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乗合自動車(バス)総合スレ

2045とはずがたり:2023/07/17(月) 01:35:14
日本最大の路線バス会社の西鉄。日本が貧しくなり取り分け人口減少で公共交通部門が苦しい中,中古バスの活用と脱炭素,多角化の三兎を追えるディーゼルバスのEV化,なかなか興味深い。
>改造費用は約2700万円で、国土交通省から約900万円の補助を受けられる。新車のEVバスは4千万円前後のため、コストを抑えてEV転換を進められる。

中古バスをEVに「魔改造」 新車導入コスト抑え 温室ガスも半減
https://www.sankei.com/article/20230712-UZGJRYSEANL4PMV56FKAOTB3GE/
2023/7/12 11:00
一居 真由子 産経WEST

日本有数のバス保有台数を誇る西日本鉄道グループ(福岡市)が、中古ディーゼルバスを電気(EV)バスに改造する事業に乗り出した。自社だけでなく、全国のバス会社から改造を請け負う計画で、新車購入より価格が抑えられるのが強み。現在国内を走るEVバスの多くは中国製だが、国内メーカーにも動きが出ており、業界は「今年はEVバス元年」と位置づけ、国産EVバス普及に取り組んでいる。

6月9日、西鉄が「レトロフィット電気バス」と呼ぶ改造中古EVバス2台が福岡市内で運行を始めた。改造されたのは運行開始から13年の中古バス。EVバスはディーゼル特有の大きなエンジン音がなく、静かに走る。「それほどアクセルを踏み込まずに坂道を走れる」と運転士は違いを語る。

レトロフィットとは旧式の機械を改装・改造して新式にすること。今回は、エンジンなどを取り外して駆動用モーターやバッテリーを搭載した。台湾最大手の電気バスメーカー「RACエレクトリック・ビークルズ」の技術指導を受けて自社グループで改造を手掛けた。西鉄が運行するEVバスはこれで5台となった。

1回の充電で走れる距離は約150キロ。ディーゼルに比べ二酸化炭素(CO2)を52%削減できる。改造費用は約2700万円で、国土交通省から約900万円の補助を受けられる。新車のEVバスは4千万円前後のため、コストを抑えてEV転換を進められる。

改造をビジネスに

国内では乗客減などで赤字のバス会社も多く、新車のディーゼルバス(約2500万円)購入も難しい現状がある。地方では古いバスが多く走っており、そうしたバスほどCO2を多く排出する。

国の2030(令和12)年度の温室効果ガスの排出量削減目標の達成に向け、バス業界など運輸部門ではCO2を13年度比で35%の削減が求められており、西鉄はEVバス普及に向け、他のバス会社に改造バスを販売することを計画している。林田浩一社長は「(各バス会社は)イニシャルコストを抑えてEV化を進めたいという思いを持ち、相談や打診をよく受ける。新車導入までのつなぎの期間で活用するなど選択肢を広げる意味で貢献できる」と語る。

EV関係機器は台湾製だが、国内改造のため国産の位置づけになるといい、同社の山口哲生・技術部長は「複数のバス会社が視察にきている。幅広い車種の改造ノウハウを確立することが今年度の目標」と意気込む。RAC社のエルビス・ヤン社長は「台湾は政府が手厚い支援をし、ディーゼルと同じ価格でEVバスを購入できる。日本では中古の改造の方が置き換えを速くできる」と意義を語った。

西鉄は自社グループで年間20〜30台をEV化し、2030年度にはグループのバスの約1割にあたる約250台をEVバスに置き換える目標を掲げる。


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