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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

2540チバQ:2011/05/13(金) 00:03:30
>>2538
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110512-00000043-mai-int
<国連>「シリアが辞退」…人権理事国の立候補
毎日新聞 5月12日(木)13時22分配信

 【ニューヨーク山科武司】国連のアジア地域グループは11日の会合で、国連人権理事会(本部ジュネーブ)理事国への立候補をシリアが辞退し、代わりにクウェートが立候補する方針を了承した。国内で反政府運動への弾圧を強めるシリアに対して西欧を中心に批判が強まっており、「辞退」で批判をかわす狙いがあると見られる。

 シリアは今月20日に予定される国連総会での選挙を経て11〜13年、理事国を務める予定だったが、14年から3年間、理事国を務める予定のクウェートと協議し、順番を入れ替えた。

 ライス米国連大使は記者団に「自国民を迫害する国を支持しないというアジア地域グループの意思の表れだ」と評価した。

2541チバQ:2011/05/13(金) 22:50:24
>>2490
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011051301001046.html
西ベンガルなどで左派惨敗 印の地方選、政府与党躍進
2011年5月13日 21時19分

 【ニューデリー共同】4〜5月に投票が実施されたインドの4州と1連邦政府直轄地の議会選の開票結果が13日発表され、西ベンガル州とケララ州で政権を握っていた左派政党が惨敗、中央政府与党の国民会議派系が躍進した。インドメディアが報じた。

 国民会議派は、中央政府マンモハン・シン政権の幹部や与党議員らをめぐり相次いで発覚した汚職疑惑やインフレなどの影響で苦戦が予想されたが、有権者は同党が進める産業推進策などを評価。シン政権にとっては2014年の総選挙に向けた好材料となった。

 西ベンガル州では34年続いた共産系政権が終わり、国民会議派系の「草の根会議派」が第1党となった。ケララ州やアッサム州、直轄地ポンディシェリーでは国民会議派系が勝利。タミルナド州では国民会議派とは一線を画す野党系の地域政党が第1党となった。

2542チバQ:2011/05/13(金) 22:59:44
http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY201105130142.html
フィンランドの反EU第3党、新政権への不参加表明2011年5月13日10時47分

 フィンランドで、反欧州連合(EU)姿勢を掲げ、対ポルトガル金融支援などに反対して先月の総選挙で躍進し、去就が注目されていた第3党「真のフィンランド人」が12日、新政権への不参加を表明した。

 同党を除く主な政党はポルトガル支援賛成で合意しており、13日の議会委員会で承認される見通し。EUは16日のユーロ圏財務相会合で全加盟国の承認を経てポルトガル支援を正式に決める。フィンランドは事前の議会承認手続きが必要なため、同党の動向に注目が集まっていた。

 反EU姿勢を掲げる同党は4月の総選挙で議席を6倍以上増やして第3党に躍進。第1党になった国民連合と連立協議をしていたが、ポルトガル支援をめぐる意見の対立が解けず決裂した。ソイニ党首は12日の記者会見で「考え方が違いすぎる」と述べた。(ヘルシンキ=沢村亙)

2543チバQ:2011/05/13(金) 23:08:14
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110513-OYT1T01099.htm
大地震多発地帯、止められぬ「最も危険な原発」


運転開始から30年を超えて操業を続けるアルメニア・メツァモール原発=貞広貴志撮影

 福島第一原発事故を受けて、地震国アルメニアのメツァモール原発が国際的関心を集めている。

 ソ連時代に運転開始し30年を超えた原発は、過去に何度も大地震が起きた危険地帯に位置する。

 「陸の孤島」のエネルギー事情から、原発を止めたくても止められない状況だ。

 首都エレバンから車で西に30分。桃やブドウ畑のかなたに4基の冷却塔が見えてきた。敷地周辺の荒れ野では、羊が草をはむ。牧歌的な風景にとけ込んだ古ぼけた施設が、「世界で最も危険な原発」(米誌)とも呼ばれるメツァモール原発だ。

 1986年のチェルノブイリ事故後、国際社会は繰り返しメツァモール原発の閉鎖を求めてきた。国境から原発まで約15キロ・メートルしか離れていないトルコは「いつ爆発するかわからない原爆」とまで呼び、即時停止を求め始めた。ソ連時代のずさんな操業実態も最近明らかになり、88年の大地震では運転員の多くが逃げ出し、別の原発から人員を急派してしのいだ。

 アルメニア政府は、追加安全策を講じるとともに、より安全な原発を新設し運転中の原発を停止できるよう国際社会に支援を求めている。エネルギー天然資源省のアレグ・ガルスチャン副大臣は「過去最大の地震などあらゆる事態への対応策をとった」と強調する。

 アルメニアが原子力発電を続ける背景には、化石燃料が入ってこない事情がある。領土や歴史問題で対立するアゼルバイジャン、トルコとの国境は封鎖中。グルジアとロシアの対立のとばっちりで北からの資源も確保できない。イランへの過度の資源依存には警戒感が先立つ。四面楚歌(そか)の中、「燃料を空輸すればしばらく補給せずに済む原子力」(ガルスチャン副大臣)に総電力の45%を頼る。

(2011年5月13日21時34分 読売新聞)

2544建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2011/05/15(日) 14:50:46
「ビンラーディン潜伏先に大量ポルノ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110515-00000094-san-int
産経新聞 5月15日(日)7時56分配信
 ロイター通信は13日、現職や元職の米政府高官の話として、米海軍特殊部隊シールズが
国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者の潜伏先から、
大量のポルノビデオを押収していたと報じた。映像はビデオ録画された現代風のもの。(ワシントン 犬塚陽介)

2545チバQ:2011/05/17(火) 21:51:32
http://www.afpbb.com/article/politics/2800433/7214508?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
「全インド恋人党」、愛を阻む壁に挑戦
2011年05月17日 16:44 発信地:チェンナイ/インド

【5月17日 AFP】キューピッドの矢に射止められたハートの中央には愛を象徴するタージマハル(Taj Mahal)廟─35歳のメークアップ・アーティスト、クマル・スリ・スリ(Kumar Sri Sri)氏が党首を務める「全インド恋人党」(All India Lovers Party、ILP)の存在は、政治的な多様性を誇るインド政界にあっても異色だ。

 クマルさんは、カースト(身分階級)や宗教、社会的地位の違いを理由に親に結婚を反対されるカップルをサポートしようと、2008年に同党を結成した。インドでは社会規範から外れた結婚をする者は親から縁を切られたり、最悪の場合には家族の誇りや評判を傷つける者として、親戚による「名誉殺人」の犠牲となることさえある。

 ILPは党の要綱で、家族の支援を受けられない結婚したカップルのために、職場での優遇措置や、無料の住宅や保育サービスの提供を掲げている。

 インド南部タミルナド(Tamil Nadu)州の州都チェンナイ(Chennai)にあるつつましい党本部で取材に応じてくれたクマルさんは、「2014年までに少なくとも10人を議会に送り込むのが私の目標」だと語った。

■映画スター志望から恋人党結成へ

 映画スター志望だったクマルさんは1989年、学校を中退してタミル語映画の一大拠点チェンナイに来た。しかし、映画界へ入り込むにはコネがすべてだった。「村から出る時に、ビッグスターにならなければ、一生帰って来ないと宣言してきたんだ」。ウェイターやビデオショップ店員などを渡り歩き、メークアップ・アーティストのアシスタントの職にたどり着いた。

 同僚だったのが、映画村の仕立て職人の娘だった現在の妻、マンガデヴィ(Mangadevi)さんだった。しかしクマルさんの両親は「20万ルピーとか50万ルピー(約36万〜90万円)といったたくさんの持参金を持って嫁いでくる裕福な家の娘と、僕を結婚させたがっていた」

 結局2人はスリ・スリ氏の両親に告げずに結婚した。「カーストや資産によって結婚を決めたがる家族たちの存在によって、恋人たちが直面する問題に気が付いたんだ。そういう恋人たちのために政党を作りたいって言った時には、みんなに笑われた。けれどこの国には、僕に投票してくれる恋人たちがたくさんいると思う」

 現在ILPには、ポスターを貼ったりパンフレットを配るボランティアが20人ほどいる。党の資金は、メークアップ・アーティストと牛乳配達の2足のわらじを履くクマルさんの持ち出しだ。「毎日、うちの党を支持したいという電話が15〜20件」あり、すでに10万人程度の支持者がいるというが、その数え方は定かでない。

■ゴールインさせたカップルも

 恋人党を立ち上げて数か月後、クマルさんは23歳の女性と36歳の男性のカップルの結婚の手助けをした。男性の父親は誰もがうらやむ政府の鉄道関連の職を持っていたが、女性の父親は貧しい労働者だった。

 男性の父親が2人の結婚に反対したため、ポスターで恋人党の存在を知った女性の父親がクマルさんに助けを求めてきた。

 クマルさんは2人の両親同士を会わせ、2人はまだ若いのだから一生懸命働けばお金の心配はいらない、と男性の両親を説得した。こうして2人は2008年8月に結婚し、恋人党にとって初の成功事例となった。

 一方で、恋人党の掲げる政策は「インドの伝統や文化に反し、この国の家族制度を破壊するものは芽のうちに摘み取らねばならない」と敵対姿勢を鮮明にするヒンズー系の保守派政党も存在する。

 クマルさんの政治的野心が花開くにはまだ時間がかかるだろう。13日に開票されたインド地方議会選の結果でILPの得票はわずか数百票にとどまり、クマルさんは立候補したチェンナイ選挙区で議席を獲得できなかった。

 それでも情熱は薄れない。「全然問題ないよ!今回は初めての立候補。まだこれから何度もある。僕は、愛がなければ何事も成功しないし、愛がなければ何事もできないということだけは確信してるんです」(c)AFP/Ammu Kannampilly

2546チバQ:2011/05/17(火) 21:54:20
>>1771>>2439>>2499
http://www.asahi.com/international/update/0515/TKY201105150155.html
人気歌手から大統領に、ハイチで就任式 議会対策カギ2011年5月15日19時50分
ハイチの首都ポルトープランスで14日、大統領に就任したミシェル・マーテリー氏(前列左)=ロイター
 2010年1月に大地震に見舞われた中米ハイチで14日、人気歌手から政界に転じたミシェル・マーテリー氏(50)が大統領に就任した。プレバル前大統領の下で進まない復興と広がるコレラ禍に、不満を高めてきた若者らから、期待を一身に集めての船出だ。

 AP通信によると、就任式が開かれた首都ポルトープランスの議事堂周辺には、1千人以上の支持者らが集まった。マーテリー氏は就任演説で「手を取り合って協力し、我々がハイチを変え、この国を立て直そう」と結束を呼びかけた。

 だが、議会はなお前大統領派が多数で、道のりは平らかではない。マーテリー氏は国家的和解の意味を込めて、かつて親子2代の独裁体制を敷いたデュバリエ氏、亡命したアリスティド氏、2人の元大統領も就任式に招いたが、いずれも姿を見せなかった。

 マーテリー氏は米マイアミで建設労働者などとして働いた後、1980年代後半から母国で歌手に。10年11月、請われて大統領選に立候補、住宅整備や災害対応可能な軍の構築、子供の教育無償化などを公約に掲げ、人口の大半を占める若者の支持を得て、決選投票の末に当選した。当選後は国内の視察を重ね、閣僚経験者らを招いて議会対策などを練っている。

 ハイチは10年1月の大地震で二十数万人が犠牲になったとされ、今も数十万人がテントで暮らす。10月にはコレラも発生、4500人以上が死亡した。(ロサンゼルス=藤えりか)

2547チバQ:2011/05/17(火) 22:01:28
>>2508-2509
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK890172720110515
WRAPUP2: IMF専務理事が性的暴行容疑で訴追、フランス・IMFに衝撃

 [ニューヨーク/パリ 15日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事(62)が、ニューヨーク市内のホテルで女性従業員に性的暴行を加えようとしたとして、15日までに逮捕・訴追された。
 同専務理事は来年の仏大統領選の有力候補。ユーロ圏債務危機の対応に追われるIMFはトップ不在という異常事態に追い込まれた。


 ニューヨーク市警によると、専務理事はニューヨークのジョン・F・ケネディ空港でパリに向け出発直前のエール・フランス機内にいたところを警察に身柄を拘束された。

 性的暴行を受けたと話しているのはニューヨークのホテルの客室係の女性(32歳)。

 警察のスポークスマンは「ストロスカーン氏は携帯電話を置き忘れており、NY市警は彼が逃亡したと認識した。エール・フランス機に搭乗したことが分かったので、同機から彼を降ろした。現在警察に拘束されて事情聴取を受けている」と述べた。


 事件があったのはタイムズ・スクエア近くのホテル「ソフィテルニューヨーク」。客室係の女性は軽傷を負っており、EMS(緊急医療サービス)によってルーズベルト・ホテルに運ばれ、治療を受けたという。

 宿泊していたのは一泊3000ドルのスイートルーム。IMFによると、ニューヨークは個人的な用事で訪れていたという。

 同専務理事は2007年11月にIMF専務理事に就任。2008年10月には部下の女性と性的関係を持ったとして、この女性や妻、IMFの職員などに対し謝罪していた。

 

 事件を受け、IMFではリプスキー筆頭副専務理事が専務理事代行に就任。ただ、国際経済システムを監視するIMFにとって、トップの逮捕・訴追は大きな汚点となった。

 ストロスカーン専務理事は、来年4月のフランス大統領選挙に野党・社会党から出馬するとみられていた。世論調査でも、再選を目指す現職のサルコジ大統領を大きく引き離していた。

 専務理事は15日にメルケル独首相と会談し、16日のユーロ圏財務相会合に出席する予定だった。

 

 弁護士によると、専務理事は15日中に出廷し、無罪を主張する見通し。
 警察によると、性的暴行容疑は外交特権が適用されず、有罪が確定すれば、15年─20年の禁固刑が科される可能性がある。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、警察は現場となったホテルのスイートルームからDNAを採取した。

 専務理事は、故マイケル・ジャクソンの児童虐待裁判など、ポップスターやスポーツ選手の裁判で辣腕(らつわん)をふるった弁護士ベンジャミン・ブラフマンと契約。著名テレビジャーナリストのアン・シンクレア夫人も「夫の無実を信じて疑わない」との声明を発表した。

 

 専務理事は経済学教授や財務相を歴任。数カ国語を操り、演説や舞台裏での交渉も巧みだった。

 IMFでは、金融危機時の緊急融資のほか、新興国の議決権拡大など広範な改革を実施。

 今回の欧州債務危機でも、アイスランド、ハンガリー、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルの支援策策定で指導力を発揮しており、特に欧州諸国の間に懸念が広がるとみられている。

2548チバQ:2011/05/17(火) 22:03:13
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21142620110517
情報BOX:次期IMF専務理事候補
2011年 05月 17日 14:51 JST
[ベルリン 16日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事が性的暴行容疑で米国で訴追され、退任する可能性が高くなった。
 専務理事職は慣例的に欧州から選出されている。以下は後任候補。

 ◎トルコのケマル・デルビシュ元経済財務担当相:欧州出身者以外から選ばれる場合の有力候補。2001年のトルコ金融危機の際、困難な改革を進め、IMFから多額の救済資金を得た功績で知られる。

 1978年に世銀に入り、96年には副総裁に就任。2001年に閣僚としてトルコに戻る。

 国連開発計画(UNDP)の前総裁で、現在はワシントンのシンクタンク、ブルッキングス研究所で世界経済・開発計画担当ディレクター。

 ◎クリスティーヌ・ラガルド仏経済・財政・産業相。55歳。欧州出身者から選ばれる場合の最有力候補。ただ、過去33年間のうち26年間にわたりフランス人が専務理事の座にあり、ストロスカーン専務理事もフランス人だったことから拒否反応が出る可能性もある。

 ◎南アフリカのトレバー・マニュエル元財務相。55歳。96―2009年に財務相を務め、08年のムベキ大統領辞任後の安定した政権移行に向けて重要な役割果たした。

 ◎メキシコのカルステンス中銀総裁。中銀のチーフエコノミストを経て2010年1月総裁就任。52歳。

 2003―06年にIMF副専務理事、政府の経済政策調整担当者としてメキシコに戻り、その後財務相も務めた。

 世銀は米国出身のゼーリック総裁が務めているため、同じ米州(南北アメリカ)出身者として不利となる可能性がある。

 ◎インドのモンテク・シン・アルワリア大統領顧問。1980年代半ば以降、インドの経済改革で重要な役割を果たす。2004年以降、計画委員会の副委員長を務める。世銀とIMFに勤務経験。ただ67歳と高齢。 

 ◎スタンレー・フィッシャー元IMF筆頭副専務理事(94―2001年)。2005年からイスラエル中銀総裁を務める。経済学者としても知られ、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教鞭をとっていた時には、バーナンキ現連邦準備理事会(FRB)議長の論文助言を行った。

 67歳と高齢であることや、中銀総裁就任時にイスラエル国籍を取得したが、米国のパスポートも保有し、実質的に米国籍も保有しているとみられることが専務理事就任に障害となる可能性。

 ◎パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)兼共同最高投資責任者。52歳。80―90年代にIMFで15年間勤務し、副局長となる。その後ソロモン・スミス・バーニー(その後シティグループ)に務める。

 ニューヨークで、エジプトの外交官とフランス人の間に生まれる。

 欧州債務危機の際に歯に衣着せぬ発言をしており、欧州から嫌われる可能性も。

 ◎ドイツのシュタインブリュック元財務相。64歳。2005―09年のメルケル首相の大連立政権下で社会民主党出身の財務相となる。

 メルケル首相は欧州出身者が好ましいと発言しており、シュタインブリュック氏を推す可能性がある。そうなれば2013年の選挙での政敵を排除することにつながる。

 ◎アクセル・ウェーバー前ドイツ連銀総裁。54歳。政治・外交的配慮をせずに率直に発言する傾向。一流のエコノミストであり、来年シカゴ大学で教鞭をとる方針を公表しているため、政策担当者になるよりも学究の道を選ぶとの見方もある。

 ◎ゴードン・ブラウン前英首相。60歳。しかしキャメロン現首相が先月、「債務否定論者」だとして適任ではないとの見方を示し、インドや中国の台頭により欧州以外から後任を選ぶべきとの見解を示した。

2549チバQ:2011/05/17(火) 22:04:58
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011051702000028.html
ライバル自滅も沈黙 IMF専務理事逮捕で仏大統領
2011年5月17日 朝刊

 【パリ=清水俊郎】来年のフランス大統領選の有力候補とされたストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事(62)が米国で強姦(ごうかん)未遂容疑で逮捕された事件で、サルコジ仏大統領(56)は沈黙を保っている。最強のライバルの自滅となる可能性が高いとはいえ、それが大統領自身の“追い風”になるかは不透明な情勢だからだ。

 「ストロスカーンの問題について、われわれは余計なことを言わないでおこう」。十六日付の仏紙パリジャンは、サルコジ大統領が側近にこう指示したと伝えた。実際にバロワン政府報道官は国営テレビで「推定無罪の原則を尊重する」と慎重な発言に終始。大統領府も与党の右派・国民運動連合も声明を出していない。素早さが身上の大統領にしては珍しい対応だ。

 背景には、高失業率と閣僚の醜聞で20%台前半まで落ち込んだ大統領の支持率がある。リビア空爆など得意の外交面で国際的な主導権を発揮した今春も回復せず、ストロスカーン専務理事ら最大野党の社会党の有力候補だけでなく、極右・国民戦線の女性党首マリーヌ・ルペン氏(42)も下回った。

 ストロスカーン専務理事の失墜も今のところ「極右と中道政党を利するだけ」(社会党幹部)との観測が強い。さらに同専務理事が大統領選に向けて「謀略に巻き込まれた可能性」(ジャック・アタリ元欧州復興開発銀行総裁)も指摘されており、サルコジ大統領は現段階で目立った攻勢に出るべきではないと判断したとみられる。

 一方、社会党は十七日に執行部会を開いて対応を決めるが、左派の仏紙リベラシオンは十六日付の社説で「フランス人は政治家と芸術家の醜聞に寛容だが、今回は普通の愛人騒動ではなく暴力の疑いのあることにショックを受けている」とストロスカーン専務理事を切り捨てた。

2550チバQ:2011/05/17(火) 22:05:52
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21124720110516
仏大統領選有力候補のIMF専務理事逮捕、有権者にも衝撃
2011年 05月 16日 18:35 JST
 [パリ 15日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)の専務理事、ストロスカーン容疑者(62)が、性的暴行の疑いで逮捕・訴追された事件は、同容疑者が来年の仏大統領選に関する各種世論調査で高い支持を得ていただけに、フランスの有権者にも衝撃が広がった。
 最大野党・社会党の有力候補と目されていたストロスカーン容疑者は、米ニューヨーク市内のホテルで、客室係の女性従業員に性的暴行を加えようとしたなどとして逮捕された。

 パリにある同容疑者の自宅近くに住む画家のオディールさんは、「フランスにとって惨めな出来事だ。フランスには知的能力に優れ、プロフェッショナルな男が2人いる。トリシェ(欧州中央銀行総裁)と彼だ。セックススキャンダルでキャリアを台無しにするのは残念だ」と事件の感想を語った。

 同じく同容疑者の自宅近くに住むエリック・モレルさんは、「彼(ストロスカーン容疑者)は世論調査の支持率でトップだった。サルコジ大統領の座を引き継ぐのは彼しかいないと思っていた」と話した。

 ストロスカーン容疑者とサルコジ大統領のライバル関係についての著書を昨年出版したフィリップ・マルティナさんはロイターテレビに対し、「社会党の予備選と大統領選では、もはや彼が歩む道はなくなってしまった」と述べた。

2551チバQ:2011/05/17(火) 22:06:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110516/mds11051608410002-n1.htm
アラブ連盟事務局長にアラビ・エジプト外相 域内外交の要職を死守
2011.5.16 08:39

 【カイロ=大内清】アラブ連盟(本部カイロ)は15日、退任するエジプト出身のアムル・ムーサ事務局長の後任に、同国のアラビ外相を選出した。アラビ氏は最近、パレスチナ主流派ファタハと、イスラエルに敵対するイスラム原理主義組織ハマスとの和解交渉をまとめるなど、イスラエル寄りだった前政権下のエジプトの外交政策を転換し、アラブ世界で評価が高まっていた。

 今回のアラブ連盟事務局長選は、エジプトの元外交官ムスタファ・フィキ氏とカタール出身のアブドルラフマン・アティヤ元湾岸協力会議(GCC)事務局長の一騎打ちになるとみられていた。

 しかし、フィキ氏は2月に退陣したエジプトのムバラク前大統領と近く、同国の民主化勢力から「アラブの顔にふさわしくない」との批判が噴出。このためエジプトは15日になって突如、アラビ氏を候補に指名し、それを受けてカタールがアティヤ氏の立候補を取りやめた。

 「アラブの盟主」を自任するエジプトとしては、フィキ氏に代えて人気のあるアラビ氏を指名することで、域内外交の要であるアラブ連盟事務局長のポストを死守した格好だ。

 退任するムーサ氏は今後、11月に予定されるエジプト大統領選への出馬準備を加速するとみられる。アラビ氏の後任のエジプト外相が誰になるかは不明。

2552チバQ:2011/05/19(木) 00:37:45
http://www.asahi.com/international/update/0518/TKY201105180102.html
「上院に公選制を」英政府が改革案 定数300に2011年5月18日11時59分

 英政府は17日、上院に300議席の定数を設け、その8割を公選制にする改革案を発表した。世襲貴族や首相推薦の一代貴族で構成される今の上院には非民主的との批判が強かったが、改革案にも「(公選制の)下院との摩擦が起きかねない」と「ねじれ」を危惧する見方がある。

 改革案によると、240議席は任期15年で、5年ごとに3分の1ずつ改選。残りの60議席は指名で選ばれる。

 改革案を発表したクレッグ副首相は「(立法院としての)下院優位の原則は変わらない」と強調。「2015年に最初の上院選挙を実施したい」と意気込む。ただ、約800人の現職議員の多くは実現すれば議席を失うため、改革案に否定的。改革推進派からは「いっそ上院を廃止したら」との声もある。(ロンドン=沢村亙)

2553チバQ:2011/05/19(木) 12:56:34
IMF専務理事訴追 加速する後任人事
産経新聞 5月19日(木)7時55分配信

 【ワシントン=柿内公輔】国際通貨基金(IMF)専務理事のストロスカーン容疑者が性的暴行の疑いで訴追されたことで、後任人事をめぐる観測が加速してきた。「指定席」を死守したい欧州に対し、IMFでの発言力拡大を狙うアジアや新興国は人心一新につながる人事を模索。各国の思惑が交錯する背景には、IMFの組織運営をめぐるせめぎ合いがある。

 ストロスカーン容疑者の辞任は不可避の情勢。後継を探る素早い動きを見せるのが、専務理事ポストを独占してきた欧州勢だ。

 同容疑者の逮捕直後の16日、ドイツのメルケル首相は「欧州出身者がトップを維持するのが望ましい」との見解を披露。オランダやスペインからも同様の声が相次ぎ、欧州の信用不安への対処には欧州の指導力が必要との主張も聞かれる。

 「ポスト・ストロスカーン」の本命とみられてきたのが、フランスのラガルド財務相。20カ国・地域(G20)議長国として財務相会合などでの指導力が評価されるが、「容疑者と同じフランス出身者は厳しい」(国際金融筋)との見方があり、シュタインブリュック元独財務相やブラウン前英首相を推す声もある。

 一方、IMFは欧州、世銀は米国の出身者が就く慣習に反発するのがアジアや中南米などの新興国。後任には、トルコのデルビシュ元財務相や、メキシコ出身のグリア経済協力開発機構(OECD)事務総長など複数の候補が取り沙汰されている。

 IMF最大の出資国の米国も、「虎視眈々(たんたん)とトップの座をうかがっている」(国際機関関係者)とされるが、世銀総裁を米国出身のゼーリック氏が務めておりハードルは高い。日本は序列3位の副専務理事ポストを確保してきたが、トップ候補は見あたらない。

 トップ人事をめぐるせめぎ合いには、先進国と新興国の綱引きが影響している。経済成長に見合った待遇を求める新興国に対し、先進国側は発言力に直結する出資割当額の引き上げに応じるなどして、新興国を懐柔してきた。

 しかし、日米欧が依然主導するIMFの組織運営に新興国の不満は根強い。中国外務省は17日、今回の不祥事を受けて「トップの選定における問題が提起された」とし、「公平性や能力の原則に基づくべきだ」とのコメントを発表して、さっそく先進国を牽制(けんせい)した。前代未聞の不祥事は、IMFが抱える構造問題をも浮き彫りにしている。

≪IMF専務理事の主な後任候補≫
 欧州:ラガルド仏財務相、シュタインブリュック元独財務相、ブラウン前英首相、ウェーバー前ドイツ連銀総裁

 新興国:デルビシュ元トルコ財務相、グリアOECD事務総長(メキシコ)、アルワリア・インド国家計画委副委員長、マニュエル元南アフリカ財務相

 米国:サマーズ前米国家経済会議委員長

2554チバQ:2011/05/19(木) 18:27:35
http://www.asahi.com/international/update/0519/TKY201105190249.html
ストロスカーン氏、IMF辞任へ 逮捕・収監で続行困難
2011年5月19日13時36分
 国際通貨基金(IMF)トップのストロスカーン専務理事が18日、辞任を申し出た。滞在先のニューヨーク市で、性的暴行容疑で逮捕され、収監されており、職務続行はできないと判断したものとみられる。今後の焦点は後任人事に移る。

 ストロスカーン専務理事は14日、私的な用事で滞在していたニューヨークのホテルの自室での、ホテルの女性従業員(32)に対する性的暴行容疑などでニューヨーク市警に逮捕されていた。

 16日に、ニューヨークの法廷で保釈を認めるかどうかが審理されたが、国外逃亡のおそれがあるとして、保釈申請は却下され、専務理事業務に戻れる見通しはたっていなかった。

2555チバQ:2011/05/19(木) 19:49:23
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110517-OYT1T00869.htm
逮捕のIMF専務理事、孤島の独房に収容

 【ニューヨーク=柳沢亨之】ニューヨークで女性従業員に性的暴行を加えたとして逮捕された国際通貨基金(IMF)専務理事のドミニク・ストロスカーン容疑者が16日、市内のイーストリバーに浮かぶ孤島、ライカーズ島の拘置所に収容された。米メディアが伝えた。


 金網に囲まれた約1・7平方キロの同島は未決拘置者ら約1万数千人を抱える全米最大規模の収容先となっている。米CNNによると、専務理事が収容されたのは独房で3メートル×4メートルの広さという。

(2011年5月17日19時51分 読売新聞)

2556チバQ:2011/05/19(木) 21:55:35
>>2359
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110519/chn11051921380008-n1.htm
「中パ接近」中国、中央アジアでの存在感拡大狙う?
2011.5.19 21:37 (1/2ページ)
 【北京=矢板明夫】中国を訪問中のパキスタンのギラニ首相は19日、北京で行われた中国とパキスタンの企業家フォーラムに出席し、エネルギー、金融など各分野の中国を代表する企業家らと会談、パキスタンのインフラ整備などで資金援助と技術協力を受けることを確認した。米議会でパキスタンへの援助削減を求める声が高まる中、中国政府は逆にパキスタンを全面的にサポートする姿勢を示しており、中央アジアでの中国の存在感を拡大する狙いがあるとみられる。

 パキスタンと米国の関係をめぐっては、国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者がパキスタン国内で米軍に殺害され、パキスタンが同容疑者の潜伏を支援していたのではないかとの疑念が米国から突きつけられている。ギラニ首相がこの時期に訪中したのは、中国との連携を強化し、国際的孤立を避けたいとの思惑がある。 

 これに対し、中国はパキスタンに全面支援の手を差し伸べた。パキスタン国内で高まっている反米感情を利用して、同国での米国の影響力を減らす好機ととらえているようだ。

 18日に行われた首脳会談で中国の温家宝首相は、「パキスタンの独立と主権、それに領土の保全は尊重されなければならない」と述べ、パキスタン側にビンラーディン容疑者殺害を事前に通告しなかった米軍の作戦を批判、パキスタンを擁護する姿勢を強調した。

 中国人学者の分析によると、米国はビンラーディン容疑者を殺害したことで、中央アジアにおける反テロの戦いが一段落し、今後、パキスタンなど周辺国に対する米国の支援は減少してゆくという。駐アフガニスタン米軍の撤退が本格化するなか、同地域での米国の影響力後退とともに、中国は政治、経済面でパキスタンへの支援をさらに強化している。

 また、パキスタン国内には、中国国内の新疆ウイグル自治区の独立を目指すウイグル族に同情的な部族が多い。パキスタン政府を通じ、これらの部族のウイグル人支援の動きを抑え込むことも中国当局のもう一つの目的だと指摘される。

2557チバQ:2011/05/19(木) 21:56:15
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011051902000189.html?ref=rank
イエメン 調停案交渉物別れ
2011年5月19日 夕刊

 【カイロ=今村実】反政府デモが続くイエメンで、サレハ大統領(69)の一カ月以内の辞任を盛り込んだ湾岸協力会議(GCC)の調停案に関する交渉は十八日、サレハ氏と野党側が最終的な署名方法をめぐって対立し、物別れに終わった。ロイター通信が伝えた。

 野党関係者は同日、サレハ氏が調停案の受け入れに合意したと語っていた。ところが交渉は大詰めの段階で、調停案に署名する野党側の代表者を誰にするかについて、サレハ氏と野党の主張が折り合わなかったという。

 政府関係者は「まだ希望はある」と語ったが、交渉が再開される見通しは不透明だ。

 サレハ氏は、四月にもいったん調停案の受け入れに合意したが、署名を控えた土壇場で一転して拒否。今回は米国も説得に加わり、調停案を修正して交渉が進んだが、またも最終段階で失敗した。

 調停案は、デモの弾圧を続けるサレハ氏の訴追免除が辞任の条件となっており、反政府派は反発している。

2558チバQ:2011/05/19(木) 21:59:41
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110519-OYT1T00160.htm
露大統領、出馬に意欲…でも首相と協議してから

18日、スコルコボで記者会見するメドベージェフ露大統領=ロイター 【モスクワ=寺口亮一】ロシアのメドベージェフ大統領は18日、モスクワ郊外のスコルコボで内外の報道関係者を集めて記者会見を開き、2012年に予定される大統領選について「出馬するなら、これまで私を推してくれた勢力を基盤にしたい」と述べ、間接的表現ながら立候補の意欲を示した。候補者については「近く発表される」と述べるにとどまり、出馬するかどうかは明言を避けた。

 大統領は候補者決定について「政治ショーではない。明確で賢明なシナリオに従い行われなければならない」と述べ、事実上の最高実力者であるプーチン首相と協議して決める道筋を示した。

 対立が指摘される首相との関係について「重要な戦略に関する立場は非常に近い」と述べ、「2頭体制」の不和説を否定した。

(2011年5月19日07時15分 読売新聞)


http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-21184720110519

ロシア大統領、首相との違い示すも再出馬の明言避ける
2011年 05月 19日 11:49 JST
 [スコルコボ(ロシア) 18日 ロイター] ロシアのメドベージェフ大統領は18日、就任以来で最大規模となる記者会見を開き、経済近代化政策や服役中の元石油王ホドルコフスキー氏に対する姿勢などについてプーチン首相との違いに言及した。ただ、両者のどちらが2012年の大統領選に出馬するかについての明言は避けた。
 大統領は「このような決定の発表には、記者会見とは異なる形式が選ばれるだろう」と述べた。ただ、決定はまもなく発表されると約束した。

 2時間以上に及ぶ記者会見は全国に生中継された。会場には800人を超える記者が集まった。

 メドベージェフ大統領とプーチン首相が公の場で対立する場面がみられることから、大統領が再出馬の準備を進めているとの見方が強まっている。

 大統領は会見で、首相とは同志だと語り、不仲説の火消しに努める一方、「これはわれわれがすべての見解で一致していることを意味しない」と述べた。

 また、「誰も永遠には権力の座にとどまれない。このような幻想を抱く人間はたいていひどい結末を迎える」と語り、プーチン首相の批判とも取れる発言を行った。

 大統領は、産業の多様化を進める経済近代化政策について、プーチン氏が描くよりも速いペースで進められるとの見解を示した。

 また、プーチン政権と対立し、2003年に逮捕され、マネーロンダリング(資金洗浄)などの罪で服役中のホドルコフスキー氏について、同氏の釈放は社会にとって「全く危険ではない」と語り、同氏をアル・カポネになぞらえ、「刑務所にいるべき盗賊」と語るプーチン氏との見解の相違を浮き彫りにした。 

 米政府が欧州で展開予定のミサイル防衛計画については、大統領は強硬な姿勢を示し、米国が計画に対するロシアの懸念に耳を傾けない場合にはロシアは核攻撃能力を高めていく、と表明。「これは非常に悪いシナリオだろう。われわれを冷戦時代に逆戻りさせるシナリオだ」と語った。

2559チバQ:2011/05/20(金) 20:42:45
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21208220110520
次期IMFトップ最有力の仏経済相、法的問題が就任妨げも
2011年 05月 20日 11:27 JST
 [パリ 19日 ロイター] 女性への性的暴行容疑で逮捕されたストロスカーン国際通貨基金(IMF)専務理事の辞任を受け、ラガルド仏経済・財政・産業相が後任の最有力候補に浮上しているが、同相をめぐる法的問題が女性初のIMFトップの誕生を妨げる可能性が出ている。
 ラガルド氏をめぐっては、元議員でビジネスマンのベルナール・タピエ氏と政府間の争いを調停に付した手続きの合法性が問題視されており、検察当局はラガルド氏に関する調査を勧告。この問題は最短でも6月前には片付かない見通しだ。

 サルコジ大統領の友人でもあるタピエ氏は、1993年にスポーツ用品メーカー、アディダスの株式を売却した際に、国有銀行だったクレディ・リヨネ(のちにクレディ・アグリコルに買収)が詐欺を働いたとして政府を提訴した。

 ラガルド氏は長期に及ぶ政府とタピエ氏との争いを終わらせるため、法廷での決着を諦め、経済・財政・産業省内の意見に取り合わずに調停委員会に同件を提出。これについて、野党からはラガルド氏の職権乱用と非難する声が上がってた。

 検察当局は、ラガルド氏は調停手続きが合法かどうかの確認を促す勧告を無視し、多額の賠償金決定に対し上訴する勧告も拒否したと主張。

 検察当局は今月10日、タピエ氏への2億8500万ユーロの賠償金支払い決定におけるラガルド氏の関与について全面的な調査を勧告した。 

 特別法廷は6月半ばに、全面調査を命じるかどうか決定するとみられる。

 ラガルド氏は違法行為を否定している。

 ただ、この問題によって、同氏のIMF専務理事への任命が遅れる、あるいは前専務理事の不祥事で傷ついたイメージの回復を図るIMFがラガルド氏を適任と判断しない可能性はある。

 ある仏議会筋は「このような問題の渦中にある人物をIMF専務理事に就任させるとは思えない。タピエ氏の問題がなければ、ラガルド氏は正当な専務理事候補だっただろう」と述べた。

 ラガルド氏は、誰かが自身の評判を落とそうとしていると主張。タピエ氏のとの争いを調停に付す最終決定を下したのは大統領府だったと明らかにした。

2560チバQ:2011/05/20(金) 21:30:05
http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_238900
単純なようで単純でないIMF専務理事後任選び−本物の選挙戦か?
2011年 5月 20日 8:55 JST
 スキャンダルまみれの辞任となった国際通貨基金(IMF)のストロスカーン前専務理事の後任選びは、IMFが第二次世界大戦後の1945年に発足して以来初めて、裏交渉抜きの文字通りの選挙戦となりそうだ。

 それゆえ今回の選出過程はある意味単純だ。選挙で多数を獲得した候補が専務理事になるということだ。

 だがつぶさに見れば、実態はかなり複雑だ。というのも187に上るメンバー国の意思は24人で構成される理事会によって代表される。これら187カ国それぞれが自国経済の世界経済に占める割合にほぼ比例する形で投票権を付与されている。この投票権の比重は時の経過とともに調整されはするが、大戦後しばらくはアジア地域に比べ経済が圧倒的に大きかったヨーロッパにまだ大きく割り振られている。

 現在の割合はヨーロッパが35.6%、アジア・太平洋地域が20.93%、米国は一つの国としては最大の16.8%だ。

 理論上は欧州各国がまとまって、アメリカと組めば意中の人間を誰であれ専務理事にすることができる。これまではIMFのトップはヨーロッパ人でナンバー2がアメリカ人、姉妹機関の世界銀行はトップがアメリカ人というのが暗黙の了解だった。

 しかし、このしきたりは怪しくなりつつある。最近世界経済問題で発言力を増している20カ国・地域(G20)のリーダーたちは、その中には欧米先進国のリーダーも含まれているが、かねてからIMFや世界銀行のトップはあくまで候補者の能力本位で決め、出身国は考慮しないことを宣言している。これがどう影響するか、今のところ不透明だ。これまでのところヨーロッパは専務理事の指定席維持を目指し、フランスのラガルド財務相を推すことでまとまりつつあるかにみえる。

 IMFは新専務理事の選出で各国が合意できる人間を探したいとしている。過去においてはどうにか合意を作り上げてきたものの今回は難しそうだ。

2561チバQ:2011/05/21(土) 09:51:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000035-mai-int
<フランス>大統領選の混迷必至 IMF前トップ起訴で
毎日新聞 5月20日(金)11時8分配信

 【パリ福原直樹】フランス次期大統領選(来年5月)で最有力候補だった国際通貨基金(IMF)前専務理事のストロスカーン被告が強姦(ごうかん)未遂罪などで起訴されたことを受け、同被告の所属する野党第1党・社会党では事実上の「後継者」争いが始まった。事件の性質から同被告の立候補は難しいとの判断からだ。だが、社会党にはストロスカーン被告のように右派のサルコジ大統領を大きくしのぐ候補はおらず、大統領選は混戦になりそうだ。

 事件後、社会党では有力候補としてオブリ第1書記やオランド前第1書記、ロワイヤル元家庭担当相(07年大統領選候補)などの名前が挙がっている。党関係者によると、社会党の有力国会議員数十人は18日、オブリ氏支持で一致。ストロスカーン被告支持者の一部も毎日新聞にオブリ氏支持を表明した。一方、すでに立候補を表明したオランド氏の陣営も活動を続けている。

 だが問題はオブリ、オランド両氏らの支持率だ。ストロスカーン被告は事件前、世論調査でサルコジ大統領を2倍近く引き離し、社会党としてはミッテラン政権(81〜95年)以降、保守に奪われてきた政権を奪取する勢いだった。18日の調査ではオブリ、オランド両氏の支持率はそれぞれ23%とサルコジ大統領と拮抗(きっこう)。19日の別の調査では両氏の支持率は27、29%。大統領の21%をリードしたものの「ストロスカーン不在」は大きな影響を及ぼしている。

 ストロスカーン被告の出馬問題について、社会党内には真相究明まで判断を控えるべきだとの意見が出ていた。だが仏紙は「社会党はサルコジ大統領をしのぐ唯一の候補を失った」(リベラシオン紙)と伝えるなど一斉に政治生命の「終えん」を指摘。社会党は今秋の予備選で統一候補を選ぶが、立候補締め切りは7月上旬に迫っており、早急な対策が迫られている。

 一方、事件が「追い風」になった形のサルコジ大統領側は、フィヨン首相が「もし(暴行の)事実が判明したら弁解はできない」と話すなど、政権として初めてストロスカーン被告の有罪可能性に言及。事件を機に今後、大統領の与党「国民運動連合」や、移民排斥を訴え支持を伸ばす極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首らが攻勢に転じるのは確実だ。

2562チバQ:2011/05/22(日) 15:11:19
http://www.afpbb.com/article/politics/2801605/7246404?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
イエメン野党勢力、湾岸協力会議の調停案に署名 反政府デモの混乱収束へ
2011年05月22日 10:39 発信地:サヌア/イエメン
【5月22日 AFP】イエメンの野党勢力は21日、アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の権力移譲などを内容とする湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council、GCC)の調停案に署名した。

 多くの野党勢力指導者は、22日に発表があるとして、調停案に署名した事実の確認を避けた。ある匿名の野党関係者は、複数の野党指導者が21日に湾岸協力会議のトップおよび米国、英国、EU、アラブ首長国連邦(UAE)の大使と面会したと述べた。

 反政府デモは国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)を助けるクーデターだと野党勢力を非難していたサレハ大統領だが、国家のために調停案を受け入れると表明していた。サレハ大統領が率いる与党・国民全体会議(General People's Congress、GPC)の報道官は、サレハ大統領は22日に調停案に署名すると発表した。

 調停案によればサレハ大統領は署名の30日後に副大統領に権限を移譲する。野党側から選ばれた首相が挙国一致内閣を組閣し、サレハ氏の辞任から60日後に大統領選挙が行われる。議会はサレハ氏とその側近を刑事免責する。

 イエメンでは1月下旬から反体制デモが続き、活動家や医療関係者の報告を総合すると、これまでに治安部隊によるデモ鎮圧によって少なくとも80人が死亡した。

 21日にも首都サヌア(Sanaa)の西にあるホデイダ(Hodeida)で反政府デモを行ったホデイラ大学(Hodeida University)の学生らが治安部隊と衝突し、目撃者と医療関係者によると、学生3人が銃で撃たれて死亡した。(c)AFP/Hammoud Mounassar

2563チバQ:2011/05/22(日) 15:12:42
http://www.afpbb.com/article/politics/2801607/7248341
スペイン各地でデモ、地方選前日も続く 失業・歳出削減に抗議
2011年05月22日 11:48 発信地:マドリード/スペイン
【5月22日 AFP】スペイン各地で前週末の15日に始まった失業と経済危機に抗議するデモは、地方選投票日を翌日に控えた21日も続いた。デモ主催者側は投票日当日の22日に会議を開き、投票日以降のデモ継続を決める方針だという。

 投票前日のデモが禁止されているスペインの選挙管理委員会は19日、週末の21日と22日に予定されているデモは憲法で保障されたデモの権利を逸脱するもので違法だと宣言したが、不動産バブルがはじけた2008年以降では最大規模となったデモを止めることはできなかった。

 2011年第1四半期のスペインの失業率は、先進工業国で最悪の21.19%に上昇した。2月の25歳未満の失業率は44.6%に達した。

 厳しい雇用情勢と歳出削減を受け、世論調査ではホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ(Jose Luis Rodriguez Zapatero)首相率いる与党・社会労働党が大敗する情勢で、与党が強いバルセロナ(Barcelona)、セビリア(Seville)、カスティーリャ・ラ・マンチャ(Castilla-La Mancha)州での与党敗北も予想されている。(c)AFP/Denholm Barnetson

2564チバQ:2011/05/22(日) 15:15:53
http://www.afpbb.com/article/politics/2801041/7232376
クウェート議会で殴り合い大げんか
2011年05月19日 11:58 発信地:クウェート

クウェート議会で18日、テロ容疑者の処遇をめぐってイスラム教シーア派とスンニ派の議員らが殴り合いの大げんかを繰り広げ、月末まで議会が休会となる騒動があった。

クウェート国民議会ではこの日、キューバ・グアンタナモ(Guantanamo)米海軍基地の施設に収容されているクウェート人容疑者2人の釈放を米国が拒否していることについて議論していた。しかし議論が白熱するなか、1人のシーア派議員が容疑者2人を「アルカイダの戦闘員」と呼んだことに、スンニ派議員らが激高。「アルカイダについてではなく、グアンタナモ収容者についての議論だ」と反論し、シーア派2議員、スンニ派4議員を巻き込んだ大げんかに発展した。

クウェートでは最近、シーア派とスンニ派の対立が激化しつつある(2011年5月18日撮影)。(c)AFP/YASSER AL-ZAYYAT

2565チバQ:2011/05/23(月) 12:40:46
http://www.afpbb.com/article/politics/2801743/7243000
湾岸協力会議がイエメン仲介を停止、大統領の署名拒否をうけ
2011年05月23日 09:40 発信地:リヤド/サウジアラビア
【5月23日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)など中東6か国で構成される湾岸協力会議(Gulf Cooperation Council、GCC)は22日、サウジアラビアのリヤド(Riyadh)で開いたイエメン情勢を協議する外相会議で、イエメン与野党間の仲介を一時停止を決定した。

 アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の権力移譲などが盛り込まれた調停案への署名を、サレハ大統領が同日、拒否したため、仲介に向けて「好ましい状況にない」と判断したという。野党勢力側は前日、調停案に署名していた。

 その一方で、湾岸協力会議は、調停案は「現状を乗り越える最適な方法だ」と述べ、最終的にはサレハ大統領が署名に応じるとの期待を示した。(c)AFP

2566チバQ:2011/05/23(月) 12:41:39
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY201105230061.html
スペイン統一地方選で与党が大敗 財政緊縮策に不満噴出
2011年5月23日10時22分
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マドリード中心部のプエルタ・デル・ソル広場は22日、二大政党や経済政策に抗議する市民に占拠された=AP
 スペインの統一地方選は22日投開票され、右派の最大野党の国民党が、サパテロ首相率いる左派の社会労働党を得票率で大幅に上回り、来年3月の総選挙に向け弾みをつけた。政府の財政緊縮策に対し国民の不満が噴き出した。ただ、長引く不況で失職した若年層を中心に、二大政党への批判も急速に高まっている。

 AFP通信によると、全国の8千超の市議選の結果を集計した得票率は、国民党が約37%で社会労働党の約27%を引き離した。国民党は首都マドリードで圧勝した一方、南部アンダルシア州のセビリアをはじめ、社会労働党が伝統的に強い選挙区でも勝利した。

 サパテロ氏は22日の記者会見で「多くの国民が経済危機で苦しんでいることを理解する」と敗北を認めたが、「改革を続ける」として総選挙の前倒しはしない考えを示した。

2567チバQ:2011/05/23(月) 12:42:33
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aPQjO8.fU.WM
メルケル独首相率いる与党、ブレーメン州で第3党に後退−SPD勝利
 5月22日(ブルームバーグ):ドイツのメルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)はブレーメン州での州議会選挙で第3党に後退した。最大野党の社会民主党(SPD)が再び勝利した今回の選挙について、CDUは欧州債務危機への対応を余儀なくされた結果だとの見解を示した。

  テレビのZDFが22日報じた出口調査によると、SPDの得票率は38%で、64年にわたるブレーメン州での支配力を強固にした。緑の党は23%で第2党。緑の党は過去4年にわたりSPDと連立を組んでいる。メルケル首相率いるCDUの得票率は21.5%と、1959年以降で最悪の結果となった。ドイツで最も小さい州であるブレーメンには自動車輸出の拠点であるブレーマーハーフェン港などがある。

  ドイツの失業率は19年ぶりの低水準となり、昨年に続き今年も3%の経済成長が見込まれているものの、今年行われた5回の州選挙は全て、CDUが支持を失っていることを示す結果となった。メルケル首相は福島第一原子力発電所の事故後、従来の原発推進政策からの転換を図る方針を示しているが、有権者を納得させるには至っていない。また、危機的状況が1年余り続くユーロ圏高債務国への支援継続の必要性についても有権者の理解を得にくい状況だ。

2568チバQ:2011/05/23(月) 22:59:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110523-00000101-mai-int
<スペイン>地方選で与党・社会労働党が大敗 右派が伸びる
毎日新聞 5月23日(月)20時27分配信

 【パリ福原直樹】スペインは22日、地方選の投開票を行い、サパテロ首相の中道左派の与党・社会労働党が、野党第1党の中道右派・国民党に歴史的大敗を喫した。23日に確定した結果では、社会労働党の得票率は約28%で、約38%の国民党に10ポイントも引き離され、多くの地域で政治的主導権を奪われた。

 08年以降、深刻な経済危機に悩む同国では、サパテロ政権が緊縮財政策を取ったが効果がなく、25歳以下の失業率が約45%に到達。15日以降、数万人の若者が全国で座り込み運動を続けるなど、若年層を中心に政治不信がまん延していた。

 同地方選は、全国のほぼ各地域で行われ、約8000の市長や約7万人の地方議会議員を選んだ。サパテロ首相は22日夜、大敗を認めたが、来春の任期まで首相にとどまる意思を表明した

2569チバQ:2011/05/23(月) 23:11:20
>>2567
http://www.asahi.com/international/update/0523/TKY201105230387.html
ドイツ緑の党、また躍進 ブレーメン州で第2党に2011年5月23日21時23分
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. ドイツ北部ブレーメン州で22日、州議会選挙があった。「脱原発」の追い風に乗る緑の党が、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)を初めて得票率で上回り、第2党になる見通し。第1党は社会民主党(SPD)。同州で連立を組むSPDと緑の党の政権枠組みが維持される。

 23日昼の州選管の推計によると、緑の党の得票率は22.6%で、前回より6.1ポイント伸ばした。CDUは5.3ポイント減の20.3%。SPDは1.8ポイント増の38.5%。メルケル政権の連立与党・自由民主党は2.5%で、議席獲得に必要な5%に達しなかった。
.

2570チバQ:2011/05/23(月) 23:13:58
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052301000238.html
ホンジュラス、米州機構復帰へ 追放セラヤ氏と和解
2011年5月23日 10時43分

 【ロサンゼルス共同】2009年のホンジュラスのクーデターで大統領を解任されたセラヤ氏と、同国のロボ大統領が22日、コロンビア北部カルタヘナで会談し、セラヤ氏の帰国などを認める合意文書に署名した。

 署名にはコロンビアのサントス大統領と、ベネズエラのマドゥロ外相が証人として同席。この和解により、ホンジュラスは近く、参加資格を停止されている米州機構(OAS)への復帰が認められる見込みとなった。AP通信などが伝えた。

 クーデターを強く非難してきたベネズエラの反米左翼チャベス大統領は「この合意を覆そうとする勢力もまだ存在する」として、合意順守を監視する考えを強調した。

 合意では、ホンジュラス政府がセラヤ氏や支持勢力に対する迫害をせず、今後の選挙に参加させることを約束。6月5〜7日にエルサルバドルで開かれるOAS総会で、ホンジュラス復帰が正式に認められる見通し。

 セラヤ氏は05年の当選後、ベネズエラの影響を受け左傾化。これを警戒する勢力の後押しで09年6月、軍がセラヤ氏を国外へ追放した。その後、セラヤ氏の本来の任期満了に合わせて大統領選が行われ、10年1月にロボ大統領が就任した。

2571チバQ:2011/05/23(月) 23:19:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110523/asi11052301070000-n1.htm
セーシェル大統領選、現職が3期目当選
2011.5.23 01:05
 ロイター通信などによると、インド洋の島国セーシェルで19〜21日に大統領選の投票が行われ、選挙管理委員会は22日、現職のジェームズ・ミシェル大統領(66)が当選したと発表した。3期目となる。任期は5年。

 選管によると、大統領選には4人が立候補し、ミシェル氏は約55%を得票した。有権者は約5万8000人で、投票率は約83%だった。

 ミシェル氏は2004年、ルネ前大統領の任期途中の引退に伴い、副大統領から大統領に就任、06年に再選されていた。

 セーシェルは観光業が主産業。AP通信などによると、4月に結婚式を挙げた英国のウィリアム王子とキャサリン妃が今月、新婚旅行で訪れた。(共同)

2572チバQ:2011/05/24(火) 22:15:53
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052401000054.html
部族勢力と治安部隊衝突 イエメン、仲介拒否で混乱
2011年5月24日 06時10分

 【カイロ共同】サレハ大統領の辞任を求める反政府デモが続くイエメンの首都サヌア郊外で23日、反体制派に転じた部族勢力と治安部隊が武力衝突、AP通信によると自動小銃や戦車、迫撃砲まで用いられた戦闘で部族民ら少なくとも6人が死亡、約40人が負傷した。

 イエメンでは22日、サレハ大統領が混乱収拾に向けた湾岸協力会議(GCC)の仲介案への署名に対し、3度目の拒否をしたばかり。サレハ氏辞任への道筋が遠のいたことで反体制派の不満は高まっており、イエメン情勢はさらなる混乱が予想される。

 APなどによると、戦闘は3月に反体制派に転じた有力部族指導者の自宅近くで発生。付近のイエメン航空の建物が燃えたほか、内務省庁舎からも煙が上がった。国営サバ通信ビルの一部も破壊されたという。

 在イエメン米国大使館は23日、治安悪化を理由として領事部門の一時閉鎖を決めた。

 サレハ氏が署名を拒否する前の22日夕には、サヌアで大統領支持派数百人が署名に反対してデモ。武装した支持派が、仲介役が滞在するアラブ首長国連邦(UAE)大使館を一時包囲する事件も起きた。

2573チバQ:2011/05/24(火) 22:21:46
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21263220110524
仏大統領選、ストロスカーン被告脱落でもサルコジ大統領の苦戦続く
2011年 05月 24日 15:32 JST
[パリ 24日 ロイター] 調査機関BVAが実施した世論調査によると、2012年のフランス大統領選挙で野党社会党の有力候補になるとみられていたストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が強姦未遂罪などで起訴され、候補から脱落したにもかかわらず、サルコジ大統領は再選が厳しい状況が続いている。

 社会党の大統領候補としては、ストロスカーン被告に代わり、オランド元第1書記かオブリ第1書記が有力視されている。

 ストロスカーン被告の逮捕から約1週間後に当たる20─21日に実施された調査によると、オランド元第1書記が社会党の大統領候補に選ばれた場合、第1回投票で得票率27%を獲得し、サルコジ大統領の21%を上回る見通し。

 オブリ第1書記が選ばれた場合も同24%を獲得し、やはりサルコジ大統領の22%を制するとみられている。

 第2回投票については、オランド元第1書記の場合は62%を獲得し、サルコジ大統領の38%に勝利する見込み。

 オブリ第1書記が候補となった場合も、59%を獲得してサルコジ大統領の41%を制する見通しとなった。

 大統領選は、2012年4月22日に第1回投票、5月6日に決選投票が行われる予定。

2574チバQ:2011/05/25(水) 21:51:37
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110525/mds11052521270007-n1.htm
イエメン38人死亡 政権と最大部族の戦闘続く
2011.5.25 21:25 (1/2ページ)

【カイロ=大内清】反政府デモが続くイエメンの首都サヌアで発生したサレハ大統領側と、反サレハ派の最大部族ハシド族との戦闘は25日も続き、同日までに双方に少なくとも計38人の死者が出る事態となった。サレハ氏は同日、「(反サレハ派との)対話の枠組みの中で権力移行の用意がある」と表明する一方、「今回の危機は国内問題」だとして近隣諸国や国連安全保障理事会の介入を拒否、国際社会からの退陣圧力には屈しない姿勢を示した。

 現地からの報道によると、ハシド族側は25日、国営通信社の建物を包囲。戦闘が長引けば、他の部族なども巻き込んだ内戦状態に陥る懸念も強まっている。

 これまで武器使用を控えてきたハシド族側が今回、政権側との戦闘に踏み切ったのは、政権側が部族側に挑発とも受け取れる攻撃を始めたためだ。サレハ氏は22日には、1カ月以内の退陣などを柱とする湾岸協力会議(GCC)主導の仲介案も拒否している。

 サレハ氏が強気の態度を崩さないのは、地域の不安定化を懸念するGCCや米欧諸国の足元を見透かしているからだ。サレハ氏は、部族同士の利害が複雑に絡み合う部族社会のイエメンを曲がりなりにもまとめてきた自分が退陣すれば、「権力の空白」が生じて、情勢が一気に流動化しかねないとみている。

 この危機感を煽るように、サレハ氏は2月のデモ発生以来、「いま退陣すれば内戦状態になる」との警告を繰り返してきた。

 またサレハ氏は軍などの要職に一族を配置しており、不本意な形で退陣を余儀なくされればこれらの勢力が“暴発”する可能性もある。GCCが、デモ隊からの反対にもかかわらず仲介案に訴追免除条項を盛り込みサレハ氏に配慮を示しているのはこのためだ。

 エジプト政府系シンクタンクの湾岸専門家は「サレハ氏は自ら危機を演出し自身を排除しづらい環境を作ろうとしている」と指摘。ロンドン発行の汎アラブ紙クドゥスルアラビー(電子版)は24日付で、「サレハ氏は危険な賭けに出ている」と論評している。

2575チバQ:2011/05/27(金) 00:34:16
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110526-OYT1T00914.htm
エジプト、ガザ境界全面開放…独自外交色強める
 【カイロ=田尾茂樹、テヘラン=五十嵐弘一】エジプト政府は25日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザとの境界にあるラファ検問所を28日に開放すると発表した。


 検問所はハマスがガザを武力制圧した2007年にエジプトが閉鎖し、人道目的などを除き往来できなかった。今回の決定は親米ムバラク政権崩壊後、エジプトが対外政策で独自色を強める動きの一つとして注目される。

 政府系の中東通信によると、エジプト政府は今回の決定を、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとハマスによるパレスチナ自治区の「分断を終わらせ和解を達成する一環」と位置づけた。エジプトは両者の和解協議を仲介し、4月末には合意に導いていた。

(2011年5月26日21時17分 読売新聞)

2576チバQ:2011/05/27(金) 21:55:53
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2802743/7266998
名は体を表す?ナイジェリアの風変わりな命名作法
2011年05月27日 18:17 発信地:ラゴス/ナイジェリア

【5月27日 AFP】ナイジェリアでは29日にグッドラック・ジョナサン(Goodluck Jonathan)大統領(53)の就任式が行われ、4月の大統領選挙後の混乱と政治の空白にようやく終止符が打たれるが、これを期に、あまり知られていない同国の文化的側面にも注目が集まるかもしれない。

 それは、英語由来であれ現地語由来であれ、ナイジェリア人の名前には何がしかの「物語」が秘められているということだ。それぞれの名前に意味があり、子どもはやがて名付けた通りの人物に育つと信じられているのだ。

 赤ちゃんの命名式は、多くの地域で盛大に祝われる。そこでは山ほどの食事や飲み物と一緒に、「ゴッズウィル(神の意志)」「ゴッズパワー(神の力)」「ゴッズギフト(神の贈り物)」といった宗教的なものから「ブラウン・クエスチョン(茶色い質問)」などの風変わりなものまで、さまざまな名前がお披露目される。

■「幸運」の名を体現する大統領

「グッドラック(幸運)」の名を持つジョナサン大統領も、名前を「地で行っている」1人だ。カヌー大工だった大統領の父親は生前、「あの子が産まれたとき、生活は苦しかったが、この子がわたしに幸運をもたらしてくれると感じたので、グッドラックと名付けたんだ」と説明していた。また、母親は、難産をたくさん経験してきたのに大統領のときだけはするりと産まれてきたというエピソードを語ったことがある。

 しかも、動物学者から政治家に転向した大統領は実際、「他に適任者がいないから」という理由で政治の階段を一段ずつ昇ってきた。

 2005年、故郷の南部バイエルサ(Bayelsa)州で副知事を務めていた際、知事が資金洗浄罪で弾劾されたため、後任知事に昇格。その数年後の大統領選では、南北の権力バランスを考慮した北部出身のウマル・ムサ・ヤラドゥア(Umaru Musa Yar'Adua)大統領候補から、南部出の副大統領候補として白羽の矢が立った。内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」が公開した米外交公文によれば当時、ジョナサン氏自身、自分が副大統領にふさわしい経験を有しているとは言い難いと発言していた。

 この選挙で当選したヤラドゥア大統領が2010年に死去すると、規定によりジョナサン氏は大統領に就任。そして今年4月に行われた大統領選で、ジョナサン氏は現職の強みで圧勝したのだ。

■「道の途中」や曜日など、さまざまな命名の作法

 子どもの名前には、生まれた状況、文化や宗教観、親の期待、そして哲学が反映されている。

 面白い名付けの例としては、現地語で「うるさい場所」というのがある。騒々しい環境で生まれたのだろう。「道の途中」という名前の子は、おそらく産院に駆け付ける途中で産まれたに違いない。家族間の確執が激しい両親の間に生まれた子どもには、「家族に愛されない」という名前が付けられることも。
 
 英語バージョンも豊富だ。「ブラウン・クエスチョン」という名前の政府役人の名付け親は、土地所有権をめぐる仲裁役を務めていた祖父だった。質問することが仲裁役の仕事の基本だったからだ。クエスチョンさんは、名前のことでからかわれたことが何度かあるという。

 イスラム教徒が多い北部では、名前の大半がコーランの字句に由来している。だが、姓が故郷の街の名前である場合もある。シェフ・シャガリ(Shehu Shagari)元大統領は、シャガリ町の出身だ。

 南東部のイボ(Igbo)人、そして南西部のヨルバ(Yoruba)人のコミュニティーでは、しばしば、生まれた日の「曜日」が名前となる。

 したがって、あなたがナイジェリアを訪れたら、こんなことが起きるかもしれない。土曜日の夜に、サンデーさんとマンデーさんと連れ立って、グサウ出身のグサウ氏の元へ遊びに行く。そこで、もしグッドラックさんとゴッズウィルさんに出会うことができたら、こっちのものだ。(c)AFP/Susan Njanji

2577チバQ:2011/05/27(金) 21:57:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110527/amr11052713100010-n1.htm
ケイコ・フジモリ氏 父娘大統領へ勢い止まらない
2011.5.27 13:09 (1/2ページ)

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勢いに乗るケイコ・フジモリ氏は36歳の誕生日でもある25日、ペルー北西部のカハマルカで選挙カーに乗って遊説。熱烈な支持者の歓呼に迎えられた(AP)

ウマラ氏に4〜8ポイント差


 6月5日の決選投票が迫るペルー大統領選は、服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)が各種世論調査で対立候補の左派の元陸軍中佐オジャンタ・ウマラ氏(48)をリード、世界で初めて日系人父娘が2代にわたって大統領になる可能性が高まっている。一方、逆転を狙うウマラ氏は、選挙戦最終盤での異例の外遊という捨て身の戦術を計画。25日にはケイコ氏の米国人の義父が、2000年にニューヨークで経営する会社の脱税を指摘され、有罪判決を受けていたことが判明し、ケイコ氏が土壇場で足元をすくわれる可能性も残っている。

 4月10日に行われた第1回投票での得票率は、1位のウマラ氏が31.6%、2位のケイコ氏が23.5%で、ウマラ氏が約8ポイントリードしていた。ともに貧困層を主な支持基盤にすることから、中間層や白人富裕層からの支持は薄く、昨年ノーベル文学賞を受賞したペルー出身の作家マリオ・バルガス・リョサ氏(75)は「エイズか末期ガン患者の二者択一に等しい」などと問題発言で決選投票を酷評。新聞紙上で論議が巻き起こる一幕もあった。


「父恩赦せず」に好感


 支持率でケイコ氏が優位に立ったのは、今月に入ってからだった。「父は無実だと信じているが、法には従う。大統領に当選しても父に恩赦は出さない」「父の治世の強権政治は残念なことだった」「汚職の追及は徹底して行う」などとインタビューで表明。これに好感した中間層の支持を取り込むことに成功したためだ。

 対するウマラ氏は、資源ナショナリズム的な発言やベネズエラの反米左翼の急先鋒ウゴ・チャベス大統領(56)との緊密な関係が嫌われ、今月後半以降の各種世論調査では4〜8ポイントのリードをケイコ氏に許している。


義父の脱税判明も


 現状を打破しようと、ウマラ氏は25日、ブラジルの中道左派ジルマ・ルセフ大統領(63)やルイス・イナシオ・ルラ前大統領(65)と面会するためブラジルを訪問すると表明した。貧困から身を起こして大統領になり、経済発展を軌道に乗せたルラ氏らの人気はペルーでも高く、関係をアピールし、逆転を狙う作戦だ。

 また、AP通信は25日、ケイコ氏の夫マーク・ビラネラ氏(34)の父が2000年6月、1992年に3万6400ドル(約300万円)の収入を申告せず約1万1000ドルを脱税したとして、罰金5000ドルなどの判決を受けていたと報じた。これに対してケイコ氏は事実関係を認めた上で、「すでに裁きを受けた古い話なのに、ウマラ氏陣営がリークして仕掛けた“汚い戦争”だ」と批判した。ケイコ氏は米国留学中に夫と知り合い04年に結婚、2人の女児がいる。

 ケイコ氏勝利の流れができつつあるが、どちらに投票するか決めかねている中間層や富裕層は多く、最終盤での一つのミスが命取りになる可能性はゼロではない。(SANKEI EXPRESS)

2578チバQ:2011/05/27(金) 22:15:34
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052701000687.html
「内戦」の懸念、現実味 イエメン最大部族が戦闘
2011年5月27日 17時23分

 26日、イエメンの首都サヌアで、サレハ大統領の辞任を求める看板を掲げる反政府デモの参加者(ロイター=共同)


 【カイロ共同】サレハ大統領の辞任を求める反政府デモが続くイエメンで、反体制派で同国最大の部族連合ハシド族が政府軍や治安部隊と本格的な戦闘を展開、イエメンが内戦状態に陥る懸念が現実味を帯びてきた。

 サレハ氏はあくまで辞任を拒否。隣国サウジアラビアなど湾岸協力会議(GCC)による仲介努力も行き詰まり、情勢は深刻さを増している。

 ハシド族との戦闘は23日以降継続。現時点では首都サヌアに限られているが、4日間だけで死者は110人に迫る勢い。1月のデモ発生から23日までの約150人に比べると激増している。

 ハシド族はサレハ氏の支持基盤で当初はデモ隊と政府側との仲介役を務めていたが、政府軍がデモ隊への発砲を始めたことで3月に反体制派に転じた。

 政府軍側がハシド族の指導者サデク・アハマル氏宅を攻撃。ハシド族らは、政府庁舎を攻撃、国営通信社ビルを制圧するなどして戦闘が一気に拡大し、政府はアハマル氏らの逮捕状を出した。

 イエメンでは部族の影響力が大きい。自前の武装集団を持ち、兵士や治安部隊にも多数の出身者を抱えるハシド族の戦闘参加は「サレハ氏に辞任を迫る最大の好機」との見方がある。

 一方、国際テロ組織アルカイダ系勢力「アラビア半島のアルカイダ」が活動しており、アハマル氏は「イエメンがアルカイダの聖域となるのを防ぎ、混乱を収拾できるのは自分だと強調するため、サレハ氏が意図的に国を内戦に引き込もうとしている」と批判している。

2579チバQ:2011/05/27(金) 22:16:19
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2802744/7268848?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
イエメン大統領、対立部族トップの拘束を命令 首都で戦闘続く
2011年05月27日 16:08 発信地:サヌア/イエメン

【5月27日 AFP】アリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領の辞任を求めるデモをめぐる混乱が、政府治安部隊と最大部族ハシド(Hashid)の勢力との武力衝突に発展したイエメンの首都サヌア(Sanaa)では、26日も市街地で激しい戦闘が続いた。

 国防省によると、サレハ大統領は26日、ハシドの長で「内戦を引き起こそうとしている」とサレハ大統領を非難しているサーディク・アフマル(Sadiq al-Ahmar)師と、兄弟9人の身柄拘束を命じた。国防省系ニュースサイト26sep.netによると、「武力による反乱の罪で裁く」という。

 アフマル師によると、25日夜〜26日朝にかけて少なくとも24人が死亡した。一方、国防省系ウェブサイトは、ハシドと敵対する部族の武器庫が爆発して28人が死亡したと発表したが、爆発があった地域に展開しているハシド勢力の幹部は、その地域に武器庫は存在しないと反論している。AFPではいずれの情報も事実確認できていない。

 また、国営サバ通信(Saba)は、25日の衝突で女性1人を含む民間人6人が死亡したと伝えた。

 戦闘の激化を受け、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は両勢力に武力の停止を要請。また、米国は可能な大使館員に出国命令を出し、英国も一時的に大使館員の数を減らした。(c)AFP/Jamal al-Jaberi

2580チバQ:2011/05/29(日) 09:31:45
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052801000954.html
ケイコ氏の優位変わらず ペルー大統領選まで1週間
2011年5月29日 01時35分

 26日、リマで選挙活動中のケイコ・フジモリ氏(AP=共同)


 【リマ共同】6月5日のペルー大統領選決選投票まで29日で1週間。フジモリ元大統領=服役中=の長女ケイコ・フジモリ氏(36)が選挙戦中盤に対立候補の左派ウマラ氏(48)を各世論調査で逆転した後リードを保ち、優位な情勢が続く。父娘2代の日系人大統領誕生の機運が高まっている。

 ケイコ氏が当選すれば、ペルー史上初の女性大統領となる。

 ウマラ氏は、企業国有化を推進するベネズエラの反米左翼チャベス大統領との緊密な関係が疑われて、選挙戦中盤以降支持が伸び悩み、5月中旬に実施された各世論調査ではケイコ氏がウマラ氏を0・6〜7ポイントリード。貧困層が多い地方では人気を分け合うが、左傾化を嫌う都市部の富裕層の大半はケイコ氏に投票する動向となっている。

 逆転を狙うウマラ氏はチャベス氏との「距離」を示すため、ブラジルの経済成長を軌道に乗せペルーでも人気の高いルラ前大統領型の経済政策を取る姿勢を繰り返し強調。25日にブラジルでルラ氏らと面会すると発表したが断られたとみられ、直前に訪問を中止、作戦が裏目に出た形となった。

 一方でケイコ氏当選によりフジモリ政権下で行われた反体制派弾圧や報道規制などの強権政治が復活するとの国民の懸念は強く、選挙戦終盤になって国内各地で反フジモリ派のデモが活発化しており、結果は依然予断を許さない状況。

2581チバQ:2011/05/29(日) 19:15:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011052901000553.html
伊地方選、決選投票始まる 首相地盤の市長選に注目
2011年5月29日 19時01分

 【ローマ共同】イタリア地方選は29日、今月15、16日の第1回投票で得票率が過半数に達した候補がいなかった県や市の首長選の決選投票が始まった。ベルルスコーニ首相の出身地で政治基盤の北部ミラノ市長選で、首相派の現職が勝利できるかどうかに注目が集まっている。

 投票は2日間にわたり実施され、30日に即日開票される。大勢判明は30日夜(日本時間31日早朝)以降の見込み。

 決選投票が行われたのは、内務省が選挙を管理する5県と81市のほか、自治権を持つ特別州内の県や市。

 ミラノ市長選は第1回投票で政権与党の中道右派連合系が推す現職が野党中道左派系の候補に得票率で約6ポイントの差をつけられた。ミラノでは1997年からベルルスコーニ氏率いる政党出身の市長が続いており、敗北すれば首相への大打撃となる。

 処理場不足で大量のごみが路上に放置される問題がたびたび起きている南部ナポリの市長選では、第1回投票で首位だった中道右派連合系候補に中道左派系候補が挑み、予断を許さない情勢だ。

2582チバQ:2011/05/29(日) 19:16:32
http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY201105290127.html
フェイスブックに8千人「ごめんなさい」 伊首相失言で2011年5月29日17時0分

 オバマ大統領、ごめんなさい――。インターネットの交流サイト「フェイスブック」のオバマ米大統領のページに、8千人以上のイタリア人が同じ文面の謝罪文を書き込んでいる。27日閉幕した主要国首脳会議(G8サミット)でのベルルスコーニ首相の「失言」が原因だ。

 イタリアのANSA通信によると、首相はフランス北部ドービルで26日に行われた首脳会合でオバマ氏に近づき、「イタリアは左翼の裁判官による『独裁』だ」と話しかけた。オバマ氏は困惑したとみられ、言葉少なにポーカーフェースを続けたという。

 少女買春や脱税などの裁判を抱える首相は、毎週のように出廷をせまられ、不満が相当たまっているとみられる。記者会見では「イタリアの状況を説明するのは私の義務。選挙で選ばれた人間の邪魔をする裁判官たちは許容の限度を超えている」と発言。レプブリカ紙は「大変情けない。国に泥を塗った」との社説を掲げた。(ローマ=前川浩之)

2583チバQ:2011/05/29(日) 19:21:30
>>887>>959>>968
>>1016-1017>>1019>>1024>>2570
http://www.afpbb.com/article/politics/2802936/7277206
ホンジュラス、セラヤ元大統領が帰国 支持者の大歓迎を受ける
2011年05月29日 12:59 発信地:テグシガルパ/ホンジュラス

【5月29日 AFP】2009年6月のクーデターで大統領の座を追われたホンジュラスのホセ・マヌエル・セラヤ(Jose Manuel Zelaya)氏(58)が28日、ほぼ2年ぶりにホンジュラスの首都テグシガルパ(Tegucigalpa)に戻り、大勢の支持者から熱烈な歓迎を受けた。

 妻と側近を伴ってベネズエラの飛行機でニカラグアの首都マナグア(Managua)からテグシガルパの空港に到着したセラヤ氏は、トレードマークの白いカウボーイハット姿で飛行機を降りると、その足で大勢の支持者が待つ空港近くの広場に向かった。

 クーデターによってホンジュラスは外交的に孤立していたが、前週、ポルフィリオ・ロボ(Porfirio Lobo)現大統領とセラヤ氏はコロンビアで、南米7か国が仲介した和解協定に署名していた。

 ロボ大統領とセラヤ氏は近くホンジュラスの大統領府で、米州機構(Organization of American States、OAS)のホセ・ミゲル・インスルサ(Jose Miguel Insulza)事務総長、コロンビアのマリア・アンヘラ・オルギン(Maria Angela Holguin)外相を交えて会談する。

 セラヤ氏は2006年1月の大統領選挙で当選。元々は保守的な牧場経営者だったセラヤ氏だが、就任後は左派的な傾向を強めた。憲法改正のための国民投票を実施しようとしたところ、大統領再選を目指す動きととして与野党から批判を受け、クーデターにつながった。クーデター後の暫定政権は大統領選挙を行い、2010年1月にロボ大統領が就任した。

 帰国したセラヤ氏は、クーデター後に組織された全国国民抵抗戦線(FNRP)を率いる。幅広い人気を誇るセラヤ氏だが、大統領再選を禁じた憲法の規定により2013年の大統領選に立候補することはできない。セラヤ氏支持者の間では、シオマラ・カストロ・デ・セラヤ(Xiomara Castro de Zelaya)夫人(51)の大統領選出馬を期待する声が出ている。(c)AFP/Francisco Jara

2584チバQ:2011/05/29(日) 22:26:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110529/erp11052918010006-n1.htm
【ジョークは語る】
 プーチン首相「大統領を操る糸を切るな」−ロシアのアネクドート
2011.5.29 18:00 (1/2ページ)
 アネクドート(小話)の国ロシアでは、事実上の最高権力者といわれるプーチン首相とメドベージェフ大統領の「双頭体制」を風刺する素材に事欠かない。

 メドベージェフ大統領が演説のため登壇しようとしたとき、補佐官が言った。

 「ちょっと待ってください。袖に糸のようなものが付いています。あ、ここにも…」。

 すると、どこからともなくプーチン首相の声が。

 「それは必要な糸なんだ。触らないでくれ」

 黒子のプーチン氏が“マリオネット”を操っていたというわけだ。

 氏の豪腕ぶりはこんな小話にもなった。

 プーチン氏が上下両院議長とレストランに行ったときのこと。

 給仕「何にしましょう」

 プーチン氏「肉料理を」

 給仕「野菜は?」

 プーチン氏「野菜? ああ、彼らにも肉料理を」

 野菜には「無能」「何も決断できない人」という意味があるという。

 多国籍軍のリビア攻撃について、「中世の十字軍を想起させる」と述べたプーチン首相を、メドベージェフ大統領がたしなめたのは3月のことだった。大統領選まで残すところ1年を切り、双頭体制にさざ波が立っているとの観測も出てきた。そうしたなかで、インターネットに強い大統領は次のように皮肉られた。

 メドベージェフ大統領はネットでグーグルのトップページに入り、「将来のロシア大統領」と打ち込んで、トップに来るサイトを常にチェックしている。

 グーグルで実際にこの言葉を打ち込んでみたら、イスラム過激派が跋(ばっ)扈(こ)するといわれる南部チェチェン共和国の首長で、親プーチン派を自任するカディロフ氏のページが現れた。まさか、そんな事態になるとは思えないが…。

(モスクワ 佐藤貴生)

2586チバQ:2011/05/30(月) 22:17:24
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21425120110530
ナイジェリア大統領が就任宣誓、数時間後に爆発相次ぐ
2011年 05月 30日 15:31 JST
[アブジャ/バウチ 29日 ロイター] ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領は29日、首都アブジャで就任宣誓式を行った。同大統領は今年4月の選挙で当選していた。
 アフリカ諸国の指導者が参列したこの式でジョナサン大統領は、「ナイジェリア連邦共和国の大統領として、全力を尽くし、忠実に、憲法にのっとって職務を果たす」と宣誓。また、国内に存在する宗教や言語の違いを利用し、対立を仕掛ける行為は決して許されない、と強調した。

 一方、大統領の就任から数時間後には同国北部バウチで爆発があり、12人が死亡、約25人が負傷したと、救助隊員が明らかにした。病院の広報担当者は、10人の遺体を確認したとし、このうち4人は女性だと述べた。

 警察当局によると、爆発は現地時間29日午後8時ごろ軍基地内の酒場で発生。何者かによる犯行とみられているが、逮捕者は出ていない。

 またアブジャ郊外ズバにある酒場でも、小規模な爆発があり、3人が軽傷を負った。この爆発の原因は不明。

 ナイジェリアでは、南部出身のキリスト教徒であるジョナサン大統領が、北部出身でイスラム教徒のブハリ元最高軍事評議会議長を退けて当選したことを受け、4月に3日間にわたり暴動が発生。米人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は今月16日、この暴動で800人以上が死亡し、6万5000人が住む家を追われたと発表した。

2587チバQ:2011/05/30(月) 22:21:13
http://www.afpbb.com/article/politics/2803101/7279869?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
親露派のバガプシュ大統領が死去、アブハジア自治共和国
2011年05月30日 09:50 発信地:スフミ/グルジア
【5月30日 AFP】グルジアからの独立承認を求めるアブハジア(Abkhazia)自治共和国のセルゲイ・ バガプシュ(Sergei Bagapsh)大統領(62)が29日、ロシア・モスクワ(Moscow)市内の病院で死去した。バガプシュ大統領は21日に肺がんの手術を受けたあと、意識不明に陥っていたという。

 アブハジアの憲法に従い、3か月以内に大統領選挙が行われるが、それまでは、アレクサンドル・アンクワブ(Alexander Ankvab)副大統領が大統領代行を務める。後任の大統領も親露派が就くものとみられている。

 2005年に初当選したバガプシュ大統領は、2009年に行われた大統領選挙でも僅差で再選を果たした。2008年に起きたロシアとグルジアとの軍事衝突ではロシア側について参戦し、ロシアから独立承認を得た。だが、欧米などはアブハジアの独立を承認していない。(c)AFP/Indira Bartsits

2588チバQ:2011/05/30(月) 22:23:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011053002000023.html
対シリア 民主活動家ら結集 反体制派に支援組織
2011年5月30日 朝刊

 【カイロ=古田秀陽】反体制デモの弾圧が続くシリアで、国内外の民主活動家らが結集し、反体制派を支援する組織を来月初めにも設立することが分かった。人権団体「シリア国民人権機構」のアンマル・クラビ代表が本紙の電話取材で明らかにした。反体制活動が徹底的に押さえ込まれてきた同国では初の試みで、民主派の新たな拠点となるのか注目される。

 クラビ氏によると、三十一日からトルコ南部アンタリヤ県で三日間の予定で「シリア国民会議」の初会合を開く。内外の人権、民主活動家や部族の代表ら約二百人が参加し、「支援委員会」(仮称)の設立を決める。

 委員会は、国内のデモ隊と連携しながら具体的な支援策を立案・実行するのが目的。クラビ氏は「インターネットを通じた支援や、シリア国境での医療支援のほか、国外に逃れた難民への支援などを考えている」と話している。

 ただ、当面はリビアの反体制派組織「国民評議会」のような、政権移譲の母体となる組織は目指さない見通しだ。クラビ氏は政権側の監視が厳しく、活動家が生命の危険にさらされるためという。

 シリアでは三月中旬以降、南部ダルアーなどでデモが本格化。シリア国民人権機構が保有するリストによると、政権の弾圧でこれまでに約千百人が死亡。一万人が拘束された。

 クラビ氏は「拘束中に最近死亡した少年の遺体には拷問のあとが多数残っていた。拘束者の中にはデモに参加しないとの誓約書に署名を強要されたり、国営テレビで『テロリスト集団にだまされてデモに参加した』と謝罪させられる例もある」と話している。

 アサド大統領は出身のイスラム教アラウィ派の人材で軍の中枢を掌握し、強硬姿勢を崩していない。

 AFP通信によると、二十九日も西部ホムス近くで、戦車や軍が町を包囲。銃撃などで市民五人が死亡、百人以上が負傷した。

 各都市ごとに発生したデモは、戦車部隊などで徹底的に押さえ込まれ、分断されており、反体制派はリビアなどのように組織的な活動ができない苦境が続いている。

2590チバQ:2011/05/30(月) 22:47:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110530-00000207-reu-int
仏公務員担当相が辞任、女性2人によるセクハラの告訴受け
ロイター 5月30日(月)11時44分配信

 5月29日、仏政府は、女性2人から性的嫌がらせ(セクハラ)で訴えられたジョルジュ・トロン公務員担当相が辞任したと発表。昨年3月撮影(2011年 ロイター/Vincent Kessler)

 [パリ 29日 ロイター] 仏政府は、女性2人から性的嫌がらせ(セクハラ)で訴えられたジョルジュ・トロン公務員担当相(53)が29日に辞任したと発表した。

 首相府は声明で、トロン氏がフィヨン首相に辞任の意向を伝えたと発表。同氏はセクハラの事実を否定していると加えた。検察当局は告訴を受け、取り調べに着手した。

 トロン氏は告訴について「信じ難い」と述べ、サルコジ大統領に宛てた文書で「一般市民として、2人の元同僚による悪意的な告訴に対して自らの潔白を必ず明らかにする」と強調した。

 告訴した女性2人は、トロン氏が市長を務めるパリ南部のドラベイユ市の元職員。同氏は、このうち1人は公的資金の不正流用で解雇され、もう1人は不適切な行為があったため辞職していたとしている。

 女性の1人は25日、パリジャン紙のインタビューに応じ、トロン氏のオフィスで受付を担当をしていた2年の間、同氏に何度も体を触られたと主張。また、ストロスカーン前国際通貨基金(IMF)専務理事が強姦未遂容疑で起訴されたことを受け、沈黙を破って告訴することを決意したと述べた。

2591チバQ:2011/05/30(月) 22:50:08
http://www.asahi.com/international/update/0530/TKY201105300076.html
ドイツ、2022年までに脱原発 連立与党が合意2011年5月30日9時58分
 ドイツ・メルケル政権の連立与党は30日未明(日本時間同日午前)、遅くても2022年までに、現在電力供給の約23%を担っている原子力発電から脱却する方針で合意した。DPA通信など、ドイツメディアが伝えた。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故後、他国に先駆けて「脱原発」へと政策転換したドイツは今後、風力などの再生可能エネルギーを中心にした構造への転換を目指す。

 メルケル首相が率いるキリスト教民主同盟と姉妹政党のキリスト教社会同盟、連立相手の自由民主党の幹部が29日午後から協議していた。合意によると、現在17基ある原発を段階的に閉鎖し、大部分は10年後の21年までに止める。代替の電力源の確保が間に合わないなどの場合に備え、最後の3基の運転を1年間延長する選択肢を残した。

2592チバQ:2011/05/31(火) 12:43:51
http://www.afpbb.com/article/politics/2803265/7283482
ミラノとナポリの市長選で与党敗北、ベルルスコーニ首相に痛手
2011年05月31日 12:10 発信地:ミラノ/イタリア
【5月31日 AFP】イタリアで29日、30日に実施された地方選の決選投票は、ミラノ(Milan)とナポリ(Naples)の市長選で、シルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相が党首を務める与党「自由国民(People of Freedom)」を中心とする中道右派連合がいずれも敗北した。

 ミラノでは、左派の弁護士ジュリアーノ・ピサピア(Giuliano Pisapia)氏が得票率55.1%で、自由国民の現職レティツィア・モラッティ(Letizia Moratti)氏の44.89%に差をつけ、右派による18年間の市政に終止符を打った。ミラノはベルルスコーニ首相の出身地でもあるだけに、連立政権にとっては大きな痛手となりそうだ。 

 既に左派が支配してきたナポリでは、元検察官のルイジ・デ・マジストリス(Luigi De Magistris)氏が得票率65.37%で対立候補に大勝した。(c)AFP/Mathieu Gorse

2593チバQ:2011/05/31(火) 12:44:54
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053108570003-n1.htm
ミラノ市長選、二桁の大差で敗北 ベルルスコーニ首相の立場弱まる
2011.5.31 08:56
 【パリ=山口昌子】イタリアで29日から実施された地方選の決選投票が30日、開票され、ベルルスコーニ首相の出身地、北部のミラノ市長選で、首相が党首を務める中道右派「自由国民」系で現職のモラッティ氏が敗北した。お膝元での敗北で、首相の政治的立場は一層弱体化した。

 勝利したのは、野党の中道左派候補のピサピア氏で、得票率は55.1%。モラッティ氏は44.9%で二桁の大差をつけられた。

 ピサピア氏は同日夜、「われわれはミラノを解放した。これからは、ともに再建しよう」と勝利宣言した。

 与党側の敗因としては、首相の数々のスキャンダルで与党内も対立、一枚岩でなかったことが挙げられている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110531/erp11053100510001-n1.htm
首相お膝元で与党候補敗北 伊地方選、政局に影響も
2011.5.31 00:49
 29、30日に実施されたイタリア北部ミラノ市長選は、30日夕までの開票の結果、国政野党の中道左派系候補が与党中道右派連合系の現職を破り初当選することが確実となった。同市はベルルスコーニ首相の出身地として、地方選決選投票の注目区となっていた。お膝元での敗北は首相にとって大打撃で、中央政局に影響する可能性がある。

 内務省の中間集計(開票率約98%)では中道左派系のピサピア候補の得票率が約55%、現職のモラッティ氏は約45%。

 処理場不足のため大量のごみが路上に放置される問題がたびたび起きている南部ナポリの市長選でも、中道左派系候補の勝利が確実となった。(共同)

2594jbbs.livedoor.jp:2011/05/31(火) 21:52:44
Read.. Huh, really? :)

2595チバQ:2011/05/31(火) 23:24:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110531-00000086-mai-int
<イラン>大統領、孤立で影響力低下 最高指導者とも対立
毎日新聞 5月31日(火)19時28分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランのアフマディネジャド大統領が国内の権力構造の中で孤立を深め、影響力を低下させている。閣僚人事などを巡り「独走」する大統領に対し、最高指導者ハメネイ師が「待った」をかけ、両者の対立が深刻化。これをきっかけに宗教界や国会内の大統領への反発が強まっている。イラン政界の混乱加速は、核開発問題や民主化などさまざまな課題の解決も遠ざけそうだ。

 4月中旬、大統領はハメネイ師に近いとされたモスレヒ情報相を解任した。だが直後にハメネイ師が異議を唱え解任は立ち消えになった。これを受け、大統領は11日間、閣議のほか公式行事を欠席する異例の抗議に出た。

 さらに5月中旬、大統領は自ら進める省庁再編に絡み、ミルカゼミ石油相を解任。大統領自身が石油相を代行し、6月8日にウィーンである石油輸出国機構(OPEC)総会に出席すると発表したが、ハメネイ師に近い宗教指導者らで作る護憲評議会が「代行は違法」と断じた。

 最高指導者を権力の頂点とするイランでは、シリアやイエメンなどアラブ諸国のような大統領による独裁は不可能だ。最高指導者と衝突する大統領に対し、宗教指導者からの反発も強まり、大アヤトラ(高位聖職者)のユセフ・サネイ師は毎日新聞に「大統領はイスラムの教えからも、国民からも遠ざかっている」と非難した。

 イランでは今年2月以降、ムサビ元首相ら改革派による反政府デモが散発したが、政府はこれを強硬に弾圧。改革派を抑え込んだ大統領は、閣僚人事の刷新で保守派内の「身内固め」を加速させたい考えとみられる。

 背景には来春の国会議員選挙、13年の大統領選を視野に入れた主導権争いがある。大統領は現在2期目で、法律上3選は不可能。「子飼い」のマシャイ前大統領府長官を後任に担ぎ、背後から影響力を行使したいのだ、との見方がもっぱらだ。

 国会での大統領批判も激しい。ラリジャニ国会議長ら反大統領派の議員216人(定数290)は4月下旬、大統領の姿勢を非難する声明を出した。また、支持母体とされた革命防衛隊も「大統領から距離を置き始めた」(同隊中堅幹部)との情報もあり、大統領周辺がざわついている。

 イランでは民主化に課題が残る一方、核開発問題による相次ぐ制裁で、国内経済の疲弊が進む。ある外交筋は「大統領のレームダック(死に体)化が進む一方で、反大統領派も一枚岩ではなくバラバラ。事態は深刻だ」と指摘し、政界の混迷が内政、外交に与える影響を懸念する。

 ◇08年から対立繰り返す

 【テヘラン鵜塚健】アフマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師の関係は、従来たびたび亀裂が取りざたされてきた。08年、大統領の親戚でもある当時の副大統領マシャイ氏が、イランが敵視するイスラエルの国民について「イランの友人だ」と発言。ハメネイ師がこれを事実上非難してマシャイ氏の解任騒ぎにも発展した。この時、大統領はマシャイ氏を擁護し、最高指導者に盾突く格好となった。

 09年6月の大統領選では、アフマディネジャド大統領が大差で勝利したとする開票結果に対し、改革派から疑義を指摘されたが、ハメネイ師が直後に結果を支持。一時はハメネイ師の中立性が疑われ、「大統領寄り」との見方も出た。しかし、大統領がその後、マシャイ氏を筆頭副大統領にしようと画策。ハメネイ師がこれを阻止したため再び衝突した。

 大統領は「ハメネイ師は父のような存在だ」と繰り返し、ハメネイ師に近い反大統領派の懐柔にも利用してきたが、両者の溝の深さは公然の秘密だ。

2596チバQ:2011/05/31(火) 23:25:23
http://www.cnn.co.jp/world/30002879.html
イラン国内勢力分布に異変 大統領の影響力が低下
2011.05.26 Thu posted at: 14:31 JST
CNN) イランを支える石油産業を舞台に、アフマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師の権力闘争が表面化している。ここ数週間、大統領と最高指導者の側近たちの間では、過去に例を見ないような表立った形での対立が起きている。

アフマディネジャド大統領は16日、14日に解任した石油相に代わって自らが代行を務めると宣言。ところが最高司法機関である監督者評議会(ハメネイ師の側近が大半を占める)は、大統領による代行兼任を認めないとする決定を下した。

4月には、アフマディネジャド大統領がモスレヒ情報相を更迭しようとしてハメネイ師に阻止された。この頃から、ハメネイ師に近い政府高官や報道機関は大統領への批判を繰り返している。

イランの政治に詳しいアリレザ・ネーダー氏(米ランド研究所)によれば、アフマディネジャド大統領の動きは2013年に退任してからも影響力を維持するために計算されたものだ。だが大統領は「重大な過ち」を犯したとネーダー氏は言う。ハメネイ師に相談もせずにモスレヒ情報相を辞任に追い込んだり、ハメネイ師が情報相を復職させると閣議を欠席したりしたからだ。「この数週間で大統領が失った権力や影響力は信じがたいほど大きい」とネーダー氏は言う。

2597チバQ:2011/05/31(火) 23:38:43
http://www.cnn.co.jp/world/30002921.html
治安部隊とデモ隊の衝突で死者、爆発音響く首都 イエメン
2011.05.31 Tue posted at: 17:18 JST
【朝日インタラクティブ 求人情報】CNN.co.jpデスク募集中

(CNN) サレハ大統領の退陣を求めるデモが続くイエメンで、31日早朝から数時間にわたり首都サヌアに大きな爆発音や散発的な銃声が響いた。南部タイズでは30日、治安部隊とデモ隊の衝突で少なくとも20人の死者が出たと伝えられる。

サヌアの爆発音の原因は不明だが、住民らは空港付近の地域から聞こえたと話している。同地域には、反大統領派に転じた有力部族ハシドの指導者の拠点がある。市内には治安部隊が出動する一方、「武装したギャング」が路上を行き交っているという。

デモ隊の本拠地タイズの衝突では、デモ隊の投石に治安部隊が銃で応じた。治安部隊は数千人のデモ隊を排除するため放水砲を使い、広場に設営されたデモ隊のテント村や診療施設をブルドーザーで破壊して焼き払ったとされる。目撃者らによれば、少なくとも20人が死亡、負傷者は200人に上った。これに対して政府報道官は、治安部隊の目的はデモ隊に捕らえられたメンバーの救助であり、死亡したのは2人だけだと主張している。

また、通信当局者が匿名で語ったところによると、政府は29日、同国最大の携帯電話会社サバフォンに閉鎖命令を出した。過去数年間にわたる違法行為や罰金の不払いが理由とされるが、サレハ大統領が同社の主要株主である政敵ハミド・アハマル氏の一族に圧力をかけたとの見方もある。

一方、南部ジンジバルでは、先週末に市街地を占拠したイスラム武装組織と政府軍が激しい戦闘を展開し、政府軍側による空爆も実施された。匿名の政府筋によると、29日までに政府軍兵士20〜30人が死亡したとみられる。

2598チバQ:2011/06/02(木) 20:35:34
>>2595-2596
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060202000022.html
大統領が最高指導者に異例の反抗 イラン 政権大揺れ
2011年6月2日 朝刊

 【カイロ=今村実】イランで保守強硬派として知られるアハマディネジャド大統領と最高指導者ハメネイ師との確執が表面化し、政権が大揺れだ。大統領は四月下旬、公務を約一週間にわたりボイコット。最高指導者に対する前代未聞の“反抗”が、さらに保守派内で猛反発を招いている。背景には、議会選や大統領選をにらんだ権力闘争の激化がある。

 直接の発端は、大統領が四月下旬、モスレヒ情報相を解任した際、同相に近いハメネイ師が決定を覆したことだ。情報省は議員候補の審査情報を提供するため、来年三月の国会議員選を前に保守派内の主導権争いがあったとみられている。

 その後、大統領は四月末まであらゆる公務を欠席。ハメネイ師の“拒否権”発動への抗議とみられるが、最高指導者への不満の表明は極めて異例だ。

 大統領は五月一日に公務に復帰、「息子のように従う」と恭順を示したものの、今度はラリジャニ国会議長ら保守派内の政敵が反発。省庁の合理化で、大統領が断行した石油相らの解任をめぐり、対立が激しさを増している。

 AFP通信によると、ハメネイ師は五月二十九日、「友情と寛容が必要だ」と述べたが、議会は六月一日、解任した石油相の代行を大統領が務めるのは「違法」と決議。八日にウィーンで開かれる石油輸出国機構(OPEC)の会合に、誰が出席するかで混乱しており、騒動が国際会議にも影を落としている。

 大統領は二〇一三年が任期切れ。親類で側近のモシャイ首席補佐官を後継者に据える意向とみられるが、保守派内ではリベラルだと疎んじられている。今回の衝突は反大統領派によるモシャイ降ろしの側面も色濃い。

 イラン研究センター(ロンドン)のアリ・ノーリ・ザーダ所長は、本紙の電話取材に「最高指導者への反抗は史上初めて。大統領は、引退後も側近を通じ影響力を残したいとの気持ちがある。一方、ハメネイ師は自分を脅かす存在は排除すべきだと考え、中流階級の人気を集めそうなモシャイ氏についても、次の大統領にはしたくないと思っているはずだ」と指摘した。

2599チバQ:2011/06/02(木) 20:36:00
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060201000173.html
ロシアの双頭、2人でテニス? モスクワに偽の街頭広告
2011年6月2日 09時02分

 【モスクワ共同】ロシアで「双頭体制」を組むメドベージェフ大統領とプーチン首相がテニスウエアで並んでいる偽の街頭広告がモスクワ中心部に登場、「何の許可も得ていない」と政府の怒りを買い1日で撤去された。来春の大統領選にどちらが出馬するかをめぐって2人の間でさや当てが続いていると指摘されるだけに、広告まがいのパロディーに当局は神経質になっているようだ。

 タス通信によると、偽の広告が張り出されたのは5月30日朝。同市の有名百貨店「ツム」のロゴマークの隣に白いテニスウエアを着たプーチン、メドベージェフ両氏が並び、「2011年春、夏の新作」と書かれている。

 ツム幹部は「全く無関係。ショックを受けた」とコメント。ペスコフ首相報道官は「暴力行為に近い」とかんかんだ。

 作者の正体は不明。英BBC(ロシア語電子版)は、作者と称する人物から「ただのストリート・アート。ファッションの世界から遠い2人のリラックスした姿を見せたかった」との匿名の電子メールが届いたと報じている。

2600チバQ:2011/06/03(金) 22:53:04
>>2396>>2426
http:/ポルトガル、5日に総選挙 財政危機受け政権交代か
2011.6.3 19:14

 2日、ポルトガル北部ポルトで、支持者にあいさつするソクラテス首相(AP)
 財政危機に陥り、欧州連合(EU)などから金融支援を受けることになったポルトガルで5日、議会(一院制、定数230)総選挙が行われる。

 2008年の世界的な金融危機を受け、公的債務を増加させ国際機関への金融支援要請という結果を招いたソクラテス首相(53)の政治手腕に対する評価が主な争点。世論調査では、最大野党で中道右派の社会民主党が、首相率いる単独少数与党で中道左派の社会党をややリード。約6年ぶりに政権交代するとの見方が強まっている。

 即日開票で大勢は5日深夜(日本時間6日午前)にも判明する見通し。

 社会民主党は財政難に陥った現政権の責任を追及。ビジネス界に身を置いていた同党のパソス・コエリョ党首(46)は、小さな政府を志向して国営企業の民営化などを主張。社会福祉を重視する社会党は、社会民主党政権になれば「医療費の値上げなど社会的弱者の痛みがより大きくなる」と訴えている。(共同)
/sankei.jp.msn.com/world/news/110603/erp11060319150006-n1.htm7

2601チバQ:2011/06/03(金) 22:59:53
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110603/amr11060322200019-n1.htm
ペルー大統領選5日投票 元大統領長女と左派系候補が大接戦
2011.6.3 22:20 (1/2ページ)

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 2日、リマ中心部で演説したケイコ・フジモリ氏(共同)
 【ニューヨーク=黒沢潤】南米ペルーで5日、大統領選の決選投票が行われる。服役中のアルベルト・フジモリ元大統領(72)の長女で、同国初の女性大統領を目指すケイコ・フジモリ氏(36)と、左派で元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が大接戦を展開している。ケイコ氏が当選すれば、父娘2代にわたる日系大統領が誕生することになる。

 4月10日に11人が出馬して行われた第1回投票では、ウマラ氏が得票率31・7%(約464万票)でトップ。ケイコ氏は同23・6%(約345万票)で2位に付け、両者が決選投票に進出した。当初、劣勢だったケイコ氏は5月上旬、3位以下の反ウマラ陣営の支持も得て世論調査での支持率逆転に成功、現在も僅差でリードを保っている。

 ケイコ氏が支持率で優位に立ったのは、在任中(1990〜2000年)の人権侵害などで禁錮25年の判決を受けた父、フジモリ元大統領を「恩赦」するとしていた発言を撤回し、「法に従い、当選しても恩赦は行わない」と表明したことが大きい。

 貧困対策や超インフレ退治でめざましい功績を挙げたフジモリ元大統領をめぐっては、反体制派弾圧や報道規制などで「強権的」との批判がつきまとうが、ケイコ氏は今回の恩赦撤回発言で、中間層の幅広い支持取り込みに成功した形だ。

 ただ、ケイコ氏当選により、強権政治が復活するのではないかとの懸念が一部国民の間にあるのも事実で、反フジモリ派のデモが再び活発化している。最近になって表面化した義父の脱税問題も懸念材料だ。

 ケイコ氏は貧困対策に重点を置く方針で、治安対策において実績を残した米ニューヨーク前市長のジュリアーニ氏を顧問に招聘(しょうへい)することも表明、最後の支持固めに躍起となっている。

 一方、企業国営化を推進するベネズエラの反米左翼チャベス大統領との親密な関係が嫌気され失速気味のウマラ氏は、同じ左派でも穏健派だったブラジル・ルラ前大統領型の政権運営を目指すとし、支持をかろうじてつなぎ止めている。

 ただ、当初の公約だった米国や隣国チリとの自由貿易協定(FTA)の見直しに関し、「見直すことを『検討する』」と表現を弱めた事例に象徴されるように、「公約が何度も変わり、どれが本当の公約か分からない」(在リマ外交筋)と疑問の声も上がっている。

 投票は即日開票されるが、結果の確定に時間を要する可能性もある。

2602チバQ:2011/06/03(金) 23:03:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110603/mcb1106030505019-n1.htm
外国人マネー、露から流出 プーチン氏出馬沈黙で不安感 (1/2ページ)2011.6.3 05:00
. ロシアから外国人投資家の資金が逃避している。プーチン首相が来年の大統領選出馬について沈黙を守り、先行きの政治情勢の不透明感が続いていることに加え、原油相場の下落が投資家の不安をあおっているためだ。ロシアとは対照的に、同じBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)諸国の一つ、ブラジルへの資金流入は記録的な高水準となっている。

 ◆1〜4月2兆円超

 ロシア中央銀行によると、1〜4月の資本の純流出額は300億ドル(約2兆4380億円)に達し、昨年1年間の353億ドルに迫る勢いだ。中銀のイグナチェフ総裁は5月26日、ロシアからの資金流出の背景について「対露投資の環境が良好とはいえず、投資家は原油価格の下落がルーブル安につながるとみている」との見方を示した。

 過去の資金流出入の推移をみると、07年は純流入額が817億ドルだったものの、金融危機後の08年は一転、流出額が1337億ドルに達した。09年の流出額は561億ドルだった。ウラルシブ・ファイナンシャルの債券調査責任者、ドミトリー・ドゥトキン氏は、投資家がロシアを避けている要因の一つに、プーチン首相とメドベージェフ大統領が、12年の次期大統領選に出馬するかどうか発表を先延ばしにしている点を指摘。「今や外国人投資家が必ず聞く質問が『誰が大統領選に出るのか』だ。それがはっきりするまでは、彼らは傍観姿勢をとる」と予想した。

 対照的なのが、ブラジルだ。ブラジル中央銀行によると、1月〜5月13日の資金の純流入額は459億ドルと、10年通年の244億ドルからほぼ倍増した。調査会社EPFRグローバルによると、ブラジルの債券ファンドへの純資金流入額は今年、ロシアの債券ファンド向けの30倍に上った。

 ◆対照的なブラジル

 ブラジルは過去1年で5回の利上げを実施しており、これが海外からの投資を呼び込んでいる。これに対して、ロシア中銀による利上げは2回。5月30日には預金金利を引き上げたものの、主要政策金利であるリファイナンス金利は8.25%に据え置いた。これは過去最低水準に比べわずか0.5%差だ。ウラルシブのドゥトキン氏は、金融当局が資金逃避を抑えるために、年内に最大9%まで引き上げる可能性が高いとみている。

 ロシアのドボルコビッチ大統領補佐官(経済担当)は5月24日、報道陣に対し「今年7〜12月期には対露投資が流入に転じ1〜6月期の資金逃避を一部相殺する」との見通しを示した。ロシアの天然ガス独占企業ガスプロムの貸付部門ガスプロムバンクの国際債券販売担当共同責任者、セバスチャン・ド・プリンサック氏は「ロシア債券の需要はまだ堅調」として、対ロシア直接投資の方が債券市場よりも大統領選の先行きの不透明感が影響を与えていると指摘した。(ブルームバーグ Denis Maternovsky)

2603チバQ:2011/06/03(金) 23:14:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&rel=j7&k=2011060300890
サレハ大統領が砲撃で負傷=反体制部族と内戦状態に−イエメン
 【カイロ時事】イエメンの首都サヌアで3日、最大部族ハシド族の指導者で反体制派のサディク・アフマル氏の支持派とみられる勢力が大統領府を砲撃し、中東の衛星テレビ局アルアラビアによると、大統領やムジャワル首相らが負傷、大統領警護要員4人が死亡した。
 イエメンの野党系テレビは、大統領が逃走途中に死亡したと報じたが、与党・国民全体会議(GPC)幹部はアルアラビアに対し、死亡情報を否定した。大統領は頭部を負傷したもようだ。アリーミ副首相(国防・治安担当)が重体との情報もある。
 イスラム教金曜礼拝の同日、大統領府内にあるモスク(イスラム礼拝所)で大統領ら政権幹部が礼拝を行っていた際に砲撃を受けた。
 イエメンではチュニジアの独裁政権崩壊を受けて1月に反体制デモが発生し、5月下旬にはアフマル氏支持派と大統領支持派が衝突。本格的な内戦状態に発展した。5月末に成立した停戦もすぐに崩壊し、2日にはアフマル氏支持の武装した部族出身者数千人が援軍として首都に向かっていた。(2011/06/03-22:38

2604チバQ:2011/06/03(金) 23:15:34
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110602-OYT1T01003.htm
13歳少年「拷問死」映像流出…シリア

 【カイロ=田尾茂樹】シリアで反体制デモに参加し、当局の拷問を受けて死亡したとされる少年(13)の遺体の映像がインターネット上に流れ、波紋を広げている。


 「民主化運動の象徴」として少年を悼む声が国内に広がっており、デモをさらに勢いづけそうだ。

 衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などによると、死亡したのはデモの震源地南部ダラア近郊に住むハムザ・ハティーブ君。4月29日にデモに参加し、他の約50人とともに拘束された。

 5月下旬、家族の元に戻ってきた遺体は、顔が膨れあがってあごや膝は砕け、体には無数の切り傷や銃創もあったという。

 親族撮影の遺体映像が動画投稿サイト・ユーチューブなどに投稿されると、各地で続くデモではハムザ君の写真を掲げて参加する市民が急増。交流サイト・フェイスブックにはハムザ君の追悼ページもでき、共感する約7万人が「アサド(大統領)は犯罪者」などと書き連ねた。

(2011年6月2日22時18分 読売新聞)

2605チバQ:2011/06/03(金) 23:26:01
http://www.newsweekjapan.jp/joyce/2011/05/post-42.php
イギリス人のイマ風「王室観」
2011年05月26日(木)22時11分
 人は飛行機に乗るとどういうわけか感情的にもろくなりやすい――僕の友人の「持論」だ。おそらくそれは、機内の薄暗さと閉じ込められた空間が、子宮の中にいた時の気持ちを思い起こさせるからかもしれない。あるいは、乗務員や管制官などの「大人たち」に身の安全を委ねるから、誰もが一時的に子供みたいな立場になるからかもしれない(たとえ飛行機で飛ぶのなんてちっとも怖くない、という場合でも)。

 僕は彼のこの理論をなるほどと思った。長時間のフライトで映画を見ると、不覚にも泣いてしまうことがあるからだ。いつもなら僕は、そうやすやすと映画で涙を流すタイプではない。なのに機中では『クジラの島の少女』(お子様映画だ!)でグッときてしまったのを覚えている。ニューヨークに到着する飛行機の中で、「パッヘルベルのカノン」を聴きながら目が潤んでしまったこともある。

 だが何より涙をこらえきれなかったのは、映画『英国王のスピーチ』でコリン・ファース演じるジョージ6世がマイクに向かって二言三言しゃべる場面を見た時だ。

 これは、英国王を主人公にしながらも彼をイマイチ称えていないという一風変わった映画。「バーティー」の愛称で呼ばれたジョージ6世は、怒りっぽくて口汚く、自分を気遣ってくれる人に対して失礼な態度をとる。ヘビースモーカーで、妙になまった話し方をする(吃音の障害はまた別の問題だ)。イラつくほど内気なのに、自分の立場を常に意識しているようなところがある。

 これらはどれも驚くような新事実ではない。ジョージ6世が次男なのに成り行きで王位に就くことになり、その地位が重荷になって長生きしなかったことはイギリス人にはよく知られた話だ。それでも、話を知っていることとそれを映画のスクリーンで目にするのとでは大きな違いがあった(さらに機内で見るとまた少し違う)。

■国民の関心を引く「人間味」

 王室に対する尊敬の念が強かったり、法的な問題があったりして、王族をこんな風に描くことなどかなわない国もある。個人的には、それは残念なことだしかえって王族に対する国民の関心を薄れさせてしまうのではないかと思う。

 僕はこれまで英王室に関する映画を何本か見てきた。『クィーン』は、ダイアナ元皇太子妃の事故死の直後に、エリザベス女王をはじめ王室が直面した劇的な数日間を見事に描き出していた。ジョージ3世が主役の『英国万歳!』はおかしくも悲しい作品だった。『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を見たのは、偶然にも夫アルバート公に関する話を少し読んだ数日後のことだった。

 これらの作品はどれも英王室を持ち上げるものではない。映画の中のエリザベス女王は感情を表に出さないし、ジョージ3世は精神を病んでいる。ビクトリア女王は性欲旺盛に描かれている(あくまで夫婦生活において、だが)。

 彼らは国家や国民に対する義務感や生来の「善」の部分で、欠点を埋め合わせしている。もっとも、彼らの見せる「弱さ」こそが彼らに人間味を与えているし、人々の心を引き付けもしているのだ。

 王制は必ずしも合理的な制度とはいえない。それだけに、彼らの人間的な弱さこそが国民の共感を呼んでいるというのもうなずける話だ。とりわけ今のような時代では、人々は彼らの人間味あふれる部分にこそ感情移入しやすい。

2606チバQ:2011/06/03(金) 23:26:19
■「働き者」としての女王

 最近行われたウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングでもそれを実感した。いつもは近所付き合いもないような人々が道に集って祝福を交わし、国旗を飾ったこともないような家々にもイギリス国旗がはためいていた。

 僕はロイヤルウエディングの中継をロンドンの友人たちの家で見た。僕らはみんな若く、教育を受けた「中流階級」の人間だったから、普通に自然体で、時にたわいないジョークを交わしながら挙式を鑑賞していた。ベアトリス王女の奇抜な帽子がどうとか、弟ヘンリー王子は王妃の妹ピッパ・ミドルトンのハートを射止められるか、といった具合だ。

 ところがテレビにエリザベス女王が映し出されると、女王は今いくつだっけ、と友人の1人がつぶやいた。女王は最近85歳を迎えた。僕らはしばらく、女王と夫のエディンバラ公がいったいどうしたらこんな年で公務を続けていられるんだろう、という話題で盛り上がった。

 その後、皆がしばらく黙っている時に僕が感じたのは(僕だけでなく友人たちも皆感じていたと思う)、女王は「抽象としての君主」などではなくて生身の人間だということ。それも、20年も昔に引退していてもいい年なのにまだ働き続けている人、という感覚だ。

 最近、エリザベス女王はアイルランドの1937年の独立以来初めてとなるアイルランド訪問を行った。歴史の中で両国の間に生まれた溝を修復する役目を果たすためだ(アイルランド系イギリス人の僕は、この問題に対する思い入れも強い)。女王は時には疲れることもあるだろうが、公の場ではその気配すら見せない。

 何歳になってもハードワークをこなす女王の生き様は、映画化するのにふさわしいテーマだろう。でも映画になったとしても、飛行機では見ないようにしようと思う。

2607チバQ:2011/06/03(金) 23:27:14
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/05/post-2111.php
スーダンに再び内戦の危機
Sudan Accused of "Act of War" in Abyei

独立を勝ち取ったはずのスーダン南部に、石油資源が豊富なアビエイの領有権を狙う北軍が攻め込んだ

2011年05月25日(水)17時57

 2月に独立が決まったばかりの南スーダンが、内戦に逆戻りする危機に瀕している。南北スーダンが領有権を争っている油田地帯の町アビエイに先週、北部政府軍が侵攻。これを南スーダンが「戦争行為」だと非難しているからだ。国連職員によれば、アビエイは炎に包まれ、北部の武装兵士が家や店への略奪を行っているという。バシル大統領が送り込んだ戦車や部隊から逃れるため、住民2万人のほとんどは避難している。

 アビエイから40キロ南に位置するアゴクでは、国境なき医師団(MSF)が野営病院でこれまで47人の負傷者の治療に当たっている。08年の武力衝突の際にも、アビエイでの激しい戦闘から逃れた人々がアゴクに集まった。だが今回、住民はさらに南部を目指している。「一般市民の多くはもうアビエイを離れ、アゴクから南下している」と、MSFスーダン・プログラムの責任者ガスタブォ・フェルナンデスは言う。

 200万人の死者を出した22年間の内戦が05年の南北和平合意で終わった後も、スーダンでは暴力行為が続いてきた。スーダン政府軍による今回の侵攻はその最新の事例に過ぎない。

 専門家や活動家たちは、アビエイがスーダン内戦の火ダネになると警告してきた。映画俳優でスーダン問題の活動家であるジョージ・クルーニーと共に、軍の動きを監視する「衛星見張り番プロジェクト」を立ち上げた人道支援NGO「イナフ・プロジェクト」の共同設立者ジョン・プレンダーガストは「衛星と地上の情報から南北の双方の部隊が増強され、北部政府軍が戦車や空の軍備を集めていることは知っていた」と言う。「戦争に向けたすべての準備が整っていた」

「違法な武装勢力を掃討中」
 アメリカやほかの国々はバシルと北部政府に「事の重大さについて警告すべき」時だと、ブレンダーガストは言う。彼によれば、最近のスーダンは「(西部の)ダルフールの状況は悪化し、アビエイは交戦地域になり、南スーダンの一部地域でも北部が支援する武装勢力による戦闘が起きている」状態だ。

 1月の南部独立を問う住民投票以降、南北は小競り合いを繰り返してきた。まず今月初め、治安維持活動に当たっていた国連職員4人がアベイエ近郊で何者かに襲われ銃殺された。そして先週、北部政府軍の兵士200人を先導していた国連の車列が南部の武装勢力によって攻撃された。国連は「犯罪行為」だとして非難。バシルはその後のアビエイ占領は奇襲攻撃に対する報復だと主張している。スーダン政府の大統領府長官アミン・ハッサン・オマルは「スーダン政府軍はアビエイで違法な武装勢力を掃討している」と述べた。

 一方、南部は事態の悪化の責任は自分たちにはない、という立場だ。スーダン人民解放軍(SPLA)のスポークスマン、フィリップ・アギュイアー大佐は「宣戦布告したのはわれわれでなく、(北部政府の与党)国民会議と政府軍だ」と主張。南部自治政府のバルナバ・マリアル・ベンジャミン情報相は、今回の占領は何千人もの命を危険にさらす「違法な占領」だと語っている。

2608チバQ:2011/06/03(金) 23:27:35
南部と北部を両天秤にかけるアメリカ
 05年の和平合意に重要な役割を果たしたアメリカとイギリスも北部によるアビエイ占領を非難し、部隊の撤退するよう求めた。

 アビエイは南部の主流民族であるディンカの多く暮らす地域だが、北部を支持するアラブ系遊牧部族ミッセリアも居住している。ミッセリアの選挙権問題で北部と南部が決裂し、アビエイの帰属を決めるはずの住民投票は行われなかった。

 アメリカ政府は先週起こった南部による国連の車列への攻撃を「遺憾に思う」と同時に、北部による「不相応で無責任」な「侵攻作戦を非難」した。潘基文(バン・キムン)国連事務総長は戦闘終結を求めたが、北部はアビエイを占領し続けると主張。国連の要求を今のところ聞き入れていない。

 プレンダーガストによれば、一連の侵攻と奇襲攻撃を一緒くたにするアメリカの反応は「平等の拡大解釈」だ。「北部政府の過剰な軍事力行使に警告すべき時だ」と、彼は言う。「リビアやイラン、シリアでは許されない虐殺行為が、スーダンではなぜ問題にされないのか」


(GlobalPost.com特約)

2609チバQ:2011/06/03(金) 23:28:07
http://www.newsweekjapan.jp/stories/2011/05/post-2096.php
中東に広がる反政府ドミノで生き残る政権はどこか
Fight for Survival

ヨルダン、イエメン、シリアなどで蜂起する反体制派、次に崩壊するのはどこか。

2011年05月17日(火)20時04分
スティーブン・キンザー
[2011年2月16日号掲載]

 チュニジアのジン・アビディン・ベンアリ大統領が国外に脱出したのは1月14日のこと。2月1日にはエジプトのホスニ・ムバラク大統領が9月の大統領選への不出馬を表明した。同じ日、ヨルダンのアブドラ国王は内閣を解散して新首相を任命し、その翌日にはイエメンのアリ・アブドラ・サレハ大統領が再選辞退を発表。そしてシリアでも......。

 大多数のヨルダン人は今も国王を敬愛している。だが、そこに暮らす100万人以上のパレスチナ難民は、アメリカのイスラエル政策に反対しない国王に不満を抱いている。貧困と腐敗もひどい。国王が腐敗の撲滅や景気対策よりも外交路線の変更のほうが簡単と判断すれば、自らの延命のためにアメリカから距離を置こうとするだろう。

 イエメンに32年も君臨してきたサレハの立場はさらに危うい。アメリカがサレハを支持するのは、彼がアメリカの対テロ戦争に協力してきたからだ。内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露したアメリカ政府の外交公電によれば、サレハは国内にあるアルカイダの拠点を米軍が空爆するのを黙認し、それでも「表向きはイエメン軍のやったことだと言い続ける」と米軍幹部に約束していた。

 イエメンはひどく貧しく、紛争が絶えない。サレハは任期切れの13年に退陣し、息子への権力継承もしないと明言した。だが、この程度の約束で国民が納得するだろうか。くすぶり続けてきた内戦の再発もあり得る。

 シリアでも、政治的自由と生活向上を掲げたデモの呼び掛けはある。だがバシャル・アサド大統領の辞任を求める声はない。よその独裁者に比べればアサドは比較的若いし、在任期間も10年そこそこと短い。軍部を掌握しているし、政治姿勢は穏健で改革志向とみられている。

 そして何よりも、アメリカに追従する気配を見せない。イスラエルと妥協しアメリカから支援を受けてきたムバラクと違って、アサドはイスラエルを敵視し、今もアメリカによる経済制裁の対象となっている。

 1月31日のウォール・ストリート・ジャーナル紙でアサドは、自分の政権は「民意と合致している」ので安泰だと語っている。アラブ民衆の怒りはアメリカにすり寄る政権に向いている、だが自分は違うから心配ないということらしい。

反米で勢いづくイラン
 アラブ民衆の反乱は今も拡大しており、アルジェリアやスーダンでもデモ隊と警官隊の衝突が起きている。それでもアメリカに忠誠を誓う政権が2つある。まずはパレスチナ自治政府で、マフムード・アッバス議長は1月29日にムバラクに電話し、「連帯を確認」したという。サウジアラビアのアブドラ国王も、過激派が「エジプトの同胞をそそのかし、治安と安定を脅かしている」と非難してみせた。

 もしも反米勢力が勝利して、両者の親米路線が凶と出れば、彼らの立場はまずくなるだろう。どちらの失脚も、アメリカにとっては大きなダメージだ。

 一方、イランはこの激動を歓迎している。政府高官は民衆の蜂起を称賛し、ムバラクに「民衆の正当な要求の受け入れ」を求めた。中東では、アメリカの影響力が低下するのに反比例してイランの人気が上がる。

 イスラエルと敵対し、中東の親米政権を敵視するイランに、アラブの民衆は喝采を送る。彼らから見れば、アメリカはユダヤ人の横暴を許し、腐敗したアラブの独裁者を擁護し、イラクを占領し、アフガニスタンで戦争を続け、自分たちに爆弾を落とす国なのだ。

 中東の勢力図は、いや応なく大きく変わるだろう。権力を独占してきた者たちも、延命のためには国民の要求をのまざるを得ない。それが民主化につながるかどうかは別として、民意に反してアメリカに追随してきた独裁者たちの時代は終わる。

2610チバQ:2011/06/03(金) 23:29:55
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/05/post-2088.php
ウガンダ独裁大統領と反ゲイ法案
Uganda Protests As Museveni Sworn In

反政府デモのなか4期目をスタートしたムセベニ大統領のもと、同性愛死刑法案は可決されるのか

2011年05月13日(金)16時38分
アンドルー・メルドラム


 ウガンダで5月12日、2月の大統領選で4選を果たしたヨウェリ・ムセベニ大統領の就任式が行われるなか、抗議デモが発生した。食料や燃料価格の高騰に加えて、既に25年に及んでいる長期政権への反発がデモの要因だ。

 自身の支配に反対する勢力の撲滅を誓ったムセベニ。その姿は、どんな手段を使ってでも権力の座にしがみつこうとするアフリカの独裁的指導者にどんどん近づいているようだ。ジンバブエのロバート・ムガベ大統領が就任式に参列したことが、何よりもそれを物語っているだろう。

 この日、ケニアに滞在していた野党指導者のキザ・ベシジェ元内相も突如、ウガンダに帰国。多くの支持者が首都カンパラに到着したベシジェを歓喜の声で迎えるなか、治安部隊との衝突も起きた。2月の大統領選に立候補していたベシジェは選挙結果を受けてムセベニの不正を主張し、反政府運動を展開。これまで何度も当局に拘束されている。

ゲイ弾圧にアメリカ福音派の影
 一方、13日には悪名高い反同性愛法案の審議が再開される。同性愛者の死刑を盛り込んだ同法案が最初に提出されたのは09年。以来、国内で物議を醸すのはもとより国際社会からも非難されている。

 はたして死刑の条項は削除されるのか? 身内の同性愛者を当局に届け出ない家族に対する実刑も避けられないのか? そもそも同性愛であることは罪なのか? 同法案の行方に世界の耳目が集まっている。

 ムセベニによるベシジェや反体制派に対する弾圧の強化と同様、ウガンダ社会の同性愛者に対する弾圧も激化している。ウガンダでの反同性愛運動の高まりには、同国を往来して集会を開くなどしているアメリカの福音派宣教師らが関係していると言われている。

 ちなみにムセベニとベシジェは共に国民抵抗軍の戦士としてオボテ政権と戦った仲だ。しかも当時ベシジェはムセベニの主治医でもあった。かつての友情関係は今や、完全な敵対関係に変わっている。

(GlobalPost.com特約)

2611チバQ:2011/06/03(金) 23:32:51
http://www.afpbb.com/article/politics/2803382/7276749
シリア大統領が全政治犯に恩赦、反体制派は反発
2011年06月01日 14:14 発信地:ダマスカス/シ
【6月1日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は5月31日、政治犯全員に恩赦を与える大統領令を出した。恩赦の対象には反体制運動で中心的な役割を果たしているイスラム原理主義組織ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)のメンバーも含まれるとしている。国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。

 多数の死者が出た大規模な反体制デモから2か月後に出された大統領令について、民主化を協議し民衆蜂起への支持を表明するためトルコ・アンタリヤ(Antalya)に集結していたシリアの各反体制団体は、「不十分で遅すぎる」としてただちに非難した。
 
 民主化を求めて2005年に結成された改革派団体「ダマスカス宣言(Damascus Declaration)」の活動家は、「われわれは恩赦を数年前から要求してきた。遅すぎる」と話した。

 ムスリム同胞団の団長は、大統領令を一蹴し、「われわれはシリアの人民とともに大統領の退陣を要求していく」と語った。

 シリア人権連盟(Syrian Human Rights League)の代表者は、「われわれが何年も前から要求してきた恩赦がようやく実現した」と歓迎した上で、シリア政府に対し「人権への一層の配慮」を求めた。また、ムスリム同胞団への加入は犯罪であり、死刑に相当するとした大統領令49号の撤廃を求めた。ただし、実際には長期の禁固刑への減刑が慣例化しているという。

 政府寄りのシリア紙アルワタン(Al-Watan)によると、この直前には、与党バース・アラブ社会党(Baath)の幹部が、国民対話のための委員会を48時間以内に設置すると発表した。幹部によると、委員会には全政党のほか、政治・経済・社会的背景が異なるさまざまな国民が参加するという。(c)AFP

2612jbbs.livedoor.jp:2011/06/03(金) 23:47:13
Read.. Slap-up :)

2613チバQ:2011/06/04(土) 10:55:36
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110604/mds11060410300000-n1.htm
サレハ・イエメン大統領が砲撃非難「私は無事」
2011.6.4 10:27


3日、イエメンの首都サヌアで、サレハ大統領の辞任を求めて集まった人々(ロイター)
 【カイロ=大内清】反サレハ大統領派と政権側との戦闘が続くイエメンの国営テレビは3日夜、大統領宮殿内のモスク(イスラム教礼拝所)への砲撃で負傷したサレハ大統領の音声メッセージを放送した。大統領は「私は無事だ」と述べるとともに砲撃を非難。警護員7人が死亡したことを明らかにした。

 ロイター通信などによると、サレハ大統領はメッセージで、「いわゆる若者の革命とは何の関係もない無法者のギャングによるこの挑戦に、断固とした姿勢で立ち上がった軍・治安部隊を称賛する」と述べた。政府当局者らは、攻撃はサレハ氏と対立する最大部族ハシド族によるものだとしているが、ハシド族側は否定している。

 また、イエメン政府はサレハ大統領のけがの程度は軽いと発表していものの、国営放送は大統領の映像を伝えなかった。このため、国防省病院で治療を受けた大統領がかなりのけがを負っているのではないかとの指摘もある。ただし政府当局者らは、大統領は間もなく姿を見せるだろうと繰り返し強調している。

 砲撃では、サレハ大統領のほかにムジャワル首相やアリーミ副首相(国防・治安担当)らが負傷した。AP通信によると、アリーミ氏は意識不明の重体。

 一方、米ホワイトハウスは3日の声明で、砲撃を強い調子で非難した。

2614チバQ:2011/06/04(土) 19:44:49
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060401000790.html
印、ヨガ指導者が政治介入 ハンストで汚職追及
2011年6月4日 19時22分

 4日、ニューデリーで無期限ハンガーストライキを始めたラムデブ師(中央)(共同)


 【ニューデリー共同】インドのヨガの著名指導者ラムデブ師(46)が4日、シン政権の汚職体質を批判し、汚職対策の徹底などを求めて、ニューデリーで無期限のハンガーストライキを開始した。門外漢の政治介入とも言えるが、野党だけでなく、多くの国民も賛同する気配を見せており、シン政権は神経をとがらせている。

 インドメディアによると、ラムデブ師は、汚職の罪に死刑や無期懲役を科すことや汚職専門の裁判所の設置、さらには首相の直接選挙制などを要求。シン政権は同師の国民への影響力に配慮し、ハンストを回避する説得を繰り返したが、ラムデブ師は譲歩しなかった。

 野党インド人民党のガドカリ総裁は「ラムデブ師の要求は正当だ」と指摘。ハンスト会場には支持者数万人が集結。男子学生サトビル・ラナさん(18)は「政治家はもはや信じられない。ラムデブ師が政治を変える時が来た」と気勢を上げた。

 シン政権は引き続きラムデブ師との間で妥協点を探る方針だ。

 インドでは昨年初主催した英連邦競技大会や第2世代(2G)携帯電話用周波数帯の新規割り当てをめぐり、シン政権の幹部や与党議員らが関与した汚職疑惑が浮上している。

 ラムデブ師は貧しい家庭に生まれ、中等教育までしか受けていないが、ヨガの第一人者となり、信奉者からの寄付などで莫大(ばくだい)な資産を形成。自家用ジェット機で国内外を回り、ヨガを広めている。

2616チバQ:2011/06/04(土) 19:50:23
>>2510>>2535>>2577>>2580>>2885>>2601
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106040057.html
有権者、募る不安と期待=「最も拒否感強い2候補」―ペルー大統領選2011年6月4日15時6分

 【リマ時事】在任中の人権侵害で禁錮25年の有罪となった元大統領の娘と、急進左派的な元軍人。5日投開票のペルー大統領選決選投票は、一部の国民にとって「最も拒否感の強い2候補」の対決となった。首都リマの有権者からは、経済成長を遂げたペルーを担う次の指導者に対する不安と期待が交錯した声が聞かれた。

 リマ近郊チョリヨス地区。3年ほど前から、太平洋を望む場所に高級住宅が建ち始めた新興地域だ。1999年から日系人が地区長を務める。

 しゃれた街並みが続く海沿いから車で数分も走れば、開発が遅れたスラム街が点在する。住民によれば90年代までは電気も水道もなかったが、フジモリ政権下で道路が舗装され、生活が幾分改善されたという。路上で菓子を売るビクトル・アルダベさん(62)は「『フジモリ』に悪いイメージはない。日系人は働き者だし、ケイコが国のことを考えればもっと良くなるだろう」と期待を寄せる。

 ただ、隣にいた息子ホセさん(39)は「経済は伸びたが、その成果が行き届いていない。国を変えられるのはウマラだけだ」と漏らす。「フジモリは既に国を支配した。ケイコは父の顔を変えただけ」と既存政治の変革が必要だと訴える。

 両候補とも熱狂的な支持地盤を固めており、都市部の浮動票が勝敗のカギとなる。富裕層が多く住むスルコ地区のリリアさん(40)は、4月の第1回投票で3位のクチンスキ元首相に入れた。同氏はケイコ氏支持に回ったが、「決選の2人とも共感できない。白票か落書き票を入れるかも」と浮かぬ表情を見せた。

 今も支持候補を決められない有権者は推計で全体の2割。支持取り付けのため、両候補とも相手への中傷を激化させている。このため、「選挙をめぐる二極化が進み、投開票後も混乱が長期化するのではないか」(地元評論家)との懸念も出始めている。 


[時事通信社]

2617チバQ:2011/06/04(土) 19:51:26
もう少し美人だったらなあ・・・

http://www.asahi.com/international/update/0604/TKY201106040332.html
ペルー大統領選、5日決選投票 ケイコ氏とウマラ氏接戦2011年6月4日19時7分
 南米ペルーで5日、大統領選の決選投票が行われる。左派の退役軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)と、フジモリ元大統領の長女で国会議員のケイコ・フジモリ氏(36)による大接戦だ。ケイコ氏が当選すれば、親子二代の日系人大統領誕生となる。

 2日夜、オレンジ色のTシャツを着てリマ市内の広場を埋めた支持者らを前に、ケイコ氏は「貧困と闘い、ペルーにさらなる経済発展を」と呼びかけた。会場でフジモリ元大統領の弟サンチアゴ・フジモリ氏は「家族から二人目の大統領が出たら誇らしい。収監中の兄も喜ぶだろう」。

 ケイコ氏は、フジモリ政権時代(1990〜00年)に進められた道路や学校、病院などの建設の恩恵を受けた貧困層や、経済成長が続く同国への外国企業の投資を増やし、FTA(自由貿易協定)を尊重してほしいと希望する人々の間で支持が高い。一方、ウマラ氏は、米国やチリとのFTAを見直し、天然資源の管理に国が関わるなど、抜本的な政策変更を訴えている。

2618チバQ:2011/06/04(土) 19:52:01
http://www.afpbb.com/article/politics/2803990/7293662
ケイコ・フジモリ氏、ペルー大統領候補の横顔
2011年06月04日 19:15 発信地:リマ/ペルー

【6月4日 AFP】ペルーで初めての女性大統領を目指すケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏は弱冠36歳かもしれない――だが、彼女には、19歳のころから父、アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領のファーストレディーを務めてきた経歴がある。

 父のアルベルト・フジモリ氏は1990〜2000年までペルー大統領を務めた末、汚職スキャンダルでペルーを出国した。帰国後、人権侵害や汚職の罪で有罪判決を受け、いまも服役中だ。

 ケイコ・フジモリ氏は、その父と距離を置くどころか、逆に選挙ポスターに父を起用し、父のかつての同志たちと活動をともにする。父フジモリ氏が獄中から娘の選挙活動を指揮しているのではないかとの懸念も聞こえてくるほどで、さらには、ケイコ・フジモリ氏が大統領に就任すれば、父に恩赦を与えるのではないかと危ぐする声もある。

 だが一方で、アルベルト・フジモリ氏の支持者は現在も多い。ハイパーインフレを打開し、武装ゲリラを打破した人物として、いまもなお、有権者の5分の1に支持されている。

 ケイコ氏は、その父の人気を元手に、自らへの支援を広げてきた。

■強硬路線、貧困対策、自由貿易推進…次々と政策

 ケイコ・フジモリ氏は、父の強硬路線を受け継ぎ、死刑を再導入して暴力犯罪に立ち向かい、ペルーに長年はびこる汚職と闘うことを約束している。

 さらには、左派の対立候補であるオジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)氏と同じく、貧困問題の解決も掲げる。10年間に及ぶ経済成長にもかかわらず、ペルーでは3分の1以上の国民が貧困の中で暮らしている。

 ウマラ氏はかつてベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領を公然と支持してきたことがネックになっているが、ケイコ氏は、財界からも自由経済政策の推進者として理解されている。

 また、2人の娘や米国人の夫、さらには汚職を非難してアルベルト・フジモリ氏と離婚した実の母さえも選挙運動にかつぎだし、ソフトなイメージを打ち出している。

 一方で、コカイン密輸組織がケイコ氏の選挙運動を支援しているとの疑惑が上がるなど、汚職疑惑からは、ケイコ氏もクリーンではいられなかったようだ。

 ケイコ氏がリマ(Lima)から同国北中部一帯で選挙運動を行えば、多くの人びとが集まるのは事実だ。だが、ケイコ氏は、父の政策を受け継ぎ、父と同じ軍部と財界のコネクションを使うのではないかと疑いのまなざしを向けられる存在でもある。(c)AFP

2619チバQ:2011/06/04(土) 19:53:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110604-00000038-mai-int
<ペルー大統領選>極貧の村「ケイコですべて変わる」
毎日新聞 6月4日(土)12時19分配信

 5日に大統領選挙の決選投票が行われる南米ペルーで、フジモリ元大統領(服役中)の長女で日系3世の国会議員、ケイコ・フジモリ氏(36)と元軍人のオジャンタ・ウマラ氏(48)が接戦を繰り広げている。フジモリ元大統領への根強い人気を背景に勢いに乗るケイコ氏と、「フジモリ批判」で攻勢を強めるウマラ氏。ケイコ氏の名を冠した「ケイコ・ソフィア村」で、その最前線を追った。【ベンタニリャ(ペルー中部)國枝すみれ】


 ◇5日に決選投票

 リマ中心部から北へ約50キロ。ベンタニリャ地区にある海岸沿いの砂丘には、編んだわらやブリキを積み上げただけの小屋が並ぶ。地方から出てきた極貧層が空き地を不法占拠し、スラムを形成している。ケイコ・ソフィア村も、その一角にある。

 「ケイコ村」は95年、当時のフジモリ政権から貧困層への手厚い支援を受けようと、村人らが自ら名付けた。期待通り、政府は村に電気を通し、学校を建設。土地を占拠した人には、既得権としてその所有権も認めた。

 村で見かける選挙ポスターは、ケイコ氏のものばかり。1.5ソル(約43円)で昼食を出す公共食堂を運営するマルシア・コルドバさん(37)は「ケイコが当選すれば、すべてが変わる。フジモリ路線が戻り、村は潤う」と話す。

 貧困対策に力を入れたフジモリ政権は当時、公共食堂に米、油、アルパカ干し肉、豆などの食材を無料で配給した。イモやバナナは好きなだけもらえた。

 だが、00年にフジモリ政権が崩壊し、村の状況は一変した。次のトレド政権下では、イモ、バナナ、干し肉の配給はゼロ。「この10年、中央政府は何も援助してくれない。調理をするための燃料もなくて、マキで調理している」(コルドバさん)

 ケイコ村の人口は、現在約1150人。1カ月の平均賃金は推定700ソル(約2万円)。同国の最低賃金600ソルより、わずかに多いだけだ。3歳未満の子供の6〜7割は栄養失調という統計もある。

 先月31日、ケイコ氏はケイコ村のあるベンタニリャ地区を訪れ、住民に上下水道の整備と大学建設を約束した。村民の期待は高まるばかりだ。

 だが、フジモリ元大統領の人気を受け継ぐケイコ氏は、その「負の遺産」も背負う。ウマラ氏の支持者らはケイコ氏を「(南米チリの元大統領で、後に虐殺などの罪に問われた)ピノチェトやヒトラー(ナチス・ドイツ総統)の娘が大統領を目指すようなもの」と批判する。

 ペルーでは80年代後半、極左ゲリラによるテロ事件が頻発。90年に発足したフジモリ政権は掃討作戦を徹底、大きな成果を上げた。だが戦闘に多くの大学生や市民が巻き込まれ、元大統領は殺人罪などで禁錮25年の刑を受け、服役中だ。

 ケイコ村のロサ・クシプマさん(38)は89年、武装ゲリラにより自宅を占拠され、15日間監禁された。当時16歳だった。「あのころ毎日誰かがゲリラに殺されていた。フジモリのおかげで安心して暮らせるようになった。父親のイメージだけで、ケイコを批判するのはおかしい」と話した。

 地元の民間調査機関「ダトム」が3日発表した世論調査によると、外資導入の促進など経済開放路線を取る右派、ケイコ氏の支持率は50.6%。貧困層を支持基盤に経済規制を求める左派、ウマラ氏は49.4%で、拮抗(きっこう)状態が続いている。

2620チバQ:2011/06/05(日) 00:52:30
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/mds11060500170000-n1.htm
シリア 13歳の拷問死「殉教」 少年の犠牲者30人以上か…無差別弾圧に国民の怒り
2011.6.5 00:15 (1/2ページ)

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3日、トルコ・イスタンブールのシリア領事館近くで、治安当局の拷問によって死亡したハムザ君の写真を掲げ、アサド政権の弾圧に抗議するシリア人の子供たち(ロイター)
 【カイロ=大内清】反政府デモ隊への弾圧が続くシリアで、一人の少年が「殉教」のシンボルとして大規模デモの動員の原動力となっている。当局から拷問を受けた末に死亡したとされるハムザ・ハティーブ君(13)。同国ではほかにも約30人の少年が当局によって殺害されたとみられ、子供をも無差別の弾圧対象としていることに国民の怒りは激しさを増し、国際社会の非難も高まっている。

 ハムザ君は4月下旬、一連のデモの“発火点”となったダルアー近くで父親とデモ参加中に治安部隊に拘束され、約1カ月後、変わり果てた遺体となって自宅に戻された。ハムザ君の体には、むち打ちや電気ショックを受けた痕や、腕などに銃創があり、体の一部が切断されていたという。

 同国の人権団体が遺体の映像を動画投稿サイトなどに公開。拘束や拷問の恐怖に常にさらされている国民の怒りと連帯感を生んだ。

 今月3日に各地で行われたデモは、会員制交流サイト「フェイスブック」などで、「子供の金曜日」と銘打たれ、中部ハマだけで数万人が参加、治安部隊の発砲などによる同市の死者は70人前後に達した。

 反体制派などの情報によると、シリアでは3月のデモ発生以来、約30人の少年が当局の拘束や拷問を受けるなどして死亡したとみられる。ダルアーで本格的なデモが始まったのも、アサド政権に批判的なスローガンを壁に落書きしたとして拘束された少年の釈放を求めたのがきっかけだった。

 シリアでは、秘密警察などの治安機関が国民を監視し、令状なしの拘束や拷問が日常化。4月の非常事態令解除後も「恐怖支配」は変わっておらず、デモ開始から1万人以上が拘束され、凄惨(せいさん)な拷問による死者も後を絶たない。

 それでもデモは衰えを見せない。同国の人権活動家の一人は「(政権への)怒りが恐怖に打ち勝っている」ためだと語る。ただ、13歳の死を「殉教」のシンボルとすること自体、民衆側の追い詰められた状況をも印象づけている。

 人権問題に敏感な米欧などによる批判も一段と高まり、クリントン米国務長官は5月31日、「少年の死が無駄ではなかったことを切に願う」とシリア政府の残虐行為を非難。国連の潘基文事務総長も3日、「子供が拷問を受け死亡するという深刻な人権侵害が続いている」と述べ、武力弾圧の停止を強く求めた。

2621チバQ:2011/06/05(日) 12:01:17
http://www.47news.jp/CN/201106/CN2011060501000128.html
ペルー、ウマラ氏わずかにリード 大統領選、投票直前

 【リマ共同】5日投開票のペルー大統領選で、直前に行われた2社の世論調査結果が4日発表され、一時優位に立ったフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)を左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が最終盤に再逆転、1・6〜3・8ポイント上回った。差は小さく、どちらに投票するか未定の有権者もおり、接戦のまま投票日を迎える。

 選挙前日の4日に実施された大手調査会社アポヨ社の調査によると、ウマラ氏支持が51・9%でケイコ氏支持は48・1%。3〜4日に発表された4社の調査全てでウマラ氏がケイコ氏をわずかに上回った。

2011/06/05 10:51 【共同通信

2622チバQ:2011/06/05(日) 12:04:21
>>2417>>2462
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060502000036.html
暫定政府なのに安定 ベルギー連立交渉1年
2011年6月5日 朝刊

 ベルギーに正式な政府のない異常事態が一年に達した。昨年六月の総選挙直後から難航していた北部オランダ語圏と南部フランス語圏の政党同士の連立交渉が今も続いている。これまで国政にも国民生活にも大きな支障は生じていないが、中途半端な政情に国民はいらだち、無関心も広がっている。 (ブリュッセルで、清水俊郎)

 「正式な政府がなくても戦争に参加できるのか?」。ブリュッセル自由大のジョンブノワ・ピレ教授(32)=ベルギー政治=はこの春驚いた。米英仏などがリビア空爆を決定すると、ベルギーも即座に戦闘機の派遣を発表したからだ。

 なかなか発足しない新政府に代わり、総選挙前に内閣総辞職したルテルム前首相(50)の暫定政府が存続。できるのは政治判断が必要ない「通常業務」だけのはずだったが、二〇一一年予算案を編成、五月に国会を通過させた。高速道路の一部有料化、救急通報番号の統一なども実現した。

 リビア空爆への出撃もルテルム前首相が議会に提案し、国会でほぼ全会一致で承認された。地元紙ソワールのベロニク・ランカン記者は「暫定政権なのにまるで安定政権のようだ」と苦笑いする。

 この「不安定な安定」(仏紙ルモンド)の背景には、人口一千万人余のうち六割がオランダ語、三割がフランス語を母語とするベルギーならではの複雑な国情がある。文化も歴史も異なる両言語圏の根深い対立を緩和するため、戦後間もなく地方分権が進んだ。各地域の小中高校の教育課程や経済政策はそれぞれの地方政府が決定する。

 欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部を擁する“欧州の首都”という事情から、外交や通商、軍事は所管機関に判断を委ねる傾向も強い。

 ただ「こんな状態を続けてよいわけがない」とピレ教授。「暫定政府は短期的な政策ならこなせるが、この国の五年後、十年後を見据えた年金制度改革やがん対策などは打ち出せない」

 五月のよく晴れた週末、ブリュッセル郊外で、男女の学生たちが広場に座り込み、フライドポテトをかじりながらデモ集会をしていた。集会の名前は「ピクニックじゃないよ」。参加者に緊張感が見えないため、あえて強調しないと誤解されてしまうのだ。

 プラカードで主張するのは、新政府の早期樹立と国政の正常化。揚げたてのフライドポテトはベルギー名物で、言語圏にかかわらず好まれる。国の統一の象徴としてこの種の集会によく登場する。ジャガイモの着ぐるみ姿で周囲の笑いを誘う若者もいた。

 こうした集会を地元メディアは「ポテト革命」と命名。一月は三万人が参加したが、三月は八千人に減少。五月は主催者側が一万人の参加を期待したのに対し、集まったのはわずか七百人にとどまった。

2623チバQ:2011/06/05(日) 12:11:55
http://www.asahi.com/international/update/0605/JJT201106050005.html
イエメン大統領、サウジ入り 「砲撃でけが」治療のため2011年6月5日9時26分
 ロイター通信によると、サウジアラビア王室は5日、イエメンのサレハ大統領が、3日に首都サヌアの大統領府砲撃で受けたけがの治療のため、サウジの首都リヤド入りしたことを明らかにした。

 イエメンの与党・国民全体会議(GPC)当局者は、サレハ大統領は後頭部に軽傷を負っただけと説明している。しかし、首や胸を負傷し、容体はより深刻との情報もある。(時事)

2624チバQ:2011/06/05(日) 14:37:51
>>2614
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060501000225.html
印、ヨガ指導者ら数万人排除 安全上の理由と警察
2011年6月5日 12時34分

 5日、インドの首都ニューデリーで、ハンガーストライキが実施されていた会場からラムデブ師の支持者を排除する警察官ら(AP=共同)


 【ニューデリー共同】PTI通信などによると、インド警察当局は5日未明、政府に汚職対策の徹底などを求めて無期限のハンガーストライキを実施していたヨガの著名指導者ラムデブ師(46)と支持者数万人をニューデリーの会場となったテントから強制排除した。

 警察当局は、大人数が集まったため、安全上の理由から排除に踏み切ったとしている。

 警官隊は催涙弾や警棒を使用、支持者らから反発する声が上がっている。一時身柄を拘束されたラムデブ師は、警察の行為に平和的手段で抗議するよう支持者に訴えた。

 ラムデブ師は汚職の罪に死刑や無期懲役を科すことや汚職専門の裁判所の設置、さらには首相の直接選挙制などを要求。門外漢の政治介入とも言えるが、野党だけでなく、多くの国民も賛同、シン政権は対応に苦慮していた。

2625チバQ:2011/06/05(日) 18:55:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110605/asi11060518250006-n1.htm
シン政権に焦り? インド超人気ヨガ指導者の汚職対策要求ハンストを強制的に中止
2011.6.5 18:25
 【ニューデリー=田北真樹子】インドの著名なヨガ指導者ラムデブ師(46)が4日、首都ニューデリーで、政府に汚職対策の徹底などを求める無期限のハンガーストライキを始めたところ、警察当局が5日未明になりハンスト会場に集まっていた数万人の支持者を強制排除する事態があった。

 インドでは、政府の汚職対策への腰の重さを批判する活動家が3月にもハンストを行った。それに続く今回のハンストは、国内に大きな影響力を持つラムデブ師の行動だけに、求心力を失っているシン政権にさらなるダメージとなりかねない。焦りを感じたシン政権が強制排除に乗り出したのではないかとの見方が出ている。

 ラムデブ師を支持する活動家や野党指導者らは「集会は平和的だった」と政府を強く非難。ラムデブ師は5日、政府への抗議としてハンスト継続を表明した。

 一方で、ラムデブ師がハンストを政治利用しようとしたとの見方もある。多くの支持者を抱えているとされる同師は、政界参入に意欲を見せている。実際、ハンスト中止の条件に首相の直接選挙制導入など、ヨガ指導者らしくない要求を政府に突きつけている。警察当局は、ラムデブ師が本来の目的であるヨガの集会以外で会場を使用したため、強制排除したとしている。

 政府は、ハンスト前から同師と再三協議を行い中止を働きかけてきた。だが、ハンスト中止の動きが見られないことから、実力行使に踏み切ったようだ。

2626jbbs.livedoor.jp:2011/06/06(月) 00:02:26
Read.. Not so bad :)

2627チバQ:2011/06/06(月) 20:51:05
>>2625
経済政策で評判の高いシン首相が変なトコで足元救われた感じですね。
しかし 強制排除なんてしなくても、トカゲのしっぽ切りで2・3人木っ端役人を逮捕すりゃ良かったんじゃ....

2628チバQ:2011/06/06(月) 22:15:51
>>2616-2619
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601001050.html
ペルー、フジモリ批判が奏功 ウマラ氏が勝利宣言
2011年6月6日 21時40分

 5日、ペルーの首都リマで、支持者にVサインで応えるオジャンタ・ウマラ氏(ロイター=共同)


 【リマ共同】5日のペルー大統領選は左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)が、服役中のフジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏(36)との大接戦を制し、勝利宣言した。元大統領を徹底的に批判したのが主な勝因だが、ケイコ氏は父の強権政治のマイナスイメージを背負いながらも半数近い票を得た。ケイコ氏派は議会でも第2党に躍進、一定の発言力を持つことになる。

 選挙管理当局によると、開票率約88%の段階で、ウマラ氏の得票率は51・25%、ケイコ氏は48・75%。

 ウマラ氏は選挙戦で、元大統領の政権の汚職や人権侵害事件を蒸し返して徹底的に糾弾。ウマラ氏に近い新聞社やテレビ局も巻き込んで、過去に証拠不十分で捜査が終結した事件も繰り返し批判し、ケイコ氏のマイナスイメージ増長に努めた。

 一方、ケイコ氏側は、ウマラ氏とベネズエラの反米左翼チャベス大統領との深い関係や資金援助疑惑を批判したが、ウマラ氏が「ベネズエラとペルーは違う。(経済成長が続く)ブラジル型の経済を目指す」と強調して急進左派のイメージを消すと、ケイコ氏側には攻撃材料がなくなった。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/amr11060621160013-n1.htm
ペルー大統領選 ウマラ氏勝利濃厚父娘2代の日系大統領は厳しい情勢に
2011.6.6 21:11

 5日、ペルーの首都リマで、投票前に報道陣に姿を見せるケイコ・フジモリ氏(右)。中央は母スサーナ・ヒグチさん(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーで5日投開票された大統領選決選投票で、中央選挙管理委員会は6日、開票率90・06%時点の公式集計を発表した。それによると、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の得票率は51・18%、フジモリ元大統領(72)の長女、ケイコ氏(36)は48・82%で、ウマラ氏の勝利が濃厚となっている。

 同国メディアは、ウマラ氏優勢の地方で開票が進めばリードは拡大するとの見通しを伝えており、ウマラ氏は5日夜「変化を待ち焦がれていた」と勝利宣言。ケイコ氏も劣勢を認めた。

 ウマラ氏は、年率8%前後の急成長を続ける同国の自由経済体制が貧富の格差を拡大させたと主張。大企業の年金財源を取り崩して貧困者に老齢年金を支給するほか、世界有数の鉱山を所有する外資系企業の富を徴収し貧困者に分け与えるなどの公約を掲げ、ケイコ氏との違いを見せた。

 同国初の女性大統領を目指すケイコ氏は、左傾化を懸念する都市部中間層の支持を集めたものの、ウマラ陣営による「ケイコ氏が政権に就けば、フジモリ政権下の独裁や腐敗などが繰り返される」との批判にさらされ、苦戦を強いられた。

 ただ、4月の国会議員選挙では、ケイコ氏の弟ケンジ氏(31)がトップ当選しており、ケイコ氏が大統領選に敗れても一定の影響力は保持しそうだ。

 ウマラ氏は、企業国営化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を持ち、連続再選を禁じた憲法改正を目指すとされる。首都リマにあるカトリック大学のエドアルド・ダルザン教授(政治学)は「ウマラ氏の支持層は(第1回投票で獲得した)有権者の3割だけ。仮に当選し、チャベス氏と連携しようとしても、少なくとも経済界がそれを許さない」と指摘している。

2629チバQ:2011/06/06(月) 22:18:08
>>2600
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011060601000515.html
ポルトガル、連立政権発足の公算 総選挙で野党勝利
2011年6月6日 17時10分

 5日、リスボンで、社会民主党の勝利後に支持者にあいさつするパソス・コエリョ党首(AP=共同)


 【リスボン共同】財政危機のポルトガルで5日に行われた総選挙で勝利した中道右派の社会民主党は、第3党で中道右派の民衆党との連立協議を6日に開始、両党とも連立に前向きで社会民主党党首のパソス・コエリョ氏(46)を首相とする連立政権の発足がほぼ確実な情勢となった。

 欧州連合(EU)などから金融支援を受けることで合意した同国は財政再建が喫緊の課題で、同氏は、緊縮策を着実に進めつつ早期に経済成長を回復させるという難しいかじ取りを強いられる。

 コエリョ氏は5日夜、同党が過半数を得られなかったことについて「(連立を望む)国民の意思を尊重しなければならない」と連立政権をつくる方針を明確に打ち出した。民衆党の党首も選挙結果は「わが党にも政権を担ってほしいとの国民の気持ちの表れだ」と積極姿勢を示した。

 財政危機が先行したギリシャでは、再建策が行き詰まってEUなどから2度目の救済措置を受けることが確実視される。国内経済の低迷と税収不足はポルトガルにも共通の課題。コエリョ氏は、国営企業の民営化や行政のスリム化、社会保障改革などを打ち出している。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060602000176.html
ポルトガル政権交代へ 中道右派が大躍進
2011年6月6日 夕刊

 【パリ=清水俊郎】深刻な財政難のポルトガルで五日投票された国会(一院制、定数二三〇)総選挙は即日開票され、国民選挙委員会の速報(開票率99・37%)によると、野党第一党だった中道右派の社会民主党が、与党で中道左派の社会党に大勝し、改選前の八十一議席から少なくとも百五議席に躍進した。

 社会民主党は同じ中道右派で二十一議席から二十五議席に伸長した第三党の民衆党と連立し、六年ぶりに中道左派から政権を奪回する。

 社会民主党のコエリョ党首(46)は五日深夜「ポルトガルをもう他国の重荷にはしない」と勝利宣言。欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から受ける最大七百八十億ユーロ(約九兆一千億円)の緊急融資の条件となる財政緊縮策の強化をあらためて掲げた。

 コエリョ党首は今月十五日以降、カバコシルバ大統領から新首相に指名される見通しだ。

 一方、社会党は改選前の九十七議席から七十三議席に後退した。ソクラテス首相(53)は同日夜、敗北を認め、党書記長職の辞任を表明した。二〇〇五年総選挙で三年ぶりに政権を獲得したが、〇九年総選挙で議席が単独過半数を下回り、政策ごとに少数政党と協力して政権を運営していた。

2631チバQ:2011/06/06(月) 22:37:32
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201106060016.html
右派が政権維持へ=マケドニア議会選2011年6月6日10時6分

 【ベルリン時事】マケドニアで5日、議会(一院制、定数123)選挙が行われ、与党・国家統一民主党を中心とする右派政党連合が最大勢力を維持し、同党を率いるグルエフスキ首相が引き続き政権を担う見通しとなった。

 6日未明(日本時間同日午前)までの集計によると、右派連合の得票率は40%で、最大野党・社会民主同盟を軸とする左派政党連合の33%をリード。グルエフスキ首相は「国家統一民主党とその政党連合が勝者だ」と勝利宣言した。 


[時事通信社]

2632チバQ:2011/06/06(月) 23:06:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110606/mds11060620040005-n1.htm
イエメン大統領の手術成功 帰国に意欲
2011.6.6 20:03
 【カイロ=大内清】中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどは5日、サウジアラビア当局者の話として、砲撃を受けて負傷し治療のために同国の首都リヤド入りしている隣国イエメンのサレハ大統領の手術が成功したと伝えた。サレハ氏は2週間ほどサウジに滞在し、帰国する意思を示しているという。

 サレハ氏は、3日の大統領宮殿への砲撃で胸部にめり込んだ木片を取り除く手術を受けた。顔などにもやけどを負っていることから、今後は整形外科手術も受ける予定という。

 一方、イエメンの首都サヌアでは6日、政権側と対立している最大部族ハシド族の指導者サーディク・アフマル氏の支持者らが狙撃を受け、3人が死亡した。

 これに先立ち、アフマル氏は5日、大統領職務を代行するハディ副大統領との間で停戦合意し、政権側の部隊が攻撃を停止するのを条件に占拠している政府庁舎を引き渡すとしていた。しかし、6日の狙撃により、戦闘が再開する恐れが強まっている。

 AP通信によると、サレハ氏は出国直前の4日、サウジや米国から大統領権限をハディ氏に移譲するよう迫られたものの、これを拒否していた。

 権力維持にこだわるサレハ氏は、自身の不在の間にハディ氏への権力移行が進むことを懸念しているとみられている。このため、サレハ氏の支持勢力が攻撃を仕掛け、ハディ氏とアフマル氏の停戦合意を妨害しようとしているとの見方も出ている。

2633チバQ:2011/06/06(月) 23:08:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110606-00000089-san-int
イエメン大統領出国、亡命も 停戦合意…内戦懸念消えず
産経新聞 6月6日(月)7時56分配信

 ■「けが治療」でサウジへ

 【カイロ=大内清】大統領宮殿内で砲撃を受け負傷したイエメンのサレハ大統領は4日深夜、治療のためとして出国、隣国サウジアラビアの首都リヤドに到着した。家族の大半を伴っているといい、事実上の亡命の可能性がある。これに先立ち、同氏と対立する最大部族ハシド族は同日、サウジのアブドラ国王の仲介を受け入れ、政権側との停戦に合意した。ただ、首都サヌアでは5日、反サレハ派の軍部隊への攻撃で少なくとも2人が死亡、15人が負傷しており、内戦の懸念はなおも払拭されていない。

                   ◇

 5日にはこのほか、南部タイズなどで反サレハ派とみられる民兵の襲撃で政権側の兵士13人が死亡した。

 一方、サヌアで座り込みを続ける反サレハ派のデモ隊は同日、声明を出し、サレハ氏出国は「新しい歴史の始まりだ」と勝利宣言、同氏の与党・国民全体会議(GPC)を排除した暫定政権樹立を求めている。当面の大統領職務は、憲法の規定に基づきハディ副大統領が代行する。

 隣接するイエメンの不安定化が安全保障に直結するサウジは、デモ隊と政権側の衝突が激化して以降、湾岸協力会議(GCC)の仲介案を主導するなど調停努力を続けていた。今回はサレハ氏の診察のために医師を派遣。同氏が最低限のメンツを保てるよう治療目的での出国を促したとみられる。

 サレハ氏は軽傷とされていたが、リヤドで5日、胸部の手術を受けたとの報道もあり、容体は深刻だとの見方もある。

 ただ、フランス通信(AFP)がサウジ当局者の話として伝えたところでは、サレハ氏は治療後の帰国に意欲を示しているほか、同氏の長男で共和国防衛隊司令官のアハマド氏らもイエメンにとどまっている。

 5日の反サレハ派への攻撃は、政権側が仕掛けた可能性もあり、サレハ氏一族が権力維持を狙って情勢の攪乱(かくらん)を図る恐れもある。

 また、サレハ氏の突然の出国で生まれた「権力の空白」につけ込んで、同国の武装勢力「アラビア半島のアルカーイダ(AQAP)」が活動を活発化させる懸念もつきまとっている。

2634チバQ:2011/06/07(火) 23:06:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000018.html
大統領不在 イエメン混迷 サウジ、政権移行どう説得
2011年6月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】イエメンのサレハ大統領が反政府勢力の砲撃で重傷を負い不在となったことで、イエメン国内の混とん状況に拍車がかかっている。サレハ政権が抑え込んできた北部のイスラム教シーア派民兵組織に加え、南部では国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の活動が活発化しており、混乱が長期化すればイエメンがソマリアと同様の“破綻国家”に陥る恐れも出ている。

 イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の動きが活発。昨年十月に米国向け航空荷物から爆発物が見つかった事件に関与しており、米国は、サレハ政権の掃討作戦を全面支援したが、成果は不十分。先月末には、AQAPとみられる武装勢力が南部アビヤン州の州都ジンジバルを制圧。米国などが恐れていた事態が、現実となった。

 また、政府軍は二〇〇四年以降、スンニ派大国サウジアラビアを敵視する北部のシーア派ザイド派の民兵組織と、戦闘を繰り返してきた。

 南部の中心都市アデンは反政府デモの拠点の一つ。南北統一を実現したのが北部出身のサレハ氏だっただけに、サレハ氏の出国で、南部の独立運動も勢いづきそうだ。

 こうしたイエメンの不安定化に、最も神経をとがらせてきたのが、国境を接するサウジだ。AQAPやシーア派勢力が拡大すれば、サウジにとり、治安上の深刻な脅威となるからだ。サウジは反政府デモの高まりに伴い四月以降、サレハ氏に引導を渡す形で、安定的な権限移行を盛り込んだ湾岸協力会議(GCC)の調停案を主導してきた。

 治療名目で自国に飛び込んできたサレハ氏にサウジ側がどう対処するかが今後のカギを握る。サウジの政治評論家ムハンマド・アルゾルファ氏は本紙の取材に「イエメンの危機回避にはGCC調停案の履行しか道はなく、サウジの役割は重要だ。今後、米国の支持を受けつつ、サレハ氏に受け入れるよう説得するだろう」と指摘している。

2635チバQ:2011/06/07(火) 23:06:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000017.html
ウマラ氏 対立勢力と連携模索 ペルー
2011年6月7日 朝刊

 【リマ=青柳知敏】南米ペルーで五日行われたアルベルト・フジモリ元大統領(72)=殺人罪などで収監中=の長女ケイコ・フジモリ国会議員(36)との大統領選決選投票で、当選が濃厚になった左派の元陸軍中佐オジャンタ・ウマラ氏は、議会内の多数派工作に既に着手した。七月の新政権発足後も勢力を維持するフジモリ政党の封じ込めが目当てだが、一致点は「反フジモリ」にとどまり、政権の安定運営につながるかは不透明だ。

 ウマラ氏は支援者を前にした五日夜の勝利宣言で「国民の同意の下で幅広い政治を進める」と表明。従来の急進的な政治姿勢を中道左派路線に修正、対立勢力との協調で政権運営に臨む意欲を示した。

 その一例が、第一回の投票で敗退したトレド前大統領との急接近だ。決選投票でウマラ氏を支持し、優勢が伝わった五日は「民主主義の勝利だ」と早々に持ち上げる蜜月ぶりだが、ウマラ氏の側近は「トレド氏以外にも複数の政党や有力者から連携の合意を得ている」と明かした。

 ただ、在リマの外交筋はこれらの動きを「フジモリ憎しの感情だけの結び付き。政策がベースになっていない脆弱(ぜいじゃく)な関係だ」と指摘。実際、決選投票で戦ったケイコ・フジモリ氏が率いる「フエルサ(勢力)2011」は、党勢を拡大している。連携の背景には、影響力の阻止に向けた包囲網形成への思惑が透けて見える。

 一方で、ケイコ氏を支持したクチンスキ元首相のグループの一部も離反の動きをみせるなど、国を二分した選挙がしこりを残すのは確実。ウマラ氏が政策に従来の急進的な考えを反映させれば、混乱がさらに広がる可能性もある。

2636チバQ:2011/06/07(火) 23:24:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/mds11060709330002-n1.htm
女性選挙権の実現を サウジ諮問評議会
2011.6.7 09:32
 サウジアラビアの国政の助言機関、諮問評議会は6日、自治評議会(地方議会)選挙について、現在認められていない女性の選挙権を将来的に認めるため必要な措置を政府が講じるべきだとの認識で一致した。国営サウジ通信が伝えた。

 サウジでは9月22日に自治評議会選が予定されているが、焦点の女性選挙権については今回は認められていない。首都リヤドでは女性らによる抗議デモが起きたほか、インターネットの交流サイト「フェイスブック」で抗議キャンペーンも行われている。

 保守的なイスラム社会のサウジでは女性の社会参加は大きく制限されている。ロイター通信によると、サウジ当局は男女別の投票所を準備することが困難と説明している。(共同)

2637チバQ:2011/06/07(火) 23:24:43
http://www.cnn.co.jp/world/30002990.html
ペルー大統領選、ウマラ氏の勝利が確定 市場は急落
2011.06.07 Tue posted at: 09:17 JST
(CNN) ペルーの大統領選挙は6日、貧困層への富の配分を訴えた元軍人、オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が確定した。国営ニュースによると、決選投票で接戦を展開したフジモリ元大統領の娘、ケイコ・フジモリ議員(36)は敗北を認めた。

ウマラ氏は5日夜に首都リマで支持者を前に演説し、「ペルーの家庭が前進すれば国もますます前進する」と述べて勝利を宣言。挙国一致政府をつくり、弱者層の支援に力を入れると表明した。

選挙管理当局によると、開票率約90%の段階で得票率はウマラ氏が51.5%、フジモリ氏が48.5%だった。

大統領選の結果を受けて同国の株式市場は12.5%以上下落し、1日の下げ幅としては過去最大を記録した。市場では、ウマラ氏が増税に踏み切り、ペルーの経済成長を支えてきた政策を転換するのではないかとの観測から警戒感が強まっていた。あるアナリストは、政策の動向を不安視する外国人投資家の売りが大半だとの認識を示した。

2638チバQ:2011/06/07(火) 23:32:04
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110607/amr11060720460012-n1.htm
ペルーにのしかかる経済課題 ケイコ氏は敗北宣言
2011.6.7 20:43 (1/2ページ)

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6日、リマ市内のホテルで、ペルー大統領選に勝利したオジャンタ・ウマラ氏(右)を祝福するケイコ・フジモリ氏(共同)
 【リマ=黒沢潤】南米ペルーの大統領選決選投票で、フジモリ元大統領(72)の長女ケイコ氏(36)は6日、敗北を認め、左派の元軍人オジャンタ・ウマラ氏(48)の勝利が事実上、確定した。ただ、豊富な天然資源の国有化をもくろむとされるウマラ氏の勝利に対して、株価が急落するなど市場がさっそく不安定な動きをみせている。今後の経済のかじ取りに、早くも重い課題がのしかかっている。

 「ウマラ氏の勝利を祝福し幸運を祈る」。ケイコ氏は6日、記者会見で敗北を認めた後、ウマラ氏を訪問し、直接祝意を伝えた。

 しかしこの日、リマの株式市場では取引開始と同時に株価が急落して取引が度々停止となった。総合株価指数は前週末比12・5%安で取引を終え、通貨ソル、国債価格も下落し、「トリプル安」という異様な展開となった。

 ウマラ氏は、企業国有化を推進するベネズエラの反米左派チャベス大統領と親交を続けているとされる。ウマラ氏の大統領就任後、チャベス政権のような企業国有化など左傾化が次第に進み、経済成長が停滞するとの懸念が投資家の間に広がっている。

 国有化の対象として取り沙汰されているのは、銀や銅を産出する外資系企業運営の鉱山だ。ウマラ氏はケイコ氏との戦いを有利に進めるため、国有化政策を含む当初の公約を4度にわたって変更、左派色を極端に薄めてきた。ただ、経済界の不信感は根強い。

 経済専門家は「このままでは外資が海外に逃げる」と指摘する。有力紙コメルシオのホワン・パレデス論説委員長も「ウマラ氏は今後、どのカード(政策)を切るのか全く展開が読めない」と頭を抱える。

 ウマラ氏は、政策の実現のためには連続再選を禁じた憲法改正をも目指すといわれている。ただ、AP通信によれば、ウマラ氏は最近、国民向けのパフォーマンスなのか、聖書に手を乗せ、自由経済や民主主義体制の「順守」をことさら誓ってみせたという。

 にもかかわらず、世論調査では、ウマラ氏が独裁的な手段をとる−と予想する国民が49%に達し、父親のように「強権政治」を行うだろうと非難されたケイコ氏(21%)を上回る結果となっている。

 南米では現在、ブラジル経済の過熱が指摘され、チリも豊富な鉱物資源を背景に順調な経済成長を続けている。ペルーも資源や農産物の好調な輸出に支えられ、2010年の国内総生産(GDP)成長率が8・8%に達し、経済規模も過去10年で3倍弱に拡大する成長を遂げた。しかし、新政権が経済政策のかじ取りを誤れば、南米全体の経済の足を引っ張りかねない。


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