inRead invented by Teads
このころドイツでは、巨額な債務を抱える一方で緊縮策に反対する欧州連合(EU)の「問題児」ギリシャへの不満が社会に募っていた。そんな中、「反EU」「反単一通貨ユーロ」を唱える経済学者のベルント・ルッケ氏らが13年2月、親EUの既成政党に代わる「選択肢」としてAfDを発足させたのだ。
inRead invented by Teads
前例がない短期間でのイスラム教徒の大量流入で、ドイツでは国と地方の行政が混乱。極右によるとみられる難民滞在施設の襲撃事件も起きた。そのさなかの15年大みそか、西部ケルンで新年を祝い騒ぐ難民らが暴徒化。女性たちが性的被害に遭うなど集団暴行事件に発展した。警察発表の遅れから報道が後手に回り、反難民・反メディアの主張に火が付いた。
エリザベス女王にも愛想を尽かされた?メイ英首相が誰からも嫌われる理由
イギリス議会で政府の施政方針を読み上げたエリザベス女王(右は同行したチャールズ皇太子) Stefan Rousseau-REUTERS
<施政方針演説で女王が王冠と純白のローブを身につけなかったのはメイ政権を見限ったからか。かつての部下は、メイは元々英首相の器ではなかったと明かす>
Share on Facebook
Share on Twitter
メイ英首相は欧州連合(EU)離脱に当たって求められている数百億ポンドの支払いを認めるかどうかを検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。首相がこの支払いの必要性を認めるのは初めてで、離脱交渉が陥っている袋小路を打破したい考えだという。
首相は22日にイタリアのフィレンツェで演説し、離脱に関する英国の方針を説明する。その際にEUに支払いを約束することについて、どの程度踏み込むかを考慮中で、事前に閣議を開く。メイ首相はまた、EU側の交渉責任者であるミシェル・バルニエ氏を介さずEU加盟27カ国の首脳に直接訴えかける方針も示唆している。
メイ首相は国連に向かう途中で記者団に、22日の演説では「現時点の状況と交渉の見通しを説明する」つもりだと語った。欧州委員会はバルニエ氏を交渉責任者に指名したが、「決定を下すのは首脳たちだ」とも述べた。
関係者によると、メイ首相は2019年3月29日付で英国がEUを離脱した後も、EUの会計期が2020年に終了するまで予算拠出を続けると表明する公算。200億ユーロ(約2兆7000億円)と見積もられるEU予算の穴を埋める提案になるが、関係者によれば、首相はそれ以上踏み込むことが可能かどうかを検討中だという。
原題:May to Test Limits of Money Pledges to Unlock Brexit Talks (2)(抜粋)
2005年にドイツ史上最年少、初の女性として首相の座に就いて以来、人々はメルケル氏とその党を選択し続けてきた。同時期にそれぞれの国を率いていた、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)氏、トニー・ブレア(Tony Blair)氏、ジャック・シラク(Jacques Chirac)氏の各政権は、とっくに終わりを迎ている。