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欧州情勢・西洋事情

2303チバQ:2017/09/26(火) 07:58:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000077-san-eurp
メルケル氏、神通力に陰り 独首相4期目確実 “風”読みながら長期政権
9/26(火) 7:55配信 産経新聞
 「世界最強の女性」と呼ばれるドイツのメルケル首相が24日の総選挙で4期目を確実にした。堅実な手腕に国のかじ取りを再び託されたが、その“神通力”は陰りはじめている。

 「少しお祝いをし、また仕事にとりかかろう」。24日夜、メルケル氏はベルリンの党本部で支持者に笑顔で語り、支持者は「アンジー」と親しみを込めた歓声を上げた。

 比較されることが多かった“鉄の女”サッチャー元英首相の在任期間約11年半をすでに超え、米誌フォーブスは6年連続で「世界で最も影響力のある女性」に選んだ。欧米で指導者交代が相次ぐ中、安定感が際立つ。

 ■「内気」な少女期

 「内気」。旧東独時代の少女期の姿にはそんな言葉がつきまとう。ロシア語の元教師は「口答えしたことがなかった」と振り返り、学校の水泳授業でプールに飛び込むまで1時間かかったのは有名な話だ。

 コール元首相に見いだされて30代半ばでキリスト教民主同盟に入ったが、男性中心の党内で「コールのお嬢さん」と見下され、2000年の党首就任当時は「つなぎ役」とみなされた。「最も過小評価された政治家の一人」。メディアは近年、メルケル氏をこうも評した。

 カリスマ性はない。演説もうまいわけではない。だが、物理学者出身らしく、状況を熟慮し、現実的と考える「解」を導き出す。相手と激しく対峙(たいじ)せず、一定の譲歩もいとわない。「相手や環境をうかがい、結局生き残った」(シュレーダー前政権関係者)

 動きはしたたかでもある。党幹事長時代はヤミ献金疑惑が浮上した恩師のコール氏を有力紙で突然批判し、一刀両断。福島第1原発事故後は「脱原発」に転換し、ハンガリーで難民滞留が人道問題化すると「国境開放」に踏み切った。いずれも世論の“風”を巧みに読んだ判断とされる。

 ■非難合戦を回避

 「ビジョンがない」「現実主義」。評価はさまざまで、風刺画はアメーバにもなぞらえた。選挙戦では、各党が批判を展開する中、メルケル氏は社民党のシュルツ党首の名前にほぼ触れず。「論戦回避」の批判に対して次のように答えた。「将来の方針を伝えるのが任務。非難合戦は選挙戦じゃない」。ナチス・ドイツ時代の記憶から扇動的な言動に抵抗感が強い国民には、ドイツ統一後の安定の中で静かな政治手法が好まれてきたといわれる。

 だが、変化が出てきた。遊説先ではメルケル氏に反発する市民が笛を鳴らして妨害したり、抗議デモを展開したりした。トマトも投げ込まれた。異様な光景はメルケル氏には初めて。

 シュルツ氏は、低調な選挙戦が新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)の国政進出を許したと「メルケル氏の責任」を強調。「権力の傲慢だ」(独誌シュピーゲル)との批判も上がる。同盟が今回選挙でAfDに奪われた票は約100万票。メルケル氏の続投を「もう望まない」との回答が半数が占めた世論調査も出てきた。有権者の“飽き”か。「後継の議論も始まるだろう」。独メディアはそんな見方も示す。(ベルリン 宮下日出男)


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