したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

乗合自動車(バス)総合スレ

2093OS5:2024/03/15(金) 16:30:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/11942b51ff100feecd60708fa1f1763bc662e2d9
手軽に街乗り「シェアサイクル」353都市に拡大…環境や健康対策で自治体後押し、課題は採算性
3/15(金) 16:10配信

読売新聞オンライン
 市街地や観光地で自転車を共同利用する「シェアサイクル」の運営企業が、エリア拡大や利便性向上に力を入れている。環境意識の高まりを追い風に、近距離を移動する交通手段として市場の広がりが見込まれているためだ。各社は収益確保に向け、利用料の値上げや決済手段の多様化にも乗り出している。(佐藤陽)


「当たり前の移動手段に」
博多駅近くに新設されたチャリチャリの専用駐輪場(2月8日、福岡市博多区で)

 福岡市のJR博多駅に近いオフィスビル前で2月上旬、赤い車体の自転車が次々と並べられていた。シェアサイクル「チャリチャリ」を展開するneuet(福岡市)が新設した専用駐輪場で、無料通信アプリ「LINE」を通じて利用者から寄せられた駐輪場開設の要望に応え、整備した。

 ニュートの家本賢太郎社長は「シェアサイクルが鉄道やバスのように当たり前の移動手段となるよう、北部九州で集中的に展開を進める」と力を込める。

 同社は2019年設立で、フリーマーケットアプリ大手のメルカリ(東京)が18年に福岡市で始めたシェアサイクル「メルチャリ」を引き継いだ。「1分6円」の手頃な利用料で近距離の移動需要を取り込み、営業エリアを名古屋市や東京都内、熊本市に拡大。登録者数は今年2月時点で86万人以上となっている。

読売新聞

 4月には福岡県久留米市に、5月には佐賀市にそれぞれ進出するほか、坂が多い長崎市でも、オフィス機器販売のイシマル(長崎市)と協業し、年内の導入を検討している。

 ただ、特注の自転車はシステムの搭載費用も含めて1台約10万円で、車体の点検コストなども必要なことから収益面では苦戦が続いた。「ようやく事業として成り立つようになった」(家本社長)段階で、4月から値上げに踏み切って1分7円とし、経営基盤の強化を目指す。

市場規模6倍の予測
 シェアサイクルは、スマートフォンに専用アプリを入れてクレジットカード情報を登録し、乗りたい時にスマホで車体のQRコードを読み取って利用する方法が多い。05年頃から全国的に実験などが進んだとされ、国土交通省によると、16年度末時点で100都市だった導入実績(社会実験を含む)は、22年度末時点の速報で353都市に増えた。

 拡大を支える要因となっているのは、自治体だ。環境負荷の軽減や健康増進を目指す自転車活用推進法が17年に施行されたことを踏まえ、回遊性の向上や交通渋滞の緩和などにつなげようと民間事業者と連携するケースが増加している。

 九州では、大分市がNTTドコモの子会社でシェアサイクルを手がけるドコモ・バイクシェア(東京)の協力を得て18年から実証実験を続けており、鹿児島市では市の事業として同社のサービスが導入されている。

 調査会社の富士経済(東京)は今後もシェアサイクルの拡大が進むとみており、35年時点の市場規模が22年の約6倍の553億円に膨らむと予測している。

佐賀県の一部では終了
 一方で、シェアサイクル事業の最大の課題は採算性だ。エリア内で利用回数を増やせなければ、初期投資を回収したり、維持費を賄ったりすることができない。佐賀県の一部では実際、今年1月末でサービスを終了する事業者も出ている。

 利便性を高めたい事業者側は手を打ち始めている。北九州市や熊本県人吉市などでシェアサイクル「ハローサイクリング」を展開するソフトバンク系企業は年内に海外決済アプリとの連携を計画しており、担当者は「訪日客を取り込みたい自治体や観光地のニーズに応えたい」と話す。ほかに、車体に地元企業などの広告を掲出することで収入増を図る事業者もある。

 東大大学院の中村文彦特任教授(都市交通計画)は「自転車で人々の行動範囲が広がれば個人消費などで経済効果が期待できるが、シェアサイクル単体では採算性の確保が難しいのが実情だ。事業者が様々な工夫で収益を改善し、行政側も自転車専用道の整備など利用者が安全に使える環境を整えることが求められる」と指摘している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板