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欧州情勢・西洋事情

2294チバQ:2017/09/25(月) 20:11:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3144166?cx_part=latest&cx_position=12
「不滅の首相」4期目へ、メルケル独首相の素顔
2017年9月25日 15:42 発信地:ベルリン/ドイツ
【9月25日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(63)は欧州の「緊縮の女王」と揶揄(やゆ)されてきたが、その一方で、難民からは救世主として歓迎され、新たな「自由世界の指導者」としての評価も高い。冷戦時代に鉄のカーテン(Iron Curtain)の旧東ドイツ側で牧師の娘として育ち、欧州一の経済大国ドイツの連邦議会(下院)総選挙で4選を確実にしたメルケル氏を国民の多くは「不滅の首相」と呼ぶ。

「ムティ(母さん)」とも呼ばれ、現実的で穏健路線を取るメルケル首相は、変化より持続性を好み、高齢化が進む富裕国ドイツで権力を保持するコツを会得している。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)やドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の米大統領就任、その他の世界規模での危機的状況の数々のなか、メルケル氏は他国がうらやむ経済成長と雇用率を維持することに関心を向け続けることのできるドイツの支柱となってきた。

 メルケル氏が大切にしている信念が一つあるとすれば、それは共産主義国の東ドイツで育ったことから得た教訓だ。つまり、急速に変化する世界経済の中でドイツと欧州は何としてでも競争力を保ち、負債ゼロで居続けなければならないという強い信念だ。

 2005年にドイツ史上最年少、初の女性として首相の座に就いて以来、人々はメルケル氏とその党を選択し続けてきた。同時期にそれぞれの国を率いていた、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)氏、トニー・ブレア(Tony Blair)氏、ジャック・シラク(Jacques Chirac)氏の各政権は、とっくに終わりを迎ている。

 権力という虚飾に無関心のように見えるメルケル氏は現在も、ベルリン(Berlin)市内の集合住宅の一室でマスコミ嫌いの科学者の夫、ヨアヒム・ザウアー(Joachim Sauer)氏と共に暮らし、地元のスーパーで買い物をしたり、休日にはアルプス(Alps)にハイキングに出かける生活を続けている。

 メルケル氏は昨年、米大統領選でトランプ氏が予想外の勝利を収め、マスコミからリベラルな民主主義を担う新たな旗手と持ち上げられた際には「グロテスクでばかげた」考えだと、これを一蹴している。

■原発停止と難民受け入れ、大胆な政策判断

 難題への取り組みを先送りにしているとして批判を受けることも多いメルケル首相だが、2011年の東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所での事故を受けて自国の原発の停止を命じたり、2015年以降に難民を100万人以上受け入れたりするなど、驚くほど大胆な決断も下している。

 移民の大量流入では、ドイツの国民およびEUの近隣諸国から反発を食らった。これを受けて、メルケル政権の終わりを予想する声も少なくなかった。

 ところが、新たに流入する移民の数が徐々に減少し、メルケル政権も難民政策を厳格化したことで、支持率は以前のレベルにまで回復。メルケル氏の支持基盤が強力であることから、国内メディアは、中道左派の議員らが対立候補として出馬したことを「政治的な自殺行為」と表現した。

 対立候補の一人だった社会民主党(SPD)のマルティン・シュルツ(Martin Schulz)氏は今年6月、具体的な政策を示さないメルケル氏の対応を「民主主義に対する攻撃」という表現で批判した。この発言によって、メルケル氏の多数の支持者から強い非難を浴びた。

 しかし、多くの政治評論家もシュルツ氏と同様に、ドイツ社会全体が政治的に無関心になってきているのはメルケル氏に原因があると批判した。


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