したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

乗合自動車(バス)総合スレ

2020チバQ:2022/12/21(水) 10:42:53
https://mainichi.jp/articles/20221217/k00/00m/040/108000c
アクアライン開業25年 交通量5倍も…無料化への道は「視界不良」

毎日新聞 2022/12/18 08:00(最終更新 12/18 17:28)
 千葉県と神奈川県をつなぐ東京湾アクアラインが18日、開業から25年を迎えた。2009年の通行料金値下げもあり、交通量は当初の5倍に増えた。一方、建設時に旧日本道路公団が背負った借金の返済は計画通りに進まず、完済による無料化への道筋は「視界不良」となっている。

 NEXCO東日本によると、開業直後の1998年の車両の通行台数は1日平均約1万台だった。普通車で4000円という通行料がネックとなり、当初の期待ほど利用は伸びなかった。


 潮目が変わったのは09年。千葉県の森田健作知事(当時)が国と交渉し、値引きによるNEXCO東日本の減収分を国と県が補塡(ほてん)する形で800円への値下げを実現させた。これを契機に交通量が大きく伸び、21年は1日平均約5万1600台だった。

 県によると、14年4月〜16年9月の2年半で、観光や企業の設備投資など首都圏全体で約1155億円の経済効果があった。このうち約4分の3の約869億円の「恩恵」が千葉にもたらされたとしている。


千葉県知事選で初当選を果たし、麻生太郎首相(当時)に報告した森田健作氏(左)。この場で東京湾アクアラインの通行料引き下げを要望した=首相官邸で2009年3月31日午後2時32分、藤井太郎撮影
千葉県知事選で初当選を果たし、麻生太郎首相(当時)に報告した森田健作氏(左)。この場で東京湾アクアラインの通行料引き下げを要望した=首相官邸で2009年3月31日午後2時32分、藤井太郎撮影
写真一覧
 千葉県側の終着点・木更津市では、商業施設の開業や企業の転入が相次いだ。12年に大型商業施設「三井アウトレットパーク木更津」がオープンし、21年には高級車に試乗できる「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」ができた。22年には「コストコホールセールジャパン」の本社が、対岸の川崎市から移ってきた。木更津市の人口も00年の約12万3000人から22年には約13万6000人まで増えた。

 東京理科大の寺部慎太郎教授(交通計画)はアクアライン開通で「千葉県の内房地域と、川崎市を中心とする神奈川・東京の一部が、一つの商圏としてつながった」と指摘。800円への値下げが経済効果の波及を後押ししたとし「通行料金が高いままだったら『アクアラインを建設したのにもったいない』と評価されていたかもしれない」と語る。新たなルート確保は、大規模災害への備えの意味でも意義があったとする。


 一方、建設時に旧道路公団が背負った借金の償還は計画通りに進んでいない。

開業から25年を迎えた東京湾アクアライン。奥は川崎市、東京方面=2022年12月18日午後2時2分、本社ヘリから
開業から25年を迎えた東京湾アクアライン。奥は川崎市、東京方面=2022年12月18日午後2時2分、本社ヘリから
写真一覧
 公団から負債を引き継いだNEXCO東日本によると、アクアラインの建設費約1兆4400億円の大半は財政投融資などの借金で賄った。当初の償還期間は27年までの30年間を計画していた。

 しかし、全国の高速道路の収入を一元管理する「プール制」に組み込まれたり、全国の道路で大規模修繕が行われたりした影響で、償還期限は度々延期された。現在の期限は「2063年7月」まで延びている。通行料金の取り扱いなどについては政府の審議会でも議論されており、NEXCO東日本は「引き続き、その議論を注視したい」としている。【石川勝義、林帆南】

2021チバQ:2022/12/28(水) 16:53:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eaaa093eec93ea447a19100fcb4b7b122284346
「今なお、需要に対して供給過多」仙台のタクシーに残る「小泉改革」の傷の深さ
12/28(水) 15:01配信
 「タクシーの数が日本一多い場所は仙台だ」

 そんな格言が、かつてタクシー界には浸透していた。この現象をひもといていくと、タクシー業界にとっていまだかつてない“悪法”と評された規制緩和の影響が大きい。

 小泉純一郎政権時代の2002年に実施された規制緩和で、タクシー業界は混乱に巻き込まれた。事業者や台数は急激に増加し、それに伴いドライバー1人ひとりの売り上げは急降下した。「タクシー破壊法」とも言われた同法だが、中でもとくに強い“被害”を受けたとされる地域が仙台だ。

 人口当たりの台数は東京都内を超えるともいわれる水準となり、現場は疲弊していく。

 筆者が仙台駅を訪れた10月末は、鉄道開業150周年企画の新幹線、特急列車3日間乗り放題期間の影響もあってか、観光客でごった返していた。タクシー乗り場には30台以上のタクシーが並ぶが、大型のスーツケースを引く人々の多くは、タクシーを横目に通り過ぎていく。西口で拾った運転手の河野さん(仮名・60代)が、当時の様子をこう振り返る。

 「昔の仙台は、タクシー運転手にとってはいい環境でしたね。1回の隔日勤務で5万円近くは稼げる市場があったんです。ところが、規制緩和により台数が爆増したことにより、営業収入は一気に3万円以下まで落ち込んだ。台数が増えたということは、それだけタクシーを利用する人が多い街だったということですが、需要と共有のバランスが一気に崩れてしまったんです。当然運転手は食えなくなり、生活は激変した。今なお、当時の流れを引きずっており、需要に対して供給過多の状態が続いています」

■規制緩和後にタクシー台数が急増

 はたして規制緩和がもたらした余波はどんなものであったのか。宮城県タクシー協会・仙台地区総支部が発表するデータを見ると実情がわかりやすい。規制緩和前の2001年は仙台市のタクシー台数は2041。ところが2006年には一気に3003へと急増した。

 これに対して地域の総営業収入は、2001年の242億円から2006年には231億円となり、日車営収(1日当たりの1車の平均営業収入)は、2001年の3万5887円から、2006年は2万5955円と1万円近い下げ幅だ。

 20年以上が経過した現在、昨年度の車両数は2246台、総営業収入は約105億円、日車営収は2万0748円と大きくその規模を縮小する結果となっていた。もちろんこれは、近年の新型コロナウイルスや仙台市が国の特定地域、その後準特定地域に指定され、事業の適正化が進んだことなど、外的な要因もあるが、規制緩和の影響も明らかに大きい。

 仙台市内はタクシーが増えたことで、乗り場でのマナー悪化や乗客の奪い合いで事故も多発した。こういった負の要素はたびたび国会でも議題に上がり、協会や行政でも適正化のため厳重に対応してきたという。仙台市総支部の尾形末男さんが、規制緩和がもたらした影響を説明する。

 「タクシー同士の競争が激化したこともあり、さまざまな問題が表面化していきました。中心部で慢性的な交通渋滞を引き起こし、交通事故も増えた。さらに国分町などの繁華街では、タクシーの停車場所には20〜30台がなだれ込む状況で、市民の方にも迷惑がかかっていました。

 そこで市や運輸局、タクシー協会などが協力して『仙台市中心部タクシー交通問題対策協議会』が2008年に立ち上がったんです。以降、適正化、活性化に向けて減車計画が進んでいった。当時のような問題はずいぶん減っているのが現状です」

 それでも、市場規模が半分以下に縮小し、日車営業収入に至っては1万5000円近く落ちたように、やはり規制緩和の被害は大きかった、と話す事業者も多い。仙台の事業者は大手社の進出や地元に根を張る社など玉石混交だが、緩和前の41社から、2006年に63社まで増えた事業者も淘汰が進み、現在は46社に落ち着いている。

2022チバQ:2022/12/28(水) 16:53:30
■新規参入した会社との溝は深い

 市内のある老舗タクシー会社のドライバーは、「規制緩和以降増えた会社と、以前からある会社では溝が深い」とも明かす。先述のように仙台市内はタクシーが増えた影響で、さまざまな問題が起きた過去がある。

 既存のドライバーたちからすれば、新規参入社により収益は落ち、さらに仕事上でもマナー違反が目立つのだから、その言い分は一定の正当性を持つのだろう。

 筆者が気になったのは、「なぜ全国的にみても仙台がここまで事業者が増えたのか」という点だった。確かに東北地方最大の都市で、100万人が居住する仙台はタクシー文化がもともと根付く土壌ではあった。とはいえ、タクシー業は決して収益性が高い業種ではない。それゆえに、増加幅は異常ともいえるもので、その影響が今なお影を落としているからだ。

 新規参入をした事業者はまったくの別業界からの参入もあるが、基本的には運送や介護福祉、清掃業といった多角経営を行う事業者も目立った。なぜ別業種からわざわざタクシー業界を選んだのか。1カ月近くにわたり、新規参入をした複数社に取材申請をしたが、ほぼ全社が取材拒否という惨状だった。

 そんな中で唯一正面から話を聞くことが出来たのは太白区に本社を置く、秋保交通だった。代表の青野邦彦さんは、規制緩和時に自交総連宮城地連に加入する乗務員69人の代表として、国を相手に約1億円の損害賠償訴訟を起こした過去を持つ。

 仙台市が特定地域に指定されたことで、その訴えを取り下げたが、最前線で規制緩和の矛盾を訴えてきた1人だ。2003年に開設した秋保交通は、タクシー運転手たちが資金を出し合い設立し、労働組合が経営を行うという特殊な成り立ちでもある。

2023チバQ:2022/12/28(水) 16:53:54
■規制緩和の弊害は「質が落ちたこと」

 青野さんが言う。

 「規制緩和による最大の弊害は、タクシー業界の質が落ちたことだと考えています。以前の仙台は食べていくには十分な市場がありましたが、事業者や運転手が増えたことで、私自身も営業収入が半分以下に落ち込んだ。

 そんな状況ゆえにお客様の奪い合いになり、結果マナーが低下してタクシー離れが進むという悪循環が生じ、乗務員は生活ができないから人が離れていく。結果、人材不足となり、現在は人がいないから稼働がしたくてもできないという社もあるくらいです。とくに若いドライバーの数は、本当に少なくなってしまった。私自身、今の状態を招いた発端は、規制緩和だったと考えていますよ」

 秋保交通は車両数が12台という小規模な会社だが、客単価は仙台でも随一の高さがある。従業員は平均年齢で70歳を超えているなか、なぜそんな高単価を稼げるのか。青野さんが2005年に代表に就任して以降、注力したのは定額制のオンデマンド交通だった。

 仙台は中心部から5、6キロ圏内がホットゾーンだが、市内の中心部から20キロほど離れた場所では同じやり方は通用しない。そのため、秋保から仙台市内や空港といった5000円程度の依頼が一日に何本も入るシステムづくりに腐心したという。背景にあったのは、年々強まる危機感だ。

 「仙台は遅かれ早かれ自動運転の時代が来ると思っています。それは外的な要因というよりも、単純に乗務員の確保がかなり難しいから。そんな時代が訪れた際、強みになるのは顧客を大切にしていること、いかに地域に根付いているか、という点です。それは規制緩和の影響をモロに受けた仙台で営業しているからこそ、強く感じることでもあります」

 仙台のタクシーは、この土地にしかない特徴も目立った。例えば多くの車体カラーが白色であるということ。ある老舗タクシー会社ドライバーは、「昔から白の車両が多いが、ビジネス客や学会で訪れる方が多い土地柄のため、黒塗り車を希望されることも珍しくない。ジャパンタクシーも含めて、導入を進めたいが金銭的に難しい部分もある」と漏らす。

 タクシー乗り場も市内中心部に24カ所も点在し、繁華街の国分町あたりは荷さばきスペースも多く、乗降者のスムーズさも目についた。

 中でも印象的だったのは、東日本大震災の被災地を周る「語り部タクシー」の存在だった。NPO法人宮城復興支援センターと宮城県タクシー協会などが協力のうえ、2012年10月から始まったこの企画は、被災地の復旧・復興、当時の記憶を風化させないという意味合いが込められている。

■利用者は減っても後世のために残していく

 前出の尾形さんによれば、2018年までは平均的に年間900件、3000人程度の利用者がいたという。しかし、2019年以降は減少傾向が続き、昨年は年間約65件、利用者ベースでは210人程度に留まっている。

 尾形さんが続ける。

 「被災時の復興現場を知る乗務員さんを語り部に認定しています。実際にお客様からもそういった方を指名されることが多かったので。担当する乗務員は仙台だけで2013年当時は200人程度いましたが、現在は140人ほど。利用者の数は減り、担当できるドライバーも減少していますが、参加いただいたみなさんは、想像していたよりも大きいこの地の傷痕に驚かれます。

 そんな声を聞くたび、語り部タクシーは後世のために残していくことが必要だと感じますね。利用される人の数が減っても、今後も続けていく予定です」

 規制緩和の影響を最も強く受けた仙台は、試行錯誤を重ねながら適正化のために尽力を続けている。ただそれでもなお、負の連鎖が色濃く残っていることを同時に感じるのだ。

栗田 シメイ :ノンフィクションライター

2024OS5:2023/02/12(日) 21:35:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/71eb30f131bf01d9abe27ad511695e0682ca9276
「稼げない」は先入観? タクシー業界の人手不足かなり深刻 予約の2〜3割は断っている状態
2/12(日) 21:30配信

南日本新聞
鹿児島市のJR鹿児島中央駅前客待ちするタクシーの列(資料写真)

 鹿児島県内のタクシー業界で人手不足が深刻になっている。高齢化や新型コロナウイルスの影響で運転手が減る中、コロナ禍からの回復で乗客が急に増えているためだ。人材確保に懸命な事業者は、待遇や柔軟な働き方など運転手の実態を知ってほしいと訴える。

【写真】予約電話に対応し、空車に割り振るスタッフ=鹿児島市西坂元町の南州タクシー

 「『稼げない』という先入観を持たれ、高収入をうたっても人が集まらない」。南州タクシー(鹿児島市)の佐藤充郎社長は会社の現実と世間のイメージとのギャップを嘆く。

 同社は運転手不足のため、昨年12月は予約の2〜3割を断らざるを得なかったという。一方、同月に60万円以上売り上げた運転手が150人のうち約半数。そのうち100万円以上は8人に上る。「稼げる仕事」と佐藤社長は力を込める。

 乗客が多い理由として挙げるのが、独自の配車システムと乗務員の質だ。5人態勢の配車室では、着信の番号から乗客名やよく乗降する位置を一目で把握。近隣の空車へ迅速に割り振る。接客マナー研修を徹底し、「南州にしか乗らない」という顧客も多いという。ほかに乗客の緊急連絡先やかかりつけ病院を記した「あんしんカード」で、65歳以上は料金が1割引きとなるのも好評だ。

 4年前に飲食接客業から転職してきた運転手の男性(48)は、入社月から月給が前職を10万円ほど上回った。「頑張るほど結果がついてくる業界だ」

 ただ、データを見る限り待遇は厳しい。全国ハイヤー・タクシー連合会によると、2021年の全国のタクシー運転手の賃金は1人当たり年間約280万円。全産業平均の約489万円を大きく下回る。

 これについて、実態とは異なるという声がある。1日のうち短時間や、週3日といった働き方の人も多いためだ。旭交通鹿児島支社(同市)の穂満淳取締役支社長は「平均で見るとどうしても年収は下がってしまう」と指摘する。同支社の運転手も50人のうち20人が時短勤務という。

 8割以上は未経験で入社した。「経験がなくても、3カ月という長い研修期間がある。稼いで家族を養いたい人や自由な時間を増やしたい人など、柔軟に働けるのはタクシー運転手の魅力だ」と話す。

 その上で穂満支社長は強調した。「1日に何度も『ありがとう』と言っていただける。こんなやりがいのある仕事はほかにない」

南日本新聞 | 鹿児島

2025OS5:2023/03/14(火) 11:18:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/546862272b3d7f2b926165e42ebaef8930726ea7
タクシー、沖縄本島も値上げ手続き 現在は初乗り560円→秋にも新運賃
3/14(火) 8:48配信
沖縄タイムス
 沖縄総合事務局は13日、本島地区タクシーの運賃改定手続きを始めると発表した。沖縄本島のタクシー事業者から、普通車の初乗り560円(1・75キロ)を590〜610円(1・051〜1・491キロ)に、加算料金は70円(365メートル)から70〜80円(292〜324メートル)に値上げする申請が出ていた。

 総事局が事業者から経営状況などを聞き取り、適正な改定金額を決める。新たな運賃は秋ごろに適用する見通し。

 本島地区の運賃改定申請は、消費税の上昇に伴う値上げを除くと、2015年11月以来となる。

 乗務員の労働環境改善や昨今の物価高騰による経営基盤の立て直しを目的に事業者が運賃の引き上げを求めている。

 2月1日に最初の申請があり、3月10日までに申請した本島地区のタクシー事業者の保有する車両数が、審査開始の基準となる7割を超え77・96%(2310台)となった。申請は全87事業者のうち59者。

 離島地区はすでに運賃の改定が決まっていて、改定料金などの審査に入っている。

(政経部・又吉朝香)

2026とはずがたり:2023/04/19(水) 17:30:43

頑丈なのはタクシー用の自動車にとってはマストだよな〜。

2023.04.13
JPN TAXI不具合で全タク連がトヨタ自動車に要望書を送る
https://mag-x.jp/2023/04/13/22142/

トヨタ自動車がジャパンタクシーを発売したのは2017年10月のこと。まもなく発売後6年を迎える。このクルマについて先頃、タクシー事業者の業界団体である「全国ハイヤー・タクシー連合会(以下全タク連)が耐久性改善等を求めた要望書を提出した。お客様関連部宛だ。

コトの発端はこうだ。全タク連の下部組織である東京ハイヤー・タクシー協会(以下、東タク協)の会員各社から「走行距離20万キロを超えたあたりから不具合が多発し出す」などの情報が東タク協に多く寄せられた。これを受けて調査が行われた。

本件を最初に報道した東京交通新聞によると、●インバーターの故障●スライドドアが開かないなどの不具合があり、該当する車両は実に全体の95%に及ぶという。東タク協は報道内容について事実関係を認めた。

東タク協はこうした調査結果を添えた上で全タク連に対して、トヨタ自動車への要望書提出を求めた。全タク連の広報担当者も「3月29日付けで要望書を提出した。こちらはトヨタ自動車の対応を待っている状況」とのことだった。要望書の詳細については、「トヨタ自動車に聞いてほしい」とのことだった。

事情通によれば、「クラウン時代は走行50万キロでも消耗部品以外はノーメンテナンスだった。20万キロ程度なら1年で走ってしまう距離だ。その程度で不具合が多発するようではタクシー事業者の維持コストは想定を上回るのではないか」と懸念する。

今後、地方のタクシー事業者にジャパンタクシーの中古車が出回っていくと思われるが、リセール価格についても低下が懸念される。

ジャパンタクシーは2022年暦年で3998台が新規登録された。2021年は同4081台だった。今年も3月までの3カ月間で1221台(前年同期比4%減)を売ったが、当初目標だった月販1000台からすると、物足りない数字ではある。現在、トヨタ自動車に要望書への対応についてコメントを求めている。

取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)

2027OS5:2023/05/02(火) 00:05:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/785e6296224302c015ddbb6ff2cf4e29d78255f3
繁華街、にぎわい戻るも…運転手足りぬ 悩む代行業 茨城
5/1(月) 6:00配信
新型コロナウイルスの5類移行を控え、茨城県内の繁華街ににぎわいが戻る中、乗客とマイカーを自宅などへ送り届ける運転代行業者が人手不足に苦しんでいる。コロナ禍で廃業に追い込まれた事業者もあったが、2023年3月以降は歓送迎会シーズンも重なり、需要は回復基調。週末は1時間以上待たねばならないケースも目立ち始めた。

県警交通総務課によると、県内の運転代行は2022年末現在で332業者が営業し、従事者は3200人。コロナ前の19年比で27業者減、従事者は同439人減った。中でも、随伴用自動車は3年間で400台以上減少し1029台となった。

水戸市内で営業する代行業者によると、コロナ禍で最も苦しんだ時期は緊急事態宣言が発出された20年4月。当時は、普段なら繁華街がにぎわう金曜日の夜にもかかわらず、配車依頼の入電が9件にとどまった日があったという。

コロナ禍前は運転手24人、アルバイトも9人在籍していたが、コロナの感染拡大で状況は一変。10台前後稼働させていた代行車両は1〜2台と激減し、アルバイトはシフトから外さざるを得なくなった。

同じ金曜日だった今月14日、この業者への入電は251件に上った。同日は忙しくなると見込んで9台体制で臨んだが、予想を超える繁盛ぶりに依頼の半数以上は断らざるを得なかったという。代表の男性は「昔は入電が1日650件の日もあった。コロナ前の水準に戻ったとはいえないが、持ち直してきているのでは」と需要の回復を実感している。

同市内の別の代行業者では、3年ぶりに復帰したという40代男性が「副業収入を当てにしていたので、仕事がなくなったときは本当につらかった」と振り返る。男性は3月に復帰し、以前と同程度の収入が得られるようになったという。

運転代行の需要持ち直しは、北関東屈指の歓楽街がある土浦市でも同じだ。

同市を拠点とするクリーン運転総合代行(同市大岩田)では最近、混雑時間帯になると入電から到着まで1時間以上かかることが珍しくなくなった。

県運転代行協会理事長で同社の中山一夫社長(68)は業界全体の人手不足に懸念を示しながらも、「運転手に応募する電話は以前よりかかってくるようになった。『もう一度働こう』という人に戻ってきてほしい」と期待を寄せた。

茨城新聞社

2028OS5:2023/05/08(月) 11:37:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/838a1550ed8d11f19f486320a0fbf953e6ef23f6
「これ以上耐えられない」と減便 沖縄の路線バス運転手、210人減る 原油高騰とコロナ禍でダブルパンチ
5/8(月) 9:32配信



 路線バスの運転手不足が深刻化している。県バス協会の集計によると、本島を走る路線バス(琉球バス交通、沖縄バス、那覇バス、東陽バスの4社)の運転手は、コロナ禍前の2019年度に比べ210人減っている。約3年にわたる新型コロナウイルス感染拡大の影響で路線バスの需要減退に伴う減便や、運転手の高齢化と若年者のなり手不足が同時に進んでいることが要因だ。協会はコロナ禍前の運行本数に戻した際に運転手不足が表面化することを危惧し、県に対して支援を求めている。(政経部・國吉匠)

【写真】入場料金を引き上げた「沖縄美ら海水族館」の巨大水槽

 集計では、運転手の高齢化と若年者のなり手不足が浮き彫りになった。現在働いている運転手を年代別にみると、50〜60代が約70%と最も多い。30〜40代は25%で、20代は2%ほど。若年者のなり手が先細りする状態が続けば、公共交通機関として立ち行かない深刻な事態を招きかねない。

 バス会社では、従来のダイヤを運行するのに十分な運転手を確保できないことなどから、路線を減らして対応している。

 小川吾吉会長は「基幹的交通手段として極力減便などを最少にするなど努力してきたが、これ以上耐えられない」と吐露する。4月27日には県に人手不足解消のための支援を要請。(1)大型2種免許取得期間の人件費の補助を含めた支援(2)県内にある職業能力開発校自動車科で、大型2種免許取得コースの新設や奨学金給付による学生への支援(3)連結バス・EV2階建てバスの導入可能性の調査実施-の3項目を求めた。

 バス会社も手をこまねいているわけではない。担い手不足から脱却しようと県や那覇市のハローワークと連携し、運転手講習セミナーを年に3回開催している。このほか、女性が働きやすい環境を整えようと、女性部会も発足した。

 小川会長は「コロナ禍によって路線バス事業の運送収入は3割減り、原油高騰に伴う燃料費の増大でダブルパンチを受けた状態」とバス会社の厳しい実態を説明。その上で「このまま運転手不足が進めば今後、さらなる減便で対応するしかなくなる。県に対し、国とも連携した支援策を求めたい」と訴えている。

2029OS5:2023/05/31(水) 17:01:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/923ec6e6dd1e1e3d6d7804f31500e85014d122d3
北海道内タクシー運賃、値上げの波 札幌圏・十勝は31日 運転手足りず価格転嫁
5/31(水) 15:57配信
 札幌交通圏(札幌、江別、北広島、石狩の4市)や帯広A地区(帯広市など十勝管内7市町村)など4地区のタクシー事業者は31日、運賃を値上げする。新型コロナウイルスの感染拡大で運転手が不足し、利益を上げにくくなった事業者の価格転嫁が目的で、全道でも値上げに向けた動きが相次いでいる。だが燃料高も重なり、4地区の値上げ幅は平成以降で最大の水準となり、利用者の負担感が増すのは避けられない。

 昨年3月の札幌B(小樽市)を皮切りに、今年4月には旭川B(宗谷・留萌管内など)が値上げ。31日には、同交通圏と帯広Aのほか、札幌C(千歳市、恵庭市)、帯広B(十勝管内広尾町、足寄町など)の計4地区が値上げする。改定率(値上げ率)は10・09〜14・34%で、札幌交通圏は初乗り上限1・463キロで670円のところ、1・28キロで同額。帯広Aは同1・241キロ550円のところ、1・4キロで690円となる。

2030OS5:2023/05/31(水) 17:04:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/be99793d13efb4ec63b9e204c702aa2bf389ff1c
「このままでは共倒れ」大阪のタクシー大半「55割」廃止 値下げ競争に終止符打てるか
5/31(水) 12:05配信
5千円を超えた分のタクシー運賃を半額にする遠距離割引「55割(ゴーゴー割)」が31日、在阪タクシー会社の大半で廃止された。平成14年から20年以上にわたり、終電後に帰宅する遠距離客に重宝されてきたが、景気の低迷による利用客の減少などで「このまま続ければ業界がもたない」との悲鳴が上がっていた。ただ、一部には55割を継続するタクシーもあり、値下げ競争が続く可能性もある。

■規制緩和で苛烈競争

国土交通省近畿運輸局によると、55割は平成14年6月、大阪府内でスタート。3年後には、府内を走る9割のタクシーが導入した。

背景にあったのは当時の小泉純一郎政権による規制緩和政策だ。自由競争を推奨し、地域ごとに国が数を管理していたタクシー会社の新規参入が盛んになった。14年末で161社だった府内のタクシー会社はピーク時の20年、231社まで増加。パイの奪い合いが始まり、苛烈な価格競争につながった。

「55割でなければ、客がつかまらなかった」。あるタクシー会社の幹部はこう振り返る。

■コロナ禍、燃料高騰が打撃

だが、2008年のリーマン・ショック以降の景気低迷により、55割は「過度な割引」(大阪府のタクシー会社幹部)として事業者の経営に打撃を与えるようになる。そこに追い打ちをかけたのが新型コロナウイルス禍だ。

近畿運輸局によると令和2年以降、府内のタクシー会社6社が倒産。同3月からの1年間では、約1400人の運転手が廃業・引退した。さらにロシアのウクライナ侵攻を受け、燃料費は高騰。2025年大阪・関西万博を見据え、キャッシュレス決済など車両の設備投資にも負担がかかることから、大阪府内のタクシー事業所は足並みをそろえる形で55割廃止を検討するようになった。

初乗り550円が売りのタクシー会社「ワンコインドーム」(大阪市西区)の町野革(かく)会長は、「十数年前から55割は大きな負担だった。このまま続ければ業界全体が共倒れになると思っていた」と打ち明ける。

■料金値上げとともに一部は「91割」へ

近畿運輸局によると大阪府内では5月31日からタクシーの運賃が改定され、初乗り運賃は「1・7キロで最大680円」から「1・3キロで最大600円」となり、平均12・6%の値上げとなる。

この運賃改定のタイミングに合わせ、これまで55割を導入していた法人タクシーの165社のうち、31日付で大半の157社が廃止し、一部が9千円超で1割引きの「91割」に移行することになった。

タクシー利用者からは55割廃止を惜しむ声も聞こえる。「わざわざ55割のタクシーを探して乗っていた。ずいぶん助けられたし、なくなったら終電までに帰ることになりそう」。神戸市西区の男性会社員(54)は残念がる。

一方、55割を継続する事業者もある。「戎交通」(大阪府東大阪市)は5千円前後の料金客が多いため、55割が収益に与える影響は少ないと判断。しばらくは静観する構えだ。

長距離客を乗せることが多い個人タクシー運転手の男性(72)は「客は安い方へ流れる。やめるなら全体でやらないと」と話し、自身は55割を続けるという。

あるタクシー運転手は「大半の企業や運転手は55割がなくなるのを歓迎するだろう。ただ、長距離の客を狙う運転手は55割を続ける会社に移籍するのでは。すみ分けがこれから進んでいくかもしれない」。別の運転手は「55割を続ける会社にどれだけ客が流れるか注視したい」と話した。(倉持亮、鈴木源也)

2031OS5:2023/06/04(日) 09:31:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/b978e5480f0461c28c58cc64d334243c632d2fe4
稼げない、労働が環境悪い…運転手不足のタクシー業界、イメージ払しょくへ待遇改善に躍起
6/4(日) 8:33配信

南日本新聞
タクシー運転手の仕事のコツについて、林真寛さん(右)からアドバイスを受ける米山恵美さん=5月30日、鹿児島市与次郎1丁目の旭交通

 タクシーに限らず、バスやトラックと陸運業全体が運転手不足にあえぐ中、鹿児島県内のタクシー事業者は、従業員の待遇改善や業務効率化などに取り組む。「稼げない」「労働環境が悪い」といった業界のイメージ払拭に躍起だ。

【写真】2種免許取得へ向け特例教習を受ける田尻義昴さん(奥)=5月26日、いちき串木野市の串木野自動車教習所

 いちき串木野市の串木野自動車教習所で5月26日、鶴丸交通(鹿児島市)の田尻義昴さん(20)が、乗務に必要な第2種運転免許を取得するための特例教習を受けていた。取得すれば同社最年少の運転手。「早く独り立ちして活躍したい」と声を弾ませる。

 2種免許の受験は昨年、特例教習を受けることで年齢などの条件が緩和された。同社は取得費を全額負担。加えて、新人運転手に月給20万円を半年保証している。「業界が初めてでも安心して挑戦できる」と立神剛総務課長は説明する。

■ ■ ■

 多様な働き方を用意して女性運転手に活路を見いだし、異業種からの人材受け入れに積極的な事業者も多い。

 旭交通鹿児島支社(鹿児島市)では6人の女性運転手が働く。米山恵美さん(34)は「家庭優先」の求人チラシを見て入社した。小学生の長女を学校に送り出してから下校するまでの7時間半ハンドルを握る。「生活スタイルに合わせて融通が利くのが魅力」と働き方に満足している。

 同僚で運転手歴7年の林真寛さん(66)は元銀行員。数字とにらめっこだった生活は一変、客との会話が生きがいになった。「楽しい上に『ありがとう』と何度も言ってもらえる。これこそタクシードライバーの醍醐味(だいごみ)です」と満面の笑みを見せる。

 全国ハイヤー・タクシー連合会のデータでは、2022年の全国のタクシー運転手賃金は年361万円余り。コロナ禍の前年より80万円以上増えたが、それでも全産業平均の約496万円には及ばない。「タクシーは稼げない」という根拠にされている。

 県タクシー協会に45年勤務する山口俊則専務理事は「データは時短勤務など多様な働き方を考慮していない。今の給与はかつてないほど高水準。バブル期を超えている」と反論する。

 運転手不足でタクシー1台の1日の売り上げ平均は2万5000円と、コロナ前平均の1万7000円より8000円増えた。運転手の取り分は売り上げの半分が相場。今はコロナ前より1日4000円増えた。月20日勤務なら8万円増。売り上げが月100万円以上あり50万円を超す運転手も珍しくない。

■ ■ ■

 デジタル化による効率化も進む。鹿児島市の10事業者(計約200台)からなる「カゴシマTAXIグループ」は、4月から共通配車アプリの運用を始めた。全車両に衛星利用測位システム(GPS)や配車システムが入るタブレットを導入し一括管理する。

 乗客がアプリを利用して待っている場所と行き先を入力すると一番近くの車に通知が届く。無駄のない配車を可能にし、配車係の負担も減る。同グループの松本明本部長は「客側も迎えのタクシーの現在位置が分かるなど便利」と利用を呼びかける。

 求人の間口拡大や効率化と運転手確保を図るタクシー業界。協会の山口専務理事は、過疎化やバス路線の縮小で「通院や買い物など生活の足を守る最後のとりではタクシー」と力を込める。「運転手不足をどうにか解消して、持続可能な事業にしなければならない」と話した。

■連載「タクシーがいない かごしま」〈下〉

南日本新聞 | 鹿児島

2032OS5:2023/06/04(日) 09:32:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/55bc036441062e409df9c22bb907466fbd3bc1d8
昨年12月、1万件以上の配車依頼に対応不能…タクシーがいない、運転手がいない コロナ下の3年で相次ぎ離職 高齢ドライバーも、若手も
6/3(土) 8:31配信

南日本新聞
タクシーがいない…流しのタクシーもつかまらず、乗り場に列をつくる客=5月、鹿児島市山之口町

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月から「5類」に引き下げられ、人の動きが活発になる中、鹿児島県内ではタクシーの不足が目立つ。県タクシー協会によると、運転手はこの3年で720人減って2500人になった。事業者は運転手確保に躍起だが採用は急には増えず苦心している。

 鹿児島市天文館の電車通り沿いのタクシー乗り場。数年前までは客待ちのタクシーが列をつくっていたが、最近は週末の夜中になるとタクシーを待つ客が列がをつくる。空車ランプが点灯していても「予約済み」で、手を挙げても止まらない。雨天時や週末の夕方に配車を断られた人も多い。

 ■ ■ ■

 「コロナにおびえながら乗務するより、年金でほそぼそと生活していくことにした」。2020年夏にタクシー乗務を辞めた鹿児島市の男性(78)は離職理由を語る。もともと客や同僚との会話が楽しみで稼ぎは二の次だった。未練は残るが、狭い車内で不特定多数の客を相手にする仕事は家族の理解を得られなかった。「孫に感染させたくない」と言われて約30年の乗車歴に終止符を打った。

 県タクシー協会の山口俊則専務理事は「年金の足しにと働く高齢運転手は多かった。コロナを恐れ辞めてしまった」と話す。以前から高い平均年齢はコロナ前の63.4歳から64.6歳となった。高齢運転手の離職が相次いだにもかかわらず微増したのは「新規採用が少なく、若手も辞めているからだろう」と推測する。

 鹿児島市で営業する乗車歴30年の男性(73)は「30代の後輩が数人辞めた」と証言する。給料が歩合制の運転手にとって飲食、観光業の休業や時短営業は死活問題。手取り数万円という月もあり、都市圏や他業種に移ったと聞く。「子どもが小中学生だとお金がかかるから」と理解を示す。

 ■ ■ ■

 九州運輸局鹿児島運輸支局によると、この10年間で個人を含むタクシー事業者数は499から339に減少、車両数は1千台近く減り3112台になった。売り上げ減少や高止まりする燃料費に加え、運転手不足も影響している。

 タクシーが足りないという声は多いが、鹿児島市と鹿児島空港、川薩、鹿屋の交通圏は、需要に対しタクシーの供給過剰の恐れがある「準特定地域」に指定されている。同支局によると、指定は車両台数でカウントするためで、運転手不足で車両が稼働しない状況は想定外という。

 約220台を所有する市丸グループの鶴丸交通(鹿児島市)は昨年12月に1万件以上の配車依頼に対応できなかったという。「理想は車両1台につき運転手は2人以上欲しい。今は1台に1人が続いている」と迫田省三常務。車庫に止めているだけでも車検や整備など一定の固定支出は続くため、できるだけ稼働させたいが運転手がいない。売り上げの機会損失も大きい。

 タクシーが足りない現状で今後、期待されているインバウンド(訪日客)や鹿児島国体に対応できるのか。協会の下之角洋会長(鹿児島第一交通社長)は「今は需要に対応できていない状態。協会として運転手確保を進めたい」と話した。

■連載「タクシーがいない かごしま」〈上〉

南日本新聞 | 鹿児島

2033OS5:2023/06/04(日) 20:43:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2495a691fa7b4ec714a80b6ad89298bce6b6c2
運転代行足りず 人手、車の補充難航 コロナ5類移行 夜の街での飲食増えたけど… 福島県内
6/4(日) 11:59配信
福島民報
週末の繁華街で客待ちする運転代行業者の車列=2日午後8時40分ごろ、福島市・パセオ通り

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、飲食機会が増える中、運転代行業が車と人手の不足に悩んでいる。コロナ禍に伴う飲食需要減を受け、福島県内の随伴用車両は直近3年間で約3割減。各種団体の総会シーズンを迎え、都市部を中心に引き合いが戻りつつあるが、離職した運転手の復帰や手放した車の補充は進まない。依頼のピークとなる時間帯が早まり、配車時間の長期化などの影響が出ている。

 県公安委員会の認定を受けた運転代行業はコロナ禍前の2019年に304事業者、随伴車は759台あったが、昨年には276事業者、553台に減った。業界内では経費削減のため車を手放し、廃業する事業者も出た。一方の運転手も昼の仕事と兼業する人が少なからずおり、収入減や感染を懸念して他の仕事に流れていったという。

 郡山市のセブン代行はコロナ禍前は7台を運行していたが、今は4台に減らした。社長の宗形三彩史さん(47)は「ピーク時に依頼を受けきれない日が増えている」とため息をつく。宗形さんはコロナ禍で起きた飲酒習慣の変化も逼迫(ひっぱく)に拍車をかけているとみる。かつては日付が変わった深夜帯の利用も多かった。2次会の減少や事業所での飲酒検知の努力義務化などを背景に午前0時過ぎの配車依頼は減った。各業者の車両数が減る中でピークが午後8〜11時台に集中した分、さばききれないのが現状という。

 運転代行をよく利用するという郡山市の会社員男性(53)も最近の混雑を「2時間ぐらいは待つことがある」と実感している。1次会が終わる午後8時から同9時30分ごろまでは特に待つ印象がある。「会合に出ても1次会で帰ることが増えた。終了時間に合わせて代行を予約するようにしている」と話した。

 県都の夜の街でも事情は同じだ。福島市と川俣町を中心とするゴリラ代行は随伴車をコロナ禍前の12台から6台に半減した。社長の佐藤孝さん(48)は「お客さんを1時間近く待たせる場合も多く、車は足りていない」と悩む。需要の回復を受け、新たな運転手を募っているが応募がない状況が続く。燃料費の高騰もあり、待遇の引き上げにも限界がある。「ドライバーの高齢化が進んでいたことも働き手が戻らない原因の一つ」とまゆをひそめる。

 福島市置賜町で1996(平成8)年からスナック「フラワー」を営む高橋光子さん(71)は「以前に比べたらずいぶん代行さんの車は減った」と感じている。「年配の人は特に早く帰るようになった。待ち時間に来てくれる人もいるが、帰宅手段の選択肢が少なければ夜の街のにぎわいに水を差す」と困り顔だ。

 昨年10月に設立された運転代行業の全国組織「新日本運転代行連盟」(本部・岐阜市)の専務理事を務める宗形さんは運転代行業全体の待遇改善などを国に求めている。「連盟での活動を通じて業界の健全化を進め、ドライバーが集まるような環境を整えたい」と言葉に力を込める。

2034OS5:2023/06/06(火) 08:10:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bfe6d0e352ca0ad8481e11096db709807d4df23
宮城のバス、路線赤字なのに国の補助金対象ならない? 青森、岩手、福島と同列扱いがネック
6/6(火) 6:00配信

河北新報
渋滞の多い仙台市中心部を走る路線バス(写真の一部を加工しています)

 宮城県のバス事業者などが、赤字路線に対する補助金の算定根拠となる基準単価の見直しを国に求めている。渋滞が多い仙台市中心部を通過する路線を抱え、燃料費などの運行経費が高止まりしているが、そこまで経費が高くない青森、岩手、福島3県と同じ基準単価で算定されるため、赤字なのに補助対象にならないことがある。専門家は「地域の実情に合った公共交通を維持するには見直しが必要だ」と指摘する。(報道部・田柳暁)

[基準単価]燃料費、人件費、車両整備費など路線バスを1キロ走らせるのに必要な経費。地域区分ごとにバスを30台以上保有する民間事業者の過去3年分の経費を平均して算出する。東北の地域区分は宮城、青森、岩手、福島4県が東北ブロック、秋田、山形両県が新潟県を含む羽越ブロックとなっている。

 基準単価は全国21の地域区分ごとに決まっていて、宮城など4県は東北ブロックの単価が適用される。補助金は、基準単価と赤字路線の走行距離を掛け合わせた費用が収益を上回った場合、超過分の半額が交付される。

 国土交通省によると、2020年度の東北ブロックの基準単価は331円。宮城など4県のバス事業者10社の運行経費の平均から算出された。

 運行経費は仙台市交通局が1キロ当たり743円、宮城交通(仙台市)が645円。渋滞する都心部を走る路線が多く、燃料費がかさむ。1日当たりの運行時間も長く、運転手の人件費が高くなる傾向もある。

 一方、他県のバス事業者は運行経費を公表していないものの、各県によると、青森は300円前後、岩手は330円前後、福島は370円前後とみられる。いずれも宮城と2倍前後の開きがあり、宮城は見かけの費用が実際より少なく計算されている。費用より収益が上回れば「黒字」と見なされ、実際は赤字でも補助金が交付されない。

 宮城県内のバス事業者や大学教授らでつくる仙台市交通政策推進協議会は5月24日の会合で、地域区分の見直しを国に要望することを協議。宮城交通の担当者は「仙台と青森県半島部の基準が同じでいいのか。区分の見直しをぜひ実現してほしい」と強く訴えた。

 協議会は翌25日付で要望書を国交省に送った。「実際の費用と大幅な乖離(かいり)がある」とし、宮城を東北ブロックから切り離して単独の単価とするよう提案した。

 会長の吉田樹福島大准教授(地域交通政策)は「現行制度は利用者の多い都市部の地域交通を維持する枠組みではない。国出先機関の管轄エリアや経済圏に基づく地域区分は長く見直されておらず、一石を投じる意味がある」と強調した。

 国交省自動車局旅客課の担当者は「バスの業界団体から都市部の基準見直しを求める声が来ているのは確か。実態を把握した上で、見直す必要があるかどうかを検討する」と説明した。

河北新報

2035OS5:2023/06/06(火) 20:31:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/515178401e2ee4a488c636d9af0f1289240f3fe5
ディープな時間帯の"お助け便"……「深夜バス」の運行時刻が謎すぎる!!
6/6(火) 11:00配信

ベストカーWeb
ベストカーWeb

 夜も更けて、普通のバスが終わった後で姿を見せるのが「深夜バス」だ。この深夜バス、平均的に見て何時頃から何時頃まで活動しているのだろうか?


文・写真:中山修一

■多彩な意味を持つまでになった「深夜バス」
 ここ四半世紀くらいのうち「深夜バス」にも様々なニュアンスが生まれ、バスの種類的には3つくらいに分けられるようになった。まずは"キング・オブ〜"でおなじみの都市間高速夜行バスとしての深夜バスだ。

 夜行バスと深夜バスは全く性質が異なるのだが、今となっては、あれはあれで「深夜バス」と表現しないと険悪なムードになってしまうほど広く浸透し、本来の意味よりも通りが良い俗称にまで昇華している。

 二つ目は、主に大都会の主要駅を日付が変わる時間帯に出発し、高速道路などを経由しながら郊外の鉄道駅などを目指す、深夜急行バスとしての深夜バスだ。高速車やワンロマ車といった、路線車に比べるとハイグレードな設備の車両がよく使われるのが特徴だ。

 ところがコロナの影響で運休や廃止になってしまった路線が多々あるため、2023年5月現在のところ、深夜急行バス自体の存在が激レア化している。かつては、渋谷駅から毎夜発車する深夜急行バス「ミッドナイトアロー」が有名であった。

 三つ目が、主に郊外の鉄道駅を深い時間帯に出発して、数キロ程度の比較的短い距離を走る、一般路線バスとしての深夜バスだ。これが本来の深夜バスであって、今回のトピックにあたる。

■普通と深夜の境界線とは
 「深夜バス」という特別な括りになっているものの、経路や車両は基本的に昼間走るバス路線と変わらない。昼間と深夜とで系統を変えて区別を付ける場合もあるが、最大の違いは運賃で、大抵のバス事業者では通常運賃の倍額に設定されている。

 昼間の運賃が220円だとすれば深夜バスは440円。定期券利用でも深夜割増運賃が別途必要になり、深夜運賃が440円の場合、定期券提示に加えて220円を支払えば利用できる。

 では、大体何時頃から普通のバスが深夜バスに変わるのか……おおむね23時を過ぎると普通のバスが終了(いわゆる終バス)となり、深夜バスへとシフトする。具体的な開始時刻は事業者ごとに違うようで、23:00のところもあれば、23:30のところもある。

2036OS5:2023/06/06(火) 20:31:40
■最も遅く出発する深夜バスはどれ?
 深夜バスの始まりが23時台からとして、その日最後の便が出発する時刻が特に遅いのはどのバス路線だろうか。首都圏を例にすると、東急田園都市線の鷺沼駅、青葉台駅をそれぞれ発車する深夜バスが超遅いことで知られていた。

 いずれも渋谷方面から来る田園都市線の最終電車に合わせてあり、25:10や25:20といった25時台前半が出発時刻になっていた。最終の深夜バスに限り、電車が遅れた場合は到着を待ってから発車したため、時刻はあってないようなものだったと言える。

 平日が週末に近づくと相応の利用率を誇り、最終深夜バスを増便するケースも見られた東急の深夜バスであったが、こちらもコロナの影響で現在はすべて運転を取りやめている。

 現在運行中の、時間帯が極めて遅い深夜バスとしては、まず小田急バス「吉01」系統の吉祥寺駅南口〜大沢行きが挙げられる。約6kmの距離を結ぶ路線で、吉祥寺駅を最後に出るのが24:20の便だ。

 王子駅前〜豊島五丁目団地およそ3kmの距離を走る、都営バス「深夜02」系統もまた、日付が変わってから活躍を見せる深夜バスの一つで、24:50まで便の設定がある。

 同じく24:50発と深い時刻の最終便を持つのが、品川駅港南口〜八潮パークタウン間約6kmの路線、都営バス「深夜07」系統だ。この路線は循環バスであるが、最終の深夜バスのみ途中の八潮公園前止まりとなっている。

■深夜バスの行先に何があるのか
 完全に午前様となるまでサービスを行う深夜バスが向かう先は一体どんな場所だろうか。

 深夜バスでほぼ共通しているのが、終点あるいは経路上に団地や住宅街が広がっている点だ。駅から歩くには少々距離がありすぎる区間にバスが設定されているのも似通っている。

 仕事や大人のお付き合い等々、大都会から帰ってきた人々を自宅まで送り届けるのが、深夜バスの最たる役割と言えるわけだ。

 まさに実用本位な交通機関であり、乗りバスをするにも時間的に難しすぎるせいか、深夜バスという存在は趣味目線で見ると謎多き乗り物だったりする。

2037OS5:2023/06/07(水) 21:08:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e47ec8da5fb58530c4feb7bd8d842b132123a29
浜坂・湯村温泉-神戸線の高速バス運休へ 全但バスが16日から 利用低迷と運転手不足で
6/6(火) 18:39配信

神戸新聞NEXT
神戸・三宮に向けてJR浜坂駅を出発する全但バスの高速バス=兵庫県新温泉町浜坂(撮影・斎藤 誉)

 全但バス(養父市)は、湯村温泉(兵庫県新温泉町)経由で、JR浜坂駅と神戸・三宮を結ぶ高速バスを16日から運休する。利用低迷と運転手の不足で、継続は困難と判断した。15日の運行が最後で、再開のめどは立っていないという。


 浜坂・湯村温泉-神戸線は通常、1日2往復(計4便)を運行。2020年に新型コロナウイルス禍による利用減で同1往復に減便した。今春、通学で利用していた高校生が卒業し、1便当たりの平均乗車人数は5人以下となっていた。

 運休後、浜坂・湯村温泉-神戸を全但バスで往来するには、既存の浜坂・湯村温泉-大阪線と城崎温泉・豊岡-神戸線を乗り継ぐ必要がある。

 新温泉町商工会の谷田一富会長(70)は「神戸と浜坂を結ぶ交通手段の一つがなくなるのは寂しい。バス需要が戻るように、できることをしていきたい」と話した。(吉田みなみ、斎藤 誉)

2038OS5:2023/06/10(土) 08:57:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/785199109c54cd50733c30439d3a5efce24ca0ac
鹿児島交通バス12系統で「維持困難」 コロナで経営悪化、運転手不足 沿線自治体に支援求める
6/10(土) 8:05配信

南日本新聞
鹿児島交通のバス

 鹿児島交通(鹿児島市)は9日、自治体をまたぐ地域間幹線のバス27系統のうち、12系統の維持が困難になったとして、沿線の10市3町に、代替策の検討を求めていると明らかにした。新型コロナウイルスの長期化による経営悪化や慢性的な運転手不足が理由。県庁であった県バス対策協議会で報告した。


 西村将男副社長は取材に「利用者がコロナ前に戻らず、運転手の離職が続き、募集しても確保できない。自治体の支援をお願いしたい」と話した。

 鹿児島交通は代替策に(1)沿線自治体が同社や別の事業者に運行を委託し、減便やルート変更で対応(2)沿線自治体がコミュニティーバスなどを走らせて路線を確保-を挙げ、4月に10市3町に伝えた。

 12系統のうち、「鹿屋-大根占-根占港-根占」は、鹿屋市、錦江町、南大隅町が運行を委託する方向で調整が進んでいる。残る11系統は対応を検討中で、同社と協議して決める。

 同社は昨年の対策協議会で、50あった地域間幹線バス系統のうち、23系統の運行見直しを明らかにした。このうち18系統は自治体が運行を委託し、5系統はコミュニティーバスの導入などで対応した。事務局の県交通政策課によると、いずれも地域の交通手段自体は確保されている。

 この日の協議会で同課は全27系統で国庫補助を受けた場合でも約1億7400万円の赤字が見込まれると説明した。新型コロナの影響に伴う特例措置で2022年度までの3年間は1日当たり輸送量などの補助要件が緩和されたが、23年度以降の方針は示されていないという。

南日本新聞 | 鹿児島

2039OS5:2023/06/18(日) 22:36:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d70b7b607f7c4edcbad82a07e105f83e6f4b9c9
運転手の95%に事故歴、パワハラ横行…神戸市バスに巣くう闇
6/17(土) 18:30配信

産経新聞
過失のある事故が昨年度、52件発生した神戸市バス。市直営の営業所ではパワハラ問題も発覚した

9割以上のバス運転手が事故を起こしている-。神戸市内で路線バスを走らせる神戸市バスで、こんな驚きの数字が明らかになった。神戸市交通局によると、市バスの直営営業所に所属する運転手222人のうち、事故歴のない運転手はわずか10人で、事故の経験者は約95%にも上った。神戸市バスでは平成31年に歩行者2人を死亡させる事故が発生しており、営業所内での悪質なパワハラ事案も判明。「市民の足」として、安全安心が絶対であるはずの市バスは再生できるのか。


同局によると、神戸市内には9つの営業所があり、うち6カ所は民間バス事業者が委託を受けて運営している。市直営の3カ所では今年4月1日現在で、過失のない場合も含め、222人の運転手の95%が事故を起こしていた。

原因の一つと考えられるのが高齢化だ。直営営業所の運転手は同日現在で、60歳以上が73人▽50〜59歳が105人▽40〜49歳が16人▽30〜39歳が22人▽20〜29歳が6人-という年齢構成で、50歳以上が8割を占めている。

平成31年4月には、神戸市中央区のJR三ノ宮駅前で市バスが横断歩道に突っ込み、歩行者2人を死亡させる事故が発生。男性運転手は懲戒免職となり、自動車運転処罰法違反の罪で起訴され、実刑判決を受けた。

民間に運営委託した営業所も含めた過失のある事故は、昨年度は52件発生していた。

■「チンコロしたやろ」と罵倒

さらに今年3月、神戸市バスをめぐる事故以外の問題も明らかになった。市は同月、市バス営業所内でのパワーハラスメントなどで運転手らを懲戒処分。中でも、悪質とされたのが59歳の男性職員だ。

市によると、職員は令和3年11月、ある営業所の一室に同僚を呼び出し、ほかの職員と話をしないようにと要求。同僚が拒否し、異動を申し出ると「お前、ここからどっか行けると思っとったらあかんで。受け取ってくれるところあらへんで」などと罵倒したという。

また、別の職員には「チンコロ(内部告発)した」といい、「確実やと思っている。してへんっていう証拠ないやん」と侮辱。「チンコロの○○」と大声で罵倒もしたとされる。

市は昨年、市議会の委員会で指摘を受け、弁護士による調査を実施。その結果、こうしたパワハラの実態が明らかになった。

■30年間異動なく派閥形成

弁護士の調査では、同じ営業所に25〜30年間ほど勤務し続ける職員がいたことも判明。パワハラの背景として、長年異動がなく営業所内で派閥ができるなどしたことが指摘され、組織風土に問題が生じていた実態があらわになった。

市交通局は「ハラスメントなどの不適切な行為のない風通しのよい職場づくりを図る」として、長年異動がなかった職員を別の営業所に異動させるなどの再発防止策に乗り出した。運転面ではすでに運転操作マニュアルを作成しており、3年度からは、添乗調査を導入。管理職がバスに乗る際、運転手が発車前の声かけをしているか、なめらかな加速や減速ができているか、急ブレーキなどの危険な動作がないかなどを日常的に調査し、データを局内で共有している。

昨年2月には局内に研修施設を設置し、JR三ノ宮駅前の死亡事故の新聞記事や過去の事故例なども掲示している。市民が安心して利用できる公共交通機関へ-。神戸市バスの変革が求められている。(弓場珠希、福井亜加梨)

2040OS5:2023/06/20(火) 10:03:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6838b56b68e977a10f60ad80ac16efa7c2837410
人出戻るも代行人手不足 石川県内夜の街、車両フル稼働できず
6/20(火) 5:01配信

北國新聞社
繁華街で客を待つ運転代行の車両。運転手不足で、街中を走る車両数が減っている=金沢市内

  ●週末1時間半待ちも

 石川県内の運転代行業者がドライバー不足にあえいでいる。新型コロナの5類移行に伴って繁華街に酔客が戻ったものの、運転手が足りないため全ての車両を稼働させることができず、週末には依頼を受けてから到着まで1時間半かかることも。「2024年問題」への対応を迫られる物流業界と同様、運転代行やバス、タクシーといった旅客運送業でも人材難が深刻な課題となっている。

 県運転代行協会によると、加盟18社の運行車両はコロナ前の2割減の約70台となっている。実際の所有台数の合計はさらに多いが、ドライバーが少なく、ほとんどの事業者が「休眠状態」の車両を抱えているという。

 6台の車両を保有するマックワン運転代行(金沢市)には6月上旬の週末、次々と予約の電話が舞い込んだ。ただ、出動したのは4台だけで、残り2台は会社の駐車場に止められたままだった。

 同社の担当者によると、この日は「どこに電話してもつながらん。どれだけでも待つから来てほしい」との要望もあり、結果的に1時間20分待ってもらうケースもあった。

 各事業者は運転手を集めようと従業員の待遇改善を急ぐ。マックワン運転代行は入社祝い金を用意するなどしてドライバーを募集するが、千田耐社長は「求人を出しても人が全く入ってこない」と嘆く。

 9台の車両を持つ小松タウン代行(小松市)でも2台を動かせていない。1台当たりの売上高はコロナ前まで戻ったものの、車両をフル稼働できない影響で全体の売り上げは8割程度にとどまる。

 中川健治社長によると、運転代行はタクシーと異なり、軽トラックから高級車まで、さまざまな車種を運転する必要がある。中川社長は「どんな車も運転し、車庫入れできる技術が求められる。そうした点がリスクと認識されているのかもしれない」と話した。

 業界関係者によると、加賀市周辺では同業者との価格競争も激しい。燃料高でも値上げをこらえるケースが多く、事業者は人手不足と利益圧迫の二重苦にさらされている。東京運転代行(同市)の髙田真琴社長は「うちだけ値上げしても客が離れるだけ。何とか持ちこたえたい」と苦しい胸の内を明かした。

  ●根絶条例で需要増か

 県警によると、今年1〜5月末時点の飲酒運転摘発件数は142件(前年同期比75件増)で、過去10年で最多だった昨年の340件を上回るペースで推移している。

 県運転代行協会事務局長を務めるマックワン運転代行の千田社長は、県が4月に「飲酒運転根絶条例」を制定したことが運転代行の需要増につながっているとの見方を示し、「協会を挙げて人手不足の解決に知恵を絞りたい」と話した。

2041OS5:2023/06/21(水) 10:29:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa8c91952a932e17127941d42160d24ad27ba71b
「ドライバーさえいれば…」悩む業界 観光客が戻った沖縄、タクシーの稼働率は5割 10年で半減した理由
6/21(水) 9:07配信
 新型コロナウイルスの法的な位置付けが「5類」に移行し飲食や観光業が活気を取り戻す中、タクシー業界は人手不足による需要と供給のミスマッチに頭を悩ませている。月ごとの入域観光客数が17カ月連続で前年同月を上回る一方、乗務員の数が足りず稼働率が5割にとどまるグループも。各社は免許取得費用や研修中の給与保障、アプリ専用タクシーの導入による時給制の創設など、ドライバーの確保に奔走している。(政経部・銘苅一哲、國吉匠)

【写真】満車が多いのはこれのせい? 「30分無料」を悪用、那覇空港の駐車場で不正横行か

 「感覚的に需要はコロナ前に戻っている。ドライバーさえいれば経営を回復できるが…」。沖東交通グループ(西原町)の棚原靖裕常務は本音を漏らす。保有する439台には1100人の乗務員が必要だが実際に働くのは750人で、稼働率は55%にとどまる。

 10年ほど前の稼働率は9割。60代以上の乗務員が多いことから緩やかに働き手は減っていたが、決定的な人手不足の要因となったのはコロナだった。

 車内で客と距離を取るのが難しい中、重症化のリスクが指摘された高齢の乗務員は本人や家族の要望で離職が相次いだ。棚原常務は「初感染の確認から1カ月で57人、約1年で180人が退職した」と振り返る。

 その後の感染拡大でさらに人員の不足が深刻になる中、対策を打ち出したのは感染が落ち着きつつあった今年2月から。

 行政の支援を受けながら2種免許の取得費用や研修中の給与を保障する制度を始めた。1人当たり約30万円で養成し、これまでに50人が入社。棚原常務は「(時間外労働が制限される)2024年問題はタクシー業界にも影響する。働きやすくするためにも人員が必要だ」と強調。行政の支援は終了したが、養成制度を独自に継続する考えを示した。

 乗務員の不足をアプリで解消しようとする試みもある。三和交通(南風原町)は5月からタクシー配車アプリ「DiDi」専用の乗務員を募集。注文を受けると車内にあるモニターに目的地への経路が表示され、未経験者や道に詳しくない人でも働くことができる。

 泉澤謙営業主任は「乗務員を募集しても『土地勘に自信がないから』と敬遠する人が多く、新規参入のハードルが高かった。応募がないこともよくあった」と明かす。従来の「流し営業」を中心とした勤務は給与が売り上げに左右されたが、DiDi専用の乗務員は時給制のため安定した働き方が可能となる。

 DiDiモビリティジャパンによると専用乗務員を採用するタクシー会社は全国で初めて。担当者は「働き手の確保に加えて観光客など利用する側の移動手段枯渇の解消にもつながる」と意義を語った。

2042OS5:2023/06/27(火) 14:59:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/866f1728cfb381cbeab5d9a6ff286a8f6faf4890
運転手が足りない! 広島都市圏の路線バス280便を減便 若者敬遠・コロナで離職…「中区なのに1時間に1本なんて…」
6/27(火) 10:01配信


197
コメント197件


中国新聞デジタル
運転手不足のため減便した路線バス

 広島都市圏のバス会社の運転手不足が深刻だ。不規則な勤務時間が敬遠されて就職者が増えず、新型コロナウイルス禍で離職も相次いだ。5社が4月、運転手不足などを受けて計280便を減便し、利用者への影響も出ている。運転手の労働時間の上限規制が強化される「2024年問題」も控え、各社の悩みは深まっている。

【図解】広島市が路線バス事業で検討している「上下分離方式」のイメージ

40歳以下はわずか1割
 車いすを利用する広島市中区の森重秀之さん(69)は毎月4〜5回、バスに乗って外出する。4月以降、自宅近くの広島バス(中区)の停留所は昼間、1時間に1本しか止まらない。「3月までは2、3本は止まっていた。中区なのに1時間に1本なんて」と驚く。

 広バスは4月1日、吉島線や宇品線など広島都市圏の7路線で減便した。重複する路線との調整で大幅減となった旭町線を除き、平日の各路線の便数は減便前の76〜91%になった。運輸課の平岡祐介課長は「どの路線も減便の主な要因は運転手不足」と言い切る。

 広バスの運転手は17年に約270人いたが23年には約240人に減少。平均年齢は50歳を超え、定年を迎える人もいる。広島県バス協会(東区)によると、16年に3521人いた県内のバス会社の運転手は22年に3104人と11・8%減。61歳以上が914人と3割近くを占め、40歳以下は342人と1割に過ぎない。

 人手不足や高齢化の理由はさまざまだ。勤務時間が不規則な上に休日出勤もあり、運転手を希望する若い人はなかなか現れない。コロナ禍に伴う減便で、離職が増えた。インターネット通販の増加でトラック業界に転職する人もいる。

 業界には2024年問題もある。来年4月に年間の拘束時間が3380時間から3300時間に短くなる一方、乗務の間の休息は8時間から最低9時間に増える。今は時間外勤務で運行を維持しているが、バス会社から「拘束時間を守ろうとすると時間外勤務は難しい」との声も漏れる。

中国新聞社

2043OS5:2023/07/05(水) 16:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee5489ffce4a9a97d6c46b2b99c4dd444bebf07d
バス運転手不足、平均より年収70万円低く若者敬遠…札幌の団地「バスなくなってすごく不便」
7/5(水) 11:05配信


291
コメント291件


読売新聞オンライン
 北海道内でバスの減便が相次いでいる。札幌市内の路線バスの便数はここ5年で2割弱減少し、地方をつなぐ都市間バスも廃止の動きがある。運転手は低賃金で若者の就職希望者が少なく、人数がピーク時の7割まで減少しているのが要因だ。日常生活を支える公共交通が揺らぎ、特に車を運転できない高齢者から窮状を訴える声が上がっている。

高齢者「不便」
JR札幌駅まで1本で行けるバスがなくなったもみじ台団地のバス停(6月11日、札幌市厚別区で)

 「バスがなくなって、すごく不便になった」。6月11日午後、札幌市厚別区のもみじ台団地内にあるバス停の前で、近くに住む女性(72)がつぶやいた。このバス停からは、JR新札幌駅を経由して札幌駅まで1本で行くことができたが、今年3月末に札幌駅までの系統が廃止となった。

 新札幌駅まで行けば乗り継げるバスはあるが、女性は足が不自由で乗降の負担が大きい。友人とのランチや買い物でたびたび出かけていたが、ダイヤ改正以降は控えることが多くなった。「この団地は高齢者が多く、バスは生活に必須。1日1便でいいから戻してほしい」と切実だ。

 この路線を運行するジェイ・アール北海道バスの担当者は「なんとか維持したいが、運転手が確保出来ない」と苦しい胸の内を語る。札幌市によると、同社を含む市内バス4社の運行便数は2017年以降、17%減った。

待遇改善難しく
(写真:読売新聞)

 減便は全道で進んでいる。紋別市の北紋バスも今年度、一部路線を減便・休止。これまで運転手の時間外労働や休日出勤で路線を維持してきたが、昨年度に6人が退職し、「限界に達した」(担当者)という。都市間バスも例外ではなく、夕張市の夕鉄バスも9月末で札幌―夕張間、札幌―栗山間の廃止を発表し、市が代替交通を検討している。

 道バス協会によると、昨年9月の運転手数は乗り合い・貸し切りの合計で5496人。外国人観光客向けの需要で一時増加したが、ピークの1993年に比べ32%減った。賞与を含めた年収は約360万円で、全職種の平均より約70万円低いことが背景にあるとみられる。新型コロナ禍で業界全体の財政状況は悪化しており、待遇を改善するのは難しいのが実情という。

 札幌市は状況打開へ向け、今年1月、市の中長期的な指針となる「地域公共交通計画」の策定に取りかかった。北海道大の石井吉春客員教授(地域政策)は「バス各社は重複した路線の整理や共同運行も視野に入れた突っ込んだ議論を早急に進めるべきだ。住民も、路線を維持したければ率先して乗って支える意識が求められる」と指摘している。

2044OS5:2023/07/12(水) 21:06:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ad447dadc070ee5e5155511587d739c26339f2c
「タクシーが全然来ない」京都の観光客・市民が困惑…30分以上待たされるケースも
7/12(水) 18:01配信


読売新聞オンライン
観光客らが長い列を作る京都駅のタクシー乗り場(京都市下京区で)=川崎公太撮影

 コロナ禍が落ち着き、にぎわいが戻ってきた京都で、タクシーがつかまりにくくなっている。観光需要が低迷したこの3年間で運転手が全体の2割にあたる約1800人減少し、深刻な人手不足に陥っているからだ。観光客らからは不満が出ており、タクシー会社は人材の確保を急いでいる。(坂戸奎太)

【図表】法人タクシー運転手数の推移

■外国人向けも
 「タクシーが全然来ない。まだ買い物もしたいのに」

 9日夕、世界遺産・清水寺(京都市東山区)近くのタクシー乗り場。神奈川県から夫と旅行に訪れた女性(78)は、困惑した表情を浮かべた。

 この乗り場では、週末を中心にタクシーが入りにくくなっており、乗客が30分以上待たされるケースもある。女性も15分待ってようやく乗れた。

 JR京都駅にある外国人向けの「フォーリンフレンドリータクシー」の専用乗り場でも、車の姿はなかなか見られない。

 同タクシーは、インバウンド(訪日外国人客)需要に対応するため、京都市などが2017年に始めた。英語や中国語での簡単なやり取りができるよう研修を受けた「認定ドライバー」が運転する。

 20分待っていたタイ人の男性(19)は、あきらめて20人ほどが並ぶ隣の一般の乗り場に移ったが、「英語がわかる運転手じゃないと不安だ」と漏らした。

 市バスや一部の鉄道も、観光スポットを経由する路線は慢性的に混雑しており、移動はしづらい状況だ。

■修学旅行急増
 タクシーに乗りにくくなっている背景には、運転手の数が減っていることがある。

 国土交通省によると、法人タクシーの運転手は、コロナ禍の観光需要低迷などで全国的に減少。京都市と市以南の京都府内エリアでは23年3月時点で6147人と、3年前から1806人(23%)減った。フォーリンフレンドリータクシーの認定ドライバーも22年12月時点で126人と、20年1月時点から48人減少した。

ドライバー不足で稼働できず、車庫に置いたままの弥栄自動車のタクシー(京都市下京区で)

 京都府タクシー協会によると、府内のタクシー稼働率は、コロナ前の7割から6割に下がった。

 「ヤサカタクシー」を運行する府内大手の弥栄自動車(京都市)では、コロナ禍で売り上げが上がらず、100人以上が退職。このため、平日でも「空車」がほとんどなくなり、配車を断るケースが目立つ。同社は携帯のアプリで配車するサービスにも参加しているが、アプリでの予約も時間帯によって取りにくいという。

 担当者は「求人を出しているが、人材は他業種に流れてしまい、思うように集まらない」と頭を悩ませる。

 タクシー不足に拍車をかけているのが、修学旅行生の急増だ。寺社などを巡るために学校に貸し切りにするタクシーが増えており、その分、一般向けの車両が減ることになる。

 ある運転手は「会社からは『大口の修学旅行を優先してほしい』と言われている」と打ち明ける。

 市民生活にも影響が出ている。

 毎月、通院でタクシーを使う京都市北区の女性(75)は予約が取りにくいため、2日前には配車センターに電話をかけている。「急に体調が悪くなって病院に行きたくなったら、どうしたらいいのか」と不安を感じるという。

■人材広告に補助
 タクシー会社側は、運転手の待遇改善で人手不足を解消しようと動き出した。

 京都市と市以南の府内のタクシー会社のうち、4分の3にあたる47社は昨年8月以降、運賃改定(値上げ)を国交省近畿運輸局に申請し、認められた。

 5月1日から普通車の初乗り料金は460円から500円に、距離は1・2キロから1キロとなった。消費税増税時を除けば、値上げは18年以来5年ぶり。人件費のほか、高騰する燃料費などに充てられるとみられる。

 国は今年度から、タクシー会社が採用のための特設サイトを作ったり、人材募集の広告を出したりする際の経費の半額を補助する支援事業を開始。すでに全国の約2400社が制度の利用を申請したという。

 京都府タクシー協会は「利用者に不便をかけているが、秋の観光シーズンまでには何とか運転手を確保したい」としている。

2045とはずがたり:2023/07/17(月) 01:35:14
日本最大の路線バス会社の西鉄。日本が貧しくなり取り分け人口減少で公共交通部門が苦しい中,中古バスの活用と脱炭素,多角化の三兎を追えるディーゼルバスのEV化,なかなか興味深い。
>改造費用は約2700万円で、国土交通省から約900万円の補助を受けられる。新車のEVバスは4千万円前後のため、コストを抑えてEV転換を進められる。

中古バスをEVに「魔改造」 新車導入コスト抑え 温室ガスも半減
https://www.sankei.com/article/20230712-UZGJRYSEANL4PMV56FKAOTB3GE/
2023/7/12 11:00
一居 真由子 産経WEST

日本有数のバス保有台数を誇る西日本鉄道グループ(福岡市)が、中古ディーゼルバスを電気(EV)バスに改造する事業に乗り出した。自社だけでなく、全国のバス会社から改造を請け負う計画で、新車購入より価格が抑えられるのが強み。現在国内を走るEVバスの多くは中国製だが、国内メーカーにも動きが出ており、業界は「今年はEVバス元年」と位置づけ、国産EVバス普及に取り組んでいる。

6月9日、西鉄が「レトロフィット電気バス」と呼ぶ改造中古EVバス2台が福岡市内で運行を始めた。改造されたのは運行開始から13年の中古バス。EVバスはディーゼル特有の大きなエンジン音がなく、静かに走る。「それほどアクセルを踏み込まずに坂道を走れる」と運転士は違いを語る。

レトロフィットとは旧式の機械を改装・改造して新式にすること。今回は、エンジンなどを取り外して駆動用モーターやバッテリーを搭載した。台湾最大手の電気バスメーカー「RACエレクトリック・ビークルズ」の技術指導を受けて自社グループで改造を手掛けた。西鉄が運行するEVバスはこれで5台となった。

1回の充電で走れる距離は約150キロ。ディーゼルに比べ二酸化炭素(CO2)を52%削減できる。改造費用は約2700万円で、国土交通省から約900万円の補助を受けられる。新車のEVバスは4千万円前後のため、コストを抑えてEV転換を進められる。

改造をビジネスに

国内では乗客減などで赤字のバス会社も多く、新車のディーゼルバス(約2500万円)購入も難しい現状がある。地方では古いバスが多く走っており、そうしたバスほどCO2を多く排出する。

国の2030(令和12)年度の温室効果ガスの排出量削減目標の達成に向け、バス業界など運輸部門ではCO2を13年度比で35%の削減が求められており、西鉄はEVバス普及に向け、他のバス会社に改造バスを販売することを計画している。林田浩一社長は「(各バス会社は)イニシャルコストを抑えてEV化を進めたいという思いを持ち、相談や打診をよく受ける。新車導入までのつなぎの期間で活用するなど選択肢を広げる意味で貢献できる」と語る。

EV関係機器は台湾製だが、国内改造のため国産の位置づけになるといい、同社の山口哲生・技術部長は「複数のバス会社が視察にきている。幅広い車種の改造ノウハウを確立することが今年度の目標」と意気込む。RAC社のエルビス・ヤン社長は「台湾は政府が手厚い支援をし、ディーゼルと同じ価格でEVバスを購入できる。日本では中古の改造の方が置き換えを速くできる」と意義を語った。

西鉄は自社グループで年間20〜30台をEV化し、2030年度にはグループのバスの約1割にあたる約250台をEVバスに置き換える目標を掲げる。

2046とはずがたり:2023/07/17(月) 01:35:31
>>2045
国産に期待

国内メーカーの動きも活発化している。「EVモーターズ・ジャパン」(北九州市)は今年1月、北九州市若松区で、国内初となる商用電気自動車専用の量産組立工場の建設を開始した。これまでは中国メーカーが組み立てた車両を輸入していたが、国内で生産体制を確立し、5年後にはEVバス・トラック合わせ約1500台の生産を目指している。すでに7事業者に16台の納入実績があり、2025年に開催される大阪・関西万博向けに100台を納入する契約を結んでいる。

広報担当者は「バス会社からは国内メーカーが手掛ける安心感があるという声がある。航続距離が長く、バッテリーの長寿命を実現できるシステムにも強みがある」と語る。価格はディーゼル車の1・5倍以内を設定し、国の補助を活用すればディーゼル車と同等の価格で購入できるという。今年1月には伊予鉄バス(松山市)が同社の大型EVバスを導入。年度内に計10台の導入を計画するなど、各地でEVバスの採用が増えている。

大手では、いすゞ自動車と日野自動車が令和6年度に、EV路線バスの生産を開始すると発表。現在、国内のEVバスの多くは中国のBYD社製とみられ、普及が本格化すればコストの安い中国製が圧倒するとの見方もある。国内メーカーは需要が少ないEVバス開発に積極的とはいえなかっただけに国産に期待する声は大きい。

自動車検査登録情報協会(東京)によると、国内で保有されているEVバスは令和4年3月末時点で149台。国土交通省によると、路線バスなどの国内の乗り合いバスは全国に約5万6千台のため、普及率はわずかにとどまる。

普及促進に向け、国交省は今年度、EVバス導入支援として昨年度の10倍となる約100億円の予算を確保。担当者は「導入にはコストの高さがハードルとなってきたが、近年の燃料高の影響もあり、導入希望のバス事業者が増えている」と説明する。日本バス協会は今年を「EVバス元年」と位置付け、2030年までに累計1万台を導入する目標を掲げている。

熊本大大学院先端科学研究部の松田俊郎シニア准教授(電気自動車開発)は、国の補助も活用し、各バス会社が購入できる価格になることが普及の鍵を握ると指摘。「国内のバス会社は品質やアフターサービスの観点から国産バスの登場を待っている。メーカーは中国製に負けないよう価格を抑える工夫をしないといけない。政府目標の達成にはCO2排出量が多いバスをEVに置き換えないと間に合わず、バスの改造事業も意義がある」と話している。(一居真由子)

2047OS5:2023/07/17(月) 16:46:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3455f10543ff21f07d2f62c147ae3f8b7e06a9c
公共交通不便地の切り札「あいばす」苦戦 利用者低迷、運転手不足も…鹿児島市、乗り合いタクシーへの変更も検討
7/17(月) 8:03配信

南日本新聞
谷山南部地区を走るあいばす=鹿児島市西谷山1丁目(鹿児島市提供)

 鹿児島市が公共交通不便地の11地域で運行する「あいばす」利用者の低迷が続いている。2022年度の乗客1人1回当たり分の赤字額は1435円で、市は25年度までに代替手段への変更も含めて運行方法を検証し直す方針だ。運行エリアにある谷山地域では本年度、人工知能(AI)で効率的な移動サービスを提供するオンデマンド交通の実証実験を市内で初めて実施する。

バス減便で登下校に支障が…やむを得ず生徒のミニバイク通学解禁 標高120メートルに立つ鹿児島商業高

 市交通政策課によると、22年度の利用者は15年度から約2万人減の12万2403人。1便当たりは3.3人となっている。運行費用は約1億9000万円で、収益は約2000万円。差額の約1億7000万円を市が補てんしている。車両の老朽化や運行ルートの長大化、運転手不足も課題となっている。

 谷山地域での実証実験は11月〜来年1月の60日間に、大久保、玉利、旧大脇原、木屋宇都、笠松の5町内会内を対象に無料で実施。町内会内と、スーパーや病院がある町内会外にそれぞれ約40カ所の乗降ポイントを設定し、両ポイント間と町内会内のポイント間をワンボックスカーで結ぶ。実証実験中もあいばすは運行する。

 市は24年度までに、利用者へのアンケートや住民へのニーズ調査、谷山地域では有料での実証実験を実施。25年度には全11地域を対象に、ルートの見直しや減便によるあいばす継続のほか、AIオンデマンド交通や乗り合いタクシーへの切り替えなどの見直し方針をまとめる。

 あいばすが運行するのは吉野や松元、伊敷東部地域などで、利用者が最も少ないのは小原地域。交通政策課の児玉博史課長は「まずは各地域の実情を把握し、持続可能な交通手段について検討を進めていきたい」と話した。



 あいばすの認知度向上、利用促進に向けて、鹿児島市は24日〜8月31日にポイントラリーを実施する。期間中に4回乗車し、ポイント券を集めて応募すれば、特産品などの賞品が計72人に当たる。

 あいばすの乗車料は大人150円(小原地域のみ160円)、小人80円。運行ルートや時刻表は市のホームページ。市交通政策課=099(216)1113。

南日本新聞 | 鹿児島

2048OS5:2023/08/03(木) 08:33:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8538fbeea85917ccbb2c256c322085da2632399
京急バスにも「2024年問題」 運転士不足懸念、募集に奔走
8/3(木) 6:30配信

毎日新聞
京浜急行電鉄の「京急イエローハッピートレイン」の全8両では、8月18日まで京急バス運転士の募集ポスター(右)などを掲示している=京浜急行電鉄提供

 京浜急行バス(横浜市西区)は、来年4月にバス運転士の勤務時間が現状より短く制限され、運転士が不足する恐れがあるとして、運転士の募集に力を入れている。働き方改革の一環でバス運転士の労働時間を定める国の基準が改正されるのがきっかけ。京急バスや京浜急行電鉄の車内にポスターを掲示するなどしてPR。京急バスは「地域の足として、お客に迷惑がかからないよう運転士確保に努めたい」と話している。

 バス運転士やトラック運転手、タクシー運転手の労働時間は、厚生労働省の「自動車運転者の労働時間などの改善のための基準」(改善基準告示)で、それぞれに基準が設けられている。各基準は来年4月に見直され、トラック運転手の場合は、時間外労働が制限されて物流の停滞が懸念される「物流2024年問題」としてクローズアップされている。

 バス運転士のケースでは、出社から退社までの「拘束時間」が、1年間合計で現状3380時間から、80時間減って3300時間に短縮。また、1日の業務終了から次の始業までの「休息期間」が、現状の継続8時間から、継続11時間と長くなるなどの見直しもあり、1人当たりの運転可能時間が短くなる。京急バスは「バス運転士不足はもう一つの『2024問題』です」と指摘する。

 同社が運転士不足を懸念するのは、バス運転士に必要な「大型二種免許」の保有者数が減少傾向にあるからだ。警察庁の運転免許統計によると、2012年は102万人台だったが、毎年減少し、22年は80万人台までに。同社は「若年層に普通免許を取らないなどの車離れが進んでいることも『なり手不足』の背景にある」とみる。

 同社の運転士の在籍数(6月16日現在)は1351人。同社総務人事課によると運転士は即戦力として、経験者の中途採用が多いという。賃金をアップするなど労働条件に配慮しているほか、新卒入社から運転士育成にも取り組む。そのうえで「来年4月以降、現在のバスの運行本数を維持しようとすると、最大で数十人の運転士が不足しかねない」と危機感を募らせる。

 こうした見通しから、同社は複数の募集ポスターを作製。整備士など他の職種募集ポスターと合わせ、路線バスに掲示するほか、今月18日まで京急電鉄の「京急イエローハッピートレイン」1編成(8両)の広告スペースをまるごと使って掲示している。

 運転士のポスターは、働きやすい環境をアピールするため、現役運転士の「運転技術をもっと高めたい」という声に、「コロナ禍で見合わせていたバスドライバーズコンテストを再開します。皆さんで技術を高め合ってください」との会社の回答を載せるなどの工夫をしたという。

 同社は「来年4月に向けてバス運転士不足を解消したい。働きやすい環境づくりに取り組んでおり、ぜひ応募してほしい」と話している。【遠藤和行】

2049OS5:2023/08/04(金) 13:05:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/11ef749446e5e180e027a1ec2fbdfe0a3384fd5b
「高速はこだて号」4往復に半減へ 函館―札幌の都市間バス 「不便になる」戸惑う利用客 観光業界からも不安の声
8/4(金) 12:37配信

北海道新聞
10月から便数が半減する高速はこだて号。観光などへの影響が懸念される

 函館バス(函館)など4社が共同運行する函館―札幌間の都市間バス「高速はこだて号」が10月1日から、運転手不足を理由に現在の1日8往復を4往復に半減させる。利用客や観光関係者から戸惑いの声が上がった。


 2日午後、JR五稜郭駅前のバス停には札幌行きの便を待つ人が5、6人いた。「JRに比べて安価で乗り降りも楽。減便なら不便になりそう」。函館市在住の母の介護のため年3〜4回利用するという石狩市の無職、高橋純子さん(70)はこう漏らした。
 共同運行する函館バス、北海道中央バス(小樽)、北都交通(札幌)、道南バス(室蘭)のうち道南バスが9月限りで撤退する。コロナ禍を受け2020年5月から夜行便が運休になるなど現状は1日6〜7往復だった。函館市内の五稜郭駅前など4停留所も合わせて廃止し、繁忙期や閑散期といった需要に応じた変動運賃制も10月から導入する。
 同路線には11年3月に北海道バス(札幌)の「函館特急ニュースター号」も参入。1日6往復を運行し、競争が激化した。こうした中、高速はこだて号の利用者はコロナ禍の影響を受けなかった2018年度で12万1658人に上ったのに対し、昨年度はほぼ半分の6万899人。ただ函館バスによると、5月のコロナの5類移行後の週末は満席に近い状態が続いている。
 道教大函館校2年の岡崎靖也さん(19)は月1回程度、友人に会うなどの目的で高速はこだて号を利用。運賃の安さや便数の多さが決め手になっているといい「学生にとって死活問題。お盆や年末年始に混雑が分散されず、予約が取りにくくなるのでは」と心配する。
 観光業界にとっては近年、冬季の大雪でJRの運休が相次ぎ、高速バスの存在感が高まっていたという。函館朝市協同組合連合会の藤田公人理事長(69)は全国的な運転手不足を念頭に「国の支援が必要だ。札幌と函館は密接に関わっており、函館観光にとって痛手だ」と嘆く。
 高速はこだて号は函館・湯の川温泉に直接乗り入れており、函館湯の川温泉旅館協同組合の川崎研司事務局長(72)は「減便で時間の余裕がなくなり、観光客が湯の川温泉に泊まらなくなるようなことが起きないか心配」と話す。

2050OS5:2023/08/04(金) 13:05:37
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/874606/
運転手3割減、縮む道内のバス網 退職増、補充追いつかず 低賃金でトラック業界に流出も
会員限定記事
2023年7月7日 21:41(7月8日 00:06更新)
 運転手不足で、地域住民の「生活の足」となる路線バスを減便する動きが道内で相次いでいる。7日には北海道北見バス(北見)が全体の1割超の減便に踏み切り、北海道新聞が聞き取り調査をした事業者の半数が「今年に入り、減便した」と答えた。高齢化に加え、若い世代の免許保有者減少による採用難が重なり、運転手数はピーク時から約3割減少。各社とも採用に腐心するが、待遇改善にも限りがあり、人手不足解消の展望は見いだせていない。
 7日、北海道北見バスは退職する運転手の補充が追いつかず、平日に運行する路線バスの12%に当たる14路線65便の減便を始めた。北見市のパート従業員の70代女性は「朝の便が2本なくなった。会社に頼んで出勤時間を20分遅らせた」と困惑した表情を見せた。
 北海道新聞が、17市町にある乗り合いバス20台以上を保有する20社に聞き取ったところ、全社が回答。8市にある10社が今年に入り、運転手不足などを理由に減便していた。近年は新型コロナウイルス感染拡大のような「突発事態」による減便も想定され、事業者は綱渡りの営業を続ける。
 北紋バス(紋別)は、4月のダイヤ改正時に利用の少ない路線を減便、休止。2022年度に定年などで運転手7人が退職し、担当者は「これ以上やりくりがつかない」と明かす。旭川電気軌道(旭川)も「運転手が10人足りない。限界が近い」(矢野寿典運輸部次長)と窮状を訴える。
 札幌圏も事情は同じだ。ジェイ・アール北海道バス(札幌)やじょうてつ(同)も4月から一部路線で減便。北海道中央バス(小樽)は、札幌市内で平日に262便を減便せざるを得ず、「少子化で若い運転手の確保が難しい」と話す。
 札幌市厚別区のもみじ台団地では、4月に札幌駅への直通バスが廃止された。団地で暮らす佐々木守さん(86)は「歩くのが不自由な人も多いのに、交通が不便になる。高齢者は見捨てられているのか」と嘆く。
 運転手不足が深刻化したのは、退職者の増加に採用が追いつかないためだ。厚生労働省によると、22年の道内の運転手の平均年齢は55・3歳で、10年前より10歳も上がった。運転に必要な大型2種免許保有者は年々減少し、35歳未満の割合は1・2%(22年末、警察庁調べ)と低水準だ。
 北海道バス協会の21年の試算では、運転手の年収は約400万円で、全職種平均より約80万円低かった。路線バスは赤字で補助金頼みのケースも多く、事業者の賃上げ余力は限られる。
 ある札幌のバス会社の担当者は「子育てにお金がかかる40代の運転手が、より稼げるトラック業界に流れている」と嘆く。同協会の会員企業の運転者数は1993年の8024人をピークに、2022年には5496人と約32%減った。
 人手不足を少しでも解消しようと、北海道北見バスなどは6月、就職説明会を兼ねたバスの運転体験会を開催。道北バス(旭川)、旭川電気軌道、ふらのバス(富良野)の3社は、15日に旭川運転免許試験場で合同就職相談会を開く。
 ただ、他産業との競争もあり、大幅な採用増は見通せない。公共交通に詳しい日本総研の逸見拓弘コンサルタントは「免許を返納する高齢者が増え、路線バスのニーズは根強い。行政と民間、地域住民が必要な公共交通について議論し、自動運転バスなど新技術導入を検討することも必要となる」と指摘する。(五十嵐文弥、桜井翼、田中華蓮)

2051OS5:2023/08/10(木) 08:44:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d2963afb4de0a561fb20ea5e7aa2163c00d0f0
タクシー乗務員が2割減 コロナ禍で離職、人手不足が課題
8/9(水) 16:06配信

共同通信
法人タクシー乗務員数の推移

 今年6月末時点の個人営業を除くタクシー乗務員の総数が、新型コロナウイルス感染拡大前から約2割減少したことが9日、分かった。コロナ禍で利用客が減少し離職者が増えたためだが、最近では人の往来増でタクシー需要が急速に回復しており、乗務員の不足が課題となっている。


 業界団体の全国ハイヤー・タクシー連合会が、全国60地域での法人タクシー乗務員数の推移を集計した。6月末の総数は23万2902人と、2019年3月末の29万1516人から6万人近く減った。60地域全てでコロナ前の水準を割り込み、最も減少率が大きかったのは鳥取県の28.2%、次いで札幌市など北海道の都市部の26.2%。落ち込みが最小だった房総半島を含む千葉県東部でも10.0%減った。

 国土交通省による集計では、個人タクシーの運転手も減少している。

 タクシー業界からは「地方の乗務を支えていた高齢ドライバーがコロナ禍で辞めてしまった」(大手)、「訪日客を含む観光需要が高まり、配車が間に合わない」(東京都内の会社)との声が上がる。

2052OS5:2023/08/22(火) 16:54:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/57c5169cfc35763bd574b40ad675810708b4b7f
島原鉄道の空港線バス 28日から全便運休 運転手不足が深刻化 長崎県
8/22(火) 12:00配信


14
コメント14件


長崎新聞
 島原鉄道(長崎県島原市)は28日から、長崎空港-諫早駅-本諫早駅を1日8往復している路線バス「長崎空港線バス」を全便運休する。新型コロナウイルスの影響などで運転手が不足しているためで再開時期は未定。
 同社によると、コロナ禍前の2019年10月時点では運転手は73人だった。だがコロナ禍に伴う需要減で便数を全体で約3割減らさざるを得ず、退職する運転手もいたという。現在は51人いるが、必要数に対し8人足りない。
 「長崎空港線バス」は19年10月から運行を開始し、島原半島の長崎空港利用者らが乗車してきた。島原鉄道の列車と本諫早駅、諫早駅でそれぞれ連絡している。
 同社は「運転手を採用でき次第、運行を再開したいと考えているが、当面の間は困難。諫早駅からは他社の空港バスを利用できるので、ご理解いただきたい」としている。

2053OS5:2023/08/30(水) 17:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/779caa5d196b3ef4944986d5aa5bc869a232b093
高齢化進むタクシードライバー 歩合制が「不安」? 若手確保へ一定期間の固定給支給も
8/30(水) 16:02配信
中国新聞デジタル
20代のドライバー仲間と談笑し「タクシー業界を盛り上げたい」と張り切る谷口さん(右端)

 全国的にタクシードライバーの高齢化が進む中、広島県内では65歳以上が半数を超え、各社とも若手の確保が急務になっている。新人に一定期間は固定給を支給して生活を保障したり、若者受けするよう社屋をリフォームしたりするなど対策に乗り出す会社もある。

 タクシー業界は、基本的に売り上げの約半分をドライバーが受け取る「歩合制」の実力社会だ。この常識を覆す待遇で若手を招き入れるのは 広島第一交通グループ(広島市西区)。35歳以下の新人に2年間、固定給を支給する制度を2019年3月に始め、20代6人の獲得に成功した。

 地理に詳しくなく、お客を拾えるスポットも分からない若手でも生活できるようにするのが狙いだ。谷口貴裕さん(21)は「未知の世界で稼いでいけるか不安だった。固定給が入社の決め手だった」と振り返る。

 つばめ交通(東区)は6月から、新人に当初の4カ月間、固定給として月27万6千円の支給を始めた。広島県内の大卒の初任給約20万円を大幅に上回り、入社希望の問い合わせが増えたという。20〜80代の約170人のうち10人がこの1年に入社した20、30代。今年3月には休憩フロアを明るい洋風にリフォームするなど、若者に選ばれる会社づくりに余念がない。

 全国ハイヤー・タクシー連合会(東京)が全国の法人タクシー事業者2456社から回答を得て20年にまとめた調査によると、65歳以上のドライバーは同年3月末に46・2%を占めた。高齢化の理由は「若年者(21〜39歳)が入社しないから」が最多だった。

 約7割の事業者が、定年を75歳以上まで延ばしたり、上限年齢を定めない雇用延長で対応していると回答。65歳以上を雇用する事業者の9割が不安を抱き、健康面や交通事故のリスクに不安が集中していた。

 広島県内の状況はより深刻だ。同連合会の20年の調査では、県内の65歳以上のドライバーの割合は52・5%と、全国平均を6・3ポイント上回った。広島県タクシー協会の山口昭博専務理事は、若手が敬遠しがちな理由について「タクシーは24時間走っているので、しんどそうな印象があるからではないか」とみる。

 来年4月には、厚生労働省がタクシー運転手の拘束時間の上限などを定めた基準を改正する。日勤の1カ月の拘束時間が現行より11時間短い288時間になり、1日の休息時間は3時間長い11時間以上になる。山口専務理事は「体調を大事にしながら働くことができる職場になる」とアピールしている。

中国新聞社

2054OS5:2023/09/04(月) 10:18:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/86dacb02387c5a9e073a8a02e6d76eb6d860cc74
茨城県内タクシー人手不足 低稼働率に業界危機感 運賃改定で待遇改善期待
9/4(月) 7:00配信


13
コメント13件


茨城新聞クロスアイ
運転手不足で車庫に止まったままのタクシー車両=水戸市見川

新型コロナウイルスの5類移行で人の往来が回復する中、茨城県内タクシー業界が人手不足に苦しんでいる。乗務員数はコロナ禍前に比べ500人以上減り、一部事業者は乗務員不足で稼働できない車両が駐車場に止まったまま。独自の取り組みで乗務員を増やしている事業者はあるものの、業界は危機感を募らせている。

県ハイヤー・タクシー協会(出野清秀会長)によると、個人営業を除く県内の乗務員数は2703人(7月末現在)。2019年3月末(3269人)に比べ、566人減少した。こうした動きは他地域でも同じで、全国60地域の法人タクシー乗務員数もコロナ禍前に比べ20%前後減少しているという。

水戸市見川のNK観光は現在、乗務員約60人を雇用しているが、以前は80人近くいたという。乗務員減少でタクシー稼働率は70%台から50%台へ下落し、駐車場には稼働できないタクシー車両が止まる。売上はコロナ禍前に比べ20%減ったという。

同社の中本邦彦社長は、定年退職や体調不良による離職で乗務員が減る中、コロナ禍で「新規の応募者がぱったり止まった。募集をかけても来ない」と渋い表情だ。

多くの事業者が乗務員不足に頭を悩ませる一方、つくば市大曽根の大曽根タクシーでは昨年、給与制度を改定。有給休暇を取りやすくしたほか、給与体系も見直して基本給を付け、乗務員が一定の収入を確保できるようにした。同社には昨年1月から13人が入社し、今月までに新たに5人を加える予定という。塚本一也社長は「乗務員が働きやすい環境を整えたことが良かったのでは」と語った。

県ハイヤー・タクシー協会が期待するのは、今月19日からの運賃改定による待遇改善だ。

改定では、普通車の初乗り運賃の上限は現行の740円から500円に下がる一方、距離が2キロから1・1キロに短くなる。消費税上昇に伴う改定を除けば、改定は2007年以来約16年ぶり。

同協会は、パート勤務など柔軟な働き方ができる利点を生かし、女性乗務員の育成も推進し、乗務員確保につなげたい考え。

出野会長は「乗務員を雇い入れなければ先細りする。運賃改定のタイミングで『タクシー乗務員は稼げる』とPRしたい。何とか減少を食い止めなければ」と語った。

茨城新聞社

2055OS5:2023/09/08(金) 08:14:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4a5b4978079d0c0eef0cff05eb7b00dd56c43e1
「無料夜間バス」苦慮 タクシー不足解消が…利用客奪う 大分・別府
9/7(木) 12:30配信

毎日新聞
別府市が観光客の利便性向上のため、8月末から運行を始めた無料の夜間バス=大分県別府市北浜で2023年8月25日午後10時44分、大島透撮影

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国的にタクシー運転手が不足する中、大分県別府市でも夜間のタクシー不足が深刻化している。回復傾向にある観光客の利便性を考慮し、市は先月末、「苦肉の策」として無料の夜間バスの運行を始めた。だが、事実上タクシーの利用客を奪っていることになるため、「不便さを演出」(市担当者)しようと、停留所を絞り、途中乗車を禁止するなど対応に苦慮している。【大島透】


 8月25日午後10時半、雨上がりの同市北浜から夜間バスの初便が出発した。出発式で長野恭紘市長は「夜の飲食後にホテルへ帰る足がないという観光客の悲鳴から、温泉観光都市の行政の責務としてやむなくナイトバスを始める。この施策が長く続かないよう願う」と異例のあいさつをし、苦しい胸の内を明かした。夜間バスの事業費は約1000万円。当面来年3月までとし、それ以降は状況を見て決めるという。

 バスは鉄輪、亀川、扇山方面への3路線。毎週金、土曜の午後10時半から午前0時47分まで計7便を運行する。停留所は5〜10カ所あるが、降車しかできない。開始2日間の利用客は計74人(鉄輪40人、亀川25人、扇山9人)だった。

 市によると、市内のタクシー事業者8社は6月現在、計約380台を保有。しかし稼働率は昼間が40%、夜間は13%まで落ちるという。運転手の高齢化による退職に加え、約3年間のコロナ禍による観光客の激減で離職者も相次ぎ、運転手の数がコロナ禍前より約2割減ったという。

 市は当初、バス会社に路線バスの最終便を遅らせるよう要望したが、タクシー同様運転手不足のため、断られた。また、タクシー会社にも帰宅方面別の「乗り合いタクシー」の試行を打診したが、不調に終わったという。

 このため、夜間バスの運行という結論に落ち着いたが、タクシーであれば2000〜3000円かかる距離を無料で送ることになり、「タクシー業界から歓迎されていない」(市担当者)ため、あえて不便さを演出することにした。

 市は運転手不足の根本的な解決には「就労者の若返りが必須」と考えている。このため、就職氷河期世代とされる37〜53歳を対象に、市への移住とタクシー、バス会社への就職を前提に、運転免許の取得経費助成(20万〜50万円)や、移住してきた運転手世帯への支援金(最大400万円)制度を7月から始めたが、いずれもまだ成果は上がっていない。

 7、8月には運転手確保のため、東京都内で就職相談会を開いたが、参加者はゼロだった。電話による事前問い合わせが約30件あったが、すべて60〜70歳代だったといい、担当者は「時間はかかるが、今後も毎月、東京で相談会を続ける」と悲壮な決意を語る。

 さらに市は、全国のバス会社が東京や大阪で開く集団面接にも参加し、温泉観光地の魅力や移住支援金を武器に、激しさを増す運転手の争奪戦に挑む。

2056とはずがたり:2023/09/11(月) 12:54:51

大阪 富田林などで運行の「金剛バス」 路線バス事業廃止へ
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230911/2000077770.html
09月11日 12時04分

大阪・富田林市など4つの市町村を中心に路線バスを運行する「金剛バス」について、運営会社は運転手不足などを理由に、ことし12月に路線バス事業を廃止することになりました。
自治体側は、代わりとなるバス会社を探すなど、路線の維持に向けた対応策を検討するとしています。

路線バス事業を廃止するのは、富田林市に本社がある「金剛自動車」です。
この会社は、現在、「金剛バス」として、▼富田林市のほか、▼太子町、▼河南町、▼千早赤阪村の4つの市町村を中心に14の路線を運行していますが、運転手不足や利用者の減少を理由に、ことし12月20日で路線バス事業を廃止することになりました。
富田林市などによりますと、運営会社がはじめに自治体側に事業の廃止についての方針を伝えたのはことし5月で、自治体側は、補助金などで経営を支援するという考えを伝えたものの、会社側の方針は変わらず、今月(9月)8日、正式に廃止の方針を伝えてきたということです。
金剛バスの路線は、駅や役場などと各地域をつなぐ役割を担っていて、平日では1日400人ほどが利用する路線もあるということで、自治体側は、路線が廃止されれば、通勤や通学に影響が出るとしています。
このため自治体側は、今後、代わりとなるバス事業者を探すとともに、協議会を立ち上げて路線の維持に向けた対応策を検討するとしています。

【金剛バス“慎重に検討も廃止”】
「金剛バス」を運営する金剛自動車は、会社のホームページで路線バス事業の廃止を明らかにしました。
この中で会社では、「乗務員の不足や売り上げの低下などさまざまな要因もあり、あらゆる可能性も慎重に検討しましたが、ことし12月20日をもってバス事業を廃止することを決定しました」としています。
そのうえで、「ことし12月21日以降の運行に関しましては、各市町村の法定協議会などで協議してもらえるよう、依頼しております。皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、何とぞご理解をいただけますようお願いします」とコメントしています。

【富田林市“代わりの手段確保急ぐ”】
金剛自動車による路線バス事業の廃止について、富田林市道路交通課の北田寛人 課長がNHKのインタビューに応じました。
この中で、北田課長は「コロナ禍の前から経営が悪化していたようだが、運転手不足も加わってバス事業の廃止を決めたと説明を受けた。自治体から財政的な支援を申し出たが、運転手不足などについては実態として支援は難しかった」と述べました。
そのうえで、「『金剛バス』は通勤や通学などで欠かせない交通手段となっており、地域住民に大きな影響がある。国や府、近隣の自治体としっかり連携して地域の足を守れるよう、協力して取り組んでいきたい」と述べ、近隣の自治体などと代わりとなる移動手段の確保に向けた協議を急ぐ考えを示しました。

2057OS5:2023/09/12(火) 06:43:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe6a4213b3bdb14cf62d58b7307b7f5736c69813路線バス廃止 突然知らされても…「片道30分も歩くの無理」
9/12(火) 5:30配信


121
コメント121件


毎日新聞
金剛自動車が運行する路線バス=大阪府富田林市の近鉄喜志駅前で、武井澄人撮影 

 大阪府の南河内地域で路線バスを運行する金剛自動車(本社・富田林市、白江暢孝社長)は11日、運転手不足や売り上げの低迷などを受け、12月20日で路線バス事業を廃止すると明らかにした。

 同社はこの日午前、ホームページ(HP)に「バス事業廃止のお知らせ」を掲載。近鉄富田林駅前のバス停にも同じお知らせを掲示した。同社によると、路線バスは富田林市と太子町、河南町、千早赤阪村で計15路線(1路線は現在、運休中)を運行し、小中学校や福祉・文化施設、府営住宅、役場、近鉄富田林駅などを結んでいる。8月の平日では通勤・通学客ら1日で平均約2600人の利用者がいたという。太子町と河南町は金剛自動車が唯一の路線バスで、千早赤阪村でも主要なバスとなっている

 4市町村によると、金剛自動車側から初めて路線バス廃止の意向が伝えられたのは2023年5月中旬。継続を要望したが、3市町の首長が出席した6月中旬の会合でも廃止の方針は変わらず、9月8日に4市町村の首長に対し廃止の通知があったという。

 4市町村は、路線バスは地域住民の日常生活において欠かせない移動手段として、「連携して可能な限り路線維持に努めたい」とのコメントを出した。今後、近畿運輸局や府の助言を受けながら、4市町村でバス事業廃止後の代替交通の確保に取り組むとしている。

 突然の発表に利用者からは戸惑いや不安の声が上がった。

 バス停にいた富田林市に住む女性(64)は「自宅から近鉄富田林駅近くの職場まで月20回程度、往復でバスを利用している。バスが無くなったら、健康状態から自転車が使えないので、片道30分以上も歩かなくてはならない。それは無理で本当に困る。何とかならないのでしょうか」と不安そうだった。また、同市の女性(81)は「50年前からバスを使っている。今は自宅からサークル活動の施設まで行くのに月2回程度、利用している。バスがないと行くことができなくなる」と戸惑いの表情を見せていた。【玉木達也】

2058OS5:2023/09/19(火) 20:41:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f1eaa0d649cc2f00b3576f8bdef4396beb70166
とさでん交通、バス平日1日76便減・最終便も繰り上げ…運転手不足「路線維持のためやむなく」
9/19(火) 18:31配信

読売新聞オンライン
高知県

 とさでん交通(高知市)は10月1日、路線バスのダイヤを改正する。平日1日あたり計76便(13・8%)の大幅減となり、最終便の発車時刻も繰り上げる。昨年も大幅な減便に踏み切ったが、運転手不足が深刻化しており、同社では「路線を維持するためにやむを得ない措置」として利用者に理解を求めている。(古谷禎一)


 同社によると、減便は71系統ある路線の多くで実施。平日は549便が473便、土曜は389便が359便、日曜・祝日は385便が355便の運行になる。昨年10月1日の94便(平日)に続く減便だが、今回は路線の廃止はしない。

 主な路線では、高知市中心部と高岡営業所(土佐市)を結ぶ便が平日28便から同22便になり、最終便は堺町午後10時01分発から同9時31分発と30分早める。堺町からの長浜行きも平日31便が29便になり、最終便は午後9時54分発を20分繰り上げて同9時34分発とする。

路線維持に156人必要
 背景には、現行のダイヤでは運転手を確保できない事情がある。路線を維持するには平日で156人が必要だが、9月1日現在で133人になった。運転手の募集は続けているものの応募は少なく、今年度は1人の入社にとどまっている。

 このため、貸し切りバスや高速バスの運転手に応援勤務を求め、退職者の再雇用などで対応しているが、状況は厳しい。新型コロナの影響で落ちこんでいた観光客が回復しても24台ある貸し切りバスをフル稼働できず、高速バスの減便も継続している。

労働環境の改善も重なり
 さらに、厚生労働省が運転手の労働時間の改善を図るため、来年4月から拘束時間、休息時間の基準を改正。業務終了から次の始業までの休息時間は現行の「継続8時間」から「継続11時間を基本とし、継続9時間を下回らない」とする規制が適用される。

 それに伴い、朝のラッシュ時間帯に備えて午前6時から勤務に就くには、前日午後9時までに業務を終えることが必要になる。同社では、現行のダイヤのままでは最終便の運転手が翌朝の始発便に乗務する勤務シフトが組めなくなるため、最終便の繰り上げを決めたという。

高齢化、定年退職者も見込まれ
 運転手の高齢化も進んでおり、20歳代は2人だけ。平均年齢は53・4歳に達しており、定年退職者の増加でますます厳しい状況が想定される。

 同社は「運転手の不足で路線の維持は限界に来ており、減便は避けて通れない。今回の措置で問題が解決したわけでなく、さらに減便せざるを得ない事態も考えられる」としている。

2059OS5:2023/09/22(金) 13:17:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/384b505ea96611c009678a0170b33119e14c9a10
河野太郎デジタル相、ライドシェア解禁に前向き姿勢 タクシー規制の緩和も言及
9/22(金) 12:53配信


3
コメント3件


産経新聞
河野太郎デジタル相(関勝行撮影)

河野太郎デジタル相は22日の閣議後記者会見で、タクシー不足の深刻化から解禁論が浮上している、一般ドライバーが自家用車を使い有償で乗客を運ぶ「ライドシェア」について「どういう形でサービスを地域に提供するのか、議論を積極的にやっていきたい」と述べ、解禁に前向きな考えを示した。また、タクシー不足の背景に、ドライバーに義務付けられている2種免許の取得のしづらさがあると指摘し、取得条件の緩和の必要性にも言及した。

河野氏は会見で、新型コロナウイルス禍でタクシードライバーの数が減少し、地域の足が確保できていない現状があると指摘。ライドシェアについては「(ドライバーの)アルコール検知をどうするのか、運行管理や健康管理をどうするのかなども併せて議論していく」と述べ、解禁に積極的な姿勢を見せた。

また河野氏はタクシー不足の原因として、2種免許を取得できる最低年齢が19歳のため、高校卒業者が直後にドライバーになれず他の職種に流れていることや、試験を日本語でしか受けることができないため、外国人ドライバーの就労機会を減らしていることなどを指摘。「(課題を)リストアップし、国土交通省や警察庁に対応を考えていただくことになる」と述べ、ライドシェアの解禁議論と両輪でドライバー不足の解消にも取り組む考えを示した。

ライドシェアは海外で急速に普及しており、日本でも河野氏のほか、菅義偉前首相などが解禁へ向け積極的な動きを見せる。一方、運行管理や車両整備の責任を誰が負うかなど課題も多く、国土交通省や全国ハイヤー・タクシー連合会などが反対を表明している。

2060OS5:2023/09/25(月) 19:13:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b7f409922fe09797c245e849c1a09f4f916c0ff
京都市バスの「値上げ避けられない」 観光地巡る「ドル箱路線」除きほぼ赤字
9/25(月) 10:32配信
京都新聞
京都市中心部を走る市バス。昨年度は乗客数の増加で黒字路線が増えたが、新型コロナ流行前の数値には届かなかった(京都市中京区)

 京都市交通局は15日、2022年度の市バス路線ごとの収支状況を示す「営業係数」を公表した。新型コロナウイルス対策の行動制限緩和に伴い、黒字路線はコロナ禍の始まった20年度以降、最も多い12路線に回復した。一方で全74路線のうち、8割にあたる62路線は赤字が続きで、市交通局は「運賃改定を見込まざるを得ない状況に変わりはない」としている。


  ◇

 2022年度の市バス路線は新型コロナウイルス禍からの回復で黒字転換が目立った。それでも市交通局が「運賃改定を見込まざるを得ない」とする理由は、燃料代高騰など経費の増大が見込まれるためだ。

 市バス会計が地下鉄会計より危機的なのは、制度上の仕組みにある。市バスよりも大きな負債を抱える地下鉄会計には地方債発行などの「借金」による特別な資金繰りが認められ、国の支援も受けられることが決まり、同局は運賃値上げを想定していない。しかし、市バス会計は、支出の9割を占める運転手らの人件費と運行経費を、運賃収入で賄う必要がある。地方債発行も地下鉄会計に比べて限定的で、収入の柱となる乗客数の増減は経営に直結することになる。

 22年度は市中心部の観光地などを経由する「ドル箱路線」では着実に黒字化したが、乗客数全体を見れば新型コロナ禍前(19年度)まで回復していない。リモート勤務の普及で「本年度もコロナ禍前までの回復は見込めない」(市交通局)という。車両の4割を占める委託先の民間事業者は運転士不足に悩み、人件費の増加も予想される。燃料代の高止まりも踏まえ、「値上げは避けられない」(同局)という状況だ。

 ただ焦点の値上げ時期は定まらない。交通局は22年3月策定の再建計画で早ければ24年度から市バスで8%程度(均一区間料金で現在230円から20円程度)引き上げると記した。市は当初、運賃の値上げ議案を今夏にも提出する方向で検討したが、4月の市議選で日本維新の会などの市長野党が躍進した影響で先送りとなった。門川大作市長は来年2月の市長選に立候補しない意向を表明しており、判断は新たな市長に委ねられる。

 周辺部では市バスしか「足」のない住民も多く、値上げの影響は地下鉄よりも大きい。今後、市バス経営をどう改善するのか。値上げは必要なのか、値上げ幅や時期はどうするのか。市長選の主要争点になるのは間違いない

2061OS5:2023/09/28(木) 08:20:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bcaee7ee274a8c8344902a92cb990d7b5613f54
時間帯・地域限定で「ライドシェア」神奈川県が構想提示 タクシー会社が一般ドライバーの運行管理
9/27(水) 22:11配信

カナロコ by 神奈川新聞
(資料写真)

 観光地などでのタクシー不足解消に向け、神奈川県は27日、時間帯や地域を限定した上でタクシー会社が一般ドライバーの運行を管理する「神奈川版ライドシェア」構想を明らかにした。

 構想を元にタクシー会社や市町村などと意見交換を重ね、実現の可能性を探る考え。国との具体的な協議はこれからで、実現できるかどうかは見通せていない。

 自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」を巡り、県は同日の県議会常任委員会に「神奈川版ライドシェア」として検討中の構想案を報告した。

 案ではドライバーは登録制とし、運行管理を行うタクシー会社の面接や研修を受ける。利用者によるドライバーの評価制度も設け、使用する自家用車はタクシー会社が車両を認定して安全を管理する。ドライブレコーダーや配車アプリの実装、任意保険の加入も求める。

神奈川新聞社

2062OS5:2023/09/28(木) 17:13:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/516d588bd3828b6e41b81b745b2d7004399b112c
沖縄、修学旅行の受け入れピンチ!運転手不足でバス1200台手配できず 県が人材誘致のため初の予算計上
9/27(水) 12:26配信
琉球新報
観光バス会社の駐車場に並ぶバス=26日午後、糸満市西崎町(小川昌宏撮影)

 沖縄県内でバスの運転手不足が加速し、10〜12月の修学旅行シーズンに配車予定の観光バスが26日時点で累計約1200台分の運行が手配できていないことが分かった。バス会社関係者が試算した。

【写真】ミス沖縄が廃止、時代に合わない?

 車両台数は足りているため、他県から運転手などを確保できれば修学旅行への対応が可能だとして、県は人材誘致のために約4千万円を充てる方向で県議会9月定例会に先議案件として提案している。

 県がバス運転手・ガイドの誘致に特化した予算を計上するのは初めて。10月1日〜12月31日までの期間で、修学旅行を受け入れる貸し切りバス事業者に対する補助となる。

 沖縄総合事務局によると、県内の貸し切りバス事業者は2023年3月末時点で39社。コロナ前の2019年は48社あり、942台が稼働していたが、23年3月末では216台減の726台となった。運転手不足により、稼働しているバスは6〜7割程度と推測される。バス会社関係者の試算では180人の運転手が不足している。

 バス会社などによると、運転手不足の背景には、高齢化やコロナ下での離職が増えたことなどがあるという。

2063OS5:2023/10/01(日) 02:59:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/14a782e517a74a3965a794a87147c2fab6958566
長崎県内タクシー 求む女性人材 続く深刻な運転手不足… 環境整備やイメージ払拭に奔走
9/30(土) 12:00配信
長崎新聞
「自分に合った働き方ができる」と語る北浦さん=長崎市、ラッキー自動車本社営業所

 長崎県内タクシー業界の運転手不足が深刻だ。新型コロナウイルス禍を経て、この4年間で2割以上も減った。人流が回復しているが、事業者は所有車をフル回転できず、利用者が多い朝や深夜には、配車に影響が出つつある。業界は、まだ少ない女性を取り込もうとPRを強化。職場環境の改善にも乗り出した。
 全国ハイヤー・タクシー連合会などによると、新型コロナ禍前の2018年度に4038人だった県内タクシー運転手は、22年度には3168人まで減少。コロナの5類移行により需要は徐々に回復しているが、運転手の確保が追いつかず、車両の稼働率は6割弱にまで落ち込んでいる。
 県タクシー協会は今年から、ハローワークに小まめに情報提供をしたり、求人チラシを作成したりして人材確保に奔走。中でも期待を寄せるのが女性だ。
 同連合会によると、22年度の本県の女性タクシー運転手は93人で全体のわずか2・9%。全国平均の4・2%にも満たない。長時間労働で子育てとの両立が難しいといった印象も根強く、同協会の松岡隆専務理事は「『女性に向かない職業』というイメージを払拭したい」。自由度の高い働き方や防犯策などをアピールし、参入を促す考えだ。
 県内大手のラッキー自動車は今夏、長崎市大橋町の本社営業所に、仮眠室やシャワー、化粧台などを備えた女性専用の休憩室を初めて設置した。今後も主要な営業所で同様の整備を計画している。川添暢也社長は「柔軟な働き方や快適な職場を提供することで、多様な社員にとっての『働きやすい』を追求したい」と意気込む。
 同社に在籍する運転手270人のうち女性は3人。勤務歴20年近い北浦市子さん(64)は当初「お客さんに敬遠されるのではないか」と不安を持っていたが、実際は女性客を中心に「女性運転手だから安心できる」との声も多く聞き、ニーズを実感している。「自分に合った働き方ができるので、もっと女性が増えるといい」と話す。

2064OS5:2023/10/02(月) 18:06:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/159d88fe0e81f4136a51abba4abc880bc052c3ed
都市部でもバス路線の廃止・減便…運転手不足、全国で深刻化
10/2(月) 12:07配信


213
コメント213件


読売新聞オンライン
バス事業の廃止を表明した金剛自動車の路線バス(9月30日、大阪府富田林市で)=長沖真未撮影

 全国でバスの運転手不足が深刻化し、都市部でもバス会社が路線の廃止や減便を余儀なくされるなど利用者に影響が出ている。運送業界で労働時間の上限規制が強化される「2024年問題」を控え、運転手不足は加速する見通しで、地域の公共交通網を維持するための取り組みが求められている。(林佳代子、辰巳隆博)

【図表】バス運転者数の推移

 大阪府南東部の富田林市など4市町村で路線バスを運行する金剛自動車(大阪府富田林市)は9月11日、駅や住宅地などを結ぶ全15路線を、12月20日を最後に廃止すると発表した。

 利用者減で赤字経営が続いていた同社は昨秋以降、30人いた運転手の離職が相次ぎ、他社からの派遣を含めた20人に減少。新規採用にも応募がなく、運行の継続は困難と判断した。

 4市町村から要請を受けた近鉄バス(大阪府東大阪市)など2社は、自治体が経費を負担する「コミュニティーバス」方式を条件として、運行を請け負う考えを示した。富田林市は「財政上の制約もあり、運行本数を維持できるかは分からない」としている。
 通勤で毎日、利用する大阪府河南町の会社員男性(25)は「住宅地から路線バスが消えるなんて考えたこともなかった。駅まで歩くと1時間以上かかり、住みにくくなる」と不安げだ。

 広島市中心部では4月、均一運賃で運行する広島バス(広島市)や広島電鉄(同)など7社が減便に踏み切った。運転手不足に加え、「2024年問題」を見据えて業務量を減らす狙いだ。広島バスの担当者は「利便性を犠牲にしてでも効率化を図らなければ、路線を維持できない」と明かす。

 国土交通省によると、21年度のバスの運転者数は約11万6000人で、12年度から1万3000人余り減った。平均年齢は53・4歳(2022年)で、今後、大量退職が更に進む。
 「日本バス協会」(東京)は今年、約800社を対象に実施した調査で、現在の路線網を維持した場合、24年には2万1000人、30年には3万6000人の運転手が不足するとの試算をまとめた。協会は「労働条件の改善や女性の採用などを進めているが、更なる減便や廃止が避けられない」とする。
 背景にあるのは、乗客の減少に伴う慢性的な経営難だ。国交省の調べでは、21年度、30車両以上を保有するバス会社の94%が赤字だった。運転手の年間所得額(22年)は399万円で、全産業平均497万円より約2割低く、希望者が集まりにくい状況にある。

 各社とも国や自治体の補助金に支えられて路線を維持しているのが実態だ。それでも10〜21年度にかけて全国で1万5332キロ・メートルの路線が廃止された。

 運転手不足を補うための工夫も進むが、どの程度の効果があるかは未知数だ。
 東急バス(東京)などは来春以降、横浜市で2両連結の「連節バス」を運行し、1人の運転手で多くの乗客を運ぶ態勢を整える。
 2025年の大阪・関西万博では、シャトルバスの一部区間で、自動運転が計画されている。大阪シティバスを傘下に持つ大阪メトロ(大阪市)が実証実験を開始し、実用化に向けた課題を探っている。
 即戦力を確保するため、国交省は、バスやタクシー、トラックなどの運転手について、外国人労働者の在留資格「特定技能」に加えることを検討している。

 関西大の宇都宮浄人教授(交通経済学)は「運転手不足の解消には、低賃金と長時間労働の是正が大前提だ。その上で、住民の暮らしを守るために事業者任せにせず、公共サービス化する必要がある。欧州を参考に、自治体が事業者と契約を結び、路線バスを運行してもらう運営方法を検討してほしい」と指摘する。

◆2024年問題
 働き方改革の一環で、2024年4月からバスやトラック、タクシーの自動車運転業務の時間外労働時間の上限が年960時間に規制されることなどで生じる問題を指す。1人あたりの労働時間が短縮されることで人手不足に陥り、公共交通分野のほか、トラック輸送などの物流業界にも影響が出ると懸念されている。

2065OS5:2023/10/18(水) 09:52:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/778e9769e0225a3d66f7510841f4c93f4d8da03f
タクシー不足で地方が悲鳴 業界はライドシェア導入に反対
10/17(火) 21:56配信
産経新聞
南砺市役所最寄りの福光駅前で停車中の市営バス。すべて自家用有償旅客運送だ=16日、富山県南砺市

一般の人が自家用車で客を有料で運ぶ「ライドシェア」導入に向け、「活力ある地方を創る首長の会」が17日、国に提言を出した。高齢化と人口減少が加速する中、地域社会での移動手段の確保は喫緊の課題だ。新型コロナウイルス禍の収束後、増加傾向にある外国人観光客の運送にも十分に対応できておらず、地方は悲鳴を上げている。

【グラフで見る】全国の法人タクシー事業者数と車両数の推移

富山県の南西端に位置する南砺(なんと)市(人口約4万7千人)。市営バス時刻表は、JR城端線や民間バスの時刻表も網羅したA4版24ページという分厚い冊子だ。平成16年に4町4村が合併して誕生、市域が約669平方キロメートルと広いためで、市営バスは国に登録し、許可を得た自家用有償旅客運送。だが利用者は少なく、17台のバスの半分以上は14人乗りのハイエースだ。

世界遺産「五箇山合掌造り集落」を有する市の高齢化率は39・5%で、全国平均(29・1%)を大きく上回るが、「車の保有率が高く、公共交通を使うことになじみのない方が多い」と同市政策推進課の荒井昌宏係長は話す。予約に応じた「デマンドバス」の実証運行も行っているが、利用は一日平均2人と低調だ。

荒井係長は「『足』が必要な人が多いことは分かっているが、各地域の協議会で話し合っても、どうすればよいのかが見えない」とする。

市は7年前、米ウーバー社日本法人(東京)との間で全国の自治体で初めてとなる協定を締結。タクシーのない空白地限定で、ボランティアが自家用車で買い物したり、通院する高齢者を無料で送迎したりするための実証実験を試みようとしたが、業界団体が難色を示し、予算取り下げに追い込まれた。

ただコロナ禍を経た今年8月の訪日外国人客は推計値で約216万人に上り、コロナ禍前の令和元年同月比で85・6%の水準まで回復した。南砺市でも世界遺産を訪れる外国人観光客が大幅に増えた。一方、法人タクシー運転手の数(3年度)は約22万人で、10年前から12万人以上減った。事業者数と車両数も減少傾向にあり、南砺市中心部でも夜のタクシー不足は特に深刻だという。

田中幹夫市長は「南砺市の課題は全国の地方都市の課題だ。既存事業者との対立ではなく、共存共栄のシステムを構築していきたい」と話す。

■「『半額以下』ではボランティア」

タクシー業界はライドシェア解禁議論に対し、「全力阻止」の構えを示している。課題に挙げるのは運行や車両整備の責任を運転手個人が負うことによる安全管理の問題や、海外で起きている犯罪行為、労働者の権利問題などだ。

首長の会の提言によると、ライドシェアの運転手として登録が可能な人は現行法と同じ第2種免許取得者か、大臣認定講習の受講者。地域の実情に応じて観光協会やタクシー会社などが取りまとめ、運行管理の責任の所在を明確にするとした。

車両整備や事故時の補償制度、大臣認定講習の提供は経験豊富な各地のタクシーやバス事業者などに委託することで安全性の担保を目指す。

現在、一定条件下で認められている自家用車での有償旅客運送の対価はタクシーの半額以下。首長の会は対価基準を「タクシーと同程度」に設定した。その理由について「『半額以下』ではボランティアであり、ドライバー不足の現状では持続可能性が低い」とし、「地域で安心、安全なサービスを提供できるのは既存のバス、タクシー事業者などとの連携だ。より良い仕組みを模索したい」と話した。(木村さやか)

2066OS5:2023/10/18(水) 10:02:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/17acc2cb00beddad8306f96bfcb469cccedd0825
ライドシェアに反対相次ぐ 自民議連「安全面で懸念」
10/17(火) 17:43配信
共同通信
自民党のタクシー・ハイヤー議連幹事長の盛山正仁文部科学相

 自民党のタクシー・ハイヤー議員連盟が17日開いた会合で、一般ドライバーが自家用車を使って乗客を有償運送する「ライドシェア」を巡り「安全安心の確保から認めてはいけない」などと反対意見が相次いだ。タクシー不足対策の一環で導入論が浮上したことを受けて進む政府の議論にも、影響を与えそうだ。

 会合では出席議員から、運転手の健康チェックをどうするかなど安全面を懸念する声が上がった。議連幹事長の盛山正仁文部科学相は「安易なライドシェアを認めるわけにはいかない」と強調。「導入を認めれば、地域の公共交通機関が失われる恐れがある」と訴える議員もいた。

2067OS5:2023/10/25(水) 18:20:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9314b0e108e322133788810651897ad0c1fd225
高速バス路線、「当面運休」を2週間前に突然発表…4か月間で運転手4人が退職し「応援が追いつかず」
10/25(水) 7:18配信


733
コメント733件


読売新聞オンライン
 札幌市と北海道の各都市を結ぶ高速バスの運休や減便が相次いでいる。運転手不足に歯止めがかからず、路線維持に必要な人数が確保できないためだ。道都への直通ルートを失い、道民の帰省や通院、観光などへ影響が懸念されている。

【地図】廃止・運休・減便される北海道の都市間バス路線

突然の運休
札幌駅前に到着した「高速ひろおサンタ号」。11月から運休となる(20日)

 ジェイ・アール北海道バス(札幌市)は19日、広尾町―札幌間を結ぶ「高速ひろおサンタ号」を11月1日から当面運休すると発表した。この4か月で様似営業所(様似町)の運転手4人が退職したことで運行がままならなくなったという。同社総務部の担当者は「札幌圏から応援も出していたが、追いつかない」と話す。

 約2週間後の突然の運休に20日、JR札幌駅前に着いた広尾町の40歳代女性は「本当に困る」と表情を曇らせた。最近は大学受験を控える高校3年の長女とオープンキャンパスに参加するため、月1回程度利用していた。札幌までは自家用車で休憩も含めて約5時間かかる。運休後は路線バスでいったん帯広市へ向かい、JRに乗り換えなければならない。「娘が札幌の大学に進学したら、よく使うことになるなと思っていたのに……」と肩を落とす。

 道バス協会によると、道内の運転手は昨年9月時点で5496人と、ピークだった1993年から3割減った。国の統計では、平均年収は約310万円で全職種より約100万円低い。バス会社は人口減にコロナ禍が加わって財政状況が悪化しており、不採算路線は減便や休廃止を判断せざるを得ない状況だ。

市が代替バス
 夕鉄バス(夕張市)は夕張―新札幌(札幌市)、栗山町―新札幌の計3路線を9月末で廃止した。コロナ禍の外出自粛で離れた利用者が戻らず、燃料価格の高騰もあって路線の見直しが必要になったという。

 夕張市は今月から代替となる予約制デマンドバスの実証実験を始めたが、栗山町を経由して長沼町が終点となる。市地域振興課は「従来のルートでは十分な利用が見込めず、主要な行き先である病院やJRへ乗り継ぎできる地点まで結ぶことにした」と説明する。同様に栗山町も町内の栗山高校からJR北広島駅までをつなぐデマンドバスの実証運行を開始した。

便数が半減
 函館市―札幌間の「高速はこだて号」は今月、便数を1日8往復から4往復に減らした。共同運行していた4社のうち、道南バス(室蘭市)が撤退したためだ。はこだて号は函館市の湯の川温泉へ乗り入れており、地元の観光関係者は「今後、学生や運転免許を返納した高齢者らが足を運びにくくなるかもしれない」と懸念する。

 JR北海道は、赤字が続く鉄道8線区の存廃を含めた改善策を検討している。廃線となった場合、代替の交通機関はバスが考えられるが、道バス協会の担当者は「各社は新たな路線を担える状況にない。行政は補助金で支えてくれているが、バス路線の必要性をアピールしたり、運転手のイメージアップを図ったりと、もう一歩踏み込んだ支援がほしい」と訴える。

札幌中心部乗り入れ減へ 北海道中央バス 12月から2割が対象
 道内バス大手の北海道中央バス(小樽市)が12月から、札幌市内や近郊を走る12路線約280便でJR札幌駅など市中心部への乗り入れをやめ、近くの地下鉄駅まで短縮する方針であることがわかった。市中心部には約1200便が乗り入れており、短縮の対象便は2割にあたる。

 同社によると、2019年以降、運転手の15%にあたる約200人が退職などで会社を離れた。渋滞する市中心部への乗り入れをやめて乗務時間を短くすることで、限られた人員で効率的な運行を行い、路線維持を図るという。

 同社バス事業部運行管理課の担当者は「運転手の休日出勤などで対応してきたが、これ以上は難しい。ご理解いただきたい」と話す。

2068OS5:2023/10/26(木) 16:53:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbfb010f90ebe7fb26381d9e271d7ccdd9a8dd65
初乗り600円に 沖縄本島のタクシー、25日から値上げ 「利用控える」「仕事にならない」思いさまざま
10/26(木) 16:00配信
琉球新報
初乗り600円を示すシールが貼られたタクシー=25日、那覇市内

 沖縄本島地域のタクシー運賃が25日から値上げされた。普通車の初乗り運賃(1・75キロ)は上限額が40円引き上げられ、600円となった。値上げは消費増税の影響を除くと、2016年10月以来7年ぶり。


 加算運賃も「365メートルごとに70円」から「400メートルごとに100円」に見直された。

 タクシーの運転手不足が課題となる中で、輸送サービスの確保や燃料費高騰への対応、労働条件の改善などが理由。沖縄総合事務局によると、改定による事業者の増収率は15・58%となっている。

 名護市の男性(76)は、スーパーに行く際にタクシーを利用している。運賃改定によって、料金はこれまでの1470円から1800円に。月額1万円以上の負担増を見込み「年金生活だから影響は大きい」と嘆いた。
 那覇市のパレットくもじ前で迎えを待っていた北谷町在住の女性(45)は仕事で1カ月に十数回程度タクシーを利用するという。「多少は使用を控えなければいけないかも」とけげんな表情を浮かべた。

 西原町の会社役員の女性(50)は那覇市内から飲み会の帰りに利用する機会がある。タクシーがつかまらないこともしばしば。運賃改定は運転手不足解消も理由にあり「値上げは仕方ない」と理解を示すものの、「深夜の割増料金も重なると痛い」と率直な思いを口にした。

 タクシー業者もしばらく我慢を強いられそうだ。名護市の県立北部病院で客待ちをしていた運転手の男性(73)は閑散とした乗り場を指し「1カ月は3割ほど売り上げが落ちるはず」と見通す。別の60代男性運転手は「今日は仕事にならないはずだ」と苦笑し客を乗せずに乗り場から走り去った。

(小波津智也、増田健太、渡真利優人)

琉球新報社

2069OS5:2023/10/27(金) 17:45:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d7adf2ab0bbc257169b8e39dcf204835e3908ee
「警察だ!」新幹線無賃乗車の外国人ユーチューバー、警察に突き出したバス運転手に称賛の声「すごい勇気」「よくぞ止めてくれた」さらなる迷惑行為も発覚
10/27(金) 16:39配信
まいどなニュース
無賃乗車した外国人ユーチューバーに「警察を呼ぶ」と伝えるバス運転手(Fidias YouTubeより)※現在は動画削除済み

無賃乗車した外国人ユーチューバーを引き止め、警察に突き出したバスの運転手が称賛されている。この外国人ユーチューバーは「無料で日本を旅する」というレース企画でわざと無賃乗車を繰り返し、JR九州の新幹線ではトイレに閉じこもり、車掌の制止を振り切って逃走した。


大柄な外国人ユーチューバーの乗り逃げを許さなかった長崎県営バスの運転士に対し、「大柄な外国人相手に怖かっただろうな。すごい勇気だと思う」「暴走を食い止めてくれて、ありがとうございます」と感謝の声が相次いだ。長崎県営バスを運行する長崎県交通局に聞いた。

外国ユーチューバー、フィディアスは男女3人とともに長崎を出発し、一番早く青森に着いた人を勝者とするYouTube動画(YouTubeの利用規約違反により削除済み)を撮影した。わざとお金を持たずに日本縦断を試みた4人は、それぞれ道行く日本人に声をかけ、バス代などをねだって集めた。

フィディアスはバス運賃を持たないまま乗車し、「無料で降車できないかな」などと動画で実況しながらバスを降りようとした。バスの運転手は「払えないなら警察に行ってもらう」と言い渡し、逃走しないよう迷惑系ユーチューバーの前に立ちはだかった。フィディアスは「バスに閉じ込められて、交番に突き出された。信じられない」などと不満をあらわにした。

ーー無賃乗車が起きた時の状況を教えてください。

「9月22日夕方、長崎駅前発のバスが終点・諫早駅前に着いた時に無賃乗車がありました。通常、運賃が足りないだけで警察を呼ぶことはありませんが、今回は運賃を持っていないだけではなく、なかなか支払おうともせず、さらに他の乗客に運賃をせびり出すなど、悪質な行為が見受けられたので、警察に通報しました」

ーー逃げないよう立ちはだかり、警察に突き出した姿勢が称賛されています。

「いきなり強硬な措置を取ったわけではなく、動画に映っていない場面でさまざまなやり取りがあり、支払う意志を示さないので、あのような対応になったと聞いています。悪質なお客様への対応としては適切だったと認識しています。ただ、あのような悪質なお客様は初めてです。外国人旅行者がバスに利用することもありますが、今回のようなトラブルは起きたことがありません」

◇  ◇

外国人ユーチューバーは警察から事情聴取を受けたが、その後釈放され、JR九州の新幹線で無賃乗車を行った。JR九州の古宮洋二社長は「これは犯罪。警察に話をしているし、本当に迷惑」と警察に相談していることを明らかにした。

日本人の親切心にただ乗りしようとする外国人ユーチューバーを制止したバスの運転手に対し、長崎県営バスには数通、称賛のメールが届いており、ネット上でも「よくぞ止めてくれた」「最高すぎる」「臨時ボーナスあげて下さい」といった声が寄せられている。

(まいどなニュース・伊藤 大介)

まいどなニュース

2070OS5:2023/10/30(月) 19:19:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/e15c2be1a4bb8c1764b7634614da8edc440335fc
北陸新幹線で不便になる「名古屋〜福井」高速バス増便! “直通”移動を確保 立地最強ターミナル駅も本領発揮へ
10/30(月) 16:42配信

乗りものニュース
高速バス名古屋〜福井線が増便
ジェイアール東海バスの車両(画像:ジェイアール東海バス)。

 北陸新幹線の敦賀延伸を控え、高速バス「名古屋〜福井線」が増便します。2023年10月25日、ジェイアールバス東海ら運行4社がダイヤ改正の概要を発表しました。

 JRでは「北陸道ハイウェイバス」と呼称する名古屋〜福井線。現在は8往復の運行ですが、12月1日から、7時台発と20時台発の便を追加し10往復となります。敦賀、武生、鯖江といった県内主要都市にも停車します。

 土休日など特定日には、福井からさらに「あわら湯のまち駅」「三国駅」まで1往復を延長運転。名古屋〜三国の直行バスは、ジェイアールバス東海バスが昨年から新幹線開通後の需要を見越し期間限定で運行してきましたが、北陸道ハイウェイバスに組み込まれます。

 また、「武生」のバス停は、北陸新幹線の越前たけふ駅前の交通広場に移設し、バス停名も「越前たけふ」に変更。同駅は新幹線の単独駅ですが、北陸道のICや国道8号バイパスに至近で、新たな交通ターミナルとしての役割が期待されています。

 名古屋〜福井間は北陸新幹線が開通すると、鉄道では敦賀で乗り換えが必要になることから、利便性の低下が指摘されています。それに伴う直通の移動需要の増加を見越したダイヤ改正です。

乗りものニュース編集部

2071OS5:2023/11/01(水) 09:39:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/4656d1652755fb8606c9e70194d457be54a4e16e
運転手不足「もう限界」 北海道最大手バス会社の秘策は路線の短縮
11/1(水) 7:10配信

朝日新聞デジタル
札幌圏を中心に計約640便の廃止や短縮、減便を決めた北海道中央バス=札幌市中央区

 北海道内バス最大手の北海道中央バス(小樽市)は31日、12月1日のダイヤ改定で札幌圏を中心に路線バス約640便を再編すると発表した。札幌市や小樽市、空知地方などを走る便約7300の1割近くにあたり、札幌市郊外から札幌駅など中心部に向かう12路線が地下鉄の駅までに短縮される。運転手不足が深刻化し住民の足に影響し始めた。

 札幌市内を走るJR平和駅前―札幌駅など2路線54便を利用者の減少で廃止するのをはじめ、札幌や北広島市などの12路線283便で走行区間を短縮するほか、札幌市や小樽市、岩見沢市、滝川市、千歳市などの65路線307便を減便する。

 路線短縮・減便するのは地下鉄や他のバス会社と並走する区間や路線が中心で、短縮する283便は札幌郊外と札幌駅など中心部を結ぶ平日ダイヤ約1200便の2割に及ぶ。札幌市清田区や豊平区などから札幌中心部に向かう路線を短縮することで、運転手の乗務時間の削減を図るのがねらいだ。

 例えば、札幌駅と札幌市清田区の清田団地や北広島市の柏葉台団地などを結ぶ路線は、地下鉄東豊線の福住駅までに短縮する。札幌駅北口と札幌市北区の屯田地区などを結ぶ一部の路線は地下鉄南北線麻生駅までに縮める。

 短縮や減便について同社が理由として挙げるのが運転手不足だ。高齢化が進み、退職者に対して新規採用の数が足りない状況が続いている。北海道中央バスでは、コロナ禍前の2019年に約1300人いた運転手は今年4月に約1100人と約200人減った。これまでは公休に出勤するなどして対応してきたが、「もう限界」(バス事業部)と再編に踏み切った。

 これだけの路線再編は過去に例がないとみられ、北海道中央バス札幌市と相談のうえ、10月中旬に市内約10カ所で町内会向けの説明会を開催した。同社は「地下鉄など他の交通機関を代わりに使えば生活の足は確保できるように配慮し、お客さんにはなるべく迷惑がかからないようにしたい」(バス事業部)という。

 残業時間の規制により運転手の数が不足する「2024年問題」への対応も迫られている。来年4月のダイヤ改定では夜の便の繰り上げや減便なども検討する考えだ。(堀篭俊材)

■■北海道中央バスのダイヤ改定で廃止や短縮になる主な路線

【廃止】2路線54便

・72南郷線 札幌駅前―JR平和駅前

・東64伏古北口線 札幌駅北口―東営業所

【路線短縮】12路線283便

・85清田団地線 札幌駅前―ヒルズガーデン清田

・86清田団地線 札幌駅前―清田団地

・96柏葉台団地線 札幌駅前―柏葉台団地・輪厚

・79西岡平岸線 札幌駅前―西岡4条14丁目

・22あいの里篠路線 札幌ターミナル―あいの里4条1丁目

【減便】65路線307便

・札幌地区 北光線(バスセンター―北49条東3丁目)など

・小樽地区 山手線(本局前―南小樽駅前)など

・空知地区 滝新線(新十津川役場―滝の川団地)など

 ※路線名の冒頭の数字は系統番号

朝日新聞社

2072OS5:2023/11/06(月) 21:50:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/de726f78ed14bbc494476d7e4233ba2486433923
五角形の「既得権」 ライドシェア議論に遅れの懸念 有識者の受け止めも二分
11/6(月) 19:40配信
産経新聞
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)ら=首相官邸(矢島康弘撮影)

政府は6日、地域交通の担い手不足の解消へ向けた政策を議論する規制改革推進会議ワーキンググループの初会合を開いた。一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「ライドシェア」の導入について国土交通省は、タクシーを補完する位置づけとした上で、タクシー会社が運行管理や安全対策などを担当する方向での導入を検討している。だが、その是非は、有識者の間でも受け止め方が分かれている。

【イラストで解説】ライドシェアの仕組み

交通政策に詳しく、自身も運行管理者の国家資格を持つ名古屋大の加藤博和教授は、運行管理をタクシー会社が担う場合、焦点の一つである事故時の責任主体は「運転手とタクシー会社の両方になる」と指摘。ただ、事故を起こさないような組織的な仕組みこそが重要とし、「タクシー会社が一般ドライバーを養成する仕組みが必要。ドライバーを管理下に置かずに責任を持てというのでは、会社側も二の足を踏む」と話す。

同省の有識者委員会メンバーとして、バス事業の安全対策などを検討してきた経験から「どう安全を確保するのかと話をしてきた中で『誰でも運転手ができる』という制度は整合性が取れない」とも訴える。

一方、政策シンクタンク代表の原英史氏は「現実にタクシー不足が起きており、多くの国と同様、事情に応じてライドシェアの法整備を進めるのは当然」と話す。

現段階で議論の着地点は不透明とした上で「タクシー会社のみに管理を認める仕組みにすれば、(運行面で)自社の不利益になることを避け、利用者の利便性を損なうことにつながる恐れがある」と懸念。管理能力がある企業の参入を可能にすべきだとした。

原氏によると、既得権を守る「鉄のトライアングル」として業界、族議員、役所の存在が挙げられる。だが、ライドシェアでは、業界は経営者と労働者、族議員も与党と野党が反目せず、いわば「五角形」となって一緒に反対しており、議論が進みにくいという。

「多くの国で導入されているのに、日本だけ特殊な事情により難しいという議論はおかしい」と早急な対応を求めた。(福田涼太郎)

2073OS5:2023/11/14(火) 15:06:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/ebfbcc6264c04a58df938705d47c4c6d63bc9d0f
苦しむバス業界、人手不足の波は「200万都市」にも 過去最大改編へ
11/14(火) 14:40配信
毎日新聞
廃止が決まった札幌駅前とJR平和駅前をつなぐ路線を走るバス=札幌市白石区で2023年11月10日、今井美津子撮影

 運転手不足や事業者の経営状況の悪化により全国で路線バスを巡る環境は急変し、「200万都市」の札幌市もその波に襲われている。道内バス最大手の北海道中央バス(小樽市)は12月1日のダイヤ改正で、札幌市内で一部の路線を廃止し、郊外から中心市街地への乗り入れを取りやめるなど、過去最大規模となる644便の改編を行う。


 中央バスによると、今回の改正は札幌市が中心。同市清田区や豊平区をはじめとした郊外と市中心部を結ぶ平日ダイヤの約1200便のうち、約2割に当たる12路線283便の運行区間を市営地下鉄駅までに短縮。他社の並走路線や地下鉄などの代替交通手段を考慮して対象路線を決めた。

 例えば、清田団地(清田区)や柏葉台団地(北広島市)と札幌駅前を直接結んできた便は地下鉄福住駅(豊平区)、羊ケ丘展望台(同)―札幌駅前は地下鉄平岸駅(同)を終点とする。路線を短縮することで運転手の乗務時間を削減するという。乗客は札幌駅に向かう場合、バスを乗り継ぐか、地下鉄に乗り換えることになる。

 また、札幌駅前―JR平和駅前(白石区)、札幌駅北口―札幌東営業所(東区)の市内2路線54便は廃止。減便は札幌市以外に小樽市、空知地方にも及び、計65路線307便に上る。

 ◇「退職人数に採用人数が追いつかない」

 路線廃止を含むダイヤ改正は今年4月以来で、今回は過去最大規模。背景にあるのは深刻な運転手不足だ。

 中央バスの道内の運転手は2019年4月の約1300人から、23年4月には約1100人にまで減少。これまでに定年引き上げのほか、バスを運転するのに必要な大型2種免許取得費用の貸し付けや返還免除などの補助制度を設け、積極的な採用活動も実施してきた。しかし、担当者は「退職人数に採用人数が追いつかない状況。休日出勤や残業などで対応してきたが、現状維持が難しくなった」と理解を求める。

 運転手不足が及ぼす影響は全国的に深刻化している。大阪都心部のベッドダウンである大阪府富田林市では、運行事業者が23年12月限りでバス事業から撤退すると発表した。

 さらに運送業界では24年4月、労働時間の上限規制が強化され、終業から始業までの休息時間(勤務間インターバル)の下限が引き上げられるなど労働環境改善のための取り組みがスタート。その結果、人手不足が厳しさを増す「2024年問題」が懸念されており、公益社団法人「日本バス協会」は、30年には全国で3万6000人もの運転手不足が生じる可能性があると試算している。

 札幌市内では、中央バス以外の各事業者でも運転手不足が顕著だ。市が路線バスを運行する4事業者に調査したところ、2017年に1962人だった市内営業所の運転手は21年に1810人となり、22年には1658人と減少幅が拡大した。さらに、そのうち59%が50〜60代と高齢化も進んでいる。

 市内の1日当たりの便数は17年から22年までに1678便減少。ジェイ・アール北海道バス(札幌市)も10月のダイヤ改正で、札幌近郊の一部路線で始発便の繰り下げと最終便の繰り上げを実施した。

 ◇「値上げにも理解を」

 市都市交通課の札場義章課長は「想定以上に(運転手減少の)流れが激しい。従来の細やかな運行の維持は困難だ。今回(の中央バスのダイヤ改正)は想定以上だが、やらざるを得ないのが現状だろう。利用者の乗り換え負担などを考えると心苦しい」と語った。

 市は人手不足への対応には、運転手の待遇改善が必須だとしており、7日には市内路線バスの均一運賃(主に210円、240円)について、地元住民らとの協議を踏まえて値上げできる「協議運賃」に改定する方針を示した。事業者の収支状況を好転させ、運転手の待遇改善や路線維持につなげたい考えだ。

 市内の均一運賃は1998年以降、消費税増税分の転嫁を除いて一度も値上げされていないが、物価上昇など経済環境の変化は著しい。全国的にも東京都内など各地で値上げが相次いでいる。札場課長は「待遇改善の状況を作る必要がある。値上げに関しても適正価格があると理解してほしい。来年以降、運転手不足が悪化する要素がそろっている」と危機感を示した。【今井美津子、谷口拓未】

2074OS5:2023/11/22(水) 07:46:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/96a5bf1d0b194ef3e2b22cd9c54f9c3ae8e21b98
いわき市の民間路線バス、運転手不足で来年4月に15路線50キロ廃止…「スクール系統」も半減
11/21(火) 15:51配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 福島県いわき市で路線バスを運行する新常磐交通(いわき市)は来年4月から、市内の15路線(運行距離約50キロ)を廃止すると発表した。コロナ禍による減収や運転手不足などが主な理由。今後、市や公共交通の事業者らでつくる協議会で同意を得た上で、国土交通省に申請する方針。

【図】こんなに減っている…バス運転者数の推移

 同社の計画によると、現在の全運行距離約519キロの約1割に当たる約50キロを廃止し、運行経路の系統を現行の133系統から69系統に減らす。駅や団地などと学校を結ぶ「スクール系統」も43から20に半減される。

 運行の廃止に伴い、同市は中山間地域を中心に予約型の乗り合い交通「デマンド交通」や、NPO法人などが輸送を担う「自家用有償旅客運送」などの代替交通の導入を検討しているという。

 同社ではこれまで、路線バス事業の赤字を黒字事業で補填(ほてん)してきたが、収益の多い高速バスの輸送人員がコロナ禍前と比べて半減。昨年度の赤字額は約2億5000万円に上った。

 また、運転手不足が深刻で、今年度に入って20人以上が退職。現在の運行体制を維持するには30人ほど足りない状態だ。現在在籍する運転手138人の平均年齢は58歳で、半数以上は60歳以上となっており、今後も退職者は増える一方という。

 同社乗合部の鈴木将一次長は「現行の路線を維持していくのは難しい状況。運転手の確保に最大限努めていくしかない」と話している。

2075OS5:2023/11/22(水) 07:48:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d243dfb42c907dd444895666070367e2c35fcf1f
深刻な運転手不足にバス会社もあの手この手…運転体験会に住宅費支援も“地方勤務”がネック…北海道新幹線開業でさらなる需要増加
11/20(月) 19:27配信

HBCニュース北海道
北海道放送(株)

 北海道内でも深刻化するバス運転手が不足している問題。
 バス会社も、あの手この手で人材確保に動いています。

【写真を見る】深刻な運転手不足にバス会社もあの手この手…運転体験会に住宅費支援も“地方勤務”がネック…北海道新幹線開業でさらなる需要増加

 道内で相次ぐ路線バスの廃止や減便。
 北海道中央バスは来月から、札幌市や小樽市で運行する路線バス、およそ650便を対象に、減便やルート短縮、または廃止します。
 理由は、深刻な運転手不足です。

 地域の足を守ろうと奔走するバス会社。
 待ったなしの、運転手スカウトの現場をもうひとホリします。

 こちらは苫小牧市内を走る路線バスの車内…ですが、車内アナウンスはありません。
 行き先表示を見ると、そこには「道南バス」の文字が…。

道南バス担当者
「次の信号を左に曲がります。いいですよ〜!センスがありますね」

 実はこれ、室蘭に本社がある「道南バス」が開いた、路線バスの「運転体験会」です。

参加者(40代)
「(マイクロバスより)ちょっと大きい感覚かな」
道南バス担当者
「これだけ乗れるんですから、すぐに戦力ですよね。ぜひ道南バスに入ってほしいですね」

 バス会社の職員が、熱心にスカウトします。
 参加者の男性は、勤務先の介護施設で利用者の送迎を担当していて、バスの運転に必要な「大型二種免許」を持っています。
 バス会社にとっては、のどから手が出るほど欲しい「即戦力」です。

苫小牧市からの参加者(40代・大型二種免許所持)
「将来的には乗りたい気持ちはあるんですけど、いまの職場を急に辞めるわけにはいかないので」

 運転手不足は、なり手が少ない郊外や地方で特に深刻です。
 室蘭市や苫小牧市を中心に、後志地方などでも運行する「道南バス」も路線の維持が難しくなっていると嘆きます。

道南バス 吉田明 労務部長
「乗務員自体が高齢化している。今後、バス会社として続けていくには乗務員を増やさなければ、労働条件も改善できない」

 このバス会社が運転手の確保を急ぐ理由がもうひとつあります。
 それは、2030年度末の開業をめざす北海道新幹線です。
 開業すると、並行在来線の小樽-長万部間は、バスに転換されることが決まっています。
 道南バスを含めた、後志地方を営業エリアに持つバス会社は、鉄道に代わる交通手段として期待されていますが…

ニセコバス総務部 石島孝俊 副部長
「今のままでは乗務員不足なので、すべての需要を受け入れることはできません」

 このまま運転手不足が続けば、代替バスの便数が限られ、沿線住民の利便性が損なわれるおそれが出てきます。
 そこで道は11日、3つのバス会社に呼びかけて、初めての「合同就職説明会」を開きました。

道南バス担当者
「(大型二種免許取得の)養成制度を設けています。免許を持っていない方でも応募できます」

説明会の参加者(小樽市から・50代)
「『移住支援金』がなければ、バス運転手になりたくても、住む場所は土台を作っておかないと結局勤務できない」

2076OS5:2023/11/22(水) 07:48:18
ニセコバス担当者
「大型二種免許をお持ちなんですね」

説明会の参加者(江別市から・60代)
「畑の趣味とバスの運転が両立できるような環境であれば…」

 定年退職などが進み、去年の後志地方のバス運転手の数は、前の年から10人減って283人となり、年々減り続けています。

 バス会社は、免許取得の支援制度や、長く働ける環境をアピールしますが、地方での就職には、二の足を踏む参加者が多いのが現状です。

ニセコバス総務部 石島孝俊 副部長
「地道な努力で採用していることをPRして、処遇を少しでも改善していきたい」

 バスの運転手不足が深刻な状況になっていますが、人材を確保するため、オホーツクの美幌町では10月に「住宅準備支援金」という制度を設けました。

 町内のバス会社やタクシー会社に運転手として採用され、移住すると、敷金や礼金などの引っ越し費用、最初の1か月分の家賃など、20万円を上限に支給。
 すでに4件の相談が寄せられているそうです。

 他にも、帯広市では22日にバスやトラックの運転体験会を開催。
 対象者は数年後に退職を迎える自衛官です。
 自衛官の多くは、入隊後すぐに大型車の免許を取得しており、バス会社にとっては「即戦力」。
 自衛隊にとっても再就職先の確保につながるというわけなんです。

 私たちの生活に直結するバスの運転手不足。
 運転手の確保には、労働条件や待遇の改善も含めた現実的かつ即効性のある施策の議論が必要です。

北海道放送(株)

2077OS5:2023/11/27(月) 13:33:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/36c3132adabc096d734e2900d23b1b72dc6a9dd9
運転手不足 バス深刻 茨城県内減便、人手確保へ優遇策
11/27(月) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ
茨城交通の路線バス(資料写真)

茨城県内の路線バスが運転手不足で、大幅な減便を余儀なくされている。主要2社が相次いで発表した。コロナ禍が響いて人手不足が続く中、残業規制が強化される「2024年問題」により、今後さらに深刻化する恐れもある。事業者は労働条件の優遇策を広げるなど運転手確保に力を注ぐ。

■コロナ響く

「必要人員の採用見込みが立たず、来春適用の改善基準を守れない。減便せざるを得ない」

関東鉄道(土浦市)は12月20日から、路線バスを減便すると発表した。総務部取締役の鈴木篤さん(54)は苦渋の決断と強調する。

運転手の残業規制が強化される24年4月まであと約4か月。規制により、必要な人員が増える。現状の運転手の数では難しいと判断し、つくば市など8市町で平日8.5%、土日祝日6.1%、路線バスの本数を減らす。

同社の運転手は減少が続く。21年3月の567人から、今年10月末には533人と30人以上減った。

新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、路線バスの乗客が徐々に戻り、高速バスの需要も回復傾向にある。しかし、運転手が足りず、休日出勤などで対応する厳しい状況が続く。鈴木さんは「待遇と労働環境を改善しなければ、悪循環を断ち切ることはできない」と話す。

■県内250人減

茨城交通(水戸市)もコロナ禍前に比べ、運転手の数が約1割減った。コロナ禍で高速バスなどの運行が激減し、残業代や手当が減ったことで運転手の離職者が出た。担当者は「コロナの影響は大きい。転職や年齢的な理由で退職を選ぶ人もいた」と明かす。

日立市と常陸太田市で運行する路線バスを9月から約1割減便。10月には、水戸市を含む4市町を走る路線バスも5.5%減便を発表した。利用者への影響を最小限に食い止めたいものの、利便性への影響は否めない。

県バス協会によると、加盟する乗合バス運転士の数は、今年3月末時点で2184人。コロナ禍前の19年の2434人から250人減少している。

■支援を充実

バスの運転には第2種免許の取得が欠かせない。政府は年齢要件などを緩和。取得支援として、県などを経由して民間バス会社に補助金を交付する。会社側は補助金を活用しながら支援策を充実させ、人材確保に力を入れる。

関東鉄道は来春新卒採用者から、普通運転免許の取得費用を会社が負担。社員寮を用意し、引っ越し費用や入社支度金も用意する。

茨城交通は、未経験でも運転手を目指せる独自の教育プログラムや、普通免許取得後1年を経過し、「受験資格特例教習」を受講して第2種免許を取得できるように取り組む。

今年7月には、別の職業から就けるように転職準備金や、遠隔地から入社しやすいように転居費用の支援も導入した。茨城交通総務担当部長の小泉創さん(53)は「採用につながり、効果が出始めている」と手応えを示す。

茨城新聞社

2078OS5:2023/12/01(金) 11:12:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/74891f0d60ad614b2668c64ec3e721fee9238ecf
バス減便で月給が25万円→15万円に 転職考える運転手「40万円かけて大型免許を取ってもこの賃金じゃ新人も来ない」
12/1(金) 9:02配信


192
コメント192件


沖縄タイムス
[インサイドクリック]

 沖縄県内の路線バス運転手不足の解消には運転手の待遇改善が急務だ。時間外労働の上限が規制される「2024年問題」などの影響によるバス路線の減便で、月給が10万円下がった運転手もいる。ただ、県内路線バス会社はコロナ禍の利用者減で収益も減っており、待遇の改善に限界がある。鉄軌道のない県民の足を守るための施策が求められている。(政経部・國吉匠)

 残業規制強化や休憩時間の規制が敷かれる2024年問題は、運転手不足を加速させることが懸念されている。県内の路線バス4社(那覇バス、琉球バス交通、沖縄バス、東陽バス)は2024年問題や人手不足で、11月までに県内27路線以上で運行本数を減らしている。

 減便の影響は運転手の給与に大きく出ている。ある40代の男性運転手は働く時間が減り給与の手取りが25万円から15万円に減った。

 朝の通勤時に乗務し、昼に3時間ほど休憩するが、夕方に再度出勤する変則的なシフトもある。

 運転手は「勤務は7時間だが精神的な拘束時間は長い。残業もなく給与は下がっており、転職も考える」と吐露。「40万円かけて大型免許を取得してもこの賃金じゃ新人も受けようと思わない」と厳しく指摘した。所属する営業所ではここ半年で10人が辞めたという。

 県地域公共交通協議会によると、県内バス会社(4社)の収支は2020年度に18億1900万円、21年度に19億8200万円の損失を計上している。コロナ禍の人流抑制は緩和され、乗客数は上向いているものの、人件費やガソリン代の高騰でバス会社の経営はさらに逼迫(ひっぱく)している。

 県地域公共交通計画の素案では「赤字欠損補助や人材確保支援といった対症療法的な施策だけでなく、事業者の収益好転に向け、原因的な施策を推進する必要がある」と言及している。

 バス会社の関係者は「利用者を集めて減便する路線の会議をしており、今のところクレームはない」と説明。「県外から運転手の誘致やできるだけ待遇を改善していく」と運転手の確保は喫緊の課題だと語った。

2079OS5:2023/12/01(金) 11:12:36
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1244987?yahoo=y&utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
「タクシーがつかまらない」人手不足と高齢化が深刻な沖縄 84歳運転手の手取りは月13万円
2023年10月25日 7:58
社会・くらし
はてなブックマーク
Twitter
Facebook
[沖縄タクシー危機](上)



 「タクシーが来るまで20分以上お待たせしますが、よろしいですか」。10月上旬の金曜日午後10時過ぎ。記者が那覇市久茂地の飲食店でタクシーを頼むと、こう告げられた。街がにぎやかになる金曜夜は、30分以上かかることも珍しくない。

 店の外に出ると同じようにタクシーを待つ男性3人組。「タクシーの配車アプリで呼んでいるがつかまらない。流しのタクシーも全く来ない」と嘆いた。

■法人タクシーの実働率は56%

 県ハイヤー・タクシー協会によると、県内で営業を許可されているタクシーは2021年時点で法人が約3700台、個人が1100台。しかし乗務員が足りず、法人タクシーの実働率は56・6%にとどまる。「タクシーがつかまらない」といった苦情が協会にも寄せられているという。

 大城直人専務理事は「新型コロナの流行をきっかけに多くの高齢ドライバーが辞め、そのまま復帰したがらない。どの会社も乗務員の確保に苦労している」と話す。

■     ■     ■

■過半数は65歳以上 「若い人は入ってこない」

 「若い人はほとんどいない。募集しても入ってこない」。県内のタクシー会社に勤務する男性乗務員(84)は、補聴器を何度も調整しながら取材に応じた。勤務先の定年は60歳だが、多くの乗務員が定年後も嘱託として残る。無事故無違反などの条件をクリアし、70代後半でも勤務を続けている人は少なくないという。

 「車が余っているから、働きたいと言えばいつでも乗務できる。歩合で働いただけ稼げるから、ほとんど休みなく働いているドライバーもいるよ」

 法人タクシー会社では地域の人口や会社の規模により、運行できる車両の台数が決められている。車両の台数を減らすと再度の認可取得が難しいため、乗務員がいなくても車両を整備して保管しているという。

タクシー営業所には稼働していない車両が多く駐車されていた=24日、那覇市内
タクシー営業所には稼働していない車両が多く駐車されていた=24日、那覇市内
 男性の月の手取り収入は13万円ほど。基本給はほとんどなく、売り上げに応じて支給される歩合給が大きい。「夜勤に入れば30万くらい稼げるが、70歳を過ぎたら体力的にきつい」。一方、若手の乗務員の中には法人タクシーで勤務経験を積み、より自由な働き方ができる個人タクシーの開業を目指す人が多く、月に30万円以上を稼いでいる人もいるという。

■多くがコロナで離職

 同僚の高齢ドライバーの中にはコロナ流行時に感染を心配して辞めた人も多く、コロナ収束後も復帰する人は少ない。男性は「元気なうちは働きたい」と勤務を続けた。体調の悪い客を病院まで乗せたこともあるが、「うつるかもと思ってひやひやしたけど、仕事だから。孫と会う時に小遣いを渡せるように」と話す。

 県内で勤務するタクシー乗務員の数は2009年の1万41人をピークに減少し、21年には5246人となった。うち過半数が65歳以上。「県民の足」に、危機が迫る。

(社会部・榧場勇太)

■     ■     ■

 沖縄経済はコロナ禍から回復基調にあるが、「県民の足」のタクシー業界は人手が不足し、需要に追い付けていない。ITによる効率化、ドライバーの残業規制が強化される2024年問題。タクシー業界の現状と課題を取材した。

2080OS5:2023/12/18(月) 07:54:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d823e60220f511cfb1fea2834ed727b5d2b3dbc
「ライドシェア」来年4月に大幅解禁…地域・時間帯を限定、タクシー不足解消狙い
12/18(月) 5:03配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 政府は、個人が自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」について、来年4月から大幅に解禁する方針を固めた。今年度内に新たな制度を設け、タクシー会社の運行管理のもと、タクシーが不足する地域や時間帯に限って個人が有料で客を運ぶことを認める。


 20日に開く政府の「デジタル行財政改革会議」(議長・岸田首相)で方針を示す。

 タクシー会社は、人手不足などから運転手を十分に確保できなくなっている。新制度では、タクシー会社が普通免許を持つ一般ドライバーを活用できるようにし、タクシー不足の解消を図る。

 タクシー会社の配車アプリのデータを活用し、タクシーが不足している地域や時期、時間帯を明確化する。運転手が足りない地域や時間帯について、一般ドライバーで補うことを認める。地方だけでなく、都市部でも認められる見込み。

 安全面などへの懸念に配慮し、タクシー会社が運転手の教育や、運行管理、車両整備の管理、運送責任などを担う方向だ。

米国発の「ウーバー」に代表されるライドシェアサービスは、タクシーの配車申し込みや路上で空車を探すといった手間を、スマートフォン上のアプリで簡単に操作・確認できる上、支払いも済ませてくれる。米ロサンゼルスで(2018年6月)

 一般ドライバーとタクシー会社の労働関係については、雇用契約に限定せず、様々な働き方ができる方策を検討する。また、既存のタクシー会社以外の企業がタクシー事業に新規参入できるよう、検討を進める。

 一方、タクシー会社以外がライドシェアに参入する「全面解禁」については、年明けから議論を始める予定で、来年6月をめどに考え方を示す方向だ。

 タクシー運転手になるには2種免許が必要で、2種免許を持たない個人が有料で客を運ぶことは「白タク」と呼ばれ、道路運送法で原則禁止されてきた。

 だが、タクシー運転手の数は大幅に減っている。政府によると、コロナ禍による需要減で離職する人が増えたこともあり、2019年に約29万人だったタクシー運転手の数は、今年3月に約23万人まで減った。

 運転手の減少を背景にタクシー不足が深刻化しており、観光地を抱える自治体などから、ライドシェアの解禁を求める声が上がっている。

2081OS5:2023/12/18(月) 18:12:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/077b6f9604c353936dd934ad382d615724c68c36
ライドシェア、来年4月から一部地域で解禁 タクシー会社が運行管理
12/18(月) 15:07配信
朝日新聞デジタル
一般ドライバーが有償で客を運ぶ「自家用有償旅客運送」制度で使われている車両を視察する河野太郎規制改革担当相=11月4日、兵庫県養父市

 政府は、一般ドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」を来年4月から部分的に解禁する方針を固めた。地域や時間帯を限定し、タクシー会社の運行管理を条件にする。タクシー不足が叫ばれる過疎地や観光地での交通手段の確保が期待される。20日に開く「デジタル行財政改革会議」で方針を示す。

 これまで過疎地などで例外的に認められていた「自家用有償旅客運送」の制度を見直して、都市部や観光地でも使えるようにする。タクシー会社の配車アプリで蓄積したデータを参照し、タクシーが不足している地域や時間帯を限定して認める。運行管理や配車はタクシー会社に委託する。

 世界的な大手「ウーバー」などが運用するライドシェアとは仕組みが異なる。タクシー会社以外の企業が運用するライドシェアの解禁については年明け以降も議論し、来年6月をめどに結論をまとめる予定だ。小泉進次郎・元環境相が主導する超党派のライドシェア勉強会は、タクシー会社以外の参入などを政府に提言している。

 自家用車が客を運ぶことは、いわゆる「白タク」行為として道路運送法で原則禁止されていた。今夏、菅義偉前首相がライドシェア解禁に言及したことを機に議論が過熱。岸田文雄首相が10月にライドシェアの課題を議論する方針を示し、政府の規制改革推進会議で業界団体や海外事業者などから意見を聞き、解禁に向けて調整を続けてきた。(小手川太朗)

朝日新聞社

2082OS5:2023/12/19(火) 08:48:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/44b5b74cd79fe8698ab4c32c45ddd3d8b5b7f846
長野市内の路線バス、日曜の183便を1月下旬から運休…「乗務員不足に歯止めかからず」
12/19(火) 6:55配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 長電バス(長野市)は18日、長野市内の路線バスのうち、アルピコ交通と共同運行する一部の便を除いた計183便について、来年1月21日から当面、日曜日を運休にすると発表した。長電バスは「乗務員不足に歯止めがかからず、新規採用も予定通りに進まないため」としている。

 運休となるのは、長野駅―柳原を結ぶ「平林線」(往復計44便)、屋代駅(千曲市)―須坂駅(須坂市)を結ぶ「屋代・須坂線」(往復計36便)など計183便。今年10月〜11月の日曜日には1日平均約1200人が利用していた。長野市内で日曜日に利用できる同社の路線バスは、アルピコ交通と共同で運行する「大豆島保科温泉線」と「市街地循環ぐるりん号」のみとなる。

 長電バスは、冬山シーズンや訪日外国人客の輸送が活発化する繁忙期を前に人員配置を見直した結果、通勤や通学などの影響が少ない日曜日を運休対象にしたと説明している。

 同社の長野営業所管内の路線バス乗務員は現在74人。本来の運行維持には25人不足しており、今後は乗務員の高齢化も予想されるなど、再開の見通しは不透明という。同社は今年10月にも、長野市内や飯綱町を走る路線バスのうち26便を削減した。

2083OS5:2023/12/20(水) 21:59:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f00907328bd3104929a51cfd02df3ed4c1dd23a
ライドシェア部分解禁、大阪は「宿題残った」 吉村知事は万博閉幕後も継続要望
12/20(水) 21:12配信



産経新聞
大阪府市が目指すライドシェアの制度案について発言する吉村洋文知事=14日午前、大阪市北区

地域交通の担い手不足の解消に向け、政府は20日、一般ドライバーが自家用車で客を運ぶ「ライドシェア」を来年4月に部分解禁することを決めた。政府は実施主体をタクシー事業者に限定するが、大阪府市では新規事業者の参入を認めるなど、自由度の高い制度を目指している。2025年大阪・関西万博で高まる交通需要に対応するのが狙いで、閉幕後の継続も見据える。今後は府市案の実現に向け、国との協議を加速させる。

【表で見る】国と大阪府市のライドシェアの制度案

政府が同日発表した「デジタル行財政改革会議」の中間とりまとめでは、ライドシェアの運行管理の実施主体をタクシー事業者とし、雇用契約を結んだ一般ドライバーが有償運行できると規定。タクシーが不足する地域や時期、時間帯を特定し、来年4月から制度を始めるとした。

一方、府市が14日にまとめた制度案は政府方針とは異なる。実施主体をタクシー事業者のほか、海外で展開するライドシェア事業者などの新規参入も認める内容だ。一般ドライバーとの関係も雇用契約だけでなく、副業など多様な働き方ができる業務委託契約も可能としていた。政府はいずれの項目も来年6月までの検討課題としている。

府幹部は「府市が目指す制度案の重要な項目が宿題として残った」としながらも、「ライドシェアが来年4月から動き出すのは大きな前進だ」と受け止める。

現行の道路運送法は、タクシー運転手に必要な2種免許を持たない一般ドライバーの有償運行を「白タク」と呼び、原則禁止だ。交通手段に乏しい過疎地などでは、一般ドライバーによる有償運行が認められる。これに対し府市案では、万博で高まる交通需要への対応について、有償運行を認める同法78条3号の「公共の福祉を確保するためやむを得ない場合」に該当するとしている。

大阪市周辺で営業するタクシー運転手は10年前に比べ1万人近く減少。一方で万博期間中の来場者は国内外から延べ約2820万人、ピーク時で1日あたり22万7千人と想定される。交通の担い手不足を補うため、開幕半年前の令和6年秋から閉幕の7年10月まで、府内全域にライドシェアを導入し、都市部での移動や観光地の周遊に利用してもらうのが府市案の狙いだ。

ただ、万博閉幕後はこうした交通需要が収束するとみられ、現行法令ではライドシェアを継続することができない。万博期間中に限定しては実施主体や一般ドライバーの参入が進まない恐れもある。吉村洋文知事は20日の定例記者会見で「ライドシェアが継続できるよう、国に要望活動を行いたい」と述べ、ライドシェアを恒常的に導入するため、国に法整備を求めていく意向を示した。(山本考志)

2084OS5:2023/12/20(水) 22:00:12

■タクシー業界、安全対策懸念

大阪府市が実現を目指すライドシェアの制度案では、新規事業者の参入やドライバーとの業務委託を認めている。これに対し、府内のタクシー業界からは、競争の過熱や安全対策の面で懸念する声が上がっている。

「乗客を取り合う弊害が生まれ、事故などの際に責任の所在も不明瞭になるのでは」。こう指摘するのは府内のタクシー事業者162社が加盟する大阪タクシー協会の井田信雄専務理事だ。

公益財団法人「大阪タクシーセンター」によると、府内のタクシー運転手は11月末時点で2万975人。新型コロナウイルス禍で、今年3月末には2万230人まで落ち込んだが、5月に実施した運賃の増額改定や、観光客や訪日外国人客の復調などを背景に増加に転じたとみられる。

井田さんは、府市の案が実現すれば、ライドシェアの一般ドライバーが交通需要の高い都市部に集まり、タクシーとの競争が過熱するとし、「増加に転じたタクシー運転手が、ライドシェアでまた減少するのでは」との懸念を示す。

また、タクシー事業者が運転手の技能研修や車両の定期的な点検、事故に備えた保険などに大きなコストを割いているとし、「新規事業者や一般ドライバーがどこまで安全対策をとれるか疑問だ」と強調した。(鈴木文也)

■公共交通あるべき姿から議論を

喜多秀行・神戸大名誉教授(交通システム工学)

国や大阪府市のライドシェアの導入に向けた議論では、どのような制度にするのかといった手段の話に終始している。本来の目的である将来の公共交通のあるべき姿が見えてこない。

政府の方針では、タクシー事業者が運行管理を行うとしているが、そもそもタクシー事業者がいない地域の交通をどう支えるのか。

府市の制度案は万博の期間に限定した導入としている。タクシー事業者以外の新規参入を認めることにより、既存の中小タクシー事業者が淘汰(とうた)されるなど、万博終了後の公共交通に不可逆的な変化をもたらす可能性もあり、将来を見据えた制度設計が必要だ。

都市部と周辺市街地、過疎地で、それぞれ抱える公共交通の課題とその構造は本質的に異なる。国や府市は、それぞれの地域で将来の公共交通がどうあるべきかという議論から取り組むべきだ。

2085OS5:2023/12/21(木) 14:05:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8284c2495d6510406b6cfa536c4bb8e90b9235d
「移動手段が増える」 来年4月部分解禁のライドシェアに過疎地から熱視線 タクシー業界は「全面解禁よりマシ」
12/21(木) 11:45配信

(資料写真)

 高齢化や新型コロナウイルス禍による離職でタクシー運転手が全国的に不足する中、政府は20日、来年4月からのライドシェア部分解禁を決めた。海外と異なりタクシー会社が関与する枠組みに、業界からは「一般人が勝手に参入するよりはマシ」との声が上がる一方、「運用の詳細が分からない」と不安も。観光地などからは「移動手段が増える」と期待も聞かれた。

 タクシー業界は、2種免許を持たない一般ドライバーが自由に客を乗せて料金をとる「白タク」に、安全性や過当競争の懸念から反対してきた。ドライバーがタクシー会社と契約を結ぶことを条件にするなど一定の配慮がみられる内容に、県タクシー協会の山口俊則専務理事は「全面解禁よりはいい」と受け止める。

 同日示された中間まとめには、2種免許の教習期間短縮など業界が求めた規制緩和も盛り込まれた。山口専務理事は「まずは規制緩和でプロの運転手が増えるのを待っても良かった」と、早急に進む議論にはくぎを刺した。

 ライドシェアが熱を帯びるのは、過疎地や観光地の移動手段不足が要因だ。

 住民約30人のうち65歳以下は1人だけで高齢化率は97%に上る南大隅町の辺塚東自治会。湊原幸二自治会長(67)は「近くに商店はなく高齢者は免許返納しており、コミュニティーバスは行き先が決まっている。車ならどこへでも行けるのでライドシェアはありがたい」と期待する。

 訪日客などでにぎわう観光地もタクシー不足は悩み。霧島温泉旅館協会の平川葉子さん(43)は、「安全性は気がかりだが、観光客の足の確保は常に話題。移動手段が増えれば喜ばれるだろう」と話す。

 県タクシー協会の下之角洋会長は、過疎地での導入は検討の余地があるとしたものの「車両整備や事故対応などタクシー会社の責任は増す。不明点が多く、どのように運用すればいいのか見えない」と不安を口にする。「乗客の安心安全、生活の足を守るため、待遇改善を進めドライバーを確保したい」と気を引き締めた。

南日本新聞 | 鹿児島

2086OS5:2023/12/25(月) 09:48:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f288791b0b5f508d33fda647e49efa9113b788b
動きだすライドシェア 自治体、地域独自の導入模索も
12/24(日) 7:12配信

時事通信
 一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を運ぶ「ライドシェア」について、政府は来春からの一部解禁を決めた。

 一方、自治体の間でも地域の実情に応じ、独自に導入を模索する動きが出ている。国と同様、タクシー不足が深刻な都市部や観光地、過疎地が念頭にあるが、安全の確保に懸念もあり、どれほど浸透するかは未知数だ。

 政府方針では、タクシー会社が運行管理することを条件に、地域や時間帯を限定した上で、一般ドライバーによる送迎を来年4月から認める。今後、全面解禁に向けた法整備も議論し、同年6月に結論を出す予定だ。

 これに先立ち、神奈川県では今年10月から「神奈川版ライドシェア」を検討。「タクシー会社と共存する仕組み」(黒岩祐治知事)を掲げ、タクシーだけで需要に対応できない時間帯に、一般ドライバーを活用する構想をまとめた。来年度には、夜間の交通手段が不足する同県三浦市で実証し、本格導入に向けて課題を探る。

 大阪府・市は今月、2025年大阪・関西万博の開催を見据え、府内全域を対象としたライドシェアの制度案を独自にまとめた。供給力を高めるため、タクシー会社以外の事業者の新規参入も認めるのが特徴。吉村洋文知事は政府方針について「まだまだ不十分。もっと踏み込まなければ」と指摘し、さらなる規制緩和を求めている。

 一方、全国で最も人口が少ない鳥取県では、中山間地で高齢者らの移動手段をいかに確保するかが大きな課題となっているが、新規事業者によるライドシェア参入には慎重な立場だ。

 平井伸治知事は「別のいろんな人たちが参入すると、タクシー業界が撤退してしまう選択肢になり、かえって地域の交通基盤を失うことになる」と主張。同県ではバス・タクシー運転手の確保に努めるとともに、タクシー事業者と住民との協力による有償運送に取り組む方針だ。

2087OS5:2023/12/25(月) 14:35:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5c78e11534df08c0889d7271a7d7fafcfbc2af3
1日30件断る 配車まで2時間 道内で運転代行業の危機 「運転手集まらない」
12/25(月) 13:28配信

北海道新聞
「従業員不足で車両台数を増やせない」と運転代行業の窮状を訴える「あさひ代行」の瀬川志度社長=12月15日、帯広市

 酒を飲んだ人に代わって自家用車を運転し、自宅まで送る運転代行業の車の稼働台数が、道内で激減している。新型コロナウイルスの感染が拡大していた時期に飲食店が営業自粛し、利用客が激減した運転代行業。バスやタクシーと同様に、コロナ禍が明けても深刻な運転手不足に直面しており、繁華街に活気が戻った今も利用客の要望に応えられない状況だ。代行を呼んでも「配車まで2時間待ち」というケースもある。

 運転代行は、主に車で移動した先で飲酒した際に利用する。代行業者の運転手2人が自社の車(随伴車)に乗って客のもとに向かい、1人は利用客の車を、もう1人は随伴車を運転して自宅などに送り届ける。全道で約200事業者あり、特に公共交通機関が少ない地方都市で需要が高い。

 「本当は1台でも車両を増やしたいのに…」。忘年会シーズン真っ盛りの12月中旬、帯広市の運転代行業「あさひ代行」の瀬川志度社長(42)は嘆いた。
 同社ではもともと随伴車を10台所有していたが、いま稼働しているのは5台だけ。週末は客からの依頼を断らざるを得ないケースが相次ぎ、忘年会シーズンは1日に30件、依頼を断っているという。

 運転手がいなくなった最大の要因はコロナ禍だ。コロナの緊急事態宣言が発令された2020年、それまで1日に100件あった依頼は同2〜3件に激減。車両を1台まで減らしても経営は赤字で「飲食店はビルごと休業。代行を使う人はほぼおらず、バスやタクシーよりも打撃は大きかった」(瀬川社長)。給料を支払えず、30人いた従業員も15人に縮小した。

 今年5月、新型コロナウイルスの感染法上の分類が5類に移行して需要が再び高まったのに伴い、徐々に台数を増やしたが、運転手が足りない。代行業は随伴車を含め1件の依頼に運転手2人が必要で、利用客の車を運転するにはタクシーと同様に2種免許が必要だ。瀬川社長は「求人をかけても全く運転手が集まらない」と頭を抱える。

2088OS5:2024/01/12(金) 10:22:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4be45a7d7ee0cc1359730bb57d8b8c60252a960
沖縄のバスに値上げの波…既に申請の2社に続き、東陽バスと沖縄バスも「検討」
1/12(金) 9:05配信

琉球新報
那覇バスターミナル(資料写真)

 沖縄本島で乗合バスを運行する琉球バスと那覇バスが運賃の値上げを申請したことを受け、同じ乗合バス事業の沖縄バスと東陽バスも値上げの検討に入った。


 11日の取材に東陽バスは「値上げの方向で検討する」との考えを示し、沖縄バスは是非を含めて「検討する」と話した。

 琉球バスと那覇バスの申請が認められた場合、市外線初乗り運賃は現行の160円が190円に、那覇市内線は240円から260円となる。

 東陽バスは申請した2社との同系統路線で運賃が違えば混乱を招く可能性があること、2社と同様に経営の厳しさから「値上げに向けて準備せざるを得ないだろう」と話し、同水準の改定額で申請する見通しを示した。

 沖縄バスは「検討していくことになる」との回答にとどめた。

 一方、ゆいレールを運行する沖縄都市モノレールは運賃の値上げを検討せざるを得ない状況ではあるとした上で「まだ努力は必要。当面、改定は見込んでいない」と話した。

(謝花史哲)

2089OS5:2024/01/13(土) 19:10:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b4bfff65d8b45d84d95d106551a44afda23c256
住民の「足」どう確保?バス減便で引っ越す世帯も…大幅赤字や運転手不足、地域存続に喫緊の課題
1/13(土) 12:11配信

読売新聞オンライン
大幅に減便された京阪バス(大津市で)

 大津市長選は14日、告示される。現在、現職と新人が立候補を表明しており、一騎打ちの公算が大きい。市長選を前に、市政の課題を検証する。

 「地域にとって大きなダメージだ」。大津市の山中比叡平学区でまちづくり協議会の会長を務める大木文雄さん(74)は危機感をあらわにした。同学区は最寄りのJR大津京駅からバスで約30分の比叡山中腹にあり、現在約2700人が暮らす。

 京阪バスの路線が唯一の公共交通だったが、京阪バスは2022年12月、赤字などを理由に便数を約3割削減し、大津京駅発の平日の最終便を午後8時台から同7時台に繰り上げた。「学校のクラブ活動が出来ない」「病院に通えない」と、引っ越す世帯もいるという。

 減便の背景には、コロナ禍の外出制限による利用者減で19、20年度に大幅な赤字が出たことや、深刻な運転手不足などがある。現在、大津京駅と京都市内をそれぞれつなぐ2路線が走っているが、京阪バスは当初、収支改善が見込めない場合、23年12月に路線廃止を検討すると通知していた。

 路線維持のため国の補助金が使える見通しとなったが、住民が流出する状況は変わっておらず、利用者減で更なる減便の可能性はある。大木会長は「移動手段確保は、地域の存続に関わる重要な課題だ」と訴える。

 市内の路線はバスを運行する近江鉄道、京阪バス、帝産湖南交通、江若交通の4事業者に、市が年間約3500万円を拠出し、維持しているのが現状だ。将来的に山間地域では、少子化に伴う通勤・通学の利用者の減少などによる路線廃止、減便が懸念されている。

 学区外からの不登校児らを受け入れている小規模特認校・市立葛川小中学校はバス路線のない地区にあり、最寄りのJR堅田駅から通学バスで約30分かかる。児童生徒46人のうち約半数が通学バスを利用しているが、バス利用の定員に空きがないため、来年度の学区外からの新入生の受け入れを原則、停止した。

 企業から通学用の乗用車の寄贈を受ける案もあったが、市が「通学手段として検討するが、今すぐは難しい」などとしたため、維持費が確保できず頓挫した。

 現在、学区外への通学手段がない場合は、保護者による送迎のほか、バスの代わりに運行するデマンド型乗り合いタクシーの利用で対応している。デマンドタクシーは利用料が高額になるのが難点で、子どもの通学のため年間約15万円を払っているという母親は「学校に通いやすい環境を整えてほしい」と話す。

 こうした事態を受け22年度には山間部などバス路線がなかったり、減便されたりした市内9地区で、地域と事業者、市が協議会を開催。うちバス路線が廃止・縮小された志賀、葛川、伊香立、仰木、上田上、晴嵐(せいらん)台の6地区では、市が委託してデマンドタクシーを運行しており、交通手段についての話し合いが続いている。

 少子高齢化や人口減社会を迎え、公共交通のあり方は岐路を迎えている。滋賀県草津、栗東両市では、市が委託するコミュニティーバスを運行し空白地帯を埋めるなど、各自治体が試行錯誤し、対策を模索している。

 大津市は地域公共交通計画で、地域交通の確保、交通ネットワークの再構築が続くが、明確な道筋が見えないでいる。バス便数、路線が削減される流れの中、市民の足をどう確保するのか。地域の生活を守るための喫緊の課題だ。(林華代)

2090OS5:2024/02/27(火) 17:09:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/ceafd37ee979c11db964ebc3774c76cbf15aaa76
金沢のタクシー「能登行き」でフル稼働 保険会社調査など殺到、3月まで貸切 繁華街は車両手薄に
2/27(火) 8:02配信

北國新聞社
タクシーがほとんどいない駐車場。保険会社などの貸し切りで被災地に行く車両が増えている=金沢駅

 能登半島地震の影響で観光客が減った金沢市内のタクシーが被災地でフル稼働している。全国の保険会社社員が被災した加入者や家屋の調査で宿泊拠点の金沢と被災地の行き来に利用しているためで、毎日40台弱を用意するタクシー会社も。一方、金沢市内では車両が手薄になり、配車依頼を断るケースも出ている。地元市民の足と、被災地への交通手段。各社は二つの業務の両立に知恵を絞っている。

 26日午後5時半ごろ、金沢駅兼六園口のタクシー駐車場では待機車両がほぼなく、客を降ろしたタクシーは数分で次の客を乗せ、夜の街に向かった。

 「40台近くを貸し切り用に回しており、普段のお客さまにご迷惑を掛けている点もある」。大和タクシー(金沢市)の担当者は、こう語る。同社は日中の車両を一定数維持するため、普段は夜に働く一部の社員を日中勤務に回したが、不足傾向に変わりはない。

 担当者は「3月中旬くらいまではこの状況が続きそうだ。被災者支援のためにも何とか通常業務と両立させたい」と話した。

 冨士タクシー(同市)も約30台を損害保険会社などの貸し切りに回している。1月に入り、従業員を20人ほど増やしたが、それでも人手は足りず、車両の予約が入っても断ることもあるという。

 3月には北陸応援割や北陸新幹線の石川県内全線開業を控える。担当者は「この状況は3月いっぱいまで続くと思う。観光需要もしっかり取り込まなければならない」と述べ、今後の対応を考えていくとした。

 個人タクシーにも予約が殺到している。金沢個人タクシー協同組合の野谷実理事長によると、「手当たり次第に予約が入っている」といい、同組合加盟の約180台の2割ほどが奥能登へ行っている。

 野谷理事長自身は金沢市内での営業を続けており、「通院や買い物などで普段利用する金沢市民の足もなくすわけにはいかない。協会で互いにカバーしたい」と話した。

 石川、富山両県内では、被災者らの交通手段を確保するため、特例として両県内で営業許可がないタクシー会社の運行が4月12日まで許されている。被災地には名古屋や大阪などから応援車両が駆け付けており、金沢市内のタクシー業者は「県外業者がいなくなった時に、被災地を含む全ての需要を金沢のタクシーだけで受けきれるのだろうか」と不安視した。

 氷見市などで地震被害が大きかった富山県内でも同様の動きが出ている。高岡交通(高岡市)では保険会社の1日貸し切り利用で、多い日は12、13台を、高岡の宿泊施設から氷見や七尾まで走らせた。

 3月末まで予約を押さえている会社もあり、担当者は「ぜひ支援には協力していきたい」と話した。

2091OS5:2024/02/27(火) 17:12:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/f48d229ee3e2d8bd60636cdf164aaf2608233b60
女性採用に注力、配車アプリ導入に補助…新幹線延伸で2次交通の柱に期待のタクシー業界
2/26(月) 13:40配信

読売新聞オンライン
福井駅前に並ぶタクシー。新幹線からの2次交通として期待されている(福井市で)=画像を一部修整しています

 「配車を断るだけでなく、依頼の電話も受け切れていない」。3月16日に北陸新幹線の新たな発着点となる敦賀駅を中心にタクシー事業を営む「敦賀第一交通」の山崎浩徳所長は話す。

女性向けのタクシー運転手の説明会。現役の女性運転手らも参加し、働き方について説明した(福井県敦賀市で)

 北陸新幹線の県内延伸で、各地で人出が見込まれ、タクシーは駅から目的地に向かう「2次交通」の主役として期待されている。

 しかし、コロナ禍で需要が縮小し、職を離れる人が相次いだだけでなく、長距離トラックなど物流業界との人材獲得競争が激化し、人手不足が深刻になっている。2021年の県内における法人タクシーの運転手は785人で、5年前(1042人)より2割減少したとの国土交通省のデータもある。

 敦賀第一交通でも、コロナ禍で退職した運転手が復帰しておらず、人手不足から配車依頼を断るときがある。さらに、週末の夜は、利用客から電話を受けてドライバーに伝える「配車係」を1人しか配置できず、1時間あたり100件超寄せられることもある電話のすべてには出られない。

 山崎所長は「このままでは新幹線開業で来訪者が増えても対応できない」と危機感を募らせる。

 同社の親会社「第一交通産業」は、1割程度にとどまる女性運転手の拡充に乗り出した。1月下旬に敦賀市内で開いた説明会。「車内にドライブレコーダー、催涙スプレーを備えている。事務所には女性用の更衣室なども完備している」。担当者は参加した約30人に、女性が不安に感じる防犯対策が整っていることをアピールした。

 敦賀第一交通の栗原教臣代表は「現状を知ってもらえれば、女性運転手がもっと増えるはずだ」と期待を寄せる。

 県も手厚い支援で後押しする。

 利用者の待ち時間を縮め、タクシーの稼働率も上げようと、昨年夏からタクシー配車アプリ「GO」の導入費用を全額補助。今月までに県内の6割程度の車両で利用可能になるという。

 新幹線の芦原温泉、越前たけふ、敦賀の各駅前ではタクシーを待機させるため、2024年度当初予算案に委託料などとして1800万円を計上した。駅前で待つタクシーがゼロにならないようにするための措置。タクシーが待機する時間や台数に応じて支援する方向で、詳細は今後、タクシー会社などと協議して決める。

 県幹部は「『福井は不便だ』との印象を持たれると、SNSなどで広まってしまう。運転手がすぐに増えない以上、動機付けをして駅前に待機してもらうしかない」と説明する。

 人手不足は多様な業種に及ぶ。

 昨年12月の県内の有効求人倍率(季節調整値)は1・94倍。全国平均(1・27倍)を大きく上回り、52か月連続の全国トップだ。県人口は全国43位の約75万人で、少子化や転居で人口減が続くものの、延伸をにらんで飲食、サービス業を中心に求人が増えたことが要因とみられる。

 あわら温泉(あわら市)のある旅館はコロナ禍でスタッフ数人が退職。繁忙期などでは各部屋で夕食を配膳できないため、食事付きの予約受け付けをストップし、1万円ほど安い素泊まりプランを増やす。 女将おかみ は「本当は売り上げが大きい食事付きプランを提供したいが、簡単に新規採用はできず、現状では厳しい」と漏らす。

 県旅館ホテル生活衛生同業組合によると、県内のホテルでは清掃業務を担う人員が不足。清掃できない部屋があるため、稼働率を落とすことが常態化している。福井市内のあるホテル経営者は「稼働する客室数を7割程度に抑えることもある」と吐露。「都市部のようにアルバイトとして採用できる学生はとても少ない。延伸後に客が増えても、十分受け入れられないことになるかも」と不安がる。

 仁愛大の南保勝・特任教授(地域経済学)は指摘する。「このままでは新幹線開業の好機を逃す可能性がある。賃金を上げて魅力的な職場をPRするだけでなく、作業の効率化で必要な人員を減らし、短時間でも働ける人を集めるしかない」

2092OS5:2024/03/02(土) 08:38:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/24377f938bbaae4057337f5b124e20c3a1ee05c0
024年問題対策で最終便を大幅繰り上げ 西鉄バス「苦渋の決断」
3/1(金) 13:49配信


朝日新聞デジタル
JR博多駅前のバス乗り場に並ぶ西鉄バス=2023年10月、福岡市博多区、池田良撮影

 西日本鉄道は1日、福岡、北九州など4地区で運行する路線バスのダイヤ改定を今月16日に実施すると発表した。平日で約3・4%の減便となる。慢性的な運転手不足に加え、時間外労働の上限規制が4月から適用される「2024年問題」に対応するため、都市部を中心に最終便の発車時刻を大幅に繰り上げるという。
 減便は、西鉄バスの全181路線のうち福岡42、北九州8、久留米7の57路線で実施。近年減便を重ねてきたが、今回は22年以降の改定で最大の減便率となる。

 また、福岡地区90路線のうち11路線が、最終便の発車時刻を30分以上繰り上げる。特に午後10時以降に博多・天神を起点とする路線では、最大61分の繰り上げになるという。北九州、久留米地区の一部路線でも最終便繰り上げを実施する。

 西鉄の中嶋建太郎計画担当課長は「苦渋の決断であり、お客様にはご不便をお掛けしますが、ご理解をいただきたい」と説明した。(池田良)

朝日新聞社

2093OS5:2024/03/15(金) 16:30:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/11942b51ff100feecd60708fa1f1763bc662e2d9
手軽に街乗り「シェアサイクル」353都市に拡大…環境や健康対策で自治体後押し、課題は採算性
3/15(金) 16:10配信

読売新聞オンライン
 市街地や観光地で自転車を共同利用する「シェアサイクル」の運営企業が、エリア拡大や利便性向上に力を入れている。環境意識の高まりを追い風に、近距離を移動する交通手段として市場の広がりが見込まれているためだ。各社は収益確保に向け、利用料の値上げや決済手段の多様化にも乗り出している。(佐藤陽)


「当たり前の移動手段に」
博多駅近くに新設されたチャリチャリの専用駐輪場(2月8日、福岡市博多区で)

 福岡市のJR博多駅に近いオフィスビル前で2月上旬、赤い車体の自転車が次々と並べられていた。シェアサイクル「チャリチャリ」を展開するneuet(福岡市)が新設した専用駐輪場で、無料通信アプリ「LINE」を通じて利用者から寄せられた駐輪場開設の要望に応え、整備した。

 ニュートの家本賢太郎社長は「シェアサイクルが鉄道やバスのように当たり前の移動手段となるよう、北部九州で集中的に展開を進める」と力を込める。

 同社は2019年設立で、フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京)が18年に福岡市で始めたシェアサイクル「メルチャリ」を引き継いだ。「1分6円」の手頃な利用料で近距離の移動需要を取り込み、営業エリアを名古屋市や東京都内、熊本市に拡大。登録者数は今年2月時点で86万人以上となっている。

読売新聞

 4月には福岡県久留米市に、5月には佐賀市にそれぞれ進出するほか、坂が多い長崎市でも、オフィス機器販売のイシマル(長崎市)と協業し、年内の導入を検討している。

 ただ、特注の自転車はシステムの搭載費用も含めて1台約10万円で、車体の点検コストなども必要なことから収益面では苦戦が続いた。「ようやく事業として成り立つようになった」(家本社長)段階で、4月から値上げに踏み切って1分7円とし、経営基盤の強化を目指す。

市場規模6倍の予測
 シェアサイクルは、スマートフォンに専用アプリを入れてクレジットカード情報を登録し、乗りたい時にスマホで車体のQRコードを読み取って利用する方法が多い。05年頃から全国的に実験などが進んだとされ、国土交通省によると、16年度末時点で100都市だった導入実績(社会実験を含む)は、22年度末時点の速報で353都市に増えた。

 拡大を支える要因となっているのは、自治体だ。環境負荷の軽減や健康増進を目指す自転車活用推進法が17年に施行されたことを踏まえ、回遊性の向上や交通渋滞の緩和などにつなげようと民間事業者と連携するケースが増加している。

 九州では、大分市がNTTドコモの子会社でシェアサイクルを手がけるドコモ・バイクシェア(東京)の協力を得て18年から実証実験を続けており、鹿児島市では市の事業として同社のサービスが導入されている。

 調査会社の富士経済(東京)は今後もシェアサイクルの拡大が進むとみており、35年時点の市場規模が22年の約6倍の553億円に膨らむと予測している。

佐賀県の一部では終了
 一方で、シェアサイクル事業の最大の課題は採算性だ。エリア内で利用回数を増やせなければ、初期投資を回収したり、維持費を賄ったりすることができない。佐賀県の一部では実際、今年1月末でサービスを終了する事業者も出ている。

 利便性を高めたい事業者側は手を打ち始めている。北九州市や熊本県人吉市などでシェアサイクル「ハローサイクリング」を展開するソフトバンク系企業は年内に海外決済アプリとの連携を計画しており、担当者は「訪日客を取り込みたい自治体や観光地のニーズに応えたい」と話す。ほかに、車体に地元企業などの広告を掲出することで収入増を図る事業者もある。

 東大大学院の中村文彦特任教授(都市交通計画)は「自転車で人々の行動範囲が広がれば個人消費などで経済効果が期待できるが、シェアサイクル単体では採算性の確保が難しいのが実情だ。事業者が様々な工夫で収益を改善し、行政側も自転車専用道の整備など利用者が安全に使える環境を整えることが求められる」と指摘している。

2094OS5:2024/03/15(金) 16:32:29

「電動スケーター」福岡に進出
 一人で気軽に利用できる乗り物のシェアは、自転車以外にも広がっている。

 2018年設立の新興企業Luup(東京)が東京や大阪など9都府県で本格展開するのは、立ったまま乗る二輪の電動キックスケーターだ。16歳以上が利用でき、昨年7月施行の改正道路交通法で、最高時速20キロ以下などの条件を満たす車体であれば運転免許がなくても使えるようになった。同社は今月27日、福岡市でもサービスを開始する。

 石油販売の新出光(福岡市)は22年、事業多角化の一環として電動スクーターのシェアサービスを始めた。専用駐車場は福岡市内を中心に約100か所に広がり、1分12円で乗れる手軽さから「学生が駅から大学まで利用するケースが目立つ」という。

2095OS5:2024/03/15(金) 17:43:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/63815efae4fbc8d0547bc713aadc169e326dd361
減便する西鉄バス、運転手獲得へあの手この手…運転体験会・一時金導入・関東や関西でリクルート
3/15(金) 14:50配信

読売新聞オンライン
読売新聞

 西日本鉄道は16日から、福岡都市圏など全体の3割のバス路線で減便する。慢性的に不足している運転手の負担軽減が狙いで、過去3年で最大の減便となる。西鉄は公共交通を維持するため、運転の体験会を開いたり、福岡県外で採用活動したりと人材獲得を強化しているが、成果は道半ばだ。(橋本龍二)


「運転難しそう」印象なくす
 今月2日、福岡県大野城市の西鉄バス研修センターで行われた体験会には、40〜50代を中心に女性を含め16人が参加した。西鉄によると、「再就職に考えている」、「バス運転手に興味がある」といった参加者が、教官の指導を受けながら交代でハンドルを握り、敷地内を計70分運転した。「運転が難しそう」という印象を払拭するのが目的で昨年12月、約5年ぶりに再開し、2人を内定した。今後も開催場所を増やして実施する方針だ。

 運転手不足は深刻だ。日本バス協会によると、全国で運転手は2021年に11万6000人と17年より1万7000人減った。30年は9万3000人となり、ダイヤ維持には3万6000人足りない見通しだ。

 国内最大級の保有台数を誇る西鉄も定年退職を補う採用が進まず、過去4年間で約480人減り現在3415人。コロナ禍の一時減便で21〜22年は運転手不足が解消したが、通常ダイヤに戻った現在は約130人足りず、休日出勤や残業で対応している。

 16日から57路線で減便し、一部路線で最終便も早めるが、運転手不足は解消せず、運転手の労働時間を規制する「2024年問題」で深刻化するのは避けられない。

入社時や転居支援に
 このため西鉄は昨年4月、専門部署「人財戦略推進室」を新設し、待遇改善や営業所の環境改善など人材獲得を強化してきた。一時金制度も導入し、入社時に一律10万円、転居支援金で最大10万円を支給。勤続1年で5万〜10万円、3年で10万〜20万円と祝い金も用意した。

 採用活動も広域化している。昨年5月から関東や関西で就職説明会に参加し、4人の採用につなげた。高校卒の採用も今春採用から九州全域に広げ、7人を内定した。徐々に成果は出始めているが、人手不足の解消には遠く、今後は運転手のわずか4%にとどまる女性の採用も課題となる。

 林田浩一社長は「人手不足の解消には最終的に自動運転しかないが、ハードルが高い。採用活動の強化や労働環境の改善など地道にやるしかない。同時に路線の見直しも必要だ」と話している。

2096OS5:2024/03/17(日) 22:05:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ff93e6cf02766f994cfd13808aec3bbebaa9afc
新幹線延伸で福井の合言葉は「100年に1度のチャンス」、タクシー会社は100人雇用
3/17(日) 21:13配信

読売新聞オンライン
 北陸新幹線の延伸開業で、北陸地方の駅や観光地には16日朝から多くの観光客が訪れた。石川県では今後の観光需要の増加を見越し、能登半島地震の被災者の雇用につなげる動きも出ている。地域活性化と復興の両立を目指す試みだ。

観光需要の高まりを被災者支援に
加賀温泉駅で地元関係者らの出迎えを受け、笑顔を見せる利用客(16日午後、石川県加賀市で)=帖地洸平撮影

 金沢市のJR金沢駅では、午前6時発の敦賀行き一番列車「つるぎ1号」の自由席を求めて鉄道ファンらの列ができた。15日午後8時頃から先頭で並んだ横浜市磯子区の男性(56)は「ホームや沿線から手を振ってくれる地元の人に手を振り返す一瞬の交流が醍醐(だいご)味」と笑顔を見せた。

 金沢駅や石川県内の新駅となる加賀温泉、小松両駅は多くの人でにぎわった。

 観光需要の高まりを、どう被災者支援につなげるか。就労に着目した取り組みが出始めている。

 タクシー大手の第一交通産業は、石川県や新潟県で約100人を正社員として雇用する予定だ。採用者には寮や社宅などの住まいを提供し、引っ越し費用を補助するという。

 同社の担当者は「(観光支援策の)北陸応援割などの効果でタクシーの利用増加が見込まれる」と話す。

 石川県人材事業協議会は被災者向けの雇用相談会を開催している。同協議会によると、延伸開業や北陸応援割の開始で、温泉旅館の皿洗いや、お土産品の梱包(こんぽう)などの求人も出てきているという。同協議会の嶋洋一事務局長は「避難生活が長期化する中、地元の企業と協力しながら、収入面で被災者のサポートをしていきたい」と話した。

「人がごった返している」
 初めて新幹線がつながった福井県。福井駅では到着のたびに家族連れらが続々と降り立ち、駅前に約20体ある恐竜のモニュメントやロボットに見入った。宇都宮市の会社員(26)は「乗り心地がよく、あっという間に着いた。福井駅前が恐竜だらけで驚きました」と話していた。

 海の幸を扱う駅構内の土産物店「越前田村屋」の森章一さん(59)は「経験したことがないくらい人がごった返している。新幹線の力は大きい」と笑顔だった。

 県立恐竜博物館(勝山市)には3200人超が来館し、コロナ禍前の同時期と比べて3割程度増えた。辻俊之副館長は「新幹線効果は予想以上だ。恐竜と福井の魅力をもっとPRして、全国区にしたい」と話した。

専門家「長期的な地域づくりを」
 青森大社会学部の櫛引素夫教授(地理学)は「イベント的な一過性の開業効果にとどまらず、長期的な地域づくりにつなげることが重要だ」と指摘する。

 今回の延伸開業は、被災地への人の行き来を活発にする可能性がある点に特徴がある。櫛引教授は「新幹線でにぎわいを生み、お金を使いながら被災地を助けるという一つの流れを作ってもいいのでは」と期待を語る。その上で、今後、北陸を訪れる人たちに対し、「能登の未来を被災者と一緒に考え、ともに歩んでいくという意識を持ってほしい」と呼びかける。

 福井県では「100年に1度のチャンス」が合言葉になっている。櫛引教授は「人口減や少子高齢化が進む中で、新幹線を通して住民が地域に自信や誇りを持つことが、持続可能な地域づくりにつながっていくのではないか」と話した。

2097名無しさん:2024/03/18(月) 06:31:17
ホームセンターコーナン生野店の駐車場で、12時頃〜16時頃に来ては鳩に餌を与えている『なにわ 581 く 29-54』のキャップ帽クソハゲジジイが究極的にうざいし腹立つから誰かなんとかしてくれ。

2098OS5:2024/03/23(土) 10:15:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/daf8350bff9b49ee73d6b9fbb76852b3cfe78845
北陸新幹線開業の裏で福井 - 名古屋間の高速バスが大人気「安くて便利」 ビジネス客にも需要高まる【福井発】
3/23(土) 9:32配信

FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

北陸新幹線の延伸開業により、東京 - 敦賀間が乗り換えなしでつながった一方で、不便になったこともある。北陸から関西や名古屋方面に向かう場合、これまでは在来線の特急列車1本で移動できたのが、敦賀駅での乗り継ぎが必要になったのだ。
そんな中、福井と名古屋を結ぶ「高速バス」の需要が増加している。新幹線開業後は満席が増えているということで状況を取材した。

【画像】新幹線で中京方面に行くには乗り換えが必要

バスか新幹線か 判断材料は3つ
北陸新幹線が福井県内で開業してから4日後の3月20日にJR福井駅のバス乗り場に行ってみると、名古屋へ向かう直通バスに列ができていた。利用客たちにバスを選んだ理由を聞いてみると「バスは安いから」「新幹線は高い」という声が返ってきた。

福井鉄道や京福バスなど4社が運行する、福井 - 名古屋間の高速バスの運賃は片道3600円だ。一方、鉄道で移動する場合は、新幹線と特急の利用で普通席の運賃が片道6960円と、バスの2倍ほどになる。ただ所要時間は、高速バスが約2時間50分、鉄道が2時間10分とバスの方が約40分長くなる。

料金や移動時間に加えて、利用者にとってもう一つの判断材料となるのが、乗り換えの必要性だ。鉄道で中京方面に向かう場合は、北陸新幹線の当面の終着駅、敦賀駅で特急に乗り換える必要がある。

高速バスの利用者に鉄道では敦賀乗り換えが必要なことについて聞くと、「帰りは電車で帰ろうと思っているんですけど、乗り換えが分からなくて…」と戸惑う声や、「こんなこと言ったら駄目かもしれないけど(新幹線利用だと)面倒くさいし時間がかかる」と乗り換えへの不満の声が出てきた。

“乗り換えなし”がカギ?予約増加
こうしたことを背景に高速バスを運行する4社は、福井 - 名古屋間の高速バスの需要を見込んで、新幹線開業前に1日8便から10便に増やしたところ、週末を中心に満席となる便が目立ってきた。

福井鉄道・惣宇利健善常務:
春休みに入るので(大学生が)名古屋で新たな下宿先の準備などで利用することが例年増えている。ことしはそれ以上に利用者が増えていると感じる。

今後はビジネス利用の拡大にもつなげようと、ビジネス客の要望に応じて出発時間を調整した。

福井鉄道・惣宇利健善常務:
新幹線という新たな交通手段ができた中で、乗り換えなしの直通で行けるということで、北陸新幹線の開業以降もかなり予約が入っている。ビジネス客は9時までに名古屋に着く便の利用が目立つ。

新幹線開業の裏で「安くて直通」の高速バスも、改めて注目されている。

(福井テレビ)

福井テレビ

2099OS5:2024/03/26(火) 17:32:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/73abf1d814caf4bacff3e0a86a0096d5c8f6d34e
観光客多すぎ「激混みバス」への“答え”とは? 京都市バス“空前の大幅ダイヤ改正” 観光客用「運賃2.2倍バス」も新登場
3/26(火) 7:12配信
乗りものニュース
京都市バス、6月にダイヤ大幅改正
京都市バスで大幅なダイヤ改正が行われる(画像:京都市交通局)。

 京都市交通局は2024年3月21日、市バスの「新ダイヤ」を発表しました。「10年ぶりの大幅なダイヤ改正」としており、6月1日より実施されます。


 インバウンド需要の回復により、混雑が顕在化している市バスの抜本的な改善を図るべく、9両増車の810両体制で、輸送力の再配分し利用の多い系統を増便、また鉄道駅との接続を図る系統の新設を行います。

 混雑防止のため、交通局はかねて京都駅から主要観光地へ市バスで直通するのではなく、地下鉄などを組み合わせた利用を呼び掛けてきましたが、それに特化した系統の新設や、一般バスと別運賃の「観光特急バス」新設による市民利用との棲み分けを図ります。

 特に観光地が集中する東山方面には、観光客向けの「観光特急 楽洛」として「EX100号」系統「清水寺・祇園・銀閣寺ライン」、「EX101号」系統「清水寺ライン」を新設。この2系統は一般バス運賃の約2.2倍「大人500円」で設定されます。地下鉄・バス1日券や修学旅行1dayチケットも利用できますが、市民利用とすみ分ける目的で定期券や回数券、敬老乗車証などでは乗れません。

 このほか、観光利用の多い4つのルートで、観光系統「楽洛ライン」を新設。このうち102号系統「金閣寺・銀閣寺ライン」は、地下鉄北大路駅と金閣寺方面、北野天満宮、地下鉄今出川駅、京阪出町柳駅、銀閣寺方面を結びます。109系統「金閣寺・嵐山ライン」は、地下鉄北大路駅と金閣寺、大覚寺、嵐山方面を結ぶものです。市街の東にある銀閣寺、西にある金閣寺と嵐山について、地下鉄とバスを乗り継いで向かうアクセスを想定しています。

 市民向けサービスとしては、通学利用の多い系統で「快速」の5系統新設ならびに既存快速系統を増便。ルートが重複する系統などでダイヤを調整し待ち時間を減らしつつ、回送の営業化による増便なども行います。

 また、洛西エリアについては、まちづくりと連携した運行の見直しが行われます。

 このほか、利用が回復している循環系統(205、206系統など)では、平日1日あたり8-21.5便という大幅な増便も行われます。京都市交通局は「持続可能な運営のもと、市民の皆様の生活と多様な都市活動を支えてまいります」としています。

乗りものニュース編集部

2100OS5:2024/04/02(火) 21:28:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/078f8c965eb25652610cc8bb7aa1817a09973515「運転手不足、仕方ないが…」 長崎市内バスがダイヤ大幅改正 通院や帰宅に影響…漏れるため息
4/2(火) 11:00配信


23
コメント23件


長崎新聞
撤去される大見崎のバス停を見詰める中山さん=長崎市見崎町

 長崎自動車(長崎県長崎市、長崎バス)と県交通局(同、県営バス)は1日、労働時間規制強化を機にダイヤを大幅改正した。路線を廃止された地域の住民は、運転手不足という事情を「仕方ない」と受け止めつつ代替策を求めている。市街地でも最終便の繰り上げに不満が漏れた。
 「困ったねぇ」。同市見崎町の末長國子さん(79)は、自宅前の停留所「大見崎」の標識がクレーン車で撤去されるのを見詰め、ため息をついた。
 国道を通る畝刈-相川の区間5・9キロが廃止された。平日12便あったが、1便当たり利用は1人以下。赤字の上、運転手が足りない会社の事情も「よく分かる」。けれど自身は数カ所に通院しており、これからは最も近い畝刈の病院ですらタクシーで片道1600円かかる。既に車の運転免許は更新せず、夫(86)も返納してしまった。
 「年金頼みの生活を切り詰めても苦しい。ちゃんと税金を払ってきたんだから助けてくれんかな」と行政の支援を待つ。居合わせた近くの飲食店経営、中山義春さん(74)も「タクシー会社に補助するなどして住民の足を確保してほしい」と訴える。
 午後9時過ぎ、「長崎駅前」では帰宅客が戸惑っていた。最終便が20分早まった男性公務員は「仕事を切り上げるのが大変」。宴会を抜けてきた男性会社員は「もっと飲みたかった」と嘆いた。

 長崎バスは過去最大規模の16区間(計23・4キロ)と32停留所を廃止した。併せて、県営バスと競合する4地区を一元化し、うち本原と目覚から撤退。これを含め平日6・4%、土日祝日5・6%減便したほか、1日おおむね50路線の最終便を最大45分、平均20分前後繰り上げた。県営バスも一元化を含め5区間(計5・8キロ)と15停留所を廃止し、平日3%、土日祝日8〜9%を減便。7路線の最終便を最大3時間、平均13分程度繰り上げた。

2101OS5:2024/04/04(木) 18:17:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/90a897d9d72c8bd9a1a6427e1ba831597827e18e
厳しさ増す地方バス事業、官民一体で路線再編へ…市と競合8社がつくる新組織
4/4(木) 17:31配信

読売新聞オンライン
覚書を締結した松井市長(左から5人目)とバス会社8社の社長(広島市中区で)

 広島市と広島県内のバス会社8社でつくる新組織「バス協調・共創プラットフォームひろしま」が1日付で発足し、4日に初会合を開く。電気自動車(EV)バスの車両や充電設備などの基盤整備を共有化するほか、市が積極的に関与して路線再編やダイヤの見直しにも取り組む。人口減や運転手不足で厳しい経営を迫られているバス事業を、官民一体で「競争から協調へ」と方針転換する考えだ。(三島浩樹)

全体最適化
 「バス事業の全体最適化を目指し、これまで個々の会社ではなしえかったことを、手を携えることで実現していく」

 3月22日に市役所であった覚書の締結式で、松井一実市長は強調した。

 新組織は、広島電鉄と広島バス(いずれも中区)、広島交通(西区)、芸陽バス(東広島市)、備北交通(庄原市)、中国ジェイアールバス(西区)、エイチ・ディー西広島(同)、フォーブル(安佐南区)の8社と市の計9者で構成し、市が事務局を務める。市中心部の路線バスの共同運営を担い、経営の効率化と利用者の利便性向上の両立を図る。任意団体としてスタートし、2025年1月をめどに法人化する。EVバスの共同購入や充電設備などの基盤整備を進めるには、法人化が必須となるためだ。

コロナ禍で経営悪化
 プラットフォーム設立の背景には、コロナ禍によるバス会社の急速な経営悪化がある。22年4月に7社のバス会社が、設備の所有者と運行会社を分ける「上下分離方式」の導入を市に提案。市はバス約1000台や車庫、バス停などの維持管理を行う資産管理会社を、バス会社と共同出資で設立する方向で検討を始めた。

 今回、市が構築を目指す路線バスの共同運営システムは、いわゆる上下分離ではない。各社が保有している車両やバス停などは新組織に移管せず、共有化するのは新たに導入したEVバスや充電設備などに限る。一方で、運行には自治体が深く介入し、重複路線の解消やダイヤの再編に取り組む方針だ。

市長「責任を持って」
 今後、8社の乗降データを基に路線の再編などを検討する会議を毎週開くほか、各社の役員ら経営層が出席する経営会議も月に1回開催する。

 参画する8社は運行エリアや事業規模が違うため、共同運営への温度差もある。重複路線の解消やダイヤの見直しは各社の利害が絡み、どこまで足並みをそろえられるかは不透明だ。締結式で広電の椋田昌夫社長が「この組織を生かすも殺すも我々の努力次第だと思っている」と発言したように、各社の強固な連携・協力体制が不可欠となる。

 取りまとめを担う市の役割も重要だ。松井市長は「必要となる事業者への支援は、まず基礎自治体である我が市が責任を持って行う。利用者にとって最適な、広島ならではのバス事業を構築したい」としている。

2102OS5:2024/04/19(金) 14:08:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d72802fbafd63c46151726d64c250237481da02b
「免許返納したのに」「年寄りへ配慮ない」 利用者困惑、小湊バス大幅減便で 平日26→1本の路線も
4/19(金) 11:31配信

千葉日報オンライン
減便を知らせる張り紙と小湊鉄道バス=18日午後、JR千葉駅

 千葉市や市原市で路線バスを運行する小湊鉄道バス(市原市)が今月のダイヤ改正に伴い17路線で大幅減便を行ったことが18日、同社への取材で分かった。運転手の不足や「2024年問題」に対応するためで、千葉市内では平日26本を1本に減らした路線や、土休日の運行を取りやめた路線もある。

 小湊鉄道バスの大幅減便について、利用者は困惑を隠さない。月に一度ほど通勤で利用している看護師の女性(25)=千葉市中央区=は「乗りたい時間にバスが来なくて不便。減便を知らなくて、バス停で長時間待たされたこともあった」と明かした。

 銭湯に行くために利用するというパートの酒井美紀さん(56)=同市美浜区=は「免許を返納して車の運転を辞めたが、こんなに減便するとは思わなかった」。通勤で利用している介護士の男性(20)=同市中央区=は「最寄りのバス停の減便がひどく、バスや電車に乗るために約2キロ歩くこともある。特に夜の便がほとんどないのは困る」と嘆いた。

 買い物で毎日利用する無職女性(75)=同=は、「困ってしょうがない。土日が1本もなくて買い物に行けず困っている。お年寄りが多いのに何でこんなことになったのか。いくら何でもひどすぎる」と不満を漏らした。

2103OS5:2024/05/06(月) 19:42:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7f1844069c5c094ea0a8f8e605e0d3dd84f067e
高速バス福井―名古屋は「ドル箱路線」だが…運転士不足で増便できず 福井県内の事業者、路線バス維持でやりくり限界
5/4(土) 9:02配信

福井新聞ONLINE
福井駅東口を出発する福井―名古屋線の高速バス。昨年12月に増便された=4月12日、福井県福井市手寄1丁目

 3月16日の北陸新幹線福井県内開業によって、県内と名古屋方面を鉄道で移動する場合、敦賀駅での乗り換えが必要となった。その影響で高速バス「福井―名古屋線」の利用が伸びている。


 運行を担当するのは京福バス(福井県福井市)、福井鉄道(同県越前市)、名鉄バス(愛知県名古屋市)、JR東海バス(同)の4社。利用増を見込み、2023年12月からは1日8往復を10往復に増やした。

 3月の乗客数は4社で計1万2966人で、前年同月比約1.43倍。福鉄の惣宇利健善常務は「月間1万人を超えたのは新型コロナウイルス禍以降初めて」と話す。複数の関係者は「名古屋方面の高速バスはドル箱路線」と口をそろえるが、増えた2往復分を受け持ったのは名鉄とJRだった。

 なぜ、福井県内の事業者ではないのか。増便については事前に4社で協議したが、京福バス、福鉄ともに手を挙げなかった。両社の担当者は「運転士の数に余裕がなかった」と打ち明ける。

 新幹線県内開業では、名古屋方面だけでなく、関西方面の鉄道移動も、敦賀駅での乗り換えが必要となった。関西方面の高速バスのニーズも一定程度あるとみられるが、県内発着の高速バスはコロナ禍以降、運休状態が続く。

 京福バスの岩本裕夫社長は「廃止ではなく運休とし、いつでも再開できる状態にしてはいるが、運転士確保のめどは立たない」と頭を悩ませる。

  ■  ■  ■

 運転士不足の背景にあるのは、路線バスの維持だ。京福バスの場合、嶺北7市町で約60路線を抱え、平日は約750便、土日祝日も500便以上を走らせている。福鉄は嶺北、嶺南の9市町で運行している。

 岩本社長は「運転士の適正人員は200人だが、現状では40人足りない」。通勤通学で乗客が多い朝夕は便が多いため、この時間帯には、旅客輸送に必要な大型2種免許を持っている整備士や運行管理者が運転に回るときもある。

 必死のやりくりで「県民の足」を守っている事業者だが、路線バスの多くは赤字なのが現状だ。朝夕の乗客は多くても、日中は少なく、定員30人以上のバスで、数人を運ぶという光景は珍しくない。

 関係者は「収益が見込める高速バスを運行したくても、路線バスに運転士を振り向けなければいけない」と説明する。

 路線バス維持のため、県は収支差補助として毎年約5億円を計上したり、2023年度は燃料費高騰対策の予算を組んだりしているが、事業者は「あくまで赤字分の補てんであり、収益が出るわけではない。生活路線を守るために、企業の体力は衰弱していく」と嘆く。

 京福バスの運転士の平均年齢は55歳。70代も複数いる。時間外労働(残業)や休日出勤で何とか回しているが、4月1日からは働き方改革関連法に基づく時間外労働の上限規制が導入された。

 人手不足はさらに深刻化し、路線バスの維持が難しい状況が目前に迫っている。

福井新聞社

2104OS5:2024/05/07(火) 08:49:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/142006bb2381b01173d8116aa541f6894534d907
横浜市のバス、4月だけで360便超の大幅減便…市交通局は運転手確保へ賃上げ・車内広告「大作戦」
5/7(火) 6:56配信


読売新聞オンライン
市営交通で働く魅力をPRするポスターが並ぶ地下鉄車内(横浜市港南区で)

 4月から始まった長時間労働是正のための時間外労働(残業)規制を受け、運転手不足でバスの減便を余儀なくされている横浜市交通局が人材確保に本腰を入れている。給与や手当の増額など待遇改善を進めるほか、市営地下鉄の車内広告をジャックし、大々的な人員募集を始めた。

 市交通局は4月1日、運行計画を維持できないとして290便を減便すると、同22日には運転手の相次ぐ退職により77便の減便に踏み切るなど、1か月で路線バス全体の4%の便が減る異例の事態となった。

 運転手不足を打開しようと、同局は「人財確保大作戦」と銘打ち、離職防止と採用拡大のための取り組みを展開する。

 平均6・65%の賃上げを実施し、入局から5年間は住宅手当を月1万9600円から月5万円に引き上げる。中途退職者を再雇用する制度や、大型2種免許を持つ女性は1次試験が免除される「女性採用枠」を用意。通常の採用試験でも年齢制限を緩和し、大型2種免許所持者は60歳以下(現行49歳以下)、養成コースは50歳以下(同40歳以下)とした。

 3日からは市営地下鉄ブルーラインの電車1編成(6両)の車内広告をジャックし、7種のポスターで市営交通で働く魅力などをPRしている。今年度の運転手の採用目標は50〜60人といい、同局人事課は「市民の生活に欠かせない足の確保がギリギリの状態。バス運転手を憧れの職業と思ってもらえるよう、先陣を切った待遇改善を横浜から進めていく」としている。

2105OS5:2024/05/07(火) 11:05:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea75c022ebb63fcf6a4730d0f7f45b5c6cbb598d
北陸新幹線延伸、名古屋へは高速バスが人気 「乗り換え不便」問題で
5/4(土) 13:00配信

朝日新聞デジタル
JR福井駅東口から名古屋行きの高速バスに乗る人たち=2024年4月21日午後2時23分、福井市、朝倉義統撮影

 北陸新幹線の金沢―敦賀開業で、北陸から東京方面へは便利になったが、大阪、名古屋方面は乗り換えの不便さと、運賃が高くなったという不満の声が聞かれる。そんな中、名古屋方面の高速バスが人気だという。

【地図】北陸新幹線、敦賀の先は? 大阪にはつながる?

 4月21日、日曜の午後1時半過ぎ、JR福井駅西口前は延伸関連のイベントでにぎわっていた。その反対側、同駅東口に高速バス乗り場がある。名古屋行きのバス停には、発車15分前ごろから続々と人が集まり始め、ほぼ満席で出発した。

 福井県坂井市から愛知県に単身赴任中の男性会社員(39)は、子どもの行事のために帰省し、戻るという。「鉄道に比べ、安いし時間もあまり変わらない」と話す。荷物も多いため、敦賀駅で10分前後かかる乗り換えも不便だという。

 ジョルダンのアプリ「乗換(のりかえ)案内」で福井―名古屋を検索すると、開業前(3月1日平日)の鉄道の最短所要時間は、特急「しらさぎ」と東海道新幹線「ひかり」の米原(滋賀県)での1回乗り換えで1時間36分、料金は6230円(いずれも通常期の指定席)、「しらさぎ」だけだと、2時間10分、料金は5810円(同)だった。

 それが、開業後(4月12日平日)は、最短で1時間33分と3分早くなったものの、北陸新幹線「つるぎ」、「しらさぎ」、「ひかり」に乗り、敦賀と米原での2回の乗り換えが必要となった。料金も8260円(通常期の指定席)と33%増えた。

 敦賀での1回乗り換えだとどうか。「つるぎ」と「しらさぎ」で2時間8分、料金は6960円(同)になる。

 一方、高速バスは道路事情にもよるが所要時間は3時間前後で、料金は3600円。2回乗り換えより約6割安く、1回乗り換えのほぼ半分だ。

 名古屋線は4社による共同運行で、その1社の福井鉄道(福井県越前市)によると、昨年12月に1日8往復を10往復に増便したという。

 同社の惣宇利(そうり)健善常務は「新幹線の開業1年前から、需要が増えると見込んで準備をしてきた」と話す。特に、所要時間差が鉄道の1回乗り換えと1時間以内なのが有利に出ているとみている。

 新幹線開業前の名古屋線の3月1〜15日の利用者は約4600人だったのが、開業後の同16〜31日は8300人と8割増。人の移動が多い時期でもあるが、前年同期と比べても4割増えたという。

朝日新聞社

2106OS5:2024/05/09(木) 16:09:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7168d6080fc027ed21872ab3843d5adb2840982
愛媛のタクシー、なぜ足りない? 業界が抱える「三重苦」
5/9(木) 15:00配信


毎日新聞
「相棒」のタクシーを磨く熊谷さん=松山市で2024年4月11日午後1時44分、鶴見泰寿撮影

 愛媛県の松山支局(松山市)に赴任して今春で3年目。東京で生まれ育ち、2012年の入社以来、奈良、富山、大阪の各府県などで勤務してきたが、愛媛で2年以上暮らして実感することがある。「タクシー」が足りないのだ。その背景を探ると、愛媛のタクシー業界が直面する「三重苦」が見えてきた――。【鶴見泰寿】

【写真】ありがとう!感謝状が贈られた人たち 芸能人や犬も

 まず愛媛の「タクシー事情」から説明したい。私が勤務する毎日新聞松山支局は松山市一番町にあり、東隣には松山地裁や松山地検、その隣には愛媛県庁、路面電車が走る大通りを挟んだ斜め向かいには「松山三越」が立地する。四国を代表する繁華街「大街道」も目の前だ。支局が入るビルの名前は「センターポイントビル」。その名の通り松山市の中心地と言ってよい。

 だが、「目抜き通り」のはずの支局の前の大通りで夜間に流しのタクシーを拾おうとしても、一向にタクシーが現れないのが常だ。ようやく乗車できたタクシーの運転手に、なぜ愛媛では流しのタクシーがつかまえられないのかと尋ねると、意外な答えが返ってきた。「愛媛はタクシーが足りないので、流しでつかまえるのは難しいですよ」

 なぜ愛媛ではタクシーが足りないのか。その謎に迫るため県ハイヤー・タクシー協会(松山市)を訪ねると、衝撃的なデータを示された。協会が加盟する全国ハイヤー・タクシー連合会(東京)が毎月、全国47都道府県の主要タクシー会社計約250社を対象に実施している売り上げと輸送人員に関するサンプル調査だ。

 新型コロナウイルス禍前の19年3月を100とすると、愛媛県内の主要6社の24年3月の売り上げは68・8%で回復率が全国ワースト2位、輸送人員(客数)は50・3%で全国ワースト1位だった。一方、全国で最も好調なのはインバウンドに沸く成田空港や東京ディズニーリゾートを抱える千葉県(調査対象6社)で、売り上げが129・5%、輸送人員が103・4%。回復率がコロナ禍前を上回っている府県は他にも散見された。

 なぜ愛媛はこのような「惨状」なのか。実情を探るため、107台のタクシーを擁する県内最大手の「愛媛近鉄タクシー」(同市)を取材すると、愛媛のタクシー業界が直面する「苦境」が垣間見えた。木村雅裕社長は「新型コロナで人々のライフスタイルががらりと変わり、夜の街から宴会が消えて利用客が激減してしまった」と話し、コロナ禍を機に減った客数の回復が遅れている現状を明かした。

2107OS5:2024/05/09(木) 16:09:52
 さらに深刻なのが「ドライバー不足」だという。愛媛県のタクシー運転手の平均年齢は65・1歳(24年3月現在)と全国平均(61・4歳)に比べて高い。木村社長は「コロナ禍の間に感染リスクを恐れて多くの高齢ドライバーが引退し、その後も戻ってきていない」と説明。新型コロナの感染症法上の分類が5類に移行した23年5月以降、客足は少しずつ回復しているが、ホテルのチェックアウトや病院などへの通院時間が重なる平日の午前や、週末の夜などのピーク時にはタクシーが足りず配車できないことが多いという。木村社長は「ドライバー不足で客のニーズに応えきれていない。『電話をしてもつかまらない』と顧客が不満を募らせ、タクシー離れが一層進む事態だけは避けなければならない」と苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

 コロナ禍を機にタクシー運転手はどのくらい減ったのか。愛媛県ハイヤー・タクシー協会によると、コロナ禍前の19年3月末時点で県内に2938人いた運転手は、24年3月末時点で約2割減の2392人となった。全47都道府県の合計でも同じ時期の比較で、29万1516人から23万4653人と約2割減っていた。

 また、愛媛県内のタクシー業界の関係者は「需要が蒸発したコロナ禍の間に、コスト削減のためタクシーの台数を大幅に減らした会社も多く、『アフターコロナ』の需要増に対応できていない要因の一つだ」と語る。タクシーの増車や新規参入を規制する「改正タクシー特措法」で、県内の主要地域は基準となる車両数が設定され、減車すると基本的に元の台数に戻すことができないからだ。さらに別の関係者は「首都圏や関西圏などと違い、愛媛は家族経営の小さなタクシー会社が多く、後継者難とも相まってコロナを機に廃業した事業者も少なくない」と解説した。

 ◇女性ドライバー採用に活路

 愛媛のタクシー業界に未来はあるのだろうか――。取材を進めるうちに暗たんとした気分になったが、一筋の光明もあった。

 愛媛県内で65台のタクシーを稼働させている「伊予鉄タクシー」(同市)は、運転手不足に対応するため女性ドライバーの積極採用に動いている。運転手65人のうち女性は約3割の20人。20年4月に入社した最年少の熊谷悠希さん(29)は「週休3日制で、週40時間以上出勤すれば勤務時間は自由に選べ、『ワークライフバランス』が充実している」と話す。同県西予市にある実家が農業とカフェを営んでおり、収穫期などには手伝いに行くこともできるという。

 同社の芳野雅郎社長は「『隙間(すきま)時間』でも稼げるような勤務体系を整え、意欲のある人がたくさん集まるような会社にしたい。コロナ禍でお客様も従業員もライフスタイルが変わったので、それぞれのニーズに合った経営を模索していく」と語った。

 愛媛のタクシー業界が直面する課題の解決には何が必要なのか。名古屋大の加藤博和教授(交通政策)は「配車アプリ」の普及推進を提言する。加藤氏は「実車率が高まり乗降データも集められ、経営の効率化を図れる。客が呼んでくれるので土地勘のない新人ドライバーでも対応しやすく、キャッシュレスでの支払いは利便性も高い」と強調。一般ドライバーが有償で客を運ぶ「ライドシェア」の導入もタクシー不足解消に効果的だという。

 愛媛のタクシー事情が改善するかどうかは、経営者の「創意工夫」にかかっていると言えそうだ。

2108OS5:2024/05/14(火) 11:16:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e3a7499c77b18e84cfea72ba280681d787a722c
神奈川のライドシェア「想像以上に需要少ない」 解禁から1カ月
5/13(月) 22:00配信
毎日新聞
4月12日に解禁された県内の日本版ライドシェア=横浜市西区で2024年4月、遠藤和行撮影

 タクシー不足を解消するため、一般ドライバーが自家用車に有料で客を乗せる「日本版ライドシェア」が神奈川県内で始まって12日で1カ月となった。解禁時に比べ、参入したタクシー会社は大幅に増えたものの、参入会社の中には「現状では、想像以上に需要が少ない」として先行きを懸念する声が上がっている。

【写真でみる】「ライドシェア」の車両に取り付けられている表示板

 県内では横浜、川崎、横須賀、三浦の4市でタクシー不足の時間帯に限って解禁した。金、土、日曜の午前0〜6時、午後4〜8時が対象だ。

 関東運輸局によると、解禁当初の許可事業者は3社計5営業所だったが、10日現在で30社計39営業所に増えた。まだ、審査中の事業者もいるが、同運輸局は「大手を含めて申請準備が整った事業者が申請してきたが、落ち着いてきた」と説明する。

 解禁当初から運行している三和交通(横浜市)によると、4月12日から5月12日までの5週分計15日間で164件の注文があった。時間帯別では、午前0〜6時が93件、午後4〜8時が71件。曜日別で注文が多いのは「土曜午前」で、4月13日の28件が最多だった。

 15日間に勤務した一般ドライバーは15人で、心配していた客とのトラブルや事故はゼロ。一般ドライバーの応募は増えているという。

 同社の担当者は開始1カ月の利用状況について「開始前の利用見込みと比べて、想像以上に少ない」と話す。主な原因として、2024年問題で残業時間が規制された運送業界などさまざまな業界からタクシー運転手の収入を魅力に感じる人の転職が増え、稼働するタクシー数が増えていることを挙げる。

 同社の担当者は「東京での日本版ライドシェアはある程度、需要があるが、県内は利用者が少ない時も多々あり、このままでは供給過多で、必要なくなるのではないか」と不安視する。

 このほか、解禁時から県内で運行を始めている日本交通横浜(横浜市)は「利用状況について公表を控えている」としている。【遠藤和行】

2109OS5:2024/05/17(金) 13:12:27

しっかりやらないと既存運転手が反発しそう
https://news.yahoo.co.jp/articles/c907bcef231f10ac1467449b849d6ecdc58a3330
土日きっちり休めます バス運転士募集 運転士不足対策で
5/17(金) 12:12配信

 バス運転士不足対策として、路線バスなどを運行する「岐阜バス」(岐阜市)が16日、土日を休みとする正社員の運転士の募集を始めた。
 同社によると、従来は休みが月9日のシフト制で、人手不足により、やむを得ず休日出勤になることも多かった。就活中の学生から勤務体制で不安の声が出るなど、採用面でマイナス要素になっており、運転士が年々減少していたという。
 新たな制度では、休みを土日に固定した完全週休2日制とし、家族の休みと合わせやすくするなどより働きやすい環境にした。休みを他の曜日に固定することも可能で、多様な働き方に対応する。休日出勤は本人の希望で決められる。

 担当者は「働きにくさの原因を取り払い、採用を増やしたい」と話す。新制度対象の運転士として、まずは10人程度の採用を目指す。

2110OS5:2024/05/22(水) 13:04:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8698c32e17eac1b7dbb88cdeae9f6919d45a573
根室―釧路間バス、存続困難 利用減、国の補助外れる
5/22(水) 10:27配信


北海道新聞
根室市と釧路市を結ぶ都市間バス「特急ねむろ号」=21日、根室駅前バスターミナル

 根室市は21日、根室と釧路を結ぶ都市間バス「特急ねむろ号」は赤字が拡大し路線存続が困難になっていることを明らかにした。利用客減少で10月以降、国の地域間幹線系統の補助対象から外れる見通しになったため。市はバス会社や関係自治体と協議を始め、今後1年で路線再編を判断する。

 市地域公共交通確保対策協議会総会で、会長の竹本勝哉副市長が説明した。竹本会長はバス会社の人員、車両不足の問題も指摘し「市民の通院や観光客の利便性の観点からも1年間の猶予の中で維持存続へ協議を進める」と述べた。

 ねむろ号は根室交通とくしろバスが平日に1日3往復、休日は同2往復を共同運行する。根室市民の通院利用が多い。しかし2019年度(18年10月〜翌年9月、以下同様)に1往復平均5・7人(年間1万872人)だった乗客は23年度は同4・8人(同8262人)に減り国庫補助要件の同5人以上(1日3往復以上運行)に達しなかった。コロナ禍の特例がなくなる24年度も届かない見込み。

2111OS5:2024/05/22(水) 13:04:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fa78a8c47a3a1ab410099d9befd778c1e4c2597
『深刻な運転手不足』とさでん交通が10月からバス路線の系統数を13%削減する方針【高知】
5/21(火) 18:06配信
RKC高知放送

RKC高知放送

深刻な運転手不足を背景に、とさでん交通は10月から高知市内の路線バス系統を現行と比べて13%減少させる方針を明らかにしました。

高知市地域公共交通会議が5月21日に開かれ、交通事業者や関係団体が今年度の地域公共交通計画について協議しました。
とさでん交通からは、深刻な運転手不足を背景に今年10月からのバス路線について、市内の系統数を現行の71系統から62系統と13%削減するプランなどが説明されました。

現行の路線系統を維持するにはバス運転手は147人必要ですが、4月時点で123人と24人不足しており、路線廃止や減便をすることで19人分の不足が解消するということです。
廃止予定の高知市内の路線は、吉野や土佐塾、桂浜トンネルを通るルートなどで、委員からは「いきなり廃止ではなく、減便で対応できないか」といった意見が出ました。とさでん交通は、減便とするなら他の路線に影響が出るとしましたが、会議では廃止路線については丁寧な説明も必要だとして、次回の会議で改めて協議することにしました。

路線の見直しについては実施の6ヶ月前までに国への届出が必要ですが、地域公共交通会議で同意を得た場合は1ヶ月前までの届出で認められます。

2112OS5:2024/05/24(金) 16:36:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/15451d6685bdf39d15615e5a37f8f7ac3f76c7be
千葉県内の路線バス、半年で1900便減 残業規制強化を理由に
5/18(土) 13:09配信


産経新聞
減便が相次ぐ千葉市内の路線バス=千葉市中央区

慢性的な運転手不足や残業規制で路線バスの大幅減便が各地で相次ぐなか、千葉県内の路線バスは4月16日時点で、半年ほど前より約1900便減ったことが、県の緊急調査で判明した。この半年間で約3万1900便から約6%減の約3万便に落ち込み、「地域の足」が細る現状が改めて浮き彫りになった。県は今後、さらなる減便も「ないとは言い切れない」との見通しを示した。

調査は、バス事業を展開する小湊鉄道(市原市)が4月、大幅な減便に踏み切った事態を受け、バス事業者35社(高速バスを除く)を対象に同月に行われた。県内の運行状況を把握する目的で、減便した個別のバス事業者名は公表しない前提で調べた。

調査によると、減便理由の約8割が、残業時間などを巡る時間外労働規制が導入された「2024年問題」による運転手不足を挙げた。減便をしていない事業者も一部あった。

事業者側は運転手の確保に向けた具体策も回答した。具体的には、自治体などと連携した合同就職説明会への参加といった採用活動の強化を挙げた。賃上げや休暇日数を増やすなど運転手の定着策に力を入れている-との回答もあった。

県交通計画課の担当者は調査結果を踏まえ、「市町村や交通事業者と意見交換し、減便対策で何ができるか検討したい」と語った。

(岡田浩明)

2113OS5:2024/05/28(火) 19:40:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/c51d8a8537cecb8e9d614d859659fe133a544dfe

ライドシェアどうなる 全面解禁に国交相「現場混乱」 推進派と溝
5/28(火) 19:25配信

朝日新聞デジタル
東京ハイヤー・タクシー協会の川鍋一朗会長(左)からライドシェアのアプリの説明を聞く、斉藤鉄夫国交相(中央)と河野太郎デジタル相=2024年4月8日、東京都江戸川区、恵原弘太郎撮影

 タクシー会社の雇った人が自家用車で客を運ぶ「ライドシェア」について、今後の制度設計をめぐり政府の中で意見が割れている。タクシー会社以外の参入を認める「全面解禁」に前向きな河野太郎規制改革担当相と、慎重姿勢の斉藤鉄夫国土交通相との間で綱引きが続く。

 27日夕方、斉藤氏は河野氏のもとを訪ね、直談判した。

 「答申や閣議決定では、法制度については言及しないようにしたい」

 4月に始まったライドシェアは、タクシー会社にしか参入を認めていない。ほかの企業や個人に門戸を開くには、法改正や新法制定が必要とされているが、斉藤氏は「法制度を検討すること自体が現場を混乱させてしまう」として、反対を表明した。

 これに対し、河野氏は「(今のライドシェアの)モニタリングや検証と並行して、法制度の検討を進めるべきだ」と主張。約20分間の会談で、法制度に関する意見の溝は埋まらなかった。

朝日新聞社

2114OS5:2024/05/29(水) 23:21:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/705edcbc9b455a524d9bda2c0bb942dc0c377107
「路線バス全てが赤字」窮状訴える運行会社、福井駅発着便が6月から減便・廃止
5/29(水) 16:50配信

読売新聞オンライン
6月から減便される京福バスに乗り込む利用者ら(福井市で)

 京福バス(福井市)は6月から、福井駅を発着する路線バス8路線を減便し、1路線を廃止する。運送業の残業規制が強化される「2024年問題」の影響などで、慢性的な運転士不足に拍車がかかり、現行ダイヤの維持が困難になった。10月には減便路線の拡大が見込まれるほか、福井鉄道(越前市)も1路線の廃止を検討しているという。(佐藤祐介、荒田憲助)


 京福バスによると、8路線では、朝夕の通勤・通学時間帯の便数は維持する一方、利用者の少ない日中や夜間を中心に、平日は76便、土曜は78便、日曜・祝日は63便を減らす。商業施設「ショッピングシティ・ベル」(福井市花堂南)などを経由する運動公園線は平日、土日・祝日ともに各30便少なくする。

 また、平日に13便、土曜に12便運行していた福井総合クリニック線は5月末で廃止する。

 背景には運転士不足がある。同社が全路線を維持するために必要とした運転士の定員200人に対し、3月末時点で在籍していたのは164人。さらに、4月にはバス運転士らの長時間労働の規制を強化する働き方改革関連法が適用され、対応を迫られた。

 そこで同社は、学校や公共施設の送迎バス事業を他社に譲り、運転士の定員を約190人に圧縮した。だが、事業の譲渡先に転職する運転士が続出。そのため、同社は運行管理者や車両整備の担当者を運行ダイヤに加えて4月末時点で150人ほどを確保し、規制の範囲内で休日出勤などもさせてしのいだ。

 それでも約40人足りない状況が改善する見通しが立たず、路線の減便と廃止を余儀なくされた。同社は10月にも、1時間に複数便が運行する路線や、市町をまたぐ広域路線などでの減便を検討している。

 岩本裕夫社長は「ご迷惑をおかけし、申し訳ない。地域の足を守るため、危機的な運転士不足の解決に向けて行政と一緒に考えていく」と述べた。

対策会議、社長ら窮状訴え
 京福バスの減便措置を受け、運転士確保に向けた緊急の対策会議が28日、福井市内で開かれ、主催した県の担当者や、同社と福井鉄道の社長らが参加した。
 両社長は、運転士の採用者数を離職者数が上回る状況に、2024年問題が追い打ちをかけたと窮状を説明。福井鉄道の吉川幸文社長は、福井、鯖江市と越前町を結ぶ福浦線を10月から廃止する方向で検討していることを明らかにした。

 一方、県の担当者は「廃線には利用者数や代替路線の有無などを含め、十分な検討をお願いしたい」と強調した。その上で、離職者を減らす対策として運転士の給与水準の改善などを提案。バス業界の合同就職説明会の開催など既存の支援策を継続しつつ、他にも必要な施策を検討すると述べた。

 吉川社長は会議後の報道陣の取材に対し、「当社の路線バスは全て赤字だ。行政の支援は赤字分を補填(ほてん)するだけで、利益は出ない。このままでは、さらなる減便や廃線が必要になるので、理解と支援をいただきたい」と訴えた。

2115OS5:2024/06/01(土) 18:41:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbb0cbc14f7399165f60fdbea5985028284e43ad
バス混雑に悩む京都市、観光特急バスの運行開始 運賃は通常の2倍
6/1(土) 18:30配信

朝日新聞デジタル
京都市が運行を始めた観光特急バス=2024年6月1日、京都市下京区

 京都市は1日、京都駅と清水寺や祇園などの人気観光地を結ぶ「観光特急バス」の運行を始めた。運賃は通常の2倍。国内外から観光客が押し寄せるなか、「地元住民が市バスに乗れない」という苦情も多く、観光客と市民のすみ分けをめざす。オーバーツーリズム(観光公害)対策として国の規制緩和を使った全国初の取り組みだ。

【写真】観光特急バスの出発式で、舞妓(まいこ)から運転手へ花束が贈られた=2024年6月1日、JR京都駅前、武井風花撮影

 観光特急バスは土日祝日に通年運行する。京都駅前と清水寺近くの五条坂を結ぶ便(1日16便)と、京都駅前と五条坂、祇園、銀閣寺などを結ぶ便(1日24便)の2系統。特に混雑が激しい清水寺行きのバスの混雑を緩和する狙いで、五条坂への所要時間は通常15分から10分に短縮される。

 運賃は大人500円、子ども250円で、通常(大人230円、子ども120円)の約2倍。観光スポットに直行・急行するバスは届け出だけで運賃を変えられるよう、国土交通省が昨年12月に道路運送法の施行規則を改正したことを受けた設定で、京都市が全国で初の適用事例になるという。

 運賃は通常より高いが、地下鉄・バス1日券(大人1100円、子ども550円)で乗ることができる。1日券の利用者の9割は観光客が占める。一方、市民が普段使う敬老乗車証や定期券などでは乗れない。観光客に観光特急バスを利用してもらうことで、通常の路線バスの混雑を緩和して市民が使いやすくする。

 松井孝治市長は出発式で、「この試みの成果を検証し、さらに前に進めていきたい」と述べた。(武井風花)

朝日新聞社

2116とはずがたり:2024/06/14(金) 21:00:48
東急バス、運転手の初任給3.5万円引き上げ
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bad69ee465149bfad0853df72a0ca4a8635a25d
6/6(木) 20:00配信
時事通信

 東急バスは6日、バス運転手の初任給を7月1日から3万5000円引き上げ、月給25万円とすると発表した。入社祝い金も新設し、一律で10万円を支給する。運転手不足が進む中、働きやすい環境を整えて採用人数を増やすのが狙い。

2117OS5:2024/06/28(金) 15:36:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a3725b49d2b1f5d9d58f314a9fe94e4a300df23
本州―四国「しまなみ海道」高速バス攻めの“特急化” 運行ルートがらり変更! 新幹線接続 JR松山駅は“廃止”
6/27(木) 14:42配信

乗りものニュース
劇的にルートが変わる福山・新尾道―松山線
伊予鉄の高速バス車両(画像:伊予鉄道)。

 伊予鉄道、中国バス、本四バス開発、瀬戸内しまなみリーディングの4社が運行する「しまなみ海道」経由の高速バスが2024年8月1日から大きく変わります。

 4社は「しまなみ海道」を経由する福山・新尾道〜松山線「キララエクスプレス」を運行しています。これまで福山-松山間で約3時間かかっていましたが、ルートを変更のうえ「特急」とし、最短2時間40分で結びます。

 本州側ではこれまで福山―新尾道間で山陽道を経由していましたが、国道2号バイパス経由に変更。従来のルート上にある新橋、広尾、千田BS(山陽道)、福山本郷の各バス停を廃止します。

 反対に四国側では、しまなみ海道から国道196号を伊予灘回り・北条経由でJR松山駅を通って松山市駅に至っていましたが、これを逆回りの高速道路経由(今治小松道、松山道)に改めます。川内インター、松山インターにバス停を新設のうえ、従来の北条、JR松山駅は廃止となります。

 運賃は松山市駅―福山駅前で片道4500円(往復8100円)です。予約は6月30日から始まります。

乗りものニュース編集部

2118OS5:2024/07/29(月) 19:12:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/e01b012e2e665e8a784e92b9243014aefec7fa09
空車なのに「迎車中」? 河野太郎氏がタクシー業界の不正指摘
7/29(月) 16:17配信

毎日新聞
タクシー乗り場=東京都千代田区で2019年4月15日、曽根田和久撮影

 一般ドライバーが自家用車を使って有償で客を運ぶ「日本版ライドシェア」の効果を議論する政府の規制改革推進会議の作業部会が29日開かれ、河野太郎規制改革担当相が「タクシーが実際には空車にもかかわらず迎車中と表示し、アプリでの配車依頼にすぐに対応できるようにしてマッチング率を引き上げようとする動きがあると聞く」と指摘した。事実であれば、道路運送法に違反する恐れがあり、河野氏は「見せかけのマッチング率を作るものだ」と非難した。

 河野氏のあいさつを事務方が代読した。国内のライドシェアはタクシーの不足分を補うという位置づけで、タクシー配車アプリのマッチング率は利用状況を測る重要な指標となる。ライドシェア運営主体の拡大を避けたいタクシー会社にとって、マッチング率が高ければ住民の「移動の足」が十分確保できているといえる材料になる。

 河野氏の指摘を受け、作業部会の委員からは「(迎車中にするよう運転手は)タクシー会社から指示されていると聞いている」などの意見が出た。

 タクシー会社を所管する国土交通省の幹部は作業部会で「一般的にアプリ配車は迎車料金をとり、ドライバーの実入りが増える。流しや駅での乗り場を避けてアプリにいっているのだと思う」と指摘。空車にもかかわらず迎車表示を掲げることは「道路運送法上も問題」との見解を示した。

 一方、現在は駅や空港などの施設に、ライドシェアドライバーが配車できないケースがある。国交省は「(施設によって運用が)まちまちになっている」とし、ガイドラインを作成して対応する方針を示した。

 政府は6月に閣議決定した規制改革実施計画で、タクシー会社以外も参入できる新法の議論を直ちに開始するとしており、作業部会委員から選抜した準備会合を非公開で開催することも決まった。河野氏は「必要となった時に速やかに次のステップに移行できるよう、(新法の)論点整理をしていただきたい」と述べた。【古屋敷尚子】

2119OS5:2024/07/31(水) 10:04:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f0b2a0fd9e8c3d158b8952173ff4be1e4c04c4f
高速バス富山―東京運休 富山地鉄 9月の20便、運転手不足で
7/31(水) 8:02配信

北國新聞社
9月に20便が運休する富山―東京間を走行する高速バス=富山駅周辺

  ●貸し切り、生活路線を優先

 富山地方鉄道(富山市)は9月、高速バスの富山―東京間の計20便を運休する。1〜3日に富山市八尾町中心部で開催される「越中八尾おわら風の盆」や学校の修学旅行などの貸し切りや既存の生活路線に対応するため。同社は今年に入り、入社した運転手に貸与する支度金の増額で対策を講じているが、バスの廃止や減便が相次いでおり、運転手不足に歯止めが効かなくなっている。

 運休するのは、9月2〜25日のうち、祝日を除く月〜水の10日間。各日4便が運行する中、東京行き午前6時発と富山行き午後10時50分発の2便を取りやめる。5月にも修学旅行による貸し切りバスの需要増に伴い、高速バスの5路線で60便を計画運休しており、同様の措置となる。

 同社の運転手は5月末時点で186人と、定員(219人)に対する充足率は85%にとどまる。近年は不足を受け、「生活路線が最優先」(中田邦彦社長)と高速バスのてこ入れが進み、3月には北陸鉄道(金沢市)と共同運行する富山-金沢線が廃止。7月には名鉄バスと共同運行する名古屋線が1日14往復から1日10往復に減便している。

 対策として3月からは、運転手として入社した人に「入社支度金」として従来、30万円を貸与していたところ、100万円に増額する制度を開始した。大型二種免許を持つ経験者だけでなく、免許を持たない未経験者も対象に、8月末まで募っている。昨年度はコロナから復調の兆しも見え、高速バスの輸送人員は2022年度比45%増の20万7千人。営業収益も48%増の6億4424万円となった。 秋の大型連休を控え、需要増が見込まれる中での運休に担当者は「走らせたい気持ちはあるが、どうしようもない。利用者には理解をいただきたい」と述べた。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板