したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

欧州情勢・西洋事情

2265チバQ:2017/09/15(金) 13:17:38
https://mainichi.jp/articles/20170915/ddm/007/030/077000c

2017ドイツ総選挙
.
深層・右派台頭/7止 「結束」もろさ露呈 党の将来見通せず



毎日新聞2017年9月15日 東京朝刊
.「ブルカ(イスラム教徒の女性用衣装)? 私はブルグンダー(ドイツの代表的ワイン)が好き」「多様性? もう(十分)あります」。24日に近づいた独総選挙。イスラム教徒や移民をからかうようなポスターが街中に散見される。ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の選挙ポスターだ。人種差別的な主張に怒った人たちがポスターを引きはがしたりする事態が相次いでいる。


 そんな中、AfDの「選挙の顔」であるアリス・バイデル筆頭候補が先月下旬、記者会見でこう言い放ち、驚かせた。「私はこのポスターに一貫して反対だった。だが、党執行部が決めたのだ」

 4月の党大会で反イスラムなどを強調する保守派が党の主導権を掌握し、右傾化路線をひた走るAfD。金融業界出身で党内では経済政策を重視する派を代表するバイデル氏が党大会で筆頭候補に推挙されたのは、「自由主義経済派と保守派の2派を結束させる必要があった」(もう1人の筆頭候補で保守派の重鎮、アレクサンダー・ガウラント副党首)ため。76歳のガウラント氏と38歳の女性のバイデル氏が組むことは党のイメージアップにつながるとみられた。だが、保守派が狙った「結束」の演出は、バイデル氏の言動などを通じ、早くもそのもろさを露呈している。

 「あなたはガウラント氏や(ナチス擁護的な発言をした)ビヨルン・ヘッケ氏と距離を置いていると言うべきだ。彼らは単なる極右ですよ」。独公共放送で5日に放送された討論番組。保守系与党キリスト教社会同盟(CSU)のアンドレアス・ショイアー議員がこう問いただすと、バイデル氏は突然スタジオを出て行った。動揺は明らかだった。スリランカ出身の女性パートナーと2人の子供を育て、「能力ある移民は歓迎」との立場を公言するバイデル氏。保守派との距離を測りかねているようにも映る。

 保守のメルケル政権の12年間に、革新系が主張してきた同性婚や脱原発が実現した。このため今回の総選挙でも国政政党間に大きな対立点はなく「メルケル首相の信任」が焦点だ。こうした中、AfDは過激な主張を前面に出すことで、現状に不満を持つ有権者を投票へ動かそうとする。

 「総選挙は党内対立に一時休止をもたらすだろうが、決着がついたわけではない」。AfD創立メンバーの一人、コンラート・アダム氏はこう語り、党の将来は流動的との見方を示す。反欧州連合(EU)の経済政党としてスタートした当時の立役者は相次いで姿を消した。政府の難民政策批判から反イスラムへと右傾化したAfDは今、過激な排外主義を抱え、国政に限りなく近づいている。【ベルリン中西啓介】=おわり


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板