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乗合自動車(バス)総合スレ

907チバQ:2012/09/03(月) 23:31:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000006-mailo-l02
再生地域交通:八戸・路線バスの試み/下 赤字路線の活性化 欠かせぬ市民の協力 /青森
毎日新聞 9月3日(月)10時28分配信

 ◇愛称募集し、命名者を表彰
 八戸市中心部の路線バス情報発信拠点「ターミナルモビリティセンター」で7月中旬、ささやかな表彰式が開かれた。
 赤字路線を活性化しようと、八戸市と南部バスは、市内と周辺部を結ぶ三つの路線バスの愛称を募集。命名者となった市民3人に表彰状が贈られた。岩手県洋野町へ向かう大野線は、乳製品に力を入れている地域を反映して「ミルキーライン大野」。五戸線は「ハチゴーバス」。南郷区の島守地区へ向かう荒谷線は、春から秋にかけ盆地でみられる幻想的な雰囲気から「あさもや号」と名付けられた。
 あさもや号の名付け親となった同市の主婦、中村洋子さん(51)は「島守地区で市民農園を借りて毎週通っている。こんなに自然が豊かな土地が近くにあると知ってもらい、どんどんバスを利用してほしい」と話した。南部バスの佐藤力社長は「本当にありがたい取り組み。民間だけでは努力にも限界がある。民間とはいえ公共交通を担っている責任がある。一緒に活性化に取り組みたい」と述べた。
 八戸地域では、運賃上限化実験で利用者が増える傾向にあるが、山間部を走る路線も多く、7割以上が赤字路線だ。
 「あさもや号」が走る荒谷線は10年度、経常収益674万円に対し、経常費用1241万円。570万円の赤字路線だ。収入減で国や県の補助基準も満たせなくなり、市が約300万円を負担して何とか運行を維持している。
 荒谷線が走る島守地区は、市南部の盆地に位置する。人口約2200人で素朴な田園風景を生かした町づくりを進めるが、65歳以上の人口割合(高齢化率)は35%に上り、過疎化が著しい。地区と市中心部を結ぶ唯一の公共交通は1日3往復半の路線バス。利用者はマイカーを持たない「交通弱者」が中心だ。
 7月下旬の日曜日、荒谷線に乗ってみた。市中心街のバスターミナルを発車した赤と白のバスには高校生やお年寄りら15人が乗車。しかし、中居林や是川など住宅街を通過するたびに乗客は減り、島守地区まで乗り通したのは数人だった。
 不採算路線の維持は、バス会社や行政だけの責任でなく、「バスに乗って路線を維持しよう」とする市民の協力も不可欠。八戸市の小林真市長は「採算性の合わない地域ほど路線バスは必要。車に頼らない地域社会を作っていくよう、意識醸成を図りながら公共交通を守っていきたい」と力を込める。(この企画は神崎修一が担当しました)
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 ■ことば
 ◇路線バスの輸送人員
 1969年度に1億3398万人だった輸送人員が、09年度は2763万人まで減少。この40年間で路線バスの利用者は5分の1になった。これに伴い、運賃収入だけでは路線維持が困難な「赤字路線」が全路線の7割に達している。県や市町村が46の赤字路線に交付した補助金は、11年度約4億700万円に上る。

9月3日朝刊


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