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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

2243チバQ:2017/09/08(金) 07:47:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170907-00000076-mai-eurp
<スペイン>独立派勝利の可能性も 州と政府で緊張高まる
9/7(木) 19:27配信 毎日新聞
<スペイン>独立派勝利の可能性も 州と政府で緊張高まる
カタルーニャ自治州の位置
 【パリ賀有勇】カタルーニャ自治州で10月1日に住民投票の実施が決まったことで、独立を阻止したい中央政府との間で緊張が高まっている。2014年の前回投票では多くの独立反対派が棄権した事例もあり、独立派が勝利する可能性があるからだ。

 カタルーニャ州世論研究所が7月に実施した世論調査では、独立に賛成が41.1%、反対が49.4%となった。だが、投票に行くとの回答の約62%を独立派が占めており、前回投票と同じく反対派が大量に棄権する恐れが指摘されている。

 8月に州都バルセロナなどで起きた連続テロを受け、州住民の一体感が増していることから、独立派を後押しするとの観測も出ている。また9月11日は、バルセロナが1714年に当時のスペインの支配下に置かれた日である。独立派の市民が大規模デモを予定しており、独立に向けたムードが高まるともみられている。

 一方で、中央政府は投票結果次第では、州の自治機能を停止したり、警察など公的機関を中央政府に移管したりする対抗策も辞さない構えだ。中央政府とカタルーニャ州の対立と混乱が深まる可能性もある。

 カタルーニャでは強い自治権を持つ共和国だった歴史があり、現在でもカタルーニャ語が公用語として使われるなど独自の文化を誇ることから、独立問題がくすぶり続けてきた。州内では工業が盛んで、スペインの国内総生産(GDP)の約2割を生み出している。そのため納めた税金が貧しい州に回され、税収の配分が少ないとの不満を抱える住民が多いことも独立志向の背景となっている。

2244とはずがたり:2017/09/08(金) 16:17:58

「私は恐れない」車両突入のバルセロナでデモ行進、国王にやじも
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00010001-afpbbnewsv-int
8/28(月) 7:05配信 AFPBB News

(c)AFPBB News
【8月28日 AFP】スペイン東部カタルーニャ(Catalonia)自治州バルセロナ(Barcelona)の中心部で26日、今月起きた車両突入事件の犠牲者を追悼し、団結して「テロ」に対抗する姿勢を表明するデモ行進が行われた。国王フェリペ6世(King Felipe VI)も参加したものの、カタルーニャの分離独立を求める人々からやじを浴びせられる一幕もあった。

 バルセロナでは今月17日、ランブラス(Las Ramblas)通りでワゴン車が群衆に突入する事件が発生。その数時間後に州南部沿岸のリゾート地カンブリルス(Cambrils)でも同様の事件が発生し、死者は計15人となった。バルセロナは事件を受けて喪に服している。

 市警察はツイッター(Twitter)でこの日のデモに約50万人が参加したと明らかにしたものの、他の情報筋による確認は取れていない。

 行進の先頭、カタルーニャ語で「私は恐れない」を意味する「NO TINC POR」の文字を記した白と黒の横断幕の後ろという最高の位置は、事件当時に被害者の対応に当たった人々に与えられ、制服警官や白衣の医師、ヘルメットをかぶった消防隊員、現場に駆けつけた住民や商店主、無料輸送に応じたタクシー運転手らが先頭で行進した。

 今回のデモ行進の参加者の多くは赤と黄のしま模様に白い星をあしらったカタルーニャ分離独立派の旗を振り、中央政府と分離独立を求める州との間で依然緊張が続いていることを思い起こさせた。

 最前列に続いてフェリペ6世がマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相や国内主要政党の代表らと並んで行進した。国王のデモ参加は、独裁体制を敷いていたフランシスコ・フランコ(Francisco Franco)総統死去後の1975年に王制が復活して以降で初めて。

 ただ、国王とラホイ首相にはカタルーニャ分離独立派からやじが飛んだ。国王に向けて口笛を吹いたり、「出ていけ」と罵声を浴びせたりする人々もいた。行進のルートに設置された大型スクリーンに国王の姿が映し出された時にも群衆から不満の声が上がった。

 スペイン政府はサウジアラビアなどへの武器売却を支持しているが、一部の専門家はイスラム過激派を生んでいるとしてサウジを批判している。このため参加者の中には、国王や政府の代表者がテロに対抗するデモ行進に参加するのは偽善だと批判する声もあった。(c)AFPBB News

2245とはずがたり:2017/09/08(金) 20:36:41
英の支払い履行姿勢に不満強めるEU-通商協議の早期開始見込み薄か
Ian Wishart、Viktoria Dendrinou、Tim Ross
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-08/OVX6XA6K50XS01?utm_source=yjp&utm_medium=bd&utm_campaign=yjp
2017年9月8日 14:32 JST

英国との離脱交渉を担当する欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は、英国がEU離脱に伴う支払い義務を果たそうとしていないと批判し、両者の立場の隔たりがあらためて浮き彫りとなった。

  バルニエ氏は7日にブリュッセルで記者団に対し、「英国の姿勢に非常に失望している。EU離脱後の義務を含めて、国際公約を守るという当初の約束がほごにされるように見えるからだ。道義的ジレンマが存在する。28カ国で決めた予算を27カ国が拠出することなどあり得ない」と語った。
  2019年3月のEU離脱に伴う英国の支払い義務を巡っては、未解決の大きな問題が残っている。英国は離脱までの年間拠出金の支払いだけに法的義務を負うとの立場だが、離脱後にEU市場にどこまでアクセスできるかで幅を持たせるべきだという意見もあり、過去の約束に伴う義務が離脱後も続くとEUは主張する。
  EUは10月の首脳会議で、将来の英国との通商関係を巡る協議を開始できるほど離脱交渉に「十分な進展」があったかどうかを判断する。欧州議会のタヤーニ議長は7日の声明で、「交渉の現状と英国の姿勢を考えると、10月までに十分な進展を達成するのは極めて難しいと思われる」との認識を示した。
原題:Frustrated Barnier to U.K.: Stop Backpedaling on Brexit Bill (1)(抜粋)
Brexit Talks to Stay Stuck in Phase 1 in October: EU Parliament(抜粋)

2246チバQ:2017/09/10(日) 10:46:29
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK950P7XK94UHBI03T.html
脱原発「当たり前」、緑の党の支持下落 ドイツ

10:33

 24日投開票のドイツ総選挙で、緑の党が「2030年までに全電力の需要を再生可能エネルギーで賄う」との公約を打ち出している。結党以来の主張だった「脱原発」が国の方針として定着。緑の党は支持率が下落傾向にあり、さらに野心的な公約を掲げて党勢回復を狙っている。

 ドイツでは再生可能エネルギーの発電割合が約3割だが、石炭火力も4割、天然ガスも1割を占める。公約では現在100以上ある石炭火力発電の設備のうち、効率の悪い20設備を即座に停止し、30年までに全て廃止する目標だ。

 再生可能エネルギーシフトには経済界から、「供給が不安定で、急速な拡大は経済活動に影響する」(ドイツ産業連盟のデニス・レントシュミット博士)との懸念があるが、緑の党のベルベル・ヒューン連邦議会議員は「蓄電池の開発や電力需要のコントロールで、安定化させることは可能だ」と強気だ。

 ドイツ政府は東京電力福島第一原発の事故をきっかけに、22年までの全原発停止を決めたが、今回の選挙では、議席獲得が予想される政党のうち、新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」を除くすべての政党が「脱原発」を前提として、再生可能エネルギーの拡大を掲げている。

 世論調査では、他政党も環境や気候保護をテーマにしているので「緑の党はもはや重要ではない」との意見に57%が「ほぼ同意する」と回答。新たな目標の設定は、存在意義をかけた闘いと言えそうだ。(ベルリン=高野弦)

2247チバQ:2017/09/10(日) 16:52:22
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170909X494.html
イスラム教徒、危機感広がる=「反難民」党、議席獲得視野―独総選挙

09月09日 14:51

 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)議員を選ぶ24日投票の総選挙まで2週間。メルケル首相が4選をほぼ確実にする一方で、「反難民」やイスラム教徒への厳しい政策を掲げる新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が国政進出を視野に入れ、議席獲得をうかがう勢いだ。ドイツに住むイスラム教徒の市民の間には危機感が広がっている。

 「(難民流入で)ドイツの状況は悪化した。われわれは自分たちの国を取り戻さなければならない」。AfDの筆頭候補ガウラント氏が1日、独中部の町アイスレーベンでの集会で訴えると、約500人の住民らが大きな拍手で応えた。

 欧州難民危機の2015年、多くのシリア難民らがドイツに殺到した後、AfDは支持率が約15%まで上昇した。その後の難民流入数の減少で、ひと頃の勢いは失ったものの、約10%の支持率を維持している。独議会の議席獲得には党の得票率が5%を上回る必要がある。議席が十分視野に入ってきた。

 ドイツの世論調査で「イスラム教はドイツに属するか」という質問に6割が「いいえ」と答えたという結果もある。イスラム教を信仰する難民や移民に対し、多くの国民が心理的な隔たりを感じていることを示唆しており、一部でAfDへの共感にもつながっている形だ。過激派組織「イスラム国」(IS)信奉者によるテロが欧州で相次いだこともイスラム教徒に対する国民感情を悪化させたとみられる。

2248チバQ:2017/09/11(月) 18:49:53
黄色 自民党
緑色 緑の党
黒色 キリスト民主同盟
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20170911029.html

ドイツ緑の党、3党連立の可能性否定 FDPと主要政策で相違
13:04ロイター

ドイツ緑の党、3党連立の可能性否定 FDPと主要政策で相違
 9月9日、ドイツの野党、緑の党の幹部は、今月24日の連邦議会(下院)選挙後に、メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)や自由民主党(FDP)と3党連立を組む可能性を否定した。写真はドイツ連邦議会議事堂。ベルリンで昨年1月撮影(2017年 ロイター/Fabrizio Bensch)
(ロイター)
[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツの野党、緑の党の幹部は9日、今月24日の連邦議会(下院)選挙後に、メルケル首相率いる与党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)や自由民主党(FDP)と3党連立を組む可能性を否定した。

世論調査では、CDU・CSUが約38%で支持率トップとなっているが、安定多数の確保にはドイツ社会民主党(SPD)と再び大連立を組むか、FDPや緑の党との3党連立(通称ジャマイカ連立)が必要になる。

緑の党の首相候補の1人であるカトリン・ゲーリングエッカルト氏は独地方紙パッサウアー・ノイエ・プレッセに対し、「ジャマイカ連立は想定できない」と強調。

CDUはドイツ北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州の5月の州議会選挙での勝利を受けて、同州でFDPや緑の党と3党連立を組んだ実績があるが、ゲーリングエッカルト氏は、緑の党とFDPは環境保護やエコカーの排出規制、難民などの政策で「正反対の立場を取っている」と説明。

「国政レベルで連立が機能するとは思わない」と述べた。

FDPのリントナー党首もまた、独誌フォークスに対し、移民やエネルギー政策で緑の党と合意するのに大きな障害があると指摘し、3党連立は想定できないと語った。

2249チバQ:2017/09/11(月) 18:52:01
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170911X566.html
与野党、激しい接戦=小党伸び連立波乱含み=ノルウェー総選挙
09:45時事通信

 【ロンドン時事】ノルウェーで11日、総選挙(一院制、定数169、任期4年)の投票が行われる。各種世論調査によれば、ソルベルグ首相率いる保守党を中心とする中道右派の与党連合と、労働党が主導する中道左派の野党連合が激しい接戦を繰り広げている。結果は予断を許さない。

 6日時点の政党平均支持率を基に割り出された予想獲得議席では、与党連合が88議席を確保する。これに対し、野党連合は81議席にとどまる。見通し通りならソルベルグ政権が逃げ切るが、世界の選挙は6月の英総選挙をはじめ荒れ模様で、有権者の投票動向は最後まで分からない。

 ソルベルグ政権は、保守党と右派・進歩党の連立に他の2党が閣外協力する形の少数政権だ。北海油田開発に支えられた比較的好調な経済を背景に、選挙戦では「安定と繁栄の継続」を訴えた。

 これに対し、野党連合を率いる労働党のストーレ党首は、元外相としての知名度を生かした選挙戦を展開した。富裕層への増税による格差是正や福祉拡充を政策の柱に据え、政権交代を有権者に呼び掛けている。

 一方、両陣営と距離を置く小党の緑の党や強硬左派・赤党も終盤に来て支持を伸ばした。小党の動向が連立交渉に影響を及ぼす可能性もある。特に現有議席1の緑の党は「独立路線」を維持。反移民を掲げる進歩党とは「組まない」と断言しており、キャスチングボートを握った場合、ソルベルグ首相は難しい立場に追い込まれるかもしれない。

◇ノルウェー歴代政権

1990〜  96年 ブルントラント 

  96〜  97年 ヤーグラン   

  97〜2000年 ボンデビック  

  00〜  01年 ストルテンベルグ

  01〜  05年 ボンデビック  

  05〜  13年 ストルテンベルグ

  13〜      ソルベルグ。

2250チバQ:2017/09/11(月) 19:17:46
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091100905&g=int
与野党が大接戦=総選挙の投票実施-ノルウェー



ノルウェー総選挙の事前投票を済ませる労働党のストーレ党首=10日、オスロ(AFP=時事)
 【オスロAFP=時事】ノルウェーで11日、総選挙(一院制、定数169、任期4年)の投票が行われた。同日午後9時(日本時間12日午前4時)に締め切られ、開票作業に入る。各種世論調査ではソルベルグ首相(56)率いる保守党中心の中道右派・与党連合と、労働党主導の中道左派・野党連合の大接戦が予想されている。

 ノルウェーは欧州屈指の産油国。2013年から政権を担うソルベルグ首相は、翌14年から始まった原油価格低迷を切り抜けている経済の実績を強調し「現在の政策を続けたい。さらに4年必要だ」と与党への支持を呼び掛けてきた。
 これに対し、野党や経済専門家は、現政権の経済政策は、原油高時代の蓄えを食いつぶしているだけだと非難。労働党のストーレ党首(57、元外相)は富裕層への増税による格差是正を公約に掲げる。ストーレ氏自身ノルウェー有数の資産家として知られる。10日の事前投票で自身の票を投じた際「われわれは分断されつつある。今、変革が必要だ」と訴えた。

2251チバQ:2017/09/12(火) 18:53:48
http://www.asahi.com/articles/ASK9D1RR9K9DUHBI001.html?ref=goonews
カタルーニャ州首相、住民投票強行の構え 街頭集会続く
バルセロナ=青田秀樹2017年9月12日10時34分
 スペイン北東部カタルーニャ州のプッチダモン州首相は11日、同州のスペインからの独立を問う10月1日の住民投票について、「実施しない選択肢はない。我々は数多くの障害を乗り越えている」と強調した。中央政府は投票阻止を図るが、11日に州都バルセロナで開かれた独立を求める集会に力を得て、投票を強行する姿勢を改めて示した。

 街頭集会では、黄色地に赤のストライプ、そして星をあしらった独立のシンボル旗が通りを埋め、カタルーニャ語で「インダパンデンシア(独立)」の連呼が続いた。主催団体の「カタルーニャ民族会議」によると参加者は100万人超。中央政府側は35万人だとした。

 街頭集会のスローガンの一つは「住民投票は民主主義だ」。中央政府は、州議会で成立した関連法(州法)や、その制定手続きに問題があるとして憲法裁判所に提訴し、州法の効力は差し止められている。農産品販売店を営むヘスース・ブスケッツさん(50)は「中央政府が邪魔をするが、とにかく我々は、住民投票で意思表明がしたいんだ」と話した。(バルセロナ=青田秀樹)

2252チバQ:2017/09/12(火) 20:53:28
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170911X627.html
与野党が大接戦=総選挙の投票実施―ノルウェー
09月11日 20:18時事通信

 【ロンドン時事】ノルウェーで11日、総選挙(一院制、定数169、任期4年)の投票が行われた。ソルベルグ首相(56)の保守党を中心とする中道右派の与党連合と、ストーレ党首(57)の労働党が主導する中道左派の野党連合が激突。12日未明(日本時間同日午前)にも大勢判明の見込みだが、大接戦の場合、ずれ込む可能性がある。

 各種世論調査の平均値を基にロイター通信が11日報じた予想獲得議席数は、与党連合が過半数ぎりぎりの85、野党連合は84。この場合、どの陣営が勝利しても連立協議の難航は必至で、情勢次第では、緑の党など最近支持を伸ばしている小党が次期政権の行方を左右することもあり得る。

 保守党は選挙戦で、続投なら経済成長を支えるため減税を実施すると公約。欧州屈指の産油国ノルウェーはここ数年の原油安を乗り切ってきた。首相は、経済の実績を誇示しつつ、逆風の世界経済の状況下で安定軌道維持には「さらに4年必要だ」と国民の安定志向に訴え掛けてきた。

 対する労働党は、公共サービス拡充のため富裕層への増税を打ち出した。ストーレ氏は、国民の間に広まる格差への不満と不安を敏感につかみ「(格差で)分断される前に改革しよう」と呼び掛ける対照的な選挙戦を展開した。投票は11日午後9時(同12日午前4時)締め切られ、即日開票される。

2253チバQ:2017/09/12(火) 23:11:30
http://www.afpbb.com/articles/-/3142547?cx_position=23
ノルウェー総選挙、与党辛勝 中道右派政権が継続へ
2017年9月12日 12:33 発信地:オスロ/ノルウェー
【9月12日 AFP】北欧ノルウェーで実施された議会(定数169)選は11日、開票され、エルナ・ソルベルグ(Erna Solberg)首相率いる保守党中心の中道右派勢力の勝利が確実となった。首相は国民から「さらに4年間の付託」を受けたと勝利宣言した。

 選挙は接戦となったが、保守党は開票率95%の時点で、連立を組む移民反対派の進歩党など中道右派3党と合わせて89議席を獲得する見通しとなった。

 ソルベルグ首相は勝利を祝う紙吹雪や紙テープが舞う中、「エルナ! エルナ!」と叫ぶ支持者らを前に「社会主義者抜きで過半数をとれそうだ」と語った。

 一方、ヨーナス・ガール・ストーレ(Jonas Gahr Store)元外相率いる野党・労働党は80議席にとどまる見通し。

 欧州最大の原油生産国であるノルウェーの中道右派勢力は、2014年以降の原油安を受けた石油産業の不振と2015年の移民危機という2つの大きな問題をうまく乗り切った。一方、野党側は、政府は1兆ドル(約110兆円)近くの規模を誇る政府系ファンドに頼りすぎだと批判し、選挙戦では格差是正などのため富裕層の増税を公約していた。(c)AFP/Pierre-Henry DESHAYES

2254とはずがたり:2017/09/13(水) 10:58:47
下院で可決された後に下院の委員会に送付されてそれから上院なの??

英下院、EU離脱へ「廃止法案」可決 労働党は反対票
http://www.asahi.com/articles/ASK9D0V1QK9CUHBI048.html?iref=com_latestnews_04
ロンドン=津阪直樹2017年9月13日08時45分

 英下院は12日、現在国内に適用されている欧州連合(EU)法の適用を廃止する法案を賛成多数で可決した。EUからの2019年春の離脱に向け、メイ政権は今後、離脱関連法案の審議を本格化させる考えだが最大野党・労働党のほか与党内にも慎重意見があり、先行きは見通せない。

 法案は、EU法の英国での適用を廃止し、その内容をすべて国内法に置き換えるもの。票の内訳は賛成326、反対290だった。労働党の議員の多くは「政権に不当に大きな裁量を与える」などとして反対票を投じたが、与党・保守党と閣外協力する北アイルランドの地域政党・民主統一党(DUP)は賛成に回った。法案は今後、下院の委員会で詳細に審議され、上院に送られる見通しだ。

 労働党は、離脱後も当分は無関税で自由に貿易ができるEUの単一市場に残る「穏健離脱」を主張。移民規制を優先して単一市場から完全離脱する「強硬離脱」を掲げるメイ政権の方針を批判している。(ロンドン=津阪直樹)

2255とはずがたり:2017/09/13(水) 10:59:34

メイ英首相、2022年まで続投意向を表明 党内に波紋
http://www.asahi.com/articles/ASK921PS8K92UHBI001.html?iref=pc_rellink
寺西和男2017年9月2日11時57分

 英国のメイ首相は2日までに英メディアの取材に対し、任期満了となる2022年の次期総選挙まで首相を続ける意向を示した。与党保守党内では、政権基盤の強化を目指して総選挙の前倒しを決断した結果、過半数割れに追い込まれた首相の責任を問う声が根強い。あえての発言に波紋が広がっている。

 メイ首相は訪日中、BBCに次期総選挙まで政権を担うか尋ねられ、「そうだ。私は長期政権のためにここにいる」と回答。「私や私の政府がするのは(欧州連合からの)離脱だけでなく、英国のより明るい未来を開くことだ」と述べた。

 この発言に保守党のモーガン前教育相は「次の選挙に向けて我々を率いていくのは難しいと思う」と発言。シャップス元幹事長も「驚きがあるのは確かだ」と述べた。

 保守党は10月に党大会を開く。「メイ首相を完全にサポートする」(ジョンソン外相)との声もあるが、メイ首相の責任論をめぐる議論が盛り上がる可能性がある。(寺西和男)

2256チバQ:2017/09/13(水) 21:58:28
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1709120077.html
ノルウェー総選挙で与党連合勝利 中道右派政権が続投へ
09月12日 23:29産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】オスロからの報道によると、10〜11日投票のノルウェー議会(定数169)選挙は11日、開票が行われ、ソルベルグ首相が率いる保守党を中心とする中道右派の与党連合の勝利が決まった。2013年発足の連立政権を維持することになった。

 12日午前3時(日本時間同午前10時)現在、開票率は95%。中道右派が過半数の89議席、ストーレ党首の労働党が主導する中道左派が80議席となった。労働党が49議席で第1党の座をかろうじて維持し、続いて保守党が45議席を確保したが、両党とも議席は減少した。中道右派勢力は、野党労働党を軸とする中道左派勢力を議席数で上回る見通し。

 保守党と右派・進歩党の連立に他の2党が閣外協力する少数政権を率いてきたソルベルグ首相は、「明らかな勝利だ。われわれの提示した(諸課題への)対応策が機能した」と勝利宣言した。原油価格の低迷が続く中、産油国ノルウェーを支える経済の立て直しが課題となる。ストーレ労働党党首は、「非常に残念だ。厳しい野党になる」と敗北を認めた。

2257とはずがたり:2017/09/14(木) 19:41:59
スーパーの陳列棚を「国産品」だけにしてみたら…。
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/life/%E3%80%8C%E5%9B%BD%E7%94%A3%E5%93%81%E3%80%8D%E3%81%97%E3%81%8B%E4%B8%A6%E3%81%B9%E3%81%AA%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%80%81%E7%8B%AC%E5%A4%A7%E6%89%8B%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%81%8C%E8%A8%B4%E3%81%88%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%82/ar-AArGnJ0#page=2
TABI LABO
星 佑貴
2日前

まずは、@heinzingerさんがインスタにアップした、店内ツアー動画を観てほしい。どこにでもありそうなスーパー。が、なきゃいけないモノたちが、そこに「ない」。

"Tag der Vielfalt"

「共存」について考えてみる

- 2017 8月 19 7:37午前 PDT

災害でも起きた直後かと思うくらい、すっからかんの陳列棚。どこもほとんど商品ナシ。ごく一部、ジュース類やパンなどは並べられているが…。冷凍食品のコーナーに至っては、もはや開店休業状態。

ここは、ドイツの大手スーパーチェーン『Edeka』ハンブルク店。8月の某日、1日限定で"国産品しか置かない"という、大胆な行動に出て話題になった。国産品だけにしたら、こんなにモノがなくなってしまうのか…。

当然、この日は大赤字だったはず。それでも彼らがこれを決行したのは、<国内生産量の危機>を伝えたかったから。普通ならこう思っても不思議ない。ところが、真意は別のところにあった。

空棚に置かれたポップに、こんなメッセージが。

「ドイツが多様性を失った時、こんなにも生活は貧しくなる」

「Edekaは、様々な国の力を借りて価値提供をしている」

人種差別をしたり、違いを受け入れられない社会は貧しいということを、国内シェア率No.1を誇るスーパーが世間に訴えたわけだ。

あなたなら、

「賛成」できますか?

ドイツは2015年以来、シリアなどから100万人以上の難民・移民を受け入れてきました。「共存する」という姿勢を世界に示してきた。ただ、すべての国民がこれをポジティブに捉えているわけではないようだ。

ショッキングな事件が起きたのは、2015年の大晦日のこと。西部の都市ケルンで、大規模な性犯罪が報道された。数百人の女性が、集団でレイプや強盗などの被害を受けたのだ。加害者は主に北アフリカ系の17歳から30歳。約1,000人もの男性が集まって、周辺の女性を取り囲んだという。

移民による犯罪が増加しているドイツで、それでも「多様性を大事にする心を忘れてはいけない」という主張は、誇らしいと称えられる一方で、反対の声も。

『Edeka』はこのイベント実施日を「Tag der Vielfalt(多様性の日)」と名付けたようだが、果たして来年も決行されるかどうか……。

反対と賛成どちらの思いも強いぶん、今はまだ、和解という道はほど遠いように感じてならない。

Reference:@heinzinger
Licensed material used with permission by Holger Krupp

2258とはずがたり:2017/09/14(木) 19:42:28

ワールド2017年9月13日 / 18:55 / 1日前
マクロン仏大統領、9月26日にユーロ圏改革案を公表
http://jp.reuters.com/article/japan-post-market-idJPKCN1BP0WW

[パリ 13日 ロイター] - マクロン仏大統領は9月26日に、ユーロ圏の改革に関するより詳細な提案を公表する計画。フランスのある外交筋が13日に明らかにした。

当日は独総選挙の2日後に当たる。マクロン大統領はユーロ圏の統合強化が持論で、ユーロ圏財務相や議会の創設、共通予算を打ち出している。

2259チバQ:2017/09/15(金) 13:12:15
https://mainichi.jp/articles/20170908/ddm/007/030/034000c
2017ドイツ総選挙

深層・右派台頭/1 経済政党、反イスラムに 難民政策、寛容から一転

毎日新聞2017年9月8日 東京朝刊
 「イスラム教徒のさらなる流入を断ち切る」。6月下旬、ベルリン近郊ポツダム城の中にあるブランデンブルク州議会の一室。新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のアレクサンダー・ガウラント副党首は、きっぱりと言った。元々はメルケル独首相の国政与党キリスト教民主同盟(CDU)の党員だったガウラント氏は今、初の国政進出を目指し連邦議会総選挙で筆頭候補として党を率いる。

 イスラム教徒の受け入れ拒否や入国済み難民の送還強化を主張するガウラント氏は続けた。「ドイツで起きたすべての襲撃はイスラム教徒によるものだ。イスラム教は我々の価値観と一致しない」。筆頭候補が差別的な言辞を臆することなく口にするAfD。産声を上げたのは2013年だったが、最初からこれほど過激ではなかった。

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 このころドイツでは、巨額な債務を抱える一方で緊縮策に反対する欧州連合(EU)の「問題児」ギリシャへの不満が社会に募っていた。そんな中、「反EU」「反単一通貨ユーロ」を唱える経済学者のベルント・ルッケ氏らが13年2月、親EUの既成政党に代わる「選択肢」としてAfDを発足させたのだ。

 「通貨ユーロの秩序ある解体」「欧州中央銀行による国債買い取りの即時禁止」……、4ページと簡素な当時の公約は経済・金融政策における反EU路線に重点を置いている。一方で、難民・移民政策は最後にごく短く触れただけ。内容も「ドイツは質の高い移民流入が必要」「カナダにならった移民法が必要」と寛容な政策を明示し、「イスラム教は自由で民主的な価値観に反する」とした17年の公約とは大きく異なる。当時のAfDは、反イスラムとは無縁の経済政党だった。

 小党乱立による政治の不安定化がナチスの台頭を招いた反省から、現在の独国政選挙では、政党得票率5%か選挙区候補者の3人以上当選に達しない党には議席が配分されないというハードルがある。「血税を怠け者のギリシャの救済に使うな」と主張したAfDは、国政初挑戦の13年9月の総選挙で得票率4・7%で、国政進出は逃した。

 あれからわずか4年。党関連のホームページからは13年の公約が削除された。「純粋な経済政策(を訴える)政党に、極右支持者らが入り込んだ。こんな党になるとは予想できなかった」。党設立期を支えた世界銀行の元職員でAfDベルリン支部元幹部のクリスティアン・シュミット氏は嘆息する。党の右傾化に危機感を抱き離党したシュミット氏は国政進出に危機感を募らせ、こう言う。「政権への批判票を集め増長したAfDは今、徐々にその正体を現そうとしている」。なぜAfDは「変身」したのか。そして、その「正体」とは一体何なのか。【ベルリン中西啓介】

     ◇

 今月24日投開票のドイツ連邦議会総選挙で、反EU政党として初めて国政に進出するか注目される新興右派AfD。幅広い支持層を持つAfDの変遷を追い、ドイツの今を探る。=つづく

2260チバQ:2017/09/15(金) 13:12:58
https://mainichi.jp/articles/20170909/ddm/007/030/067000c
2017ドイツ総選挙

深層・右派台頭/2 党首排除し路線変更 国政へ保守票狙う

毎日新聞2017年9月9日 東京朝刊
 「2047票、60%相当を獲得し、フラウケ・ペトリ氏が勝利しました」

 2015年7月、「ドイツのための選択肢」(AfD)はドイツ西部エッセンで開かれた党大会で、反欧州連合(EU)の象徴的存在として党を率いてきたベルント・ルッケ氏を党首の座から排除した。代わりに化学者出身の保守派フラウケ・ペトリ氏と経済学者のイエルク・モイテン氏による共同党首体制が発足した。

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 経済政策政党としてのAfDを率いてきたルッケ氏はテレビカメラの前で「党員にとって、外国人受け入れ策やイスラム教が重要議題だった」と力なく敗因を分析し、直後に党を去った。エッセン党大会は、AfDが右傾化路線にかじを切る分岐点になった。

 AfDは13年の連邦議会総選挙では国政進出を逃したものの、14年5月に欧州議会に進出。8月には東部ザクセン州議会選で9・7%を得て初めて州議会に議席を得た。その後も次々と議会進出した旧東独の州の党トップには、経済政策重視派ではなく保守派の大物が就いた。移民対策や反イスラム政策を求める保守派の党の州幹部とルッケ氏の対立が徐々に表面化する。

 対立が鮮明になったのは、東部ドレスデン発祥のイスラム排斥運動「ペギーダ」との関係を巡る対応だった。

 15年1月、パリで仏風刺紙シャルリーエブド襲撃テロが起きると、ペギーダはドレスデンで大規模な反イスラムデモを展開。批判的な報道機関を「うそつき」と罵倒し、記者に暴行したペギーダを、保守派の重鎮、アレクサンダー・ガウラント副党首が「仲間」と表現。「ペギーダとの協力はない」とするルッケ氏は、最大派閥保守派の台頭に孤立を深めた。

 連邦政府(国)と州政府の権限が明確に分けられているドイツでは、地方で実績を積み全国区の人気を得た政治家が国政を率いることが一般的だ。国政政党への飛躍を目指す保守派は、東部州で強い反イスラム世論の受け皿になることで、極右も含む右派支持層の取り込みを狙った。

 AfDの連邦議会議員候補で反イスラムの急先鋒(せんぽう)、ニコラウス・フェスト氏は「外国人流入問題を無視したルッケ氏は大きな失敗を犯した」と党の路線変更を支持する。しかし、党内対立の代償は大きく、エッセン党大会後に支持率は4%にまで下落。国政進出の下限である政党得票率5%に届かず、国政進出は不可能と見る向きが広がった。だが、こうした流れを一気に変える混乱がドイツに起きる。それは保守派にとってまたとない「贈り物」(ガウラント氏)でもあった。【ベルリン中西啓介】=つづく

2261チバQ:2017/09/15(金) 13:13:28
https://mainichi.jp/articles/20170910/ddm/007/030/084000c
2017ドイツ総選挙

深層・右派台頭/3 難民殺到、追い風 政権への不満吸収

毎日新聞2017年9月10日 東京朝刊
 「ドイツに行かせてくれ!」。2015年9月中旬、セルビアとの国境に面したクロアチア東部の農村トバルニクで、イラク人の若者がそう叫んだ。国境へ向かうバスを待つ難民たちが路上に座り込み、地面には彼らの長い影が伸びていた。

 10日ほど前の9月5日、メルケル独首相はオーストリアとハンガリーに足止めされていた中東などからの難民の受け入れを決断した。これが「号砲」となり、難民らはバルカン半島を北上し次々ドイツに入国。その数は実に89万人に上った。

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 前例がない短期間でのイスラム教徒の大量流入で、ドイツでは国と地方の行政が混乱。極右によるとみられる難民滞在施設の襲撃事件も起きた。そのさなかの15年大みそか、西部ケルンで新年を祝い騒ぐ難民らが暴徒化。女性たちが性的被害に遭うなど集団暴行事件に発展した。警察発表の遅れから報道が後手に回り、反難民・反メディアの主張に火が付いた。

 「銃を使ってでも難民の入国を阻止すべきだ」。ケルン事件の直後、新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)のフラウケ・ペトリ共同党首が地方紙に語った一言が波紋を広げる。独メディアは「入国阻止のため銃を使用することは違法」とする政府の見解を紹介し、ペトリ氏の発言を批判した。だが、難民受け入れを巡り不満を募らせた有権者にペトリ氏の発言は支持され、AfDへの追い風になる。

 独連邦議会には現在4会派があり、メルケル氏が所属する保守系会派を除く3会派は革新系で多民族共生推進の立場。その保守のメルケル氏が難民を受け入れた。第2党・社会民主党との2度の大連立でリベラル化が指摘されるメルケル氏に対し、AfDベルリン州議会代表のゲオルク・パツデルスキー氏は「(メルケル氏の率いる政党)キリスト教民主同盟(CDU)の左傾化で空いた保守右派の位置をAfDが占めた」と分析する。

 当時は米国大統領選に向けた共和党予備選で、反移民色を鮮明にするドナルド・トランプ氏が支持を広げ始めていた。ペトリ氏は「エリート政治打破」を掲げるトランプ氏を称賛し、自身の姿を重ね合わせた。

 AfDは16年3月、東部ザクセン・アンハルト州議会選で第2会派となった。メルケル政権の難民政策に対し不満を募らせる保守層を取り込んだのだ。欧州では地方での躍進や実績をバネに、国政でも支持を広げてきた右派・極右政党は少なくない。順調にそのステップを踏むかに見えたAfDだが、地方議会では厳しい現実に直面することになる。【ベルリン中西啓介】=つづく

2262チバQ:2017/09/15(金) 13:13:53
https://mainichi.jp/articles/20170912/ddm/007/030/141000c
2017ドイツ総選挙

深層・右派台頭/4 地方で行き詰まり 既成政党が包囲網

毎日新聞2017年9月12日 東京朝刊
 「難民流入が熱く議論されたことが多くの人を(投票へと)動かした」。中世の面影が残る街並みと湖畔巡りが人気の観光地、ドイツ東部メクレンブルク・フォアポンメルン州の州都シュウェリン。シュウェリン城にある州議会で、新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のライフエリック・ホルム州議会代表が語った。

 政府の難民政策に対する不満が高まった昨年9月、州議会選で初の議席確保を目指したAfDは20・8%の得票。州に自身の選挙区があるメルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)を一気に抜き去り、第2会派になった。

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 ベルリンでは人口に占める外国人の割合が3割に上るが、同州の外国人の割合は3・7%と少ない。1990年の東西独統一以降、州には政府の監視対象の「極右」や外国人排斥運動の拠点がある。極右のドイツ国家民主党(NPD)は昨年の州議会選以前は議席があった。昨年4月、取材に応じたシュテファン・キュスターNPD州議会代表(当時)は「AfDは偽りの姿で(NPD支持層を含む)有権者を獲得しようとしている」と危機感をあらわにした。懸念は選挙で現実化し、AfDに食われる形で、全国最後の州議席を失った。

 難民問題に争点を絞り込んだ同州での大勝は、ギリシャ支援に反対する「反欧州連合(EU)政党」だったAfDにとって大きな戦略的勝利となった。だが、地方議会でAfDは厳しい現実に直面する。「我々は他党の政策でも良いものには賛成する。だが、全政党が我々の提案を支持しない」(ホルム氏)。AfDは16ある州議会のうち13議会に進出したが、提案が採択されたことはない。

 ベルリン自由大のオスカー・ニーダーマイヤー教授(政治学)は「AfDは地方でも完全に孤立している」と指摘する。政治経験が乏しい議員が多いAfDは、実績を上げるには他党との協力が重要。だが、協力を得られないどころか、複数の州議会では、AfD選出の委員を減らすため規則の変更が行われるなど、既成政党による包囲網が敷かれる。

 難民問題を機に躍進したものの、地方で政治実績作りに行き詰まるAfD。地方選の勢いに乗じ、国政進出後の連立与党入りも視野に入れるフラウケ・ペトリ共同党首と、躍進を支えた極右層の乖離(かいり)を恐れ、「反メルケル路線」の立場を重視する党内保守派の重鎮、アレクサンダー・ガウラント副党首との亀裂が鮮明になった。そして対立が決定的になったのは、ナチスを巡るある発言だった。【ベルリン中西啓介】=つづく

2263チバQ:2017/09/15(金) 13:14:27
https://mainichi.jp/articles/20170913/ddm/007/030/109000c
2017ドイツ総選挙

深層・右派台頭/5 敗れた「現実路線」 「ナチス擁護」除名できず

毎日新聞2017年9月13日 東京朝刊
「首都の中心に恥辱の記念碑を建てたのはドイツ人だけだ」

 1月17日、ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のビヨルン・ヘッケ東部テューリンゲン州会派代表は、東部ドレスデンでそう演説した。「恥辱の記念碑」とは東西独統一(1990年)後に建てられたホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑を指す。ナチスの犯罪を忘れまいとする戦後ドイツの精神を、批判した演説だった。

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 ヘッケ氏はまた、第二次大戦末期に市民ら約2万5000人が死亡したとされる米英軍のドレスデン空襲を「広島や長崎への原爆投下に比肩する」とも主張し、歴史教育の「転換」を求めた。

 支持者らは、ヘッケ氏の演説に拍手を送った。ドレスデンは地理的理由でナチスに批判的な旧西独の放送が視聴しづらく、空襲被害が戦後も尾を引き反英米感情が残った。このため、ナチス時代を否定的に捉える教育に比較的なじみが薄い。イスラム移民への反対運動が起きるなど、排外的な空気もあった。

 だが、AfDの国政与党化を目指すフラウケ・ペトリ共同党首にとり、ヘッケ氏の発言は見過ごせなかった。ドイツではタブーの「ナチス擁護」と受け取られかねないからだ。「ヘッケ氏は本質的にナチス」と断じて除名を要求。しかし、保守派の重鎮アレクサンダー・ガウラント副党首は総選挙前の党内対立を避けるため、ヘッケ氏の謝罪だけで事態収束を図った。幹部2人の対立は、ペトリ氏の退潮と党のさらなる右傾化につながる。

 この動きが顕在化したのは、ドイツの総選挙で恒例の「筆頭候補」選びだった。選挙戦の「顔」となる人物を党大会で選出する。ペトリ氏は連立与党志向の「現実路線」で単独候補になることを目指した。だが、右派色の濃いガウラント氏は野党路線を掲げ、複数筆頭候補の擁立を図った。

 ペトリ氏は、トランプ米大統領就任式(1月20日)の翌日、独西部コブレンツでの反欧州連合(EU)集会で、仏極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首らと登壇するなど、「ドイツ最右翼の顔」と目された時期もあった。だが、化学者出身で演説も難解なため支持は広がらず、結局、ガウラント氏に軍配が上がった。

 4月23日、西部ケルン。党大会の最終日に、筆頭候補となったガウラント氏とアリス・バイデル氏が壇上に立った。ペトリ氏は自身の提案が未採択に終わると、「党は過ちを犯した」と力なく語った。引きつった表情は、2年前の党大会で党首の座を追われた創立者ベルント・ルッケ氏に重なる。反EUの経済政党から反難民にも主張を広げたAfDは、いよいよ右派色を鮮明にした。【ベルリン中西啓介】=つづく

2264チバQ:2017/09/15(金) 13:17:10
https://mainichi.jp/articles/20170914/ddm/007/030/104000c

2017ドイツ総選挙
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深層・右派台頭/6 公約に「排外主義」 押し切られた経済重視派



毎日新聞2017年9月14日 東京朝刊 「犯罪に関与した移民系ドイツ人の国籍剥奪」「イスラム教関係機関への法人格付与の禁止」--。今年4月、ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が党大会で採択した総選挙公約には、他の主要政党とは一線を画す排外的な文言が並んだ。


 「(旧西ドイツ建国の)1949年以来初めて、一部政策が違憲の政党が(国政進出に必要な得票率)5%を超える可能性がある」。マース独法相は今月10日、地方紙への寄稿でAfDの政策について、人権や信仰の自由の観点などから違憲性の疑いを指摘。伸長するAfDの勢いとその極端な右傾化に警戒感をあらわにした。

 4月の党大会で保守派が党中央の主導権を掌握したAfD。そこに至るまでには、地方の党員の間でも保守派と経済政策重視派の「綱引き」が繰り広げられ、経済派が後退を強いられていた。

 典型例が南西部バーデン・ビュルテンベルク州の州議会の党会派だ。同会派は昨年7月、いったん分裂した。きっかけは所属議員ウォルフガング・ゲデオン氏が出版した本。ゲデオン氏はこの中でネオナチ活動家を擁護し、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定することを罰する法的判断を「シオニズム(ユダヤ人国家建設運動の基となる民族主義)が表現の自由を制約している」と主張した。

 州議会でAfDを率いるのは党の共同党首、イエルク・モイテン氏。経済派のモイテン氏は本の内容を問題視しゲデオン氏の除名を決意した。だが、会派議員による投票では除名に必要な3分の2が得られず、モイテン氏は直後に賛成した議員と新会派を結成した。

 「私はユダヤ人とシオニズム信奉者を分けている」。ゲデオン氏は取材にこうユダヤ人差別の意図を否定する。だが、ユダヤ人差別がホロコーストにつながった歴史を猛省するドイツで、本の中での一連の主張は差別思想の典型とみなされる。

 モイテン氏は党からの「極右」排除を図ったが、騒動は昨年10月、州議会会派の再統一で幕を閉じた。ゲデオン氏は会派からは離脱したが党員資格は維持し会派と共に活動している。経済派が保守派に押し切られたのは明らかだ。保守派のリーダー、アレクサンダー・ガウラント副党首は「個人の意見が党の指針から外れたからと言って、即座に除名することは間違いだ」とあらゆる過激発言を問題視しない考えだ。

 「帰れ!」。東部州での遊説で、メルケル首相は度々、AfD支持者の罵声を浴びる。反メルケル政権を鮮明にし、右傾化をさらに強めるAfD。だが、この方針に反対する声が意外な人物から上がった。【ベルリン中西啓介】=つづく



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2265チバQ:2017/09/15(金) 13:17:38
https://mainichi.jp/articles/20170915/ddm/007/030/077000c

2017ドイツ総選挙
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深層・右派台頭/7止 「結束」もろさ露呈 党の将来見通せず



毎日新聞2017年9月15日 東京朝刊
.「ブルカ(イスラム教徒の女性用衣装)? 私はブルグンダー(ドイツの代表的ワイン)が好き」「多様性? もう(十分)あります」。24日に近づいた独総選挙。イスラム教徒や移民をからかうようなポスターが街中に散見される。ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の選挙ポスターだ。人種差別的な主張に怒った人たちがポスターを引きはがしたりする事態が相次いでいる。


 そんな中、AfDの「選挙の顔」であるアリス・バイデル筆頭候補が先月下旬、記者会見でこう言い放ち、驚かせた。「私はこのポスターに一貫して反対だった。だが、党執行部が決めたのだ」

 4月の党大会で反イスラムなどを強調する保守派が党の主導権を掌握し、右傾化路線をひた走るAfD。金融業界出身で党内では経済政策を重視する派を代表するバイデル氏が党大会で筆頭候補に推挙されたのは、「自由主義経済派と保守派の2派を結束させる必要があった」(もう1人の筆頭候補で保守派の重鎮、アレクサンダー・ガウラント副党首)ため。76歳のガウラント氏と38歳の女性のバイデル氏が組むことは党のイメージアップにつながるとみられた。だが、保守派が狙った「結束」の演出は、バイデル氏の言動などを通じ、早くもそのもろさを露呈している。

 「あなたはガウラント氏や(ナチス擁護的な発言をした)ビヨルン・ヘッケ氏と距離を置いていると言うべきだ。彼らは単なる極右ですよ」。独公共放送で5日に放送された討論番組。保守系与党キリスト教社会同盟(CSU)のアンドレアス・ショイアー議員がこう問いただすと、バイデル氏は突然スタジオを出て行った。動揺は明らかだった。スリランカ出身の女性パートナーと2人の子供を育て、「能力ある移民は歓迎」との立場を公言するバイデル氏。保守派との距離を測りかねているようにも映る。

 保守のメルケル政権の12年間に、革新系が主張してきた同性婚や脱原発が実現した。このため今回の総選挙でも国政政党間に大きな対立点はなく「メルケル首相の信任」が焦点だ。こうした中、AfDは過激な主張を前面に出すことで、現状に不満を持つ有権者を投票へ動かそうとする。

 「総選挙は党内対立に一時休止をもたらすだろうが、決着がついたわけではない」。AfD創立メンバーの一人、コンラート・アダム氏はこう語り、党の将来は流動的との見方を示す。反欧州連合(EU)の経済政党としてスタートした当時の立役者は相次いで姿を消した。政府の難民政策批判から反イスラムへと右傾化したAfDは今、過激な排外主義を抱え、国政に限りなく近づいている。【ベルリン中西啓介】=おわり

2266とはずがたり:2017/09/15(金) 19:17:39

スペイン・カタルーニャ州、独立ならEU加盟に申請必要=欧州委員長
ロイター 2017年9月15日 16時11分 (2017年9月15日 18時51分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170915/Reuters_newsml_KCN1BQ0NV.html

[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州委員会のユンケル委員長は14日、スペインから北東部カタルーニャ州が独立した場合、EUに加盟するためには申請手続きが必要になるとし、その規則はあらゆる新国家に適用されると述べた。
カタルーニャは、10月1日に独立の是非を問う住民投票を実施する構えだが、スペインの憲法裁判所は住民投票実施法を停止し、違憲判断の審議に入っている。
ユンケル委員長は「投票で独立支持の結果が出れば、それを尊重するが、投票の翌日からカタルニアがEU加盟国になるわけではない。ルクセンブルクの北部が南部から独立したとしても、同様の規則が適用される」と述べた。ユーチューブでの発言が、ユーロニュースで放送された。
EUへの加盟には、EUのすべての基準と規則の順守が求められ、全加盟国政府の同意が必要。このため、スペインが望めばカタルーニャの加盟を阻止することもできる。
EUでは2013年のクロアチアが最も新しい加盟国。

2267とはずがたり:2017/09/16(土) 20:11:09
2017年9月16日 / 08:14 / 5時間前更新
メルケル首相、ドイツ総選挙で想定される「連立シナリオ」
http://jp.reuters.com/article/german-merkel-option-idJPKCN1BQ093

[ベルリン 14日 ロイター] - 24日のドイツ連邦議会選挙はメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の勝利がほぼ確実視されているが、重要なのはどの政党と連立を組むか、また連立工作にどの程度の時間を要するかだ。

今回は極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が初めて議席を確保する見通し。ただ、他のすべての政党がAfDとの連立を排除しており、CDUは引き続き社会民主党(SPD)と「大連立」を組む可能性が最も高そうだ。

首相は選挙後すぐに各党に打診を初めそうだが、交渉が長引いて数カ月にわたり政策がマヒする恐れもある。

今回は議会内の党派数が4から6に増える可能性があるため、連立交渉はなおさら複雑になる。

新たな連立政権は、過去2年間で100万人を超えた移民の融合や欧州連合(EU)改革、ロシアやトルコとの関係といった重要課題に取り組むことになる。

主な連立シナリオは以下の通り。

●CDUとSPDの大連立

最も可能性の高いシナリオだ。メルケル政権12年のうち、CDUとその姉妹政党であるキリスト教社会同盟(CSU)は過去4年間を含む8年間にわたってSPDと連立を組んできた。

─実現のシナリオ 

メルケル氏はSPDとの連立に居心地の良さを感じているようだ。安定多数を抑えられ、政策の継続性もあり、欧州、トルコ、外交、移民、安全保障を巡って概ね見解が一致している。

─障害

大連立は両方にとって最終手段。特にSPDは格下の連立相手という地位に甘んじることを恐れている。SPDは投資、教育、格差、公正な年金といった問題を重視しているのに対し、CDU・CSUの軸足は減税にある。

●CDUと自由民主党が連立

保守のCDUとビジネス寄りの自由民主党(FDP)は伝統的に協力関係にあり、特に財政や経済政策の連携相手。戦後70年間のほぼ半分は連立を組んでおり、十分な議席を確保できればこの組み合わせの可能性が最も高くなる。

─実現のシナリオ

FDPの支持率は今年回復しており、5月のノルトライン・ウェストファーレン州議会選では十分な議席を獲得してCDUと連立を組んだ。

─障害

FDPが前回、CDUと連立を組んだ4年間は混乱続きとなり、2013年の連邦議会選挙では議席をすべて失った。FDPの減税、民営化案はCDUより過激で、EUの統合深化に反対し、EU加盟諸国のユーロ離脱を認めるべきとの立場だ。

●CDU、FDP、緑の党の連立

連邦政府レベルでの連立実績はないが、北部シュレスウィヒ・ホルシュタイン州では連立を組んでいる。

─実現のシナリオ

メルケル氏がFDPもしくは緑の党だけとの連立では政権を樹立できない場合、3党連立を模索するかもしれない。FDPと緑の党はこの選択肢を否定しているが、政権入りの魅力に引かれる可能性がある。

─障害

緑の党とFDPの政治的主張は対極にある。税制、エネルギー、EU、移民などの問題で衝突しそうだ。

2268とはずがたり:2017/09/16(土) 20:11:21
>>2267-2268
●CDUと緑の党の連立

連邦政府レベルでの連立実績はないが、再生可能エネルギーを推進してきたメルケル氏は、緑の党との連立を選択肢に挙げたことがある。CDUと緑の党は、地方レベルでは協力してきた。

─実現のシナリオ

緑の党の指導部は、「環境の戦士」だった創設者とは異なり、現実主義者らだ。政権入りが視野に入れば妥協するかもしれない。この組み合わせになればEU強化を支持し、気候変動対策に力を入れるだろう。緑の党は石炭火力発電所の段階的廃止も進めそうだ。

─障害

両党で議席過半数を確保できるかは疑問。政策を巡る意見の相違も多く、CDUは減税を、緑の党は超富裕層への課税強化を求めている。緑の党は移民政策について、よりリベラル寄りで、軍事費拡大には反対。エネルギー、自動車の排気規制などの問題でも両党は対立しそうだ。

●少数派議会/再選挙/マヒ

与党の議席が過半に達しない少数派議会となれば、安定志向のドイツ国民は再選挙を求めるかもしれない。

─実現のシナリオ

メルケル氏は連立相手を確保できなくても、自身の人気は高いので政権を担う使命があると感じるかもしれない。個別の政策でFDPやSPD、緑の党の閣外協力を仰ぐ可能性がある。

─障害

メルケル氏も国民も不安定さを警戒するだろう。ヒトラーのナチ党台頭に至る数年間は、安定多数を獲得する政党を欠く不安定な状態だった。

●SPD、左派党、緑の党の連立

SPDが首相の座を獲得するには、緑の党および急進的な左派党と組むしかないが、実現の確率は非常に低い。

─実現のシナリオ

SPDはこれまでで初めて、左派党との連立の可能性を排除していない。連立が実現すれば、投資拡大と格差対策に力を入れ、現在よりも親ロシア路線を採りそうだ。

─障害

左派党は旧東ドイツの共産党と関係がある。またSPDは10年余り前、大胆な労働市場改革を巡り、左派党への大量移籍を招いた苦い記憶がある。SPDが緑の党と組むのは容易だが、左派党は最高税率75%、週労働時間30時間といった政策を提唱している。

2269とはずがたり:2017/09/17(日) 22:56:59
印象論だけどフランス人は働かずに文句ばかり云ってる。で,日本人は働きすぎる癖に何も文句云わない(;´Д`)

木村正人
欧州インサイドReport
マクロンは「フランスのサッチャー」になれるか 鬼門の労働市場改革
2017年09月14日(木)13時45分
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/09/post-36.php

[パリ発]「マクロンは王様、フランス最後の絶対君主ルイ16世と同じ」「私はあなたの言う通り、怠け者よ」――エマニュエル・マクロン仏大統領(39)がフランス再建の目玉に掲げる労働市場改革に反対する全国一斉の抗議行動が9月12日、パリ、マルセイユ、トゥールーズ、ニースなどで行われ、大勢の労働者や市民が街頭に繰り出した。

フランス最大の影響力を持つ労組連合、フランス労働総同盟(CGT)が鉄道労働者、学生、公務員らに約4000のストライキと180の抗議行動を呼びかけた。パリでは50〜80%の交通網が影響を受けた。格安航空のライアンエアーもフランスで離発着する110便を欠航にした。

仏内務省によると、デモ行進に参加したのは約22万3000人で、13人を逮捕。一方、CGTの発表では参加者は計約40万人。フランソワ・オランド前大統領が行った昨年の労働法改正に対する抗議活動はもっと大規模(警察発表で39万人)で、今回はストライキの広がりも限定的だった。

パリでは、参加者の一部がスネにレガースを当て、発煙筒を配り、警戒の機動隊も万全の配置を整えていた。今日も荒れるのかと少し身構えたが、拍子抜けするほど平和なデモ行進が4時間も続いた。

マクロンは自分の労働市場改革に反対する人たちを「怠け者、皮肉屋、過激派」と呼び、反感を買った。「私は怠け者です」と、マクロンの傲慢な物言いを批判するプラカードが目立ったのは、そのせいだ。

強硬な組合との対決はこれから
イギリスの首相マーガレット・サッチャーが騎馬警官隊まで繰り出し、政権をひっくり返すほど絶大な力を持っていた全国炭坑労働組合を粉砕したように、マクロンは強硬なCGTをねじ伏せて、労働市場改革を断行できるのか。第1ラウンドは双方、全面対決を避け、様子を見ているような印象を受けた。

上(省略)は欧州連合(EU)統計局のデータをもとに作成した若年労働者の失業率だ。日本やドイツ、イギリスに比べ、フランスは20%超と高止まりしたままだ。これがフランス経済の病巣を物語る。フランスでは既存労働者の権利が守られ過ぎているため、労働コストが高くなり、企業は新規採用に対して慎重になる。

マクロンは経済相だった2015年、いわゆる「マクロン法」をまとめ、日曜・深夜営業の拡大、長距離バス路線の開設自由化を認め、経済を活性化させた。しかし、左右両派から強い抵抗にあい、中道勢力を結集する運動「前進!」を立ち上げるきっかけとなった。

前任者のオランドも昨年、労働法を改正し、法定労働時間(週35時間)は原則として残したものの、労働時間の細部については個々の企業レベルの労使合意を優先できるようにしたが、これが社会党凋落の決定打になってしまった。守られた労働者に競争を突きつける労働市場改革はフランスの政治指導者にとって、これまで鬼門だった。

マクロンの労働市場改革の柱は、(1)企業レベルで労使合意できる項目を増やす(2)労働組合の統合(3)不当解雇の際に企業が支払う賠償金額に上限を設ける(4)失業保険制度の改正である。5月のアンケート調査では総論では50%がマクロン改革に賛成だが、細部については意見が分かれ、不当解雇賠償金への上限設定には56%が反対していた。

就任から100日以上が経過したマクロンへの満足度は5月の62%から8月には36%まで26ポイントも急落した。支持率が最終的に4%まで下がり「ミスター4%」と皮肉られたオランドでさえ最初の100日間は61%から46%へ15ポイントの下げだった。マクロン株の下落率はオランドを上回っている。

労働争議による労働損失日数はアメリカの74万日、ドイツの109万日に比べて、フランスが385万日と断トツに多い。ドイツもゲアハルト・シュレーダー前首相の時代に失業給付の削減、年金支給開始年齢の引き上げといった大胆な改革を行った。フランス経済も改革なしに再生はあり得ない。

デモ参加者の多くは「人間らしい生活をするためには労働者を守る必要がある」と口々にマクロン改革への反対を唱えたが、人間らしい生活を守るためにはみんなが公平に働ける環境整備が避けて通れない。マクロンはフランスの鬼門を突破できるのか。筆者には、労働者の大半は消極的な支持を与えているように見えたのだが。

2270とはずがたり:2017/09/17(日) 23:04:09
日米英,トルコ,北鮮,中共,ベネズエラと今の地球にはろくでもない指導者が多過ぎる。。

木村正人
欧州インサイドReport
エリザベス女王にも愛想を尽かされた?メイ英首相が誰からも嫌われる理由
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/06/post-33.php
2017年06月22日(木)15時00分

エリザベス女王にも愛想を尽かされた?メイ英首相が誰からも嫌われる理由
イギリス議会で政府の施政方針を読み上げたエリザベス女王(右は同行したチャールズ皇太子) Stefan Rousseau-REUTERS
<施政方針演説で女王が王冠と純白のローブを身につけなかったのはメイ政権を見限ったからか。かつての部下は、メイは元々英首相の器ではなかったと明かす>

[ロンドン発]イギリスの首相テリーザ・メイ率いる保守党がまさかの過半数割れに終わった総選挙を受け、6月21日に議会が開会し、エリザベス女王が政府の施政方針を読み上げる伝統の「女王演説」が行われた。いつもは荘厳な馬車に乗り、大英帝国王冠に純白のローブという出立ちの女王が、青色のコートで現れたのには驚いた。

暗雲が垂れ込めるイギリス
ドレスダウン(簡素化)した女王演説は1974年以来のことだという。ちなみにその後財政危機に陥ったイギリスは76年、国際通貨基金(IMF)から緊急融資を受けている。欧州連合(EU)側との離脱交渉が始まった今のイギリスにも暗雲が垂れ込めているのは言うまでもない。

女王演説は当初19日に行われる予定だったが、2日ずれ込んだ。軍旗分列行進式との間があまりなかったので、女王演説は簡素化せざるを得なかった。

EU離脱交渉で「悪い合意ならしない方がマシ」と大見得を切っていたメイもハード・ブレグジット(EUの単一市場だけでなく関税同盟からも離脱)からソフト・ブレグジット(単一市場や関税同盟へのアクセスをできるだけ残す)に方向転換せざるを得なくなり、施政方針を調整するのに手間取ったのが原因だ。

がしかし、エリザベス女王がドレスダウンした理由はそれだけだろうか。筆者にはブレグジット(イギリスのEU離脱)の舵取りが定まらないメイに対する批判も込められているように感じられる。それとも女王は政権が長くないとみて、メイを見限ったのだろうか。

息を吹き返したソフト・ブレグジット派
総選挙で完全に窓際に追いやられていたソフト・ブレグジット派、財務相フィリップ・ハモンドは保守党内でメイ批判の急先鋒に立ち、「昨年6月、イギリスの有権者はEU離脱に投票したが、貧しくなることや不安定になることに投票したわけではない」と反転攻勢の狼煙を上げた。首相と財務相の対立がここまで鮮明になるのは、かなり危機的だ。

キングス・カレッジ・ロンドンの教授アナンダ・メノンが主宰する研究グループ「変わりゆく欧州の中のイギリス」は最新の報告書の中で、イギリスがEUを離脱すれば対EU貿易は40%減り、国内総生産(GDP)も3%縮小すると指摘している。

予算責任庁(OBR)の推定によれば、2021年までに移民の年間純増数を26万5000人から18万5000人に減らせば、財政は年60億ポンドの打撃を受け、さらに10万人にまで減らせば同じような影響が出るという。

メイらハード・ブレグジット派に金融緩和策を徹底的に攻撃されてきた英中央銀行、イングランド銀行総裁マーク・カーニーは「ブレグジットは雇用削減と物価上昇、賃金カットをもたらす。貧しい人から影響を受ける」と述べ、年率2.9%に達したインフレを抑えるための利上げを見送った。利上げすると景気減速に拍車がかかる恐れがあるからだ。

2271とはずがたり:2017/09/17(日) 23:04:35
>>2270
どうしてメイのリーダーシップはこれほど迷走するのか。メイが内相だった時代に、部下として仕えたことがある元国家公務員の友人にどこに問題があるのか解説してもらった。

「私が仕えた6〜7人の内相の中で、メイはリスクを取ることを避け、ネガティブな報道や批判を嫌い、内務省職員や彼女のインナーサークル以外の人を十分に信頼しないという3つの特徴があった。このため、メイは決断を避けるか、決断したとしても極めてまずいものになってしまう」

「内相時代、メイはほとんど何もしていない。最大の理由はメイがリスクを恐れていることだと思う。メイが内相に就任したとき、内務省は非常に大きな問題を抱えていた。移民の数がうまくコントロールされておらず、『イー・ボーダー(電子国境)』と呼ばれる出入国管理システムの構築はどうなるか分からなくなっていた。警察官の不満はたまり、士気は最低だった」

「内務省はもう何年も上級管理職のパフォーマンス不足に悩まされており、私たちはどの部門の歳出をカットするのか、大胆に決断して変化をもたらす指導者を求めていた。こうしたすべての問題を解決するためにはリスクをとる必要があったが、メイにはその覚悟がないことがすぐに明白になってきた」

大局を見ず、失敗を恐れる
「実際、どの決断をするのも難しかったが、メイに決断を求めるため説明資料を送ると細かい質問が山ほど返ってきた。その大半は全く意味のないものだった。質問の山を見れば、メイが大局を見ることができず小局にとらわれすぎ、失敗を怖れるタイプの人間であることは一目瞭然だった」

「メイは私たちが行動を起こすために求めている決断を行わないように見えるばかりか、もっともっと細かい質問が付け加えられたペーパーをやり取りして、しばしば数カ月も待たなければならないことがしばしばあった。実際に私が関わった仕事では散々、待たされたあげく、決断は行われないまま、お蔵入りとなってしまった」

「2番目の問題はメイが自分に対してネガティブな報道を嫌っていることだ。何かがうまく行かなくなった時、彼女は閣外担当相(日本でいう副大臣)に質問に答えさせ、自分は陰に隠れていた。陰に隠れることができない時、彼女は自分の立場を守るために自分の部下に責任をなすりつけた。彼女は批判を浴びた時、パニックに陥り、分別を失うのだ」

「3番目の問題は、メイが扱いやすいインナーサークルの人たちを抱え込むのが好きなことだ。外部グループの意見には一切、耳を貸さない。メイが内相に就任してから数年が経ち、内務省でも上級管理職でさえ一体どうなっているか全く知らないことを公に認めることがあった。下級職員は完全に蚊帳の外だった」

「彼女が首相になるのが確実になった時、私は怖れおののいた。彼女は内相時代と同じように取り巻きを集め、すべてをインナーサークルの中で話し合い、決断するのを避けるだろうと疑った。もし彼女が決断したら、それは間違ったものになるだろう。彼女が首相になって、この怖れは現実のものになった。リスク回避、批判への怖れ、周囲への不信頼はメイの性格と切っても切り離せないものだ」

「すべてのリーダーシップはパーソナリティーによって形作られる。メイがそれを変えようと思っても変えることはできないのだ」

この友人はメイが首相になった当初から何度も繰り返し問題を筆者に指摘してきた。それが現実になろうとは夢にも思わなかった。

2273チバQ:2017/09/20(水) 15:29:08
http://www.sankei.com/world/news/170918/wor1709180009-n1.html
2017.9.18 09:15
【ドイツの選択2017総選挙(上)】
「強い欧州」メルケル首相に追い風 「米国第一」にくさび、トランプ氏へ直言
 中世から続く歴史的都市、ドイツ北部ブラウンシュバイク。ホールで行われた女性団体の会合は晩夏を忘れさせる熱気に包まれた。主役はメルケル首相だ。

 「強い欧州がドイツを強くする」。熱弁を振るうメルケル氏は「強い女性がドイツを強くする」と書かれた看板を指していった。「男も女も老いも若きも国民政党には多様性が必要だ」。会場は喝采した。

 24日に実施される総選挙(連邦議会選)直前も自身の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟は支持率37%前後を維持し、ライバルの中道左派、社会民主党に15ポイント前後の差をつける。首相4期目は目前だ。

 「同盟のリベラル化」。長期政権の秘訣(ひけつ)を独週刊紙ツァイトの政治記者ガイス氏はこう解説する。寛容な難民政策に加え、「脱原発」と平行して再生可能エネルギー利用を推し進めるなど環境を重視。3期目は企業の女性幹部起用義務や二重国籍制度を導入し、同性婚合法化も認めた。

 同盟の伝統政策の転換は左派やリベラル政党の支持者も多く吸い寄せた。「メルケル氏がいるから初めて同盟に投じる」。男性の元社民党支持者が明かす。

 メルケル氏は「日和見」と批判もされるが、ガイス氏は「旧東独出身で同盟の伝統にしばれない柔軟さ。現実主義だ」と分析。メルケル氏は党のリベラル化について、グローバル化で「世界が変わった。だから同盟も変わった」と語る。

     


 「リベラルな欧米の最後の守り手」-。欧米でも安定ぶりが目立つメルケル氏には、「米国第一」を掲げるトランプ米政権下で世界に不透明感が増す中、こんな声も上がる。米調査機関が世界37カ国で調べた米独中露4カ国首脳への信頼度ではメルケル氏が42%で大差をつけて首位だ。

 「安心をもたらしてくれる」。欧州の相次ぐ危機に対処してきた経験に支持者も期待。背中を押されるようにメルケル氏は動く。

 「軍事的解決は考えられない。米大統領ともはっきりと話す」。北朝鮮が核実験を強行した3日、メルケル氏はテレビ討論会でこう言明すると、翌日以降、平和解決に向けトランプ氏や日韓中露4カ国首脳との電話外交を繰り広げた。

 北朝鮮問題に比較的関心が低かった欧州でも危機感は高まっている。軍事衝突となれば、欧州の経済にも影響は必至。自由貿易や気候変動問題に続き、メルケル氏はトランプ氏と“対峙(たいじ)”する形となった。

2274チバQ:2017/09/20(水) 15:29:31
 ただ、メルケル氏も実際には決定的対立の回避に努めている。人権問題などを念頭に「深刻な溝はある」と牽制(けんせい)したが、対テロなどで「協力は不可欠」とし、米国の中東などでの取り組みに「感謝」も表明した。

 ドイツは戦後の西独時代から米中心の国際秩序で安全と繁栄を享受してきた。トランプ氏とぎくしゃくしても、メルケル氏に対米重視を変える考えはない。トランプ氏に批判的な世論を踏まえ、シュルツ社民党党首は「世界への危険」と挑発的だが、メルケル氏は抑制的。「意見は違えど、民主的に選ばれた人物には適切な敬意が必要だ」

     


 そんなメルケル氏に近づくのは、米国に代わるグローバル化の牽引役をうかがう中国。7月の20カ国・地域(G20)首脳会議では気候変動や自由貿易で両国の協調を打ち出した。メルケル氏は中国の民主活動家、劉暁波氏死去で直接的な批判を控え、中国に配慮したとの見方もある。ただ、経済を中心に蜜月が目立ったドイツも南シナ海の強引な進出などで警戒を強め、最近は中国を念頭に独企業買収への監視強化も決めた。中国は「個別の世界的課題でパートナー」(独外交政策評議会のブラムル氏)たり得るが「過度の幻想も抱いていない」(政府筋)。

 ドイツのより所は欧州連合(EU)だ。ドイツが人権や法の支配などの価値を唱えても限界があり、影響力を持つには欧州のまとまりが不可欠。だから「強い欧州」を訴える。メルケル氏は北朝鮮の核実験後の声明発表でも、マクロン仏大統領とまず事前調整した。

 難しいのはEU外交が加盟国の全会一致を原則とすること。経済関係などをテコに中露は個々の加盟国を通じて影響力行使を図る。メルケル氏は独紙でEUの課題をこう指摘した。

 「中露への姿勢は加盟国で異なるが、どんな問題でもEUの団結が崩されないと世界に示す必要がある」

     


 ドイツ総選挙が24日に迫った。メルケル首相の4期当選が有力視される一方、4年でドイツを取り巻く環境は変わった。課題を3回に分けて報告する。(ベルリン 宮下日出男)

2275チバQ:2017/09/20(水) 15:30:18
http://www.sankei.com/world/news/170918/wor1709180034-n1.html
2017.9.18 22:19
【ドイツの選択2017総選挙(中)】
難民・移民の大量流入 「寛容」裏目、癒えぬ亀裂
「メルケル首相はドイツを『多文化社会』にしようとしている。国を守れ」

 今月6日、独南部プフォルツハイムで開かれた新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)の集会。ガウラント共同筆頭候補が訴えると支持者約1500人が歓喜した。「メルケルは去れ」。怒号も飛んだ。

 「反ユーロ」を掲げ2013年に発足したAfDは「反難民・移民」「反イスラム」を前面に出し伸長してきた。ガウラント氏は「ドイツにイスラムの居場所はない」と強調。総選挙では支持率10%前後で自由民主党や90年連合・緑の党らと3位を争い、初の国政進出が有力視される。

 「強い野党を期待する」。集会にはメルケル氏の保守系与党キリスト教民主同盟を離党したシュタインバッハ議員も加わり、支持を言明。各党がAfDと一線を画す中、国会議員では異例の行動だ。

 15年9月、ハンガリーに滞留した難民・移民を人道的観点から受け入れたメルケル氏の決断は国内外から高く評価された。だが、移民らに比較的厳格だった同盟が姿勢を転じ、不満を抱く多くの保守層がAfDに流れた。他の政党は同盟より寛容だ。「どの党も一緒」。同盟からAfDに支持を換えた男性は憤った。

 移民受け入れの決断から約2年。15年だけで約90万人に上る難民らの社会統合の努力も続く。かつてトルコ人労働者らの統合に難航した経験から政府も語学習得や就職を後押し。ただ経済協力開発機構(OECD)の報告ではこの間、就職できた難民は約14%にとどまる。低賃金労働も多い。

 難民・移民は人口の22・5%と過去最大になった。ベルリンなどでは英語が話されるケースが目立つとの不満も漏れ、あるAfD支持者は「ドイツはドイツ人のもの。ドイツ人とは独語を話し、長く住んでいる者」と主張する。

 「人種差別」。AfDの集会場周辺ではこんな看板などを掲げた反AfD系市民の抗議デモが相次ぐ。一方、メルケル氏も遊説先でAfD支持者らの抗議デモに遭うことが目立つ。AfD支持者への対応をたずねられたメルケル氏の表情は厳しい。「誰でも支持を得る努力をする。対話は難しく、長期的な課題となる」

     ◇

 戦後最大規模といわれる欧州への難民・移民大量流入はドイツ社会だけでなく、欧州にも亀裂を残す。

「私たちの方針は変わらない」。ハンガリーのオルバン首相は6日、欧州連合(EU)司法裁判所の判断に盾突いた。判断は15年秋、EUが決めた難民の受け入れ分担策を“合法”とする内容だ。ドイツが主導した対策に東欧は当時強く反発したが、多数決で押し切られた。EUの「東西対立」が尾を引く。

 独仏など一部加盟国がEU強化のため先行して統合を進める動きにも、東欧は“二流国扱い”されると警戒。メルケル氏の恩師、コール元首相は過去にドイツが侵攻した東欧の加盟交渉開始決定時に「人生ですばらしい瞬間の一つだ」と涙した。その東欧にどう向き合うか。今後も課題だ。

 難民らの流入は、単一通貨ユーロと並ぶ欧州統合の課題の象徴で、欧州諸国間の国境検問を廃止したシェンゲン圏制度も揺さぶった。難民流入やテロ頻発で復活した検問をドイツなど6カ国がなお維持。移民は後を絶たず、「検問をやめられる見通しはない」とメルケル氏は語る。

 流入問題などを追い風に大衆迎合主義(ポピュリズム)が伸長したEUは、4〜5月のフランス大統領選を機に崩壊も取りざたされた危機から脱したかにみえる。だが、シンクタンク・カーネギー欧州のレーネ研究員は「まだ森から出られたわけではない」と警鐘を鳴らす。(ベルリン 宮下日出男)

2276チバQ:2017/09/20(水) 15:31:19
http://www.sankei.com/world/news/170920/wor1709200011-n1.html
2017.9.20 07:13
【ドイツの選択2017年総選挙(下)】
過ぎた「他国を頼れる時代」 安保、自助の道険しく
 「バーン、バーン」。リトアニア東部パブラデの森林を切り開いた広大な平原に砲弾の鈍い発射音が立て続けに轟く。数百メートル先の標的付近からは砂煙が舞い上がった。8月末、ドイツ連邦軍・歩兵戦闘車5台が演習を行った。

 北大西洋条約機構(NATO)はウクライナ危機後の対ロシア抑止のためバルト3国とポーランドに多国籍部隊を展開中だ。ドイツは、1000人余りのリトアニアの部隊の中心を担う。今年1月からは兵士450人のほか、戦車など多くの装備を提供。「同盟の一員として貢献できるのは光栄だ」。トルステン・ゲンスラー司令官は胸を張る。

 リトアニアは第二次大戦中にドイツが侵攻した国。「それだけに派兵は政治的にも象徴的」と指摘するのは、ドイツ外交政策評議会の安全保障専門家メリング氏。「やっとやるべきことをやりだした」と最近のドイツの取り組みを評した。

 ドイツは統一後、アフガニスタンなど海外派兵も行ってきたが、近年は外交・安保で「受け身」の姿勢を示し、経済力に見合った一段の貢献や指導力発揮を求める声が強まっていた。

 こうした中、2013年秋以降のウクライナ危機や15年の難民・移民流入、テロ頻発など過去4年で安保環境は激変。ドイツは欧州連合(EU)の対露制裁を主導する。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討では従来原則から転じてイラク部隊に武器供与し、有志連合に加わるなど重い腰を上げた。

 トランプ米政権発足がこれに拍車をかけている。米国は「応分の負担」を求めており、欧州との関係に不安が残る中、欧州の盟主・ドイツの責任が「一層重くなる」(メリング氏)のは確実だ。「欧州が他国を完全に頼れる時代は過ぎた」とメルケル氏も危機感を強め、EUの防衛協力に尽力する。

 ただドイツ自身が国内で抱える課題の解決は容易でない。米国は国防支出の国内総生産(GDP)比2%の目標達成をNATO加盟国に求めるが、ドイツの支出は約1・2%。差は大きい。冷戦終結時は2%台だった比率は低下傾向が続き、50万人近くいた兵士も約17万人に減った。

 国防費抑制の影響は徐々に表れている。IS掃討用に派遣した旧式の偵察型戦闘機が一時運用不能になるなど装備老朽化はしばしばメディアをにぎわす。海外派兵増加もあり、ヘリ操縦士が不足中とも報じられた。「負担が感じられるほどになった」とある兵士は語る。

 メルケル氏は「2%」達成を掲げ、国防支出拡大や兵士増員に取り組む。ただ、「装備の欠陥は長年の問題で、取り戻すのに時間がかかる」(メリング氏)。

 世論には大戦の記憶から「軍事」への抵抗感も根強い。米調査機関が昨年公表した結果では、国防費増加への支持は約3割にとどまる。昨年末のベルリン・トラック突入テロ後の別調査でIS掃討への関与強化を5割超が支持したが、空爆参加支持は約3割だった。

 「他人に守ってもらってきたが、自分が行動する覚悟が必要だ」

 ガウク前大統領が安保関連の国際会議の演説で「歴史的な罪」を理由にせずにドイツ国民に自助を求め、注目されたのは、3年半余り前のことだ。険しさを増す一方の国際情勢で“安全地帯”から放り出されたドイツの模索はなお続く。(ベルリン 宮下日出男)

2277とはずがたり:2017/09/21(木) 19:48:17
メイ英首相、離脱請求書の支払い受け入れ検討-交渉打開目指す
Tim Ross、Robert Hutton
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-21/OWMGG16JTSEI01
2017年9月21日 18:54 JST
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メイ英首相は欧州連合(EU)離脱に当たって求められている数百億ポンドの支払いを認めるかどうかを検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。首相がこの支払いの必要性を認めるのは初めてで、離脱交渉が陥っている袋小路を打破したい考えだという。
  首相は22日にイタリアのフィレンツェで演説し、離脱に関する英国の方針を説明する。その際にEUに支払いを約束することについて、どの程度踏み込むかを考慮中で、事前に閣議を開く。メイ首相はまた、EU側の交渉責任者であるミシェル・バルニエ氏を介さずEU加盟27カ国の首脳に直接訴えかける方針も示唆している。
  メイ首相は国連に向かう途中で記者団に、22日の演説では「現時点の状況と交渉の見通しを説明する」つもりだと語った。欧州委員会はバルニエ氏を交渉責任者に指名したが、「決定を下すのは首脳たちだ」とも述べた。
  関係者によると、メイ首相は2019年3月29日付で英国がEUを離脱した後も、EUの会計期が2020年に終了するまで予算拠出を続けると表明する公算。200億ユーロ(約2兆7000億円)と見積もられるEU予算の穴を埋める提案になるが、関係者によれば、首相はそれ以上踏み込むことが可能かどうかを検討中だという。
原題:May to Test Limits of Money Pledges to Unlock Brexit Talks (2)(抜粋)

2278チバQ:2017/09/22(金) 15:35:14
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170922X067.html
「反難民」第3党の可能性=与党優位動かず―独総選挙、24日投票

14:20

 【ベルリン時事】ドイツ連邦議会(下院)総選挙の投票が24日行われる。メルケル首相の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟の優位は動かず、首相の4選はほぼ確実とみられているが、「反難民」の新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が初議席を得て第3党に入る可能性がある。実際にそうなれば、議会運営に影響が及ぶ見通しで、既存の各党は警戒を強めている。

 最近の世論調査では、民主・社会同盟の支持率は約36%。現在の連立相手である中道左派の社会民主党が20%台前半で2番手につける。この後方で、AfDを含む4党が支持率10%前後で混戦を繰り広げており、「AfDが一歩リード」という調査結果も出た。

 民主・社会同盟が過半数を得るのは難しく、選挙後に連立交渉が控える。民主・社会同盟はAfDとの連立を拒否しているため、AfDの政権入りはないが、各党が懸念するのはAfDが最大野党になることだ。選挙の結果、AfDが第3党になり、民主・社会同盟と社民党の二大政党が連立継続で合意した場合にこの事態が生じる。

 最大野党は下院の討議で、首相に続いて代表者が演壇に立ち、政権の姿勢を問いただす立場。主要委員会の委員長ポストも手にする。「反イスラム」も掲げるAfDは、既存の国政政党とは完全に異質な存在。過激な排外主義思想を持つ候補者も複数当選するとみられ、議会審議が混乱する恐れもある。

2279チバQ:2017/09/22(金) 21:14:18
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170923k0000m030014000c.html
<独総選挙>新興右派AfD第3会派の可能性 24日投開票

18:01

 【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会(下院、基本定数598)総選挙が24日、投開票される。政権3期の実績を掲げるメルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が選挙戦を優位に進めており、首相の続投が確実視されている。イスラム教徒に対する排外的な主張を強める新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)も国政に初進出する見通しで、中道左派・社会民主党に続く第3会派になる可能性が出ている。

 「2015年の状況(難民危機)は繰り返してはならないし、繰り返さない」。メルケル氏は19日、東部シュウェリンでこう演説し、ドイツが主導してきた欧州連合(EU)による難民対策の実績を強調した。

 好景気が続くドイツでは経済・社会保障政策について国政政党間で大きな対立点がなく、15年以降135万人が入国した難民問題が主要争点だ。

 既成政党が難民受け入れを支持する中、AfDは公約に「イスラム教はドイツの一部ではない」と明記し、反難民感情の受け皿になる戦略を取る。ガウラント筆頭候補は今月2日、「我々にも二つの世界大戦でのドイツ兵の功績に誇りを持つ権利がある」と発言。ナチスの正当化につながるとしてメディアで問題視された。

 だが、公共放送ARDの世論調査では、CDU・CSU37%、社民党20%に続き、AfDが12%を獲得。中道の自由民主党(FDP)を2.5ポイント引き離し、第3会派をうかがう勢いだ。幹部による極右的な発言が目立つAfDに対し、ガブリエル外相(社民党)は「戦後初めて連邦議会の演台にナチスが立つことになる」と述べ、警戒感を強めている。

 メルケル氏は選挙後の連邦議会で4選され任期を全うすれば、コール元首相の戦後最長在任16年に並ぶ。第2次政権に参加したFDPが国政復帰する見込みだが、CDU・CSUと2会派のみで過半数に達するかは不透明だ。だが、現行の社民党との大連立政権が継続すれば、AfDが野党第1党になり予算委員長などの重要ポストを占める可能性が高い。AfDが躍進すれば、連立協議などメルケル政権の今後に影響することになる。

2280チバQ:2017/09/23(土) 23:09:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170923-00000059-asahi-int
新興右翼政党、第3党につける勢い ドイツ総選挙
9/23(土) 22:53配信 朝日新聞デジタル
新興右翼政党、第3党につける勢い ドイツ総選挙
ドイツの主な政党と構図
 ドイツの総選挙が24日投開票される。直近の世論調査では、反難民を掲げる新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の支持率が回復傾向にあり、初の国政進出で第3党につける勢いだ。ただ、メルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(同盟)の優位は揺らいでおらず、首相4選となる可能性が高い。


 「我々は過去の過ちを二度と繰り返してはいけない。AfDは国の恥だ」。同盟と並ぶ2大政党の一つ社会民主党(SPD)のシュルツ党首は22日、ベルリンでの演説会でAfD批判を繰り返した。ナチス時代を生き延びたユダヤ人女性を招き、「AfDはナチス」と言わんばかりの演出だった。

 公共放送ARDの直近の世論調査では同盟の支持率が37%、SPDが20%に対し、AfDは12%で、今年2月以来の高さだった。一時は、党幹部が戦前を正当化するような発言をしたことなどで1けた台に下落したが、再び勢いを取り戻し、3位につけている。

 ベルリン自由大学のイェンズ・ヘージング氏は「メルケル氏とシュルツ氏とのテレビ討論で、多くの時間が難民問題に割かれ、再びこの問題に焦点が絞られつつある」とみる。

 両氏は難民問題で基本的に主張に大きな差がなく、主要政党・会派の中で唯一反難民を掲げるAfDに支持が集まっている格好だ。AfDのワイデル筆頭候補は18日の記者会見で「ドイツは外国人の犯罪者の避難所になっている」などと語り、改めて「反難民、反イスラム」施策を訴えた。

 一方、SPDのシュルツ氏は新たに電気自動車の普及策を発表したり、米軍の核兵器の撤去を訴えたりしているが、支持率が伸び悩む。SPDは2009年の選挙で戦後最低の23%の得票率にとどまり、今回はそれを下回る可能性もある。

2281チバQ:2017/09/23(土) 23:35:43
https://mainichi.jp/articles/20170923/k00/00m/030/014000c
新興右派AfD第3会派の可能性 24日投開票

毎日新聞2017年9月22日 18時01分(最終更新 9月22日 23時13分)


総選挙へ向けて支持者と言葉を交わすドイツのメルケル首相(右)=ドイツ東部のシュトラースブルクで2017年9月8日、ロイター

 【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会(下院、基本定数598)総選挙が24日、投開票される。政権3期の実績を掲げるメルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が選挙戦を優位に進めており、首相の続投が確実視されている。イスラム教徒に対する排外的な主張を強める新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)も国政に初進出する見通しで、中道左派・社会民主党に続く第3会派になる可能性が出ている。

 「2015年の状況(難民危機)は繰り返してはならないし、繰り返さない」。メルケル氏は19日、東部シュウェリンでこう演説し、ドイツが主導してきた欧州連合(EU)による難民対策の実績を強調した。

 好景気が続くドイツでは経済・社会保障政策について国政政党間で大きな対立点がなく、15年以降135万人が入国した難民問題が主要争点だ。

 既成政党が難民受け入れを支持する中、AfDは公約に「イスラム教はドイツの一部ではない」と明記し、反難民感情の受け皿になる戦略を取る。ガウラント筆頭候補は今月2日、「我々にも二つの世界大戦でのドイツ兵の功績に誇りを持つ権利がある」と発言。ナチスの正当化につながるとしてメディアで問題視された。

 だが、公共放送ARDの世論調査では、CDU・CSU37%、社民党20%に続き、AfDが12%の支持率を獲得。中道の自由民主党(FDP)を2.5ポイント引き離し、第3会派をうかがう勢いだ。幹部による極右的な発言が目立つAfDに対し、ガブリエル外相(社民党)は「戦後初めて連邦議会の演台にナチスが立つことになる」と述べ、警戒感を強めている。

 メルケル氏は選挙後の連邦議会で4選され任期を全うすれば、コール元首相の戦後最長在任16年に並ぶ。第2次政権に参加したFDPが国政復帰する見込みだが、CDU・CSUと2会派のみで過半数に達するかは不透明だ。だが、現行の社民党との大連立政権が継続すれば、AfDが野党第1党になり予算委員長などの重要ポストを占める可能性が高い。AfDが躍進すれば、連立協議などメルケル政権の今後に影響することになる。

2282チバQ:2017/09/24(日) 09:50:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170924-00000058-san-eurp
独総選挙きょう投票 連立枠組み焦点に 保守系与党優位も単独過半数は困難
9/24(日) 7:55配信 産経新聞
 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ連邦議会(下院)選挙は24日、投開票が行われる。4選を目指すメルケル首相の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟は優位を保つが、単独過半数の議席確保は困難で、政権維持には他党の協力が不可欠。どの党と連立を組むかが焦点となっている。

 各種世論調査では、同盟の支持率が36%前後で現連立相手の中道左派、社会民主党を14ポイント前後リード。左右二大政党を除く4党が8〜11%で3位争いを繰り広げている。

 メルケル氏は連立相手の候補として、新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)、旧東独の共産党の流れを組む左派党を既に除外しており、選挙で勝利すれば、残る3党との協力を探ることになる。

 最も安定的な政権を望めるのは社民党との大連立継続。だが、メルケル氏が政策をリベラル・中道左派寄りにシフトする中、メルケル第1次政権(2005〜09年)に続く大連立で社民党は埋没感を深めた。継続には党内で抵抗感が強く、シュルツ党首もその可否は党員投票で測る考えだ。

 同盟内でも大連立は望ましくないとの考えは強い。そのため「自然なパートナー」と浮上するのが中道の自由民主党。戦後、二大政党間でキャスチングボートを握った同党は自由競争重視などで同盟に近く、メルケル第2次政権(09〜13年)にも参加。前回選で議席を失ったが、国政復帰が確実視される。

 ただ、同盟と自民党で過半数に到達できるかは微妙で、環境政党の90年連合・緑の党も加えた3党連立も連立の選択肢に挙がる。メルケル氏が「脱原発」にかじを切るなどし、緑の党にも初めて同盟と手を組める余地ができた。

 問題は自民党と緑の党が互いの協力を拒否していることだ。自民党はドイツの負担につながるユーロ圏の統合深化や難民受け入れに慎重な一方、緑の党はいずれにも積極的。どの政党が協力するかで、欧州連合(EU)改革などに対するドイツの姿勢に影響する可能性がある。投票先未定の有権者は3割以上とされ、これらの動向が影響を与えるとみられる。

2283とはずがたり:2017/09/24(日) 20:26:05
>>2277

英EU離脱、移行期間2年 条件付きで拠出金継続へ メイ首相提案
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170923-00000081-san-eurp&pos=3
9/23(土) 7:55配信 産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】メイ英首相は22日、イタリア中部フィレンツェで欧州連合(EU)離脱について演説し、2019年3月の離脱後に事業環境の急激な変更を緩和するため、最大2年間の移行期間を設定すると提案した。また停滞している離脱交渉打開のため、移行期間中も割り当てられたEUへの「拠出金」支払いを約束した。

 メイ氏は演説で「英国はEUを離脱するが、欧州から離れるわけではない」と強調。また、離脱で双方が関税や輸出入の手続きが急に変わることを避けるため、EUと新たに自由貿易協定(FTA)を結ぶまでを「移行期間」とし、期間を初めて2年間と提言。移行期間中、英国に割り当てられたEU予算支払いを継続すると表明した。英メディアは少なくとも約200億ユーロ(約2兆7千億円)の支払いを検討していると報じている。

 英国内では移行期間を設け、EUに拠出金を出し続ける「柔軟策」にジョンソン外相ら保守党内の最強硬派が強く反発し、メイ氏は当初案の移行期間を3年から2年とする妥協案を提示して21日の閣議で了解を得た。EUに譲歩を示すことで、停滞するEUとの離脱交渉を前進させたい考え。

 6月に始まった離脱交渉で英国側は、産業界の不安を和らげるため、離脱後の英国とEUの関係を定める貿易協定の早期協議開始を求めていたが、EU側は「拠出金」支払いを強硬に求める姿勢を崩さず交渉が難航していた。

2284チバQ:2017/09/24(日) 21:20:08
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170924X264.html
「マクロン党」苦戦=仏上院選の投票実施
16:09時事通信

 【パリ時事】フランスで24日、上院(定数348)選挙の投票が実施された。6月の国民議会(下院)選で勝利したマクロン大統領の中道政党「共和国前進」は、選挙制度の違いを背景に上院選では苦戦し、改選議席の過半数獲得は厳しい情勢だ。即日開票され、同日夜(日本時間25日朝)に大勢が判明する見通し。

2285チバQ:2017/09/24(日) 22:28:39
http://www.asahi.com/articles/ASK9P5DP1K9PUHBI01J.html
仏右翼FN、副党首が離党へ 大統領選敗因巡り党内対立
パリ=青田秀樹2017年9月21日19時29分
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 フランスの右翼・国民戦線(FN)のフィリポ副党首が21日、離党すると表明した。ルペン党首の右腕として進めた「脱ユーロ」の政策が大統領選の敗因になったとされ、党幹部内に対立が起きていた。党勢の立て直しを急ぐFNにとって痛手となる可能性がある。

 フィリポ氏は国立行政学院(ENA)出身。戦略担当に引き立てられ、近年のFNの伸長に貢献した。党内に「愛国者」と名付けたグループを立ち上げ、FNが「脱ユーロ」を取り下げるなら離党するとの意向を示していた。

 ルペン氏はフィリポ氏の動きを「利益相反を招く」と批判し、政策や広報の担当を外すと決めた。これに対して同氏は21日、仏テレビで「当然、党を出る。何もしない奇妙な役割を務めるつもりはない」とした。地方議員らに追随する動きも出ている。

 FNは大統領選に続く、下院・国民議会選でも、事前予想を下回る8議席の獲得にとどまった。ルペン氏は、「極右」のイメージがつきまとう党名の変更も含む党再建に着手している。(パリ=青田秀樹)

2286チバQ:2017/09/25(月) 07:55:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170925k0000m030129000c.html
<独総選挙>メルケル首相4選目確実 新興右派、国政進出へ
01:35毎日新聞

<独総選挙>メルケル首相4選目確実 新興右派、国政進出へ
姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首(右)と共に支持者らに手を振るメルケル独首相=ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンで2017年9月22日、AP
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介、三木幸治】ドイツ連邦議会(下院、基本定数598)総選挙の投票が24日行われた。即日開票され、公共放送ARDが同日午後6時(日本時間25日午前1時)に発表した出口調査に基づく得票率予測によると、メルケル首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が32.5%で、首相4選の公算が大きくなった。中道左派・社会民主党は20%。排外的な新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)は13.5%で国政への初進出が確実となった。

 総選挙の最大の争点は難民問題。メルケル氏は「人道危機」として、2015年以降で135万人に上る中東などからの難民らを受け入れた。社民党などすべての国政政党が難民受け入れを支持する一方で、AfDは反イスラムを前面に出し、厳格な難民抑制策で既成政党に対する不満の受け皿になる戦略を採った。

 ドイツでは00年の改正国籍法施行で、国内で暮らす移民系が独国籍を取得しやすくなった。保守層には多文化共生を進める政治への不満が根強くあったが、保守のメルケル氏が難民受け入れを決めたため、保守層の既成政党への失望感が広がった。

 選挙戦でAfDはイスラム教徒への差別的な政策を訴えるだけでなく、幹部がナチス時代を正当化するような発言をするなど極右的な主張を展開し、不満を抱く有権者の獲得を狙った。AfDのペトリ共同党首は「庶民的な有権者が離れていく」と述べ、党の右傾化路線に懸念を表明したが、投票日まで支持は拡大していた。

 メルケル氏は選挙後の連邦議会で4選され任期を全うすれば、コール元首相の戦後最長16年に並ぶ。ただ、国政最右翼を目指すAfDの存在が、今後の連立協議に影響することは避けられない。

2287チバQ:2017/09/25(月) 07:58:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170925X297.html
メルケル首相、勝利宣言「強い欧州つくる」=新興右派政党、初の議席獲得―独総選挙
07:23時事通信

 【ベルリン時事】24日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙は、主要各メディアによる独自集計の結果、メルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が第1党の座維持を確実にした。メルケル氏は同日夜、ベルリンで支持者らを前に「強い欧州をつくっていく」と勝利宣言し、4期目続投の決意を表明した。

 一方、「反難民」を掲げる新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が下院に議席を獲得し、第3党になる情勢となった。排外的な主張を公然と展開する政党の国政進出は戦後ドイツで初めて。メルケル氏は「大きな挑戦だ」と危機感をあらわにした。

 メルケル氏はAfDの台頭も意識しつつ「難民を生む原因に対処する。国内の治安対策にも取り組む」と述べ、国民の不安を解消していく姿勢を強調した。地元メディアによると、AfDのワイデル筆頭候補は「われわれは政策の中身で選ばれた」と述べ、「反難民」「反イスラム」は国民の意思だという認識を示した。

 民主・社会同盟の議席は過半数に届かなかったため、メルケル氏が小政党との連立協議を主導する。AfDを連立に加える選択肢は既に否定している。これまでの連立相手である中道左派・社会民主党は第2党の座を守ったが、最大野党として活動する方針を示した。

 近年の欧州は難民対応をめぐる足並みの乱れや英国の欧州連合(EU)離脱決定で、EU加盟各国の協力関係立て直しが大きな課題になってきた。メルケル首相はEUの連帯に取り組んできたため、民主・社会同盟の勝利はドイツ国民が国と欧州の安定を求めた結果と言える。

 ただ、民主・社会同盟は2013年の前回選挙時と比べ、得票率を9ポイント近く下げており、12年間も首相を務めるメルケル氏に対する国民の飽きも浮き彫りになった。メルケル氏の首相続投が正式に決まり、4期目を全うすれば、在任期間はコール元首相と並んで戦後最長の16年に達する。

2288とはずがたり:2017/09/25(月) 08:40:43

メルケル首相、勝利宣言「強い欧州つくる」=新興右派政党、初の議席獲得―独総選挙
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170925X297.html
07:23時事通信

 【ベルリン時事】24日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙は、主要各メディアによる独自集計の結果、メルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が第1党の座維持を確実にした。メルケル氏は同日夜、ベルリンで支持者らを前に「強い欧州をつくっていく」と勝利宣言し、4期目続投の決意を表明した。

 一方、「反難民」を掲げる新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が下院に議席を獲得し、第3党になる情勢となった。排外的な主張を公然と展開する政党の国政進出は戦後ドイツで初めて。メルケル氏は「大きな挑戦だ」と危機感をあらわにした。

 メルケル氏はAfDの台頭も意識しつつ「難民を生む原因に対処する。国内の治安対策にも取り組む」と述べ、国民の不安を解消していく姿勢を強調した。地元メディアによると、AfDのワイデル筆頭候補は「われわれは政策の中身で選ばれた」と述べ、「反難民」「反イスラム」は国民の意思だという認識を示した。

 民主・社会同盟の議席は過半数に届かなかったため、メルケル氏が小政党との連立協議を主導する。AfDを連立に加える選択肢は既に否定している。これまでの連立相手である中道左派・社会民主党は第2党の座を守ったが、最大野党として活動する方針を示した。

 近年の欧州は難民対応をめぐる足並みの乱れや英国の欧州連合(EU)離脱決定で、EU加盟各国の協力関係立て直しが大きな課題になってきた。メルケル首相はEUの連帯に取り組んできたため、民主・社会同盟の勝利はドイツ国民が国と欧州の安定を求めた結果と言える。

 ただ、民主・社会同盟は2013年の前回選挙時と比べ、得票率を9ポイント近く下げており、12年間も首相を務めるメルケル氏に対する国民の飽きも浮き彫りになった。メルケル氏の首相続投が正式に決まり、4期目を全うすれば、在任期間はコール元首相と並んで戦後最長の16年に達する。

2289チバQ:2017/09/25(月) 12:21:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170925k0000e030178000c.html
<独総選挙>新興右派AfDが第3会派に

11:15

 【ベルリン中西啓介、三木幸治】24日投票のドイツ連邦議会(下院、基本定数598)総選挙は即日開票された。選挙管理委員会の暫定集計によると、メルケル首相の中道右派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が最大会派になり首相は4選を確実にした。過激な難民政策を掲げる新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が第3会派として国政に初進出する。与党の中道左派・社会民主党は、AfDが野党第1党となり議会の主要ポストを得る事態を防ぐため、下野するとみられる。

 選管暫定集計によると、CDU・CSU33.0%(前回2013年選挙結果41.5%)、社民党20.5%(同25.7%)、AfD12.6%(同4.7%)だった。10.7%を獲得し国政復帰する自由民主党(FDP=同4.8%)が第4会派になり、野党・左派党9.2%(同8.6%)と、緑の党8.9%(同8.4%)が続いた。

 CDU・CSUは戦後2番目に低い得票率で、社民党は戦後最低だった。2大会派が軒並み議席を減らす一方で、会派数は4から6になり小党が乱立。メルケル氏の連立交渉は難航することになりそうだ。独メディアはCDU・CSUとFDP、緑の党による3党連立の可能性を報じる。

 メルケル氏は24日夜、支持者を前に「より良い結果を望んでいたが、最大勢力になるという目的は達した」と成果を強調。連立の可能性については、社民党との大連立も視野に入れる考えを示したが、社民党のシュルツ党首は「最大野党として、議会制民主主義への責任を担う」とし、下野する決意を表明している。

 AfDは選挙戦で、過激な発言やイスラム批判で注目を集め、既成政党への不満票を吸収した。ナチス擁護と取れる発言をしたAfD筆頭候補のガウラント副党首は「我々はメルケル氏を追い詰める。我々の国家と国民を取り戻す」と述べた。AfDは連邦議会に難民政策検証委員会の設置を求める考えだ。

 新議会招集は総選挙から30日以内と定められている。前回は連立協議が長引き、第3次メルケル政権発足まで約3カ月を要した。メルケル氏は4期目を全うすれば、コール元首相の戦後最長在任16年に並ぶ。

2290チバQ:2017/09/25(月) 12:23:19
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170925k0000e030173000c.html
<仏上院選>マクロン大統領政党、改選前下回る

10:52

マクロン仏大統領=AP

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】フランス上院(定数348)の171議席を改選する選挙が24日投開票され、マクロン仏大統領の中道政党「共和国前進」が改選前の29議席を下回る見通しとなった。大勝した6月の下院選の勢いを上院選につなぐことはできなかった。

 仏ラジオRTLによると、開票の結果、共和国前進は非改選の議席と合わせて27議席にとどまる見通しで、最大野党で中道右派の共和党系が159議席で第1党を維持した。

 上院の任期は6年で、定数の約半数を3年ごとに改選する。上院選は地方議員らからなる選挙人団が投票する間接選挙で、有権者の声が直接的に反映されるわけではない。

 選挙人団の多くは大統領選以前の選挙で選ばれたことに加え、共和党系の議員が多いことも共和国前進に不利に働いた。また、マクロン氏が地方交付金の削減などの緊縮策を掲げていることに対する地方議員の反発も背景にあるとみられる。

2291チバQ:2017/09/25(月) 18:51:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000021-reut-eurp
スペイン、カタルーニャ州に警官追加派遣 住民投票阻止へ
9/25(月) 10:50配信 ロイター
スペイン、カタルーニャ州に警官追加派遣 住民投票阻止へ
 9月22日、スペイン内務省は、カタルーニャ自治州で10月1日に計画されているスペインからの独立を問う住民投票を阻止するため、より多くの警察官を同州に派遣すると発表した。写真はデモ隊の警備にあたる警官たち。バルセロナで撮影(2017年 ロイター/SUSANA VERA)
[マドリード 22日 ロイター] - スペイン内務省は22日、カタルーニャ自治州で10月1日に計画されているスペインからの独立を問う住民投票を阻止するため、より多くの警察官を同州に派遣すると発表した。

スペイン政府は住民投票は違法行為だとしている。

内務省の声明によると、警察官動員の目的は公共のスペースの監視、秩序維持、「違法な住民投票が実施された場合」に備えることだとした。

スペインのメディアによると、同国の警察官3000─4000人が既に同州に到着もしくは向かっている。内務省は具体的な数字は明らかにしていない。

カタルーニャ州の指導者らは10月1日に住民投票を決行すると表明。また、賛成票が反対を上回れば州議会が48時間以内に独立を宣言するとしている。

スペイン警察は20日、同州政府の複数の官庁を捜索、複数の高官を逮捕した。住民投票を阻止するための措置とみられる。

2292チバQ:2017/09/25(月) 18:56:24
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000037-mai-eurp
<独総選挙>難民問題、世論二分 新興右派躍進
9/25(月) 12:21配信 毎日新聞
 【ベルリン中西啓介、三木幸治】24日投開票のドイツ連邦議会総選挙で、戦後国政を担ってきた中道右派、中道左派の2大会派が大幅に得票率を下げた。一方で、反難民・反欧州連合(EU)を唱える新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が躍進し、第3会派になった。排外的な主張を強めるAfDの国政進出で独政界に激震が走っている。

 「AfDの国政進出は新たな大問題だ」。メルケル独首相は24日夜、支持者を前にこう語り、有権者の不満に耳を傾け信頼回復に努める姿勢を強調した。首相率いる中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は戦後2番目に低い得票率だが、国政では最も保守色の強い政党CSUに限れば、戦後最低となった。難民対策の厳格さでAfDにお株を奪われた形とみられる。

 中道左派・社会民主党との2度の大連立で、メルケル政権下では、徴兵制の事実上の廃止、脱原発、同性婚の法制化などリベラル政策が次々と実現した。保守や革新の固定観念にとらわれず、民意を読んだ政策決定がメルケル氏の持ち味だが、難民問題を巡る対応が世論を二分した。

 伝統的な国家像を重視する保守層は、中東などから135万人に上る難民申請者を受け入れた政策に反発。「後世にドイツと分かる国を残したい」と多民族共生を否定するAfDの極右的主張に、独統一以来の経済格差が残る旧東独州では西独に比べ2倍の支持が広がった。AfDのモイテン共同党首は「我々はCDUの支持者100万人を得た」と成果を誇る。

 「AfDは相次いでタブーを破ってきた」。社民党のシュルツ党首は選挙後、ナチス時代の正当化やイスラム教徒への差別的発言などAfDの過激な発言を危険視した。メルケル氏は24日、各党党首を集めたテレビ討論で「大連立は拒絶されてはいない。社民党と我々で(過半数に)足りる」と述べ、大連立継続に含みを持たせた。

 だが、シュルツ氏は即座にこれを拒否し下野する考えを表明。「AfDが国政に進出することは(独政治の)分岐点だ。看過することはできない」と述べ、予算委員長ポストや、政府演説に対し最初に質問に立つ権利が与えられる野党第1党の座にAfDが就くことを防ぐ決意を明らかにした。

 メルケル氏は今後、国政復帰した中道の自由民主党(FDP)と環境政党・緑の党との3会派連立を視野に交渉を進めることになるとみられている。だが、企業経営者らが支持し、EUのギリシャ支援策にも厳しい姿勢を取るFDPと、環境対策などで自動車産業への規制強化を求める緑の党との交渉をまとめるのは容易ではない。安定した政権基盤と好調な経済を背景に西欧自由主義の理想を象徴する存在になってきたメルケル氏だが、AfDの躍進が、その先行きに不透明感を広げている。

2293チバQ:2017/09/25(月) 18:56:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000023-mai-eurp
<独総選挙>新興右派AfDが第3会派に
9/25(月) 11:15配信 毎日新聞
<独総選挙>新興右派AfDが第3会派に
ドイツ連邦議会総選挙の出口調査結果を受け、笑顔を浮かべるメルケル首相=ロイター
 【ベルリン中西啓介、三木幸治】24日投票のドイツ連邦議会(下院、基本定数598)総選挙は即日開票された。選挙管理委員会の暫定集計によると、メルケル首相の中道右派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が最大会派になり首相は4選を確実にした。過激な難民政策を掲げる新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が第3会派として国政に初進出する。与党の中道左派・社会民主党は、AfDが野党第1党となり議会の主要ポストを得る事態を防ぐため、下野するとみられる。

 選管暫定集計によると、CDU・CSU33.0%(前回2013年選挙結果41.5%)、社民党20.5%(同25.7%)、AfD12.6%(同4.7%)だった。10.7%を獲得し国政復帰する自由民主党(FDP=同4.8%)が第4会派になり、野党・左派党9.2%(同8.6%)と、緑の党8.9%(同8.4%)が続いた。

 CDU・CSUは戦後2番目に低い得票率で、社民党は戦後最低だった。2大会派が軒並み議席を減らす一方で、会派数は4から6になり小党が乱立。メルケル氏の連立交渉は難航することになりそうだ。独メディアはCDU・CSUとFDP、緑の党による3会派連立の可能性を報じる。

 メルケル氏は24日夜、支持者を前に「より良い結果を望んでいたが、最大勢力になるという目的は達した」と成果を強調。連立の可能性については、社民党との大連立も視野に入れる考えを示したが、社民党のシュルツ党首は「最大野党として、議会制民主主義への責任を担う」とし、下野する決意を表明している。

 AfDは選挙戦で、過激な発言やイスラム批判で注目を集め、既成政党への不満票を吸収した。ナチス擁護と取れる発言をしたAfD筆頭候補のガウラント副党首は「我々はメルケル氏を追い詰める。我々の国家と国民を取り戻す」と述べた。AfDは連邦議会に難民政策検証委員会の設置を求める考えだ。

 新議会招集は総選挙から30日以内と定められている。前回は連立協議が長引き、第3次メルケル政権発足まで約3カ月を要した。メルケル氏は4期目を全うすれば、コール元首相の戦後最長在任16年に並ぶ。

2294チバQ:2017/09/25(月) 20:11:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3144166?cx_part=latest&cx_position=12
「不滅の首相」4期目へ、メルケル独首相の素顔
2017年9月25日 15:42 発信地:ベルリン/ドイツ
【9月25日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(63)は欧州の「緊縮の女王」と揶揄(やゆ)されてきたが、その一方で、難民からは救世主として歓迎され、新たな「自由世界の指導者」としての評価も高い。冷戦時代に鉄のカーテン(Iron Curtain)の旧東ドイツ側で牧師の娘として育ち、欧州一の経済大国ドイツの連邦議会(下院)総選挙で4選を確実にしたメルケル氏を国民の多くは「不滅の首相」と呼ぶ。

「ムティ(母さん)」とも呼ばれ、現実的で穏健路線を取るメルケル首相は、変化より持続性を好み、高齢化が進む富裕国ドイツで権力を保持するコツを会得している。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)やドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の米大統領就任、その他の世界規模での危機的状況の数々のなか、メルケル氏は他国がうらやむ経済成長と雇用率を維持することに関心を向け続けることのできるドイツの支柱となってきた。

 メルケル氏が大切にしている信念が一つあるとすれば、それは共産主義国の東ドイツで育ったことから得た教訓だ。つまり、急速に変化する世界経済の中でドイツと欧州は何としてでも競争力を保ち、負債ゼロで居続けなければならないという強い信念だ。

 2005年にドイツ史上最年少、初の女性として首相の座に就いて以来、人々はメルケル氏とその党を選択し続けてきた。同時期にそれぞれの国を率いていた、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)氏、トニー・ブレア(Tony Blair)氏、ジャック・シラク(Jacques Chirac)氏の各政権は、とっくに終わりを迎ている。

 権力という虚飾に無関心のように見えるメルケル氏は現在も、ベルリン(Berlin)市内の集合住宅の一室でマスコミ嫌いの科学者の夫、ヨアヒム・ザウアー(Joachim Sauer)氏と共に暮らし、地元のスーパーで買い物をしたり、休日にはアルプス(Alps)にハイキングに出かける生活を続けている。

 メルケル氏は昨年、米大統領選でトランプ氏が予想外の勝利を収め、マスコミからリベラルな民主主義を担う新たな旗手と持ち上げられた際には「グロテスクでばかげた」考えだと、これを一蹴している。

■原発停止と難民受け入れ、大胆な政策判断

 難題への取り組みを先送りにしているとして批判を受けることも多いメルケル首相だが、2011年の東日本大震災に伴う福島第1原子力発電所での事故を受けて自国の原発の停止を命じたり、2015年以降に難民を100万人以上受け入れたりするなど、驚くほど大胆な決断も下している。

 移民の大量流入では、ドイツの国民およびEUの近隣諸国から反発を食らった。これを受けて、メルケル政権の終わりを予想する声も少なくなかった。

 ところが、新たに流入する移民の数が徐々に減少し、メルケル政権も難民政策を厳格化したことで、支持率は以前のレベルにまで回復。メルケル氏の支持基盤が強力であることから、国内メディアは、中道左派の議員らが対立候補として出馬したことを「政治的な自殺行為」と表現した。

 対立候補の一人だった社会民主党(SPD)のマルティン・シュルツ(Martin Schulz)氏は今年6月、具体的な政策を示さないメルケル氏の対応を「民主主義に対する攻撃」という表現で批判した。この発言によって、メルケル氏の多数の支持者から強い非難を浴びた。

 しかし、多くの政治評論家もシュルツ氏と同様に、ドイツ社会全体が政治的に無関心になってきているのはメルケル氏に原因があると批判した。

2295チバQ:2017/09/25(月) 20:11:58
■東独育ちのポーカーフェース

 1954年にアンゲラ・ドロテア・カスナー(Angela Dorothea Kasner)としてドイツ北部の港湾都市ハンブルク(Hamburg)に生まれたメルケル氏は、生後間もなくして、ルーテル(ルター派)教会の牧師で左派の父親に連れられ、当時の人々の流れに逆行するように東側の小さな町に拠点を移した。

 伝記作家らによれば、警察国家で育ったことでメルケル氏は常にポーカーフェースを保ち、本音を隠すようになったと言われている。大半の学生たちに倣って、国家が主導する若者の社会主義運動に参加したが、旧東ドイツの秘密警察シュタージ(Stasi)への情報提供はせず、民主化運動からも距離を取り続けた。

 ロシア語が得意で、学業優秀だったメルケル氏は、ベルリンの壁(Berlin Wall)が崩壊した1989年ごろに当時結成されたばかりの「民主主義の出発(DA)」に入党。DAは後に、キリスト教民主同盟(CDU)と合流する。当時のヘルムート・コール(Helmut Kohl)首相からは、庇護(ひご)者のような立場でかわいがられると同時に「お嬢ちゃん」と呼ばれ下に見られてもいた。

■メルケル氏を見くびった政治家は痛い目に

 しかし、メルケル氏を見くびり、その代償を支払わされた政治家は少なくない。コール氏もそのうちの一人だ。1999年にコール氏が選挙献金問題で渦中の人物になると、メルケル氏はコール党首の解任を呼び掛けた。

 この動きで一躍注目を集めたメルケル氏は、アウトサイダーの立場からCDUを改革。進歩的な社会政策、徴兵制廃止、脱原発路線などを打ち出してきた。

 債務危機をめぐっては、危機に見舞われた欧州を支えるリーダーとして存在感を発揮。緊縮策を迫ったギリシャなどの南欧諸国からは「緊縮の女王」とのあざけりを受けた。

 米誌ニューヨーカー(New Yorker)はメルケル氏をこう評している。「頼りない男たちであふれたこの世界で最もパワフルな女性」と。4選を果たしたメルケルにとって国内では敵なしに見える。だが、課題は山のように待ち受けている。(c)AFP/Frank ZELLER

2296チバQ:2017/09/25(月) 20:16:40
ARD予測
CDU・CSU 238
社会民主党(SPD) 148
ドイツのための選択肢(AfD)95
自由民主党78
左派党66
緑の党65

ARD予測だと690議席なので過半数が345議席
CDU/CSU 238+ SPD 148=386
CDU/CSU 238+ 自由民主党78+緑の党65=381議席
のどちらかの連立になりそうですね

http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017092502000252.html
メルケル与党、第1党 独総選挙、反難民3番手躍進
写真
 【ベルリン=垣見洋樹】二十四日のドイツ連邦議会(下院、基本定数五九八)選挙で、選挙管理委員会は二十五日未明(日本時間同日午前)、暫定開票結果を発表、メルケル首相(63)率いる保守のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は得票率33・0%(前回41・5%)で第一党を維持し、メルケル氏は首相四期目を確実にした。

 任期を全うすれば、東西ドイツ統一を成し遂げたコール首相の十六年間に並ぶ長期政権となる。欧州連合(EU)を主導してきたリーダー続投で、ドイツとフランスを中軸としたEU運営が続きそうだ。

 CDU・CSUと大連立政権を組む中道左派、社会民主党(SPD)は得票率20・5%(同25・7%)で議席を減らした。

 二大政党退潮の一方で、反難民の新興右派「ドイツのための選択肢(AfD)」は12・6%(同4・7%)で第三党となり、九十議席以上を獲得して初めて国政に進出、ポピュリズム(大衆迎合主義)がドイツでも広がりつつあることを示した。

 メルケル氏は二十四日夜のテレビ番組で「第一党になり、重要な目標を達成した」と強調。「『急がば回れ』のモットーを信じる」と述べ、年末までかけて、じっくり政権づくりに取り組む考えを明らかにした。

 過半数を獲得した政党はないため連立政権づくりが焦点になるが、交渉は困難が予想される。現連立パートナー、SPDのシュルツ党首(61)は「大連立政権は有権者に拒否された」と語り、野党の立場で活動する意向を表明した。

 メルケル氏は中道の自由民主党に、環境政党の90年連合・緑の党を加えた三党連立を模索するほか、SPDとの大連立も断念せず交渉を進めるとみられる。

 自民党は10・7%(同4・8%)で、四年ぶりに議席を確保。厳格な難民政策を掲げ、EU加盟国の財政規律順守を主張する。緑の党は8・9%(前回8・4%)。緑の党が掲げる厳しい環境規制や寛容な難民政策、ユーロ圏の財政統合推進は交渉の障害になり得る。投票率は75・9%で、前回の71・5%を上回った。

2297チバQ:2017/09/25(月) 20:17:59
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170925X347.html
連立交渉、難航も=得票率下落で―メルケル独首相
14:45時事通信

 【ベルリン時事】24日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙で、メルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が勝利した。首相は第4次政権樹立に向け、連立交渉を本格化させるが、民主・社会同盟は2013年の前回選挙から大幅に得票率を落としており、発言力低下は避けられない。連立候補となる党からの政策受け入れ要求も強まるとみられ、交渉は難航しそうだ。

 「もう少し良い結果を期待していた」。メルケル首相は24日夜、ベルリンで支持者らを前に率直に語った。前回選挙は得票率40%を超える近年まれな圧勝だったとはいえ、今回はそこから約9ポイントも急落。首相の難民受け入れ政策を批判した新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の大躍進と裏腹となる格好となった。

 現在の連立パートナー、中道左派・社会民主党は第2党の座を維持したが、得票率は約21%と戦後最低を記録。これまでメルケル氏の陰で存在感を失った経緯があり、シュルツ党首は選挙結果判明後、連立解消方針を表明。「最大野党としての責任を果たす」考えを明確にしており、メルケル氏は協力を望めなくなった。

 民主・社会同盟は、第3党のAfDとの連立を既に拒否している。過半数を確保するには、大企業寄りの中道政党・自由民主党および環境政党「90年連合・緑の党」との3党連立しか現実的な選択肢が見当たらない。ただ、緑の党はガソリン・ディーゼル車の30年以降の販売禁止など、踏み込んだ環境保護政策を求めており、特に自民党にはハードルが高い。 

https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK9T20PPK9TUHBI002.html
ドイツ与党苦戦、連立解消へ メルケル氏、第1党は維持
13:30朝日新聞

 ドイツ総選挙(連邦議会、定数598、任期4年)は24日の投開票で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(同盟)が第1党を維持した。メルケル氏の首相4選は確実な情勢だが、連立を組む社会民主党(SPD)とともに得票率を大幅に減らし、2大政党による現在の大連立は解消される公算が大きくなった。

 選挙管理委員会の発表(日本時間25日午後1時時点)によると、投票率は75・9%。暫定の開票結果は、同盟の得票率が33・0%で、前回の41・5%から大きく後退した。SPDも20・5%にとどまり、戦後の最低記録を更新した。

 一方、新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が12・6%を得て、議席獲得に必要な最低得票率(5%)を突破。初めて議席を獲得するとともに、第3党に躍り出た。

 同党は2013年発足。15年以降、100万人を超える難民申請者を受け入れた政府の判断を批判して勢いづいた。ナショナリズムがタブー視されてきたドイツで右翼政党が連邦議会入りするのは、戦後の混乱期を除いて初めてとなる。

 選挙結果を受け、メルケル氏は「われわれは政権を担う委託を受けた」と述べ、連立交渉で引き続き政権を担う意欲を示した。一方、SPDのシュルツ党首は「同盟との大連立は今日で終わりだ」と述べ、連立を解消し、下野する意向を明らかにした。

2298チバQ:2017/09/25(月) 21:44:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170925X421.html
新興右派の内紛、早速表面化=「党の顔」下院会派参加せず―独
20:00時事通信

 【ベルリン時事】24日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙で国政進出を果たした新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の内紛が25日、早速表面化した。「党の顔」として党勢拡大に貢献してきたペトリ共同党首が下院のAfD会派に加わらない考えを表明。党内の路線対立が深刻化しつつある。

 ペトリ氏は25日、ベルリンでの記者会見で、会派不参加は「熟慮した結果だ」と述べ、同席していた他の党幹部を置いて会見途中で立ち去った。ペトリ氏は将来の連立政権参加も視野に入れた「現実路線」をかねて訴えてきたが、党内強硬派の理解を得られず、今回の選挙戦ではキャンペーンを率いる筆頭候補団から外れた。

 極右的傾向が指摘されるガウラント筆頭候補は今月、「われわれにも二つの世界大戦におけるドイツ兵の功績を誇りに思う権利がある」と主張。ナチスの正当化とも受け取られる発言は支持者離れを招くとして、ペトリ氏がガウラント氏を批判するなど、雲行きが怪しくなっていた。党内には歴史観や党運営をめぐる立場にばらつきがあり、会派の意思統一が課題になりそうだ。

2299チバQ:2017/09/25(月) 21:59:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092300360&g=int
カタルーニャ、独立住民投票強行なるか=スペイン、阻止へ圧力



スペイン東部カタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票実施を訴えるデモ=20日、バルセロナ(AFP=時事)
 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州政府が実施を目指す州独立の是非を問う住民投票が24日、1週間後に迫った。独立に反対する中央政府は投票阻止に向けて圧力を強め、予定通り実施できるかどうか予断を許さない。独立賛成派は強行する姿勢を崩さず、対立が深まっている。
 カタルーニャ州議会は今月初めに独立住民投票の関連法を成立させ、10月1日の実施に向けて準備に着手した。しかし憲法裁は正当性を認めず、直ちに手続きの凍結を命令。今月下旬には州政府の投票責任者ら24人に投票を止めない限り毎日罰金を支払い続けるよう命じる決定を下した。警察当局も州政府幹部ら14人の身柄を拘束し、投票用紙1000万枚を押収している。
 独立投票を主導するプチデモン同州政府首相は「非常事態のような強権的手法だ」と一連の対応を非難。同州を拠点とするサッカー名門チーム・バルセロナも「表現の自由を妨げるあらゆる行為を糾弾する」と投票の実現を求める声明を出した。州都バルセロナでは独立賛成派が連日のように抗議デモを展開し、混乱が収まる気配はない。

 カタルーニャ州は独自の言語を持ち、スペインの国内総生産(GDP)の約2割を生み出す裕福な地域。歴史的に独立の機運が高く、現在も半数近い住民が独立に賛成しているとみられる。ただ、賛成派が投票で勝利しても中央政府や近隣諸国が結果をすんなり承認する可能性は低い。中央政府のラホイ首相は住民に「過激な不服従の動きはやめよう」と呼びかけている。(2017/09/23-14:53)

2300チバQ:2017/09/25(月) 23:04:36
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170926k0000m030080000c.html
<独総選挙>社民党、大連立拒む 新興右派躍進、新政権波乱
22:47毎日新聞

<独総選挙>社民党、大連立拒む 新興右派躍進、新政権波乱
独総選挙での躍進を喜ぶ新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)のガウラント副党首(左)とバイデル筆頭候補=ベルリンで24日、AP
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介、三木幸治】24日投開票のドイツ連邦議会(下院、基本定数598)総選挙は、選挙管理委員会の暫定集計の結果、メルケル首相の中道右派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が大幅に得票率を下げたものの最大会派は維持し、首相の4選が確実になった。第2会派の中道左派・社会民主党は戦後最低の得票率となる大敗。新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が第3会派として国政に初進出する。極右的主張が目立つAfDの存在は、今後の連立交渉の行方にも影を落としている。

 選管によると、得票率はCDU・CSU33.0%(前回2013年選挙結果41.5%)、社民党20.5%(同25.7%)、AfD12.6%(同4.7%)。10.7%を獲得し国政復帰する中道の自由民主党(FDP=同4.8%)が第4会派になり、左派党9.2%(同8.6%)、緑の党8.9%(同8.4%)が続いた。

 「政権樹立には計算上、二つの可能性がある」。メルケル氏は24日夜のテレビ番組でこう述べ、社民党との大連立の継続か、FDPと緑の党との3会派による政権発足を目指す考えを示した。メルケル氏はAfDと、北大西洋条約機構(NATO)脱退を訴える左派党との連立は排除する。

 だが、AfDの予想外の躍進は大連立に未練をのぞかせるメルケル氏のもくろみを狂わせた。社民党のシュルツ党首は25日、「有権者から野党第1党として民主主義を守るよう託された」と語り、AfDが最大野党として予算委員長などに就くことを防ぐため、下野する方針を改めて示した。

 FDPのリンドナー党首は「政権入りが絶対ではないが、政治的責任を引き受ける用意はある」と、与党入りは連立協議次第という考えだ。富裕層が支持するFDPは企業寄りの政策が多く、欧州連合(EU)によるギリシャ支援にも厳しい姿勢で臨む考えだ。緑の党は親EUで、環境保護のため自動車産業の規制などを求めている。保守色が強いCSUには緑の党との連立に根強い懸念もあり、メルケル氏にとって3会派で妥協を見いだすのは容易ではない課題だ。

 新議会招集は総選挙から30日以内と定められている。メルケル氏は4期目を全うすれば、コール元首相の戦後最長在任16年に並ぶ。連立協議がまとまらない場合、基本法(憲法)の規定で再選挙を行うことも可能だが、その場合、AfDがさらに躍進する可能性があり、独メディアでは大連立継続の可能性も報じられている。

2301チバQ:2017/09/25(月) 23:06:18
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1709250048.html
【独総選挙】内気だった少女時代 メルケル氏はいかに「世界最強の女性」となったか
22:19産経新聞

 「世界最強の女性」と呼ばれるドイツのメルケル首相が24日の総選挙で4期目を確実にした。堅実な手腕に国のかじ取りを再び託されたが、その“神通力”には陰りもみえる。

 「少しお祝いをし、また仕事にとりかかろう」。24日夜、メルケル氏はベルリンの党本部で支持者に笑顔で語り、支持者は「アンジー」と親しみを込めた歓声を上げた。

 比較されることが多かった“鉄の女”サッチャー元英首相の在任期間約11年半をすでに超え、米誌フォーブスは6年連続で「世界で最も影響力のある女性」に選んだ。欧米で指導者交代が相次ぐ中、安定感が際立つ。

 「内気」。旧東独時代の少女期の姿にはそんな言葉がつきまとう。ロシア語の元教師は「口答えしたことがなかった」と振り返り、学校の水泳授業でプールに飛び込むまで1時間かかったのは有名な話だ。

 コール元首相に見いだされて30代半ばでキリスト教民主同盟に入ったが、男性中心の党内で「コールのお嬢さん」と見下され、2000年の党首就任当時は「つなぎ役」とみなされた。「最も過小評価された政治家の一人」。メディアは近年、メルケル氏をこうも評した。

 カリスマ性はない。演説もうまいわけでない。だが、物理学者出身らしく、状況を熟慮し、現実的と考える「解」を導き出す。相手と激しく対(たい)峙(じ)せず、一定の譲歩もいとわない。「相手や環境をうかがい、結局生き残った」(シュレーダー前政権関係者)

 動くときは大胆だ。党幹事長時代はヤミ献金疑惑が浮上した恩師のコール氏を有力紙で突然批判し、一刀両断。福島第1原発事故後は「脱原発」に転換し、ハンガリーで難民滞留が人道問題化すると「国境開放」に踏み切った。いずれの判断も世論の“風”を巧みに読んだ判断とされ、したたかさをうかがわせる。

 「ビジョンがない」「現実主義」。評価はさまざまで、風刺画はアメーバにもなぞらえた。選挙戦では、各党が批判を展開する中、メルケル氏は社民党のシュルツ党首の名前にほぼ触れず。「論戦回避」の批判に対して次のように答えた。「将来の方針を伝えるのが任務。非難合戦は選挙戦じゃない」。ナチス・ドイツ時代の記憶から扇動的な言動に抵抗感が強い国民には、ドイツ統一後の安定の中で静かな政治手法が好まれてきたといわれる。

 ただ、変化も出てきた。22日に南部ミュンヘンで行われた選挙集会には、メルケル氏に反発する市民多数が紛れ込み、笛を鳴らすなど妨害。遊説先では抗議デモにあい、トマトも投げ込まれた。異様な選挙戦の光景はメルケル氏にとって初めてとされる。

 低調な論戦が新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)を際立たせたとして、「権力の傲慢」(独誌シュピーゲル)との批判も上がる。続投を「もう望まない」との回答が半数が占めた世論調査も出てきた。有権者の“飽き”か。「後継の議論も始まるだろう」。独メディアはそんな見方も示す。(ベルリン 宮下日出男)

2302チバQ:2017/09/25(月) 23:06:42
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1709250047.html
【独総選挙】「欧州のドイツ」へ問われる覚悟 EU強化加速に期待
22:19産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツ総選挙で続投を確実にしたメルケル首相にとり、今後は選挙戦で唱えてきた「強い欧州」の実現が最大の課題となる。一時「崩壊」も懸念された欧州連合(EU)は危機を越えたかに見えるが、国際情勢は不透明感を増しており、EU強化は不可欠。「欧州の盟主」ドイツの覚悟が問われる。

 フランスのマクロン大統領は24日夜、「決意を持って欧州のための協力を続けよう」とメルケル氏に祝意を表明した。

 債務危機や難民・移民流入、英国の離脱決定などEUには近年、重大な危機が相次いだ。反EUの大衆迎合主義(ポピュリズム)政党の勢いはピークを越えたが、トランプ米政権との関係やロシアとの対立など取り巻く環境は厳しい。

 メルケル氏は欧州の国際的影響力を保つためEU強化の必要性を強調。ユンケル欧州委員長も今月、「防衛同盟」完成やユーロ圏の統合深化を目指す方針を表明した。ドイツ選挙を経て議論の加速が期待される。

 焦点となるのはユーロ圏の問題。マクロン氏は共通予算創設などによるユーロ圏強化を持論とし、26日にも新提案を示す考え。メルケル氏は議論の余地を残すが、ドイツの負担が増えかねない共通予算などに国内の抵抗感は強い。

 「1強」で危機対応を主導したドイツは国外から批判も浴びた。債務危機の際に財政緊縮策も反発され、寛容な難民政策も「人道的に正当だがEU協調を欠いたのは過ち」(独歴史家)との声は国内でも上がる。

 ユンケル氏は最近、6月に死去したコール元独首相が「ドイツの欧州でなく欧州のドイツに努める」とドイツ統一時に述べていたと紹介した。「欧州のドイツ」として歩み寄れるかはメルケル氏にかかっている。

2303チバQ:2017/09/26(火) 07:58:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000077-san-eurp
メルケル氏、神通力に陰り 独首相4期目確実 “風”読みながら長期政権
9/26(火) 7:55配信 産経新聞
 「世界最強の女性」と呼ばれるドイツのメルケル首相が24日の総選挙で4期目を確実にした。堅実な手腕に国のかじ取りを再び託されたが、その“神通力”は陰りはじめている。

 「少しお祝いをし、また仕事にとりかかろう」。24日夜、メルケル氏はベルリンの党本部で支持者に笑顔で語り、支持者は「アンジー」と親しみを込めた歓声を上げた。

 比較されることが多かった“鉄の女”サッチャー元英首相の在任期間約11年半をすでに超え、米誌フォーブスは6年連続で「世界で最も影響力のある女性」に選んだ。欧米で指導者交代が相次ぐ中、安定感が際立つ。

 ■「内気」な少女期

 「内気」。旧東独時代の少女期の姿にはそんな言葉がつきまとう。ロシア語の元教師は「口答えしたことがなかった」と振り返り、学校の水泳授業でプールに飛び込むまで1時間かかったのは有名な話だ。

 コール元首相に見いだされて30代半ばでキリスト教民主同盟に入ったが、男性中心の党内で「コールのお嬢さん」と見下され、2000年の党首就任当時は「つなぎ役」とみなされた。「最も過小評価された政治家の一人」。メディアは近年、メルケル氏をこうも評した。

 カリスマ性はない。演説もうまいわけではない。だが、物理学者出身らしく、状況を熟慮し、現実的と考える「解」を導き出す。相手と激しく対峙(たいじ)せず、一定の譲歩もいとわない。「相手や環境をうかがい、結局生き残った」(シュレーダー前政権関係者)

 動きはしたたかでもある。党幹事長時代はヤミ献金疑惑が浮上した恩師のコール氏を有力紙で突然批判し、一刀両断。福島第1原発事故後は「脱原発」に転換し、ハンガリーで難民滞留が人道問題化すると「国境開放」に踏み切った。いずれも世論の“風”を巧みに読んだ判断とされる。

 ■非難合戦を回避

 「ビジョンがない」「現実主義」。評価はさまざまで、風刺画はアメーバにもなぞらえた。選挙戦では、各党が批判を展開する中、メルケル氏は社民党のシュルツ党首の名前にほぼ触れず。「論戦回避」の批判に対して次のように答えた。「将来の方針を伝えるのが任務。非難合戦は選挙戦じゃない」。ナチス・ドイツ時代の記憶から扇動的な言動に抵抗感が強い国民には、ドイツ統一後の安定の中で静かな政治手法が好まれてきたといわれる。

 だが、変化が出てきた。遊説先ではメルケル氏に反発する市民が笛を鳴らして妨害したり、抗議デモを展開したりした。トマトも投げ込まれた。異様な光景はメルケル氏には初めて。

 シュルツ氏は、低調な選挙戦が新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)の国政進出を許したと「メルケル氏の責任」を強調。「権力の傲慢だ」(独誌シュピーゲル)との批判も上がる。同盟が今回選挙でAfDに奪われた票は約100万票。メルケル氏の続投を「もう望まない」との回答が半数が占めた世論調査も出てきた。有権者の“飽き”か。「後継の議論も始まるだろう」。独メディアはそんな見方も示す。(ベルリン 宮下日出男)

2305とはずがたり:2017/09/26(火) 13:01:38
メルケル独首相、支持率回復の裏にもうひとつの顔
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170924-00000036-jnn-int
9/24(日) 18:14配信 TBS News i

 ドイツでは、総選挙の投票が始まっています。多くの難民を受け入れたことで一時は支持率を大きく下げ続投も危ぶまれたメルケル首相ですが、最新の世論調査では、4期目の再選が有力視されています。驚異的な支持率回復の背景にはメルケル氏のもうひとつの顔がありました。

 ベルリンからは週1便、イラク行きの飛行機が飛んでいるのですが、乗客の中には難民の姿も見られます。

 ベルリンからイラクへと帰国する難民たち。聞こえてくるのは失望の声でした。
 「イラクがまだ危険なのは分かっているのですが、どうしようもないのです」(イラク難民)

 この2年半にドイツから帰国した移民・難民の数は11万人にのぼっていますが、その背景にはメルケル政権の様々な政策がありました。そのひとつが“難民認定の厳格化”です。

 「これが友達のベッドで、私が寝るのはこの上です」(アリ・ヘメンさん)

 アリ・ヘメンさんは2年前、内戦状態のイラクを脱出し、密航業者に130万円を払って1か月半かけてドイツに到着しました。しかし・・・。

 「ドイツに来れば人権も安全も守られ、地獄からパラダイスにいけると思っていたのに・・・」(アリ・ヘメンさん)

 難民認定は却下され、労働許可が下りないため仕事もできず、難民施設で暮らしています。ヘメンさんのように難民認定を却下されるイラク人は、去年、前の年に比べ10倍に増加しました。

 「私が望むのは、仕事をして他の人と同じように普通に暮らすことです。今となっては夢みたいな話ですけど」(アリ・ヘメンさん)

 帰国を決意した難民たちに対し、政府は、最大およそ25万円(=1900ユーロ)の“帰国支援金”と帰りの航空券を支給。さらに、早く帰国するほどその支給額が多くなる仕組みで、支援センターの相談窓口には多くの難民が訪れています。

 「多くの難民がドイツに来ればすぐに家も仕事も見つかると思い込んでいるのです。収容施設に入れられ難民申請の結果を延々と待たされるなんて考えもしないのです」(帰還支援センターのハネローレ・テルテさん)

 「経済大国としてドイツは難民問題に貢献していきます」(メルケル首相)

 多くの難民を受け入れ、ノーベル平和賞の候補にも名前があがったメルケル首相。状況に応じて、2つの顔を使い分けるしたたかさが長期政権を維持する強みといえそうです。(24日15:13)

2306チバQ:2017/09/26(火) 14:50:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000002-mai-int
<独総選挙>政界の図式変容 難民排斥右派が躍進
9/26(火) 0:42配信 毎日新聞
<独総選挙>政界の図式変容 難民排斥右派が躍進
独総選挙での躍進を喜ぶ新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)のガウラント副党首(左)とバイデル筆頭候補=ベルリンで2017年9月24日、AP
 【ベルリン中西啓介、三木幸治】24日投開票のドイツ連邦議会総選挙では、排外的主張が問題視される新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が、メルケル首相が進めた中東などからの難民受け入れ策を批判して既成政党への不満の受け皿になり、第3会派になる躍進を遂げた。第2会派の社会民主党は歴史的大敗を喫し、戦後ドイツを形作ってきた政界の図式が変容する結果となった。

 「他党の無能さによって我々は大きな成果を得た」。AfDの事実上の指導者で筆頭候補のガウラント副党首は25日、記者会見でこう話し、メルケル氏の保守政党キリスト教民主同盟(CDU)が中道左派・社会民主党との大連立でリベラル化したことが、有権者の不満を生んだとの考えを示した。

 AfDを最も支持したのは旧東独州の男性有権者だ。世論調査では、旧東独州の男性有権者の26%、女性の17%がAfDを選んだ。旧西独州の2倍以上だ。東部ザクセン州では得票率27%で第1党になっている。東独は難民や移民の受け入れ実態がほとんどなく、多民族共生の理念や経験とは縁が薄い。統一後の経済格差もあり、政府への不満が外国人排斥や極右支持につながってきた。

 こうした支持層に加え、旧西独州でもCDUや国政で最も右派的なキリスト教社会同盟(CSU)を支持してきた保守層が、難民受け入れに象徴されるメルケル氏のリベラル化路線に危機感を抱いていた。公共放送ARDの出口調査にAfDを選んだ有権者の60%が「既成政党への不満」を理由に挙げた。

 経済政策の実績を強調し好景気の持続を訴えたメルケル氏は、多文化社会が進むことへの不安を抱く保守支持層の不満に十分応えることができなかった。メルケル氏は25日、「我々はAfD相手に100万票を失った」と述べた。また、社民党のシュルツ党首は公正な社会の実現を訴えたが、連立相手のメルケル氏に政策でお株を奪われたうえ、欧州で相次ぐ中道左派政党退潮の波を受ける形で、支持を減らした。

 一方、政治経験の乏しいAfDは、国政進出の決定早々、足元がぐらつき始めている。

 「アナーキーな党では有権者に、政権党になる提案はできない」。党幹部が顔をそろえた25日の記者会見で、ペトリ共同党首が突然こう切り出し、「私はAfD会派には所属しないと決めた」と言い放って、会場を後にした。ナチス擁護や差別的な発言を繰り返す極右層との決別を求めたペトリ氏と、党内保守派の重鎮ガウラント氏の決裂が鮮明になった瞬間で、独メディアは「党分裂のさきがけか」と報じた。反欧州連合(EU)の経済政策政党として誕生した経緯から、党内には右傾化路線に反発する人々も多く、党内抗争が火を噴く可能性もある。

 ◇首相の発信力低下も

 英国の離脱を控えるEUは今年、主要加盟国で国政選挙が続いた。各国で反EUを唱える右派政党が台頭するのに伴い、年頭にはEUの「政治不安」が広がったが、5月にフランスで親EUを掲げるマクロン大統領が誕生してひとまず収束。今回メルケル首相が4選を確実にしたことで、マクロン氏との両輪による独仏連携で、求心力低下などが懸念されたEUの立て直しを担うことになる。

 具体的に動き出すのは、共通通貨ユーロ圏の改革と防衛協力だ。

 EUのユンケル欧州委員長はユーロ導入国拡大を促すと共に、常任のEU財務相や財政危機国を支援する「欧州版IMF(国際通貨基金)」創設などを提案。マクロン氏はユーロ圏の共通予算化などに意欲をみせ、メルケル氏もユーロ圏の統合深化に理解を示す。具体策を巡っては独仏に開きがあり、今後議論が必要だが、ユーロの強化という点で独仏は同じ方向を見ている。

 EUは、アフリカなどの治安維持を担当する加盟国部隊を管轄する組織を新設する見通しで、安全保障分野の連携も独仏を軸に進むとみられる。

 メルケル氏は選挙前、「欧州が他国に依存する時代は終わった」と明言。「米国第一」を掲げて、孤立を深める米国のトランプ大統領と対峙(たいじ)し、気候変動対策や自由貿易のけん引役として、EUをベースに、引き続き国際社会で大きな役割を担うことになる。

 メルケル氏の懸念材料は国内基盤の不安定さだ。メルケル氏率いる中道右派会派は、中道政党、左派政党と連立政権を組む可能性がある。

 財政危機が続くギリシャへの支援などEUの重要政策を巡り連立政権内で意見が対立することも予想され、メルケル氏の対外発信力に影を落とす可能性がある。【ブリュッセル八田浩輔、ベルリン三木幸治】

2307チバQ:2017/09/26(火) 14:50:30
◇憲法で極右勢力抑制 ナチスの台頭を反省

 【ベルリン三木幸治】ナチスが第二次大戦やホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を引き起こした反省から、旧西独は1949年に制定した基本法(憲法)で、平和的な民主主義秩序を侵害し、国の存立を脅かす政党を「違憲」と規定。これまで憲法裁判所による違憲判決もあり、極右的な政党が国政で勢力を伸ばしたことはなかった。

 近年は中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が連邦議会で唯一の保守勢力として活動してきた。だが、過去にはCDU・CSUより右派に陣取った勢力もあった。国粋主義的な右派・ドイツ党(DP)は49年に連邦議会で議席を獲得。CDU・CSUと60年まで連立政権を組んだが分裂し、その後消滅した。

 64年には外国人排斥を訴え「ネオナチ」と批判された極右・ドイツ国家民主党(NPD)が結成され、69年の総選挙で4.3%を獲得。議会進出に必要な5%に迫った。90年には極右と指摘されていた共和党が2%を獲得したこともある。

 長くCSU党首を務め、コール元首相のライバルとしても知られたフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス氏は「(キリスト教民主・社会)同盟より右に民主的で正当な党はあり得ない」と発言。この主張は広く支持されてきた。

 ドイツでは「極右」は憲法擁護庁の監視対象になる。監視対象であるNPDの支持層も吸収したAfDの国政進出で、長く続いた独政界の構図は変化を余儀なくされることになる。

 AfDを「極右」と指摘し、憲法擁護庁による監視を求める声も独政界には根強くある。

2308チバQ:2017/09/26(火) 15:07:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170926-00000057-jij-m_est

クルド「独立」道険し=困難山積、封鎖で締め付けも―イラク


9/26(火) 14:27配信

時事通信







クルド「独立」道険し=困難山積、封鎖で締め付けも―イラク


25日、イラク北部アルビルで、クルド人自治区の独立の是非を問う住民投票で賛成多数が確実となり祝福するクルド人。


 【アルビル(イラク北部)時事】イラク北部クルド自治政府が25日、独立の是非を問うため実施した住民投票は、賛成多数が確実となっている。

 しかし、クルド人自治区はかつて外資導入や原油輸出をてこに遂げた経済発展から一転、原油安などによる景気低迷に苦しむ。独立に反対する周辺国が警告する「経済封鎖」が現実になれば一層苦境にあえぐのは必至で、独立の前途には幾多の困難が潜む。

 自治区の中心都市アルビルに、富裕層が多く住む「ドリームシティー」と呼ばれる一角がある。厳重な警備でしゃれた飲食店も多く、光ファイバーのインターネット網も完備。自治政府の治安部隊ペシュメルガの迎賓施設もあり、一般市民には「高根の花」だ。

 一方で、市内の所々に建設途中で放置されたビルも目に付く。地元住民に聞くと、「多くは2014年ごろから工事が止まったようだ」という。

 自治政府の財政は、中央政府からの配当収入と原油輸出が大きな柱だ。中央政府は自治政府に国家予算の17%を配分する仕組みだが、双方の対立激化も重なって14年から支払いが中断。さらに、14年秋ごろからの原油価格下落が追い打ちをかけた。

 また、14年は過激派組織「イスラム国」(IS)が北部モスルを制圧し、勢力を拡大していた時期。自治区近辺に迫ったISと対抗するため、多額の戦費がかさんだ。以降、財政難は克服できず、失業率も推計20%を超えるといわれる。

 投票中止の呼び掛けが無視されたイラク中央政府は対抗策として、各国に自治政府との原油取引を中断するよう要請。自治政府からの原油パイプラインが通るトルコのエルドアン大統領は25日、「われわれが栓を閉めれば、(自治政府は)終わりだ」と威嚇した。原油以外の輸出製品に乏しく、輸入品に多く依存する自治政府にとって、周辺国との関係悪化は大打撃となる。

2309チバQ:2017/09/26(火) 15:09:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000060-san-m_est

クルド「独立2年かけ実現」 きょう住民投票 賛成多数の公算


9/25(月) 7:55配信

産経新聞







クルド「独立2年かけ実現」 きょう住民投票 賛成多数の公算


クルドの旗や自治政府トップ、バルザニ議長の旗を売る商店=23日、アルビル市街(佐藤貴生撮影)(写真:産経新聞)


 【アルビル(イラク北部)=佐藤貴生】イラク北部のクルド人自治区で25日、同国からの分離独立の可否を問う住民投票が行われる。独立賛成が多数を占める公算が大きく、イラク中央政府のほか、クルド人を抱えるトルコやイランなどは国内に独立機運が波及するのを恐れ、投票が行われれば対抗措置を取ると警告、緊張が高まっている。

 クルド自治政府のトップ、バルザニ議長は24日の記者会見で、イラク中央政府は非民主的だとした上で、独立支持が多数を占めた場合、「中央政府と協議し、2年以上かけても独立を実現する」との意向を表明した。

 主要都市アルビル中心部の商店街には23日、「賛成に投票を、独立にイエスを」などと書かれたポスターが掲げられていた。赤、白、緑に金色の太陽をあしらったクルド民族の旗を売る露店もあった。「(投票を行って)周辺国が経済的に制裁したとしても問題ではない。自由は経済よりも重要だ」。商店経営のイスマイル・アブドルラハマンさん(41)が独立の意義を訴えた。

 22日には、アルビルで独立支持派の集会に数万人が参加し、バルザニ議長の演説に気勢を上げた。

 トルコの大統領府は23日、「新たな地域の危機」を引き起こしかねないと懸念を表明。軍事演習を行って牽制(けんせい)してきたほか、治安維持のためには越境も辞さない姿勢を示している。

 また、イラン政府系メディアが24日報じたところによると、イラン当局はイラク中央政府の要請により、クルド人自治区との空路の往来を遮断した。

 こうした動きに対し、アルビルで会ったクルド自治政府の治安部隊、ペシュメルガの隊員(40)は、イラクでのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の掃討に部隊が大きく貢献したことを挙げ、「大国もできなかったことを成し遂げたのだから、(軍事衝突しても)当然守りきれる」と述べた。

 さらに、「われわれは他国の領土を求めているわけではない。独立の権利について問うだけだ。民主主義や人権を重視する欧州や世界に、何が問題なのか聞いてみたい」と訴えた。

 投票は中央政府とクルド自治政府の係争地である油田地帯キルクークでも行われる。米国や国連安全保障理事会まで実施に反対する中、「国家なき最大の民」とも呼ばれてきたクルド人の動向が注目される。

2310チバQ:2017/09/26(火) 18:43:52
2252 チバQ sage 2017/09/26(火) 14:31:14
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170926k0000m030107000c.html
独総選挙>政界の図式変容 難民排斥右派が躍進

00:42

独総選挙での躍進を喜ぶ新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)のガウラント副党首(左)とバイデル筆頭候補=ベルリンで2017年9月24日、AP

(毎日新聞)

 【ベルリン中西啓介、三木幸治】24日投開票のドイツ連邦議会総選挙では、排外的主張が問題視される新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が、メルケル首相が進めた中東などからの難民受け入れ策を批判して既成政党への不満の受け皿になり、第3会派になる躍進を遂げた。第2会派の社会民主党は歴史的大敗を喫し、戦後ドイツを形作ってきた政界の図式が変容する結果となった。

 「他党の無能さによって我々は大きな成果を得た」。AfDの事実上の指導者で筆頭候補のガウラント副党首は25日、記者会見でこう話し、メルケル氏の保守政党キリスト教民主同盟(CDU)が中道左派・社会民主党との大連立でリベラル化したことが、有権者の不満を生んだとの考えを示した。

 AfDを最も支持したのは旧東独州の男性有権者だ。世論調査では、旧東独州の男性有権者の26%、女性の17%がAfDを選んだ。旧西独州の2倍以上だ。東部ザクセン州では得票率27%で第1党になっている。東独は難民や移民の受け入れ実態がほとんどなく、多民族共生の理念や経験とは縁が薄い。統一後の経済格差もあり、政府への不満が外国人排斥や極右支持につながってきた。

 こうした支持層に加え、旧西独州でもCDUや国政で最も右派的なキリスト教社会同盟(CSU)を支持してきた保守層が、難民受け入れに象徴されるメルケル氏のリベラル化路線に危機感を抱いていた。公共放送ARDの出口調査にAfDを選んだ有権者の60%が「既成政党への不満」を理由に挙げた。

 経済政策の実績を強調し好景気の持続を訴えたメルケル氏は、多文化社会が進むことへの不安を抱く保守支持層の不満に十分応えることができなかった。メルケル氏は25日、「我々はAfD相手に100万票を失った」と述べた。また、社民党のシュルツ党首は公正な社会の実現を訴えたが、連立相手のメルケル氏に政策でお株を奪われたうえ、欧州で相次ぐ中道左派政党退潮の波を受ける形で、支持を減らした。

 一方、政治経験の乏しいAfDは、国政進出の決定早々、足元がぐらつき始めている。

 「アナーキーな党では有権者に、政権党になる提案はできない」。党幹部が顔をそろえた25日の記者会見で、ペトリ共同党首が突然こう切り出し、「私はAfD会派には所属しないと決めた」と言い放って、会場を後にした。ナチス擁護や差別的な発言を繰り返す極右層との決別を求めたペトリ氏と、党内保守派の重鎮ガウラント氏の決裂が鮮明になった瞬間で、独メディアは「党分裂のさきがけか」と報じた。反欧州連合(EU)の経済政策政党として誕生した経緯から、党内には右傾化路線に反発する人々も多く、党内抗争が火を噴く可能性もある。

 ◇首相の発信力低下も

 英国の離脱を控えるEUは今年、主要加盟国で国政選挙が続いた。各国で反EUを唱える右派政党が台頭するのに伴い、年頭にはEUの「政治不安」が広がったが、5月にフランスで親EUを掲げるマクロン大統領が誕生してひとまず収束。今回メルケル首相が4選を確実にしたことで、マクロン氏との両輪による独仏連携で、求心力低下などが懸念されたEUの立て直しを担うことになる。

 具体的に動き出すのは、共通通貨ユーロ圏の改革と防衛協力だ。

 EUのユンケル欧州委員長はユーロ導入国拡大を促すと共に、常任のEU財務相や財政危機国を支援する「欧州版IMF(国際通貨基金)」創設などを提案。マクロン氏はユーロ圏の共通予算化などに意欲をみせ、メルケル氏もユーロ圏の統合深化に理解を示す。具体策を巡っては独仏に開きがあり、今後議論が必要だが、ユーロの強化という点で独仏は同じ方向を見ている。

 EUは、アフリカなどの治安維持を担当する加盟国部隊を管轄する組織を新設する見通しで、安全保障分野の連携も独仏を軸に進むとみられる。

 メルケル氏は選挙前、「欧州が他国に依存する時代は終わった」と明言。「米国第一」を掲げて、孤立を深める米国のトランプ大統領と対峙(たいじ)し、気候変動対策や自由貿易のけん引役として、EUをベースに、引き続き国際社会で大きな役割を担うことになる。

 メルケル氏の懸念材料は国内基盤の不安定さだ。メルケル氏率いる中道右派会派は、中道政党、左派政党と連立政権を組む可能性がある。

 財政危機が続くギリシャへの支援などEUの重要政策を巡り連立政権内で意見が対立することも予想され、メルケル氏の対外発信力に影を落とす可能性がある。【ブリュッセル八田浩輔、ベルリン三木幸治】

2311チバQ:2017/09/26(火) 18:44:14
2253 チバQ sage 2017/09/26(火) 14:31:37
◇憲法で極右勢力抑制 ナチスの台頭を反省

 【ベルリン三木幸治】ナチスが第二次大戦やホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を引き起こした反省から、旧西独は1949年に制定した基本法(憲法)で、平和的な民主主義秩序を侵害し、国の存立を脅かす政党を「違憲」と規定。これまで憲法裁判所による違憲判決もあり、極右的な政党が国政で勢力を伸ばしたことはなかった。

 近年は中道右派のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が連邦議会で唯一の保守勢力として活動してきた。だが、過去にはCDU・CSUより右派に陣取った勢力もあった。国粋主義的な右派・ドイツ党(DP)は49年に連邦議会で議席を獲得。CDU・CSUと60年まで連立政権を組んだが分裂し、その後消滅した。

 64年には外国人排斥を訴え「ネオナチ」と批判された極右・ドイツ国家民主党(NPD)が結成され、69年の総選挙で4.3%を獲得。議会進出に必要な5%に迫った。90年には極右と指摘されていた共和党が2%を獲得したこともある。

 長くCSU党首を務め、コール元首相のライバルとしても知られたフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス氏は「(キリスト教民主・社会)同盟より右に民主的で正当な党はあり得ない」と発言。この主張は広く支持されてきた。

 ドイツでは「極右」は憲法擁護庁の監視対象になる。監視対象であるNPDの支持層も吸収したAfDの国政進出で、長く続いた独政界の構図は変化を余儀なくされることになる。

 AfDを「極右」と指摘し、憲法擁護庁による監視を求める声も独政界には根強くある。

2312チバQ:2017/09/26(火) 20:15:09
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092500680&g=int
連立交渉、難航も=得票率下落で-メルケル独首相

24日夜、ドイツのベルリンで支持者に向かって演説するメルケル首相(中央)(EPA=時事)
 【ベルリン時事】24日投開票のドイツ連邦議会(下院)選挙で、メルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟が勝利した。首相は第4次政権樹立に向け、連立交渉を本格化させるが、民主・社会同盟は2013年の前回選挙から大幅に得票率を落としており、発言力低下は避けられない。連立候補となる党からの政策受け入れ要求も強まるとみられ、交渉は難航しそうだ。
 「もっと良い結果を期待していた」。メルケル首相は25日、ベルリンでの記者会見で率直に語った。前回選挙が得票率40%を超える近年まれな圧勝だったとはいえ、今回はそこから約9ポイントも急落。首相の難民受け入れ政策を批判し、大躍進した新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)に支持者を100万人も奪われた。
 現在の連立パートナー、中道左派・社会民主党は第2党の座を維持したが、得票率は約21%と戦後最低を記録。これまでメルケル氏の陰で存在感を失った経緯があり、シュルツ党首は選挙結果判明後、連立解消方針を表明。「最大野党としての責任を果たす」考えを明確にした。メルケル氏は社民党にも連立協議を呼び掛けたが、連立継続は難しいのが現状だ。
 民主・社会同盟は、第3党のAfDとの連立を既に拒否している。過半数を確保するには、大企業寄りの中道政党・自由民主党および環境政党「90年連合・緑の党」との3党連立しか現実的な選択肢が見当たらない。ただ、緑の党はガソリン・ディーゼル車の30年以降の販売禁止など、踏み込んだ環境保護政策を求めており、特に自民党にはハードルが高い。(2017/09/25-21:48)

2313チバQ:2017/09/27(水) 03:27:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170927k0000m030120000c.html
<独総選挙>ペトリAfD党首が離党
09月26日 21:09毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会総選挙で、第3会派として国政初進出を決めた新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)のフラウケ・ペトリ共同党首が26日、離党する意向を表明した。DPA通信が伝えた。党幹部の過激な主張に反対し、将来の与党入りを見据えた「現実路線」を提唱するペトリ氏に追従する議員も出ており、AfDの分裂が現実味を帯びている。

 ペトリ氏は正式な離党時期や新党結成の可能性には言及していない。今後は無所属の連邦議会議員として活動するとみられる。

 AfDは、筆頭候補だったガウラント副党首らがイスラム教徒への差別的な政策を前面に出し選挙戦を戦った。ペトリ氏は選挙直後の25日の記者会見で「会派には加わらない」と宣言しており、もう1人の筆頭候補バイデル氏がペトリ氏の離党を求めていた。

 東部メクレンブルク・フォアポンメルン州議会でも25日、複数の議員がAfD会派を離れ、別の会派を結成する考えを表明。国政のAfD会派や他の州議会会派でもこうした動きが広がる可能性がある。

https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1709260061
【独総選挙】「反難民党」党首が離党表明、路線対立が表面化
09月26日 20:24産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のペトリ党首が26日、離党する意向を表明した。時期は示していないが、同党は24日の総選挙で初の国政進出を果たしたばかり。党内の路線をめぐる深刻な対立がいきなり表面化した形だ。

 女性のペトリ氏はこれまで「反難民」を掲げる同党の顔として党勢の拡大に貢献する一方、穏健路線を主張し、極右的な色合いを強める党内強硬派と対立。今回の総選挙では筆頭候補から外れ、25日には議会の党会派に所属しない意向も示していた。

2314チバQ:2017/09/27(水) 03:37:14
ベルント・ルッケ→フラウケ・ペトリ→アレクサンダー・ガウラントとどんどん右にいってる感じなんですね

>>2260  2015年ころの記事が全然なかった
2015年7月、〜反欧州連合(EU)の象徴的存在として党を率いてきたベルント・ルッケ氏を党首の座から排除した。代わりに化学者出身の保守派フラウケ・ペトリ氏と経済学者のイエルク・モイテン氏による共同党首体制が発足した。
旧東独の州の党トップには、経済政策重視派ではなく保守派の大物が就いた。移民対策や反イスラム政策を求める保守派の党の州幹部とルッケ氏の対立が徐々に表面化
>>1043
「緊急時には銃を使ってでも(難民の)入国を阻止すべきだ」と発言し、波紋を広げている。
「ドイツのための選択肢(AfD)」のフラウケ・ペトリ党首。

>>1898
ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のペトリ党首は19日、9月の総選挙で首相候補にならないと表明した。
ペトリ氏は党大会で、与党を批判するだけの「反対政党」から、現実的な政策を持った「責任政党」を目指すとする基本方針案を提出する方針。だが、より右派的な副党首ら主要幹部が反対。ペトリ氏の党運営を「独裁的だ」と批判する声が高まっていた。
>>1928
筆頭候補に保守派の重鎮ガウラント副党首と経済学者のアリス・バイデル氏を選出した。前日の党大会では「党の顔」であるペトリ共同党首が提案した中道寄りの「現実路線」政策の採択が見送られており、AfDは右傾化路線を強化し、国政初進出を目指すとみられる。
>>1939
党内最右派の幹部として知られるチューリンゲン州議会党会派代表ビヨルン・ヘッケ氏が、ベルリンにあるホロコースト記念碑を「恥辱の記念碑」と発言。ペトリ氏は除名を含む処分を検討したが、ガウラント副党首らが幹部側についた。以前から、党内右派はペトリ氏の運営手法を「独裁的」と批判していて、発言を機に主導権争いが表面化した。

>>2298
ペトリ共同党首が下院のAfD会派に加わらない考えを表明。党内の路線対立が深刻化しつつある。
>>2313
フラウケ・ペトリ共同党首が26日、離党する意向を表明

2316チバQ:2017/09/27(水) 03:56:14
http://www.sankei.com/world/news/170926/wor1709260064-n1.html
2017.9.26 21:22
【独総選挙】
連立交渉、駆け引き激化 欧州には不安も
 【ベルリン=宮下日出男】メルケル首相が総選挙で勝利したドイツで、次期政権の枠組みをめぐる駆け引きが激しくなってきた。新たな3党連立が有力視されるが、環境や欧州政策などをめぐって政党間で溝があり、調整は難しい。フランスや欧州連合(EU)も不安まじりに注視している。

 「有権者の付託を受けたのであり、再選挙はそれを無視することになる」。メルケル氏は25日、連立交渉の失敗で再選挙となる可能性をきっぱり否定し、政権樹立への決意を語った。

 だが、環境は厳しい。第1党を保ったキリスト教民主・社会同盟も議席を減らした。大連立継続の可能性もゼロでないが、相手の中道左派の社会民主党は拒否を堅持。もう一つの選択肢として中道、自由民主党と環境政党、90年連合・緑の党の3党連立に期待がかかるが、これも難題だ。

 緑の党はディーゼル・ガソリン車禁止など環境重視だが、自民党は企業を制約するような政策に抵抗。難民政策では寛容な緑の党に対して自民党は厳格だ。EU重視で共通する両党も、自民党はユーロ圏共通予算の創設などドイツの負担が増す財政統合に反対だ。

 両党は連立交渉に応じる姿勢だが、自民党のリントナー党首は25日、「政治を変えられないなら、野党になる」とし、緑の党のエズデミル党首も「内容が重要だ」とそれぞれ牽制(けんせい)した。

 一方、フランスではマクロン大統領が26日、ユーロ圏共通予算など持論の詳細について発表する。ドイツの連立交渉で議論させる狙いだが、仏大統領府は自民党の出方を警戒しているとも伝えられる。

 メルケル氏が安定政権を築けなければEUのかじ取りにも影響する。ユンケル欧州委員長はメルケル氏への祝辞で「世界的な挑戦の中、欧州にはこれまで以上に強いドイツ政府が必要」と訴えた。

2317チバQ:2017/09/27(水) 20:49:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170927-00000034-jij_afp-int
スペイン政府、投票所を封鎖へ カタルーニャ独立阻止の姿勢鮮明に
9/27(水) 14:52配信 AFP=時事
スペイン政府、投票所を封鎖へ カタルーニャ独立阻止の姿勢鮮明に
スペイン・バルセロナで、警備につくスペイン警察とカタルーニャ州警察の警察官ら(2017年9月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】スペインからの独立の是非を問う住民投票が予定されている北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州では、同国の治安部隊が投票所の「制圧」に乗り出している。投票日が10月1日に迫る中、選挙を違法とみなす中央政府と自治州政府の闘いは、国際舞台の場でも繰り広げられている。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)で行われたスペインのマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相との共同記者会見で、カタルーニャ州がスペインに留まらないのは「ばかげた行為」だと述べた。

 スペイン政府は住民投票の阻止に向けた取り組みをさらに強化する一方で、ラホイ首相はカタルーニャ自治州政府に「常識」に立ち返るよう強く促している。

 カタルーニャ州の検事総長は、投票所として使用されるとみられる建物を投票日の前に封鎖し、当日には投票の実施を阻止するために警察官を配備するよう命じた。

 警察はこれまでに投票用紙約1000万枚を押収し、住民投票についての情報を掲載するウェブサイト59件を閉鎖した。複数の司法筋によると、さらに85件の閉鎖が進められているという。【翻訳編集】 AFPBB News

http://www.afpbb.com/articles/-/3142816?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r2&cx_rss=afp&cx_id=3144541
スペイン、カタルーニャ独立派首長700人に出頭命令 拒否なら拘束
2017年9月14日 7:12 発信地:マドリード/スペイン
【9月14日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州が予定している独立の是非を問う住民投票をめぐり、同国検察当局は13日、投票実施に協力している同州内の市町村長700人余りに対する刑事捜査を命じた。首長らには裁判所への出頭を求め、応じない場合は身柄を拘束する構え。

 同州は10月1日の投票実施を計画しているが、スペイン政府はこれを違法と見なしている。スペイン検察は12日にも、カタルーニャ州警察に対し、投票箱、選挙ビラなど住民投票で使用される可能性のある物品を押収するよう命じており、今回の出頭命令は州当局者らに対する圧力をさらに強める動きだ。

 AFPが入手した決定書のコピーによると、検察は住民投票実施に協力することに同意した市町村長らに対し、正式な刑事事件の被疑者として裁判所に出頭するよう命令。出頭しない場合は「身柄の拘束を命じる」としている。

 市町村側は、捜査開始の決定に怒りを表明。州内のすべての首長に対し、バルセロナ(Barcelona)で16日に行われる抗議行動に参加し、「メディア、投票用紙、投票箱に続き、首長までつけ狙うスペインの司法制度を拒否」する意思を示すよう呼び掛けた。

 独立賛成派は14日、住民投票に向けた運動を地中海(Mediterranean Sea)沿岸都市タラゴナ
Tarragona)で正式に開始する予定だ。(c)AFP/Daniel SILVA with Daniel BOSQUE in Barcelona

2318チバQ:2017/09/27(水) 22:02:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170928k0000m030090000c.html
<ドイツ>新興右派、沈静化図る 党首離党表明に同調者も
21:22毎日新聞

<ドイツ>新興右派、沈静化図る 党首離党表明に同調者も
総選挙の翌日に行われたAfDの記者会見で、「会派には加わらない」と告げ退席しようとするフラウケ・ペトリ共同党首(左)。右隣はモイテン共同党首=ベルリンで2017年 9月25日、ベルリン支局助手ザンドラ・ベルケ撮影
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介】ドイツ連邦議会総選挙で国政初進出を決め、第3会派になる新興右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が、フラウケ・ペトリ共同党首の離党表明で揺れている。独メディアは、ペトリ氏を中心とした新党構想の可能性も報じる。党執行部は「党首離党」の影響を最小限に食い止めるため、党員の引き締めを図っている。

 AfDは欧州連合(EU)によるギリシャ支援に反対する経済学者らが設立した経緯から、党内には反EU経済政策派と極右の支援も受ける最大派閥・保守派がある。ペトリ氏は保守派だが、ナチ擁護発言をした党員の除名や与党化を見据えた中道寄りの政策を求め、保守派重鎮のガウラント副党首らと対立していた。

 ペトリ氏は26日、党の「過激化」を理由に離党を表明。この動きに、ペトリ氏の夫で西部ノルトライン・ウェストファーレン州議会AfD会派代表のプレッツェル議員も同調した。この動きとは別に、東部州でも党の右傾化路線に反対する複数の議員が州議会会派を離脱している。

 AfDは26日、連邦議会会派設立会議を開き、ペトリ氏を除く全93当選者中80人の賛成で、筆頭候補だったガウラント氏と経済派のバイデル氏を司令塔である会派代表に選出した。ガウラント氏は離党の連鎖について「起きないと願う」と述べ、静観することで事態沈静化を図る考えだ。

 一方で、プレッツェル氏は公共放送ZDFで、「現状ではドイツの政治を変えられる政党はない」とし、新党設立について「話し合いはしている」ことを明らかにした。連邦議会会派設立には全議員の5%に当たる35人が必要。だが、スタンドプレーが目立つペトリ氏に同調する動きは見られず、AfD離党者で新会派が誕生する見通しは立っていない。

2319とはずがたり:2017/09/29(金) 09:34:36
英譲歩で離脱交渉進展、将来巡る協議開始には不十分=EU交渉官
ロイター 2017年9月29日 07時56分 (2017年9月29日 09時11分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170929/Reuters_newsml_KCN1C31HD.html

[ブリュッセル 28日 ロイター] - 英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡り今週行われた第4回交渉会合について、EUのバルニエ首席交渉官は28日、進展が見られたものの、離脱後の移行期間や将来の貿易協定などに関する協議に入るには不十分との見方を示した。
第4回交渉会合はブリュッセルで28日まで4日間行われた。
バルニエ氏は会見で「建設的な1週間だったが、十分な進展を遂げるという意味ではまだ足りない。今後数週間、数カ月間にさらなる取り組みが必要だ」と述べた。
また、メイ英首相が先週22日のブレグジット方針に関する演説で譲歩の姿勢を示したことについて、交渉に「新たな原動力」をもたらしたと評価した。
メイ首相は22日、フィレンツェで演説し、EU離脱後2年間の移行期間を設け、EU単一市場へのアクセスを維持することを提案。移行期間中は、EUに対し拠出金を支払うほか、英国におけるEU市民の権利を保障する方針も表明し、譲歩する姿勢を明示した。
メイ氏はこの演説により、停滞する離脱交渉が進展し、離脱後の自由貿易協定に関する協議開始に道が開けることを期待していたが、今週の交渉会合の成果はバルニエ氏を納得させるには至らなかった。
ただ、会合に出席した当局者らは、メイ氏が譲歩の姿勢を見せたことで、会合の雰囲気は以前より良くなったとしている。
英国のデービスEU離脱担当相は、交渉は「かなり進展した」と述べた上で、離脱後の関係や2年間の移行期間に関する協議に移りたいとの考えをあらためて示した。当局者によると、今回の交渉では移行期間については取り上げられなかった。

ブレグジット交渉では、約300万人の在英EU市民の権利を離脱後も欧州司法裁判所の管轄とするかどうか、離脱に伴い英国がEUに支払う清算金の額、の2点が引き続き主要な課題として残る。
次回の第5回交渉会合は10月9日から始まり、その翌週の19─20日にEU首脳会議が予定されている。
バルニエ氏は、この首脳会議の場で他のEU加盟27カ国の首脳とブレグジット交渉の成果を検討したいと述べたが、貿易交渉の開始を勧告する可能性は示唆しなかった。
EUの外交官は、バルニエ氏が10月までに現在のブレグジット交渉の進展状況に納得するとは考えていない。12月の首脳会議の場が貿易交渉を始める場となる可能性が高いというのが大方の見方だ。

2320チバQ:2017/09/30(土) 15:49:19
https://www.jiji.com/sp/article?k=2017092900800&g=int
カタルーニャ、1日に独立住民投票=スペイン政府、阻止困難か

2017年09月29日21時09分

28日、スペイン東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで、住民投票に反対する中央政府に抗議する独立派の学生デモ(AFP=時事)

 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州で来月1日、独立の是非を問う住民投票が実施される。独立に反対する中央政府は投票を中止させるため圧力を強めてきたが、完全に阻止するのは難しい情勢だ。投票で賛成派が勝利しても中央政府は結果を承認しない見通しで、混乱が深まる懸念が強まっている。
 中央政府のラホイ首相はかねて独立賛成派を「展望のない扇動者」と批判。9月下旬の訪米でもトランプ米大統領から「スペインが一体であることを望む」という発言を引き出すなど、独立阻止に向けて国内外の世論形成に努めてきた。
 憲法裁は住民投票の正当性を認めず、州議会が成立させた関連法の凍結を命令。司法当局も州の要人14人を拘束し、投票箱や投票用紙を押収するなどして投票阻止に躍起になっている。

 これに対し、自治州政府側は投票箱を秘密裏に運び、投票所の場所も住民にのみ公開するといった手段で準備を進めた。中央政府は一時的に州内の警官を倍増させたが、2300を超える投票所を全て封鎖するには人手が足りない状況だ。プチデモン州政府首相は「投票は間違いなく実施される」と自信を示す。
 カタルーニャは歴史的に独立の機運が高く、近年は「税収が他の貧しい地域に使われている」という不満が強い。独立賛成派は州議会で多数を占めており、住民投票で勝利すれば独立に向けた手続きを一方的に進める方針だ。半面、経済界を中心に独立に伴う混乱の回避を望む声も多く、世論調査では賛否が伯仲している。

2321チバQ:2017/10/01(日) 21:22:16
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171001X186.html
警官と衝突、38人負傷=カタルーニャで独立住民投票―スペイン

19:43

 【バルセロナ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州で1日、州独立の是非を問う住民投票が実施された。独立に反対する中央政府は前日までに一部の投票所を封鎖したが、州政府側は投票を強行。警官隊と住民が衝突し、少なくとも38人が負傷した。独立賛成派が勝利しても中央政府は結果を承認しない見通しで、混乱が深まる懸念が高まっている。

 投票時間は1日午前9時(日本時間同日午後4時)から午後8時(同2日午前3時)まで。即日開票され、深夜にも大勢が判明する見通しだ。世論調査では賛否が伯仲しているが、独立賛成派の手法が強引だと批判する反対派の一部に棄権の動きがあり、賛成派に有利に働くとの見方もある。

 中央政府は投票阻止のためカタルーニャに数千人の警官を派遣し、約2300の投票所うち半数超を封鎖。投票の権利を求める人々は一部の投票所を占拠して対抗した。地元メディアによると、投票をやめない住民らに警官がゴム弾を発砲し、被弾した人が負傷する事件も起きた。

 カタルーニャは独自の言語を持ち、スペインの国内総生産(GDP)の約2割を生み出す裕福な地域。もともと独立の機運が高く、近年は「貧しい地域に富が奪われている」という不満が強い。独立派を率いるプチデモン州政府首相は「長年の夢が実現しようとしている」と賛成票を投じるよう有権者に訴えてきた。

 これに対し、中央政府は独立を断固認めない立場。憲法裁は9月上旬に投票手続きの凍結を命じ、司法当局も投票箱や投票用紙を押収するなどして妨害した。中央政府のラホイ首相は「常識を取り戻そう」と独立派に冷静な判断を呼び掛ける。米国やフランスも、カタルーニャの独立に反対する姿勢を示している。

2322チバQ:2017/10/02(月) 07:22:17
http://www.sankei.com/world/news/171002/wor1710020005-n1.html
2017.10.2 07:11

カタルーニャ独立投票 スペイン 中央と州、埋まらぬ溝 徴税権交渉が火種

 【パリ=三井美奈】カタルーニャ自治州とスペイン中央政府の対立は、フランコ独裁政権時代に源流がある。1970年代の民主化後、同州では独立運動を担った民族主義者らが州政治を握り、中央政府との対立をエスカレートさせた。ユーロ危機が深刻化した2012年には中央政府の緊縮策に反発して同州が「いっそ独立を」と主張し、亀裂は決定的になった。

 住民投票を主導したプチデモン州首相は1日、警察が混乱の中、有権者にゴム弾や棍棒(こんぼう)を使ったことを「正当化できない過剰暴力」と批判。「それでも投票を望むカタルーニャ人を止めることはできなかった」と述べ、投票は民意の表明だと訴えた。

 カタルーニャ州は1930年代のスペイン内戦で左派・人民戦線の牙城だった。内戦に勝利した右派フランコ政権は民族文化を弾圧したため、民主化移行後も中央政府への反感はずっと底流にあった。

 プチデモン氏は、2014年11月に非公式の住民投票を実施したマス前州首相の後継者だ。マス、プチデモン両氏にとって譲りがたかったのは、州と中央の権限分担。スペインは民主化移行後、警察、教育などで西欧で最も広範な権限を17の自治州政府に与えた。バスク州には徴税権もある。

 ところが、ユーロ危機で中央政府のラホイ政権が緊縮財政に乗り出すと、カタルーニャ州では「われわれの税金がほかの地域に使われるから、州が貧しくなる」という不満が高まった。同州は国内総生産の2割を占め、持ち出しが多かったからだ。州首相だったマス氏は州への徴税権移管をラホイ首相に要求したものの、ラホイ氏は完全拒否。これが14年と今年の住民投票強行につながった。

 ラホイ氏はマス氏ら州幹部を「違法選挙実施」で訴追したため、関係はさらに悪化。プチデモン氏は「(独裁の)暗黒時代への逆行」という言葉で中央政府を批判した。ラホイ氏が率いる保守与党・国民党はフランコ政権の流れをくむ。

 スペインではフランコ独裁の反省から、地方の権限が拡大され、日本の道州制論議のモデルにもなった。ただ、カタルーニャ州の独立論は、欧州連合(EU)内で平和の恩恵が続くことを前提に、国防費や治安の負担を無視したもの。「地域エゴ」との批判もある。

 EUのユンケル欧州委員長は9月、仮に同州が独立した場合、EU入りには申請をゼロから行う必要があると表明。独仏など近隣国は住民投票は「内政問題」として距離を置いている。

2323チバQ:2017/10/02(月) 17:35:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171002-00000032-jij_afp-int
ドイツで同性婚合法化、自治体の計らいで喜びの日曜挙式続々
10/2(月) 14:43配信 AFP=時事
ドイツで同性婚合法化、自治体の計らいで喜びの日曜挙式続々
ドイツ・ベルリンで、同性婚第一号カップルとなったボド・メンデさん(右から2番目)とカール・クレイルさん(左から2番目、2017年10月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ドイツで1日、同性婚が合法化され、首都ベルリン(Berlin)の結婚登記所で誓いを立てた男性カップルが同性婚第1号となった。

 ベルリンのほか北部ハンブルク(Hamburg)、ハノーバー(Hanover)など国内の複数の自治体が日曜日にもかかわらず特別に結婚登記所の窓口を開け、合法化初日の結婚を望むカップルが各地で挙式した。

 第1号カップルとなったのは1979年から連れ添い、同性婚の合法化を長年訴えてきたボド・メンデ(Bodo Mende)さん(60)とカール・クレイル(Karl Kreile)さん(59)。世界各地の報道陣が詰め掛けた結婚式で、レインボーカラーに彩られたウエディングケーキに入刀したクレイルさんは、「信じられないくらい満足している。全く普通のカップルとして認められ、二流の結婚(シビルユニオンのこと)に甘んじる必要がなくなったのは、非常に象徴的だ」と語った。

 欧州で同性婚を合法化した国はドイツで15か国目。ハイコ・マース(Heiko Maas)独法相は「平等な愛のための平等な法が、ついに(実現した)」とツイッター(Twitter)に投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

2324チバQ:2017/10/02(月) 20:21:41
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100200641&g=int
独立めぐり混乱拡大も=州政府勝利も中央譲らず-カタルーニャ



1日、スペイン東部カタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票で一票を投じるため、投票所の前で長蛇の列をつくる人々
 【バルセロナ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州の独立を問う住民投票は、独立賛成票が90%に上った。これを受けて自治州政府は2日、投票での勝利を背景に独立実現に向けた取り組みを本格化させた。投票は非合法だとして阻止に努めてきた中央政府は断固として独立を認めない方針。不満を強めた賛成派住民による大規模なストや抗議活動が相次ぎ、混乱が深まる事態が懸念される。

 2日未明に発表された州政府の集計によると、反対票は8%、白紙が2%だった。ただ投票者数は226万人と有権者数(約530万人)の4割強にとどまった。憲法裁の中止命令を無視して投票に突き進んだ独立賛成派に対する反発から棄権を選んだ反対派も多かったとみられ、結果がどこまで民意を反映しているかは不透明だ。(2017/10/02-19:39)

2325チバQ:2017/10/03(火) 20:39:58
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100300679&g=int
近日中の独立宣言視野に=主要労組は大規模スト-カタルーニャ
スペイン東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナの警察本部前で抗議する人々=2日(EPA=時事)
 【バルセロナ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州の独立を問う住民投票で独立賛成派が圧勝した問題で、自治州政府は、近日中に州議会での独立宣言採択を目指すとみられる。独立を支持する主要労組は3日、州内全域で大規模ストを実施。労組は投票を阻止するために中央政府が踏み切った警官隊の実力行使を「自由と人権の重大な侵害」と批判し、反発を強めている。

 独立住民投票は1日に実施。自治州政府によると賛成票は90%に達し、住民と警官隊の衝突で800人超が負傷した。州政府は投票後「48時間以内」の独立宣言を行う方針を撤回しておらず、早ければ4日にも州議会で採択が行われるとの見方が強まっている。
 州都バルセロナ中心部のホテルでは3日、従業員が宿泊客に「きょうはバスや列車の運行が通常の4分の1しか保証されない。ビジネス関連の施設も多くが閉鎖される」などと説明。航空会社も利用者に対し、空港では搭乗手続きに普段よりも時間がかかる恐れがあるとして、時間に十分な余裕を持って行動するよう呼び掛けた。(2017/10/03-14:21) 関連ニュース

2326チバQ:2017/10/03(火) 21:38:45
https://mainichi.jp/articles/20171004/k00/00m/030/089000c
カタルーニャ

独立派がゼネスト バルセロナの交通まひ

毎日新聞2017年10月3日 20時01分(最終更新 10月3日 20時04分)
 【バルセロナ(スペイン北東部)賀有勇】独立を問う住民投票を実施したスペイン・カタルーニャ自治州の全域で3日、独立派によるゼネストが行われた。投票を阻止しようとする警官隊と衝突した市民に多数の負傷者が出たことへの抗議で、州都バルセロナ市内の交通はまひしたほか、警察署前にデモ隊が押しかけるなど混乱が広がった。

 1日の住民投票では賛成が約90%に上った。9月に州議会で成立した関連法では投票率にかかわらず、賛成多数なら「独立」を選択したと見なし、州議会を開いて独立宣言すると定める。一部地元メディアは、今週末にも議会が独立宣言を採択する可能性があると報じている。

 住民投票を巡っては、投票阻止のため中央政府が国家警察の警官と憲兵計1万人を動員。投票箱を押収する際などに住民らを警棒で殴るなどし、州政府によると900人近くが負傷した。住民らを激しく殴りつける映像がSNSで拡散されたことから、各地に反発が広がった。

 3日のゼネストには、独立を支持する労働者らが参加。学生や農民らが幹線道路を封鎖し、バルセロナの観光名所でカタルーニャ出身の建築家ガウディが設計した世界遺産のサグラダ・ファミリア大聖堂も休館となった。また、営業を続ける飲食店などに対し、閉店するよう迫る独立派住民の姿も見られた。

 日本からバルセロナへ観光に来ていた会社員、三岩基浩さん(42)は「楽しみにしていた(サッカーのスペイン1部リーグ)バルセロナの試合も無観客試合になった。歴史的瞬間に立ち会えたと思うしかない」と残念そうに語った。

 バルセロナなどには、増員された警官らが配備される中、スト参加者らが警察署や中央政府の与党支部の前に詰めかけるなどし、依然緊張した状態が続いている。

2327チバQ:2017/10/04(水) 20:12:06
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171004X561.html
州首相、週末にも独立宣言=スペイン国王は批判―カタルーニャ
14:23時事通信

 【パリ時事】スペイン東部カタルーニャ自治州のプチデモン州政府首相は3日夜、独立を問う住民投票で賛成派が圧勝したことを受けて「今週末か来週初めに行動を起こす」と述べ、数日中に州政府が独立宣言に踏み切る方針を明らかにした。英BBC放送のインタビューで語った。独立宣言を容認しないスペイン中央政府との対立が一層深まるのは必至だ。

 独立宣言に対し、中央政府が介入して州の権限掌握に乗り出す可能性について問われた州首相は「状況を一変させる誤りとなる」と警告した。

2328チバQ:2017/10/04(水) 21:47:04
http://www.sankei.com/world/news/171004/wor1710040041-n1.html
2017.10.4 20:25

カタルーニャ自治州のプチデモン首相が独立宣言を今週末にも強行の方針 スペイン国王フェリペ6世は異例のテレビ演説で非難

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の独立の是非をめぐる住民投票を受け、国王フェリペ6世は3日、テレビ演説を行い、投票を実施した州政府を「無責任な行為で経済や社会の安定を危機にさらした」と強く非難し、国家統合の維持を訴えた。一方、プチデモン州首相は同日、英BBC放送のインタビューで今週末にも独立宣言を行う姿勢を示した。

 国王は、州政府について「民主主義の原則を破り、カタルーニャ社会の調和と共存を乱し、分裂させている」と批判。州政府側は警察が抵抗する有権者に暴力をふるい、800人以上が負傷したとして中央政府を批判しているが、国王は警察の対応には言及しなかった。「憲法に基づく秩序を確立し、事態を正常化することが中央政府の責務だ」と訴え、中央政府のラホイ首相を擁護した。

 国王が、年末恒例の演説以外で、国民向けのテレビ演説を行うのは異例。同州の分離独立に対する強い危機感を示したものだ。国王は事実上、政治権限を持たないが、1981年に軍部がクーデターを画策した際、父の前国王フアン・カルロス1世がテレビ演説で法の順守を訴えて断念させたことから、民主主義の象徴と位置づけられている。

 プチデモン氏のインタビューは国王の演説後に放送された。在外投票分の集計は今週内に終わる見通しで、「今週末か来週明けには行動する」と明言。独立は「国家の不可分」を定めた憲法違反だという指摘に対しては、「維持できない現状にしがみつくべきではない。決定するのは住民だ」と反論した。

 同州では独立派の労働組合がゼネストを行った3日、警察の暴力に抗議するデモが各地で行われ、州都バルセロナの警察によると計70万人が参加した。

2329チバQ:2017/10/05(木) 22:47:04
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASKB46TH8KB4UHBI03D.html
ドイツ右翼政党の前党首、偽証罪で起訴 総選挙で躍進
19:16朝日新聞

 ドイツの検察当局は4日、9月のドイツ総選挙で躍進した新興右翼政党「ドイツのための選択肢(AfD)」のペトリ前党首を偽証罪で起訴した。ペトリ氏は総選挙直後に離党を表明し、新党の立ち上げを模索しているが、有罪判決を受ければ、最低1年の禁錮刑を受ける可能性がある。

 検察当局によると、ペトリ氏は2014年にあったザクセン州議会選挙に必要だとして、すべての候補者から党に「貸付金」の名目で資金を出させた。州議会選挙の候補者リストを作成するにあたり、1〜10位の候補者から3千ユーロ(約40万円)、11位以下の候補者から1千ユーロの資金提供を義務づけていたという。

 州議会は15年、こうした寄付が違法行為にあたる疑いがあるとして、委員会でペトリ氏を尋問。候補者との間では、当選後は寄付に変更するという「密約」があったにもかかわらず、ペトリ氏は「(お金を)返すか返さないかは候補者個人の判断に委ねた」などとうその証言をした疑いがもたれている。

2330とはずがたり:2017/10/06(金) 09:24:03
前からごたついてはいたけど急速にこじれゆくなぁ、、

先ずは同君連合でどうや?イスパニア側は納得いかんか、、
EU出てくイギリスみたいに手切れ金払わせてさあ。

2331チバQ:2017/10/06(金) 18:29:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00000048-reut-eurp
英保守党で党首交代論浮上、メイ氏支持派と対立鮮明に
10/6(金) 13:26配信 ロイター
英保守党で党首交代論浮上、メイ氏支持派と対立鮮明に
 10月6日、英国のグラント・シャップス元保守党議長は、メイ首相(写真)は党首選を実施すべきだと述べ、最大30人の議員が党首辞任を支持しているとの見方を示した。写真はマンチェスターで4日撮影(2017年 ロイター/PHIL NOBLE)
[ロンドン 6日 ロイター] - 英国のグラント・シャップス元保守党議長は6日、メイ首相は党首選を実施すべきだと述べ、最大30人の議員が党首辞任を支持しているとの見方を示した。一方、一部の閣僚はメイ氏の続投を支持する立場を表明し、同氏の進退を巡る党内対立が鮮明になった。

シャップス元議長はBBCラジオ5で「メイ首相は党首選を行うべきだ」とし、6月の総選挙敗北や閣内の不一致、党大会の状況などを踏まえると「悪い予兆がある」と述べた。

閣僚経験者5人を含め最大30人の議員が党首交代を支持しているとした。ただ、必要な数が集まるかどうかは不透明だと述べた。

党首選実施には48議員による書面での要請が必要になる。

一方、ラッド内務相はテレグラフ紙に寄稿し、メイ氏の続投を支持する立場を表明。政権ナンバー2のグリーン筆頭国務相もBBCテレビで「メイ氏はこれまでと同様に強い決意で職務を遂行する。それが自身の責任だと考えており、引き続き職務を遂行し、政権を成功に導くだろう」と述べた。

大衆紙サンがメイ氏の交代を支持する議員の話として伝えたところによると、現時点で党首選実施に必要な支持は集まっていないという。

党をまとめられる明確な後継者が不在であることに加え、保守党関係者の間では、党首選を行えば欧州政策を巡る党内の不一致がいっそう深刻になるとの懸念が強い。党首選が総選挙の引き金になり、労働党に勝利をもたらしかねないとの不安もある。

保守党のスポークスマンのコメントは得られていない。

シャップス元保守党議長は6日、メイ首相に代わる党首の選任を支持する30人の議員の中には欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)支持派も反対派も含まれると明らかにした。

同氏はBBCラジオで、さまざまな議員がメイ氏の辞任を求めているとし、「EU残留派もいれば離脱派もいる」と言明。「彼らが特定の候補で自動的に合意することは決してない。特定の個人を後押ししようというものではない」と述べた。

こうした動きを受け、離脱支持派のゴーブ環境相は、メイ氏が首相の座にとどまることを望むとの立場を表明した。

ゴーブ氏はBBCラジオで「メイ氏には首相の資質があり、これまで首相として優れた仕事をしてきた」とし、「この先何年にもわたりメイ氏が英国の首相を務めることを望む」と述べた。

メイ首相は4日、保守党大会で基調講演を行ったが、演説中にせきが止まらなくなり、何度も水を飲んだり、ハモンド財務相から喉あめを渡される場面も。コメディアンが、英国の離職票である「P45」を首相に差し出すハプニングもあった。

背後に貼り付けてあったスローガン「皆のための国を作り上げる」の一部の文字が外れて落ち、ツイッターでは、保守党の「のり」は党内を貼り合わせて結束させることもできていないと皮肉られた。

*内容を追加しました。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

2332チバQ:2017/10/07(土) 09:43:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1710070007.html
カタルーニャ 経済界にも混乱じわり 有力銀行、州外移転へ

07:59

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州が住民投票後、独立への動きを強める中、同州企業に移転の動きが出始めた。国内総生産の2割を占める有力州の政治不安は、スペインの国債市場にも影響を広げている。

 同州サバデイを拠点とするサバデル銀行は5日、本社登記地をバレンシア州アリカンテに移転すると発表した。声明で、顧客や株主の利益を守るため「欧州中央銀行(ECB)の監督下で、欧州銀行監督機構(EBA)の基準に沿って営業を続ける」と強調した。

 同行は創業約130年で、国内5位の有力行。欧米やアジアに約2600拠点を持ち、取締役会は欧州連合(EU)内にとどまることが不可欠と判断したとみられる。

 スペイン各紙によると、国内第3位のカイシャ銀行は6日、バルセロナ本社移転の是非をめぐって取締役会を開く予定だ。

 スペインでは2012年、不動産バブルの破綻による銀行危機が深刻化。EUの支援で立て直した経緯がある。各行の動きは、州独立騒動が長引けば、信用不安につながるとの危機感を反映している。

 中央政府は近く、同自治州からの企業移転で手続きを緩和する政令を閣議決定し、圧力を強める構えだ。

2333とはずがたり:2017/10/07(土) 15:31:08

>ハンガリーの都市ヴィシェグラードの名を冠した「ヴィシェグラード諸国(ハンガリー、スロバキア、ポーランド、チェコの東欧4カ国)」とドイツの関係は連立政権に大きく左右されそうだ。ドイツはこの地域に影響力を持ち、貿易相手国としてはフランス以上に重要だ。

>ドイツは明らかに、この地域で課題に直面している。スロバキアに拠点を置く非政府組織グローブセックが今年まとめた研究では、ヴィシェグラード4カ国のうち3カ国の国民が、メルケルよりロシアのウラジーミル・プーチン大統領に好感を持っていることが分かった。

ドイツはロシアから東欧を守れ
Merkel Must Keep Eastern Europeans Out of Putin’s Clutches
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8608.php
2017年10月6日(金)18時16分
ピーター・クレコ(ハンガリーに拠点を置く政治資本研究所ディレクター)

<東欧でドイツとロシアの人気が逆転している。メルケル独首相は新政権でこの流れを止め、ロシアから東欧を守らなければならない>

ドイツのアンゲラ・メルケル首相が連邦議会選挙(下院選)で勝利し、連立交渉を進めるにあたり、2つの重要な疑問がある。1)ドイツの新たな連立政権は、過去2〜3年で悪化したドイツとロシアの関係にどのような影響を及ぼすのか。2)伝統的なドイツの勢力圏でEU加盟国でもある東欧諸国に対する影響力にどう影響するのか。
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inRead invented by Teads


はっきりとは見通せないが、ある程度予測は可能だ。

政治経済でロシアと協調するドイツの伝統的な「東方政策」は、いまもドイツ政界や経済界の主流を占める。ロシアがウクライナのクリミア半島を一方的に併合し、ドイツの安全保障が損なわれた時でさえ、ドイツは東方政策をやめなかった。

今後の連立シナリオとして最も可能性が高いのは、メルケル率いる与党・キリスト教民主・社会同盟(CDU・CDS)と、自由民主党(FDP)、緑の党とが大連立を組む、「ジャマイカ連立」だ(各党のイメージカラーが黒、黄、緑でジャマイカ国旗と同じ)。

下院選で惨敗した社会民主党(SPD)は、連立から離脱する。SPDは対ロ制裁の緩和やロシア企業との取引正常化を訴えていたので、ロシアはドイツの政権中枢にいた強力な味方を失うことになる。

メルケルよりプーチンに親近感
企業寄りのFDPも対ロ制裁の緩和を支持していたが、それほどそこにこだわりはなさそうだ。

緑の党はFDPと正反対で、対ロ制裁の厳格化を望んでいる。ロシアの人権侵害や領土的野心、エネルギー政策などを激しく批判しており、今後の連立交渉でも対ロ強硬姿勢を強く打ち出すだろう。

全体としてみれば、ドイツとロシアの2国間関係が大幅に変化する可能性は小さい。現状を維持することになりそうだ。

だがハンガリーの都市ヴィシェグラードの名を冠した「ヴィシェグラード諸国(ハンガリー、スロバキア、ポーランド、チェコの東欧4カ国)」とドイツの関係は連立政権に大きく左右されそうだ。ドイツはこの地域に影響力を持ち、貿易相手国としてはフランス以上に重要だ。

2334とはずがたり:2017/10/07(土) 15:31:27
>>2333-2334
ドイツは明らかに、この地域で課題に直面している。スロバキアに拠点を置く非政府組織グローブセックが今年まとめた研究では、ヴィシェグラード4カ国のうち3カ国の国民が、メルケルよりロシアのウラジーミル・プーチン大統領に好感を持っていることが分かった。

スロバキアの反応はとりわけ衝撃的で、国民の41%がプーチンに好感を持つのに対し、メルケルはわずか21%。ハンガリーとスロバキアでは、プーチンの好感度がドナルド・トランプを上回った。さらに、相当数のスロバキア国民が、自国は旧東側諸国に属するか、東側と西側の中間にとどまるべきだと考えていた。

これら4カ国はEUやNATO(北大西洋条約機構)を強く支持する一方、西側、特にその政治指導者に対しては、複雑な感情を持っている。

移民排斥や愛国主義といったポピュリストの台頭は、メルケルのイメージを傷つけた。ロシアも、人々の不満に付け込んで反メルケルの情報操作に一役買った。メルケルはリベラル的な寛容を嫌う人々の敵になった。メルケルのような超リベラル主義は衰退する西欧エリートの象徴で、多文化主義や連邦主義の原則のためには欧州の安全保障をも犠牲にし、東欧諸国を移民でいっぱいにしようとしている、というわけだ。

メルケルが、最初は寛容だったシリアなどからの難民・移民の受け入れを厳格化し、イスラム教徒の女性に顔や全身を覆う「ブルカ」の着用を禁止したことは、東欧ではほとんど注目されなかった。東欧から見たドイツは、リベラルの覇者として自国の価値観を近隣諸国に押し付けてくる偽善国家だ。

ヴィシェグラード4カ国の欧州懐疑主義は反ドイツ的な姿勢を煽り、ドイツが東欧を経済的に搾取しているという根拠のない見方も広がっている。

プーチンは強く、伝統を守る指導者
ハンガリーのビクトル・オルバン首相は7月下旬に行った演説で、ドイツ企業をやり玉に上げた。「ドイツは、ハンガリーには連帯が足りないと批判する前に、5回考え直すべきだ。ドイツ人労働者は、ハンガリーのドイツ企業でドイツ人とまったく同じ作業をするハンガリー人より、5倍も高い給料をもらっている。それを棚に上げて他国の連帯について口出しするなど、恥を知るべきだ」

東欧のロシアに対する見方は、ドイツとは対照的だ。チェコとスロバキア、ハンガリーの3カ国では、よくプーチンがメルケルに対峙する指導者として描かれる。プーチンは国家や家族、キリスト教といった伝統的な価値観の擁護者だ、グローバルなテロとの戦いに効果的に対抗できる強者だ、もしプーチンが欧州の政治指導者なら難民危機を簡単に解決できた、という肯定的なイメージだ。

難民危機は、リベラルを否定し移民を嫌悪する東欧の風潮に拍車をかけただけでなく、東欧とドイツとの心理的な距離を広げ、逆にロシアとの距離を縮めた。

ドイツはこれまで、経済的な利益を優先させ、東欧との直接的で激しい対立を避けてきた。だがドイツの政治家たちは、この地域に及ぼされた政治的なダメージを自覚する必要がある。メルケルとエマニュエル・マクロン仏大統領が欧州統合の深化に向けて連携するつもりなら尚更だ。

ドイツではよく「人の言葉ではなく行いを見よ」と言う。ドイツは対ロ制裁を強く求め続ける割に、ロシア産天然ガスをドイツに運ぶパイプライン計画「ノルドストリーム2」は続行する構えだ。この計画で、欧州は天然ガス供給でロシアへの依存度を高める一方、ウクライナや中東欧諸国を迂回させることでガス通行料の支払いをなくそうとしている。

間もなくドイツで誕生する連立政権は、東欧の信を取り戻すために全力を尽くす必要がある。いくつかの過去の決断を見直すにも、ちょうど良いタイミングだ。

ノルドストリーム2反対の急先鋒だったSPDは連立を離脱したが、ガス通行料を失う東欧諸国のほとんどは強く反発している。ドイツ新政権が東欧との関係を修復したければ、第一歩として、ノルドストリーム2を白紙に戻すのが良いかもしれない。

(翻訳:河原里香)

2335チバQ:2017/10/08(日) 21:00:03
https://www.jiji.com/sp/article?k=2017100700428&g=int

政治経済社会国際スポーツエンタメ写真動画

「反難民」極右、政権入りも=総選挙まで1週間-オーストリア

2017年10月07日16時35分

6日、オーストリア中部ザールフェルデンで開かれた極右「自由党」の会合で発言するシュトラッヘ党首(AFP=時事)

 【ベルリン時事】15日投票のオーストリア国民議会(下院)前倒し選挙まで1週間。「反難民」の極右野党・自由党が一定の勢力を保っており、結果次第では連立政権入りする可能性がある。躍進を果たせば、難民受け入れに否定的な欧州各国の右派政党が勢いづき、さらに存在感を増すことになりそうだ。
 2015年の欧州難民危機でオーストリアは中東やアフリカから西欧や北欧を目指す難民の通過ルートになった。大量の難民が流入したことで日常生活に混乱が及び、国民の対難民感情が悪化。選挙では難民政策が主要争点だ。
 自由党は選挙戦で「イスラム教はオーストリアの一部ではない」と強調し、流入に対する国民の不安の受け皿になってきた。各種世論調査によれば、多文化社会の重要性を訴えるケルン首相の中道左派・社会民主党と支持率25%前後で第2党の座を争っている。

オーストリアのクルツ外相=7月5日、ミンスク(EPA=時事)

 現政権に参加する保守系の国民党が支持率30%台前半でトップ。31歳の若さで党首を務めるクルツ外相の人気が高く、難民政策の厳格化方針も好感されてきた。順当なら次期政権は国民党と自由党の連立になるという見方が多い。
 自由党は00年に国民党と連立政権を樹立した経験があり、一部の州では現在も連立に参加している。専門家は「自由党の政治家から過激発言が出ることは少なくなっており、国民から政権担当能力があると認められてきている」と指摘する。
 隣国ドイツで9月に行われた連邦議会(下院)選挙では、「反難民」の新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が国政進出を果たし、一気に第3党になった。

2336チバQ:2017/10/09(月) 22:25:52
http://www.sankei.com/world/news/171008/wor1710080019-n1.html
2017.10.8 18:53
【カタルーニャ州独立問題】
反独立派がデモ ラホイ首相は「直轄統治」の非常手段辞さず
 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州の州都バルセロナで8日、州政府による独立宣言に反対するデモが行われた。中央政府のラホイ首相は7日、全国紙パイス(電子版)のインタビューで、独立阻止のため「どんな措置も排除しない」として同州の自治権剥奪も辞さない構えを示し、州政府への圧力を強めた。

 8日のデモには、州警察の発表で約35万人が参加した。1日の住民投票以来、独立反対派が行う州内最大の集会となった。住民投票で賛成が90%に達したのを受け、プチデモン州首相は10日に州議会で演説する予定。独立宣言を行うとの観測が高まる中、7日にはバルセロナで数千人が白い服装を身につけて、政治対話を求めるデモを実施。首都マドリードでは数万人が国旗を振って独立反対を訴えた。

 ラホイ氏のパイス紙での発言は、スペイン憲法155条が定める「非常措置」発動の可能性を示唆したもの。自治州が違法行為で国家に不利益を与えようとした場合、中央政府は「必要な措置」をとれると明記し、自治州に対する直轄統治を認めている。

 ラホイ氏は「(州政府が)独立宣言という脅しを続ければ、中央政府は決定を迫られる。極端な措置はとりたくない」と警告した。

 カタルーニャ紙バンガルディアによると、同州の経済団体代表は7日、プチデモン氏と会談し、独立宣言は「地元経済に打撃を与える」として、見送りを求めた。独立への懸念から州内の大手行が相次いで本社移転を発表したことで、預金引き出しや口座移転などの動きが出ていると説明したという。

2337チバQ:2017/10/09(月) 22:27:20
http://www.sankei.com/world/news/171007/wor1710070032-n1.html
2017.10.7 21:12
【カタルーニャ住民投票】
「独立」だけが看板の元記者が舵取り役に プチデモン・カタルーニャ自治州首相
 【パリ=三井美奈】スペインのカタルーニャ自治州で独立への動きを主導するカルレス・プチデモン州首相(54)の原点は、1975年まで続いたフランコ独裁による民族文化弾圧への反発にある。

 カタルーニャは30年代の内戦中、左派・人民戦線の最後の拠点となり、右派フランコ率いる反乱軍と激戦を展開。プチデモン氏はフランコ政権時代、東部ジローナ県の小村で製菓店の息子として生まれた。住民は公式の場でカタルーニャ語の使用を禁じられ、幼少時はスペイン語教育を強要された。この経験から民主化後、地元の大学で言語学を学び、独立派政党の青年部に参加した。

 地元紙の記者から英字紙の編集長に。1992年のバルセロナ五輪にあわせてカタルーニャ情報を世界に伝えた。インターネットの発信にこだわり、州政府の支援を受けて英語版ニュース通信社を設立した。

 政界入りは2006年の州議会入りから。11年にジローナ市長に就任した。

 15年の州議会選では、プチデモン氏が加わる独立派4党主導の政党連合が第一党になったものの、過半数に満たなかった。左派をもう一党加えた組閣協議は難航。当時のマス州首相は退任を迫られ、16年1月、「独立派をまとめられる人物」として後任を託された。短期間で州首相に上り詰められたのは、小党分立で内紛が絶えないカタルーニャ政治の所産だ。

 政治家としての実績はなく「独立」だけが看板の元記者が州政治のかじ取り役になり、住民投票へと突っ走った。

2338チバQ:2017/10/10(火) 19:59:57
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017100900335&g=int
難民受け入れ、年20万人まで=メルケル与党、抑制方針-独



9日、ベルリンで記者会見するドイツのメルケル首相(AFP=時事)
 【ベルリン時事】ドイツのメルケル首相率いる保守系与党、キリスト教民主・社会同盟は、ドイツが1年間に受け入れる難民の数を20万人以下に抑える方針を決めた。首相が9日、ベルリンでの記者会見で明らかにした。
 民主・社会同盟は9月の連邦議会(下院)選挙で第1党の座を維持したものの、「反難民」の新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の躍進を許し、党として対応を迫られていた。
 首相はかねて「苦境にある難民の支援は必要だ」と訴え、難民に対する寛容姿勢で知られてきた。民主・社会同盟の新たな方針では、各地の紛争が深刻化するなど情勢が変われば、議会と協議した上で、受け入れ数の上限を引き上げる可能性も残した。
 ドイツには2015年以降、100万人以上の難民申請希望者が殺到。過激派組織「イスラム国」(IS)信奉者らによるテロも欧州で相次ぎ、難民に国境を開放し続けることへの否定的な見方が国民の間で増えた。
 メルケル首相は会見で「さまざまな対策を通じ、15年の状況を繰り返さないようにする」と強調した。(2017/10/09-20:49)

2339チバQ:2017/10/10(火) 22:53:22
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1710100040.html
【カタルーニャ住民投票】カタルーニャ独立は困難 州首相、州議会演説へ 独仏は中央政府支持
22:14産経新聞

 【パリ=三井美奈】スペイン東部カタルーニャ自治州で行われた住民投票で独立支持が90%を占めたのを受け、プチデモン州首相は10日夕(日本時間11日未明)、州議会で演説を行う。欧州連合(EU)を牽引するドイツ、フランス両国はスペイン中央政府の「独立阻止」の方針を支持。即時独立はきわめて困難な情勢だ。

 独政府報道官は9日、メルケル首相がスペイン中央政府のラホイ首相との電話会談で、「スペインの統合」への支持を伝えたと発表。また、仏のロワゾー欧州問題担当相は9日、仏テレビで「独立宣言は認めない。独立はEUを脱退するということだ」と述べた。

 演説を直前にしたタイミングで、独仏両国が「ラホイ政権支持」を打ち出したのは、プチデモン氏の動きを強く牽制したものみられる。独立宣言がスペインにとどまらず、EU全体の不安定化につながるとの懸念によるものだ。

 プチデモン氏は当初、住民投票で「独立」賛成が承認されれば、「48時間以内に独立宣言を行う」としていた。バルセロナのコラウ市長は9日の演説で、プチデモン氏に独立宣言を行わないよう求めた。

 ラホイ首相が率いる与党・国民党の報道担当は「独立は阻止する。憲法や刑法違反での訴追も辞さない」と述べ、一方的な「独立」への動きを封じ込める方針を示した。一方、独立支持派は10日、プチデモン氏に独立宣言の実施を求めてバルセロナでデモを行う。

2340チバQ:2017/10/11(水) 19:07:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171011k0000e030252000c.html
<カタルーニャ>独立宣言「凍結」 中央政府と対話模索
11:56毎日新聞

<カタルーニャ>独立宣言「凍結」 中央政府と対話模索
カタルーニャ自治州議会で独立宣言に署名するプチデモン州首相=AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】スペインからの独立を問う住民投票で賛成が多数を占めた北東部カタルーニャ自治州のプチデモン州首相は10日夜(日本時間11日未明)、州議会で「カタルーニャは独立国家となる権利を得た」と独立の正当性を強調しつつも、独立宣言を「凍結」して数週間先送りする意向を表明。中央政府との対話を模索する考えを示した。

 プチデモン氏は州議会で、中央政府との対話に向けた仲介の申し出が国内外からあったことを明らかにし、「緊張の緩和に努める必要がある」と対話に前向きな姿勢を見せた。プチデモン氏は独立宣言に関する文書には署名したものの、効力は凍結されているという。AFP通信が、州政府報道官の話として報じた。

 自治州は今月1日、憲法裁判所が法的な正当性を認めない中で住民投票を実施。州政府発表の確定開票結果によると、投票資格を持つ531万人の43%にあたる228万人が投票し、独立に「賛成」は90・18%を占めたが、中央政府が派遣した警察官らが投票箱などを押収する際に多数の住民にけが人が出たことから、激しい反発が独立派に広がった。

 プチデモン氏の発言は、独立派に配慮を示しながら中央政府との決定的な対立を避けた形だが、州議会で発言した独立派議員は「カタルーニャ共和国を建国する機会を失った」と失望を隠さなかった。

 一方、「住民投票は憲法違反」として対話を拒み、独立に踏み切れば憲法に基づいて州の自治権停止も辞さない姿勢を示してきた中央政府が、交渉のテーブルに着くかどうかは不透明だ。

 だが、対話を求める声は高まっている。9日には、州都バルセロナのコラウ市長が「対話の余地を失うような行動は慎むべきだ」とプチデモン氏に独立宣言を思いとどまるよう呼びかけるとともに、中央政府に対しても対話に応じるように呼びかけた。

2341チバQ:2017/10/12(木) 01:00:41
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1710110031.html
極右・自由党が12年ぶりの政権参加の可能性 15日にオーストリア総選挙
10月11日 22:04産経新聞

 【ベルリン=宮下日出男】オーストリアの国民議会(下院)選挙(総選挙)の投開票が15日に迫った。中道右派の国民党が優勢だが、どの党も過半数の議席確保が困難とされる。反難民・移民を掲げる大衆迎合主義(ポピュリズム)的な極右、自由党は第2党躍進をうかがい、約12年ぶりに政権参加する可能性が強まっている。

 選挙は国民党と中道左派の社会民主党による大連立政権が事実上崩壊し、前倒しで実施される。最近の各種世論調査では、国民党は支持率33〜34%で首位。ケルン首相の社民党と第3勢力の自由党がそれぞれ22〜27%、24〜27%で第2党を激しく争う展開だ。

 ドイツなどを目指す大量の難民・移民の経由地となったオーストリアでは流入に対する国民の不満を吸収して自由党が伸長。昨年の大統領選では同党候補が決選投票に進出して接戦を展開。政党支持率でも長らく首位を維持した。ただ、国民党は5月、31歳と若く、難民にも強硬姿勢をとるクルツ外相を党首に据え、支持を取り戻した。

 焦点は新政権の枠組み。過去10年、大連立してきた社民党と国民党はともに大統領選で第1回投票敗退という異例の結果に終わり、難民や経済政策をめぐる対立を深め政権も崩壊した。大連立継続の可能性も残るが両党は消極的とされ、ともに自由党と組む選択肢を排除していない。

 自由党が政権に参加すれば、ナチ擁護発言などで物議を醸したハイダー元党首の下で2000年に国民党との連立(〜05年)を発足させて以来。当時は国際社会から批判が噴出、欧州連合(EU)の各国が制裁措置に踏み切った。

 自由党は近年、極右色を抑え、英国離脱の混乱に伴ってEU離脱も辞さない姿勢も弱めたが、主権返還なども訴えるEU懐疑派。政権入りすればEU内の協調に影響が出る可能性もある。ドイツでは右派「ドイツのための選択肢」(AfD)が9月の総選挙で躍進したばかりで、各地の大衆迎合政党が再び勢いづく可能性もある。

2342チバQ:2017/10/14(土) 09:26:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101400189&g=int
「仕事か育児」迷う女性ゼロ=平等支える「イクメン」-スウェーデン

スウェーデンの写真家ヨハン・ベーブマン氏が撮影した、育児休業中の父親と子供=在日スウェーデン大使館提供
 スウェーデンは1970年代から男女の雇用機会の平等実現に取り組んでいる。9月末に来日したヨハンソン雇用・社会統合相は「仕事か育児かを迷うスウェーデン人女性は一人もいない」と述べた。日本では女性が職場で十分に能力を発揮できる環境づくりを目的とした女性活躍推進法の施行から1年半が経過した。厚生労働省によると、いまだに妊娠や出産などの理由で女性の半数が離職している。
 スウェーデンは、世界経済フォーラム(WEF)による男女平等度ランキングで第4位。日本は111位だ。男女平等を支えるのは積極的に育児に参加するスウェーデンの父親たちだ。
 両親合わせて480日間の出産・育児休暇が与えられるスウェーデンでは、両親間でこの休暇を時間単位で融通できる。ただ、このうち90日間は父親のみに認められている。この結果、男性の育児休業取得率は9割を超える。3%台にとどまっている日本とは対照的だ。
 さらに、小学校から大学までの学費と19歳未満の医療費は原則無料だ。スウェーデンも一時は日本と同様、少子化に悩まされていた。しかし、20年近い歳月をかけて徐々に回復。2014年の合計特殊出生率は1.88と、日本の目標値1.8をすでに突破している。
 消費税は25%と日本に比べて高いが、ヨハンソン氏は「全国民が手厚い社会保障制度の恩恵を受けており、不満は少ない」と強調した。

在日スウェーデン大使館で行われた写真家ヨハン・ベーブマン氏の写真展「スウェーデンのパパたち」=9月27日、東京都港区
 スウェーデン文化交流協会は、育休中の父親たちを撮影した写真家ヨハン・ベーブマン氏の写真展「スウェーデンのパパたち」の巡回展を8月末から日本で開始した。9月末の在日スウェーデン大使館での展覧会を訪れた教育関係者の三武好道さん(68)は「育児に参加した記憶はなく、隔世の感がある」と感慨深げな様子だった。
 一方、4歳と0歳の娘を持つ会社員の土井基嗣さん(32)は「若い世代で『イクメン』は増えている」と語る。妻の里帰り出産中には時短勤務を選択したといい、幼稚園に通う上の娘と2人で過ごした2週間を「良い経験だった」と振り返った。 (時事)(2017/10/14-05:16) 関連ニュース


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