3回も挑戦できた背景には、江原道民の懸命な支援があった。07年の14年五輪招致の際は、冬なのに平昌ではほとんど雪が降らなかった。雪はIOC調査団が仁川国際空港からバスに乗り、平昌へ向かう途中に降り始めた。嶺東高速道路休憩所の女性職員たちは「雪が降っている」と跳ね回りながら涙を流した。滑降競技の会場が建つ旌善郡では、住民の半数がIOC調査団を出迎えた。今年2月に江陵で開催された2018人の「I have a dream(わたしには夢がある)」大合唱は、IOC調査団の脳裏に「夢に向かって突き進む平昌の情熱」を刻みつけた。