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第49回衆議院議員総選挙(任期満了2021年)スレ

4285チバQ:2022/01/01(土) 16:45:48
https://news.goo.ne.jp/article/tokyo/region/tokyo-151716.html
<2021回顧 取材メモから>衆院選 4年ぶり「政権選択」 野党共闘でジレンマ
2021/12/30 07:17東京新聞

<2021回顧 取材メモから>衆院選 4年ぶり「政権選択」 野党共闘でジレンマ

候補者の訴えに耳を傾ける有権者=千葉県内で

(東京新聞)

 十月三十一日投開票の衆院選は、四年ぶりの政権選択選挙で、自民・公明与党に対し、立憲民主党と共産党を軸とした野党共闘で挑む構図となった。千葉県内十三選挙区は自民党が九選挙区、立憲民主党が四選挙区で勝利。だが、比例を含めた総議席は自民、立民いずれも公示前から減らしており、勝者なき戦いだった。(中谷秀樹)

 自民は、千葉8区で桜田義孝元五輪相が、落下傘候補だった立民新人の本庄知史氏に敗れた。1区の門山宏哲氏、4区の木村哲也氏、9区の秋本真利氏も敗北。激戦となった10区は林幹雄氏が約二千八百票差で辛勝したが、十一月に林氏を支援した多古町の所一重町長=当時=が公選法違反で逮捕。罰金三十万円の略式命令を受け、町長を辞職する事態となった。「大変厳しい選挙ととらえていた」。所前町長は林氏へ投票を呼び掛けた理由をこう説明した。

 小選挙区で前回二〇一七年の十二勝から後退した自民は、三人が比例南関東ブロックで復活当選を果たし、解散前から一議席減に抑えた。あるベテラン自民県議は「菅政権が新型コロナ対策で批判され支持率が急落した時は、もっと悲惨な結果を覚悟した。党に対する逆風はあったが、支持を広げられなかった立民にも助けられ、よく踏ん張った」と評した。

 立民は解散前の七議席から五議席に二つ減らした。共産などとの野党共闘で、多くの選挙区で競合を回避。小選挙区で勝利した四人は、いずれも立民が自民との事実上の一騎打ちの構図を制した形だ。

 一方で、想定外の事態も起きた。新型コロナ緊急事態宣言下の不適切行動で自民前職が離党し、本命不在となった13区で、前回比例復活した立民の宮川伸氏は、比例復活を果たせず議席を失った。立民県連幹部が「小選挙区の勝利の可能性もあり、悪くても比例復活は間違いない」と期待していた6区も公示直前、前職の生方幸夫氏の北朝鮮拉致問題を巡る問題発言が発覚し、事実上の党公認取り消しで落選した。

 野党共闘の一定の成果は示したが、比例得票が、躍進した日本維新の会の陰に隠れ伸び悩むなど共闘によって失ったものも大きかった。立民県連関係者の一人は「批判はあるが、共産との候補者調整がなければもっと悪い結果になっていた」とジレンマに陥る党の現状を打ち明けた。

 戦いは来年夏の参院選に引き継がれる。自民県連の河上茂幹事長は「衆院選で九勝四敗という結果は厳しく受け止めるべきだ。この先に向けて立て直しが必要」と気を引き締める。立民県連の長浜博行代表は「党本部の代表が交代するなど激動の一年だった。県連としても新たな出発を図っていきたい」とした。今回の衆院選で躍進した維新の動向、野党共闘のあり方が、県内政局にも影響を与えそうだ。

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