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乗合自動車(バス)総合スレ

1荷主研究者:2008/11/09(日) 03:31:23
Airline & Airportスレに続き、今更ながらバス関係ネタを鉄道総合スレから独立させることに。
高速バスの路線開設や増便・廃止、路線バスの改廃や経営問題などなどバス全般の情報を纏めます。
空港アクセスのバスネタはAirline & Airportスレの方が相応しそうだし、交通局ネタだと地下鉄とバスが被っていたりと、鉄道総合スレの方が貼りやすいネタもありそうだが…。
過去の鉄道総合スレのネタはとりあえず北から地域ごとに分類してみた。けっこう骨の折れる作業であった。

尚、仙台関係のバスネタは個人的に纏めたいので「仙台・宮城・陸奥スレ」に貼り付けることにした。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1212635128/l50

(社)日本バス協会
http://www.bus.or.jp/

(社)日本バス協会 リンク集
http://www.bus.or.jp/buslife/link.html

バス事業者・メーカーのリンク
http://www.luv-lines.com/omnibus/bus.htm

JRバス資料館
http://www.inv.co.jp/~fumo/jrbuslib.html

東名急行バス
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/642

811荷主研究者:2012/04/22(日) 00:38:05
せっかくの専用道なのにこの程度の利用だったのか…。
>平日朝の通勤時間帯に1日6便

「住吉内山邸前」はここ↓
http://yahoo.jp/5obb7F

「田刈屋南口」はここ↓
http://yahoo.jp/sjUvdv

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20120317202.htm
2012年3月17日01時58分 北國新聞
「道の遮断機」姿消す 富山地鉄のバス専用道、今月末で廃止

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/T20120317202.jpg
バス専用道の廃止に伴い、役割を終える遮断機=富山市内

 富山地方鉄道(富山市)が同市八ケ山(はっかやま)―石坂間で運用しているバス専用道が、3月末で役割を終える。それに伴い、線路跡に作られたバス専用道と公道が交わる3カ所に、車両の進入を防ぐ目的で設置された遮断機も撤去される。鉄道廃線から30余年、踏切がない道に遮断機がある「全国でも珍しい光景」(富山地鉄)は間もなく姿を消す。

 富山地鉄によると、バス専用道は、1980(昭和55)年3月で廃線になった地鉄射水線の跡地を舗装し、同年7月から「八ケ山」―「田刈屋」間の約2キロで運用が始まった。平日朝の通勤時間帯に1日6便、射水市新湊や富山市四方(よかた)方面から同市中心部に向かうバスが走行する。

 バス専用道の出入り口などに設置された遮断機は、バスが通る時だけ遮断棒が上がる仕組み。通常は遮断機が降りた専用道は、住民の散歩コースや子どもの遊び場所などとして使われてきた。

 専用道を走るバスは、運用当初は多くの通勤通学客で混雑したが、マイカーの普及とともに利用客は減少。都市計画道路草島西線の整備などにより、1999年から専用道は一部区間が廃止され、「住吉内山邸前」―「田刈屋南口」間の約1・5キロになった。

 富山市田刈屋の70代主婦は、子どもが幼かったころ、バス専用道で子どもに自転車の練習をさせたという。主婦は「午前9時ごろ遮断機が降りてから専用道に車が通らなくなると、とても安全だった。遮断機を見ると、昔の記憶がよみがえる」と振り返る。

 富山地鉄によると、バス専用道を使っていた6便は4月以降、専用道と並行する一般道を通って走行する。所要時間は変わらない。富山地鉄は「遮断機は役割を終えるが、バス専用道の今後の活用策は市と協議して決めたい」(自動車部)としている。

812荷主研究者:2012/04/22(日) 00:47:06

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203170139.html
'12/3/17 中国新聞
駅前集約バス停20日運用開始

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120317013902.jpg

 福山市は20日、JR福山駅南口で3カ所に分散していたバス停を駅前広場に集約する。併せてバス事業者ごとだったバス停を、行き先の方面別に変更する。

 駅前広場約1万4千平方メートルの南側に、バス停12カ所を設置した。高速バスと、循環バスを含む方面別の乗降場が10カ所、降車専用が2カ所となる。8台分のバス待機所も確保した。20日の始発便から運用する。

 これまでのバス停は駅南口と、約100メートル南の再開発ビル「アイネスフクヤマ」前など3カ所に分散。行き先が同じ方面でも事業者ごとでバス停が異なるため、不便との声が上がっていた。

 市は、タクシーの乗降場や待機所も整備。13日には新しいバス案内所も開設した。引き続き車道や歩道の舗装工事を進め、29日に現地で完成式を開く。

 福山駅南口は、1日計約1800便の路線バスや高速バスが発着する。市都市交通課の村上亨課長は「乗降場の全面運用で、利用者の利便性向上につなげたい」と話している。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120317013901.jpg
【写真説明】20日に全面運用が始まる駅前広場のバス乗降場

813荷主研究者:2012/04/22(日) 01:22:25

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120120319ceao.html
2012年03月19日 日刊工業新聞
広島電鉄、芸陽バスを子会社化−利便性向上と運行効率化

 【広島】広島電鉄は芸陽バス(広島県東広島市、田中祐太郎社長、082・424・4721)を子会社化した。芸陽バスは広島県中部、中南部に主な路線を持つ。4月に営譲業渡を受ける呉市交通局のバス事業をあわせ、広電はグループで広島市を中心とした県西部での効率的なバス運行が実現できるとしている。

 広電は芸陽バスの筆頭株主である広島バスから持ち株50・89%を取得した。取得金額は非公表。これにより従来から保有している株式と合わせて92・94%を持った。

 今後、広電は芸陽バス、呉市交通局を含めたグループで、競合する赤字路線や、少子化による人口減で乗車率の落ちている過疎地帯でのバス事業存続の道を探る。一方で混雑する都市部などでの利便性向上対策など、効率運営を目指す。

814チバQ:2012/04/22(日) 18:52:27
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20120422000015
乗客増も収支率10%台 草津市「まめバス」
4月から一部の路線を統合したまめバス(JR草津駅西口) 草津市が運行実験を行っているコミュニティーバス「まめバス」は4月から、路線を9から6に統合した。昨年度の1カ月当たりの平均乗車人数は9384人でやや改善したものの、依然として収支率が10%台と低い。市は来年3月まで実験を行い、収支率の改善を図りたいという。

 路線バスのない地域での公共の足として、一昨年4月にスタートした「まめバス」は、同8月から有料化を開始したところ、路線によっては最大で78%も乗車人数が低下した。市は、片道200円の料金を往復で300円にする割引制度を導入。北部を走る常盤線で、発着をJR栗東駅から草津駅に変更するなど路線の変更や、学区や地区ごとにバスの意義を説明するワークショップなどを開催してきた。一時は7千人台まで落ち込んだ1カ月当たりの乗車人数が、昨年8月には有料化後初めて1万人を超えた。

 市交通政策課によると、昨年度、往復割引の利用は全体の3割以上で「乗車増に一定の効果があった」とみる。

 しかし、有料化後の運行費用に対する運賃収入の割合は16%と低いため、市は今月2日から路線を統合。バスの台数や人件費を削減した。4月からは、100円券22枚つづりで2000円の回数券の販売を開始。市交通政策課は「もともと採算の取れない地域での運行が前提となっているが、収支率を25%にまで改善したい」としている。

【 2012年04月22日 12時00分 】

815チバQ:2012/04/23(月) 22:04:19
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012042190154421.html
高速バスのペット禁止広がる 
2012年4月21日 16時00分

 高速バスに犬や猫を持ち込むのを禁止する動きが、全国でじわじわと広がっている。鉄道や路線バスではかごに入れれば手荷物と同様に扱われるが、長時間の高速バスでは狭い車内で乗り合わせるのを嫌う客も多いためだ。北海道では4月から、ほぼ全面的に禁じられた。ゴールデンウイークにペットと旅行を予定している人はご注意を。

 「ペットを家族と思う人もいるが、不快に思う人も潜在的に多いと判断した」と説明するのは、北海道中央バス(北海道小樽市)。道内の高速バス19社のうち、共同運行便のある13社で1日に歩調を合わせて禁止した。

 このほか5社も以前からペットを受け入れておらず、道内の禁止は計18社になった。いずれも体の不自由な人が盲導犬などを連れてバスに乗るのは認めているが、バスの荷物室を使ってペットを運ぶのも暖房がないため不可という。

 九州でも、都市間高速バス20社すべてが2005年から禁止。九州バス協会(福岡市)は「車内でほえる犬や鳴く猫が問題になった。においや抜け毛で乗客同士のトラブルが多発した」と振り返る。

 中部地方では、名鉄バス(名古屋市)が名古屋−仙台、名古屋−新宿など長距離便で受け入れていないほか、旅行会社が運行する格安の高速バスは軒並みペット禁止だ。業界大手のウィラートラベル(大阪市)は「ほかの客の迷惑。ペットと乗りたい方は他社の利用を」と言い切る。

 ただ、ジェイアール東海バス(名古屋市)は夜の便は不可だが、昼の便なら無料。名鉄バスでも名古屋−美濃市駅(岐阜県)など近距離の高速バスは昼夜を問わず受け入れ、ペットの重さに応じて最高200円の料金がかかる。

 一方、鉄道各社は、一定の大きさのかごに入れた小型犬や猫なら有料の「手回り品」として受け入れている。旅客機は空調機能のある貨物室で運ぶ例が多い。

(中日新聞)

816チバQ:2012/04/23(月) 22:06:42
>>727

>路線バスとしては国内最長の名古屋−金沢間約250キロを運行していた
すげえ・・・ケツ痛くなりそう
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120423-00000012-mai-soci
<五箇山号>名鉄バスが復活 名古屋−金沢8時間20分
毎日新聞 4月23日(月)1時56分配信

 名鉄バスは5月限定で、路線バスとしては国内最長の名古屋−金沢間約250キロを運行していた「五箇山(ごかやま)号」を、バスツアーとして復活させる。高速道路をほとんど使わないため、当時とほぼ同じ片道8時間20分かかる。東海北陸自動車道の完成により現行の高速バスならば約4時間で済む行程を、あえてのんびりと旅してもらう。

 五箇山号は1966年12月〜2000年9月に運行していた。当時は名古屋駅を出発し郡上八幡や白川郷、五箇山を経由、金沢駅まで約8時間半かかった。名古屋発、金沢発とも1日1便だけ。白川郷や五箇山などへの観光客に親しまれた。

 復活バスは、60年代と80年代後半に使われた赤と白のツートンカラーの塗装を採用。料金は00年の運行終了時と同じ片道6900円(3〜11歳は半額)で、現行の高速バスの4060円より高いぜいたくな旅だ。名鉄バスは「バスファンのための企画だが、当時のツートンカラーの塗装を懐かしいと思う人も多いはず」と話す。

 復活ツアーは名古屋発が5月11〜19日、金沢発が同12〜20日。名古屋駅を午前8時40分発、金沢駅は午前9時40分発。定員各36人。乗車券は名鉄観光サービスなどで23日から販売する。

 名鉄バスによると、高速バスを除く現在の最長路線は、奈良交通の「八木新宮線」(奈良県橿原市−和歌山県新宮市)で167キロ。【黒尾透】

817荷主研究者:2012/04/25(水) 00:54:52

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1203160014/
2012年3月16日 神奈川新聞
海老名から羽田にリムジンバス、厚木と競合か相互補完か/神奈川

急ピッチで工事が進む空港バス乗り場。後方はビナウォーク=海老名駅前

海老名駅―羽田空港を結ぶリムジンバス

 海老名駅と羽田空港を結ぶリムジンバスが30日に運行を開始する。それを前に、相模川を挟んだ海老名と厚木の静かな戦いが勃発しつつある。海老名側は大規模開発などを背景に「人口が増えれば乗客数も増える」と強気な見立てをする一方、現行の本厚木駅発の乗客を取られる恐れがある厚木側は「影響はあまりないのでは」と冷静さを保ちつつも対策に着手する。

 バスは相鉄バス、神奈川中央交通、京浜急行バス3社の共同運行。海老名発は1日13便、羽田発は同14便で、最短60分で結ぶ。運賃は大人1500円、子ども750円。パスモやスイカも利用できる。

 海老名市民はこれまで主に本厚木発の便を利用しており、以前から商工会議所や市民が海老名発の運行の要望を出していた。

 海老名駅は小田急、相模鉄道、JRの鉄道3線が合流する好立地にあるが、景気の低迷を受けバス各社はリムジン運行に二の足を踏んでいた。しかし、さがみ縦貫道路のインター開通が呼び水となった企業進出や駅西口などの大型開発が追い風となり、集客が見込めるとそろばんをはじいた。昨年4月から運行へ向けた取り組みが始まり、7月には運行実験なども行われた。

 海老名市は当面の1日の乗客数を350人とみる。市内だけでなく、周辺の座間、綾瀬、大和市、寒川町北部の住民らの利用も見込む。厚木市民でも、南部の相模川沿いの地域では海老名発に“乗り換える”可能性がある。さらに、縦貫道路の全面開通、相鉄の都心延伸を控え、リムジンの運行開始も小田急ロマンスカー誘致に結びつける動きがあり、鼻息は荒い。

 一方、攻められる厚木側は内心穏やかではない。本厚木から羽田に向かうリムジンバスは1999年に運行開始。料金は海老名発と同じで、2010年度は1日当たり526人が利用した人気路線だ。厚木市は「海老名発着便がどのぐらい影響するか推移を見たい」と動揺はないが、今月中にも羽田行きバスでパスモやスイカが使えるよう乗客の利便性向上を図り対抗する。

 商業関係者は現実的だ。本厚木駅前の飲食店主は「市民は金となるとシビア。海老名に発着便ができれば、わざわざ(相模)川を渡って厚木には来ない」とみる。ただ「弱気になるのではなく、厚木ならではの魅力を伝える契機にしたい」と危機感をばねにする考えだ。

 海老名発では本厚木発にはない午前7、8時台を設定するなどしており、両方の運行に関わる神奈中は「互いを補い合う形で乗客数が増えてくれれば」と期待。初年度で1日当たり320人、10年後には現在の本厚木発を超える540人を見込んでいる。

818荷主研究者:2012/04/28(土) 14:38:31

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203300052.html
'12/3/30 中国新聞
尾道松江線沿いにバス停設置

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120330005202.jpg

 一畑バス(松江市)と広島電鉄(広島市中区)は、中国横断自動車道尾道松江線沿いにバス停「木次高速」(雲南市木次町)を設け、4月1日から松江―広島間を共同運行する高速バスの特急に乗り降りできるようにする。

 特急は松江しんじ湖温泉(松江市)―広島バスセンター(広島市中区)間を1日8往復。松江、雲南、広島3市の7カ所に停留所を設けている。24日に開通した三刀屋木次インターチェンジ(IC)―吉田掛合IC間12・3キロを運行するのに合わせ、停留所を追加した。

 新たな停留所は三刀屋木次ICの南約1キロ。雲南市が停留所へのアクセス道を整備したほか、乗用車20台の駐車場や木造平屋の待合所も新設した。事業費は4700万円。

 両社は、来年春の吉田掛合IC―三次ジャンクション・IC(三次市、仮称)間の開通に伴い、国道54号沿いの飯南町内で停留する特急以外の6往復も高速道で運行する計画でいる。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120330005201.jpg
【写真説明】雲南市が高速バスの停留所近くに整備した待合所と駐車場

819荷主研究者:2012/04/28(土) 14:42:44

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201203310003.html
'12/3/31 中国新聞
呉市交通局、31日事業廃止

 70年余り呉市民の暮らしに寄り添ってきた市営バスが31日、運行を終える。財政健全化の一環で同日、市交通局が廃止となるため。輸送人員は記録が残る1948年以降で20億9800万人を超える。市は午後3時半に事業廃止式を実施、同11時すぎに運行を終了する。4月からは広島電鉄(広島市中区)がバス事業を引き継ぐ。

 交通局発足は42年12月。旧海軍の要請を受けた市が路面電車を運行する民間企業を買収し、前年始めていたバスとともに業務を発展させた。バスは戦時中は海軍関係者を呉鎮守府、労働者を旧呉海軍工廠(こうしょう)に運び、戦後は主要交通基幹として市の復興を支えた。

 造船や製鉄など基幹産業の発展に伴い、45年の5路線は68年度に29路線まで拡大。輸送人員のピークも同年度で6400万人余りに達した。67年の電車廃止は市営バスの利用者増が一因とされる。

 だが、車社会の到来などで輸送人員や運賃収入は減少をたどる。70年代以降は市の一般会計からの補助金繰り入れが常態化。交通局存続は困難と判断した小村和年市長は2010年、バス事業の民間移譲を表明した。10年度の輸送人員は約1600万人まで落ち込んでいる。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120331000301.jpg
【写真説明】広電が新設した広営業課の車庫。営業課の建物も完成し、1日から市内を走るバスも到着した

820荷主研究者:2012/04/30(月) 10:55:49

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120406/CK2012040602000200.html
2012年4月6日 中日新聞
千頭駅と閑蔵駅を結ぶ 大井川鉄道が「閑蔵・接岨峡路線バス」新設

所要時間30分に

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/PK2012040602100117_size0.jpg
閑蔵・接岨峡路線バスで使用される車両=川根本町千頭で

 大井川鉄道(本社・島田市金谷東2丁目)は28日、井川線(南アルプスあぷとライン)に並行して川根本町の千頭(せんず)駅と静岡市葵区の閑蔵(かんぞう)駅を結ぶ乗り合いバス「閑蔵・接岨峡(せっそきょう)路線バス」(15・2キロ)を新設する。 (土屋祐二)

 同鉄道によると、鉄道の井川線は列車の速度やアプト式機関車への切り替え作業などのため、千頭〜閑蔵駅間が片道90分ほどかかる。新設する乗り合いバス路線は片道30分で、所要時間が大幅に短縮されるという。

 井川線沿線には、日本唯一のアプト式鉄道や、長島ダム湖の半島にある秘境駅「奥大井湖上駅」、河床からの高さが民間鉄道としては日本一の関の沢橋梁(きょうりょう)などがある。同鉄道は「バスの車窓から新たな景観が楽しめるとともに、旅のプランも広がるのでは」と話している。

 運行は上下線ともに一日3本。運賃は千頭駅前−閑蔵駅前の片道が、中学生以上820円、小学生410円。問い合わせは、同鉄道営業部=電0547(45)4112=へ。

821チバQ:2012/05/06(日) 16:33:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20120504-OYT8T00797.htm
宮崎―福岡間夜行バス減便

毎日→週2便
 宮崎交通(宮崎市)と西日本鉄道(福岡市)は、宮崎―福岡間で毎日運行している夜行バス「フェニックス号夜行便」を、大型連休明けの5月第2週から原則金曜、土曜のみの週2便に減らすと発表した。採算の悪化が理由。これに伴い、平日の夜行バスは7日の便からなくなる。

 この夜行バスは、宮崎市のJR宮崎駅と福岡市・天神をそれぞれ毎日1便出発。運賃は片道6000円。

 1991年に運行が始まり、採算性が落ちて2009年にいったん休止した。JR日豊線の夜行特急列車廃止を受け2011年3月に復活。しかし、宮崎交通によると、採算ラインの乗車率は6割程度だが、最近の平日便はほとんどこれを下回っているという。

 「採算が取れる日に運行を限定することで、何とか路線の維持を図っていきたい」と同社担当者は話す。ただし7〜9月の連休期間中などは一部の平日でも運行する予定。

 また、10月以降の夜行便については、「5〜7月の利用状況を見ながら、8月頃には存続させるかどうかの結論を出したい」としている。

(2012年5月5日 読売新聞)

822チバQ:2012/05/06(日) 18:40:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20120505-OYT8T00949.htm?from=osusume
バス事故1週間・・・安い運賃、今なお盛況

帰省の学生「ありがたい」


富山駅北口に並ぶツアーバス(1日午後11時33分) 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡したツアーバス事故は6日で1週間がたつ。多くの客は不安を抱えているが、安い運賃は魅力で、深夜の乗り場は、事故前と変わらないにぎわいが続いている。

◇大手高速路線の半額も

 午後11時、JR富山駅北口。キャリーバッグを引いた旅行客が、高速ツアーバスに次々と吸い込まれていく。横浜市に帰省するという富山市の専門学校生(18)は「事故があって確かに怖い。両親にも反対された。でも、学生にはありがたい値段」。月に2、3回利用するという飲食店員の女性(23)は「安いのも魅力だけど、インターネットで手軽に予約できるのがいい」と話した。

 県内を通過する高速ツアーバスは、石川県と東京都、千葉県のディズニーリゾートを結ぶ路線がほとんど。片道3000円台が多く、中には2980円という格安バスもある。

 ツアーバスは2000年、貸し切りバス事業の規制緩和で広まった。旅行会社が乗客を募集し、貸し切りバス業者に運行を委託するケースが多い。旅行会社は料金や路線を自由に設定できるため、大手バス会社が運行する高速路線バスの半額のところもある。

 北陸信越運輸局富山運輸支局によると、路線バスは乗車率が低くても運行しなければならず、専門の運転手を育成している。一方、ツアーバスは、旅行会社が貸し切りバス会社に運行を委託することで、人件費や教育費を抑制している。乗車率が低ければ運行をキャンセルできる。

◇安全面コストに違い

 多くの旅行会社がツアーバス事業に参入し、競争が過熱する。富山駅で乗客を待っていたツアーバスの運転手は「事故は起こるべくして起きた。何往復も連続して勤務する人もいると聞く」と話した。

 北陸と関東を結ぶルートは、国土交通省が示す運転手が1日に運転できる上限距離(670キロ)のグレーゾーンにある。

 一般道の距離を2倍に換算するなど特殊な計算方法があるため、金沢―東京間の高速道路の距離は約450キロだが、ルートによっては670キロを超える。同省の試算では、新宿―金沢間は683キロとなっている。

 関東と北陸を結ぶバスを運行している埼玉県の旅行会社は、夜間は原則として運転手を2人つけるが、昼間は1人のことがあるという。

 県バス協会の小竹典吉専務理事は「高速路線バスとツアーバスでは安全面に対してのコストが違う。利用者はそれを理解したうえで、選んでもらいたい」と話した。

◇本県被害者向けに窓口設置

 国交省は5日、関越自動車道で起きたツアーバス事故の被害者とその家族を対象に、富山・石川両運輸支局に相談窓口を開設した。

 開設時間は平日の午前8時半〜午後5時15分。6日も同時間帯に受け付ける。富山運輸支局の電話番号は、平日は076・423・0893、6日は076・423・0803。

(2012年5月6日 読売新聞)

823チバQ:2012/05/06(日) 18:42:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20120505-OYT8T00684.htm
バス事故1週間 「謝罪ない」不快感あらわ


乗客や遺族が胸中証言
 群馬県藤岡市の関越自動車道で、金沢発のツアーバスが防音壁に衝突し、7人が死亡した事故は、6日で発生から1週間がたつ。生き残った乗客らは徐々に落ち着きを取り戻し、当時の生々しい状況を口にし始めている。一方、犠牲者の遺族らは、バス会社への憤りや今も癒えない胸の内を漏らした。

 群馬県警の発表によると、乗客45人のうち県内在住者は28人。亡くなったのは▽木沢正弘さん(50)(金沢市蚊爪町、会社員)▽松本智加子さん(29)(金沢市諸江町下丁、会社員)▽岩上胡桃さん(17)(白山市新田町、高校生)▽山瀬直美さん(44)(能登町崎山、会社役員)の4人で、重体・重傷者は11人、軽傷者は13人だった。軽傷者は事故当日に帰宅し、重傷者も今後、県内の病院などに順次転院していくという。

 ツアーを企画した旅行会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府)によると、社長ら幹部が亡くなった4人の告別式に出向き、負傷者の入院先にも、連絡が取れた順に謝罪や保険の説明に訪れているが、面会を断る遺族や関係者もいたという。同社は「事故を起こし、大変申し訳ない。今後も継続的に対応を続け、被害者説明会も検討したい」としている。

 一方、松本智加子さんの父親は5日の読売新聞などの取材に「(バスを運行した)陸援隊からもハーヴェスト社からも直接の連絡や謝罪がない。新聞報道でしか情報が入ってこない」と不快感をあらわにした。

◇軽傷の大学生・香林さん 乗車中、次々と違和感

 金沢市割出町の大学生香林聡志さん(22)は4日、読売新聞の取材に、事故当時の状況を語った。

 香林さんは28日夜、JR金沢駅前のバス乗り場から乗車。10回以上ツアーバスを利用していたが、客を呼び集める係員が今回は見当たらない。「分かりにくい。今日は不親切やな」と思ったが、他のバスの影に隠れたバスを自分で見つけて乗り込んだ。

 座席は、後ろから2番目の右の窓際。事故が起きても大丈夫なように、普段通りシートベルトを締めようとしたが、何度引っ張ってもベルトが伸びず、装着できなかったという。点呼もなく、バスは午後10時10分頃に出発した。

 富山県高岡市で新たな乗客を乗せた後、運転手(河野化山容疑者)のアナウンスが響いた。「高速道路に入ったら消灯します」。読書をしていた香林さんは、そのまま本を読み進めようとしたが、間もなく車内の電気が消えた。「まだ高速に乗っていないのに」と不思議に思いながら本を閉じた。

 高速に入ると、バスはすぐ1回目の休憩に入った。「……まで休憩です」。最初のアナウンスと違い、片言なのか、言葉が不明瞭(めいりょう)で聞き取りづらい。発音と時計とを照らし合わせ、想像で休憩時間を予想するしかなかった。休憩後にバスが出発すると、香林さんは眠りに落ちた。

 29日午前4時40分頃、衝撃で目が覚めた。起き上がろうとしたが体が言うことを聞かず、頭は裂け、出血していた。床にはバスの破片が散乱し、近くの座席は吹き飛んでいた。後方から煙が上がり、車内は焦げ臭く、ガソリンのようなにおいが充満していた。車が爆発炎上する映画のシーンが頭をよぎり、「逃げないと危ない」と焦った。誰かが非常口を開け、動ける乗客は次々と脱出した。中には肩を支えられ、ひと目で骨折と分かるような大けがをした人もいた。

 道路上に出ると、到着した救急隊員による診察が始まり、軽傷者は別のバスに乗せられた。

 その後、病院に搬送され、裂けた頭を10針と、口も縫った。軽傷者はその日のうちに電車などで帰宅。救助されたほかの軽傷者からは、「休憩中の運転手は運転席で突っ伏して寝ていた。かなり疲れた様子だった」と聞いた。

 頭や唇には今も縫った糸が残り、食事は不自由なままだ。運転手の「日雇い」だったとの報道には、静かな怒りが込み上げている。「バスの運転手は人命を預かる仕事。『今日1日人が足りないから手伝ってよ』という感じの、アルバイトのような軽いものではないはず」

824チバQ:2012/05/06(日) 18:42:24
◇軽傷の男性「ただぼう然」

 軽傷を負った宝達志水町の男性(64)は5日、取材に「『何が起こったんだ』とただぼう然とするしかなかった」と、事故当時の状況を振り返った。

 男性は購入した中古車を取りに東京へ向かい、バスに乗車。席は最後列右の窓際だった。バス内ではすぐに眠りについたが、衝撃と共に目を覚ました。バスから出るために、目の前にあった非常ドアのレバーに手を掛けたところまでしか記憶がなく、気付いたら車外に出ていたという。

 車外ではほかに軽傷の人もいたが、言葉を交わすこともできなかった。額から流血しており、病院に搬送されて額を7針縫った。周辺の状況も分からず、後で報道を見てようやく大事故とわかったという。

 事故に巻きこまれたことについて、今は「起きたことは仕方がない」と冷静に受け止めているが、バス会社には「安い運賃でも、運転手は2人態勢で安全に運行してもらいたい。二度とこんなことを起こしてはいけない」と訴えた。

(2012年5月6日 読売新聞)

825とはずがたり:2012/05/06(日) 20:06:10

違反認識しながら運行…陸援隊社長が記者会見
読売新聞 5月6日(日)13時18分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120506-00000300-yom-soci

記者会見で遺族らに謝罪する「陸援隊」の針生社長(6日午前、東京・中央区で)=吉川綾美撮影
 群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡したツアーバス事故で、バス運行会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀(はりうゆみひで)社長が6日、東京都内で記者会見した。

 針生社長は、自動車運転過失致死傷容疑で群馬県警に逮捕された河野化山(かざん)容疑者(43)について、「(今回の乗務の前に)3日間休養させていた。日常業務についても今年は月に100時間程度なので、過労運転になるようなものではない」と述べ、勤務状況に問題はなかったとの認識を示した。

 午前11時に始まった会見で、針生社長は冒頭、「深く深く、本当におわび申し上げます」と頭を下げた。河野容疑者の勤務実態が道路運送法で禁止された「日雇い」にあたるとの指摘について、針生社長は「日雇いではないが、正式な雇用契約もない」と釈明。同席した弁護士は「外形的には日雇いにあたる可能性がある」とした。

 また、針生社長は、関東運輸局に36の法令違反を指摘されたことを明らかにした上で、「約20については自分でも認識していた」と、事故前から違反を認識しながら運行を続けていたと説明。27日に金沢市内で被害者向けの説明会を開くことを明らかにした。

バス会社社長「過労運転ではない」
TBS系(JNN) 5月6日(日)18時42分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120506-00000017-jnn-soci

 群馬県の関越自動車道で乗客45人が死傷した高速バスの事故から1週間がたちました。事故を起こしたバス運行会社の社長は会見を開き、運転手について「過労運転ではない」との認識を示しました。

 「平均乗車時間が月に100時間程度。過労運転となるようなものではない」(陸援隊 針生裕美秀社長)

 6日、東京都内で記者会見を開いたバス運行会社「陸援隊」の針生裕美秀社長。「居眠りしてしまった」と話している運転手の河野化山容疑者について、「十分に休みもとっていて、過労運転ではない」と強調しました。

 一方で、今回事故を起こした車両とは別に、運転手の河野容疑者が資格がないのにもかかわらずバス4台を所有し、陸援隊の名義で運行するなど、いわゆる「白バス営業」をしていたことを認めました。

 その河野容疑者を知るバス会社の関係者がJNNの取材に応じました。

 「(河野容疑者は)バス会社をすると言って、(バスを)買い取って、名義変更できていなくて、結局(バス会社の)話が潰れた」(河野容疑者を知るバス会社の関係者)

 この関係者によると、河野容疑者は自分でバスを購入し、会社を興そうとしたものの失敗したということです。

 「(河野容疑者は)運転があまり上手じゃなかった。大型トラックに乗って、長距離乗って、そこからバスに乗って、見習いやって、バスの運転手というのが大体の流れ。あの人はそれをしていないはず。乗用車に乗ってすぐ大型二種免許」(河野容疑者を知るバス会社の関係者)

 針生社長は6日の会見で、国土交通省の特別監査で36件の法令違反が指摘されたことを明らかにしましたが、法令違反と事故との因果関係については明言を避けました。

 今後、事故の補償などについて、今月27日に被害者に対する説明会を開くとしています。(06日16:27)
最終更新:5月6日(日)19時34分

826とはずがたり:2012/05/07(月) 09:32:56
高速バス衝突事故から1週間、「複数の日雇い運転手使う」
2012/05/06 01:41
関越高速バス事故
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/560293/

 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡した高速ツアーバス事故で群馬県警は5日、バス会社「陸援隊」(千葉県印西市)が違法な運行を続けていた疑いが強まったとして、週明けにも道路運送法違反の疑いで同社の針生裕美秀社長(55)から事情を聴く方針を固めた。また、事故を起こした河野化山容疑者(43)についても、無許可でバスの営業を行っていた疑いがあるとみて捜査に乗り出す。事故から6日で1週間。県警は5日、千葉市の河野容疑者宅を家宅捜索を行い、運行実態の解明を急いでいる。

 ■名義貸しの疑い

 国土交通省の特別監査で針生社長は、自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕・送検された運転手、河野容疑者以外にも複数の日雇い運転手がいたと説明した。河野容疑者も「アルバイトの運転手だった」と説明しており、運転手の短期雇用を禁じている道路運送法に抵触する恐れがある。

 一方、河野容疑者も自らバスを保有し、陸援隊の名義を借りて中国人観光客向けのツアーを手配していたことも分かっている。

 河野容疑者の所有するバスは、営業可能な「緑ナンバー」になっており、車検証の「使用者」は陸援隊とされていた。しかし、収入や経費を管理していれば、使用者の名義にかかわらず河野容疑者が事業主とみなされる。河野容疑者は事業主となる許可を受けておらず、道路運送法の無許可営業(白バス営業)にあたる可能性がある。

827とはずがたり:2012/05/07(月) 10:40:29

なんか色々出てきますねぇ。。

「河野交通」独自営業、会社が運転手に「名義貸し」…高速バス7人死亡事故
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000047-sph-soci
スポーツ報知 5月7日(月)8時2分配信

 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡したバス事故で、バス運行会社「陸援隊」(千葉県印西市)の針生裕美秀(はりう・ゆみひで)社長(55)と弁護士が6日、都内で記者会見。自動車運転過失致死傷罪で逮捕・送検された運転手の河野化山(こうの・かざん)容疑者(43)が「河野交通」の名前で中国人向けにツアーバスを独自に手配していたことを明らかにした。「名義貸し」の違法性を認識しながら営業を続けるなど、異常な業務実態が浮き彫りになった。

 午前11時から約1時間半に及んだ会見で、針生社長は冒頭、「亡くなられた方々、遺族の方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、深く深く本当におわび申し上げます」と深々と頭を下げた。

 会見中は、涙を拭きながら、反省の言葉を口にし、弁護士と事実関係を確認しながら報道陣の質問に答えた針生社長。過重労働の実態については否定した。

 これまで河野容疑者は、事故原因について「居眠り運転をしていた」と供述しているが、針生社長は「普通の方でも睡魔がある。私にも責任がないわけではないが、運転手の居眠りが原因」と述べた。勤務時間は月100時間程度。4月25日からバス出発日の27日までは休日で、バスの運転もなかったという。金沢市〜東京間は初めての走行ルートだったため、別の運転手が同行。健康状態についても「確認した」とした。雇用形態については、河野容疑者を含む4人が「日払いのような形だった」と説明。日給は1万円だったという。

 また、道路運送法で禁止される「名義貸し」を行っていたことを明らかにした。陸援隊にあるバス19台のうち、河野容疑者が持ち込んだバスが4台(大型2、中型1、小型1)。いずれも、任意保険などは河野容疑者が加入していた。昨年9月ごろから働き始め、車検証には「使用者」は陸援隊で「所有者」は河野容疑者と記載されていた。

 河野容疑者は中国出身で、所有するバスを使い、独自に営業先を開拓。「河野交通」と名付け、中国人向けの観光ツアーを募り、運行収入や経費を管理していたが「河野交通」に会社としての実態はなく“自称”だったという。河野容疑者のバスを同容疑者の兄弟2人が運転することもあったという。

 また、国土交通省関東運輸局の特別監査で36項目の法令違反があったと指摘されたが、針生社長は「直接の事故原因ではないと考えている」と弁明。法令で義務付けられる運行指示書も作成していないと国交省から指摘されているが「仲介した業者がルートを指示する書類を送信せず、作れなかった」と釈明した。27日には、金沢市内のホテルで被害者向け説明会を開くとした。

828チバQ:2012/05/07(月) 22:53:03
派手に貼り間違えました
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776388/1638-1646

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120507/dst12050722450022-n1.htm
【高速バス衝突】
河野交通「?」依然残る謎 
2012.5.7 22:41 (1/2ページ)

会見する針生裕美秀社長=6日午前、東京・八重洲(三尾郁恵撮影)
 高速ツアーバス事故で、バス会社「陸援隊」の針生裕美秀社長の記者会見では、逮捕された運転手、河野化山容疑者とのいびつな雇用関係などが次々と明らかになった。群馬県警のこれまでの捜査と針生社長の説明が食い違っている点もみられ、新たな疑問も浮かんだ。

 「河野(容疑者)が集金した客の代金を当社に入れてもらっていたのは事実だ」

 針生社長は、河野容疑者が「河野交通」の屋号で中国人観光客向けのツアーを企画し、経費を差し引いたツアー料金を受け取っていたと明かした。河野容疑者は自ら所有するバスを運転し、運行収入を独自に得ていた。

 ただ、河野交通に会社としての実態はなく、河野容疑者は日給1万円を受け取る非正規雇用の運転手として陸援隊に所属していた。実態は道路運送法が禁じた「名義貸し」の可能性が高い。針生社長は「日雇いではない」と否定するが、陸援隊との関係だけでなく収入形態などはどうなっていたのかなど謎は残る。

 針生社長はまた、「夜間に長距離トラック、バスの運転経験があると聞いていた。千葉−大阪間を運転したこともある」と、河野容疑者の運転経験に問題はなかったとの認識を示した。

 だが、河野容疑者は群馬県警の調べに「夜(の運転)は陸援隊に入ってから。不安だった」と供述している。運転中もカーナビを何度も確認しており、夜間の長距離運転が不慣れだった可能性は高い。

 仮眠のため石川県のホテルに滞在していた8時間半の間、河野容疑者は仮眠を取らず、自分のバスの修理手配をしていたことも県警の捜査で判明した。仮眠せず疲労を蓄積した可能性があることについて「事実なら驚きを禁じ得ない」と話す針生社長が、河野容疑者のこうした“副業”の勤務実態をどこまで把握できていたか疑問だ。

 一方、重軽傷を負った乗客は河野容疑者の車内アナウンスが「あやふやだった」と証言した。

 取り調べも中国語の通訳を介して行われており、捜査幹部は日本語能力に疑問を呈すが、針生社長は「もう日本に住んで長いので不自由することはない」と強調した。

 事故や火災など緊急時には乗客を速やかに誘導しなければならず、日本語の能力は安全運行に不可欠だ。針生社長は採用の際、こうした点も踏まえた評価をきちんと行ったのだろうか。

830とはずがたり:2012/05/10(木) 11:24:18

<高速夜行バス>運転手2人体制を要請 国交省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120510-00000006-mai-soci
毎日新聞 5月10日(木)2時31分配信

 46人が死傷したバス会社「陸援隊」の高速ツアーバス事故を受け、国土交通省は9日、高速夜行バスについて運転手を2人体制にするよう「日本バス協会」(約2200社)とバス会社や旅行会社などでつくる「高速ツアーバス連絡協議会」(約90社)に要請した。

 国交省はバス運転手の1日最大「運転距離670キロ」指針や「運転時間9時間」基準を見直す方針。しかし、抜本的な過労運転防止策の検討には時間がかかるとみられ、緊急対策として自主的措置を講じるよう業界団体に口頭で要請した。

 一方、国交省は同日、陸援隊のバスが走行するはずだった東京ディズニーランドまでの距離を指針に沿って算出すると715キロになり、上限の670キロを超えると発表した。指針では一般道の走行距離を2倍に計算するため。同社側が公表した旅行会社の配車指示書通りだと、実際に走らなかった石川県内での客の送迎が加わり837キロになるという。

 また、同省関東運輸局は、陸援隊保有のバス18台(事故車両を除く)のうち8台で、車検証の定員を上回る座席が設置されていたことを明らかにした。計37席多く、2台は8席増やしていた。道路運送車両法違反の可能性がある。【桐野耕一】

831チバQ:2012/05/12(土) 19:33:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120512-00000044-mai-soci
<関越バス事故>逮捕の運転手 経営者から一転、日雇いに
毎日新聞 5月12日(土)15時1分配信

河野容疑者が一時経営していたバス会社の跡地。ここに駐車場や事務所を置いていた=千葉県内で2012年5月4日、橋本利昭撮影

 群馬県の関越自動車道で46人が死傷した高速ツアーバス事故は13日で発生から2週間になる。群馬県警に自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された河野化山(こうの・かざん)容疑者(43)は10カ月前までの4カ月間、小さなバス会社の経営者だった。事故は、その座を追われ、民事訴訟を抱えながら日雇い運転手をしている中で起きた。河野容疑者の事故までの道筋をたどった。

【事故当日の現場】関越道バス事故:乗客7人死亡 けが39人

 知人や関係者によると、父親が中国残留孤児の河野容疑者は93年に入国後、間もなく日本国籍を取得。千葉市郊外の県営団地に暮らし、建築やトラックの運転で家計を支えていた。07年、ローンを組み、市中心部近くに3階建ての住宅を購入。妻子3人との夢を一つかなえた。

 転機は2、3年前に訪れた。妻が切り盛りしていた1階の中国料理店を人手に任せ、自らは成田空港近くのバス会社に入社。中国人観光客を乗せ、観光地などを巡る運転手を始めた。

 成長著しい母国相手のビジネスで、空港周辺は活況を呈していた。居酒屋では「道を教えてよ」と元同僚を質問攻めにした。「楽しそうに仕事の話をする姿しか記憶がない」。元同僚はこう話す。

 河野容疑者は10年12月、県内のバス会社経営者に知人を介して「会社ごと売ってくれ」と申し出る。代表取締役に収まり、814万円で中古バスも調達。「おれ、頑張るから」と話す河野容疑者の姿は、周囲には成功を手に入れたように映った。

 だが、昨年6月に元経営者との間でトラブルが発生し、社長の座を追われた。「売却代金550万円のうち残金350万円が未払いだ」として売買契約を解除された上、経費の立て替え分などを求める訴訟も起こされた。元経営者は「河野容疑者の関係者から暴行を受けた」などとして千葉県警に被害届も提出している。尖閣諸島で起きた漁船衝突事件や東日本大震災で中国人客も急減した。

 このバス会社は今年4月、約3キロ離れた場所に移転。河野容疑者が経営していた当時の敷地は建物も撤去され、更地になっている。

 追い込まれた中で行き着いたのが、近くのバス会社「陸援隊」だった。所有するバス4台については、同社から違法な名義借りをして「河野交通」を名乗るなど「経営」へのこだわりを見せていた。

 裁判は4月19日にも開かれ、次回の準備を急ぐ必要もあった。所有バス1台も故障し、事故前日には休憩中のホテルで修理をめぐり、業者との連絡に追われていた。一時は手にした成功を取り戻そうともがき続けた河野容疑者。元同僚は「自分のバスで自由に。運転手なら、そんな成功を願うもの」と話す。こうした焦りが事故の背景にあるのか。群馬県警の調べが続く。【松崎真理、味澤由妃】

832荷主研究者:2012/05/13(日) 15:17:26

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120418/CK2012041802000090.html
2012年4月18日 東京新聞
あす運行開始 お台場レインボーバス 品川駅→田町駅

19日から運行が始まる「お台場レインボーバス」(港区提供)

 港区のお台場エリアと、品川、田町駅をそれぞれ結ぶシャトルバス2路線の運行が19日に始まる。商業施設があるお台場に観光客を呼び込もうと、区が開設準備を進めてきた。公募した愛称は、ルート上のレインボーブリッジにちなんだ「お台場レインボーバス」に決まった。 (井上幸一)

 都交通局によると、品川駅とお台場を結ぶ都バスは一日七本(平日)のみで、田町駅と結ぶ路線はなく、住民の利便性向上も期待される。

 お台場エリアの住民や企業の代表、運行事業者の「ケイエム観光」、港区でつくる協議会が運営。田町駅東口を起終点とする「田町ルート」と、品川駅東口を通る「品川ルート」を、中型バスが午前七時台から午後九時台まで循環する。定員五十八人。

 運行は原則、田町ルートが一時間に一本、品川ルートが三十分に一本。品川ルートは、通勤、通学客らに配慮し、平日の午前七〜八時台は十五分間隔とした。料金は、大人(中学生以上)が二百円、小学生百円。

 お台場にあるフジテレビの協力で、車内放送は同局のアナウンサーの音声を使用する。「ホテルグランパシフィック LE DAIBA」、「ホテル日航東京」の車寄せまで運行するため、宿泊客も便利だ。

 港区は、駅前に区総合支所、区スポーツセンターがある田町駅からの直行便を求めるお台場住民らの要望を受け、路線開設を目指してきた。品川ルートは、羽田空港から入国した外国人観光客が数多く訪れる品川駅から、お台場に誘客する目的もあるという。区は、車両購入費として、年に約二千九百万円を三年間支出する。

 路線図、時刻表を掲載した利用案内の配布は、十七日から区役所五階の土木計画・交通担当課でスタート。十九日は午前十時から、ホテル日航東京(港区台場一)でオープニングセレモニーが行われる。

833チバQ:2012/05/20(日) 17:33:44
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001205190001
コミタク過疎地で快走 岩泉・大川地区
2012年05月19日


有償運送の車にお客の曲沢さんを案内する運転手の三上さん=岩泉町大川

 山間部に人家が点在する岩泉町大川地区で、お年寄りらのために地域の人が低額で車を運転する過疎地有償運送の事業が始まり、2カ月半が過ぎた。タクシーの営業所が撤退した過疎地での苦肉の策だが、順調に利用を伸ばしている。


 「そろそろ行こうかね」。16日昼、山間の一軒家から4、5キロ離れた集落まで運んでもらい、予定の買い物そっちのけで顔見知りの家に上がり込んでいた主婦、曲沢(まがさわ)アサエさん(80)に、運転手の三上朝雄さん(66)が声をかけた。帰りの足を提供するため、約1時間待っていた。


 曲沢さんは一人暮らし。雪の深い冬は盛岡市の息子宅で過ごすが、春になるとまた自宅に戻る。悩みは医者通いや生鮮食料品の買い出し。


 国道はJRの代替バス、県道は町営バスがあるものの、いずれも停留所は大川地区の中心部にあり、曲沢さん宅からは遠い。最近は近所の人家が減り車の同乗を頼みにくくなっていた。


 孤立し、移動手段のないお年寄りらを放置しておけば、過疎に拍車がかかる。悪いことに一昨年春、タクシー営業所が撤退してしまった。


 そこで3月から始めたのが、コミュニティータクシー(コミタク)。岩手陸運支局から、過疎地有償運送の許可を取った。通常より車両台数や免許などの要件が緩やかで、県内では奥州市江刺区、雫石町、北上市口内に次ぎ、4カ所目だ。


 1回350円で地区内を専用車で送り迎えする。先行する3地域の運営主体はNPOだ
が、ここは「おおかわむら地域振興協議会」。年間予算約220万円のうち186万円は町補助金、残りが料金収入だ。


 運転手は地域で10人を確保した。「土日だけ」という現役の学校用務員もいるが多くは60代以上のリタイア組。三上さんは元スクールバス運転手で同協議会長でもある。1日数人の利用客を数人の運転手で分担しているので、収入の点ではボランティアの感覚。支出の大半は車のリース代や燃料代だ。


 曲沢さんは「本当にありがたい」。4月の利用者は計18人、5月は半月ですでに15人。利用が広がれば、車をもう1台増やしエリアを広げたいという声がある。


 450世帯1100人が暮らす大川地区は、東西20キロ、南北10キロと広大だ。支所やJR岩泉線の駅、国道などが地域の東端にあるものの、農林業の人らが西のエリアに点在している。

834とはずがたり:2012/05/23(水) 14:24:15

HIS、九産交を子会社化へ きょうTOB開始
2012年05月22日
http://kumanichi.com/news/local/main/20120522006.shtml

 旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)は22日、株式公開買い付け(TOB)によって九州産業交通ホールディングス(九産交HD、熊本市)の発行済み株式(自己株式除く)の過半数を取得し、連結子会社にすると発表した。九州産交はすでにHIS傘下にあるが、子会社化することでグループ力の強化を狙う。TOBは23日から実施する。

 現在、九産交HDの筆頭株主は、沢田ホールディングス(旧エイチ・エス証券)で46・90%(980万2200株)を保有。HISは31・31%(654万4100株)で第2位。沢田ホールディングスは13・50%分(282万2100株)の応募を決めており、HISは最終的に九産交HDの50・10〜55%の株式取得を目指す。

 買い付け価格は1株570円。1株当たりの純資産額523円を基に「TOBで企業価値の向上が見込める」と算出した。買い付け総額の上限は28億2150万円。6月19日まで買い付ける。

 九産交HDの株主は750人(法人含む)で、約9割が県内在住。HISは「県民に広く支えられた公共性」を理由に、株式所有割合の上限を55%とした。

 HISは子会社化の理由について「アジアからの誘客戦略を展開する上で熊本を含む九州観光の位置付けはますます高まっており、今後、九州産交の役割はさらに上昇する」と説明している。

 九産交HDは非上場だが、株主数などの条件から一定割合以上の株式取得にはTOBが必要となる。(田川里美)

835チバQ:2012/05/23(水) 23:11:32
>>789
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001205230004
宮古釜石直行バス 停留所増で集客へ
2012年05月23日


乗客ゼロのまま出発する釜石直行バス=22日、JR宮古駅前

 不通のJR山田線に代わり、県北バス(盛岡市)が4月から始めた宮古―釜石直行バスの客足が伸びない。1便数人の乗客で採算割れ状態。直行が売りだったが、6月から4カ所の停留所を10カ所に増やし、集客に努める。


 22日午前9時、JR宮古駅前発の直行バスの乗客はゼロ。運転手の男性は「いつもこんな感じです」と手持ちぶさたに語った。近くにいたタクシー運転手は「そもそも釜石に行く観光客はなかなかいない」。


 料金は片道1100円。県北バスによると、乗客は1日2往復で計5〜15人、ゴールデンウイーク中も1日15〜25人だった。病院や通学客は近距離バスを利用しており、直行便は観光やビジネス客を想定。約70キロと長いため、リラックスできるよう約40人乗りの大型バスを用意したのに、当てが外れた。


 宮古観光協会の山口惣一事務局長は「遠野、花巻方面から宮古に来る観光客はいるはずだが、釜石で鉄路が切れていて知られていないのか」。県北バスはチラシを配ったものの、4〜6月のJRの岩手デスティネーションキャンペーンの期間限定バスなので、時刻表にも掲載されておらず、浸透不足は否めない。


 このまま利用が少ないと、宮古―釜石間の需要不足の根拠にされ、JR山田線の復旧論議に影響を与えかねない。県北バスは「7月以降の存続は未定」としている。宮古市は釜石市などと相談し、存続を働きかける。

836荷主研究者:2012/05/27(日) 11:53:32

http://www.at-s.com/news/detail/100119816.html
2012/4/29 08:21 静岡新聞
渋谷・新宿ライナー 6月1日から増便 JRバス

 ジェイアール東海バスは6月1日から、静岡と東京・渋谷、新宿を結ぶ高速バス「渋谷・新宿ライナー静岡号」を増便する。週末などに限っていた早朝・深夜便を平日にも運行し、利便性向上につなげる。

 現行の平日9往復から1往復を追加し、ダイヤを一部改正する。静岡駅を午前6時5分に出発する早朝便を毎日運行し、新たに午前11時静岡駅発を設定するなど午前発の便を充実させる。深夜便は新宿駅午後10時50分、渋谷駅同11時15分発を毎日運行し、都心での滞在時間を大幅に増やしたという。

837荷主研究者:2012/05/27(日) 11:58:37

http://mainichi.jp/select/news/20120503k0000e040167000c.html?inb=yt
2012年05月03日12時28分 毎日新聞(最終更新 05月03日12時42分)
高速ツアーバス:違法駐車も問題 停留所義務なく

連なる高速ツアーバスに乗り込む乗客ら=大阪市北区で2012年4月、服部陽撮影

 格安で人気の「高速ツアーバス」が乗客を待つため、主要駅の周辺路上などに違法駐車し、問題になっている。路線バスとは違い、停留所の設置義務がないことが背景にある。高速ツアーバスを巡っては、先月29日に群馬県の関越自動車道で乗客7人が死亡する事故が起きた。安全基準や運行管理だけではなく、路上駐車などのマナー面でも改善を求める声が強まりそうだ。

 2日深夜、大阪市北区のJR大阪駅西側にある旧大阪中央郵便局南側の路上では、ツアーバス約10台が片側2車線の左側1車線を約200メートルにわたって占拠し、違法駐車していた。歩道は大きな荷物を持った100人以上の乗客であふれた。学生から家族連れまで客層は多様で、歩道の柵をまたいで乗車する人も。

 ツアーバスは旅行会社が貸し切りバスをチャーターする「パック旅行」に位置づけられ、格安が人気の理由だ。ある旅行会社によると、東京?大阪間を2000円台で利用できる時期もあるという。低運賃などを強みに、輸送客数は05年に約21万人だったが、10年には約30倍の600万人に上った。

 人気の一方で、実態は定期路線を走る路線バスと同じなのに道路運送法上の規制を受けない問題が指摘されている。路線バスには必要な停留所の設置が義務化されておらず、運行計画の届け出も必要ない。民間駐車場を借りて停留所として使っている旅行会社は「1回数千円の駐車場利用料は高いが、違法駐車はできない」と話した。違法駐車する業者は「よくないのは分かっているが、停留所がなく仕方ない」と開き直るが、大阪府警は「駐車違反は、きちんと取り締まる」と強気だ。

 旅行会社など約80社が加盟する「高速ツアーバス連絡協議会」(東京都)は「停留所の確保が最優先課題」と話す。だが、設置には警察の道路使用許可などが必要で、大手旅行会社の幹部は「新規参入の業者が設置許可を得る例は少ない。この先どうなるのか」と困惑した様子だった。【服部陽】

838荷主研究者:2012/05/27(日) 12:12:32

http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/20120424000114
2012/04/24 09:34 四国新聞
乗車人員4%増/ジェイアール四国バス

 ジェイアール四国バスは23日、2011年度の営業概況を発表した。運輸収入は前年度並みの36億600万円で、「千円高速」の終了に伴い、利用客の減少に歯止めが掛かった。

 高速バスの乗車人員数(共同運行会社含む)は前年度比4%増の282万507人。香川―京阪神間は同3%増の94万7209人で、四国4県と京阪神を結ぶ路線は同2〜6%増と軒並み増加した。四国―名古屋・東京間は前年度並みの11万216人。

 3月の運輸収入は前年同月比13%増の3億5700万円、高速バスの乗車人員数は同11%増の28万7531人だった。

839荷主研究者:2012/05/27(日) 13:39:09

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205110161.html
'12/5/11 中国新聞
バス事業継承「不便」の声も

 呉市のバス事業を広島電鉄(広島市中区)が4月に引き継いだのに伴い、スロープ付きバスの運行が不規則になった。車いす利用者から「不便になった」との声が上がるが、同社は現時点で決まった便に使うのは困難と説明。譲り受けた旧市営バスを「広電カラー」に塗り替えており、車両繰りの問題があるという。一方で「要望があれば検討したい」とする。

 市営バスを運行していた旧市交通局は、39台のスロープ付き車両を決まった便に割り当てていた。全便数の約2割。時刻表には、該当する便の出発時刻の前に○を明記。バス停の時刻表は該当便の時刻を□で囲っていた。ほぼ予定通り運行していたという。

 同社は現在、市内で運行する車両を148台所有している。うち138台を交通局から譲り受けた。「8月末まで順次、車両を塗り替える。その間は各便の車両は不規則になる」と時刻表から印を外した。代わりに当日のスロープ付きバスの運行について、営業課が問い合わせに応じることにした。

 車いすで週2〜6回バスに乗る呉市吾妻のNPO法人スタッフ礒本直和さん(39)は「前は時刻表に合わせ行動できた。今はその都度電話する必要があり、予定が立てにくい」と改善を求める。

 同社が呉市で運行するスロープ付きノンステップかワンステップバスは計48台。8月末までにノンステップ車両を10台増やし、約半数の便にスロープ付きを充てる考え。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120511016101.jpg
【写真説明】JR呉駅近くのバス停に到着したノンステップバス。4月から決まった便での運行が困難になっている

840とはずがたり:2012/05/30(水) 18:05:59

高速バス「仙台−相馬」線、来月増便 1日12往復に
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120529t65005.htm

 宮城交通(仙台市)と福島交通(福島市)は6月1日、共同運行する高速バス「仙台−相馬線」のダイヤ改正を行い、通勤・通学時間帯を中心に増便し、現行の1日8往復から12往復にする。
 最終バスの発車時刻も大幅に繰り下げ、仙台駅前発(福島交通運行)は1時間50分遅い午後9時に、相馬市役所発(宮城交通運行)は1時間15分遅い午後8時に変える。
 運賃の見直しも行い、仙台駅前−相馬市役所間は片道1200円から1000円、仙台駅前−新地町役場間は1200円から800円に引き下げる。いずれも現在実施中の最大36%引きキャンペーン価格と同額にする。国土交通省と宮城、福島両県からの助成に伴い、1、3、6カ月の各通勤・通学定期券も導入。1枚1000円の6枚つづり回数券は廃止する。
 東日本大震災でJR常磐線相馬−亘理間が不通のため、同区間の高速バスを利用する通勤・通学客は多く、両社は同路線の利便性向上を図った。


2012年05月29日火曜日

841チバQ:2012/06/02(土) 15:50:58
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012060190130840.html
新東名経由バス発進 名古屋−東京46分短縮 
2012年6月1日 13時08分

路線バス「新東名スーパーライナー」の第1便の発車をテープカットで祝う人たち=1日午前、名古屋市中村区のJR名古屋駅前で


 ジェイアール東海バス(名古屋市)は1日、4月に部分開通した新東名高速道路を経由して名古屋駅と東京駅を結ぶ初めての路線バス「新東名スーパーライナー」の運行を始めた。

 1日3往復の直行便で、片道5時間。東名高速道路経由の最速便よりも46分早いが、料金は5100円で変わらない。

 名古屋駅西側のJRハイウェイバス乗り場で第1便の出発式があり、定員36人に対し33人が乗車。

 木学康充(きがくやすみち)社長は「法令を徹底的に順守して運行する」とあいさつし、群馬県の関越自動車道のツアーバス事故で高速バスの安全管理が見直される中、自社は以前から規制の厳しい路線バス会社であることを強調した。

(中日新聞)

842チバQ:2012/06/03(日) 13:52:14
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120603t11024.htm
仙台市バスの民間委託半数に 15年度の完全移行で到達
 仙台市交通局は、市バス霞の目営業所(若林区)の運行関連業務を2013年度から段階的に民間事業者に委託する。バス事業の累積赤字を圧縮するため進めてきた民間委託の総仕上げで、市地下鉄東西線が開業する15年度には、市交通局が走らせる路線バスの半数が民間委託となる。7日開会の市議会6月定例会に関連議案を提出する。
 市東部の8路線を運行する霞の目営業所のバスは約80台で、8カ所ある営業所・出張所で3番目に多い。運転手約120人が働く。
 13年度以降、民間委託するバスの台数を徐々に増やし、東西線開業に伴い路線が減る15年度中に完全移行する。民間委託が完了している新寺出張所(若林区)を統合し、17年度までの5年間で約11億円の経費削減効果を見込む。
 市交通局の累積赤字は10年度末で52億円を超える。経費の半分以上を占める人件費圧縮のため、06年度の白沢出張所(青葉区)を皮切りに、岡田(宮城野区)と七北田(泉区)の両出張所と東仙台営業所(宮城野区)で民間委託を進めてきた。
 公営企業が民間委託できるバスの運行台数は、道路運送法に基づく国の通達で全体の2分の1以下と定められている。本年度の委託割合は36%で、霞の目営業所の民間委託が計画通りに進めば、15年度には上限の約半分に達する。


2012年06月03日日曜日

843荷主研究者:2012/06/03(日) 14:28:42
>>840
http://www.minyu-net.com/news/news/0522/news10.html
2012年5月22日 福島民友ニュース
相馬・南相馬−仙台間の高速バス定期券発行、7割安

 相馬市−仙台市間と南相馬市−仙台市間を結ぶ高速バス2路線について、各バス事業者は6月1日から定期券を発行する。定期券導入により2路線とも現行の料金体系よりも1カ月間の料金が7割程度安くなり(大学生通学ベース)、仙台市に通学、通勤する住民の利便性向上を図る。佐藤雄平知事は21日、定期券発行に伴う必要経費を補助する一般会計補正予算2887万円を専決処分したと発表した。

 相馬市−仙台市間は、福島交通(福島市)と宮城交通(仙台市)が共同運行しており、定期券は1カ月券が高校生1万1170円、大学生1万2420円、大人2万5000円。定期券発行に併せ、運行便数も現行の往復8便から12便に増やす。南相馬市−仙台市間ははらまち旅行(南相馬市)が運行、定期券は1カ月間で高校生1万5300円、大学生1万7000円、大人3万3610円となる。運行便数は現行の8便から変更はない。

844チバQ:2012/06/05(火) 23:29:37
http://japanese.joins.com/article/195/153195.html?servcode=400&sectcode=410
韓国でも足を伸ばして乗れる寝台型高速バスが来年初めに登場
2012年06月05日10時57分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment13mixihatena0
写真拡大
日本で運用されているバスの寝台型座席。
来年初めからソウル〜釜山(プサン)など主要長距離路線に寝台型高速バスが登場する。このバスには航空機のファーストクラスのように脚を伸ばすことができる座席18席が設置される。

国土海洋部は4日、こうした内容の「高速バスサービス向上と産業発展案」を発表した。現在は一般(45席)と優等(28席)の2種類だけだが、個人別液晶モニターと睡眠用カーテンのような便宜施設を持つ寝台型バスを新たに作るもの。座席は完全に後に倒せるよう通路を挟んで左右に1列ずつ45度方向に配置され、各座席には仕切りを設ける。運賃は優等より20〜30%高く設定される予定だ。ソウル〜釜山間は4万〜4万3000ウォン(優等3万2800ウォン)程度と予想される。

予約システムも改善される。KTXや航空機のように早期に予約すれば割引の恩恵が与えられ、路線や発着ターミナルに関係なくチケットを買える統合予約サイトも開設される。また、バスの中に発券・改札用統合端末機が設置され、クレジットカードで予約した乗客はチケット売り場を経ずすぐにバスに乗れるようにする計画だ。

845チバQ:2012/06/05(火) 23:30:16
↑  日本の高速バスに寝台型なんてあったか!?

846チバQ:2012/06/06(水) 21:12:08
>>553
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001206060004
連節バスに新ルート
2012年06月06日


7月から新ルートを走る岐阜市の連節バス=岐阜市提供


新しいルート図

◆7月から実験 観光資源に期待
 車両を2台つなげた連節バスについて、岐阜市や運行主体の岐阜乗合自動車(岐阜バス)などは7月下旬ごろからの約3カ月間、岐阜市の中心部を環状に巡る新しいルートで走らせることにした。岐阜市は路面電車の廃止後、連節バスを軸にすえたバス交通網づくりを目指している。今回の社会実験は今秋の「ぎふ清流国体・大会」開催に合わせたもので、結果をふまえて運行を続けるか判断するという。


◆JR岐阜駅→長良橋→国体会場を環状
 新ルートは、JR岐阜駅から名鉄岐阜駅、柳ケ瀬を経由して長良橋通りを北上。長良橋を渡ってからは西進。国体の総合開会式会場である岐阜メモリアルセンターなどを経て南下し、忠節橋を渡ってJR岐阜駅まで戻る。1周は約11キロで、1日に何周するかは未定。
 約3カ月間に安全に運行できるかや、一般車両への影響、利用状況を調べる。料金は200円均一。国体の選手や観客、観光客の利用があると見込んでいる。
 連節バスの利点は一度に多くの人員を運べる点だ。全長は約18メートルで、標準的な乗り合いバスの約1・6倍、定員は約2倍の130人。市によると、車両が長いため小回りがききにくいが、車体が安定して揺れが少ないという。
 岐阜市では昨年3月、連節バスがJR岐阜駅―岐阜大医学部付属病院間の路線に導入された。路線バスとして全国4番目だ。市によると、この路線に平日は2台で24便、土日祝日などは1台で12便運行しており、1日平均約800人の利用がある。連節バスの導入で、朝のラッシュ時のJR岐阜駅前の待ち時間が約13分短縮されたとしている。
 新ルートには、このうち1台が運行する。岐阜市の担当者は「連節バスは首都圏以外では岐阜市でしか走っていない。観光資源にしたい」と期待する。市は将来的に、別のルートでも連節バスの導入を目指す考えだ。(伊藤秀樹)

847杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2012/06/06(水) 23:01:32
>>845
大昔、札幌市交が寝台バスってのを試作・営業運転に供したんだけど、横転事故を起こしたんだよね。で、寝台設備を撤去(>_<)
http://www.nicovideo.jp/watch/nm12986722

848とはずがたり:2012/06/08(金) 19:24:32
>>816
伝説の国鉄バス路線名金線がらみやないすか♪
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E9%87%91%E6%80%A5%E8%A1%8C%E7%B7%9A

とは倉庫の時刻表アーカイブにアップしたいと思ったままに実現してないけどやらなくては♪

849荷主研究者:2012/06/15(金) 00:08:56
>>808 >>818
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205240023.html
'12/5/24 中国新聞
高速バス、国道54号通らず

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120524002302.jpg

 広島市と島根県東部を結ぶ高速バスを運行するバス会社3社が、2013年度から三次―雲南間の国道54号を通行しない方針を固めたことが23日、分かった。12年度中に完成する中国横断自動車道尾道松江線の延伸区間を走り、運行時間を短縮する。尾道松江線のルートを外れる島根県飯南町は陰陽の都市部への公共交通手段を失う。

 一畑バス(松江市)と広島電鉄(広島市中区)、中国ジェイアールバス(同市南区)の3社。広島―松江、出雲の2路線で特急を含め一日計22往復している。尾道松江線の三次―雲南間の開通に合わせ、来年4月のルート変更を中国運輸局へ年内に申請する予定だ。

 変更後、全便が三次、雲南市と飯南町の54号沿い全22カ所の停留所に止まらなくなる。島根県の昨年9月の調査では、1週間の利用者の約13%(671人)が乗降している。三次、雲南市は高速道路に停留所を誘致する。しかし、飯南町には乗り入れがなくなる。

 同町の前島悦子さん(79)は「出雲市の病院に通う時に高速バスを使えなかったら乗り換えが増え、片道2時間近くかかる。町を出るだけで体を壊しそう」と言う。

 同町と三次、雲南市はことし2月、現行ルートを存続するよう3社に要望した。これを受け、中国ジェイアールバスは54号経由で三次市と松江、出雲市を結ぶ路線を設け一日3〜5往復する案を3市町に示した。だが、同社が求める赤字の補填(ほてん)を3市町は受け入れず、5月中旬に白紙に戻った。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/Tn20120524002301.jpg
【写真説明】飯南町上赤名のバス停で松江発広島行きの高速バスから降りる利用者

850チバQ:2012/06/15(金) 00:12:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20120613-OYT8T01236.htm
美馬ふれあいバス 平日のみに


 美馬市地域公共交通活性化協議会が13日、美馬市役所で開かれ、昨年6月から実証運行しているデマンドバス「美馬ふれあいバス」の祝日と大みそかの運行を中止することを決めた。土曜、日曜はもともと運行しておらず、9月17日の敬老の日から祝日も取りやめる。また5月末までの1年間で、1日の利用客数は、目標の100人を大幅に下回る18・62人。運行初年にあたる昨年度の市の負担金は2000万円を超えたことが報告された。(土井省一)

 「美馬ふれあいバス」は、高齢者のための新たな公共交通として、昨年6月1日から県内自治体で初めて運行を開始。運行形態を再三、見直し、従来は前日までだった予約制を、利用1時間前まで可能にするなどしてきた。現在は、木屋平を除く市内を8地区に分け、月〜金曜日まで1日6往復している。

 利用者の声を反映して、利便性を図って来たにもかかわらず、現在の登録者数は1543人。5月末までの運行日数は257日で利用者数は4787人だった。1便当たりの平均利用者は1・6人で定員の8人を大幅に下回った。運行収入も計157万円にとどまった。

 これまでは、祝日も運行していたが、5月末までの祝日(土曜日の重複は除く)は12日で、利用客は計63人。昨年の海の日の7月18日と敬老の日の9月19日はゼロだった。同市の調査では利用目的の半数以上が「病院」と答えており、緊急の場合でも家族の送迎が見込めるとして、祝日の運行中止を決めた。周知期間が必要なため、7月16日の海の日は運行する。

 市では「今後も、PRに力を入れるほか、効率と利便性の双方を考慮して市民の足として活用してもらえるようにしていきたい」と話している。

(2012年6月14日 読売新聞)

851チバQ:2012/06/17(日) 09:55:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120616-OYT8T00983.htm
活性化の切り札100円バス...秋田「エリアなかいち」



  秋田市は、同市中通の再開発地区「エリアなかいち」のオープンに合わせ、7月21日から、同市中心部で運賃が一律100円の「巡回移動バス」を試験運行する。再開発で創出したにぎわいを中心市街地に分散させることが狙いだが、車の所有率が高い秋田市だけに、効果を疑問視する声もある。バスが中心市街地活性化の一助となるかどうか。2月末まで試行し、効果を検証する。(石間亜希)

 エリアなかいちが出来る中心市街地は、1960〜80年代に商業地として栄えた。だが、90年代以降、郊外の大型店に客足が流れ、商店の移転や撤退が続出。人通りも年々減少している。

 秋田市は、完成後に取得するにぎわい交流館の利用者を年間約30万人と試算。この利用者や買い物客など集まった人たちに、市街地の他の施設にも足を運んでもらい、にぎわいを広げたい考えだ。

 市は巡回移動バスの利用者を「一般市民がメーン。加えてJR秋田駅を利用する観光客」と想定。コースは、エリアなかいちのほか、秋田駅前、病院、秋田市民市場、複数のホテル、大町地区の「ねぶり流し館」の近くをつなぐ1周約4キロ。バス停は13か所設け、コースを反時計回りする。

 事業費約650万円で、秋田中央交通(秋田市)に運行を委託し、午前9時〜午後5時、おおむね20分に1本運行する。車体は路線バスより小型の25人乗りで、運行継続の目安となる採算ラインは「1周当たり乗客10人」と見込んでいる。

 一方、5月22日に開かれた市地域公共交通協議会では、巡回移動バスについて審議され、委員から「多くの市民が車を持っているのに利用が見込めるのか」との声が相次いだ。

 中心市街地には40を超える時間貸し駐車場があり、車で訪れる買い物客が多い。エリアなかいちにも約500台分の立体駐車場が整備される。市は「車の利用者でも、複数の駐車場を回って料金がかさむよりは、100円のバスを選ぶ可能性はある」と説明したが、「そんな人はいない」との指摘も出た。

 また、巡回コースの沿線で、現在利用者の多い施設は駅前の商業施設や病院など、一部にとどまる。市まちづくり整備室の渡部智一主席主査は「先に人を流すルートをつくることで、今後沿線に魅力あるスポットが増えてくれれば」と期待している。

 市地域公共交通協議会会長で、交通計画に詳しい秋田大大学院の木村一裕教授は「循環バスは各地の集客スポットをつないで走るのが一般的で、現在のルートでニーズがどれだけあるかは未知数。試験期間中に運行ルートを変えてみるなど、様々な条件で検証した方が良い」と話した。

 「エリアなかいち」は現在、約1万7000平方メートルの敷地に新県立美術館や商業施設、市民向けの多目的ホールなどを備えた「にぎわい交流館」の建設が進んでいる。生鮮食品店や飲食店が入る商業施設は7月5日、新美術館と交流館は同21日にオープンする。

 新美術館は建築家の安藤忠雄氏が設計。商業施設は、総合食品販売店をメーンに専門店・飲食店が入る。

(2012年6月17日 読売新聞)

852チバQ:2012/06/17(日) 09:56:05
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20120613-OYT8T01362.htm?from=popin
EVバス秋田市で試走 県内産業の切り札なるか




EVバスの外観イメージ図(県地域産業振興課提供) 県内に拠点を置く自動車・電子部品関連のメーカーやバス会社などによる企業連合が7月から、秋田市で、「EV(電気自動車)バス」の試験走行を始める。改良点などを探るためで、来年度には秋田市内の営業路線で、実際に客を乗せた実証運行に移る方針。県も県内企業によるEV関連産業への参入を促すため後押しし、環境負荷の少ない社会の実現を目指す。

 EVバスは、化石燃料の使用を抑えて二酸化炭素排出量を削減し、騒音を軽減するなどの効果が期待される。まだ市販されておらず、ディーゼル車のバスをEVに改造するのが一般的。富山市や京都市が試験的に運用するなど、自治体や企業、大学で導入に向けた動きが広がっている。

 県は、県内主力産業の電子部品分野を活性化させるため、EVバスに注目。県地域産業振興課では「EVバスは、競合相手の少ない成長分野として県内企業の参入が期待できる。環境に優しい街をアピールする意味でも導入の意義がある」と話す。

 県が昨年度から始めた「EVバス技術力向上事業」を受け、県内に拠点を置くTDKや秋田中央交通など11社が「あきたEVバス実証コンソーシアム」を設立。県は支援のため、2011〜12年度予算に計約1億1400万円を計上した。5年間をめどに、EVバスの開発を通して技術の向上やノウハウの蓄積を進める。

 7月に第1次の改造を終える予定のEVバスは、いすゞ自動車製の中型車(55人乗り)がベースで、1回の充電で35キロ程度を走行可能。照明や料金情報表示板など電装系部品に用いる発光ダイオード(LED)、補助電源として屋根に設置する太陽光パネル、充電ポイントの急速充電器など、車体や運行にかかわる設備に県内産の製品を活用する。

 試験走行は7月21日、秋田市中通の再開発事業区「エリアなかいち」のオープニングイベントに合わせて始める。当日のみ、エリアなかいちを発着点に中心市街地をEVバスで巡る試乗会を開き、県民に乗り心地を体感してもらう。

 今年度は試験走行で走行データを収集し、必要な改造を加える調整作業を進める。13年度は実証運行に移行し、実際の路線バス同様、乗客を乗せて秋田市中心部の営業路線を毎日走らせ、運行上の問題点などを検証する。経費は運賃収入で賄う方針。

◇EVバス愛称募集、締め切りは今月26日 

「あきたEVバス実証コンソーシアム」と県は、EVバスの愛称を募集している。EVバスの外観は、グレーを基調とし、側面には電気をイメージさせるオレンジ色のプラグをあしらう。愛称は、▽バスのデザインにふさわしい▽覚えやすく、親しみが持てる▽自作で未発表▽類似した商品名や企業名がない――などの基準で同コンソーシアムが選ぶ。

 最優秀賞の受賞者には、図書券(1万円分)を贈るほか、7月21日の出発セレモニーに招待する。

 県のホームページで応募用紙を入手し、愛称と愛称の説明などを記入し、郵送や電子メールなどで県地域産業振興課に申し込む。締め切りは26日(郵送は当日消印有効)。問い合わせは同課(018・860・2246)へ。

(2012年6月14日 読売新聞)

853チバQ:2012/06/17(日) 18:18:34
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120616-OYO1T00202.htm?from=main2
大阪市バス58路線、譲渡へ…府市統合本部
 大阪府市統合本部で大阪市営バスの民営化などを検討するプロジェクトチームは15日、市バス事業の見直し案を発表した。全139路線の4割にあたる58路線は、人件費カットなどで収益が見込めるとして民間譲渡などを行う。コミュニティーバス「赤バス」(27路線)を含む不採算の81路線は、41路線に再編した上で外部委託し、市が補助して維持する方針。19日の府市統合本部会議で決定する。

 市バスは現在、1キロあたり平均988円の運行コストがかかり、黒字は3路線にとどまる。人件費の4割カットなどでコストを同704円まで下げると、黒字路線が11路線に増えるのに加え、ターミナル駅を結ぶような主要路線には採算性があるとして58路線を選んだ。民間バス事業者に譲渡したり、外郭団体への運行委託を進めたりする。

 残る81路線の再編では、運行の空白地域が出ないよう配慮。採算性に合わせて小型バスや福祉タクシーなどでの運行でも可能としており、運行形態は各区長の考えに任せるという。試算では、市の補助額は年6億円に上るとしている。

(2012年6月16日 読売新聞)

855チバQ:2012/06/23(土) 00:42:28
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20120617-OYT8T00710.htm
パーク&バスライド低調 県実証実験


 通勤時にイオンモール甲府昭和(昭和町飯喰)からバスでJR甲府駅に向かう「パーク&バスライド」実証実験の往復利用者数が、実験開始から2か月で1日平均12・0人にとどまっていることが県のまとめで分かった。事業コストをまかなうには1日26人の往復利用者が必要だが、マイカー通勤者がバスを利用するメリットは乏しく、渋滞や大気汚染を減らす県の取り組みは浸透していない。

 実証実験は4月2日にスタート。甲府市や中巨摩地域などの住民が対象で、イオン駐車場にマイカーを止めてもらい、片道料金200円で山梨交通が運行するシャトルバスに乗り換えて通勤してもらう。

 県交通政策課は、山梨交通が4月から増便した平日午前7時台の2便の利用状況から、1日平均の往復利用者数を算定している。4月は10・25人、5月は13・67人で、スタート2か月間の平均は26人の半分にも届かない状況だ。

 利用者はイオン駐車場の使用登録をしなければならず、登録者は約50人いるが、同課によると、自転車通勤者が雨の日だけに利用する目的で登録しているケースもあるという。山梨交通は平日夜も4便増便しており、増便分のコストが運賃でまかなえない場合は、県とイオンが折半して負担することになる。

 同課は「本格運行までの2年間で県負担なしで運行できるように定着させたい」と説明。「バスなら読書や仕事の準備ができる」として利用を呼びかけている。

(2012年6月18日 読売新聞)

856チバQ:2012/06/30(土) 00:15:08

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120629/CK2012062902000029.html
しずてつ高速バス 「静岡甲府線」復活
2012年6月29日


◆9月末までの期間限定
 しずてつジャストライン(静岡市葵区)と山梨交通(甲府市)は七月二十日から、高速バス「静岡甲府線」の共同運行を始める。四月に開通した新東名高速道路を利用。九月末までの期間限定だが、静岡市と甲府市を結ぶバス路線は二十二年ぶりの復活となる。

 内陸部の新東名を使うことで、渋滞が多い静岡市清水区の国道1号や国道52号を避けられることに着目。行楽などで移動の多い夏休みに合わせ、一九九〇年十一月以来となる路線運行を決めた。

 バスは一日二往復。バス停は静岡側四カ所、山梨側五カ所に設ける。山梨から静岡へ向かう午前便で甲府(午前六時五分発)を出れば、静岡駅前に午前八時五十三分に到着。日帰りで観光やショッピング、海水浴を楽しめ、県内観光地のにぎわいに期待がかかる。名古屋方面へもスムーズに移動できる。

 二十八日に予約受け付けを開始した。運賃は特急電車に対抗し、大人は片道二千五百円。九月末まで往復四千円となる特別キャンペーンも繰り広げる。

 問い合わせは、しずてつジャストライン高速線専用ダイヤル=電0570(080)888=へ。

(美細津仁志)

857チバQ:2012/06/30(土) 00:16:42
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&amp;k=2012062700445
夜間運転上限、400キロで了承=高速ツアーバスで、緊急対策−国交省検討会
 有識者による国土交通省の検討会は27日、関越自動車道で7人が死亡したバス事故を受け、高速ツアーバスの運転手が夜間に1人で運転できる距離を原則400キロまでとし、違反した場合は行政処分とする緊急対策を了承した。同省はパブリックコメントを経て、7月中に施行する。
 これまで、貸し切りバスについては、指針で1日上限670キロとしていたが、ツアーバスは距離基準そのものがなかった。(2012/06/27-13:16)

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858荷主研究者:2012/07/01(日) 10:24:55

http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13386384095072
2012年6月3日(日)茨城新聞
高速バス5年ぶり復活 笠間、秋葉原行き運行開始

【写真説明】高速バス「笠間〜秋葉原線」の開業を祝う記念式典=笠間市赤坂

 笠間市とJR秋葉原駅を結ぶ高速バスの運行が1日始まり、同市赤坂の笠間ショッピングセンターポレポレシティで同日、開業を祝う記念式典が開かれた。

 同市発着の高速バスは、1999年から2007年まで運行していた「笠間?JR東京駅線」以来、5年ぶりの復活となる。東日本大震災後の昨年3月20日から約1カ月間、笠間?秋葉原駅間の緊急支援バスが運行された。市民から利用再開を望む声が上がり、定期便として開業した。

 式典ではテープカットや出発式が行われ、バスを運行する茨城交通の任田正史(とうだただし)社長は「多くの方に利用していただき、東京から笠間への観光客が増えるような便を作っていきたい」とあいさつ。山口伸樹市長は「高速バスを利用して観光客誘致に力を入れていきたい」と述べた。

 1日往復4便の同区間高速バスは今月30日まで、特別運賃として大人片道1000円(通常1800円)、小学生までの子ども500円(同900円)で販売している。

859荷主研究者:2012/07/08(日) 14:04:15

http://www.shinmai.co.jp/news/20120608/KT120607BSI090009000.html
2012年06月08日(金)信濃毎日新聞
長電バスの運賃、7月1日値上げ 国交相認可

 長電バス(長野市)が、乗客の減少や原油高騰などを理由に3月に申請していた路線バスの運賃引き上げについて、国土交通省北陸信越運輸局(新潟市)は7日、国土交通相が申請通り認可したと発表した。引き上げは7月1日からで、長電バスによると、引き上げ幅は平均7・6%。

 初乗り運賃の最高額は、10円高い170円になる。長野駅―長野高校間の運賃(大人)は、現行より20円高い280円、同区間の1カ月の通学定期は600円高い8400円。長野駅―東長野病院間は50円高い450円となる。

 長電バスの運賃引き上げは5年ぶり。同社によると、2012年度は路線バス部門で1億3600万円の赤字を見込んでおり、今回の引き上げで2700万円の増収が見込めるという。

860荷主研究者:2012/07/08(日) 14:48:20

http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/86411
2012年06月15日 15:47 千葉日報
市原南ICに来月完成 2高速路線乗り入れへ 圏央道の「鶴舞バスターミナル」
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ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/IP120612TAN.jpg
間もなく完成する圏央道の市の玄関口となる「市原鶴舞バスターミナル」=市原市田尾

 本年度開通する圏央道(首都圏中央連絡自動車道)木更津東−東金間の「(仮称)市原南インターチェンジ(IC)」開設に合わせ、市原市が整備している「市原鶴舞バスターミナル」(同市田尾)が間もなく完成する。都心などへの高速バス路線乗り入れが予定されている。

 市は、2001年度発足した地元組織「市原南IC周辺まちづくり協議会」(深山一男会長)に用地選定や地権者交渉などの面で協力を得ながら整備を進めてきた。10年12月に着工。工事費は約2億円。来月にも工事がほぼ完了する。

 建設地はICから約300メートルの場所。バス専用通路5バース、一般などの駐車場(44台分)、二輪駐車場(約20台分)、乗降所、待合所のほか、イベント用の多目的広場を備える。

 7月に完成予定。市は年度内のIC開設に備え、駐車場利用料を無料とするほか、多目的広場の使用料(1日500円)などを定めた同ターミナルの設置・管理条例案を15日開会の市議会定例会に提案。可決後、夏には指定管理者を募集する。

861荷主研究者:2012/07/08(日) 15:05:09

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201206110065.html
'12/6/11 中国新聞
光―福岡の高速バス増便へ

 防長交通(周南市)はジェイアール九州バス(福岡市)と共同運行している光、周南、防府市と福岡市を結ぶ高速バス「福岡・周南ライナー」を16日から2往復増やし、1日6往復とする。

 昨年3月の新しい博多駅ビルの開業で、買い物目的の利用者が増えているため。バスは光、下松、周南、防府、美祢と福岡県の北九州、福岡市を結ぶ。

 福岡行きは下松東中村停留所(下松市)発の午前5時40分、午後6時半の2便を新設。午前5時40分の便は、光市役所前を午前6時31分に出発する従来の始発便より約1時間早く、JR博多駅前に午前9時43分に着く。百貨店の開店前を望む客の要望に応えた。

 一方、博多バスターミナル(福岡市)の出発便は午前11時と午後3時45分を新設した。

 防長交通によると、今年3月の利用客は昨年比13%増。JR博多シティの開業で福岡市への集客力が強まったためという。

 乗車日の5日前までに購入すれば席数限定で運賃が半額となる「早売り5」サービスもある。防長交通=電話0834(32)7733。

862とはずがたり:2012/07/11(水) 09:57:49

都市圏路線バスを一元運行へ 熊本市と4事業者
2012年07月10日
ttp://kumanichi.com/news/local/main/20120710006.shtml

熊本市中心部で数珠つなぎになる非効率的な運行体制は熊本都市圏バス網の長年の課題となっている=熊本市役所前
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/20120710006_DAT_20120711061617001.jpg

 熊本都市圏のバス路線網再編を検討している熊本市は10日、民間バス事業者4社の運行を、熊本都市バスが一元的に管理する体制の導入に向け調整を進めていることを明らかにした。来年度から人的体制やシステムの検討を始め、2016年度からの運用を目指す。

 都市バスは、市営バス路線の受け皿として民間3社が共同出資して07年に設立。15年4月までに移譲を終える予定。同都市圏のバス路線網をめぐっては、事業者間の路線競合や、市中心部でバスが数珠つなぎになるなどが長年の課題となっていた。一元的な運行管理によって効率的で利便性の高いバス路線が期待される。

 同日あった市公共交通協議会の専門部会「バス路線網再編部会」の初会合で報告した。

 市と事業者4社は昨年8月、「バス路線網再編プロジェクト」を発足。定期的に会合を重ね、運行体制などの協議を進めてきた。

 その結果、各社個別の時刻表や路線図を統合し、都市バスが全社の運行を一元管理する方向で大筋一致。10月にまとめる再編の素案に盛り込まれる見通し。

 運行体制の一元管理に向け、早ければ10月にも九州産交と熊本電鉄が競合する交通センター−楠・武蔵ケ丘を結ぶ路線の一部で、ダイヤを調整し、共通時刻表を導入する。

 市交通政策総室は「市が積極的に支援しながら、各社で異なるダイヤ編成や管理システムを共通化し、効率的な運行体制を確立したい」としている。(平井智子)

863チバQ:2012/07/11(水) 23:29:14
http://mytown.asahi.com/okayama/news.php?k_id=34000001207110002
岡山市中心部循環バス めぐりん20日発車
2012年07月11日


運行が始まる循環バス「めぐりん」=岡山市南区




■市民「100円魅力」競合バス「経営に影響」


 100円均一で岡山市の中心部を走る循環バス「めぐりん」の運行が20日から始まる。低料金でJR岡山駅や天満屋、市役所付近を回る利便性から、市民の期待が高まる一方、乗客を奪われかねない路線バス事業者は影響を注視する。


 タクシー事業の八晃運輸(岡山市)が、32人乗りの小型ノンステップバス7台を走らせる。1周約4・5キロを約20分で走る。右回りと左回りがあり、夕方には5〜10分間隔となる。


 車体には、岡山市の鳥、タンチョウを題材に一般公募したイメージキャラクター「ツル丸」が描かれる。6月下旬から試運転中で、経路や時刻表などの問い合わせが寄せられている。


 仕事などで毎日のようにバスを利用するという会社員の女性(59)は「どこまで乗っても100円は大きな魅力。運行開始が楽しみ」と話す。マイカーでの移動が多いという主婦(23)も「100円なら、家から岡山駅に出る時に利用できる」と歓迎する。


 岡山駅から岡山大学病院までバス通勤している男性職員(59)は「バスの本数が増え、大学から買い物に行くのも便利になる」。自転車で市役所を訪れた主婦(31)は「市役所前は路面電車が走っておらず、雨の日は自転車をやめて循環バスを利用してもよさそう」と話した。


 市中心部の路線バスは岡電、両備、宇野、中鉄、下電、備北の6社が運行。めぐりんに比べて運賃が数十円高い区間もある。循環バスの運行を許可した中国運輸局には、複数の事業者から「経営に影響する」などの声が寄せられたという。


 岡電バスは1日から、岡山大病院と岡山駅間の運賃を30円値下げして140円にした。利用者を増やして渋滞を緩和するためといい、広報担当者は「対抗値下げではありません。バスを利用しない人の新規需要の掘り起こしに期待したいが、100円では採算は厳しいのでは」と話す。


 「一部区間で乗客を取られると思う」と、はっきりと影響を懸念する事業者も。別の事業者は「うちは郊外からの乗客が多く、それほど影響はないと思うが、様子をみて対応策を考えたい」と話す。バス停付近の混雑を心配する事業者もある。


 めぐりんを運行する八晃運輸の成石敏昭社長は「高齢化社会を迎え、循環バスの役割は高まる。ほかのバス会社と競争するのではなく、市民に身近なバスを目指したい」と意気込んでおり、「100円でも採算は取れる」と自信を見せる。(吉村治彦)

864チバQ:2012/07/24(火) 21:58:26
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/north/nikko/news/20120723/834921

利用者数は伸び悩み 日光市・デマンドバス導入3カ月 
(7月24日 朝刊)
 【日光】市営バス再編の一環で、市が落合など3地区3路線にデマンドバスを導入して3カ月がたった。バス停を倍増するなど利便性アップが図られたものの、利用者数は前年同期を下回っている。利用者は通院や買い物を目的とする高齢者が主。市は予約して乗車するデマンドバスのシステムに不慣れなためでは、とみている。

 導入は、2009年度策定の市生活交通再構築計画に基づく。主に市営バスについて、地域の実情に合った運行形態へ転換し、生活交通路線を維持するための年間1億円に上る市の財政負担を減らしていく狙いがある。

 今回デマンドバスが導入された落合は循環線から、小来川と猪倉は路線バスから、それぞれ切り替わった。

 落合では20年以上、民間路線が休止していたが、人口増などを踏まえ09年12月、市がJR下野大沢駅を起点とした循環線を開設。しかし、「環」の内側の住民が利用しづらいことからデマンドバスを導入。小来川と猪倉については利用時間帯に偏りがあったため、効率的な運行を目的に導入された。

 利用者は3路線合わせて4月283人、5月310人、6月216人と、前年の8割弱で推移している。

 市は、導入6カ月のタイミングで利用者にニーズ調査を行い、運行経費については1年間かけて検証したいとしている。

865荷主研究者:2012/07/25(水) 23:47:21

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20120627305.htm
2012年6月27日02時31分 北國新聞
「加越能バス」に社名変更 加越能鉄道

 加越能鉄道(高岡市)は26日、10月1日付で社名を「加越能バス」に変更すると発表した。同社は現在、鉄道・軌道事業を手掛けていないことから、業態に即した社名に改める。26日の株主総会で承認された。

 2002年4月に鉄道・軌道事業を廃止し、万葉線株式会社に営業譲渡した。今年4月で廃止から10年が経過したことを節目として社名変更を決めた。

 加越能鉄道が26日発表した2012年3月期決算は、東日本大震災の影響で東京方面の高速バス利用が落ち込み、減収、経常赤字となった。国や富山県などの補助金を受け、純利益は3期連続で黒字を確保した。

 売上高は前年比9308万円減の21億3965万円、営業損失は1億8779万円、経常損失は2億1346万円、純利益は1922万円増の3239万円だった。部門別収益は、乗り合いバス事業が7億4822万円、貸し切りバス事業が7億6904万円、保険代理事業とスポーツクラブ事業を合わせた付帯事業が6億2239万円となった。

866荷主研究者:2012/07/26(木) 00:19:26

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0005176431.shtml
2012/06/30 09:11 神戸新聞
尼崎市バスを完全民営化へ 市審議会答申案

 兵庫県尼崎市の公営企業審議会は29日、経営が悪化している交通局の市営バス事業について「完全民営化方式が望ましい」と答申する方針を固めた。同市によると、県内では姫路、明石市で市営バスが民営化しているという。

 審議会によると、市営バスは1948年に3台で運行を開始。人口増加を背景に成長し、ピークだった67年度には約4700万人の利用があった。しかし、工業地帯の衰退などにより利用は激減、2010年度は約1500万人に落ち込んだ。

 市バス事業は07年度からは単年度赤字を計上。経営健全化団体となるのを回避するため、市は11年度に一般会計から3億5千万円、12年度には2億4千万円を繰り入れた。

 審議会は昨年11月から会合を重ね、持続可能な経営形態を検討。「経済効果が期待でき、民営化した他都市では、路線はおおむね維持されている」として、完全民営化を選んだ。

 一方、市民目線で市営バスの将来を考えようと、「尼崎市営バスを考える会」などは30日午後2時から、市立労働福祉会館でシンポジウムを開く。(霍見真一郎)

867チバQ:2012/07/29(日) 00:21:22
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/local/92937
10年ごし“生活の足”確保 住民主体でバス路線実現 市やバス会社と協定 四街道畔田台地区
2012年07月28日 14:55
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8月中に運行がスタートするバス路線「大日線畔田台系統」の継続に関する協定を結んだ(右から)田中区長、佐渡市長、芹沢社長=26日、四街道市役所 地域課題の解決へ住民自らが動き「10年ごしの願い」を実現した。四街道市の自治会「畔田台区」(30世帯、田中勝次区長)が、“生活の足”として熱望してきた地区内への路線バス乗り入れが、8月から始まる。今月26日には同市役所で、新路線開設を決めた民間バス事業者、協議の橋渡し役を務めた市との3者間で、将来にわたる路線維持を図る基本協定が結ばれた。

 自治会役員によると、同地区では、約10年前から高齢化した住民から「買い物や通院の足を確保してほしい」と声が上がるようになった。周辺の老人ホーム利用者や企業関係者の多くもバス運行を望んでいたという。

 新路線開設に向け大きく動き出したのは昨年10月。自治会側から相談を受けた市が、市内で路線バスを運行する「千葉内陸バス」(本社・東京都墨田区、芹沢弘之社長)との協議を“橋渡し”してから。

 3者は協議を重ね、自治会はバス運賃2割分を負担した上で、地区住民に乗車券を販売し利用促進を図ると提案。市はバスが転回できるよう畔田台集会所前の舗装整備を約束し、今回の路線開設が決まった。


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868チバQ:2012/08/04(土) 10:29:01
http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/93969
スカイツリー直行便運行 新規路線で需要開拓 千葉中央バス
2012年08月03日 14:50
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 京成グループの千葉中央バス(千葉市緑区)などは5日、JR土気駅と東京スカイツリータウン、新宿駅を結ぶ高速バスの運行を始める。同社の高速バス路線新設は約2年ぶり。開業以来高い人気を誇る同タウンに接続し、買い物客や観光客など新たなバス需要を掘り起こす狙い。

 京王バス東、京王バス南を含め3社で共同運行。JR土気駅から東京スカイツリータウンを約70分(通常1400円)、新宿駅西口までは約120分(同)で結ぶ。東京スカイツリータウン経由の土気−新宿路線は、1日上り4本下り2本。経由しない路線は1日上り2本下り4本運行する。問い合わせは、電話043(300)3611。


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869とはずがたり:2012/08/09(木) 10:12:56

名神ハイウェイバスは急行便が廃止になったほか,浜松〜京都便もなくなってしまってたようだ。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8D%E7%A5%9E%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%90%E3%82%B9

一宮も羽島も廃止の中,八日市とは別に百済寺が残ったのはなんか需要あるのかねえ??

870荷主研究者:2012/08/12(日) 20:52:01
>>856
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120629/CK2012062902000029.html
2012年6月29日 中日新聞
しずてつ高速バス 「静岡甲府線」復活

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/PK2012062802100226_size0.jpg

871荷主研究者:2012/08/12(日) 21:25:03

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120705/CK2012070502000078.html
2012年7月5日 中日新聞
《経済》遠鉄バスが増便で乗客数回復

◆浜松市中心街の休日客も14%増

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/PK2012070502100028_size0.jpg
増便した路線の乗客数が好調に推移している遠鉄バス=浜松市中区の浜松駅バスターミナルで

 マイカーの普及で全国的に路線バスの利用が減り続ける中、三月のダイヤ改正で異例の増便に踏み切った遠州鉄道(遠鉄バス)の乗客数が回復している。浜松市郊外から中心街への「足」としての利便性を高めた結果、休日を中心に利用が増えてきた。同社は「バスの利用増を中心街の活性化につなげていきたい」と意気込む。

 増便は、遠鉄百貨店(浜松市中区)の改装完了に合わせて、さなる台線や泉高丘線など八路線で実施。曜日を問わず日中の毎時、同じ分にバスが来る「買い物に便利で覚えやすいダイヤ」(遠鉄)にするため、平日は三〜四往復、休日(土日祝日)は五〜八往復を増やした。平日は旧ダイヤ比で5%増、休日は10%増にもなる。

 遠鉄が集計した四〜五月の路線バス利用状況によると、増便八路線の日中の乗客数は、休日で前年同期比13・9%増と、増便の規模を上回った。東日本大震災や浜松まつり中止の影響がなかった一昨年との比較でも4・4%増で、路線全体の1・7%減に比べると、堅調だった。

 一方、増便八路線の平日の乗客数は前年同期比で1・3%増、一昨年との比較では1・6%減だった。遠鉄は「路線全体よりは5〜6ポイント高い。毎年2〜3%減る最近の傾向を考えれば、歯止めが掛かっている」と、増便の効果を強調する。

 浜松駅バス停の降車人数も、前年同期比4・4%増と、全バス停(1・9%増)を上回る伸びを示しており、買い物客のバス利用の増加に一定の効果があったとみている。

 一層の利用促進と、中心街への波及効果を求めて、今月から新たな取り組みも始めた。ICカード乗車券でバスに乗り、中心街の五つのバス停で降りた乗客に対し、遠鉄百貨店のビアガーデンのクーポン券を発行する。

 浜松駅バスターミナルの専用端末にIC乗車券をかざすと、生ビールのサービス券や引き換え補助券が交付される仕組みで、九月一日まで実施する。

 学校の夏休みに合わせて、今月中旬から、路線バスを使って市内の歴史遺産などをめぐるスタンプラリーも始める計画。

 遠鉄の鈴木誠運輸事業部長は、「さまざまな世代に向けて、便利でお得なバスをPRしていく」と意欲的だ。

872荷主研究者:2012/08/13(月) 22:41:59

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120720_2
2012/07/20 岩手日報
被災地の路線バス増便 県交通、JR大船渡線沿線で
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 県交通は、震災の影響による運休で住民に不便を強いていたJR大船渡線沿線地域で、路線バスの運行回数を増やす方針を固めた。地元から要望が強かった陸前高田市から大船渡市へ向かう早朝便の運行を開始。大船渡市と一関市を結ぶ路線は現行の2往復から4往復に倍増させる。震災による鉄道の運休で沿岸各地で代替バスが運行される中、民間事業者による本格的な増便対応で、公共交通の利便性が一歩前進する。

 鉄道運休は大きな影響を与えていた。以前は参加できていた始業前の課外授業や部活動に現行のバスダイヤでは対応できず、保護者の送迎が増加。5月にはPTAが期間限定で帰宅バスを運行するなど、同校などは県交通にダイヤ改正や増便を要望していた。

 また、県交通はJR大船渡線の代替バスとなる一ノ関―盛間も8月11日から、2往復増やす方針も決定。早朝便、代替バスともに国や県などからの財政支援なしの自主財源で賄い運行するという。

873荷主研究者:2012/08/13(月) 22:47:02

http://www.chibanippo.co.jp/c/news/economics/90760
2012年07月14日14:45 千葉日報
品川−MOP木更津線開設 往復事前予約で割引 小湊鉄道 高速バス
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 小湊鉄道(市原市)は14日、京浜急行バス(東京都)と共同で、三井アウトレットパーク木更津(MOP木更津)と品川駅を結ぶ高速路線バスの運行を始める。MOP木更津に乗り入れる都心発着の高速バスは、東京、新宿に加え3路線目。

 同社が運行する都心−MOP木更津線で初めて、事前予約制を導入。往復の予約客には、通常より300円安い割引料金を適用した。都内や神奈川県在住の買い物客が主なターゲットで、新幹線を使う旅行客の利用も期待している。

874チバQ:2012/08/16(木) 19:07:50
品川発やるなら羽田空港発も面白そうだけどな
羽田空港木更津駅の高速バスがあるから途中で寄るとな

875チバQ:2012/08/16(木) 20:00:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20120815-OYT8T01083.htm
国道迂回の新バス路線 新潟市南区で来月から実験運行


 新潟市内で唯一鉄道路線がない南区で、通勤・通学時間帯の交通の利便性を上げようと、市は9月3日から、渋滞の多い国道8号を使わずにJR新潟駅南口に向かう平日朝のバス路線「南快ライナー」を新たに運行する社会実験を行う。

 同区と新潟市中心部を結ぶ主な交通手段はバスだが、幹線道路の国道8号が渋滞するため鉄道と比べて定時運行が難しい。新たな路線は国道8号を迂回(うかい)し、広域農道と高速道路を利用することで遅れなく運行できそうだという。

 午前7時と同7時半にバスを運営する「新潟交通観光バス」潟東営業所(西蒲区)を出発し、白根地区を中心に5か所のバス停留所を回り、約50分で新潟駅南口に到着する予定。片道大人1人630円、小学生以下は320円。来年2月末まで行う。市は「実験で定時運行できるか確認し、どれだけ需要があるのかを調査したい」としている。

(2012年8月16日 読売新聞)

876荷主研究者:2012/08/17(金) 00:45:27
>>875
路線図貼り付け

2012年8月16日 読売新聞
国道迂回の新バス路線 新潟市南区で来月から実験運行

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/yomiuri120816_niigata-bus.JPG

877荷主研究者:2012/08/17(金) 00:45:53

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120724/201207240946_17602.shtml
2012年07月24日09:46 岐阜新聞
レシップ、路線バスロケーション参入 車内で乗り換え案内

乗り換え案内を表示する「OBCビジョン」の画面

 レシップホールディングスは、路線バスの運行状況を乗客に知らせるバスロケーションシステム事業に参入した。バスの遅れなどに対応しながら乗り換え情報を車内表示して乗客に知らせる独自技術を武器に、国内のバス運行会社に売り込む。これにより2016年にバスロケのシェア10%獲得を目指す。

 同社のバスロケは、従来のバスロケ同様に各バス停でバスの到着予定時刻などを表示するだけでなく、車内に設置した同社の車内表示用の液晶画面「OBCビジョン」で、これから向かうバス停の名前や渋滞などによる遅れを加味した到着予定時刻などを乗客に表示する。さらに鉄道など他の交通機関への乗り換え時刻なども表示する。

 また他社はサーバー買い取り方式のみでバスロケの販売をしているが、同社ではサーバー購入が必要なく、使用料を支払うASP(アプリケーションサービスプロバイダー)方式での提供も行う。これにより初期投資を抑え、中堅クラスの運行会社でも採用できるようにする。

 従来のバスロケは、乗客が携帯電話などを自分で操作して運行状況を把握する必要がある。また他のバスや電車への乗り換え案内まではしていなかった。

 バスロケは台数ベースで国内の路線バスのうち約4割が採用。しかし老朽化したシステムも多く、バスが近づいているかという程度しか分からないものも多いという。こうしたバスロケを使っている運行会社に切り替えを提案する。

 すでに同社は全国のほとんどのバス運行会社と運賃箱などで取引がある。この販売ルートを活用して売り込みをかける。

 同社のバスロケは、関東自動車(栃木県宇都宮市)が宇都宮市内で運行する4路線向けに4月に試験導入を実施。関東自動車では今後、導入車両を増やす方針。

878チバQ:2012/08/19(日) 18:33:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1337698864389_02/news/20120601-OYT8T00037.htm
郷土再生 県都の交通
高齢者の足地域で確保

委託タクシー料金300円


セダン型のタクシーを利用している「板戸のぞみ号」。高齢者の通院や買い物の貴重な足となっている(4月26日、高根沢町で)  「みんな年をとる。私も車を運転できなくなるかも知れない。自分が出歩くのに困らないためにも、走らせ続けなければいけない」。宇都宮市板戸町のデマンド交通「板戸のぞみ号」運営協議会の山中隆夫会長(66)は熱く語る。

 自分の車で外出できない高齢者らの「足」の確保は、多くの自治体にとって課題となっている。

 市東部に位置し、地区内に大きなスーパーや病院がない板戸町。1985年の路線バス廃止以降、高齢者らの移動手段の確保が問題となっており、地域内交通の導入を望む声が上がったため、デマンド交通を導入することになった。

 のぞみ号は2009年4月に試験運行を開始。運営は地元の自治会役員らで作る協議会が行う。運行を委託されているタクシー会社に電話予約をすると、セダン型のタクシーが自宅まで迎えに来て、隣接する同市清原地区や高根沢町のスーパーや病院など「降車ポイント」と呼ばれる場所まで送る仕組みになっている。

 運賃は1回300円。タクシー会社への委託費など年間500万円かかるが、約75%を市からの補助金、残りを運賃収入や自治会の負担金、病院などからの協賛金で賄う。11年度の利用者は延べ約3400人で、山中会長によると、利用者の9割以上が65歳以上だったという。高根沢町の整骨院に行くために利用した小倉節子さん(79)は「以前は通院にタクシーを利用していたが、お金がかかるので我慢することもあった。タクシーより安いのでありがたい」と話す。

 同市では、鉄道の駅から1・5キロ、バス停から250メートル以上離れた「公共交通空白地域」に約33%の市民が住む。市は、空白地域対策として、地域内交通の導入に力を入れ、現在、試験運行を含め6地区で運行している。同市交通政策課は「公共交通ネットワークの構築を目指し、郊外部での導入を推進したい」としている。

バスルート住民が判断 岐阜市では高齢者らの足として、06年からコミュニティーバスが走っている。現在、11路線が運行しており、のぞみ号と同様、自治会などからなる協議会が運営し、運行ルートやダイヤ、バス停の位置は協議会が決めている。

 運行に年間約1200万〜1500万円かかるが、市からは年800万〜950万円の補助金とバスの維持費への支援しかない。協議会は、地元スーパーなどから広告を募り運営費に充てているほか、利用状況によって運行ルートを見直すなど、自分たちの移動手段を維持するために試行錯誤している。同市交通総合政策課の青木保親課長は「厳しい財政状況の中、財源は無限ではない。残し続けるかどうかは住民の判断」といい、「芥見(あくたみ)東・南コミュニティバス等運営協議会」の多田喜代則会長(69)は「自分たちがバスを経営している意識がある」と話す。

 同市は、路線バスとコミュニティーバスの乗り換え拠点の整備も始めている。中部大工学部の磯部友彦教授(地域交通政策)は「高齢化が進み、身近な買い物にも困る『買い物難民』が生まれている。スーパーの出張販売にも限界があり、地域内交通の整備は買い物難民対策になる。中心市街地に向かう基幹交通との乗り継ぎネットワーク作りも重要」と指摘している。

◇路線バスの利用促進

 宇都宮市の公共交通で中心的役割を担っているのは路線バスだ。利用を促すため、市やバス会社は様々な取り組みを行っている。

 市中心部で高齢化の進む地区や、新しく造成された住宅地の住民の利便性を向上させるため、バス路線の新設を検討している。今年2月には、バスの利用状況などを尋ねるアンケートを市が実施。今年度中にルートを決めて試験運行を行う予定になっている。

 県内バス大手の関東自動車(宇都宮市)は、床面の高さが低く、乗降が楽な低床バスの導入を進めている。現在、同社が所有するバスのうち約30%が低床車だという。4月には、携帯電話などで運行状況を確認できるシステムの試験運用も一部路線で始めた。同社の石原玲一常務は「バスに乗ってもらうための努力が足りなかったという反省がある。市民に使ってもらえるようなバスを目指す」と話している。

(2012年6月1日 読売新聞)

879チバQ:2012/08/19(日) 18:33:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/feature/utunomiya1337698864389_02/news/20120602-OYT8T00077.htm
郷土再生 県都の交通
福祉有償運送 採算厳しく

サービス団体増えず


飛山の里福祉会の移送サービスを利用する内藤さん(5月8日) 宇都宮市の内藤芳子さん(58)は月1回、同市内の社会福祉法人「飛山の里福祉会」の移動サービスを使って、同市内や下野市内の病院に通院している。約4年前から寝たきりとなったが、2008年9月から同会のサービスを利用し、通院だけでなく、花見や演奏会にも出かけている。夫の修さん(59)は「以前は外出を嫌がったが、今は楽しみにしている。一緒に車に乗るヘルパーの人も妻のことをよく知っているので、安心して任せられる」と話す。

■安い運賃

 公共交通機関を利用するのが困難な高齢者や障害者の移動を助けるサービスの一つが「福祉有償運送」だ。営利を目的としないNPO法人や社会福祉法人などが、国に登録すれば有償で移動サービスを行うことができる制度で、06年10月に施行された改正道路運送法で法的に認められるようになった。

 送迎対象となる利用者が限られるほか、料金はおおむねタクシー運賃の2分の1までとされており、登録には行政やタクシー事業者などで構成される運営協議会の合意が必要となる。飛山の里福祉会も登録団体の一つで、利用登録している障害者を対象に、送迎だけでなく、乗り降りの介助や病院での手続き、買い物の付き添いなども行っている。

 関東運輸局栃木運輸支局などによると、県内の登録団体数は、制度スタート時からほぼ横ばいで推移。11年度末現在、74団体が登録しており、そのうち、宇都宮市内を運送区域としているのは、6団体しかない。県内で登録する約30団体が加盟する「県移送サービス連絡協議会」の菅野忠雄会長は「我々のようなサービスを必要とする人は多い。ただ、採算は厳しく、事故のリスクもある」と話す。同市の登録団体が少ない理由について、同市高齢福祉課では「病院やスーパーなどが他の地域に比べて多く、タクシーを利用しても大きな負担にならない場合が多いからでは」とみている。

■火の車

 日光市のNPO法人「ウエーブ」の福祉有償運送事業には74人が利用登録しており、11年度の運送回数は4175回と前年度より770回増えた。しかし、同事業だけでは赤字で、人件費を抑えるなどしてやりくりしている。芳賀勝夫事務長は「ガソリン代が上がると火の車。地域交通の中で福祉有償運送がどんな役割を担うのかという議論はされたことはない」と訴える。

 桜美林大社会福祉コースの島津淳教授(社会保障論)は「料金面などを考えると、遠くの病院に頻繁に通院したり、買い物に行ったりする高齢者や障害者にとって、福祉有償運送は有効な交通手段。行政が事業の必要性などを理解し、国への登録がスムーズになるようバックアップできるようになれば良いと思う」と指摘する。

◆車いすで乗るタクシー

 利用者が高齢者や障害者などに限られる福祉目的限定のタクシー営業許可を取る事業者は増加している。同支局によると、09年度末に139社だった県内の事業者は、2年間で155社に増えた。福祉タクシーを運行するために申請する以外に、訪問介護事業所に指定されている事業者が、訪問介護員らが自家用車で有償運送を行えるようにするため許可を受けるケースがあるという。

 福祉タクシー事業者8社で作る「県福祉介護移送事業協同組合」の千葉博令(ひろよし)理事長は「福祉が目的だが、安全性、快適性を大切にしており、そのためには、値引き競争は避けなければいけない」と話す一方で、「高齢化社会ということで参入する事業者は増えているが、もうかる商売ではない」とも明かす。

 県タクシー協会によると、一般のタクシー事業者では、健常者も車いす利用者も乗ることができる「ユニバーサルデザイン(UD)タクシー」を導入する動きが広まりつつあるという。県内でも、小山市の友井タクシーが今年4月下旬から運行を始めており、同協会の鉢村敏雄専務理事は「利用率の低い福祉目的に限定される車両ではなく、UDタクシーを導入する会社が増えるのでは」とみている。

(2012年6月2日 読売新聞)

880チバQ:2012/08/19(日) 19:15:29
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02001051203210002
岐路の地域交通


(3)市営・民間バス
2012年03月21日


中心街では事業者別だったバス停が方面別に統合された=八戸市

 赤字路線バスを抱える自治体で、利用率アップの試行錯誤が始まっている。


 八戸駅と中心街を結ぶ八戸駅線は長年、八戸市交通部が運行する市営バスと民間の南部バスが、それぞれ独自のダイヤとルートで運行してきた。平日に計228便もありながら、同じ時刻に出る便がある一方、15分以上間隔が空く時間帯があり、利用客には使い勝手が悪かった。


 市は2006年に「公共交通再生プラン」を策定したのを機に、等間隔での運行や経路の共有に着手した。だが、減便や経路の変更には抵抗が強かった。打ち合わせのたびに話が振り出しに戻ることを繰り返し、1年にわたって数十回の会議を重ねた。


 都市整備部の石黒一之次長は「合意にたどり着くまでが長かった。内部の打ち合わせで、渋る交通部側に『いい加減にしろ。話が白紙に戻るぞ』と声を荒らげたこともある」と明かす。


 努力のかいあって、08年4月に市営バスと南部バスの共同運行が実現した。平日は182便に減ったが、2経路が10分間隔で運行されるようになり、駅前の乗り場も共通化した。共通定期券の販売も始めた。この結果、同区間の乗客は07年度の3万1千人から08年度は3万2千人と2・2%増加、黒字に転換した。


 この成功をきっかけに、両者はダイヤ改定の際に時刻を調整し、別の路線でも共同運行を始めた。「利用者に使いやすくなったし、運行効率も上がった」と南部バス、市交通部ともに成果を実感している。


 利便性を高める取り組みは、ほかにもある。


 市では、十鉄バスを含む市内で運行する三つのバス路線の表示を一本化した。アルファベットと色で方面を、数字で目的地を示し、利用者はバスの前面を見れば行き先が分かるようになった。例えば「N61」なら「根城大橋方面八食センター行き」。慣れれば一目瞭然という。


 さらに昨年10月からは、運賃を上限化した実証実験を始めた。八戸市内の全路線を上限300円、近隣8市町村とつながる路線を上限500円とした。値下げに伴う欠損分は市が穴埋めする。これまでに1日の利用者が0・6〜9・3%増加したという。石黒次長は「乗りやすいバスにして、これまでの悪循環を絶ちたい。ただ、事業者や行政の取り組みだけでは限界がある」と話す。


 同じく市営バスを持つ青森市でも今年度から路線の見直しを始めた。10年度は市内48路線のうち38路線が赤字。一般財源から5億6千万円を繰り入れている。赤字の大きい30路線を対象に再編を図り、21年度までの負担額86億9千万円から6億4千万円を削減しようと考えている。

881チバQ:2012/08/19(日) 19:15:49
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02001051203230001
岐路の地域交通


(4) 会費や募金で運行
2012年03月23日


五戸ちんちんバスは、高齢の女性が主な乗客だ=五戸町

 住民が自らお金を出して無料バスを運行している地域がある。


 19日正午前、五戸町中心部を28人乗りのマイクロバスが走っていた。病院や商店街などを回り、7キロを40分で周遊する「五戸ちんちんバス」だ。


 「どーも、こんにちは」


 「風、冷たいねえ」


 高齢の女性たちが笑顔であいさつを交わしながら、乗り降りする。同町の星山いとさん(79)は「役場さ行ったり銀行さ行ったり、毎日乗ってる。タクシーはお金が大変」と無料バスのありがたみを話す。


 2004年から始まり、平日午前中に4便が走る。地元の病院や薬局などが運営委員会を組織し、年間の運行経費約150万円を負担している。正会員13団体が年10万円を会費として出し、残りをサポーターの会費、募金などで補う。
 五戸町は坂が多く、病院へ通院する住民は、タクシーを利用したり、家族に車で送ってもらったりしていた。移動に困る患者の足をつくろうと、町で医院を営む田中美彦さん(64)が発案した。


 稼働していない時間帯に町のスクールバスを活用することで、経費を大幅に圧縮。委託先の南部バスも「地域の足。大きな赤字とならない限り、続けていきたい」と話す。1便に平均15人が乗り、年間1万2千人以上が利用している。


 10年に町が正会員となるまで、民間のみで運営していた。田中さんは「行政の支援を待っていたら時間がかかる。やろうと思った人がやる、でいい」と話す。


 県もこの方式をモデルにしたバス事業に取り組む市町村に、準備費用を補助するとして、新年度予算案に487万円を計上した。


 「全住民負担」を条件に、路線バスの延伸を勝ち取った地域もある。


 鰺ケ沢町の弘南バス深谷線では、山あいにある3集落の全50世帯ほどが、一世帯月2千円の回数券を購入し、運行を支えている。


 深谷線は1993年に開通した。それまでは最寄りのバス停まで8キロ近く離れている家もあり、歩くと1時間以上かかった。住民は経費の一部を負担することで、開通にこぎ着けた。主に高齢者の通院や買い物の足として、20年にわたって維持されてきた。


 ただ、この路線も慢性的な赤字。3集落の世帯も減少している。町は深谷線を含めた町内のバス10路線維持のため、毎年2千万円を拠出している。


 町は4月以降、事業者や住民を交えた公共交通会議を立ち上げ、バス路線の見直しや予約がないと運行しないデマンド化を検討していくという。

882チバQ:2012/08/19(日) 19:16:08
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02001051203240001
岐路の地域交通


(5)デマンドタクシー
2012年03月24日


弘前市で始まった乗り合いタクシー。利用はまだ少ない=弘前市

 路線バスのない地区では、予約型の乗り合いタクシー(デマンドタクシー)が県内でも導入が進む。地域の足の「最後の手段」として注目されている。


 弘前市では7日から、相馬地区の一部と、弘南バスの「五所局前」バス停の間(3〜8キロ)を結ぶデマンドタクシーの実証運行を始めた。市ハイヤー協会に業務委託し、大人片道300〜500円で1日8便が走る。前日午後5時までの予約が必要で、乗り降りは自宅前でできる。


 今月始まる実証運行の状況を見ながら、新年度はさらに、相馬地区を走るバス4路線のうち3路線で、「五所局前」以西の区間のデマンド化の検討を始める。新年度予算に730万円の事業費を計上した。


 市は今年度、事業者や有識者、住民を交えた公共交通会議を開き、市内のバス路線の再編を図った。相馬地区は川沿いの山間部に約3700人が住むが、利用者が1便数人にとどまる便もあり、「空バス」が走っているという声もあった。


 企画課は「利用が少ないところをデマンド化して、運行効率をアップしたい」と話す。ただ、既存の路線バスが残っているためか、利用があったのは7日のスタート時のみ。その後の運行は22日までないという。


 むつ市では2010年8月から、路線バスが撤退した薬研地区と大畑地区を結ぶ区間(14・2キロ)でデマンドタクシーを運行している。2年間の実証運行を経て、4月からは本格運行に移る。1日7便あり、予約は乗りたい便の1時間前まで受け付けている。


 ただ、今年度の利用は142人、委託料も19万円(2月末時点)と見込みを下回る。むつ市企画調整課の担当者は「路線バスも最終的には1日1往復だったので、元々利用が少ないところではあるが、何とか住民の足を確保したい」と話す。新年度は1便増やすなどして利用促進を図る。


 委託を受ける大畑タクシーの乙部文夫社長は「公共交通の使命として、ボランティアのつもりで引き受けている」と話す。


 名古屋大の加藤博和准教授(42)は「需要が乏しい地区では、デマンド化するのは『適材適所』という点で自然な流れだ。ただ、住民の需要に合わせて、気軽な予約方法やルートを柔軟に決めることが大切。走らせれば乗るというものではない」と指摘する。


 その上で、「公共交通を考えるのは、地域でどんな暮らしをしたいかを考えること。より使いやすい足になるよう需要を分析して工夫することで、利用を増やすこともできる」と話している。=おわり
(この連載は熊田志保が担当しました)

883チバQ:2012/08/19(日) 22:21:58
これは使えるかも!?
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201208190018.html
'12/8/19
中国バス、個室座席導入へ


 ゆったりと手足を伸ばして利用できる長距離バスの深夜便の新型車両を、両備グループの中国バス(福山市)が29日から広島―横浜間に投入する。快適な眠りができるよう、座席は従来の半数以下となる14席。しかも全席が個室となっている。路線バスで個室は全国で初めてで、ビジネスマンを中心に顧客を掘り起こす。

 韓国の現代自動車製で、「ドリームスリーパー」と名付けた。乗車時にはスリッパに履き替える。眠りを誘う効果があるとされる、さくら色の発光ダイオード(LED)電球やBGMを全席に備えている。

 ファーストクラスに当たるゼログラビティシートは、4席ほど設けている。心臓と足の高さが同じになるように工夫し、宇宙飛行士が眠りやすいとされる姿勢を保てる特製シートを採用した。座席は現行のバスより2・5倍から4倍の広さという。

 広島発、横浜発とも新幹線の最終便が発車した後の午後8時20分に出発。片道約830キロを約12時間かけて走行する。予約制で料金は片道1万2千円。ゼログラビティシートは1万4千円。福山からの途中乗車も同料金となる。

【写真説明】14席全席を個室にした新型バスの車内。手前のリクライニングになった席はゼログラビティシート

884荷主研究者:2012/08/24(金) 00:00:02

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20120802/CK2012080202000184.html
2012年8月2日 中日新聞
金沢駅東口前交差点 バスレーン本格導入

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/bus/PK2012080202100081_size0.jpg
(上)実験前はバスと一般車が同じレーンに集中、渋滞の要因になっていた(下)実験中には右側のレーンが有効活用され、走行性が向上=いずれもJR金沢駅前で

6日から 走行性や定時性改善

 JR金沢駅東口前の県道交差点で、駅バスターミナルに向かうバス専用車線を導入する交通実験が終了し、六日から本格導入される。県や金沢市、県警などでつくる交通実験実施協議会が調査分析などを行い、バスの走行性や定時性の改善、一般車両の安全性向上にもつながったとの結果をまとめ、県公安委員会に提言した。(田嶋豊)

 実験は道路の効果的な利用とバスの走行性を高めるため、五月中旬から始まり、武蔵方面から駅前中央交差点に入る右折レーン二車線のうち、左側の右折レーンを終日、バスターミナルへの専用車線(約百メートル)とした。

 協議会によると、実験前はこのレーンに一般車とバスが集中し、最大四回の信号待ちが生じるなど、バスの走行に支障があったが、レーンの規制により改善。一方、一般車は平日に信号待ちの回数が約〇・五回増えたため、改善策として青信号の時間を五秒延長して三十秒にしたところ、実験前の状況まで改善した上、渋滞は以前より減少傾向となった。

 右折レーンも一車線化したことで車両交差の危険性が大幅に減り、安全性が向上。迂回(うかい)する交通の影響もほとんど見られなかった。

 実験は七月末で終了したが、本格実施までの移行期間として継続して実施。協議会は案内看板を引き続き設置し、利用者への周知を図る。

885チバQ:2012/08/25(土) 19:04:37
http://www.shimotsuke.co.jp/town/region/central/utsunomiya/news/20120824/860941
1月からバス新路線の社会実験 宇都宮市
(8月25日 朝刊)

 【宇都宮】佐藤栄一市長は24日、定例記者会見で2013年1月から「バス路線新設社会実験」を実施することを明らかにした。実施地区と路線名は市中心部南の「中心市街地南循環線」とJR宇都宮駅東の「平松本町線」。14年度にバス事業者による自主運行に移行する予定で、佐藤市長は「地域住民の皆さまにはぜひ『マイバス』意識を持った積極的な利用をお願いしたい」と呼び掛けている。

 社会実験は、公共交通空白・不便地域を解消し、誰もが移動しやすい交通環境を整備することなどが目的。「宇都宮都市交通戦略」に掲げる新規路線、幹線公共交通の運行頻度が低い区間などから候補として12路線を抽出し、バス事業者の意向把握や利用者アンケートも実施した。

 その結果、南循環線、平松本町線、「JR宇都宮駅西口〜今宮地区」「東武宇都宮駅〜子ども発達センター〜JR鶴田駅」の4路線を選定。人口分布状況やアンケートに基づく需要・収支見込み、運行ルートの道路整備状況などを踏まえ、南循環線と平松本町線の社会実験を先行する。

 いずれも実施期間は、2014年3月までの1年3カ月間で、運賃は150円。

 9月にバス路線新設の道路運送法の許可を申請。14年度中には今宮・鶴田地区での社会実験実施を予定する。

886チバQ:2012/08/25(土) 19:07:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20120824-OYT8T01354.htm
バス「八木新宮線」来春50年で記念乗車券

いろは順に八木新宮線沿線の魅力をPRするガイドブック


 高速道路を使わない路線バスでは国内最長の距離を走る「八木新宮線」が、来年3月に開通50周年を迎えるのを記念して、運行する奈良交通(奈良市)は24日、同社のホームページで9月1日に発売する「168プレミアム乗車券」の受け付けを始めた。沿線の見どころを紹介したDVDやガイドブックなどの特典付きで、担当者は「多くの観光客を迎えて沿線の台風12号被災地の復興を支援したい」と話す。(佃拓幸)

 バスは1日3往復、近鉄大和八木駅(橿原市)とJR新宮駅(和歌山県新宮市)を結ぶ。全長166・9キロで、国道168号を中心に167の停留所があり、6時間半で両駅をつないでいる。1963年3月の開通以来、延べ約400万人を運び、過疎地で暮らす人たちの生活を支えている。

 乗車券はバスの形をしており、長さ16・8センチ。大和三山やクジラをあしらった開通当時の看板広告のデザインを採用した。かばん形のパッケージに納めている。DVDは、バスの乗務員が撮った谷瀬の吊(つ)り橋(十津川村)や熊野本宮大社(和歌山県田辺市)といった名所のほか、バス運転席後部から撮影した映像など計約1時間分を収録。ナレーションは同社のバスガイドが担当した。

 ガイドブックでは、「と」の十津川温泉郷、「め」の「めはり寿司」など、沿線の魅力をいろは順に紹介。十津川村特産の吉野杉を用いた通行手形も付く。100枚は、台風12号で倒れた玉置神社の「神代杉」で作った。

 価格は片道料金と同じ5250円で、5000セット限定。2日間有効で、途中下車もできる。使える期間は9月1日〜2014年2月28日。同社の米田桃子さん(24)は「記念グッズがたくさん詰まった『かばん』を手に、景色を楽しみながらのんびりバスの旅を楽しんでください」と呼びかけている。問い合わせは奈良交通(0742・20・3100)。

(2012年8月25日 読売新聞)

887チバQ:2012/08/25(土) 19:07:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20120824-OYT8T01342.htm
周南市街なかバス、今年度末で廃止

 周南市は24日、市中心部を回る「街なかふれあいバス」について、今年度末で廃止する方針を明らかにした。利用者の減少で費用対効果が見込めなくなったことなどが理由。10月からは特に利用者の少ない日曜、祝日の運行を休止する。

 市議会臨時議会で報告された。市によると、ふれあいバスは、徳山商工会議所や市などでつくる市中心市街地活性化協議会が2001年に運営を開始。水、金、土、日曜と祝日に、一律100円(小学生以下は無料)の運賃でJR徳山駅を中心に市美術博物館や市徳山動物園などを回るルートを1日10便運行している。

 中心市街地の活性化を図ったが、初年度に約2万7700人だった利用者数は、11年度は約1万6300人までに減少。同年度の運営費約1211万円のうち約988万円を市が補助した。さらに、徳山商店連合協同組合から無償で借りている1993年製のマイクロバス3台が老朽化し、修理費で事業費が膨らんでいることや、安全性の確保が難しくなっていることも、廃止の理由になった。

 木村健一郎市長は「事業は中心市街地の振興に貢献できておらず、多額の費用を投じて継続することは現実的ではない。廃止などについては、利用者の混乱を招かないよう周知を図りたい」と説明した。

(2012年8月25日 読売新聞)

888チバQ:2012/08/26(日) 18:09:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120801-OYT8T00092.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【1】ツアーバス 安全手探り

乗合と同規制前倒し 旅行会社の優位是正


防音壁に衝突して大破した高速ツアーバス(4月29日、藤岡市の関越自動車道で) 大型連休前半の4月29日午前4時40分。金沢市から東京方面に向かう1台の大型バスが、藤岡市の関越自動車道・藤岡ジャンクション付近で、道路左側の防音壁に突き刺さるように衝突した。夜を徹してハンドルを握ってきた運転手は睡魔に襲われ、居眠りしていた。

 後ろから3列目、右寄りに座っていた石川県の高校3年の男子生徒(18)は、床にたたき付けられて目を覚ました。車内に目をやると、「床が引き裂かれ、貨物室に人が落ちていた」。腰に走る激痛に耐えながら、はうようにして車外へと脱出した。死者7人、重軽傷39人。高速のバス事故として、過去最悪の大惨事となった。

■格安ツアーバス

 このバスは、激安が売りの高速ツアーバスだった。料金はたった3500円。金沢―東京間を結ぶ高速乗合バス運賃のほぼ半額で、鉄道運賃(新幹線・特急自由席)の3分の1程度だ。

 腰の骨を折る重傷で入院中の男子生徒は、インターネットの旅行予約サイトでチケットを入手していた。「学生だから移動にお金をかけられない」。以前から安いバスをネットで探し、帰省で使っていたという。

■安全より経済優先


 運転手は、自動車運転過失致死傷罪などで刑事責任を問われることになったが、規制緩和による過当競争が事故を生む土壌となっていた。

 2000年から参入規制緩和が行われた貸し切りバス。格安運賃を武器に市場を拡大させ、04年に約2万人だった利用者は、10年には600万人(推計値)に増えた。

 その反面、旅行会社主導の価格競争が激化。ツケは運転手の人件費に転嫁され、深夜、長距離を一人で運行する過酷な労働環境が常態化した。

 国土交通省が5〜6月、高速ツアーバス会社298社に対して実施した緊急重点監査では、安全軽視の体質が浮き彫りになった。192社(64・4%)が運転手の運転時間の上限(1日9時間)に違反し、道路運送法で禁止されている日雇い運転手を使う会社も22社(7・4%)あった。

889チバQ:2012/08/26(日) 18:09:24
■国が危険を放置

 事故の予兆はあった。07年に大阪府吹田市で27人が死傷したスキーツアーバス事故は、過労運転を強いられた運転手の居眠りが原因だった。翌年の高速ツアーバス事故の件数は、乗客100万人あたり0・81件で、高速乗合バスの10倍の頻度で起きていたが、根本的な対策は取られなかった。

 5月8日、前田武志国交相(当時)は記者会見で「現実がどんどん拡大し、安全のネットワークを張ることができなかった」と述べて国の怠慢を認めた。

 県内でも、1997年度に41社だった貸し切りバス会社が、10年度には88社に倍増。高速ツアーバス会社は少ないが、値下げ競争の影響で、バス1台の1日あたり収入は、約9万7000円(97年度)から、約6万円(10年度)に落ち込んだ。バス会社幹部は「人件費抑制はもう限界。過当競争が続けば、安全に影響する」と訴える。

■仲介会社が「中抜き」



高速ツアーバスの運転手の過労運転防止について、緊急対策を話し合う国土交通省の検討会(6月20日、東京・霞が関の国交省で) 国交省は6月、交代運転手を必要とする距離(従来は670キロ)を、夜間は原則400キロに引き下げるなどした緊急対策を公表。7月20日から適用し始めたが、旅行会社が価格の主導権を握る構造が変わらない限り、同じ轍(てつ)を踏みかねない。

 今回の事故では、大阪府の旅行会社「ハーヴェストホールディングス」(破産手続き中)が料金収入37万円を得る一方、運行を請け負った千葉県のバス会社「陸援隊」の受注額は水準より7万円安い15万円。仲介2社が「中抜き」し、交代運転手を用意できない原因ともなった。

 緊急対策をまとめた国交省の検討会では「旅行会社は今後も安い料金を求める。しわ寄せはバス事業者に及ぶ」(小田征一・日本バス協会副会長)との意見も出たが、双方の力関係の改善は継続案件に。県内の高速ツアーバス会社は「新たに人を雇う余裕はない」と嘆く。

■業界構造見直し

 国交省も、高速ツアーバスの問題点を改善しようと、事故前の4月3日、規制内容に差があった高速ツアーバスと高速乗合バスを一本化すると決定。旅行会社に乗合バス事業許可の取得を促すと共に、料金や行程の届け出など「乗合」が負う義務を課し、安全性の確保を図る予定だったが、間に合わなかった。

 そのため同省は、一本化開始日を7月31日に前倒した。旅行会社が貸し切りバス事業者と結ぶ運行委託契約を許可制にし、「中抜き」につながる仲介も禁止。委託料が、安全のためのコストを確保できる水準かどうかも審査する。猶予期間が切れる来年7月末の段階で、乗合バス事業の許可を取得していない業者は、道路運送法を改正し、高速ツアーバスから締め出す。

 旅行会社優位の構図を是正する第一歩だが、同省旅客課は「審査では委託料の金額までは指定できない」としており、改革の実効性が問われている。

■利用者の選択

 国交省の統計では、10年度、県内から県外に貸し切りバスで出掛けた人は約211万人。長距離バスターミナル「まちの駅おおた」(太田市)などでは連日、高速乗合バスが発着し、仙台や名古屋に向かう高速ツアーバスも不定期で出ている。

 <利用者及び旅行業者には、自己責任の下、より良いサービスを評価し、選択し、利用することが求められる>

 国の運輸政策審議会が98年、規制緩和に向けて掲げた理想だ。交通ジャーナリストの鈴木文彦さんは「安全にはコストがかかる。旅行業者、バス事業者、利用者が正しく負担を受け入れなければ、どんな仕組みも機能しない」と指摘している。

(2012年8月1日 読売新聞)

890チバQ:2012/08/26(日) 18:11:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120808-OYT8T00193.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【5】車王国、地域の足衰退

生活バス路線ゼロも実情に合った体系必要
 富士重工業がスバル車の生産拠点を構え、日本でいち早くモータリゼーション(自動車の大衆化)が進んだ「車王国群馬」。県民のマイカー保有率は国内最上位だが、一方でバスや鉄道など公共交通機関の衰退も招いた。高齢化で車の運転ができなくなる交通弱者の増加が予想される中、地域の足をどう確保するのか。山間地から平地まで多様な地域が混在する群馬の地理的条件を踏まえ、持続可能な交通体系のあり方を探る。

 6月下旬、嬬恋村の温泉施設「湖畔の湯」の休憩所で、村内のお年寄りが漬物や煎餅を交換しながら茶飲み話に花を咲かせていた。全員、車の運転ができず、村が民間に運行委託した無料の福祉バスを利用して施設に集まっている。



車を運転できない高齢者にとって、「最後の頼みの綱」となっている嬬恋村の福祉バス(6月19日午後1時56分、嬬恋村で) 65歳以上の高齢者や障害者対象の福祉バスは、地域別に8路線あり、運行は日替わりで1路線ずつ。原則、行きに1便、帰りに2便だ。長男(52)と2人暮らしの主婦(79)は「一人では遠くに出掛けられないので助かるが、福祉バスに乗れるのは月2、3回。昔は国鉄バスが走り、本数もあって便利だった」と嘆く。

■減便から撤退へ

 村内では、草津温泉(草津町)とJR軽井沢駅(長野県軽井沢町)を結ぶ西武高原バスが通過するが、集落をほとんど通らない観光路線。「公共交通」としての生活バス路線は事実上、存在しない。

 かつては、村内でも路線バスが運行していた。1935年に国鉄バスが長野原町と長野県上田市を結ぶ路線を開設。戦後、村を東西に横断する国道144号を幹線に、各集落に入り込む支線が延びたが、マイカー普及で利用客が減少した。国鉄民営化で路線を引き継いだJRバス関東は、80年代後半から減便を実施。90年代の路線縮小や廃止を経て、07年3月末、最後まで残っていた上州大津(長野原町)と鹿沢温泉(嬬恋村)を結ぶ路線が廃止された。

 そのため、村は92年度から年間約1000万円の予算を割いて福祉バスを運行。07年4月から廃止路線を引き継ぐ形で、JR万座・鹿沢口駅―鹿沢温泉間の運行を民間に委託して路線維持を図ったが、利用は低迷。「広い村域に点在する集落を網羅する路線を維持するのは財政的に不可能」(村企画財政課)で、2年間で廃止となった。

■バス離れ加速

 同様の現象は、県内全域で起きた。

 県内の路線バスが最も利用されたのは60年代。「走らせれば立ってでも乗ってくれた時代」(村木勇一・県バス協会専務理事)で、ピーク時の65年度には707系統あり、年間輸送人員は1億4757万人に達した。

 しかし、マイカー普及で、70年代から利用客の減少が本格化。民間各社は、ワンマン化や路線廃止などを進めたが、運賃高騰や道路渋滞で不便さが増し、さらに利用客が減少する悪循環に陥った。94年度は、65年度以降最少の349系統、輸送人員1849万人に落ち込んだ。


 この間、館林市では、東武鉄道が86年末に市内8路線を全廃。93年9月に、民間委託で市が路線を復活させるまで、「全国で唯一、路線バスがない市」として、社会問題になった。

■公費で路線維持

 自治体が廃止路線を引き継ぎ、運行を民間に委託する「廃止代替バス」も増えた。71年に旧吉井町(現高崎市)が、県内初の廃止代替バスを走らせると、他の市町村も続き、県も96年度から運行費の一部補助を始めた。90年代後半からは、自治体が市街地を循環する路線や交通空白域を解消する路線を新設する「コミュニティーバス」が増え、今では路線バス全体の3分の2が、自治体が運行主体となる市町村乗合バスに変わった。

 ただ、利用者数は低迷したままだ。10年度の系統数は637に回復したが、輸送人員は847万人で全盛期の17分の1以下。運行1回当たりの輸送人員は、57・2人(65年度)から3・6人(10年度)に激減した。黒字路線は全体の4%で残りは全て赤字。8割近くは公費で補助が行われ、県や市町村は、年間15〜16億円負担している。

891チバQ:2012/08/26(日) 18:12:10
■県内私鉄は苦戦

 一方、鉄道は、首都圏に路線が延びるJR東日本と東武鉄道のほか、上毛電気鉄道、上信電鉄、わたらせ渓谷鉄道(わ鉄)の地域鉄道3社で県内の路線網を築いている。戦後、JR足尾線廃止による第3セクター「わ鉄」の誕生や、長野新幹線開業による信越線「横川―軽井沢間」廃止などの変化はあったが、基本的な鉄道網は維持されてきた。

 ただ、JRの輸送人員は安定する一方、私鉄は65年度の3741万人に対し、09年度は1464万人と4割以下に。地域鉄道3社は採算が厳しく、県や市町村は施設維持費などで年間5〜6億円の公費を投じている。

■縮小均衡と最適化

 バス、鉄道に加え、高齢者向けのタクシー利用助成なども含めると、県と市町村が地域交通に投じる公費は、少なくとも年間26億円以上。車を運転できない交通弱者の移動の自由を確保することは不可欠だが、今後も公共交通の衰退が続けば、さらに財政を圧迫しかねない。

 そのため、県も今年度から、公共交通の効率的運用を目指す「生活交通導入実証検証事業」を始め、桐生、下仁田2市町に、各300万円を補助。2市町の結果を元に、来年度以降は、従来の赤字補填型の補助制度を見直し、効率化に取り組む市町村への優遇補助も検討する。

 中山勝文・県交通政策課長は「都市が分散し、郊外型の街づくりが進んだ群馬では、公共交通が縮小方向で均衡することは避けられなかった。マイカーの利便性も認めた上で、地域の実情に合った公共交通を模索する『最適化』が必要だ」と指摘している。

【車王国群馬】財団法人自動車検査登録情報協会(東京)がまとめている「都道府県別の自家用車普及状況」によると、群馬の「1台当たり人口」(2011年3月末)は1・551人で全国1位。「1世帯当たり台数」(同)は1・667台で3位になっている。一方、国土交通省によると、県民の移動手段の割合を示す旅客輸送分担率(09年度)は、自家用車(93・9%)が3位なのに対し、乗合バス(0・7%)は45位と低迷。JR(2・3%)は34位、私鉄(1・0%)は29位だった。

【系統】バスの運行ルートの数え方の一つ。原則、起点と終点が同じルートを「1路線」と数え、その中で経由地が異なるルートが三つあれば、「3系統」と数える。多くのバス事業者が、経由地を含めた運行ルートを利用者に明確に知らせるため、バスに系統番号をつけて運行管理している。

(2012年8月8日 読売新聞)

892チバQ:2012/08/26(日) 18:12:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120810-OYT8T00122.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【7】デマンド交通導入続々

赤字路線バス代替策過疎地住民の足確保


桐生市が導入した「新里町デマンドタクシー」(8月3日午後4時15分、みどり市のさくらもーるで)=波多江一郎



みどり市の「電話でバス」で、最適ルートを選択してくれる専用システムの画面(7月23日午後3時18分、みどり市の赤城観光自動車で)



午後だけデマンド化した安中市の乗合タクシー。お昼休みに看板を架け替える(7月2日午後0時19分、安中市で) 6月下旬の午前中、みどり市のショッピングセンター「さくらもーる」に、「新里町デマンドタクシー」と表示されたセダン型のタクシーが姿を見せ、買い物帰りの80歳代夫婦と女性客の3人が相乗りした。桐生市新里町新川の夫婦宅まで10分程で到着すると、車は女性客を乗せて次の目的地に向かった。

 「庭先から庭先まで送り迎えしてくれるのでありがたい」。夫は今年1月、高齢を理由に運転免許の更新を辞めたばかり。以来、近所に住む娘に送迎を頼んでいたが、同タクシーが導入された4月からは、週1回は利用する常連となった。

■予約電話で運行

 桐生市は今春、民間に運行委託していた路線バスの代わりに同タクシーを導入。新里地区で実証実験を行っている。希望者は、30分前までに予約センターに電話すると、運行エリア内ならどこでも片道300円で送迎してくれる。

 こうした交通機関は、デマンド型交通と呼ばれ、近年、路線バスに代わる新たな公共交通機関として、県内外の自治体で導入事例が増えている。

 定時ダイヤに従い、決まったルートを走る路線バスと異なり、原則、利用者が乗りたい時刻、乗りたい場所、降りたい場所を自由に選べる柔軟性を持つ。予約に応じて走ることで乗客不在の「空(から)バス」を減らし、経費削減にもつながるという寸法だ。

■運行方法は千差万別

 電話で予約する点は共通だが、専用ソフトで自動的に最適な配車ルートをつくるシステム利用方式や、タクシー会社の配車担当者の「勘」で予約をさばく方式など、運行方法は様々だ。桐生市のように自由度が高い「フルデマンド」と呼ばれる方式がある一方、運行時間や乗降場所、運行エリア、利用対象者に制約を加えるケースも多い。

 乗車定員は通常10人以下だが、運行方法を工夫することで、乗客が少ない過疎地で公共交通の空白域を埋めたり、人口分散地域で路線バスが拾いきれない需要を吸収したりできる。

893チバQ:2012/08/26(日) 18:13:13
■財政負担軽減なるか

 桐生市がデマンド型交通を導入したのは、増え続ける路線バスの維持コストを抑えるためだ。

 市は元々、同地区でバス会社に委託して2路線を運行。年間約2100万円の運行経費と運行収入との差額(赤字)をバス会社に補填してきた。しかし、乗客は年々減少し、運行収入もピーク時の約810万円(1999年度)から約110万円(2010年度)に落ち込み、市の負担は年間2000万円を突破。住民の足確保と財政負担の軽減を両立させる最後の手段として、デマンド化に望みを託した。

 運行は地元タクシー会社に委託。年間運行経費約1500万円に対し、運行収入は約450万円を見込むほか、県の生活交通導入実証検証事業の補助金300万円も確保した。目標通りの利用があれば、年間約1300万円の経費削減につながる。

 現在、高齢者を中心に利用者数は右肩上がりで、同市企画課は「会社が持つ配車用無線を活用するため、専用システム導入の初期投資は不要。ドア・ツー・ドアで利便性も高く、まさに一石二鳥」と胸を張る。

■システム利用

 みどり市も、同じ理由で09年度から「電話でバス」を導入。バス路線空白域だった旧笠懸町地域もカバーし、利便性を向上させた。システム導入に約1600万円かけたが、10年度から過去5年間の赤字補填額を見ると、導入前後で年平均約450万円減った。

 特徴は、専用システムで最適ルートを設定する点だ。運行委託を受けた赤城観光自動車(みどり市)では普段、女性パート職員がパソコンの前で待機し、予約電話を受けて、乗車地点と降車地点を200か所以上あるバス停から選んで入力する。画面には、乗車可能な車両や時刻が瞬時に表示され、何分程度の遠回りになるかも計算される。

 だが、「利用者をどこまで遠回りさせるかが難しい」(高柳晋二専務)。システム上は「迂回時間15分以内」は乗車可能だが、「遠回りをさせ過ぎると不快感を感じさせる」と、迂回時間は6分以内に抑えている。

 ただ、迂回を小さくすることで、1台当たり何人の乗客が相乗りしているかを示す乗合率は約1・8人に低迷。予約を断るケースも1日平均約20件発生している。システムを開発した会社は「デマンドは迂回が基本。不便さを受け入れてもらう努力も必要だ」と指摘するが、高柳専務は「不便になれば利用者離れを招き、結果的に運行収入も減る」と説明する。市は「現場の判断を尊重せざるを得ない」との立場で、「最善の手法」は見つかっていない。

■独自の取り組み

 独自のデマンド型交通を模索する自治体も多い。

 安中市では11年7月から、国道18号以南の地域でダイヤ運行していた乗合タクシー2路線をデマンド化。その際、「定時路線の方が使いやすい場合もある」と判断し、通院など固定の利用者が多い午前中はダイヤ運行を維持し、午後だけ予約運行する折衷型の運行方法を発案した。

 中之条町では、1日に見込まれる利用者が25人程度と少ないため、運行は2時間単位で1便。町営の自動車教習所を予約センターとし、教官がバスの運転手も兼ねることで経費も節減しており、町企画政策課は「身の丈に合ったやり方で最低限の利便性を確保した」と説明する。

 県内では、約30市町村が委託運行の赤字バス路線を抱える。厳しい財政の中、実態に即した取り組みが求められそうだ。

デマンド型交通 複数の利用者の要望(デマンド)に応じて、そのつど運行経路を決めて車両を走らせる交通機関。相乗りが前提のため、他の利用者の都合で迂回(うかい)することもあり、自分の目的地まで最短経路で移動できるとは限らない。路線バスとタクシーの中間的な交通機関と位置付けられる。

(2012年8月10日 読売新聞)

894チバQ:2012/08/26(日) 18:13:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120815-OYT8T00032.htm

郷土再生「交通を見つめ直す」
【8】前橋市 200円乗合 どう実現

「経営圧迫」業界反発 市長軌道修正の方針


異論が噴出した前橋市の全市域デマンド化研究会議(6月26日、前橋市本町の前橋プラザ元気21で)



前橋市の公共交通について語る山本市長(7月30日、前橋市役所で)






バス、タクシーが集まるJR前橋駅北口駅前広場(14日、前橋市で) 「市長はタクシー業界をつぶそうとしているのか」

 2月の前橋市長選で山本龍氏が初当選してから約4か月後の6月26日に開かれた同市の「全市域デマンド化研究会議」で、市内のタクシー会社でつくる「前橋地区ハイヤー協議会」の幹部が悲壮な表情で訴えた。

 原因は、山本市長が選挙戦で掲げた「一律運賃200円の乗合タクシーを市内全域で運行」という公約だ。初乗り運賃690〜710円に距離制で加算するタクシーにとって、行政サービス充実の名の下に参入してくる安価な交通機関は、経営を揺るがす脅威と映っている。

■都市型デマンド

 山本市長が提唱する乗合タクシーは、利用者の要望に応じて運行経路を決め、相乗りを前提に走る「デマンド型交通」だ。市内全域を運行エリアとし、乗降場所や時刻も自由に選べる「フルデマンド」が目標。交通弱者の潜在需要を掘り起こし、中心市街地の活性化も狙う。山本市長は選挙戦で、「午後10時まで運行し、街中で(酒を)飲んだ帰りも使えるようにしたい。100台走らせる」と話した。

 従来のデマンドは、自治体乗合バスの赤字削減や、公共交通空白域解消などを目的に導入されるケースが多く、過疎地域との相性が良いとされる。だが、山本市長が目指すのは全国的にも珍しい「都市型デマンド」。公共交通がある程度発達した県都全域での試みは、既存の交通機関への影響が懸念され、「民間と共存できるのか、全国の業界関係者が注目している」(交通専門紙記者)という。

895チバQ:2012/08/26(日) 18:14:05
■「白紙撤回」要望も

 市は、富士見地区で実験運行を行い、最終的に全市域運行を検討する予定だが、6月の研究会議では、意見聴取した業界関係者から厳しい意見が出た。

 大渕善美・前橋地区ハイヤー協議会副会長は「我々は補助金をもらっていない。公費で走る乗合タクシーと天秤(てんびん)にかけるのは失礼な話だ」と憤り、森田輝征・県バス協会乗合部会長は「輸送距離が延びるほど、運賃に乖離(かいり)が生じてデマンドが有利になる。(バス路線撤退で)結果的に市民の利便性が損なわれる」と指摘。古沢和秋・上毛電気鉄道社長は「乗客を奪われることは確実」と懸念を表明した。

 研究会議メンバーの有識者も懐疑的で、湯沢昭・前橋工科大教授からは「交通弱者の足確保も市街地活性化も重要だが、解決方法がフルデマンドだとは思わない。議論を白紙に戻してほしい」という声すら上がった。

■必然性と実現性

 そもそも市内全域で、フルデマンドを導入する必然性があるのだろうか。

 市が委託運行するバスは、一般の路線バスのほか、市内4コースを循環する「マイバス」、富士見地区を循環する「るんるんバス」、宮城・大胡・粕川の3地区でデマンド運行する「ふるさとバス」の4種類。輸送人員は減少傾向だが、赤字補填(ほてん)額は増加傾向で、コスト削減の面では導入を検討する価値はある。

 また、1台当たりの年間運行経費を桐生市のフルデマンド「新里町デマンドタクシー」と同程度の約750万円と見込んで100台運行すれば、全体では約7億5000万円。輸送人員が、従来の委託路線の倍程度の約200万人なら、一律200円の運賃では3億円以上の赤字が出る。サービス充実のコストが高いと見るか、安いと見るかは議論の余地がありそうだ。

 広大な市域(東西約20キロ、南北約27キロ)をカバーし、効率良く配車できるかもポイントだ。

 研究会議では「予約が殺到し、乗れない人が大勢出る」という意見も出たが、ふるさとバスでは、デマンド運行の専用システムを開発している「AVプランニング」(東京)のシステムを導入しており、端末1台で同時に6台の運用が可能。同社の塚原勉社長は、「ある程度、担当地区を決めて端末を増やせば解決できる」と指摘する。

■市長「事業者にも配慮」

 反対や懸念の声が相次ぐ中、市長はどう考えるのか。

 市長は取材に対し、「僕の考える公共交通は、誰もが自由に利用できるもの。従来の路線バスは、市民のニーズを十分に満たしているだろうか。毎回、タクシーを使えるほど経済的余裕がある人はいない。極論すれば、バスもタクシーも公共交通たり得ていない」と、刺激的な発言をする一方、「事業者にも配慮する必要がある。対象者を高齢者に限定したり、運行時間を夕方までにしたり、互いに共存できる形で実施したい」と、軌道修正の方針を示している。

■サービスの適正化

 対象者限定の都市型デマンドは、太田市の「おうかがい市バス」(10人乗りワゴン車6台)が該当するが、サービスの程度を巡り、試行錯誤が続く。

 市は10〜11年度、対象者を「75歳以上で歩行以外に移動手段を持たない」などに限定し、無料で市内全域をドア・ツー・ドアで運行したが、乗合率が低く、「予約が取れない」との苦情が殺到。そのため今年2月、〈1〉料金有料化(300円)〈2〉バス停方式を採用〈3〉運行区域を4分割して制限〈4〉65歳以上に拡大――との方針を打ち出したが、利用者が反発。今年度はバス停方式などを導入できたが、全域運行を維持し、料金も100円に下げざるを得なかった。

 県内のバス事情に詳しい大島登志彦・高崎経済大教授は「最初に過剰なサービスをすると、利用者は不便になることを受け入れない。公共交通は、選挙対策で利用されることも多いが、サービスの限度を見極めないといけない」と指摘する。

 前橋市の構想は今後、市長の軌道修正方針も踏まえて詳細が検討される見込みだが、吉田樹・福島大うつくしまふくしま未来支援センター特任准教授(交通経済学)は「都市型デマンドの導入は、既存の公共交通への影響が大きい。慎重な議論を重ねるべきだ」と提案している。

(2012年8月15日 読売新聞)

896チバQ:2012/08/26(日) 18:14:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120815-OYT8T00032.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【8】前橋市 200円乗合 どう実現

「経営圧迫」業界反発 市長軌道修正の方針


異論が噴出した前橋市の全市域デマンド化研究会議(6月26日、前橋市本町の前橋プラザ元気21で)



前橋市の公共交通について語る山本市長(7月30日、前橋市役所で)






バス、タクシーが集まるJR前橋駅北口駅前広場(14日、前橋市で) 「市長はタクシー業界をつぶそうとしているのか」

 2月の前橋市長選で山本龍氏が初当選してから約4か月後の6月26日に開かれた同市の「全市域デマンド化研究会議」で、市内のタクシー会社でつくる「前橋地区ハイヤー協議会」の幹部が悲壮な表情で訴えた。

 原因は、山本市長が選挙戦で掲げた「一律運賃200円の乗合タクシーを市内全域で運行」という公約だ。初乗り運賃690〜710円に距離制で加算するタクシーにとって、行政サービス充実の名の下に参入してくる安価な交通機関は、経営を揺るがす脅威と映っている。

■都市型デマンド

 山本市長が提唱する乗合タクシーは、利用者の要望に応じて運行経路を決め、相乗りを前提に走る「デマンド型交通」だ。市内全域を運行エリアとし、乗降場所や時刻も自由に選べる「フルデマンド」が目標。交通弱者の潜在需要を掘り起こし、中心市街地の活性化も狙う。山本市長は選挙戦で、「午後10時まで運行し、街中で(酒を)飲んだ帰りも使えるようにしたい。100台走らせる」と話した。

 従来のデマンドは、自治体乗合バスの赤字削減や、公共交通空白域解消などを目的に導入されるケースが多く、過疎地域との相性が良いとされる。だが、山本市長が目指すのは全国的にも珍しい「都市型デマンド」。公共交通がある程度発達した県都全域での試みは、既存の交通機関への影響が懸念され、「民間と共存できるのか、全国の業界関係者が注目している」(交通専門紙記者)という。

■「白紙撤回」要望も

 市は、富士見地区で実験運行を行い、最終的に全市域運行を検討する予定だが、6月の研究会議では、意見聴取した業界関係者から厳しい意見が出た。

 大渕善美・前橋地区ハイヤー協議会副会長は「我々は補助金をもらっていない。公費で走る乗合タクシーと天秤(てんびん)にかけるのは失礼な話だ」と憤り、森田輝征・県バス協会乗合部会長は「輸送距離が延びるほど、運賃に乖離(かいり)が生じてデマンドが有利になる。(バス路線撤退で)結果的に市民の利便性が損なわれる」と指摘。古沢和秋・上毛電気鉄道社長は「乗客を奪われることは確実」と懸念を表明した。

 研究会議メンバーの有識者も懐疑的で、湯沢昭・前橋工科大教授からは「交通弱者の足確保も市街地活性化も重要だが、解決方法がフルデマンドだとは思わない。議論を白紙に戻してほしい」という声すら上がった。

897チバQ:2012/08/26(日) 18:14:51
■必然性と実現性

 そもそも市内全域で、フルデマンドを導入する必然性があるのだろうか。

 市が委託運行するバスは、一般の路線バスのほか、市内4コースを循環する「マイバス」、富士見地区を循環する「るんるんバス」、宮城・大胡・粕川の3地区でデマンド運行する「ふるさとバス」の4種類。輸送人員は減少傾向だが、赤字補填(ほてん)額は増加傾向で、コスト削減の面では導入を検討する価値はある。

 また、1台当たりの年間運行経費を桐生市のフルデマンド「新里町デマンドタクシー」と同程度の約750万円と見込んで100台運行すれば、全体では約7億5000万円。輸送人員が、従来の委託路線の倍程度の約200万人なら、一律200円の運賃では3億円以上の赤字が出る。サービス充実のコストが高いと見るか、安いと見るかは議論の余地がありそうだ。

 広大な市域(東西約20キロ、南北約27キロ)をカバーし、効率良く配車できるかもポイントだ。

 研究会議では「予約が殺到し、乗れない人が大勢出る」という意見も出たが、ふるさとバスでは、デマンド運行の専用システムを開発している「AVプランニング」(東京)のシステムを導入しており、端末1台で同時に6台の運用が可能。同社の塚原勉社長は、「ある程度、担当地区を決めて端末を増やせば解決できる」と指摘する。

■市長「事業者にも配慮」

 反対や懸念の声が相次ぐ中、市長はどう考えるのか。

 市長は取材に対し、「僕の考える公共交通は、誰もが自由に利用できるもの。従来の路線バスは、市民のニーズを十分に満たしているだろうか。毎回、タクシーを使えるほど経済的余裕がある人はいない。極論すれば、バスもタクシーも公共交通たり得ていない」と、刺激的な発言をする一方、「事業者にも配慮する必要がある。対象者を高齢者に限定したり、運行時間を夕方までにしたり、互いに共存できる形で実施したい」と、軌道修正の方針を示している。

■サービスの適正化

 対象者限定の都市型デマンドは、太田市の「おうかがい市バス」(10人乗りワゴン車6台)が該当するが、サービスの程度を巡り、試行錯誤が続く。

 市は10〜11年度、対象者を「75歳以上で歩行以外に移動手段を持たない」などに限定し、無料で市内全域をドア・ツー・ドアで運行したが、乗合率が低く、「予約が取れない」との苦情が殺到。そのため今年2月、〈1〉料金有料化(300円)〈2〉バス停方式を採用〈3〉運行区域を4分割して制限〈4〉65歳以上に拡大――との方針を打ち出したが、利用者が反発。今年度はバス停方式などを導入できたが、全域運行を維持し、料金も100円に下げざるを得なかった。

 県内のバス事情に詳しい大島登志彦・高崎経済大教授は「最初に過剰なサービスをすると、利用者は不便になることを受け入れない。公共交通は、選挙対策で利用されることも多いが、サービスの限度を見極めないといけない」と指摘する。

 前橋市の構想は今後、市長の軌道修正方針も踏まえて詳細が検討される見込みだが、吉田樹・福島大うつくしまふくしま未来支援センター特任准教授(交通経済学)は「都市型デマンドの導入は、既存の公共交通への影響が大きい。慎重な議論を重ねるべきだ」と提案している。

(2012年8月15日 読売新聞)

898チバQ:2012/08/26(日) 18:15:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120818-OYT8T00136.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【9】地域の路線住民と見直し

コミュニティーバス高崎市効率化も模索


地図を片手に路線を下見してチェックする住民代表(7日、高崎市で) 「集会所の近くにもバス停がほしいね」「福祉会館の方に回るようにはできないの」

 高崎市の箕郷地区で7日、地元の住民代表や市職員、群馬バス社員の計16人がワゴン車2台に分乗し、地域内で新設される循環バス2路線のコースを実際に走って下見した。市職員がバス停の設置予定箇所などを説明すると、住民代表は手元の地図にメモを取りながら、市職員に次々と注文を出した。

 公共交通の見直しに市民の意見を反映させようと、市が今春から始めた「高崎市支所地域交通体系検討委員会」の活動の一環だ。

■自治体が路線新設

 箕郷地区のように自治体が独自にルートを設定する路線バスは、コミュニティーバスと呼ばれる。



前橋市のマイバス。ショッピングモール「けやきウォーク前橋」の駐車場内まで入り込む(3日、前橋市文京町で)=画像を一部修整しました  県内では、マイカーの普及で1970年代からバス離れが始まり、民間の路線撤退が相次いだ80年代後半から、市部でも多くの公共交通の空白域が発生。各市は90年代半ばから交通弱者救済のため、こぞってコミュニティーバスの運行に踏み切った。

 複数の拠点をつないで循環したり、道路が狭い住宅地まで入り込んだり、民間の路線バスと競合しないルートを組むのが通例で、愛称で呼ばれ、安価な一律運賃で運行されるケースも多い。県内では高崎市の「市内循環バスぐるりん」(原則、一律200円)や前橋市の「マイバス」(一律100円)が有名だ。

■拡大で非効率も

 特に97年度から運行されている「ぐるりん」は拡大を続けてきた。当初は高崎駅を中心に旧市内を循環する路線だけだったが、2006年に旧群馬町、旧箕郷町、旧榛名町、旧倉渕村、旧新町と合併して以降、5地域にも延びる路線を新設。現在、計14路線あり、運行距離計276・5キロは、コミュニティーバスとして県内最長だ。



高崎市の「ぐるりん」の都市循環線(14日、高崎市宮元町で) しかし、延びきった路線は非効率も生んだ。

 運行実績を見ると、乗客数は08年度に初めて60万人を突破したが、10年度以降は路線を増やしたにもかかわらず、乗客数は53万〜55万人程度にとどまっている。委託先のバス会社に対する赤字補填(ほてん)額を乗客1人当たりで換算すると、03年度(7路線)は過去最少の383円だったが、10年度(14路線)は過去最高の591円にはね上がった。

 合併地域では、榛名地区の「はるバス」や吉井地区の「よしいバス」など別のコミュニティーバスも抱えており、市域全体での効率化が課題になっていた。

899チバQ:2012/08/26(日) 18:15:39
■市長「市民参加を」

 そのため市は今年度、バス路線の見直し策を矢継ぎ早に打ち出している。4月に設置された同検討委員会もその一つで、富岡賢治市長が「利用してもらえる公共交通網の構築には、市民の声をよく聞き、参加してもらうことが必要だ」と発案した。

 合併6地域ごとの小委員会には、区長会や長寿会など、バス利用が想定される高齢者の意見を反映できる団体から選ばれた住民代表が参加。地域の実態に即したバス路線を検討している。

 箕郷地区では、隣接する群馬地区との間を循環する「ぐるりん」の「箕輪城線」と「かみつけ線」が運行しているが、1周するのに1時間以上かかるため、使い勝手は今ひとつ。市は今後、この2路線を廃止して両地区内をそれぞれ循環する路線に切り替えるが、新路線の設定に際し、小委員会で議論を重ねている。

■住民側も意識変化

 冒頭の「下見」が終わった後は、早速、市の箕郷支所に集まり、住民代表からの意見を集約。バス停同士の距離が長い所にはバス停を増やしたり、スーパーと公共施設の双方を回れる路線に修正できるか検討したり、住民との共同作業で路線を練っている。さらに新路線の状況を各団体に持ち帰ってもらい、運行時間帯などの意見を集めるよう依頼した。

 箕郷地区の小委員会をまとめる市箕郷ブロック区長会長の岡田文男さん(69)は「これまでは行政が勝手に決めていたので、住民も関心が薄く、空気を運ぶようなバスが走っていた。我々も参加することで、利用促進につなげ、地元の将来のためにより良い路線を残そうという気になる」と手応えを感じている。

■「ぐるりん」進化

 市は「ぐるりん」の全体的な改善も図っている。

 拡大しすぎて、複雑になった路線を分かりやすくするために、7月から路線の途中に「中間点」を設定。高崎駅から中間点方面を「下り」、中間点から高崎駅方面を「上り」と区別した。

 また、高崎駅から百貨店などが立ち並ぶ中心市街地、市役所、国立病院機構高崎総合医療センターなどを周回する「都心循環線」(運賃一律100円)に、7月から乗り放題の1日自由乗車券(200円)を導入した。20分間隔で運行する同線を「路面電車の代わり」(市地域交通課)と位置付け、中心市街地の周遊性向上を狙っている。

■伊勢崎、無料で実績

 他都市も独自の取り組みを進めている。

 伊勢崎市は「いせさきしコミュニティーバスあおぞら」を市内全域で10路線(平日59便、休日46便)運行。市民に限らず、誰でも無料で乗車できる。市交通政策課は「ワンコインでも利用されないバスは意味がない。そもそもコミュニティーバスで黒字を求める方が無理」と話す。

 年間運行経費は約1億4000万円。現在の形での運行が始まった08年度は乗客数が30万6596人だったが、11年度は37万8058人に増加した。乗客1人当たりの市の支出は約370円で、「ぐるりん」よりも安く、五十嵐清隆市長は「無料という気安さが市民に浸透し、利用につながっている。一定の支出はあるが、費用を削るより逆に効率が上がった」と胸を張る。

 一方、前橋市は循環路線の「マイバス」を運行。1月から北・南・西循環に東循環も加わった。西循環はショッピングモール「けやきウォーク前橋」の駐車場内まで入り込み、買い物の足として重宝されている。各路線の収支は改善傾向だが、「空バスが多い」との批判も少なくない。山本龍市長は全市域でデマンド型交通「200円乗合タクシー」の導入を目指しており、実現すれば、マイバスは不要になるとの見方もある。

 各都市とも取り組みの方向性が大きく異なるだけに、県交通政策課は「成果をデータで検証し、県全体で知恵を共有していきたい」としている。

(2012年8月16日 読売新聞)

900チバQ:2012/08/26(日) 18:16:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1343748990915_02/news/20120818-OYT8T00140.htm
郷土再生「交通を見つめ直す」
【10】バス公共性どう向上



大島登志彦氏 高崎経済大教授 路線バスの衰退が著しい群馬だが、スクールバスの活用やデマンド型交通の導入など、近年、バス再生の動きも活発になっている。公共交通としてバスを機能させるための解決策や課題を、県内のバス事情を研究している大島登志彦・高崎経済大教授、関越交通相談役の森田輝征・県バス協会乗合部会長、デマンドバスの専用システムを開発している塚原勉・AVプランニング社長の3人に聞いた。

 ――群馬の公共交通の特徴は。

 「全国の中でも真っ先に衰退が始まった代わりに、市町村の廃止代替バス、コミュニティーバスは先進的な取り組みが見られる。だが、『先進的』ということは逆に、民間の公共交通が貧しく、自治体が公費を投入していることの裏返しだ」

 ――「バス離れ」が深刻だ。

 「バスが利用者から信用されていないからだ。渋滞で定時性が乱れることが多くなったのも一因だが、かつて、労組が強い会社では、乗務員に都合の良いダイヤが組まれ、利用者の利便性が後回しにされた」

 ――自治体のバスは「空気を運んでいる」との批判も多い。

 「行政の政策が一貫していないのが原因。公共交通の基本を知らない職員もいて、政治的意図で路線が設定されがちだ。バスは一定の制約がある交通機関なのに、市民が『隣の町でもやっているからうちの町でも』と、過度な要求を出して、無駄なバスを走らせるケースが少なくない。需要を把握し、地域の実態に即した交通手段を工夫するべきだ。スクールバスと路線バスを一体化した下仁田町などは、モデルケースになる」

 ――委託路線の赤字補填(ほてん)を改善する政策はあるか。

 「バス会社に対する運賃補助が効果的だ。例えば、運賃500円の区間を200円で乗れるチケットをつくり、差額を自治体が補助する。乗客増加分だけ補助金が入り、経営努力を促す作用がある。年度単位の運行実績に基づいて補填するより良い。高校生の定期券代補助も有効だ。バス運賃が高いからマイカー送迎が多くなる。岩手県軽米町は半額補助を実施している」

901チバQ:2012/08/26(日) 18:16:31
 ――前橋市の「200円乗合タクシー」に対する是非は。

 「デマンドは限定地域、限定対象でこそ効果を発揮する。タクシーに近いサービスを200円でやるのは運賃格差が甚だしく、ぜいたくな乗り物だ。民業圧迫になる上、周辺市町村でも過剰サービスを求める風潮が広がりかねない」

 ――バス利用を活性化するにはどうすれば良いか。

 「鉄道との乗り継ぎ情報も盛り込んだ見やすい時刻表と路線図が必要だ。『駅で降りたら5分前に最終バスが出発した後だった』という事例も多く、行政と事業者は、利用者目線でダイヤを工夫してほしい」

 ――デマンド型交通の利点は。

 「路線バスの需要が減っている地域で利便性を高めようにも、運行本数は増やしようがない。循環型のコミュニティーバスも遠回りで不便だ。システムを利用したデマンドは、近道を組み合わせ、要望に応じて乗降地点も分かりやすくできる」

 ――前橋市がフルデマンドで「200円乗合タクシー」を走らせる構想にタクシー、バス業界から反発が出ている。

 「市は、宮城・大胡・粕川地区で『ふるさとバス』をデマンド運行しているが、3地区限定ならタクシーの売り上げは増えている。外出を控えていた高齢者が外に出掛けて、ふるさとバスの運行が終わった後、上毛電鉄の駅からタクシーを利用しているからだ。全市域で運行しても共存する方法はある」

 ――どうすれば共存できるか。

 「全市域で乗降地点を自由にすると、批判の通り、バスやタクシーと競合する。既存のバス路線や鉄道を幹線として、そこまで出てくる交通手段にデマンドを使うべきだ。幹線を補完する地域を全市域に広げれば良い。200円という運賃もいきなりは無理で、あくまで将来像とすべきだ」

 ――参考になるモデルケースはあるか。



森田輝征・県バス協会乗合部会長(7月17日午後4時24分、渋川市で)=森広彰撮影 「新潟県三条市だ。人口規模は10万人程度だが、既に全市域デマンド化を実現している。市内のタクシー会社5社全部に運行を委託し、運行終了を午後6時にすることで夜間のタクシー運行にも配慮している」

 ――「バス離れ」の原因は。

 「一言で言えば時代の変遷だ。1960年代以降、国民所得が倍増し、マイカー所有が急増した。熱しやすい県民性で『彼が買えば俺も買う』という連鎖もあった。最近は少子化で通学の高校生が減るなど利用者のパイが小さくなっている。経費節減を重ね、消費税が上がった時も運賃を上げずにやってきたが、収支が伴わなければ路線を廃止せざるを得ないのが実情だ」

 ――業界としての対処は。

 「定期券割引や近距離100円運賃区間の導入など従来の対策を充実させ、バスを利用しない人の意見にも耳を傾け、新たな需要喚起に努めたい」

 ――行政が運行委託する路線には赤字補填で公費が投入されている。「バス会社が経営努力しなくなる」との批判も聞く。

 「収支の見通しが立たない地域を運行するので、赤字補填は必然だが、経費節減の求めにも応じている。委託路線は運転手の拘束時間が長く、労働時間の基準を守るため、会社側は、自主運行路線のダイヤを犠牲にして委託路線を優先している。その結果、自主運行路線の経費が増加する矛盾も起きているが、自治体は事業者側の実態を知らない」

 ――前橋市の「200円乗合タクシー」全市域デマンド運行構想をどう見るか。

 「デマンドバスは、少量の需要に対する輸送に適している。前橋のような人口集中地域では、大量輸送できるバスが適当で、化石燃料の節約、交通渋滞の軽減にも貢献している。多数の車両を使うデマンド運行はそうした効果を無にする。仮に実施しても、市街地活性化は難しいのではないか。けやきウォーク前橋に匹敵する中心市街地を整備しないと人は集まらない」

 ――行政への要望は。

 「走行環境の整備が必要だ。道路脇にバス停車帯があっても、マイカー優先の意識が強い群馬のドライバーは道を譲らず、バスが発進できずに利用者が迷惑を被ることも多い。道交法は譲ることを義務付けており、行政や警察はルールを徹底させてほしい」

(2012年8月17日 読売新聞)

902チバQ:2012/08/30(木) 21:08:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20120827-OYT8T01318.htm
予約制乗り合いタクシー 効率的で便利な市民の足に

美濃市が試験運行 11月から
 美濃市は27日、市内の一部地区で11月1日から、予約制の乗り合いタクシーを試験運行すると発表した。現在運行しているバスに代わる新たな交通の手段として、来年度から市全域で運行する計画で、試験運行に伴う費用約2000万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、来月3日開会予定の市議会定例会に提出する。

 乗り合いタクシーは、市が市内のタクシー2社に運行を委託し、市中心部の美濃地区(中有知地区の一部を含む)と、同市北西部の下牧・上牧地区、北東部の洲原地区との間を結ぶ。

 1社に予約センターを設け、利用者が乗車時間や場所、降車場所を電話で申し込むと、最も効率的なルートを自動で選び、タクシーを運行させる仕組み。試験運行では、ワゴンタイプのジャンボタクシー(運転手除き9人乗り)3台を含む計5台を導入し、予約状況に応じて使い分ける。午前8時から午後6時まで、予約があれば毎日運行する。市内外の誰でも利用でき、運賃は1回300円。小中高生、65歳以上の高齢者、障害者とその介助者は100円で、乳幼児は無料。

 市では現在、コミュニティーバス、バス会社の撤退に伴って関市と共同で運行している路線バスなどがあり、年間の事業費は約7200万円。一方、コミュニティーバスの1便の乗車人数は平均3・2人にとどまり、美濃市は来年度以降のバス事業の廃止や見直しを検討している。

 乗り合いタクシーは年間約5000万〜5500万円で運行でき、市では、より効率的で便利な市民の足になるとしており、石川道政市長は「好きな時間に行きたい所へ行ける公共交通を、もっと利用してもらいたい」と話している。

(2012年8月28日 読売新聞)

903チバQ:2012/08/31(金) 22:25:44
>>819
3171 名前:チバQ 投稿日: 2012/08/31(金) 22:24:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120831-00000136-mailo-l34
呉旧交通局:バスカード在庫合わず 市都市部調査結果、1億8000万円分不足 /広島
毎日新聞 8月31日(金)12時54分配信

 今年3月末に廃止された呉市交通局が保管していたバスカードや回数券が、帳簿上の在庫枚数と合わず、金額換算で約1億8000万円分が不足していたことが30日、分かった。市都市部が同日あった市議会産業建設委員会で「不適切な在庫確認と帳簿管理が原因」などとする調査結果を報告した。
 廃止前の今年2月にあった定期監査で、帳簿と実際の在庫枚数の不整合が発覚した。市は旧交通局幹部や過去の出納担当者ら19人への聞き取り調査に加え、カードの納品や払い戻し数を記載する払戻元帳や出納明細書などの書類を確認。その結果、帳簿上は約22万6000枚あるはずのカードや回数券が、実際には約15万6000枚しかなかったという。差額は約1億8000万円に上った。
 聞き取り調査で出納担当者は「定期的な在庫確認を怠った」「繰り越し分を手入力で転記しており、ミスが起きやすかった」などと説明。別の担当者は前任者から引き継いだ後、在庫枚数と帳簿が一致しないことに気付いたが、上司への報告を怠ったという。調査によると、約5万1000枚分は帳簿の誤記載が原因だったが、約1万9000枚(約4200万円分)は資料がなく不明という。
 市都市部は「少なくとも05年ごろから帳簿が正確でなかった可能性がある」と説明。種村隆・都市部長は「不正を疑わせる風評はなく、警察にも相談したが刑事告訴は難しい」などと述べた。【吉村周平】

8月31日朝刊

904チバQ:2012/09/03(月) 22:21:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120902-00000005-maiall-soci
<バック進タクシー>大阪・キタの客待ち人気スポット、阪急百貨店前 道路右側の逆走、容疑で30人検挙
毎日新聞 9月2日(日)11時51分配信

 大阪の繁華街・キタの阪急百貨店周辺で、バック走行して客を拾うタクシーが後を絶たず、大阪府警曽根崎署は8月から、道路交通法の通行区分違反(右側通行)容疑で取り締まりを始めた。車の向きとは関係なく、バックで進む行為は「道路右側の逆走」に当たると判断した。同容疑をバック走行に適用したのは全国初で、既に約30人を検挙した。これまで同署は、警告や指導を続けてきたが、一向に改善されないため新手の捜査手法で「待った」をかけた形だ。【三上健太郎】

 同署によると、問題の場所は、阪急百貨店の東西にある横断歩道付近の2カ所。特に西側の横断歩道は、JR大阪駅と阪急梅田駅を結ぶ人通りの多い場所で、タクシーを利用するサラリーマンらが目立つ。正規のタクシー乗り場はないが、運転手にとっては人気の客待ちスポットだ。運転手らは阪急百貨店沿いにバックして車を付け、横断歩道付近の最後尾の車が客を乗せるのが暗黙のルールになっている。客を乗せたタクシーが列を離れると、一斉にバックして列を詰める。

 しかし、停車車両などもあり、バック走行は危険を伴う。昨年は計8件の事故が起きた。いずれも軽傷だったが、同署は重大事故につながる危険があるとして、今春から府警本部や大阪地検と協議。バック走行が数十メートルに及んでいることなどから「逆走」に問えると結論付けた。同署幹部は「取り締まりの効果でバック走行は大幅に減少した。今後も力を入れたい」と意気込む。

 22日午後、百貨店西側の現場で、停車中の乗用車を器用によけながらバックして客待ちの列に並んだ50代の男性運転手は「生活がかかっている。空いていれば、車をすぐにでも付けたい」と話した。別の運転手も「ここはバックに自信のある運転手しか来ていない」と話したが、取り締まりを知ると「商売が難しくなるけど、ルールには従わざるを得ない」と最後には諦め顔だった。

905チバQ:2012/09/03(月) 23:30:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000010-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/上 運賃上限300円 利用者増で地域元気に /青森
毎日新聞 9月1日(土)10時49分配信

 ◇スクールバスから切り替えも
 今年4月、八戸北高南郷校舎(八戸市南郷区)の玄関前に新しいバス停が設置された。市中心部と南郷区を結ぶ南部バス(本社・同市)の「市ノ沢線」。国道340号を走るこの路線では、朝夕に限り同校まで運転を延長。大勢の高校生を乗せたバスが、山間部を走っている。
 市中心部から南へ約12キロ。同校は106人の全校生徒のうち、約6割がバス通学だ。昨年度までは、PTAが民間バスを借り上げ、生徒専用の「スクールバス」を運行していたが、1人当たり年間20万円にも上る高い料金が課題だった。
 同校やPTAは、八戸市や周辺町村が合同で行っている「路線バス上限運賃化実証実験」に注目。路線バスなら学校まで片道300円に抑えられることになるため、路線バスの利用に切り替えた。
 同校の三上昌樹教頭は「スクールバスは利用者が少なくなると、料金も上がってしまうことが課題だった。路線バスの利用で、バス代が年間半分ぐらいになる生徒もいる。保護者やバス会社と話し合って路線バスの利用を決めた」と説明する。
 市などが始めた実証実験は、開始からまもなく1年を迎える。
 昨年11月に行った調査によると、実験開始後、バス利用者が平日1日当たり1906人(6・7%)増となるなど好調な滑り出しだ。特に八戸市内では顕著で、市北部の「多賀台団地線」は16%増、沿岸部の「鮫線」は8・5%増となった。高校生にも好評で、実験前は「運賃が高い」との不満が18・2%に上ったのに対し、実験開始後は不満は半減。高校生のバス利用も11%増えた。
 06年から10年にかけ八戸市周辺では平均で毎年約6%の割合で乗客数が減っており、減少傾向に一定の歯止めをかける効果が生まれた。市の試算では、9・8%の利用者増なら値下げ前と同じ収入を確保できるため、今後は高校生やお年寄りに加え、通勤客らの取り込みも必要だ。市都市政策課の鈴木哲主幹は「マイカーは当然便利であることを認めながら、バスや鉄道の活性化策を考えないといけない。一回乗って『意外と良い』と実感してもらい、ゆるやかにシフトしてゆくことが必要だ」と分析し、さらなる活性化策を練っている。
    ◇
 少子高齢化やマイカーの普及に伴い、利用者減が続く路線バス。県内の民間バス路線のうち約7割が補助金で維持される厳しい現状だ。八戸圏域では「地域の足」を確保しようと、さまざまな活性化策で利用者増を目指している。八戸圏域の取り組みを通じて、今後の課題を探った。(この企画は神崎修一が担当します)
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 ■ことば
 ◇路線バス上限運賃化実証実験
 八戸圏域(八戸市と周辺7町村)での持続可能な公共交通システム構築を目的とする補助事業。11年10月から2年間行われる。期間中は、路線バスの運賃を八戸市内は上限300円、八戸市と五戸町やおいらせ町など周辺町村を結ぶ路線は上限500円とする。客層の変化などを調査し、バス事業の新たな方策を探るのが狙いだ。

9月1日朝刊

906チバQ:2012/09/03(月) 23:31:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120902-00000013-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/中 モビリティー・マネジメント 公共交通利用を促す /青森
毎日新聞 9月2日(日)11時6分配信

 ◇乗り継ぎ案内「はちこ」登場
 「乗り継ぎをご案内します」。朝のJR八戸駅改札口。白と青色のさわやかな制服姿の女性たちが、ピンク色のかわいらしいボードを手に、新幹線から降りた観光客や帰省する人々をやさしく迎え入れる。
 7月に地元の女性7人で結成されたばかりの公共交通アテンダント「はちナビ娘 はちこ」。国の緊急雇用創出事業を活用し、来年3月まで同駅を拠点に、バスや電車の乗り継ぎ案内などで公共交通の利用促進に取り組む。リーダーの大場理香さん(32)は「始まったばかりで、まだまだ私たちには足りない部分もあるが、バスや電車の乗り継ぎなら任せてほしい」と話す。
 バスのイメージアップも彼女らの仕事。民放ラジオの公開収録に参加し、完成したばかりのテーマソング「みんなのバス あなたのはちこ」も披露して、集まった市民にPRした。風間紅花さん(20)は「たくさんの人に集まってもらえ、私たちのことを知ってもらえた」と満足げな表情を見せた。
 市民に公共交通の利用を促す取り組みは「モビリティー・マネジメント」と呼ばれ、90年代後半から全国で盛んに行われてきた。「上限運賃化実証実験」が直接的な利用者増を狙った施策だとすると、「はちこ」は中長期的な波及効果を狙った活動。市都市政策課の後村勉課長は「バスの雰囲気が変わったな、バスが何かやっているなと、市民に知ってもらうのが狙い」と説明する。
 市で本格的にマネジメントに取り組むようになったのは、07年に市地域公共交通会議が設置されてから。競合関係にあった八戸市営バスと民間の南部バス(本社・同市)が協力し、中心街とJR八戸駅間を結ぶ路線で共同運行を開始するなど成果も表れている。
 10年10月にはマネジメント業務の中心で情報発信の拠点でもある「八戸中心街ターミナルモビリティセンター」が開設された。民間の北海道開発技術センターが受託運営し、さらなる再生策を練っている。研究員の伊地知恭右さんは「バスに乗っていただくと同時に、バスが必要だと思っていただくのが我々の仕事だ」と話している。
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 ■ことば
 ◇モビリティー・マネジメント
 過度にマイカーに頼る状態から、公共交通を適度に利用する状態へシフトさせる一連の取り組み。90年代後半から全国で盛んに行われるようになった。コミュニケーション施策を重要視し、住民や会社に「自発的な行動転換」を呼びかけるのが特徴。

9月2日朝刊

907チバQ:2012/09/03(月) 23:31:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000006-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/下 赤字路線の活性化 欠かせぬ市民の協力 /青森
毎日新聞 9月3日(月)10時28分配信

 ◇愛称募集し、命名者を表彰
 八戸市中心部の路線バス情報発信拠点「ターミナルモビリティセンター」で7月中旬、ささやかな表彰式が開かれた。
 赤字路線を活性化しようと、八戸市と南部バスは、市内と周辺部を結ぶ三つの路線バスの愛称を募集。命名者となった市民3人に表彰状が贈られた。岩手県洋野町へ向かう大野線は、乳製品に力を入れている地域を反映して「ミルキーライン大野」。五戸線は「ハチゴーバス」。南郷区の島守地区へ向かう荒谷線は、春から秋にかけ盆地でみられる幻想的な雰囲気から「あさもや号」と名付けられた。
 あさもや号の名付け親となった同市の主婦、中村洋子さん(51)は「島守地区で市民農園を借りて毎週通っている。こんなに自然が豊かな土地が近くにあると知ってもらい、どんどんバスを利用してほしい」と話した。南部バスの佐藤力社長は「本当にありがたい取り組み。民間だけでは努力にも限界がある。民間とはいえ公共交通を担っている責任がある。一緒に活性化に取り組みたい」と述べた。
 八戸地域では、運賃上限化実験で利用者が増える傾向にあるが、山間部を走る路線も多く、7割以上が赤字路線だ。
 「あさもや号」が走る荒谷線は10年度、経常収益674万円に対し、経常費用1241万円。570万円の赤字路線だ。収入減で国や県の補助基準も満たせなくなり、市が約300万円を負担して何とか運行を維持している。
 荒谷線が走る島守地区は、市南部の盆地に位置する。人口約2200人で素朴な田園風景を生かした町づくりを進めるが、65歳以上の人口割合(高齢化率)は35%に上り、過疎化が著しい。地区と市中心部を結ぶ唯一の公共交通は1日3往復半の路線バス。利用者はマイカーを持たない「交通弱者」が中心だ。
 7月下旬の日曜日、荒谷線に乗ってみた。市中心街のバスターミナルを発車した赤と白のバスには高校生やお年寄りら15人が乗車。しかし、中居林や是川など住宅街を通過するたびに乗客は減り、島守地区まで乗り通したのは数人だった。
 不採算路線の維持は、バス会社や行政だけの責任でなく、「バスに乗って路線を維持しよう」とする市民の協力も不可欠。八戸市の小林真市長は「採算性の合わない地域ほど路線バスは必要。車に頼らない地域社会を作っていくよう、意識醸成を図りながら公共交通を守っていきたい」と力を込める。(この企画は神崎修一が担当しました)
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 ■ことば
 ◇路線バスの輸送人員
 1969年度に1億3398万人だった輸送人員が、09年度は2763万人まで減少。この40年間で路線バスの利用者は5分の1になった。これに伴い、運賃収入だけでは路線維持が困難な「赤字路線」が全路線の7割に達している。県や市町村が46の赤字路線に交付した補助金は、11年度約4億700万円に上る。

9月3日朝刊

908チバQ:2012/09/04(火) 21:27:12
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001209040001
エコバス実験、発車 船橋新京成バス
2012年09月04日


遮熱塗装の路線バス。見た目は一般車両と変わらない=船橋市の新京成線二和向台駅前

 路線バスを遮熱塗装して空調効果を高め、燃費向上を目指す「エコバス」の実験が船橋新京成バス(本社・鎌ケ谷市)で始まった。船橋市内の同じ路線を、遮熱塗装していないバスと交互に走らせ、1年かけて効果を比較する。


 使用するバスは小型の34人乗り。約1700万円で購入後、屋根と両側の窓ガラスに約70万円をかけ、赤外線を反射、吸収する無色の特殊な塗装をした。


 同時に購入した未塗装の新車とともに、8月から新京成線二和向台駅などが終起点の市内2路線で営業運転。外気温、乗客の混み具合で運転手がエアコンを調節する通常の方法で効果を比較する。


 エアコンの強弱が燃費にも影響するため、1カ月ごとの走行距離に対し、どれくらい燃料を使ったかのデータを積み上げる。塗料メーカーでは、冬場の保温効果も期待できるとしているため、夏冬通し、来年7月末まで実験を続ける方針だ。


 遮熱塗装の路線バス運行は、東京都、千葉県内の京成グループバス15社では初めて。同社は「1年後の費用対効果をみて、車両を増やすかどうか検討したい」という。

909チバQ:2012/09/04(火) 21:38:08
>>643の会社
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120904/tks12090403300000-n1.htm
徳島駅前に高速バス待合施設 海部観光、シャワー室や「癒しの部屋」
2012.9.4 03:29
 徳島県を拠点に高速ツアーバス事業を展開する「海部観光」(本社・美波町)が3日、徳島市のJR徳島駅前一番町商店街沿いに、利用者向け待合施設「海部観光BUS OASIS」を開設した。

 空き店舗を改修し、外装や内装に県産材をふんだんに使用。東京間を結ぶ夜行便利用者向けにシャワー室や、マッサージチェアなどを完備した「癒しの部屋」も設けた。いずれも無料で利用できる。

 同施設開業に伴い、営業時間を午前5時45分〜午後10時に拡大。空席がある場合は当日利用受け付けも可能となった。

910チバQ:2012/09/10(月) 21:22:29
http://www.yomiuri.co.jp/job/wlb/topics/20120910-OYT8T00180.htm?from=os4
熊本市、地域バス利用一便2人の危機


熊本市南区の農村地域を走る「ゆうゆうバス」 政令指定都市移行を機に、熊本市が4月に導入したコミュニティーバス「ゆうゆうバス」の利用が低迷している。

 1便あたりの平均乗車数は2人ほど。市は地域とともに路線を育てようと市民に利用を呼びかけているが、好転の兆しはない。このままでは採算性の確保が難しく、早くも路線見直しや減便の必要性がささやかれている。

 8月下旬、熊本市南区の海路口(うじぐち)地区から川尻地区までを結ぶ午前8時45分の始発便に乗った。乗客は記者1人だけ。次々と通過するバス停にも待ち人の姿はない。

 低速で走るバスを後続車が追い抜いていく。「お客がいなくて乗り降りの時間が必要ない。ゆっくり走らないとダイヤの時間と合わないんです」。運転士が苦笑いを浮かべた。

 終点まで約11キロの運行時間は約25分で、最後まで乗客は記者だけ。折り返し便も同様だった。


 ゆうゆうバスは6路線9ルート。交通が不便な地域や区役所への交通手段を確保するのが狙いだ。市が赤字分を補助金で穴埋めすることを条件に、民間の熊本都市バスが平日のみ運行している。

 市が、運行継続の目安とするのは総経費に対する料金収入の割合「収支率」で、3年目以降の目標を30%に設定。初年度の目標は10%としているが、20%前後と比較的好調な北区役所周辺の「植木循環ルート」など2ルートを除き、目標を下回っている。

 中でも利用が少ないのが海路口―川尻ルートで、1便あたり平均0・5人しか乗客がいない。住民からは、「乗り換えが不便」、「時間が合わない」といった声があがる。

 市交通政策総室は路線沿線の自治協議会を回り、厳しい実態を直接訴えた。6月下旬からは、バス利用者のニーズをつかむため、聞き取り調査を実施。近く沿線住民にもアンケートを行う予定だ。

 海路口―川尻ルート沿線にある奥古閑校区自治協議会の浦田清人会長(81)は「高齢者が増えることを考えると、減便や廃便は困る。まずは1度乗ってみてほしいと呼びかけたい」と話す。同じく同ルート沿線にある飽田西校区自治協議会の佐藤友一会長(71)も「使い勝手が悪くても、全員の要望通りに走ることは不可能。バスに合わせて行動パターンを変えるなど工夫し、地域で守っていかなければ」と語る。


 熊本市と同様、政令市移行を機に2007年から区バスを導入した新潟市では11年度、「収支率30%」を全12路線で達成した。

 それでも、やはり初年度は2%などと低迷する路線も少なくなかった。そこで、〈1〉コースの廃止・見直し〈2〉事業者変更による経費圧縮〈3〉バスを小型化する〈4〉バスの側面にラッピングし広告収入を稼ぐ――などの工夫を積み重ねたという。

 コミュニティー路線などに詳しい横浜国立大の中村文彦教授は「『あったら便利』という声は多いが、開通後に様々な問題が見えてくることはよくある。柔軟に変更が利くのがバスの特徴でもあり、問題点を分析して直すことが大切」と指摘。「行政も、乗客数や収支率でなく、『住民一人ひとりが月に何回利用すれば存続できる』など、市民目線で情報を伝える工夫が必要だ」と話している。

 (大田裕一郎)

(2012年9月10日 読売新聞)


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