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乗合自動車(バス)総合スレ

905チバQ:2012/09/03(月) 23:30:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120901-00000010-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/上 運賃上限300円 利用者増で地域元気に /青森
毎日新聞 9月1日(土)10時49分配信

 ◇スクールバスから切り替えも
 今年4月、八戸北高南郷校舎(八戸市南郷区)の玄関前に新しいバス停が設置された。市中心部と南郷区を結ぶ南部バス(本社・同市)の「市ノ沢線」。国道340号を走るこの路線では、朝夕に限り同校まで運転を延長。大勢の高校生を乗せたバスが、山間部を走っている。
 市中心部から南へ約12キロ。同校は106人の全校生徒のうち、約6割がバス通学だ。昨年度までは、PTAが民間バスを借り上げ、生徒専用の「スクールバス」を運行していたが、1人当たり年間20万円にも上る高い料金が課題だった。
 同校やPTAは、八戸市や周辺町村が合同で行っている「路線バス上限運賃化実証実験」に注目。路線バスなら学校まで片道300円に抑えられることになるため、路線バスの利用に切り替えた。
 同校の三上昌樹教頭は「スクールバスは利用者が少なくなると、料金も上がってしまうことが課題だった。路線バスの利用で、バス代が年間半分ぐらいになる生徒もいる。保護者やバス会社と話し合って路線バスの利用を決めた」と説明する。
 市などが始めた実証実験は、開始からまもなく1年を迎える。
 昨年11月に行った調査によると、実験開始後、バス利用者が平日1日当たり1906人(6・7%)増となるなど好調な滑り出しだ。特に八戸市内では顕著で、市北部の「多賀台団地線」は16%増、沿岸部の「鮫線」は8・5%増となった。高校生にも好評で、実験前は「運賃が高い」との不満が18・2%に上ったのに対し、実験開始後は不満は半減。高校生のバス利用も11%増えた。
 06年から10年にかけ八戸市周辺では平均で毎年約6%の割合で乗客数が減っており、減少傾向に一定の歯止めをかける効果が生まれた。市の試算では、9・8%の利用者増なら値下げ前と同じ収入を確保できるため、今後は高校生やお年寄りに加え、通勤客らの取り込みも必要だ。市都市政策課の鈴木哲主幹は「マイカーは当然便利であることを認めながら、バスや鉄道の活性化策を考えないといけない。一回乗って『意外と良い』と実感してもらい、ゆるやかにシフトしてゆくことが必要だ」と分析し、さらなる活性化策を練っている。
    ◇
 少子高齢化やマイカーの普及に伴い、利用者減が続く路線バス。県内の民間バス路線のうち約7割が補助金で維持される厳しい現状だ。八戸圏域では「地域の足」を確保しようと、さまざまな活性化策で利用者増を目指している。八戸圏域の取り組みを通じて、今後の課題を探った。(この企画は神崎修一が担当します)
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 ■ことば
 ◇路線バス上限運賃化実証実験
 八戸圏域(八戸市と周辺7町村)での持続可能な公共交通システム構築を目的とする補助事業。11年10月から2年間行われる。期間中は、路線バスの運賃を八戸市内は上限300円、八戸市と五戸町やおいらせ町など周辺町村を結ぶ路線は上限500円とする。客層の変化などを調査し、バス事業の新たな方策を探るのが狙いだ。

9月1日朝刊


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