共産は候補を擁立せず、1区の原口一博、2区の大串は自民候補との一騎打ちになった。

 「近づき過ぎれば、逃げる票もある。それぞれの持ち分を発揮できる距離感をどう保つかが悩ましい」。立民県連の関係者は、共産との関係に細心の注意を払ってきた。県内の地方議会は自民系議員が多数を占めており、「もともと保守の地盤が強い地域。それを原口さんと大串さんが草の根で開拓してきた」。保守層や無党派層の支持が離れないか気をもんでいる。

 選挙戦で共産関係者が原口や大串の集会、決起大会を訪れても、ステージに招くことや紹介は避けた。共産党県委員会が県内で開いた演説会に2人とも呼ばれたが、姿は見せなかった。

 こうしていても「立憲共産党」と揶(や)揄(ゆ)する自民関係者はいる。立民の関係者の一人は「これに反応する保守の人はいる。増える票もあれば、減る票もあったのでは」と読み解く。

 結果は2人とも当選し、県内小選挙区の野党独占は2回連続になった。共産の比例票は1、2区でそれぞれ7千強あり、同等の票が小選挙区でも上積みされたとみられる。原口がわずか133票差まで詰められたことを踏まえ「野党共闘がなければ、負けていたかもしれない」。共産県委員会委員長の今田真人は共闘の意義を強調した。

 全国で見ると、立民は公示前から14減の96議席にとどまった。最大の支援組織である連合にとって共産との共闘は許容できず、芳野友子会長は「戦いづらかった。総括すべきだ」と枝野を批判した。

 当選から一夜明けた1日の会見で原口は「野党共闘の意義はあったと思う。明日につながる結果だった。政策論争はしているが敵ではない」と述べた。大串は「共闘がプラスだったのかマイナスだったのか。単純な問題でもない。きちんと分析しなければならない」と複雑な思いをにじませた。

 政権交代に向けた「大きな固まり」を目指し、昨年9月に合流新党結成にこぎ着けた立民。共産との関係だけでなく、原発政策を巡って電力総連などの反発があり、九州電力玄海原発が立地する県内でも影響が見え隠れする。連合佐賀の関係者は「やりにくい状況が続いている。立民は今回の選挙結果をどう受け止めるのか」。来年の参院選に向け、他党との再編を含めた動きを注視している。

 枝野の辞任表明を受け、党代表選に注目が集まる。立民県連の幹部は「政権の選択肢にならないといけない。保守層や無党派層からも支持される懐の深い政党に成長してほしい」。岐路に立つ野党の行く末を見つめる。=敬称略

(衆院選取材班)

4149チバQ:2021/11/04(木) 19:29:56
下記に参加しない無所属当選者

野党系 米山隆一 
与党系 細野豪志 平沼正二郎 西野太亮 三反園訓



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211104/k10013334331000.html
衆院選 無所属で当選した議員5人が新会派「有志の会」を結成
2021年11月4日 14時36分

衆議院選挙に無所属で立候補し、当選した議員5人が4日、新たな会派「有志の会」を結成し、衆議院に届け出ました。

新たな会派「有志の会」を結成したのは、福岡9区選出の緒方林太郎氏、京都4区選出の北神圭朗氏、大分1区選出の吉良州司氏、徳島1区選出の仁木博文氏、茨城1区選出の福島伸享氏の5人です。

5人は、かつて民主党などに所属していましたが、先月31日に投票が行われた衆議院選挙では、いずれも無所属で立候補し、当選しました。

そして、来週10日に召集される特別国会以降、法案審議などの国会活動をともにしたいとして、4日、衆議院の事務局に会派の結成届を提出し、受理されました。

4150チバQ:2021/11/04(木) 21:17:51
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211104-567-OYT1T50132.html
遊説を共にしたヤギ、当選議員が「東京に連れて行けない」と引き渡し表明…「選挙利用か」と炎上し撤回
2021/11/04 18:57読売新聞

遊説を共にしたヤギ、当選議員が「東京に連れて行けない」と引き渡し表明…「選挙利用か」と炎上し撤回

衆院選の街頭演説でヤギを抱っこし枝野代表(右)と並ぶ鎌田さゆり氏(10月20日、仙台市若林区で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 衆院選の宮城2区で3選を果たした立憲民主党の鎌田さゆり氏(56)が、遊説に連れていたペットのヤギを「里親(次の飼い主)に引き渡す」とツイッターに投稿したところ、「選挙に利用しただけなのか」などと批判が殺到する事態となった。鎌田氏は方針を転換し、議員活動が本格化した後も、自ら飼い続けることを決めた。

 ヤギは8月、鎌田氏の事務所の周りに生える草を食べさせるため、宮城県栗原市の畜産農家から譲り受けた。「仙台メリー」と名付け、選挙期間中、たびたびメディアに取り上げられた。枝野代表が応援で来県した際、鎌田氏はヤギを抱っこし、枝野代表との「スリーショット」を披露していた。

 鎌田氏は動物好きで、保護猫やメダカも飼っているという。ヤギに関しては衆院選公示前から、報道陣に「もし当選したら、東京には連れて行けない。責任を持って世話ができないので、里親は決めている。(落選して)仙台に居続けたら飼います」と話していた。

 3日夜、鎌田氏はこうした経緯に触れず、「最後まで責任を持って寄り添い育てることは困難で栗駒の里親さんに育てて頂くことに」と投稿。これに対し、「ヤギの選挙利用だ」「動物にも命がある」などと批判が相次いだ。4日夕時点で1000件以上のコメントが付き、リツイートは4000件を超え、鎌田氏は「ご意見ご助言に感謝申し上げます」「これからも一緒に暮らして参ります」などと返答した。

 東京の議員宿舎はペット禁止のため、仙台市の自宅で飼うという。鎌田氏は取材に「『処分する』『選挙で利用してポイ捨て』との書き込みもあった。誤解されて悲しい」と語った。

4151チバQ:2021/11/05(金) 09:38:44
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141004?rct=kng_shu21
衆院選 検証(下)道半ばの野党共闘 「形だけ」の区も禍根残す
2021年11月5日 07時39分
「野党結集!」と書かれたのぼりを掲げる立民候補者の演説には多くの有権者が耳を傾けた=横浜市で
「野党結集!」と書かれたのぼりを掲げる立民候補者の演説には多くの有権者が耳を傾けた=横浜市で

 「比例はれいわでお願いします」-。神奈川2区(横浜市西、南、港南区)の立憲民主元職岡本英子さん(57)は、選挙戦でれいわ新選組の山本太郎代表の応援演説を受けた際、野党共闘を有権者にアピールした。2区は土壇場で共産が擁立を取りやめ、岡本さんを支援。横浜港ハーバーリゾート協会の藤木幸夫会長も岡本さんを支援するなど「共闘の象徴」として戦ったが、結果は惨敗だった。
 候補は一本化したものの、陣営は一枚岩ではなかったのが敗因とみられる。選挙区内の立民市議県議は日頃の政治活動のあり方を巡って岡本さんと対立し、公示前に陣営から離脱。選挙戦で岡本さんを手伝ったのは共産の市議らだった。岡本さんが比例の投票先として「れいわ」を呼び掛けたことも、立民県議は「まずは立民と共産を固めないと」と首をかしげた。
 野党共闘が進んだ今回の衆院選。県内でも十八選挙区のうち2、5、7、8、11、13、14、16の八選挙区で与野党の一騎打ちの構図になり、8、13、16区で野党候補が勝利、5、7区は比例復活した。ただ、奏功しない区は他にもあった。
 自民と立民の候補が一騎打ちで戦ったある選挙区では、立民候補の応援に共産議員が入ることはほとんどなかった。陣営の立民地方議員は、共産と組んだことで従来の支援者が離れることを恐れ「野党共闘をアピールするメリットはない」と、演説で野党共闘を口にすることはなかった。別の立民議員は「一対一の構図だから、共産支援者は確実にこちらに票を入れてくれるだろう」とも。だが、立民はこの選挙区で敗れた。
 意地の張り合いで共闘が成立しなかった選挙区も。3区(横浜市鶴見、神奈川区)では共産が市内で唯一小選挙区の候補者を立て、立民候補とライバル関係となった。共産の田母神悟・県委員長は公示前、立民に候補者取り下げを打診したが、折り合わなかった。志位和夫・党委員長は公示翌日の先月二十日、市内で遊説した際の取材に「それぞれ頑張って自民党に勝つようにする」と強気を見せたが、結果として票が割れ、共倒れした。
 田母神氏は県内唯一の前職を擁立した10区(川崎市川崎区、幸区など)の敗因として、一日の記者会見で「立民の支持層が動かなかった」と指摘し、こう漏らした。「こちらは共闘にあたって誠実に努力した。形だけ共闘を取り繕っても勝てない。本気の共闘という意味で、今回は課題を残した」。道は半ば、禍根は残された。(丸山耀平)

4152チバQ:2021/11/05(金) 09:43:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/140820
衆院選静岡 6区「渡辺王国」なぜ崩れた 地元への姿勢、票差に 勝俣さんと密着度に違い
2021年11月4日 07時14分

 衆院選で敗れた立憲民主党の枝野幸男代表が、辞任表明した。枝野体制で要職を務める静岡6区の渡辺周さん(59)も、自民党の勝俣孝明さん(45)に屈した。比例復活で議席を守ったが、初めて小選挙区での敗北。衆院議員や沼津市長を務めた父の代から続く「渡辺王国」が崩された。自民や野党系市議は「立民の政策や野党連携への不信感だけではない。候補者がどれだけ地元を重視し『どぶ板』ができたかの差だ」と口をそろえる。(渡辺陽太郎)
 二〇一二年の初対決で約一万二千票あった二人の差は一七年、六百三十一票にまで縮まった。比例復活が続いた勝俣さんは今回、約四千四百票差で悲願の小選挙区勝利を果たした。自民が強い伊豆半島では一市を除き全勝。大票田の沼津市と清水町、長泉町では敗れたが、一市二町の票差は前回から約千票縮めた。
 「地元のため何をしたか分からない。顔も見えない。小選挙区勝利を目指す現職の姿ではなかった」。勝俣さんを支援したある自民市議は、渡辺さんの四年間をこう振り返る。
 勝俣さんは小さな行事にも顔を出し、選挙区を歩き回って有権者と対話を重ねた。今年七月の豪雨で沼津市と清水町にかかる黄瀬川大橋が一部崩落した際もすぐに、党幹部を引き連れ現地を視察。橋は翌月末に仮橋で通行可能となった。「どぶ板で顔を見せる。地元の課題にすぐ反応し、見える形で解決に向け努力する。勝俣はその二点で相手に勝っていた」と自民市議。
 渡辺さんを支援したある野党市議も「地元密着という点では、相手が勝っていただろう」と認める。父の代から続く後援会は高齢化が進み、渡辺さんも党役員や県連代表の職務で、かつてほど地元での活動ができなくなっていた。野党市議は「危機感はあった。それでも(候補を擁立していない)共産票を加えれば、勝てるとも思っていた。だが負けてしまった。従来の支持者の一部が離れてしまったのだろう」と肩を落とす。
 共産党との協力を嫌った労組や支持者が離れ、有力労組への顔見せが不十分だったことなどの指摘もあるが、野党市議は「熱心な労組は今回も支持してくれたと思う。大きな敗因ではない」と分析する。候補者自身の地元での活動に加え、支える市町議員の数も自公に比べ少ない。「市町で十分な勢力を確保できない、自分たちの責任でもある」と話す。
 比例復活を受け渡辺陣営幹部は「後援会が健在だからこその復活だ。ただ、このままでは駄目だ。新たな支持者や組織もつくっていかなくてはいけない」と今後を見据える。勝利した自民市議も「相手の後援会はまだ脅威だ。沼津などでは負けた。完全な勝利ではない」と、さらなる攻勢を誓う。
 野党は地元で活動を見直し、市町での勢力拡大を目指す。だが野党市議は「共産と連携しないと、次回は候補を立ててくるだろう。そうなると、もう勝てない状態だ。連携すれば不信感も持たれる。立て直しには課題が多い」と苦悩をにじませた。

4153チバQ:2021/11/05(金) 09:47:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b2b1786df16050e7b019cd70af4553a161726be
買収約束の疑い、維新当選者陣営の男逮捕 兵庫4区、運動員に報酬1日1万3千円
11/5(金) 7:55配信
神戸新聞NEXT
兵庫県警察本部=神戸市中央区

 10月31日投開票の衆院選で、兵庫4区から立候補し、比例復活で当選した日本維新の会の赤木正幸氏(46)の運動員に報酬を約束したとして、兵庫県警捜査2課と神戸西署は5日、公職選挙法違反(買収約束)の疑いで、兵庫県小野市三和町の会社役員の男(70)を逮捕した。同課によると、男は赤木氏の陣営で選挙運動に携わっていたという。


 逮捕容疑は10月初旬、自宅で運動員1人に対し、選挙運動用ビラの配布や赤木氏への投票を呼び掛けることに対する報酬として、1日につき1万3千円の支払いを約束した疑い。県警は男の認否を明らかにしていない。

 公選法では、候補者の出納責任者や秘書らが選挙違反をし、有罪判決が確定すれば「連座制」で候補者の当選が無効になることがある。ただ県警は現時点で、男が当選に影響する立場ではないとみている。

 県警は選挙期間中、報酬の約束をされた運動員が、実際に街頭でビラ配りに従事していたのを確認した。捜査関係者らによると、投開票日の翌日以降、複数の陣営関係者を聴取しており、既に男の自宅など関係先を捜索したとみられる。

4154チバQ:2021/11/05(金) 09:48:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b88b72144417a70ae5d9bc9207382051d962db4
安倍元首相の凋落と不人気ぶりが話題に…地元・山口“お国入り選挙”でも2万票減、焦る本人
11/5(金) 9:06配信


日刊ゲンダイDIGITAL
衆院選出陣式で久々のたすき姿の安倍元首相(C)共同通信社

 今回の衆院選を経て、「3A」の覇権は終わるということか。選挙区で落選した甘利前幹事長の失脚に続き、政界では安倍元首相の凋落が話題になっている。選挙区で圧倒的に勝利してきた安倍元首相の集票力に衰えが見え始めたからだ。

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  ◇  ◇  ◇

 公示日の10月19日、安倍元首相の姿は地元の山口県下関市にあった。選挙区の山口4区で第一声を上げたのは12年ぶりのことだ。

 首相在任中は全国各地を飛び回り、地元には帰らなかったが、本人不在でも過去3回の衆院選は常に10万票以上を獲得。70%を超える得票率で圧勝してきた。今回は地元入りしたことで、さらなる得票が見込まれていた。

「最終盤の29日からも地元で選挙活動をしていたので驚きました。自ら選挙カーに乗って選挙区を遊説して回っていた。ジャーナリストの桜井よしこ氏も応援に駆けつけ、『安倍さんを全国一の得票で当選させましょう』と訴えていました」(地元関係者)

 投開票日、当選の知らせを党本部ではなく地元で受けたのも12年ぶりだ。もちろん早々と「当確」が打たれたが、その勝ち方は安倍元首相にとって誤算だったのではないか。

ライバルの河野氏、石破氏、林芳正氏に完敗
地元・山口4区には、安倍元首相の”モリカケ桜‟で全国から厳しい目が…(C)日刊ゲンダイ

「全国一」を目指したはずが、安倍元首相の得票数は8万448票と、前回2017年衆院選から2万4000票も減らした。得票率も70%を下回ってしまった。12年ぶりに地元で選挙活動に精を出した割に、意外なほどの不人気ぶりがうかがえる。

 得票数でいえば、全国1位は21万515票を獲得した河野太郎前行革担当相(神奈川15区)だった。05年の小泉純一郎元首相(19万7037票)、09年の鳩山由紀夫元首相(20万1461票)を超え、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降の歴代最多得票記録を塗り替えた。

 得票率では石破茂元幹事長(鳥取1区)が84.07%で全国トップだった。

 今回の衆院選の投票率は55.93%と戦後3番目に低い水準だったが、都道府県別に見ると、山口県の投票率は49.67%で最下位。全国で50%を割ったのは山口県だけだ。中でも安倍元首相の山口4区は前回から8.95ポイントも減って48.64%という低投票率を記録した。

「山口4区には、“モリカケ桜”などの問題がこれだけ噴出しても安倍氏を信任するのかと、全国から厳しい目が注がれていた。地元の有権者も、安倍氏には入れたくないが、他に有力な対抗馬もいないからと棄権した人が多かったのでしょう。“安倍離れ”が進む危機感が12年ぶりの地元入りにつながったのかもしれません。今では山口県全体の期待が、総理総裁を目指して衆院山口3区に鞍替えした林芳正氏に移っているように感じます」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 林元文科相は9万6983票を得て、得票率も76.94%という圧勝だった。甘利前幹事長の辞任を受けて幹事長にスライドする茂木外相の後任にも名前が挙がる。外相就任なら、首相候補として林氏に対する地元の期待はますます高まるだろう。安倍元首相は完全に「過去の人」になってしまう。

「その焦りもあって、今月中の派閥復帰を画策していると聞きます。細田派の細田会長が衆院議長に就任すれば、会長の座が空く。細田派から安倍派に衣替えし、最大派閥の領袖として影響力を堅持するつもりでしょう」(自民党関係者)

 いいかげん、後進に道を譲ればいいのに、権力欲と自己顕示欲は衰えないようだ。

4155チバQ:2021/11/05(金) 13:29:41


7590 :チバQ :2021/11/05(金) 13:29:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/1203e7bc0785ccda24c2b32a5eaaeccc8769ee65
【独自】自民、細野豪志・衆院議員の入党認める
11/5(金) 12:49配信

読売新聞オンライン
細野豪志氏

 自民党が5日付で、細野豪志衆院議員(静岡5区)の入党を認めることがわかった。細野氏は衆院選に無所属で出馬し、党公認で岸田派に所属する吉川赳衆院議員らを破り、8選を果たした。衆院静岡5区の支部長を務める吉川氏は比例東海ブロックで復活当選しており、静岡県連は反発している。

 細野氏は、民主党政権で原発相や環境相などを歴任した。2017年に民進党を離党し、東京都の小池百合子知事らと希望の党を結成した。18年の民進、希望両党による国民民主党の旗揚げには参加しなかった。19年1月に二階派に特別会員として入会し、自民党入りを目指していた。

4156チバQ:2021/11/05(金) 14:20:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/4405858ab06d167eb58538e735eebfd96e110d8d
前市議の”挑戦” 衆院選長崎4区 無所属・萩原氏 全てを投げ捨て訴えた思い
11/5(金) 12:30配信

長崎新聞
演説する萩原氏。「県北を変えよう」と訴え続けた=佐世保市内

 衆院選長崎4区は自民党前職がわずか400票足らずの僅差で勝ち、立憲民主党新人も比例復活する大激戦となった。その陰で、無所属の萩原活(ひろし)(61)はひっそりと落選した。公示直前に出馬表明し、与野党一騎打ちとみられていた選挙戦に割って入った。2期目だった佐世保市議を辞め、自民を離党し「全てを投げ捨てて」の挑戦だった。彼はなぜ出馬したのか。選挙で何を訴えたのか。12日間の戦いを追った。
 公示日の10月19日午後1時ごろ、同市俵町の事務所前で「必勝」の鉢巻きを締めた萩原はマイクを握り、声を張り上げた。「皆さんの1票が県北を変える。変えるのは今だ。絶対に投票に行ってください」
 6月まで党佐世保支部幹事長を務め、今回8選を目指した北村誠吾(74)を支える立場だった萩原。北村が地方創生担当相に就任した時には「もう一度国政に押し上げよう」とも話していた。その思いを裏切るかのように、北村は不安定な国会答弁や失言で批判され、県議との公認争いを招いた。萩原は次第に、党への不信感を強めていった。
 このままでは立民の末次精一(58)に自民の議席を奪われるという危機感を抱いた。長引く公認争いに有権者が愛想を尽かし、投票率が下がるとも感じた。「自民への批判票の受け皿に自分がなれないか」。周囲からは「出たらつぶされる」と警告されたが、決意は揺るがなかった。衆院解散の2日前、立候補を正式表明した。
 ◆
 「大きなゾウに、小さなアリが挑む構図。でも、絶対に勝たなければいけない」。限られた時間で準備し迎えた選挙戦。演説では「県北を変えるのは今。変える勇気を持とう」と呼び掛けた。ただ北村や自民を名指しで批判することは一度もなかった。真っすぐに、自分の思いを訴え、最終日まで駆け回った。
 若い世代を中心に多くの声援を受け、勝利への手応えは十分にあった。戦い終え、スタッフ一人一人と握手を交わし、側で支えてくれた妻の手も力強く握って感謝を伝えた。「みんなには頭が下がる思い。涙が出たよ。僕はそんなに強い男じゃないから」
 投開票日。萩原は事務所で、支持者ら十数人と開票状況を静かに見守った。北村と末次の接戦が報じられる中、自身の当選がないと悟り、午後11時すぎに席を立った。「力不足でした。すみません」。そう言って頭を下げると、温かい拍手が送られた。
 「出馬を後悔していないか」。記者の質問に萩原は即答した。「していない。このままでは4区はだめだと、みんな気付いたと思う。自民党も変わらないといけない」。自分の得た票は北村から奪ったのではなく、末次に流れるのをつなぎ留めたとみている。
 日付が変わっても、テレビは接戦を伝えていた。結果を見届けることなく、萩原は事務所を後にした。数時間後に判明した得票数は「1万6860」だった。
=敬称略=

4157チバQ:2021/11/05(金) 14:32:21
7589 チバQ 2021/11/05(金) 13:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/29e9768cde5897d1a00039c871acbb79f0e25723
派閥10人減の二階元幹事長、地元で引退へのカウントダウン 早くも「後継争い」〈dot.〉
11/5(金) 10:00配信
「もう次の選挙戦に入っているようなムード。地元は政局だ」
 こう話すのは、自民党の元幹事長、二階俊博氏の地元和歌山3区の町議だ。10月31日に行われた衆院選の投開票では午後8時に「当確」が報じられた二階氏。

 選挙戦の直前まで「引退するのでは」とうわさが流れるなど地元は揺れていた。それを吹っ飛ばすような圧勝劇だった。

 だが、二階氏の13回目の当選直後から地元では「誰が後継者となるのか」という話題で持ち切りだという。

 二階氏が次の衆院選にも出馬するのか、それとも二階氏の後継者が立候補するのか。もしくは参院和歌山県選挙区の選出で自民党の参院幹事長という「大物」、世耕弘成氏が和歌山3区に鞍替えするのか…。話題が持ちきりだ。

 二階氏は当選が決まった後、支援者にこう頭を下げた。

「大変お世話になりました。温かい心のこもるご支援で当選をさせていただきました。ひとえに故郷の皆様のおかげです」

 自民党の幹事長を5年以上務め、歴代最長記録を打ち立てた二階氏だが、岸田政権となり幹事長を交代。この衆院選では大半を地元の和歌山3区で活動した。

「二階先生がこんなに長く、地元に張り付くなんで10年以上なかったこと」

 二階氏の支援者は言う。今までほとんど訪れることがなかった小さな集落にまで足を伸ばした。その際、二階氏に付き添っていたのが、三男の二階伸康氏だ。地元では後継者と目されているという。

「今回は伸康氏が二階先生の活動のほとんどに付き添っていた。そして、二階先生に代わってマイクを握り、演説していましたね。これまでの選挙ではあまり見かけなかった。そつなく、二階氏の応援演説をこなしていた。その姿を見て、跡継ぎは伸康氏と二階先生の腹は決まっているんじゃないかと感じました」(前出の町議)

 伸康氏は数年前に大手航空会社を退職し、二階氏の秘書に専念し、スケジュール管理などをしていた。

「昨年あたりから伸康氏が二階氏の名代という感じで動くようになった。中国総領事と面談したり、コロナ禍で和歌山県にマスクを贈呈し、知事と一緒に写真を撮るなど、後継者としての道を着々と歩みつつある。二階派でも『伸康氏に譲るのかな』という声が多々あります」(二階派の国会議員)

 中国の大阪総領事館のホームページにも、伸康氏が二階氏の秘書として中国領事と面談する写真が掲載されている。

 二階氏の後継問題は16年、地元の御坊市長選に長男の二階俊樹氏が出馬したことに遡る。しかし、保守分裂選挙となり、俊樹氏は敗北。今も俊樹氏が地元事務所を守っているという。

「俊樹氏が選挙に出馬することはもうないと言われている。性格的にもちょっと荒いところがあるので、政治家には向かないのではないか」(前出・二階派の国会議員)

 衆院選の公示日、御坊市で出陣式を終えた二階氏をマスコミが取り囲んだ。当初は秘書らが取材を終わらせようとしたが、二階氏が「まだ記者が質問しているのだから」と取材は5分ほど延長された。

 すると、「いつまでやるんや」と周囲にも聞こえる声で、怒りを露わにしたのが俊樹氏だった。前出の町議は記者にこうつぶやいた。

「ああいう性格だから…。跡継ぎには向かないかも。伸康氏が適任だよ」

一方で、世耕氏の参院から衆院・和歌山3区への鞍替え待望論も地元ではあるという。次の衆院選は二階氏の後継をめぐって、水面下では激しい駆け引きが行われそうだ。

 だが、二階氏は地元の情勢をよそに元気いっぱいだという。二階派は10人が落選、37人となった。また、東京8区で元幹事長の石原伸晃氏が落選し、石原派は領袖を失った。石破派も12人と減少し、負け組に。

「二階氏は以前から石原派や石破派の議員に誘いをかけていたので、狙いにいくと思う」(二階派の国会議員) 

(AERAdot.編集部 今西憲之)

4158とはずがたり:2021/11/05(金) 21:17:28

落選、辻元清美さん「朝、つらいんよ」 “過信”に超反省モード
https://mainichi.jp/articles/20211104/k00/00m/010/287000c
イチオシ 鈴木琢磨
毎日新聞 2021/11/5 11:00(最終更新 11/5 12:39) 有料記事 2815文字

 「あほやった、私……」。衆院選で議席を失った立憲民主党副代表の辻元清美さん(61)が東京・永田町を去る日、しみじみと反省を口にした。充血した目にむろん悔しさは色濃くにじんでいたが、自身におごりと過信があった、としきりに振り返るのである。いつもと違う「辻元清美」がそこにいた――。

つい口を滑らせた一言 「維新は――」
「とっとと出ていかなあかんから」。3日朝、議員会館の事務所をのぞくと、荷造り作業でバタバタの清美さんがいた。段ボール箱から1冊の文庫本を手に取った。「ほら、これ。『新人類図鑑』やん。筑紫哲也さんが『朝日ジャーナル』で連載していたのよね」。早大の学生でピースボートを主宰していたころは中森明夫さん(アイドル評論家)、秋元康さん(作詞家)らと並ぶ時代の旗手だった。土井たか子さんの引きで衆院選に社民党から立候補し、初当選したのが1996年。秘書給与事件で議員辞職するなど波乱の永田町暮らしだったが、そんな彼女も気づけば還暦過ぎ。たぶん「新人類図鑑」に万感、胸に迫るものがあったのだろう。

 「もうクタクタやわ」。なにせ地元、大阪府高槻市の事務所で敗北会見に臨んだのは投開票翌日、1日未明だった。日本維新の会の勢いはすさまじく、府下では候補者を擁立した15選挙区で全勝、10区の清美さんも元府議の新人、池下卓さん(46)に敗れ、比例復活もならなかった。「明け方、つらいんよ。しんどいんよ。目覚めたとき、ああ、落ちたんやって感じて。これから先、どうしたらええんやろって。でも私が悪い。おごりと過信があったから」。衆院が解散した10月14日、維新について記者団に問われ、つい口を滑らせた。「これは国政選挙。維新は…

4159チバQ:2021/11/07(日) 22:21:10
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141022?rct=ibr_shu21
<戦い終えて>検証衆院選(中)自民王国 牙城で組織力空回り
2021年11月5日 07時59分
 茨城県内七選挙区で激戦が繰り広げられる中、県議会の自民党会派の控室に幹部の声が響いた。「県都の水戸で取られるんじゃねえ!」
 茨城1区で四選を目指す自民の田所嘉徳(よしのり)が、捲土(けんど)重来を期す無所属の福島伸享(のぶゆき)に苦戦しているとの情勢が伝わり、県議団は危機感を募らせていた。
 各都道府県の「1区」は、無党派層が多い都市部の県庁所在地を含むため、「1区現象」と呼ばれる自民候補の苦戦が起きやすいとされる。だが茨城1区の場合、水戸市の人口が比較的少ないことに加え、県西地域の筑西市や下妻市(一部)にまで広がる特殊な区割りで、伝統的に自民の牙城だった。
 福島は今回、水戸市医師会長やJA水戸の一部役員らの支援を取り付け、保守層への浸透をアピール。県内JAグループの政治団体「県農政連」は自民推薦だったが、あるJA職員は「福島さんの方が農業政策に明るい」と声をひそめていた。
 水戸市に住む福島は、筑西市を地盤とする田所を意識し、「県都水戸から代議士を」もスローガンに掲げた。田所の陣営関係者は「水戸市内で相手候補のポスターがどんどん増えて焦った。外堀から埋められている感じだった」と振り返った。
 市町村別の開票結果を見ると、田所は水戸を除く市部で福島を上回る得票だったものの、四年前の前回は三千票差で勝った水戸では、逆に一万四千票も引き離されていた。
 田所は選挙区敗北が確実になった後、「運動量に差があった。向こうはこの四年間ずっと活動していたが、私は副大臣の仕事もあり、そういうわけにはいかなかった」と釈明した。だが、こうした事情は与党の現職にはよくあること。支援する自民県議は「本人の努力が足りなかった」と突き放した。
 県内七選挙区は今回、自民の五勝二敗。前回の六勝一敗から後退した。落とした1区と5区は比例復活で救われた。
 5区では、自民の石川昭政が国民民主党の浅野哲(さとし)に選挙区の議席を奪われた。空中戦頼みで、党の組織力を生かし切れなかったことが響いた。
 陣営の「選挙対策本部」の会議が一度も開かれなかったことは、石川の選挙戦を象徴する。通常は地元の首長やベテラン県議らが務める本部長も不在のままで、自民県議の一人は「斬新だろ」と自嘲していた。
 一方で石川は元党本部職員としての人脈を使い、陣営や県連の頭越しに、知名度の高い応援弁士の派遣を直接要請。元首相の安倍晋三、前首相の菅義偉、九月の党総裁選で石川が推薦人になった政調会長の高市早苗らが次々に駆け付けた。
 だが、野党が攻撃の的にする「安倍・菅政治」のイメージもあり、陣営からは「(浮動票獲得には)意味がない」「逆効果になるのでは」と懸念する声も上がっていた。
 県内の自民候補で唯一、公明党に推薦を求めなかった影響も否めない。共同通信の投開票日当日の出口調査では、公明支持層の三分の一が浅野に流れた。石川本人は「比例も自民へ」と訴えたが、5区内の自民支部は独自に「比例は『公明党』」と強調する文書を配布。公明票をつなぎとめようともがいた。
 5区は、中選挙区時代に元官房長官の故・梶山静六(県連会長の梶山弘志の父)が地盤とした区域で、現在も梶山家の支援者が多い。だが、梶山父子に近い関係者は「(5区に)後援会も残してあげたのに声を掛けてこない」と、石川の「地元軽視」を嘆いていた。
 地元の要望を政府につなぐ窓口が、石川ではなく野党の浅野になっているとの指摘も耳にした。ある朝、石川の街頭活動を眺めていた自民関係者がつぶやいた。「浅野さんが負けたら終わりだよ。地方の声が国に届かないんじゃ」(敬称略)

4160チバQ:2021/11/07(日) 22:21:56
https://www.tokyo-np.co.jp/article/141231?rct=ibr_shu21
<戦い終えて>検証衆院選(下)原発問題 再稼働争点化、不発に
2021年11月6日 07時37分
 「原発を争点にする候補者がいない」。茨城5区で地元の青年会議所が主催したオンライン討論会。司会者から立候補の理由を問われた共産党の飯田美弥子は、きっぱりと答えた。
 5区には再稼働問題を抱える日本原子力発電東海第二原発(東海村)が立地する。だが、この討論会で原発を話題にしたのは飯田だけだった。
 街頭演説などでも、原発を巡る論争は低調だった。
 自民党の石川昭政は、選挙戦の序盤で応援に駆け付けた党政調会長の高市早苗が「原子力の若手三羽がらす」と太鼓判を押したほどの原発推進派。高市は石川の集会で新型原子炉の開発などを主張し、石川は傍らで大きくうなずいていた。
 だが、選挙戦を通じて石川陣営が原子力に焦点を当てたのは、その時くらい。石川自身が有権者に直接、原発再稼働の必要性などを語り掛ける場面はほとんどなかった。
 原発の争点化を避けたのは、国民民主党の浅野哲(さとし)も同様だ。全国で旧民主・民進党系の候補者一本化を進めた流れで、「原発ゼロ」を旗印とする立憲民主党県連の実質的な支援を受けたこともあり、積極的には再稼働問題に触れなかった。
 浅野の出身母体は、原子炉製造部門を持つ日立グループの労働組合。選挙戦終盤の夕方、日本原子力研究開発機構の核燃料サイクル工学研究所(東海村)前に立った浅野は、退勤する職員らに、原子力を「重要な選択肢」と位置付けている党の政策への理解を求めていた。
 だが、こうした場面は限定的で、選挙戦で浅野が取り上げたのは県北地域の振興や政治への信頼回復が中心だった。
 共産は今回、浅野が原発再稼働反対の立場を取らないとみて、飯田の擁立に踏み切る。5区では県内七選挙区で唯一、「野党共闘」が不成立となった。
 では、立民支持で、かつ「原発ゼロ」を重視する有権者の票はどこに行ったのか。5区内の野党系地方議員は「原発に関心がない人は浅野氏に入れたのだろうが、関心ある人は困ったかもしれない」と推し量った。
 この議員は、石川や浅野が原発を巡る議論を戦わせなかったことに「ずるい」と不快感を示し、浅野を「立場を明らかにして(立民支持の)票が動くことを恐れたのだろうが、原発は重大な問題。はっきり言わなければいけない」と批判。立民にも「どっちつかずで、だめだった」と苦言を呈した。
 共同通信の投開票日当日の出口調査によると、立民支持層の八割は浅野に入れ、飯田に流れた票は8%にとどまった。
 4区でも、共産の大内久美子が原発の即時廃炉を前面に掲げて戦った。選挙区の五市町はいずれも東海第二の三十キロ圏内に含まれ、事故に備えた広域避難計画策定を義務付けられている。旧民主・民進系候補が不在の中、日本維新の会の武藤優子も避難計画の実効性を疑問視する姿勢を示した。
 だが、自民党の梶山弘志は安倍・菅内閣で原発を所管する経済産業相を務めたにもかかわらず、議論の土俵に乗らないまま、経済政策などをアピールして圧勝。共同通信の出口調査では、立民支持票は梶山、武藤、大内にほぼ三等分されていた。
 共産候補の得票は、5区では浅野の六万一千票に対し八千票、4区では武藤をも下回る一万六千票だった。
 共産単独で原発反対の受け皿をつくる限界を突き付けられた形だが、共産県委員長の上野高志は「有権者から再稼働ストップの声はかなり聞かれた。福島第一原発の処理水の海洋放出問題で漁業者に支持してもらったりと、党外の方にも選んでもらえた」と前向きに受け止めた。(敬称略)
 ◇この連載は長崎高大、保坂千裕、出来田敬司、宮尾幹成が担当しました。

4161チバQ:2021/11/07(日) 22:23:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/64475f5493b5c2835c23c6bc3cd153b64b65ddbb
お詫び行脚と請求書の山、忘れたころに税金 衆院選落ちた人の「その後」
11/5(金) 20:15配信


まいどなニュース
選挙で落選した人は、その後どうなるのだろうか ※画像はイメージです/ぱくたそ(www.pakutaso.com)

衆議院選挙が終わり、候補者には容赦ない審判が下され、当選・落選が決まった。当選した人は、初登庁する姿や、議員バッチをつけてもらう姿が、テレビなどで「お決まりの絵」のように披露されているが、「落選した人」はどうなっているのだろうか。


■最大の試練は「選挙費用の精算」

まず、投票日の翌日からお詫び行脚がはじまる。落下傘などで支援者が少ない人で1週間から2週間、支援者が多い人となると3カ月から半年、ただただお詫びとお礼に回るという日々が始まる。当選した時とは違い、訪問先の空気も重く、足取りは重い。候補者本人は淡々とこれをこなすわけだ。

同時に行われるのが、選挙事務所の撤去、加えて国会議員の場合は議員会館・議員宿舎の引き上げだ。続々と入居してくる初当選議員に、執務室や宿舎を明け渡さねばならない。任期中に溜まりに溜まった書類や備品たちをどこかに保管しなければならない。

そして、「選挙費用の清算」という最大の試練が訪れる。

事務所の借り上げ、印刷費、人件費、電話等備品のリース代など…。大きい選挙の場合、ほとんど本人が知らないところで湯水のように使われた、それら費用の清算が迫られる。場合によっては、借り入れによって選挙費用を賄っているケースもあり、最悪のケースでは夜逃げというシナリオもありうる。事実「当選しなけければ夜逃げするしかなかった」と話す現職議員に何度も出くわしたし、選挙後行方知れずの方もいる。まさに、落選は地獄の一丁目だといえよう。

■税金は忘れたころにやってくる

これらを乗り越えて、お詫び行脚を済ませたころにやってくるのが、税金だ。

市民税などは前年度所得に掛かるので、現職議員が落選し無一文の無職になっていようとも前年度並みの税金が来る。これは落選者共通の悩みで、百万単位での税金の支払いに四苦八苦する方は非常に多い。私の知人では学資保険を解約して捻出した者もいた。とにかく払わないわけにはいかないので借りてでも払う。ここまで来て、一旦選挙の整理は終わる。

そして、次に引退するのか、もう一度頑張るのかという進退だ。基本的にここまでは支援してもらった手前すぐに辞めるとは言えず、「次も頑張る」というケースが多いが、実際は引退を心に決めている者もいる。

■先立つものがないと続かない政治の世界

引退組にせよ再チャレンジ組にせよ、逃げられないのはお金の話。霞を食って生きられない。資金に余裕がある者は躊躇なく再チャレンジを選べるが、先立つものがないと再チャレンジもままならない。

実際、落選し続けてもチャレンジし続けている人は例外なく何らかの資金的なバックボーンがある者に限られる。仮に多くの支援者がカンパをして支えてくれたとしても、それは政治活動の為の資金であって、生活費には充てられない。「勝つまでやり続ける!」というのは簡単だが、兵糧尽きて戦が続けられないのと同様、お金が尽きたら継続はできない。

「今度こそ」と歯を食いしばりながら、一方で「明日からの生活どうしよう」と頭を抱えているのが落選者の今だというのが現実なのだ。

◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。

まいどなニュース

4162チバQ:2021/11/07(日) 22:26:28
https://digital.asahi.com/articles/ASPC45V9NPC3PTLC01G.html?pn=10&amp;unlock=1#continuehere
「あの時を思い出す」小川淳也氏陣営の熱気、記者も感じた 香川1区
会員記事2021衆院選立憲

湯川うらら2021年11月5日 7時00分

 「かつて経験したことのない熱意を皆さんから感じた。選挙が終わることが寂しいと思ったのは初めてだ」

 立憲民主党の小川淳也氏(50)は、衆院香川1区での当選から一夜明けた1日、12日間の戦いをこう振り返った。前デジタル相で自民党の平井卓也氏(63)に2万票近い差をつけた完勝だった。

 「あの時を思い出す熱気だ」。選挙戦の終盤、小川氏の陣営幹部たちは次々に口にした。「あの時」とは、民主党に風が吹き、政権交代が起きた2009年の衆院選。小川氏は、このときも小選挙区で勝利した。「街中を本人が歩けば、相手から寄ってきてくれる」と、陣営は当時と同じ手ごたえを感じていた。

 ただ、選挙結果を見れば、立憲への風はまったく吹いていなかった。ではなぜ、記者も選挙取材中に感じ続けたこの「熱気」が生まれたのだろうか。

 小川氏は選挙戦で、「うそやごまかしのない政治を取り戻す」と政治変革を訴えた。自公政権の「1強政治」や新型コロナウイルス対応を批判。高齢化や社会保障などの「構造問題」に取り組むことも強調した。だがこれは、野党としては一般的な主張だった。

 他の候補との違いは、支持政党を超えて、小川氏個人の人柄や振る舞いに好感を寄せた有権者が多かったことにあった。

なぜ君は前大臣に勝てたのか
 街頭演説には今までほとんど見られなかったという高校生や小中学生らの姿があり、訴えに耳を傾け、写真を撮っていた。関東や中部、九州など全国各地から、小川氏に一目会うためだけに来県する人が後を絶たなかった。

 小川氏は2019年、安倍政権時代の統計不正問題を国会で追及し、一躍脚光を浴びた。昨年には、政治活動を追ったドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が公開され、話題となった。

ここから続き
 映画では、永田町で「修行僧」と呼ばれる小川氏の実直な姿、普段接する機会の少ない国会議員の素顔や本音が映し出された。映画のヒットが小川人気に寄与したことは間違いないが、それ以上に、小川氏が心がけてきた市民と目線を合わせた「対話姿勢」こそが、熱気の源だったと感じる。

 国会閉会直後の6月から選挙区内で演説を重ねてきた小川氏は、聴衆の質問や投げかけに答える「青空集会」というスタイルを貫いてきた。

 「みなさんが考えていることを預かり、大事に抱えさせていただく。思いを交換させてください」と呼びかけてコミュニケーションを図り、一人ずつ支持者を増やしていった。

 今夏には、小川氏に賛同する写真家やデザイナーらが参画する「SNSチーム」が立ち上がり、インスタグラムや動画配信サイトでの発信支援も始まった。6月には、子育て世代を中心とした「小川淳也さんを心から応援する会」が地元・高松市に発足し、若者への支持拡大に寄与した。

 俳優の小泉今日子さんや、音楽家・坂本龍一さんの娘で歌手の坂本美雨さんら著名人もそれぞれオンライン対談をして激励し、数千人が視聴した。

 「なぜ君」監督の大島新さん(52)は、今回の衆院選をこう分析する。「草の根的に人が集まってきて、事務所が盛り上がっていくのを感じた。長く応援してきた支援者の力、SNSチームや子育て世代のグループなどの新しい支援者の力。地上戦と空中戦のように、両方がうまく重なり合った」

4163チバQ:2021/11/07(日) 22:26:48

記者が目撃した熱気
 記者も実際に現場で、この熱気を感じる場面を何度も目の当たりにした。

 「どうしてもお伝えしたくて、マイクをお借りしました」。公示前の10月、高松市内のスーパー前で行われた青空集会で、女性会社員(48)が声を上げた。

 「政治に全く関心がなかった高校2年生の娘が、小川さんを本で知っていろいろ検索しています。娘の口から『投票権がないことが本当に悔しい』という言葉を聞き、可能性を感じました。ぜひ頑張ってください」

 その1週間後、同じスーパー前には、ボランティアとしてビラを配るその女性の姿があった。「今まで政治家を冷めた目で見てきたけど、小川さんは信頼できる。自分にできることをしたいと思った」

 選挙期間中、高松市内の小川氏の事務所を訪ねると、平日にもかかわらず様々な年代、職種の人たちが行き交っていた。壁一面には、国内外から寄せられた色とりどりのメッセージカードなどが貼られ、一般的な政治家の事務所とは異なっていた。

 香川大1年の田平彩乃さん(19)は映画を見て、電話かけやビラ配りに参加した。「演説を聞いて、自分自身の問題にも政治が関わっていると気がついた」。京都府から泊まりがけで手伝いに来ていた京都大の学生(24)は「SNSで質問したら、返事をくれた。小川さんを中心に、支援の輪が広がっているのを感じた」。

 投開票日前日の10月30日、最後の街頭演説。小川氏は数百人の大衆を前に「私は約束します。小選挙区で勝ちます」と宣言した。後援会の幹部は「勝利宣言するのは初めて。彼らしい戦い方ができて、やり切ったと思ったのだろう」と驚いた。

 投開票日に朝日新聞社が実施した出口調査では、無党派層の66%が小川氏に投票。公明支持層の38%、自民支持層の26%と、党派を超えて支持を集めた。

実直さが裏目に出ることも
 一方、今回の選挙戦では、がむしゃらさが裏目に出る一幕もあった。日本維新の会が公示直前に香川1区で公認した新顔の町川順子氏(62)に、立候補を断念するよう電話をかけるなどしたことが明らかになり、波紋を呼んだ。小川氏は、「対話や調整を重ねることは正当な政治活動の一環だ。名乗りを上げる方々を歓迎する」と釈明に追われた。

 小川氏は自らの性格について「頑固で粘り強いが、時々短気になる」と語っている。小川氏の「真っすぐさ」が評価されていることは事実だが、一歩間違えれば有権者の支持は離れかねないとも感じた。

 小川氏は、立憲の代表選への立候補にも意欲を示す。有権者の期待はこれまで以上に大きい半面、一挙手一投足に注目が集まる。当選後、自身に言い聞かせるように言った。

 「訴え続けたことを有言実行できるか、真価が問われている。大きな責任や役割を引き受けながらも、小川は変わらずにいられるか。厳しく見届けていただきたい」(湯川うらら)

4164チバQ:2021/11/07(日) 22:30:25


http://www.asahi.com/articles/ASPC55DZWPC4PTLC009.html?iref=com_shuinsen2021_news_list_n
大平元首相から受け継いだ「田園」 国民民主・玉木代表の強さの秘密
有料会員記事2021衆院選国民

木下広大2021年11月6日 12時00分

 「今日、私はあえて申し上げる。私は良い意味で権力が欲しい。貪欲(どんよく)に権力が欲しい」

 高松市の会議場。衆院選が間近に迫った10月中旬、集まった数百人の支持者を前に、国民民主党代表の玉木雄一郎氏(52)は語気を強めた。

 玉木氏は語る。国民民主は新型コロナウイルス対策の一律10万円給付などの政策を次々と提案してきた。だが、与党はそのたびに国民民主の案を鼻で笑い、いつも数カ月経ってから与党の政策として実行した――。

 「私が大臣なら、あるいは総理大臣なら、6カ月かかったものを3カ月で、3カ月かかったものを1カ月でできたかもしれない。もっと言えば、失われなくて良い命が守れたかもしれない」

 その中で出てきたのが、冒頭の「権力」発言だ。その意味について「自分や党のためではない。国民の命と暮らしを守る力を与えてもらいたい」と支持者に説明した。


 地元では、「早く大臣に」「総理になって欲しい」という期待の声は少なくない。

 「玉木雄一郎は、日本が国難にいたったときに、政治のトップリーダーとして国を救う。令和は玉木雄一郎の時代だと思っています」

 衆院選期間中の集会で後援会長は言い切った。集会ではいたるところに、「日本の宝 玉木雄一郎」などと書かれた手作りの看板が並んだ。

 玉木氏は2009年の衆院選香川2区に、当時の民主党から立候補し、自民党の前職に3万票あまりの差をつけて初当選。民主が政権を明け渡した12年にも、議席を死守した。この年、小選挙区で勝利した民主候補は、中四国・九州で玉木氏1人だった。

「所属政党は玉木党」
 その後の2回の選挙でも自民候補相手に2万票以上の差をつけて快勝。党首として県外への応援で地元にほとんど戻らなかった今回は差を約4万票に広げて大勝した。同じ野党党首でも、約6千票差で辛勝した立憲民主党の枝野幸男氏とは対照的な結果だった。

 玉木氏の選挙を支えるのは、地元での強力な支持者たち「玉木党」だ。

 この言葉は、単に熱狂的な支持者というだけでなく、リベラルから保守まで「元々の支持政党を超えて玉木氏個人を応援する人の集まり」というニュアンスが含まれている。

 実際、朝日新聞社が今回の衆院選投開票日に実施した出口調査では、玉木氏は自民支持層の4割、公明支持層の半数以上の支持も取り付けていた。

 過去の選挙戦では、自民に籍を置く選挙区内の首長が「身分は自民党員、所属政党は玉木党」と発言し、自民県連から除名処分を受ける出来事もあった。

 当初は民主党から立候補した玉木氏が、なぜ保守層からも支持されるのか。

自他ともに「大平元首相」の後継
 一つは、香川出身の元首相で自民の大物だった大平正芳(1910〜80)の意志を継ぐ「3代目」と自他共に認めていることが大きい。

 大平は中選挙区時代の香川2…

4165チバQ:2021/11/07(日) 22:35:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/60e2f8c8fa0b856071285956772517622ce234bf
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島1区 「宮・保」共闘 自民は奏功 選挙区へのこだわりなお/出遅れ、野党は不発
11/4(木) 8:30配信

南日本新聞
当選後、手を取り合って拳を突き上げる宮路拓馬氏(右)と保岡宏武氏=1日、鹿児島市上之園町

 1日午前0時、鹿児島市上之園町の事務所前に集まった支援者から「宮路」コールが沸き起こった。鹿児島1区で当選した自民前職の宮路拓馬氏(41)が、ひな壇に駆け上がる。

【写真】小選挙区敗戦の報を受け、支持者をねぎらう川内博史さん=1日午前0時22分、鹿児島市新町

 「知名度で圧倒的に劣り、厳しい戦いだった。新しい社会や政治を共につくろうという皆の支えで一丸となれた」。目にうっすら涙を浮かべ、初の選挙区での勝利をかみしめた。

 傍らには比例九州で初当選した保岡宏武氏(48)が並ぶ。「おめでとう」と語る保岡氏に、宮路氏は「これからも切磋(せっさ)琢磨(たくま)し頑張っていこう」と応じた。互いに手を取り、拳を高々と突き上げた。

 「若い2人が政治家として並び立つ方向を見いだす」。3年10カ月に及んだ1区の党公認争いで自民県連幹部はこう繰り返した。「宮路氏1区勝利、保岡氏比例九州初当選」という形に結実した。

 宮路氏の得票は10万票超。立憲民主前職の川内博史氏(60)とは1万2000票差だ。比例復活も許さなかった。

■ジレンマ

 宮路氏が2020年に獲得した党員数は2516人。女性活躍など政治の光が当たりにくかった政策に取り組み、無党派層を開拓した。公認を得た後、保岡氏を支持する友好団体のあいさつ回りを強化。支持基盤を固め本番に臨んだ。野田聖子こども政策担当相らも駆け付け、風を起こした。

 保岡氏の立場は複雑だった。公認を巡り、一部支援者の不満は収まらなかったからだ。10月19日の公示前夜、「当選確実」とされる比例名簿2位に登載されて軟化したが、「一枚岩」になれなかった。

 県連の森山裕会長は「どのような行動が保岡さんの将来につながるか、後援会の方が一番分かっているはず」と公言。宮路氏を支援しなければ「戦犯」扱いされ、宮路氏が大勝すれば1区の議席はそのまま固定される。保岡氏は「先のことは考えないようにしている」と述べ、苦戦が伝わる1、2区を中心に関係者を引き締め、支援呼び掛けに集中した。

 “共闘”した保岡氏は「ずっと比例というわけにはいかない。選挙区で戦いたい」と本音を漏らす。父親で法相を務めた故・興治氏時代からの支援者の中には「1区にこだわるべきだ。多くがそう思っている」と明かす声があるものの、県連幹部は「宮路氏で変わりはない」と、にべもない。

■批判

 落選から一夜明けた1日、川内氏は東京・永田町の議員会館事務所にいったん戻り、明け渡し準備を始めた。

 選挙期間中、有権者の反応に好感触を得ていた。「生活が苦しい。助けて」「売り上げは落ち、経営を続けられない」。その怒りは前回より1万2000票の上積みにつながったが及ばなかった。そもそも立民の県連設立は衆院選の公示が迫った8月末で、全国で最も出遅れた。

 共通政策を掲げた野党共闘は結果的に奏功せず、県連も機能しなかったとして、川内氏への批判が党内から噴き出す。「結果が全て。県連代表を降りてもらうのは当然で、解党的出直しが必要だ」



 衆院選は県内4選挙区のうち3選挙区で与野党の前職が落選し、その「余波」に揺れている。激戦の舞台裏を振り返り、今後を探る。

4166チバQ:2021/11/07(日) 22:36:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab04436b7b6699e78f9d7f4497733544e583ea45
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島2区 元知事・三反園氏、当選直後に自民入り意向 すっきりノーサイドとはいかず
11/5(金) 8:33配信
「国会議員との人脈や知事の経験を生かし汗をかいて努力する」

【写真】支援者をグータッチでねぎらう金子万寿夫さん=10月31日、鹿児島市谷山中央4丁目

 2日午前11時すぎ、指宿市役所。鹿児島2区で初当選を決め、地元へあいさつに訪れた元知事の三反園訓氏(63)は出迎えた職員や支持者に笑顔で応えた。

 観光と農業の街は、新型コロナウイルスの影響で経済が疲弊し、サツマイモ基腐(もとぐされ)病に苦しむ。豊留悦男市長は「自民とはいろいろあったようだが、終わればノーサイド。指宿の観光大使として活躍して」とエールを送る。

 持ち前のフットワークを生かし、早くも選挙区内を走り回る三反園氏。ただ当選が決まった直後に「自民党員に応援してもらい当選できた。考え方も近い」と、自民入りに意欲を示したことが波紋を広げている。

 同じ頃、2区で敗れた自民前職の金子万寿夫氏(74)は進退について「落ち着いて考えたい。改めて伝える機会を設ける」と明言を避けていた。

 「心情的に今日明日入れるはずがない。なぜ対立構図をつくるのか」(自民県議)と明かすなど、フライング気味の意思表示は関係者の間を駆け巡った。

■不快感

 1日未明、自民党県連の森山裕会長が報道陣の取材に応じた。「当選したからといって、自民の対立候補が公認申請することはないだろうと思う」と不快感をあらわにした。

 発言を受け三反園氏は軌道修正に追われた。無所属のまま自民会派に所属し静岡5区を制した細野豪志氏を引き合いに「自民入りを決めたわけでなく、さまざまな活動の仕方がある」と釈明。それでも関係者の多くは「本音は自民党に入りたいはず」と口をそろえる。

 三反園氏は選挙戦で東京・永田町人脈を中心に訴えた。挙げた名前はテレビ局記者時代から親交があるとされる元自民幹事長の二階俊博氏や高市早苗政調会長ら。岸田文雄首相とは大学の同窓だったことなど政権中枢とのパイプを強調し「今ならすぐ仕事ができる」とアピールし続けた。

■禅譲

 金子氏の地元・奄美での受け止めはさまざまだ。ある自民関係者は「本人が入りたければ認めればいい」。地方議員は「これだけ激しく争えば感情的に無理な人はいる」と明かす。

 複数の関係者によると、激戦が伝えられた選挙戦最終盤、奄美の保守層に影響力がある元自民衆院議員の徳田毅氏が「三反園氏支援」を打ち出し号令をかけたという。側近は「奄美の活性化と若返りが理由」とし、「三反園氏の自民入りを拒めば地域の支持組織が割れる」と懸念する。

 仮に金子氏が勇退した場合、後継に比例九州で初当選した保岡宏武氏(48)を推す声もある。選挙区を希望するが行き場はない状況だ。法相を務めた父親の故・興治氏は奄美出身で、かつて毅氏の父親である虎雄氏と「保徳戦争」を繰り広げた。

 今でも保岡家とつながりのある有権者は多い。永田町では公示前から興治氏の秘書だった金子氏から宏武氏に“禅譲”するとの臆測が飛び交った。ある自民県議は「来年は参院選も控えている。対応を間違えば党員は離れていく」とくぎを刺す。

4167チバQ:2021/11/07(日) 22:36:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/18546d79a6c223ac3ced7a065c4f2289e581c748
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島3区 “初黒星”の小里氏 週刊誌報道が再燃、女性の支持離れに拍車
11/6(土) 8:36配信
 鹿児島県庁で3日あった衆院選の当選証書付与式。鹿児島3区で当選を果たした立憲民主の野間健氏(63)が式に臨んだ。通算3期目だが、証書を直接受け取ったのは初めてだ。神妙な面持ちを終始崩さなかった。

【写真】神妙な面持ちで当選証書を受け取る野間健氏=3日、鹿児島県庁

 式後、「重い責任を感じる」とした上で「年金や新型コロナウイルス対策など、さまざまな課題が地域で未解決だ。米価暴落など新たな問題もある。国政の場でこれらをきちっと主張し、与党に受け入れさせるのが私の役割」と意気込んだ。

■地球8周

 県内4選挙区で初めて実現した野党共闘は唯一、野間氏の当選に結び付いた。野間氏は「一騎打ちの構図にするには候補の一本化が必要だった。それができた意味は大きい」。

 共闘した共産票、立民を支える連合鹿児島の票を取り込んだ。かつて自民党に所属した恩師で故・松下忠洋元金融相から受け継いだ保守票も死守した。

 2017年の区割り見直しで編入された旧4区を含め、落選から4年間、3区をくまなく回る“草の根活動”を年中無休で続けた。車1台を乗りつぶし、走行距離は計30万キロを超え、地球8周分を回ったことになる。選挙期間中、枝野幸男代表、安住淳国対委員長らも薩摩川内入り。安住氏は「野党で土の匂いが一番する男。全国一の苦労人」と訴えた。

 立民が全国的に議席を減らした責任を取り、枝野代表は辞任意向を表明。鹿児島県連は代表を務める川内博史氏(60)が1区の議席を失ったこともあり今後の対応を検討する。

 県内の国会議員は1人のまま。地方議員数も9人どまり。立民が掲げる政権交代を果たすには克服すべき懸案は多いのが実情だ。

■比例復活

 県内でも保守色の根強い3区。連続6期当選を信じていた自民の小里泰弘氏(63)陣営に衝撃が残る。

 10月31日の開票時、薩摩川内市の事務所に支援者約80人が集まった。午後10時すぎ、野間氏「当確」が伝わると、静まり返った。

 「私の力不足。支えてくれた皆さま、誠に申し訳ありませんでした」。小里氏は声を振り絞り、頭を10秒間下げ続けた。前回約1万2000票あった得票差は、約1万5000票差にひっくり返された。

 “初黒星”を喫した要因の一つが週刊誌が報じた小里氏の女性問題だ。公示前、別の週刊誌も取り上げたため再燃し、支持離れに拍車が掛かった。

 共同通信社が実施した出口調査が裏付ける。回答者のうち小里氏に投票した女性は43.7%。年代別は軒並み劣勢で、特に10代は27%にとどまった。推薦した公明支持者も39.7%が野間氏に投じた。

 選挙事務所を立ち去る支援者を見送り、小里氏の家族は憔悴(しょうすい)し、周囲の支えがなければ立っていられないほど。がらんとした会場に支援者十数人がとどまり比例復活を待ち続けた。当選が分かった1日午前2時半すぎ、小里氏は改めて陳謝し「ゼロからの出発」を誓った。

 ホームページは3日更新され「何とか議席を得ることができた」と感謝を伝える。「反省すべき点も多々」あったとし、さらなる精進へ覚悟をつづった。

4168チバQ:2021/11/07(日) 22:36:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c0ac625827d167c182888c97b43da698955d917
〈衆院選 令和決戦の余波〉鹿児島4区 保守王国の象徴 大ベテラン森山氏の後継見当たらず
11/7(日) 8:37配信
 衆院選から間もない4日、自民の森山裕氏(76)の姿は東京・永田町にあった。所属する石原派の石原伸晃会長(東京8区)が落選し、派閥再編がささやかれる中、石原氏や二階俊博元幹事長らと、それぞれ面会した。

【写真】比例復活の望みも絶たれ、報道陣に選挙戦を振り返る米永淳子さん=1日、鹿屋市本町

 鹿児島4区での得票率は69.53%。陣営が目標に掲げた「全国トップ」には届かなかったが、7回目の当選を果たした。投開票翌日の1日、霧島市で農政関係者らにあいさつを済ませ、国の補正予算編成などのため慌ただしく鹿児島を離れた。

 この4年間、党の国会対策委員長として政権を支え続けた。国会議員秘書の経験がある県議は「法案を通すために官僚もあいさつ回りをする」と影響力を説明。選挙期間中、菅義偉前首相が駆け付け「政権の意思決定の際には必ず相談させてもらった」と感謝した。

 これまでに隼人道路4車線化や吾平大根占田代道路などの大型インフラ事業が予算化。森山氏の選対本部長を務めた田之上耕三・県議会議長は「地域が目に見えて変わった。国対委員長としての働きが有権者に評価された」と結果を振り返る。

■厚い壁

 “重鎮”に挑んだ社民新人の米永淳子氏(58)は、西之表市馬毛島の基地化反対や女性候補を前面にアピールしたものの、約7万8000票差で敗れた。望みを託した比例復活には、昨年末の立憲民主党への部分合流で党勢が縮小した影響もあり、一歩届かなかった。

 県内で初めて野党共闘を進めた中、連合鹿児島からは推薦が得られず、頼みにしていた自治労も組合員への周知にとどめた。個別の労働組合に協力を求めながらの厳しい戦い。川路孝選対委員長(74)は「知名度がない新人にとって難しい選挙戦だった」と漏らす。

 それでも前回の社民候補に迫る得票率26.84%を獲得。米永氏は「反自民票の受け皿として一定の役割は果たせた。女性に対する期待の声にも手応えを感じている」と話す。今後の活動は「白紙」としながらも議員職を諦めるつもりはない。

■依存

 大隅半島を中心とした4区は、中選挙区時代を含め二階堂進氏、橋口隆氏、山中貞則氏(いずれも故人)らを輩出した「保守王国」の象徴でもある。保守地盤を引き継いだ森山氏も76歳を迎え、政治家として集大成の時期に入っている。

 周辺からは「年齢的に今回が最後」「あと1、2回は出る」などさまざまな見方が飛び交う。森山氏は地元・鹿屋市古江での演説で「できれば長く政治活動がしたい。20年は無理かもしれないが、もう少し頑張れる気がする」と意欲を語った。

 森山氏の“後継”は4区だけでなく、鹿児島県政界の懸案でもある。国会議員の互選が慣例の県連会長は2010年から連続12期に及ぶ。ベテラン県議の一人は「予算確保のため、行政や団体はそろって『森山詣で』をしている。人材が育っていない」と危機感をあらわにする。

 異例の短期決戦となった衆院選の「余波」は当面、収まる気配がない。与野党の攻防は国会へシフトする。既に来夏の参院選を視界に捉えている。

4169チバQ:2021/11/07(日) 22:37:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b2de72cc87ef42eca8e992127a04c1a88dd4869
衆院選沖縄選挙区、自民4候補の総得票数がオール沖縄4候補を逆転 14年の結集以降で初
11/3(水) 7:04配信
 10月31日に投開票された衆院選で、沖縄県内4選挙区の得票数を分析したところ、自民公認4候補者の総得票数が29万4455票に上り、玉城デニー知事を支える「オール沖縄」勢力4候補者の総得票数28万8711票を5744票上回った。全県を対象とした国政選挙や県知事選で両勢力は激しく議席を争ってきたが、2014年に故・翁長雄志知事の下でオール沖縄が結集して以降、全県の総得票数で自民がオール沖縄を上回るのは初めて。オール沖縄の得票率が5割を下回ったのも初めてで、参院選や知事選など大型選挙が相次ぐ来年に向けて重要な局面を迎えている。 
 今衆院選は県内四つの小選挙区の全てで、オール沖縄勢力の候補者と、自民公認の候補者が立候補し、両勢力が2勝ずつで議席を分け合った。両勢力が4選挙区で獲得した票数を足して、選挙区の全候補者11人の有効投票数に占める割合を示す「得票率」を分析したところ、自民が46・64%、オール沖縄候補の得票率は45・73%で、自民が0・91ポイント高かった。

 オール沖縄は得票数が30万票を下回り、14年以降の知事選、衆参の両選挙を含め、得票率でも初めて5割を下回った。3区で議席を失ったことや、17年の前回衆院選で2万8千票の大差をつけていた沖縄2区で得票数が減少、沖縄4区で自民公認候補に約1万5千票差で敗れたことが得票率の低下につながった。

 自民の4候補者が今衆院選で獲得した票数は14年以降の衆院選で最も多く、前回衆院選を2万7014票上回った。小選挙区制が導入され、現在の区割りとなった03年以降、3区で初めて8万票以上を獲得したことなどが要因となった。

 ただ、自民が敗れた1区、2区は、前回と比べて公認候補の得票数にほとんど変化はない。1区は無所属前職が今回も有効投票数の2割を獲得し、保守分裂の三つどもえという構図の中で自民の得票数上積みは頭打ちとなった。(池田哲平)

琉球新報社

4170チバQ:2021/11/07(日) 22:39:19
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1418190.html
「最悪のシナリオ」下地氏、得票減で崩れた戦略 1区の保守分裂<2勝2敗の舞台裏>3
2021年11月4日 06:20
 衆院選投開票日5日前の10月26日、那覇市の県民広場近くで開かれた1区の国場幸之助氏=自民=の総決起大会に、帽子を目深にかぶり演説を見つめる建設業の男性がいた。「誰か偵察に来ているかもしれないからばれないように変装して来た」と話し、支持者らの人混みに紛れた。

 その数日前、1区で下地幹郎氏=無所属=を支援する県内大手の大米建設から電話を受け、同じ時間帯に開催される下地氏の総決起大会に参加するよう促された。男性は自民候補を支持しているが、取引先である大米建設や、下地氏支援の先頭に立つ県内建設業最大手、国場組の国場幸一会長ににらまれることを恐れ、人目を忍んで来たという。

 1区を巡っ...

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1417243.html
「オール沖縄」幹部に協力要請も…自民・島尻氏のリベンジ戦略<2勝2敗の舞台裏>1
2021年11月2日 05:30
 岸田文雄首相が衆院選期日を示した3日後の10月7日。衆院選沖縄3区に出馬する島尻安伊子氏=自民=の陣営関係者は恩納村内のホテルで、屋良朝博氏=立民=の陣営幹部に名を連ねる「会派おきなわ」の平良昭一県議と、新垣光栄県議らと仲介者を同席して向き合い、選挙協力を訴えた。
 屋良氏との不和が半ば公然の事実とされる平良氏へのアプローチ。「立場もあるので断った」(平良氏)と寝返らせることは不発に終わったが、島尻陣営は選挙戦に向けて相手陣営幹部さえも取り崩して引きずり込もうと、なりふり構わない姿勢をのぞかせた。

 2019年4月の衆院補選では、屋良氏に1万7728票差で敗れた島尻氏。およそ9年にわたり沖縄政策を差配した菅義偉前首相に重用された島尻氏は当時、名護市辺野古の新基地建設計画を進展させ...

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1417442.html
屋良氏が強調しなかった「辺野古反対」...沖縄3区は自民奪還「敵に塩送ることに」<2勝2敗の舞台裏>1続
2021年11月2日 12:28
「「オール沖縄」幹部に協力要請も…自民・島尻氏のリベンジ戦略」から続く
 2019年補選の1万7千票差から一転、今選挙は7千票差を付けられ島尻安伊子氏=自民=に議席を奪われた屋良朝博氏=立民。敗北が決まった10月31日深夜、屋良陣営幹部は「こうなるようになった選挙だ」と自嘲気味に語った。

 補選では票田の沖縄市、うるま市、名護市で票差を付け、11町村でも5勝6敗とほぼ互角の戦いだった。それが今回は3市を全て落とし、票差で上回ったのは大宜味村と今帰仁村のみ。「この2年半...

4171チバQ:2021/11/07(日) 22:40:13
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1416208.html
金秀会長が自民支援 経済界の「オール沖縄」離脱が鮮明に<2勝2敗の舞台裏>2
2021年11月3日 06:00
 「結果については当然、厳粛に受け止めたい」

 衆院選の投開票から一夜明けた1日午前、沖縄選挙区で「オール沖縄」勢が改選前から1議席を減らした選挙結果について、玉城デニー知事は直接的な評価を避け、多くを語ることはなかった。

 開票作業が進んだ10月31日は当初、沖縄3区で自身の後継である屋良朝博氏(立民)、オール沖縄共同代表でもある4区の金城徹氏(立民)のいずれかの選挙事務所を訪れる予定だった。しかし、両氏ともに落選。この夜、玉城氏は知事公舎にこもり、報道陣の前に姿を見せることはなかった。

 衆院解散を目前に金秀グループが不支持を明確にするなど、オール沖縄体制から保守・経済界...

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1419342.html
埋没した「辺野古新基地」 名護市長選へ戦略練り直しも<2勝2敗の舞台裏>5
2021年11月6日 10:44
 「普天間の一日も早い危険性の除去と話してきた。3区で大変重い判断をいただいた」

 10月31日に投開票された衆院選で、名護市を含む3区で当選した島尻安伊子氏=自民=は報道陣に、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設についても信任を得たとの認識を口にした。

 島尻氏は選挙戦中、辺野古新基地建設について取材などで聞かれた際には答えたものの、演説で訴えた中心は経済対策や子どもの貧困対策の実現だった。自身も争点について「コロナ後の経済立て直しに多くの有権者の関心があった」と語っている。

 普天間飛行場のある2区では、辺野古移設に反対する新垣邦男氏=社民=が当選した。その日のインタビューで「米軍基地の集中する2区での勝利に大きな意義がある。(3区の結果で)辺野古を認めたということでは全くない」と反論した。

 翌11月1日、取材に応じた玉城デニー知事も「反対の意思はぶれていない」と強調した。

...

4172チバQ:2021/11/08(月) 07:24:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5ae4e3584b9267d482f2c2aecf1a2668c2793f4
選管も案じた2人の「かめいあきこ」
11/7(日) 19:30配信

産経新聞
衆院選島根1区の選挙ポスター掲示板。亜紀子を強調した亀井亜紀子氏のポスターの横に、手書きの亀井彰子氏のポスターが並ぶ=松江市

10月31日に投開票された衆院選で、島根1区では名字と名前の読み方が同じ「かめいあきこ」氏が2人立候補した。一人は立憲民主前職の亀井亜紀子氏(56)。もう一方は無所属新人の亀井彰子氏(64)。当初、島根1区は盤石の地盤を持つ自民前職の細田博之氏(77)と亀井亜紀子氏との一騎打ちになるとみられていたが、公示直前に2人目が登場。亀井亜紀子陣営はポスターなどの表記変更も余儀なくされた。県内の選挙管理委員会も案分票の対応に気をもんだ。その結末は…。


■「あきこ」から「亜紀子」に

「生まれて初めて同じ名前の人にあいました。ポスターの急な刷り直しなど、みなさんには大変ご協力を頂き感謝しております」

10月30日夜、JR松江駅前で最後の街頭演説を行った亀井亜紀子氏は、こう選挙戦を振り返り、支援者への感謝の言葉を述べた。

また、後援会長の浜田陽一郎氏は「なにとぞ投票用紙には、漢字3文字の『亜紀子』とお書きください」と応援演説を締めくくった。

投票用紙に「かめい」や「あきこ」とだけ書かれれば、選挙管理委員会は「案分票」と判断し、該当する候補者の得票率に応じて振り分けられることが想定された。浜田氏は「前回比例復活した亀井亜紀子には、案分票分のロスも大打撃になる」と心配していた。

亀井亜紀子氏の事務所によると、もう一人の「かめいあきこ」氏の存在を知ったのは、10月12日に開かれた立候補予定者説明会だった。

陣営はもともと氏名を「亀井あきこ」と表記することにしていたが、有権者の混乱と案分票の発生を避けるため、急遽(きゅうきょ)「かめい亜紀子」に変更することを決定。ポスターを新しい表記で刷り直したほか、ツイッターなどのSNS、選挙カーや看板の表記の変更も急ピッチで行った。

担当者は「すでに印刷してあった選挙はがき3万枚以上は、裏表にシールを貼って表記の変更に対応せざるを得なかった。ボランティアの協力を得て、大変な労力を割かれた。公示にぎりぎり間に合った感じだった」という。

街頭を走る選挙カーは通常、名前を連呼することが多いが、陣営は「漢字3文字の亜紀子でございます」と繰り返すなど、もう一人の「あきこ」との差別化を強調しながら街々を巡った。

街頭演説や公式ツイッターなども「アジア」の「亜」「紀子さまの紀子」と漢字で投票用紙に記入するよう説明するなど、政策の訴えだけにとどまらない対応に追われた。

4173チバQ:2021/11/08(月) 07:24:23
■もう一人の彰子

公示4日前の10月15日に立候補を表明した亀井彰子氏は、公示日の立候補の届け出も正午過ぎで関係者をやきもきさせ、島根県選管には最終的に氏名を亀の旧字の異体字で届け出した。

個人演説会で、亀井彰子氏は「政府が税金で株価を支えた結果、庶民が富裕層を支えるバカげた構図になっている。あべこべの構図を改めなければ」などと主張。ただ、選挙ポスターは手書きでわずかな掲示板にしか張り出されず、目立った活動も個人演説会を数回開くのみだった。

一方で、「2人のかめいあきこ」が話題になったことで、亀井亜紀子氏にも大きな注目が集まる意外な展開にもつながった。10月24日には、亀井亜紀子氏の公式ツイッターに1日70万件を超えるアクセスが殺到。それまでは1、2万件だったといい、事務所担当者は「島根県の全人口より多いアクセスがあり、全国から注目されている。この関心を票につなげていければ」と意気込んでいた。

しかし、31日の投開票の結果、島根1区は細田氏が9万票余りを獲得して11回目の当選を果たし、6万6847票の亀井亜紀子氏は復活当選もかなわず、亀井彰子氏は4318票だった。

細田氏の陣営幹部は選挙後、「不思議な人が出てきたなと思っただけ。粛々と選挙戦をやっただけ」と話していた。

■案分票数は不明

注目の案分票はどの程度あったのか。県選管は公示前から「案分の基準は明らかにしない」としている。その理由を「読み方が同じ2人の候補者だけに注目がいくと、公平性を欠いてしまう」と説明。開票終了後も「案分票が何票あり、どのように判断したのかは各開票所の管理者の決めることで、お答えする立場にない」とする。

ただ、島根1区内で最大の票田である松江市選管では、案分の発生に備えて事前に「あきこ」「亀井あきこ」「亀井」など複数のパターンを想定し、振り分けるケースを準備した。

開票終了時間も当初より30分延長して想定。票の審査には長年選挙事務に携わってきたベテランを配置した。担当者は「立会人の意見を聞きながら、慎重に案分や疑問票を確定していった」という。

県選管は31日午後10時半を開票終了時間と見込んでいたが、結局、翌午前0時18分にずれこんだ。だた、システムの不具合の影響が大きかったという。

県選管の担当者は「疑問票の判断を慎重に行ったのも無関係ではないが、大きな影響ではなかったようだ。今は大きなトラブルがなく開票作業が終了し、ほっとしている」と胸をなでおろしている。(藤原由梨)

4174チバQ:2021/11/08(月) 19:09:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4b3bec5d61567e67af8103bd7651b256abd8a03
選挙で落選後に待ち受けている「楽じゃない」現実、どうやって生活しているの?
11/8(月) 12:10配信

まいどなニュース
選挙で落選後は厳しい現実がまっている(metamorworks/stock.adobe.com)

衆議院議員選挙から1週間。選挙事務所を引き払い、議員会館、議員宿舎からの引っ越しを終えた落選者達に次に待ち受けるのは、これからの進退だ。落選した人って一体何で生計を立てているのだろうか。

【写真】お詫び行脚と請求書の山、忘れたころに税金 衆院選落ちた人の「その後」

■テレビに出られない、教授にもなれない

落選組の進退は、二つしかない。引退するか、再挑戦するか。いずれの道を選んでも、真っ先に求められるのは明日からの生活だ。一部では、党の業務に従事させ生活の面倒を見るという政党もあるが、それも限定的な話で、一般的に落選者は自分の飯は自分で食わねばならない。

テレビでコメンテーターや大学教授として活躍する方を時折目にすることから、こうした職に就くのかと思いきや、これは圧倒的な知名度(いい意味でも悪い意味でも)や大臣・知事などの貴重な経験を持つごく一部の議員だけで、ほとんどの落選議員にそうしたポジションは巡ってこない。特に再挑戦組は政治色がついているためテレビはまず使わない。

テレビで活躍される橋下徹氏や東国原英夫氏にしても「次の選挙に出る」と公言したが最後、テレビ局は使わなくなる。大学教授職は一定需要があるが、それも行政側での実務経験がある場合かよほどの政策通でなければ使いたがらない。それ以外の方は、せいぜい個人的にお付き合いのある地元中堅大学の教授職に就ければ御の字で、いずれにせよ狭き門である。

また、大臣経験者クラスになると関連業界の大手企業の役員というポストに就くというケースもあるが、これもごく一部だ。

■顧問という名の支援

では、大半の落選議員は何をして生活しているのか。

大別すると2パターンある。一つ目は、支援してくれる企業の顧問に就き、生活の面倒を見てもらっているというパターン。大抵は複数社、場合によっては数十社の顧問を掛け持ちし、毎月数万円から数十万円の顧問料を頂き、政治活動に邁進する。ただ、こうして政治活動できるのは、一定以上の実績と信頼を積み重ねてきている中堅議員以上の話。場合によっては、理解のある支援者の企業で時間的融通の利くサラリーマンとして生活を送りながら来るべき選挙に備えるというケースもある。

もうひとつは自営業。特に再挑戦組の場合、政治活動に大半の時間を費やさねばならないので勤めに行くのは難しい(そもそも、元議員を雇ってくれる会社も余りないのが現実だが)。従って、おのずと自営業を選ぶケースが多くなる。そもそも資産家であったり、前職が会社経営者や家業がある者、士業や医師などの専門家も多いため、こちらも一般的な選択肢になっている。

いずれにせよ、政治活動では飯が食えないのも現実で、生活のための仕事と政治活動という二足の草鞋を履きながら、捲土重来、次の選挙に向け巻き返しを図るのである。

◆村山 祥栄(むらやま・しょうえい)前京都市会議員、大正大学客員教授。1978年京都市生まれ。専修大学在学中は松沢成文氏の秘書を務める。リクルートを経て京都市議に。2010年、京都党を発足。2020年2月の京都市長選で出馬も惜敗。現在は大正大学客員教授。

まいどなニュース

4175とはずがたり:2021/11/08(月) 22:29:44

政治家として脂の乗った時期になった牧島さん相手では当分勝てそうにないからなぁ。。。

立民・神山氏、政界引退を表明 衆院選神奈川17区で敗北
https://www.kanaloco.jp/news/government/article-739040.html
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2021年11月8日(月) 22:20

 10月の衆院選で神奈川17区に立候補し敗れた立憲民主党の元職・神山洋介氏(46)が次期衆院選に立候補せず、政界を引退することが8日までに、分かった。

 関係者によると、神山氏は5日の自身の選挙報告会で支援者らに「政治の一線から身をひき、政治活動にピリオドを打つ」などと表明したという。

 神山氏はフェイスブックを6日更新し、政界引退について「自分なりの努力を続けたものの有権者の皆さまの真の信頼に足らなかったと結果を真摯に受け止め、それに必要な今後の活動の質と量を自身が行い得るかを熟慮し今回の決断に至った」と説明した。

 神山氏は2009年、当時の民主党から立候補し小選挙区で初当選。14年に比例復活で再選したが、17年の前回選、今回と牧島かれんデジタル担当相(45)に小選挙区で敗れ、比例復活も果たせなかった。

4176チバQ:2021/11/09(火) 08:04:42

https://news.yahoo.co.jp/articles/9377b022cac37d41764736d531ebddf2e18c37a3
7615 :チバQ :2021/11/09(火) 08:03:54
■山口の定数減で次期衆院選の公認争いは熾烈に

 というのも、次期衆院選では山口県の小選挙区がこれまでの4から3に減る予定で、今回当選した安倍(4区)、岸(2区)両氏に高村正大氏(1区)、林氏(3区)の4人の現職のうち、3人が小選挙区公認候補となる見込み。当然、次期衆院選に向けた公認争いは熾烈を極めることなる。

 高村氏の父・正彦氏は党副総裁として第2次安倍政権を支え、安倍氏とも極めて親しい関係だ。ただ、林氏は安倍家と肩を並べる山口の名門政治家一家の跡継ぎ。安倍氏の父・晋太郎元外相(故人)と林氏の父・義郎元蔵相(同)は中選挙区時代に「安倍家vs.林家」の激しい覇権争いを展開しただけに、「次は高村氏がはじき出されるのでは」(山口県連幹部)ともささやかれている。

 さらに状況を複雑にしているのは、すでに林氏が岸田派(宏池会)の次期総裁候補として、「ポスト岸田」での総裁選出馬を目指していることだ。「林氏は近い将来、岸田首相の後継者として岸田派の林派への衣替えを狙う」(岸田派幹部)との見方が少なくない。

 今回の衆院選での自民勝利を受け、来夏の参院選でも与党が改選過半数を確保すれば、「岸田首相の3年の任期まっとうがほぼ確実」(自民幹部)となる。その場合「岸田さんは任期中の解散は考えず、コロナ対策と経済再生に専念して任期満了で退陣する意向」(側近)だとされる。

 そうなれば、自動的に総裁任期が切れる3年後の9月には、「ポスト岸田」の総裁選が実施されることになる。現状では先の総裁選で岸田氏と競り合った河野太郎自民党広報本部長や高市早苗政調会長が次期総裁の有力候補と目されている。

 ただ、岸田首相が、小選挙区で敗れて比例復活を余儀なくされた責任をとって辞任表明した甘利前幹事長の後任に旧竹下派会長代行の茂木敏充前外相を起用したことで、「茂木氏も次期総裁の有力候補に躍り出た」(閣僚経験者)のは間違いない。

 さらに、岸田首相は後任外相に衆院入りしたばかりの林氏を充てる意向だ。林氏は10月上旬に発売された月刊誌で「次の総理はこの私」と宣言しており、岸田首相が任期満了で退陣すれば、こちらもポスト岸田の有力候補になりうる。

■山口では「安倍・林戦争」が激化へ

 その一方で、安倍氏周辺はこうした動きに不快感を露わにしている。山口県の自民衆参議員をみれば、10月24日の参院山口補欠選挙で当選した北村経夫氏や来夏参院選での改選の江島潔氏も安倍氏側近で、「林氏の次期総裁選出馬など許さない雰囲気」(安倍氏側近)とされる。

 もともと、林氏の決意表明は、ポスト岸田の総裁選が3年後の9月となることを前提としたものだ。ただ、岸田首相は第2次政権発足後も岸田派会長にとどまる意向とされ、今回の「林外相」人事も、「林氏が岸田派の実権を握ることへの牽制」(岸田派幹部)とのうがった見方もある。

 ただ、岸田氏が3年の任期を超えてのさらなる長期政権を目指さない限り、任期満了を受けて3年後の9月に実施される総裁選は、ポスト岸田の戦いとなる。このため、今後の3年間は、首相を輩出してきた山口県の覇権をめぐる「安倍・林戦争」が激化し、そのこと自体が党内権力闘争を含む政局混乱の要因となることは避けられそうもない。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4177チバQ:2021/11/09(火) 15:49:34
安倍ちゃんの終身比例1位しかないのでは
https://news.yahoo.co.jp/articles/a89cd966463caca5914b60a305afad642f21daa8
安倍元首相が怒り心頭! “天敵”林芳正氏の外相起用で「選挙区争奪戦」への危機感露わ
11/9(火) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
親子2代にわたる“天敵”同士(安倍元首相)/(C)日刊ゲンダイ

 いま頃、怒りまくっているのではないか――。岸田首相は10日、第2次岸田内閣のスタートに合わせて、林芳正元文科相(60)を外相に任命する方針だ。

林元文科相が衆院鞍替え表明で山口3区は自民政局の縮図に!陰のキーマンは安倍前首相

 林氏は防衛相や経済財政担当相、農相(2回)を歴任するなど、すでに閣僚経験5回。東大法―ハーバード大大学院という政界屈指の大秀才だ。現在、岸田派の座長、派内ナンバー2のポジションにいる。今回、当選5回を重ねた参院議員を辞職し、衆院山口3区から出馬して当選している。総理総裁を目指しているのは間違いない。

 予想通り、林氏の外相起用に対し、安倍晋三元首相がカンカンになっている。週刊現代によると「党の反対を押し切って強引に鞍替えした人が、いきなりポストを得るのはおかしい」と文句をつけているそうだ。

■選挙区がなくなる

 もともと、安倍元首相と林氏は地元山口で親子2代にわたって対立してきた“天敵”同士。嫌いなヤツが外相就任でスポットライトを浴びるだけでも不愉快なのだろうが、このままでは林氏に選挙区を奪われかねないと危機感を強めているらしい。

「山口県内では“林総理”への期待が強く、安倍さんは“過去の人”になりつつあります。今回の選挙でも、安倍さんは地元に張りついてガムシャラに選挙運動をやったのに前回から2万票も減らしている。ややこしいのは、次期衆院選から山口県の選挙区は定数4から定数3に1減になることです。恐らく、林さんの山口3区と安倍さんの山口4区が統合され“新3区”になるはず。安倍VS林の公認争いが勃発するのは間違いない。もし、2人とも無所属になってガチンコで戦ったら林さんの方が強いと思う。次回、安倍さんは選挙区を手放さざるを得なくなる可能性があります」(政界関係者)

岸田首相の「挑発人事」か
林芳正元文科相は岸田派の座長、派内ナンバー2(C)日刊ゲンダイ

 安倍元首相の怒りの矛先は、当然、岸田首相に向かっているはずだ。そのためか一時、林外相を断念し、小野寺五典元防衛相を外相に起用するプランも取り沙汰された。岸田首相は安倍元首相の怒りを十分承知しながら、林氏を外相に就ける判断をしたとみられている。

「どう考えても“林外相”は安倍さんを挑発していますよ。これまでも岸田さんは、<高市幹事長―萩生田官房長官>という安倍さんのリクエストを無視している。ああ見えて岸田さんは、政局に絶対の自信を持っている。なにか狙いがあるのかも知れませんね」(自民党事情通)

 この先、キングメーカーを気取る安倍元首相がどう出てくるのか見ものだ。

4178チバQ:2021/11/10(水) 09:22:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9e9bf40004b17f09ea267d5eea72daca4bce88a
平沼正二郎氏、自民会派入り 衆院岡山3区、無所属で初当選
11/10(水) 6:40配信

山陽新聞デジタル
平沼正二郎氏

 自民党は9日、衆院選岡山3区に無所属で出馬し、初当選した平沼正二郎氏が同党会派に入ったことを明らかにした。党籍を既に持っており、今後は党所属議員として活動する。


 岡山3区を巡っては、衆院選前に平沼氏から党岡山県連に公認申請が出されていたが、国政での実績などを踏まえ、現職の阿部俊子氏=比例中国で復活当選=の公認を決めた経緯がある。県連幹部によると、選挙結果を受け、地元としても平沼氏の党所属を了承する意向を伝えていたという。

 党本部によると、会派入りは8日付。党所属の衆院議員は263人となったという。

4179チバQ:2021/11/10(水) 11:37:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f508b4cc4e2380657e69a3d0cce1e5479bc81f76
無所属出馬宣言!…から自民比例となった裏に何が?柳本顕さんに聞く「10月の真相」
11/4(木) 17:41配信
 今回の衆院選で自民党は大阪で歴史的惨敗を喫しました。そんな中、一時は連立政権を組む公明党の選挙区から無所属での出馬を宣言した自民党の元大阪市議・柳本顕さん。結局は選挙区での出馬を取りやめ、比例当選を果たしましたが、その裏側には何があったのでしょうか。複雑な思いを聞きました。

 柳本さんが自らの地元である大阪3区に無所属での出馬を表明したのは10月7日のことでした。

 (自民党 柳本顕さん 10月7日)
 「顔ぶれという意味においては、客観的にですけれども、衆議院選挙を間近にして選択肢がないなと」

 自民党は連立政権を組む公明党に配慮して、大阪3区では20年以上にわたって独自候補を立てていませんでしたが、柳本さんは無所属での出馬に向けてポスターやハガキも全て準備していました。10月27日に取材に伺うと、そこには6万枚の推薦ハガキが残っていました。柳本さんが選挙協力を破ってまで闘いを決意した理由は公明党に対する不信感からでした。

 (公明党大阪府本部 佐藤茂樹代表(当時) 2020年10月の演説)
 「大阪維新の会の皆さんと公明党が中心になって、大阪都構想の設計図は見事に良いものになって生まれ変わったわけでございます」

 去年に行われた大阪都構想の住民投票。公明党は反対から賛成に転じて維新に歩み寄りました。反対する自民党の旗振り役だった柳本さんは、そんな公明党の応援はもうできないと、出馬を決意したのです。しかし自公の連立を揺るがす動きに公明党のトップは次のように発言しました。

 (公明党 山口那津男代表 10月7日)
 「そういう動きが出ることは好ましくない。大阪3区のみならず、自公の協力をすでに進めているところにも様々な影響が出かねない」

 そして自民党本部は柳本さんに対して選挙区からの出馬をとりやめるように連絡しました。

 (自民党 柳本顕さん 10月27日取材)
 「(Q党本部からめちゃくちゃきつく言われたということですか?)きつく言われたと言うか、子どもがこぶしをあげたけれども、親から片手で頭を押さえつけられるかのように、その決意を翻すことになったと。すごくなんか雲の上からの声のようなものだったわけですよ」

 代わりに用意されたのが当選確実な比例代表の上位への優遇でした。

 (自民党 柳本顕さん 10月27日取材)
 「(Q当確がほぼ出ているのと同じ状態というのは居心地は悪い?)なんでやねんっていう声と同時に、しかるべきところに落ち着いたんじゃないかと言っていただく声もあるのも事実ですので。それぞれあるべき声として真摯に受け止めております」

 そうして迎えた10月19日の衆院選公示日。柳本さんの姿はライバルになっていたかもしれない公明党候補の出陣式にありました。しかし式が終わると胸に付けていたリボンを自民党の市議に渡し、その場を立ち去っていきました。逃げたことの真意について聞きました。

 (自民党 柳本顕さん 10月27日取材)
 「(Qそそくさとその場を立ち去られたように見えましたが?)走って逃げたんです。(Qやっぱりわだかまりが残ってるんだ…みたいな感じに受け取られるだろうなと思いませんでしたか?)走って逃げ切れると思っていたんですけどね。いきなりあーだこーだといろんな質問をされて、なんか取り繕ったような本意ではない言葉を発して、それをピックアップされて取り上げられるのが嫌だったということです」

 そして柳本さんは比例近畿ブロックで初当選を果たしました。

 (自民党 柳本顕さん 10月31日)
 「無所属で出馬することより、自民党に所属することで対応できるのであれば、その方がより地域の声を国に届ける近道になるのではないかということで、改めて責任を感じ、自らの使命を全うすべく務めていきたい」

MBSニュース

4180とはずがたり:2021/11/10(水) 16:11:40
自民元大阪市議の衆院3区出馬騒動 顕在化させた自公協力のきしみ
11/10(水) 11:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/135457d89bce30615cf5b792633e245767f0fddf
毎日新聞

 公明党現職がいる衆院大阪3区に、「有権者の選択肢を増やしたい」と無所属で出馬する意向を固め、その後、翻意した自民党元大阪市議の柳本顕氏(47)が、比例代表近畿ブロックに比例単独で立候補して当選した。結果的に大阪3区では自民推薦の公明候補が10選を果たしたが、柳本氏を含め地元の自民関係者は複雑な思いを抱えたまま選挙戦に臨んだ。20年以上続く自公の選挙協力の下、現場では何が起きていたのか。

 「自民党と公明党がしっかり力を合わせるための3区です」。衆院選公示後初めての日曜となった10月24日、岸田文雄首相は大阪市西成区役所前で、公明党の山口那津男代表、3区に立候補した佐藤茂樹氏(62)と共に選挙カーの上に並び、声を張り上げた。3人がつないだ手を掲げると、1000人を超える聴衆から割れんばかりの拍手が起こった。

 選挙カーのすぐ横では、柳本氏が直立不動のまま演説に拍手を送っていた。山口代表から名前を紹介されると手を挙げて応じたが、その後は時折天を仰ぎ、表情を変えることはない。会場の熱狂ともいえる盛り上がりとは、あまりに対照的な姿だった。

 ◇内外から批判を浴びた柳本氏

 この2週間あまり前、柳本氏は大阪市議だった祖父の代から続く地盤の3区から、無所属で出馬する意向を表明した。自民党市議団幹事長を務め、維新が掲げた「大阪都構想」の賛否を問う住民投票では、反対する自民の中心的存在として活動。2015年と19年の大阪市長選では、吉村洋文・現知事や松井一郎市長と渡り合った大阪自民の「エース」だ。一時は出馬会見まで予定していたが、自公の選挙協力への影響を懸念した遠藤利明・党選対委員長を含む複数の党幹部から「しかるべき処遇をする」と直接連絡があり、出馬を取りやめた。

 しかし公明関係者は「出馬すると脅したようなもので、こっちは振り回された」と苦言を呈する。その後、出馬回避の見返りのように、柳本氏が「当選確実」な比例上位を与えられたこともあり、自民府連幹部も「最初から比例狙いだったんじゃないか。(比例単独上位での処遇が)もう次はないだろう」と突き放した。

 結果的に、内外から批判を浴びることになった柳本氏。だが、今回の「出馬騒動」は、いったい何を物語っているのか。

 「公明の選挙区が固定化されることで、自民支持者が投票できていない現実がある。『とりあえず選挙だからよろしくね』という自公協力では、お互いのためによくない」。比例代表で自民公認が決まった後の10月16日、柳本氏は記者会見で出馬を模索した意図をこう強調した。

 大阪3区は00年以降、公明が8回連続で候補を擁立し、自民支持者の間で「投票したい候補者がいない」という不満が募っている。過去3回の3区で、投票者数に占める無効票の割合は▽12年、10・8%▽14年、15・2%▽17年、10・2%――。全国の無効票の割合2〜3%と比べて桁違いに高い。無効票のうち、何も書かない白票が毎回約6割を占めている。

4181とはずがたり:2021/11/10(水) 16:12:15
>>4180
 選挙区内に住む自民支持の男性(69)は「柳本さんが無所属で出馬するという報道を見た時はうれしかった。有権者からしたら何が選挙協力やと感じる」と嘆いた。自公協力が始まってからずっと白票を投じているという西成区の無職男性(76)は「比例だけ自民と書き続けている。選択肢がなくて(名前を書くのは)難しいね」とつぶやくように語った。

 20年にわたる自公協力によって「地方組織が弱体化した」と嘆く自民関係者も多い。3区に含まれる大正区には、自民の府議、市議が一人もいない。複数の自民市議によると、19年の市議選で元国会議員の秘書を擁立しようとしたが、公明との競合を避けて取り下げたという。同区の自民支部の幹部は「府連からは党員を増やせと言われるが、入党しても公明党の後援会みたいになっている。政権与党のメリットがなく、地方組織が先細りになっていくばかりだ」とため息をつく。

 さらに、維新が推し進めた大阪都構想の賛否を問う住民投票が、地元の自公関係をこじらせた。15年にあった1回目の住民投票では、自公が協力して反対運動を展開し、否決を勝ち取った。しかし、20年の2回目の住民投票では、公明が維新に歩調を合わせて賛成に転じたのだ。2回目の住民投票も否決となったが、自公の間にしこりは残った。今回の選挙期間中も、3区の自民関係者の動きは鈍かった。

 ある自民関係者は、佐藤氏の個人演説会への出席を断り、これまで協力していたポスター貼りにも「(自身の)後援会に説明が付かない」と難色を示した。複数の自民関係者は「公明を応援するのは前回の選挙よりずっと少なかった」と口をそろえた。

 柳本氏も佐藤氏とは距離を置いた。公示日の10月19日には、佐藤氏の出陣式に出席しながら一言も発さず、逃げるように会場を後にした。23日には初めて3区内を街宣車で回り、日没過ぎのJR大正駅前で街頭演説を行った。約15分間の演説で、佐藤氏への投票を呼び掛けたのは一度きりだった。

 ◇大物が自公の盤石ぶりアピール

 地元の空気とは裏腹に、佐藤氏のもとには岸田首相をはじめ、安倍晋三元首相や二階俊博元幹事長ら大物が相次いで応援に駆けつけ、自公の盤石ぶりをアピール。佐藤氏が2位に4万票差を付ける圧勝で選挙戦は幕を閉じた。

 柳本氏は投開票日の31日午後9時過ぎ、当選が確実になると集まった支援者の前に姿を現した。こわ張った表情を崩さず、「大阪にとって貴重な1議席をいただき、深い責任を心に受けとめている」と言葉少なに語り、当選を喜ぶバンザイは見送った。

 支援者へのあいさつを終えた柳本氏は報道陣の取材に対し、「自公協力のあり方については同じ状況を抱える選挙区があり、そこと声を上げていきたい」と声を張った。一方で公明への配慮も口にし、3区での出馬を模索した当時の勢いは影を潜めていた。「次は3区出馬を目指すか」という記者の問いには、「今は白紙だ」と述べるのみだった。

 今回の3区の無効票の割合は10・0%。自民支持者らが「選択肢がない」と訴える状況は続いている。【野田樹】

4182チバQ:2021/11/10(水) 19:35:36



https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211110/k10013341931000.html
第101代総理大臣に岸田文雄氏 衆・参本会議の指名選挙で選出
2021年11月10日 18時00分

岸田総理大臣は、衆参両院の本会議で行われた総理大臣指名選挙で、第101代の総理大臣に選出されました。これを受けて、岸田総理大臣は、10日中に第2次岸田内閣を発足させることにしています。
先の衆議院選挙を受けた第206特別国会が、10日召集され、午後1時すぎから開かれた衆議院本会議で、新しい衆議院議長に、自民党の細田博之 元幹事長が、新しい副議長に、立憲民主党の海江田万里 元経済産業大臣が、それぞれ選出されました。

そして、このあと、総理大臣指名選挙が行われ、その結果、
▼岸田総理大臣が297票、
▼立憲民主党の枝野代表が108票、
▼日本維新の会の片山共同代表が41票、
▼国民民主党の玉木代表が11票、
▼無所属の吉良州司氏が5票、
▼れいわ新選組の山本代表が3票で、
岸田総理大臣が与党側の過半数の票を得て、総理大臣に指名されました。

また、参議院本会議で行われた総理大臣指名選挙でも、
▼岸田総理大臣が141票、
▼立憲民主党の枝野代表が60票、
▼日本維新の会の片山共同代表が15票、
▼国民民主党の玉木代表が15票、
▼れいわ新選組の山本代表が3票、
▼無所属の嘉田由紀子氏が2票、
▼無所属の渡辺喜美氏が2票、
▼国民民主党の伊藤孝恵副代表が1票、
▼無所属の伊波洋一氏が1票、
▼白票が2票で、
岸田総理大臣が過半数の票を得て指名され、第101代の総理大臣に選出されました。

これを受けて、岸田総理大臣は、総理大臣官邸で公明党の山口代表と会談したうえで、組閣本部を設置し、直ちに組閣人事を行うことにしています。

岸田総理大臣は、自民党幹事長に茂木 前外務大臣を起用したことから、新たな外務大臣に岸田派の林芳正 元文部科学大臣をあて、このほかの閣僚は、内閣の発足から1か月余りしかたっていないことを踏まえ、再任することにしています。

そして、皇居での総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、10日中に第2次岸田内閣が発足する見通しです。
細田衆院議長「憲法議論 前向きに」
細田衆議院議長は、就任にあたって記者会見し、憲法改正について、国民も憲法の議論を望んでいるとして、国会で率直に意見交換し、議論が前向きに進むことが必要だという考えを示しました。

この中で細田衆議院議長は、議会運営について「少数政党の意見も尊重しながら、建設的な議論を進めたい。新型コロナや経済、外交など問題は山積しているので、国会で議論を尽くしていきたい」と述べました。

また憲法改正について、細田氏は「先の通常国会で改正国民投票法が成立したが、本質的な憲法の議論は踏み込んで行われなかった。衆議院選挙が済み、国民世論もかなりの人が憲法の議論を望んでいるので、できるだけ率直な意見交換をして議論が前向きに進むことが必要だ」と述べました。

一方、衆議院選挙の1票の格差について「各党で協議して格差の是正を図ることは最小限に必要なことだ。議長として、各党に協議を呼びかけていきたい」と述べました。
中国「新時代に合った両国関係を」
岸田総理大臣が、国会で、第101代の総理大臣に選出されたことについて、中国外務省の汪文斌報道官は10日の記者会見で祝意を示したうえで「中国と日本の友好協力関係の発展は両国と両国民の基本的な利益にかない、アジアと世界の平和や安定、繁栄にも資するものだ。日本には、中国に歩み寄り、各分野での協力を深め、意見の違いをうまくコントロールして、新時代に合った両国関係をともに推し進めることを望む」と述べ、関係強化に期待を示しました。

4183チバQ:2021/11/10(水) 19:48:14
▼岸田総理大臣が297票、
 自民公認261(追加公認含む田野瀬太道 柿沢未途) 
 自民入党;細野豪志
 会派自民無所属;平沼正二郎
 無会派;西野太亮 三反園訓
 公明32
▼立憲民主党の枝野代表が108票、
 立憲96+米山隆一(会派立憲)+共産10+社民1
▼日本維新の会の片山共同代表が41票、
 維新41
▼国民民主党の玉木代表が11票、
 国民11
▼無所属の吉良州司氏が5票
 無所属会派「有志の会」5
 緒方林太郎 北神圭朗 吉良州司 仁木博文 福島伸享
▼れいわ新選組の山本代表が3票で、
 れいわ3

11・9現在(議長選出前)
自民 263
立民 98(公認96+米山隆一+社民)
維新 41
公明 32
国民 11
共産 10
有志 5
れ新 3
無所属2(西野太亮 三反園訓)

4184チバQ:2021/11/10(水) 20:05:38
▼岸田総理大臣が141票、
 自民会派111+公明28+2橋本聖子 平山佐知子
▼立憲民主党の枝野代表が60票、
 立憲会派45+共産13+2沖縄の風・伊波洋一 小川敏夫(副議長)
▼日本維新の会の片山共同代表が15票、
 維新会派15
▼国民民主党の玉木代表が15票、
 国民会派16-柳田稔
▼れいわ新選組の山本代表が3票、
 れいわ2+1須藤元気
▼無所属の嘉田由紀子氏が2票、
 碧水会2
▼無所属の渡辺喜美氏が2票、
 みんなの党2
▼国民民主党の伊藤孝恵副代表が1票、
 寺田静
▼無所属の伊波洋一氏が1票、
 沖縄の風:高良鉄美
▼白票が2票で、
 柳田稔 安達澄



10・3現在
自民 111
立民 45(公認96+米山隆一+社民)
公明 28
維新 15
国民 15 (山崎真之輔が反映されてない)
共産 13
沖縄 2 伊波洋一 高良鉄美
れ新 2 木村英子 舩後靖彦
碧水会2 嘉田由紀子 永江孝子
みんな 2 浜田聡 渡辺喜美
無所属7 安達澄 小川敏夫(副議長)山東昭子(議長) 
     須藤元気 寺田静
欠員3

4185チバQ:2021/11/10(水) 21:52:20
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-49955.html
領収証入手 岸田首相の応援演説で 国光文乃議員陣営が有権者「集団買収」
2021/11/10 16:00文春オンライン

 10月31日投開票の衆院選で、茨城6区から当選した自民党の国光文乃衆院議員(42)の支援団体が選挙活動で現金を配布するなどして、公職選挙法違反(有権者買収)の疑いが強いことが「週刊文春」の取材でわかった。案内状や領収証を入手し調査したところ、複数の有権者が現金授受を認めた。

 国光氏は元厚労省の医系技官で、保健局医療課課長補佐などを歴任。退官後、2017年の衆院選で初当選を果たした。

「丹羽雄哉元厚生相の地盤を継ぎ、落下傘候補ながら初陣を飾りました。2018年から岸田派に所属しています。医師免許を持ち、地元でワクチン接種を自ら行うなど、“コロナの専門家”をアピールしてきました」(政治部記者)

 ただ、今回の衆院選では、野党が候補者を一本化。保守王国・茨城にあって、激戦区の一つと見られていた。

 そこで、応援演説に現れたのが、岸田文雄首相や安倍晋三元首相だった。


現職首相が駆け付けた(国光氏のツイッターより)
「岸田首相は10月26日、茨城6区に入り、『6区は大激戦区ですが、何としても国光文乃を勝ち抜かせて下さい!』などと訴えていました。安倍氏も翌27日に応援に入った。結果、国光氏が野党候補に約1万2000票差をつけ、2回目の当選を果たしたのです」(同前)

 この岸田首相の応援演説を巡っては、「茨城県運輸政策研究会」が専務理事名で、〈自民党総裁 岸田文雄氏 遊説への参加協力につきまして〉と題した案内状を、運輸政策研究会傘下の石岡、土浦、常総の関係支部長に送付していた。

「茨城県運輸政策研究会は、県内約1600社の運輸事業者が加盟する一般社団法人『茨城県トラック協会』が1998年に設立した団体です。県内に13の支部がある。茨城6区の場合、石岡支部に石岡市と小美玉市、常総支部につくば市とつくばみらい市、土浦支部に土浦市とかすみがうら市が所属しています。茨城県連に献金するなど、自民党の支援団体です」(協会関係者)

 案内状には、岸田氏の応援演説の日時と場所に加え、以下のような文言が綴られていた。

〈首題の件につきまして、推薦者である衆議院議員 国光あやの氏より別添のとおり案内が送付されております。(略)要請人員につきましては、問いませんが最大で5名以内とし、ご協力いただける範囲でご協力をお願い致します〉

 国光氏から送付されたとする〈別添〉の文書には、右肩に小さく〈事務連絡〉の文字。そして〈岸田文雄/自民党総裁 来たる!!〉と大文字で強調され、演説の日時と場所が記されていた。

4186チバQ:2021/11/11(木) 08:26:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b87f9934d9520dd6ebff3a99452fcd4948adacfd
立て直し図る立憲、共闘継続の共産、独自路線の維新…野党各党の動き
11/10(水) 22:55配信

朝日新聞デジタル
衆院の会派構成と首相指名選挙の結果

 岸田文雄首相が10日に第2次内閣を発足させたのを受け、野党は国会でどう向き合い、来夏の参院選に向けてどう立て直すのかが急務となっている。枝野幸男代表が辞任を表明した立憲民主党は30日に後任を選ぶ代表選を行う方向だ。一方、日本維新の会は「ニュー野党」と称し、他の野党と一線を画す動きをみせる。

 衆参両院の本会議で行われた首相指名選挙では、衆院選で「野党共闘」を組んだ立憲、共産、社民各党が立憲の枝野氏に投票した。ただ、国民民主は枝野氏ではなく、玉木雄一郎代表に投じた。維新は片山虎之助共同代表に入れた。

 立憲の安住淳国会対策委員長は本会議終了後のNHKの番組で「野党第1党には政権をめざす宿命がある。いまの政治に不満を持っている人の意見を受け止め、政権を取れる体制を整えていきたい」と語った。

 立憲内ではこの日も代表選に向けてグループの会合が相次いだ。女性や「世代交代」となる中堅・若手の擁立を探る動きが活発化している。

 また、衆院選で共産と選挙協力したことをめぐっても議論が交わされている。枝野氏が、共産との間で「限定的な閣外からの協力」という政権の枠組み合意に踏み込んだことが比例票の伸び悩みにつながったという意見がある。

 一方で、小選挙区では「野党で候補を一本化しなければもっと厳しい結果になった」との見方もある。1人区が勝敗のカギとなる参院選に向けて、「野党共闘」路線は継続せざるを得ないのではないか、との声が広まりつつある。

 共産は、首相指名選挙で枝野氏に投票した。志位和夫委員長は「自主的判断。政権合意を掲げて総選挙を戦った以上、枝野氏に投票するのが当然だ」と説明した。今後も野党共闘を続けていく意向だ。

 これに対し、議席を伸ばした維新は憲法改正の議論などで存在感を示そうとしている。馬場伸幸幹事長は10日の会見で「維新が議席を増やしたのは、共産と組んだ立憲の『オールド野党』に期待できないからだ」と主張。自ら「ニュー野党」と称した。

 維新は9日に国民民主と幹事長・国会対策委員長会談を開いたのに続き、同日夜には馬場氏と自民党の茂木敏充幹事長らが会食した。馬場氏によると、馬場氏が「憲法審査会をしっかり動かしてほしい」と求めると、茂木氏が「しっかりと前に動かしていきましょう」と応じたという。馬場氏は「大変喜ばしいことだ」と会見で語った。

 また、立憲と距離を置き、維新と連携する国民民主の玉木代表はこの日、控室にあいさつにきた岸田首相に対し、ガソリン価格を下げるために減税できる規定(トリガー条項)の凍結解除について求めた。玉木氏はNHKの番組で「すべての政党と等距離でやる。政策実現を第一に考えていく」と語った。

 また、3議席を獲得したれいわ新選組は山本太郎代表が国政復帰した。山本氏はこの日の記者会見で、野党共闘について「誰にでもわかる言葉で戦っていくことが担保されない限りは次どうするという話にならない」と指摘。党として「積極財政」を訴えていく考えを示した。

 社民党の福島瑞穂党首は記者会見で「憲法改悪を阻止し、平和と人権が大事にされる政治を作る」と語った。

朝日新聞社

4187チバQ:2021/11/11(木) 10:00:30
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211104-OYT1T50013/?ref=yahoo
[針路 21衆院選後]<下>立民「野党共闘」岐路に
2021/11/04 05:00
 2日、立憲民主党の執行役員会。衆院選敗北の責任を取って辞任を表明した枝野代表は、吹っ切れた表情でこう続けた。


 「誰にも相談せず、結果として自分1人で決めました。お許しください」

 役員会に出席した党幹部は押し黙ったままで、誰からも異論は出なかった。党を創設し、トップダウンの党運営から「枝野1強」と呼ばれた体制の、あっけない幕切れだった。

 今回の衆院選で「政権選択」を掲げた立民は、公示前勢力から14議席減らす惨敗を喫した。自民党が勝ったというより、立民が自滅した側面もある。

 枝野氏ら執行部は、共産党など4野党と候補者を一本化し、政権批判票を集約する戦略だったが、失敗に終わった。4野党と共闘した213選挙区のうち、勝利したのは3割に満たない59選挙区にとどまった。基本政策の不一致を棚上げにしたままの野合だと見透かされた結果だろう。

 立民の福山幹事長は「現有議席を割るとは夢にも思わなかった」と戸惑いを見せたが、日米同盟を基軸とする立民と、日米安保条約の廃棄を主張する共産が、限定的とはいえ「閣外協力」で合意したことに、多くの有権者が納得できなかったのではないか。

 立民が次第に共産に溶け込み、左傾化していったことで、立民支持層の離反も招いた。立民の公約に並んだ年収1000万円程度以下の個人の所得税免除や、時限的な消費税減税などは共産に近い考え方で、保革が対立した1955年体制を思い起こさせた。

 今回の結果を受け、立民内からは「左傾化路線を見直し、穏健な保守層の信頼を取り戻すべきだ」(ベテラン)との声が上がる。一方、共産票を上積みして接戦を制した選挙区もあることから、「今回の戦略は決して間違っていなかった」(安住淳国会対策委員長)との主張も根強く残る。年内に行われる代表選では、野党共闘のあり方が最大の争点になるだろう。

 立民が本気で政権を目指すなら、聞こえのいい政策だけでなく、痛みを伴う現実的な政策も提示して与党に 対峙たいじ する必要がある。政策を無視した共闘では支持が広がらないことを肝に銘じるべきだ。

 今回の衆院選で、立民はキャッチフレーズに「変えよう。」を掲げ、自民党政治の変革を訴えた。その言葉は今、立民自身に向けられている。

(政治部 末吉光太郎)

4188チバQ:2021/11/11(木) 11:16:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/13a1daf19a02a9cc16816d8f39504bd4867a4999
維新が激戦制した衆院・大阪2区 地方議員が重ねた「壁打ち」
11/11(木) 10:43配信


毎日新聞
市営住宅に向かって演説する維新の守島正氏=大阪市平野区で2021年10月23日午前9時14分、田畠広景撮影

 10月31日に投開票された衆院選で、日本維新の会は候補を擁立した大阪府内15選挙区で全勝し、自民党を圧倒した。大阪2区では、維新新人の元大阪市議、守島正氏(40)が、6選を狙った自民前職の左藤章氏(70)に約4万票差をつけて圧勝。自民の強固な地盤を崩すことに成功し、維新躍進の縮図とも言える選挙区になった。大阪2区の選挙戦を振り返り、維新圧勝の背景に迫った。【田畠広景】

 公示後初の週末の早朝。市営住宅や分譲マンションが林立する大阪市平野区の住宅街に、守島氏が姿を見せた。「今から、ぼこぼこ『壁打ち』します」。陣営に入る維新の杉村幸太郎市議(43)がそう語ると、守島氏は5階建て市営団地の正面に立ち、マイクを握って演説を始めた。

 「壁打ち」とは、大きな団地やマンションに向かって、まるで声を壁にぶつけるかのように訴えを繰り返す陣営が取り入れた手法だ。守島氏が声を張り上げるとすぐに、団地のベランダから住民が顔を出し始めた。平野区選出で3期目の杉村市議は「これまで僕がここで何十回も壁打ちをやっているから、出てきてくれる。組織戦では自民党にかなわないので、僕らは浮動票をつかまえるしかない」と力説した。

 選挙期間中、守島氏はスーパーの前など人が集まる場所で繰り返し「改革」を訴え、選挙区内をくまなく回る「どぶ板」選挙を徹底していた。それを可能にしたのは、維新の地方議員たちの存在だ。

 維新の母体である地域政党「大阪維新の会」が2010年にできて以降、府議会や大阪市議会は維新が多数を占め、ひとたび選挙になれば府議・市議が総動員される。守島氏の陣営にも、府議や市議ら12人が入った。ある維新府議は「もともと地盤のない維新の地方議員は『維新の看板で勝てた』という感覚があり、他の候補の選挙もよく手伝う」と説明する。

 守島氏の街頭演説に集まった市民に取材すると、「維新が大阪を変えてくれている」という声をよく聞いた。維新はこの10年、大阪の与党として府議会の定数・歳費の削減や、大阪市立小中の給食費無償化などの政策を推し進めてきた。それらは、取材した有権者たちに「実績」として評価されていた。

 新型コロナウイルス対策で知名度を上げた吉村洋文知事(維新副代表)が守島氏の応援演説に訪れると、会場はどこも聴衆であふれかえった。「吉村人気」が維新に勢いを与えていることも、間違いないようだった。

 対する自民の左藤氏は公示直後、取材に対して「(有権者の反応は当選した前回選と)変わらない」と余裕を見せていた。守島氏が市議時代、大阪2区に含まれない東淀川区で選出されていたことから、街頭演説では「落下傘候補に負けるわけにはいかない」と訴えた。

 「どうなっているのか」。公示から数日後、毎日新聞などの情勢調査で劣勢が伝えられると、左藤陣営に動揺が走った。分厚い地元議員の支援を受け、どぶ板を徹底して支持を広げる守島氏に対して、戦術の見直しを迫られた。終盤にかけて岸田文雄首相や河野太郎・党広報本部長ら、9月の党総裁選に立候補した4人全員が相次いで応援に駆けつけたが、情勢反転にはつながらなかった。

 2区には立憲前職の尾辻かな子氏(46)も立候補していた。「自民と維新のおかしさを指摘できるのは、この選挙区で私だけだ」と訴えたが、支持は広がらなかった。

 維新の取材を続けているジャーナリストの吉富有治さん(63)は、「躍進の背景には吉村人気や改革アピールがあるが、地道に選挙に備えてきたことが大きい。維新の地方議員は選挙がないときも地元を回り、地域の声を聞いている。大阪で自民が盛り返そうと思うなら、原点に戻って地元で汗を流すしかない」と指摘した。

4189チバQ:2021/11/12(金) 11:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/625c38002a11e8f2ff472089ba812c67d80659f7
【追う!マイ・カナガワ】地元有権者は「ノー」、なのに当選 神奈川で最長4回連続も 比例復活っておかしくない?
11/12(金) 6:01配信


カナロコ by 神奈川新聞
(左)小選挙区で敗れ、無念の表情を浮かべる中山氏=10月31日午後10時10分ごろ(右)だが比例復活を果たし、支援者らと喜びのグータッチ=1日午前0時58分ごろ、川崎市多摩区の事務所

 今回の衆院選では自民党の甘利明氏が神奈川13区で敗れ、党幹事長を辞任する事態となったことが注目された。有権者の「ノー」とは裏腹に比例復活当選し、「追う! マイ・カナガワ」取材班には「納得できない」「選挙制度がおかしい」といった声が多く届いている。神奈川県内には何度も比例復活を重ねて副大臣などを務める議員もいるが…。比例復活のあり方について考えた。

◆「救われた」

 「今回を入れて5回目の選挙。(比例待ちの)同じような思いをさせてしまい、本当に申し訳ない」

 9区の自民・中山展宏国土交通副大臣は小選挙区での敗北が確実となった10月31日夜、肩を落とした。

 9区では野党候補の一本化はされず、立憲民主党・共産党・日本維新の会が乱立。そんな中で深夜1時、4回連続の比例復活を果たすと、中山氏は「自民党に入れてくれた方に感謝したい。野党統一でもなく絶対勝たないといけないところ。救われた」と胸をなで下ろした。

 4区の自民・山本朋広元防衛副大臣も県内では4回連続、京都2区を含めると5回目の比例復活となった。県内最多5人が争った激戦区で、前回に続いて自民党籍を持つ無所属候補との「保守分裂」でもあった。

 山本氏は1日午前2時ごろ、比例復活の報を受けて事務所に戻ってきた支援者らと万歳三唱。「振るわない成績は私の不徳の致すところ」と自戒し、「小選挙区で敗れたといえども、自民党議員として多くの期待をいただいた。死票を少なくする制度にのっとり、地域の声を国会に届けたい」と決意を述べた。

 県内小選挙区では落選した自民候補6人全員が復活当選したが、両氏の4回連続は立民・枝野幸男代表(埼玉5区)と長年争う牧原秀樹氏らと並び、復活当選を続ける自民議員では現役最長。山本、牧原両氏は2009年の落選を挟んで“5回連続”でもあるが…。

◆重複禁止ルール

 比例復活が続く議員が多いことは自民にとっても悩ましい問題のようだ。連続2回以上小選挙区で敗れ、比例復活した議員は比例の重複立候補を原則認めない党の内規もあるという。

 今回の衆院選で対象者は25人いた。菅義偉前首相が「ルール徹底が必要」と方針を掲げたり、名簿順位に差をつけることを検討したこともあったが、実際に内規適用となった候補者はいなかったようだ。

 惜敗率や党員の獲得状況、反自民が根強い地域などが考慮されて例外が認められている─とも言われる。確かに県内でも4区や9区は、昔から民主系が強く、過去9度のうち自民候補が勝ったのは4区は2度、9区は1度しかない。今回は8区の三谷英弘氏と12区の星野剛士氏も2回連続の比例復活となった。

 そうした事情を党本部に取材してみたが、「自分の判断で重複立候補しない人もいるので…。それぞれ聞かないと分からない」と担当者の歯切れは悪かった。

◆惜敗率低くても

 県内には6回連続で比例復活を経験した野党議員もいた。今回12区で当選した立民・阿部知子氏は2000〜14年、社民党、日本未来の党、民主党を渡り歩いて比例復活を続けた。

 阿部氏に聞くと、「二大政党の対立軸に当てはまらないような課題について、小政党が自分たちの思いを国民と共有し、政治に影響を与えたいと思うのは健全なこと。民主主義のためには、比例復活はあった方がいい」と強調した。共産には9回連続で比例復活の穀田恵二氏(京都1区)がいる。

 小選挙区制は政権交代を可能とする一方、死票が多くなる。中小政党に不利となる欠点を補うための制度が比例代表といえる。ただ、惜敗率が低くても比例復活できることは制度の問題点として以前から指摘されてきた。今回も、惜敗率28・63%だった10区・鈴木敦氏(国民民主党)や、同46・22%の1区・浅川義治氏(日本維新の会)らが議席を獲得している。

 ところで、自民のような重複禁止ルールは、立民にもあるのだろうか。阿部氏は「金も組織もある与党は候補者を探すのにも有利。そこに立ち向かう野党としては基本はチャレンジ精神を大事にして、何回落ちたらだめとは言わない」と理解を求めた。

◆取材班から

 取材班が調べたところ、今回の衆院選では全国19県で、小選挙区で敗れた自民候補が全員復活していた。利点もあるとはいえ、小選挙区での有権者の判断が簡単に覆される制度に疑問の声は少なくない。比例復活をめぐる議論が深まることに期待したい。

神奈川新聞社

4190チバQ:2021/11/15(月) 22:11:41
"衆院選小選挙区で全敗の大阪自民、新会長選び 立て直し急ぐ : ニュース : 関西発 : 地域 : 読売新聞オンライン" https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20211113-OYO1T50016/amp/

 衆院選で自民党は安定的に国会運営ができる「絶対安定多数」を確保しながら、大阪府内の小選挙区では獲得議席ゼロに終わり、壊滅的な大敗を喫した。これまで大阪を本拠地とする日本維新の会に、地方選などで苦戦を強いられながらも、衆院選では国政与党の存在感を示してきた大阪の自民。13日午後には衆院選を総括する会合を開くが、全敗のショックは大きく、党勢の立て直しは容易ではない。

「別世界」

 「大阪では新型コロナウイルス対策の失敗は政府の責任で、成功は全部、吉村(府知事)の手柄になっている。こういう流れでは、もうどうしようもない」
 落選した自民前議員の1人は、そうため息をついた。
 今回選で自民と維新は、府内で公明党候補がいる4選挙区を除く15選挙区に候補を擁立。結果は維新の全勝で、5回の当選を重ね、自民幹事長代理だった左藤章氏や防衛副大臣を務めた中山泰秀氏らベテランも惨敗した。得票でも維新候補に引き離され、比例復活できたのは若手の2人だけ。自民が府内で全敗したのは、1996年の小選挙区制導入以降初めてのことだ。
 この惨状に、自民党幹部は「大阪だけ別世界のようだ」と振り返る。

知事・市長とれず

 なぜ大阪の自民は大敗したのか。「吉村旋風。大阪だけ異常気象だった」(原田憲治・前府連会長)と、落選した議員は口々に維新の吉村洋文副代表の人気が大きかったと語る。
 知事としてコロナ対応にあたる吉村氏は、昨年3月から今年10月までに少なくとも160本のテレビ番組に出演し、大阪での露出度は群を抜く。
 維新の松井一郎代表(大阪市長)も、党首として連日のように各種メディアに登場し、学校給食無償化などの「改革実績」をアピール。自民党幹部は「選挙前から常に『維新の首長』がメディアへの露出を続けていた。あまりに大きな差になった」と分析した。
 その背景には、自民が長く知事と大阪市長のポストを維新に明け渡していることがある。2011年の知事・大阪市長のダブル選で、地域政党・大阪維新の会の松井氏が知事に、橋下徹氏が市長に当選を果たしてから10年、両ポストは維新の独占が続く。
 この間、維新は府内の首長選などの地方選でも勢力を拡大。地方組織の力は選挙の支援体制にも影響するが、先月中旬時点で、大阪維新に所属する首長と地方議員が計255人いるのに対し、自民府連に所属する首長・地方議員は計153人。維新の6割にとどまる。
 左藤氏は「知事と大阪市長を維新が取っていた影響は大きい。党としても考えなければいけない」と語り、落選した渡嘉敷奈緒美氏も「大阪で野党の自民に対し、府民は反対ばかりしている印象を持っている。そこを改善しないと立て直せない」と振り返った。
 党勢の立て直しをどう図っていくか。自民府連は12月4日に府連大会を開催予定で、衆院選で落選して辞任した原田会長の後任を選ぶが、前途は多難だ。
 今回選で府連所属の国会議員は、衆院3人と参院2人の5人だけとなった。内規では会長は国会議員から選出するが、比例近畿で復活当選した宗清皇一氏(当選3回)は「政務官の仕事があり難しい」と周囲に語り、難色を示す。
 谷川とむ氏(比例近畿、当選3回)は、いまだ小選挙区で勝利がなく「国会議員で話し合いたい」とする。
 さらに大阪3区で公明候補に挑む動きをみせ、最終的に党本部の調整で比例近畿の単独候補として出馬し、初当選した柳本顕氏は厳しい立場に置かれている。
 比例名簿で単独2位に処遇された柳本氏に対しては反発も多く、宗清氏も「許しがたい」と語るなど、一枚岩とはほど遠い状況だ。府連内には「いっそ地方議員が会長になった方がいい」との声も上がる。
 来夏には参院選を控え、知事、大阪市長ポストを奪還できるチャンスとなる統一地方選までは1年半を切る。今回選の府内の比例票は維新の171万票に対し、自民は半分以下の82万票だ。ある府連幹部は「今はどん底。とても1、2年でひっくり返せる状況ではない。中長期的な戦略が必要だ」と語るが、反転攻勢の道筋は見えない。

4191チバQ:2021/11/16(火) 10:31:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/5995357c7f1b4f4a19347d3cd574d91082fa2b9a
貼ったもん勝ち?選挙中の「〇〇来る!」看板、法的には… 「ゲリラ的な手法」
11/16(火) 9:51配信

西日本新聞
自民党関係者らの演説が行われることを知らせる看板=いずれも10月末、福岡県春日市

 選挙期間中によく見掛ける電柱や街路樹に取り付けられた「〇月〇日 〇〇来る!」の看板。10月の衆院選でも、目にした人は少なくないだろう。大物政治家らが候補者の応援演説に訪れることを周知するものが大半で、通称「きたる看板」と呼ばれる。福岡都市圏在住者から、「最寄り駅周辺の道路標識や電柱に大量の看板が貼ってあった。問題はないのか」との投稿が、西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた。実態を調べてみると―。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 衆院選が終盤を迎えた10月末。西鉄の春日原駅(福岡県春日市)と白木原駅(同県大野城市)近くの電柱などに、「岸田総理来る」「自民党政調会長 高市早苗来る」「オリパラ組織委員会会長 橋本聖子来る」と、自民党関係者らの看板が貼られていた。

 同選挙に福岡5区から立候補した自民前職(当時)の原田義昭氏の支持拡大に向け、街頭演説を示唆する内容。報道各社の情勢調査などで野党候補との接戦が伝えられており、陣営の活動も熱を帯びていた。

 原田氏の後援会事務所は取材に対し「3人合わせて230枚ほど貼った」と設置を認める一方、「来援後はすぐに撤去した」と説明。電灯や電柱の所有者である自治体や九州電力、NTT西日本などの許可を得たのか聞くと「いつもしていることなので許可は取っていない」。自民党県連は「私たちは知らない」と関与を否定した。

 こうした看板は福岡5区に限らず、各地で見られたが、違法性はないのか。福岡県選挙管理委員会に写真を見せたところ、担当者は「選挙用の看板とは言えない」。看板に、立候補者である「原田義昭」氏の名前や「衆院選」など選挙運動と見なされる文字がないのが理由という。これらの文言が含まれると選挙用と見なされ、選挙ポスター掲示板など決められた場所以外に貼るのは、公職選挙法違反となる。

 ただ原田氏の事務所が認めるように、外形は当てはまらなくても、目的は選挙用だ。5区内のある自治体選管は「候補者名が入っていなくても、『きたる看板』は元々グレーゾーン。今回も、選挙用と言われても仕方ない」と明かす。

 九電によると、同社はそもそも選挙用の看板やポスターを電柱に取り付けることを認めていない。「発見したら連絡してほしい」と呼び掛けている。同じように電柱を所有するNTT西も「選挙広告を貼り付けたいと申請があっても受け付けない」と対応は同じだ。

 取材班は、春日市が所有する電灯にも「きたる看板」が貼られていたことを確認。市が選管同様「選挙用と見なさない」場合でも、道路法に基づき占用許可の相談を事前に行う必要がある。市道路管理課は「事前申請はなく、道路法違反の可能性がある。既に撤去されており具体的な対処はできないが、同じことがないよう県選管を通じてお願いしたい」としている。

 (竹中謙輔、竹次稔)

4192チバQ:2021/11/16(火) 10:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7448a2b4dcffdf57154263eef643b7b0c9b83d2
「小沢王国」築いた素人集団 半世紀以上負けなし 強さの秘密
11/16(火) 10:15配信

毎日新聞
久々に地元で第一声のマイクを握った小沢一郎氏=岩手県奥州市で2021年10月19日午前10時11分、山田豊撮影

 10月31日に投開票された衆院岩手3区で、17回連続当選を誇った立憲民主党の小沢一郎氏(79)が敗れるという地殻変動が起きた。自民党の藤原崇氏(38)が追い上げているが、それでも小沢氏が逃げ切るだろうという我々の予想を裏切る結果だった。選挙後も私には「なぜ小沢氏は今回、歴史的な敗北を喫したのか」「そもそもなぜこれまで半世紀以上も負けなかったのか」という疑問が残った。少しでも糸口をつかもうと「小沢王国」を支えた人を訪ね歩いた。【山田豊】

 ◇人気者だった「いっちゃん」

 2年半前に盛岡支局に着任して早々、知り合った警察官から「小沢さんの選挙の強さは尋常じゃない。支持者が寄せる信頼も厚い。普段は全く地元に帰ってこないのに何でだろうな」と話していたことが記憶に残っていた。その後も同様のセリフをいろいろな人から聞いた。

 その強さを支えてきたのが後援会だ。衆院選が告示される直前の10月11日、後援会連合会の千葉龍二郎会長(78)を訪ねた。小沢氏の「剛腕」のイメージから、後援会幹部も一筋縄ではいかない人物だろうと想像していたが、実際は「柔らかさの中に鋭さがある」という印象だった。

 千葉さんは、小沢氏とは1969年の初出馬以来の関係といい、「最初の時から遊説にくっついて歩き回ったよ」と笑顔を見せた。親が小沢氏の父で衆院議員だった佐重喜(さえき)氏を支持していたことから、2世代にわたる付き合いになった。「半世紀も支えられてすごいですね」と水を向けると、「家族だと思っているからね。先生はおれのことを龍ちゃんって呼ぶんだ」と表情を和らげた。

 長年に及ぶ「仲間意識」が強さの一端かもしれない。幼少期についても尋ねると、「詳しく知るのは同級生の人たち。『一友会』という青年部隊を組織し、初期から先生の選挙を支えた」と教えてくれた。

 小沢氏は幼少期を水沢(現在の奥州市水沢)で過ごした。「『小沢王国』とも称される強固な地盤を築いたのは同級生たち」といわれる。その一人が水沢小学校で一緒だった奥州市の小野寺佑輔さん(79)だ。市内で営む時計店を訪問した記者に驚きながらも、「小沢さんの人柄や応援のきっかけを知りたい」と伝えると快く応じてくれた。

 小野寺さんは「友達からは『いっちゃん』と呼ばれ、いつも周りに大勢の友達がいてうらやましかった」と懐かしそうに話し出した。「静かで人前に出るタイプではなかったんだ。佐重喜さんが国会議員だったこともあって、代議士の息子という目で見られることもあったようだけど、そう見られることを好まなかった」。偉ぶらない人柄にひかれたという。

 もう一人、常盤中学校で同級生だった柵山知正さん(78)とは、小沢氏が告示日に奥州市で行った第一声の場で出会った。当時のことを聞くと「中学では相撲がめっぽう強くてね、足も速かった。廊下に張り出される定期試験の結果はいつも一番で勉強もできた」と自分のことのように自慢した。

 小沢氏は中学3年の頃に東京に引っ越して地元とは疎遠になったが、68年に佐重喜氏が亡くなり地盤を継ぐことが決まると、すぐに同級生たちが応援に駆け付けた。ただ選挙に関しては素人の集まり。小野寺さんは「最初は選挙看板の寸法も知らないで、何度も選管に問い合わせるところから始まったんだ」と振り返る。

 そこで「参謀」としてやって来たのが、田中角栄軍団が選挙最高顧問として送り込んだ鈴木精七氏だった。「当選請負人」とも呼ばれたすご腕に相当しごかれたらしいが、素人集団を「選挙好き」に育てた。小野寺さんは「『選挙は楽しい』という感覚をすり込まれたことが今につながっている」と話す。

 教えに従って徹底したのが「どぶ板選挙」だ。「戸別訪問も1度ではダメで、必ず3度は担当地区を回れと言われた。3度回ると住民の表情や反応が少しずつ変わっていく。その変化を細かくノートに記録して共有していた」と明かし、「冬の選挙は寒いし、つらいこともたくさんあったけど、とにかく楽しかった」と懐かしむ。

4193チバQ:2021/11/16(火) 10:35:24
◇高齢化の波、はね返せず

 しかし、それも今は昔。高齢化の波には勝てず、取材を進めると17選を支えた同級生たちも亡くなったり、体調を崩したりして徐々に欠けていることが分かった。相手陣営に比べて活気に欠けた選挙事務所の雰囲気にも後援会の熱気がしぼみ出していることを実感した。相手の追い上げに焦燥感はあっても、はね返すことはできなかった。

 周囲からは今回が最後の選挙になったのではという声も伝わってきた。小野寺さんは「同級生に小沢代議士がいるということが誇らしく、小沢くんの選挙を手伝うことが青春で、生きがいだった」とつぶやいた。

 取材した多くの同級生が小沢氏の話を始めると目が輝き出した。自分の人生と小沢氏の政治家としての活躍を重ね合わせているようだった。ほとんどが昔を懐かしむ話で、後援会組織が大きくなり業界団体などが入ってきてからのことはあまり語らなかった。しかし間違いなく、王国の基盤を築いたのは彼らだと感じた。

4194チバQ:2021/11/16(火) 16:18:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d884997c0b9649ed37965c490aa9f878817590e1
自民鹿児島県連 衆院選総括「情報発信に工夫必要」 三反園氏受け入れは困難 2区支部長は金子氏が継続
11/16(火) 12:15配信

南日本新聞
(写真:南日本新聞社)

 自民党鹿児島県連は14日、10月の衆院選を総括する執行部役員・選対常任委員合同会議を鹿児島市で開いた。1〜4区に前職の公認候補を立てたものの2、3区で議席を失った点などを踏まえ、来年の参院選と次期衆院選に向け、現職議員の情報発信に工夫が必要と総括した。2区支部長は当面、金子万寿夫氏(74)が継続する。


 会議は冒頭以外、非公開。終了後、森山裕会長(衆院鹿児島4区)が会見した。

 現職議員は東京での活動が主体となり、その間につじ立ちや選挙区内をくまなく回った2区の無所属三反園訓氏(63)、3区の立憲民主野間健氏(63)に及ばなかった。森山会長は「選挙が少し変わってきた。今後はあらゆる媒体を活用した情報発信を考えていく」と述べた。

 2区支部長は党本部から次期総選挙に向けた照会があるまで金子氏が継続する方針を確認した。

 一方、自民入りを模索する三反園氏については「自民党員に一度もなったことがない。打診もない」と指摘。「今回の政権選択選挙で、基本的に自公連立政権は駄目だと思われて立候補された」との見解を示し、受け入れは困難との見方を示した。

4195チバQ:2021/11/16(火) 18:20:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/3277992f45bf6a7c29a1facc569c8ce5839cdb18
自民の衆院支部長、党総務会で最終決定 選任の仕組み変更
11/16(火) 17:29配信

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毎日新聞
自民党の福田達夫総務会長

 自民党の福田達夫総務会長は16日の記者会見で、次期衆院選の公認候補となる小選挙区などの支部長の選任について、今後は党の意思決定機関である総務会で了承する仕組みとすることを明らかにした。福田氏は会見で「(支部長は)党のその地域における顔だ。一部の方で決めるのではなく、自民党の機関で了承することが最低限必要だ」と述べた。

 支部長は幹事長や選対委員長、組織運動本部長らが参加する「選任会議」で決めており、定数25人の総務会で審議する仕組みにはなっていなかった。先の衆院選では、自民系候補が競合している小選挙区で前回当選した議員が公認を得られなかったり、党の内規で定められた比例代表の「73歳定年制」が厳格に適用されなかったりしたことに対し、党内から「不透明だ」といった指摘が出ていた。

 福田氏は、支部長の選任について「公明、正大だということを総務会で担保する必要がある」としたうえで、仕組みの変更は自身の要望によるものだと説明。会見に先立つ総務会では、遠藤利明選対委員長と小渕優子組織運動本部長がこの変更を盛り込んだ選任基本方針案を説明し、了承された。【東久保逸夫】

4196チバQ:2021/11/17(水) 07:14:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/42380f741ab97ba45dbc255bc18eaf2e1f027e77
首相の街頭演説、参加の会員に日当5千円 茨城の運送業界団体
11/16(火) 22:22配信
 衆院選で岸田文雄首相が応援に訪れた茨城6区の自民党候補の街頭演説を巡り、一般社団法人「茨城県トラック協会」と住所や役員が同一の任意団体・茨城県運輸政策研究会が、演説を聴きに来た会員に日当として5千円を支払っていたことがわかった。役員の一人は「数時間拘束するので、何も出さないわけにはいかないと思った」と説明している。(佐々木凌)

 日当が支払われたのは衆院選終盤の10月26日に、岸田首相がつくば市内を訪れ、開かれた自民党の国光文乃氏の街頭演説。付近には業界団体ののぼりがはためいた。同市を含む茨城6区では与野党一騎打ちの激戦が繰り広げられていた。

 その4日前の22日付で、県トラック協会が陳情などの政治活動に使う県運輸政策研究会の名前で、選挙区内の石岡、土浦、常総3支部の支部長宛てに文書をファクスで送っていた。「自民党総裁 岸田文雄氏 遊説への参加協力につきまして」との表題で、「参加者に対しまして、日当5000円/人をお支払いさせていただきます」と記されていた。協会には県内の運送業者約1600社が加盟している。

 朝日新聞の取材に、協会と研究会の双方で役員を兼ねる専務理事は、3支部の会員企業の従業員らに演説への参加を呼びかけ、実際に参加した21人に日当5千円を支払ったと認めた。翌27日に安倍晋三元首相が駆けつけた演説会でも参加者3人に、茨城5区の自民党候補の出陣式と演説でも、参加者4人ほどにそれぞれ日当5千円を支払っていたことも明らかにした。原資は県運輸政策研究会の会費収入を充てたという。

■「5千円、その場で封筒で」

 専務理事は「会員の社長さんたちを数時間も拘束する以上、何も出さないわけにはいかないと思った」と説明する。参加を呼びかけた理由については「高速道路の値下げなど、与党の先生には要望をすることが多い。お願いごとばかりで、何の協力もしないというのでは、お願いに行きづらくなってしまう」と胸中を明かした。

 衆院茨城6区内のある運送会社社長は、岸田首相の演説に参加し、その場で封筒に入った5千円をもらったという。会社の従業員には声をかけず、1人で出かけた。「交通費としてもらったという認識だった。普段から協会の会議に行く時にもらっていたので受け取った。『投票してくれ』なんて言われていない」と話した。

 国光氏の事務所は「トラック協会に岸田氏が演説をするという案内は送ったが、あくまで一般的な案内であり、動員ではない。日当については把握していないので、コメントは差し控える」、自民党県連は「全く承知しておらず、コメントは差し控える」と説明している。

朝日新聞社

4197チバQ:2021/11/17(水) 11:25:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/5edaf0e02966ae4d1a973fb05bb2f9e36023f767
山形新幹線、来春に自由席廃止 東京―山形間で最大810円値上げ
11/17(水) 9:41配信
 JR東日本は16日、山形新幹線「つばさ」の自由席を2022年春から廃止し、全車指定席にすると発表した。特急料金も合わせて改定。普通車指定席や福島以北の在来線区間の利用者からみれば値下げになるものの、東京と山形を行き来する自由席の利用者からみれば通常期で最大810円の値上げになる。

 現在は、グリーン車を含む5両計282席が指定席で、2両計112席が自由席。自由席はすべて指定席に切り替わる。今回、料金が変わるのは、普通車指定席、自由席、グリーン車ごとに異なる特急料金だ。改定後は普通車指定席でみると、東京―山形間の特急料金(通常期)は5400円。現行の指定席より100円安く、自由席と比べたら810円高い。

 さらに、自由席の廃止に伴って、福島―新庄間の在来線区間のみの利用者向けに、空いている普通車指定席に座れる「特定特急料金」を新設する。通常期で現行の自由席と同額か最大280円の値下げになる。

 つばさの上り線のほぼ全てが、福島駅で東北新幹線「やまびこ」と連結する。例えば山形から上京する場合、福島までの特定特急券と、福島からの自由席特急券を購入し、福島駅でつばさからやまびこの自由席に移動すれば、通常期で指定席よりも530円安くすませることが出来る。下り線でも同様だ。

 山形市内で記者会見したJRの担当者は、最繁忙期に自由席を長時間待つ列ができる▽始発駅近くの乗客以外は自由席に座れない、などの課題を解消するのが狙いだと説明。「収入確保が目的ではなく、増収は見込んでいない」と話した。

 山形新幹線と同じミニ新幹線の秋田新幹線「こまち」は02年から全車指定席になっている。(上月英興)

朝日新聞社

4198とはずがたり:2021/11/17(水) 20:22:09

https://twitter.com/KishinoTomoyasu/status/1460893368804806656
岸野ともやす
@KishinoTomoyasu
茨城維新の会は県内全ての支部長を解任、現時点では来年秋まで新たな衆議院支部の設立を行わないとの方針から、プロフィールを白紙に致しました

今後については党本部をはじめ、ご支援くださる皆様と相談しながら決めていく所存です

適宜更新に加え、引き続き発信して参ります
宜しくお願い致します
午後5:51 ・ 2021年11月17日・Twitter for Android
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4199岡山1区民:2021/11/18(木) 00:12:11
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000128
2021衆院選香川 回顧/応援合戦過熱 1区、与野党大物が続々 玉木氏、大野氏 強さ見せる
2021/11/17 09:19

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 自公政権が絶対安定多数を維持した第49回衆院選。県内では、1区で立民の小川淳也氏、2区で国民の玉木雄一郎氏、3区で自民の大野敬太郎氏が勝利、自民の平井卓也氏が比例復活で議席を得た。選挙後の特別国会も終わり、各陣営で繰り広げられた攻防を振り返る。

■ハプニング
 大物議員の来援は「選挙の華」。今回の香川1区は自民、立民両党による応援合戦がヒートアップした。

 1区を制した立民の小川淳也氏陣営には、公示直前の蓮舫代表代行に始まり、枝野幸男代表、野田佳彦最高顧問、岡田克也常任顧問、安住淳国対委員長、辻元清美副代表と、民主党時代から顔や名前が売れたメンバーが相次いで来県した。蓮舫氏に至っては、公示後に再び応援に来た。

 自民の平井卓也氏の元には、公示前日に金子恭之総務相、選挙戦中盤には牧島かれんデジタル相が来援。後半に入ると甘利明幹事長や麻生太郎副総裁が相次いで来県し、28日には自民党総裁の岸田文雄首相が首相就任後初の四国入りで高松を訪れた。激戦区とあって、タイトなスケジュールの合間を縫って駆けつけた。

 維新の町川順子氏には、同党の参院議員が連日手伝いに訪れていたほか、選挙戦中盤には馬場伸幸幹事長が応援に来た。ただ、出馬表明が10月と遅く、スタッフも限られる中で準備が追いつかず、人気のある党代表・松井一郎大阪市長や副代表・吉村洋文府知事の来援はかなわなかった。

 馬場幹事長の演説では、ハプニングも。幹事長に向かって、自転車に乗った若い女性が「維新はいらない!四国から出て行け!」と叫んだ上、中指を突き立てた。その女性がある別の党の選挙活動を手伝っていた事が判明し、マスコミ各社に驚きが広がった。

■明暗分かれる
 大物来援者自身の選挙結果も明暗が分かれた。平井氏の応援では、甘利幹事長が小選挙区で敗北。比例復活したものの、幹事長を引責辞任することになった。

 小川氏関係では、辻元副代表が小選挙区で敗れ、比例復活もできなかった。ほか、公示前に小川氏と一緒に小豆島を回るなど全国各地を行脚していた中村喜四郎氏。ゼネコン汚職で失職するも選挙区で当選し続け「無敗の男」として知られたが、茨城7区で立民から出馬して初めて敗北した。

 他の区では、2区の自民・瀬戸隆一氏には牧島デジタル相、山際経済再生担当相、麻生副総裁が応援に入った。3区の共産・尾崎淳一郎氏の元には、山下芳生党副委員長が応援に。その数日前に、比例四国候補の応援のために小池晃書記局長が高松に演説に来ていたが、3区には入らなかった。

4200岡山1区民:2021/11/18(木) 00:13:45
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000132
2021衆院選香川 回顧/出馬断念要請 小川氏が直接家族にも 自民県議も電話で
2021/11/17 09:19

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■「3区から」
 維新の町川氏を巡っては、自民、立民双方から出馬取り下げを求められたことが物議を醸した。

 町川氏によると、自民県議から「3区から出た方がいいぞ」などと電話があった。この県議は1区以外の候補の陣営幹部で、自民党関係者から「軽率だ」との声が出た。

 一方の立民サイドは、小川氏自らが行動に出た。町川氏本人に電話して出馬を取りやめるよう求めた上、実家にまで訪れて町川氏の高齢の父親にも説得を要請した。

 小川氏は町川氏の公認が決まった直後から野党一本化を主張、「一騎打ちにできるようあきらめずに働きかけたい」と話していた。

 町川氏の話では、小川氏からの電話は1時間近くに及び、「とにかく1区から出るのはやめてくれ」「3区から出たら」などと言われたという。小川氏は維新の国会控え室で馬場幹事長にも出馬の取り下げを直談判。その様子を維新の議員に撮影され、ネットに掲載された。

 馬場幹事長は「違う政党なのに、どうしてそこまで踏み込まれないといけないのか。会議が終わった直後に半ば乱入してきて主張をおっしゃったわけで。まずは自身が反省するところからスタートした方がいい」と話していた。

■冷静さ失う?
 小川氏は、当選直後に出演したテレビ番組のインタビューで、橋下徹氏に維新に働きかけをお願いするメールを送っていたことを明かされた。

 橋下氏は「選挙戦で冷静さを失ってしまう人が安全保障とかそういうことができるのか」と指摘。司会者からは「小川さん、最後に笑ってください。そんなに怖い人と思わなかった」。中継終了後、小川氏は支援者に向かって「橋下だろうがなんだろうが、かかってこいと。ふざけるなと」と話していた。

 別の日には、政治評論家の田崎史郎氏が「(維新に行ったことは)余計だった」と話しかけると小川氏が激高。田崎氏も「いつになく冷静じゃなかった」と言っていたという。

■あと2500票
 女性候補に出馬辞退を求めるのは、可能性を最初から閉ざすやり方。立民は「ジェンダー平等や女性の政治参画に取り組んでいる党」をアピールしているだけに、良くないという指摘は一時ネット上であふれ、今回の行動にショックを受けた陣営幹部もいた。

 実際、町川氏があと約2500票取っていれば比例復活当選し、県内で初めての女性衆院議員が誕生していた。

4201岡山1区民:2021/11/18(木) 00:15:07
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000129
2021衆院選香川 回顧/戦い方
2021/11/17 09:19

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■共闘の先進地
 香川1区は、野党共闘の先進地。2016年の参院選で、民進党県連代表(当時)を務めていた小川氏が擁立の決まっていた女性候補を取り下げて全国唯一の共産候補による野党共闘を実現、同じ選挙カーに上がって応援演説もした。それに応えたい共産は4年前の前回衆院選で初めて1区からの候補者擁立を見送った経緯がある。

 共産はその時、前面に出て応援したかったが、小川氏が保守色の強い希望の党から出馬したため、「自主投票」という形しか取れなかった。しかし、今回は「自主支援」に一歩共闘を深化し、「小選挙区は小川氏、比例は共産」を前面に打ち出すなど動きは積極的だった。

 また、小川氏は、出版が延期されているものの、共産党の国会議員らとの対談書籍の収録に参加。今選挙でも、「アイラブユー。最も信頼できる先輩だ」と持ち上げていた小池晃書記局長の街頭演説に自転車で飛び入りしている。

 映画が知名度アップにつながり、SNSでの発信も好評だった。ただ、これまで通り、選挙戦を支えてきたのは共産に加えて、連合の組織力。昨年、立民に合流した元社民の議員らもフル稼働した。

 投開票日はすぐに当確が付き、事務所は沸いた。小川氏は「新しい出発。一層精進したい」と意気込みを話した。

■受け身の戦い
 一方の平井氏はこの4年間、閣僚を2度経験。直前までデジタル庁開設に力を入れていたため選挙準備が遅れた。内部会議の音声流出や接待問題などを巡る週刊誌報道もあり、受け身の戦いだった。

 選挙中は自民党組織の引き締めを図ったほか、選挙後半になると岸田首相、麻生党副総裁、甘利幹事長が次々と来援。公明党の山口代表と一緒に街頭演説もして追い込みを図ったが、及ばなかった。周辺は「平井候補は、厳しい中でも支えてくれた支援者に何度も感謝の言葉を送っていた。悔しさを次に晴らしたい」と話している。

■強い支持基盤
 2区の玉木氏は、党代表として初の衆院選。他県候補の応援に行く立場で、ほぼ本人不在だったが、強さを見せつけた。国民民主党の議席数も増え、手応えある選挙戦だったといえる。

 得票数は県内最高で、陣営一丸の勝利。「玉木党」と言われる支持基盤の強さはもちろん、立民と異なり、国民は共産と距離を置いたため、保守層の共産アレルギーが発生しなかった。

 瀬戸氏にとっては、自公政権への逆風もある中、玉木氏を支持する保守層を取り込む材料を欠いた。玉木氏には選挙区で4回連続の敗戦で、比例復活も2回続けて果たせなかった。陣営は捲土重来を期す意向だ。

 3区では、大野氏と県内小選挙区で唯一の共産候補・尾崎氏が対決。大野氏の陣営は勝ち方にこだわっていたが、得票率は陣営の予想を上回る8割に上った。尾崎陣営は「政権交代の必要性を強調したが及ばなかった」と語った。

4202岡山1区民:2021/11/18(木) 00:16:40
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000131
2021衆院選香川 回顧/余波
2021/11/17 09:19

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■知事も「不適切」
 選挙戦目前の10月、小川氏が主演の映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」を巡る騒動が起きた。

 高松市の高校で7〜9月に世界史の授業で3年生にこの映画を見せていた。高3のうち18歳の生徒は選挙権を得ており、「政治的中立を逸脱する不適切な教材に当たる」として、県教委が教員への処分を検討する事態に発展。教育長が謝罪し、知事も不適切との認識を示した。

 教員は「主権者教育の一環」としているが、識者は「有権者となる生徒が通う選挙区内の学校で特定候補が題材の映画を授業で流したのは問題」と指摘した。

 瀬戸内海放送では、大島監督の映画を取り上げた特集を岡山・香川エリアのテレビ局で唯一放送し、ネットでも公開していた。同放送は「公開時期は適切に判断します」としていたが、衆院選期間中は閲覧できない対応を取っていた。

 映画を巡っては、小川陣営はチラシなどに積極的に盛り込んでいた。小川氏の知名度がアップし、県外から応援演説を聴きに来た人も多かった。

 一方で、他の陣営は映画をイメージ戦略に使われたと感じていた。

■「応援部隊」
 小川氏の事務所には、大島監督だけでなく、小川氏に関する著書を書いたライターらも出入り。ライターの1人は、ボランティアとして陣営の作業を手伝いながら体験記を書いていた。映画のDVDに解説文を寄せていたタレントも終盤香川に入っていた。

 投開票日、当選した小川氏やその家族だけでなく、大島監督や著書を書いたライターも、支援者を前に登壇しマイクを持って祝福のあいさつをした。

 ネットなどで批判記事を書かれていた陣営らは「中立性はなく、小川氏の応援部隊であることは明らか」と話していた。

4203岡山1区民:2021/11/18(木) 00:17:56
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000133
2021衆院選香川 回顧/比例 立民伸び悩み、共産は減 県内、女性初 あと一歩
2021/11/17 09:20

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■維新は躍進
 今衆院選では、維新の躍進ぶりが際立った。全国の議席数は41と公示前の4倍近くに増えた。

 香川1区には10月、町川氏の公認が決まった。維新候補が県内小選挙区で出馬するのは、当時大阪市長だった橋下徹氏によるブームが起きていた2012年以来。その時は保守層を中心に2万票を獲得した。

 町川氏は、県内小選挙区では09年以来となる女性候補。維新は、全国各地の「1区」を中心に候補を擁立し、「自民は嫌だが、共産と共闘する立民も嫌」と考える有権者の受け皿になった。

 今回、維新が四国比例ブロックで獲得した票数は17万票余りで前回の7万8千票から倍増。定数6の四国ブロックでは、自民が3議席、続いて、立民、公明、維新が1議席を取った。

 県内の維新比例票も前回の2倍超となる3万8千票。町川氏は県内初の女性衆院議員の議席には届かなかったが、比例票への上積みという意味でも出馬した意義は大きかった。

■相乗効果なく
 一方、立民は全国で議席数を減らした。

 前回4年前の総選挙は、小川、玉木両氏とも希望の党公認で、小選挙区の立民候補者がいなかったが、5万2千票の比例票があった。しかし、今回、立民が獲得した比例票は5万8千票どまり。県内2位の国民(7万2千票)にも及ばなかった。共産との共闘が影響したとみられる。

 共産も今回、1、2区の候補擁立を見送った上で擁立は3区にとどめ、比例四国候補の当選に力を注いだ。が、四国全体の比例票は前回より1万票も減らし、目指していた18年ぶりの議席に届かなかった。共産にとっては期待した相乗効果はなかった。

■「民主党票」2万
 比例に関しては、立憲民主党と国民民主党が、いずれも党名の略称を「民主党」で届け出たことに戸惑いが広がった。

 県選管にも問い合わせが相次いだ。最終的に「民主党」の票は2万2578票に上り、得票割合に応じて案分した結果、国民に約1万1500票、立民に約1万千票が振り分けられた。

4204岡山1区民:2021/11/18(木) 00:19:12
https://www.shikoku-np.co.jp/local_news/article.aspx?id=20211117000134
2021衆院選香川 回顧/代表選
2021/11/17 09:20

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■二人の党首なるか
 小川氏は枝野氏の辞任に伴う次期代表選に出馬の意欲を表明している。

 小川氏の主張は、共産を含む全ての野党勢力が一つにまとまり与党と対峙すべきというものだが、争点の一つが共産との共闘路線と言われている。

 選挙後の昼の番組で、政治評論家の田崎史郎氏が立民が議席を減らした理由について「左に寄りすぎた」と分析したのに対し、小川氏が「その通り」と発言したため、ネット上では、「共産をリスペクトすると言っていたのに」「維新への擦り寄り」など批判、失望の声が多く上がった。

 また、旧民主党の要職に就いていない清新さ、世代交代を求める声がある。小川氏は映画でも描かれているように、当選5期(選挙前)にもかかわらず、これまで党内でも大きな役職に就いていない。

 立民の次期代表について聞いた共同通信の世論調査では、「分からない」が6割を占め、枝野氏に比べて中堅の知名度不足が浮き彫りになった。

 現在、玉木氏が国民民主党代表。小川氏が立民の代表になれば、初めて県関係者2人が同時期に政党党首に就くことになる。支持者らの期待は高まっている。

4205チバQ:2021/11/18(木) 13:34:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/3614e86c90efe69b061cdec6f9b400b75be2cb32
衆院選 自民当選陣営の現職市議を逮捕・送検
11/18(木) 12:32配信
衆院選をめぐり、現職の米沢市議が17日、公職選挙法違反の疑いで逮捕された事件で、市議の男は18日、山形地方検察庁に身柄を送検された。
買収や事前運動など公職選挙法違反の疑いで、逮捕、送検されたのは米沢市南原横堀町の米沢市議会議員、遠藤正人容疑者(58)。警察の調べによると遠藤容疑者は公示前の10月14日ごろ、米沢市内で鈴木憲和議員への投票を依頼する選挙運動を行う報酬として運動員に対し、時給1000円を渡す約束をして一緒に、立候補の届け出前に選挙運動を行うなどした疑い。警察は捜査に支障があるとして遠藤容疑者の認否を明らかにしていない。遠藤容疑者は山形県2区で当選した鈴木議員の選挙対策本部で米沢ブロックの事務局長を務めていた。
選挙対策本部米沢ブロック長相田光照県議「正直驚いている。警察発表では認否が明らかになっていない。逮捕という事実があるので県民の皆様に大変申し訳ないなと思う」
遠藤容疑者と運動員は以前からの知り合いで警察は、運動員から任意で事情を聴くとともに、遠藤容疑者の自宅から押収した資料などをもとに事件のいきさつを調べる方針。

4206チバQ:2021/11/18(木) 13:37:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/23192e519947e2d0568fd071f82796cf511fcb21
細野豪志は静岡県連に所属できない? 元後援会長が明かす過去の不義理
11/18(木) 5:57配信

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デイリー新潮
変節の政治家人生

 細野豪志衆院議員(50)も大臣の目が見えてきたのかもしれない。二階派に属し、紆余曲折の末、自民党への入党が認められたのだ。

【写真4枚】この記事の写真を見る

 無所属で臨んだ今回の衆院選では、自民党の吉川赳衆院議員を6万票以上の大差で破った。吉川氏は比例東海ブロックでかろうじて拾われたものの、力の差は明らか。吉川氏に訊くと、

「結果を見ればコメントできることはないと思います」

 同郷で細野氏の高校の先輩にあたるジャーナリストの田原総一朗氏が言う。

「東日本大震災の前から交流がありますが、本人は原発担当大臣だったころから“この国をどうすべきか”について、強い関心を寄せていました」

 さらに、

「立憲民主党が自民党の批判ばかりして、この国のビジョンが見えないのが、自民党入党の理由だと思います。僕は彼に“執行部に言いたいことを言え”と伝えていたので、そうしてほしいですね」

 と細野氏にエールを送る。

元後援会長は「自分が主役になれる舞台を探していたのかもしれません」
 しかし、自民党関係者曰く、

「県連の国会議員の反発が強くて、おそらく細野さんは静岡県連には所属できないと思いますよ。山口壯大臣が民主党から移籍した際は兵庫県連ではなく、二階前幹事長が仕切る和歌山県連所属となった。似たような措置になるでしょう」

 茨の道となりそうで、かつての支援者も腸が煮えくり返る思いでいる。三島市の元後援会長だった馬場妙子氏は手厳しい。

「民進党を抜けるときも連絡がありませんでした。私たちの応援によって、彼に盤石な地盤を作ってしまったような気がして、残念な気持ちです」

 と言って、こう評する。

「彼は政治家として歩み始めたときから主役のような華やかな存在でした。そのため、“何をしたいか”という理念より、自分が主役になれる舞台を探していたのかもしれませんね……」

 細野事務所は、

「(入党は)選挙結果を受けて自民党本部でご判断いただいたものと考えています」

「週刊新潮」2021年11月18日号 掲載

4207チバQ:2021/11/18(木) 19:30:42

1395: チバQ :2021/11/18(木) 19:30:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a4eda57abd405aac54f39e183c2f361b2085572
【速報】多古町長を逮捕 衆院選、町職員に投票依頼か 公選法違反疑い 激戦の千葉10区
11/18(木) 15:57配信

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千葉日報オンライン
所一重容疑者

 10月31日投開票の衆院選で町長の地位を利用して選挙運動をしたとして、県警は18日、公選法違反(公務員の地位利用)の疑いで多古町長の所一重容疑者(56)=同町多古=を逮捕した。容疑者は自民党と立憲民主党の前職同士が激しく争った衆院千葉10区で、特定候補者への投票を町職員に依頼したとされ、県警は旭署に捜査本部を設置して全容解明を進める。

 逮捕容疑は衆院選の投開票日だった10月31日、同町などを選挙区とする千葉10区の特定候補者への投票を、複数の町職員に働き掛けた疑い。県警は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていない。

 県警捜査2課によると、町職員を通して別の有権者にも同候補者への投票を呼び掛けていた疑いもあるとみて、詳しく調べる。同課は容疑者が支援していた候補者名を公表していない。

 所容疑者は同町出身。1999年から町議を5期務め、2度目の挑戦になった2018年の町長選で自民推薦で立候補し初当選した。国士舘大卒。

初登庁で花束を手にする所容疑者=2018年4月27日、多古町役場

 衆院千葉10区では、自民党と立憲民主党の両前職が激戦を展開。自民の林幹雄氏が8万3822票で10選を決め、立民の谷田川元氏は8万971票で敗れたものの比例南関東で復活当選。約3千票差という県内最激戦区となっていた。

 所容疑者は31日、林氏の当選決定後、林氏の選挙事務所で「先生のリーフレットに私の写真が載っておりまして、万が一のことがあったらどうしようかと思い眠れませんでした。皆さんのおかげです。ありがとうございました」などとあいさつしていた。

◆今後の捜査見守る

 自民党の林幹雄衆院議員の事務所は「報道で多古町長が公選法違反容疑で逮捕されたことを知り、大変驚いている。事実関係については全く知らないこと。今後の捜査を見守りたい」とコメントした。

◆あってはならない

 立憲民主党の谷田川元衆院議員は「(多古町長の逮捕容疑が)事実とすれば大変遺憾。選挙の公正性を害する行為で、あってはならないことだ」と批判した。

4208チバQ:2021/11/19(金) 17:58:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/149c4db7429dc73a749c15372a560472796ae196
地盤ともに山口も…安倍元首相と林外相の微妙な関係 政治家は戦国武将と同じ合従連衡 実は岸田氏・茂木氏こそ林氏のライバル
11/19(金) 16:56配信

夕刊フジ
岸田首相

 【岸田政権の試練】

 林芳正外相の任命をめぐって、山口県の政界事情から安倍晋三元首相が不快感を持っている、という解説をする人が多い。しかし、私は少し違うと思う。政治家同士の関係は、戦国武将同士と同じく合従連衡の繰り返しで、大体は完全な敵でも同盟者でもない。

【表でみる】自民党総裁選で語っていた主な主張

 今回の衆院選では、山口3区(宇部市、萩市など)で現職の河村建夫元官房長官と参院議員だった林氏が公認争いをして、河村氏は長男の河村建一氏を比例単独高順位で遇することを条件に身を引いた。

 ところが、中国ブロックの比例名簿では、1位に広島3区(広島市の一部など)で公明党の斉藤鉄夫国交相に譲った石橋林太郎氏が置かれ、重複立候補の候補者が同順位で2位。18位に来年の参院選公認争いで敗れた高階恵美子氏を置いた。

 さらに、安倍氏と山口県連が支持する杉田水脈氏を当選可能な順位に置くことも予定されていたので、河村氏を高順位で処遇するのは無理だった。そこで、当選の可能性がそこそこある北関東比例区に回し、河村家は山口政界で居場所を失った(=北関東では次点)。

 次期衆院選では人口減で、山口県の小選挙区が4から3に減る可能性が大きい。下関市がある安倍氏の山口4区には、山口3区の半分を併せる。林氏は母の実家、俵田家が創業者である宇部興産の宇部市が山口1区に入りそうなのでそちらに回り、山口1区の一部が岸信夫防衛相の山口2区に移りそうだ。

 山口1区の高村正大氏は中国ブロックの比例で高順位で処遇されるだろう。比例単独で連続3回は難しいとされる杉田氏と、河村氏は新しい選挙区を見つけなければならない。

 これによって、山口県内では、安倍・岸両家と、実家が山口経済界のドンであり、叔父が婿養子として木戸旧侯爵家を継いで長州閥のプリンスである林氏との安定した秩序ができあがる。安倍氏と林氏が対立しているわけでない。

 むしろ、岸田文雄首相と林氏こそが宏池会内でも、ともに父親が通産官僚出身の代議士という意味でもライバルだ。林氏のもう一人のライバルは、東京大学とハーバード大学ケネディスクールの同窓である茂木敏充幹事長である。林氏は法学部、茂木氏は経済学部だ。東京大学出身の首相は、宮澤喜一氏の後、工学部出身の鳩山由紀夫氏以外は30年間出ていない。

 茂木氏がこれまでのポストで点数を稼いできたのに対し、林氏には目立った実績がない。日中友好議員連盟会長を務めるなど、政界屈指の「親中派」とされる林氏が、保守派も納得させられるような外交手腕を見せられるかが、首相候補としてのし上がるための、まさに試金石である。

 ■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書に『日本史が面白くなる47都道府県県庁所在地誕生の謎』(光文社知恵の森文庫)、『最強の日本史100 世界史に燦然と輝く日本の価値』(扶桑社BOOKS文庫)、『日米開戦1941 最後の裏面史』(宝島社)など多数。

4209チバQ:2021/11/19(金) 23:43:09
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15116894.html?pn=2&amp;unlock=1#continuehere
(取材考記)トヨタ労組、候補擁立を衆院選で取りやめ 「労使協調」、選択肢失った有権者 小林圭
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2021年11月19日 16時30分
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 かつて「民主王国」と呼ばれた愛知県。旧民主系の選挙支援を担ってきたトヨタ自動車労組が、衆院解散の10月14日、おひざ元の愛知11区で7選をめざしていた組織内候補の古本伸一郎氏の擁立を取りやめると突如表明した。

ここから続き
 労組委員長は「自動車産業は100年に1度の大変革期。産業政策は労使一丸で取り組まないといけない。選挙になると組合と会社の対立構造になることに違和感があった」と述べ、「旧民主を自動的に支援してきたが、党よりも何をして頂けるかを重視する」と繰り返し、関係者に衝撃が走った。

 労組を動かしたのはカーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出実質ゼロ)だ。EV(電気自動車)化への対応を誤れば、自動車産業の枠組みや雇用が守れないとの危機感がある。そのため会社=自民党支援、労組=旧民主系支援という選挙の構図から抜ける宣言をしたのだ。

 昨秋からトヨタ労組などでつくる全トヨタ労連(全ト)が自民や公明党への接近を強め、一緒に愛知県知事にCN対応の要望に行くなどの行動を活発化させていたのは、今から思えば伏線だった。

 急な決定には反発も聞かれた。表明翌日に話をしたトヨタ労組関係者は開口一番「労組が会社に忖度(そんたく)した。この判断は正しくない。有権者の選択肢を奪ってしまう」と憤っていた。愛知11区は自民、共産党、無所属の3氏が争い、自民候補が前回より6万票以上伸ばし約15万8千票で当選した。

 愛知全県は前回より投票率が上がるなか、愛知11区は前回と比べて投票者は約1万5千人減り、投票率が下がった。白票などの無効票も投票総数の5%ほどになる異例の多さ。行き場を失った民意を表していると感じた。

 労使協調路線のトヨタ労組にとっては合理的な方針転換だが、自民でも共産でもない選択肢を望んでいた有権者にとっては、それが奪われた状況は深刻だ。

 来夏の参院選に向けて、全トのような動きがほかの労組の選挙支援にどう影響するかは注目だ。労組の支援を受けてきた旧民主系は選挙戦略の見直しが迫られる可能性もある。

 (名古屋報道センター)

4210チバQ:2021/11/22(月) 11:00:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2c039d06c2bedd6325be358a62d254f239946f0
「ここはもう大阪」自民党が嘆いた維新の躍進 なぜ兵庫県で9人が当選できたのか? “大阪以外では弱い”を覆す
11/22(月) 7:01配信

FNNプライムオンライン
自民党から聞こえた「恨み節」と「嘆き節」
FNNプライムオンライン

「あなた方のおかげで、維新は躍進しました。私も苦戦を強いられております」

衆院選の投開票日、兵庫県内の自民党ベテラン国会議員が私に掛けた言葉だ。彼は「圧勝」が予想されていたが、当選確実の一報は深夜にずれ込んだ。日本維新の会公認の新人が、想定外の追い上げを見せていたからである。

【画像】かつて「落下傘+有名人戦法」をとっていた日本維新の会だが…

日本維新の会は、兵庫県内12小選挙区のうち9選挙区に候補を擁立。宝塚市や伊丹市などの兵庫6区では、兵庫県の小選挙区として初の勝利を収めた。

維新は比例区でも得票が激増し、兵庫県の維新候補は比例復活を含め9人全員が当選。

維新は長らく「大阪だけで強く、他の地域では弱い」と思われてきた。今回は違うと一番肌身で感じたのは、兵庫6区で敗れた自民候補の陣営だろう。選挙期間中、陣営からはこんな嘆き節も聞こえていた。

「この辺りはもう大阪。兵庫じゃない。維新王国の一つだ」

風を起こせばいい? 大阪以外で弱かった維新
兵庫県は大阪府の隣にあり、阪神地域や神戸市から大阪へ通勤する人は昔から多い。人も文化も交流が盛んで、兵庫県に維新が浸透するのも時間の問題だったのかもしれない。前回の参院選(2019年)では、兵庫選挙区で維新候補が公明・自民を上回るトップ当選。宝塚市長選(2021年4月)では、維新候補が敗れはしたものの1600票差にまで迫った。

では、兵庫県に維新が浸透したのは「大阪府に近いから」だけなのか。私はそれだけではないと思っている。

橋下徹大阪市長(当時)が国政政党・日本維新の会を設立した頃、私は担当記者だった。維新が地方進出に挑戦しだした2013年には、静岡市議選を取材したことがある。当時の維新は、「維新政治塾」の塾生を地縁のない土地にまで送り込み、有名人の街頭演説を何度もおこなって、「いかに風を起こすか」ばかり考えていたように感じた。静岡にも東国原英夫衆院議員(当時)を投入、駅前や児童公園で声を張り上げていた。

結果、維新3候補のうち、現職市議と地元出身の維新塾生は当選。東国原氏が何度も応援演説をした大阪出身の新人は、下から2番目の惨敗だった。

大阪以外への進出は、「維新の看板」だけではなく「候補者本人」の要素も大きいのだ。

今や「本格政党」に…8年間で戦略も成熟
あれから8年、今回兵庫県で当選した維新候補9人に「地縁のないド新人」は少ない。県議会議員や衆院議員の経験者など、地元で名が通った候補が多かった。特に、自民候補に数千票まで肉薄した維新候補2人は、共にそういう候補だった。

それだけではなく、候補者たちは普段からの努力も惜しんでいなかった。

駅前での朝立ち、街頭での辻立ち、挨拶回り…。有名人の街頭演説に頼るのではなく、昔ながらの“ドブ板”に徹して毎日努力を続けてきた候補たちは、結果として多くの票を集めている。党本部にあたる日本維新の会が直接、普段の活動について指導することもあったという。

今回の選挙で7年ぶりに会った日本維新の会の選挙対策担当者は、こう話していた。

「自民が強い兵庫県では、小選挙区での勝利は厳しい。まずは比例復活でもいい。国会で実績や知名度を高めれば、次の選挙では必ず互角に戦える」

維新はもう“風頼み”の新興政党ではない。本格政党としての長期戦略を持つ、成熟した政党になったのだと実感した。

4211チバQ:2021/11/22(月) 11:00:38
伏線は見えていた。知事選での“うねり”
とは言え、大阪府に近い兵庫県ではさらに大きな“うねり”が起きていた。

兵庫県知事選(2021年7月)では、大阪府財政課長、つまり吉村洋文知事の部下だった斎藤元彦知事が、自民と維新の推薦を受けて初当選している。斎藤知事の選挙応援には、維新は吉村知事などを投入した。吉村知事の人気ぶりは凄まじく、応援演説で黄色い声援が飛んでいた。新型コロナ対策で、「吉村さん頑張ってはる」という高評価は兵庫県でも聞かれた。

逆に井戸敏三前知事への声は厳しく、「大阪がうらやましい」と話す人さえいた。兵庫県庁で取材をしていると、私の井戸前知事の印象は違う。「コロナと災害の同時発生」を想定した避難所設置マニュアルをまとめたり、酒類の提供自粛を提唱したりと、後に国が取り入れるアイデアも多かったし、実行も早かった。

しかし、井戸前知事は部下の進言を聞き入れず、メディアでの“見せ方”を軽視し続けた。前年に導入した「公用車センチュリー」の問題など、余計な一言が火に油を注ぐ始末だった。対する吉村知事の場合、後で振り返れば成功した施策と言えるかどうかはともかく、「構想段階で発表する」というスタイルは、「仕事が早く見える」「府民に安心感・信頼感を与える」効果を生んだ。

斎藤知事は維新の公認候補ではなかったが、「吉村さんのような人」と考えて投票したという声は多く、維新に対する兵庫県民の目が変化しているのを感じた。

テレビが生んだ? 吉村知事の人気
兵庫県でもうねりを起こした「吉村人気」の源泉は何か。

「報道ランナー」もそうだが、新型コロナでは都道府県の知事を招く番組が増えた。コロナ対策の総責任者に直接質問する意義はとても大きいからだ。吉村知事は報道だけでなく、情報番組やバラエティ番組でも引っ張りだこだった。

他の知事は多忙を理由に、出演に難色を示すことが多かった。その結果、どの知事よりも吉村知事が視聴者に語り掛ける場面が多かった。彼は「お役所言葉」ではない自分自身の自然な言葉で語るので、視聴者にグイグイ響いたのではないかと考えている。

ただ私の中で1つ、心の引っ掛かりがある。大阪は関西の中心なので、多くの記者が配置されている。大阪府庁・市役所には行政を専門に取材する記者が何人もいて、大阪のコロナ対策の動きは細やかに伝えることができる。

他府県は記者がグンと少なく、「目立った動きがあれば伝える」という程度になってしまう。大阪府は知事職・議会多数派を「維新」が占める、全国唯一の都道府県である。大阪府の施策を細かく伝えることは、すなわち維新の働きぶりを細かく伝えることでもある。

私は担当記者として、兵庫で注目すべきコロナ対策が実施された場面は何度も見てきたし、取材、報道もしてきたが、これが大阪発ならば、もっと扱いが大きくなっただろうと、内心忸怩たる思いを抱いたこともあった。

関西のテレビ局は、今まで通りでいいのだろうか。今、立ち止まって考えるべき時が来ているのかもしれない。

取材:鈴木祐輔(関西テレビ報道センター 神戸支局長)

関西テレビ

4212チバQ:2021/11/23(火) 18:02:12
"「希望」の5万8千票どこへ 旧民主退潮「熱なき選挙」 石川2区 〈戦いの図式 いしかわ衆院選2021〉中 |政治・行政|石川のニュース|北國新聞" https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/553673


 立憲民主党が候補擁立を断念し、自民党の前職佐々木紀氏(46)の楽勝ムードが広がる石川2区は、旧民主党系支持層の票の行方が数少ない焦点だ。前回選は前身の「希望の党」新人が5万8千票余を獲得したが、今回その受け皿は戦いの舞台に上がれず、立民県連は自主投票を表明した。選挙は盤石ながら、党三役や閣僚に抜擢(ばってき)され始めた同期を意識せざるを得ない佐々木氏にとって、党本部への最大のアピールポイントは得票数。陣営は漂流する「希望」票を取り込もうと目を光らせる。
 「時間をかけて擁立作業を進めてきたが、野党第一党として、2区で選択肢を示すことができなかった。大変申し訳なく思っている」
 15日午後、金沢市内で開かれた連合石川の執行委員会。立民県連幹事長の一川政之県議は硬い表情でこう語り、居並ぶ構成組織の代表者に向けて3秒間、深く頭を下げた。
 旧民主系勢力が2区で「不戦敗」を喫するのは2014年の前々回選以来だけに、立民の支持母体である連合石川の失望は大きい。「2区では比例票の積み重ねに力を注ぐ」と挽回を誓った一川氏に対し、連合石川の福田佳央事務局長は「構成組織の皆さんに残念なご苦労をかけることになる」と不満をにじませた。
 自民の森喜朗元首相の地盤だった2区は、旧民主系にとって小選挙区制が導入されてから一度も勝てたことがない鬼門だ。当然候補は定着せず、4年ぶりの総選挙で擁立の準備期間は十分あったにもかかわらず、今回は土俵に上がることもできなかった。

  一川氏に待望論も

 衆院任期ぎりぎりの今夏になって白羽の矢を立てた県外出身の大学生は、党本部に公認を認められず、県連の内外から待望論が出ていた一川氏自身も出馬を固辞した。結果として、2区の「自民1強」加速をアシストし、非自民系のある県議は「普通なら一川さんの責任問題やわな」と冷ややかに語った。
 かつて2区では、一川氏の父で衆院議員を3期務めるなどした保夫氏が、先代保正氏の代から続く後援会組織「一誠会(いっせいかい)」を力の源泉として森氏と対峙(たいじ)してきた。しかし、一誠会は「メンバーの新陳代謝がなく、高齢化、弱体化が顕著」(立民県連関係者)とされ、それが2区における旧民主系勢力の退潮を招いたことは否めない。

  「1万票は取りたい」

 行き場を失った立民支持層の票を、虎視眈々と狙うのが佐々木氏陣営だ。選対本部長の福村章県議は「半分は棄権。ちょっこし共産にも入るやろ。わしらは1万票は取りたいな」とそろばんをはじく。
 前回選の11万8421票超えを目指す陣営にとって、共産新人の坂本浩氏(57)との一騎打ちでは前回59・77%だった投票率が低下する可能性が大きい。得票数の維持、拡大は容易ではなく、立民票を得ることが欠かせない。
 このため、福村氏は選挙熱が高まらない中で、あえて県市議に号令を掛け、コロナ感染に配慮しながらも、出陣式などでの動員を進める考えを示す。2区内の市町支部単位で細かく日程を組み「1、3区よりも厳しく活動している」と強調した。
 岸田政権では、佐々木氏の同期で同じ細田派に所属する福田達夫氏(54)が党総務会長に抜擢されたほか、3期から3氏が入閣した。南加賀の自民県議からは「出世に差が付いたな。佐々木さんにも焦る気持ちがあるんじゃないか」と勘繰る声も漏れる。
 不祥事も多く「魔の3回生」の汚名が先行した12年初当選組にあっても、徐々に先頭集団が形成され始めている。岸田政権下で党国対副委員長、衆院議院運営委員会理事に就いた佐々木氏は「自分は人がやりたがらない場所でしっかり力を蓄えたい。ポストはまあ、いずれね」とけむに巻きながらも着実に歩みを進める姿勢を強調した。
 全国有数の圧勝が狙える今回は党幹部にアピールする好機だ。馳浩氏が国会議員を引退したことで、4選すれば県内の衆院議員の筆頭格ともなる。
 だが、熱なき選挙で選ばれたとしても、その手応えはどこか空疎ではないか。「敵」がいないからこそ、厳しい道が佐々木氏を待ち受ける。

4213チバQ:2021/11/24(水) 07:57:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/26434b8f5d59e026d8ad2b5de25a002056e58b9c
自民静岡、細野氏の県連入り容認
11/23(火) 21:43配信
産経新聞
細野豪志氏(川口良介撮影)

自民党静岡県連が、旧民主党幹部で先の衆院選後に自民党入りが決まった細野豪志氏=静岡5区=の同県連入りを容認する意向であることが、関係者への取材で23日、分かった。細野氏は党本部から入党は認められたものの、所属がはっきりしていなかった。党本部が県連側に県連入りを認めるよう打診していた。25日に開催される同県選出の国会議員団の会合で、正式決定される。

細野氏は10月31日の衆院選に静岡5区から無所属で出馬し、自民党公認で同党衆院5区支部長の吉川赳氏らを破って当選した。吉川氏は比例で復活当選した。細野氏は二階派、吉川氏は岸田派所属。

こうした経緯を踏まえ、細野氏は、通常は当該選挙区の衆院議員が兼務する選挙区支部長には就任せず、県連内では別の形の処遇になる見込みだという。

4214チバQ:2021/11/25(木) 20:00:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211125k0000m010183000c.html
斉藤国交相の衆院選演説会で「旅費」 広島県トラック協の関連団体
2021/11/25 18:27毎日新聞

斉藤国交相の衆院選演説会で「旅費」 広島県トラック協の関連団体

斉藤鉄夫国交相

(毎日新聞)

 衆院選広島3区(広島市安佐南区など)で当選した公明党の斉藤鉄夫国土交通相が選挙中に開いた演説会を巡り、運送業者などでつくる「広島県トラック協会」の関連団体が、参加した会員企業の従業員に旅費名目で現金を渡していた。関係者への取材で判明した。斉藤国交相はトラック業界を含む運輸行政を所管している。斉藤氏の事務所は現金支給への関与を否定した。

 斉藤氏の事務所や協会によると、演説会は10月22日に広島市内のホテルで開かれ、支援企業やトラック協会を含む団体から計約300〜400人が参加した。

 現金を支払ったのは、県トラック協会が関連する任意団体「広ト協政策研究会」。会員企業の従業員に演説会への参加を依頼し、内規に基づき一定額を「旅費」として支給したという。

 公職選挙法は、特定の候補者を当選させる目的で金銭を渡す行為を「買収」として禁じている。

 協会幹部は取材に、「斉藤事務所から演説会の案内があったので人を集めた。団体の規定に従って事務手続きを進めただけで、違法とは思っていない」と話した。支払った金額や人数は明らかにしなかった。

 協会は毎年5億円程度の「運輸事業振興助成交付金」を県から受給しており、原資は国の地方交付税などでまかなわれている。研究会は協会と所在地が同じで、会長も兼務しているが、会計は別という。

 広島3区は自民党の河井克行元法相の地盤だったが、2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で河井氏が離党し、議員辞職した。斉藤氏が比例中国ブロックからくら替えして21年10月の衆院選に出馬し、「クリーンな政治」を訴えて当選した。【中島昭浩、小山美砂】

4215チバQ:2021/11/28(日) 17:39:47
情勢調査で前にいたときもあるのに



"【独自】 曽我氏、次期衆院選不出馬へ 立民第5区総支部長「今回で降りる」 | 信毎web - 信濃毎日新聞" https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021112600828

 10月の衆院選長野5区で落選した立憲民主党第5区総支部長の曽我逸郎氏(66)は26日夜、連合長野上伊那地域協議会が上伊那郡箕輪町で開いた定期総会であいさつし、「総支部長は次の衆院選に立候補する役割。私は今回で…
(残り:283文字/全文:389文字)

4216とはずがたり:2021/11/29(月) 16:21:01
衆院選2021
立民、神奈川で存在感 無党派層48%投票、批判票受け皿に
https://www.kanaloco.jp/news/government/electiondata/article-731302.html
選挙 | 神奈川新聞 | 2021年11月1日(月) 03:00

 共同通信社が31日、神奈川県内投票所で実施した出口調査の結果を神奈川新聞社が分析したところ、「支持政党なし」と答えた無党派層の48・5%が小選挙区で立憲民主党の候補に投票していた。野党共闘で候補を一本化したことで、無党派層の政権批判票の受け皿として存在感を示した。

 無党派層は12・9%で、…

4217名無しさん:2021/11/29(月) 16:48:02
落選元職引退
神山洋介(立民・神奈川17)
松本文明(自民・東京7)
原田義昭(自民・福岡5)

4218チバQ:2021/11/29(月) 19:29:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9425eb4ba4f0dad9b6050770fe79878245ce81ca
自民党・泉田裕彦議員が衆院選での「裏金要求」を告発 新潟5区で〝元知事対決〟に敗れ比例復活
11/29(月) 16:31配信

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よろず〜ニュース
泉田裕彦氏

 自民党の泉田裕彦衆院議員が29日、自身の公式ツイッターを更新。10月31日に投開票が行われた衆議院議員選挙について「2〜3千万円の裏金要求をされました」と明かした。関係者はよろず〜ニュースの取材に対し、ツイートは泉田氏本人のものであることを認めた。

【写真】衆院選新潟5区で、夫・米山隆一氏の当選に飛び上がって喜ぶ室井佑月氏

 泉田氏はツイッターで【総選挙の闇:新潟5区】と題した文書を公開。「今回の衆議院総選挙で、2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と衝撃の告発を行った。

 同党では2019年の参院選で河井克行・案里夫妻による大規模な買収事件が発生し、今年6月に当選無効が決定。「広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました」と説明した上で「そうしたら、選挙は大変でした。。。」と、選挙運動の妨害を受けたことを示唆した。

 泉田氏は元新潟県知事で、今回の衆院選には新潟5区から出馬。前新潟県知事の米山隆一氏、前長岡市長の森民夫氏と選挙戦を繰り広げたが、選挙区では米山氏が当選。泉田氏は比例復活を果たしていた。

(よろず〜ニュース編集部)

よろず〜ニュース

4219チバQ:2021/11/29(月) 20:21:26
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_EMFD54D2Y5JPFNXMQP32DKU3PQ.html
枝野氏、〝一兵卒〟で再始動 「原点」の辻説法再開
2021/11/29 19:57産経新聞

枝野氏、〝一兵卒〟で再始動 「原点」の辻説法再開

通勤時間帯の駅前に立って演説する立憲民主党の枝野幸男前代表=29日午前、さいたま市北区(深津響撮影)

(産経新聞)

衆院選での低迷の責任を負って立憲民主党代表を辞任した枝野幸男氏が、地盤とする衆院埼玉5区(さいたま市大宮区、同市北区など)での活動に力を注いでいる。党代表として多忙だったことや新型コロナウイルス感染拡大を理由に取りやめていた選挙区内での辻(つじ)説法を今月から再開した。足場を固め直し、〝一兵卒〟として再起の機会をうかがう。

「初心」に立ち返ろうという思いの表れだろうか。29日朝のJR宮原駅(北区)前での枝野氏の演説は、「政策新人類」として注目された若手時代を思い起こさせた。約1時間の訴えの大半は自らが描く経済政策の説明に費やした。

介護や医療に関する消費の意欲は低くないと指摘し「ほしいと思っているものがたくさん売り出される方向に政策誘導していかなくてはならない。高齢者介護や子育て支援は公的な関与が必要なサービスだ」。

さらに、正社員として働く人を増やすことや介護士、保育士らの処遇改善の必要性を唱え「金融緩和だとか規制緩和だとか公共事業だとか、昭和の時代遅れのやり方をやってきたから景気はよくならなかった。モノを中心とした経済を、暮らしの安心と快適に必要なサービスを提供できるようにし、それを買えるよう所得を底上げする。これが経済対策だ」と強調した。

その上で「辻説法にこそ政治の原点がある」と演説を締めくくった。

代表辞任へと追いやられた最も大きな理由は衆院選で党が議席を減らしたことだったが、枝野氏自身の戦果も芳しくはなかった。

埼玉5区で自民党の牧原秀樹元経済産業副大臣(衆院比例北関東)に競り勝ったものの、その票差はわずか約6千だった。約4万2千票もの大差をつけた平成29年の衆院選と比較すると失速は明らかだ。

「地元の有権者に『顔』が見えず、距離を感じさせてしまった」

枝野氏周辺は、衆院選の結果をこう分析した上で「代表時代のように週末に頻繁に出張することもなくなるので、今後は地元での活動に専念する」と語る。

29年の衆院選直前に発足した旧立憲民主党を含め、枝野氏は約4年間に渡り代表を務めた。30日に選出される新代表は、枝野氏による党運営の功罪両面を総括し、来年夏の参院選や次期衆院選に向けて党の再建策を模索することになる。

枝野氏は、自らの後任を決める代表選に関し「新代表や新執行部が混乱する」(周辺)との理由で沈黙を貫いており、29日の演説後の取材にも「ノーコメントだ」と述べるにとどめた。

枝野氏が辻説法を初当選以来続けていた目的は、有権者に顔を売ることだけではない。駅前での活動を、世論の動向を肌で感じるための「定点観測」の機会と枝野氏はとらえてきた。

29年9月、所属していた旧民進党が旧希望の党への事実上の合流を決めた際、「新党結成」という選択肢を意識したのもJR土呂駅(北区)での演説の最中だった。「今の政治の流れに疑問を持つ人は相当な比率でいる」という読みは的中し、枝野氏が結党した旧立憲民主党は直後の衆院選で野党第一党へと躍り出た。

官房長官、党幹事長といった「番頭」の役回りが多かった枝野氏が初めて経験した「リーダー」としての約4年間は、政権選択選挙での敗北という結果に終わった。政治の原点と位置づける辻説法を通じ、浮揚の糸口を探る日々が続く。(深津響)

4220チバQ:2021/11/29(月) 20:22:03
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/nation/kyodo_nor-2021112901001272.html
衆院選で買収約束疑い、男2人逮捕
2021/11/29 19:34共同通信

 10月投開票の衆院選で、大学生に選挙活動の報酬を支払う約束をしたとして、福岡県警は29日、公選法違反容疑で警備会社の代表取締役(58)ら男2人を逮捕した。捜査関係者によると、2人は落選した山本幸三元地方創生担当相の運動員。

4221チバQ:2021/11/29(月) 20:23:37
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211129k0000m010343000c.html
自民・泉田議員「衆院選で金銭要求」「払わなければ落ちる」ツイート
2021/11/29 19:25毎日新聞

自民・泉田議員「衆院選で金銭要求」「払わなければ落ちる」ツイート

泉田裕彦氏

(毎日新聞)

 10月の衆院選に新潟5区から立候補し比例復活した自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が29日、自身の公式ツイッターに「払わなければ選挙に落ちるぞ」との文脈で裏金を要求されたと投稿した。誰から要求されたかは言及していない。

 泉田氏は29日午後2時半ごろ、「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「今回の衆議院総選挙で、2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と投稿。その上で、2019年参院選を巡る河井克行元衆院議員夫妻の公職選挙法違反事件を踏まえ「広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました。そうしたら、選挙は大変でした。。。」と記した。

 泉田氏は元新潟県知事で衆院議員2期目。10月の衆院選新潟5区では前知事で無所属新人の米山隆一氏に敗れ、比例代表北陸信越ブロックで復活当選した。同県長岡市の泉田氏の事務所は毎日新聞の取材に対し、投稿が泉田氏本人のものと認めた上で「詳しい内容については、いずれ本人が説明するだろう。いつ、どういう形で説明するのかは分からない」と答えた。

 自民党新潟県連幹部によると、泉田氏本人からすでに県連会長の高鳥修一衆院議員へ報告があったという。高鳥氏は報告や投稿について「ノーコメント」としている。

 投稿は約4時間で2500件以上リツイートされ、リプライ(返信)欄には「誰が要求したのか明確にすべき」「事実と経緯を報告してほしい」などといった意見が寄せられた。【北村秀徳、新井敦】

4222チバQ:2021/11/30(火) 07:14:13
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASPCY6RPSPCYTIPE01V.html
山本元地方創生相の陣営関係者、買収容疑で逮捕 運動員に報酬約束か
2021/11/29 20:25朝日新聞

山本元地方創生相の陣営関係者、買収容疑で逮捕 運動員に報酬約束か

福岡県警本部=福岡市博多区東公園

(朝日新聞)

 10月31日に投開票された衆院選で、選挙運動の見返りに報酬を約束したとして、福岡県警は29日、警備会社代表取締役の宮川淳士郎(58)、同社取締役の今坂公侑(まさゆき)(38)の両容疑者=いずれも北九州市小倉北区田町=を公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕し、発表した。捜査関係者によると、2人は自民党公認で福岡10区に立候補し落選した山本幸三氏(73)の支持者という。

 発表によると、両容疑者は10月中旬ごろ、北九州市内で、男性2人に山本氏への投票を呼びかける電話をかける業務を依頼し、時給1千円の報酬を約束した疑いがある。県警は認否は明らかにしていない。

 公選法は、選挙運動の運動員に報酬の支払いや約束をすることを原則認めていない。捜査関係者によると、大学生ら計十数人が同様に、報酬の約束のもと有権者宅に投票依頼の電話をしていたという。県警はこの十数人についても、同法違反の疑いで書類送検することを視野に捜査を進める。

 山本氏は当選8回で、地方創生相や経済産業副大臣などを歴任。今回は、自民党公認で10区に立候補したが、約3500票差で落選した。宮川容疑者は山本氏の後援会幹部、今坂容疑者は支援者だった。陣営幹部は「内容もわからずコメントできない」と話す。(加治隼人、城真弓)

4223チバQ:2021/11/30(火) 08:21:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/579a9d8e63e9951b973e409a23f857bac4176770
<独自>維新落選候補を買収疑いで書類送検 滋賀県警
11/30(火) 7:21配信

産経新聞
10月31日に投開票された衆院選に滋賀3区から立候補し、落選した日本維新の会の直山仁(ひとし)氏(49)の陣営をめぐり、選挙運動の見返りとして運動員に報酬を支払ったとして、滋賀県警が29日、公選法違反(買収)の疑いで直山氏を書類送検したことが、捜査関係者への取材で分かった。また、運動員として報酬を受け取った大学生ら11人も同法違反(被買収)の疑いで書類送検した。

捜査関係者によると直山氏は公示後、数回にわたり、滋賀県草津市の選挙事務所で、投票を呼び掛けるといった選挙運動の見返りとして、運動員だった大阪府内の大学に通う学生ら11人に計約6万円を報酬として渡した疑いが持たれている。

公選法の規定では、選挙運動は原則無報酬と定めているが、運動員には1人当たり数千円程度の現金が支払われていたとみられる。

直山氏は産経新聞の取材に対し、「何のことか分からない。心当たりがない」と事実関係を否定。「(運動員が)いつ、何回来たかも覚えていない」と述べた。

直山氏は大阪市出身の会社員で、衆院選では滋賀3区から維新の公認候補として出馬。同区には4人が立候補し、自民党の武村展英氏(49)に次ぐ4万1593票を集めたが、比例復活はならなかった。

4224チバQ:2021/11/30(火) 20:09:34
https://news.goo.ne.jp/article/fnn/politics/fnn-277892.html
裏金要求したのは「自民党関係者」 自民・泉田裕彦議員「新潟県連に除名求めたい」
2021/11/30 11:56FNNプライムオンライン



10月の衆議院選挙で「裏金を要求された」とツイッターに投稿した、自民党の泉田裕彦国土交通政務官が、FNNの取材に応じた。

泉田裕彦衆院議員「選挙っていうのは、やっぱり公正にやるべきであって、お金で何かどうこうしようということがあってはならんと」

泉田氏は29日、自身のツイッターで、衆院選の際、「2,000万円〜3,000万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」と裏金を要求されたことを明かした。

泉田氏は、30日午前、取材に応じ、「民主主義の根幹を揺るがすようなことだ」と述べたうえで、要求したのは「自民党関係者」として、地元の新潟県連に「正式に除名を求めようと思う」と主張した。

新潟県連は、FNNの取材に「いつ、どこで、誰がなど事実関係がわからないので、現状、コメントのしようがない」としている。

4225チバQ:2021/12/01(水) 02:04:38

131 :チバQ :2021/12/01(水) 02:03:39
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_election_W7XGTIFSTBLM7DPZV3HQCUJOA4.html
国勢調査で選挙区減少 「まな板の上のコイ」「地方の声届くか」
2021/11/30 23:21産経新聞

令和2年国勢調査確定値の公表を受け、総務省が30日に明らかにした衆院の新たな都道府県定数。関西では和歌山、滋賀の両県で選挙区が1減ることになり「地方の声が届かない」など批判する声もきかれた。衆院選挙区画定審議会(区割り審)は全都道府県知事に意見照会する予定だ。

3から2に減る和歌山県は、和歌山市以外の2区と3区は自民が牙城としているが、1区では、強固な支持基盤を誇る国民の現職が10月の衆院選でも5選を果たした。

今後、区割り変更になれば、1区は周辺の自民現職が地盤とする区域と統合される可能性があるが、国民現職は「われわれは『まな板の上のコイ』。区割り審の結果をみて対応を決めるほかない」と話す。

支持者の一人は「和歌山市以外は自民に比べ組織力不足が否めない」と懸念を示す。

県北部の2区を地盤とする自民現職の関係者は「人口比で判断すると、東京一極集中が加速する恐れもある。もっと地方の声が届くよう、(地方選出の)国会議員がいないと」と訴える。

4から3に減少する滋賀県では、県議会が10月、選挙区改定に向けた検討を見直し、改めて地方の意見を広く聞いて議論を重ねるべきだとする意見書を可決した。

同月の衆院選では全区で自民候補者が勝利。自民県連幹部は「国勢調査ごとに区割りが変わるようなことがあれば、単純に人口比でいいのかという問題も出てくる。全国津々浦々の国民の声を届けるには選挙制度の抜本的な改革が必要だろう」と話した。

4226チバQ:2021/12/01(水) 02:04:58
https://news.goo.ne.jp/article/rkk/region/rkk-NS003202111302226590111.html
【新着】熊本2区選出 西野太亮氏が自民党入党へ
2021/11/30 22:28RKK熊本放送

【新着】熊本2区選出 西野太亮氏が自民党入党へ

【新着】熊本2区選出 西野太亮氏が自民党入党へ

(RKK熊本放送)

先月の衆議院選挙で熊本2区から無所属で初当選した西野太亮衆議院議員が、早ければ来週にも自民党入りする見込みであることが関係者への取材で分かりました。

西野さんは、先月の衆院選で自民党のベテラン議員、野田毅さんを破り、初当選を果たしました。

西野さんは、4年前の初出馬の際から、自民党入りを希望していましたが、同じ選挙区に自民党公認の野田さんがいたため入党はできていませんでした。

そんななか西野さんは来月からの臨時国会前に、県連に入党願いを提出することが分かりました。

関係者によりますと、県連は来週にも役員会を開く予定で、その後、早ければ来週にも西野さんは自民党に入党する見込みです。

4227チバQ:2021/12/01(水) 02:06:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_YYULM2VRFFNSDMA2ZD5DLZ6MXM.html
衆院選挙区10増10減 自民が調整苦悩 減員県に重鎮
2021/11/30 20:42産経新聞

衆院選挙区10増10減 自民が調整苦悩 減員県に重鎮

(産経新聞)

令和2年国勢調査確定値が発表されたことを受け、今後は衆院選挙区の新たな定数配分が焦点となる。新たな議席配分方法「アダムズ方式」を適用すると、選挙区は15都県で10増10減の見直しが必要になるが、頭を悩ませているのが自民党だ。定数が1減となる10県は全選挙区を自民が占めたり、複数の党重鎮が所属したりするケースがあり、選挙区調整は難航が予想される。

1減の10県は、自民が固い地盤を持つ地域が多い。先の衆院選では、福島、新潟を除く8県で野党を上回る議席を獲得した。このうち滋賀、山口、岡山、愛媛の各県は現在議席を独占している。

なかでも山口は、安倍晋三元首相(4区)、安倍氏の実弟の岸信夫防衛相(2区)、林芳正外相(3区)、高村正彦元副総裁の長男の正大氏(1区)らがひしめく。広島には岸田文雄首相(1区)もおり、各県の選挙区調整は難しい。

新潟も、比例代表での復活当選を含めれば全6選挙区に現職議員がいる。比例単独で当選した鷲尾英一郎氏を加えれば、定数減後、新潟県連所属の衆院議員7人が5つの選挙区で公認候補の座を争うことになる。

宮城や福島の定数減は、東日本大震災の被災者を代弁する国会議員の減少にもつながることから、地方を中心に「人口比だけで定数配分を決めるのは問題だ」(自民中堅)といった意見も多い。自民新潟県連会長の高鳥修一衆院議員も「この方法をとる限り、地方代表は減り続け、大都市偏重の政治体制になる」と危機感を強める。

ただ、アダムズ方式の令和4年以降の導入は、自民、公明両党が衆院議長の諮問機関の答申に基づき関連法案を国会に提出した経緯があり、自民内には「10増10減」に正面から反対しにくい空気もある。

自民の茂木敏充幹事長は30日、衆院選挙区画定審議会が来年6月までに新たな区割り案を岸田首相に勧告することを踏まえ、「選挙制度に関わる問題であるから、各党各会派の議論が必要だと思っている」と記者団に語った。(原川貴郎)

4228チバQ:2021/12/01(水) 08:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/746ed8ec849d45b30c36caaa744dc64d7d9024fe
自民・国光氏 衆院選中にネット広告 公選法に抵触恐れ
12/1(水) 6:00配信

茨城新聞クロスアイ
国光氏が選挙期間中にフェイスブックに掲載した広告の一部(画像の一部を加工しています)

■事務所「政党で掲載」

10月の衆院選で茨城6区から立候補して再選した自民党の国光文乃氏(42)が選挙期間中、自身のPRや政策を訴えるインターネット広告を出していたことが30日、分かった。公選法は候補者が選挙期間中に選挙運動のために有料のネット広告を出すことを禁じており、同法に抵触する恐れがある。

茨城新聞の取材に対し国光氏の事務所は、同法で容認されている「政党等の有料広告として掲載した」と文書で回答した。政党広告とする根拠なども質問したが、事務所側は答えていない。

衆院選の選挙期間は10月19〜30日。フェイスブックの広告検索サイトによると、国光氏のネット広告2本がそれぞれ16〜31日と24〜30日に出稿され、いずれも広告主は「国光あやの」となっていた。

このうち1本は「衆院選2021」「茨城6区」などのハッシュタグを付け、選挙区のつくば市内に公立高校が少ないと指摘し、「つくばに高校が少ない!問題に寄り添い解決を目指します!」などと掲載。もう1本は「国光あやのにお任せください!」などの文章に、自身のPR動画を添付していた。

ネット選挙に詳しい深沢諭史弁護士(第二東京弁護士会)は「広告主として個人名を出している。さらに『お任せください』と言いつつ、さまざまな政策を選挙期間中に述べている。選挙運動に該当すると判断できる可能性が高い」として、「公選法に抵触する可能性が高い」と話した。

ネット広告について同法は、選挙期間中に候補者個人は出稿できないと定める。ただ、町村長選などを除き、政党は支部も含めて認められ、政党支部長として候補者の名前や顔写真を添えた場合も原則容認されている。

茨城新聞社

4229チバQ:2021/12/01(水) 10:08:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a06d23226a8e85f1ee15d2e8c54bf2fa777ac451
「山本幸三氏は接戦、勝たせたかった」後援会幹部ら供述…公選法違反事件
12/1(水) 9:45配信

読売新聞オンライン
福岡県警

 衆院選の福岡10区で落選した自民党の山本幸三・元地方創生相(73)の後援会幹部ら2人が公職選挙法違反(買収の約束)容疑で逮捕された事件で、2人が容疑を認め、「選挙が接戦になるとわかっていた。山本氏を勝たせたかった」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。

 福岡県警に逮捕されたのは、北九州市小倉北区の警備会社「保安警備」の代表取締役で、山本氏の後援会幹部の宮川淳士郎(58)、同社取締役で支援者の今坂公侑(まさゆき)(38)両容疑者。10月中旬頃、男子大学生2人に対し、投票依頼の電話をかける報酬として、時給1000円を支払う約束をした疑い。

 山本氏は衆院選で9選を目指していたが、事実上の野党共闘で選挙戦を展開した立憲民主党の城井崇氏に約3500票差をつけられ、落選した。県警は事前に接戦が予想されていたことが、選挙違反の背景にあるとみている。両容疑者とも「違法性を認識していた」と容疑を認めているという。

 県警は30日、選挙事務所として使われた北九州市小倉北区の山本氏の後援会事務所を捜索。投票依頼を持ちかける際のマニュアルや、名簿など400点以上を押収した。

 山本氏は同日、「事実関係を確認中だが、監督不行き届きを痛感しており、全て私の不徳の致すところだ。捜査には全面的に協力していきたい」などとするコメントを出した。

4230チバQ:2021/12/01(水) 10:10:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/6de56393b1862d757d171e7a2400c5eb66bc0216
衆院選定数見直し、自民で「3増3減」案急浮上 細田議長が独自案
12/1(水) 9:00配信

毎日新聞
国会議事堂=川田雅浩撮影

 2020年国勢調査の確定値が11月30日公表され、衆院選小選挙区の「1票の格差」是正のため「10増10減」の定数配分見直しが必要となることが確定する中、自民党内で増減規模を「3増3減」に縮小する案が急浮上した。多くの地方で定数が減れば、国政に意見が反映されにくくなると懸念したためとみられる。

 細田博之衆院議長は11月30日、自民党の高木毅国対委員長と国会内で会談し、「3増3減」を軸とする法改正などの検討を要請した。党関係者によると、「3増3減」は細田氏の独自案とされ、東京都2増、神奈川県1増、長崎、愛媛、新潟3県各1減とする内容だ。党の選挙制度責任者を長年務め、選挙制度に造詣が深い細田氏は「10増10減」の影響が広範囲に及ぶことを懸念し、12月6日召集の臨時国会での対応を促したという。

 しかし、衆院選挙制度を巡っては、16年の衆院選挙区画定審議会(区割り審)設置法改正で、議席配分に人口比をより正確に反映する「アダムズ方式」を2020年国勢調査後に導入することが決まっている。「10増10減」はこれに基づく措置で、棚上げするのは容易ではない。臨時国会召集まで1週間を切っており、野党との交渉が円滑に進むかどうかも不透明だ。

 自民内ではアダムズ方式の厳格適用に対し「地方の議員が減り、都市に集中するだけ」との不満は根強い。党幹部は「3増3減でも1票の格差は2倍未満に収まる。増減の規模は現実的な範囲にとどめるべきだ」と話す。【野間口陽】

4231チバQ:2021/12/01(水) 22:02:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/210d90e34e6dd18ff6007b3d67481b5b3e749c12


立民、湯原氏陣営県議を書類送検 支援者に違法文書送付疑い
12/1(水) 21:47配信

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共同通信
鳥取県警本部

 10月31日投開票の衆院選期間中に、認められていない方法で集会参加を呼び掛ける文書を送ったとして、鳥取県警が公選法違反(法定外文書頒布)の疑いで、鳥取2区で落選し比例代表で当選した立憲民主党の湯原俊二氏陣営の選挙対策本部長だった福間裕隆県議(79)を書類送検していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。

 送検は11月24日付。鳥取地検米子支部が今後起訴するかどうかを慎重に判断する。福間氏は取材に「現時点ではコメントできない」と話した。

4232チバQ:2021/12/01(水) 22:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/64c792b37a13abc99abe6b9c8a80ee835c5747b1カネ惜しんで一生投げ出すな」 泉田氏、裏金要求の場生々しく再現
12/1(水) 21:06配信

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毎日新聞
記者会見に臨む泉田裕彦衆院議員=衆院第2議員会館で2021年12月1日午後1時10分、西夏生撮影

 10月の衆院選で裏金を要求されたと自身の公式ツイッターに投稿し、波紋を呼んだ自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が1日、東京都内で記者会見に臨んだ。泉田氏が公の場で金銭要求をされた相手として名指ししたのは自民党の重鎮、星野伊佐夫県議(82)だった。泉田氏が証拠となる約30分間の録音データの公開を検討しているとも明言する一方で、星野氏は疑惑を真っ向から否定。双方の今後の動向が注目される。【北村秀徳】


 泉田裕彦衆院議員によると、泉田氏と星野伊佐夫県議(自民党長岡支部長)との会談は9月4日午前9時過ぎから、長岡市内の星野氏の自宅で、2人だけで行われた。星野氏が「米山隆一氏がトップ、泉田氏が2番目、圏外で森民夫氏」という衆院選新潟5区の世論調査の結果や地域分析を約6分間、泉田氏に説明した。

 星野氏 泉田さん、勝とうや。比例(復活)に引っかからなかったら終わりだよ。2000万や3000万をもったいながったら人生終わるよ。いちいち警察に報告するわけじゃないんだから。2000万や3000万のカネを惜しんで、一生を投げ出してはいけない。

 泉田氏 違法行為にならないようにしないと、できません。

 星野氏 そんなものは言葉の問題だけで、そんなの気にして報告するのなんか一人もいないからね。

 泉田氏 どうすればいいですかね。

 星野氏 この話は、早く言えば秘書の耳に入れてもいけない。あんた一人の腹にして、そして誰か信用できる人を使う。誰にも言ってはいけない。この話は。

 泉田氏 でも、(カネを)まかなければいけないんでしょ?

 星野氏 まくというのは、ばらまくのではない。たとえばA地域では〇〇さんですよ。

 泉田氏 広島で事件があったばかりでしょ?

 星野氏 そんなことを言えば、きりがないから。そんなのは表面の話だから。そういう世界だから。小千谷、北魚沼と細かくやらないで、信用できる人にだこてな。

4233チバQ:2021/12/02(木) 07:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ff7c268079dd8c668b63546a35d2053b24f4df7
衆院選中に有料ネット広告 自民・国民民主の3議員、公選法に抵触か
12/2(木) 6:00配信

朝日新聞デジタル
谷川とむ氏が衆院選期間中にフェイスブックに出していた有料広告。広告は谷川氏の個人ホームページにリンクしていた=「フェイスブック広告ライブラリ」から

 衆院選の選挙期間中に、自民党の候補者2人と国民民主党の参院議員が、フェイスブック(FB)に有料のインターネット広告を出していたことがわかった。公職選挙法は選挙期間中、選挙運動のために候補者名などを表示させた有料のネット広告を出すことを禁じており、同法に抵触する可能性がある。


 FBに有料広告を出していたのは、自民党から立候補した元総務政務官の谷川とむ氏(大阪19区)と、党女性局次長の国光文乃(あやの)氏(茨城6区)、参院議員で国民民主党副代表の伊藤孝恵(たかえ)氏。衆院選で谷川氏は小選挙区で敗れたが比例で復活当選、国光氏は小選挙区で当選している。

 公選法は、選挙運動期間中に候補者名や政党名を表示した有料のネット広告を出すことを禁じている。政党だけは例外で、政党の選挙運動用のホームページに直接リンクする広告であれば、政党(支部も含む)に限って出すことが認められている。

■「私に任せて」「ガンバレ」

 FBの公開データによると、谷川氏は10月19日〜11月1日、自身の顔写真や政策とともに「活動報告 谷川とむの政治活動」と書かれた広告をFB上などに出していた。広告のリンク先は谷川氏の個人ホームページだった。広告に「自民党」の表記はあるが、支部名の記載はなかった。

 国光氏は10月16〜31日、「つくばに新しい公立高校の可能性など 国政の立場から、実現に向けて進めて参ります」などと文章やイラストで政策を訴える広告や、「メッセージビデオ」として自身の政治活動を紹介し「私にどうか任せてください」などと呼びかける動画広告を出していた。いずれも政党名と支部名は明記されていなかった。

 伊藤氏は10月13〜31日、茨城、愛知、長崎の選挙区から立候補した候補者3人について、現地に応援に訪れた際の様子や候補者の人柄を紹介する広告をFBに出した。広告には「ガンバレ○○候補」(○○は候補者名)と候補者を応援する表現もあり、いずれも自身のユーチューブチャンネルの動画にリンクしていた。

 FBの有料広告は、広告を表示させるFB利用者の年齢や地域、期間などを設定することができる。費用をかけるほど多くの利用者に広告を表示できるが、選挙や政治に関連する広告はその費用や支出元などの情報をFBの運営会社が公開している。

 FBのデータによると、10月24〜30日、谷川氏の広告は大阪府内にいた人に表示され、費用は約27万9千円。国光氏は茨城県内にいた人に表示され、費用は約4万円だった。伊藤氏は3候補者それぞれの選挙区の県にいた人に表示され、費用は約3万6千円だった。

■議員側の見解は

 朝日新聞の取材に対して、谷川氏と国光氏の事務所はいずれも「公選法で認められた政党などによる有料広告として掲載した」とコメント。広告を掲載した媒体や期間についての質問には回答しなかった。

 ネット選挙に詳しい明治大の湯浅墾道(はるみち)教授は「いずれの広告も政党の選挙用ウェブサイトへのリンクがみられないため、公選法が認めている政党による広告の条件を満たしておらず、違法の可能性がある」と指摘する。

 その上で、谷川氏の広告については「議員個人の活動をPRするもので、個人への投票を呼びかける有料広告に該当する可能性が高い」とみる。国光氏の動画広告については「『任せてください』という表現は特定の候補への投票を依頼するものとしての性質が強く、政治活動の一環という線を越えているのではないか」。

 伊藤氏の事務所はFBへの有料ネット広告の掲載を認めた上で、「以前から議員の政見を広く知っていただくために、FB広告を利用した政治活動を行っておりました。今回もかかる活動の一環として行ったものです。公選法に抵触するとの認識はありませんでした」とコメントした。

 湯浅教授は「『ガンバレ』という呼びかけが他の議員への投票を呼びかけるものとして、選挙運動用の有料広告の禁止に該当する可能性がある」との見解を示した。

4234チバQ:2021/12/02(木) 07:50:24

■総務省「個別事情を勘案して判断」

 総務省選挙課の担当者は「有料ネット広告を認めると広告の利用が加熱し、選挙にお金がかかるようになる恐れがある」と説明。ただ、政党などの選挙運動用のホームページに誘導するために政党や政治団体が出す有料のネット広告は、「有権者が政党の政見に触れる機会を増やすため例外的に認められている」ともする。

 今回の広告が違法かどうかについては「特定の広告が公選法に違反するかどうかは、個別具体の事情を勘案して判断される」として回答を避けた。(篠健一郎、山崎啓介)

朝日新聞社

4235チバQ:2021/12/02(木) 11:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/c30874417225518f929b070a309209acea93aaf0
「県議から裏金要求された」泉田衆院議員が会見 本人は「事実無根」
12/2(木) 10:30配信

朝日新聞デジタル
自民党新潟県連会長宛ての書面案を示す泉田裕彦氏=2021年12月1日午後1時17分、東京都千代田区、保坂知晃撮影

 【新潟】自民党の泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越ブロック)は1日、東京・永田町の議員会館で記者会見を開き、長岡市三島郡選出の同党の星野伊佐夫・新潟県議から10月の衆院選をめぐり「2千万〜3千万円の裏金を要求された」と述べた。「民主主義の根幹に関わる」として県連に対し星野氏の党員除名を求めるという。星野氏は「でたらめ。事実無根だ」と否定している。


 泉田氏によると、9月4日、星野氏の自宅で、衆院新潟5区で泉田氏が劣勢との情勢調査の結果を見せられた後、星野氏から「勝とうや。2千万(円)や3千万(円)もったいながったら人生終わるよ」と言われた。その際、星野氏は右手の親指と人さし指で輪をつくり、大仏のようなポーズを取った後、手帳を差し出して「お願いします」というしぐさを見せた。「この話は秘書の耳にも入れるな」と言われたことから、指の輪は「金」、それを渡して票を得る「裏金」を求められたと、泉田氏は感じた。

 泉田氏が2019年参院選の広島県での大規模買収事件に触れ、違法行為はできないと答えると「そんなことを言えばきりがないんだ。そういう世界だ。信用できる人にまとめて(金を)渡せ」などと収支報告書に記載しない金銭を地元の特定人物に手渡すよう暗に求められた。泉田氏はこの時のやりとりを録音しているという。

 泉田氏は10月の衆院選では小選挙区で敗れ、比例復活。選挙後、県連会長の高鳥修一衆院議員にこの件について伝え、対応を求めた。高鳥氏に「証拠はあるか」と問われ、音声データがあると答えた。だが、音声を確認することなく「県連としては一切関与しない」と高鳥氏から11月下旬に返答があったため、今回の告発に踏み切った。

 泉田氏は会見で「お金で票を買うのは民主主義の根幹をねじまげる。放置できない」と述べ、星野氏の除名を求める文書を高鳥県連会長に提出するという。

 音声データに特定の個人名が含まれているとして会見では公開しなかったが、個人名が分からないようにした上で今後公開を検討するという。泉田氏は「県連が対応しないのは理解できない。(星野氏には)最初の知事選から世話になっているので、本当に残念」と述べた。(高橋俊成)

4236チバQ:2021/12/02(木) 11:27:54

■星野県議「全部うそだ」

 「証拠がないでしょ」「(裏金は)全くない。全部うそだ」。泉田氏の「告発」で名指しされた星野県議は報道陣の取材に憤りをあらわにした。星野氏の自宅で複数回にわたり衆院選に関する話し合いの場を持ったことは認めたが、金銭は要求しなかったという。星野氏は「親方同士が会って金の話はしない。担当者での話だ」と強調した。

 星野氏は当選12回で元県連会長。泉田氏の知事選への擁立や、知事辞職後の衆院選への立候補などに中心的に関わってきたが、「離別になるだろうな」と述べた。

 泉田氏が求める星野氏の党員除名について、県連の小野峯生幹事長は「正式に文書などが届いていない」として、この日は記者会見などで見解を明らかにしなかった。

 新潟5区での選挙戦を支援した宮崎悦男県議(小千谷市選出)は「選挙には費用がかかる。『裏金』が何を指しているのかわからない」と指摘。「信頼関係がなかったのだなと感じる」と悔やんだ。

 新潟5区で有権者が多い長岡市の自民市議の間には、冷めた空気が広がった。衆院選で泉田氏の長岡支部の選対本部長を務めた丸山勝総市議は「裏金」の事実関係について、「司法の場ではっきりさせていただきたい」とだけ述べた。ただ、選挙後にこうした問題が浮上したことに、「われわれと泉田氏との間に信頼関係を築けなかったということの表れ。それに関しては申し訳なかった」と話した。

 また、五井文雄市議は「星野県議と泉田氏の個人的なことだから、コメントのしようがない」としつつ、来年の参院選など今後への影響について「党のイメージとして痛手になる。これを契機に党の活力や団結を強めなければならない」と受け止めた。

 11月30日の総務会で、泉田氏が務める5区支部長の交代を求めて県連と協議するよう3役に一任された長岡支部の幹事長でもある。「今回の問題を別にしても支部と泉田氏との信頼関係がないという状況は変わらない」と語った。

 県連会長の高鳥修一氏は11月30日、「(党)県連としては一切関わりないことは(泉田氏側に)伝えた。突然ネット(SNS)に話の内容や名前を出され迷惑している」と文書でコメント。この日の会見を受けて改めてコメントすることはなかった。(白石和之、宮坂知樹、松本英仁、長橋亮文)

■泉田裕彦氏の会見での発言

・9月4日、星野伊佐夫県議の自宅で星野氏から衆院選での情勢調査を見せられた後、「2千万や3千万もったいながったら人生終わる。いちいち警察に報告するわけじゃないんだから。信用できる人にまとめて渡せ」などと言われた

・広島での事件に触れ、違法行為はできないと答えると、星野氏は「そんなことを言えばきりがない」と発言

・星野氏とのやり取りは録音しており、今後公開を検討する

・その後、選挙期間に長岡市内に泉田氏の選挙ポスターを貼らないと言われたり、いつもお願いしていた運動員に断られたりした

・高鳥修一・新潟県連会長に対応を求めたが、11月下旬に「県連は一切関与しない」と言われた。今後、星野氏の除名を求めて書面を提出する

・除名が受け入れられない場合、自民党を離党するつもりはない

朝日新聞社

4237チバQ:2021/12/02(木) 20:44:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d25d9217208e6a37b3b794fd4bd2ac1193e4321衆院選で選挙違反 立憲民主・馬淵澄夫議員陣営の奈良市議を書類送検 大学生2人に違法報酬の疑い
12/2(木) 17:13配信

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読売テレビ
衆院選で選挙違反 立憲民主・馬淵澄夫議員陣営の奈良市議を書類送検 大学生2人に違法報酬の疑い

 10月に行われた衆院選で運動員だった大学生2人に違法に報酬を支払ったなどとして、立憲民主党の馬淵澄夫議員陣営の奈良市議会議員が書類送検されていたことがわかった。

 公職選挙法違反の疑いで書類送検されたのは、奈良市議会の岡田浩徳議員(39)。岡田市議は10月の衆院選で、奈良1区で出馬した立憲民主党の馬淵澄夫衆議院議員の選挙運動を支援、馬淵氏は当選し、立憲民主党の国会対策委員長に就任した。。

 奈良県警によると、岡田市議は知り合いの大学生2人に、馬淵議員へ投票を呼び掛けるビラ配りなどを依頼し、見返りとして1人に1万5000円を手渡し、もう1人には半日分の日当として5000円を支払う約束をした疑いがもたれている。

 公職選挙法では、いわゆる「ウグイス嬢」と呼ばれる車上運動員などを除き、投票を呼び掛ける選挙運動の見返りに報酬を支払うことを禁じている。警察は、岡田市議の認否を明らかにしていない。

 岡田市議は、今年7月の奈良市議会議員選挙で無所属で当選した。

4238チバQ:2021/12/04(土) 09:47:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/75d9a6509f6a0405ff8649130dafb13624b74655
「泉田氏の狙いは別にある」 新潟・自民県議、裏金疑惑を否定
12/4(土) 8:38配信

毎日新聞
泉田衆院議員から指摘された裏金要求疑惑について記者会見で反論する星野県議(左)=県庁で2021年12月3日午後4時35分、北村秀徳撮影

 自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が10月の衆院選で裏金を要求されたと公表している問題で、要求した人物として名指しされた自民党の星野伊佐夫新潟県議(82)が3日、県庁で記者会見し、改めて疑惑を否定した。「『裏金を要求された』というのは我慢できない。記者会見をして、作り話、作文であると伝えたかった」。星野氏はこう強調し、求めたのは政治活動費だったと主張した。【北村秀徳、内田帆ノ佳、新井敦】


 会見は午後4時から約1時間行われた。星野氏は冒頭、泉田氏との関係性について説明。2004年の知事選で泉田氏の初当選を支援し、故長島忠美元衆院議員の急逝に伴う17年の衆院補選の際には泉田氏の政治姿勢などに反発する周囲の議員を説得して擁立したといい、2人の関係を「師弟関係」と評した。

 星野氏は、泉田氏と対立する事態になったことについて「憎しみという気持ちはない。残念、悲しいというだけだ」と語った。

 10月の衆院選で星野氏から「2000万や3000万の裏金」を要求されたとする泉田氏の主張については、法令上問題のない選挙での活動費の話だと反論。「具体的な金額を挙げたのは(泉田氏から)『選挙はいくらぐらいかかるのか』と聞かれた時だったと思う。選挙はこのくらいかかるとの意味だ」とした。

 また、「(要求したのは)裏金でないことは泉田氏が一番知っているはずだ」とも指摘。泉田氏がこのタイミングで2人のやりとりを明らかにしたことに対して「本当の理由は別にあると思う」と話したものの、詳しくは語らなかった。

 泉田氏は自民県連に対し、星野氏の党員除名処分を求めるとしている。県連の小野峯生幹事長はこの日、「泉田氏から正式な文書が届き次第、意見聴取して、双方の言い分を聞く必要がある」とした上で、裏金を要求されたという泉田氏の主張に関しては「事実関係が曖昧なので関与する予定はない」とした。

 ◇「とにかく早くまこう」音声データ公開

 泉田裕彦衆院議員は3日、星野伊佐夫県議から金銭を要求された際の会話とされる音声データを報道機関に公開した。泉田氏の説明によると、9月4日に星野氏の自宅で録音したものだという。

 音声データには、星野氏が「米山隆一氏がトップ」などと衆院選新潟5区の世論調査の結果や地域分析を泉田氏に説明した上で「とにかく必要経費を早くまこう。もう余裕がない。選挙始まってからなんてバカいない。今でも遅いぐらいだ。これで2000万や3000万なんかもったいながったら人生終わるよ。そこなんだよ」と話したり、泉田氏が「違法行為にならないようにしないといけない」と答えたりする場面が録音されている。

 泉田氏は元知事で衆院議員2期目。10月の衆院選新潟5区では前知事で無所属新人の米山隆一氏に敗れ、比例代表北陸信越ブロックで復活当選した。先月29日、自身の公式ツイッターに「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「2〜3千万円の裏金要求をされました」「違法行為はお断りしました。そうしたら、選挙は大変でした。。。」などとツイート。今月1日の記者会見で、裏金を要求してきたのは星野氏だと明らかにし、その際の会話を録音した音声データを公開する考えを示していた。

4239チバQ:2021/12/04(土) 09:48:07
 ◇泉田氏に不信感 新潟5区の自民関係者

 泉田氏の地元・新潟5区の自民党関係者からは3日、泉田氏への不信感の一方で、党自体に対する今後の影響を懸念する声が聞かれた。長岡市議の1人は「(星野氏は)これまで長い間支えてきたのに泉田氏に心変わりされ、がっかりしたのだろう」。別の長岡支部関係者は「(音声データが出たことで)党のイメージダウンにつながらなければいいが」と言葉少なだった。

 泉田氏と星野氏の関係は、経済産業省のキャリア官僚だった泉田氏が2004年の知事選に自民党推薦で立候補した時にさかのぼる。星野氏は泉田氏擁立に動き、知事在職中もその手腕を評価。「後ろ盾」となって泉田県政を支えた。

 泉田氏は知事辞職後の17年の衆院選で新潟5区から初当選。当時、候補者選考過程で5区内の支部には、泉田氏が加茂市(4区)出身であることや知事時代の言動などに対する異論が一部にあり、調整が難航した。その中で星野氏は当初から泉田氏擁立を主導し、最終的に党内の意見を取りまとめた。

 しかし、初当選後も5区内の支部では泉田氏への不満がくすぶり続け、10月の衆院選を迎える。「地元で姿を見ない」などとする批判に対し、泉田氏は「呼ばれたところには行っている」と応じ、支部との溝がさらに広がった。結局、陣営が一枚岩とならないまま選挙戦に突入し、苦戦を強いられた。

 ◇衆院選裏金問題のこれまでの経緯

 ・11月29日

 泉田裕彦衆院議員が「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「今回の衆議院総選挙で、2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」とツイッターに投稿

 泉田氏が「(高鳥修一県連会長から)相談するので証拠はあるのか聞かれ、YESと回答しました。しかし、返事は、『県連としては一切関わらないという結論になりました。』とのことでした」と投稿

 ・同30日

 高鳥氏が「県連としては一切関わりのないことは(泉田氏に)伝えました。突然ネットに話の内容や名前を出され迷惑しています」とするコメントを公表

 ・12月1日

 泉田氏が東京都内の衆院議員会館で記者会見。裏金を要求したのは星野伊佐夫県議(自民党長岡支部長)だったと明かし、音声データを近く公表すると表明。星野氏の自民党からの除名を高鳥氏に求める意向を示す

 星野氏が「まったくない。事実無根」「お金くれないと(選挙に)落ちるよとか一切ない。本当に残念」と報道陣に話す

 ・同3日

 泉田氏が、衆院選の約2カ月前の9月4日に長岡市内の星野氏の自宅で行われた星野氏との会談の音声データを公表

 星野氏が県庁で記者会見。「裏金という話は作り話だ」と述べ、裏金ではなく「政治活動費」という趣旨だったと説明

4240チバQ:2021/12/06(月) 16:40:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0c9d4638b942742cc24fc5f45c30597fbe50fd9
自民党長岡支部 5区支部長を泉田衆院議員から差し替えて 県連に求める 「資質に欠いている」
12/6(月) 15:57配信


TeNYテレビ新潟

TeNYテレビ新潟

自民党の泉田裕彦衆議院議員が裏金を要求されたと訴えている問題。自民党の長岡支部は、日頃の政治活動や今回の問題を踏まえ、「資質に欠いている」などとして、5区支部長を泉田議員から差し替えるよう、県連に求めました。

12月6日、硬い表情で自民党県連を訪れた長岡支部の役員。異例の申し入れを行いました。

【自民党長岡支部 五井文雄 幹事長】
「泉田裕彦支部長の日常の党務活動、および言動等に加え、著しい愛党精神の欠如がみられることから、第5選挙区支部長の差し替えを求めることを満場一致で決定しました」

支部長の差し替えを求められた泉田議員をめぐっては、ことし10月の衆議院選挙で星野伊佐夫県議から「裏金を要求された」と主張・・・

一方の星野県議は、「裏金ではなく、政務活動費の話だ」などと反論しています。

星野県議が支部長を務める長岡支部・・・ことし11月開かれた総務会で、泉田議員について話し合った結果、満場一致で「支部長としてふさわしくない」という結論に至ったといいます。

【自民党長岡支部・五井文雄 幹事長】
「いま問題になっているのも含めて、長岡支部としては、(5区)支部長としての資質がいかがなものかという意見が出まして。これらを払しょくするには、やはり、そういう手段(差し替え)も必要かなと思ったところです」

一方、6日、国会で取材に応じた泉田議員は・・・

【自民党 泉田裕彦 衆院議員】
「社会的信用を傷つけている、人を貶めたりというようなことをつけくわえたうえで、(星野県議の)除名を申し入れたいと思います」

自民党県連は今後、5区内のほかの支部の意向を確認するとしています。

4241チバQ:2021/12/06(月) 16:50:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd55e4f46caf541ebbbf3ab314646b9597893891
宮城、福島で衆院定数「1減」 区割り見直しで現職対決も
12/6(月) 6:00配信


河北新報
 衆院の「1票の格差」を是正するため定数1減が確定した宮城、福島両県で、政党や行政の関係者が区割りの見直しに神経をとがらせている。候補者調整や選挙戦略の練り直しが避けられない上、選挙区の一部は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興途上にある。関係者は「格差是正を優先するあまり、地方の声が国政へ届きにくくなるのでは」と不安視する。

■地域事情に配慮望む声

 2020年国勢調査の確定値に基づく総務省の試算によると、22年夏以降の衆院選で都道府県の定数は全国で「10増10減」となり、宮城は6から5、福島は5から4に減る。

 宮城、福島の選挙区別の人口、1票の格差は表の通り。人口や地域事情などから宮城は4〜6区、福島は3、4区を中心に区割りが見直される可能性がある。

 10月の衆院選で宮城4、6区は自民党の伊藤信太郎氏と小野寺五典氏、5区は立憲民主党の安住淳氏が当選した。3人はいずれも国政経験が長く、支持基盤が厚い。

 伊藤氏の陣営幹部は「再編は5、6区を中心に4区で調整するだろう」と予想しつつ、「昔から地盤にしている加美郡や黒川郡が持っていかれるかもしれない」と気をもむ。

 小野寺氏を支持する首長の一人は「地方の実情が反映されない変更には反対。どうしても変えるなら、4〜6区を水産業主体の海側、農業主体の内陸部で縦に割る方がいい」と訴える。

 震災で大きな被害を受けた石巻地方を抱える5区は、前回17年の区割り改定で4区の松島、大郷両町と6区の南三陸町が編入された。立民県連幹部は「4区は党の地方議員がまだ少なく、区割りによっては協力者を探す必要があるだろう。自民の現職と競う可能性のある次も大変な戦いになる」と警戒する。

 再編に翻弄(ほんろう)される4〜6区の有権者の間では「数合わせで切り捨てられた」「投票先を真剣に選ぶ気になれない」といった不満がくすぶる。県北の市議は「人口減少に苦しむ地域の代表が減れば、都市との格差が一層広がる」と懸念し、地方再生に配慮した選挙区制度への改善を提言する。

 福島は今回、全5選挙区で与野党の一騎打ちとなり、立民が1、3、4区を、自民が2、5区を制した。

 3区で10選された立民の玄葉光一郎氏は「区割りが変わるので一つの節目というのを感じた」と冷静に受け止める。比例復活した自民の上杉謙太郎氏は区割りの見直しについて「原発事故に伴う避難による本県の人口減は見逃せない要素だ」と熟慮を求める。

 会津地方を中心とする4区。前回の改定で3区から西郷村が加わったが、現行の最少選挙区との格差は1・006倍。全国289選挙区で石川3区(1・003倍)、鳥取1区(1・004倍)に次いで小さい。

 連合福島の関係者は「単純に人口を見て区割りを見直す可能性もあるが、福島には第1原発にたまる処理水の問題や文化圏の違いといった事情がある。全県的に変わることもあり得るのではないか」と推測する。

4242チバQ:2021/12/06(月) 16:51:05

■比例東北も「1減」 自民、コスタリカ制導入案も

 「1票の格差」是正を巡る衆院の定数変更は比例代表にも及ぶ。全国で「3増3減」となり、東北ブロックは13から12に減る。議席争いは一層激しさを増すとみられ、東北の政界関係者に波紋が広がっている。

 10月の衆院選で、比例東北は自民党が6議席、立憲民主党が4議席を獲得。比例東北を主戦場とする公明と共産両党は各1議席で、日本維新の会が初めて1議席を得た。

 自民は2017年の前回選で、選挙のたびに小選挙区と比例の候補者を入れ替える「コスタリカ方式」を青森県で導入した。次回以降は小選挙区の定数が減る宮城、福島両県にも適用する案が取り沙汰される。

 公明は定数が14だった14年の前々回に初の2議席を確保したが、前回以降は1議席にとどまる。公明宮城県本部の伊藤和博副代表は「地方の声をより多く国政に反映させるため、今回は2議席を確保し、次への足掛かりとしなければいけなかった。定数がさらに減るのは大きな壁になる」と厳しく受け止める。

 公明はこれまで、東北の小選挙区に候補者を立てず、連立を組む自民候補を支援する姿勢を取ってきた。比例の定数が減少傾向にあり、「比例に加え、都市部など小選挙区の候補擁立も選択肢としてあり得るのでは」(東北の公明地方議員)との見方も出ている。

 比例の定数減について、共産宮城県委員会の中島康博委員長は「多様な地方の声を拾いにくく、大都市に偏重する問題がある」と批判する。

 共産は今回、宮城の全6小選挙区で立民と候補者を一本化。4、6区に立てて比例票の掘り起こしを狙ったが、7万5796票と目標の14万票には及ばなかった。中島氏は「比例で2議席を獲得する目標は変わらないが、相当頑張らないといけない。立民と選挙協力する方針は大事にしながら、比例で勝てるような組織の在り方を探求しなければならない」と話す。

河北新報

4243チバQ:2021/12/06(月) 16:55:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d04e566b997a648837ef2c8bb896b36034724bf8
安倍元首相、二階元幹事長の選挙区が消滅?「1票の格差」でちゃぶ台返しの細田議長案に批判〈dot.〉
12/5(日) 8:00配信

AERA dot.
安倍晋三元首相と二階俊博元幹事長

 総務省が衆院小選挙区の定数是正について「国勢調査人口(確定値)に基づく計算結果の概要」を11月末に発表し、波紋を呼んでいる。

【写真】テレビを見ていて信用できない政治家の第1位は?

 これまで衆院選挙区画定審議会で議論されてきた、「1票の格差」問題。人口比を反映した「アダムズ方式」を採用して15都県で「10増10減」の定数見直しが必要であるとしている。

 小選挙区が増えるのは、東京都が5、神奈川県が2、埼玉県と千葉県と愛知が1。減るのは、宮城県、福島県、新潟県、滋賀県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、長崎県で各1となっている。

「これがそのまま採用されてしまったら、どうなるのか。党内争いにも発展しかねない」

 自民党幹部はこう言い、苦悩の表情だ。

 小選挙区から複数の自民党党候補が手を上げた際の調整は、10月の衆院選でも大きな火種となっていた。宮城県をはじめ、10の県で定数がそれぞれ1減るとなれば、当然ながら調整が必要となる。

 山口県は4つの小選挙区が3つに減る。人口比から、山口3区と4区が中心となり大きく区割りが変更される見込みという。

 山口4区は安倍晋三元首相のおひざ元。3区は林芳正外相が参院から鞍替えして、初当選したばかり。山口2区は安倍元首相の実弟、岸信夫防衛相と大物がずらりと並ぶ。保守王国の山口県は現在、4つの小選挙区すべてを自民党が独占。それなのに誰か一人が、小選挙区から立候補できない見込みだ。山口県の自民党県議は声を潜めてこう言う。

「前々から予測はしていたが、実際に総務省から公表され現実のものとなった。3区と4区が1つの選挙区という区割りになる可能性が高いとみられている。つまり、安倍氏か、林氏のどちらかが押し出される。地元では表立って話す人はいません。しかし、ヒソヒソ話では『安倍氏は2度、首相になった。次に期待できるのは林氏だ』と林氏を推す声があるのは事実」

 和歌山県も小選挙区が3から2に減る。和歌山3区は二階俊博元幹事長の地元だ。

 現在の和歌山1区は、県庁所在地で都市部の和歌山市が中心でそこは大きく変わらず、和歌山2区と3区で1つの小選挙区となるとみられる。

 2区は自民党の石田真敏元総務相の選挙区だ。つまり、二階氏か石田氏か、どちらになるかの調整が必要となる。

「大物の中の大物、二階先生と大臣経験のある石田先生。地元の県連で調整できるレベルの話ではありません。ただ、世耕弘成参院議員がそろそろ衆院へ鞍替えするのではないかという話もあります。世耕氏が衆院に鞍替えし、二階先生、石田先生のどちらも引退という案を口にする人はいますね。正直、恐れ多くて、この問題についておおっぴらに話をする地方議員はいませんよ」(和歌山県の自民党県議)

 大物議員らの窮地に助け船を出そうとしているのが、細田博之衆院議長だ。

 12月1日の毎日新聞は、<細田博之衆院議長は11月30日、自民党の高木毅国対委員長と国会内で会談し、「3増3減」を軸とする法改正などの検討を要請した。党関係者によると、「3増3減」は細田氏の独自案とされ、東京都2増、神奈川県1増、長崎、愛媛、新潟3県各1減とする内容>と報じている。

 細田氏は「選挙博士」と呼ばれるほど、選挙制度、選挙区の事情に精通。2016年の衆院選改革法案「0増6減」の成立の時も、国会で細田氏が与党側の趣旨を説明した。自民党幹部はこう解説する。

「選挙にはめっぽう詳しい細田氏。国会議員で選挙に関して細田氏と議論して勝てる人はいません。中選挙区時代から小選挙区になった経緯、背景、事情やご自身と関係のない選挙区までスラスラと話が出てくる。それくらいすごいです。10減を3減にし、長崎、愛媛、新潟が対象と細田氏が高木氏を呼び出し、案を伝えたことは今後、大きな影響があるでしょう」

4244チバQ:2021/12/06(月) 16:55:25
 一方で、野党立憲民主党の幹部はこう憤慨する。

「細田氏が3減と指摘している長崎、愛媛、新潟は比較的、自民党には影響が少ないところばかり。長崎は4つの小選挙区のうち1つ、新潟は6つのうち4つ、野党側が勝っている。自民党のお家騒動に発展しかねない、山口や和歌山は除外している。細田氏が選挙にとても詳しいことは有名ですが、衆院議長が自民党を利する案を持ち出すというのはおかしい。10増10減でやるべきだ」

 衆院の選挙制度は衆院選挙区画定審議会で長く審議され、2016年の法改正で、2020年の国勢調査後に「アダムズ方式」を採用することが決まっている。自民党で20年以上、政務調査会の調査役を務めた政治評論家の田村重信さんはこう指摘する。

「審議会で議論を尽くして、決めたこと。人口の増減から1票の格差がきちんとしたデータから算出されているわけで、それに反する改正案にするのは、世論の反感を買い、次の衆院選で自民党は議席を減らしかねない。今回の総務省の発表で一番、ドキドキなのは安倍氏でしょう。林氏が次の首相を狙っているので、自民党内でも安倍氏の情勢が厳しいという話を聞きます。当然、安倍氏が譲れば比例1位という処遇になる。同じように中曽根康弘元首相が昔、中選挙区から小選挙区に移行した時、選挙区事情で終身比例1位となった時期があったが、エコヒイキが過ぎると批判を浴びました。それが頭にありますから、安倍氏も簡単にはおりませんよ。岸田首相もこの問題は頭が痛いところでしょう」

(AERAdot.編集部 今西憲之)

4245チバQ:2021/12/06(月) 16:56:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2b93e31c3a18394177928a06d216ad2ccc6c743
「再建20年」の声も 新体制の自民大阪府連を待ついばらの道
12/4(土) 21:29配信

産経新聞
自民党大阪府連の新会長に選ばれ挨拶をする宗清皇一氏(中央)=4日午後、大阪市中央区(須谷友郁撮影)

4日に新体制を発足させた自民党大阪府連は10月の衆院選惨敗を踏まえ、来年の参院選などに向けて党本部と連携しながら「抜本的な組織再構築に総力を結集する」方針を掲げる。ただ党の足腰ともいえる地方議員が減少し、再建には「20年はかかる」との厳しい見方も。会長選出をめぐり、国会議員と地方議員の間に広がる溝も露呈し、いばらの道は避けられそうにない。

【表でみる】自民党大阪府連の歴代会長

「チーム力を高めていかなければ、だめだ。(所属議員らには)意識を変えてもらいたい」。新会長に就任した宗清皇一(むねきよ・こういち)衆院議員は府連大会後、記者団にこう強調した。

自民府連がまとめた衆院選の総括文書では、日本維新の会を「大阪本店の企業」になぞらえ、統一した政策や戦略のもと「候補者個人ではなく、党としての支持を広げている」と指摘した。ただ、維新も躍進したとはいえ、松井一郎代表の後継不在という課題を抱える。

一方、総括文書は府連について「東京本店の大阪支店」「個人商店」とし、「府連の活動や主張が完全に埋没」したと分析。自民と維新が対決した府内15選挙区の総得票数は維新の158万4057票に対し、自民は100万5824票で、衆院選の惨敗は「個人としての得票の限界」と結論づけた。

来夏に参院選を控える中、立て直しは急務だ。政策の方向性を明確化し、会員制交流サイト(SNS)などを活用して党本部と一体となった広報戦略を構築する方針を掲げたが、道のりは険しい。

杉本太平前総務会長(大阪府議)は「維新はこの10年間で強固な地盤を築いた。自民が盛り返すには少なくとも20年はかかる」と指摘する。府議会と大阪市議会で自民会派は16人ずつ。両議会で第1会派の大阪維新の会はそれぞれ47人と40人を擁し、大きく水をあけられている。

府連大会で決定した活動方針では、令和5年の統一地方選を見据え「地方組織の要である地方議員を増やす対策が必要」と危機感をにじませた。地方議員は国政選挙で地域の実動部隊となる面もあり、喫緊かつ長期的な課題といえる。

この日地方議員が共同提出した意見書は、会長選出の過程が見えにくい現体制への不信感の裏返しだ。宗清氏は府連内の意見を聞く考えだが、「国会議員が取り仕切る府連は変わりようがない」と漏らす地方議員もいて、火種はくすぶっている。(吉国在)

4246チバQ:2021/12/06(月) 16:57:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2787dffdf32ca2fd113ed80daecf32c5d0ef2e0
維新に対抗 「全敗」自民大阪府連が活動方針 「個人商店」から脱却
12/4(土) 20:45配信

毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

 自民党大阪府連は4日、大阪市内で府連大会を開き、候補を擁立した大阪府内の15選挙区で日本維新の会に全敗した衆院選を総括し、組織の再建に向けた活動方針を採択した。府内の首長や地方議員を総動員して強固な組織選挙を繰り広げた維新に対抗するため、個人後援会を中心に票を積み上げる自民の「個人商店的」な選挙手法から脱却すると強調。来年の参院選などに向けて、党本部との連携や国会議員と地方議員が協力して組織活動に取り組む重要性を示した。

 大阪の自民は衆院選で、1955年の結党以来初めて府内の選挙区で1勝もできず、3人が比例近畿ブロックで当選するのにとどまったため、早急な態勢の再構築が求められている。方針では、個人の後援会組織に依存した従来の選挙手法は「得票の限界」があるとし、党本部や地方議員らと連携し、「自民党の大看板をいかす戦いに転換する」と強調。また地方議員らが中心となって、地域住民との会合や相談活動などを実施し、党の基盤固めを進めていくことなども決めた。

 府連大会では、衆院選で落選して辞任した原田憲治・前府連会長の後任に宗清皇一衆院議員(比例近畿ブロック)を選出。宗清氏は「これまでは、議員一人一人が個人商店的な活動をしてきたが、これからは立体的に助け合う組織にして、ガバナンスを強化したい」と決意を述べた。【野田樹】

4247チバQ:2021/12/06(月) 16:59:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b042200ff2283655dec8ef7b0bc4d0104e7057f
茨城県議補選潮来・行方市区が告示 新人3氏が立候補
12/4(土) 8:00配信

茨城新聞クロスアイ
鈴木義浩氏、松田千春氏、沼里真一郎氏(左から届け出順)

藤島正孝氏の死去に伴う茨城県議選の潮来市・行方市区補選(欠員1)は3日、告示され、いずれも無所属で元行方市議の鈴木義浩氏(58)、元潮来市長の松田千春氏(65)、元潮来市議の沼里真一郎氏(43)の新人3氏が立候補を届け出た。

鈴木氏は午後4時、行方市玉造甲の駐車場で第一声。演説に先立ち、約300人の支持者と共に藤島氏への黙とうを行い、「大変多くの方に応援いただいている。(行方・潮来の)2市と県をスムーズにつなげるのは自分しかいない」と支持を呼び掛けた。

松田氏は午前10時、潮来市上戸の選挙事務所前で出発式。約200人の支持者に対し潮来市長や額賀福志郎衆院議員の秘書としての実績や県知事とのパイプを強調し「何が何でも、両市のために身を粉にして働く。もう一度、政治の場に戻してほしい」と訴えた。

沼里氏は午前9時半、同市辻の駐車場で第一声。支持者ら40人余りを前に、「29歳で市議になり、潮来市を体を張って守ってきた自負がある。若さと経験がある自分に世代交代させてもらい、皆さんのために末永く役に立っていきたい」と語った。

投票は12日午前7時から午後6時まで、潮来市内7カ所と行方市内21カ所で行われ、同8時から潮来市日の出の市立中央公民館体育室と行方市内宿の市立北浦中体育館で即日開票される。有権者は5万1547人(2日現在)。

【県議潮来市・行方市区補選立候補者(届け出順、敬称略)】
■鈴木義浩(すずきよしひろ) 58 元行方市議 無新
【略歴】畜産会社社員。元行方市議会議長、同市議、旧玉造町議、鹿行広域事務組合議会議長。石岡一高卒。行方市玉造甲

【公約】①県鹿行振興局の設置②新型コロナウイルス対策の強化と地域医療の充実③地域資源を生かした農林水産業、商業、観光の振興

■松田千春(まつたちはる) 65 元潮来市長 無新
【略歴】障害者福祉施設常務、潮来市北浦湖岸土地改良区理事長。元=潮来市長、衆院議員秘書。日本大卒。潮来市潮来

【公約】①地域医療体制の充実②東関東自動車道の早期開通③地場産業等の振興④少子化対策の推進⑤障害者福祉の充実⑥県民の森有効活用

■沼里真一郎(ぬまりしんいちろう) 43 元潮来市議 無新
【略歴】県観光マイスターS級、消防団員。元潮来市議、県後期高齢者医療広域連合議会議員。北里大大学院修了。潮来市辻

【公約】①教育・医療・福祉の充実②社会全体で子育てし、少子高齢化対策・人口増加策の強化③中小企業・農漁業支援、観光振興

茨城新聞社

4248チバQ:2021/12/07(火) 11:10:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/f64612fb80943fdf671fe4d75aae7cb5ffdfe1d9
泉田氏の衆院支部長交代を要望 裏金問題で自民長岡支部
12/7(火) 9:11配信
毎日新聞
自民党新潟県連の小野幹事長(右奥)に要望書を手渡す同党長岡支部幹事長の五井長岡市議(左奥)ら=新潟市中央区で2021年12月6日午後0時32分、北村秀徳撮影

 自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が10月の衆院選で裏金を要求されたと公表している問題で、要求した人物として名指しされた星野伊佐夫新潟県議(82)が支部長を務める同党長岡支部は6日、泉田氏を新潟5区選挙区支部長から差し替えるよう県連に要望した。この問題を巡る泉田氏の言動に加え、日常の党員活動などから、理由を「愛党精神の著しい欠如が見られる」としている。

【音声で聞く】泉田氏が公開した音声

 同支部幹事長の五井文雄・新潟県長岡市議らが同日、新潟市中央区の県連を訪れ、小野峯生県連幹事長に要望書を手渡した。5区支部長の差し替えは、11月30日に開いた同支部の総会で満場一致により決定したという。五井氏は報道陣の取材に「(衆院議員に初当選後の)4年間の政治活動と、10月の選挙への真摯(しんし)な対応がなかった。(裏金)問題も含め、5区の支部長としてふさわしくないとの結論に至った」と強調した。

 要望を受け、小野幹事長は「今月17日をめどに5区の各選挙区支部の意向調査を行い、県連の役員会を開く」と説明。年内にも党本部へ上申するかどうかを判断するとした。一方、泉田氏も星野氏の党員除名処分を県連に求める意向を明らかにしており、県連として泉田氏への意向聴取も行う考えを示した。

 この問題を巡っては、泉田氏が11月29日、「総選挙の闇:新潟5区」と題し、「2〜3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした」とツイッターに投稿。今月3日には裏金を要求されたとする場面を録音した星野氏との会談の音声データを公開した。星野氏は会談で求めたのは「政治活動費」という趣旨だったとして疑惑を否定。両者の主張は対立している。【北村秀徳】

4249チバQ:2021/12/07(火) 21:23:38
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211207k0000m010260000c.html
自民・野田毅氏が議員引退 衆院選落選、熊本県連特別顧問に就任
2021/12/07 19:30毎日新聞

自民・野田毅氏が議員引退 衆院選落選、熊本県連特別顧問に就任

落選が確実になり敗戦の弁を述べる自民党のベテラン、野田毅氏=熊本市南区で2021年10月31日午後8時12分、城島勇人撮影

(毎日新聞)

 自民党熊本県連は7日、10月の衆院選熊本2区で自民党から立候補して落選した野田毅(たけし)元自治相(80)が次期衆院選に出馬しないと発表した。野田氏は1972年に中選挙区の旧熊本1区で初当選して以降、解散前の衆院で自民最多の16回の当選を重ね、建設相や党の税制調査会長などを務めた。49年の議員活動に終止符を打つが、県連の特別顧問に就任して政治活動は続けるという。

 一方、県連は、無所属で野田氏を破った元財務官僚の西野太亮(だいすけ)氏(43)の自民党入りを認めた。「世代交代」を掲げて出馬した西野氏に、県連は「頭越しでの入党は認めない」などと反発。県議らを総動員して野田氏を支えたが、約5万票の大差で敗れた。県連会長の前川收(おさむ)県議は「西野氏から県連に提出された入党届を審議し、全会一致で認めた」と話した。【山本泰久】

4250チバQ:2021/12/08(水) 19:23:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/f21e7096815d383038517b30e7cc38615e614f04
自民・古川氏運動員を逮捕…衆院選佐賀2区、買収約束の疑い
12/8(水) 15:43配信

読売新聞オンライン
 10月31日投開票の衆院選で、佐賀2区で落選し、比例九州ブロックで復活当選した自民党の古川康氏(63)の選挙運動の見返りに報酬を約束したなどとして、佐賀県警は7日、佐賀市兵庫南2、映像制作会社経営、保利一誠容疑者(38)を公職選挙法違反(買収の約束)の疑いで逮捕した。

 発表などによると、保利容疑者は古川氏の運動員で、8月10日と10月中旬頃、同県内で複数の運動員に対し、古川氏を当選させる目的で、SNS上で選挙運動として活用するためのPR動画の制作を依頼するなどして、報酬として金銭を支払う約束をした疑い。県警は認否を明らかにしていない。

 古川氏の事務所は「事実関係を確認している」としている。

4251チバQ:2021/12/08(水) 19:24:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/00d2590cb07c87731668c31421f5a808baa4bf46
細野豪志氏の自民県連入り容認へ 静岡5区でなく新支部の支部長検討
12/8(水) 9:27配信
朝日新聞デジタル
細野豪志氏

 10月の衆院選で静岡5区から無所属で立候補して当選し、自民党に入党した細野豪志氏について、自民党県連が同県連入りを容認したことが7日、関係者への取材でわかった。静岡県衆議院支部を新設し、細野氏を支部長とする方向で検討している。

 関係者によると、静岡5区支部長には衆院選で細野氏に敗れ、比例復活した吉川赳衆院議員が引き続き就く。一方で、民主党などで自民と対立してきた細野氏の過去の言動に対する反発もあるため、県連は、県選出国会議員団への加入や、県連大会への出席は認められないなどの意向を党本部に伝えたという。

 細野氏の処遇をめぐっては、党本部が県連の反対を押し切って11月初旬に入党を認めた。その後、党所属の県議は11月23日の議員総会で細野氏の県連入りを大筋で了承。国会議員も25日に会合を開いて対応を協議したが、結論を持ち越していた。(黒田壮吉)

朝日新聞社

4252チバQ:2021/12/09(木) 11:15:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/96a3d9501c766fc03429628cedd9f763330d9eed
岸田文雄首相「日当禁止」取り合わず 斉藤鉄夫国交相の「旅費」問題
12/9(木) 7:30配信

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中国新聞デジタル
院代表質問で「政治とカネ」問題などに答える岸田首相

 岸田文雄首相(広島1区)は8日の衆院本会議での代表質問で、公明党の斉藤鉄夫国土交通相(広島3区)が衆院選期間中に開いた個人演説会の出席者へ、広島県トラック協会の関連団体が旅費名目で現金を渡した問題に関し、企業や団体へ動員に現金を介在させないよう呼び掛ける提案に「各党、各会派で議論を進めるべき問題だ」と取り合わなかった。立憲民主党の泉健太代表への答弁。

【年表】岸田文雄衆議院議員のあゆみ

 広島3区は、2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件で懲役3年の実刑判決が確定した河井克行元法相の地盤だった。斉藤氏は「政治とカネ」問題の根絶を訴え、首相も与党統一候補として支援した。

 選挙演説の動員で日当を払わないよう企業や団体に「呼び掛けませんか」と促す泉氏に対し、首相は「法令に沿って公正な選挙が行われるべきだ」と述べ、その是非は各党、各会派の議論に委ねるとした。

中国新聞社

4253チバQ:2021/12/10(金) 15:42:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb11200774148d6fe52aa1469d0c4af226e3863a
自民党支部が雇調金30万円受給 代表の大岡環境副大臣「秘書を休ませた」
12/10(金) 7:01配信

京都新聞
大岡敏孝衆院議員が代表を務める政党支部の収支報告書。「その他の収入」欄に雇用調整助成金に基づく計30万円の収入が記載されている

 環境副大臣で自民党の大岡敏孝衆院議員(衆院滋賀1区)が代表を務める同党滋賀県第1選挙区支部が昨年、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)を約30万円受け取っていたことが、11月に公表された昨年分の政治資金収支報告書から分かった。雇調金を巡っては既に内閣官房参与の石原伸晃・同党元幹事長の政治団体による受給が明らかになり、批判の声が上がっている。識者は「国民の理解を得られない」と指摘する。


 同支部の収支報告書によると、「その他の収入」の欄に雇調金として計30万3799円の金額が記されている。大岡氏の説明では、東京都で外出自粛が要請されていた昨年3月下旬〜4月上旬の約10日間、数人の私設秘書らを休ませ、雇調金を申請して受給したという。

 雇調金はコロナ感染拡大の影響を受けた企業に対し、従業員の休業手当の一部を国が負担する制度。国によると、政党支部などの政治団体も対象に含まれる。京都新聞社の取材に、大岡氏は「制度は働けない労働者を守る仕組みだ」と述べ、受給は問題ないとの認識を示した。

 同支部の昨年の収入は約5300万円で、前年の2019年から約480万円減ったものの、18年の約4900万円と比べると増えている。黒字分となる翌年への繰越額も、昨年は約1700万円に上る。さらに、昨年は党本部から約1300万円も受け取っていた。

 政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授は「雇調金は多くの人がコロナで困窮した事業者向けと考えているだろう。税金が原資の政党交付金をもらっている政党や、政党から金が入る支部のような政治団体を受給対象にすべきではない」と話している。

4254チバQ:2021/12/10(金) 20:36:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/22ef3cbb09bf606f332a7d105661c6acab1a39f7
落選の関健一郎氏、立憲離党へ 秘書の事前運動疑いとの関連は否定
12/10(金) 18:56配信
毎日新聞
関健一郎氏

 10月の衆院選で愛知15区(豊橋市など)から出馬し落選した立憲民主党の関健一郎氏(43)は10日、年明けにも離党する考えを明らかにした。当面は無所属で活動し、次期衆院選で同選挙区での出馬を目指す。

 元公設秘書が8日、公示前に投票を呼びかける文書を配ったとして公選法違反容疑で書類送検されたが、関氏は「(離党の件とは)全く関係ない。落選後すぐに意思を固めていたが、捜査中だったので公表を控えていた」と述べた。

 離党の理由について「自分の目指す政策と党の方針が違いすぎた。自分の政策や理念をゼロから見直し、再スタートしたい」と説明し、考えの近い政党があれば入党する意向を示した。

 関氏は2017年の衆院選で愛知15区から希望の党公認で出馬、小選挙区で敗れたが、比例復活で初当選した。【酒井志帆】

4255チバQ:2021/12/12(日) 10:24:04
安倍氏vs林氏の緊張感 山口県の衆院選小選挙区1減の可能性

2021/12/12 7:00

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 山口県政界でライバル関係にある自民党の林芳正外相(衆院山口3区)と安倍晋三元首相(同4区)の周辺に緊張感が漂っている。県内の小選挙区が1減し、議席を巡って両氏の争奪戦となる可能性があるからだ。岸田派の林氏は衆院に転身して要職を任され、岸田文雄首相の後継候補の一人。安倍氏は党の最大派閥の長に就き、にらみを利かせる。
【関連記事】
河村氏引退の陰に安倍氏 山口県内、定数1減へ火種
転身の林氏、増す存在感 世代交代の流れ加速か
 4日、林氏の姿は4区内の下関市にあった。林家の墓を参り、11月下旬に亡くなった元中国経済連合会副会長の叔父宅を弔問した。10月の衆院選で3区に転身。拠点は宇部市となったが、外相に就任後、初の「お国入り」に約300人が列をなして出迎えた。支援者は「安倍さんがよく思わない光景でしょう。下関は林が本家本元。安倍さんは東京育ちだから」と本音をこぼした。

 ▽下関の角福戦争
 林氏と安倍氏は中選挙区時代の父親の代から権力闘争を繰り広げてきた。塩満久雄山口県議(下関市)は「下関の角福戦争と言われちょったよ」と説明する。林氏の父で元蔵相の故義郎氏は田中角栄元首相、安倍氏の父で元外相の故晋太郎氏は福田赳夫元首相のそれぞれ側近だったからだ。
 小選挙区制の導入で故義郎氏は比例中国ブロックに回り、安倍氏に4区を譲った。参院議員となった林氏と安倍氏は地盤が重なる下関市で表向きは手を握る一方、市長選は両氏に近い候補者が激突してきた。過去5回は2勝2敗。安倍氏の元秘書が再選した2021年3月は林氏側が擁立を見送り、代理戦にならなかった。林氏を支援する地方議員は「衆院への転身に横やりが入っては困るので立てなかった。次はどうなるか」と先行きをうかがう。
 ▽安倍氏、求心力保持に焦りか…
(ここまで��743文字/記事全文��1704文字)

4256チバQ:2021/12/13(月) 19:28:25
https://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20211213-16839310.html
“裏金要求”告発した泉田議員の地元支援組織が解散
2021/12/13 18:52BSN新潟放送

“裏金要求”告発した泉田議員の地元支援組織が解散

“裏金要求”告発した泉田議員の地元支援組織が解散

(BSN新潟放送)

裏金要求疑惑をめぐり、泉田裕彦衆議院議員は自民党新潟県連に星野伊佐夫新潟県議の除名を申し入れましたが、地元・新潟5区では市議と町議による泉田議員の支援組織が解散となりました。

「裏金要求」の告発で注目されている泉田裕彦衆議院議員は11日、新潟県魚沼市で行われた国道の開通式典に出席しました。

【泉田裕彦衆院議員(国土交通政務官)】
「国土交通省といたしましては、引き続き浦佐バイパス・六日町バイパスの早期全線開通に向け…」

泉田議員は星野伊佐夫県議から選挙の際、2〜3000万円の裏金を要求されたと訴えていて、自民党新潟県連に対して星野県議の党員除名を申し入れました。

【泉田裕彦衆院議員】
「選挙に際して金銭要求をしていく。これは民主主義の土台をゆがめてしまうので、放置すべきでない」

星野県議は「裏金要求」を真っ向から否定しています。

【星野伊佐夫県議】
「裏金っていう言葉は政治の世界じゃないんですよ。経済の世界ですよ。県連の方から、党の方から、何言われるか、全部それに従う予定になっております」

両者の対立は県内の政界を揺るがす問題に。自民党の斎藤洋明衆議院議員は、ツイッター上で「星野県議の言動は極めて問題」で「速やかに厳しい処分を下すよう求めています」とコメント。

一方、開通式に同席した、自民党の鷲尾英一郎衆議院議員は取材には応じませんでした。

【鷲尾英一郎衆議院議員】
泉田さんの件で一言?
「すいません」

こうした中、新潟県長岡市で11日に開かれたのが、泉田議員を支援する議員による臨時総会です。冒頭を除いて非公開で行われた会の終了後、取材に応えた市議が口にしたのは会の解散でした。

【丸山広司長岡市議】
「この会は本日をもって解散ということになりました」

この会は、5区内の市議と町議57人で構成されていて、泉田議員を支援すべく連携を深めてきました。会によりますと、解散は泉田議員の衆院選への対応や選挙後の言動により、信頼関係が失われたことが理由だということです。

【丸山広司長岡市議】
「大変厳しい選挙っていうのは私らも重々、理解していたんですけれども、(選挙後に泉田議員が)『最初から勝てる気がしなかった』という発言がありました。今までの選挙選、それから私が申し上げた選挙後の泉田さんの言動、それに対しての信頼が失われてしまった」

泉田議員と星野議員との対立は「解散の大きな理由ではない」としていますが、臨時総会では「騒ぎになっているこのタイミングでなぜ解散するのか」という反対意見もあったということです。自民党新潟県連は今後、弁護士による両者の聞き取りを行い、星野県議の除名について検討し年内にも結論を出したいとしています。

4257チバQ:2021/12/14(火) 22:02:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/f04a90da962240c8451d1addf81bde5b95b89d29自民党内の衆院「3増3減」案に福田氏苦言「政治が意見言うのは…」
12/14(火) 17:40配信

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毎日新聞
自民党の福田達夫総務会長

 自民党の福田達夫総務会長は14日の記者会見で、党内の一部で衆院小選挙区を「3増3減」とする案が取り沙汰されていることについて、「政治の側から意見を言うのが正しいのかというとそうでもない気がする」と苦言を呈した。

 衆院小選挙区の「1票の格差」是正を巡っては、議席配分に人口比をより正確に反映する「アダムズ方式」に基づき「10増10減」が必要になることが確定している。しかし区割り変更による影響が大きいため、一部自民議員らが「3増3減」案を検討している。

 福田氏は「意見が出ることは非常に健全だ」とする一方、来年6月までの区割り改定案勧告に向けて衆院選挙区画定審議会(区割り審)が審議を進めることを踏まえ、「推移を見守る必要がある」と述べた。【東久保逸夫】

4258チバQ:2021/12/14(火) 22:06:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/58cc18d80a4f36898967129db8cd87bd278bfc45安倍元首相の後継者問題が深刻化 地元をライバルの林外相に奪われる危機も
12/14(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍元首相の跡継ぎ問題はどうなる?(写真は岸信夫氏と長男の信千世氏/2021年8月)

 安倍晋三・元首相は父の晋太郎氏が率いた「安倍派」を復活させ、12月6日には新会長お披露目を兼ねた盛大な派閥パーティーを開催した。政界のキングメーカー、いわば“令和の闇将軍”の座を不動のものにしたかに見える安倍氏だが、その意気軒昂な姿とは裏腹に、足元に大きな不安を抱えている。


 今後の政治を左右しそうなのが、岸田首相が面従腹背で“安倍離れ”を急いでいることだ。岸田首相は、これまで「数の力」で自民党を支配してきた麻生太郎・副総裁と、幹事長に抜擢した茂木敏充氏と11月16日と22日の2回にわたって会談を開き、「定期的に会合を開いて政権運営を話し合う」ことを確認した。今後は岸田派、麻生派、茂木派(旧竹下派)の3派が主流派を形成し、“安倍抜き”で決めていくということだ。

 安倍氏にすれば、最大派閥の領袖になった途端、岸田首相から“あなたの出番はもうない”と包囲網を敷かれたのだ。

 安倍氏のもうひとつの不安が、安倍家の後継者問題だ。自民党内には、安倍氏と昭恵夫人に子供がなく、安倍家に後継者がいないことを「最大の政治的弱点」と見る向きもある。

「安倍家の後継者」と「安倍氏の政治力」には関係がないように思われるが、そうではない。

 今回の総選挙で石原伸晃氏が落選した途端に石原派が解体に追い込まれたように、派閥を率いるには選挙に強いことが絶対の条件だ。政治ジャーナリスト・野上忠興氏がいう。

「日本の政治風土においては、安倍氏のような世襲政治家の家系は後継者の存在が不可欠です。後継者がいれば、地元後援会の結束は強まる。総理を輩出してきた派閥領袖の家系ならなおさらです。

 3世議員の安倍氏は祖父や父以来の固い地盤に守られ、選挙には滅法強い。しかし、安倍氏と昭恵氏に子供がおらず、総理を辞めて代替わりを準備しなければならない時期なのに、地盤を継がせる後継者が決まっていない。地元にも、派内にも、危機感がある」

 仮に安倍家に後継者が立たず、政治的に“お家断絶”となれば、派閥の跡目をめぐっても2代の首相を輩出した福田家のプリンス・達夫氏(総務会長)の求心力が高まることになる。

 それに加えて、安倍氏の地元・山口県は「1票の格差」是正で次の総選挙では現在の4選挙区が3選挙区に減らされ、「区割り変更」が行なわれる。人口比や地域的に安倍氏の山口4区と山口3区の大部分が合併される可能性が高い。

そのとき立ち塞がるのが、岸田派ナンバーツーの林芳正・外相だ。貴族院議員だった高祖父から続く4世議員で、安倍氏の地元・下関に強固な地盤を持ち、地元での政治的蓄積は林家のほうが安倍家より長い。

 両家は中選挙区時代から安倍氏の父・晋太郎氏(元蔵相)と林氏の父・義郎氏(元副総理)が激しく争ってきたライバル関係だった歴史がある。4代目の林氏は今回の総選挙で満を持して参院から山口3区に鞍替え当選すると、月刊誌で「次の総理はこの私だ」(『文藝春秋』11月号)と宣言し、過去8人の総理を生んだ地元山口で“もう安倍の時代じゃない”とアピールしている。

4259チバQ:2021/12/14(火) 22:06:45
 それだけに安倍家も後継者問題に危機感が強い。

 跡継ぎ問題を一番心配しているのが岸信介・元首相の娘で安倍家と岸家のゴッドマザーと呼ばれる母・洋子さんだとされる。93歳と高齢だが、この10月には台北駐日経済文化代表処(台湾の駐日大使館に相当)が主催した中華民国建国記念日の式典に安倍氏に代わって出席するなど、なお矍鑠としている。

 安倍家は長男・寛信氏(三菱商事パッケージング元社長)、次男の晋三氏、そして生まれてすぐ洋子さんの実家・岸家の養子になった三男で現・防衛相の信夫氏(山口2区)の3兄弟。後継者候補は寛信氏の長男(大手商社勤務)、岸信夫氏の長男・信千世氏(防衛大臣秘書官)と次男(大手不動産勤務)の3人と見られている。

 だが、なかなか決まらないのには事情がある。地元・山口の政界関係者が語る。

「洋子さんは自分の目の黒いうちに後継者を決めたい。実家の岸家に養子に出した信夫氏の息子たちは岸家の地盤を継がなければならないから、安倍家の地盤はなんとしても寛信氏の長男に継いでほしいという思いが強い。

 しかし、長男は政治家の道は選ばないと断わり続けている。もし彼が後継になるのであれば、安倍事務所に入って秘書になるなりしなければならないが、その動きがない。その点は安倍後援会の中からも心配する声が出ているようです」
 本誌・週刊ポストはかつて後継者問題で寛信氏の妻(長男の母)を直撃したが、「本人は政治家にはならないと言っています」とはっきり否定していた。

 だが、後継者が決まらないことは安倍家の地元での求心力低下につながっている。

「地元では晋三さんの影響力はもちろん強いのですが、先の衆院選で自民党県連は林支援で盛り上がった。山口から9人目の総理として林さんに対する期待が高まっているんです。

 山口県は次の選挙で選挙区が1つ減る。自民党県連の一部からは、晋三さんは総理もやり、在任期間歴代トップになったのだから、もう選挙区から退いていただこう、名誉職として比例区に鞍替えしたらどうかという声が上がっている。

 安倍はもう一丁上がりで、次は林だという期待感です。だからこそ、晋三さんに後継者がいないことは安倍家にとっても、安倍後援会にとっても重大な問題だということです」(政界関係者)

 世襲政治家の家系では、後継者の不在は派閥ばかりか、選挙区まで失いかねない重大事だと分かる。

※週刊ポスト2021年12月24日号

4260チバQ:2021/12/16(木) 07:19:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/1673473f6acef7e7d3e7f44577ac11d0f4f3f979
「銀座クラブ」松本氏、自民復党白紙 茂木幹事長が神奈川県連に陳謝
12/15(水) 15:21配信

カナロコ by 神奈川新聞
自民党の茂木幹事長との面会を終え、記者団の取材に応じる竹内県連会長代行(中央)、土井県連幹事長(右)ら=15日、東京・永田町の党本部

 銀座クラブ問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長の復党を認めた党本部の決定に党神奈川県連(竹内英明会長代行)が反発していることを巡り、茂木敏充幹事長は15日、竹内氏ら県連幹部と党本部で面会した。茂木氏は党本部が復党手続きを一方的に進めたことを陳謝し、松本氏の復党を白紙に戻した上で手続きを一からやり直す考えを示した。面会後、土井隆典県連幹事長が記者団に明らかにした。

 松本氏は新型コロナウイルスの緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在したことが発覚し、2月に離党。10月の衆院選に無所属で神奈川1区から出馬して落選した。

 県連は党本部に対し、松本氏の復党に慎重な対応を求めていたが、党本部は党紀委員会で復党を了承。県連は地元の意向を考慮していないなどとして、11月に茂木氏宛ての抗議文を提出していた。

神奈川新聞社

4261チバQ:2021/12/16(木) 16:27:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c390100d0724d8f3f59c26dd48f648eea57b2c07
衆院10増10減に異論続出 自民選挙制度調査会
12/16(木) 12:51配信

共同通信
 自民党選挙制度調査会(逢沢一郎会長)は16日、党本部で総会を開き、衆院小選挙区定数の「10増10減」について総務省から報告を受けた。出席議員からは「地方の声が届きにくくなり国益に反する」「受け止め難い」などと異論が相次いだ。

 「1票の格差」是正のため受け入れるべきだとの意見も一部にあった。調査会は今後の議論の進め方を検討する。

 10増10減は、2020年国勢調査を受けた都道府県定数として確定した。宮城など10県が各1減、首都圏4都県が計9増、愛知が1増となり、衆院選挙区画定審議会が新たな区割り案策定を進めている。

4262チバQ:2021/12/16(木) 18:21:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2f7ab7caf5cf7bf37b7c87494b5676ac9e9659
「告発者の解任おかしい」衆院選裏金問題 泉田氏擁護の声相次ぐ
12/16(木) 13:25配信


毎日新聞
自民党の泉田裕彦衆院議員(左)と星野伊佐夫・新潟県議

 10月の衆院選を巡り、自民党の泉田裕彦衆院議員(59)が同党長岡支部長の星野伊佐夫・新潟県議(82)から裏金を要求されたと公表した問題は、泉田氏による自身の公式ツイッターへの投稿が発端だった。長岡支部は泉田氏を衆院5区支部長から差し替えるよう県連に要望したが、「内部告発者が解任されるのはおかしい」などと、SNS上では泉田氏を擁護する声が大勢だ。【内田帆ノ佳】

【音声で聞く】泉田氏が公開した音声

 ◇「自浄作用なし」見放される

 「総選挙の闇:新潟5区」と題した泉田氏のツイートは約4時間で2500件以上リツイート(転載)され、多くの人の目に触れた。泉田氏のツイッターの「いいね」や「リツイート」といったユーザーからの反応数はこれまで2桁から3桁台で推移していたが、問題のツイートは8618件の「いいね」がつき、リツイートも6874件に上った(13日現在)。裏金問題に関連する4件の投稿(11月29日〜12月4日)のリツイート数は累計で1万件を超え、瞬く間に全国に拡散した。

 泉田氏は3日、裏金を要求されたとされる際の音声データを公開。疑惑を否定した星野氏による記者会見の後も泉田氏を擁護する投稿が相次いだ。

 3区選出で自民党の斎藤洋明衆院議員(45)は8日、「星野県議の言動は極めて問題」「県連に対して速やかに厳しい処分を下すよう求めています」などとツイッターに投稿した。斎藤氏は毎日新聞の取材に対し「(音声データの)全体を通して聞けば、裏金を要求したと(泉田氏が)受け止めても仕方のない内容」と指摘。「現に広島で(買収)事件があったので、自民党全体にそういった体質が残っている部分があると言わざるを得ない」としたうえで「県連が自浄能力を発揮できなければ、県民から見放される」と危機感をあらわにした。

 その一方、斎藤氏は泉田氏の支部長としての適格性や政治姿勢について「別の場で厳しく触れられればいい」と話す。「明らかになっている事実と政治姿勢は、切り離さなければならない」

 県内出身の著名人らによるツイートも相次いで投稿されている。

 新発田市出身の俳優、三田村邦彦さん(68)は、こう投稿した。 「あー恥ずかしい 情けない 新潟出身者として 星野県議の発言が一転二転 自分の声かどうかもわからないとまで 声紋合わせしましょう もっと情けないのは 星野県議を擁護する人まで あのテープが無編集 本物ならアウトです。 泉田元県知事、現衆議院議員の告発は勇気ある行動です! #泉田裕彦」

 柏崎市出身の北朝鮮拉致被害者・蓮池薫さんの兄で、元北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長の蓮池透さん(66)。泉田氏の支部長差し替えを求めた長岡支部について「何考えてんだか。新潟県民として恥ずかしい。」とツイート。毎日新聞の取材に対し、泉田氏が問題を表面化させたことを評価したうえで「広島と同じことが新潟でも行われようとしていた。(泉田氏は)自民党の体質を追及していく問題提起をすべきだ」と話した。

 裏金か、それとも「政治活動費」か――。県連は、弁護士による第三者機関を設けて双方から意見聴取し、年内に一定の結論を出すとしている。

4263チバQ:2021/12/16(木) 19:41:32
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPDJ6D1HPDJUTFK00S.html
次回から導入予定の衆院「10増10減」、自民会合で不満噴出 
2021/12/16 19:15朝日新聞

次回から導入予定の衆院「10増10減」、自民会合で不満噴出 

衆院選後、初めて開かれた自民党選挙制度調査会には多くの議員が出席した=2021年12月16日午前、東京都千代田区の自民党本部

(朝日新聞)

 衆院選の「1票の格差」是正のための定数の見直し案をめぐり、自民党の選挙制度調査会が16日、開かれた。政府は15都県で小選挙区を「10増10減」とする新たな区割りの見直し作業を進めているが、参加した議員からは不満が噴出した。

 1票の格差是正のため、2016年に衆院選挙制度改革の関連改正法が成立。人口比で議席の定数を算出する「アダムズ方式」を導入することが決まった。これを受け、政府は現在、今年11月末に発表された国勢調査の確定値に基づいて、定数を「10増10減」とする見直し作業を進めている。

 逢沢一郎調査会長によると、調査会では「過疎地など地方の声が国政に届きにくくなる」、「都市部では線引きが行政区をまたぐ。戸惑いがある」など批判的な声が続出した。「3増3減」とする案も出た。予定通り「10増10減」を進めるべきだとの意見は少数だったという。

 逢沢氏は記者団に「(政府は)法律に定められたことを行っており、自民党がストップしろと言う立場でない」と述べたものの、多くの不満の声を受け、野党も巻き込んだ新たな法改正の議論も視野に、今後も議員の意見を聞くとした。(菅原普)

4264チバQ:2021/12/16(木) 19:44:58
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASPDJ63K2PDJTOLB00B.html
雇用調整助成金43万円を受給 自民・冨岡前衆院議員の党支部
2021/12/16 19:00朝日新聞

雇用調整助成金43万円を受給 自民・冨岡前衆院議員の党支部

冨岡勉・前衆院議員

(朝日新聞)

 前自民党衆院議員の冨岡勉氏(73)が代表だった自民党長崎県第1選挙区支部が昨年、新型コロナウイルス対策の雇用調整助成金(雇調金)約43万円を受け取っていた。同支部は返還の方向で手続きを進めている。

 雇調金は、企業などが従業員に休業手当を払って休ませた場合、国がその費用を助成する制度。新型コロナでは、1カ月の売り上げが前年同月より5%以上減った企業などが助成対象で、政治団体も対象だ。

 冨岡氏が代表だった2020年の同支部の政治資金収支報告書には、「その他の収入」欄に10月16日付で、「職業安定局」から29万7540円と12万9512円の計42万7052円の収入が記されていた。支部によると、職員2人を同年4〜6月にそれぞれ休ませて受給した雇調金という。

 雇調金をめぐっては、内閣官房参与だった石原伸晃氏や大岡敏孝・環境副大臣の支部の受給が問題視され、自民党は受給が判明すれば返還する方針を掲げている。冨岡氏の支部も、この方針に従うという。

 冨岡氏は、比例九州ブロックや長崎1区で衆院議員を計4期務めた。今年10月の衆院選は立候補を見送り、支部の代表も交代している。(米田悠一郎)

4265チバQ:2021/12/21(火) 09:03:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ebd2767819ae7009cada369ed16388d565d85c0
山口県・市幹部ら聴取 衆院山口3区、後援会に部下勧誘か 公選法など抵触可能性
12/21(火) 7:01配信

中国新聞デジタル
山口県庁

 10月の衆院選山口3区で当選した自民党の林芳正外相の後援会に入会するよう部下を勧誘するなどした疑いがあるとして、山口県と山口市の複数の幹部職員らが、山口県警と山口地検から任意の事情聴取を受けていることが20日、関係者への取材で分かった。公選法か地方公務員法に抵触する可能性があるとみられる。3区は公示直前まで林外相と河村建夫元官房長官の自民党大物同士が激しい公認争いを展開していた。


 関係者によると、幹部職員らは、立候補予定だった林氏の後援会の入会申込書に名前や住所を記入するよう持ち掛けたなどの疑いが持たれているという。衆院選の投開票があった10月31日前後から、捜査当局が県、市職員への事情聴取を始めた。

 県の幹部職員は中国新聞の取材に事情聴取の事実を認め、「捜査中なのでコメントできない」とする。市職員は「入会届を書くよう、職場の部下にお願いした。違法という認識は正直薄かった」としている。林事務所は「コメントできない」としている。

 大掛かりな捜査に発展した背景には、激しい権力闘争が影響したとみる声もある。別の県幹部職員は「ここまでの捜査は聞いたことがない。何か大きな力が背後で動いているのではないか」といぶかる。

 山口3区では、11選を目指していた河村氏が林氏との公認争いに敗れて引退を決意。河村氏が会長代行を務めていた二階派を率いる二階俊博元幹事長は2020年10月、宇部市での河村氏の総決起大会に「売られたけんかは受けて立つ」と発言した。一方、県議会の最大会派自民党(26人)は全県議が林氏支援に署名した「血判状」を作った経緯がある。

 山口県は小選挙区が1減し、議席を巡って激しい争奪戦を展開する可能性がある。ある自民党関係者は「議席が減るため、今後をにらんだけん制の意味合いもあるのではないか」と見立てている。

中国新聞社

4266チバQ:2021/12/21(火) 20:20:22
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPDN7SF7PDHPTLC01B.html
取材ノートから 有権者不在の自民内紛 衆院選徳島1区公認巡り
2021/12/21 10:00朝日新聞デジタル

取材ノートから 有権者不在の自民内紛 衆院選徳島1区公認巡り

オンラインで参加した後藤田正純氏(スクリーン左)の公認問題について議論した自民党徳島県連常任総務会=5月、徳島市

(朝日新聞デジタル)

 4月に徳島総局に赴任し、衆院選担当となった。4年ぶりの「政権選択選挙」となったが、徳島は「政策」よりも「政争」に注目が集まるという異様な雰囲気に包まれていた。

 まず驚かされたのが、身内同士のはずの自民党県連と自民現職の後藤田正純氏(徳島1区)の激しい対立だった。きっかけは2年前の知事選までさかのぼる。県連が現職を推薦する一方、後藤田氏は多選を批判し新顔を推した。後藤田氏は以降、SNSなどで「なれ合い県政」などと、県連やその上層部を占める県議会最大会派・県議会自民党を攻撃し続けていたのだ。

 衆院選がせまっていた今年5月には、後藤田氏を公認しないよう党本部へ申し入れるかどうかを県連が議論するという展開に。だが当日会場で取材していた記者は、さすがに後戻りできない溝を作ることは避けるだろうと見ていた。

 甘かった。後藤田氏は「こんなところで話し合っても仕方ない」と言い放ち、県連も「人間的にも全くふさわしからざる人物」などと非公認申入書を決定。政策や政治信条というより、感情的な対立を感じた。

 これと連動して、自民県議らが後藤田氏への対抗馬として飯泉嘉門知事を1区へ擁立する動きも出た。自民県議が本会議の議場で、飯泉氏に国政転身を促す場面もあった。

 取材を重ねるにつれ、記者も立候補は決定的とみていたが、急転直下、飯泉氏は断念。断念表明の数時間前には、自ら支持団体に立候補の意向を伝えたはずだったが。手元には、飯泉氏の国政転身を見込み、自民の参院議員が準備していた自身の知事選向けのチラシが残ったままだ。

 来年は参院選、再来年には知事選が控える。いつまで有権者不在の「令和の阿波戦争」は続くのだろうか。(杉田基)

4267チバQ:2021/12/22(水) 14:03:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/2666e017a5321442fbbbd5c427ecb6038514e7c8
山口県副知事を書類送検へ 衆院選で自民候補の後援会入会勧誘の疑い
12/22(水) 11:15配信


朝日新聞デジタル
山口県庁=山口市滝町

 10月31日投開票の衆院選で、山口3区から立候補した自民党候補の後援会に入会するよう部下を通じて職員らに要請したとして、山口県警が近く、小松一彦副知事(65)を公職選挙法違反(公務員の地位利用)の疑いで書類送検する方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 公選法は、公務員がその地位を利用し、特定の候補の後援団体に勧誘したり、勧誘させたりする行為を禁じている。県関係者によると、県警は小松副知事から任意で事情を聴いた模様だ。小松副知事は22日、朝日新聞の取材に「捜査にかかわることは言えない。司法の判断によっては必要に応じて(対応を)見極め、説明したい」と話した。

 衆院選山口3区では、自民党の林芳正・現外相が当選した。複数の県関係者によると、自民党候補者の後援会への勧誘は、参院議員だった林氏が衆院にくら替えするため辞職したことに伴う参院山口選挙区の補欠選挙(10月24日投開票)でも行われていたという。県庁や出先機関にある複数の部署で、幹部職員が勤務時間中に後援会の入会申込書を部下に手渡し、記入を要請していた。県警や山口地検はこうした情報を把握し、複数の県幹部から任意で事情を聴いていた。

 その結果、小松副知事がこうした要請に具体的に関与した疑いが浮上。県警は要請の背景や全体像などについて、慎重に詰めの捜査を進めているとみられる。

 小松副知事は1979年に入庁し、岩国基地対策室長や健康福祉部長、公営企業管理者を経て、昨年4月から副知事を務めている。

朝日新聞社

4268チバQ:2021/12/23(木) 10:42:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/5468699893423951f2db208f9eeb07af08a8ed9f
山口県幹部、後援会勧誘常態化か 上意下達「組織的」 複数関係者が証言
12/23(木) 6:31配信

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中国新聞デジタル
山口県庁

 山口県政ナンバー2の副知事が公選法違反(公務員の地位利用)の疑いで近く書類送検される事態となった。衆院選山口3区を巡り、明るみとなった上司が部下に後援会への加入を依頼する組織的ともいえる手法。複数の県関係者はこれまでの選挙でも繰り返されていたと証言し、勧誘が常態化していた可能性が疑われる。

【地図で見る】衆院選前の河村氏と林氏の勢力図

 元県幹部は中国新聞の取材に重い口を開き、こう切り出した。「後援会への入会を頼んだり、頼まれたりしたことがある。県庁時代に何回か国政選挙でそういう場面に出くわした」

 さらに階層的な手順も詳細に語った。まずは、副知事、部長クラスから依頼が下り、課長、副課長クラスが声を掛ける職員を選ぶという。「依頼されたことを口外しそうにない人を選ぶ。ある意味で組織的、企業風土と言われたらそうかもしれない」と説明する。

 これまでの副知事の時代もあったとみられる。別の元県幹部によると「ある副知事は全部長にカードを束で配った。法に抵触するのではと悩んだが、自分だけやらないわけにはいかないと思った」と打ち明ける。

中国新聞社

4269チバQ:2021/12/24(金) 14:04:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/493e09754cb387079d4c582c7c0ae53a33a2535e
県庁の「慣例」に捜査のメス 保守王国、求められた「圧勝」
12/24(金) 5:00配信

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毎日新聞
林芳正外相の後援会入会申込書=松田栄二郎撮影

 山口県警は23日、10月の衆院選山口3区で当選した自民党の林芳正外相の後援会に入るよう幹部職員を通じて勧誘させたとして、同県の小松一彦副知事(65)と山口市の幹部職員2人を公職選挙法違反(公務員の地位利用)容疑で書類送検した。県警によると、勧誘のため県庁内で配布された書類は数千枚。小松氏は「過去にも同じようなことがあった」と供述しており、長年続く県庁の「慣例」に捜査が入った。

 送検容疑は小松氏は4月下旬ごろ、県の部次長クラスの職員5人に、林氏の後援会入会申込書などを数十〜数百枚渡し、翌月までに数十人の県職員を勧誘させたとしている。県警によると、容疑に入らないものを含めると、3000人超の職員がいる知事部局内で数千枚が配布された。

 捜査関係者によると、県警は、県庁内での勧誘が半ば慣例的に行われていたとみており、小松氏も「過去にも同じようなことがあったので今回もやった」などと容疑を認めている。複数の県職員は毎日新聞の取材に「(勧誘は)今までもよくあった」と証言した。

 送検を受けて小松氏は県庁で記者団の取材に応じ「県民に大変な心配をおかけして申し訳ない」と謝罪。容疑については「認否も含め、捜査に関わるので申し上げられない」と説明を避けた。村岡嗣政知事は「信頼を損なう事態になり、おわびする」と語った。

 一方、送検された山口市幹部は共謀して10月上旬ごろ、職員4人に申込書など数〜十数枚を渡し、職員ら約20人に入会を勧誘させたとしている。市関係者によると、2人は山口3区内にある阿東総合支所の所属。県警によると2人も容疑を認めている。

 公選法は、特別職を含む公務員の地位を利用した選挙運動を禁じている。上司が指揮命令権などを使い、部下に特定候補への投票を勧めることなどが該当し、後援会入会の勧誘も禁止行為に含まれる。違反すると2年以下の禁錮または30万円以下の罰金が科される。

 ◇「林氏の初陣、圧勝が求められた」

 県ナンバー2が関与したとされる勧誘は、どんな実態だったのか。

 「書けるなら書いてくれ」。ある県職員は5月、直属の上司から林氏の後援会入会申込書を渡された。当時は参院からのくら替え出馬を目指す林氏と、3区現職だった河村建夫元官房長官がけん制し合っていた。職員には3区内に知人がおり「人を選んで配っていたのでは」。9月に勧誘を受けたという別の県職員は「『県として林氏を支援する』と受け取った」と話す。

 県議会との関係を指摘する声もある。2020年4月に副知事に就任した小松氏は、県議会との調整役を担う。自民党の大物2氏の党公認争いは林氏が制し初当選したが、自民県連関係者は「林氏の初陣を飾るため、単なる勝利ではなく圧勝が求められた。多くの自民県議が林氏を支援する中、小松氏が勧誘に動いたのでは」とみる。

 勧誘は、過去の国政選や知事選などでも存在したという。ベテラン職員は「入庁した後、直属の上司である主査クラスから勧誘を受けたこともあった」と20年近く前の経験を語り「若い時ほど勧誘に違和感があった。悪い風潮が変わるきっかけになってほしい」と話した。【森紗和子、平塚裕介、堀菜菜子、林大樹、反田昌平】

4270チバQ:2021/12/26(日) 21:47:27
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20211226k0000m040226000c.html衆院選で買収疑い、自民・古川氏の秘書を逮捕 選挙運動の報酬 佐賀
2021/12/26 19:35毎日新聞

衆院選で買収疑い、自民・古川氏の秘書を逮捕 選挙運動の報酬 佐賀

佐賀県警=佐賀市松原1で

(毎日新聞)

 10月の衆院選で投票を呼びかける選挙運動の見返りに報酬を支払ったとして、佐賀県警は26日、佐賀市嘉瀬町荻野の事務員、小林祐子容疑者(63)を公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕した。関係者によると、小林容疑者は、佐賀2区で立候補し、比例で復活当選した自民党の古川康衆院議員(63)の私設秘書。

 県警は、小林容疑者から報酬を受け取ったとして、映像制作会社経営の保利一誠容疑者(38)=佐賀市兵庫南2=を同容疑で再逮捕した。2人の認否は明らかにしていない。

 小林容疑者の逮捕容疑は11月25日、古川氏を当選させるため会員制交流サイト(SNS)で投票を呼びかける投稿などをした選挙運動の報酬として保利容疑者分の5万6000円、運動員数人分の計37万9000円を支払ったとしている。

 県警は12月7日、複数の運動員にPR動画の作成などを依頼し、報酬を支払う約束をしたとして保利容疑者を同法違反(買収約束)容疑で逮捕していた。【山口響】

4271チバQ:2021/12/26(日) 21:51:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/sankei-_west_west_life_I66BEKU6XRLKFAJ7BH4HYRI2PM.html
九州・山口この1年 ㊦政界、一寸先は闇 明暗分かれた自民重鎮
2021/12/26 20:41産経新聞

九州・山口この1年 ㊦政界、一寸先は闇 明暗分かれた自民重鎮

「天神ビッグバン」による規制緩和1号として10月に完成した天神ビジネスセンター

(産経新聞)

政界、一寸先は闇-。

4年ぶりとなった10月の第49回衆院選は、自民党の川島正次郎元副総裁が言ったとされる政治の世界の格言を改めて痛感させた。

象徴的だったのが閣僚や党要職を歴任した自民党大物同士がぶつかった山口3区だ。当選10回の河村建夫氏と参院からくら替えした林芳正氏が公示直前まで激しい公認争いを繰り広げた。

河村氏が後ろ盾としていたのは所属する二階派を率いる二階俊博幹事長だった。二階派は、公認決定に大きな影響力を持つ幹事長の権勢をかざし、くら替えをもくろむ林氏に対し「除名」もちらつかせた。

しかし、二階派の圧力は逆に、明治以降、多くの首相を輩出してきたことを自負する長州人の反発を買った。林氏は7月、首相の座を目指すため衆院選への立候補を正式に表明した。

記者会見では、自民党県議団全員が署名した推薦状が林氏に手渡され、二階氏ら党重鎮が背後に控える河村氏に対し、林氏は地元支持の厚さを演出した。

9月、菅義偉首相が党総裁選への不出馬を表明すると潮目が変わった。菅氏の退任とともに二階氏も幹事長を交代し、河村氏は最大の後ろ盾を失った。

総裁選の結果、菅氏の後任には林氏が所属する岸田派会長の岸田文雄首相が就任し、林氏には強い追い風が吹いた。結局、党本部の情勢調査でも河村氏を圧倒していたこともあり、林氏が公認を得た。林氏は選挙でも圧勝し、当選後は早速、岸田内閣の外相に起用された。

不出馬に追い込まれた河村氏は議員を引退。出馬を見送る代わりに、党本部は河村氏の長男、建一氏の比例代表での処遇を約束したが、地元の中国ブロックではなく、北関東ブロックに回され、落選した。

菅政権の退陣と幹事長の交代、その後の岸田政権誕生という権力の激動は河村、林両氏ともに当初、予想し得なかったはずだが、両氏の明暗はくっきりと分かれた。

「歴史の一こまになった思いだ」。河村氏は選挙後、支持者らに無念さをにじませた。

衆院選では自民、公明の与党が安定した議席を確保した一方、野党第一党の立憲民主党は後退し、日本維新の会が躍進した。変化した勢力図が来年夏の参院選にどう影響するか。目をこらしていきたい。(小沢慶太)

4272チバQ:2021/12/27(月) 19:12:01
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20211227183839.html
運動員に報酬約束の元府議に罰金50万円 衆院選支援で公選法違反、略式起訴
2021/12/27 18:30京都新聞

運動員に報酬約束の元府議に罰金50万円 衆院選支援で公選法違反、略式起訴

岸本裕一氏

(京都新聞)

 10月末の衆院選京都1区で初当選した自民党の勝目康衆院議員(47)を支援する運動員に報酬を支払う約束をしたとして、書類送検された岸本裕一元京都府議(68)について、京都区検は27日、公選法違反の罪で略式起訴した。京都簡裁は同日、罰金50万円の略式命令を出した。

 起訴状によると、勝目氏を当選させる目的で衆院選公示前の10月12日ごろ、京都市内の事務所において電話で運動員の女性3人に対し、選挙期間中に勝目氏への投票を有権者に依頼する「電話作戦」をしてもらう見返りとして、1時間当たり千円の報酬を支払う約束をしたとしている。

 岸本元府議は今月15日に書類送検され、議員辞職した。また、公選法違反容疑で書類送検された運動員の女性3人について京都地検は27日、不起訴処分(起訴猶予)にした。

4273チバQ:2021/12/27(月) 19:15:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211227X134.html
「徳島・高知」に現職中西氏=自民県連
2021/12/27 17:21時事通信

 自民党徳島、高知両県連は27日、来夏の参院選の合区「徳島・高知」選挙区に、徳島県連が推す現職の中西祐介氏(42)を擁立することで合意した。高知県連が推す新人で高知県議の梶原大介氏(48)は、比例代表での公認を求める。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211227X120.html
参院合区に現職青木氏=自民島根県連
2021/12/27 16:14時事通信

 自民党島根県連は27日、選挙対策委員会を開き、来夏の参院選の合区「鳥取・島根」選挙区に、現職の青木一彦氏(60)を擁立する方針を決めた。今後、鳥取県連と調整する。

4274チバQ:2021/12/27(月) 19:17:12
https://news.goo.ne.jp/article/nagasaki/region/nagasaki-20211227094231.html長崎この1年2021<5完> 衆院選 自民苦戦、立民勝ち切れず
2021/12/27 10:00長崎新聞

長崎この1年2021<5完> 衆院選 自民苦戦、立民勝ち切れず

長崎新聞

(長崎新聞)

 23日夕、長崎市中心部の自民党県連の事務所に初村滝一郎氏(42)の姿があった。10月の衆院選長崎1区に同党新人として立候補。2期目を目指した国民民主党の西岡秀子氏(57)に3万票以上の差で敗れた。
 この日、初村氏は次の衆院選に挑むのかどうか、1区内の県議らと意見交換した。だが出席者によると、初村氏は「いずれ決断したい」と述べるにとどめたという。
 安倍晋三元首相の政策秘書を務めた経歴から、「西岡党」と呼ばれる強固な後援会組織を持つ西岡氏との対決は、全国でも有数の注目選挙区だった。自民は著名な国会議員を次々と投入。安倍氏も初村氏と街頭に立ったが、両党の関係者は「ここが分岐点だった」と口をそろえる。国民側は「有権者が選挙カーによく手を振ってくれるようになり明らかに反応が変わった」と言い、自民側からは「(森友、加計学園などの問題がくすぶる)安倍氏を前面に出したのは失敗だった」との声が漏れる。
 自民は4区、3区でも現職が大苦戦。4区は閣僚時の失言などから公認争いでもめた北村誠吾氏(74)が、その余波を引きずりながら選挙戦に突入。国会議員、首長、県議らがフル回転し、391票差の「薄氷の勝利」で8選を果たした。3区は谷川弥一氏(80)が7選を飾ったものの、高齢批判を浴び猛烈な追い上げに遭った。北村、谷川両氏は「今回が最後」と明言。後任が誰になるのか注目される。
 一方、立憲民主党の新人2人が善戦し、4区の末次精一氏(59)と3区の山田勝彦氏(42)はいずれも比例復活で初当選。共産党を含め野党共闘が一定機能した形となった。だが支援労組からは「勝ち切れなかったことは反省しなければならない」と厳しい指摘が飛ぶ。
 次の衆院選では県内4選挙区が3選挙区に減る可能性がある。国の審議会は2020年の国勢調査に基づき、衆院小選挙区定数の「10増10減」を反映した新たな区割り案策定に向け作業を進めている。本県の1減も含まれており、県内の政界関係者らは▽長崎▽佐世保▽諫早・大村-をそれぞれ中心とする3選挙区に分かれると見ている。だが現在、諫早は2区、大村は3区で、両選挙区に現職を抱える自民では今後、公認争いが起きる可能性もある。

  =おわり=

4275チバQ:2021/12/27(月) 19:18:09
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-391478.html<ながの回顧2021> (6)揺れる野党共闘
2021/12/27 05:00中日新聞Web

<ながの回顧2021> (6)揺れる野党共闘

立民県連の常任幹事会で衆院選の振り返りと来夏の参院選に向けて話し合う県連幹部ら=5日、長野市で

(中日新聞Web)

 「一寸先は闇。まさにその通りの一年だった」。五日、長野市内で開かれた県連常任幹事会。立憲民主県連代表の篠原孝衆院議員は冒頭、沈痛な面持ちで二〇二一年を総括した。定着してきたとみられた「野党共闘」が今年、二回の国政選挙で大きく揺さぶられた。

 発端は、立民県連選対委員長の羽田雄一郎元国土交通相が新型コロナウイルスで急逝したことに伴う四月の参院長野選挙区補欠選挙だ。自民側はいち早く一九年参院選で羽田さんに敗れた小松裕前衆院議員の擁立を決め、これに遅れて羽田さんの後援会「千曲会」は羽田さんの後継に実弟の次郎さんを擁立。野党統一候補の次郎さん、小松さんの事実上の一騎打ちとなった。

 他野党との調整役を担うはずだった羽田さんだけでなく、調整力に優れた元県議を相次いで亡くした県連は思わぬ困難に直面する。次郎さんが共産県委員会などと結んだ政策協定に「原発ゼロ」「日米同盟の見直し」と明記されていたのを連合本部が問題視し、国民民主も推薦を「白紙化」する方針を示す事態に発展したのだ。

 共闘の危うさが露呈した形だが、次郎さんは小松さんを約九万票差で破り、一六、一九年の参院選に続いて野党共闘勢力が自民に三勝する結果に。篠原さんは開票翌日の会見で「政治は結果がすべて。共闘にもろさはない」とあつれきを打ち消すように強調した。

 野党共闘はもはや既定路線となり、立民県連は九月、十月の衆院選に向けて共産、社民の各県組織とともに市民団体と共通政策を掲げ、初めて五つの小選挙区で共闘を実現させた。一七年衆院選で自民候補に敗北した選挙区も旧希望や共産、社民などの票を足し合わせれば自民を上回る計算となり、野党共闘勢力に議席獲得への機運が高まった。

 対する自民は全ての小選挙区に候補者を立てたが、後手に回った政府の感染対策や与党議員らの相次ぐ不祥事が逆風となり、勢い付く野党共闘勢力に警戒感を強めた。

 だが、野党共闘勢力は五つの小選挙区で一勝四敗。共産に反発する有権者を十分に取り込めず、共闘を「野合」と批判した自民側に逆転を許した。岐路に立たされた野党共闘。野党側は来夏の参院選(改選議席一)も共闘路線を維持するとみられるが、立民を支持する連合長野からは「共闘の『風』だけで勝てるほど甘くはない」と厳しい声が上がっている。 (城石愛麻)

4276チバQ:2021/12/27(月) 21:25:57
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/789381<衆院選 公選法違反事件>連座制の適用、対象が焦点
6:10
選挙運動の報酬として金銭を支払ったとして、公選法違反(買収)の疑いで古川康衆院議員の選挙運動に関わった2人が逮捕された事件。このうち、選挙事務員の女は私設秘書とされる。

https://www.asahi.com/articles/ASPDV51B5PDVTTHB002.html衆院選で買収の疑い、自民・古川康氏の選挙事務員らを逮捕 佐賀
大村久2021年12月26日 15時23分

 10月31日投開票の衆院選で、特定の候補者の選挙運動をする見返りに報酬を支払うなどしたとして、佐賀県警は26日、佐賀市嘉瀬町の小林祐子容疑者(63)と同市兵庫南2丁目の映像制作会社経営、保利一誠容疑者(38)を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕し、発表した。県警は2人の認否を明らかにしていない。

 関係者によると、小林容疑者は10月の衆院選で佐賀2区に自民党公認で立候補し、比例九州ブロックで復活当選した元佐賀県知事、古川康氏(63)の選挙事務所の事務員。

 県警によると、小林容疑者は11月25日、SNSなどに投票を呼びかける内容の投稿をした選挙運動の報酬として、保利容疑者に計43万5千円を支払い、保利容疑者は受け取った疑いがある。保利容疑者の報酬が5万6千円、数人の選挙運動員に対する報酬の資金が37万9千円だったという。

 保利容疑者は今月7日、SNSなどを利用した選挙運動の見返りに複数の選挙運動員に金銭を支払う約束をしたとして、公選法違反容疑(買収の約束)で逮捕されていた。(大村久)

4277とはずがたり:2021/12/27(月) 22:42:00
衆院選、野党共闘の行方は 栃木
立憲共産社民れいわ国民2021衆院選
https://www.asahi.com/articles/ASP9C772KP9BUUHB00F.html
池田拓哉2021年9月12日 11時00分

 衆院選に向けて、市民団体「県民ネット」が栃木県内で野党勢力の結集に動いている。立憲民主、共産、国民民主、社民、新社会の各党が連携し、自民・公明両党の巨大与党と対決する構図を描く。野党は何を旗印に共闘しようとしているのか。本番までにまとまれるのか。

     ◇

 8月中旬、県民ネットは野党5党に政策協定の文書を提示した。「憲法改悪」の阻止▽格差と貧困の是正▽ジェンダーや人種などによる差別を許さないルールの確立――など7項目を盛り込んだ。

 「私たちは個々の野党のプラットフォーム。受け皿だと考えている」

 県民ネットの太田うるおう共同代表は取材にそう語った。団体の正式名称は「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める栃木県民ネットワーク」。2016年、安全保障法制を「戦争法」と呼んで批判する市民団体などが立ち上げ、現在は52団体が参加している。

 16年と19年の参院選では野党各党の橋渡し役となり、栃木選挙区で野党統一候補を生んだ。いずれも自民現職に敗れたが、共闘の実績は積み上げた。昨秋の宇都宮市長選でも野党共闘の枠組みは維持された。

 次期衆院選では、県民ネットを仲立ちとした野党共闘が全県的に広がるかどうかが焦点の一つだ。17年の前回衆院選では、2区から当時無所属で立候補した福田昭夫氏を野党各党が支える態勢ができた。共産が立候補予定者を取り下げ、福田氏の5選につながった。

 今回、1区では立憲と共産の新顔候補がそれぞれ名乗りを上げている。両党が候補者を一本化できるかに注目が集まる。立憲が候補者の擁立を唯一決めていない5区では、共産新顔が立候補を表明している。2、3、4区では野党の中で立憲のみが候補者擁立を決めている。

 太田共同代表は「野党各党は候補者調整から踏み出し、選挙戦でも連携してほしい」と期待する。しかし、衆院選を前に各党間の温度差や考えの違いも表面化している。

     ◇

 党中央組織レベルでは8日、立憲、共産、社民、れいわ新選組の野党4党の代表が、野党共闘を呼びかける市民団体「市民連合」との政策合意に調印した。自公政権に対し、野党勢力が固まった。

 これまで立憲県連の松井正一幹事長は「1区の候補者調整はやったほうが良いが、立憲と共産のそれぞれの中央組織の方針を踏まえねばならない。県レベルの調整は困難」と一本化の難しさを語っていた。

 衆院選を前に、ようやく中央で政策合意にこぎ着けた。松井氏は「これから全国規模の候補者調整が中央で進むだろう。小選挙区で各党が一緒に戦うのは難しいが、『非自民候補に投票しよう』という機運は高めたい」と話す。

 共産県委員会の小林年治委員長も1区での一本化を望むが、「無条件で候補者を降ろすことはない」と言い切る。「野党間で政権構想を共有し、ほかの選挙区での具体的な選挙協力に合意できるかが重要だ」。立憲や共産の候補者を「野党統一候補」として支える態勢づくりを条件とする考えを明確に打ち出した。

 中央の国民民主は政策合意に参加しなかった。国民県連も、県民ネットによる野党共闘の枠組みを「離脱」する。県民ネットが提示した政策協定に盛り込まれた「原発のない脱炭素社会」は、党の政策と相いれないものだった。

 国民県連の斉藤孝明代表は取材に対し、個別の政策への言及は避けながら「中央の判断に沿って政策協定に署名はしない」と答えた。連合栃木を通じて関係が深い立憲とは、できる限り連携する考えも示した。(池田拓哉)

4278とはずがたり:2021/12/27(月) 22:48:36

次期衆院選も篠田氏を公認候補へ 立憲民主党道7区総支部
12/19 19:10
全文:285文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/624959

4279チバQ:2021/12/28(火) 18:14:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/790ef37938427faa250eb767e066275f9629dc2b
立憲民主、参院選で2人公認内定 次期衆院選でも13人公認内定
12/28(火) 16:50配信

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朝日新聞デジタル
立憲民主党の泉健太代表24日午前、東京都千代田区

 立憲民主党は28日、来夏の参院選で、青森選挙区に現職の田名部匡代氏(52)、新潟選挙区に現職の森ゆうこ氏(65)の公認を内定したと発表した。また、今年4月の広島選挙区の再選挙で野党系諸派で当選した宮口治子氏が同日付で立憲に入党した。

 一方、立憲はこの日、10月の衆院選で敗れた元職10人、新顔3人の計13人の支部長選任を発表した。次期衆院選の公認内定者となる。対象者は次の通り。(敬称略)

 北海道5区=池田真紀(49)▽埼玉13区=三角創太(34)▽千葉13区=宮川伸(51)▽神奈川14区=長友克洋(50)▽東京2区=松尾明弘(46)▽同11区=阿久津幸彦(65)▽同22区=山花郁夫(54)▽新潟3区=黒岩宇洋(55)▽福井2区=斉木武志(47)▽岐阜5区=今井るる(25)▽愛知9区=岡本充功(50)▽滋賀2区=田島一成(59)▽岡山2区=津村啓介(50)

朝日新聞社

4280とはずがたり:2021/12/30(木) 11:10:14
>北海道5区=池田真紀(49)▽埼玉13区=三角創太(34)▽千葉13区=宮川伸(51)▽神奈川14区=長友克洋(50)▽東京2区=松尾明弘(46)▽同11区=阿久津幸彦(65)▽同22区=山花郁夫(54)▽新潟3区=黒岩宇洋(55)▽福井2区=斉木武志(47)▽岐阜5区=今井るる(25)▽愛知9区=岡本充功(50)▽滋賀2区=田島一成(59)▽岡山2区=津村啓介(50)
黒岩とか長友とか落選してしまったんだよな。。

立憲民主、参院選で2人公認内定 次期衆院選でも13人公認内定
12/28(火) 16:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/790ef37938427faa250eb767e066275f9629dc2b
朝日新聞デジタル

 立憲民主党は28日、来夏の参院選で、青森選挙区に現職の田名部匡代氏(52)、新潟選挙区に現職の森ゆうこ氏(65)の公認を内定したと発表した。また、今年4月の広島選挙区の再選挙で野党系諸派で当選した宮口治子氏が同日付で立憲に入党した。

 一方、立憲はこの日、10月の衆院選で敗れた元職10人、新顔3人の計13人の支部長選任を発表した。次期衆院選の公認内定者となる。対象者は次の通り。(敬称略)

 北海道5区=池田真紀(49)▽埼玉13区=三角創太(34)▽千葉13区=宮川伸(51)▽神奈川14区=長友克洋(50)▽東京2区=松尾明弘(46)▽同11区=阿久津幸彦(65)▽同22区=山花郁夫(54)▽新潟3区=黒岩宇洋(55)▽福井2区=斉木武志(47)▽岐阜5区=今井るる(25)▽愛知9区=岡本充功(50)▽滋賀2区=田島一成(59)▽岡山2区=津村啓介(50)

朝日新聞社

4281チバQ:2022/01/01(土) 13:12:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/681d3750401b00ca9bef4deb099baf31e84e4c0d
選挙区で初めて敗北した小沢一郎氏 その兆候は平成26年から
2021/12/31(金) 15:00配信
産経新聞
小沢一郎氏

10月31日投開票の衆院選は岩手県政界にとって歴史的な総選挙となった。圧倒的存在感で半世紀にわたって無敗を誇ってきた立憲民主党の小沢一郎氏(79)が初めて選挙区(岩手3区)で落選したからだ。比例復活で現役最多18度目の当選は果たしたが、実はその兆候は平成26年の歳末総選挙当時からあった。


■「私が最年少だもの」

4度目の挑戦で初めて小沢氏に勝利した自民党の藤原崇氏(38)の陣営で選対本部長を務めた平野達男元復興相は「山が動いたどころではない」と評した。元復興相は小沢氏に見いだされて政界入りし、政治のノウハウを学んだかつての師のすごさを知っていたからだ。

だが落選の道程は小沢氏が72歳で迎えた平成26年の歳末総選挙当時から兆候があった。中学時代の同級生を核に鉄の団結を誇った後援会組織の高齢化である。小沢氏の後援会連合会長の小笠原直敏さん=当時(69)=は「15ある後援会のうち、ここ1年で2人の会長が亡くなり、私が最年少だもの…」と危機感を隠さなかった。

選挙運動を秘書や家族に任せてきた小沢氏も、このときの選挙では後援会の進言を受けて選挙中盤と最終日の計3日間、選挙区入り。ほぼ30年ぶりの〝どぶ板選挙〟を展開し、1万7千票差で逃げ切ることができた。

前回の29年の総選挙は区割り変更で中選挙区時代の旧岩手2区の地盤が新たに加わり、事なきを得ることができた。

しかし、高齢化に警鐘を鳴らした小笠原さんが昨年2月に他界。23年の東日本大震災後、1年近くも地元に戻らなかったことも尾を引いた。地元・奥州市の70代の男性ですら「小沢さんはほとんど戻ってこない。大震災のときも何もしてくれなかった。もう期待できないよ」と吐き捨てた。

■「地元を歩いてきた」

対照的に「9年間、地元を歩いてきた。コツコツやってきたことで、有権者と信頼関係をつなげることになった」と勝因を分析したのが勝利した藤原氏だ。

過去3度の選挙で比例復活当選し、今回の選挙では企業集積が進む北上市と金ケ崎町を結ぶ動脈である国道4号の拡幅事業の実現などを実績としてアピール。「政権交代より世代交代」のキャッチコピーも言い得て妙だった。

この結果、藤原氏は岩手3区の7市町村のうち小沢氏の地元である奥州市を除く6市町村で勝利。前回の9万6571票に2万2千票余り上乗せする11万8734票を獲得した。前回の13万229票から2万票余り減らして10万9362票にとどまった小沢氏に歴史的な勝利を飾った。

■来夏の参院選へ

勢いに乗る自民は11月27日、野党に先んじる形で来夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に盛岡市出身の新人で女性弁護士の広瀬めぐみ氏(55)=東京在住=を擁立すると発表。野党の核である立民は敗北の責任を取って小沢氏が県連会長を同月8日付で辞任したが、歴史的敗北の余波が今も続いている。

来夏の参院選岩手選挙区の現職は今回の総選挙で立民県連選対本部長を務めた木戸口英司氏(58)。自民は平成4年以来30年ぶりの勝利を目指し、立民はその議席と小沢氏の地盤の死守を目指す。(石田征広)

4282チバQ:2022/01/01(土) 13:16:17
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASPDZ7556PDWUUHB00S.html
4年ぶりの衆院選、苦戦した県内の野党勢力
2021/12/31 10:30朝日新聞デジタル

4年ぶりの衆院選、苦戦した県内の野党勢力

拡声機を肩に提げ、「歩行遊説」をする藤岡氏=9月12日午後4時13分、栃木県小山市、平賀拓史撮影

(朝日新聞デジタル)

 4年ぶりの衆院選。栃木県内の野党勢力は5小選挙区で自民相手に1勝4敗と苦戦を強いられ、2区の福田昭夫氏(73)=立憲前職=の当選にとどまった。その中で、4度目の国政挑戦となった4区の藤岡隆雄氏(44)=立憲新顔=が善戦し、比例復活を果たした。

 10万7043票。前回より3万票以上増やした。それでも「コロナ禍で足が止まってしまった。あと3万軒回りたかった」。衆院選の2日後、藤岡氏は事務所で語った。

 国家公務員1種(現総合職)に合格し、9年間働いた金融庁官僚を辞して政界に飛び込んでから11年。渡辺喜美代表(当時)の秘書を経て、みんなの党から4区で立候補した2012年の衆院選以来、14、17年と続けて自民の佐藤勉氏に敗れた。

 出身地は愛知県。4区に地縁血縁はなかった。先輩議員から「とにかく歩け」というアドバイスを受け、戸別訪問に力を入れた。

 週3、4日、妻と長女が寝ている朝5時すぎに起きて、通勤客が行き交う小山駅前に立った。毎日、日中は農村から住宅街まで選挙区内をくまなく歩いた。「お困りごとがあればお寄せください」とあいさつした。

 回っているうちに色々なことが少しずつ分かってきた。一軒家は留守が意外と少ない。門前払いされるのは4軒に1軒ほど。自民党のポスターが貼ってあっても、丁寧なあいさつは聞いてもらえる。

 「保守王国でも、やればやるほど地元の人はわかってくれる」。地元回りを重ねるうちに、手応えも感じ始めた。

 地域が抱える課題も見えてきた。山間部ではイノシシが人より多く、荒れ果てた空き家が目立った。公立保育所の統廃合で、子育て世代が困り果てていた。「霞が関では見えない景色が見えるようになった」

 17年までに4万軒を歩いた。その年の衆院選の直前、民進党が希望の党に合流。希望から立ったが、混乱の中で敗れた。「あのときは心が折れそうになった。さすがにきつかった」

 それでも、翌日から地元回りを再開した。「もともと楽観主義なんです。やると言ったら絶対にやってみせるぞと思った」。4年間でさらに4万軒を歩いた。

 18年に立ち上がった立憲栃木県連に合流した。4回目の挑戦となった今回。「これが最後の挑戦」と心に決めていた。離合集散を続ける旧民主党勢力だが、国民民主党や国民系労組の関係者も広く陣営を下支えした。商工会議所の関係者の応援も受けた。

 野党勢力の一本化の形が整い、佐藤氏に4820票差まで迫った。比例復活で初めて議席を手にした。

 議員宿舎は借りず、小山市の自宅から国会に電車通勤している。予想以上に議員の仕事は忙しい。それでも合間に議員と交流し、刺激を受けている。同期の新人議員は4年間で約10万軒を歩き、自民幹部に競り勝っていた。「決して立憲に風が吹かない中でも勝ち抜いてきた同僚。私も見習いたい」

 「有権者は日ごろの活動を見ている。小選挙区で勝てるようにしないと政権はとれない。万年野党に甘んじるわけにはいかない」。藤岡氏の真価が問われるのはこれからだ。(平賀拓史)

4283チバQ:2022/01/01(土) 16:42:41
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-393448.html
<湖国の一年 回顧2021>(7)衆院選・自民が4回連続で全勝
2021/12/31 05:00中日新聞Web

<湖国の一年 回顧2021>(7)衆院選・自民が4回連続で全勝

自民候補者の演説会場に集まった人たち。県内の小選挙区では自民候補が全勝した=JR草津駅で

(中日新聞Web)

 新型コロナウイルス禍で人々が傷め付けられている中での四年ぶりの衆院選。県内の四選挙区を自民候補が総取りした。「悔しいけれど、完全に負けていた」。立民県連の今江政彦幹事長は「野党に追い風一つなかったし、運動量も相手が上。地力の差が出た」と負けを認めた。

 かつては「民主王国」と呼ばれた滋賀。二〇一二年以降の衆院選では三回連続で自民が全勝した。立民、国民、共産、社民の四党は「今回こそは議席奪還を」と野党共闘で臨み、1、2、4区で候補者を一本化。どこまで票を伸ばすか…。

 選挙中は消費税や所得税減税など、新型コロナ禍で苦しむ人らへの政策を強調した。出口調査の結果では、共闘候補が四野党の支持層をほぼ固めたが、無党派層や維新支持層を取り込みきれていなかった。

 「政権を取っていない政党が口で言うてるだけやと思われ、響かなかった」と今江幹事長。共産との共闘については「比例復活につながり、効果があった。ただ、連携の中身や政権のイメージ像を示せず、支持が広がらなかった」。

 対する自民。一騎打ちでの接戦を警戒し、激戦区では地方議員らが駅立ちを徹底した。選挙中は新型コロナの新規感染者が少なく、コロナ対策への向かい風は弱かった。

 自民県連の川島隆二幹事長は「ワクチン接種も進み『自民のコロナ対策は間違っていなかった』と思ってもらえた。現職として四年間の実績も評価されたと思う」と話す。有権者からは自民に「特に期待もないが、野党よりは良い」「今のままでいい」といった消極的な支持が目立った。

 その中で、期待を集めたのが維新だった。他党候補の演説会場でも、有権者から「変えてくれそう。大阪で改革の実績がある」「コロナ対策でもやる気があったし、国民への説明も分かりやすい」などの声が多く、驚かされた。

 維新県総支部の河村浩史幹事長は「大阪府が国頼みでなく、独自のコロナ対応をしたことへの評価が高かった」とする。ただ、3区に出た公認候補は当選に届かなかった。「地方議員が少ないと地盤が弱く、追い風があっても戦えない。今後は市議や県議を増やしたい」と意気込む。

 二二年は夏に参院選がある。全国的には野党共闘見直しの議論もあるが、県内野党は基本的には共闘を続ける構えを見せる。

 野党の県連幹部は「衆院選でも共闘が自公を追い詰めたのは事実」「候補者擁立を目指すが、他党との連携も生かしたい」と語る。連合滋賀の池内正博事務局長も「共産と一線を引く必要はあるが、候補者は一本化が望ましい」という。

 「候補者の擁立に努力する」という維新の出方に注目が集まる。自民現職の小鑓隆史さんが有利とみている自民県連幹部も「直前の情勢に左右される」と警戒感をにじませる。維新が独自候補を立てれば、追い風が嵐を呼ぶかもしれない。衆院選は、そう思わせる十七日間だった。 (森田真奈子)

  =終わり

 2021年衆院選 10月19日公示、31日投開票。県内では4選挙区中、3選挙区で与野党が事実上の一騎打ちとなり、いずれも自民で1区は大岡敏孝さん、2区は上野賢一郎さん、4区は小寺裕雄さんが勝利。自民、維新、共産、れいわの4候補が出た3区でも、自民の武村展英さんが当選した。1区の国民・斎藤アレックスさん、4区の立民・徳永久志さんが接戦で比例復活し、4年ぶりに非自民の衆院議員が誕生。比例代表の得票は自民35%、維新21%、立民16%だった。

4284チバQ:2022/01/01(土) 16:44:47
https://news.goo.ne.jp/article/chuplus/region/chuplus-393405.html
<回顧ぎふ2021>(6)野党系国会議員、姿消した衆院選
2021/12/31 05:00中日新聞Web

<回顧ぎふ2021>(6)野党系国会議員、姿消した衆院選

支援者にあいさつする今井雅人さん(右)。4期にわたって守ってきた議席を失った=11月1日、可児市下恵土で

(中日新聞Web)

 十月三十一日投開票の衆院選は、小選挙区全五区で自民候補が勝ち、「保守王国」の底堅さを示した。一方で野党は全敗。唯一、立民の議席があった4区を含め、比例復活も阻まれた。野党系の国会議員が姿を消したのは戦後初めてだ。来年七月に参院選が迫る中、野党側は、いまだ対立候補が決まらず、選挙に向けた戦略すら描けないでいる。

 今月四日。衆院選を総括するため、立民県連の幹部らが顔をそろえた。1、3、4、5区に出馬した全員も出席したが、終始、重い空気が漂っていた。「5区以外は、次の選挙をやるとも、やらないとも言えない」。会合後に取材に答えた県連代表の渡辺嘉山県議(64)の声は沈んでいた。

 国会で安倍政権を舌鋒(ぜっぽう)鋭く追及し、存在感を高めてきたのが4区の今井雅人さん(59)だ。四期連続で比例復活を果たしてきたが、今回は自民の金子俊平さん(43)に阻まれ、復活すらできなかった。

 「野党共闘」が旗印となった今衆院選。当初、4区は、出馬を見送った共産の票が上積みされれば、今井さんが有利になるとの見方もあった。これに対し、自民は重点区と位置づけ、大物を次々と投入。今井さんの支持者を切り崩した。

 中央で進められた共産との連携が「むしろ裏目に出た」との見方も。野党関係者の一人は「共産を嫌う今井さんの支持者が離れたのでは」と推し量った。結果的に今井さんの得票は共産が立った前回選より約千票減らした。今後について今井さんは本紙の取材に「政治活動は続けるが、熟慮する」と明言を避けた。

 一方で、初の挑戦で、自民ベテランの古屋圭司さん(69)に善戦した今井瑠々さん(25)は次期衆院選への出馬を明言した。既に街頭に立ち、地元の人たちとの交流のためにイベントなどにも積極的に参加する。

 市民と触れあう中で、瑠々さんは日々、巨大与党に立ち向かう野党の存在が重要だと感じている。「有権者が、政治への不信感や地域への閉塞(へいそく)感を抱いている。それを打破してほしいという思いが伝わってくる」

 来年七月には参院選が迫る。立民県連は、国民県連、連合岐阜とともに協力していく方針だが、現状では、候補者すら立てられない状況だ。

 国民の県連幹部は「一人区で候補者を二人出しても自民を利するだけ。共闘がベスト」と指摘。立民県連の渡辺代表も「三組織の協力がうまくいくためにも、党本部に共産との関係をはっきりさせてほしい」と望み、「信頼される党づくりをしなければ」と立て直しを誓っている。

 一方で、自民党本部は今年七月、三選を目指す渡辺猛之参院議員(53)を早くも公認し、万全の体制で選挙戦に臨む。来年二月から県議と協力して県内各地を回る予定だ。県連幹部は言う。「衆院選と参院選は別の選挙。相手候補も分からないので、気を引き締めて臨みたい」 (藤原啓嗣、長屋文太)

 =終わり

4285チバQ:2022/01/01(土) 16:45:48
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-151716.html
<2021回顧 取材メモから>衆院選 4年ぶり「政権選択」 野党共闘でジレンマ
2021/12/30 07:17東京新聞

<2021回顧 取材メモから>衆院選 4年ぶり「政権選択」 野党共闘でジレンマ

候補者の訴えに耳を傾ける有権者=千葉県内で

(東京新聞)

 十月三十一日投開票の衆院選は、四年ぶりの政権選択選挙で、自民・公明与党に対し、立憲民主党と共産党を軸とした野党共闘で挑む構図となった。千葉県内十三選挙区は自民党が九選挙区、立憲民主党が四選挙区で勝利。だが、比例を含めた総議席は自民、立民いずれも公示前から減らしており、勝者なき戦いだった。(中谷秀樹)

 自民は、千葉8区で桜田義孝元五輪相が、落下傘候補だった立民新人の本庄知史氏に敗れた。1区の門山宏哲氏、4区の木村哲也氏、9区の秋本真利氏も敗北。激戦となった10区は林幹雄氏が約二千八百票差で辛勝したが、十一月に林氏を支援した多古町の所一重町長=当時=が公選法違反で逮捕。罰金三十万円の略式命令を受け、町長を辞職する事態となった。「大変厳しい選挙ととらえていた」。所前町長は林氏へ投票を呼び掛けた理由をこう説明した。

 小選挙区で前回二〇一七年の十二勝から後退した自民は、三人が比例南関東ブロックで復活当選を果たし、解散前から一議席減に抑えた。あるベテラン自民県議は「菅政権が新型コロナ対策で批判され支持率が急落した時は、もっと悲惨な結果を覚悟した。党に対する逆風はあったが、支持を広げられなかった立民にも助けられ、よく踏ん張った」と評した。

 立民は解散前の七議席から五議席に二つ減らした。共産などとの野党共闘で、多くの選挙区で競合を回避。小選挙区で勝利した四人は、いずれも立民が自民との事実上の一騎打ちの構図を制した形だ。

 一方で、想定外の事態も起きた。新型コロナ緊急事態宣言下の不適切行動で自民前職が離党し、本命不在となった13区で、前回比例復活した立民の宮川伸氏は、比例復活を果たせず議席を失った。立民県連幹部が「小選挙区の勝利の可能性もあり、悪くても比例復活は間違いない」と期待していた6区も公示直前、前職の生方幸夫氏の北朝鮮拉致問題を巡る問題発言が発覚し、事実上の党公認取り消しで落選した。

 野党共闘の一定の成果は示したが、比例得票が、躍進した日本維新の会の陰に隠れ伸び悩むなど共闘によって失ったものも大きかった。立民県連関係者の一人は「批判はあるが、共産との候補者調整がなければもっと悪い結果になっていた」とジレンマに陥る党の現状を打ち明けた。

 戦いは来年夏の参院選に引き継がれる。自民県連の河上茂幹事長は「衆院選で九勝四敗という結果は厳しく受け止めるべきだ。この先に向けて立て直しが必要」と気を引き締める。立民県連の長浜博行代表は「党本部の代表が交代するなど激動の一年だった。県連としても新たな出発を図っていきたい」とした。今回の衆院選で躍進した維新の動向、野党共闘のあり方が、県内政局にも影響を与えそうだ。

【関連記事】<2021回顧 取材メモから>12年ぶりに新知事誕生 歴代最多得票で圧勝 「認証店制度」など独自色次々

4286チバQ:2022/01/01(土) 16:46:16
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-151714.html
<東京NEWS2021>(7)衆院選で野党共闘 8区が象徴 一定の成果
2021/12/30 07:15東京新聞

<東京NEWS2021>(7)衆院選で野党共闘 8区が象徴 一定の成果

吉田さんを応援する支持者ら=杉並区で(10月19日撮影)

(東京新聞)

 十月の衆院選では自民、公明の与党に対し、立憲民主、共産などの野党が多くの小選挙区で候補者を一本化して挑んだ。都内で野党共闘のシンボルとして注目されたのが東京8区。自民の石原伸晃元幹事長のお膝元だったが、立民新人の吉田晴美さんが石原さんに三万票以上の差をつけて初当選を果たした。

 選挙前から「政治を変えたい」という市民の思いと行動が見られた。公示前、れいわ新選組の山本太郎代表が同区からの出馬を表明したが、吉田さんの支援者が反発。SNS(会員制交流サイト)には「#吉田はるみだと思ってた」などという投稿があふれ、駅前では支持者が連日、集会を開き「勝手に決めるな」と批判した。

 結局、山本代表は出馬を撤回し、共産も新人の上保匡勇(まさたけ)さんの立候補を取り下げ、吉田さんに一本化された。選挙戦では立民と共産の都議や区議が、吉田さんの支援を訴えた。上保さんも吉田さんと街頭に立ち、野党共闘による政権交代を訴えた。

 選挙期間中、吉田さんは演説が終わると聴衆に駆け寄り、相手の目線に合わせ、話に耳を傾けた。吉田さんを支持する阿佐谷在住のシングルマザーは「駅で会うと『頑張ってる?』と声をかけてくれる。いろんな人の声を聞いて知ろうとしてくれる」と語る。

 吉田さんは六年前から、区内で活動を始めたが、取材でも「小さな集会にも参加してくれるのは吉田さんだけ」との声をよく耳にした。野党共闘に対する厳しい意見もあったが、有権者一人一人との対話を重ねたことが結実したといえるだろう。有権者の関心の高さを反映し、同区の投票率は61・03%と都内の小選挙区で最も高かった。

 自民は8区の石原伸晃さんのほかにも3区で弟の宏高さん、5区で現職閣僚の若宮健嗣万博相、19区で松本洋平さんらが野党候補に競り負け、7、8、9区は比例復活もできなかった。

 都内二十五選挙区は、自民十五勝、立民八勝。前回はそれぞれ十九勝、四勝。野党共闘は一定の成果を上げた形となった。

 自民都連幹部は「ギリギリの線は保てた」と話したが、別の都連関係者は「世代交代が進んだ。もっと負けてもおかしくなかった」と振り返った。自民が単独で絶対安定多数を確保した衆院選だが、首都の民意は全国とのずれをうかがわせた。(砂上麻子、土門哲雄)

4287チバQ:2022/01/02(日) 09:28:46
>>4281 小沢はこれに尽きる
〉23年の東日本大震災後、1年近くも地元に戻らなかったことも尾を引いた。地元・奥州市の70代の男性ですら「小沢さんはほとんど戻ってこない。大震災のときも何もしてくれなかった。もう期待できないよ」と吐き捨てた。

4288神奈川1区民:2022/01/03(月) 14:35:14
>>4287
おっしゃる通りです。
東日本大震災の時、何をしていたのか?
未だによくわからない。

オザシンは大活躍したと思い込んでいるみたい(笑)。

4289チバQ:2022/01/03(月) 18:35:16
>>4288
『べき論』は好きではありませんが、、、

副総理格復興担当大臣で辣腕をふるう『べき』だったのに、
なにもしなかった時点で、民主党政権も小沢も終わりました。

4290名無しさん:2022/01/03(月) 18:47:43
何もしなかったどころか、自民と手を組んで
党内野党化した上に倒閣運動までしてましたよ。

あれ以来、私の個人的評価は
「党を壊すことしかできない政治家」です。

4291名無しさん:2022/01/03(月) 18:54:34
震災対応を間違え、側近や家族に見放され、何の総括もしないまま脱原発を連呼して勢力を激減させ、小池百合子に相手にされず、地盤が崩れ、それでもなお国会議員の座に執着する姿は哀れだし老醜を晒してるとしか言い表せない訳で

4292チバQ:2022/01/05(水) 12:21:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/6540e4c2addcf4e2e81a2296c1673901d7373095
自民・武井俊輔議員を書類送検 車検切れの車を運転させた疑い
1/5(水) 11:25配信

毎日新聞
武井俊輔衆院議員

 所有する乗用車の車検と自動車損害賠償責任(自賠責)保険が切れたまま秘書に運転させたとして、警視庁は5日、自民党の武井俊輔衆院議員(46)=比例九州ブロック=を道路運送車両法違反(無車検)と自動車損害賠償保障法違反(無保険)の疑いで書類送検した。

 書類送検容疑は2021年6月8日午後6時半ごろ、東京都港区六本木3の交差点で、車検と自賠責保険が切れた乗用車を当時政策秘書だった男性(64)に運転させたとしている。直後にこの車が自転車と接触する当て逃げ事故を起こして発覚した。武井氏は後部座席に乗っていた。車検は同年3月、自賠責は同4月に失効していた。武井氏は容疑を認め、「車の管理をしていなかった」などと供述しているという。

 また、警視庁は5日、事故を起こして通報せずに約150メートル逃走したとして、元秘書も自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道路交通法違反(事故不申告)容疑で書類送検した。自転車に乗っていた都内に住む男性(57)は左足などに軽傷を負った。この男性らが車を追いかけて止めたという。元秘書は容疑を認め、武井氏は「事故を認識していなかった」と説明しているという。

 武井氏は昨年10月31日に投開票された衆院選で宮崎1区から出馬。小選挙区で敗れたものの比例九州ブロックで復活当選し、4選を果たした。武井氏の事務所は「所有者としての義務が欠けていたことは反省している」とコメントした。【柿崎誠、鈴木拓也】

4293名無しさん:2022/01/05(水) 20:50:11
小沢達が自民党を飛び出していなかったら政権交代は無かったけどな。
少なくとも民主党政権で大臣になれた奴は小沢に菓子折りの一つぐらいは送るべき。

4294名無しさん:2022/01/05(水) 21:12:34
>>4291
小沢含め民主党政権で閣僚やってた奴等はほとんど賞味期限切れてるけど引退しないの?
圧倒的な強さだった安住や岡田も次回はやばいかもね。もう与党にはなれない党(共産党と組んだ党)の議員応援したって地域に何のメリットも無いからな。

4295チバQ:2022/01/06(木) 21:03:57
https://news.goo.ne.jp/article/asahi_region/politics/asahi_region-ASQ156QWLQ14PTIB003.html
選挙区割り見直しへ 雲南全域・飯南は1区、出雲全域は2区へ
2022/01/06 09:30朝日新聞デジタル

選挙区割り見直しへ 雲南全域・飯南は1区、出雲全域は2区へ

衆院小選挙区の区割り案

(朝日新聞デジタル)

 衆院選小選挙区の区割りについて、雲南市全域と飯南町を島根1区に、出雲市全域を2区にする案を島根県がまとめた。実現すれば、同じ市で選挙区が異なる問題が解消される。全市町村や県内の各政党などの意見を聞き、政府の衆院選挙区画定審議会(区割り審)に提出する。

 10年に1度、国勢調査の結果に基づいて区割り改定を進める区割り審が、県に意見を求めていた。

 現行の区割りは、選挙区数が3から2に削減された2002年に決まったが、その後の市町村合併で雲南市と出雲市は2選挙区にまたがる形になっていた。

 案では、雲南市のうち現在2区の旧三刀屋町、旧掛合町、旧吉田村の区域を1区に、出雲市のうち現在1区の旧平田市区域を2区に編入。雲南市は全域が1区、出雲市は2区となり、選挙事務の負担軽減にもつながる。

 また、旧飯石郡地域の一体性を保つため、飯南町を1区に編入する。

 一方、人口でみると1区が約31万人、2区が約35万3千人。両区の人口差は約4万3千人で、現行の約2万6千人より拡大する。

 区割り審では、都道府県からの意見などを踏まえ、新たな区割り案を政府に勧告。国会で法案が成立すれば、次期衆院選から適用される見通し。(清水優志)

4297チバQ:2022/01/10(月) 20:07:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba1bf3759fdf580435549ef95f86fbe7d5d5134
永田町激震 急浮上した山口区割り案「安倍と林で棲み分け」案の全貌
1/9(日) 6:02配信

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現代ビジネス
選挙区「10増10減」で涙を飲む議員
Photo by GettyImages

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我が国の唯一の立法機関といえば、国会であることは小学生でも知っている。その分、衆議院と参議院を構成する国会議員には「順法精神」が求められるが、相次ぐ不祥事や事件はそれらを忘れさせ、国民の政治不信を増幅してきた。権力者の都合に合わせた「ルール」への不信感もしかりで、国会議員に月額100万円支給される文書通信交通滞在費(文通費)の改革先送りも失望を招いたばかりだ。議員の身分を揺るがす選挙制度改革には「ウルトラC」まで模索されているようで──。
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 民間企業で言えば給与にあたる議員歳費とは別に、毎月100万円も議員たちに支給される文通費は、10月31日投開票の総選挙で在職期間がわずか1日しかないのにもかかわらず、1カ月分が満額支給(100万円)されたことが国民に大きな衝撃を与えた。

 使途の制限がなく、「第2の給与」とも呼ばれる文通費の見直しを求める声は高まったが、昨年の臨時国会での法改正は見送られた。日割り支給に変更することに加え、民間では当たり前となっている領収書添付(使途公開)を迅速にできないのは、「自分たちの都合が良いようにルールを作っている」と言われても仕方ないだろう。相場に比べ格安の宿舎提供やJR乗車の特典など「議員特権」への国民の視線は厳しさを増している。しかし、ルールを「決める側」にその危機感はないように映る。

 こうした中、2022年に注目されているのが選挙制度改革だ。最高裁が違憲状態と判断した「1票の格差」を是正するため、2016年に成立した衆議院選挙制度改革関連法に基づく区割り見直しの「期限」をいよいよ迎える。2021年11月に発表された20年国勢調査(確定値)に基づき、政府の「衆院議員選挙区画定審議会」が「10増10減」とする区割り改定案を2022年6月までに岸田文雄首相に勧告することになっているのだ。

林芳正と安倍晋三のバッティング
林芳正氏 Photo by GettyImages

 「10増10減」とは東京都で5増、神奈川県で2増、埼玉、千葉、愛知で各1増となる──方、宮城、新潟、福島、和歌山、滋賀、岡山、広島、山口、愛媛、長崎の10県で1つずつ定数が減ることを意味する。議員の身分に直結するだけに定数が減少する県選出の議員からは悲鳴があがる。国会で決めた法律に基づく制度改革にもかかわらず、細田博之衆議院議長からは「3増3減」案が提起されるほどである。

 選挙制度に詳しい全国紙政治部記者が語る。
「議長自らが法律を覆しかねない提起をすることは問題ですが、それ以上に注目されているのが山口の選挙区が1つ減ることで、岸田派ナンバー2の林芳正外相と安倍晋三元首相の選挙区がバッティングするのではないかということです。もし、そうなれば公認争いが勃発して政局に発展する可能性もあります」

 現在、4つの小選挙区にわかれる山口は「自民党王国」として知られ、1区は高村正彦元外相の長男である正大財務政務官、2区は安倍元首相の実弟である岸信夫防衛相、3区は林氏、4区は安倍氏が議席を持つ。だが、「10増10減」に伴い次期衆議院選挙から3つの選挙区に改定されることになれば、このうち1人が「排除」される形になるのだ。

 宰相を目指すため、昨年10月の総選挙で参議院議員から「鞍替え」した林氏は河村建夫元官房長官との公認争いに勝利し、衆議院議員バッジをつけるとほぼ同時に外相に就くなど勢いがある。安倍元首相とは親の代から争ってきた「天敵」で、周辺は「仮に選挙区がバッティングすることになれば、官房長官経験者の次は首相経験者を破り、首相を目指すだけ」と鼻息は荒い。

4298チバQ:2022/01/10(月) 20:08:12
ウルトラC案で決着か
Photo by GettyImages

 公認争いになれば現職首相(自民党総裁)の派閥ナンバー2の肩書は有利との見方は強いが、安倍氏は自民党最大派閥「清和政策研究会」の領袖だ。安定的な政権運営を考慮すれば、岸田首相といえども容易に決定できる問題ではない。「脱アベ」か、それとも「子分を捨てるのか」──。政権を左右しかねない難題に直面しているといえる。

 そうした中、政府・自民党内で密かに「ウルトラC」が模索されているという。それは、高村氏の地盤である山口1区(山口市と周南市の一部、防府市)を「解体」する形での区割り見直しだ。隣接する選挙区と再編し、新たに山口を3つの選挙区に改定する案である。

 自民党関係者が声をひそめる。
「最大派閥の長と現職首相が喧嘩することだけは避けなければならないとの声は強い。山口1区をバラして隣接区にくっつける形に改定すれば、元々の隣接区の当選者は当然有利になります。元々、山口は安倍兄弟と林家が強い土地なので、もしそうなれば高村氏が比例単独候補として泥をかぶる形になることも考えられます」

 10月の総選挙では、県副知事や山口市の幹部職員が立候補者の後援会に勧誘した疑いで書類送検されるなど、政争が激しいことで知られる山口県。来年夏の参院選で勝利すれば長期政権への道も見える岸田首相はどのようなジャッジを下すことになるのか。その「究極の選択」は半年後に迫っている。

小倉 健一(イトモス研究所所長)

4299チバQチバ:2022/01/15(土) 09:41:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-_west_west_affairs_MOILSZJMIRPRJPE43WCAXVZEGM.html
維新・前川議員を書類送検 衆院選で事前運動疑い 奈良県警、本人「準備行為」と否定
2022/01/14 17:43産経新聞

維新・前川議員を書類送検 衆院選で事前運動疑い 奈良県警、本人「準備行為」と否定

奈良県警本部=奈良市

(産経新聞)

 昨年10月の衆院選で、公示前に投票を呼びかける文書を有権者に郵送したとして、奈良県警は14日、公選法違反(事前運動、法定外文書頒布)の疑いで、日本維新の会の前川清成衆院議員(59)=比例近畿=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 書類送検容疑は昨年10月19日の衆院選公示前に、選挙はがきなどが入った封書を、選挙区内に住む出身大学の卒業生数十人に郵送し、投票を呼びかけたとしている。

 選挙はがきには「選挙区は『前川きよしげ』とお書きください」と記載され、メッセージの記入例として「前川さんへぜひ一票をお願いします」と書かれていた。宛名は空欄で、知人の名前や住所を記入して返信するよう求める文書が同封されていた。

 公示前でも、支援者らに選挙はがきの宛名書きを依頼することは立候補の準備行為として認められるが、県警は、支援者以外の不特定多数に郵送されているとし、宛名書きの依頼を名目に投票を呼びかける事前運動にあたると判断した。

 一方、前川氏は14日に報道陣の取材に応じ、「投票の依頼ではなく、選挙はがき作成のお願いで、選挙運動ではなく、準備行為だ。公選法に抵触するところはなく、捜査の違法性、不当性を訴えて戦っていく」と反論した。

 前川氏は平成16年の参院選奈良選挙区に旧民主党公認で初当選。参院議員を2期務め、内閣府副大臣などを歴任した。維新から立候補した昨年の衆院選奈良1区の選挙区では敗れたが、比例近畿で復活当選した。

4300チバQ:2022/01/18(火) 08:49:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e397aff2091536d05b55f8529cb93d7cc9c98974
林芳正氏と安倍晋三氏の対立 地元下関ではタクシーや料亭も両陣営に色分け
1/18(火) 7:15配信

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NEWSポストセブン
安倍晋三・元首相という大きな壁が…(時事通信フォト)

 政界でポスト岸田の最有力候補に急浮上しているのが林芳正・外相だ。本誌・週刊ポスト2022年1月1・7日号の「ポスト岸田に推せる政治家ランキング」では茂木敏充・自民党幹事長に僅差の2位、月刊文藝春秋(2月号)の「次の総理候補ランキング」ではトップと、政治評論家や記者のアンケートで高い評価を受けている。

【写真】ポスト岸田の有力候補に急浮上の林芳正・外相。他、父・義郎氏も

 政界では早くから「宏池会のプリンス」と見られていたが、政治キャリアに比べて総裁候補としては“遅咲き”だった。同じ下関市を地盤とするライバルの安倍晋三・元首相という大きな壁が立ち塞がっていたからだ。

「林のタクシーには乗れん」
 林家と安倍家は3代にわたって地元で政治的ライバル関係にある。

 戦前は衆院山口選挙区(全県区)で林氏の祖父・佳介氏と安倍氏の祖父・寛氏が争い、戦後は林氏の父・義郎氏が安倍氏の父・晋太郎氏と旧山口一区(中選挙区)で激しくぶつかり、大票田の下関市では林系と安倍系に市を二分する戦いが演じられた。安倍陣営の選挙スタッフを務めた人物が語る。

「下関は料亭や喫茶店、理髪店、タクシーまで両陣営に色分けされていた。駅前のタクシー乗り場で安倍事務所の秘書と待っているとき、タクシーが来たのに乗らない。『林のところのタクシーには乗れん』と言う。

 10年ほど前に地元で安倍晋三さんのパーティーがあった日には、駅近くに理髪店が2店あるのに、片方だけ行列ができていた。パーティーに出る人たちが安倍系の理髪店に並んでいて、空いているほうは林系の店だった。『政治談義をしてうっかり情報が漏れたら困る』というわけです。

 利用する喫茶店や料亭まで別の店で、安倍陣営の会合があるときは女将が気を利かせて林陣営のお客さんは入れないほど徹底していた」

 下関市長選でも林系と安倍系の候補が争い、県議や市議も両派に分かれている。安倍晋太郎氏直系の山口県議だった古賀敬章・元民主党代議士が両家の因縁をこう語る。

「安倍・岸家は総理を輩出した家系で全国では知られているが、もともとは山口では林家のほうが格式は上。林家は大津屋という醤油製造業から始まり、高祖父は貴族院議員、芳正さんの母は県内トップクラスの企業・宇部興産の創業者の孫でもある。それに対して晋三さんの祖父・寛さんは大津郡日置村の出身で、下関に地盤があったわけではない」

 両家の選挙戦のやり方も違ったという。

「安倍陣営は林家の地盤を切り崩すために選挙になると強引なこともやっていた。たとえば“放送局”という方法。秘書が後援会の婦人部隊に林陣営のネガティブ情報を吹き込んで流させる。

 一方の林家は地元で事業をしているから、関連企業の組織力があるかわりに、あまり強引なことをやると評判が下がって商売に影響が出るからやり返せない。忸怩たる思いだったでしょう。『選挙の恨みは三代まで』と言われるが、芳正さんも子供の頃からそういうことを見て育ったから複雑な思いがあるのでは」(同前)

※週刊ポスト2022年1月28日号

4301チバQ:2022/01/22(土) 13:20:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c6425a35425288b12b11146ed932bd286564ba9]衆院区割り 長崎県が意見書 1区長崎、2区諫早・大村、3区佐世保が中心
1/22(土) 10:30配信

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長崎新聞
現在の衆院選挙区

 衆院小選挙区定数「10増10減」を反映した新たな区割り案作成で長崎県の定数が「4」から「3」に1減となることについて、県は21日、新1区は長崎市、新2区は諫早・大村両市、新3区は佐世保市が、それぞれ中心となる選挙区とするよう総務省に意見書を提出した。長崎、佐世保両市の選挙区の分割状態を解消することも求めた。
 区割り案を作成する衆院選挙区画定審議会(区割り審)が先月、県に質問を通知。現行4選挙区のうち人口最少の3区(大村市、離島など)を分割し、隣接する2区(諫早市、島原半島など)や4区(佐世保市など)への編入などが考えられるとした。県は本県関係の国会議員、21市町長、県議らに意見照会し、回答をまとめた。
 県は3選挙区への再編では人口の均衡を目指すべきと主張。政治活動の地理的範囲などに極端な差が生じないよう求めた。離島は国策上重要な役割を担っているとし、住民の声の国政反映、本土地域との経済、生活、交通の関連性などを総合的に考慮するべきとした。
 現在、長崎市は大部分が1区だが、旧西彼琴海、外海両町は2区に属する。佐世保市も南部だけが3区。県によると、両市から「投開票事務が2選挙区分になり負担が大きい」「1自治体内で選挙区が分かれているのは紛らわしい」などとして分割解消を求められたという。
 また東彼杵、波佐見、川棚の東彼3町についても従来の広域行政の枠組み、生活、経済圏などを判断材料にするよう求める意見があったとしている。
 今回の区割り改定は人口比を正確に反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」を採用。県は「地方の声を確実に国政に届けるためにも人口の増減だけで国会議員の数を決めるのではなく、地方の議員数が一定確保される仕組みが望まれる」と意見を付けた。
 今後、区割り審が改定案を作成し、首相に勧告。政府は新たな区割りを反映した公選法改正案を国会に提出する。

4302名無しさん:2022/01/22(土) 21:42:19
青山雅幸前衆院議員
https://twitter.com/my_fc1/status/1482900327590338564

日本維新の会静岡県1区支部長を辞任したい旨お伝えし党幹部のご了承を得た。維新の会には前衆議院時代活躍の場を与えて頂き心より感謝。

4303岡山1区民:2022/01/26(水) 16:23:08
https://cdp-japan.jp/news/20220125_2915
第50回衆議院議員選挙における小選挙区総支部長の選任について提案があり、承認されました。

北海道6区 西川将人 (新人・53歳)

青森1区 升田 世喜男 (元職1期・64歳)

東京 14区 木村剛司(元職1期・50歳)

愛知 5区 西川厚志(新人・52歳)

島根 1区 亀井 亜紀子(元職1期・56歳)

愛媛 1区 友近 聡朗(新人・46歳)

4304チバQ:2022/01/26(水) 20:19:34
https://www.sankei.com/article/20220125-SEQ444PRMZL3HAWQA5E7S5GZY4/
立民、蓮舫氏ら4人公認 参院選、高見知佳氏推薦
2022/1/25 19:32
政治
政局
選挙

反応




立憲民主党は25日の常任幹事会で、夏の参院選選挙区候補について、蓮舫元行政刷新担当相ら現職4人の公認を決定した。愛媛選挙区に無所属で立候補する意向を表明したタレントの高見知佳氏の推薦も決めた。

次期衆院選の公認予定者となる選挙区の総支部長6人も選任した。決定事項は次の通り。(新は新人、元は元職。表記なしは現職。敬称略)

【参院公認】北海道 徳永エリ▽岩手 木戸口英司▽東京 蓮舫▽山梨 宮沢由佳

【参院推薦】愛媛 高見知佳(新)

【衆院総支部長】北海道6区 西川将人(新)▽青森1区 升田世喜男(元)▽東京14区 木村剛司(元)▽愛知5区 西川厚志(新)▽島根1区 亀井亜紀子(元)▽愛媛1区 友近聡朗(新)

4305チバQ:2022/01/28(金) 21:02:54
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-156974.html
松本純氏の復党を了承 自民党神奈川県連 衆院1区支部長の人事は「まっさら」
2022/01/28 19:31東京新聞

松本純氏の復党を了承 自民党神奈川県連 衆院1区支部長の人事は「まっさら」

松本純氏

(東京新聞)

 自民党神奈川県連は28日開いた総務会で、新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れたとして昨年2月に離党した松本純・元国家公安委員長(71)=神奈川1区=の復党を了承した。同日付。土井隆典県連幹事長によると、松本氏は一般党員の立場にとどまり、次期衆院選公認候補者の前提となる神奈川1区支部長の人事は「まっさらな状態だ」と強調した。

 松本氏は昨年10月の衆院選を「みそぎの選挙」と位置付け、無所属で立候補し、落選していた。同11月に党本部が復党を認めたが、県連が抗議し、手続きを保留していた。1区の地方議員などから復党の要望があれば県連で検討することになり、今月4日に松本氏本人と後援会などから県連に復党願が出ていた。(志村彰太)

4306チバQ:2022/01/28(金) 21:07:22
https://news.goo.ne.jp/article/hbc/region/hbc-3eaa3b6a11e289bd7cc3e6ae13d11fae.html
自民党の北海道7区支部に不正寄付の疑い…国の公共事業受注の会社会長、書類送検 北海道釧路市
2022/01/28 12:04HBC北海道放送ニュース

自民党の北海道7区支部に不正寄付の疑い…国の公共事業受注の会社会長、書類送検 北海道釧路市

自民党の北海道7区支部に不正寄付の疑い…国の公共事業受注の会社会長、書類送検 北海道釧路市

(HBC北海道放送ニュース)

 去年の衆院選で、自民党の北海道7区支部に不正な寄付をしたとして、釧路市の会社会長が書類送検されていたことがわかりました。

 関係者によりますと、釧路市の70代の会社会長は去年9月、会社が国の公共事業を受注していたにも関わらず、自民党北海道7区支部に現金15万円を寄付した公職選挙法違反の疑いが持たれています。
 公職選挙法では、衆院選で国の工事を受注している企業が寄付をすることを禁止していて、自民党北海道7区支部は去年11月に全額返金したということです。
 支部長を務める伊東良孝衆議院議員の事務所は「国の事業を受注しているとは認識していなかった」とコメントしています。

4307チバQ:2022/02/08(火) 21:39:21
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-821760.html
和歌山で二階氏の後継を巡り“抗争”の火種が 攻勢の世耕参院幹事長、鞍替えを狙う鶴保庸介氏
2022/02/07 05:56デイリー新潮

和歌山で二階氏の後継を巡り“抗争”の火種が 攻勢の世耕参院幹事長、鞍替えを狙う鶴保庸介氏

まだまだ隠居はできないか

(デイリー新潮)

 昨年10月の岸田政権誕生により、すっかり権力の座を追われた格好の二階俊博元自民党幹事長(82)。表舞台でその姿を目にする機会はめっきり減ったが、お膝元の和歌山県では、二階氏の後継を巡って新たな計画が動きだしたという。

 二階氏の地元・衆院和歌山3区といえば、世耕弘成参院幹事長がたびたびそこへの鞍替えを画策してきた、因縁の選挙区である。

 自民党関係者によれば、

「世耕氏は、昨年10月の衆院選前に『衆議院議員候補』と書かれた選挙カーまで用意。二階氏が引退表明をすればいつでも攻め入る構えを見せていました」

 二階氏の後継は公設秘書を務める三男・伸康氏との見方が大勢だが、無所属となってでも闘う姿勢を見せる世耕氏が相手では勝ち目はなし。一部では、和歌山3区を世耕氏に明け渡し、三男を世耕氏の後釜の参院候補に据えるという“無血開城案”も囁かれていた。ところが、

「なりふり構わぬ世耕氏の攻勢に二階氏は激怒。世耕氏との選挙区の交換は現状では考えにくい」

新計画のカギを握る人物は
 そこで持ち上がったのが、“ウルトラC”の新計画。鍵を握るのは、和歌山1区で5期連続当選を誇る、国民民主党の岸本周平衆院議員だという。

「自民党県連は、年末までに行われる県知事選に、岸本氏を担ぎ出そうとしているのです。現職知事は、安倍晋三元総理の経済ブレーンだった本田悦朗氏を勝手に副知事に据えようとするなど議会との軋轢が絶えず、県連は次なる候補を探していた。岸本氏は保守系の政治家ですし、実は4年前の知事選でも自民党は彼に出馬を打診した経緯があるんです」

 ウルトラCなのは、知事選の“その後”で、

「岸本氏の知事選出馬により1区では衆院補選が行われる。ただ、縁もゆかりもない1区で新人の三男が当選するのは難しい。そこで、二階派で和歌山県選出の鶴保庸介参院議員が、まず1区に鞍替え出馬する。そうすれば、鶴保氏が転出した後の参院補選で、二階氏の目の黒いうちに三男を擁立できるというわけです」

大きな壁とは
 じつに鮮やかな“玉突き人事”。しかも、

「この計画の中心には、かねて衆院鞍替えを望んできた鶴保氏自身も関わっている。二階氏了解の上、岸本氏からは“自・公の推薦が得られるなら”と前向きな感触が得られているそう」

 もっとも、この計画には大きな壁が立ちはだかる。

「“減区”ですよ。和歌山は次の衆院選から定数が3から2に減らされる見通し。鶴保氏が補選で衆院1区に転じたとしても、その次の衆院選では2区の石田真敏元総務相と選挙区を取り合うことになります。石田氏はそれを見越したように、この1月、総裁派閥の岸田派に入会。鶴保氏と仲がよくない世耕氏が石田氏を支持すれば、派閥を巻き込む大抗争になる」

 さらに、二階家そのものにも問題が。

「地元の二階事務所を統率しているのは二階氏でも三男でもなく、長男の俊樹氏。俊樹氏は二階氏が生みの親となった現職知事を切って岸本氏を擁立することにも、三男が選挙に出ることにも反対の立場なのです」

 超高難度の皮算用。ホントに上手くいくかしら?

「週刊新潮」2022年2月3日号 掲載

4308チバQ:2022/02/08(火) 21:52:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8add8fcd562432b4c85113de1f3c930085baa631
くら替え出馬の布石?二階氏と世耕氏、神経戦の様相
2/4(金) 10:26配信

西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
国会議事堂

 和歌山県を地盤とする自民党の二階俊博元幹事長と、党内の有望株とされる世耕弘成参院幹事長の両氏が、次期衆院選を見据えて神経戦の様相だ。参院和歌山選挙区から衆院小選挙区へのくら替えをほのめかす世耕氏に対し、二階氏は地元の和歌山3区を死守する構え。和歌山県が、衆院小選挙区の「10増10減」で選挙区が1減する対象となっている事情が背景にある。


 「衆院で挑戦するチャンスを何とかつかみたい」。世耕氏のこんな発言を載せた年明けの産経新聞のインタビュー記事は、永田町の耳目を引いた。1月11日の記者会見で質問されると、歴代首相に参議院出身者がいない事実を踏まえ「国会議員である以上はトップを目指すべきだと一般論を述べた」と弁明したものの、自民内では額面通り受け取る向きは少ない。


 安倍晋三元首相が率いる最大派閥に所属し、最側近の一人である世耕氏。党のメディア・広報戦略で頭角を現すと、第2次安倍政権で経済産業相を任されるなど要職を歴任してきた。キングメーカーとして存在感を増しつつある安倍氏の威光も背に、次の衆院選のくら替え出馬に向けた布石を打ち始めたとみられている。衆院選挙区画定審議会が区割り案の議論を始めた「10増10減」では、和歌山県の小選挙区定数は3から2に減るため、党内調整を有利に運ぶ「先手の情報発信」というわけだ。世耕氏は「10増10減」に理解を示すのと同時に、衆院議員定数の増加も選択肢とも話しており、これも「くら替えを視野に入れた動き」との臆測を招いた。

 一方、二階氏は5年を超える歴代最長の幹事長として権勢を振るった。次期衆院選では地盤を息子に譲ると目されているが、世耕氏の動向と「10増10減」によってその存立が脅かされる事態に危機感を募らせている。

 1月19日のBS11の番組では、語気を強めて「和歌山が好んで人口が少なくなっているわけではない。そこに対する反省と、以後、どういう対応をするということには全然なっていない」。地方の声を国政に反映させるとの観点から、和歌山県の1減に批判を加えた。二階氏の周辺は、世耕氏を「言語道断で、党に大きな貢献をしてきた重鎮に対して失礼だ」とけん制する。

(大坪拓也)

4309チバQ:2022/02/10(木) 23:10:57
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220210X616.html
新潟県議を刑事告発=自民・泉田氏
2022/02/10 17:33時事通信

 自民党の泉田裕彦衆院議員=比例代表北陸信越ブロック=は10日、昨年の衆院選の際に星野伊佐夫新潟県議(同党離党)から裏金を要求されたと主張している問題で、同氏を公職選挙法違反容疑で県警に刑事告発したと発表した。

 泉田氏は「星野氏から反省の弁の表明もない。本件を曖昧なまま見過ごせば、カネで票を買うことを是認することにもなりかねない」とするコメントを発表した。

 星野氏は裏金要求について否定している。 

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/25053
泉田氏、星野県議を刑事告発
「裏金」要求問題、「買収資金の交付要求行為」と主張
2022/2/10 18:01
(最終更新: 2022/2/10 21:00)
「裏金」要求問題を巡り、星野伊佐夫県議(右)を刑事告発した泉田裕彦・衆院議員

 自民党の泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越)が昨年の衆院選で、星野伊佐夫・新潟県議(長岡市・三島)から「裏金を要求された」と主張している問題で、泉田氏は10日、公選法違反の疑いで星野氏を新潟県警に刑事告発した。買収資金の交付要求行為に当たるとしている。県警は告発状を受理した。

 泉田氏の代理人の郷原信郎弁護士によると、告発状では星野氏が昨年9月、泉田氏に「とにかく必要経費を早くまこう。2千万や3千万なんかもったいながったら、人生終わるよ」などと発言したとし、この言動が買収目的で資金を要求したものだと指摘した。

 この問題では両者の主張が食い違っており、泉田氏は自民新潟5区支部として昨年12月、郷原氏に調査を依頼した。泉田氏は「本件を曖昧なまま見過ごせば、カネで票を買うということを是認することにもなりかねない」とのコメントを発表した。

 星野氏は新潟日報社の取材に「事実無根で、全面的に否定する」と話した。県警の捜査には全面的に協力する考えを示した。

4310チバQ:2022/02/13(日) 18:52:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf8c3334a25e8b1f2a6f6a3bb877c3f12ce03a7
衆院10増10減、自民内でさや当て 「腹立たしい」反対派には重鎮も…推進派は粛々
2/13(日) 9:51配信

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西日本新聞
自民党本部=東京都千代田区永田町

 「1票の格差」是正のため、次期衆院選からの適用が見込まれる衆院小選挙区の「10増10減」を巡り、自民党内で議論がかまびすしくなってきた。導入に反対する有志議員らは、代わりに衆院選挙制度の抜本的な見直しを求め、活動を開始。一方、党選挙制度調査会の逢沢一郎会長らは粛々と「10増10減」を進めるべきだとの立場を譲らない。他党も巻き込んだその賛否が、今国会の焦点に浮上しつつある。

【図解】10増10減による衆院の定数配分

 反対有志の呼び掛け人には、石田真敏元総務相や加藤勝信前官房長官をはじめ自民の衆院議員36人が名を連ね、賛同者を募っている。両氏はそれぞれ、「10減」の対象県となる和歌山、岡山が地盤。同様に、今後さらなる人口減が見込まれる地方選出の議員が加わって勢いを増す展開もあり得る。

 「10増10減」は、自民が2016年に公明党とともに議員立法で提出、成立させた衆院選挙制度改革関連法に基づき、人口比をより反映しやすくした新たな議席配分方法「アダムズ方式」を初めて適用した。昨年11月末に公表された20年国勢調査の確定値に伴い、増減対象となる15都県が決まって以降、にわかに「地方軽視」との党内の不満や異論が表面化。激変緩和措置としての「3増3減」案も取り沙汰されている。

 「10減」対象県を地盤とし、自民内の候補者調整に直面する反対派には、重鎮も含まれる。石田氏と同じ和歌山県選出の二階俊博元幹事長は1月、地元のラジオ番組で「腹立たしい。こんなことが許されるのか」と気炎を上げた。議席定数が4から3に減る見込みの山口県には、安倍晋三元首相や林芳正外相、岸信夫防衛相らがひしめき合う。党関係者は「一つ差配を誤れば、政局につながりかねない。非常に悩ましい」と気をもむ。

 不穏な党内情勢を看過できないとして、「10増10減」推進派で16年当時、関連法の提出者だった逢沢氏ら調査会の幹部は今月4日、非公式に会合を持って対応を協議。近く党幹部と面会し、「関連法を尊重すべきだ」との見解を伝えることを申し合わせた。

 もっとも、首相の諮問機関である「衆院選挙区画定審議会」は「10増10減」の具体的な区割り改定作業を進めており、6月25日までに岸田文雄首相に答申する方針。首相は、昨年末の記者会見で「政府の立場から言うと、現行の法律をしっかりと履行しなければならない」と述べている。友党・公明党も「粛々と進めていただくしかない」(北側一雄副代表)、「自分たちで決めたことを覆すようなら、ご都合主義でしかない。参院選にもマイナスだ」(別の公明幹部)と、自民側に強くくぎを刺す。

 (河合仁志、大坪拓也)

西日本新聞社

4311チバQ:2022/02/13(日) 19:28:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b892459600fd8f204c3e15ead06a3f937290a9f
2021年衆院選で…公選法違反の罪で鳥取県議会議員を在宅起訴 立民・湯原俊二氏の選対本部長
2/10(木) 19:21配信

BSS山陰放送
(写真:BSS)

2021年10月の衆院選で、法定外の方法で有権者に集会参加を呼び掛ける文書を送ったとして、鳥取地方検察庁米子支部は10日、福間裕隆鳥取県議を、公選法違反の罪で在宅起訴しました。

起訴状などによると、福間県議は、先の衆院選で比例復活当選した、立憲民主党の湯原俊二氏の陣営の選対本部長として、支援者らに湯原さんへの支持を訴える法定外の文書を郵送したなどとしています。

福間裕隆 鳥取県議
「法に触れるという指摘を受けたわけですから、そのことに対しては誠に申し訳ないという思いでいっぱいです」

福間県議は進退について、裁判の判決を待って決めたいとしています。

4312チバQ:2022/02/17(木) 19:15:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_F7LINV3GNBOHVFG2OYVDZGBOMY.html衆院選挙制度 自民「過半数」、抜本見直し賛同 近く申し入れへ
2022/02/17 18:57産経新聞

衆院選挙制度 自民「過半数」、抜本見直し賛同 近く申し入れへ

石田真敏氏(山田淳史撮影)

(産経新聞)

現行の衆院選挙制度の抜本見直しに向けた議論の必要性を訴える自民党有志の動きに、同党所属衆院議員(264人)の過半数が賛同していることが17日、分かった。複数の有志議員が明らかにした。賛同者はさらに増えるとみられる。有志らは、週明け以降、党執行部に賛同者数を伝え、党内議論の早期開始を申し入れる方向だ。

有志は、石田真敏元総務相や加藤勝信前官房長官、坂本哲志前地方創生担当相らが中心。36人の連名による「趣意書」をまとめ、2月から党所属衆院議員に、選挙制度の抜本見直しに向けた党内議論の早期開始への賛同を呼びかけた。

複数の関係者によると、呼びかけ人36人を含む全体の賛同者は早くから目標の100人を大きく上回っていたが、17日までに「党所属衆院議員の半数を超えた」(有志の一人)。立場上、署名できないものの、賛同の意を伝えてきた閣僚もいるという。

有志らの活動の背景には、衆院選挙区の「一票の格差」是正のための新たな定数配分に対する懸念がある。平成28年成立の衆院選挙制度改革関連法で決まった「アダムズ方式」に基づく新定数配分は、東京など大都市圏で定数が計10増え、福島、宮城両県を含む10県で各1減る「10増10減」となる。このため、「地方軽視との批判、東日本大震災の被災地域への配慮を求める声」(趣意書)があり、一部の地方議会は見直しを求める意見書を採択している。

有志らは、1月に一部野党が衆院選挙制度の抜本見直しに向けた与野党協議会の設置を求めたことを踏まえ、党内でも議論を始めるべきだとしている。ただ、アダムズ方式導入は、自民、公明両党が国会に提出した議員立法で決まった経緯があるため自民選挙制度調査会(逢沢一郎会長)は見直しに否定的だ。

4313とはずがたり:2022/02/24(木) 21:26:18
そろそろ次期衆院選スレ立てますかねえ,,もう国民が後補を立てて来た。

2022.02.24-選挙
【選挙】第50回衆議院議員総選挙における公認内定予定候補者を決定
https://new-kokumin.jp/news/election/2022_0224

https://twitter.com/suiren_921/status/1496756717379596290
水恋 Suiren
@suiren_921
次期衆院選公認内定
[国民民主党]
東京14区→樽井良和 元

前の衆院選で出馬を予定していた10区でも故郷岡山でもなく14区。多分連合の推薦が出なかった立憲民主党の木村さんがいるから出したのだろうけど。

4314チバQ:2022/03/10(木) 09:08:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/a40cc22a85dbefbe04876d053cf3256bd26947d6
三反園訓氏が自民・二階派入りへ 元知事、衆院鹿児島2区選出 きょう承認、当面は無所属で活動
3/10(木) 6:50配信
南日本新聞
三反園訓氏

 衆院鹿児島2区選出の三反園訓氏(64)=無所属、1期目=が、自民党の二階俊博元幹事長率いる二階派に入会することが9日分かった。10日の同派例会で承認される見通し。当面、保守系無所属議員として活動し、いずれは自民入りを目指すとみられる。自民党の2区支部長は金子万寿夫元衆院議員(75)が務めており、次期衆院選の公認争いが注目される。


 二階派は元環境相の細野豪志氏=衆院静岡5区=らを同様に処遇し、その後の自民入りを後押しした。三反園氏を巡っては昨年秋の衆院選前から二階派入りが取り沙汰され、当選直後には自民入党を目指す考えを示していた。関係者によると、テレビ朝日記者時代から親交のある二階氏本人から要請があったという。

 三反園氏は南日本新聞の取材に、「二階氏は党国土強靱(きょうじん)化推進本部長を務めており、一緒に国道226号の4車線化に全力を尽くす。離島の物価やガソリン高の是正、サツマイモ基腐(もとぐされ)病など鹿児島の課題に、これまでと同様に向き合っていく」と述べた。

 三反園氏は自民党県連所属の複数の議員と面会を重ね自民入りを求めていたが、いずれも協力を拒んでいたという。県連の森山裕会長=衆院鹿児島4区=は「特別会員となる見通しと聞いている。(自身の森山派と異なる)他の派閥に対し、入れないでと言える立場ではない。自民入りは筋が通らないとの思いに変わりはない」と話した。

 三反園氏は鹿児島県知事を1期務めた後、昨秋の衆院選に保守系の無所属新人として立候補。選挙戦は一部の自民党員が支え、党公認の金子氏らを破り初当選した。

4315チバQ:2022/03/13(日) 23:26:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e402cc4ae1aa7a91d4ebf9fead0b71b4cf41d272
次期衆院選へ 日本維新の会 山下洸棋氏 静岡6区から1区支部長に(静岡県)
3/11(金) 19:32配信
 日本維新の会は次の衆院選で静岡1区の立候補者となる支部長について、これまで静岡6区の支部長だった山下洸棋さん(30)が就任すると発表しました。主に経済政策に取り組みたいと話す山下さんは1区での活動で党勢を拡大したいと抱負を述べています。

静岡放送(SBS)

4316チバQ:2022/03/20(日) 15:42:58
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2022032001000306.html
自民・世耕氏、首相に意欲 将来の衆院くら替え目指す
2022/03/20 11:49共同通信

自民・世耕氏、首相に意欲 将来の衆院くら替え目指す

自民党の世耕弘成参院幹事長

(共同通信)

 自民党の世耕弘成参院幹事長(和歌山選挙区)は20日放送のBSテレ東番組で、将来的に衆院にくら替えし、首相を目指す考えを示した。「政治家になった以上はチャンスがあれば国のかじ取りをするトップの立場をやってみたい」と述べた。

 1票の格差を是正する衆院小選挙区定数「10増10減」で、和歌山県の定数は3から2に減る。二階俊博元幹事長ら自民党現職が既に2人いる中でのくら替えに関し「地元とよく話をして円満な形でいければ」と語った。

 衆院の格差是正では「3増3減」も選択肢と主張した。3増3減だと和歌山は減少しない。番組は14日に収録された。

4317チバQ:2022/03/22(火) 19:21:36
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASQ3Q543LQ3QPOMB007.html
維新・前川清成衆院議員を在宅起訴 公選法違反の罪 奈良地検
2022/03/22 16:30朝日新聞

維新・前川清成衆院議員を在宅起訴 公選法違反の罪 奈良地検

日本維新の会の前川清成衆議院議員

(朝日新聞)

 奈良地検は22日、昨年10月の衆院選の公示前に自身への投票を呼びかける文書を配布したとして、日本維新の会の前川清成衆院議員(59)を公職選挙法違反の罪で在宅起訴した。

 起訴状によると、前川氏は公示前の昨年10月14日、奈良市内で「選挙区は『前川きよしげ』、比例区は『維新』とお書き下さい。」などと記載したはがきや、「例 前川さんへぜひ一票をお願いします。」などと書いた文書の入った封書を35カ所に送り、法定外選挙運動用文書を頒布するとともに、届け出前の選挙運動をしたとされる。

4318チバQ:2022/03/23(水) 19:43:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20220322k0000m040336000c.html

山口県職員の政治家への協力、25年前から 「違法と思わず」過半数
2022/03/22 22:03毎日新聞

山口県職員の政治家への協力、25年前から 「違法と思わず」過半数

山口県職員による政治家の後援会勧誘に関する調査報告書を公表した調査チームの高村七男弁護士=山口県庁で2022年3月22日午前11時23分、堀菜菜子撮影

(毎日新聞)

 2021年10月の衆院選を巡る山口県前副知事の公職選挙法違反(公務員の地位利用)事件を契機に設置された山口県の調査チームが22日、調査報告書を公表した。調査対象となった課長級以上の6割超が、上司らから衆院選候補者の後援会入会や部下への勧誘を依頼されたと答え、ほぼ全員が応じていた。衆院選に限らず選挙での同様の依頼が少なくとも25年前から県庁内で常態化していたことも分かり、公務員の政治的中立に対する意識の希薄さが浮き彫りになった。

 調査チームは、山口3区で初当選した林芳正外相(自民党)の後援会入会を部下に勧誘させたとして、小松一彦前副知事が罰金の略式命令を受けた後の21年12月末に設置。県公益通報窓口の高村七男弁護士と人事課職員6人の計7人で構成し、課長級以上の管理職321人にアンケートした。

 ◇「勤務時間内」「執務室内」が6割超え

 報告書によると、回答した305人中195人(63・9%)が、林氏の後援会かどうかに関係なく、21年の衆院選で「県職員から選挙リーフレットの配布依頼や後援会入会申込書の協力依頼を受けた」と答えた。

 このうち191人が自分や家族の名前を申込書に書いたり、部下らにリーフレットの配布や申込書への記入を依頼したりし、依頼した部下の総数は733人に上った。また、上司らから依頼されたのが「勤務時間内」「執務室内」との回答がいずれも6割を超え、県庁内で公然と勧誘が行われていたことが明らかになった。

 こうした行為が、公務員の地位利用による選挙運動を禁じた公選法に違反すると思ったかとの質問に106人(54・4%)が「思わなかった」と回答。「分からなかった」(57人)、「公選法を知らなかった」(8人)を合わせると9割近くに上り、報告書は「認識が許容しがたい程度まで希薄」と指弾した。

 さらに、政治家の後援会への勧誘などは以前から「常態化していた」「選挙によっては行われていた」との回答が合計で8割を超え、少なくとも1997年以前に始まっていたことも分かった。

 ◇「要因は自民との関係性」

 報告書は、小松前副知事が検察の調べに「県の行政運営を円滑に行う上で、自民党関係者の依頼に協力する必要があった」との趣旨の供述をしたことを踏まえ、「本件の要因は国政のみならず県政にあっても圧倒的勢力を誇っていた自民党との関係性にある」と結論。「公平・公正な立場で行動するという県としてのあるべき姿を明確にすることが必要」と指摘した。

 自民党県連の友田有幹事長は取材に「報告書の内容を知らないのでコメントできない。党は今回のことに関与していない」と話した。【堀菜菜子、平塚裕介】

4319チバQ:2022/04/23(土) 11:25:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/813ec556797136a903ecba45543aac4423c86e6e
河村建夫元官房長官の長男 自民山口県連の徹底した「河村家排除」で比例代表出馬
4/23(土) 7:15配信

NEWSポストセブン
自民党の選挙区争奪戦は過酷…(イメージ)

 選挙は遺恨や怨念を生む。「父子2代の屈辱」を晴らさんと比例代表に出馬するのが河村建夫・元官房長官の長男・建一氏(46)だ。


 二階派最高幹部だった父・建夫氏は昨年の総選挙で山口3区を林芳正・外相に奪われ、代わりに後継者の建一氏が中国ブロックから比例代表への出馬が内定していたにもかかわらず、選挙直前に突然、地盤が全くない北関東ブロックに“国替え”させられて落選した。

「山口県には安倍晋三・元首相、実弟の岸信夫・防衛相、林氏ら大物政治家がひしめいている。しかも、次の総選挙では定数削減されるから、みんなが河村家の地盤を山口から根絶やしにするために国替えで当選できないように嫌がらせされた」(二階派議員)

 それでも河村父子は諦めていない。

 参院選の比例代表候補の場合、自民党では最低でも10万票以上の得票が当選ラインとされ、地盤の山口での集票がカギを握る。建一氏は現在も山口に事務所を置き、引退した父の建夫氏も「自民党副総裁特別補佐」の肩書きで息子を支援する構えだ。

 だが、地元・山口ではその河村家になおも自民党県連(会長は岸氏)サイドから猛烈なプレッシャーがかかっている。河村後援会関係者が語る。

「地元に後援会は残っているが、自民党山口県連が比例代表候補の中で推すのは現職の阿達雅志氏ということになっていて、河村氏は県連にも入れてもらえない。河村氏を応援する地元の市議は自民党籍を剥奪されるという仕打ちを受けた」

 徹底的な“河村家排除”ぶりなのだ。建一氏に話を聞いた。

「私の党籍は山口宇部支部にあるので、岸県連会長にも、山口県連に属させてほしいとお願いにあがったのですが、幹事長預かりだとしか言われていない。何か瑕疵がある訳ではないのに、県連所属はダメだという状態になっている。安倍さん、林さん、岸さんからは何の言葉もかけられていません。私は二階派の新人なので、どうしても派閥間の競争はあるし、政治の世界では仕方がない。石にかじりついても当選してバッジをつけなければ何も打開できないと思っています」

 自民党の選挙区争奪戦はかくも非情だ。

※週刊ポスト2022年4月29日号

4320チバQ:2022/04/29(金) 00:14:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/314a7c676cc426ba612f569b4493c2acbe560bd7
濱田氏、選挙事務所費「0円」報告 昨年衆院選の熊本1区出馬 政党支部から支出、公選法違反の恐れも
4/28(木) 6:35配信

熊本日日新聞
昨年の衆院選で濱田大造氏の陣営が選挙事務所を構えたビル=熊本市中央区八王寺町

 昨年10月31日投開票の衆院選で、熊本1区に立憲民主党から出馬した元県議の濱田大造氏(51)が、熊本市に選挙事務所を構えながら、選挙運動費用収支報告書には選挙事務所費を「0円」と記載していたことが27日分かった。事務所の家賃は自身が代表を務めていた政党支部「立民県第1区総支部」の会計から支出していた。一連の行為が公職選挙法違反(虚偽記載)に当たる可能性がある。

 濱田氏によると、熊本市中央区八王寺町の国道266号(浜線バイパス)に面したビルの1階を不動産会社から賃借。昨年8月中旬に「9、10月分の家賃など」の名目で、第1区総支部から91万7400円を支払った。衆院選では、ここに濱田氏陣営の選挙事務所を置いた。総支部の賃貸物件を、濱田氏陣営が無償で使用したことになる。

 総務省管理課によると、事務所の無償貸与を受けた場合は「寄付」とみなされる。選挙運動費用収支報告書には賃料相当分の「寄付収入」を記載しなければならない。合わせて、貸主を「寄付者」として明記し、同額を支出の「選挙事務所費」に計上することが求められる。

 こうした記載がない場合は、公選法違反(虚偽記載)に該当する恐れがあるが、濱田氏は「事前に違法性はないと党本部に確認していた」と説明。現時点で、収支報告書の修正はしない考えだという。

 ただ、濱田氏は「候補者の選挙運動の収支と、政党支部の会計を分けなければならないことは知らなかった」とも述べ、手続きの不備を認めた。

 昨年の衆院選では県内四つの選挙区に計10人が出馬。このうち8人は選挙事務所費として5万〜752万円を計上。NHK党の本間明子氏は選挙事務所を置かなかった。(髙宗亮輔) ◆選挙運動費用収支報告書◆ 公職選挙法で投開票日から15日以内に選挙管理委員会へ提出することが義務付けられている。出納責任者が、選挙事務所費を含む全ての選挙運動の収入と支出を記載する。公選法は虚偽記載の罰則を「3年以下の禁錮か50万円以下の罰金」と規定。実際に虚偽記載に当たるかどうかは捜査機関が判断する。

4321チバQ:2022/04/29(金) 00:17:21
https://www.asahi.com/articles/ASQ4Q730XQ4MTLVB00V.html
政活費を使い切るため、不正を指示か 関係者が明かすも元県議は否定
有料会員記事

長妻昭明2022年4月23日 7時20分
 元熊本県議が衆院選に関する費用を県議の政務活動費(政活費)として請求していた問題で、元県議が政活費を満額受け取るために請求を指示した可能性があることが、関係者への取材で分かった。元県議は取材に指示を否定したが「(事務所が)そう考えたのかもしれない」と話している。

 元県議は濱田大造氏(51)。昨秋の衆院選熊本1区に立憲民主党公認で立候補し、落選した。立候補に伴い県議を自動失職した。

 県の手引では、政活費は選挙活動に支出できない。だが、濱田氏が昨年11月に県議会事務局に提出した県議当時の収支報告書には、衆院選向けにチラシ配りなどをしていたスタッフの8〜10月の給与計48万3千円を含めた事務所の人件費を政活費として計上していた。

 関係者によると、濱田氏の事務所では収支報告書の作成にあたり、4〜10月分の政活費を満額の計210万円請求するだけの領収書がなかった。濱田氏は事務所職員に対し、衆院選向けの活動をしていたスタッフの給与分を含めることで「満額取ればいい」などと告げた。さらに「全額。そうしたら足りる?」と話し、政活費を使い切れるかどうかを確認したという。

 濱田氏は取材に対し、政活費を満額受け取るためにスタッフの給与を全額計上することにしたかどうかについて「一切指示はしていない」と否定。一方で「(事務所が)足りないから計上しちゃえばいいという甘いところがあったのかもしれない」と答えた。

 濱田氏は今月1日、人件費の…

4322岡山1区民:2022/04/29(金) 06:12:35
そんな濱田大造氏は自身と松野明美辞職による補選に「無所属」で立候補予定

4323チバQ:2022/04/29(金) 06:43:44
岡山一区さんが貼ってくれたやつ
↑の記事読んでから、下のブログを読むと『笑える』としか言えなくなる

8010 岡山1区民 2022/04/20(水) 19:30:40
熊本1区濱田大造氏の日記より
http://www.hamada-daizo.jp/diary.html
前進
23日に立憲民主党熊本県連の常任幹事会が開催された。

3月27日に県連の党大会が開催されるのだが、そこで提出される新年度の役員名簿から矢上義雅前・衆議院議員と濱田の名前が消えていた。

お役御免、つまりクビとなったのだ。

濱田は、昨年の衆議院選挙に、党からの要請で立候補。

平野博文選対長(当時)から直々に立候補の要請を受けた経緯がある。他の県議は辞退。

昨年は衆議院選挙までの約9ヶ月間、本当に死に物狂いで頑張ったと思う。しかし結果は、落選。比例復活も叶わなかった。

昨年の10月31日に衆議院選挙は終わったのだが、党本部からは、各都道府県の衆議院の落選者の総支部は、1月末まで維持するようにとの指示が出ていた。(枝野代表が引責辞任したことによる余波として、手続き上、1月まで総支部を維持する必要があったのだ)

濱田の事務所も1月末まで維持。

結局、2月の初旬に、濱田は熊本県第1区の総支部長の再任はない、との連絡があった。つまり、次期衆議院選挙には立憲の公認では立候補できないことを意味する。

当初、落選者に対しては、事務所の維持費も含めて何らかの財政支援があるとの話であったが、それも結局なかった。党本部の指示で1月まで事務所を維持してください、との要請があったのだから、あって当然なのだが・・・

今回、常任幹事会からも外れた(外されたと言った方が正確か)。

政治の世界は非情なものだが、現在の立憲の執行部のやり方は、ひどいものだと思う。

どぶに落ちた犬を叩く。

そんな感じか。


23日、立憲民主党の常任幹事会が開催された。

会の冒頭、矢上義雅前衆議院議員(熊本4区・3期)から、衆議院の4区総支部長に再任できなかった旨の報告があった。同じく濱田からも衆議院熊本1区の総支部長再任が果たせなかった旨の報告をした。

ちなみに鹿児島1区の川内博史前衆議院議員(6期)は、惜敗率88%だったが、同じく再任されていない。

全国的にも惜敗率70%を切った候補者達は、基本的に総支部長に再任されなかった。

再任されないということは、総支部長のクビを意味し、立憲からは衆議院選挙に立候補できないことを意味する。

また、来年度の県連役員決めがあったが、矢上氏と濱田は、常任幹事会の役員からも外れた。こちらもクビということになった。

立憲民主党の熊本県連は、矢上氏と濱田で立ち上げた経緯があるが、二人そろってお役御免となった。

ともに卒業ということになった。

4324名無しさん:2022/05/16(月) 21:36:04
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220516X883.html
維新・岬氏、不適切経歴認める=「詐称」否定、厳重注意に
2022/05/16 20:16時事通信

 日本維新の会の岬麻紀衆院議員(比例代表東海ブロック)は16日、国会内で記者会見し、2019年参院選に出馬した際の選挙公報に載せた「非常勤講師」の経歴について、不適切な記述だったとの認識を示して陳謝した。その上で「常勤の講師ではないという意味で非常勤と付けた。経歴を詐称しようという気持ちは毛頭ない」と釈明した。

 会見に同席した藤田文武幹事長は口頭で厳重注意したことを明らかにした。岬氏は議員報酬1カ月分を寄付するという。

 岬氏は参院選公報に記載した経歴に虚偽の疑いがあるとして刑事告発された。会見で、亜細亜大や杏林大で過去に「講師職」を務めたが、両大に問い合わせたところ「非常勤講師に当たらない」との回答があったと説明。「認識と確認の甘さが原因だ」と認め、「有権者に深く陳謝する」と述べた。

 岬氏は19年参院選愛知選挙区で落選し、21年衆院選で初当選した。

4325名無しさん:2022/05/17(火) 11:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/badd81f9619d8885c2485e233e30c1d116f3a045
衆院議員応援の新聞広告に地元11市町が公金 愛媛4区の長谷川氏

5/11(水) 10:00配信

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朝日新聞デジタル

昨年12月の愛媛新聞に掲載された長谷川淳二衆院議員の応援広告

 愛媛県内の11市町が昨年末、地元愛媛4区選出の長谷川淳二衆院議員(自民)を応援する新聞広告に公金を支出していたことが分かった。自治体が特定の政党の議員を応援しているようにみえることから、地方公務員法で規定する政治的中立性を損なうのではないかとの懸念がある。

【画像】古い政治の壁に「なんだかなあ」 もどかしさ抱える新人議員に密着

 広告は昨年12月25日付の愛媛新聞朝刊に掲載された「長谷川淳二氏に期待します」と題した新聞広告。長谷川氏の経歴や政策、自民党のロゴとともに、4区内の11市町や業界団体が「4区 私たちは、これからも走り続ける長谷川淳二氏を応援します!!」として名前を連ねていた。長谷川氏は元総務官僚で、昨年10月の衆院選に愛媛4区から出馬し、初当選した。

 広告を出した11市町に個別に問い合わせたところ、広告料は1市町あたり3万3千円で、宇和島市と伊予市は市長交際費名目、八幡浜市、大洲市、西予市、久万高原町、内子町、伊方町、鬼北町、松野町、愛南町の9市町は広告費名目で支出していた。

 広告の意図について各市町は、「地元の声を国政に届けてもらうための応援」「過去にも同様の広告はあったし、政治的なものではない」などと説明。違法性はないとの考えを示した。

 広告を掲載した愛媛新聞経営企画部の担当者は「同様の広告はこれまでも掲載しており、社として地方公務員法に違反するとした確定判決も確認できていない」と話している。

 今回の新聞広告について、松山大法学部の遠藤泰弘教授(政治学)は「自治体の名前を出して特定の政党の議員を応援しており、行政の中立性という観点から考えるとおかしい。行政と自民党との癒着と言われても仕方ない」と話した。(藤家秀一)

4326チバQ:2022/05/19(木) 20:59:09
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220518-567-OYT1T50302.html
特定議員を「応援します!!」と全面広告、愛媛4区の全11市町が公費支出
2022/05/19 17:30読売新聞

特定議員を「応援します!!」と全面広告、愛媛4区の全11市町が公費支出

陳情書を提出する住民団体の片上共同世話人(右、愛媛県宇和島市役所で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 昨年10月の衆院選愛媛4区で初当選した長谷川淳二氏を「応援します」などと記載した同年12月25日付の愛媛新聞の全面広告に、愛媛4区内の全11市町が公費で広告を出していたことがわかった。住民団体が18日、「市町が特定の国会議員を応援する広告を出す必要はない」などとし、宇和島市に対して、公費支出の廃止を求める陳情書を提出した。ほかの10市町にも提出したという。

 広告は、愛媛新聞と広告会社が協賛の企業などを募ったという。長谷川氏の写真や経歴、自民党のシンボルマークなどとともに、「長谷川淳二氏に期待します」と掲載。愛媛4区の地図と「私たちは、これからも走り続ける長谷川淳二氏を応援します!!」との記載の下には、約50の広告枠があり、地元の建設会社や農協などとともに、11市町が名を連ねた。

 宇和島と伊予両市は市長交際費、ほかの9市町は広告費としてそれぞれ3万3000円を支出。宇和島市の担当者は「選挙で地域の代表に選ばれた国会議員であり、国に地域の声を届けてもらう立場であるので、市として応援するスタンスを確認した。選挙後なので問題はないと判断した」と説明する。

 18日、宇和島市役所を訪れたのは、住民団体「南予VOICE市民の声」共同世話人の片上照美さんと二宮美日さんで、今後同様の広告を出さないことや、経緯について回答を求める陳情書を提出した。二宮さんは「南予の常識が全国の非常識にならないよう認識を改めてほしい」と話した。市側は「確認させていただく」とした。

 長谷川氏の事務所(宇和島市)は「広告会社から掲載の話を聞き、『わかりました』と答えたが、それ以外は一切関わっておらず、詳しくはわからない」としている。

 特定の政党に所属する国会議員を応援する広告への公費支出は、市町職員の政治的中立性を求める地方公務員法などに抵触するのではないか、という指摘があることについて、愛媛新聞社の担当者は「地元選出の国会議員に期待する企業や自治体に広告の協賛をおねがいした。これまでも選挙後に議員側の了承を得て同様の広告を掲載しており、広告への公金支出が違法だとする訴訟の確定判決は確認されていない。特定の政党を応援するものではない」としている。

4327チバQ:2022/06/15(水) 19:52:09

949 :チバQ :2022/06/15(水) 19:51:11
文春砲すげえなあ
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-55185.html
公明党候補が違法な「無修正」性交動画を公開 比例名簿から削除へ
2022/06/15 16:00文春オンライン

 昨年の衆院選に公明党の比例東京ブロックから出馬していた大沼伸貴氏(40=党本部職員)が、インターネット上に違法な無修正動画を公開していたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。公明党は大沼氏を比例名簿から削除するとしている。

自身の性交動画などを無修正でツイッターに公開
 山口那津男代表が「比例区で800万票獲得」を目標に掲げた昨年の衆院選。大沼氏は東京ブロックの比例名簿4位として出馬した。


連立を組む公明党・山口代表 ©共同通信社
「大沼氏は、創価高校から創価大学教育学部に進んだ“学会エリート”。出馬時は総合センター事務局副部長という要職にありました」(公明党関係者)

 一方で、大沼氏は2年ほど前に〈しん〉というハンドルネームで、ツイッターのアカウントを開設。いわゆる非公開の“鍵アカウント”ではなく、誰でも閲覧できる状態だった。フォロワー数は約2万5000人。大沼氏はそのアカウントでマスク姿の顔写真などを投稿する傍ら、自身の性交動画なども無修正で公開していた。

 例えば、自らが立候補した衆院選公示日の昨年10月19日には、〈なんか、編集したらAVみたいになっちゃった〉などと投稿。合わせてアップロードされていたのは、無修正のまま公開された自身の性交動画で、この動画の視聴回数は約3万3000回に上っていた。

フォロアーの数が多ければ、罰金の額も高くなる可能性が
 大沼氏は衆院選には落選したものの、その後も公明党の職員として活動。東京ブロックで当選した2人の議員が辞職した場合、繰り上げ当選の可能性も残っていた。

4328チバQ:2022/10/29(土) 08:43:27
https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-20221028khn000056.html
秋葉復興相、別人が選挙たすき? 立民指摘に「記憶にない」
2022/10/29 06:00河北新報

秋葉復興相、別人が選挙たすき? 立民指摘に「記憶にない」

別人がたすきを使用していた疑いに関して「記憶がない」と説明する秋葉復興相

(河北新報)

 2021年の衆院選宮城2区で、秋葉賢也復興相のたすきを着けた別人が選挙運動をした疑いがあると、立憲民主党の逢坂誠二代表代行が交流サイト(SNS)で指摘した。秋葉氏は28日の閣議後記者会見で「全く記憶にない。事実関係を確認している」と述べた。

■昨年の衆院選で

 逢坂氏は27日、ツイッターに「秋葉けんや」と書かれたたすきを着用した男性の写真を掲載し「たすきには小さく『次男』と記載。公選法上、本人の名前入りのたすきは本人しか使えませんので違反の可能性があります」と記した。
 秋葉氏は記者会見で、宮城県選管や県警から公選法違反の疑いを指摘されたかどうかを問われ、「なかったと思う」と答えた。
 県選管によると、氏名が書かれたたすきは選挙運動期間中の公職の候補者以外は使用することができない。「次男」と書かれていても、公選法違反の可能性がある。

4329OS5:2023/04/20(木) 21:34:01
https://news.goo.ne.jp/article/ryukyu/region/ryukyu-20230420115254.html
宮古島トライアスロン 死亡の男性は和歌山県の弁護士・藤井幹雄さん 沖縄でも活動
2023/04/20 11:52琉球新報

宮古島トライアスロン 死亡の男性は和歌山県の弁護士・藤井幹雄さん 沖縄でも活動

琉球新報

(琉球新報)

 16日に開催された第37回全日本トライアスロン宮古島大会でスイム中に救助され、その後死亡が確認された男性が、和歌山県の弁護士、藤井幹雄さん(62)だったことが19日、関係者への取材で分かった。死因は公表されていない。
 ▼【第一報】宮古島トライアスロン、スイム選手1人が死亡 バイクと一般車両の接触事故も2件
 藤井さんは1989年から5年間、沖縄弁護士会で活動し、海上自衛隊の施設を巡る那覇市情報公開取り消し訴訟などに関わった。
 95年に和歌山弁護士会に登録。人権派として知られ、毒物カレー事件で被告人の弁護人も務めた。日本水泳連盟評議員、和歌山弁護士会長などを歴任した。
 コロナ禍前の2019年の全日本トライアスロン宮古島大会で18年連続完走を果たした。事務所のホームページに「愛する宮古島なくして今の私はない」と記していた。
 19年の参院選和歌山選挙区、21年の衆院選和歌山2区に立憲民主党から出馬し、落選した。
 21日午後7時から通夜、22日午後1時から告別式が、和歌山県橋本市高野口町大野346の1、セレモニーホール紀の川高野口で営まれる。喪主は長男の洋樹(ひろき)さん。


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