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乗合自動車(バス)総合スレ

910チバQ:2012/09/10(月) 21:22:29
http://www.yomiuri.co.jp/job/wlb/topics/20120910-OYT8T00180.htm?from=os4
熊本市、地域バス利用一便2人の危機


熊本市南区の農村地域を走る「ゆうゆうバス」 政令指定都市移行を機に、熊本市が4月に導入したコミュニティーバス「ゆうゆうバス」の利用が低迷している。

 1便あたりの平均乗車数は2人ほど。市は地域とともに路線を育てようと市民に利用を呼びかけているが、好転の兆しはない。このままでは採算性の確保が難しく、早くも路線見直しや減便の必要性がささやかれている。

 8月下旬、熊本市南区の海路口(うじぐち)地区から川尻地区までを結ぶ午前8時45分の始発便に乗った。乗客は記者1人だけ。次々と通過するバス停にも待ち人の姿はない。

 低速で走るバスを後続車が追い抜いていく。「お客がいなくて乗り降りの時間が必要ない。ゆっくり走らないとダイヤの時間と合わないんです」。運転士が苦笑いを浮かべた。

 終点まで約11キロの運行時間は約25分で、最後まで乗客は記者だけ。折り返し便も同様だった。


 ゆうゆうバスは6路線9ルート。交通が不便な地域や区役所への交通手段を確保するのが狙いだ。市が赤字分を補助金で穴埋めすることを条件に、民間の熊本都市バスが平日のみ運行している。

 市が、運行継続の目安とするのは総経費に対する料金収入の割合「収支率」で、3年目以降の目標を30%に設定。初年度の目標は10%としているが、20%前後と比較的好調な北区役所周辺の「植木循環ルート」など2ルートを除き、目標を下回っている。

 中でも利用が少ないのが海路口―川尻ルートで、1便あたり平均0・5人しか乗客がいない。住民からは、「乗り換えが不便」、「時間が合わない」といった声があがる。

 市交通政策総室は路線沿線の自治協議会を回り、厳しい実態を直接訴えた。6月下旬からは、バス利用者のニーズをつかむため、聞き取り調査を実施。近く沿線住民にもアンケートを行う予定だ。

 海路口―川尻ルート沿線にある奥古閑校区自治協議会の浦田清人会長(81)は「高齢者が増えることを考えると、減便や廃便は困る。まずは1度乗ってみてほしいと呼びかけたい」と話す。同じく同ルート沿線にある飽田西校区自治協議会の佐藤友一会長(71)も「使い勝手が悪くても、全員の要望通りに走ることは不可能。バスに合わせて行動パターンを変えるなど工夫し、地域で守っていかなければ」と語る。


 熊本市と同様、政令市移行を機に2007年から区バスを導入した新潟市では11年度、「収支率30%」を全12路線で達成した。

 それでも、やはり初年度は2%などと低迷する路線も少なくなかった。そこで、〈1〉コースの廃止・見直し〈2〉事業者変更による経費圧縮〈3〉バスを小型化する〈4〉バスの側面にラッピングし広告収入を稼ぐ――などの工夫を積み重ねたという。

 コミュニティー路線などに詳しい横浜国立大の中村文彦教授は「『あったら便利』という声は多いが、開通後に様々な問題が見えてくることはよくある。柔軟に変更が利くのがバスの特徴でもあり、問題点を分析して直すことが大切」と指摘。「行政も、乗客数や収支率でなく、『住民一人ひとりが月に何回利用すれば存続できる』など、市民目線で情報を伝える工夫が必要だ」と話している。

 (大田裕一郎)

(2012年9月10日 読売新聞)


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