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乗合自動車(バス)総合スレ

899チバQ:2012/08/26(日) 18:15:39
■市長「市民参加を」

 そのため市は今年度、バス路線の見直し策を矢継ぎ早に打ち出している。4月に設置された同検討委員会もその一つで、富岡賢治市長が「利用してもらえる公共交通網の構築には、市民の声をよく聞き、参加してもらうことが必要だ」と発案した。

 合併6地域ごとの小委員会には、区長会や長寿会など、バス利用が想定される高齢者の意見を反映できる団体から選ばれた住民代表が参加。地域の実態に即したバス路線を検討している。

 箕郷地区では、隣接する群馬地区との間を循環する「ぐるりん」の「箕輪城線」と「かみつけ線」が運行しているが、1周するのに1時間以上かかるため、使い勝手は今ひとつ。市は今後、この2路線を廃止して両地区内をそれぞれ循環する路線に切り替えるが、新路線の設定に際し、小委員会で議論を重ねている。

■住民側も意識変化

 冒頭の「下見」が終わった後は、早速、市の箕郷支所に集まり、住民代表からの意見を集約。バス停同士の距離が長い所にはバス停を増やしたり、スーパーと公共施設の双方を回れる路線に修正できるか検討したり、住民との共同作業で路線を練っている。さらに新路線の状況を各団体に持ち帰ってもらい、運行時間帯などの意見を集めるよう依頼した。

 箕郷地区の小委員会をまとめる市箕郷ブロック区長会長の岡田文男さん(69)は「これまでは行政が勝手に決めていたので、住民も関心が薄く、空気を運ぶようなバスが走っていた。我々も参加することで、利用促進につなげ、地元の将来のためにより良い路線を残そうという気になる」と手応えを感じている。

■「ぐるりん」進化

 市は「ぐるりん」の全体的な改善も図っている。

 拡大しすぎて、複雑になった路線を分かりやすくするために、7月から路線の途中に「中間点」を設定。高崎駅から中間点方面を「下り」、中間点から高崎駅方面を「上り」と区別した。

 また、高崎駅から百貨店などが立ち並ぶ中心市街地、市役所、国立病院機構高崎総合医療センターなどを周回する「都心循環線」(運賃一律100円)に、7月から乗り放題の1日自由乗車券(200円)を導入した。20分間隔で運行する同線を「路面電車の代わり」(市地域交通課)と位置付け、中心市街地の周遊性向上を狙っている。

■伊勢崎、無料で実績

 他都市も独自の取り組みを進めている。

 伊勢崎市は「いせさきしコミュニティーバスあおぞら」を市内全域で10路線(平日59便、休日46便)運行。市民に限らず、誰でも無料で乗車できる。市交通政策課は「ワンコインでも利用されないバスは意味がない。そもそもコミュニティーバスで黒字を求める方が無理」と話す。

 年間運行経費は約1億4000万円。現在の形での運行が始まった08年度は乗客数が30万6596人だったが、11年度は37万8058人に増加した。乗客1人当たりの市の支出は約370円で、「ぐるりん」よりも安く、五十嵐清隆市長は「無料という気安さが市民に浸透し、利用につながっている。一定の支出はあるが、費用を削るより逆に効率が上がった」と胸を張る。

 一方、前橋市は循環路線の「マイバス」を運行。1月から北・南・西循環に東循環も加わった。西循環はショッピングモール「けやきウォーク前橋」の駐車場内まで入り込み、買い物の足として重宝されている。各路線の収支は改善傾向だが、「空バスが多い」との批判も少なくない。山本龍市長は全市域でデマンド型交通「200円乗合タクシー」の導入を目指しており、実現すれば、マイバスは不要になるとの見方もある。

 各都市とも取り組みの方向性が大きく異なるだけに、県交通政策課は「成果をデータで検証し、県全体で知恵を共有していきたい」としている。

(2012年8月16日 読売新聞)


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