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乗合自動車(バス)総合スレ

891チバQ:2012/08/26(日) 18:12:10
■県内私鉄は苦戦

 一方、鉄道は、首都圏に路線が延びるJR東日本と東武鉄道のほか、上毛電気鉄道、上信電鉄、わたらせ渓谷鉄道(わ鉄)の地域鉄道3社で県内の路線網を築いている。戦後、JR足尾線廃止による第3セクター「わ鉄」の誕生や、長野新幹線開業による信越線「横川―軽井沢間」廃止などの変化はあったが、基本的な鉄道網は維持されてきた。

 ただ、JRの輸送人員は安定する一方、私鉄は65年度の3741万人に対し、09年度は1464万人と4割以下に。地域鉄道3社は採算が厳しく、県や市町村は施設維持費などで年間5〜6億円の公費を投じている。

■縮小均衡と最適化

 バス、鉄道に加え、高齢者向けのタクシー利用助成なども含めると、県と市町村が地域交通に投じる公費は、少なくとも年間26億円以上。車を運転できない交通弱者の移動の自由を確保することは不可欠だが、今後も公共交通の衰退が続けば、さらに財政を圧迫しかねない。

 そのため、県も今年度から、公共交通の効率的運用を目指す「生活交通導入実証検証事業」を始め、桐生、下仁田2市町に、各300万円を補助。2市町の結果を元に、来年度以降は、従来の赤字補填型の補助制度を見直し、効率化に取り組む市町村への優遇補助も検討する。

 中山勝文・県交通政策課長は「都市が分散し、郊外型の街づくりが進んだ群馬では、公共交通が縮小方向で均衡することは避けられなかった。マイカーの利便性も認めた上で、地域の実情に合った公共交通を模索する『最適化』が必要だ」と指摘している。

【車王国群馬】財団法人自動車検査登録情報協会(東京)がまとめている「都道府県別の自家用車普及状況」によると、群馬の「1台当たり人口」(2011年3月末)は1・551人で全国1位。「1世帯当たり台数」(同)は1・667台で3位になっている。一方、国土交通省によると、県民の移動手段の割合を示す旅客輸送分担率(09年度)は、自家用車(93・9%)が3位なのに対し、乗合バス(0・7%)は45位と低迷。JR(2・3%)は34位、私鉄(1・0%)は29位だった。

【系統】バスの運行ルートの数え方の一つ。原則、起点と終点が同じルートを「1路線」と数え、その中で経由地が異なるルートが三つあれば、「3系統」と数える。多くのバス事業者が、経由地を含めた運行ルートを利用者に明確に知らせるため、バスに系統番号をつけて運行管理している。

(2012年8月8日 読売新聞)


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