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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

4286チバQ:2022/01/01(土) 16:46:16
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-151714.html
<東京NEWS2021>(7)衆院選で野党共闘 8区が象徴 一定の成果
2021/12/30 07:15東京新聞

<東京NEWS2021>(7)衆院選で野党共闘 8区が象徴 一定の成果

吉田さんを応援する支持者ら=杉並区で(10月19日撮影)

(東京新聞)

 十月の衆院選では自民、公明の与党に対し、立憲民主、共産などの野党が多くの小選挙区で候補者を一本化して挑んだ。都内で野党共闘のシンボルとして注目されたのが東京8区。自民の石原伸晃元幹事長のお膝元だったが、立民新人の吉田晴美さんが石原さんに三万票以上の差をつけて初当選を果たした。

 選挙前から「政治を変えたい」という市民の思いと行動が見られた。公示前、れいわ新選組の山本太郎代表が同区からの出馬を表明したが、吉田さんの支援者が反発。SNS(会員制交流サイト)には「#吉田はるみだと思ってた」などという投稿があふれ、駅前では支持者が連日、集会を開き「勝手に決めるな」と批判した。

 結局、山本代表は出馬を撤回し、共産も新人の上保匡勇(まさたけ)さんの立候補を取り下げ、吉田さんに一本化された。選挙戦では立民と共産の都議や区議が、吉田さんの支援を訴えた。上保さんも吉田さんと街頭に立ち、野党共闘による政権交代を訴えた。

 選挙期間中、吉田さんは演説が終わると聴衆に駆け寄り、相手の目線に合わせ、話に耳を傾けた。吉田さんを支持する阿佐谷在住のシングルマザーは「駅で会うと『頑張ってる?』と声をかけてくれる。いろんな人の声を聞いて知ろうとしてくれる」と語る。

 吉田さんは六年前から、区内で活動を始めたが、取材でも「小さな集会にも参加してくれるのは吉田さんだけ」との声をよく耳にした。野党共闘に対する厳しい意見もあったが、有権者一人一人との対話を重ねたことが結実したといえるだろう。有権者の関心の高さを反映し、同区の投票率は61・03%と都内の小選挙区で最も高かった。

 自民は8区の石原伸晃さんのほかにも3区で弟の宏高さん、5区で現職閣僚の若宮健嗣万博相、19区で松本洋平さんらが野党候補に競り負け、7、8、9区は比例復活もできなかった。

 都内二十五選挙区は、自民十五勝、立民八勝。前回はそれぞれ十九勝、四勝。野党共闘は一定の成果を上げた形となった。

 自民都連幹部は「ギリギリの線は保てた」と話したが、別の都連関係者は「世代交代が進んだ。もっと負けてもおかしくなかった」と振り返った。自民が単独で絶対安定多数を確保した衆院選だが、首都の民意は全国とのずれをうかがわせた。(砂上麻子、土門哲雄)


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